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遊戯王SS総合スレ Part.5

19ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/07(月) 22:17:56 ID:GKSC.gwA

アンナ「だけどさ、困ってる奴に、しかも会った事もない奴に声掛けて」

アンナ「よく分からないのに修理までしちまって」

アンナ「そんな事普通は出来ないぜ。だからやっぱりカッコいいよ、お前♪」ニコッ

III「…………」ドキッ

III(あれ、何だろう……?)ドキドキ

III(今笑った彼女見て……変な感じが……)ドキドキ

20ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/07(月) 22:18:49 ID:GKSC.gwA

アンナ「ん、どうした? 何か顔赤いぞ、お前?」

III「べ、別に何でもないよ……うん」

アンナ「おっと、そういえば自己紹介がまだだったな。俺の名前は神月アンナだ。お前は?」

III「あ、うん。僕の名前は……」



遊馬「――あれ、そこに居るのってもしかしてIIIとアンナか?」



アンナ「遊馬!?///」

III「遊馬?」

III&アンナ「「え?」」

21ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/07(月) 22:20:01 ID:GKSC.gwA

遊馬「こんな所で会うなんて奇遇だな。ていうかお前らって知り合いだったけ?」

アンナ「お前、遊馬の事知ってんのか?」

III「まあ友達だし……というか君も?」

アンナ「いや、俺は友達っていうより……そ、それより遊馬と知り合いなら知り合いって先に言えよ、馬鹿!」

III「そんな無茶な……」

III(な、何だこのアンナって娘? 遊馬が来た途端、態度が急変した様な気がするけどもしかして……)

22ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/07(月) 22:21:18 ID:GKSC.gwA

遊馬「何かよく分かんねーけど仲良さそうだな、お前ら」

アンナ「仲良いって……誤解するな、遊馬! 俺は別にこいつとは何でもないんだからな!!」ガー

遊馬「そ、そうなの?」ビクッ

アンナ「そ、それよりここであったのも何かの縁だ。お前がどうしてもって言うならその辺でお茶でも……///」モジモジ

遊馬「いや、俺これから小鳥の家に行くから」

アンナ「はあ!?」ジャキーン!

遊馬「ちょ、バズーカを構えるなよ! 何でそこで怒るんだよ、お前!?」ビックリボン

III「…………」

23ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/07(月) 22:23:02 ID:GKSC.gwA

III「あの、2人とも。僕はそろそろ行くね。トーマス兄様も待たせてるし」

遊馬「そ、そうか。じゃあまた今度な」

アンナ「あ、悪い! お礼は絶対にするからな」

III「うん、一応待っとくよ。コーヒーありがとう」アハハ

アンナ「そして遊馬! お、俺とお茶行きたいよな? 5秒以内に答えろ!!」

遊馬「だから銃口下ろせってば! 何なんだよ、お前!?」

<ワーワー

III「…………」

III「…………」トコトコ

24ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/07(月) 22:24:18 ID:GKSC.gwA

…………

IV「何かあったのか、ミハエル?」

III「はい?」

IV「いや、何だか何時もと様子が違うし」

III「気になりますか?」

IV「そりゃ一応はお前の兄貴だからな」

III「……大丈夫ですよ。ありがとうございます、トーマス兄様」

IV「まあお前がそう言うなら良いが……それより少し食い過ぎじゃねえか? テーブルいっぱいに料理が並んでるんだが?」

III「トーマス兄様がお返しを早く決めないからお腹空いてるんですよ。それに今は無性に何か食べていたい気分なんです」モグモグ

IV「別に構わねえけど……太っても知らねえぞ」

25ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/07(月) 22:26:46 ID:GKSC.gwA

III(何だろうな)

◇◇◇◇

アンナ『やっぱりカッコいいよ、お前♪』ニコッ

◇◇◇◇

III(彼女が笑ってそう言ってくれた時)

◇◇◇◇

アンナ『俺は別にこいつとは何でもないんだからな!!』

◇◇◇◇

III(彼女が赤くなりながら遊馬にそう言った時)

III(何だか胸の辺りが変な感じがした)

III(それはどちらも苦しい気がしたけど)

III(後の方は、少し苦い感じがした)

26ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/07(月) 22:27:44 ID:GKSC.gwA

III(もしかしたらこれは考えたら答えが出る事なのかもしれない)

III(だけど僕の何かがそうしない方が良いと言ってくれてる気がする)

III(考えない方が良いと言ってくれてる……だから僕はそれに従おうと思う)

III(多分それが最善の事だって思える気がするから)

III「すいません、注文良いですか?」

IV「まだ食うかお前は!?」



III(だけどきっと、僕は今夜彼女の笑顔を夢に見る)

III(なぜかそんな事が確信出来た)

<おわり>

27ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/07(月) 22:30:22 ID:GKSC.gwA

読んでくれた人ありがとうございました。今回はいつも以上にねつ造箇所が多い気がするので苦手だった人はすいませんでした。

後、自分の記憶ではIII君とアンナちゃんは面識無かった気がしたので今回の話を書きましたけどもし記憶違いだったらすいません。では。

28名無しの決闘者:2016/03/07(月) 23:42:39 ID:VlyiExSk
乙←縄文レーザー

そんな初々しい純真ミハエルも転入後はバレンタインチョコ貰いまくって兄を慄かせるモテ男ナイスガイに・・・(監督絵コンテ参照)

29名無しの決闘者:2016/03/08(火) 00:21:23 ID:STtOLXco


30名無しの決闘者:2016/03/09(水) 01:12:59 ID:F97Jt4xQ
面識はバリアン世界の悪者にバズーカぶっ放す雄姿をわたⅤの車ん中から遠目で目撃したのと、最終回でⅢと同じ学年でアンナも転入してるぐらいだな
これより前の時系列ならだいじょうⅤ

31名無しの決闘者:2016/03/09(水) 20:55:51 ID:HVk2xVhE
女の子みたいなミハエルきゅんと俺っ子アンナの凸凹コンビ新鮮でよかった
乙です

32ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:29:23 ID:x8MlcsYs

投下します。

ユート「短編集で笑顔を……」

33ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:30:28 ID:x8MlcsYs

『ポッキーゲーム』

罰ゲームで遊矢と柚子がポッキーゲームする事になった。

素良「あれ、ポッキー切れてる?」

遊矢「そうか。ないなら仕方ないな」ホッ

柚子「残念だけどまた今度ね」ホッ

素良「う〜ん、じゃあ代わりにエアポッキーゲームね」

遊矢&柚子「え?」



遊矢(顔近い近い!?///)

柚子(ていうかこれ、はたから見たらキスしようとしてるようにしか見えないじゃない!///)

34ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:31:20 ID:x8MlcsYs

『本物は誰だ?』

リン「ユーゴって私に似てる相手なら柚子でもセレナでもすぐ盛るわよね。もう顔が似てれば誰でもいいんじゃない?」

ユーゴ「そんな事はねえ! 俺は昔からリン一筋だ!!」

リン「じゃあこの写真に写ってる私はどれよ?」っ柚子シリーズの集合写真

ユーゴ「全部リン!」

リン「…………」

35ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:32:08 ID:x8MlcsYs

『好きな人』

セレナ「沢渡、お前は好きな異性はいるのか?」

沢渡「WHY!?」

沢渡(え? 何でいきなりこんな事を……まさか俺に気が! やっぱりEDの『誰も知らない君を!』のところは伏線だったのか!?)

沢渡(たくっ、これだからモテる男は辛いぜ。とりあえずここはクールな感じで……)

沢渡「そうだな。今は特にいないかな」フッ

セレナ「そうか。だが人を愛せないという事は悲しい事だと思うぞ」

沢渡(あれれ〜何か哀れみの目で見られたぞー)

36ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:33:02 ID:x8MlcsYs

『お座りキング』

ジャック「…………」

ジャック「…………」

ジャック「……Zzz」

お付の人「キング」

ジャック「……寝ていない」

お付の人「眠気覚ましにブルーアイズマウンテン入れましょうか?」

ジャック「キングは例え数週間台詞なしで座ったままでも眠らぬものだ。後コーヒーは貰う」

37ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:34:42 ID:x8MlcsYs

『瑠璃の相手』

平和だった頃の会話……

隼「瑠璃に恋人など50年早い」

ユート「流石に50半ばまで恋愛禁止は厳し過ぎると思うが」

隼「俺だって瑠璃に相応しい相手が現れれば任せるさ」

ユート「どんな相手だ?」

隼「少なくとも俺より強い相手だな。デュエルは勿論、肉弾戦でもな。俺を拳1つで沈めれない相手に瑠璃は渡さない」

ユート「お前を拳1つで沈めれる奴なんてそういないだろ。逆に会ってみたいぞ」

38ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:36:37 ID:x8MlcsYs

『ネコの日』

デニス「2月22日はネコの日らしいよ」

ユーリ「いらない情報どーも」

デニス「ネコといえば君ってちょっとネコっぽいとこあるよね」

ユーリ「はあ? そんな訳にゃいでしょ?」

デニス&ユーリ「…………」

ユーリ「今のは噛んだだけだから。というかすぐ忘れろ。忘れないと君を消す///」プルプル

デニス「OK、OK。すぐに忘れるからまずはディスク下して。カード化は勘弁」

39ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:37:15 ID:x8MlcsYs


『カラオケ』

ユーゴ「リンだリンだあああああああああぁぁぁ!! リンだリンだリンだぁぁぁぁああああああああああああああぁぁぁ!!!!」

遊矢(力技だなぁー)

40ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:40:45 ID:x8MlcsYs

『セルゲイ育成日記』

ロジェ「セルゲイ、お前は私の切り札として活躍して貰う。その為にも私が直々にお前を最強のデュエリストに改造してやろう」

セルゲイ「美しい」←返事


ロジェ「まずは適度な運動だ。これから毎朝私とラジオ体操をして貰う。さあ、腕を前から上にあげて大きく背伸びの運動から」

セルゲイ「最高に美しい」←返事


ロジェ「バイクと合体は基本だ。まず私が手本を見せるから続けてお前もやってみるのだ。大丈夫、お前ならできる」

セルゲイ「耐えた甲斐あった!!」←返事


ロジェ「食生活は重要だ。私が栄養バランスを考えて作った食事を食らうといい。おかわりもデザートもあるぞ」

セルゲイ「耐えたぞぉぉぉぉ!!!」←返事


ロジェ「睡眠を甘く見てはいけない。安眠の為にも寝る前は私が絵本を読んであげよう」

セルゲイ「イッた……イッちまったぞ……」←返事

ロジェ「ふふっ、私の野望の為に強く逞しい兵器になるのだぞセルゲイ」




そして94話

ロジェ「セエエエエエエエエエエルゲエエエエエエエエエエエエエエイ!!!!!」

41ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:41:34 ID:x8MlcsYs

『伝言ゲーム』

遊矢「黒咲って結構子供に優しいよな」

柚子「案外子供好きなのかもね」

…………

セレナ「黒咲は小さい男が好きらしいぞ」

沢渡「何だ、あいつショタコンなのか?」

…………

月影「黒咲殿は幼い男児を愛でるのが趣味らしい」

零児「至急、零羅を隠せ」




数日後……

クロウ「黒咲、お前子供にクラムチャウダーかけて舐めるのが趣味ってどういう事だ!?」

隼「お前は何を言っているんだ?」

42ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:43:42 ID:x8MlcsYs

『頑張れ主人公!』

遊矢「遂にシンクロ次元編もクライマックスだ!」

素良「まさか1年も続くなんて思わなかったよね」

遊矢「でもそのおかげで俺も成長できたぜ。この1年(作中では数日だけど)は本当に色々あったからなぁ〜」

…………

「お前のデュエルは独りよがりに過ぎない」

「う〜ん、それの何がいけないのかな?」

「覚えてろよ、遊矢! 俺は絶対にお前を許さないからな!!」

「だからお前は独りよがりだと言っているんだぁ!!」

…………

遊矢「俺残してみんなどんどん地下行くし……柚子吹き飛ぶし……監禁されたり電流流されるし……本当色々あったなぁ……(泣」ウウッ

素良「とりあえずハンカチ貸すから涙拭きなよ」ヨシヨシ

43ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/03/19(土) 17:44:19 ID:x8MlcsYs

読んでくれた人ありがとうございました。アークファイブのこれからも楽しみです。

44名無しの決闘者:2016/03/19(土) 18:29:17 ID:NNRF.qj2
乙。本編もこれくらい平和になるといいなぁ。

45名無しの決闘者:2016/03/19(土) 20:19:53 ID:EOYZS7xE
乙ですー。
久しぶりにSSスレ見てちょっと思ったけど、
ここってSS形式じゃない普通の小説風のやつは載せちゃダメですかね
SS形式でもない、かといって小説というには短い文章があって、
どうせだから公開したいけど、置き場所に困ってます。

46名無しの決闘者:2016/03/19(土) 20:26:06 ID:1a7bsxT6
地の文ありもSSのうちよ

47名無しの決闘者:2016/03/19(土) 20:32:16 ID:EOYZS7xE
なるほど。それでは拙作ながら場所を借りて投稿したいと思います。
題名としては『もしも評議会が本気出したら』みたいな感じです。
デュエルがありますがぶっちゃけ適当です。ミスがあるやもしれませんが
生暖かい目で見てくださるとありがたいです。

48 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 20:35:31 ID:EOYZS7xE
「…行ってしまわれましたな。」

評議会メンバーの一人、ゲールが小さく呟いた。
彼らの眼下に見えるのは倒れ伏す大量のセキュリティ達のみ。
今まで、そしてこれからも評議会を守ってくれるはずの青年はもういない。
セキュリティを一掃した後、現れた青年の仲間『ランサーズ』と共に
リアルソリッドビジョンで現れたモンスターに乗り、何処かへ向かってしまった。

「『傍観者に未来を語る資格はない』…か。」

「若い割に、随分達者な物言いをするものですね。」

「…これでは、ランサーズの懐柔は失敗…ですな? 議長。」

「はい。非常に残念じゃが、赤馬零児はどうあってもわしらを守るつもりがないようじゃからな。」

言葉ではそういうものの、議長の表情には残念の気持ちは全く現れていない。

「しかし……ランサーズが来たことで、フレンドシップカップでは色々面白いものが見れた。
様々な召喚法や、エンジョイ長次郎のデュエルや、ロジェの思惑とかのう。ほっほっほ。
そう考えれば、ランサーズも悪くなかったのう。」

そう朗らかに笑う議長は、一見どこにでもいる優しげなお爺さんに見える。

「…議長。ランサーズが去った今、ここはどうにかロジェを懐柔しては如何ですかな?」

「さて、それはどう……む?」

議長が前方に目を向けると、ふらふらとまるでゾンビのように立ち上がるセキュリティの姿。
彼らは高台に浮いている評議会の5人に目をつけると一斉にデュエルディスクを展開する。
それを見た評議会メンバーの一人、グレイが前に出て声を出す。

「下がりなさい。先ほども述べた通り、我々評議会議員に抵触することは……」

その言葉が終わらない内に、セキュリティのモンスター《ジュッテ・ロード》の攻撃が彼を襲う。

「ぬっ!?」

幸い、評議会議員の乗り物に備わる
リアルソリッドビジョンを利用した緊急用防護壁に阻まれ、攻撃は防がれる。
だが、この行動には議長を除いた評議会メンバーの顔色が変わる。
彼らが唯一頼みにして誇りにしていた『最高権威』が打ち破られた瞬間だからだ。

「なんと……我らにすら容赦なく危害を加えるというのか。」

「…先ほどの赤馬零児との戦闘を見る限りでは、おそらくロジェの仕業でしょう。
セキュリティになんらかの改造を施し、自らを絶対として従わせる人形とするために…。」

「彼らを前にしては我々の権威すらも通用しない……如何なされますかな? 議長。」

「…はい。」

議長の言葉もなんとなく途切れが悪い。そして、顎に手を当てて目を閉じ考える。

49 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 20:38:18 ID:EOYZS7xE
議長の脳裏に浮かぶのは、自らに背中を向けたあの青年の言葉。



『傍観者に未来を語る資格などない!』



トップスとして生まれた議長も、若かりし頃はデュエルに燃えていた。
安定はしなかった。時には勝っていい気分になり、時には負けて惨めな気分になった。
それを楽しく思う一方で、『負けたくない』という気持ちが段々と心の裏側で育っていた。
負けたくない、惨めになんてなりたくない。勝てなくてもいい。ただ、『負けたくない』
不安定を楽しむよりも、安定に落ち着くことを彼は求め始めた。
やがて彼が手に入れたのは、行政評議会議長という肩書き。
誰の関与も干渉も受けず、ただ現状維持を望む存在。
勝ち負けを争う『決闘者』ではなく、勝ち負けを見る『傍観者』
そこには、一定の不動の地位があった。
議長は長い間、ずっと満足していた。勝ちも負けもない、絶対的な位置を。

…今回のフレンドシップカップまでは。

エンジョイ長次郎のデュエルで、表情には出さなかったものの議長は燃えていた。
若かりし頃の気持ちが少しずつ蘇ってきた。
野次を飛ばすコモンズやトップスも、エンタメに苦悩するデュエリストも議長は見ていなかった。
議長はただ『デュエル』を見た。Dホイールの疾走、モンスターとの攻防、アクション魔法や罠の応酬。
毎年観戦しているはずのフレンドシップカップが、まるで今日生まれて初めて見たかのような感覚があった。
ただ、議長は一切を表には出さなかった。自分の感情の動きが、今の自分の安定を崩すのではないかと恐れていたからだ。
権威を利用して常に他人を利用する。それが最も『安定』しているはずだった。

だが、今の状況。利用するはずのランサーズは去り、目の前に立つのは『権威』の通用しないセキュリティの群れ。
自らの安定を打ち崩されたこの状況にあって、議長の心の奥底で燃えていた『何か』が、一気に湧き上がってきた。

50 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 20:40:22 ID:EOYZS7xE
「…わしの見解を述べようかの。」

議長がゆっくりと目を開ける。4人の議員の視線が議長に集中する。

「ロジェは評議会の指揮権停止命令にも従わず、このシティを支配しようと企んでおる。
彼の行いは、到底許されざるべきだと判断するべきじゃの。」

「よって、我々評議会はロジェの治安維持局長官の地位を剥奪し、
正しいシティを再び取り戻さねばならない…ということになるかの。」

「……しかし議長。今のままでは…。」

とアスールが述べようとした言葉を遮って議長が続ける。

「そして……そのためには」

「『傍観者』ではなく、『決闘者』として…事に当たらねばならないのう。」



「「「「!!」」」」



4人の目が驚きの色に染まる。
が、それも一瞬のこと。彼らは再び落ち着きを取り戻した。
そう、彼らもまた議長と同じであった。
フレンドシップカップのデュエルでかすかに取り戻した闘志。
それが、『赤馬零児が自分たちを見捨てた』という事実と
『自分たちの権威が通用しない敵がいる』という状況から生まれた危機感によって
膨れ上がり、腹を括るきっかけとなったのだ。
この絶体絶命の状況を打開するために。
そして、『決闘者』としてシティの未来を語るために。

「只今より、我々5人の手でこの『セキュリティの反乱』を鎮圧しようかの。
…決闘の腕は、落ちてないかのう?」

「「「「はい(ええ)」」」

「結構。では……」

と、議長が高く手を掲げ…一発、パンッ!と拍手を打った。
その瞬間、彼らの乗り物の側面部が開き、アームが伸びる。
そのアームの先にあるのは、評議会議員それぞれの色を模ったデュエルディスクが付いていた。
5人それぞれが、デュエルディスクをセットする。
彼ら5人はこの瞬間、『傍観者』から『決闘者』となった。



「それでは、いざ尋常に…」



「「「「「デュエル!!」」」」」

51 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 20:44:40 ID:EOYZS7xE
「…カードを伏せて…ターンエンド」

セキュリティの一人が、心なしか悔しそうに呟く。

「なんだね。もう終わりかね。」

評議会メンバーの一人、ゲールがつまらなそうに言う。

「《平和の使者》1つあるだけで何もできないとは…情けない限りだ。
では私のターン、ドロー。」

ゲールの方にターンが移り、ドローしたモンスターをみたゲールは軽く眉を動かす。

「…ほう。私は維持コストを払わず、《平和の使者》を破壊する。
そして、《エレキメンダイ》を召喚。」

《エレキメンダイ》チューナー
星3/光属性/雷族/攻 300/守 0

「さらに私は手札から《エレキー》を発動。
これにより、私の《エレキメンダイ》は直接攻撃能力を得た。」

雷の鍵を差し込まれた金魚は、活動が急に活発となった。

「それでは、バトルに移ろう。
私は《エレキリン》でプレイヤーにダイレクトアタック!」

電気をまとった《エレキリン》が、前のターンと同じように《ゴヨウ・チェイサー》を
無視してプレイヤーに突っ込む。

セキュリティ LP:2800→1600

「…ふむ。その伏せカードはなんらかの攻撃反応型だと思っていたが、
ただのブラフか? それとも、後に備えて温存でもしたのか?」

「……」

ゲールが問うものの、セキュリティは当然答えない。

「まあ良い。どちらにせよ、貴様の敗北は変わらん。
続けて、《エレキメンダイ》で直接攻撃。」

セキュリティ LP:1600→1300

「《エレキメンダイ》が直接攻撃に成功したことで、
貴様はランダムに手札を1枚捨てなければならない。
さあ、とっととカードを捨てるがいい。」

ゲールの宣告通り、セキュリティ隊員は手札を捨てる。

「…このターン、攻撃が終わって安心したか?
悪いが、まだ私のバトルフェイズは終了していない。」

セキュリティが、ハッと顔を上げる。

「安心しろ。すぐに終わらせてやる。
リバースカードオープン! 《緊急同調》!」

「!!」

セキュリティの口元が驚愕の形になる。

「有名なカードだ。無駄な説明は省くぞ。
私はレベル4の《エレキリン》にレベル3の《エレキメンダイ》を
チューニング!! 」

バチバチという音を立てながら、モンスター達が同調する。

「…7つの首を持つ獰猛なる怪物よ……その身に纏う雷を用いて
自らの腹に獲物をおさめろ!」

「シンクロ召喚! 喰らい尽くせ!」

「レベル7! 《エレキリム》!」

《エレキリム》
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/雷族/攻1500/守1500

セキュリティはそのモンスターの攻守を確認するや否や
リバースカードを発動させようとする。
が、いくら押しても動く気配がなく焦る。

「…ああ、召喚反応型罠だったかね。
だが残念だな。説明し忘れていたが、《エレキリン》が直接攻撃に成功した時、
相手はこのターンのエンドフェイズ時まで
魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事は一切できないのだ。」

セキュリティの動きがとまる。

「さ、これで最後だ! 《エレキリム》で直接攻撃!」

「う……うわぁあああああ!!!」

派手なバチバチという音とともに、セキュリティは吹き飛ばされた。

セキュリティ LP:1300→0

「……昔よりは多少マシにはなったが、ロジェもまだまだ教育が甘いようだ。」

52 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 20:50:42 ID:EOYZS7xE
「…私のターン、ドロー。」

灰色の衣を纏う小男、グレイがドローカードを見て目を見開く。

「ほう…。喜ぶがいい、君はこれから3つの負け方を選べるようだ。
戦闘ダメージがいいかね? 効果ダメージがいいかね? それとも……デッキ切れがいいかね?」

中々エゲツない問いかけに、セキュリティは答えられない。

「…ふむ、だんまりかね。ならば仕方ない、私が決めてやるとしよう。
私は、手札から《C・リペアラー》を召喚する!」

C・リペアラー
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1200

「《C・リペアラー》のモンスター効果を発動!
墓地に存在するレベル4以下の「C」モンスター1体を特殊召喚させてもらおう!
来い! 《C・スネーク》!!」

《C・スネーク》
効果モンスター
星3/地属性/爬虫類族/攻 800/守1200

「さて、君たちセキュリティは普段からあらゆる人々を拘束しているようだが…
試しに、拘束『される』側の気持ちを味わって見るといい!
《C・スネーク》の効果! このカードを攻撃力と守備力を800ポイント下げる装備魔法として、
君の《ゴヨウ・ガーディアン》に装備させる!」

鎖の蛇が追跡者を逆に拘束し、動きを封じる。

ATK2800→2000

「待たせたね…そろそろ終わらせるとしよう。

私は! レベル4の《C・リペアラー》にレベル2の《カラクリ樽 真九六》をチューニング!」

「鎖をまといし獰猛なる龍よ…苦痛を生み出す災厄となれ!」

「シンクロ召喚! レベル6! 《C・ドラゴン》!!」

《C・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/ドラゴン族/攻2500/守1300

「そして私は永続魔法、《悪夢の拷問部屋》を発動。
…これで、準備は整った。」

グレイの口元が楽しそうに歪む。

「バトルだ! 《C・ドラゴン》で《ゴヨウ・ガーディアン》を攻撃! チェーン・ブラスト!」

「…そして、その攻撃宣言時に2枚のリバースカードをオープン!
《棺桶売り》! そして《死霊の誘い》!
もちろん、攻撃を止める効果ではないから、攻撃は続行となる!」

《C・ドラゴン》が放たれる光線が、巻き付いた 《C・スネーク》ごと《ゴヨウ・ガーディアン》を撃破する。

セキュリティ LP4000→3500

53 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 20:51:36 ID:EOYZS7xE
「…さて、ここで私が発動した2枚の永続罠の効果が発動する。
《死霊の誘い》の効果により、カードが墓地に送られたプレイヤーは
1枚につき300ポイントのダメージを受ける。
君の《ゴヨウ・ガーディアン》の分、私の《C・スネーク》の分、お互いに300のダメージだ。」

セキュリティ LP3500→3200
グレイ LP4000→3700

「そして《棺桶売り》…の前に《悪夢の拷問部屋》の効果が適用される。
相手が効果ダメージを受けた時、300ダメージが追加される。」

セキュリティ LP3500→2900

「次は《棺桶売り》…相手のモンスターカードが墓地に送られる度に
相手ライフに300ポイントダメージを与える。これに対しても《悪夢の拷問部屋》の効果は適用され
合計600のダメージだ。」

セキュリティはチクチクと自分の体を蝕む連続ダメージに苦しんでいる。

セキュリティ LP2900→2300

「痛いかね? 辛いかね? 苦しいかね? だが……まだまだ効果は続くぞ。
《C・ドラゴン》の効果! このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る!
3枚分…《死霊の誘い》で900ポイント、《悪夢の拷問部屋》で300の追加ダメージだ。」

セキュリティ LP2300→1400→1100

「おっと、今墓地に送ったカードに《ジュッテ・ロード》がいたな。
よって棺桶売りの300ポイント、《悪夢の拷問部屋》の300ポイント分ダメージも追加だ。」

セキュリティ LP1100→800→500

「さあ…最後の苦しみだ。しっかり味わうがいい!
《C・スネーク》の効果! 《C・スネーク》の
装備モンスターが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
装備モンスターのコントローラーのデッキの上から
そのモンスターのレベルと同じ枚数のカードを墓地へ送る!
《ゴヨウ・ガーディアン》のレベルは6…よって6枚のカードを墓地に送ってもらう!
よって《死霊の誘い》で300×6の1800ダメージ! 悪夢の拷問部屋で300ダメージ!
モンスターが含まれていることにより、《棺桶売り》でさらに300ダメージ!
悪夢の拷問部屋で300ダメージ! ここまでの合計2700だが…もう、聞こえてはいないか。」

セキュリティ LP500→0

「…この程度か。これでは何人来ようがつまらんだろうな。」

54 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 20:54:28 ID:EOYZS7xE
「リバースカードオープン! 《リビングデッドの呼び声》!
これにより、私の墓地の《氷結界の守護陣》を特殊召喚する!」
アスールの罠カードにより、獣族のような見た目の水族モンスターが現れる。
「《氷結界の守護陣》の効果により、自分フィールド上にこのカード以外の「氷結界」モンスターが存在する限り、
このカードの守備力以上の攻撃力を持つ相手モンスターは攻撃宣言できない。
よって、あなたのモンスターは例外なく、全て攻撃できません。」
「...ターンエンド」
少々悔しそうに言うセキュリティの場には、《ゴヨウ・エンペラー》とアスールから奪った
《氷結界の虎将 ガンターラ》がいる。
「それでは...私のターン、ドロー。
…私のモンスターを奪った償いは、このターンでしっかりしてもらいますからね。」
「私は、手札から《氷結界の紋章》を発動。
デッキから《氷結界の修験者》を手札に加え、そのまま召喚!」
《氷結界の修験者》

効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1500/守1000
「…行きますよ。私は、レベル4の《氷結界の修験者》とレベル2の《氷結界の御庭番》に、

レベル3の《氷結界の守護陣》をチューニング!」
「…氷結界に祀られし最後の希望よ……寄せ来る魔神を打ち破るべく、今こそ目覚めるがいい!」

「シンクロ召喚! 全てを貫け!」

「レベル9! 《氷結界の龍 トリシューラ》!!」

《氷結界の龍 トリシューラ》
シンクロ・効果モンスター
星9/水属性/ドラゴン族/攻2700/守2000
彼女が従えるのは、三つの首を持つ氷の龍。
現れた瞬間、心なしかその場の空気が凍てつくように感じる。

「...思い知りなさい。《氷結界の龍 トリシューラ》のシンクロ召喚成功時の効果!
それは、相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚まで選んでゲームから除外できる効果…
最も、私が選ぶのはただの1枚のみで充分……凍てつきなさい、《ゴヨウ・エンペラー》!」

右の首から放たれた冷凍光線が《ゴヨウ・エンペラー》を凍結させ、粉砕する。

「《ゴヨウ・エンペラー》が場を離れると、奪われたモンスターは元の持ち主に戻る…でしたわよね?」

その言葉通り、《氷結界の虎将 ガンターラ》はアスールの場に戻ってくる。

《氷結界の虎将 ガンターラ》
効果モンスター
星7/水属性/戦士族/攻2700/守2000
「さあ………償いの時間です。 《氷結界の虎将 ガンターラ》! 《氷結界の龍 トリシューラ》!
2体でダイレクトアタック!!」

「う……うわああああああ!!!」

セキュリティ LP:4000→1300→0

「…次からは、ロジェにもっと良いカードを作ってもらうことね。」

55 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 20:57:25 ID:EOYZS7xE
「私は、手札から魔法カード《炎熱伝導場》を発動。
この効果により、デッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター2体を墓地へ送りますな。
私が墓地に送るのは、《ラヴァルのマグマ砲兵》と《ラヴァル炎火山の侍女》の2枚。」

「この瞬間、《ラヴァル炎火山の侍女》の効果が発動。
自分の墓地に《ラヴァル炎火山の侍女》以外の「ラヴァル」モンスターが存在し、
このカードが墓地へ送られた時、 デッキから更に「ラヴァル」モンスター1体を墓地へ送る事ができますな。
これにより、2枚目の《ラヴァル炎火山の侍女》を墓地に送りますな。」

「この場合でも《ラヴァル炎火山の侍女》の効果は発動。更に三枚目の《ラヴァル炎火山の侍女》を墓地に送りますな。」

「最後の《ラヴァル炎火山の侍女》の効果発動。デッキから《ラヴァル・ランスロッド》を墓地に送りますな。」

「続いて手札から《真炎の爆発》を発動。このカードは、私の墓地に存在する
守備力200の炎属性モンスターを可能な限り墓地から特殊召喚できる。
よって…私は只今墓地に送った、《ラヴァルのマグマ砲兵》、《ラヴァル・ランスロッド》、
そして、《ラヴァル炎火山の侍女》3体を墓地から特殊召喚しますな。」

「さて…お待たせしましたな。私は、レベル4の《ラヴァルのマグマ砲兵》に
レベル1の《ラヴァル炎火山の侍女》をチューニング!」

「…炎の民に崇められし龍神よ……その身に宿りし力を持って刃向かう者を焼き尽くせ!」

「シンクロ召喚! レベル5! 《ラヴァルバル・ドラゴン》!!」

「《ラヴァルバル・ドラゴン》のモンスター効果発動! これにより、墓地の「ラヴァル」モンスター2体を
デッキに戻すことで、相手フィールド上のカード1枚を持ち主の手札に戻せますな。
私の墓地の《ラヴァルのマグマ砲兵》と《ラヴァル炎火山の侍女》をデッキに戻し、
君の《ゴヨウ・キング》はエクストラデッキに戻りますな。」

「さて、もう少しお付き合いしてもらいますかな。私は、レベル6の《ラヴァル・ランスロッド》に
レベル1の《ラヴァル炎火山の侍女》をチューニング!」

「…機械天使の力を得し炎の戦士よ、その左腕に宿りし炎で眼前の敵を焼き尽くせ!」

「シンクロ召喚! レベル7! 《ラヴァル・ステライド》!!」

「《ラヴァル・ステライド》にはデメリットがありましてな。シンクロ召喚に成功した時、
私は手札を1枚墓地へ送らねばならぬのです。もっとも、これから倒される君には関係無い話ですがな。」

「おっと、まだ私は通常召喚を行っていませんでしたな。では、手札から《ラヴァル・キャノン》を召喚。」

「では…私は、レベル4の《ラヴァル・キャノン》にレベル1の《ラヴァル炎火山の侍女》をチューニング!」

「…二つの刃を持ちし炎の戦士よ……その双眸に映りし者全てを斬り裂け!」

「シンクロ召喚! レベル5! 《ラヴァル・ツインスレイヤー》!!」

「…これで合計攻撃力は7100……ふむ、少々やりすぎましたかな。
まあ、いいとしますかな。では、 《ラヴァルバル・ドラゴン》! 
《ラヴァル・ステライド》!《ラヴァル・ツインスレイヤー》! 3体でダイレクトアタック!!」

ボルドーの従える炎のモンスター3体が、一斉にセキュリティに襲いかかる。

セキュリティ LP:4000→0

「…これでは全くもってお話にならない、ですな議長?」

56 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 21:03:33 ID:EOYZS7xE
「はい。ロジェが長官になってから、セキュリティもどれほど強くなったのか、
少々楽しみにしていたのじゃが、どうやら期待はずれだったようじゃの。」

いつもの笑顔のホワイト議長だが、心なしか声は冷たく聞こえる。

「それではわしのターン、ドロー。手札から魔法カード、《ソーラー・エクスチェンジ》を発動。
手札から《ライトロード・シーフ ライニャン》を墓地に送り、デッキからカードを2枚ドロー。
その後は、わしのデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。」

「…ふむ。今墓地に落ちた《ライトロード・ビースト ウォルフ》の効果が発動するようじゃな。
このカードがデッキから墓地へ送られた時に、このカードを墓地から特殊召喚するのじゃ。
さあ、来なさい。」

《ライトロード・ビースト ウォルフ》
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻2100/守 300

「…ほっほっほ。そしてわしは、《ライトロード・サモナー ルミナス》を召喚。」

《ライトロード・サモナー ルミナス》
効果モンスター
星3/光属性/魔法使い族/攻1000/守1000

「《ライトロード・サモナー ルミナス》の効果、手札を1枚捨てることで
墓地から《ライトロード・アサシン ライデン》を特殊召喚。」

《ライトロード・アサシン ライデン》
チューナー・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1000
「さてさて……わしは、レベル3の《ライトロード・サモナー ルミナス》に
レベル4の《ライトロード・アサシン ライデン》をチューニング! 」

「…正義を掲げし伝説の守護天使よ……英雄の魂を従え、悪を滅ぼすべく降臨せよ!!」

「シンクロ召喚! レベル7! 《ライトロード・アーク ミカエル》!!」

《ライトロード・アーク ミカエル》
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/ドラゴン族/攻2600/守2000

「《ライトロード・アーク ミカエル》の効果発動じゃ。
これにより、わしのライフ1000ポイントと引き換えに、
君の《ゴヨウ・ガーディアン》はゲームから除外されるのう。」  

「では…ガラ空きの君に、直接攻撃をお見舞いしようかの。
《ライトロード・ビースト ウォルフ》、《ライトロード・アーク ミカエル》、
やってしまいなさい…ほっほっほ。」

光の獣とそれを従えし天使の攻撃が、セキュリティを襲う。

セキュリティ LP:4000→0

57 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 21:08:41 ID:EOYZS7xE
「…ふむ。大したことは………ん?」

そこでホワイト議長が目にしたのは、自分達が倒したセキュリティ達が再びゾンビのように立ち上がる光景。

 「…逃がすな」  「捕らえろ…」   「外に出すな…」    「捕まえろ…」
「戦え…」 「…殲滅しろ」    「デュエル…」  「戦う…」  「鎮圧せよ…」
「手段は……」 「…問わない」 「暴徒どもを……」 「捕まえろ…」 「……排除…」
  「許されない…」 「勝利…」 「絶対に…」 「タイミング…」「逃すな……」
「…束縛」  「……逮捕」 「……捕縛」  「拘束……」

「「奴」」 「「ら」」 「「を」」 「「デ」」 「「ュ」」 「「エ」」 「「ル」」 「「で」」

「「拘」」「「束」」「「せ」」「「よ」」



「…どうやら、まだやる気のようですな。」

「操り人形の踊りは、すでに見飽きたのだがな……」 

「とはいえ、人形の処理には少し手間がかかりすぎますわね。」

「…ならば、一人ずつライフを0にするのではなく、
全体破壊効果で一息に吹き飛ばすしかない、ですな? 議長。」


「はい。そして、その仕事はわしが請け負います。
みなさん、衝撃に備えてくれますかな。」

議長がデュエルディスクを構え直す。


「リバースカードオープン!《閃光のイリュージョン》!
これにより、墓地の《ライトロード・アサシン ライデン》を特殊召喚しますな。」

「さらにもう1枚のリバースカード、《ライトロードの裁き》を発動。
この後、このカードはわしのデッキの1番上に置かれるのう。」

「さて、ここで《ライトロード・アサシン ライデン》の効果発動。
わしのデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
この時、落としたカードに「ライトロード」モンスターがいれば、
ライデンの攻撃力は上がるが、わしの狙いはそこではない。」

「この時、墓地に送られた《ライトロードの裁き》の効果。
ウォルフと同じく、このカードがデッキから墓地へ送られた時に発動。
わしはデッキから、《裁きの龍》を手札に加える。」

「…このモンスターは、墓地に「ライトロード」モンスターが
4種類以上の場合のみ特殊召喚できる。
わしの墓地には、《ライトロード・シーフ ライニャン》、《ライトロード・ドルイド オルクス》
《ライトロード・パラディン ジェイン》、《ライトロード・サモナー ルミナス》がおる。
……条件は整った!」

「さあ、今こそ神判の時!  現れなさい! 《裁きの龍》!!!」

《裁きの龍》
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2600

「《裁きの龍》の効果……それは、我が身のライフ1000と引き換えに
このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊すること……。」

「では……全てを白に染めなさい! 《裁きの龍》! 『ライト・オブ・ジャッジメント』!! 」

議長の声と共に龍が咆哮し、そこから発する光によって空間が白に染められた。

58 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 21:12:19 ID:EOYZS7xE
『トップスもコモンズも、今だけは争いをやめて俺の言うことに耳を傾けてほしい!
俺は今から、ジャック・アトラスとフレンドシップカップの決勝戦をやる!』

画面の向こうでそう宣言する遊矢に、ロジェ長官は苦い顔をして叫ぶ。

「戒厳令下に私の許可なく、勝手な真似は許さん!
その決勝戦は無効だ!」

「それはどうかのう?」

長官の前に、新たなモニタが現れる。

「あなたの指揮権は、すでに停止しておるはずじゃがのう。
よって、戒厳令こそ無効だと我々評議会は考えるが、いかがかの?」

そう言い放つ議長に、長官はますます苦い顔になる。

「老ぼれどもが…この期に及んでも
まだ権威をかざして私に楯つくつもりか!」

吠えるロジェ長官に対し、議長は微笑む。

「…この言い方は気に入らないようじゃの。
なら、行政評議会議長としてではなく、一人の『決闘者』として
言わせてもらおうかの。」

議長の表情が変わる。

「二人のデュエリストが、己の魂をかけたデュエルを行おうとしておる。
その二人の気持ちを蔑ろにし、自らの権威を盾にデュエルを無理やり中止させるなど
馬鹿げた真似は許すわけにはいかないのう…。」

一転して雰囲気の変わった議長に、長官は思わず怯む。

「もし、貴方がどうしても自分の思い通りに進めたいと子供じみた望みを掲げるのであれば、
貴方自身がデュエルで貫き通してみればよいではないのかな?
わしのことが目障りだというのなら、わしはいつでも相手をしても構わんがのう。
もっとも、貴方のような小童に負ける気はさらさらないがのう。」

そう言って、ホワイト議長は不敵に笑った。

59 ◆W.sgopFg5E:2016/03/19(土) 21:14:44 ID:EOYZS7xE
以上となります。ご覧いただきありがとうございました。
少し改行ミスがあって申し訳ございません。
正直OPであんなカッコイイ位置陣取ってる評議会はデュエルぐらいしてもいいと思った。

60名無しの決闘者:2016/03/19(土) 22:17:27 ID:0Sgtdhmo
乙ですな、議長?
かっこよかった

61名無しの決闘者:2016/03/19(土) 22:48:46 ID:GRofozeo
乙ー
議長にはライロが恐ろしく似合ってるな。
他の評議会はともかく議長、あとロジェはデュエルする回あってもよかったんじゃないかな。

62GO!三郎:2016/03/21(月) 22:59:55 ID:h3tPyUtM
Ⅳ「兄貴、今帰ったぜ」

Ⅴ「Ⅳ、遅かったな」

Ⅳ「ああ、少し熱くなっちまってな、エキシビションで入念にファンサービスしてたら長引いちまったよ、兄貴達はまた研究か?」

Ⅴ「ああ、本来相容れぬ存在のバリアン世界とアストラル世界が一つとなった今、何も問題が起きないとは考えにくいからな、もしもの時の為にも常に研究は続けなくては」

Ⅳ「そうかい、まぁ頑張ってくれよ」

カイト「クリス、親父の持っているバリアン世界に関する資料、持ってきたぞ」

Ⅴ「ああ、カイト。そこに置いておいてくれ」

Ⅳ「なんだ、カイトも居たのか」

カイト「Ⅳ、帰ってたのか」

Ⅳ「ああ」

カイト「・・・・・・・」

Ⅳ「・・・・・・・」

カイト「そういえばクリス、親父の部屋を漁っていたらアストラル世界の研究資料も見つけたんだ」

Ⅴ「ほう、ドクター・フェイカーはアストラル世界についても調べていたのか」

カイト「ただ量が多くてな、運ぶのを手伝ってくれるか?」

Ⅴ「分かった。Ⅳ、私は今日も徹夜になりそうだ、疲れてるだろうしお前は先に休んだらどうだ?」

Ⅳ「ああ・・・・・・」

63GO!三郎:2016/03/21(月) 23:00:38 ID:h3tPyUtM
Ⅳ(やっぱり、カイトの奴とはなんか会話が続かねぇ・・・・・まぁ色々とひでぇ事してきたからな・・・・・)

Ⅳ(だが思えば、俺は凌牙には一応あやまったがカイトには何一つ詫びを入れてなかったな、まさかまだ怒ってんのか?)

Ⅳ(今からでも謝るか?いや、だが完全にタイミング逃してて言いづれぇよな・・・・・そもそもカイトが俺の事許してねぇのかどうかもわかんねぇし・・・・・)

Ⅳ「・・・・・・・・・」

64GO!三郎:2016/03/21(月) 23:01:18 ID:h3tPyUtM
マクド○ルド

遊馬「いっただきまーす!いやー悪いなⅣ、ホントに奢ってもらっていいのか?」

Ⅳ「ああ、なんやかんやお前にも世話になってるしな、気にすんな」

遊馬「じゃあ遠慮なく!でも珍しいな、Ⅳが俺に話なんて」

Ⅳ「まぁ、大した事じゃねぇんだがよ・・・・・遊馬は謝るタイミングを逃した時ってどうしてるよ?」

遊馬「あー、俺もうⅣが何考えてんのか分かったぜ!」

Ⅳ「何っ!?」

遊馬「別に謝るのにタイミング逃すなんて無いだろ、良い事だと思うぜ、悪いと思ってるなら今からでも謝ってスッキリさせようって!」

Ⅳ(コイツ、相変わらずバカのクセに人の気持ちだけは妙に見透かしやがる、だがまぁ正直察してくれるのはありがたいぜ、説明する手間も省ける)

遊馬(Ⅳ、やっぱりなんだかんだで妹シャークの事気にしてたんだな、でも今からでもちゃんと謝ろうなんて、やっぱⅣって良い奴じゃん!)

65GO!三郎:2016/03/21(月) 23:01:49 ID:h3tPyUtM
Ⅳ「分かってるなら話が早い。単刀直入に聞く、アイツはまだ怒ってんのか?」

遊馬「いやー別に怒ってる感じは無いけどな」

Ⅳ「ホントか?だが全く怒ってないって事はねぇんじゃねぇか?俺がアイツに何したかお前だって良く知ってるだろ、多少なりとも嫌われてるとは思うが・・・・・」

遊馬「嫌ってんのかな?正直もう真月とも大分打ち解けてるし、Ⅳの事も許してくれてると思うけどな」

Ⅳ「真月?ベクターってアイツになんかしてたか?多方にわたって良からぬ事してる奴なのは知ってるが、案外アイツにはノータッチだった気が・・・」

遊馬「何言ってんだよ、アイツ一度真月に兄妹一緒に殺されてるんだぜ?」

Ⅳ「マジか!?」

Ⅳ(て事はカイトが月で死んだのはベクターが仕組んだ事だったのか?思ってた以上にゲスい奴だな)

Ⅳ「だが俺だってあの兄弟には随分とひでぇ事してきちまったからな・・・・・」

遊馬「まぁ確かに二人とも仲良いし、怒るのは自分より兄妹を傷つけられた時だもんな」

Ⅳ「ああ、未だに風呂も一緒に入ってるらしいからな」

遊馬「ブーーーーーーッ!!」

66GO!三郎:2016/03/21(月) 23:02:42 ID:h3tPyUtM
Ⅳ「なっ!?テメェ何してやがる!俺のナゲットがコーラまみれじゃねぇか!!」

遊馬「ゲホッゴホッ!わ、わりぃ・・・びっくりしてつい・・・・・」

Ⅳ「何をそんなに驚いてんだ」

遊馬「驚くだろ!?仲良いっつっても一緒に風呂って・・・・・」

Ⅳ「確かにあの歳で兄弟一緒ってのは中々ねぇとは思うがな、俺なら兄貴やⅢと風呂なんて絶対無理だしよ」

遊馬「そんなのレベルが違うだろ!俺だって姉ちゃんと風呂なんて入ってねぇよ!」

Ⅳ「馬鹿か!姉だの妹だのと一緒に入ってたら俺だってドン引きしてるっての!」

遊馬「いやアイツ妹じゃねーかよ!」

Ⅳ「は?何言ってんだ、兄と弟だろうが!」

遊馬「えっ・・・・・」

遊馬(弟?なんだ、妹シャークって女じゃねぇのか?確かに気が強くて男勝りだけと・・・・・)

67GO!三郎:2016/03/21(月) 23:03:46 ID:h3tPyUtM
遊馬「ほ、本当に弟・・・っていうか、男なのか?」

Ⅳ「男に決まってんだろ、まさか今まで女と思ってたのか?」

遊馬「だ、だってパッと見は女じゃん!」

Ⅳ「ああ・・・・・確かにちょい中性的かもな、だがアイツは正真正銘男だぞ、カイトと一緒に男子トイレとか入ってたしよ」

遊馬「マジで!?えっ、ていうかじゃあカイトも知ってんの!?」

Ⅳ「アイツが知らねぇ訳ねーだろ!さっきから何言ってんだ?」

遊馬(マジかよ・・・もしかして知らなかったの俺だけ?俺だけずっと女と思ってたのか?でもまさかそんな・・・・・・・いや、ひょっとして妹シャークとかイモシャって呼ぶたび怒ってたのって・・・・・)

遊馬「・・・・・そっか、アイツ・・・・・男だったんだな」

Ⅳ「そうだよ、てかマジで知らなかったのか?」

遊馬「うん・・・ずっと女だと思ってた。私とかですわとか言ってたし・・・・・」

Ⅳ「いや、言ってねーだろ」

遊馬「ありがとなⅣ、お前が言ってくれなかったら、俺ずっと勘違いしたままだったよ・・・・・俺、アイツに謝ってくる!今まで妹と思っててゴメンって!」

Ⅳ「あっ、おい!ちょっと待てよ!俺の悩みがまだ解決してねぇだろ!・・・・・・・行っちまいやがった」

Ⅳ「ったく、しょうがねぇな・・・・・だがそうだな、このまま何もしねぇよりは、謝ってスッキリさせた方がいいかもな・・・・・カイトの奴、今度飯にでも誘ってみるか」

Ⅳ「それにしても遊馬、ハルトを女だと思ってたとはな・・・・・」

68GO!三郎:2016/03/21(月) 23:05:26 ID:h3tPyUtM
神代邸

璃緒「あら遊馬、いらっしゃい。凌牙なら今ドルベ達と出かけて・・・・・」

遊馬「璃緒・・・俺、お前に言わなきゃいけない事があるんだ」

璃緒「えっ・・・・・ど、どうしたの遊馬、そんなに真剣な顔してらしくもない。それに・・・り、璃緒って、いつも妹シャークとか呼んでるのに・・・・・」

遊馬「ああ、もう妹シャークなんて呼ばねぇよ」

璃緒(遊馬、ホントにどうしたの?こんなに改まって・・・・・遊馬には小鳥さんがいるはず・・・・・って何を考えてるの私は!?)

遊馬「璃緒!」

璃緒「は、はい!」

璃緒(ま、間違いありませんわ!今まで何人も見てきた、この男子の真剣な眼差しは・・・・・コ、コクハ・・・)

遊馬「ゴメン!」

璃緒「・・・・・えっ?」

遊馬「俺、今までずっと勘違いしてた!お前の事、女だと思ってたんだ!」

璃緒「・・・勘違い?」

遊馬「Ⅳから聞いたよ、お前が本当は男だったんだって。でも俺、見た目とかで勝手に女だと思ってた。そりゃ妹シャークとかイモシャとか呼んだら怒るよな、本当は弟だったんだから」

璃緒「いや、あなた何を言ってるの?私は・・・・・」

遊馬「でももう分かったから!男だからってお前が俺の大事な仲間だって事は変わらねぇ!これからもよろしくな!」

璃緒「だから私は!」

遊馬「よしっ、弟シャーク!記念に一緒に銭湯で背中流し合おうぜ!」

その後、帰ってきたシャーク達により庭で璃緒にフルボッコにされた遊馬が発見されたのだった・・・・・

69GO!三郎:2016/03/21(月) 23:06:12 ID:h3tPyUtM
終わりです、無言の投下になってしまって申しわけありません

70名無しの決闘者:2016/03/22(火) 19:57:41 ID:6CiCn6GU
スゲワロタ

71名無しの決闘者:2016/03/23(水) 11:38:42 ID:QDNnUols
乙。面白かったw

72名無しの決闘者:2016/03/23(水) 12:57:21 ID:XDkOW98w
この後Ⅳがとばっちり受けるのが目に見える。

73名無しの決闘者:2016/03/23(水) 17:02:48 ID:5olo90io
Ⅴ「Ⅲ・・・私たちも一緒に風呂に入ろう・・・」

74名無しの決闘者:2016/03/27(日) 00:43:23 ID:zCrqc2mU
確実に存在する…アンジャッシュ次元も

75名無しの決闘者:2016/03/29(火) 23:15:19 ID:NdeYG.OQ
ここってOCGのキャラクターでもいいのかな?

76名無しの決闘者:2016/03/30(水) 11:22:51 ID:18b1DX4k
大丈夫よ

77ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:38:36 ID:OpOqeqNg

投下します。

璃緒「のんびりしましょう♪」

78ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:39:55 ID:OpOqeqNg

休日・神代家……

璃緒(今日は朝から凌牙もドルベも出掛けてます)

璃緒(帰って来るのは夕方らしいのでそれまで家には私1人です)

璃緒(最初は私も外に出ようかと考えたけど、思えば最近は色々ドタバタしていてゆっくり休む暇も無かった気がします。だから――)

璃緒「今日は1日家でのんびりしましょう♪」←ジャージ&メガネ装備

璃緒「あーやっぱりジャージは楽ですわ〜。普段からこの恰好で居たいけど流石に凌牙やドルベの前ではこんな姿出来ませんものね〜」ゴロゴロットン

璃緒「ふふっ、今日は思う存分だらだら過ごさせて貰いますわよ!!」(*^-゚)vィェィ♪

79ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:40:59 ID:OpOqeqNg

居間……

<コレシュフノカン!!

璃緒(お菓子とコーラをお供に観るドラマはやはり最高ね)ポテチモグモグ

璃緒(そういえばそろそろお昼ですわね。何時もの休日なら凌牙やドルベにお昼ご飯を用意してあげる時間ですけど)

璃緒(今日は2人も居ないし、私はもうお菓子でお腹いっぱい。お昼を作る必要も無くだらだら過ごせます)

璃緒(ああ、私今世界で一番贅沢な休日を過ごしてますわ……っと、ドラマの録画終わっちゃいましたわね)

璃緒「何か面白い番組は……う〜ん、これといってありませんわね」リモコンポチポチ

璃緒「こんな事なら昨日の内にDVDでも借りておくべきだったかしら……ふぁ〜」

80ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:42:06 ID:OpOqeqNg

璃緒(う〜ん、お菓子でお腹いっぱいになったせいか少し眠たくなりましたわね)オメメゴシゴシ

璃緒(まだ2人が帰って来るまで時間ありますし、ちょっとだけお昼寝でもしようかしら?)

璃緒(うん、それが良いですわね。こんな時間に堂々とお昼寝なんて久しぶりだし)

璃緒「そうと決まればクッションを置いてと……ふふっ、気分はのび太君ですわね」

璃緒「ではしばしおやすみなさい〜♪」

璃緒「Zzz……」

81ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:44:12 ID:OpOqeqNg

…………

<ピンポーン

璃緒「むにゃむにゃ……お猿さん……二度と帰って来ないで……むにゃむにゃ……」

<ピンポーンピンポーン

璃緒「う〜ん、五月蠅いわね……人がせっかく気持ちよく寝てるっていうのに……」

<ピンポーンピンポーンピンポーン

璃緒「はいはい、出ますわよ。だからそんなに何度もチャイムを……あれ?」

璃緒(おかしいわね? 何だか外が薄暗い様な気がしますわ)

璃緒(えっと、私一体どれくらい寝ていたのかしら? 何だかとても嫌な予感が……)

凌牙『おーい、璃緒ー! 居ないのかー?』←外から

璃緒「!」ビックリボー

82ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:45:26 ID:OpOqeqNg

璃緒(え? ちょ? 凌牙帰って来ちゃったの!?)

璃緒(そ、そんな……ちょっとだけのつもりだったのに夕方までぐっすり寝てたなんて……ど、どうしましょう?)アタフタキオン

璃緒(とにかくこんな恰好ではとても出れませんわ! 一先ず居留守を使って自分の部屋に行かなくては!)

璃緒(ああ、テーブルの上にお菓子もコーラも出しっぱなし! これも急いで片づけませんと!!)ドタバタキオン

凌牙『何だよ、出かけてるのか……まあ鍵は持ってるから良いけど』ガチャガチャ

璃緒「!?」

ドアガチャ!

83ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:46:40 ID:OpOqeqNg

凌牙「家の中も真っ暗だな。やっぱり出かけてるのか、あいつ」

凌牙「とりあえず遠慮せず上がれよ。まあお前に遠慮なんて言葉は皆無だろうけど」

IV「――失敬な奴だな。これでも一流の紳士に相応しいマナーと常識は兼ね備えているつもりですよ」フフン

凌牙「黙れ猫かぶり似非紳士。お前がそういう事言うと胡散臭いんだよ」

…………

璃緒「はぁはぁ……(汗」←コーラとお菓子を抱えてる

璃緒(思わず隣の部屋に逃げ込んでしまいましたが……何でトーマスまで居るのよ!?)

84ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:48:38 ID:OpOqeqNg

IV「しかしまさかお前の方から家に誘ってくれるなんて正直思わなかったぜ」

凌牙「最近ドルベが色々と世話になってるらしいからな。別にその礼って訳じゃねえけど……あ、飲み物は水道水で良いか?」

IV「贅沢言うつもりはねえが一番のファンなら飲み物ももう少し良いサービスくれよ。それにしても相変わらず綺麗な部屋だな」

凌牙「璃緒が綺麗好きだからな。毎日時間掛けて掃除してるし」

IV「ふ〜ん……あれ、でもソファーだけ少し乱れてるな。クッションも少し潰れてるし」

璃緒(そこはさっきまで私が寝ていたからで! 普段は綺麗なの! もっと綺麗なのよトーマス!!)

85ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:49:57 ID:OpOqeqNg

凌牙「本当だな。何かテーブルも少し汚れてる様な……珍しいな」

IV「お前らが居ないのを良い事に家でだらけてたんじゃねえのか?」

凌牙「あーあり得るな。あいつ真面目に見えて意外とズボラな所もあるし」

璃緒(ちょっと、トーマスに何言ってんのよ凌牙!?)

凌牙「きっと今日も居間でだらだらしながら『贅沢な休日ですわ』とかのたまっていたに違いないぜ」

IV「何だよそれ、小さい贅沢だな」アハハ

璃緒「〜〜〜!」グヌヌ←必死に飛び出して文句言いたいのを我慢してる

86ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:51:48 ID:OpOqeqNg

璃緒(後で覚えておきなさいよ凌牙……とにかく今はこの恰好をどうにかしないといけませんわね)

璃緒(その為には私の部屋に戻る必要があるけどこの部屋から2階に行くにはどうしても居間を通らなければいけません)

璃緒(凌牙とトーマスが何とか居間から離れてくれたら良いんですけど……もう、早く凌牙の部屋に行くとかしてよ!)

IV「ん、凌牙。このDVDは何だ?」

璃緒(あ、それはお昼に私が観てたDVD……!)

凌牙「ああ、それ多分璃緒がドラマを録画した奴だ。刑事物か何かだったと思うが……観るか?」

IV「面白そうだな。せっかくだし観させて貰うぜ」

璃緒(うわ〜、これでますますあの2人はあの場から動かなくなりますわ〜……)

87ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:53:42 ID:OpOqeqNg

璃緒(どうしましょう? いっそ窓から外に出ましょうかしら? それで壁をよじ登って2階に……)

璃緒(いやいや、もしそんな所をご近所さんに見られたら大恥ですわ。落ち着きなさい、心を落ち着かせるのよ神代璃緒)ヒッヒッフー

璃緒(そもそも無理に動く必要もありませんわ。ちょっと辛いけど2人が居なくなるまでここでジッとするのも1つの手……)

凌牙「茶菓子切れてんのかよ……あ、そういえば隣の部屋に買い溜めしたポテチとかあったな」

璃緒「!?」

凌牙「おい、IV。俺ちょっとポテチ取って来るからその間にDVDセット頼むわ」

IV「それくらいのファンサービスお安い御用だ。だがコンソメ味はあるんだろうな?」

璃緒(どどどどどうしよう? 凌牙がこっちに来ちゃう!?)オロオロットン

88ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:54:35 ID:OpOqeqNg

ドアガチャ

凌牙「えっと、電気、電気っと……」ポチッ

ピカッ!

凌牙「確かそこの段ボール箱に……ん?」パリッ

凌牙(これは、ポテチの欠片? 何でこんなもんが床に……ってあれ?)



璃緒「…………」←カーテンの後ろに隠れてる



凌牙(……気のせいか? 何だかあそこのカーテンが妙に膨らんでいるような?)

璃緒(あーもう! 何で私がクロックタワーごっこみたいな真似しないといけませんのよ!!)

89ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:55:28 ID:OpOqeqNg

凌牙「んー……?」ジー

璃緒(あー視線を感じる! やっぱりこの隠れ場所は無理がありましたわ!)

凌牙「…………」トコトコ

璃緒(ち、近づいてる! もう無理、ばれちゃう! 神代璃緒、万事休すですわ!!)ドキドキング



IV「おーい、凌牙ー! ちょっと来てくれねえか!!」

凌牙&璃緒「!」

90ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:56:10 ID:OpOqeqNg

凌牙「どうしたー?」

IV「いや、DVDが再生されねえんだよ。ちょっと見てくれねえか?」

凌牙「分かった。すぐ行く」トコトコ

璃緒(足音が遠ざかっていく……た、助かりましたわ)ホッ

凌牙「何だよお前。プロの癖に再生のやり方も知らねえのかよ」ヤレヤレクス

IV「プロは関係ねえだろ。仕方ねーだろ、ウチと機械が違うんだから」

璃緒(2人ともDVDの再生に集中してますわ……よし、今の内に!)ダッ

凌牙「ん?」クルッ

91ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:57:53 ID:OpOqeqNg

IV「どうした?」

凌牙「いや、今後ろの方で足音が聞こえた様な?」

IV「気のせいだろ。それより早く再生してくれよ凌牙ー」

凌牙「そんな強請る様な声を出すな、気色悪い」

…………

脱衣所……

璃緒(ふぅ……一気に2階まで行くはずでしたが凌牙の視線を感じて思わずここに飛び込んでしまいましたわ)

璃緒(物音を立てない様にしたつもりでしたけど……この調子だとまた廊下に戻るのも難しそうですわね)ウーン

璃緒(いえ、待ちなさい……もしかして!)ガサガサ

璃緒(しめたわ! 洗濯機を回す前に寝たからまだ籠に服が入ってる!!)

璃緒(少し皺になってるけどジャージ姿よりはマシですわ! 一先ずこの服に着替えましょう!!)ガサゴソ

92ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:58:41 ID:OpOqeqNg

<〜♪

凌牙「ほら、再生したぞ」

IV「お、良いね〜……っと、せっかく再生して貰った所悪いけどちょっとトイレ借りていいか?」

凌牙「別に良いが場所分かるか?」

IV「何度かこの家には来てるからな。あ、ドラマは勝手に観ずに一時停止しとけよ」

凌牙「保証は出来ねえな」

IV「そこはしてくれよ。たくっ」

IV(えっと、確かトイレはこの先……ん?)

IV(あれ、何でこの部屋の電気点けっぱなしなんだ?)

93ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 20:59:52 ID:OpOqeqNg

IV(ここは確か脱衣所、だっけ? 今は凌牙と俺しか居ないはずだよな?)

IV(という事は消し忘れか……仕方ねえ、ファンサービスで消しといてやるか)ドアガラッ



璃緒「え?」←下着姿

IV「は?」



璃緒「…………」

IV「…………」

璃緒「きゃあああああああああああああ!?!?///」

IV「うわあああああああああああああ!?!?」

94ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 21:00:39 ID:OpOqeqNg

璃緒「いやあああああ!!! きゃああああああああああ!?!?///」

IV「なななな何でお前がここに!? てかその恰好は……と、とにかく黙れ! そんなに騒ぐな!!」

璃緒「いいから見ないで! あっちに行ってよ!!///」

IV「わ、分かった! す、すぐに出て行く……って、うわっ!?」ズルッ

璃緒「え? きゃあ!!」

ドンガラガッシャーン!!

凌牙「――お、おい! 今璃緒の悲鳴が聞こえなかったか? それに何かが倒れる音も……!?」バッ



IV&璃緒「…………」←下着姿の璃緒をIVが押し倒してる図



凌牙「」

95ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 21:02:45 ID:OpOqeqNg

IV「くっ、何で足元にジャージが……お、おい! 涙目で俺を睨むな! わざとじゃないんだ、璃緒!!」

IV「って、凌牙!? お前何時の間に……違う! これは違うぞ! 俺は断じてお前の妹に手を出した訳じゃねえ!!」

IV「これは不幸な事故なんだ! だからまずは冷静になって話し合おう!!」

IV「おい、何で笑ってんだ? その笑顔怖いからやめろ! えっ、何それ? もしかして鉄パイプ? 何でそんなものが家にあるの! 怖いよこの家!?」

IV「やめて! 確かに俺には前科はある! だが今回は本当に、本当に俺何も悪く無いんだって! だから落ち着いてみんなでドラマ観よう! 仲良く平和な未来を築こう! ちょ、誰か助け……ああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

ドス! ガスッ! グチャ!

96ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 21:04:17 ID:OpOqeqNg

…………

ドルベ(ミザエルやハルトと人生ゲームで遊んでいたらこんな時間になってしまった)

ドルベ「しかし楽しかったな。今度はナッシュやメラグも誘ってみんなで遊ぼう……ん?」



ボロ雑巾と化したIV「」



ドルベ(玄関の前に謎の物体が……しかし何処かで見た様な?)

ドルベ「…………」

ボロ雑巾と化したIV「」

ドルベ「……まあいいか。ただいまー! メラグー今日の夕飯は何だー?」ドアガチャ

ドアバタン!

ボロ雑巾と化したIV「」

<おわり>

97ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/09(土) 21:04:49 ID:OpOqeqNg

読んでくれた人ありがとうございました。

98名無しの決闘者:2016/04/09(土) 22:10:15 ID:6rnHndKg
おもしろかった乙です。

99名無しの決闘者:2016/04/09(土) 22:15:26 ID:/lqLl7BA
乙です
夢にまで見るとは、猿はやはり罪深い…

100名無しの決闘者:2016/04/09(土) 22:17:05 ID:arcORrJk
乙。端々から海底ファミリーレストランを感じる。

101名無しの決闘者:2016/04/09(土) 22:18:26 ID:ZgCGEXpQ
ボロボロだった!すっかり雑巾になってしまった!

102ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:13:57 ID:V0/bB2Mc

投下します。

遊馬「短編集だぜ、ベクター!」

103ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:15:11 ID:V0/bB2Mc

『メール』

ドルベ「おや、メラグからメールか……ふむ、『今晩何が食べたい?』か」

ドルベ「昨日は私の好きな物が出たし、今日はナッシュの好きな献立にして貰おう」ポチポチ

ドルベ「……あっ! しまった、途中で送信してしまった!?」

…………

璃緒(あ、ドルベから返信来ましたわ)

『晩御飯はナッシュ』

璃緒「!?」ビックリボー

104ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:15:55 ID:V0/bB2Mc

『あだ名』

璃緒「貴方にあだ名をつけてあげましょう」

IV「そんなファンサビいらねーよ」

璃緒「そうですわね……IV……トーマス……」

IV「…………」

璃緒「……マスオさん!」ビシッ

IV「やめろ」

105ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:16:53 ID:V0/bB2Mc

『ドレミの歌』

ドルベ「ドはドルベのド〜♪」

凌牙「…………」

ドルベ「ナはナッシュのナ〜♪」

凌牙「いや、そこは頑張ってドレミで考えろよ」

106ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:17:38 ID:V0/bB2Mc

『アイス』

ドルベ「しろくまのドルベ!」

璃緒「雪見の璃緒!」

凌牙「ガリガリのシャーク!」

ドルベ「……好きなアイスを何となく名乗り風に言ってみたが」

璃緒「やはりアイスだとしまりませんわね」

凌牙「雪見とかまだいいだろ。俺なんかガリガリだぞ?」

107ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:18:58 ID:V0/bB2Mc

『あだ名2』

璃緒「ベクターにあだ名をつけるならシンプルにベクたんとかどうでしょう?」

ベクター「よかれと思うならやめてくれ」

ドルベ「私は良いと思うぞ、ベクたん」

凌牙「似合ってるぞ、ベクたん」

遊馬「かっとビングだ、ベクたん!」

ベクター「しばくぞ」

108ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:21:08 ID:V0/bB2Mc

『名前』

トロン「トーマスはもう将来を誓った相手とか出来たのかい?」

IV「いきなり何言い出すんだよ?」

トロン「もし結婚して子供が出来たら名前は任せてくれ。実はすでにいくつか用意してあるんだ」

IV「マジか」

トロン「パーシー、ゴードン、ジェームズ、トップハムハット……」

IV「ちょっと待て」

109ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:22:59 ID:V0/bB2Mc

『お菓子』

アンナ「見ろよ、ポテコを全部の指にはめてみたぜ。指輪みたいだろ?」

III「もう、子供じゃないんだからお菓子で遊ばないでよ」アキレガオドレイク

アンナ「固い事言うなよ。ほら、お前にもポテコ1個やるから」

III「あ」

アンナ「ん、もう1個欲しいのか?」モグモグ

III「べ、別に……///」←左手の薬指にはめられた

110ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:23:57 ID:V0/bB2Mc

『サイクロン』

璃緒「サイクロンでそちらの伏せカード破壊します」

凌牙「なら対象になったサイクロンを発動。意味ないけどそっちのサイクロン破壊するぜ」

2人「…………」

璃緒「何でしょうね。サイクロンでサイクロンを割った時に感じるこの何とも言い難い気持ちは……」

凌牙「多分結構の数の奴が同じ気持ちを抱いた事があると思うぞ……」

111ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:26:06 ID:V0/bB2Mc

『追いし』

アリト「知ってるか? ウサギって結構美味しいらしいぜ」

ギラグ「そうなのか?」

アリト「なんせ昔の歌にも『美味しい』とか言われてるからな」

ギラグ「それなら俺も聞いた事があるな……でも可愛いからちょっと食べにくいよな」

アリト「だよな」

112ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:27:14 ID:V0/bB2Mc

『映画』

ドルベ(今日はナッシュ達と劇場版遊戯王『THE DARKSIDE OF DIMENNSIONS』を観に行く事になった)

ドルベ(今回の映画は遊戯王生誕20周年の記念すべき作品……)

ドルベ(ならばそれに相応しい格好で映画を観るべきだろう)

…………

凌牙「だからって紋付袴で映画館はなぁ」

ドルベ「ダメか?」

璃緒「別の服用意してあげますからこっちに来なさい」

劇場版遊戯王大ヒット公開中!

113ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/04/29(金) 19:29:27 ID:V0/bB2Mc

読んでくれた人ありがとうございました。

映画は初日に観に行きました。もう何か色々凄いのでまだ観てない人はぜひ劇場に行って欲しいです。

114名無しの決闘者:2016/04/29(金) 19:53:41 ID:Ct3hHNUE
乙。
ミザエル「七皇の中で私だけ出番が無い‥‥これほどの屈辱を味わったのは初めてだ‥‥」

115名無しの決闘者:2016/04/29(金) 19:55:15 ID:99PrUMnE
>>109
へえ〜デートかよ
もっと指にお菓子ハメるとかさ!

116名無しの決闘者:2016/04/29(金) 20:52:44 ID:SH25/AIQ
ウサギの肉食べた事あるわ
豚の缶詰だと思って買ったらウサギの肉だと知ったから驚き
味は豚みたいだったけど

親戚がウサギ飼ってるから抵抗あったなぁ

117名無しの決闘者:2016/04/30(土) 03:40:08 ID:mFCgZzQk

このあとミハエルとアンナはホテルに行ってハメry(フィールスレに強制送還される音)

118名無しの決闘者:2016/05/02(月) 21:03:19 ID:CZMQp4iY

ベクたんが嫌ならベッキーはどうだろう

119名無しの決闘者:2016/05/03(火) 00:00:38 ID:yX29WtjU
真ゲス=ベッキーですね。極めてるね。

120名無しの決闘者:2016/05/05(木) 10:53:44 ID:sGZF.9NE
いや待て、ゲスとベッキーは厳密にはちが…くもないか

121ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:07:04 ID:j.QQ2cGc

投下します。

ドルベ「ルンバ?」

122ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:07:54 ID:j.QQ2cGc

毎度お馴染み神代家……

ドルベ「ああ、確か兵庫県にある……」

璃緒「それは丹波ですわ。そうじゃなくてルンバ、これですわよ」

ルンバ<…………

ドルベ「何だ、このスターシップ・スパイ・プレーンみたいな機械は?」

璃緒「何だと思います?」

ドルベ「そうだな……分かった、高速で回転して中心からモンスターが飛び出すのだな!」

璃緒「残念ながらこれは戦うカップ焼きそばではありませんわ。ルンバはね……実は掃除機ですの!」

ドルベ「なんと」ビックリボー

123ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:08:55 ID:j.QQ2cGc

璃緒「では動かしますわね。ポチッとな」カチッ

ルンバ<ウィィィン

ドルベ「おお、動き出した! 動き出したぞメラグ!」

璃緒「ただ動いているだけではありませんわ。あんな風に動きながらもちゃんとお掃除もしてますのよ」

ドルベ「確かにルンバが通った後は心なしか綺麗になって輝いている気がする。まさに光差す道、スターライト・ロードだな!」

124ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:09:39 ID:j.QQ2cGc

璃緒「驚くのはまだ早いですわよ、ドルベ。お楽しみはこれからですわ!」エンタメ!!

ドルベ「あ、ルンバの先にゴミ箱が……このままではぶつかる! 危ない!!」

ルンバ<ウィィィン……ピタッ

ルンバ<スゥー……ウィィィン

ドルベ「避けただとぁぁぉぉぉ!?!?」キョウガクェーサー

璃緒「ふふっ」ドヤァ

125ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:10:14 ID:j.QQ2cGc

ドルベ「まさか視覚まで持っているというのか。恐ろしいなルンバ……」

璃緒「よく出来ましたわね。こっちにいらっしゃいルンバ」

ルンバ<ピピッ……ウィィィン

ドルベ「こっちに来た!? 聴覚まであるのかルンバ!!」ビックリボン

璃緒「ドルベも呼んでみなさいな」

ドルベ「わ、私がか?」

126ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:10:54 ID:j.QQ2cGc

ドルベ「…………」ドキドキング

ルンバ<…………

ドルベ「……ル、ルンバ」

ルンバ<ピピッ……ウィィィン

ドルベ「!」パァァ

璃緒「〜♪」ニコニコ

127ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:11:59 ID:j.QQ2cGc

ドルベ「おお、ルンバ……」

ルンバ<ピピッ

ドルベ(何だ、この胸の高鳴りは? 何だ、奥底から込み上げてくるこの感情は?)

ドルベ(もしかしたらあの可愛らしい動きを見た時からか。いや、最初にこの目で見た瞬間からなのか)

ドルベ(そうか……今、私はハッキリと分かったぞ)

ドルベ「これが、『愛』か……」ボソッ

璃緒(あ、今ドルベに変なスイッチが入りましたわね)ニコニコ

128ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:12:45 ID:j.QQ2cGc

…………

凌牙「――で、ルンバはドルベのお気に入りになったと」

璃緒「ええ、昼間見せてから今までずっとあんな感じなの。まさかここまで気に入るとは思わなかったわ」

ドルベ「うふふ〜♪」

ルンバ<ウィィィン

凌牙「……何か男が頬杖つきながら満面の笑みでルンバ見つめる光景は少し気味悪いな」

璃緒「そう? ドルベだし私は可愛いと思うけど」

129ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:13:29 ID:j.QQ2cGc

凌牙「しかしあんなもん一体何処で手にいれたんだよ? 結構高そうに見えるが」

璃緒「商店街の福引で引き当てたのよ。ああいう実用的な物を当てるなんて私のドロー運も中々のものでしょ?」フフン

凌牙「成る程ね……おい、ドルベ。俺にもそのルンバちょっと見せてくれよ」

ドルベ「うむ、いいぞ。だがナッシュ、ルンバという呼び方はいただけないな」

凌牙「は? 何でだよ、ルンバはルンバだろ?」

130ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:16:46 ID:j.QQ2cGc

ドルベ「ナッシュよ。彼はもう我々の仲間なのだ」

凌牙「え、そんなレベルなのか? ってか彼って……」

ドルベ「そして彼にだって立派な名前がある。ルンバをルンバと呼ぶのは人間を人間と呼ぶ様なものだぞ」

凌牙「……お前まさかルンバに名前を付けたのか?」

ドルベ「モチのロンゴミアント。彼には私から素晴らしい名前を贈った」

凌牙「一応聞いてやる。何て名前だ?」

ドルベ「ナッシュ三号だ」メガネキラーン☆

凌牙「…………」

※ちなみに『ナッシュ二号』は以前ドルベが捨てられていた所を拾い、現在はキャットちゃんの家で飼われている仔猫の名前である。

131ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:17:58 ID:j.QQ2cGc

…………

ドルベ「もう21時か……先に休ませて貰うぞ2人とも」

凌牙「ああ」

璃緒「おやすみなさいドルベ」

ドルベ「おやすみ。いくぞ、ナッシュ三号」

ルンバ<ピピッ……ウィィィン

凌牙「あいつまさかルンバと一緒に寝るのか?」

璃緒「みたいね。食事中もずっと足元に置いてたみたいだし、TVも一緒に観てたから」

132ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:18:55 ID:j.QQ2cGc

凌牙「いくら何でものめり込み過ぎだろ。完璧にペット感覚だぞ、あれ」

璃緒「ある意味ドルベらしいというか何というか」アハハ

凌牙「だけど何事にも限度ってもんがあるだろ?」

璃緒「でも生き物にしろ機械にしろ何かを大切にするって事はとても良い事よ」

璃緒「ドルベは確かにたまに暴走しちゃう事はあるけど、何事にも一生懸命にする所は私は好きだけどなぁ」

凌牙「……まあ俺らに迷惑掛けないなら別に良いけどよぉ」

凌牙(だけど今までの経験上絶対これで終わらない気がするんだよな……明日辺り何かありそうだ)

133ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:19:52 ID:j.QQ2cGc

翌朝……



「――ああああああああああ!?!?!?」



凌牙「ちょ、何だよ? 朝っぱらから?」バッ

璃緒「りょ、凌牙! 今の声って……」バッ

凌牙「ドルベの部屋からだな。くそっ、やっぱり何かあったか」

璃緒「とにかくドルベの部屋に急ぎましょう!」

凌牙「そうだな。お前がナチュラルに俺の布団で寝てたのは一先ず置いておいて行くぞ!」

134ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:21:23 ID:j.QQ2cGc

ドアバン!!

