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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

1955とはずがたり:2017/04/27(木) 17:44:48

2017年 04月 27日 16:10 JST
イタリア五つ星運動、政権獲得へ準備進める 連立は依然不透明
http://jp.reuters.com/article/italy-5star-idJPKBN17T0SD

[ローマ 26日 ロイター] - イタリアで支持率トップの新興野党「五つ星運動」が1年後の総選挙に向けて主要な分野で政策をまとめている。選挙で勝利する公算が高まる中、反既成政治政党のイメージを薄め、政権運営を担う用意があることを示す狙いがある。

同党所属の議員は主要項目について政策綱領をまとめ、党員に是非を問うためにオンラインによる投票を行っている。これまでにエネルギー、外交、雇用などに関する方針を発表した。だが他党との連携についてはどのような姿勢で臨むか明確にしていない。

総選挙は2018年の早い時期に行われる予定で、世論調査によるとどの政党も単独では過半数を獲得できない見込み。


五つ星運動は反ユーロや多国間の貿易協定拒否で右翼政党の「北部同盟」と一致点を見いだせる公算が大きい。その一方で環境重視や貧困層向けの所得保障などの主張は左派政党に近い。

ボローニャ大学のピエロ・イグナツィ教授(政治学)は「(五つ星運動は)現在左派と右派両方から支持を得ているが、いずれ立場を明確にしなければならなくなる。そのときに問題が生じる」と分析した。

フランス大統領選の決選投票に進んだ中道系独立候補のマクロン氏と極右政党である国民戦線(FN)のルペン氏について、五つ星運動はどちらの候補とも「ほとんど共通点がない」と指摘した。

同党の有力議員であるアレッサンドロ・ディバティスタ氏は「われわれはトランプ米大統領もプーチン・ロシア大統領も支持していない。また反欧州連合(EU)でもない。EUが強くなることを望んでおり、米国への盲従に失望している」と語った。

五つ星運動は外交政策について、国連憲章の「厳格な」適用を主張し、一方的な武力行使を批判している。またEUの財政ルール順守を加盟国に求める仕組みの廃止を訴えている。

エネルギー分野では電気自動車と再生可能エネルギーの普及を目指し、2050年までに化石燃料の使用を廃止するとしている。

1956チバQ:2017/04/27(木) 18:59:25
http://www.sankei.com/world/news/170427/wor1704270015-n1.html
2017.4.27 09:07
【仏大統領選】
緒戦はルペン氏に軍配? 決選進出の2候補が「グローバル化経済」で火花、閉鎖工場相次ぎ訪問
【パリ=三井美奈】フランス大統領選で26日、極右「国民戦線」のルペン候補と独立系のマクロン前経済相とが、国外移転の決まった北部アミアンの工場を相次いで訪れ、決選投票に向けグローバル化経済の是非をめぐって激突した。

 この工場は米家電大手ワールプール傘下にあり、今年1月に工賃の安いポーランドへの移転計画が発表された。290人が失職する見込みで、フランスではグローバル化経済の「負の象徴」とみなされている。

 この日、マクロン氏が付近の商工会議所を訪問しているさなかにルペン氏が突然工場を訪れ、工場移転への抗議デモを続ける労働者たちを激励。「マクロン氏は経営者側の人間。私は労働者の味方だ」と訴えて、喝采を浴びた。

 続いてやってきたマクロン氏は罵声を浴びながら、「怒りや不安があるのは知っている」と理解を求めた。その後の演説で、「彼女は国民の代表のふりをしているが、何も回答を示さない」と対抗姿勢をあらわにしたが、PR戦略でルペン氏に先んじられた形となった。

 マクロン氏は23日、大統領選第1回投票の結果が出た後にパリの有名レストランで宴会を開き、「もう勝ったつもりか」と批判を浴びた。26日発表の世論調査では61%が、決選投票に向けた緒戦で「ルペン氏が成功している」と回答した。

1957チバQ:2017/04/28(金) 10:36:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170428k0000m030083000c.html
<欧州委員長>英総選挙後に本格離脱交渉、メイ首相と合意
04月27日 20:43毎日新聞

 【ロンドン矢野純一、ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は26日夜、EU側の首席交渉官のバルニエ元仏外相と英国の首相官邸を訪れ、メイ首相と会談した。英メディアによると、6月8日に実施が決まった英総選挙後に本格交渉を始めることで合意した。

 英側のデービスEU離脱担当相も同席。EU側報道官によると、双方の戦略的な利害などについて「建設的な」意見交換をした。英首相官邸の報道官は「メイ氏はEUと離脱後も緊密なパートナーであることを改めて伝えた」と述べた。

 EUは27日、ルクセンブルクで加盟国外相などを集めた総務理事会を開き、対英交渉の方針を定めたガイドラインについて協議した。29日に英国を除く加盟国による特別首脳会議でガイドラインを採択し、交渉に向けて足元を固める。

 ガイドラインは3月下旬に加盟国に提示された草稿よりも英側に厳しい内容が盛り込まれる見通しだ。英国側は離脱条件を巡る交渉と通商関係など将来の関係についての交渉を並行して進めたい意向だが、EU側はそれを認めず交渉の進行を巡っても相違がある。

1958チバQ:2017/04/28(金) 22:57:30
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170429k0000m030058000c.html
<マケドニア>デモ隊が国会乱入 アルバニア系議長に反発
18:52毎日新聞

 【ウィーン三木幸治】東欧マケドニアで27日夜、少数派でイスラム教徒のアルバニア系国会議長が初めて選出された。これに反発した多数派で正教徒のマケドニア人のデモ隊約200人が国会に乱入、野党指導者やアルバニア系議員ら数十人が負傷した。地元メディアなどが報じた。

 マケドニアでは2001年、アルバニア系グループが武装蜂起したことがあり、今後、民族対立に発展する可能性もある。

 マケドニアでは昨年12月の総選挙で与党・マケドニア民主党連合が第1党となったが、過半数には届かず、政権が発足しない状態が続く。一方、野党・社会民主同盟連合がアルバニア系政党と連立で合意して半数を超え、この日、強引に議長を選出したところ、混乱につながった。アルバニア系政党はアルバニア語の公用語化などを求めている。

 イワノフ大統領は27日、国民に「理性的な行動」を呼びかけ、全政党指導者による会合を開く意向を示した。マケドニアの民族構成はマケドニア人約65%、アルバニア系約25%。

1959とはずがたり:2017/04/29(土) 07:51:07

「対極右連合」にほころび=一部はルペン氏支持か―仏大統領選
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%80%8C%E5%AF%BE%E6%A5%B5%E5%8F%B3%E9%80%A3%E5%90%88%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%BB%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%B3%EF%BC%9D%E4%B8%80%E9%83%A8%E3%81%AF%E3%83%AB%E3%83%9A%E3%83%B3%E6%B0%8F%E6%94%AF%E6%8C%81%E3%81%8B%E2%80%95%E4%BB%8F%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8/ar-BBAsCLX
時事通信
1日前

 【パリ時事】5月7日のフランス大統領選決選投票をめぐり、極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)の当選を阻止するために左右両派の陣営が構築を目指す「対極右連合」にほころびが生じている。一部の有権者がルペン氏支持に回るとみられ、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)の陣営は引き締めに懸命だ。

 23日の第1回投票で敗れた主要3候補のうち、右派野党・共和党のフィヨン元首相(得票率20%)と左派与党・社会党のアモン前教育相(同6.4%)は既にマクロン氏支持を表明。一方、急進左派・左翼党のメランション元共同党首(同19.6%)は態度を明らかにしていない。

 仏紙ルモンドは、フィヨン氏支持者のうち約3割、メランション支持者の約1割の票がルペン氏に流れる可能性があると分析した。2002年大統領選でジャンマリ・ルペン前FN党首が決選投票に進出した際は、ほとんどの政治勢力が「反FN」に回ったが、同紙は「今回は当時ほど(反FNの)機運が盛り上がっていない」と指摘。投票率が下がれば、ルペン氏の当選もあり得ると予想する。

 仏紙レゼコーが27日発表した世論調査では、決選投票の投票先としてマクロン氏が59%の支持を得て、41%のルペン氏をリード。しかし、両候補の差は第1回投票前と比べてやや縮まった。

 マクロン氏は第1回投票終了直後にパリの有名料理店で祝勝パーティーを開いて、「既に勝った気でいる」(ルペン氏)と批判を浴びるなど、緊張感の欠如も指摘されている。

1960チバQ:2017/05/05(金) 06:24:19
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170503X296.html
「ルペン政権で生活改善」=極右に傾く元炭鉱の町―仏大統領選

05月03日 16:05

 【エナンボモン(仏北部)時事】今月7日に大統領選の決選投票を迎えるフランスでは、左派と保守の2大政党が牛耳ってきた既存政治への失望が極右への期待を生んでいる。2014年に極右政党・国民戦線(FN)の市長が誕生した北部エナンボモンは、極右支持層が厚い町として知られる。主力産業だった炭鉱は1960年代以降相次ぎ閉鎖し、大都市との格差が拡大。決選投票でFNのルペン候補の勝利を待望する声が強まっている。

 「FNの市長になって治安や町の景観は格段に良くなった」。元炭鉱労働者の夫と暮らす年金生活者のアンドレさん(78)はこう語り、FNが政権を取れば国民の生活も上向くと希望を抱く。

 同市のブリオワ市長は14年の市長選で、汚職事件で訴追された左派与党・社会党系の現職への批判票を取り込んで勝利。就任後は治安対策の強化や教会の改修などに取り組み、住民からはおおむね好評だ。アンドレさんは「公約を守らない2大政党よりFNの方が信頼できる。ルペン氏に投票して様子を見たい」と話す。

 FNを支持する元不動産業のジャンピエール・プポーさん(63)は「近くに不法移民のキャンプがあり、支援も充実している。それなのに困っているフランス人は見捨てられている」と指摘し、オランド左派政権の社会保障政策が移民重視に偏っていると不満を漏らした。

 ルペン氏は移民排斥や自国通貨復活を通じて治安や経済を改善させると主張し、決選投票に進出。支持率は都市部よりも疲弊する地方で高い傾向にある。対立候補のマクロン前経済相を支持するセネガル出身の元教師ソリさん(70)は「グローバル化の中で、ルペン氏が唱える夢のような世界は実現しない。地方の人々は困窮のあまり、正しい判断力を失ってしまった」と嘆く。

 政治に絶望し、大統領選に関心を示さない有権者もいる。ミカエル・パマールさん(36)は飲食店などで働いてきたが、勤務先の閉店に伴い、昨年失業。再就職のめどは立たない。「誰が大統領になっても大言壮語するばかりで何も変わらない。教会を修復するなら失業者支援を増やしてほしい」と述べ、決選投票では棄権すると説明した。

1961チバQ:2017/05/05(金) 06:33:28
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170501k0000e030156000c.html
<イタリア>レンツィ前首相が民主党書記長再選

05月01日 10:53

民主党の選挙で投票するイタリアのレンツィ前首相(左から2人目)=イタリアのフィレンツェで4月30日、AP

(毎日新聞)

 【パリ賀有勇】イタリアの中道左派与党・民主党の書記長選挙が4月30日投開票された。ロイター通信によると、開票の暫定結果でレンツィ前首相(42)が約7割を得票してオルランド法相ら2候補を破り、書記長に返り咲いた。

 レンツィ氏は昨年12月に行われた国民投票で、上院の権限を縮小する憲法改正案が否決された責任を取って、首相と書記長を辞任していた。

 レンツィ氏は30日夜に勝利宣言し、「共に前に進もう」と党員に呼びかけた。書記長への返り咲きで党のリーダーとしての正統性を高め、来年5月までに行われる総選挙での勝利につなげたい考えだ。

 ただ、民主党は国民投票後、レンツィ氏に反発した党内左派が新会派を結成し、分裂。一方で、改憲反対派を率いた新興政治団体「五つ星運動」は総選挙で躍進するとみられる。

 調査会社EMGが4月25日に公表した政党支持率の世論調査は、五つ星運動が約29%で首位。民主党は約27%で2位となった。

1962チバQ:2017/05/05(金) 06:36:48
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705010038.html
伊レンツィ前首相、党首に復活 総選挙へ基盤固め

05月01日 21:09

 【ベルリン=宮下日出男】イタリアの与党、中道左派の民主党の書記長(党首)選が4月30日行われ、暫定集計によると、レンツィ前首相(42)が約72%を得票し、他の2候補に大差をつけて再選された。レンツィ氏は昨年12月の国民投票で憲法改正案を否決され、首相を辞任。書記長復帰で求心力を高め、来春までに行われる総選挙での首相返り咲きに向けた弾みとしたい考えだ。

 民主党では国民投票後、それまでの強引な手法や総選挙実施の時期をめぐり、レンツィ氏への反発が強まり、亀裂が露呈。レンツィ氏は2月、党内の基盤を固めるため、書記長も辞任して書記長選に踏み切った。

 選挙は条件を満たせば、党員以外も参加できる仕組み。目標を上回る約200万人が投票した。レンツィ氏は選挙結果後、「これはまったく新しい歴史の始まりだ。一緒に前進しよう」と結束を訴えた。

 総選挙をめぐってはレンツィ氏のほか、最大野党の「五つ星運動」なども早期の実施を主張。議会解散権を持つマッタレッラ大統領は必要な選挙制度の改正を急ぐよう上下両院に要請しており、政党間の駆け引きが激しくなりそうだ。

 ロイター通信によると、世論調査の支持率で民主党は五つ星に3��8ポイントリードされ、苦しい状況。五つ星はユーロ離脱を問う国民投票の実施を掲げており、イタリアの行方はフランス大統領選などと並び、欧州の将来に大きな影響を与えると注視されている。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170501X034.html
レンツィ氏、与党党首復帰=首相返り咲き狙う―イタリア

05月01日 08:36

 【パリ時事】イタリアの中道左派与党・民主党は4月30日、一般党員らによる党首(書記長)選を実施し、レンツィ前首相(42)の党首復帰を決めた。レンツィ氏は来春までに実施される総選挙で民主党を勝利に導き、首相返り咲きを果たしたい考えだ。

 党首選にはオーランド法相(48)とエミリアーノ・プッリャ州知事(57)も出馬し、即日開票の結果、レンツィ氏が70%前後の票を獲得した。レンツィ氏は「新たな歴史が始まる」と勝利宣言した。党首選は一定の条件を満たした党員以外の参加も受け付け、約200万人が投票したとみられる。

1963チバQ:2017/05/05(金) 07:05:04
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK4V5G78K4VUHBI02C.html
マクロン氏は都市部で圧倒、ルペン氏は地方 第1回投票

04月26日 22:25

仏大統領選で各候補が得票1位だった県

(朝日新聞)

 23日のフランス大統領選第1回投票で、決選投票に進んだ独立系のマクロン前経済相(39)と右翼・国民戦線(FN)のルペン氏(48)への投票傾向は、地域でくっきり分かれた。2人の戦いがこじれれば、都市と地方の分断が深まる懸念がある。

 マクロン氏は都市部で圧倒的に強かった。パリで得票率約36%。ルペン氏は約5%の5位だった。

 反対にルペン氏が圧勝したのは北部エヌ県。約36%で、2位のマクロン氏の約18%の2倍の票を得た。

 同県や北海沿いを含む数県では、前回2012年の大統領選で社会党のオランド大統領が1位だったが、今回はいずれもルペン氏がトップになった。炭鉱業の衰えで地盤沈下した工業地帯だ。構造不況に苦しむ地域でルペン氏が強い傾向がはっきりした。

 北部を除けば、マクロン氏が1位の県とルペン氏が1位の県の分布は、従来左派が強い西部でマクロン氏、右派が強い東部と南部でルペン氏と分かれる。

 一方、各県内の投票分布を見ると、やはり都市とそれ以外の差が顕著だ。

 ルモンド紙によると、マクロン氏は人口10万人以上の全37市の得票率の平均が、24・01%だった全国の得票率を6ポイント上回った。かたや全国で21・30%だったルペン氏は、人口が多い上位10市のうち、FNの地盤である南部のニース、マルセイユ以外の8市で15%を下回った。(パリ=喜田尚)

1964チバQ:2017/05/05(金) 07:06:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1704290063.html
仏大統領選】決選投票まで1週間 マクロン支持6割もやや失速 棄権・白票に懸念

04月29日 19:14

 【パリ=三井美奈】フランス大統領選は30日、5月7日の決選投票まで1週間となる。28日発表の民間機関BVAの調査によると、決選投票に向けた独立系のマクロン前経済相の支持率は59%で極右「国民戦線」(FN)のルペン候補の41%を上回った。マクロン氏は優位を維持しているものの、23日の第1回投票時の支持率(62%)から下落し、勢いは失速している。

 ルペン氏は28日、民放テレビで「マクロン氏は大量の移民受け入れを支持した」「彼は金満権力者の味方」と攻撃した。マクロン氏をグローバル化や「既得権益者」の象徴と位置づけることで、自身の「経済保護主義、反エリート」の主張と対比させ、巻き返しを図った。

 決選投票では、第1回投票で3位以下だった候補の票の行方がカギ。同調査では、3位だった中道右派「共和党」のフィヨン元首相、4位の急進左派メランション氏に投票した人のそれぞれ41%が決選投票で「マクロン氏に投票する」と回答。「ルペン氏」と答えた人は各26%、18%だった。

 一方、メランション氏の支持者の41%、フィヨン氏の支持者の33%は決選投票で「棄権か白票を投じる」と回答。投票率が低下すると、基礎票が安定したルペン氏に有利になると見られるため、マクロン陣営は引き締めに懸命だ。28日、メランション氏の支持者に向けて「ルペン氏が勝てば、わが国は孤立する」とインターネット上で投票を呼びかけた。

 また、FNは28日、大きな失点があった。ルペン氏は第1回投票後、選挙戦に専念するためにFNの党首を一時辞任したが、暫定党首に指名された欧州議員が過去にナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺に疑念を示す発言をしたことが発覚し、28日に就任辞退が発表された。ルペン氏は2011年の党首就任以来、「反ユダヤ主義」を追放する姿勢を示してきたが、党の体質は変わっていないことが示された。

1965チバQ:2017/05/05(金) 07:06:54
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170429X925.html
マクロン氏優勢維持=両候補の主張、共感呼ばず―決選投票まで1週間・仏大統領選

04月29日 17:47

 【パリ時事】フランス大統領選決選投票が5月7日に実施される。世論調査では23日の第1回投票を首位で通過した中道系独立候補のマクロン前経済相(39)が先行し、2位だった極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)は劣勢だ。決選投票まであと1週間だが、両候補の主張のいずれにも共感できない有権者も多い。マクロン氏は、有権者に根強い極右への警戒心を票につなげられるか正念場を迎える。

 第1回投票以降、両候補に不満を抱える人々の抗議活動が各地で相次ぐ。仏西部ランヌで27日に開かれた1000人規模の集会参加者の一人は、地元メディアに「新自由主義者のマクロン氏にも極右のルペン氏にも投票しない」と怒りをあらわにした。

 第1回投票で落選した急進左派のメランション候補に投票したというパリ在住の舞台俳優の男性(25)は「極右には反対だが、マクロン氏にも国を任せられる器の大きさを感じない」と話し、棄権も考えていると明かす。

 欧州連合(EU)離脱や移民排斥など過激な主張を掲げるルペン氏を危険視する層は根強い。一方で、労働者の権利を重視する人々は、金融機関勤務時代に巨額の報酬を得た上に経営者寄りの改革を唱えるマクロン氏にも警戒感を抱く。マクロン氏が第1回投票直後にパリの高級レストランで祝勝パーティーを開いたことも「金持ち候補」という印象を強める一因となった。

1966チバQ:2017/05/05(金) 07:07:40
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170429X956.html
首相に右派政党党首を指名=ルペン氏勝利なら―仏大統領選

04月29日 20:16

 【パリ時事】フランス大統領選の決選投票に進出した極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補は29日、大統領に当選した場合、23日の第1回投票で敗退した右派政党「立ち上がれフランス」のニコラ・デュポンエニャン党首を首相に指名すると表明した。

 選挙戦は中道系のマクロン前経済相が優勢。ルペン氏は支持が伸び悩み、幅広い票の取り込みを目指している。デュポンエニャン氏は28日、決選投票でのルペン氏支持を明らかにしていた。

1967チバQ:2017/05/05(金) 07:08:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170430k0000m030077000c.html
仏大統領選>決選2候補イメージ戦 敗退候補の支持者狙い

04月29日 23:07

 【パリ賀有勇】欧州連合(EU)の行く末を占う、5月7日のフランス大統領選の決選投票まで1週間となった。中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)は、第1回投票で惜敗した上位候補者の支持者を取り込もうと、激しいイメージ戦を展開している。

 「マダム・ルペンは(問題を)政治利用している」。マクロン氏は26日、仏北部の地元アミアンで、海外移転による閉鎖が決まった米家電大手の工場の労働組合幹部との会談後に語った。表情はいらだちに満ちていた。

 労働者に寄り添う姿勢を印象付けようとしていた会談の最中に、工場存続を約束してきたルペン氏が工場を電撃訪問していると知らされたのだ。完全にメンツをつぶされた。

 「反ルペン」票の結集を図るマクロン氏も負けてはいない。27日には、移民系住民が多く住むパリ近郊を訪問。「彼ら(移民)を排除したいルペン氏はここには来られない」と、「反移民」を掲げるルペン氏をけん制した。

 翌28日には、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下で、ナチス親衛隊が住民642人を虐殺する事件があった仏中部オラドゥール村を訪問した。FNが繰り返し招いてきたナチスに関する舌禍を有権者に印象付けるためだ。

 ルペン氏は9日、ドイツ占領下のパリで仏警察がユダヤ人を一斉検挙した事件を巡り、フランスの責任を否定して物議を醸した。決選投票に向け、ルペン氏は党首を一時的に離任してイメージの軟化を図っているが、FNは28日に党首代行を交代させた。党首代行だった副党首が、過去にナチスによるガス室を使ったユダヤ人虐殺を疑問視していたことが理由とみられる。

 28日公表の最新世論調査では、マクロン氏の支持率は60%で、ルペン氏(40%)をリードしている。だが、第1回投票で惜敗した共和党のフィヨン元首相(中道右派)と左翼党のメランション元共同党首(急進左派)に投票した有権者のうち、決選投票でマクロン氏に投じる割合は約4割にとどまり、「棄権」は約3割に上る。

 ルペン氏は28日、「マクロン氏は労働者を守らない」と述べた動画をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿。労働者寄りで「反EU」や「反自由貿易」の主張が一部重なるメランション氏の支持者に投票を呼びかけた。

 「反極右」で結束するのか、それともルペン氏がマクロン氏を追い上げるのか。両氏の激しい争いが続く。

1968チバQ:2017/05/05(金) 07:09:51
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705010041.html
仏大統領選】素人選挙で支持拡大 マクロン氏の政治運動「前進」、資金は寄付頼み

05月01日 21:19

 フランス大統領選で7日の決選投票に進んだエマニュエル・マクロン前経済相は、1年前に政治運動「前進」を結成した。方針や活動にはまだ、素人らしさが濃厚だが、保革二大政党に飽き足らない中道派に支持を広げる基盤となっている。(パリ 三井美奈、写真も)

