したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

第49回衆議院議員総選挙(任期満了2021年)スレ

4127チバQ:2021/11/04(木) 17:29:33
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211103651148.html
敗者全員復活し高揚感
[かすんだ勝敗]〈中〉与党 自公に火種 緩みも危惧
2021/11/03 10:00
 衆院選開票から一夜明けた1日、新潟県内の自民党当選者7人のうち、細田健一、国定勇人、塚田一郎の3人が選挙協力への謝意を述べるため、自民県議団の会議に出席した。

 比例復活した国定と塚田に笑顔はなかった。「力が及ばなかった」「私の力不足」。深々と頭を下げ、小選挙区での敗戦をわびた。

 一方、迎えた県議たちに悲壮感はなく、むしろ高揚感すらにじませていた。2017年の前回選と同様、野党に再び2勝4敗と負け越したにもかかわらずだ。

 その理由の一つは、激戦だった3、4、6区の健闘だ。3区は議席を奪還し、4、6区も負けはしたものの全国有数の僅差だった。県議たちは会議前から、笑顔で「よく戦った」などとねぎらい合った。

    ■    ■

 小選挙区で敗れた4人全員が比例復活したことも高揚感につながっている。結果として、比例単独の当選者を含め、本県関係の自民衆院議員が改選前より1人増の7人となったからだ。

 「本当に大きい」。県連幹事長の小野峯生は、知事選、参院選と大型選挙が続く来年に向けた「土台」になると成果を強調した。

 ただ、比例復活の4人は選挙制度がもたらした“棚ぼた”ともいえる。県連内には「(選挙区で)2連続負け越しという現実を覆い隠している」と、組織の緩みを危惧する声もある。

 現実を直視すれば今回、安定した戦いを展開できたのは野党側が唯一、割れた2区だけだ。野党統一候補が立った残りの5選挙区では1勝4敗だった。

 県連三役経験もある県議楡井辰雄は勝敗が分かれた一因を「候補とそれを支える仲間が普段からどれだけ地域を歩いていたかの差」と指摘する。各選挙区でより緻密な活動と組織の締め直しが必要とみる。

    ■    ■

 県内の自民は、16年、19年の参院選でも野党統一候補に連敗。事実上、国政選挙に5年余りも負け続けている状況で、地力の弱さは明らかだ。

 来年の参院選に向け、ほかにも不安要素がある。

 自民と連立政権を組み、選挙協力してきた公明党の票の行方だ。新潟日報社が加盟する共同通信社などが今衆院選で実施した出口調査では、各選挙区で公明支持層の3〜5割程度が野党側に流れていた。

 与党としてさらなる結束が求められる中、今回の選挙戦を通じて自・公間に新たな火種が生じた。

 終盤の10月28日、新潟市中央区で自民候補の応援演説をする首相岸田文雄を、公明県本部関係者が遠巻きに眺めていた。安倍政権時代、首相来援時に必ず県本部代表が招かれたが、今回は招かれなかったという。

 「こういう扱いは初めてだ。このお返しは来年の参院選でやる」。硬い表情でつぶやいた。(敬称略)

4128チバQ:2021/11/04(木) 17:29:53
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211104651317.html
自公、花角氏出馬が前提
[かすんだ勝敗]〈下〉知事選 対決か 野党対応焦点
2021/11/04 10:30
 衆院選序盤の10月下旬、新潟6区の候補、自民党新潟県連会長、高鳥修一の街頭演説会場は熱気に包まれていた。保守層に抜群の人気を誇る元首相、安倍晋三が聴衆にグータッチをして回り始めると、司会者が突然マイクで呼び掛けた。

 「花角英世知事も来年選挙でございます」

 高鳥の応援に駆けつけた花角は、促されるがまま一人一人と拳を突き合わせて回った。約7カ月後に訪れるであろう知事選を先取りするような光景だった。

 衆院選を終え、各党の関心は来年6月までに行われる知事選に移る。ただ、花角はいまだ去就を表明していない。

 そんな中での出馬が決まったかのような発言。司会を務めた県議の楡井辰雄は「本人が言わないから、回りが言わないと」と語る。

    ■    ■

 2018年の知事選で花角は「県民党」を掲げ、野党統一候補に競り勝った。この選挙戦を陰で支えた自民県連と公明党県本部は、花角再選出馬を規定路線とする。しかし、肝心の花角の本意を量りかねている。

 「えぇ? 早いですよ」

 衆院選前、花角に面会した自民県連幹事長の小野峯生が年内に態度表明してはどうかと水を向けると、こう答えたという。

 花角の態度表明が来年になれば、知事選までの準備期間は半年もない。

 「なるべく平和裏に花角氏に職を継続してほしい」と話す小野。前回選のように国政与野党が対決する激戦に持ち込みたくないとの思いがにじむ。

 だが、衆院選県内小選挙区で野党勢が勝ち越し、県連内の警戒レベルが上昇。「勢いを増した野党は知事選に候補を立てるはずだ」などの臆測が飛び交う。

    ■    ■

 一方、今回共闘を組んだ立憲民主党、共産党など野党勢力が再び知事選で結束するかは見通せない。

 共産県委員会委員長の樋渡士自夫は「これだけ勝っておいて、白旗というのはない。ただ共産独自の候補はあり得ない」と共闘の枠組みでの主戦論を掲げる。

 立民は候補を擁立するかどうか現段階では未定だ。花角県政の検証作業を続けており、県連幹事長の大渕健は「これと決めたものはない。あらゆる選択肢がある」と話すにとどまる。

 立民県連の判断は、最大の支持団体、連合新潟の動向にも左右されそうだ。連合は内部に花角県政を評価する声もあり、花角の対立候補擁立には積極的に関わらない可能性もある。

 ただ、立民にとって「花角支持」は自民との相乗りを意味する。直後の政治決戦、参院選での対決に響くのは必至だ。

 衆院選が幕を閉じ、花角を巡る綱引きが静かに始まった。衆院選の本当の勝者は誰だったのか。結論は知事選と、その後に控える参院選に持ち越された。

   (敬称略)

4129チバQ:2021/11/04(木) 17:30:55
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211101650675.html
[新潟3区]黒岩氏、1万超の票差で苦杯
復活ならず「国政復帰へ強い決意」
2021/11/01 03:15
 前回選は50票差で振り切ったライバルとの一騎打ちで議席を明け渡した。立民前職の黒岩宇洋さん(55)=新潟3区=は「皆さまの思いに応えられず本当に申し訳ありません」と支援者に深々と頭を下げた。

 新発田市の選挙事務所では、支援者ら約30人がテレビの前で開票速報を見守った。午後11時ごろ、相手候補の当選確実が伝えられると、支援者から落胆のため息が漏れた。

 首長や地方議員から手厚い支援を受ける自民前職に、1万票以上の差をつけられた。農家の戸別所得補償復活を掲げ、農村部や中山間地を精力的に回ったが、支持が伸びなかった。

 黒岩さんは目を赤くしながら「負けを潔く受け止める。また国政に帰ってくる強い決意がある」と述べた。

4130チバQ:2021/11/04(木) 17:32:43
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1428104
野党共闘及ばず、小選挙区は自民2氏勝利 山本拓氏9選ならず 衆院選福井県選挙区
2021年11月1日 午前1時00分


 福井県内の二つの小選挙区は、ともに自民党前職の2人が勝利した。1区は稲田朋美氏(62)が6選、2区は高木毅氏(65)が8選を果たした。立憲民主党は自民と1対1の対決構図となったものの、野党共闘は力及ばなかった。立民1区の新人野田富久氏(74)、2区の前職斉木武志氏(47)は重複立候補していた比例代表北陸信越ブロックで他県候補の惜敗率を下回り、復活当選はならなかった。立民は議席を失った。

 比例代表選挙で県内に活動拠点を置く2人のうち、自民の単独21位に名簿登載されていた前職の山本拓氏(69)は9選を果たせなかった。共産の単独3位に名簿登載されていた新人の金元幸枝氏(63)も涙をのんだ。県内の衆院議員は2人となり戦後最少。

 県内小選挙区の投票率は57・77%。新型コロナウイルス対策などが争点となり、2017年の前回を1・85ポイント上回ったものの戦後3番目の低水準だった。

 1区は、稲田氏が約60の後援会や党地域支部などの組織力を背景に安定した戦いを展開。党政調会長や防衛相を歴任した実績や知名度も武器に選挙区の全域から幅広い支持を集めた。

 野党統一候補として戦った野田氏は「二大勢力による政治が必要」と力説した。県議など36年間の議員活動の経験を訴えたが、支持を広げられなかった。

 2区は、高木氏が後援会や党地域支部などの組織基盤で着実に票を伸ばした。地盤の嶺南に加え、県議や市議、経済人を中心とした応援態勢を整えた丹南でも票を集めた。

 斉木氏は、街頭演説を連日繰り広げ、草の根選挙で浸透を図った。連合福井の支援を背景にした労組票をはじめ無党派層の支持も伸ばしたが、及ばなかった。

4131チバQ:2021/11/04(木) 17:38:01
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/980857.html?lbl=10330
自民党 補選“ショック”も地力【検証 衆院選㊤】
2021.11.2

 31日投開票の衆院選は静岡県内8小選挙区のうち5選挙区で自民が勝利し、立民が2議席、保守系無所属が1議席を得た。選挙期間が重なった参院補選との連動、野党一本化の動き、現職知事の選挙応援など、さまざまな話題が入り交じった選挙戦を振り返るとともに、今後の県内政治の行方を占った。
 衆院選投開票から一夜明けた1日。自民党県連の野崎正蔵幹事長は記者会見で「知事選、補選の影響とよく言われるが、影響はマスコミが作っている」と選挙への“知事効果”に否定的な見解を示しつつ「偏った争点にしようとした動きがあった」と川勝平太知事をけん制した。
 野崎幹事長がけん制する背景になったのが衆院選の前哨戦として全国的な注目を集めた参院静岡選挙区補欠選挙だ。衆院選のさなかに行われた異例の選挙で自民党は敗れ、「静岡ショック」と衝撃が広がった。就任直後だった岸田文雄首相が2度応援に入りながらの敗北だった。知事選で政策担当を務めた野党系無所属候補の山崎真之輔氏を川勝知事自らが支援に入り、自民県議は「川勝ショックだ」と吐き捨てた。
 6月の知事選で推薦候補が川勝知事に完敗した自民県連にとって、参院補選と衆院選は態勢を立て直すために負けられない戦いだった。知事選候補者の選定過程が不透明だった反省を踏まえ、補選では公募を実施し、選挙戦では街頭演説より有権者の声を聴く意見交換を重視。知事選で主要争点となったリニア水問題についても、国政選挙で一つの事象だけが問われるのは健全ではないと、冷静な対応に努めた。
 補選で敗れた「静岡ショック」の影響からか、衆院選では2012年以来、自民の牙城だった静岡3区と8区は川勝知事が応援した立憲民主党候補が当選を果たした。一方、知事が一点突破を狙った大井川水問題の現場である2区では自民前職が自己最多得票で当選。東部の牙城だった6区でも4度目の直接対決で小選挙区の議席を初めて奪還するなど、比例復活も含めて全議席を維持して、自民が地力を見せつけた。
 知事選のたびに激しくぶつかり、国政選挙や県議選などでは特定の政党や候補者に肩入れしない姿勢を貫いてきた知事と県議会最大会派の自民。今回、国政選挙の舞台に知事が上がったことで、県と県議会の関係はこれまで通りにはいかないとの声が自民側からは聞かれる。あるベテラン県議は「これまでは政務はやらないと言っていたが、政務をやるなら地域政党を作ればいい。その方がこちらも勝負しやすい」と、今後の対決姿勢を鮮明にした。

4132チバQ:2021/11/04(木) 17:38:25
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/981343.html?lbl=10330
立憲民主党 きしむ共産との“共闘”【検証 衆院選㊥】
2021.11.3

 衆院選公示前後の10月中旬、静岡8区から出馬した立憲民主党の源馬謙太郎氏(48)の元に、地元共産党関係者から依頼があった。「何とか穀田さんと(源馬氏)の演説会をできないか」―。
 「穀田さん」とは、立民と共産の候補者一本化調整で、共産側の責任者を担った穀田恵二国対委員長。共産関係者によると、一本化が県内で唯一成立した8区に入り、共闘の見せ場をつくる狙いがあった。
 ところが、その後、源馬氏陣営からの返事はなかった。共産側は開催日として選挙戦終盤の28日を要望していたが、源馬氏陣営から「日程調整が困難」と敬遠され続け、演説会は立ち消えとなった。
 公示間近に共産が候補者を取り下げ、自民党の塩谷立氏(71)との与野党一騎打ちに臨むことになった源馬氏だが、陣営の最大の悩みは共産との距離感だった。推薦を受けた連合静岡が共産と対立関係にあり、対応次第で双方の票が離れる懸念がついて回った。
 板挟みの中、陣営は共産との「共闘」の言葉を使わず、「一本化」とあえて強調する苦肉の策に出た。選挙期間中、参院静岡選挙区補欠選挙を制した山崎真之輔氏(40)との連動や川勝平太知事の応援を前面に出し、共産の表立った動きは見せなかった。結果は自民の重鎮に約2万4千票差をつける快勝。ただ、支援者の表情はさえない。「今回はうまく戦えたが、今後、共産から条件をのめと言われたらどうしよう」と案じる。
 一方、立民の渡辺周氏(59)は8連勝してきた牙城の静岡6区で敗れ、比例で辛くも復活当選した。共闘した共産が「小選挙区は『わたなべ周』、比例は『日本共産党』」と記載されたビラを配布し、陣営幹部も「票の上積みになる」と黙認した。渡辺氏を推薦した連合静岡の関係者は、勝敗との因果関係は分からないとしつつ「共産と露骨に接近しすぎだ」と不快感をあらわにする。
 県内関係は立民が静岡3区でも勝利し、公示前と同数の3議席を維持。共産は比例東海で1議席を得たものの県勢は議席を得られなかった。全国的にも両党の議席数は後退し、政権交代した場合に共産の「限定的な閣外からの協力」をうたった合意は宙に浮いた。
 選挙結果を受け、立民の枝野幸男代表が辞任を表明し、渡辺氏も県連代表の辞意を明らかにするなど、党本部や県連の運営に不透明感が漂う。事実上の惨敗により、共産との関係の見直しを求める声が党内で高まるのは必至だ。「こんな状態では、政権交代なんて夢のまた夢」。県内で敗れたある立民候補はため息交じりで語った。

4133チバQ:2021/11/04(木) 17:47:09
https://www.sanyonews.jp/article/1191428?rct=syuin_oka
衆院岡山3区 平沼さん初当選 2度目の挑戦で父継ぐ議席
注目ニュース

衆院選岡山

選挙

初当選を決め、父の赳夫氏(手前右から2人目)らとともに万歳して喜ぶ平沼氏(中央)
初当選を決め、父の赳夫氏(手前右から2人目)らとともに万歳して喜ぶ平沼氏(中央)
 ついに、やったぞ―。31日投票が行われた衆院選で、6回連続の保守分裂選挙となった岡山3区は、無所属新人の平沼正二郎氏(41)が、前回敗れた自民党前職との競り合いを制して初当選。父の赳夫氏(82)が長年守ってきた議席を2度目の挑戦で手にした。

 午後10時すぎ、当確の知らせが事務所(津山市大田)に入ると、支持者ら約250人が喜びを爆発させた。歓声と拍手に迎えられた平沼氏は壇上で、支持者の「4年前の忘れ物を取り戻したぞ」の掛け声に続き万歳三唱した。

 「負ければ次はない」と背水の陣で臨み、つかみとった初議席。平沼氏は「期待をいただき、身の引き締まる思い。地元の意見を聞き、国民に寄り添った政治を行っていく。より良い地域と日本を取り戻すため、全身全霊で精進したい」と力強く決意を述べた。

 衆院議員を12期務めた赳夫氏の後継として、前回、無所属で初出馬。敗北後、後援会を基盤に細かく地域を回って知名度を高め、地方創生推進や選挙制度改革を訴えて支持を広げた。
(2021年11月01日 01時20分 更新)

4134チバQ:2021/11/04(木) 17:49:17
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=805597&comment_sub_id=0&category_id=1352

河村氏引退の陰に安倍氏 山口県内、定数1減へ火種【乱世の夜明け 衆院選回顧】<上>3区問題で分断
山口2021/11/2 0:03
建一氏(左端)の敗戦の弁を険しい表情で聞く建夫氏(前列右から2人目)
建一氏(左端)の敗戦の弁を険しい表情で聞く建夫氏(前列右から2人目)

 山口県内の衆院選は2012年から4回連続で全4小選挙区を自民党が独占した。次回は「1票の格差」の是正で小選挙区が1減となる可能性がある。元首相や閣僚、将来の首相候補らの群雄割拠で新たな勢力争いの幕が上がる。3区を巡る政争を振り返るとともに、今後の行方を読み解く。

    ◇

 「歴史の一こまになった思いだ」。河村建夫元官房長官は1日、宇部市の事務所の閉所式で支援者約30人に頭を下げた。長男の建一氏は比例代表北関東ブロックで立候補し、次点で落選したことを報告。涙を流す出席者もいた。

 建一氏が結果を知ったのは午前4時ごろ。林芳正元文部科学相の当選確実から8時間後だった。林氏と公認を争った河村氏は党の方針に従い、公示直前に引退を決意。「国替え」に挑んだ建一氏も敗れた。首相を目指して参院から衆院へ転身を遂げた勝者と対照的な結末となった。

 ▽「故郷に錦を」

 建一氏は国政を目指して政治活動を続ける。「山口を含め全国どこでも国政を担えるよう頑張り、将来は故郷に錦を飾りたい」。河村氏は「政治の世界は一寸先は闇。いつ、どこでチャンスが訪れるか分からない。絶えず自分を磨き、政治に前向きに取り組むことが必要」と背中を押した。

4135チバQ:2021/11/04(木) 17:49:39
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=805932&comment_sub_id=0&category_id=1352
転身の林氏、増す存在感 世代交代の流れ加速か【乱世の夜明け 衆院選回顧】<下>陣取り合戦再燃も
山口2021/11/3 0:30

 無風の衆院選から一夜明けた1日、風が吹いた。岸田文雄首相(自民党総裁)が甘利明幹事長の後任に茂木敏充外相を充てる人事を決定。後任の外相に岸田派ナンバー2の座長を務め、山口3区で初当選した林芳正元文部科学相の起用案が浮上した。衆院に転身後、早速、存在感を示した。

【乱世の夜明け 衆院選回顧】<上>3区問題で分断 河村氏引退の陰に安倍氏


 首相を目指す林氏をはじめ、山口県選出の衆院議員は1区に党前副総裁の父の地盤を継いだ2期目の高村正大財務政務官、2区に岸信夫防衛相、4区に細田派出身の安倍晋三元首相が陣取る。大物が居並ぶ中、林氏と河村建夫元官房長官が公認を激しく争った3区に続き、新たな陣取り合戦が起こり得る状況にある。「1票の格差」の是正に向け、人口減が加速する県内では早ければ次回から3小選挙区に減る可能性があるためだ。

 ▽宇部市に拠点

 林氏の本来の拠点は安倍氏と同じ下関市。林氏の父で元蔵相の故義郎氏は小選挙区制が導入された1996年の衆院選で、同市を含む4区を安倍氏に譲り、比例代表中国ブロックに回った。義郎氏が2003年に引退する前の95年に林氏は参院議員となった。安倍氏とは表向きは衆参に分かれて共生する一方、市長選では互いに近い候補が激突した。09年、13年は林派が支援する候補が、17年は安倍氏の元秘書が当選した。

 2度目の首相として安倍氏が長期政権を築く中、林氏は昨年4月、12年から模索してきた3区への転身に本腰を入れた。3区内の美祢市長選では林氏が支援する新人が、河村氏が推す現職を撃破。その後の首長選でも自身に近い候補を応援した。3区を制し、拠点を宇部市とした。党関係者は「4区を2人が奪い合えば流れる血の量が違う。直接対決は双方とも避けたかったのだろう」と説明する。

 県内の小選挙区が減る可能性について林氏は「次も小選挙区からという気持ちは持っているが、四つか、三つになるか、まだ決まっていないので申し上げるのは時期尚早」と発言を控える。それでも後援会幹部は「重要な案件だ。勝ち続けるために支援の輪を広げるしかない」と力を入れる。

 4氏の中で最も若い50歳の高村氏は「しっかり仕事をして評価してもらうことが、どういう状況になっても次につながる」と語る。10月19日の出陣式で陣営幹部は区割りの見直しを念頭に「単に勝つだけではなく圧勝する」と発言した。

 安倍氏については、周囲から首相への再々登板を期待する声が上がっている。

 ▽代わりに長男

 岸氏は今回の選挙戦で公務のため一度も地元入りしなかった。それでも得票率は前回17年を3・1ポイント上回る76・9%で圧勝。代わって支持を訴えた秘書で長男の信千世氏の功績を挙げる声が多い。30歳で選挙戦では高齢の女性から人気を集めた。後援会幹部は「この選挙で世代交代の流れは速まった」と断言する。

 世代交代を巡っては党県連内に火種がくすぶる。前回の衆院選では、当時首相の安倍氏が解散を表明した日、高村氏の父・正彦氏が引退の意向を表明した。県連は公募する間もなく、高村氏の公認を党本部に申請せざるを得なかった。

 今年6月が任期だった党県連の会長人事は3区の問題を抱えて難航。関係者によると、高村氏は打診を断り、異例の3期連続で岸氏が就くことで決着した。県連幹部は「高村氏が受けていれば評価も挽回できたのに逃げた。今考えれば、もったいないね」と話す。

 県連会長の任期は2年。すでに次は林氏の名前も挙がっている。衆院への転身で条件も整った。党関係者は「公認申請を主導する立場になるし、林さんを担いだ人たちの力は一層増していきそうだ」と苦笑いする。(衆院選取材班)

 ◇野党組織も危機感

 早ければ次の衆院選から小選挙区が減る可能性について、県内の野党組織は危機感を抱いている。比例代表中国ブロックの定数も1減の見通しがあり、これまで以上に候補者選びが重要になってくる。

 県内の小選挙区で最後に野党が当選したのは2009年。この選挙で政権交代を果たした旧民主党から山口2区に立候補した平岡秀夫氏が議席を獲得した。

 旧民主党の流れをくむ立憲民主党県連の小田村克彦代表は「まずはしっかり訴えられる人を発掘していくということが重要」と強調する。今回、2区に立候補した共産党の松田一志氏は「選挙区のエリアが広がり、米軍岩国基地や上関原発の問題意識が薄れるのではないか」と危惧する。

4136チバQ:2021/11/04(木) 17:52:25
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=805624&comment_sub_id=0&category_id=1350
「岸田効果」斉藤氏に風 石橋氏、はや転身意欲【戦いのあと 中国地方の衆院選】<上>大勝の内実
中国地方・総合2021/11/1 22:44
斉藤(左)の応援に駆け付けて共闘をアピールする石橋(10月30日、広島市安佐南区)
斉藤(左)の応援に駆け付けて共闘をアピールする石橋(10月30日、広島市安佐南区)

 衆院選終盤の10月29日。比例代表中国ブロックから広島3区へ打って出た公明党の斉藤鉄夫(69)が広島市安佐北区で開いた街頭演説会に、地元の町内会長の自民党員男性(76)が姿を見せた。「当初は『応援できん』と言われていた。わざわざ来ていただいた」。斉藤はマイクを通じて感謝の気持ちを伝えた。

 男性は、2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で公選法違反罪の実刑が確定した元自民党衆院議員、河井克行を長年支えた。応援に転じた「変心」の決め手の一つは、公明党が握る国土交通相ポストだった。夏前、斉藤に地域防災の相談をすると、すぐに国交省の部署を紹介され、直談判できたという。

 10月4日、岸田文雄政権が誕生し、国交相に斉藤が就いた。「今回だけは応援する」。克行の後には自民党の候補者が立つべきだ、との思いはしまい込む。

 小選挙区初挑戦の斉藤は、自民党支持層の取り込みへ、比例中国時代と戦い方を大きく変えた。その一つが男性のような「地域の顔」との接点づくりだ。広島3区内に住む公明党支援者の仲介で町内会長たちを訪ね歩き、支援を頼んだ。

 自民党の選挙を下支えしてきた企業や業界団体も重視した。広島県内の公明党地方議員55人が、総出で支援を依頼。国交省所管の業界に太いパイプを持つ党幹部の秘書も1年近く、広島に張り付いた。陣営の訪問先は数千件を超えた。

 ▽3区の支援本腰

 それでも支援の広がりに苦心していた。「自民党の指示がないと団体は動けない」(自民党県連幹部)のが実情だった。「政治とカネ」の逆風もあった。これも10月4日で一変した。

 「3区をやってくれ」。首相に就いた岸田は、党県連会長代理で県議会議長の中本隆志に直接、託した。「国交相を落とせば岸田内閣に影響が出る」として、中本は業界団体のトップたちに相次ぎ電話。斉藤の支援へ本腰を入れた。県内からの首相誕生の高揚感もあり、自民党の牙城の広島3区は斉藤を受け入れた。

 公明党は中国地方で悲願だった小選挙区の議席を得た。ただ、広島3区を地盤とする与党の衆院議員はもう1人、生まれた。自民党が比例中国の名簿1位で処遇した石橋林太郎(43)だ。

 石橋は自民党の広島3区支部長に内定していたが、自民、公明両党は3月、石橋を今回は比例中国に回すと合意した。この次の衆院選での候補者は「協議して決める」としている。

 10月31日。早々に当選を確実にした石橋は、安佐南区の事務所で「やはり地元で、との思いは強い」と話し、早くも広島3区転身への意欲を口にした。斉藤は同じころ、安佐南区の報告会場で「次回以降の対応は、与党の信頼関係の中でしっかり話し合って決める」と話すにとどめた。

 ▽激しい公認争い

 今回、公示直前まで自民党の大物同士が激しい公認争いを繰り広げたのが山口3区だ。参院議員を5期目で辞した林芳正(60)が山口県議や首長の後押しで、党公認を得て初当選した。

 「党公認は現職優先」を主張し、11選を目指した元官房長官の河村建夫(78)は公示前に引退を決めた。比例中国単独で立つ予定だった長男の建一(45)は比例北関東に回り、落選した。

 首相を目指す林は12年の衆院選から転身を狙ってきた。近い県議は「今回を逃せば衆院へ入り込む余地がなくなる。ラストチャンスだった」と安堵(あんど)した。

 ただ人口減少が加速する山口県では早ければ次の衆院選で、小選挙区が4から3へ減る可能性がある。自民党が議席を独占し、1区に党前副総裁の父を継いだ高村正大、2区に防衛相の岸信夫、4区に元首相の安倍晋三がいる。「自民党王国」の勢力争いは続く。=敬称略(長久豪佑、渡辺裕明)

    ◇

 短い秋の政治決戦となった衆院選。中国地方の小選挙区で与党が18勝し、野党が伸び悩んだ背景を探る。

4137チバQ:2021/11/04(木) 17:52:53
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=805963&comment_sub_id=0&category_id=1350
立民、再選挙再現ならず 「共闘」遠のく労組も【戦いのあと 中国地方の衆院選】<下>苦戦の因果
中国地方・総合2021/11/2 22:42
応援に駆け付けた枝野(右)とグータッチするライアン(中)と大井(10月21日、広島市中区)
応援に駆け付けた枝野(右)とグータッチするライアン(中)と大井(10月21日、広島市中区)

 ここもか―。衆院選広島3区内の広島市安佐南区の住宅街で、ビラを配り歩いていた立憲民主党のライアン真由美(58)の陣営スタッフは驚いた。行く先々のポストに、事実上の一騎打ちを演じる公明党の斉藤鉄夫(69)のビラが先回りするかのように入っていた。組織戦で差を見せつけられたようで、あるもどかしさを心に抱いた。「連合の組織力を発揮しきれていない」

 労働組合の中央組織で全国最大の連合。ライアンを推薦した連合広島は、広島県内で約15万人の組合員を擁している。立憲民主党の「最大の応援団」で、選挙戦では実動部隊を担う。

 2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件に端を発した今年4月の参院広島選挙区再選挙では、県内の野党勢力でつくる政治団体「結集ひろしま」の宮口治子(45)を全面的に支援した。自民党公認の西田英範(40)たちを下しての当選へと押し上げた。

 立憲民主党県連は全県でその再現を狙ったが、そうはならなかった。立憲民主党は衆院選で、結集ひろしまに加わっていない共産党などとの共闘態勢づくりを全国で進めた。連合は結成時から「反共産」の立場を採る。「共産アレルギー」を持つ労組が遠のいてしまった。

 連合傘下の労組には、立憲民主党寄りの官公労など旧総評系と、国民民主党寄りの民間労組など旧同盟系がある事情も影響した。立憲民主党の公認候補の支援について、県内の民間労組の幹部は「できること、できないことがある。本当に支援が欲しければ、無所属になればいい」と突き放した。事実、自動車総連の県組織は推薦を見送った。

 ライアンの陣営では、送付した選挙はがき5万5千枚のうち、労組や支援組織の協力を得られたのは3万5千枚にとどまった。ビラ配りや電話かけといった人海戦術でも大きな影響が出た。「フルスペックで戦えなかった」。10月31日深夜、陣営関係者は天を仰いだ。

 公示直前に共産党が候補者を取り下げる形で野党が「共闘」した広島2区。立憲民主党の大井赤亥(40)の得票は、17年の前回選で旧民主党系の希望の党と共産党の候補者が得た合計を約1万4千票下回った。広島4、5、7区でも、立憲民主党の候補者は大差で敗れた。

 ▽政党色を薄める

 唯一、広島6区で激戦を制した立憲民主党の佐藤公治(62)は、政党色を薄め、自身が代表を務める結集ひろしまを前面に出した。「立憲民主党」と演説で口にしたのは、元自民党政調会長の亀井静香(85)を招き、公示前の10月10日に尾道市など3カ所で開いた後援会の集会が最後だった。

 前回選で1万6407票の差をつけた自民党の小島敏文(71)との再戦。前回選で1万4585票を得た共産党が擁立を見送り、地元議員たちには佐藤の優勢ムードが広まっていた。そんな空気が、公示直後に一変した。首相の岸田文雄(64)が小島の応援に来るとの情報が入ったためだ。

 佐藤はここから、演説で岸田批判を際立たせる策に出た。22日の尾道市での街頭演説では、大規模買収事件の解明に消極的だと岸田を批判。中盤戦からは「岸田総理のお膝元広島で自民党、公明党、全ての権力と戦っている」と唱えた。

 小島との差は4638票差に縮まったが、与党支持層を取り込み、勝利を呼び込んだ。佐藤は今月1日、「健全な政治を取り戻すための結集」に与党支持層も呼応したとの見方を示した上で、「政党名を出すとみんなが集まりにくい環境になる」と振り返った。

 ▽「単独で強い党」

 同じ1日。立憲民主党県連代表代行の森本真治(48)=参院広島=は、あいさつで訪れた連合広島で「(共産党を含む)野党共闘が国民の支持につながらないのがはっきりした。単独で強い党になるべきだ」と踏み込んだ。翌2日、共闘路線を進めた枝野幸男(57)が衆院選敗北の責任を取り、党代表を辞任すると表明した。

 野党第1党は推進力を取り戻せるのか。政権交代は遠い。=敬称略(宮野史康、森田晃司)

お客様が今月お読みにな

4138チバQ:2021/11/04(木) 18:03:09
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=804766&comment_sub_id=0&category_id=1351
隣接区から逆風と追い風 与野党初の一騎打ち【焦点区を歩く】<9>広島2区
広島2021/10/30 10:58

 平口洋 73  党国交部会長 自(竹)前
 大井赤亥40 ☆ 党県支部長 立新

 (届け出順、敬称略、☆は比例との重複立候補者、(竹)は旧竹下派)

 「皆さんにおわびを申し上げなければなりません」。衆院選(31日投開票)の広島2区に立った自民党前職の平口洋(73)は、2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件への謝罪から演説を切り出す。

 今年4月の広島選挙区の再選挙で、自民党候補が野党系の宮口治子(45)に敗れた。本来は分厚い自民党支持層が投票を控えたのが敗因と分析。自らの勝利には、支持者の怒りをなだめるのが必須とみるからだ。

 ▽比例定年に該当

 5選を目指す今回の戦い。逆風は、選挙区が隣り合う広島3区を震源とした買収事件だけではない。

 今回、党の内規で比例代表候補の「73歳定年」に該当し、比例代表中国ブロックの名簿に載らなかった。公示直前には共産党が広島2区で擁立を取り下げ、小選挙区制となった1996年以降で初めて、野党との一騎打ちの構図に持ち込まれた。陣営幹部は「厳しい選挙だ」と強調する。

 平口は街頭で対立候補を攻撃しない。03年の衆院選初挑戦以来、地域を小まめに歩き、「実直さ」を売り込んできた。

 選挙戦では、陣営が町内会に声を掛けて、数十人規模の小規模な集会を重ねている。広島市西区の集まりでは、住民代表が要望に応じてもらえたとして謝意を示し、平口は近隣の道路事情などを説明した。応援弁士の市議は「常に軸足が地域にある」と持ち上げた。

 やはり隣の広島1区を地盤とする、岸田文雄(64)の首相就任は追い風だ。自身は旧竹下派に所属するが、今年9月の党総裁選では派閥を超えて支持を表明した。陣営は「政権誕生の立役者」と売り込み、県民感情に働き掛ける。

 ▽批判票集約狙う

 かたや、与野党対決を仕掛ける立憲民主党新人の大井赤亥(40)は街頭で「野党統一候補として政治の転換を望む全ての声を背負う」と繰り返す。政権批判票の集約に活路を見いだす。

 陣営は水面下で、野党共闘に向けて着々と動いていた。今月18日、市民団体「広島2区市民連合」と政策協定を締結。市民連合が共産党地区委員会とも同じ内容で協定を結び、間接的な合意を実現した。

 大井陣営はその後、有権者へ送るために用意した選挙はがき約4万枚のうち6千枚を、市民連合に提供した。広島2区で党公認の候補者がいなくなった共産党側が、その選挙はがきに「比例は共産党」と独自に記し、党支持者に送るのを事実上黙認した。

 一方、最大の支援母体である連合広島に「非共産」の考えが強いのを踏まえて、共産党との距離の取り方には細心の注意を払う。

 22日、大井はJR横川駅前(西区)であった市民連合の集会でマイクを握った。演説終了を見計らって現れた共産党の元立候補予定者とグータッチを交わしたが、その場を早々に去り、並び立つのを避けた。

 共産党の擁立見送りは、立憲民主党との党本部間の合意で決まった。大井の陣営幹部は「両党の地元組織間で直接合意したものは一つもない」と強調する。

 勝利には無党派層の支持も欠かせない。大井は、岸田が首相となったことで与党に対する期待感が足元で高まるのを懸念し、「総裁選で掲げた公約の多くは骨抜きになった」と警鐘を鳴らす。参院議員となった宮口を招き、有権者の「政治とカネ」への怒りを再び燃え上がらせようと動く。=敬称略(城戸良彰)<おわり>

4139チバQ:2021/11/04(木) 18:51:45
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000203
2021総選挙香川/最終盤の情勢 1区 幅広い浸透図る・小川 維新の礎を築く・町川 背水で一気攻勢・平井
2021/10/29 09:59
 衆院選も終盤に入り、県内各選挙区の舌戦も激しさを増している。各選挙区の情勢を追った。

■共闘の先進区
 今衆院選では、全国の小選挙区の7割で立民や共産など野党5党による共闘が実現した。その野党共闘の先進区となったのがこの香川1区だ。

 始まりは2016年の参院選。立民前職の小川淳也は当時、民進党県連代表を務めていたが、擁立を決めていた女性候補を取り下げて、全国唯一の共産候補による野党共闘を実現、同じ選挙カーに上がって応援演説もした。

 それに応えたい共産は4年前の前回衆院選で初めて香川1区からの候補者擁立を見送り。小川は念願の1対1の構図に持ち込んだものの、わずか2千票差で敗れ比例復活した。この時話題になったのが、5千票に上った白票だ。小川が保守の色濃い希望の党(当時)公認だったことへの反発があったと言われた。

 今回、共産は前回の「自主投票」より一つ踏み込んだ「自主支援」とした。また、保守層切り崩しのため、ゼネコン汚職で実刑判決を受けながらも選挙区で無敗を誇る立民の中村喜四郎と選挙区内を回った。SNSも活用し、若年層も含めて幅広い層へのアピールにも余念がない。

 しかし、望んでいた与野党一騎打ちの構図は維新新人の出馬でなくなった。「1対1」を希望する小川は維新の候補者やその家族、維新幹事長の馬場伸幸に出馬断念を求めた。馬場の腕をつかんで直談判する小川の様子を、維新議員がネットで取り上げたことで波紋を呼んだ。小川は「与野党1対1の対決構図が国民のため。正当な政治活動だ」とする。

 それでも、昨年公開の映画で知名度がアップした効果は大きい。次の立民代表選に出ることも明言。選挙区での勝利に向け、代表の枝野幸男ら幹部クラスの応援が相次いでおり、陣営も「非常に勇気づけられる」と手応えを感じている。

■第三の選択肢
 前職2人の争いに割って入ったのが、県内では女性初の衆院議員を目指す維新新人の町川順子だ。小川本人から立候補断念か、もしくは3区からの出馬を打診されたほか、自民県議からも3区出馬を言われたという。「私の人生、私が決める」といずれの要請も一蹴。自公与党や現在の野党共闘の枠組みとは異なる「第三の選択肢」としてのアピールに力を入れている。

 22日、応援で来県した幹事長の馬場は「(立民の候補は)『自分が野党統一候補をやっているのに、なぜ入ってくるんだ』と何度もおっしゃっていたが、うちは関係ない」と重ねて強調。「選択肢が少なく、第三極がない方が国民にとって不幸だ」と指摘する。

 今衆院選の争点について馬場は「改革をするか、しないか。この一点に尽きる」と断言する。“大阪生まれ”の維新には、府議会で身を切る改革を行って財源を生み出し、学費の無償化などを実現してきた実績があるとし、「大阪モデルの改革を香川でもやっていきたい。日本の大改革にチャレンジするのは維新だ」と力を込める。

 出馬表明の遅れもあって町川自身の浸透度はまだまだだ。が、「今回だけで終わるつもりはない。次の人たちにもつなげたい」ときっぱり。来年の参院選や再来年の統一地方選も見据え、四国に維新の礎を築き、新たな選択肢としての確立を目指したい考えだ。

■国のパイプ役
 小選挙区の議席死守を目指す自民前職の平井卓也。この4年間で、2度の入閣を果たした。特にデジタル改革担当相、デジタル相時代は、既得権益や税金の無駄遣い打破など改革の最前線で取り組んだ。

 しかし、デジタル庁創設に向けて多忙を極め、1年間ほとんど地元に戻れなかった。大切にしていた住民との対話は減り、選挙準備も大幅に遅れた。

 さらに内部会議の音声データ流出や接待問題などの週刊誌報道も。陣営は「有権者に説明すれば理解してもらえる」とするものの、受け身の戦いになっている。

 陣営には危機感が募る。「比例もある」との反応だ。四国における自民の比例枠は単独を除いて良くても2枠。四国内に接戦区が複数あり、香川県選出(比例を含む)の与党衆院議員は初めてたった1人になる可能性がある。「国と地方をつなぐパイプがなくならないか心配」「地域間競争が激しい中、地盤沈下しないか」との声が行政関係者らからも漏れ聞こえる。

 22日夜、通常なら終盤に開く企業・団体向け決起大会を前倒しで開いた。菅内閣で二人三脚で規制改革に取り組んだ河野太郎前行政改革担当相が応援動画で、「平井さんに支援を」と深々と頭を下げた。

 「自民党総裁選と、岸田首相の誕生。最近の新型コロナ感染者の激減を世論はどう判断するのだろうか」と陣営幹部。

 急きょ、28日に岸田首相が応援に駆け付けた。陣営は「日ごとに勢いが増している。一気に攻勢をかけたい」としている。

4140チバQ:2021/11/04(木) 18:55:34
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000204
2021総選挙香川/最終盤の情勢 2区 本人不在も一丸・玉木 支持拡大へ全力・瀬戸
2021/10/29 10:00
 党代表として初の衆院選に臨む国民前職の玉木雄一郎。選挙期間中は他県の選挙区の応援に駆け回っており、本人不在の戦いが続いている。

 「地元のため日本の未来のため、しっかり頑張る。後押しをお願いしたい」。23日朝、坂出市などで演説に臨む玉木の姿があった。公示後、香川に戻ったのはこの日が初めて。滞在時間はわずか3時間。昼前には茨城へと向かった。

 玉木は「玉木党」と呼ばれる強固な支持基盤を持ち、小選挙区で4回連続当選中。ただ、期間中のほとんどで地元を空ける選挙は初めてだ。移動中に香川の演説会場とオンライン中継を結ぶなど、「生の声」を直接届ける機会に工夫を凝らす。陣営幹部は「本人が一番不安なはずで、楽観することはできない。陣営一丸となって勝ち抜く」と気を引き締める。

 ただ、党の目下の課題は、与党の対抗軸としての存在感を欠くことだ。自身の勝利はもちろん、公示前の8議席を増やせるかどうかが焦点になる。

 対する自民元職の瀬戸隆一。玉木との対決は4回目で、前回は比例復活もならず、苦杯をなめた。序盤調査では苦戦が伝えられているものの、陣営は反転攻勢へ全力を挙げる構えだ。

 「この4年間、この地域には政権与党とのパイプ役がいなかった。これでは地域が良くならない。私に仕事をさせてほしい」。瀬戸は演説などで、2区における与党議員不在の影響を強調。中小企業支援策や子育て支援の強化などを訴え、玉木を支持する保守層の切り崩しを図っている。

 公示後は、山際大志郎経済再生担当相や、牧島かれんデジタル相も応援に駆け付け、瀬戸の手腕への期待感を示した。

 23、24日には、地元・坂出エリアに絞って演説会を集中的に開催。直接会って話した有権者に拡散してもらうことで支持拡大を狙う。陣営は「相手は強いが、こちらにも伸びしろはある。一人でも多くの人に声を届け、最後まで走り抜くしかない」と終盤戦を見据える。

4141チバQ:2021/11/04(木) 18:56:26
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000205
2021総選挙香川/最終盤の情勢 3区 高得票率目指す・大野 批判の受け皿に・尾崎
2021/10/29 10:00
 4年前の前回に続いて与野党一騎打ちとなった。

 岸田内閣で内閣府副大臣に初めて就いた自民前職の大野敬太郎。連続4選を目指す今回、陣営はさらなる飛躍に向けて「勝ち方」を意識する。

 父の代から受け継いだ支持基盤を武器に、序盤から優勢が伝えられる中、陣営幹部は「社民候補との一騎打ちだった前回の得票率(69%)を上回りたい」と力を込める。

 投票率アップにも気を配る。3区の前回の投票率は、県内小選挙区最低の49・8%で5割を切った。一人でも多くの人に支持してもらうため期日前投票の積極的な利用も促す。

 大野に挑むのは、県内小選挙区で唯一の共産候補となる新人の尾崎淳一郎。立民、国民、社民が候補擁立を見送ったことで、政権批判票の受け皿としての役割を担う。知名度不足は否めず、支持をどこまで広げられるかが課題となるが、陣営幹部は、自公政権に対する不満から「党への期待を強く感じている」と話す。

 26日には善通寺市出身で党副委員長の山下芳生が応援に入った。党が目標に掲げる比例四国ブロックでの議席獲得に向け、小選挙区での戦いを比例票につなげられるかも鍵を握る。

4142チバQ:2021/11/04(木) 18:57:18
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000206
2021総選挙香川/最終盤の情勢 比例四国 公明・伝統の議席死守へ 共産・「野党共闘」前面に
2021/10/29 10:00
 政党間で争う比例代表四国ブロック(6議席)。県内からは5人が単独候補として立候補している。

■ 与党の一体感
 「大事な、大事な伝統の1議席。何としても勝たせてください」。20日、高松市中央公園。公明党代表の山口那津男が声を張り上げた。

 公明党は2000年衆院選から四国ブロックでの議席を守り抜いてきた。今回、同ブロックで当選を重ねてきた党副代表の石田祝稔が引退。新人候補で臨むが、新型コロナウイルスの影響で集会の開催もままならず、十分浸透できているのかどうか手応えが分からない情勢だ。

 自公政権への批判もある中、14年衆院選以来となる山口の来県は「危機感の裏返し」との見方が強い。

 共同戦線を張る自民前職の平井卓也も街宣車に上り、「公明党の皆さんとは異体同心。国民のための改革、政策を着実に進められるのは自公連立政権だ。この議席を守り抜かなければならない」と声を張り上げた。山口は何度も「選挙区は平井、比例は公明」と声をからし、政権与党としての一体感を訴えた。

■ 感じる手応え
 一方の共産党。22日に高松市で四国ブロック候補の応援演説に臨んだ。

 「もしかしたら、小池先生がおるんではと思って」。比例候補の応援演説中の共産党書記局長・小池晃の元に、香川1区で立候補している立民前職の小川淳也が自転車で駆け付けた。

 小池は「1区で小川を必ず勝たせるために全力で支援する」と力を込め、「比例は共産」と「野党共闘」を前面に打ち出し、政権批判票の取り込みを図った。

 共産は今回、野党共闘を進めた結果、県内小選挙区に候補を立てたのは3区だけ。比例票の上積みには選挙区との連動が効果的と思えるが、県委員会は「四国を回っていても、かつてないほど手応えがいい」。18年ぶりとなる議席獲得に意欲を見せる。

■ 上積みに全力
 初の衆院選に挑むれいわは、四国では唯一の比例候補が選挙期間中、自転車で四国1周を行うなど地道な活動で浸透を図る。

 社民は今回、途切れることなく候補を立ててきた香川3区への候補擁立を初めて見送った。四国4県で街頭演説を行うなど、党の灯を守るため比例票の上積みに全力を尽くす考えだ。

4143チバQ:2021/11/04(木) 19:07:58
https://www.topics.or.jp/articles/-/613537
与党 内分自民、混乱続く【戦い終えて 21衆院選とくしま】

4144チバQ:2021/11/04(木) 19:11:10
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202111020028
決戦の余波 2021衆院選えひめ
<1>自民異例の3新人 組織力 最大限に生かす
2021年11月2日(火)(愛媛新聞)
 「経験がない。厳しい戦いになる」。自民県連は愛媛1、4区の議席を守ってきた前職2人の不出馬もあり、異例の3新人を擁立。幹事長の渡部浩は公示前からたびたび心配を口にしていた。ただ任期満了直前の解散という準備期間の長さも功を奏し、組織力を最大限に生かした選挙戦を繰り広げた。



 最大の懸案はこれまで自民候補に2勝2敗の立民前職・白石洋一が陣取る3区だった。自民は井原巧が2019年1月に参院議員(愛媛選挙区)からのくら替え出馬を表明。その後は地方議員や党地域・職域支部に加え、地元3市長や友党の公明党が全面支援し、親交の深い知事中村時広も後押し。各地で集会などを重ね、まさに「総力戦」(陣営幹部)だった。



 井原は県議や四国中央市長を務め、地元に足場があった背景もあり、公明県本部幹部は「(亡くなった元職の次男が挑んだ)前回17年とはうちの運動量は全然違った。一体感を持って活動できる候補者だった」と振り返る。井原は新居浜、西条両市での劣勢を最小限にとどめ、17年に白石に敗れた次男の獲得票から2万2千票余りを上乗せして競り勝った。



 自民は1、4区でともに前職の地盤を固めて継承した。総務省出身で元副知事の4区新人・長谷川淳二の知名度は乏しかったが約2年、地道に地域を回り続けて浸透。弁護士で1区新人の塩崎彰久は公募で今年7月に選ばれ、短期決戦だったが前職の父恭久からの支援者を若い世代にも広げ、世襲批判をはね返した。



 世代交代した彰久に関しては、恭久の時代に溝があった中村との距離感が耳目を集める。県政関係者からは良好な関係構築を望む声が強い。1日の会見で中村は「個人的にどうのこうのはなく、ただ単に愛媛のために活動してくれるかどうかに尽きると思っている」と述べた。



 「衆院選は来夏の参院選の前哨戦」(自民県連会長の村上誠一郎)と言うように、1年を切った参院選に向け与野党とも課題を洗い出し、体制と戦略の練り直しが必要だ。それは全勝したものの3新人を抱える自民も例外ではない。(敬称略、松本尚也)

4145チバQ:2021/11/04(木) 19:12:36
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202111030019
決戦の余波 2021衆院選えひめ
<2>立民 小選挙区敗北 対話活動 コロナで制約
2021年11月3日(水)(愛媛新聞)
 愛媛の野党の火は消さない―。衆院選の投票日を翌日に控えた10月30日、西条市の交差点。3区で自民党新人の井原巧と激しく争っていた立憲民主党前職の白石洋一は、手を振り続けていた。地道に個人個人に訴える戦いを最後まで貫き通したが、約4600票差で敗北。比例復活はしたものの県内野党唯一の小選挙区の議席は失った。



 白石を苦しめたのは新型コロナウイルス禍だった。国内で初めて緊急事態宣言が出された昨年4月以降、長年続けてきた地域を訪ね歩く活動が約1年半、従来通りできなくなり、国会を終え地元に戻ることすらままならない時期も。対して参院議員の任期を終えていた井原は地元に張り付いていた。



 白石にとって、全国で進んだ共産党などとの「共闘」も一長一短だった。5度目の出馬で初めて自民候補と一騎打ちとなり、政権批判票の集中が期待された。ただ、一部労組などからは共産との共闘に不満が噴出。水面下で共産関係者に支援を要請する一方、集会などには顔を出さないよう依頼する地域もあったという。



 白石陣営の関係者は、日ごろからの「後援会組織の強化」「他の野党や労組との関係づくり」が不十分だったと内省。「『一本やり』になっていた地道に地域を回り個人に訴える活動もコロナ禍で封じられた」と敗因を分析する。獲得票数は前回同様、約7万1千票で頭打ちだった。



 自民との直接対決の構図だった1区でも共産と一定の距離を置いた立民。松山市で街宣した共産幹部らと、立民新人の友近聡朗が肩を並べる場面はなかった。3月に出馬が決まった友近は、準備不足も否めず後援会の組織化も途上。落選後の取材には「政治活動を続け、態勢を強化したい」と今後を見据えた。



 立民を下支えする連合愛媛会長の弓立浩二は全国的な状況も踏まえ「共倒れの共闘だった」とも表現。野党第1党は、さらなる共闘に踏み出すのか。反転攻勢の第一歩に向けた総括が求められている。(敬称略、松本尚也、織田龍郎)

4146チバQ:2021/11/04(木) 19:13:59
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202111040032

決戦の余波 2021衆院選えひめ
<3>対自民 共闘の枠組み 野党各党対応に温度差
2021年11月4日(木)(愛媛新聞)
 「県内で野党間の共闘の話し合いを促進させる状況をつくり出したい」。共産党県委員長の林紀子は8月、愛媛1区に擁立していた候補予定者の2区への変更についてこう説明。全国レベルでは立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の4野党と安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」による協力の枠組みがつくられた。



 共闘は、野党統一候補だった無所属新人の永江孝子が勝利した2019年参院選(愛媛選挙区)に続く。共産は従来、県内の小選挙区に独自候補を擁立してきた。19年の成功体験を振り返り「政党間の事情が異なることや共闘を恐れる勢力の巻き返しがあっても乗り越えられる市民パワーがあると確信した」と林。「対自民党」の構図に持ち込むため衆院選で立民とすみ分けを図った。



 ただ共闘態勢を整え選挙戦に臨もうとしていた公示直前、立民が擁立していた新人による過去の不適切なツイッター投稿が判明。出馬取りやめを受け、共産は急きょ4区に候補者を立てる事態となった。



 一方、野党共闘の枠組みに加わらなかった国民民主党は、前県議の新人女性が2区に出馬。来援した党代表の玉木雄一郎は報道陣に「岸田政権への追い風は感じないが、野党に爆発的な追い風を感じるわけでもない」と分析した。候補者が広大な選挙区を細かく巡る活動で、ゼロからのスタートにもかかわらず一定の浸透を見せた。



 連合愛媛会長の弓立浩二は19年参院選に触れ、各地にできた後援会支部が力になっていたと回顧。当時、ある地域で支部長を務めた男性は、4区での立民不出馬を受け活動への統一性が欠けたと推測する。さらに別の関係者からは「無所属候補への共闘とは話が違う。党ごとに歴史などが異なれば温度差も出る」との声も漏れ、立民と共産が足並みをそろえきれなかった感も否めない。



 自公連立政権に対峙(たいじ)し、野党が訴え続けた「有権者のもう一つの選択肢」になれるか―。与党批判の受け皿として今後、一枚岩で立ち向かう姿を示せるかに懸かっている。



(敬称略、織田龍郎)

4147チバQ:2021/11/04(木) 19:17:35
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/763060
<2021衆院選佐賀>連勝・連敗 激戦の後先(上) 農政協神話 自民敗北も増す存在感
組織選挙徹底、自公橋渡しも
11/2 7:45
佐賀県農政協の金原壽秀会長(中央)の横で農協職員らに衆院選での支援について感謝を述べる岩田和親氏(左)=1日、佐賀市の県JA会館拡大する
佐賀県農政協の金原壽秀会長(中央)の横で農協職員らに衆院選での支援について感謝を述べる岩田和親氏(左)=1日、佐賀市の県JA会館


 衆院選の投開票から一夜明けた1日午前、比例代表九州ブロックで当選した自民党の3人が、佐賀市の県JA会館に相次いで姿を見せた。職員を前に頭を下げる1区の岩田和親。続けてJAグループ佐賀の政治団体、県農政協議会会長の金原壽秀がゆっくり口を開いた。「(比例復活した)岩田先生の惜敗率は99・8%。いい戦いはできたんじゃないか。ほぞをかむ130票差を一晩でひっくり返せる組織に、農政協がなれればと思う」

 推薦した自民候補が全敗した中にあって、与党内で農政協の存在感が増している。

 「集票マシーン」として保守王国を支えてきた農政協だったが、保守分裂となった2015年の知事選を巡り自民との関係が悪化した。17年の前回衆院選では自主投票で対応した結果、自民候補は全敗。今回の衆院選直前に実施された佐賀市長選では自民推薦候補を支えて勝利に導いた。「知事、市長の誕生に携わり、衆院選では自民落選の一因をつくる。大型選挙ではその動向が神話のように注目される存在になっている」と自民県連関係者は語る。

 自民と関係を修復し、7年ぶりに農政協が組織をフル稼働させた今回の衆院選。「ここまでやって勝てなければ、2度と勝てない」。陣営関係者がそう意気込むほど、徹底的な組織選挙を仕掛けた。相手は立憲民主党で全国区の知名度を誇る原口一博と大串博志。結果は全敗だったが、陣営や自民県連内には「2度と勝てない」といった絶望感は漂っていない。

 前回、選挙区内の全市町で敗れ、2万6千票以上の大差を付けられた岩田は133票差に肉薄した。2区の古川康も得票率は上がった。大串が強い杵島郡3町や鹿島市、小城市で健闘した。投開票の翌日、古川は農政協推薦の成果をこう表現した。「硬い土を掘ってもらった」。自民県連関係者も手元の数字に目を落とし「勝負になる。組織選挙が通用しなかったわけではない」とつぶやいた。

 与党の組織選挙の一角をなす公明党が、10月19日の公示までに1区の岩田を推薦しなかった。ここで動いたのも農政協会長の金原だった。創価学会幹部に電話し、善処を求めた。

 21日午前8時のJA会館別館。JAグループの幹部約100人が顔をそろえた場に、公明県本部代表の中本正一と鳥栖市出身で公明の九州ブロック比例4位で出馬した吉田久美子を招いた。2人の前で金原が指令を出す。「比例は公明だ。各職員につなげ。約束だから間違いないようにやらなければならない」

 金原は選挙期間中、佐賀市と多久市で創価学会の集会にも参加した。その後、公明はかつてないほど運動量で自民候補を支えた。両党の橋渡し役まで務め、存在感を増す農政協。一方で自民県連内には依存度が高まることへの警戒感もささやかれる。「確かに農政協は功労者だが、言うべきことが言えなくなるのはまずい。自民県連がもっと強くなる必要がある」

 金原は今回の衆院選をこう振り返る。「直前の佐賀市長選もあって衆院選は準備不足だった。来年夏の参院選に向け、足らざる分を補いながら、農協らしくやらせてもらう」=敬称略(衆院選取材班)

     ◇

 自民が単独過半数を獲得した衆院選。全国的な情勢に反し、佐賀県では前回に続いて自民が小選挙区で全敗した。野党が連勝し、与党が連敗した激戦の舞台裏を探った。

4148チバQ:2021/11/04(木) 19:18:27
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/763610
<2021衆院選佐賀>連勝・連敗 激戦の後先(下)岐路に立つ野党 県内全勝も思い複雑
共産との距離感に腐心
11/3 10:06
拡大する