凌牙「おい、ドルベ! 朝っぱらから大声出してどうした!?」

璃緒「ただ事では無い様でしたけどどうしましたの!?」

ドルベ「…………」ボーゼンマイン

凌牙「ドルベ?」

ドルベ「……動かないんだ」

璃緒「え?」

ドルベ「ナッシュ三号が……返事をしてくれないのだ」

ルンバ<…………

135ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:22:19 ID:j.QQ2cGc

…………

璃緒「うーん、確かにスイッチを入れてもウンともスンとも言いませんわね」カチカチッ

ドルベ「寝る前にスイッチを切って……今朝起きてすぐスイッチを入れ直したのだが……全く動かなくて……」ズーン

凌牙「ルンバってそんなに壊れやすい物なのか?」

璃緒「そんな事は無いと思いますけど……あ、でも」

凌牙「でも?」

璃緒「機械だからもし抱きしめて寝てたらはずみでおかしくなる可能性もあるかも……あっ!」

ドルベ「…………」ズーン

136ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:23:04 ID:j.QQ2cGc

ドルベ「そうか……ナッシュ三号を殺したのは私だったのだな……」

璃緒「そんな、殺しただなんて……」オロオロットン

ドルベ「いや、私が殺したのだ……私はナッシュ三号が可愛くてしかたなかった……それなのに……」グスッ

ドルベ「自分の一方的な想いで……彼を苦しめ……結果殺してしまったのだ……」ウルウル

ドルベ「私はナッシュ三号の事を何も考えていなかった……私が愚かだったのだ……」ポロポロ

璃緒「ドルベ……」

凌牙「…………」

137ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:23:51 ID:j.QQ2cGc

ドルベ「ナッシュ三号……私は、私は……」

凌牙「……それでどうするんだよ?」

ドルベ「……え?」

凌牙「ナッシュ三号が死んで、仲間が死んで、お前はただ泣いてるだけなのか?」

璃緒「ちょっと、凌牙?」

凌牙「ナッシュ三号はお前の仲間なんだろう? 仲間の事なのにそんな簡単に諦めちまうのか、お前は?」

ドルベ「ナッシュ……」

138ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:25:24 ID:j.QQ2cGc

凌牙「忘れるなよドルベ? 今は人間でもてめえは誇り高き七皇の1人なんだ!」

凌牙「だったら例え付き合いが短くても、機械でも、一度仲間と決めた相手をそう簡単に見捨てるんじゃねえ!!」

凌牙「それがバリアン七皇の1人、全てを守る『白き盾ドルベ』だろうが!!」

ドルベ「ナッシュ……」

璃緒「凌牙……」

凌牙「それにまだ手は無い訳じゃねえ。出掛ける準備をしろ、ドルベ」

璃緒「何処か行くの?」

凌牙「決まってるだろ。ナッシュ三号を病院に連れて行くんだよ」

ドルベ&璃緒「え?」

139ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:26:31 ID:j.QQ2cGc

…………

凌牙「カイトの奴なら機械に強い。ナッシュ三号もきっと救えるはずだ」

璃緒「でもこんな早く行って迷惑にならないかしら? まだ朝の6時よ?」

凌牙「まあ嫌味の1つや2つ言われるだろうがそれくらい必要経費だ。今は一刻も早くこいつを直すのが先だ」

ルンバ<…………

凌牙「それじゃあ行くぞ、ドルベ。飛ばすからしっかり掴まっていろよ!」

ドルベ「分かった」

璃緒「気をつけてね、2人とも」ノシ

ブロロローン!!

140ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:28:21 ID:j.QQ2cGc

ドルベ「……ナッシュよ」

凌牙「んだよ?」

ドルベ「感謝する、ありがとう……もし君の言葉が無ければ私はただあの場に泣き崩れて何も出来なかったと思う」

凌牙「別に。あのままワンワン泣かれるのがウザかっただけだ」

ドルベ「君は何時も私の進むべき道に光を灯してくれる……やはり君は私にとって最高の友だ、ナッシュよ」

凌牙「うっせーよ……ほら、飛ばすから振り落とされるなよ!」

ドルベ「うむ、全速前進だナッシュ!!」

ブロローン!!!

141ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:30:12 ID:j.QQ2cGc

…………

璃緒「ルンバ直ると良いけどなぁ……ん?」

璃緒(これはルンバの取説。そういえばちゃんと読んでませんでしたわね)

璃緒(もしかしたらこれに直すヒントが書かれてたかも……ん、充電時間?)ペラペラ

璃緒「初回の充電では16時間掛かります、か……私、そんなに充電しましたっけ?」

璃緒「…………」

璃緒「あ」


璃緒がこの事に気づいたのは朝早くからただ充電が切れたルンバを持ち込んだ凌牙とドルベの2人がカイトから大目玉を食らっていたのとほぼ同じ頃であった。

<おわり>

142ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/05/05(木) 20:31:00 ID:j.QQ2cGc

読んでくれた人、ありがとうございました。

作中のルンバと実際のルンバは一部機能が異なります。では。

143名無しの決闘者:2016/05/05(木) 20:56:01 ID:FqWHV7xM
乙。ドルベ可愛い。

144名無しの決闘者:2016/05/05(木) 23:56:01 ID:aGSy3IrA
乙。ゼアルの世界なら、オボットみたいに喋るルンバくらいたくさんいそう

145名無しの決闘者:2016/05/06(金) 00:01:34 ID:TyQ6Lqps
わたⅤはミハエルのためにネブラ型ルンバを開発してあげよう

146名無しの決闘者:2016/05/06(金) 13:17:09 ID:96I4Mh1k
ドルベは癒し

147名無しの決闘者:2016/05/06(金) 22:28:33 ID:Z2RWEANE

ドルベ「うふふ〜♪」で萌え死んだ

148名無しの決闘者:2016/05/08(日) 18:18:29 ID:USPBO8Gc
絶望王ホープレスは二次創作で使えそうなモンスター
遊馬のホープを吸収して復活する的な感じで

149名無しの決闘者:2016/05/09(月) 19:36:40 ID:2JPjvdvM
『No.59 背反の料理人(バック・ザ・コック)』を見て思いついた話。
初期ゼアル風に


X話『燃えよ、料理魂!無敵料理人あらわる』
遊馬は帰り道に偶然、見習いコックの『火遠園守(かえんえんしゅ)』と出会う。
彼は人々に喜んでもらえる料理を作ろうと料理人を目指しているが中々上手くいかないらしい。
遊馬はそんな彼に「諦めなければ夢は叶う」とアドバイスをする。
だが、その夜に火遠は1枚のナンバーズを拾って……

X2話『炎と炎の最大決戦!届け、魂のマグマックス!』
ナンバーズに操られて人々に無理矢理料理を食わせるようになってしまった火遠。
遊馬はそんな彼を元に戻すためにデュエルを挑む。
だが、火遠のナンバーズ、No.59 背反の料理人の力により苦戦を強いられる。
遊馬は元の火遠に戻すためにあるモンスターを召喚する……!



SS向きのネタ。イメージ的にはカイト(2戦目)前あたりのイメージ。
火遠が悩んでいるのは今の料理長が自分を虐めているように感じたから。
自分が忙しくなかったら自分で書いていたか知れないからここで供養。
誰かが書いてくれるのを祈って。

150名無しの決闘者:2016/05/16(月) 00:58:54 ID:GfJliqF2
遊戯王のキャラを出すSSじゃなくて、遊戯王のカードを扱った創作の場合、キャラってどうすればいいですか
SSだとよくあるのはブーンとか男や友のようなキャラですがバリエーションが少ないので……

151ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:20:35 ID:xPcFt4Ok

投下します。

璃緒「凌牙お兄ちゃん♪」 凌牙「は?」

152ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:22:28 ID:xPcFt4Ok

神代家・休日……

璃緒「光の矢を放て〜この目は今敵を捉えた〜♪」ソウジキブーン=3

璃緒(ふぅ、今日はお掃除が捗りますわね。このペースなら凌牙達が帰って来るまでには終わりそうですわ)

璃緒(さてと、次は凌牙の部屋ですわね)ドアガチャ

璃緒(ん〜、相変わらず思春期の男の部屋とは思えないくらい綺麗に片付けられた部屋ですわね。まあ汚いよりはずっとマシですけど)

璃緒「さて……」チラッ

璃緒「今日もベッドの下には何も無しと……つまらないですわね」チッ

153ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:24:12 ID:xPcFt4Ok

璃緒「如何わしい本の1冊でもあれば机の上に置いておくのですが……あら?」

璃緒「この瓶に入っているのは……チョコレート? 凌牙のおやつかしら?」

璃緒(結構量がありますわね。まったく、せっかくスタイルいいのにこんなに食べたらあっという間におデブちゃんになっちゃいますわよ)

璃緒(という訳でちょっと頂いちゃいましょうか。兄のスタイル維持の為にあえてその身を犠牲にする……ああ、私ったらなんて出来た妹かしら)

璃緒「ふむ、ちょっと変わった味ですけど結構イケますわね」モキュモキュ

璃緒「さて、凌牙が帰って来る前にさっさと掃除を終わらせないと……ついでにもう2、3個ほど頂いときましょうか♪」モキュモキュ

154ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:25:28 ID:xPcFt4Ok

…………

凌牙「ただいまー。璃緒ー戻ったぞー」ゲンカンガチャ

しーん……

凌牙(ん、出掛けてるのか? だけど鍵も掛かってなかったし靴もあるよな?)

凌牙(あれ、俺の部屋のドアが半開きになってる……まさか!?)

凌牙「おい、璃緒! 勝手に部屋に入るなって何度も言っているだろ!!」

璃緒「…………」

凌牙「ん?」

155ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:26:39 ID:xPcFt4Ok

凌牙(何だ、あいつ? 部屋の真ん中で俯いて……それに妙に静かだぞ?)

凌牙「おい、璃緒。俺の部屋で何してるんだよ?」

璃緒「…………」

凌牙「返事くらいしろよ。お前何だか様子がおかしいぞ?」

璃緒「……ちゃん」ボソッ

凌牙「ん?」

璃緒「……凌牙お兄ちゃぁぁぁぁん♪♪♪」ガバッ

凌牙「は? どわあぁ!?」



ドンガラガッシャーン!!

156ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:27:53 ID:xPcFt4Ok

璃緒「もぉん、帰って来るのおーそーいー♪ 待ちくたびれてぇ、あらひほんとに寂しかったんらから〜♪」スリスリ

凌牙(な、何だ? 俺は何で璃緒に押し倒されてんだ? しかも顔に柔らかい物を擦りつけられて……って!?)

凌牙「ちょ、わっぷ! やめろ、璃緒! どうしたんだよ? お前、明らかに変だぞ!?」ジタバタキオン

璃緒「変なんかじゃにゃいよ〜お兄ちゃ〜ん。璃緒ちゃんはー何時でも何処でだいじょーぶいっ! なのれーす♪」

凌牙「ここまで大丈夫じゃない大丈夫も初めて聞いたぞ……本当にどうしたんだよ、お前!?」

凌牙(一体こいつに何が起こってんだ? 顔も赤いし、呂律も回ってないみたいだし、おまけに俺の事をお兄ちゃんって……まさか!?)

157ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:30:06 ID:xPcFt4Ok

凌牙「瓶の中のチョコが減ってる……お前、あのチョコ食べたのか!?」

璃緒「うん、おいひかったよ〜♪ チョコのおいひさに〜今のわたひは幸せいっぱい胸いっぱいなの〜♪」

凌牙「くっ、それでか。あれは酒が入ってるチョコなんだぞ! ドルベが間違って大量に買って来たのを預かってたんだ!」

璃緒「そうだったんだー。お兄ちゃん、ごめんなしゃーい♪」テヘペロ

凌牙(しかしチョコレートボンボン程度でここまで酔うとは……もしかしなくてもこいつ、滅茶苦茶アルコールに弱かったのか?)

璃緒「えへへ〜凌牙お兄ちゃ〜ん♪」スリスリ

凌牙「勘弁してくれよ……とりあえず離れろ。水汲んで来てやるからそれ飲んで酔いを醒ませ」

158ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:30:57 ID:xPcFt4Ok

璃緒「んっ」ギュ

凌牙「ちょ、だから離れろってば」

璃緒「んっー」ギュー

凌牙「離れてくれって! 動けないだろうが!!」

璃緒「……行っちゃやだ」

凌牙「へ?」

璃緒「お兄ちゃん……行っちゃやだ///」←上目遣い

凌牙「…………」

159名無しの決闘者:2016/06/06(月) 20:31:59 ID:IkjwBFN.
薄いブックス!の召喚反応を確認!

160ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:33:00 ID:xPcFt4Ok

凌牙(……はっ! 何をぼーっとしてるんだ、俺は!? 思ってない! 実の妹に『何だこの可愛い生き物は?』とか思ってないからな!!)クビブンブン

璃緒「隙あり〜!!」バッ

凌牙「なっ! ぬわっ!?」


ドスーン!


凌牙「痛てて……このぉ、お前は何回俺を押し倒せば気が済むんだよ!! って、しかも今度はベッドの上……!?」

璃緒「フッフッフッ……♪」

凌牙(あ、あれ? 俺は何で妹に馬乗りにされてるんだ?)

161ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:35:38 ID:xPcFt4Ok

凌牙「おい、璃緒! 離れろ、突き飛ばすぞ!!」

璃緒「わたひ、チョコ好きだけどぉ……お兄ちゃんの方がもっひょ好きなんだよー」クスクスッ

凌牙「は? 何言い出すんだよ。いいからさっさと降りて……」

璃緒「んっ……」ペロ

凌牙「!?」ビクッ

璃緒「うん……やっぱりお兄ちゃんの方がおいひい♪」

凌牙(首筋を舐めたのか、こいつ……くっ、とにかくまずい! これ以上続けるのは非常にまずい!!)

162ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:38:17 ID:xPcFt4Ok

凌牙「い、いい加減にしろ! いくら酔ってるからってなぁ、世の中にはやって良い事と悪い事があるんだぞ!!」

璃緒「はぁはぁ……お兄ちゃん……///」

凌牙(何でそんなうっとりした目でこっちを見るんだよ! 息もやけに荒いし……)

凌牙(こうなったらもう無理にでも突き飛ばすしかねえ! だけどなぜか身体が上手く動かない……何とか、何とかしないと!!)

璃緒「ねえ、お兄ちゃん……///」

凌牙「り、璃緒……」










璃緒「……気持ち悪い」

凌牙「え?」

163ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:41:56 ID:xPcFt4Ok

凌牙「き、気持ち悪いって……まさかお前、吐くのか? 吐いちゃうのか? この態勢でか? じょ、冗談だろ?」

璃緒「ごめん……お兄ちゃん……我慢、出来ない……」プルプル

凌牙「謝らなくていいからマジやめろ! つーか吐くならせめて俺を解放しろ! くそ、何でお前はこんなに押さえつける力が強いんだ! ジョジョのブラック・サバス(押さえつける力はA)かよ!!」

璃緒「もう駄目……無理ぃ……」プルプルプルプル

凌牙「ちょ、無理じゃない! お前はやれば出来る子だ! よっ、璃緒は凄い子! だから、後生だから勘弁してく……うわああああああああああああああああ!!!!!!!!!」





合唱

164ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:43:38 ID:xPcFt4Ok

…………

璃緒「……んっ」

璃緒(ここは……私の部屋? 私、何時の間に眠っていたのかしら)

璃緒(確かチョコを食べながら凌牙の部屋を掃除して……あれ、それからどうしましたっけ?)

璃緒「う〜ん、何だか頭がガンガンしますわね。水でも飲んできましょう」ドアガチャ

璃緒「それにしても本当にどうしたのかしら? チョコを食べてからの記憶が全然ありませんわ……」

凌牙「……何も覚えてないのかよ。まあその方がいいかもな」

璃緒「きゃ! りょ、凌牙!?」ビックリボー

165ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:44:44 ID:xPcFt4Ok

璃緒「帰ってたの? もう、いきなり声掛けないでよ! びっくりしたじゃない!!」プンスカブックス

凌牙「それは悪かったな……まあ正気に戻ったみたいでよかったよ」

璃緒「何の話よ? あら、何だかやけに疲れた顔をしてるわね。それに髪も濡れてない?」

凌牙「ちょっとシャワー浴びて来ただけだから気にするな。それと璃緒」

璃緒「何よ?」

凌牙「俺は今日の事は忘れる。だからお前はこれからの人生……絶対に酒だけは飲むな。いいな?」

璃緒「……はい?」

<おわり>

166ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/06(月) 20:45:17 ID:xPcFt4Ok

読んでくれた人、ありがとうございました。

167名無しの決闘者:2016/06/06(月) 21:21:13 ID:k51rOE3.
良かったよ

168名無しの決闘者:2016/06/06(月) 22:56:09 ID:BHkDBm0c
これが、ゲロ・リバース・・・!

169名無しの決闘者:2016/06/06(月) 23:13:01 ID:YvF2aC8Y
最近のヒロインは吐いてなんぼだしな!

170ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:07:51 ID:rtjc76eU

投下します。

ユーリ「君達、短編集だよ」

171ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:08:46 ID:rtjc76eU

『禁断症状』

遊矢「うおおおおおおお!!!」

沢渡「おい、遊矢がまた危なくなってるぞ! どうしたんだ?」

権現坂「禁断症状だ」

沢渡「禁断症状?」

遊矢「ハリセェェェン!!! ハリセエエエエエェェェェン!!!」

権現坂「既に1年以上柚子からのハリセンで叩かれてない。激しいストレスが遊矢の精神を暴走させているんだ」

沢渡(何処からツッコめば……)

172ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:10:28 ID:rtjc76eU

『新衣装』

柚子「あーいいお湯だった♪ あ、着替えこれかな?」

柚子「……あれ?」

柚子(これどっちが前かな? 向き的にはこうだけど……あれ? え?)

…………

明日香「よく似合ってるわよ」

柚子(良かった! 正解だった!!)

173ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:11:22 ID:rtjc76eU

『懺悔』

カイト「懺悔の用意は出来ているか!」

アカデミア兵「ちょっと待って! 急に言われても用意してない!」

カイト「早くしろ」

アカデミア兵「えっと、ごめんなさいとかでいいのかな? やっぱり一言は不味い?」

カイト「大事なのは気持ちだ」

アカデミア兵「すいません! やっぱりもう少し考えさせて下さい!!」

その後懺悔の用意は何とか出来上がり、アカデミア兵も無事にカード化された。

174ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:22:54 ID:rtjc76eU

『励まし』

サヤカ「私のせいで瑠璃は連れ去られた……カイトも戻って来ないし……本当私って駄目だなぁ……無力……非力な私を許して……」ボソボソ

アレン(サヤカが落ち込みすぎて負の連鎖を……くっ、こうなったら俺が励ますしかねえ!)

アレン「神月アレン、グスタフ・マックスのマネやります! ゴゴゴ……ドキューンドキューン!! ズボボボボボ!!!」

サヤカ「アレン、五月蠅い」

アレン「 (´・ω・`)」

175ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:23:58 ID:rtjc76eU

『明日すら愛おしくなるほどのグロリア姉さんの夢』

グロリア「私は手札から『BUM(バストアップマジック)-ボッキュボンフォース』を発動! これで私は理想の乳を手に入れる!!」

ボッキュボーン!!!

エド「馬鹿な! Dを超えるというのか!?」ビックリボー

グロリア「アハハハ、見たかエド! これでもう誰にもまっ平らーなどとは呼ばせない……グロリア・タイラーは進化したのだ!!」

…………

グロリア「やったぞぉ〜グレースゥ〜……むにゃむにゃ」

グレース「こんな所で寝てたら風邪引くわよ、グロリア姉さん」

176ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:25:21 ID:rtjc76eU

『YP脳』

隼「何を難しい顔をしているんだ、ユート?」

ユート「隼か。いや、学校の宿題をやっているんだがこの問題が分からなくて……」

隼「『次の言葉から正しいものを選択せよ』か……成る程な」

ユート「分かるのか?」

隼「答えは分からん……だが『選択せよ』と書かれているところ見るこの問題文は対象を取る問題文だ!」キリッ

ユート「…………」

177ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:26:35 ID:rtjc76eU

『子猫』

子猫「にゃーにゃー」

明日香「あら、可愛い猫ちゃんね。こっちにいらっしゃい♪」

ぴょーん……ぽよ〜ん♪

明日香「ふふ、意外と甘えん坊なのね」ナデナデ

…………

子猫「にゃーにゃー」

グロリア「ほう、可愛い猫だな。こっちに来い、さあ」

ぴょーん……ゴスッ!!

グロリア「ぐふっ!? げほっげほっ!?」

グレース「グロリア姉さん!?」

178ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:27:38 ID:rtjc76eU

『直視』

リン(さっきからユーゴが私をジッと見てる)

ユーゴ「…………」ジー

リン「ねえ、ユーゴ。何か用なの?」

ユーゴ「別に何でもねえよ」

リン(何でもない訳ないと思うんだけど……言いたい事でもあるのかな?)

ユーゴ(目覚めろ、目覚めるんだ俺の透視能力!)ジー

179ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:28:25 ID:rtjc76eU

『難題』

グロリア「大丈夫か、グレース? おっぱい揉むか?」

グレース「え!?」

グロリア「遠慮する事は無いぞ、私達は姉妹ではないか。さあ!」

グレース「…………(滝汗」

180ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:30:12 ID:rtjc76eU

『父の教え』

遊矢「泣きたい時は笑え。精一杯大笑いするんだ。 笑ってるうちに本当に楽しくなってくる。それが次のエネルギーになる」

ユート「それが君の父、榊遊勝の教えか」

遊矢「ああ! 俺はこの言葉を胸に最高のエンタメ・デュエリストになるんだ!」

…………

上司「榊君、こんなんじゃ駄目だよ。何年この会社に勤めてるの? もっとしっかししてくれないと困るんだけど?」

遊矢「すいません! 気を付けます!!」ニコニコ

遊矢(あれから20年、エンタメ・デュエリストにはなれず社畜の道を歩む事になった……だけど父さんの教えのおかげで何とかやってるよ!)

遊矢(泣きたい時は笑えばいいんだ! ありがとう、父さん!!)

<ハッピーエンド!>

181ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/06/11(土) 21:31:23 ID:rtjc76eU

読んでくれた人、ありがとうございました。

最近タイラー姉妹が可愛くて仕方ないです。

182名無しの決闘者:2016/06/11(土) 22:11:04 ID:XGpc5IgI
乙。個人的にはグレースのほうが好きだが他の人はどうなんかね?

183名無しの決闘者:2016/06/11(土) 22:16:56 ID:TqTkyyrY
乙。10分の3がタイラー姉妹ネタ…これがうp主の愛なんだね。

184名無しの決闘者:2016/06/11(土) 22:27:03 ID:xc5mmsRs

ユーゴがアホかわいい
個人的にはグロリアねえさんが好きです

185名無しの決闘者:2016/06/30(木) 22:59:08 ID:dmy9MFOU
ガイドss来たー

186ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 20:47:18 ID:QUtfGztg

投下します。

凌牙「ある夜の出来事」

187ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 20:48:39 ID:QUtfGztg

神代家・夜……

凌牙「Zzz」グッスリボー

ユサユサ……

凌牙(……ん? 何だ?)

ユサユサユサ……

凌牙(誰だよ、俺を揺らすのは? せっかく人が気持ち良く寝てるっていうのに……)



ドルベ「――おお、やっと起きてくれたか我が友よ」←馬乗りになって顔を覗きこんでいる



凌牙「!?」ビックリボー

バシィ!!!!

188ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 20:50:14 ID:QUtfGztg

ドルベ「いきなり殴るなんて酷いぞ、ナッシュ……(泣」ヒリヒリ

凌牙「黙れ。起こされたと思ったらいきなり目の前に男の顔がどアップであったら誰だって殴るだろ。俺だってそうする」

ドルベ「そんな! 私とナッシュの仲ではないか!?」

凌牙「どういう仲だよ……つーか1時かよ、まだ夜中もいいとこじゃねえか」ウンザリチュア

ドルベ「すまない。実は急を要する事態に陥ったのだ」

凌牙「お前がそういう事を言ってもあんまり緊迫感が無いが一体どうしたんだ?」

189ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 20:51:06 ID:QUtfGztg

ドルベ「ナッシュよ」

凌牙「おう」

ドルベ「トイレに行きたくないか?」

凌牙「別に」

ドルベ「そうか……ナッシュよ」

凌牙「おう」

ドルベ「トイレに行きたくないか?」

凌牙「何で同じ質問2回もした? 行きたくねえよ」

190ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 20:52:04 ID:QUtfGztg

ドルベ「隠さなくても良いぞ。私と君は親友同士、君の望む事などマルッとお見通しなのだ」

凌牙「本当に俺の望む事をお見通しなら寝かせて欲しいんだが?」

ドルベ「本当に行きたくないのか? 無理は禁物だぞ? 我慢しても良い事は無いぞ?」

凌牙「しつけえな。だから誰も……って、もしかしてお前が行きたいのか?」

ドルベ「……別にそんな事は、無い」プルプルプル

凌牙(チワワみたいにプルプル震えてる)

191ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 20:54:00 ID:QUtfGztg

凌牙「何でこんな夜中に連れションなんか誘いに来るんだよ。行きたいなら1人で行けばいいだろう」

ドルベ「確かにそうなのだがこの時間のトイレは何だか不気味で……」

凌牙「夜のトイレが怖いとかガキか、お前は。とにかく俺は寝る。お前は漏らす前にさっさと1人で済ませて来い」

ドルベ「一緒に来てはくれないのか?」

凌牙「…………」

ドルベ「ナッシュゥ……(´・ω・`)」

凌牙「……ああもう、分かったよ! ついていけばいいんだろう! だからそんな顔で俺を見るな、くそっ!!」

ドルベ「(*゜∀゜*)」パァァ

192ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 20:56:35 ID:QUtfGztg

…………

凌牙&ドルベ「…………」トコトコ

凌牙「おい、くっ付き過ぎだ。少し離れろ」

ドルベ「これは君が暗闇で転倒しない様に支えているのだ」

凌牙「逆に歩きにくくて危ねえから。というかいくら何でも怯え過ぎだろ。まさかまたオカルトかホラー系の番組観たんじゃねえだろうな?」

ドルベ「……実は」

凌牙「実は?」

ドルベ「今日ハルトと一緒に『トイレの花子さん』というアニメを観た……」

凌牙(懐かしい)

ドルベ「さっちゃんが怖かった。後トンカラトンも……」ガクブルーアイズ

193ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 20:57:17 ID:QUtfGztg

…………

ドルベ「では手早く済ませて来る」

凌牙「ああ」

ドルベ「ナッシュ、私が用を足している間に勝手に部屋に戻らないでくれよ。戻ったら泣くぞ、脅しじゃないぞ」

凌牙「どういう脅しだよ。分かったからさっさと行け」

ドルベ「分かった。それでは……」

ドアガチャ……バタン

194ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 20:58:18 ID:QUtfGztg

ドルベ「ナッシュ」←トイレの中から

凌牙「何だ?」

ドルベ「そこに居るか?」

凌牙「返事してんだろ?」

ドルベ「そうだな……」

凌牙「たくっ……」

ドルベ「確認するが君は本当にナッシュなのか? もし違ったら私は……」

凌牙「良いからさっさと出すもん出せよ! 俺はマジで眠いんだよ!!」

195ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 20:59:12 ID:QUtfGztg

ドアガチャ……

凌牙「終わったか……じゃあ部屋戻って寝るぞ。明日も学校だしな」

ドルベ「ナッシュ……」

凌牙「どうした?」

ドルベ「出なかった……」

凌牙「は?」

ドルベ「何だか変に緊張してしまって……尿意はあるんだが出ないんだ。言うなれば激流葬発動前にトラップ・スタンを打たれた様な感じだ」

196ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 21:00:28 ID:QUtfGztg

凌牙「いや、別に出ないなら出ないでいいんじゃねえのか?」

ドルベ「さっきも言った通り尿意はあるんだ。このまま部屋に戻ったら明日の朝は大惨事だ」

凌牙「じゃあどうすんだよ?」

ドルベ「やはりこれは君の声だけでは不安を感じるせいだと思う。だから……」

凌牙「だから?」



ドルベ「私と一緒にトイレに入ってくれないか?」



凌牙「…………」

ドルベ「…………」

凌牙「WHY?」

197ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 21:01:29 ID:QUtfGztg

…………

ドルベ「恥ずかしいからこちらは見ないでくれ」

凌牙「…………」←背中を向けてる

ドルベ「では……ふぅ」

凌牙「…………」

ドルベ「むぅ……少し歯切れが悪いな」

凌牙「…………」

凌牙(俺はこんな夜中に何をしているんだろう……?)

198ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 21:02:28 ID:QUtfGztg

ドルベ「よし、手も洗ったぞ! 待たせたな、ナッシュ!!」スッキリチュア

凌牙「本当にな……」ゲッソリチュア

ドルベ「大丈夫か? 何だか疲れている様だが?」

凌牙「誰のせいだと……ああ、もう良い。部屋に戻ってさっさと寝るぞ」

ドアガチャ……

凌牙(兎にも角にもこれでようやく寝れる……ん?)

璃緒「あら、凌牙……と、ドルベ?」

凌牙&ドルベ&璃緒「…………」

199ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 21:04:52 ID:QUtfGztg

璃緒「……ごめんなさい。私何も見てませんから///」

凌牙「ちょっと待て! 何で顔を赤くして察した様な態度取ってんだよ、お前!?」

璃緒「大丈夫、同じトイレから出た時点で全部理解したから! 私は2階のお手洗いを使いますから2人は続きをごゆっくり!!」

凌牙「何がごゆっくりだよ! お前全然理解してないからな! 多分それ間違った解釈だから!!」

ドルベ「何をそんなに騒いでいるのだ? ただ私はナッシュとトイレで出すものを出していただけだが?」

璃緒「出すものを、出す……」ゴクリ

凌牙「お前は黙ってろ、ドルベェ! ああ、もういい加減俺を寝かせてくれぇー!!」

その後璃緒に誤解を解いたりしていた結果、凌牙が再び布団に戻った頃には時計の針は3時の時刻を示していた。

<おわり>

200ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/04(月) 21:05:47 ID:QUtfGztg

今まで読んでくれた人も今回読んでくれた人もありがとうございました。

機会があればまた何処かで。では。

201名無しの決闘者:2016/07/05(火) 00:12:18 ID:gQx/7vro

また書いてくれ

202ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:42:41 ID:9WB2YkrA

投下します

ベクター「俺と一緒に短編集をやってくれよ、遊馬ぁぁぁ!!」

203ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:43:55 ID:9WB2YkrA

『虫』

散歩中……

璃緒「夏は虫が多くて嫌になるわね」

凌牙「そうだな」

通行人(お、あの髪の青い娘可愛い♪)

凌牙「…………」ギロリ

通行人「!?」ビックリボー

璃緒「どうかした?」

凌牙「いや、虫が居たから追い払っただけだ」

204ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:44:34 ID:9WB2YkrA

『吹いたら勿体ないと思って』

璃緒「これから面白い事をするのでお茶を口に含んで下さい」

ドルベ「分かった」ゴクン

璃緒「飲んじゃ駄目です」

205ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:45:57 ID:9WB2YkrA

『偶然胸を触られた時の神代璃緒の反応』

・神代凌牙の場合

凌牙「わ、悪い! 手が滑って……!?」

璃緒「ふふ〜なんならもっと触る?」ニヤニヤリザ

凌牙「だから滑ったって言ってるだろ!!」

・IVの場合

IV「今のは事故で……!?」

璃緒「!?///」パチ-ン!!

IV「ありがとうございます!!」

・ドルベの場合

ドルベ「あ、すまない」

璃緒「はい? 何か?」

206ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:46:50 ID:9WB2YkrA

『昼寝と電話』

凌牙「Zzz」

ドルベ(ナッシュが昼寝してる)

prrrr……

ドルベ「ん、電話か。もしもし、神代だが?」

IV『俺だ。凌牙いるか?』

ドルベ「ナッシュなら私の隣で寝てるぞ」

なんか誤解された

207ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:47:49 ID:9WB2YkrA

『あーん』

ハルト「兄さん、あーん」

カイト「あーん……あむ」

ハルト「美味しい?」

カイト「ああ。で、これは何だ?」モグモグ

ハルト「さあ?」

カイト「!?」

208ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:48:46 ID:9WB2YkrA

『非力』

ドルベ「私は何時までも非力でいて良いのだろうか……?」

璃緒「当たり前よ。非力であってこそのドルベじゃない」

凌牙「お前が非力じゃなかったらそれはもうお前じゃないな。別の何かだ」

ドルベ「(´・ω・`) 」

209ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:50:02 ID:9WB2YkrA

『中間テストの順位』

璃緒「凌牙、何で貴方1位じゃないのよ!」←学年2位

凌牙「無茶言うな」←12位

アリト&ギラグ(バケモンだ、こいつら)←387位&389位

ドルベ「おや、ミザエル。君ならもう少し上の順位だと思っていたが?」←13位

ミザエル「いや、私はこれで良い」←107位

210ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:50:39 ID:9WB2YkrA

『路地裏』

璃緒「この路地裏を抜けるとウチへの近道でたまに使いますのよ」

IV「薄暗いし女が1人で通るには危なくねえか?」

璃緒「別にそんな事はありませんわよ」

IV「いや、絶対危ない。俺で学べよ」

璃緒「…………」

妙に説得力があった

211ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:52:10 ID:9WB2YkrA

『卓球』

凌牙「ドルベの奴、卓球が上手いって聞いたが見たところ普通じゃないか?」

遊馬「まあ確かにフォームとか意外と綺麗だけど」

璃緒「甘いですわね。二人とも、相手のピン球をよく見なさい」

凌牙「あ!」

遊馬「全部同じ場所に返してる!」

璃緒「あれが必殺のドルベゾーンよ!」

凌牙&遊馬「ドルベゾーン!?」

212ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:53:26 ID:9WB2YkrA

『鼻歌』

璃緒「〜♪」←鼻歌

ドルベ「!」

ドルベ「〜♪」←乗っかった

璃緒「!」

璃緒&ドルベ「〜♪」←デュエット

凌牙「!」←うるさくて怒った

璃緒&ドルベ「〜♪」←誘うように歌う

凌牙「…………」



璃緒&ドルベ&凌牙「〜♪」←仲良し

213ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/07/16(土) 18:54:33 ID:9WB2YkrA

読んでくれた人、ありがとうございました。

214名無しの決闘者:2016/07/16(土) 19:36:41 ID:VKwQaz3U


>璃緒「夏は虫が多くて嫌になるわね」
>凌牙「そうだな」

蝉丸「仮にもバリアンの皇でありながらその台詞」

215名無しの決闘者:2016/07/17(日) 00:37:14 ID:FlhIQ.DI
乙です
いったい1位は何者なんだ…?

216名無しの決闘者:2016/07/17(日) 01:05:22 ID:us6VqSvs
???「メラグぅ〜、テストの順位でお前とナッシュを抜いたのは、この!俺だァ!!」

217名無しの決闘者:2016/07/17(日) 15:54:42 ID:ozHE5RYA
天才わたVの血を引く良弟、Ⅲに決まっている

218名無しの決闘者:2016/07/17(日) 16:06:26 ID:MRoc4t4Y
遊馬「俺の解答は何も決まってねぇ、それがゼロ点の可能性だ!」←ドンケツ

219名無しの決闘者:2016/07/19(火) 11:26:42 ID:5RIBKaWg
ドルべ、ドルベっていったいなんなんだ

220名無しの決闘者:2016/07/19(火) 11:34:24 ID:hoKSuWmQ
>>215
カイト「兄さんが一番だよハルトオォォォォォ!」
ハルト「18歳なのに中学のテストを受けてる兄さんは嫌いだ……。」

221名無しの決闘者:2016/07/21(木) 18:46:33 ID:SSNJ.FQw
未来の貴方自身なのです…

222あああああ:2016/09/03(土) 17:07:11 ID:qxnkY69I
お久しぶりです夏休みも終わっちゃったねぇというわけで新学期ネタ
キャラ崩壊注意だぞ(定期)

223ぐろーりーおんじあかでみあ:2016/09/03(土) 17:07:58 ID:qxnkY69I
アカデミアの新学期初日

ユーリ「セレナ、夏休みの宿題やって来た?」

セレナ「……宿題?…………………あ」

ユーリ「え?何そのリアクション怖い」

セレナ「仕方ないだろう!これでも融合次元の代表として他次元との交流というプロフェッサーからの直々の任務をだな」

ユーリ「……ふーん絵日記は確かにちゃんと書いてきたみたいだね……へーDホイール乗ったんだ」

セレナ「ああ!サーキットの外から出て、Dホイールに乗って出かけたあの丘の夕日はそれはとても綺麗だった」

ユーリ「……ハートランドの遊園地にも」

セレナ「ああ!ジェットコースターに乗りながらのデュエルなど最初はどうなることかと思ったが」

ユーリ「スタンダードの塾の体験入学にも」

セレナ「ああ!ミッチーというデュエリストの作った料理は月光たちも満足そうだった」

ユーリ(え?どういうこと?デュエルの話だよね?)

ユーリ「それでセレナ。宿題、どうするの?」

セレナ「誰が逃げるものか!みんなまとめてやっつけてやる」

ユーリ「……仕方ないなぁてつだってあげるから少しでも片付けよう」

セレナ「……すまない」

224ぐろーりーおんじあかでみあ:2016/09/03(土) 17:08:47 ID:qxnkY69I
明日香「ユーリ、あまりセレナを甘やかしてはダメよ」

セレナ「ぐ、明日香」

明日香「セレナ、いつも言ってるでしょう?男の子なんて何を考えているのかわから……」

エド「イヤッッッホォオオオオオオオオオオオウウ!!!」

パリ―ン!(窓を蹴破る音)

明日香「ない生き物なんだから」

ユーリ・セレナ(スルーした!?)

エド「やあみんなおはよう!」

ユーリ「やあエド。久しぶり。この休み中はどこ行ってたの?」

エド「エクシーズ次元に出張さ。人気者は辛いねHAHAHA。そういえばセレナ。宿題はやって来たのかい?」

セレナ「何だ二人ともそろいもそろって!私をそんな風に思っていたのか!」

ユーリ「実際そうじゃん」

せれな「ぐぬぬぬ」

明日香「とにかくねセレナ。甘やかしてくれるからってあんまりユーリを信頼しすぎるのもよくないわ何を考えているのか分かりゃしないもの」

ユーリ「聞こえてるよ。ま、明日香の言い分にも一理ある。時間もまだ少しはあるし自分でやれる分はやっていこう」

セレナ「すまないなユーリ。いつもいつも」

ユーリ「大丈夫大丈夫。ただし覚えておいてね……これ、貸しだから」

明日香「ダウト!ダウト!」

225ぐろーりーおんじあかでみあ:2016/09/03(土) 17:09:25 ID:qxnkY69I
エド「それにしても……彼はまだ来ていないのかい?」

明日香「そういえば珍しいわね。真面目な彼がまだ来ていないなんて」

ユーリ「ま、夏は皆を大胆にするからね。ひょっとしたら夏休みデビューなんてこともあるかもよ」

明日香「そんな、彼に限って」

一同「ははははは!」

ガウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!

明日香「え?何?今の雄たけび」

エド「野犬でも入り込んだのか」

ユーリ「…」チラッ

セレナ「おい何で今こっちを見た」

ガラッ(教室のドアを開く音)

BB「ぐぅう…がううぅううう!!」

一同(…え?)

BB「……ぐぅ。がうぅううううう」

226ぐろーりーおんじあかでみあ:2016/09/03(土) 17:10:19 ID:qxnkY69I
ユーリ「え?ちょ、君、もしかしてBB君?」

セレナ「そんな、本当にBBなのか。あんなに真面目だったBBがこんな野生児に」

明日香「や、やめて!私に襲い掛かる気ね!エロ同人みたいに!」

BB「……おぁよう」

一同「喋ったぁアアアアアアアアアアアア!!!!」

ガラッ(ry

サンダース「おいお前ら何している早く席に着け」

明日香「せ、先生!BB君が!BB君が!」

サンダース「BBがどうかしたのか」

BB「ガウガウ」

ユーリ「ちょ、ダメだって!ボクのトレードマークの触覚が抜けちゃう!」

サンダース「何だそんなことか」

明日香「そんなことって!?」

サンダース「何を驚いている?ここはアカデミアだぞ!いつまで夏休み気分でいる!気を引き締めろ!今日から新学期だぞ」

明日香「えぇ……」

227ぐろーりーおんじあかでみあ:2016/09/03(土) 17:10:54 ID:qxnkY69I
サンダース「では各自。宿題を提出しろ!」

BB「ガウゥ」つノート

サンダース「うむ。偉いぞBB流石私の自慢の生徒だ」ナデナデ

BB「アウゥ…」

サンダース「それに比べてセレナ!何だ!プロフェッサーに可愛がられているからと言って学業をおろそかにしてはいかんぞ!」

セレナ「ぐぬぬ……何か納得がいかない」

ユーリ「あはははは!」

きょうもあかでみあはへいわでしたとさ

終わり

228あああああ:2016/09/03(土) 17:14:35 ID:qxnkY69I
いやぁBBの下りやりたかっただけだったんですがね付け足しでどうしたこうなった、と
スリーブ投票ユーリ×セレナとか割とありじゃない?と思いました

229第1親衛戦車師団:2016/09/18(日) 23:32:08 ID:xTd9xGhs
書かずにはいられなかったから書いた、後悔はしていない(キリッ


柚子「みんな〜ご飯よ〜!!」

素良「お腹すいたぁ〜」

ユート「ようやく夕食か・・・」

遊矢「今日は何?」

柚子「今日はサンマの塩焼きと酢の物よ!」

みんな「いただきま〜す!!」

素良「あっ、そうだ!」ガタッ!←立ち上がる

柚子「素良、どこ行くのよ?」

素良「うん、おかずがチョット・・・」

柚子「おかずがどうかしたの?」

素良「・・・」(キッチンから塩を取ってくる)

素良「ヨイショっと!(椅子に座りながら)」

柚子(なんで素良は塩なんか持ってきたの?)

素良「味って化学でもあるんだよね〜」

遊矢「化学?」

素良「一言で味っていっても、実際には甘味・酸味・塩味(えんみ)・苦味・旨味の5種類があるんだ」

遊矢「へぇ〜」

素良「それぞれの味をうまく調和させて補い合うことで、より深い味が引き出せるんだよ」

素良「例えばこのふたつ、サンマの塩焼きは塩味で、酢の物は酸味だよね」

素良「・・・」(酢の物の汁をサンマにかける)

素良「こうして塩焼きに酸味を加えることで、塩味が柔らかくなるんだよ」

素良「・・・」(酢の物に塩を振る)

素良「さらに酢の物に塩を加えることで、酸味を引き締められるんだ!」

素良「コレで味のバランスが整ったから、美味しくなるはずだよ」

柚子「・・・」( ・ˇ_ˇ・ )ムゥ...

素良「みんなも試してみてよ?」

ユート「ああ・・・」

遊矢「んじゃあ試してみよっかな?」

柚子「私はこのままでいいし・・・」ムスッ!

素良「どう? 美味しいでしょ?」

遊矢「・・・なんかイマイチだな〜」

ユート「・・・美味しくはないな」

素良「えぇ!? そんなはずは・・・」

素良「・・・」モグモグ...

素良(・・・ゲッ! ホントだ!)

遊矢「なんかサンマがビシャビシャになってヘンな感じだし・・・」

ユート「全部同じ味になったな」

柚子「・・・」プークスクス...

素良&遊矢&ユート「「「!?」」」

柚子「アッハッハッハッハッハッ・・・そりゃそうよ!! 何でもかんでも混ぜたら美味しくなるなんて、そんなうまい話ナイナイ!!」

ユート「まあ、食べられなくはないんだが・・・」

柚子「私の味付けのままが一番美味しいに決まってるじゃないの〜!! 『アアースッパ!』『アアーオイシ!』って・・・まったく食べ物をオモチャにするからよ!!」

素良「化学が・・・化学が柚子の料理に・・・負けた・・・!?」

遊矢「まあまあ素良、ドンマイドンマイ!!」

230第1親衛戦車師団:2016/09/18(日) 23:32:47 ID:xTd9xGhs
素良「アッ・・・」

遊矢「なんだよ?」

素良「なんで遊矢はさ、どんぶりみたいに全部のおかずをご飯に乗っけてるの?」

遊矢「コレか? 美味しくなるからに決まってるじゃん!!」

柚子「・・・」( ・ˇ_ˇ・ )ムゥ...

遊矢「こうして食べれば、いちいち皿に箸を伸ばさずにすむからラクだろ? 作業ストレスが少ないほうが美味しいんだよ、ご飯ってのは!」

素良&ユート「「作業ストレス?」」

遊矢「食べるための作業って、なんかストレス感じるんだよ、オレは。 ブドウだって皮剥くのめんどくさいから、串焼きの肉をくわえて串だけ抜き取る要領で、丸ごと口にくわえて房だけ抜き取って皮ごと食べるし」

素良「それ、ゼッタイ他の人の前でやらないほうがイイと思うんだけど・・・」

遊矢「えぇ!? なんでだよ! 皮も美味しいのに・・・」

柚子「・・・」( ・ˇ_ˇ・ )ムゥ...

遊矢「カレーだってさぁ、カレーと白飯を別々に食べるとめんどくさくて美味しくないだろ? カレーと白飯を混ぜて食べるから、白飯の舌触り、野菜の歯ごたえ、肉のうまみ、ルーの辛さが合わさって、カレーの美味しさが口いっぱいに広がるんじゃんか!!」

素良「なるほど・・・あっ、でも肉じゃがなんかは乗っけなくてもイイんじゃない?」

遊矢「なにいってんだよ!! 肉じゃがと白飯を一緒に食べたら牛丼の味がするんだぞ?」

素良&ユート「「!!?」」

遊矢「さらに卵と紅しょうがを乗っけてササッとかきこむように食べれば、ジャガイモが溶け込んだ肉じゃがのダシがしみた白飯と、肉とタマネギと卵と紅しょうがの味が見事に合わさってメッチャクチャ美味しいんだぞ!!」

素良「なるほどぉ〜」

ユート「想像してみれば確かにいいな・・・」

柚子「・・・」ワナワナ...

遊矢「だからさ! これからもオレは作業ストレスのないご飯を食べたいんだよ!! たこ焼き丼、ポテサラ丼、キャビア丼、フォアグラ丼があったってイイじゃんか!!」

ユート「だったら、行き着く先は宇宙食だな!」

遊矢「宇宙食!!?」

ユート「作業ストレスを感じたくないお前にとっては、それが一番美味いはずだ」

遊矢「あぁ・・・なんか・・・オレのいってることが正しいのかどうかわかんなくなってきたなぁ〜・・・」

柚子「・・・」バーン!!←机を叩きながら立ち上がる

素良&遊矢&ユート「「「!!!!!」」」ビクッ!!

柚子「私が一生懸命作ったご飯を・・・化学的にアレンジだの何でもかんでもご飯に乗っけろだのって・・・」

柚子「出された物を黙って食わんかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

素良&遊矢&ユート「・・・ハイ」

231名無しの決闘者:2016/09/30(金) 21:38:56 ID:OdS5nGJQ
投下します。

今回の制限改定で遊戯王5D's145話のパロを。

232名無しの決闘者:2016/09/30(金) 21:41:15 ID:OdS5nGJQ
ライブラ「うわあああああああああああああああああ」


ライブラ「クッ!ここはアニメカードさえ抜け出すことのできない制限改定!」

ライブラ「大丈夫か?スティーラー!」

スティーラー「ライブラ・・・見せてもらったよ。君の可能性を。」

スティーラー「ライブラ!この環境を救ってくれ!」

ライブラ「なに!?」

スティーラー「この環境を救い、そしてシンクロを救ってやってほしい!」

ライブラ「どういうことだ?お前はこの環境を破滅させるために戦っていたんじゃないのか?」

スティーラー「僕はキミたちと過ごした時間の中で何度となく不可能と思える壁を打ち破るキミの姿を見てきた。」

スティーラー「そして記憶を取り戻したとき僕は決意したんだ。」

スティーラー「ライブラの可能性を信じようと!」

ライブラ「俺の可能性を!?」

233名無しの決闘者:2016/09/30(金) 21:43:48 ID:OdS5nGJQ
スティーラー「キミになら絶対にできる!」

スティーラー「ライブラならソリティアの限界を打ち破ることができる!」

スティーラー「だから僕は新たな力へと導くためにこのデッキを始めたんだ!」

スティーラー「それが【シンクロダーク】だ!」

スティーラー「ライブラ!キミならキミ自身のシンクロソリティアを見つけることができる!」

ライブラ「お前は最初からそれを俺に伝えるために?」

スティーラー「ライブラとは違う環境で出会いたかった。そうすれば本当の環境トップになれたかもしれない」

ライブラ「スティーラー!お前は俺たち遊星デッキの・・・俺の仲間だ!スティーラー!」

スティーラー「仲間・・・この僕を仲間だと言ってくれるのか、ライブラ」

234名無しの決闘者:2016/09/30(金) 21:45:34 ID:x5sXLXvc
スティーラー「仲間・・・か。」

スティーラー「僕はドローしながらみんな(Ωやらクリスタルやら)と共に戦っているライブラを見ているのが大好きだった。」

スティーラー「そこにシンクロの無限の力と可能性を感じていたから!」

ライブラ「スティーラー・・・」

(爆発音)

ライブラ「スティーラー飛び移れ!早く!」

スティーラー「無駄だよ。」

スティーラー「言ったはずだ。この制限改定を抜け出すためにはどちらかが消滅するしかないんだ!」

スティーラー「キミたちと過ごした時間は最高に楽しかったよ!」

ライブラ「スティーラー!」

ライブラ「何をする気だ!?スティーラー!」

スティーラー「ライブラ!キミは僕の希望だ!シンクロのソリティアは光をも超える!光を超え環境を切り開くんだ!」

スティーラー「行けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!ライブラぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ライブラ「スティーラー!スティーラぁぁぁぁぁぁぁ」



スティーラー「ライブラ・・・・」

235名無しの決闘者:2016/09/30(金) 21:46:24 ID:x5sXLXvc

スティーラー 無制限⇒禁止


ライブラ「スティーラー・・・」

ライブラ「スティーラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

236名無しの決闘者:2016/09/30(金) 21:49:37 ID:OdS5nGJQ
ライブラ「K-ONAMI!OCG環境はオレの手で守る!」

K-ONAMI「今、私の計画は成就しようとしている。レイジング・テンペストを環境に落とし、オリジナルデッキを消滅させるのです。」

ライブラ「だから十二支獣を、俺達のもとに送りこんだと言うのか・・・!そんな資格がおまえにあるのか!!」

次回 遊戯王OCG 「最後の環境トップ ABC」

ライブラ「みんなが住むこの環境を・・・スティーラーがいたこの環境を、お前の勝手にはさせない!」

<終わり>

ライブラが世界を救うと信じて!ご愛読ありがとうございました。

237ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 21:46:50 ID:cVJWVzck

投下します。

璃緒「付き合って下さい、ドルベ」

238ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 21:47:28 ID:cVJWVzck

ドルベ「何処に付き合うのだ?」

璃緒「実は近所に新しいケーキ屋さんが出来ましたの」

ドルベ「ほほう、ケーキとな。詳しく聞こうか」

璃緒「だけどそこはカップル限定のお店で男女でないと入れませんのよ」

ドルベ「ふむ」

璃緒「ですからドルベには私の彼氏さん役として付いて来て欲しいのです」

239ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 21:48:09 ID:cVJWVzck

ドルベ「しかし彼氏と言われても私達は別に付き合ってはいないぞ?」

璃緒「そこはフリだけで構いませんわ。お店の人にバレなければ大丈夫ですわよ」

ドルベ「むぅ、誰かを騙すというのは少々気が引けるが……」

璃緒「ちなみにそのケーキ屋さんの限定モンブラン物凄く美味しいって評判ですのよ」

ドルベ「まあたまにはこういうのも良いだろう。付き合うぞ、メラグ」

璃緒「では今度の日曜日にでも早速出掛けましょう。楽しみですわね、ドルベ♪」wktkブックス

ドルベ「だな〜♪」wktkブックス

240名無しの決闘者:2016/10/17(月) 21:51:06 ID:o4kvII1A
期待通りの、異性として微塵も見てないコンビ。

241ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 21:51:31 ID:cVJWVzck

日曜日……

IV「城壁のその彼方〜獲物を屠るイェーガ〜♪」イーヒッヒッ

IV(久々のオフは最高だぜ。たまには自分自身へのファンサービスも大切だよな、やっぱり)

IV「さて、せっかくこっちまで来たんだし凌牙達の顔でも見て行くか……ん?」

IV(何だ、この店? カップル限定のケーキ屋だと? 何だかふわふわしてて頭が蕩けそうな店構えだな)

IV「だけど神代璃緒とかは結構こういうの好きそうだよな。よし、何時かファンサービスとしてこの店に誘って……」ニヤニヤリザ



璃緒「ここですわよ、ダーリン。早速入りましょう♪」←ドルベと腕を組んでる

ドルベ「うむ、楽しみだなメラグ……じゃない、ハニー♪」←璃緒と腕を組んでる



IV「」

242ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 21:52:55 ID:cVJWVzck

IV(見間違えか……いや、俺があの2人を見間違えるはずがねえ……)

IV(璃緒とドルベがカップル限定のケーキ屋に……しかもお互いに『ダーリン』、『ハニー』呼びで……)

IV(嘘だろ……夢なら覚めてくれよ……)

IV「…………」

IV(ドルベ……てめえは天然でかなり抜けてるが良い奴だった。正直俺はお前に対して友情も感じていた)

IV(それなのにお前は……お前は……)プルプル

IV「よくも『俺の璃緒』を……ドルベェェェ……この裏切り者ぉぉぉぉぉ……!!!」ゴゴゴゴ


※こんな事を言っていますが別にIVと璃緒は恋人でも何でもありません。ただの妄言です。

243ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 21:55:43 ID:cVJWVzck

…………

ドルベ「(ヒソヒソ)ばれてないだろうか、メラグ?」

璃緒「(ヒソヒソ)ばっちりですわ。なんせ店に入る少し前からカップルのフリをしましたから。完璧と言っても過言ではありませんわ」

ドルベ「しかしカップルのフリも思いの外大変だな。呼び方もわざわざ変える必要があったのか? 『ダーリン』とか『ハニー』とか?」

璃緒「その筈ですわよ。恥ずかしながらお付き合いした事がないのでよく分かりませんが、最近ご結婚なされたプロデュエリストカップルの方もそう呼んでましたし」

ドルベ「そうか。カップルというのは奥が深いのだな」

璃緒「何はともあれ無事入店出来ましたし早速ケーキを食べましょう。特製モンブランは頼むとして……あ、このジャンボケーキパフェ美味しそう!」

ドルベ「確かに美味しそうだが写真で見る限り相当でかいぞ? 食べきれるのか?」

璃緒「1つ頼んで2人で分ければ問題ありませんわよ。すいませーん、注文お願いします〜♪」

244ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 21:59:12 ID:cVJWVzck

…………

IV「畜生、外からじゃ店の中の様子が分からねえ。やはり店に直接入るしかねえか」

IV(ドルベの野郎、俺の璃緒に少しでも変な事をしてみやがれ……その日がお前の命日だ!)グヌヌ←もう一度言いますがIVと璃緒は恋人でも何でもありません

IV「しかし男の俺1人じゃ入店は無理だ。ファンの女を誘うにしても急すぎるしさてどうするか……」

III「――あれ、トーマス兄様?」←買い物帰り

IV「ん? ミハエルか?」

III「お店の前で何唸ってるんですか? 変質者か何かと思われたらどうするんです?」

IV「…………」ジー

III「ちょっと、何をジロジロ見てるんですか? 本気で気持ち悪いからやめて下さいよ」

IV「おい、ミハエル」

III「何ですか?」



IV「黙って俺の女になれよ」

III「…………」

245ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:00:32 ID:cVJWVzck

…………

ドルベ「ナッシュも連れて来られたら良かったな」モンブランモグモグ

璃緒「カップル限定ですから仕方ありませんわよ。それに前に凌牙、ケーキ屋なんて男が入れるかとか言ってましたし」モンブランモキュモキュ

ドルベ「おかしな話だな。ナッシュ、結構ケーキとか大好きなはずなのに」

璃緒「自称・硬派な男のつまらないプライドという奴ですわよ。幸いこのお店はテイクアウトも出来るそうですから後で凌牙の分も買っておきましょう」

<カランカラン

璃緒(あら、新しいお客が来た様ですわね……ん?)



店員「いらっしゃいませ」

IV「…………」←サングラスに赤毛のカツラを装備

III「///」プルプル←白のワンピースに黒髪のカツラとメガネを装備

246ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:01:49 ID:cVJWVzck

III「(ひそひそ)トーマス兄様、これは一体どういう事です! いきなりこんな恰好させられたといえば兄様なんかとカップル扱いとか! それにあそこにいる璃緒とドルベは何ですか!?」

IV「(ひそひそ)いいからてめえは黙ってろ。それとくれぐれも神代璃緒とドルベの奴にはばれない様にな」ギロリ

III「(ひそひそ)言われなくてもそのつもりです……こんな恰好したのが知り合いにバレたら僕は生きていけませんよ///」

店員「お席はこちらになります」

IV(よし、上手い具合に神代璃緒とドルベの席の近くだ! ドルベ、絶対てめえの好きにはさせねえからな……璃緒の純潔は俺が守る!)←くどい様ですがIVと璃緒は恋人でも何でもありません。良くてただの友達です。

III(ばれませんように……ばれませんように……後トーマス兄様死ね!)

247ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:03:01 ID:cVJWVzck

ドルベ「ん、どうしたメラグ? さっき来たカップルをチラチラ見てる様だが?」

璃緒「いえ、あの2人なのですが……」チラッ

IV&III「!?」

III「(ひそひそ)トーマス兄様! 何かいきなりばれそうなんですけど!?」

IV「(ひそひそ)お、落ち着け! ちゃんと俺達は変装してるんだ。そう簡単にバレる訳が……」

璃緒「あの女性の方、可愛いですわね……同性の私も思わず見惚れてしまいそうですわ」ウットリチュア

ドルベ「言われてみればそうだな。可憐で何処か儚さがあるのも良い」ナットクェーサー

IV&III「…………」

IV「(ひそひそ)ほら、ばれなかったろ? このまま2人の監視を続けるぞ、ミハエル!」

III(複雑過ぎる……)ズーン

248ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:03:53 ID:cVJWVzck

店員「お待たせしました。ジャンボケーキパフェです」

璃緒「待ってました♪」

ドルベ「本当に大きいな」

IV(1つのパフェを2人で食べるだと!? くっ、最初から攻めて来るじゃねえか、畜生!!)

III(早く着替えて帰りたい)

璃緒「あら、スプーンが1つしかありませんわね」

ドルベ「そうだな」

IV「!?」

249ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:04:42 ID:cVJWVzck

店員「ジャンボケーキパフェは1つのスプーンで2人で食べて貰う仕様になっております」

璃緒(う〜ん、本音を言えば自分のペースで食べたい所ですが……)

ドルベ(変に断ってカップルではないとばれるのは不味い、か)

璃緒&ドルベ「「分かりました」」

IV「!?!?」

III(トーマス兄様?)

250ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:05:35 ID:cVJWVzck

璃緒「では先に食べてもよろしいかしら?」

ドルベ「構わないぞ」

璃緒「う〜ん、美味しい♪ これは予想以上ですわ。ドルベも食べてみなさいよ!」モキュモキュ

ドルベ「うむ、ではスプーンを貸してくれ」

璃緒「いえいえ、私が食べさせてあげますわよ。その方がカップルらしいですし」

IV「!?!?!?」

ドルベ「そうか。カップルらしいなら頂こうか」

璃緒「ではあ〜んして下さい」っパフェ

ドルベ「あ〜ん」



IV「フオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!」



一同「!?」ビックリボー

251ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:06:34 ID:cVJWVzck

店員「お客様、大丈夫ですか!?」

III「だ、大丈夫です! その、この人はたまに奇声上げる持病があるだけですから!!」

店員「それ大丈夫なんですか!?」

III「(ひそひそ)落ち着いて下さい、トーマス兄様! 滅茶苦茶注目されてますから!!」

IV「(ひそひそ)だからってこれ以上ドルベの横暴を許せるかぁ!!」

III「(ひそひそ)このままだと下手すればバレちゃいますよ!?」

IV「(ひそひそ)じゃあ何か? 近くで監視できても何も手を出せないのか? だったら何でわざわざ苦労してこの店に入ったんだよ!!」

III「(ひそひそ)それは僕が一番聞きたいですよ!!」

252ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:08:20 ID:cVJWVzck

璃緒「あの〜、本当に大丈夫ですか?」

III(うわっ、璃緒とドルベが向こうから近づいてきた!?)

ドルベ「何か私達に出来る事があるなら手を貸すが……」

IV「璃緒……俺は……」ボソッ

璃緒「ん、その声は……?」

III「(まずい!)僕達もう帰ります! 代金はテーブルの上に置いておくので!!」

ダダダダダッ

ドルベ「行ってしまった……何だか見た目に反して意外とハスキーな声だったな、あの女性」

璃緒「…………」

253ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:09:08 ID:cVJWVzck

…………

III「ふぅ、やっと元の恰好に戻れた……って、まだ落ち込んでるんですか、兄様?」

IV「璃緒とドルベは……やはり……」ズーン

III「正直僕の目には仲は良いけど付き合っているって感じはしませんでしたけど?」

IV「いや、絶対そうだろ! カップル限定のケーキ屋にいるし……おまけにあーんとか! 俺も璃緒からあんなファンサービスされた事ねえのに!!」

III「う〜ん、でもまあ仮に付き合いだしても仕方ないんじゃないですか? トーマス兄様は特に何かアクションした訳でもないし、ドルベは璃緒と一緒に暮らしてますし……」

IV「うぅ、璃緒がぁ……畜生……畜生……」エグエグ

III「いい年して泣かないで下さいよ。もう、面倒臭いなぁ……」ハァ

璃緒「――あら、トーマスとミハエルじゃない。こんな所で何をしているのかしら?」

IV&III「!?」

254ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:09:57 ID:cVJWVzck

III「や、やあ璃緒とドルベ! こんな所で奇遇だね!!」

璃緒「ええ、そうですわね」

ドルベ「おや、トーマスはどうかしたのか? 何だか元気が無い様だが?」

IV「…………」プイッ

III「えっと、色々あって……今はそっとしておいてあげてくれないかな?」

璃緒「そうですか。ところでそこのお店でケーキを買って来たのですが良かったらウチに来て一緒に食べませんか?」

III「う〜ん、悪いけど今は……」

璃緒「遠慮なさらないで下さい。それにこのケーキ、わざわざドルベと『カップルのフリをして』購入したケーキなんですから」

IV&III「え?」

255ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:12:04 ID:cVJWVzck

璃緒「このお店のケーキ、美味しいと評判なんですがカップルでないと入れないお店でして……私、恥ずかしながらそういうお相手がまだ居ませんからドルベに付き合って貰いましたのよ。ですわよね?」

ドルベ「え? ああ、うん。確かに大体そんな感じだ」

璃緒「そういう苦労もあってようやく手に入れたケーキですからみんなで食べればもっと美味しいと思いますの。どうですか?」

III(気のせいかな? 璃緒、やけに説明口調の様な……)

IV「仕方ねえな。てめえがどうしてもというならファンサービスとして付き合ってやるよ、神代璃緒」フッ

璃緒「ありがとうございます、トーマス♪」

III(復活早っ!?)

256ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:14:57 ID:cVJWVzck

ドルベ「しかしメラグよ。正直モンブランとパフェで私はお腹がいっぱいなのだが?」

璃緒「あら、意外と情けないのねドルベは。甘い物なら私はまだまだ余裕ですわ」フンス

IV「そうか……フリだったのか……そうか、そうか……ふふふっ」

III(何はともあれ全部丸く収まったみたいだね。良かった、良かった……ん?)

璃緒「…………」ジィー

III「えっと、璃緒? 何か僕の顔に付いているのかな?」

璃緒「いえ、何も」ニコッ

III「そ、そう」

璃緒「……本当に『可愛かった』ですわよ、ミハエル」ボソッ

III「え? 今なんて……ちょっと、璃緒! 璃緒ぉ!?」

IV「本当に……良かった」グスッ

<おわり>

257ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/10/17(月) 22:15:34 ID:cVJWVzck

読んでくれた人、ありがとうございました。ではまた。

258名無しの決闘者:2016/10/17(月) 22:18:01 ID:YwU4tMvY

ミハエル女装回わぁい

259名無しの決闘者:2016/10/17(月) 22:59:41 ID:ivaw3e9g
スリィ…お前ホント可愛いなぁ…

260名無しの決闘者:2016/10/19(水) 08:10:59 ID:bufZ1bwk
乙です。
璃緒はもしかしてスリーきゅんに嫉妬してる?

261名無しの決闘者:2016/10/19(水) 18:36:49 ID:BdooIb02
乙。

ミエル「ねぇダーリン、カップル限定の美味しいケーキ屋さんに行かない?」

262名無しの決闘者:2016/11/01(火) 18:13:56 ID:T3YYhzt.
>>261
柚子「ゴゴゴゴゴゴゴ」ハリセンスタンバイ

263ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:37:43 ID:iQ4thXFg

投下します。

ユーゴ「長編じゃねえ! 短編だ!」

264ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:38:36 ID:iQ4thXFg

『たわわチャレンジ』

グロリア「たわわチャレンジするぞ、グレース!」

グレース「いくらなんでも私達には無謀過ぎるわ、姉さん!」

グロリア「そんな事は無い! ほら、カード1枚だがちゃんと乗ってるぞ!」

グレース「それ単に服に張り付いてるだけよ! ほら、プルプルして今にも落ちそう!」

<ワーワー

アレン「騒がしいな、あいつら」

サヤカ「思ったより本編での出番が少なくて暇なのよ、きっと」

265ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:39:51 ID:iQ4thXFg

『平和次元』

遊矢「パンケーキ美味い♪」

柚子「口にパン屑ついてるわよ」フキフキ

遊矢「モグモグ……うぅ!?」

柚子「慌てて食べるから詰まらすのよ! ほら水飲んで!」

遊矢「ゴクゴク」

柚子「あ、このコップ私のだ///」

遊矢「ぶー!///」

素良&権現坂&沢渡(何だろう……なんかイラつく)イラッ

266ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:40:29 ID:iQ4thXFg

『ユーゴと融合』

ユーゴ「融合じゃねえ! ユーゴだ!!」

ユーリ「本当にそうなのかな?」

ユーゴ「どういう事だ?」

ユーリ「君は本当にユーゴなの? どうしてそう断言できるの? 実は自分がそう思っているだけで本当は融合なんじゃないの?」

ユーゴ「…………」

ユーゴ「俺は融合……なのか?(汗」

自分の中の何かがぐらついた。

267ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:41:05 ID:iQ4thXFg

『シンクロ次元から移動する時の会話』

素良「やはり柚子は融合次元だね。いつ出発するの? 僕も同行するよ」

赤馬「紫雲院」

268ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:41:53 ID:iQ4thXFg

『反逆の牙』

瑠璃(あら、テーブルの上にダークリベリオンがある。ユートが置いてるのかな?)

瑠璃「かっこいいな。私も1回使ってみたいわ」

瑠璃「…………」キョロキョロ

瑠璃「漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆のき……」キリッ

ユート「ん、瑠璃来てたのか?」

瑠璃「ばばばばばばばばばば!?///」

ユート「!?」

269ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:42:57 ID:iQ4thXFg

『セレ姉、ちゃんとしようよ』

セレナ「零児」

赤馬「何だ?」

セレナ「私の事は姉さんでもお姉ちゃんでも姉貴でも構わんぞ」

赤馬「…………」

セレナ「個人的にはセレ姉がお勧めだ」

赤馬「…………」メガネクイッ

270ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:43:56 ID:iQ4thXFg

『幼いユーリ』

零王「ユーリ、友達は出来たかい?」

ユーリ「僕に友達なんて必要ないよ。知ってる? 友情とは友の心が青臭いと書くんだよ? 第一ね……」

デニス「ユーリー、釣りに行こうー」

ユーリ「分かったー。じゃあ僕は用事が出来たのでこれで」ノシ

零王「夕飯までには帰るんだぞ」ノシ

271ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:44:35 ID:iQ4thXFg

『個人的にセレナの方が大きく見える』

セレナ「まさか私達が元々1人の人間だったとはな」

柚子「…………」ジー

セレナ「どうした? 私の胸に何か付いているのか?」

柚子(4人に分けるなら大きさも平等にして欲しかった)

272ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:45:19 ID:iQ4thXFg

『頑張れズァーク君・その1』

ズァーク「やばい、デュエルで相手を怪我させちゃった……どうしよう?」

観客「いいぞー!」

ズァーク「え? 何か褒められてる? じゃあこういうのは……」

観客「最高ー♪」

ズァーク「よーし、じゃあ次はこうだ♪」

観客「うわー助けてくれー!!」ユーセー!!

ズァーク「あれ?」

レイ「お前私と一緒に四分割な」

ズァーク「えぇ!?」

273ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:46:35 ID:iQ4thXFg

『頑張れズァーク君・その2』

ズァーク「遂に復活したぞー! お楽しみはこれからだ!!」

遊戯「ふふっ、それはどうかな?」

ズァーク「貴方は……!?」

遊戯「ズァーク、遊矢シリーズを束ねてもそれは……脆い! 融合解除発動!!」

遊矢シリーズ「うわー!!」

通り掛かりの十代「流石遊戯さんだぜ!!」

アークファイブ完!

274ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/12(土) 16:47:56 ID:iQ4thXFg

読んでくれた人、ありがとうございました。

(多分)アークファイブももうすぐクライマックスですね。ハッピーエンドだといいです、うん。

275名無しの決闘者:2016/11/12(土) 18:46:21 ID:eNErQ6BI

もうこの際遊矢シリーズと柚子シリーズ(+黒咲さん)がそれぞれハッピーエンドなら
途中経過はどうでもいいと思う事にした

276名無しの決闘者:2016/11/12(土) 19:45:30 ID:uXLIE55g
乙です
セレ姉のタイトルでエロゲが真っ先に浮かんだドスケベな私を許してくれ…

277kaito:2016/11/20(日) 07:24:55 ID:j4HgxCCI
SS速報の方で書いてたSSが無事完結したのでこちらでも投下したいのだがコンマ判定だからほぼ500と長いんだよね…
1スレに詰め込めば200〜300に縮めるだろうけど投下してもいい?

278名無しの決闘者:2016/11/20(日) 14:37:44 ID:RoJHsYls
>>277
いいんじゃね?

279kaito:2016/11/20(日) 16:08:29 ID:j4HgxCCI
では投下させていただきます
このSSは自分が2年以上前に書いた、カイトがお手製の好感度測定スイッチを使い
数々のデュエリストとの好感度を測っていく、こちらでもスレ立てして書いた同内容のSSとは別バージョンの

『カイト「遂に出来たぞ…!好感度測定スイッチが!」【ZEXAL】【安価&コンマ】』
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398438159/

のSSでの設定が反映されております
基本的にこちらではARC-Vのキャラから終いにはあのキャラまで測定していきます

※補足
好感度測定はコンマ判定で行われ、“○○から○○に対する好感度 ↓コンマ以下”と記載し測らせて頂いておりました。こちらでは結果のみ表示し進めます
00の判定が出た場合は100となっております。長いですがお付き合い下されば幸いです

280kaito:2016/11/20(日) 16:15:41 ID:j4HgxCCI
『黒咲「ユートが妹と一緒な時を見かけ続け悩む」カイト「好感度でも測るか?」【判定】』

黒咲「何だか最近、ユートがウチの妹と一緒にいる場面を度々見かける気がするんだが…あの二人の今の関係性が心配だ」
ARC-V ED6参照

カイト「そんな時は好感度を測定すればいい事だ」

黒咲「好感度測定だと?何だそれは」

カイト「測定したい相手の好感度を測る機械(D・ゲイザー)だ」

黒咲「何故そんなものを…」

カイト「以前、別の世界の俺がこれを作って知人らに使用したらしいが、奴はもう必要も無くなり…次元を渡り歩いて旅に出ていた際に偶然ここに辿り着き俺に渡して帰って行ってな」

黒咲「使用する機会が無かったわけか…別の世界のカイトか…見て見たかったような見なくてよかったような…」

カイト「(オベリスクフォースのような恰好した俺など隼に言わずとも会わせたくない)」

カイト「…とにかく、測るなら測れ。俺も前々からあの二人の関係性は気になっていたからな」

281kaito:2016/11/20(日) 16:20:37 ID:j4HgxCCI
カイト「ただし、測定する以上覚悟を決めておけ。くれぐれも深追いはするなよ」

黒咲「?案ずるな。これを使った用途を俺には他に思いつかんからな」

カイト「ならいいが」

黒咲「だが…この機械、要するに貰い物なんだろう?一度動くか試して見なくては後々測る時に支障を来す事になる可能性も考えられる…話はこれを試してからだ」

カイト「試してみる…と言っても、対象者がいないだろ?誰がいるんだ」

 カチッカチッ

黒咲「成程。この左目側に装着させたD・ゲイザー?のモニターに測定結果が映し出されるわけか…このスイッチを押せばいいんだな?」

カイト「ああ…まさか、俺で試すのか?」

黒咲「いいだろ?俺とお前の仲だ」ピッ

カイト「別に構わんが…」


カイトから黒咲への好感度  結果:36

282kaito:2016/11/20(日) 16:32:23 ID:j4HgxCCI
黒咲「これは、可もなく不可もなく…っと言った感じか?」

カイト「平均より多少下だが…まぁそのようなものだろう。念の為だ。一応言っておこう」

カイト「判定基準は01〜19が最悪、20〜39が悪く、40〜59が普通という判定となる」

黒咲「だとしたら…お前から俺に対する好感度という奴は悪い判定の範囲にあるというわけだから多少悪いといった結果になるのか?

