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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

1532とはずがたり:2016/10/26(水) 17:30:51

<英国>離脱「3月末通告」…メイ首相、EU首脳に説明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000054-mai-eurp
毎日新聞 10月21日(金)13時32分配信

 【ブリュッセル八田浩輔】英国のメイ首相は20日夜(日本時間21日午前)、欧州連合(EU)首脳会議で、来年3月末までに正式な離脱通告を行う方針を説明した。7月の首相就任後、EU首脳会議に初めて参加したメイ氏は、加盟国で進む「英国外し」による疎外感を訴え、離脱するまで加盟国としての役割をまっとうする姿勢を強調した。

 メイ氏は会議に先立ち記者団に「EUを離れるまでは(加盟国としての)役割を全面的に果たす」と強調。またEU筋によると、英国を除く27加盟国だけで非公式の首脳会議を行い、EUの政策を議論していることに懸念を示したという。

 これに対し、EUは今後も27加盟国を集めた会合を継続する方針だ。EU側は英国からの正式な通告を受けるまで具体的な交渉を行わない姿勢を堅持しており、この日もメイ氏からの報告を受けるにとどまった。

 離脱交渉は英国からの通告を受けた後に原則2年を限度に行われ、交渉の期間中は加盟国の権利を持ち続ける。このため欧州議会のシュルツ議長は記者会見で、2019年春ごろに行われる予定の欧州議会選挙を英国で行う必要が生じないよう早期の交渉開始を求めた。

1533名無しさん:2016/10/27(木) 22:04:29
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161027-00179522-newsweek-int
憲法の原本がない?キルギス前代未聞の大失態
ニューズウィーク日本版 10/27(木) 17:10配信
<改憲案を議論していて気付いた。現行憲法の原本がない! 誰も見たことすらない! 改憲をめぐって内閣は総辞職になり、責任問題はうやむやに>

 中央アジアの旧ソ連国キルギスで、憲法の原本が見つからないという騒ぎが起きている。キルギス政府は25日、ロシアの国営通信社RIAノーボスチの取材に対し、原本の紛失を認めた。

 問題の憲法は2010年の政変後に制定されたもの。今月に入り、議会が憲法改正の是非を問う国民投票の実施法案を審議している最中に、原本紛失が明らかになった。

 10年の政変では強権支配で知られたクルマンベク・バキエフ前大統領が失脚。キルギスは民主化に向けて一歩を踏み出した。新憲法は短期間で起草されたものだが、この憲法の下で11年、キルギス史上初めて平和的な政権移行が実現した。

【参考記事】キルギス「独裁による安定」の幻想

 紛失が判明した後、司法省も公文書館もアルマズベク・アタムバエフ大統領も官邸も一度も原本を保管したことがないと主張、そもそも存在していたかどうかさえ疑わしくなってきた。

新聞に全文載ったから大丈夫?

 発布当時に国営新聞に全文が掲載されており、直筆の署名入りの原本がなくとも問題はないと、ファリド・ニヤゾフ大統領顧問は言う。

 だとしても失態は否めず、「法的手続きを軽視し、有権者の意思を尊重しない」政府の体質が露呈したと、キルギスの国営通信社24は批判した。

 強権政治がまかり通る中央アジアにあって、民主主義をめざすキルギスは希望の星とも言うべき存在だったが、この一件で統治の未熟さが浮き彫りになった。

【参考記事】安倍首相中央アジア歴訪と中国の一帯一路

 アタムバエフ大統領の指示で立案された改憲案は、政変以前の大統領並みの強大な権限を首相に与えるもので、2010年の新憲法とは逆行する内容。4党連立の政権内にも対立が起き、昨日、ついに内閣は総辞職した。憲法の原本問題もしばらく棚上げだ。

1534とはずがたり:2016/10/30(日) 20:57:58
イタリア中部でまた地震、M6.6で建物など倒壊
TBS News i 2016年10月30日 18時13分 (2016年10月30日 20時50分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161030/Tbs_news_73255.html


 イタリアでまた地震です。地震が相次いでいるイタリア中部のノルチャ付近で30日、マグニチュード6.6の地震がありました。
 現地からの映像には、今回の地震で倒壊した建物や不安そうに広場に集まる住民らの姿が写っています。死傷者の情報は入っていません。

 イタリア中部では8月下旬の地震以降、余震とみられる地震が続いていて、26日にもマグニチュード6.1の地震があったばかりでした。(30日19:23)

1535チバQ:2016/10/31(月) 00:59:04
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1535481.html
欧州政治の地殻変動は起きるか!? 2017年は欧州選挙の年!
10月28日 12:09マイナビニュース

欧州政治の地殻変動は起きるか!? 2017年は欧州選挙の年!
マイナビニュース
(マイナビニュース)
米大統領選挙の投票日まで10日ほどを残すのみとなった。民主党のクリントン候補が「順当」に勝利するのか、それとも共和党のトランプ候補が「奇跡のカムバック」を果たすのか、引き続き目が離せない。

ところで、来年は大西洋の反対側、欧州大陸で重要な国政選挙が相次ぐ。今年6月の英国民投票で「まさか」のBREXIT(英国のEU離脱)が決定され、来年の早い段階から英国とEUとの離脱交渉がスタートする見込みだが、欧州大陸でも反EU勢力の動向が大変気になるところだ。

まず3月にオランダで総選挙が実施される。現在は、第一党の自由民主国民党が労働党と連立政権を組んでおり、前者のルッテ党首が首相を務めている。これに対して、ウィルダース氏率いる反移民・反EUの極右の自由党が支持を拡大して、自由民主国民党に肉薄しているらしい。ただ、連立相手が不在なので自由党が政権を担うことはなさそうだ。

4月にはフランスで大統領選挙の1回目投票がある。そこで過半数の票を獲得する候補が現れず、2週間後に上位2名による決選投票が行われるのが恒例になっている。また、6月の総選挙では、新大統領の所属政党が第一党になって、(単独でなければ連立で)政権を担うことになりそうだ。

台風の目はマリーヌ・ルペン国民戦線(FN)党首だ。移民排斥を訴える極右の国民戦線は2014年の欧州議会選挙で大躍進を遂げており、大統領選挙でもルペン氏が決選投票に進む可能性が高そうだ。最終的にルペン氏の勝利はないとの見方が有力だが、今年の英米の状況に鑑みれば、侮ることはできないのではないか。

そして、8〜10月のどこかでドイツの総選挙が実施される。2005年の誕生以来、盤石とも言えるようなメルケル政権も、ここへきて移民・難民問題のハンドリングミスもあって、政権の内外から批判を浴びている。昨年の一部の州議会選挙で躍進したポピュリスト党の「ドイツのための選択肢」が初めて連邦議会で議席を獲得するかもしれない。大きな影響力を行使できるとは思えないが、やはり気になるところだ。

さて、来年の重要な選挙の試金石となりそうなのが、今年12月4日にイタリアで実施される国民投票だ。これは、憲法を改正して、(1)上院の議席を減らし、権限を縮小させること、(2)地方政府を簡素化して中央政府との重複を解消することの是非を問うものだ。

現在のイタリア議会では、上院と下院が同等の権限を持っており、両院を同一の条文の法案が通過しない限り、立法化できない。そのため、多くの改革に時間がかかり、あるいは日の目をみないこともあるからだ。レンツィ首相は憲法を改正したうえで、法人税減税や銀行制度健全化などの成長戦略を推進しようとしている。

現時点で、憲法改正の反対派が賛成派をやや上回っているようだ。レンツィ首相は「No」が勝利した場合には辞任する意向を表明しており、2017年早々にも総選挙が実施される可能性が出てくる。そこで、国民投票で「No」を支持している、反EUの「五つ星運動」が勢力を増すようであれば、EU離脱の機運が高まるかもしれない。

また、同じ12月4日にはオーストリアの大統領選挙も予定されている。5月に敗れた極右の自由党ホーファー候補が今回のやり直し選挙では勝利するかもしれない。オーストリアの大統領には儀礼的な役割しかないが、「流れ」という意味で注目されよう。

○執筆者プロフィール : 西田 明弘(にしだ あきひろ)

マネースクウェア・ジャパン 市場調査部 チーフエコノミスト。1984年、日興リサーチセンターに入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを経て、三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテジストとして高い評価を得る。2012年9月、マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。市場調査部チーフアナリストに就任。現在、M2JのWEBサイトで「市場調査部エクスプレス」、「

1536チバQ:2016/10/31(月) 00:59:47
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-E179611.html

イギリス補欠選挙で「残留」派の反乱が起こる?
10月28日 17:33ニューズウィーク日本版

<移民割当てもすべて拒否してEU統一市場へのアクセスも失うハードブレグジットに向かうかと見えたイギリスで、親EU派がモノ申すチャンスがやってきた>

 ブレグジット(イギリスのEU離脱)と言えばこれまでは、社会から締め出された「持たざる者(have-nots)」が、EUやエリート層に反旗を翻した結果のはずだった。食べていくのがやっとの収入しか得られず、社会保障は削られ、保守的な意見がバカにされる状況に、これ以上黙っていられないという人々の怒りが爆発した結果だと言われてきた。


 親EUで与党保守党と連立を組む自由民主党は今、逆に「持てる者(haves)」が反乱を起こすことに懸けている。その舞台となるのは、ロンドン南部リッチモンドパークで実施される補欠選挙だ。ヒースロー空港の拡張を承認した英政府の決定に抗議して、保守党議員のザック・ゴールドスミスが辞職したのを受けて行われる。


 選挙戦の鍵は、ブレグジットに反対した有権者がどのような投票行動を示すかにある。結果次第では、英政府の今後の方針を左右する可能性がある。

リベラルなエリートを狙え

 無所属で出馬するゴールドスミスの主な支持層は、金融や広告関係者、医師など、都市部のリベラルなエリートの寄せ集めだ。ロンドンの高級スーパー「ウェイトローズ」の食材を好み、控えめながら美しいスポーツカーに乗って6月23日の国民投票に向かい、「残留」に票を投じたような人々だ。彼らのうち「離脱」を支持したのは3万3500人で、「残留」は実に7万5000人以上に上った。ただしゴールドスミス自身はブレグジット支持者で、今回は暮らしに直結するヒースロー問題に争点を絞るつもりだ。

 ゴールドスミスに投票した残留派の票を奪いたい自民党のティム・ファロン党首は26日、リッチモンドパークで議席獲得を狙うと明言した。今度の補欠選挙は、統一市場へのアクセスも捨てる「ハードブレグジット」に傾くテリーザ・メイ首相に「有権者の意思を示す」絶好の機会だと言った。自民党候補が当選すれば、英政府もハード路線を突き進むのは困難になるだろう。

 自民党が勝てば、ブレグジットについてこれまで異論を口にできなかった保守党の穏健派も勢いづくことになると、英マンチェスター大学のロバート・フォード教授(政治学)は言う。そうなれば、取り残されたと感じるのは「持てる者」の方になるかもしれない。

1537チバQ:2016/10/31(月) 01:10:43
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161029X008.html
「海賊党」など野党伸長か=政権交代も視野―アイスランド総選挙
10月29日 19:43時事通信

 【ロンドン時事】アイスランドで29日、総選挙(一院制、定数63)の投票が行われた。各国政治家らのタックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を暴露した「パナマ文書」疑惑で与党・進歩党の支持が低迷する中、政治の透明化を唱える左派系野党・海賊党が浮上。野党連合が過半数を制し、同党が連立協議を主導する可能性もある。

 AFP通信によると、海賊党など野党4党は27日の共同声明で、総選挙後の連立政権樹立で合意したと明らかにした。声明は「4党の協力は現政権党(進歩党と独立党)に対抗する明白な代替手段になる」と、政権獲得へ意気込みを示した。

 2012年設立の海賊党は、表現の自由や情報公開などを掲げて若者を中心に浸透、13年の前回総選挙で3議席を獲得した。パナマ文書で浮上した資産隠し疑惑を受けグンロイグソン前首相が辞任した今春には、政府への抗議の高まりを背景に支持率が40%前後にまで跳ね上がった。

 投票直前の28日公表された三つの世論調査では支持率18〜21%と、いずれも保守系の独立党を下回ったが、野党連合全体の予想獲得議席は過半数の32前後に達すると見込まれている。

 投票は29日午後10時(日本時間30日午前7時)に締め切られ、即日開票される。大勢判明は30日午前(同30日午後)になる見込み。(了)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102900158&g=int
「海賊党」第1党か=アイスランド総選挙の投票


討論会で発言するアイスランド野党・海賊党のビルギッタ・ヨンスドッティル党首=24日、レイキャビク(AFP=時事)
 【ロンドン時事】アイスランドで29日、総選挙(一院制、定数63)の投票が行われた。各国政治家らのタックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を暴露した「パナマ文書」疑惑で与党・進歩党の支持が低迷する中、政治の透明化を唱える左派系野党・海賊党の人気が急上昇。世論調査通りの結果が出れば、海賊党が第1党となり、連立協議を主導する可能性もある。
 AFP通信によると、海賊党、左翼環境運動、社会民主同盟、明るい未来の野党4党は27日、共同声明を出し、総選挙後の連立政権樹立で合意したと明らかにした。声明は「4党の協力は現政権党(進歩党と独立党)に対抗する明白な代替手段となり、アイスランド社会に新たな機会をもたらす」と述べ、政権獲得へ意気込みを示した。
 2012年設立の海賊党は、13年の前回総選挙で3議席を獲得。パナマ文書で浮上した資産隠し疑惑を受けグンロイグソン前首相が辞任した今春には、政府への抗議の高まりを背景に、支持率が40%前後にまで跳ね上がった。
 海賊党は、表現の自由や情報公開などを掲げて若者を中心に浸透。最近の世論調査でも支持率約23%と、保守系の独立党をわずかながら上回り首位を維持している。
 投票は29日午後10時(日本時間30日午前7時)に締め切られ、即日開票される。大勢判明は30日午前(同30日午後)になる見込み。(2016/10/29-18:26)

1538チバQ:2016/10/31(月) 01:13:14
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJBZ1622JBYUHBI02P.html
スペイン・ラホイ首相が続投 少数与党、政権運営厳しく
10月30日 08:21朝日新聞

 スペイン下院は29日、暫定政権を率いる中道右派・国民党のラホイ首相を正式に選出した。2度の総選挙ともに議席が分散し、連立交渉も不調なままだが、野党の一部が棄権に回って続投を容認。10カ月にわたる首相不在を終わらせ、3度目の総選挙を回避した。ラホイ氏にとっては、少数与党での政権運営となる。

 下院350議席のうち与党・国民党などの賛成票170に対し、反緊縮を掲げる左派新党のポデモス(私たちはできるの意)などの反対票が111だった。27日の第1回投票で反対した最大野党・社会労働党(中道左派)の大半が棄権に回り、2回目の投票で必要となる「相対多数」でラホイ氏が信任された。

 スペインでは昨年12月の総選挙で、既存の左右両党に対し、ポデモスや中道の新党シウダダノス(市民党)が台頭。6月のやり直し総選挙を経ても状況は変わらず、連立交渉も行き詰まった。10月末までに首相が決まらなければ、年末に3度目の総選挙が予定されていた。

 社会労働党は「総選挙を回避するためで、政権を支持するわけではない。ラホイ政権は、法案の一つ一つで過半数を得る努力が必要になる」と指摘している。(パリ=青田秀樹)

http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161030X043.html
首相続投を承認=新政権不在、10カ月ぶり解消―スペイン下院
10月30日 09:20時事通信

 【パリ時事】昨年12月の総選挙以降、新政権不在の状態が続くスペインの下院(定数350)は29日、ラホイ首相続投の是非を問う第2回の信任投票を行い、与党の中道右派・国民党などの賛成多数で承認した。首相は直ちに組閣に着手し、来週中に第2次ラホイ政権が発足する見通しだ。

 議会事務局によると、賛成170、反対111、棄権68。国民党(議席数134)と中道のシウダダノス(同32)などが賛成し、急進左派の新興野党ポデモス(同67)などが反対。最大野党の穏健左派・社会労働党(同83)は大半の議員が棄権した。27日の第1回投票で反対した社会労働党が今回棄権を決定したため、賛成が有効投票の過半数に達した。

1539チバQ:2016/10/31(月) 01:17:08
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1610300035.html
左派系の「海賊党」第1党か アイスランド総選挙 
10月30日 18:34産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】ロイター通信などによると、世界最北の島国、アイスランドで29日、タックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴いた「パナマ文書」で名前が挙がったグンロイグソン前首相の辞任に伴う議会総選挙(1院制、定数63)の投票が行われた。30日午前までに大勢判明の見通し。世論調査によると、政治の透明化を訴える野党第6党の海賊党が第1党をうかがう情勢だ。

 「パナマ文書」疑惑で与党・進歩党の支持が低迷。現在の独立党と進歩党の中道右派連立政権に代わり、海賊党が主導して左派系野党の4党連立による政権交代が起きる可能性もある。各国に組織がある海賊党が政権入りすれば初めてとなる。

 2012年設立の海賊党は、表現の自由や情報公開などを掲げ若者を中心に浸透。13年の前回総選挙で3議席を獲得。グンロイグソン前首相が辞任した4月、支持率が40%前後に上がった。最近の世論調査でも支持率約23%で、首位を維持している。

 グンロイグソン前首相が4月に辞任し、来年予定されていた総選挙が前倒し実施された。

1540チバQ:2016/10/31(月) 01:20:21
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161030X077.html
与野党とも過半数達せず=新興政党がカギ―アイスランド総選挙
10月30日 22:27時事通信

 【ロンドン時事】29日行われたアイスランド総選挙(定数63)は30日、全議席が確定し、与野党いずれの勢力も過半数に達しなかった。ヨハンネソン大統領は、最大の21議席を獲得した独立党党首のベネディクトソン財務相に組閣を要請する見通しだが、他党との連立が必要で、新政権の行方は不透明だ。

 アイスランドでは、各国政治家のタックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を暴露した「パナマ文書」で、資産隠し疑惑が浮上した前首相が辞任。政治不信の高まりを受けての選挙だった。

 最終結果によると、与党進歩党は11議席減の8議席に落ち込み、党首のヨハンソン首相は30日付で辞任すると表明。連立を組む独立党と合わせても29議席にとどまった。

 一方、左派系の海賊党など野党4党は計27議席。このほか、今年に入り独立党を離党した一派でつくる新興中道政党「再生」が7議席を獲得した。政治の透明化を訴えて注目を集めた海賊党は、選挙前の世論調査で首位をうかがう勢いだったが、7増の10議席だった。

 連立交渉でカギを握りそうなのが、再生だ。再生は欧州連合(EU)加盟の賛否を問う国民投票実施をめぐり与党と対立しており、歩み寄れるかが焦点となりそうだ。

1541チバQ:2016/10/31(月) 01:33:19
http://www.sankei.com/world/news/161030/wor1610300038-n1.html
2016.10.30 19:25

与党首位、海賊党伸びず アイスランド総選挙
北極圏に接する世界最北の島国、アイスランドの議会(定数63)選挙は29日夜(日本時間30日朝)に投票が締め切られ、開票に入った。ロイター通信によると、開票率約40%の段階で、連立与党に加わる中道右派の独立党がリード、事前の世論調査で首位の勢いとされた左派系の野党「海賊党」は3位にとどまっている。

 既存政党への不満を背景に、政治の透明化などを訴える海賊党が勝利すれば左派系の連立政権が樹立されるともみられていたが、独立党のリードで次期政権の行方は不透明になってきた。

 ロイターによると、独立党が得票率約30%、左派緑の党が約16%、海賊党は約14%。

 アイスランドではタックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴いた「パナマ文書」で名前の挙がったグンロイグソン前首相が4月に辞任。来年に予定されていた議会選が前倒し実施された。(共同)

1542チバQ:2016/10/31(月) 17:47:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161031-00000009-jij-eurp
差別発言に批判=欧州委員、中国人を「つり目」

時事通信 10/31(月) 7:02配信

 【フランクフルトAFP=時事】欧州連合(EU)のギュンター・エッティンガー欧州委員(デジタル経済・社会担当)=ドイツ=が、中国人を「つり目」と呼ぶなど差別的な発言を繰り返していたことが暴露され、批判にさらされている。