 「現有議席を下回る大変残念な結果となった。ひとえに私の力不足で、心からおわび申し上げる」。2日午後、国会内。立憲民主党代表の枝野幸男は党執行役員会で、代表辞任の意向を伝えた。役員室長として、その場にいた大串博志は言う。「政治家の進退は本人が決めることだ」。この言葉の通り、大串は代表選への立候補の検討を始めた。

 「野党共闘」が焦点になった今回の衆院選。立民や共産党などは「市民連合」を介して共通政策に合意し、全国で野党候補の一本化を進めた。佐賀県内の2小選挙区でも共産は候補を擁立せず、1区の原口一博、2区の大串は自民候補との一騎打ちになった。

 「近づき過ぎれば、逃げる票もある。それぞれの持ち分を発揮できる距離感をどう保つかが悩ましい」。立民県連の関係者は、共産との関係に細心の注意を払ってきた。県内の地方議会は自民系議員が多数を占めており、「もともと保守の地盤が強い地域。それを原口さんと大串さんが草の根で開拓してきた」。保守層や無党派層の支持が離れないか気をもんでいる。

 選挙戦で共産関係者が原口や大串の集会、決起大会を訪れても、ステージに招くことや紹介は避けた。共産党県委員会が県内で開いた演説会に2人とも呼ばれたが、姿は見せなかった。

 こうしていても「立憲共産党」と揶(や)揄(ゆ)する自民関係者はいる。立民の関係者の一人は「これに反応する保守の人はいる。増える票もあれば、減る票もあったのでは」と読み解く。

 結果は2人とも当選し、県内小選挙区の野党独占は2回連続になった。共産の比例票は1、2区でそれぞれ7千強あり、同等の票が小選挙区でも上積みされたとみられる。原口がわずか133票差まで詰められたことを踏まえ「野党共闘がなければ、負けていたかもしれない」。共産県委員会委員長の今田真人は共闘の意義を強調した。

 全国で見ると、立民は公示前から14減の96議席にとどまった。最大の支援組織である連合にとって共産との共闘は許容できず、芳野友子会長は「戦いづらかった。総括すべきだ」と枝野を批判した。

 当選から一夜明けた1日の会見で原口は「野党共闘の意義はあったと思う。明日につながる結果だった。政策論争はしているが敵ではない」と述べた。大串は「共闘がプラスだったのかマイナスだったのか。単純な問題でもない。きちんと分析しなければならない」と複雑な思いをにじませた。

 政権交代に向けた「大きな固まり」を目指し、昨年9月に合流新党結成にこぎ着けた立民。共産との関係だけでなく、原発政策を巡って電力総連などの反発があり、九州電力玄海原発が立地する県内でも影響が見え隠れする。連合佐賀の関係者は「やりにくい状況が続いている。立民は今回の選挙結果をどう受け止めるのか」。来年の参院選に向け、他党との再編を含めた動きを注視している。

 枝野の辞任表明を受け、党代表選に注目が集まる。立民県連の幹部は「政権の選択肢にならないといけない。保守層や無党派層からも支持される懐の深い政党に成長してほしい」。岐路に立つ野党の行く末を見つめる。=敬称略

(衆院選取材班)

4149チバQ:2021/11/04(木) 19:29:56
下記に参加しない無所属当選者

野党系 米山隆一 
与党系 細野豪志 平沼正二郎 西野太亮 三反園訓



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211104/k10013334331000.html
衆院選 無所属で当選した議員5人が新会派「有志の会」を結成
2021年11月4日 14時36分

衆議院選挙に無所属で立候補し、当選した議員5人が4日、新たな会派「有志の会」を結成し、衆議院に届け出ました。

新たな会派「有志の会」を結成したのは、福岡9区選出の緒方林太郎氏、京都4区選出の北神圭朗氏、大分1区選出の吉良州司氏、徳島1区選出の仁木博文氏、茨城1区選出の福島伸享氏の5人です。

5人は、かつて民主党などに所属していましたが、先月31日に投票が行われた衆議院選挙では、いずれも無所属で立候補し、当選しました。

そして、来週10日に召集される特別国会以降、法案審議などの国会活動をともにしたいとして、4日、衆議院の事務局に会派の結成届を提出し、受理されました。

4150チバQ:2021/11/04(木) 21:17:51
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211104-567-OYT1T50132.html
遊説を共にしたヤギ、当選議員が「東京に連れて行けない」と引き渡し表明…「選挙利用か」と炎上し撤回
2021/11/04 18:57読売新聞

遊説を共にしたヤギ、当選議員が「東京に連れて行けない」と引き渡し表明…「選挙利用か」と炎上し撤回

衆院選の街頭演説でヤギを抱っこし枝野代表(右)と並ぶ鎌田さゆり氏(10月20日、仙台市若林区で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 衆院選の宮城2区で3選を果たした立憲民主党の鎌田さゆり氏(56)が、遊説に連れていたペットのヤギを「里親(次の飼い主)に引き渡す」とツイッターに投稿したところ、「選挙に利用しただけなのか」などと批判が殺到する事態となった。鎌田氏は方針を転換し、議員活動が本格化した後も、自ら飼い続けることを決めた。

 ヤギは8月、鎌田氏の事務所の周りに生える草を食べさせるため、宮城県栗原市の畜産農家から譲り受けた。「仙台メリー」と名付け、選挙期間中、たびたびメディアに取り上げられた。枝野代表が応援で来県した際、鎌田氏はヤギを抱っこし、枝野代表との「スリーショット」を披露していた。

 鎌田氏は動物好きで、保護猫やメダカも飼っているという。ヤギに関しては衆院選公示前から、報道陣に「もし当選したら、東京には連れて行けない。責任を持って世話ができないので、里親は決めている。(落選して)仙台に居続けたら飼います」と話していた。

 3日夜、鎌田氏はこうした経緯に触れず、「最後まで責任を持って寄り添い育てることは困難で栗駒の里親さんに育てて頂くことに」と投稿。これに対し、「ヤギの選挙利用だ」「動物にも命がある」などと批判が相次いだ。4日夕時点で1000件以上のコメントが付き、リツイートは4000件を超え、鎌田氏は「ご意見ご助言に感謝申し上げます」「これからも一緒に暮らして参ります」などと返答した。

 東京の議員宿舎はペット禁止のため、仙台市の自宅で飼うという。鎌田氏は取材に「『処分する』『選挙で利用してポイ捨て』との書き込みもあった。誤解されて悲しい」と語った。

4151チバQ:2021/11/05(金) 09:38:44
https://www.tokyo-np.co.jp/article/141004?rct=kng_shu21
衆院選 検証(下)道半ばの野党共闘 「形だけ」の区も禍根残す
2021年11月5日 07時39分
「野党結集!」と書かれたのぼりを掲げる立民候補者の演説には多くの有権者が耳を傾けた=横浜市で
「野党結集!」と書かれたのぼりを掲げる立民候補者の演説には多くの有権者が耳を傾けた=横浜市で

 「比例はれいわでお願いします」-。神奈川2区(横浜市西、南、港南区)の立憲民主元職岡本英子さん(57)は、選挙戦でれいわ新選組の山本太郎代表の応援演説を受けた際、野党共闘を有権者にアピールした。2区は土壇場で共産が擁立を取りやめ、岡本さんを支援。横浜港ハーバーリゾート協会の藤木幸夫会長も岡本さんを支援するなど「共闘の象徴」として戦ったが、結果は惨敗だった。
 候補は一本化したものの、陣営は一枚岩ではなかったのが敗因とみられる。選挙区内の立民市議県議は日頃の政治活動のあり方を巡って岡本さんと対立し、公示前に陣営から離脱。選挙戦で岡本さんを手伝ったのは共産の市議らだった。岡本さんが比例の投票先として「れいわ」を呼び掛けたことも、立民県議は「まずは立民と共産を固めないと」と首をかしげた。
 野党共闘が進んだ今回の衆院選。県内でも十八選挙区のうち2、5、7、8、11、13、14、16の八選挙区で与野党の一騎打ちの構図になり、8、13、16区で野党候補が勝利、5、7区は比例復活した。ただ、奏功しない区は他にもあった。
 自民と立民の候補が一騎打ちで戦ったある選挙区では、立民候補の応援に共産議員が入ることはほとんどなかった。陣営の立民地方議員は、共産と組んだことで従来の支援者が離れることを恐れ「野党共闘をアピールするメリットはない」と、演説で野党共闘を口にすることはなかった。別の立民議員は「一対一の構図だから、共産支援者は確実にこちらに票を入れてくれるだろう」とも。だが、立民はこの選挙区で敗れた。
 意地の張り合いで共闘が成立しなかった選挙区も。3区(横浜市鶴見、神奈川区)では共産が市内で唯一小選挙区の候補者を立て、立民候補とライバル関係となった。共産の田母神悟・県委員長は公示前、立民に候補者取り下げを打診したが、折り合わなかった。志位和夫・党委員長は公示翌日の先月二十日、市内で遊説した際の取材に「それぞれ頑張って自民党に勝つようにする」と強気を見せたが、結果として票が割れ、共倒れした。
 田母神氏は県内唯一の前職を擁立した10区(川崎市川崎区、幸区など)の敗因として、一日の記者会見で「立民の支持層が動かなかった」と指摘し、こう漏らした。「こちらは共闘にあたって誠実に努力した。形だけ共闘を取り繕っても勝てない。本気の共闘という意味で、今回は課題を残した」。道は半ば、禍根は残された。(丸山耀平)

4152チバQ:2021/11/05(金) 09:43:22
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140820
衆院選静岡 6区「渡辺王国」なぜ崩れた 地元への姿勢、票差に 勝俣さんと密着度に違い
2021年11月4日 07時14分

 衆院選で敗れた立憲民主党の枝野幸男代表が、辞任表明した。枝野体制で要職を務める静岡6区の渡辺周さん(59)も、自民党の勝俣孝明さん(45)に屈した。比例復活で議席を守ったが、初めて小選挙区での敗北。衆院議員や沼津市長を務めた父の代から続く「渡辺王国」が崩された。自民や野党系市議は「立民の政策や野党連携への不信感だけではない。候補者がどれだけ地元を重視し『どぶ板』ができたかの差だ」と口をそろえる。(渡辺陽太郎)
 二〇一二年の初対決で約一万二千票あった二人の差は一七年、六百三十一票にまで縮まった。比例復活が続いた勝俣さんは今回、約四千四百票差で悲願の小選挙区勝利を果たした。自民が強い伊豆半島では一市を除き全勝。大票田の沼津市と清水町、長泉町では敗れたが、一市二町の票差は前回から約千票縮めた。
 「地元のため何をしたか分からない。顔も見えない。小選挙区勝利を目指す現職の姿ではなかった」。勝俣さんを支援したある自民市議は、渡辺さんの四年間をこう振り返る。
 勝俣さんは小さな行事にも顔を出し、選挙区を歩き回って有権者と対話を重ねた。今年七月の豪雨で沼津市と清水町にかかる黄瀬川大橋が一部崩落した際もすぐに、党幹部を引き連れ現地を視察。橋は翌月末に仮橋で通行可能となった。「どぶ板で顔を見せる。地元の課題にすぐ反応し、見える形で解決に向け努力する。勝俣はその二点で相手に勝っていた」と自民市議。
 渡辺さんを支援したある野党市議も「地元密着という点では、相手が勝っていただろう」と認める。父の代から続く後援会は高齢化が進み、渡辺さんも党役員や県連代表の職務で、かつてほど地元での活動ができなくなっていた。野党市議は「危機感はあった。それでも(候補を擁立していない)共産票を加えれば、勝てるとも思っていた。だが負けてしまった。従来の支持者の一部が離れてしまったのだろう」と肩を落とす。
 共産党との協力を嫌った労組や支持者が離れ、有力労組への顔見せが不十分だったことなどの指摘もあるが、野党市議は「熱心な労組は今回も支持してくれたと思う。大きな敗因ではない」と分析する。候補者自身の地元での活動に加え、支える市町議員の数も自公に比べ少ない。「市町で十分な勢力を確保できない、自分たちの責任でもある」と話す。
 比例復活を受け渡辺陣営幹部は「後援会が健在だからこその復活だ。ただ、このままでは駄目だ。新たな支持者や組織もつくっていかなくてはいけない」と今後を見据える。勝利した自民市議も「相手の後援会はまだ脅威だ。沼津などでは負けた。完全な勝利ではない」と、さらなる攻勢を誓う。
 野党は地元で活動を見直し、市町での勢力拡大を目指す。だが野党市議は「共産と連携しないと、次回は候補を立ててくるだろう。そうなると、もう勝てない状態だ。連携すれば不信感も持たれる。立て直しには課題が多い」と苦悩をにじませた。

4153チバQ:2021/11/05(金) 09:47:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b2b1786df16050e7b019cd70af4553a161726be
買収約束の疑い、維新当選者陣営の男逮捕 兵庫4区、運動員に報酬1日1万3千円
11/5(金) 7:55配信
神戸新聞NEXT
兵庫県警察本部=神戸市中央区

 10月31日投開票の衆院選で、兵庫4区から立候補し、比例復活で当選した日本維新の会の赤木正幸氏(46)の運動員に報酬を約束したとして、兵庫県警捜査2課と神戸西署は5日、公職選挙法違反(買収約束)の疑いで、兵庫県小野市三和町の会社役員の男(70)を逮捕した。同課によると、男は赤木氏の陣営で選挙運動に携わっていたという。


 逮捕容疑は10月初旬、自宅で運動員1人に対し、選挙運動用ビラの配布や赤木氏への投票を呼び掛けることに対する報酬として、1日につき1万3千円の支払いを約束した疑い。県警は男の認否を明らかにしていない。

 公選法では、候補者の出納責任者や秘書らが選挙違反をし、有罪判決が確定すれば「連座制」で候補者の当選が無効になることがある。ただ県警は現時点で、男が当選に影響する立場ではないとみている。

 県警は選挙期間中、報酬の約束をされた運動員が、実際に街頭でビラ配りに従事していたのを確認した。捜査関係者らによると、投開票日の翌日以降、複数の陣営関係者を聴取しており、既に男の自宅など関係先を捜索したとみられる。

4154チバQ:2021/11/05(金) 09:48:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b88b72144417a70ae5d9bc9207382051d962db4
安倍元首相の凋落と不人気ぶりが話題に…地元・山口“お国入り選挙”でも2万票減、焦る本人
11/5(金) 9:06配信


日刊ゲンダイDIGITAL
衆院選出陣式で久々のたすき姿の安倍元首相(C)共同通信社

 今回の衆院選を経て、「3A」の覇権は終わるということか。選挙区で落選した甘利前幹事長の失脚に続き、政界では安倍元首相の凋落が話題になっている。選挙区で圧倒的に勝利してきた安倍元首相の集票力に衰えが見え始めたからだ。

独占入手! 安倍元首相と日大背任事件・籔本雅巳容疑者の“親密写真”

  ◇  ◇  ◇

 公示日の10月19日、安倍元首相の姿は地元の山口県下関市にあった。選挙区の山口4区で第一声を上げたのは12年ぶりのことだ。

 首相在任中は全国各地を飛び回り、地元には帰らなかったが、本人不在でも過去3回の衆院選は常に10万票以上を獲得。70%を超える得票率で圧勝してきた。今回は地元入りしたことで、さらなる得票が見込まれていた。

「最終盤の29日からも地元で選挙活動をしていたので驚きました。自ら選挙カーに乗って選挙区を遊説して回っていた。ジャーナリストの桜井よしこ氏も応援に駆けつけ、『安倍さんを全国一の得票で当選させましょう』と訴えていました」(地元関係者)

 投開票日、当選の知らせを党本部ではなく地元で受けたのも12年ぶりだ。もちろん早々と「当確」が打たれたが、その勝ち方は安倍元首相にとって誤算だったのではないか。

ライバルの河野氏、石破氏、林芳正氏に完敗
地元・山口4区には、安倍元首相の”モリカケ桜‟で全国から厳しい目が…(C)日刊ゲンダイ

「全国一」を目指したはずが、安倍元首相の得票数は8万448票と、前回2017年衆院選から2万4000票も減らした。得票率も70%を下回ってしまった。12年ぶりに地元で選挙活動に精を出した割に、意外なほどの不人気ぶりがうかがえる。

 得票数でいえば、全国1位は21万515票を獲得した河野太郎前行革担当相(神奈川15区)だった。05年の小泉純一郎元首相(19万7037票)、09年の鳩山由紀夫元首相(20万1461票)を超え、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の歴代最多得票記録を塗り替えた。

 得票率では石破茂元幹事長(鳥取1区)が84.07%で全国トップだった。

 今回の衆院選の投票率は55.93%と戦後3番目に低い水準だったが、都道府県別に見ると、山口県の投票率は49.67%で最下位。全国で50%を割ったのは山口県だけだ。中でも安倍元首相の山口4区は前回から8.95ポイントも減って48.64%という低投票率を記録した。

「山口4区には、“モリカケ桜”などの問題がこれだけ噴出しても安倍氏を信任するのかと、全国から厳しい目が注がれていた。地元の有権者も、安倍氏には入れたくないが、他に有力な対抗馬もいないからと棄権した人が多かったのでしょう。“安倍離れ”が進む危機感が12年ぶりの地元入りにつながったのかもしれません。今では山口県全体の期待が、総理総裁を目指して衆院山口3区に鞍替えした林芳正氏に移っているように感じます」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 林元文科相は9万6983票を得て、得票率も76.94%という圧勝だった。甘利前幹事長の辞任を受けて幹事長にスライドする茂木外相の後任にも名前が挙がる。外相就任なら、首相候補として林氏に対する地元の期待はますます高まるだろう。安倍元首相は完全に「過去の人」になってしまう。

「その焦りもあって、今月中の派閥復帰を画策していると聞きます。細田派の細田会長が衆院議長に就任すれば、会長の座が空く。細田派から安倍派に衣替えし、最大派閥の領袖として影響力を堅持するつもりでしょう」(自民党関係者)

 いいかげん、後進に道を譲ればいいのに、権力欲と自己顕示欲は衰えないようだ。

4155チバQ:2021/11/05(金) 13:29:41


7590 :チバQ :2021/11/05(金) 13:29:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/1203e7bc0785ccda24c2b32a5eaaeccc8769ee65
【独自】自民、細野豪志・衆院議員の入党認める
11/5(金) 12:49配信

読売新聞オンライン
細野豪志氏

 自民党が5日付で、細野豪志衆院議員(静岡5区)の入党を認めることがわかった。細野氏は衆院選に無所属で出馬し、党公認で岸田派に所属する吉川赳衆院議員らを破り、8選を果たした。衆院静岡5区の支部長を務める吉川氏は比例東海ブロックで復活当選しており、静岡県連は反発している。

 細野氏は、民主党政権で原発相や環境相などを歴任した。2017年に民進党を離党し、東京都の小池百合子知事らと希望の党を結成した。18年の民進、希望両党による国民民主党の旗揚げには参加しなかった。19年1月に二階派に特別会員として入会し、自民党入りを目指していた。

4156チバQ:2021/11/05(金) 14:20:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/4405858ab06d167eb58538e735eebfd96e110d8d
前市議の”挑戦” 衆院選長崎4区 無所属・萩原氏 全てを投げ捨て訴えた思い
11/5(金) 12:30配信

長崎新聞
演説する萩原氏。「県北を変えよう」と訴え続けた=佐世保市内

 衆院選長崎4区は自民党前職がわずか400票足らずの僅差で勝ち、立憲民主党新人も比例復活する大激戦となった。その陰で、無所属の萩原活(ひろし)(61)はひっそりと落選した。公示直前に出馬表明し、与野党一騎打ちとみられていた選挙戦に割って入った。2期目だった佐世保市議を辞め、自民を離党し「全てを投げ捨てて」の挑戦だった。彼はなぜ出馬したのか。選挙で何を訴えたのか。12日間の戦いを追った。
 公示日の10月19日午後1時ごろ、同市俵町の事務所前で「必勝」の鉢巻きを締めた萩原はマイクを握り、声を張り上げた。「皆さんの1票が県北を変える。変えるのは今だ。絶対に投票に行ってください」
 6月まで党佐世保支部幹事長を務め、今回8選を目指した北村誠吾(74)を支える立場だった萩原。北村が地方創生担当相に就任した時には「もう一度国政に押し上げよう」とも話していた。その思いを裏切るかのように、北村は不安定な国会答弁や失言で批判され、県議との公認争いを招いた。萩原は次第に、党への不信感を強めていった。
 このままでは立民の末次精一(58)に自民の議席を奪われるという危機感を抱いた。長引く公認争いに有権者が愛想を尽かし、投票率が下がるとも感じた。「自民への批判票の受け皿に自分がなれないか」。周囲からは「出たらつぶされる」と警告されたが、決意は揺るがなかった。衆院解散の2日前、立候補を正式表明した。
 ◆
 「大きなゾウに、小さなアリが挑む構図。でも、絶対に勝たなければいけない」。限られた時間で準備し迎えた選挙戦。演説では「県北を変えるのは今。変える勇気を持とう」と呼び掛けた。ただ北村や自民を名指しで批判することは一度もなかった。真っすぐに、自分の思いを訴え、最終日まで駆け回った。
 若い世代を中心に多くの声援を受け、勝利への手応えは十分にあった。戦い終え、スタッフ一人一人と握手を交わし、側で支えてくれた妻の手も力強く握って感謝を伝えた。「みんなには頭が下がる思い。涙が出たよ。僕はそんなに強い男じゃないから」
 投開票日。萩原は事務所で、支持者ら十数人と開票状況を静かに見守った。北村と末次の接戦が報じられる中、自身の当選がないと悟り、午後11時すぎに席を立った。「力不足でした。すみません」。そう言って頭を下げると、温かい拍手が送られた。
 「出馬を後悔していないか」。記者の質問に萩原は即答した。「していない。このままでは4区はだめだと、みんな気付いたと思う。自民党も変わらないといけない」。自分の得た票は北村から奪ったのではなく、末次に流れるのをつなぎ留めたとみている。
 日付が変わっても、テレビは接戦を伝えていた。結果を見届けることなく、萩原は事務所を後にした。数時間後に判明した得票数は「1万6860」だった。
=敬称略=

4157チバQ:2021/11/05(金) 14:32:21
7589 チバQ 2021/11/05(金) 13:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/29e9768cde5897d1a00039c871acbb79f0e25723
派閥10人減の二階元幹事長、地元で引退へのカウントダウン 早くも「後継争い」〈dot.〉
11/5(金) 10:00配信
「もう次の選挙戦に入っているようなムード。地元は政局だ」
 こう話すのは、自民党の元幹事長、二階俊博氏の地元和歌山3区の町議だ。10月31日に行われた衆院選の投開票では午後8時に「当確」が報じられた二階氏。

 選挙戦の直前まで「引退するのでは」とうわさが流れるなど地元は揺れていた。それを吹っ飛ばすような圧勝劇だった。

 だが、二階氏の13回目の当選直後から地元では「誰が後継者となるのか」という話題で持ち切りだという。

 二階氏が次の衆院選にも出馬するのか、それとも二階氏の後継者が立候補するのか。もしくは参院和歌山県選挙区の選出で自民党の参院幹事長という「大物」、世耕弘成氏が和歌山3区に鞍替えするのか…。話題が持ちきりだ。

 二階氏は当選が決まった後、支援者にこう頭を下げた。

「大変お世話になりました。温かい心のこもるご支援で当選をさせていただきました。ひとえに故郷の皆様のおかげです」

 自民党の幹事長を5年以上務め、歴代最長記録を打ち立てた二階氏だが、岸田政権となり幹事長を交代。この衆院選では大半を地元の和歌山3区で活動した。

「二階先生がこんなに長く、地元に張り付くなんで10年以上なかったこと」

 二階氏の支援者は言う。今までほとんど訪れることがなかった小さな集落にまで足を伸ばした。その際、二階氏に付き添っていたのが、三男の二階伸康氏だ。地元では後継者と目されているという。

「今回は伸康氏が二階先生の活動のほとんどに付き添っていた。そして、二階先生に代わってマイクを握り、演説していましたね。これまでの選挙ではあまり見かけなかった。そつなく、二階氏の応援演説をこなしていた。その姿を見て、跡継ぎは伸康氏と二階先生の腹は決まっているんじゃないかと感じました」(前出の町議)

 伸康氏は数年前に大手航空会社を退職し、二階氏の秘書に専念し、スケジュール管理などをしていた。

「昨年あたりから伸康氏が二階氏の名代という感じで動くようになった。中国総領事と面談したり、コロナ禍で和歌山県にマスクを贈呈し、知事と一緒に写真を撮るなど、後継者としての道を着々と歩みつつある。二階派でも『伸康氏に譲るのかな』という声が多々あります」(二階派の国会議員)

 中国の大阪総領事館のホームページにも、伸康氏が二階氏の秘書として中国領事と面談する写真が掲載されている。

 二階氏の後継問題は16年、地元の御坊市長選に長男の二階俊樹氏が出馬したことに遡る。しかし、保守分裂選挙となり、俊樹氏は敗北。今も俊樹氏が地元事務所を守っているという。

「俊樹氏が選挙に出馬することはもうないと言われている。性格的にもちょっと荒いところがあるので、政治家には向かないのではないか」(前出・二階派の国会議員)

 衆院選の公示日、御坊市で出陣式を終えた二階氏をマスコミが取り囲んだ。当初は秘書らが取材を終わらせようとしたが、二階氏が「まだ記者が質問しているのだから」と取材は5分ほど延長された。

 すると、「いつまでやるんや」と周囲にも聞こえる声で、怒りを露わにしたのが俊樹氏だった。前出の町議は記者にこうつぶやいた。

「ああいう性格だから…。跡継ぎには向かないかも。伸康氏が適任だよ」

一方で、世耕氏の参院から衆院・和歌山3区への鞍替え待望論も地元ではあるという。次の衆院選は二階氏の後継をめぐって、水面下では激しい駆け引きが行われそうだ。

 だが、二階氏は地元の情勢をよそに元気いっぱいだという。二階派は10人が落選、37人となった。また、東京8区で元幹事長の石原伸晃氏が落選し、石原派は領袖を失った。石破派も12人と減少し、負け組に。

「二階氏は以前から石原派や石破派の議員に誘いをかけていたので、狙いにいくと思う」(二階派の国会議員) 

(AERAdot.編集部 今西憲之)

4158とはずがたり:2021/11/05(金) 21:17:28

落選、辻元清美さん「朝、つらいんよ」 “過信”に超反省モード
https://mainichi.jp/articles/20211104/k00/00m/010/287000c
イチオシ 鈴木琢磨
毎日新聞 2021/11/5 11:00(最終更新 11/5 12:39) 有料記事 2815文字

 「あほやった、私……」。衆院選で議席を失った立憲民主党副代表の辻元清美さん(61)が東京・永田町を去る日、しみじみと反省を口にした。充血した目にむろん悔しさは色濃くにじんでいたが、自身におごりと過信があった、としきりに振り返るのである。いつもと違う「辻元清美」がそこにいた――。

つい口を滑らせた一言 「維新は――」
「とっとと出ていかなあかんから」。3日朝、議員会館の事務所をのぞくと、荷造り作業でバタバタの清美さんがいた。段ボール箱から1冊の文庫本を手に取った。「ほら、これ。『新人類図鑑』やん。筑紫哲也さんが『朝日ジャーナル』で連載していたのよね」。早大の学生でピースボートを主宰していたころは中森明夫さん(アイドル評論家)、秋元康さん(作詞家)らと並ぶ時代の旗手だった。土井たか子さんの引きで衆院選に社民党から立候補し、初当選したのが1996年。秘書給与事件で議員辞職するなど波乱の永田町暮らしだったが、そんな彼女も気づけば還暦過ぎ。たぶん「新人類図鑑」に万感、胸に迫るものがあったのだろう。

 「もうクタクタやわ」。なにせ地元、大阪府高槻市の事務所で敗北会見に臨んだのは投開票翌日、1日未明だった。日本維新の会の勢いはすさまじく、府下では候補者を擁立した15選挙区で全勝、10区の清美さんも元府議の新人、池下卓さん(46)に敗れ、比例復活もならなかった。「明け方、つらいんよ。しんどいんよ。目覚めたとき、ああ、落ちたんやって感じて。これから先、どうしたらええんやろって。でも私が悪い。おごりと過信があったから」。衆院が解散した10月14日、維新について記者団に問われ、つい口を滑らせた。「これは国政選挙。維新は…

4159チバQ:2021/11/07(日) 22:21:10
https://www.tokyo-np.co.jp/article/141022?rct=ibr_shu21
<戦い終えて>検証衆院選(中)自民王国 牙城で組織力空回り
2021年11月5日 07時59分
 茨城県内七選挙区で激戦が繰り広げられる中、県議会の自民党会派の控室に幹部の声が響いた。「県都の水戸で取られるんじゃねえ!」
 茨城1区で四選を目指す自民の田所嘉徳(よしのり)が、捲土(けんど)重来を期す無所属の福島伸享(のぶゆき)に苦戦しているとの情勢が伝わり、県議団は危機感を募らせていた。
 各都道府県の「1区」は、無党派層が多い都市部の県庁所在地を含むため、「1区現象」と呼ばれる自民候補の苦戦が起きやすいとされる。だが茨城1区の場合、水戸市の人口が比較的少ないことに加え、県西地域の筑西市や下妻市(一部)にまで広がる特殊な区割りで、伝統的に自民の牙城だった。
 福島は今回、水戸市医師会長やJA水戸の一部役員らの支援を取り付け、保守層への浸透をアピール。県内JAグループの政治団体「県農政連」は自民推薦だったが、あるJA職員は「福島さんの方が農業政策に明るい」と声をひそめていた。
 水戸市に住む福島は、筑西市を地盤とする田所を意識し、「県都水戸から代議士を」もスローガンに掲げた。田所の陣営関係者は「水戸市内で相手候補のポスターがどんどん増えて焦った。外堀から埋められている感じだった」と振り返った。
 市町村別の開票結果を見ると、田所は水戸を除く市部で福島を上回る得票だったものの、四年前の前回は三千票差で勝った水戸では、逆に一万四千票も引き離されていた。
 田所は選挙区敗北が確実になった後、「運動量に差があった。向こうはこの四年間ずっと活動していたが、私は副大臣の仕事もあり、そういうわけにはいかなかった」と釈明した。だが、こうした事情は与党の現職にはよくあること。支援する自民県議は「本人の努力が足りなかった」と突き放した。
 県内七選挙区は今回、自民の五勝二敗。前回の六勝一敗から後退した。落とした1区と5区は比例復活で救われた。
 5区では、自民の石川昭政が国民民主党の浅野哲(さとし)に選挙区の議席を奪われた。空中戦頼みで、党の組織力を生かし切れなかったことが響いた。
 陣営の「選挙対策本部」の会議が一度も開かれなかったことは、石川の選挙戦を象徴する。通常は地元の首長やベテラン県議らが務める本部長も不在のままで、自民県議の一人は「斬新だろ」と自嘲していた。
 一方で石川は元党本部職員としての人脈を使い、陣営や県連の頭越しに、知名度の高い応援弁士の派遣を直接要請。元首相の安倍晋三、前首相の菅義偉、九月の党総裁選で石川が推薦人になった政調会長の高市早苗らが次々に駆け付けた。
 だが、野党が攻撃の的にする「安倍・菅政治」のイメージもあり、陣営からは「(浮動票獲得には)意味がない」「逆効果になるのでは」と懸念する声も上がっていた。
 県内の自民候補で唯一、公明党に推薦を求めなかった影響も否めない。共同通信の投開票日当日の出口調査では、公明支持層の三分の一が浅野に流れた。石川本人は「比例も自民へ」と訴えたが、5区内の自民支部は独自に「比例は『公明党』」と強調する文書を配布。公明票をつなぎとめようともがいた。
 5区は、中選挙区時代に元官房長官の故・梶山静六(県連会長の梶山弘志の父)が地盤とした区域で、現在も梶山家の支援者が多い。だが、梶山父子に近い関係者は「(5区に)後援会も残してあげたのに声を掛けてこない」と、石川の「地元軽視」を嘆いていた。
 地元の要望を政府につなぐ窓口が、石川ではなく野党の浅野になっているとの指摘も耳にした。ある朝、石川の街頭活動を眺めていた自民関係者がつぶやいた。「浅野さんが負けたら終わりだよ。地方の声が国に届かないんじゃ」(敬称略)

4160チバQ:2021/11/07(日) 22:21:56
https://www.tokyo-np.co.jp/article/141231?rct=ibr_shu21
<戦い終えて>検証衆院選(下)原発問題 再稼働争点化、不発に
2021年11月6日 07時37分
 「原発を争点にする候補者がいない」。茨城5区で地元の青年会議所が主催したオンライン討論会。司会者から立候補の理由を問われた共産党の飯田美弥子は、きっぱりと答えた。
 5区には再稼働問題を抱える日本原子力発電東海第二原発(東海村)が立地する。だが、この討論会で原発を話題にしたのは飯田だけだった。
 街頭演説などでも、原発を巡る論争は低調だった。
 自民党の石川昭政は、選挙戦の序盤で応援に駆け付けた党政調会長の高市早苗が「原子力の若手三羽がらす」と太鼓判を押したほどの原発推進派。高市は石川の集会で新型原子炉の開発などを主張し、石川は傍らで大きくうなずいていた。
 だが、選挙戦を通じて石川陣営が原子力に焦点を当てたのは、その時くらい。石川自身が有権者に直接、原発再稼働の必要性などを語り掛ける場面はほとんどなかった。
 原発の争点化を避けたのは、国民民主党の浅野哲(さとし)も同様だ。全国で旧民主・民進党系の候補者一本化を進めた流れで、「原発ゼロ」を旗印とする立憲民主党県連の実質的な支援を受けたこともあり、積極的には再稼働問題に触れなかった。
 浅野の出身母体は、原子炉製造部門を持つ日立グループの労働組合。選挙戦終盤の夕方、日本原子力研究開発機構の核燃料サイクル工学研究所(東海村)前に立った浅野は、退勤する職員らに、原子力を「重要な選択肢」と位置付けている党の政策への理解を求めていた。
 だが、こうした場面は限定的で、選挙戦で浅野が取り上げたのは県北地域の振興や政治への信頼回復が中心だった。
 共産は今回、浅野が原発再稼働反対の立場を取らないとみて、飯田の擁立に踏み切る。5区では県内七選挙区で唯一、「野党共闘」が不成立となった。
 では、立民支持で、かつ「原発ゼロ」を重視する有権者の票はどこに行ったのか。5区内の野党系地方議員は「原発に関心がない人は浅野氏に入れたのだろうが、関心ある人は困ったかもしれない」と推し量った。
 この議員は、石川や浅野が原発を巡る議論を戦わせなかったことに「ずるい」と不快感を示し、浅野を「立場を明らかにして(立民支持の)票が動くことを恐れたのだろうが、原発は重大な問題。はっきり言わなければいけない」と批判。立民にも「どっちつかずで、だめだった」と苦言を呈した。
 共同通信の投開票日当日の出口調査によると、立民支持層の八割は浅野に入れ、飯田に流れた票は8%にとどまった。
 4区でも、共産の大内久美子が原発の即時廃炉を前面に掲げて戦った。選挙区の五市町はいずれも東海第二の三十キロ圏内に含まれ、事故に備えた広域避難計画策定を義務付けられている。旧民主・民進系候補が不在の中、日本維新の会の武藤優子も避難計画の実効性を疑問視する姿勢を示した。
 だが、自民党の梶山弘志は安倍・菅内閣で原発を所管する経済産業相を務めたにもかかわらず、議論の土俵に乗らないまま、経済政策などをアピールして圧勝。共同通信の出口調査では、立民支持票は梶山、武藤、大内にほぼ三等分されていた。
 共産候補の得票は、5区では浅野の六万一千票に対し八千票、4区では武藤をも下回る一万六千票だった。
 共産単独で原発反対の受け皿をつくる限界を突き付けられた形だが、共産県委員長の上野高志は「有権者から再稼働ストップの声はかなり聞かれた。福島第一原発の処理水の海洋放出問題で漁業者に支持してもらったりと、党外の方にも選んでもらえた」と前向きに受け止めた。(敬称略)
 ◇この連載は長崎高大、保坂千裕、出来田敬司、宮尾幹成が担当しました。

4161チバQ:2021/11/07(日) 22:23:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/64475f5493b5c2835c23c6bc3cd153b64b65ddbb
お詫び行脚と請求書の山、忘れたころに税金 衆院選落ちた人の「その後」
11/5(金) 20:15配信


まいどなニュース
選挙で落選した人は、その後どうなるのだろうか ※画像はイメージです/ぱくたそ(www.pakutaso.com)

衆議院選挙が終わり、候補者には容赦ない審判が下され、当選・落選が決まった。当選した人は、初登庁する姿や、議員バッチをつけてもらう姿が、テレビなどで「お決まりの絵」のように披露されているが、「落選した人」はどうなっているのだろうか。


■最大の試練は「選挙費用の精算」

まず、投票日の翌日からお詫び行脚がはじまる。落下傘などで支援者が少ない人で1週間から2週間、支援者が多い人となると3カ月から半年、ただただお詫びとお礼に回るという日々が始まる。当選した時とは違い、訪問先の空気も重く、足取りは重い。候補者本人は淡々とこれをこなすわけだ。

同時に行われるのが、選挙事務所の撤去、加えて国会議員の場合は議員会館・議員宿舎の引き上げだ。続々と入居してくる初当選議員に、執務室や宿舎を明け渡さねばならない。任期中に溜まりに溜まった書類や備品たちをどこかに保管しなければならない。

そして、「選挙費用の清算」という最大の試練が訪れる。

事務所の借り上げ、印刷費、人件費、電話等備品のリース代など…。大きい選挙の場合、ほとんど本人が知らないところで湯水のように使われた、それら費用の清算が迫られる。場合によっては、借り入れによって選挙費用を賄っているケースもあり、最悪のケースでは夜逃げというシナリオもありうる。事実「当選しなけければ夜逃げするしかなかった」と話す現職議員に何度も出くわしたし、選挙後行方知れずの方もいる。まさに、落選は地獄の一丁目だといえよう。

■税金は忘れたころにやってくる

これらを乗り越えて、お詫び行脚を済ませたころにやってくるのが、税金だ。

市民税などは前年度所得に掛かるので、現職議員が落選し無一文の無職になっていようとも前年度並みの税金が来る。これは落選者共通の悩みで、百万単位での税金の支払いに四苦八苦する方は非常に多い。私の知人では学資保険を解約して捻出した者もいた。とにかく払わないわけにはいかないので借りてでも払う。ここまで来て、一旦選挙の整理は終わる。

そして、次に引退するのか、もう一度頑張るのかという進退だ。基本的にここまでは支援してもらった手前すぐに辞めるとは言えず、「次も頑張る」というケースが多いが、実際は引退を心に決めている者もいる。

■先立つものがないと続かない政治の世界

引退組にせよ再チャレンジ組にせよ、逃げられないのはお金の話。霞を食って生きられない。資金に余裕がある者は躊躇なく再チャレンジを選べるが、先立つものがないと再チャレンジもままならない。

実際、落選し続けてもチャレンジし続けている人は例外なく何らかの資金的なバックボーンがある者に限られる。仮に多くの支援者がカンパをして支えてくれたとしても、それは政治活動の為の資金であって、生活費には充てられない。「勝つまでやり続ける!」というのは簡単だが、兵糧尽きて戦が続けられないのと同様、お金が尽きたら継続はできない。

「今度こそ」と歯を食いしばりながら、一方で「明日からの生活どうしよう」と頭を抱えているのが落選者の今だというのが現実なのだ。

◆村山 祥栄(むらやま・しょうえい)前京都市会議員、大正大学客員教授。1978年京都市生まれ。専修大学在学中は松沢成文氏の秘書を務める。リクルートを経て京都市議に。2010年、京都党を発足。2020年2月の京都市長選で出馬も惜敗。現在は大正大学客員教授。

まいどなニュース

4162チバQ:2021/11/07(日) 22:26:28
https://digital.asahi.com/articles/ASPC45V9NPC3PTLC01G.html?pn=10&unlock=1#continuehere
「あの時を思い出す」小川淳也氏陣営の熱気、記者も感じた 香川1区
会員記事2021衆院選立憲

湯川うらら2021年11月5日 7時00分

 「かつて経験したことのない熱意を皆さんから感じた。選挙が終わることが寂しいと思ったのは初めてだ」

 立憲民主党の小川淳也氏(50)は、衆院香川1区での当選から一夜明けた1日、12日間の戦いをこう振り返った。前デジタル相で自民党の平井卓也氏(63)に2万票近い差をつけた完勝だった。

 「あの時を思い出す熱気だ」。選挙戦の終盤、小川氏の陣営幹部たちは次々に口にした。「あの時」とは、民主党に風が吹き、政権交代が起きた2009年の衆院選。小川氏は、このときも小選挙区で勝利した。「街中を本人が歩けば、相手から寄ってきてくれる」と、陣営は当時と同じ手ごたえを感じていた。

 ただ、選挙結果を見れば、立憲への風はまったく吹いていなかった。ではなぜ、記者も選挙取材中に感じ続けたこの「熱気」が生まれたのだろうか。

 小川氏は選挙戦で、「うそやごまかしのない政治を取り戻す」と政治変革を訴えた。自公政権の「1強政治」や新型コロナウイルス対応を批判。高齢化や社会保障などの「構造問題」に取り組むことも強調した。だがこれは、野党としては一般的な主張だった。

 他の候補との違いは、支持政党を超えて、小川氏個人の人柄や振る舞いに好感を寄せた有権者が多かったことにあった。

なぜ君は前大臣に勝てたのか
 街頭演説には今までほとんど見られなかったという高校生や小中学生らの姿があり、訴えに耳を傾け、写真を撮っていた。関東や中部、九州など全国各地から、小川氏に一目会うためだけに来県する人が後を絶たなかった。

 小川氏は2019年、安倍政権時代の統計不正問題を国会で追及し、一躍脚光を浴びた。昨年には、政治活動を追ったドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」が公開され、話題となった。

ここから続き
 映画では、永田町で「修行僧」と呼ばれる小川氏の実直な姿、普段接する機会の少ない国会議員の素顔や本音が映し出された。映画のヒットが小川人気に寄与したことは間違いないが、それ以上に、小川氏が心がけてきた市民と目線を合わせた「対話姿勢」こそが、熱気の源だったと感じる。

 国会閉会直後の6月から選挙区内で演説を重ねてきた小川氏は、聴衆の質問や投げかけに答える「青空集会」というスタイルを貫いてきた。

 「みなさんが考えていることを預かり、大事に抱えさせていただく。思いを交換させてください」と呼びかけてコミュニケーションを図り、一人ずつ支持者を増やしていった。

 今夏には、小川氏に賛同する写真家やデザイナーらが参画する「SNSチーム」が立ち上がり、インスタグラムや動画配信サイトでの発信支援も始まった。6月には、子育て世代を中心とした「小川淳也さんを心から応援する会」が地元・高松市に発足し、若者への支持拡大に寄与した。

 俳優の小泉今日子さんや、音楽家・坂本龍一さんの娘で歌手の坂本美雨さんら著名人もそれぞれオンライン対談をして激励し、数千人が視聴した。

 「なぜ君」監督の大島新さん(52)は、今回の衆院選をこう分析する。「草の根的に人が集まってきて、事務所が盛り上がっていくのを感じた。長く応援してきた支援者の力、SNSチームや子育て世代のグループなどの新しい支援者の力。地上戦と空中戦のように、両方がうまく重なり合った」

4163チバQ:2021/11/07(日) 22:26:48

記者が目撃した熱気
 記者も実際に現場で、この熱気を感じる場面を何度も目の当たりにした。

 「どうしてもお伝えしたくて、マイクをお借りしました」。公示前の10月、高松市内のスーパー前で行われた青空集会で、女性会社員(48)が声を上げた。

 「政治に全く関心がなかった高校2年生の娘が、小川さんを本で知っていろいろ検索しています。娘の口から『投票権がないことが本当に悔しい』という言葉を聞き、可能性を感じました。ぜひ頑張ってください」

 その1週間後、同じスーパー前には、ボランティアとしてビラを配るその女性の姿があった。「今まで政治家を冷めた目で見てきたけど、小川さんは信頼できる。自分にできることをしたいと思った」

 選挙期間中、高松市内の小川氏の事務所を訪ねると、平日にもかかわらず様々な年代、職種の人たちが行き交っていた。壁一面には、国内外から寄せられた色とりどりのメッセージカードなどが貼られ、一般的な政治家の事務所とは異なっていた。

 香川大1年の田平彩乃さん(19)は映画を見て、電話かけやビラ配りに参加した。「演説を聞いて、自分自身の問題にも政治が関わっていると気がついた」。京都府から泊まりがけで手伝いに来ていた京都大の学生(24)は「SNSで質問したら、返事をくれた。小川さんを中心に、支援の輪が広がっているのを感じた」。

 投開票日前日の10月30日、最後の街頭演説。小川氏は数百人の大衆を前に「私は約束します。小選挙区で勝ちます」と宣言した。後援会の幹部は「勝利宣言するのは初めて。彼らしい戦い方ができて、やり切ったと思ったのだろう」と驚いた。

 投開票日に朝日新聞社が実施した出口調査では、無党派層の66%が小川氏に投票。公明支持層の38%、自民支持層の26%と、党派を超えて支持を集めた。

実直さが裏目に出ることも
 一方、今回の選挙戦では、がむしゃらさが裏目に出る一幕もあった。日本維新の会が公示直前に香川1区で公認した新顔の町川順子氏(62)に、立候補を断念するよう電話をかけるなどしたことが明らかになり、波紋を呼んだ。小川氏は、「対話や調整を重ねることは正当な政治活動の一環だ。名乗りを上げる方々を歓迎する」と釈明に追われた。

 小川氏は自らの性格について「頑固で粘り強いが、時々短気になる」と語っている。小川氏の「真っすぐさ」が評価されていることは事実だが、一歩間違えれば有権者の支持は離れかねないとも感じた。

 小川氏は、立憲の代表選への立候補にも意欲を示す。有権者の期待はこれまで以上に大きい半面、一挙手一投足に注目が集まる。当選後、自身に言い聞かせるように言った。

 「訴え続けたことを有言実行できるか、真価が問われている。大きな責任や役割を引き受けながらも、小川は変わらずにいられるか。厳しく見届けていただきたい」(湯川うらら)

4164チバQ:2021/11/07(日) 22:30:25


http://www.asahi.com/articles/ASPC55DZWPC4PTLC009.html?iref=com_shuinsen2021_news_list_n
大平元首相から受け継いだ「田園」 国民民主・玉木代表の強さの秘密
有料会員記事2021衆院選国民

木下広大2021年11月6日 12時00分

 「今日、私はあえて申し上げる。私は良い意味で権力が欲しい。貪欲(どんよく)に権力が欲しい」

 高松市の会議場。衆院選が間近に迫った10月中旬、集まった数百人の支持者を前に、国民民主党代表の玉木雄一郎氏(52)は語気を強めた。

 玉木氏は語る。国民民主は新型コロナウイルス対策の一律10万円給付などの政策を次々と提案してきた。だが、与党はそのたびに国民民主の案を鼻で笑い、いつも数カ月経ってから与党の政策として実行した――。

 「私が大臣なら、あるいは総理大臣なら、6カ月かかったものを3カ月で、3カ月かかったものを1カ月でできたかもしれない。もっと言えば、失われなくて良い命が守れたかもしれない」

 その中で出てきたのが、冒頭の「権力」発言だ。その意味について「自分や党のためではない。国民の命と暮らしを守る力を与えてもらいたい」と支持者に説明した。


 地元では、「早く大臣に」「総理になって欲しい」という期待の声は少なくない。

 「玉木雄一郎は、日本が国難にいたったときに、政治のトップリーダーとして国を救う。令和は玉木雄一郎の時代だと思っています」

 衆院選期間中の集会で後援会長は言い切った。集会ではいたるところに、「日本の宝 玉木雄一郎」などと書かれた手作りの看板が並んだ。

 玉木氏は2009年の衆院選香川2区に、当時の民主党から立候補し、自民党の前職に3万票あまりの差をつけて初当選。民主が政権を明け渡した12年にも、議席を死守した。この年、小選挙区で勝利した民主候補は、中四国・九州で玉木氏1人だった。

「所属政党は玉木党」
 その後の2回の選挙でも自民候補相手に2万票以上の差をつけて快勝。党首として県外への応援で地元にほとんど戻らなかった今回は差を約4万票に広げて大勝した。同じ野党党首でも、約6千票差で辛勝した立憲民主党の枝野幸男氏とは対照的な結果だった。

 玉木氏の選挙を支えるのは、地元での強力な支持者たち「玉木党」だ。

 この言葉は、単に熱狂的な支持者というだけでなく、リベラルから保守まで「元々の支持政党を超えて玉木氏個人を応援する人の集まり」というニュアンスが含まれている。

 実際、朝日新聞社が今回の衆院選投開票日に実施した出口調査では、玉木氏は自民支持層の4割、公明支持層の半数以上の支持も取り付けていた。

 過去の選挙戦では、自民に籍を置く選挙区内の首長が「身分は自民党員、所属政党は玉木党」と発言し、自民県連から除名処分を受ける出来事もあった。

 当初は民主党から立候補した玉木氏が、なぜ保守層からも支持されるのか。

自他ともに「大平元首相」の後継
 一つは、香川出身の元首相で自民の大物だった大平正芳(1910〜80)の意志を継ぐ「3代目」と自他共に認めていることが大きい。

 大平は中選挙区時代の香川2…

4165チバQ:2021/11/07(日) 22:35:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/60e2f8c8fa0b856071285956772517622ce234bf
〈衆院選 令和決戦の余波〉鹿児島1区 「宮・保」共闘 自民は奏功 選挙区へのこだわりなお/出遅れ、野党は不発
11/4(木) 8:30配信

南日本新聞
当選後、手を取り合って拳を突き上げる宮路拓馬氏(右)と保岡宏武氏=1日、鹿児島市上之園町

 1日午前0時、鹿児島市上之園町の事務所前に集まった支援者から「宮路」コールが沸き起こった。鹿児島1区で当選した自民前職の宮路拓馬氏(41)が、ひな壇に駆け上がる。

【写真】小選挙区敗戦の報を受け、支持者をねぎらう川内博史さん=1日午前0時22分、鹿児島市新町

 「知名度で圧倒的に劣り、厳しい戦いだった。新しい社会や政治を共につくろうという皆の支えで一丸となれた」。目にうっすら涙を浮かべ、初の選挙区での勝利をかみしめた。

 傍らには比例九州で初当選した保岡宏武氏(48)が並ぶ。「おめでとう」と語る保岡氏に、宮路氏は「これからも切磋(せっさ)琢磨(たくま)し頑張っていこう」と応じた。互いに手を取り、拳を高々と突き上げた。

 「若い2人が政治家として並び立つ方向を見いだす」。3年10カ月に及んだ1区の党公認争いで自民県連幹部はこう繰り返した。「宮路氏1区勝利、保岡氏比例九州初当選」という形に結実した。

 宮路氏の得票は10万票超。立憲民主前職の川内博史氏(60)とは1万2000票差だ。比例復活も許さなかった。

■ジレンマ

 宮路氏が2020年に獲得した党員数は2516人。女性活躍など政治の光が当たりにくかった政策に取り組み、無党派層を開拓した。公認を得た後、保岡氏を支持する友好団体のあいさつ回りを強化。支持基盤を固め本番に臨んだ。野田聖子こども政策担当相らも駆け付け、風を起こした。

 保岡氏の立場は複雑だった。公認を巡り、一部支援者の不満は収まらなかったからだ。10月19日の公示前夜、「当選確実」とされる比例名簿2位に登載されて軟化したが、「一枚岩」になれなかった。

 県連の森山裕会長は「どのような行動が保岡さんの将来につながるか、後援会の方が一番分かっているはず」と公言。宮路氏を支援しなければ「戦犯」扱いされ、宮路氏が大勝すれば1区の議席はそのまま固定される。保岡氏は「先のことは考えないようにしている」と述べ、苦戦が伝わる1、2区を中心に関係者を引き締め、支援呼び掛けに集中した。

 “共闘”した保岡氏は「ずっと比例というわけにはいかない。選挙区で戦いたい」と本音を漏らす。父親で法相を務めた故・興治氏時代からの支援者の中には「1区にこだわるべきだ。多くがそう思っている」と明かす声があるものの、県連幹部は「宮路氏で変わりはない」と、にべもない。

■批判

 落選から一夜明けた1日、川内氏は東京・永田町の議員会館事務所にいったん戻り、明け渡し準備を始めた。

 選挙期間中、有権者の反応に好感触を得ていた。「生活が苦しい。助けて」「売り上げは落ち、経営を続けられない」。その怒りは前回より1万2000票の上積みにつながったが及ばなかった。そもそも立民の県連設立は衆院選の公示が迫った8月末で、全国で最も出遅れた。

 共通政策を掲げた野党共闘は結果的に奏功せず、県連も機能しなかったとして、川内氏への批判が党内から噴き出す。「結果が全て。県連代表を降りてもらうのは当然で、解党的出直しが必要だ」



 衆院選は県内4選挙区のうち3選挙区で与野党の前職が落選し、その「余波」に揺れている。激戦の舞台裏を振り返り、今後を探る。

4166チバQ:2021/11/07(日) 22:36:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab04436b7b6699e78f9d7f4497733544e583ea45
〈衆院選 令和決戦の余波〉鹿児島2区 元知事・三反園氏、当選直後に自民入り意向 すっきりノーサイドとはいかず
11/5(金) 8:33配信
「国会議員との人脈や知事の経験を生かし汗をかいて努力する」

【写真】支援者をグータッチでねぎらう金子万寿夫さん=10月31日、鹿児島市谷山中央4丁目

 2日午前11時すぎ、指宿市役所。鹿児島2区で初当選を決め、地元へあいさつに訪れた元知事の三反園訓氏(63)は出迎えた職員や支持者に笑顔で応えた。

 観光と農業の街は、新型コロナウイルスの影響で経済が疲弊し、サツマイモ基腐(もとぐされ)病に苦しむ。豊留悦男市長は「自民とはいろいろあったようだが、終わればノーサイド。指宿の観光大使として活躍して」とエールを送る。

 持ち前のフットワークを生かし、早くも選挙区内を走り回る三反園氏。ただ当選が決まった直後に「自民党員に応援してもらい当選できた。考え方も近い」と、自民入りに意欲を示したことが波紋を広げている。

 同じ頃、2区で敗れた自民前職の金子万寿夫氏(74)は進退について「落ち着いて考えたい。改めて伝える機会を設ける」と明言を避けていた。

 「心情的に今日明日入れるはずがない。なぜ対立構図をつくるのか」(自民県議)と明かすなど、フライング気味の意思表示は関係者の間を駆け巡った。

■不快感

 1日未明、自民党県連の森山裕会長が報道陣の取材に応じた。「当選したからといって、自民の対立候補が公認申請することはないだろうと思う」と不快感をあらわにした。

 発言を受け三反園氏は軌道修正に追われた。無所属のまま自民会派に所属し静岡5区を制した細野豪志氏を引き合いに「自民入りを決めたわけでなく、さまざまな活動の仕方がある」と釈明。それでも関係者の多くは「本音は自民党に入りたいはず」と口をそろえる。

 三反園氏は選挙戦で東京・永田町人脈を中心に訴えた。挙げた名前はテレビ局記者時代から親交があるとされる元自民幹事長の二階俊博氏や高市早苗政調会長ら。岸田文雄首相とは大学の同窓だったことなど政権中枢とのパイプを強調し「今ならすぐ仕事ができる」とアピールし続けた。

■禅譲

 金子氏の地元・奄美での受け止めはさまざまだ。ある自民関係者は「本人が入りたければ認めればいい」。地方議員は「これだけ激しく争えば感情的に無理な人はいる」と明かす。

 複数の関係者によると、激戦が伝えられた選挙戦最終盤、奄美の保守層に影響力がある元自民衆院議員の徳田毅氏が「三反園氏支援」を打ち出し号令をかけたという。側近は「奄美の活性化と若返りが理由」とし、「三反園氏の自民入りを拒めば地域の支持組織が割れる」と懸念する。

 仮に金子氏が勇退した場合、後継に比例九州で初当選した保岡宏武氏(48)を推す声もある。選挙区を希望するが行き場はない状況だ。法相を務めた父親の故・興治氏は奄美出身で、かつて毅氏の父親である虎雄氏と「保徳戦争」を繰り広げた。

 今でも保岡家とつながりのある有権者は多い。永田町では公示前から興治氏の秘書だった金子氏から宏武氏に“禅譲”するとの臆測が飛び交った。ある自民県議は「来年は参院選も控えている。対応を間違えば党員は離れていく」とくぎを刺す。

4167チバQ:2021/11/07(日) 22:36:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/18546d79a6c223ac3ced7a065c4f2289e581c748
〈衆院選 令和決戦の余波〉鹿児島3区 “初黒星”の小里氏 週刊誌報道が再燃、女性の支持離れに拍車
11/6(土) 8:36配信
 鹿児島県庁で3日あった衆院選の当選証書付与式。鹿児島3区で当選を果たした立憲民主の野間健氏(63)が式に臨んだ。通算3期目だが、証書を直接受け取ったのは初めてだ。神妙な面持ちを終始崩さなかった。