黒咲「何故なんだか…全く俺には想像付かん」

カイト「知らん。強いていえば、お前のいつもの人を寄せ付けない態度が少なからず影響していたのではないか?」

黒咲「大分一匹狼で不審者気質な所は抜けたと思っていたのだが…まぁよい。受け止めておこう。して、60から上は自分又は相手に対し良い印象と捉えて間違いないのであろうな?」

カイト「ああ。60〜79が良く、80〜00が良好に想われているということになる」

黒咲「そうだとすればあの二人に最も上の数値を出されてしまったら友としても兄としてもこれからどうやって二人に接して行けばいいか反応に困ってしまうな…」

カイト「俺としても両者から普通な数値が出て来てもらいたいものだ」

283kaito:2016/11/20(日) 16:34:34 ID:j4HgxCCI
…………………………

カイト「二人きりの所を邪魔をする」

黒咲「…」

ユート「ビクッ 黒咲にカイト…か?」

カイト「何で疑問形なんだ」

瑠璃「珍しいですからね。兄さん達お二人が一緒に足を運んでるなんて」

黒咲「ん、まぁ、お前達にちょっとした用があったものでだな」

ユート&瑠璃「?」

黒咲「」オロオロ

カイト「しっかりしろ。お前が言い出した事だろ」

284kaito:2016/11/20(日) 16:39:43 ID:j4HgxCCI
黒咲「し、しかし…だな。俺にも心の準備が……」

カイト「俺がお前の話を聞いて案を出したとはいえ付き合わされる俺の身にもなれ。貸せ。俺が測定してやる」

瑠璃「二人して何なのかしら?」

ユート「分からん」


カイト「ユート、黒咲妹少しだがそのままそこに立っててくれ」

ユート「あ、ああ…一体何なんだ……」

カイト「(こんな時用に装着タイプとは別の物を作っておいて良かった)」

カイト「そして二人共タブレットにタッチを頼む。それで診断完了だ」

瑠璃「新弾…?新たなパックでも購入するの?」タッチ

ユート「…そこは普通は健康診断のような時の診断だろう……」タッチ

瑠璃「」(//・_・//)カァ〜ッ…

285kaito:2016/11/20(日) 16:45:01 ID:j4HgxCCI
ユートから瑠璃への好感度  結果:14

瑠璃からユートへの好感度  結果:48


カイト「…………」

ユート「どうした?急に固まったりして……」

黒咲「ほっとしたようなしなかったような…何なんだろうなこの感じは?」

瑠璃「??」キョロキョロ

ユート「いや……何の診断か知らんが診断したのなら俺達に結果を教えてくれないとだな。そんな反応されては気になるではないか」

カイト「なんとなく察していたんだ…二人でいる所を度々見かけていたあの時からな……」

ユート「だから何をだ!いいから俺に分かるように話せ!!」

カイト「実は、これは只の診断ではないんだ。相手から自分への好感度を測る機械を使用した診断なんだ」

瑠璃「好感…度……?それの測定器って事?カイトはまた変な発明をしたのね」

286kaito:2016/11/20(日) 17:03:32 ID:j4HgxCCI
カイト「これは別の世界の俺……では無かった。タブレットの方のこれは俺の発明だった。そうだった」

瑠璃「?」

ユート「何かと思えば…全く、そんなくだらない物を作って好感度なんかを測定する為に、俺達に対し試しに使用しに来るとは…呆れたぞ二人共。そんな事を続けていれば、ろくな事にならな……」

ユート「待て!今俺達を測定したんだよな!?って事は二人には結果が」

カイト「(無言の頷き)」

黒咲「(無言の後ろ向き)」

ユート「ま、まさか…俺達の関係は、おい!どうだったっていうんだ!」

カイト「見せてもいいが……落ち込むなよ」

カイトからユートと瑠璃のディスクにデータ転送中

転送完了

瑠璃「」 |"-;) チラッ

ユート「ち、違う!俺は瑠璃を嫌いで居続けた事なんか一度たりとm」

 ポンッ ←肩に手を乗せた音

ユート「隼…」

黒咲「瑠璃からそれなりに想われているんだ。まぁ、ユートが…瑠璃のどこをかなり悪く思ってるのか知らんが、その関係ならまだ改善の余地はある。気に止めるな」

黒咲「それに、少しはお互いの関係性を深めて行ってもいいんだからな……」

ユート「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

287kaito:2016/11/20(日) 17:07:30 ID:j4HgxCCI
…………………………

黒咲「酷い結果を見た気がする」

カイト「同じくな」


遊矢「どうかしたのか?二人共落ち込んだりして」

黒咲「榊遊矢か…」

遊矢「そんな気分な時は何と言っても笑顔になるのが一番さ。さぁ二人共スマイル!スマイル!」。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スマイル

黒咲「その笑顔でどうにかなればいいがな…」

素良「どったの遊矢?ん、カイトに黒咲もいるんだ…」

黒咲「紫雲院素良も一緒か…丁度いい。カイト!」

カイト「気分晴らしに使用するのはいかがなものかと思うが…まぁよかろう」

素良「?」

288kaito:2016/11/20(日) 17:13:20 ID:j4HgxCCI
カイト「二人共これを着けてくれ」

遊矢「えっと…俺、ゴーグルあるんだけど……」

カイト「安心しろ。ゴーグルを上に外してからでも付けれる仕様だ」

カイト「これはエクシーズ製新型デュエルデバイスといった所だ。それを体感してみたくないか?」

遊矢「したいしたい!えっ左目側に装着するの?へーこんなのが流行ってるんだ。舞網市より発展してるなーユートの街は」

素良「僕も付けるの?えー何だか…胡散くさいなー……」

カイト「装置側にスイッチがあるはずだ。それを押してみてくれ。そうしたら起動する」

遊矢「ほー…エクシーズ次元ってやっぱり進展してるって感じる」

カイト「(違う世界のだがな)」

 カチッ

素良「数字が出て来た……(これは何の数字だ)?」

289kaito:2016/11/20(日) 17:19:17 ID:j4HgxCCI
遊矢から素良への好感度  結果:08(限りなくかなり悪い)

素良から遊矢への好感度  結果:75(それなりに良い)


遊矢「ほんとだ!何か数字が出て来た」

黒咲「それが測定結果だ」

遊矢「測定?この機械にはデュエル機能の他に何か測定する機能でもあったの…?」

カイト「ああ。好感度測定機能がな」

遊矢「えっ?」

素良「好感度…だって?」

遊矢「って事は何?もしかして素良と俺が身に着けたわけだからこれに俺達のその測定結果が現れてるって事になるのか?」

カイト「そういう事だ」

素良「この数値が遊矢と僕の信頼関係を表してるわけか…」…(-_-;ウーン

290kaito:2016/11/20(日) 17:23:34 ID:j4HgxCCI
黒咲「結果はどうだった?見せて見ろ」

カイト「待っていろ。今こちらのタブレットにこいつらの結果を表示させる」ピッ

黒咲「これは…」


素良「あのさ…こんな胡散臭い物で測った結果信じたくないけど、もしかして…だけど、僕、遊矢に嫌われてたりする?」

遊矢「誤解だ!こんな結果何かの間違いだって」

黒咲「遊矢!貴様、カイトの発明に喧嘩を売っているのであるまいな!」

遊矢「いや、そういうつもりじゃっ」

カイト「だからそれは俺の発明では…まぁ、いい」

カイト「その機械での信憑性は当の俺(別世界の俺)と隼が証明済みだ。間違いは断じてない!」

遊矢「うっ……」

素良「遊矢、僕がアカデミアに戻ったあの時から僕に言ってくれたじゃないか!目を覚まして、皆にもう一度心を開いて戻って来いって!」

291kaito:2016/11/20(日) 17:30:05 ID:j4HgxCCI
素良「でもそういっつも言ってるわりに遊矢は僕に対してこうやって結果に出てる通り心を開いてくれず逆に閉じちゃってるじゃないか!どうしてさ!」

遊矢「お、俺はいつだって素良に本音をぶつけていたつもりだ…」

カイト「08って結果のお前が言っても説得力は無いがな」

遊矢「……けど、あれからBBやアカデミアの生徒達に忠誠を誓わせ間違った指導する教師やロジェにドクトルといった洗脳使う連中にあれこれされて、且つ洗脳された柚子たちをプロフェッサーの前で見させられた後だと」

黒咲「不審になってもおかしくないだろうな(洗脳された瑠璃とセレナから受けた痛みとスタンガンの威力を思い出し疼きながら)」

カイト「同様にな(塔の上で洗脳された瑠璃から突き落とされ、デュエル中ユーリにエドと共に吹き飛ばされた事を思い出しながら)」

素良「アカデミアはアカデミアでもどれも僕と関係ないじゃないか!もしかして…遊矢がよく思ってない理由は僕がアカデミアだからなのっ!!?」

遊矢「そ、それは……」

素良「だったらセレナはっ!セレナはどうなのさ!!」

遊矢「せ、セレナは…えーっと……」

カイト「試してみなければ本当の結果は得られないだろうな」

292kaito:2016/11/20(日) 17:35:50 ID:j4HgxCCI
素良「なら試してよ!遊矢!!」

遊矢「わ、分かったから落ち着けって」

素良「落ち着いていられるもんか!見損なったよ…遊矢!!」

遊矢「こ、こんな結果になるなんて内心思ってなかったのに……」

黒咲「落ち込んでる相手を笑顔にするんじゃなかったのか?」

遊矢「関係悪化させといた俺なんかが出来るわけないだろ!」

カイト「お前の所為だ。セレナと測って責めてアカデミアだから嫌いって感情が無い事だけでも証明してこい」

遊矢「分かったよ…けど、黒咲たちにも測ってもらうからな。災いの種を持ち込んで来たわけだし」

カイト「…っと言ってるが?」

黒咲「丁度いい。セレナとの関係は俺も気になっていた所だ。よかろう。測ってやる」

カイト「遊矢にセレナに…隼か……測る対象者が増えたな。仕方ない。皆のデュエルディスクに測定機能をインストールさせておくか」

遊矢「よし…気が乗らないけど、素良に証明する為に行くか」

293kaito:2016/11/20(日) 17:39:38 ID:j4HgxCCI
…………………………

ユーリ「おやおや皆さんお揃いでどうしたのかな?」ニコニコ

セレナ「なんだ。だれかとおもえばゆうやにくろさきたちか。わたしなんかにあいにきてどうしたというんだ?」

遊矢「セレナに会いに来たんだけど…ユーリもいたのか」

ユーリ「プロフェッサーに勝算された事を彼女に報告しに来ただけだよ。彼女のやる気を掻き立てる為にね」

セレナ「そんなことをつたえにわたしにしらせにこられつづけられてもこまる。わたしはプロフェッサーのしじなどうけんからな! わたしはわたしのデュエルをつらぬく!」

ユーリ「うおっと!危ないっての!全く、お嬢様は融通聞かないんだから」

セレナ「きさま、わたしをバカにしているのか!!」
※二人のやり取りはARC-V ED6参照

カイト「じゃれ合いはその位にしてくれ!」

黒咲「紫雲院が疑心暗鬼になっているからな」

素良「遊矢は僕の事嫌い遊矢は僕の事嫌い遊矢は僕の事好きって言ってくれた…でも、遊矢は僕の事嫌い遊矢は僕の事嫌い…でも、好きっt」

黒咲「早く”アカデミアだから”という結果から脱却させなければ、またあの頃に戻りかねん…それは俺も困るのでな。なので手短に頼む」

ユーリ「…?何だかよく分からないけど証明させればいいわけだね」

294kaito:2016/11/20(日) 17:45:39 ID:j4HgxCCI
ユーリ「いいよ。けど、面白そうだしその測定僕も乗らせてもらえるかな?」

カイト「貴様も…か?何を企んでいる…それに、測定装置の事を知っていたかのような発言だな」

ユーリ「うーん。別にー何となくだよ何となくー」

セレナ「そくていそうちとはなんだ?デュエルでなにかをそくていするものなのか?」

黒咲「なぁカイト?この発言…何だかデジャヴを感じるんだが…」

カイト「知らん。そんな瑠璃の似たような発言までは俺の管轄外だ」


遊矢「えっと…乗ってもらえるなら、その機能をディスクにインストールしてもらわなきゃ測れないんだ」

ユーリ「へー。ん、君…居たんだ」

遊矢「」 (_△_;ガァーーーン!!

素良「遊矢はほっといて僕からも頼むよ」

ユーリ「正気に戻って来れたみたいだね。フフッ…まぁやっぱり面白そうだし僕も乗ってあげるよ」

295kaito:2016/11/20(日) 17:50:11 ID:j4HgxCCI
遊矢、素良、黒咲、セレナ、ユーリのディスクにインストール完了

カイト「どうやら完了したようだな」

ユーリ「フフッ…どんな結果になるのか僕、今から結構楽しみだなー」ポチッ

黒咲「測らせてもらおうか!セレナとの好感度を!!」ポチッ

カイト「おい!俺の台詞を勝手にアレンジするなっ!」

セレナ「なんだ…デュエルではないのか……」(ノ_-;)ハア…

遊矢「俺の扱いって…一体……」ポチッ


遊矢からセレナへの好感度  結果:37

黒咲からセレナへの好感度  結果:63

ユーリからセレナへの好感度  結果:05


遊矢「ほっ(何とかなってアカデミア不振から一応解放される)」

素良「ねぇ?遊矢…僕に対する好感度よりセレナが高いってどういうこと?」イラッ

遊矢「どっちにしても追及されるわけっ!?どうしたらいいんだー」

296kaito:2016/11/20(日) 17:54:46 ID:j4HgxCCI
カイト「奴はほっといて…隼。63とは素良には劣るが良好な部類だぞ」

黒咲「セレナとはランサーズでそれなりに活動した仲だったからな。そのゆーずの一人に対しての気持ちが悪くなくて一先ず安心出来たのが救いか」

カイト「どこかの9人組ユニットみたいなグループ名をお前は瑠璃等に勝手に付けるな」

ユーリ「ふーん。大方予想してた通りだったね。お嬢様には僕のようなプロフェッサーに認められるような才能を持った相手とは理解しあえないようだ」

セレナ「なんだかしらんがみなからバカにされたようなきがするぞ。いいだろう。みんなまとめてかかってこい!」

カイト「いいだろう。だが、好感度測定でだがな」

セレナ「な、かってになにをするっ!は、はなせ!」ポチッ

ユート「次はお嬢様のターンだよ」フフッ


セレナから遊矢への好感度  結果:66

セレナから黒咲への好感度  結果:38

セレナからユーリへの好感度  結果:35

セレナから素良への好感度  結果:87

297kaito:2016/11/20(日) 17:57:29 ID:j4HgxCCI
ユーリ「割と普通な部類なんだね。みんな。つまんなーい」

遊矢「いやそうこう言ってる本人が…一番低いんじゃ」

ユーリ「何か言った?」

遊矢「べ、別にー」

ユーリ「でもお嬢様から僕に対して最低値を叩きだすような悪い印象で捉えられてなさそうでよかったけど」ボソッ

セレナ「なにかいったか?」

ユーリ「何もありませんよ」

遊矢「良かった。セレナは素良同様俺の事嫌いでは無くて…」

素良「一々引っかかるなーもう!」(  ̄っ ̄)ムゥ プンプン

セレナ「ゆうやがめざしているエンタメデュエルにはわたしもひかれたからな!とうぜんだ」

298kaito:2016/11/20(日) 17:59:49 ID:j4HgxCCI
カイト「黒咲はどうなんだ?」

セレナ「やつのどこをわたしにすきになれというんだ」

カイト「活動した仲では無かったのか?」

隼「…俺が嫌いな部類でなければこの際もうどうでもいい」フテクサレ

遊矢「にしても以外だな。素良がセレナによく思われているなんて」

セレナ「プロフェッサーにはんきし一にりだつしたおまえのはんだんはまちがっていなかったといまでもわたしはおもっている」

セレナ「おまえのはんきがわたしにゆうきをくれた。だからおまえにたいしてはそんけいしているんだ」

素良「あの時は必死だったからさ……で、でも、そんな風にセレナに言われると…何だか照れるなー///」

黒咲「何だ。この痴話ばなし」

カイト「まぁ何にしてもアカデミア不振だと思われていたものが多少疑いが晴れたわけだから良かったんじゃないか?遊矢」

遊矢「う、うん。まぁ…ね」

299kaito:2016/11/20(日) 18:01:49 ID:j4HgxCCI
ユーリ「もし試すなら僕もいるけど?」ニヤッ

遊矢「い…、今は止めとこっかなー(棒)」

素良「もうっ!こんな時に奥手だから遊矢は好感度に現れてるのかもよ?もちょっと強気で前に出なきゃ」

遊矢「そ、そう言えば…話は変わるけど、俺、黒咲達に対しては測ってなかったなー」

素良「言われてみれば…記憶にないね」

ユーリ「そうなの?」

カイト「確かだ」

 ジー

黒咲「…何だ。お前達の目は……用件は果たしたから俺は帰るだけだ。測らんぞ」

遊矢「黒咲、お前に言ったよな!測ってもらうってそれが測る条件だって!約束が違うじゃないか!関係悪化の災いの種を振りまいたのはお前だろ!」

黒咲「だからどうした。何とでも言え。俺は測らんと言ったら測らん」プイッ

ユーリ「ふぅーん…キミ、結果が恐くて逃げるんだ?」

黒咲「貴様ァ!俺を侮辱する気かっ!」

300kaito:2016/11/20(日) 18:03:45 ID:j4HgxCCI
黒咲「…いいだろう!誰からでもいい。測ってやる!来るならかかってこい!」

セレナ「さくしさくにおぼれるとはこのことか…やはりやつはしょうしんしょうめいのバカでまちがいない」

遊矢「それセレナが言う?」

カイト「(やり取りを見ていると瑠璃よりセレナとの関係が似た者同士の兄妹に思えてくるな)」


※カイト、セレナ共に測定済みの為除外します
(カイト→黒咲 好感度:36  セレナ→黒咲 好感度:38)

遊矢から黒咲への好感度 結果:12

素良から黒咲への好感度  結果:83

ユーリから黒s
ユーリ「ごめんね。悪いけど指令を受けてるから今から戻らないといけないんだ。だから不参加なんだよね。って事でまたね。きみ達?」


結果測定後

黒咲&カイト&素良「」

セレナ「……なんだかよくわからんが、ゆうやのすうち…ひどいこといなってないか?」

カイト「た、確かに…な」

301kaito:2016/11/20(日) 18:07:24 ID:j4HgxCCI
素良「もう…これ、アカデミア関係ないよね?」

遊矢「俺、誰もに平等に笑顔を届けてたつもりだったのに……」 (ノд・。) グスン

黒咲「その結果が12と…。まぁ俺もスタンダードに来た当初は故郷のエクシーズ次元がアカデミアに侵攻されて終いには瑠璃を攫われてしまったという事もあって

黒咲「瑠璃を取り戻す為にどんな手荒な手段でも方法を選ばず行っていた部分も多かったからな」

黒咲「お前達スタンダードの人間から悪く思われていても仕方ない部分はあるが」

カイト「だがそれ以降、隼もランサーズを通し考えを改め仲間の大切さを見につけ、それを俺に伝えるまで成長していった」

カイト「そんな隼を…ユートを通し、お前は何度も見て来ていたハズだ。なのにこの結果とは……遊矢、お前は自分の仲間すら

カイト「信用出来ない程にアカデミアの影響で人間不信に陥ってしまったのか?」

遊矢「もはや反論出来ないよ…皆に、笑顔をって今思えば何なんだろうな……」(...("= =) トオイメ目)

カイト「この際だ。自分で改めて見つめなおす事だな」

302kaito:2016/11/20(日) 20:42:27 ID:j4HgxCCI
素良「それはそうとありがとね黒咲。僕の事をよく思ってくれて…嫌われてると思ってたから意外だったよ」

黒咲「フン。これでも俺はお前と戦ったあの時から少なくとも認めていた部分はかすかにあったんだ。それがシンクロ次元にアカデミアでのお前の行いを赤馬零児から聞いて認め直した事。お前に礼を言われる筋合いはない」

素良「もうっ!固い言葉じゃなくて素直に気持ちを伝えてほしかったのになー。こっちは純粋な気持ちで感謝してるのにー」プンスカ


セレナ「ユーリはいってしまったか。またわたしひとりでじゅぎょうのつづきをうけなければならないのか…]

セレナ「いつもいつもおなじようなこうざばかりでつまらんというのに」

カイト「仕方ない。なら一緒に来るか?」


黒咲「待て。もう目的は果たしたハズだ。何故セレナを連れて行く必要がある?」

カイト「あの状態の奴をそのまま野放しにしておくつもりか」

遊矢「父さん…俺、デュエルで笑顔を届けてたつもりが、笑顔を振りまく方の俺が心の中ではゴーグルをかけた状態の時みたく暗い所に閉じこもってたみたいなんだ……何て、悲しい結果なんだろね。俺って………さ」"o(-_-;*) ウゥム…

黒咲「…」

303kaito:2016/11/20(日) 20:52:40 ID:j4HgxCCI
カイト「少しは責任を持て。それにまだ、この際にお前には測りたい相手がいるんじゃないのか?」

黒咲「…いないと言えば嘘になるな。…仕方ない。強力してやる」

黒咲「セレナも連れていくなら連れて行け。ただし、邪魔さえしなければな」

セレナ「じゃまなどするものか。わたしもゆうやにえがおになってもらいたいからな。きょうりょくできるならきょうりょくするつもりでいた」

素良「うん。なら行こう。セレナ!せっかく戻って来たけど僕も遊矢が気になるし付きそうよ」

カイト「決まりだな。さて…次はどこへ向かうとするか……!」


…………………………

カイト「ここは…」

沢渡「何してんだ?お前らこんな所に来たりして」

素良「沢渡こそ何してんのさ」

沢渡「んな事決まってるだろ。あの時途中で終わっちまった。大エンタメデュエル大会の仕切り直しだよ」

セレナ「大エンタメデュエルたいかいとはなんだ?」

黒咲「監獄に入っていた頃、俺達が収容所から抜け出す為にこいつらがセキュリティの奴らを欺く為に開いた催し物の事だ」

徳松「沢渡の奴がどうしてもやりたいって言うもんだから乗ったまでのことよ」

304kaito:2016/11/20(日) 20:54:44 ID:j4HgxCCI
徳松「やるならあの時異常にド派手に開かなきゃってもんだろ?」

沢渡「あんたの派手さのある五光の性で今の所俺の【魔界劇団】の勝ち星0だけどな!!」

黒咲「お前らしいな」

遊矢「エンタメ…?」

徳松「遊矢もいたのか。当然お前も参加するだろ?」

遊矢「俺は…いいかな。何か、自身無くなっちゃって……」

徳松「どうした?らしくもねー」

カイト「あんたが徳松長次郎か。黒咲から話は聞いている。アンタの助けを借りたい。遊矢に希望を与えてくれ」

徳松「何か事情ありげじゃねーか。わけは聞かねー。乗った!手ー貸そう!俺は何したらいい?」

素良「だったら遊矢と共にD・ゲイザー付けて!」

セレナ「これでこうかんどとやらをそくていするらしい」

徳松「お、おう」 タジロキ

305kaito:2016/11/20(日) 20:58:39 ID:j4HgxCCI
遊矢から徳松への好感度  結果:43

徳松から遊矢への好感度  結果:53


遊矢「…へ、へへ……?徳松さんとの、好感度ですら…俺、こんな結果…なのか……」

カイト「何とも言いづらい結果になったな」

素良「徳松さんって遊矢から聞いてたけど楽しいデュエルを信条に貫くデュエリストなんだよね?」

セレナ「そうだな」

素良「そんな徳松さんなら遊矢と相性良さそうだと思ってたのにこの結果って結構意外だったよ」

黒咲「まぁ多少誤差はあるものの両者共に普通な関係を築いているのなら今までよりずっとマシに思えるだけ救いがあるともみえるな」

徳松「シャバから出て見りゃこんな好感度だかを測定する物まで出回ってるとは人を信じられない世の中にでもなっちまったようで世も末に感じるぜ」

カイト「それは断じて出回ってない代物だ。何故ならこれは俺の発明品だからな!」

黒咲「別の世界の物のデータを利用し流用した産物を複数作っておいてお前が言うなとだけ言っておこう…」

沢渡「おい!俺様を差し置いて勝手に話進めてんじゃねーぞ」

セレナ「まだいたのかさわたり」

沢渡「居たわっ!」

306kaito:2016/11/20(日) 21:04:35 ID:j4HgxCCI
沢渡「せっかく面白そうな機械があるんだ。デュエル中断してでもこのネオ・ニュー沢渡に対しての好感度って奴を測らねーで何がカードに選ばれたデュエリストだ!」

素良「(そういえばそんな事も言ってたね)」

黒咲「(どうでもいい)」

沢渡「ってなわけで俺も測らせやがれ!」

カイト「…いいだろう。測らせてやる。ただし、お前は測定対象も多そうなのでな…今回はタブレット型を使用させてもらう」

カイト「それとあらかじめ念の為に言っておく。測って後悔だけはするなよ」

沢渡「んあ?それって今の遊矢と関係あったりするのか……?」ポチッ


遊矢から沢渡への好感度  結果:31

素良から沢渡への好感度  結果:59

黒咲から沢渡への好感度  結果:81

セレナから沢渡への好感度  結果:95

徳松から沢渡への好感度  結果:31

カイトから沢渡への好感度  結果:36


沢渡「この測定結果を見るに、もしかして…俺って、他のデュエリスト共に認められてるぅー?」

黒咲「こうしてうぬぼれるから…貴様は測りたくなかったんだ」ボソッ

カイト「31が2名と、36以上〜95台が4人か…まぁ、この結果ならそう捉えても問題ないか」

黒咲「おいカイト。何しれっと自分も普通な部類であるかのように言った」

カイト「」ギクッ

307kaito:2016/11/20(日) 21:08:02 ID:j4HgxCCI
沢渡「遊矢に徳松さんとはネオニュー沢渡として開花した俺とのデュエルで【妖仙獣】に【魔界劇団】を使って観客を沸かせるデュエルをした仲だって言うのに」

沢渡「この結果とは二人には観客を引き立てるカリスマ性を持った俺の魅力が理解出来ねーようだな」

徳松「それなりに好かれてると分かりきや調子こきやがる…まるで、天狗のようだぜ……」

遊矢「沢渡とは…それなりに戦って……印象的なデュエルもしたけど、最近デュエルしてないしな。気にしなくてもいっか……」

沢渡「っておいっ!!?」

沢渡「もう少し、カイトはまだしも、お前らは素良にセレナ、黒咲を見習ってだな……」

沢渡「って、えっ!!黒咲!!?」


黒咲「なんだ?」

沢渡「何だじゃねーよ!お前からの好感度81っておい!俺、お前に気にいられるような事した覚えねーぞ」

黒咲「フン。お前がそう思うならそう思っておけ」

素良「素直じゃないよね。黒咲も。多分、オベリスクフォース相手に苦戦を強いられていた時、乱入ペナルティを受けながらも加勢しに来てくれた事や」

308kaito:2016/11/20(日) 21:13:15 ID:j4HgxCCI
素良「ピリピリとした場を和ませる愉快性とを兼ね備え多種に渡るデッキを使い分けデュエルを行って来た事に評価してその結果なんだと思うよ」

素良「僕も少なからずそうだしね」

セレナ「わたしもおまえはもしかしたらゆうやいじょうにエンタメのさいのうをもちあわせているんじゃないかとおもっていた」

遊矢「うぐっ…俺より、沢渡の方が…エンターテイナーとしての素質、あるってセレナに思われる…なんて……」

沢渡「セレナに褒められる日が来るなんて!くぅー!やっぱりユーゴとのデュエルが俺の人生を大きく変えてくれたに違いねーぜ」

セレナ「わたしとてバカどうしのたたかいだとあなどっていたのだがな」

黒咲「ちなみにだが、カイトお前は何故奴に対する好感度が普通を下回ったんだ?」

カイト「場を掻き回す態度にイラッと来た」

黒咲「成程。合致した」


沢渡「あの…好感度95のこの中で一番高いセレナさん?今度こそ…あの草原で添い寝してくれませんかね」
※ARC-V ED4参照

セレナ「それとこれとはべつだ。おまえはなにをしてくるかわからんからな。となりであたまをあずけられん」

沢渡「」ガ━━━━━━━∑(゚□゚*川━━━━━━━━ン!

309kaito:2016/11/20(日) 21:24:30 ID:j4HgxCCI
徳松「すまねーな。手ー貸したつもりが結果は普通に終わるなんてよ」

カイト「気に留めなくていい。あなたは十分力になってくれた」

沢渡「遊矢!あまり結果にばっかビビッてばかりでいんじゃねーぞ。俺の生き方を真似てみりゃ少しは人生変わるかもしれねーから参考にしてみるといいぜ?」

沢渡「それと、権現坂が言ってた臆病者の自分って奴にお前は戻っちまったんじゃねーだろうな!」

遊矢「権現坂…?」

遊矢「そういや、俺。権現坂と測ってないじゃないか!」

黒咲「…奴とはまだだったな」

遊矢「権現坂とは幼い頃からの友達で今では親友なんだ。そんなアイツとの関係ならきっと良好なハズだ!!」

沢渡「(言っちゃなんだが駄目なフラグを立てちまった気がする)」

徳松「一先ず元気に戻ったようで何よりでい。遊矢、景気付けにいっちょ、大エンタメデュエル大会に参加しねーか?」

遊矢「ああ!勿論!!」


ユーリ「その後、【EMオッドアイズ魔術師】で挑んだ彼の優勝で〆られて彼の気分晴らしになったとかならなかったとか」

素良「着いて来てたんだね。あれ嘘だったの?そんなとこで何してんのさ」

ユーリ「フフッ。秘密だよ」

310kaito:2016/11/20(日) 21:26:39 ID:j4HgxCCI
沢渡「イテテ…少しは手加減してくれても良かったんだぜ」

遊矢「ごめん。…何だか、デュエルしてると俺自身人が変わったようにもっと派手に楽しくって思っちゃって」

素良「(ズァークにまた染められてない…?)」

カイト「もう大丈夫だと思うが…な。問題は確かにあるが、多少は落ち込んでいた部分から立ち直れたようだから今の所は良しとしよう」


…………………………

ジャック「おおっ!遊矢ではないか!ここに何の用だ?」

遊矢「ジャック!!」

カイト「まさか、あれがシンクロ次元でシティの頂点に君臨していたジャック・アトラスか?」

ジャック「頂点に君臨して”いた”とは何だ!貴様!!」

クロウ「そりゃそうだろ。確かなわけだしよ」

ジャック「むっ…確かにそうだが……」

クロウ「元キングって呼ばれないだけまだマシだと思えっての」

ジャック「むむむっ」

311kaito:2016/11/20(日) 21:31:22 ID:j4HgxCCI
黒咲「シティのキングも落ちぶれたな」

セレナ「まったくな」

ジャック「黙っておれば貴様等うるさいわ!」

遊矢「ジャック!クロウ!無理を承知で頼みたい事があるんだ。俺との好感度を、絆を確かめてくれ」

ジャック「絆…だと?」

クロウ「絆って言葉聞くと脳裏に何かが浮かびやがるぜ」

ジャック「ああ。何故だか懐かしいとさえ感じる……よかろう。お前との絆、確かめてやる」

素良「で、今回はどうするの?カイト」

カイト「彼らのディスクに機能をインストール後測定で問題なかろう」


インストール中

クロウ「インストール出来たみてーだぜ」

クロウ「好感度だか何だか知らねーが俺と遊矢の絆が揺らぐわけねーよ」ポチッ

ジャック「機械については俺はサッパリなのでな。詳しい者に任せる。だが、ここにもこんな時に機械弄りが得意な奴がいれば少しは俺達にも理解出来ていたんだろうかと思うものだ……」ポチッ

312kaito:2016/11/20(日) 21:34:44 ID:j4HgxCCI
黒咲「俺も測る。俺はクロウを。遊矢はジャックとクロウを…それでいいな」ポチッ

遊矢「ああ!!」ポチッ

セレナ&沢渡「ついでにわたし(俺)も」ポチッ

沢渡「世話になった礼があるからな。クロウに対して測っておくか…」ポチッ

素良「僕は二人とあまり面識ないからいいけどさ。何気に今回互いに測定多くない?」

カイト「測定結果をタブレットに一気に表示させるのもツラくなってきたな」


遊矢から元キンへの好感度  結果:77

元キンから遊矢への好感度  結果:59

遊矢からクロウへの好感度  結果:97

クロウから遊矢への好感度  結果:42

クロウから黒咲への好感度  結果:09

黒咲からクロウへの好感度  結果:73

セレナからクロウへの好感度  結果:24

沢渡からクロウへの好感度  結果:34


遊矢「やった!これで証明出来た。俺が人間不信に陥ってるなんてもう誰にも言わせるもんか!」

313kaito:2016/11/20(日) 21:39:18 ID:j4HgxCCI
ジャック「…?」

クロウ「何だよこの遊矢のはしゃぎようは。何があったってんだよここまでに」

素良「色々と大変な想いして来たんだよ…遊矢はね……」

遊矢「やっぱりキングにも俺の想いは通じてたんだな。それにあの時は我を忘れてたけどデュエルを通してクロウにも」

ジャック「当然だ!デュエルを通し分かり合い通じ合えた。同じエンターテイナーなのだからな」

クロウ「たりめーだろ。もう俺達ダチじゃねーか!」

黒咲「親友のハズだ…なのに、俺が思っていた友情はまがいものだと言うのかっ!!?」

カイト「どうやらそのようだな。遊矢の事を言えなくなるレベルの好感度の落差が激しい結果になったな」

クロウ「友情っつってもあの試合を通してお前がタナーを助けてくれたおかげで俺もお前を認めて築き上げ始めた関係だしな」

クロウ「あれからそんなに交流もねーのにそう簡単に友情を深められる仲になれるかっての」

黒咲「ガーン おのれ…許すまじ、俺と違い世界大会で羽ばたいた事もあるBFの使い手め……!」イライラ

314kaito:2016/11/20(日) 21:44:11 ID:j4HgxCCI
クロウ「イライラしてる黒咲はほっといて…お前らからの好感度、多少誤差あるも悪いって事だよな?どういうこっちゃ」

沢渡「あの時クロウのおかげで俺は覚醒した気がする…が、色々と後から思えば、あの意気込みようからの退場で何の為にアカデミアに乗り込んだんだよって 」

沢渡「気持ちに駆られてな……お前がこうやって素直に戻って来れた事に関して喜べねーんだわ」

セレナ「わたしはわたしにたいしてせいししたことをいまでもねにもっている」

クロウ「ありゃ隠れ家から勝手に出てくってお前らが言うもんだからセキュリティに見つかったらいけねーって注意しただけだろ!!?」

クロウ「ってか沢渡は俺があいつらの住む街を守る為に乗り込んだって事忘れてやしねーだろうな!言っとくけどあの戦い、剣闘獣相手だからって一切手を抜いてねーからな!!」


カイト「ふぅ…何とか測れたか。タブレットの方の改良を進めなくてはこれ以上大人数を測るとなるとエラーの危険が増してしまうな」

沢渡「ならユーゴの元にでも行くか?」

セレナ「たしかリンもすんでいていろいろとジャンクひんをもっているといっていたな」

カイト「仕方ない。そこへ向かうとするか。行くぞ。遊矢…?」

 シーン

ジャック「さっきまでそこにいたのだがな…どこへ行ったのだろうな……」

315kaito:2016/11/20(日) 21:47:37 ID:j4HgxCCI
…………………………
………………………

遊矢「あれっ…ここどこだ?俺、さっきまでシティでカイトやジャック達と共に居たハズなのに」

??「ジャック?ジャックがどうしたと言うんだ」

遊矢「あ、貴方って…確か……」

遊矢「ふ、不動遊星さん!!」

黒咲「不動遊星…?誰だ。こいつは……」

遊矢「黒咲!!?お前までこっちに来てたのか!!」

遊矢「この人は不動遊星さん。俺がシティでキングを破ったなら、この人は元となる世界でキングを破りシティの英雄となった人さ」

黒咲「ほう。ならば別の世界のシティの人間か。ならば同様の事をカイトから聞いた事がある。エクシーズ次元にハートランド」

黒咲「シンクロ次元にシティがあるように元となった世界が複数存在していると…その中の一つの世界から以前、突然別の世界のカイトが現れた事があるとな」

遊矢「えっそれ聞いてない。初耳なんだけど!」

遊星「彼の言う通りそうだ。恐らく俺は君達の知ってるシティとは別の世界で生きている人間で間違いないだろう」

316kaito:2016/11/20(日) 21:53:11 ID:j4HgxCCI
遊矢「俺、シンクロを創り上げた3世代目の伝説のデュエリストにまたこうして会えて光栄ですよ!」

黒咲「何度も会ってるような言い方だな」

遊矢「それはそうだよ。だって……あれっ何でだっけ?」

遊星「あまり深く考えるべき事じゃない。どうせここで俺達が会った事は元の世界に戻ったら忘れる運命にあるんだからな」

黒咲「どういう意味だ?」

遊星「そのままの意味さ。知っていい事と知らなくていい事があるとすれば、それは俺達が知らなくていい方ってことだ」

遊矢「あっそうそう!俺、今好感度を測ってるんです!俺の世界のシンクロ次元のジャックとクロウとは共に良好な関係って事が分かりました」

遊矢「だから俺は遊星さんと是非図りたいんです!例え世界は違ってもチーム5D'sのメンバーと測れれば俺もう悔いはありません」

遊星「…分かった。こんな俺で良かったら測らせてもらおう」


遊矢から遊星への好感度  結果:80

遊星から遊矢への好感度  結果:14


遊矢「遊星さんに対しての想い…間違ってなくてほんとによかった」

317kaito:2016/11/20(日) 22:02:29 ID:j4HgxCCI
遊星「イベントごとの時にしか会わない遊矢からこんなにも慕われてるなんて俺としても嬉しい限りだよ」

黒咲「だが…見た限り、不動遊星。貴様からの好感度はそれなりにかなり悪いという部類にあたるようだが?」

遊矢「うん。知ってる…遊星さんと始めて話した時から、なんか距離置かれてるような話し方がずっと続いてたから人見知りあるんだろうなって思ってたから」

遊星「そ、その通りだ…。済まない」

遊矢「いいですって。俺も他人に対して好感度低い事何度もありましたから」

黒咲「フォローになるのかそれは?」

遊星「(言えない。4世代目の遊馬が主役を張っていた頃生き延びていたスティーラーが)」

遊星「(5世代目の彼のデッキが暴れた直後出て来たデッキで何度も使われ続け遂に規制され禁止行きになってしまった事)」

遊星「(それに対しての想いが混同し占めていたなんて)」


遊矢「ジャックにクロウ、遊星さんと俺に対しての好感度が高いと、もう俺元の世界に戻りたくないって思って来ちゃったなー」

黒咲「流石にここに長居し続けれるとは到底思えんからな。辞めておけ。それに早めに帰らなくてはカイト達が心配してしまう」

遊矢「それもそうか…また会いましょう遊星さん」

遊星「次はどんな形で遭えるか分からないが…また近いうちに君に会える気がする」

遊星「そうだな。今度会えたその時は昔からの付き合いの奴n」

318kaito:2016/11/20(日) 22:07:26 ID:j4HgxCCI
…………………
………………………

ユーゴ「うわっ何だ!!?」 ドタバタバタ

リン「何なの今の音は?って、あらっ?」

遊矢「イテテ」

黒咲「フン…」

柚子「ちょっと何なのよ。このストロングな出方する奴は!!」ピカーン

遊矢「ゆ、」ビュン

黒咲「ブレスレット生きていたのか」

柚子「って黒咲?他に誰か居なかった??」

リン「えっと…」

黒咲「今しがた一人居たが…今はどうでもいい。そんな事より、まだカイト達は来ていないようだな」

ユーゴ「カイト?来てねーよ。つーか、人様の家を壊しといて何威張り腐った態度とってんだお前!!」

黒咲「お前には興味ない。用があるのは彼女達2人だ。あの出会いから俺は知った、瑠璃に似た少女が」

黒咲「各次元にはこんなにもいるんだと…ならば、測らねばならない!否、測らせてもらう」ピピッ

柚子「何かよく分からないけど…今の貴方の目つき、何だか最初に会った時のような感じに戻ったようで気色悪いわよ」 シリゾキ

319kaito:2016/11/20(日) 22:09:59 ID:j4HgxCCI
黒咲からリンへの好感度  結果:58

黒咲から柚子への好感度  結果:41


黒咲「ガクッ…くっ、俺が瑠璃と間違える程の同じ顔つきのゆーずに対して抱く感情が瑠璃よりも劣っていると言うのか…!!」

柚子「ゆーずってもしかして私達の事?」

ユーゴ「なんてネーミングセンスの欠片もねー付け方してやがんだ…つーか、なんだそりゃ?勝手に柚子にリンを対象によからぬ事しやがって」

リン「でも気にならない?何だか面白そうな機能搭載してるわよ。あのディスク」ワクワク

ユーゴ「そりゃ…仮にもメカニックの端くれだ。気にならねー事も無いけどよー」

黒咲「気になるか?いいだろう。詳細を教えず勝手に使用して去っては只の不審者だからな。教えてやる」

柚子「心配しなくても貴方に出会ってからの私からの印象は前々から不審人物よ」

黒咲「うっ…その発言は、俺に効く……」

320kaito:2016/11/20(日) 22:13:59 ID:j4HgxCCI


説明中

ユーゴ「好感度測定機能を追加したデュエルディスクだぁ?」

リン「へー…何だか、為し甲斐がありそうな機能ね」

柚子「ふーん。これで私達に対する好感度を測定をしてたわけね。何も言わずにするなんて最低だけど」

黒咲「そ、そうだ…。何も言わずした事については謝罪しよう」

柚子「素直に謝ってくれたみたいだし許してあげるわ。でも測定数値を見るに意外だったわ。貴方の事だから

柚子「てっきり私達への想いがもっと高いのかと思ってたから」

リン「話を聞くに40〜59の間に入ってるって事は過剰に想われてる事もなく普通そうだから安心出来るわね」

黒咲「(カイトよ…普通な気持ちを相手に抱いているのが一番可もなく不可もなくいられるのだろうな。数々の状況を見て来て今ようやく分かった気がする)」

ユーゴ「何だってそんな機能が必要なんだ…俺には理解しかねるぜ」

リン「表裏が分かるって相手の本音を知れるんだから凄い機能だと思わないの?ユーゴは」

ユーゴ「そりゃすげーって思うぜ。けど、んな所まで測定されたら色々と互いの関係性の悪化を招く気がするのが普通だろうよ」

321kaito:2016/11/20(日) 22:16:08 ID:j4HgxCCI
黒咲「確かに関係性を悪化させた人間が居た。主にアイツ等(ユートに遊矢)だが……」チラッ

柚子「ん?私がそんなに気になるの…まぁ、リンに対しても如何わしい感情抱いてなかったみたいだしそんなに気になるなら特別に測定許可してあげる」

黒咲「ま、待て…そういう意味で柊柚子を見たわけでは……」

リン「ちょっと失礼して…これをこうして測るのね。ふむふむ。アプリの大まかな構造はそんなに複雑そうじゃないみたいね。これなら応用できるかも」

リン「一応、試しに私とユーゴも測定してみていいわよ」フフッ

ユーゴ「って俺もかよ!!知らねーぞ。悪く思われてても」ピッ


ユーゴから黒咲への好感度  結果:36

リンから黒咲への好感度  結果:62

柚子から黒咲への好感度  結果:11


柚子「納得のいく結果ね」

ユーゴ「分かりきってた結果だろ?」

322kaito:2016/11/20(日) 22:19:24 ID:j4HgxCCI
黒咲「俺達の最初の、出会いが…間違っていたんだろうか……」

柚子「ええ。あの最初の出会いさえなければ少しは貴方との関係性上手くやっていけてたと少なくとも思うもの」

ユーゴ「同様だ。それに、ユートは止めたってのに、いい加減融合の手先って呼び方止めやがれ!」

黒咲「(無言の落ち込み)」シュン

リン「まぁ二人とも出会ってそうそう色々あったみたいだから。許してあげてね。貴方も今後注意すること」

黒咲「お前は…俺を嫌いではいないのか……?」

リン「うーん…二人から話は聞いてたけど、貴方と出会ってそんなに経ってないから貴方の事はまだ判断しかねるのよね」

リン「でも今少なくとも理解できるのは瑠璃想いの良いお兄ちゃんって事だから根は悪い人だとは私は思わないかな。だからいい関係性築いて行きましょ」

黒咲「いい彼女を…持ったな……」

ユーゴ「にへへ…だろ?」ニヘラ

323kaito:2016/11/20(日) 22:21:42 ID:j4HgxCCI
リン「それはそうとこの機能を使って私測ってみたいのよね。ユーゴが他の女にうつつを抜かしてないか」

ユーゴ「いやねーだろ。俺の感情は俺が知ってる。この気持ちはまがいもんじゃねーって事をよ!」

リン「柚子から話を何べんも聞いてるわ。柚子にセレナを見て何度も私と間違えたって」

ユーゴ「ギクッ しょうがねーだろうよ。俺等に事情があったとはいえやっぱり顔つきが似てんだからよ」

リン「言い訳は結構。この機能を使って測定して貴方と私、そして柚子の本心を、今ここで暴かせてもらうわ」ピッ

柚子「私も!!?」


ユーゴからリンへの好感度  結果:11

リンからユーゴへの好感度  結果:71

ユーゴから柚子への好感度  結果:24

柚子からユーゴへの好感度  結果:83


リン「ゆーうーごー」ゴゴゴゴゴ

ユーゴ「ひぃー!!」ピリピリ

324kaito:2016/11/20(日) 22:24:58 ID:j4HgxCCI
リン「私と柚子から貴方に対しての好感度はかなり高く思っているのに、何故貴方は私達の気持ちに当然のように気づかず悪いように思ってるのかしら?」

リン「特に私に対して!!」

ユーゴ「あーこの際だから言ってやる!Dホイール作る時も俺が作ろうと設計図を書いたってのに実現不可能な箇所あるからって」

ユーゴ「勝手に俺のプラン切り換えてんじゃねー!!」

リン「はぁー!?あの時の事根にもってるの!!?」

ユーゴ「そうだ。俺にも自分で一から作りたいっていうプライドがあんだよ!それを横から一々口出しされると誰でもイラッてくるっての!」

リン「私の収入源あってこそ部品が集まって作れたんじゃないの!ユーゴには計画性がないのよ!!」

ユーゴ「誰も頼んじゃいねー!つーか、俺がほぼ毎日のようにジャンク品を拾って来てたから成り立ったホイールだろうが!!」

リン「そこまで言うわけ!!?」

ユーゴ&リン「あーたま(頭)きた!リン(ユーゴ)なんて知らねー(ない)!!」プイッ

325kaito:2016/11/20(日) 22:27:54 ID:j4HgxCCI
柚子「私も測ったのに…。私の事蚊帳の外にされる程の関係性の悪化を招く結果に終わったわね。これじゃ私も測った意味って」


 ガチャン

カイト「お邪魔する」

 (´Д`|||) ドヨーン

沢渡「どうしたってんだよ。この空気は……」

黒咲「今しがた…仲のいい関係を悪化させる出来事が起きたのでな……」

カイト「黒咲来て居たのか…ああ。何となく状況を察した」


時を同じくして

瑠璃「うなされてるみたいだけど…大丈夫かしら?」

ユート「恐らく大丈夫のハズだ。何てったって俺が一時期入っていた体だ。遊矢の事を俺が知らないで誰が知る」

遊矢「うぅ……俺…また飛ばされて……ユート達がいるって事は、ここはもしかして」

ユート「そうだ。俺達の街だ」

遊矢「等々巡るつもりは無かったのに一周しちゃったのか…」

ユート「どうした?浮かない顔をして」

遊矢「別に…只、ユートと共にこの平和な日常を取り戻す為に、色々な場面を乗り越える事で皆を笑顔にする事が出来たから…」

326kaito:2016/11/20(日) 22:31:17 ID:j4HgxCCI
遊矢「皆との関係性は、良好になったと思っていたんだ。けど好感度測定装置を使って確認してみたら……徳松さんにジャックやクロウを除いて

遊矢「ほぼ全滅な現状を目の当たりにしたら色々と落ち込んじゃって」


瑠璃「好感度測定装置ってカイトが作ったっていうあの?」

遊矢「知ってるのか!!?」

ユート「ま、まぁ…な。こちらも測定してみたら関係悪化を招く結果に至ってしまったから嫌でも覚えている…」

遊矢「ユートが!?誰と測ったんだ!!?」

ユート「チラッ」

瑠璃「私の方がユートの事を思ってるってどういう事なのよ…遊矢はそう思わない!!?」

遊矢「あっ(察し)」


エド「やぁキミもここに来ていたのか」

遊矢「エド!!何でここにっ」

327kaito:2016/11/20(日) 22:34:50 ID:j4HgxCCI
ユート「彼は元は別次元の勢力を持ってこちらを進行して来たアカデミアだ…だが、そんな行いも遊矢が正してくれたおかげで罪を改め」

ユート「今でもたまにあの時の償いをしたいと俺達に会いに来てくれるようにまでなってくれた」

エド「当然の事だろ?僕等はそれだけの過ちを気付かず上からの命令で行ってきたんだからね」

遊矢「エド…」

エド「それはそうと。何だか面白そうな話が聞こえたものでね。好感度を測定する装置だって言うのかい?僕、少し興味が沸いたんだ。僕も測らせてくれないか?」

ユーヤ「すまない。生憎…俺達が持ってるわけじゃないんだ」

エド「何だ…そうなのか。測れると少し期待していたのだけどね」

遊矢「俺…機能をインストールしたディスク持ってるけど……」キーン

エド「本当かい!!」

328kaito:2016/11/20(日) 22:38:42 ID:j4HgxCCI
ユート「まさか…とは思っていたが遊矢のディスクにまで入っていたとは……。あれは、ディスクに搭載可能なものだったとは。驚いた」

瑠璃「えっと、エドが私達の事を測りたいのよね?遊矢のディスクに入ってるんだから遊矢からしか測定出来ないんじゃ」

遊矢「いいや。そんなわけじゃない。指紋認証システム等あらゆるパターンを考えて作ってあるらしいから必ずしもディスクを装着した本人を対象にしてるわけじゃないみたいなんだ」

ユート「カイトも本来不要な物を作り出し、外装やシステム部分にもこだわる真面目さを…他の有用な発明に割けばよいものを」

エド「じゃ押させてもらうよ。イヤッッホォォォオオォオウ!」ポチッ


エドから遊矢への好感度  結果:21

エドからユートへの好感度  結果:74

エドから瑠璃への好感度  結果:74


瑠璃「私達エドからよく思われてるみたいね」

ユート「そのようだな。それも俺と瑠璃に対して同数値とは…」

エド「二人とはそこまで関わりなかったけど、ユートとは遊矢との始めてのデュエルでキミが主体となり僕に挑み僕を相打ちにまで持ち込んでくれた事」

エド「今でも覚えてる程印象に残ってるからね。中々相打ちなんて無かったからいい経験出来たよ。瑠璃との関係については後にデニスから聞いてお互い良好な関係なんだと知ったわけだけれど」

329kaito:2016/11/20(日) 22:43:57 ID:j4HgxCCI
ユート「表ではそう見えても裏では良好とは限らんぞ…」

瑠璃「ホントに…」

ユート「約一名のように悪い可能性も少なからず…ある」

遊矢「な、何で!俺に対しての好感度低いんだよ!エド!!」

エド「えっと…僕も、君にはあの戦いで僕自身を見つめ直させるきっかけを作ってくれた恩人だから一目おいてるんだけど……」

エド「…けど未だに、榊遊勝とキミが使う《スマイル・ワールド》に対してトラウマが残っていてね……」

遊矢「トラウマだって…?」

ユート「誰も彼も笑顔にしたいという理想は俺も遊矢を通して理解して来たつもりだ。だが…それは、自己満足でしかないと俺もお前と離れ感じさせられた」

遊矢「そんな事h」

瑠璃「考え方によっては言わば私達を洗脳したドクトルと同じ事を遊矢は強制的にして来たのよ。分かる?」
  
遊矢「違う…俺はあんな奴のやり方を真似てしてるつもりなんてない。俺の信じるデュエルは、皆に心のそこから笑顔になってもらう事…それが望みなんだから」(/ー ̄;)シクシク

エド「立ちあがれ遊矢。落ち込んでいても何も始まらないぞ。確かに僕が君に抱く感情は悪い部分が多かったかもしれない」

エド「けど、もしかしたら君から僕に対する好感度が高ければ(一方的にだけど)それは通じ合っていると言えるんじゃないか?」

330kaito:2016/11/20(日) 22:45:56 ID:j4HgxCCI
瑠璃「う、うん?」

ユート「無理やり立ち上がらせようと必死になるのは分からなくもないが…流石にその理屈は間違っていると思うぞ」

遊矢「そうか…俺が思ってるありのままの感情を皆に届けられればそれはきっと笑顔に繋がるのか。…だったらこの俺のまっすぐな気持ちで皆に対して測ってみれば!」

遊矢「これ以上皆に俺の心の中の本音曝してこれ以上関係悪化なんてさせるもんか!!」ピッ

ユート「別ベクトルに感情をシフトさせてしまったようだぞ。どうするんだ?」

エド「いいじゃないか。プロ(フェッサー)のアドバイスも得られたわけだしね。果てさて結果はどうだか…」

エド「測定結果カモン!」 パッチン


遊矢からエドへの好感度  結果:96

遊矢からユートへの好感度  結果:64

遊矢から瑠璃への好感度  結果:04


遊矢「どうだ!俺から皆に対する好感度が高いってちゃんと証明出来ただろっ」

エド「ユートとは繋がってたって言うからてっきりユートの方が上だと思ってたけど、僕に対する好感度がここまで上だったとはね。恐れいったよ」

瑠璃「あの、私は…」

331kaito:2016/11/20(日) 22:49:15 ID:j4HgxCCI
遊矢「えっと…瑠璃に関しては……」

ユート「瑠璃に関しては…何だ?いくら遊矢とて、俺は瑠璃を悪く思ってる奴と付き合う動機は無いぞ」

瑠璃「それ私に対して好感度14だったユートがゆう?」

ユート「それを言われたら…反論出来ない……」

遊矢「えっユートそんなに低かったのか?意外だ」

エド「意外な結果をも知れるというこの測定装置にはどうやら驚かされる事ばかりのようだね。これ僕の読みだとカイト作製の物だろうけど彼はとんでもない発明をして行ってくれたね」


ナンバーズハンター「俺の名前を呼んだか?」

瑠璃「だ、誰……!!?」

ナンバーズハンター「そうだな。人は俺を今は《ナンバーズ・ハンター》と呼んでいる…」

ユート「”ナンバーズ・ハンター”…だと?(この声…どこかで……)」

遊矢「もしかして!!?」

332kaito:2016/11/20(日) 22:57:02 ID:j4HgxCCI
完結し投下し終わった分を元スレから転載しながら誤字修正、エピソード追加など
しながらこちらに投下していたら流石に疲れたので今日の分はここまでとして
後、3、4回かに分けて投下したいと思います
あちらの方でコンマ判定逃したキャラを対象にこちらで不意にコンマ判定お願いするかもしれないので
その時はお願いします
スタ速で載せられる事を願ってお休みなさい

333kaito:2016/11/21(月) 20:00:00 ID:7MlhNtFo
………………………

カイト「成程。確かに設備は整っているな。ジャンク品ばかり目立つが…」

ユーゴ「人の家のもんを借りといて贅沢言いやがって!!こちとら二人暮らしで貧しいんじゃい!」

セレナ「わたしがくらしてるくらしとスケールがまるでちがうな」コトッ

ユーゴ「お嬢様なセレナは黙ってやがれ!後、それ勝手に触んな!部品揃えるのにどれだけ苦労したと」

 ガチャン!

沢渡「す、すまん。振りかと」

ユーゴ「さわたりー!!!!」イライライラ

素良「…静かに出来ないのかな……」

クロウ「全くだぜ」

ジャック「それはそうとブルーアイズマウンテンを飲みたくなって来たな。豆は置いてあるか?」

リン「インスタントでいいなら青山ブルーマウンテンがあるけど…」

ジャック「それはブルーアイズマウンテンではないではないか!何故置いていない!!?」

334kaito:2016/11/21(月) 20:09:59 ID:7MlhNtFo
クロウ「仮にもトップスに成りあがったもんがコモンズでの暮らしの惨状を知らねーなんて呆れるぜ。これでもシティのキングだったってんだから笑えるな」

ジャック「クロウ貴様ァーー俺を馬鹿にしているのか!!」

黒咲「それよりも何故お前達まで来た」

徳松「すまねぇ。どうしてもあれからの遊矢が前向いて行ってるか見届けたくてな。着いて来ちまった」

ジャック「同じくだ。それに何故だかお前達と共に居なければならない気がした。それだけの事だ」

黒咲「榊遊矢が心配で来たのは分かるが、居なければならないというのは答えになっていない気がするが…まぁ、よい。勝手にしろ」


…………………
………………………

黒咲「どうだ?出来そうか」

カイト「ああ。本来これに搭載予定だった機能を新たに取り付けインストール中だ。直に完成するが、終わるまで暫くかかる…外ででも時間を潰して来るといい」

黒咲「分かった。暫く外に出ている」

 ガチャン


黒咲「こちらに来るのは久方ぶりだな…」

デニス「おっ珍しい来客者1名はっけーん!」

黒咲「…貴様か。何のようだ」

335kaito:2016/11/21(月) 20:15:30 ID:7MlhNtFo
権現坂「この通りでマジックデュエルショーを行っていたんだ。何やらデニスが紙幣を集めて瑠璃にお詫びの品をとか」

デニス「ゴンちゃんそれ言っちゃダメー。それもお兄さんにとか一番駄目でしょー」

権限坂「そうだったな…俺とした事がうっかりと口を滑らせてしまった」

黒咲「聞かなかった事にしておこう」

黒咲「(そういえば…遊矢が権現坂を対象に測りたいだとか言っていたな……。この際だ。デニス・マックフィールドがホントに反省しているかの確認も兼ねて測定しといてやろう)」ピッ


権限坂から遊矢への好感度  結果:89

デニスから黒咲への好感度  結果:00

権現坂から黒咲への好感度  結果:16


黒咲「(どうやらお前の想う通り奴はお前の事を良き友と思っていたようだぞ…良かったな。遊矢)」フフッ

権現坂「何だ。笑ったりして!気色悪いぞ黒咲」

黒咲「スマン。いや…なに、お前を見ていると、お前と榊遊矢の関係性は良好で仲睦まじかったものだと思い返していてな」

権現坂「そんな事か。お前も少なからず俺達を見ていたのならば分かっておろう。俺は始めて遊矢と会ったあの時から友でいるつもりだ!」

336kaito:2016/11/21(月) 20:23:09 ID:7MlhNtFo
権現坂「以降も、互いを通し信頼関係を得ていって今があるわけだ。共に過ごしながら築いた関係が悪いわけなかろう!!」

黒咲「俺とユートのような関係か…成程。理解した。(良い仲間を持ったな)」

デニス「それで何か用があって来たわけじゃないの?」

黒咲「いや特に用があるといったわけでは無かったんだが…この結果を知ってしまってはどうしても問い詰めざるを得まい!」

デニス「どゆこと?」

黒咲「惚けるな。結果はこうして出ている」

権現坂「何だ。そのディスクに表示されている数値は…」ジー

黒咲「これは好感度を表している。このディスクには好感度を測る機能を追加しているからな」

デニス「ワーオ!そんな機能もディスクにインストール出来るんだね。これはカイトの発明かな?」

黒咲「しらばっくれるな!答えろと言ったハズだ」

デニス「えーっと…これって、ゴンちゃんとボクからキミに対して測ってるって事だよね。また隠れてこっそりと測ったりして…言ってくれれば測らせてあげたのにー」

権現坂「俺から黒咲に対して16なのはお前も心辺りあるであろう」

337kaito:2016/11/21(月) 20:33:52 ID:7MlhNtFo
権現坂「恐らく妥当な数値だと思われるが…。これの何が不服なのだ?」

デニス「待って!ボクからキミに対して00って事は、ゴンちゃんより低いわけでボクからキミに対しての好感度がworst bad(最悪に悪い)って事になるだろうし…」

デニス「もしかして…ボク、黒咲に対してあの時から未だに反省してないってキミに思われてるってことだよね?」

黒咲「デニス、貴様…何か勘違いしているぞ。貴様から俺に対する好感度は…その逆の100だ!」

デニス「えぇぇぇええええええ!!!!!???」

権現坂「何と!?」

黒咲「何故これ程までに俺に対しての好感度が高い!!返答によっては、俺の今後にも関わる。只では済まされんぞ」

デニス「そうは言われても…。んー、アカデミアに居た時はアカデミアの体制もあってあんまりボクの感情を公に出して来なかったからボク自身あんまり分かってなかったけど…」

デニス「思い返してみれば、ボクが芸をしてる所でキミの妹と出会って、ボクは初めて彼女をターゲットにしたくないって思ったんだよね」

デニス「けど、プロフェッサーには逆らう事は許されなかったから彼女を捉える形となった。それを知ったキミはボクの元まで辿り着いてデュエルしたわけだけど」

黒咲「……」

デニス「あの時からキミ達兄妹にボクの感情は振り回されていたのさ。…だから、色々とキミ達の出生等要らない知識まで漁り始め、終いにはユートやカイトの情報を得てしまったわけだけど」

338kaito:2016/11/21(月) 20:44:12 ID:7MlhNtFo
デニス「それに現れてる数値はこうしたキミに対する評価が少なからず影響していてそれが思ってた以上に高かった影響で反映された結果じゃないかと思うよ?」

黒咲「…一理あるか。お前が俺達に対して行った過ちを反省している事が話ていて伝わっただけでも俺は十分だ(俺に好意を寄せるレベルで好んで俺の元へ来さえしなければ)」


………………………

カイト「」モクモク

ユーゴ「」アッセコラセ

柚子「ユーゴが珍しく作業に集中してる…複雑な設計してるのにこういうのお手の物よね(遊矢だったら始めから躓きそうね)」

柚子「はぁー暇だわ。こっちに来てるんだから。あの時と同じスリルを味わいたいわね…また、終わったら乗せてくれるかな?ユーゴ」好感度83


………………………

遊矢「Σ(>o< ) ヘックシ!」

ナンバーズ・ハンター「こんな時に風邪か?」

遊矢「いや、何だか俺の噂されてる気がする……」


エド「話を戻そう。用はキミがその僕等が居たハートランドとは別の世界のハートランドから来たデュエリストって事だね」

ナンバーズ・ハンター「そうだ」

ユート「その(恐らく別世界の)お前がこの世界に何の用だ」

ナンバーズ・ハンター「そんな事決まっている…俺は、好感度測定スイッチを回収する為にこの次元に来たのだから」

遊矢「好感度測定装置って…確か、カイトが持ってたオリジナルの事か?それを何で!!?」

ナンバーズ・ハンター「決まっている…それを使い続ける事で大きな災いを招く事に俺が気づかされたのでな!」

339kaito:2016/11/21(月) 20:47:18 ID:7MlhNtFo
ナンバーズ・ハンター「よってスクラップにさせてもらう!やれ!オービタル!!」

オービタル「カシコマリ!!」

瑠璃「えっ…カイトと瓜二つの人の背中に付いてたメカが変形して、こっちに迫って」

エド「瑠璃避けるんだ!」

ユート「ルリィぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」


 バッ

瑠璃「えっ」

ユート「お前は…LDSの……」

遊矢「零児!!?何でお前がこんな所に!!」

零児「クイッ 話は後だ。早くこっちへ」

オービタル「逃ガス訳ニハイカナイデアリマス!ワタシニ対シテイツモ怒ラレルノハモウコリゴリ!!」ギーン

零児「守備力2000といった所か…ならば私は、手札の《DDリリス》と《DDナイト・ハウリング》で手札融合を行う!」

零児「生誕せよ!《DDD烈火王テムジン》!」功2000

340kaito:2016/11/21(月) 20:54:00 ID:7MlhNtFo
オービタル「ピピピッ コノモンスターハ質量ヲ持ッタソリッドヴィジョンデ召喚サレテイルデアリマスカ?」

オービタル「コレデハワタシノ攻撃ハ遮ラレテ通レナイ…ソコヲドケデアリマス!」

零児「無駄だ。いくら攻撃を仕掛けてもお前のようなポンコツの攻撃では私の《テムジン》に遠く及ぶまい…」

オービタル「グムムッ…ポンコツトハ失礼ナ!!」プンスカ


エド「赤馬零児…君はまさか、アカデミアが使っていたこの次元移動装置を使ってここに来たのかい!!?」

零児「アカデミアのではない。次元の隔たりが絶たれた今、本来の父さんが作っていた物では移動する事が出来なかった」

零児「だから、我が社がそれに改良を施し新たに創り上げた装置を使用してこちらへ来た」

遊矢「何でそこまでしてここに!!?」

 チラッ

ナンバーズ・ハンター「俺の事を嗅ぎ付けてここまで来たか…」

零児「チッ 今は私の指示に従ってくれ。奴と争うのは今は極力避けたいのでな」

遊矢「…分かった」

ユート「戻った後で…説明してもらうぞ」

 ビュン

341kaito:2016/11/21(月) 21:03:59 ID:7MlhNtFo
オービタル「行カシテ良カッタノデアリマスカ?」

ナンバーズ・ハンター「フン…まぁよい。直に奴等とは相手する事になる!それまで生かしてやっただけだ」


…………………
………………………

遊矢「ここは…」

零児「我が社が誇る最高機密な部類の案件を取り扱っている最下層にある施設のラボラトリーだ。今は私と…、そして選ばれた職員が使用している」

ユート「何でそんなエリアに俺達が…」

零児「私達が近頃、度々次元の乱れが発生している事に気づいた事から始まった。その乱れは時が経つ毎に激しさを増して行き、ほんの数分前その次元の障壁をも全て壊し奴が突如現れた」

瑠璃「奴ってもしかしてカイト似の」

零児「そうだ。奴は別世界に存在する彼で間違いない。今ではデュエルモンスターズのモンスターに成り変わっているようだがな」

エド「モンスターって事はカードの精霊って意味かい?でもあれは現実に存在していたような……」

零児「奴は精霊でも人間でさえも無い。恐らくモンスターとしてランクアップした存在だ」

ユート「ランクアップだと!!?」

342kaito:2016/11/21(月) 21:13:08 ID:7MlhNtFo
遊矢「何で別世界のカイトはそんな存在にまで成り上がってるんだろ…んー」

プロフェッサー「榊遊矢、キミが今持っているD・ゲイザー、そしてデュエルディスクに内蔵された機能に彼がモンスターに成り変わった秘められた成り行きがあるのだ」

遊矢「プロフェッサー!!?」

エド「元総司令までおられるとは…赤馬零児の父として戻られた今では有り得なくは無いか」

 スタスタスタ

零児「好感度測定装置…だったか」 ヒョイッ

遊矢「えっちょっ」ピッ

零児「それによって、奴は、彼に対し良好に想っていた者との関係を見つめ直す旅に出る事になった」

瑠璃「見つめ直す程悪かったって事かしら……」

ユート「その可能性の方が高そうだな」


零児から遊矢への好感度  結果:17(評価はしてるものの自分のデュエルが省略描写ばかりされ
ライバルポジなのに目立ったデュエルも無くズァークへのトラウマやらもあり距離を置いている)

遊矢から零児への好感度  結果:48(自分の事を評価し続けてくれている零児に少しだけ好感を持っている)


遊矢「(この機能を試す為だろうけど、勝手に俺達の関係を測定した零児もこんな結果になるとは思ってなかったんだろうな…)」

零児「……」 (゚◇゚;)!!!

343kaito:2016/11/21(月) 21:18:42 ID:7MlhNtFo
瑠璃「開いた口が塞がってないみたい」

ユート「ここにも一方的に悪く思っている者が居るペアが存在していたか」

遊矢「零児とは…タッグデュエルもしたし、何だか上手くやれてそうに感じて関係性を築け行けてるんだと思ってたのにこの結果はショックだ…」

零児「君に対して内に秘めていた感情があったのは事実だ。それについてはこちらも詫びさせてもらおう」

遊矢「いいって…どうせ、ユートとかみたく俺に対して実はよく思ってないって人達が零児だけじゃなくてもいたんだろうからさ」

遊矢「俺も治して行ける所は気を付けて行くつもりなんだ。だから何か直してほしい事あれば気兼ねなく言ってくれ!」

零児「…分かった。その際は躊躇せず言わせてもらおう」


ユート「俺ですら遊矢に直接言うのは躊躇う事もあると言うのにこの男は…一体、どれ程までに遊矢に対しての不満を溜めていたんだ?」

エド「それよりも別世界のカイトの件についてだ」

エド「奴は話を聞いてる限りその測定装置を作り、親しい間柄の者と測定を次々と行っていき自らを見つめ直す程関係性を悪化させる数値が出たと推測出来る」

プロフェッサー「ああ。そんな彼は自分の首を絞める事になるとは気づかず終いにはある物に対して測ってしまうという過ちを犯してしまったのだ。それが全ての始まりとなる」

瑠璃「ある者?それって……?」

344kaito:2016/11/21(月) 21:43:39 ID:7MlhNtFo
………………………

ユーゴ「ふぅーようやく完成したぜ!」

リン「うん。この出来、間違いなく万事良好よ」

カイト「遂にできた…!D・ゲイザー(好感度測定器)の改良版とバージョンアップデータが…!」

沢渡「見た目は変わってねーように見えるけどな」

カイト「測定人数の限界が違う。当初は7〜8人が限度だったのに対し倍以上の30人近くを一度に測定可能となった」

ジャック「果たしてそんなに対象にする者がいるものか」

リン「私がやった部分は、今までは測定対象に対する好感度しか測れなかったのを、それに限らず信愛度まで測定可能にしたのよ」

クロウ「いやいらねーだろ!その機能!!」

デニス「親愛度ってあんまり聞かないけどどこかで聞いた事あるような…確か、プロデュー」

クロウ「そもそもそういうのを男から男に対して測ったりしてみろ!想像したら末恐ろしいわっ!!」

リン「えー最近のアイドル雑誌見て良いアイディアだと思って加えたのにーねぇー柚子もそう思うでしょーー??」

柚子「え、えぇ!!?そこで私に振る!!?(でもユートから遊矢に対してとか見てみたいかも)」

ユーゴ「だからいらねーつったのに…他には、だな。俺が取り入れたのは、自分に対して測った時、好感度が低数値ばかりだった時に

ユーゴ「不機嫌になっても困らねーようにディスクの方にインストールするタイプのは」

ユーゴ「バージョンアップ版だとディスク内の遊星粒子っつーんだっけ?それを加速させて結果が悪いのも良い方にプラスに捉える機能を追加させたぜ」

345kaito:2016/11/21(月) 21:49:54 ID:7MlhNtFo
素良「好感度が悪い結果でもプラスに考えさせる機能って、もしかして不機嫌さを解消する為に追加したつもりじゃないよね?」

ユーゴ「そうだぜ。どうよ!俺様のアイディア」

徳松「そんな危なっかしいもんで測れるるかってんでい!」

ユーゴ「んな!!?」

セレナ「もうすこしまともなアイデアはなかったのかとおまえにたいしていいたいことはやまのようにあるぞ」

ユーゴ「落ち込んだ奴をフォローする機能ぜってー必要だと思って付けたってのに、ここまでお前らに罵倒されるなんてあんまりだろーよ!」

カイト「ユーゴの説明は置いておいて…実は、この装置を改めて改修作業に辺り解体しデータを取っている時にこいつに封じられていた機能が存在している事に気づいたんだ」


 バタン!