 パリ下町のカフェに4月末の夜、仕事帰りの約30人が集まった。決選投票に向けた「前進」の地域委員会の会合だ。進行役はなく、それぞれ「明日のビラ配りは僕の当番」「戸別訪問で経済政策を説明したらどうか」と選挙運動のアイデアを述べ合うだけ。みんなマクロン陣営のウェブサイトを通じて加入し、当初は初対面だった。退職者から高校生まで年代は幅広い。

 「昨年4月の初会合の参加者は4人だけ」と幹事役のバチスト・ジェントルさん(28)は話す。IT技師で元は社会党支持者。規制緩和をもっと進めてほしいと思い、当時経済相だったマクロン氏が昨年4月、「前進」を結成するとネットで参加を申請。すると「君に地域委員会を作ってほしい」という依頼がきた。「活動方針は『各地域で決めて』と言われた」と話す。時々50ユーロ(約6千円)を「前進」に寄付している。

 「前進」はマクロン氏が「草の根の改革」を訴えて設立。参加者は公称20万人で、地域委員会は国内外に約4千あるとしている。ただこれには、メーリングリストに掲載されているだけの人も含まれる。集会運営は全く不慣れ。

 国から政党助成金を受けておらず、党費もない。資金は寄付金のみ。マクロン氏が仏紙に語ったところでは、「寄付は3万人以上から集めた。平均額は50ユーロ。5千ユーロ以上の大口は全体の2%」という。一方で、仏メディアによると、寄付金の総額は750万ユーロ(約9億円)にのぼり、二大政党をしのぐとされる。

 「前進(アン・マルシュ!)」は略語がEMで、マクロン氏のイニシャルと同じ。組織も財政も、マクロン氏の個人応援団というのが現状のようだ。

     ◇

■2候補、パリでメーデー集会

 【パリ=三井美奈】フランス大統領選で決選投票に進んだ独立系のマクロン前経済相、極右「国民戦線」のルペン候補は1日、労働者の祭典メーデーにあわせてそれぞれ、首都パリ内外で支持者集会を開催。決選のカギを握る勤労者層の獲得が狙い。

 最新の世論調査では、2人のうち「マクロン氏に投票する」と答えた人は60%で、ルペン氏の40%を依然として上回っている。

1969チバQ:2017/05/05(金) 07:11:41
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170502k0000m030092000c.html
仏大統領選>パリで反ルペン氏デモ 乱入の若者、暴徒化

05月01日 23:25

 【パリ賀有勇】フランス大統領選の決選投票(7日投開票)を前にしたパリで1日、メーデーに合わせて極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏に抗議する労働組合や市民団体によるデモ行進が行われた。FN側も「愛国者デモ」を実施した。

 パリ中心部の共和国広場では、「ルペン、ノン」と書かれたプラカードを掲げた市民や移民ら数万人が集まり「移民からフランス国籍を奪うな」と叫びながら、「反移民」を掲げるルペン氏への不支持を呼びかけた。

 仏BFMテレビによると、これとは別に、黒ずくめの服を着た150人ほどの若者がデモ行進に乱入。火炎瓶や石を投げるなど暴徒化し、警察官3人が負傷したという。

1970チバQ:2017/05/05(金) 07:12:28
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170503k0000m030077000c.html
<仏大統領選>反極右で温度差も デモ参加者は激減

05月02日 19:44

ルペン氏の当選阻止を呼びかける市民ら=パリで2017年5月1日、賀有勇撮影

(毎日新聞)

 【パリ賀有勇】フランス大統領選の決選投票(7日投開票)では、極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)の当選阻止のため有権者が結集するか注目される。メーデーの1日には反ルペン氏デモもあったが、FN創設者でルペン氏の父ジャンマリ氏が大統領選決選投票に進んだ2002年に比べ参加者は激減。中道・独立系のマクロン前経済相(39)の支持を表明しない労組もあり、「反極右」で温度差も生じている。

 フランスでは1日、労組や市民団体が全土でデモ行進したが、仏内務省によると参加者は約14万人で、02年の約130万人と比べ大幅に減少した。「反ルペン」一色の団体もあれば、移民排斥を鮮明に打ち出すルペン氏に抗議する一方で、マクロン氏支持を呼びかけない労組もあった。

 投資銀行出身のエリート、マクロン氏の企業寄りの姿勢に対する労働者の反発や、左派の印象を与えるのを避けるためにマクロン氏が労組と距離を取ってきたことも背景にあるとみられる。

 「もはや極右の躍進に驚く人は誰もいない」。パリで開かれたデモに参加したジェラー・シモンさん(78)は「ルペンにノン」と書かれたプラカードを手に語った。02年の抗議デモにも参加したといい、「戦争を知る世代としてナショナリズム(国家主義)の怖さが分かる。デモの参加者が減っていることが残念でならない」と決選投票を前に漂う「しらけムード」を懸念した。

 大学院生、ケビン・バラッツさん(26)は、第1回投票では惨敗した社会党のアモン前教育相(左派)に投じた。「ルペン大統領誕生は阻止したいが、労働者を軽んじるマクロン氏にも賛同できない。苦渋の選択だ」と左派有権者の複雑な胸の内を語った。

 ルペン氏とマクロン氏は1日、それぞれパリなどで集会を開催。ルペン氏はパリ近郊での集会に、第1回投票で得票率4・7%の6位で敗退した右派政党「立てフランス」のデュポンテニャン党首を招いた。4月29日に首相候補に指名しており、敗退した中道右派で共和党のフィヨン元首相を推した保守層を取り込む狙いがあるとみられる。

 マクロン氏は1日、1995年の5月1日にモロッコ出身の男性が、FN支持者らによってセーヌ川に投げ込まれ死亡した事件の現場を訪れて追悼。FNの「反移民」の姿勢を印象付けた。その後、パリ市内で行われた集会では「デモ行進した働く人々をたたえたい」と述べて、支持をためらう左派有権者にアピールした。

1971チバQ:2017/05/05(金) 07:13:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705030055.html
仏大統領選ルポ】移民街サンドニで途方に暮れるイスラム教徒たち 「テロの街とレッテル貼られた…」

05月03日 22:14

移民街、サンドニの露天市。イスラム教徒の姿が目立つ

(産経新聞)

 7日に大統領選の決選投票が行われるフランスでは、テロ対策が最大課題だ。2015年、130人が死亡したパリ同時多発テロの現場の一つサンドニを訪ねると、事件の首謀者と警察の銃撃戦の跡が市中心部に生々しく残り、仏社会でテロの脅威がいかに身近にあるかをうかがわせた。

 サンドニはフランス随一の移民街。住民の国籍は135にわたり、人口11万のうち約7割が移民や移民の子孫。多くは旧植民地のアルジェリアなど北アフリカ出身だ。ルーブル美術館やオペラ座のあるパリ中心部から地下鉄で約20分の距離だが、駅前の露天市は別世界。スカーフをかぶったイスラム女性、アフリカの民族衣装の黒人らが集う。

 テロ首謀者だったモロッコ系ベルギー人のアブデルハミド・アバウド容疑者はこの露天市の裏のアパートに潜伏し、事件から5日後に警察に銃撃され死亡した。アパートはいまも鉄柵で閉鎖されたまま。同容疑者はシリアでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に加わり、フランスやベルギー在住の過激派とテロを組織した。

 「市の中心地で銃撃戦が起きたので驚いた。アパートは闇ホテルだったようです」とサンドニ市職員のマジド・メサウデンさん(40)は話す。20平方メートルの小部屋を月1千ユーロ(約12万円)で貸す闇ホテルには10人近くがひしめくように一室に寝泊まりし、身元不明の外国人が多数入り込んでいる。昨年来、近郊のモスク(イスラム教礼拝所)に対し、過激思想の拠点である疑いから相次いで閉鎖命令が出された。

 サンドニ出身の地理学者クリストフ・ギリュイさんによると、同市は「戦後、首都の下町としてイタリアなど南欧の白人労働者が集まった。次第にイスラム教徒移民が集まり、白人は出ていった」。若者の暴動は散発的に起きるものの、「サンドニ住民でシリアに渡航した人はいない」と、アルジェリア系2世であるメサウデンさんは言う。

 国内のテロ続発は、極右「国民戦線」のマリーヌ・ルペン候補が決選投票に進む一因となった。サンドニに残る白人キリスト教徒の住民(70)は、「移民が多すぎる。移民の子供に国籍を無条件でやり、子供手当は私の年金より多い」と、イスラム教徒住民への憤りをあらわにした。共産党が強いサンドニでも、国民戦線が2年前の地方選で得票を伸ばした。

 しかし、独立系候補のエマニュエル・マクロン前経済相も、「警察を1万人増やす」とテロ対策強化を公約。現社会党政権を含め、テロ対策の強化ではどの勢力も一致している。

 その分、サンドニのような移民街を見る目は厳しい。「事件以来、サンドニは『テロの街』とレッテルを貼られた」と、メサウデンさんは悔しがる。住民は就職などで目に見えない差別を受け、アラブ系の名前を電話で言うだけで断られる。街に入り込んできたテロリストのために、一般市民まで偏見や差別を受ける。移民に寛容だった「イスラム教徒の街」は途方に暮れていた。(サンドニ 三井美奈)

1972チバQ:2017/05/05(金) 07:14:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170505k0000m030077000c.html
<仏大統領選>説得力マクロン氏に軍配 ルペン氏とTV討論

05月04日 21:08

 【パリ賀有勇】フランス大統領選の決選投票(7日投開票)に進む中道・独立系のマクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)が3日、テレビ討論を行い、テロ対策などを巡って激論を交わした。説得力で上回った候補者を問う世論調査の結果では、マクロン氏に軍配が上がった。

 討論は約2時間半に及んだ。ルペン氏は冒頭から「エリートのための候補者」「野蛮なグローバル化の代表者」とマクロン氏を立て続けに批判した。マクロン氏も「あなたの戦略は多くのウソをつくことだ」と反撃し、「(批判をするだけで)何も提案しない」とルペン氏を批判した。

 フランスで相次いだイスラム過激派絡みのテロの対策を巡っては、ルペン氏が「マクロン氏はイスラム原理主義に対し甘すぎる」と非難。マクロン氏は、過激思想に染まった二重国籍の監視対象者の仏国籍を剥奪するとのルペン氏の主張に言及し、「自爆しようとする人物が国籍剥奪を恐れて思いとどまることはない。もっと根源的な原因に目を向けるべきだ」と述べた。

 主張が対立する欧州連合(EU)問題では、ルペン氏が「フランスは女性に率いられることになる。私かメルケル独首相だ」と発言。ドイツと共に欧州統合を推進する考えを示すマクロン氏がメルケル氏に「服従」していると皮肉った。

 ルペン氏は微笑を浮かべながらマクロン氏を批判したり挑発したりするような発言が目立ったのに対し、マクロン氏は終始厳しい表情でルペン氏を諭すように反論した。

 調査会社エラブによる討論後の世論調査では、「説得力があった候補」でマクロン氏が63%を獲得。ルペン氏の34%を上回った。

1973チバQ:2017/05/05(金) 07:21:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705030049.html
【英EU離脱】下院解散で与党・保守党が圧勝の勢い メイ首相はハードブレグジット(強硬離脱)へ基盤固め

05月03日 20:59

 【ロンドン=岡部伸】6月8日の総選挙に向け英下院(定数650)が3日解散し、選挙戦が正式にスタートした。選挙後に始まる欧州連合(EU)離脱交渉をめぐって、単一市場のアクセスより移民制限を優先する「強硬離脱」(ハードブレグジット)構想を掲げるメイ首相に対する事実上の信任投票。最大野党、労働党はコービン党首の支持が低迷し、苦戦が予想され、世論調査ではメイ氏率いる与党、保守党の支持率が労働党を10��20ポイント上回り、圧勝する勢いだ。

 総選挙は、EU離脱に向けた政府の「強硬離脱」の交渉方針を支持するか否かが最大の争点。保守党が大勝すれば、メイ氏は交渉を進める上で政権基盤と求心力を一層強固にすることができる。

 しかし残留派を中心に「強硬離脱」への反発もある。労働党など野党は、単一市場へのアクセスを維持する「穏健離脱」への転換を訴え、首相の「強硬離脱」方針に懐疑的な有権者を引き込みたい考えだ。

 また堅調だった英経済も1��3月期の国内総生産(GDP)成長率が前期比年率1・2%と3期続いた年率2%台から減速する兆しもみえているだけに、現時点では与党に勢いがあるものの選挙の行方は予断を許さない。

 メイ氏は4月18日、2020年に行われる総選挙を前倒しする意向を表明。下院は翌19日、与野党の賛成多数で動議を可決し総選挙実施が決定し、3日に日付が変わるとともに自動的に解散した。

1974チバQ:2017/05/05(金) 07:26:56
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170504k0000m030047000c.html
英国>EU離脱、メイ首相信任か焦点 下院解散、選挙戦に

05月03日 19:56

 【ロンドン矢野純一】英下院(定数650)が3日解散し、6月8日投開票の総選挙に向けて選挙戦に入った。欧州連合(EU)との離脱交渉を進めるメイ首相の方針を信任するかどうかが焦点だ。メイ氏は離脱を確実に進めることを主張する一方、労働党のコービン党首は国民生活や福祉の向上を強調し、離脱の話題を避けている。

 ■保守党

 与党保守党(330議席)を率いるメイ氏は3日、「EU側には交渉の成功を望んでいない人もいる。困難な交渉には強い指導者が必要だ」と演説。総選挙実施を発表した翌日の4月19日から、労働党地盤の地方都市を遊説し、支持層の切り崩しを図っている。

 保守党は昨年6月のEU離脱の是非を問う国民投票で党として残留を支持したが、有力議員が離脱運動を主導したため党内は二分した。離脱を決めた投票結果を受け、党として離脱支持に転じた。メイ氏はEUの単一市場から撤退する強硬な交渉方針を示している。

 世論調査会社「YouGov」が4月26日に発表した結果によると、保守党支持者の71%が離脱を支持している。保守党議員秘書は「温度差はあるが議員も離脱で一致している」という。

 ■労働党

 労働党(229議席)のコービン氏は、足場を固めるため労働党の票田を中心に遊説。「我々は公平な国をつくる」と既得権益を持つエリート層を批判する。しかし、離脱問題にはほとんど触れず、生活や労働者の権利重視を訴えている。

 労働党は国民投票で保守党と共に残留を支持。保守党とは異なり、大半の議員が残留を支持した。しかし、コービン氏は国民投票の結果を尊重するとして離脱支持に方針転換。離脱交渉では、従来通りEUと関税がない貿易を続けるソフトな離脱を掲げている。

 ただ、「YouGov」の調査によると、支持者の68%が残留を支持し、離脱を掲げる党の方針と乖離(かいり)。党内にも一定数の残留派議員がいる。「YouGov」のマシュー・スミス氏は「明確な方針を打ち出せず、労働党は苦境に陥っている」と指摘する。

 ■世論調査

 「YouGov」が4月26日に公表した結果によると、保守党支持は45%、労働党は29%となっている。メイ氏が総選挙実施を発表した直後の調査では保守党は労働党に24ポイント差をつけていたが、その差は16ポイントに縮まっている。

1975チバQ:2017/05/05(金) 07:41:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170430k0000m030052000c.html
<EU方針>英離脱条件、先に交渉 「将来の関係」後回し

04月29日 20:59

 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)は29日、英国の離脱を巡ってブリュッセルで特別首脳会議を開き、交渉の基本方針を定めたガイドラインを採択した。英国内に暮らすEU加盟国出身者の権利保障などを巡り、先月提示された草案より強硬な要求が盛り込まれる。

 3月29日の正式な離脱通告を受けた首脳会議の開催は初めてで、英国を除く27加盟国が参加した。

 ガイドラインではまず離脱条件を巡る交渉を進め、自由貿易協定(FTA)を含む離脱後の関係の話し合いは後回しにする2段階方式と定めた。英国と加盟国の個別協議は認めない。

 離脱条件の交渉では、離脱日までに英国に入ったEU加盟国出身者が5年以上滞在すれば在住権を認めるなど、既に英国で暮らす加盟国出身者と同じ権利の保障を求める。在英移民が多い東欧諸国が強く要求した。

 また、英国が離脱決定前に拠出を決めた2020年までの予算の支払いなどを「手切れ金」として請求。金額は明記しないが最大600億ユーロ(約7兆2000億円)と試算される。さらに離脱後に加盟国アイルランドとの間で厳しい国境管理を行わないことも働きかける。

 条件交渉で「十分な進展」があったとEU側が判断した場合、第2段階の将来の関係について協議に入る。トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は29日、「離脱の影響を受ける市民と家族の権利の保障は(英EU)双方にとっての最優先事項だ」と語った。英国側は二つの協議を並行することを求め、「手切れ金」の支払いにも難色を示している。

 EU側の主眼は加盟国の損失を最低限に抑えるダメージコントロールだ。EU筋は「離脱プロセスでは英国もEUも損をする。勝者はいない」と言う。今後は手切れ金の請求に在英EU機関の移転費を加えたり、支払いをユーロ建てで求めたりする細かな条件を定めた「交渉指令」を来月下旬に採択。6月8日の英総選挙後に始まる本格交渉に向けた下地を整える。

1976チバQ:2017/05/05(金) 08:37:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170430-00000050-san-eurp
仏大統領選 決選投票まで1週間 反EU派、結集図る ルペン氏、首相候補決定

産経新聞��4/30(日) 7:55配信

コメント

 【パリ=三井美奈】フランス大統領選で5月7日の決選投票を前に、極右「国民戦線」(FN)のルペン候補は29日、大統領に当選した場合、第1回投票で落選した欧州連合(EU)懐疑派のニコラ・デュポンエニャン国民議会(下院)議員(56)を首相に任命すると発表した。独立系のマクロン前経済相に支持率で大差をつけられる中、保守派票を取り込む狙いがある。

 デュポンエニャン氏は自身が2008年に創設した保守派政党「立ち上がれ共和国」から大統領選に立候補し、23日の第1回投票で4・70%を獲得して6位となった。中道右派「共和党」の前身政党出身で、フランスの独自外交を重んじたドゴール元大統領の路線継承者を自任。EUに対する国家主権の強化を主張してきた。

 ルペン氏は首相起用の発表により、デュポンエニャン氏に加え、第1回投票で3位となった共和党のフィヨン元首相(得票率20・01%)に投票した保守派にも支持を広げる戦略だ。親EU派のマクロン氏に対抗して反EU派の結集を図りたい構えで、29日の記者会見では、第1回投票で4位となった急進左派メランション氏の支持者にも共闘を呼び掛けた。

 28日に民間機関BVAが発表した世論調査では、決選投票でマクロン氏を支持するとした人は59%で、ルペン氏は41%。マクロン氏は優位を維持しているものの、60%の大台を割り込み、勢いは失速している。

 同調査ではフィヨン氏、メランション氏に投票した人のそれぞれ41%が決選投票で「マクロン氏に投票する」と答え、「ルペン氏」と答えた人は各26%、18%だった。マクロン氏は決選投票で、3位以下となった候補から票の上積みが見込めそうだ。

 一方、メランション氏の支持者の41%、フィヨン氏の支持者の33%は「棄権か白票を投じる」と回答した。投票率が低下すると、基礎票が安定したルペン氏に有利になるとみられるため、マクロン陣営は引き締めに懸命となっている。

                   ◇

 ■独首相はマクロン氏支持

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相は28日、5月7日に行われるフランス大統領選決選投票をめぐり、一部独メディアとのインタビューで、極右、国民戦線のルペン氏と争う独立系のマクロン前経済相の勝利が望ましいとの見解を示した。メルケル氏は「マクロン氏が選ばれれば、強い大統領になることに疑いを持たない。それは私が願うことでもある」と述べた。

1977チバQ:2017/05/05(金) 21:41:34
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK532H08K53UHBI005.html
「決別」したのに…ルペン氏悩ます父 党除名後も存在感

19:18

1日、パリ中心部にあるジャンヌ・ダルク像の前で演説する右翼・国民戦線(FN)の創設者ジャンマリ・ルペン氏=青田秀樹撮影

(朝日新聞)

 フランス大統領選で、右翼・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏(48)の選挙戦に、決別したはずの父ジャンマリ・ルペン氏(88)の存在が影を落としている。ジャンマリ氏が発言するたび、FNに染みついた「極右」「人種差別主義者」のイメージがよみがえる。対立候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)はFNの排外主義的な主張に批判を強める。

 党創設者のジャンマリ氏は2011年に党首の座をルペン氏に引き継いだ。ルペン氏は反欧州連合(EU)や移民規制などの方針は維持しつつ、人種差別的な発言を封じ込めて「ふつうの政党」路線にカジを切った。ジャンマリ氏は第2次大戦中のガス室によるユダヤ人虐殺を「歴史上のささいなこと」という発言を改めようとせず、15年に党から除名された。

 ルペン氏は、除名後の父と距離を保ち、決選投票進出を決めた後も「政治的に完全に決別している」と話した。

 一方の父は、娘が決選投票進出を決めた2日後にテレビに登場。「彼女の選挙運動はおとなしすぎた。私ならトランプ米大統領のように、我が国を退廃させた連中を相手に、もっと攻撃的にやっただろう」などと話した。メーデーの5月1日には「彼女はジャンヌ・ダルクと同じ使命を持つ」と演説。大統領選に挑む娘を、15世紀の英国との戦いで祖国解放の先頭に立ったヒロインに例えた。

1978チバQ:2017/05/06(土) 08:28:46
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170506X503.html
英地方選で与党躍進=総選挙前、メイ首相に朗報

05:50

 【ロンドン時事】6月8日の英総選挙の前哨戦となる今月4日投票の地方選は、5日までの開票の結果、国政与党の保守党が躍進した。英国の欧州連合(EU)離脱交渉の政府方針への信任を争点とする総選挙での勝利に向け、保守党を率いるメイ首相にとって大きな弾みとなった。

 改選対象はイングランドとウェールズ、スコットランドの88自治体計4851議席。BBC放送の5日夜(日本時間6日未明)時点の集計によれば、保守党は563議席増の1899議席を獲得。一方、国政最大野党の労働党は382議席を減らし1152議席。反EU政党の英独立党(UKIP)は、145議席減のわずか1議席と大敗した。

1979チバQ:2017/05/06(土) 08:29:26
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705060006.html
【英EU離脱】保守党、地方選圧勝で総選挙に弾み 労働党は惨敗

01:29

 【ロンドン=岡部伸】6月8日に実施される英総選挙の前哨戦として4日行われた地方選の開票が5日、始まった。BBC放送によると、国政与党の保守党が確定議席の約半数を占めて最大野党の労働党を大きく引き離し、圧勝するのは確実だ。

 地方選では、今回改選されるイングランド、ウェールズ、スコットランドの88議会で計4851議席が争われた。BBCによると、開票率59・5%で保守党が50%を得票し、確定議席の約半数を確保。選挙前議席を約400議席上回った。労働党は27%とふるわず、選挙前から約300議席失い、惨敗する見通しだ。