【写真】神妙な面持ちで当選証書を受け取る野間健氏=3日、鹿児島県庁

 式後、「重い責任を感じる」とした上で「年金や新型コロナウイルス対策など、さまざまな課題が地域で未解決だ。米価暴落など新たな問題もある。国政の場でこれらをきちっと主張し、与党に受け入れさせるのが私の役割」と意気込んだ。

■地球8周

 県内4選挙区で初めて実現した野党共闘は唯一、野間氏の当選に結び付いた。野間氏は「一騎打ちの構図にするには候補の一本化が必要だった。それができた意味は大きい」。

 共闘した共産票、立民を支える連合鹿児島の票を取り込んだ。かつて自民党に所属した恩師で故・松下忠洋元金融相から受け継いだ保守票も死守した。

 2017年の区割り見直しで編入された旧4区を含め、落選から4年間、3区をくまなく回る“草の根活動”を年中無休で続けた。車1台を乗りつぶし、走行距離は計30万キロを超え、地球8周分を回ったことになる。選挙期間中、枝野幸男代表、安住淳国対委員長らも薩摩川内入り。安住氏は「野党で土の匂いが一番する男。全国一の苦労人」と訴えた。

 立民が全国的に議席を減らした責任を取り、枝野代表は辞任意向を表明。鹿児島県連は代表を務める川内博史氏(60)が1区の議席を失ったこともあり今後の対応を検討する。

 県内の国会議員は1人のまま。地方議員数も9人どまり。立民が掲げる政権交代を果たすには克服すべき懸案は多いのが実情だ。

■比例復活

 県内でも保守色の根強い3区。連続6期当選を信じていた自民の小里泰弘氏(63)陣営に衝撃が残る。

 10月31日の開票時、薩摩川内市の事務所に支援者約80人が集まった。午後10時すぎ、野間氏「当確」が伝わると、静まり返った。

 「私の力不足。支えてくれた皆さま、誠に申し訳ありませんでした」。小里氏は声を振り絞り、頭を10秒間下げ続けた。前回約1万2000票あった得票差は、約1万5000票差にひっくり返された。

 “初黒星”を喫した要因の一つが週刊誌が報じた小里氏の女性問題だ。公示前、別の週刊誌も取り上げたため再燃し、支持離れに拍車が掛かった。

 共同通信社が実施した出口調査が裏付ける。回答者のうち小里氏に投票した女性は43.7%。年代別は軒並み劣勢で、特に10代は27%にとどまった。推薦した公明支持者も39.7%が野間氏に投じた。

 選挙事務所を立ち去る支援者を見送り、小里氏の家族は憔悴(しょうすい)し、周囲の支えがなければ立っていられないほど。がらんとした会場に支援者十数人がとどまり比例復活を待ち続けた。当選が分かった1日午前2時半すぎ、小里氏は改めて陳謝し「ゼロからの出発」を誓った。

 ホームページは3日更新され「何とか議席を得ることができた」と感謝を伝える。「反省すべき点も多々」あったとし、さらなる精進へ覚悟をつづった。

4168チバQ:2021/11/07(日) 22:36:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c0ac625827d167c182888c97b43da698955d917
〈衆院選 令和決戦の余波〉鹿児島4区 保守王国の象徴 大ベテラン森山氏の後継見当たらず
11/7(日) 8:37配信
 衆院選から間もない4日、自民の森山裕氏(76)の姿は東京・永田町にあった。所属する石原派の石原伸晃会長(東京8区)が落選し、派閥再編がささやかれる中、石原氏や二階俊博元幹事長らと、それぞれ面会した。

【写真】比例復活の望みも絶たれ、報道陣に選挙戦を振り返る米永淳子さん=1日、鹿屋市本町

 鹿児島4区での得票率は69.53%。陣営が目標に掲げた「全国トップ」には届かなかったが、7回目の当選を果たした。投開票翌日の1日、霧島市で農政関係者らにあいさつを済ませ、国の補正予算編成などのため慌ただしく鹿児島を離れた。

 この4年間、党の国会対策委員長として政権を支え続けた。国会議員秘書の経験がある県議は「法案を通すために官僚もあいさつ回りをする」と影響力を説明。選挙期間中、菅義偉前首相が駆け付け「政権の意思決定の際には必ず相談させてもらった」と感謝した。

 これまでに隼人道路4車線化や吾平大根占田代道路などの大型インフラ事業が予算化。森山氏の選対本部長を務めた田之上耕三・県議会議長は「地域が目に見えて変わった。国対委員長としての働きが有権者に評価された」と結果を振り返る。

■厚い壁

 “重鎮”に挑んだ社民新人の米永淳子氏(58)は、西之表市馬毛島の基地化反対や女性候補を前面にアピールしたものの、約7万8000票差で敗れた。望みを託した比例復活には、昨年末の立憲民主党への部分合流で党勢が縮小した影響もあり、一歩届かなかった。

 県内で初めて野党共闘を進めた中、連合鹿児島からは推薦が得られず、頼みにしていた自治労も組合員への周知にとどめた。個別の労働組合に協力を求めながらの厳しい戦い。川路孝選対委員長(74)は「知名度がない新人にとって難しい選挙戦だった」と漏らす。

 それでも前回の社民候補に迫る得票率26.84%を獲得。米永氏は「反自民票の受け皿として一定の役割は果たせた。女性に対する期待の声にも手応えを感じている」と話す。今後の活動は「白紙」としながらも議員職を諦めるつもりはない。

■依存

 大隅半島を中心とした4区は、中選挙区時代を含め二階堂進氏、橋口隆氏、山中貞則氏(いずれも故人)らを輩出した「保守王国」の象徴でもある。保守地盤を引き継いだ森山氏も76歳を迎え、政治家として集大成の時期に入っている。

 周辺からは「年齢的に今回が最後」「あと1、2回は出る」などさまざまな見方が飛び交う。森山氏は地元・鹿屋市古江での演説で「できれば長く政治活動がしたい。20年は無理かもしれないが、もう少し頑張れる気がする」と意欲を語った。

 森山氏の“後継”は4区だけでなく、鹿児島県政界の懸案でもある。国会議員の互選が慣例の県連会長は2010年から連続12期に及ぶ。ベテラン県議の一人は「予算確保のため、行政や団体はそろって『森山詣で』をしている。人材が育っていない」と危機感をあらわにする。

 異例の短期決戦となった衆院選の「余波」は当面、収まる気配がない。与野党の攻防は国会へシフトする。既に来夏の参院選を視界に捉えている。

4169チバQ:2021/11/07(日) 22:37:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b2de72cc87ef42eca8e992127a04c1a88dd4869
衆院選沖縄選挙区、自民4候補の総得票数がオール沖縄4候補を逆転 14年の結集以降で初
11/3(水) 7:04配信
 10月31日に投開票された衆院選で、沖縄県内4選挙区の得票数を分析したところ、自民公認4候補者の総得票数が29万4455票に上り、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力4候補者の総得票数28万8711票を5744票上回った。全県を対象とした国政選挙や県知事選で両勢力は激しく議席を争ってきたが、2014年に故・翁長雄志知事の下でオール沖縄が結集して以降、全県の総得票数で自民がオール沖縄を上回るのは初めて。オール沖縄の得票率が5割を下回ったのも初めてで、参院選や知事選など大型選挙が相次ぐ来年に向けて重要な局面を迎えている。 
 今衆院選は県内四つの小選挙区の全てで、オール沖縄勢力の候補者と、自民公認の候補者が立候補し、両勢力が2勝ずつで議席を分け合った。両勢力が4選挙区で獲得した票数を足して、選挙区の全候補者11人の有効投票数に占める割合を示す「得票率」を分析したところ、自民が46・64%、オール沖縄候補の得票率は45・73%で、自民が0・91ポイント高かった。

 オール沖縄は得票数が30万票を下回り、14年以降の知事選、衆参の両選挙を含め、得票率でも初めて5割を下回った。3区で議席を失ったことや、17年の前回衆院選で2万8千票の大差をつけていた沖縄2区で得票数が減少、沖縄4区で自民公認候補に約1万5千票差で敗れたことが得票率の低下につながった。

 自民の4候補者が今衆院選で獲得した票数は14年以降の衆院選で最も多く、前回衆院選を2万7014票上回った。小選挙区制が導入され、現在の区割りとなった03年以降、3区で初めて8万票以上を獲得したことなどが要因となった。

 ただ、自民が敗れた1区、2区は、前回と比べて公認候補の得票数にほとんど変化はない。1区は無所属前職が今回も有効投票数の2割を獲得し、保守分裂の三つどもえという構図の中で自民の得票数上積みは頭打ちとなった。(池田哲平)

琉球新報社

4170チバQ:2021/11/07(日) 22:39:19
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1418190.html
「最悪のシナリオ」下地氏、得票減で崩れた戦略 1区の保守分裂<2勝2敗の舞台裏>3
2021年11月4日 06:20
 衆院選投開票日5日前の10月26日、那覇市の県民広場近くで開かれた1区の国場幸之助氏=自民=の総決起大会に、帽子を目深にかぶり演説を見つめる建設業の男性がいた。「誰か偵察に来ているかもしれないからばれないように変装して来た」と話し、支持者らの人混みに紛れた。

 その数日前、1区で下地幹郎氏=無所属=を支援する県内大手の大米建設から電話を受け、同じ時間帯に開催される下地氏の総決起大会に参加するよう促された。男性は自民候補を支持しているが、取引先である大米建設や、下地氏支援の先頭に立つ県内建設業最大手、国場組の国場幸一会長ににらまれることを恐れ、人目を忍んで来たという。

 1区を巡っ...

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1417243.html
「オール沖縄」幹部に協力要請も…自民・島尻氏のリベンジ戦略<2勝2敗の舞台裏>1
2021年11月2日 05:30
 岸田文雄首相が衆院選期日を示した3日後の10月7日。衆院選沖縄3区に出馬する島尻安伊子氏=自民=の陣営関係者は恩納村内のホテルで、屋良朝博氏=立民=の陣営幹部に名を連ねる「会派おきなわ」の平良昭一県議と、新垣光栄県議らと仲介者を同席して向き合い、選挙協力を訴えた。
 屋良氏との不和が半ば公然の事実とされる平良氏へのアプローチ。「立場もあるので断った」(平良氏)と寝返らせることは不発に終わったが、島尻陣営は選挙戦に向けて相手陣営幹部さえも取り崩して引きずり込もうと、なりふり構わない姿勢をのぞかせた。

 2019年4月の衆院補選では、屋良氏に1万7728票差で敗れた島尻氏。およそ9年にわたり沖縄政策を差配した菅義偉前首相に重用された島尻氏は当時、名護市辺野古の新基地建設計画を進展させ...

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1417442.html
屋良氏が強調しなかった「辺野古反対」...沖縄3区は自民奪還「敵に塩送ることに」<2勝2敗の舞台裏>1続
2021年11月2日 12:28
「「オール沖縄」幹部に協力要請も…自民・島尻氏のリベンジ戦略」から続く
 2019年補選の1万7千票差から一転、今選挙は7千票差を付けられ島尻安伊子氏=自民=に議席を奪われた屋良朝博氏=立民。敗北が決まった10月31日深夜、屋良陣営幹部は「こうなるようになった選挙だ」と自嘲気味に語った。

 補選では票田の沖縄市、うるま市、名護市で票差を付け、11町村でも5勝6敗とほぼ互角の戦いだった。それが今回は3市を全て落とし、票差で上回ったのは大宜味村と今帰仁村のみ。「この2年半...

4171チバQ:2021/11/07(日) 22:40:13
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1416208.html
金秀会長が自民支援 経済界の「オール沖縄」離脱が鮮明に<2勝2敗の舞台裏>2
2021年11月3日 06:00
 「結果については当然、厳粛に受け止めたい」

 衆院選の投開票から一夜明けた1日午前、沖縄選挙区で「オール沖縄」勢が改選前から1議席を減らした選挙結果について、玉城デニー知事は直接的な評価を避け、多くを語ることはなかった。

 開票作業が進んだ10月31日は当初、沖縄3区で自身の後継である屋良朝博氏(立民)、オール沖縄共同代表でもある4区の金城徹氏(立民)のいずれかの選挙事務所を訪れる予定だった。しかし、両氏ともに落選。この夜、玉城氏は知事公舎にこもり、報道陣の前に姿を見せることはなかった。

 衆院解散を目前に金秀グループが不支持を明確にするなど、オール沖縄体制から保守・経済界...

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1419342.html
埋没した「辺野古新基地」 名護市長選へ戦略練り直しも<2勝2敗の舞台裏>5
2021年11月6日 10:44
 「普天間の一日も早い危険性の除去と話してきた。3区で大変重い判断をいただいた」

 10月31日に投開票された衆院選で、名護市を含む3区で当選した島尻安伊子氏=自民=は報道陣に、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設についても信任を得たとの認識を口にした。

 島尻氏は選挙戦中、辺野古新基地建設について取材などで聞かれた際には答えたものの、演説で訴えた中心は経済対策や子どもの貧困対策の実現だった。自身も争点について「コロナ後の経済立て直しに多くの有権者の関心があった」と語っている。

 普天間飛行場のある2区では、辺野古移設に反対する新垣邦男氏=社民=が当選した。その日のインタビューで「米軍基地の集中する2区での勝利に大きな意義がある。(3区の結果で)辺野古を認めたということでは全くない」と反論した。

 翌11月1日、取材に応じた玉城デニー知事も「反対の意思はぶれていない」と強調した。

...

4172チバQ:2021/11/08(月) 07:24:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5ae4e3584b9267d482f2c2aecf1a2668c2793f4
選管も案じた2人の「かめいあきこ」
11/7(日) 19:30配信

産経新聞
衆院選島根1区の選挙ポスター掲示板。亜紀子を強調した亀井亜紀子氏のポスターの横に、手書きの亀井彰子氏のポスターが並ぶ=松江市

10月31日に投開票された衆院選で、島根1区では名字と名前の読み方が同じ「かめいあきこ」氏が2人立候補した。一人は立憲民主前職の亀井亜紀子氏(56)。もう一方は無所属新人の亀井彰子氏(64)。当初、島根1区は盤石の地盤を持つ自民前職の細田博之氏(77)と亀井亜紀子氏との一騎打ちになるとみられていたが、公示直前に2人目が登場。亀井亜紀子陣営はポスターなどの表記変更も余儀なくされた。県内の選挙管理委員会も案分票の対応に気をもんだ。その結末は…。


■「あきこ」から「亜紀子」に

「生まれて初めて同じ名前の人にあいました。ポスターの急な刷り直しなど、みなさんには大変ご協力を頂き感謝しております」

10月30日夜、JR松江駅前で最後の街頭演説を行った亀井亜紀子氏は、こう選挙戦を振り返り、支援者への感謝の言葉を述べた。

また、後援会長の浜田陽一郎氏は「なにとぞ投票用紙には、漢字3文字の『亜紀子』とお書きください」と応援演説を締めくくった。

投票用紙に「かめい」や「あきこ」とだけ書かれれば、選挙管理委員会は「案分票」と判断し、該当する候補者の得票率に応じて振り分けられることが想定された。浜田氏は「前回比例復活した亀井亜紀子には、案分票分のロスも大打撃になる」と心配していた。

亀井亜紀子氏の事務所によると、もう一人の「かめいあきこ」氏の存在を知ったのは、10月12日に開かれた立候補予定者説明会だった。

陣営はもともと氏名を「亀井あきこ」と表記することにしていたが、有権者の混乱と案分票の発生を避けるため、急遽(きゅうきょ)「かめい亜紀子」に変更することを決定。ポスターを新しい表記で刷り直したほか、ツイッターなどのSNS、選挙カーや看板の表記の変更も急ピッチで行った。

担当者は「すでに印刷してあった選挙はがき3万枚以上は、裏表にシールを貼って表記の変更に対応せざるを得なかった。ボランティアの協力を得て、大変な労力を割かれた。公示にぎりぎり間に合った感じだった」という。

街頭を走る選挙カーは通常、名前を連呼することが多いが、陣営は「漢字3文字の亜紀子でございます」と繰り返すなど、もう一人の「あきこ」との差別化を強調しながら街々を巡った。

街頭演説や公式ツイッターなども「アジア」の「亜」「紀子さまの紀子」と漢字で投票用紙に記入するよう説明するなど、政策の訴えだけにとどまらない対応に追われた。

4173チバQ:2021/11/08(月) 07:24:23
■もう一人の彰子

公示4日前の10月15日に立候補を表明した亀井彰子氏は、公示日の立候補の届け出も正午過ぎで関係者をやきもきさせ、島根県選管には最終的に氏名を亀の旧字の異体字で届け出した。

個人演説会で、亀井彰子氏は「政府が税金で株価を支えた結果、庶民が富裕層を支えるバカげた構図になっている。あべこべの構図を改めなければ」などと主張。ただ、選挙ポスターは手書きでわずかな掲示板にしか張り出されず、目立った活動も個人演説会を数回開くのみだった。

一方で、「2人のかめいあきこ」が話題になったことで、亀井亜紀子氏にも大きな注目が集まる意外な展開にもつながった。10月24日には、亀井亜紀子氏の公式ツイッターに1日70万件を超えるアクセスが殺到。それまでは1、2万件だったといい、事務所担当者は「島根県の全人口より多いアクセスがあり、全国から注目されている。この関心を票につなげていければ」と意気込んでいた。

しかし、31日の投開票の結果、島根1区は細田氏が9万票余りを獲得して11回目の当選を果たし、6万6847票の亀井亜紀子氏は復活当選もかなわず、亀井彰子氏は4318票だった。

細田氏の陣営幹部は選挙後、「不思議な人が出てきたなと思っただけ。粛々と選挙戦をやっただけ」と話していた。

■案分票数は不明

注目の案分票はどの程度あったのか。県選管は公示前から「案分の基準は明らかにしない」としている。その理由を「読み方が同じ2人の候補者だけに注目がいくと、公平性を欠いてしまう」と説明。開票終了後も「案分票が何票あり、どのように判断したのかは各開票所の管理者の決めることで、お答えする立場にない」とする。

ただ、島根1区内で最大の票田である松江市選管では、案分の発生に備えて事前に「あきこ」「亀井あきこ」「亀井」など複数のパターンを想定し、振り分けるケースを準備した。

開票終了時間も当初より30分延長して想定。票の審査には長年選挙事務に携わってきたベテランを配置した。担当者は「立会人の意見を聞きながら、慎重に案分や疑問票を確定していった」という。

県選管は31日午後10時半を開票終了時間と見込んでいたが、結局、翌午前0時18分にずれこんだ。だた、システムの不具合の影響が大きかったという。

県選管の担当者は「疑問票の判断を慎重に行ったのも無関係ではないが、大きな影響ではなかったようだ。今は大きなトラブルがなく開票作業が終了し、ほっとしている」と胸をなでおろしている。(藤原由梨)

4174チバQ:2021/11/08(月) 19:09:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4b3bec5d61567e67af8103bd7651b256abd8a03
選挙で落選後に待ち受けている「楽じゃない」現実、どうやって生活しているの?
11/8(月) 12:10配信

まいどなニュース
選挙で落選後は厳しい現実がまっている(metamorworks/stock.adobe.com)

衆議院議員選挙から1週間。選挙事務所を引き払い、議員会館、議員宿舎からの引っ越しを終えた落選者達に次に待ち受けるのは、これからの進退だ。落選した人って一体何で生計を立てているのだろうか。

【写真】お詫び行脚と請求書の山、忘れたころに税金 衆院選落ちた人の「その後」

■テレビに出られない、教授にもなれない

落選組の進退は、二つしかない。引退するか、再挑戦するか。いずれの道を選んでも、真っ先に求められるのは明日からの生活だ。一部では、党の業務に従事させ生活の面倒を見るという政党もあるが、それも限定的な話で、一般的に落選者は自分の飯は自分で食わねばならない。

テレビでコメンテーターや大学教授として活躍する方を時折目にすることから、こうした職に就くのかと思いきや、これは圧倒的な知名度(いい意味でも悪い意味でも)や大臣・知事などの貴重な経験を持つごく一部の議員だけで、ほとんどの落選議員にそうしたポジションは巡ってこない。特に再挑戦組は政治色がついているためテレビはまず使わない。

テレビで活躍される橋下徹氏や東国原英夫氏にしても「次の選挙に出る」と公言したが最後、テレビ局は使わなくなる。大学教授職は一定需要があるが、それも行政側での実務経験がある場合かよほどの政策通でなければ使いたがらない。それ以外の方は、せいぜい個人的にお付き合いのある地元中堅大学の教授職に就ければ御の字で、いずれにせよ狭き門である。

また、大臣経験者クラスになると関連業界の大手企業の役員というポストに就くというケースもあるが、これもごく一部だ。

■顧問という名の支援

では、大半の落選議員は何をして生活しているのか。

大別すると2パターンある。一つ目は、支援してくれる企業の顧問に就き、生活の面倒を見てもらっているというパターン。大抵は複数社、場合によっては数十社の顧問を掛け持ちし、毎月数万円から数十万円の顧問料を頂き、政治活動に邁進する。ただ、こうして政治活動できるのは、一定以上の実績と信頼を積み重ねてきている中堅議員以上の話。場合によっては、理解のある支援者の企業で時間的融通の利くサラリーマンとして生活を送りながら来るべき選挙に備えるというケースもある。

もうひとつは自営業。特に再挑戦組の場合、政治活動に大半の時間を費やさねばならないので勤めに行くのは難しい(そもそも、元議員を雇ってくれる会社も余りないのが現実だが)。従って、おのずと自営業を選ぶケースが多くなる。そもそも資産家であったり、前職が会社経営者や家業がある者、士業や医師などの専門家も多いため、こちらも一般的な選択肢になっている。

いずれにせよ、政治活動では飯が食えないのも現実で、生活のための仕事と政治活動という二足の草鞋を履きながら、捲土重来、次の選挙に向け巻き返しを図るのである。

◆村山 祥栄(むらやま・しょうえい)前京都市会議員、大正大学客員教授。1978年京都市生まれ。専修大学在学中は松沢成文氏の秘書を務める。リクルートを経て京都市議に。2010年、京都党を発足。2020年2月の京都市長選で出馬も惜敗。現在は大正大学客員教授。

まいどなニュース

4175とはずがたり:2021/11/08(月) 22:29:44

政治家として脂の乗った時期になった牧島さん相手では当分勝てそうにないからなぁ。。。

立民・神山氏、政界引退を表明 衆院選神奈川17区で敗北
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-739040.html
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2021年11月8日(月) 22:20

 10月の衆院選で神奈川17区に立候補し敗れた立憲民主党の元職・神山洋介氏(46)が次期衆院選に立候補せず、政界を引退することが8日までに、分かった。

 関係者によると、神山氏は5日の自身の選挙報告会で支援者らに「政治の一線から身をひき、政治活動にピリオドを打つ」などと表明したという。

 神山氏はフェイスブックを6日更新し、政界引退について「自分なりの努力を続けたものの有権者の皆さまの真の信頼に足らなかったと結果を真摯に受け止め、それに必要な今後の活動の質と量を自身が行い得るかを熟慮し今回の決断に至った」と説明した。

 神山氏は2009年、当時の民主党から立候補し小選挙区で初当選。14年に比例復活で再選したが、17年の前回選、今回と牧島かれんデジタル担当相(45)に小選挙区で敗れ、比例復活も果たせなかった。

4176チバQ:2021/11/09(火) 08:04:42

https://news.yahoo.co.jp/articles/9377b022cac37d41764736d531ebddf2e18c37a3
7615 :チバQ :2021/11/09(火) 08:03:54
■山口の定数減で次期衆院選の公認争いは熾烈に

 というのも、次期衆院選では山口県の小選挙区がこれまでの4から3に減る予定で、今回当選した安倍(4区)、岸(2区)両氏に高村正大氏(1区)、林氏(3区)の4人の現職のうち、3人が小選挙区公認候補となる見込み。当然、次期衆院選に向けた公認争いは熾烈を極めることなる。

 高村氏の父・正彦氏は党副総裁として第2次安倍政権を支え、安倍氏とも極めて親しい関係だ。ただ、林氏は安倍家と肩を並べる山口の名門政治家一家の跡継ぎ。安倍氏の父・晋太郎元外相(故人)と林氏の父・義郎元蔵相(同)は中選挙区時代に「安倍家vs.林家」の激しい覇権争いを展開しただけに、「次は高村氏がはじき出されるのでは」(山口県連幹部)ともささやかれている。

 さらに状況を複雑にしているのは、すでに林氏が岸田派(宏池会)の次期総裁候補として、「ポスト岸田」での総裁選出馬を目指していることだ。「林氏は近い将来、岸田首相の後継者として岸田派の林派への衣替えを狙う」(岸田派幹部)との見方が少なくない。

 今回の衆院選での自民勝利を受け、来夏の参院選でも与党が改選過半数を確保すれば、「岸田首相の3年の任期まっとうがほぼ確実」(自民幹部)となる。その場合「岸田さんは任期中の解散は考えず、コロナ対策と経済再生に専念して任期満了で退陣する意向」(側近)だとされる。

 そうなれば、自動的に総裁任期が切れる3年後の9月には、「ポスト岸田」の総裁選が実施されることになる。現状では先の総裁選で岸田氏と競り合った河野太郎自民党広報本部長や高市早苗政調会長が次期総裁の有力候補と目されている。

 ただ、岸田首相が、小選挙区で敗れて比例復活を余儀なくされた責任をとって辞任表明した甘利前幹事長の後任に旧竹下派会長代行の茂木敏充前外相を起用したことで、「茂木氏も次期総裁の有力候補に躍り出た」(閣僚経験者)のは間違いない。

 さらに、岸田首相は後任外相に衆院入りしたばかりの林氏を充てる意向だ。林氏は10月上旬に発売された月刊誌で「次の総理はこの私」と宣言しており、岸田首相が任期満了で退陣すれば、こちらもポスト岸田の有力候補になりうる。

■山口では「安倍・林戦争」が激化へ

 その一方で、安倍氏周辺はこうした動きに不快感を露わにしている。山口県の自民衆参議員をみれば、10月24日の参院山口補欠選挙で当選した北村経夫氏や来夏参院選での改選の江島潔氏も安倍氏側近で、「林氏の次期総裁選出馬など許さない雰囲気」(安倍氏側近)とされる。

 もともと、林氏の決意表明は、ポスト岸田の総裁選が3年後の9月となることを前提としたものだ。ただ、岸田首相は第2次政権発足後も岸田派会長にとどまる意向とされ、今回の「林外相」人事も、「林氏が岸田派の実権を握ることへの牽制」(岸田派幹部)とのうがった見方もある。

 ただ、岸田氏が3年の任期を超えてのさらなる長期政権を目指さない限り、任期満了を受けて3年後の9月に実施される総裁選は、ポスト岸田の戦いとなる。このため、今後の3年間は、首相を輩出してきた山口県の覇権をめぐる「安倍・林戦争」が激化し、そのこと自体が党内権力闘争を含む政局混乱の要因となることは避けられそうもない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4177チバQ:2021/11/09(火) 15:49:34
安倍ちゃんの終身比例1位しかないのでは
https://news.yahoo.co.jp/articles/a89cd966463caca5914b60a305afad642f21daa8
安倍元首相が怒り心頭! “天敵”林芳正氏の外相起用で「選挙区争奪戦」への危機感露わ
11/9(火) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
親子2代にわたる“天敵”同士(安倍元首相)/(C)日刊ゲンダイ

 いま頃、怒りまくっているのではないか――。岸田首相は10日、第2次岸田内閣のスタートに合わせて、林芳正元文科相(60)を外相に任命する方針だ。

林元文科相が衆院鞍替え表明で山口3区は自民政局の縮図に!陰のキーマンは安倍前首相

 林氏は防衛相や経済財政担当相、農相(2回)を歴任するなど、すでに閣僚経験5回。東大法―ハーバード大大学院という政界屈指の大秀才だ。現在、岸田派の座長、派内ナンバー2のポジションにいる。今回、当選5回を重ねた参院議員を辞職し、衆院山口3区から出馬して当選している。総理総裁を目指しているのは間違いない。

 予想通り、林氏の外相起用に対し、安倍晋三元首相がカンカンになっている。週刊現代によると「党の反対を押し切って強引に鞍替えした人が、いきなりポストを得るのはおかしい」と文句をつけているそうだ。

■選挙区がなくなる

 もともと、安倍元首相と林氏は地元山口で親子2代にわたって対立してきた“天敵”同士。嫌いなヤツが外相就任でスポットライトを浴びるだけでも不愉快なのだろうが、このままでは林氏に選挙区を奪われかねないと危機感を強めているらしい。

「山口県内では“林総理”への期待が強く、安倍さんは“過去の人”になりつつあります。今回の選挙でも、安倍さんは地元に張りついてガムシャラに選挙運動をやったのに前回から2万票も減らしている。ややこしいのは、次期衆院選から山口県の選挙区は定数4から定数3に1減になることです。恐らく、林さんの山口3区と安倍さんの山口4区が統合され“新3区”になるはず。安倍VS林の公認争いが勃発するのは間違いない。もし、2人とも無所属になってガチンコで戦ったら林さんの方が強いと思う。次回、安倍さんは選挙区を手放さざるを得なくなる可能性があります」(政界関係者)

岸田首相の「挑発人事」か
林芳正元文科相は岸田派の座長、派内ナンバー2(C)日刊ゲンダイ

 安倍元首相の怒りの矛先は、当然、岸田首相に向かっているはずだ。そのためか一時、林外相を断念し、小野寺五典元防衛相を外相に起用するプランも取り沙汰された。岸田首相は安倍元首相の怒りを十分承知しながら、林氏を外相に就ける判断をしたとみられている。

「どう考えても“林外相”は安倍さんを挑発していますよ。これまでも岸田さんは、<高市幹事長―萩生田官房長官>という安倍さんのリクエストを無視している。ああ見えて岸田さんは、政局に絶対の自信を持っている。なにか狙いがあるのかも知れませんね」(自民党事情通)

 この先、キングメーカーを気取る安倍元首相がどう出てくるのか見ものだ。

4178チバQ:2021/11/10(水) 09:22:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9e9bf40004b17f09ea267d5eea72daca4bce88a
平沼正二郎氏、自民会派入り 衆院岡山3区、無所属で初当選
11/10(水) 6:40配信

山陽新聞デジタル
平沼正二郎氏

 自民党は9日、衆院選岡山3区に無所属で出馬し、初当選した平沼正二郎氏が同党会派に入ったことを明らかにした。党籍を既に持っており、今後は党所属議員として活動する。


 岡山3区を巡っては、衆院選前に平沼氏から党岡山県連に公認申請が出されていたが、国政での実績などを踏まえ、現職の阿部俊子氏=比例中国で復活当選=の公認を決めた経緯がある。県連幹部によると、選挙結果を受け、地元としても平沼氏の党所属を了承する意向を伝えていたという。

 党本部によると、会派入りは8日付。党所属の衆院議員は263人となったという。

4179チバQ:2021/11/10(水) 11:37:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/f508b4cc4e2380657e69a3d0cce1e5479bc81f76
無所属出馬宣言!…から自民比例となった裏に何が?柳本顕さんに聞く「10月の真相」
11/4(木) 17:41配信
 今回の衆院選で自民党は大阪で歴史的惨敗を喫しました。そんな中、一時は連立政権を組む公明党の選挙区から無所属での出馬を宣言した自民党の元大阪市議・柳本顕さん。結局は選挙区での出馬を取りやめ、比例当選を果たしましたが、その裏側には何があったのでしょうか。複雑な思いを聞きました。

 柳本さんが自らの地元である大阪3区に無所属での出馬を表明したのは10月7日のことでした。

 (自民党 柳本顕さん 10月7日)
 「顔ぶれという意味においては、客観的にですけれども、衆議院選挙を間近にして選択肢がないなと」

 自民党は連立政権を組む公明党に配慮して、大阪3区では20年以上にわたって独自候補を立てていませんでしたが、柳本さんは無所属での出馬に向けてポスターやハガキも全て準備していました。10月27日に取材に伺うと、そこには6万枚の推薦ハガキが残っていました。柳本さんが選挙協力を破ってまで闘いを決意した理由は公明党に対する不信感からでした。

 (公明党大阪府本部 佐藤茂樹代表(当時) 2020年10月の演説)
 「大阪維新の会の皆さんと公明党が中心になって、大阪都構想の設計図は見事に良いものになって生まれ変わったわけでございます」

 去年に行われた大阪都構想の住民投票。公明党は反対から賛成に転じて維新に歩み寄りました。反対する自民党の旗振り役だった柳本さんは、そんな公明党の応援はもうできないと、出馬を決意したのです。しかし自公の連立を揺るがす動きに公明党のトップは次のように発言しました。

 (公明党 山口那津男代表 10月7日)
 「そういう動きが出ることは好ましくない。大阪3区のみならず、自公の協力をすでに進めているところにも様々な影響が出かねない」

 そして自民党本部は柳本さんに対して選挙区からの出馬をとりやめるように連絡しました。

 (自民党 柳本顕さん 10月27日取材)
 「(Q党本部からめちゃくちゃきつく言われたということですか?)きつく言われたと言うか、子どもがこぶしをあげたけれども、親から片手で頭を押さえつけられるかのように、その決意を翻すことになったと。すごくなんか雲の上からの声のようなものだったわけですよ」

 代わりに用意されたのが当選確実な比例代表の上位への優遇でした。

 (自民党 柳本顕さん 10月27日取材)
 「(Q当確がほぼ出ているのと同じ状態というのは居心地は悪い?)なんでやねんっていう声と同時に、しかるべきところに落ち着いたんじゃないかと言っていただく声もあるのも事実ですので。それぞれあるべき声として真摯に受け止めております」

 そうして迎えた10月19日の衆院選公示日。柳本さんの姿はライバルになっていたかもしれない公明党候補の出陣式にありました。しかし式が終わると胸に付けていたリボンを自民党の市議に渡し、その場を立ち去っていきました。逃げたことの真意について聞きました。

 (自民党 柳本顕さん 10月27日取材)
 「(Qそそくさとその場を立ち去られたように見えましたが?)走って逃げたんです。(Qやっぱりわだかまりが残ってるんだ…みたいな感じに受け取られるだろうなと思いませんでしたか?)走って逃げ切れると思っていたんですけどね。いきなりあーだこーだといろんな質問をされて、なんか取り繕ったような本意ではない言葉を発して、それをピックアップされて取り上げられるのが嫌だったということです」

 そして柳本さんは比例近畿ブロックで初当選を果たしました。

 (自民党 柳本顕さん 10月31日)
 「無所属で出馬することより、自民党に所属することで対応できるのであれば、その方がより地域の声を国に届ける近道になるのではないかということで、改めて責任を感じ、自らの使命を全うすべく務めていきたい」

MBSニュース

4180とはずがたり:2021/11/10(水) 16:11:40
自民元大阪市議の衆院3区出馬騒動 顕在化させた自公協力のきしみ
11/10(水) 11:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/135457d89bce30615cf5b792633e245767f0fddf
毎日新聞

 公明党現職がいる衆院大阪3区に、「有権者の選択肢を増やしたい」と無所属で出馬する意向を固め、その後、翻意した自民党元大阪市議の柳本顕氏(47)が、比例代表近畿ブロックに比例単独で立候補して当選した。結果的に大阪3区では自民推薦の公明候補が10選を果たしたが、柳本氏を含め地元の自民関係者は複雑な思いを抱えたまま選挙戦に臨んだ。20年以上続く自公の選挙協力の下、現場では何が起きていたのか。

 「自民党と公明党がしっかり力を合わせるための3区です」。衆院選公示後初めての日曜となった10月24日、岸田文雄首相は大阪市西成区役所前で、公明党の山口那津男代表、3区に立候補した佐藤茂樹氏(62)と共に選挙カーの上に並び、声を張り上げた。3人がつないだ手を掲げると、1000人を超える聴衆から割れんばかりの拍手が起こった。

 選挙カーのすぐ横では、柳本氏が直立不動のまま演説に拍手を送っていた。山口代表から名前を紹介されると手を挙げて応じたが、その後は時折天を仰ぎ、表情を変えることはない。会場の熱狂ともいえる盛り上がりとは、あまりに対照的な姿だった。

 ◇内外から批判を浴びた柳本氏

 この2週間あまり前、柳本氏は大阪市議だった祖父の代から続く地盤の3区から、無所属で出馬する意向を表明した。自民党市議団幹事長を務め、維新が掲げた「大阪都構想」の賛否を問う住民投票では、反対する自民の中心的存在として活動。2015年と19年の大阪市長選では、吉村洋文・現知事や松井一郎市長と渡り合った大阪自民の「エース」だ。一時は出馬会見まで予定していたが、自公の選挙協力への影響を懸念した遠藤利明・党選対委員長を含む複数の党幹部から「しかるべき処遇をする」と直接連絡があり、出馬を取りやめた。

 しかし公明関係者は「出馬すると脅したようなもので、こっちは振り回された」と苦言を呈する。その後、出馬回避の見返りのように、柳本氏が「当選確実」な比例上位を与えられたこともあり、自民府連幹部も「最初から比例狙いだったんじゃないか。(比例単独上位での処遇が)もう次はないだろう」と突き放した。

 結果的に、内外から批判を浴びることになった柳本氏。だが、今回の「出馬騒動」は、いったい何を物語っているのか。

 「公明の選挙区が固定化されることで、自民支持者が投票できていない現実がある。『とりあえず選挙だからよろしくね』という自公協力では、お互いのためによくない」。比例代表で自民公認が決まった後の10月16日、柳本氏は記者会見で出馬を模索した意図をこう強調した。

 大阪3区は00年以降、公明が8回連続で候補を擁立し、自民支持者の間で「投票したい候補者がいない」という不満が募っている。過去3回の3区で、投票者数に占める無効票の割合は▽12年、10・8%▽14年、15・2%▽17年、10・2%――。全国の無効票の割合2〜3%と比べて桁違いに高い。無効票のうち、何も書かない白票が毎回約6割を占めている。

4181とはずがたり:2021/11/10(水) 16:12:15
>>4180
 選挙区内に住む自民支持の男性(69)は「柳本さんが無所属で出馬するという報道を見た時はうれしかった。有権者からしたら何が選挙協力やと感じる」と嘆いた。自公協力が始まってからずっと白票を投じているという西成区の無職男性(76)は「比例だけ自民と書き続けている。選択肢がなくて(名前を書くのは)難しいね」とつぶやくように語った。

 20年にわたる自公協力によって「地方組織が弱体化した」と嘆く自民関係者も多い。3区に含まれる大正区には、自民の府議、市議が一人もいない。複数の自民市議によると、19年の市議選で元国会議員の秘書を擁立しようとしたが、公明との競合を避けて取り下げたという。同区の自民支部の幹部は「府連からは党員を増やせと言われるが、入党しても公明党の後援会みたいになっている。政権与党のメリットがなく、地方組織が先細りになっていくばかりだ」とため息をつく。

 さらに、維新が推し進めた大阪都構想の賛否を問う住民投票が、地元の自公関係をこじらせた。15年にあった1回目の住民投票では、自公が協力して反対運動を展開し、否決を勝ち取った。しかし、20年の2回目の住民投票では、公明が維新に歩調を合わせて賛成に転じたのだ。2回目の住民投票も否決となったが、自公の間にしこりは残った。今回の選挙期間中も、3区の自民関係者の動きは鈍かった。

 ある自民関係者は、佐藤氏の個人演説会への出席を断り、これまで協力していたポスター貼りにも「(自身の)後援会に説明が付かない」と難色を示した。複数の自民関係者は「公明を応援するのは前回の選挙よりずっと少なかった」と口をそろえた。

 柳本氏も佐藤氏とは距離を置いた。公示日の10月19日には、佐藤氏の出陣式に出席しながら一言も発さず、逃げるように会場を後にした。23日には初めて3区内を街宣車で回り、日没過ぎのJR大正駅前で街頭演説を行った。約15分間の演説で、佐藤氏への投票を呼び掛けたのは一度きりだった。

 ◇大物が自公の盤石ぶりアピール

 地元の空気とは裏腹に、佐藤氏のもとには岸田首相をはじめ、安倍晋三元首相や二階俊博元幹事長ら大物が相次いで応援に駆けつけ、自公の盤石ぶりをアピール。佐藤氏が2位に4万票差を付ける圧勝で選挙戦は幕を閉じた。

 柳本氏は投開票日の31日午後9時過ぎ、当選が確実になると集まった支援者の前に姿を現した。こわ張った表情を崩さず、「大阪にとって貴重な1議席をいただき、深い責任を心に受けとめている」と言葉少なに語り、当選を喜ぶバンザイは見送った。

 支援者へのあいさつを終えた柳本氏は報道陣の取材に対し、「自公協力のあり方については同じ状況を抱える選挙区があり、そこと声を上げていきたい」と声を張った。一方で公明への配慮も口にし、3区での出馬を模索した当時の勢いは影を潜めていた。「次は3区出馬を目指すか」という記者の問いには、「今は白紙だ」と述べるのみだった。

 今回の3区の無効票の割合は10・0%。自民支持者らが「選択肢がない」と訴える状況は続いている。【野田樹】

4182チバQ:2021/11/10(水) 19:35:36



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211110/k10013341931000.html
第101代総理大臣に岸田文雄氏 衆・参本会議の指名選挙で選出
2021年11月10日 18時00分

岸田総理大臣は、衆参両院の本会議で行われた総理大臣指名選挙で、第101代の総理大臣に選出されました。これを受けて、岸田総理大臣は、10日中に第2次岸田内閣を発足させることにしています。
先の衆議院選挙を受けた第206特別国会が、10日召集され、午後1時すぎから開かれた衆議院本会議で、新しい衆議院議長に、自民党の細田博之 元幹事長が、新しい副議長に、立憲民主党の海江田万里 元経済産業大臣が、それぞれ選出されました。

そして、このあと、総理大臣指名選挙が行われ、その結果、
▼岸田総理大臣が297票、
▼立憲民主党の枝野代表が108票、
▼日本維新の会の片山共同代表が41票、
▼国民民主党の玉木代表が11票、
▼無所属の吉良州司氏が5票、
▼れいわ新選組の山本代表が3票で、
岸田総理大臣が与党側の過半数の票を得て、総理大臣に指名されました。

また、参議院本会議で行われた総理大臣指名選挙でも、
▼岸田総理大臣が141票、
▼立憲民主党の枝野代表が60票、
▼日本維新の会の片山共同代表が15票、
▼国民民主党の玉木代表が15票、
▼れいわ新選組の山本代表が3票、
▼無所属の嘉田由紀子氏が2票、
▼無所属の渡辺喜美氏が2票、
▼国民民主党の伊藤孝恵副代表が1票、
▼無所属の伊波洋一氏が1票、
▼白票が2票で、
岸田総理大臣が過半数の票を得て指名され、第101代の総理大臣に選出されました。

これを受けて、岸田総理大臣は、総理大臣官邸で公明党の山口代表と会談したうえで、組閣本部を設置し、直ちに組閣人事を行うことにしています。

岸田総理大臣は、自民党幹事長に茂木 前外務大臣を起用したことから、新たな外務大臣に岸田派の林芳正 元文部科学大臣をあて、このほかの閣僚は、内閣の発足から1か月余りしかたっていないことを踏まえ、再任することにしています。

そして、皇居での総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、10日中に第2次岸田内閣が発足する見通しです。
細田衆院議長「憲法議論 前向きに」
細田衆議院議長は、就任にあたって記者会見し、憲法改正について、国民も憲法の議論を望んでいるとして、国会で率直に意見交換し、議論が前向きに進むことが必要だという考えを示しました。

この中で細田衆議院議長は、議会運営について「少数政党の意見も尊重しながら、建設的な議論を進めたい。新型コロナや経済、外交など問題は山積しているので、国会で議論を尽くしていきたい」と述べました。

また憲法改正について、細田氏は「先の通常国会で改正国民投票法が成立したが、本質的な憲法の議論は踏み込んで行われなかった。衆議院選挙が済み、国民世論もかなりの人が憲法の議論を望んでいるので、できるだけ率直な意見交換をして議論が前向きに進むことが必要だ」と述べました。

一方、衆議院選挙の1票の格差について「各党で協議して格差の是正を図ることは最小限に必要なことだ。議長として、各党に協議を呼びかけていきたい」と述べました。
中国「新時代に合った両国関係を」
岸田総理大臣が、国会で、第101代の総理大臣に選出されたことについて、中国外務省の汪文斌報道官は10日の記者会見で祝意を示したうえで「中国と日本の友好協力関係の発展は両国と両国民の基本的な利益にかない、アジアと世界の平和や安定、繁栄にも資するものだ。日本には、中国に歩み寄り、各分野での協力を深め、意見の違いをうまくコントロールして、新時代に合った両国関係をともに推し進めることを望む」と述べ、関係強化に期待を示しました。

4183チバQ:2021/11/10(水) 19:48:14
▼岸田総理大臣が297票、
 自民公認261(追加公認含む田野瀬太道 柿沢未途) 
 自民入党;細野豪志
 会派自民無所属;平沼正二郎
 無会派;西野太亮 三反園訓
 公明32
▼立憲民主党の枝野代表が108票、
 立憲96+米山隆一(会派立憲)+共産10+社民1
▼日本維新の会の片山共同代表が41票、
 維新41
▼国民民主党の玉木代表が11票、
 国民11
▼無所属の吉良州司氏が5票
 無所属会派「有志の会」5
 緒方林太郎 北神圭朗 吉良州司 仁木博文 福島伸享
▼れいわ新選組の山本代表が3票で、
 れいわ3

11・9現在(議長選出前)
自民 263
立民 98(公認96+米山隆一+社民)
維新 41
公明 32
国民 11
共産 10
有志 5
れ新 3
無所属2(西野太亮 三反園訓)

4184チバQ:2021/11/10(水) 20:05:38
▼岸田総理大臣が141票、
 自民会派111+公明28+2橋本聖子 平山佐知子
▼立憲民主党の枝野代表が60票、
 立憲会派45+共産13+2沖縄の風・伊波洋一 小川敏夫(副議長)
▼日本維新の会の片山共同代表が15票、
 維新会派15
▼国民民主党の玉木代表が15票、
 国民会派16-柳田稔
▼れいわ新選組の山本代表が3票、
 れいわ2+1須藤元気
▼無所属の嘉田由紀子氏が2票、
 碧水会2
▼無所属の渡辺喜美氏が2票、
 みんなの党2
▼国民民主党の伊藤孝恵副代表が1票、
 寺田静
▼無所属の伊波洋一氏が1票、
 沖縄の風:高良鉄美
▼白票が2票で、
 柳田稔 安達澄



10・3現在
自民 111
立民 45(公認96+米山隆一+社民)
公明 28
維新 15
国民 15 (山崎真之輔が反映されてない)
共産 13
沖縄 2 伊波洋一 高良鉄美
れ新 2 木村英子 舩後靖彦
碧水会2 嘉田由紀子 永江孝子
みんな 2 浜田聡 渡辺喜美
無所属7 安達澄 小川敏夫(副議長)山東昭子(議長) 
     須藤元気 寺田静
欠員3

4185チバQ:2021/11/10(水) 21:52:20
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-49955.html
領収証入手 岸田首相の応援演説で 国光文乃議員陣営が有権者「集団買収」
2021/11/10 16:00文春オンライン

 10月31日投開票の衆院選で、茨城6区から当選した自民党の国光文乃衆院議員(42)の支援団体が選挙活動で現金を配布するなどして、公職選挙法違反(有権者買収)の疑いが強いことが「週刊文春」の取材でわかった。案内状や領収証を入手し調査したところ、複数の有権者が現金授受を認めた。

 国光氏は元厚労省の医系技官で、保健局医療課課長補佐などを歴任。退官後、2017年の衆院選で初当選を果たした。

「丹羽雄哉元厚生相の地盤を継ぎ、落下傘候補ながら初陣を飾りました。2018年から岸田派に所属しています。医師免許を持ち、地元でワクチン接種を自ら行うなど、“コロナの専門家”をアピールしてきました」(政治部記者)

 ただ、今回の衆院選では、野党が候補者を一本化。保守王国・茨城にあって、激戦区の一つと見られていた。

 そこで、応援演説に現れたのが、岸田文雄首相や安倍晋三元首相だった。


現職首相が駆け付けた(国光氏のツイッターより)
「岸田首相は10月26日、茨城6区に入り、『6区は大激戦区ですが、何としても国光文乃を勝ち抜かせて下さい!』などと訴えていました。安倍氏も翌27日に応援に入った。結果、国光氏が野党候補に約1万2000票差をつけ、2回目の当選を果たしたのです」(同前)

 この岸田首相の応援演説を巡っては、「茨城県運輸政策研究会」が専務理事名で、〈自民党総裁 岸田文雄氏 遊説への参加協力につきまして〉と題した案内状を、運輸政策研究会傘下の石岡、土浦、常総の関係支部長に送付していた。

「茨城県運輸政策研究会は、県内約1600社の運輸事業者が加盟する一般社団法人『茨城県トラック協会』が1998年に設立した団体です。県内に13の支部がある。茨城6区の場合、石岡支部に石岡市と小美玉市、常総支部につくば市とつくばみらい市、土浦支部に土浦市とかすみがうら市が所属しています。茨城県連に献金するなど、自民党の支援団体です」(協会関係者)

 案内状には、岸田氏の応援演説の日時と場所に加え、以下のような文言が綴られていた。

〈首題の件につきまして、推薦者である衆議院議員 国光あやの氏より別添のとおり案内が送付されております。(略)要請人員につきましては、問いませんが最大で5名以内とし、ご協力いただける範囲でご協力をお願い致します〉

 国光氏から送付されたとする〈別添〉の文書には、右肩に小さく〈事務連絡〉の文字。そして〈岸田文雄/自民党総裁 来たる!!〉と大文字で強調され、演説の日時と場所が記されていた。

4186チバQ:2021/11/11(木) 08:26:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b87f9934d9520dd6ebff3a99452fcd4948adacfd
立て直し図る立憲、共闘継続の共産、独自路線の維新…野党各党の動き
11/10(水) 22:55配信

朝日新聞デジタル
衆院の会派構成と首相指名選挙の結果

 岸田文雄首相が10日に第2次内閣を発足させたのを受け、野党は国会でどう向き合い、来夏の参院選に向けてどう立て直すのかが急務となっている。枝野幸男代表が辞任を表明した立憲民主党は30日に後任を選ぶ代表選を行う方向だ。一方、日本維新の会は「ニュー野党」と称し、他の野党と一線を画す動きをみせる。

 衆参両院の本会議で行われた首相指名選挙では、衆院選で「野党共闘」を組んだ立憲、共産、社民各党が立憲の枝野氏に投票した。ただ、国民民主は枝野氏ではなく、玉木雄一郎代表に投じた。維新は片山虎之助共同代表に入れた。

 立憲の安住淳国会対策委員長は本会議終了後のNHKの番組で「野党第1党には政権をめざす宿命がある。いまの政治に不満を持っている人の意見を受け止め、政権を取れる体制を整えていきたい」と語った。

 立憲内ではこの日も代表選に向けてグループの会合が相次いだ。女性や「世代交代」となる中堅・若手の擁立を探る動きが活発化している。

 また、衆院選で共産と選挙協力したことをめぐっても議論が交わされている。枝野氏が、共産との間で「限定的な閣外からの協力」という政権の枠組み合意に踏み込んだことが比例票の伸び悩みにつながったという意見がある。

 一方で、小選挙区では「野党で候補を一本化しなければもっと厳しい結果になった」との見方もある。1人区が勝敗のカギとなる参院選に向けて、「野党共闘」路線は継続せざるを得ないのではないか、との声が広まりつつある。

 共産は、首相指名選挙で枝野氏に投票した。志位和夫委員長は「自主的判断。政権合意を掲げて総選挙を戦った以上、枝野氏に投票するのが当然だ」と説明した。今後も野党共闘を続けていく意向だ。

 これに対し、議席を伸ばした維新は憲法改正の議論などで存在感を示そうとしている。馬場伸幸幹事長は10日の会見で「維新が議席を増やしたのは、共産と組んだ立憲の『オールド野党』に期待できないからだ」と主張。自ら「ニュー野党」と称した。

 維新は9日に国民民主と幹事長・国会対策委員長会談を開いたのに続き、同日夜には馬場氏と自民党の茂木敏充幹事長らが会食した。馬場氏によると、馬場氏が「憲法審査会をしっかり動かしてほしい」と求めると、茂木氏が「しっかりと前に動かしていきましょう」と応じたという。馬場氏は「大変喜ばしいことだ」と会見で語った。

 また、立憲と距離を置き、維新と連携する国民民主の玉木代表はこの日、控室にあいさつにきた岸田首相に対し、ガソリン価格を下げるために減税できる規定(トリガー条項)の凍結解除について求めた。玉木氏はNHKの番組で「すべての政党と等距離でやる。政策実現を第一に考えていく」と語った。

 また、3議席を獲得したれいわ新選組は山本太郎代表が国政復帰した。山本氏はこの日の記者会見で、野党共闘について「誰にでもわかる言葉で戦っていくことが担保されない限りは次どうするという話にならない」と指摘。党として「積極財政」を訴えていく考えを示した。

 社民党の福島瑞穂党首は記者会見で「憲法改悪を阻止し、平和と人権が大事にされる政治を作る」と語った。

朝日新聞社

4187チバQ:2021/11/11(木) 10:00:30
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211104-OYT1T50013/?ref=yahoo
[針路 21衆院選後]<下>立民「野党共闘」岐路に
2021/11/04 05:00
 2日、立憲民主党の執行役員会。衆院選敗北の責任を取って辞任を表明した枝野代表は、吹っ切れた表情でこう続けた。


 「誰にも相談せず、結果として自分1人で決めました。お許しください」

 役員会に出席した党幹部は押し黙ったままで、誰からも異論は出なかった。党を創設し、トップダウンの党運営から「枝野1強」と呼ばれた体制の、あっけない幕切れだった。

 今回の衆院選で「政権選択」を掲げた立民は、公示前勢力から14議席減らす惨敗を喫した。自民党が勝ったというより、立民が自滅した側面もある。

 枝野氏ら執行部は、共産党など4野党と候補者を一本化し、政権批判票を集約する戦略だったが、失敗に終わった。4野党と共闘した213選挙区のうち、勝利したのは3割に満たない59選挙区にとどまった。基本政策の不一致を棚上げにしたままの野合だと見透かされた結果だろう。

 立民の福山幹事長は「現有議席を割るとは夢にも思わなかった」と戸惑いを見せたが、日米同盟を基軸とする立民と、日米安保条約の廃棄を主張する共産が、限定的とはいえ「閣外協力」で合意したことに、多くの有権者が納得できなかったのではないか。

 立民が次第に共産に溶け込み、左傾化していったことで、立民支持層の離反も招いた。立民の公約に並んだ年収1000万円程度以下の個人の所得税免除や、時限的な消費税減税などは共産に近い考え方で、保革が対立した1955年体制を思い起こさせた。

 今回の結果を受け、立民内からは「左傾化路線を見直し、穏健な保守層の信頼を取り戻すべきだ」(ベテラン)との声が上がる。一方、共産票を上積みして接戦を制した選挙区もあることから、「今回の戦略は決して間違っていなかった」(安住淳国会対策委員長)との主張も根強く残る。年内に行われる代表選では、野党共闘のあり方が最大の争点になるだろう。

 立民が本気で政権を目指すなら、聞こえのいい政策だけでなく、痛みを伴う現実的な政策も提示して与党に 対峙たいじ する必要がある。政策を無視した共闘では支持が広がらないことを肝に銘じるべきだ。

 今回の衆院選で、立民はキャッチフレーズに「変えよう。」を掲げ、自民党政治の変革を訴えた。その言葉は今、立民自身に向けられている。

(政治部 末吉光太郎)

4188チバQ:2021/11/11(木) 11:16:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/13a1daf19a02a9cc16816d8f39504bd4867a4999
維新が激戦制した衆院・大阪2区 地方議員が重ねた「壁打ち」
11/11(木) 10:43配信


毎日新聞
市営住宅に向かって演説する維新の守島正氏=大阪市平野区で2021年10月23日午前9時14分、田畠広景撮影

 10月31日に投開票された衆院選で、日本維新の会は候補を擁立した大阪府内15選挙区で全勝し、自民党を圧倒した。大阪2区では、維新新人の元大阪市議、守島正氏(40)が、6選を狙った自民前職の左藤章氏(70)に約4万票差をつけて圧勝。自民の強固な地盤を崩すことに成功し、維新躍進の縮図とも言える選挙区になった。大阪2区の選挙戦を振り返り、維新圧勝の背景に迫った。【田畠広景】

 公示後初の週末の早朝。市営住宅や分譲マンションが林立する大阪市平野区の住宅街に、守島氏が姿を見せた。「今から、ぼこぼこ『壁打ち』します」。陣営に入る維新の杉村幸太郎市議(43)がそう語ると、守島氏は5階建て市営団地の正面に立ち、マイクを握って演説を始めた。