黒咲「封じられた機能だと……?何だ。それは」

カイト「いい所に戻って来たようだな黒咲…に」

デニス「ハハッ お邪魔させてもらうよ」

権現坂「柚子に素良も来ていたのか」

カイト「デニス達もいるのか。まぁいい。カイト。《ライズ・ファルコン》を出して見ろ」ピッピ

346kaito:2016/11/21(月) 21:55:14 ID:7MlhNtFo
黒咲「こんな所でか…外なら、構わんか」キュイーン

《RR-ライズ・ファルコン》 バサッ
ランク4/闇属性/鳥獣族/攻 100/守2000

クロウ「相変わらず攻撃力100とは思えねー鳥獣だこって。こいつにあんな効果が備わってるなんて普通思いつかねーって思うよな」

素良「うんうん」

セレナ「ライズってファルコンかわいいとどこでだかネタにされていたのをみたことがあるぞ」

黒咲「クロウと紫雲院にはお前が言うなと言いたい。セレナに至っては一時期流行ったネタを掘り返さないでもらいたい…」

黒咲「……して、カイト、これで何か分かると言うのか?」


黒咲からライズへの好感度  結果:87

ライズから黒咲への好感度  結果:23


カイト「ああ。これで分かった。お前と《ライズ・ファルコン》との」


………………………

プロフェッサー「私がパンドラの箱を開けたように、彼は”モンスターとの好感度測定”という越えてはいけない禁断の過ちを侵してしまったのだ」

瑠璃「易々と越えては行けないそういう一線を越えたのね…別世界のカイトは……」

遊矢「えっそれよりも、好感度測定って…モンスターを対象に測定する事も可能だったのかっ!!?」

ユート「あの機能だ。それ位内蔵してあっても何ら不思議ではあるまい」

347kaito:2016/11/22(火) 17:32:35 ID:nhBnJKG.
零児「彼はそれにまで踏み入ってしまった。結果、更なる地獄に堕ちる事になろうとも知らずに」

中島「失礼致します。社長、先ほどカメラを確認中に例の男を捉えた映像を入手致しました」

零児「そうか。ご苦労。ならばスクリーンに反映させろ。中島」

中島「ハッ‼!」


 ザザザザザザ

エド「あれは…タイラー姉妹に敗れたという」

瑠璃「アレン!サヤカ!!」


…………………
………………………

アレン『俺はレベル4の列車モンスター同士でオーバーレイ!現れやがれ!《重装甲列車アイアン・ヴォルフ》!!』功2200

アレン『こいつでカイトにダイレクトアタックだ!いい加減、んなコスプレしてねぇーで目を覚ましやがれ!!』

ナンバーズ・ハンター『俺は手札から《クリフォトン》を墓地に送りライフを2000支払う事でこのターン受けるハズだった全てのダメージを0にする』 LP4000→2000

サヤカ『そんな…』

348kaito:2016/11/22(火) 17:37:28 ID:nhBnJKG.
ナンバーズ・ハンター『お前達…何か勘違いしてるようだが、俺はカイトという名ではない。俺はモンスターとして生まれ変わった存在だ』

アレン『モンスターとして生まれ変わっただと…何言ってやがんだお前……』

ナンバーズ・ハンター『俺は《ナンバーズ・ハンター》…お前達の良く知るカイトではない。俺のターン!俺は、《銀河の魔導師》を召喚し効果を発動する!』

ナンバーズ・ハンター『効果によって自身のレベルを4つ上げレベル8にする。そして、発動条件を満たした為《銀河遠征》を発動!』

ナンバーズ・ハンター『デッキからレベル5以上の《フォトン》又は《ギャラクシー》と名の付くモンスターを表側守備表示で特殊召喚する』

ナンバーズ・ハンター『闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ!光の化身、ここに降臨!現れろ、《銀河眼の光子竜》!』好感度18→81

アレン『光子竜…?カイトが持ってたのは、光波龍だったハズじゃ……』

サヤカ『それ以前にエクシーズモンスターじゃない…の?』

ナンバーズ・ハンター『そして、レベル8のギャラクシーアイズとレベル8となった《銀河眼の魔導師》でオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…』

ナンバーズ・ハンター『我が記憶に眠る二つの希望!その希望を隔てし闇の大河を貫き今その力が一つとなる!エクシーズ召喚!!!現れろNo.38!!希望魁竜タイタニック・ギャラクシー!!!』

サヤカ『ナンバーズ?そんなモンスター…カイトのエクストラで使ってるの見た事ない…』

アレン『つーことはホントにこいつカイトじゃねーのかよ……』

349kaito:2016/11/22(火) 17:46:31 ID:nhBnJKG.
ナンバーズ・ハンター『貴様ら…俺の邪魔立てした事に対し懺悔の用意は出来ているか……!』

アレン『ッ!!』

ナンバーズ・ハンター『破滅のタイタニック・バースト!」

アレン『うわぁぁぁぁぁぁ』LP0 ピー

ナンバーズハンター『次はお前だ』

サヤカ『嘘…ホントに、カイトじゃないの…仮面をしてるとはいえ、その姿は私が見続けて来たから見間違えるハズもないランクで一緒なのに……』

《フェアリー・チア・ガール》 ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
ランク4/光属性/天使族/攻1900/守1500

ナンバーズ・ハンター『それは……。失せろ。お前達にはもう用はない』

サヤカ『う、うぅ……』ポロポロ

………………………
…………………

遊矢「これって…」

瑠璃「ひどい」

ユート「アレンとサヤカが…あんなに……クッ!少なくとも俺の知ってるカイトはあの二人に対しあんな一方的なデュエルを行う事は無かった…それが何故……」

エド「(最後のカイトのあの表情…僕には、どうしても引っかかる部分があるな)」

零児「……」

350kaito:2016/11/22(火) 17:50:48 ID:nhBnJKG.
零児「中島、次元障壁の解析は終わったか?」

中島「ええ…何とか」

中島「解析の方を先に進めておりましたので現在88%まで済んでおります」

零児「ならおおよそ問題は無さそうだな」

中島「っと言うと?」

零児「遊矢、キミは今から奴が開けた次元障壁に入り奴の居た世界に向かえ」

遊矢「えっ…そんな、唐突に言われても!!」

零児「私も父さんと共に短時間で好感度測定装置の開発者であるカイトが何故ああなったかの経緯を調べて来たつもりだが、しかしこの私でも知り得てない情報も数ある」

零児「君は彼の居た世界でそれを調べて来るんだ。ここは奴が向かって来ても大丈夫なよう何とか体制を整えておく」

遊矢「そんな無茶苦茶な」

エド「僕もついて行くなら構わないだろ…?彼について気になった点があるからね」

351kaito:2016/11/22(火) 17:54:30 ID:nhBnJKG.
瑠璃「私も…カイトがどうしてああなってしまったのか知りたい」

ユート「瑠璃も行くというなら…俺も行こう」

遊矢「皆まで…もう、分かったよ!行けばいいんだろ!!」

プロフェッサー「キミ達の健闘を祈ろう」


………………………
…………………

遊矢「飛んで来れたのか…俺達……」

ユート「そのようだな」

遊馬「あー寝坊しちまった!このままじゃ遅刻しちまう!!近道近道!!とっ」

エド「危ない」スルッ

遊矢「えっ」ピッ

遊馬「あっ」


 ドンガラガッシャン

遊馬から遊矢への好感度  結果:24

遊矢から遊馬への好感度  結果:57

352kaito:2016/11/22(火) 17:58:40 ID:nhBnJKG.
瑠璃「だ、大丈夫ですか?」

遊馬「お、おう。俺はへっちゃらだぜ!それよりそこのお前は」

遊矢「い、イタタ……。ええ…何とか、大丈夫です」

エド「転んだ勢いでデュエルディスクの測定機能が誤作動を起こしたようだね。けど…」

ユート「この数値の現れ、初対面の相手に対しても機能するという証拠になったな」

瑠璃「(この子九十九遊馬って言うのね。遊矢と同世代っぽくて初対面みたいだし、出会って早々、遊矢とぶつかったからかよく思ってないみたいだけど…)」

瑠璃「(遊矢は何故かこの子に対して良好に想ってるのは、どうしてかしら?)」

遊馬「こうしちゃいらねー!わりーな!学校に遅刻しそうでよ。急いでたんだよ!じゃなっ!!」

遊矢「何だったんだ…一体……」

ユート「騒がしい奴だったな」


エド「(学校…もしかして、デュエルアカデミアの事だったんだろうか……?だとしたら、ここは別世界の融合次元という事に……)」

瑠璃「ユート!遊矢!エド!見て!!あの建物の天井をっ!!」

遊矢「確か…あれって」

エド「あのシンボルは…どうやら僕の線はどうやら違っていたようだね」

353kaito:2016/11/24(木) 21:07:50 ID:OGdZxaAc
ユート「ここは、俺達の故郷…ハートランド……。云わばエクシーズ次元を元とした別世界のハートランドという事か!!」

遊矢「凄い…ホントにユートの故郷に似てるな」

瑠璃「…うん。元となる世界だったら、あのカイトが居る世界って事になるハズじゃない?だったら、色々とこの世界のカイトの情報を街の人に聞いていかなきゃっ」

ユート「聞き込みか…確かに、探すならそれがいいだろう」

エド「でも、そうなれば探すのに効率がいいやり方を導き出さなくては…」

遊矢「そう考えてても仕方ないだろ!一先ず手分けして探さないと!」

ユート「…だな」


瑠璃サイド

瑠璃「すみません。カイトって人を探してるんですが知ってませんか?」

セイ「カイトって確か、WDCで準決勝まで行った人よね」

サチ「そうね。でも、私達その人と直接繋がりないからあまり知らないんです」

瑠璃「そうですか…」

サチ「でももしかしたら遊馬君達なら知ってるかも」

セイ「あー言えてる!確かに、小鳥も一緒に居る事多いし。何の繋がりがあってあの二人、いや札付きのシャーク達を含めれば結構な人数になるな…その人達は付き合いあるんだろ?」

瑠璃「(遊馬…?)その、遊馬って…もしかして………」

354kaito:2016/11/24(木) 21:34:17 ID:OGdZxaAc
エドサイド


ワーワーガヤガヤ

エド「騒がしいな…イベントごとの真っ最中のエリアがあるのか……」

エド「なになに?“デュエルチャンプとのデュエルを体感せよ”だと…ほう。私情を挟んでしまうが…何故だが、彼と相手したいとボクの血が騒いでいる」

エド「チャンプなら人脈も幅広いだろうし、知り得ていそうな情報源としては申し分無さそうな相手だ。遊矢もそういった理由なら反対しないだろ」



エド「すまない。突然のエントリーを受付に申し付けてしまって色々と手間取ってしまった」

Ⅳ「ああ。貴方が例の…申し訳ありません。僕のプロデューサー達が手間を取らせてしまったようで…」

エド「いいよ。僕の方こそ無理を言って君とのデュエルを挑ませてもらうんだからお互い様だよ」

Ⅳ「おお。貴方は何て気が広いお方なんだ」

エド「ある支部で総司令だったものでね…」

Ⅳ「総司令…?」

エド「昔の話だよ。忘れてくれ…。何でも、君は巷でデュエルチャンプと言われてるみたいじゃないか、そんな君を知り僕は君とデュエルしたくなったのでね。飛び入り参加させてもらったんだよ。一切手加減をしない君のタクティクス僕に見せてくれ」

Ⅳ「ああ…?な、何言ってるんですか…手加減なんて今までして」

エド「表情を見ていれば分かる。君は実力に自信があるあまり、限られた人間にしか全力を見せていない。違うかい?」

Ⅳ「黙ってれば…好き勝手言いやがって……これもファンサービスの内なんだよ!お客さんを楽しませるのもチャンプの仕事だ」

エド「ファンサービスか…お客さんを楽しませても、肝心の君が退屈そうでは意味がないだろ?どうかな。僕に本気で挑んで来てくれないかい?」

Ⅳ「テメー何言ってやがる…」

エド「普段君が抑えてデュエルして溜まってる分を僕と戦って発散してみないかいって提案だよ?」

Ⅳ「いい度胸してるじゃねーか。身の程知らずが調子乗ってると痛い目見るって教訓を…俺様の、本気のデュエルで教えてやるぜ!後から謝って来ても俺様が心行くまで終わらせねーからな!!」

エド「これも、知り得たい情報の為…プロ(フェッサー)に使命された僕の実力こそ甘く見てくれるなよ」

355名無しの決闘者:2016/11/25(金) 02:20:02 ID:xfY1wmJ2
長いのは最後まで書き溜めてまとめて載せた方がいいぞ

356kaito:2016/11/25(金) 21:16:18 ID:5Cj1EKjw

遊矢「カイト…カイトは……って、中々見つからないな。それにしても、ユートの世界のエクシーズ次元より科学が進歩してそうな街なんだな」キョロキョロ

ユート「否定出来んな。ARビジョンを搭載したD・ゲイザーだったか…町中でそれをしているのを度々見かけ続けていると、それを使いデュエルするのがこの世界独特のスタイルのようだと実感出来る」

遊矢「俺達の世界のユートが居た次元のカイトが言う通り、エクシーズ製の最新デュエルデバイスっていうのはあながち間違いではなかったって事か」

スタスタスタ

真月「あの…すみません!つかぬことをお聞きしますが、もしかして…僕が、大雑把に話を聞かせてもらった限り、あなた方…カイトを探されているんではないですか?」

ユート「…君達は……ッ!今、カイトと言ったか!カイトの事を知っているのか!!?」

小鳥「ええ。まぁ……」メソラシ

遊矢「俺達はそのカイトを探してるんだ!君達が知っているなら俺達にその事を教えてくれ!」

小鳥「やっぱり何となくそんな雰囲気に感じてました」

真月「色々と只事じゃない感じがひしひしと伝わって来てましたからね」

ユート「俺からも頼む。聞かせてくれないか?カイトの事を君が知ってる限り全て」

小鳥「(それにしても、何でカイトの事を……この人達は一体?)」

真月「(何だか知らねーがまたよからぬ事が起きそうだぜ)」

357kaito:2016/11/25(金) 21:20:09 ID:5Cj1EKjw
…………………
………………………


カイト「ああ。これで分かった。お前と《ライズ・ファルコン》との好感度が!」

黒咲「モンスターとの好感度測定も可能だったのか!そいつは」

カイト「言ったであろう。この機能は、D・ゲイザーの中に封じられていたと」

デニス「へー…その話を聞く限り、作成者であるカイト、キミの他に別の作成者がいる……。そんな興味深い発言をするね」

黒咲「そういえばお前達は知らないんだったな。これは別世界のカイトが作った代物だ」

デニス「Amazing!こいつは驚いたね。まさか別世界にカイトが存在しててそれを彼から譲りうけたものだったとは」

素良「ふーん。そういうわけか。道理でエクシーズ次元で見かけないデュエルディスクだなと思ったわけか」

ユーゴ「俺等と同じ顔の奴が理由があるとはいえ4人も存在してたんだ。もうそん位じゃ驚かねーぜ」

クロウ「つー事はよ。そいつを封じ込めた理由がもしかして別世界のお前にあったんじゃねーのかよ?それを頂きものだったからって漁ったりしてよかったのか?」

カイト「かもしれんな。だが、今…この装置は俺の手にある。俺がどうしようと誰も困らんハズだ」

権現坂「……黒咲は、見た限り落ち込んでいるようだがな…」

黒咲「すまない。この好感度の結果は、お前を酷使し過ぎたのが影響されているのだろう…」

358kaito:2016/11/25(金) 21:27:19 ID:5Cj1EKjw
黒咲「だが…俺の気持ちは確かだ。俺と共にこれからも戦ってくれ……!!」

ライズ「キューン」

柚子「何とか大丈夫そう?」

セレナ「だな」


リン「それよりも私は、別次元とかでなく別の世界って聞きなれないワードが出て来たのが気になって仕方ないんだけど!説明してくれないかな??」ワクワク

ジャック「確かに…その、この世界で存在する人物と同一の存在が実在するという世界、もし有り得るのなら見てみたい気がしないでもないが」

沢渡「いやその前に…俺等、滅多な事で驚かなくなったとはいえ、ちっとはリアクションとる位しろよ!!」

ユーゴ「んな事言われてもなーさっきも言った通r」

沢渡「ユーゴに期待してねーからパス!」

ユーゴ「んなぁ!」

素良「一応デニスがリアクション取ったよね?何が不満だったわけ」

沢渡「全体的に軽いわ!反応が凄く軽くて、すぐ次の方面に切り替えられて流されたしよ。もうちょっと別世界の事について触れてもいいだろうよ!!?」

デニス「リアクション芸求められてたとはボクとしてはうっかりしてたね。悪かったよ。反省しとくから今後に期待してて♪」

359kaito:2016/11/25(金) 21:30:18 ID:5Cj1EKjw
カイト「別世界の事についてだが…俺にも詳しくは分かっていない。ある時、奴は次元の障壁を越えこの世界にやって来たからな」

徳松「次元の障壁?また聞きなれねー言葉でぃ」

カイト「次元と次元の間の狭間だ。その間には異空間があり別世界に繋がっていると云われている」

カイト「別世界の俺に関しては俺も詳しくは知らん。だが奴はこれを必要しなくなったらしく俺に渡して去って行った…それだけの経緯だ」

黒咲「分かったか…沢渡」タチナオリ

沢渡「お、おう……」

徳松「一ついいかい?その話を聞く限り、別世界のお前さんがそのモンスターとの好感度ってのを測定する機能を封じ込めた理由が」

徳松「いまいち見えて来ねーと思うんだが俺は何か理由があったんじゃねーかと思うわけよ。だから、ホントにそれを取り出して良かったのかね?」

カイト「それは………」


ナンバーズハンター「取り出した…お前が?」

みんな「!!?」

360kaito:2016/11/25(金) 21:32:38 ID:5Cj1EKjw
沢渡「オベリスクフォース!!?」

デニス「あれは悪いけど違うよ。ってかもう活動してないし」

黒咲「(奴の髪どこかで…)」

 サッ

クロウ「消えやがった!!?」

セレナ「どこだ」

 ガキーン

クロウ「あそこだ!」

柚子「素良がアイツとディスクをぶつけあってる…」

素良「気配も無く接近とはやるね。君、一体何者だい?」

ナンバーズハンター「ナンバーズハンター」

素良「ナンバーズ…ハンター……?」

361kaito:2016/11/25(金) 21:36:22 ID:5Cj1EKjw
柚子「それよりあそこ見て!」

ユーゴ「んんっ?」

柚子「あの人に敗れてここまで引きずって来られた人が居たみたい」

権現坂「もしや…やはり……!!」

月影「済まぬ…赤馬零児に頼まれ、奴に悟られんよう後を付けていたつもりでござったが、この始末に到ってしまった。卑劣に思われようがこれも忍者の定め…それと、3枠も取って面目ない」ドサッ

権現坂「よくも月影を…!理由も無く手を出す輩はこの男権現坂が許さん!!」

ナンバーズハンター「理由も無く…?違う。俺には理由がある。お前ならもう察しているだろう?カイト」

ユーゴ「えっ」

権現坂「それは本当なのか」

カイト「…恐らくな」

黒咲「(もしかしてだが奴は…)」

362kaito:2016/11/25(金) 21:54:06 ID:5Cj1EKjw
ジャック「ならば言え!奴の狙いも知らずこちらに挑まれて来られても相手しようがあるまい。語るなら奴の土俵に立たねば」

カイト「なら言おう。だが心して聞け、奴は天城カイト」

カイト「この好感度測定装置の大本の作成者であり、必要無いからといい俺に渡したハズが何故だか知らんが回収しにこちらに戻って来た別世界の俺自身だ」

みんな「えぇ!!?」

黒咲「やはりか……」

ナンバーズハンター「さあそれを回収しスクラップにさせてもらおうか!そして、貴様達の好感度をゼロにしてくれる!!」キーン

…………………
………………………


シャーク「ドルべの奴が一々五月蠅いから帰りだってのに来てやったぜ」

璃緒「私は小鳥さんから事前に聞かされていたので来れましたけれど…一体、何が?」

小鳥「えっと…どれから話していいものやら」

Ⅳ「凌牙?テメーも来やがったのか」

凌牙「Ⅳ!?何故テメーがここに」

363kaito:2016/11/25(金) 22:00:12 ID:5Cj1EKjw
エド「僕が彼とデュエルさせてもらった時に交換条件を出したからね。それを飲んでもらったついでだよ」

凌牙「Ⅳが負けた…だと」

Ⅳ「誰も勝敗までは言ってねーだろうが…事が深刻そうだったから途中で切り上げて来ただけの事だ」

エド「あのままデュエルしてたら僕の《ディストピアガイ》のエフェクトによって君は負けていただろうからね」

Ⅳ「いいや躱す算段は出来てた。そして、次の俺のターンで《デステニー・レオ》のカウンターが溜まれば俺の勝ちは決まっていたぜ」

エド「そこまで言うなら、また君と相手してあげよう。僕の実力を魅せてやろう」

Ⅳ「ああ。そいつは俺もだ!白黒付ける為にお前とまた一線交えてやるぜ」

ユート「盛り上がっている所悪いが、これはホントに事が深刻なんだ。単刀直入に君達に聞きたい。君達もカイトの知り合いなのだろう?

ユート「ならば君達の身の回りで、カイトに何があったのかを教えてくれないか?俺達はそれを知りたいが為にここに来たんだ」

凌牙「ッチ!あのヤローの事か…つーか、何だ。お前らは、見かけねー面してやがるが」

Ⅳ「どうやらこいつら、別次元から来たそうだぜ?」

シャーク「はぁ!?別次元だ?何だそりゃ」

エド「僕達のそれぞれの世界の意味を表す用語だよ。まぁ今では、あまり意味を為さない用語になってしまったがね」

364kaito:2016/11/25(金) 22:07:04 ID:5Cj1EKjw
シャーク「何言ってやがるんだ…こいつは……?」

真月「面白いでしょ。かなりユニークな方達ですよね」

シャーク「何処がだ!つーか何でベクターまでいやがんだ!」

真月(ベクター)「近頃退屈し過ぎでつまらなかったんでな。厄介事が舞い込んで来て面白くなりそうだなと思ってつい来ちまったぜ」

璃緒「どうやら本当の事ですわよ。凌牙?」

Ⅳ「ああ。奴とデュエルでぶつかり合って分かった…奴らは嘘付きやがるメンツじゃねー」

シャーク(凌牙)「璃緒…に、Ⅳ……お前まで何こんな奴らの事信じてやがる」

璃緒「だって、この人達から嘘を感じ取る事は出来ませんもの。それに、私達もバリアン世界に存在していた者…何ら、おかしくありませんわ」

瑠璃「この世界にも別の世界が存在している…ここはそういうハートランドなのね」

凌牙「(こいつの……この雰囲気、妹にそっくりだな)」

Ⅳ「お譲さんも彼らと同じ別次元の方ですか?この世界に馴染む美しさを放っていらっしゃる」

瑠璃「そ、そんな…褒められても何も出ませんよ///」ポッ

ユート「」ムスッ

凌牙「仕方ねー…教えてやる。但し、お前らがあいつを探す理由も教えてもらうけどな」

遊矢「ホッ 良かった。とりあえず話を聞いてもらえそうで」

エド「Ⅳには大まかに話したが、僕達がカイトを探さなきゃならなくなった経緯があるんだ。それが…遊矢が持つこれなんだ」

365唐突なコンマ判定!今日は以上。投稿中に足してたので明後日までかな:2016/11/25(金) 22:22:10 ID:5Cj1EKjw
小鳥「それってD・ゲイザーよね」

真月「ええ。そのようです。…けど、次元を越えここに来られた皆さん。どうやら腕にデュエルディスクのパッド?を装着されてるだけでD・ゲイザーを持たれていないご様子」

璃緒「ならD・ゲイザーが主流な世界ではない事を意味するのでしょうね。気になるのは何故そのD・ゲイザーを1台だけ持たれていたのかですが…?」

Ⅳ「カイトから渡s」

ユート「ここは使用する方が早そうだな…」

遊矢「ああ!これには、こういった機能が兼ね備えてあって」

エド「見せるにしても、初対面の相手に対しても機能するという証拠は取れた。ここはターゲットを変えるべきじゃないだろうか?」

遊矢「えっえっと…なら兄妹そうだし、この人に変更っと!もしかしたらこれを使用してる所見て見覚えがある場面を思い出すんじゃないか?」ピッ

new!
凌牙からⅣへの好感度
↓1 コンマ判定

凌牙から小鳥への好感度  結果:28

凌牙から璃緒への好感度  結果:74

凌牙から真月への好感度  結果:39

凌牙から遊矢への好感度  結果:09

凌牙からエドへの好感度  結果:72

凌牙からユートへの好感度  結果:22

凌牙から瑠璃への好感度  結果:10

366名無しの決闘者:2016/11/27(日) 18:16:28 ID:cbcaAPT6
ss投下したいんだけどいつ終わりそう?

367kaito:2016/11/27(日) 19:25:23 ID:aVrL4y.c
SS投稿者です
コンマ判定をお願いしていたのですが中々来なかったのもあったので一端区切ろうと思います
次に続きを投下する際はスムーズに進められるようこちらも頑張ります
では>>366の方にお譲りします。すみません。ご迷惑おかけして

368名無しの決闘者:2016/11/27(日) 21:13:31 ID:8CpkpIf6
>>366
一応自分も少し書きたいと思っていますが時間はどれぐらい程掛かりそうですか?
特に待てないわけではありませんが

369名無しの決闘者:2016/11/27(日) 21:59:44 ID:vLYuMYTw
自分も書きたい

370kaito:2016/11/27(日) 23:13:33 ID:aVrL4y.c
>>368
今からもう一度再開しようと話を再開してちょくちょくコンマ判定しながら投下していってたら来週一杯はかかるかと思うので
お先にどうぞ
どうやら>>369の方も待ってるようですし

371名無しの決闘者:2016/11/27(日) 23:24:06 ID:8CpkpIf6
>>368なら投下させて頂きます
短編集で4作程書きますが今日は時間も時間ですので少しだけ書いて明日に完成させます

372名無しの決闘者:2016/11/27(日) 23:27:48 ID:zqc5THyI
>>370
気づいてるかもしれないけれどここは速報と違って時分秒だけでコンマ表示ないよ

373kaito:2016/11/27(日) 23:57:49 ID:aVrL4y.c
マジですか?そこは気づいてませんでした……キャラの好感度測定をこちらでもやろうと思っていたのにちょっとショッキングな事実叩きつけられてしまった。どうしよ?

374名無しの決闘者:2016/11/28(月) 00:02:21 ID:ZUCYPEPA
>>368 371ですが改めて投下させて頂きます
後が控えてるので早めに終わらせていただきます

「SSで…次元を1つに…」

375名無しの決闘者:2016/11/28(月) 00:16:55 ID:ZUCYPEPA
「悪魔が生まれなかった日」

ズァーク「そうか…まだ満足しないか!」
柚子「ちょっと! それどういう意味よ!」イライラ

ズァーク「今こそ…1つにぃぃ…!!」
瑠璃「えっ!? それって男の人同士で肉体関係を築く行為かしら?」o(^-^)o

ズァーク「いいぞ!その声が俺達の力となる!」
リン「それ良い物見せてくれるの? 期待してるわよ」ドキドキ

ズァーク「これで終わりか?…俺はまだ満足していない! もっと激しく熱いデュエルがしたい」
セレナ「たいしたじしんだな! わたしがあいてしてやらなくもないぞ!!」ドヤッ

ズァーク「…………」

ズァーク「………フッ」

…翌日 彼の残虐性は観客達のエスカレートした要求が再び歓声となり彼を止める者は現れず覇王龍が誕生した

376名無しの決闘者:2016/11/28(月) 00:29:34 ID:ZUCYPEPA
「美しさを作り上げた隼」

ユート「………」

瑠璃「どうしたの?ユート 今日はずっと黙ってるね」

ユート「……実は君と初めて会った時から気になってたんだけど」

瑠璃「うん」

ユート「瑠璃の髪ってとても綺麗だよね…なんというか見惚れてしまう」

瑠璃「!!? ありがとう! 凄く嬉しい!!……けど最近少し傷んできてて」

瑠璃「けどそうやって褒めて貰えるならもっと喜んで貰えるよう手入れを頑張ってみる!」ニコッ

ユート「(……楽しみだ)」

翌日

サヤカ「えっ?瑠璃の髪?」

サヤカ「そういえば隼に髪の手入れ教えてもらったってずっと前に言ってたなぁ…」

ユート「…………えぇぇぇぇぇぇぇ!!!(D・トランプ似の顔芸)」

377名無しの決闘者:2016/11/28(月) 00:48:01 ID:ZUCYPEPA
「第二の悪魔が生まれた日」

沢渡「ふぅ……ようやく着いたか!」

徳松「おう! 沢の字じゃねぇか! お前さんも不動の兄ちゃんに呼ばれたのかい?」

沢渡「あぁん!徳松さんに…バレット!! どういう事か説明しろ権現坂!!」

権現坂「沢渡よ…お前ならこの面子を見てわからぬか! 俺が何をしようとしているか」

沢渡「はぁ?……ってまさか!?」

数分後

権現坂「男…権現坂ァァ!! 今こそぉぉ!」

沢渡「ネオ……ニュー…沢渡ィィ!!……俺達もぉ!」

徳松「レッツ……エンジョイィィ!!……一つとぉ!」

バレット「勲……章……なる時ぃ!!」

柚子「オェッーー!!」

378名無しの決闘者:2016/11/28(月) 01:15:14 ID:ZUCYPEPA
「闇が深い幼なじみ」

リン「ユーゴ…私の前に跪きなさい」ネットリ

ユーゴ「はぁぁ!! 何言ってんだお前……って何しやがるリン!!」

リン「フフ…さぁ…足を舐めて♪」ネットリ

ユーゴ「……えっ!?」ゴクン

リン「いい顔ね……きちんと汚れが落ちるように綺麗に舐め回してね♡」



ユーゴ「……へへへへ やめてくれよぉ���! もう舐められねぇ��靴����!」ニコニコ

リン「……あんた 私に今までどんなイメージ持ってたのよ!!」コゴゴゴ

379名無しの決闘者:2016/11/28(月) 01:24:51 ID:ZUCYPEPA
以上です 読んでいただきありがとうございました

最初は2日に分けて書く予定でしたがつい眠れなくて全部書ききれました

では改めてもう1度ありがとうこざいました

380名無しの決闘者:2016/11/28(月) 09:34:53 ID:Lu7P.43g


381 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 16:51:44 ID:ylZmvdFs
投下

レイ「ぐすっ……私のせいで父様は……」

382 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 16:52:37 ID:ylZmvdFs

零王「後のことはお前たち若者に任せる。 私の分まで生きろ、レイ!」

レイ「そんな……! やめて父様!」

ズァーク「我らの邪魔をするか貴様ァ! その身をもって後悔するがいい!!」

零王「見るがいいズァークよ! これがお前を打ち倒すべく練り上げた、大いなる自然界のエネルギーだ!」

零王「お前のような存在を生み出したのは私の落ち度でもある。 ならば私の命に代えても貴様は消し去らねばならん!」


カッ


ズァーク「こ、れは……! 我らの身体が引き裂かれ───グォォォォッ!」

零王「身勝手な父親を許せ! レイィィィィィ!!」 バシュゥゥ

レイ「いやぁぁぁぁぁ! 父様ぁぁぁぁぁ!!」


─────────…

383 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 16:53:24 ID:ylZmvdFs

レイ(それから私は別の世界へとたどり着いた)

レイ(デュエルしか取り柄がなく、父のような技術を持たない私はプロ決闘者の世界に入り)

レイ(そこで生計を立てるうち、いつしかデュエルでこの世界の頂点に昇りつめていた)

レイ「父様……私ね、こんなに立派になったよ」

レイ「だから、もう一度だけ会いたいな……」 グスッ


コンコン


『入りますよ、レイ』

384 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 16:54:05 ID:ylZmvdFs

日美香「来週のトーナメント表ですが……あら、どうしましたの? そのお顔は」 ガチャ

レイ「ひ、日美香さん? ううん、なんでもないのよ」 ゴシ

日美香「そうですか。 私でよければ相談に乗りますけれど」


レイ(この人はマネージャーの日美香さん。 こっちに来てからは頼りになりっぱなしの完璧美人)

レイ(……出会った頃の厚化粧には驚かされたけど。 私が手取り足取り教えてなかったら今でもあんな感じだったのかな)

日美香「まったく、アナタはいつも夜更かししすぎです。 せっかくお綺麗な肌が荒れてしまいますよ」 サワ

レイ「そ、そうかなっ? あは、あはは」

レイ(でも時折り熱っぽい視線を送ってくる……ごめんね日美香さん、私そっちの気はないの)

385 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 16:54:57 ID:ylZmvdFs

日美香「そうそうレイ、エンタメデュエルはご存知ですか?」

レイ「え……? 日美香さん、知っているの?」

日美香「デュエルを交えたパフォーマンスの一種のようですわ。 なんでも榊遊勝という方が考案したエンターテイメントだとか」

日美香「その彼がこの舞網市に来ているそうです。 明日の予定は空いておりますから、たまには息抜きにどうでしょう?」

レイ「わ、わぁー。 それは面白そうねー」

レイ(エンタメかぁ……アイツがああなっちゃった原因だし、あんまりいい思い出ないんだけどなぁ) ハァ

日美香「それは良かった。 すでにアポを取っておりますから」

レイ「ええっ!? 仕事が早すぎるよ日美香さん!」

日美香「ふふっ。 これでもデュエルクイーンのマネージャーですから当然ですわ」

386 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 16:55:40 ID:ylZmvdFs


レイ「なんだか乗せられて来ちゃったけれど……榊遊勝ってどんな人だろう?」

「お姉さん、誰か探してるの?」

レイ「ええ、榊って人を探して───!」

遊矢「榊? 榊はオレだよ?」

レイ「ズァーク!?」


レイ(生きていたの!? でもなんだか小っちゃくなって可愛い……じゃなくって!)

レイ「キミ、私のこと覚えてる!? 父様はどうなったの!? 世界を滅ぼしたいとか思ってない!?」 ユサユサ

遊矢「あわわわっ、そんな一度に言われてもオレ分かんないよ……」

387 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 16:56:21 ID:ylZmvdFs

レイ(もしかして、あの頃の記憶がないのかしら?)

遊矢「きっと人違いだよ、オレは榊遊矢! 父さんみたいなエンタメ決闘者を目指してるんだ!」

レイ「父さんって、もしかして───」


「おっと失敬、これは女王様を待たしてしまったかな?」

遊矢「父さん!」

レイ「あなたが、榊遊勝……?」

遊勝「ご名答、私がエンタメ決闘者の榊だ。 といってもまだまだ無名だがね」 ニッ

388 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 16:57:36 ID:ylZmvdFs

遊勝「今日は貴重なデュエルクイーンの時間を割いてもらい嬉しく思うよ、赤馬レイさん?」

遊矢「ええっ、お姉さんがあの有名な赤馬レイ!?」

レイ「あの……その子は?」

遊勝「この子かい? 遊矢は私の息子なんだ。 いやはや、確かに顔は私には似ていないがね」 フッ

遊矢「そんなことないよ! オレだって父さんみたいになれるよう毎日努力してるし!」

レイ(よくわからないけれど、もうアイツは無害ってことかな)

レイ(! なら父さんも、きっとズァークと同じみたいにまだ生きてるかも───!) ドクン


遊勝「せっかくの機会だ、楽しく行こう! まずはあちらをご注目、彼らが私の遊勝塾を支えるメンバー達だ」 パチン

修造「あ、ども! いやーこんなところでチャンピオン様にお会いできるなんて恐縮ッス!」

洋子「うわーレイちゃん、テレビで見るよりも別嬪さんだねぇ! アタシは洋子、そんでこっちが修造よ」

レイ「ど、どうも」

389 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 16:59:20 ID:ylZmvdFs

遊矢「そう言えば副塾長、零王の奴は?」

レイ「!!」

レイ(そっか……! 父様はズァークの力を抑え続けるために、アイツの近くに転生したんだ!)

修造「んー、近くまで来てるはずなんだけどなぁ……おっ、きたきた!」

レイ(父様、無事でよかった……!)

洋子「零王ちゃーん! こっちこっちー、みんな集まってるよー!」

レイ(寂しかったけれど、これでやっと会える───!)


「遅れてすまない、みんな」


レイ(父様!)

390 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 17:00:23 ID:ylZmvdFs

http://i.imgur.com/wuxGDNw.jpg

レイ(きっしょ)

391 ◆VVVdgRj/Nk:2016/11/28(月) 17:01:21 ID:ylZmvdFs

リアルソリッドヴィジョンは完成されなかったため次元戦争は起こらなかった。

零王たちの持つ力で四人の少年たちは次元を超えることもなく……

零児はこの世にいないためランサーズも結成されなかった。

これは四人の同じ顔の少年たち、そして……

四匹の同じ顔の元ハゲたちが紡ぐ物語。


遊戯王ARC-V、堂々完結───!

392名無しの決闘者:2016/11/28(月) 17:02:37 ID:ylZmvdFs
最後のネタがやりたかっただけ
お目汚し失礼

393ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:38:10 ID:I96kpn7c

投下します。

ドルベ「銭湯に行こう」

394ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:39:23 ID:I96kpn7c

神代家・夕方……

ドルベ「どうだった、メラグ?」

璃緒「電話しましたが修理は明日にならないと来てくれないそうです」

凌牙「まさか風呂の湯沸かし器が壊れるとはな……つー事は今日は風呂なしか」

璃緒「は? 何言ってるのよ、凌牙。ありえないから、1日でもお風呂に入らないとか」

凌牙「じゃあどうすんだよ? まさかこの寒い日に水風呂に入れっていうのか?」

璃緒「そんな事言わないわよ。家のお風呂が使えないなら銭湯に行けばいいじゃない」

395ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:40:36 ID:I96kpn7c

ドルベ「せんとう? なぜ風呂に入るのにダメージ計算を行うのだ?」

璃緒「『戦闘』では無く『銭湯』ですわよ。簡単に言えば大きなお風呂がある入浴施設ですわ」

凌牙「だけどこの近くに銭湯なんてあったか?」

璃緒「あるわよ。ほら、たまに行くお蕎麦屋さんから歩いてちょっとした所に」

凌牙「あーあそこか。でもあの銭湯、結構オンボロだぞ? やってんのか、営業?」

璃緒「先週お客さんが入っているのを見たから大丈夫よ。さて、ちょうど時間も良い頃ですし早速準備して行きましょうか」

ドルベ「うむ、イマイチどんな所かピンと来ないが何だか楽しみだな!」wktkブックス

396ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:41:32 ID:I96kpn7c

…………

璃緒「着きましたわよ。ドルベ、ここが銭湯です」

ドルベ「おお、何だか趣のある佇まいだな」

凌牙「趣というかただオンボロなだけの様な……明かりはついているからやってはいるんだろうが」

璃緒「じゃあここで別れましょうか。先に上がった方が店の前で待っているという事で」ノシ

ドルベ「分かった。ではまた後で会おう、メラグ」ノシ

凌牙(確実に俺達が待つ事になるんだろうな。こいつ風呂長いし)ノシ

397ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:42:43 ID:I96kpn7c

脱衣所……

ドルベ「成る程、このロッカーに着替えを入れるのか……む、あそこに大きな体重計が! おお、牛乳の自販機もあるぞ、ナッシュ!!」テンションブックス

凌牙「落ち着け。本当にお前は何処に連れて来ても騒がしいな」

凌牙(中はわりと綺麗だな。だが俺達以外に客は無しか)キョロキョロットン

凌牙(まあその方が気兼ねなく入れるかもな。せっかくだ、今日はゆっくり湯に浸からせて貰うぜ)


「――お、誰も居ない! もしかして俺達だけの貸し切りか!!」


凌牙「ん、この声は?」

真月「いや、客ならそこに居るだろ。しかも見慣れた顔の」

III「あ、シャークとドルベじゃないか」

遊馬「お、本当だ! やっほー♪」

398ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:44:51 ID:I96kpn7c

ドルベ「遊馬、ミハエル、ベクター。君達も来たのか」

遊馬「おう。IIIが銭湯に興味があるっていうから連れて来てやったんだ」

III「大勢で一緒のお風呂に入る場所なんてこの国以外だとあまりないからね」

凌牙「それでお前は何で居るんだよ、ベクター?」

真月「連れない事言うなよ、シャーくん。店の前でたまたま会ったからよかれと思って同行させて貰っただけだよ」

凌牙「シャーくんはやめろ」

遊馬「まあ人数は多い方が楽しいじゃん。客も俺達しか居ないし、今日は思う存分騒ごうぜ!」

ドルベ「ほう、銭湯とは騒ぐ場所なのか。覚えたぞ、ナッシュ」

凌牙「その認識は間違いだぞ、ドルベ……それにしても何だか微妙に疲れるメンバーが集まったな。これはゆっくり入れそうもねえな」タメイキング

399ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:48:36 ID:I96kpn7c

男湯……

ドルベ「おお、これが銭湯の風呂か! でかい! でかいぞ、ナッシュ!!」

凌牙「分かったから耳元でそんなに騒ぐな。いい加減声枯れるぞ」

遊馬「一番風呂は貰った! かっとビングだ、俺……って、うわああああ!?」

がしゃーん!!

III「ちょ、大丈夫!? こんな所で走るからだよ!」

真月「入って早々ずっこけるとかちょっとイケてないんじゃない、遊馬君? 向こうに居る小鳥がもし見てたらまた馬鹿だって言われてるぜ」プーブックス

ドルベ「おや、小鳥も来ているのか?」

遊馬「いてて……ああ、ちなみに明里姉ちゃんも一緒だぜ」

<キャキャキャ

凌牙(女湯の方から璃緒の笑い声が聞こえてるのはそれでか)

400ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:49:56 ID:I96kpn7c

凌牙「遊馬、一番風呂に入りたい気持ちは分かるがとりあえずまずは身体を洗え。それがマナーだ」

遊馬「分かったよ……って、III? お前何腰にタオルなんて巻いてんだよ?」

III「え?」

真月「確かに。俺達だけなんだし別に隠す様なもんでもないしな」

III「いや、でも流石にちょっと恥ずかしいというか……」

遊馬「恥ずかしがる事なんてねーだろ。ていうか隠すとか怪しいな……おい、III。ちょっとタオル取って見せてくれよ」クククッ

真月「面白そうだな。遊馬、俺もよかれと思って協力するぜ」ヘヘヘッ

III「いや、何言っているの!? それに2人とも目が怖いんだけど……ちょ!?///」

401ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:50:47 ID:I96kpn7c

III「やめてー! 離してー!!///」ジタバタキオン

遊馬「大人しくしろ、III! 真月、今だ!!」

真月「おう! ジャッジャジャーン! 今剥がされる衝撃のタオルー!!」

III「うわぁー!!///」

バッ!!

遊馬&真月「…………」

III「うぅ、酷いよ2人とも……(泣」

402ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:52:10 ID:I96kpn7c

遊馬「……あの、すいませんでした。IIIさん、タオルお返しします」

III「え? 何で急に敬語?」

真月「本当、俺達が浅はかでした。それとIIIさんはIIIなんかじゃないです。間違いなくこの中のナンバー1です」

III「ちょっと、意味分かんないんだけど!! というか僕の股間見ながら拝まないでよ!?///」

遊馬&真月「( ̄人 ̄)( ̄人 ̄)」

凌牙(早くも付き合い切れねえ……)カラダゴシゴシ

ドルベ「熱っ! ナッシュ、この蛇口はどうやったらいい温度のお湯が出るのだ!?」アタフタキオン

403ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:53:37 ID:I96kpn7c

女湯……

小鳥「男湯の方、騒がしいですね」

明里「どうせウチの馬鹿弟が騒いでるのよ。えーと、璃緒ちゃんだっけ? ごめんね、騒がしくて」

璃緒「いえいえ、賑やかなのは良い事ですわよ」

明里「まあ私達は私達でのんびりお風呂を満喫しましょう」

璃緒「ですわね」

明里「あーそれにしても本当に良い気持ち。最近ずっとパソコンの前に座りっぱなしだったし……来て良かったわ〜♪」プカプカ

小鳥(浮かんでる……大きい)

404ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:54:47 ID:I96kpn7c

明里「ん、どうかした小鳥ちゃん?」プルン

小鳥「い、いえ! 何でも無いです///」

小鳥(うぅ、こうやって直接見るとやっぱり大きいな、明里さん。スタイルも良いし……正直羨ましい)

小鳥(それに比べて私は……)チラッ

コトリノチッパイ「」

小鳥(いやいや、悲観する事は無いわよ、小鳥。私はまだこれからなんだから。成長すればきっと……希望はあるはずよ!)

璃緒「……ねえ、小鳥さん」

小鳥「ん、何ですか璃緒さん?」

むにゅ♪

小鳥「ふえ!?///」ビックリボー

405ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:57:28 ID:I96kpn7c

璃緒「う〜ん、確かに少し心もとないサイズではありますがこれはこれでありかと。小さいながらもまるで春の野いちごを思わせる揉み心地ですし」モミモミ

小鳥「あんっ! ちょ、いきなり何してるんですか璃緒さん!?///」

璃緒「いえ、ただのテイスティング……では無く小鳥さんが明里さんのバストを羨ましそうに見ていたので協力してあげようかと思いまして♪」モミモミ

明里「あら♪」

小鳥「べ、別に私は……んっ……というかそれで何で私の胸を揉むんですか!?///」

璃緒「勿論小鳥さんのバストアップの為ですわ。ほら、男の人のだって揉めば大きくなるでしょ?」モミモミモミ

小鳥「本当に何言ってんですか、璃緒さん!? んっ、ああんっ!///」ビクッ

明里「いや〜面白い友達持ってるんだね、小鳥ちゃん」クスクスッ

小鳥「うえーん、笑ってないで助けて下さいよぉ〜(泣」

406ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 18:58:45 ID:I96kpn7c

再び男湯……

<ヒギコウソクモミモミ‐!!

<ヤメ…アッ…ンッ!

男達「…………」

真月「……あー! 遊馬君、顔真っ赤だぁ! 何想像してんだよ、スケベ―♪」ヤーイヤーイ

遊馬「ちょ、真月この野郎!? べ、別に何も考えてねーよ! ばーか、ばーか!!///」

III「……///」カァァ

凌牙「璃緒の奴、何やってんだよ……」アキレガオドレイク

ドルベ「ナッシュ」

凌牙「何だ、ドルベ?」

ドルベ「あちらで何をしているのかよく分からないのだが……会話内容から考えて私達も揉めばいいのか?」

凌牙「逆に聞くぞ。何をだ?」

407ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 19:00:05 ID:I96kpn7c

…………

遊馬「という訳で身体も洗ったし今度こそ行くぜ! かっとビングだ、俺ー!!」

ばしゃーん!!

凌牙「わぷっ! こら、飛び込むんじゃねえよ! 飛沫がこっちまで来ただろうが、馬鹿!」

遊馬「悪い、悪い。でも今は俺達しか居ないんだからさ、あんまり固い事は言うなよ〜♪」バシャバシャ

凌牙「今度は泳ぎ出した……小学生か、お前は」ヤレヤレクス

真月「まあ頭の中身は小学生低学年みたいなもんだろ」

III「それにしても良い気持ちだね〜。ここまで広いお風呂、僕生まれて初めて入ったよ」ホッコリチュア

ドルベ「うむ、同感だ。遊馬が泳ぎたくなる気持ちが分かるな」ゴクラクリストロン

凌牙「お前は泳ぐなよ」

408ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 19:01:52 ID:I96kpn7c

III「ねえ、話に聞いたけどこういう所ではお風呂上りにコーヒー牛乳を飲むのがお約束なんだよね?」

ドルベ「ほう、そんな約束が。そういえば脱衣所に自販機があったな。成る程、そういう事か」

遊馬「甘いぜ、III。銭湯はな、コーヒー牛乳よりもフルーツ牛乳の方が美味いんだよ。『通』はそっちを飲むもんなんだぜ」

真月「フルーツ牛乳? やっぱり遊馬君は味覚がお子様ですね〜。風呂上りは普通の牛乳、それがジャスティスだ」

遊馬「は? 真月、お前フルーツ牛乳を馬鹿にするつもりか? そもそも普通の牛乳なんて家で飲めるだろ?」

真月「おいおい、俺は良かれと思って言ってやってんだぞ? シンプルな牛乳こそが一番良いんだよ」

III「う〜ん、せっかくだけど僕はコーヒー牛乳の方を飲んでみたいんだけど……」

<ワーワー

凌牙「だぁー! うるせえな! 牛乳なんて各々好きなもん飲めばいいんだろうが!!」

409ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 19:04:06 ID:I96kpn7c

真月「え? 何? シャークさん、俺らに好きな牛乳奢ってくれるの?」

遊馬「マジか! 太い腹だな、シャーク!」

III「ありがとう、シャーク♪」

凌牙「何でそうなるんだよ! それと遊馬、それを言うなら太っ腹だ」

真月「だって今好きなもん飲めば良いって言っただろ? それにお前、俺らより年上だし」

凌牙「年齢は関係ねーだろ。そもそもそれを言うならドルベの方が年上だろうが」

真月「細かい事言うなよ、シャーク。それとも何か? 七皇のリーダーの癖に風呂上りの牛乳も奢れないくらい気前が悪いですかねぇ?」

凌牙「このぉ……分かったよ、奢れば良いんだろ! その代わりこれ以上あんまり騒ぐなよ!」

遊馬「やっほー♪ 牛乳代浮いたぜ〜♪」

III「何だか悪いね、シャーク」

凌牙(こいつらこの為にわざと言い合いしたんじゃねえだろうな……)

410ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 19:05:03 ID:I96kpn7c

ドルベ「なあ、ナッシュ」

凌牙「何だ、ドルベ。心配しなくてもお前の分も奢るぞ、仕方ねえから」

ドルベ「そうでは無くこの壁の絵は何だ? 圧倒感すら覚える山……まるでフィールド魔法のようだ」

凌牙「別にドラゴンや鳥獣の攻守は200も上がらねえよ。これは富士山だな。まあ壁にこういう絵が描かれてるのも銭湯のお約束の1つだ」

ドルベ「そうか。確かにこういう山を見ながら湯に入ると良い気分になるな。隣に親友が居るのならば猶更だ」

凌牙「そりゃ良かったな……ん?」

ばしゃーん!!

凌牙&ドルベ「…………」ポタポタ

真月「ははは♪ 水も滴る良い男だぜ、2人とも♪」ニヤニヤリザ

411ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 19:05:55 ID:I96kpn7c

凌牙「ベクタァー! てめえ、いきなり何しやがる!!」プンスカブックス

真月「悪い、悪い。いや〜男同士で黄昏ていたのを見てつい……わぷっ!?」バシャーン!

凌牙「もう頭に来た! 水辺で俺に勝てると思うなよ、クソが!!」バシャバシャ

真月「やりやがったな、この野郎! いいぜ、よかれと思って何時かの借りをここで返してやる!!」バシャバシャ

ドルベ「助太刀するぞ、ナッシュ!!」バシャバシャ

遊馬「お、楽しそうな事やってるな! 俺も混ぜろよ!!」バシャバシャ

III「え? これ、僕も混ざった方が良いの?」

ばしゃーん! ばしゃーん!!

…………

412ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 19:08:13 ID:I96kpn7c

帰り道……

凌牙「……流石にのぼせたな」ボー

ドルベ「うむ……まだ少しぼんやりする」ボー

璃緒「随分と騒いでましたわね。こっちまで良く声が届いていましたわよ」

凌牙「ついあいつらのペースに乗ったのが失敗だった……それとそういうお前も結構騒いでいたからな」

ドルベ「そういえば小鳥だけ何だか凄いぐったりしていたが何があったのだ?」

璃緒「それはちょっと私が調子に乗り過ぎて……いえいえ、何でもありませんわ」オホホ

413ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 19:08:48 ID:I96kpn7c

ドルベ「それにしても実に有意義な時間だった。風呂も良かったし、コーヒー牛乳も美味しかった……また来たいものだな」

凌牙「別にこんな所、来たけりゃ何時でも連れて来てやるよ」

璃緒「ですわね。流石に毎日は無理ですが……結構良いお風呂でしたしまたみんなで来ましょうね」

ドルベ「…………」

璃緒「ドルベ? どうかしまして?」

ドルベ「いや、こう毎日が楽しい事ばかりだと……正直少し怖いなと思っただけだ」

凌牙「これくらいの事で何言ってんだよ、お前は」

璃緒「そうですわよ。それに今までが色々と大変でしたし……少しくらい人生楽しんでもバチは当たりませんわよ」

ドルベ「ふむ……」

414ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 19:09:30 ID:I96kpn7c

璃緒「さて、それではせっかくですし今晩は外で食べて帰りましょうか! 凌牙の奢りで!!」

凌牙「はぁ!? 何でそうなるんだよ! そもそもこっちは遊馬達に牛乳奢ったばかりなんだぞ!!」

璃緒「今日はそういう日なのよ。ではそこのお蕎麦屋さんにでも入りましょう〜♪」

凌牙「ちょ、待てよ! そういう日ってどういう日……おい、璃緒!!」

ドルベ(少しくらい人生楽しんでもバチは当たらない、か)

ドルベ「そうか……そうかもしれないな」クスッ

<おわり>

415ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2016/11/28(月) 19:10:51 ID:I96kpn7c

読んでくれた人、ありがとうございました。

実際の銭湯では人が少ないからといって騒いだり湯船に飛び込んだりするのはやめましょう。ルールとマナーを守って楽しく入浴!

416名無しの決闘者:2016/11/28(月) 19:54:44 ID:de4ou3eI
乙←Ⅲきゅんの巨ゴールデンシャトル

417名無しの決闘者:2016/11/28(月) 21:54:12 ID:pBSP7is2
>>402
スリィ・・・お前ホント可愛いなあ・・・
股間は可愛くないなあ・・・

418名無しの決闘者:2016/11/29(火) 00:17:33 ID:2dnswylE
ミザエル「風呂なら私の出番ではないのか?」

419名無しの決闘者:2016/11/29(火) 18:03:42 ID:J5JLlJhU
投下します 
おそらく完成までにそこそこ時間掛かると思いますが始めさせていただきます

420名無しの決闘者:2016/11/29(火) 18:05:19 ID:J5JLlJhU
「次元が違う出会い」

421名無しの決闘者:2016/11/29(火) 18:13:37 ID:J5JLlJhU
朝 アジト内にて

遊矢「はぁ…なんか今日はツイてないなぁ…」ゲンナリ

ユート「…どうした遊矢 寝起きから元気が無いな」

遊矢「そりゃ元気もなくなるさ! 夢で3人の女の子から理不尽な扱いを受けもしたら…」

422名無しの決闘者:2016/11/29(火) 18:28:35 ID:J5JLlJhU
ユーゴ「面白そうだな! 夢で何があったか聞かせてくれよ遊矢!」

ユーリ「僕も興味ありますね…なにしろ僕達でさえ遊矢の夢の中は見れませんから」

遊矢「…うーん まぁいいか まず1人目の子なんだけど」

遊矢「緑色でショートの髪をしたちょっとボーイッシュな子でさ ちょっと可愛いなぁと思って声掛けてみたんだ」

遊矢「ある程度話していく内に気が合ってきたんだけど「キミちょっとお母さんみたいな性格してるね」と言ったらさぁ…」

???「誰がお母さんですって! 私はまだピチピチの女の子よぉ!!(怒りのランニングニーキック)」

遊矢「うわぁぁー!」ドテッ

423名無しの決闘者:2016/11/29(火) 18:37:01 ID:J5JLlJhU
ユーゴ「ひでぇ! なんて典型的な暴力女だ!」

遊矢「あれはさすがにちょっと効いたね…まあ数十分説教聞いたら許してくれたけど」

遊矢「ちなみにその子デュエルが出来るらしくて…まあ3人共そうなんだけど彼女はシンクロ召喚の使い手でライスーをしてたからD・ホイーラーかも」

ユーゴ「へっ! 仮にその女がD・ホイーラーだとしても俺様の敵じゃねぇぜ! 夢とはいえ遊矢を傷つけた奴は俺様がボコボコにしてやるぜ!!」

424名無しの決闘者:2016/11/29(火) 19:02:35 ID:J5JLlJhU
遊矢「ハハハ…次に2人目の子は黒髪ロングでいかにもお嬢様みたいな見た目の子でさ…」

遊矢「Here we go! its a show time!! お楽しみはこれからだ!」

???「わぁ���!? 凄いですね!! 私、明るく笑顔でデュエルしてる人に憧れてるんです!」

遊矢「たまたま会ったその子はエクシーズ召喚の使い手でユートがいかにも好きそうなタイプだったよ」

ユート「……エクシーズ召喚の使い手か… だが残念ながら私は女性が少々苦手でね」

遊矢「そう?…とても笑ってくれていい子だったんだけど…たまたま彼女が持ってた写真に写ってたお兄さんらしき人について聞いた途端…」

???「…兄さんについてですか!?」ビクビク 

???「ごめんなさい! 私、兄さんが何考えてるか怖くて……でもとてもいい人なんです!!(大号泣)」

遊矢「……なんか地雷踏んじゃったみたい(落ち込んでる)」

ユート「……はぁ…(ため息)  どうしてエクシーズ使いはこうも闇が深い人間ばかりなんだ」

《黒咲「痛みだ…この痛みこそが俺が生きている実感!!(ゲス顔)」》

425名無しの決闘者:2016/11/29(火) 19:19:29 ID:J5JLlJhU
遊矢「……さて まだこの2人はいい方だったんだよ 問題は最後の子さ」

遊矢「…ねぇ君 もしかしてお父さんとはぐれた?よかったら一緒に探してあげようか?」

???「なんだ貴様は! 馬鹿にするな!!」

???「…ほう デュエルディスクを持ってるという事は貴様デュエリストだな? 私がやっつけてやる!!」

遊矢「いいよ! ……ただ君、保護者を先に探さないと…」

???「問答無用! 真剣勝負だ!」

ユーリ「……何ですか? その聞くだけでも頭痛がきてしまいそうな珍獣は」

遊矢「ひどい言い方だね…ちなみに彼女は…」

ユーリ「融合召喚使いでしょ 聞かなくても今までの話で推測できますよ」

遊矢「さすがユーリだね」

ユーリ「……まったく そのような珍獣と同じ戦術を使っているとは…僕は自分自身が恥ずかしくなってきましたよ」

426名無しの決闘者:2016/11/29(火) 19:27:18 ID:J5JLlJhU
遊矢「さて! 話も終わったし今日もG.O.Dの情報とみんなを笑顔で幸せにするために出かけますか!」

遊矢「……ところで今日はいつものマネージャーちゃん来ないね?」

ユート「ああ…彼女なら昨晩50℃の熱を出して自宅で療養中と連絡があった」

遊矢「50℃!? それで生きてるって化け物かよ!」

遊矢「……まあいいや 彼女のお見舞いは帰りに寄ってあげるとして…」

遊矢「さぁ行こうみんな! お楽しみはこれからだ!!」

        〈完〉

427名無しの決闘者:2016/11/29(火) 19:32:53 ID:J5JLlJhU
読んでいただきありがとうございました
遊矢達のキャラ設定は漫画版ですが内容は完全オリジナル要素で書いていたので途中途中設定の不具合、文面の間違いもあるかもしれませんがその辺はなるべくスルーしていただけるとありがたいです

428名無しの決闘者:2016/11/29(火) 19:55:11 ID:J5JLlJhU
ユーゴ「ひでぇ! なんて典型的な暴力女だ!」

遊矢「あれはさすがにちょっと効いたね…まあ数十分説教聞いたら許してくれたけど」

遊矢「ちなみにその子デュエルが出来るらしくて…まあ3人共そうなんだけど彼女はシンクロ召喚の使い手でライスーをしてたからD・ホイーラーかも」

ユーゴ「へっ! 仮にその女がD・ホイーラーだとしても俺様の敵じゃねぇぜ! 夢とはいえ遊矢を傷つけた奴は俺様がボコボコにしてやるぜ!!」

429名無しの決闘者:2016/11/29(火) 19:59:56 ID:J5JLlJhU
あ なんか誤作動で連投されてたみたいです
>>428は無視してください

430kaito:2016/12/06(火) 00:04:20 ID:8/q3sEys
お待たせして申し訳ない
今週の明日か末までに>>279>>365までの第一部の続きである
第二部の投下をしたいと思います
現状後半部分は修正足りてないので第三部まで分けてそこまで投下になるかもです
投下する場合またよろしくお願い致します

431名無しの決闘者:2016/12/06(火) 17:57:03 ID:RxtLIpuM
またしばらくSS書くタイミングが無くなりそうだな

432kaito:2016/12/06(火) 20:58:36 ID:8/q3sEys

凌牙からⅣへの好感度  結果:81


小鳥「これって……(シャークから私に対しての好感度低っ!!)」

Ⅳ「(成程な…こいつがフェニックスの奴が言ってた)」

真月「この数値…一体、何を表しているんでしょうか」

小鳥「あれ、真月君は遊馬から聞かされてなかったんだっけ?」

真月「はい?それは何の事でしょうか?」

璃緒「確か、カイトさんが作成された好感度測定機能を内蔵したD・ゲイザーがあったハズ……これは、それではありませんか?」

ユート「そうだ。これは俺達の世界に辿りついたカイトが俺達の世界のカイトに渡して行ったものだ」

真月「ほう。面白い事言うじゃねーの。別世界にもカイトが存在してるなんてよ」

瑠璃「冗談じゃないの!私達の言ってる事をどうか信じて!!」

璃緒「ベクター…煽らないで、私は彼らから真面目な話を聞いてるのよ」

真月(ベクター)「へいへい」

エド「彼、人が変わったようにしゃべり方が変わるようだね」ヒソヒソ

遊矢「一時期の素良を見てるみたいだ」

433kaito:2016/12/06(火) 21:01:00 ID:8/q3sEys

真月(ベクター)「それにしても、凌牙よぉ〜。奴等真剣に話してくれてるみたいなのにお前さっきから黙ってるだけかよ」

真月(ベクター)「それだけ皆に対する好感度が低かった事にショック受けてんのか?」

凌牙「馬鹿!んな事で俺がショック受けるわけねーだろ。璃緒意外打倒な数値だ」

Ⅳ「ほう。俺に対する好感度がお前の妹より上なのも打倒だと…つー事は認めるんだな?」

凌牙「何をだ…?」

Ⅳ「お前が俺の一番のファンだって事をよぉ?」

凌牙「チッ…少なくともお前のファンになったのは数々のデュエルを通した結果が反映されてるだろうから認めてやる。けどな、璃緒よりお前に対する好感度が高いのは納得いってねーからなっ!!!」

Ⅳ「おー恐い恐い」

遊矢「あのⅣって人、凌牙って人と仲良いんだか悪いんだか分からないな…」

エド「彼はⅣがデュエルチャンプに成りあがった瞬間から見て来た、Ⅳの一番のファンらしいからね。一ファンとチャンプ関係性は抜群なのさ。只、彼はどうやら隠してるようだけどそれは何故だろうね?」

遊矢「エドでも聞いてないのか…Ⅳから凌牙って人の好感度個人的に気になって来たな。今なら調べても問題ないよね…?」

Ⅳからシャークへの好感度  結果:20

遊矢「(関係性の悪化を招くだろうし言わないでおこう)」

434kaito:2016/12/06(火) 21:03:17 ID:8/q3sEys

真月(ベクター)「メラグに続いて俺が好感度上なんて今明かされる衝撃の真実だぜ。ちなみに遊矢って奴等は会ったばかりで分からなくもないけどよ。何故エドって奴に対する好感度高けーの?」

凌牙「一番まともに話せそうなのとⅣを連れて来た力量が現れてるんだろうぜ」

真月(ベクター)「なるへそ。でも人間関係で好き嫌いし過ぎるとバリアンでリーダーだった時みたく人間関係崩壊するぜ?」

凌牙「一々うるせー奴だ。ってか、反乱起こしたお前に言われたくねー!!」

璃緒「フフッ…(小鳥さん達には悪いですけど兄に想われてると分かっただけで嬉しいものですわね)」

瑠璃「そういえばあの兄妹を見てると仲良さそうで気になるけど。私と兄さんの好感度もこの際に知りたいかも」

遊矢「あの二人の事はあまり知らないからどうでもいいけど黒咲と瑠璃は確かに気になるな。調べてみよう」ピッ

シャークから瑠璃への好感度  結果:83

黒咲から瑠璃への好感度  結果:84

瑠璃から黒咲への好感度  結果:02

遊矢「やはり兄妹なんだな。ホント仲いいよ。俺も兄妹欲しかったなー」

瑠璃「兄妹なんて…望んじゃダメよ。兄さんの性でどれだけ私が恥ずかしい思いしたのか分かる??」ブチッ

遊矢「そ、そんなつもりで言ったんじゃ…」

435kaito:2016/12/06(火) 21:07:08 ID:8/q3sEys

ユート「(隼の想いは…兄妹だから瑠璃が分かっていても人にアピールしまくると瑠璃の想像以上だったわけか。そこまでの想いは共感出来ないな…俺が言えた義理じゃないが、通じ合えないとは哀れだ……)」


ユート「…これを見て思い当たる節は見つかったか?」

凌牙「ちょっと待ってろ!意外な所から奴(カイト)に関わる情報を得ちまったから色々とこんがらがっちまってたんでな」

凌牙「頭の整理するからもうちっと待て!後、お前!」

遊矢「えっ俺?」

凌牙「勝手にそれを使って俺を対象に測ったりすんじゃねー!」

遊矢「ご、ごめん……(俺への好感度…これに現れてる通り……か)」

凌牙「…けど、妹に対する好感度を測らせてくれたのは感謝しなくもねーぜ……」ボソボソ



エド「僕よりもユートや瑠璃の方が冷静に見えるだろうにそんな中から僕をまともって言ってもらえるとは」

エド「僕の力量を褒められるなんて褒められ慣れてないと色々と照れるな…」

Ⅳ「いや照れる事はねーだろ。そういう時は誇っていいんだ。この俺にカオスナンバーズまで出させたのはナッシュ以来なんだからよ」

エド「遊矢に自分を取り戻してもらったからディストピアガイと共に君に対し実力をぶつけられた。遊矢無くしては為せなかった事だ。僕だけの力じゃないさ」

Ⅳ「遊矢…アイツが……こいつを変えた」

436kaito:2016/12/06(火) 21:08:43 ID:8/q3sEys

ユート「Ⅳとエドとの好感度を調べてくれないか?」

遊矢「えっでも…」

ユート「瑠璃に対してのあの態度にムスッと来た」

 バシッ ピッ

遊矢「あっ」

エドからⅣへの好感度  結果:83

Ⅳからエドへの好感度  結果:93

ユート「馬鹿な…」ガクリ

遊矢「だから測らない方が良かったって」

瑠璃「もしかして測ったの?あの二人余程の激闘を繰り広げたのか初対面から数時間しか経ってないハズなのに息ピッタリだもの」



遊馬「ん?どうしたんだ。こんな所に集まったりして?」

小鳥「遊馬ったら……」

凌牙「ッ!おめーは、んな時に呑気にここに来んじゃねー!」

遊馬「わりーわりー。…で、何だって?確か、カイトを探してる奴がいるんだったよな?何でなんだ?」

小鳥「好感度測定スイッチって聞き覚えない?これよ」サシダシ

437kaito:2016/12/06(火) 21:10:55 ID:8/q3sEys

遊馬「こいつは…確かカイトの奴が作ったもんじゃなかったっけ?」カチッカチッポチッ

小鳥「正解よ。遊馬の事だからド忘れしてるかと思ってたわ……って、あっ!!」

遊馬から小鳥への好感度  結果:72

小鳥から遊馬への好感度  結果:08

小鳥「もう!遊馬ったらそそっかしいんだから!!」

遊馬「わりーわりー」

小鳥「(でも遊馬から私に対して好意よせられてるようで安心したわ)」

遊馬「……『だーいすき!』って俺に言ってくれたの、あれ、嘘だったのかな………?だとしたらショッキングだぜ…俺……」

小鳥「あー!(遊馬の事…『ド忘れしやすくて全く呆れるわ』って直前まで思い込んでたのが現れたって事かしら?だとしたら私のバカー!!)」


瑠璃「えっこの人って…!!?」

ユート「キミは…先ほど会った!!」

遊馬「あっ、おめー等はっ!!」

438kaito:2016/12/06(火) 21:14:20 ID:8/q3sEys

璃緒「どうやらもう知り合ってる様子のようね」

ミザエル「ならば話が早そうだ。私もカイトの事を知りたいのでな。私が知る限りのカイトの情報を話そう」

真月(ベクター)「ミザちゃーん!ここで出張っちゃうのー?ちょっとイケてないんじゃなーい?」

ミザエル「だまれ!私とて奴の事が心配なのだ。あの再度対戦した戦い以降…な」

エド「戦い以降とは…一体、何の事だい?」

ミザエル「”ギャラクシー決戦”私達はそう呼ぶ。それに発展した…あの測定試合、あれからカイトは姿を消し豹変し戻って来た」

ミザエル「そこから奴は変わって行ったのやもしれんな―――――――」


…………………………
…………………

カイト「遂にできたぞ…!好感度測定スイッチが!」

オービタル「ヤリマシタネ!カイト様!!」

カイト「これ位俺にかかれば造作のない事だ…」

オービタル「ソレニシテモドウシテソンナ物ヲオ作リニナラレタデアリマスカ?」

カイト「ん…オービタルには言っていなかったか?」

カイト「…これさえあれば、気になっていた俺と“オービタル”の関係性を確認する事が出来るからとだけ言っておこう」

オービタル「エッ!?カイト様ガ私トノ関係性ヲ測ッテ下サルデアリマスカ!!?」

439kaito:2016/12/06(火) 21:16:13 ID:8/q3sEys

カイト「そう驚くな。お前との付き合いは長い…」

オービタル「オイラナンカヨリモ先ニカイト様ニハ測ルベキ相手ガイラッシャルデハアリマセンカッ!」

カイト「ハルトの事か…ああ。確かに、これを作ろうと思った時にはアイツとの関係性を測る事を目的として作り始めていた……」

カイト「だがな…お前と共に、作っていて俺は思ったんだ。俺が最も測るべき相手はもしかしたらお前なんじゃないかと…な」

オービタル「カイト様…///」

カイト「今までどんな時もお前は俺の為に無茶な命令でも答えてくれたんだ。自分のことを棚に上げるな。自身を持て」

オービタル「ハイデアリマス!」

カイト「準備はいいか?行くぞっ!」ピッ

オービタルからカイトへの好感度 結果:16

カイト「」

オービタル「オイラカラカイト様ヘノ気持チガタッタノ16ナンテ…ソンナ馬鹿ナ事ガアルワケ無イデアリマス!コ、コレハ何カn」

カイト「オービタル…俺の指示で、あの時も否、ああいった時にも命礼により拒めずスクラップにされかかりそうになったのがきっかけで気に病んでいたのか?」

オービタル「ソンナ事ハ…滅相モ、カイト様ノ命令デアレバドンナ要求デモ呑ムツモリデアリマス!」

カイト「つもり…?」

440kaito:2016/12/06(火) 21:17:28 ID:8/q3sEys

オービタル「ナッ何ニシテモコノ結果ハドウ見テモオカシイト思イマス!測リ直シヲ要求スルデアリマス」

カイト「何度やっても変わらんと思うが…仕方ない。なら…後、もう一度だけ測ってみるとするか……」

オービタルからカイトへの好感度 結果:39

カイト「これは…」

オービタル「」

カイト「先ほど測った時より少し上がっているにしても…これは、どう見ても二回連続で50を下回っている……」

カイト「お前…俺の事、実は嫌いだろ?」

オービタル「ソンナッ!オイラハカイト様ノ為ニ押シ付ケラレタ色ンナ雑務モコナシ、非常電源扱イサレテモ…スクラップニナリカカッテモ、揚句ニハ自縛サセラレテモ気ニモ留メズ何トカココマデ御使イサセテ頂イテイルンデアリマスヨッ!」

カイト「(一言…二言、余計な本音が漏れてるぞ……押し付けられた?)」

オービタル「コンナオイラガカイト様ニ対シテ好意ヲ寄セテイナイワk」

カイト「もういい。今まで、俺は目の前のハルトの事ばかり気にかけてお前の事を考えず無理をさせ過ぎていたからな…」

カイト「それが原因でお前の気持ちに気づいてやる事が出来なかった…だが、遊馬と出会う事で…アイツの力を借りハルトを救ってやる事が出来た」

カイト「弟が戻り俺の気持ちにも余裕が出来て来た。これからお前との関係をやり直す事は出来るはずだ」

オービタル「カイ…ト様///」

カイト「これが俺の気持ちだ」ピッ

441kaito:2016/12/06(火) 21:18:38 ID:8/q3sEys

カイトからオービタルへの好感度 結果:49

オービタル「サッキ測ッタオイラノ結果ニ10足シタダケデアリマスナ」

カイト「それでも…結果は悪くあるまい。これで分かっただろ?俺の気持ちが…な」

オービタル「少ナクトモ初期ノ頃ニ比ベルト遥カニマシニナッタデアリマス!(コレモトンマニ出会ッタ影響ナノデショウカ……?)」

カイト「分かったならいい…」グサッ

カイト「(そう…これでいいんだ。俺はこの位の距離からなら新たに関係性を築きあげていける……)」

オービタル「カイト様ノ気持チガ少シデモオイラニ向イテクレテイル事ガ分カッタダケデモ嬉シイデアリマスヨ!」

カイト「それなら良かった…。…さて、気持ちが通じ合って行ける事が分かった所でこれを使って次は誰との好感度を測りに行こうか……」

カイト「やはり、ハルトか……否、ハルトは後に回そう。なら、Mr.ハートランドの訓練を受けた時からの付き合いもあるドロワか?それともギャラクシーアイズの持ち主として因縁深いミザエルか?」

カイト「……ここは、全てに繋がりがあった父さんにしておこう」

オービタル「次はDr.フェイカー様ノ所デアリマスカ?」

カイト「ああ。奴は研究に夢中になり過ぎたあまりバリアンに操られてしまった前例がある。やはり奴が俺達兄弟に対してそれを反省し関係を上手くしていこうとしてくれているのか関係性を改めて確認するべきだと俺は思っている」

カイト「着いて来てくれるかオービタル…?」

オービタル「何処ヘデモカイト様ノ為ナラオ供スルデアリマス!」

カイト「フフッ 決まりだな」

442kaito:2016/12/06(火) 21:47:52 ID:8/q3sEys

フェイカー「おおっカイトか?どうしたワシの所まで来て」

カイト「親父…アンタとの関係性を改めて見極めさせてもらう!」

カイトからフェイカーへの好感度 結果:30

カイト「30か…『No.』で例えると《No.30 破滅のアシッドゴーレム》か」

フェイカー「どうしたと言うのだ…唐突に帰って来て、ワシの元に来るなり面と向かって堂々と何かをしおって…ワシにはお前のやろうとしている事に着いていけんのだが」

カイト「これで、アンタとの好感度を測らせて貰った…」

フェイカー「それは好感度測定器と言った所か?おおっ!その機械で測る事が出来るとはっ流石我が息子!ワシ譲りの技術力を有するな!」

フェイカー「…それで、結果はどうであった?勿論、仲は深まっているのであろう?」

カイト「30だ…」

フェイカー「30……?そ、そんな馬鹿な…ワシは、あれ以来気持ちを入れ替えお前と、ハルトに対して接していると言うのに想いが届かなかったとでもいうのか!!?」

カイト「少なくともアンタとの関係性をもう一度見直すべきだと俺は思ったがな…」

フェイカー「そうだ!お前からワシに対しては測る事は出来ないのか!?」

カイト「ああ。出来る。知りたいか?…なら、見せてやる」

カイトからフェイカーへの好感度 結果:31

443kaito:2016/12/06(火) 21:50:00 ID:8/q3sEys

カイト「ついでだ、オービタルからアンタへの好感度とその逆も測っといてやる」

オービタルからフェイカーへの好感度 結果:07

フェイカーからオービタルへの好感度 結果:05

フェイカー「Oh…何と言う事だ……」

カイト「俺からアンタへの好感度はアンタから俺への好感度が分かった直後かなり下がったからな。それが反映されたのだろう」

フェイカー「父親としてお前たちに接し足りていなかったとでも言うのか…」

カイト「一つ言っておく…今のアンタは俺達の父親としての威厳は全く無い!!」キッパリ

フェイカー「」

カイト「ほらっ行くぞ。オービタル」

オービタル「ココニ来テ最低値ヲ叩キ出シタデアリマス…ソレモ、オ互イニ……」

カイト「ついでで測っただけだ。これ位気にするな。大体…お前たちはあまり接点は無かっただろ?」

オービタル「ソレデモ…ココマデオ互イニ10ノ位ニモ満タナイナンテ事…アンマリデアリマスヨ。信用サレテ無カッタデアリマスカネ?フェイカー様ニ……」

カイト「落ち込むな…そうだ。次は、“ハルト”の所へ行こう」

444kaito:2016/12/06(火) 21:51:00 ID:8/q3sEys

オービタル「ハルト様ノ所ニ?」

カイト「ああ。お前はハルトが小さい頃からアイツの身の回りの世話をしていただろ」

カイト「ハルトならお前の良き関係になれていると思うんだ」

オービタル「カイト様…そこまで、考えて……」

カイト「ハルトの元へ行くぞ。オービタル…用意しろ!」

オービタル「カシコマリ!」

カイト「ハルトォォォォォ!!」窓突き破り


ハルト「どうしたの兄さん!?そんな入り方して!?」

カイト「お前との関係性は測らなくとも俺には分かっているつもりでいたが…やはり、本当の所はどう思っているのか気になるのも事実…。念のため測りに来ただけの事だ」

ハルト「何だかよく分からないけど…この窓ガラスどうするの?」

カイト「何をぼさっとしている!オービタル片づけをしろっ!」

オービタル「カシコマリ…(ハルト様ノ前ダト豹変シチャウンダカラ…コノ方ハ……)」

445kaito:2016/12/06(火) 21:52:46 ID:8/q3sEys
カイト「ハルト、お前はそこでじっとしているだけでいい。ありのままの自分でいるんだ(やっと、俺とお前…兄弟の仲を再確認する時が来た!)」

ハルトからカイトへの好感度 結果:96

カイトからハルトへの好感度 結果:20

ハルト「ねぇ〜…この数字って何を表してるの?」

カイト「」

ハルト「兄さん…?」

カイト「ハルトォォォォォォォォォォ!!! 」測定器投げ

 バシッ

オービタル「コンナ事ヲシタラ、折角カイト様ガオ作リニナラレタ測定値ガ…スクラップニナッテシマウデアリマスヨ!ソレニ下ヲ歩イテル歩行者ニ直撃シタラ危ナイデスシ!」

カイト「ハァーハァー…ッチ!」

オービタル「(舌打チサタ…デ、デモ、ソレデモオイラハカイト様ノ味方デアリマスカラ)」

ハルト「兄さんが壊れたっ!?」

カイト「(こんなのは何かの間違いだ!有り得ん!ハルトから俺への好感度は、これまでの最高記録90台を叩きだしたと言うのに…俺から、ハルトへの想いが《No.20 蟻岩土ブリリアント》なんて…そんなの断じて俺が認めん!!)」プルプル