 一方、選挙前146議席を持ち欧州連合(EU)離脱を主導した英独立党は、離脱が決まったため存在感を失い、各地で敗北を喫した。この票の多くが保守党に流れたもようだ。残留を主張する自由民主党が離脱反対派の受け皿として期待されたが支持が集まっていない。

 昨年6月の国民投票後にメイ氏が首相に就任して以来、初の地方選挙。大幅に議席を伸ばした保守党が総選挙でも存在感を示す可能性が高く、離脱交渉に向けて政権基盤を固めたいメイ氏には追い風となりそうだ。

1980チバQ:2017/05/06(土) 20:19:31
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705060031.html
【仏大統領選】7日に決選投票 マクロン氏、勢い維持 陣営にサイバー攻撃か

18:44

 【パリ=宮下日出男】フランス大統領選の決選投票が7日行われる。欧州連合(EU)との関係やテロ・移民、経済対策が主要な争点。世論調査では「親EU」の独立系エマニュエル・マクロン前経済相(39)が「反EU」の極右、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)に対し優勢を保っている。

 調査会社IFOPの5日公表の支持率では、マクロン氏が4月23日の第1回投票以降で最高の63%に上昇し、ルペン氏は37%。他調査でもマクロン氏は支持率を伸ばしており、3日のテレビ討論で好感を与えたことが、終盤戦の勢いにつながったとみられる。

 選挙戦最終日の5日、マクロン氏は仏メディアで、「(人々の)怒りや憎しみを利用しているだけ」とルペン氏を批判。勝利の場合に任命する首相候補を決めたとも明らかにした。同氏の政治運動「前進」は大規模なサイバー攻撃を受け、電子メールや会計資料が大量に流出したと発表した。

 一方、ルペン氏は仏メディアで「私の言葉はこの国で暴発しようとしている怒りを映し出したものだ」と反論。マクロン氏の政策は「社会を解体する計画であり、恐ろしい攻撃だ」と主張し、巻き返しを図った。

 第1回投票ではマクロン氏が得票率約24%で首位、ルペン氏が約21%の2位で決選投票に進出。3位の保守系フィヨン元首相、4位の急進左派系メランション氏の票のそれぞれ4��5割がマクロン氏に回ると見込まれるが、棄権や白票も多いとされ、この場合、ルペン氏に有利とされる。

 EUやユーロ離脱を目指すルペン氏が勝てば、EUの将来や国際経済に大きな影響を与えるとされ、選挙の行方を世界が注視する。投票は即日開票され、7日夜(日本時間8日未明)に大勢が判明する見通し。

1981チバQ:2017/05/06(土) 20:23:20
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170506X524.html
メイ政権、「EU介入」に焦り=強硬離脱、圧勝予想でも―英総選挙まで1カ月

14:32

 【ロンドン時事】英国で6月8日に下院選挙が実施される。最大の争点は、メイ首相が3月に正式に通告した英国の欧州連合(EU)からの離脱。首相はEUとの交渉の本格始動を前に、予想される与党・保守党の圧勝により、EU単一市場からの脱退を含む「ハード・ブレグジット」(強硬なEU離脱)路線に事実上の信任を得る構え。ただ、EUが交渉姿勢を硬化してきたことに「選挙介入」と猛反発するなど焦りも隠せない。

 首相は以前の「早期総選挙はない」との公言を突然翻し、下院を解散し総選挙実施に踏み切った。最大野党・労働党は、急進左派のコービン党首をめぐる党内分裂で支持率が低迷しており、最近の各種世論調査では保守党が大差でリードしている。前哨戦となる4日実施の地方議会選でも保守党が大幅に議席を伸ばし優位を裏付けた。

 しかし、首相の強硬離脱路線は国内で賛否が二分するだけに政権側は大勝を楽観せず、陣営の引き締めに躍起だ。こうした中、交渉で難航が予想される離脱時の「手切れ金」問題や、在英EU市民の権利の問題などで、EU側が交渉での要求水準を高めているとの情報が相次いで伝えられた。

 これに業を煮やしたメイ首相は、下院解散に際して行った3日の演説で「欧州の政治家や当局者からの脅しが、総選挙結果に影響を与えようと意図的に時期を選んで出された」と、EU側の「選挙への介入」をあからさまに非難する異例の強い反応を示し、EU側の動きにいかに神経をとがらせているかが露呈した。

 一方、劣勢の労働党は離脱の方向性のスタンスも定まらず支持率が低迷を続けている。強硬離脱支持者が多いイングランド北部などの労働者層と、EU残留派が強いロンドンなど大都市住民という、同党の二つの大きな支持層が離脱問題をめぐり相反するためだ。

 野党側には、強硬離脱路線に反対する勢力を政党を問わず結集する「戦略投票」を呼び掛ける動きもある。しかし、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのサイモン・ヒックス教授(政治学)は「残留派は分断され、結局多くがメイ氏支持に回るだろう」と予想、そうした動きの実効性を疑問視している。

1982チバQ:2017/05/06(土) 20:25:16
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705060012.html
新・英国へ 6・8総選挙】ウイスキー業界 離脱も独立も嫌 悩み募るスコットランド

11:04

スコットランドのエドラダワー蒸留所のゴルトさん。いつも民族衣装キルトを着用している(三井美奈撮影)

(産経新聞)

 「英国が欧州連合(EU)を離脱するのは嫌。だが、EUに残るために、英国から独立するのも嫌」。こんな複雑な選択に悩むのが、英北部スコットランド地方が世界に誇るウイスキー業界だ。6月の総選挙では独立を目指すスコットランド民族党(SNP)から猛烈な働きかけを受けるが、「それでいいのか」の思いは強い。

 英北部ピトロッホリーのウイスキー蒸留所「エドラダワー」(1825年創業)を訪ねた。山あいの清流の地で、伝統製法をかたくなに守る。

 「EU離脱の国民投票には仰天した。うちの商品の6割は輸出で、うち半分はEU向け。『大変なことになった』と思った」と、古参社員ジョン・ゴルトさん(50)は回想する。その対応も決まらないうちに、SNPがスコットランド独立を問う住民投票の再実施を要求。6月の総選挙実施も決まり、政治の急展開に慌てるばかりだ。

 「私はSNP支持者だが独立となると困る。EU離脱後、ビジネスには日本や中国などとの有利な2国間協定が重要だ。それをやってくれるのは、英国政府。独立はしない方がいい」と、ゴルトさんは言う。

 ウイスキー産業は北海油田と並び、スコットランド経済を支える重要分野。シングルモルトの世界的ブームで輸出を伸ばし、NHKの連続テレビ小説「マッサン」放送後、蒸留所には日本人観光客もたくさんやってくるようになった。

 業界の悩みは、スコットランドの有権者約400万人の多くに共通する。

 2014年に、英国からの離脱の是非を問う住民投票が行われた際、否決されたものの「独立支持」は44・7%にのぼった。

 住民投票は当時のキャメロン英政権が「これ一度きり」と認めたもの。ところが、スコットランド行政府のスタージョン首相は、英国のEU離脱決定で「条件が変わった」として、18年秋にも2度目の住民投票実施を求める賭けに出た。

 メイ英首相は「絶対に認めない」立場だが、SNPは総選挙で大勝すれば強く迫れるともくろんでいる。15年の総選挙でSNPは、スコットランドに割り当てられた下院59議席中、56議席を獲得。しかも昨年6月の国民投票では、スコットランドの62%がEU残留を支持した。スタージョン氏は「英国についていくのか、われわれが欧州と新しい関係を作る独立国となるのか。住民が選択できるようにすべきだ」と主張する。

 だが、独立してもEUに加盟するには、英国のEU離脱以上に手続きは複雑で、見通しすらつかない。「やっぱり独立は困る」という心理がスコットランドに広がる。地元のウイスキー協会は「総選挙では特定の立場をとらない」と早々に決めた。

 スコットランドは1707年に英国の一部となるまで、独自の王国を維持し、イングランドと戦争を続けてきた。併合後は民族衣装のキルトが禁じられたこともあり、現在でも英国政府、特に保守党への敵意は強い。総選挙はスタージョン氏とメイ氏の意地が衝突する場になる。

 草をはむ羊が行き交うシングルモルトの里。穏やかな風景からは想像もできない、厳しい選択が誇り高いスコットランド人に突きつけられている。(ピトロッホリー 三井美奈)

1983チバQ:2017/05/06(土) 22:31:24
https://mainichi.jp/articles/20170506/k00/00e/030/216000c
仏大統領選

植民地抑圧も論戦に 和解vs正当化

毎日新聞2017年5月6日 12時06分(最終更新 5月6日 12時35分)
 【パリ賀有勇、ベルリン中西啓介】7日に決選投票が行われるフランス大統領選では、仏領だったアルジェリアなどに対する植民地政策について、中道・独立系のマクロン前経済相が「人道に対する罪」と発言し、極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏から批判されるなど、歴史認識でも論争となった。新大統領の誕生が、歴史認識にどう影響を与えるかも注目されている。

 フランスは1970年代まで、アフリカやアジアなどに植民地を所有。仏本国からの入国者を優遇し、先住民らに抑圧政策を敷いた。アルジェリアでは54年、不満の高まりが武装蜂起に発展。独立阻止を目指す仏政府と戦争になった。61年にはパリでアルジェリア独立を訴えたデモ隊に警察が武力介入。多数がセーヌ川に放り込まれるなどし死亡した。事件は今も仏国内でタブー視され、正確な犠牲者数は不明だ。

 マクロン氏は2月、アルジェリアを訪れ、旧植民地政策について「人道に対する罪だ」とテレビのインタビューで発言。仏政府はこれまでアルジェリアに対して謝罪しておらず、大統領候補としては踏み込んだ発言だ。

 マクロン氏を痛烈に批判したのがルペン氏だ。FNはアルジェリア戦争に従軍経験があるルペン氏の父ジャンマリ氏が創設した経緯から、植民地政策の「肯定」が党是。マクロン氏の発言を受け、ルペン氏は植民地時代を否定する歴史観を「マゾヒズム」と批判。「フランスは植民地に文化を与えようとした」と述べ、正当化した。

 仏国内では長年、植民地政策をどう総括するか、世論が二分されてきた。2005年には保守派の主導で「仏植民地支配を肯定する法」が成立。アルジェリアなどでの植民地政策について、学校教育で「肯定的役割」を教えるよう記した法律の条項は世論の強い反発を招き、シラク大統領(当時)が翌年この条項を廃止している。

 第二次世界大戦後、旧植民地からフランスに多くの人が移り住み、大都市郊外の低所得者用団地などで暮らしてきた。フランスへの同化政策に従ってきた移民1世や2世以降の世代の中には、差別などから孤立を深めてイスラム過激思想に染まる若者も後を絶たず、社会問題化している。

 長期的なテロ根絶のために、植民地政策の状況解明や謝罪が必要だという意見は、左派の間で根強い。

 フランス出身で、独ビアドリーナ欧州大のトマ・セリエー客員教授(歴史学)は「和解政策の重要性を説いた哲学者ポール・リクエール氏の元助手でもあるマクロン氏は、和解に向けた強い意志を感じさせる」と分析。「若者の意見を代表するマクロン氏と、アルジェリアでの拷問疑惑がある父を持つルペン氏の対立は、仏国内の世代間論争という側面もある」と語った。

1984とはずがたり:2017/05/06(土) 23:29:30

<英地方選>与党保守党が圧勝 EU離脱決定後初の全国選
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170506-00000015-mai-eurp
毎日新聞 5/6(土) 10:09配信

 【ロンドン矢野純一】6月8日の英総選挙の前哨戦となる4日の地方選は、5日夜(日本時間6日朝)までに全国で開票が終了し、与党保守党が地方議会で圧勝した。ただ、投票率は30%を下回るとみられており、地方選の結果がそのまま総選挙に結びつくかどうかは不透明だ。

 今回の地方選は、昨年6月の国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まった後、全国レベルで行われる初の選挙。市長公選が新たに導入された英中部マンチェスターやリバプールなど6都市を含む計8首長選挙のほか、英国内88地方議会(計4851議席)で行われた。

 英ガーディアン紙によると保守党が1900議席と改選前から550議席以上増やした。一方、労働党は1151議席と前回より320議席以上減らした。近年の選挙で票を伸ばしていた移民排斥やEUからの離脱を掲げていた右派の英国独立党(UKIP)は1議席と前回より110議席以上減らしている。

 首長選では、労働党の地盤の英中部マンチェスターやリバプールなど4都市では労働党市長が誕生した。

 今回の地方選はウェールズ、スコットランド地方の全自治体で行われた一方、イングランド地方では全自治体の約1割の34議会でしか実施されていない。

1985とはずがたり:2017/05/07(日) 01:17:33

フランス人が大統領選前に「焦り始めた」ワケ
フェイスブックには悲鳴のような投稿が…
http://toyokeizai.net/articles/-/170254
レティシヤ・ブセイユ :ライター、イラストレーター 2017年05月06日

… ぶっちゃけた話、今回の選挙までは、私は政治とあまり縁がなかった。…
しかし、今回の選挙は別だ。「真剣になるべし」と感じたのは、どうやら自分だけではない。同世代の30代のフランス人と話しても、いつもよりも、なんとなく関心が高いと感じる。

長く続く不景気や、今のフランソワ・オランド大統領の人気のなさのせいなのか、はたまた、ネット上にいろいろな候補者の情報が出回っているせいなのか、とにかく「今回こそ何かを変えなければ」というのが周りの人たちの口癖となっていた。アメリカのドナルド・トランプ大統領の勝利にあぜんとしたフランス人も多く、「やっぱり、どうあっても最悪な結果だけは避けたい」という精神で投票した人がかなりいたようだ。

とはいえ、第1回目の結果が発表されるまでは、私の周りでは、誰に投票するかを明かす人は、あまりいなかった。その理由はなんだろうか。

やはり「ろくな候補者がいない」という一言に尽きる。たとえば、有力な候補者だった、フランソワ・フィヨン氏の不正給与疑惑。不思議なことに選挙の直前にスキャンダルが発覚した。そのせいで政治家への信頼がダダ下がりしたこと。一言で言えば、選挙前から混乱した雰囲気が漂っていた。

…今回のフランス大統領選挙には、11人も立候補していた。しかし、マスコミが集中的に取り上げるのはせいぜい4、5人。私は考え方が合う「小さい候補者」(フランスのマスコミは、候補者を「小さい」「大きい」などの言葉を使って表現する)の1人に投票したが、あえなく落選した。マスコミの「小さい」「大きい」という呼び方はには、アンフェアさを感じずにはいられない。テレビ露出や資金力の差が結果につながることを考えると、やるせない気持ちになる。

今回の結果が気に食わず、選挙制度自体に怒っているフランス人は多い。極端に言えば、国民が大統領を選べるというのは幻想で、マスコミや調査会社が日々発表する世論調査に完全に操られているということへの批判も上がっている。

誰がルペン氏に投票したのか?

同じフランス人の半数が、自分と考え方を共有しないという寂しい現実と、マスコミの陰謀の悪夢によって、視覚がぼやけて、頭がガンガン痛い。神様だと思ってた、フランスの投票制度が完璧ではなかったのかもしれない。

では、これからフランス人としてどうするべきか。今回、上がり続ける失業率や、最近のテロ事件にうまいこと便乗するルペン氏が20%以上の国民にアピールできた。しかし、周りの知り合いに聞いても、ルペン氏を選んだ人はいない。

では、どんな人がルペン氏を選んだのか?

統計データを見るかぎり、どうやら貧困層や工場労働者や、地方出身者、(国境に近い)南仏や東北部出身の人が多い。また、ブルジョアで保守的な人がメインかと思いきや、支持者の中にはフランスをひっくり返したいと願う若者もいる。さらに、何世代にもわたる「純血」のフランス人がほとんどかと思いきや、実は親が移民だった人が、フランス人としてのアイデンティティを強調したいがために多く投票しているそうだ。

とにかく、「ルペンは絶対ありえない!」という私や仲間たちと、「ルペンこそ救世主だ!」と思ってる人の間にどれだけ深い溝があるか想像するだけで、正直ぞっとする。実は、私が暮らしている、リヨン郊外の小さな村では、なんとルペン氏が1位で、支持率は30%を超えたが、周りには彼女を選んだ人はいない、と思う。…

… 今回、躍進した銀行出身のマクロン氏は、39歳と若いせいか、やわらかすぎる印象が否めない。また、環境、失業、教育など、フランスが抱える社会問題に対して十分な公約を提案できていないのも気になる。

実は、私の周りに多かったのは、極左の代表だったジャン=リュック・メランション氏の支持者だが、1回目で敗れてしまったため、2回目の決戦投票では、メランション氏の指示に従って、多くの人が白票(記名なしで投票)あるいは、不参加を考えているようだ。しかし、白票を投じても、最終的に選挙の結果に影響がない。一応、反対の声は伝わるかもしれないが、極右のルペン氏を勝たせてしまう危険性がある。…

1986とはずがたり:2017/05/07(日) 07:58:57
ルペン氏伸び悩む=仏大統領選、7日に決選投票
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050600169&g=int

【パリ時事】フランス大統領選の決選投票が7日に迫った。欧州連合(EU)離脱や移民排斥など歴代政権と正反対の主張を掲げる極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)は最終盤で伸び悩み、EU残留や移民受け入れを唱える中道系独立候補のマクロン前経済相(39)が優勢を維持している。
【図解】仏大統領選・選挙戦の構図(2017年4月)

 5日のラジオ出演で、ルペン氏は「日曜日には投票所で有権者の怒りが示される。私はまだ勝てると信じている」と強調。マクロン氏はルペン氏について政策の実現性が乏しいと指摘した上で、「国民の怒りを利用しているだけだ」と批判した。
 仏紙レゼコーが5日発表した支持率調査ではルペン氏が38%、マクロン氏が62%と2日連続で差が拡大。3日のテレビ討論で事実に基づかない主張や偽ニュースに基づくマクロン氏批判を展開したことが影響した可能性がある。(2017/05/06-09:57)

マクロン氏逃げ切りなるか=ルペン氏との差広げる-7日決選投票・仏大統領選
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050600323&g=int

 【パリ時事】フランス大統領選の決選投票が7日、実施される。欧州連合(EU)との協調や企業活動重視の経済政策を唱える中道系独立候補のマクロン前経済相(39)が勢いをさらに増し、EU離脱や移民排斥を主張する極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)は劣勢に立たされている。両候補は選挙運動最終日の5日まで懸命の訴えを続けた。
 仏BFMテレビが5日発表した世論調査では、マクロン氏が62%の支持を得てリードし、ルペン氏は38%と苦しい戦いだ。3日のテレビ討論でマクロン氏の巧みな弁舌が高い評価を得たのを機に、両者の差は再び開きつつある。

 マクロン氏は大統領に就任すれば、解雇手当の削減や労使交渉の簡素化といった労働規制緩和を進める方針だ。一部の労働組合が反発する中、マクロン氏は5日のラジオ番組で「改革反対派は国民の大多数ではない。妥協すれば第1回投票で私に一票を投じた24%の有権者を裏切ることになる」と語り、強い姿勢で改革に取り組むと強調した。
 一方、ルペン氏はキリスト教徒票の上積みを目指し、仏北部ランスの大聖堂を訪問。現場では、ルペン氏が架空雇用疑惑を抱えていることを念頭に「反FN派」の活動家集団が「カネを返せ!」と叫び、周囲は一時騒然とした。ルペン氏は「マクロン氏の支持者は神聖な場所ですら暴力的な抗議活動をいとわない」と批判した。(2017/05/06-14:28)

1987とはずがたり:2017/05/07(日) 07:59:30

レンツィ氏、与党党首復帰=首相返り咲き狙う-イタリア
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050100216&g=int

 【パリ時事】イタリアの中道左派与党・民主党は4月30日、一般党員らによる党首(書記長)選を実施し、レンツィ前首相(42)の党首復帰を決めた。レンツィ氏は来春までに実施される総選挙で民主党を勝利に導き、首相返り咲きを果たしたい考えだ。
 党首選にはオーランド法相(48)とエミリアーノ・プッリャ州知事(57)も出馬し、即日開票の結果、レンツィ氏が70%前後の票を獲得した。レンツィ氏は「新たな歴史が始まる」と勝利宣言した。党首選は一定の条件を満たした党員以外の参加も受け付け、約200万人が投票したとみられる。(2017/05/01-08:39)

1988チバQ:2017/05/07(日) 09:58:49
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170507k0000m030082000c.html
<仏大統領選>マクロン氏、内部文書流出 サイバー攻撃か
05月06日 22:54毎日新聞

 【パリ八田浩輔】仏大統領選の決選投票を直前に控えた5日夜(日本時間6日未明)、中道・独立系候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)の電子メールや会計資料を含む大量の内部文書がインターネット上に流出した。マクロン陣営は「組織的なハッキングの被害を受けた」と認めた上で「民主主義を揺るがす行為だ」と非難した。

 流出した資料は9ギガバイト(ギガは10億)分。選挙活動が禁じられる数時間前にハッカーが不正入手した情報を共有するサイトに投稿、内部告発サイト「ウィキリークス」のツイッターなどで拡散した。

 マクロン陣営によると、資料には「うそを広める目的」で虚偽の内容も織り交ぜてあると説明。同時に本物の会計資料や契約書などは「選挙活動に関する合法的な内容」だとしている。仏選挙管理委員会は6日、流出した資料の詳細を報じたり拡散したりした場合は、法的責任を問われる可能性があると警告した。

 マクロン陣営へのサイバー攻撃を巡っては、情報セキュリティー企業トレンドマイクロが4月下旬、ロシア政府との関連が指摘されるハッカー集団から攻撃を受けたと報告。陣営は「何も盗まれていない」と説明していた。また今月4日には、ネット上に選挙妨害のため「租税回避地に隠し口座がある」との虚偽情報が流布されたとして、マクロン陣営が容疑者不詳で検察に告訴したばかりだった。

 米国の昨年の大統領選挙でも、敗北したクリントン候補の陣営の電子メールがウィキリークスで公開された。米政府はロシア当局の関与を主張したが、ロシア側は否定している。

1989チバQ:2017/05/07(日) 09:59:12
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK562GY2K56UHBI00K.html
仏大統領選、投開票迫る 根強い抵抗感、棄権呼びかけも
05:01朝日新聞

仏大統領選、投開票迫る 根強い抵抗感、棄権呼びかけも
フランス大統領選候補の支持者の典型例
(朝日新聞)
 欧州連合(EU)の命運がかかるフランス大統領選の決選投票が7日、投開票される。直前の世論調査では親EUのエマニュエル・マクロン前経済相(39)が、反EU、反移民を訴える右翼・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏(48)を抑えて優勢だ。ただ両候補のいずれにも抵抗感を持つ人は多く、「積極的な棄権」の動きもある。

 IPSOS社など複数の世論調査会社が5日に発表した支持率は、マクロン氏が61・5〜62・0%、ルペン氏が38・0〜38・5%。3日のテレビ討論前に18ポイントほどだった差が、さらに5〜6ポイント拡大した。ルペン氏の批判にも顔色を変えずに冷静な反論に努めたマクロン氏がリードを広げた。