 「壁打ち」とは、大きな団地やマンションに向かって、まるで声を壁にぶつけるかのように訴えを繰り返す陣営が取り入れた手法だ。守島氏が声を張り上げるとすぐに、団地のベランダから住民が顔を出し始めた。平野区選出で3期目の杉村市議は「これまで僕がここで何十回も壁打ちをやっているから、出てきてくれる。組織戦では自民党にかなわないので、僕らは浮動票をつかまえるしかない」と力説した。

 選挙期間中、守島氏はスーパーの前など人が集まる場所で繰り返し「改革」を訴え、選挙区内をくまなく回る「どぶ板」選挙を徹底していた。それを可能にしたのは、維新の地方議員たちの存在だ。

 維新の母体である地域政党「大阪維新の会」が2010年にできて以降、府議会や大阪市議会は維新が多数を占め、ひとたび選挙になれば府議・市議が総動員される。守島氏の陣営にも、府議や市議ら12人が入った。ある維新府議は「もともと地盤のない維新の地方議員は『維新の看板で勝てた』という感覚があり、他の候補の選挙もよく手伝う」と説明する。

 守島氏の街頭演説に集まった市民に取材すると、「維新が大阪を変えてくれている」という声をよく聞いた。維新はこの10年、大阪の与党として府議会の定数・歳費の削減や、大阪市立小中の給食費無償化などの政策を推し進めてきた。それらは、取材した有権者たちに「実績」として評価されていた。

 新型コロナウイルス対策で知名度を上げた吉村洋文知事(維新副代表)が守島氏の応援演説に訪れると、会場はどこも聴衆であふれかえった。「吉村人気」が維新に勢いを与えていることも、間違いないようだった。

 対する自民の左藤氏は公示直後、取材に対して「(有権者の反応は当選した前回選と)変わらない」と余裕を見せていた。守島氏が市議時代、大阪2区に含まれない東淀川区で選出されていたことから、街頭演説では「落下傘候補に負けるわけにはいかない」と訴えた。

 「どうなっているのか」。公示から数日後、毎日新聞などの情勢調査で劣勢が伝えられると、左藤陣営に動揺が走った。分厚い地元議員の支援を受け、どぶ板を徹底して支持を広げる守島氏に対して、戦術の見直しを迫られた。終盤にかけて岸田文雄首相や河野太郎・党広報本部長ら、9月の党総裁選に立候補した4人全員が相次いで応援に駆けつけたが、情勢反転にはつながらなかった。

 2区には立憲前職の尾辻かな子氏(46)も立候補していた。「自民と維新のおかしさを指摘できるのは、この選挙区で私だけだ」と訴えたが、支持は広がらなかった。

 維新の取材を続けているジャーナリストの吉富有治さん(63)は、「躍進の背景には吉村人気や改革アピールがあるが、地道に選挙に備えてきたことが大きい。維新の地方議員は選挙がないときも地元を回り、地域の声を聞いている。大阪で自民が盛り返そうと思うなら、原点に戻って地元で汗を流すしかない」と指摘した。

4189チバQ:2021/11/12(金) 11:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/625c38002a11e8f2ff472089ba812c67d80659f7
【追う!マイ・カナガワ】地元有権者は「ノー」、なのに当選 神奈川で最長4回連続も 比例復活っておかしくない?
11/12(金) 6:01配信


カナロコ by 神奈川新聞
(左)小選挙区で敗れ、無念の表情を浮かべる中山氏=10月31日午後10時10分ごろ(右)だが比例復活を果たし、支援者らと喜びのグータッチ=1日午前0時58分ごろ、川崎市多摩区の事務所

 今回の衆院選では自民党の甘利明氏が神奈川13区で敗れ、党幹事長を辞任する事態となったことが注目された。有権者の「ノー」とは裏腹に比例復活当選し、「追う! マイ・カナガワ」取材班には「納得できない」「選挙制度がおかしい」といった声が多く届いている。神奈川県内には何度も比例復活を重ねて副大臣などを務める議員もいるが…。比例復活のあり方について考えた。

◆「救われた」

 「今回を入れて5回目の選挙。(比例待ちの)同じような思いをさせてしまい、本当に申し訳ない」

 9区の自民・中山展宏国土交通副大臣は小選挙区での敗北が確実となった10月31日夜、肩を落とした。

 9区では野党候補の一本化はされず、立憲民主党・共産党・日本維新の会が乱立。そんな中で深夜1時、4回連続の比例復活を果たすと、中山氏は「自民党に入れてくれた方に感謝したい。野党統一でもなく絶対勝たないといけないところ。救われた」と胸をなで下ろした。

 4区の自民・山本朋広元防衛副大臣も県内では4回連続、京都2区を含めると5回目の比例復活となった。県内最多5人が争った激戦区で、前回に続いて自民党籍を持つ無所属候補との「保守分裂」でもあった。

 山本氏は1日午前2時ごろ、比例復活の報を受けて事務所に戻ってきた支援者らと万歳三唱。「振るわない成績は私の不徳の致すところ」と自戒し、「小選挙区で敗れたといえども、自民党議員として多くの期待をいただいた。死票を少なくする制度にのっとり、地域の声を国会に届けたい」と決意を述べた。

 県内小選挙区では落選した自民候補6人全員が復活当選したが、両氏の4回連続は立民・枝野幸男代表(埼玉5区)と長年争う牧原秀樹氏らと並び、復活当選を続ける自民議員では現役最長。山本、牧原両氏は2009年の落選を挟んで“5回連続”でもあるが…。

◆重複禁止ルール

 比例復活が続く議員が多いことは自民にとっても悩ましい問題のようだ。連続2回以上小選挙区で敗れ、比例復活した議員は比例の重複立候補を原則認めない党の内規もあるという。

 今回の衆院選で対象者は25人いた。菅義偉前首相が「ルール徹底が必要」と方針を掲げたり、名簿順位に差をつけることを検討したこともあったが、実際に内規適用となった候補者はいなかったようだ。

 惜敗率や党員の獲得状況、反自民が根強い地域などが考慮されて例外が認められている─とも言われる。確かに県内でも4区や9区は、昔から民主系が強く、過去9度のうち自民候補が勝ったのは4区は2度、9区は1度しかない。今回は8区の三谷英弘氏と12区の星野剛士氏も2回連続の比例復活となった。

 そうした事情を党本部に取材してみたが、「自分の判断で重複立候補しない人もいるので…。それぞれ聞かないと分からない」と担当者の歯切れは悪かった。

◆惜敗率低くても

 県内には6回連続で比例復活を経験した野党議員もいた。今回12区で当選した立民・阿部知子氏は2000〜14年、社民党、日本未来の党、民主党を渡り歩いて比例復活を続けた。

 阿部氏に聞くと、「二大政党の対立軸に当てはまらないような課題について、小政党が自分たちの思いを国民と共有し、政治に影響を与えたいと思うのは健全なこと。民主主義のためには、比例復活はあった方がいい」と強調した。共産には9回連続で比例復活の穀田恵二氏(京都1区)がいる。

 小選挙区制は政権交代を可能とする一方、死票が多くなる。中小政党に不利となる欠点を補うための制度が比例代表といえる。ただ、惜敗率が低くても比例復活できることは制度の問題点として以前から指摘されてきた。今回も、惜敗率28・63%だった10区・鈴木敦氏(国民民主党)や、同46・22%の1区・浅川義治氏(日本維新の会)らが議席を獲得している。

 ところで、自民のような重複禁止ルールは、立民にもあるのだろうか。阿部氏は「金も組織もある与党は候補者を探すのにも有利。そこに立ち向かう野党としては基本はチャレンジ精神を大事にして、何回落ちたらだめとは言わない」と理解を求めた。

◆取材班から

 取材班が調べたところ、今回の衆院選では全国19県で、小選挙区で敗れた自民候補が全員復活していた。利点もあるとはいえ、小選挙区での有権者の判断が簡単に覆される制度に疑問の声は少なくない。比例復活をめぐる議論が深まることに期待したい。

神奈川新聞社

4190チバQ:2021/11/15(月) 22:11:41
"衆院選小選挙区で全敗の大阪自民、新会長選び 立て直し急ぐ : ニュース : 関西発 : 地域 : 読売新聞オンライン" https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20211113-OYO1T50016/amp/

 衆院選で自民党は安定的に国会運営ができる「絶対安定多数」を確保しながら、大阪府内の小選挙区では獲得議席ゼロに終わり、壊滅的な大敗を喫した。これまで大阪を本拠地とする日本維新の会に、地方選などで苦戦を強いられながらも、衆院選では国政与党の存在感を示してきた大阪の自民。13日午後には衆院選を総括する会合を開くが、全敗のショックは大きく、党勢の立て直しは容易ではない。

「別世界」

 「大阪では新型コロナウイルス対策の失敗は政府の責任で、成功は全部、吉村(府知事)の手柄になっている。こういう流れでは、もうどうしようもない」
 落選した自民前議員の1人は、そうため息をついた。
 今回選で自民と維新は、府内で公明党候補がいる4選挙区を除く15選挙区に候補を擁立。結果は維新の全勝で、5回の当選を重ね、自民幹事長代理だった左藤章氏や防衛副大臣を務めた中山泰秀氏らベテランも惨敗した。得票でも維新候補に引き離され、比例復活できたのは若手の2人だけ。自民が府内で全敗したのは、1996年の小選挙区制導入以降初めてのことだ。
 この惨状に、自民党幹部は「大阪だけ別世界のようだ」と振り返る。

知事・市長とれず

 なぜ大阪の自民は大敗したのか。「吉村旋風。大阪だけ異常気象だった」(原田憲治・前府連会長)と、落選した議員は口々に維新の吉村洋文副代表の人気が大きかったと語る。
 知事としてコロナ対応にあたる吉村氏は、昨年3月から今年10月までに少なくとも160本のテレビ番組に出演し、大阪での露出度は群を抜く。
 維新の松井一郎代表(大阪市長)も、党首として連日のように各種メディアに登場し、学校給食無償化などの「改革実績」をアピール。自民党幹部は「選挙前から常に『維新の首長』がメディアへの露出を続けていた。あまりに大きな差になった」と分析した。
 その背景には、自民が長く知事と大阪市長のポストを維新に明け渡していることがある。2011年の知事・大阪市長のダブル選で、地域政党・大阪維新の会の松井氏が知事に、橋下徹氏が市長に当選を果たしてから10年、両ポストは維新の独占が続く。
 この間、維新は府内の首長選などの地方選でも勢力を拡大。地方組織の力は選挙の支援体制にも影響するが、先月中旬時点で、大阪維新に所属する首長と地方議員が計255人いるのに対し、自民府連に所属する首長・地方議員は計153人。維新の6割にとどまる。
 左藤氏は「知事と大阪市長を維新が取っていた影響は大きい。党としても考えなければいけない」と語り、落選した渡嘉敷奈緒美氏も「大阪で野党の自民に対し、府民は反対ばかりしている印象を持っている。そこを改善しないと立て直せない」と振り返った。
 党勢の立て直しをどう図っていくか。自民府連は12月4日に府連大会を開催予定で、衆院選で落選して辞任した原田会長の後任を選ぶが、前途は多難だ。
 今回選で府連所属の国会議員は、衆院3人と参院2人の5人だけとなった。内規では会長は国会議員から選出するが、比例近畿で復活当選した宗清皇一氏(当選3回)は「政務官の仕事があり難しい」と周囲に語り、難色を示す。
 谷川とむ氏(比例近畿、当選3回)は、いまだ小選挙区で勝利がなく「国会議員で話し合いたい」とする。
 さらに大阪3区で公明候補に挑む動きをみせ、最終的に党本部の調整で比例近畿の単独候補として出馬し、初当選した柳本顕氏は厳しい立場に置かれている。
 比例名簿で単独2位に処遇された柳本氏に対しては反発も多く、宗清氏も「許しがたい」と語るなど、一枚岩とはほど遠い状況だ。府連内には「いっそ地方議員が会長になった方がいい」との声も上がる。
 来夏には参院選を控え、知事、大阪市長ポストを奪還できるチャンスとなる統一地方選までは1年半を切る。今回選の府内の比例票は維新の171万票に対し、自民は半分以下の82万票だ。ある府連幹部は「今はどん底。とても1、2年でひっくり返せる状況ではない。中長期的な戦略が必要だ」と語るが、反転攻勢の道筋は見えない。

4191チバQ:2021/11/16(火) 10:31:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/5995357c7f1b4f4a19347d3cd574d91082fa2b9a
貼ったもん勝ち?選挙中の「〇〇来る!」看板、法的には… 「ゲリラ的な手法」
11/16(火) 9:51配信

西日本新聞
自民党関係者らの演説が行われることを知らせる看板=いずれも10月末、福岡県春日市

 選挙期間中によく見掛ける電柱や街路樹に取り付けられた「〇月〇日 〇〇来る!」の看板。10月の衆院選でも、目にした人は少なくないだろう。大物政治家らが候補者の応援演説に訪れることを周知するものが大半で、通称「きたる看板」と呼ばれる。福岡都市圏在住者から、「最寄り駅周辺の道路標識や電柱に大量の看板が貼ってあった。問題はないのか」との投稿が、西日本新聞「あなたの特命取材班」に寄せられた。実態を調べてみると―。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 衆院選が終盤を迎えた10月末。西鉄の春日原駅(福岡県春日市)と白木原駅(同県大野城市)近くの電柱などに、「岸田総理来る」「自民党政調会長 高市早苗来る」「オリパラ組織委員会会長 橋本聖子来る」と、自民党関係者らの看板が貼られていた。

 同選挙に福岡5区から立候補した自民前職(当時)の原田義昭氏の支持拡大に向け、街頭演説を示唆する内容。報道各社の情勢調査などで野党候補との接戦が伝えられており、陣営の活動も熱を帯びていた。

 原田氏の後援会事務所は取材に対し「3人合わせて230枚ほど貼った」と設置を認める一方、「来援後はすぐに撤去した」と説明。電灯や電柱の所有者である自治体や九州電力、NTT西日本などの許可を得たのか聞くと「いつもしていることなので許可は取っていない」。自民党県連は「私たちは知らない」と関与を否定した。

 こうした看板は福岡5区に限らず、各地で見られたが、違法性はないのか。福岡県選挙管理委員会に写真を見せたところ、担当者は「選挙用の看板とは言えない」。看板に、立候補者である「原田義昭」氏の名前や「衆院選」など選挙運動と見なされる文字がないのが理由という。これらの文言が含まれると選挙用と見なされ、選挙ポスター掲示板など決められた場所以外に貼るのは、公職選挙法違反となる。

 ただ原田氏の事務所が認めるように、外形は当てはまらなくても、目的は選挙用だ。5区内のある自治体選管は「候補者名が入っていなくても、『きたる看板』は元々グレーゾーン。今回も、選挙用と言われても仕方ない」と明かす。

 九電によると、同社はそもそも選挙用の看板やポスターを電柱に取り付けることを認めていない。「発見したら連絡してほしい」と呼び掛けている。同じように電柱を所有するNTT西も「選挙広告を貼り付けたいと申請があっても受け付けない」と対応は同じだ。

 取材班は、春日市が所有する電灯にも「きたる看板」が貼られていたことを確認。市が選管同様「選挙用と見なさない」場合でも、道路法に基づき占用許可の相談を事前に行う必要がある。市道路管理課は「事前申請はなく、道路法違反の可能性がある。既に撤去されており具体的な対処はできないが、同じことがないよう県選管を通じてお願いしたい」としている。

 (竹中謙輔、竹次稔)

4192チバQ:2021/11/16(火) 10:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7448a2b4dcffdf57154263eef643b7b0c9b83d2
「小沢王国」築いた素人集団 半世紀以上負けなし 強さの秘密
11/16(火) 10:15配信

毎日新聞
久々に地元で第一声のマイクを握った小沢一郎氏=岩手県奥州市で2021年10月19日午前10時11分、山田豊撮影

 10月31日に投開票された衆院岩手3区で、17回連続当選を誇った立憲民主党の小沢一郎氏(79)が敗れるという地殻変動が起きた。自民党の藤原崇氏(38)が追い上げているが、それでも小沢氏が逃げ切るだろうという我々の予想を裏切る結果だった。選挙後も私には「なぜ小沢氏は今回、歴史的な敗北を喫したのか」「そもそもなぜこれまで半世紀以上も負けなかったのか」という疑問が残った。少しでも糸口をつかもうと「小沢王国」を支えた人を訪ね歩いた。【山田豊】

 ◇人気者だった「いっちゃん」

 2年半前に盛岡支局に着任して早々、知り合った警察官から「小沢さんの選挙の強さは尋常じゃない。支持者が寄せる信頼も厚い。普段は全く地元に帰ってこないのに何でだろうな」と話していたことが記憶に残っていた。その後も同様のセリフをいろいろな人から聞いた。

 その強さを支えてきたのが後援会だ。衆院選が告示される直前の10月11日、後援会連合会の千葉龍二郎会長(78)を訪ねた。小沢氏の「剛腕」のイメージから、後援会幹部も一筋縄ではいかない人物だろうと想像していたが、実際は「柔らかさの中に鋭さがある」という印象だった。

 千葉さんは、小沢氏とは1969年の初出馬以来の関係といい、「最初の時から遊説にくっついて歩き回ったよ」と笑顔を見せた。親が小沢氏の父で衆院議員だった佐重喜(さえき)氏を支持していたことから、2世代にわたる付き合いになった。「半世紀も支えられてすごいですね」と水を向けると、「家族だと思っているからね。先生はおれのことを龍ちゃんって呼ぶんだ」と表情を和らげた。

 長年に及ぶ「仲間意識」が強さの一端かもしれない。幼少期についても尋ねると、「詳しく知るのは同級生の人たち。『一友会』という青年部隊を組織し、初期から先生の選挙を支えた」と教えてくれた。

 小沢氏は幼少期を水沢(現在の奥州市水沢)で過ごした。「『小沢王国』とも称される強固な地盤を築いたのは同級生たち」といわれる。その一人が水沢小学校で一緒だった奥州市の小野寺佑輔さん(79)だ。市内で営む時計店を訪問した記者に驚きながらも、「小沢さんの人柄や応援のきっかけを知りたい」と伝えると快く応じてくれた。

 小野寺さんは「友達からは『いっちゃん』と呼ばれ、いつも周りに大勢の友達がいてうらやましかった」と懐かしそうに話し出した。「静かで人前に出るタイプではなかったんだ。佐重喜さんが国会議員だったこともあって、代議士の息子という目で見られることもあったようだけど、そう見られることを好まなかった」。偉ぶらない人柄にひかれたという。

 もう一人、常盤中学校で同級生だった柵山知正さん(78)とは、小沢氏が告示日に奥州市で行った第一声の場で出会った。当時のことを聞くと「中学では相撲がめっぽう強くてね、足も速かった。廊下に張り出される定期試験の結果はいつも一番で勉強もできた」と自分のことのように自慢した。

 小沢氏は中学3年の頃に東京に引っ越して地元とは疎遠になったが、68年に佐重喜氏が亡くなり地盤を継ぐことが決まると、すぐに同級生たちが応援に駆け付けた。ただ選挙に関しては素人の集まり。小野寺さんは「最初は選挙看板の寸法も知らないで、何度も選管に問い合わせるところから始まったんだ」と振り返る。

 そこで「参謀」としてやって来たのが、田中角栄軍団が選挙最高顧問として送り込んだ鈴木精七氏だった。「当選請負人」とも呼ばれたすご腕に相当しごかれたらしいが、素人集団を「選挙好き」に育てた。小野寺さんは「『選挙は楽しい』という感覚をすり込まれたことが今につながっている」と話す。

 教えに従って徹底したのが「どぶ板選挙」だ。「戸別訪問も1度ではダメで、必ず3度は担当地区を回れと言われた。3度回ると住民の表情や反応が少しずつ変わっていく。その変化を細かくノートに記録して共有していた」と明かし、「冬の選挙は寒いし、つらいこともたくさんあったけど、とにかく楽しかった」と懐かしむ。

4193チバQ:2021/11/16(火) 10:35:24
◇高齢化の波、はね返せず

 しかし、それも今は昔。高齢化の波には勝てず、取材を進めると17選を支えた同級生たちも亡くなったり、体調を崩したりして徐々に欠けていることが分かった。相手陣営に比べて活気に欠けた選挙事務所の雰囲気にも後援会の熱気がしぼみ出していることを実感した。相手の追い上げに焦燥感はあっても、はね返すことはできなかった。

 周囲からは今回が最後の選挙になったのではという声も伝わってきた。小野寺さんは「同級生に小沢代議士がいるということが誇らしく、小沢くんの選挙を手伝うことが青春で、生きがいだった」とつぶやいた。

 取材した多くの同級生が小沢氏の話を始めると目が輝き出した。自分の人生と小沢氏の政治家としての活躍を重ね合わせているようだった。ほとんどが昔を懐かしむ話で、後援会組織が大きくなり業界団体などが入ってきてからのことはあまり語らなかった。しかし間違いなく、王国の基盤を築いたのは彼らだと感じた。

4194チバQ:2021/11/16(火) 16:18:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d884997c0b9649ed37965c490aa9f878817590e1
自民鹿児島県連 衆院選総括「情報発信に工夫必要」 三反園氏受け入れは困難 2区支部長は金子氏が継続
11/16(火) 12:15配信

南日本新聞
(写真:南日本新聞社)

 自民党鹿児島県連は14日、10月の衆院選を総括する執行部役員・選対常任委員合同会議を鹿児島市で開いた。1〜4区に前職の公認候補を立てたものの2、3区で議席を失った点などを踏まえ、来年の参院選と次期衆院選に向け、現職議員の情報発信に工夫が必要と総括した。2区支部長は当面、金子万寿夫氏(74)が継続する。


 会議は冒頭以外、非公開。終了後、森山裕会長(衆院鹿児島4区)が会見した。

 現職議員は東京での活動が主体となり、その間につじ立ちや選挙区内をくまなく回った2区の無所属三反園訓氏(63)、3区の立憲民主野間健氏(63)に及ばなかった。森山会長は「選挙が少し変わってきた。今後はあらゆる媒体を活用した情報発信を考えていく」と述べた。

 2区支部長は党本部から次期総選挙に向けた照会があるまで金子氏が継続する方針を確認した。

 一方、自民入りを模索する三反園氏については「自民党員に一度もなったことがない。打診もない」と指摘。「今回の政権選択選挙で、基本的に自公連立政権は駄目だと思われて立候補された」との見解を示し、受け入れは困難との見方を示した。

4195チバQ:2021/11/16(火) 18:20:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/3277992f45bf6a7c29a1facc569c8ce5839cdb18
自民の衆院支部長、党総務会で最終決定 選任の仕組み変更
11/16(火) 17:29配信

9
この記事についてツイート
この記事についてシェア
毎日新聞
自民党の福田達夫総務会長

 自民党の福田達夫総務会長は16日の記者会見で、次期衆院選の公認候補となる小選挙区などの支部長の選任について、今後は党の意思決定機関である総務会で了承する仕組みとすることを明らかにした。福田氏は会見で「(支部長は)党のその地域における顔だ。一部の方で決めるのではなく、自民党の機関で了承することが最低限必要だ」と述べた。

 支部長は幹事長や選対委員長、組織運動本部長らが参加する「選任会議」で決めており、定数25人の総務会で審議する仕組みにはなっていなかった。先の衆院選では、自民系候補が競合している小選挙区で前回当選した議員が公認を得られなかったり、党の内規で定められた比例代表の「73歳定年制」が厳格に適用されなかったりしたことに対し、党内から「不透明だ」といった指摘が出ていた。

 福田氏は、支部長の選任について「公明、正大だということを総務会で担保する必要がある」としたうえで、仕組みの変更は自身の要望によるものだと説明。会見に先立つ総務会では、遠藤利明選対委員長と小渕優子組織運動本部長がこの変更を盛り込んだ選任基本方針案を説明し、了承された。【東久保逸夫】

4196チバQ:2021/11/17(水) 07:14:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/42380f741ab97ba45dbc255bc18eaf2e1f027e77
首相の街頭演説、参加の会員に日当5千円 茨城の運送業界団体
11/16(火) 22:22配信
 衆院選で岸田文雄首相が応援に訪れた茨城6区の自民党候補の街頭演説を巡り、一般社団法人「茨城県トラック協会」と住所や役員が同一の任意団体・茨城県運輸政策研究会が、演説を聴きに来た会員に日当として5千円を支払っていたことがわかった。役員の一人は「数時間拘束するので、何も出さないわけにはいかないと思った」と説明している。(佐々木凌)

 日当が支払われたのは衆院選終盤の10月26日に、岸田首相がつくば市内を訪れ、開かれた自民党の国光文乃氏の街頭演説。付近には業界団体ののぼりがはためいた。同市を含む茨城6区では与野党一騎打ちの激戦が繰り広げられていた。

 その4日前の22日付で、県トラック協会が陳情などの政治活動に使う県運輸政策研究会の名前で、選挙区内の石岡、土浦、常総3支部の支部長宛てに文書をファクスで送っていた。「自民党総裁 岸田文雄氏 遊説への参加協力につきまして」との表題で、「参加者に対しまして、日当5000円/人をお支払いさせていただきます」と記されていた。協会には県内の運送業者約1600社が加盟している。

 朝日新聞の取材に、協会と研究会の双方で役員を兼ねる専務理事は、3支部の会員企業の従業員らに演説への参加を呼びかけ、実際に参加した21人に日当5千円を支払ったと認めた。翌27日に安倍晋三元首相が駆けつけた演説会でも参加者3人に、茨城5区の自民党候補の出陣式と演説でも、参加者4人ほどにそれぞれ日当5千円を支払っていたことも明らかにした。原資は県運輸政策研究会の会費収入を充てたという。

■「5千円、その場で封筒で」

 専務理事は「会員の社長さんたちを数時間も拘束する以上、何も出さないわけにはいかないと思った」と説明する。参加を呼びかけた理由については「高速道路の値下げなど、与党の先生には要望をすることが多い。お願いごとばかりで、何の協力もしないというのでは、お願いに行きづらくなってしまう」と胸中を明かした。

 衆院茨城6区内のある運送会社社長は、岸田首相の演説に参加し、その場で封筒に入った5千円をもらったという。会社の従業員には声をかけず、1人で出かけた。「交通費としてもらったという認識だった。普段から協会の会議に行く時にもらっていたので受け取った。『投票してくれ』なんて言われていない」と話した。

 国光氏の事務所は「トラック協会に岸田氏が演説をするという案内は送ったが、あくまで一般的な案内であり、動員ではない。日当については把握していないので、コメントは差し控える」、自民党県連は「全く承知しておらず、コメントは差し控える」と説明している。

朝日新聞社

4197チバQ:2021/11/17(水) 11:25:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5edaf0e02966ae4d1a973fb05bb2f9e36023f767
山形新幹線、来春に自由席廃止 東京―山形間で最大810円値上げ
11/17(水) 9:41配信
 JR東日本は16日、山形新幹線「つばさ」の自由席を2022年春から廃止し、全車指定席にすると発表した。特急料金も合わせて改定。普通車指定席や福島以北の在来線区間の利用者からみれば値下げになるものの、東京と山形を行き来する自由席の利用者からみれば通常期で最大810円の値上げになる。

 現在は、グリーン車を含む5両計282席が指定席で、2両計112席が自由席。自由席はすべて指定席に切り替わる。今回、料金が変わるのは、普通車指定席、自由席、グリーン車ごとに異なる特急料金だ。改定後は普通車指定席でみると、東京―山形間の特急料金(通常期)は5400円。現行の指定席より100円安く、自由席と比べたら810円高い。

 さらに、自由席の廃止に伴って、福島―新庄間の在来線区間のみの利用者向けに、空いている普通車指定席に座れる「特定特急料金」を新設する。通常期で現行の自由席と同額か最大280円の値下げになる。

 つばさの上り線のほぼ全てが、福島駅で東北新幹線「やまびこ」と連結する。例えば山形から上京する場合、福島までの特定特急券と、福島からの自由席特急券を購入し、福島駅でつばさからやまびこの自由席に移動すれば、通常期で指定席よりも530円安くすませることが出来る。下り線でも同様だ。

 山形市内で記者会見したJRの担当者は、最繁忙期に自由席を長時間待つ列ができる▽始発駅近くの乗客以外は自由席に座れない、などの課題を解消するのが狙いだと説明。「収入確保が目的ではなく、増収は見込んでいない」と話した。

 山形新幹線と同じミニ新幹線の秋田新幹線「こまち」は02年から全車指定席になっている。(上月英興)

朝日新聞社

4198とはずがたり:2021/11/17(水) 20:22:09

https://twitter.com/KishinoTomoyasu/status/1460893368804806656
岸野ともやす
@KishinoTomoyasu
茨城維新の会は県内全ての支部長を解任、現時点では来年秋まで新たな衆議院支部の設立を行わないとの方針から、プロフィールを白紙に致しました

今後については党本部をはじめ、ご支援くださる皆様と相談しながら決めていく所存です

適宜更新に加え、引き続き発信して参ります
宜しくお願い致します
午後5:51 ・ 2021年11月17日・Twitter for Android
21
件のリツイート
2
件の引用ツイート
150
件のいいね

4199岡山1区民:2021/11/18(木) 00:12:11
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000128
2021衆院選香川 回顧/応援合戦過熱 1区、与野党大物が続々 玉木氏、大野氏 強さ見せる
2021/11/17 09:19

メールで記事を紹介印刷する


 自公政権が絶対安定多数を維持した第49回衆院選。県内では、1区で立民の小川淳也氏、2区で国民の玉木雄一郎氏、3区で自民の大野敬太郎氏が勝利、自民の平井卓也氏が比例復活で議席を得た。選挙後の特別国会も終わり、各陣営で繰り広げられた攻防を振り返る。

■ハプニング
 大物議員の来援は「選挙の華」。今回の香川1区は自民、立民両党による応援合戦がヒートアップした。

 1区を制した立民の小川淳也氏陣営には、公示直前の蓮舫代表代行に始まり、枝野幸男代表、野田佳彦最高顧問、岡田克也常任顧問、安住淳国対委員長、辻元清美副代表と、民主党時代から顔や名前が売れたメンバーが相次いで来県した。蓮舫氏に至っては、公示後に再び応援に来た。

 自民の平井卓也氏の元には、公示前日に金子恭之総務相、選挙戦中盤には牧島かれんデジタル相が来援。後半に入ると甘利明幹事長や麻生太郎副総裁が相次いで来県し、28日には自民党総裁の岸田文雄首相が首相就任後初の四国入りで高松を訪れた。激戦区とあって、タイトなスケジュールの合間を縫って駆けつけた。

 維新の町川順子氏には、同党の参院議員が連日手伝いに訪れていたほか、選挙戦中盤には馬場伸幸幹事長が応援に来た。ただ、出馬表明が10月と遅く、スタッフも限られる中で準備が追いつかず、人気のある党代表・松井一郎大阪市長や副代表・吉村洋文府知事の来援はかなわなかった。

 馬場幹事長の演説では、ハプニングも。幹事長に向かって、自転車に乗った若い女性が「維新はいらない!四国から出て行け!」と叫んだ上、中指を突き立てた。その女性がある別の党の選挙活動を手伝っていた事が判明し、マスコミ各社に驚きが広がった。

■明暗分かれる
 大物来援者自身の選挙結果も明暗が分かれた。平井氏の応援では、甘利幹事長が小選挙区で敗北。比例復活したものの、幹事長を引責辞任することになった。

 小川氏関係では、辻元副代表が小選挙区で敗れ、比例復活もできなかった。ほか、公示前に小川氏と一緒に小豆島を回るなど全国各地を行脚していた中村喜四郎氏。ゼネコン汚職で失職するも選挙区で当選し続け「無敗の男」として知られたが、茨城7区で立民から出馬して初めて敗北した。

 他の区では、2区の自民・瀬戸隆一氏には牧島デジタル相、山際経済再生担当相、麻生副総裁が応援に入った。3区の共産・尾崎淳一郎氏の元には、山下芳生党副委員長が応援に。その数日前に、比例四国候補の応援のために小池晃書記局長が高松に演説に来ていたが、3区には入らなかった。

4200岡山1区民:2021/11/18(木) 00:13:45
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000132
2021衆院選香川 回顧/出馬断念要請 小川氏が直接家族にも 自民県議も電話で
2021/11/17 09:19

メールで記事を紹介印刷する

■「3区から」
 維新の町川氏を巡っては、自民、立民双方から出馬取り下げを求められたことが物議を醸した。

 町川氏によると、自民県議から「3区から出た方がいいぞ」などと電話があった。この県議は1区以外の候補の陣営幹部で、自民党関係者から「軽率だ」との声が出た。

 一方の立民サイドは、小川氏自らが行動に出た。町川氏本人に電話して出馬を取りやめるよう求めた上、実家にまで訪れて町川氏の高齢の父親にも説得を要請した。

 小川氏は町川氏の公認が決まった直後から野党一本化を主張、「一騎打ちにできるようあきらめずに働きかけたい」と話していた。

 町川氏の話では、小川氏からの電話は1時間近くに及び、「とにかく1区から出るのはやめてくれ」「3区から出たら」などと言われたという。小川氏は維新の国会控え室で馬場幹事長にも出馬の取り下げを直談判。その様子を維新の議員に撮影され、ネットに掲載された。

 馬場幹事長は「違う政党なのに、どうしてそこまで踏み込まれないといけないのか。会議が終わった直後に半ば乱入してきて主張をおっしゃったわけで。まずは自身が反省するところからスタートした方がいい」と話していた。

■冷静さ失う?
 小川氏は、当選直後に出演したテレビ番組のインタビューで、橋下徹氏に維新に働きかけをお願いするメールを送っていたことを明かされた。

 橋下氏は「選挙戦で冷静さを失ってしまう人が安全保障とかそういうことができるのか」と指摘。司会者からは「小川さん、最後に笑ってください。そんなに怖い人と思わなかった」。中継終了後、小川氏は支援者に向かって「橋下だろうがなんだろうが、かかってこいと。ふざけるなと」と話していた。

 別の日には、政治評論家の田崎史郎氏が「(維新に行ったことは)余計だった」と話しかけると小川氏が激高。田崎氏も「いつになく冷静じゃなかった」と言っていたという。

■あと2500票
 女性候補に出馬辞退を求めるのは、可能性を最初から閉ざすやり方。立民は「ジェンダー平等や女性の政治参画に取り組んでいる党」をアピールしているだけに、良くないという指摘は一時ネット上であふれ、今回の行動にショックを受けた陣営幹部もいた。

 実際、町川氏があと約2500票取っていれば比例復活当選し、県内で初めての女性衆院議員が誕生していた。

4201岡山1区民:2021/11/18(木) 00:15:07
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000129
2021衆院選香川 回顧/戦い方
2021/11/17 09:19

メールで記事を紹介印刷する


■共闘の先進地
 香川1区は、野党共闘の先進地。2016年の参院選で、民進党県連代表(当時)を務めていた小川氏が擁立の決まっていた女性候補を取り下げて全国唯一の共産候補による野党共闘を実現、同じ選挙カーに上がって応援演説もした。それに応えたい共産は4年前の前回衆院選で初めて1区からの候補者擁立を見送った経緯がある。

 共産はその時、前面に出て応援したかったが、小川氏が保守色の強い希望の党から出馬したため、「自主投票」という形しか取れなかった。しかし、今回は「自主支援」に一歩共闘を深化し、「小選挙区は小川氏、比例は共産」を前面に打ち出すなど動きは積極的だった。

 また、小川氏は、出版が延期されているものの、共産党の国会議員らとの対談書籍の収録に参加。今選挙でも、「アイラブユー。最も信頼できる先輩だ」と持ち上げていた小池晃書記局長の街頭演説に自転車で飛び入りしている。

 映画が知名度アップにつながり、SNSでの発信も好評だった。ただ、これまで通り、選挙戦を支えてきたのは共産に加えて、連合の組織力。昨年、立民に合流した元社民の議員らもフル稼働した。

 投開票日はすぐに当確が付き、事務所は沸いた。小川氏は「新しい出発。一層精進したい」と意気込みを話した。

■受け身の戦い
 一方の平井氏はこの4年間、閣僚を2度経験。直前までデジタル庁開設に力を入れていたため選挙準備が遅れた。内部会議の音声流出や接待問題などを巡る週刊誌報道もあり、受け身の戦いだった。

 選挙中は自民党組織の引き締めを図ったほか、選挙後半になると岸田首相、麻生党副総裁、甘利幹事長が次々と来援。公明党の山口代表と一緒に街頭演説もして追い込みを図ったが、及ばなかった。周辺は「平井候補は、厳しい中でも支えてくれた支援者に何度も感謝の言葉を送っていた。悔しさを次に晴らしたい」と話している。

■強い支持基盤
 2区の玉木氏は、党代表として初の衆院選。他県候補の応援に行く立場で、ほぼ本人不在だったが、強さを見せつけた。国民民主党の議席数も増え、手応えある選挙戦だったといえる。

 得票数は県内最高で、陣営一丸の勝利。「玉木党」と言われる支持基盤の強さはもちろん、立民と異なり、国民は共産と距離を置いたため、保守層の共産アレルギーが発生しなかった。

 瀬戸氏にとっては、自公政権への逆風もある中、玉木氏を支持する保守層を取り込む材料を欠いた。玉木氏には選挙区で4回連続の敗戦で、比例復活も2回続けて果たせなかった。陣営は捲土重来を期す意向だ。

 3区では、大野氏と県内小選挙区で唯一の共産候補・尾崎氏が対決。大野氏の陣営は勝ち方にこだわっていたが、得票率は陣営の予想を上回る8割に上った。尾崎陣営は「政権交代の必要性を強調したが及ばなかった」と語った。

4202岡山1区民:2021/11/18(木) 00:16:40
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000131
2021衆院選香川 回顧/余波
2021/11/17 09:19

メールで記事を紹介印刷する

■知事も「不適切」
 選挙戦目前の10月、小川氏が主演の映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」を巡る騒動が起きた。

 高松市の高校で7〜9月に世界史の授業で3年生にこの映画を見せていた。高3のうち18歳の生徒は選挙権を得ており、「政治的中立を逸脱する不適切な教材に当たる」として、県教委が教員への処分を検討する事態に発展。教育長が謝罪し、知事も不適切との認識を示した。

 教員は「主権者教育の一環」としているが、識者は「有権者となる生徒が通う選挙区内の学校で特定候補が題材の映画を授業で流したのは問題」と指摘した。

 瀬戸内海放送では、大島監督の映画を取り上げた特集を岡山・香川エリアのテレビ局で唯一放送し、ネットでも公開していた。同放送は「公開時期は適切に判断します」としていたが、衆院選期間中は閲覧できない対応を取っていた。

 映画を巡っては、小川陣営はチラシなどに積極的に盛り込んでいた。小川氏の知名度がアップし、県外から応援演説を聴きに来た人も多かった。

 一方で、他の陣営は映画をイメージ戦略に使われたと感じていた。

■「応援部隊」
 小川氏の事務所には、大島監督だけでなく、小川氏に関する著書を書いたライターらも出入り。ライターの1人は、ボランティアとして陣営の作業を手伝いながら体験記を書いていた。映画のDVDに解説文を寄せていたタレントも終盤香川に入っていた。

 投開票日、当選した小川氏やその家族だけでなく、大島監督や著書を書いたライターも、支援者を前に登壇しマイクを持って祝福のあいさつをした。

 ネットなどで批判記事を書かれていた陣営らは「中立性はなく、小川氏の応援部隊であることは明らか」と話していた。

4203岡山1区民:2021/11/18(木) 00:17:56
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000133
2021衆院選香川 回顧/比例 立民伸び悩み、共産は減 県内、女性初 あと一歩
2021/11/17 09:20

メールで記事を紹介印刷する

■維新は躍進
 今衆院選では、維新の躍進ぶりが際立った。全国の議席数は41と公示前の4倍近くに増えた。

 香川1区には10月、町川氏の公認が決まった。維新候補が県内小選挙区で出馬するのは、当時大阪市長だった橋下徹氏によるブームが起きていた2012年以来。その時は保守層を中心に2万票を獲得した。

 町川氏は、県内小選挙区では09年以来となる女性候補。維新は、全国各地の「1区」を中心に候補を擁立し、「自民は嫌だが、共産と共闘する立民も嫌」と考える有権者の受け皿になった。

 今回、維新が四国比例ブロックで獲得した票数は17万票余りで前回の7万8千票から倍増。定数6の四国ブロックでは、自民が3議席、続いて、立民、公明、維新が1議席を取った。

 県内の維新比例票も前回の2倍超となる3万8千票。町川氏は県内初の女性衆院議員の議席には届かなかったが、比例票への上積みという意味でも出馬した意義は大きかった。

■相乗効果なく
 一方、立民は全国で議席数を減らした。

 前回4年前の総選挙は、小川、玉木両氏とも希望の党公認で、小選挙区の立民候補者がいなかったが、5万2千票の比例票があった。しかし、今回、立民が獲得した比例票は5万8千票どまり。県内2位の国民(7万2千票)にも及ばなかった。共産との共闘が影響したとみられる。

 共産も今回、1、2区の候補擁立を見送った上で擁立は3区にとどめ、比例四国候補の当選に力を注いだ。が、四国全体の比例票は前回より1万票も減らし、目指していた18年ぶりの議席に届かなかった。共産にとっては期待した相乗効果はなかった。

■「民主党票」2万
 比例に関しては、立憲民主党と国民民主党が、いずれも党名の略称を「民主党」で届け出たことに戸惑いが広がった。

 県選管にも問い合わせが相次いだ。最終的に「民主党」の票は2万2578票に上り、得票割合に応じて案分した結果、国民に約1万1500票、立民に約1万千票が振り分けられた。

4204岡山1区民:2021/11/18(木) 00:19:12
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000134
2021衆院選香川 回顧/代表選
2021/11/17 09:20

メールで記事を紹介印刷する

■二人の党首なるか
 小川氏は枝野氏の辞任に伴う次期代表選に出馬の意欲を表明している。

 小川氏の主張は、共産を含む全ての野党勢力が一つにまとまり与党と対峙すべきというものだが、争点の一つが共産との共闘路線と言われている。

 選挙後の昼の番組で、政治評論家の田崎史郎氏が立民が議席を減らした理由について「左に寄りすぎた」と分析したのに対し、小川氏が「その通り」と発言したため、ネット上では、「共産をリスペクトすると言っていたのに」「維新への擦り寄り」など批判、失望の声が多く上がった。

 また、旧民主党の要職に就いていない清新さ、世代交代を求める声がある。小川氏は映画でも描かれているように、当選5期(選挙前)にもかかわらず、これまで党内でも大きな役職に就いていない。

 立民の次期代表について聞いた共同通信の世論調査では、「分からない」が6割を占め、枝野氏に比べて中堅の知名度不足が浮き彫りになった。

 現在、玉木氏が国民民主党代表。小川氏が立民の代表になれば、初めて県関係者2人が同時期に政党党首に就くことになる。支持者らの期待は高まっている。

4205チバQ:2021/11/18(木) 13:34:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/3614e86c90efe69b061cdec6f9b400b75be2cb32
衆院選 自民当選陣営の現職市議を逮捕・送検
11/18(木) 12:32配信
衆院選をめぐり、現職の米沢市議が17日、公職選挙法違反の疑いで逮捕された事件で、市議の男は18日、山形地方検察庁に身柄を送検された。
買収や事前運動など公職選挙法違反の疑いで、逮捕、送検されたのは米沢市南原横堀町の米沢市議会議員、遠藤正人容疑者(58)。警察の調べによると遠藤容疑者は公示前の10月14日ごろ、米沢市内で鈴木憲和議員への投票を依頼する選挙運動を行う報酬として運動員に対し、時給1000円を渡す約束をして一緒に、立候補の届け出前に選挙運動を行うなどした疑い。警察は捜査に支障があるとして遠藤容疑者の認否を明らかにしていない。遠藤容疑者は山形県2区で当選した鈴木議員の選挙対策本部で米沢ブロックの事務局長を務めていた。
選挙対策本部米沢ブロック長相田光照県議「正直驚いている。警察発表では認否が明らかになっていない。逮捕という事実があるので県民の皆様に大変申し訳ないなと思う」
遠藤容疑者と運動員は以前からの知り合いで警察は、運動員から任意で事情を聴くとともに、遠藤容疑者の自宅から押収した資料などをもとに事件のいきさつを調べる方針。

4206チバQ:2021/11/18(木) 13:37:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/23192e519947e2d0568fd071f82796cf511fcb21
細野豪志は静岡県連に所属できない? 元後援会長が明かす過去の不義理
11/18(木) 5:57配信

125
この記事についてツイート
この記事についてシェア
デイリー新潮
変節の政治家人生

 細野豪志衆院議員(50)も大臣の目が見えてきたのかもしれない。二階派に属し、紆余曲折の末、自民党への入党が認められたのだ。

【写真4枚】この記事の写真を見る

 無所属で臨んだ今回の衆院選では、自民党の吉川赳衆院議員を6万票以上の大差で破った。吉川氏は比例東海ブロックでかろうじて拾われたものの、力の差は明らか。吉川氏に訊くと、

「結果を見ればコメントできることはないと思います」

 同郷で細野氏の高校の先輩にあたるジャーナリストの田原総一朗氏が言う。

「東日本大震災の前から交流がありますが、本人は原発担当大臣だったころから“この国をどうすべきか”について、強い関心を寄せていました」

 さらに、

「立憲民主党が自民党の批判ばかりして、この国のビジョンが見えないのが、自民党入党の理由だと思います。僕は彼に“執行部に言いたいことを言え”と伝えていたので、そうしてほしいですね」

 と細野氏にエールを送る。

元後援会長は「自分が主役になれる舞台を探していたのかもしれません」
 しかし、自民党関係者曰く、

「県連の国会議員の反発が強くて、おそらく細野さんは静岡県連には所属できないと思いますよ。山口壯大臣が民主党から移籍した際は兵庫県連ではなく、二階前幹事長が仕切る和歌山県連所属となった。似たような措置になるでしょう」

 茨の道となりそうで、かつての支援者も腸が煮えくり返る思いでいる。三島市の元後援会長だった馬場妙子氏は手厳しい。

「民進党を抜けるときも連絡がありませんでした。私たちの応援によって、彼に盤石な地盤を作ってしまったような気がして、残念な気持ちです」

 と言って、こう評する。

「彼は政治家として歩み始めたときから主役のような華やかな存在でした。そのため、“何をしたいか”という理念より、自分が主役になれる舞台を探していたのかもしれませんね……」

 細野事務所は、

「(入党は)選挙結果を受けて自民党本部でご判断いただいたものと考えています」

「週刊新潮」2021年11月18日号 掲載

4207チバQ:2021/11/18(木) 19:30:42

1395: チバQ :2021/11/18(木) 19:30:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a4eda57abd405aac54f39e183c2f361b2085572
【速報】多古町長を逮捕 衆院選、町職員に投票依頼か 公選法違反疑い 激戦の千葉10区
11/18(木) 15:57配信

216
この記事についてツイート
この記事についてシェア
千葉日報オンライン
所一重容疑者

 10月31日投開票の衆院選で町長の地位を利用して選挙運動をしたとして、県警は18日、公選法違反(公務員の地位利用)の疑いで多古町長の所一重容疑者(56)=同町多古=を逮捕した。容疑者は自民党と立憲民主党の前職同士が激しく争った衆院千葉10区で、特定候補者への投票を町職員に依頼したとされ、県警は旭署に捜査本部を設置して全容解明を進める。

 逮捕容疑は衆院選の投開票日だった10月31日、同町などを選挙区とする千葉10区の特定候補者への投票を、複数の町職員に働き掛けた疑い。県警は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。

 県警捜査2課によると、町職員を通して別の有権者にも同候補者への投票を呼び掛けていた疑いもあるとみて、詳しく調べる。同課は容疑者が支援していた候補者名を公表していない。

 所容疑者は同町出身。1999年から町議を5期務め、2度目の挑戦になった2018年の町長選で自民推薦で立候補し初当選した。国士舘大卒。

初登庁で花束を手にする所容疑者=2018年4月27日、多古町役場

 衆院千葉10区では、自民党と立憲民主党の両前職が激戦を展開。自民の林幹雄氏が8万3822票で10選を決め、立民の谷田川元氏は8万971票で敗れたものの比例南関東で復活当選。約3千票差という県内最激戦区となっていた。

 所容疑者は31日、林氏の当選決定後、林氏の選挙事務所で「先生のリーフレットに私の写真が載っておりまして、万が一のことがあったらどうしようかと思い眠れませんでした。皆さんのおかげです。ありがとうございました」などとあいさつしていた。

◆今後の捜査見守る

 自民党の林幹雄衆院議員の事務所は「報道で多古町長が公選法違反容疑で逮捕されたことを知り、大変驚いている。事実関係については全く知らないこと。今後の捜査を見守りたい」とコメントした。

◆あってはならない

 立憲民主党の谷田川元衆院議員は「(多古町長の逮捕容疑が)事実とすれば大変遺憾。選挙の公正性を害する行為で、あってはならないことだ」と批判した。

4208チバQ:2021/11/19(金) 17:58:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/149c4db7429dc73a749c15372a560472796ae196
地盤ともに山口も…安倍元首相と林外相の微妙な関係 政治家は戦国武将と同じ合従連衡 実は岸田氏・茂木氏こそ林氏のライバル
11/19(金) 16:56配信

夕刊フジ
岸田首相

 【岸田政権の試練】

 林芳正外相の任命をめぐって、山口県の政界事情から安倍晋三元首相が不快感を持っている、という解説をする人が多い。しかし、私は少し違うと思う。政治家同士の関係は、戦国武将同士と同じく合従連衡の繰り返しで、大体は完全な敵でも同盟者でもない。

【表でみる】自民党総裁選で語っていた主な主張

 今回の衆院選では、山口3区(宇部市、萩市など)で現職の河村建夫元官房長官と参院議員だった林氏が公認争いをして、河村氏は長男の河村建一氏を比例単独高順位で遇することを条件に身を引いた。

 ところが、中国ブロックの比例名簿では、1位に広島3区(広島市の一部など)で公明党の斉藤鉄夫国交相に譲った石橋林太郎氏が置かれ、重複立候補の候補者が同順位で2位。18位に来年の参院選公認争いで敗れた高階恵美子氏を置いた。

 さらに、安倍氏と山口県連が支持する杉田水脈氏を当選可能な順位に置くことも予定されていたので、河村氏を高順位で処遇するのは無理だった。そこで、当選の可能性がそこそこある北関東比例区に回し、河村家は山口政界で居場所を失った(=北関東では次点)。

 次期衆院選では人口減で、山口県の小選挙区が4から3に減る可能性が大きい。下関市がある安倍氏の山口4区には、山口3区の半分を併せる。林氏は母の実家、俵田家が創業者である宇部興産の宇部市が山口1区に入りそうなのでそちらに回り、山口1区の一部が岸信夫防衛相の山口2区に移りそうだ。

 山口1区の高村正大氏は中国ブロックの比例で高順位で処遇されるだろう。比例単独で連続3回は難しいとされる杉田氏と、河村氏は新しい選挙区を見つけなければならない。

 これによって、山口県内では、安倍・岸両家と、実家が山口経済界のドンであり、叔父が婿養子として木戸旧侯爵家を継いで長州閥のプリンスである林氏との安定した秩序ができあがる。安倍氏と林氏が対立しているわけでない。

 むしろ、岸田文雄首相と林氏こそが宏池会内でも、ともに父親が通産官僚出身の代議士という意味でもライバルだ。林氏のもう一人のライバルは、東京大学とハーバード大学ケネディスクールの同窓である茂木敏充幹事長である。林氏は法学部、茂木氏は経済学部だ。東京大学出身の首相は、宮澤喜一氏の後、工学部出身の鳩山由紀夫氏以外は30年間出ていない。

 茂木氏がこれまでのポストで点数を稼いできたのに対し、林氏には目立った実績がない。日中友好議員連盟会長を務めるなど、政界屈指の「親中派」とされる林氏が、保守派も納得させられるような外交手腕を見せられるかが、首相候補としてのし上がるための、まさに試金石である。

 ■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書に『日本史が面白くなる47都道府県県庁所在地誕生の謎』(光文社知恵の森文庫)、『最強の日本史100 世界史に燦然と輝く日本の価値』(扶桑社BOOKS文庫)、『日米開戦1941 最後の裏面史』(宝島社)など多数。

4209チバQ:2021/11/19(金) 23:43:09
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15116894.html?pn=2&unlock=1#continuehere
(取材考記)トヨタ労組、候補擁立を衆院選で取りやめ 「労使協調」、選択肢失った有権者 小林圭
会員記事

2021年11月19日 16時30分
シェア
ツイート
list
ブックマーク
スクラップ
メール
印刷
 かつて「民主王国」と呼ばれた愛知県。旧民主系の選挙支援を担ってきたトヨタ自動車労組が、衆院解散の10月14日、おひざ元の愛知11区で7選をめざしていた組織内候補の古本伸一郎氏の擁立を取りやめると突如表明した。

ここから続き
 労組委員長は「自動車産業は100年に1度の大変革期。産業政策は労使一丸で取り組まないといけない。選挙になると組合と会社の対立構造になることに違和感があった」と述べ、「旧民主を自動的に支援してきたが、党よりも何をして頂けるかを重視する」と繰り返し、関係者に衝撃が走った。

 労組を動かしたのはカーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出実質ゼロ)だ。EV(電気自動車)化への対応を誤れば、自動車産業の枠組みや雇用が守れないとの危機感がある。そのため会社=自民党支援、労組=旧民主系支援という選挙の構図から抜ける宣言をしたのだ。

 昨秋からトヨタ労組などでつくる全トヨタ労連(全ト)が自民や公明党への接近を強め、一緒に愛知県知事にCN対応の要望に行くなどの行動を活発化させていたのは、今から思えば伏線だった。

 急な決定には反発も聞かれた。表明翌日に話をしたトヨタ労組関係者は開口一番「労組が会社に忖度(そんたく)した。この判断は正しくない。有権者の選択肢を奪ってしまう」と憤っていた。愛知11区は自民、共産党、無所属の3氏が争い、自民候補が前回より6万票以上伸ばし約15万8千票で当選した。

 愛知全県は前回より投票率が上がるなか、愛知11区は前回と比べて投票者は約1万5千人減り、投票率が下がった。白票などの無効票も投票総数の5%ほどになる異例の多さ。行き場を失った民意を表していると感じた。

 労使協調路線のトヨタ労組にとっては合理的な方針転換だが、自民でも共産でもない選択肢を望んでいた有権者にとっては、それが奪われた状況は深刻だ。

 来夏の参院選に向けて、全トのような動きがほかの労組の選挙支援にどう影響するかは注目だ。労組の支援を受けてきた旧民主系は選挙戦略の見直しが迫られる可能性もある。

 (名古屋報道センター)

4210チバQ:2021/11/22(月) 11:00:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2c039d06c2bedd6325be358a62d254f239946f0
「ここはもう大阪」自民党が嘆いた維新の躍進 なぜ兵庫県で9人が当選できたのか? “大阪以外では弱い”を覆す
11/22(月) 7:01配信

FNNプライムオンライン
自民党から聞こえた「恨み節」と「嘆き節」
FNNプライムオンライン

「あなた方のおかげで、維新は躍進しました。私も苦戦を強いられております」

衆院選の投開票日、兵庫県内の自民党ベテラン国会議員が私に掛けた言葉だ。彼は「圧勝」が予想されていたが、当選確実の一報は深夜にずれ込んだ。日本維新の会公認の新人が、想定外の追い上げを見せていたからである。

【画像】かつて「落下傘+有名人戦法」をとっていた日本維新の会だが…

日本維新の会は、兵庫県内12小選挙区のうち9選挙区に候補を擁立。宝塚市や伊丹市などの兵庫6区では、兵庫県の小選挙区として初の勝利を収めた。

維新は比例区でも得票が激増し、兵庫県の維新候補は比例復活を含め9人全員が当選。

維新は長らく「大阪だけで強く、他の地域では弱い」と思われてきた。今回は違うと一番肌身で感じたのは、兵庫6区で敗れた自民候補の陣営だろう。選挙期間中、陣営からはこんな嘆き節も聞こえていた。

「この辺りはもう大阪。兵庫じゃない。維新王国の一つだ」

風を起こせばいい? 大阪以外で弱かった維新
兵庫県は大阪府の隣にあり、阪神地域や神戸市から大阪へ通勤する人は昔から多い。人も文化も交流が盛んで、兵庫県に維新が浸透するのも時間の問題だったのかもしれない。前回の参院選(2019年)では、兵庫選挙区で維新候補が公明・自民を上回るトップ当選。宝塚市長選(2021年4月)では、維新候補が敗れはしたものの1600票差にまで迫った。

では、兵庫県に維新が浸透したのは「大阪府に近いから」だけなのか。私はそれだけではないと思っている。

橋下徹大阪市長(当時)が国政政党・日本維新の会を設立した頃、私は担当記者だった。維新が地方進出に挑戦しだした2013年には、静岡市議選を取材したことがある。当時の維新は、「維新政治塾」の塾生を地縁のない土地にまで送り込み、有名人の街頭演説を何度もおこなって、「いかに風を起こすか」ばかり考えていたように感じた。静岡にも東国原英夫衆院議員(当時)を投入、駅前や児童公園で声を張り上げていた。

