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選挙・議員関連情報スレ
1410
:
とはずがたり
:2003/11/13(木) 10:40
>>1409
歯科医師で新進党から自由党を経て保守党入り。
前回00年の総選挙では愛知3区で自民党公認が既に決まっていましたが,歯科医師会のバックがあったせいか,自民党へ移籍した上で比例で当選してます。
今回は小選挙区に回るものの民主党の牙城名古屋市内と言う事もあって落選,復活当選もなりませんでした。
こんな感じですが吉田氏がどうかしたんですか?
1411
:
名無しさん
:2003/11/13(木) 12:06
ついに辞任!ですね。
社民党の土井党首(74)は13日午前の党緊急役員会と常任幹事会で、衆院選で大敗した責任を取って党首を辞任する意向を表明した。(読売新聞)
[記事全文]
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/politics/
1412
:
とはずがたり
:2003/11/13(木) 12:10
おお!記事全文はっつけときます。
阿部知子氏あたりが土井執行部に批判的だったのか。さて後任は?
福島幹事長の昇格では敗北の責任をとったことにはならないので九州沖縄ブロックから女性と云う事で個人的には東門がいいと思うのだが。
土井党首、辞意を表明
社民党の土井党首(74)は13日午前の党緊急役員会と常任幹事会で、衆院選で大敗した責任を取って党首を辞任する意向を表明した。
土井氏はこれまで、自らの責任問題について「重く受け止める」と述べるにとどめてきた。11日の緊急役員会では、「社民党の衰退は許されない」として党再建に取り組む考えを示し、福島氏らも同調していた。だが、党内には、土井氏の元秘書らが逮捕・起訴された秘書給与詐欺事件で土井氏が責任を取って辞任しなかったことなどが、今回の敗因になったとの見方が根強い。党内からは阿部知子氏らから党首辞任を求める声が挙がっていた。(読売新聞)
[11月13日11時57分更新]
1413
:
名無しさん
:2003/11/13(木) 12:23
もう74歳ですからねえ。代わりがいない、ということがそもそもおかしいと思っています。組織と言うのは「後継者をきちんと育てる」ということも
大事な役割の一つなんだから、まあ余人を持って変え難いというカリスマ性を持っている人はいるんですけど、74歳の党首が選挙で大敗した責任すら「後継者がいないから」なんて理由で
居座っているんじゃ、この党もおしまいかなって気がします。
1414
:
とはずがたり
:2003/11/13(木) 12:49
ですよねえ。
代わりが見つからないなんて愚痴っているのはこういう場合えてして本人とその周辺だけなのかもしれません。
1415
:
とはずがたり
:2003/11/13(木) 18:45
http://www.asahi.com/politics/update/1113/005.html
社民・土井党首が辞任、民主との合併論浮上の可能性も
社民党の土井たか子党首は13日午後、党本部で記者会見し、総選挙での大敗の責任をとって、党首を辞任することを表明した。同日午前の党三役会、常任幹事会で辞意を表明し、了承された。党内には土井氏の続投を求める声もあったが、党再建に向けて体制刷新が必要と判断した。土井氏に代わる「党の顔」選びは難航すると見られ、民主党との合併論や解党論が浮上する可能性もある。
土井氏は記者会見で「選挙は誠に厳しい結果で、党再生に全力をあげて立ち上がらなければならない結果だ。敗北の責任を負っているのは党全体の責任がある党首の私であり、党首を辞任することを決意した」と語った。今後については「平和憲法を守り、社会的に弱い立場の側に立って行動するために、社民党の一議員として頑張っていきたい」と強調した。
今回の総選挙で土井氏は「憲法を生かせるか、死なせるかを賭けた戦い」との言葉を繰り返し、徹底的に「護憲」を訴えた。だが、土井氏の元政策秘書らによる秘書給与詐取事件や北朝鮮による拉致問題への対応などが批判され、選挙前勢力の18議席から6議席に激減する惨敗を喫した。土井氏自身も比例区で復活当選したものの、小選挙区での議席を失った。
土井氏は69年総選挙で社会党から立候補し、初当選。86年に党委員長となり、89年の参院選では「反消費税」「マドンナブーム」で大勝。「山は動いた」の名文句を残した。また、93年に細川政権が誕生すると、憲政史上初の女性衆院議長に就任。96年の社民党分裂時に党首に返り咲いて以降、党の看板を一人で担ってきた。
「護憲」の象徴として、今なお人気も高い土井氏が、党の表舞台から去ることで、党の求心力が失われることは確実。後継の党首には福島瑞穂幹事長の名前も取りざたされているが、来年の参院選に向けて、民主党との合併を視野に入れた連携強化や、解党論が現実味を帯びる可能性もある。
◇
<山口二郎・北海道大教授(行政学)の話> 社民党の歴史的役割が終わったということだ。土井さんが委員長の時代、89年参院選で社会党が躍進したことが、90年代の政治流動化のきっかけになった。その功績は大きい。だが、最近は党勢が縮小する中で頑固に護憲だけを唱える思考停止状態に陥り、ポスト冷戦時代の大きな世界的流れの中で、憲法9条の精神を守るため具体的にどうするか、高齢社会にどんな税制で対応するのかといった建設的な提案を示せなかった。
◇
<ジャーナリストの田原総一朗さんの話> 残念のひとこと。ナショナリズムの傾向が強まっているいまの世の中で、護憲政党の社民党の存在は必要だと思う。しかし、土井さんあっての社民党。土井さんが辞任することで世代交代が進み、社民党が民主党に吸収される流れが強まるのではないか。 (11/13 13:27)
1416
:
ホントは社民支持@奄美大島
:2003/11/13(木) 19:23
新聞報道では、東門・横光・照屋なんてのも挙がってるようですね。>後任党首
ま、誰がなっても「イバラの道」ですねぇ…
一時期、社民党首だったか社会党委員長だったかの就任が噂された山内徳信前読谷村長・
前沖縄県出納長はどこいったんだろ?
1417
:
ホントは社民支持@奄美大島
:2003/11/13(木) 19:26
全候補の生年月日の候補者紹介を載せた共同通信ページが、その候補者紹介だけ削除。
まだ愛知県までしか入力してないのに…
ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!!
1418
:
おりーぶの木
:2003/11/13(木) 20:39
こんばんわ。土井さん辞めましたね。辻元が逮捕された時点でこうなることは予想されていたのにここまでずるずる引き延ばして取り返しのつかない事態になっちゃった。
(もっともどの道ダメだったろうが)「私(俺)が居なければ組織はだめになる(このようなケースで)」と居座り、老害を撒き散らすトップが更に事態を深刻化させるさまざまな例を見てきましたがこれなんかその最たる例でしょう。
そもそも7年前、民主党へ大半の組織や議員に去って行った時、この党は解党の運命にあったのです。今居る議員の中でこの党を再建する力を持っている人材は皆無ですし、なによりも時計の針は元には戻せません。
まだまだ、西日本の組織力は侮れないものがありますが、でも所詮焼け石に水。影響力のあるうちに民主党に合流しない限り、ジリ貧どころか政治生命自体終わってしまいます。繰り返しになりますが高く売れるうちに民主党に合流し、右傾化を止める戦術を取られたほうがよほど有益だと思います。
いかに安楽死できるか・・それが今度、就任する事になる党首に科せられている課題なのではないでしょうか?
1419
:
とはずがたり
:2003/11/13(木) 23:01
>>1417
もっとネット上に情報を残して置いて欲しいですねえ。
まあ著作権は向こうにあってこちらは使わせて貰う立場なので文句を言うのは難しいのですけども。
>>1418
今回,民主党と社民党で票が割れて落選したところも結構あるし,民主党の地方組織が弱いところで一定の力を有しているし吸収は魅力的ですが,民主党では保守とかわらんし共産党は閉鎖的で嫌だという社民支持層はどう思っているのでしょうなあ。な?共産党が社民党兵庫県連正常化連とか新社会とか沖縄社会大衆党などと共闘できれば自公,民主,革新共闘の3極構造でいいと思われるのですが。
>>1415
追加
横光氏らの奮闘に期待。民主党内の旧社会系の基盤強化にもなる。保守系が強くなってきているのでバランス上も丁度良いのでは?
http://www.asahi.com/politics/update/1113/005.html
社民・土井党首が辞任 後継は福島幹事長を軸に調整
土井氏の党首辞任を受けて社民党は15日に両院議員総会を開き、土井氏の辞任と新執行部を決める方針だ。新党首には福島氏のほか、横光克彦衆院議員の名前も取りざたされている。
来年夏の参院選に向け「民主党との合併も一つの道」(横光氏)との声も出ており、今後、党内の意見のとりまとめが難航する可能性もある。
1420
:
おりーぶの木
:2003/11/13(木) 23:38
>共産党が社民党兵庫県連正常化連とか新社会とか沖縄社会大衆党などと共闘できれば自公,民主,革新共闘の3極構造でいいと思われるのですが。
勘弁してください。無党派票が来なくなるじゃないですか?彼らが独自色を強めれば強めるほど深まりますし、巨大化すればそれだけ野党間で票を食い合う結果となり、百害あって一利なし。
まあ、ホントは社民党組織が民主党に組みこまれ、共産党が一気に現実化して社民政党となって自公政権に対峙するのが理想的なのですが。
1421
:
おりーぶの木
:2003/11/13(木) 23:44
>>1420
あ、勘違いしてました。社民党本体のことではないのですね。
まあ新社会党党なんて入れたら現実路線がますます遠のくので勘弁して欲しいのに変わりはありませんが。
1422
:
とはずがたり
:2003/11/14(金) 00:30
まあ政権交代だけの事考えていれば無党派が共産・旧社会ブロックの革新共闘(仮称)に流れるのは痛いかも知れませんが,そういう層の声を国政に反映させる体制も必要でしょう。(むしろそれは革新陣営がするべき責務に思えます。)
小泉・安倍+学会支援相手にここまでやれるとなると民主単独で自公過半数割れ
に追い込む事も可能な気がしてちょいと強気です。
1423
:
おりーぶの木
:2003/11/14(金) 00:36
小泉・安倍+学会支援相手にここまでやれるとなると民主単独で自公過半数割れ
に追い込む事も可能な気がしてちょいと強気です。
でもそれには比例で80以上、小選挙区で160取らないといけない訳でかなり現実性はないような気がするが。
1424
:
とはずがたり
:2003/11/14(金) 00:39
まあ簡単だとは思ってないですけどね。
民主が第一党になる位は何とか行けるのでは?
もう一遍40議席増すればいいのだから。。そうしたら自民党瓦解でしょう。
1425
:
おりーぶの木
:2003/11/14(金) 01:01
そうですね。第一党なら射程圏内でしょう。
1426
:
とはずがたり
:2003/11/14(金) 20:01
さてどうなりますやら。
福島代表,横光幹事長でバランスをとる?
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20031115k0000m010048000c.html
社民党:
後継党首問題で路線対立表面化 民主との連携めぐり
土井たか子党首の辞任に伴う社民党の後継党首問題をきっかけに、党としての独自性を模索する土井氏に近い勢力と、民主党との積極的な連携を求める勢力との路線対立が表面化した。14日の地方組織による全国ブロック代表者会議では、地方組織が民主党との合流論を否定して土井氏らの擁護に動いたが、「一枚看板」に見えた土井体制にきしみが広がっていたことを浮き彫りにした。
後継党首への福島瑞穂幹事長起用をめぐっては14日午後、党本部で福島氏を党首に推す土井氏、福島氏、中西績介副党首ら幹部と、横光克彦元代議士会長を推す大脇雅子政審会長、阿部知子衆院議員が対立した。阿部氏は「惨敗の責任を取らずに福島さんが党首になるのはおかしい」と主張した。中西氏が土井氏の意を体する形で福島氏を後継とする調整を進めて「土井体制」の実質継承に動いたことに、大脇氏らは反発した。
党内がいがみ合う背景には路線問題がある。土井、福島両氏は民主党との合流を否定し、あくまで党としての存続を優先する立場だ。合流に慎重な地方組織の意見を聞くブロック代表者会議を開いたのも、その地ならしだった。
これに対し、土井氏に批判的な阿部氏らが擁立を目指した横光氏は民主党との連携や合流に積極的だ。土井氏の元政策秘書が秘書給与詐欺事件に関与したことに対する土井氏の責任問題にあり、福島氏起用に反対する議員の一人は14日、「候補調整もせずに小選挙区で候補を立てて惨敗した幹事長の責任は大きい」と強調した。
ただ、阿部氏らも党分裂や離党までする考えはなく、党運営の見直しに主眼がある。一方で、中西氏らも議員総会で多数決による強行突破は回避する考えだ。【尾中香尚里】
[毎日新聞11月14日] ( 2003-11-14-19:03 )
1427
:
とはずがたり
:2003/11/14(金) 20:24
>>1426
主体派:福島(参),土井(衆),中西,多くの地方組織
vs
連携派:横光(衆),阿部(衆),大脇(衆)
あとは議員は幾らも居ないよね。
山本(衆),東門(衆)[沖],照屋(衆)[沖]
又市(参)=社民支持系自治労,淵上(参)=私鉄総連
田(参),太田(参)[沖]
か。どんな力関係になっているのかな?