 投票は7日午後8時(日本時間8日午前3時)まで。同日夜(同8日朝)には勝敗が決する見通しだ。

 ルペン氏が訴える自国通貨フランの復活や脱EUの国民投票か、マクロン氏が進めるというEUの統合深化か。世界を揺るがしかねない大統領選の運動期間が5日、終わった。

 「決意は揺らがない。心は落ちついている」。マクロン氏は同日、ラジオ番組に出演し、こう語った。フランスの失業率は約10%で高止まりし、国民は苦しい暮らしに不満を抱く。社会が分断された、との指摘も強い。「EUは我々を守る」と主張するマクロン氏は「社会の融和をいつも念頭に置いている」と述べ、ルペン氏を「国民の怒りに働きかけるだけで何も生み出さない」と批判した。

 一方のルペン氏も、同じラジオ局の番組で、保護主義的な政策を採って「国民を犠牲にする、野蛮なグローバル化に立ち向かう」と呼びかけた。高級官僚や投資銀行のキャリアを持つマクロン氏を「エリートや企業のための候補で、(EUを引っ張るドイツ首相の)メルケル氏への服従だ」と非難した。

 マクロン氏の優位は鮮明だ。ただし世論調査会社エラブによると、マクロン氏に投票するという人の53%が、「ルペン氏への反対票だ」としている。

1990チバQ:2017/05/08(月) 05:56:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3127251
仏新大統領にマクロン氏当確、ルペン氏破る 同国最年少元首誕生へ
2017年05月08日 05:16
【5月8日 AFP】(更新、写真追加)フランスで7日に行われた大統領選の決選投票で、親欧州連合(EU)派で中道派のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏(39)の圧勝が確実となった。大きく二分された同国と欧州の将来にとって極めて重要となった今回の選挙で、マクロン氏が極右のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏(48)の激しい挑戦を振り切った形だ。

 開票初期に出された見通しでは、マクロン氏65.5〜66.1%、ルペン氏33.9〜34.5%という得票率になると予測されている。

 元投資銀行家のマクロン氏の異例の大躍進で、仏史上最年少の国家元首が誕生する。

 今回の選挙戦では、フランスの経済的・社会的分断、さらに国家のアイデンティティーや移民をめぐる緊張が浮き彫りになった。マクロン氏は、分裂し、混乱した国を癒すと誓っていた。

 3年前には無名だったマクロン氏が今や、フランスとEUにおける極めて野心的な政治・経済改革計画を掲げ、欧州で最も有力な指導者の一人になろうとしている。

 その勝利は世界中に響き渡り、ルペン氏の反EU、反グローバリゼーションの政策が敗れたことで、とりわけEUとドイツの首脳陣の間に安堵(あんど)が広がるものとみられる。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050800112&g=int
マクロン氏が当選確実=史上最年少の39歳、ルペン氏下す-仏大統領選


 【パリ時事】フランス大統領選は7日、決選投票が行われ、即日開票で中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)を破り、当選を確実にした。仏メディアが伝えた開票開始直後の推計によると、得票率はマクロン氏が約66%、ルペン氏が約34%。
 欧州連合(EU)からの離脱を主張したルペン氏の敗北で、仏歴代政権が続けてきた「親EU」路線は維持されることになった。マクロン氏は、1848年の第2共和政発足時に40歳で大統領に就任したナポレオン3世の記録を塗り替え、仏史上最年少の大統領となる。
 マクロン氏は演説で「すべての国民の声に耳を傾けることが私の責務だ」と勝利宣言。ルペン氏はマクロン氏について「重大な試練を前に成功することを願う」と述べ、敗北を認めた。
 選挙戦では高止まりする失業率や相次ぐテロを受けて、EU・ユーロ圏をめぐる路線や移民・難民の受け入れの是非が焦点となった。既存政党への不満が高まる中、4月23日の第1回投票では左派与党・社会党と右派野党・共和党の候補がそろって落選。2大政党不在の状態で決選投票が争われる異例の事態となった。
 マクロン氏は現行路線を維持しつつ、労働分野の規制緩和をはじめとする大胆な構造改革を推進すると主張。ルペン氏は、EU離脱や自国通貨の復活を通じて財政や通貨政策の主導権を取り戻すとともに、移民の流入を制限して治安を改善すると訴えたが、及ばなかった。
 投票率は74%前後となる見通しで、1969年大統領選以来の低水準となる公算が大きい。第1回投票の77.8%も下回り、有権者の関心の低下をうかがわせた。
 マクロン氏は、オランド現大統領の任期が切れる今月14日までに新大統領に就任。15日から組閣に着手する。政権の要となる首相には、女性の起用も視野に入れる考えを示している。(2017/05/08-04:57)

1991チバQ:2017/05/08(月) 06:10:30
http://www.afpbb.com/articles/-/3127412
仏大統領選、マクロン氏支持の女性議員が応援演説中に倒れ死亡
2017年05月07日 16:12 発信地:パリ/フランス

政治 フランス大統領選挙
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仏大統領選、マクロン氏支持の女性議員が応援演説中に倒れ死亡 フランス大統領選の中道系候補、エマニュエル・マクロン氏。西部シャルテローにて(2017年4月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/GUILLAUME SOUVANT
【5月7日 AFP】フランス大統領選の決選投票に進んだ中道系候補、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏の選挙集会で、応援に訪れた社会党のコリンヌ・エレル(Corinne Erhel)議員(50)が演説中に倒れ、死亡した。同党幹部が6日、明らかにした。

 エレル議員は5日、フランス西部で開かれた選挙集会でマクロン氏の応援演説をしていたところ、突然倒れ、病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。

 エレル議員はマクロン氏が率いる政治運動「前進(En Marche)」に参加していた。(c)AFP

1992とはずがたり:2017/05/08(月) 08:51:51
極右のイメージが強すぎてまあ大丈夫だろうとは思ったが絶対は無い現代政治,一抹の不安を感じてはいたが無事落選した様だ。

<仏大統領選>マクロン氏が勝利宣言 「分裂と戦っていく」
毎日新聞社 2017年5月8日 04時33分 (2017年5月8日 05時27分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170508/Mainichi_20170508k0000m030103000c.html

 【パリ賀有勇】フランス大統領選決選投票で勝利を確実にしたエマニュエル・マクロン前経済相(39)は7日夜、「有権者に心から感謝する。我々がより良い未来を築き上げていく。新たな一ページが開かれた」と勝利宣言をした。

 マクロン氏は決選投票が極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)と争われたことを念頭に置き、「フランスに影響を与えるような分裂と戦っていく」と唱えた。同時に「欧州と欧州市民との絆を再建する」と述べ、欧州連合(EU)と協調していく方針を鮮明にした。4月の大統領選第1回投票前に警官が殺害された事件などを受けて、テロ対策を強化する方針にも触れた。

 またマクロン氏が勝利を確実にしたことを受けて、トランプ米大統領やメイ英首相が相次いで祝意を表明している。

 仏紙ルモンド(電子版)の出口調査結果では、得票率はマクロン氏が約65%で、約35%のルペン氏を上回り、当選を確実にした。7日午後7時15分現在の暫定投票率は74.7%で、第1回投票を下回る見通し。

1993とはずがたり:2017/05/08(月) 08:55:34

党名変更もその極右のイメージ払拭には必要だが,ルペンという名前も脚を引っ張ってる様な。。
ルペン女以外のカリスマが出て一部保守を取りこんでネガティブイメージ薄まって幅広い国民政党に成った時がEUへの脅威でしょうな・・

それにしてもルペン父娘の確執は根深い様で。善戦したねえと労ってもやれんのか。。
EUやユーロから離脱せずに移民排除出来るのか?

ルペン氏、来月の仏議会選に照準 党刷新へ
ロイター 2017年5月8日 06時33分 (2017年5月8日 08時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170508/Reuters_newsml_KBN183137.html

[パリ 7日 ロイター] - 7日の仏大統領選挙決選投票での敗北が確実な情勢となった極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏は、党を刷新する方針を示した。来月の議会選挙に照準を定め、有権者は同じ選択を迫られると述べた。
ルペン氏は、支持者らへの演説で、「FNは歴史的な好機に向けて大々的に変革し、フランス市民の期待に応えなければならない」としたうえで「新たな政治勢力を構築するためにわれわれの活動の大転換に着手することを提案する」と述べた。
FNの初代党首で父のジャン・マリー・ルペン氏は7日、RTLラジオに対し、娘の選挙活動について、ユーロ圏や欧州連合(EU)からの離脱を訴えたことが裏目に出たとの見方を示し「われわれは、現実の問題、高齢化や移民の問題について有権者に話しかけなければならない」と語った。
フィリポ副党首は、党名を国民戦線から変更する見通しを示した。

1994とはずがたり:2017/05/08(月) 11:59:48
日経平均が2万円を窺がっとる。そんなにリスク高いと思ってたのか!?

まあ独仏枢軸と云ふ第二次大戦後の世界の基軸が揺らぐからな。。栄光ある孤立のイギリスやモンロー主義のアメリカなんかが身勝手に自国ファーストになるのとは訳が違う。

仏大統領選
ルペン氏が敗北宣言「国民は継続性を選んだ」
https://mainichi.jp/articles/20170508/k00/00m/030/099000c?inb=ys
毎日新聞2017年5月8日 03時29分(最終更新 5月8日 05時03分)

 【パリ賀有勇】フランス大統領の決選投票に進んだ極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)は7日夜(日本時間8日未明)、支持者を前にして「国民は政治の継続性を選んだ」と語り、敗北を宣言した。勝利を確実にした中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)をたたえた。

<マクロン氏が勝利宣言 「分裂と戦っていく」>
<マリーヌ・ルペン仏極右「国民戦線」党首の数奇な人生>
<トランプ米大統領がマクロン氏に祝意「楽しみにしている!」>
<マクロン・ルペン一騎討ちの裏に政治不信>
<日本とはかなり雰囲気が違う「フランスの家飲み事情」>
<マクロン氏「新たな一章が始まった」>
 ルペン氏は自らの選挙結果について「歴史的で大きな結果となった」とも自賛した。

 勝利を確実にしたマクロン氏に対し、現職のオランド仏大統領が祝福した。また隣国ドイツのメルケル首相の報道官も「強固で統一した欧州にとっての勝利だ」と祝意を伝えた。

1996とはずがたり:2017/05/08(月) 22:36:11
働かない癖に要求ばっかり一人前のイメージのフランス。

フランス新大統領にマクロン氏〜閉塞感漂うフランスに新たな展望はあるのか?
https://news.yahoo.co.jp/byline/kodamakatsuya/20170508-00070738/
児玉克哉 | 一般社団法人社会貢献推進国際機構・理事長
5/8(月) 11:23

フランス新大統領にエマニュエル・マクロン前経済相が決まった。弱冠39歳。若さがみなぎるし、ルックスもいい。期待が集まっている。極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏が新大統領になったら、フランスのEU離脱も現実的となるし、移民との対立も予想されただけに、マクロン氏の選出にほっとする欧州各国政府や金融市場関係者は少なくない。
しかしフランス経済は極めて厳しい状況にある。失業率は10%前後、特に若年層の失業率は30%近くになる。労働コストが非常に高く、製造業は落ち込む一方だ。パリの街は華やかなイメージがあるが、実態をみると、街は汚れ、沈滞ムードが漂っている。それでも人はパリに憧れるわけで、それがパリの底力だとも言えなくはないのだが。。。
フランス経済を支えてきたのは、軍需産業と金融業といっていい。フランスは世界第3位の武器供給国であり、最先端の技術を誇る。フランスの軍事兵器を担うだけでなく、アラブ首長国連邦、ブラジル、ギリシャ、インド、パキスタン、台湾、シンガポールといった外国にも輸出をしている。また金融業も強い。主要金融機関として、クレディ・アグリコル、BNPパリバ、 アクサ、ソシエテ・ジェネラルがある。日本でも名前の知られる世界的な金融機関だ。マクロン氏自身、投資銀行員としての成功が、現在のチャンスに繋がった。彼はフランスの金融資本主義の勝ち組なのだ。こうした分野ではフランスは世界のトップクラスにあり、生産性も高い。ある意味、「おいしい分野」に特化してきた国だ。
世界のトップクラスの軍需産業、金融産業の一方で、製造業を中心としたその他の産業は停滞していくことになる。これが貧富の差を生み、その格差は拡大している。フランスの労働コストは非常に高く労働効率は低い。ユーロ経済も停滞の兆しの中で、フランス経済浮上の展望は描けていない。失業率、特に若年層失業率が高止まりしている。国民の中には、フランス国内の若年層や低所得層の雇用を移民が奪っているという不満がある。この不満や怒り、閉塞感が、主要政党に属さないマクロン氏やルペン氏の台頭を生んだのだ。
マクロン氏とルペン氏との選択となれば、主要政党支持者は組みすることができるマクロン氏しかいないといえる。彼らは、ルペン氏に独自路線を突き進むリスクを感じたのだ。これが決選投票でのマクロン氏の圧勝に繋がった。
ただ問題は、これからだ。期待は大きくてもフランスの経済低迷は構造的なもので、利権で雁字搦めになっている。改革は容易ではない。
これから注目されるのはフランス国民議会選挙だ。マクロン氏は国民議会選で577の全選挙区で候補者を擁立するとしている。とはいえ、一気にマクロン氏が下院で過半数を確保するのは難しいだろう。おそらく党派を超えた連立形成となるのではないか。改革には主要政党の支持が必要だが簡単には得れないだろう。主要政党の支持を得れば、改革はすぐに頓挫するだろう。主要政党の議員をまとめるだけのリーダーシップが備わっているかどうか。
極めて早い段階で、成果を出さなければ、期待が一気に失望に変わる可能性は高い。待ち受けているのは今回敗れたルペン氏だ。

児玉克哉
一般社団法人社会貢献推進国際機構・理事長
国際平和研究学会(IPRA)事務局長、トルコ・サカリヤ大学客員教授、パキスタン・マリル科学技術大学特別教授、ネパール・トリブバン大学客員教授、日本大学法律経済研究所研究員、CSRジャーナル編集長。三重大学副学長・教授、国際社会科学評議会(ISSC)副会長を歴任し現職。専門は地域社会学、国際社会論、政治社会学など。公開討論会を勧めるリンカーン・フォーラム理事・事務局長を務めている。「ヒロシマ・ナガサキプロセス」や「志産志消」などを提案し国際活動や地域創生活動を行っている。2012年にインドの非暴力国際平和協会より非暴力国際平和賞を受賞。

1997チバQ:2017/05/09(火) 01:37:39
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050801126&g=pol
日本政府、親EU派勝利を歓迎=「内向き志向」なお警戒-仏大統領選


 フランス大統領選で欧州連合(EU)との協調を掲げたマクロン氏の当選を、日本政府は「内向き志向や保護主義的な動きに対する象徴的な勝利」(安倍晋三首相)と歓迎している。ただ、「反EU」を唱えて国際協調より自国第一を訴えた極右政党のルペン候補も一定の支持を集めており、欧州統合に否定的な勢力の伸長は今後もあり得るとみて情勢を注視していく方針だ。
 首相は8日、マクロン氏に宛てたメッセージで、選挙結果を「EUへの信任だ」と強調。菅義偉官房長官は記者会見で「強く団結した欧州と共に国際社会のさまざまな課題について引き続き協議したい」と述べた。いずれも日本政府として欧州統合の維持・強化への期待を明確にしたものだ。
 ルペン候補は選挙戦で、反グローバル化や移民の制限を前面に決選投票に進出。大衆迎合的な政策で国民の不満を吸収して得票を伸ばしたのは、「米国第一」を掲げたトランプ氏が勝利した昨年の米大統領選と似た構図だ。ある日本政府関係者は「欧州の大国であるフランスでルペン氏のような候補が当選すれば、こうした流れが世界に波及しかねない」と警戒しつつ選挙戦を見守っていた。
 マクロン氏の勝利を受け、首相は今月26、27の両日にイタリアで開催される先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)に合わせ、同氏との初の首脳会談を行う調整に入った。2国間関係の強化やEUとの懸案である経済連携協定(EPA)交渉の加速だけでなく、北朝鮮による核・ミサイル開発や中国の強引な海洋進出を踏まえ、民主主義や法の支配といった基本的価値観を共有、アジア太平洋地域の安定へ連携を確認したい考えだ。 
 今回の大統領選は日本の期待通りの結果となったものの、欧州では6月に英仏両国で、9月にはドイツで下院選が控え、現地情勢はなお予断を許さない。ある外務省幹部は「これで一安心という状況ではない。今後の選挙結果を見ないと、EUが安定するかどうかは分からない」と指摘した。(2017/05/08-19:33)

1998チバQ:2017/05/09(火) 01:38:53
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050800734&g=int
組閣・下院選が焦点=議席の過半数確保目指す-マクロン次期仏大統領



フランス大統領選に勝利し、壇上で手を振るマクロン前経済相(中央左)=7日、パリ(EPA=時事)
 【パリ時事】7日投開票のフランス大統領選で中道系独立候補のマクロン前経済相(39)が欧州連合(EU)離脱を主張する極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補に勝利し、次の焦点は組閣や6月の下院選(定数577、2回投票制)への対応に移った。マクロン氏は既存大政党の支持基盤を持たず、下院選では安定政権樹立のために自身の勢力で議席の過半数を確保することが最大の課題となる。
 マクロン氏は、14日に任期満了を迎えるオランド大統領の退任を待って新大統領に就任する。新閣僚の顔触れは15日からの週の前半にも決まる見通し。マクロン氏は要となる首相の人選について「女性が望ましい」と語るとともに、「政治経験があり、与党や内閣を率いる能力がある人物」を起用する考えを示している。
 マクロン氏は選挙戦終盤、人選をほぼ終えたと説明したが、具体的な名前は明かさなかった。仏メディアでは、首相候補として、ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事やイドラック元貿易担当相、ルドリアン国防相らが取りざたされる。
 マクロン氏は昨年立ち上げた自身の政治団体「前進」から全選挙区に候補者を立てて、「下院の過半数を取る」と宣言。新人や女性の候補も積極的に擁立する方針だ。幅広い勢力を結集するため、左派与党・社会党のバルス前首相ら他党からの合流を検討する現職議員も柔軟に受け入れる可能性を示唆している。
 下院選は6月11日に第1回投票、同18日に決選投票が実施される。仏紙レゼコーが4日発表した下院選の世論調査結果では、「前進」が過半数(289)に迫る249〜286議席を獲得すると予測する分析結果が出ている。
 しかし、候補者がそろわない中での調査結果がそのまま実現する保証はない。「過去の下院選は大統領選の結果を追認することが多かったが、異例ずくめの今回は先行きが読めない」(政治学者のマダニ・シュルファ氏)と指摘する声もある。(2017/05/08-19:05) 関連ニュース

1999チバQ:2017/05/09(火) 01:40:09
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050800237&g=int
メルケル与党勝利=9月の総選挙へ勢い-独北部州議選


 【ベルリン時事】ドイツ北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州議会選挙が7日行われた。独メディアが報じた各党の予測得票率によると、メルケル首相のキリスト教民主同盟は前回より約2ポイント高い約32%を獲得し、第1党の座を確実にした。
 9月の連邦議会(下院)選挙で首相4選を目指すメルケル氏の勢いが確認された形。英国の欧州連合(EU)離脱交渉やトランプ米政権との関係構築など、ドイツにとって困難な外交課題が多い中、メルケル首相の安定感と指導力への期待が高まっている。(2017/05/08-06:21) 関連ニュース

2000チバQ:2017/05/09(火) 10:40:56
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705090012.html
【仏大統領選】マクロン陣営、議会選候補を11日に発表 新党名「共和国前進」に
08:39産経新聞

 【パリ=宮下日出男】フランスのマクロン新大統領率いる政治運動「前進」は8日、6月に行われる国民議会(下院)選挙に向け、全577選挙区の公認候補を11日に公表すると発表した。組織も政党登録し、新党名を「共和国前進(REM)」とする。

 8日に記者会見したフェラン事務局長によると、マクロン氏は代表を退き、女性幹部のバルバルー氏が暫定代表に就任。577人のうち半数は政治家の経験のない候補。残る半数は大統領選でマクロン氏を支持した中道政党「民主運動」のほか、左派の社会党、保守系の共和党からの鞍替え候補となる。女性が全体の半数を占めるという。

 前進は昨年4月に発足。現在は国民議会に保有する議席はないが、単独過半数の確保を目指す。選挙は2回投票制で6月11、18日に実施される。世論調査では前進が第1党に躍進する可能性もあるが、多数派を占められるかは不透明。選挙の行方はマクロン氏の安定した政権運営のカギを握る。

2001チバQ:2017/05/09(火) 17:03:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170508-00000062-mai-eurp
<仏大統領選>24歳上のファーストレディー誕生 孫は7人

毎日新聞 5/8(月) 19:17配信
 【パリ八田浩輔】「ブリジット! ブリジット!」。フランス次期大統領への就任が決まったエマニュエル・マクロン前経済相(39)がルーブル美術館中庭での勝利演説で家族に謝意を伝えると、支持者たちはブリジット夫人(64)の名を連呼して盛り上げた。「年の差婚」が珍しくないフランスだが、24歳8カ月上のファーストレディーの誕生は異例の注目を集めている。

【G7首脳のアメコミ調パネル】安倍首相はこんな風に

 ブリジットさんの実家はマクロン氏と同じ北部アミアンの裕福なチョコレート店。6人きょうだいの末っ子だった。大学で文学を専攻した後、地元に戻り私立高校で国語(仏語)教師を務めていた。

 マクロン氏はその高校で演劇を指導した教え子だ。ブリジットさんは仏誌パリ・マッチのインタビューで、毎週金曜日に劇の台本などについて議論する中「信じられないほどに親密になった」と回想している。17歳のマクロン氏は、銀行員の夫と3人の子供がいたブリジットさんに求婚。快く思わなかった両親にパリの高校に転校させられたが、あきらめずブリジットさんに電話などで気持ちを伝え続けたという。

 それから15年近い歳月を経て結婚。2人の間に子供はいないが、7人の孫がいる。当初はマクロン氏の政界入りに懸念を持っていたというブリジットさんだが、選挙戦では演説の草稿や公約の作成に助言をするなど重要な役割を果たした。マクロン氏とブリジットさんの3人の子供たちとの関係も良好で、陣営のソーシャルメディア担当や地域責任者を務めるなど、全面的に選挙活動を支えた。

2002チバQ:2017/05/09(火) 20:39:06
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20170509-567-OYT1T50058.html
マクロン支持組織を政党化…下院選で過半数目標
13:09読売新聞

 【パリ=作田総輝】フランス大統領に当選したマクロン前経済相(39)を支持した政治組織「前進」のリシャール・フェラン事務局長は8日、パリの本部で記者会見し、組織を政党「共和国前進」に改めると発表した。

 6月に行われる国民議会(下院)選で全577選挙区に公認候補を擁立し、単独過半数の議席獲得を目指すという。

 事務局長によると、マクロン氏は代表を辞任し、女性幹部のカトリーヌ・バルバルー氏が暫定代表に就いた。下院選に擁立する577人の半数は政治経験のない新人候補で、残りの半数は中道左派・社会党や中道右派・共和党などからのくら替え候補になるという。候補は11日に発表する。