結果、維新3候補のうち、現職市議と地元出身の維新塾生は当選。東国原氏が何度も応援演説をした大阪出身の新人は、下から2番目の惨敗だった。

大阪以外への進出は、「維新の看板」だけではなく「候補者本人」の要素も大きいのだ。

今や「本格政党」に…8年間で戦略も成熟
あれから8年、今回兵庫県で当選した維新候補9人に「地縁のないド新人」は少ない。県議会議員や衆院議員の経験者など、地元で名が通った候補が多かった。特に、自民候補に数千票まで肉薄した維新候補2人は、共にそういう候補だった。

それだけではなく、候補者たちは普段からの努力も惜しんでいなかった。

駅前での朝立ち、街頭での辻立ち、挨拶回り…。有名人の街頭演説に頼るのではなく、昔ながらの“ドブ板”に徹して毎日努力を続けてきた候補たちは、結果として多くの票を集めている。党本部にあたる日本維新の会が直接、普段の活動について指導することもあったという。

今回の選挙で7年ぶりに会った日本維新の会の選挙対策担当者は、こう話していた。

「自民が強い兵庫県では、小選挙区での勝利は厳しい。まずは比例復活でもいい。国会で実績や知名度を高めれば、次の選挙では必ず互角に戦える」

維新はもう“風頼み”の新興政党ではない。本格政党としての長期戦略を持つ、成熟した政党になったのだと実感した。

4211チバQ:2021/11/22(月) 11:00:38
伏線は見えていた。知事選での“うねり”
とは言え、大阪府に近い兵庫県ではさらに大きな“うねり”が起きていた。

兵庫県知事選(2021年7月)では、大阪府財政課長、つまり吉村洋文知事の部下だった斎藤元彦知事が、自民と維新の推薦を受けて初当選している。斎藤知事の選挙応援には、維新は吉村知事などを投入した。吉村知事の人気ぶりは凄まじく、応援演説で黄色い声援が飛んでいた。新型コロナ対策で、「吉村さん頑張ってはる」という高評価は兵庫県でも聞かれた。

逆に井戸敏三前知事への声は厳しく、「大阪がうらやましい」と話す人さえいた。兵庫県庁で取材をしていると、私の井戸前知事の印象は違う。「コロナと災害の同時発生」を想定した避難所設置マニュアルをまとめたり、酒類の提供自粛を提唱したりと、後に国が取り入れるアイデアも多かったし、実行も早かった。

しかし、井戸前知事は部下の進言を聞き入れず、メディアでの“見せ方”を軽視し続けた。前年に導入した「公用車センチュリー」の問題など、余計な一言が火に油を注ぐ始末だった。対する吉村知事の場合、後で振り返れば成功した施策と言えるかどうかはともかく、「構想段階で発表する」というスタイルは、「仕事が早く見える」「府民に安心感・信頼感を与える」効果を生んだ。

斎藤知事は維新の公認候補ではなかったが、「吉村さんのような人」と考えて投票したという声は多く、維新に対する兵庫県民の目が変化しているのを感じた。

テレビが生んだ? 吉村知事の人気
兵庫県でもうねりを起こした「吉村人気」の源泉は何か。

「報道ランナー」もそうだが、新型コロナでは都道府県の知事を招く番組が増えた。コロナ対策の総責任者に直接質問する意義はとても大きいからだ。吉村知事は報道だけでなく、情報番組やバラエティ番組でも引っ張りだこだった。

他の知事は多忙を理由に、出演に難色を示すことが多かった。その結果、どの知事よりも吉村知事が視聴者に語り掛ける場面が多かった。彼は「お役所言葉」ではない自分自身の自然な言葉で語るので、視聴者にグイグイ響いたのではないかと考えている。

ただ私の中で1つ、心の引っ掛かりがある。大阪は関西の中心なので、多くの記者が配置されている。大阪府庁・市役所には行政を専門に取材する記者が何人もいて、大阪のコロナ対策の動きは細やかに伝えることができる。

他府県は記者がグンと少なく、「目立った動きがあれば伝える」という程度になってしまう。大阪府は知事職・議会多数派を「維新」が占める、全国唯一の都道府県である。大阪府の施策を細かく伝えることは、すなわち維新の働きぶりを細かく伝えることでもある。

私は担当記者として、兵庫で注目すべきコロナ対策が実施された場面は何度も見てきたし、取材、報道もしてきたが、これが大阪発ならば、もっと扱いが大きくなっただろうと、内心忸怩たる思いを抱いたこともあった。

関西のテレビ局は、今まで通りでいいのだろうか。今、立ち止まって考えるべき時が来ているのかもしれない。

取材:鈴木祐輔(関西テレビ報道センター 神戸支局長)

関西テレビ

4212チバQ:2021/11/23(火) 18:02:12
"「希望」の5万8千票どこへ 旧民主退潮「熱なき選挙」 石川2区 〈戦いの図式 いしかわ衆院選2021〉中 |政治・行政|石川のニュース|北國新聞" https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/553673


 立憲民主党が候補擁立を断念し、自民党の前職佐々木紀氏(46)の楽勝ムードが広がる石川2区は、旧民主党系支持層の票の行方が数少ない焦点だ。前回選は前身の「希望の党」新人が5万8千票余を獲得したが、今回その受け皿は戦いの舞台に上がれず、立民県連は自主投票を表明した。選挙は盤石ながら、党三役や閣僚に抜擢(ばってき)され始めた同期を意識せざるを得ない佐々木氏にとって、党本部への最大のアピールポイントは得票数。陣営は漂流する「希望」票を取り込もうと目を光らせる。
 「時間をかけて擁立作業を進めてきたが、野党第一党として、2区で選択肢を示すことができなかった。大変申し訳なく思っている」
 15日午後、金沢市内で開かれた連合石川の執行委員会。立民県連幹事長の一川政之県議は硬い表情でこう語り、居並ぶ構成組織の代表者に向けて3秒間、深く頭を下げた。
 旧民主系勢力が2区で「不戦敗」を喫するのは2014年の前々回選以来だけに、立民の支持母体である連合石川の失望は大きい。「2区では比例票の積み重ねに力を注ぐ」と挽回を誓った一川氏に対し、連合石川の福田佳央事務局長は「構成組織の皆さんに残念なご苦労をかけることになる」と不満をにじませた。
 自民の森喜朗元首相の地盤だった2区は、旧民主系にとって小選挙区制が導入されてから一度も勝てたことがない鬼門だ。当然候補は定着せず、4年ぶりの総選挙で擁立の準備期間は十分あったにもかかわらず、今回は土俵に上がることもできなかった。

  一川氏に待望論も

 衆院任期ぎりぎりの今夏になって白羽の矢を立てた県外出身の大学生は、党本部に公認を認められず、県連の内外から待望論が出ていた一川氏自身も出馬を固辞した。結果として、2区の「自民1強」加速をアシストし、非自民系のある県議は「普通なら一川さんの責任問題やわな」と冷ややかに語った。
 かつて2区では、一川氏の父で衆院議員を3期務めるなどした保夫氏が、先代保正氏の代から続く後援会組織「一誠会(いっせいかい)」を力の源泉として森氏と対峙(たいじ)してきた。しかし、一誠会は「メンバーの新陳代謝がなく、高齢化、弱体化が顕著」(立民県連関係者)とされ、それが2区における旧民主系勢力の退潮を招いたことは否めない。

  「1万票は取りたい」

 行き場を失った立民支持層の票を、虎視眈々と狙うのが佐々木氏陣営だ。選対本部長の福村章県議は「半分は棄権。ちょっこし共産にも入るやろ。わしらは1万票は取りたいな」とそろばんをはじく。
 前回選の11万8421票超えを目指す陣営にとって、共産新人の坂本浩氏(57)との一騎打ちでは前回59・77%だった投票率が低下する可能性が大きい。得票数の維持、拡大は容易ではなく、立民票を得ることが欠かせない。
 このため、福村氏は選挙熱が高まらない中で、あえて県市議に号令を掛け、コロナ感染に配慮しながらも、出陣式などでの動員を進める考えを示す。2区内の市町支部単位で細かく日程を組み「1、3区よりも厳しく活動している」と強調した。
 岸田政権では、佐々木氏の同期で同じ細田派に所属する福田達夫氏(54)が党総務会長に抜擢されたほか、3期から3氏が入閣した。南加賀の自民県議からは「出世に差が付いたな。佐々木さんにも焦る気持ちがあるんじゃないか」と勘繰る声も漏れる。
 不祥事も多く「魔の3回生」の汚名が先行した12年初当選組にあっても、徐々に先頭集団が形成され始めている。岸田政権下で党国対副委員長、衆院議院運営委員会理事に就いた佐々木氏は「自分は人がやりたがらない場所でしっかり力を蓄えたい。ポストはまあ、いずれね」とけむに巻きながらも着実に歩みを進める姿勢を強調した。
 全国有数の圧勝が狙える今回は党幹部にアピールする好機だ。馳浩氏が国会議員を引退したことで、4選すれば県内の衆院議員の筆頭格ともなる。
 だが、熱なき選挙で選ばれたとしても、その手応えはどこか空疎ではないか。「敵」がいないからこそ、厳しい道が佐々木氏を待ち受ける。

4213チバQ:2021/11/24(水) 07:57:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/26434b8f5d59e026d8ad2b5de25a002056e58b9c
自民静岡、細野氏の県連入り容認
11/23(火) 21:43配信
産経新聞
細野豪志氏(川口良介撮影)

自民党静岡県連が、旧民主党幹部で先の衆院選後に自民党入りが決まった細野豪志氏=静岡5区=の同県連入りを容認する意向であることが、関係者への取材で23日、分かった。細野氏は党本部から入党は認められたものの、所属がはっきりしていなかった。党本部が県連側に県連入りを認めるよう打診していた。25日に開催される同県選出の国会議員団の会合で、正式決定される。

細野氏は10月31日の衆院選に静岡5区から無所属で出馬し、自民党公認で同党衆院5区支部長の吉川赳氏らを破って当選した。吉川氏は比例で復活当選した。細野氏は二階派、吉川氏は岸田派所属。

こうした経緯を踏まえ、細野氏は、通常は当該選挙区の衆院議員が兼務する選挙区支部長には就任せず、県連内では別の形の処遇になる見込みだという。

4214チバQ:2021/11/25(木) 20:00:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211125k0000m010183000c.html
斉藤国交相の衆院選演説会で「旅費」 広島県トラック協の関連団体
2021/11/25 18:27毎日新聞

斉藤国交相の衆院選演説会で「旅費」 広島県トラック協の関連団体

斉藤鉄夫国交相

(毎日新聞)

 衆院選広島3区(広島市安佐南区など)で当選した公明党の斉藤鉄夫国土交通相が選挙中に開いた演説会を巡り、運送業者などでつくる「広島県トラック協会」の関連団体が、参加した会員企業の従業員に旅費名目で現金を渡していた。関係者への取材で判明した。斉藤国交相はトラック業界を含む運輸行政を所管している。斉藤氏の事務所は現金支給への関与を否定した。

 斉藤氏の事務所や協会によると、演説会は10月22日に広島市内のホテルで開かれ、支援企業やトラック協会を含む団体から計約300〜400人が参加した。

 現金を支払ったのは、県トラック協会が関連する任意団体「広ト協政策研究会」。会員企業の従業員に演説会への参加を依頼し、内規に基づき一定額を「旅費」として支給したという。

 公職選挙法は、特定の候補者を当選させる目的で金銭を渡す行為を「買収」として禁じている。

 協会幹部は取材に、「斉藤事務所から演説会の案内があったので人を集めた。団体の規定に従って事務手続きを進めただけで、違法とは思っていない」と話した。支払った金額や人数は明らかにしなかった。

 協会は毎年5億円程度の「運輸事業振興助成交付金」を県から受給しており、原資は国の地方交付税などでまかなわれている。研究会は協会と所在地が同じで、会長も兼務しているが、会計は別という。

 広島3区は自民党の河井克行元法相の地盤だったが、2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で河井氏が離党し、議員辞職した。斉藤氏が比例中国ブロックからくら替えして21年10月の衆院選に出馬し、「クリーンな政治」を訴えて当選した。【中島昭浩、小山美砂】

4215チバQ:2021/11/28(日) 17:39:47
情勢調査で前にいたときもあるのに



"【独自】 曽我氏、次期衆院選不出馬へ 立民第5区総支部長「今回で降りる」 | 信毎web - 信濃毎日新聞" https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021112600828

 10月の衆院選長野5区で落選した立憲民主党第5区総支部長の曽我逸郎氏(66)は26日夜、連合長野上伊那地域協議会が上伊那郡箕輪町で開いた定期総会であいさつし、「総支部長は次の衆院選に立候補する役割。私は今回で…
(残り:283文字/全文:389文字)

4216とはずがたり:2021/11/29(月) 16:21:01
衆院選2021
立民、神奈川で存在感 無党派層48%投票、批判票受け皿に
https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-731302.html
選挙 | 神奈川新聞 | 2021年11月1日(月) 03:00

 共同通信社が31日、神奈川県内投票所で実施した出口調査の結果を神奈川新聞社が分析したところ、「支持政党なし」と答えた無党派層の48・5%が小選挙区で立憲民主党の候補に投票していた。野党共闘で候補を一本化したことで、無党派層の政権批判票の受け皿として存在感を示した。

 無党派層は12・9%で、…

4217名無しさん:2021/11/29(月) 16:48:02
落選元職引退
神山洋介(立民・神奈川17)
松本文明(自民・東京7)
原田義昭(自民・福岡5)

4218チバQ:2021/11/29(月) 19:29:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9425eb4ba4f0dad9b6050770fe79878245ce81ca
自民党・泉田裕彦議員が衆院選での「裏金要求」を告発 新潟5区で〝元知事対決〟に敗れ比例復活
11/29(月) 16:31配信

193
この記事についてツイート
この記事についてシェア
よろず〜ニュース
泉田裕彦氏

 自民党の泉田裕彦衆院議員が29日、自身の公式ツイッターを更新。10月31日に投開票が行われた衆議院議員選挙について「2〜3千万円の裏金要求をされました」と明かした。関係者はよろず〜ニュースの取材に対し、ツイートは泉田氏本人のものであることを認めた。

【写真】衆院選新潟5区で、夫・米山隆一氏の当選に飛び上がって喜ぶ室井佑月氏

 泉田氏はツイッターで【総選挙の闇:新潟5区】と題した文書を公開。「今回の衆議院総選挙で、2〜3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」と衝撃の告発を行った。

 同党では2019年の参院選で河井克行・案里夫妻による大規模な買収事件が発生し、今年6月に当選無効が決定。「広島で事件があったばかりでよくやると思いましたが、違法行為はお断りしました」と説明した上で「そうしたら、選挙は大変でした。。。」と、選挙運動の妨害を受けたことを示唆した。

 泉田氏は元新潟県知事で、今回の衆院選には新潟5区から出馬。前新潟県知事の米山隆一氏、前長岡市長の森民夫氏と選挙戦を繰り広げたが、選挙区では米山氏が当選。泉田氏は比例復活を果たしていた。

(よろず〜ニュース編集部)

よろず〜ニュース

4219チバQ:2021/11/29(月) 20:21:26
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_EMFD54D2Y5JPFNXMQP32DKU3PQ.html
枝野氏、〝一兵卒〟で再始動 「原点」の辻説法再開
2021/11/29 19:57産経新聞

枝野氏、〝一兵卒〟で再始動 「原点」の辻説法再開

通勤時間帯の駅前に立って演説する立憲民主党の枝野幸男前代表=29日午前、さいたま市北区(深津響撮影)

(産経新聞)

衆院選での低迷の責任を負って立憲民主党代表を辞任した枝野幸男氏が、地盤とする衆院埼玉5区(さいたま市大宮区、同市北区など)での活動に力を注いでいる。党代表として多忙だったことや新型コロナウイルス感染拡大を理由に取りやめていた選挙区内での辻(つじ)説法を今月から再開した。足場を固め直し、〝一兵卒〟として再起の機会をうかがう。

「初心」に立ち返ろうという思いの表れだろうか。29日朝のJR宮原駅(北区)前での枝野氏の演説は、「政策新人類」として注目された若手時代を思い起こさせた。約1時間の訴えの大半は自らが描く経済政策の説明に費やした。

介護や医療に関する消費の意欲は低くないと指摘し「ほしいと思っているものがたくさん売り出される方向に政策誘導していかなくてはならない。高齢者介護や子育て支援は公的な関与が必要なサービスだ」。

さらに、正社員として働く人を増やすことや介護士、保育士らの処遇改善の必要性を唱え「金融緩和だとか規制緩和だとか公共事業だとか、昭和の時代遅れのやり方をやってきたから景気はよくならなかった。モノを中心とした経済を、暮らしの安心と快適に必要なサービスを提供できるようにし、それを買えるよう所得を底上げする。これが経済対策だ」と強調した。

その上で「辻説法にこそ政治の原点がある」と演説を締めくくった。

代表辞任へと追いやられた最も大きな理由は衆院選で党が議席を減らしたことだったが、枝野氏自身の戦果も芳しくはなかった。

埼玉5区で自民党の牧原秀樹元経済産業副大臣(衆院比例北関東)に競り勝ったものの、その票差はわずか約6千だった。約4万2千票もの大差をつけた平成29年の衆院選と比較すると失速は明らかだ。

「地元の有権者に『顔』が見えず、距離を感じさせてしまった」

枝野氏周辺は、衆院選の結果をこう分析した上で「代表時代のように週末に頻繁に出張することもなくなるので、今後は地元での活動に専念する」と語る。

29年の衆院選直前に発足した旧立憲民主党を含め、枝野氏は約4年間に渡り代表を務めた。30日に選出される新代表は、枝野氏による党運営の功罪両面を総括し、来年夏の参院選や次期衆院選に向けて党の再建策を模索することになる。

枝野氏は、自らの後任を決める代表選に関し「新代表や新執行部が混乱する」(周辺)との理由で沈黙を貫いており、29日の演説後の取材にも「ノーコメントだ」と述べるにとどめた。

枝野氏が辻説法を初当選以来続けていた目的は、有権者に顔を売ることだけではない。駅前での活動を、世論の動向を肌で感じるための「定点観測」の機会と枝野氏はとらえてきた。

29年9月、所属していた旧民進党が旧希望の党への事実上の合流を決めた際、「新党結成」という選択肢を意識したのもJR土呂駅(北区)での演説の最中だった。「今の政治の流れに疑問を持つ人は相当な比率でいる」という読みは的中し、枝野氏が結党した旧立憲民主党は直後の衆院選で野党第一党へと躍り出た。

官房長官、党幹事長といった「番頭」の役回りが多かった枝野氏が初めて経験した「リーダー」としての約4年間は、政権選択選挙での敗北という結果に終わった。政治の原点と位置づける辻説法を通じ、浮揚の糸口を探る日々が続く。(深津響)

4220チバQ:2021/11/29(月) 20:22:03
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2021112901001272.html
衆院選で買収約束疑い、男2人逮捕
2021/11/29 19:34共同通信

 10月投開票の衆院選で、大学生に選挙活動の報酬を支払う約束をしたとして、福岡県警は29日、公選法違反容疑で警備会社の代表取締役(58)ら男2人を逮捕した。捜査関係者によると、2人は落選した山本幸三元地方創生担当相の運動員。

4221チバQ:2021/11/29(月) 20:23:37
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211129k0000m010343000c.html
自民・泉田議員「衆院選で金銭要求」「払わなければ落ちる」ツイート
2021/11/29 19:25毎日新聞

自民・泉田議員「衆院選で金銭要求」「払わなければ落ちる」ツイート

泉田裕彦氏

(毎日新聞)

 10月の衆院選に新潟5区から立候補し比例復活した自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が29日、自身の公式ツイッターに「払わなければ選挙に落ちるぞ」との文脈で裏金を要求されたと投稿した。誰から要求されたかは言及していない。

 泉田氏は29日午後2時半ごろ、「総選挙の闇:新潟5区」と題し、「今回の衆議院総選挙で、2〜3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」と投稿。その上で、2019年参院選を巡る河井克行元衆院議員夫妻の公職選挙法違反事件を踏まえ「広島で事件があったばかりでよくやると思いましたが、違法行為はお断りしました。そうしたら、選挙は大変でした。。。」と記した。

 泉田氏は元新潟県知事で衆院議員2期目。10月の衆院選新潟5区では前知事で無所属新人の米山隆一氏に敗れ、比例代表北陸信越ブロックで復活当選した。同県長岡市の泉田氏の事務所は毎日新聞の取材に対し、投稿が泉田氏本人のものと認めた上で「詳しい内容については、いずれ本人が説明するだろう。いつ、どういう形で説明するのかは分からない」と答えた。

 自民党新潟県連幹部によると、泉田氏本人からすでに県連会長の高鳥修一衆院議員へ報告があったという。高鳥氏は報告や投稿について「ノーコメント」としている。

 投稿は約4時間で2500件以上リツイートされ、リプライ(返信)欄には「誰が要求したのか明確にすべき」「事実と経緯を報告してほしい」などといった意見が寄せられた。【北村秀徳、新井敦】

4222チバQ:2021/11/30(火) 07:14:13
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASPCY6RPSPCYTIPE01V.html
山本元地方創生相の陣営関係者、買収容疑で逮捕 運動員に報酬約束か
2021/11/29 20:25朝日新聞

山本元地方創生相の陣営関係者、買収容疑で逮捕 運動員に報酬約束か

福岡県警本部=福岡市博多区東公園

(朝日新聞)

 10月31日に投開票された衆院選で、選挙運動の見返りに報酬を約束したとして、福岡県警は29日、警備会社代表取締役の宮川淳士郎(58)、同社取締役の今坂公侑(まさゆき)(38)の両容疑者=いずれも北九州市小倉北区田町=を公職選挙法違反(買収の約束)容疑で逮捕し、発表した。捜査関係者によると、2人は自民党公認で福岡10区に立候補し落選した山本幸三氏(73)の支持者という。

 発表によると、両容疑者は10月中旬ごろ、北九州市内で、男性2人に山本氏への投票を呼びかける電話をかける業務を依頼し、時給1千円の報酬を約束した疑いがある。県警は認否は明らかにしていない。

 公選法は、選挙運動の運動員に報酬の支払いや約束をすることを原則認めていない。捜査関係者によると、大学生ら計十数人が同様に、報酬の約束のもと有権者宅に投票依頼の電話をしていたという。県警はこの十数人についても、同法違反の疑いで書類送検することを視野に捜査を進める。

 山本氏は当選8回で、地方創生相や経済産業副大臣などを歴任。今回は、自民党公認で10区に立候補したが、約3500票差で落選した。宮川容疑者は山本氏の後援会幹部、今坂容疑者は支援者だった。陣営幹部は「内容もわからずコメントできない」と話す。(加治隼人、城真弓)

4223チバQ:2021/11/30(火) 08:21:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/579a9d8e63e9951b973e409a23f857bac4176770
<独自>維新落選候補を買収疑いで書類送検 滋賀県警
11/30(火) 7:21配信

産経新聞
10月31日に投開票された衆院選に滋賀3区から立候補し、落選した日本維新の会の直山仁(ひとし)氏(49)の陣営をめぐり、選挙運動の見返りとして運動員に報酬を支払ったとして、滋賀県警が29日、公選法違反(買収)の疑いで直山氏を書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かった。また、運動員として報酬を受け取った大学生ら11人も同法違反(被買収)の疑いで書類送検した。

捜査関係者によると直山氏は公示後、数回にわたり、滋賀県草津市の選挙事務所で、投票を呼び掛けるといった選挙運動の見返りとして、運動員だった大阪府内の大学に通う学生ら11人に計約6万円を報酬として渡した疑いが持たれている。

公選法の規定では、選挙運動は原則無報酬と定めているが、運動員には1人当たり数千円程度の現金が支払われていたとみられる。

直山氏は産経新聞の取材に対し、「何のことか分からない。心当たりがない」と事実関係を否定。「(運動員が)いつ、何回来たかも覚えていない」と述べた。

直山氏は大阪市出身の会社員で、衆院選では滋賀3区から維新の公認候補として出馬。同区には4人が立候補し、自民党の武村展英氏(49)に次ぐ4万1593票を集めたが、比例復活はならなかった。

4224チバQ:2021/11/30(火) 20:09:34
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/politics/fnn-277892.html
裏金要求したのは「自民党関係者」 自民・泉田裕彦議員「新潟県連に除名求めたい」
2021/11/30 11:56FNNプライムオンライン



10月の衆議院選挙で「裏金を要求された」とツイッターに投稿した、自民党の泉田裕彦国土交通政務官が、FNNの取材に応じた。

泉田裕彦衆院議員「選挙っていうのは、やっぱり公正にやるべきであって、お金で何かどうこうしようということがあってはならんと」

泉田氏は29日、自身のツイッターで、衆院選の際、「2,000万円〜3,000万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」と裏金を要求されたことを明かした。

泉田氏は、30日午前、取材に応じ、「民主主義の根幹を揺るがすようなことだ」と述べたうえで、要求したのは「自民党関係者」として、地元の新潟県連に「正式に除名を求めようと思う」と主張した。

新潟県連は、FNNの取材に「いつ、どこで、誰がなど事実関係がわからないので、現状、コメントのしようがない」としている。

4225チバQ:2021/12/01(水) 02:04:38

131 :チバQ :2021/12/01(水) 02:03:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_W7XGTIFSTBLM7DPZV3HQCUJOA4.html
国勢調査で選挙区減少 「まな板の上のコイ」「地方の声届くか」
2021/11/30 23:21産経新聞

令和2年国勢調査確定値の公表を受け、総務省が30日に明らかにした衆院の新たな都道府県定数。関西では和歌山、滋賀の両県で選挙区が1減ることになり「地方の声が届かない」など批判する声もきかれた。衆院選挙区画定審議会(区割り審)は全都道府県知事に意見照会する予定だ。

3から2に減る和歌山県は、和歌山市以外の2区と3区は自民が牙城としているが、1区では、強固な支持基盤を誇る国民の現職が10月の衆院選でも5選を果たした。

今後、区割り変更になれば、1区は周辺の自民現職が地盤とする区域と統合される可能性があるが、国民現職は「われわれは『まな板の上のコイ』。区割り審の結果をみて対応を決めるほかない」と話す。

支持者の一人は「和歌山市以外は自民に比べ組織力不足が否めない」と懸念を示す。

県北部の2区を地盤とする自民現職の関係者は「人口比で判断すると、東京一極集中が加速する恐れもある。もっと地方の声が届くよう、(地方選出の)国会議員がいないと」と訴える。

4から3に減少する滋賀県では、県議会が10月、選挙区改定に向けた検討を見直し、改めて地方の意見を広く聞いて議論を重ねるべきだとする意見書を可決した。

同月の衆院選では全区で自民候補者が勝利。自民県連幹部は「国勢調査ごとに区割りが変わるようなことがあれば、単純に人口比でいいのかという問題も出てくる。全国津々浦々の国民の声を届けるには選挙制度の抜本的な改革が必要だろう」と話した。

4226チバQ:2021/12/01(水) 02:04:58
https://news.goo.ne.jp/article/rkk/region/rkk-NS003202111302226590111.html
【新着】熊本2区選出 西野太亮氏が自民党入党へ
2021/11/30 22:28RKK熊本放送

【新着】熊本2区選出 西野太亮氏が自民党入党へ

【新着】熊本2区選出 西野太亮氏が自民党入党へ

(RKK熊本放送)

先月の衆議院選挙で熊本2区から無所属で初当選した西野太亮衆議院議員が、早ければ来週にも自民党入りする見込みであることが関係者への取材で分かりました。

西野さんは、先月の衆院選で自民党のベテラン議員、野田毅さんを破り、初当選を果たしました。

西野さんは、4年前の初出馬の際から、自民党入りを希望していましたが、同じ選挙区に自民党公認の野田さんがいたため入党はできていませんでした。

そんななか西野さんは来月からの臨時国会前に、県連に入党願いを提出することが分かりました。

関係者によりますと、県連は来週にも役員会を開く予定で、その後、早ければ来週にも西野さんは自民党に入党する見込みです。

4227チバQ:2021/12/01(水) 02:06:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_YYULM2VRFFNSDMA2ZD5DLZ6MXM.html
衆院選挙区10増10減 自民が調整苦悩 減員県に重鎮
2021/11/30 20:42産経新聞

衆院選挙区10増10減 自民が調整苦悩 減員県に重鎮

(産経新聞)

令和2年国勢調査確定値が発表されたことを受け、今後は衆院選挙区の新たな定数配分が焦点となる。新たな議席配分方法「アダムズ方式」を適用すると、選挙区は15都県で10増10減の見直しが必要になるが、頭を悩ませているのが自民党だ。定数が1減となる10県は全選挙区を自民が占めたり、複数の党重鎮が所属したりするケースがあり、選挙区調整は難航が予想される。

1減の10県は、自民が固い地盤を持つ地域が多い。先の衆院選では、福島、新潟を除く8県で野党を上回る議席を獲得した。このうち滋賀、山口、岡山、愛媛の各県は現在議席を独占している。

なかでも山口は、安倍晋三元首相(4区)、安倍氏の実弟の岸信夫防衛相(2区)、林芳正外相(3区)、高村正彦元副総裁の長男の正大氏(1区)らがひしめく。広島には岸田文雄首相(1区)もおり、各県の選挙区調整は難しい。

新潟も、比例代表での復活当選を含めれば全6選挙区に現職議員がいる。比例単独で当選した鷲尾英一郎氏を加えれば、定数減後、新潟県連所属の衆院議員7人が5つの選挙区で公認候補の座を争うことになる。

宮城や福島の定数減は、東日本大震災の被災者を代弁する国会議員の減少にもつながることから、地方を中心に「人口比だけで定数配分を決めるのは問題だ」(自民中堅)といった意見も多い。自民新潟県連会長の高鳥修一衆院議員も「この方法をとる限り、地方代表は減り続け、大都市偏重の政治体制になる」と危機感を強める。

ただ、アダムズ方式の令和4年以降の導入は、自民、公明両党が衆院議長の諮問機関の答申に基づき関連法案を国会に提出した経緯があり、自民内には「10増10減」に正面から反対しにくい空気もある。

自民の茂木敏充幹事長は30日、衆院選挙区画定審議会が来年6月までに新たな区割り案を岸田首相に勧告することを踏まえ、「選挙制度に関わる問題であるから、各党各会派の議論が必要だと思っている」と記者団に語った。(原川貴郎)

4228チバQ:2021/12/01(水) 08:06:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/746ed8ec849d45b30c36caaa744dc64d7d9024fe
自民・国光氏 衆院選中にネット広告 公選法に抵触恐れ
12/1(水) 6:00配信

茨城新聞クロスアイ
国光氏が選挙期間中にフェイスブックに掲載した広告の一部(画像の一部を加工しています)

■事務所「政党で掲載」

10月の衆院選で茨城6区から立候補して再選した自民党の国光文乃氏(42)が選挙期間中、自身のPRや政策を訴えるインターネット広告を出していたことが30日、分かった。公選法は候補者が選挙期間中に選挙運動のために有料のネット広告を出すことを禁じており、同法に抵触する恐れがある。

茨城新聞の取材に対し国光氏の事務所は、同法で容認されている「政党等の有料広告として掲載した」と文書で回答した。政党広告とする根拠なども質問したが、事務所側は答えていない。

衆院選の選挙期間は10月19〜30日。フェイスブックの広告検索サイトによると、国光氏のネット広告2本がそれぞれ16〜31日と24〜30日に出稿され、いずれも広告主は「国光あやの」となっていた。

このうち1本は「衆院選2021」「茨城6区」などのハッシュタグを付け、選挙区のつくば市内に公立高校が少ないと指摘し、「つくばに高校が少ない!問題に寄り添い解決を目指します!」などと掲載。もう1本は「国光あやのにお任せください!」などの文章に、自身のPR動画を添付していた。

ネット選挙に詳しい深沢諭史弁護士(第二東京弁護士会)は「広告主として個人名を出している。さらに『お任せください』と言いつつ、さまざまな政策を選挙期間中に述べている。選挙運動に該当すると判断できる可能性が高い」として、「公選法に抵触する可能性が高い」と話した。

ネット広告について同法は、選挙期間中に候補者個人は出稿できないと定める。ただ、町村長選などを除き、政党は支部も含めて認められ、政党支部長として候補者の名前や顔写真を添えた場合も原則容認されている。

茨城新聞社

4229チバQ:2021/12/01(水) 10:08:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a06d23226a8e85f1ee15d2e8c54bf2fa777ac451
「山本幸三氏は接戦、勝たせたかった」後援会幹部ら供述…公選法違反事件
12/1(水) 9:45配信

読売新聞オンライン
福岡県警

 衆院選の福岡10区で落選した自民党の山本幸三・元地方創生相(73)の後援会幹部ら2人が公職選挙法違反(買収の約束)容疑で逮捕された事件で、2人が容疑を認め、「選挙が接戦になるとわかっていた。山本氏を勝たせたかった」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。

 福岡県警に逮捕されたのは、北九州市小倉北区の警備会社「保安警備」の代表取締役で、山本氏の後援会幹部の宮川淳士郎(58)、同社取締役で支援者の今坂公侑(まさゆき)(38)両容疑者。10月中旬頃、男子大学生2人に対し、投票依頼の電話をかける報酬として、時給1000円を支払う約束をした疑い。

 山本氏は衆院選で9選を目指していたが、事実上の野党共闘で選挙戦を展開した立憲民主党の城井崇氏に約3500票差をつけられ、落選した。県警は事前に接戦が予想されていたことが、選挙違反の背景にあるとみている。両容疑者とも「違法性を認識していた」と容疑を認めているという。

 県警は30日、選挙事務所として使われた北九州市小倉北区の山本氏の後援会事務所を捜索。投票依頼を持ちかける際のマニュアルや、名簿など400点以上を押収した。

 山本氏は同日、「事実関係を確認中だが、監督不行き届きを痛感しており、全て私の不徳の致すところだ。捜査には全面的に協力していきたい」などとするコメントを出した。

4230チバQ:2021/12/01(水) 10:10:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/6de56393b1862d757d171e7a2400c5eb66bc0216
衆院選定数見直し、自民で「3増3減」案急浮上 細田議長が独自案
12/1(水) 9:00配信

毎日新聞
国会議事堂=川田雅浩撮影

 2020年国勢調査の確定値が11月30日公表され、衆院選小選挙区の「1票の格差」是正のため「10増10減」の定数配分見直しが必要となることが確定する中、自民党内で増減規模を「3増3減」に縮小する案が急浮上した。多くの地方で定数が減れば、国政に意見が反映されにくくなると懸念したためとみられる。

 細田博之衆院議長は11月30日、自民党の高木毅国対委員長と国会内で会談し、「3増3減」を軸とする法改正などの検討を要請した。党関係者によると、「3増3減」は細田氏の独自案とされ、東京都2増、神奈川県1増、長崎、愛媛、新潟3県各1減とする内容だ。党の選挙制度責任者を長年務め、選挙制度に造詣が深い細田氏は「10増10減」の影響が広範囲に及ぶことを懸念し、12月6日召集の臨時国会での対応を促したという。

 しかし、衆院選挙制度を巡っては、16年の衆院選挙区画定審議会(区割り審)設置法改正で、議席配分に人口比をより正確に反映する「アダムズ方式」を2020年国勢調査後に導入することが決まっている。「10増10減」はこれに基づく措置で、棚上げするのは容易ではない。臨時国会召集まで1週間を切っており、野党との交渉が円滑に進むかどうかも不透明だ。

 自民内ではアダムズ方式の厳格適用に対し「地方の議員が減り、都市に集中するだけ」との不満は根強い。党幹部は「3増3減でも1票の格差は2倍未満に収まる。増減の規模は現実的な範囲にとどめるべきだ」と話す。【野間口陽】

4231チバQ:2021/12/01(水) 22:02:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/210d90e34e6dd18ff6007b3d67481b5b3e749c12


立民、湯原氏陣営県議を書類送検 支援者に違法文書送付疑い
12/1(水) 21:47配信

5
この記事についてツイート
この記事についてシェア
共同通信
鳥取県警本部

 10月31日投開票の衆院選期間中に、認められていない方法で集会参加を呼び掛ける文書を送ったとして、鳥取県警が公選法違反(法定外文書頒布)の疑いで、鳥取2区で落選し比例代表で当選した立憲民主党の湯原俊二氏陣営の選挙対策本部長だった福間裕隆県議(79)を書類送検していたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。

 送検は11月24日付。鳥取地検米子支部が今後起訴するかどうかを慎重に判断する。福間氏は取材に「現時点ではコメントできない」と話した。

4232チバQ:2021/12/01(水) 22:05:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/64c792b37a13abc99abe6b9c8a80ee835c5747b1カネ惜しんで一生投げ出すな」 泉田氏、裏金要求の場生々しく再現
12/1(水) 21:06配信

51
この記事についてツイート
この記事についてシェア
毎日新聞
記者会見に臨む泉田裕彦衆院議員=衆院第2議員会館で2021年12月1日午後1時10分、西夏生撮影

 10月の衆院選で裏金を要求されたと自身の公式ツイッターに投稿し、波紋を呼んだ自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が1日、東京都内で記者会見に臨んだ。泉田氏が公の場で金銭要求をされた相手として名指ししたのは自民党の重鎮、星野伊佐夫県議(82)だった。泉田氏が証拠となる約30分間の録音データの公開を検討しているとも明言する一方で、星野氏は疑惑を真っ向から否定。双方の今後の動向が注目される。【北村秀徳】


 泉田裕彦衆院議員によると、泉田氏と星野伊佐夫県議(自民党長岡支部長)との会談は9月4日午前9時過ぎから、長岡市内の星野氏の自宅で、2人だけで行われた。星野氏が「米山隆一氏がトップ、泉田氏が2番目、圏外で森民夫氏」という衆院選新潟5区の世論調査の結果や地域分析を約6分間、泉田氏に説明した。

 星野氏 泉田さん、勝とうや。比例(復活)に引っかからなかったら終わりだよ。2000万や3000万をもったいながったら人生終わるよ。いちいち警察に報告するわけじゃないんだから。2000万や3000万のカネを惜しんで、一生を投げ出してはいけない。

 泉田氏 違法行為にならないようにしないと、できません。

 星野氏 そんなものは言葉の問題だけで、そんなの気にして報告するのなんか一人もいないからね。

 泉田氏 どうすればいいですかね。

 星野氏 この話は、早く言えば秘書の耳に入れてもいけない。あんた一人の腹にして、そして誰か信用できる人を使う。誰にも言ってはいけない。この話は。

 泉田氏 でも、(カネを)まかなければいけないんでしょ?

 星野氏 まくというのは、ばらまくのではない。たとえばA地域では〇〇さんですよ。

 泉田氏 広島で事件があったばかりでしょ?

 星野氏 そんなことを言えば、きりがないから。そんなのは表面の話だから。そういう世界だから。小千谷、北魚沼と細かくやらないで、信用できる人にだこてな。

4233チバQ:2021/12/02(木) 07:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ff7c268079dd8c668b63546a35d2053b24f4df7
衆院選中に有料ネット広告 自民・国民民主の3議員、公選法に抵触か
12/2(木) 6:00配信

朝日新聞デジタル
谷川とむ氏が衆院選期間中にフェイスブックに出していた有料広告。広告は谷川氏の個人ホームページにリンクしていた=「フェイスブック広告ライブラリ」から

 衆院選の選挙期間中に、自民党の候補者2人と国民民主党の参院議員が、フェイスブック(FB)に有料のインターネット広告を出していたことがわかった。公職選挙法は選挙期間中、選挙運動のために候補者名などを表示させた有料のネット広告を出すことを禁じており、同法に抵触する可能性がある。


 FBに有料広告を出していたのは、自民党から立候補した元総務政務官の谷川とむ氏(大阪19区)と、党女性局次長の国光文乃(あやの)氏(茨城6区)、参院議員で国民民主党副代表の伊藤孝恵(たかえ)氏。衆院選で谷川氏は小選挙区で敗れたが比例で復活当選、国光氏は小選挙区で当選している。

 公選法は、選挙運動期間中に候補者名や政党名を表示した有料のネット広告を出すことを禁じている。政党だけは例外で、政党の選挙運動用のホームページに直接リンクする広告であれば、政党(支部も含む)に限って出すことが認められている。

■「私に任せて」「ガンバレ」

 FBの公開データによると、谷川氏は10月19日〜11月1日、自身の顔写真や政策とともに「活動報告 谷川とむの政治活動」と書かれた広告をFB上などに出していた。広告のリンク先は谷川氏の個人ホームページだった。広告に「自民党」の表記はあるが、支部名の記載はなかった。

 国光氏は10月16〜31日、「つくばに新しい公立高校の可能性など 国政の立場から、実現に向けて進めて参ります」などと文章やイラストで政策を訴える広告や、「メッセージビデオ」として自身の政治活動を紹介し「私にどうか任せてください」などと呼びかける動画広告を出していた。いずれも政党名と支部名は明記されていなかった。

 伊藤氏は10月13〜31日、茨城、愛知、長崎の選挙区から立候補した候補者3人について、現地に応援に訪れた際の様子や候補者の人柄を紹介する広告をFBに出した。広告には「ガンバレ○○候補」(○○は候補者名)と候補者を応援する表現もあり、いずれも自身のユーチューブチャンネルの動画にリンクしていた。

 FBの有料広告は、広告を表示させるFB利用者の年齢や地域、期間などを設定することができる。費用をかけるほど多くの利用者に広告を表示できるが、選挙や政治に関連する広告はその費用や支出元などの情報をFBの運営会社が公開している。

 FBのデータによると、10月24〜30日、谷川氏の広告は大阪府内にいた人に表示され、費用は約27万9千円。国光氏は茨城県内にいた人に表示され、費用は約4万円だった。伊藤氏は3候補者それぞれの選挙区の県にいた人に表示され、費用は約3万6千円だった。

■議員側の見解は

 朝日新聞の取材に対して、谷川氏と国光氏の事務所はいずれも「公選法で認められた政党などによる有料広告として掲載した」とコメント。広告を掲載した媒体や期間についての質問には回答しなかった。

 ネット選挙に詳しい明治大の湯浅墾道(はるみち)教授は「いずれの広告も政党の選挙用ウェブサイトへのリンクがみられないため、公選法が認めている政党による広告の条件を満たしておらず、違法の可能性がある」と指摘する。

 その上で、谷川氏の広告については「議員個人の活動をPRするもので、個人への投票を呼びかける有料広告に該当する可能性が高い」とみる。国光氏の動画広告については「『任せてください』という表現は特定の候補への投票を依頼するものとしての性質が強く、政治活動の一環という線を越えているのではないか」。

 伊藤氏の事務所はFBへの有料ネット広告の掲載を認めた上で、「以前から議員の政見を広く知っていただくために、FB広告を利用した政治活動を行っておりました。今回もかかる活動の一環として行ったものです。公選法に抵触するとの認識はありませんでした」とコメントした。

 湯浅教授は「『ガンバレ』という呼びかけが他の議員への投票を呼びかけるものとして、選挙運動用の有料広告の禁止に該当する可能性がある」との見解を示した。

4234チバQ:2021/12/02(木) 07:50:24

■総務省「個別事情を勘案して判断」

 総務省選挙課の担当者は「有料ネット広告を認めると広告の利用が加熱し、選挙にお金がかかるようになる恐れがある」と説明。ただ、政党などの選挙運動用のホームページに誘導するために政党や政治団体が出す有料のネット広告は、「有権者が政党の政見に触れる機会を増やすため例外的に認められている」ともする。

 今回の広告が違法かどうかについては「特定の広告が公選法に違反するかどうかは、個別具体の事情を勘案して判断される」として回答を避けた。(篠健一郎、山崎啓介)

朝日新聞社

4235チバQ:2021/12/02(木) 11:27:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/c30874417225518f929b070a309209acea93aaf0
「県議から裏金要求された」泉田衆院議員が会見 本人は「事実無根」
12/2(木) 10:30配信

朝日新聞デジタル
自民党新潟県連会長宛ての書面案を示す泉田裕彦氏=2021年12月1日午後1時17分、東京都千代田区、保坂知晃撮影

 【新潟】自民党の泉田裕彦衆院議員(比例北陸信越ブロック)は1日、東京・永田町の議員会館で記者会見を開き、長岡市三島郡選出の同党の星野伊佐夫・新潟県議から10月の衆院選をめぐり「2千万〜3千万円の裏金を要求された」と述べた。「民主主義の根幹に関わる」として県連に対し星野氏の党員除名を求めるという。星野氏は「でたらめ。事実無根だ」と否定している。


 泉田氏によると、9月4日、星野氏の自宅で、衆院新潟5区で泉田氏が劣勢との情勢調査の結果を見せられた後、星野氏から「勝とうや。2千万(円)や3千万(円)もったいながったら人生終わるよ」と言われた。その際、星野氏は右手の親指と人さし指で輪をつくり、大仏のようなポーズを取った後、手帳を差し出して「お願いします」というしぐさを見せた。「この話は秘書の耳にも入れるな」と言われたことから、指の輪は「金」、それを渡して票を得る「裏金」を求められたと、泉田氏は感じた。

 泉田氏が2019年参院選の広島県での大規模買収事件に触れ、違法行為はできないと答えると「そんなことを言えばきりがないんだ。そういう世界だ。信用できる人にまとめて(金を)渡せ」などと収支報告書に記載しない金銭を地元の特定人物に手渡すよう暗に求められた。泉田氏はこの時のやりとりを録音しているという。

 泉田氏は10月の衆院選では小選挙区で敗れ、比例復活。選挙後、県連会長の高鳥修一衆院議員にこの件について伝え、対応を求めた。高鳥氏に「証拠はあるか」と問われ、音声データがあると答えた。だが、音声を確認することなく「県連としては一切関与しない」と高鳥氏から11月下旬に返答があったため、今回の告発に踏み切った。

 泉田氏は会見で「お金で票を買うのは民主主義の根幹をねじまげる。放置できない」と述べ、星野氏の除名を求める文書を高鳥県連会長に提出するという。

 音声データに特定の個人名が含まれているとして会見では公開しなかったが、個人名が分からないようにした上で今後公開を検討するという。泉田氏は「県連が対応しないのは理解できない。(星野氏には)最初の知事選から世話になっているので、本当に残念」と述べた。(高橋俊成)

4236チバQ:2021/12/02(木) 11:27:54

■星野県議「全部うそだ」

 「証拠がないでしょ」「(裏金は)全くない。全部うそだ」。泉田氏の「告発」で名指しされた星野県議は報道陣の取材に憤りをあらわにした。星野氏の自宅で複数回にわたり衆院選に関する話し合いの場を持ったことは認めたが、金銭は要求しなかったという。星野氏は「親方同士が会って金の話はしない。担当者での話だ」と強調した。

 星野氏は当選12回で元県連会長。泉田氏の知事選への擁立や、知事辞職後の衆院選への立候補などに中心的に関わってきたが、「離別になるだろうな」と述べた。

 泉田氏が求める星野氏の党員除名について、県連の小野峯生幹事長は「正式に文書などが届いていない」として、この日は記者会見などで見解を明らかにしなかった。

 新潟5区での選挙戦を支援した宮崎悦男県議(小千谷市選出)は「選挙には費用がかかる。『裏金』が何を指しているのかわからない」と指摘。「信頼関係がなかったのだなと感じる」と悔やんだ。

 新潟5区で有権者が多い長岡市の自民市議の間には、冷めた空気が広がった。衆院選で泉田氏の長岡支部の選対本部長を務めた丸山勝総市議は「裏金」の事実関係について、「司法の場ではっきりさせていただきたい」とだけ述べた。ただ、選挙後にこうした問題が浮上したことに、「われわれと泉田氏との間に信頼関係を築けなかったということの表れ。それに関しては申し訳なかった」と話した。

 また、五井文雄市議は「星野県議と泉田氏の個人的なことだから、コメントのしようがない」としつつ、来年の参院選など今後への影響について「党のイメージとして痛手になる。これを契機に党の活力や団結を強めなければならない」と受け止めた。

 11月30日の総務会で、泉田氏が務める5区支部長の交代を求めて県連と協議するよう3役に一任された長岡支部の幹事長でもある。「今回の問題を別にしても支部と泉田氏との信頼関係がないという状況は変わらない」と語った。

 県連会長の高鳥修一氏は11月30日、「(党)県連としては一切関わりないことは(泉田氏側に)伝えた。突然ネット(SNS)に話の内容や名前を出され迷惑している」と文書でコメント。この日の会見を受けて改めてコメントすることはなかった。(白石和之、宮坂知樹、松本英仁、長橋亮文)

■泉田裕彦氏の会見での発言

・9月4日、星野伊佐夫県議の自宅で星野氏から衆院選での情勢調査を見せられた後、「2千万や3千万もったいながったら人生終わる。いちいち警察に報告するわけじゃないんだから。信用できる人にまとめて渡せ」などと言われた

・広島での事件に触れ、違法行為はできないと答えると、星野氏は「そんなことを言えばきりがない」と発言

・星野氏とのやり取りは録音しており、今後公開を検討する

・その後、選挙期間に長岡市内に泉田氏の選挙ポスターを貼らないと言われたり、いつもお願いしていた運動員に断られたりした

・高鳥修一・新潟県連会長に対応を求めたが、11月下旬に「県連は一切関与しない」と言われた。今後、星野氏の除名を求めて書面を提出する

・除名が受け入れられない場合、自民党を離党するつもりはない

朝日新聞社

4237チバQ:2021/12/02(木) 20:44:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d25d9217208e6a37b3b794fd4bd2ac1193e4321衆院選で選挙違反 立憲民主・馬淵澄夫議員陣営の奈良市議を書類送検 大学生2人に違法報酬の疑い
12/2(木) 17:13配信

108
この記事についてツイート
この記事についてシェア
読売テレビ
衆院選で選挙違反 立憲民主・馬淵澄夫議員陣営の奈良市議を書類送検 大学生2人に違法報酬の疑い

 10月に行われた衆院選で運動員だった大学生2人に違法に報酬を支払ったなどとして、立憲民主党の馬淵澄夫議員陣営の奈良市議会議員が書類送検されていたことがわかった。

 公職選挙法違反の疑いで書類送検されたのは、奈良市議会の岡田浩徳議員(39)。岡田市議は10月の衆院選で、奈良1区で出馬した立憲民主党の馬淵澄夫衆議院議員の選挙運動を支援、馬淵氏は当選し、立憲民主党の国会対策委員長に就任した。。

 奈良県警によると、岡田市議は知り合いの大学生2人に、馬淵議員へ投票を呼び掛けるビラ配りなどを依頼し、見返りとして1人に1万5000円を手渡し、もう1人には半日分の日当として5000円を支払う約束をした疑いがもたれている。

 公職選挙法では、いわゆる「ウグイス嬢」と呼ばれる車上運動員などを除き、投票を呼び掛ける選挙運動の見返りに報酬を支払うことを禁じている。警察は、岡田市議の認否を明らかにしていない。

 岡田市議は、今年7月の奈良市議会議員選挙で無所属で当選した。

4238チバQ:2021/12/04(土) 09:47:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/75d9a6509f6a0405ff8649130dafb13624b74655
「泉田氏の狙いは別にある」 新潟・自民県議、裏金疑惑を否定
12/4(土) 8:38配信

毎日新聞
泉田衆院議員から指摘された裏金要求疑惑について記者会見で反論する星野県議(左)=県庁で2021年12月3日午後4時35分、北村秀徳撮影

 自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が10月の衆院選で裏金を要求されたと公表している問題で、要求した人物として名指しされた自民党の星野伊佐夫新潟県議(82)が3日、県庁で記者会見し、改めて疑惑を否定した。「『裏金を要求された』というのは我慢できない。記者会見をして、作り話、作文であると伝えたかった」。星野氏はこう強調し、求めたのは政治活動費だったと主張した。【北村秀徳、内田帆ノ佳、新井敦】


 会見は午後4時から約1時間行われた。星野氏は冒頭、泉田氏との関係性について説明。2004年の知事選で泉田氏の初当選を支援し、故長島忠美元衆院議員の急逝に伴う17年の衆院補選の際には泉田氏の政治姿勢などに反発する周囲の議員を説得して擁立したといい、2人の関係を「師弟関係」と評した。

 星野氏は、泉田氏と対立する事態になったことについて「憎しみという気持ちはない。残念、悲しいというだけだ」と語った。

 10月の衆院選で星野氏から「2000万や3000万の裏金」を要求されたとする泉田氏の主張については、法令上問題のない選挙での活動費の話だと反論。「具体的な金額を挙げたのは(泉田氏から)『選挙はいくらぐらいかかるのか』と聞かれた時だったと思う。選挙はこのくらいかかるとの意味だ」とした。

 また、「(要求したのは)裏金でないことは泉田氏が一番知っているはずだ」とも指摘。泉田氏がこのタイミングで2人のやりとりを明らかにしたことに対して「本当の理由は別にあると思う」と話したものの、詳しくは語らなかった。

 泉田氏は自民県連に対し、星野氏の党員除名処分を求めるとしている。県連の小野峯生幹事長はこの日、「泉田氏から正式な文書が届き次第、意見聴取して、双方の言い分を聞く必要がある」とした上で、裏金を要求されたという泉田氏の主張に関しては「事実関係が曖昧なので関与する予定はない」とした。

 ◇「とにかく早くまこう」音声データ公開

 泉田裕彦衆院議員は3日、星野伊佐夫県議から金銭を要求された際の会話とされる音声データを報道機関に公開した。泉田氏の説明によると、9月4日に星野氏の自宅で録音したものだという。

 音声データには、星野氏が「米山隆一氏がトップ」などと衆院選新潟5区の世論調査の結果や地域分析を泉田氏に説明した上で「とにかく必要経費を早くまこう。もう余裕がない。選挙始まってからなんてバカいない。今でも遅いぐらいだ。これで2000万や3000万なんかもったいながったら人生終わるよ。そこなんだよ」と話したり、泉田氏が「違法行為にならないようにしないといけない」と答えたりする場面が録音されている。

 泉田氏は元知事で衆院議員2期目。10月の衆院選新潟5区では前知事で無所属新人の米山隆一氏に敗れ、比例代表北陸信越ブロックで復活当選した。先月29日、自身の公式ツイッターに「総選挙の闇:新潟5区」と題し、「2〜3千万円の裏金要求をされました」「違法行為はお断りしました。そうしたら、選挙は大変でした。。。」などとツイート。今月1日の記者会見で、裏金を要求してきたのは星野氏だと明らかにし、その際の会話を録音した音声データを公開する考えを示していた。

4239チバQ:2021/12/04(土) 09:48:07
 ◇泉田氏に不信感 新潟5区の自民関係者

 泉田氏の地元・新潟5区の自民党関係者からは3日、泉田氏への不信感の一方で、党自体に対する今後の影響を懸念する声が聞かれた。長岡市議の1人は「(星野氏は)これまで長い間支えてきたのに泉田氏に心変わりされ、がっかりしたのだろう」。別の長岡支部関係者は「(音声データが出たことで)党のイメージダウンにつながらなければいいが」と言葉少なだった。

 泉田氏と星野氏の関係は、経済産業省のキャリア官僚だった泉田氏が2004年の知事選に自民党推薦で立候補した時にさかのぼる。星野氏は泉田氏擁立に動き、知事在職中もその手腕を評価。「後ろ盾」となって泉田県政を支えた。

 泉田氏は知事辞職後の17年の衆院選で新潟5区から初当選。当時、候補者選考過程で5区内の支部には、泉田氏が加茂市(4区)出身であることや知事時代の言動などに対する異論が一部にあり、調整が難航した。その中で星野氏は当初から泉田氏擁立を主導し、最終的に党内の意見を取りまとめた。

 しかし、初当選後も5区内の支部では泉田氏への不満がくすぶり続け、10月の衆院選を迎える。「地元で姿を見ない」などとする批判に対し、泉田氏は「呼ばれたところには行っている」と応じ、支部との溝がさらに広がった。結局、陣営が一枚岩とならないまま選挙戦に突入し、苦戦を強いられた。

 ◇衆院選裏金問題のこれまでの経緯

 ・11月29日

 泉田裕彦衆院議員が「総選挙の闇:新潟5区」と題し、「今回の衆議院総選挙で、2〜3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」とツイッターに投稿

 泉田氏が「(高鳥修一県連会長から)相談するので証拠はあるのか聞かれ、YESと回答しました。しかし、返事は、『県連としては一切関わらないという結論になりました。』とのことでした」と投稿

 ・同30日

 高鳥氏が「県連としては一切関わりのないことは(泉田氏に)伝えました。突然ネットに話の内容や名前を出され迷惑しています」とするコメントを公表

 ・12月1日

 泉田氏が東京都内の衆院議員会館で記者会見。裏金を要求したのは星野伊佐夫県議(自民党長岡支部長)だったと明かし、音声データを近く公表すると表明。星野氏の自民党からの除名を高鳥氏に求める意向を示す

 星野氏が「まったくない。事実無根」「お金くれないと(選挙に)落ちるよとか一切ない。本当に残念」と報道陣に話す

 ・同3日

 泉田氏が、衆院選の約2カ月前の9月4日に長岡市内の星野氏の自宅で行われた星野氏との会談の音声データを公表

 星野氏が県庁で記者会見。「裏金という話は作り話だ」と述べ、裏金ではなく「政治活動費」という趣旨だったと説明

4240チバQ:2021/12/06(月) 16:40:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0c9d4638b942742cc24fc5f45c30597fbe50fd9
自民党長岡支部 5区支部長を泉田衆院議員から差し替えて 県連に求める 「資質に欠いている」
12/6(月) 15:57配信


TeNYテレビ新潟

TeNYテレビ新潟

自民党の泉田裕彦衆議院議員が裏金を要求されたと訴えている問題。自民党の長岡支部は、日頃の政治活動や今回の問題を踏まえ、「資質に欠いている」などとして、5区支部長を泉田議員から差し替えるよう、県連に求めました。

12月6日、硬い表情で自民党県連を訪れた長岡支部の役員。異例の申し入れを行いました。

【自民党長岡支部 五井文雄 幹事長】
「泉田裕彦支部長の日常の党務活動、および言動等に加え、著しい愛党精神の欠如がみられることから、第5選挙区支部長の差し替えを求めることを満場一致で決定しました」

支部長の差し替えを求められた泉田議員をめぐっては、ことし10月の衆議院選挙で星野伊佐夫県議から「裏金を要求された」と主張・・・

一方の星野県議は、「裏金ではなく、政務活動費の話だ」などと反論しています。

星野県議が支部長を務める長岡支部・・・ことし11月開かれた総務会で、泉田議員について話し合った結果、満場一致で「支部長としてふさわしくない」という結論に至ったといいます。

【自民党長岡支部・五井文雄 幹事長】
「いま問題になっているのも含めて、長岡支部としては、(5区)支部長としての資質がいかがなものかという意見が出まして。これらを払しょくするには、やはり、そういう手段(差し替え)も必要かなと思ったところです」

一方、6日、国会で取材に応じた泉田議員は・・・

【自民党 泉田裕彦 衆院議員】
「社会的信用を傷つけている、人を貶めたりというようなことをつけくわえたうえで、(星野県議の)除名を申し入れたいと思います」

自民党県連は今後、5区内のほかの支部の意向を確認するとしています。

4241チバQ:2021/12/06(月) 16:50:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd55e4f46caf541ebbbf3ab314646b9597893891
宮城、福島で衆院定数「1減」 区割り見直しで現職対決も
12/6(月) 6:00配信


河北新報
 衆院の「1票の格差」を是正するため定数1減が確定した宮城、福島両県で、政党や行政の関係者が区割りの見直しに神経をとがらせている。候補者調整や選挙戦略の練り直しが避けられない上、選挙区の一部は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興途上にある。関係者は「格差是正を優先するあまり、地方の声が国政へ届きにくくなるのでは」と不安視する。

■地域事情に配慮望む声

 2020年国勢調査の確定値に基づく総務省の試算によると、22年夏以降の衆院選で都道府県の定数は全国で「10増10減」となり、宮城は6から5、福島は5から4に減る。

 宮城、福島の選挙区別の人口、1票の格差は表の通り。人口や地域事情などから宮城は4〜6区、福島は3、4区を中心に区割りが見直される可能性がある。

 10月の衆院選で宮城4、6区は自民党の伊藤信太郎氏と小野寺五典氏、5区は立憲民主党の安住淳氏が当選した。3人はいずれも国政経験が長く、支持基盤が厚い。

 伊藤氏の陣営幹部は「再編は5、6区を中心に4区で調整するだろう」と予想しつつ、「昔から地盤にしている加美郡や黒川郡が持っていかれるかもしれない」と気をもむ。

 小野寺氏を支持する首長の一人は「地方の実情が反映されない変更には反対。どうしても変えるなら、4〜6区を水産業主体の海側、農業主体の内陸部で縦に割る方がいい」と訴える。

 震災で大きな被害を受けた石巻地方を抱える5区は、前回17年の区割り改定で4区の松島、大郷両町と6区の南三陸町が編入された。立民県連幹部は「4区は党の地方議員がまだ少なく、区割りによっては協力者を探す必要があるだろう。自民の現職と競う可能性のある次も大変な戦いになる」と警戒する。

 再編に翻弄(ほんろう)される4〜6区の有権者の間では「数合わせで切り捨てられた」「投票先を真剣に選ぶ気になれない」といった不満がくすぶる。県北の市議は「人口減少に苦しむ地域の代表が減れば、都市との格差が一層広がる」と懸念し、地方再生に配慮した選挙区制度への改善を提言する。

 福島は今回、全5選挙区で与野党の一騎打ちとなり、立民が1、3、4区を、自民が2、5区を制した。

 3区で10選された立民の玄葉光一郎氏は「区割りが変わるので一つの節目というのを感じた」と冷静に受け止める。比例復活した自民の上杉謙太郎氏は区割りの見直しについて「原発事故に伴う避難による本県の人口減は見逃せない要素だ」と熟慮を求める。

 会津地方を中心とする4区。前回の改定で3区から西郷村が加わったが、現行の最少選挙区との格差は1・006倍。全国289選挙区で石川3区(1・003倍)、鳥取1区(1・004倍)に次いで小さい。

 連合福島の関係者は「単純に人口を見て区割りを見直す可能性もあるが、福島には第1原発にたまる処理水の問題や文化圏の違いといった事情がある。全県的に変わることもあり得るのではないか」と推測する。

4242チバQ:2021/12/06(月) 16:51:05

■比例東北も「1減」 自民、コスタリカ制導入案も

 「1票の格差」是正を巡る衆院の定数変更は比例代表にも及ぶ。全国で「3増3減」となり、東北ブロックは13から12に減る。議席争いは一層激しさを増すとみられ、東北の政界関係者に波紋が広がっている。

 10月の衆院選で、比例東北は自民党が6議席、立憲民主党が4議席を獲得。比例東北を主戦場とする公明と共産両党は各1議席で、日本維新の会が初めて1議席を得た。

 自民は2017年の前回選で、選挙のたびに小選挙区と比例の候補者を入れ替える「コスタリカ方式」を青森県で導入した。次回以降は小選挙区の定数が減る宮城、福島両県にも適用する案が取り沙汰される。

 公明は定数が14だった14年の前々回に初の2議席を確保したが、前回以降は1議席にとどまる。公明宮城県本部の伊藤和博副代表は「地方の声をより多く国政に反映させるため、今回は2議席を確保し、次への足掛かりとしなければいけなかった。定数がさらに減るのは大きな壁になる」と厳しく受け止める。

 公明はこれまで、東北の小選挙区に候補者を立てず、連立を組む自民候補を支援する姿勢を取ってきた。比例の定数が減少傾向にあり、「比例に加え、都市部など小選挙区の候補擁立も選択肢としてあり得るのでは」(東北の公明地方議員)との見方も出ている。

 比例の定数減について、共産宮城県委員会の中島康博委員長は「多様な地方の声を拾いにくく、大都市に偏重する問題がある」と批判する。

 共産は今回、宮城の全6小選挙区で立民と候補者を一本化。4、6区に立てて比例票の掘り起こしを狙ったが、7万5796票と目標の14万票には及ばなかった。中島氏は「比例で2議席を獲得する目標は変わらないが、相当頑張らないといけない。立民と選挙協力する方針は大事にしながら、比例で勝てるような組織の在り方を探求しなければならない」と話す。

河北新報

4243チバQ:2021/12/06(月) 16:55:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d04e566b997a648837ef2c8bb896b36034724bf8
安倍元首相、二階元幹事長の選挙区が消滅?「1票の格差」でちゃぶ台返しの細田議長案に批判〈dot.〉
12/5(日) 8:00配信

AERA dot.
安倍晋三元首相と二階俊博元幹事長

 総務省が衆院小選挙区の定数是正について「国勢調査人口(確定値)に基づく計算結果の概要」を11月末に発表し、波紋を呼んでいる。

【写真】テレビを見ていて信用できない政治家の第1位は?