 
 エッティンガー氏が今月、ハンブルクでの会合で行った講演がひそかに撮影され、28日に動画サイト「ユーチューブ」に投稿された。その中で、中国の代表団が欧州委を訪問したことに触れ、中国人を「つり目」「詐欺師」などと表現。「彼らは髪を靴墨で左から右になでつけている」とも言及した。

 エッティンガー氏は29日、ウェルト紙に対し「多少不注意な発言だったが、中国をけなす意図はなかった」と釈明。問題の発言は脈絡を無視して切り取られたもので、講演自体の評判は良かったと主張した。

1543チバQ:2016/10/31(月) 19:53:32
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJBZ41YZJBZUHBI00Z.html
アイスランド総選挙、海賊党が躍進 与野党伯仲に
03:09朝日新聞

アイスランド総選挙、海賊党が躍進 与野党伯仲に
議席数が大幅に増えるなか、支持者らと開票結果を見守る海賊党の創設メンバー、ビルギッタ・ヨンスドッティル氏(中央手前)。党員は平等との考えから同党に党首はいない=29日、レイキャビク、石合力撮影
(朝日新聞)
 タックスヘイブン(租税回避地)と各国首脳らの関係を暴いた「パナマ文書」で、妻が保有する投資会社の存在が指摘され、前首相が4月に辞任したアイスランドで29日、中道右派の連立与党が公約した総選挙(一院制、63議席)が行われた。開票の結果、連立与党(独立党、進歩党)が29議席、野党で協力する4党(左翼環境運動、海賊党など)が27議席でともに過半数に達しなかった。

 第1党を維持した独立党のベネディクトソン党首(財務相)は、投票終了後の国営テレビの党首討論で「我が党が政権を率いるのが自然だ」と続投を主張した。独立党から親欧州連合(EU)派議員らが分離した新党改革(7議席)の意向などを踏まえ、ヨハネソン大統領が与野党のいずれかに組閣を指示する見通しだ。

 ネット活動家やハッカーらで組織し、ネットによる直接民主主義の導入や公文書の即時公開などを主張する海賊党は政治不信を背景に議席数を3から10へと大幅に増やした。一時は第1党をうかがう勢いだったが、第3党にとどまった。

1544とはずがたり:2016/10/31(月) 20:09:57
トルコ、新たに公務員1万人を解雇 15以上のメディアを閉鎖へ
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/15-11.php
2016年10月31日(月)18時59分

10月30日、トルコ当局は29日、7月のクーデター未遂事件の首謀者とみなす米国在住のイスラム指導者ギュレン師やテロ組織との関連が疑われるとして、新たに1万人の公務員を解雇し、15以上のメディアを閉鎖したと官報で明らかにした。写真はギュレン師。ペンシルベニア州 で7月撮影(2016年 ロイター/Charles Mostoller)
 トルコ当局は29日、7月のクーデター未遂事件の首謀者とみなす米国在住のイスラム指導者ギュレン師やテロ組織との関連が疑われるとして、新たに1万人の公務員を解雇し、15以上のメディアを閉鎖したと官報で明らかにした。

 クーデター未遂後の取り締まりで、10万人以上が解雇や停職処分を受け、3万7000人が逮捕された。エルドアン大統領は、ギュレン師の支持者を国の組織から一掃することが重要と述べている。

 官報によると、今回解雇されたのは、研究者や教員、医療従事者、刑務所の看守、法医学の専門家など。閉鎖されたメディアも、7月以来160社近くとなった。

 野党は、こうした動きこそクーデターだと批判。主要与党共和人民党(CHP)のセズギン・タンリクル氏は、「政府とエルドアン大統領が今していることは、法と民主主義に対する正にクーデターだ」とツイッター上に投稿された放送で述べた。

 また、トルコの裁判所は30日、テロ組織のメンバーである可能性があるとして、クルド人が多数派を占める南東部ディヤルバクルの共同市長2人を、5日間の拘束の後、正式に逮捕した。情報筋が明らかにした。


[イスタンブール 30日 ロイター]

1545チバQ:2016/10/31(月) 21:40:35
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-E179708.html
アイスランド総選挙、海賊党が躍進 
16:30ニューズウィーク日本版

<アイスランドで29日、「パナマ文書」で名前が挙がったグンロイグソン前首相の辞任に伴う議会総選挙の投票が行われ、ネットによる直接民主主義の導入などを主張する海賊党が躍進した>

 アイスランドの政治が激動のときをむかえている。

 ウィキリークスの元活動家が党首で、直接選挙、政府の透明性、市民の情報のアクセスなどをマニフェストとして掲げる海賊党が総選挙で14.5%の支持率を獲得し63議席中10議席(これまで3議席)を得て、大躍進を果たしたのだ。海賊党はほかの3野党や新興政党である改革党との5党連立を検討しているという。

デジタル時代の市民権

 海賊党は、「デジタル時代の市民権」―プライバシーの保護、著作権の緩化、政治の透明性と市民の情報のアクセスなど―を求めた人々によってスウェーデンで最初に立ち上げられ、インターネットを通じてヨーロッパじゅうに広まった。そんな海賊党の流れをくみ、アイスランド海賊党は2012年に設立。同年の選挙では5.1%の投票率を得て国会で3議席を獲得した。

 そんなアイスランド海賊党の躍進のきっかけは、今年4月にリークされた「パナマ事件」だった。パナマ事件によって、アイスランドの政治家の多くがオフショアのタックス・ヘイブンをつかって税金逃れをしていたことが明るみに出、これを受けて、シグムンドゥル・グンラウグソンアイスランド首相は辞任。このスキャンダルは政治腐敗・政治の透明性への問題に光を当てることになり、「政治腐敗の一掃」「オープンガバナンス」を掲げるアイスランド海賊党の人気は急上昇した。

【参考記事】パナマ文書に激怒するアイスランド国民の希望? アイスランド海賊党とは

 そんなアイスランド海賊党の政策方針は、従来型の政党のものとは一線を画す。まず、彼らは政策をエビデンス・ベースで決定すること―つまり、「政策の是非に関係なく(偏見なく)集められたデータと知識をもとに政策を決定すること」を掲げる。これはアイスランド海賊党のコア・ポリシーの第一条にも明記されており、そのあとに「市民権」、「プライバシー権」、「政治の透明性」などが続く。
(コア・ポリシー全訳)

 そんなアイスランド海賊党が掲げる政策も、テクノロジーオリエンテッドかつ進歩主義的だ。オンラインプラットフォームをつかった直接投票による政策決定、クラウドソーシングによる憲法改正、ビットコインなどの仮想通貨を法定貨幣にすること、アメリカ政府による市民の大量監視を告発し国を追われたエドワード・スノーデンの亡命受け入れ、そしてベーシック・インカムの導入 ̄その多くは、デジタルテクノロジーを駆使した市民権の保護や格差の是正といった彼らのコア・ポリシーにつながっている。



 筆者が3月にアイスランドで取材をした際、ある海賊党員からこんなことを言われた。
「アイスランド海賊党のコア・イシューは著作権問題でも直接民主制の実現でもない。アイスランド海賊党が目指しているのは、『権力を持つひととそうでない人の、力の差を是正すること』だ。だからこそ、個人を権力の濫用から守るためにプライバシーの保護が必要だし、権力をひとびとと同じレベルに下げるために、政治の透明性が必要なんだ」

 また、アイスランド海賊党員で現国会議員のエスタ・ヘルガドッター議員もこう語っている。
「海賊党は、権力を握るための政党ではない。私たちは権力をひとびとに与えるために活動している。私たちは、民主主義のロビン・フッドになりたいのです」。

 近年のオキュパイ運動やイタリアの五つ星運動、さらには格差是正を掲げて大統領選に出馬したバーニー・サンダースが絶大な支持を得た「サンダース現象」にも通じる、今回の「海賊党現象」。いままでの類似した市民運動との大きな違いは、ついにここで彼らが行政府に参画することになった、という点だ。この選挙結果によって、アイスランドの政治はどのように変わるのだろうか。

1546チバQ:2016/11/01(火) 20:22:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161101-00000044-mai-int
<オランダ>憎悪扇動、公判注目集める 反移民派党首

毎日新聞 11/1(火) 12:16配信

 【ブリュッセル八田浩輔】選挙運動で外国人への差別や憎悪を扇動した罪に問われたオランダの極右政党、自由党のウィルダース党首(53)の公判が10月31日、同国西部スキポールの裁判所で本格的に始まった。オランダは来年3月に総選挙を控え、イスラム移民排斥を掲げる自由党が世論調査で1、2位を争う高い支持率を維持。欧州で反移民派の急先鋒(せんぽう)として知名度の高い政治家の公判の行方は注目を集めている。

 オランダ刑法は、人種や宗教などを理由に公共の場で差別や憎悪をあおる表現を禁じている。ウィルダース党首は2014年の地方選挙の応援演説で「モロッコ人が増えるのと減るのとどっちがいいか」などと尋ね、聴衆が「減らす」と繰り返すと「そうなるようにしよう」と応じた。差別的発言だと市民から告訴され、オランダ検察当局が起訴した。今年3月から予備審理が行われ、今回が事実上の初公判となった。

 ウィルダース党首は出廷せず、公判前に出した声明で「我々の国の問題について発言するのは私の権利であり、政治家としての義務だ」と反論。「法廷ではなく議会で議論すべきだ」と主張している。判決は年内にも言い渡される見通し。

 ウィルダース党首は欧州連合(EU)離脱を問う国民投票の実施も主張しており、地元メディアでは今回の公判で露出が増え、結果にかかわらず総選挙で自由党への追い風となるとの見方も出ている。

1547チバQ:2016/11/03(木) 08:21:32
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161102X603.html
アイスランドの連立交渉、本格化へ=独立党党首に組閣指示
11月02日 22:57時事通信

 【ロンドン時事】アイスランドのヨハンネソン大統領は2日、総選挙(定数63)で最大の21議席を獲得した独立党党首のベネディクトソン財務相に組閣を指示した。AFP通信などが伝えた。10月29日投票の総選挙では、与野党いずれの勢力も過半数に届かず、ベネディクトソン氏は他党との連立交渉を本格化させる。

 独立党と連立を組んでいた進歩党は、総選挙で19議席から8議席に後退した。このため連立交渉では、7議席の新興中道政党「再生」を取り込めるかどうかが焦点となるが、再生は独立党を離党した一派で構成され、協議は難航しそうだ。

 ベネディクトソン氏は「(独立党と進歩党の)2党だけでは不十分なのが明らかで、(交渉には)ある程度の時間がかかる」と説明。その上で「(話し合いのための)どのドアも閉じていない」と連立政権樹立に意欲を示した。 

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016103000111&g=int
与野党とも過半数達せず=新興政党がカギ-アイスランド総選挙


アイスランドの連立与党・独立党を率いるベネディクトソン財務相=27日、レイキャビク(EPA=時事)
 【ロンドン時事】29日行われたアイスランド総選挙(定数63)は30日、全議席が確定し、与野党いずれの勢力も過半数に達しなかった。ヨハンネソン大統領は、最大の21議席を獲得した独立党党首のベネディクトソン財務相に組閣を要請する見通しだが、他党との連立が必要で、新政権の行方は不透明だ。
 アイスランドでは、各国政治家のタックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を暴露した「パナマ文書」で、資産隠し疑惑が浮上した前首相が辞任。政治不信の高まりを受けての選挙だった。

レイキャビクで、開票を見守るアイスランド野党・海賊党のヨンスドッティル党首(前列右)(EPA=時事)
 最終結果によると、与党進歩党は11議席減の8議席に落ち込み、党首のヨハンソン首相は30日付で辞任すると表明。連立を組む独立党と合わせても29議席にとどまった。
 一方、左派系の海賊党など野党4党は計27議席。このほか、今年に入り独立党を離党した一派でつくる新興中道政党「再生」が7議席を獲得した。政治の透明化を訴えて注目を集めた海賊党は、選挙前の世論調査で首位をうかがう勢いだったが、7増の10議席だった。
 連立交渉でカギを握りそうなのが、再生だ。再生は欧州連合(EU)加盟の賛否を問う国民投票実施をめぐり与党と対立しており、歩み寄れるかが焦点となりそうだ。(2016/10/30-22:30)

1548チバQ:2016/11/05(土) 23:41:30
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJC53FSBJC5UHBI012.html
ギリシャで内閣改造 表向きは財政改革促進が理由
18:52朝日新聞

 ギリシャのチプラス首相は4日、スクルレティス・エネルギー相を内相に、スタサキス経済相をエネルギー相にするなどの内閣改造を行った。財務相、外相、国防相などの主要閣僚は留任する。

 ほかには、エコノミストのディミトリス・パパディミトリウ氏が経済相に就任。新設のデジタル政策相はパパス首相府相、行政再建相にはイエロバシリ報道官がそれぞれ就く。

 チプラス氏が内閣改造に踏み切ったのは、欧州連合(EU)などと合意した財政改革を円滑に進めることが表向きの理由だが、テレビ局のライセンスを限定する政策の失敗や下がり続ける人気を食い止めるのが本音とみられる。

 民間調査会社が1日に発表した世論調査によると、チプラス氏率いる急進左翼進歩連合(シリザ)の支持率は18%で、野党新民主主義党(ND)の42%を大きく下回った。苦しくなるばかりの暮らしに、国民はチプラス政権への不満を強めており、次の総選挙が行われればNDが政権に返り咲くとの観測が強まっている。(ローマ=山尾有紀恵)

1549名無しさん:2016/11/06(日) 15:22:59
完全な与太記事

なぜ、ドイツ人は日本に恨みを持っているのか?
BEST TIMES 11/1(火) 15:48配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161101-00003616-besttimes-soci

1550チバQ:2016/11/06(日) 19:42:54
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161106X980.html

与党敗北なら前倒し議会選も=ブルガリア大統領選
19:29時事通信

 【ベルリン時事】ブルガリアで6日、プレブネリエフ大統領の任期満了に伴う大統領選の投票が行われた。ボリソフ首相率いる中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」の候補ツェツカ・ツァチェバ議会議長(58)が敗れれば、首相辞任と前倒し議会選につながる可能性があり、政治情勢が不安定化する恐れも指摘されている。

 事前の調査では、ツァチェバ候補が支持率で首位だが、当選に必要な過半数の票には届かず、13日の決選投票にもつれ込む公算が大きい。

 ロイター通信によると、ボリソフ首相は選挙戦で今回の大統領選について「(次の議会選までの)2年間、われわれが国を統治する権利があるかどうかが示される」と述べた。「政権への審判」が下されると厳しい認識を示し、背水の陣で臨む覚悟を明確にしている。

 ボリソフ政権は欧州連合(EU)の一員としての立場を重んじ、ウクライナ問題を受けたEUの対ロシア制裁にこれまで足並みをそろえてきた。ただ、伝統的にロシアとの関係は深く、ブルガリア経済への悪影響はもはや隠せない。国民の間には対ロ関係の再構築を求める声が目立つ。

1551チバQ:2016/11/06(日) 22:06:38
http://www.sankei.com/world/news/161105/wor1611050030-n1.html
2016.11.5 15:40
【パリ同時テロ】
13日でパリ同時テロ1年 「世俗主義」堅持×イスラム教尊重…揺れるフランス社会「テロリストの土壌」

 昨年11月13日のパリ同時多発テロの発生から間もなく1年。「自国育ち」の若者のテロでその過激化対策が課題となる一方、フランスでは国是の「世俗主義」とイスラム教との関係にも議論の焦点があたる。イスラム教徒が信者として自己意識を強める実像も浮かび、仏社会はどう向き合うべきかをめぐり揺れている。(パリ 宮下日出男)

 宗教絡みで問題65%

 パリ北郊サンドニの土木会社「デュブラクTP」で9月、イスラム教徒社員の半分以上がイスラム教の祝日「犠牲祭」の12日に合わせて休暇願を出す事態が起きた。フランシス・デュブラク社長は「希望者は近年増えていたが、これほど多いのは初めて」と驚いた。

 デュブラク氏は社内で調整した上、休暇を承認。大きな支障は回避した。従業員約350人のうち、イスラム教徒は約6割を占めるため、円滑な経営には「調和が重要」との判断だ。一方、休暇をとったスフィアン・ユジルさん(27)は理由をこう語る。

 「フランスにキリスト教の祝日はあるが、イスラム教の祝日はないから」

 宗教をめぐる問題に直面するのは同社だけでない。仏大学研究者でつくる「企業宗教問題監視所」(OFRE)が企業対象に今年実施した調査の結果では、宗教絡みで「問題が生じた」との回答は65%。昨年(50%)、一昨年(44%)から増加傾向をみせる。

 内容は大きな問題にはならない事柄から、異性との労働を拒むなど仕事の支障や法律違反になりうる事例まで多様だ。ただ、OFREは「宗教が主張を強めており、世俗主義と宗教の自由の間のバランスが不安定化している」とみる。

 若者に強い反抗意識

 フランスは公共空間から宗教色を排除する「世俗主義」をとる。高校までの公立学校でイスラム教徒女性が身につけるスカーフなど「宗教的シンボル」を禁じるのはその代表例。だが、イスラム教徒がこの原則に疑問を抱く姿は別の調査でも浮き彫りになる。

 民間機関「モンテーニュ研究所」が今年実施したイスラム教徒対象の意識調査によると、「完全に世俗化し、仏社会に同化した」と分類されたのは46%を占める一方、世俗主義など「国の価値に明確に反対する」グループも28%に上る。若者では半数以上がこのグループに属した。

 「このグループはイスラム教をアイデンティティーとみなしている」。そう解説するのは調査の中心役でかつて首相顧問も務めたアキム・エルカルウィ氏だ。「企業など社会の方が宗教に適応すべきだと考えている」とも指摘する。

 こうした意識の根底にあるのは貧困や差別などを受けた「社会への反抗」であり、「テロリストの土壌」となりかねない。エルカルウィ氏は「仏社会の危機」とも警鐘を鳴らす。

 来年大統領選の争点

 こうしたイスラム教徒への対応は政治でも議論となっている。今夏には顔など以外の全身を覆う信者の女性水着「ブルキニ」に対する一部自治体の禁止措置は論争を呼び起こした。来年4〜5月の大統領選の争点の一つとなりそうだ。

 中道・右派では返り咲きを狙うサルコジ前大統領が全土でのブルキニ禁止のほか、スカーフなどの着用禁止を大学にも適用すると訴え、「フランス人になりたければ、フランス人のように暮らすべきだ」と主張。有力候補のジュペ元首相はサルコジ氏を「火に油を注いでいる」と批判する。

 一方、そんな議論をパリ市民は複雑な視線でみつめる。「世俗主義はフランスの原則。誰でも生活する国の文化や決まりに従うべきだ」と語るのは無職男性(70)。「世俗主義はどの宗教も平等に扱うことが目的なのにイスラム教を排除しているようにみえる」(26歳自営業男性)との疑問も上がる。

 エルカルウィ氏はイスラム教をめぐり、「世俗主義」か「宗教の自由」かという「極端」な議論に陥ることを懸念。「重要なのはイスラム教徒の状況を改善する具体的提案に基づく議論だ」としている。

                   


 【用語解説】パリ同時多発テロ

 2015年11月13日、オランド仏大統領がサッカー観戦していたサンドニの国立競技場周辺や、パリの劇場、飲食店などでほぼ同時に銃乱射や爆発が起き、計130人が死亡。300人以上が負傷した。オランド氏はイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)のテロと断定。現在も非常事態宣言を継続。

1552チバQ:2016/11/07(月) 12:34:50
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161107k0000e030203000c.html
<ブルガリア>大統領選は決選投票へ
11:24毎日新聞

 【ウィーン三木幸治】東欧のブルガリアで6日、任期満了に伴う大統領選が投開票された。出口調査によると、ロシア寄りの野党・社会党のラデフ前空軍司令官(53)が約26%の支持を得てトップに立った。初の女性大統領を目指す与党「欧州発展のためのブルガリア市民」(GERB)のツァチェバ国会議長(58)は小差の2位となった。いずれも当選に必要な過半数票に届かず、決選投票が13日に行われる見通し。地元メディアが伝えた。

 ブルガリアは欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に加盟しているが、歴史的にロシアとの関係が深く、ラデフ氏もEUによる対露制裁解除を主張するなどロシア寄りの姿勢を見せている。ブルガリアでは大統領は儀礼的な存在で、今回はボリソフ首相の政権の信任投票的な意味合いもある。

