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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板
1467
:
SAKURA
:2013/04/27(土) 19:09:59 ID:BEUD3XFA
トキ様 へ 観覧者の皆様 へ
こんばんは……。 ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。
先日からの?素敵な〜〜〜書籍との出会い〜〜〜☆
その中からの“投稿”をと…(微笑) 今日は…・…【NANCY】が、キーボードの打ち込み!!
>>1364
〜〜から
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>>1446
>>1453
>>1456
>>1459
>>1466
>>
投稿の続きです…。
■ 臨死―――
―――|―― ばらばらの人生 第七章 ――――― 【 第 四九 回 】
LIFE OUT OF SYNC
カサブランカは本当に大好きな映画でした。ハンフリ−・ボガードが演じるリックに完全に入
込んでいました。ナイトクラブのオ−ナ−が苦悩に満ちた女性の心を獲得します。二人は恋に
落ち、危険と魅惑に取り巻かれていきます。でも、リックは生涯で一人だと思える女性を失い、
彼は居心地の良い場所、彼のバ−にもどってきます。最良の友であるお酒のボトルと共に。飲み
ながら、思いを巡らしながら、夢を見ながら……。
テ−マを百昼夢に思えば追うほど、よりモロッコに惹かれていきました。マラケシュはロマン
チックで神秘的で魅惑的です。マラケシュ(Marrakech)はサハラの端に位置する砂漠の町で、
商業の拠点でもあり、銃やドラックの密輸の拠点でもありました。なんてぴったりなんだろう。
このクラブはマラケシュにしようと思いました。ただほんの少しスペリングを変えて、Club
Marakesh!
私が見たエキゾテックなビジョンはデジャブの体験のようでした。そのビジョンをクラブのデ
ザインに生かしました。もうすでに、クラブの外装もはっきりと思い描きましたし、中に入った
ときの人々の反応や、広大な空間を満たす音や光、渦巻くエネルギ−さえはっきりと見えたのです。
これは私にとって初めての感覚で、今まで気づかなかった内側にある「源」に触れることがで
きたような感じでした。
その日から夏の繁忙期が近づくにつれ、いろいろなイベントが次々に進んでいきました。ジニ
−は私の不動産を手伝ってくれていましたが、彼女と不動産業その他いくつかのビジネスでパ−
トナ−シップを組むことにしました。本当はビジネスは一人でやりたかったのですが、投資家
が必要でした。新しい状況のもと、事業をきちんとコントロ−ルしていけると踏んだのです。
私の人生の再生フイルムはまだ続いていきます。私は情熱的にクラブの建設に飛びこんでいき
ました。大工職人や電気技師、水まわりの工事を担当する人、塗装業者、その他のクラブ建設に関
わる人たちとの面接を続けました。建設に携わる人たちを空っぽの倉庫に連れて行き、明確に指
示を出しました。彼らは倉庫を見回し、次に私の完成予定日を聞かされたのです。七月三十日金
曜日の夜がオ−プンナイトでした。彼らは一様に低い声でぶつぶつつぶやきました。私が正気を
失ったのか、そうでなければちょっとおかしくなったのだと言っているのです。私はこの空っぽ
のスペ−スをたった三一日間でエキサイティングなナイトクラブに変えろと要求していました。
それは絶対不可能なことに思えたに違いありません。特に、私がデザインや建築やナイトクラブ
経営に一切経験がないことを知っているからです。けれども、私は知っていました。それが可能
であることを。
スペ−スを歩き回りながら、そこにいる職人に生き生きと自分のプランを説明しているとき、
私には相手が自分のビジョンを分かち合ってくれているかどうか分かるのでした。このプロジ
ェクトに関わる者は誰であれ、デッドラインを死守するために全身全霊を打ち込んでくれなけれ
ばなりません。それぞれの工事をする人たちは、ほかの工事が始められるようにスケジュ−ルを
お互いに調整する必要があります。チ−ムワ−クが不可欠でした。
つづく
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