 これまで衆院選挙区画定審議会で議論されてきた、「1票の格差」問題。人口比を反映した「アダムズ方式」を採用して15都県で「10増10減」の定数見直しが必要であるとしている。

 小選挙区が増えるのは、東京都が5、神奈川県が2、埼玉県と千葉県と愛知が1。減るのは、宮城県、福島県、新潟県、滋賀県、和歌山県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、長崎県で各1となっている。

「これがそのまま採用されてしまったら、どうなるのか。党内争いにも発展しかねない」

 自民党幹部はこう言い、苦悩の表情だ。

 小選挙区から複数の自民党党候補が手を上げた際の調整は、10月の衆院選でも大きな火種となっていた。宮城県をはじめ、10の県で定数がそれぞれ1減るとなれば、当然ながら調整が必要となる。

 山口県は4つの小選挙区が3つに減る。人口比から、山口3区と4区が中心となり大きく区割りが変更される見込みという。

 山口4区は安倍晋三元首相のおひざ元。3区は林芳正外相が参院から鞍替えして、初当選したばかり。山口2区は安倍元首相の実弟、岸信夫防衛相と大物がずらりと並ぶ。保守王国の山口県は現在、4つの小選挙区すべてを自民党が独占。それなのに誰か一人が、小選挙区から立候補できない見込みだ。山口県の自民党県議は声を潜めてこう言う。

「前々から予測はしていたが、実際に総務省から公表され現実のものとなった。3区と4区が1つの選挙区という区割りになる可能性が高いとみられている。つまり、安倍氏か、林氏のどちらかが押し出される。地元では表立って話す人はいません。しかし、ヒソヒソ話では『安倍氏は2度、首相になった。次に期待できるのは林氏だ』と林氏を推す声があるのは事実」

 和歌山県も小選挙区が3から2に減る。和歌山3区は二階俊博元幹事長の地元だ。

 現在の和歌山1区は、県庁所在地で都市部の和歌山市が中心でそこは大きく変わらず、和歌山2区と3区で1つの小選挙区となるとみられる。

 2区は自民党の石田真敏元総務相の選挙区だ。つまり、二階氏か石田氏か、どちらになるかの調整が必要となる。

「大物の中の大物、二階先生と大臣経験のある石田先生。地元の県連で調整できるレベルの話ではありません。ただ、世耕弘成参院議員がそろそろ衆院へ鞍替えするのではないかという話もあります。世耕氏が衆院に鞍替えし、二階先生、石田先生のどちらも引退という案を口にする人はいますね。正直、恐れ多くて、この問題についておおっぴらに話をする地方議員はいませんよ」(和歌山県の自民党県議)

 大物議員らの窮地に助け船を出そうとしているのが、細田博之衆院議長だ。

 12月1日の毎日新聞は、<細田博之衆院議長は11月30日、自民党の高木毅国対委員長と国会内で会談し、「3増3減」を軸とする法改正などの検討を要請した。党関係者によると、「3増3減」は細田氏の独自案とされ、東京都2増、神奈川県1増、長崎、愛媛、新潟3県各1減とする内容>と報じている。

 細田氏は「選挙博士」と呼ばれるほど、選挙制度、選挙区の事情に精通。2016年の衆院選改革法案「0増6減」の成立の時も、国会で細田氏が与党側の趣旨を説明した。自民党幹部はこう解説する。

「選挙にはめっぽう詳しい細田氏。国会議員で選挙に関して細田氏と議論して勝てる人はいません。中選挙区時代から小選挙区になった経緯、背景、事情やご自身と関係のない選挙区までスラスラと話が出てくる。それくらいすごいです。10減を3減にし、長崎、愛媛、新潟が対象と細田氏が高木氏を呼び出し、案を伝えたことは今後、大きな影響があるでしょう」

4244チバQ:2021/12/06(月) 16:55:25
 一方で、野党立憲民主党の幹部はこう憤慨する。

「細田氏が3減と指摘している長崎、愛媛、新潟は比較的、自民党には影響が少ないところばかり。長崎は4つの小選挙区のうち1つ、新潟は6つのうち4つ、野党側が勝っている。自民党のお家騒動に発展しかねない、山口や和歌山は除外している。細田氏が選挙にとても詳しいことは有名ですが、衆院議長が自民党を利する案を持ち出すというのはおかしい。10増10減でやるべきだ」

 衆院の選挙制度は衆院選挙区画定審議会で長く審議され、2016年の法改正で、2020年の国勢調査後に「アダムズ方式」を採用することが決まっている。自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう指摘する。

「審議会で議論を尽くして、決めたこと。人口の増減から1票の格差がきちんとしたデータから算出されているわけで、それに反する改正案にするのは、世論の反感を買い、次の衆院選で自民党は議席を減らしかねない。今回の総務省の発表で一番、ドキドキなのは安倍氏でしょう。林氏が次の首相を狙っているので、自民党内でも安倍氏の情勢が厳しいという話を聞きます。当然、安倍氏が譲れば比例1位という処遇になる。同じように中曽根康弘元首相が昔、中選挙区から小選挙区に移行した時、選挙区事情で終身比例1位となった時期があったが、エコヒイキが過ぎると批判を浴びました。それが頭にありますから、安倍氏も簡単にはおりませんよ。岸田首相もこの問題は頭が痛いところでしょう」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

4245チバQ:2021/12/06(月) 16:56:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2b93e31c3a18394177928a06d216ad2ccc6c743
「再建20年」の声も 新体制の自民大阪府連を待ついばらの道
12/4(土) 21:29配信

産経新聞
自民党大阪府連の新会長に選ばれ挨拶をする宗清皇一氏(中央)=4日午後、大阪市中央区(須谷友郁撮影)

4日に新体制を発足させた自民党大阪府連は10月の衆院選惨敗を踏まえ、来年の参院選などに向けて党本部と連携しながら「抜本的な組織再構築に総力を結集する」方針を掲げる。ただ党の足腰ともいえる地方議員が減少し、再建には「20年はかかる」との厳しい見方も。会長選出をめぐり、国会議員と地方議員の間に広がる溝も露呈し、いばらの道は避けられそうにない。

【表でみる】自民党大阪府連の歴代会長

「チーム力を高めていかなければ、だめだ。(所属議員らには)意識を変えてもらいたい」。新会長に就任した宗清皇一(むねきよ・こういち)衆院議員は府連大会後、記者団にこう強調した。

自民府連がまとめた衆院選の総括文書では、日本維新の会を「大阪本店の企業」になぞらえ、統一した政策や戦略のもと「候補者個人ではなく、党としての支持を広げている」と指摘した。ただ、維新も躍進したとはいえ、松井一郎代表の後継不在という課題を抱える。

一方、総括文書は府連について「東京本店の大阪支店」「個人商店」とし、「府連の活動や主張が完全に埋没」したと分析。自民と維新が対決した府内15選挙区の総得票数は維新の158万4057票に対し、自民は100万5824票で、衆院選の惨敗は「個人としての得票の限界」と結論づけた。

来夏に参院選を控える中、立て直しは急務だ。政策の方向性を明確化し、会員制交流サイト(SNS)などを活用して党本部と一体となった広報戦略を構築する方針を掲げたが、道のりは険しい。

杉本太平前総務会長(大阪府議)は「維新はこの10年間で強固な地盤を築いた。自民が盛り返すには少なくとも20年はかかる」と指摘する。府議会と大阪市議会で自民会派は16人ずつ。両議会で第1会派の大阪維新の会はそれぞれ47人と40人を擁し、大きく水をあけられている。

府連大会で決定した活動方針では、令和5年の統一地方選を見据え「地方組織の要である地方議員を増やす対策が必要」と危機感をにじませた。地方議員は国政選挙で地域の実動部隊となる面もあり、喫緊かつ長期的な課題といえる。

この日地方議員が共同提出した意見書は、会長選出の過程が見えにくい現体制への不信感の裏返しだ。宗清氏は府連内の意見を聞く考えだが、「国会議員が取り仕切る府連は変わりようがない」と漏らす地方議員もいて、火種はくすぶっている。(吉国在)

4246チバQ:2021/12/06(月) 16:57:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2787dffdf32ca2fd113ed80daecf32c5d0ef2e0
維新に対抗 「全敗」自民大阪府連が活動方針 「個人商店」から脱却
12/4(土) 20:45配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

 自民党大阪府連は4日、大阪市内で府連大会を開き、候補を擁立した大阪府内の15選挙区で日本維新の会に全敗した衆院選を総括し、組織の再建に向けた活動方針を採択した。府内の首長や地方議員を総動員して強固な組織選挙を繰り広げた維新に対抗するため、個人後援会を中心に票を積み上げる自民の「個人商店的」な選挙手法から脱却すると強調。来年の参院選などに向けて、党本部との連携や国会議員と地方議員が協力して組織活動に取り組む重要性を示した。

 大阪の自民は衆院選で、1955年の結党以来初めて府内の選挙区で1勝もできず、3人が比例近畿ブロックで当選するのにとどまったため、早急な態勢の再構築が求められている。方針では、個人の後援会組織に依存した従来の選挙手法は「得票の限界」があるとし、党本部や地方議員らと連携し、「自民党の大看板をいかす戦いに転換する」と強調。また地方議員らが中心となって、地域住民との会合や相談活動などを実施し、党の基盤固めを進めていくことなども決めた。

 府連大会では、衆院選で落選して辞任した原田憲治・前府連会長の後任に宗清皇一衆院議員(比例近畿ブロック)を選出。宗清氏は「これまでは、議員一人一人が個人商店的な活動をしてきたが、これからは立体的に助け合う組織にして、ガバナンスを強化したい」と決意を述べた。【野田樹】

4247チバQ:2021/12/06(月) 16:59:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b042200ff2283655dec8ef7b0bc4d0104e7057f
茨城県議補選潮来・行方市区が告示 新人3氏が立候補
12/4(土) 8:00配信

茨城新聞クロスアイ
鈴木義浩氏、松田千春氏、沼里真一郎氏(左から届け出順)

藤島正孝氏の死去に伴う茨城県議選の潮来市・行方市区補選(欠員1)は3日、告示され、いずれも無所属で元行方市議の鈴木義浩氏(58)、元潮来市長の松田千春氏(65)、元潮来市議の沼里真一郎氏(43)の新人3氏が立候補を届け出た。

鈴木氏は午後4時、行方市玉造甲の駐車場で第一声。演説に先立ち、約300人の支持者と共に藤島氏への黙とうを行い、「大変多くの方に応援いただいている。(行方・潮来の)2市と県をスムーズにつなげるのは自分しかいない」と支持を呼び掛けた。

松田氏は午前10時、潮来市上戸の選挙事務所前で出発式。約200人の支持者に対し潮来市長や額賀福志郎衆院議員の秘書としての実績や県知事とのパイプを強調し「何が何でも、両市のために身を粉にして働く。もう一度、政治の場に戻してほしい」と訴えた。

沼里氏は午前9時半、同市辻の駐車場で第一声。支持者ら40人余りを前に、「29歳で市議になり、潮来市を体を張って守ってきた自負がある。若さと経験がある自分に世代交代させてもらい、皆さんのために末永く役に立っていきたい」と語った。

投票は12日午前7時から午後6時まで、潮来市内7カ所と行方市内21カ所で行われ、同8時から潮来市日の出の市立中央公民館体育室と行方市内宿の市立北浦中体育館で即日開票される。有権者は5万1547人(2日現在)。

【県議潮来市・行方市区補選立候補者(届け出順、敬称略)】
■鈴木義浩(すずきよしひろ) 58 元行方市議 無新
【略歴】畜産会社社員。元行方市議会議長、同市議、旧玉造町議、鹿行広域事務組合議会議長。石岡一高卒。行方市玉造甲

【公約】①県鹿行振興局の設置②新型コロナウイルス対策の強化と地域医療の充実③地域資源を生かした農林水産業、商業、観光の振興

■松田千春(まつたちはる) 65 元潮来市長 無新
【略歴】障害者福祉施設常務、潮来市北浦湖岸土地改良区理事長。元=潮来市長、衆院議員秘書。日本大卒。潮来市潮来

【公約】①地域医療体制の充実②東関東自動車道の早期開通③地場産業等の振興④少子化対策の推進⑤障害者福祉の充実⑥県民の森有効活用

■沼里真一郎(ぬまりしんいちろう) 43 元潮来市議 無新
【略歴】県観光マイスターS級、消防団員。元潮来市議、県後期高齢者医療広域連合議会議員。北里大大学院修了。潮来市辻

【公約】①教育・医療・福祉の充実②社会全体で子育てし、少子高齢化対策・人口増加策の強化③中小企業・農漁業支援、観光振興

茨城新聞社

4248チバQ:2021/12/07(火) 11:10:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/f64612fb80943fdf671fe4d75aae7cb5ffdfe1d9
泉田氏の衆院支部長交代を要望 裏金問題で自民長岡支部
12/7(火) 9:11配信
毎日新聞
自民党新潟県連の小野幹事長(右奥)に要望書を手渡す同党長岡支部幹事長の五井長岡市議(左奥)ら=新潟市中央区で2021年12月6日午後0時32分、北村秀徳撮影

 自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が10月の衆院選で裏金を要求されたと公表している問題で、要求した人物として名指しされた星野伊佐夫新潟県議(82)が支部長を務める同党長岡支部は6日、泉田氏を新潟5区選挙区支部長から差し替えるよう県連に要望した。この問題を巡る泉田氏の言動に加え、日常の党員活動などから、理由を「愛党精神の著しい欠如が見られる」としている。

【音声で聞く】泉田氏が公開した音声

 同支部幹事長の五井文雄・新潟県長岡市議らが同日、新潟市中央区の県連を訪れ、小野峯生県連幹事長に要望書を手渡した。5区支部長の差し替えは、11月30日に開いた同支部の総会で満場一致により決定したという。五井氏は報道陣の取材に「(衆院議員に初当選後の)4年間の政治活動と、10月の選挙への真摯(しんし)な対応がなかった。(裏金)問題も含め、5区の支部長としてふさわしくないとの結論に至った」と強調した。

 要望を受け、小野幹事長は「今月17日をめどに5区の各選挙区支部の意向調査を行い、県連の役員会を開く」と説明。年内にも党本部へ上申するかどうかを判断するとした。一方、泉田氏も星野氏の党員除名処分を県連に求める意向を明らかにしており、県連として泉田氏への意向聴取も行う考えを示した。

 この問題を巡っては、泉田氏が11月29日、「総選挙の闇:新潟5区」と題し、「2〜3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」とツイッターに投稿。今月3日には裏金を要求されたとする場面を録音した星野氏との会談の音声データを公開した。星野氏は会談で求めたのは「政治活動費」という趣旨だったとして疑惑を否定。両者の主張は対立している。【北村秀徳】

4249チバQ:2021/12/07(火) 21:23:38
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211207k0000m010260000c.html
自民・野田毅氏が議員引退 衆院選落選、熊本県連特別顧問に就任
2021/12/07 19:30毎日新聞

自民・野田毅氏が議員引退 衆院選落選、熊本県連特別顧問に就任

落選が確実になり敗戦の弁を述べる自民党のベテラン、野田毅氏=熊本市南区で2021年10月31日午後8時12分、城島勇人撮影

(毎日新聞)

 自民党熊本県連は7日、10月の衆院選熊本2区で自民党から立候補して落選した野田毅(たけし)元自治相(80)が次期衆院選に出馬しないと発表した。野田氏は1972年に中選挙区の旧熊本1区で初当選して以降、解散前の衆院で自民最多の16回の当選を重ね、建設相や党の税制調査会長などを務めた。49年の議員活動に終止符を打つが、県連の特別顧問に就任して政治活動は続けるという。

 一方、県連は、無所属で野田氏を破った元財務官僚の西野太亮(だいすけ)氏(43)の自民党入りを認めた。「世代交代」を掲げて出馬した西野氏に、県連は「頭越しでの入党は認めない」などと反発。県議らを総動員して野田氏を支えたが、約5万票の大差で敗れた。県連会長の前川收(おさむ)県議は「西野氏から県連に提出された入党届を審議し、全会一致で認めた」と話した。【山本泰久】

4250チバQ:2021/12/08(水) 19:23:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/f21e7096815d383038517b30e7cc38615e614f04
自民・古川氏運動員を逮捕…衆院選佐賀2区、買収約束の疑い
12/8(水) 15:43配信

読売新聞オンライン
 10月31日投開票の衆院選で、佐賀2区で落選し、比例九州ブロックで復活当選した自民党の古川康氏(63)の選挙運動の見返りに報酬を約束したなどとして、佐賀県警は7日、佐賀市兵庫南2、映像制作会社経営、保利一誠容疑者(38)を公職選挙法違反(買収の約束)の疑いで逮捕した。

 発表などによると、保利容疑者は古川氏の運動員で、8月10日と10月中旬頃、同県内で複数の運動員に対し、古川氏を当選させる目的で、SNS上で選挙運動として活用するためのPR動画の制作を依頼するなどして、報酬として金銭を支払う約束をした疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 古川氏の事務所は「事実関係を確認している」としている。

4251チバQ:2021/12/08(水) 19:24:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/00d2590cb07c87731668c31421f5a808baa4bf46
細野豪志氏の自民県連入り容認へ 静岡5区でなく新支部の支部長検討
12/8(水) 9:27配信
朝日新聞デジタル
細野豪志氏

 10月の衆院選で静岡5区から無所属で立候補して当選し、自民党に入党した細野豪志氏について、自民党県連が同県連入りを容認したことが7日、関係者への取材でわかった。静岡県衆議院支部を新設し、細野氏を支部長とする方向で検討している。

 関係者によると、静岡5区支部長には衆院選で細野氏に敗れ、比例復活した吉川赳衆院議員が引き続き就く。一方で、民主党などで自民と対立してきた細野氏の過去の言動に対する反発もあるため、県連は、県選出国会議員団への加入や、県連大会への出席は認められないなどの意向を党本部に伝えたという。

 細野氏の処遇をめぐっては、党本部が県連の反対を押し切って11月初旬に入党を認めた。その後、党所属の県議は11月23日の議員総会で細野氏の県連入りを大筋で了承。国会議員も25日に会合を開いて対応を協議したが、結論を持ち越していた。(黒田壮吉)

朝日新聞社

4252チバQ:2021/12/09(木) 11:15:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/96a3d9501c766fc03429628cedd9f763330d9eed
岸田文雄首相「日当禁止」取り合わず 斉藤鉄夫国交相の「旅費」問題
12/9(木) 7:30配信

68
この記事についてツイート
この記事についてシェア
中国新聞デジタル
院代表質問で「政治とカネ」問題などに答える岸田首相

 岸田文雄首相(広島1区)は8日の衆院本会議での代表質問で、公明党の斉藤鉄夫国土交通相(広島3区)が衆院選期間中に開いた個人演説会の出席者へ、広島県トラック協会の関連団体が旅費名目で現金を渡した問題に関し、企業や団体へ動員に現金を介在させないよう呼び掛ける提案に「各党、各会派で議論を進めるべき問題だ」と取り合わなかった。立憲民主党の泉健太代表への答弁。

【年表】岸田文雄衆議院議員のあゆみ

 広島3区は、2019年参院選広島選挙区の大規模買収事件で懲役3年の実刑判決が確定した河井克行元法相の地盤だった。斉藤氏は「政治とカネ」問題の根絶を訴え、首相も与党統一候補として支援した。

 選挙演説の動員で日当を払わないよう企業や団体に「呼び掛けませんか」と促す泉氏に対し、首相は「法令に沿って公正な選挙が行われるべきだ」と述べ、その是非は各党、各会派の議論に委ねるとした。

中国新聞社

4253チバQ:2021/12/10(金) 15:42:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb11200774148d6fe52aa1469d0c4af226e3863a
自民党支部が雇調金30万円受給 代表の大岡環境副大臣「秘書を休ませた」
12/10(金) 7:01配信

京都新聞
大岡敏孝衆院議員が代表を務める政党支部の収支報告書。「その他の収入」欄に雇用調整助成金に基づく計30万円の収入が記載されている

 環境副大臣で自民党の大岡敏孝衆院議員(衆院滋賀1区)が代表を務める同党滋賀県第1選挙区支部が昨年、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金(雇調金)を約30万円受け取っていたことが、11月に公表された昨年分の政治資金収支報告書から分かった。雇調金を巡っては既に内閣官房参与の石原伸晃・同党元幹事長の政治団体による受給が明らかになり、批判の声が上がっている。識者は「国民の理解を得られない」と指摘する。


 同支部の収支報告書によると、「その他の収入」の欄に雇調金として計30万3799円の金額が記されている。大岡氏の説明では、東京都で外出自粛が要請されていた昨年3月下旬〜4月上旬の約10日間、数人の私設秘書らを休ませ、雇調金を申請して受給したという。

 雇調金はコロナ感染拡大の影響を受けた企業に対し、従業員の休業手当の一部を国が負担する制度。国によると、政党支部などの政治団体も対象に含まれる。京都新聞社の取材に、大岡氏は「制度は働けない労働者を守る仕組みだ」と述べ、受給は問題ないとの認識を示した。

 同支部の昨年の収入は約5300万円で、前年の2019年から約480万円減ったものの、18年の約4900万円と比べると増えている。黒字分となる翌年への繰越額も、昨年は約1700万円に上る。さらに、昨年は党本部から約1300万円も受け取っていた。

 政治資金問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授は「雇調金は多くの人がコロナで困窮した事業者向けと考えているだろう。税金が原資の政党交付金をもらっている政党や、政党から金が入る支部のような政治団体を受給対象にすべきではない」と話している。

4254チバQ:2021/12/10(金) 20:36:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/22ef3cbb09bf606f332a7d105661c6acab1a39f7
落選の関健一郎氏、立憲離党へ 秘書の事前運動疑いとの関連は否定
12/10(金) 18:56配信
毎日新聞
関健一郎氏

 10月の衆院選で愛知15区(豊橋市など)から出馬し落選した立憲民主党の関健一郎氏(43)は10日、年明けにも離党する考えを明らかにした。当面は無所属で活動し、次期衆院選で同選挙区での出馬を目指す。

 元公設秘書が8日、公示前に投票を呼びかける文書を配ったとして公選法違反容疑で書類送検されたが、関氏は「(離党の件とは)全く関係ない。落選後すぐに意思を固めていたが、捜査中だったので公表を控えていた」と述べた。

 離党の理由について「自分の目指す政策と党の方針が違いすぎた。自分の政策や理念をゼロから見直し、再スタートしたい」と説明し、考えの近い政党があれば入党する意向を示した。

 関氏は2017年の衆院選で愛知15区から希望の党公認で出馬、小選挙区で敗れたが、比例復活で初当選した。【酒井志帆】

4255チバQ:2021/12/12(日) 10:24:04
安倍氏vs林氏の緊張感 山口県の衆院選小選挙区1減の可能性

2021/12/12 7:00

��

 山口県政界でライバル関係にある自民党の林芳正外相(衆院山口3区)と安倍晋三元首相(同4区)の周辺に緊張感が漂っている。県内の小選挙区が1減し、議席を巡って両氏の争奪戦となる可能性があるからだ。岸田派の林氏は衆院に転身して要職を任され、岸田文雄首相の後継候補の一人。安倍氏は党の最大派閥の長に就き、にらみを利かせる。
【関連記事】
河村氏引退の陰に安倍氏 山口県内、定数1減へ火種
転身の林氏、増す存在感 世代交代の流れ加速か
 4日、林氏の姿は4区内の下関市にあった。林家の墓を参り、11月下旬に亡くなった元中国経済連合会副会長の叔父宅を弔問した。10月の衆院選で3区に転身。拠点は宇部市となったが、外相に就任後、初の「お国入り」に約300人が列をなして出迎えた。支援者は「安倍さんがよく思わない光景でしょう。下関は林が本家本元。安倍さんは東京育ちだから」と本音をこぼした。

 ▽下関の角福戦争
 林氏と安倍氏は中選挙区時代の父親の代から権力闘争を繰り広げてきた。塩満久雄山口県議(下関市)は「下関の角福戦争と言われちょったよ」と説明する。林氏の父で元蔵相の故義郎氏は田中角栄元首相、安倍氏の父で元外相の故晋太郎氏は福田赳夫元首相のそれぞれ側近だったからだ。
 小選挙区制の導入で故義郎氏は比例中国ブロックに回り、安倍氏に4区を譲った。参院議員となった林氏と安倍氏は地盤が重なる下関市で表向きは手を握る一方、市長選は両氏に近い候補者が激突してきた。過去5回は2勝2敗。安倍氏の元秘書が再選した2021年3月は林氏側が擁立を見送り、代理戦にならなかった。林氏を支援する地方議員は「衆院への転身に横やりが入っては困るので立てなかった。次はどうなるか」と先行きをうかがう。
 ▽安倍氏、求心力保持に焦りか…
(ここまで��743文字/記事全文��1704文字)

4256チバQ:2021/12/13(月) 19:28:25
https://news.goo.ne.jp/article/bsn/region/bsn-kennai20211213-16839310.html
“裏金要求”告発した泉田議員の地元支援組織が解散
2021/12/13 18:52BSN新潟放送

“裏金要求”告発した泉田議員の地元支援組織が解散

“裏金要求”告発した泉田議員の地元支援組織が解散

(BSN新潟放送)

裏金要求疑惑をめぐり、泉田裕彦衆議院議員は自民党新潟県連に星野伊佐夫新潟県議の除名を申し入れましたが、地元・新潟5区では市議と町議による泉田議員の支援組織が解散となりました。

「裏金要求」の告発で注目されている泉田裕彦衆議院議員は11日、新潟県魚沼市で行われた国道の開通式典に出席しました。

【泉田裕彦衆院議員(国土交通政務官)】
「国土交通省といたしましては、引き続き浦佐バイパス・六日町バイパスの早期全線開通に向け…」

泉田議員は星野伊佐夫県議から選挙の際、2〜3000万円の裏金を要求されたと訴えていて、自民党新潟県連に対して星野県議の党員除名を申し入れました。

【泉田裕彦衆院議員】
「選挙に際して金銭要求をしていく。これは民主主義の土台をゆがめてしまうので、放置すべきでない」

星野県議は「裏金要求」を真っ向から否定しています。

【星野伊佐夫県議】
「裏金っていう言葉は政治の世界じゃないんですよ。経済の世界ですよ。県連の方から、党の方から、何言われるか、全部それに従う予定になっております」

両者の対立は県内の政界を揺るがす問題に。自民党の斎藤洋明衆議院議員は、ツイッター上で「星野県議の言動は極めて問題」で「速やかに厳しい処分を下すよう求めています」とコメント。

一方、開通式に同席した、自民党の鷲尾英一郎衆議院議員は取材には応じませんでした。

【鷲尾英一郎衆議院議員】
泉田さんの件で一言?
「すいません」

こうした中、新潟県長岡市で11日に開かれたのが、泉田議員を支援する議員による臨時総会です。冒頭を除いて非公開で行われた会の終了後、取材に応えた市議が口にしたのは会の解散でした。

【丸山広司長岡市議】
「この会は本日をもって解散ということになりました」

この会は、5区内の市議と町議57人で構成されていて、泉田議員を支援すべく連携を深めてきました。会によりますと、解散は泉田議員の衆院選への対応や選挙後の言動により、信頼関係が失われたことが理由だということです。

【丸山広司長岡市議】
「大変厳しい選挙っていうのは私らも重々、理解していたんですけれども、(選挙後に泉田議員が)『最初から勝てる気がしなかった』という発言がありました。今までの選挙選、それから私が申し上げた選挙後の泉田さんの言動、それに対しての信頼が失われてしまった」

泉田議員と星野議員との対立は「解散の大きな理由ではない」としていますが、臨時総会では「騒ぎになっているこのタイミングでなぜ解散するのか」という反対意見もあったということです。自民党新潟県連は今後、弁護士による両者の聞き取りを行い、星野県議の除名について検討し年内にも結論を出したいとしています。

4257チバQ:2021/12/14(火) 22:02:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/f04a90da962240c8451d1addf81bde5b95b89d29自民党内の衆院「3増3減」案に福田氏苦言「政治が意見言うのは…」
12/14(火) 17:40配信

31
この記事についてツイート
この記事についてシェア
毎日新聞
自民党の福田達夫総務会長

 自民党の福田達夫総務会長は14日の記者会見で、党内の一部で衆院小選挙区を「3増3減」とする案が取り沙汰されていることについて、「政治の側から意見を言うのが正しいのかというとそうでもない気がする」と苦言を呈した。

 衆院小選挙区の「1票の格差」是正を巡っては、議席配分に人口比をより正確に反映する「アダムズ方式」に基づき「10増10減」が必要になることが確定している。しかし区割り変更による影響が大きいため、一部自民議員らが「3増3減」案を検討している。

 福田氏は「意見が出ることは非常に健全だ」とする一方、来年6月までの区割り改定案勧告に向けて衆院選挙区画定審議会(区割り審)が審議を進めることを踏まえ、「推移を見守る必要がある」と述べた。【東久保逸夫】

4258チバQ:2021/12/14(火) 22:06:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/58cc18d80a4f36898967129db8cd87bd278bfc45安倍元首相の後継者問題が深刻化 地元をライバルの林外相に奪われる危機も
12/14(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
安倍元首相の跡継ぎ問題はどうなる?(写真は岸信夫氏と長男の信千世氏/2021年8月)

 安倍晋三・元首相は父の晋太郎氏が率いた「安倍派」を復活させ、12月6日には新会長お披露目を兼ねた盛大な派閥パーティーを開催した。政界のキングメーカー、いわば“令和の闇将軍”の座を不動のものにしたかに見える安倍氏だが、その意気軒昂な姿とは裏腹に、足元に大きな不安を抱えている。


 今後の政治を左右しそうなのが、岸田首相が面従腹背で“安倍離れ”を急いでいることだ。岸田首相は、これまで「数の力」で自民党を支配してきた麻生太郎・副総裁と、幹事長に抜擢した茂木敏充氏と11月16日と22日の2回にわたって会談を開き、「定期的に会合を開いて政権運営を話し合う」ことを確認した。今後は岸田派、麻生派、茂木派(旧竹下派)の3派が主流派を形成し、“安倍抜き”で決めていくということだ。

 安倍氏にすれば、最大派閥の領袖になった途端、岸田首相から“あなたの出番はもうない”と包囲網を敷かれたのだ。

 安倍氏のもうひとつの不安が、安倍家の後継者問題だ。自民党内には、安倍氏と昭恵夫人に子供がなく、安倍家に後継者がいないことを「最大の政治的弱点」と見る向きもある。

「安倍家の後継者」と「安倍氏の政治力」には関係がないように思われるが、そうではない。

 今回の総選挙で石原伸晃氏が落選した途端に石原派が解体に追い込まれたように、派閥を率いるには選挙に強いことが絶対の条件だ。政治ジャーナリスト・野上忠興氏がいう。

「日本の政治風土においては、安倍氏のような世襲政治家の家系は後継者の存在が不可欠です。後継者がいれば、地元後援会の結束は強まる。総理を輩出してきた派閥領袖の家系ならなおさらです。

 3世議員の安倍氏は祖父や父以来の固い地盤に守られ、選挙には滅法強い。しかし、安倍氏と昭恵氏に子供がおらず、総理を辞めて代替わりを準備しなければならない時期なのに、地盤を継がせる後継者が決まっていない。地元にも、派内にも、危機感がある」

 仮に安倍家に後継者が立たず、政治的に“お家断絶”となれば、派閥の跡目をめぐっても2代の首相を輩出した福田家のプリンス・達夫氏(総務会長)の求心力が高まることになる。

 それに加えて、安倍氏の地元・山口県は「1票の格差」是正で次の総選挙では現在の4選挙区が3選挙区に減らされ、「区割り変更」が行なわれる。人口比や地域的に安倍氏の山口4区と山口3区の大部分が合併される可能性が高い。

そのとき立ち塞がるのが、岸田派ナンバーツーの林芳正・外相だ。貴族院議員だった高祖父から続く4世議員で、安倍氏の地元・下関に強固な地盤を持ち、地元での政治的蓄積は林家のほうが安倍家より長い。

 両家は中選挙区時代から安倍氏の父・晋太郎氏(元蔵相)と林氏の父・義郎氏(元副総理)が激しく争ってきたライバル関係だった歴史がある。4代目の林氏は今回の総選挙で満を持して参院から山口3区に鞍替え当選すると、月刊誌で「次の総理はこの私だ」(『文藝春秋』11月号)と宣言し、過去8人の総理を生んだ地元山口で“もう安倍の時代じゃない”とアピールしている。

4259チバQ:2021/12/14(火) 22:06:45
 それだけに安倍家も後継者問題に危機感が強い。

 跡継ぎ問題を一番心配しているのが岸信介・元首相の娘で安倍家と岸家のゴッドマザーと呼ばれる母・洋子さんだとされる。93歳と高齢だが、この10月には台北駐日経済文化代表処(台湾の駐日大使館に相当)が主催した中華民国建国記念日の式典に安倍氏に代わって出席するなど、なお矍鑠としている。

 安倍家は長男・寛信氏(三菱商事パッケージング元社長)、次男の晋三氏、そして生まれてすぐ洋子さんの実家・岸家の養子になった三男で現・防衛相の信夫氏(山口2区)の3兄弟。後継者候補は寛信氏の長男(大手商社勤務)、岸信夫氏の長男・信千世氏(防衛大臣秘書官)と次男(大手不動産勤務)の3人と見られている。

 だが、なかなか決まらないのには事情がある。地元・山口の政界関係者が語る。

「洋子さんは自分の目の黒いうちに後継者を決めたい。実家の岸家に養子に出した信夫氏の息子たちは岸家の地盤を継がなければならないから、安倍家の地盤はなんとしても寛信氏の長男に継いでほしいという思いが強い。

 しかし、長男は政治家の道は選ばないと断わり続けている。もし彼が後継になるのであれば、安倍事務所に入って秘書になるなりしなければならないが、その動きがない。その点は安倍後援会の中からも心配する声が出ているようです」
 本誌・週刊ポストはかつて後継者問題で寛信氏の妻(長男の母)を直撃したが、「本人は政治家にはならないと言っています」とはっきり否定していた。

 だが、後継者が決まらないことは安倍家の地元での求心力低下につながっている。

「地元では晋三さんの影響力はもちろん強いのですが、先の衆院選で自民党県連は林支援で盛り上がった。山口から9人目の総理として林さんに対する期待が高まっているんです。

 山口県は次の選挙で選挙区が1つ減る。自民党県連の一部からは、晋三さんは総理もやり、在任期間歴代トップになったのだから、もう選挙区から退いていただこう、名誉職として比例区に鞍替えしたらどうかという声が上がっている。

 安倍はもう一丁上がりで、次は林だという期待感です。だからこそ、晋三さんに後継者がいないことは安倍家にとっても、安倍後援会にとっても重大な問題だということです」(政界関係者)

 世襲政治家の家系では、後継者の不在は派閥ばかりか、選挙区まで失いかねない重大事だと分かる。

※週刊ポスト2021年12月24日号

4260チバQ:2021/12/16(木) 07:19:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/1673473f6acef7e7d3e7f44577ac11d0f4f3f979
「銀座クラブ」松本氏、自民復党白紙 茂木幹事長が神奈川県連に陳謝
12/15(水) 15:21配信

カナロコ by 神奈川新聞
自民党の茂木幹事長との面会を終え、記者団の取材に応じる竹内県連会長代行(中央)、土井県連幹事長(右)ら=15日、東京・永田町の党本部

 銀座クラブ問題で自民党を離党した松本純元国家公安委員長の復党を認めた党本部の決定に党神奈川県連(竹内英明会長代行)が反発していることを巡り、茂木敏充幹事長は15日、竹内氏ら県連幹部と党本部で面会した。茂木氏は党本部が復党手続きを一方的に進めたことを陳謝し、松本氏の復党を白紙に戻した上で手続きを一からやり直す考えを示した。面会後、土井隆典県連幹事長が記者団に明らかにした。

 松本氏は新型コロナウイルスの緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在したことが発覚し、2月に離党。10月の衆院選に無所属で神奈川1区から出馬して落選した。

 県連は党本部に対し、松本氏の復党に慎重な対応を求めていたが、党本部は党紀委員会で復党を了承。県連は地元の意向を考慮していないなどとして、11月に茂木氏宛ての抗議文を提出していた。

神奈川新聞社

4261チバQ:2021/12/16(木) 16:27:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/c390100d0724d8f3f59c26dd48f648eea57b2c07
衆院10増10減に異論続出 自民選挙制度調査会
12/16(木) 12:51配信

共同通信
 自民党選挙制度調査会(逢沢一郎会長)は16日、党本部で総会を開き、衆院小選挙区定数の「10増10減」について総務省から報告を受けた。出席議員からは「地方の声が届きにくくなり国益に反する」「受け止め難い」などと異論が相次いだ。

 「1票の格差」是正のため受け入れるべきだとの意見も一部にあった。調査会は今後の議論の進め方を検討する。

 10増10減は、2020年国勢調査を受けた都道府県定数として確定した。宮城など10県が各1減、首都圏4都県が計9増、愛知が1増となり、衆院選挙区画定審議会が新たな区割り案策定を進めている。

4262チバQ:2021/12/16(木) 18:21:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea2f7ab7caf5cf7bf37b7c87494b5676ac9e9659
「告発者の解任おかしい」衆院選裏金問題 泉田氏擁護の声相次ぐ
12/16(木) 13:25配信


毎日新聞
自民党の泉田裕彦衆院議員(左)と星野伊佐夫・新潟県議

 10月の衆院選を巡り、自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が同党長岡支部長の星野伊佐夫・新潟県議(82)から裏金を要求されたと公表した問題は、泉田氏による自身の公式ツイッターへの投稿が発端だった。長岡支部は泉田氏を衆院5区支部長から差し替えるよう県連に要望したが、「内部告発者が解任されるのはおかしい」などと、SNS上では泉田氏を擁護する声が大勢だ。【内田帆ノ佳】

【音声で聞く】泉田氏が公開した音声

 ◇「自浄作用なし」見放される

 「総選挙の闇:新潟5区」と題した泉田氏のツイートは約4時間で2500件以上リツイート(転載)され、多くの人の目に触れた。泉田氏のツイッターの「いいね」や「リツイート」といったユーザーからの反応数はこれまで2桁から3桁台で推移していたが、問題のツイートは8618件の「いいね」がつき、リツイートも6874件に上った(13日現在)。裏金問題に関連する4件の投稿(11月29日〜12月4日)のリツイート数は累計で1万件を超え、瞬く間に全国に拡散した。

 泉田氏は3日、裏金を要求されたとされる際の音声データを公開。疑惑を否定した星野氏による記者会見の後も泉田氏を擁護する投稿が相次いだ。

 3区選出で自民党の斎藤洋明衆院議員(45)は8日、「星野県議の言動は極めて問題」「県連に対して速やかに厳しい処分を下すよう求めています」などとツイッターに投稿した。斎藤氏は毎日新聞の取材に対し「(音声データの)全体を通して聞けば、裏金を要求したと(泉田氏が)受け止めても仕方のない内容」と指摘。「現に広島で(買収)事件があったので、自民党全体にそういった体質が残っている部分があると言わざるを得ない」としたうえで「県連が自浄能力を発揮できなければ、県民から見放される」と危機感をあらわにした。

 その一方、斎藤氏は泉田氏の支部長としての適格性や政治姿勢について「別の場で厳しく触れられればいい」と話す。「明らかになっている事実と政治姿勢は、切り離さなければならない」

 県内出身の著名人らによるツイートも相次いで投稿されている。

 新発田市出身の俳優、三田村邦彦さん(68)は、こう投稿した。 「あー恥ずかしい 情けない 新潟出身者として 星野県議の発言が一転二転 自分の声かどうかもわからないとまで 声紋合わせしましょう もっと情けないのは 星野県議を擁護する人まで あのテープが無編集 本物ならアウトです。 泉田元県知事、現衆議院議員の告発は勇気ある行動です! #泉田裕彦」

 柏崎市出身の北朝鮮拉致被害者・蓮池薫さんの兄で、元北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長の蓮池透さん(66)。泉田氏の支部長差し替えを求めた長岡支部について「何考えてんだか。新潟県民として恥ずかしい。」とツイート。毎日新聞の取材に対し、泉田氏が問題を表面化させたことを評価したうえで「広島と同じことが新潟でも行われようとしていた。(泉田氏は)自民党の体質を追及していく問題提起をすべきだ」と話した。

 裏金か、それとも「政治活動費」か――。県連は、弁護士による第三者機関を設けて双方から意見聴取し、年内に一定の結論を出すとしている。

4263チバQ:2021/12/16(木) 19:41:32
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASPDJ6D1HPDJUTFK00S.html
次回から導入予定の衆院「10増10減」、自民会合で不満噴出 
2021/12/16 19:15朝日新聞

次回から導入予定の衆院「10増10減」、自民会合で不満噴出 

衆院選後、初めて開かれた自民党選挙制度調査会には多くの議員が出席した=2021年12月16日午前、東京都千代田区の自民党本部

(朝日新聞)

 衆院選の「1票の格差」是正のための定数の見直し案をめぐり、自民党の選挙制度調査会が16日、開かれた。政府は15都県で小選挙区を「10増10減」とする新たな区割りの見直し作業を進めているが、参加した議員からは不満が噴出した。

 1票の格差是正のため、2016年に衆院選挙制度改革の関連改正法が成立。人口比で議席の定数を算出する「アダムズ方式」を導入することが決まった。これを受け、政府は現在、今年11月末に発表された国勢調査の確定値に基づいて、定数を「10増10減」とする見直し作業を進めている。

 逢沢一郎調査会長によると、調査会では「過疎地など地方の声が国政に届きにくくなる」、「都市部では線引きが行政区をまたぐ。戸惑いがある」など批判的な声が続出した。「3増3減」とする案も出た。予定通り「10増10減」を進めるべきだとの意見は少数だったという。

 逢沢氏は記者団に「(政府は)法律に定められたことを行っており、自民党がストップしろと言う立場でない」と述べたものの、多くの不満の声を受け、野党も巻き込んだ新たな法改正の議論も視野に、今後も議員の意見を聞くとした。(菅原普)

4264チバQ:2021/12/16(木) 19:44:58
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASPDJ63K2PDJTOLB00B.html
雇用調整助成金43万円を受給 自民・冨岡前衆院議員の党支部
2021/12/16 19:00朝日新聞

雇用調整助成金43万円を受給 自民・冨岡前衆院議員の党支部

冨岡勉・前衆院議員

(朝日新聞)

 前自民党衆院議員の冨岡勉氏(73)が代表だった自民党長崎県第1選挙区支部が昨年、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金(雇調金)約43万円を受け取っていた。同支部は返還の方向で手続きを進めている。

 雇調金は、企業などが従業員に休業手当を払って休ませた場合、国がその費用を助成する制度。新型コロナでは、1カ月の売り上げが前年同月より5%以上減った企業などが助成対象で、政治団体も対象だ。

 冨岡氏が代表だった2020年の同支部の政治資金収支報告書には、「その他の収入」欄に10月16日付で、「職業安定局」から29万7540円と12万9512円の計42万7052円の収入が記されていた。支部によると、職員2人を同年4〜6月にそれぞれ休ませて受給した雇調金という。

 雇調金をめぐっては、内閣官房参与だった石原伸晃氏や大岡敏孝・環境副大臣の支部の受給が問題視され、自民党は受給が判明すれば返還する方針を掲げている。冨岡氏の支部も、この方針に従うという。

 冨岡氏は、比例九州ブロックや長崎1区で衆院議員を計4期務めた。今年10月の衆院選は立候補を見送り、支部の代表も交代している。(米田悠一郎)

4265チバQ:2021/12/21(火) 09:03:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ebd2767819ae7009cada369ed16388d565d85c0
山口県・市幹部ら聴取 衆院山口3区、後援会に部下勧誘か 公選法など抵触可能性
12/21(火) 7:01配信

中国新聞デジタル
山口県庁

 10月の衆院選山口3区で当選した自民党の林芳正外相の後援会に入会するよう部下を勧誘するなどした疑いがあるとして、山口県と山口市の複数の幹部職員らが、山口県警と山口地検から任意の事情聴取を受けていることが20日、関係者への取材で分かった。公選法か地方公務員法に抵触する可能性があるとみられる。3区は公示直前まで林外相と河村建夫元官房長官の自民党大物同士が激しい公認争いを展開していた。


 関係者によると、幹部職員らは、立候補予定だった林氏の後援会の入会申込書に名前や住所を記入するよう持ち掛けたなどの疑いが持たれているという。衆院選の投開票があった10月31日前後から、捜査当局が県、市職員への事情聴取を始めた。

 県の幹部職員は中国新聞の取材に事情聴取の事実を認め、「捜査中なのでコメントできない」とする。市職員は「入会届を書くよう、職場の部下にお願いした。違法という認識は正直薄かった」としている。林事務所は「コメントできない」としている。

 大掛かりな捜査に発展した背景には、激しい権力闘争が影響したとみる声もある。別の県幹部職員は「ここまでの捜査は聞いたことがない。何か大きな力が背後で動いているのではないか」といぶかる。

 山口3区では、11選を目指していた河村氏が林氏との公認争いに敗れて引退を決意。河村氏が会長代行を務めていた二階派を率いる二階俊博元幹事長は2020年10月、宇部市での河村氏の総決起大会に「売られたけんかは受けて立つ」と発言した。一方、県議会の最大会派自民党(26人)は全県議が林氏支援に署名した「血判状」を作った経緯がある。

 山口県は小選挙区が1減し、議席を巡って激しい争奪戦を展開する可能性がある。ある自民党関係者は「議席が減るため、今後をにらんだけん制の意味合いもあるのではないか」と見立てている。

中国新聞社

4266チバQ:2021/12/21(火) 20:20:22
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPDN7SF7PDHPTLC01B.html
取材ノートから 有権者不在の自民内紛 衆院選徳島1区公認巡り
2021/12/21 10:00朝日新聞デジタル

取材ノートから 有権者不在の自民内紛 衆院選徳島1区公認巡り

オンラインで参加した後藤田正純氏(スクリーン左)の公認問題について議論した自民党徳島県連常任総務会=5月、徳島市

(朝日新聞デジタル)

 4月に徳島総局に赴任し、衆院選担当となった。4年ぶりの「政権選択選挙」となったが、徳島は「政策」よりも「政争」に注目が集まるという異様な雰囲気に包まれていた。

 まず驚かされたのが、身内同士のはずの自民党県連と自民現職の後藤田正純氏(徳島1区)の激しい対立だった。きっかけは2年前の知事選までさかのぼる。県連が現職を推薦する一方、後藤田氏は多選を批判し新顔を推した。後藤田氏は以降、SNSなどで「なれ合い県政」などと、県連やその上層部を占める県議会最大会派・県議会自民党を攻撃し続けていたのだ。

 衆院選がせまっていた今年5月には、後藤田氏を公認しないよう党本部へ申し入れるかどうかを県連が議論するという展開に。だが当日会場で取材していた記者は、さすがに後戻りできない溝を作ることは避けるだろうと見ていた。

 甘かった。後藤田氏は「こんなところで話し合っても仕方ない」と言い放ち、県連も「人間的にも全くふさわしからざる人物」などと非公認申入書を決定。政策や政治信条というより、感情的な対立を感じた。

 これと連動して、自民県議らが後藤田氏への対抗馬として飯泉嘉門知事を1区へ擁立する動きも出た。自民県議が本会議の議場で、飯泉氏に国政転身を促す場面もあった。

 取材を重ねるにつれ、記者も立候補は決定的とみていたが、急転直下、飯泉氏は断念。断念表明の数時間前には、自ら支持団体に立候補の意向を伝えたはずだったが。手元には、飯泉氏の国政転身を見込み、自民の参院議員が準備していた自身の知事選向けのチラシが残ったままだ。

 来年は参院選、再来年には知事選が控える。いつまで有権者不在の「令和の阿波戦争」は続くのだろうか。(杉田基)

4267チバQ:2021/12/22(水) 14:03:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/2666e017a5321442fbbbd5c427ecb6038514e7c8
山口県副知事を書類送検へ 衆院選で自民候補の後援会入会勧誘の疑い
12/22(水) 11:15配信


朝日新聞デジタル
山口県庁=山口市滝町

 10月31日投開票の衆院選で、山口3区から立候補した自民党候補の後援会に入会するよう部下を通じて職員らに要請したとして、山口県警が近く、小松一彦副知事(65)を公職選挙法違反(公務員の地位利用)の疑いで書類送検する方針を固めたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 公選法は、公務員がその地位を利用し、特定の候補の後援団体に勧誘したり、勧誘させたりする行為を禁じている。県関係者によると、県警は小松副知事から任意で事情を聴いた模様だ。小松副知事は22日、朝日新聞の取材に「捜査にかかわることは言えない。司法の判断によっては必要に応じて(対応を)見極め、説明したい」と話した。

 衆院選山口3区では、自民党の林芳正・現外相が当選した。複数の県関係者によると、自民党候補者の後援会への勧誘は、参院議員だった林氏が衆院にくら替えするため辞職したことに伴う参院山口選挙区の補欠選挙(10月24日投開票)でも行われていたという。県庁や出先機関にある複数の部署で、幹部職員が勤務時間中に後援会の入会申込書を部下に手渡し、記入を要請していた。県警や山口地検はこうした情報を把握し、複数の県幹部から任意で事情を聴いていた。