1553とはずがたり:2016/11/08(火) 10:43:09

日産自への英確約、EUが問い合わせ=欧州委報道官
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20161107061.html
11月07日 22:31ロイター

[ブリュッセル 7日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>が英国内での新規投資を決定するに当たり、英国政府が欧州連合(EU)を離脱しても投資に悪影響が出ないと確約したことにからみ、欧州連合(EU)が英国に問い合わせを行っていたことが分かった。欧州委員会の報道官が7日明らかにした。

報道官は記者会見で、英政府の「保証」がEU規定に違反するのではないかとの質問に対し、「日産に関する報道は認識している。その結果として、欧州委員会は英当局に確認を取った」と回答。「EUの国家補助規定に基づく評価では、英当局は日産に対しいかなる支援も通知していない。そのため委員会はこの問題に関して正式な見解を有しない」と説明した。

英政府への問い合わせに関しては「事態や報道は把握している。関心があれば質問する」と述べた。

英国はEU離脱を決定したが、離脱するまでは特定の企業に便宜を図ることは許されていない。

1554チバQ:2016/11/08(火) 19:39:16
http://www.sankei.com/world/news/161108/wor1611080018-n1.html
2016.11.8 10:49

ナチスの入れ墨をプールで露出 極右の28歳議員に禁錮8月の実刑判決

 ドイツのメディアによると、東部ブランデンブルク州の地方裁判所は7日、ナチスの強制収容所の建物などを描いた入れ墨をプールで露出したとして、民衆扇動罪に問われた男(28)に禁錮8月の実刑判決を言い渡した。男は極右のドイツ国家民主党(NPD)に所属し、同州の自治体で議員を務めている。

 裁判所は判決理由で、実刑にしなければ「国家権力が極右主義に尻込みしている」との印象を与えると強調した。

 男は昨年11月にプールで2時間にわたって入れ墨を露出した。翌月に同州の地区裁判所で執行猶予付きの有罪判決を言い渡されたが、検察側が控訴していた。(共同)

1555チバQ:2016/11/08(火) 19:39:56
http://www.sankei.com/world/news/161108/wor1611080020-n1.html
2016.11.8 11:20

来春の仏大統領選にジャド氏出馬へ 環境政党の欧州議員
 フランスの環境政党「ヨーロッパエコロジー・緑の党」(EELV)は7日、欧州連合(EU)欧州議員のヤニック・ジャド氏(49)を来年4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)の立候補者に選出した。

 環境保護団体グリーンピースなどのフランス代表などを経て2009年から欧州議員。別の欧州議員らと争った党内予備選に勝利した。

 12年の大統領選で当選した社会党のオランド大統領は一時、EELV幹部らを閣僚に起用したが、内紛などからEELVの党勢は衰退。最近の世論調査の支持率は3%前後で推移している。(共同)

1556チバQ:2016/11/13(日) 23:03:27
http://www.sankei.com/world/news/161111/wor1611110034-n1.html
2016.11.11 17:09
【パリ同時テロ】
多発テロから1年、シリアからの統括者「ウサマ・アタル」を特定 全容解明は道半ば
 【ベルリン=宮下日出男】130人の犠牲が出たパリ同時多発テロは13日、発生から1年を迎える。当局は3月のベルギー同時テロと2つの犯行をシリアから統括した人物の1人を新たに特定するなど、全容解明に向け捜査を続けるが、全容解明は道半ば。一方、惨劇から1年が経過し、パリ市民には日常生活が戻ったが、その心境にはなお緊張感が色濃く残っている。

 特定されたのは、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)戦闘員のウサマ・アタル容疑者(32)。ベルギーとモロッコの二重国籍者で、「アブ・アフマド」の別名を持つ。死者32人が出た3月22日のベルギー・テロで捜査線上に浮上したが、パリ・テロへの関与も確認されたと仏メディアが伝えた。

 アタル容疑者はこれまでの捜査で、シリアで指揮をとった人物として特定された唯一の人物。イラク人とされるパリ・テロの実行犯2人も送り込むなどした。ベルギー・テロで自爆したバクラウィ容疑者兄弟の親類で、兄弟が残したパソコンのデータなどからパリ・テロへの関与が判明した。

 アタル容疑者は2005年、渡航先のイラクで拘束され、米軍が運営する刑務所に収容後、12年にベルギーに帰国。弁護士はその後の動向を不明とする。イラクではIS最高指導者バグダーディ容疑者とも知り合ったとされ、ベルギー当局者はアタル容疑者をブリュッセル周辺出身のIS戦闘員では「最高位」とみる。



 パリ・テロではISが犯行声明を出したが、主犯格のアバウド容疑者が逃亡先で射殺されるなどし、その背後関係の解明は重要な焦点の一つとなっている。

 実行犯らの人脈はベルギー・テロの実行グループと重なり、当局は両テロは一つの過激派ネットワークによる犯行とみる。ベルギー・テロのグループがパリ・テロで後方支援の役割を担ったとの構図だ。当局は両テロの実行犯のうち2人を逮捕し、追及を続ける。

 ただ、パリ・テロ実行犯の生存者として事情を詳しく知るとみられるアブデスラム容疑者は黙秘を保つ。アタル容疑者の特定は進展だが、その役割も「まだ理論上の一つ」(捜査関係者)。仏当局は首謀者を把握しているともされるが、ベルギー当局者は「捜査はまだまだ終わったとはいえない」としている。



 一方、パリ・テロ後もフランスでは7月の南部ニースのトラック突入テロ、北部の教会襲撃などテロが相次ぎ、非常事態も来年1月末まで継続中だ。テロを防ぎきれないオランド政権には国民も不満を募らせ、最近は警備などで過重労働を強いられる警察官がデモを繰り広げる事態も起きた。

 ただ、テロ1年を控えたパリでは、市民が淡々した表情もみせる。「テロでは大きなショックを受けたが、今は落ち着いている」と語るのは当時襲撃された飲食店近くの自営業男性(27)。その心境は「危険の中で暮らすしかないとう感じだ」と説明する。パリ中心部の広場でくつろぐ女子学生(19)は「びくびくしてもテロリストを利するだけだ」と語った。

1557チバQ:2016/11/13(日) 23:36:43
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161113-00144914-toyo-bus_all
テロから1年、バタクラン劇場再開までの苦悩
東洋経済オンライン 11/13(日) 9:50配信

テロから1年、バタクラン劇場再開までの苦悩
12日夜、バタクラン劇場近辺のレストランは多くの人々でにぎわっていた
あの「パリ・テロ」から、11月13日でちょうど1年となる。パリ内外のスポーツ施設や繁華街にいた130人の市民がイスラム教過激派青年たちのテロ行為によって命を落とした。 当時の記憶や衝撃は、当事者や遺族からまだ消えていない。
その一方で、反イスラム教徒感情が強まっていることへの懸念も指摘されている。13日に市内で予定されている記念イベントを前に、現地の様子とメディア報道を追ってみた。

■バタクラン劇場にスティングが登場

 パリ・テロで90人という最大の被害者を出したのが、ヴォルテール大通りのバタクラン劇場だ。1864年に建てられたこの由緒ある劇場は事件後、閉鎖状態にあったが、11月12日、英ロック歌手スティングがコンサートを開き、その歩みが再開された。チケットは8日、発売と同時に売り切れとなった。

 テロに負けていないことを示す象徴となった、スティングのコンサート。しかし、いかにも「テロ後」であることは明白だ。会場周辺には警察官を乗せた数台のトラックが駐車され、バタクラン劇場前の大通りには鉄製の柵がいくつも置かれた。入り口付近を警察官が囲み、コンサートのチケットを持っている人だけが一人一人、警察の入念なチェックの後で中に入ってゆく。なんとも物々しい雰囲気である。報道陣も一般人も通りを隔てた場所からバタクランを眺めるだけだった。

 劇場近くの木の周りには、犠牲者追悼のろうそく、花などが置かれていた。近辺のレストランは土曜日の夜ということもあって客で賑わっており、寒い日ではあったが、外に張り出したテントの中で食事を楽しむ光景が見られた。

 書店に行くと、ドナルト・トランプ氏が次期米大統領候補になったことを報じる新聞や雑誌が並ぶ中、パリ・テロを振り返る特集を組む雑誌も目に付いた。

テレビは?
 フランス語、英語を含め数カ国語で報道する24時間ニュースの報道局「フランス24」の英語版は、12日の夜にかけてパリ・テロに関する特集を複数放送。「フランス5」では市民、評論家、バタクラン劇場のこの1年をドキュメンタリーにした監督などをスタジオに招いてトークショーを放送していた。

 フランス24の番組によると、バタクラン劇場や惨劇のあったレストランの近くに住む市民ジャン・ルック氏は、テロ後の6カ月、どこに行くのにも救急セットを持ち歩いていたという。「いつ、何が起きるのかわからない」。

 ルック氏は、銃で撃たれて傷を負った人々を自宅前で助け続けた。その時の光景ははっきりと記憶にある。いつかは自分が撃たれるかもしれない。忘れようとしても忘れられない。ルック氏のように間接的に事件に関わった人を入れると、約3000人が、1年前のテロによってなんらかの影響を受けたとみられている。

1558チバQ:2016/11/13(日) 23:37:02

■現在も20人が入院している

 ジョルジュ・サーリン氏は娘のローラさんをバタクラン劇場で殺害された。その悲しみを鎮めるために、サーリン氏は娘についての本を書いた。娘が亡くなったことが分かったのは、死から18時間後だったという。死に至るまでの状況を批判していたこともあったが「あまりにもつらいので、今は自分がこれからどう生きるかを考えるようにしている」。喪失感は消えていないが、悲しみを抱えながらも生きていかなければならないことを承知しているという。

 テロから1年経ち、現在も20人が入院中。約600人が心理サポートを受けている。政府は犠牲者を支援するための基金を設置しており、現在までに利用申請をした人は2800人ほどにのぼる。

 番組の最後には「フランス・テロの犠牲者の会」のステファン・ラコーム氏が登場する。「1周年記念のイベントは犠牲者や遺族にとって重要な日になるー全て解決されたとは言えなくても、だ」。

 番組司会者は、13日に行われる犠牲者追悼イベントが果たしてよいことなのかどうかと問いかける。犠牲者・遺族にとって、政治家がスピーチをし、フランスが一つにまとまることによって悲しみが癒されるという考え方がある一方で、犠牲者や遺族、また衝撃を受けた国民全体にとっても思い出したくない惨状を思い出す機会にもなってしまうからだ。

 ラコーム氏は「テロリスト、過激主義者たちに向けてメッセージを送る意味もあるのではないか」と答える。「テロに負けない」というメッセージだ。

 13日の追悼イベントはパリ郊外にある多目的スタジアム「スタッド・ドゥ・フランス」前で始まる。昨年はこの日に試合会場の入り口付近と近隣の外食店で爆発音が数回発生し、自爆テロにより4人死亡、1人が巻き込まれて死亡した。

 その後は市内繁華街で犠牲者が出た複数のレストラン前での同様のイベントを行い、最後はバタクラン劇場の前に向かう。亡くなった市民への献花と追悼の意を込めた黙祷、オランド大統領によるスピーチなどが予定されている。

1559チバQ:2016/11/13(日) 23:38:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161112-00000508-san-eurp
パリ同時多発テロ1年 警察が「反乱」、オランド政権揺さぶる
産経新聞 11/12(土) 9:36配信

パリ同時多発テロ1年 警察が「反乱」、オランド政権揺さぶる
フランスでは同時多発テロ後も脅威は続く(写真:産経新聞)
 130人が死亡したパリ同時多発テロから13日で1年を経るフランスで、警察官がオランド政権への抗議デモを繰り返すという異常事態が起きている。テロの脅威が押さえ込めない上、治安を支える国の屋台骨が「反乱」を起こし、来春の大統領選での再選をめざすフランソワ・オランド大統領(62)を揺るがしている。

 デモの発端は先月8日、警備中のパトカーが火炎瓶攻撃を受け、警察官4人が負傷した事件だった。2人は重体で、このうち1人は28歳で3児の母だ。入院先に集まった同僚たちが「危険から身を守る装備がないまま、過重労働を強いられる。うんざりだ」と怒りをたぎらせた。数百人がパリ中心部に結集し、無許可でサイレンを鳴らしてパトカーを走らせると、警察デモはすぐ全国に広がった。

 警察官への襲撃は今年、多発している。6月にはパリ郊外で警察官がイスラム過激派に刺殺された。テロだけではない。覆面の男たちが労組デモに乗じて火炎瓶や鉄棒で攻撃する事件が頻発する。彼らは「破壊分子」と呼ばれ、組織力が高く公権力を恐れない。

 オランド政権は同時多発テロ後、警察や軍1万人を動員し、予備役まで募って「厳戒態勢」をアピールしたが、実質的な対応策は後手に回った。警官の発砲は原則として自衛目的に限られ、破壊分子を威嚇できない。シリアの過激派が絡むテロ計画が相次いで摘発される中、社会不安に乗じた暴力行為が横行した。

 混乱の背景には、左派政権の看板である「人権重視」とテロ対策の両立の難しさがある。

 同時多発テロで実行犯の大半がアラブ系移民2世だったことから、大統領は事件後、二重国籍者のテロ犯罪者から仏国籍を剥奪する憲法改正案を発表した。ところが、身内である社会党左派から「『国民は平等』という国家理念に反する」という批判が噴出。司法相が抗議辞任するに至り、断念を迫られた。

 政府は交通機関の職員による手荷物検査を可能にしたり、テロ扇動サイトへの恒常的アクセスに禁錮刑を科したりなど複数の新法を成立させたものの、治安当局が強大な監視権限を持つ米英式テロ対策には至らなかった。南仏ニースで84人が死亡した今年7月のトラック突入テロでは、犯人が事前に下見する様子を監視カメラがとらえていたが、危険を把握できなかった。国会で保守系野党が「米国やカナダにならって、監視カメラに生体認証システムを導入し、不審者を察知できるようにすべき」と提案し、政府が「公共の自由への侵害」だとして退けた直後に事件は起きた。

 7月末、仏北部で神父が殺害された教会襲撃テロでは、情報機関が犯人を監視下に置いていながら、テロを防げなかったことが発覚した。世論調査では「政府のテロ対策に不満」と答えた人が8割を占めた。

 大統領選をめぐる10月末の世論調査でオランド氏に投票すると答えた人は9%。経済不振への不満に治安対策の不手際が追い打ちをかけ、このままでは大統領選で決選投票にすら進めない。

 今月来日した社会党の元閣僚は、極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首(48)が保守系候補とともに決選投票に進む可能性が強いとの見方を示した上で、「社会党はバルス首相を擁立すれば勝機があるかもしれない、と述べた。社会党内で「オランド氏以外の候補で臨む」オプションの模索が始まったようだ。(外信部編集委員 三井美奈)

1560とはずがたり:2016/11/14(月) 13:03:49

「客は二の次」のフランスに日本が学ぶべき事 スーパーが日曜定休でも本当は誰も困らない
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/1744-1745
06:00東洋経済オンライン

フランスで「小1の壁」に悩む母親はいない
やはり、働く女性にとって参考になる国だ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116734086/3093-3094
国末 則子 :フリーライター 2015年11月19日

1561チバQ:2016/11/14(月) 21:20:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111400804&g=int
外相を次期大統領候補に=首相与党が支援-独


ドイツのシュタインマイヤー外相=14日、ブリュッセル(EPA=時事)
 【ベルリン時事】14日のDPA通信などによると、ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主同盟と姉妹政党のキリスト教社会同盟は、来年3月で退任するガウク大統領(76)の後任候補として、シュタインマイヤー外相(60)を支援することを決めた。
 外相が所属する社会民主党が擁立方針を打ち出し、3党首が協議を続けていた。来年2月12日に連邦議会(下院)議員と各州代表で構成される連邦大会議で、シュタインマイヤー氏が次期大統領に選出される見通しとなった。ドイツの大統領は儀礼的役割が中心。
 シュタインマイヤー氏はドイツで最も人気のある政治家と言われる。トランプ氏が勝利した米大統領選について「大部分の独国民が望んでいた結果ではない」と語るなど、はっきりとした物言いも特徴だ。(2016/11/14-20:21)

1562名無しさん:2016/11/14(月) 23:55:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161112-00000012-zuuonline-bus_all
「アジア最大の負け組日本」「第2のBrexit」トランプ大統領の誕生に英国は?
ZUU online 11/12(土) 11:40配信

今年3月英エコノミスト紙が発表した「国際的脅威トップ25」で、10位に輝いた「トランプ大統領誕生」がまさかの現実と化した11月8日。

他国同様、世論や常識を信用しきっていた英国のメディアは驚愕をあらわに新大統領の誕生を報道。それと同時に、結果発表直前までの「トランプ政権誕生はあり得ない」といった態度を一転させ、トランプ大統領の誕生を「歴史的革命」と大々的に取りあげた。

ほかの多くの国同様、「決まってしまったものは仕方ない」と、あくまで結果を受けいれての反応であったことは一目瞭然だ。他国の報道と異なる点は、今年6月に自国の歴史を塗りかえたBrexit投票との接点を見いだす報道が目につくことだ。「アジア最大の負け組」として日本が挙げられている点も、日本人としては非常に気になる。

■英国首脳の冷ややかなコメント

トランプ政権の誕生を熱烈に支持していたナイジェル・ファラージ元英独立党(UKIP)党首は、「トランプ氏お抱えのEU大使になりたい」とまで発言しているが、大方の首脳の反応は冷ややかだ。トランプ政権を表立って否定しない反面、儀礼的に祝杯をあげている印象は否めない。

過去のトランプ大統領の問題発言に、猛烈な批判を投げかけたこともあるテリーザ・メイ首相は、両国間の「自由と民主主義に基づく特別な関係」を主張。「今後も引き続き、貿易や安全保障分野で強力な関係を維持していきたい」と祝福。

「ニューヨークの特定の地域を訪問しない理由は、トランプに遭遇したくないから」とまで公言していたボリス・ジョンソン外相も、「国際的好況や安定を目指し、ともに働きかけていくことを楽しみにしている」と前向きなメッセージをTwitterに投稿した。

これに対し英労働党ジェレミー・コービン党首は「全世界にとって衝撃の結果」と一刀両断。「トランプの勝利は、これまでの政策や経済体制が多くの国民に適切ではなかった事実を反映している」と、世界秩序への懸念の色を隠せない。

スコットランドのニコラ・スタージョン首相も、「(トランプ氏の宣言通り)多文化要素あふれる近代的な大統領であることを証明して欲しい」と期待を示す裏で、「個人的に望んでいた結果ではない」と認めた。

■ Brexitとの共通点を見いだす英国人

英メディアやエコノミスト、政治家の一部からは、「米版Brexit」と形容する声があがっている。ファラージ元英独立党の「米選挙はBrexit同様、簡潔明瞭なものだった」、コービン党首の「両国ともに貧富格差が拡大された現状への反感を反映する結果」といったコメントはほんの一例だ。

Brexit、トランプ政権ともに「破滅につながる選択肢」と見なされていたが、両国の国民の過半数がリスクの高いギャンブルを選んだという事実は勿論、残された人々がそれほどまでの憤りを結果がでるまで認識していなかった点も共通する。そこにこれまでけっして埋められることのなかった、同国民間の著しい温度差を感じる。

これらの層は「変化は需要があって初めて起こる」という事実を理解していない。理解していなかったからこそ、結果的に変化が生じたのだということにも気付いていない。両国に訪れた過激な変化の根底には、根深い問題が横たわっている。

1563名無しさん:2016/11/14(月) 23:55:55
>>1562

■勝ち組は露 日本は「アジア最大の負け組」?