労組系は主体派として沖縄系の動向が鍵だな。
1428
:
とはずがたり
:2003/11/14(金) 21:07
選挙直前の話しですけど。
http://www2.asahi.com/senkyo2003/localnews/aomori/TKY200311070264.html
新社会県本部と社民県連合が協定
社民党県連合は6日、新社会党県本部と総選挙に関する協定を結んだ。内容は、(1)平和憲法を守るために共闘する(2)1、2、4区の小選挙区と比例区での社民党勝利のために戦う(3)総選挙後に改憲阻止のための共同行動に向けた協議を進める。社民党側は、新社会党の協力によって県内全体で四、五千票を上積みできるとみている。
(11/07)
1429
:
とはずがたり
:2003/11/15(土) 11:14
http://www.asahi.com/politics/update/1114/003.html
社民党新党首に福島氏、幹事長に照屋氏内定
社民党は13日、総選挙での惨敗の責任をとって辞任した土井たか子党首の後任に福島瑞穂幹事長(47)を、福島氏の後任幹事長に照屋寛徳衆院議員(58)をそれぞれ充てることを内定した。15日の両院議員総会や全国代表者会議で土井氏の党首辞任と新執行部を報告、了承される見通し。ただ党内には来夏の参院選に向け、民主党との合併を検討すべきだとの意見も浮上しており、路線問題で党内調整が難航する可能性もある。
後任党首選びは、土井氏の意向で進んだ。党内には、「幹事長も土井氏と総選挙惨敗の連帯責任を負うべきだ」との声もあったが、土井氏に次ぐ知名度の高さや「女性の党」をアピールできる点を重視し、福島氏が適任と判断した。
福島氏は98年の参院選比例区で初当選。弁護士で女性の権利擁護問題の専門家として知られていたが、土井氏の要請を受け政界に転身した「土井チルドレン」の一人。01年の参院選で3議席にとどまった敗北を受け、党刷新の切り札として幹事長に登用された。
また、照屋氏も弁護士で、嘉手納基地の夜間飛行差し止めを求めた訴訟などを手がけた。95年の参院選で初当選。01年に落選し、今回の総選挙で民主党の推薦も受け、社民党唯一の小選挙区当選者として沖縄2区で国政に返り咲いた。 (11/14 06:26)
1430
:
とはずがたり
:2003/11/15(土) 11:35
県別の内訳を知りたい。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/syamin.html?d=14kyodo2003111401000375&cat=38
「党首に福島氏ふさわしい」13県 社民党地方組織に調査 (共同通信)
土井たか子社民党党首の党首辞任表明に伴い、共同通信社は13、14両日、同党の都道府県連代表らに今後の党運営などについて緊急アンケートした(回答率94%)。それによると、次期党首への起用が固まった福島瑞穂幹事長が党首にふさわしいとの回答は、最も多かったものの13人にとどまり、地方組織に浸透しきれていないことをうかがわせた。
今後の路線問題では、「民主党と一線を画した独自路線」が18人と最も多く、「民主党との連携強化」も8人あり、今後の民主党との関係をめぐって、党内が混乱することも予想される。
土井氏の辞任については、「やむを得なかった」との回答が大勢を占めたが、10人が「続投すべきだった」と回答。党の顔として、選挙で土井氏に頼らざるをえない党の実情を如実に反映している。
[ 2003年11月14日19時50分 ]
1431
:
とはずがたり
:2003/11/15(土) 11:36
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/syamin.html?d=14yomiuri20031114ia28&cat=35
社民、民主と合併せず…全国ブロック会議で確認 (読売新聞)
社民党は14日、衆院選での敗戦を受けて全国ブロック代表者会議を党本部で開き、土井党首の辞任を了承した。
また、民主党と合併せずに党勢回復を目指すこととし、党大会を12月初めに開いてこうした方針を確認することを決めた。
会議では、中西績介副党首が、後任党首らの新執行部を15日の両院議員総会で選出し、その後の全国代表者会議に諮る予定を説明。福島幹事長の党首昇格など、すでに固まっている人事構想には言及しなかった。
しかし、出席者からは「若い人に頑張ってほしい。『合併する』と言えば、党員が動揺し、再建の道が揺らぐ。そういう考えの人はだめだ」(北関東)、「敗戦は地方を含めて党全体の責任だ。党がまとまる体制を作ってほしい」(北海道)と、福島氏の党首就任に理解を示す声が出た。
党所属議員にも、福島氏の党首就任を受け入れる空気が強まっている。
ただ、阿部知子衆院議員らは、土井氏以外の衆院議員で最も当選回数の多い横光克彦・元代議士会長を推す構えを見せており、15日の両院議員総会でもこうした主張を唱える考えだ。
[ 2003年11月14日23時27分 ]
1432
:
とはずがたり
:2003/11/15(土) 14:52
地元組織の反対って?>照屋氏の幹事長就任にも、地元組織の一部が反対しており
http://news.www.infoseek.co.jp/politics/story.html?q=15yomiuri20031115i103&cat=35
社民、午後に新執行部発足へ (読売新聞)
社民党は15日午後、東京・永田町の党本部で両院議員総会と全国代表者会議を開き、衆院選敗北の責任による土井党首(74)の辞任を了承したうえで、新執行部体制を発足させる。
土井氏の後任の新党首には、福島幹事長(47)(参院比例)が固まっている。福島氏の後任は、照屋寛徳衆院議員(58)(衆院沖縄2区)を軸に調整している。
ただ、阿部知子衆院議員ら議員数人は福島氏の党首起用に反発し、横光克彦・元代議士会長を推す構えも見せている。また、照屋氏の幹事長就任にも、地元組織の一部が反対しており、横光氏を幹事長に起用する案も浮上している。
このため、土井氏や中西績介副党首ら幹部が同日午前、党本部に集まり、最終調整を続けた。
[ 2003年11月15日11時30分 ]
1433
:
とはずがたり
:2003/11/15(土) 22:23
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/syamin.html?d=15mainichiF1116m043&cat=2&typ=t
<社民党>党首に福島幹事長を選出 幹事長は調整つかず当面空席 (毎日新聞)
社民党は15日午後、党本部で両院議員総会を開き、先の衆院選惨敗で引責辞任した土井たか子党首の後任に福島瑞穂幹事長(参院比例代表)を選出した。しかし、後任の幹事長は土井氏らが起用を目指した照屋寛徳衆院議員が固辞したため調整がつかず、当面は空席とし、来月の党大会で決着を目指す異例の事態となった。同党は47歳の福島氏を党首に据え再生を図るが土井氏の党首辞任を境に党内対立が表面化、多難な党運営を迫られることは必至だ。
両院議員総会では、中西績介副党首(非議員)が福島氏を後継党首に推挙、土井氏らが同調した。選挙で敗北した幹事長の責任や人選の過程をめぐり横光克彦元代議士会長や阿部知子衆院議員らが反対したが、最終的に了承した。任期は2年。
一方、照屋氏が幹事長就任を固辞したのは、地元の沖縄県連の一部に反対論があったことなどを配慮したためとみられる。福島党首は照屋氏を幹事長代行とし、党大会で幹事長に昇格させる道を探っている。国対委員長には横光氏が起用され、大脇雅子政審会長は留任した。
福島氏は同日の記者会見で「国民に必要な政党と思われるため、行動したい」と抱負を述べた。民主党との今後の関係については「合流はない」と合併を否定した。
(川上克己)
[毎日新聞11月15日] ( 2003-11-15-21:35 )
1434
:
とはずがたり
:2003/11/15(土) 22:26
>>1433
照屋氏の幹事長就任に地元が批判的なのは何故?
辻元幹事長案も地元組織が反対してたが理由は辻元だと社民党が潰されるみたいな理由だったような気がしますが。
横光は国対委員長ですか。今まで社民党の国対委員長誰だっけ?気が付くと覚えがないなあ。田辺ぐらいまで遡らないと記憶にない…。
1435
:
とはずがたり
:2003/11/15(土) 23:13
>>1428
社民と新社会の共闘は青森と,兵庫1区と群馬5区,鳥取1区ぐらいでしょうかな?
35 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/11/03(月) 01:29
新社って群馬(5区)に組織あるの?
2003年 10月 30日 社民と新社会 5区で選挙協力
http://www.tokyo-np.co.jp/03seikyoku/tknews/gnm/gnm03103002.html
社民党県連(土屋富久代表)と新社会党県本部(岡安敏雄執行委員長)は二十九日、
衆院選群馬5区の社民新人、浅貝正雄氏の選挙協力で合意し、政策協定を結んだ。
(東京新聞)
39 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/10/26(日) 00:20
96衆では一区で1万3千獲ってはいたが。。。>新社
社民・田中氏を新社会が推薦 2003/10/21
http://www.nnn.co.jp/senkyo/syuuin2003/syuuinnews.html
#10213
新社会党鳥取県本部(山脇敏正執行委員長)は二十日、衆院選鳥取1区に社民党公
認で出馬する、田中清一氏の推薦を決定した。
鳥取市の社民党県本部事務所で衆院選に関する選挙協定の確認書に調印、山脇委
員長が田中氏に推薦決定書を手渡した。山脇委員長は「反自民の立場で憲法改悪阻
止のためにできる限りの協力をする」としている。 (日本海新聞)
1436
:
とはずがたり
:2003/11/16(日) 11:46
結局幹事長代行も置かない(置けない)わけですな。社民党なんだから書記長の方が感じでるのにぃ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031115-00000304-jij-pol
社民党新執行部の顔ぶれ
社民党の新執行部は次の通り。
党首 福島瑞穂(新)▽副党首 中西績介=非議員、渕上貞雄、東門美津子(以上再)▽幹事長 未定▽幹事長代行 未定▽国対委員長 横光克彦(新)▽政審会長 大脇雅子(再)(了)(時事通信)
[11月15日19時34分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031116-00002043-mai-pol
<社民党>党首に福島幹事長を選出 幹事長は調整つかず当面空席
社民党は15日午後、党本部で両院議員総会を開き、先の衆院選惨敗で引責辞任した土井たか子党首の後任に福島瑞穂幹事長(参院比例代表)を選出した。しかし、後任の幹事長は土井氏らが起用を目指した照屋寛徳衆院議員が固辞したため調整がつかず、当面は空席とし、来月の党大会で決着を目指す異例の事態となった。(毎日新聞)
[11月15日19時59分更新]
1437
:
とはずがたり
:2003/11/16(日) 21:56
阿部知子女史大活躍ですなあ。あそこには民主に中塚が既に居るから次回は民主比例優遇で移行の洋平の所辺りへ移って出馬して貰いましょか?
阿部,大脇,横光が仮に離党をするとしてどれだけの地方組織がついてくるのでしょうかねえ。
社民党県連と決定的に対立してしまって復活の道をたたれた関山氏みたいな事にならなければいいんだけど。
大分県連丸ごととかだったら魅力的だなあ。民主党嫌いの村山氏も病気療養中みたいだし。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031115-00000330-jij-pol
路線対立で解党の危機=反土井派「福島党首は暫定人事」−社民党
衆院選で惨敗した社民党の新体制が15日、スタートし、福島瑞穂新党首は党再建に取り組む。しかし、執行部人事をめぐり、党の独自性にこだわる土井氏のグループと、民主党への合流も視野に入れる反土井派の路線対立が深刻化。党首退任に当たって「党の結束」を訴えた土井たか子氏の思いとは裏腹に、同党は解党の危機が一段と強まった。
「森内閣の選出に似た密室談合の押し付けだ」。15日の両院議員総会では、土井氏に批判的な阿部知子衆院議員らが、中西績介副党首から提案された「福島党首」案を痛烈に批判すると、大脇雅子政審会長も「選挙の結果責任は幹事長にある」と同調。これに立腹した中西氏が席を立つなど、激しく紛糾した。
最終的には、反土井派も福島氏の党首就任を認めたが、「あくまで12月の党大会までの暫定人事」(阿部氏)という「条件付き」だった。
福島氏の後任の幹事長人事も迷走した。いったん内定していた「土井派」の照屋寛徳衆院議員が地元、沖縄県連の反対で就任を固辞。これに対し、中西氏らは阿部氏らが党首に推した横光克彦衆院議員に打診したが断られ、事実上、幹事長の引き受け手が存在しない状態で両院議員総会を迎えた。
横光氏が幹事長を拒否した理由は「離党するときの足かせになるため」(同氏周辺)とされる。横光氏は民主党との合流にこそ党再建の活路があるとの立場で、独自路線を主張する土井、福島両氏とは相いれない。
こうした路線の違いが今回の人事のもつれの背景にあり、党内では「早晩、分裂は避けられない」(関係者)との声が強まってきた。(了)(時事通信)
[11月15日23時45分更新]
1438
:
おりーぶの木
:2003/11/16(日) 22:00
>>1437
労組がどう出るかが焦点でしょうね。動きがあるとしたら参院戦後でしょう。ここでこれじゃあとてもじゃないが存続してもやって行けないという状況にまで追いこまれれば横光ら合併派が俄然力を得るでしょう。
それまでは様子見かな。
1439
:
とはずがたり
:2003/11/16(日) 22:07
>>1438
社民党の地方組織≒労組(とそのOB)ですからね。
参院選後までガタガタするのかなあ。12月の党大会で一気に片をつける気はないのかな?
路線対立は旧社会党の十八番だったのに,今回すんなりいってしまったら面白くないぞ。
でも合流派が主導権握れることはなさそうだし,独自派が折れることもなさそうである。合流派が折れるか出て行くしか選択肢はなさそうですが。
1440
:
おりーぶの木
:2003/11/16(日) 22:16
>>1439
なんとか地方組織ごと迎え入れたいのですけどね。存亡がかかってるだけに今年でカタがつくとはとても思えないのですが。
しばらく成り行きを見守るしかないでしょう。
1441
:
とはずがたり
:2003/11/16(日) 22:56
護憲・平和勢力としての独自性こそが存在意義となっている社民系の組織と改革保守派も存在する民主党との統合は難しいでしょう。
統一地方選などでの協力関係を通じて社民系地方組織とは良好な関係を維持しつつ,選挙では大同団結して貰うという形が現実的だと思うのですがね。
社民党もかつての社会主義協会ではないですが,社会民主主義協会のような形となって(詰まり政党としての看板は下ろして)民主党左派・リベラル系を支援する形が取れないものでしょうかな?
1442
:
おりーぶの木
:2003/11/16(日) 23:48
>>1441
現実はそうなんでしょうね。彼らにそれだけの柔軟性があればここまで衰退することは無かったのですから・・・・
>社会民主主義協会のような形となって(詰まり政党としての看板は下ろして)民主党左派・リベラル系を支援する形が取れないものでしょうかな?
良いですねぇ。それ。まあ無理だろうが。でも労組系なんか現世利益を考えれば離反しても良さそうなものなのだが。
1443
:
とはずがたり
:2003/11/16(日) 23:53
現世利益なんて追ってたら社民党支持労組としては残ってないでしょう。
彼らは理念があるからこそ頑張っているのでしょうし。
1444
:
おりーぶの木
:2003/11/16(日) 23:56
>>1443
そりゃそうだ。その意味では彼らの心意気は認めないといけないのでしょうね。
要するに邪魔しなけりゃ良いんだよな。無意味に足引っ張るから頭来る訳で・・・
1445
:
おりーぶの木
:2003/11/16(日) 23:59
理想を言えば、選挙協力はがっちり行いつつ、地に足がついた社民主義と言う旗印を高々と掲げ15〜20議席程度を獲得して連立に参加してくれるのがベストなんだが。
まあ今となっては妄想にもなりまへん。
1447
:
とはずがたり
:2003/11/18(火) 01:20
http://www2.asahi.com/senkyo2003/localnews/yamanashi/TKY200311070289.html
《03総選挙》「甲州選挙」変わった?変わらない?