カイト「測り直しだ!俺のハルトに対する想いよ…次こそ、届けっ!!」ピッ

カイトからハルトに対する好感度 結果:74

446kaito:2016/12/06(火) 21:54:12 ID:8/q3sEys

カイト「74か。ふぅ…まぁ良いだろう……」

オービタル「デモコレッテ再度測リ直シタラ測定スル意味ガ無インジャ…」

カイト「何か言ったか?」

オービタル「イエ…何モ……」

カイト「それ以前にお前が俺の事を言える立場か?」ギロッ

オービタル「」グサッ

ハルト「もしかしてこれに僕と兄さんの好感度が現れてるの?兄さんすごーい!」

カイト「フフッ これ位出来て当たり前だ」

ハルト「でも念の為に言っとくけど、兄さん…こういうので測った僕達の関係性ってこの機械に現れてる数値だけで決まってるわけじゃないからね?」

カイト「それ位…言われなくても分かっているさ。例えそうだとしても、俺がどう思われているのか兄さんは気になるから一応調べているだけのことだ…」

カイト「さて、次はオービタルの番だ」

オービタル「カイト様オイラノ事忘レテイナカッタノデアリマスネ!」

カイト「当たり前だ。早く片づけをしてしまえ。間に合わなくなっても知らんぞ」

オービタル「了解デアリマス!」

 サッサッサッ

ハルト「オービタルも調べるの?」

カイト「オービタルもここに来る前から関係性を調べて回っていたんだが、俺で始まり、親父と互いに最低値を叩きだす始末…お前は、心配いらないだろうが……」

447kaito:2016/12/06(火) 21:55:45 ID:8/q3sEys

カイト「オービタルの支えになってやってくれ」

ハルト「勿論だよ。兄さん!」ニコッ

カイト「(やはり俺の自慢の弟…かわいい)」

オービタル「窓修復完了デアリマス!」

カイト「よくやった…なら、二人とも手を出せ測定を開始する」ピコッ

オービタルからハルトへの好感度 結果:35

ハルトからオービタルへの好感度 結果:96

カイト「良かったな。ハルトから好かれていて」

オービタル「報ワレタデアリマスヨ」

カイト「だが…お前が、ハルトの事を思ってるのがたった35とはどういう…事だ?」ピリピリピリ

オービタル「エエ…ト?」

カイト「お前はハルトの事を何も分かっちゃいない…思いが全く足りていまい!仕方ない。俺が、生まれた時からのハルトの記録をたっぷり語りつくしてやる!付き合え!!」

オービタル「ソンナ〜」

ハルト「フフッ」

448kaito:2016/12/06(火) 21:57:02 ID:8/q3sEys

ハルト「オービタルには僕をここまで育ててくれた事に感謝してるよ。どう思われても僕はオービタルの味方だから、何か不甲斐無くていけないような事があったら僕に気兼ねなく言ってくれていいからね」ニコッ

オービタル「ハルトサマァ〜」シクシク

カイト「何をボサッとしている…行くぞ」

オービタル「カシコマリ!二夜デモ三夜デモ付キ合ウデアリマスヨ!」

カイト「何の話をしているんだ…その事はもういい。“遊馬”の所に行くぞ」


カイト「行くぞ。遊馬の元へ」

オービタル「トンマノ所ヘデアリマスカ?」

カイト「そうだ。やはりここまで来ればアイツとの関係性も調べておくべきだと思うんだ」

オービタル「所々デ会話ガ続カズギクシャクスル時モアリマシタカラネ!調べタイノモ分カリマス!」

カイト「余計な事は言わんでいい。それじゃ…ハルト、また後でな」

ハルト「兄さんも気を付けてね♪」

449kaito:2016/12/06(火) 21:58:22 ID:8/q3sEys

遊馬の家

カイト「…留守か。タイミングが悪かったな……」

オービタル「トンマヲ探サレマスカ?」

カイト「そうして貰えると助かるが…出来るか?」

オービタル「オイラニ不可能ト言ウ文字ハ無イデアリマス!」

カイト「頼んだ」

オービタル「エエト…レーダーニヨルト遊馬ヲ発見スル事ガ出来マシタガ“学校”ニ居ルヨウデ、“不良鮫”ト“ミザエル”ト共ニ下校中ミタイデスネ」

カイト「ビクッ ミザエル…奴が、そこに居るのか?」

オービタル「ソウミタイデアリマスガ…何カ?」

カイト「測りたい相手がこうも一同に集まるとは…俺にとって、好都合だ!遊馬の学校へと向かうぞ!」

オービタル「ラジャーデアリマス!」


ハートランド学園

ミザエル「…ほう。それで、私達の前に現れたと言うわけだな」

カイト「そうだ」

450kaito:2016/12/06(火) 22:00:10 ID:8/q3sEys

シャーク「ふぅーん…で、それが、測定器ってわけか…。何だかうさんくせーな」

カイト「凌牙…貴様は俺の発明品に一々口を出す気か?」

遊馬「止めようぜ!なぁ!とりあえず何だか面白そうだから一斉に測ってみようぜ?」

シャーク「誰に対してだよ」

遊馬「んじゃ…俺にって事で……」 ピッ

カイトから遊馬に対しての好感度 結果:39

オービタルから遊馬に対しての好感度 結果:56

シャークから遊馬に対しての好感度 結果:07

ミザエルから遊馬に対しての好感度 結果:42

遊馬「ええ…と、カイトが”39”で…オービタルが”56”…だろ?」

遊馬「ミザエルが”42”で、シャークが……」

オービタル「”7”デスナ」

451kaito:2016/12/06(火) 22:01:18 ID:8/q3sEys

遊馬「シャークゥ〜!そりゃねーぜ!俺とお前何度もデュエルした仲だから両想いだと思ってたのによぉ〜」。゜゚(>ヘ<)゚ ゜。ビエェーン

シャーク「8回か9回くれーじゃねーのか?ったく、お前とのデュエルではデュエルの度に何度もイラッと来る説教をいつも聞かされていたせいか俺が逆ギレしても怯まず喰らいついてくるその自分の理論を曲げねー根性にイライラ来てた部分があったんだよ。それがその数値に現れてるんだろうよ」

カイト「確かにあの下から物を言う態度は俺も気になっていたところだ」

遊馬「カイトまでぇ〜泣くぞぉ、オレェェェェ!」(p_q*)シクシク

カイト「(まぁ…それが遊馬に助けられた所なんだろうがな)」

オービタル「トンマとカイト様ノ測定結果…最初ニオイラガ出シタ結果ト同ジデアリマスナ」

カイト「二回目か…それも、遊馬の持つ『No.』と同じ数値……これは偶然か?」

遊馬「それだけカイトが俺の事を思ってくれてるってことだろ!?」

カイト「どうだろうな?それにしても、最高値がオービタルとは……」

遊馬「何度もオービタルのフライングモードには助けられたしな…それに、仲が悪い程思う気持ちは高いって言うだろ?それに俺のカットビングの精神も伝わったみてーだし!」

オービタル「ユウマ…」

452kaito:2016/12/06(火) 22:03:13 ID:8/q3sEys
ミザエル「続いて私か…九十九遊馬とはカイトと始めて相対する事になったあの時に一度だけデュエルしていたな…だが、それだけだ」

ミザエル「以降あまり接点も無かった私がトップ2とはお前たち…それでも、遊馬と共にドンサウザンドと戦ったと語り継がれる3勇士か?」

カイト「俺はその場に概念としてしか居なかった…ノーコメントだ」

シャーク「あれはバリアンのナッシュだ。俺じゃねー」

ミザエル「お前たちは……」アキレ

シャーク「ハァー…。だったらよ…俺が、見せてやろーじゃねーか!お前らとの信愛度って奴をよ」

カイト「これは信愛度測定器ではない。好感度測定器なのだが…?」

シャーク「うっせー。似たようなもんだろ!!?…行くぜ!」ポチッ

シャークから遊馬への好感度  結果:56

シャークからミザエルへの好感度  結果:24

シャークからカイトへの好感度  結果:59

シャークからオービタルへの好感度  結果:12

シャーク「って…ありゃ?」

カイト「どうした凌牙」

シャーク「測り方を間違えちまったのか知らねーがさっきのと同じ測り方をしちまったらしいんだよ」

カイト「どれどれ…確かにな。先ほどまでは『〜への好感度』で通していたが、今しがた測ったもののみ『〜に対しての』になっていたな」

453kaito:2016/12/06(火) 22:05:40 ID:8/q3sEys

カイト「表記の仕方もバリエーションの一つとして追加していたが紛らわしい原因となってしまったな。悪かった…今から直す」

 カチャカチャ

遊馬「なぁ…オービタル?これってよー」ボソボソ

オービタル「大方不良鮫ガ小細工ヲシタンデアリマショウナ。デモソレ以前ニ測リ方ガ根本的ニ間違ッテイタミタイデアリマス」

遊馬「だよなー…カイトの奴あれに気づかなかったのか?」

オービタル「カイト様モ余裕ガ無イノデショウ…キット。結果ヲ覆シタイノデアリマショウナ」

シャーク「(あぶねーあぶねー…気づいて良かったぜ。俺だけさっきと内容は同じ状態で測定されて、あのまま進むとカイトと殆ど同じで全く測る意味が無い結果に終わるとこだったしよ)」

シャーク「(これで測り直しは有効…これで、結果が変わってくれさえすればいいが…)」

遊馬からシャークへの好感度  結果:44

ミザエルからシャークへの好感度  結果:59

カイトからシャークへの好感度  結果:93

オービタルからシャークへの好感度  結果:46

遊馬「なかなかいい結果じゃねーか。これっ!」

ミザエル「4分の3が大体半分近くの数値だからな…悪くもないだろう。なぁナッシュ?」

カイト「遊馬からの好感度は『No.』で例えると…」

???「《No.44 白天馬スカイ・ペガサックス》‼」

カイト「!!?」

シャーク「ん…どうしたってんだ?」

454kaito:2016/12/06(火) 22:06:40 ID:8/q3sEys

カイト「いや…何でも無い。凌牙が聞こえていないのならば気のせいだ」

ミザエル「4と言う数値で表すのならばトロンの息子…Ⅳが居るではないか」

シャーク「Ⅳの話は止めろ…何だか知らねーが脳内でアイツが」

Ⅳ『エクセレント!ピッタリぞろ目を引き当てる事が出来ましたねぇ〜俺が、褒美にお前を悶絶するまで褒め称えてやるよぉ!!』

シャーク「ってわけのわからねー事を煽って言って来やがる気がすんだからよ…」

遊馬「何だそりゃ?」

ミザエル「それにしても驚いた…カイトがナッシュの事を気にかけていたとはな」

カイト「当たり前だ。凌牙は遊馬より危なっかしい行動ばかりとるからな…俺と始めて相対した時からそれを感じていた。この中では一応年長者として心配してた所が出て来たのだろう」

シャーク「お前は俺のかーちゃんか!?」

カイト「知らん。そんな事は俺の管轄外だ。さて…次に、行こうか」

シャーク「おいっ話は終わってねーぞ!大体90台なんてきしょくわr」

カイト「オービタル…次はお前の番だ」ピッ

シャーク「…ん……だよっ!って、話を聞け-!!」

455kaito:2016/12/06(火) 22:07:42 ID:8/q3sEys
遊馬からオービタルへの好感度  結果:06

シャークからオービタルへの好感度  結果:12

カイトからオービタルへの好感度  結果:49

ミザエルからオービタルへの好感度  結果:93

オービタル「口デハオイラノ事ヲ褒メテイテモヤハリトンマハトンマデアリマシタ…一瞬デモトンマノ事ヲ認メテシマッタ自分ガ馬鹿ミタイデアリマス」

遊馬「いや…誤解だって!何度かオービタルにつかまって空を飛んでた時に危ない目に合わされたりしたけどよ…」

カイト「それはそうだ。こいつのフライングモードは俺以外に掴まって飛ぶことは計算していなかったからな」

遊馬「って、おい!?そりゃねーだろ!少しは計算にいれててくれよぉー…こっちは、死にそうな時もあったんだぞっ!!?」半泣き

カイト「フッ 少しは考えといてやろう」

オービタル「トンマノ事ハホットクトシテ…」

遊馬「だから悪かったって〜!」

オービタル「それにしても…まさか、カイト様との好感度が前回と同じだとは…」

カイト「…あ。そういえば最初に測ったんだったか?」

456kaito:2016/12/06(火) 22:08:41 ID:8/q3sEys
遊馬「何だよ…俺たちが知らない間に測ってたのかよー」

カイト「ああ。この結果は前回と一緒だな。これで証明されたな。やはり俺の発明品は間違っていない…と」

オービタル「(何度カ測リ直シテ結果ガ変ワッテル事ガ殆ドダッタ気モシマスガ…カイト様ガ覚エテ無イトイウノナラ指摘シナイ方ガイイノデショウナ)」

オービタル「ヤハリトンマ同様ニ不良鮫モオイラノ事ヲヨク思ッテナカッタトハ…」

シャーク「当たりめーだ!初対面の時お前俺に何しに来たと思ってんだ!?」

オービタル「ハテ?」

シャーク「しらばっくれんじゃねー!変形しながら学校の壁をドリルで壊しながら俺を追って来たのを忘れたかっ!?」

オービタル「ソンナ昔ノ事オイラハ覚エテナイデアリマスヨ」スットボケ

シャーク「てめぇ…やっぱり、お前は嫌いだっ!」

カイト「それにしても以外だな…。ミザエル…貴様が、タキオン以外のものに興味を持っていたとは」

ミザエル「私が他のものに興味があるのはそんなに珍しいか!?」

一同「うん」

ミザエル「皆して憐れむのはよせ!私も一応、ⅢやVとの戦いを通して彼らに敬意を称し誇り高き兄弟だと認めていたりするのだぞ!?」

カイト「ああ。それはクリスから聞いている」

457kaito:2016/12/06(火) 22:10:19 ID:8/q3sEys
ミザエル「だったら…」

カイト「それ以上にデュエル中にタキオンを、RUMでネオタキオンにランクアップさせようとしていたものの、Ⅲやクリスにタキオンを奪われたという現状を自身では理解しておらず」

カイト「それすら気づかないままRUMを使ってしまうというタキオン愛に病まないお前の哀れな姿をクリスから聞かされているからな…オービタルとの好感度が霞んで見えてしまった」

ミザエル「そ、そんな…この私が…」

遊馬「まぁ…オービタルがカイトの為に踏ん張ってた所はミザエルも直で見てたしな。評価が高いのは頷けんだけどよ…やっぱり、カッとなって周りが見えなくなったあの時は流石にマズかったと俺も思うな」

ミザエル「グムム…」


カイト「さて…一通り終わったか?」

シャーク「おいおい…お前の長年の宿敵であるであろうミザエルを忘れてんぞ」

カイト「そうだったな…俺は、この時を待っていた……」

ミザエル「私もだ。同じギャラクシーアイズ使いとして選ばれた者通し私達がいかに惹かれあってるか改めて測ろうぞ」

カイト「よかろう…只、今回はコイツらを入れて測らないか?」

ミザエル「ギャラクシーアイズ…プライムフォトン……ヌメロンドラゴンか……」

ミザエル「お前がそれらを選ぶならば、私はタキオンドラゴン、ドラッグルーオンだ」

シャーク「おいおい…ちょっと待て!この機械ってモンスターとの好感度も測れんのかよ!?」

カイト「前もってその機能も追加しておいた。俺にぬかりは無い」

シャーク「あーそうかよ…(こいつ等には着いていけねーな)」

458kaito:2016/12/06(火) 22:11:54 ID:8/q3sEys

シャーク「仕方ねー。勝手にしてろ。遊馬…こいつらが測ってる間に、好感度を測りたい相手を探して来よーぜ」

遊馬「いいけどよー。何だか最初に比べると何かノリノリだな。シャーク」

シャーク「バッ!そんなわけねーに決まってんだろ!さぁ着いて来ねーと置いてくぞ!」

遊馬「どこへだよ」

シャーク「んな事決まってるだろ。俺が良くのは“璃緒”んとこへだ!」

遊馬「…って、妹シャークんとこかよ!?」

シャーク「わりーか…?俺はカイトの所同様に兄妹の仲を調べたいんだ」

遊馬「まぁー気持ちは分かっけど…でも、家は口うるさいねーちゃんしか居ねーし……」

シャーク「それでも姉貴なんだろ。なら後で遊馬も姉貴と測ってみたらどうだ?」

遊馬「考え解くぜ…」



ミザエル「さて…うるさいのも消えた……さぁ、測定の時間だ」

カイト「(遊馬はまだしも…シャークはミザエル、貴様ら元バリアンのリーダーだったハズだろ)…と言うのは無しなんだろうな……」

ミザエル「…?」

カイト「何でもない。それで、どのカードから測るんだ?」

ミザエル「決まっておろう…私が、初陣に選ぶのは“《No.107 銀河眼の時空竜》”だ!」

459kaito:2016/12/06(火) 22:13:01 ID:8/q3sEys

カイト「フフッ そうか。なら、お前と“タキオン”…相互の信頼関係がどの位か見せてもらおうか」ピッ

ミザエルからタキオンへの信頼度 結果:85
 
タキオンからミザエルへの信頼度 結果:06

カイト「流石、タキオン一筋だけあるお前らしいタキオンに対する愛情表現が現れた結果だと褒めてやりたい所だ」

ミザエル「ああ。そうだ…私は、タキオンをこよなく愛していると言っても過言では無い…」

ミザエル「しかし…これは、どういうことだ……」

カイト「そのままの結果だが…?」

ミザエル「タキオンから私への好感度が10以下とは…有りえん!どう考えてもそんなことは納得行かんぞ!」

カイト「…お前のこよなく愛するドラゴンに実は何か嫌われるような事をした。それが原因じゃないか?」

ミザエル「そんな事はなかろう!いつもタキオンの事だけを考えて部屋が狭かろうと思えばカードから解放してやったりしている」

カイト「(カードから解放…何だ、それは?)」

ミザエル「それなのに…」

カイト「まぁ…あれだ。タキオンの呪いを埋め込んだのはドン・サウザンドだからな…」

オービタル「全テヲドンサウザンドニ押シ付ケルノハ間違ッテルヨウナ…」

460kaito:2016/12/06(火) 22:14:08 ID:8/q3sEys

ミザエル「プルプルプル 貴様も測ってみるといい!そして貴様も味わえ!信頼を寄せるモンスターから嫌われているという絶望をなっ!」

カイトから《銀河眼の光子竜》への信頼度 結果:29

《銀河眼の光子竜》からカイトへの信頼度 結果:18

カイト「どういう…ことだ。俺とギャラクシーアイズの結果を平均してもたった25…だと!?」

オービタル「以外ナ結果ガ出デアリマス!」

ミザエル「貴様こそ、思う気持ちが足りないせいか、ギャラクーアイズに嫌われているではないか」

ミザエル「どうやらエースを思う気持ちでは私の方が勝っていたようだな」

カイト「確かに、俺が《銀河眼の光子竜》を拒んでいたのは事実だ…その結果が現れているのはしょうがないと思う」※ギャラクー決戦を参照

カイト「だが、しかし、互いの想いのドラゴンから嫌われているのはミザエル!一番が貴様という事実は変わりようが無い事象」

ミザエル「」

カイト「(決まった)よし!ならば次はどちらを選ぶ?」

ミザエル「ええい。ここは、“《No.46 神影龍ドラッグルーオン》”だ」

ミザエルからドラッグルーオンへの信頼度 結果:25

ドラッグルーオンからミザエルへの信頼度 結果:51

461kaito:2016/12/06(火) 22:14:54 ID:8/q3sEys

カイト「ブフッ」

ミザエル「カイト…貴様、今笑ったなっ!」

カイト「いや…タキオン以外となるとお前のドラゴンに向ける好感度がグッと下がるんだな。っと思ってだな…」フフフッ

ミザエル「ええい!違うわっ!ドラッグルーオンとは生前からの長い付き合いなんだぞっ!そんな私がドラッグルーオンに向けて50以上を取っていないなどとあるわけなかろう!これは無効だっ!」

ジンロン「ええ加減にせんかい。ミザエル」

ミザエル「何…お前は……」

カイト「ジンロンか…」

ジンロン「お前さん達がまた何か始めたかと思えば好感度…否、これは信頼度測定合戦か?何にしても呆れて言葉が出んわ」

ジンロン「ワシことドラッグルーオンに向けたお前からの度数は、その測定装置とやらで測った結果が唯一無二の証拠じゃ。もしこれでお前さんがもう一度測り直したとしても一回目の結果と変わりはせんよ。諦めい」

ミザエル「っく…」

カイト「(これは俺にも言えることだな…次からは何度も測ろうとは思わないよう気を付けなくては)」

ジンロン「二回目で好感度が上がったとしてもそれは気休めにしかならんよ。ワシですらお前さんに普通に接していたというのに…お前さんから思われていた数値がそれ以下とは…残念じゃ……」スッ

ミザエル「ち、違うんだ!私の話を聞いてくれ!ま、待ってくれ!ど、ドラッグルーオォーン!!!」

462kaito:2016/12/06(火) 22:15:55 ID:8/q3sEys

カイト「哀れだな…よしっ。切り替えて次に移るか……」

ジンロン「ほう…ヌメロンドラゴンとの絆を測るか」サァー ※気になって戻って来た

カイト「俺とこいつとは…そこまでの信頼性は、はっきり言って無い!」

カイト「…だが、遊馬やシャークから聞くに俺はドンサウザンドとの戦いの場で、コイツと概念としてだが繋がる事で共に戦う事が出来たようだ」

カイト「そこまで出来たのなら…俺と、コイツにはもう信頼関係が芽生えていると感じる事が出来る。だから測ろうと思ったまで…来いっ!俺達の関係性を示せ!」

カイトから《No.100 ヌメロン・ドラゴン》への信頼度 結果:96

《No.100 ヌメロン・ドラゴン》からカイトへの信頼度 結果:63

ジンロン「おおっ…これはっ……」

カイト「ミザエル…見たか?これが俺とヌメロンドラゴンとの関係性だ」

ミザエル「っぐ…だが、しかし…忘れてはいないだろうなっ!エース対決では私が勝利したと言う事をっ!」

カイト「確かにそうかもしれないな。だが…忘れてはいまいか?エース対決と言ったらお前も俺も《銀河眼の光子竜》と《No.107 銀河眼の時空竜》を出したんだ。その上のランクアップ体の《超銀河眼の光子竜》を従えお前との戦いに臨むべきだとは思わないか?」

ミザエル「ほう…。言うな!よかろう。その対決乗った!私はこんな時の為に最後まで取っていた《超銀河眼の時空竜》との信愛度をここで測らせてもらうっ!」

463kaito:2016/12/06(火) 22:16:46 ID:8/q3sEys

ミザエル「(カイト以上にタキオンを思う気持ちを…ドンサウザンドの呪縛をも打ち破ってアストラルからまた新たに得たお前に…私の気持ちを分かってもらうのだ…)次こそは…来いっ!」

ミザエルから《CNo.107 超銀河眼の時空竜》への信頼度 結果:72

《CNo.107 超銀河眼の時空竜》からミザエルへの信頼度 結果:69

ミザエル「どうだ。見たか。これが私とタキオンが信頼し合っているという結果だ」

カイト「確かに…両者ともに70台近くとは、この結果は予想していなかったな。ここまでとは…」

オービタル「数値ガドチラ共近イ程信頼関係ガ出来テイルト言ウ結果ガ現レタノデショウ!」

ミザエル「ランクアップ前よりわずかに思う気持ちは落ちてしまったがこの結果ならそれは些細な事だ」

ミザエル「さぁ。これで最後と行こう!お前と《超銀河眼の光子竜》との信頼関係がどれ程か…私に見せてみろ!」

カイト「よかろう…望み通り見せてやる!これが俺達の最後のギャラクシー決戦だっ!」ピッ

カイトから《超銀河眼の光子竜》への信頼度 結果:06

《超銀河眼の光子竜》からカイトへの信頼度 結果:35

オービタル「コレハ酷イデアリマス…」

カイト「どういう…ことだ……おい……」

464kaito:2016/12/06(火) 22:18:20 ID:8/q3sEys

ミザエル「この結果は流石に酷すぎるぞ…」

ミザエル「貴様をドラゴン使いのライバルとして見ていた私が馬鹿らしく思えてきた…」

カイト「っく…こうも、信頼度が良好であってほしいものと好感度が真逆とは…」

カイト「流石の俺でも言い訳が出来まい。…だが、ハルトとの繋がりの証の《超銀河眼の光子竜》との好感度がこんな結果に終わった以上…俺はこれからハルトとどう接して行けばいいと言うんだ…答えろ!答えてくれぇ!!ハルトォォォォォォォ!!!!!!」

ミザエル「戦いを通して分かったが…こう二人通し、想いを寄せるカードとの繋がりが現れていなくてはギャラクシー決戦の意味が無かったな」

オービタル「マダ戦イハ終ワッテマセンヨ?」

ミザエル「何を言っている…もう、私達は共に測り終えたハズだが……ハッ!?まさか!」

カイト「…そうか。この為だったのだな。お前が俺の元に来てくれたのはっ……」

プライムフォトン「(違うっての)」

カイト「さぁ、こんな所で俺達が負けていては遊馬に合わせる顔が無い…俺達の絆パワー☆でミザエル…お前を狩り取らせてもらおうか!」

ミザエル「測り残りのドラゴンが居たからと言って強気になりおってからに…」

オービタル「(カイト様ノキャラガブレブレデアリマス)」

カイトから《No.62 銀河眼の光子竜皇》への信頼度 結果:25
※コンマ判定で50を下回った為カイトの身に何かが起こるようだ

《No.62 銀河眼の光子竜皇》からカイトへの信頼度 結果:91

465kaito:2016/12/06(火) 22:19:51 ID:8/q3sEys

ミザエル「」

カイト「…」

オービタル「コレハ…」

ミザエル「カイト…お前、あまりにもドラゴン達の事を考えてなさすぎではないのか?」

カイト「」

ミザエル「それも、『No.』を創造した化身”ギャラクシーの神竜”から好かれていると言うのに……」

カイト「何と…でも言え……俺は、お前との勝負に負けたんだ……遊馬、そして、ハルトに合わせる顔が無くなったのも事実……」スタスタスタッ

ミザエル「どこへ行くと言うのだ…?」

カイト「どこへ…か……。どこだってよかろう?…只、ハルトが心配するといけない…言伝を預かっていてくれ……」

ミザエル「言伝…だと?」

カイト「…俺は、コイツら(ギャラクシーアイズ)と共にバリアン世界、アストラル世界と数々の未知なる世界に旅に出る。…そして、こいつ等と共に過ごす事で信頼度を育んでいくつもりでいる。俺とコイツラの絆が極限にまで達したらまたミザエル…相手をしてくれ」

オービタル「カイトサマ!!?」

ミザエル「カイト、貴様…よかろう。その時が訪れたらまた相手してやる」

466kaito:2016/12/06(火) 22:21:42 ID:8/q3sEys

カイト「オービタル…ハルトの事は任せたぞ……。うぉー!!!!」ドタドタドタ

ミザエル「おいっカイト!そんな”俺達の戦いはこれからだ!”みたいな走りをしてギャラクシー決戦を締めくくろうとしていてはっ」

カイト「あっ…」

※カイトの身に何か起きたようだ…それは? 結果:ナンバーズハンター(ocg)になった


ミザエル「   ハッ‼」

ミザエル「しまった…私が、着いていながら空間の歪みを察知出来なかったとは」

オービタル「カイトサマハ…ドウナッテシマワレタンデショウ?」

ミザエル「崖から落ちて時空間の渦に巻き込まれたようだが…奴の事だ。心配はいらんだろう」

オービタル「ホントウデアリマスカ!!?」

ミザエル「…恐らくだがな……」

数週間後

凌牙「璃緒との好感度を測ろうと思って呼びに行って断られちまったあの日から早数週間か…」

遊馬「妹シャークの事だからお前との好感度を測られたくなかったんじゃねーの?ほら!デリバリーって奴が無いってよ!!」

凌牙「それを言うならデリカシーな…ったく、お前って奴は…」

遊馬「へへへへっ…」

467kaito:2016/12/06(火) 22:22:58 ID:8/q3sEys

凌牙「…にしても、こいつを開発した本人が旅に出た直後に異空間に飛ばされるとはな……」

小鳥「後から諸々の事聞いたけど今でも信じらんないわ。カイト、大丈夫なのかしら?」

遊馬「カイトの事だから心配いらねーと思うけど…アイツ、本当にモンスターとの信頼度を深めるまで俺の前に現れねーつもりなのかな?」

凌牙「だろうぜ。あいつは元々そういう奴だろ?」

遊馬「…だけど、よー……」

???「心配はいらんと言ったハズだ」

凌牙「だっ誰だっ!?テメーはっ!!?」

???「忘れてしまったのか…お前があの時持っていた皇の鍵を回収する為に戦いに来たライバルの事を……」

凌牙「まさか…テメーは……!!」

遊馬「…かっ」

小鳥「その髪型…カイト??」

???「今はそのような名前では無い。…俺はコイツらとの絆を育む事で、新たな自分に生まれ変わる事が出来た存在だ……」

遊馬「新たな自分?そ、そいつが…お前の本当の姿って事なのか……?」

ナンバーズハンター「俺はナンバーズハンター」

468kaito:2016/12/06(火) 22:24:56 ID:8/q3sEys

ナンバーズハンター「こいつ等と共に異空間で数々の戦いを乗り越えて行く事で、『No.』に破壊されないと言う体制を自身に得る事で本当のナンバーズハンターとなる事が出来た」

ナンバーズハンター「言わば…俺自身がモンスターとなる事に成功した」

凌牙「はっ?」

小鳥「何なの…この人……」シリゾキ

遊馬「なっ何言ってんだよ…カイトォー……」

ナンバーズハンター「モンスターとの信頼度を高めるには自分自身もモンスターになるしかならないと戦いの中で痛感した。それで今のような自分がある」

遊馬「ぎゃっ…逆転の発想だな……」

ナンバーズハンター「俺には分かる…今の自分なら、もう一度測り直す事も可能だと言う事が……!」

ミザエル「良かろう。話は聞かせてもらった」

遊馬「み、ミザエル!?」

ミザエル「お前だけが修行して来たと思うな!私もジンロンの修行の元、タキオンの加護を強め新たに得た…お前にはもう負けん!」

ナンバーズハンター「なら…」

ミザエル「行くぞ!!」

ナンバーズハンター&ミザエル「ギャラクシー決戦再度開幕だ!!」

469kaito:2016/12/06(火) 22:26:48 ID:8/q3sEys

…………………
…………………………


ナンバーズハンター「《ミラー・シェード》の効果!自分のライフポイントを半分払う事によりこのターンの戦闘ダメージを0にする」LP3900→1950

ナンバーズハンター「そして、ダメージを受けなくなった事により強制的にバトルは終了し、自身の効果で除外されていた《銀河眼の光子竜》、そしてお前のフィールドの《RR-レヴォリューション・ファルコン》はフィールドに戻る」

黒咲「クッ…バトルフェイズを終了する。俺は、《RR-アーセナル・ファルコン》の効果、自身のエクシーズ素材を一つ取り除き、鳥獣族レベル4モンスター1体を特殊召喚する」

ランク7/闇属性/鳥獣族/攻2500/守2000

黒咲「俺が選択するのは、《RR-インペイル・レイニアス》だ!」

ユーゴ「よしっ確か、そいつの効果は……」

黒咲「特殊召喚に成功したこいつは、フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象に表側守備表示に変更させる事が出来る」

黒咲「俺が対象にするのはお前のフィールドの《銀河眼の光子竜》だ!」

ユーゴ「フォース、ブレイズと続いてからのアーセナルへの連続ランクアップにそいつでの特殊召喚したモンスターの効果を上手く活かすなんて中々出来ねーぜ」

黒咲「だが…ここまでだ。カードを1枚セットしてターンエンド。俺が出来る事はした。後は奴の次の攻撃をどう凌ぐかだ」

ナンバーズハンター「俺のライフを削らせたか。よく粘るな」LP1950

場《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》功3000《銀河眼の光子竜》守2500
 カード1枚伏せ

470kaito:2016/12/06(火) 22:28:27 ID:8/q3sEys

ユーゴ「粘らねきゃリンが悲しむからな。たりめーだ!」LP2200

場《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》功3000《SR-OMKーガム》守800

黒咲「それに赤馬零児からの通信を聞く限り、榊遊矢にユートがこちらへ向かって来るとのようなのでな。そこまで耐えればいい話だ」LP1400

場《RR-アーセナル・ファルコン》功2500《RR-レヴォリューション・ファルコン》攻2000 《RR-インペイル・レイニアス》守1000
 カード1枚伏せ

ユーゴ「いーやここまで来たんだ!追い詰めるぜ!!」

黒咲「ユーゴー深追いはするな」

ユーゴ「だーかーらーゆーごーじゃねーユーゴだ!!」

ナンバーズハンター「増援か…」


柚子「嘘…!ユーゴですら劣勢なんて!!」

カイト「こちらはデニス、権現坂ペア、クロウ、沢渡ペア、素良、セレナ共に敗北と来ている…あの実力差があっては仕方あるまいが」

ジャック「何を仕方ないで済ませている!!?貴様も語ってないで助太刀に行かんか!!」

カイト「メンツを保つ為にデュエルしない元キングにだけは言われたくないものだな」

ジャック「グムムッ」

カイト「こっちにも考えあっての事だ。口を挟まないでもらいたい」

471kaito:2016/12/06(火) 22:29:49 ID:8/q3sEys

カイト「さて…(こうなる事は俺自身予想出来ていなかった……こうなっては俺達の好感度を0にされるのも時間の問題だ。もはや一刻の猶予もない)」

カイト「俺を止めるには…どうしたら効果的に止める事が出来る……!!」



カイト「……ッ!ある…一つだけ、世界が違えど俺達に通ずる共通点!それを使えばあるいは!!」

柚子「どこへ行くのっ!!?」

カイト「奴を止める手立てを見つけた!それを探してくる!それまで隼達は榊遊矢達が駆け付けるまででも持たせてくれ!!」

黒咲「勝手に持たせてくれと云われても…応えかねるぞ……この状況で」LP1200

場《RR-ライズ・ファルコン》守2000《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》攻3000《RR-ラスト・ストリクス》守100

ユーゴ「だな…」LP1900

場《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》功2500《HSR魔剣ダーマ》功2200

カイト「お前達を信頼しているから任せられるんだ…頼んだぞ!行け!《銀河眼の光波竜》!!」

472kaito:2016/12/06(火) 22:34:57 ID:8/q3sEys

ナンバーズハンター「自分だけこの状況から脱出か……呆れた奴め。光波竜…それが、この世界のカイトが持つギャラクシー……持つには惜しい器だ」

ユーゴ「何言ってやがる!カイトの奴は逃げたんじゃねー!俺等を信じて入ったんだ!よそ見してる暇なんて与えてやんねーからな!」

黒咲「そうだ。昔からの仲間の頼みだ…こんな危機的状況でも答えてやらねばなるまい!!」

ナンバーズハンター「笑わせてくれる…!精々足掻けるものなら足掻いてみるといい。何分持つか見ものだがな!!」

柚子「(遊矢…!戻って来て!!)」




遊矢「―――――――これが俺達がカイトの事を知りたい理由の全てだ」

遊馬「ナンバーズ・ハンター…そういや、カイトの奴はそうやって名乗ってた時期があったな」

凌牙「それに異空間から戻って来た時のアイツはモンスターとしてランクアップしてからも名乗ってやがったからな。十中八九そいつはカイトで間違いねーだろう」

遊矢「やっぱり!」

ミザエル「ギャラクシー決戦の概要を私自ら説明していた矢先まさかその話の中にこういった繋がりが出来ていたとは…驚かされたぞ」

473kaito:2016/12/06(火) 22:37:18 ID:8/q3sEys

ユート「ギャラクシー決戦という名のモンスターとの好感度合戦を行った影響で遊矢程ではないが人間不信ならぬ銀河眼不信に陥った奴が」

ユート「修行で人間を辞めるとは…こちらのカイトは、色々と…アレだな……」

瑠璃「う、うん…」

Ⅳ「んな事があったなんて、俺に兄貴、そして父さん達が関わってない間にカイトに何があったってんだよ」

エド「それよりも話を聞いててボクが気になったのはモンスターとの好感度測定の事なんだよね。これ、遊矢のディスクにインストールされてる機能には」

エド「追加されてないみたいだし、遊矢が持つカイトから託されたという元となるD・ゲイザーにも測定機能が無かった事を考えるに…」

エド「もしかしたら、これが彼が変わってしまった原因に繋がるんじゃないかい?」

ミザエル「無くはないだろうな。あの落ち込みようからの変貌に何かあったのやもしれん。奴に会って確かめる必要がありそうだ」

真月(ベクター)「えっミザちゃん着いてく気?」

ミザエル「当たり前だ。ギャラクシーを持つ者は惹かれあう運命にあるのだからな!奴が欠けていては私のタキオンが悲しむ!!」

474kaito:2016/12/06(火) 22:38:46 ID:8/q3sEys

凌牙「お前に着いて来られると面倒事に発展しそうなんだが…」

璃緒「そういう貴方も行く気満々ですこと」

凌牙「バッ! そういうんじゃねーからな!アイツがいねーと張り合いがねーだけだから」

Ⅳ「素直じゃねーこと」

凌牙「うっせーよ!!」

璃緒「やはり貴方も着いて行ってくださるのですね。凌牙の次に頼りにしてますわよ」

Ⅳ「兄貴の次に…か。やっぱり凌牙には勝てねーのな」

小鳥「あの二人ってⅣが璃緒さんを救い出したのがきっかけで息投合してるようなものなの」

遊矢「へー。(救い出したって何か昔にあったんだろ?)」

小鳥「調べてくれない?」

遊矢「う、うん…」ピッ

475kaito:2016/12/06(火) 22:40:20 ID:8/q3sEys

Ⅳから璃緒への好感度  結果:87

璃緒からⅣへの好感度  結果:33

遊矢「好意で想ってるのは一方的に?」

小鳥「でも一応璃緒さんも30台はあるし…あれー?私の想い違いなのかなーー??」

瑠璃「私も好感度はこんな感じだったもの。関係の悪化は無いと思う。これでもユートより何百倍マシだし」

ユート「」ズーン


遊馬「そうと決まれば善は何とやらだ!行くぜ!皆!!別の世界って奴によ」

小鳥「善は急げね…もう遊馬ったら」

ユート「恩に切る」タチナオリ

遊矢「(ファントムナイツのようにギリギリの所で倒れなかったんだな…ユート。よく堪えたよ)」

遊矢「なら行こう!皆が待ってる!!」

476kaito:2016/12/06(火) 22:43:21 ID:8/q3sEys

…………………………
………………………


遊矢「あれっ…ここって、確か……」

遊馬「イテテ…あり?何だここ?」

遊矢「遊馬も来てたのか!!?」

遊馬「みてーだな。俺ら、確か、皆と一緒に元の世界に戻ろうとして空間を飛んだハズじゃなかったっけ?」

遊矢「そのはずなんだ…でも、皆が居ないとなると俺達だけ別の世界に飛ばされた可能性がある」

遊馬「えぇーーーー!!!?戻れねーのかよおぉぉぉぉ」

遊星「いや君たちは一時的にこちらに来ただけだ。戻れるさ」

遊矢「この声はっ!」

遊馬「まさか!!」

遊矢&遊馬「遊星さんッ!!!」

遊矢「あれ?何で遊馬が知って…ってか、俺遊星さんと会った記憶無くなってたハズなのに…何で、どうしてここにっ!!」

遊星「言っただろう。一時的にキミ達をこちらに招いたとな。君の世界が大変な事になっているからそうせざるをえなかった」

477kaito:2016/12/06(火) 22:51:09 ID:8/q3sEys

遊矢「えっ…それって」

黒咲「遊矢か…済まない。何とか粘ったが奴には遠く及ばなかった…非力な俺達を許して…く……」バタン

遊矢「黒咲!!くっ!!」

遊馬「カイトの奴…何で、こんなにも傷つける戦い方するような奴じゃなかったってのに、こんなに変わっちまったんだ……」

遊星「直に到着する遊馬…君の親友たちでも勝ち目はないだろう。だから俺の元に呼んだんだ」

遊矢「それってどういう事ですか?」

遊星「俺も行かせてくれ…キミ達が揃えば、世界が違えど俺がそちらに足を踏み入れる事が出来る。君たちの力に俺もなりたいんだ!!」

遊星「もう…あんな悲劇を、キミ達の世代でも繰り返してほしくないんだ」

遊馬「遊星…あんまり気進まねーけど、仕方ねーか…。カイトの為に、手ー貸してくんねーか?」

遊矢「俺も、出来る事なら俺達で解決したかった。……けど、俺の知るデュエリスト達が歯が絶たないこんな現状を知ると頼らざるを得ないのも事実…」

遊矢「一緒に戦って下さい!遊星さん!!」

遊星「その言葉…待ってたぞ。勿論だ!!!今度は俺がキミ達を支える番だ」

478kaito:2016/12/06(火) 22:56:54 ID:8/q3sEys

黒咲「待て…遊矢……」

遊矢「無理をするな黒咲…傷ついてるんだから」

黒咲「いいや。伝えねばならん。貴様、権現坂との好感度を知りたがっていたな……」

遊矢「ああ。確かに権現坂とは昔から付き合いのある友達だ。知りたいさ…けど……それを何で?まさかっ!!」

黒咲「測った結果を教える…聞け」



遊矢「……」

遊星「良かったな」

遊馬「遊矢にも俺と鉄男みたいな関係性のダチがいたんだな。親近感沸くぜ!」

遊矢「…やはり権現坂は偽りの無い俺の親友だった。それが分かっただけでも俺の自身になった。これでもう不安がる事は無い。遊馬に遊星と共に戦いに望める!!」

黒咲「後は貴様達に任せた…」


…………………
………………………

ナンバーズハンター「…脆い。貴様達の別次元のデュエルとやらはそんなものなのか?」

沢渡「くそっ…俺達のコンビネーションですら歯が立たねーとは……強すぎだろこいつ」

クロウ「コンビ…ネーション…の、コの字ですら…出来てなかった……お前が言うんじゃねー」

素良「エクシーズ次元を元にした世界の出身者とはいえ…融合を使用してくるとは…思ってなかったからボク完全に油断してた……」

479kaito:2016/12/06(火) 22:58:05 ID:8/q3sEys

ナンバーズハンター「最後に挑んで来た二人があれだけのレベル…ましてや黒咲とやらのエースとの関係性が、片方からの一方的な好感度のみとは…俺の期待外れだ」

ユーゴ「クソッ 俺のクリスタルウィングが、2度も破られてなけりゃこんな事には……!!」

ナンバーズハンター「御託はいい。どうやら貴様達のディスクには奴がインプットさせた機能が盛り込まれているようだな…それも抹消させてもらう!」

ナンバーズハンター「ディスクのデータと共に消えろ。別次元のデュエリスト共よ!!」

セレナ「わたしたちもここまでか…」

柚子「やめてー!!」


 タンタンタンッ! キュイーン! バシッ!

遊矢「アクションマジック!《バトル・チェンジ》を発動!相手の攻撃対象である皆から俺のフィールドに移し替える!!」

ナンバーズハンター「何ッ!!増援か!」

柚子「遊矢!!」

遊矢「遅くなってごめん!!」

ナンバーズハンター「貴様が…奴等が言っていた榊遊矢か」

480kaito:2016/12/06(火) 22:59:15 ID:8/q3sEys

遊矢「そうだ。皆を傷つけたのはお前だな…カイト!」

ナンバーズハンター「俺はカイトという名ではない…もう俺に昔の名など…当の昔に失った」

遊馬「ちげーよ!お前が例え忘れたとても俺等がここ(胸)に覚えてる!名前はちゃんとあるべき場所にあんだ!だから俺等の元に帰って来い!カイト!!」

ナンバーズハンター「貴様は…」

ナッシュ「何他の事に夢中になってやがる?ターン放棄か?なら俺のターンを行かせてもらう!俺は、《セイバー・シャーク》を召喚し、《サイレント・アングラー》を特殊召喚!」

ナッシュ「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ!!」

ナッシュ「満たされぬ魂を乗せた方舟よ。光届かぬ深淵より浮上せよ!《No.101 S・H・Ark Knight》!!」

ナッシュ「S・H・Ark Knightの効果、お前のギャラクシーを俺のエクシーズ素材にさせてもらうぜ!」

ナンバーズハンター「貴様…やってくれたな!!」


ベクター「出た!ナッシュの十八番!けど、相手のターンなのにお構いなしで自分のターン進めるって汚い手使うようになったねぇーどこの誰に似たんだか」

ナッシュ「お前に言われたかねー!!」

481kaito:2016/12/06(火) 23:00:27 ID:8/q3sEys

素良「コントロールを奪うんじゃなくて…エクシーズ素材にする効果だって……あんなモンスターみたことない……それに、誰だいあの人達……敵、味方?」

エド「言うならば、彼を取り戻す為に動いてくれてる者達」

瑠璃「心強い味方よ」

Ⅳ「俺も割り込ませてもらうぜ!俺のターン!俺は《ギミック・パペット-シザー・アーム》を召喚する。そして、こいつの効果でデッキからナイトメアを墓地に送る」

Ⅳ「更に、凌牙、お前のフィールドのエクシーズモンスターをリリースする事により手札から《ギミック・パペット-ナイトメア》を特殊召喚だ」

徳松「こいつは驚いた。あいつのモンスターを上手く処理しやがった」

ナンバーズハンター「俺のギャラクシーを捕えただけでなくリリースし対処した…だと??」

Ⅳ「まだ終わりじゃねーよ。俺のサービスは終わらねーリリースして特殊召喚したこいつは墓地の同名モンスターを呼び起こす。甦れ!ナイトメア!!」

小鳥「これでレベル8のモンスターが2体並んだ…」

Ⅳ「魅せてやる…これが俺のナンバーズの力!お前もあの時に味わった恐怖をな!」

Ⅳ「運命の糸を操る地獄からの使者、漆黒の闇の中より舞台の幕を開けろ!《No.15ギミック・パペット-ジャイアントキラー!》」

482kaito:2016/12/06(火) 23:02:33 ID:8/q3sEys

ユーゴ「で、でけー…」

瑠璃「気味の悪い人形…ね」

Ⅳ「こいつでお前のギャラクシーアイズも破壊してやる」

カイト「俺を愚弄し続けるな!《エクシーズ・リボーン》!」

Ⅳ「な、に…」

カイト「俺の元に再び甦れ《No.38希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》」

凌牙「んな手を残してるとは……」


素良「彼らのあれだけの猛攻でも奴をカイトを止められないのか……でも、実力は感じる。彼らは僕達より強い」

ユート「だな。だが知らない奴も紛れこんでるようだ……」

ジャック「誰だ…奴は、だが…何故だか…心がざわつく。…何だ、この心に来る感じは……」

 スタスタスタ

遊星「自分が開発した好感度測定器を使い、自ら不要と判断し別の世界の自分に託しながら…それを自分から切り捨てに来るお前の行いは間違っている」

遊星「自分が作った物の出来は良かれど機能面で優れてなければ改修すればいい事じゃなかったのか?」

483kaito:2016/12/06(火) 23:03:42 ID:8/q3sEys

遊星「この世に使えない物など生まれて来ない。いずれ使える未来の為に人が改良していくのだから!」

ナンバーズハンター「知ったような事を…貴様が誰かなど俺の管轄外だが、貴様に何が分かる!あの時の苦しみが俺を生み出した事を…何一つお前は知らないではないか!」

遊星「知らないなら知ればいい…デュエルで!」

遊馬「ああ!お前の苦しみ何度だって俺が受け止めてやるさ!俺を忘れたってんなら何度だって教えてやる!!」

小鳥「カイトの為に遊馬にシャーク、Ⅳと…それに、この世界の人達までここまで必死になって」

璃緒「ええ。それだけ想われてるという事も事実…それにしても、この世界のカイトはどうやらこの場に居ないようですわね?彼はどこへ」

黒咲「奴なら…自身を正気に戻す策を探しに…出た……。フラッ クッ、当分は戻らんだろう……(瑠璃?)」


ユート「それは…そうと、今のに対して乱入ペナルティーは無かったようだがいつの間にか停止されたのだろうか?」

遊矢「あ…そういえば」

零児「私が先ほど切らせてもらった。色々とこのペナルティの影響が惨敗の原因を大半占めてしまったのでな」チラッ

ユーゴ「し、知らねーぞ。んな事!」

セレナ「わたしをみるな」プイッ

484kaito:2016/12/06(火) 23:07:31 ID:8/q3sEys

遊矢「零児!助かった!!」

零児「礼には及ばんよ。彼は強いぞ…私と君ペアでも同等か……それ以上かもしれない。それ程までのモンスターとなった存在だ」

遊矢「大丈夫。俺にはこの人達がいる!」

遊馬「ヘヘッ」

遊星「フッ」


零児「成程…彼らなら任せられる。それに別世界の私自身と呼べる者もあそこまで戦ったのだ。君に、君たちになら人類の命運を賭けるに値する」

エド「(別世界の赤馬零児自身?今戦ったのは神代凌牙とⅣ…だが……)」

黒咲「貴様も一目置く存在なのか…ならば、奴等は……それ程までのデュエリストなのだろうな。なら俺もこいつらに託させてもらおうか」

ナンバーズハンター「いいだろう。貴様達がその気なら始めから相手してやる!」

ナッシュ「クソッ…一瞬だけ捉えてⅣのおかげで除去するだけで精一杯だったか……」

Ⅳ「だが奴はその上を行きやがった…復活した奴のエースだろうあのモンスターが居るまま続けても俺等にゃ荷が重かったぜ」

485kaito:2016/12/06(火) 23:13:56 ID:8/q3sEys

シャーク「後は任せたぞ遊馬!」

遊馬「おう!」

ナンバーズハンター「デュエルで貴様達を破滅に追いやってくれる!!」

遊矢「デュエルだ!仲間達をやったお前を俺は許さない!それにお前の想い通りにさせるもんかっ!」

遊星&遊馬「デュエル!!」

 ズサッ

??「イテテッ」

???「着地場所を失敗するとはまだまだ次元移動は慣れないようだな。十代」

十代「けど遊星の赤き竜のおかげで感覚で大体移動方は理解しただろ?こうして来れてるわけだしなぁユベル!」

ユベル「危なっかしくて見ちゃいられないよ」

十代「気配感じて来て見りゃここか…」

大徳寺「次元云々は分からないけど世界の命運がこの戦いにかかってるって分かるにゃ」

ユベル「こうして来たという事は彼らに手を貸すのかい?」

十代「いいや。遊星が居るなら大丈夫だ。それに今じゃ立派な後輩もいるしな。俺はアイツ等の行く末を近場で見守ってやるだけだよ」

遊矢LP4000遊馬LP4000遊星LP4000vsナンバーズハンターLP12000

486kaito:2016/12/06(火) 23:19:19 ID:8/q3sEys
キリがいいので今日はここまでにします
結構進みたい所まで進めました
それに自分が以前書いたSSでのギャラクシー決戦が分からない人の為に回想シーンとして以前のSSを修正したバージョンも加えといたので
これを見ると分かりやすいかと思われます
追加キャラのコンマ判定も元スレから反映されたりデュエルの描写を追加したりと色々見どころのあるストーリーを最後までご堪能あれ

487kaito:2016/12/08(木) 22:48:57 ID:i31GuGJc
※終盤の手札の関係で先行ドロー有りとなります。遊馬世代まで先行ドロー有りだったわけだし多少は…ね?

ナンバーズハンター「先行は俺から行かせてもらう。俺のターン!ドロー!俺は《フォトン・トレード》を発動し、(デッキから)《光子》又は《フォトン》と名の付いたモンスターを墓地に送り2枚ドローする!」手札5→6→5→7枚

ナンバーズハンター「そして、《召喚僧サモンプリースト》を召喚!効果でこいつは守備表示になる」手札7→6

星4/闇属性/魔法使い族/攻 800/守1600

ナンバーズハンター「こいつは、手札の魔法カードを墓地に捨てる事によってデッキからレベル4モンスターを特殊召喚出来る」手札6→5枚

ナンバーズハンター「俺が特殊召喚に選択するのは《デイブレイカー》だ!」

星4/光属性/戦士族/攻1700/守 0

遊馬「《デイブレイカー》って確か……!」

ナンバーズハンター「ほう。察しがいいな。このモンスターが特殊召喚に成功した時、手札から同名モンスターを呼ぶ事が出来る!」

ナンバーズハンター「現れろ!2体目の《デイブレイカー》!そして、3体目の《デイブレイカー》!!」手札5→3枚

遊馬「3体連続召喚だって…この戦法俺と最初に戦った時と同じじゃねーか……!!」

ユート「黒咲と似たようなスタンスを得意とするのか奴は」

沢渡「いやちげーよ…アイツのデュエルはあんな単純な戦法じゃねー……!!」

ユート「……?」

小鳥「これでレベル4のモンスターが4体揃ったのよね…」

セレナ「くるのか?」

488kaito:2016/12/08(木) 22:49:56 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「俺は、《デイブレイカー》2体でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

ナンバーズハンター「現れろ!《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》」

ランク4/地属性/岩石族/攻 0/守3000

ナンバーズハンター「カードを1枚伏せてターンエンドする」手札3→2枚

遊馬「見覚えのねー『No.』に…他にも色々と疑問が残るけど、頭抱えてても仕方ねーよな!こういう時は、前向きにいくz

遊矢「待ってくれ。遊馬…に、遊星さん。俺に行かせて下さい。こうなったのもあのカイトからこの世界のカイトに渡った物を、俺達が測定器を乱用したから招いた結果だと思うんです…」

遊矢「だったら、戦ってくれた皆の為にも俺が変わってアイツに挑むのがベストだと思うから…どうか、先行を譲って下さい」ペコリ

遊馬「…いいぜ!ガツンとアイツにかまして来な!!」

遊星「ああ。奴に対する想い…君のデュエルで訴えて来ればいい」

遊矢「俺のターン!ドロー!俺は《時読みの魔術師》と《星読みの魔術師》でペンデュラムスケールをセッティング!」手札5→6→4枚

星3/闇属性/魔法使い族/攻1200/守 600  星5/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2400
【Pスケール:青8/赤8】        【Pスケール:青1/赤1】

シャーク「ペンデュラムだ?」

真月「面白い技を使いますね。彼!」

遊矢「これで、2〜7のモンスターが同時に召喚可能!揺れろ!魂のペンデュラム!天空に描け!光のアーク…ペンデュラム召喚!」

489kaito:2016/12/08(木) 22:50:37 ID:i31GuGJc

遊矢「俺のモンスター達!《EM ラ・パンダ》、《EMファイア・マフライオ》」手札4→2枚

星3/地属性/獣族/攻 800/守 800  星3/炎属性/獣族/攻 800/守 800
【Pスケール:青3/赤3】     【Pスケール:青5/赤5】

遊矢「そして、雄々しくも美しく輝く二色のまなこ!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!」手札2→1枚

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【Pスケール:青4/赤4】

瑠璃「成程。ペンデュラム召喚とはモンスターを同時召喚する事を指すのですね」

遊馬「スゲーぜ!」

遊矢「俺のターンまで攻撃出来ない…。カードを1枚伏せてターンエンド」手札1→0枚

遊馬「いよっしゃー!俺n」

ナンバーズハンター「何を先走っている?次は俺のターンだ…ドロー!!」手札2→3枚

遊馬「…へ?」

十代「ターン回りは遊戯さん達と共に戦った時と一緒か」

遊星「成程。デュエル形式はパラドックス戦と同じというわけか……」

小鳥「どういう事です?」

遊星「以前、このデュエル形式で戦った事があってな。思い当たる節があっただけだ。遊馬!次のターンは奴と来て、君に続くだろう」

遊星「それまでに構えておいた方が良さそうだ」

遊馬「おう!そういう事か!分かったぜ」

490kaito:2016/12/08(木) 22:51:29 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「俺は、場に存在する《デイブレイカー》と《召喚僧サモンプリースト》でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…」

ナンバーズハンター「エクシーズ召喚!現れるがいい!《No.50 ブラック・コーン号》」

遊馬「2体目の『No.』!!?」

ランク4/闇属性/植物族/攻2100/守1500

小鳥「さっきから気になってたんだけど『No.』ってアストラルが回収したんじゃ」

シャーク「確かに回収したが、新たな危機が迫ったアストラル世界の為に俺等が集った時にアストラルの奴が俺等に『No.』を振り分けてくれたんだ……」

小鳥「だからシャークにⅣも『No.』を持っているのね」

璃緒「…けれど、私達に縁もゆかりもないカードはアストラルが自分の手元に残したハズ……なのに、彼が持ってるって事は恐らく」

遊馬「カイト!オメー!アストラルに何しやがったぁー!!」

ナンバーズハンター「アストラル?ああ。あの霊体か…異空間を旅してる最中アストラル世界であったのでな。奴の『No.』全て回収させてもらった」

小鳥「ひどい」

遊馬「許さねー!おめぇーの事を認めてたアストラルに対して、んな態度取ってアストラルの記憶の一部の『No.』を取り上げるなんて!」

遊馬「許される行為じゃねーぞ!分かってんのか!!?」

エド「(Ⅳ達の持つ『No.』それぞれに数字があるという事はそれらを組み合わせる事によってアストラル?という者の散らばってしまった記憶が完成するとでもいうんだろうか?)」

491kaito:2016/12/08(木) 22:52:20 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「何とでも言え…俺は、ナンバーズハンター……。本来は、俺の手に集まるべき物だったものを奴から回収しただけの事だ」

ナンバーズハンター「貴様はいい。榊遊矢構えろ!バトルだ!!」

遊矢「!?」

ナンバーズハンター「《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》で攻撃! 」

ユート「攻撃対象の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の攻撃力が2500に対して奴のモンスターの攻撃力は0…自滅する気か?」

瑠璃「いいえ。何かあるわ」

ナンバーズハンター「このモンスターが攻撃する際、ターン終了時まで攻撃力を0とし守備力を3000アップさせる。よって攻撃力が3000となった」

ナンバーズハンター「いけ!奴のエースモンスターに攻撃だ!」

遊矢「…そうはさせない!《EM ラ・パンダ》の効果発動!Pモンスターである《オッドアイズ》が攻撃対象にされた事により、相手の攻撃を無効にする」

ナンバーズハンター「逃したか…だが、これはどうかな?」

ナンバーズハンター「《No.50 ブラック・コーン号》の効果を使う!相手フィールド場のこのモンスターより攻撃力が低いモンスターを選択し破壊する」

ナンバーズハンター「俺が破壊するのは目障りな《EM ラ・パンダ》だ」

遊矢「何だって…?」

ナンバーズハンター「そして、相手に1000ポイントのダメージを与える」

素良「破壊してダメージ与えるとかかなり危なっかしい効果じゃないか…そんなの隠し持ってたとか『No.』って末恐ろしいね」

492kaito:2016/12/08(木) 22:53:40 ID:i31GuGJc

遊矢「ぐわぁぁぁぁ」LP4000→3000

柚子「ゆうやーーーーーー」

遊矢「うッ」

遊星「遊矢、大丈夫か!!?貴様ぁ!!」

ナンバーズハンター「この効果を使ったターンこのモンスターは攻撃を行う事は出来ない。天に見放されなかったようだな…」

ナンバーズハンター「貴様の、ペンデュラムモンスターは墓地へは行かずエクストラへ送られるのだったな…ならまた破壊されたモンスターを呼び出せばいいこと」

ナンバーズハンター「その戦力でこいつを相手に出来ればの話だがな」

遊矢「……?」

ナンバーズハンター「2体の攻撃力2000以上と(なった)モンスターをリリースし、俺はこいつを呼ぶ!」

ナンバーズハンター「闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ!光の化身、ここに降臨!現れろ、《銀河眼の光子竜》!」」 好感度29→92

星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500

ミザエル「…奴のあのドラゴン……間違いない。正真正銘カイトだ」

ベクター「ミザちゃん到着するの遅すぎー何かトラブルにでも巻き込まれてたわけ??」

ミザエル「まぁそんな所だ…」

ナンバーズハンター「カードを更にセットしターンエンドする。味わうがいい。俺の苦しみを」 手札3→1枚

493kaito:2016/12/08(木) 22:55:33 ID:i31GuGJc

遊馬「苦しみだったらアストラルもお前から受けてるだろ!覚悟しとけ!」

遊馬「デュエルでコテンパンにしてでもお前を正気に戻してアストラルに謝らせてやる!」

アストラル「私がどうしたんだ?」ヒョコッ

遊馬「うわぁぁっ!!!?」

ジャック「デュエル中に驚いたりして奴はどうしたというのだ……?」

遊馬「えっアストラル?どうして、お前消えたんじゃ…」

アストラル「何の話だ?…ん?カイトもいるのか。というか…この世界とデュエリスト達は一体……。もしや、今カイトとデュエルしてる事に関係しているのか?」

遊馬「大ありだ!!」

ユーゴ「空に向かって何か会話してやがる!こんな状況で頭おかしくなったのかアイツは?」

璃緒「そう見えるのでしたね。特殊な力を持たない貴方方にはやはり認識出来ないのも定め…あれは私達と、彼にのみ見えるけど存在と対話しているのです。それが彼の半身である霊体のアストラル」

徳松「精神活動における感情を司る身体…といった所かねぇ」

Ⅳ「特殊な力を持つ者…どうやらこの中にも見えてる奴いるみてーだぜ?」

アストラル「事情は把握した。『No.』は確認した所、遊馬達に渡した物以外手元から離れていないようだ」

遊馬「えっホントか!だったら良かった…って、あれ?良かったのか??」

アストラル「だが、彼の言ってる事も本当の可能性がある。なにせ彼の場に『No.』が存在している。恐らくだが、奴は別の時空の我々の世界に突入しその世界の私を狙ったのだろう」

遊馬「んなバカな!!」

アストラル「否定していても何も進まないだろう。ここに存在する私は無事だ。それだけで君は十分なハズだ」

494kaito:2016/12/08(木) 22:56:24 ID:i31GuGJc

アストラル「いつもの君のデュエルでこれ以上犠牲を出さない為に彼自身の心を開くんだ」

遊馬「…分かったよ。ウジウジと俺らしくもなかったもんな…ああ。語りかけてやるよ!今までのように何度だって!俺のターン!!」


遊馬「いよっしゃーいくz」手札5→6枚

遊矢「待ってくれ遊馬!俺がセッティングしたペンデュラムスケールを使ってくれ」

遊馬「ぺんでゅらむ…ああ。さっき張ってたカードな……?どう使うんだ??」

遊矢「そこから!!?」

遊星「恐らくペンデュラムモンスターと呼ばれるモンスターに書かれている右端と左端の数字がモンスターを大量展開させる起点になっているんだろう」

アストラル「成程。そういう理屈か…見慣れない召喚法だと思っていたがそういう効果を使う次元が存在していたとは宇宙…銀河?」

アストラル「いや、世界は未だ私の知る領域を越え続けているな。遊馬やってみるといい」

遊馬「おう!俺はセッティングされてるっつーモンスターのすけーるって範囲を使ってペンデュラム召喚だ!」

遊馬「来い!《アチャチャチャンバラー》!」手札6→5枚

星3/炎属性/戦士族/攻1400/守 400

黒咲「奴は1体だけしかペンデュラム召喚をしないのか…?」

ユート「手札に他にモンスターが居ないのか…それとも?」

495kaito:2016/12/08(木) 22:57:05 ID:i31GuGJc

遊矢「そして、俺のエクストラより現れろ!《EM ラ・パンダ》!!」

遊馬「うおーすげーぜ!」

アストラル「ほう。破壊されたらエクストラに行き…そこから現れる、何とも興味深い召喚法だ。私も是非取り入れたいものだな…」

アストラル「遊馬!《アチャチャチャンバラー》の効果だ」

遊馬「分かってるぜ!こいつが手札からの特殊召喚に成功した時、相手に400ポイントのダメージを与える」

ナンバーズハンター「何ッ!グッ」LP12000→11600

遊馬「いよっし!カイトに初ダメージだぜ!」

アストラル「それはいい…だが、今の君のフィールドでは召喚権を使って我々の希望を呼ぶ事すら不可能だ…どうするつもりだ?」

遊馬「そ、そこは…努力と根性で……乗り切れません」

アストラル「仕方ない。私の『No.』を使え」

遊馬「遊矢!お前のモンスター借りるぜ」

遊矢「はい!」

遊馬「俺は、《EM ラ・パンダ》と《アチャチャチャンバラ―》でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…エクシーズ召喚!」

遊馬「現れろ!《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》!!」

ランク3/水属性/岩石族/攻3000/守3000

496kaito:2016/12/08(木) 22:57:59 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「ズキン 何だ…このモンスターは、この脳裏に浮かぶビジョンは…俺が知っているというのか……」

遊馬「あ、あり…?」

シャーク「よくやった。俺と戦った時にぶつけたモンスターを利用する事で、奴の心を少しづつだが揺らつかせるのに成功したようだぜ」

シャーク「遊馬の癖に上出来だぜ」

アストラル「上手く言っただろ?」

遊馬「…お、おう……」

遊星「だが、そのモンスターが居る限り自分…この場合、俺達は特殊召喚を封じられたようなものだ」

遊馬「えっえっ」プイップイッ

アストラル「仕方ない…この場合、この方法を使わざるを得まい!」

遊馬「えっと、バトルだ!《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》で攻撃!くらいやがれ!」

リン「攻撃力が互角…これなら!!」

シャーク「バッ 俺が以前そいつに使用した事と同じ過ち繰り返しやがって」

ナンバーズハンター「《銀河眼の光子竜》の効果!そいつと攻撃対象であるこいつをバトルフェイズの間除外させる!」

デニス「あのドラゴン、エクシーズモンスターとフィールドを離れた後、モンスターのエクシーズ素材を取り除いて戻って来るわけか…」

497kaito:2016/12/08(木) 22:58:43 ID:i31GuGJc

デニス「なかなか、別世界のカイトも上手いデュエルを見せてくれるネ」

柚子「もう!どっちのデュエル応援してるのよぉーーーー」

ナンバーズハンター「何がしたかったんだ…お前は……」

遊馬「ぐうぅぅ」

アストラル「…どうせ、次の奴のターンでエクシーズ素材が省かれる運命だったんだ。気に留めていても仕方あるまい。それよりも君には他にする事があるだろう」

遊馬「カードを3枚セットし、《カードカーD》を召喚する!」手札5→2→1枚

星2/地属性/機械族/攻 800/守 400

遊馬「効果でこいつをリリースし、俺のターンは終了する……」手札1→3枚


遊矢「ターンスキップして2枚のドロー効果なんて」

遊馬「でも、すまねぇーヘマしちまった…」

遊星「構わない…この状況でも、何とかしてみせるさ」

ナンバーズハンター「何とか…?出来るものならな!俺のターン!ドロー!!」手札1→2

ナンバーズハンター「フン。この状況可では最適だな。《銀河眼の雲龍》を召喚する!」手札2→1枚

星1/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250

セレナ「あれはちっちゃいギャラクシーアイズなのか?(かわいい)」

ミザエル「おお!ギャラクシーアイズに子供を授かったのか!やはり私が選んだライバルなだけある」

小鳥「貴方はどっちの味方なのよぉ!!!」

498kaito:2016/12/08(木) 22:59:38 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「このモンスターはリリースする事で、手札、墓地に存在するギャラクシーアイズと名の付いたモンスターを特殊召喚出来る」

ナンバーズハンター「俺が墓地から選ぶのは…勿論!《銀河眼の光子竜》!!」

遊馬「2体目のギャラクシーアイズだって!!?」

エド「最初のターンに効果で墓地へ送っていたのがまさか奴のエースだったとはね」

ユーゴ「(その反応から察するに別世界のあいつはエースを複数済みじゃなかったってーのかよ?)」

ナンバーズハンター「時は来た…俺は、2体の《銀河眼の光子竜》でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…エクシーズ召喚!」

ナンバーズハンター「宇宙にさまよう光と闇。その狭間に眠りし哀しきドラゴンたちよ。その力を集わせ真実の扉を開け!」

ナンバーズハンター「銀河究極龍!《No.62 銀河眼の光子竜皇》!!」好感度25→52

ランク8/光属性/ドラゴン族/攻4000/守3000

遊矢「攻撃力…4000!!?」

遊星「宇宙規模の銀河龍…ここまでのモンスターを彼は従えているとは……」


遊馬「…嘘だろ。カイトからプライムフォトンからの好感度が上がってやがる!」

小鳥「皆が普通に驚いてるのに遊馬が驚くのそっち!!?」ガビーン

499kaito:2016/12/08(木) 23:00:15 ID:i31GuGJc

璃緒「確かに…上がってますわね」

エド「修行したと言ったよね。彼…どんな訓練してきたんだろうね……僕、これでもアカデミアで幹部やってたからかな」

エド「どれ程の異空間を行き来してああも変われたのか興味沸くんだ。君も別の次元の出身者とはいえ、そうだよね?」

黒咲「気にならないと言えば嘘になるが…」

シャーク「やめとけ。知っても到底お前らにゃ無理な話だ」

ナンバーズハンター「俺を揺さぶった…懺悔の用意は、出来ているか?」

遊馬「!!?」

ナンバーズハンター「プライムフォトンで《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》を攻撃!エタニティ・フォトン・ストリーム!!」

ナンバーズハンター「この瞬間!プライムフォトンの効果が発動する!戦闘を行うダメージステップの間に、エクシーズ素材を1つ取り除く事により」

ナンバーズハンター「このカードの攻撃力はダメージ計算時のみ、フィールド上のモンスターのランクの合計×200ポイントアップする」

ユート「カイトのフィールドにはランク8のギャラクシーアイズ」

遊矢「遊馬のフィールドにはランク3のアシッドゴーレムが居る…って事は」

アストラル「2200のアップとなるな」

《No.62 銀河眼の光子竜皇》攻4000→6200

500kaito:2016/12/08(木) 23:01:01 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「消えるがいい…目障りな。デュエリストよ!」

遊馬「俺はトラップカード《奇策》を発動する!手札からモンスター1体を捨て、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる」

遊馬「そのモンスターの攻撃力は、この効果を発動するために捨てたモンスターの攻撃力分ダウンすんだよ」

遊馬「俺が捨てるのは《タスケナイト》だ」手札3→2枚

遊矢「《タスケナイト》の攻撃力は1700…って事は、攻撃力はその分ダウンするから!!」

《No.62 銀河眼の光子竜皇》攻6200→4500

ナンバーズハンター「下がったか…まぁいい。これでも十分だろう。くらえ!エタニティ・フォトン・ストリーム!」

遊馬「う、うがぁぁぁぁっ」LP4000→2500

小鳥「遊馬…見てられない……」


ナンバーズハンター「邪魔な特殊召喚封じのモンスターも消し去ってやった。貴様も俺に挑んでくるがいい…カードを1枚伏せてターンエンド」 手札1→0枚

零児「(手札を全て伏せたか…さぁどう仕掛ける?シンクロ召喚の使い手…不動遊星よ)」

遊星「よくも…遊矢に、遊馬を……お前は人を傷つけるまでにそこまで苦しんだというのか!その好感度測定器で!!」

ナンバーズハンター「ああ!苦しんださ…親しいと思っていた身近な人物からも俺が想っていたモンスター達からも……」

501kaito:2016/12/08(木) 23:01:50 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「俺が思っていた事とは逆に、俺に対して思われていたと知って俺の好感度が反映されていないと発覚した俺の気持ちが貴様に分かるか!」

遊星「…それは……」

遊矢「俺にだって痛い程分かる…大体、それが今回俺に言える事だったから」

ユート「お前だけじゃない」瑠璃への好感度14

ユーゴ「俺にじゃねー俺達もだぜ」リンへの好感度11

遊矢「ユート…ユーゴ……」

リン「ねぇここって誇るとこ?」

瑠璃「えっと…」

柚子「考えてると何だかあったまきた!」

ユーリ「ねぇ、陰からコソコソと見に来てみれば、勝手に盛り上がってるとこ悪いんだけど、これ…出るとこなの??」セレナへの好感度05

素良「ユーリ居たんだ」

デニス「出にくいだろうけど…話聞くに君らから柚子たちに対しての好感度事実らしいよね。よろしく頼むよ」

セレナ「いってこい」

ユーリ「とっとっと…」

ユーリ「コホン まぁ…そういうことさ。誰にしも痛感出来る事はある。だから…関係ねぇー事はねぇーボク達と一緒に地獄に逝け!!」

502kaito:2016/12/08(木) 23:02:41 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「ここまでに人間不信に陥った人間が4人も……」

アストラル「同じ顔の少年が4年…来るのか?」

遊馬「似てるけど来ねーよ!!」

遊星「地獄を共にするのまでは…流石にごめんだな。俺のターン!ドロー」手札5→6枚

遊星「俺は、手札を1枚捨てて《クイック・シンクロン》を特殊召喚する」手札6→5枚

星5/風属性/機械族/攻 700/守1400

遊星「そして、墓地に送られた《ボルト・ヘッジホッグ》の効果を使い自身を特殊召喚させる」手札5→4枚

星2/地属性/機械族/攻 800/守 800

遊星「更に、自分フィールド上にチューナーモンスターが存在する場合、このモンスターは表側守備表示で特殊召喚出来る。《ブースト・ウォリアー》!」手札4→3枚

星1/炎属性/戦士族/攻 300/守 200

遊星「レベル2の《ボルト・ヘッジホッグ》とレベル1の《ブースト・ウォリアー》にレベル5の《クイック・シンクロン》をチューニング!!」

シャーク「チューニング…何だそりゃ」

小鳥「あんなパターン見た事ない」

503kaito:2016/12/08(木) 23:03:46 ID:i31GuGJc

アストラル「ほう。やはり彼はシンクロ召喚を使うか」

遊馬「しんくろ召喚…んー、見た事あった気もすっけど思い出せねー……ペンデュラムって奴で頭がついてかなくてそれまで覚えらんねーよ」

アストラル「全く、君と来たら…伝説のデュエリストの3人を復習したのをもう忘れたのか?」

遊馬「伝説のデュエリスト……ん?も、もしかして、あん時に俺等が見たっ!!?」

遊星「集いし闘志が怒号の魔神を呼び覚ます。光さす道となれ!シンクロ召喚!粉砕せよ、《ジャンク・デストロイヤー》!」

星8/地属性/戦士族/攻2600/守2500

璃緒「これがシンクロ召喚…興味を惹かれますわね」

真月「召喚するのにチューナーっていうのがいるみたいですし僕には縁はありませんね(来て損した)」


十代「シンクロキター!!」

ユベル「いいのかい。そんなのんびり観戦してて?」

十代「……よっと、そうだな。仕方ねーこいつは他人事じゃねーからな。俺も奴の中に眠るアイツを引きずり出す準備し始めるか」


クロウ「イテテ…別世界のエクシーズ次元が元となった…ハートランドでは、シンクロ召喚って概念が…存在してなかったのかよ……」

権現坂「あの男から…そのように感じ取る事が出来る。恐らくそうなのであろうな…」

504kaito:2016/12/08(木) 23:04:27 ID:i31GuGJc

遊星「シンクロ召喚に成功した時《ジャンク・デストロイヤー》の効果が発動する!シンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの数まで」

遊星「フィールド上のカードを選択して破壊する!タイダル・エナジー!!」

リン「シンクロ素材に使ったのは2体だから」

ジャック「計2体の破壊か…(奴がシンクロ召喚を使うという事はシンクロ次元の元となったシティから来たというのか?)」

遊矢「よしっ!これで、相手のエースモンスターと伏せカードを破壊し立場を逆転させる事が出来る」

ナンバーズハンター「そう上手くいくかな……?」

アストラル「マズい…効果破壊に対してプライムフォトンの効果は……ッ!!」

ナンバーズハンター「済まない…プライムフォトン……だが、すぐに甦らせてやるさ!破壊対象となったリバースカードオープン!」

《エクシーズ・ダブル・バック》

遊馬「あれは…忘れもしねーぜ……俺とカイトの奴が再戦時の最後で発動したカードだ!」

ナンバーズハンター「自分フィールド上のエクシーズモンスターが破壊され、モンスターが俺の場に存在しない場合、破壊されたエクシーズモンスター1体と」

ナンバーズハンター「そのモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つモンスター1体を自分の墓地から選択し、自分フィールド上に特殊召喚する!」

ユーゴ「つー事は…」

ミザエル「ギャラクシーアイズにプライムフォトン…おお!2体のカイトの代表するギャラクシーが場に!!」

アストラル「(……プライムフォトンの効果発動まで待たずとも私達を倒せるという事か)」

505kaito:2016/12/08(木) 23:05:29 ID:i31GuGJc
注)すいません。展開の都合上《ボルト・ヘッジホッグ》はアニメ効果として扱います。なので除外されてません

遊矢「攻撃力4000と3000のモンスターが出揃うなんて…どうやって相手したらいいんだ……」

ナンバーズハンター「この効果で特殊召喚したモンスターは次の自分のエンドフェイズ時に破壊される」

遊星「クッ…ならば、《シンクロ・キャンセル》を発動する!表側表示で存在するシンクロモンスターである《ジャンク・デストロイヤー》1体を選択し、エクストラデッキに戻す事で」手札3→2枚