トランプ氏の政策に関しては、過激な発言で選挙活動中から世界中を震撼させていた「トランポリズム(Trumpolism/トランプ政策を指した俗語)を、クリントン氏という防波堤で食いとめることが不可能になった今、「米国からの逃亡を図る人々でカナダの移住情報サイトがパンク寸前」「Googleで核シェルターの検索数が記録的な数字に達した」などの報道が目立つ。

国際関係については強引さでは最強の大統領に率先され、「露、中との結束が強まるのではないか」という見方が強い。トランプ大統領は特にプーチン大統領に強い尊敬の念を示している。トランプ大統領の勝利を世界の首脳中一番のりで祝福するというかたちで、プーチン大統領はそれに応えた。

中国製品への関税引きあげなどをめぐって対立中の中国とは、より露骨な愛憎の関係になりそうだといわれている。不動産王として知られるトランプ氏にとって、中国は恰好のビジネスの場であり、中国にとっては外交政策経験豊富な歴代の米大統領やクリントン氏に比べ、「米国が選んだ新大統領など赤子の手をひねるようなもの」といったところだろう。

オバマ大統領が堅持してきた対シリア政策の批判者である新大統領の就任で、バッシャール・アル=アサド大統領率いるシリアも「勝ち組」入りしている。

一方「負け組」のレッテルを貼られてしまったのは、日本、イラン、メキシコ、欧州だ。安保条約の批判に代表されるトランプ氏の「反日感情」は、海を隔てた英国にも伝わっている。

イランは核合意の破棄、「国境に巨大な壁を建設する」ほど毛嫌いされるメキシコ、そしてメイ首相直々に祝電を送った英国に至っては、「新政権誕生24時間以上が経過した後、ようやくトランプ氏がメイ首相からの電話に応対してくれた」という。

勝ち組、負け組ともに、トランプ氏を時限爆弾視していることには変わりない。この時限爆弾を破裂させるか制御するかは、各国の出方次第だろう。(アレン・琴子、英国在住のフリーライター)

1564チバQ:2016/11/15(火) 10:37:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161114-00000043-jij_afp-bus_all
コソボ、ついに国際電話の国番号を取得 6年におよぶ交渉経て

AFP=時事 11/14(月) 22:47配信

【AFP=時事】東欧のバルカン(Balkan)半島に位置する小国コソボが、隣国セルビアとの6年におよぶ交渉を経て、国際電話で使用される国番号を今年12月に取得することとなった。首都プリシュティナ(Pristina)の当局が13日、発表した。

 コソボは2008年、一方的にセルビアからの独立を宣言しセルビア側の反発を招いた。欧州連合(EU)による助言の下、2011年より2国間の関係改善を図る協議が続けられているが、いまだ議論が紛糾し解決をみていない国有財産の問題とともに、国番号の問題も未解決のままだった。

 セルビアとの交渉に当たった担当者によると、コソボの国番号として「383」が割り当てられ、国際電気通信連合(ITU)が正式に用い始めるのは12月15日になるという。

 国番号に関しては現在、海外からコソボの固定電話へかけるのに使われている国番号はセルビアと同じ「381」だが、海外から携帯電話でコソボにかける際は、モナコもしくはスロベニアの国番号を使用しなければならないという奇妙な取り決めがまかり通っていた。

 当局によると国番号を持たなかったことによる損失は、およそ2億ユーロ(約230億円)に上るという。【翻訳編集】 AFPBB News

1565とはずがたり:2016/11/15(火) 12:53:18
EUの「理想の統一欧州」はずたずたのぼろぼろだ・゚・(ノД`)・゚・。

<ブルガリア大統領選>ロシア寄りの野党候補勝利
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/167/38a90cada7956b0799187fa6362ca6bb.html
(毎日新聞) 11月14日 22:43

 【ウィーン三木幸治】東欧のブルガリア大統領選の決選投票が13日投開票された。選管によると、開票率約99%でロシア寄りの野党・社会党のラデフ前空軍司令官(53)が約59%を獲得、親EUの与党「欧州発展のためのブルガリア市民」(GERB)のツァチェバ国会議長(58)を破って当選した。ボリソフ首相は「国民の意思を受け止める」として辞任する意向を示した。地元メディアが伝えた。

 ブルガリアは欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に加盟しているが、歴史的にロシアとのつながりが強い。ラデフ氏は13日夜、「豊かで平和なブルガリアのために働きたい」と述べ、EUによる対ロシアの経済制裁を解除するため、積極的に動く意向を示した。

 ブルガリアの大統領は儀礼的な存在だが、大統領選は与党の「信任投票」と位置づけられていた。ボリソフ氏は堅調な経済成長などに手腕を発揮したが、汚職対策が進まず、支持率が低下していた。

ブルガリア大統領選挙、親ロシアの野党候補が勝利へ 首相が辞意
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20161114019.html
11月14日 10:41ロイター

[ソフィア 13日 ロイター] - 13日に実施されたブルガリア大統領選挙の決選投票は、親ロシアの野党・社会党の支持を受けたルーメン・ラデフ前空軍司令官(53)が、中道右派の与党「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」の候補ツェツカ・ツァチェバ議会議長(58)に大差をつけて勝利する見通しとなった。与党候補敗北の見通しを受け、ボリソフ首相は辞意を表明した。

有権者の間では、政府の汚職取り締まりの進展に対する不満、欧州連合(EU)に対する失望、ロシア疎外への懸念が広がっていた。

各種出口調査によると、ラデフ氏の得票率は58.1─58.5%でツァチェバ氏は35.3─35.7%。

出口調査の結果を受け、ボリソフ首相は記者団に「GERBの敗北は確実で明確」と語り、辞任の意向を示した。

首相の辞任により、来年3月にも議会選が実施され、厳しい連立交渉が数カ月続くことが予想される。

1566チバQ:2016/11/16(水) 12:58:19
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111600088&g=int

前内相が首相就任へ=NATO・EUとの関係重視-リトアニア














リトアニア次期首相候補に提案されたスクバルネリス前内相=15日、ビリニュス(AFP=時事)

 【ベルリン時事】バルト3国のリトアニアのグリバウスカイテ大統領は15日、次期首相候補としてスクバルネリス前内相(46)を議会に提案した。議会は近く承認する見通し。
 AFP通信によると、スクバルネリス氏は、北大西洋条約機構(NATO)が加盟国に求める国内総生産(GDP)比2%以上の国防費支出について「優先事項だ」と述べた。首相就任後はNATO、欧州連合(EU)との関係を重視していくとみられる。(2016/11/16-06:57)

1567とはずがたり:2016/11/16(水) 13:31:09
>>1566
バルト三国はEU及びNATOにとっての生命線(by松岡洋右)だと思われるが,今のところ対露恐怖から親欧州路線が揺るがないのは心強い。

ドイツ騎士団の入植等西欧の影響も強いのではないだろうか?ロシア系住民も多い様だがドイツとの協力を推し進めて欲しい所♪

ブルガリア・ハンガリー・ポーランド(>>1170>>1325>>1565)等欧州の価値観に対する懐疑が拡がる中,欧州,少なくともドイツは,はバルト三国への投資を増やしてちゃんと引き付けておく必要があるだろう。

辺境のハンガリーやポーランドは正直影響力低いがそれら(及び英米)に続いてオランダ・フランス・ドイツ辺りで極右が政権取ったら(取らない迄も政権入りしたら)統一された平和な欧州は終わりだなあ。。

1568チバQ:2016/11/17(木) 22:08:18
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20161116-567-OYT1T50093.html

仏大統領選、38歳マクロン前経済相が出馬表明
11月16日 22:16読売新聞

 【パリ=三好益史】来年春のフランス大統領選に向け、オランド政権で経済相を務めたエマニュエル・マクロン氏(38)が16日、無所属での立候補を表明した。

 若さを武器に高い支持率を誇り台風の目になる見通しだ。米大統領選での「トランプ現象」で勢いづく極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首も同日、選挙本部を始動させた。支持低迷でオランド大統領の再選が難しい中、選挙に向けた動きが本格化してきた。

 マクロン氏は16日、パリ郊外で記者会見し、「硬直した既存の政治を打破しフランスを立て直す」と述べ、経済立て直しなどに向け規制改革を進める考えを示した。欧州で大きな問題となっている中東などからの移民受け入れ問題については明言しなかった。

 マクロン氏は32歳で英金融ロスチャイルドグループの投資銀行で共同経営者になり、2014年に36歳で経済相に抜てきされた。

1569チバQ:2016/11/17(木) 22:08:29
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20161116-567-OYT1T50093.html

仏大統領選、38歳マクロン前経済相が出馬表明
11月16日 22:16読売新聞

 【パリ=三好益史】来年春のフランス大統領選に向け、オランド政権で経済相を務めたエマニュエル・マクロン氏(38)が16日、無所属での立候補を表明した。

 若さを武器に高い支持率を誇り台風の目になる見通しだ。米大統領選での「トランプ現象」で勢いづく極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首も同日、選挙本部を始動させた。支持低迷でオランド大統領の再選が難しい中、選挙に向けた動きが本格化してきた。

 マクロン氏は16日、パリ郊外で記者会見し、「硬直した既存の政治を打破しフランスを立て直す」と述べ、経済立て直しなどに向け規制改革を進める考えを示した。欧州で大きな問題となっている中東などからの移民受け入れ問題については明言しなかった。

 マクロン氏は32歳で英金融ロスチャイルドグループの投資銀行で共同経営者になり、2014年に36歳で経済相に抜てきされた。

1570チバQ:2016/11/17(木) 22:24:18
http://www.cnn.co.jp/world/35092378.html
仏の右翼政党党首、大統領選勝利に自信 トランプ氏当選で
2016.11.17 Thu posted at 20:33 JST
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フランス・ナンテール(CNN) フランスの右翼政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)は17日までに、米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利に触れ、米国民が自らの将来を取り戻したことを意味し、来春の仏大統領選でも同様のことが起きるだろうと予測した。
CNNとの会見で述べたもので、トランプ氏の当選は仏大統領選で自らが勝利する機会を広げたと強調。米大統領選の結果は「完全に不可能とみなされていたことを現実にした」とし、「結集すれば求めるものを得られることをフランス国民に自覚させた」と主張した。
トランプ氏の勝利は世界の野放図なグローバル化やエリート層が支配する政治に耐えられない人間に希望の兆候であるとも強調。米国が世界の警察官の役割を果たすという従来の理念に決別しようとするトランプ氏の姿勢をたたえた。
来年の大統領選で勝利した場合の施政方針にも触れ、フランスを栄誉ある時代の姿に再生させると言明。多文化主義に反対し、同国に来る人間は仏文化に融合しなければならないと主張。フランスを過去30年間では見られなかったような国にすると誓った。
フランスが加盟する欧州連合(EU)も全体主義的な政治システムに化していると非難し、国際社会で広範に進んでいる移住も世界各地に紛争を巻き起こしているとして糾弾した。
ルペン氏は来年4〜5月の大統領選で有力候補と目されている。2011年に父親でもあるFN創設者のジャンマリー・ルペン氏の政治路線に反発し、党首に就任。これ以降、人種差別や外国人排斥の主張が色濃かった党のイメージ払拭に努め、反EUや移民政策への批判などを前面に出す党是に転じた。

1571チバQ:2016/11/19(土) 10:47:06
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161117X664.html
オランド政権から候補乱立=「共倒れ」懸念も―フランス大統領選
11月17日 14:53時事通信

 【パリ時事】来年4〜5月のフランス大統領選に向けてマクロン前経済相(38)が立候補を表明し、オランド大統領が所属する与党・社会党などの左派陣営は候補者乱立に陥る懸念が強まった。大統領の不人気を背景に、陣営が結束する機運は高まらず、複数候補が「共倒れ」に終わる可能性も排除できない。

 「個人的な挑戦は拒否すべきだ」。マクロン氏が16日に出馬を宣言した直後、オランド大統領を支えるバルス首相は不快感をあらわにした。

 社会党は来年1月に予備選を実施して候補者を一本化する予定。しかし、「左右両陣営の結集」を掲げるマクロン氏は「自分は社会党の候補者ではない」と述べ、予備選を経由せず独自に本選へ出馬する意向を示した。結果として、左派支持層の票が分散し、右派の共和党や極右政党・国民戦線(FN)など野党を利する可能性がある。

 オランド大統領は失業問題やテロ続発が災いし、今年に入ってからは支持率が10%台に低迷。今夏には企業の意向で雇用条件を変えやすくする労働法改正を強行したことで、支持母体である労働組合の反発も招いた。

 陣営内で「オランド大統領では選挙を戦えない」という不満が強まる中、他の左派政党でも独自に候補者を擁立する動きが広がっている。大統領は11月下旬に終わる中道・右派陣営の大統領予備選の結果を見極めた上で、12月に態度を表明する考えを示している。

 国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)出席のためモロッコのマラケシュを訪問中のオランド大統領は15日、テレビの取材に「大切なのは結束だ」と述べ、マクロン氏出馬の動きをけん制。しかし、翌16日の記者会見では「この場で国内政局について話すつもりはない」と語っただけだった。

1572チバQ:2016/11/20(日) 11:42:15
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1611190038.html
仏大統領選に「トランプ・ショック」波及 中道・右派あす予備選第1回投票

11月19日 18:49産経新聞


 【ベルリン=宮下日出男】来年4〜5月に行われるフランス大統領選で、中道・右派陣営は20日、統一候補を決める予備選の第1回投票を行う。同陣営の候補は本選でも当選が有力視されるが、トランプ次期米大統領の出現で極右政党が勢いづくフランスも「結果は予断できない」との見方が強まるなど、米国での波乱は仏大統領選の論戦にも影響を及ぼしている。

 予備選の立候補者は7人で、第1回投票の上位2人が27日の決選投票に臨む。これまでは、最有力とされるジュペ元首相(71)をサルコジ前大統領(61)追う構図だったが、最近は2人が支持率3割程度で拮抗(きっこう)しているほか、フィヨン元首相(62)が猛追するなど、混戦模様となりつつある。

 左派は社会党のオランド現政権の不人気で劣勢だ。このため、2回投票制の大統領選では中道・右派の候補と極右、国民戦線(FN)のルペン党首が決選投票に進み、最終的に中道・右派が制する公算が大きいとされ、中道・右派陣営の予備選での勝者は「次期大統領に最も近い」位置につけることになる。

 ただ、ここにきて波紋を広げているのが、米大統領選でのトランプ氏の勝利だ。既存政治への不満の強さを背景とした予想外の結果は世論調査の信頼性に疑問を抱かせた。仏政界の重鎮でもあるジュペ氏は「私はクリントン氏ではない」と危機感をあらわにし、米大統領選で敗れた民主党のクリントン候補と自身を重ねる見方の否定に躍起だ。

 これに対しサルコジ氏は、「投票で怒りを示すのは大衆迎合主義ではない」と主張。トランプ氏の勝利を「すばらしい」とし、既存政治に反発する有権者への浸透を図る一方、トランプ氏に対処できるのは自分自身だと訴える。

 フィヨン氏は、候補者らによるテレビ討論会での好印象などが追い上げにつながっているとされ、“第3の候補”としての存在感をアピールしている。

 一方、オランド大統領が再選出馬への態度を決めかねる中、8月に辞任したマクロン前経済相(38)が16日、無所属での出馬を正式表明した。投資銀行出身で議員など公選職の経験はないが、国民の人気が高い。米大統領選を念頭に「欧米の民主主義は危機にあり、変り映えのしない人に対処はできない」と主張。主流派陣営と一線を画す姿勢で台風の目となる可能性も指摘されている。

1573チバQ:2016/11/21(月) 20:26:18
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161121k0000m030059000c.html
<イタリア>首相に「逆風」 国民投票、既成政治批判強まる
11月20日 22:20毎日新聞

<イタリア>首相に「逆風」 国民投票、既成政治批判強まる
会見で記者の質問に答えるイタリアのレンツィ首相=ローマで2016年11月18日、AP
(毎日新聞)
 【ローマ福島良典】米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利を受け、憲法改正を巡って12月4日に実施されるイタリアの国民投票で、改憲反対派が勢いを増している。中道左派・民主党のレンツィ伊首相(41)が進める国会・行政改革の是非が問われるが、既成政治に対する不満が爆発した「トランプ・ショック」で、レンツィ氏への「逆風」が強まっている。

 国民投票は「国政選挙の洗礼」を受けていないレンツィ氏に対する事実上の信任投票だ。18日付イタリア各紙掲載の世論調査によると、反対派は米大統領選をはさんで急増し、賛成派を7〜12ポイント上回っている。

 反・欧州連合(EU)、反移民を掲げるイタリア北部の右翼政党「北部同盟」のサルビーニ書記長(43)は「今度は私たちの番だ」と気勢を上げている。既成政党批判を展開し、6月の地方選で躍進した新興政治勢力「五つ星運動」の創設者、ベッペ・グリッロ氏(68)は「(トランプ氏勝利で)世界は既に変わった」と自陣営議員に発破をかけた。

 ローマ社会科学国際自由大学(LUISS)のセバスティアーノ・マフェットーネ教授(政治哲学)は「改憲反対派である北部同盟や五つ星運動は、『世界的に広がっているトランプ陣営』の一角を形成しているのだ」と分析する。

 レンツィ氏がヒラリー・クリントン氏に肩入れしたことも不利に働いている。ベルルスコーニ元首相(80)率いる中道右派野党「フォルツァ・イタリア」のブルネッタ下院議員会長は「クリントン氏を支持する間違いをおかしたレンツィ氏は政治的に死に体だ」と政権攻撃を強めている。

 LUISS大学院のジョバンニ・オルシナ教授(現代史)は「トランプ氏勝利で『権威への抵抗』がお墨付きを得て、(政権の座にある)レンツィ氏に不利に働く可能性がある。北部同盟との連携を望むフォルツァ・イタリア内強硬派の声が強まる」と予測する。

 ◇ナポリ大学のエンリカ・アマトゥロ教授(社会学)の話

 「反権力・支配階級」の潮流は社会的な不平等の増大が原因だと思う。特にイタリアでは人口の3分の1が暮らす南部に貧困層の3分の2が集中し、貧困と失業の問題がより深刻だ。南部には「見捨てられた」という感情がある。南部住民にはレンツィ政権への反発が強く、「国民投票で首相を退陣させよう」と思っている。

1574チバQ:2016/11/21(月) 20:27:38
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161120X114.html
メルケル首相、4選出馬へ=党会合で意向表明―独
11月20日 22:28時事通信

 【ベルリン時事】DPA通信によると、ドイツのメルケル首相(62)は20日、自身が率いる中道右派与党・キリスト教民主同盟の会合で、来年秋の連邦議会(下院)選挙に党の首相候補として臨み、4選を目指す考えを明らかにした。在任期間は既に11年に及んでいるが、難民問題やテロの発生で先行き不透明感が強まる国内外の諸課題に、引き続き率先して取り組む方針だ。

 メルケル首相は20日夜(日本時間21日未明)に記者会見する予定。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000504-san-eurp
メルケル独首相が4選出馬正式表明 不安定な時代に「経験活かす」
産経新聞 11/21(月) 8:33配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのアンゲラ・メルケル首相(62)は20日、ベルリン市内で記者会見し、2017年秋に行われる見通しの連邦議会選挙で自身の保守系与党、キリスト教民主同盟の党首として、首相4期目を目指す意向を正式に表明した。「困難で不安定といえる時代であり、ドイツのために仕えたい」と決意を語った。

 メルケル氏は会見で、英国の欧州連合(EU)離脱決定や移民・難民問題のほか、トランプ次期政権での米国の行方や対露関係など欧州が直面する課題を指摘。その上で約11年に及ぶ首相としての経験を「生かしたい」と続投を決断した理由を述べた。

 欧米ではトランプ氏勝利を受け、保護主義や大衆迎合主義(ポピュリズム)の伸長が懸念されており、ドイツでも反難民を掲げる右派政党が台頭。メルケル氏は来年の選挙について「ドイツ統一後、これまでにない困難なものとなる」との認識を示した。

 メルケル氏は05年に首相に就任。債務危機対応などを通じ、「欧州の盟主」として存在感を高めた。先進7カ国(G7)では在任期間最長の首脳であり、選挙で勝利し、任期をまっとうすれば、戦後ドイツで歴代最長のコール独元首相の4期16年に並ぶことになる。

1575チバQ:2016/11/21(月) 20:33:35
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161121X138.html
サルコジ前大統領が敗退=フィヨン氏ら決選投票へ―仏右派大統領予備選
09:22時事通信

 【パリ時事】来年4〜5月のフランス大統領選に向けて、最大野党の共和党などの中道・右派陣営が候補者を決める予備選の第1回投票が20日行われた。首位となったフィヨン元首相(62)と2位に付けたジュペ元首相(71)が27日の決選投票に進む。返り咲きを目指したサルコジ前大統領(61)は3位となり敗退が決まった。

 サルコジ氏は「他候補を選んだ有権者の判断を尊重する」と敗北を認めるとともに、政界引退を表明。劣勢の予想を覆したフィヨン氏は「勝利への波が沸き起こった」と喜びをあらわにした。ジュペ氏は「戦いを続ける決意だ」と決選投票での挽回を目指す意向を強調した。