個票と呼ばれる後援会入会申込書の回収合戦、飛び交う中傷ビラ……。こんな特徴で知られる「甲州選挙」は変わったのか。支持拡大の基礎資料とされる個票だが、ある陣営は「無党派層が多い時代に合っていない」とやめた。一方で「我が陣営の関係者と偽って電話をかけ、票はもう不要とうそをいう人がいる」と指摘する陣営もある。
2区のある陣営は公示前、後援会幹部や支持者が地域ごとに「ローラー作戦」を展開。訪問した各世帯の名前や住所を用紙に記入し、その用紙を次々と後援会事務所に集約していった。
個票から対面式の支持者把握へ――。この陣営が思い切った転換を図った背景には、個票への信頼性の低下がある。
業界団体や後援会などを通じて配られる個票は、同じ人に何枚も回って複数枚記入されるケースや、業界などがノルマをこなそうと電話帳を丸写しすることもあるとされる。複数の陣営に個票を出す人もおり、選挙のたびに各陣営が回収する個票の合計は、有権者数の数倍ともいわれる。
このため「無党派層や若い世代は個票では獲得できない」と判断、個票をやめた。
「我が陣営の名前を使って『もう票は十分です』という電話があるようですが、惑わされないでください」。甲府市で2日、ある候補者の演説会。陣営幹部が支持者に注意を呼びかけた。
幹部によると、電話の主はこの陣営の「後援会の者」と名乗っているという。このほかにも、後援会関係者を名乗って、早朝や夕方に長々と話したあげく罵声(ばせい)をあびせる電話もあるという。
また今回も、衆院解散直後の10月中旬ごろから中傷ビラは出回った。中傷されたある陣営幹部は対決相手の陣営に「ひどいじゃないか」と抗議の電話をかけた。だが相手陣営は「うちはやっていない」と全面否定した。
ある陣営は中傷ビラについて「事実無根で付き合いきれない」としながらも、ビラの内容が誤りだと説明する文書を後援会支部に通達するなど、対策に追われている。
(11/07)
1448
:
デモクラット
:2003/11/18(火) 10:30
>>1446
今朝の朝日新聞に、もう少し詳しく書いてありました。少し補足しておきます。
まず、自由民主党ですが、城内は追加公認されるそうです。
また、民主党・無所属クラブの「無所属クラブ」は、ご指摘の通り、渡部と吉良です。
それにしても、御法川は民主県連に支援を受けても、やはり自民党別働隊なんですね。
前回の新潟2区の近藤基彦みたいだな…
1449
:
名無しさん
:2003/11/18(火) 16:55
喜んでいいのかどうか・・
民主党は18日、無所属の田中真紀子・元外相を衆院会派の民主党・無所属クラブに加えることを衆院事務局に届け出た。
田中氏は10月22日に自民党に離党届を提出し、10日に受理されていた。(読売新聞)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/politics/
1450
:
とはずがたり
:2003/11/18(火) 17:02
>>1449
おおお!!
真紀子のぽんぽんとしたあの調子で小泉批判をやって貰えれば民主党の女性の支持が弱いという弱点が克服されるかも!
真紀子も外相のときの行政手腕には疑問符が付いたけどこれまでも自民党の会派の中でやって来たのですからね。
=与党系=
自民党245 公明党34 グループ改革5 計284
=野党系=
民主党無所属クラブ180 社民党6 日本共産党9 無所属1(徳田) 計196
ですな。
1451
:
名無しさん
:2003/11/18(火) 17:06
ここでも浮いて、次は民主党批判、なんてことにはならないでしょうか?
1452
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 17:06
>>1449
とりあえず歓迎ですがどうなるか?良かれ悪しかれ、日陰者扱いされる野党陣営が注目されるのは好いことだ。
この程度であれば問題は無いのかなぁという気ましますしね。
1453
:
とはずがたり
:2003/11/18(火) 17:10
>>1451
劇薬の取り扱いは細心の注意が必要でしょうなあ。
来年の参院選挙には旦那の直紀の改選もあるし旗幟を鮮明にして置いた方がいいと思ったのでしょうか?
真紀子は基本的には議員立法などにも熱心ですし使えるのでは?
小沢一郎と仲がいいようなのでその辺に扱いは任せた方がいいのかなあ。
1454
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 17:22
>>1451
しばらくは大丈夫でしょう。彼女とてそれをしてしまえば完全に政界の孤児となり影響力も注目度も皆無と言う状況に陥りますからね。
彼女が自民党を離党せず無所属を嫌がったのは1にも2にもそれなんですから(結局、党員資格を停止され無所属を余儀なくされ、辞職に追い込まれた)
>>1453
>真紀子は基本的には議員立法などにも熱心ですし使えるのでは?
彼女の政策を汲み上げる替わりに民主党の政策を上手く宣伝して欲しいのですがね。いわばバーターで。
1455
:
デモクラット
:2003/11/18(火) 18:30
真紀子は、政府を攻撃する野党議員としては、もってこいの存在ですな。
ただし、よしんば政権交代が起きて、そのときに彼女が民主党に入っていたとしても、
大臣に起用するのは絶対にやめて欲しいですね。
謙虚さがないし、言動があまりに品がないですよ。ほとほと嫌気が差しました。
まあ、政権交代のためにうまく利用することです。
1456
:
とはずがたり
:2003/11/18(火) 18:39
>>1455
同感です>うまく利用することです
民主主義とはアジだというのが持論の自分としては真紀子のアジテーション
能力は大変に魅力的でありますが,
与党は行政執行機関だという立場に立ちますと彼女の行政手腕は殆どゼロであることが判明してしまいましたからね。
少なくとも彼女は官僚機構と渡り合う際に感情的な対立になってしまって上手に問題解決できないことが判りましたし,民主党がやることはまさに官僚組織と渡り合って政治主導でそれを動かし変えていくて事ですからね。
でも政権をとった暁には国会議員を100人ぐらい引き連れて霞ヶ関へ乗り込むんだと菅は云ってますがその100人の中に入れないとなるとむくれちゃうかなあ。
1457
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 18:56
>>1455-1456
厚生大臣か行革担当大臣辺りに起用して周りをエキスパートで固めれば無問題だと思います。
外務省の時は味方が誰もおらず孤立状態。田中秀征の言葉を借りれば「大海に浮かぶ椰子」でしたからね。
まあ確かにリスクはでかいが外務省の闇を暴けたの彼女の破壊力によるところが大きいはず。
過度のミーハーチックな期待は禁物だが功績も多々あったことは認めるべきだと声を大にして言いたい。
1458
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 19:08
ただ問題は部下を使いこなせるかなんだけどね。
もしダメだとすればそれを理由に切れば良い。外務省の時は大義名分が全く無く正統性を欠いた為、批判を浴びたに過ぎない。
これが理由ならば世論はむしろ、官邸を支持するはず。かつての幻想はないのですから。
まあ、これはあくまで政権打倒に多大な貢献をした場合の話であって数の1人に過ぎなければそもそも大臣云々以前の問題であります。
1459
:
とはずがたり
:2003/11/18(火) 20:18
>>1457-1458
チームで乗り込むからこそ大丈夫という訳でしょうか?
しかし真紀子にはそのチームすら壊しかねない破壊力を感じてしまって起用にはちと懐疑的です。
国会に残って議員立法チームの座長みたいなのをやって貰えばいいのではないでしょうかな?
1460
:
名無しさん
:2003/11/19(水) 14:13
社民党は自ら崩壊?
<社民党>大脇氏が政審会長辞任 新執行部「2役不在」に社民党の大脇雅子政審会長は19日の党両院議員総会で、政審会長を辞任すると表明し、了承された。土井たか子前党首の後任に福島瑞穂党首が起用されことに大脇氏は反発し、新執行部発足の際にも留任に難色を示していた。「福島体制」は幹事長、政審会長が空席という異例の事態となった。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031119-00003049-mai-pol
1461
:
とは
:2003/11/19(水) 16:21
>>1460
おお、情報感謝!
権力闘争が本格化でしょうかな?
照屋氏の幹事長辞退が沖縄系が連携強化派であることを示すなら党内の多数派形成出来て勝てそう?
1462
:
とはずがたり
:2003/11/19(水) 17:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031119-00000139-kyodo-pol
海部氏、自民長老席に復帰 真紀子氏は民主幹部級席
衆院本会議の新しい議席配置が19日決まった。合併で旧保守新党から自民党に9年ぶりに復帰した海部俊樹元首相は、演壇に向かって左最奥の橋本龍太郎、森喜朗両氏と並ぶ「長老席」に着き、すっかり元のさやに収まった様子。橋本氏らとうれしそうに会話を交わしていた。
無所属のまま民主党会派入りした田中真紀子前外相は、民主党議員らの中央後ろ寄りに陣取った。2列後ろには菅直人代表や小沢一郎氏らが座る「幹部級」の位置だが、やはり野党席は慣れないようで周囲とも言葉を交わさず、終始硬い表情。
わずか6議席となった社民党は右奥に身を寄せる格好。旧社会党時代の最盛期を知る人には寂しい光景となった。(共同通信)
[11月19日16時22分更新]
1465
:
とはずがたり
:2003/11/19(水) 21:30
>>1464
小沢には自由な立場で暗躍して貰った方がいいのかなあ。
嘗ては海部代表,小沢幹事長をマスコミに二重構造とか批判されて表に出ざるを得なくなったけど。
旧自由党系の連中は25人程居るけど結束力はどんなもんなのかな?
1466
:
とはずがたり
:2003/11/19(水) 23:18
次期7区は民主公認で野沢氏
http://www.chunichi-tokai.co.jp/inasa/inasa026.shtml
擁立だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031119-00000001-mai-l22
熊谷党”も今は昔…系列議員、厳しさ直面 元公設秘書逮捕も暗い影 /静岡
自民党と保守新党の合併調印式が17日国会内であり、小泉純一郎首相と二階俊博・同党幹事長が合併協議書に署名した。県内では、保守新党前代表の熊谷弘氏が衆院静岡7区で立候補したが、新人候補に大差をつけられて落選している。強い結束力を誇った熊谷氏系列の県議や市町村議はかつて「熊谷党」とも呼ばれたが、その面影はすでにない。系列議員はリーダー不在の状況でそれぞれが厳しい進路選択を迫られ、元公設秘書が選挙違反で逮捕された事件も暗い影を落としている。【北川仁士、吉崎孝一】
今回の衆院選で、熊谷氏の選対本部長を務めた野沢義雄県議(平成21)。「保守新党を旗揚げした時には、なぜという思いがあった。熊谷党といっても、それぞれが有権者に選ばれた議員で、熊谷氏の子分ということではない」と、今後は一定の距離をとる考えを示した。野沢議員も過去に自民党におり、自民党入りもうわさされるが、「4月の県議選でも民主から推薦をもらっており、自民党入りはない」と否定する。
一方の民主党も、熊谷氏が民主新人の候補とも戦ったことで、支援者にはさまざまな感情がある。野沢県議は「民主県連の姿勢も見守る必要があり、当面は民主入りも考えていない。熊谷さんを支援した議員たちとよく話し合って今後の進路を決めたい」と苦悩を語った。
「衆院選であれだけの大差がついたのが予想外だった」と話すのは、県西部のある市議だ。熊谷氏とのつながりは極力表面に出さないように努めるといい、「『国政と市政は別』と切り離して考える。今後は市政に専念します」と語る。
熊谷氏は自民党竹下派の分裂後、10年で7党を渡り歩き、最後は保守新党党首として与党入りした。県西部のある町議は「与党入りの詳しい説明が熊谷さん本人から聞けず、支持者に訴えにくかった。熊谷さんが今後どうするか分からないので、情勢を見守るしかない」とため息まじりに語った。
一方、衆院7区で熊谷氏を破って当選した城内実氏(38)は18日、東京都千代田区の自民党本部を訪れて追加公認を受け、同党の森派入りが決まった。(毎日新聞)
[11月19日20時50分更新]
1467
:
とはずがたり
:2003/11/20(木) 16:05
照屋氏が幹事長代行も固辞したのですかな。照屋,横光と小選挙区を勝ち抜ける議員を中心に合流派が力を付けてきたのなら心強いのだが。
党大会は絶対独自路線派の地方組織が代表を送り込んでくるから土井路線が追認されそうだなあ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031120-00000205-jij-pol
社民、来月13日に党大会
社民党は20日午前の常任幹事会で、12月13日に党本部で党大会を開くことを決めた。また、幹事長ポストが空席のため、党大会までの間、中西績介副党首(前衆院議員)が幹事長代行として党運営に当たることになった。 (時事通信)
[11月20日13時2分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031120-00000079-kyodo-pol
幹事長代行に中西前議員 異常事態の社民執行部
社民党は20日午前、党本部で常任幹事会を開き、幹事長代行に副党首の中西績介前衆院議員を充てることを決めた。幹事長に代わって党務を仕切る幹事長代行ポストに非議員を充てるのは異例。他党との幹事長会談などには福島瑞穂党首らが出席することになる。
中西氏の任期は12月13日に開かれる党大会まで。同党は現在、幹事長、政審会長が不在の不正常な状態となっている。
幹事長については中西氏が土井たか子前党首の要請を受け、照屋寛徳衆院議員を起用する方向で調整している。(共同通信)
[11月20日15時42分更新]
1468
:
MakePeace
:2003/11/21(金) 09:01
ちょっと前の記事ですが先の衆院選に関する各地の毎日新聞の記者座談会が面白いので、知る限りアドレス貼っ付けときます。長いですがすみません。
これによると今回全国一投票率が高かったのは大分3区とか。さもありなん。
群馬
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l10
富山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000002-mai-l16
石川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000001-mai-l17
福井
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000001-mai-l18
