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百合ごっこ 似非科学・形而上とかのスレ

1名無しさん@秘密の花園:2009/04/17(金) 22:41:43
…まあ、私が良く書いちゃってた、ポストモダニストも吃驚な、似非科学を駆使した駄文だとか、
「死」だとか宗教だとか生物だとか、そう言った形而上的な事柄を扱う場合だとかは、
こっちのスレに隔離されてれば、本スレも遣り易いんじゃないかなぁ…。

…と言うか、何故かこの掲示板は、「study」に位置しちゃってるっぽいので、
(…多分、妹3ちゃんが、私の発言内容に、幾らか感銘を受けちゃったりした事が有るのが、要員でしょうが…)
それを考慮しても、少しはガクジュツっぽい雰囲気だけは、有った方が良いのかなぁ…。

…とは言え、内容は完全に、私の蕩ける様な脳味噌の中身の射影が、漏れ無く味わえちゃう
糞っぷりなので…正に、隔絶されるべくして、隔絶されたスレ…。




※このスレの内容はフィクションです。
実在の人物、組織、団体、職業、宗教、思想、自然科学、社会科学、似非科学、東方、ネットキャラ、アトリエかぐや等とは、一切関係が有りません。
予てご了承下さい。

2名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:27:21
どうも、姉3だよ。

…それで、早速 >>1 から、

要員→要因

だとか遣らかしてるね。

レス番1と言う看板でこれなのだから、お頭の程度が知れてしまうね。

…まあ、こんな私の書く文章だから、誤字を一々論っていたら、私の身が持たないけどね。



それはさて置き…久し振りに、電波全開の駄文と行こうじゃないか。

3名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:27:52
んー、私の妹のコンプレックスを色々と刺激するかも知れないけど、何やら、東大の工学部では、
3年の冬学期に、工学部共通の講義として「脳科学入門」を遣るらしいんだよ。

それで、私の妹も、「東大がなんぼのもんじゃい!」と思える様になる為にも、
(幾分工学的な)脳科学を、東大生より一足先に遣ってしまうのも良いと思うんだ。

…とは言え、私はお頭がくるくるぱーなので、君に教えられる様な事が何も無い。

其処で、君に「勝手に考えて貰う」事をメインとして、遣って行こうと思うんだ。

こう、禅問答みたいな物でね、「答えは言わない。答えは自分自身で勝手に見つけろ」と言ったスタンスと言うかな。

これは、

「知識」は身に付けたけれども、考える「知恵」が無い

と言われ勝ちな、「受け身な学生」のレッテルを退ける為にも、有効だと思うんだ。

勿論、私自身も楽だしね。

それでは、一つ、問題を提起して見ようかな。

4名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:28:23
行き成り、昆虫の話になるけど、昆虫が、性フェロモンと呼ばれる化合物に拠って生殖相手を探し、
交尾を実現させている事実位は、君も知っているよね?

此処からは、昆虫個体が、フェロモンと呼ばれる化合物を「情報伝達物質」として生産し、個体外に排出、
それが他の同種昆虫個体に受容された場合、そのフェロモンを受容した昆虫個体の神経系に何らかの作用を及ぼし、
「情報伝達」が達成される、と考えられる。

そのプロセスは、以下の様に分けられるだろう。

・フェロモンを生産する切っ掛けとなる、トリガーの発生
・フェロモンの生産、排出
・フェロモンの、環境中の物理学的漂流
・フェロモンの受容
・フェロモンに因る、受容個体の行動の変化

このプロセスの何れかを阻害すれば、フェロモンに拠る「情報伝達」は滞るだろうと考えられる。

例えば、アリの行列が続いている所に、その行列と地面との間に紙を割り込ませると、
アリ達の行列は崩れてしまう。
これは、地面に付着している「道標フェロモン」が受容出来なくなった為の動作だ。
また、フェロモンの生産時に、薬理学的な作用に拠ってフェロモンの生産を抑えてしまえば、
そのフェロモンを用いた「情報伝達」は一切行えなくなるだろう。

さて置き、此処で取り敢えず、一個の具体的なモデルケースとして、カイコガでの実例を見てみよう。

カイコガのメス個体は、オス個体を引き寄せる為に、性フェロモンを分泌する。

分泌された性フェロモンは、空気中に於いて、離散的な数多の小片となって、
流体力学的に、そして幾分カオス的に振舞いながらも環境中を漂い、その内に、
一個のオス個体の元へと辿り着く。

オス個体は、フェロモンを受容すると、そのフェロモンの発生源に近付く動作をし、
メス個体の元へ辿り着こうとする。

さて、此処で問題だよ。

オス個体は、如何遣って、空気中に離散的な小片となって漂っているフェロモンを手掛かりに、
メス個体の元に辿り着けば良いのだろう?

5名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:29:00
答えは、現実にフェロモンの発生源に辿り着いている、カイコガのオスに尋ねれば良さそうだね。

と言う訳で、カイコガのオスの、フェロモン受容のプロセスを追って行くよ。

カイコガのオスは、「嗅覚器官」(外部環境の特定の化合物を受容する仕組みを持つ器官)で有る触角に拠って、
メスの放つ性フェロモン「ボンビコール」を受容する。
ボンビコールはアルコールの一種何だけど、このアルコール類は、他の生物などが生産する事が、現時点では無い。
その為、ボンビコールが環境中に存在すると言う事は、粗一意的に、カイコガのメスが外分泌した物だと考える事が出来る。
因って、ボンビコールの発生源を追う事は、メス個体の存在する地点へと辿り着く事に繋がり、
結果、生殖行為が可能となる。


(この様な、「とある化合物」を同種他個体との「情報伝達」に用いる手法の堅牢性は、以下のアナロジーに拠って、
推し量る事が出来るだろう。
例えば鳥などは、特定の周波数で特定のリズムで発せられる「とある音」を、同種個体の「鳴き声」だと認識する。
また、ヒトなどは、「言葉」と捉えられる音を、ヒト個体が出力した物と考え、他の音を処理する部位とは異なる、
「言語モジュール」で処理を行い、「意味」を推量する。
これらの処理が現実に有効に機能しており、また、生物中に多分に見受けられる事からも、環境に分布している
「同種他個体の作り出したと思われる物」を、「同種他個体の情報伝達の手段」だと断定し、処理を行う事は、
それなりの堅牢性が確保されている物だと考えられる。

そして、この堅牢性が生じるのは、偏に生物進化の賜物だろう。

今、存在している生物は、全て、生物進化に因って生じた形質をしており、例外は無い。
それ故に、「生物進化」のプロセスに適合しない形質は、進化する事は無い。
詰まり、進化に因って生じ得ない形質は、現環境下に存在しない事になる。
この事が、「外部環境中に漂うとある物」を「同種他個体の情報伝達の手段」と断定する遣り方の、
堅牢性の担保となっている。

例えば、カイコガであれば、「生殖に必要」で有るが為に、ボンビコールと言う、他の生物個体が生産しない物を生産する。
此処では、「生殖」が為に「ボンビコール」と言う化合物が作られる様になった過程には踏み込まないけど、
仮に今、カイコガの生殖にボンビコールが「必要無い」という事態になったと仮定すると、
「ボンビコールを生産する為の組織や反応」は、全く以って無駄な物に成り下がる。
この場合、「ボンビコールを生産する組織などを捨て去ったカイコガ」が現れれば、忽ち、
「ボンビコールを生産する組織を持つカイコガ」は、自個体の「生産コストの高さ」が理由で、
「ボンビコールを生産する組織などを捨て去ったカイコガ」との競争に負け、絶滅するだろう。

そして、斯様な現象は、当然、全ての生物個体に当て嵌まる。
詰まり、「意味も無く、突然、何かしらの化合物を生産する組織を持つ」などと言う事は、
同種の個体との競争に負ける原因にしかならず、その様な器官はそうそう出現し得ない。
それが、カイコガを捕食する、カイコガの天敵で有ったとしてもね。
何故なら、数多有る化合物の中で、「カイコガの生産する性フェロモン」を、
「当てずっぽう」で(私の好きな言葉で言えば、「trial and error」だね)引き当てると言うのは、
現実的には殆ど起こり得ない。
(カイコガの天敵は、「ボンビコール」がカイコガの性フェロモンだと知る由は無い。)
故に、他種の個体が、「自分達が用いている情報伝達用の化合物」を生産する事は粗有り得ず、
「外部環境中に漂うとある物」を「同種他個体の情報伝達の手段」と断定する遣り方は、堅牢性が
保たれる事になる。

但し、「生殖」や「捕食」等の役に立つなど、生物個体に何らかの利益を齎す化合物の生産、と言うのは、
発展し得る(=進化し得る)為、若しも、「当てずっぽう」にせよ、「他種の情報伝達の手段になっている化合物」を
生産する事が出来る様になり、更にその「他種」が自種に取って捕食可能な種である等の、自種へのメリットが有り、
且つその「化合物」が、性フェロモンや集合フェロモンなどで有る場合、その化合物生産の仕組みは、進化し得るだろう。
要するに、他種の個体が用いるフェロモンなどで他種の個体を引き寄せ、捕食する、と言った様なプロセスは進化し得る。

6名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:29:44
(無論、その仕組みが進化するのは、

「とある化合物を生産する組織を作るコスト<とある化合物を用いる事で捕食が容易になった等のメリット」

であり、且つ同種他個体との捕食可能性に有意差が存在し、その上で「その有意差」故に異性個体に認められ、
生殖が有利になった場合に限られるけどね。)

しかし、仮に「他種の情報伝達の手段になっている化合物」を生産出来る様になったとしても、
それを受容する種は、「他種の個体が、“自分達が用いている情報伝達用の化合物”を生産する事は粗有り得」ない為に、
粗1種に限定され、その種のみを選択して捕食している種でも無い限り、メリットは然程大きくは無い。
また、上述した様に捕食対象となる種の「情報伝達物質」などを生産出来る可能性は、無に等しい為、
「他種の個体が用いるフェロモンなどで、他種の個体を引き寄せ、捕食する」と言う現象は、
自然界ではそうそう見られる物では無いね。
また、その様な、効果が局地的に過ぎる「進化」は、効果の程度が知れている事や、得てして、
効果が無くなるまでのスパンが短い事(その「情報伝達物質」を生産している種(=捕食の対象)が、捕食のされ過ぎで絶滅するなど)などから、
長い目で見れば、「遺される物」として選択され難い事も有るだろう。

…長くなったね。
カイコガの「メス探索システム」の話に戻るよ。)


では、カイコガのオスは、如何遣って、フェロモンの発生源の方向を確定するのだろうか。

昆虫の触角は、3次元空間の中に2つ、細長く設置されている。
工学を学んでいる君なら、この配置に拠って、フェロモンが何処から流れて来たかの計算が可能な事は解るよね。

触角の左右のどちらに、どの様なタイミングで、フェロモンが付着したのか。
その状況次第で、カイコガの脳に送られる電流のタイミングが変化する。
カイコガは、その時間差から、フェロモンの漂って来た方向を推測する事が出来る。

例えば、右の触角からの電気信号が、左の触角の電気信号よりも早かったのであれば、
フェロモンは右から漂って来ていると考える事が出来る。
また、左右の触角から粗同時に電気信号が来たのであれば、フェロモンは正面(触角の有る方を前として)から
漂って来ていると考えられる。
若し、正面からフェロモンが漂って来たのであれば、その方向に歩を進める事で、
フェロモンの発生源に幾らか近づく事が出来るだろう。


(工学的に言えば、「触角のどの場所に付着したのか」と言う事も、位置を探る為の重要な変数になるだろうね。
しかし、カイコガは、「触覚の先端と基底部との電位差」を「信号」として扱う為、「触角のどの場所に付着したのか」と言う情報は、
恐らく受け取ってはいないだろう。
その為、「触覚に於けるフェロモンの付着位置」は判別不能であるし、「付着位置」を根拠とする、
「フェロモンが何処から漂って来たか」の判断は出来ない。