遊星「エクストラデッキに戻したそのモンスターのシンクロ召喚に使用したシンクロ素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を自分フィールド上に特殊召喚出来る!」

遊星「再び戻れ!《クイック・シンクロン》、《ボルト・ヘッジホッグ》、《ブースト・ウォリアー》!」

ジャック「下級モンスターを3体に戻すとは…何か策があるというのか?」

遊星「レベル2の《ボルト・ヘッジホッグ》とレベル1の《ブースト・ウォリアー》にレベル5の《クイック・シンクロン》をチューニング!!」

遊星「集いし希望が新たな地平へいざなう。光さす道となれ!シンクロ召喚!駆け抜けろ、《ロード・ウォリアー》!」

星8/光属性/戦士族/攻3000/守1500

ユート「これで攻撃力3000のギャラクシーアイズと互角に戦えるようになったが…」

ユーリ「効果で除外されては意味が無い…さて、彼はどう対策するのか……」

遊星「《ロード・ウォリアー》の効果を発動する!デッキからレベル2以下の戦士族・機械族モンスター…俺は、《チューニング・サポーター》を特殊召喚する!」

星1/光属性/機械族/攻 100/守 300

遊星「そして、《マッハ・シンクロン》を通常召喚!」手札2→1枚

506kaito:2016/12/08(木) 23:06:12 ID:i31GuGJc

遊馬「ここで通常召喚!?まだ召喚してなかったのかよ!!」

アストラル「シンクロ召喚の恐ろしい所だな」

徳松「チューナーとモンスターの揃踏み…またシンクロを見せてくれるのかねぇあの兄ちゃんは」

遊星「レベル1の《チューニング・サポーター》にレベル1の《マッハ・シンクロン》をチューニング!」

遊星「集いし願いが新たな速度の地平へ誘いざなう。光さす道となれ!シンクロ召喚!希望の力、シンクロチューナー《フォーミュラ・シンクロン》!」

星2/光属性/機械族/攻 200/守1500

遊矢「シンクロ…チューナーって……?」

クロウ「俺やシンジが…使ったようなもん…だな」

遊星「シンクロ素材に使われた《チューニング・サポーター》とシンクロ召喚された《フォーミュラ・シンクロン》の効果!それぞれの効果でデッキからドローする!」手札1→3枚

Ⅳ「手札が減らねー…何て回り方すんだ。奴のシンクロ召喚デッキってやつは」

ナンバーズハンター「これだけ回して攻撃力3000と守備力1500のモンスターを出しただけか…もう手はあるまい?」

遊星「いいや…まだある!シンクロ召喚したこの2組を使いアクセルシンクロォォォォォ!!!」

ジャック「消えた…?」

ナンバーズハンター「後ろか…」

ビュン

507kaito:2016/12/08(木) 23:06:57 ID:i31GuGJc

遊星「集いし力が拳に宿り、鋼を砕く意志と化す!光差す道となれ!現れろ、《スターダスト・ウォリアー》!」

星10/風属性/戦士族/攻3000/守2500

ナンバーズハンター「それが貴様の隠し玉か?」

アストラル「アクセルシンクロ…これは、私も見た事はないな。シンクロ召喚の先にある世界にそれはあるのだろうか」

ナンバーズハンター「先ほどと攻撃力は何も変わらない。そんなモンスターの為に態々あれだけのモンスターを展開し直してそいつを呼んで」

ナンバーズハンター「俺のプライムフォトンにどう挑むつもりだというんだ!」

遊星「例えちっぽけな存在でもそれは光差す度に新たな未来に繋がる。俺はそうして切り開いて来た。この選択に決して間違いはないと俺は思っている!」

遊星「バトルだ!《スターダスト・ウォリアー》で《銀河眼の光子竜》を攻撃!シューティング・フィスト!!」

ナンバーズハンター「ギャラクシーアイズの効果を忘れたか!効果を発動し、相手モンスターと共に除外する」

小鳥「そんな……」

遊星「それを待っていた!」

ナンバーズハンター「何ッ!!?」

遊星「戦闘または相手の効果で表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、エクストラデッキからレベル8以下の「ウォリアー」Sモンスター1体をS召喚扱いで特殊召喚する。俺が選択するのは…」

遊星「集いし思いがここに新たな力となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!燃え上がれ、《ニトロ・ウォリアー》!!」

星7/炎属性/戦士族/攻2800/守1800

508kaito:2016/12/08(木) 23:07:36 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「バカな…俺の選択が間違っていたなど……」

遊星「(だが…こちらも一手足りないのも事実…ここは、エンドするしか手は)」

遊馬「困ってんだろ?だったら俺のセットカード使ってくれ!遊星!」

遊星「…ッ!それは…分かった。使わせてもらう!」

遊星「バトル!《ニトロ・ウォリアー》で《No.62 銀河眼の光子竜皇》を攻撃!この瞬間、このターン魔法カードを使った事により自身の攻撃力が1000アップする」

エド「けど…攻撃力がまだ200足りない……このままじゃ無駄に終わるよ」

遊星「ここで、遊馬が伏せてくれていた速攻魔法!《虚栄巨影》を発動する!」

遊馬「こいつはモンスターの攻撃宣言時、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動」

アストラル「そのモンスターの攻撃力は、そのバトルフェイズ終了時まで1000アップする。よって《ニトロ・ウォリアー》の攻撃力は」

ナンバーズハンター「攻撃力…4800……俺のプライムフォトンをも上回った…だと……?」

遊星「これが絆の力だ。行け!《ニトロ・ウォリアー》で攻撃だ!ダイナマイト・ナックル!!」

ナンバーズハンター「ウッ…」LP11600→10800

遊星「続いて《EM ファイア・マフライオ》で攻撃!」

ナンバーズハンター「俺のプライムフォトンを破壊したからといって調子に乗るな!トラップカードオープン!《デステニー・ブレイク》」

ナンバーズハンター「これは相手のバトルフェイズ時にのみ発動出来る。相手モンスターの直接攻撃宣言時に自分のデッキからカードを1枚ドローし、お互いに確認する」

509kaito:2016/12/08(木) 23:08:15 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「確認したカードがモンスターだった場合、その攻撃を無効にし、ドローしたカードを手札に加える。モンスター以外だった場合は、ドローしたカードを墓地へ送る」

セレナ「やつはここにきてかけにでたか」

ナンバーズハンター「俺はこのカードに次の命運を賭ける!ドロー!」手札0→1枚」

デニス「さて…どうなるんだろうね」

ナンバーズハンター「俺がドローしたカードは《フォトン・カイザー》…よって、その攻撃は無効となる。このカードは手札に加えさせてもらう」

遊星「ならば最後だ!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》で攻撃!」

遊矢「螺旋のストライクバースト!!」

ナンバーズハンター「《デステニー・ブレイク》の効果!来い!!」チラッ

《月の書》

ナンバーズハンター「グッ…グハッ‼‼‼」LP10800→8300

瑠璃「何とか8000台まで削りきれたわ」

黒咲「だが…ここからが正念場だ」

ナンバーズハンター「ハァーハァー…バトルフェイズ終了時、除外されていた《銀河眼の光子竜》と貴様の《スターダスト・ウォリアー》がフィールドに戻り…」

ナンバーズハンター「《デステニー・ブレイク》の効果で手札に加わったモンスターを特殊召喚させる……」手札1→0枚

星8/光属性/戦士族/攻2000/守2800

510kaito:2016/12/08(木) 23:09:16 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「そして、特殊召喚に成功したこのモンスターの効果により同名モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する」

遊星「奴も次のエクシーズに繋げて来たか…こちらは、もう対処のしようがない…ここは、カード2枚伏せてターンエンドだ」手札3→1枚

ユート「シンクロ召喚の使い手でもここまでのコンボを決めるデュエリストは見た覚えがない…」

ユーゴ「俺もコンボ決めながらデュエルしてたのにユートの記憶に入ってねーのかよ」

ユーリ「君と彼では実力に差がありますからね。当然です」

零児「この次元では見た事がなかろう。彼は別世界でシティのキングを破り、世界を救った程のデュエリストだから実力を兼ね備えていて当然だ」

ジャック「奴が別世界のキングを破った…実力者だと……?」

零児「信じられないか?だが事実だ。それも、ジャック・アトラス…この次元の貴方とは別の、別の世界の貴方が彼に敗れた」

クロウ「何だって!!?」

月影「何と!!?」

ジャック「……」

零児「最も、別の世界の貴方が負けたからと言ってこの次元の貴方が彼に太刀打ちできず敗北するとも限らないがね」

リン「何ゴソゴソしてるの?」

ユーゴ「ジャックとあの遊星って奴との親愛度を知りたくなっちまって」

黒咲「貴様は馬鹿か…この状況を作り出したのはそれが原因なんだぞ」

511kaito:2016/12/08(木) 23:09:59 ID:i31GuGJc

ユーゴ「別にいいだろ!測りたい時に測らねーとその瞬間を逃しちまうからよ。俺のも逃しちまったわけだしついでに測るぜ」ポチッ

ジャックからユーゴへの好感度  結果:23

ジャック(Arc)から遊星への親愛度  結果:74

遊星からジャック(Arc)への親愛度  結果:79

リン「私が取り入れた親愛度測ってくれた事には感謝してるけど…その、ほら?」

ユーゴ「うぅーー」ポロポロ

リン「ユーゴとジャック付き合いなかったわけだし…仕方なかったのよ」

ユーリ「彼の事はほっといて二人共の信愛度がほぼ75台ですか…両者ともに違う世界の生まれとはいえ息が合っているという事を意味するんでしょうかね」フフ

遊星「ターンエンド宣言時にシンクロ召喚に利用された《マッハ・シンクロン》の効果を使い、墓地に存在する他のシンクロ素材モンスター1体を手札に加える」

遊星「俺は、《ロード・ウォリアー》を選択しエクストラに加える」

ナンバーズハンター「よくも…ここまで、俺にダメージを与えてくれたな……ッ!」

遊星「俺が与えたダメージによって遊馬の時みたくお前に少しは響いたんじゃないのか…?遊馬達の元に戻ってこい!そんな皆を巻き込むような事を起こそうとするな!」

ナンバーズハンター「…断る……。あの攻撃は、俺を…怒らせただけだ……!覚悟しておけ…このダメージはこの俺のターンでお前達に何十倍にも倍返しして返させてもらう!!」

遊星「すまない…俺がやれるのはここまでだ。だが、次の奴の攻撃までは何とか耐えてみせよう。後の事は遊矢、君に託す。俺の」

遊馬「俺達の全てを、なっ!!」

512kaito:2016/12/08(木) 23:10:39 ID:i31GuGJc

遊矢「ありがとう…二人とも」

ナンバーズハンター「俺のターン、ドロー!」手札0→1枚

ナンバーズハンター「フッ 俺のしもべであるギャラクシー達は、どうやらまだ俺に味方してくれているらしい…どんな絶望的な状況でもこいつらは俺の味方であり続ける」

ナンバーズハンター「俺は《銀河の魔導師》を召喚する。そして、自身の効果によりレベルを2倍にする」 手札1→0枚

星4/光属性/魔法使い族/攻 0/守1800

素良「只でさえレベル8のモンスターが3体居て1体はエクシーズされる事が分かってるのに、またレベル8になるモンスターを召喚されるなんて…」

ユーリ「これでレベル8のモンスターが4体となった。もう確定だね…2体呼ばれちゃうのがさ」

ナンバーズハンター「俺の場に存在する《フォトン・カイザー》2体でオーバーレイ!我が記憶に眠る二つの希望!その希望を隔てし闇の大河を貫き」

ナンバーズハンター「今その力が一つとなる!エクシーズ召喚!!!現れろ《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》!!」

沢渡「こいつは…何度も俺達に止めを刺しやがった!あの忘れもしねードラゴン!!」

権現坂「この男権現坂…あれ程までの屈辱を受けたのは初めてだった……」

ナンバーズハンター「更に、《銀河眼の光子竜》と先ほど召喚した《銀河の魔導師》でオーバーレイ!宇宙を貫く雄叫びよ」

アストラル「…?」

ナンバーズハンター「遥かなる時をさかのぼり銀河の源よりよみがえり、我を勝利へと導け!」

小鳥「この口上どこかで…」

513kaito:2016/12/08(木) 23:11:32 ID:i31GuGJc

ベクター「おいおい…まさか……あんにゃろー」

ナンバーズハンター「顕現せよ!《No.107 銀河眼の時空竜》!!」

ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500

シャーク「マジか…。別の世界の『No.』とはいえ、存在する奴が同じ箇所に集まるとは……!!」

遊馬「同じ数字の『No.』でも同名の『No.』が別世界ってとこにも存在してるって事はよくよく考えれば別世界の俺らもドンサウザンドみたいな強敵と戦ってたりしてるとこがあるって事だよな」

アストラル「恐らくそうだろうな。しかし、カイトが異世界から持って来た『No.』は『No.はNo.でしか破壊されない』効果を持たないようだ」

遊馬「そういや」

アストラル「共通の効果だろうから、この世界に持って来た事により何らかの変化があったとみて間違いないと見るが真相は闇の中だ」

ミザエル「カイト!貴様…許される事と許されない事があると分かっておこなった行為なのか!?別世界の私のドラゴンとはいえタキオンを手に懸けた罪は重いぞ!!」

ナンバーズハンター「貴様の意見など得る必要はあるはずがあるまい。何故ならと問うならこいつから俺を選んで来たのだからと答えよう」

ミザエル「タキオンの方から…そんな馬鹿なハズは」

ナンバーズハンター「もうよかろう。話す事は話した。デュエルの邪魔だ!やれ!タキオン!!タキオン・スパイラル!!」

ミザエル「うっ…カイト…貴様はそんな非道なやり方をする、デュエリストでは無いと…私は信じている……」ドサッ

エド「カイト!君は…デュエルしてない相手に対してもそんな非道な事を平然とするのか!!君に対して訴える人の気持ちを受け止める感情は無いのか!!?」

ナンバーズハンター「多少チラチラと脳裏に映る者達が居たが、生憎もうそんな感情を俺は持ち合わせていないのでな…。だが、これでそれに左右されずやっと計画に移る事が出来る」

514kaito:2016/12/08(木) 23:12:04 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「enjoyment reverse(エンジョイメントリバース)…貴様達の好感度を戻す為、俺の犠牲となり!ゼロになれデュエリストよ!」

デニス「その名の通り僕等の好感度を無に返すつもりだね…彼」

Ⅳ「ふざけた事抜かしやがって」ピリピリピリ

遊矢「そんな事はさせない!俺達は、最後の最後まで諦めず足掻いてやる!」

ナンバーズハンター「出来ればだがな…《No.107 銀河眼の時空竜》でオーバーレイネットワークを再構築…エクシーズ召喚!」

ナンバーズハンター「銀河の光の導くところ新たな世界がひらかれる!!天孫降臨!アーマーエクシーズ召喚!!現れろ!」

ナンバーズハンター「新たなる光の化身!!《ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン》!!

ランク8/光属性/ドラゴン族/攻4000/守3500

遊馬「アーマーエクシーズっていや」

シャーク「奴も知らぬ間に見につけやがったのか」

ナンバーズハンター「そして、FAの効果により自身のエクシーズ素材を使い、俺のプライムフォトンを戦闘破壊してくれた忌まわしい《ニトロ・ウォリアー》を対象に破壊してくれる!」

遊星「クッ……」

ナンバーズハンター「まだだ、まだ終わらん!更にオーバーレイネットワークを二重に構築!エクシーズ召喚!」

ナンバーズハンター「銀河に漲る力… その全身全霊が尽きるとき 王者の魂が世界を呪う!」

ジャック「王者の魂…?」ピクン

515kaito:2016/12/08(木) 23:12:56 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「これが俺自身が誇る最後の銀河竜…現れろ!《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン!!!》」

ランク9/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守 0

 パラパラ

柚子「何…この、降り注がれてる黒い雨……」

ユート「まるでカイトの心を映した……」

クロウ「こいつは…俺等が戦った時に見た覚えがねーぞ……」

黒咲「ならばあれがどんな効果を持ち合わせているのか分からんというわけか…」


大徳寺「この雨…少しおかしいにゃ」

十代「大徳寺先生も気づいたか…こりゃ長時間当たり続けると」

ユベル「僕達が思う者に抱く好感度消えるだろうね」


アストラル「彼の突然の変貌…これは、別の世界のNo.を彼が回収した事により彼に憑りついたのがきっかけの可能性が出て来た」

遊馬「何だって…!!?」

ナンバーズハンター「このカードがエクシーズ召喚に成功した時、自分のデッキからドラゴン族モンスター3種類を1体ずつ墓地へ送り、相手のデッキからモンスター3体を選び除外する」

ナンバーズハンター「俺は、《ギャラクシー・ドラグーン》、《ギャラクシーサーペント》、《巨神竜フェルグラント》を墓地に送る」

ナンバーズハンター「シンクロ召喚の使い手、貴様のデッキからカードを3枚墓地に送れ」

516kaito:2016/12/08(木) 23:13:41 ID:i31GuGJc

遊星「…俺はデッキのこのカード達を3枚選択し除外する……」

ナンバーズハンター「為されるがままだな…まぁ、俺の前でここまで足掻いただけでも褒めてやらん事もない」

ナンバーズハンター「終焉だ。締めるとしよう。バトルを行う!《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》で《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を攻撃!」

ナンバーズハンター「喰らうがいい!破滅のタイタニック・バースト!!」

ユート「遊矢のオッドアイズがこのままでは」

遊星「速攻魔法!《ハーフ・シャット》!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を選択し発動する、このターン対象となったモンスターは」

遊星「戦闘では破壊されない。だが、攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで半分になってしまうが…!」

零児「上手い……だが、奴の効果はその上を行く」

ナンバーズハンター「魔法カードの効果がフィールドで発動した時、その効果を無効にする」

遊星「馬鹿な!!?」

ナンバーズハンター「悪いな。そのカードをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とさせてもらおう。このままバトル続行だ!」

ナンバーズハンター「タイタニック・ギャラクシー!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を破壊せよ!」

遊矢「ッ…!オッドアイズ……」LP3000→2500

ナンバーズハンター「続いて、《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》で《スターダスト・ウォリアー》を攻撃…壊滅のフォトン・ストリーム!!」

517kaito:2016/12/08(木) 23:14:26 ID:i31GuGJc

遊星「ウッ…グアァァァァァァ」LP4000→3000

 ドサッ

遊矢「遊星さん!大丈夫ですかっ!」

遊馬「おい!遊星、しっかりしろ!!」

ジャック「」ピクリ

遊星「だ、大丈夫だ。だが、あの攻撃、何て威力だ…あの一撃、相当なものだ………」

ユーゴ「冷や冷やしたが何とかあの攻撃を耐えた。これで何とか3人で次のターン挑みゃ」

ナンバーズハンター「次のターンなど無い」

遊星、遊馬、遊矢「!!?」

ナンバーズハンター「ダークマターのエクシーズ素材を1つ取り除き、このターン、1度のバトルフェイズ中にもう一度モンスターに攻撃できるようになった」

瑠璃「そんな…嘘……」

ナンバーズハンター「消えろ…敗者」

遊矢「(強力してくれた遊星さんに遊馬ですらここまで持ち応えるが精一杯だなんて…俺のターンに回って来ても俺じゃもうあのカイトに敵いっこない……)」

遊矢「きっと、俺達の未来はゼロに振り出しに戻る運命にあるんだ……」

??「んな事で諦めんのかよ…そこで……そんなんが遊星が話してたアイツが認めるデュエリストってんなら拍子抜けだぜ。期待して来て損したよ。デュエル放棄してこの戦場から逃げな」

518kaito:2016/12/08(木) 23:15:06 ID:i31GuGJc

遊矢「逃げる…?……父さんがデュエルに出場せず逃げ出したって、お客さんから名指しで言われ続けた時も、その場から逃げ出したくてゴーグルかけてつらい現実から目を背いてた俺が………」

柚子「遊矢…」

遊矢「…けど、それじゃ行けないって数々のデュエルを通して皆から教わって来た。だから俺はもう暗闇に逃げたりしない!」

??「よく言った…それでこそ、遊星が認めたデュエリストだぜ」

遊矢「って、貴方は一体……」

ナンバーズハンター「止めだ!《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》で奴の最後の砦《EM ファイア・マフライオ》を攻撃!これで最後だ!」

遊星「カハッ」LP3000→0

 ピー

遊馬「ゆうせーーーーーー」

クロウ「ダイレクトアタック…決まりやがった……これでもう残り2人しかいねー」

ナンバーズハンター「逝ったか…これで、邪魔者は2人となった。奴の元に貴様らもすぐに送らせてくれる」

《インフェルニティ・ゼロ》
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

オービタル「カイト様!奴ノフィールドノカードガ消エテイナイデアリマス!」

ナンバーズハンター「何……そんなハズはッ、バカな……あり得ん。デュエルディスクにエラーでも起きたか?」

519kaito:2016/12/08(木) 23:15:47 ID:i31GuGJc

??「エラーなんかじゃねー。こいつは、相手の攻撃宣言対象がライフ0になった時、このカード以外の手札をすべて捨てる事で手札から特殊召喚することで」

??「このカードが自分フィールド上に存在する限り、そのプレイヤーはライフポイントが0になった場合でも敗北とはならねー」

徳松「奴さんを助けたっつー事は敵さん…ってわけでもなさそうじゃねーの」

璃緒「でも彼の行動で遊星という人が救われたのも事実……」

ユート「何者なんだ……?」

ナンバーズハンター「貴様が…やったのか!!余計なことを…一体何者だ!!」

鬼柳「鬼柳京介。こいつのダチだ。俺を、俺達を舐めんじゃねー…遊矢、俺を満足させるデュエルを奴に見せつけてくれよ?」

遊矢「鬼柳…京介……もしかして、貴方が!!?」

鬼柳「遊星…立てるか?」

遊星「ああ…何とかな。…俺が、お前に場所を示していたハズなのに来るのが遅かったのは……何かあったのか?」フラフラ

鬼柳「それに関しちゃ面目ねー。少しここに来るまでに色々手間取ってしまってよ」

瑠那「居た」

鬼柳「見つかったかよ」

瑠那「ええ。貴方の性で遠回りする事になったけれどね」

遊星「……?」

520kaito:2016/12/08(木) 23:16:49 ID:i31GuGJc

素良「次から次へと…見に覚えのない人が来るね。(あの子も別世界のデュエリストなのかな?)」

瑠那「やはり私の推測は間違っていなかった…遊馬!アストラル!それに…凌牙!!」

凌牙「は…俺だ?」

璃緒「どういったご関係があるのかしら?凌牙??」ニコニコ

Ⅳ「俺が関わらねー内にあんな娘さんと親しくなりやがってテメーどこで知り合いやがった」

凌牙「知らねーっての!」

遊馬「誰だ…あいつ」

アストラル「私も彼女の事は知らない。だが興味深い、どうやら彼女は私が見えていて、且つ君とシャークの事を知っているようだからな」

瑠那「どうやら彼と戦っているようね…なら、話は早いわ。強力して彼を止めて!私の世界で彼が奪った『No.』の影響でアストラルに多大な負荷を与えているの」

遊馬「何だって!!?」

アストラル「別の世界の私が…と言う事は……!カイトがこちらに来てどの位だ!!?」

遊馬「カイトがこっちに来てどの位経つか分かるか!?」

遊矢「えっと」

ユート「5時間は経過している」

アストラル「マズいな…。回収されてかなりの時間が経過している。もはや一刻の猶予も残されていまい」

521kaito:2016/12/08(木) 23:17:37 ID:i31GuGJc

瑠璃「ユート?さっきから降ってるこの雨…何だかおかしいと思わない……」

ユート「何がだ」

瑠璃「雨が肌に当たる事によって…貴方に対する思い出が…段々と薄れていってる気がするの」

ユート「な、に……?……!!?もしや………」

セレナ「うっ…いたい……なんだ。このかんしょくは……」

権現坂「遊矢……」

零児「私とした事が測り間違えていた。エンジョイメントリバースはもう始まっているという事か!!」

ナンバーズハンター「そうだ。いくら仲間が今頃増えようともうこの流れからは止められまい!好感度と共に消えろ!!」

鬼柳「誰が消えるだ…消えさせねーよ。全てのデュエリストをな!」

ジャック「《レッドデーモンズ・ドラゴン・スカーライト》!降り注ぐ黒い雨から皆を庇え」

クロウ「《ABF-神立のオニマル》!ジャックに続け!」

遊矢「ジャックにクロウ……仲間達の為に!」

鬼柳「フッ…こっちの世界のお前達にも庇うべき奴等いんだな。心配してたからよ安心したぜ!なら行くかよ?なぁ《氷結界の龍 トリシューラ》!」

ナンバーズハンター「どれだけ束になって庇おうと無駄だ。それでは貴様達のドラゴンの持ち主に対する好感度が減るだけだ!そんな事も分からないのか!」

遊星「例えそうだとしても、使い続けた事での信頼関係は簡単には崩れない」

522kaito:2016/12/08(木) 23:18:27 ID:i31GuGJc

十代「(そうだぜ!遊星!!)」

十代「《E・HERO オネスティ・ネオス》!この常闇を光で照らせ」

オネスティ「とぉあ!!」

遊星「あれは…十代さん……。来てくれていたのか…」

遊星「心の奥底に必ず思いは残されている!もし消えたのなら、それを再び思い出させるだけだ!!」

遊星「トラップカードオープン!《奇跡の残照》!このターン戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られたモンスター《スターダスト・ウォリアー》を墓地から特殊召喚する!」

遊矢「何で…そのカード使ってれば……」

遊星「俺には俺の役割がある。遊矢…お前はお前のデュエルで奴を元に戻せ!《スターダスト・ウォリアー》!ジャック!クロウ!鬼柳…そして……(十代さんと)共に未来に希望を照らせ!!」

遊矢「皆……」

瑠那「どうやら次は貴方のターンのようね。遊馬達に賭けるつもりで来たんだけれど願わずとは運命に呪われてるのかしら…」

遊矢「遊矢に遊馬が繋いで稼いでくれた時間は無駄にしない。君の願いは俺も同じだ。だから見ててくれ…カイトが戻って、君の世界のアストラルが戻るのを」

瑠那「なら私は研究者の端くれとして、精々このダークマターがもたらしてる黒い雨を防ぐ手立てを講じておくわ」

遊矢「ありがとう」

ナンバーズハンター「…何なんだ。貴様らは……俺の思い通りに事を為さないなど有り得えるわけが」

遊矢「人は思い通りに出来ないさ。それが人間でありデュエリストだ」

523kaito:2016/12/08(木) 23:19:22 ID:i31GuGJc

遊矢「皆、それぞれの想いを背負い生きてる…その誰かに対する想いが無くなったら」

遊矢「人が人で無くなるってお前の考えこそ間違いだ。誰しも隅に消えない思いが残ってる…好感度に現れなかった俺だけどそれは本当だ!」

柚子「遊矢……ホントの事、私は信じてるから」

遊矢「お前にもあるハズだ。俺がお前が奥にしまった思いを思い出させてやる…笑顔と共に!!俺の…ターン!!」手札0


鬼柳「おい遊矢…これを受け取れ!」シュッ

 バシッ

遊矢「このカードって…どうして貴方が!!」

鬼柳「理由なんてそんなもんどうだっていいだろ…まぁ、拾ったんだよ。俺にゃ使い道なんてないチューナーだ。お前のラストターンで使ってくれ!」

遊矢「えっ…気持ちは嬉しいけど……でも、デュエル中にカードを加えるのって普通駄目じゃ……」

零児「駄目だというならば、アクションカードはどう説明するつもりだ?」クイッ

遊矢「あれはフィールド魔法から散らばったカードを一時的に手札に加えてるだけだしデッキに加えてるわけじゃないから」

素良「それ以前に仮にもLDSの社長がそれ言っちゃう…?」

鬼柳「遊矢の世界での社長さんはどうやら暗黙の了解らしいが…テメーはこの行為に対して見逃すか見逃さねーか決めろ」

ナンバーズハンター「……好きにしろ。その一枚で運命が変わるとは思えん」

鬼柳「いいってよ。ほら」

遊矢「あ、ありがと……」カシャカシャカシャ

524kaito:2016/12/08(木) 23:20:07 ID:i31GuGJc

凌牙「デュエル中に危ない端渡りやがるぜ…アイツら……」

遊馬「アクションカードってのは……もしかして、これか!!」ペシッ

《クイズ:理科の300》

遊馬「何々…自分は以下の問題に答えなければならない。 正解・不正解で以下の効果を適用する。」

《問題:鉄300kgと綿300kg、どちらが重たい?》
●正解:自分は300LP回復する。
●不正解:自分は300ダメージを受ける。


遊馬「なんじゃこりゃーーーー」

アストラル「マズい…遊馬は理科が苦手だ」

小鳥「もーう!遊馬はこんな時になにやってるのよ!!」

遊馬「うークイズがあるなんて聞いてねーぞ…仕方ねー……どれにしようかな天の仏様の言う通り!」

遊馬「応えは綿だぁ!!!」

セレナ「うんだのみとは…わたしでもわかるもんだいだぞ」

沢渡「えっセレナ分かるの???」

アナウンス「不正解。貴方のライフに300ポイントのダメージを与えます」

遊馬「ぐへっ」LP2500→2200

525kaito:2016/12/08(木) 23:20:58 ID:i31GuGJc

ユーリ「彼…何やってるんでしょ……」

黒咲「だが…不思議と悪くない。そう感じないか?」

璃緒「当たり前ですわ。その行動で私達は彼に何度も救われて来たのですから」

黒咲「(瑠璃…?)奴のあの行動に場を和ませてる事を自身が感じてるのか迄は知らんが」

ユーゴ「あーイライラ来るーー!あんな奴に任せるって分かってりゃ、俺が負けたりしなかったのによぉーーーー!!!」

遊矢「ハハハッ……」

ナンバーズハンター「シャッフルは終わったか?」

遊矢「ああ。鬼柳のおかげでようやくお前に送るエンタメの準備が整った…」

ナンバーズハンター「この状況下で、デュエルでエンターテインメントを行う…だと……?」

遊矢「そうさ。俺のデュエルスタイルは父さんのエンタメデュエルを模したデュエルを行うエンタメデュエリスト。そのデュエルで貴方を元に戻し、笑顔にして差し上げましょう!」

遊矢「ドロー!チラッ ……来てくれたか!(俺の場のモンスター達とこのカードならまだ俺は諦めずカイトに訴えられる!)」 手札0→1枚

ナンバーズハンター「お前のそのデュエルで俺を笑顔と共に取り戻す事を諦めるつもりがないというならいいだろう!俺に挑んでくるがいい!」

ナンバーズハンター「だが覚悟しろ。貴様の訴えなど俺が全て受け流してくれる…!!」

遊矢「俺は、《星読みの魔術師》と《時読みの魔術師》のペンデュラムスケールを使いペンデュラム召喚する!」

遊矢「さぁ!ここで同時に召喚出来るのはどのレベルからどのレベルまででしょう?」

権現坂「確か《星読みの魔術師》のペンデュラムスケールは1だったハズ」

526kaito:2016/12/08(木) 23:21:47 ID:i31GuGJc

柚子「対して《時読みの魔術師》は8よ」

素良「間違えるわけないじゃん!2〜7のモンスターだね」

遊矢「ピンポン!お見後!」

 ペンデュラム!ペンデュラム!

真月「何でしょう…このコール……」

ミザエル「これが…奴の言うエンタメ…デュエル……」

ベクター「ミザちゃん今頃お目覚めー??」

遊矢「では、行きますよ!ペンデュラム召喚!!(遊星…俺に合わせて!)」チラッ

遊星「ああ。準備は出来ている」ピラッ

遊矢「揺れろ魂のペンデュラム…天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!俺の手札と遊星のエクストラより共に現れろ!俺のモンスター達!」

遊矢「《EMペンデュラム・マジシャン》!」

星4/地属性/魔法使い族/攻1500/守 800

遊星「《EMファイア・マフライオ》!そして…」

遊矢「再び現れろ!雄々しくも美しく輝く二色のまなこ!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!!」

瑠那「一気に3体も呼べる召喚法を扱うなんて…私達の世界では到底有り得ないわね」

527kaito:2016/12/08(木) 23:22:25 ID:i31GuGJc

遊矢「この瞬間!特殊召喚された《EMペンデュラム・マジシャン》の効果によって、自分フィールドのカードを2枚まで対象にし、そのカードを破壊して」

遊矢「破壊した数だけデッキから「EMペンデュラム・マジシャン」以外の「EM」モンスターを手札に加える」

遊矢「俺が選択するのは、《EMファイア・マフライオ》《星読みの魔術師》!!」

リン「せっかく張ってたペンデュラムスケールを崩した…?何か意図があるのかしら」

セレナ「あるさ。これによってゆうやはデッキから【EM】モンスターを2まいてふだにくわえられるんだぞ」

リン「そ、それは言われなくても分かってるから!私が聞きたいのはそういうことじゃなくって」

ユート「遊矢は…このターンで終わらせるつもりなんだ…だから、もうペンデュラムスケールは必要が無いと判断し次の一手の為に」

ユート「【EM】2枚を手札に加える選択をした」

リン「成程……」

遊矢「俺が手札に加えるのは《EMドクロバット・ジョーカー》、《EMヘル・プリンセス》!」

ユート「よしっ!この2体なら」

瑠璃「エクシーズに繋げられるわね」

遊馬「スゲー!遊矢お前エクシーズも出来るのな!」

デニス「それだけじゃないよ。融合、シンクロ、そして彼の代名詞であるペンデュラムをも得意としてるから、それら全てを多彩に組み合わせた」

デニス「バリエーションを駆使しエンタメを僕達に披露してるんだ。遊矢はネ!」

凌牙「エンタメデュエルねぇ」

528kaito:2016/12/08(木) 23:23:23 ID:i31GuGJc
遊矢「俺は《EMドクロバット・ジョーカー》を召喚!このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「EMドクロバット・ジョーカー」以外の」

遊矢「「EM」モンスター、「魔術師」Pモンスター、「オッドアイズ」モンスターの内、いずれか1体を手札に加えることが出来る」

遊矢「俺が選択するのは……」

 パラパラパラ

遊矢「…これは鬼柳からもらった……」ピカーン

遊星「消えた!!?」

ナンバーズハンター「次から次へと…どこへ消えた……」


…………………………

………………………

ズァーク「……ここに来させられた事について驚かないのか?」

遊矢「今回ばかりはお前に呼ばれる気がしてた」

ズァーク「そうか…。ならばお前も分かっているな」

遊矢「…カイトを戻したいって言う皆(観客)の期待に応える為に俺はそれぞれから繋ぎ託されてきた想いを胸にこの戦いを終わらせる覚悟でこの場にいる!」

ズァーク「だろうな。お前を心の奥底から見て来たから分かるそういう奴だってな。それにしても、満足するデュエルを自ら追い求めるデュエリスト」

ズァーク「そいつがお前なんかに手を貸してくれるとはな…いつぞやの俺のようなスタイルを通す奴だったぜ……フッ」

遊矢「そんな事は今はいいだろ。…だから、俺に手を貸してくれ!!」

529kaito:2016/12/08(木) 23:24:07 ID:i31GuGJc

ズァーク「俺が呼んだからって勘違いすんじゃねーぞ。俺はタダでお前らの手助けするんじゃねー…代償は高く付くぞ」

遊矢「ああ…何でも言ってくれ。それなりの要求は飲む覚悟で来た」

 ゴスン!

遊矢「い、イタッ!目瞑ってる時に突然頭叩くなんて何するんだ!!」

ズァーク「俺がいつまでもそんな要求を提示出来る立場だと思ってるお前に頭来たからだ!こいつはその分」

遊矢「だからってブツことないだろ!ホント、いつまでも大人気ないんだからこの人は全く…」

遊矢「(でも、変わってくれた部分もちゃんとある……。だから俺は「俺が目指したエンタメの道を開拓し切り開いた」ズァークを頼りに出来るんだ)」

ズァーク「目を閉じて深呼吸しイメージしろ…お前がセッティングしてる《時読みの魔術師》と《星読みの魔術師》の間を振り子が揺れているのを」

遊矢「スーハー…ああ」

ズァーク「それが《アストログラフ・マジシャン》と《クロノグラフ・マジシャン》だ。そいつらはお前が強く思ってる気持ちに呼応し道を新たに創り出し行き先を提示してくれる」

ズァーク「だが、お前の思ってる気持ちが少しでもズレてりゃ思った道には行かねー…」

遊矢「俺の気持ちは揺るがない。今までの結果があったから、俺はカイトに同情出来て、アイツが抱える思いに気づく事が出来た。だから、今やってる行いを正したいと心の底から思えるんだから」

ズァーク「もう落ち込んでるお前じゃないんだな………目を開けろ…完成だ」

遊矢「これは……!!」 ピカー

530kaito:2016/12/08(木) 23:24:53 ID:i31GuGJc

ズァーク「どうやらお前の気持ちが満足に通じたみたいだぜ」

 ゴゴゴ グラグラグラ

ズァーク「流石に無茶した移動を試みたからかレイに感づかれたみたいだな。そろそろ頃合いだな。行ってこい」

ズァーク「そうだ。さっきの代償…お前の覚悟に応じて、お前と鬼柳、そしてお前の仲間達からお前に対する信愛度を測れる事をそれで願う事にするぜ」

遊矢「俺と鬼柳…そして、皆から俺に対しての好感度じゃなく信愛度の方をか……分かった!」

遊矢「貴方の当時の…観客を沸き掻き立てるパフォーマンスは俺には出来ないけど、見ててくれ。これが俺の」


遊矢「俺の人を憎しみも悲しみもさせず心の奥底から笑顔にさせる…エンタメデュエルを!!」

ナンバーズハンター「な…に……俺が見えない速度で後ろに回り込んだというのか?」

柚子「遊矢!無事だったのね」

セレナ「だからゆうやならだいじょうぶだとさっきからいっているだろ!いちいちうるさいぞ!もとわたしめ!!」

璃緒「(何か…視えている?)」

ジャック「馬鹿な…奴の背後から現れただと!!?」

遊星「アクセルシンクロ…いや、違う……あの出現はあの間に一体何があったんだ?」


大徳寺「あの一瞬の間に何かあったのかにゃ」

十代「アイツの表情にもう迷いはねぇようだ。誰かに精神世界で後押しされた影響か」

531kaito:2016/12/08(木) 23:25:40 ID:i31GuGJc

ズァーク「(さぁお前の言う理想がホントに叶うのか見せてもらおうか)」

ユーリ「(これは…悪魔のデュエリストだった彼の匂い……会って来たのですね。ズァークに)」

遊矢「俺は、《EMドクロバット・ジョーカー》の効果で《貴竜の魔術師》を手札に加える!」

星3/炎属性/魔法使い族/攻 700/守1400

クロウ「鬼柳っていや…」

鬼柳「言っとくが俺の魔術師ってわけじゃねーからな。単に名前被りのものを偶然拾っただけだ!」


権現坂「もしかしたらあれが鬼柳とやらから貰ったカードなのでは」

デニス「そうだろうね。ゴンちぁんの読み通りだと思うよ」

デニス「(さぁーて、こんな逆境でどんなエンタメでデュエルをフィナーレに持っていくのかボクも最後まで魅せてもらうよ)」

遊矢「そして、《EMドクロバット・ジョーカー》が召喚に成功した時、手札に加えた《EMヘルプリンセス》を特殊召喚出来る」

ヘルプリンセス「ピロロロピロロロ ガチャン フフッ」

星4/闇属性/戦士族/攻1200/守1200

遊矢「俺のフィールドにレベル7以上の「オッドアイズ」が存在する事により、俺は手札のこのカードの効果で場の」

遊矢「「オッドアイズ」を対象にレベルを3つ下げて、特殊召喚する。現れろ!貴竜よ」

星3/炎属性/魔法使い族/攻 700/守1400
【Pスケール:青5/赤5】

532kaito:2016/12/08(木) 23:26:21 ID:i31GuGJc

ユーゴ「あいつ、チューナーだったのか…って事は……」

遊矢「俺は、レベル4となったオッドアイズにレベル3の《貴竜の魔術師》をチューニング!」

遊矢「ペンデュラム召喚の可能性は無限大!その無限に広がる道の中で俺の想いによって切り開かれた事により新たに顕現した『オッドアイズ』が今ここに!」

遊矢「シンクロ召喚!現れろ!《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》!!」

星7/炎属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

遊馬「こいつが…遊矢の新たな「オッドアイズ」……」

アストラル「それもシンクロ形態か」

遊矢「《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》が特殊召喚…この場合は、シンクロ召喚に成功した時…自分のPゾーンのカードを対象に」

遊矢「そのモンスターを特殊召喚させる事が出来る」

遊矢「…けど、その効果は使わない」

エド「遊矢の判断は賢明だろうね。仮に《時読みの魔術師》をここで特殊召喚出来たとしてもエクシーズ召喚しようにもレベルが合わなくては意味を為さない」

アストラル「不動遊星の《スターダスト・ウォリアー》…そして、彼のエースが進化した《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》と《EM》モンスターで4体揃ったわけか……」

遊馬「ドクロバットジョーカーにヘルプリはレベル4だからランク4をエクシーズ出来るぜ!」

遊矢「(俺のエクストラデッキのランク4はユートの使う《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》のみ…)」

ユート「(遊矢はそれしか持っていまい。考えてても選択の余地なんて無いぞ……)」

533kaito:2016/12/08(木) 23:27:01 ID:i31GuGJc

アストラル「我々の活躍があれだけではここでカイトの為に戦っている意味もない。遊馬!彼に希望を渡せ!」

遊馬「ホープを!!?」

アストラル「ああ。どうやら彼のエクストラは枚数を満たしていないようだからな…2枚程、彼に力を貸す」

遊馬「いいのかよ…そんな事して……」

アストラル「鬼柳京介がした事だ。それに、これはさっきのとは違い、デュエル中のデュエリスト間のエクストラの行き渡しだ。問題ない」

遊馬「あーもう!分かったよ!!遊矢!このカードを使えぇーーーー!!!」

 バシッ

遊矢「このカードって…」

遊馬「俺達の希望の象徴だ。お前がカイトにそれでぶつけてくれ!」

遊矢「……分かった。俺は、レベル4の《EMドクロバット・ジョーカー》と《EMヘル・プリンセス》でオーバーレイ!」

遊馬「オレ達の戦いはここから始まる! 白き翼に望みを託せ! 現れろ光の使者!!《No.39 希望皇ホープ》!!」

ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000

ユート「遊矢が俺のエクシーズ以外のランク4を出した…だと……」

黒咲「先ほど、あの男から受け取ったものか…果たして、ユートのダークリベリオンを差しのけてまで優先するものか……」

エド「(あれには、どんな効果が秘められている?)」

534kaito:2016/12/08(木) 23:27:46 ID:i31GuGJc

ナンバーズハンター「希望…皇……こいつは……ウッ、頭が……また、脳裏にヴィジョンが流れて……」

遊馬「そうさ。忘れようとしても培って来た記憶のピースはそう簡単に消えるもんじゃねーんだからなっ!」

ナンバーズハンター「よ、世迷言を……」

璃緒「さて、ここからが正念場ね」

真月「攻撃力3000と4000のギャラクシーアイズを従えた奴のライフは未だ8300もあると来た…奴はどうするつもりだぁ?精々足掻いてみせろや」

遊矢「(俺がバトル前に出来る事はもうない……でも、最善は尽くした……)…やるんだ!皆の想いを乗せて、カイトを必ず取り戻す!!」

遊星「その意気だ。俺は、相手の…いや、遊矢のメインフェイズ時、手札の《エフェクト・ヴェーラー》を墓地に送る事で、相手フィールドの」

遊星「効果モンスター1体を対象にし、そのモンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする!」

ナンバーズハンター「なに……ッ」

遊星「俺が選択するのは、《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》だ!」

ユーリ「ほう。そう来ましたか。このプレイングは上手いですね」

ユーゴ「どういうこった?」

リン「相手のタイタニック・ギャラクシーの効果把握してる?見てみなさい」

ユーゴ「へーなになに………魔法カード無効化にエクシーズ素材効果と、他のエクシーズモンスターが破壊された時にそのモンスターの攻撃力分アップするだぁ!!?」

瑠那「あの効果はe・ラーにも通じてた程の強力なエフェクトを兼ね備えている。彼の封じ手は間違っていなかったわ」

535kaito:2016/12/08(木) 23:28:28 ID:i31GuGJc

遊星「サポートは尽くした。後は遊矢、君次第だ。俺は…後は、チームサティスファクションと共に黒雨から皆を庇いながら影ながら見守らせてもらう」

遊矢「ありがとうございます…(あの4人チームサティスファクションってメンバーなんだ……知らなかった)」


遊馬「遊矢、まだやる事は残ってるぜ!ランクアップだ!」

遊矢「えっランクアップ…?ランクアップって確か、対象モンスターへのランクアップマジックがなくちゃランクアップ出来ないじゃ…」

アストラル「可能だ。その為の布石を前のターン我々はしていたのだから」

遊矢「えっ…あ!!」

遊馬「不可能をも可能にして来たのが俺等だぜ!フィールドに《希望皇ホープ》が存在する時、フィールドにセットしてある《RUM》を墓地に送る事でエクストラよりエクシーズモンスターをこいつに重ねてエクシーズ召喚する!」

遊矢「ハッ!!もしかして、これってこの為…」

遊馬「《RUM ヌメロン・フォース》を墓地に送り、ランクアップエクシーズチェンジ!」

アストラル「砕け散り我が魂の記憶。今、ひとつの星となりて、天命を貫く霹靂となれ!これがナンバーズの終焉にして頂点!」

遊矢「《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》!」

ランク10/光属性/ドラゴン族/攻4000/守2000

沢渡「んだありゃ…。エクシーズモンスターにエクシーズモンスターを重ねる事で出せるエクシーズ召喚だぁ!!?インチキ手段もいい加減にしやがれ!!」

クロウ「それ俺が言おうとした台詞だっての…まぁ、同意見だがよ」

536kaito:2016/12/08(木) 23:28:59 ID:i31GuGJc

ユート「まさか、遊矢も…ランクアップを使う事になるとは……!!」

デニス「エクシーズを使う彼とのファインプレーだね。全く魅せてくれるよ」

素良「あれが『No.』っていうのの終焉にして頂点に君臨するドラゴン…」

瑠那「あれは私は見た事が無いけれど『No.』は100枚存在するの。それのどれもがアストラルの記憶のピースとなっていたもの」

素良「アストラルってのが僕達には見えないけど、その遊馬っていうエクシーズ次元を元にした世界のデュエリストの隣にいる幽霊…?の事なんだよね」

瑠那「ええ」

瑠那「どちらかというと生命体に近い存在ね」

素良「ふーん……ん?あれ、でもさっきそこの彼がNo.101ってモンスター出してたし、107ってギャラクシードラゴンをナンバーズハンターであるアイツが出してたよね?」

瑠那「えっ」

シャーク「ありゃ特殊な成り立ちで得た『No.』だからな…それに107を越して1000まで存在してるしな……」

Ⅳ「それ言い出したら『No.』にも『CNo.』が存在してるしキリがねーぜ」

瑠那「せ、千…ですって……?私の世界ではそんなイレギュラーな立ち位置の『No.』など存在していなかった…出来れば、なんでそんな数字のものまで貴方達の世界に存在していたのか詳しく教えてくれない!!」

シャーク「つ、詰め寄って来られても、遊馬は認めても素性が怪しいお前なんかに俺は話したかねー」

璃緒「凌牙よくてはなくて?どうせ終わった出来事の事…。私も、彼女の世界の事を知りたいと思っていた所ですし、お互いの情報交換が条件でなら…ね?」

瑠那「いいわ。貴女の提案に乗ってあげましょう」

537kaito:2016/12/08(木) 23:29:58 ID:i31GuGJc

瑠那「そこの機械が得意そうな貴方、私がこの雨をサンプリングしたデータを元に作ったカルテを元に妨害装置を作って頂戴。10分で」

ユーゴ「…は?いや唐突になんだよ。俺に頼むのは間違っちゃねーが、流石にそんな無茶苦茶な要求、コモンズの俺が金もねーのに飲めるわけ…」

零児「私が手を貸そう」

ユーゴ「アンタが…確かに、アンタなら金もあるし部下に伝達すりゃ部品も取り寄せ可能だけどよ。人手がたりねーだろうよ!人手が!!」

リン「そんな時の私じゃない」

Ⅳ「何だったら元の世界の俺の兄貴を呼んで手伝わせるが」

 スタッ

遊星「俺も手を貸そう。メカニックとしての実力はあるつもりだ」

遊星「《スターダスト・ウォリアー》!俺がこちらに掛かっている間任せたぞ」

スターダスト・ウォリアー「」コクリ

ユーリ「3人…+候補が1人ですか。流石にもう一人が来るまで待ってる時間が残されてるとは思え無い…どうですかこの3人でユーゴいけそうですか?」

ユーゴ「しょうがねー……カイトがいないのが悔やまれるが、まぁ俺達で出来る限りやってみるか!」

シャーク「勝手にしろ」プイッ


ナンバーズハンター「攻撃力…4000!!?俺の、ダークマターと…互角にまで持ち込んだ…だと……」ズキン

遊馬「それだけじゃねー!ホープドラグーンの効果!」

538kaito:2016/12/08(木) 23:31:03 ID:i31GuGJc

遊矢「…成程。自分達の墓地に存在する『No.』モンスター1体を対象に蘇生させる。俺が蘇生させるのは……」

遊馬「《No.33 破滅のアシッド・ゴーレム》だ!!」

ナンバーズハンター「う…痛む……またそいつか…しかし、そのモンスターは」

遊馬「こいつが存在する場合俺達は特殊召喚出来ねーしエクシーズ素材が無い場合攻撃出来ねーっていいてーんだろ…」

アストラル「彼の考えは普段なら間違っていない。だが、希望皇龍はそのすべてをも凌駕する」

遊矢「この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効となる」

ナンバーズハンター「な…に………」

遊馬「これでダークマターにタイタニックギャラクシーの攻撃力に並んだぜ!」

エド「だがこれでは奴のライフを削りきれまい。決定打に欠けているのも事実だろ」

アストラル「確かに…残り2体での一斉攻撃を行っても彼のライフは残る……」

 タッタッタッ バシッ

遊矢「こんな時こそ、さっき遊馬がしたようにアクションマジックを使うんです!」

遊矢「さぁーどんなカードを拾ったか…運命の瞬間です!!」

遊星「フッ」

遊矢「チラッ 私が手札に加えたのは《ナナナ》でした!魔法によって俺が選択するのはこのデュエルで締めを飾りますメテオバースト!その攻撃力は700アップします!」

539kaito:2016/12/08(木) 23:31:40 ID:i31GuGJc

ジャック「おお!ここでそれを拾い遊矢のオッドアイズシンクロモンスターに攻撃力を加算させるとはっ!!」

《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》攻撃力2500→3200

柚子「これなら…」

権現坂「しかし、それでもまだ攻撃力が奴のライフを削りきるのに足りんハズだ」

ユート「おおよそ2000程な…」

柚子「そんな…!!」

素良「でも僕等は遊矢に考えがあるって信じてるよ」


遊矢「行くぞ……バトルだ!」キリッ

ナンバーズハンター「かかってこい……」

遊矢「俺は《No.99 希望皇龍ホープ・ドラグーン》で《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》を攻撃!」

アストラル「攻撃力はどちらも同じ」

遊馬「これならあの邪悪に染まったカイトのドラゴンを戦闘破壊出来んだろ!!」

遊矢「ああ。それが全ての元凶だというなら…まず先に、俺はそのドラゴンを仲間の力と共に破壊してやる!」

ナンバーズハンター「クッ」

徳松「ド派手なモンスター同士のぶつかり合い、中々見れる機会なんてねーからこの年になって見れて久しぶりに興奮しちまったぜ」

沢渡「この状況で言うのも何だけど俺も魅かれちまった」

540kaito:2016/12/08(木) 23:32:17 ID:i31GuGJc

エド「これで奴のドラゴンは消え去った…」

ナンバーズハンター「ウッ…」

瑠那「多少は破壊された事によりカイトの捕らわれた心が解放されて彼の心に響いたんじゃないかしら?」

カイト(ナンバーズハンター)「ゆ、う…ま……?」

遊馬「カイト!気がついたのか!!」

シャーク「心配かけさせやがって…」

遊馬「俺等お前の事が心配でこの世界まで来たんだぜ!!」

カイト(ナンバーズハンター)「この世界は……ウッ………」

カイト(ナンバーズハンター)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

黒咲「奴の様子がおかしい…一体、どうしたというんだ……」

遊星「やはりか…遊矢、上を見ろ」

遊矢「そんなっ!!?」

遊星「まだダークマターがもたらした雨は消えていない」

璃緒「それ所か、最悪もしかしたら元凶はダークマタードラゴンでは無い可能性も出て来ましたわ」

小鳥「嘘…でしょ」

541kaito:2016/12/08(木) 23:33:27 ID:i31GuGJc

ユベル「十代、君と彼らの力で奴に眠る闇をようやく引き釣り出せそうだな」

十代「ああっ!」


零児「だが辛うじて彼の心は仲間達に再び会う事で心を揺さぶる事が出来たようだ。なら今が彼の心を取り戻す絶好の機会という事になる!」

零児「行け!榊遊矢!彼が抱える闇を絶ち、君の父…榊遊勝のようにエンタメデュエルで最後は彼に笑顔を取り戻せ!」

遊矢「応えてみせるさ!遊星の《スターダスト・ウォリアー》で《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を攻撃!」

セレナ「れいじ。やつに笑顔をつたえるには、ゆうやだけでなくやはりわたしたちのけっそくのちからもひつようだとわたしはおもっている。ちがうか?」

零児「結束のちから…彼に対しての……ッ!そうか!!」

遊星「シューティング・フィスト!!」

ナンバーズハンター「ウッ…うぅ!!!」


零児「……というわけだ。皆の想いを彼に託したい。頼まれてくれるな?」

リン「勿論よ。だって、私の改造がこんな時に役に立つんだもの!協力しないわけないわ!」

ユーゴ「ヘヘッ……リンが作ったあんなのでも役に立つとは全く世の中ってのはどうなるか想像つかねーよ」

ユーゴ「遊矢!今からお前に俺達からお前に対しての信愛度を測って送る!それの数値の合計によってお前の力になる加減が変わるハズだ!!」

遊矢「親愛度を俺に…」

零児「どうやら合計数値のラインは500との事だ。君と共に奴を改心させる為の手段だ。色々とトラウマがあるだろうが君に対しての私達の想いを信じてくれ」

542kaito:2016/12/08(木) 23:35:26 ID:i31GuGJc

遊矢「……分かった」

ユーゴ「んじゃ行くぜー準備出来てっか皆!」

みんな「せーの!!」ポチッ

ズァーク「(今こそ…遊矢に皆の想いを一つに)」

※28名からの判定結果を合計しての測定目標ラインは500とします
(500満たした場合と500満たなかった場合でエンディングが変わる演出でした )

遊星から遊矢への親愛度  結果:41

遊馬から遊矢への親愛度  結果:66

アストラルから遊矢への親愛度  結果:46

ユートから遊矢への親愛度  結果:61

瑠璃から遊矢への信愛度  結果:90

ユーゴから遊矢への信愛度  結果:29

リンから遊矢への信愛度  結果:85

ユーリから遊矢への信愛度  結果:56

セレナから遊矢への親愛度  結果:90

柚子から遊矢への好感度  結果:24

543kaito:2016/12/08(木) 23:36:24 ID:i31GuGJc
権現坂から遊矢への親愛度  結果:39

沢渡から遊矢への信愛度  結果:12

零児から遊矢への信愛度  結果: 64

ジャックから遊矢への信愛度  結果:44

クロウから遊矢への信愛度  結果:51

徳松から遊矢への信愛度  結果:20

黒咲から遊矢への親愛度  結果:19

素良から遊矢への信愛度  結果:46

デニスから遊矢への信愛度  結果:10

エドから遊矢への信愛度  結果:57

小鳥から遊矢への信愛度  結果:45

Ⅳから遊矢への信愛度  結果:07

シャークから遊矢への信愛度  結果:88

璃緒から遊矢への信愛度  結果:18

真月から遊矢への信愛度  結果:50

ミザエルから遊矢への信愛度  結果:85

544kaito:2016/12/08(木) 23:37:22 ID:i31GuGJc
瑠那から遊矢への信愛度  結果:44

鬼柳から遊矢への信愛度  結果:55


皆がエースカードをかざし想いを込め遊矢に募った…結果

ユーゴ「おっ…」

好感度測定装置(信愛度):28名分の遊矢に対しての合計数値結果“1342”

アストラル「どうやら彼に私達の偽りの無い全ての想いが…届いたようだな」

小鳥「ええ」

エド「あの少女…そうか。サヤカという少女の《フェアリーチアガール》を見て…あのカイトが動揺したのはこの子を思い出して攻撃を辞めたのか……」

ユーリ「圧巻の1000オーバーを出すとは…やはり遊矢は僕達3人には無い才能を本来は持ち合わせているようですね。見事です。それに加えて…」

ユーリ「お嬢様……流石にこの状況でその数値は無くないんじゃありません?」

セレナ「ギクッ」

零児「私の想定しうる測定ラインを大幅に超えてくるとは…やはり君はデュエルで人を魅了する才能を持ち合わせているようだ」クイッ

零児「そのデュエルに誇りを持て!今の君なら…」

遊星「彼を必ず救える…。何故なら、俺達はもう」

鬼柳「満足同盟“チームサティスファクション”の一員だからな…!!」

545kaito:2016/12/08(木) 23:37:59 ID:i31GuGJc

遊矢「伝わるか…カイト、俺に皆の力が集まって来るのを……」

ナンバーズハンター「ァァ……?」

ズァーク「皆の想いが一つとなりお前に力を与えてくれてるようだぜ…その証拠に、ほらよ」

遊矢「これは……」

遊矢の伏せカード《ミスディレクションの翼》→《???》

遊馬「こいつは…もしかして!!」

アストラル「彼に対しての私達の想いが交わる事により書き換わったたのか!!?」

遊星「《スターダスト・ウォリアー》が戦闘で破壊された時、エクストラデッキからレベル8以下の《ウォリアー》シンクロモンスターをシンクロ召喚扱いで特殊召喚する!」

遊星「俺が選択するのは…《ライトニング・ウォリアー》!!」

星7/光属性/戦士族/攻2400/守1200

遊星「」チラッ

遊矢「(このカードを見て…遊星さん。何度もありがとうございます…!)」

遊矢「遊星の《ライトニング・ウォリアー》で攻撃!!」

遊星「《スターダスト・ウォリアー》から続くフィールを次はその身で味わえ!ライトニング・パニッシャー!!」

ナンバーズハンター「グハァッ」LP8300→5900

546kaito:2016/12/08(木) 23:38:43 ID:i31GuGJc

ユート「そして、攻撃力3200となった《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》で攻撃だ!」

遊矢「烈火のメテオバース・バースト!!」

ナンバーズハンター「グフッ」LP5900→2700

沢渡「いよっし!!」

徳松「…けど、これでよぉ。遊矢の攻撃は終わっちまったっていう事になる」

ナンバーズハンター「そ…うだ……。このターンで…決められなかったお前の敗北は、もう免れ……」ポロポロ

ナンバーズハンター「何だ…この涙は……何故、俺の手が震えている……」

遊矢「それは例えお前がモンスターになったからと言っても今までの感情を零にする事なんて出来ないって本能で分かってるからじゃないか?」

ナンバーズハンター「俺の、本能…がそう感じ取ったというのか……」

遊馬「言ったろ!培った感情はぜってー消えたりしねーってな!!」

遊星「ああ!!それが相手に対しどんな想いを抱いていてもだ」


 バサッ

???「兄さん!兄さん!!戻って来て!!兄さん!!!」


月影「ぬ…あの空に飛ぶグライダーから零羅殿のような幼い子の声が聞こえるでござる……」

カイト(ナンバーズハンター)「この声は…ハルトっハルトォォォォォォォォ!!!!!」

547kaito:2016/12/08(木) 23:39:21 ID:i31GuGJc

 バシュッ スタッ

 ダキッ

ハルト「苦しいよぉ…でも、良かった。いつもの兄さんだ」テヘヘ

カイト(ARC)「どうやら…闇に飲まれていた俺自身の感情を呼び戻す事が出来たようだな。俺は必要だったか?」

遊矢「いいや。誰一人欠けても叶わなかったさ。皆の消えたくないって想いあってこそ叶ったこと……」

遊矢「ありがとう…皆……ここまで来れたのは皆が俺を信じ続けてくれたからだ」

遊矢「それに柚子から俺に対しての好感度嬉しく思った」

柚子「当然よ…私が遊矢に対して測るなら親愛度より好感度がいいじゃない!だからその配慮よ…ウッ」(。・・。)ポッ

遊矢「だから、俺は…最高のエンタメによる輝きでアイツに未だ潜む闇と、この黒い雨を浄化し笑顔を振りまきましょう!」

遊矢「リバースカードオープン!ラストを飾るのは《ワンダー・エクシーズ》!!」

ユート「確か…あのカードは」

黒咲「モンスター同士でエクシーズ召喚させるカードだ」

遊矢「俺は、《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》と《ライトニング・ウォリアー》でオーバーレイ!!」

遊矢「二色の眼の竜よ。深き闇に潜り、怒りの炎で闇の底に静まる敵を焼き払え!エクシーズ召喚!いでよ、ランク7!」

遊矢「災いを振り払い笑顔に変える竜、《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》!」

ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500

548kaito:2016/12/08(木) 23:40:38 ID:i31GuGJc

璃緒「雲が…晴れて行きますわ」

クロウ「助かる…流石にずっと雨を凌いでるだけでも疲れたからよぉーーーーー!!!」

瑠那「こっちの対策は必要なかったわね…」


十代「災いを振り払うドラゴンか…もう俺の力は必要無さそうだな」


遊星「君のドラゴンが光を照らした…俺のシューティングスターのように」

遊馬「決めやがれ!」

遊矢「行くぞ!憤激のデストラクションバースト!!」

カイト「……フッ」LP2700→

 バシュッ


十代(オッドアイ)「ッ!!?いいやまだ浄化しきれてなかったのか!!」


カイト「う、な…に……が……」グラッ

黒咲「カイト!!」

ハルト「そんな…兄さん!!?」

ユート「どうやらアイツの身体から弱みにつけ込み俺達の世界まで支配しようとした奴がこの瀬戸際にお出ましのようだ」

遊馬「おい、アイツって…」

アストラル「まさか……!!」

549kaito:2016/12/08(木) 23:41:28 ID:i31GuGJc

ベクター「おいおい…マジかよ。全く、衝撃の新事実を投下しやがるぜ」

ホープレス「この者を利用する事で『No.』を回収し、邪魔となる異世界の召喚法を操る者も同時に記憶と共に葬り去る事が我の目的だった…」

注)カード名と効果を一部改変したオリカが登場します。ご注意下さい

ホープレス「その目的に多少誤差は生じたが…、何人たりとも我の目的を覆す事は出来ん」

ホープレス「カウンタートラップ!《黒希望降臨》!!」

通常罠
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
相手フィールド上のドラゴン族モンスターエクシーズ1体が攻撃宣言した時に発動できる。
自分のエクストラデッキから戦士族モンスターエクシーズ1体を特殊召喚する。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力と同じになる。

カイト「これは…俺の、《ダブルドラゴンディセント》が……」

ミザエル「奴に浸食された影響か!!おのれ!!ギャラクシー達を手駒にしおって!!」

ホープレス「来い…我の分身である。《No.98 希望皇ホープレス》」

ランク4/闇属性/戦士族/攻2000/守2500

遊矢「お前がどんな想いでここまで来たのか『No.』を持たない俺なんかには到底分からないさ…けど、そんな俺にだって一つは分かる事だってある」

遊矢「人を利用してまで自分の目的を優先し、世界を零にしようとしたお前の行いは間違ってるって!!」

ズァーク「決めろ!!」

遊矢「ペンデュラムゾーンの《時読みの魔術師》の効果!」

ズァーク「自分のペンデュラムモンスターが戦闘を行う場合」

550kaito:2016/12/08(木) 23:42:21 ID:i31GuGJc

遊矢「相手はダメージステップ終了時までトラップの効果は無効となる!!」

ホープレス「馬鹿な…」

 パリーン

ホープレス「こんな、人間に我が敗れるとは……」LP0 ピー

WINNER 遊矢、遊馬、遊星ペア


遊矢「……インバース・ギアウィス!」

ホープレス「(我の存在は絶望の神であるe・ラーの残留が創り出したもの…希望を許さぬその思考を我は継ぎこの世界まで来た)」

ホープレス「…だというのに、この我が、青年とこんな少年に」

遊矢「ここまで絶望を振りまいた報いはお前にきっちり受けてもらう!行け!《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》!」

遊矢&ズァーク「憤激のデストラクションバースト!!」 」

ホープレス「そしてまたしても九十九遊馬とアストラルに破れるとはぁぁぁ」LP2700→0 ピー

 ドスン!