愛知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000004-mai-l23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000003-mai-l23
岐阜
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000002-mai-l21
三重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000002-mai-l24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000002-mai-l24
京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l26
兵庫
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000001-mai-l28
福岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l40
佐賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000001-mai-l41
長崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000001-mai-l42
大分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000002-mai-l44
宮崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l45
鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000003-mai-l46
1469
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 12:02
>>1468
有り難うございます。朝から読み込んでしまいました…。
しばらくたつと消えちゃうんだよなあ。どうしよっか。
1470
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:03
>>1468
<群馬>
◇民主2区、3区で票伸ばす
A 民主は投票率が低迷する中、出遅れがあった4区で微減だった以外は得票を伸ばした。
B 特に2区の石関圭氏と3区の長沼広氏は、他県の結果次第では、復活当選する可能性もあった。
C 石関氏は事前の活動を行わなかったことなどが当初、支援者の反発を招いていたが。
◇危機感強めしのぐ
C 対する笹川尭氏は、競艇問題もあって相当、危機感を強調していた。陣営の読み通り、桐生市では大幅に票を減らしたが、伊勢崎市で大きく伸ばし、合計では前回とほとんど同じ得票までこぎつけた。
B しかし、テコ入れを図った伊勢崎市で今回もトップを取れなかったことは今後の反省材料になるだろう。
A かつて自民公認だった森田修氏は大きく票を減らしたが。
E 組織に頼らない選挙戦を掲げたが、これまで支援を受けていた大沢善隆桐生市長の陣営が「自主投票」としたため、かなりの大沢票が石関氏へ流れたと思う。
C 森田氏がこれまで受け皿になっていた「反笹川票」だが、今回は行き場を失っていた感がある。それが2区全体で55・65%と県内5選挙区で最低の投票率になった要因じゃないかな。
D 3区では、前回と比べて約7000票も谷津義男氏から長沼氏に流れた計算になる。
B 特に大票田の太田市では得票が逆転した。前回同様、自民党内でゴタゴタがあったため、支持層に嫌気がさした面もあるんじゃないかな。
E 長沼氏にとっては大きなチャンスだったわけだけど、館林・邑楽地区では水をあけられた。太田・新田に的を絞った戦術だったからやむを得ないが、結果的に、その戦略では復活当選にも届かなかった。
1471
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:04
<富山>
>>1468
◆B 極論だが、「富山の無党派層って、本当に無党派層なの?」という疑問が最後まで離れなかった。少なくとも、東京や大阪圏で「無党派です」と言い切っている人たちとは違うと思う。
その理由として、兼業農家が多いことに注目したい。「1区現象」という言葉がある。「都市生活者が多い全国の『1区』では必然的に無党派層が増え、現政権に対する批判票も比例して増える」というものだが、富山1区を構成する富山市の場合はどうだろう。普段はサラリーマンや主婦であっても、家には田んぼがあるという家庭が多い。農業を通じた昔ながらの共同体システムが、今も強固に残っている。自民党の後援会組織がこことすっぽり重なっている以上、職場での普段の顔が「無党派」であっても、地域でのつながりでは、別の力学に従わざるをえなくなる。こんなことは大都市の「1区」にはない。
◇自民、公明票を上積み 民主、自由との合併効果−−地殻変動は起きなかった
――だが、比例復活とはいえ、1区の民主新人が当選した。
◆C 「自民王国に風穴を開けた」と本人は大喜びだった。出口調査でも、無党派層で村井氏に投票したと答えた人は5割強で、長勢氏と答えた人の約4割を超えている。ある程度の「浸透」はうかがえるよ。
◆B いや、当の村井選対のプロの幹部は全然違う分析なんだ。
村井氏は今回1区で約5万1000票とった。前回選挙での民主候補の獲得票よりも約3万4000票を上積みしたが、この大半は、00年の前回選に旧自由党から1区に出た広野允士氏の基礎票の大半をもらった、と言っている。広野票は約4万あったからね。つかみどころのない無党派うんぬんではなく、旧自由との合併効果を冷静によんでいる。地殻変動的なことが起きたと見るのは、間違いじゃないかな。
◆A 投票率が下がった中で、長勢氏は前回よりも約9600票伸ばした。保守優位の流れは変わっていない。
◆C 面白いことに、この長勢票の上積み分について、村井選対も長勢選対自身も、同じ読みをしている。いずれも公明票だ、と言うんだね。公認候補を出さなかった公明は、前回も長勢氏を推薦したが、票が本当に長勢氏に行ったのは今回が初めてだ。旧新進党からのつながりで、公明は広野氏との関係が強かった。今回、広野氏は出馬していないから、公明支持者も気がねなく「長勢」と書くことが出来た、と言うわけだ。
◆D 2区の宮腰氏の出陣式でも、公明県本部の幹事長が宮腰陣営の支援者に向かって、「比例代表では公明党に」と言い放った。会場からは笑いやどよめきが漏れたけれど、とげとげしい雰囲気にはならなかった。自・公選挙協力の本音の部分が見えたような気がする。
自民陣営の幹部は公明について「以前なら距離を置いていた相手だが、今や“第二の集票マシン”かも」ともらした。
公明の比例票は、3選挙区すべてで前回よりも着実に伸ばしている。
◆B 結局、小選挙区に候補を立てなかった公明、水面化に潜った旧自由の基礎票が、実数以上の「妙味」を発揮したということだ。その意味でも、旧来の枠の中で、今回の選挙も展開されたと考えた方がいいようだ。(毎日新聞)
1472
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:17
<石川>
>>1468
>「2区の舎弟」「ゾンビ的議員」といった言葉が飛び交うなど舌戦も激しかった。
誰が誰を罵っているのかよくわからんなあ。2区の舎弟は森の舎弟の馳のことか?
ゾンビ議員といっても前回比例優遇して貰ったのは馳の方だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000001-mai-l17
[選挙]衆院選 記者座談会 波及効果ある民主党の1区取り /石川
9日投開票が行われた衆院選。石川1区では民主の奥田建氏(44)が自民の馳浩氏(42)に競り勝ち雪辱を果たし、2区は自民の森喜朗氏(66)が安定した戦いで民主の一川保夫氏(61)に、3区は自民の瓦力氏(66)が支持層を固め民主の桑原豊氏(58)に勝った。馳氏、一川氏は比例代表で復活当選したが、桑原氏は届かなかった。共産3氏は自民対民主の構図を批判したが、割り込めなかった。自民の3小選挙区独占が崩れた今回の選挙を、取材記者の話で振り返ってみた。 【衆院選取材班】
■マニフェスト選挙■
◆A マニフェスト(政権公約)選挙を仕掛けた側の民主3氏は濃淡はあるが、演説時に触れてはいた。
◆B 奥田氏は地方分権を演説政策の柱にすえ、マニフェスト冊子を掲げて訴えた。馳陣営は政党版には消極的で、馳氏の個人版マニフェストを配布し、チラシにもそれを刷り込んでいた。
◆C 桑原氏は少し触れる程度だった。瓦陣営は「魔術師みたいな名前のものを出してきた」と言っていた。
◆D 2区でも森陣営は「リーフレットすらなかなか読んでくれないのに…」と話していた。一川陣営も含めて「マニフェストという言葉自体がややこしい」「人物本位の話が中心だから」という印象のようだ。
◆B 政策秘書も「政治にあまり関心のない人が読んでくれるのか、どうか」と困惑していた。
◆C 有権者の側もパラパラめくってはいたが、結局よく読んではいないと思う。文字が小さいし、興味のある項目も探しにくい…。
◆A 政権や政策を「どちらにしようか」という「選択」をイメージさせる小道具で、利用するか否かは、陣営の政策と人物の打ち出しようのバランスと関係すると思う。
■戦術■
◆A 奥田陣営はかなり早い段階から動いていた。馳陣営には「奥田さんはもう室内ポスターも着々。しっかりして」との声も入っていた。
◆B 「9月が一番きつかった」という自民県議の話からも奥田陣営の準備の早さは想像がつく。
◆C 投票率からみても、陣営の動きからみても1区は組織戦だった。奥田氏は民由合併で組織のすそ野が広がり、すそ野は無党派層的な部分も含めてがっちり固める組織戦だった。
◆A 馳氏も今回は前回以上に組織づくりに力を入れた。馳氏自身の足腰が軽くても組織重視で臨んでいたようだ。馳陣営の幹部は奥田陣営の戦術を「まったく正しい」とみていた。
◆C 選挙活動の一部とはいえ、金沢市内での事務所開きの時から、「2区の舎弟」「ゾンビ的議員」といった言葉が飛び交うなど舌戦も激しかった。
◆A ただ、馳氏も比例代表の自民名簿4位に入り、復活当選の可能性が出てきたあたりから相手を批判して「こっちは後がない」と強調する口撃は影をひそめた。
◆D 2区でも激しかった。一川陣営が森氏を「荒れた森を征伐して新しい木を植えよう」「恐怖心を与える化け物。退治しよう」と言えば、森陣営も「3、4歳しか違わない人に賞味期限切れと言われる筋合いはない」「裏から国会の門をくぐって、えらそうなことを言うな」とエスカレートした。
◆B 奥田陣営では「森奥戦争」という構図で戦いの気力を保っている風もある。馳陣営はその戦いの気力をそぐためか、「森奥戦争はもう今となってはそぐわない」と言い始めている。
◆A だけど、実際には珠洲原発計画をめぐる知事発言に森氏が絡み、さらに奥田氏を支える新進石川が森氏の発言に絡むなど、「森奥戦争」の火は消えていないし、知事、市長のひっぱり合いはまさにそうみえた。
1473
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:17
<石川>
>>1468
森さん相変わらず笑わせてくれるなあ>森陣営では森氏へのほめ言葉がエスカレートしていた。「小泉内閣の大黒柱」の次には「世界を支える重要人物の一人」。
タレントの妻でも土下座するんだねえ。奥田氏が奥さんを貰ったのは良い事だ。
◇民由合併を生かす
■陣営事情■
◆C 3区の瓦氏の貢献度問題では瓦氏自身が「直すべきところは直す」と公言しても、演説内容が外交、防衛などの国政課題中心のため、支援市議からは「地域の課題をぜんぜん分かっていない」とぼやかれていた。
◆B 当選後の万歳のあとも、ある市議は「貢献度が低ければ、首長が反旗を翻して、次は瓦対保守新人の対決だってあるかもしれない」と話していた。
A 比例代表から3区に移った桑原氏は早くなじんでもらおうと、演説では七尾市出身をアピール、応援弁士の県議も富来町出身を訴えるなど苦労していた。
◆D 森陣営では森氏へのほめ言葉がエスカレートしていた。「小泉内閣の大黒柱」の次には「世界を支える重要人物の一人」。森氏自身も「地球を豊かに、平和にするため体が動かなくなるまで尽くしたい」と風呂敷を広げていた。
◆A 前回に比べて奥田陣営のプラス材料は、新婚の妻麻理さんだった。選挙戦の前線へ押し出し、出陣式ではおじさん、おばさんに囲まれ握手攻め。個人演説会では奥田氏が駆けつけるまで弁士を務め、握手をして回ることも。終盤では「父敬和の思いを…」と語りながら声を詰まらせていた。
◆B 馳氏側はタレントの妻、高見恭子さんの所属事務所の意向らしく、地元になかなか入れず、解散前後、離婚のうわさも流れたが、間もなく演説会では冗談の材料にしていた。高見さん自身のトークショーでは「馳はみなさんのもの」と語り、土下座をして涙する場面もあった。
◆C 奥田氏対馳氏では、互いの組織固め戦術の一方で、後半戦になると馳陣営のパフォーマンスが目立ってきた。プロレスラー仲間を呼んで候補とは別の場所でアピールしたり、馳氏自身は黄色や赤のTシャツとジャージー姿で歩いて走って、走って歩いての遊説で注目を集めた。
◆B 奥田陣営では「パフォーマンスをやろうと思ってもうちの候補には…」とタレント性のなさを認めながらも、「トレパンはいたり、Tシャツ着たりスーツ着たり、政治にそんなゆとりはない」と付け加えた。
◆C 一方、馳陣営は馳氏自身が「相手候補の個人批判は止めよう」と何度も公言していただけに、陣営内で奥田氏への目立った攻撃はなかったが、文科政務官という念願のポストの職務にかかわるユネスコの世界遺産の話などで目を引こうとしていた。
■今後■
◆A 1区では奥田氏、馳氏の両陣営のほぼ予想通りの投票率になった。しかも、60%を一つの当落ラインとかなりの確度でみていた陣営があって、60%以下なら奥田氏、60%超えると馳氏。その通りになったのかもしれない。
◆B 組織戦で押してきた奥田氏陣営からは「これだけやって負けたら、選挙の戦い方を変えなければならない」との声も漏れた。4年後へ向け若者へのアピール戦術は必要かもしれない。
◆C 県内全体でみれば、自民は1区の議席を失い、民主は比例代表を1議席失い、痛み分けのようにもみえるが、1区取りの波及効果は目に見えないうちに広がり、参院選へ影響が及ぶかもしれない。(毎日新聞)
[11月11日20時8分更新]
1474
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:17
<福井>
>>1468
――前哨戦の激しかった選挙だったが。
A 2区で前職の牧野隆守さんの去就が注目された。きっかけともなった週刊誌記事の出所を巡って、さまざまな噂が飛んだが結局はわからない。前哨戦といえば、当選した山本拓さんの陣営はかなり早くから選挙準備を進めていたのが奏功した。牧野さん不出馬で自民党公認は宙に浮き、世論調査をもとに党本部で公認決定へと、まるでシナリオライターがいるかのようなストーリー展開だった。