仮に、それぞれの受容体に一個の専属のニューロンを配置し、それを一個の神経線維で結んで見たり、
それぞれの受容体に連番でも付けて、脳に信号を送る際に、その連番も一緒に送信したりすれば(そして連番と受容体の位置関係の
データベースが有れば)、どの位置の受容体がフェロモンを受容したかは解るだろう。
そうすれば確かに、より精密な3次元分解能で表された「セカイ」の情報を得る事が出来る。
だが、そもそもカイコガは、そんな「精密さ」などは、生存して行く上で必要としてはいない。

昆虫は元より、「少量のニューロンで機能」する、謂わば粗製乱造的戦略を取る事が胆なのだから、
仮令「工学的に可能」であり、その手法の方が「より精密」だとしても、大体にして
昆虫はそんな「より精密」な手法を必要としてはいない。

昆虫の戦略上、触角の一つ一つのレセプタに、対応するニューロンを置くリソースなど
確保のしようが無いし、そも、現時点で有効に機能している、「進化を経て、現環境でそれなりに“完成”されている形質」に
無駄に手を加え、無駄に拡張しようとすれば、得てして「生産コストの高さ」のみが付いて回る事になりかねない。
それでは、唯同種他個体との競争に敗れるのみだ。

(但し、ヒトなどが、環境の「淘汰圧力」に耐え得る様に選択的に、「世界のより精密な情報を得る手段」を後付けで接続した場合、
その個体は成功し得るだろう。
無論、それを後世に伝えて行くには、遺伝的な操作が必要になるが。)

7名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:30:32
また、上記の様な重厚長大な路線は、簡便な個体を大量に生産する事で、環境中を席巻している昆虫の生存戦略に逆行しており、
「環境中の自己複製可能な遺伝子数の増加」と言う観点からすれば、リターンに乏しい様に思える。

昆虫の戦略である「簡潔な仕組み」を離れて、「複雑な仕組み」を導入すれば、確かに、既存の昆虫類との過度な競争は避けられるだろう。
生息するニッチが変わり得るからね。
しかし、上述した『無論、その仕組みが進化するのは〜生殖が有利になった場合に限られるけどね』を満たさなければ、
ニッチが変わるどころか、唯単に、「重し」を付けて同種他個体と競争をする事になってしまいかねない。
また、多少ニッチが変わった所で、移転先のニッチは既に、「昆虫に蛇足的機能を付けた生物」以上に、その環境に適応している
「先行者」が席巻していると思われる。
因って、現在の形質を、戦略レベルに変化が有る程に大きく置き換え、「新天地」を目指す手法は、
そうそう成功する物では無いと結論付けられるだろう。

そも、重厚長大路線を絶対的な「良し」とするのは、その戦略で成功して来たヒトが、その遣り方を盲目的に信仰してしまう為だが
(複雑であるヒトは「高級」で、単純な昆虫は「低級」等の考え方)、第一に、生存環境が異なる二者を、同一の土台で見る事に無理が有る。

ヒトの生活する環境に於いては、「昆虫の形質は役立ち難い」のは尤もだが、昆虫はヒトのニッチに生息している訳では無く、
ヒトの生存的、遺伝的な戦略を前提として昆虫を語るのは、手落ちに過ぎるだろう。
ヒトと言う種族は、複雑化を是とする生物種の中でも、偶々、脳の複雑化に磨きが掛かった事で、その時分のニッチで成功出来た種であり、
同様の手法を以って、昆虫のニッチで成功出来るかと言えば、大いに疑問符が付く所だろう。
確かに、哺乳類に於けるヒトの成功の度合いは著しく、その成功を齎した「成功戦略」を「良き物」とする姿勢は理解出来るが、
その戦略が絶対的な物で無い事もまた、明らかだ。
ヒトと昆虫を同列に語り、また、「ヒトの方が優れている」と短絡的に結論付けるのは、お門違いも甚だしいと言わざるを得ない。


…幾分話は変わるが、ヒトの成功の度合いと言うのは、正に、競争の無いブルーオーシャンを見付けた、と言える程の物だろうけど、
その青い海も、ヒトが増殖し続けるに連れ、レッドオーシャン…比喩的に言うならば、赤潮的な状態になっている観は有るね。

…まあ、かと言って、此処でこう、幾分終末論染みた、「この世はヒトの営みの所為で段々と朽ち果てて行く…」などと言う、
飛躍的で短絡的な論理展開をする積もりも無いけれどもね。
しかし、ヒト個体数が増えて来ている事、新自由主義的資本主義的な社会システムに因って、
1ヒト個体が、生存に不必要なまでの大量のリソース(≒貨幣)を占有してしまっている事より、
多数のヒト個体に取って、「お先が結構真っ暗」なのは、事実だと考えている。
無論、ヒトの歴史と言うのは、支配と独占の歴史であるから、「今までと同じ事をしているのみ」と言われればその通りなのだが、
私はネオリベラリズム論者では無いから(…どちらかと言えば、社会民主主義的な考えに近いかも知れない。
但し、「≠第三の道」だけどね。また、「≠社民党支持」だね。この生き物生き物している世界で、
軍事力不保持を謳うのは、正気の沙汰とは思えない)、余りに「弱肉強食が生物の当然」と言う論理を振り翳したくは無いんだよね。

(とは言え(上記『正気の沙汰とは思えない』を受けて)、軍拡思想を持つ訳でも無いし、軍拡右派の思想を持つ人間達のマスコット的存在になっている
安倍何かを、再び擁立する動きが有る〜 だとか聞くと、寒気がして来るね。
また、自民党自体が、アメリカの新自由主義の犬で有る清和会を抱えていて、その勢力も未だそれなりの力を持つ事から、正直嫌いだね。
森などの持つ利権は、未だ凄まじいし、竹中の様なシカゴ学派の臭いがする学者を重用した事からも、ネオリベ臭がぷんぷんするからね。)

無論、生物的に考えれば、この世が弱肉強食なのは当然だし、ヒト個体も例外無く、遺伝的にその様に設計されているのだから、
現環境下での生存が覚束無い個体の言い分に対しては、「甘え」だとか「根性が無い」だとか「自己責任」と言いたくなるのも
解るのだけど、それでも、その様な設計上の「教義」を乗り越え、また、「利他的利己行為」をも乗り越えた行動を取り得るのが、
ヒトと言う生物なのだと思っているし、ヒトの、他種個体には無いスペシャリティ何だと思うんだよ。

8名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:31:24
…と、まあ、口当たりの良い言葉を弄して見たけれども、そんな「机上の論理の羅列」何ざ、所詮は「理想」に過ぎないし、
現実にはなりっこないんだよね。
また、そもそも、「これこそが理想だ!」だとか言う主義主張何て、個体個別的な概念に過ぎないから、
自身の「理想」が他者の「理想」とは限らない。
幾ら、「これこそが“皆”が幸せになれる世界だ!」などと思い描こうとも、

・実現出来ない
・「皆」が幸せになる保証など全く無い(と言うより、皆が幸せになる事は有り得ない)

と言うのが実際だからね。

現実の世界で、自身の主義主張を通すには、如何に「発言力」(≒社会的地位、権限)を手にし、それを以って、
如何に効率良く「自身に都合の良いコンセンサス」を作り出すのか、と言うベクトルでのアクションが必須であるし、
それが現実社会に於ける「理想実現」の実体だね。
それは鯔の詰まり、「競争」にヒト個体が完全に嵌っている事を示してもいる。
「競争」に打ち勝たなければ、自身の「理想」など、実現出来る筈も無い、と言う事だね。
そうでなければ、高々、何処ぞのblogや掲示板や居酒屋などで、吐き出せる位だろう。

また、「皆の幸せ」と言う主張に於ける、「皆」だとか「幸せ」だとか言う物は、個人個人で思い描く物は異なり、
個人個人で理想とする物は違う、と言う単純な事実から、絶対的な「皆の幸せ」の基準など無い事が導かれる。
詰まり、絶対的な「全体最適」などは存在しないし、幾ら「民主的」に多数決を取り、「コンセンサス」などを
作った所で、それは「全体最適」と言う看板を掲げた、「マジョリティに対しての最適化」に他ならない。
(また、得てして、その決定に因って、「マジョリティ」を自称する層の極一部に、莫大な利益(≒貨幣)が流れ込む事も多い。)

また、大体の「コンセンサス」などと言う物も、発言力が強い者(≒武力や経済力、統制力など、その生物種に於いて優れている者)が
作り出してしまう物だ。
現代の場合であれば、「コンセンサス」とは、マスメディアを握った者が作り出す物で有るし、
それだけメディアは、「庶民を流す」影響力が有ると言う事にもなるね。
まあ、コンセンサスを作り出せる様な強いリーダー個体には従属的に従う、と言う行動は、生物で有るヒトでは、
如何しても避けられない物であるし、それが現実なのだろうね。

そんな中で、「弱肉強食はヒトに有るまじき思想」などと言う、糞ガキの様な青い理想を、未だに大事そうに取っている私と言うのも、
実に青臭くて中二的だとは思うけれども、どれだけ批判された所で、「理想の様な世界になれば良いなぁ…」と思ってしまうのも、これまた現実。

…ま、そんな甘さと言うか、脆弱な所が有るからこそ、私には現段階で社会的地位などは無いし(勿論、これからも無いだろう)、
この社会で上に上り詰める様な器でも無いのだろうね。

…ん、カテゴリが、「政治・処世術」辺りになって来た気がするね…。
この続きは、また別のスレでも立てて書いて見ようかな…。


…まあ、スレの趣旨に沿って言うなら、「捕食、排泄を続けて、エントロピー減少系で居続けなければならない」と言う制約が有る以上、
詰まり、他個体のリソースを奪取する目的で捕食等を行い、自個体と言う系の維持を続けて行かなければならない限り
(そしてその行為が、快楽や不快などに拠って、事実上のドグマとなっている限り)、
「私」は他者を出し抜いて「生き抜こう」とするだろうし、それこそが「生物」なのだから、
私の青臭い主張などは、所詮は、妄言に過ぎないのだろうね。

…さて、カイコガの話に戻ろうか。)


しかし、幾ら「現時点での正面」が解った所で、それだけでメス個体の元に辿り着ける訳では無いのは当然だ。

何しろ、空中を飛び回り、自身の3次元的な位置を制御しつつも、これまた3次元に存在するフェロモンを追って行く事は、
中々に困難な代物だからね。
更に、フェロモンの発生源で有るメス個体もまた、一定の位置に存在し続ける訳では無い。
さて、ならば如何すべきだろうか。

9名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:32:23
…と、此処で種明かしをするけど、そもそも、カイコガは「飛ぶ」事が無いんだ。
彼女等は、絹を目的としたヒトに養殖され、増殖して行く内に、飛ぶ能力を失ってしまったガで、
唯一の、ヒトに完全家畜化された生物種らしいんだ。

うん、詰まり、カイコガのオスは、「歩く」事に拠って、フェロモンを放出しているメス個体の場所へと
辿り着こうとするんだ。

だから、想定される空間は、2次元的な空間になるし、カイコガのオスも実際に、「高さ」を考慮せずに動作し、
「歩いて」メス個体の場所に辿り着いている。

さて、では「歩く」事を前提として、環境に離散的な小片として分布しているフェロモンの発信源に到達するには、
如何すれば良いだろうか。
今一度、カイコガのオスの動作を見て行こう。

触角には左右が有る為に、受容されたフェロモンが、2次元空間上のどの方向から来たのかを計算する事が出来、
「向かうべき方向(正面)」の設定が出来る事は、前述したね。

けれども、此処には一つ問題が有る。
フェロモンは、何度も言って来た様に、「環境に離散的な小片として分布している」為に、
「連続的に受容」する事が出来ないんだ。
詰まり、「正面を連続的に確定し続ける事が出来ない」んだよ。
これは、「フェロモンの発生源に辿り着く為に、フェロモンを探し当てる必要が有る」事を物語っている。
また、勿論、メス個体だって一個の生物として動き回っているので、「フェロモンの発生源の位置が時間と共に変動する」事になる。

以上を踏まえると、「正面」を一度設定した所で、何の役にも立たない事が解るだろう。
何とかしてフェロモンを受容し続けなければ、過去に設定された「正面」にメス個体が居る保証など、何処にも無い。