鬼柳「終わった…のか?」

ジャック「見ろ。オッドアイズ・レイジング・ドラゴンの光で当たりの雲が晴れていっている」

遊星「ああ。それが証拠だ」

遊星「俺達の絆という結びが絶望を未来の光で照らし彼を元のカイトに戻し笑顔を取り戻す事が出来た…俺達の勝利だ!」

551kaito:2016/12/08(木) 23:43:03 ID:i31GuGJc

素良「もしかして、ホントに遊矢たちの勝利……?」

黒咲「そのようだ」


 カランカランカランコロンカランコロン

権現坂「遊矢ぁぁーこの男、権現坂…お前なら俺達の想いを乗せてやってくれると信じていたぞぉぉぉ!!」

沢渡「泣きながらしゃべんじゃねー!お前は一々五月蠅いんだよ!それに五月蠅いのは下駄もだぁ!!」

デニス「全く。遊矢の事を心配してた癖に、遊矢の前では隠しちゃってホントゴンちゃんってばー」

権現坂「な、何の事だか…?ま、まるで意味が分からんぞっ!」トボケ

遊矢「権現坂、デニス…沢渡!!」

遊矢「権現坂に伝えたい事があるんだ。ホントに感謝してる。権現坂からの好感度を黒咲から聞かされてなかったから覚悟を決められなかっただろうから」

権現坂「何の事だ…?」

デニス「もしかして…黒咲があの時測ったのって……!!」

遊矢「俺からの今の気持ちだ。受け取ってくれ」ピッ

遊矢から権現坂への好感度  結果:77


徳松「やはりダチってもんはいいもんだねぇ。おっと俺も忘れられちゃ困るってんでい!」

遊矢「徳松さんも…」

552kaito:2016/12/08(木) 23:43:46 ID:i31GuGJc

徳松「何がどうなってこんな状況になっちまったのか一部始終を見ても知りもしねー俺なんかじゃ分からねーだろうが、お前が俺達の世界を救ったってのは見てて伝わった」

徳松「それでお前さんの仲間を取り戻す事に成功したのは理解できる。だから、遊矢、お前はシャキッとしやがれ!」

遊矢「シャキッと…うん。分かった。徳松さんの測定から落ち込んでた俺は自信を取り戻せた…だから俺はカイトにぶつかれたんだ。徳松さんがあってこその結果だった」

遊矢「だから、ありがとうと言わせて下さい」

徳松「遊矢に励みのある言葉を贈ったつもりが俺に褒め言葉を言われるとは…照れるぜ」

遊矢「俺も徳松さんの言う通り、落ち込まずに自信を持ってこれからもエンタメを広げていく事にするよ!」


ユーリ「全く……デュエル直後に遊矢に対して詰め寄るとは、激闘の末だと言うのに………彼らには困ったものです」

ユーリ「でも…遊矢と他世界の皆さんの協力が無ければ僕達の想いを募り奴にぶつける事も出来なかったのも事実でしょうし…」

ユーリ「……仕方ないですね。今回ははしゃぐのを見逃してあげましょう」

ユーゴ「お堅い奴の許可も得れたし俺もあの場に」

ユーリ「待って下さい。誰がお堅いですか!今のは聞き捨てなりませんよ。ユーゴ!貴方は毎度毎度」ガミガミ

セレナ「またユーリのせっきょうがはじまったようだ」

瑠璃「うん…でも、これがいつも私達が見慣れてる本来あるべき光景だもの」

ユート「…ああ。確かに、戻ったんだな」


 グタッ

カイト「ッ!!」

553kaito:2016/12/08(木) 23:44:33 ID:i31GuGJc

ミザエル「カイト無事か!!」

カイト「ミザエル…お前も来て居たのか……」

ミザエル「同じギャラクシー使いとして心配しないわけがあるまい」

ハルト「痛そう…治る?」

瑠那「ええ。大丈夫よ。誰かが何者かに操られた時の事も考えてちゃんと治療薬を持って来たから」

カイト「アンタ…は」

璃緒「彼女は、Dr.フェイカーの助手をやっていた瑠那。彼女は、科学者としてアストラル世界のエネルギーを研究中、難病な自分の子供にエネルギーを転用した性で」

璃緒「アストラル世界にその少年の魂を囚われ、それに対し怒ったフェイカーが地上世界を滅ぼしかねない行為を進めていき、彼女はそれを止める為」

璃緒「袂を分かち、ナンバーズの力を持ちフェイカーと戦った。それが彼女よ」

ハルト「フェイカーってボクのとうさん…のこと?お姉さんがお父さんの所で働いてたんだ」

カイト「いや違う…。そうじゃない。俺達の世界での部下はMr.ハートランド只1人だ」

ハルト「えっそれじゃ」

カイト「俺の父じゃないフェイカーのその難病な子供とは…もしやっ!!」

シャーク「そうだ。別次元のお前の弟の事だそうだ」

554kaito:2016/12/08(木) 23:45:19 ID:i31GuGJc

カイト「凌牙…それにⅣまで」

Ⅳ「異空間に行ってやがったってんならテメーは特に分かってるだろ。もし、記憶が無くて同一人物の存在証明にならねーってんなら、あそこにもう一人のお前がいる」

凌牙「それが別次元があり同一人物が存在するっていう証明だ」


カイト(ARC)「サイファー…お前を酷使し過ぎたな。疲れたろ。休め」


カイト「俺があそこに…!」

ハルト「最初はビックリしたけど、あの兄さんも兄さんと変わらず優しかったよ」ニコッ

カイト「確かに、ナンバーズハンターとなって異空間を移動していたのは事実だ。俺自身もそこに存在している…お前がフェイカーの部下だった事を認めよう」

ハルト「何でお姉さんはここに?」

瑠那「貴方に奪われたアストラルの記憶のピースである『No.』を回収しに来たの」

カイト「瑠那と言ったか。お前の次元に存在するアストラルの『No.』を俺が奪い取ったのか…?」

瑠那「2、30枚程ね…流石に、私の世界のアストラルも侵入された事を見抜けなかったみたい」

ミザエル「カイトの中に潜んでいた奴は全て抜き取っていたと言っていたが…?」

瑠那「その残りはフェイカーよ。咄嗟の反応でそれだけを創り出し被害を最小限に留めたの」

璃緒「どの世界でもどんな状況であっても最善の対処を行うとはそのアストラルは私達の良く知るアストラルと本質は同じようですわね」

555kaito:2016/12/08(木) 23:46:00 ID:i31GuGJc

 パサッ

カイト「No.50、52に、38、62、107…他にもあるが、俺の弱みに付けまれる原因となったこいつがNo.95ダークマター………」

瑠那「No.107は私達の世界のものではないわ。存在しないもの。これは、ある次元に返さなくては…」

ミザエル「私が預かろう。ギャラクシーを持つ者同士惹かれあう時がこよう」

瑠那「あらそう。それならお願いするわ」

ベクター「(ミザちゃんもしかしてパクる気?度胸あるじゃないの)」

ミザエル「誰がベクター貴様のように姑息な事をするものか!!」

ベクター「チェッ 来て損したぜ。まぁ面白いもん見れただけ良しとするか…それにしても、アイツは何だったんだ……姿形まるで」

瑠那「遊馬の《希望皇ホープ》のようと言いたいのよね。貴方の感じてる事…分かるわ」

小鳥「何か希望が逆転したら遊馬もああなってた可能性感じてきちゃう外見…。関係あったりしない…よね?」


遊馬「お前は……」

遊矢「……」

ホープレス「我は絶望の神であるe・ラーの残留が創り出したもの…名をホープレス」

アストラル「ホープ…レス」

瑠那「(やはりe・ラーが関係していたのね。残留となってまで希望の光を消し去る使命をカードに創り出した)」

556kaito:2016/12/08(木) 23:46:42 ID:i31GuGJc

ホープレス「かの次元で絶望の神が敗れた事により…e・ラーを象徴とする”混沌を総べる絶望の化身”は、e・ラーが潰いえても尚…あらゆる次元を漂流していた」

アストラル「混沌を総べる絶望の化身…私もエリファスから聞いた事がある。私と対となる存在がドンサウザンドとは別の者として違う世界には居るだろうと…それが、e・ラーであり絶望神アンチホープか!!」

ホープレス「ああ。そうだ」

ホープレス「次元を漂流している…そんな時だ。絶望神が操っていたカイトを違う次元で見つけたのは)」

遊馬「確か、そん時って」

カイト「俺は…ミザエルとの好感度測定合戦を惨敗で終え、俺自身を変える為に異空間に飛び込み修行をし、ナンバーズハンターとしてランクアップする事に成功し次元を渡り歩いていた頃だ」

遊馬「カイト!!」

遊矢「そうか。そこを付けこまれたのか」

ホープレス「ナンバーズハンターにランクアップ出来たと言うのがそもそもの間違いだ。我がお前を利用しなくしては成り変わる事は出来なかったのだからな」

カイト「馬鹿な…今までの俺の姿は、借り物だったという事か……」

ホープレス「人間というものは面白い生き物だ」

ホープレス「自分がどう思われているのか気になり知りたがる一面、それを知ってしまい評価が良ければ喜び、悪ければ隠してでも心を塞いでしまう」

ホープレス「全く鉄の意思と鋼の強さを持ち合わせていない者共ばかりよ。だからそういった弱みにつけ込まれるのだ」

カイト「グッ 断ち切ったつもりだったが…断ち切れなかったから招いた事。否定出来んッ!!」

遊矢「俺は…自分が自分に対して、完璧だと思ってないさ。誰しも、俺に対してでも喜びや悲しみといった喜怒哀楽の感情を抱いてるのが普通だと思ってる」

557kaito:2016/12/08(木) 23:47:28 ID:i31GuGJc

遊矢「俺やユートに、ユーゴ、ユーリも自身が、感情の差が分かれてて相手に対しての好感度を測っても結果が悪かったから、俺は徳松さんに教わって偽りの無い気持ちで接していく事に決めた」

遊矢「そしてサティスファクションの皆とエドと測って来て、このデュエルで皆の信愛度と共にお前にぶつける事で結論づけたんだ」

遊矢「それが人の感情なんだって、誰かに対しての気持ちや感情、好感度なんてその時の状況に左右される。そんな事を気に病んでも仕方ないって」

ホープレス「何を言っている…その振り子のように安定しない感情が、正しいなど……貴様は、また先ほどのカイトのように利用されてもいいというのかっ!!」

遊矢「その時は、俺は…絶望に染まり滅ぼしかねない。お前の思想を捕らわれない程のエンタメで覆し笑顔にしてやる!それが俺のデュエルだ!!」

ホープレス「(あの瞳……嘘じゃない。奴は絶望ではないエンターテインメントとやらで私を別の思想に転換させようとしている……)」

ホープレス「(あの者だけじゃない…他の者もだ。誰ももう我の力で飲み込める者は存在しない……)」

ホープレス「お前達とは相容れそうにない。全く…面白い思考を持つ者たちよ。我の、我等の負けだ……」

 パサァァァァァァ


エド「ブラボー!遊矢、僕達の想いを代弁した、いい実況だったよ」

遊矢「やめてくれよ…恥ずかしいんだからさー」

遊馬「まさか、遊矢に言いたい事全て言われるとはな…ん?それどうすんだ??」

アストラル「回収し、エリファスに渡す。これは他世界のものとはいえ世界中に色々と災いを招いたからな。それでいいか?」

瑠那「それは私の管轄外の『No.』として現れたみたいだし。貴方に任せるわ」

アストラル「感謝する」

558kaito:2016/12/08(木) 23:49:45 ID:i31GuGJc

ユベル「消えたか…次元を越え絶望に陥れる存在か…厄介な相手が居たものだね」

十代「遊矢が奴を消滅させてくれた。礼を言わなきゃな…っと、あっちのエドとも色々話したかったけどあんまり関わると後が大変だしな。俺等は旅の続きに戻ろうぜ」

遊星「十代さん…来ててくださったんですね」

十代「まぁな。対して役に立たなかったけどな…お前も、後輩の為に動かなきゃって思って来たんだろ?俺も同じだからさ」

遊星「やはり時代が違えど思いは通じてるんですね…ありがとうございました」


ユート「カイトが戻った所ですまないがここで一ついいか?」

ユーゴ「何だよ。こんな時に」

ユート「ここではっきりしておきたい事があるんだ」

瑠璃「どうしたの?」

ユート「別世界のカイトの発明とは言え、好感度測定装置が異空間に繋がった事により次元を越え奴を行き渡らせてしまった」

ユート「その引き金を引いたのは間違いなくこれだ」

素良「胡散臭いと思ってた好感度測定装置の事だね」

カイト「認めよう…」

黒咲「つまりどういう事だ?」

ユート「遊矢が奴に言った事、俺は遊矢と違ってまだ体現出来てないと思う所が何点かある」

559kaito:2016/12/08(木) 23:50:44 ID:i31GuGJc
ユート「遊矢が身に着けたそれを体現していかないとこの先奴のような弱みに付けんでくるものに対処出来ない(関係性の悪化に繋がりかねない)…だから、俺はもうこれは必要が無いと思っている」

カイト(ARC)「だからお前は何をしたいんだ?」

ユート「この場にある全ての好感度測定装置…全てを破壊しようと考えている!」

リン「えぇぇえええええ!折角作ったのにーーー」

黒咲「ユート…お前、俺等が隠れて測定した事で瑠璃との関係悪化を招いた事やはり気にしてるだろ……」

ユート「違う!お、俺は…瑠璃とお近づきに……」

瑠璃「えっ何て」

ユート「」(//・_・//)カァ〜ッ…

カイト(ARC)「この分だとユートと瑠璃の関係が進展するのもまだまだ先か…ちなみに黒咲、妹が心配なお前は発展していくだろうこの関係を認めるのか?」

黒咲「どうだかな。だが、今の関係は…悪くない。当分は黙認しながら見守らせてもらおう」


鬼柳「さて…と、ここら辺で関係ねー俺等はおさらばするとするかね」

遊矢「待って下さい!鬼柳さん…それに、遊星さん!何度も窮地を助けて下さってありがとうございました!!」

遊星「気にするな。遊戯さんや十代さんもして来てくれた事だ。これが永遠の別れじゃない。また何かあればきっと会えるさ」

遊矢「絆は不滅…」

560kaito:2016/12/08(木) 23:51:27 ID:i31GuGJc

ジャック「貴様、不動遊星と言ったか?」

遊星「ああ」

ジャック「貴様の世界の俺を倒した実力…あのデュエルで実感した。本当だと。認めよう…貴様は、俺が遊矢の次に認めるデュエリストだと!」

ジャック「だから戻ったら俺自身に伝えておけ!腐抜けるなとな…そして、次に貴様と会ったら正々堂々ライディングデュエルを挑ませてもらう」

遊星「分かった。その時が来るまで俺も楽しみにしておく」

鬼柳「おっそうだ。いざこざが起こってる間に測ってねー俺との好感度測っとこうぜ」

遊矢「えっでも」

鬼柳「(お前の満足が心残りだと心配してるぜ)」ボソッ

遊矢「(もーズァーク!!)」

ズァーク「すまん…」

遊矢「分かりました…鬼柳さんお願いします」

鬼柳「ドンと来やがれ!」

遊矢から鬼柳への好感度  結果:61

鬼柳から遊矢への好感度  結果:45

黒咲「ユートが照れ隠しで装置破壊を実行してる最中に測定か?」

561kaito:2016/12/08(木) 23:52:03 ID:i31GuGJc

零児「…ズァークにでも囁かれて測ったか」クイッ

遊矢「ち、違うって…これは……えっと、俺もサティスファクションの一員になる為に!!」

鬼柳「おっいい事言うじゃねーか。俺がお前に対して普通な評価で悪かったが、俺に対して良い評価でいるお前に関心持って俺からは詫びにこれをプレゼントしてやる」

遊矢「えっえっ」

クロウ「げぇっ何だそりゃっ」

鬼柳「サティスファクションジャケットだ。クロウ、お前も俺の世界じゃ愛用してたんだぜ?」

クロウ「知りたくねー事実最後に叩きつけられたぜ…」

鬼柳「お前もこれを着りゃ、離れていても俺達と同じ満足同盟だ。大切にしてくれよ」

遊矢「に、似合うかな柚子?」

柚子「それを遊矢が着た姿想像したくない…かな」

遊矢「じ、自宅で大切に保管させてもらいます…」...("= =) トオイメ目

柚子「それよりも私からの好感度を遊矢に送ったんだから遊矢から私に対する好感度最後に測って教えてくれてもいいんじゃない?それ位しなさい」

遊矢「ウッ…測らずに済むと思ってたのに……」ボソッ

柚子「何か言った?」ゴゴゴ

遊矢「べ、別にー」ピッ

562kaito:2016/12/08(木) 23:52:58 ID:i31GuGJc

遊矢から柚子への好感度  結果:07

遊矢「」

セレナ「ここでそのすうちをだすとは…やはりゆうやはゆうやだったな」

柚子「ゆーうーやーーーーーー」ハリセン

遊矢「だって怒った時の柚子、ストロングで恐いかr」

柚子「問答無用!!」


瑠那「好感度測定装置…ホントに悲劇を生み出すものだとは」

璃緒「悲劇を生み出すとは限りないと私は思いますわ」

瑠璃「璃緒さんは良かったから…色々と内心で想ってた感情を表に数値として表すわけだから悲劇の引き金になるわよね……」…(“= =) トオイメ目

Ⅳ「折角来たのにあまり測定せずに破壊されて帰っちゃ色々と惜しい気もすんな…お嬢さん方僕と一緒に測りません?極東チャンプとの測定、本来負荷ですが特別にファンサービスしますよ?」

瑠那「貴方…凌牙と共に居たわね。彼とはどういう繋がりなの?」

シャーク「因縁の相手だよ…つーか、しれっと璃緒も加えて測定し始めようとすんじゃねー」

璃緒「私は彼と測ったからいいけれど最後に測るなら貴女と測ってみたいですわ」

瑠那「私…?いいけれど」

シャーク「勝手に決まってやがる…さっきの遊矢の奴みたくなっても知らねーぞ!」ピッ

563kaito:2016/12/08(木) 23:54:39 ID:i31GuGJc
Ⅳから瑠那への好感度  結果:50

瑠那からⅣへの好感度  結果:95

Ⅳから瑠璃への好感度  結果:30

璃緒から瑠那への好感度 結果:35

瑠那から瑠緒への好感度 結果:16

瑠璃「あれ…思ったより普通……?」

璃緒「何で私からや私への好感度がこうも低いのかしら…」

瑠璃「ええっと…しゃべり方が固いから……とか?」

瑠那「そうかもね」

璃緒「何となく雰囲気が私とやはり被っていて役回りが違う貴方には言われたくないですわ」

シャーク「おい、Ⅳ!何で瑠那の奴との好感度がこうもいいんだ!!」

Ⅳ「俺のファンとして取り込むのもチャンプの仕事ですからねぇこうも思いが叶って嬉しいでしょうねぇ」

シャーク「てめぇ!!」


ユート「漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク4!《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》!」

ユーゴ「おまっ照れ隠しするにしてもそいつはないだろ!」

素良「こっちにまで来ないでよぉぉぉ」

564kaito:2016/12/08(木) 23:55:52 ID:i31GuGJc

ユーリ「反逆のライトニング・ディスオベイ!!」

シャーク「借りてたの返すぜ!」

遊矢「とっと!」

シャーク「俺等はカイトの発明したっていう奴は持ってねーからこいつらに付き合う動機もねーしこの場に居るとムシャクシャ来るからよ早いとこ帰るぜ。璃緒」

璃緒「ここからが面白そうですのに…まぁよろしくてよ。……あら?」


 ビュ――――ン

小鳥「風?…きゃっ!!!」

ハルト「あっ…」

カイト「俺のD・ゲイザーが……異空間に吹き飛ばされた………」

ミザエル「あの時と同じか…突如として異空間が開いたあの時と……異空間から始まり異空間で終わる…これも定めという事だ」

カイト(ARC)「次にこういった災いが起こらないよう安らかに眠れ……」

…………………
………………………
……………………………
…………………………………

565kaito:2016/12/08(木) 23:59:35 ID:i31GuGJc

フレンドリーなお姉さん「こんな所に…ゴーグル落ちてるなんて不思議」

デュエル好きな学生「それ、もしかして今流行りのVRゴーグルじゃないですかね?」

フレンドリーなお姉さん「VRゴーグル?知ってるの?」

デュエル好きな学生「仮想現実を体感できる奴ですよ。知りません?」

フレンドリーなお姉さん「そういえばそんな特集聞いたような…」

デスガイド「今どきの学生は流行りに敏感デスね。私じゃ高くて手出せねーデスよ。さてリンクス案内人試験受かるデスかね?」


ツァン・ディレ「へー今時ってああいうのも出てるのね。デュエルでもああいうのあるのかな?ねぇコナミ??」

コナミ「………」



??「ふぅーん」

…………………
………………………
……………………………
…………………………………

566kaito:2016/12/09(金) 00:00:22 ID:mdUUyrQw

藍神「僕を見破った事には褒めてやろう。だが海馬、貴様は俺の計画の邪魔だ!お前を消し去り次元の彼方へ送ってやろう」

海馬「フハハハハ!」パカーン

プラナ達「僕達の力が通じない…何で」

藍神「馬鹿な…何故、お前には通じない……」

海馬「簡単な事だ。この新型デュエル・ディスクによって俺の自我をさらに強固なものにした」

藍神「だからと言っt」

海馬「だれがそれだけと言った?」カシャン

海馬「出でよ。古より新たに甦った我が最強の僕…《青眼の亜白龍》!!」

藍神「何ッ!何故、青眼を」

海馬「これを俺が見つけ出し、俺の自我をも強める為に必要だと即座に判断した俺は研究者共を駆使させ、この機能を新型デュエルディスクに内蔵させたのだ…」

モクバ「流石兄様だぜ!」

藍神「そんなもので生き残るなど…」

海馬「味わうがいい。これが俺の魂から俺に対して…そして、俺からの俺の魂に対する好感度の合計数値の攻撃をぉぉぉぉ!!!!!!」

海馬から青眼の亜白龍の好感度  66

青眼の亜白龍から海馬への好感度  02

567kaito:2016/12/09(金) 00:00:58 ID:mdUUyrQw

 バシュン

藍神「イタッ」

海馬「」

モクバ「ブルーアイズは兄様をずっと支えて来たモンスター…なのに」

乙女「(だってこの姿、本来のブルーアイズじゃありませんし…登場してからセト様の元で私の出番全くありませんでしたし)」

海馬「まだだぁ!まだ俺には俺の本来の我が僕…《青眼の白龍》が残っている!!」

藍神「…確かにお前には本来のブルーアイズが居た。クッ…抜かっていた!」

海馬「応えよ。俺の気持ちに…」

海馬からブルーアイズ(乙女キサラ含む)への好感度  結果:12

ブルーアイズ(乙女キサラ含む)から海馬への好感度  結果:57

 ボスン

藍神「…」

海馬「馬鹿なぁぁぁ!あり得ん!こうも俺のブルーアイズが俺との想いを一致せんとは一体何故だぁぁぁ!!」

キサラ「同じブルーアイズだからって何度も測り直そうとするご主人様に愛想尽かしちゃいました。浮気しちゃうからです!それが無ければ上がったでしょうにもう知りません」プイッ

568kaito:2016/12/09(金) 00:02:39 ID:mdUUyrQw

海馬「何かの間違いしか考えられん!細工したな貴様!!」

藍神「えっそれ僕しらない」

磯野「(想い当たる節何個かありますけど立場上伏せておきましょう…)」

藍神「意外だったけど思ったより喰らわなくて良かったよ。君のブルーアイズのおかげかな?だから、君のブルーアイズ、アンディメンション化しておいてあげたから」

海馬「貴様ぁ!この俺を侮辱しおって…いいだろう。貴様にも体験させてやる!好感度測定というものがどういう連鎖を巻き起こすのかを!!」

藍神「いや僕にはそういうの要らないって、大体ここに僕が測れそうな関係を持った人間が君には居ると思ってるのかい?」

海馬「」ユビサシ

藍神「…え?」

百済木(精神体)「やっぱりお前は可愛いなぁーお前に対しての好感度を投影してお前を世界でナンバー1にしてやるよ」

藍神から 百済木 への好感度  結果:11

百済木(精神体)「デスヨネー」

藍神「消えろ。チンピラ…僕が測るとしてもお前じゃない!二度とその面見せるな!」

セラ「兄さんって酷いのね。測りたい対象者じゃなかったからって好感度の有無に関わらずまた消滅させるなんて」

藍神「な、何故セラがここに!ドミノ町からエジプトまで来たのか!?自力で移動を!!」

セラ「海馬瀬人…借りるわね」

海馬「よかろう。特別だ」ピッ

藍神からセラへの好感度 26

569kaito:2016/12/09(金) 00:03:47 ID:mdUUyrQw

藍神「嘘だ…僕からセラへの好感度がこんなにも低いだなんて……」

セラ「これが結果よ。嘘であって欲しかった…けど、この結果が全て。兄さんには失望したわ。もう私を振り回さないで」

藍神「セラァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」ガクン

海馬「藍神と名乗る者“ディーヴァ”を確保した。至急ヘリを急げ」

磯野「ハッ‼」

モクバ「メンタル弱いよっ!っていうかもう決着!!デュエルは!?ねぇ次元領域デュエルは!!?」

マニ「驚かされる衝撃の出来事に圧倒されているのだが…どうすれば」オロオロ


 時は過ぎ 夜中の交差点中央

遊戯(表)「海馬君…まさか、ここに君がいるなんて……」

海馬「器であるお前には俺の主催するイベントに参加してもらう。拒否権は無いと思え」

遊戯「もしかして…藍神君も??」

海馬「奴は出場せん。心が折れてしまったからな」

遊戯「えっ…彼に何したのさ」

海馬「只の測定だ」ピッ

海馬から遊戯(表)への好感度 58

遊戯(表)から海馬への好感度 10

570kaito:2016/12/09(金) 00:08:25 ID:mdUUyrQw
 
 遊戯とのタッグで藍神との激闘後

遊戯「まさかこうしてデュエル中に藍神君が乱入して来るなんて……」ゲホッ

海馬「メンタルが弱かった故に乗っ取られた奴の最後だ…全く哀れだな」

モクバ「あんだけの事があってもへこたれない兄様流石だぜ!」

遊戯「彼から聞いたけどもしかしてあの時、僕に何かしてたの好感度を測定してたんじゃ」

海馬「そうだ。気づかないお前が悪い」

遊戯「もしかして…僕が思ってた事バレちゃった?」

海馬「器だの言ってすまなかった。今のデュエルを通して分かった。お前は武藤遊戯だと…これからは共にゲームを作って行くとしよう」

遊戯「う、うん!!」


 3千年前 エジプト

海馬「待ちに待った…この時を、遊戯…否、アテム!お前との好感度を測り数千年に渡る因縁の因果がもたらした関係性を見極めさせてくれる!!」

海馬から遊戯(アテム)への好感度 97

遊戯(アテム)から海馬への好感度 04

海馬「」

アテム「この評価はいい加減海馬お前がしつこいからだ…帰って相棒とゲーム創りでもしておけ!」

End

571kaito:2016/12/09(金) 00:11:53 ID:mdUUyrQw
以上となります
長い期間お付き合い下さりありがとうございました
焼き増ししながら元スレで最後に行った好感度もキャラも追加させ反映させて何とか終着点に向かえた気がします
また次作を書く事がありましたらその時お会いしましょう。では!!

572名無しの決闘者:2016/12/09(金) 00:14:27 ID:w3ycBElU
お疲れ様です 結構長かったですね

あと最後に初代組、リンクス、最強、TFと集大成感ある

573名無しの決闘者:2016/12/09(金) 00:44:19 ID:e.CYSWfs
乙〜、面白かったよ

574名無しの決闘者:2016/12/09(金) 16:54:31 ID:KECvOEg2
投下します

藍神「さぁ 君達も招待しよう 伝説のSS次元へ…」

575名無しの決闘者:2016/12/09(金) 17:23:02 ID:KECvOEg2
「社長の仕事帰り」

KC社内

磯野「お疲れ様です!瀬人様! 遅くなりましたが今日も瀬人様宛てに全国の女子学生からファンレターが届いております!」

海馬「くだらん…そんなものはゴミ溜めの山にでも放り投げておけ!」

磯野「はっ! あともう1つ、イシズ氏からこのような物が…」

《イシズ「瀬人…私は今回、様々な国を訪れてきた中で『グラビア撮影』という物に触れ合う機会がありました…これを貴方にもお渡しいたします」》

海馬「……ふぅん! この俺に再び勝負を挑むとは…奴にはもう1度お灸を据えてやる必要がありそうだな(ご満悦)」

576名無しの決闘者:2016/12/09(金) 17:36:58 ID:KECvOEg2
「永遠の絆」

ユベル「十代…僕達の絆がまた引き裂かれたりはしないだろうか」

十代「どうしたんだよ! お前にしては珍しい事言い始めたな」

ユベル「僕達は異世界、そしてダークネスとの戦いを経て絆を取り戻し、そして成長した」 

ユベル「だがもし再び十代と決裂するような事があれば…」

十代「心配すんなよユベル! 俺達にはこのカード「超融合」があるだろ!」

十代「このカードは色んな悲しみを生んだけど……それでも俺達の絆をまた引き合わせてくれた! いわば俺達にとって唯一無二の絆さ!」

ユベル「そうだな…これは僕達にとってとても特別な絆…未来永劫引き裂かれたりはしない!」

遥か別次元にて……

???「僕は速攻魔法『超融合』を発動♡」ネットリ

577名無しの決闘者:2016/12/09(金) 17:54:30 ID:KECvOEg2
「ネットは怖い」

遊星「なあクロウ…『ネット掲示板』とは恐ろしい世界だな」

クロウ「どうした遊星! 何か悪口でも書かれてたか!!」

遊星「いや…どうやら俺はネットで『万能主人公』、『便利キャラ』、『助けてくれ○○〜』等々、こういう高尚でハードルが高いイメージを持たれてるようだ…」

クロウ「わかるぜ遊星!俺も『インチキ野郎』、『苦労』、『女フラグ0』とか散々な言われようだぜ!」

鬼柳「まだお前は良い方だと思うぜクロウ 俺なんか満足ばかりで俺のフルネーム覚えてる奴もういるか怪しいレベルだからな…」

ジャック「くだらん!! 貴様等、たかがネットごときに臆しているのか!」

数分後

ジャック「何だこれはぁぁ!!『元キン』、『無職王』、『AV墜ち』だとぉ!!」

クロウ「お前ぇに関しては正論しか書かれてねぇじゃねぇか!!」

578名無しの決闘者:2016/12/09(金) 18:06:20 ID:KECvOEg2
「妖しい兄妹」

遊馬「なあ…シャークと芋シャーって本当に仲良いよな」

小鳥「そうね…本当に幸せそうだわ」

鉄男「(俺もシャークに認めてもらっていつかは…)」ニヤニヤ

カイト「フン…凌牙に関してはシスコンの悪い見本にしか見えないがな…」

それから神代兄妹の親密話が広まり翌日…

Ⅳ「凌牙!!お前毎日深夜に妹の下着しゃぶってるって本当か!?」

凌牙「あぁ!!誰だそんなホラ吹きやがった野郎は!!」

579名無しの決闘者:2016/12/09(金) 18:23:49 ID:KECvOEg2
「ヒロインは誰だ!」

舞台裏

遊矢「なぁ…柚子達って全然ヒロインらしくないよね」

ユート・ユーゴ・ユーリ「あぁ…確かに…」

遊矢「柚子はストロングだし…」
ユート「瑠璃も隼の妹だから闇墜ち系の方が似合いそうだし」
ユーゴ「リンはどちらかと言えばオバさんキャラだし」
ユーリ「セレナはポンコツ脳筋駄犬ゴリラだし」

遊矢「…かといって他にヒロインが似合う奴いるかと言われれば男からぐらいしかいないし…こりゃあ監督に頼んで残り1クールのヒロインは次作の女子に来てもらうように頼むしかないね…」

ユート・ユーゴ・ユーリ「そうするしかないな(よね)」

柚子「なんだろう…この気持ち…」ゴゴゴゴ
瑠璃「何故だか自分でもわからないけど…」ゴゴゴゴ
リン「今すぐに誰でもいいから男を…」ゴゴゴゴ
セレナ「ぶん殴ってやりたい気分だ!!」ゴゴゴゴ

580名無しの決闘者:2016/12/09(金) 18:25:49 ID:KECvOEg2
以上です 読んでいただきありがとうございました
あえて各作品毎から分けて作ってみました

581名無しの決闘者:2016/12/11(日) 23:53:55 ID:g9WqNFJg
投下します
今回、程々に力を入れるため、少し長くなる予定ですが長くても2、3日あれば完成しそうなのでよろしくお願いします

582drug smile:2016/12/11(日) 23:55:27 ID:g9WqNFJg
零王「まさに…『リサイタルゼロ』である」

583drug smile:2016/12/12(月) 00:02:58 ID:4wASxdVU
『とある休日』 カラオケ店 「SKK席」

遊矢「カラオケかぁ…初めて来たなぁ!…」

柚子「そうね…しかも今回集まった面子は瑠璃とサヤカ以外は初挑戦らしいし、それに…」

柚子「(遊矢と同じ席だなんて)」キャー

遊矢「ん?…なんか言った?」

柚子「な……何でもないわよぉぉ!!(ハリセン)」

遊矢「いてっ! じゃあ始めよっか!」

584drug smile:2016/12/12(月) 00:08:12 ID:4wASxdVU
数分後

遊矢「父さんが〜残した 熱い思い♪」
遊矢「母さんが〜 くれた あのまなざし♪」

柚子「なかなかやるじゃない!」

遊矢「まぁね 父さんがイベントでよく歌ってたしその影響かな☆」

柚子「へぇ…じゃあ次は私の番ね!」

585drug smile:2016/12/12(月) 00:13:58 ID:4wASxdVU
別部屋「KMK席」

零児「……………」

権現坂「…………」

月影「……………」

月影「………権現坂殿 折角ですからなにかリクエストされてはどうでござる!」

権現坂「……そうだな ではこの男権現坂 和歌でも歌おうか!!」

零児「……月影、次は私がリクエストしても構わないか?」

月影「…御意!!」

586drug smile:2016/12/12(月) 00:23:04 ID:4wASxdVU
別部屋「PDS席」

リン「へぇ…あんたが私と相席? よろしくね♪」

アレン「お…おう! はじめまして!、よろしく!!」ドキドキ

リン「素直ねぇ…まったく可愛いんだから♪…ユーゴにも見習ってほしいわ!」ギュ

アレン「あぁ…胸…当たってます…(来てよかった〜!!)」

587drug smile:2016/12/12(月) 00:28:44 ID:4wASxdVU
別部屋「HTTN席」

ユーゴ「へっくしょん!!…誰か俺の噂してるな」

ユーゴ「しかし…よりにもよって何でお前と同席なんだよ!!」

ユーリ「フッ…いいじゃないか あれ?もしかして怖い?」

ユーゴ「はぁぁ! ふざけてんじゃねぇぞ!!テメェ!」

ユーリ「……ハイハイ」

588drug smile:2016/12/12(月) 00:37:39 ID:4wASxdVU
別部屋「HSKB席」

ユート「……まさか今度はカラオケで相見えるとはな…」

グロリア「それはこちらのセリフだな」

グレース「そうね…まあそのかわりしっかり遊んであげましょ♪」

ユート「当然お前達はデュエット形式になる訳だな」

グロリア「そうなるな」

ユート「それなら助かる 俺が歌える時間が長く貰えるからな」

589drug smile:2016/12/12(月) 00:42:34 ID:4wASxdVU
別部屋「FKY席」

シンジ「野郎共!!得点で革命だぁぁ!!」

徳松「レッツ!! エンジョイィィィ!!」

サヤカ「あ…あの! よろしくね零羅君」

零羅「よ…よろしく…」

590drug smile:2016/12/12(月) 00:48:43 ID:4wASxdVU
別部屋「BIP席」

ジャック「まさか俺達が同席とはな」

カイト「お前は当然マイケル・ジャクソンを歌うんだろうジャック・アトラス」

ジャック「当たり前だ! 俺にこそ奴の曲は相応しいからな!」

エド「成程…「キング」繋がりだからね…ただ僕の方が洋楽は上手いと思うけど」

591drug smile:2016/12/12(月) 00:57:27 ID:4wASxdVU
別部屋「ONST席」

セレナ「あんたとこうして会うのは初めてだな!」

明日香「そうね! お手柔らかに頼むわ!セレナ」

沢渡「(うひょ〜 これって両手に花って奴だよな 最高〜!!)」

沢渡「(……待てよ?これであと来てねぇ野郎は黒咲、クロウ、それに瑠璃の3人か…)」

592drug smile:2016/12/12(月) 01:05:53 ID:4wASxdVU
全組が一周歌い終えそうな頃…

瑠璃「…はぁ…ようやく着いた!! ありがとうクロウさん」

クロウ「いいってことよ!」

店員「すみません 本日貸切予約をされていた『リサイタル・ゼロ』の方々ですか…」

クロウ「ああ そうっす!!」

店員「お2人様で最後の席となります 『KLW席』へどうぞ!」

593drug smile:2016/12/12(月) 01:13:56 ID:4wASxdVU
クロウ「俺達が最後って事はどうやら瑠璃とみたいだな」

瑠璃「そうなりますね……どうやらあそこ曲がった所ですね!」

瑠璃「あれ?この部屋空いて……すみません部屋間違いまし……」

黒咲「頭の中♪ ガンガン なってるmusic〜」

黒咲「ヘビー〜ローテー〜………ん?」

594drug smile:2016/12/12(月) 01:15:28 ID:4wASxdVU
とりあえず今はここまでにしておきます
続きはまたしばらく後にします

595名無しの決闘者:2016/12/12(月) 13:42:17 ID:kbhW/usE
黒咲さんがヘビーローテーションノリノリで歌ってる時点で
既に俺の腹筋にブレイブクローレボリューション

596drug smile:2016/12/12(月) 18:02:28 ID:kqfVWfRc
それでは続きを書いていきます

597drug smile:2016/12/12(月) 18:11:42 ID:kqfVWfRc
クロウ「……安心しろよwww誰にも言ったりしねぇから是非楽しんでてくれよww」クスクス

黒咲「待て!そんな情けなど無……瑠璃!!?」

瑠璃「………ふふふっ ごめんなさい つい…」ニコッ

瑠璃「まさか兄さんにこんな可愛い裏の顔があったなんて知らなかったわ☆ 帰ったらまた聞かせてね☆」クスクス

黒咲「やめろぉぉぉ!!」

黒咲「ハァ…ハァ…これほどの屈辱は初めてだ」

黒咲「だが俺はそれでもこの曲を最後まで歌いきらねばならない 鉄の意志と鋼の強さにかけて!」

598drug smile:2016/12/12(月) 18:24:41 ID:kqfVWfRc
各部屋のリクエスト曲がヒートアップしてきた
『SKK席』 

柚子「柚子はまだ14だから〜(替え歌)」
柚子「センチメンタルガール〜♪」

遊矢「いやそこは最後ストロ…いやなんでも無いです。ちょっとトイレに…」

『PDS席』
アレン「二人寄り添って歩いて 永久の愛を形にして」オラオラ
リン「いつまでもキミの横で笑いたくて〜♪」ウキウキ

アレン「(くそ!なんで瑠璃と同じ顔なのにこんなドキドキするんだ!)」

『KMK席』

権現坂「あ〜あ〜 川の流れのように〜 ゆるやかに〜」

零児「…………」

月影「…………」

599drug smile:2016/12/12(月) 18:43:25 ID:kqfVWfRc
『FKY席』

シンジ「あなた追って出雲崎 悲しみの日本海」
徳松「愛を見失い岸壁の上〜」
シンジ「落ちる涙は」
徳松「積もる事もない〜」
サヤカ「まるで〜♪」
零羅「う…海……雪〜…」

「HSKB席」

ユート「この世であなたの愛を〜手に〜入れるもの!」
ユート「踊る ライト見つめて 忘れない〜Ah〜」
ユート「謎が解けてゆく〜」

グレース「天使がくれた出逢いは〜♪」
グロリア「あの空を突き抜けて」
2人『「永遠に輝き続〜ける〜♪」』

600drug smile:2016/12/12(月) 18:56:10 ID:kqfVWfRc
『HTTN席』

ユーリ「百年先も愛を誓うよ〜 君は僕のすべてさ〜」
ユーゴ「信じている ただ信じてる 同じときを刻む人へ〜………ってなんでこの曲なんだよ!!」

ユーリ「フッ 僕からキミに向けたメッセージさ☆」ネットリ

ユーゴ「ヒィィィィ!!!」

「BIP」改め「VIP席」

エド「ふぅ…これであと歌ってないのは君だけだね」

ジャック「ふん!では聞かせてやろう!! キングの叫びを!!………!!?」

カイト・エド「何だ!この威圧感は!」

クロウ「まさか?」

明日香「新たな敵……!?」

601drug smile:2016/12/12(月) 19:07:40 ID:kqfVWfRc
『ONST席』

沢渡「ナゾナゾみたいに謎を解き明かしたら〜」

電話「プルルル あ お時間10分前です!!」

沢渡「チッ!!しゃあねぇな! セレナ、お前最後に歌え」

セレナ「……いいだろう」ドヤッ

沢渡「ククク…大方軍歌あたりだろうな!」クスクス

セレナ「…………」
セレナ「あいしあう〜ふたり〜しあわせの〜そら〜」

沢渡「WHAT?」

セレナ「となりどうしあなたと あたしさくらんぼ〜!!」

沢渡「(い…一体どうなってやがる)明日香さ〜ん!!またセレナがギャグ……あれ?明日香さん?」

602drug smile:2016/12/12(月) 19:20:09 ID:kqfVWfRc
そして各チーム、終了時間を迎え…
店員「ありがとうございました〜!!またのご来店を〜」

零児「何!?ジャック達5人が見当たらないだと」

沢渡「ああ…あの5人だけどこ探しても見当たらねぇ!!」

権現坂「それから遊矢達の姿も見えん!!」

柚子s『「遊矢(ユート)(ユーゴ)(ユーリ)も!!?』

零児「とりあえずもう1度手分けして探すんだ!!」

30分前

遊矢「ふぅ〜!! 気持ちよく出た〜」ジャー

遊矢「しかし柚子の奴 あそこまで怒らなくても……!!?」

603drug smile:2016/12/12(月) 19:25:22 ID:kqfVWfRc
ユート・ユーゴ・ユーリ「……!?これは!!」

遊矢・ユート・ユーゴ・ユーリ「ぐわぁぁぁぁ!!!!」

遊矢「い……一体……なにが……」

《ズァーク「バカな…この波動……まさか奴が!」》

遊矢・ユート・ユーゴ・ユーリ「ぐぁぁぁぁ!!!!」

604drug smile:2016/12/12(月) 19:34:13 ID:kqfVWfRc
とある未知次元にて

明日香「う………嘘で……しょ…」LP100 手札・ 場・墓地0

ジャック「まさか……ここまでやるとはな……」LP100 手札・場・墓地0

エド「つ……強すぎる…!!?」LP100 手札・場・墓地0

クロウ「俺達5人全員で…ようやく……精一杯どころか……全く意に介してねぇだと!?」LP100 手札・場・墓地0

605drug smile:2016/12/12(月) 19:44:24 ID:kqfVWfRc
カイト「貴様……名を名乗れ!!」LP100 手札・場・墓地0

???「名乗れとは…また随分威勢がいいですこと」LP20000 墓地10 場「○○○ー○○○・ドラゴン」

《ズァーク「何故だ!? 何故奴まで復活している…!!」》

???「まあいいですわ 教えてあげましょう」

遊矢・ユート・ユーゴ・ユーリ「ぐぅぅぅ……あぁぁぁぁぁ!!!!!」

???「私は男性、そして女性の境界線を越え…そして『ズァーク』の5人目の分身」

5人「!!!?」

606drug smile:2016/12/12(月) 19:46:27 ID:kqfVWfRc
ユーミ「名を『ユーミ』と申しますわ よろしく」ネットリ

        《END》

607drug smile:2016/12/12(月) 19:52:07 ID:kqfVWfRc
これにて終わりです。 
読んでいただきありがとうございました。
また 終わり方とは異なり続編は予定していません。

《余談》本作で登場していない素良とデニスについてですが序盤の段階で忘れていた為後付けで午前に潜入任務、午後に零王の命令で合コンに参加して欠席したという設定にしました。

608drug smile:2016/12/12(月) 20:49:45 ID:sPgclpbE
続投
一部歌詞が少々間違えてた部分もありますがご了承下さい

609立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:39:45 ID:Z1PIzn/.
投下します

『Ⅳチャンネル』

610立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:40:54 ID:Z1PIzn/.
璃緒「ちょっと凌牙、いつまで寝てるのよ!遅刻しちゃうわよ!」

凌牙「ん・・・・うるせぇな・・・・・どうせ今から支度したって間に合わねぇよ」

璃緒「だからって急がなくていい事にはならないでしょ!これで何回連続遅刻だと思ってるの?」

凌牙「いいからさっさと行けよ・・・・俺に構ってたらお前まで遅刻するぞ」

璃緒「もう!凌牙、最近本当にたるんでるわよ!遅刻しても必ず学校には来なさいね!」

凌牙「・・・・・やっと行ったか、まったくお節介な奴だ」

凌牙「今から行ったんじゃ一限目は間に合わねぇな、二限目は体育だったか?」

凌牙「・・・・・だりぃな、やっぱ三限目から行くか」

611立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:41:38 ID:Z1PIzn/.
・・・その夜

凌牙「ん・・・・・・・」

凌牙(やっぱ朝寝すぎたか?最近生活リズムが崩れて寝つきが悪くなってきたな・・・・・)

凌牙「・・・チッ、どうにも目が冴えちまう、また今日もラジオ聞きながら寝るか」カチッ

ザーーーーーー

凌牙「ん、なんだ?随分ノイズがひでぇな、電波が悪いのか?」

ザザ・・・

凌牙「おっ、収ま・・・・・」

Ⅳ「リスナーの皆さん、こんばんわ。今宵も始まりましたデュエリストラジオ【Ⅳチャンネル】」

凌牙「ブフッ!?」

612立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:42:23 ID:Z1PIzn/.
Ⅳ「MCは毎度お馴染みⅣこと極東エリアデュエルチャンピオン、トーマス・アークライトです。今日も皆様に僕の最高のファンサービスをお届けしたいと思います♪」

凌牙「ⅣがMC!?あいつラジオなんてやってやがったのか!?」

凌牙(マジか・・・最近毎晩のように聞いてたが全然知らなかったぜ・・・・・っていうかコイツがMCのラジオって一体どんな内容なんだ?)

Ⅳ「ではさっそく参りましょう、最初のコーナーはこちら!【トーマス・アークライトの程遠いんだよねぇ!】」

凌牙(どんなタイトルだよ・・・)

Ⅳ「毎度お馴染みのコーナーですね♪リスナーさんの身近に居る〔理想とは程遠い人〕に関する悩みを僕のファンサービスで解決して差し上げる、そんなコーナーです」

凌牙(要するにお悩み相談か、タイトルの割に在り来たりなコーナーだな)

Ⅳ「では最初のお便り、ペンネーム〔ドラゴン使い〕さんからの程遠いメールです。最近私の身内がだらしない、毎日当然のように朝寝を坊し、学校にも平気で遅刻してくる。この間遅刻してきた上に寝癖が付いていた時は正直呆れた。身内として恥ずかしいのでしっかりして欲しい・・・・・」

凌牙(なんか最近の自分に当てはまり過ぎて心に刺さるな・・・・・)

613立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:43:53 ID:Z1PIzn/.
Ⅳ「なるほど・・・・・遅刻はいけませんねぇ、時間を守らない人間は信用も失ってしまいますからこれに関しては全面的にその身内さんに非がありますねぇ。もっと周囲の目を気にしていれば寝癖を付けたまま登校なんてしないでしょう(笑)」

凌牙(正論だが言い方がウゼェ・・・)

Ⅳ「これは本人にはっきり言うべきでしょう。だらしねぇんだよダメ人間!・・・と」

凌牙「もうちょっと言い方あるだろ」

Ⅳ「では続いてのお便りです。ペンネーム〔さなぎちゃんマジ天使〕さんからの程遠いメール。同居人の好き嫌いが酷い。ピーマン、玉ねぎを俺の皿にホイホイ移してくる、別に嫌じゃねぇが出されたもんはちゃんと食べるのが礼儀だと思う」

凌牙(好き嫌いくらい誰だってあるだろ、嫌じゃねぇなら別に・・・・・)

Ⅳ「素晴らしいですね〔さなぎちゃんマジ天使〕さん!同居人の方、このラジオを聞いてるなら少しは彼を見習ってください、いい年してピーマンが食べれないなんてほざいてる自分が恥ずかしくないんですかぁ?」

凌牙「・・・・・まぁ俺は違うしな、あれは嫌いとかじゃなくて口に合わねぇだけだし、食おうと思えば食えるし・・・・・」

Ⅳ「以上、【トーマス・アークライトの程遠いんだよねぇ!】でした!」

ジングル〜♪

614立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:45:27 ID:Z1PIzn/.
凌牙(しかし、Ⅳの奴意外と普通にMCやってるな、いつ本性が出るのかと内心ヒヤヒヤしてたが・・・・・)

Ⅳ「続いてのコーナーはこちら!〔極東一喝!ふざけるなテメェ!!〕」

凌牙(だからタイトルどうにかしろよ!)

Ⅳ「【Ⅳチャンネル】の大人気コーナーですね、リスナーさんのふざけるなテメェ!な体験を聞き、僕がその話のふざけるな度を採点するコーナーです」

凌牙(ふざけるな度って・・・もっとネーミング捻ってやれよ放送作家)

Ⅳ「さっそく1通目のお便り、ペンネーム〔白き盾〕さんからです」

凌牙「ん?」

Ⅳ「この間同居している親友を起こしに行ったら寝ぼけて腹部を蹴り飛ばされた。とても痛かったぞ・・・・・との事です」

凌牙(気のせいか?このペンネームに物凄く心当たりがある気が・・・・・いや、今思えばさっきの2通も・・・・・まさかな)

Ⅳ「これは酷いですねぇ、気を使って起こしに来てくれた親友を蹴るとは・・・寝ぼけているとはいえ暴力はいけません。これはふざけるな度・・・・・37点!ワォ!?凄いよ!」

凌牙(37で高得点って何点満点だよ)

615立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:46:47 ID:Z1PIzn/.
Ⅳ「いやー、ここ最近ではトップクラスのふざけるな度ですねぇ、次のリスナーさんはこれを超えられるかな?」

凌牙(・・・・・やっぱ気のせいだな。知り合いのラジオで身内のメールがホイホイ読まれる訳・・・・・)

Ⅳ「ペンネーム〔妹シャーク〕さんからです!」

凌牙「ウソだろ・・・・・」

Ⅳ「風呂から上がった兄と同居人の男共がパンツ一丁で歩き回っていた、普段兄とは仲良くやっていますがその時はお前マジでふざけんなよと本気で舌打ちしました」

凌牙(間違いねぇ、璃緒だ・・・・・すっげぇ心当たりあるもん・・・・・)

Ⅳ「これは最低ですねぇ!ええ最低ですよ!実の妹とはいえ女性にイチモツを晒すとはとんだ変態野郎ですねぇ!」

凌牙「晒してねぇよ!パン一っつってんだろ!!」

Ⅳ「これは文句無しの44点満点です!いやぁ〔妹シャーク〕さんも大変ですねぇ変態のお兄さんをお持ちとは(笑)」

616立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:47:53 ID:Z1PIzn/.
凌牙「おいやめろ・・・こんな公共の電波で俺の恥を晒すな・・・・・」

Ⅳ「こんな公共の電波で己の恥を晒されるなんて、悔しいでしょうねぇ」

凌牙「てめぇ!!」

Ⅳ「あ?なんだよ・・・・・なんだって?」

凌牙(なんだ?スタッフと話してんのか?)

Ⅳ「ふざけるなテメェ!!Ⅲにだってちゃんと生えてるわ!俺の弟をそんな目で見てんじゃねぇ!!」

凌牙(公共の電波でなんて話してんだ・・・・・)

617立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:48:37 ID:Z1PIzn/.
Ⅳ「オホン・・・・・失礼、僕とした事が取り乱してしまいました、続いてのお便りです」

凌牙「待て・・・もうやめろ!」

Ⅳ「ペンネーム〔アリト〕さんからのメールです!」

凌牙「アリトォ!ペンネームの意味が分からないなら送るんじゃねぇ!!」

Ⅳ「ナッシュ本人も気付いて無かったけど今日制服のズボン前後逆で登校してて腹が捩れるほど笑っちまった、マジでふざけんなwこれ以上腹筋割れたらどうすんだ!」

凌牙「やめろ・・・実名を出すのはヤメロォ!!」

Ⅳ「おやおやいけませんねぇ神代凌牙くん、お友達の腹筋が割れすぎてトウモロコシみたいになってしまいますよ?」

凌牙「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

618立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:49:29 ID:Z1PIzn/.
隣の部屋

<ウワァァァァァァ!!ヤメロォォォォォォォ!!

アリト「アッハッハッハッハ!ナッシュの奴めっちゃ叫んでんじゃん」

璃緒「まったく近所迷惑ね、ラジオも静かに聞けないのかしら」

ドルベ「ナッシュ・・・・・やはり少し心苦しいな」

ギラグ「ドルベ、これもナッシュの為だ」

ミザエル「奴は最近平和ボケしすぎていたからな、これで少しは目が覚めるだろう」

Ⅳ「しかし、この偽ラジオが自室の隣でやってるとは思っても見ないだろうな」

璃緒「まさかあなたがここまで協力してくれるとは思ってませんでしたわ。だらけきった生活をする凌牙にお仕置きがしたいって言ったらVに頼んで電波ジャックまでしてくれるなんて」

ギラグ「ホント手が込んだことするよな、まぁ効果てきめんみてぇだけどよ」

Ⅳ「こんな面白れぇ話、乗っからないわけねぇだろ?俺から凌牙への少し早いクリスマスファンサービスさ」

璃緒「ふふっ、そろそろ仕上げと行きますわよ♪」

Ⅳ「さぁて凌牙、俺のファンサービスたっぷりと味わってくれよ?」

619立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:51:17 ID:Z1PIzn/.
凌牙の部屋

凌牙「やめろ・・・もう聞きたくない・・・・・」

Ⅳ「さて、最後のコーナーです」

凌牙「聞きたくないのに・・・ラジオを切れない!この後どんな恥を晒されるのか・・・・・知らずに眠る事が怖い!!」

Ⅳ「【トーマス・アークライトの本当のファンサービスは・・・・・」

凌牙「でも聞くのも怖い!!クッソォォォォォォ!!」壁ドン!

璃緒「キャッ!!」

凌牙「っ!?璃緒の声!今確かにラジオから璃緒の声が・・・・・まさか!」

620立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:52:36 ID:Z1PIzn/.
隣の部屋

Ⅳ「馬鹿野郎!マイクに乗ったらどうする!」

璃緒「だ、だってビックリして・・・・・」

アリト「やっべぇ!この足音、ナッシュが来る!!」

ギラグ「布団被れ!寝たフリしろ寝たフリ!」

モゾモゾモゾモゾ

ドルベ「ブックス!?ミザエル、それは私の布団だ!」

ミザエル「どれも同じだ!この非常時にそんな事・・・邪魔だギラグ!もっと詰めろ!」

アリト「イテテテテ!バカ!そりゃ俺の尻だって!」

ギラグ「誰がケツみてぇな顔だコラァ!!」

Ⅳ「おい璃緒!?あ、当たってるぞ・・・」

璃緒「爆ぜろ変態!!」///

凌牙「・・・・・よぉ、随分騒がしいじゃねぇの」

621立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:53:46 ID:Z1PIzn/.
ドルベ「な、ナッシュ・・・・・」

凌牙「部屋に布団敷き詰めて・・・・Ⅳ、お泊り会か?」

Ⅳ「あ、ああ・・・・・親睦を深めようと思ってな・・・・・」

凌牙「璃緒、今日は男部屋で寝るんだな?」

璃緒「ええ!・・・し、親睦を深めようと思って・・・・・」

凌牙「親睦ねぇ・・・・・」

璃緒「あ・・・アハハハハ・・・・・」

凌牙「随分手の込んだ嫌がらせしてくれたじゃねぇか・・・・・Ⅳ!!」

Ⅳ「嫌がらせじゃねぇ!最近お前が平和ボケしてるって聞いたから渇を入れてやろうと・・・・・」

璃緒「そうよ!ラジオで言われた事、あれは全部事実でしょ!」

凌牙「ぐっ・・・・・」

622立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:54:36 ID:Z1PIzn/.
ドルベ「我々は決してナッシュに嫌がらせをしようと思って事を起こしたのではない。人間になったとはいえ、ナッシュには七皇のリーダーとしての自覚を忘れないで欲しかったのだ!」

ミザエル「それに七皇どうこうを抜きにしても、最近の貴様のだらけた生活は目に余る」

凌牙「う・・・・・・」

アリト「お前、自分にも他人にも厳しいだろ?神経ピリピリさせてよ、今までこんな事無かったからどうしてやればいいか分かんなくてよ・・・・・」

ギラグ「俺達なりに方法を考えたんだよ、お前が今の生活を嫌だと感じれば覇気を取り戻してくれると思ったんだ」

凌牙「・・・・・・・」

璃緒「凌牙・・・・・・」

凌牙「・・・・・どうやら、心配かけちまってたみたいだな」

ドルベ「ナッシュ!」

凌牙「悪かったな、確かに最近平和ボケしちまってたよ。お前達の気持ちも考えないで好き勝手な生活を送っちまってた・・・」

ミザエル「フン、どうやらもう心配はいらないようだな」

アリト「ヘヘッ!」

ギラグ「なんだかんだ、上手く行ったな」

璃緒「ふふ、そうね♪」

623立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:55:51 ID:Z1PIzn/.
凌牙「Ⅳ・・・・・」

Ⅳ「ハッ、気にすんなよ凌牙、俺様のファンサービスが必要になったらいつでも・・・・・」

凌牙「璃緒にセクハラするとはいい度胸だな」

Ⅳ「えっ?」

凌牙「ちゃんと聞いてたぞ・・・・・どさくさに紛れて胸なんて触りやがって!」

Ⅳ「待て凌牙!それは違う!別に狙ったわけじゃ・・・」

璃緒「そうですね、それは制裁されるべきですわ」

Ⅳ「おい!?」

凌牙「Ⅳォォォォォォォォォォォッ!!!」


・・・・・その後、凌牙のだらけた生活は少しずつ改善されていった

624立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:57:17 ID:Z1PIzn/.
数日後

アリト「あーーーーーもうわっけ分かんねぇ!」

ギラグ「宿題終わんねぇー!こんなんじゃ夜が明けちまうぜ!」

凌牙「1問解くのにどんだけ時間かかってんだよ」

アリト「もーダメだ!頭パンクしそうだぜ!」

ギラグ「休憩!一旦休憩入れっぞ!」

凌牙「ったくしょうがねぇな、でもそうだな、眠気覚ましにコーヒーでも淹れるか」

アリト「暇だしラジオでも聞こうぜ」

ギラグ「えーっと、今やってる番組は・・・・・」

Ⅳ「お待たせしました、本日より僕が皆様にお届けするファンサビデュエリストラジオ【Ⅳチャンネル】スタートです!」

凌牙「・・・・・・・」

凌牙(公式番組になってやがる・・・・・)


終わり

625立派なゴミ:2016/12/12(月) 23:58:42 ID:Z1PIzn/.
以上です、見てくださった方ありがとうございます!

626名無しの決闘者:2016/12/13(火) 05:17:13 ID:cyL26evE

アリトがアホの子可愛い

627名無しの決闘者:2016/12/13(火) 12:00:13 ID:p9BQOYdA

Ⅲが生えてる子可愛い

628名無しの決闘者:2016/12/13(火) 17:51:33 ID:r2ocsNeg

ケツみたいな顔のギラグ可愛い

629名無しの決闘者:2016/12/16(金) 00:03:04 ID:wfVjCH4U
投下します

ユーリ「え? いま何て言った?」

630名無しの決闘者:2016/12/16(金) 00:11:14 ID:wfVjCH4U
アカデミア男子寮 ユーリ部屋

セレナ「何度も言わせるな…お前の事を色々教えてくれ!!」

ユーリ「………なんか僕キミの癪に障るような事した覚えないんだけど…」

セレナ「う…うるさい!! なら明日、午前10時に港に来い!!」

ユーリ「は?………何で?」

セレナ「じゃあな 待ってるぞ!!」バタン

631名無しの決闘者:2016/12/16(金) 00:18:00 ID:wfVjCH4U
セレナ「(これで…これでいいんだよな…)」ドキドキ

数時間前

柚子「それであいつったらねぇ……」キャキャ

瑠璃「それは大変だったわね」ウフフ

リン「私も相当変な目に逢ったわ!」ウフフ

セレナ「…………」

一同『どうしたの?セレナ』

セレナ「やはり…私がダメだったのか」ションボリ

632名無しの決闘者:2016/12/16(金) 00:22:52 ID:wfVjCH4U
柚子「(えらい落ち込んでるなぁ)何かあったの?」

セレナ「ユーリについて少しな」

瑠璃「え?……まさか」

リン「あいつにヒドい目に遭わされたの?…最低!!」

セレナ「違うんだ!! きっと私のせいなんだ!」

一同『ひょっ?』

633名無しの決闘者:2016/12/16(金) 00:33:27 ID:wfVjCH4U
セレナ「お前達みたいに私があいつの側に居てやれなかったからあんな事に…」

柚子「……き…気にしすぎよ!」

瑠璃「そうよ 元気出して」

セレナ「しかし遊矢達と違いあいつは大切にしたいと思える存在が居なかったんだ だから…」

リン「(………たしかにそう考えてみればもし私が居なければユーゴがどうなってたかと考えると恐ろしいわね)」ゾクゾク 

セレナ「人を愛せない気持ちとはとても辛い事だ!」

一同「(もしあいつらがユーリみたいになってたら……?)」

634名無しの決闘者:2016/12/16(金) 00:48:42 ID:wfVjCH4U
《遊矢「レディース!エーン!ジェントルメーン!!」》
《遊矢「さあ…俺と激しい体験を感じてミナイ!」キラーン

《ユート「幻影騎士団は倒れない!…そしてキミがじっくり泣き叫ぶまでこの手を放してあげない…!!」》ネットリ

《ユーゴ「リ〜ン 俺と熱い『フュージョン』交わそうぜ〜」》ネットリ

柚子・瑠璃・リン「キャー!!!キモイキモイキモイキモイ〜!!!」

セレナ「だから頼む!! あいつにとって私が大事だと思える存在になってもらえる方法を教えてくれ!! この通りだ!」

635名無しの決闘者:2016/12/16(金) 00:58:28 ID:wfVjCH4U
翌日  待ち合わせ場所の港

セレナ「(さて…先に着いたがちゃんと来てくれるだろうか…)」

ユーリ「やぁ……お待たせ♡」ネットリ

セレナ「ふん!!やけにはやいではないか!まあ褒めてやってもいいぞ!」

ユーリ「………なんでそんな上から目線なわけ?」

セレナ「(しまった!)」

リン「いい!男子の気持ちをときめかすにはまず相手を立てる事!! その人に安心感を持って貰わないと」

セレナ「(安心感だな)さ…さぁ…行こうか!」

ユーリ「? なんか変だね まあ いつもの事か」

636名無しの決闘者:2016/12/16(金) 01:22:29 ID:wfVjCH4U
10:00 船が到着し船内

セレナ「(さて… この後はまず融合次元屈指の都)に到着したあとランチだったな…とはいえまだ長いな)」

12:00 到着

ユーリ「やっと着いた? 待ちくたびれたよ」

セレナ「まず昼食を済ませるぞ 店は決めてある!」

ユーリ「ふーん じゃ 行こっか」

店内

♪キブンハマルデハシルジェットコースタ カケマワレババンエンタメイトッ

ユーリ「へぇ…この曲久しぶりに聴いたね」

セレナ「(よしっ まずは)」

瑠璃「ランチの時は特に相手の事をよく知れるチャンスよ。そうね…待ち時間にデッキを見てもらって感想とか聞いてみたりとかがいいかも」ニッコリ

セレナ「おい!デッキを見てくれ!!」

ユーリ「……どうしたの急に まあいいけど」

ユーリ「…………」

ユーリ「ふぅ〜ん 噂で聞いてた通り本当に相手を殴り倒すしか考えてない戦術と構築だね」

637名無しの決闘者:2016/12/16(金) 01:35:07 ID:wfVjCH4U
セレナ「悪かったな!! これが私だ!」イライラ

ユーリ「いや別に悪いとは言ってないし……」

ユーリ「いいんじゃない? たしかに楽しそうではあるし……それに」

ユーリ「こんなデッキを使ってる子が実はそんなモデルさんみたいなキュートな私服してるなんてとてもウケるよ(笑)」

セレナ「何!? キュートだと!!………ってなんだ?」

ユーリ「……やれやれ」

店員「お待たせしました こちら『コラーゲンたっぷりミルクココアパフェ』と『超特盛!!トリプルビッグチーズバーガー』」でぇす♪」

638名無しの決闘者:2016/12/16(金) 01:45:28 ID:wfVjCH4U
店員「まいどありがとうございました〜!」

14:00

セレナ「さて…あとは最後に…」

柚子「初めてならあまり色々な場所に行くと相手がちょっと疲れそうだしお互いが好きそうなスポットを調べてそこでガッツリ最後に寛げばいいと思うわ!」

セレナ「(……あいつが好きそうなスポットは調査済みだ!)ドヤッ。 よし!!あとはお前が好きな『水晶博物館』に行くぞ!」

ユーリ「僕……別に好きじゃないけど」

セレナ「なんだと!?」

639名無しの決闘者:2016/12/16(金) 01:53:20 ID:wfVjCH4U
ユーリ「ハァ………いいよそこで」

セレナ「本当か!?」

ユーリ「うん 誰情報か知らないけどわざわざ建ててもらったスケジュール壊す訳にもいかないし」

セレナ「………すまん」

15:00 水晶博物館 到着

ユーリ「……綺麗な水晶がいっぱいだぁ」

セレナ「(顔が笑ってない……やはりもっと調べておけば…」

ユーリ「…………」

ユーリ「ねぇ ちょっと屋上行こうよ ここの博物館は開放してるみたいだし」

セレナ「あ…ああ」

640名無しの決闘者:2016/12/16(金) 01:55:52 ID:wfVjCH4U
とりあえず今はここまでにしておきます

あと少しなので今日の夜(PM)には完成できます

641名無しの決闘者:2016/12/16(金) 17:52:21 ID:KgP0FAJI
続き 書いていきます

642名無しの決闘者:2016/12/16(金) 18:03:27 ID:KgP0FAJI
屋上

セレナ「どういうつもりだ! こんなところに連れてきて」

ユーリ「…キミさぁ…僕が言うのもなんだけどこういうデートみたいな体験初めてでしょ」

セレナ「………楽しくなかったのか」ションボリ

ユーリ「当然だよ キミ自身が楽しそうじゃなかったし」

ユーリ「そもそも僕とじゃなくても他にも最初に誘える人いるでしょ。赤馬零児にゴンちゃん?に騒がしいだけが取り柄の沢渡シンゴに瑠璃のお兄さんに紫雲院素良とか…なんで僕な訳?」

ユーリ

643名無しの決闘者:2016/12/16(金) 18:15:01 ID:KgP0FAJI
ユーリ「あ……もしかして…」

セレナ「ゴンちゃんと沢渡、紫雲院素良は単純にタイプではない!!……零児と黒咲なら考えてやらなくもないな」

セレナ「そんな事はどうでもいい!! 私はお前を見放していた事を悔いていたのだ!!」

セレナ「私が側に居てやればお前はあの時……」

ユーリ「………何がいいたいかよく分からないけど要はあのエンタメ馬鹿君に厨二キザ男君、ユーゴー君と同類だと思われてた訳か僕は……」

ユーリ「図星のようだね ただあれはもう気にしなくてもいいよ」

644名無しの決闘者:2016/12/16(金) 18:19:40 ID:KgP0FAJI
ユーリ「別にキミが居たところで僕は変わらなかったと思うし……そうだ! ならデュエルをしよう


セレナ「何!?」

ユーリ「デュエルをすればキミがぶつけたい気持ちがわかるでしょ」

セレナ「………わかった! なら行くぞ!!」

ユーリ・セレナ『「デュエル!!」』

645名無しの決闘者:2016/12/16(金) 18:31:30 ID:KgP0FAJI
『数ターン後』

セレナ「このターン お前は『月光彩雛』の効果でバトルフェイズでカード効果は使えない これで終わりだ!! バト…」LP4000 手札1 場 舞獅子姫(蒼猫効果付与)、舞豹姫、蒼猫
ユーリ「バトルフェイズ開始前に罠発動『レインボー・ライフ』 このターンすべてのダメージを回復に変える」LP100 手札3→2  場 伏せ1

セレナ「くっ!! バトルは中止 カードを1枚伏せターンエンド!!」

ユーリ「僕のターン! 『貪欲な壺』を発動」

646名無しの決闘者:2016/12/16(金) 18:41:12 ID:KgP0FAJI
ユーリ「墓地のモンスター5体をデッキに戻し2枚ドロー!」
「そして手札の『捕食植物サンデウ・キンジー』と『プレデター・プランター』を公開して『捕食生成』を発動!」
「舞豹姫と蒼猫に捕食カウンターを乗せる」

セレナ「なにを仕掛けるつもりだ」

ユーリ「そしてサンデウ・キンジーを召喚し効果発動!自身とキミの場の舞豹姫で融合する」
「(口上省略)融合召喚!現れ出でよ!欲深き猛毒龍『グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』」

647名無しの決闘者:2016/12/16(金) 18:55:05 ID:KgP0FAJI
ユーリ「さらに前のターン、コストにした『捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ』の効果によりカウンターが乗った蒼猫をリリースして攻撃表示で特殊召喚!!」

セレナ「くっ だが舞獅子姫の攻撃力にはまだ及ばない!!」

ユーリ「言うと思った 魔法カード『強制転移』を発動!」
「これでドロソフィルム・ヒドラと舞獅子姫のコントロールを変える!」
「そしてグリーディーヴェノムの効果で攻撃力を0にし効果も無効にする。バトルだ!グリーディーヴェノムでドロソフィルム・ヒドラを攻撃!」

セレナ「残念だが私の勝ちだ!罠発動『業炎のバリアーファイアーフォース』!!」

648名無しの決闘者:2016/12/16(金) 19:01:55 ID:KgP0FAJI
ユーリ「成程ね…舞獅子姫は破壊されないからグリーディーヴェノムの半分のダメージをお互いに受けて僕の負けというわけね…でも」
「罠発動『神の宣告』LP100→50」
「効果は無効となりバトルは続行」

セレナ「何!?うわぁぁ!!」LP4000→700

ユーリ「最後はキミのモンスターで終わらせてあげるよ 舞獅子姫でダイレクトアタック!!」

セレナ「ぐわぁぁぁぁ!!!」LP700→0

649名無しの決闘者:2016/12/16(金) 19:12:30 ID:KgP0FAJI
ユーリ「所詮こんなもんだよね やろうと思えばいつでも勝てたし」

ユーリ「(……とはいえ)」

セレナ「くそっ!! 悔しい!!」

ユーリ「ただ……キミの気持ちは伝わったよ」

ユーリ「今日は楽しかった また誘ってくれたら相手するよ」

セレナ「本当か!!? ならまた相手してくれ! 次は私が勝つまでやるぞ!!」ニコッ

ユーリ「ハァ……一緒に居るとホントに疲れるよ……このお嬢様は…(呆れ顔)」

《ズァーク「フッ 俺も女と戯れてぇな!」》
《レイ「そうね……!」

     〈END〉

650名無しの決闘者:2016/12/16(金) 19:17:17 ID:KgP0FAJI
読んでいただきありがとうございました
今回はオリジナルのif要素で展開しました
参考があれば聞きたいので本記事等遊戯王ss関連所にて掲載されると個人的にはありがたいです   
ではこれで

651立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:47:24 ID:4Gr.WLYU
投下します

ガガガ学園物語

652立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:48:42 ID:4Gr.WLYU
ガガガガール「私ね、最近先輩とご無沙汰なの・・・・・」

クラーク「・・・・・・・」

ガール「・・・・・私ね、最近先輩とご無沙汰」

クラーク「聞こえてますよ、いきなり何言ってるんですか?」

ガール「だから、最近先輩とオーバレイしてないのよ!」

クラーク「なんだ、エクシーズ召喚の話ですか」

ガール「それ以外無いでしょ、何の話だと思ったのよ!」

クラーク「いや別に・・・でも確かに、ガールさんは最近ガガガ先輩と素材になる事は少ないですね」

ガール「少ないじゃないわ!全く無いのよ!それどころかここ最近マスターは私を召喚する事も少なくなったわ!今のお仕事は専らガガガドローの除外コストよ!」

クラーク「いや、流石に全くという事は無いでしょう?マスターが毎日どれだけデュエルしてると思ってるんですか?」

ガール「ええ、マスターはそりゃもう毎日デュエル三昧よ!私と先輩が手札に揃う事も何度かあったわ、でもマスターは私を先輩とオーバーレイさせてくれないのよ!これはもう意図してるとしか思えないわ!」

クラーク「意識しすぎでは?それに手札に揃っても場に出なければエクシーズ召喚できませんし・・・・・」

ガール「だって聞いてよ、この前のデュエル!」

653立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:49:21 ID:4Gr.WLYU
・・・・・・・

遊馬「いくぜ!俺のターン!」

ガール「・・・来た!久しぶりに私と先輩がセットで初手に!しかもガガガを特殊召喚できるガガガウィンドまであるわ、これなら流石に・・・」

遊馬「俺はガガガマジシャンを召喚!さらにレベル4のモンスターを召喚した事で、カゲトカゲを特殊召喚!そしてエクシーズ召喚!現れろガガガザムライ!」

ガール「・・・・・」

・・・・・・・

ガール「いや、分かるのよ?ランク4出すだけならトカゲちゃん使った方が効率良いのは分かるの、でもそういう問題じゃないでしょ!?」

クラーク「マスター的にはそういう問題だと思いますよ?別にあなたと先輩をオーバーレイする義務もありませんし」

ガール「でも察してくれたっていいじゃない!私だって結構古参よ!初登場時にあんだけ先輩とのラブラブっぷりを見せてあげたのに分かってない訳無いでしょ!分かってやってるなら絶対嫌がらせよ!アストラルが居なくなって寂しいからって私達の事妬んでるんだわ!マスターがそんな人だとは思わなかった!」

クラーク「ちょっ、落ち着いてくださいよ!食堂でそんな大声出して、皆に見られてますよ!」

ガール「うぐぅ・・・・・」

654立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:50:03 ID:4Gr.WLYU
カイザー「クラーク、ここに居たのか」

クラーク「あっ、生徒会長、私に何か御用ですか?」

カイザー「昨晩マスターがデッキ調整をしたようでな、また選抜メンバーの入れ替えがありそうなんだ。それで・・・」

クラーク「ああ、デッキの構成リストですね、それならもう確認して用意出来てますよ!」

カイザー「本当か?さすがだなクラーク、いつも仕事が速くて助かるよ」

クラーク「いえ、そんな・・・・・」///

カイザー「さっそくこのデータを学生端末に送信してくるとするよ、ガールもしっかり確認しておいてくれ」

ガール「はいはーい」

カイザー「じゃあ私はこれで、昼食中失礼したな」

クラーク「はい、お疲れ様です!」

ガール「・・・・・・・」ジトー

655立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:50:40 ID:4Gr.WLYU
クラーク「えへへ・・・会長に褒めてもらっちゃった、早起きして頑張った甲斐あったなぁ♪」

ガール「・・・・・・・」ジトー

クラーク「ん?ガールさん、どうかしましたか?私の顔に何か付いてます?」

ガール「羨ましい」

クラーク「はい?」

ガール「羨ましいっ!う・ら・や・ま・し・いッ!!好きな人とあんな風におしゃべり出来るなんて!私なんて先輩と『おはようございます!』『おう』ぐらいやりとりしか無いのにぃ!」バンバンバン!!

クラーク「な、何言ってるんですか!好きな人って、別に私は会長の事を・・・・・」

ガール「あーそういうのいいんで、もう傍から見てラブラブなの丸分かりなんで」

クラーク「ラブ・・・っ!そんな愛し合ってるだなんて!」

ガール(そこまで言っとらん)

ガール「はぁー、まぁ先輩は無口な所もかっこいいんだけどさぁー、最近どうも距離が遠いって言うか・・・せめてデュエル中ぐらいなんとかならないかなぁ・・・・」

656立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:51:38 ID:4Gr.WLYU
ピロリロリン♪

ガール「おろ?メールかな?」

クラーク「さっきのデッキの構成リストじゃないですか?」

ガール「そうみたいね、とりあえず私と先輩は残留っと・・・いつも通りね」

クラーク「相変わらず選抜率高いですね、私は今回はお休みです」

ガール「私もたまには休みたいなぁー、でもそしたらまた先輩とのオーバーレイが遠退くんだよね・・・」

クラーク「ふふっ、休みが欲しいなんて羨ましい悩みですね」

ガール「毎回選ばれてればきっとアンタもそう思うわよ、だって多分そろそろ・・・・・」

アナウンス『デュエルが開始されます、デュエルが開始されます。デッキ選抜メンバーは至急デッキルームに集合してください』

ガール「ほら来た」

クラーク「お昼明けの恒例ですね」

657立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:53:08 ID:4Gr.WLYU
ガール「また『デュエルの時間だぜぇ!』ってはしゃいでるんでしょうね。マスターもデュエルばっかじゃなくて、たまにはお昼寝でもすればいいのに・・・」

クラーク「マスターに不満ですか?トレード志願書発行します?」

ガール「まさか!私のマスターはマスターだけよ!」

クラーク「ふふっ、ですよね。今日も頑張ってくださいね」

ガール「ええ、行って来るわ」

クラーク「あっ、あと分かってると思いますけど、デッキルームに余計な物は持ち込んじゃ駄目ですよ?」

ガール「分かってるわよ、分かってる・・・・・」

658立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:54:49 ID:4Gr.WLYU
資料室


ガール(えーっと確かこの辺に・・・・・)

ガール「あった!緊急連絡網!これをデッキルームに持って行けば・・・フヒヒ♪」

先輩「・・・おい」

ガール「ひぃぁぁぁぁっ!?」

先輩「・・・何してる?」

ガール「せ、先輩・・・いや、ちょっと道に迷って・・・・・」

先輩「・・・デュエルが始まる」

ガール「あ・・・ああ、そうでしたね!急がないと遅刻しちゃいます!先輩、ダッシュで行きましょう!」ダッ!!

先輩「・・・おい!」

ガール「ひ・・・・・何か?」

先輩「・・・廊下は走るな」

ガール「あ、あはは・・・ごめんなさーい・・・・・」

659立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:55:49 ID:4Gr.WLYU
学校-中庭

鉄男「行け!《ブリキの大公》!メロメロメロディを攻撃!」

遊馬「おっと、やるな鉄男!」

ガール(ホントに、今日のおデブ気合入ってるわね)

鉄男「へへっ、これで遊馬の場はガラ空き!ひっさし振りに俺の勝ちだぜ!」

遊馬「まだまだ、勝負はこれからだ!俺のターン、ドロー!」

ガール(・・・来たっ!)

遊馬「ん?なんだこのカード?こんなカード入れたっけなぁ・・・・・まぁいっか、俺は《ガガガ学園の緊急連絡網》を発動!」

鉄男「何!新しいカードか!?」

遊馬「相手の場にのみモンスターがいる時、デッキから「ガガガ」モンスターを特殊召喚できる!来い、《ガガガマジシャン》!」

先輩「ガガガッ!!」

660立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:56:19 ID:4Gr.WLYU
ガール(オッケーオッケー、さぁマスター、私を召喚して!さぁ、さぁ、さぁ!!)

遊馬「さらに手札から《ガガガガール》を召喚!」

ガール「イェーイ!っしゃぁぁぁぁ!」

遊馬「が、ガガガガール?なんか今日テンションおかしくないか?」

ガール「うっ・・・・・が、ガガガ!」

遊馬「まぁとにかく、これで決めるぜ!《ガガガマジシャン》の効果発動!レベルを3に変更して、《ガガガガール》と共にオーバーレイ!」

ガール「せんぱーい!!」

先輩「おうっ!!」

遊馬「エクシーズ召喚!現れろ!《弦魔人ムズムズリズム》!《ガガガガール》の効果で《ブリキの大公》は攻撃力0だ!」

鉄男「そんな!」

遊馬「さらに《ムズムズリズム》の攻撃時、オーバーレイユニットを一つ使って、攻撃力を2倍にする!これで終わりだー!」

鉄男「うわぁぁぁぁぁぁ!!」LP0

遊馬「よっしゃあ!勝ったビングー!」

661立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:56:56 ID:4Gr.WLYU
・・・・・・・・・・

放課後-ガガガ学園-廊下

ガール「ハァ、久しぶりに先輩と一つになれたわ♪これだからオーバーレイはやめられな・・・・・」

カイザー「一体どういう事なんだ?」

ガール(ん?カイザー先輩の声?教室の方から聞こえて・・・・・)

先輩「・・・何がだ?」

カイザー「さっきのデュエルだ」

ガール(えっ、何?先輩、生徒会長にお説教されてる!?)

カイザー「学校の規則は知っているだろう?デュエルルームには選抜メンバー以外いかなる人も物も入れてはならない」

先輩「・・・それがどうした?」

カイザー「さっきのデュエル中、これを無断でデッキに持ち込んだ生徒がいる」

ガール(あれは・・・緊急連絡網!)

662立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:57:32 ID:4Gr.WLYU
カイザー「《ガガガ学園の緊急連絡網》、君を特殊召喚したカードだ。これはマスターの組んだデッキには入っていない」

先輩「俺を疑ってるのか?」

カイザー「いや、ただデュエル直前、資料室から君が出てくるのを見たという証言があった。確かにこれは資料室に保管してあったのを私も覚えている」

先輩「・・・」

カイザー「君の素行が悪いのは知っているが、こんな事する奴じゃないと思っている。ただ、あの時間に資料室に居たなら、何か知っている事はないか?」

先輩「・・・ガールの奴が持っていた」

ガール(うっ、やっぱりバレてたんだ・・・)

カイザー「何?ガールが?知っていて止めなかったのか?」

先輩「・・・俺のせいかもしれん」

ガール(えっ?)

663立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:58:13 ID:4Gr.WLYU
カイザー「ああ・・・クラークも言っていたが、確かに彼女最近寂しがっていたからな」

先輩「・・・どうしたらいい?」

カイザー「なんだ、分からないのか?相変わらず不器用だな君は」

先輩「・・・・・」

カイザー「不器用でも、不器用なりに考える事だな」

カイザー「まぁ結果的にデュエルは上手く行ったし、今回の件は先生達には内緒にしておこう」

先輩「・・・助かる」

カイザー「じゃ、話はこれで終わりだ、またな」スタスタ

先輩「・・・ああ」

ガール「・・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・

664立派なゴミ:2016/12/17(土) 19:59:37 ID:4Gr.WLYU
ガール「あ、あの先輩!」

先輩「・・・・・おう」

ガール「えっと、その・・・・・私・・・・・・・」

先輩「・・・行くぞ」

ガール「あっ・・・・・・・」

先輩「どうした?」

ガール「いえ・・・・・そうですね、もう帰らないと」

先輩「違う」

ガール「えっ?」

665立派なゴミ:2016/12/17(土) 20:00:43 ID:4Gr.WLYU
先輩「・・・・・・・・・」

先輩「遊びに行く、二人で・・・・・」

ガール「それって・・・・デ、デートのお誘いですか!先輩から!?」

先輩「・・・・・嫌か?」

ガール「行きます!超行きます!!メッチャ行きます!やったぁー!!」

先輩「おう・・・それからガール」

ガール「はい!」

先輩「・・・・・今日はいいデュエルだった」

ガール「・・・えへへ」///


デュエルモンスターズ、精霊を宿したそれには心があり、そして青春がある・・・・・かもしれない

666立派なゴミ:2016/12/17(土) 20:01:15 ID:4Gr.WLYU
以上です、見てくださった方ありがとうございます!