 その結果、小松副知事がこうした要請に具体的に関与した疑いが浮上。県警は要請の背景や全体像などについて、慎重に詰めの捜査を進めているとみられる。

 小松副知事は1979年に入庁し、岩国基地対策室長や健康福祉部長、公営企業管理者を経て、昨年4月から副知事を務めている。

朝日新聞社

4268チバQ:2021/12/23(木) 10:42:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/5468699893423951f2db208f9eeb07af08a8ed9f
山口県幹部、後援会勧誘常態化か 上意下達「組織的」 複数関係者が証言
12/23(木) 6:31配信

13
この記事についてツイート
この記事についてシェア
中国新聞デジタル
山口県庁

 山口県政ナンバー2の副知事が公選法違反(公務員の地位利用)の疑いで近く書類送検される事態となった。衆院選山口3区を巡り、明るみとなった上司が部下に後援会への加入を依頼する組織的ともいえる手法。複数の県関係者はこれまでの選挙でも繰り返されていたと証言し、勧誘が常態化していた可能性が疑われる。

【地図で見る】衆院選前の河村氏と林氏の勢力図

 元県幹部は中国新聞の取材に重い口を開き、こう切り出した。「後援会への入会を頼んだり、頼まれたりしたことがある。県庁時代に何回か国政選挙でそういう場面に出くわした」

 さらに階層的な手順も詳細に語った。まずは、副知事、部長クラスから依頼が下り、課長、副課長クラスが声を掛ける職員を選ぶという。「依頼されたことを口外しそうにない人を選ぶ。ある意味で組織的、企業風土と言われたらそうかもしれない」と説明する。

 これまでの副知事の時代もあったとみられる。別の元県幹部によると「ある副知事は全部長にカードを束で配った。法に抵触するのではと悩んだが、自分だけやらないわけにはいかないと思った」と打ち明ける。

中国新聞社

4269チバQ:2021/12/24(金) 14:04:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/493e09754cb387079d4c582c7c0ae53a33a2535e
県庁の「慣例」に捜査のメス 保守王国、求められた「圧勝」
12/24(金) 5:00配信

26
この記事についてツイート
この記事についてシェア
毎日新聞
林芳正外相の後援会入会申込書=松田栄二郎撮影

 山口県警は23日、10月の衆院選山口3区で当選した自民党の林芳正外相の後援会に入るよう幹部職員を通じて勧誘させたとして、同県の小松一彦副知事(65)と山口市の幹部職員2人を公職選挙法違反(公務員の地位利用)容疑で書類送検した。県警によると、勧誘のため県庁内で配布された書類は数千枚。小松氏は「過去にも同じようなことがあった」と供述しており、長年続く県庁の「慣例」に捜査が入った。

 送検容疑は小松氏は4月下旬ごろ、県の部次長クラスの職員5人に、林氏の後援会入会申込書などを数十〜数百枚渡し、翌月までに数十人の県職員を勧誘させたとしている。県警によると、容疑に入らないものを含めると、3000人超の職員がいる知事部局内で数千枚が配布された。

 捜査関係者によると、県警は、県庁内での勧誘が半ば慣例的に行われていたとみており、小松氏も「過去にも同じようなことがあったので今回もやった」などと容疑を認めている。複数の県職員は毎日新聞の取材に「(勧誘は)今までもよくあった」と証言した。

 送検を受けて小松氏は県庁で記者団の取材に応じ「県民に大変な心配をおかけして申し訳ない」と謝罪。容疑については「認否も含め、捜査に関わるので申し上げられない」と説明を避けた。村岡嗣政知事は「信頼を損なう事態になり、おわびする」と語った。

 一方、送検された山口市幹部は共謀して10月上旬ごろ、職員4人に申込書など数〜十数枚を渡し、職員ら約20人に入会を勧誘させたとしている。市関係者によると、2人は山口3区内にある阿東総合支所の所属。県警によると2人も容疑を認めている。

 公選法は、特別職を含む公務員の地位を利用した選挙運動を禁じている。上司が指揮命令権などを使い、部下に特定候補への投票を勧めることなどが該当し、後援会入会の勧誘も禁止行為に含まれる。違反すると2年以下の禁錮または30万円以下の罰金が科される。

 ◇「林氏の初陣、圧勝が求められた」

 県ナンバー2が関与したとされる勧誘は、どんな実態だったのか。

 「書けるなら書いてくれ」。ある県職員は5月、直属の上司から林氏の後援会入会申込書を渡された。当時は参院からのくら替え出馬を目指す林氏と、3区現職だった河村建夫元官房長官がけん制し合っていた。職員には3区内に知人がおり「人を選んで配っていたのでは」。9月に勧誘を受けたという別の県職員は「『県として林氏を支援する』と受け取った」と話す。

 県議会との関係を指摘する声もある。2020年4月に副知事に就任した小松氏は、県議会との調整役を担う。自民党の大物2氏の党公認争いは林氏が制し初当選したが、自民県連関係者は「林氏の初陣を飾るため、単なる勝利ではなく圧勝が求められた。多くの自民県議が林氏を支援する中、小松氏が勧誘に動いたのでは」とみる。

 勧誘は、過去の国政選や知事選などでも存在したという。ベテラン職員は「入庁した後、直属の上司である主査クラスから勧誘を受けたこともあった」と20年近く前の経験を語り「若い時ほど勧誘に違和感があった。悪い風潮が変わるきっかけになってほしい」と話した。【森紗和子、平塚裕介、堀菜菜子、林大樹、反田昌平】

4270チバQ:2021/12/26(日) 21:47:27
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20211226k0000m040226000c.html衆院選で買収疑い、自民・古川氏の秘書を逮捕 選挙運動の報酬 佐賀
2021/12/26 19:35毎日新聞

衆院選で買収疑い、自民・古川氏の秘書を逮捕 選挙運動の報酬 佐賀

佐賀県警=佐賀市松原1で

(毎日新聞)

 10月の衆院選で投票を呼びかける選挙運動の見返りに報酬を支払ったとして、佐賀県警は26日、佐賀市嘉瀬町荻野の事務員、小林祐子容疑者(63)を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。関係者によると、小林容疑者は、佐賀2区で立候補し、比例で復活当選した自民党の古川康衆院議員(63)の私設秘書。

 県警は、小林容疑者から報酬を受け取ったとして、映像制作会社経営の保利一誠容疑者(38)=佐賀市兵庫南2=を同容疑で再逮捕した。2人の認否は明らかにしていない。

 小林容疑者の逮捕容疑は11月25日、古川氏を当選させるため会員制交流サイト(SNS)で投票を呼びかける投稿などをした選挙運動の報酬として保利容疑者分の5万6000円、運動員数人分の計37万9000円を支払ったとしている。

 県警は12月7日、複数の運動員にPR動画の作成などを依頼し、報酬を支払う約束をしたとして保利容疑者を同法違反(買収約束)容疑で逮捕していた。【山口響】

4271チバQ:2021/12/26(日) 21:51:25
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/sankei-_west_west_life_I66BEKU6XRLKFAJ7BH4HYRI2PM.html
九州・山口この1年 ㊦政界、一寸先は闇 明暗分かれた自民重鎮
2021/12/26 20:41産経新聞

九州・山口この1年 ㊦政界、一寸先は闇 明暗分かれた自民重鎮

「天神ビッグバン」による規制緩和1号として10月に完成した天神ビジネスセンター

(産経新聞)

政界、一寸先は闇-。

4年ぶりとなった10月の第49回衆院選は、自民党の川島正次郎元副総裁が言ったとされる政治の世界の格言を改めて痛感させた。

象徴的だったのが閣僚や党要職を歴任した自民党大物同士がぶつかった山口3区だ。当選10回の河村建夫氏と参院からくら替えした林芳正氏が公示直前まで激しい公認争いを繰り広げた。

河村氏が後ろ盾としていたのは所属する二階派を率いる二階俊博幹事長だった。二階派は、公認決定に大きな影響力を持つ幹事長の権勢をかざし、くら替えをもくろむ林氏に対し「除名」もちらつかせた。

しかし、二階派の圧力は逆に、明治以降、多くの首相を輩出してきたことを自負する長州人の反発を買った。林氏は7月、首相の座を目指すため衆院選への立候補を正式に表明した。

記者会見では、自民党県議団全員が署名した推薦状が林氏に手渡され、二階氏ら党重鎮が背後に控える河村氏に対し、林氏は地元支持の厚さを演出した。

9月、菅義偉首相が党総裁選への不出馬を表明すると潮目が変わった。菅氏の退任とともに二階氏も幹事長を交代し、河村氏は最大の後ろ盾を失った。

総裁選の結果、菅氏の後任には林氏が所属する岸田派会長の岸田文雄首相が就任し、林氏には強い追い風が吹いた。結局、党本部の情勢調査でも河村氏を圧倒していたこともあり、林氏が公認を得た。林氏は選挙でも圧勝し、当選後は早速、岸田内閣の外相に起用された。

不出馬に追い込まれた河村氏は議員を引退。出馬を見送る代わりに、党本部は河村氏の長男、建一氏の比例代表での処遇を約束したが、地元の中国ブロックではなく、北関東ブロックに回され、落選した。

菅政権の退陣と幹事長の交代、その後の岸田政権誕生という権力の激動は河村、林両氏ともに当初、予想し得なかったはずだが、両氏の明暗はくっきりと分かれた。

「歴史の一こまになった思いだ」。河村氏は選挙後、支持者らに無念さをにじませた。

衆院選では自民、公明の与党が安定した議席を確保した一方、野党第一党の立憲民主党は後退し、日本維新の会が躍進した。変化した勢力図が来年夏の参院選にどう影響するか。目をこらしていきたい。(小沢慶太)

4272チバQ:2021/12/27(月) 19:12:01
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20211227183839.html
運動員に報酬約束の元府議に罰金50万円 衆院選支援で公選法違反、略式起訴
2021/12/27 18:30京都新聞

運動員に報酬約束の元府議に罰金50万円 衆院選支援で公選法違反、略式起訴

岸本裕一氏

(京都新聞)

 10月末の衆院選京都1区で初当選した自民党の勝目康衆院議員(47)を支援する運動員に報酬を支払う約束をしたとして、書類送検された岸本裕一元京都府議(68)について、京都区検は27日、公選法違反の罪で略式起訴した。京都簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出した。

 起訴状によると、勝目氏を当選させる目的で衆院選公示前の10月12日ごろ、京都市内の事務所において電話で運動員の女性3人に対し、選挙期間中に勝目氏への投票を有権者に依頼する「電話作戦」をしてもらう見返りとして、1時間当たり千円の報酬を支払う約束をしたとしている。

 岸本元府議は今月15日に書類送検され、議員辞職した。また、公選法違反容疑で書類送検された運動員の女性3人について京都地検は27日、不起訴処分(起訴猶予)にした。

4273チバQ:2021/12/27(月) 19:15:21
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211227X134.html
「徳島・高知」に現職中西氏=自民県連
2021/12/27 17:21時事通信

 自民党徳島、高知両県連は27日、来夏の参院選の合区「徳島・高知」選挙区に、徳島県連が推す現職の中西祐介氏(42)を擁立することで合意した。高知県連が推す新人で高知県議の梶原大介氏(48)は、比例代表での公認を求める。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211227X120.html
参院合区に現職青木氏=自民島根県連
2021/12/27 16:14時事通信

 自民党島根県連は27日、選挙対策委員会を開き、来夏の参院選の合区「鳥取・島根」選挙区に、現職の青木一彦氏(60)を擁立する方針を決めた。今後、鳥取県連と調整する。

4274チバQ:2021/12/27(月) 19:17:12
https://news.goo.ne.jp/article/nagasaki/region/nagasaki-20211227094231.html長崎この1年2021<5完> 衆院選 自民苦戦、立民勝ち切れず
2021/12/27 10:00長崎新聞

長崎この1年2021<5完> 衆院選 自民苦戦、立民勝ち切れず

長崎新聞

(長崎新聞)

 23日夕、長崎市中心部の自民党県連の事務所に初村滝一郎氏(42)の姿があった。10月の衆院選長崎1区に同党新人として立候補。2期目を目指した国民民主党の西岡秀子氏(57)に3万票以上の差で敗れた。
 この日、初村氏は次の衆院選に挑むのかどうか、1区内の県議らと意見交換した。だが出席者によると、初村氏は「いずれ決断したい」と述べるにとどめたという。
 安倍晋三元首相の政策秘書を務めた経歴から、「西岡党」と呼ばれる強固な後援会組織を持つ西岡氏との対決は、全国でも有数の注目選挙区だった。自民は著名な国会議員を次々と投入。安倍氏も初村氏と街頭に立ったが、両党の関係者は「ここが分岐点だった」と口をそろえる。国民側は「有権者が選挙カーによく手を振ってくれるようになり明らかに反応が変わった」と言い、自民側からは「(森友、加計学園などの問題がくすぶる)安倍氏を前面に出したのは失敗だった」との声が漏れる。
 自民は4区、3区でも現職が大苦戦。4区は閣僚時の失言などから公認争いでもめた北村誠吾氏(74)が、その余波を引きずりながら選挙戦に突入。国会議員、首長、県議らがフル回転し、391票差の「薄氷の勝利」で8選を果たした。3区は谷川弥一氏(80)が7選を飾ったものの、高齢批判を浴び猛烈な追い上げに遭った。北村、谷川両氏は「今回が最後」と明言。後任が誰になるのか注目される。
 一方、立憲民主党の新人2人が善戦し、4区の末次精一氏(59)と3区の山田勝彦氏(42)はいずれも比例復活で初当選。共産党を含め野党共闘が一定機能した形となった。だが支援労組からは「勝ち切れなかったことは反省しなければならない」と厳しい指摘が飛ぶ。
 次の衆院選では県内4選挙区が3選挙区に減る可能性がある。国の審議会は2020年の国勢調査に基づき、衆院小選挙区定数の「10増10減」を反映した新たな区割り案策定に向け作業を進めている。本県の1減も含まれており、県内の政界関係者らは▽長崎▽佐世保▽諫早・大村-をそれぞれ中心とする3選挙区に分かれると見ている。だが現在、諫早は2区、大村は3区で、両選挙区に現職を抱える自民では今後、公認争いが起きる可能性もある。

  =おわり=

4275チバQ:2021/12/27(月) 19:18:09
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-391478.html<ながの回顧2021> (6)揺れる野党共闘
2021/12/27 05:00中日新聞Web

<ながの回顧2021> (6)揺れる野党共闘

立民県連の常任幹事会で衆院選の振り返りと来夏の参院選に向けて話し合う県連幹部ら=5日、長野市で

(中日新聞Web)

 「一寸先は闇。まさにその通りの一年だった」。五日、長野市内で開かれた県連常任幹事会。立憲民主県連代表の篠原孝衆院議員は冒頭、沈痛な面持ちで二〇二一年を総括した。定着してきたとみられた「野党共闘」が今年、二回の国政選挙で大きく揺さぶられた。

 発端は、立民県連選対委員長の羽田雄一郎元国土交通相が新型コロナウイルスで急逝したことに伴う四月の参院長野選挙区補欠選挙だ。自民側はいち早く一九年参院選で羽田さんに敗れた小松裕前衆院議員の擁立を決め、これに遅れて羽田さんの後援会「千曲会」は羽田さんの後継に実弟の次郎さんを擁立。野党統一候補の次郎さん、小松さんの事実上の一騎打ちとなった。

 他野党との調整役を担うはずだった羽田さんだけでなく、調整力に優れた元県議を相次いで亡くした県連は思わぬ困難に直面する。次郎さんが共産県委員会などと結んだ政策協定に「原発ゼロ」「日米同盟の見直し」と明記されていたのを連合本部が問題視し、国民民主も推薦を「白紙化」する方針を示す事態に発展したのだ。

 共闘の危うさが露呈した形だが、次郎さんは小松さんを約九万票差で破り、一六、一九年の参院選に続いて野党共闘勢力が自民に三勝する結果に。篠原さんは開票翌日の会見で「政治は結果がすべて。共闘にもろさはない」とあつれきを打ち消すように強調した。

 野党共闘はもはや既定路線となり、立民県連は九月、十月の衆院選に向けて共産、社民の各県組織とともに市民団体と共通政策を掲げ、初めて五つの小選挙区で共闘を実現させた。一七年衆院選で自民候補に敗北した選挙区も旧希望や共産、社民などの票を足し合わせれば自民を上回る計算となり、野党共闘勢力に議席獲得への機運が高まった。

 対する自民は全ての小選挙区に候補者を立てたが、後手に回った政府の感染対策や与党議員らの相次ぐ不祥事が逆風となり、勢い付く野党共闘勢力に警戒感を強めた。

 だが、野党共闘勢力は五つの小選挙区で一勝四敗。共産に反発する有権者を十分に取り込めず、共闘を「野合」と批判した自民側に逆転を許した。岐路に立たされた野党共闘。野党側は来夏の参院選(改選議席一)も共闘路線を維持するとみられるが、立民を支持する連合長野からは「共闘の『風』だけで勝てるほど甘くはない」と厳しい声が上がっている。 (城石愛麻)

4276チバQ:2021/12/27(月) 21:25:57
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/789381<衆院選 公選法違反事件>連座制の適用、対象が焦点
6:10
選挙運動の報酬として金銭を支払ったとして、公選法違反(買収)の疑いで古川康衆院議員の選挙運動に関わった2人が逮捕された事件。このうち、選挙事務員の女は私設秘書とされる。

https://www.asahi.com/articles/ASPDV51B5PDVTTHB002.html衆院選で買収の疑い、自民・古川康氏の選挙事務員らを逮捕 佐賀
大村久2021年12月26日 15時23分

 10月31日投開票の衆院選で、特定の候補者の選挙運動をする見返りに報酬を支払うなどしたとして、佐賀県警は26日、佐賀市嘉瀬町の小林祐子容疑者(63)と同市兵庫南2丁目の映像制作会社経営、保利一誠容疑者(38)を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕し、発表した。県警は2人の認否を明らかにしていない。

 関係者によると、小林容疑者は10月の衆院選で佐賀2区に自民党公認で立候補し、比例九州ブロックで復活当選した元佐賀県知事、古川康氏(63)の選挙事務所の事務員。

 県警によると、小林容疑者は11月25日、SNSなどに投票を呼びかける内容の投稿をした選挙運動の報酬として、保利容疑者に計43万5千円を支払い、保利容疑者は受け取った疑いがある。保利容疑者の報酬が5万6千円、数人の選挙運動員に対する報酬の資金が37万9千円だったという。

 保利容疑者は今月7日、SNSなどを利用した選挙運動の見返りに複数の選挙運動員に金銭を支払う約束をしたとして、公選法違反容疑(買収の約束)で逮捕されていた。(大村久)

4277とはずがたり:2021/12/27(月) 22:42:00
衆院選、野党共闘の行方は 栃木
立憲共産社民れいわ国民2021衆院選
https://www.asahi.com/articles/ASP9C772KP9BUUHB00F.html
池田拓哉2021年9月12日 11時00分

 衆院選に向けて、市民団体「県民ネット」が栃木県内で野党勢力の結集に動いている。立憲民主、共産、国民民主、社民、新社会の各党が連携し、自民・公明両党の巨大与党と対決する構図を描く。野党は何を旗印に共闘しようとしているのか。本番までにまとまれるのか。

     ◇

 8月中旬、県民ネットは野党5党に政策協定の文書を提示した。「憲法改悪」の阻止▽格差と貧困の是正▽ジェンダーや人種などによる差別を許さないルールの確立――など7項目を盛り込んだ。

 「私たちは個々の野党のプラットフォーム。受け皿だと考えている」

 県民ネットの太田うるおう共同代表は取材にそう語った。団体の正式名称は「戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める栃木県民ネットワーク」。2016年、安全保障法制を「戦争法」と呼んで批判する市民団体などが立ち上げ、現在は52団体が参加している。

 16年と19年の参院選では野党各党の橋渡し役となり、栃木選挙区で野党統一候補を生んだ。いずれも自民現職に敗れたが、共闘の実績は積み上げた。昨秋の宇都宮市長選でも野党共闘の枠組みは維持された。

 次期衆院選では、県民ネットを仲立ちとした野党共闘が全県的に広がるかどうかが焦点の一つだ。17年の前回衆院選では、2区から当時無所属で立候補した福田昭夫氏を野党各党が支える態勢ができた。共産が立候補予定者を取り下げ、福田氏の5選につながった。

 今回、1区では立憲と共産の新顔候補がそれぞれ名乗りを上げている。両党が候補者を一本化できるかに注目が集まる。立憲が候補者の擁立を唯一決めていない5区では、共産新顔が立候補を表明している。2、3、4区では野党の中で立憲のみが候補者擁立を決めている。

 太田共同代表は「野党各党は候補者調整から踏み出し、選挙戦でも連携してほしい」と期待する。しかし、衆院選を前に各党間の温度差や考えの違いも表面化している。

     ◇

 党中央組織レベルでは8日、立憲、共産、社民、れいわ新選組の野党4党の代表が、野党共闘を呼びかける市民団体「市民連合」との政策合意に調印した。自公政権に対し、野党勢力が固まった。

 これまで立憲県連の松井正一幹事長は「1区の候補者調整はやったほうが良いが、立憲と共産のそれぞれの中央組織の方針を踏まえねばならない。県レベルの調整は困難」と一本化の難しさを語っていた。

 衆院選を前に、ようやく中央で政策合意にこぎ着けた。松井氏は「これから全国規模の候補者調整が中央で進むだろう。小選挙区で各党が一緒に戦うのは難しいが、『非自民候補に投票しよう』という機運は高めたい」と話す。

 共産県委員会の小林年治委員長も1区での一本化を望むが、「無条件で候補者を降ろすことはない」と言い切る。「野党間で政権構想を共有し、ほかの選挙区での具体的な選挙協力に合意できるかが重要だ」。立憲や共産の候補者を「野党統一候補」として支える態勢づくりを条件とする考えを明確に打ち出した。

 中央の国民民主は政策合意に参加しなかった。国民県連も、県民ネットによる野党共闘の枠組みを「離脱」する。県民ネットが提示した政策協定に盛り込まれた「原発のない脱炭素社会」は、党の政策と相いれないものだった。

 国民県連の斉藤孝明代表は取材に対し、個別の政策への言及は避けながら「中央の判断に沿って政策協定に署名はしない」と答えた。連合栃木を通じて関係が深い立憲とは、できる限り連携する考えも示した。(池田拓哉)

4278とはずがたり:2021/12/27(月) 22:48:36

次期衆院選も篠田氏を公認候補へ 立憲民主党道7区総支部
12/19 19:10
全文:285文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/624959

4279チバQ:2021/12/28(火) 18:14:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/790ef37938427faa250eb767e066275f9629dc2b
立憲民主、参院選で2人公認内定 次期衆院選でも13人公認内定
12/28(火) 16:50配信

この記事についてツイート
この記事についてシェア
朝日新聞デジタル
立憲民主党の泉健太代表24日午前、東京都千代田区

 立憲民主党は28日、来夏の参院選で、青森選挙区に現職の田名部匡代氏(52)、新潟選挙区に現職の森ゆうこ氏(65)の公認を内定したと発表した。また、今年4月の広島選挙区の再選挙で野党系諸派で当選した宮口治子氏が同日付で立憲に入党した。

 一方、立憲はこの日、10月の衆院選で敗れた元職10人、新顔3人の計13人の支部長選任を発表した。次期衆院選の公認内定者となる。対象者は次の通り。(敬称略)

 北海道5区=池田真紀(49)▽埼玉13区=三角創太(34)▽千葉13区=宮川伸(51)▽神奈川14区=長友克洋(50)▽東京2区=松尾明弘(46)▽同11区=阿久津幸彦(65)▽同22区=山花郁夫(54)▽新潟3区=黒岩宇洋(55)▽福井2区=斉木武志(47)▽岐阜5区=今井るる(25)▽愛知9区=岡本充功(50)▽滋賀2区=田島一成(59)▽岡山2区=津村啓介(50)

朝日新聞社

4280とはずがたり:2021/12/30(木) 11:10:14
>北海道5区=池田真紀(49)▽埼玉13区=三角創太(34)▽千葉13区=宮川伸(51)▽神奈川14区=長友克洋(50)▽東京2区=松尾明弘(46)▽同11区=阿久津幸彦(65)▽同22区=山花郁夫(54)▽新潟3区=黒岩宇洋(55)▽福井2区=斉木武志(47)▽岐阜5区=今井るる(25)▽愛知9区=岡本充功(50)▽滋賀2区=田島一成(59)▽岡山2区=津村啓介(50)
黒岩とか長友とか落選してしまったんだよな。。

立憲民主、参院選で2人公認内定 次期衆院選でも13人公認内定
12/28(火) 16:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/790ef37938427faa250eb767e066275f9629dc2b
朝日新聞デジタル

 立憲民主党は28日、来夏の参院選で、青森選挙区に現職の田名部匡代氏(52)、新潟選挙区に現職の森ゆうこ氏(65)の公認を内定したと発表した。また、今年4月の広島選挙区の再選挙で野党系諸派で当選した宮口治子氏が同日付で立憲に入党した。

 一方、立憲はこの日、10月の衆院選で敗れた元職10人、新顔3人の計13人の支部長選任を発表した。次期衆院選の公認内定者となる。対象者は次の通り。(敬称略)

 北海道5区=池田真紀(49)▽埼玉13区=三角創太(34)▽千葉13区=宮川伸(51)▽神奈川14区=長友克洋(50)▽東京2区=松尾明弘(46)▽同11区=阿久津幸彦(65)▽同22区=山花郁夫(54)▽新潟3区=黒岩宇洋(55)▽福井2区=斉木武志(47)▽岐阜5区=今井るる(25)▽愛知9区=岡本充功(50)▽滋賀2区=田島一成(59)▽岡山2区=津村啓介(50)

朝日新聞社

4281チバQ:2022/01/01(土) 13:12:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/681d3750401b00ca9bef4deb099baf31e84e4c0d
選挙区で初めて敗北した小沢一郎氏 その兆候は平成26年から
2021/12/31(金) 15:00配信
産経新聞
小沢一郎氏

10月31日投開票の衆院選は岩手県政界にとって歴史的な総選挙となった。圧倒的存在感で半世紀にわたって無敗を誇ってきた立憲民主党の小沢一郎氏(79)が初めて選挙区(岩手3区)で落選したからだ。比例復活で現役最多18度目の当選は果たしたが、実はその兆候は平成26年の歳末総選挙当時からあった。


■「私が最年少だもの」

4度目の挑戦で初めて小沢氏に勝利した自民党の藤原崇氏(38)の陣営で選対本部長を務めた平野達男元復興相は「山が動いたどころではない」と評した。元復興相は小沢氏に見いだされて政界入りし、政治のノウハウを学んだかつての師のすごさを知っていたからだ。

だが落選の道程は小沢氏が72歳で迎えた平成26年の歳末総選挙当時から兆候があった。中学時代の同級生を核に鉄の団結を誇った後援会組織の高齢化である。小沢氏の後援会連合会長の小笠原直敏さん=当時(69)=は「15ある後援会のうち、ここ1年で2人の会長が亡くなり、私が最年少だもの…」と危機感を隠さなかった。

選挙運動を秘書や家族に任せてきた小沢氏も、このときの選挙では後援会の進言を受けて選挙中盤と最終日の計3日間、選挙区入り。ほぼ30年ぶりの〝どぶ板選挙〟を展開し、1万7千票差で逃げ切ることができた。

前回の29年の総選挙は区割り変更で中選挙区時代の旧岩手2区の地盤が新たに加わり、事なきを得ることができた。

しかし、高齢化に警鐘を鳴らした小笠原さんが昨年2月に他界。23年の東日本大震災後、1年近くも地元に戻らなかったことも尾を引いた。地元・奥州市の70代の男性ですら「小沢さんはほとんど戻ってこない。大震災のときも何もしてくれなかった。もう期待できないよ」と吐き捨てた。

■「地元を歩いてきた」

対照的に「9年間、地元を歩いてきた。コツコツやってきたことで、有権者と信頼関係をつなげることになった」と勝因を分析したのが勝利した藤原氏だ。

過去3度の選挙で比例復活当選し、今回の選挙では企業集積が進む北上市と金ケ崎町を結ぶ動脈である国道4号の拡幅事業の実現などを実績としてアピール。「政権交代より世代交代」のキャッチコピーも言い得て妙だった。

この結果、藤原氏は岩手3区の7市町村のうち小沢氏の地元である奥州市を除く6市町村で勝利。前回の9万6571票に2万2千票余り上乗せする11万8734票を獲得した。前回の13万229票から2万票余り減らして10万9362票にとどまった小沢氏に歴史的な勝利を飾った。

■来夏の参院選へ

勢いに乗る自民は11月27日、野党に先んじる形で来夏の参院選岩手選挙区(改選数1)に盛岡市出身の新人で女性弁護士の広瀬めぐみ氏(55)=東京在住=を擁立すると発表。野党の核である立民は敗北の責任を取って小沢氏が県連会長を同月8日付で辞任したが、歴史的敗北の余波が今も続いている。

来夏の参院選岩手選挙区の現職は今回の総選挙で立民県連選対本部長を務めた木戸口英司氏(58)。自民は平成4年以来30年ぶりの勝利を目指し、立民はその議席と小沢氏の地盤の死守を目指す。(石田征広)

4282チバQ:2022/01/01(土) 13:16:17
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPDZ7556PDWUUHB00S.html
4年ぶりの衆院選、苦戦した県内の野党勢力
2021/12/31 10:30朝日新聞デジタル

4年ぶりの衆院選、苦戦した県内の野党勢力

拡声機を肩に提げ、「歩行遊説」をする藤岡氏=9月12日午後4時13分、栃木県小山市、平賀拓史撮影

(朝日新聞デジタル)

 4年ぶりの衆院選。栃木県内の野党勢力は5小選挙区で自民相手に1勝4敗と苦戦を強いられ、2区の福田昭夫氏(73)=立憲前職=の当選にとどまった。その中で、4度目の国政挑戦となった4区の藤岡隆雄氏(44)=立憲新顔=が善戦し、比例復活を果たした。

 10万7043票。前回より3万票以上増やした。それでも「コロナ禍で足が止まってしまった。あと3万軒回りたかった」。衆院選の2日後、藤岡氏は事務所で語った。

 国家公務員1種(現総合職)に合格し、9年間働いた金融庁官僚を辞して政界に飛び込んでから11年。渡辺喜美代表(当時)の秘書を経て、みんなの党から4区で立候補した2012年の衆院選以来、14、17年と続けて自民の佐藤勉氏に敗れた。

 出身地は愛知県。4区に地縁血縁はなかった。先輩議員から「とにかく歩け」というアドバイスを受け、戸別訪問に力を入れた。

 週3、4日、妻と長女が寝ている朝5時すぎに起きて、通勤客が行き交う小山駅前に立った。毎日、日中は農村から住宅街まで選挙区内をくまなく歩いた。「お困りごとがあればお寄せください」とあいさつした。

 回っているうちに色々なことが少しずつ分かってきた。一軒家は留守が意外と少ない。門前払いされるのは4軒に1軒ほど。自民党のポスターが貼ってあっても、丁寧なあいさつは聞いてもらえる。

 「保守王国でも、やればやるほど地元の人はわかってくれる」。地元回りを重ねるうちに、手応えも感じ始めた。

 地域が抱える課題も見えてきた。山間部ではイノシシが人より多く、荒れ果てた空き家が目立った。公立保育所の統廃合で、子育て世代が困り果てていた。「霞が関では見えない景色が見えるようになった」

 17年までに4万軒を歩いた。その年の衆院選の直前、民進党が希望の党に合流。希望から立ったが、混乱の中で敗れた。「あのときは心が折れそうになった。さすがにきつかった」

 それでも、翌日から地元回りを再開した。「もともと楽観主義なんです。やると言ったら絶対にやってみせるぞと思った」。4年間でさらに4万軒を歩いた。

 18年に立ち上がった立憲栃木県連に合流した。4回目の挑戦となった今回。「これが最後の挑戦」と心に決めていた。離合集散を続ける旧民主党勢力だが、国民民主党や国民系労組の関係者も広く陣営を下支えした。商工会議所の関係者の応援も受けた。

 野党勢力の一本化の形が整い、佐藤氏に4820票差まで迫った。比例復活で初めて議席を手にした。

 議員宿舎は借りず、小山市の自宅から国会に電車通勤している。予想以上に議員の仕事は忙しい。それでも合間に議員と交流し、刺激を受けている。同期の新人議員は4年間で約10万軒を歩き、自民幹部に競り勝っていた。「決して立憲に風が吹かない中でも勝ち抜いてきた同僚。私も見習いたい」

 「有権者は日ごろの活動を見ている。小選挙区で勝てるようにしないと政権はとれない。万年野党に甘んじるわけにはいかない」。藤岡氏の真価が問われるのはこれからだ。(平賀拓史)

4283チバQ:2022/01/01(土) 16:42:41
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-393448.html
<湖国の一年 回顧2021>(7)衆院選・自民が4回連続で全勝
2021/12/31 05:00中日新聞Web

<湖国の一年 回顧2021>(7)衆院選・自民が4回連続で全勝

自民候補者の演説会場に集まった人たち。県内の小選挙区では自民候補が全勝した=JR草津駅で

(中日新聞Web)

 新型コロナウイルス禍で人々が傷め付けられている中での四年ぶりの衆院選。県内の四選挙区を自民候補が総取りした。「悔しいけれど、完全に負けていた」。立民県連の今江政彦幹事長は「野党に追い風一つなかったし、運動量も相手が上。地力の差が出た」と負けを認めた。

 かつては「民主王国」と呼ばれた滋賀。二〇一二年以降の衆院選では三回連続で自民が全勝した。立民、国民、共産、社民の四党は「今回こそは議席奪還を」と野党共闘で臨み、1、2、4区で候補者を一本化。どこまで票を伸ばすか…。

 選挙中は消費税や所得税減税など、新型コロナ禍で苦しむ人らへの政策を強調した。出口調査の結果では、共闘候補が四野党の支持層をほぼ固めたが、無党派層や維新支持層を取り込みきれていなかった。

 「政権を取っていない政党が口で言うてるだけやと思われ、響かなかった」と今江幹事長。共産との共闘については「比例復活につながり、効果があった。ただ、連携の中身や政権のイメージ像を示せず、支持が広がらなかった」。

 対する自民。一騎打ちでの接戦を警戒し、激戦区では地方議員らが駅立ちを徹底した。選挙中は新型コロナの新規感染者が少なく、コロナ対策への向かい風は弱かった。

 自民県連の川島隆二幹事長は「ワクチン接種も進み『自民のコロナ対策は間違っていなかった』と思ってもらえた。現職として四年間の実績も評価されたと思う」と話す。有権者からは自民に「特に期待もないが、野党よりは良い」「今のままでいい」といった消極的な支持が目立った。

 その中で、期待を集めたのが維新だった。他党候補の演説会場でも、有権者から「変えてくれそう。大阪で改革の実績がある」「コロナ対策でもやる気があったし、国民への説明も分かりやすい」などの声が多く、驚かされた。

 維新県総支部の河村浩史幹事長は「大阪府が国頼みでなく、独自のコロナ対応をしたことへの評価が高かった」とする。ただ、3区に出た公認候補は当選に届かなかった。「地方議員が少ないと地盤が弱く、追い風があっても戦えない。今後は市議や県議を増やしたい」と意気込む。

 二二年は夏に参院選がある。全国的には野党共闘見直しの議論もあるが、県内野党は基本的には共闘を続ける構えを見せる。

 野党の県連幹部は「衆院選でも共闘が自公を追い詰めたのは事実」「候補者擁立を目指すが、他党との連携も生かしたい」と語る。連合滋賀の池内正博事務局長も「共産と一線を引く必要はあるが、候補者は一本化が望ましい」という。

 「候補者の擁立に努力する」という維新の出方に注目が集まる。自民現職の小鑓隆史さんが有利とみている自民県連幹部も「直前の情勢に左右される」と警戒感をにじませる。維新が独自候補を立てれば、追い風が嵐を呼ぶかもしれない。衆院選は、そう思わせる十七日間だった。 (森田真奈子)

  =終わり

 2021年衆院選 10月19日公示、31日投開票。県内では4選挙区中、3選挙区で与野党が事実上の一騎打ちとなり、いずれも自民で1区は大岡敏孝さん、2区は上野賢一郎さん、4区は小寺裕雄さんが勝利。自民、維新、共産、れいわの4候補が出た3区でも、自民の武村展英さんが当選した。1区の国民・斎藤アレックスさん、4区の立民・徳永久志さんが接戦で比例復活し、4年ぶりに非自民の衆院議員が誕生。比例代表の得票は自民35%、維新21%、立民16%だった。

4284チバQ:2022/01/01(土) 16:44:47
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-393405.html
<回顧ぎふ2021>(6)野党系国会議員、姿消した衆院選
2021/12/31 05:00中日新聞Web

<回顧ぎふ2021>(6)野党系国会議員、姿消した衆院選

支援者にあいさつする今井雅人さん(右)。4期にわたって守ってきた議席を失った=11月1日、可児市下恵土で

(中日新聞Web)

 十月三十一日投開票の衆院選は、小選挙区全五区で自民候補が勝ち、「保守王国」の底堅さを示した。一方で野党は全敗。唯一、立民の議席があった4区を含め、比例復活も阻まれた。野党系の国会議員が姿を消したのは戦後初めてだ。来年七月に参院選が迫る中、野党側は、いまだ対立候補が決まらず、選挙に向けた戦略すら描けないでいる。

 今月四日。衆院選を総括するため、立民県連の幹部らが顔をそろえた。1、3、4、5区に出馬した全員も出席したが、終始、重い空気が漂っていた。「5区以外は、次の選挙をやるとも、やらないとも言えない」。会合後に取材に答えた県連代表の渡辺嘉山県議(64)の声は沈んでいた。

 国会で安倍政権を舌鋒(ぜっぽう)鋭く追及し、存在感を高めてきたのが4区の今井雅人さん(59)だ。四期連続で比例復活を果たしてきたが、今回は自民の金子俊平さん(43)に阻まれ、復活すらできなかった。

 「野党共闘」が旗印となった今衆院選。当初、4区は、出馬を見送った共産の票が上積みされれば、今井さんが有利になるとの見方もあった。これに対し、自民は重点区と位置づけ、大物を次々と投入。今井さんの支持者を切り崩した。

 中央で進められた共産との連携が「むしろ裏目に出た」との見方も。野党関係者の一人は「共産を嫌う今井さんの支持者が離れたのでは」と推し量った。結果的に今井さんの得票は共産が立った前回選より約千票減らした。今後について今井さんは本紙の取材に「政治活動は続けるが、熟慮する」と明言を避けた。

 一方で、初の挑戦で、自民ベテランの古屋圭司さん(69)に善戦した今井瑠々さん(25)は次期衆院選への出馬を明言した。既に街頭に立ち、地元の人たちとの交流のためにイベントなどにも積極的に参加する。

 市民と触れあう中で、瑠々さんは日々、巨大与党に立ち向かう野党の存在が重要だと感じている。「有権者が、政治への不信感や地域への閉塞(へいそく)感を抱いている。それを打破してほしいという思いが伝わってくる」

 来年七月には参院選が迫る。立民県連は、国民県連、連合岐阜とともに協力していく方針だが、現状では、候補者すら立てられない状況だ。

 国民の県連幹部は「一人区で候補者を二人出しても自民を利するだけ。共闘がベスト」と指摘。立民県連の渡辺代表も「三組織の協力がうまくいくためにも、党本部に共産との関係をはっきりさせてほしい」と望み、「信頼される党づくりをしなければ」と立て直しを誓っている。

 一方で、自民党本部は今年七月、三選を目指す渡辺猛之参院議員(53)を早くも公認し、万全の体制で選挙戦に臨む。来年二月から県議と協力して県内各地を回る予定だ。県連幹部は言う。「衆院選と参院選は別の選挙。相手候補も分からないので、気を引き締めて臨みたい」 (藤原啓嗣、長屋文太)

 =終わり

4285チバQ:2022/01/01(土) 16:45:48
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-151716.html
<2021回顧 取材メモから>衆院選 4年ぶり「政権選択」 野党共闘でジレンマ
2021/12/30 07:17東京新聞

<2021回顧 取材メモから>衆院選 4年ぶり「政権選択」 野党共闘でジレンマ

候補者の訴えに耳を傾ける有権者=千葉県内で

(東京新聞)

 十月三十一日投開票の衆院選は、四年ぶりの政権選択選挙で、自民・公明与党に対し、立憲民主党と共産党を軸とした野党共闘で挑む構図となった。千葉県内十三選挙区は自民党が九選挙区、立憲民主党が四選挙区で勝利。だが、比例を含めた総議席は自民、立民いずれも公示前から減らしており、勝者なき戦いだった。(中谷秀樹)

 自民は、千葉8区で桜田義孝元五輪相が、落下傘候補だった立民新人の本庄知史氏に敗れた。1区の門山宏哲氏、4区の木村哲也氏、9区の秋本真利氏も敗北。激戦となった10区は林幹雄氏が約二千八百票差で辛勝したが、十一月に林氏を支援した多古町の所一重町長=当時=が公選法違反で逮捕。罰金三十万円の略式命令を受け、町長を辞職する事態となった。「大変厳しい選挙ととらえていた」。所前町長は林氏へ投票を呼び掛けた理由をこう説明した。

 小選挙区で前回二〇一七年の十二勝から後退した自民は、三人が比例南関東ブロックで復活当選を果たし、解散前から一議席減に抑えた。あるベテラン自民県議は「菅政権が新型コロナ対策で批判され支持率が急落した時は、もっと悲惨な結果を覚悟した。党に対する逆風はあったが、支持を広げられなかった立民にも助けられ、よく踏ん張った」と評した。

 立民は解散前の七議席から五議席に二つ減らした。共産などとの野党共闘で、多くの選挙区で競合を回避。小選挙区で勝利した四人は、いずれも立民が自民との事実上の一騎打ちの構図を制した形だ。

 一方で、想定外の事態も起きた。新型コロナ緊急事態宣言下の不適切行動で自民前職が離党し、本命不在となった13区で、前回比例復活した立民の宮川伸氏は、比例復活を果たせず議席を失った。立民県連幹部が「小選挙区の勝利の可能性もあり、悪くても比例復活は間違いない」と期待していた6区も公示直前、前職の生方幸夫氏の北朝鮮拉致問題を巡る問題発言が発覚し、事実上の党公認取り消しで落選した。

 野党共闘の一定の成果は示したが、比例得票が、躍進した日本維新の会の陰に隠れ伸び悩むなど共闘によって失ったものも大きかった。立民県連関係者の一人は「批判はあるが、共産との候補者調整がなければもっと悪い結果になっていた」とジレンマに陥る党の現状を打ち明けた。

 戦いは来年夏の参院選に引き継がれる。自民県連の河上茂幹事長は「衆院選で九勝四敗という結果は厳しく受け止めるべきだ。この先に向けて立て直しが必要」と気を引き締める。立民県連の長浜博行代表は「党本部の代表が交代するなど激動の一年だった。県連としても新たな出発を図っていきたい」とした。今回の衆院選で躍進した維新の動向、野党共闘のあり方が、県内政局にも影響を与えそうだ。

【関連記事】<2021回顧 取材メモから>12年ぶりに新知事誕生 歴代最多得票で圧勝 「認証店制度」など独自色次々

4286チバQ:2022/01/01(土) 16:46:16
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-151714.html
<東京NEWS2021>(7)衆院選で野党共闘 8区が象徴 一定の成果
2021/12/30 07:15東京新聞

<東京NEWS2021>(7)衆院選で野党共闘 8区が象徴 一定の成果

吉田さんを応援する支持者ら=杉並区で(10月19日撮影)

(東京新聞)

 十月の衆院選では自民、公明の与党に対し、立憲民主、共産などの野党が多くの小選挙区で候補者を一本化して挑んだ。都内で野党共闘のシンボルとして注目されたのが東京8区。自民の石原伸晃元幹事長のお膝元だったが、立民新人の吉田晴美さんが石原さんに三万票以上の差をつけて初当選を果たした。

 選挙前から「政治を変えたい」という市民の思いと行動が見られた。公示前、れいわ新選組の山本太郎代表が同区からの出馬を表明したが、吉田さんの支援者が反発。SNS(会員制交流サイト)には「#吉田はるみだと思ってた」などという投稿があふれ、駅前では支持者が連日、集会を開き「勝手に決めるな」と批判した。

 結局、山本代表は出馬を撤回し、共産も新人の上保匡勇(まさたけ)さんの立候補を取り下げ、吉田さんに一本化された。選挙戦では立民と共産の都議や区議が、吉田さんの支援を訴えた。上保さんも吉田さんと街頭に立ち、野党共闘による政権交代を訴えた。

 選挙期間中、吉田さんは演説が終わると聴衆に駆け寄り、相手の目線に合わせ、話に耳を傾けた。吉田さんを支持する阿佐谷在住のシングルマザーは「駅で会うと『頑張ってる?』と声をかけてくれる。いろんな人の声を聞いて知ろうとしてくれる」と語る。

 吉田さんは六年前から、区内で活動を始めたが、取材でも「小さな集会にも参加してくれるのは吉田さんだけ」との声をよく耳にした。野党共闘に対する厳しい意見もあったが、有権者一人一人との対話を重ねたことが結実したといえるだろう。有権者の関心の高さを反映し、同区の投票率は61・03%と都内の小選挙区で最も高かった。

 自民は8区の石原伸晃さんのほかにも3区で弟の宏高さん、5区で現職閣僚の若宮健嗣万博相、19区で松本洋平さんらが野党候補に競り負け、7、8、9区は比例復活もできなかった。

 都内二十五選挙区は、自民十五勝、立民八勝。前回はそれぞれ十九勝、四勝。野党共闘は一定の成果を上げた形となった。

 自民都連幹部は「ギリギリの線は保てた」と話したが、別の都連関係者は「世代交代が進んだ。もっと負けてもおかしくなかった」と振り返った。自民が単独で絶対安定多数を確保した衆院選だが、首都の民意は全国とのずれをうかがわせた。(砂上麻子、土門哲雄)

4287チバQ:2022/01/02(日) 09:28:46
>>4281 小沢はこれに尽きる
〉23年の東日本大震災後、1年近くも地元に戻らなかったことも尾を引いた。地元・奥州市の70代の男性ですら「小沢さんはほとんど戻ってこない。大震災のときも何もしてくれなかった。もう期待できないよ」と吐き捨てた。

4288神奈川1区民:2022/01/03(月) 14:35:14
>>4287
おっしゃる通りです。
東日本大震災の時、何をしていたのか?
未だによくわからない。

オザシンは大活躍したと思い込んでいるみたい(笑)。

4289チバQ:2022/01/03(月) 18:35:16
>>4288
『べき論』は好きではありませんが、、、

副総理格復興担当大臣で辣腕をふるう『べき』だったのに、
なにもしなかった時点で、民主党政権も小沢も終わりました。

4290名無しさん:2022/01/03(月) 18:47:43
何もしなかったどころか、自民と手を組んで
党内野党化した上に倒閣運動までしてましたよ。

あれ以来、私の個人的評価は
「党を壊すことしかできない政治家」です。

4291名無しさん:2022/01/03(月) 18:54:34
震災対応を間違え、側近や家族に見放され、何の総括もしないまま脱原発を連呼して勢力を激減させ、小池百合子に相手にされず、地盤が崩れ、それでもなお国会議員の座に執着する姿は哀れだし老醜を晒してるとしか言い表せない訳で

4292チバQ:2022/01/05(水) 12:21:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/6540e4c2addcf4e2e81a2296c1673901d7373095
自民・武井俊輔議員を書類送検 車検切れの車を運転させた疑い
1/5(水) 11:25配信

毎日新聞
武井俊輔衆院議員

 所有する乗用車の車検と自動車損害賠償責任(自賠責)保険が切れたまま秘書に運転させたとして、警視庁は5日、自民党の武井俊輔衆院議員(46)=比例九州ブロック=を道路運送車両法違反(無車検)と自動車損害賠償保障法違反(無保険)の疑いで書類送検した。

 書類送検容疑は2021年6月8日午後6時半ごろ、東京都港区六本木3の交差点で、車検と自賠責保険が切れた乗用車を当時政策秘書だった男性(64)に運転させたとしている。直後にこの車が自転車と接触する当て逃げ事故を起こして発覚した。武井氏は後部座席に乗っていた。車検は同年3月、自賠責は同4月に失効していた。武井氏は容疑を認め、「車の管理をしていなかった」などと供述しているという。

 また、警視庁は5日、事故を起こして通報せずに約150メートル逃走したとして、元秘書も自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道路交通法違反(事故不申告)容疑で書類送検した。自転車に乗っていた都内に住む男性(57)は左足などに軽傷を負った。この男性らが車を追いかけて止めたという。元秘書は容疑を認め、武井氏は「事故を認識していなかった」と説明しているという。

 武井氏は昨年10月31日に投開票された衆院選で宮崎1区から出馬。小選挙区で敗れたものの比例九州ブロックで復活当選し、4選を果たした。武井氏の事務所は「所有者としての義務が欠けていたことは反省している」とコメントした。【柿崎誠、鈴木拓也】

4293名無しさん:2022/01/05(水) 20:50:11
小沢達が自民党を飛び出していなかったら政権交代は無かったけどな。
少なくとも民主党政権で大臣になれた奴は小沢に菓子折りの一つぐらいは送るべき。

4294名無しさん:2022/01/05(水) 21:12:34
>>4291
小沢含め民主党政権で閣僚やってた奴等はほとんど賞味期限切れてるけど引退しないの?
圧倒的な強さだった安住や岡田も次回はやばいかもね。もう与党にはなれない党(共産党と組んだ党)の議員応援したって地域に何のメリットも無いからな。

4295チバQ:2022/01/06(木) 21:03:57
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASQ156QWLQ14PTIB003.html
選挙区割り見直しへ 雲南全域・飯南は1区、出雲全域は2区へ
2022/01/06 09:30朝日新聞デジタル

選挙区割り見直しへ 雲南全域・飯南は1区、出雲全域は2区へ

衆院小選挙区の区割り案

(朝日新聞デジタル)

 衆院選小選挙区の区割りについて、雲南市全域と飯南町を島根1区に、出雲市全域を2区にする案を島根県がまとめた。実現すれば、同じ市で選挙区が異なる問題が解消される。全市町村や県内の各政党などの意見を聞き、政府の衆院選挙区画定審議会(区割り審)に提出する。

 10年に1度、国勢調査の結果に基づいて区割り改定を進める区割り審が、県に意見を求めていた。

 現行の区割りは、選挙区数が3から2に削減された2002年に決まったが、その後の市町村合併で雲南市と出雲市は2選挙区にまたがる形になっていた。

 案では、雲南市のうち現在2区の旧三刀屋町、旧掛合町、旧吉田村の区域を1区に、出雲市のうち現在1区の旧平田市区域を2区に編入。雲南市は全域が1区、出雲市は2区となり、選挙事務の負担軽減にもつながる。

 また、旧飯石郡地域の一体性を保つため、飯南町を1区に編入する。

 一方、人口でみると1区が約31万人、2区が約35万3千人。両区の人口差は約4万3千人で、現行の約2万6千人より拡大する。

 区割り審では、都道府県からの意見などを踏まえ、新たな区割り案を政府に勧告。国会で法案が成立すれば、次期衆院選から適用される見通し。(清水優志)

4297チバQ:2022/01/10(月) 20:07:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ba1bf3759fdf580435549ef95f86fbe7d5d5134
永田町激震 急浮上した山口区割り案「安倍と林で棲み分け」案の全貌
1/9(日) 6:02配信

192
この記事についてツイート
この記事についてシェア
現代ビジネス
選挙区「10増10減」で涙を飲む議員
Photo by GettyImages

----------
我が国の唯一の立法機関といえば、国会であることは小学生でも知っている。その分、衆議院と参議院を構成する国会議員には「順法精神」が求められるが、相次ぐ不祥事や事件はそれらを忘れさせ、国民の政治不信を増幅してきた。権力者の都合に合わせた「ルール」への不信感もしかりで、国会議員に月額100万円支給される文書通信交通滞在費(文通費)の改革先送りも失望を招いたばかりだ。議員の身分を揺るがす選挙制度改革には「ウルトラC」まで模索されているようで──。
----------

 民間企業で言えば給与にあたる議員歳費とは別に、毎月100万円も議員たちに支給される文通費は、10月31日投開票の総選挙で在職期間がわずか1日しかないのにもかかわらず、1カ月分が満額支給(100万円)されたことが国民に大きな衝撃を与えた。

 使途の制限がなく、「第2の給与」とも呼ばれる文通費の見直しを求める声は高まったが、昨年の臨時国会での法改正は見送られた。日割り支給に変更することに加え、民間では当たり前となっている領収書添付(使途公開)を迅速にできないのは、「自分たちの都合が良いようにルールを作っている」と言われても仕方ないだろう。相場に比べ格安の宿舎提供やJR乗車の特典など「議員特権」への国民の視線は厳しさを増している。しかし、ルールを「決める側」にその危機感はないように映る。

 こうした中、2022年に注目されているのが選挙制度改革だ。最高裁が違憲状態と判断した「1票の格差」を是正するため、2016年に成立した衆議院選挙制度改革関連法に基づく区割り見直しの「期限」をいよいよ迎える。2021年11月に発表された20年国勢調査(確定値)に基づき、政府の「衆院議員選挙区画定審議会」が「10増10減」とする区割り改定案を2022年6月までに岸田文雄首相に勧告することになっているのだ。

林芳正と安倍晋三のバッティング
林芳正氏 Photo by GettyImages

 「10増10減」とは東京都で5増、神奈川県で2増、埼玉、千葉、愛知で各1増となる──方、宮城、新潟、福島、和歌山、滋賀、岡山、広島、山口、愛媛、長崎の10県で1つずつ定数が減ることを意味する。議員の身分に直結するだけに定数が減少する県選出の議員からは悲鳴があがる。国会で決めた法律に基づく制度改革にもかかわらず、細田博之衆議院議長からは「3増3減」案が提起されるほどである。

 選挙制度に詳しい全国紙政治部記者が語る。
「議長自らが法律を覆しかねない提起をすることは問題ですが、それ以上に注目されているのが山口の選挙区が1つ減ることで、岸田派ナンバー2の林芳正外相と安倍晋三元首相の選挙区がバッティングするのではないかということです。もし、そうなれば公認争いが勃発して政局に発展する可能性もあります」

 現在、4つの小選挙区にわかれる山口は「自民党王国」として知られ、1区は高村正彦元外相の長男である正大財務政務官、2区は安倍元首相の実弟である岸信夫防衛相、3区は林氏、4区は安倍氏が議席を持つ。だが、「10増10減」に伴い次期衆議院選挙から3つの選挙区に改定されることになれば、このうち1人が「排除」される形になるのだ。

 宰相を目指すため、昨年10月の総選挙で参議院議員から「鞍替え」した林氏は河村建夫元官房長官との公認争いに勝利し、衆議院議員バッジをつけるとほぼ同時に外相に就くなど勢いがある。安倍元首相とは親の代から争ってきた「天敵」で、周辺は「仮に選挙区がバッティングすることになれば、官房長官経験者の次は首相経験者を破り、首相を目指すだけ」と鼻息は荒い。

4298チバQ:2022/01/10(月) 20:08:12
ウルトラC案で決着か
Photo by GettyImages

 公認争いになれば現職首相(自民党総裁)の派閥ナンバー2の肩書は有利との見方は強いが、安倍氏は自民党最大派閥「清和政策研究会」の領袖だ。安定的な政権運営を考慮すれば、岸田首相といえども容易に決定できる問題ではない。「脱アベ」か、それとも「子分を捨てるのか」──。政権を左右しかねない難題に直面しているといえる。

 そうした中、政府・自民党内で密かに「ウルトラC」が模索されているという。それは、高村氏の地盤である山口1区(山口市と周南市の一部、防府市)を「解体」する形での区割り見直しだ。隣接する選挙区と再編し、新たに山口を3つの選挙区に改定する案である。

 自民党関係者が声をひそめる。
「最大派閥の長と現職首相が喧嘩することだけは避けなければならないとの声は強い。山口1区をバラして隣接区にくっつける形に改定すれば、元々の隣接区の当選者は当然有利になります。元々、山口は安倍兄弟と林家が強い土地なので、もしそうなれば高村氏が比例単独候補として泥をかぶる形になることも考えられます」

 10月の総選挙では、県副知事や山口市の幹部職員が立候補者の後援会に勧誘した疑いで書類送検されるなど、政争が激しいことで知られる山口県。来年夏の参院選で勝利すれば長期政権への道も見える岸田首相はどのようなジャッジを下すことになるのか。その「究極の選択」は半年後に迫っている。

小倉 健一(イトモス研究所所長)

4299チバQチバ:2022/01/15(土) 09:41:40
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-_west_west_affairs_MOILSZJMIRPRJPE43WCAXVZEGM.html
維新・前川議員を書類送検 衆院選で事前運動疑い 奈良県警、本人「準備行為」と否定
2022/01/14 17:43産経新聞

維新・前川議員を書類送検 衆院選で事前運動疑い 奈良県警、本人「準備行為」と否定

奈良県警本部=奈良市

(産経新聞)