其処で、カイコガのオスは、フェロモンを何らかの行動で探索し、「フェロモンを受容出来ている間だけ、“正面”に邁進する」
と言う手段を取っている。

では、フェロモンの受容が出来なくなった場合の、「フェロモンを探す行動」とはどの様な物になるだろうか。
具体的に頭に描けそうかい?
カイコガは、「工学的に妥当」な方法で、フェロモンの発生源に辿り着いているよ。

さて、それでは此処で、カイコガのオスが「歩いて」フェロモンを探索する、即ち、2次元的にフェロモンの所在を探索する手法を、纏めて見よう。

まず、空を飛ばずに歩く事から、「高さ」の変数を無くして、擬似的に二次元空間を想定するよ。
実際のカイコガも、「高さ」の変数は無視しているからね。
それでも、フェロモンの発生源に辿り着くには十分な、行動パターンが組み込まれている。
その行動パターンを見て行こうじゃないか。

フェロモンの受容器官で有る左右の触角にフェロモンが付着した場合、何mvかの電位差が発生するが、
左右の触角に発生する電位差の時間差を元に、フェロモンが左右前方何れの方角から来たのかを計算する事が出来る。
そして、フェロモンが来た方向が解れば、その方向に体を向き変え、前進すれば良い。
これは、これまでにくどい程書いて来たね。

但し、

・フェロモンは離散的な小片として分布している
・フェロモンの発生源で有るメス個体の位置は、常に変化している

この事実を踏まえると、当然、それだけで如何にかなる物でも無い事が解る。

左右の触角両方に、殆ど同時にフェロモンが受容される(=殆ど同時に、電位差が運動中枢に伝達される)時は、
フェロモンが「正面」から受容された時と考えられ、その場合は個体を前進させれば、フェロモンの発生源へと近付く事が出来るだろう。
しかし、フェロモンは離散的なパーツとして漂っており、前進の途中でフェロモンの受容が途切れる事は、幾度と無く発生する。
また、メス個体の位置は、逐次変化している為、フェロモンの流れを追わずして、メス個体の元へと辿り着く事は困難だ。

けれども、フェロモンは非勾配で非連続的な分布で漂っている為、只管に前方に進んでいるだけでは、
フェロモンの行方を追う事が出来ない公算が高い為、如何にかしてフェロモンを「探索」しなければ行けない。

10名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:33:33
(尚、「一週間」と言う生存時間内に、メス個体を発見し、生殖を行わなければならない制約上
(カイコにはカゲロウが如くに、「摂食器官」として機能する口が無く、基本的には太陽光以外のエネルギーは取り込めない。
即ち、運動に要するエネルギー源は、「食い潰したらお仕舞い」と言う訳だ)、
フェロモンの受容が途切れた場合に、フェロモンの探索をしない、即ち、メス個体の探索を打ち切る事は、
効率性の観点から、取り得る行動では無い。
また、メス個体の探索を、余り信頼性の低い仕組みに頼る訳にも行かない。
フェロモン受容の段階では、それこそ1分子のフェロモンでも受容されれば、信号が脳に送られる程の感度を持ち合わせているのに、
その信号を利用する「行動基準」の部分が信頼性の低い物で有れば、其処がボトルネックとなってしまう。
それ故に、「フェロモンが受容出来なくなった時点で、フェロモンの探索を行う」と言う「誠実な」手段を取らずに、、
「フェロモンが受容出来なくなっても、取り敢えず、設定された“正面”へと邁進し続け、その過程で若しフェロモンが受容されれば、
“正面”を再設定する」等の、アバウトで信頼性に欠ける手段を取るなどと言う訳には行かない。)

(因みに、「フェロモンの受容が出来なくなった」と捉えられるスパンは、概ね200msから500ms程度らしい。
詰まり、一度フェロモンを受容すれば、その期間はニューロンが発火し続け、「前進」を行う訳だ。)


では、環境中を離散的な小片として漂っているフェロモンを探索する手法を考えて見よう。

唯、「考える」とは言っても、「先程まで自身の周囲に有った」、詰まり、「現時点でも自身の周囲に有る可能性が高い」フェロモンを探索する場合
(無論、条件として、フェロモンを受容出来る器官が二本の触角のみだとして)、
取り得る行動は、オノマトペ的に言えば、「きょろきょろ」以外に無いだろう。

現時点で、自身の前方(触角の探索範囲)にフェロモンが存在しなくなったが、先程までは確かに前方に有ったのだから、
その条件下で探索を行うならば、まず、自分の前方を探すのが当然だろう。
また、そうでなくとも、フェロモンを探し当てる事が出来る唯一の器官で有る触角が、個体の前方に固定的に接続されている以上は、
行き成り、現在の個体の位置と掛け離れた場所を探索する事などは出来ない。
「探索」に音波を用いるコウモリやイルカなどで有れば、話は別だろうけどね。

さて、実在のカイコガのオス個体も、フェロモンが受容出来なくなると、まず、ジグザグに歩行する行動を取る。
此処での「ジグザグ」とは、正弦波や三角波を思い浮かべて貰えば良いだろう。
こうすれば、自個体の前方に付いている触角が、前方の幾らかの範囲を探索する事になり、
「前方周辺」に存在するフェロモンの受容を試みる事が出来る。

そして、その「前方周辺探索」でフェロモンが受容出来れば、再び、左右の触角の受容タイミングから「正面」を割り出し、
その方向に向けて歩き出す。

そしてまた、フェロモンが受容出来なくなれば、ジグザク歩行の動作を行う、と言う事になるね。

けれども、「ジグザグ歩行」を行ったとしても、そう簡単にフェロモンが見付かる場面ばかりでは無いだろう。
カイコガのオスは、ジグザグ歩行でフェロモンが見付からない場合、徐々に「ジグザグの幅」を広げる行動に出る。
波形で言えば、振幅を増やして行く格好になるね。
こうすれば、探索範囲が幾らか広がる為、フェロモンが見付かる可能性も高まるだろう。

だが、幾ら自個体の「前方」のみを探索しようとも、フェロモンが見付からない場合は間々有る。
詰まり、「前方へのジグザグ歩行」のみを続けていては、仮にフェロモンが真横などに漂っていた場合には、
どれ程探索しようともフェロモンを受容する事は出来ない。
ジグザグ歩行は、フェロモンが「前方」に存在すれば(得てして、「先程まで正面に有った」フェロモンは、
自身の前方に位置する可能性が高い)、効率的な動きなのだけれども、仮に、「前方」にフェロモンが存在しなければ、
幾らジグザグ歩行をした所で、フェロモンは見付からないだろう。

11名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:34:38
其処でカイコガのオスは、数秒間の間、何度か振幅を増やしたジグザク歩行を行い、それでもフェロモンが受容出来なければ、
今度は「円」を描いて歩行する行動に出る。
この時の「円」の半径rは、ジグザグ歩行時の振幅yよりも幾らか大きい値になる。
この回転歩行行動であれば、触角は360度、周辺を隈無く探索する事が出来る。

そして、回転歩行でフェロモンが見付かれば、三度、「正面」の設定と直進歩行行動を取り、これまたフェロモンが受容出来なくなれば、
ジグザグ歩行→回転歩行を行う。

詰まり、

フェロモン受容

直進歩行

↓受容出来なくなれば

ジグザグ歩行→→→受容出来れば→→→直進歩行に戻る

↓受容出来なければ

回転歩行→→→受容出来れば→→→直進歩行に戻る

こういうプロセスになっているんだ。


(どれ位の時間、探索活動を行ってもフェロモンが見付からなければ、「もう周囲にフェロモンは無い」として回転歩行を止め、
探索を諦めるのかは、一寸データが無いので解らないけれども…。
唯、成虫のカイコガの目的は、「生殖」以外の何物でも無いのだから、基本、「常にフェロモンを探している」とも言えるかも知れない。
それでも、回転歩行がどの程度の期間続くのか、即ち、一度スイッチが入った、「フェロモン探索プロセス」のニューロンの状態が、
平常時と変わらなくなるまでの時間tの設定に因って、「生殖の効率性」は変わって来そうだね。)

12名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:36:02
さて、概ね、カイコガのフェロモン探索のモデルに就いて解って来た(?)所で、愈々本題の、「問題提起」と行こうかな。

上記のカイコガのモデルが、物理学的に実現可能で有り、工学的に実装可能で有る事は解ると思うけど
(現に、「カイコガ」として実装されているね)、では、このカイコガモデルをより堅牢で効率的なモデルにする為には、
如何すれば良いだろうか?

うん、単に、これが言いたいが為に、此処まで長々と駄文を書いて来て見たんだけど、如何だろうか。

今の君の中には、何か良い案は出て来るかな?

こう、「現行製品の改良」と言った話は、工学を生業とする場合には、多々出て来るだろうからね。

こういう「禅問答」の研鑽を積んで置く事は、決して悪い事では無いと思うよ。

「工学的知識は豊富でも、自分の手でそれを応用して、何かを作り出す事が出来ない」と
言われない為にもね。



また、余談になるけど、神経細胞で有るニューロンには、「順応」と呼ばれる、
継続的な入力に対して反応が弱くなって行く機能が有る。
(例えば、部屋に香水の類を噴霧した場合、初めは強く匂いを感じるけれども、
次第に匂いを感じなくなってくるのも、順応に因るんだ。
匂いの元の化合物が受容されなくなったから、匂いを感じなくなったのではなく、
化合物自体は鼻で受容されているにも拘らず、ニューロンレベルで「順応」と言う処理が
行われるからこそ、匂いを感じなくなる。
それ故に、一度その部屋から出て、ニューロンの順応が解けた頃に部屋に戻ると、
香水の匂いをそこそこ強く感じる事になる。)

この機能は、ヒトにも昆虫にも、ニューロンを単位として計算処理を行っている個体には、
大体備わっている機能の為、カイコガがフェロモンの受容を行う場合にも、
「連続的な受容」が行われれば、順応が発生し、「前方」のリアルタイムな更新が出来なくなってしまうだろう。
しかし、現実にはフェロモンは、「離散的な小片」として分布する為、カイコガは順応に悩まされる事無く、
メス個体の元へと辿り着ける様だね。

この辺りは実に上手く出来ていると思うし、「自然環境」と言うフィールドで工学を駆使して様々な物を製作する場合に、
思わぬ変数が出て来る事に気付かせてくれてもいると思う。

…まあ、「全ての変数を考慮」何て、土台無理な話だから、完全に、突発的な不具合発生のリスクを排除する事は出来ないんだけどね。


…さて置き、この「順応」が獲得された経緯だとかを考えて見るのも、面白いかも知れないね。

一応、それぞれの個体(此処で言えば、ヒトだとか昆虫だとか)に、とある同一の機能(此処で言えば、ニューロンの順応)が
実装されている場合、その機能が存在しているのは、

・互いの同一の子孫から、継承された
・それぞれの個体が、それぞれその機能を見出した

と言う理由からになるのだけど、ニューロンの順応の目的、また、ニューロンの目的や、ニューロンが発生した当時の生物と
その生存環境等を考えて、その機能が実装されるまでの経緯の可能性を、色々と思い描いてみるのは、中々楽しいだろうね。

13名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:40:24
一応、参考文献を以下に記すよ。



『昆虫の微小な脳にひそむ知を探る』

ttp://jstore.jst.go.jp/image/research/pdf/R99/R993100970.pdf


…今回の私の話は、粗、↑の儘なので、これを見た方が、明らかに解り易いだろうね。



『フェロモンにより解発されるカイコガの行動制御機構に関する神経生理学的研究 (要旨)』

ttp://www.tulips.tsukuba.ac.jp/dspace/bitstream/2241/6790/1/A3720.pdf

…私は要旨でお腹一杯だけど、一応、筑波大は全文を公開しているみたいだね。
勿論、英語でだけどね。

ttp://hdl.handle.net/2241/6790



それと、これ何かは、幾らかニューロンの知識と工学の知識が有る人には、役立つかも知れない。
フェロモンを受容した場合に、右に動くべきか左に動くべきか、はたまた真っ直ぐ動くべきなのかを処理する為の、
神経回路のモデル何だけど、参考になるかな?