 下院選は2回投票制で、6月11、18日に行われる。議員の経験がないマクロン氏は議会に支持基盤を持っておらず、下院選を通じて安定した政権基盤を築けるかどうかが最大の課題となっている。

2003チバQ:2017/05/09(火) 20:41:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170510k0000m030070000c.html
<フランス>社会党バルス前首相、マクロン派で下院選出馬へ
19:36毎日新聞

 【パリ賀有勇】フランス大統領選で当選したマクロン次期大統領(39)が率いる市民運動「前進」について、与党・社会党のバルス前首相は9日、「前進」の候補として6月の国民議会(下院、定数577)選挙に出馬する意向を表明した。「前進」は8日、全選挙区に女性を中心とした候補者を擁立し、他党の議員も柔軟に受け入れる方針を示し、既成政党の間には警戒が広がっている。

 バルス氏は9日、仏ラジオで「社会党は死んだ」と述べ、マクロン氏の勢力に合流して下院選に出馬する意向を表明した。

 「前進」のフェラン事務局長は8日に開いた記者会見で、「前進」を「共和国前進」に変更して政党化を図るとともに、下院選では全選挙区に候補者を擁立する方針を発表。半数以上に女性と政治経験のない新人を充て、他党からのくら替え候補も柔軟に受け入れることを明らかにした。

 バルス氏は、大統領選を巡って社会党候補ではなく、マクロン氏支持を表明。党内から批判を浴びた。今後、社会党や共和党(中道右派)の議員らが、下院選に向けてマクロン氏の勢力に合流する可能性があり、既成政党の間には警戒感が広がる。

 マクロン氏は、経済相を務めた後に社会党・オランド政権とたもとを分かち大統領選に出馬。「オランド政権の繰り返し」と批判された。「右でも左でもない」を掲げる中道・独立系をアピールしてきただけに、既成政党と同一視されることは下院選を前に支持者の失望を招く恐れもある。

 下院選は6月11日に第1回投票、18日に決選投票が実施される。マクロン氏が今後大統領として、安定した政権運営を進めるために、自身の勢力が過半数を獲得できるかどうかが課題とされる。

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2004とはずがたり:2017/05/10(水) 08:53:16

マリオン氏政界引退へ=ルペン候補のめい―仏極右
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170510/Jiji_20170510X885.html
時事通信社 2017年5月10日 05時33分 (2017年5月10日 08時45分 更新)

 【パリ時事】フランス極右政党・国民戦線(FN)のマリオン・マレシャル・ルペン下院議員(27)は9日、6月の下院選に立候補せず、政界を引退する意向を固めた。仏メディアが一斉に伝えた。FN関係者はAFP通信に対し、引退の理由について「マリオン氏は育児や、政治以外の仕事に専念したがっている」と説明した。
 マリオン氏はFN創設者ジャンマリ・ルペン前FN党首(88)の孫で、大統領選決選投票で敗れたマリーヌ・ルペン候補(48)のめいに当たる。2012年の前回下院選で最年少の下院議員となり、党内ではマリーヌ氏に代わる将来の大統領候補として期待する声もあった。
 マリオン氏をめぐっては最近、政界引退を希望しているといううわさが流れていた。マリーヌ氏と政策をめぐって意見が対立したことから、党内抗争に疲れたという見方も出ている。

2005チバQ:2017/05/10(水) 15:11:00
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK5B2JKWK5BUHBI00D.html
仏右翼FN、若手エースが政治活動休止 総選挙に痛手か
14:55朝日新聞

 フランスの右翼・国民戦線(FN)の若手エースで、国民議会(下院)議員のマリオン・マレシャルルペン氏(27)が9日、政治活動を休止すると表明した。家族と時間を過ごし、実業界で働いてみたいのが理由だという。大統領選に続いて6月に総選挙を控えるFNに、痛手となる可能性がある。

 マリオン氏は、党創設者のジャンマリ・ルペン氏の孫で、FNを率いて大統領選の決選投票に進んだマリーヌ・ルペン氏(48)のめい。9日、選挙区がある仏南部ボークルーズ県の地元紙に書簡を寄せ、「小さな娘といっしょに過ごす時間が足りず、つらい。企業でも働いてみたい」と説明した。ただし、「政治から完全に離れてしまうわけではない。国を心から愛しているし、人々の苦しみに無関心でいられるわけがない」とした。

 マリオン氏は、2012年に史上最年少の22歳で国民議会議員に当選した。反移民の政策では攻撃的な姿勢を隠さず、伝統的なキリスト教の価値観を重んじる立場で、仏南部を中心に、旧来のFN支持層からの支持が厚い。

 だが、現在のFNは、マリーヌ氏や側近の副党首らによる「柔軟化路線」が中核。「強硬路線」のマリオン氏は、確執が目立ち、孤立化や引退説が取りざたされていた。(パリ=青田秀樹)

2006チバQ:2017/05/10(水) 15:16:11
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705080055.html
【仏大統領選】マクロン氏が演説で国民の結集呼びかけ 「与党」基盤なし、安定政権の構築課題に
05月08日 19:34産経新聞

 【パリ=宮下日出男】フランス新大統領に選出されたマクロン前経済相は7日夜、国民に結集を呼びかけた。左右両派の既存勢力に寄らない勝利は自らの「与党」を持たない状況の裏返しともいえ、政策遂行には幅広い支持が不可欠なためだ。組閣や6月の国民議会(下院)選を通じて安定した政権基盤を構築することは最大の課題。失敗すれば、いきなりつまずきかねない。

 「投じてくれた票が白紙委任状でないと承知している」。マクロン氏は7日の演説でこう語った。大差の勝利も積極的な支持でなく、極右、国民戦線(FN)のルペン候補の阻止のための票が多いことを配慮した言葉だ。ルペン氏の支持者に対しても、「怒りや苦難を表現した」「尊重する」と訴えた。

 大統領選では国民の間の亀裂が鮮明になり、その克服は新大統領の大きな責務となる。「極端な思想に投票する理由がなくなるよう尽くす」。こう誓ったマクロン氏は経済回復や治安改善などの課題を挙げた上、取り組みを急ぐ意向を示した。

 マクロン氏は決選投票前に首相候補の人選を決め、週内に組閣構想を詰める考えを示していた。首相候補は「政経両分野での経験を持ち、議会多数派を率い、刷新された政府を活気づける能力を持つ」とし、閣僚には「経験豊かな男女数人」が含まれるとした。

 既存勢力の枠組みを打破したマクロン氏としては内閣の人選で「変化」をアピールし、実務能力も備える必要がある。そんな腐心がマクロン氏の言葉ににじむ。各種メディアでは、首相候補としてさまざまな名前が浮上。右派の協力を得られやすいよう、保守系の共和党からの起用も取り沙汰される。

 最大の難関は6月11〜18日の国民議会選(2回投票制)だ。政治運動「前進」を率いるマクロン氏は全577選挙区に候補に擁立する方針で、議員経験のない新参者のほか、共和党や社会党からの鞍替え候補を立てる考え。2大政党の混乱に乗じる戦略だが、これまでに公表された候補は14人で不透明感が残る。

 世論調査ではマクロン氏陣営が第1勢力に躍進する可能性もあるが、多数派を確保できなければ、政策遂行はおぼつかない。その場合、首相交代を含む内閣改造などを早々と迫られる恐れもある。マクロン氏は7日、「任務は巨大だ」とし、「変革を志向する勢力」が議会で多数派となるよう有権者に支援を求めた。

2007チバQ:2017/05/10(水) 22:12:19
http://www.sankei.com/world/news/170510/wor1705100016-n1.html
2017.5.10 08:56

ドイツの国軍兵士がガウク前大統領ら暗殺計画か 極右思想の3人逮捕、難民政策に反発

 ドイツの検察当局は9日までに、メルケル首相の寛容な難民政策を支持したガウク前大統領やマース法相の暗殺を計画したとして、ドイツ人の極右の男3人を逮捕した。ドイツのメディアによると、うち2人は連邦軍兵士で、政府内で衝撃が広がっている。

 検察当局によると、3人はガウク氏ら暗殺の標的の一覧を作成。連邦軍兵士のうち1人がシリア難民と身分を偽って保護申請をしており、当局は3人が暗殺を難民による犯行に見せかけて、国民の難民に対する警戒感をあおる計画だったとみて、計画の詳細や背後関係などを調べている。(共同)

2008とはずがたり:2017/05/11(木) 11:28:01
フランスも本来は安定大国というよりは政治大国・政変大国だからな〜。

2017年 05月 8日 08:11 JST
コラム:マクロン氏勝利、仏大統領制の土台揺るがすリスクも
http://jp.reuters.com/article/france-macron-president-idJPKBN18315R?sp=true
Swaha Pattanaik

[香港 7日 ロイター BREAKINGVIEWS] - フランス大統領選決選投票は、中道系候補のエマニュエル・マクロン氏が、自身の才能と同じぐらい大きな幸運に後押しされる形で勝利を手にした。もしマクロン氏が、極右の国民戦線のマリーヌ・ルペン候補を打ち破ったという以上の称賛を得たいなら、今後も絶対に才腕と運の両方が必要になる。万事がうまくいったとしても、同氏は限定的な改革をやり遂げるのが関の山だろう。逆に最悪の場合、フランス第5共和政を支えてきた大統領制の土台を揺るがしかねない。

マクロン氏の得票率は約3分の2に達し、同氏が設立してまだ1年余りにしかならない市民運動「前進」にとっては、目を見張るほどの政治的な成功だった。親欧州連合(EU)路線を強く掲げた彼らの勝利は、EUに懐疑的なポピュリズム(大衆迎合主義)勢力に対する有権者の拒絶反応と言える。だがマクロン氏は、既成政党への幻滅が広がっている状況もうまく利用することができた。

左右両派の主要政党は、6月の国民議会(下院)選挙に向けて党勢の立て直しを目指すだろう。これに対してマクロン氏の市民運動も候補者を擁立するとみられるが、今回の大統領選ほどの大勝にはならないかもしれない。そこでマクロン氏にはいくつかの選択肢が残される。

1つは議会選挙で最大議席を獲得した政治勢力と連携して自身の政策を実行していく道だ。恐らく第1党は中道右派の共和党になる。もう1つは、共和党と左派の社会党の中にいる改革志向のグループと連立を組み、合意可能な少ない政策を完遂するやり方。これらの政策には労働関連税の負担軽減や一部の歳出削減、公共投資拡大などが含まれるだろう。

マクロン氏、史上最年少のフランス大統領に

ただいずれにしても、そうなるとマクロン氏は、有権者がノーを突きつけた既成政党に首の根をつかまれる恐れがあるように見える。また超党派の連携は、中道路線をアピールしているマクロン氏にぴったりかもしれないが、すぐに政争に発展することもあり得る。連立協定調印に至る細心の注意を要する交渉が、あっという間に閣僚ポジションや政策を巡る泥仕合に転じてもおかしくない。

こうした事態になれば、有権者の大統領観に決定的な打撃を及ぼしてしまう恐れがある。フランス大統領の権威はシャルル・ドゴールが確立し、フランソワ・ミッテランがそれを強化した。前職のフランソワ・オランド氏、前々職のニコラス・サルコジ氏の下で権威は弱まったが、2人ともマクロン氏がこれから直面するかもしれない国民に対する「大統領職の安売り」とは無縁でいられた。

第1回投票で20%近くの得票を記録した急進左派のジャンリュク・メランション氏は、憲法を修正して大統領権限を縮小し、議会の影響力を高めるべきだと主張していた。マクロン氏の当選は、最終的にそうした方向への変化をもたらすリスクをはらんでいる。

2009とはずがたり:2017/05/11(木) 12:51:02

仏マクロン次期大統領のEU強化構想巡り、ドイツで論争
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/eu-71.php
2017年5月11日(木)10時58分

5月10日、フランス大統領選で欧州統合をさらに推進するよう求めるマクロン前経済相が当選したことを受けて、ドイツでは同国がどう対応すべきかを巡って政治的な論争が繰り広げられている。写真はパリ・リュクサンブール公園で撮影(2017年 ロイター/Christian Hartmann)
フランス大統領選で欧州統合をさらに推進するよう求めるマクロン前経済相が当選したことを受けて、ドイツでは同国がどう対応すべきかを巡って政治的な論争が繰り広げられている。

マクロン氏は選挙運動中、フランスとドイツの関係を再強化し、欧州統合をさらに進めると主張してきた。ユーロ圏の予算・財務大臣を設ける案などを提唱している。

9月のドイツ総選挙でメルケル首相の主要な対立候補となるドイツ社会民主党(SPD)のシュルツ党首はマクロン氏の構想を支持。ドイツの週刊紙ディー・ツァイトのインタビューに応じ「ユーロ・グループ加盟国が一緒に課題に取り組むのであれば、共通の予算を組むことは理にかなっている」と述べた。「意味のない、結果を伴わない首脳会談の声明を果てしなく発表し続けることに終止符を打ちたければ、ユーロ圏の経済と雇用を拡大する戦略が必要だ」と付け加えた。

一方、ドイツのショイブレ財務相は9日、マクロン氏の構想の中には政治的に意見が割れるEU条約の変更が必要なものもあり、現実的でないと発言している。

マクロン氏は、今年は国内の経済改革を優先すると主張している。側近らによると、ドイツで新政権が成立するまで、異論も多いユーロ圏改革についてドイツと協議を始める計画はない。代わりに、マクロン氏は1週間後のメルケル首相との会談で、安全保障や防衛、エネルギー、税制など協力が可能な分野で、両国で作業部会を設置することを協議する可能性があるという。

メルケル首相が9月の選挙で勝利した場合に、メルケル氏率いるキリスト教民主同盟(CDU)と連立を組む可能性がある野党・自由民主党(FDP)のリントナー党首は10日、ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)に対し、マクロン氏とは欧州について「気まずい」協議をすることになるだろうと述べた。「彼は、責任が共通化され不鮮明となるEUにしようとしている」と指摘。シュルツ氏のSPDはマクロン氏と組んで、国の債務が増やそうとしていると批判した。

[ベルリン 10日 ロイター]

2010とはずがたり:2017/05/11(木) 15:44:22

仏次期大統領、極めて難しい決断迫られる=ショイブレ独財務相
ロイター 2017年5月11日 12時32分 (2017年5月11日 15時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170511/Reuters_newsml_KBN1870AT.html

[フランクフルト・オーダー(ドイツ) 10日 ロイター] - ドイツのショイブレ財務相は10日、フランスのマクロン次期大統領は「極めて難しい」決断を迫られているとの見方を示し、ユーロ圏の共通予算・財務大臣を含む同氏の提案はEU条約の変更が必要なため実現の可能性は低いと指摘した。
大学で講演したショイブレ氏はまた、「フランスは非常に広大で強固であるため、誰から支援を受けられるかを最大の関心事にすべきではない」と語った。
同氏は、ユーロ圏の共通予算・財務大臣が現実的ではないことを踏まえて、次善の策としてユーロ圏の金融安全網である欧州安定メカニズム(ESM)を欧州通貨基金へとさらに改編する案を示した。
ショイブレ氏は欧州中央銀行(ECB)の金融政策について、「ドイツ経済の競争力を勘案すると、ECBの現行の金融政策はやや緩和的過ぎるかもしれない。他のユーロ圏諸国にとっては、緩和的過ぎるということはない」と述べた。

2011とはずがたり:2017/05/11(木) 22:05:02

仏次期大統領、極めて難しい決断迫られる=ショイブレ独財務相
ロイター 2017年5月11日 12時32分 (2017年5月11日 17時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170511/Reuters_newsml_KBN1870AT.html

[フランクフルト・オーダー(ドイツ) 10日 ロイター] - ドイツのショイブレ財務相は10日、フランスのマクロン次期大統領は「極めて難しい」決断を迫られているとの見方を示し、ユーロ圏の共通予算・財務大臣を含む同氏の提案はEU条約の変更が必要なため実現の可能性は低いと指摘した。
大学で講演したショイブレ氏はまた、「フランスは非常に広大で強固であるため、誰から支援を受けられるかを最大の関心事にすべきではない」と語った。
同氏は、ユーロ圏の共通予算・財務大臣が現実的ではないことを踏まえて、次善の策としてユーロ圏の金融安全網である欧州安定メカニズム(ESM)を欧州通貨基金へとさらに改編する案を示した。
ショイブレ氏は欧州中央銀行(ECB)の金融政策について、「ドイツ経済の競争力を勘案すると、ECBの現行の金融政策はやや緩和的過ぎるかもしれない。他のユーロ圏諸国にとっては、緩和的過ぎるということはない」と述べた。

2012チバQ:2017/05/12(金) 11:21:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705120008.html
マクロン新党、社会党現職国会議員24人を擁立 下院選候補を発表、半数が新人
00:44産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン次期大統領の支持母体「共和国前進」は11日、6月11〜18日の国民議会(下院、定数577)選挙に向け、428人の公認候補を発表した。現職下院議員では社会党から24人が選ばれたが、保守系の共和党、大統領選でマクロン氏を支持した中道政党は現時点で含まれていない。

 マクロン氏にとって国民議会選は、安定した政権基盤を築けるか否かの試金石。議会選は小選挙区制で、全577選挙区で候補を擁立する方針を示している。

 11日に発表された428候補のうち52%は政治経験のない新人。男女が半数ずつ占める。仏メディアは共和党からの合流があるかは今後の調整次第とも伝えた。共和国前進は大統領選で敗北した社会党、共和党の2大政党から“脱出組”を吸収し、議席の過半数を目指す構えとみられ、候補届け出が締め切られる19日まで追加の選定を続ける。

 社会党ではバルス前首相が前進の候補として出馬する意向を表明したが、前進は条件に満たないとして拒否した。既存政治と変わらないとの印象を避けるためとみられる。ただ、バルス氏への対立候補は立てない考えも明らかにした。

 複数の世論調査では、前進は第1回投票に向けた支持率が24〜26%で首位。共和党など中道右派が22%、極右の国民戦線(FN)が21〜22%。社会党は8〜9%に低迷。議会選は2回投票制で、前進が多数派を形成できるかは不透明だ。

2013チバQ:2017/05/12(金) 11:22:41
7413 :チバQ :2017/05/12(金) 11:18:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705110058.html
マクロン新党、下院選候補発表へ 2大政党の「脱出組」焦点
05月11日 23:29産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン次期大統領の支持母体「共和国前進」は11日、6月11〜18日の国民議会(下院)選挙に向け、公認候補を発表する。マクロン氏にとっては安定した政権基盤を築けるか否かの試金石。大統領選で敗北した保革2大政党からの“脱出組”も吸収し、議席の過半数を目指す構えだ。

 議会選は小選挙区制で全577選挙区。前進は全選挙区で候補を擁立する構えで仏メディアによると11日にはこのうち約450人を明らかにする見通し。1月以降の候補募集には約1万5000人が応募し、内部で審査してきた。候補届け出が締め切られる19日まで追加の選定を続ける。

 前進は候補の半数を政治経験のない新人とし、残りは大統領選でマクロン氏を支持した中道政党など他党からの合流者を充てる方針。このため保守系の共和党、左派の社会党からのくら替えがどの程度の規模に上るかが注目される。

 社会党からはバルス前首相が前進の候補として出馬する意向を表明したが、前進は現時点で条件に満たないとした。既存政治と変わらないとの印象を避けるための判断とみられる。

 複数の世論調査では、前進は第1回投票に向けた支持率が24〜26%で首位。共和党など中道右派が22%、極右の国民戦線(FN)が21〜22%。社会党は8〜9%に低迷。議会選は2回投票制で、前進が多数派を形成できるかは不透明だ。

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170512X183.html
候補428人、半数女性=「マクロン党」陣容発表―仏下院選
00:35時事通信

 【パリ時事】マクロン次期フランス大統領が創設した新興中道政党「共和国前進」は11日、6月の下院選(小選挙区制、定数577)に出馬する428人の公認候補を発表した。顔触れの半数は女性とし、女性重視の姿勢をアピール。議員ゼロの状態から出発した同党は、下院選で過半数の議席を獲得して安定政権の基盤を築けるか、正念場を迎える。

 共和国前進のフェラン幹事長は11日の記者会見で、候補者の公募では「約1万9000人の応募があった」と明らかにした。428人のうち約半数は民間人から起用し、既存政治から脱却する意思を鮮明にした。現段階では、現職議員の出馬は左派最大勢力・社会党からくら替えする24人にとどまった。

 マクロン氏は原則として全選挙区に候補を立てる方針を示している。残る選挙区についてはさらに調整を続け、来週中に発表する。

 フェラン幹事長は、共和国前進から出馬する意向を示している社会党のバルス前首相に関し「基準を満たしていない」ため公認を見送ったと説明。ただ「出馬は妨げない」とも語り、対立候補を立てない考えを示した。右派最大勢力・共和党からも、ルメール元農相らが共和国前進に合流したい意向だ。

2015チバQ:2017/05/12(金) 19:36:30
http://www.afpbb.com/articles/-/3127943
マクロン氏政党、仏下院選候補の顔触れ発表 半数が未経験や女性
2017年05月12日 07:02 
【5月12日 AFP】エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)次期仏大統領(39)の政党「共和国前進(LREM)」は11日、来月行われる下院選の候補者577人のうち428人の人選を発表した。政治経験のない候補と女性候補がそれぞれ全体の半数を占める。

 共和国前進はわずか1年1か月前に創設された同氏の政治運動「前進(En Marche)」を改称した政党。親欧州・中道派のマクロン氏は大統領選挙で、「革命」によって古くさい仏政界に新たな顔触れを加え、旧来の二大政党の間を権力が行き来する流れを終わらせると公約。8日に行われた決選投票で勝利した。

 社会党(PS)所属だったマニュエル・バルス(Manuel Valls)前首相は9日、共和国前進の公認を受けたい意向を示していたが、同党の公認は得られなかった。ただ同党は、バルス氏のパリ(Paris)南部の選挙区には対立候補を擁立しないと表明している。バルス氏とマクロン氏は2014〜16年の政府で共に閣僚を務めたが、大統領選では袂を分かっていた。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT

2016チバQ:2017/05/12(金) 23:17:18
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170513k0000m030123000c.html
<マクロン氏勝利>仏中流階級が変化を拒否…トッド氏分析
21:49毎日新聞

<マクロン氏勝利>仏中流階級が変化を拒否…トッド氏分析
インタビューに応じるエマニュエル・トッド氏=賀有勇撮影
(毎日新聞)
 7日に行われたフランス大統領選は、開かれたフランスを訴えた中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が、「自国第一」や欧州連合(EU)離脱を問う国民投票の実施を掲げた極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏(48)を破った。仏国民は何を選択したのか、フランスはマクロン氏の主導でどこに向かうのか、フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏に聞いた。【聞き手・パリ賀有勇】

 英国のEU離脱(ブレグジット)決定や米国のトランプ大統領の誕生は、国家主義、保護主義的な変化といえる。一方、フランスはどうだったか。改革を訴えるマクロン氏だがEUとの向き合い方などをみればオランド政権の継続だ。有権者は(EUを主導する)ドイツへの追従を否定しなかった。仏国民は変化を拒否したのだ。