 昨年10月の衆院選で、公示前に投票を呼びかける文書を有権者に郵送したとして、奈良県警は14日、公選法違反(事前運動、法定外文書頒布)の疑いで、日本維新の会の前川清成衆院議員(59)=比例近畿=を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 書類送検容疑は昨年10月19日の衆院選公示前に、選挙はがきなどが入った封書を、選挙区内に住む出身大学の卒業生数十人に郵送し、投票を呼びかけたとしている。

 選挙はがきには「選挙区は『前川きよしげ』とお書きください」と記載され、メッセージの記入例として「前川さんへぜひ一票をお願いします」と書かれていた。宛名は空欄で、知人の名前や住所を記入して返信するよう求める文書が同封されていた。

 公示前でも、支援者らに選挙はがきの宛名書きを依頼することは立候補の準備行為として認められるが、県警は、支援者以外の不特定多数に郵送されているとし、宛名書きの依頼を名目に投票を呼びかける事前運動にあたると判断した。

 一方、前川氏は14日に報道陣の取材に応じ、「投票の依頼ではなく、選挙はがき作成のお願いで、選挙運動ではなく、準備行為だ。公選法に抵触するところはなく、捜査の違法性、不当性を訴えて戦っていく」と反論した。

 前川氏は平成16年の参院選奈良選挙区に旧民主党公認で初当選。参院議員を2期務め、内閣府副大臣などを歴任した。維新から立候補した昨年の衆院選奈良1区の選挙区では敗れたが、比例近畿で復活当選した。

4300チバQ:2022/01/18(火) 08:49:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e397aff2091536d05b55f8529cb93d7cc9c98974
林芳正氏と安倍晋三氏の対立 地元下関ではタクシーや料亭も両陣営に色分け
1/18(火) 7:15配信

84
この記事についてツイート
この記事についてシェア
NEWSポストセブン
安倍晋三・元首相という大きな壁が…(時事通信フォト)

 政界でポスト岸田の最有力候補に急浮上しているのが林芳正・外相だ。本誌・週刊ポスト2022年1月1・7日号の「ポスト岸田に推せる政治家ランキング」では茂木敏充・自民党幹事長に僅差の2位、月刊文藝春秋(2月号)の「次の総理候補ランキング」ではトップと、政治評論家や記者のアンケートで高い評価を受けている。

【写真】ポスト岸田の有力候補に急浮上の林芳正・外相。他、父・義郎氏も

 政界では早くから「宏池会のプリンス」と見られていたが、政治キャリアに比べて総裁候補としては“遅咲き”だった。同じ下関市を地盤とするライバルの安倍晋三・元首相という大きな壁が立ち塞がっていたからだ。

「林のタクシーには乗れん」
 林家と安倍家は3代にわたって地元で政治的ライバル関係にある。

 戦前は衆院山口選挙区(全県区)で林氏の祖父・佳介氏と安倍氏の祖父・寛氏が争い、戦後は林氏の父・義郎氏が安倍氏の父・晋太郎氏と旧山口一区(中選挙区)で激しくぶつかり、大票田の下関市では林系と安倍系に市を二分する戦いが演じられた。安倍陣営の選挙スタッフを務めた人物が語る。

「下関は料亭や喫茶店、理髪店、タクシーまで両陣営に色分けされていた。駅前のタクシー乗り場で安倍事務所の秘書と待っているとき、タクシーが来たのに乗らない。『林のところのタクシーには乗れん』と言う。

 10年ほど前に地元で安倍晋三さんのパーティーがあった日には、駅近くに理髪店が2店あるのに、片方だけ行列ができていた。パーティーに出る人たちが安倍系の理髪店に並んでいて、空いているほうは林系の店だった。『政治談義をしてうっかり情報が漏れたら困る』というわけです。

 利用する喫茶店や料亭まで別の店で、安倍陣営の会合があるときは女将が気を利かせて林陣営のお客さんは入れないほど徹底していた」

 下関市長選でも林系と安倍系の候補が争い、県議や市議も両派に分かれている。安倍晋太郎氏直系の山口県議だった古賀敬章・元民主党代議士が両家の因縁をこう語る。

「安倍・岸家は総理を輩出した家系で全国では知られているが、もともとは山口では林家のほうが格式は上。林家は大津屋という醤油製造業から始まり、高祖父は貴族院議員、芳正さんの母は県内トップクラスの企業・宇部興産の創業者の孫でもある。それに対して晋三さんの祖父・寛さんは大津郡日置村の出身で、下関に地盤があったわけではない」

 両家の選挙戦のやり方も違ったという。

「安倍陣営は林家の地盤を切り崩すために選挙になると強引なこともやっていた。たとえば“放送局”という方法。秘書が後援会の婦人部隊に林陣営のネガティブ情報を吹き込んで流させる。

 一方の林家は地元で事業をしているから、関連企業の組織力があるかわりに、あまり強引なことをやると評判が下がって商売に影響が出るからやり返せない。忸怩たる思いだったでしょう。『選挙の恨みは三代まで』と言われるが、芳正さんも子供の頃からそういうことを見て育ったから複雑な思いがあるのでは」(同前)

※週刊ポスト2022年1月28日号

4301チバQ:2022/01/22(土) 13:20:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c6425a35425288b12b11146ed932bd286564ba9]衆院区割り 長崎県が意見書 1区長崎、2区諫早・大村、3区佐世保が中心
1/22(土) 10:30配信

7
コメント7件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
長崎新聞
現在の衆院選挙区

 衆院小選挙区定数「10増10減」を反映した新たな区割り案作成で長崎県の定数が「4」から「3」に1減となることについて、県は21日、新1区は長崎市、新2区は諫早・大村両市、新3区は佐世保市が、それぞれ中心となる選挙区とするよう総務省に意見書を提出した。長崎、佐世保両市の選挙区の分割状態を解消することも求めた。
 区割り案を作成する衆院選挙区画定審議会(区割り審)が先月、県に質問を通知。現行4選挙区のうち人口最少の3区(大村市、離島など)を分割し、隣接する2区(諫早市、島原半島など)や4区(佐世保市など)への編入などが考えられるとした。県は本県関係の国会議員、21市町長、県議らに意見照会し、回答をまとめた。
 県は3選挙区への再編では人口の均衡を目指すべきと主張。政治活動の地理的範囲などに極端な差が生じないよう求めた。離島は国策上重要な役割を担っているとし、住民の声の国政反映、本土地域との経済、生活、交通の関連性などを総合的に考慮するべきとした。
 現在、長崎市は大部分が1区だが、旧西彼琴海、外海両町は2区に属する。佐世保市も南部だけが3区。県によると、両市から「投開票事務が2選挙区分になり負担が大きい」「1自治体内で選挙区が分かれているのは紛らわしい」などとして分割解消を求められたという。
 また東彼杵、波佐見、川棚の東彼3町についても従来の広域行政の枠組み、生活、経済圏などを判断材料にするよう求める意見があったとしている。
 今回の区割り改定は人口比を正確に反映しやすい議席配分方法「アダムズ方式」を採用。県は「地方の声を確実に国政に届けるためにも人口の増減だけで国会議員の数を決めるのではなく、地方の議員数が一定確保される仕組みが望まれる」と意見を付けた。
 今後、区割り審が改定案を作成し、首相に勧告。政府は新たな区割りを反映した公選法改正案を国会に提出する。

4302名無しさん:2022/01/22(土) 21:42:19
青山雅幸前衆院議員
https://twitter.com/my_fc1/status/1482900327590338564

日本維新の会静岡県1区支部長を辞任したい旨お伝えし党幹部のご了承を得た。維新の会には前衆議院時代活躍の場を与えて頂き心より感謝。

4303岡山1区民:2022/01/26(水) 16:23:08
https://cdp-japan.jp/news/20220125_2915
第50回衆議院議員選挙における小選挙区総支部長の選任について提案があり、承認されました。

北海道6区 西川将人 (新人・53歳)

青森1区 升田 世喜男 (元職1期・64歳)

東京 14区 木村剛司(元職1期・50歳)

愛知 5区 西川厚志(新人・52歳)

島根 1区 亀井 亜紀子(元職1期・56歳)

愛媛 1区 友近 聡朗(新人・46歳)

4304チバQ:2022/01/26(水) 20:19:34
https://www.sankei.com/article/20220125-SEQ444PRMZL3HAWQA5E7S5GZY4/
立民、蓮舫氏ら4人公認 参院選、高見知佳氏推薦
2022/1/25 19:32
政治
政局
選挙

反応




立憲民主党は25日の常任幹事会で、夏の参院選選挙区候補について、蓮舫元行政刷新担当相ら現職4人の公認を決定した。愛媛選挙区に無所属で立候補する意向を表明したタレントの高見知佳氏の推薦も決めた。

次期衆院選の公認予定者となる選挙区の総支部長6人も選任した。決定事項は次の通り。(新は新人、元は元職。表記なしは現職。敬称略)

【参院公認】北海道 徳永エリ▽岩手 木戸口英司▽東京 蓮舫▽山梨 宮沢由佳

【参院推薦】愛媛 高見知佳(新)

【衆院総支部長】北海道6区 西川将人(新)▽青森1区 升田世喜男(元)▽東京14区 木村剛司(元)▽愛知5区 西川厚志(新)▽島根1区 亀井亜紀子(元)▽愛媛1区 友近聡朗(新)

4305チバQ:2022/01/28(金) 21:02:54
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-156974.html
松本純氏の復党を了承 自民党神奈川県連 衆院1区支部長の人事は「まっさら」
2022/01/28 19:31東京新聞

松本純氏の復党を了承 自民党神奈川県連 衆院1区支部長の人事は「まっさら」

松本純氏

(東京新聞)

 自民党神奈川県連は28日開いた総務会で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れたとして昨年2月に離党した松本純・元国家公安委員長(71)=神奈川1区=の復党を了承した。同日付。土井隆典県連幹事長によると、松本氏は一般党員の立場にとどまり、次期衆院選公認候補者の前提となる神奈川1区支部長の人事は「まっさらな状態だ」と強調した。

 松本氏は昨年10月の衆院選を「みそぎの選挙」と位置付け、無所属で立候補し、落選していた。同11月に党本部が復党を認めたが、県連が抗議し、手続きを保留していた。1区の地方議員などから復党の要望があれば県連で検討することになり、今月4日に松本氏本人と後援会などから県連に復党願が出ていた。(志村彰太)

4306チバQ:2022/01/28(金) 21:07:22
https://news.goo.ne.jp/article/hbc/region/hbc-3eaa3b6a11e289bd7cc3e6ae13d11fae.html
自民党の北海道7区支部に不正寄付の疑い…国の公共事業受注の会社会長、書類送検 北海道釧路市
2022/01/28 12:04HBC北海道放送ニュース

自民党の北海道7区支部に不正寄付の疑い…国の公共事業受注の会社会長、書類送検 北海道釧路市

自民党の北海道7区支部に不正寄付の疑い…国の公共事業受注の会社会長、書類送検 北海道釧路市

(HBC北海道放送ニュース)

 去年の衆院選で、自民党の北海道7区支部に不正な寄付をしたとして、釧路市の会社会長が書類送検されていたことがわかりました。

 関係者によりますと、釧路市の70代の会社会長は去年9月、会社が国の公共事業を受注していたにも関わらず、自民党北海道7区支部に現金15万円を寄付した公職選挙法違反の疑いが持たれています。
 公職選挙法では、衆院選で国の工事を受注している企業が寄付をすることを禁止していて、自民党北海道7区支部は去年11月に全額返金したということです。
 支部長を務める伊東良孝衆議院議員の事務所は「国の事業を受注しているとは認識していなかった」とコメントしています。

4307チバQ:2022/02/08(火) 21:39:21
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-821760.html
和歌山で二階氏の後継を巡り“抗争”の火種が 攻勢の世耕参院幹事長、鞍替えを狙う鶴保庸介氏
2022/02/07 05:56デイリー新潮

和歌山で二階氏の後継を巡り“抗争”の火種が 攻勢の世耕参院幹事長、鞍替えを狙う鶴保庸介氏

まだまだ隠居はできないか

(デイリー新潮)

 昨年10月の岸田政権誕生により、すっかり権力の座を追われた格好の二階俊博元自民党幹事長(82)。表舞台でその姿を目にする機会はめっきり減ったが、お膝元の和歌山県では、二階氏の後継を巡って新たな計画が動きだしたという。

 二階氏の地元・衆院和歌山3区といえば、世耕弘成参院幹事長がたびたびそこへの鞍替えを画策してきた、因縁の選挙区である。

 自民党関係者によれば、

「世耕氏は、昨年10月の衆院選前に『衆議院議員候補』と書かれた選挙カーまで用意。二階氏が引退表明をすればいつでも攻め入る構えを見せていました」

 二階氏の後継は公設秘書を務める三男・伸康氏との見方が大勢だが、無所属となってでも闘う姿勢を見せる世耕氏が相手では勝ち目はなし。一部では、和歌山3区を世耕氏に明け渡し、三男を世耕氏の後釜の参院候補に据えるという“無血開城案”も囁かれていた。ところが、

「なりふり構わぬ世耕氏の攻勢に二階氏は激怒。世耕氏との選挙区の交換は現状では考えにくい」

新計画のカギを握る人物は
 そこで持ち上がったのが、“ウルトラC”の新計画。鍵を握るのは、和歌山1区で5期連続当選を誇る、国民民主党の岸本周平衆院議員だという。

「自民党県連は、年末までに行われる県知事選に、岸本氏を担ぎ出そうとしているのです。現職知事は、安倍晋三元総理の経済ブレーンだった本田悦朗氏を勝手に副知事に据えようとするなど議会との軋轢が絶えず、県連は次なる候補を探していた。岸本氏は保守系の政治家ですし、実は4年前の知事選でも自民党は彼に出馬を打診した経緯があるんです」

 ウルトラCなのは、知事選の“その後”で、

「岸本氏の知事選出馬により1区では衆院補選が行われる。ただ、縁もゆかりもない1区で新人の三男が当選するのは難しい。そこで、二階派で和歌山県選出の鶴保庸介参院議員が、まず1区に鞍替え出馬する。そうすれば、鶴保氏が転出した後の参院補選で、二階氏の目の黒いうちに三男を擁立できるというわけです」

大きな壁とは
 じつに鮮やかな“玉突き人事”。しかも、

「この計画の中心には、かねて衆院鞍替えを望んできた鶴保氏自身も関わっている。二階氏了解の上、岸本氏からは“自・公の推薦が得られるなら”と前向きな感触が得られているそう」

 もっとも、この計画には大きな壁が立ちはだかる。

「“減区”ですよ。和歌山は次の衆院選から定数が3から2に減らされる見通し。鶴保氏が補選で衆院1区に転じたとしても、その次の衆院選では2区の石田真敏元総務相と選挙区を取り合うことになります。石田氏はそれを見越したように、この1月、総裁派閥の岸田派に入会。鶴保氏と仲がよくない世耕氏が石田氏を支持すれば、派閥を巻き込む大抗争になる」

 さらに、二階家そのものにも問題が。

「地元の二階事務所を統率しているのは二階氏でも三男でもなく、長男の俊樹氏。俊樹氏は二階氏が生みの親となった現職知事を切って岸本氏を擁立することにも、三男が選挙に出ることにも反対の立場なのです」

 超高難度の皮算用。ホントに上手くいくかしら?

「週刊新潮」2022年2月3日号 掲載

4308チバQ:2022/02/08(火) 21:52:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8add8fcd562432b4c85113de1f3c930085baa631
くら替え出馬の布石?二階氏と世耕氏、神経戦の様相
2/4(金) 10:26配信

西日本新聞
【東京ウオッチ】記者の取材メモから
国会議事堂

 和歌山県を地盤とする自民党の二階俊博元幹事長と、党内の有望株とされる世耕弘成参院幹事長の両氏が、次期衆院選を見据えて神経戦の様相だ。参院和歌山選挙区から衆院小選挙区へのくら替えをほのめかす世耕氏に対し、二階氏は地元の和歌山3区を死守する構え。和歌山県が、衆院小選挙区の「10増10減」で選挙区が1減する対象となっている事情が背景にある。


 「衆院で挑戦するチャンスを何とかつかみたい」。世耕氏のこんな発言を載せた年明けの産経新聞のインタビュー記事は、永田町の耳目を引いた。1月11日の記者会見で質問されると、歴代首相に参議院出身者がいない事実を踏まえ「国会議員である以上はトップを目指すべきだと一般論を述べた」と弁明したものの、自民内では額面通り受け取る向きは少ない。


 安倍晋三元首相が率いる最大派閥に所属し、最側近の一人である世耕氏。党のメディア・広報戦略で頭角を現すと、第2次安倍政権で経済産業相を任されるなど要職を歴任してきた。キングメーカーとして存在感を増しつつある安倍氏の威光も背に、次の衆院選のくら替え出馬に向けた布石を打ち始めたとみられている。衆院選挙区画定審議会が区割り案の議論を始めた「10増10減」では、和歌山県の小選挙区定数は3から2に減るため、党内調整を有利に運ぶ「先手の情報発信」というわけだ。世耕氏は「10増10減」に理解を示すのと同時に、衆院議員定数の増加も選択肢とも話しており、これも「くら替えを視野に入れた動き」との臆測を招いた。

 一方、二階氏は5年を超える歴代最長の幹事長として権勢を振るった。次期衆院選では地盤を息子に譲ると目されているが、世耕氏の動向と「10増10減」によってその存立が脅かされる事態に危機感を募らせている。

 1月19日のBS11の番組では、語気を強めて「和歌山が好んで人口が少なくなっているわけではない。そこに対する反省と、以後、どういう対応をするということには全然なっていない」。地方の声を国政に反映させるとの観点から、和歌山県の1減に批判を加えた。二階氏の周辺は、世耕氏を「言語道断で、党に大きな貢献をしてきた重鎮に対して失礼だ」とけん制する。

(大坪拓也)

4309チバQ:2022/02/10(木) 23:10:57
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220210X616.html
新潟県議を刑事告発=自民・泉田氏
2022/02/10 17:33時事通信

 自民党の泉田裕彦衆院議員=比例代表北陸信越ブロック=は10日、昨年の衆院選の際に星野伊佐夫新潟県議(同党離党)から裏金を要求されたと主張している問題で、同氏を公職選挙法違反容疑で県警に刑事告発したと発表した。

 泉田氏は「星野氏から反省の弁の表明もない。本件を曖昧なまま見過ごせば、カネで票を買うことを是認することにもなりかねない」とするコメントを発表した。

 星野氏は裏金要求について否定している。 

https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/25053
泉田氏、星野県議を刑事告発
「裏金」要求問題、「買収資金の交付要求行為」と主張
2022/2/10 18:01
(最終更新: 2022/2/10 21:00)
「裏金」要求問題を巡り、星野伊佐夫県議(右)を刑事告発した泉田裕彦・衆院議員

 自民党の泉田裕彦衆院議員(比例北陸信越)が昨年の衆院選で、星野伊佐夫・新潟県議(長岡市・三島)から「裏金を要求された」と主張している問題で、泉田氏は10日、公選法違反の疑いで星野氏を新潟県警に刑事告発した。買収資金の交付要求行為に当たるとしている。県警は告発状を受理した。

 泉田氏の代理人の郷原信郎弁護士によると、告発状では星野氏が昨年9月、泉田氏に「とにかく必要経費を早くまこう。2千万や3千万なんかもったいながったら、人生終わるよ」などと発言したとし、この言動が買収目的で資金を要求したものだと指摘した。

 この問題では両者の主張が食い違っており、泉田氏は自民新潟5区支部として昨年12月、郷原氏に調査を依頼した。泉田氏は「本件を曖昧なまま見過ごせば、カネで票を買うということを是認することにもなりかねない」とのコメントを発表した。

 星野氏は新潟日報社の取材に「事実無根で、全面的に否定する」と話した。県警の捜査には全面的に協力する考えを示した。

4310チバQ:2022/02/13(日) 18:52:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdf8c3334a25e8b1f2a6f6a3bb877c3f12ce03a7
衆院10増10減、自民内でさや当て 「腹立たしい」反対派には重鎮も…推進派は粛々
2/13(日) 9:51配信

この記事についてツイート
この記事についてシェア
西日本新聞
自民党本部=東京都千代田区永田町

 「1票の格差」是正のため、次期衆院選からの適用が見込まれる衆院小選挙区の「10増10減」を巡り、自民党内で議論がかまびすしくなってきた。導入に反対する有志議員らは、代わりに衆院選挙制度の抜本的な見直しを求め、活動を開始。一方、党選挙制度調査会の逢沢一郎会長らは粛々と「10増10減」を進めるべきだとの立場を譲らない。他党も巻き込んだその賛否が、今国会の焦点に浮上しつつある。

【図解】10増10減による衆院の定数配分

 反対有志の呼び掛け人には、石田真敏元総務相や加藤勝信前官房長官をはじめ自民の衆院議員36人が名を連ね、賛同者を募っている。両氏はそれぞれ、「10減」の対象県となる和歌山、岡山が地盤。同様に、今後さらなる人口減が見込まれる地方選出の議員が加わって勢いを増す展開もあり得る。

 「10増10減」は、自民が2016年に公明党とともに議員立法で提出、成立させた衆院選挙制度改革関連法に基づき、人口比をより反映しやすくした新たな議席配分方法「アダムズ方式」を初めて適用した。昨年11月末に公表された20年国勢調査の確定値に伴い、増減対象となる15都県が決まって以降、にわかに「地方軽視」との党内の不満や異論が表面化。激変緩和措置としての「3増3減」案も取り沙汰されている。

 「10減」対象県を地盤とし、自民内の候補者調整に直面する反対派には、重鎮も含まれる。石田氏と同じ和歌山県選出の二階俊博元幹事長は1月、地元のラジオ番組で「腹立たしい。こんなことが許されるのか」と気炎を上げた。議席定数が4から3に減る見込みの山口県には、安倍晋三元首相や林芳正外相、岸信夫防衛相らがひしめき合う。党関係者は「一つ差配を誤れば、政局につながりかねない。非常に悩ましい」と気をもむ。

 不穏な党内情勢を看過できないとして、「10増10減」推進派で16年当時、関連法の提出者だった逢沢氏ら調査会の幹部は今月4日、非公式に会合を持って対応を協議。近く党幹部と面会し、「関連法を尊重すべきだ」との見解を伝えることを申し合わせた。

 もっとも、首相の諮問機関である「衆院選挙区画定審議会」は「10増10減」の具体的な区割り改定作業を進めており、6月25日までに岸田文雄首相に答申する方針。首相は、昨年末の記者会見で「政府の立場から言うと、現行の法律をしっかりと履行しなければならない」と述べている。友党・公明党も「粛々と進めていただくしかない」(北側一雄副代表)、「自分たちで決めたことを覆すようなら、ご都合主義でしかない。参院選にもマイナスだ」(別の公明幹部)と、自民側に強くくぎを刺す。

 (河合仁志、大坪拓也)

西日本新聞社

4311チバQ:2022/02/13(日) 19:28:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b892459600fd8f204c3e15ead06a3f937290a9f
2021年衆院選で…公選法違反の罪で鳥取県議会議員を在宅起訴 立民・湯原俊二氏の選対本部長
2/10(木) 19:21配信

BSS山陰放送
(写真:BSS)

2021年10月の衆院選で、法定外の方法で有権者に集会参加を呼び掛ける文書を送ったとして、鳥取地方検察庁米子支部は10日、福間裕隆鳥取県議を、公選法違反の罪で在宅起訴しました。

起訴状などによると、福間県議は、先の衆院選で比例復活当選した、立憲民主党の湯原俊二氏の陣営の選対本部長として、支援者らに湯原さんへの支持を訴える法定外の文書を郵送したなどとしています。

福間裕隆 鳥取県議
「法に触れるという指摘を受けたわけですから、そのことに対しては誠に申し訳ないという思いでいっぱいです」

福間県議は進退について、裁判の判決を待って決めたいとしています。

4312チバQ:2022/02/17(木) 19:15:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_F7LINV3GNBOHVFG2OYVDZGBOMY.html衆院選挙制度 自民「過半数」、抜本見直し賛同 近く申し入れへ
2022/02/17 18:57産経新聞

衆院選挙制度 自民「過半数」、抜本見直し賛同 近く申し入れへ

石田真敏氏(山田淳史撮影)

(産経新聞)

現行の衆院選挙制度の抜本見直しに向けた議論の必要性を訴える自民党有志の動きに、同党所属衆院議員(264人)の過半数が賛同していることが17日、分かった。複数の有志議員が明らかにした。賛同者はさらに増えるとみられる。有志らは、週明け以降、党執行部に賛同者数を伝え、党内議論の早期開始を申し入れる方向だ。

有志は、石田真敏元総務相や加藤勝信前官房長官、坂本哲志前地方創生担当相らが中心。36人の連名による「趣意書」をまとめ、2月から党所属衆院議員に、選挙制度の抜本見直しに向けた党内議論の早期開始への賛同を呼びかけた。

複数の関係者によると、呼びかけ人36人を含む全体の賛同者は早くから目標の100人を大きく上回っていたが、17日までに「党所属衆院議員の半数を超えた」(有志の一人)。立場上、署名できないものの、賛同の意を伝えてきた閣僚もいるという。

有志らの活動の背景には、衆院選挙区の「一票の格差」是正のための新たな定数配分に対する懸念がある。平成28年成立の衆院選挙制度改革関連法で決まった「アダムズ方式」に基づく新定数配分は、東京など大都市圏で定数が計10増え、福島、宮城両県を含む10県で各1減る「10増10減」となる。このため、「地方軽視との批判、東日本大震災の被災地域への配慮を求める声」(趣意書)があり、一部の地方議会は見直しを求める意見書を採択している。

有志らは、1月に一部野党が衆院選挙制度の抜本見直しに向けた与野党協議会の設置を求めたことを踏まえ、党内でも議論を始めるべきだとしている。ただ、アダムズ方式導入は、自民、公明両党が国会に提出した議員立法で決まった経緯があるため自民選挙制度調査会(逢沢一郎会長)は見直しに否定的だ。

4313とはずがたり:2022/02/24(木) 21:26:18
そろそろ次期衆院選スレ立てますかねえ,,もう国民が後補を立てて来た。

2022.02.24-選挙
【選挙】第50回衆議院議員総選挙における公認内定予定候補者を決定
https://new-kokumin.jp/news/election/2022_0224

https://twitter.com/suiren_921/status/1496756717379596290
水恋 Suiren
@suiren_921
次期衆院選公認内定
[国民民主党]
東京14区→樽井良和 元

前の衆院選で出馬を予定していた10区でも故郷岡山でもなく14区。多分連合の推薦が出なかった立憲民主党の木村さんがいるから出したのだろうけど。

4314チバQ:2022/03/10(木) 09:08:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/a40cc22a85dbefbe04876d053cf3256bd26947d6
三反園訓氏が自民・二階派入りへ 元知事、衆院鹿児島2区選出 きょう承認、当面は無所属で活動
3/10(木) 6:50配信
南日本新聞
三反園訓氏

 衆院鹿児島2区選出の三反園訓氏(64)=無所属、1期目=が、自民党の二階俊博元幹事長率いる二階派に入会することが9日分かった。10日の同派例会で承認される見通し。当面、保守系無所属議員として活動し、いずれは自民入りを目指すとみられる。自民党の2区支部長は金子万寿夫元衆院議員(75)が務めており、次期衆院選の公認争いが注目される。


 二階派は元環境相の細野豪志氏=衆院静岡5区=らを同様に処遇し、その後の自民入りを後押しした。三反園氏を巡っては昨年秋の衆院選前から二階派入りが取り沙汰され、当選直後には自民入党を目指す考えを示していた。関係者によると、テレビ朝日記者時代から親交のある二階氏本人から要請があったという。

 三反園氏は南日本新聞の取材に、「二階氏は党国土強靱(きょうじん)化推進本部長を務めており、一緒に国道226号の4車線化に全力を尽くす。離島の物価やガソリン高の是正、サツマイモ基腐(もとぐされ)病など鹿児島の課題に、これまでと同様に向き合っていく」と述べた。

 三反園氏は自民党県連所属の複数の議員と面会を重ね自民入りを求めていたが、いずれも協力を拒んでいたという。県連の森山裕会長=衆院鹿児島4区=は「特別会員となる見通しと聞いている。(自身の森山派と異なる)他の派閥に対し、入れないでと言える立場ではない。自民入りは筋が通らないとの思いに変わりはない」と話した。

 三反園氏は鹿児島県知事を1期務めた後、昨秋の衆院選に保守系の無所属新人として立候補。選挙戦は一部の自民党員が支え、党公認の金子氏らを破り初当選した。

4315チバQ:2022/03/13(日) 23:26:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e402cc4ae1aa7a91d4ebf9fead0b71b4cf41d272
次期衆院選へ 日本維新の会 山下洸棋氏 静岡6区から1区支部長に(静岡県)
3/11(金) 19:32配信
 日本維新の会は次の衆院選で静岡1区の立候補者となる支部長について、これまで静岡6区の支部長だった山下洸棋さん(30)が就任すると発表しました。主に経済政策に取り組みたいと話す山下さんは1区での活動で党勢を拡大したいと抱負を述べています。

静岡放送(SBS)

4316チバQ:2022/03/20(日) 15:42:58
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2022032001000306.html
自民・世耕氏、首相に意欲 将来の衆院くら替え目指す
2022/03/20 11:49共同通信

自民・世耕氏、首相に意欲 将来の衆院くら替え目指す

自民党の世耕弘成参院幹事長

(共同通信)

 自民党の世耕弘成参院幹事長(和歌山選挙区)は20日放送のBSテレ東番組で、将来的に衆院にくら替えし、首相を目指す考えを示した。「政治家になった以上はチャンスがあれば国のかじ取りをするトップの立場をやってみたい」と述べた。

 1票の格差を是正する衆院小選挙区定数「10増10減」で、和歌山県の定数は3から2に減る。二階俊博元幹事長ら自民党現職が既に2人いる中でのくら替えに関し「地元とよく話をして円満な形でいければ」と語った。

 衆院の格差是正では「3増3減」も選択肢と主張した。3増3減だと和歌山は減少しない。番組は14日に収録された。

4317チバQ:2022/03/22(火) 19:21:36
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASQ3Q543LQ3QPOMB007.html
維新・前川清成衆院議員を在宅起訴 公選法違反の罪 奈良地検
2022/03/22 16:30朝日新聞

維新・前川清成衆院議員を在宅起訴 公選法違反の罪 奈良地検

日本維新の会の前川清成衆議院議員

(朝日新聞)

 奈良地検は22日、昨年10月の衆院選の公示前に自身への投票を呼びかける文書を配布したとして、日本維新の会の前川清成衆院議員(59)を公職選挙法違反の罪で在宅起訴した。

 起訴状によると、前川氏は公示前の昨年10月14日、奈良市内で「選挙区は『前川きよしげ』、比例区は『維新』とお書き下さい。」などと記載したはがきや、「例 前川さんへぜひ一票をお願いします。」などと書いた文書の入った封書を35カ所に送り、法定外選挙運動用文書を頒布するとともに、届け出前の選挙運動をしたとされる。

4318チバQ:2022/03/23(水) 19:43:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20220322k0000m040336000c.html

山口県職員の政治家への協力、25年前から 「違法と思わず」過半数
2022/03/22 22:03毎日新聞

山口県職員の政治家への協力、25年前から 「違法と思わず」過半数

山口県職員による政治家の後援会勧誘に関する調査報告書を公表した調査チームの高村七男弁護士=山口県庁で2022年3月22日午前11時23分、堀菜菜子撮影

(毎日新聞)

 2021年10月の衆院選を巡る山口県前副知事の公職選挙法違反(公務員の地位利用)事件を契機に設置された山口県の調査チームが22日、調査報告書を公表した。調査対象となった課長級以上の6割超が、上司らから衆院選候補者の後援会入会や部下への勧誘を依頼されたと答え、ほぼ全員が応じていた。衆院選に限らず選挙での同様の依頼が少なくとも25年前から県庁内で常態化していたことも分かり、公務員の政治的中立に対する意識の希薄さが浮き彫りになった。

 調査チームは、山口3区で初当選した林芳正外相(自民党)の後援会入会を部下に勧誘させたとして、小松一彦前副知事が罰金の略式命令を受けた後の21年12月末に設置。県公益通報窓口の高村七男弁護士と人事課職員6人の計7人で構成し、課長級以上の管理職321人にアンケートした。

 ◇「勤務時間内」「執務室内」が6割超え

 報告書によると、回答した305人中195人(63・9%)が、林氏の後援会かどうかに関係なく、21年の衆院選で「県職員から選挙リーフレットの配布依頼や後援会入会申込書の協力依頼を受けた」と答えた。

 このうち191人が自分や家族の名前を申込書に書いたり、部下らにリーフレットの配布や申込書への記入を依頼したりし、依頼した部下の総数は733人に上った。また、上司らから依頼されたのが「勤務時間内」「執務室内」との回答がいずれも6割を超え、県庁内で公然と勧誘が行われていたことが明らかになった。

 こうした行為が、公務員の地位利用による選挙運動を禁じた公選法に違反すると思ったかとの質問に106人(54・4%)が「思わなかった」と回答。「分からなかった」(57人)、「公選法を知らなかった」(8人)を合わせると9割近くに上り、報告書は「認識が許容しがたい程度まで希薄」と指弾した。

 さらに、政治家の後援会への勧誘などは以前から「常態化していた」「選挙によっては行われていた」との回答が合計で8割を超え、少なくとも1997年以前に始まっていたことも分かった。

 ◇「要因は自民との関係性」

 報告書は、小松前副知事が検察の調べに「県の行政運営を円滑に行う上で、自民党関係者の依頼に協力する必要があった」との趣旨の供述をしたことを踏まえ、「本件の要因は国政のみならず県政にあっても圧倒的勢力を誇っていた自民党との関係性にある」と結論。「公平・公正な立場で行動するという県としてのあるべき姿を明確にすることが必要」と指摘した。

 自民党県連の友田有幹事長は取材に「報告書の内容を知らないのでコメントできない。党は今回のことに関与していない」と話した。【堀菜菜子、平塚裕介】

4319チバQ:2022/04/23(土) 11:25:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/813ec556797136a903ecba45543aac4423c86e6e
河村建夫元官房長官の長男 自民山口県連の徹底した「河村家排除」で比例代表出馬
4/23(土) 7:15配信

NEWSポストセブン
自民党の選挙区争奪戦は過酷…(イメージ)

 選挙は遺恨や怨念を生む。「父子2代の屈辱」を晴らさんと比例代表に出馬するのが河村建夫・元官房長官の長男・建一氏(46)だ。


 二階派最高幹部だった父・建夫氏は昨年の総選挙で山口3区を林芳正・外相に奪われ、代わりに後継者の建一氏が中国ブロックから比例代表への出馬が内定していたにもかかわらず、選挙直前に突然、地盤が全くない北関東ブロックに“国替え”させられて落選した。

「山口県には安倍晋三・元首相、実弟の岸信夫・防衛相、林氏ら大物政治家がひしめいている。しかも、次の総選挙では定数削減されるから、みんなが河村家の地盤を山口から根絶やしにするために国替えで当選できないように嫌がらせされた」(二階派議員)

 それでも河村父子は諦めていない。

 参院選の比例代表候補の場合、自民党では最低でも10万票以上の得票が当選ラインとされ、地盤の山口での集票がカギを握る。建一氏は現在も山口に事務所を置き、引退した父の建夫氏も「自民党副総裁特別補佐」の肩書きで息子を支援する構えだ。

 だが、地元・山口ではその河村家になおも自民党県連(会長は岸氏)サイドから猛烈なプレッシャーがかかっている。河村後援会関係者が語る。

「地元に後援会は残っているが、自民党山口県連が比例代表候補の中で推すのは現職の阿達雅志氏ということになっていて、河村氏は県連にも入れてもらえない。河村氏を応援する地元の市議は自民党籍を剥奪されるという仕打ちを受けた」

 徹底的な“河村家排除”ぶりなのだ。建一氏に話を聞いた。

「私の党籍は山口宇部支部にあるので、岸県連会長にも、山口県連に属させてほしいとお願いにあがったのですが、幹事長預かりだとしか言われていない。何か瑕疵がある訳ではないのに、県連所属はダメだという状態になっている。安倍さん、林さん、岸さんからは何の言葉もかけられていません。私は二階派の新人なので、どうしても派閥間の競争はあるし、政治の世界では仕方がない。石にかじりついても当選してバッジをつけなければ何も打開できないと思っています」

 自民党の選挙区争奪戦はかくも非情だ。

※週刊ポスト2022年4月29日号

4320チバQ:2022/04/29(金) 00:14:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/314a7c676cc426ba612f569b4493c2acbe560bd7
濱田氏、選挙事務所費「0円」報告 昨年衆院選の熊本1区出馬 政党支部から支出、公選法違反の恐れも
4/28(木) 6:35配信

熊本日日新聞
昨年の衆院選で濱田大造氏の陣営が選挙事務所を構えたビル=熊本市中央区八王寺町

 昨年10月31日投開票の衆院選で、熊本1区に立憲民主党から出馬した元県議の濱田大造氏(51)が、熊本市に選挙事務所を構えながら、選挙運動費用収支報告書には選挙事務所費を「0円」と記載していたことが27日分かった。事務所の家賃は自身が代表を務めていた政党支部「立民県第1区総支部」の会計から支出していた。一連の行為が公職選挙法違反(虚偽記載)に当たる可能性がある。

 濱田氏によると、熊本市中央区八王寺町の国道266号(浜線バイパス)に面したビルの1階を不動産会社から賃借。昨年8月中旬に「9、10月分の家賃など」の名目で、第1区総支部から91万7400円を支払った。衆院選では、ここに濱田氏陣営の選挙事務所を置いた。総支部の賃貸物件を、濱田氏陣営が無償で使用したことになる。

 総務省管理課によると、事務所の無償貸与を受けた場合は「寄付」とみなされる。選挙運動費用収支報告書には賃料相当分の「寄付収入」を記載しなければならない。合わせて、貸主を「寄付者」として明記し、同額を支出の「選挙事務所費」に計上することが求められる。

 こうした記載がない場合は、公選法違反(虚偽記載)に該当する恐れがあるが、濱田氏は「事前に違法性はないと党本部に確認していた」と説明。現時点で、収支報告書の修正はしない考えだという。

 ただ、濱田氏は「候補者の選挙運動の収支と、政党支部の会計を分けなければならないことは知らなかった」とも述べ、手続きの不備を認めた。

 昨年の衆院選では県内四つの選挙区に計10人が出馬。このうち8人は選挙事務所費として5万〜752万円を計上。NHK党の本間明子氏は選挙事務所を置かなかった。(髙宗亮輔) ◆選挙運動費用収支報告書◆ 公職選挙法で投開票日から15日以内に選挙管理委員会へ提出することが義務付けられている。出納責任者が、選挙事務所費を含む全ての選挙運動の収入と支出を記載する。公選法は虚偽記載の罰則を「3年以下の禁錮か50万円以下の罰金」と規定。実際に虚偽記載に当たるかどうかは捜査機関が判断する。

4321チバQ:2022/04/29(金) 00:17:21
https://www.asahi.com/articles/ASQ4Q730XQ4MTLVB00V.html
政活費を使い切るため、不正を指示か 関係者が明かすも元県議は否定
有料会員記事

長妻昭明2022年4月23日 7時20分
 元熊本県議が衆院選に関する費用を県議の政務活動費(政活費)として請求していた問題で、元県議が政活費を満額受け取るために請求を指示した可能性があることが、関係者への取材で分かった。元県議は取材に指示を否定したが「(事務所が)そう考えたのかもしれない」と話している。

 元県議は濱田大造氏(51)。昨秋の衆院選熊本1区に立憲民主党公認で立候補し、落選した。立候補に伴い県議を自動失職した。

 県の手引では、政活費は選挙活動に支出できない。だが、濱田氏が昨年11月に県議会事務局に提出した県議当時の収支報告書には、衆院選向けにチラシ配りなどをしていたスタッフの8〜10月の給与計48万3千円を含めた事務所の人件費を政活費として計上していた。

 関係者によると、濱田氏の事務所では収支報告書の作成にあたり、4〜10月分の政活費を満額の計210万円請求するだけの領収書がなかった。濱田氏は事務所職員に対し、衆院選向けの活動をしていたスタッフの給与分を含めることで「満額取ればいい」などと告げた。さらに「全額。そうしたら足りる?」と話し、政活費を使い切れるかどうかを確認したという。

 濱田氏は取材に対し、政活費を満額受け取るためにスタッフの給与を全額計上することにしたかどうかについて「一切指示はしていない」と否定。一方で「(事務所が)足りないから計上しちゃえばいいという甘いところがあったのかもしれない」と答えた。

 濱田氏は今月1日、人件費の…

4322岡山1区民:2022/04/29(金) 06:12:35
そんな濱田大造氏は自身と松野明美辞職による補選に「無所属」で立候補予定

4323チバQ:2022/04/29(金) 06:43:44
岡山一区さんが貼ってくれたやつ
↑の記事読んでから、下のブログを読むと『笑える』としか言えなくなる

8010 岡山1区民 2022/04/20(水) 19:30:40
熊本1区濱田大造氏の日記より
http://www.hamada-daizo.jp/diary.html
前進
23日に立憲民主党熊本県連の常任幹事会が開催された。

3月27日に県連の党大会が開催されるのだが、そこで提出される新年度の役員名簿から矢上義雅前・衆議院議員と濱田の名前が消えていた。

お役御免、つまりクビとなったのだ。

濱田は、昨年の衆議院選挙に、党からの要請で立候補。

平野博文選対長(当時)から直々に立候補の要請を受けた経緯がある。他の県議は辞退。

昨年は衆議院選挙までの約9ヶ月間、本当に死に物狂いで頑張ったと思う。しかし結果は、落選。比例復活も叶わなかった。

昨年の10月31日に衆議院選挙は終わったのだが、党本部からは、各都道府県の衆議院の落選者の総支部は、1月末まで維持するようにとの指示が出ていた。(枝野代表が引責辞任したことによる余波として、手続き上、1月まで総支部を維持する必要があったのだ)

濱田の事務所も1月末まで維持。

結局、2月の初旬に、濱田は熊本県第1区の総支部長の再任はない、との連絡があった。つまり、次期衆議院選挙には立憲の公認では立候補できないことを意味する。

当初、落選者に対しては、事務所の維持費も含めて何らかの財政支援があるとの話であったが、それも結局なかった。党本部の指示で1月まで事務所を維持してください、との要請があったのだから、あって当然なのだが・・・

今回、常任幹事会からも外れた(外されたと言った方が正確か)。

政治の世界は非情なものだが、現在の立憲の執行部のやり方は、ひどいものだと思う。

どぶに落ちた犬を叩く。

そんな感じか。


23日、立憲民主党の常任幹事会が開催された。

会の冒頭、矢上義雅前衆議院議員(熊本4区・3期)から、衆議院の4区総支部長に再任できなかった旨の報告があった。同じく濱田からも衆議院熊本1区の総支部長再任が果たせなかった旨の報告をした。

ちなみに鹿児島1区の川内博史前衆議院議員(6期)は、惜敗率88%だったが、同じく再任されていない。

全国的にも惜敗率70%を切った候補者達は、基本的に総支部長に再任されなかった。

再任されないということは、総支部長のクビを意味し、立憲からは衆議院選挙に立候補できないことを意味する。

また、来年度の県連役員決めがあったが、矢上氏と濱田は、常任幹事会の役員からも外れた。こちらもクビということになった。

立憲民主党の熊本県連は、矢上氏と濱田で立ち上げた経緯があるが、二人そろってお役御免となった。

ともに卒業ということになった。

4324名無しさん:2022/05/16(月) 21:36:04
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220516X883.html
維新・岬氏、不適切経歴認める=「詐称」否定、厳重注意に
2022/05/16 20:16時事通信

 日本維新の会の岬麻紀衆院議員(比例代表東海ブロック)は16日、国会内で記者会見し、2019年参院選に出馬した際の選挙公報に載せた「非常勤講師」の経歴について、不適切な記述だったとの認識を示して陳謝した。その上で「常勤の講師ではないという意味で非常勤と付けた。経歴を詐称しようという気持ちは毛頭ない」と釈明した。

 会見に同席した藤田文武幹事長は口頭で厳重注意したことを明らかにした。岬氏は議員報酬1カ月分を寄付するという。

 岬氏は参院選公報に記載した経歴に虚偽の疑いがあるとして刑事告発された。会見で、亜細亜大や杏林大で過去に「講師職」を務めたが、両大に問い合わせたところ「非常勤講師に当たらない」との回答があったと説明。「認識と確認の甘さが原因だ」と認め、「有権者に深く陳謝する」と述べた。

 岬氏は19年参院選愛知選挙区で落選し、21年衆院選で初当選した。

4325名無しさん:2022/05/17(火) 11:40:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/badd81f9619d8885c2485e233e30c1d116f3a045
衆院議員応援の新聞広告に地元11市町が公金 愛媛4区の長谷川氏

5/11(水) 10:00配信

この記事についてツイート
この記事についてシェア

朝日新聞デジタル

昨年12月の愛媛新聞に掲載された長谷川淳二衆院議員の応援広告

 愛媛県内の11市町が昨年末、地元愛媛4区選出の長谷川淳二衆院議員(自民)を応援する新聞広告に公金を支出していたことが分かった。自治体が特定の政党の議員を応援しているようにみえることから、地方公務員法で規定する政治的中立性を損なうのではないかとの懸念がある。

【画像】古い政治の壁に「なんだかなあ」 もどかしさ抱える新人議員に密着

 広告は昨年12月25日付の愛媛新聞朝刊に掲載された「長谷川淳二氏に期待します」と題した新聞広告。長谷川氏の経歴や政策、自民党のロゴとともに、4区内の11市町や業界団体が「4区 私たちは、これからも走り続ける長谷川淳二氏を応援します!!」として名前を連ねていた。長谷川氏は元総務官僚で、昨年10月の衆院選に愛媛4区から出馬し、初当選した。

 広告を出した11市町に個別に問い合わせたところ、広告料は1市町あたり3万3千円で、宇和島市と伊予市は市長交際費名目、八幡浜市、大洲市、西予市、久万高原町、内子町、伊方町、鬼北町、松野町、愛南町の9市町は広告費名目で支出していた。

 広告の意図について各市町は、「地元の声を国政に届けてもらうための応援」「過去にも同様の広告はあったし、政治的なものではない」などと説明。違法性はないとの考えを示した。

 広告を掲載した愛媛新聞経営企画部の担当者は「同様の広告はこれまでも掲載しており、社として地方公務員法に違反するとした確定判決も確認できていない」と話している。

 今回の新聞広告について、松山大法学部の遠藤泰弘教授(政治学)は「自治体の名前を出して特定の政党の議員を応援しており、行政の中立性という観点から考えるとおかしい。行政と自民党との癒着と言われても仕方ない」と話した。(藤家秀一)

4326チバQ:2022/05/19(木) 20:59:09
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20220518-567-OYT1T50302.html
特定議員を「応援します!!」と全面広告、愛媛4区の全11市町が公費支出
2022/05/19 17:30読売新聞

特定議員を「応援します!!」と全面広告、愛媛4区の全11市町が公費支出

陳情書を提出する住民団体の片上共同世話人(右、愛媛県宇和島市役所で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 昨年10月の衆院選愛媛4区で初当選した長谷川淳二氏を「応援します」などと記載した同年12月25日付の愛媛新聞の全面広告に、愛媛4区内の全11市町が公費で広告を出していたことがわかった。住民団体が18日、「市町が特定の国会議員を応援する広告を出す必要はない」などとし、宇和島市に対して、公費支出の廃止を求める陳情書を提出した。ほかの10市町にも提出したという。

 広告は、愛媛新聞と広告会社が協賛の企業などを募ったという。長谷川氏の写真や経歴、自民党のシンボルマークなどとともに、「長谷川淳二氏に期待します」と掲載。愛媛4区の地図と「私たちは、これからも走り続ける長谷川淳二氏を応援します!!」との記載の下には、約50の広告枠があり、地元の建設会社や農協などとともに、11市町が名を連ねた。

 宇和島と伊予両市は市長交際費、ほかの9市町は広告費としてそれぞれ3万3000円を支出。宇和島市の担当者は「選挙で地域の代表に選ばれた国会議員であり、国に地域の声を届けてもらう立場であるので、市として応援するスタンスを確認した。選挙後なので問題はないと判断した」と説明する。

 18日、宇和島市役所を訪れたのは、住民団体「南予VOICE市民の声」共同世話人の片上照美さんと二宮美日さんで、今後同様の広告を出さないことや、経緯について回答を求める陳情書を提出した。二宮さんは「南予の常識が全国の非常識にならないよう認識を改めてほしい」と話した。市側は「確認させていただく」とした。

 長谷川氏の事務所(宇和島市)は「広告会社から掲載の話を聞き、『わかりました』と答えたが、それ以外は一切関わっておらず、詳しくはわからない」としている。

 特定の政党に所属する国会議員を応援する広告への公費支出は、市町職員の政治的中立性を求める地方公務員法などに抵触するのではないか、という指摘があることについて、愛媛新聞社の担当者は「地元選出の国会議員に期待する企業や自治体に広告の協賛をおねがいした。これまでも選挙後に議員側の了承を得て同様の広告を掲載しており、広告への公金支出が違法だとする訴訟の確定判決は確認されていない。特定の政党を応援するものではない」としている。

4327チバQ:2022/06/15(水) 19:52:09

949 :チバQ :2022/06/15(水) 19:51:11
文春砲すげえなあ
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-55185.html
公明党候補が違法な「無修正」性交動画を公開 比例名簿から削除へ
2022/06/15 16:00文春オンライン

 昨年の衆院選に公明党の比例東京ブロックから出馬していた大沼伸貴氏(40=党本部職員)が、インターネット上に違法な無修正動画を公開していたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。公明党は大沼氏を比例名簿から削除するとしている。

自身の性交動画などを無修正でツイッターに公開
 山口那津男代表が「比例区で800万票獲得」を目標に掲げた昨年の衆院選。大沼氏は東京ブロックの比例名簿4位として出馬した。


連立を組む公明党・山口代表 ©共同通信社
「大沼氏は、創価高校から創価大学教育学部に進んだ“学会エリート”。出馬時は総合センター事務局副部長という要職にありました」(公明党関係者)

 一方で、大沼氏は2年ほど前に〈しん〉というハンドルネームで、ツイッターのアカウントを開設。いわゆる非公開の“鍵アカウント”ではなく、誰でも閲覧できる状態だった。フォロワー数は約2万5000人。大沼氏はそのアカウントでマスク姿の顔写真などを投稿する傍ら、自身の性交動画なども無修正で公開していた。

 例えば、自らが立候補した衆院選公示日の昨年10月19日には、〈なんか、編集したらAVみたいになっちゃった〉などと投稿。合わせてアップロードされていたのは、無修正のまま公開された自身の性交動画で、この動画の視聴回数は約3万3000回に上っていた。

フォロアーの数が多ければ、罰金の額も高くなる可能性が
 大沼氏は衆院選には落選したものの、その後も公明党の職員として活動。東京ブロックで当選した2人の議員が辞職した場合、繰り上げ当選の可能性も残っていた。

4328チバQ:2022/10/29(土) 08:43:27
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-20221028khn000056.html
秋葉復興相、別人が選挙たすき? 立民指摘に「記憶にない」
2022/10/29 06:00河北新報

秋葉復興相、別人が選挙たすき? 立民指摘に「記憶にない」

別人がたすきを使用していた疑いに関して「記憶がない」と説明する秋葉復興相

(河北新報)

 2021年の衆院選宮城2区で、秋葉賢也復興相のたすきを着けた別人が選挙運動をした疑いがあると、立憲民主党の逢坂誠二代表代行が交流サイト(SNS)で指摘した。秋葉氏は28日の閣議後記者会見で「全く記憶にない。事実関係を確認している」と述べた。

■昨年の衆院選で

 逢坂氏は27日、ツイッターに「秋葉けんや」と書かれたたすきを着用した男性の写真を掲載し「たすきには小さく『次男』と記載。公選法上、本人の名前入りのたすきは本人しか使えませんので違反の可能性があります」と記した。
 秋葉氏は記者会見で、宮城県選管や県警から公選法違反の疑いを指摘されたかどうかを問われ、「なかったと思う」と答えた。
 県選管によると、氏名が書かれたたすきは選挙運動期間中の公職の候補者以外は使用することができない。「次男」と書かれていても、公選法違反の可能性がある。

4329OS5:2023/04/20(木) 21:34:01
https://news.goo.ne.jp/article/ryukyu/region/ryukyu-20230420115254.html
宮古島トライアスロン 死亡の男性は和歌山県の弁護士・藤井幹雄さん 沖縄でも活動
2023/04/20 11:52琉球新報

宮古島トライアスロン 死亡の男性は和歌山県の弁護士・藤井幹雄さん 沖縄でも活動

琉球新報

(琉球新報)

 16日に開催された第37回全日本トライアスロン宮古島大会でスイム中に救助され、その後死亡が確認された男性が、和歌山県の弁護士、藤井幹雄さん(62)だったことが19日、関係者への取材で分かった。死因は公表されていない。
 ▼【第一報】宮古島トライアスロン、スイム選手1人が死亡 バイクと一般車両の接触事故も2件
 藤井さんは1989年から5年間、沖縄弁護士会で活動し、海上自衛隊の施設を巡る那覇市情報公開取り消し訴訟などに関わった。
 95年に和歌山弁護士会に登録。人権派として知られ、毒物カレー事件で被告人の弁護人も務めた。日本水泳連盟評議員、和歌山弁護士会長などを歴任した。
 コロナ禍前の2019年の全日本トライアスロン宮古島大会で18年連続完走を果たした。事務所のホームページに「愛する宮古島なくして今の私はない」と記していた。
 19年の参院選和歌山選挙区、21年の衆院選和歌山2区に立憲民主党から出馬し、落選した。
 21日午後7時から通夜、22日午後1時から告別式が、和歌山県橋本市高野口町大野346の1、セレモニーホール紀の川高野口で営まれる。喪主は長男の洋樹(ひろき)さん。

4330OS5:2024/08/14(水) 10:20:53
次回議長候補は
本命 衛藤征士郎 保守分裂戦を制すれば筆頭か?
対応 森英介 衛藤が落選した場合の本命
大穴 石破茂 祭り上げられてしまう?

副議長は渡辺周か大島敦ってところですかね。


■高齢議員(1954年以前生まれ)
193902二階俊博13 引退表明済
194009麻生太郎14
194104衛藤征士郎13 保守分裂見込(広瀬建  広瀬勝貞元知事の次男)
194309江崎鉄磨8 体調不良?■

194401額賀福志郎13 
194403奥野信亮6 21年から比例単独(減員)

194504森山裕7
194509平沢勝栄9

194608大西英男4

194701林幹雄10 引退?息子(林幹人)が県議選出馬せず
194701今村雅弘9 2014年から比例単独(減員)
194708八木哲也4 20年引退の以降(選挙弱い) 
   https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1512569557/2192

194802渡海紀三朗10
194808吉野正芳8 引退?(坂本竜太郎が出馬?)
194901田中和徳9
194808平口洋5
194808森英介11
194811伊東良孝5 次回比例転出(鈴木貴子が北海道7区出馬)
194812菅義偉9
194908甘利明13選挙弱い(21年比例復活)
194910金田勝年5
194912桜田義孝8 選挙弱い(21年比例復活)
195001遠藤利明9
195002山口俊一11

195009小島敏文4選挙弱い(一度も小選挙区で勝ってない)
195008渡辺博道8
195011坂本哲志7
195103根本匠9 (減員により、次回は立憲民主・玄葉光一との選挙)
===24年8月時点73歳ライン==========
195201谷公一7
195204石田真敏8 次回から比例単独(減員)
195202土屋品子8
195205村上誠一郎12 次回から比例単独(減員)
195205山本有二11 21年から比例単独(減員)
195206佐藤勉9
195209小泉龍司7
===任期満了25年10月時点73歳ライン==========
195211古屋圭司11
195303上川陽子7
195304鈴木俊一10
195305伊藤信太郎7
195405下村博文9
195311船田元13
195312永岡桂子6 選挙弱い(21年初めて小選挙区当選)
195312盛山正仁5 選挙弱い(21年比例復活)
195401田所嘉徳4
195406逢沢一郎12
195410山口壯7
195408西銘恒三郎

■55年以降生まれで当選回数10回以上
195002塩谷立10 裏金問題で離党中(選挙弱い)
195510茂木敏充10
195510浜田靖一10
195702石破茂12
195707岸田文雄10
195710中谷元 11
196009野田聖子10



■立憲民主党当選回数が8回以上
194205小沢一郎18回
194610菅直人14回 →引退表明済
194804阿部知子8回
194902海江田万里8回
194904中村喜四郎15回
195006中川正春9回
195307岡田克也11回
195612大島敦8回
195805近藤昭一9回
195907原口一博9回
196006長妻昭8回
196112渡辺周9回
196201安住淳9回
196201山井和則8回
196405玄葉光一郎10回
196405枝野幸男10回
197407泉健太8回


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板