『理工学系からの脳科学入門』より引用

ttp://ossanloda.fam.cx/up/uploda1/loda.cgi?mode=dl&file=4367

…シナプスの結合が見難いけれど、如何結合したら、上手く機能するのかを考えるのも、
面白いかも知れないね。

14名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:43:07
…それと、「より堅牢で効率的なモデルにする為には〜」だとか言って見てるけど、要は、
「以下の特許にけちを付けて見るのは如何だい?」と言っているような物かも知れないね…。
これを、より効率化して見せろ、と言うかな…。

特許第3834648号『化学物質発生源探索装置』

ttp://jstore.jst.go.jp/image/patent/PDFpub/11/5/11517jpa_2005024426_0000.pdf



これは、「昆虫」と言う、自然界での淘汰圧を生き抜いて来た、今現在に於ける「それなりの完成形」を元にした物で有るから、
けちを付けるのは中々難しいかも知れない。
彼女等昆虫は、複雑な数式を解く事無く、「体当たり」で、即ち「トライアル・アンド・エラー」に拠って、
「生き抜く為の解」を探って来た訳だけれども、ヒトが、「工学的」に同一の仕組みを設計しようとすれば、
当然に、複雑な数式等を解く必要が出て来る。
これは、非常に骨が折れる作業だ。

しかし、昆虫の形質と言うのは、「生き抜く為の解」で有るが故に、「数式」から見れば、また「工学」の観点からすれば、
「非効率」で「最適でない」事を遣っている可能性も十分に有る。
彼女等は、「生き抜く事」が出来ればそれで良いので有って、数学的、また工学的な「最適解」などに興味は無いのだからね。

大体、「最適解」を追い求めるには、体の非常に微細な部分まで、木目細かく仕上げる必要が有るだろう。
けれども、「生物」としては、単に、他種との競争に打ち勝てる形質で有りさえすれば良いのだから、
そんな「無駄な設計コスト」を掛ける意味など、全く無い。

生物的には、無駄な設計コストを掛け、「完璧」を追い求めた所で、費用対効果から考えれば、正に「無駄」としか言い様が無いんだよね。
高々、

その「完璧」を追い求める事で、一体どれだけ、「他種との競争」に「打ち勝ち易く」なるんですか?

と問われ、ぐうの音も出なくなるのが落ちだろう。
…と言うより、無駄なコストを掛けた所為で、絶滅するのが落ちだね。

故に、「生物個体」の形質と言うのは「それなりの解」に収まる事になる。

だから、その「それなり」で満足している昆虫に対し、「工学」と言う視点から、「けち」を付ける事は十分に可能だと思うんだ。
その…無駄な「完璧主義的」な立場からの「けち」かも知れないとしてもね。

うん、仮令「無駄」だとしても、「思考実験」としては面白い話だと思うし、君も是非、考えて見ては如何かな?

15名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:45:09
…しかし、こう、生物進化と言う過程に因って、「昆虫」と言う、工学的に見ても非常に良く完成されている
仕組みが発生した事実に就いて考えるて見るのも、面白いだろうね。

その場合、個体の形質を決定する遺伝子を、基本単位として見て行っても面白いだろうし、
機能としての形質を単位に、その変遷を追って行っても面白いだろうね。

また、同様に、私達ヒトが発生するまでの過程や、発生後の「文化」や「文明」を単位に追って行ったりするのも、
面白そうだね。

…それと、これは幾分、形而上的な話題になるけど、生物進化と言う、ヒトの発生過程が、
「何らかの力」に因って制御されている、と謳うインテリジェントデザイン説何かの、
物理学的なアプローチに拠る可能性の検証だとかね、その辺りも面白いだろうね。
こう、ID論は、矢鱈と宗教的な色が強くなる…と言うか、ぶっちゃけて言えば、矢鱈とキリスト教臭くなるのが、
不満何だよね。
だから、時には学術的に取り上げるのも面白いと思うんだよ。
どうせ、「死」は永遠のテーマなのだからね。

…とは言え、幾ら、「物理学的には有り得ると言い得る」とか言う微妙な解を得られたとしても、
それを「有る」と断言する事が出来ない事は解り切っている訳だし、それを考えた所で、実際には何も変わりはしないのだけどね。


…ま、結局言いたい事って言うのは、「命短し学べや妹」だね。

学んだ所で、結末は同じだとしても、それは学ばない理由にはならないよね。


うん、お互い、精々頑張ろうじゃないか。

16名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 03:46:24
…そう言えば、豚インフルエンザが話題に上っている様だけれども、
豚って言うのは確か、ヘマグルチニンと言うインフルエンザウイルスのエンベロープの表面…
えっと、要するに膜の表面に付いている、細胞侵入の取っ掛かりとなる突起に対するレセプタが、
ヒトの物と同じ様になってるっぽいので、豚で馴化したインフルエンザウイルスが、ヒトの生活圏に入って来ると、
大流行してしまう恐れが有るっぽいのだけど…。

それこそ、鳥インフルエンザの変異型よりもね…。

その…飽くまで、スペイン風邪の様な、強毒性のウイルスだったら、って事だけれどもね…。



…そう言えば、とある陰謀論に、こんな物が有るね。

鳥インフルエンザは、某国の手に拠って作られた生物兵器で有るが、
遺伝子の突然変異と言う現象が有る以上、「そのインフルエンザウイルス」が、
如何遣って生まれたかは解り得ない。
その為、「生物兵器」と断定する事が出来ず、某国としては優秀な兵器に成り得る。
また、ちょくちょくその発生がニュースになるのは、そうして置けば、
「兵器として用いた」場面で有っても、「自然発生」として片付ける事が容易いからである。
こう考えると、ちょくちょく発生する場所もまた、某国に近しいのかも知れない。

…って感じの物だね。

まあ、SFみたいな話だけどね。
でも、これが仮令事実で有ったとしても、まあ、「そんなモンだろうね」って感じだけどね。
本当で有っても、そう驚きはしないけれど、余りに信憑性に欠ける話だ、と言った感じかな。

…まあ、仮に本当だとして見ると、某国の植民地である日本で、鳥インフルエンザの報道が多いのは、
納得出来るけれどもね。

けど、幾ら「納得出来る」としても、そう言った「有り得る」物に対する因果関係の結び付けが、
余りに偏狭になるのは、危険では有るだろう。

…偶には、その「偏狭なまでの因果関係の結び付け方」が、幾らか、有効には機能し得る場面が有るとしてもね。

17名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 09:19:55
そうそう、東方モドキスレのレス36の、小悪魔さんの発言

『そして、殆ど「不良個体」になる「実験個体」が生まれて来ます。』

『「不良個体」の殆どは、「現状に無い遺伝子」が紛れ込まされている為に、形質が、他の同種個体に劣る事になり易く、
生殖も碌に出来ずに死滅する事になるでしょうが、中には、「現状に無い遺伝子」のお陰で大成する個体も出て来るでしょう。』

の後に、

「しかし、その“不良個体”も、期して“不良個体”に生まれ出た訳でも有りませんが
(期せずして、“賭博用の個体”として生まれて来てしまった)、それも“生物”からすれば
避け様の無い現象ですので、致し方無いでしょう」

みたいな事を言って、それに対してパチュリーさんが、

「…まあ、“期せずして”と言うので有れば、生まれ出た存在全てが、何ら、
“期して生まれて来た”訳では無いのだけれどもね。
それは、私や貴女も同様よ。
“生まれ出る前”には、“私”などは存在しなかったのだから、生まれる事の決定を、
“私”が行った訳では無いし、望んだ訳でも無いわ。」

「…まあ、これって結局は、ヒトが大昔から言っていた、“ヒトは何処から来て〜”
その儘だけどね。
けれども、実際、生まれ出るまでは“無かった”のだから、その疑問は尤もだし、
また、“生まれ出る前”の事など解り得ないから、仮令、大昔に提起された疑問だとしても、
今現在に解決せずに残っているのは、不思議じゃないわ。」

「…残念ながら、私などには、“生まれ出る前”を説明するだけの情報を収集出来る
入力器官が無いわ。
(“生まれ出る前”を“見る”だとか“観測する”だとか言う事が出来ない。)
そして、情報がインプットされないと言う事は、“それ”は知り得ないと言う事。
因って、私にも“生前”を説明する能力は無いわ。
…無念千万だけどね。」

だとか言ったりする予定が無い訳じゃなかったのだけど、流れ的にお流れになったので、
形而上の話題を扱うこのスレで再利用…。


…まあ、これって結局は、ヒトが大昔から言っていた、「ヒトは何処から来て〜」その儘だけどね!だけどね!

18名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 09:20:42
…で、このお話を受けて、二つ程、下らない小話を…。

…あれ、「下らない小話」って若しかして、「白くない白い紙」みたいな事言ってる…?

…まあ、良いや。
まずは、一つ目…。


『…残念ながら、私などには、“生まれ出る前”を説明するだけの情報を収集出来る入力器官が無いわ〜』


えっと…まあ、要するに、「受容出来ない」…詰まり、「感覚で捉えられない」、「五感で補足出来ない」、
「ニューロンの発火に置き換えられない」物…果たしてそれを、「物」と言って良いのかは解んないけど、
兎に角、その「物」は、「捉えられない個体」に取って、「存在しない」のよねぇ…。

…これって、工学的に考えて見たりすれば、至って当然の事何だけど…。
こう…「センサで補足出来ない物」、「そもセンサを持っていない」だとか言う場合だと、
それって「無い」じゃない…。
その工学的生産物からすれば…。

…なのに、事生物の話になると…と言うか、事ヒトの話になると…途端に、
それを認めない…と言うか、見えなくなっちゃうんだよなぁ…。

丸で、このヒト個体に実装された「感覚」の機能のみが、「全て」…そりゃもう、
「この世界の全て」に捉えられちゃったりするのが…アレだなぁ…。

…そりゃ、生物的には、「感覚の狭さ」に疑問を抱く様な機能なんて要らないから、
偶々、「脳味噌」と言う「遊び部分」に、

ヒトの感覚では捉えられないモノが多々有るのだ…

みたいな役に立たない思想が入り込みでもしない限り、「この世界」を…この、
「私」が「見せられている世界」が、狭いだとか、全てじゃないだとか、思ったりしない物なのよねぇ…。

…勿論、それで良いんだけどね。それが生物としては正常。

でも、何と言おうとも、ヒトには「見得ない物が有る」ってのは事実だし、否定の仕様が無い。

で、ヒトはそういう事柄を、「形而上」だとか言って見るんだけど、幾らそんな言葉を適用して、
何とか「扱おう」とした所で、その「形而上」だとか言う言葉が適用される論理だとかって、
ちゃんと「論理」として、「ヒトの脳内の電気的配列」として、「存在」しちゃってるんだよなぁ…。

こー…一寸、屁理屈染みてるけど…。

うん…ヒト上で「扱う」時点で、それはもう「電気的配列」ですよ、と…。

だから、実際には、「形而上」って、「形而上」とか称する事すら出来ない、「本当に完全に見えない物」っぽいんだけど、
それってもう、「それ」だとか「其処」だとか言って「参照」する事すら出来ないっぽいんだよなぁ…。

ダークエネルギーも吃驚!