 変化を望まない階層は誰なのか。人口統計学的にみると、EUを発足させたマーストリヒト条約が調印されてた1992年から、フランス人口の年齢の中央値は6歳(34歳から40歳に)上昇し、高齢化が進んでいる。また高度な教育を受けた割合も約25%へと倍増し、学歴の階層化も進んでいる。

 変化を拒否し、マクロン氏を押し上げたのはこうした中流階級の中高年や高齢者であり、高学歴の国民だ。エスタブリッシュメント(支配層)は、単一通貨ユーロからの離脱が通貨暴落を招き、年金受給などに影響すると説く。ユーロとともに安定した暮らしを送ってきた人々は(変化に)不安を感じている。

 ルペン氏を支持した中心は、低所得の労働者階級の若者であり、それ以外の階層ではFNの支持者はマイノリティー(少数派)であることが証明された選挙だった。

 社会党のオランド政権の不人気を背景に、ルペン氏は第1回投票で35%を得票してもおかしくないと指摘されてたが、得票率は前回大統領選より約3ポイント高い21.3%にとどまった。過去最多得票だったとはいえ、FNにとっては惨敗といえる。

 決選投票では、「反ルペン票」がマクロン氏に投じられたが、ルペン氏にも「反マクロン票」が投じられたことを忘れてはならない。EUからの離脱も辞さない姿勢で過激と判断される極右や急進左派の支持者からすれば、労働者を守らずに自由貿易を唱えるマクロン氏も「過激」なのだ。

 一方、大統領選で、急進左派で左翼党のメランション元共同党首が躍進したことは特筆すべきことだ。労働者層も教育水準の高い左派層も、変化を求めて彼の下に集ったのはフランスの左派にとっては良いことだ。わたしも1票を託した1人だ。

 今後、マクロン氏は大統領として、ブレグジットという難題に直面する。独仏関係に注目が集まりがちだが、英仏の経済的なつながりは軽視できない。マクロン氏はドイツと英国との間で難しい立ち位置に立たされるだろう。

 また、国内では、高い失業率を改善させるのは容易ではなく、若者が将来の展望を描けない状況は今後も続く。格差への不満が暴力として表れ、イスラム過激思想と結びつけばテロにもつながりかねない。

 これまでのところ体制順応主義者として振る舞ってきたマクロン氏が、大統領としてオリジナリティーを見せられるのかどうか試されるだろう。

 1951年生まれ。各地の家族システムの違いや人口動態を分析することで、ソ連崩壊や米国の弱体化などを予見した。近著に「問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論」(文春新書)がある。

2017チバQ:2017/05/12(金) 23:18:20
http://www.sankei.com/world/news/170511/wor1705110058-n1.html
2017.5.11 23:17

マクロン新党、下院選候補発表へ 2大政党の「脱出組」焦点
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン次期大統領の支持母体「共和国前進」は11日、6月11〜18日の国民議会(下院)選挙に向け、公認候補を発表する。マクロン氏にとっては安定した政権基盤を築けるか否かの試金石。大統領選で敗北した保革2大政党からの“脱出組”も吸収し、議席の過半数を目指す構えだ。

 議会選は小選挙区制で全577選挙区。前進は全選挙区で候補を擁立する構えで仏メディアによると11日にはこのうち約450人を明らかにする見通し。1月以降の候補募集には約1万5000人が応募し、内部で審査してきた。候補届け出が締め切られる19日まで追加の選定を続ける。

 前進は候補の半数を政治経験のない新人とし、残りは大統領選でマクロン氏を支持した中道政党など他党からの合流者を充てる方針。このため保守系の共和党、左派の社会党からのくら替えがどの程度の規模に上るかが注目される。

 社会党からはバルス前首相が前進の候補として出馬する意向を表明したが、前進は現時点で条件に満たないとした。既存政治と変わらないとの印象を避けるための判断とみられる。

 複数の世論調査では、前進は第1回投票に向けた支持率が24〜26%で首位。共和党など中道右派が22%、極右の国民戦線(FN)が21〜22%。社会党は8〜9%に低迷。議会選は2回投票制で、前進が多数派を形成できるかは不透明だ。

2018チバQ:2017/05/12(金) 23:22:13
http://www.sankei.com/world/news/170509/wor1705090002-n1.html
2017.5.9 05:00
【仏最年少大統領マクロンの挑戦(上)】
「若者はもっと働こう」 何でも国頼み、変わるか
(1/3ページ)
7日、フランスの新大統領に選出され、パリの集会で支持者の歓声に応えるマクロン氏(ロイター)
7日、フランスの新大統領に選出され、パリの集会で支持者の歓声に応えるマクロン氏(ロイター)

 7日夜、フランス文化の象徴、パリのルーブル美術館前の広場は赤、白、青の三色旗で埋まった。

 マクロン氏は39歳。フランス史上、最も若い大統領の誕生だ。広場に集まった人たちは、「仕事は山ほどある。明日から始める」という訴えに喝采を送った。

 「欧州を極右から守りたかった。今回生まれて初めての投票でマクロン氏に入れた」と話す女子大学生のアンナ・スネレールさん(18)は上気していた。「英国人の母も喜んでいる。『ポピュリズム(大衆迎合主義)に流されて、欧州連合(EU)離脱を決めた英国のようになってはダメ』と言っていたから」。

 「左でも、右でもない」と中道結集を訴えたマクロン氏。政界の大物からも多くの支持を得た。共産党出身ながら、「マクロン支持」を早々に表明したロベール・ユー元全国書記もその一人。「昨年10月に彼と出会い、政党政治を覆そうとする勇気に惚れた。政党に頼らず、草の根の支持を広げ、大統領選に勝った男は戦後始めて。彼は新時代の象徴、フランスのケネディ(米元大統領)だ」と政界の新星に期待を寄せる。

 「極右政権の阻止」という期待に応えたマクロン氏。ただ、「若くて政党に縛られていない、というだけで、フランスを経済苦から救えるのだろうか」(国鉄職員の女性、60歳)という声もある。ルペン氏が大統領職に近づいた原因を取り除かない限り、フランスから極右の脅威が去ったとは言えない。5年間の任期で目に見える経済改革ができなければ、再び有権者に怒りが広がるだろう。



 10%超の高失業と経済低迷が続く「フランス病」。これが、ポピュリズム(大衆迎合主義)の温床だ。

 パリの観光地を歩くだけでその一端は見える。日本人観光客なら、名所のあちこちにゴミやたばこの吸い殻が散乱していることに気づくだろう。

 今年3月、仏国営テレビは「なぜわが国の首都はこんなに汚いのか」と問いかけた。国際的な旅行サイトがまとめた「きれいな都市」ランキングで、世界の40大都市中、首位は東京でパリは24位。「どうせ当局が掃除するから」と、無頓着な市民の姿を伝えた。

 何でも国や当局頼みという体質が社会を覆う。選挙戦でルペン氏は、東欧への移転が決まった米家電大手の工場を訪れ、「私なら工場を救う」と訴えた。300人以下の工場救済に、政府が介入する国柄だ。

 短いながら経済相を務めたマクロン氏は、フランスの病根を知っている。彼のアプローチは、規制緩和や法人減税で、民間企業をテコ入れし、競争力を強化することだ。「若者はもっと働き、50歳を過ぎたら週30〜32時間にすればよい」。民活で失業率を7%まで下げると公約した。

 フランスは戦後、国家主導の巨額投資で超音速機コンコルド、原子力発電所、高速鉄道TGVなど先端技術を生み出した。民間産業の育成は遅れ、「親方三色旗」体質が濃厚。ドイツが1990年代後半の改革で、競争力を復活させたのとは対照的だ。世界経済フォーラムの「競争力ランキング」でドイツは5位、フランスは21位。ドイツとの経済格差は開く一方だ。

 マクロン氏は今回の勝利のために、社会党の有力政治家の力を借りた。労働者層が極右に流れないよう、社会保障への配慮を繰り返した。マクロン氏を支持したパトリシア・シリンジェール上院議員(社会党)は「改革は重要だが、競争力のために社会保障を犠牲にすべきではない」とクギを刺す。

 そうなると、マクロン氏の出発点は、仕組みを大きく変えずに、フランス人のやる気を起こさせることになる。同様の公約はサルコジ、オランド両政権の発足時にも見られた。

 フランス国立社会科学高等研究院のセバスチャン・ルシュバリエ教授は「マクロン氏がこれまで示した規制改革は『商店の日曜開業時間を伸ばす』など小ぶりなものだ。中途半端な規制緩和は消費者マインドを冷え込ませ、投資も進まない」と警告する。

 バランスを壊さずに、新風を巻き起こせるのか。次期大統領は早々に、「マクロノミクス(マクロン経済)」を打ち出す必要に迫られている。



 英国がEUからの離脱方針を決め、米国ではトランプ政権が誕生するなど世界が大きく動く中、国力低迷にあえぐフランスの新しい経済・外交政策、また、EUでの強力な「独仏両輪」復活を期待するドイツの対応を展望する。(パリ 三井美奈)

2019チバQ:2017/05/12(金) 23:22:50
http://www.sankei.com/world/news/170511/wor1705110009-n1.html
2017.5.11 07:18
【仏最年少大統領マクロンの挑戦(中)】
外交初心者いきなり本番、EUてこに国内課題へ対処
 フランス大統領選に圧勝した翌8日、エマニュエル・マクロン次期大統領は初公務に臨んだ。パリの凱旋門で行われた、第二次大戦の欧州での戦勝記念式典。オランド大統領に肩をたたかれ、激励されても表情は硬いまま。フランス軍最高司令官に就任する緊張感にあふれていた。

 仏本土外で活動する仏軍は約1万7000人。先月末には強襲揚陸艦「ミストラル」が太平洋で日米英3カ国の軍事演習に加わるため、佐世保港に入った。中国の海洋進出を念頭にした演習だ。

 アフリカ大陸ではマリなどで約4000人が対テロ作戦に従事。中東ではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)への空爆に参加する。3月にはエストニアに派兵。ロシアを警戒する北大西洋条約機構(NATO)の東欧展開の一環だ。

 こうした海外展開は現在の国力では背伸びではないか-。マクロン氏は大統領選前に刊行した自著で、「現実を踏まえる必要がある。状況は大きく変わっているのに、われわれは昔と同じように国際関係を語っている」と喝破した。

 仏軍の死者は過去4年で20人以上。これに国内のテロ警戒という重責が加わる。凱旋門に近いシャンゼリゼ通りでは約3週間前、警官が銃で殺害された。

 戦後、フランスを欧州屈指の外交・軍事大国にしたのは、ドゴール元大統領。東西冷戦中、米国に先駆けて毛沢東の中国と関係を構築し、ソ連ともパイプを作った。その後も、米国と一線を画す「ドゴール主義」は仏外交の金科玉条となり、シラク時代にはロシア、ドイツとともに米主導のイラク戦争に反対した。

 マクロン氏の世界観は、先達と大きく異なる。

 自著には「フランス一国だけで、どうやって中国に対して市場を守れるのか」「われわれの力だけで移民流入を止められない」といった発言が並ぶ。弱点克服の手段は、メルケル政権のドイツと足並みをそろえ、欧州連合(EU)全体で世界の課題に対処することだ。マクロン氏は今年、ドイツを2度訪問している。ロシアへの警戒心の強さはオランド氏より遙かにメルケル首相に近い。

 パリ政治学院のザキ・ライディ教授は、「マクロン新大統領には外交より、国内の経済復興が最優先だろう。仏独の格差がこれだけ大きいと、EUでの主導権は回復できない」と言う。マクロン外交は当面テロ対策、次にIS掃討という国内の治安を強く意識したものになりそうだ。

 注目の対米関係では、ライバルだった国民戦線のルペン氏に好意を示したトランプ米大統領について、「仏米は第二次大戦以来、同じ陣営に属した」(決選投票前の候補者討論会)と述べ、さらりと受け流した。IS空爆などテロ掃討で「情報協力の重要性を訴える」と実務協力を進める考えだ。

 英国がEUから離脱すれば、フランスはEUで唯一の核保有国、唯一の国連安全保障理事会の常任理事国となる。それは切り札である一方で、大きな重荷。英国の動きをしばらく見守ることになりそうだ。

 マクロン氏の本格的な外交デビューは5月26日にイタリア・シチリア島で開かれる主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)。安倍晋三首相らと初対面する。目下のカギは「欧州再結束」である。(パリ 三井美奈)

2020チバQ:2017/05/12(金) 23:23:44
http://www.sankei.com/world/news/170512/wor1705120009-n1.html
2017.5.12 05:00
【仏最年少大統領マクロンの挑戦(下)】
仏経済の再生、望む独 「EUの安定に強い両輪が必要」
 「親欧州連合(EU)を掲げた勇敢な戦いだった」

 フランスのマクロン次期大統領が選ばれた翌8日、ベルリンでメルケル独首相が若き指導者をたたえた。折しも欧州の第二次世界大戦終結の記念日。欧州統合の先人、アデナウアー元西独首相とドゴール元仏大統領の名を挙げ、こうも語った。

 「独仏の運命は結びつき、EUを導く挑戦は共通だ。マクロン氏は仏国民と全欧州の希望を背負う」

 独側が望むのはマクロン氏が改革により経済を活性化させ、フランスをEUけん引役として再生させることだ。独仏の経済格差がEUの“ドイツ1強”を突出させ、ドイツは反EU感情の矢面に立たされてきた。

 EUでは近年、力を増したドイツが債務危機や難民・移民流入の対応を主導。だが、財政緊縮や難民への寛容策が反発を招き、大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力はその不満を吸収して伸長した。仏大統領選候補の極右、ルペン氏も「ドイツたたき」を繰り返した。

 フィッシャー元独外相は「過去数年、ドイツだけで(EUを)安定させられず、弱いフランスがもたらす危険が示された。強い独仏両輪が必要だ」と指摘する。

 マクロン氏は6月の国民議会(下院)選で改革実行に必要な安定政権を築けるのか。国民が分断する中で改革を押し通せるのか。ドイツ側の不安はつきない。公約の改革内容にも「弱腰だ」(独紙フランクフルター・アルゲマイネ)との懐疑的な視線が向けられる。

 さらに独側が警戒するのは、マクロン氏が提案するユーロ圏の統合深化。債務国の負担軽減のため、「共通予算を設けろ」という主張だ。ドイツは各国の財政規律が保証されないままでは、「過剰な負担を強いられる」と不安を抱く。

 フランスの財政赤字はなおEUの規則に抵触する状態だ。「柔軟性や連帯を示すよりも、まずルールを守ることが先決。モラルハザードを起こす」。欧州外交評議会ベルリン事務長のヨゼフ・ヤニング氏はドイツの立場を解説した。

 国内の改革が先か、ユーロ圏の連帯が先か-「順番」をめぐる仏独の綱引きはすでに始まっている。

 「ドイツはユーロ圏内の不均衡で利益を得ている」。マクロン氏は大統領選前、過去最大のドイツの貿易黒字に矛先を向け、是正を求めた。公共投資で内需を拡大し、ユーロ圏の連帯を重視して他国の成長に還元すべきだとの主張だ。

 一方、メルケル氏は「結果が必要なのはフランス。私たちが政策を変える理由はない」とつっぱねた。まずは各国が改革努力を進めるべきという立場だ。9月の連邦議会(下院)選を前に世論への配慮もある。

 ただ、「マクロン氏が失敗すれば、5年後はルペン氏が仏大統領になり、EUは破滅する」(ガブリエル独外相)との危機感から、柔軟にフランスを支えるべきだとの声も上がる。「ドイツは9月の選挙後、歩み寄りが必要になる」とフィッシャー氏は推測する。

 EUの将来がかかった仏大統領選でフランス国民は踏みとどまった。EU再生へ次はドイツが答えを迫られる番となる。(ベルリン 宮下日出男)

2021チバQ:2017/05/13(土) 10:51:38
7413 チバQ 2017/05/12(金) 11:18:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705110058.html
マクロン新党、下院選候補発表へ 2大政党の「脱出組」焦点
05月11日 23:29産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン次期大統領の支持母体「共和国前進」は11日、6月11〜18日の国民議会(下院)選挙に向け、公認候補を発表する。マクロン氏にとっては安定した政権基盤を築けるか否かの試金石。大統領選で敗北した保革2大政党からの“脱出組”も吸収し、議席の過半数を目指す構えだ。

 議会選は小選挙区制で全577選挙区。前進は全選挙区で候補を擁立する構えで仏メディアによると11日にはこのうち約450人を明らかにする見通し。1月以降の候補募集には約1万5000人が応募し、内部で審査してきた。候補届け出が締め切られる19日まで追加の選定を続ける。

 前進は候補の半数を政治経験のない新人とし、残りは大統領選でマクロン氏を支持した中道政党など他党からの合流者を充てる方針。このため保守系の共和党、左派の社会党からのくら替えがどの程度の規模に上るかが注目される。

 社会党からはバルス前首相が前進の候補として出馬する意向を表明したが、前進は現時点で条件に満たないとした。既存政治と変わらないとの印象を避けるための判断とみられる。

 複数の世論調査では、前進は第1回投票に向けた支持率が24〜26%で首位。共和党など中道右派が22%、極右の国民戦線(FN)が21〜22%。社会党は8〜9%に低迷。議会選は2回投票制で、前進が多数派を形成できるかは不透明だ。

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170512X183.html
候補428人、半数女性=「マクロン党」陣容発表―仏下院選
00:35時事通信

 【パリ時事】マクロン次期フランス大統領が創設した新興中道政党「共和国前進」は11日、6月の下院選(小選挙区制、定数577)に出馬する428人の公認候補を発表した。顔触れの半数は女性とし、女性重視の姿勢をアピール。議員ゼロの状態から出発した同党は、下院選で過半数の議席を獲得して安定政権の基盤を築けるか、正念場を迎える。

 共和国前進のフェラン幹事長は11日の記者会見で、候補者の公募では「約1万9000人の応募があった」と明らかにした。428人のうち約半数は民間人から起用し、既存政治から脱却する意思を鮮明にした。現段階では、現職議員の出馬は左派最大勢力・社会党からくら替えする24人にとどまった。

 マクロン氏は原則として全選挙区に候補を立てる方針を示している。残る選挙区についてはさらに調整を続け、来週中に発表する。

 フェラン幹事長は、共和国前進から出馬する意向を示している社会党のバルス前首相に関し「基準を満たしていない」ため公認を見送ったと説明。ただ「出馬は妨げない」とも語り、対立候補を立てない考えを示した。右派最大勢力・共和党からも、ルメール元農相らが共和国前進に合流したい意向だ。

2022とはずがたり:2017/05/14(日) 22:57:42

もう1人の極右ルペン「政界引退」は本当か?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/1-39.php
2017年5月12日(金)22時11分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

ジャンマリ・ルペンの孫でマリーヌ・ルペンの姪、マリオン・マレシャルルペン(27) Jean-Paul Pelissier-REUTERS
<国民戦線のマリーヌ・ルペン候補が大統領選に敗れた2日後、もう1人のルペンが政治活動休止を公表した>

フランスの極右政党・国民戦線は今週、2つの大きな痛手を負った。

まず5月7日、大統領選の決選投票でマリーヌ・ルペン候補(48)がエマニュエル・マクロン前経済相に敗れた。2日後の9日、同党の国民議会(下院)議員であるマリオン・マレシャルルペン(27)が政治活動休止を公表した。

ル・パリジャン紙によれば、マレシャルルペンは「生活を変える」ために「個人的な選択」をしたのだとか。シングルマザーであり、幼い娘と過ごす時間を増やしたいし、民間企業での経験も積んでみたい――。

マレシャルルペンは2012年、22歳で当選し、最年少の下院議員となった。まだ1期目だが、6月の下院選には出馬しないことになる。そんな一年生議員の"引退"が、なぜ2つ目の大きな痛手なのか。

マリオン・マレシャルルペンは、国民戦線の創設者であるジャンマリ・ルペン(88)の孫であり、マリーヌ・ルペンの姪。党内では将来を担う逸材、マリーヌに代わる次の大統領候補と期待されていたからだ。

報道によれば、ジャンマリ自身も大統領選前、孫のマリオンが候補者ならよかったと発言しており、娘マリーヌの敗北について「恥ずべき失敗」とまで述べている。

とはいえ、マリーヌは今回、約1064万もの票を得ており、2002年にジャンマリが大統領選で得た約552万票から倍増させている(いずれも決選投票の得票数)。敗れたとはいえ、極右政党としては歴史的な躍進だ。

それもこれも、マリーヌが父親を党から追放し、人種差別的な言動を控えるなど「穏健化」路線を進めてきたことが奏功したとされる。

その路線に反発してきたのがマリオンだ。不法移民の子供に学校給食を提供させない、ハラールフード(イスラム教の戒律にのっとって処理された食品)は違法にする、合法移民の数を年間1万人まで減らす......など、反移民の過激な主張を繰り返してきた。2人とも不仲は否定しているが、党内抗争はあったとみられている。

ある意味で、3代目のルペンであるマリアンこそが、ジャンマリの真の後継者だ。実際、地盤であるフランス南部を中心に、旧来の国民戦線支持者の間では非常に人気が高い。

そんな人材を失って、支持者たちはさぞ落胆していることだろう。

だが、むしろ最適なタイミングでの賢明な行動だとの見方を、フランスの英語ニュース放送フランス24は伝えている。フランス国際関係戦略研究所(IRIS)のジャンイブ・カミュの見立てによれば、マリアンは党の実権を握るにはいったん下野する必要があることを理解しており、政界を引退するとは言っていない。また、もし下院選で国民戦線が大敗しても、マリアンは責任を免れ、無傷のままでいられるというわけだ。

党首マリーヌが大統領選での敗北からどれだけ党勢を取り戻せるかはわからない。ただ、ジャンマリはル・パリジャン紙の取材に、人気の高いマリアン不在が痛手となり、下院選では期待ほど議席を積み上げられないだろうと答えている。

果たして、国民戦線は失速するのか。そして、マリオン・マレシャルルペンはいずれ政界復帰するのか。下院選は6月の11日と18日に行われる。

2023チバQ:2017/05/15(月) 12:38:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170515X514.html
首相与党、最大州議選で勝利=メルケル氏、4選へ弾み―独
05:54時事通信

 【ベルリン時事】14日投票のドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選挙で、独メディアが報じた各党の得票率予測によると、メルケル首相率いる保守系のキリスト教民主同盟が約33%を得て第1党となり勝利した。

 最大の人口を抱える同州の議会選は9月の総選挙に向けた前哨戦と位置付けられており、メルケル氏にとって首相4選へ大きな弾みとなった。

 DPA通信によれば、民主同盟幹部は「不安定な時代に信頼感あふれるメルケル氏の仕事ぶりが評価された」と強調。「われわれは強い追い風を得て、自信を持って総選挙へと進んでいく」と議会選の結果を歓迎した。 

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017051400356&g=int
メルケル首相4選へ前哨戦=人口最大州で議会選-独


