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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板

1425SAKURA:2013/03/27(水) 21:31:53 ID:BEUD3XFA
トキ様 へ   観覧者の皆様 へ
こんばんは……。   ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。

先日からの?素敵な〜〜〜書籍との出会い〜〜〜☆
その中からの“投稿”をと…(微笑) 今日は…・…【NANCY】が、キーボードの打ち込み!!
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■ 臨死―――
―――|―― 人生のおさらい  第七章  ――――― 【第 三二 回】
   MY LIFE REVIEW    その⑤

>>1414>>1420>>1421>>1424 投稿の続きです・・・。
 ここはいわゆるアイリッシュバ−で、家族連れでみんなが集ってくる場所です。父がビール
のグラスを私の口に持ってきました。私はちょっと口に含みました。苦みが広がります。まずい
と思いつつ、ともかくごくんと飲み込みました。父やその友人たちみたいになりたかったからで
す。同時に、他の男たちも自分のグラスを持ち、幼い私に向かってビールを掲げて敬礼をしてく
れました。父親が息子に最初のビールを飲ませるというのは通過儀礼でした。そして、そのとき
が私の番だったのです。

「静粛に! 静粛に!」皆がはやし立てました。
「彼はこれで真の男になったぞ!!」

五歳の私は、本当にそんなつもりになっていました。

フイルムはさらに続いていきます。最初のビールを飲んでから間もなく、家の状況が悪化し
ました。小さかったから、父親と母親の間がうまくいっていないことに気づきませんでした。
少なくとも初めのうちは。前からひどい状態で、そのころついに取り返しがつかなくなったのか
もしれません。まず、父の帰りが遅くなりはじめました。最初は母も帰りを待っていたのですが、
後からは隠れるようになっていました。
 
母と私は居間のカウチに横になって父を待つこともありました。アパートの階段を上ってくる
父の足音が聞こえると、母が震えはじめます。足音が大きければ大きいほど、状況が悪くなるの
です。母親の震えもさらにひどくなりました。
 ほとんどの夜はラッキーでした。父はドアを入ってくるなりよろよろと壁に頭をぶちつけなが
らベットルームにたどり着き、そのまま倒れ込んでしまったからです。それは「いい夜」でした。

つづく


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