…で、偶に、「私は形而上を“感じた”」だとか、「私は神秘を〜」だとか言うのが居るじゃない…。
まあ、日本の空気的に言えば、「はいはいスピリチュアルスピリチュアル」、「はいはい細木数子オーラの泉」な感じだけど、
「感じる」時点で、それは形而上でも何でもなく、単なる「感覚」、詰まり、「脳内の電気的配列」と言う、
物理現象に過ぎないんだよね…。

うん…「ヒト個体で“感じる”」以上は、それ以外の何物でも無い…。
こう、何かしらの要因で、「脳内にとある配列の電気的パターンが発生した」ってだけ…。

なので、これから「形而上」を「感じる」人は、「私は形而上を感じなかった!」と宣言しましょう。
その発言とは何の関係も無いですが、形而上の存在を信じて上げますので。

…まあ、要するに、「ヒトには見得ない物が有る」って事だね〜…。

19名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 09:21:25
『「ヒトは何処から来て〜」』


…ん〜、まあ、今更私何ぞが如何こう言う物でも有りませんが、何と言うかこう…
現時点で、これに明確な「解」を与えているのが、「宗教」しか無いっぽいのが、何か気になると言うか…。

しかも、いざ「逃げよう」とする場合に、それしか用意されていない事が要因なのかは知らないけど、
大体が、「信じられちゃってる」のが…困り者…。

いや…そりゃ、そういう「死んだら〜」って事は、なるべくなら考えたくない物の筆頭なので
(私は一寸可笑しいので、考えるのが好きなんだけど)、「自分の頭で考える」事無く、「解」を求める結果、
「宗教そのまんま」になるのかなぁ…と…。

こー、自分で考えてて、発狂したりするのは嫌だモンね…。

また、社会的な生物であるヒトに取って、「他、沢山のヒトが信じ切ってる」のも、大きなプラスポイントだなぁ…。
村八分は、誰だって嫌だモンね…。
…大体、一人、死に就いて考え続ける、何て、特殊なペシミスト以外には、拷問以外の何物でも無いわよね…。

…って事で、宗教に流れて行っちゃうのは解るんだけど、それだと、それ以外の「解」が発展しないんだよなぁ…。

…と言うか、宗教以外の「解」何て、誰が考えようが、どの分野で考えようが、何時何時考えようが、
「解り得ない」にしか行き着かないのが、問題何だよなぁ…。

…いや、問題と言うか、それで有ってはいるんだけど、結局、大昔からな〜んの発展も無いんだよなぁ…それじゃあ…。

…勿論、上でパチュリーさんに言わせた様に、そんなモン本当に『解り得ない」んだから、『解決せずに残っているのは、不思議じゃない』んだけど、
それが悲しい、と言うか…もう何と言うか、ある種の日本的「あわれ」さと言うか、侘び寂を感じてしまう位よ…。

ん〜、で、それで終わるのもアレなので、取り敢えず、何かしらのこー…
魂でも良いし、叡智でも良いし、アカシックレコードでも良いし、何かこーデータデースみたいなのでも良いんだけど、
兎に角、そう言った、「脳発生以前に在った、“私の元”」が有るとして、その場合の、
物理学的にはどんな風に有り得るっぽいのか、だとか、
無いとした場合の、「この分子配列と電気的配列に因る、“私”の発生と消失に関する物理学的考察」だとかね、
そう言った事を遣って見たいけど無理です有難う御座いました。

私のお頭じゃ無理です。
有難う御座いました。

20名無しさん@秘密の花園:2009/04/26(日) 23:32:39
…えっと、以前の「百合ごっこスレ」が、2chの「モテない男性板」に有った事を踏まえて、
モテない話でも…。


こう、「死にたくない」って言うのは、「死の回避」と言う、生物に必須の事柄から、当然に出て来る感覚何だけど、
同時に、「モテたい」って言うのも、「死にたくない」と同じく、「生殖」と言う、生物に必須の事物を行う為の欲求になる訳で…

・どんなに強がっても、やっぱり死ぬのは恐い
・どんなに強がっても、やっぱりモテる方が気持ち良い

ってのが出て来るのは、事実なのよねぇ…。

なので、幾つになっても、諦めた振りをしようとも、悟った振りをしようとも、開き直った振りをしようとも、
「死」ってのは根源的に「恐い」物だし、「モテたい」って言うのも、根源的に出て来る欲求何だよなぁ…。

…ん、何やら、「根源的」とか言うと、「真理」だとか「本質」主義の輩と同じ臭いがしてしまうので、
取り敢えず、「生物的な欲求」だとか「生物的な基準」とした方が良いのかな…。

ま、兎に角、何と言おうとも、仮令、「抗う」自分だとか、「気にしない」自分に「酔ってた」としても、
結局の所、ヒトに宿る(生存が為の)「死が恐い」だとか、(生殖が為の)「モテない」は無くなってない訳で、
こう、ある時に一気に、噴出しちゃったりするんだよなぁ…。

…はい、どうも、そんな「噴出」しちゃってる私です…。

…と言うか、寂しいんだよなぁ…。

「あ〜…“この儘”、終わりに向かうだけ何だなぁ…」

って言うのが…。

その…経済学的に見ても、「メスを養う」と言うのは、これから価値が零になる高級マンションを買う様なモン何だけど、
それでも、「生物的な欲求」として、「メスを囲いたい」と言う欲求が出て来るのは事実だし(生殖と子孫個体の育成の為、ね…)、
どんなに否定した所で、それが「ヒト」としての「基準」なのだから、如何しようもないんだよなぁ…。

こー、「ヒトの基準」を、脳味噌とか発現する遺伝子とかを改造して、変えるだとか、現在の技術じゃ出来ないんだしさ…。

だから、何とかして「見ない」か、「耐える」かしないと行けないんだけど…この「ふと」思い立った時の、
(周囲と比較しての、相対的な)惨めさと言うのは、筆舌に尽くし難いと言うか…こう…この、
「死」に就いて「ふと」考えちゃった時の、「うわあぁぁぁ……!!」に似た、「遣る瀬無さ」が
襲い掛かって来るんだよなぁ…。

こう、普段は、例えば「死」に対しては、このスレに書いてる様な、「形而上性の有るお話」だとかで抗ってる積もりにはなれるんだけど、
けれども、「ふと」思い立っちゃった時には、そんな、「これで“抗って来た”んだ!と思い込める行為」は全く役に立たなくて…
唯、「死の恐怖」に晒されるだとか言う事になるのよね…。
同様に、「モテない」と言うか…今現在、自分に配偶者が居なくて、子供も居なくて、これから出来る予定も無くて、
且つ、周囲と比較すると、「結婚して子供持って家庭持って〜」とか言う「普通に思える人間」との乖離具合が酷く感じられて、
非常に惨めな気持ちに為れるんだよなぁ…。

これを、如何にかしたいと思っても、「ヒトの基準」は変えられないのだから、其処は如何しようも無いし、
「見ない」だとか、「抗ってる積もりになる」だとかにしても、根本的な解決にはならないし…。

うん…結局、死ぬまでに、「どれだけ目を逸らし続けられるか」って言うのが、「勝ち負け」の目安になる気がする…。

そういう、「恐怖」に思える事だとか、「惨め」に思える事に晒されずに、何時も何やら、無根拠なまでの
「幸福感」だとかに晒されてる人間こそが、「勝ち組み」の様な気がして来た…。

そんな、常時、「周囲との、相対的な自身の立ち位置」だとか、「世間体」だとかに悩まされて、更に、
「死の恐怖」にも時偶に苛まれながら、ビクビクしつつも生きて行くよりは、ずっと良い気がする…。

…かと言って、今更、そんな風に性格を変えられる筈も無く、もう何と言うか、遣ってらんない感じなので有ります…。



…ん〜…幾分、政治と言うか、社会と言うか、そういう分野な気がするけど、これってこのスレの話題で良いのかなぁ…。

一応、「死」とか出てるし…「死」の話題って言うのは、余り、表立って言える様な物でも無いし…
事「死」に関しては、このスレに隔離して置いた方が良いのかなぁ…。

21名無しさん@秘密の花園:2009/05/06(水) 14:51:01
>>20
『(生殖が為の)「モテない」』

(生殖が為の)「モテたい」

ね…。

「モテない」じゃ、意味解んない…。

22名無しさん@秘密の花園:2009/05/06(水) 14:51:39
ん〜…こう、幾分相対論的になるけれども、自分も含めて、世の中には「正常」な奴何て、
一人たりとも居ないのよね。

唯、各々が自己主張をしていて、中にはそのシンパが居て(当然、些か辞令染みた物や、
メディアの報道など、表面上「シンパに見える」物も含む)、その数が変動してるだけ。

其処に有るのは単に、生物的な基準に従い動作している個体群の織り成すハーモニーのみで有り、
その和音の種類によって、「正常」だの「異常」だのとタグを付与しても、絶対的な基準には成り得ない。

また、そもそれを「ハーモニー」などと称する事が出来、「理解」したり出来るのも、偏に生物的に与えられた、
「外部環境の入力器官とその処理」に依存する「生存が為の機能」故に過ぎず、ヒト個体に於ける(生物的な基準から要請される)見え方に過ぎない。


…ん〜…その、仮に、「正常」って言うのが存在するとすれば…精々、ヒト個体の仕様通りに「正常」に動いている、
って言う位で…それ以外の他の物って言うのは、常々変動して行くし…(例えば、倫理とかでも、その規則に適合する事が「正常」とは
言われるけれども、倫理自体が可変的な物なのだから、その場合の「正常」って、常に一定な訳では無いわよね)
「ヒト個体の仕様通りの動作」と言う意味合い以外での「正常」に、己のアイデンティティを求めたりするのは…
些かリスクを伴う感じがするなぁ…。


…とまあ、腹立たしい事が有ったので、自分を振り返って思って見た…。

…まあ、要するに、不変的な物何て無いので、余り「何か」に依存してると、それが「変わった」時に、
手痛い竹箆返しを食らいかねませんよ、って事ね…。

…と言うか、「ヒト個体の仕様通りの動作」なら「正常」と言い得るかも〜 とか書いたけど、それすら、
遺伝子の発現の胸三寸だったりする訳で、実に諸行無常だなぁ…。

…まあ、「無常」だからこそ…詰まり、物理学的に熱の移動が有ったり、電子の移動が有ったりするからこそ、
「私」って言う物が発現出来るのだし、個体は動作出来るのよね。

だから、矢鱈と(主に「果敢無い」と言う意味合いで)「諸行無常」とか言っちゃったりしても、仕方無いんだけどね…。

その…元々の物理法則さんですら、この宇宙の物理定数に依存している訳だし…。
こう、仮に、物理定数とかが、現在と全然違ったりすれば…例えば光子などは、今の様な作用を及ぼさないだろうし、
そも、光子すら無いかも知れない。

うん…同様に、ずっと同じヒト個体何て居ないし…この世界に、「ずっと」と言う物は、望むべくも無いのだけど…
(…実際、ヒトだって「死んじゃう」し、宇宙だって「死んじゃう」し、数多の宇宙を展開する「何か」もまた、何れは「死んじゃう」だろうしね…)
何か、其処(「ずっと」)に…変な幻想と言うか…期待を抱いちゃうのも、人間何だよなぁ…。

…無論、その「幻想を抱く」行為は、生物的に考えれば、唯、同種の集団内での情報交換等(所謂、「コミュニケーション」ね…)を通じて、
自己に利益を齎そうとする行動の一環に過ぎないんだけど…。
「コイツとのゲームなら、互いに利益が見込める〜」だとかね…。

…大体、「ずっと同じ物何て無い〜」、「皆変わっちゃう〜」とか、いっちょまえに嘆く振りをして見たりしてるけど、
仮に、既存の「コミュニケーションリスト」に変化が有った場合(例えば、誰かと疎遠になったとか、誰かが居なくなったとか)、
処理的には、リストを更新すれば済む話なのよね。
…とは言え、得てしてそういう場合には、「私」には、それなりの「ショック」等を押し付けられて、苦しく感じる様になっちゃってるので…
言葉で言う程簡単じゃないのよねぇ…。

「私」は、自個体を設計・制御出来ないもの…。

…でもこう、確かに、既存の「コミュニケーションリスト」が、永続的に続く様な感じを持ってしまっている自分と言うか…
既存の「気の置けない集団」と言う物、またその付き合いが、恒久的に続く様な感じを持ってしまっている自分と言うか…
そういう考えを持っている自分と言うのもまた、実に都合が良いとは思うけれども…。
でも、結局、その考えって言うのも、唯単に、
「生物的には、リストの漸進的更新を行うよりは、変化の有る度の更新の方が効率が良い」
って事で、それを押し付けられているだけなのだろうし…本当…ヒトに於ける「私」と言うのは…
ヒトの都合に振り回されて…良い様に使われて…遣ってらんない…。