ドイツ西部ハルテルンアムゼーで選挙集会に参加したメルケル首相=10日(AFP=時事)
 【ベルリン時事】ドイツ最大の州人口を抱える西部ノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州で14日、州議会選挙の投票が行われた。9月の総選挙の前哨戦と位置付けられ、メルケル首相率いる保守系のキリスト教民主同盟が勝てば、同首相の4選に大きな弾みがつく。
 メルケル首相はドイツに殺到した難民問題やテロ続発に苦慮してきたが、対応が一段落。今年行われた二つの州議選で民主同盟が連勝し、息を吹き返した。世論調査によれば、NRW州でも民主同盟の支持率が上昇し、ライバルの中道左派・社会民主党と接戦を演じている。
 NRW州は社民党の地盤で、同党が現在、州議会の第1党。総選挙でメルケル氏の対抗馬となる社民党党首のシュルツ前欧州連合(EU)欧州議会議長の地元でもあり、シュルツ氏は「14日は勝利の日となる」と訴え、民主同盟の勢いを食い止める決意を明確にしてきた。
 シュルツ氏にとっては、この州議選が正念場。1月に首相候補に選ばれたことを受け急上昇した党の支持率が下降線をたどり始めており、地元メディアはそろって「シュルツ効果が終わるか」と今回の選挙を注視する。(2017/05/14-15:36)

2024チバQ:2017/05/15(月) 14:26:50
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170515k0000e030191000c.html
<ドイツ>州議会選でメルケル首相の政党が第1党
10:13毎日新聞

<ドイツ>州議会選でメルケル首相の政党が第1党
ドイツのメルケル首相=AP
(毎日新聞)
 【ベルリン中西啓介】ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選が14日投開票された。独メディアはメルケル首相の政党キリスト教民主同盟(CDU)がクラフト州首相率いる社会民主党を破り第1党になったと伝えた。

 今回は連邦議会総選挙(9月)の最後の前哨戦。長年、社民党が支持基盤にする州での勝利は、首相4期目を目指すメルケル氏にとって大きな後押しになりそうだ。

 同州は人口最多州で、州都デュッセルドルフには日本企業が進出するなど欧州経済の拠点地域。2010年から州首相を務めるクラフト氏は社民党副党首も兼任し、全国区の知名度を誇っている。

 選挙では州内に活動拠点があるイスラム過激派対策など治安問題が主な争点になった。当初は社民党が優勢と見られていたが、防犯カメラによる監視など治安対策強化を訴えたCDUが終盤に追い上げた。

 CDUは難民危機以降、人道的な難民受け入れ姿勢を貫いてきたメルケル氏への批判から、保守層の支持離れに苦しんだ。だが、今回の選挙を含め今年に入り州議会選で3連勝したことになり、党勢の順調な回復を印象づけた。

2025チバQ:2017/05/15(月) 14:27:13
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK5H1V59K5HUHBI002.html
オーストリア、今秋にも総選挙 世論調査首位は右翼政党
10:10朝日新聞

 オーストリアのケルン首相は14日、今秋にも前倒し総選挙が行われるとの見通しを明らかにした。大連立を組むケルン氏の中道左派・社会民主党と中道右派・国民党の2大政党間の亀裂が理由。世論調査では、移民規制や「オーストリア第一」を訴える右翼・自由党が支持率首位を維持しており、選挙に突入すれば政権の行方は混沌(こんとん)としそうだ。

 ケルン氏は公共放送のインタビューで国民党側で表面化した連立解消の動きを批判し、「間違いなく総選挙になる。この秋を想定している」と語った。

 議会解散には国民議会(下院)の過半数の賛成が必要で、社民、国民両党が賛成すれば成立する。総選挙は比例代表制で、現状ではどの党も単独過半数は困難な見通し。2大政党が再度大連立で合意できない場合、自由党の政権参加が現実味を帯びる。

 オーストリアでは政治の実権は内閣にあるが、昨年の大統領選では社民、国民党の2大政党の候補がともに第1回投票で惨敗。決選投票で親欧州連合(EU)のリベラル派が当選したものの、自由党候補もあと一歩に迫り、欧州各国の右翼政党を勢いづけた。

2026チバQ:2017/05/15(月) 23:13:35
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705150054.html
マクロン仏大統領が本格始動 首相人事が「刷新」のカギ
21:14産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン新大統領は15日、正式就任を受けて本格的に始動した。政権運営の実務を担う首相を指名する見通しで、その人選はマクロン氏が目指す「政治の刷新」のカギを握るとされる。一方、同日午後には初外遊としてベルリンを訪問。ドイツのメルケル首相と就任後初めて会談し、外交にも乗り出す。

 首相候補には保守系共和党のエドアール・フィリップ下院議員や、マクロン氏の側近の1人で支持母体「共和国前進」のリシャール・フェラン事務局長らの名前が挙がっている。

 マクロン氏は左右両派を超えた勢力を結集し、6月の国民議会(下院)選で多数派を形成することを目指す。共和党から首相を起用すれば、選挙態勢の構築などで、マクロン氏と姿勢が近い同党の一部勢力の協力を得やすくなる。首相指名後、16日には組閣名簿も明らかにされるとみられる。

2027チバQ:2017/05/15(月) 23:55:08
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170515X635.html
首相にフィリップ氏=右派取り込み狙う―仏大統領
22:34時事通信

 【パリ時事】フランスのマクロン大統領(39)は15日、右派・共和党のエドゥアール・フィリップ下院議員(46)を首相に任命すると発表した。

 マクロン氏は左派のオランド政権を離れて独自に大統領選に出馬したため、議会に強固な基盤を持たない。フィリップ氏の起用を通じて右派議員の一部を自陣営に取り込み、権力基盤を固める狙いだ。当初は女性の起用を目指したが、適任者が見当たらず断念した。

 フィリップ氏は、共和党内では中道寄りとされるジュペ元首相と近く、昨年11月の右派・中道大統領予備選でジュペ氏と争い勝利したフィヨン元首相とは距離を置いている。フィリップ氏は6月の下院選を前にマクロン陣営に寝返った形となり、共和党内で反発が出ている。

 マクロン大統領は16日にも新閣僚の顔触れを発表し、17日の初閣議に臨む見通し。

2028チバQ:2017/05/16(火) 18:41:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170515-00000155-jij-eurp
ルペン氏が党首復帰=仏極右
時事通信 5/15(月) 21:29配信

 【パリ時事】フランス極右政党・国民戦線(FN)は15日、大統領選に出馬したマリーヌ・ルペン氏が党首に復帰したと発表した。

2029チバQ:2017/05/16(火) 19:42:02
http://www.sankei.com/world/news/170516/wor1705160002-n1.html
2017.5.16 01:09

仏首相に保守系フィリップ氏指名 マクロン大統領、右派の取り込み狙う
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン新大統領は15日、政権運営の実務を担う首相に保守系共和党のエドアール・フィリップ国民議会(下院)議員(46)を指名した。新首相は16日に組閣名簿を公表する見通し。共和党からの首相起用で「政治刷新」に向けた幅広い勢力の結集のため、右派議員を取り込むことが狙いだ。

 フィリップ氏は2012年から下院議員で北部ルアーブルの市長も務める。かつては左派の社会党を支持していたが、右派に転向。共和党では穏健派に属し、大統領選候補を決める昨年秋の予備選でフィヨン元首相に敗れたジュペ元首相のキャンペーンで報道担当を担った。

 マクロン氏の新党「共和国前進」は6月の下院選に向け第1次公認候補を発表したが、現職下院議員は社会党からの24人のみ。共和党など中道右派ではマクロン氏に協力的なメンバーも、新政権が“左派寄り”となることを警戒し、合流に躊躇している。マクロン氏は首相人選をテコに中道右派からの合流を促して追加公認し、左右のバランスをとりたい考えだ。

 マクロン氏の周辺は首相の人選について「よい動きだ。右派を崩すことになる」と評価。これに対し、独自に単独過半数を目指す共和党のアコワイエ幹事長は前進との協力を否定するとともに、マクロン氏の動きを警戒している。

 一方、マクロン氏は15日、初外遊としてベルリンを訪問。メルケル独首相と就任後初めて会談した。

2030チバQ:2017/05/16(火) 22:29:41
https://mainichi.jp/articles/20170517/k00/00m/030/089000c
オーストリア
10月に総選挙へ 連立政権決裂で前倒し

毎日新聞2017年5月16日 21時03分(最終更新 5月16日 21時03分)
【ウィーン三木幸治】オーストリアのケルン首相は16日の国会演説で、来年秋に予定していた総選挙を今秋に前倒しして実施する意向を示した。オーストリアのメディアは与野党が10月8日か15日の日程で協議中と報じており、10月中に総選挙が実施される見通し。

 ケルン氏が所属する中道左派・社会民主党と中道右派・国民党が連立政権を組んでいたが、両党の関係が決裂した。

 国民党では今月14日、30歳と若く、国民の人気が高いクルツ外相が党首に就任。クルツ氏は「新しい政治が必要」として総選挙の前倒しを要求していた。ケルン氏は国会演説で「国民党には政権を継続する気がない」と非難しながらも、総選挙の前倒しを「受け入れる」と述べた。

 欧州では3月にオランダ総選挙、今月は仏大統領選があり、極右政党の得票が注目された。だがオランダで極右は第2党にとどまり、仏では決選投票で極右候補が敗れるなど勢いは鈍っている。オーストリアでも与党の支持率が盛り返していることもあり、ケルン氏らは前倒しで総選挙を実施したほうが政権安定に有利と判断したとみられる。

2031チバQ:2017/05/16(火) 22:34:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170515-00000006-jij_afp-int
オーストリア、今秋に前倒し総選挙へ 極右躍進も
AFP=時事 5/15(月) 9:40配信

オーストリア、今秋に前倒し総選挙へ 極右躍進も
オーストリアの中道右派・国民党の新党首に選ばれ、記者会見するセバスティアン・クルツ外相(2017年5月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】オーストリアの連立与党である中道右派の国民党は14日、セバスティアン・クルツ(Sebastian Kurz)外相(30)を新党首に選んだ。クルツ氏は今年秋に解散総選挙に打って出る意向を示した。世論調査で高い支持率を誇る極右の自由党が躍進する可能性もある。

【写真3枚】記者会見するクルツ氏

 オーストリアではクリスティアン・ケルン(Christian Kern)首相率いる中道左派の社会民主党と国民党が大連立を組み、2018年末まで政権を担うことになっていた。しかし、両党は景気てこ入れに向けた改革策で数か月にわたって折り合えず、国民党のラインホルト・ミッテルレーナー(Reinhold Mitterlehner)党首(副首相)は10日、党首を辞任していた。

 クルツ氏は全会一致で新党首に指名された後、連立政権をいったん解消する考えを表明。15日にケルン首相および大統領と会い、「夏の後に」前倒し総選挙を実施するべく議会に合同で動議を提出すると明らかにした。

 世論調査では極右ポピュリスト政党の自由党に勢いがあり、社会民主党や国民党と連立を組むシナリオが想定されるほか、連立を主導する可能性もある。昨年の大統領選の決選投票では、自由党のノルベルト・ホーファー(Norbert Hofer)氏が敗れはしたものの接戦を演じた。

 欧州では今年、オランダ、フランスに続いて6月に英国、9月にドイツで選挙が予定されている。オーストリアでも前倒し総選挙となれば、緊迫した展開が予想される選挙がさらに増えることになる。【翻訳編集】 AFPBB News

2032チバQ:2017/05/17(水) 11:44:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170516-00000080-san-eurp
一帯一路 欧州は「東西」で温度差 分断を警戒
産経新聞 5/16(火) 7:55配信
 【ベルリン=宮下日出男】欧州では中国の経済圏構想「一帯一路」への警戒が強まっている。経済効果に期待するものの、公正な競争確保に対する中国への不信は拭えず、中国が投資先国への政治的影響力を高め、対中政策をめぐる欧州の協調が乱されることを懸念するためだ。

 先進7カ国(G7)メンバーの欧州諸国でフォーラムに首脳が参加したのはイタリアのみ。英仏独は見送った。いずれも国内の重要選挙の時期と重なったためだが、ある外交筋は「習近平国家主席と一帯一路を称賛することが(会議開催の)狙いだ」と懐疑的な見方も示す。

 欧州では、中国各地からの直通貨物列車の鉄道網整備などが着々と進み、欧州連合(EU)も域内で独自に進める投資計画との相乗効果が見込めると中国側と協調を図ってきた。トランプ米政権の保護主義への対抗のためにも中国との連携は重要との見方もある。

 ただ実際には、中国による鉄鋼の過剰供給や市場アクセス制限への不満も強まっている。一帯一路は「北京の考えに沿ったグローバル化の試み」(南ドイツ新聞)で、会議に出席したドイツの閣僚も公正な競争が確保されなければ「声明に署名しない」と牽制(けんせい)した。

 さらに一帯一路には、米国に対抗する中国の勢力圏確保という政治的思惑があるとの認識も高まってきた。中国はギリシャのピレウス港の運営権を握り、ハンガリーへの高速鉄道整備も計画。両国は南シナ海問題の仲裁裁定をめぐるEU声明案の内容に強く抵抗し、中国を名指しして裁定受け入れを迫る表現が見送られた経緯がある。

 今回の会議に欧州から首脳が出席したのは両国のほか、ポーランド、チェコのEU加盟国、加盟候補国のセルビアと東欧勢が目立つ。中国は近年、これら東欧16カ国と首脳会議を毎年開き、昨年は巨額の投資基金創設も決めた。このため「会議が示すのは中国をめぐる欧州の東西の亀裂だ」(英メディア)との指摘もある。

2033チバQ:2017/05/18(木) 19:08:50
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK5L0D5PK5KUHBI02L.html
アイルランド・ケニー首相が辞任へ 求心力低下で
03:22朝日新聞

 アイルランドのエンダ・ケニー首相が17日、少数与党・統一アイルランド党首を辞任すると発表した。18日付で党首代行に退き、党は6月2日までに新党首を選出する。新党首が議会で首相指名を受けしだい、首相も辞任する。

 財政危機後の2011年の総選挙で14年ぶりに政権交代を果たした統一アイルランド党は、昨年2月の総選挙(下院定数158)で比較第1党を維持したものの得票率を大きく減らして労働党との連立を解消。ケニー氏は求心力が低下していた。(ロンドン)

2034チバQ:2017/05/18(木) 19:09:21
http://www.asahi.com/articles/ASK5K0QMCK5JUHBI038.html?ref=goonews
マクロン政権、左右両派から重要閣僚 総選挙控えた布陣
パリ=青田秀樹2017年5月17日23時46分
 フランスのマクロン大統領が17日、閣僚を指名して政権を正式に発足させた。オランド前政権で国防相を務めたルドリアン氏を外相に、内相にはコロン・リヨン市長をあてるなど社会党の大物を起用。また中道右派・共和党から経済相と財務相を迎えた。6月の総選挙をにらんで左右両派を取り込む布陣だ。

 閣僚に仕える担当相を除いた18大臣のうち、マクロン氏の新党の事務総長も含めて社会党などの左派からは計5人。また、大統領選で連携した中道政党「民主運動」のバイル氏を法相にあてたほか、同党から国防相、欧州相を選んだ。

 政権安定のため、総選挙で過半数の議席獲得を目指すマクロン氏は、左右両派から閣僚を迎え、既成政党にくさびを打ち込んだ。共和党は、経済相に就いたルメール氏、財務相のダルマナン氏を除名にする考えを示した。社会党からは「左派に裏打ちされた内閣に右派がいる」との皮肉が出た。

 一方、環境、保健、文化などのポストは、環境問題に取り組んで知名度が高いユロ氏や、医療や出版業界などから登用し、政治の刷新をアピールした。男女は9人ずつだ。(パリ=青田秀樹)

2035チバQ:2017/05/18(木) 19:10:53
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170518k0000m030167000c.html
<仏大統領>2大政党から新閣僚 バランス人事
05月17日 23:36毎日新聞

 【パリ賀有勇】フランスのマクロン大統領は17日、新内閣の閣僚名簿を発表した。外相に左派・社会党のルドリアン前国防相(69)、経済相に右派・共和党のルメール元農相(48)を起用した。マクロン氏の中道新党「共和国前進」(REM)は、現在議席を持たない国民議会(下院)の6月の総選挙で過半数獲得を目指している。今回のバランス人事には、主要政党各派の人材を登用して選挙に向け支持基盤の拡大を図る狙いがあるとみられる。

 新内閣は総選挙までの暫定内閣の色合いが濃い。内相にはリヨン市長で社会党のコロン上院議員(69)、司法相には大統領選でマクロン氏を支持した中道政党・民主運動のバイル議長(65)を選んだ。閣僚22人の半数を女性が占めた。首相には共和党からフィリップ下院議員(46)が15日に任命されていた。

 マクロン氏は今月7日の大統領選決選投票で大勝した。だが対抗馬だった極右・国民戦線のルペン党首(48)への反対票にも支えられており、総選挙まで勢いが持続するとは限らないのが実情だ。

 当初、発表は16日の予定だったが、汚職の有無などの調査に時間がかかり、1日延期されていた。

2036チバQ:2017/05/18(木) 19:23:30
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705180011.html
アイルランド首相が辞意 与党党首辞任 6月までに後任決定
08:24産経新聞

 【リガ=岡部伸】英BBC放送などによると、アイルランドのケニー首相は17日、与党の統一アイルランド党の党首を辞任すると発表した。6月2日に新党首が選出される。議会が次期首相を決めるまで党首代行を務め首相を続ける。

 ケニー氏は2002年から同党党首となり、11年から首相を務めている。統一アイルランド党は昨年の総選挙で第1党となったものの、大幅に議席を減らして連立協議が難航。第2党となった共和党と協議の結果、昨年5月に首相の続投が決まったものの、来年の次回選挙では党首を務めない意向を表明していた。

 後任候補にはバラッカー社会保護相やコベニー住宅相らの名前が挙がっている。

2037チバQ:2017/05/18(木) 19:47:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170518-00000032-jij_afp-int
英マクドナルドCM打ち切り、子どもの不幸利用と非難殺到
AFP=時事 5/18(木) 16:01配信

英マクドナルドCM打ち切り、子どもの不幸利用と非難殺到
マクドナルドに向かって歩く親子。仏北部リールにて(2015年2月26日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)の英国法人は17日、英国内で放映されていたフィッシュバーガーのテレビコマーシャルの打ち切りを発表した。父親と死別した少年を描いた内容に、子どもの不幸を利用しているとの非難が殺到していた。

【写真】サンローラン広告、「品位傷つける」モデルのポーズに批判続出

 マクドナルドUK(McDonald's UK)はツイッター(Twitter)の公式アカウントで、「皆様のご意見に耳を傾け、『お父さん』のテレビ広告放映を本日付で中止すると決定した。不快な思いをした全ての皆様に、率直に謝罪する」と投稿した。

 問題のCMは、少年が母親に死別した父親のことを聞くというストーリー。母親の語る父親の姿は、サッカーが得意で、靴もきれいだったなど何から何まで少年とは違っていた。がっかりする少年だったが、マクドナルドの店内でフィッシュバーガーにかぶりつこうとしたときの母親の言葉で表情が変わる。「お父さんもそれが大好物だった」――。

 このCMに対し、英国広告基準局(ASA)には視聴者から約100件の苦情が届いた。ファストフードの宣伝に人の死による悲しみを利用しているという批判や、6月18日の「父の日」が近いことを意識したCMだとの指摘もあった。

 遺児支援団体「グリーフエンカウンター(Grief Encounter)」のシェリー・ギルバート(Shelley Gilbert)代表は、実際に親を亡くした子どもたちがショックを受けたとの報告も複数あったと指摘。「あるブランドが一度の食事で全てを癒やせるとほのめかすもので、無神経だ。ブランドとして『人生の決定的瞬間』を認識していることを示す手段として用いられるべきではない」と批判した。

 問題のCMは今月12日から7週間放映される予定だった。【翻訳編集】 AFPBB News

2038チバQ:2017/05/18(木) 20:50:01
http://www.sankei.com/world/news/170517/wor1705170065-n1.html
2017.5.17 23:26

仏新内閣発表 閣僚22人、左右両派にバランス 6月の国民議会選で支持基盤拡大狙う
【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン大統領は17日、新内閣の閣僚名簿を発表した。フィリップ首相が所属する保守系の共和党や左派の社会党など党派を超えた勢力から起用したバランス重視の陣容。「政治の刷新」を掲げるマクロン氏は6月の国民議会(下院)選で支持基盤拡大を目指す。

 発表された閣僚らは計22人。財政も担う重職の経済相に共和党のルメール元農相を充て、社会党ではオランド政権のルドリアン前国防相を外相、コロン・リヨン市長を内相に起用。大統領選でマクロン氏を支えた中道政党「民主運動」のバイル議長を法相に選んだ。

 仏紙ルモンドによると、各勢力間の配分は社会党4人、民主運動3人、共和党と急進左派系が各2人。政治家以外から11人。男女の内訳は各11人。

 ただ、党派を超えた組閣に波紋も広がる。共和党の選対責任者、バロワン元経済相はフィリップ氏の首相起用に「マクロン氏がやろうとしているのは政界再編でなく破壊だ」と警戒。だが、共和党陣営では議員約30人が新政権との協調を訴える声明も発表した。

 一方、社会党では元大統領選候補のアモン氏が「共和党の首相の政権に左派が協力するとは考えられない」と批判した。

2039チバQ:2017/05/19(金) 16:04:48
http://www.afpbb.com/articles/-/3128594
マクロン仏政権、超党派の新内閣発表
2017年05月18日 06:09 
【5月18日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は17日、新内閣の閣僚名簿を発表した。社会党(PS)や中道派、右派と新人が混在する布陣で、幅広い連立政権をつくるとの計画に沿った形だ。

 指名された閣僚は22人で、シルビー・グラール(Sylvie Goulard)欧州議員を国防相に任命するなど、歴代政権よりも小さく、男女比のバランスがとれた内閣を目指すとした公約を実現する内容となっている。

 外相には、ベテラン政治家である社会党のジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)現国防相が、また経済相には右派のブリュノ・ルメール(Bruno Le Maire)氏が任命された。

 今月の大統領選でマクロン大統領の劇的な勝利に貢献した面々からは、リヨン(Lyon)市市長で社会党のジェラール・コロン(Gerard Collomb)氏が内相に、中道派のフランソワ・バイル(Francois Bayrou)氏が法相にそれぞれ起用された。(c)AFP

2040とはずがたり:2017/05/20(土) 00:02:18
EU、離脱後の英国が規制上の優位得る事態を防ぐべきだ-ドイツ首相
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-05-19/OQ79W26TTDS001
Arne Delfs
2017年5月19日 22:34 JST
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ドイツのメルケル首相は、英国が欧州連合(EU)離脱後に規制を緩和させ経済的な優位性を得る事態を防ぐ必要があると述べた。
  メルケル首相は19日にベルリンで開かれた実業界との会合で、英国はEU離脱直後にも環境や消費者保護など多くの分野でEUの基準から解放されるため、「新たな進路を取る」ことが可能になると指摘。EUは英国でそのような取り組みが行われた場合に影響を相殺する「メカニズムを開発」し、「英国との将来の関係を徹底的に協議する」必要があると論じた。
  首相はEUを脱退する英国に対して「基本的に自由貿易協定を逆交渉することになる」との見方も示した。
原題:Merkel Warns EU of U.K. Seeking Regulatory Edge After Brexit(抜粋)

