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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板

1459SAKURA:2013/04/16(火) 22:03:01 ID:BEUD3XFA
トキ様 へ   観覧者の皆様 へ
こんばんは……。   ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。

先日からの?素敵な〜〜〜書籍との出会い〜〜〜☆
その中からの“投稿”をと…(微笑) 今日は…・…【NANCY】が、キーボードの打ち込み!!
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■ 臨死―――
―――|―― ばらばらの人生 第七章  ――――― 【 第 四八 回 】
  LIFE OUT OF SYNC  

 朝は胃を絞られるような感覚とともに目が覚めました。その感覚は、ベットから於き上がって
すぐに外へと出かけたくなるような気持にさせます。この内臓をギリギリやられるようなフィ
−リングは父親を思い出させました。だから、余計に自分を成功へと駆り立てたのです。父さん
のようにはなりたくない……。 お昼になると、この胃の差し込みはより受けやすい空腹の痛
みへと変化していきます。それで、パブに昼食をとりに出かけるのです。アルコ−ルを飲みはじ
めたとたん、痛みが薄らいでいきます。

 私はすぐに不動産にも飽きてしまい、バ−のビジネスに替えていこうと思い立ちました。
本当は、自分のすべての時間をバ−で過ごしたかったのだという真の意図を無視しながら。

 人生のおさらいはさらに続いていきます。今度はバ−カウンタ−に座りながら別の角度から眺
めている自分を見ていました。私は自分の貴重な時間をほとんどバ−の椅子に座って無駄にして
いるのに、どうにかそれを正当化していました。私はバ−ビジネス業界を、顧客の立場から「研
究」していたのです。バ−やレストランで働いたことは一度もありませんでしたが、お客として
は疑いなくエキスパ−トになっていました。私はできるかぎり、ありとあらゆるバ−やクラブに
顔を出しました。カウンタ−のこちら側からこの業界について学ぼうとしていたのです。いつで
も、バ−にいなければならない理由がありました。

 一九七五年ごろ、時代はベビ−ブ−ムの申し子たちによって、急激な変化を遂げていました。
ニクソンが辞め、ベトナム戦争は終結しました。団魂世代は、ベルボトムのジ−ンズと抗議の
プラカ−ドを捨て去りました。国家は長い不況からやっと立ち上がりはじめたのです。大学を卒
業すると、猫も杓子もニュ−ヨ−クシティにビジネスやキャリアを求めて続々集まってきまし
た。そして夏のウイ−クエンドともなれば、ハンプトンズに何千という単位で集結するのです。
未来を思い描き、ベトナム戦争を忘れようとしている若者たちで、どのバ−もクラブもすし詰め
状態でした。

 私もその群集に混じっていました。飲みながら、夢を見ながら、観察をしていました。バ−ビ
ジネスへの参入の機会を狙って、

 チャンスは一九七六年の春にやってきました。私の不動産会社のオフイスがある同じ通りに、
巨大なビルがあり、中が航空機のハンガ−のようなスペ−スになっていて、倉庫として使われて
いました。私は長年、このビルこそナイトクラブには理想的なロケ−ションだと思っていました。
それがついに売りに出されたのです。

 突然、私は自分の夢がかなおうととしているのだと分かりました。私はハンプトンズで最も偉大
なナイトクラブの創造に取り掛かろうとしていました。

                            つづく


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