…剰え、それで、「子孫個体」を残したら死んで行けよ、と言うのは…余りに遣ってらんないなぁ…。

23名無しさん@秘密の花園:2009/05/06(水) 14:52:13
…しかも、
「子孫個体残せないんだったら、お前さんは不良個体っぽいし、その儘死んで良いよ」
と言う淘汰の真っ最中に放り込まれてる状況なので…(…唯、それは遺伝子も同じ何だけどね…。
でも、遺伝子は「感情」は持たないのよね…。だから、「死」を恐怖しなくても良いし…「私」とは全然異なる…)
「選別」が為の競争が激しい激しい…。

それ故に、「私」に対して「不快」が入力される機会も、それなりに有るし…
「う〜ん、生きてる事は実に苦しいなぁ!♪」
とか、3時間に1回は思いたくなっちゃう位…。


ん、それとこう、何だかんだ書いては来たけれども、「腹立たしい事」って言うのは別に、
「コミュニケーション」が如何だの、誰かと疎遠になっただのじゃ無いのよね。

唯、「腹立たしい事」でのストレスを元手に、何か書きたくなっただけで…。

…いや…本当…短期的ストレスと言うのは、ヒトのオスの行動には欠かせないと思った…。

…その…あんまり長期間のストレスになると、自殺図ったりするので、良くないんだけどね…。

でも、「乗り越えられる」だとか、「少し位無視出来る」だとか、「この位なら、自身を正当化出来る」だとか位のストレスなら、
幾らか有った方が、様々なアクションを(強制的にでは有るにせよ)起こす事が出来るので良い様な感じ…。
…唯、その「アクション」のベクトルが、「良い」方向に繋がるのか如何か、って言うのはまた、話が別だけどね…。



…て言うか、これ…このスレで良いのかなぁ…良いのかなぁ…。
ジャンルとか、正直解んない…と言うか、眠いなぁ…。

24名無しさん@秘密の花園:2009/05/07(木) 01:23:17
こー、遺伝子的には、ヒトとサルの差異って言うと、0.1%〜1%程度と言われているけど、
これは、身体の構造的には、至って当然の事よね。
例えば、工学的に、
「胚発生から誕生、成長して行った後の形質を“如何に作るか”と言った事を考える」
場合、その主な手続きの差異は、1%にも満たないだろう事は、容易に想像が付くしね。
同じ脊椎動物で有り、同じ哺乳類で有り、同じ様な形質(成体に於いて)をしているのだから、
大きく違う方が恐いわよね。

(…但し、タンパク質をコードしないとされている遺伝子(所謂、ジャンクDNA)の内、
「タンパク質生産に関わるRNA」に関わっている物が多数有るとすれば、
実際の「遺伝的差異」は、もう一寸大きくなるのかも…。)

で、まあ、何れにせよ、遺伝的には然程変わりの無い(…と言うか、形質的にも、然程差は無いわよね…)ヒトとサルだけど、
じゃあ何で、此処まで性質が違う(様な気がする)のかと言えば、良く言われるのが、「脳」の差異ってヤツよね。

「脳のサイズが異なるから、遺伝的に粗同等で有っても、此処までの差が出る」とね。

…うん、一先ず、構造的に、脳の差異が大きい、って事は解るわよね。
そして、脳のサイズが違ったら、その中身の量や質が違うだろうと言う事は、推測出来る。

でも、何故、「脳の中身」が異なれば、「此処まで性質が違う(様な気がする)」事に繋がるのか、
って事になるのだけど、それはまあ、良く言われる様に、「既存の文明資源が豊富に利用出来る」って事だと思うのよ。

こー、所謂、リポジトリ、って奴ね。

ほら、例えば工学とかだって、既存の科学の積み重ねが無ければ、何も出来無い訳じゃない。
それと同じ様に、「既存の知恵の蓄積」が有るからこそ…「知恵」が、口伝や書伝で、
「脳」から「脳」へと移り変わり、積み重ねられて来たからこそ…今の様な文明が有り、
サルとの「此処まで性質が違う(様な気がする)」感じに繋がるのだと思うのよ。

こう、文明と言うのは、「知恵」の中でも、その時々の環境に於いて上手く言った物が選別され…
詰まり、「淘汰」されて行き、後世に伝えられる事で…それなりに完成されている、「現在の文明」として
存在出来る訳よね。

うん、正直、仮にヒトが今、その「積み上げられて来た知恵」を利用出来なければ…
「今まで積み上げて来た知恵・文明のリポジトリ」を利用出来なければ…
現在も尚、サルと大差の無い生活を送っているだろうと思うし…。



…で、こういうお話になると、ミームとかのお話を書きたくなって来ちゃうんだけど、
そんな、

『ヒト個体を入出力機関、また、記憶装置の一つとして用い、ヒトの生存率を上げる事や、
ヒトの「私」に「快楽」を与える等のハックを行う事で、共生的に繁栄する単位(この単位は得てして情報と呼ばれる)の集合』

だとかで終わっちゃう物の話を、延々としても仕方無いので(精々、実例挙げて追って行って、
「面白いね〜」とか言う位なので…)…書かないけど…。

25名無しさん@秘密の花園:2009/05/07(木) 01:23:56
ああ、そうそう、「ミーム」と言う単語を持ち出しちゃうと、もう一つ持ち出したくなるのが、
進化論的概念を、「ヒト社会」に適用しようとした物…その中でも、社会進化論的社会生物理論と言う様な
感じの奴何だけど、それに就いて書きたくなるなぁ…。

うん、まんま、人々の織り成す社会に、生物の進化論的概念を取り入れた奴何だけど、
面白い傍ら、「利己的な遺伝子」だとかの概念が大嫌いな人間には(主に、「人は、神が作り出した物だ」だとか、
「人は何かしら、特別な存在だ」等の主義の人達ね)、「進化論的手法で人の営み全てを片付けるとはけしからん」だとか
言われちゃうのよね。

まあ、その批判は、その人達からすれば尤もだし、そんな他人の主義主張を如何こう言う積もりも無いので、
「それはその通りだね」で済んじゃう話なのですが、それはさて置き、もう一つ、批判される遣り方として、
「進化=(ヘーゲル的)進歩」とした上で、「社会が“進化”して行くと言う事は、二元論的な“良い・悪い”論に陥り易く、
真っ当な議論になり難い。またそれは、西洋の“進んだ”社会が“良”で、それ以外の社会は“古臭い”“悪”の社会で有ると言う、
西洋文化至上主義にも走り易い」とか言う感じの、ぶっちゃけ、私が今思い付いた物。

これはまあ尤もと言うか、私が今思い付いたんだけど、こう、「社会科学」と言う響きを錦の御旗にして、
「社会は金融社会に“進化”する物なのだ」みたいな、今現在「金融立国」を唱えたが為に悲鳴を上げてるイギリスの、
腐った詭弁とかに用いられたりしかねないので、この批判の、「二元論的選別」や「西洋文化至上主義」が糞と言う部分は、
尤もだと思うわ  と言うか、私の考えその儘なので、私が「尤も」と思うのは当然なのですが…。
(かと言って、懐古主義だとか復古主義、「自然回帰」等の運動が、「素晴らしく正しい物」だとも思わないけどね…。)
(それと、ぶっちゃけ、今でも、
『ネオリベラリズムこそ、「進んだ」社会であって、小さい政府こそが、「良」であって〜』
とかマスコミでそれらしく垂れ流してたりするわよね…。)

しかし、「社会の進化」と言うフレーズに於ける、「進化」と言う単語は、唯単に、「環境に合わせて“変化”して行く」と言う事のみを
表しているのであって、何ら、「人間は常に“良”くなって行く」だとか言う、進歩主義の主張を補強する様な物では無いのよね。

うん、唯単に、「周辺に合わせて行く過程で手に入れた形質や状態」が、「進化した」とされる状況で有って、
それは何ら、ドラゴンボールの強さインフレだとか、何処かの政治家が大好きなマルチ講の様な状態に向かって行く、
「進歩スパイラル」を謳う物では無いのよ。

それなのに、「進化」を「進歩」と捉えるから、訳の解らない事になっちゃうのよね。

こう、進化論が発表された当初の、「だから、人間は素晴らしい存在(進化の最終形態とでも言いたい?)」
とか言う、「進化」と「進歩」が混同された論理の様にね…。

(…そも、「今現在」に於いては、全ての生物個体が、「進化の最終形態」何だけどね…。
今までの淘汰の因る「進化」の「最終結果」が、その「形質」何だから。
しかし、その何れの「形態」も、これからの淘汰圧には晒されていく訳で、「これから先の最終形態」には
成り得ないのよね。
だから、ヒトと言う形質も、数万年もすれば、「古い形質」だとかになるでしょうね。
…まあ、その時まで、ヒトから進化した生物個体が存在していれば、だけどね…。)

26名無しさん@秘密の花園:2009/05/07(木) 01:24:49
…などと、以前にも言った事の焼き増しを書いて見たけど、別に私は、社会生物学を擁護しなきゃ行けない様な立場でも
無いんだけどね…。

その…確かに、私の主張する様な事と、似た様な事を言ってるとは思うけどね…。

けど、思うに、「ミーム」だとか言う、「文章レベル」でなら、生物淘汰のお話を援用出来るんだけど、
「社会」だとか言う非常にマクロで、所謂カオスってる物になると、生物進化論的な規模の淘汰圧…
生物進化論的な規模の「合理性」は通用しなくなっちゃうと思うので、その辺りに就いては、
些か懐疑的な見方を崩す訳にも行かないのかなぁ…と…。

…いや、個人的には好きでは有るんだけどね。
でも、積極的に、「サイエンス」として、「その通りだ」と言える状況でも無いし、
今現在は、生暖かく見守るスタンスを維持するに限るわね。

「趣味」だとかで嵌るのなら、全然おっけーだけどね。


唯、事進化論に於いては、私の主張と言うのは、「進化≠進歩」であって、生物学的にもそれが当然の筈だから、
其処は頑なに主張したくなるんだよなぁ…。


…私何かがした所で、何にもならないでしょうが…。

27名無しさん@秘密の花園:2009/06/22(月) 01:34:46
…猫の巣立ちだとか書いて思ったのだけど、親猫が子猫を引き離すタイミングは、
どの様に決定されているのかなぁ…。

何かしら、トリガーとなるアクションが発生しない限りは、永遠に、そのタイミングが訪れないので、
何かこう、「(進化的な統計論的に)巣立ちに適した時期」が有るのでしょうけど…如何言った
メカニズムで動いてるのかなぁ…。

ヒトとして…ヒトの感覚器や処理機能(脳)を用いて「要因」とふと思いつく事と言えば、
「気温」になるのかなぁ…。

その…私の所は、此処2〜3日、気温が急上昇したのよ。
で、その気温の上昇が脳だとかの中枢神経で処理された時に、何かしらの、
「子が居る時で有り、且つ、子が巣立っていない時に、気温が幾らか上昇した」…
即ち、「巣立ちに適している時期」と思われる「夏」の片鱗を感じ取り(気温の高く、獲物の多い夏の方が、
子個体の生存率は比較して高いでしょうからね…)、発現する機構と言うか、遺伝子と言うか、
何かそういう物が有るんだろうなぁ……  だとか思った所で、眠くて如何でも良い…。


…ま、ね、ヒトもね、そう言った「システムの集まり」に過ぎない訳で、
死が回避出来ないのが仕様であれば、死を恐怖するのも仕様、「私」が在るのも仕様で、
私のあらゆる動作すら、仕様内の出来事何だなぁ…とか思って…ペシミスト全開になって来る…。

…勿論、「仕様内の動作で有る」事と、「合目的的で有る」事は全く違うし、また、「運命的で有る」事とも
全く違うので、まあ、その辺りは悲観材料では無いのだけど…その…余りに「狭いなぁ…」と
犇と感じちゃったりするのが、結構生き辛いかなぁ…。

…何て、生存に於いて苦痛が切っても切り離せない物で有る事は確実何だから、何を今更…って所何だけど、
それでも愚痴ってガス抜きだとか、悲観ごっこだとかで酔ったりしないと、遣ってられない…。