 選挙管理委員会が21日未明(日本時間同日午前)発表した開票率92%時点の結果によると、フィヨン氏が44.2%を得票し、大差で首位。ジュペ氏は28.5%、サルコジ氏は20.6%だった。

 右派陣営が本格的な予備選を実施したのは初めて。投票者数は2011年の前回左派予備選の266万人を大きく上回り、約400万人に達した。

 サルコジ氏は移民排除を強める政策を掲げ、相次ぐテロを背景に治安面の不安を抱える層から支持を集めた。しかし、タカ派的な言動が穏健派層から警戒され、最終盤でフィヨン氏に支持が集まった。右派予備選は一定の要件を満たせば党員以外も参加できるため、左派支持層は比較的考え方の近いジュペ氏に投票したとみられる。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20161121-567-OYT1T50016.html
仏大統領選予備選、サルコジ氏決選投票に進めず
10:37読売新聞

 【パリ=三好益史】来年4〜5月のフランス大統領選に向け、最大野党・共和党など右派の候補者を決める予備選の第1回投票が20日行われた。

 首位のフィヨン元首相(62)と2位のジュペ元首相(71)が27日の決選投票に進むことが決まった。

 予備選には7人が立候補。選挙管理委員会が発表した開票結果(開票率93%)によると、フィヨン氏の得票率は44・1%で、ジュペ氏(28・6%)を大きく引き離した。過半数に達した候補者がいなかったため、決選投票を行う。返り咲きを狙ったサルコジ前大統領(61)は3位(20・6%)にとどまり、決選投票に進めなかった。

 本選では、与党・社会党などの左派候補や極右政党・国民戦線のルペン党首などと争うことになる。世論調査では、与党への批判が強いため、共和党などの右派候補が勝利する可能性が高いとみられている。

1576チバQ:2016/11/21(月) 20:37:07
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161121k0000e030196000c.html
<仏大統領選>2元首相が決選投票へ サルコジ氏は引退表明
11:46毎日新聞

<仏大統領選>2元首相が決選投票へ サルコジ氏は引退表明
サルコジ氏=AP
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇】来年4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)に向け、最大野党・共和党など中道・右派の統一候補を決める予備選が20日、行われた。暫定開票結果によると、フィヨン元首相(62)が大差で首位となり、ジュペ元首相(71)が続いた。27日に両氏による決選投票が行われる。サルコジ前大統領(61)は敗退した。

 サルコジ氏は20日夜、敗戦の弁で、決選投票ではフィヨン氏を支持する意向と、政界引退を表明した。

 予備選には計7人が立候補。選挙管理委員会によると、21日午前2時(日本時間同日午前10時)現在、93%の開票所で開票が終わった時点で、得票率はサルコジ政権で首相を務めたフィヨン氏が44・1%、ジュペ氏が28・6%、サルコジ氏は20・6%で3位だった。

 ジュペ氏とサルコジ氏は、移民政策やテロ対策で激しい舌戦を繰り広げた。フィヨン氏は経済政策を中心に訴え、選挙戦最終盤で支持率トップになった。

 大統領選を巡っては、オランド政権で経済相を務め今年8月に辞任したマクロン氏(38)も16日、出馬を表明。最新の世論調査では、共和党の候補者が仏極右政党・国民戦線のルペン党首(48)とともに大統領選の決選投票に進むとみられる。

1577チバQ:2016/11/21(月) 20:43:24
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161121X196.html
サルコジ氏、返り咲きならず=「トランプ旋風」影響か―仏右派大統領予備選
14:37時事通信

 【パリ時事】来年4〜5月のフランス大統領選に向けた最大野党の共和党など中道・右派陣営の予備選では、フィヨン、ジュペ両元首相が27日の決選投票に進出し、強硬な移民政策を掲げて復権を目指したサルコジ前大統領は予想外の大敗を喫した。米大統領選で過激な発言を繰り返してきたトランプ氏が勝利したことを踏まえ、有権者が穏健な候補者を求めた可能性が指摘されている。

 サルコジ氏は選挙戦で、生活習慣が違うイスラム系の移民に仏社会への「同化」を求めるタカ派的な移民政策を主張。イスラム女性が肌を露出せずに海水浴を楽しめる全身水着「ブルキニ」の禁止や、移民が本国から家族を呼び寄せる制度の見直しを訴え、対立陣営幹部は「ミニ・トランプだ」と警戒感を隠さなかった。

 こうした政策はイスラム過激派による相次ぐテロを不安視する層から支持され、世論調査では直前まで決選進出が有力視された。半面、フィヨン氏も移民政策ではサルコジ氏と同じく強硬派とされるが、過激な発言は避け、実直な人柄を有権者にアピールする姿勢に終始した。

 仏紙レゼコーはフィヨン氏が最終盤に見せた急激な追い上げについて「トランプ氏との違いが際立ち、有権者の安定志向に合致した」と評する。

1578チバQ:2016/11/21(月) 20:49:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000007-jij_afp-int
サルコジ氏、仏大統領選レースから脱落 右派陣営2元首相が決戦に
AFP=時事 11/21(月) 10:07配信

サルコジ氏、仏大統領選レースから脱落 右派陣営2元首相が決戦に
来年の大統領選挙に向けた右派陣営の予備選に立候補した(左から)フランソワ・フィヨン元首相、アラン・ジュペ元首相、二コラ・サルコジ前大統領(2016年11月19日作成)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスで20日、来年のフランス大統領選挙に向けた右派陣営の予備選の第1回投票が実施され、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前大統領は3位に終わり、屈辱的な敗北を喫した。

 予備選には7人が立候補。サルコジ政権で首相を務めたフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)氏が首位と番狂わせを演じ、2位にはアラン・ジュペ(Alain Juppe)元首相がつけた。

 開票作業をほぼ終えた時点で、得票率は産業界寄りのフィヨン氏が44%強、ジュペ氏が28%前後、サルコジ氏は21%弱にとどまっている。

 サルコジ氏は「私の信念のために情熱を込めて戦ったが、有権者を納得させられなかった」と支持者を前に敗北を認めた上で、今月27日の決選投票ではフィヨン氏の支持に回る考えを明らかにした。

 予想外の結果を受けて、フィヨン氏は決戦投票に有利な立場で臨むことになる。この決選投票で次期仏大統領の座が事実上決まるとの見方が強い。

 予備選の勝者は、来年5月の大統領選の決選投票で極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首と対決し、最終的には勝利するとみられている。【翻訳編集】 AFPBB News

1579チバQ:2016/11/22(火) 21:25:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000119-mai-eurp
<仏大統領選>2元首相が野党決選へ サルコジ氏が引退表明
毎日新聞 11/21(月) 22:32配信

 【パリ賀有勇】来年4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)に向けて20日実施された最大野党・共和党など中道・右派の統一候補を決める予備選。3位に終わったサルコジ前大統領(61)は同日夜、「公人としてよりも私人としての生活に情熱を注ぐ時が来た。みなさん、さようなら」と述べ、政界からの引退を表明した。

 首位はフィヨン元首相(62)で、ジュペ元首相(71)が2位につけ、両氏による決選投票が27日に行われる。来年の大統領選本選の決選投票は、27日の勝者と極右政党・国民戦線のルペン党首(48)の対決となることが有力視されている。

 7人が出馬した予備選で、選挙管理委員会によると、投票者数は約400万人。全投票所の95%で開票が終わった段階で、得票率はサルコジ政権下で首相を務めたフィヨン氏が44.1%▽ジュペ氏が28.6%▽サルコジ氏が20.6%。

 ジュペ氏とサルコジ氏は移民政策などを巡って舌戦を展開したが、経済政策に重点を置いたフィヨン氏が選挙戦最終盤で支持を広げた。調査会社「エラブ」が予備選投票者に行った調査では、候補者を選んだ基準について51%が「経済政策」と回答し、「安全保障・テロ対策」の35%と「移民政策」の27%を上回った。

 予備選は中道・右派の支持者以外でも一定条件を満たせば投票可能で、投票者数の約15%が左派の支持者と推計されており、左派支持層が強硬派のサルコジ氏を嫌い、中道寄りのジュペ氏に投じた可能性がある。サルコジ氏は、決選投票ではフィヨン氏を支持する意向。

1580チバQ:2016/11/22(火) 21:26:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161122-00000079-san-eurp
独首相、4選へ出馬 「盟主」期待も険しい道
産経新聞 11/22(火) 7:55配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのアンゲラ・メルケル首相(62)が20日、2017年秋に行われる見通しの連邦議会選挙で首相4期目を目指す意向を正式表明した。トランプ次期米大統領の出現や英国の欧州連合(EU)離脱決定で欧米の先行きに不透明感が漂う中、「欧州の盟主」としての安定感と指導力に期待が寄せられるが、道のりは険しさも増している。

 「この時代、私の全経験を生かさねば、人々の理解は得られないだろう」

 メルケル氏は20日の記者会見で続投の理由をこう説明した。英離脱問題やトランプ政権下の米国の行方、対ロシア関係など欧州を取り巻く状況は不確実性を増す。国を約11年間率いてきた身として、首相職を今、投げ出すことはできないとの責任感をにじませた。

 もともとメルケル氏の続投は既定路線と目されていた。ただ、表明は移民・難民流入問題の対応をめぐる対立で与党内の調整が難航し、早くとも12月初旬の(自身が率いる)保守系与党、キリスト教民主同盟の党大会とみられていた。予想外のトランプ氏の勝利がこの段階で表明する環境をつくりだした格好だ。

 欧米では米国が孤立主義を強め、大衆迎合主義(ポピュリズム)が伸長することへの不安が高まる。メルケル氏には「今や自由主義世界のリーダー」(英紙)との期待が上がり、17日に会談したオバマ米大統領は「これ以上信頼できるパートナーはいない。投票権があれば支持する」と称賛。

 05年に首相就任。ユーロ危機や移民流入、ウクライナ問題など相次ぐ危機の対応を主導し、欧州をかじ取りする主要な指導者として地位を確固とした。ただ、続投を目指す環境はこれまでになく厳しい。

 難民への「寛容策」は国内で反発も招いた。メルケル氏の支持率は5割超を保つが、3期目ピーク時の7割超から低下。自党の支持率も13年の前回総選挙の得票率から約10ポイント下落した。反難民を掲げる右派の大衆迎合政党が台頭する一方、今の連立相手を含め、左派系政党が「反メルケル」でまとまる可能性もある。

 メルケル氏は18日、米欧5カ国首脳と協議した。だが、出席者のうち、オバマ氏は去り、メイ英首相はEU離脱問題を抱える。オランド仏大統領は先行き不透明で、イタリア、スペインの首脳も政権は不安定だ。

 「責任は重大だが、タフだ」。オバマ氏はメルケル氏をこう激励したが、メルケル氏は20日、「経験が豊富でも、誰も一人では欧州の状況を上向きにはできない」と不安ものぞかせた。

1581チバQ:2016/11/22(火) 21:26:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161122-00000079-san-eurp
独首相、4選へ出馬 「盟主」期待も険しい道
産経新聞 11/22(火) 7:55配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのアンゲラ・メルケル首相(62)が20日、2017年秋に行われる見通しの連邦議会選挙で首相4期目を目指す意向を正式表明した。トランプ次期米大統領の出現や英国の欧州連合(EU)離脱決定で欧米の先行きに不透明感が漂う中、「欧州の盟主」としての安定感と指導力に期待が寄せられるが、道のりは険しさも増している。

 「この時代、私の全経験を生かさねば、人々の理解は得られないだろう」

 メルケル氏は20日の記者会見で続投の理由をこう説明した。英離脱問題やトランプ政権下の米国の行方、対ロシア関係など欧州を取り巻く状況は不確実性を増す。国を約11年間率いてきた身として、首相職を今、投げ出すことはできないとの責任感をにじませた。

 もともとメルケル氏の続投は既定路線と目されていた。ただ、表明は移民・難民流入問題の対応をめぐる対立で与党内の調整が難航し、早くとも12月初旬の(自身が率いる)保守系与党、キリスト教民主同盟の党大会とみられていた。予想外のトランプ氏の勝利がこの段階で表明する環境をつくりだした格好だ。

 欧米では米国が孤立主義を強め、大衆迎合主義(ポピュリズム)が伸長することへの不安が高まる。メルケル氏には「今や自由主義世界のリーダー」(英紙)との期待が上がり、17日に会談したオバマ米大統領は「これ以上信頼できるパートナーはいない。投票権があれば支持する」と称賛。

 05年に首相就任。ユーロ危機や移民流入、ウクライナ問題など相次ぐ危機の対応を主導し、欧州をかじ取りする主要な指導者として地位を確固とした。ただ、続投を目指す環境はこれまでになく厳しい。

 難民への「寛容策」は国内で反発も招いた。メルケル氏の支持率は5割超を保つが、3期目ピーク時の7割超から低下。自党の支持率も13年の前回総選挙の得票率から約10ポイント下落した。反難民を掲げる右派の大衆迎合政党が台頭する一方、今の連立相手を含め、左派系政党が「反メルケル」でまとまる可能性もある。

 メルケル氏は18日、米欧5カ国首脳と協議した。だが、出席者のうち、オバマ氏は去り、メイ英首相はEU離脱問題を抱える。オランド仏大統領は先行き不透明で、イタリア、スペインの首脳も政権は不安定だ。

 「責任は重大だが、タフだ」。オバマ氏はメルケル氏をこう激励したが、メルケル氏は20日、「経験が豊富でも、誰も一人では欧州の状況を上向きにはできない」と不安ものぞかせた。

1582チバQ:2016/11/22(火) 22:04:52
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161123k0000m030068000c.html
<仏大統領選>野党候補、選出大詰め…与党現職は支持低迷
20:13毎日新聞

 【パリ賀有勇】来年春のフランスの大統領選に向けた最大野党・共和党など中道・右派の統一候補を決める決選投票が27日に行われる。オランド大統領(62)は共和党候補を見極めたうえで12月中に出馬を判断する方針で、まもなく大統領選の候補者が出そろう。

 20日の共和党予備選第1回投票では、フィヨン元首相(62)が得票率44%と大差で首位になり、ジュペ元首相(71)とともに決選投票に進んだ。敗退したサルコジ前大統領(61)はフィヨン氏支持を表明した。

 一方、与党・社会党のオランド氏は高い失業率やテロ対策への不満を背景に低支持率にあえぎ、窮地に立たされている。

 「身内」だったマクロン前経済相(38)が出馬を正式表明し、社会党が統一候補を決める来年1月の予備選には出馬せず、無所属の独立系として立候補する意向を示している。元投資銀行員のマクロン氏は若者を中心に人気が高く、社会党統一候補と左派支持層の票を食い合って、共倒れになる可能性が指摘されている。

 台風の目は極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(48)だ。欧州連合(EU)離脱を問う国民投票の実施や、移民の制限を掲げており、英国のEU離脱決定や「反移民」的な主張を繰り返すトランプ氏の米大統領選勝利で勢い付いている。ルペン氏は13日に放送された英BBCのインタビューで「(次は)ルペン大統領の誕生だ」と気勢を上げた。

 大統領選は第1回投票で過半数を獲得できなければ、上位2者による決選投票が行われる。各種世論調査では、ルペン氏の決選投票進出が有力視され、最終的に共和党候補が大統領になるとの結果が出ている。

 ただ、20日の共和党予備選で首位に立ったフィヨン氏は、同性婚カップルの養子の迎え入れに反対し、イスラム教徒の女性用水着「ブルキニ」の着用禁止を求めるなど保守色が濃い。このため、フィヨン氏が候補になれば「左派支持者は自宅に籠もるか、釣りに出かけるだろう」(仏誌ロブス)というように、中道寄りのジュペ氏よりも左派の支持を得にくく、ルペン氏に有利に働くとの見方もある。

 英国のEU離脱を問う国民投票や米大統領選では事前の世論調査を覆す結果となり、ルペン氏に対する危機感は与野党を問わず確実に高まっている。バルス仏首相は、大統領選でのルペン氏の当選が「あり得る」と発言。フィヨン陣営の広報官も「経済を立て直さなければ、ルペン大統領誕生は現実となる」と懸念を隠さない。

…………………………

仏大統領選第1回投票での与野党候補支持率

 ◇フィヨン氏が共和党候補の場合

(1)ルペン氏   29%

(2)フィヨン氏  20%

(3)マクロン氏  15%

(4)メランション氏13%

(左翼党元党首)

(5)オランド氏  10%

 ◇ジュペ氏が共和党候補の場合

(1)ルペン氏   30%

(2)ジュペ氏   26%

(3)マクロン氏  14%

(4)メランション氏13%

(5)オランド氏  9%

(調査会社IFOPが11月16〜17日に行った世論調査による)

1583チバQ:2016/11/22(火) 22:47:21
キリスト社会同盟(だっけ?)は保守政党ではないのか?
http://www.asahi.com/articles/ASJCN7L28JCNUHBI02L.html

 ドイツのメルケル首相が来秋の総選挙に首相候補として立つことを決めた。前回2013年の総選挙では選挙の2年前に立候補を表明し、党内の地盤を固めた。しかし、今回は難民受け入れをめぐって批判が高まる中、表明は来年にずれこむのではないかとの見方さえ出ていた。

 転機になったのは、米国の大統領選で、保護主義とナショナリズムを掲げるトランプ氏が勝利したことだ。シリアなどからの難民を受け入れたメルケル氏の決断を、トランプ氏は大統領選の期間中、欧州を崩壊に導く「大きな間違い」と激しく批判した。

 かたや欧州では、自由主義経済の牽引(けんいん)役だった英国が欧州連合(EU)からの離脱を決めた。中道左派を代表するフランス社会党のオランド大統領の支持もおぼつかない。リベラリズムの守り手として、メルケル氏に対する期待が国内外で一気に高まっている。

1584名無しさん:2016/11/23(水) 15:10:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000025-asahi-int
サルコジ氏「さようなら」 大統領選予備選敗れ引退表明
朝日新聞デジタル 11/21(月) 10:02配信

 フランスのニコラ・サルコジ前大統領(61)が20日、政界を事実上引退する意向を表明した。来春の大統領選に向けた最大野党・共和党(中道右派)の予備選(第1回投票)で敗れたためだ。同党の候補者の座はフランソワ・フィヨン(62)、アラン・ジュペ(71)の両元首相が争う。決選投票は27日。

 予備選は党員以外も参加でき、約400万人が投票した。得票率は、21日午前5時時点でフィヨン氏が44・1%、ジュペ氏が28・6%で、サルコジ氏は20・6%にとどまった。

 サルコジ氏は開票半ばで記者会見して敗北を認め、「公人よりも私人としての生活に、より情熱を注ぐ時が来た。みなさん、さようなら」と語った。サルコジ氏は2012年に再選を阻まれて政界からいったん距離を取った後、17年の大統領選を目指して再起をはかっていた。決選ではフィヨン氏への支持を表明した。

 予備選は、長い政治経験を持ち安定感を誇るジュペ氏、「右」に強いサルコジ氏がリードしてきたが、両氏の間に位置するフィヨン氏が終盤に猛追した。第1回投票での4割超の得票に加え、サルコジ氏の支持を得て決選投票を優位に進めることになりそうだ。(パリ=青田秀樹)

朝日新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-35092477-cnn-int
仏大統領選予備選、中道右派が決選投票へ サルコジ氏は敗退
CNN.co.jp 11/21(月) 10:45配信

(CNN) 来年4〜5月に予定される仏大統領選に向け、最大野党・共和党(中道右派)の候補を決める予備選が20日に投開票され、上位2氏の間で27日に決選投票が実施されることになった。

予備戦には7人が名乗りを上げていた。開票が4分3以上進んだ時点の得票率は、フィヨン元首相(62)が約44%、ジュペ元首相(71)が約28%。3位はサルコジ前大統領で20%だった。

サルコジ氏は敗北宣言の中で、フィヨン氏の支持に回るとの意向を示した。フィヨン氏はサルコジ前政権で首相を務めた人物だ。

オランド大統領が率いる社会党の支持率が低迷しているため、大統領選は共和党候補と、右翼・国民戦線(FN)のルペン党首との対決になる可能性が高い。

1585名無しさん:2016/11/23(水) 15:36:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161117-00000079-reut-asia
トランプ・プーチン・ルペントリオで世界平和へ=仏ルペン氏
ロイター 11/17(木) 15:59配信