B 牧野さん不出馬表明のあとの自民党公認問題は出来レースにみえた。県連の執行部会での松村龍二県連会長や党本部の対応は、明らかに「山本拓ありき」。関孝治県連幹事長も、山本さんの応援演説で「党本部は初めから決めていた」と話しており、一部の県議が「県連の議論はなんだったのか」と主張するのは的を射ていた。また、1区で松宮勲さん支持を決めた平泉渉さんの後援会の一部が「松宮さんの個人演説会に松村会長が来るなら動員をしない」などと文書を出していたようだ。反松村の思いが平泉陣営を覆っていた。
A 1区では民主公認を巡る党県連と笹木竜三さんとの駆け引きが気になった。笹木さんは民主と連携しようと県連と協議したが、党県連に相談なく9月30日に出馬会見をしたことから亀裂が入り、10月9日の衆院解散前日に決裂した。結局、民主は出遅れ、本郷史剛さんは労組票を固めることが出来なかった。決裂の後、ある県連幹部は「彼は信頼できない」とかなり憤慨していた。狙いは時間稼ぎだったの声も出るほどだった。
C 3区は、玉村和夫さんが「もんじゅ」の運転再開の是非を問う住民投票の実施を目指す会の代表を務めていたことが、原発の関連労組に嫌がられ公認調整に手間取った。原発は「票が逃げる」と国政選挙では争点にならないが、やはり選挙に大きな影響を及ぼしたと思う。有権者は「原発隠し」とも取れる民主党県連の対応を見て、中央で「マニフェスト」を前面に押し立て、都会的な選挙戦を進める「民主党」と同じ党とは思えなかったのではないか。
◇あの手、この手…
――今だからこそいえる選挙のこぼれ話を。
B 2区の山本陣営に応援に来た中川秀直国対委員長が1区の笹木さんの事務所にも行ったという噂も流れた。笹木さんが当選していたら、どういう政治行動をとるかは今一つはっきりしなかったが、前回選挙で自民公認を申請した経緯から自民・森派に入るとの噂もよく聞いた。とにかく今選挙はあらゆる場面で森派の影がちらついた。また今回も選挙期間中に怪文書を目にすることが多かった。出所は分からないが、誹謗(ひぼう)中傷で相手をおとしめるのも情けない。
A ある候補の選挙カーとすれ違った時、「田中真紀子でございます」と田中さん本人の声が聞こえてきたのはびっくりした。道端を歩いていたおばちゃんたちもみんな振り向き、手を振っている。でも、車内をのぞいても本人の姿はない。陣営に確認するとテープを流し、住民に「真紀子さんが来た」と思わせて家を飛び出させる戦術だった。でも、家から出て、車を降りてきた候補者を見たら違う。逆効果という気もした。
C 高木さんが出陣式で演説した後、勢い余って台の上で転んでしまった。あわてて靴が脱げたままの状態で手を振って「大丈夫ですから。大丈夫ですから」と必死のアピール。縁起をかついで、「落ちる」や「こける」を嫌う政治家という仕事は大変だと感じた。
1475
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:20
<愛知>
>>1468
◇旧態の組織戦で惨敗の自民
県内15小選挙区のうち10議席を確保と、民主党が圧勝した今回の衆院選。小泉純一郎首相の高支持率を背景に前回の5議席からの上積みに自信を見せていた自民党は、わずか3議席の惨敗を喫した。“2大政党対決”が色濃く出る選挙戦に共産、社民両党は埋没したにもかかわらず、公明党は堅調に議席を伸ばす対照的な結果に終わった。その背景を、取材記者が語り合った。
●民主圧勝
A 政権交代可能な政党への期待感をうまく生み出したのが勝因。95年参院選で新進党が比例得票で自民党を上回ったのと似ているね。
B 民主党との合併で15区に移った旧自由党の都築譲氏が善戦したのには驚いた。14区では民主が初めて東三河で議席を獲得した。元蒲郡市長の鈴木克昌氏の個人票もあるだろうが、自民党の支持基盤を突き崩したのは、やはり無党派層がついたからだ。
C 「ものづくり愛知」の県だけに、製造業が多い。やはり労組の基盤があってこその勝利じゃないの。
●自民惨敗
D 組織が弱っている分、ウイングを広げるべきなのに、無党派層の票は小泉・安倍晋三幹事長の「二枚看板」効果だけで取れると勘違いした。有権者は見抜いていた。
B 歯科医師会頼みで3区で落ちた吉田幸弘氏が象徴的。県歯科医師会も公明の坂口力厚生労働相を招いて「選挙区は吉田、比例は公明」のキャンペーンを張った。都市部でも旧態依然の組織選挙から抜けられなかったのが、自民党惨敗の原因じゃないか。
A 自民党県連は選挙戦に入ってから6区で丹羽秀樹氏が当選した場合、候補者調整で比例に回った長谷川達也氏と「コスタリカ方式」にすることを決めた。県連の一存で党本部に認められるはずもないのに、支持者を甘く見てるね。
●2枚看板
D 小泉首相も安倍幹事長も、どちらの応援演説もすごい人出だった。だけど、集まったのは携帯で写真を撮ろうとするようなノリの人ばかり。ナマで見たいという人は多かったのだろうが、集票効果があったかどうか疑問だ。
C 評判が悪かった森喜朗前首相も、首相を辞めた後の集会では、姿を見た若い女の子に「キャー」とか言われて騒がれていたぐらいだから。騒がれれば支持があると思うのは大きな勘違いだ。
B 民主党の菅直人代表や岡田克也幹事長の場合は、聴衆の数こそ小泉・安倍両氏に比べて少なかったが、中身のあることを言っているように感じさせたようだ。60代の女性も菅氏の演説後、「分かりやすかった」と言っていた。
D 01年参院選の小泉ブームの立役者は、結局、「反自民」の無党派。抵抗勢力を解体した今、小泉首相は反自民の象徴でなく、自民そのものと見られるようになったんだろうね。(毎日新聞)
1476
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:20
<岐阜>…武藤は公明党と仲直りしたのか。それであの僅差の勝ちか。選挙区見ると岐阜市を取り囲む都市近郊だもんなあ
◇民主に反省「団結力」/当選自民候補、明暗分かれる
――まず自民について。5選挙区すべてで自民候補が勝利して「自民王国」は一応の面目を保ったわけだ。
A 現職の知名度に加え、薄氷を踏んだ3区以外の候補には「若さ」があった。3区の武藤嘉文氏は、公明票と、森真各務原市長の票に救われた。同じ勝ちでも自民候補で明暗が分かれた。
B 2区の棚橋泰文氏の場合は、総裁選をめぐって地元県議団と対立したが、こまめに選挙区を回るなど地元の活動が評価されたな。
C 棚橋氏は県議とけんかして、自民批判層まで取り込んだ作戦勝ちだぞ。勝ったとは言え、1区野田聖子氏の事務所は、開票当日は戦々恐々としていた。民主躍進は予想外だったからね。
D 4区の藤井孝男氏は、比例代表の金子一義氏と交互に出ることで、自民内部が引き締まって、結果は万全。5区の古屋圭司氏は、前回と同じ民主候補に追い上げを許した。今後が注目だ。
――次ぎに民主。比例代表での復活とはいえ、初めて議席を得た。
C 当選した3区の園田康博氏は選挙区でもあと一歩だった。各務原市の団地などでは圧倒的な強さだ。民主県議や、連合の組織力も前回に比べてけた違いの力の入れようだった。
B 県内で最も若い候補だった2区の大石里奈氏は、準備期間が短かったものの、選挙戦後半は演説も板に付いてきたよ。本人に「勝ちたい」という熱意が欠けていたかな。
A 民主は比例代表で1、3、5区で勝っている。比例代表の票を受け止めきれない選挙区候補者の弱さは否めない。党自体も、まだ旧社会、旧民社という枠を引きずり、支援する連合も「旧総評系だ」「旧同盟系だ」と言い合っている。衆院議員の誕生で、団結力が強まるとは思えない。
――公明が比例代表でかなり票を伸ばした点はどうみる。
A 公明は、全選挙区の自民候補に推薦を出した。比例代表との票のバーターを指摘する声もあった。確かに2万という票の伸びはかなりの躍進だ。
C 僕も同じだね。1、3区では、公明の支援なしでは自民候補の当選はなかったしね。特に3区の武藤氏は、自公連立に批判的な持論を持っていたのに、当選直後に公明関係者と万歳していたよ。
――来夏の参院選を占って欲しい。
A 自民、民主とも、まだ確定していない。改選からすると自民は松田岩夫氏、民主は山下八洲夫氏だろう。松田氏は98年の参院選で、民主推薦で当選し自民に復党した過去がある。今回、自民候補支援に力を入れたのは、民主の過去を消し去りたいためだ。全候補が当選したことで、一応の“みそぎ”はできた。
――最後に何か言っておきたいことは。
A 今回もやはり世襲の壁は高かった。県民は義理堅いのか。優秀な人材を発掘するためには、先代とは別の選挙区からしか立候補できないような法改正しかないと、取材中何度も考えた。
1477
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:31
<三重>…小選挙区で負ければ引退などという川崎一度落として見ろよ。最後の挑戦とかいってまた立候補するから。
C 岡田幹事長は選挙前小選挙区で3議席は取るという意気込みだった。結果は当初の「もくろみ」通りに行かず、風は吹かなかったといえる。
D とはいえ、1区では得票差はかなり縮まったよ。
A 結構、関心は高かったよ。民主党候補者の事務所には連日、マニフェストの冊子をほしいと来る人がいたから。20代、30代の若い人がほとんどだったみたい。
D 中井氏はマニフェストの浸透で、無党派層の多い津、名張両市でリードできれば勝算はあるとみてた。津ではほぼ互角だったけど、結局両市とも川崎氏を上回れなかったよね。マニフェストの配布場所は、選挙事務所や個人演説会場などに限られてるけど、有権者が触れられる機会をもっと増やしてもいいかもしれない。
◆3、4区で比例名簿上位登載があった――。
A 4区の伊藤氏は“国替え”を理由に比例名簿1位に登載されたよね。これでは公示日に「当確」が出たようなもの。組織の末端が緩み、はっきりいって戦いにならなかった。
C 3区の平田氏も同じ。「ぜひとも」の意気の再挑戦で、早くから早朝の駅立ちや軽自動車での路地裏作戦で選挙戦をリードしたが、比例名簿4位に記載されたとたん、一気にトーンダウンした感があった。投票率も前回より下がったし、平田氏は大きく票を減らした。
◇5区で金子氏出遅れ響く−−そこそこまとまった公明票
◆公明票の影響力は――。
B 絶大だった。特に激戦の1区では勝敗を分けたと言えるよ。杉之内昭二・公明党県本部代表も選挙後の会見で、「われわれの協力があったからこそ」と公言してはばからなかったからね。
I 建設業界をはじめ川崎氏の基礎支持票は確実に目減りしている。前回並みの10万票に乗せられたのは、公明票あってのことと言えるだろう。
B 川崎氏が前々回の選挙前にした、創価学会批判の国会質問のしこりが最後まで心配された。名張の創価学会が動いてないとか、津の学会員の女性が反発しているとかいう話が飛び交って、そのたびに自民党は右往左往。選挙戦終盤に「4割しかもらっていない」と不満の声もあがった。対照的に杉之内代表は「(川崎氏)ご自身の努力が足りない」と余裕の発言だったよ。
H 結果から見れば公明党はそこそこ、まとまったんだろうね。公明市議が加わった毎夜の個人演説会で、川崎氏は県出身の坂口力厚労相による年金制度改革に触れつつ、自公連立の結束をアピールしてた。
◆注目されたポスト藤波は――。
F 2人の県議を抑えて自民党公認を得た三ツ矢氏。公認レースを争った中川正美県議を選対副本部長にすえるなど、“挙党体制”をアピールしていたけど、陣営からは最後まで不協和音が聞こえた。
B 藤波氏の後継指名を受けた山本教和県議なんて、ぎりぎりまで沈黙を守った。最後になって集会でマイクを握ることもあったが、結局両県議は動いていないという批判は、陣営に根強かった。
A とはいうものの、結果は4万票差をつけての圧勝。前回は、リクルート事件で有罪が確定した藤波孝生・元官房長官に対する批判票が、いかに多かったかという証明だと思うよ。
I 金子氏を推した連合三重の立ち上がりが遅れたのに対し、三ツ矢氏の方は動きが早く、公示までに全市町村に後援会組織をつくった。金子陣営は出遅れが響いたね。
B 大差がついたとはいえ、組織内候補でもない県外出身者が、厚い保守地盤にもかかわらず短期間で7万票以上取ったのは、ある意味立派だよ。
F 藤波氏の引退表明に始まり、県議2人を含めた公認争い、総選挙突入と、終始話題を提供してきた自民党が圧勝した。うがって見れば、名前を知ってもらうには、これも選挙戦術の一つと言えるかもしれないね。
◆三たび激戦の1区――。
B 川崎氏は前回に続いて小選挙区単独の出馬で「背水の陣」を敷いた。「相手候補は比例で救われる。私はここで負ければ引退の覚悟です」という訴えは、今回もそれなりに得票につながっただろうね。
I 毎回言われる「伊賀から2人政治家を出そう」というバランス感覚が今回も働いたということかな。劣勢が伝えられた中井氏側は逆に、「今回は比例名簿上位の優遇はなく、惜敗率で勝ち上がらなければならない」と「比例当確説」を否定して歩くのに必死だった。
B 公明票が上乗せされた川崎氏に対し、中井氏は初めて推薦を受けた自治労、県教職員組合(三教組)の票が頼りだった。
I けれど、以前は痛烈に三教組を批判したこともある中井氏の推薦に、一部の支部が反発した。自治労、三教組ともに選対の中心に座らなかったこともあって、結局その集票力がフル回転することがないままに終わってしまったみたい。
1478
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:32
<京都>
――民主躍進の理由はどこにあるか。
A 民主は、自民に比べて若い、さわやかなイメージの候補者を立て、有権者に「清廉な民主」対「古い自民」との構図をアピールした。個々の候補者の政策や魅力よりも、「若くてさわやかな京都民主」というカラーをうまく作りだすことで「演出勝ち」したと言えるのではないか。
B 2区で4選を果たした前原誠司さんは前回の約5万2000票から約7万4000票へと大きく票を伸ばした。政策に明るく論客として知られる前原さんにとって、マニフェストが注目された今回の選挙は、絶好の条件だったのでは。
C 6区の山井和則さんは大票田の宇治、自民の菱田嘉明さんが市長をしていた牙城の八幡などを重点的に攻めた。八幡では男山団地を約2時間、スニーカー姿で走り回り、道行く人々と握手するなど無党派層への浸透を図った。宇治橋通商店街では「地元住民」であることを強調して親しみやすさをアピールした。また、JR奈良線や近鉄などの電車に乗り込んで沿線の有権者にPRする「電車でGO」作戦を展開。有権者に近いイメージをつくっていった。
D 3区では前回小選挙区で社民党が唯一擁立した候補者が集めた約1万3500票の社民票の行方が注目された。多くは民主に流れ、自民や共産支持層の中にある不満票も民主が吸い上げたのではないか。
1479
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:36
<兵庫1>西村入れれば9/12だからなあ。自公保王国だ。
1(石井),5(梶原),7(土井),12(山口)区は次回必勝だ。
2(泉),8(室井)区も次回は必ず取りたい。
[選挙]衆院選を振り返る 記者座談会 自公に生きた選挙協力 /神戸
衆院選は県内12の小選挙区のうち、自民、公明、保守新の連立与党が8選挙区で勝利し、自民系無所属を含めると9議席を制するという結果になった。民主は3議席にとどまったものの、比例代表で4人を当選させた。一方、社民、無所属の会は小選挙区の議席を失い、共産も与党批判票の受け皿になる勢いはなかった。担当記者が選挙戦を振り返った。 【まとめ・山本真也】
◇民主に無党派層の風
――自民と公明の選挙協力はうまくいったとみていい?