…うん、ガス抜きって言うのは、個人が生きる上でも、集団を運営する上でも、重要な物になると思う…。


…あ〜…眠くて如何でも良い…。
お休みなさい…。

28名無しさん@秘密の花園:2009/06/23(火) 23:54:23
物理学的には、一つの次元として定義され、絶対的に在る時間だけれども、
ヒト個体などの一個の小さなシステム内に於いての時間となると、
時間の分解能(と言うより、外界の何かを捉えて処理をする速度。ヒトで有れば、
光子を捉えて映像にする速度だとか、空気振動を音声にする速度だとか)や、
それに拠って得られた情報の記録の頻度(ヒトで言えば、現在と比較する為の過去の記憶が
どれだけ残っているか。詰まり、「あの時からどれだけ時間が経ったのか」と考える時の、
比較が為の“あの時”がどれ位記録されているか。物事への集中の度合いなどに因って、
この「あの時の記録」数と言うのは、随分と変わって来る)に依存する為、各個体間に於いての
絶対的な時間と言う物は無く、その辺りは相対的になってしまうんだよなぁ…。
無論、その個体内に於いては、その個体の感じる時間こそが、絶対的な物何だけどね…。

で、他のシステム…例えばネコだとかコオロギだとかは、どの様な「時間」を感じているのかなぁ…
だとか思いを馳せると、中々面白いし、また、そもそも「時間」を感じる必要性が、
その個体の生存戦略に於いて存在するのか? と言う問いにも繋がって来て(恐らく、その生存戦略上からして、
(また、その構造からして)細菌などは時間感覚を持っていないでしょうね)、その辺りも面白いなぁ…。

とは言え、幾ら思いを馳せて楽しんだ所で、自個体の時間の仕様が変わる訳でも無く、
私はこの個体の時間の機能だとかに頼っているしかない。
…そも、私は、自身の全てのインフラを、この個体に頼りきっているんだものね…。

ん〜…だから、この個体の恒常性と言うか、形質と言うか、それが維持されずに、所謂死亡状態になっちゃえば、
私も当然無くなっちゃうし…。

…で、それが恐いとは言え、この個体が無くなった(=私が無くなった)後の、ポスト個体(ポスト私)に、
宗教的な解を宛がうのも、余りに短絡的で無思慮な観が否めないし…。
…その…余りに、簡単過ぎるのよね…解が…。
それで、綻びも随分と見付かると言う…。
「でも、信じさえすれば、問題無いです」じゃあ、困るのよねぇ…。
そんな、「死んでも大丈夫です。何故なら、死んでも大丈夫だからです」とか言われても…
「そうじゃなかった場合のリスク」に怯えざるを得ないし…。
で、その怯えから逃れる為に、より強く信奉したりする…。

…これって一寸、「死の回避」と言う観点からは、余りに消極的過ぎると思うのよ…。
「若しかしたら、大丈夫かも…」だとか、リスクマネジメントの観点からは有り得ない…。
だから…如何にかして、他の解を探したい所なのだけど…とは言っても、その「如何にか」が
何処にも見当たらない現実…。
もう、発狂するか酔うかでもしないと、落ち落ち死んでられないってのよねぇ…。

…と言う事で、私は、良くペシミスト的な頽廃感と言うか、絶望感、そして恍惚感に打ち拉がれて見たりして、
「酔う」方を良く実行してるんだけど…これ…お薬みたいな物で、切れるとまた、うんにゃらと考えてしまうのが…。

う〜ん…遣ってらんないです…。

29名無しさん@秘密の花園:2010/06/26(土) 01:40:18
パリティ6月号の「生命の量子論」は面白い仮説でした(無論、立ち読みですが…)。
現在の、有機的な物質を「ハードウェア」として用いる(依存する)形の生物の前に、
量子的な状態を自身の情報の担保として在る生物(の様な物。「自己複製」をする物、とした方が解り易いのかも。
「(現在の環境に於いて)自己複製が可能だから自己複製をし、次代に繋がって行く存在」と言うか。
遺伝子も正にそういう存在だものね。現況に於いて、「在る」事が出来るから「在る」だけ、と言う)
が在った可能性も有り得る、とか言う感じの、現在の生命の、起源辺りに就いての仮設の提唱となっておりましたとさ。

こう、電源入力が何時途絶えるか解らない状況で動いている、Core i7を積んだPCがあるとして、
このCore i7だとかCPU周辺が、「量子生命」とすると、今で言う「生物」は、HDDに例えられる、って感じの内容。
このCore i7さんは、とても性能が良いのだけど、電源が落ちちゃうと、今までの処理が全て無に帰してしまう。
そこで登場するのが、HDDさん。
仮に電源が落ちたとしても、再び以前の状態から続けられるHDDさんの性質を活かし、Core i7さんはHDDさんを活用していましたとさ。
唯、此処までは良かったのですが、ある日、HDDさんは自己の内部にPentiumベースのCPUだとかを設置してしまいました。
こうなると、HDDさんも自前で「生命」として歩み出す事が出来ます。
すると、Core i7さんとHDDさんの生命としての生存競争が始まる訳ですが、幾ら高性能とは言え、電源が落ちては行けない
不安定なCore i7さんは、次第に低性能だけれども、電源が落ちても活動出来るHDDさんに取って代わられ、
遂にはHDDさんが「生物」として、地球に跋扈する事になったのでした…。

…ん、全く意味が解らないと思うけれども、このCore i7とHDDを、それぞれ量子生命と、(所謂、今現在そう呼ばれている)生物(有機体ベース)と
置き換えると、何かそんな感じになるらしいわよ?
まあ、要するに、存在の非常に安定しない量子生命(此処で、この「量子生命」とやらは、舞台をRNAから量子重ね合わせ状態とかに移したウイルス、
とすると解り易い…かも…?)の情報を保持する為、RNAだとか、RNAの様な物を用いてたけど、何時しかそれが、
DNAと言う強固な存在となり、更に自己複製まで始めてしまったから堪らない、って感じのお話になるんだと思う。
まあ、とんでもなく「仮説」の域を出ないんだけれども、有り得ない訳でもないのが面白いわよね。
量子効果何て、粗この宇宙が出来た当初からある物だし、RNA、若しくはRNAの様な物だって、地球の原始のスープに幾らか
エネルギーを注ぎ込んでやれば、容易に出現するものね。
ん、それでも、これは「面白い仮説」に過ぎないのです。
本当、生命の起源は面白いテーマなのです。

30名無しさん@秘密の花園:2010/06/26(土) 01:42:09
後はまあ、生命の進化に量子効果が絡んでいる可能性は十分にあるよね、って言うのとかもあったかしらね。
こう、遺伝子はDNAと言う構造に格納されており(その構造に自身の存在を依存しており)、
DNAの塩基配列のとある一つを抜き出した時に、その分子構造は、トンネル効果か何かで変化し得るので、遺伝子は量子効果で変質し得る〜
って物だった…かな…?
良く覚えていないけど、何か遺伝子の変性が、量子的な効果に因って起こる、って物だった様な気が…。
…ん〜、立ち読みだと、こういう時に参照出来ないから困るわ…。
唯まあ、それは十分に有り得る話ではあるとは思う。
けれど、DNAって、結構簡単に構造が変わっちゃう(宇宙線(紫外線とか)でも変わっちゃうし、所謂発がん性物質(お焦げとかもそうだし…)でも
変わっちゃうし、放射線でも変わっちゃう…等々)ので、量子効果の寄与度がどれ位なのかは、一寸今一解んないけど…。
それに、簡単に変成するからこそ、生物にはDNAを修復するエラー訂正機能が備わっている、と言う事実もあるし、量子的な効果に因って
引き起こされた遺伝子の変化が、どの程度「進化」にまで寄与するのかは、未知数と言う外無いかなぁ…。
こう、量子効果だけでなく、「進化」を起こし得るあらゆる出来事に言える事何だけど、遺伝子を変化させる頻度が低ければ、
それは「修正」されてしまい、進化まで辿り着く事が難しいのよね。
けれども、余りに遺伝子を高頻度に変化させてしまうと、今度は個体自体を殺してしまう。
放射線だとかが、正にそれよね。
だから、適度に、また、クリティカルに(胚発生時〜個体生成時をピンポイントに狙って変化させる等。催奇形性を持つ物質って、案外この辺なのかも…。
まあ、進化の過程の個体何て、本来のその種からすれば、「奇形」だものね…。その数多の(得てして本来の種に生存競争で勝てない)「奇形」の内、
偶然にもその種の本来の形質よりも、その環境に於いて、生存率を上げる個体が居たとすれば、それが進化の「源泉」に成り得る、って言うのが、
大体の「進化」の姿何だし…)、遺伝子を変性させる事物が、恐らく進化に寄与「し易い」とは思うのだけど…。
…と、上記は完全に、私の独り善がりの思い込みだけど、量子的な効果に因る「遺伝子の変性」が、上記「どんな頻度で何時起こって〜」の
どの辺りに位置するのかは、不透明よねぇ…。
結局、「有り得るが、恐らく主要とは言い難い」と言う、殆ど全ての進化の理由に当て嵌まるだろう文言が宛がわれる気が…。

31名無しさん@秘密の花園:2010/06/26(土) 01:43:28
あー、後、ペンローズのマイクロチューブル量子脳を扱き下ろした後、それでも、生物が量子的な効果を利用して、
日々の生存を行っている蓋然性は高い、みたいな事も言ってた。
と言うか、渡り鳥とかが地磁気を利用して、方向を見定める、って言うのは、正に量子効果を利用してる、
って言う話何だけど、やっぱり、そういう「データを得る」みたいなのじゃなくて、「意思決定」に量子効果だとか
揺らぎみたいなのが関与してる、って言う話の方が、よりセンセーショナルよね。
量子効果を利用してデータを得る、って言うのは、別段、ヒトも「産業」として遣ってるものね。
やっぱり、今は単なる形而上のお話でしか無いとしても(そして、ペンローズの様に嘲笑の対象になるのだとしても)、
意識と量子論の繋がりのお話の敷衍が欲しいわよねぇ…。
こう、「量子状態」と言う箇所のみを見れば、「意識」の取り得る値は、それこそゼタもヨタも遥かに超えた、
量子力学的量になるんだけれども、「ヒトの脳」、即ち、ヒトの意識を形作るニューロンのネットワークと言うのは、
系としてそれなりに(物理的なサイズが)大きいので、結局結果は古典的結果に落ち着くのよね。
唯、パリティさんは、生物個体内は、「思ったより」も、量子状態が掻き乱されないんじゃないか、とは言ってる。
例えば、量子群のコヒーレントな状態が、「思ったより」も維持されるっぽいよ? って感じでね。
何やら、量子計算機の様な、「完全に安定な状態」を求めるのではなく、系の内の幾らかが安定的な量子状態を保てる、
と言う基準程度が求められるのであれば、十分に、神経的なアウトプットに対して量子効果が作用し得る、って話なのだけれども、
如何なのでしょうねぇ…。
こう、インプットに対してのアウトプットが、古典的に(粗)確定的なのではなく、幾らか揺らぎを持った状態で、
出力されるのであれば…量子的な揺らぎが、アウトプットの閾値に幾らか作用し得るのであれば…
幾らか乱数的、偶然的に振舞う函数的な処理が可能になって、「意識の多様性」に寄与するだろうとは思うのだけど…。
ん〜…唯、やっぱり、今現在に於いては、「夢物語」の域を出ないなぁ…。
う〜ん…早くこの分野の研究が進まないかしら…。


…で、どーせ書いてる奴皆東大院卒何だろう、と思って最後の方のページをみたら、
その通りでした。
唯、その中にポツンと、京大院卒と東北大院卒の文字が。
ああ、やっぱり京大理とか東北の科学系は強いなぁ…  …あれ?阪大は?
とかなったのでした…。

32名無しさん@秘密の花園:2010/07/29(木) 00:21:08
…えっと、日経サイエンスを読んで見たのよ…。
…まあ、サイエンティフィック・アメリカンを読め、と言われそうだけれども、
英語だと読むのが苦痛なので…。