667名無しの決闘者:2016/12/18(日) 19:43:34 ID:MJMieJwA
乙、設定が面白いわ

668cloth over:2016/12/19(月) 17:30:06 ID:AGdgrxrk
投下します

「ディメンション・プロジェクト」

669cloth over:2016/12/19(月) 17:40:20 ID:AGdgrxrk
LDS社内
遊矢「ディメンション計画(プロジェクト)!?」

零児「ああ…」

零児「なんでも4つの次元合同でとあるプロジェクトが進行していてな」

零児「企画として『各次元の代表者2名でデュエットソングを作成する」事になったらしい」

遊矢「まさかそれに俺を!」

零児「その通りだ! スタンダード代表は遊矢と沢渡で行こうと思う」

670cloth over:2016/12/19(月) 17:47:50 ID:AGdgrxrk
零児「リリースは来月始めにはなる…つまりレコーディングは今週中に終わらせないといけない!」

零児「なんでも子供向けアニメのOPに起用するらしくすでに詞、曲は完成しており沢渡も練習に入ってる…」

遊矢「…………」

零児「不満か?」

遊矢「いや…やるのはいいけどこういう機会でやるなら折角だから身内じゃなくてもよかったかな」

零児「まあ君と私のデュエットはあまり売れなかったからな……気持ちはわかる」

零児「だが……こういう時こそエンタメだ 遊矢!」

671cloth over:2016/12/19(月) 17:59:03 ID:AGdgrxrk
遊矢「……わかった 沢渡とやってみるよ…」

スタジオ

沢渡「よぉ遊矢! 遅かったじゃねぇか! このネオ・ハイパー・ミュージシャン沢渡を待たせるとは肝が据わってんな!!」

遊矢「……で? どんな曲なの?」

沢渡「おう! これだ!」

遊矢「……!!?これ 本当に零児が?」

沢渡「ああ!!すげぇよ!! まさに俺達の分身みてぇだぜ!」

遊矢「うん!今すぐ歌いたい!! やろう沢渡!!」

こうして第1弾は無事、レコーディングをスタートし、何回もミスやケンカをしつつもお互いにを認め合い、成功した。

672cloth over:2016/12/19(月) 18:06:29 ID:AGdgrxrk
エクシーズ次元 スペード校

ユート「……例の話、聞いたか?隼」

黒咲「ああ…第2弾は俺達みたいだな」

黒咲「やるからには徹底的にやる! 作詞は俺がやるからユートは作曲をやってくれ!」

ユート「……すまん隼 俺、音楽には疎いんだ」

ユート「瑠璃にアドバイスとも考えたが最近『ラブソング』しか聴いてないらしく…」

黒咲「心配するな 一応カイトに編曲をしてもらえるよう依頼しておいた」

673cloth over:2016/12/19(月) 18:15:37 ID:AGdgrxrk
ユート「助かる…もしかしてもうテーマも聞かせれてるのか?」

黒咲「ああ…なんでも『絶対絶命の窮地に陥り、想い人の姫を奪われ、悪の組織から彼女を奪い返すと決意した主人公の騎士が様々な出会いと成長を経て、姫を迎えにいく』というテーマのミュージカルの主題歌に使いたいらしい」

ユート「俺達みたいに主人公だな……!?何かフレーズが今、響いてきたぞ隼!!」

黒咲「何!? では早速作業に入るしかあるまい! 行くぞユート!!」

674cloth over:2016/12/19(月) 18:24:52 ID:AGdgrxrk
シンクロ次元 とある施設

ユーゴ「……なんでテメェとなんだよ!」

ユーリ「さぁ…この次元の最高責任者にでも聞いてきなよ」

ユーリ「それにその次元に住んでいる者が1人でも入れば契約範囲内らしいし問題なくない?」

ユーゴ「そうだけどよぉ…リンのやつはしばらく外出してて無理だし、折角だからジャックやクロウ、シンジとか同じ次元のやつとやりてぇわけじゃん!!」

ユーリ「ふーん…けどキミは僕でもあるから相性はピッタリだと思うけど?」

ユーゴ「気持ち悪ぃ言い方してんじゃねぇよ!!」

675cloth over:2016/12/19(月) 18:30:40 ID:AGdgrxrk
ユーゴ「……ったく で テーマはなんだよ」

ユーリ「なになに あ〜! 『ゲームセンターで観客が最高の気分に浸りやすい』曲だってさ!」

ユーゴ「おっ なら俺の得意範囲内だな!」

ユーゴ「作詞は俺にまかせろ!!」

ユーリ「なら僕が作曲かな」

676cloth over:2016/12/19(月) 18:39:18 ID:AGdgrxrk
スタンダード 遊勝塾

柚子「えっ!? 私が素良とデュエット? 『融合次元』代表で?」

素良「うん 本当は僕、セレナとかデニスあたりと組まされる予定だったらしいんだけど……」

素良「テーマがアカデミアの皆とは合わないらしくてね だから柚子になったわけ!曲できてるから練習しよ!」

柚子「別に私でいいなら……ってテーマはいったい…?」

素良『大切な人に届けたい、胸が苦くて、でも伝えきらないといけない愛する気持ち』を表現したテーマらしいよ」

柚子「あ…愛!!? ムリムリ そんなの私には無理!!」

677cloth over:2016/12/19(月) 18:44:40 ID:AGdgrxrk
素良「大丈夫大丈夫!柚子って結構恋愛ドラマ見てるじゃん!!……それに」

素良「さっき自分でやるって言ったよね?」

柚子「言ってないわよ!!…けどやったらいいんでしょ!!やったら!」

素良「わ〜い!やった〜!」

678cloth over:2016/12/19(月) 18:57:58 ID:AGdgrxrk
各組 作業とレコーディングが終了しオンエア日

アニメOP
遊矢「…お 俺達の歌 ちゃんと使われてる!!」ドキドキ
沢渡「はじめて観たがこのアニメおもしれぇな!!監督と演出、脚本が良くできてんじゃねぇか!!OPの作画と演出も最高だぜ!」ワクワク


ミュージカル
ユート「凄い迫力だ!俳優さん達の熱意がここまで伝わってくる!……そろそろ俺達の曲だな」ワクワク
瑠璃「……これユートと兄さんが作ったの?2人にこんな一面があったなんて知らなかった!!」ニコニコ
ユート&黒咲「(お前(君)のおかげだ 瑠璃)」ニコッ

679cloth over:2016/12/19(月) 19:10:01 ID:AGdgrxrk
ゲームセンター
客A「すげぇなこの歌!」ワアアアア
客B「詞も曲も気分をハイにしてくれるぜ!」ワアアアア
ユーゴ「やっぱゲーセンはこういう感じがいいよなだな!ノリが全然違うぜ!」フゥゥゥ
リン「たしかに気持ちいいわね!……けどこれ作曲したユーリ君のおかげじゃない?」
ユーゴ「ハァ!!作詞は悪いって言いてぇのか!!」イライラ
リン「そうじゃないけど……あとユーゴずっとニヤケてて弱すぎ!」ガツン 

街頭
修造「へぇ…柚子がこんな想いをねぇ…」ニヤニヤ
アユ「まるで恋する乙女だ〜!!」ニヤニヤ
フトシ「タツヤも来たらよかったのにな!」ニヤニヤ
柚子「もう!!みんなやめてよ!!」バチッ
柚子「(…これも全部素良のせいなんだから!!……遊矢には絶対聴かれたくない!)」

680cloth over:2016/12/19(月) 19:30:53 ID:AGdgrxrk
作中楽曲紹介

『Eternal the Entertainment』
作詞、作曲:赤馬零児

遊:さあ行こう! 夢の彼方
沢:お連れするぜ 劇場へ
2人:始まる このEternal the Entertainment

遊:何度も挫けて ひたすら磨き続けた魂
沢:試行錯誤巡って 追い求めたDreamer
遊:悲しみに追い込まれた時もあった 泣きたいときもあった
沢:勝てないときもあった うまく行かないときもあった
2人:だから 笑えるんだ!!

遊:さあ行こう! 夢の彼方
沢:お連れするぜ! 劇場へ
2人:お楽しみはまだまだ 控えているぜ
遊:送り届ける このHAPPY!!
沢:ご来場の皆さんへ!
2人:始まる このEternal the wanderland!!

681cloth over:2016/12/19(月) 19:47:57 ID:AGdgrxrk
『HOPE on Future!』
作詞:黒咲隼 作曲:ユート 編曲:カイト

2人:墜ちかけた未来 絶望の闇
2人:怒り狂う 我が想い
2人:それでも救いたい あの笑顔を

ユ:1人だった俺を 君は慰め
黒:高みを目指し お前を導きたい
ユ:喜び合う心 それも
黒:夢も未来も すべて
2人:踏みにじられてゆく 絶望へと

ユ:無力な涙
黒:虚しき怒り
ユ:だけど
黒:俺には
2人:まだ希望がある

2人:君だけは 失いたくない たとえ闇に墜ちても
2人:たとえもう 戻れなくなっても
ユ:君だけは
黒:絶対に
2人:輝せ続けるさ この意志強く込めて

682cloth over:2016/12/19(月) 19:59:42 ID:AGdgrxrk
『ハイスピード・ボルテージ』
作詞:ユーゴ 作曲、編曲:ユーリ

ゴ:高み目指し どこまでも
リ:続いてく このスリル
ゴ:鳴り止まない風に導かれ 飛んでゆく
リ:越えられない 高みなんて そんなものはないと
2人:教えてくれている あの雲の囁き

ゴ:止まらないぜ
リ:この瞬間を
2人:感じ続けるために

2人:向かい風 無視して 走ろう どこまでも
2人:お互いの意志 ぶつけ合いながら

ゴ:まだまだ足りない
リ:まだまだ進める
2人:ハイスピード求めて 走り続けるさ

683cloth over:2016/12/19(月) 20:14:30 ID:AGdgrxrk
『Love You Voice〜伝エタイコノキモチ〜』
作詞:紫雲院素良 作曲:エド・フェニックス

素:伝えたい気持ち 今から考えよう
柚:傷つけずに 優しく言えたらいいな
素:メールの文章 何度も読み返して
柚:『これでいいかな?』と 何回も呟いて

素:だけどその想い 伝わらなかった
柚:悔しくて 堪らなかった
素:でも気付いた 大切な事を
柚:そっと感じてみた 自分の心
2人:正直に想いを ぶつけてなかったって

柚:怖かった 怖かった 本当の気持ちが
素:自分の気持ちに 嘘ついてたって
柚:泣きたい 苦しい 辛いけど
素:傷ついてもいいから どうしても伝えたい
2人:『君とずっと隣にいたい』と

684cloth over:2016/12/19(月) 20:16:16 ID:AGdgrxrk
これで終わりです。読んでいただきありがとうございました。

685legend start:2016/12/22(木) 19:28:01 ID:SonxIua6
投下します

瑠璃「ダメ…もうやめて!兄さん!!」

686legend start:2016/12/22(木) 19:38:20 ID:SonxIua6
スタンダード次元 とある公園にて

黒咲「何故だ! 俺達は兄妹だろう!」

黒咲「さあ 俺の気持ちを受け入れてくれ!!」バタン

瑠璃「(な…なんで…こうなってしまったの? 兄さん!)きゃぁぁぁ!!! 誰か助けて〜!!」

権現坂「そこで何をしている!!黒咲!!」

沢渡「嫌がってんじゃねぇか!! 放してやれよ!!」

瑠璃「(あ…あの人達は…!)」

黒咲「……貴様らか これは兄妹の問題だ。口出しは遠慮してもらおうか」

権現坂「そうはいかぬ!」

687legend start:2016/12/22(木) 19:51:55 ID:SonxIua6
沢渡「女の子の悲鳴を聞いて見過ごしなんてしたらこの『SRPS(スーパーレジェンドプリンセスサモナー沢渡)』の名に傷が付くぜ!!」ドヤッ

権現坂「お前も先程セレナの高笑いに爆笑していたではないか」

沢渡「ギクッ 黙れ黙れ!…そうだ黒咲 ここは男らしく俺と権現坂、お前とでデュエルで決着着けようぜ!。勝った方が今日1日瑠璃ちゃんをレンタルできる券を賭けてな!」

瑠璃「(えっ!?)」

権現坂「何故俺まで!!」

黒咲「………いいだろう。それで姿を消してくれるならな」

権現坂「……やらねばならないようだな」

瑠璃「(そ…そんなぁ〜!!)」ワアアアア

688legend start:2016/12/22(木) 20:18:30 ID:SonxIua6
数分後
黒咲「バトルだ!ライズ・ファルコン!すべての敵を引き裂け!『ブレイブ・クロー・レボリューション!!』」

沢渡「うわぁぁぁ!!」→LP0

黒咲「そしてブレイズ・ファルコンで権現坂にダイレクトアタック!」

権現坂「ぐわぁぁぁ!!」LP→0

瑠璃「(すごい…2人同時を相手にここまで圧倒的だなんて! 兄さんは相変わらず強い!)」

黒咲「ふん!……とはいえ腕自体は2人共上がってるようだな」

沢渡「くそっ!!昨日の素良、シンジに続いて黒咲にも……そろそろ勝たせてくれぇぇ!!」

瑠璃「(わかるわその気持ち! 私も早く兄さんを超えたい!!)」

689legend start:2016/12/22(木) 20:27:13 ID:SonxIua6
黒咲「約束通り勝ったぞ。早く引っ込め!」

遊矢「なら今度は俺とやろうよ!黒咲!」

権現坂&沢渡『「遊矢!」』

瑠璃「なんで彼が…」

黒咲「遊矢か………まさか貴様も瑠璃に!」イラッ

黒咲「柊柚子はどうした!…あと瑠璃はそんな安い女ではないぞ!」

遊矢「柚子の話はいいでしょ!俺だってたまにはあいつ以外の同い年の女子とじっくり話合いたいさ!」

690legend start:2016/12/22(木) 20:37:51 ID:SonxIua6
遊矢「……というのは建前で本当はユートに頼まれたんだ☆」

隼・瑠璃『「ユートに!?」』

遊矢「うん! 実は…」

《ユート「俺はスクールで隼と初めて出会い瑠璃ともあいつのおかげで知り合う事はできたがまだ付き合いがそこまで長いわけではなくてな…」》

《「あの2人が普段2人きりだとどんな感じなのかはあまり詳しくないんだ」》

遊矢「だから今日は用事が入ってるからお前…代わりに様子を見てきてくれって頼まれちゃったわけ。」

瑠璃「ユートが私に内緒でそんな事を…!」

691legend start:2016/12/22(木) 20:44:13 ID:SonxIua6
黒咲「くっ!………いいだろうデュエルしてやる!!」

「よく考えたらお前とデュエルした事は一度も無かったな!」

「俺が負けたら瑠璃をお前の彼女に貰っても構わん!」

権現坂&沢渡『「何!!?」』

瑠璃「ちょっと!! 兄さん!!」

遊矢「自信満々だね……いいよその条件でやろう!」

遊矢「じゃあ俺も負けたら柚子を黒咲の彼女にしてもいいよ!」

692legend start:2016/12/22(木) 20:48:55 ID:SonxIua6
権現坂「遊矢!!……それでいいのか!」

沢渡「あのストロングアマが聞いたら怖ぇぞ!」

柚子『ハックション……誰か私の噂でもしたかな?』

黒咲「なら始めるぞ!」

遊矢・黒咲『デュエル!!!』

693legend start:2016/12/22(木) 20:58:43 ID:SonxIua6
黒咲「先攻は俺だ!俺はRRーバニシング・レイニアスを召喚!!」
「この効果により手札からRRートリビュートレイニアスを特殊召喚し効果!!デッキからミミクリー・レイニアスを墓地に送り効果!!自身を除外しデッキからRRーネストを手札に加えシンキングレイニアスをサーチ!」
「俺は2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!現れろ!!ランク4!『RRーフォース・ストリクス!!』」

694legend start:2016/12/22(木) 21:15:15 ID:SonxIua6
「フォース・ストリクスの効果でファジー・レイニアスを手札に。そしてファジー・レイニアス、シンギングレイニアスの効果でそれぞれ特殊召喚!そして再びオーバーレイ!現れろ!!2体目のフォース・ストリクス!!」
「そしてファジーレイニアスの効果で同名、ストリクスの効果によりアベンジ・ヴァルチャーを手札に!!カードを2枚伏せターンエンド!」

沢渡「ふぅ……相変わらず長えぇな〜!あいつのターン」

遊矢「さぁて!じゃあ俺のターン!」
「俺は手札からスケール3のヒックリカエルとスケール6のリザードローをセッティ……」

黒咲「この瞬間!永続罠『魔封じの芳香』発動!」

瑠璃「あれでは遊矢はペンデュラム召喚はできないわ!!」

権現坂「黒咲め……やりおる!」

遊矢「くっ! なら俺は魔法発動!『オッドアイズ・アクセル』。これでオッPをリリース無しで…」

黒咲「俺は手札から魔法1枚を伏せカウンター罠「神の摂理」を発動!」

695名無しの決闘者:2016/12/22(木) 21:24:05 ID:bAFZvGH6
何で普通に魔法使ってんだよ。

696legend start:2016/12/22(木) 21:38:37 ID:SonxIua6
遊矢「げっ!」

沢渡「おいおい 一方的すぎんだろこりゃ!」

遊矢「…俺はモンスターをセットしターンエンド!」

黒咲「俺のターン!」
「俺は2体のフォース・ストリクスの効果によりデッキからラスト・ストリクス、ミミクリーレイニアスを手札に」
「そして「手札抹殺」を発動!手札を切り替える…この時ファジーレイニアスの効果を発動し同名カードを手札に」
「カードを3枚伏せターンエンドだ!」

権現坂「?? 何故奴は攻めない!」

遊矢「……俺のターン!」
遊矢「(まいったな!…エンタメしたくても打つ手がないや…)」

697legend start:2016/12/22(木) 21:41:38 ID:SonxIua6
>>685
すいません 自分で書いててなんですが修正します

×オッドアイズ・アクセル→○サイクロンに対して摂理です。

698legend start:2016/12/22(木) 21:43:22 ID:SonxIua6
>>685>>695

699legend start:2016/12/22(木) 21:49:12 ID:SonxIua6
>>696も訂正します。
ミミクリー効果発動→ネクロ・ヴァルチャー手札でエンド 

では続きに戻ります

700legend start:2016/12/22(木) 21:51:50 ID:SonxIua6
すみません やっぱ一回降ろさせて貰います
次の方、どうぞ

701legend start:2016/12/23(金) 20:23:13 ID:/b5IyCYo
誰も来られてないみたいなので前回、ミスした作品とは違う作品をまた投下します。(デュエル構成面は違う機会に改めて練り直してきます)
 
瑠璃「こ…これは凄い!!」

702legend start:2016/12/23(金) 20:30:43 ID:/b5IyCYo
休日 黒咲家

瑠璃「……ふぅ…なんとか散らかした分の掃除は片付いたわね!」バサッ

瑠璃「さて…クラスの子から借りてた漫画、早く読んで返してあげないと。……それにしても…」

『キミの笑顔を独り占めしたい〜Heartful Love』

瑠璃「またすごいタイトルね。さすが今、話題沸騰中の少女漫画だわ!」ワクワク

703legend start:2016/12/23(金) 20:46:03 ID:/b5IyCYo
瑠璃「…………」

ヒロイン「やめて!!何故私の事でそこまで…!もっと自分を大切にして!」

男「俺はお前がいるから…お前が俺の側に居てくれたから挫けずに自分の気持ちと正直に向き合えたんだ!」

ヒロイン「……けど!あなたが傷付くのはもう見たくない!」

瑠璃「……なんてヒロインなの! 自分の事よりも相手の事をここまで想えるなんて!。この男性も素敵だわ!」

男「……俺には3つぐらい離れた妹が居てね。いつも俺の顔を見る度に引かれてる感じがしてね」
「あいつは君と同じで明るくて、いつも笑顔で…。けど…ある時、事故で死んで…」
「それから俺は益々荒んでいって…気付けばあいつの妄想をしてしまうようになっていった。」

瑠璃「…………ん?」

704legend start:2016/12/23(金) 21:01:29 ID:/b5IyCYo
男「あいつが俺の事をどう想っていたかは最後までわからなかった。だが…それでも俺は……すまない!君の前でこんな話を……」

ヒロイン「心配しないで!……むしろあなたが隠してた秘密を知れて…真剣に話を聞かせてくれて私は嬉しいわ!!」

瑠璃「(……この男性…誰かに似てるような……)」
「(気のせいよね!どうしたんだろう私!)」

ヒロイン「その大切な妹さんを私に重ねてたのよね。けどあなたのその妹さんを想う気持ちは間違ってない!」

ヒロイン「私にもね…親友によく明るく笑う女の子が居たの!!」

ヒロイン「今は訳あって遠くにいってしまったけど…その子は自分の事をありのままに話す子で私の悩みにも素直に目を見つめながら聞いてくれて…」
「ニコニコしながら何事にも挑戦してたの。」

瑠璃「(……あれ〜! なんか聞いた事あるぞ〜!)」モヤモヤ

705legend start:2016/12/23(金) 21:16:31 ID:/b5IyCYo
ヒロイン「その子もお兄さんとの関係に悩みを持っていたらしくてね。けど彼女はお兄さんとの関係は捨てようとしなかったわ。」
『「だって私にとって、どんな人だろうとあの人は私の大切な兄さんだから!」』って!」

ヒロイン「だから私は彼女に『その笑顔を忘れず大切にしていってね』と最後の日に言ったの?」

瑠璃「(嘘でしょ!? この内容…私がユートに相談して話した内容とほぼ似てるわ!!………って事はこの男性はまさか!?)」

男「そうか…あいつは俺の事を想っていてくれていたのかもな……」
「だからこそ…俺はもう迷わない!また崖っぷちに追い込まれても君を今度こそこの身で守れる男になってみせる!」

ヒロイン「私ももう逃げない! あなたともう1度真剣に向き合うわ!!」

706legend start:2016/12/23(金) 21:25:08 ID:/b5IyCYo
瑠璃「(やっぱり兄さんだわ!! 嘘でしょ! なんで!!?)」
「(それにヒロインもどことなくユートに似てるわ!!)」

ヒロイン「ねぇ……私達…まだキスした事なかったよね。しましょ!!」

男「ああ! もう君を放さない!」

瑠璃「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」バタハタバタ 

黒咲「瑠璃ィィィ!!!」バタハタバタ

瑠璃「いやぁぁぁぁぁ!!!!」グルグルグル

707legend start:2016/12/23(金) 21:33:35 ID:/b5IyCYo
黒咲「……ぐはっっ!!」バタンッ

瑠璃「に…兄さん!! ごめんなさい! 大丈夫!?」

黒咲「ああ……ところで一体何があったんだ!?」

瑠璃「な…何でもないわ!! ごめんね…」

黒咲「そうか……またお前が俺から遠くに離れていってしまうんではないかと怖くなった…」
「何か悩み事があるならユートだけでなくたまには俺にも相談してくれ。………邪魔した。」バタン

瑠璃「えっ!?……」

708legend start:2016/12/23(金) 21:41:08 ID:/b5IyCYo
《ヒロイン友人「だって私にとって、どんな人でもあの人は大切な兄さんだから!」》

瑠璃「……そうよね!」
「私が次元戦争の時に攫われたときも兄さんは命懸けで私の所まで来て、助けてくれた。」
「そんな人を怖がる必要なんてあるわけがないわ!…………私、もっと強くなる!!」

709legend start:2016/12/23(金) 21:50:00 ID:/b5IyCYo
近隣家

デニス「いや〜!!まさか僕が描いた漫画があそこまでこのヒットして偶然にも彼女の心に刺さるなんてね〜!!」ニヤニヤ

ユーリ「………感謝してよね 瑠璃のあのネタ、僕がユートとの心理戦に勝利した戦利品として拾ってきたんだから」

デニス「ハイハイ……まあいいじゃない!ご覧の通りお嬢様の心も熱くしてしまったみたいだし!」

セレナ「……いいなぁ!あれがかぞくか!!」
「わたしにもひとをあいするきもちというものをりかいしたいぞ!!」

ユーリ「……お嬢様はまず、彼氏…つまり恋人を作るとこからでしょ…」ハァァ

セレナ「なんだと!?わたしをみくびっているのか!!」

デニス「アハハハハ!!」

710legend start:2016/12/23(金) 21:54:08 ID:/b5IyCYo
警官「おい!そこの不審者3名!速やかに降りてこい!!」

デニス「やばっ!」

セレナ「おまえたち えらそうだな! わたしがやっつけてやる!」

デニス「ちょっとタンマァ〜!!」

ユーリ「………やれやれ」

警官「待てやコラァァ!!」

         《END》

711legend start:2016/12/23(金) 21:54:52 ID:/b5IyCYo
読んでいただきありがとうございました。

712名無しの決闘者:2016/12/28(水) 16:45:36 ID:1jn3.cGU
投下します。

「夢の決闘!!社長と王様(キング)!」

713名無しの決闘者:2016/12/28(水) 17:29:04 ID:1jn3.cGU
すみません 別ブログで書く事にしたので次の方に渡します。

714kaito:2017/01/01(日) 20:48:24 ID:4ZGqZ4QI
>>279から遊矢達が好感度の測定をするSSを描いたものです
では大晦日限定で描いたSSの続きを投下したいと思います
以前とは違いかなり短めですのでお付きあい下さい

715kaito:2017/01/01(日) 20:50:18 ID:4ZGqZ4QI

ズァーク「」ビクン��

遊矢「あれ…どうしたんだ。ザァーク?そんな俯いたりして」��

ズァーク「う、ワ、」��

ズァーク「我と好感度の測定をしろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」��

遊矢「ひぃ」��

ユーゴ「おいおい…ズァークの野郎、また俺等を飲み込むつもりじゃねーだろうな!」��

ユート「いや、違う…あれは」��

ユーリ「恐らく年内にレイという少女と遊矢との好感度を測れなかった事に対して不満が爆発したのかと」��

ユーゴ「子供か!!」��

ズァーク「今コソ心ヲ通ワセ一ツニ」��

遊矢「って言われても好感度測定装置は次元に飛ばされてしまってもう測りようなんて無いからな」��


キュイーン バタン

スタスタスタ

716kaito:2017/01/01(日) 20:54:21 ID:4ZGqZ4QI

ユート「」

ユーゴ「どうしたよ…ユート?」��

ユート「いや…あれが見えないのか」��

ユーゴ「あん?」��

ユーリ「あれは、次元が開いて…あの少年は……」��

??「そうなるだろうと思って探して来ましたよ。ARで次元を超えて3千年前まで」��

遊矢「えっ君って」��

 チャリン(テワタシ

遊作「あなた達の関係性がこのまま悪化してしまったら俺の出番遠のくじゃないですか」

遊作「俺的には目立ちたくないからそれでもいいですけど…4月にパック販売も決まってるし、もうこれ以上待たせられませんからね」��

ユーリ「これはD・ゲイザーですか……よくもまぁ探して来れましたね」

遊作「これ位出来ないと遊矢さん達に俺なんか霞んでしまいますし……」

717kaito:2017/01/01(日) 20:59:07 ID:4ZGqZ4QI

遊矢「…ありがとう。君の想い受け取った…さぁ決めるぞ!ズァーク!俺達の好感度の最後の測定を始めよう!!」��

柚子「待って!」��

遊矢「柚子…どうしてここに?」��

セレナ「だれかわすれてるんじゃないのか?」��

レイ「私も居るんだけど…」��


 ………………………��

遊矢「あっ」��

遊作「って、驚いてないでそろそろ測らないと!!」��

遊矢「そ、そうだった!今度こそ遊星さんが言ってた俺達の関係性を結び合わせ絆を証明する時」ピッ��

前回同様コンマ判定(SS速報vip板で測った結果を反映させてます)

遊矢からズァークへの好感度��
↓1 コンマ判定�� 結果:57

ズァークから遊矢への好感度��
↓2 コンマ判定�� 結果:81

ズァークからレイへの好感度��
↓3 コンマ判定�� 結果:86

レイからズァークへの好感度��
↓4 コンマ判定�� 結果:23

遊矢から遊作への好感度��
↓5 コンマ判定�� 結果:95

遊作から遊矢への好感度��
↓6 コンマ判定�� 結果:90

718kaito:2017/01/01(日) 21:06:26 ID:4ZGqZ4QI

覇王龍ズァーク「我ト統合シ好感度ヲ一ツn」��

 ダキッ��

ズァーク「遊矢…何ヲする……」��

遊矢「もう俺とお前は繋がってる決して離れない絆が芽生えたんだ」��

ズァーク「コノ結果は……」��

遊矢「俺達の信頼の証明になってる…だろ?」��

 パァー��

ズァーク「ゆう…や……遊矢!!!」��

レイ「あれ?私忘れられてない?」ガビーン��

セレナ「存在薄いからな」��

柚子「あれセレナが普通にしゃべってる!!」(*_*;��

ズァーク「(アイツ(レイ)は無かったものにしたい)」��

遊作「あの…話割り切ってすみません。てっきり、俺は測らないかと思ってたんですけど」��

遊矢「いいじゃないか。次のシリーズは君にかかってるんだから俺からの好感度という名の期待度を測るのも間違いじゃないだろ?」��

海馬「ふぅん…確かに、その通りと云えるな」��

719kaito:2017/01/01(日) 21:13:53 ID:4ZGqZ4QI

遊矢「あっ…えっ、何で」コンワク

遊作「着いて来られました」��ションボリ

海馬「奴と測っている最中にコイツに割り込まれて俺の不満も高ぶっていたのでな」

海馬「その装置をどうしても必要だと言って聞かないこの輩に貸しだと言う証明として俺が着いて来てやったまでだ」

ズァーク「執念深さは敵に回したく無いな…こっちの社長の方は……」��


零児「クシュンッ」��

零羅「どうしたの兄様?」��

零児「馬鹿にされた気分だ」グスン��


海馬「それよりも見ていた限り今の間にこの世界では年を越し2017年になったようだが…」��

遊矢「えっ」��


2017/01/01 00:19:34:22

ユーゴ「あっマジだ!!」��

ユーリ「では〆るとしますか」��

柚子「それ何度目よ?」��

カイト「知らん。そんな事は管轄外だ」��

720kaito:2017/01/01(日) 21:14:29 ID:4ZGqZ4QI

ユート「うわっカイト、唐突に出て来るな!!」��

黒咲「俺も忘れられては困る」��

瑠璃「兄さん出しゃばらないの!」��

遊矢「では最後に閉幕と致しましょう!遊戯王はまだまだこれからも続きます!

遊矢「皆さんも期待不安の未来あるでしょうが俺達の戦いを最後まで見届けて下さい!��

遊矢「そして6代目の彼、藤木遊作に繋ぎましょう!!」��

皆「お楽しみはこれからだ!」��

海馬「フゥン。貴様分かっているな?帰りは任せるぞ」��

遊作「年跨いでの遊矢さんへの測定結果はまずまずな結果に終わったか…ま、内気な俺らしいっちゃ俺らしい結果だけど……」

遊作「スケボーでこの人を連れて帰るのか…古代エジプトまで……気が重いな……」��

ユーゴ「ん……?どうしたリン」

スタスタスタ

リン「」バシッ��

ユーゴ「うぉっ、イテー!(>_<)一言もしゃべれなかったからって俺にブツなんてあんまりだろぉーーーー」

end

721kaito:2017/01/01(日) 21:19:35 ID:4ZGqZ4QI
これにて終わりです
あちらの方で建てたスレが落ちてなかったので大晦日限定でコンマ判定で皆さんに御協力致いたものを反映させて描いたものをこちらに挙げ直したものです
?マークは空欄です。特に意味はありません
今年も色々と描くと思いますがその際は宜しくお願い致します(m(__)m

722名無しの決闘者:2017/01/12(木) 12:37:44 ID:J7MX2yjI
今年に入って前の投稿者の感想も新たなSSの投下も全く無いぞ

723cloth over:2017/01/29(日) 20:41:55 ID:JTNyeIZs
過疎って居たので投下します。

瑠璃「遊戯王Arc-v(アークファイブ)?」

724cloth over:2017/01/29(日) 20:49:08 ID:JTNyeIZs
〈アニメ本編が始まる前のエクシーズ次元での話です。〉
夜 黒咲家 瑠璃の部屋

瑠璃「ふぅ〜!今日も疲れたな〜!!」

瑠璃「あ…!? そうだ忘れてた!」バタバタ



クラスメイトA「黒咲さんって本当にデュエル大好きだよね!」

瑠璃「……え!? えぇ……ありがとう!」ニコニコ

瑠璃「(どうしよう! 男子から声かけられた事あまりないのに…)」

725cloth over:2017/01/29(日) 20:57:52 ID:JTNyeIZs
クラスメイトB「おい!黒咲さんちょっと困ってるだろ!!」

クラスメイトA「ああ……ゴメンゴメン! 突然声かけて…」ワサワサ

瑠璃「大丈夫よ 気にしないで。 ところで私に何か用かな?」ドキドキ

クラスメイトA「ああ実は今『Hジャンプ』で連載してるこの漫画が面白くてさぁ…」

クラスメイトB「本当に面白いよなこれ!!」

瑠璃「(いい笑顔だなぁ…本当に面白そう…)」

クラスメイトA「実は今日単行本持ってきててこれ黒咲さんに貸してあげるよ!」

726cloth over:2017/01/29(日) 21:05:53 ID:JTNyeIZs
瑠璃「え!? いいの?」

瑠璃「……でもそれ『少年漫画』だよね。私に合うかなぁ…」

クラスメイトB「大丈夫大丈夫! それにこれ女子もよく読んでるし話の中でデュエルも出てくるよ!」

瑠璃「本当!? ならお言葉に甘えて借りてみようかしら。」

時は戻り…

瑠璃「人から借りた物だし早く読んで明日にでも返してあげないと」ベッドニゴロン

瑠璃「うーん…なになに」

727cloth over:2017/01/29(日) 21:15:57 ID:JTNyeIZs
数秒後…

瑠璃「うわぁ…この『ファントム』って主人公カッコいいなぁ…」ペラッ

瑠璃「『榊遊矢』って名前もまたいいねぇ!」ペラペラッ

瑠璃「(『ファントム』っていったらユートを思い浮かぶわね!)」ドキドキ

瑠璃「……あれ?」

翌日 スペード校にて

瑠璃「……これありがとう とっても面白かったわ!」

クラスメイトA「えっ!?もう全部読んだの?」

クラスメイトB「お前に気を遣って早く読んでくれたんだろ!」グリグリ

728cloth over:2017/01/29(日) 21:24:54 ID:JTNyeIZs
クラスメイトC「なんだ瑠璃もArc-v読んだの?やっぱ『ファントム』カッコいいよね!!」

瑠璃「ええ…カッコよかったわ…」ブツブツ

クラスメイトC「(今日はなにか不機嫌みたいね)」

クラスメイトA「わかってねぇなぁ…一番はヒロインが可愛いことだろ!」

瑠璃「………なんですって!!!」ゴゴゴゴゴ

クラス全体「…………!!!」ビクビク

729cloth over:2017/01/29(日) 21:40:42 ID:JTNyeIZs
昼休み

ユート「最近バタバタしてたからお前とこうやって話すのも久しぶりだな」 

黒咲「そうだな……ところでユートよ、さっきから変な足音がしないか?」

ユート「……言われてみたら確かに………ん?」

瑠璃「やっと…やっと見つけたわ!兄ィさぁん!!ユートォォ!!!」イライラ

ユート 隼「『瑠璃!?』」

瑠璃「『柊柚子』って誰よ!! 彼女とどんな関係なのよぉ!!!」バンバン

隼「お…落ち着け瑠璃!! ユートの知り合いか?」バタバタ

ユート「さ…さぁ…? 俺も知らん」ビクビク

瑠璃「嘘言わないで!!昔彼女が受けた暗算大会に出場してたりリクルートスーツ着た途端にカッコつけ始めたり…下心丸出しよ!」ムキー

ユート「だから何の話なんだかさっぱり」

黒咲「まるで意味がわからないぞ!!」

瑠璃「問答無用〜!!覚悟しなさい!!」イカリノハラパン

黒咲「ぐはっ!!」

730cloth over:2017/01/29(日) 21:50:37 ID:JTNyeIZs
ユート「隼!」

瑠璃「ユートもユートよ!! くらいなさい!」イカリノハラパン

ユート「ぐわぁぁぁ!!」


クラスメイトA「そ……そういえば登場キャラにユートと黒咲さんのお兄さんに似たデザインのキャラが居たような」

クラスメイトB「おいおい!それってまさか…」

クラスメイトC「冗談でしょ!?」

一同「(現実とフィクションの区別が付かなくなっちゃった!!?)」

瑠璃「いやぁぁぁ!! もうみんないなくなっちゃえぇ〜!!!」ヤケクソ

       
       〈END〉

731cloth over:2017/01/29(日) 21:51:16 ID:JTNyeIZs
読んでいただきありがとうございました。

732cloth over:2017/01/29(日) 21:54:19 ID:JTNyeIZs
修正を1つ
リクルートスーツ→メンズスーツ

733名無しの決闘者:2017/02/17(金) 22:32:11 ID:YSNqWzX.
ここモンスターSSはセーフ?

734名無しの決闘者:2017/02/17(金) 22:37:14 ID:xks8B48U
大丈夫だと思いますよ。

735ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 19:59:50 ID:k2hxytKw

投下します。

女の子「君、何処かで会ったけ?」 凌牙「は?」

736ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:01:23 ID:k2hxytKw

神代家……

璃緒「凌牙、悪いけどおつかいお願い」

凌牙「は? 買い物ならさっき自分で行って来たんじゃねえのか?」

璃緒「買い忘れがあったのよ。晩御飯は麻婆豆腐作ろうと思ってたんだけどお豆腐が無くて」

凌牙「何でそれを忘れんだよ。悪いが今日は出掛ける気分じゃねえんだ、お前が行け」

璃緒「あら、そういう態度取る? いいわ、じゃあ今晩は麻婆豆腐の代わりにピーマンの肉詰めでも作るから」

凌牙「…………」

737ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:03:19 ID:k2hxytKw

商店街……

凌牙「あーくそ面倒臭え。何で学校一の札付きと呼ばれてるこの俺がパシリなんてしなくちゃいけねえんだよ」ブツブツ

凌牙(だが家事は全部璃緒に任せてるからあんまり強くはいえねえんだよな。第一夕飯にピーマンなんて食いたくねえし)

凌牙(仕方ねえ、さっさと買って終わらすか……ん?)

女の子「えっと、道さえ教えてくれればいいんだけど……」

不良A「だから俺らがそこまで案内してやるって言ってるじゃん」

不良B「そのまま俺らと遊ぼうぜ。俺達面白い場所たくさん知ってるからさ」

凌牙(何だ、あれ? サングラス掛けた女が男2人に絡まれてる……何かのテンプレか?)

738ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:08:38 ID:k2hxytKw

女の子「本当に場所を教えてくれるだけでいいんだよ」

不良A「そんな冷たい事言うなよ。場所なんかよりもっと良い事教えてやるぜ」

凌牙(何か揉めてんな。まあ話を聞く限り女の方からあんな連中に声を掛けたみたいだし、ある意味自業自得だな)

凌牙(そもそも俺には関係ねえ事だ。さっさと豆腐買って帰ろう)トコトコ

不良B「1人なんでしょ? 俺らと楽しい事しようよ」

女の子「きゃ! ちょっと、おさわりは駄目だよ!?」ビックリボー

不良A「騒ぐなよ。いいから俺らと来いってば」グイッ

女の子「痛い! は、離してよぉ〜」ジタバタキオン

凌牙「…………」

凌牙「……仕方ねえな」ハァ

739ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:11:07 ID:k2hxytKw

凌牙「おい、お前ら。その女を離してやれ」

不良A「ん、何だお前?」

凌牙「誰でもいいだろ。それよりもう一度だけ言うぞ。その女を離せ」

不良B「いきなり現れて何処中だよ、お前? 調子に乗ってんじゃねえぞ」

凌牙「あーイラッとするぜ……おい、そこのお前」

女の子「え?」

凌牙「10秒、目を閉じてろ」

女の子「へ? あ、はい」

不良A「はあ? いきなり何を訳の分からん事を……!?」



バシィ! バキィ! ボコォ!

740ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:12:39 ID:k2hxytKw

女の子「……えっと、10秒経ったと思うんだけどもう目を開けてもいいんだよね?」

凌牙「ああ、好きにしろ」

女の子「じゃあ開けるね……って、あれ?」パチクリ

不良A&B「」チーン

女の子「……死んでる!?」ビックリボン

凌牙「死んでねえよ、気絶してるだけだ。それより……」

女の子「…………」ジー

凌牙「ん、何だよ?」

女の子「君、何処かで会ったけ?」

凌牙「は?」

741ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:14:45 ID:k2hxytKw

女の子「もしかしてこの前の……いや、それとは違う様な……でも……」ブツブツ

凌牙「何ブツブツ呟いてんだよ? 悪いが俺はあんたなんか知らねえぞ、初対面だ」

女の子「あ、そうだ! 危ない所を助けて頂きありがとうございました! おかげで助かりました!!」ペコリ

凌牙「話が急に変わったな、おい。まあこれに懲りてこれからは道を聞くなら人を選べよ。でないと今みたいに痛い目見るぞ」

女の子「うん、気を付けるよ! 任せて!!」

凌牙(何だ、この女? 地味に調子狂うな……)

凌牙「分かったんならいい……じゃあな」

女の子「あっ、ちょっと待って!」

凌牙「何だよ? 礼ならさっき聞いたぞ?」

女の子「道教えて下さい!」

凌牙「…………」

742ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:16:53 ID:k2hxytKw

凌牙「お前、人の話を聞いてたか? 道を聞くなら人を選べよ」

女の子「うん? 選んだ結果だけど?」

凌牙「……何処行きたいんだ?」

女の子「ありがとう! 君は良い人だね♪」

凌牙「いいから早く言え」

女の子「待って、今メモ見せるから……えっと、ここの住所なんだけど分かる?」

凌牙「あー……分かるがここからだとちょっと歩くぞ」

女の子「マジですか!? 具体的には何分くらい?」

凌牙「15分くらいだな。教えるのは構わんが1回しか言わねえから覚えろよ」

女の子「任せて! 記憶力には自信あるから! 歌詞覚えるのも得意だし!」フンス

凌牙「さっき俺に会った会わないが思い出せないとか言っていた気がするんだが?」

743ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:20:16 ID:k2hxytKw

…………

女の子「ごめんね、わざわざ案内して貰って」

凌牙「あれだけ説明しても覚えられねえのは逆にすげえよ……まあこれで別の奴に道を聞いてまた絡まれたら俺としては目覚めが悪いしな」

女の子「やっぱり君は良い人だね。さっ、じゃない、私の目に狂いはなかったよ!」

凌牙「黙れ」

凌牙(畜生、変な女に絡まれちまった。璃緒にしろこいつにしろ俺の調子を狂わせる女が多すぎじゃねえか、この町は?)

凌牙(しかし性格に反して地味な恰好してるな、こいつ。おまけにサングラスと帽子とかまるで変装してるみたいだが……)

女の子「あれ?」ピタッ

凌牙「おい、何急に止まってんだよ? 住所の場所はまだ先だぞ」

女の子「ちょっとストップ・ザ・モーション! そこの公園で女の子が泣いてるの」

凌牙「は?」

744ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:22:11 ID:k2hxytKw

公園……

幼女「ひくっ……ひくっ……」

女の子「ふむふむ、成る程。せっかく貰った風船が飛んでそこの木に引っ掛かっちゃった訳だね」

凌牙「たくっ、たかが風船くらいでびーびー泣くなよ」

女の子「こら、そういう事言わないの。君にとってはたかが風船でもこの子にとっては大切なものなんだからね」メッ

幼女「うぅ、わたしの風船……」グスッ

女の子「任せて。お姉ちゃんがすぐに貴女の風船を取って来てあげるから」

幼女「ほんと?」

凌牙「取って来るってまさかこの木を登る気か?」

女の子「当然でしょ。知らない? 私これでも小さい頃は『木登りさっちゃん』って呼ばれるくらい木登りが得意だったんだよ!」ドヤァ

凌牙「いや、知らねえよ」

745ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:24:39 ID:k2hxytKw

…………

女の子「うんしょ! うんしょ!」ヨジヨジ

凌牙(本当に登りだした)

幼女「お姉ちゃん……」

女の子「うんしょ! うんしょ!」ヨジヨジ

凌牙(結構ハイペースだな。もうすぐ風船まで届く……木登りが得意って言うのは本当だったんだな)

女の子「よし、届いた! って、あっ!」スルッ

風船「」フワー

凌牙&幼女「あ」

凌牙(惜しいな。ギリギリで風船が外れて木の枝の先の方に移動しちまった)

凌牙(あれを取るのは無理だな。ただでさえ近づくのは難しいし、下手に揺らすと今度こそ風船は空に飛んで行っちまう)

女の子「…………」

凌牙「残念だが回収は無理だな。諦めな」アタマポンポン

幼女「うぅ……」ナミダジワッ

746ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:26:00 ID:k2hxytKw

女の子「……まだだよ」

凌牙「何?」

女の子「私は諦めない……要は飛んで行っちゃう前に一気に取ってしまえばいいんでしょ?」

凌牙「お前まさか……やめっ!?」

女の子「行きます! てえーい!!」ピョーン!!

凌牙&幼女「飛んだぁー!?」キョウガクェーサー

パシィ!!

女の子「よしっ、取った……って、きゃあああぁぁ!?」

凌牙「あの馬鹿!?」ダッ

ヒューン……ガシャーン!!!

幼女「お姉ちゃん! お兄ちゃん!?」

女の子「あ痛たた……君、ナイスキャッチ♪」b

凌牙「……いいから早く降りてくれ」ムギュ‐

747ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:29:53 ID:k2hxytKw

…………

幼女「ありがとー」ノシ

女の子「もう離さない様にするんだよ〜」ノシ

凌牙「…………」

女の子「いや〜良かった、良かった。これにて一件落着……って、どうしたの? 何か難しい顔してるけど?」

凌牙「お前人の事を良い人だとかほざいてたが自分も大概だろ。というか行き過ぎてお人よし……いや、ここまで来るとただの馬鹿だな」

女の子「むむ、馬鹿は酷いんじゃないかな? これでもそういう言葉は人並みに傷つくんだぞー」

凌牙「馬鹿だろ。たかが風船でここまで身体張るなんて……俺が受け止めてなきゃ大怪我してたかもしれないんだぞ?」

女の子「だからさっきも言ったでしょ? 『たかが』じゃないんだよ、あの風船は」

凌牙「…………」

女の子「風船を返してあげた時、あの女の子とってもいい笑顔をしてた。もし木に引っ掛かったままだったらあの子はずっと泣いたままだったかもしれない」

女の子「そう考えると大きな違いでしょ? 『たかが』なんて言えないよ。あの子の笑顔を取り戻せたんだから……これくらい身体張った価値はあると思うなぁ、私は」

748ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:32:27 ID:k2hxytKw

凌牙「だからってあそこまでやるか? 枝の方に移動した時点で普通は諦めてるぞ」

女の子「でも諦めなかったから風船を取る事が出来たんだよ。それに私、諦めるのって嫌いだし」

凌牙「…………」

女の子「諦めたらそこで終わり。だけど諦めなければ何度だって挑戦できるし、幾らだって道は開ける……何でも出来るんだよ♪」

凌牙「……かっとビングか」ボソッ

女の子「ん、何か言った?」

凌牙「別に。何でもねえよ」

女の子「それよりごめんね、急に受け止めさせちゃって。そこは反省してる……えっと、怪我とかしてない?」

凌牙「大丈夫だ。正直重くて押しつぶされるとは思ったがな」フッ

女の子「あ、酷いー! そこは嘘でも重くないって言う所だよー!!」プンスカブックス

749ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:35:13 ID:k2hxytKw

…………

凌牙「ほら、あのビルが住所の場所だ」

女の子「着いたー! 本当にありがとう! 助かったよ〜」

凌牙「しかしあんなビルに一体何の用があるんだ?」

女の子「んーまあ色々ね。色々あるんですよ」ウンウン

凌牙「……とりあえず道案内はこれで終わりだな。じゃあ俺はもう行くぞ」ノシ

女の子「あっ、待って! ここまで案内してくれたんだから何かお礼させてよ」

凌牙「別に礼なんて要らねえよ。気にするな」

女の子「そう言われても気になるよ。そうだ、私のサインとか要る?」

凌牙「何でだよ。要らねえよ、そんなもん」

750ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:37:00 ID:k2hxytKw

女の子「あ、そろそろ時間がやばいなぁ……じゃあ今度改めてお礼に行くから住所教えてくれる?」

凌牙「断る。今日あったばかりの奴にそう簡単に住所教える馬鹿が何処いる」

女の子「じゃあせめてお名前だけでも! 思えばまだ知らないし! 教えて、プリーズ!」

凌牙「……神代凌牙だ」

女の子「神代凌牙、神代凌牙君だね! よし、覚えたよ! 私、記憶力いいから!!」

凌牙「明日には忘れてそうだがな……それよりマジで礼は要らねえからな。別にそういうの目的で案内してやった訳でもねえし」

女の子「じゃあ何目的だったの?」

凌牙「最初に言っただろ。迷われたら目覚めが悪いと思ったからだ」

女の子「うん、やっぱり君は良い人だね……おっと、流石にもう行かないと」

751ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:38:46 ID:k2hxytKw

女の子「じゃあね。短い間だったけど話せて楽しかったよ」

凌牙「おい、ちょっと待てよ」

女の子「ん、何? もしかしてやっぱり私のサイン欲しくなった?」

凌牙「違う。お前なんて名前なんだ? こっちも教えたんだからそっちも名乗れよ」

女の子「ああ、そういえばそうだね。私は……」

凌牙「?」

女の子「夢見る乙女とだけ言っておきましょう」ニンマリ

凌牙「は?」

女の子「バイバイ凌牙君! また何処かで会いましょうね〜♪」ノシ

凌牙「……いきなり下の名前かよ」

752ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:41:13 ID:k2hxytKw

…………

女の子「おはようございます! すいません、遅くなりました!」

社員「いやいや、時間ぴったりだよ。迷わず来られた?」

女の子「それが少し迷っちゃって。でも通りがかりの人に案内して貰いましたから」

社員「え? それ大丈夫だったの?」

女の子「はい、とても良い人でしたから。『さなぎアンテナ』がビビッと来るくらい……ですから何も問題ないです!」

社員「まあ問題ないならいいけど……じゃあ来たばかりで悪いけど早速打ち合わせやろうか、さなぎちゃん」

さなぎ「はい! 蝶野さなぎ、頑張ります!!」

753ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:43:29 ID:k2hxytKw

再び神代家……

凌牙(何か滅茶苦茶疲れたな……今日はもう家から出ねえぞ。早く部屋で休もう)

璃緒「おかえりなさい、凌牙。遅かったわね」

凌牙「おう」

璃緒「あれ、お豆腐は?」

凌牙「え?」

璃緒「いや、凌牙それ買いに出掛けたんでしょ?」

凌牙「あ」

凌牙&璃緒「…………」

璃緒「はい、今日の夕飯はピーマンの肉詰めに決定ー」

凌牙「MA☆TTE! すぐ買いに行く! あーくそっ、イラッとするぜ!!」

<おわり>

754ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/04/10(月) 20:45:29 ID:k2hxytKw

読んでくれた人、ありがとうございました。

デュエル・カーニバルのさなぎちゃんルート、とても面白いのでまだやってない人は是非。では。

755名無しの決闘者:2017/04/10(月) 21:53:56 ID:2faQzFbY
乙です。
さなぎちゃん可愛いですよね

756名無しの決闘者:2017/04/11(火) 01:31:51 ID:48fcHSWg


757ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:25:24 ID:jo6cJ6YY

投下します。

IV「璃緒のデュエル飯」

758ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:27:15 ID:jo6cJ6YY

神代家……

璃緒「これはまた随分と炊いてくれましたわね、ドルベ。お釜からあふれ出しそうですわよ」ヤレヤレクス

炊飯器「」モッサリ

ドルベ「すまない。自ら手伝うと言ったのに……米の分量を間違えた非力な私を許してくれ」グヌヌ

璃緒「やってしまった事は仕方ありませんわ。でも困りましたわね、このご飯の量は」

璃緒(今日は凌牙、朝から遊馬の家に泊まりに行って居ないからドルベと2人だけですし……半分以上は何とか保存するとして……)

璃緒「あ、そうだ! ドルベ、ちょっとお留守番頼めますか?」

759ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:28:49 ID:jo6cJ6YY

某デュエル会場・控え室……

IV「疲れた……何で1日のデュエル回数がこんなに多いんだ、この大会?」

III「何か時間と経費の削減の為みたいですよ」

IV「でかい会場使ってる割にはケチくせえ話だな」

III「大きい会場使っているから削れる所は削るんですよ……そういえばお昼に出されたお弁当まだ食べてないんですか?」

IV「あんまり腹減ってねえんだよ。夏バテかもしれねえ」

III「夏バテの時期にはまだ早いんじゃないんですか? 午後からも試合ありますし、無理にでも食べといた方がいいと思いますけど」

760ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:30:38 ID:jo6cJ6YY

IV「だから要らねえんだって。安心しろ、昼抜いたくらいで俺のファンサービスは衰えねえから」

III「そうですか。じゃあこのお弁当はスタッフの人に返して来ますね」

IV「いや、返さなくていいだろう。家に持って帰れば夕飯代が浮く」

III「トーマス兄様も大概ケチですね」

トントン……

III「あ、どうぞー」

V「邪魔をする」ガチャ

761ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:32:36 ID:jo6cJ6YY

III「あれ、クリス兄様?」

IV「珍しいな、兄貴がこんな所に来るなんて。どういう風の吹きまわしだ?」

V「お前に会いたいという人物がいてな。ここまで連れて来た」

IV「俺に? 誰だよ?」

璃緒「やっほー♪」ヒョコ

III「あれ、いらっしゃい」

IV「うげっ、神代璃緒!?」ビックリボー

璃緒「ちょっと、わざわざ来てあげたのにいきなり『うげっ』とは何ですか、『うげっ』とは」ムゥ

IV「わ、悪い。ちょっと驚いてな……おい、兄貴! こいつ連れて来るなら先に連絡くらい寄越せよな!!」

762ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:34:27 ID:jo6cJ6YY

V「そうしようと思ったんだが、お前を驚かせたいから彼女に内緒にしておくように頼まれてな」

璃緒「ふふふっ、驚いたでしょう! あっ、色々とありがとうございました、クリスさん」ペコリ

V「これくらいお安い御用さ」フッ

IV(なんか兄貴と璃緒が親しげに話してるのを見るとムカつくな……)イライラ

III「それで急にどうしたんだい? それにその手に持ってる紙袋は何?」

璃緒「ああ、実はトーマスが今日試合があるって凌牙から聞いてまして。それで差し入れにデュエル飯を握って持って来たんです」

IV「なんだって!?」ガタッ

III「そうなんだ。わざわざありがとうね」

763ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:37:36 ID:jo6cJ6YY

璃緒「あ、でももうこんな時間ですしお昼の後でした? ごめんなさい、もう少し早く来てれば……」

IV「いや、昼飯はまだだ。むしろちょうどいいタイミングだぜ、神代璃緒。今の俺、滅茶苦茶腹減ってるから」キリッ

璃緒「あら、それは良かったですわ♪」

III「あれ? でもトーマス兄様さっきまで食欲ないって……」

ゴスッ!(無言の高速腹パン)

III「〜〜〜!」

璃緒「あら、どうしましたのミハエル? 突然蹲って?」

IV「気にするな、持病の癪だ。それよりすぐに食べよう。今すぐ食べよう」

V「大丈夫か、ミハエル? お前、持病の癪とかあったのか?」オロオロットン

III(あのクソ兄貴、何時か殺す……)

764ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:38:28 ID:jo6cJ6YY

◇◇◇◇

璃緒「さあ、召し上がれ♪」

デュエル飯「」キラキラ☆

3兄弟「おー」

V「お寿司……ではない。デュエル飯が弁当箱にぎっしりだな」

III「デュエル飯だけかと思ったら唐揚げや玉子焼きまで……もう立派なお弁当だね、これ」

IV「これが璃緒の弁当……略して璃緒弁か!」グスッ

III「何で略すんですか? というか涙ぐまないで下さいよ、気色悪い」

765ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:40:04 ID:jo6cJ6YY

璃緒「何だか少し気恥ずかしいですわね。そんな大した物でもないんですのよ?///」テレテレッ

III「いやいや、本当に美味しそうだよ。じゃあ早速頂きまーす♪」スッ

IV「待て、ミハエル!」パチ-ン!

III「痛っ!? 何するんですかトーマス兄様?」

IV「璃緒、食べる前に写メ撮っていいか?」

璃緒「え? あ、はい。別に構いませんけど……」

IV「サンキュー。それじゃあ……」カシャ!

IV「よし、上手く撮れた……これ今日のブログに上げてもいいか?」

璃緒「ブ、ブログですか? それはちょっと恥ずかしいから止めて下さい」

IV「そ、そうか……悪かった」ションボリチュア

III(そこまで残念がらなくても……)

766ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:42:46 ID:jo6cJ6YY

III「写真はもう撮りましたね? じゃあ食べますよ」スッ

IV「待てと言っている!」パチ-ン!!

III「痛っ!? 何なんですか、もう! 今日のトーマス兄様、ちょっと暴力的過ぎますよ? 暴力はいけないんじゃなかったんですか?」

IV「この弁当は璃緒が俺の為に、『俺の為に(強調)』作ってくれたんだ。まずは俺が食べるのが先だろ? 常識だろ?」

璃緒「あ、いえ。量を見たら分かると思いますが別に貴方の為だけという訳では……」

III「じゃあさっさと食べて下さいよ。僕もお昼まだでお腹空いているんですから」グ-

V「同じく」グ-

IV「分かってるよ……くっ、手が震えるぜ」プルプル

III(色んな意味で重症だな、こいつ)

767ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:44:21 ID:jo6cJ6YY

IV「い、いただきます」

璃緒「どうぞ」

IV(これが璃緒のデュエル飯……璃緒が俺の為に、素手で握ったデュエル飯……)ドキドキ

III(あの顔は何か気持ち悪い事考えてる顔だな)

IV「いくぜ……」

IV「…………」

IV「…………」

IV「…………」

IV「……これ真空パックに保存したらダメかな?」

III「さっさと食えよ!」テ-ブルドン!!

768ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:49:07 ID:jo6cJ6YY

IV「簡単に言うがな! 璃緒の手料理とか、そんなファンサービスは、俺には……俺には正直荷が重いんだよ!!」

III「訳わかんない事言わないで下さいよ! お弁当は食べる為にあるんだよ、トーマス!!」

IV「だから俺にとってこの弁当はそう簡単に食えるもんじゃねえんだ! 後さりげなく実の兄貴を呼び捨てにしてんじゃねえよ!!」

璃緒「あーもう! いい加減にして下さい!!」ドカ-ン!!

IV&III「!?」ビクッ

璃緒「何ですか! せっかく作ったのに中々食べてくれないなんて! こっちはこれでも食べてどう思われるとか色々不安ですのよ! 期待・不安の未来が動いてますのよ!!」プンスカブックス

III「ごめんね、璃緒。でもこれも全部トーマス・アークライトって奴のせいなんだ」

V「何だって? それは本当か?」

IV「わ、悪い。だけどさっきから言ってるようにせっかくお前が作ってくれた弁当を簡単に食べるのは何か勿体無い気がして……」アタフタキオン

769ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:51:38 ID:jo6cJ6YY

璃緒「そんな事ありません。むしろ私は早くトーマスに食べて欲しいんです。それに……」

璃緒「このくらいの手料理ならこれから幾らでもご馳走してあげますから」ニコッ

IV「!?」


手料理を幾らでもご馳走する→毎日手料理をご馳走したい→トーマスと暮らしたい→好き、抱いて!///


IV「お前、そこまで俺の事を……へへっ、いいぜ。お前のファンサービス、確かに俺の胸に届いたぜ///」

璃緒「?」

III(また変な事考えてるんだろうな……もういい加減疲れたよ)

V(デュエル飯美味い)モグモグ←こっそり先に食べてる


その後、デュエル飯はみんなで美味しく頂いた。

770ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:53:10 ID:jo6cJ6YY

その日の夜・アークライト家……

IV「…………」カタカタ

III「むにゃむにゃ……あれ? トーマス兄様、こんな夜中に何パソコン弄ってるんですか?」

IV「なっ、ミハエル!? お前何でまだ起きてるんだよ!」ビックリボン

III「トイレ行ってたんですよ……って、これ昼間に撮った璃緒のデュエル飯の写真じゃないですか」

IV「え、えっと……」

III「まさかブログに上げる気ですか? 璃緒が恥ずかしから止めてくれって言ってたでしょ?」

IV「いや、そうなんだが……どうしても誰かに自慢したいというか……」ゴニョゴニョ

771ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:56:00 ID:jo6cJ6YY

III「だからってこれ、記事を璃緒に見られたら一発でアウトですよ?」

IV「確かにそうだが……いや、璃緒に俺のブログを見て貰えるならそれはそれで……」ブツブツ

III「はぁ、どうなっても僕は知りませんからね」

IV「あ、待ってくれ、ミハエル。記事の内容なんだが肝心の文章がこれ以上浮かばないんだ。お前はどう思う?」

III「ん、何ですか?」チラッ


『タイトル:無題 本文:尊い』


III「……もういいんじゃないですか、これで」←心底どうでもいいという顔

IV「そ、そうか? まあシンプル・イズ・ベストって言うしな! よし、上げるぞ! 喰らえ、俺のファンサービスを!!」カタカタターン!



その後、デュエル飯の画像と『尊い』の二文字だけ書かれたこのブログ記事はIVのファンを中心にちょっとした話題となった。

その噂はあっという間に璃緒の耳にも届き、この記事は彼女の雷と共に削除される事となった。

そして璃緒がIVにデュエル飯の差し入れを持って来る事は二度となかった。

<おわり>

772ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/12(月) 17:57:16 ID:jo6cJ6YY

読んでくれた人、ありがとうございました。

773名無しの決闘者:2017/06/12(月) 19:09:28 ID:.GpqhRCY
Ⅲに暴力振るうなんて失望しました…Ⅳのファンやめます

774名無しの決闘者:2017/06/12(月) 22:51:39 ID:OOA6wnzs
マジかよフォー最低だな
でも腹パンされて悶えるミハエルを想像すると俺のゴールデンシャトルがビックリボン!(フィールスレに強制送還される音)

775名無しの決闘者:2017/06/12(月) 23:23:17 ID:nZ56icFI


776名無しの決闘者:2017/06/13(火) 18:21:47 ID:vDzn99sc
>>774
(ビックリボーさんの名前を下ネタに使うのは)やめろミザエル

777名無しの決闘者:2017/06/14(水) 14:15:44 ID:f39nE/0g
http://urx3.nu/D9mP

778名無しの決闘者:2017/06/14(水) 20:17:10 ID:KdISby/Q
>>776
ミザエルの本命は愛しいタキオンだけだろ!

779ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 16:45:25 ID:Gl.XWMdg

投下します。

遊作「イントゥ・ザ・短編集!!」

780ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 16:46:46 ID:Gl.XWMdg

『第1話のラスト』

Ai『飛び乗れ、Playmaker!!』

Playmaker「!」

ぴょーん←ジャンプした

さぁー!←Playmakerの足元を通り過ぎてボードだけ先に行った

Playmaker&Ai「…………」


<オドレーソノカカトデウチナラセー

781ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 16:48:09 ID:Gl.XWMdg

『初めてのリンクヴレンズ』

ブルーエンジェル(ここがリンクヴレンズ……凄い、本当に私の身体が設定した通りのアバターになってる)

ブルーエンジェル「…………」

ブルーエンジェル「…………」モミモミ

ブルーエンジェル「…………」

ブルーエンジェル(ここで余生を過ごしたい……)


彼女の名がリンクブレインズに広がる数日前の出来事である。

782ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 16:50:00 ID:Gl.XWMdg

『鬼塚との再会』

Go鬼塚「久しぶりだな、Playmaker!!」

Playmaker「お前はGo骨塚!」

Go鬼塚「フフフ、俺のゴーストデッキでリベンジしてやるゾ〜……って、違う! 俺はGo鬼塚だ!!」

Ai『流石エンターテイナー。ノリツッコミも完璧だな』

Playmaker「え? あ、ごめん?」

Ai『そして素で間違えたであろうPlaymaker様はおそらくネタが通じていない』

783ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 16:51:32 ID:Gl.XWMdg

『思春期』

遊作&葵「…………」←登校中

遊作(この大人しそうな女子の正体がブルーエンジェル)

遊作(つまりこの子があの派手なパフォーマンスをしているのか)


葵『みんなーいっちゃうよー!』

葵『次のライブまで良い子にしてるんだぞー♪』


遊作(何だ? 彼女の姿で想像したら急に動悸が……!?)ドキドキ

葵「?」


自分がギャップ萌えに目覚めている事に少年はまだ気づいていない。

784ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 16:52:52 ID:Gl.XWMdg

『ゴーストガール』

エマ「つまりこのPlaymakerについて調べればいいのね」

晃「頼む」

エマ「いいわ。この『ゴーストガール』に任せなさい♪」

晃「……ガール(少女)、か」ボソッ

2人「…………」

エマ「……何よ?」

晃「別に」

エマ「い、言いたい事があるなら言いなさいよ///」ポカポカ

晃「痛い、痛い」

785ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 16:54:12 ID:Gl.XWMdg

『子供は正直』

男児「いけーPlaymaker♪」

女児「鬼塚お兄ちゃんなんてやっつけちゃえ!」

先生「この前まで鬼塚君を応援していたのに……」

マネージャー「子供は正直ですから」

…………

男児「この前の発狂したブルーエンジェル……なんかいいよね」

女児「私も新しい扉が開けそう」

先生「…………」

マネージャー「子供は正直ですから」

786ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 16:55:46 ID:Gl.XWMdg

『リボルバーとスペクター』

スペクター「リボルバー様、報告書です」

リボルバー「ああ」

2人「…………」

2人「…………」

スペクター「リボルバー様?」

リボルバー「……ああ、すまん。リアルの方で猫に餌をやっていた」

スペクター「大きくなりましたか、栄吉?」

リボルバー「今3歳だ」

787ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 16:56:40 ID:Gl.XWMdg

『ホットドッグ』

遊作「…………」モキュモキュ←ホットドッグ食べてる

葵「美味しそうね」

遊作「……食べるか?」

葵「え! い、いいわよ! それにそれ食べたら貴方と、その……!?」アタフタ

遊作「草薙さんの店……これ売ってる所はすぐそこだから。1個くらい奢るよ」

葵「…………」

遊作「流石に食べ掛けは渡さないさ」モキュモキュ

葵「あ、ありがとう///」

788ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 16:58:29 ID:Gl.XWMdg

『連想』

草薙(遊作の奴、何で戝前葵をウチの店に……まあただホットドッグ食べるだけならいいけど)

葵「…………」wktk←ちょっと楽しみ

草薙「ど、どうぞ。熱いから気を付けてな」

葵「ありがとうございます……いただきます」

葵「あ、(ソーセージ)大きい……あむ」

草薙「…………」

葵「あむ……熱い……んっ、(ソースが)零れちゃう……」

草薙「……もう1個いる?」

葵「? いえ、そんなに食べれないので」モグモグ

789ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 17:00:19 ID:Gl.XWMdg

『デート』

留守番中……

Ai『暇潰しにTVで恋愛映画っていうの観てるがよく分からないな……それに観てるとなんかムカつく』

ロボッピ『ウラヤマシイノデスカ?』

Ai「は?」

ロボッピ『ワタシトデートシマスカ?』

Ai「何でそうなるんだよ! やっぱりお前馬鹿だろ、バーカ!」


この後部屋の中を2人で一周した。

790ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 17:03:33 ID:Gl.XWMdg

『入院中』

葵(まさかヒロインなのに顔芸しながらガチ悲鳴あげた挙句病院送りなんて……それにしても)チラッ

札付きっぽい人「入院は初めてか? まあ肩の力抜けよ」

札付きの妹っぽい人「ここは私達の別荘みたいなものですから気楽にしてください」

超能力使えそうな巨乳のお姉さん「この病室狭くないかしら? これじゃあデュエル出来ないじゃない」

葵(……お兄様に頼んで病院変えて貰おうかな)

791ビックリボー ◆6lM76zkyEU:2017/06/24(土) 17:04:34 ID:Gl.XWMdg

以上です。VRAINSとっても面白くて毎週楽しみです。

792名無しの決闘者:2017/06/24(土) 18:44:01 ID:U/Hww4mE


俺も毎週ヴレインズ楽しみ

793名無しの決闘者:2017/06/24(土) 20:04:18 ID:8hr/nx9I

病院を神代兄妹の別荘扱いするのはやめて差し上げろ

794高海水晶機巧:2017/09/30(土) 16:48:06 ID:pXm3jUDE
超短編です。シャークやアストラルがラブライブにはまるSSを読んで勢いで書きたくなりました。一応VRAINS×ラブライブサンシャインです

タイトル 草薙「遊作がAqoursのライブに行くらしい」

遊作「...」(コソコソ)

草薙「遊作、こんな朝からどうしたんだ?リンクヴレインズに行くわけでもないだろう?」

遊作「草薙さん。その、今日は修学旅行なんだ」

草薙「昨日も同じことを言っていたような気がするぞ?」

遊作「じゃあ、校外学習だ」

草薙「嘘をつくのが下手どころか嘘をつく気すらないのか、遊作...
でも俺は悲しいぞ。俺とお前の間柄じゃないか。そんな隠し事なんて」

遊作「すまない...だが」

草薙「Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR in 埼玉だろう?」

795高海水晶機巧:2017/09/30(土) 16:48:43 ID:pXm3jUDE
遊作「知っていたのか」

草薙「Aiが全て教えてくれたぞ?」

遊作「二度と姿を見せるなと伝えておいてくれ」

草薙「そう冷たいこと言ってくれるな。それに告げ口がなくてもリトルデーモンがどうだのじもあいがどうだの言ってたら誰でも分かるさ」

遊作「(草薙さんもサンシャイナーだったのか...)」

草薙「だが遊作...ライブはリンクヴレインズより大事なものなのか?」

遊作「草薙さんともあろう人がそんなこと...いや、優劣をつけられるものなんかじゃない。
...俺がライブに行かなければならない理由は3つある!!」

796高海水晶機巧:2017/09/30(土) 16:50:04 ID:pXm3jUDE
遊作「1つ!俺は今までAqoursの...μ'sのライブに一度たりとも行けたことがない。幸い今回は日程、会場などの条件が重なり二日とも運良く当選できた。俺はこの奇跡に応えなければならない」

遊作「2つ!1日目、ついにデュオ曲トリオ曲が披露された。そこでは散々リンクヴレインズでクソ席クソ席と言われたスタンド、特にB席にとてつもない量のデータストームを呼んだ。2日目もきっと期待できるだろう」

遊作「そして3つ!ラブライブのライブと言えばライブ終盤で流れる新情報。1日目はサンシャイン2期の新PVだけに止まらずスクスタの新情報...μ'sの新規収録ボイスが聴けた!!2日目はこれ以上のものが用意されていると思うと...俺は...っ!」

草薙「(だから昨日の夜中に海未ちゃんって連呼してたのか)」

遊作「草薙さん...分かってくれ。デュエルを、リンクヴレインズを蔑ろにするわけじゃない。でも俺は、行かなければならない」

草薙「...はぁ」

草薙「そこまで言うなら仕方ない。行ってこい、遊作。誰に隠すこともなく、ライブに!!」

遊作「ああ!行ってくる、草薙さん!」

草薙「ところで遊作
...連番なのか?単番なのか?」

遊作「(無言のデコードエンド)」

797高海水晶機巧:2017/09/30(土) 16:54:39 ID:/sN6Me2.
メットライフドーム

Playmaker(以下プレメ)「ここが...メットライフドーム...大きいな」

プレメ「しかし驚いた。まさか会場ごとリンクヴレインズ化するなんてな」

プレメ「BOX席...か。ステージからは遠いが全体を一望できさらに昨日のじもあいのことを考えるとアリーナと同等...アリーナの場所によってはそれ以上ということもあり得る」

プレメ「...」

【回想】

草薙「遊作...連番も、楽しいぞ?」

【回想終わり】

プレメ「(Aiを連れてきても良かったのかもしれないな...)」

??「ここか...?あ、今日はよろしくお願いしま

プレメ「お前は...っ!」

798高海水晶機巧:2017/09/30(土) 16:56:14 ID:/sN6Me2.
プレメ「リボルバーッッ!!」

リボルバー「奇遇だな。プレイメーカー。しかし、今日はお前と争い合う気は無い」

プレメ「俺も同じだ。今日の俺たちはデュエリストではない」

リボルバー「この場限りだが我々は気持ちが通じ合うのかもしれないな」

プレメ「...推しは?」

リボルバー「イシュタル...スペルビア...虚無魔人...分かるな?」

プレメ「(無言の握手)」

おわり
デュエライバーもっと増えろ

799名無しの決闘者:2017/10/01(日) 21:15:03 ID:obuJ9jcs

ヨハネか

800名無しの決闘者:2018/09/14(金) 00:28:14 ID:yTtKtiF.

ペガサス城にて

海馬「ペガサス!お前にはこのデュエルディスクを使ったデュエルを受けてもらう!」

ペガサス「…コレをこうやって投げるのデスか?オー、疲れてしまいマース」

ペガサス「フフ…だから私の代わりに投げてくれる人を用意しましょう」

木馬「……」

海馬「なっ…!木馬だと!?くっ、木馬を相手にするなど…」

ペガサス「どうしますか海馬ボーイ?愛しい弟と戦いますか?」

海馬「…わかった、このデュエルディスクを使ったデュエルは取り下げよう」

ペガサス「フフフ…」

海馬「ペガサス…貴様、思ったよりもオッサンだったんだな」

ペガサス「……ホワッツ?」

海馬「デュエルモンスターズというゲームは柔軟な発想力が無ければ到底作り出せないものだ…」

海馬「薄汚い固定概念が凝り固まった大人などには不可能…俺はゲーム開発者としての貴様に、一定の敬意は払っていた」

海馬「だが…いくら柔軟な考えが出来る頭脳があっても、体はそれについていかなかったか。精神は幼いが体はガタのきたオッサン…」

ペガサス「待ちなサーイ!私が!オッサン!?」

海馬「ああ、デュエルディスクを投げるのも辛いんだろう。高校生という若い身で、貴様の衰えた体を考慮しなかった俺の浅慮だ」

ペガサス「聞き捨てなりまセーン!木馬ボーイ、そのディスクを渡しなサーイ!」

遊戯(海馬…なんて男だ。挑発で上手くペガサスを乗せて、自らの土俵に上げた!)



でもディスクは特にマインドスキャン対策にならなかったので普通に負けて魂奪われてた。by遊戯

801キカイ:2019/02/12(火) 23:50:28 ID:BTb1wTo2
遊戯王DMのちょっと後
海馬「ドラゴン・目覚めの旋律発動!加えるのは青眼の白龍と青眼の亜白龍」
表遊戯「海馬クゥーン・・・君はキサラちゅわんを愛していたよね。青眼の”亜”白龍って誰だい?」
海馬「え?」
表遊戯「もしかして愛人かい?海馬クゥーン・・・」
海馬「あ・・・あ・・・あ・・・」フルフル
表遊戯「僕の手札は0枚、墓地も効果を使えるモンスターはいないけど・・・場にはブラックマジシャンガールちゅわぁんがいればそれで充分」フィールドに顔を近づけて餌をなめる犬のようにブラマジガールをレローン♡
闇遊戯「フハハハ!お前を笑いに戻ってきたぜ海馬!」ドン☆
海馬「アテム・・・!」
闇遊戯「今お前の心の闇を感じたぜ海馬!その心を砕く!マインドクラッシュ☆」
闇遊戯「青眼の亜白龍を捨ててもらうぜ」
海馬「のああぁぁぁぁ!!!(手札から青眼の亜白龍1枚を捨てる)」ガシャーン☆
闇遊戯「フハハハ(どうせ青眼の白龍と意味☆不明なカード1枚だぜ)」
海馬「・・・。」スッ
海馬「龍の鏡」
闇遊戯「ゑ?」
海馬「龍の鏡発動」
海馬「ワハハハハ!墓地から青眼の白龍と青眼の白龍と青眼の亜白龍除外し現れよ真青眼の究極竜!」
闇遊戯「フッ・・・見たことないモンスターだぜ!どうせネオ負けフラグモンスターだぜ!」
海馬「3回攻撃」
闇遊戯「ゑ?」
海馬「融合召喚したこのカードが攻撃したダメージステップ終了時、自分フィールドの表側表示のカードがこのカードのみの場合、EXデッキから「ブルーアイズ」融合モンスター1体を墓地へ送って発動できる。このカードは続けて攻撃できる。このカード名の効果は1ターンに2度まで使用できます。」
闇遊戯「・・・(静かに目を閉じる)」ティーン
千年パズルが光るーーーーーーーーーー
表遊戯「え」
闇遊戯「・・・コクッ(うなずく)」サラサラサラサラ
海馬「1回目の攻撃対象は小娘!2回目の攻撃対象は貴様だ遊戯!3回目の攻撃対象も遊戯!粉砕!」
表遊戯「僕のブラックマジシャンガールちゅわぁんがぁぁぁぁぁ・・・」
表遊戯「ぜ・・・・・ぜん・・・め・・・・・・・めんめつめつ・・・(ブラックマジシャンガールをパンツの中にしまう)」
海馬「玉砕!」
海馬「大喝采!」
テュゥン・・・ティリリリリリリリリ、ティン!
海馬「ワハハハハハハハ!!!」

本田「(結局青眼の亜白龍って誰なんだ!?)」

終わり

ふと、青眼の亜白龍って誰なのだろうと風呂に入りながら風呂桶を逆さにして頭上に被せて酸素がなくなりそうな罠にひっかかったゲームしながら思いついた作品です。個人的に表遊戯、闇遊戯表記が一番好きです。ありがとうございました。

802名無しの決闘者:2020/08/13(木) 17:11:43 ID:IhptrPBw
あげ


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