A 急造だった前回よりスムーズにいったのは確かだろう。混戦状態だった1区、5区、12区で自民がかわせたのは、公明の組織票が乗ったことが大きい。
B 「連合・5党協議会」の枠組みから外れたことで労組票が期待できなくなった公明の2人がいずれも得票を増やしたのは自民票が上積みされたとみていいだろう。公明陣営は小泉純一郎首相や安倍晋三幹事長という自民の2枚看板を応援に呼ぶなど、公明というより、「連立与党候補」というイメージ作りに必死だった。
C 8区の冬柴鉄三さんは「かつてない激戦」と言い、全国遊説はすべてキャンセルして地元に張り付いた。連日、分刻みで企業訪問し、自転車に乗っての握手作戦は悲壮感すら感じられた。室井邦彦さんの8万票近い得票はやはり民主の風に乗った浮動票を大幅に取り込んだ結果だろう。事前の予想では両陣営とも「投票率55〜60%で7万票の争い」とみていた。冬柴さんも、終盤でこれまでにない強力な組織戦を展開して9万5000票を獲得し、底力を見せたが、結果以上に接戦だったのは間違いないようだ。連立与党か、新しい民主党かの「政権選択」が問われた今回の衆院選の性格を象徴するような戦いだった。
――民主と連合の関係はどうだったのか?
D 民主が5党協の枠組み以外で候補者を決めたため、連合兵庫は一部候補しか推薦しなかった。2区の泉房穂さんには「産別自決」の形を取ったが、下部組織の連合神戸をはじめ、選挙区の半分以上の労組から次々と推薦が届いた。ある支援者は「やはり民主と他党の候補者とでは応援する方もモチベーションが違う」と話していた。泉さんの陣営幹部も「8万票は予想外の得票で、無党派層だけではあり得ない。5党協時代にたまっていた労組のエネルギーが爆発したのだろう」と指摘していた。
A それでも泉さんら民主若手の選挙は、地縁を頼ったり、労組を動かして票を積み上げる従来の選挙とは違っていた。街頭演説を数多くこなし、相手陣営は「票の読めない選挙」と評していた。4区の井上喜一さんに挑戦した高橋昭一さんは、大票田の神戸市西区で上回った。10区では、28歳の岡田康裕さんが2万票差まで迫った。民主ブランドに風が吹いていたのは確かだろう。
◇社民、多すぎた悪材料
――無敵を誇った土井たか子・社民党党首が小選挙区で敗れた。
C 陣営も予想できなかった惨敗だった。やはり、北朝鮮拉致事件などのマイナスイメージが響いた。土井さんの演説中に「有本恵子さんを返せ」とば声が飛ぶ場面もあった。陣営幹部は「(相手陣営に)徹底的に突かれた。ただ当時、外交を担当していた政権与党は自民党だったのに……」と悔しがっていた。
B ただ大前繁雄さんの11万票を超える得票は、保守層の支持だけではとれない。土井陣営は前回(58・82%)並みの投票率なら十分勝てると踏んでいた。しかし、選挙協力関係にあった民主党の支持層や無党派層が拉致問題の早期解決を訴える大前さんにかなり流れたのが最大の誤算だ。2大政党制が注目される中、社民の存在感が、有権者にはあいまいに映ったのだろうか。
C 投票を終えた80代女性が「ずっとおたかさんを応援してきたけど、若い辻元清美議員だけ辞めさせて、自らが責任をとらないのは道義上、許せない。今回だけは絶対、入れない」と語気を強めたのが印象的だった。
D 「護憲」という言葉が共産、社民などの枠を超えて広がりを持たなかった。そこに土井さんの敗因があると思う。1区の原和美さんの陣営は「9条を守りたい人は多いのに、政治勢力としては弱いのが不思議だ」と話した。
1480
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:38
<兵庫2>
◇マニフェスト民主に有効作用
――マニフェスト(政権公約)は投票行動に影響を与えたのだろうか。
A 今回はイメージ戦略の域を出なかったことは否めない。選挙戦終盤、ある陣営幹部は「小冊子を何部配れるかが当選の分かれ目」とも話していた。投票率にも結びつかなかった。
B 内容の影響は少ないが、存在そのものの影響はけっこうあったと思う。「読んでいる人はあまりいない」と言われているように、中身が多くの人の関心を引いたとは思えない。しかし、とりあえず入手してみる人は多かった。マニフェストは「新しいものの一つである」という点で、それを最初に言い出した民主の支持を伸ばしたと思う。
C ある民主候補は「2大政党制の時代」と呼びかける以外、マニフェストに沿った政策はほとんど主張しなかった。公明候補は年金改革のマニフェスト作成にかかわり、それを前面に出していた。激戦の中では余裕がなくなったのだろうか、後半戦は「連立の要」を強調しすぎて、マニフェストを訴える姿がかすんでしまった。「難しい言葉で書かれても分からない」と言う有権者もいた。
A 民主の当選者は「今回は最初だから、もっと大きく広がれば政治のあり方、選挙のあり方を変えていける可能性を感じる」と話していた。マニフェストの小冊子は捨てずに持っていてほしいと思う。そうすれば公約破りをチェックできる。
◇政治家の世襲、争点にならず
――前回と同じ顔合わせの「因縁の対決」が多かったが。
D 1区では795票差で自民の砂田圭佑さんが民主の石井一さんとの3度目の対決を制した。石井さんは「公明の2万数千票に負けたということだ」とくやしさをにじませた。
B 5区は自民の谷公一さん、民主の梶原康弘さんとも政治家2世のため、世襲は争点にならなかった。それよりも谷さんが但馬、梶原さんが丹波・北摂を地盤としており、地域対決の感があった。結果的に比例代表を含めて2人とも当選し、「地域のためによかった」と喜ぶ有権者もいた。
C 9区の41歳の西村康稔さんと72歳の宮本一三さんは保守同士、世代間の争いだった。有権者は若い西村さんを選択した。11区の民主、松本剛明さんと自民、戸井田徹さんとの3度目の対決は、今春の姫路市長選が尾を引いていた。松本さんが支援した石見利勝市長がほぼすべての集会に同行するなど、全面的に支援した。3度目の顔合わせとなった12区の自民の河本三郎さんと無所属の会の山口壮さん。前回、1市11町で山口さんの得票が上回ったが、今回は3市13町で河本さんが勝った。世襲候補の河本さんは、自治会などに頼った従来型の組織選挙と批判もされたが、前回より1万票近く伸ばし、「河本王国」の底力を見せつけた。
A 選挙区によってはデマや中傷が飛び交うことも多かった。政策の主張より、相手を非難する姿勢が目立った。有権者はうんざりしていたと思う。政策を戦わせて、有権者のためになる対決にしてほしかった。(毎日新聞)
[11月11日21時21分更新]
1481
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:55
<福岡>
笑>「カネなし、嫁なし、地盤なし」と話していた10区の城井崇氏
次回は自見を落とせ。
楢崎氏当てが外れたようですねえ。
◇民主へ“風”が後押し
A 民主候補が9人中、8人当選した。失礼ながら5、10区の新人まで比例復活するとは予想外だった。
B 「カネなし、嫁なし、地盤なし」と話していた10区の城井崇氏。党関係者も「ここまで自民候補を追いつめるとは思わなかった」と驚いたほどだ。マニフェスト(政権公約)選挙が“風”を吹かせた。
I 5区の楠田大蔵氏の陣営も7万票が目標だったから8万1000票は予想を超えたみたいだ。20代の若さへの期待、親しみやすさが押し上げたと言えそうだ。
A 毎日新聞が実施した出口調査では、民主候補に投票した人は20〜40代の男性が多かった。自民支持者の2〜3割、共産支持者の1〜3割、無党派層では自民候補の2〜3倍の得票だった。小泉改革で雇用の問題などの痛みを直接受ける働き盛りの人たちが支持したんじゃないかな。
C 9区の北橋健治氏も新日鉄関係の基礎票は、リストラの影響で前回を大きく下回って7万票台とみられていた。得票が10万票を超えたのは2、3区の健闘が伝えられ、各地の有権者の政権交代への期待が一気に高まったのかもしれない。
◇公明票の争奪戦展開
A 各選挙区で公明党の支援を巡って駆け引きが続いた。
H 4区は約3万票といわれる公明票に対し、渡辺具能氏と楢崎欣弥氏が激しい綱引きを演じた。楢崎陣営の要請で投票数日前から公明党の市議、町議が動いたが遅かった。渡辺陣営がその動きに危機感を持ち、安倍晋三幹事長が投票3日前に2回目の応援に訪れて組織が引き締まった。
A バーター協力はうまくいったの?
F 公明支持団体の創価学会のある女性は「無効票にはできないので、結局5人に4人は自民候補に入れることになると思う」と話していた。
C 毎日新聞の世論調査や出口調査でも、公明支持者の6〜8割が自民候補の名を挙げていた。逆に自民支持層が比例代表で公明を挙げたのは1〜2割。「自由民主党ではなく自由公明党だ」と嘆く自民支持者もいた。
B 9区の三原朝彦氏は、3万票のバーターを目標にして結局、約4万5000人分の名簿を公明党側に渡したらしい。「比例は公明」と言ってはばからなかった。
D 自民の街宣車が「比例は自民へ」と呼び掛けて回ると、公明支持者に抗議された三原陣営が自民党本部に「うちの選挙区では比例に触れないで」と要請したほど。党関係者からも「比例の仲間はどうでもいいのか」という反発もあった。
1482
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:55
<鳥栖>
◇際立つ民主の勢い
戦後最低の投票率となった第43回衆院選。小選挙区の自民独占に風穴を開けた民主が比例でも躍進し、社民が大きく後退するなど、従来とは違った投票動向がうかがえた。取材記者の座談会で選挙戦を振り返る。【総選挙取材班】
◇反自民票、原口氏に 健闘の福岡氏、若さ生かし切れず−−1区
A 激戦の佐賀1区は原口氏が小選挙区に返り咲いた。投票率が前回を下回る中で7万票に到達したのは驚いた。
B 自民の敵失が相次いだからね。テレビ出演によるタレント的人気もあった。それでも各紙の中盤の報道で接戦と報じられ、目の色が変わった。
C 社民、共産支持層がかなり原口氏に流れたようだ。両党の支持者は元々反自民なわけで、福岡氏に乗るとは考えにくい。
D 圧倒的な保守地盤のはずの郡部で原口氏の健闘が目立つのも注目点だ。相次ぐ自民の不祥事に知事選のしこりも加わって、自民の組織力がかみ合わなかったことの裏返しだろう。
A 小差で涙をのんだ福岡氏だが、短期間にしかも逆風下であれだけの票を出したことは「自公連合軍」の成果か。ただ、知事選に続いて旧来型の組織選挙が敗れたという点では、上意下達の動員方式の限界が見えた感じだな。
C 若さという武器を生かし切れなかった印象もある。候補は若くても担いでいる人たちは代わり映えせず、選挙のやり方も昔のままで新鮮味に欠けた。
A それにしても、社民の退潮は目を覆うばかり。党勢維持、組織防衛の色合いが濃かったとは言え、あそこまで票を減らすとは……。
B 党県幹部が「何とか供託金没収は避けたい」という趣旨の話をしていたが、結果はその半分程度の惨敗。革新地盤とされていた鳥栖市でも大きく後退した。共産の低迷も、社民と同様、2大政党論の中で埋没してしまった。
E 前回の落選後、地元での目立った活動が聞かれなかった藤沢氏が、前回より1万票の上積みで健闘した。
F 保利氏の多選によるマンネリへの批判票もあったのでは。
B 自民批判や民主人気の後押しだろう。だが支援した労組からは不満も聞かれる。民主は地方の組織化が課題だが、今回の上積みを次につなげる取り組みが出来るかがカギだろう。宮崎氏も比較的共産支持層が多い県北部で伸びず、課題を残した。(毎日新聞)
1483
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:56
>>1482
<鳥栖>ちゃう<佐賀>
1484
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:57
<長崎>
◇来夏の参院選にも弾み−−合併効果
A 民・由合併効果でいえば、1、3区に注目が集まったが。
D 自由から合流した3区の民主、山田正彦氏の陣営の分析では、労組を核とする前回の民主候補の票がほぼ乗ったということ。この意味で合併効果は大きい。県連幹部も「80点の出来。来年夏の参院選に弾みがつく」とほおを緩めていたよ。
B 1区で民主の高木氏が自民の倉成正和氏に1万5000票余りの差をつけたのも、無党派層が政権交代に期待した結果じゃないだろうか。
A 自由から合流した西岡武夫参院議員の動向が注目されたが。
B 元々「西岡票」は5000票だとか、少なくても3万票とか、さまざまな見方が出て、疑心暗鬼の関係者も少なくなかった。
F 落選した倉成氏の陣営幹部は「西岡票を甘くみていた。西岡さんの努力で高木さんに6割以上流れた。倉成の父(正)のころから西岡と倉成は仇のようにやってきたから」と悔やんでいた。
B 高木氏の得票が前回より3万票上乗せされたのをみても明らかだ。高木氏をはじめ、陣営は「西岡氏の力を借りて」などの言葉を連発。西岡氏に最大限の配慮をみせていた。まるではれものを触るようだった。
F 西岡氏は高木氏の当選後に「高木さんが落ちたら私の責任と重圧を感じていた。本当にうれしい」と語った。結果が今後の発言力を左右することを十分認識して動いたんだろうね。
◇比例とのバーター徹底−−自公協力
A 3区は自民が民・由合併を撃破したね。
D 保守地盤の強い離島で強かった。たった50日間の選挙戦で、新人の谷川弥一氏が当選してしまうんだから、すごい。民主が強いといわれた大村市でも公明との協力があったから1000票余りの差まで接近できた。勝負のポイントだった。
B 公明の1、3区での比例とのバーター協力は徹底していた。支援の見返りに「比例は公明」との明言を求めた。集会などで話が出ないと「徹底させてくれ」とクレームをつけた。公明は目標にしていた県内の比例12万票をほぼ達成した。ただ、自らも重複で比例に立候補しながら、他党の支持を呼び掛けるのは、政党政治の信頼失墜につながりかねない。
F そういえば、自民の大物、山崎拓氏が選挙終盤の5日、お忍びで長崎入りした。主要企業や金子原二郎知事、伊藤一長・長崎市長へあいさつ回りした。今回はこうした締め付けも効果が薄かったようだ。
A 連合長崎の幹部は「大体、手の内は分かっている。そんなことしてどうなるっていうの」って冷めた目でみていた。自民候補が圧勝した2、4区で何か話はない?