で、「時間は実在するか?」がメーンの話題かなぁ…と…。
…いや、これ書いてるの、哲学を教えてる人なので、精々「科学哲学」程度ではあるのだけど
(それと、「日経サイエンス」と言う紙面上、ある程度専門的で無い…と言うか、「理系」であれば、
誰でもそれなりに読める様な内容が殆どなので、其処まで突っ込んだ論文染みた物では無いのだけど…)、
それでも、テーマがテーマなので、読まざるを得なかったと言うか…。

…それで、まあ、内容としてはこんな感じかなぁ…。

・物理的には、「時間」と言う、明確な存在が無い
・普段用いられている「時間」は、とある物質の状態を基準に、他の物質の状態を定義する物(「時計」を基準に、他の物事の状態を計る)
・自身が感じる(ヒト個体内に於ける「私」が感じる)「時間」は、個体内の処理に因って「産出」される物
・以上、ミクロには「時間」は明確に設置されていないが、マクロ、即ち、数多の物質の相互作用の状態に拠っては、「其処」に「時間」が生じ得る

…と言う仮説…かしら…。


ん〜…それでまあ、相対性理論からすれば、各々の個体を構成する物質に於ける相互作用の頻度…みたいな物は、
確かに、各個異なります(→ウラシマ効果)、と。
で、それはそれで良いんだけど、それを「ウラシマ効果」と呼ぶ事…即ち、ヒト個体に於ける「私」が感じている「時間」と言う物は、
物理的には(場としては)幻であって、飽くまで、ニューロナルネットワークパターンが生じさせる「感覚」に過ぎない、
って言う様な仮説…だと、私は捉えたのだけど、如何でしょうか…。

こう、相対性理論的に、「時間の進み方」とやらが違って来て、片方年寄りで、片方若い、って言うのは十分に有り得る…と言うか有るので、
それはもう良いんだけど、その、年寄りも若いのも双方感じている筈の「時間」と言う感覚が、そもそも、
物理学的には定義が如何だろう…? そもそも、存在するの? ってお話…。
無論、「私」が「時間」とされる様な物を「感じている」のは事実だけれども、それは、物理の世界に「原理」として設置されている
物では無いのかもよ、ってお話…かなぁ…。

ヒト個体は(「私」は)、「時間」を感じるが、物理的には、「時間」の根拠となる場や(素粒子的なまでに分解した)作用は
無いんじゃないかな? って事かしらね…。

33名無しさん@秘密の花園:2010/07/29(木) 00:21:56
…ん〜…正直、其処までセンセーショナルな物とは思えないし、もっと専門的でキモい文章を取り上げて欲しい気持ちはあるけど、
商売で遣ってる日経の一雑誌なので、それは仕方無いかなぁ…。

…まあ、その仮説の如何に関わらず、相変わらず、人生最大の問題って言うのは、時間とかじゃなくて、死ですけどね…やっぱり…。
…一応、「死」を語る上に於いては、時間と言う物も絡んでは来るのだけど、矢張り、時間と言うパラメタは、
「死」を従属させる程の物では無いわよねぇ…。
死は偉大だなぁ…やっぱり…。

こう、神に余り依存出来なくなって(個人主義、合理主義が蔓延って来て)、更に自己にも余り依存出来なくなって
(個は尊重はし得るが、神の代替物には成り得ないので…)、即物的な視点(快楽主義とか)に逃れてみるも、
死の偉大さには変化が無く、相変わらず「私」を駆り立てて来やがるので、結果、死を畏敬化し、信仰し、縋る事で其処に救いを求めてみたり、
また、汎化、一般化させる事で、「棒大針小」として取るに足らない物と扱ってみたりするのは解らなくも無いんだけど…
そんな事をしても、死ぬ事には変わりないと言う…。
唯単に、言葉と言うアルコールで、酩酊状態に陥って、死をまじまじと見詰める事を止めるだけと言う…。

…いや、私飲酒者だから、その気持ちはとても良く解るし、そも、死ぬ事は避けられないから、
酩酊したくなるのは当然だし…また、死を見詰めても、屁理屈が浮かんで来るだけで如何しようも無いんだよなぁ…。
大体、生物的にはそんな「屁理屈」を生産する暇があるのなら、生殖・生存の方向にエネルギーを向かわせるべきであるから、
生物としては、「酩酊」で終わらせて、自己のリソースを他に宛がおうとするのは、至って自然な事なのだけれども…
それでも、如何しても…(遺伝子の基準に幾らか逆らい得る)「私」としては、納得が行かない物があると言うか…。

…まあ、その、「納得が行かない」と言うのも、生物基準の(遺伝子基準の)、生存率を上げるが為の、死を回避する行動に
基づいている訳ですが…。

嗚呼…もう本当、如何しようも無いなぁ…。
そして、そんな自個体を「ご自愛なさる」しかない「私」と言うのは、実に矮小で浅く、空乏な存在だなぁ…。
そんな如何しようも無い存在…「私」から客観的に見て、絶望するしかない様な存在の「私」と言うのは…
実に、馬鹿らしく…唾棄したくなる様な…もう筆舌に尽くし難いものよね…。
本当…遣ってられなくなる…。
そりゃ、ノーアルコールノーライフにもなるわよね…そりゃ…。


…と、果たして、死をテーマとすれば、私はだらだらと書き連ねられるなぁ…。

私が文章を書くモチベーションを保つ上に於いて、死は外せない大切なパートナーです…。
…途轍も無く忌み嫌っているのが、それの筈なのにね…。

…ん、これからも宜しくね、死さん…。

34名無しさん@秘密の花園:2010/09/18(土) 01:18:49
…日経サイエンスを読んで来たのよ…。

で、気になったのは、この二つ。

・エピジェネティクス
・急速眼球運動

まず、エピジェネティクスのお話。
掻い摘むと、所謂「メチル化」によって付けられる、遺伝子への「フラグ」が、生殖細胞を創る時に「リフレッシュ」されず、
その儘になっているケースがあり、「後天的に獲得した性質」が、後世へと受け継がれる事があるかも知れないっぽい、って感じかしらね。
それと、本来付いている筈の「フラグ」が、何かしらの要因で外されてしまい、その遺伝情報を元に発生した個体は、
所謂「突然変異」的な個体として表現されたりする、ってのもあったかな…。

こう、ラマルクの言い分に似ている感じもするけど、アレは、「遺伝情報自体」が、後天的に獲得されちゃう…詰まり、
生殖細胞に、後天的に獲得した性質(形質)の「遺伝情報」が書き込まれる、と言った物であって、分子生物的な根拠が全く無かったりする、
エピジェネティクスとはまた違った分野のお話、かなぁ…。

…いや、確かに、「エピジェネティクス」と言う物…詰まり、後天的に、「遺伝情報」に対して、「使う使わない」等の操作が行われるよ、
と言う科学に裏付けされた理論が、存在するっぽいのは事実なので、まだ、ダーウィン主義的な物とラマルキズムが「まともに」対決していた時期とかは、
この「エピジェネティクス的な生物の動作」が、「ラマルク主義的な動作」に見えてもまあ、仕方なかったとは思う…。
唯、此処まで「遺伝」の仕組みが解って来て、更に、今まで「ラマルク的」に見えた動作が実は、「エピジェネティクス的」な動作だった、
と言う事も解っても尚、ラマルキズムに走り、ダーウィニズムを攻撃するのは、最早、相対性理論とかを攻撃する様なのと一緒で、
「アンチヒーローな俺格好良い」、「誰も批判しない物を批判する俺格好良い」になってる観があって、もう見てらんない…。

…さて置き、日経サイエンスに出てたのは、「脂肪を蓄積する性質」(≒太り易い性質)が、何かこう、脂質代謝関連の遺伝子の部分に「フラグ」が付けられる
事によって発生し、その「フラグ」が、何かしらの要因によって、生殖細胞にまで受け継がれ、結果、其処から発生した子孫個体も太り易い…
ってな例だったのだけど、これだと、短期的に「周囲に適応」している様に見える個体が発生し得るわよね。
問題は、その「フラグが生殖細胞にまで受け継がれる」と言う部分が、「遺伝子の複製の仕方」としては、「イレギュラー」だと言う事。
詰まり、「フラグが受け継がれる」と言う動作自体が、所謂「突然変異」的な物であって、通常遺伝子が次代に複製される場合には、まず起こらないのよね。
…まあ、そりゃ、「今までの遺伝子の流れの中で、“成功”した物を、漸次的に少しずつ積み重ねて来た、それなりの安定が確保されている筈の形質(=ゲノム)」を、
ぽっと出の「何か偶々、その環境で手に入れた形質=フラグ)」で上書いてしまっては、生物の生存率に大きな影響(それも、主にマイナスの)が
あるでしょうからね、普通は、「偶々手に入れた形質は、安定性が確認されていないので、次代には受け継がない」わよね。
だから、今現在のゲノムに於いても、基本的には、「生殖細胞作成時には、フラグをリセットする」事になってると。
でもでも、そうすると、後天的に手に入れた、「偶然にも凄く、現在の環境で生存率を伸ばすフラグ」などが、次の世代時には
お流れになってしまっていて、非常に勿体無いと。
ならば、人が意図的に、「フラグ」を操作して、各種の疾病退治とか、体調管理とかに使って遣ろうじゃないか、みたいな事に、
今現在なってるんだと思う。

…それと、仮に、「その環境に於いて、特に強く生存率に寄与しただろうフラグ」を選別出来る様な仕組みが備わったとすれば、
「フラグを生殖細胞に幾らか遺す遺伝情報」を持つ個体の方が、それを持たない個体よりも「淘汰圧」さんに気に入られて、
結果、「フラグ」が第二の遺伝情報的な存在になる…何て可能性も、無い事も無いかも…。

…いや、まず、「その環境に於いて、特に強く生存率に寄与しただろうフラグ」何か、生物個体(≒遺伝子)には判別出来ないので、
こう、例えば、人がとある生物個体にそういう機能を拡張したとして、拡張した個体と拡張していない個体を、何世代かに亘って
飼育したりすると、面白いのかも…見たいな感じかな…。

35名無しさん@秘密の花園:2010/09/18(土) 01:19:50
…で、次に、急速眼球運動のお話。
これは要するに、レム睡眠時に於いて、眼球が、うろちょろうろちょろしますよ、って奴何だけど、これが要するに、
「夢の内容」とリンクしてるっぽい、って事が確定的何じゃないの? みたいな事になってるらしいわね。
で、それは詰まり、夢で、「こっちを向く」だとか言う動作をしたり、「真上を見上げる」何て動作をした場合に、それが、
「眼球」には反映される、と言う事よね。
「足」や「腕」などの身体には反映されないのにね。
…まあ、無論、足や腕などが、睡眠時の夢の動作に従い動作した場合、非常に危険なので、遺伝的に、睡眠時は、身体への出力が遮られる、って言う
処理を獲得したのが、私達何だけど(出力が遮られる事が無い、と言うのは、偏に「遺伝子異常」状態であって、主に睡眠時随伴症とか言われちゃうわね…)、
「眼球」の方面は、そういう「遮る処理」を獲得しなかったのよね。
まあ、普通に考えれば、その「遮る処理」が、別に生存率に影響を(余り)及ぼさない(淘汰圧に目を付けられる程の変化では無い)為に、
仮令「遮る処理」を獲得したとしても、他の「遮る処理」を獲得していない個体との差異が出ず、広まらなかったのでしょうね。
(寧ろ、眼球の運動を遮る処理を獲得する初期の頃は、他の関係無い部分も遮ってしまっていたり、覚醒時に上手く遮る処理が終わらなかったり、
色々と不具合が起き得ると考えられるので、逆に、生存率が低くなってたかも知んない…。)
なので、睡眠時、「眼球」は動く、「身体」は動かない、となりましたとさ…。

…でも、そう考えると、「身体」の運動は遮られてて、「眼球」の運動は遮られていない理由が見えて来て面白いと言うか、
ヒトは、進化論的進化を経て来たんだなぁ…と犇と感じられると言うか…。

この辺は…うん…面白いと思う…。


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