[パリ 16日 ロイター] - フランス極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)は16日、来年の大統領選で自分が当選すれば、ドナルド・トランプ次期米大統領とプーチン・ロシア大統領とともに世界の指導者3人組が誕生し「世界平和のためになる」との考えを示した。

ルペン氏は、トランプ氏同様移民に反対の立場を取っており、フランスの政治指導者のなかで唯一、トランプ氏を支持した。

ルペン氏は、選挙対策本部の設置に当たり記者団に「歯止めのないグローバリゼーション、破壊的な超リベラリズム、民族国家と国境の消滅を拒否する世界的な動きが見られる」と語った。

また、フランス国境での検問を再開するとともに、欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を実施すると述べた。

1586チバQ:2016/11/24(木) 19:40:05
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161124X660.html
シュルツ欧州議会議長、ドイツ選挙出馬へ=外相や首相候補に推す声
18:45時事通信

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州議会のシュルツ議長(60)は24日、記者団に対し、2017年1月の任期末で退任し、出身国ドイツで同年秋に実施される連邦議会(下院)選挙に出馬する意向を明らかにした。

 シュルツ議長は12年に就任し、現在2期目。ドイツで来年大統領に就任するシュタインマイヤー外相の後任候補に挙がっているほか、4選出馬を表明したメルケル首相の対抗馬として、社会民主党の首相候補に推す声もある。

 シュルツ議長は「私の欧州のプロジェクトへの関与は揺るぎない。今後は国家のレベルから取り組みを続ける」と述べた。

1587チバQ:2016/11/24(木) 22:55:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00050018-yom-int
姿消す寝台列車、独も…高速バスやLCCに敗れ
読売新聞 11/24(木) 9:18配信

姿消す寝台列車、独も…高速バスやLCCに敗れ
スイス・チューリヒ行きの寝台列車に乗り込む人々(10月12日、独ベルリン中央駅で)=井口馨撮影
 【ベルリン=井口馨】欧州屈指の路線網を誇るドイツ鉄道が12月で寝台列車を全廃する。

 国際路線が大半で、高速バスや格安航空会社(LCC)との価格競争に敗れた。隣国のオーストリア国鉄が約半数の路線を継承するものの、日本同様、昔ながらの旅のスタイルが消えつつある。

 ドイツ鉄道の寝台列車は定期11路線で運行。西部ケルン―プラハ(チェコ)やベルリン―チューリヒ(スイス)、ケルン―ワルシャワ(ポーランド)などだ。

 2段ベッドの個室やシャワールームなどを備え、車掌が個別に朝食を届けてくれるなど行き届いたサービスがビジネスマンらに愛されてきたが、ドイツ鉄道は12月11日のダイヤ改正に合わせ、運行終了を決めた。

1588チバQ:2016/11/24(木) 22:55:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00050018-yom-int
姿消す寝台列車、独も…高速バスやLCCに敗れ
読売新聞 11/24(木) 9:18配信

姿消す寝台列車、独も…高速バスやLCCに敗れ
スイス・チューリヒ行きの寝台列車に乗り込む人々(10月12日、独ベルリン中央駅で)=井口馨撮影
 【ベルリン=井口馨】欧州屈指の路線網を誇るドイツ鉄道が12月で寝台列車を全廃する。

 国際路線が大半で、高速バスや格安航空会社(LCC)との価格競争に敗れた。隣国のオーストリア国鉄が約半数の路線を継承するものの、日本同様、昔ながらの旅のスタイルが消えつつある。

 ドイツ鉄道の寝台列車は定期11路線で運行。西部ケルン―プラハ(チェコ)やベルリン―チューリヒ(スイス)、ケルン―ワルシャワ(ポーランド)などだ。

 2段ベッドの個室やシャワールームなどを備え、車掌が個別に朝食を届けてくれるなど行き届いたサービスがビジネスマンらに愛されてきたが、ドイツ鉄道は12月11日のダイヤ改正に合わせ、運行終了を決めた。

1589チバQ:2016/11/24(木) 23:21:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00000030-jij_afp-int
仏大統領選の有力候補赤っ恥、パンフで東西分断ドイツの地図使用
AFP=時事 11/24(木) 18:34配信

仏大統領選の有力候補赤っ恥、パンフで東西分断ドイツの地図使用
仏パリで演説する2017年大統領選挙に立候補したフランソワ・フィヨン元首相(2016年11月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】来年春のフランス大統領選挙に向けた右派陣営の第1回投票で首位となったフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)元首相の選挙パンフレットに、ドイツが東西に分断された地図が使われていたことが分かり、ドイツ国内でちょっとした話題を呼んでいる。

【関連写真】プーチン氏と親しく言葉を交わすフィヨン氏

 ドイツは26年前の1990年11月10日に統一された。ところが、フィヨン陣営が発行した大統領選マニフェストの59ページ目に掲載された欧州の地図には、西ドイツと東ドイツを分ける国境が記されていた。

 ドイツのメディア各社は23日、首相経験者のフィヨン氏のこの失態を面白おかしく報じた。

 ニュース専門テレビ局N24は「何かがおかしい」という見出しでからかい、保守系日刊紙ウェルト(Die Welt)は「恥ずかしい誤り」と指摘。また、ノイエ・プレッセ(Neue Presse)は「フィロン氏の政策綱領には、いまだ東ドイツが存在する」と伝え、冷戦時代が戻って来たとやゆした。

 ソーシャルメディア上でも、ロシアとの関係改善を掲げるフィヨン氏を皮肉って「プーチンが喜ぶね」という書き込みが見られた。フィヨン氏はロシアとより親密な関係を築くべきだと呼び掛け、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領への支持も公言している。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領は23日、テレビを通じて、仏大統領選の右派最有力候補となったフィヨン氏を「偉大なプロフェッショナル」とたたえている。

 仏右派陣営は今週末、フィヨン氏と中道派のアラン・ジュペ(Alain Juppe)氏との決選投票を行う。予備選の勝者は、来年5月の大統領選の決選投票で極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首と対決するとみられている。【翻訳編集】 AFPBB News

1590チバQ:2016/11/25(金) 22:40:15
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112500472&g=int
フィヨン氏先行、追うジュペ氏=27日に決選投票-仏大統領選の右派予備選


フランス大統領選右派予備選の決選投票に向けたテレビ討論を前に握手を交わすフィヨン元首相(左)とジュペ元首相=24日、パリ(EPA=時事)
 【パリ時事】来春のフランス大統領選に向けて、最大野党の共和党など右派・中道陣営が候補者を決める予備選の決選投票が27日、実施される。20日の第1回投票を大差で制したフィヨン元首相(62)が先行し、ジュペ元首相(71)が追う展開。左派や極右の他陣営が伸び悩む中、右派予備選の勝者が本選を制する可能性が高いとされ、事実上の大統領選の様相を呈している。
 「人工妊娠中絶に対する態度を明らかにしてほしい」。ジュペ氏は22日のラジオ番組で、キリスト教系の支持者を抱えるフィヨン氏が過去に中絶反対の立場を示したことを紹介した上で、こう呼び掛けた。実直な人柄をアピールしてきたフィヨン氏の「守旧派」的姿勢をあぶり出し、女性票を取り込む作戦だ。

 フランスで中絶は合法だが、キリスト教系グループの間で禁止を求める動きがあり、女性団体は警戒している。フィヨン氏は「個人の信条と政治は別だ」と中絶禁止には踏み込まない考えを示し、火消しに努めている。
 争点は外交問題にも及ぶ。フィヨン氏はウクライナ問題で悪化したロシアとの関係改善に前向きだが、ジュペ氏は慎重な立場。フィヨン氏が過激派組織「イスラム国」(IS)根絶のため、シリアのアサド政権との協力も視野に入れるのに対し、ジュペ氏は反対している。
 サルコジ前大統領ら7候補が出馬した第1回投票で、フィヨン氏は事前の予想を大幅に上回る44.1%の票を獲得。約2割の票を得ながら落選したサルコジ氏の支持も取り付け、さらに基盤を強めた。一方、首位が確実視されていたジュペ氏の得票率は28.6%にとどまった。
 右派予備選は一定の要件を満たせば党員以外も参加できるため、左派支持層の取り込みもカギとなる。ジュペ氏は、フィヨン氏に比べて寛容な移民政策や庶民に配慮した税制など左派支持層に受けのいい政策を掲げ、巻き返しに懸命だ。(2016/11/25-14:29)

1591チバQ:2016/11/26(土) 21:55:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161126-00000041-jij-eurp
極右大統領誕生に現実味=再決選投票まで1週間-オーストリア
時事通信 11/26(土) 14:33配信

極右大統領誕生に現実味=再決選投票まで1週間-オーストリア
オーストリアの極右・自由党候補のホーファー国民議会(下院)第3議長=5月24日、ウィーン(AFP=時事)
 【ベルリン時事】12月4日のオーストリア大統領選挙のやり直し決選投票まで1週間。

 極右・自由党候補のホーファー国民議会(下院)第3議長(45)が勝利するかが注目点だ。米大統領選でのトランプ氏当選がホーファー氏の追い風になるとの見方もあり、欧州連合(EU)初の極右政党出身の国家元首が誕生する可能性が現実味を帯びている。

 ホーファー氏は米大統領選の結果について地元紙に「大衆を大事にしなかったエリートは落選するということだ」と指摘。難民受け入れ制限など、「一般国民の声」に応える自由党の政策への自負をあらわにした。

 ホーファー氏の対立候補はリベラル系の前「緑の党」党首、ファンデアベレン氏(72)。米大統領選は「警鐘になった」と述べ、「右派の扇動的言説は市民の不安への持続的な解決策にはつながらない」と強調。大統領として社会の分断回避に取り組む決意を訴えている。

 オーストリアの大統領は儀礼的役割が中心。5月の決選投票ではファンデアベレン氏が僅差で勝利したが、開票作業の不備が明らかになり、投票やり直しが決まった。最近の世論調査では両候補の支持が伯仲し、結果は予断を許さない。 

 一方、連立政権を組む2大政党の社会民主党、国民党の各候補は第1回投票で惨敗。既成政治への国民の不満は強く、ポピュリズム的手法を取る自由党が政党別支持率でトップ。ホーファー氏も勢いに乗る。

 ホーファー氏はEUについて、一層の中央集権化やトルコ加盟という事態に至った場合、離脱を問う国民投票を行う可能性を示している。ホーファー氏が当選すれば、EUが揺さぶられることになりそうだ。

1592とはずがたり:2016/11/27(日) 12:39:13

メイ氏「EU離脱の準備順調」、メルケル氏に伝達
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161119-00000007-reut-n_ame
ロイター 11/19(土) 5:13配信

 11月18日、英国のメイ首相は、ドイツのメルケル首相に、EU離脱に向けた準備は進んでいると伝えた。写真はベルリンで同日撮影(2016年 ロイター/Fabrizio Bensch)
[ベルリン 18日 ロイター] - 英国のメイ首相は18日、ドイツのメルケル首相に対し、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に向けた準備は予定通り進んでおり、法的な手続きを来年3月末までに開始すると伝えた。

ベルリンでの英独首脳会談前のメディア向け共同ブリーフィングで、メイ首相はメルケル首相に対して「作業は順調に進んでおり、2017年3月末あるいは、それ以前に(リスボン条約)50条発動の準備は整う」と伝えた。

メイ首相はEU離脱に関する発言を巡り、反離脱派の議員から英国政府が離脱戦略を用意していないの批判を繰り返し浴びている。ブレグジットに向けた手続き発動前に英議会の承認を得る必要があるという法的判断が出たことで、メイ首相の計画は遅れる可能性もある。英国政府は控訴したが、審理開始は12月初めになる予定だ。

メイ首相は「円滑で順序立った手順を踏み、英国だけでなく欧州各国にとっても有益な解を見出したい」と述べた。

メルケル首相は、EU離脱の正式な手続きが始まっていない段階であり、首脳会談ではブレグジットについて詳細な協議をすることはできないと述べた。

1593チバQ:2016/11/27(日) 23:42:39
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161128k0000m030118000c.html
<欧州の選択>トランプ氏勝利の影響は オーストリアと伊
23:39毎日新聞

 オーストリア大統領選とイタリア憲法改正の是非を問う国民投票は12月4日に投開票される。米大統領選以降初めての「欧州の選択」で、ドナルド・トランプ氏の勝利が影響するのか注目される。【ウィーン三木幸治、ローマ福島良典】

 ◇オーストリア大統領選…勢いづく極右側

 オーストリア大統領選は極右・自由党のノルベルト・ホーファー国民議会議員(45)と左派・緑の党出身のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン元党首(72)の一騎打ちだ。ホーファー氏が勝てば、欧州連合(EU)初となる極右出身の「国家元首」が誕生する。直近の世論調査では、両者の支持率は互角だが、極右側はトランプ氏勝利に勢いづいている。

 主要な争点は難民・移民問題だ。ホーファー氏は国外での難民審査や難民手当の減額などを通じた難民らの排斥を主張。ファン・デア・ベレン氏は難民受け入れ人数の上限設定に反対するなど寛容な立場だ。

 オーストリアは1人当たり国民総所得が5万390ドル(2014年)と独、仏を上回るが、経済のグローバル化が進む中、失業率は昨年まで4年連続で悪化。特に地方では、難民らの流入で「職が奪われるのではないか」との懸念が強い。

 地方に住む労働者はホーファー氏、都市部の大卒者はファン・デア・ベレン氏を支持する傾向にある。政権を担う中道左派・社会民主党と中道右派・国民党はファン・デア・ベレン氏を支援している。

 ◇イタリア国民投票…レンツィ首相の信任投票

 イタリアの国民投票では、上院の権限・規模を縮小して非公選議会に改編し、地方に対する中央の権限を強化する国会・行政改革案の是非が問われる。米大統領選で浮き彫りになったポピュリズム(大衆迎合主義)旋風が波及するかが焦点だ。レンツィ首相(41)に対する事実上の信任投票で、否決なら辞任するとみられ、政治と経済の不安定化は必至だ。三つのシナリオが想定される。

 まず、トランプ氏勝利が追い風となり反対派が圧勝するケース。民主党党首のレンツィ氏は大打撃を受け、退陣する。新興政治団体「五つ星運動」創設者のベッペ・グリッロ氏(68)は26日、ローマで開いた反対派デモで「頭(理性)でなく腹(本能)で投票しろ」と国民の反エリート感情に訴えた。

 反ユーロ、移民排斥を掲げる右翼政党「北部同盟」のサルビーニ書記長(43)ら欧州連合(EU)に批判的な欧州懐疑派の声が強まる。

 小差で反対派が勝利した場合、レンツィ氏がマッタレッラ大統領に辞表を提出しても首相候補に再指名される可能性がある。中道右派野党「フォルツァ・イタリア」を率いるベルルスコーニ元首相(80)は大連立政権を視野にレンツィ氏と協力する用意を示唆している。

 賛成派が勝利した場合、レンツィ氏が政権基盤を強化し、反旗を翻したダレーマ元首相(67)ら民主党内左派少数派は離党を迫られる。総選挙は2018年の予定だが、レンツィ氏が早期選挙に打って出る可能性もある。

1594チバQ:2016/11/27(日) 23:43:48
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1611270030.html
右派、予備選決選投票を実施
19:24産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】来年4〜5月のフランス大統領選に向け、最大野党の共和党など中道・右派の統一候補を選出する予備選の決選投票が27日行われた。保守色の強いフィヨン元首相(62)と穏健派のジュペ元首相(71)の一騎打ちで、いずれかが本選に進むことになる。

 投票は全国1万余りの投票所で行われた後、即日開票され、27日夜(日本時間28日未明)にも大勢が判明する見通しだ。

 世論調査では、20日の第1回投票で大差で首位に立ったフィヨン氏が2位のジュペ氏に対して優位を保っている。ただ、第1回投票ではジュペ氏が優勢とされた事前の予測が外れる結果ともなった。

 予備選には2ユーロを納め、規約に署名した有権者は誰でも投票可能で、第1回投票では予想を上回る400万人以上が参加した。

1595チバQ:2016/11/27(日) 23:44:30
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161127X977.html
フィヨン、ジュペ両氏が激突=大統領候補選出へ決選投票―仏右派陣営
16:14時事通信

 【パリ時事】来年4〜5月のフランス大統領選に向け、最大野党・共和党など右派・中道陣営が候補者を決める予備選の決選投票が27日、実施された。世論調査ではフィヨン元首相(62)がリードし、ジュペ元首相(71)が追う展開。即日開票され、同日夜(日本時間28日未明)に大勢が判明する見通しだ。

 移民排斥や欧州連合(EU)離脱などの過激な政策を掲げる極右政党・国民戦線(FN)が急速に台頭する中、中道寄りの政策を掲げるジュペ氏は25日のラジオで「FNを打ち負かすには、私の方が適している」と穏健派層に支持を訴えた。フィヨン氏は先週の第1回投票を大差で制した勢いに乗り、「私なら改革を力強く実現できる」と強調した。

 大統領選は来年4月23日に第1回投票を行い、上位2人が5月7日の決選投票に進出する。FNからはルペン党首が出馬。左派の与党・社会党は来年1月の予備選で候補者を決める。

 オランド政権の不人気を背景に、左派は失速気味。FNも本選で勝利するほどの勢いはなく、右派予備選の勝者が大統領に就任する可能性が高いとみられている。

1596チバQ:2016/11/27(日) 23:46:52
http://www.sankei.com/world/news/161126/wor1611260035-n1.html
2016.11.26 18:56
【仏大統領選】
中道・右派はフィヨン氏優位 27日に予備選決選投票、サルコジ氏の支持取り付け
 【ベルリン=宮下日出男】来年4〜5月のフランス大統領選に向け、最大野党の共和党など中道・右派陣営の統一候補を選ぶ予備選の決選投票が27日行われる。保守色の強いフィヨン元首相(62)が第1回投票勝利の勢いを保ち、ジュペ元首相(71)に対して優位な情勢だ。

 社会党のオランド政権の支持率が落ち込む中、予備選の勝者は大統領選で最終的に極右「国民戦線」のルペン党首と対決することになると予想されている。

 フィヨン氏は公務員50万人の削減、同性婚者の養子縁組の制限などを掲げて大企業経営者や共和党保守派に支持を広げ、第1回投票で首位に立った。「2人のうちどちらに投票するか」を尋ねた23日公表の世論調査で、フィヨン氏の支持率は65%、ジュペ氏は35%だった。フィヨン氏は、第1回投票で落選したサルコジ前大統領の支持も取り付けた。

 一方、ジュペ氏は、「フランスは多文化の国ではない」と強調するフィヨン氏に対し、「われわれは肌の色も宗教も異なる。それが強み」と主張。フィヨン氏よりも緩やかな経済改革を訴え、中道派取り込みを狙っている。

1597チバQ:2016/11/27(日) 23:47:20
http://www.sankei.com/world/news/161126/wor1611260036-n1.html
2016.11.26 18:58

イタリア国民投票「反既成政治」側に勢い…レンツィ首相、苦境に 

 イタリアで12月4日、上院の権限縮小を柱とする憲法改正の是非を問う国民投票が行われる。改革を進めるレンツィ首相(41)に対する事実上の信任投票でもあり、英国の欧州連合(EU)離脱や米大統領選のトランプ氏勝利といった「反既成政治」の波に乗って反対派が勢いづいており、首相は苦境に陥っている。

 レンツィ氏は2014年の就任以降、政財界の古い体質の「解体」に挑んできた。しかし景気回復は進まず、失業率も高止まりが続いており、国民の反発が強まってきている。

 上院の権限縮小は、レンツィ氏の掲げる重要政策の一つ。イタリアでは上院が下院と同等の権限を持つため、法案通過を阻止するなど改革の足かせとなり、政治混乱の要因となってきたからだ。これに対し、既存政党を批判する新興の草の根組織「五つ星運動」をはじめとする野党は「首相の権限強化が狙いだ」と反対している。(共同)

1598チバQ:2016/11/27(日) 23:54:19
http://www.sankei.com/world/news/161127/wor1611270032-n1.html
2016.11.27 19:48

アイスランド企業が「アイスランド」を使えない! 英企業の商標権、アイスランド政府がEU提訴

 【レイキャビク=岡部伸】アイスランド政府は26日までに、英国で800店舗以上を展開する食品スーパー「アイスランドフーズ」に対し、同社が持つ「アイスランド」の商標権を無効とし、アイスランドの企業が自国名を使用できるよう求める訴えを欧州連合(EU)知的財産庁に起こした。