C 2区に初めて候補を立てた社民の熊江雅子氏が5万台。陣営は「民主とすみ分け、選挙協力した共闘の結果が出た」と評価していた。
E 4区は投票率が前回より7・65ポイントも下がった。自民の比例代表に回った宮島大典氏の支持者は「(小選挙区公認の)北村(誠吾氏)に入れるわけにはいかないし、かといって他の候補にもね」と話していたよ。
1485
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 15:59
<大分>…マッタクだ>特に1区では吉良さんへの対応を各労組の事情に任せた。吉良さんの政策や言動を見れば、致し方ない対応。ただ、統一対応せずに吉良さんが当選した事実は大きい。自主的に動いた労組とボランティアの運動のたまものだが、連合は選挙前、吉良氏について「検討にも値しない」と切り捨てた経緯がある。選挙での連合の存在意義を問われる結果になったのではないか。
I 結果をどうみる。
A 吉良さんには知事選ほどの風は吹いていなかったと思う。ただ、熱烈なボランティアが原動力になった。本人が言うように、選挙土壌が変わってきているのではないか。しがらみだらけだった大分市も、都会的になってきたということかもしれない。
D 確かに1区をみると、自民と公明の選挙協力の限界が見えた。衛藤晟一さんの陣営にも「1区はもう自民では勝てない」と危機感を見せる人もいた。今回は、投票日まで電話にかじりついた陣営の執念が比例の復活に結びついたんだろう。
I 3区は投票率が全国一高い激戦だった。
F 先行していたのは、実は横光さんだった。個人人気や、地元での日ごろの行動によるところが大きい。労組幹部は「候補の人気に頼りすぎた」と振り返るが、結果として社民の退潮傾向が命取りだったのは明らかだ。
C 2区は選挙区が広すぎた。「2周するのがやっと」という陣営もあるほど。面積で1区の約11倍。選挙カーを見なかった有権者もいるのでは。人口格差だけでなく面積格差は問題にならないのだろうか。
G 選挙戦は低調だったが、7選した衛藤征士郎さんと重野さんの得票差はほぼ予測どおりだった。中選挙区時代からの「反衛藤・アレルギー感情」がくすぶっていたが、やはりここでも社民候補では、受け皿になれなかったということだろう。
E 日田の注目は畑英次郎・元通産相票の行方だった。征士郎さんは同市出身の広瀬勝貞知事の「副知事役になる」とアピールして、知事を前面に押し出し、かつて対立した畑氏を推した日田のリーダー層を「知事をもり立てないと」という意識にさせて懐柔した。征士郎さん本人も最終日の夜、「(過去のいきさつから)日田市の有権者がどう反応するか、最後まで心配した」と明かした。ほっとしたんだろう。
◆組織
◇労組員減、質変化が影響
I 今回は連合大分の選挙区ごとの取り組みに濃淡があった。特に1区では吉良さんへの対応を各労組の事情に任せた。
A 吉良さんの政策や言動を見れば、致し方ない対応。ただ、統一対応せずに吉良さんが当選した事実は大きい。自主的に動いた労組とボランティアの運動のたまものだが、連合は選挙前、吉良氏について「検討にも値しない」と切り捨てた経緯がある。選挙での連合の存在意義を問われる結果になったのではないか。
H 確かに連合は、労働運動では賃下げ、リストラに有効な手を打つことが十分できていないが、政治的な存在意義を問うのは性急だと思う。国政選挙は今後もあるのだから。
I 全般的には労組の動きは鈍かった。
F 3区はかつてないほどだ。背景には、今年の統一地方選で共産党の豊後高田市議が戸別訪問で逮捕されるなど、県警が公選法の適用を厳しくしていると指摘する声もあった。
C ある陣営は、ビラまきに慎重になり、「候補の主張を伝えられない」と嘆いていた。
A それは一側面だろう。労組の鈍さは、組織率の低下に加え、組合員の質の変化がある。ある組合の元幹部は「今の若い人に選挙を手伝わせると『それは戸別訪問で選挙違反でしょう。できません』と断られる。我々の時は、選挙違反ギリギリでも活動するのが、当たり前だったのに」とこぼしていた。
I 従来型の組織選挙が通用しなくなっているようだ。
F ある陣営関係者からこんな話を聞いた。投票日に支援企業に電話したら、「従業員数十人が慰安旅行から帰るバスの車中で、投票はまだ」。あわてて行かせたらしい。
J 支局にはこんなファクスが届いた。「10分とおかず、同じ陣営から何度も電話がかかった。最初は激励していたが、あまりに多いので『もうかけないで』と言った。電話攻勢は何とかならないでしょうか」。多分、後援会名簿がうまく配分されていないか、重複記載されているケース。かえって有権者の反発を買っている。組織の統制が取れていない証拠だ。
B 結局、選挙区の自民候補は、思い通りの選挙ができたとは言い難いのではないか。逆に言えば、限界が見えたとは言え、公明との協力がなければ、ここまでの接戦にはならなかったとも言える。公明は自民に不可欠な組織になったのは間違いない。
1486
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 16:00
<宮崎>
□世襲批判■
A 2、3区では引退議員の長男がそれぞれ立候補し、「当選」「落選」と明暗を分けた。
D 3区の持永哲志氏は「官僚出身とか地元を知らないという批判はあったが、『世襲だから』と言われたことはない」と強調していた。同じ世襲でも、2区の江藤拓氏は父親の秘書として地元に精通していた。その点で有権者の見方が分かれた面はあるだろう。
B 江藤氏の父隆美氏は本当に必死だった。「こんなに選挙区を回ったのは20年ぶりだ」と冗談めかして言っているのを聞いた。陣営も「投票用紙に『江藤隆美』と書く人が増えるんじゃないか」と半ば本気で心配するほどだった。
C 接戦を演じた黒木健司氏陣営は「世襲批判の票がうちにきた」と胸を張っていた。また「世話になったおやじ(隆美氏)に頼まれたら断れない」という有権者の声も聞いた。隆美氏と二人三脚で当選しただけに、今後の江藤氏自身の仕事ぶりに注目したい。
◇「政策」で選ぶ選挙に
■投票率□
A 1〜3区のうち2人が1年生議員となって、有権者にはこれまでとどう変わるのか、期待と不安が入り交じっていると思う。投票率も、保守系新人が最後まで激しく競り合った2区以外はそろって下がった。
B 当選した3人の平均年齢は47歳と、前回選挙時より20歳以上若返った。しかし江藤氏には父隆美氏、古川禎久氏には支援した堀之内久男前衆院議員らの影がちらつき清新な感じは薄かった。
D 投票率低下は知事選の影響、と分析する陣営もあった。安藤知事の改革が進まず、失望感から投票に足が遠のいたというわけだ。もっと単純に、建設業などの組織に統一地方選以降の選挙疲れもあったと思う。
A 候補者と有権者がもっと政策を「知らせ」、「知る」努力をする必要があると思う。今回の「マニフェスト選挙」をスタートに、見返りを求めて支援するのではなく、「政策で選ぶ」本来の形の選挙になっていくことを期待したい。(毎日新聞)
[11月11日22時37分更新]
1487
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 16:00
<鹿児島>
[選挙]衆院選 記者座談会 崩せぬ現職の壁、組織力など野党に不安多く /鹿児島
県内5選挙区では、いずれも前職候補が議席を守った第43回衆院選。今回の総選挙の結果をどうみるか、取材を担当した記者たちが話し合った。
◆勝敗◆
A 「現職の壁は厚かった」ということか。
B さかんにマニフェスト(政権公約)が言われたが、選挙はやはり旧来の組織型が強かった。選挙区で当選した5人は皆、強固な組織を持つ。例えば1区。政権交代をあおって勢いづく民主の川内博史さんに対して、保岡興治さんは自民の支援組織を締めつけた。その結果が前回以上の差。
C でも5区は、全く組織を持たない米正剛さんが5万票も取った。鹿屋市では山中貞則さん以上の得票だし、単に組織だけかな。保岡さんだって「オッキー」という愛称を売り込むイメージ戦略の効果も、票差の裏にあると思うよ。
D その点、野党は組織が機能しなかった。前回以上の態勢だった1、3、4区はいずれも伸び悩み。唯一、2区は徳田虎雄さん自身が今回、有権者の前に出る場面が少なかったこともあり、組織が動かざるを得なかったようだが。現職の3年間で自民支持の建設業者を、自由連合支持に取り込んだのも大きかった。
◆協力◆
A 徳田さんの勝利には、他野党の支援もあったのでは。各党の選挙協力はどうだったかな。
D 確かに社民県連からの支持獲得など前回以上の態勢は築いた。ポイントは比例代表に候補を立てなかったこと。比例で前回、自由連合が取った約10万票は、各党にとって魅力的に映ったようだ。与党の公明にもね。
C 公明は2区を「自主投票」にした。連立与党の立場もあり、自民の園田修光さんと戦う徳田さんを表立って支援することはできないが、自由連合の比例票は欲しい。「党は関知しない」という名目の、実質的な選挙協力と見ていいだろう。
A 自民の選挙区候補は公明票が欲しい。しかし、公明支持者には「見返りがない」という不満がたまっている。そんな中で、今回は露骨に「比例は公明に」と集会で呼びかける候補さえいた。「背に腹は代えられない」というのが候補の本音だが、県連には先行きを心配する声も多いよ。
◆次回◆
A 衆院はいつ解散があるか分からない。各陣営の抱える問題は。
B 自民は、今回解消した「コスタリカ方式」の後始末が尾を引くだろう。今回も比例代表に回った松下忠洋さんの後援会には「次こそ」との思いが強い。選挙区から出た宮路和明さんとは“確執”がささやかれ、県連にとって頭の痛い所。あと山中さんの後継だね。
D 野党は労働組合との距離かな。組織率が低下する労組頼りの選挙では、選挙区での当選は無理。他方で、川内さんのつじ立ち戦略も、一定の上限に行き着いた感もあり、問題は深刻だ。(毎日新聞)
[11月11日22時56分更新]
1488
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 16:03
>>1486
<宮崎>
●大原(比例)→小城(無)(1区)
●江藤(2区)→江藤(無=自)(2区)
上杉(参)→黒木(無=自)(2区)
●堀之内(比例)→古川(無=自)(3区)
●持永(3区)→持永(無=自)(3区)
●:引退
1489
:
とはずがたり
:2003/11/24(月) 23:28
http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=633016
[社民党] 幹事長、政審会長の空席続く 党内亀裂修復されず
2003 年 11 月 24 日
社民党は、福島瑞穂党首による新体制が発足してからも幹事長、政審会長が空席という異常事態が続いている。土井たか子前党首辞任に伴う後継調整をめぐる党内亀裂が依然として修復されていないためだ。来月13日の党大会で立て直しに失敗すれば、「福島体制」は早くも立ち往生しかねない情勢だ。
同党は20日、党大会までの暫定措置として幹事長代行に前衆院議員の中西績介副党首を置くことを決めた。もともと福島氏らは照屋寛徳衆院議員を幹事長に起用する方針だったが、照屋氏は固辞。照屋氏をまず幹事長代行とすることで収拾を図ったが、これも失敗に終わった。
党職員のリストラ問題などを控え、幹事長職は引き受け手がいないのが実情。今後他党との幹事長会談やテレビの討論番組には、中西氏の代役に、別の国会議員を立てざるを得ない有様だ。
一方、政審会長を務めた大脇雅子氏は、19日の両院議員総会で強硬に自らの辞任を認めるように主張し、福島氏も受け入れざるを得なかった。
大脇氏は横光克彦国対委員長、阿部知子政審副会長らとともに、衆院選惨敗の責任論を理由に幹事長だった福島氏の党首昇格に批判的だった。大脇氏の後任には阿部氏が浮上しているが、民主党との連携に積極的だけに、土井氏らは警戒を抱いている。党大会を機に民主党との関係をめぐる路線対立が再燃する可能性もある。
1490
:
とはずがたり
:2003/11/28(金) 17:21
愛媛スレより
なにやら思わせぶりですが…。
22 名前:無党派さん 投稿日:03/11/10 12:52 ID:dCO/htYN
>>19
老獪な政治家よりも、手練に長けた政治家だよ、中村は。
まぁ、金も使わずあれだけ議員を手足で動かすとはすごい。
しかも、相手には、中村を操ってるように見せてるからなー。
関谷、塩崎しかり。なーんも中村の戦略に気づいていない。
うまく行きすぎて少し怖いな。
とにかくSSの支持団体は骨抜きだなw
14 名前:無党派さん 投稿日:03/11/07 22:01 ID:uiGe714o
>>12
松山市長の中村って元は清和会って知ってた?
(90年に自民党公認漏れで出馬し落選、ただし安倍派の支援は
受けていた。93年に日本新党で当選)
19 名前:無党派さん 投稿日:03/11/10 03:55 ID:dgM2MqS0
>>12
ある方法を使えば本人は100%国政に出る。
4年後にこの奥の手使って中村時広は国政に再挑戦だな。
それしても、塩崎は、中村に地盤をばっくりやられるなんて思ってもないだろうな。
任期8年でオセロみたいに地盤がひっくり返るよ。
塩崎よりも政治家だもん、中村。
ここまで、塩崎、関谷系の県議、市議を残らず骨抜きにするとは
たいしたもんだ。
>>14
先日、”なんで清和会に入ったんですか?”て本人に聞いたら、
すごい答えが返ってきたぞ。
とりあえずどうでもいいことを誇らしげに語る14は馬鹿。
35 名前:: 投稿日:03/11/20 10:28 ID:InzuZM2s
>>19
でもそれ1区だけの話でしょう。
親父の時雄も民社党という弱小政党の出ながら松山市長を何期もつとめたのは
手練手管があったはず。遺伝したか。
36 名前:無党派さん 投稿日:03/11/21 05:32 ID:ee9xZRPT
>>35
そうだな。1区だけの話。
中村の民主党入りをぶっ潰したのは誰か?