2041チバQ:2017/05/20(土) 23:24:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170520-00000054-jij-eurp
大統領、安定政権へ正念場=既存政党分裂狙う―仏下院選
時事通信 5/20(土) 15:08配信

 【パリ時事】フランス下院選(定数577、小選挙区制)の候補者届け出が19日、締め切られた。

 マクロン大統領の新党「共和国前進」の候補者は約520人となり、選挙後の「寝返り」が期待できそうな右派・共和党や左派・社会党の議員らが出馬する約50選挙区で擁立を見送った。議会に基盤を持たない共和国前進が過半数の議席を得られるか、正念場を迎える。

 下院選は6月11日に第1回投票を実施。どの候補者も過半数の票を得られなかった場合は、票数の基準を満たした複数候補が18日の決選投票で勝敗を決める。

 共和国前進の選挙戦は、共和党を裏切る形でマクロン陣営に転じたフィリップ首相が率いる。組閣直後の今月18日に発表された世論調査では、大統領を「信頼する」と答えた人が45%と歴代政権より低水準にとどまった。苦戦も予想される中、首相は同日のラジオ番組で「政治を前進させるために議席を与えてほしい」と呼びかけた。

2042チバQ:2017/05/20(土) 23:26:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170520-00000087-mai-eurp
<仏下院選>マクロン氏新党、過半数獲得狙う
毎日新聞 5/20(土) 22:58配信

 【パリ賀有勇】6月のフランス国民議会(下院、定数577)選挙の立候補が19日、締め切られた。議席を持たないマクロン大統領が率いる中道新党「共和国前進」(REM)は候補者の多くを新人にすることで新鮮さをアピールし、過半数獲得を目指す。

 下院選は小選挙区制で、REMの19日の発表によると、擁立した候補者は526人。当初は全577選挙区での擁立を目指していたが、選挙後の協力が見込める他党の候補が出馬した約50選挙区では擁立を見送った。

 大統領選で公認候補が惨敗した第1党の左派・社会党からも多くの議員を迎え入れた。支持基盤のある議員を取り込み、議席獲得につなげたい考えだ。

 一方で、マクロン氏は既成政党との違いを強調してきたことから、著名数学者や弁護士など政治経験のない新人も多数擁立した。

 下院選は6月11日に第1回投票が行われ、過半数獲得者がいなければ、得票率12・5%以上の候補者が18日の決選投票に進む。

 REMは過半数を獲得できない場合、社会党などと連立を組む可能性がある。だが、右派・共和党が過半数を獲得すれば、マクロン氏は共和党から首相を任命せざるを得ない。大統領と首相の党派が異なる「ねじれ」が生じ、政策実現が制約される事態となる。

 大統領選の決選投票でマクロン氏に敗れた極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)も18日、出馬表明。過去最多得票となった大統領選の勢いが下院選につながるか注目される。

 ただ、これまで主張してきた単一通貨ユーロからの離脱の是非について党内で意見対立が生じるなど、懸念材料もある。ルペン氏のめいで、党内で人気があるマリオン・マレシャルルペン下院議員(27)も不出馬と政治活動の休止を表明したが、ルペン氏との政策を巡る対立が背景にあるとみられている。

 調査会社ハリス・インタラクティブの18日付の調査によると、下院選に向けた政党支持率は▽REM32%▽共和党19%▽FN19%--となっている。

2043チバQ:2017/05/20(土) 23:37:34
http://www.asahi.com/articles/ASK5M138JK5LUHBI03K.html
マクロン新党、単独過半数うかがう勢い フランス総選挙
パリ=青田秀樹2017年5月19日20時38分
 フランスの総選挙の立候補届け出が、19日に締め切りを迎えた。既成政党に属さず当選したマクロン大統領は、左派・社会党、右派・共和党の議員らを吸収して国会での基盤固めをはかる。大統領選で敗れた右翼・国民戦線(FN)のルペン党首も自身の立候補を表明。2大政党は陰り、国会の勢力図は大きく変わりそうだ。

 仏国民議会(下院)は定数577。小選挙区制で、過半数を得る候補がいなければ上位での決選になる。

 マクロン氏は、大統領選に向けて立ち上げた新党から約520人を擁立する。左派の現職を20人以上公認したほか、組閣でも、左右両党の大物議員らを外相や内相、経済相などに登用。カスタネール政府報道官は18日、「閣僚は大統領陣営の候補者を支えるのが当然だ」と釘をさした。

 一方、ルペン氏は18日、地盤…

2044とはずがたり:2017/05/22(月) 08:53:25
首相にフィリップ氏=右派取り込み狙う-仏大統領
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017051501269&g=int

フランスの首相に起用されたエドゥアール・フィリップ下院議員=11日、北西部ルアーブル(AFP=時事)
 【パリ時事】フランスのマクロン大統領(39)は15日、右派・共和党のエドゥアール・フィリップ下院議員(46)を首相に任命すると発表した。
 マクロン氏は左派のオランド政権を離れて独自に大統領選に出馬したため、議会に強固な基盤を持たない。フィリップ氏の起用を通じて右派議員の一部を自陣営に取り込み、権力基盤を固める狙いだ。当初は女性の起用を目指したが、適任者が見当たらず断念した。
 フィリップ氏は、共和党内では中道寄りとされるジュペ元首相と近く、昨年11月の右派・中道大統領予備選でジュペ氏と争い勝利したフィヨン元首相とは距離を置いている。フィリップ氏は6月の下院選を前にマクロン陣営に寝返った形となり、共和党内で反発が出ている。
 マクロン大統領は16日にも新閣僚の顔触れを発表し、17日の初閣議に臨む見通し。(2017/05/15-22:36)

2045チバQ:2017/05/22(月) 11:44:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170522-00000010-jij-eurp
最大野党、前党首返り咲き=政権批判強める―スペイン
時事通信 5/22(月) 7:40配信

 【パリ時事】スペイン最大野党の穏健左派・社会労働党は21日、党首に当たる書記長選の投開票を実施した。

 元経済評論家のペドロ・サンチェス前書記長(45)が有力対立候補とされたスサナ・ディアス・アンダルシア自治州政府首相(42)を破って返り咲きを果たした。

 サンチェス氏は中道右派与党・国民党の現ラホイ政権に対し、相次ぐ政権幹部らの汚職を理由に厳しい態度を取ってきた。書記長就任を機に政権批判を強めるとみられ、ラホイ首相が2020年の任期満了を前に議会解散に追い込まれるという観測も出ている。

 社会労働党が発表した暫定開票結果によると、サンチェス氏が50%の票を獲得して首位、ディアス氏の得票は40%だった。AFP通信によると、サンチェス氏は「われわれは政権の汚職と失業にうんざりした多くの国民のため、有効な野党であり続ける」と勝利宣言した。

2046とはずがたり:2017/05/22(月) 20:15:04

ドイツ経済、第1四半期後は勢いが一部鈍化へ=財務省月報
ロイター 2017年5月22日 10時08分 (2017年5月22日 14時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170522/Reuters_newsml_KCN18I01R.html

[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツ財務省は22日に公表した月報で、国内経済の勢いが今後数カ月で一部鈍化するとの見通しを示した。2016年のドイツの経済成長率は1.9%と、5年ぶり高水準を記録。個人消費の急増、政府支出の増加、建設活動の拡大に支えられた。
17年第1・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.6%増で、16年第4・四半期の0.4%増から伸びが加速した。
財務省は「国内外の明るい販売見通し、低金利、割安なエネルギー価格といった好ましいマクロ経済の状況は、経済の改善が年内続くことを示唆している」と指摘。その上で、「第1・四半期に比べて勢いは弱まる」との見方を示した。
企業の設備投資拡大や個人・政府の支出継続を背景に、経済の好転はより幅広い分野で見られ、輸出の好調も経済成長に寄与している。
ただ財務省は今年と来年の成長率見通し(稼働日数調整前)について、それぞれ1.5%と1.6%で据え置いた。

2047チバQ:2017/05/22(月) 23:48:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705220063.html
独、軍の極右浸透に警戒 要人暗殺計画で広がる波紋
23:44産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツで連邦軍への排外主義的な極右思想の浸透に対する警戒が高まっている。難民政策に反発した将校らによる要人暗殺テロ計画の発覚がきっかけだ。当局が極右ネットワークとのつながりなど解明を急ぐ一方、事件は第二次世界大戦当時の「過去」をめぐる議論にも波及している。

 検察当局は今月上旬までに28歳と27歳の軍将校2人を含む3人を逮捕した。ガウク前大統領ら寛容な難民政策を支持した要人の暗殺を計画し、難民の犯行に見せかけることで国内の反難民感情を煽ることを企てていたとされる。

 将校2人は仏東部の独仏軍共同基地に所属。犯行準備のため、28歳の将校はアラビア語ができないにもかかわらず、一昨年末に難民を装い保護を申請した。収容先の独南部の施設との間で“二重生活”となったが、基地に不在の際はもう1人の将校が虚偽の説明をするなどしていた。

 28歳の将校は数年前に人種差別的な論文も執筆。連邦軍兵士が極右思想に染まり、テロを計画していた事実は国内で大きな衝撃を与え、メルケル首相は「調査が十分行われると信じる」と表明。独政府も軍内部の調査に乗り出した。

 DPA通信によると、将校2人は軍用の拳銃や小銃、弾薬を盗んだ連邦軍大学の学生と関係している可能性があるほか、軍諜報機関は兵士約10人も監視。一部は外部の極右グループとつながっているとみる。国防省によると、過去5年で極右思想が疑われる事例は約280件に上るという。

 事件では将校の兵舎にナチ時代の国防軍の記念品が飾られていることも判明。調査の結果、別の軍施設でも計約40点が見つかり、フォンデアライエン国防相は「国防軍は連邦軍の伝統ではない」とし、国防軍関連品の取り扱いなどを厳格化する考えを示した。

 ただ、ナチスの犯罪を追及してきたドイツでも、国防軍をめぐる議論はなお繊細な問題でもある。政府側の対応には支持が上がる一方、元閣僚を含む政治家からは「魔女狩り」「父や祖父への敬意は必要」といった反対論も上がっている。

2049チバQ:2017/05/23(火) 19:09:37
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170523k0000e030167000c.html
<英爆発>コンサート終演後、19人死亡…首相「テロ攻撃」
11:18毎日新聞

<英爆発>コンサート終演後、19人死亡…首相「テロ攻撃」
マンチェスター・アリーナの位置
(毎日新聞)
 ◇観客ら50人けが

 【ロンドン矢野純一】英中部マンチェスター中心部のイベント会場「マンチェスター・アリーナ」で22日午後10時35分(日本時間23日午前6時35分)ごろ、爆弾が爆発した。マンチェスター警察によると、少なくとも19人が死亡、50人が負傷した。会場では米国の有名女性歌手のアリアナ・グランデさんのコンサートが行われていた。メイ首相は「警察が凄惨(せいさん)なテロ攻撃とみなしている事件の全容解明に取り組んでいる」との声明を出した。

 マンチェスター・アリーナはツイッターで「事件はコンサートが終わり、人々が帰ろうとした時にホールの外の公共スペースで起きた」と発表。爆発は会場を出る観客を狙ったとみられ、マンチェスター警察は「現時点ではテロとして捜査している」という。英メディアによると、爆発物には殺傷力を高めるため、クギが仕込まれていたという情報もある。ロイター通信は米当局者の話として、自爆テロの可能性があるとした。犯行声明は出ていない。

 マンチェスター・アリーナの収容人員は2万1000人で、事件当時はほぼ満席。欧州で最大規模の室内イベント会場の一つとされ、目撃者は地元メディアに対し、「会場を出ようとした時に、大きな爆発音がして、衝撃を体で感じた」と話した。パニックに陥った観客が出口に殺到し、転倒するなどしてけがをしたケースもあるとみられる。

 グランデさんは無事だったが、事件後、ツイッターに「(被害者を)心の底から気の毒に思う。言葉が見つからない」と投稿した。

 この事件の影響で、会場近くの鉄道駅が閉鎖された。英メディアによると、メイ首相は6月8日に行われる総選挙に向けた活動を中断するという。

 英国で爆弾を使用したテロ事件は、2005年にロンドンで52人が亡くなった地下鉄などで起きた同時爆破テロ以来。今年3月22日には英国会議事堂近くに架かる橋の上で、イスラム教徒の男が車で通行人を次々となぎ倒して、議事堂の敷地内に侵入。警備中の警官を刃物で刺し、警官を含む計5人が犠牲になったテロ事件が起きている。

 英国は14年8月以降、国内のテロ警戒レベルを5段階で上から2番目の「深刻」に引き上げたままだ。

2050チバQ:2017/05/23(火) 19:33:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170523k0000e030179000c.html
<英爆発>観客悲鳴、出口に殺到…首に熱風、人倒れ
11:33毎日新聞

 【パリ賀有勇】ピンク色の風船が舞うなか、悲鳴を上げながら出口に殺到する観客--。英中部マンチェスターのコンサート会場で22日夜(日本時間23日朝)に起きた爆弾テロとみられる事件は、米国の人気歌手アリアナ・グランデさんを見ようと集まった若者らをパニックに陥れた。会場は一瞬にして修羅場となった。

 爆発当時、欧州最大規模の2万1000人の収容人員を誇るコンサート会場は、若者らでほぼ埋め尽くされていた。

 16歳の少年は英紙ガーディアンに当時の状況を説明。爆発音は複数回あり、最初は「会場で配布された風船が割れた」と思ったが、「建物の振動を感じて、爆発だと分かった」という。15歳の少女は「逃げ惑う人たちが椅子を乗り越え、出口に殺到していた。逃げるときに壁に飛び散った血痕が目に付いた」と語った。

 また、会場にいて娘とともに爆発に巻き込まれ、足と首にけがをしたエレーナ・スミーノさんは「首に熱風を感じた直後、会場を見渡すと人々が倒れていた」と生々しい状況を説明した。

 ツイッターに投稿されたビデオ映像には、手を取り合いながら悲鳴を上げて階段を駆け下りる人たちや、階段の下で心配そうに誰かを待ちわびる人たちの様子が収められている。別の映像では、警察が事件現場付近で行った爆発物処理によるとみられる爆発音が辺りに鳴り響いた。

 コンサートには未成年者も多く来場しており、コンサートが終わるのを会場の外で待っている保護者も多くいたという。

 爆発後、マンチェスター中心部の会場周辺では、治安当局が道路などを封鎖。鉄道駅も使用できなくなった。無料で運行するタクシー会社もあったほか、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上では、帰宅困難になった人たちのため、自宅を宿泊先として開放する人たちの投稿が相次いだ。

2051チバQ:2017/05/24(水) 10:20:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705240004.html
【英コンサート会場テロ】ISが犯行声明、自爆の男は英国籍、両親はリビア出身 女児ら22人死亡
01:19産経新聞

 【マンチェスター=岡部伸、ワシントン=加納宏幸】英中部マンチェスターで22日午後(日本時間23日午前)、米人気女性歌手、アリアナ・グランデさんのコンサート会場で爆発があり、女児ら22人が死亡、59人が負傷した。地元警察は起爆装置を持った男1人が死亡したとし、自爆テロとの見方を示した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は「ISの兵士の1人」が実行したと犯行声明を出した。

 英紙デーリー・テレグラフ(電子版)によると、男は英国籍のサルマン・アベディ容疑者(22)。両親はリビア出身という。動機は不明。地元警察は事件に関連して23歳の男を逮捕した。実行犯との関係など詳細は不明。メイ英首相は声明で「凄惨(せいさん)なテロ攻撃」だと述べた。

 メイ氏は23日、閣僚らを集めた治安対策会議を開催し、真相解明を急ぐ方針を示した。メイ氏と電話会談したトランプ米大統領は「残虐で邪悪な行為」と非難するとともに、今週中に会談することを確認した。

 現場は中心部にある屋内競技場「マンチェスター・アリーナ」。爆発はコンサート終了直後、アリーナ外のロビー付近で発生したもよう。目撃者は英メディアに「会場を出ようとしたところ、大きな爆発音が聞こえ、体で衝撃を感じた」と話した。死者には8歳の女児が含まれ、負傷者のうち12人が16歳以下という。

 複数のメディアは会場内で爆発が2回あったと伝えている。爆発物に殺傷力を高めるため金属片やクギ、ナットが仕込まれていたとの情報もある。

 アリーナは観光客に人気のマンチェスター大聖堂から数百メートルの距離。収容人数は約2万1千人でチケットは完売していたという。グランデさんは無事で「心が痛みます。言葉が見つかりません」とツイッターに投稿した。

 英国では6月8日に総選挙を控えるが、保守、労働両党は選挙活動の一時中止を発表した。

2052チバQ:2017/05/24(水) 10:25:36
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705230057.html
【英コンサート会場テロ】欧州、再び震撼 サミットの対テロ議論に影響も
05月23日 19:44産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】英中部マンチェスターのコンサート会場爆発はテロの脅威が覆う欧州を再び震撼(しんかん)させた。欧州の首脳らは英国への「連帯」を一斉に表明。折しもトランプ米大統領の欧州初訪問を控える中、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)などでの「テロとの戦い」をめぐる議論の重要性が一段と増しそうだ。

 「犠牲になった人々と英国民に哀悼と連帯を表明する」。一夜明けた23日、真っ先に声明を発表したのは就任後間もないフランスのマクロン大統領だった。

 欧州では2015年11月のパリ同時多発テロや16年3月のベルギー同時テロなど、一般市民が無差別に狙われる凶行が相次ぎ発生。フランスでは4月下旬の大統領選第1回投票直前にパリ中心部でテロが起きたばかりだ。非常事態はなお続く。

 爆発事件が想起させるのは、パリ・テロで約90人の犠牲が出たロックバンドのライブ会場襲撃。爆発とイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)との関係は不明だが、こうしたコンサートはISが敵視する欧米文化の象徴だ。フィリップ仏首相は「1年以上前にパリでコンサートが狙われたように最も卑劣なテロが起きた」とし、国内にも警戒を呼びかけた。

 英国と欧州連合(EU)は離脱交渉に向けて互いに牽制(けんせい)を強めているが、治安協力は維持する方針。メルケル独首相は爆破事件について「英国の友人との協力の決意を強める」とし、EUのユンケル欧州委員長も「(テロとの)戦いで緊密に協力する」と訴えた。

 欧州では25日にブリュッセルで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議、伊タオルミナで26〜27日にG7サミットが開かれる。初参加となるトランプ氏はIS掃討など対テロで欧州諸国に一段の貢献を求める見通しだ。

2053チバQ:2017/05/24(水) 10:26:06
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705230059.html
【英コンサート会場テロ】イスラム過激派支持者ら賞賛の書き込み
05月23日 19:44産経新聞

 【カイロ=佐藤貴生】英マンチェスターのライブ会場で起きた自爆テロでは犯行声明などは出ていないが、多くの人々が集まるライブ会場で無差別に殺傷を図った点などが、2015年11月のパリ同時多発テロの際のコンサートホール襲撃と類似している。このときはイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が声明を出した。

 今回のテロでISが声明を出したとしても、組織としてどの程度関与したかは捜査による解明を待たなくてはならない。4月の仏大統領選直前にパリで起きた警官襲撃テロの際、ISは発生当日という異例の早さで犯行声明を出したが、実行犯は声明とは別の人物だった。

 イラク北部モスルでは、街を奪還する作戦でイラク軍や米軍がISを追い詰めつつある。同時に、ISが一方的に「首都」だと宣言したシリア北部ラッカでも、米軍などが着々と周辺部に迫っているもようだ。ISの組織としての力は衰退していると伝えられ、欧州で起きた大規模なテロで声明を出すとすれば、自らの存在の誇示に利用する意味合いもある。

 中東地域で人気があるチャットアプリ「テレグラム」には事件発生後、「テロはお前らに戦火をもたらすわれわれのやり方だ」「お前らの攻撃に対する罰がお前らの土地に下った」などと、イスラム過激派を支持する者らから称賛する書き込みが相次いだ。

 ごく一部に過ぎないとはいえ、イスラム世界と欧米との対立感情をあおりたいISの狙い通りの構図となっている部分もある。

2054チバQ:2017/05/24(水) 10:33:49
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170524k0000m030114000c.html
<英テロ>欧州でまた凶行 広がる過激思想
05月23日 21:58毎日新聞

<英テロ>欧州でまた凶行 広がる過激思想
欧州各地で最近起きたテロ事件
(毎日新聞)
 欧州で相次いでいる凶行が、産業革命を支えた英国の大都市マンチェスターを襲った。これまで欧州で起きた大規模テロでは、不安定化が進む中東・アフリカ情勢に、移民系への差別といった内政問題が絡みあう、複雑な構図が背景にあった。欧州が標的になるテロは今後も続くのか。【ベルリン中西啓介】

 欧州を狙ったテロの口火を切ったのは、2015年1月の仏週刊紙シャルリーエブド襲撃事件だ。同紙はイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画をたびたび掲載。「表現の自由」を主張する編集部に対し、肖像画をタブー視するイスラム圏は強く反発してきた。実行犯はいずれも仏国内生まれの移民系で、国内でイスラム過激思想に傾倒したとみられている。

 この時期、シリアやイラクでは過激派組織「イスラム国」(IS)が支配地域を拡大。15年秋以降、中東やアフリカなどから約100万人の難民が欧州に押し寄せると、IS支持者らも難民を装い欧州入りした。

 同年11月には、パリで劇場やサッカー競技場を狙った同時多発テロが発生、130人が犠牲になった。ISを支持する実行犯11人のうち2人は内戦が続くシリアの偽造旅券を所持し、難民として仏国内に入ったとみられている。彼らはベルギーやフランス生まれの移民系と共謀していた。

 フランスが非常事態宣言を出し過激派摘発を強めると、ISは隣国ベルギーに狙いを定める。16年3月、ブリュッセルで空港と地下鉄を狙った同時テロが発生。パリ同時多発テロ実行犯1人が、ベルギー国内で拘束されたことへの報復との見方もある。

 欧州各国が情報機関の連携を強化し、同時テロが困難になると、単独犯が身近な物を凶器に転用したテロが相次ぐ。16年7月には仏南部ニースで、男が運転するトラックが86人を殺害。12月、ベルリン中心部にトラックが突っ込み12人が犠牲になった。両事件について、ISが犯行声明を出した。今年に入っても凶行は続き、3月にはロンドンで車が人混みに突っ込むなどし、5人が死亡。4月にはストックホルムで、トラックが繁華街に突入、5人が亡くなった。

 20世紀まで多くの植民地を所有したフランスや英国では、多くの移民系が暮らすが、教育や就職、収入の格差に苦しんできた。ISなど過激派はこうした歴史や社会構造に根ざした問題を利用し、絶望した若者の復讐(ふくしゅう)心をあおる戦略を取っている。経済格差や差別の是正には欧州全体での取り組みが不可欠で、即効策は見当たらない。


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