 アイスランド外務省は、「商標権を持つアイスランドフーズは、商品やサービスが競合しない場合でも、わが国の企業が社名あるいは商標の一部に『アイスランド』を使用しないよう求め、法的措置を講じて使用差し止めを図っている」との声明を発表した。

 アイスランド政府は、この商標が「定義において極めて広範であいまいで、わが国の企業が商品をアイスランド製と表現できなくさせている」と判断。アイスランドフーズと協議してきたが合意に至らず、アイスランドの国民や企業を代表して提訴に踏み切った。

 アイスランドフーズは英西部ウェールズに本部を置き、冷凍食品の品ぞろえで定評がある。

1599チバQ:2016/11/28(月) 18:16:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000005-jij-eurp
最有力候補にフィヨン氏=得票66%、右派予備選圧勝―仏大統領選

時事通信 11/28(月) 4:41配信








最有力候補にフィヨン氏=得票66%、右派予備選圧勝―仏大統領選


来年4〜5月のフランス大統領選に向けて、最大野党・共和党など右派・中道陣営は27日、予備選の決選投票を行い、フランソワ・フィヨン元首相(62)が大差で勝利した。フィヨン氏は最有力の大統領候補となる。


 【パリ時事】来年4〜5月のフランス大統領選に向けて、最大野党・共和党など右派・中道陣営は27日、予備選の決選投票を行い、フランソワ・フィヨン元首相(62)が大差で勝利した。

サルコジ氏、返り咲きならず=「トランプ旋風」影響か-仏右派大統領予備選

 右派陣営は本選で、オランド大統領が所属する与党・社会党を中心とする左派や極右野党などの他陣営に勝利する可能性が高いとみられ、フィヨン氏は最有力の大統領候補となる。

 予備選では先週の第1回投票を勝ち抜いたフィヨン氏とアラン・ジュペ元首相(71)が対決。選挙管理委員会が27日夜(日本時間28日午前)に発表した開票率約98%時点の結果によると、フィヨン氏が66.5%の票を獲得し、33.5%のジュペ氏を大きく引き離した。

 フィヨン氏は結果を受けて「私の行動が認められ、(劣勢とされた)事前の予想がすべて覆った」と勝利宣言。ジュペ氏は「フィヨン氏の勝利をたたえ、幸運を祈る」と敗北を認めた。

 右派陣営が本格的な大統領予備選を実施したのは初めて。2ユーロ(約240円)の参加費など一定の要件を満たせば他党支持者の投票も認め、参加者は2011年左派予備選の約280万人を大幅に上回る約430万人に達した。

 フィヨン氏はイスラム過激派による相次ぐテロを背景に、本国からの家族呼び寄せの制限など移民政策の厳格化を主張。企業負担軽減や対ロシア制裁の見直しといった経済重視の政策を掲げ、保守層を中心に支持を固めた。ジュペ氏は中道、左派層の取り込みを目指し、比較的寛容な移民政策や庶民に優しい税制を訴えたが及ばなかった。

 本選では来年4月23日に行われる第1回投票の上位2人が5月7日の決選投票に進む。大統領の任期は5年。社会党は来年1月の予備選で候補者を決定。急速に台頭する極右政党国民戦線(FN)からは、ルペン党首が出馬する。

1600チバQ:2016/11/28(月) 18:44:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000013-mai-eurp

<仏大統領選>中道・右派はフィヨン元首相 予備選

毎日新聞 11/28(月) 10:59配信

右派の伸長が取りざたされる欧州選挙


 【パリ賀有勇】来年4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)候補者を選出する最大野党・共和党など中道・右派の予備選決選投票が27日に行われ、保守層の支持を着実に固めたフィヨン元首相(62)がジュペ元首相(71)に圧勝した。仏政局では、欧州連合(EU)からの離脱を問う国民投票の実施を掲げる極右政党・国民戦線のルペン党首(48)が、英国のEU離脱決定や移民への警戒感の高まりなどを追い風に勢い付いており、大統領選決選投票は、フィヨン氏とルペン氏が進む「右派VS極右」対決となる公算が大きくなった。

 選挙管理委員会によると、98%の投票所で開票が終わった時点で、フィヨン氏の得票率は約66.5%で、約33.5%のジュペ氏に大差を付けた。

 フィヨン氏は、公務員の50万人削減や法人税の減税などの構造改革と経済政策を前面に押し出して支持を広げた。また、移民政策の厳格化やイスラム教徒の女性用水着「ブルキニ」の規制、同性婚カップルの養子縁組の制限などを訴えて保守色を鮮明にし、寛容な移民政策などを掲げた中道寄りのジュペ氏を退けた。第1回投票で2割を得票しながら敗退した、より保守色の強いサルコジ前大統領(61)の支持も受けたことで得票を伸ばした。

 フィヨン氏は27日夜、「フランスはこれ以上低迷することには耐えられず、行動を起こす人物を必要としている」と、大統領選に向けた決意を述べた。

 予備選は2ユーロ(約240円)を支払うなどすれば、左派の有権者も投票可能で、投票者の約15%は左派の有権者だったとみられている。中道寄りのジュペ氏は左派の支持を取り込んだとみられるが、フィヨン氏には及ばなかった。

 支持率の低迷が続く左派与党・社会党のオランド大統領(62)は中道・右派の予備選の結果を踏まえ近く出馬を判断するとみられるが、左派には勢いはない。

1601チバQ:2016/11/28(月) 18:47:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000501-san-eurp
仏大統領選 中道・右派候補にフィヨン氏選出 決選投票で圧勝

産経新聞 11/28(月) 8:49配信

 【ベルリン=宮下日出男】来年4〜5月のフランス大統領選に向け、最大野党の共和党など中道・右派陣営の統一候補を選ぶ予備選の決選投票は27日、即日開票され、開票率約9割時点の集計によると、フランソワ・フィヨン元首相(62)が得票率約67%で、約33%のアラン・ジュペ元首相(71)に圧勝した。

 フィヨン氏は27日、「有権者は私に大切な価値を見いだした。私はその価値を守る」と勝利を宣言。一方、ジュペ氏は「フィヨン氏の偉大な勝利を祝福する」と敗北を認めた。

 中道・右派候補は、現職のオランド大統領の左派、社会党の支持率低迷で次期大統領に有力視される。ただ、大統領選の決選投票に進む公算が大きい極右政党、国民戦線のルペン党首はトランプ次期米大統領の出現で勢いづく可能性が指摘され、行方が注目される。

 フィヨン氏は2007〜12年、サルコジ前大統領下で首相を歴任。停滞中の経済活性化のため、公務員50万人削減などを掲げているほか、キリスト教など伝統的な「価値」を重視し、13年に合法化された同性婚者の養子縁組に対する制限なども訴えている。

 予備選は当初、優勢なジュペ氏を返り咲きを目指すサルコジ氏が追う展開だったが、フィヨン氏が終盤に猛追。20日の第1回投票では大差で首位となり、サルコジ氏が敗退した。

 社会党など左派は来年1月に予備選を予定。オランド氏は近く再選出馬を目指すか否かについて態度を明らかにするとみられる。大統領選にはオランド政権で経済相を務めたマクロン氏も無所属での出馬を表明している。

1602チバQ:2016/11/28(月) 20:21:19
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20161128013.html
デンマーク首相、連立政権樹立で合意 解散総選挙リスク低下
10:38ロイター

デンマーク首相、連立政権樹立で合意 解散総選挙リスク低下
 11月27日、デンマークのラスムセン首相は、自由同盟および保守党と連立政権樹立で合意したと明らかにした。これにより解散総選挙のリスクは低下した。フランス・パリエリゼ宮で10日撮影(2016年 ロイター/Jacky Naegelen)
(ロイター)
[コペンハーゲン 27日 ロイター] - デンマークのラスムセン首相は27日、自由同盟および保守党と連立政権樹立で合意したと明らかにした。これにより解散総選挙のリスクは低下した。

現政権は昨年の選挙以降、ラスムセン首相率いる自由党のみの単独少数政権となっている。

減税や移民、福祉政策をめぐる対立から、ここ数カ月間に政権を解散総選挙に追いやる動きが出ていたが、連立合意により政権維持が可能になった。

28日に発表される新政権は、現政権を支持する最大政党デンマーク国民党の支持が依然として必要。同党は新政権への参加を呼びかけられていない。

ラスムセン首相は記者会見で、新政権で防衛支出の拡大と住宅所有者および富裕層の税負担軽減を目指す方針を表明した。

1603チバQ:2016/11/28(月) 20:28:14
http://www.sankei.com/world/news/161128/wor1611280018-n1.html
2016.11.28 12:21
【仏大統領選】
「永遠の2番手」フィヨン氏が急浮上 手堅い実務型保守
 「永遠の2番手」と呼ばれたフランスの保守系野党、共和党所属のフランソワ・フィヨン元首相(62)が中道・右派の予備選を制し、大統領選の「大本命」に急浮上。詳細な公約を示し、激高することなくライバルと討論した姿勢が有権者の支持を集めた。

 自動車レースで有名な西部ルマン生まれ。パリ大で法学を修め、地元市長兼国民議会(下院)議員の秘書を務めた。同市長死去を受け、27歳と当時最年少の若さで下院議員に初当選。

 保守派のシラク元大統領の下、高等教育相や労働相を歴任。実務に手堅い手腕を発揮したが、サルコジ前大統領(61)、ジュペ元首相(71)らから「格下」の扱いも受けた。サルコジ政権の2007〜12年には5年間、首相を務め、常にサルコジ氏の「ワンマン政治」に振り回された。

 自ら立候補を表明すると、サルコジ氏の「金権腐敗」を指弾。「首相時代を共にした盟友」と呼ぶプーチン・ロシア大統領と交友が深い。(共同)

1604チバQ:2016/11/28(月) 20:29:28
http://www.sankei.com/world/news/161128/wor1611280028-n1.html
2016.11.28 19:10
【仏大統領選】
フィヨン氏、ルペン氏の勢い止められるか 「保守回帰」はアキレス腱にも
 フランス大統領選は、中道・右派候補にフィヨン元首相が決まり、極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首(48)の勢いを止められるか否かが最大の焦点となった。

 フィヨン氏圧勝の要因は、国民戦線台頭を意識して、大きく右寄りの政策を打ち出したこと。「公務員50万人削減」「消費増税」に加え、カトリック教徒にもアピールし、地方の保守層票を掘り起こした。

 一方、「保守回帰」はもろ刃の剣だ。大統領選の決選投票で勝つには、左派からも支持獲得が必要。だが、左派系リベラシオン紙(電子版)は27日、フィヨン氏は「公約の一部放棄」をしなければ、左派への支持拡大は無理との論説を掲載した。

 今のフランスは、フィヨン氏の中道・右派、国民戦線が各3割程度の支持率で、どの党も過半数には達しない。オランド大統領の支持率は一ケタ台で、第1回投票での敗退が濃厚。この場合、左派票の行方が決選投票の勝負を決める。

 過去、国民戦線が決選投票に進んだのは一度だけ。2002年の大統領選で、ルペン氏の父の初代党首が、左派候補の乱立に乗じて、当時の社会党ジョスパン首相を破る番狂わせを演じた。だが、この時は現職のシラク大統領が「フランス民主主義の危機だ」と訴え、左派も「極右排除」で団結した。

 だが、現在の国民戦線は当時とは大きく異なる。父親時代は「反ユダヤ主義」だったのが、今は「反イスラム系移民」。度重なるテロの惨事で、国民戦線のルペン氏の「イスラム過激派の国籍を剥奪せよ」との主張は国民に浸透した。

 国民戦線の主張のもう一つの柱は、「単一通貨ユーロ」への反対。「ユーロ導入に潤ったのはドイツだけだ。フランスの産業は破壊された」の主張で、本来は左派票田である労働者層の支持を獲得した。労働者層のルペン支持率は30〜50%にのぼるとされ、米大統領選で「怒る白人」がトランプ氏を支持したのと同じ構図がフランスでも進行する。決選投票の相手がフィヨン氏では、特に鞍替えは起こりにくい。

 フィヨン氏は今回こそ「改革」を掲げたが、サルコジ政権で5年間首相を務め、大きな成果を残せなかった。何より、任期中に警察官を1万人以上削減したことは、攻撃材料になる。ルペン氏は予備選後、ツイッターで、「フィヨン氏はイスラム主義と戦わず、治安を守れなかった」と簡単に切り捨てた。

 国民戦線は1972年にルペン氏の父が第二次大戦中の親ナチス派残党らと創設。人種差別政党として、長く異端視された。ルペン氏は2011年の党首就任後、父を党指導部から追放。「公務員増員」「年金受給開始年齢の60歳への引き下げ」といった「大きな政府」政策で左派のお株を奪った。地方選で女性や若者候補を多数擁立し、ソフト路線を演出した。

 27日の世論調査では、ルペン氏とフィヨン氏が決選投票に進んだ場合、フィヨン氏に投票するとした人が67%。だが、フランスの世論調査は、「フィヨン氏は予備選で3位以下」と予想するなど、信用性は大きく揺らいでいる。「トランプ氏の勝利はルペン氏の追い風になる」と見る人は8割を占める。(三井美奈)

1605チバQ:2016/11/29(火) 20:12:18
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161129-00010000-fsight-int
突然浮上「フランス大統領に一番近い男」フィヨンの危うさ

新潮社 フォーサイト 11/29(火) 15:36配信

 フランス大統領選にはハプニングがつきものだ。1995年には、最有力の首相バラデュールが失速して決選に残れなかった。2002年には、右翼ジャン=マリー・ルペンが決選に進出した。2012年には、一時隠居状態にあったオランドが復活して当選した……。

 2017年の大統領選も、その年をまだ迎える前から波乱ぶくみの展開となりつつある。11月20日と27日に実施された右派政党「共和主義者」(旧「大衆運動連合」)の予備選で、ほとんど誰も予想しなかった元首相フランソワ・フィヨンが勝ち抜き、党公認の大統領候補に決定した。現状では、大統領に最も近い男である。

1606チバQ:2016/11/29(火) 20:12:53
■地味だがまじめで政策通

「共和主義者」の公認争いは、長らく前大統領のニコラ・サルコジと元首相アラン・ジュペの間で繰り広げられていた。フィヨンは、その他大勢の1人としか見られていなかった。

 フィヨンに対する世論の評判は、決して悪くない。フランスの政治家には珍しく普通の大学出で、エリート養成校のグラン・ゼコールを出ておらず、エスタブリッシュメントとは見なされていない。まじめで政策通。サルコジ政権の5年間一貫して首相を務め、堅実で安定した仕事ぶりはそれなりに信頼された。

 ただ、いかんせん、地味である。派手なパフォーマンスを繰り広げる大統領サルコジの陰に隠れていた感は拭えない。2012年の社会党オランド政権誕生後は、野党となった「大衆運動連合」の党首を目指したが、党首選で接戦の末に勝ちが確定していないのに勝利宣言し、結局敗れるという失態を演じた。

『ル・パリジャン』紙の今年5月の世論調査でも、予備選の第1回投票でジュペとサルコジが残り、両者の決選でジュペが63%の支持を集めて勝利を収める、との筋書きが見えていた。フィヨンの話は全然なかった。

 しかし、その地味さがプラスに働いたとも言える。首相在任中も、批判を一手に引き受けたのは目立ちたがりの大統領で、フィヨンの評価にはあまり傷がつかなかった。2013年にジュペ陣営からすご腕のスタッフを引き抜き、その協力を得て「目立たないが着実」とのイメージを徐々に浸透させた。特に、予備選の運動期間に入って候補者討論で雄弁ぶりを発揮し、党内で多少評価が上がっていた。

 支持率は最後までジュペに及ばなかったのに、決選では3分の2の得票を収める圧勝ぶりだった。土壇場で大きな揺れが起きたといえる。


■「サルコジ以外なら誰でも」

 米大統領選でのトランプとクリントンの両候補は、どちらも好感度が低く、「不人気ぶりの争い」と言われた。同様の構図が、今回の「共和主義者」予備選にも当てはまる。

 サルコジは前回の大統領選に敗れた後、政界を引退したのにすぐ復帰し、党首に就任して再選を目指していた。しかし、いったん愛想を尽かした指導者を再び温かく迎えるほど、市民は甘くない。ニュース専門チャンネル『イーテレ』の5月の世論調査では、78%が「サルコジの立候補を望まない」と答えていた。その嫌われぶりは際立ち、「サルコジ以外なら誰でも」(Tout sauf Sarkozy)との言葉もささやかれた。

 そのような意識が、ジュペの高い支持率につながっていた。一時は元大統領シラクの後継と目されながらサルコジに先を越された彼の大復活を予想する声は少なくなかった。しかし、しょせん「サルコジでないから」という消極的な理由である。エリート然としたジュペはもともと、大衆人気に乏しく、誰か他に適当な人物がいれば失速する運命にあったといえる。

 そこでふと見ると、フィヨンがいる。サルコジやジュペよりもましじゃないか。フィヨン急浮上の背景には、そのような人々の意識があったと推察できる。


■ルペンの勝率は2割程度か

 フランスではあらゆる選挙が2回投票制である。来年の大統領選でも、まず4月23日の第1回投票で上位2位に入らなければ、5月7日の決選に進めない。

1607チバQ:2016/11/29(火) 20:13:21
 ほとんどの世論調査は今のところ、第1回投票をトップで通過するのが右翼「国民戦線」党首マリーヌ・ルペンであると、予想する。これに次ぐのは、恐らくフィヨンだろう。社会党は、現職大統領のオランドが支持率10%台と低迷し、諦めムードが出始めている。

 多くが今注目するのは、まだ38歳のエマニュエル・マクロン前経済相である。エリート校の国立行政学院(ENA)を卒業後、会計検査院、民間銀行、オランド政権のエリゼ宮(大統領府)スタッフを経て、今年8月まで経済相を務めていた。一時は社会党に属したことがあるものの、現在党員ではなく、立場としては左派とも右派とも言い難い。頭脳明晰、政策通で、偉ぶらない人柄も人気の理由となっている。ただ、支持率はまだ10%前後にとどまっており、決選進出を目指そうとすると相当なブームを巻き起こす必要がある。

 通常なら、このまま決選はルペン対フィヨンとなるだろう。フィヨンの政治的な立場はかなり右寄りの保守であり、自由貿易を擁護する一方、移民には厳しい。ルペンの移民排斥姿勢は言うまでもなく、強硬派同士の対決になる。常識的にはフィヨンが勝利するだろうが、左派や中道の支持層の多くは選挙にいかないだろうから、投票率が相当下がる。そうすると、ルペン当選という大ハプニングも現実味を帯びる。

 トランプの場合、3対7程度で当選の可能性がある、などと言われていた。3割程度はあったのであり、今回の米大統領選の結果も実はそれほど驚きでもない。ルペンの場合、筆者が推測するに2対8ほどではないか。つまり、トランプほどではないものの、当選の可能性を全く捨て去るわけにもいかない。2割程度は覚悟しておいた方がいい。


■プーチンの威厳とカリスマ性を称賛

 ただ、フィヨンが大統領になると一件落着、という訳でもなさそうだ。大きな懸念が残るのは、欧州の政治家の中でもとりわけ、彼はロシアの大統領プーチンと仲がいいことだ。フランス政界でも、プーチン政権の意向を最も尊重し、最もプーチン寄りの発言をする人物として知られている。

 フランスでロシア寄りというと、すぐにマリーヌ・ルペンが思い浮かぶ。かつて本欄でも報告したが(2014年6月17日「『欧州右翼』とプーチン政権『連携』の不気味さ」)、ルペンは頻繁にモスクワを訪問し、プーチン側近と会っていた。国民戦線はロシアのクリミア半島併合を支持し、ロシア側から資金援助も受けていた。

 ただ、フィヨンの親しさは、ルペンの比ではない。ルペンがモスクワで通常会うのはプーチン側近で下院議長を務めた対外情報庁長官ナルイシキンであり、プーチン本人と会ったとは伝えられていない。しかし、フィヨンは何度も会ったどころか、友人とも言えるつきあいを続けている。仏誌『ル・ポワン』によると、モスクワ近くのプーチンの別荘で、ごく親しい人しか入らない部屋にフィヨンは招かれており、南部ソチの邸宅でも一緒にビリヤードを楽しんだことがある。フィヨンは、プーチンの威厳とカリスマ性を称賛しているという。

