「父母」の表現で、父が والد で母が والدة でした。初心者が学ぶ「父母」
はまず、父が أبو で母が أمّ というのが順当かなと思っていたので意外でした。
ちなみに「生徒」のティルミーズ(تلميذ)という単語は、ヘブライ語の単語
タルミード「生徒」からの外来語でしょう。「タルムード」と同語根です。
أنا آسف، أنا آسفة (ごめんなさい)の表現では、ゲストのお二人はまたも
や أنا を思いっきり「アナー」と長母音で発音。鷲見式の「アナ」短母音発音
には従っていない様子。だからといって「ごめんなさい」と先生に謝っている
わけではありません。ノーマンさんが数字のマグネット板を渡して先生とアラ
ビア語で挨拶する場面はちょっと気を聞かした演出でした。
〔放送大学のアラビア語名〕
'06年版「初歩のアラビア語」第7課では、放送大学のアラビア語名は、
ジャーミアトゥ=ル=ハワーゥ(جَامِعَة الهَوَاء)となっていました。
当時の放送大学の英語名称は The University of the Air であり、
その直訳だったのでしょう。しかし、これでは「空気(هواء)の大学」
みたいだし、アラブ人に言ってもピンとこない感じでした。
前回、そのように書いていましたが、翌2007年秋に放送大学の英語名は
The Open University of Japan に改称されたようです。
そもそも日本の放送大学はイギリスのオープン・ユニヴァーシティ
(Open University)制度にならって創立されたもののようで、
北米などでは The University of the Air ともいうようです。