結局、その選択が今になっては?なんだがな。中村追放。
中村が命をかけて排除した**が、今のうのうと幹部なのはなぜかな?
愛媛の民主はダメだろう...。まともに機能してないし...。
最悪だ。
まあ、愛媛新聞にすっぱ抜かれたように、自民党から国政復帰だな..、中村時広。
本人は否定どころか......やめとこ。
スクープの日付などは明示しないので、自分で探せや。
37 名前:無党派さん 投稿日:03/11/26 03:45 ID:TRy0K1Wm
>>36
の記事見つけた。
最期がこんな感じ。
”自民復帰を問われた中村はニヤリと笑った..。
わかりませんよ、未来の事は..と言う言葉とともに”
1491
:
とはずがたり
:2003/11/28(金) 17:28
これも貼っとこう。
http://homepage.mac.com/konmedi/1998_07_30.html
地元じゃ塩崎も親爺と組んで利権漁りしてるとか,中村の相手候補を市長選で応援したのだが中村が勝つと土下座せんばかりの勢いで挨拶に来たとか云う話しも聞きまして俺の塩崎の印象ははっきり言って悪い。
どんなにクリーンでリベラルに見えても自民党に居る限りは駄目だという良い証拠だな。まあトッキーが全権を掌握して塩崎が自民党追い出されてこっち来る様なことが万が一有れば豹変して応援するけどね。
1492
:
杉山真大
:2003/12/04(木) 19:02
そう言えば、あの秘書給与流用事件が報じられたその日に開かれたパーティー
(自分も縁あって出てました)に渡部副議長も来ていたんですよね・・・・・隔世の
感ありですなぁ・・・・・・
辻元被告公判、渡部恒三前副議長が情状証人として出廷
http://www.asahi.com/national/update/1204/013.html
政策秘書の給与を国からだまし取ったとして詐欺罪に問われた社民党の元衆
院議員辻元清美被告(43)の公判が4日、東京地裁であり、弁護側の情状証人
として渡部恒三前衆院副議長らが出廷した。渡部前副議長は「法を犯していいわ
けではないが、政策秘書制度そのものにも不備があった」と述べた。
前副議長は、現行制度で政策秘書が、試験合格者か10年以上の秘書経験者
などに限られていることに触れ、「私のような古い議員の秘書はみな資格を持って
いるが、1、2年生の議員は一番頼りにしているスタッフを登録できない。制度を直
したい」と述べた。前副議長は、辻元元議員の大学の先輩。議員辞職後に会い、
「過ちを素直に認めている姿を見てここで証言することにした」と述べた。
また、20年来の親交がある児童文学者灰谷健次郎氏は「議員歳費で一度だけ
おごってもらったのがうどん一杯だった。130万円余の歳費のうち自分が使える
のは30万円もないとも話していた。苦しい台所事情は想像以上だったが、法の前
で自らを厳しく律するのは当然だ」と述べた。辻元元議員は時折ハンカチで涙をぬ
ぐいながら証言に聴き入った。
(12/04 13:06)
http://www3.to/mtcedar/
http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/160ch/
【My HP】
1493
:
とはずがたり
:2003/12/04(木) 19:05
情報提供感謝っす。
>報じられたその日に開かれたパーティー
とは?辻元が開いた資金集めパーティーですか?
1494
:
杉山真大
:2003/12/04(木) 19:30
>>1493
確か出版記念パーティーでした。灰谷や石坂啓やらトメさんやら色んな方が来て
楽しいパーティーでした。今でも鮮明に覚えていますよ・・・・・
#かつてボランティアとして手伝ってました・・・・・・・
http://www3.to/mtcedar/
http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/160ch/
【My HP】
1495
:
とはずがたり
:2003/12/04(木) 19:51
なるほど。そうでしたか。
社民党のホープだっただけにねえ。
彼女が居ればあれほどの惨敗はなかったでしょうかねえ?>社民党
一寸先は闇ですな。社民内の市民派と民主・社民共闘のキーパーソンたりえた人だったかも知れないだけに残念ですね。
1496
:
デモクラット
:2003/12/04(木) 22:33
社民党ネタで一つ。
9条はともかくとして、人権条項の充実、地方自治の強化など、憲法改正を考えてよい問題もあるはず。
それを「全ての改憲論は9条改憲が目的」というのは詭弁もいいところです。
http://www.asahi.com/politics/update/1204/013.html
護憲」若者にわからない 社民党が総選挙反省会
--------------------------------------------------------------------------------
社民党は4日、先の総選挙の候補者と党幹部の懇談会を開き、惨敗した選挙戦の反省点を語り合った。出席者43人のうち38人が落選者で、「『護憲』という言葉が、若者にはわからない」など、党の旗印である「護憲」のアピールの見直しを求める意見も飛び出した。民主党との選挙協力についても「民主党を批判できず、社民党の色が薄まってしまった」など批判的な意見が相次いだ。
福島党首は「皆さんの話のなかに、選挙戦総括の核心がある」と語り、様々な「敗戦の弁」に聴き入っていた。
1497
:
とはずがたり
:2003/12/04(木) 22:45
>>1486
同感ですなあ。
>憲法改正を考えてよい問題もあるはず。
>それを「全ての改憲論は9条改憲が目的」というのは詭弁もいいところです。
社民党=護憲しかしないというイメージでは政策の総合を競った今回の選挙では勝てなかったと云うことでしょうか。
それにしても落選者を中心に民主党との選挙協力に反対の人は多い訳ですねえ。
今回北海道,北関東,新潟,鳥取,山口,九州,沖縄等では選挙協力がなされ,民主党側からみたら一定の成果が有りましたけど社民党側から見てあまり実りは多くなかったですからねえ。
1498
:
デモクラット
:2003/12/04(木) 23:21
小選挙区主体の制度では、全国政党同士で競う限り、二大政党・政党連合化は避けられないのですよね。
「デュヴェルジェの法則」と呼ばれるものです。
首班を出す形での政権獲得が考えられない以上、自らの政策を実現しようとすれば、民主党との共闘が現実的です。
その辺を分かっていないのは、政党としてはお粗末ですね。
社民党の没落は、結局は結党時に共産主義者を抱えてしまったことが原因ですね。
更に、左右分裂中に議席数で左派が右派を逆転し、左派優位で統一されてしまいました。
その結果が民社党、社民連など右派議員の離反、教条的な左派主導の運動方針となり、
自分で自分の首を絞めていって、96年の民主党結成で虫の息となりました。
今残っている人は、半分が現実派、半分は教条派でしょう。
横光ら現実派だけでも合流できないものでしょうかね…
1499
:
とはずがたり
:2003/12/04(木) 23:31
解説感謝です。
今回ほぼ実現した自公,民社,共産という3つの選択肢から国民は一つ選ぶ事が出来る,というのは余り現実的では無いのでしょうかね?
社会党は議員の数では右派の方が強かったが活動家がごりごりの教条的な人が多く彼らに引っ張られて現実路線をなかなかとれなかったと聞いた事がありまして,実際今の社民党も全く々状況で有るように見えます。
協力政党解体を云うのは気が引けますが,実際,現実派は民主党へ合流してくれた方がすっきりとしますね。横光なんかも民主党公認だったら岩屋に勝てた気がします。
現実問題,党勢の低迷がこれ以上続けば党を維持していくのも困難になりかねないでしょうね。
1500
:
とはずがたり
:2003/12/05(金) 15:38
中西幹事長の正面突破で乗り切るのか?
照屋氏の真意(というかスタンス)はどの辺に有るのでしょうかねえ?
民主合流派の横光・大脇・阿部氏らの次の一手は?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000120-mai-pol
<社民党>幹事長候補に非議員も浮上
社民党は4日の常任幹事会で、福島瑞穂党首を委員長とする「役員選考委員会」の設置を決め、新執行部人事に向けた本格調整に入った。13日の党大会で新体制を発足させるが、ナンバー2の幹事長人事は暗礁に乗り上げ、混迷を極めている。「このままでは非議員の幹事長起用という非常事態になりかねない」(同党筋)という声も出始めた。
同党は当初、衆院選で唯一小選挙区で当選した照屋寛徳衆院議員の起用を目指したが、照屋氏は「党務の経験がない」と固辞し続けていた。中西績介幹事長代行(前衆院議員)は先月24日に沖縄へ飛び、照屋氏の後援会を説得。同27日には土井たか子前党首と福島氏が東京都内で照屋氏の説得したが、受諾は得られず、照屋氏の幹事長就任はもはや困難な情勢だ。
幹事長は来夏の参院選の陣頭指揮や、議席減による政党交付金の減少を受け、党職員のリストラなど重い課題を抱えるだけに、「現状では引き受け手がいない」(同党幹部)のが実情。党関係者は、代行の中西氏を幹事長に格上げする可能性を示唆したが「非議員の幹事長就任は異例の人事。幹事長は議員でないと他党や官庁から軽くみられる」との懸念もある。
4日の衆院選落選候補者との意見交換では「衆院で100人を超えていた時代状況から抜け切れていない」などの批判も相次ぎ、「新生社民党」は早くも難しい局面が続いている。(毎日新聞)
[12月4日23時41分更新]
1501
:
デモクラット
:2003/12/05(金) 17:02
>>1499
比例区ではともかく、小選挙区は今後も自民vs民主という構図になるでしょう。
共産党に入れても、政権獲得の機会はないですからね。
ただ、公明党と共産党はきちんとした組織を持っていますから、比例区で生きていくことになるでしょう。
社会党の路線に関しては、まさに仰る通りです。
社会党は執行部・議員団の自律性が弱く、教条的な活動家の方針が党の方針となってしまったのです。
日本の場合、民主党というリベラル政党が、社会党や民社党という社民勢力を包摂する形で生まれました。
自分は多党制論者で、保守、リベラル、社民の3極を改めて創り、
保守・リベラル連合vs社民・共産連合という構図になるのがよいと考えてきました。
しかし、2大政党化は不可逆的なところまで進んでおり、改めて社民結集とはならないでしょう。
社民党はもはや独自でなにもなしえないのですから、解体されるべきです。
リベラル化して民主党に合流するか、さもなくば教条化して共産党に合流するか。
どちらがいいかは明白ですがね。
1502
:
とはずがたり
:2003/12/05(金) 17:26
個人的には保守・リベラル・革新の3極が良いように思えるのですが,中位投票者定理(でしたっけ)を持ち出す迄もなく難しいようですねえ。
1503
:
おりーぶの木
:2003/12/05(金) 17:49
>>1498-1499
>首班を出す形での政権獲得が考えられない以上、自らの政策を実現しようとすれば、民主党との共闘が現実的です。
>その辺を分かっていないのは、政党としてはお粗末ですね。
自社さ政権の教訓なのか土井党首になってからはほぼ、往年の最大限綱領主義に戻ってしまいましたね。それで支持者を繋ぎ止められれば結果オーライなのでしょうがもはやそう言う時代じゃない。
社民党への批判は書き尽くしたので繰り返しませんが、もはや来年の参院選までの命でしょうね。支持労組も参院選の結果を見れば社民支持を考え直さなければならない事態になるでしょうし、現実派と一緒に民主党へ合流、支持してくれる事を望むのみですね。
>>1500
処置なし。
1504
:
とはずがたり
:2003/12/05(金) 18:36
個人的には二大政党制が進むことを歓迎してますが
>2大政党化は不可逆的なところまで進んでおり
こうかどうかに関してはまだ判らないと思ってます。
多分,土井-福島ラインは社民党の灯りの死守を目指して来ますし,そうである限り今回の寄り戻しがあって共産・社民両党が再び支持を集める可能性も無い訳ではないと思います。
(そして寄り戻しがあっても社民・共産で支持が割れて選挙ではちっとも勝てないという悪夢)
そういう意味でももう一段の社民党の解体がほんとは望まれるんですけど…なんとか穏便に合流できないかなあ。
1505
:
おりーぶの木
:2003/12/05(金) 18:50
>>1504
それはその時の政治状況次第でしょう。民主党が政権を狙えるほどの支持を得られれば心配には及びません。
共産党が巻き返す可能性はあるでしょうが社民党はまずありえない。参院選で惨敗すれば次の総選挙まで現状の間々生き長らえる事はまず不可能でしょうから・・
1506
:
とはずがたり
:2003/12/05(金) 19:05
このまま行けば多分来年の参院選では2〜3議席でしょうかねえ。前回大勝している共産も半減しそうだし…。
衆参併せて6議席程度ではかなり末期的。
96年衆院選やその前後に候補者出しながらフェードアウトしていった新社会党の様になるのでしょうかねえ?
それよりは高齢化など深刻のようですが組織がしっかりとしているような。
存続の可否は足許の労組次第だと思われますけど。
1507
:
おりーぶの木
:2003/12/05(金) 19:13
比例で2。選挙区で新潟が1つ取れるかどうか。
これではお話になりませんね。新潟で取れたら民主党に頭が上がらなくなるだろうし・・
仰る通り、労組次第でしょうね。
1508
:
デモクラット
:2003/12/05(金) 20:39
>>1502
「複数の選択肢があるとき、極端なものから否決されていき、最も中間的なものが多数の支持を受ける」、
というのが中位投票者定理です(偶然にも、丁度今日の講義で聞いてきたばかりなのですが)。
仰るところは「革新は極端だから支持を集められない」、ということでしょうから、中位投票者定理で結構だと思います。
>>1503-1507
社共の巻き返しと言っても、2大政党制を揺るがすほどのものではないと思われます。
労組が民主党との合同を支持することを祈るばかり。元々、社民結集が連合の悲願でしたからね。
>>1500
そう言えば昔、大内啓伍が86年総選挙で落選した後とか、志位和夫が93年総選挙で当選する前とか、
「バッジなき書記長」は社会主義政党によく見られました。
弱小化した議員団から自律性を奪うなら、非議員幹事長もありかと思われます。
末路ゆえの特別措置ということで…
1509
:
おりーぶの木
:2003/12/05(金) 21:12
>「複数の選択肢があるとき、極端なものから否決されていき、最も中間的なものが多数の支持を受ける」、
>というのが中位投票者定理です(偶然にも、丁度今日の講義で聞いてきたばかりなのですが)。
2大政党の政策が似かよるのもまさにそれですね。世界的な傾向を見ても宿命なんだろうな。
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