 こうした関係を反映してか、ロシアのクリミア半島併合を受けた欧州連合(EU)の対ロ制裁にも、フィヨンは強く反対している。シリア情勢を巡っても「ロシアと連携すべきだ」と主張する。

 ロシア側からは、フランスの現状を歓迎する声が出ているという。『ル・モンド』紙によると、プーチンに近い政治家は「来年の(仏大統領選)決選にはロシア好みの候補者だけが残りそうだ。アトランティスト(親米主義者)はいない」とツイートした。ロシアの新聞は「フランスはロシア側に合流するだろう」と論じたという。

 ただ、もしフィヨンがそのような政策に走れば、EUの方針と大きく矛盾し、欧州各国の足並みの乱れにつながるだろう。プーチン政権への接近をうたう米トランプ新政権の対応ともからんで、フランスのフィヨン政権誕生は、情勢の流動化を招く危険性をはらんでいる。

朝日新聞「GLOBE」編集長 国末憲人

1608チバQ:2016/11/29(火) 20:20:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161129-00000008-mai-int
<フランス大統領選>フィヨン氏一躍本命に 中道・右派

毎日新聞 11/29(火) 0:41配信

 【パリ賀有勇】来年4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)の候補者を選出する最大野党・共和党など中道・右派の予備選決選投票は27日、行われた。即日開票の結果、右派のフィヨン元首相(62)が中道寄りのジュペ元首相(71)に圧勝した。仏大統領選の「本命」に躍り出た形だ。極右政党・国民戦線のルペン党首(48)や近く出馬を判断する左派・社会党のオランド大統領(62)が後を追う構図が鮮明になった。

 予備選は、430万人以上が投票。98%の投票所で開票が終わった時点で、フィヨン氏が66.5%を得票し、33.5%だったジュペ氏を引き離した。

 フィヨン氏は公務員50万人の削減や法人税の減税、定年退職年齢の引き上げなどの構造改革と経済政策を前面に訴えている。一方で、国境管理の厳格化のため、域内を自由に移動できる「シェンゲン協定」の見直しを求めているほか、移民の家族呼び寄せや同性婚カップルの養子縁組の制限を主張。外交面では、ウクライナ問題を巡り関係が悪化したロシアとの関係修復や、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討のため、ロシアが支援するシリアのアサド政権と協力する可能性に言及するなど、ロシア寄りの政治姿勢を見せている。

 大統領選では過半数獲得候補がいない場合は上位2者による決選投票が行われる。敗れた候補者の支持者は決選投票で「次善」の選択を迫られる。共和党など中道・右派政党は今回初めて予備選を実施。与党社会党など左派陣営も来年1月に予備選を実施する予定。極右のルペン氏は予備選に参加せず、独自に出馬を表明している。

 フィヨン氏はルペン氏と共に大統領選の決選投票に進み、勝利する公算が大きいとみられているが、どこまで中道・左派票を取り込めるかは未知数だ。ルペン氏は27日、「私にとって良い挑戦者となると常に思っていた」と仏メディアに語り、対抗馬となったフィヨン氏を「歓迎」した。

 一方、オランド氏の支持率は10%程度に低迷。出馬の野心があるとされるバルス首相(54)のいずれかが候補者となったとしても、大統領選決選投票には進めないとの世論調査結果が出ている。

1609チバQ:2016/11/29(火) 20:22:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161129-00000081-san-eurp
仏大統領選 ルペン氏勢い、阻止なるか 「トランプ氏勝利」極右に追い風

産経新聞 11/29(火) 7:55配信

 フランス大統領選は、中道・右派候補にフィヨン元首相が決まり、極右政党「国民戦線」(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)の勢いを止められるか否かが最大の焦点となった。

 ■「保守回帰」もろ刃の剣

 フィヨン氏圧勝の要因は、FN台頭を意識して、大きく右寄りの政策を打ち出したこと。「公務員50万人削減」「消費増税」に加え、カトリック教徒にもアピールし、地方の保守層票を掘り起こした。

 一方、「保守回帰」はもろ刃の剣だ。大統領選の決選投票で勝つには、左派からも支持獲得が必要。だが、左派系リベラシオン紙(電子版)は27日、フィヨン氏は「公約の一部放棄」をしなければ、左派への支持拡大は無理との論説を掲載した。

 今のフランスは、フィヨン氏の中道・右派、FNが各3割程度の支持率で、どの党も過半数には達しない。オランド大統領の支持率は1桁台で、第1回投票での敗退が濃厚。この場合、左派票の行方が決選投票の勝負を決める。

 過去、FNが決選投票に進んだのは一度だけ。2002年の大統領選で、ルペン氏の父の初代党首が、左派候補の乱立に乗じて、当時の社会党ジョスパン首相を破る番狂わせを演じた。だが、この時は現職のシラク大統領が「フランス民主主義の危機だ」と訴え、左派も「極右排除」で団結した。

 だが、現在のFNは当時とは大きく異なる。父親時代は「反ユダヤ主義」だったのが、今は「反イスラム系移民」。度重なるテロの惨事で、ルペン氏の「イスラム過激派の国籍を剥奪せよ」との主張は国民に浸透した。

 FNの主張のもう一つの柱は、「単一通貨ユーロ」への反対。「ユーロ導入で潤ったのはドイツだけだ。フランスの産業は破壊された」の主張で、本来は左派票田である労働者層の支持を獲得した。労働者層のルペン支持率は30〜50%にのぼるとされ、米大統領選で「怒る白人」がトランプ氏を支持したのと同じ構図がフランスでも進行する。決選投票の相手がフィヨン氏では、特にくら替えは起こりにくい。

 ■信用できない世論調査

 フィヨン氏は今回こそ「改革」を掲げたが、サルコジ政権で5年間首相を務め、大きな成果を残せなかった。何より、任期中に警察官を1万人以上削減したことは、攻撃材料になる。ルペン氏は予備選後、ツイッターで、「フィヨン氏はイスラム主義と戦わず、治安を守れなかった」と簡単に切り捨てた。

 FNは1972年にルペン氏の父が第二次大戦中の親ナチス派残党らと創設。人種差別政党として、長く異端視された。ルペン氏は2011年の党首就任後、父を党指導部から追放。「公務員増員」「年金受給開始年齢の60歳への引き下げ」といった「大きな政府」政策で左派のお株を奪った。地方選で女性や若者候補を多数擁立し、ソフト路線を演出した。

 27日の世論調査では、ルペン氏とフィヨン氏が決選投票に進んだ場合、フィヨン氏に投票するとした人が67%。だが、フランスの世論調査は、「フィヨン氏は予備選で3位以下」と予想するなど、信用性は大きく揺らいでいる。「トランプ氏の勝利はルペン氏の追い風になる」と見る人は8割を占める。(三井美奈)

1610チバQ:2016/11/29(火) 21:29:41
http://www.sankei.com/world/news/161129/wor1611290002-n1.html
2016.11.29 00:27
【英EU離脱】
英独立党の新党首にナットル氏 ファラージ氏の後任
 【ロンドン=岡部伸】6月の英国民投票で欧州連合(EU)離脱を主導した英独立党(UKIP)は28日、ファラージ暫定党首に代わる新党首に欧州議会議員、ポール・ナットル氏(39)を選んだ。

 UKIPはファラージ氏が党首を務めてきたが、離脱選択で目標を達したとして国民投票後に突然辞任。9月に同党の欧州議会議員、ダイアン・ジェームズ氏(56)が就任したが、「権限が十分与えられていない」と、選出からわずか18日で辞任したため改めて党首選が行われた。

 ファラージ氏はトランプ次期米大統領から次期米国大使に“推薦”を受けるなど影響力を保持しており、UKIP内で若手のナットル氏がどのような指導力を発揮するか注目される。

1611チバQ:2016/11/29(火) 21:30:33
http://www.sankei.com/world/news/161129/wor1611290006-n1.html
2016.11.29 10:03

オランダの極右自由党が議席倍増、第1党か 来春下院選で世論調査
 来年3月のオランダ下院選挙(定数150、比例代表制)に向けた民間機関の世論調査結果が27日発表され、極右の自由党が2012年の前回選挙で獲得した15議席の2倍以上の33議席を獲得し、第1党に躍進する勢いを示した。欧州メディアが28日、報じた。

 ルッテ首相率いる連立2党の議席は中道右派の自由民主党が25(前回選挙41)、中道左派の労働党は9(同39)。両党合わせても34議席で、自由党を上回れるか否か微妙になっている。

 自由党のウィルダース党首はポピュリズム的な手法でイスラム系移民の排斥や欧州連合(EU)離脱を訴え、人気を拡大させている。(共同)

http://www.afpbb.com/articles/-/3109498
オランダ極右政治家、支持率トップに 3月の総選挙で第1党躍進か
2016年11月29日 12:33 発信地:ハーグ/オランダ
【11月29日 AFP】来年3月に総選挙を控えたオランダで、反イスラムを掲げる極右・自由党(PVV)のヘルト・ウィルダース(Geert Wilders)党首が最大の支持を集めていることが、最新の世論調査で明らかになった。ウィルダース党首はヘイトスピーチ(差別的な憎悪表現)を行ったとして公判が開かれており、それが支持拡大につながっているもようだ。

 オランダの著名な世論調査員であるモーリス・デホンド(Maurice de Hond)氏が27日発表した最新の調査結果によると、現時点で下院選挙(定数150、比例代表制)が行われた場合、PVVが33議席を獲得して第1党に躍り出る。これに対してマルク・ルッテ(Mark Rutte)首相率いる中道右派の自由民主党(Liberal Party)は現在の41議席から25議席まで減らし、第2党に転落する。

 デホンド氏は世論調査を毎週実施している。米大統領選でドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が勝利して以来、欧州でもポピュリズム(大衆迎合主義)政党が支持を伸ばしており、今回の結果はそれを裏付けた形だ。

 現職下院議員のウィルダース氏は2014年の選挙集会でモロッコ人を侮辱したとして、特定の民族に対する憎悪の扇動や侮辱の罪に問われている。12月9日に予定される判決で有罪となれば、罰金5000ユーロ(約60万円)の支払いを命じられる可能性がある。

 デホンド氏は「トランプ氏の選挙以降、PVVへの票の流れが強くなり、ウィルダース氏の公判はその流れをさらに強めている」と分析している。(c)AFP

1612チバQ:2016/11/29(火) 21:31:02
http://news.livedoor.com/article/detail/12345658/
ベルギーとオランダ、領土交換=東京ドーム2個分縮小

2016年11月29日 6時8分 時事通信社
 【ブリュッセル時事】ベルギーとオランダは28日、オランダのマーストリヒト近くに位置する、マース川沿いの一部領土を交換することで合意した。交換によりベルギーの国土面積は東京ドーム2個分に相当する約10ヘクタール縮小する。実態に合わない国境線を見直すことで行政上の不都合を解消するのが狙い。

 両国国境は、船が航行しやすいようにマース川の改良工事が実施されたことなどの影響で入り組んだ状態となっていた。オランダが今回交換で得る無人の土地の一部はオランダと陸続きだが、ベルギー側からは川を船で渡る必要がある。このため、ベルギー警察の目が行き届かず、近年は「無法地帯」となり、薬物取引に利用されるなど問題化していた。

 ベルギーのレインデルス外相とオランダのクーンデルス外相は、アムステルダムで領土交換に関する文書に署名。レインデルス氏は「国境が平和的に変更できることを証明した」と胸を張った。

1613とはずがたり:2016/11/30(水) 14:56:52

2016年 10月 2日 09:39 JST
コラム:欧州にまん延する「国民投票恐怖症」
http://jp.reuters.com/article/column-eu-plebiphobia-idJPKCN12017C?sp=true

[28日 ロイター] - 欧州連合(EU)について語られる語彙(ごい)には、すでに聞き苦しい言葉やフレーズがあふれているが、新たに「国民投票恐怖症」という造語をそのなかに加える必要があるだろう。

一部の不安とは違い、国民投票への恐怖心には十分根拠がある。英国でEU離脱の是非を問う国民投票(ブレグジット)が6月に実施されたのに続き、この秋以降にハンガリーが移民問題で、イタリアが憲法改正をめぐり国民投票を予定している。

これら国民投票が、EUをさらに不安定化する可能性がある。さらに根本的なことを言えば、国民投票は、ブレグジットのような動きを阻止するのに必要とされる改革をまさに除外してしまうことになる。

国民投票のせいで、EUは北方のみならず、欧州中心部での拡大を阻まれている。直接民主制を標榜(ひょうぼう)するスイスは、EU加盟をめぐり、過去2回国民投票を実施している。その両方において加盟は可決されなかった。EU加盟への第一歩になることを恐れてか、1992年には欧州経済地域(EEA)への加盟も僅差で否決された。

その結果、スイス国民の生活が必ずしも楽になったわけではなかった。スイス政府は120に及ぶ二国間協定について交渉をしなくてはならなくなった。加盟した場合と比べ、単一市場へのアクセスは悪く、EU市民の自由な移動は認めているものの、移民数制限の是非を問う2014年の国民投票で賛成票が上回ったことで、この取り決めさえ危うくなっている。

国民投票はまた、ユーロ圏拡大の足かせにもなっている。不釣り合いな南欧の経済国がユーロ圏最初の加盟国として名を連ねた一方、困難に対し自国で対処可能な北欧2国は国民投票の結果、支持を得られず加盟することがかなわなかった。

デンマークはユーロ圏に加盟しなくてもよいとするオプトアウト(適用除外)の権利を有するが、同国政府は2000年にユーロ圏加盟の是非を問う国民投票を実施。結果は否決された。同様の国民投票が2003年にスウェーデンでも行われており、否決されている。以降、スウェーデンは非公式のオプトアウトを享受している。

EUと国民投票との関係が一段と険悪さを増しているのは、単なる偶然ではない。1972年以降、EU関連の国民投票は55回実施されている。そのうち46回は1992年以降に行われている。

1990年代初めには12カ国だったEU加盟国の数が2013年までに28カ国へと増えるなか、EUの統合ペースが加速するのに呼応するように、各国政府は国民投票の実施を求めるようになっていく。スイスが最も多く実施しており、その数は計8回に上る。この習慣は広がっており、EU加盟国28カ国のうち、国民投票を実施していないのはドイツを筆頭にベルギー、ブルガリア、キプロス、ポルトガルのわずか5カ国だけである。

1614とはずがたり:2016/11/30(水) 14:57:09
>>1613-1614
たいていの場合、国民投票は加盟をめぐって実施されることが多いが、EU加盟国間の関係を支配する条約の重大な変更について行われることもある。アイルランドの有権者は、EUが「ノー」という返事を受け入れないことを思い知らされた。同国は2度、EU基本条約(リスボン条約)の批准をめぐり国民投票を実施。1度目は否決されたが、いくつか小さな譲歩によって促され、2度目の投票で可決した。

しかしプレッシャーは小国には有効かもしれないが、もっと影響力のある国に対しては利かない。2005年には欧州憲法条約の批准をめぐり、フランスとオランダで相次いで国民投票が行われたが否決された。ただし、その計画の大要は2007年のリスボン条約に受け継がれている。EU設立国6カ国のうち仏蘭2カ国が欧州の統合を拒否したことは、2010年初めに発生したユーロ危機に対して抜本的な対応策を講じることの妨げとなった。

さらなる国民投票を警戒してか、メルケル独首相をはじめとするユーロ圏の指導者たちは、根本的な条約変更を必要とする改革を故意に回避。リスボン条約に小さな変更を加えることにより、ユーロ圏の金融安全網である「欧州安定メカニズム(ESM)」創設の法的課題を未然に防いだ。とはいえ、ESMはEUの法律というより国際法にのっとり創設された。既存の条約にとらわれ、ユーロ圏の不安定な基盤をてこ入れするための制度改革はそれ自体がその場しのぎのものだった。

さらに悪いことに、欧州のリーダーたちはもはやEU関連の国民投票だけを恐れているわけではない。とりわけ、12月に予定されている憲法改正の是非を問うイタリアの国民投票を懸念している。上院が不信任投票を通じて政権を転覆できないよう権限を弱める憲法改正案が支持されなければ、レンツィ首相は辞任すると公言しているためだ。銀行の不良債権問題ですでに揺れているユーロ圏3位の経済大国イタリアでは、レンツィ首相がもし退陣すれば政治不安が起きるだろう。

「国民投票恐怖症」はEUをマヒ状態に陥らせる恐れがある。ありがたくないことに、これは1980年代初めの欧州プロジェクトに見られた病的な症状と似ている。当時、EU理事会で決定されたことが加盟各国で相次ぎ否決されたため、いわゆる「ユーロスクレローシス(欧州硬化症)」と呼ばれる経済停滞に対処することができなかった。

こう着状態が打開されたのは1986年、単一市場の成立を可能にする単一欧州議定書が満場一致で調印されてからだ。現在、条約の修正には障害がある。それを取り除かない限り、EUはブレグジット以上の問題に直面することになるかもしれない。

1615チバQ:2016/11/30(水) 19:34:53
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1611300033.html
オランダ下院がブルカ限定禁止法案を可決、欧州で4例目
18:09産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】オランダ下院は11月29日、イスラム教徒の女性の衣装「ブルカ」着用を含め、顔をベールやマスクで覆うことを限定的に禁止する法案を賛成多数で可決した。上院を通過し、法案が成立すれば、国レベルでブルカ着用を禁止する欧州諸国として4例目になる。

 法案は昨年、政府が閣議決定。採決では定数150の下院で、ルッテ首相の与党、自由民主党を含む132人が賛成した。公共交通機関や教育、医療、政府機関施設が着用禁止の対象となる。違反すれば、最大410ユーロ(約4万9000円)の罰金が科される。

 政府は「治安対策」を着用禁止の狙いとし、公共の場全般で禁じる考えはないとしている。オランダのメディアによると、同国でブルカを着用する女性はわずかしかいないとされる。

 イスラム教徒など移民に反対する極右、自由党のウィルダース党首はAP通信に対し、法案可決を「正しい方向への一歩」と評価。同党が政権をとれば、全面禁止を目指すとした。最新の世論調査では、同党が来年3月の総選挙で第1党に躍進する可能性が指摘されている。

 欧州ではこれまでにフランスとベルギーが公共の場でのブルカ着用を禁止。ブルガリア議会も9月に禁止法案を可決しており、今後施行される見通し。

1616チバQ:2016/12/01(木) 03:12:45
http://www.sankei.com/world/news/161130/wor1611300028-n1.html
2016.11.30 16:59

ブレア元英首相、政界復帰?「ご意見番」として存在感発揮狙いか
 英政界を引退した労働党のブレア元首相(63)が復帰を狙っているとの臆測が出ている。メイ政権の閣僚と接触し、トランプ次期米大統領の娘婿とも会談。欧州連合(EU)離脱を巡り政府に助言を与え、キッシンジャー元米国務長官のような「ご意見番」となり、国際的に影響力のある存在になることを目指しているとの報道も出ている。

 英紙サンデー・タイムズによると、ブレア氏は自ら代表を務めるコンサルタント会社などを閉め、年明けに新たな研究所を設立する予定で、首相官邸や議会近くに事務所を探している。

 自身が積極的に関与してきた中東情勢についてメイ政権の閣僚と意見交換したほか、トランプ政権下でホワイトハウス入りがささやかれる娘婿ジャレッド・クシュナー氏と今月中旬に会談した。(共同)

1617チバQ:2016/12/01(木) 17:46:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161201-00000062-reut-eurp
ノルウェー連立内閣が崩壊危機、予算巡る政党間協議決裂

ロイター 12/1(木) 15:57配信

[オスロ 30日 ロイター] - ノルウェーで30日、2017年の予算を巡る政党間協議が決裂し、中道右派の連立内閣が崩壊の危機に瀕した。

与党の保守党と進歩党は2013年以来、少数政党であるキリスト教民主党と自由党の協力を得て減税や支出拡大を進め、原油安による景気悪化に対処してきた。

しかし17年予算に関する協議では二酸化炭素(CO2)の排出削減につながる石油・ディーゼル税の引き上げ幅などについて各党が対立し、自由党とキリスト教民主党の党首が相次いで席を蹴る事態となった。

保守党党首であるソルベルグ首相はノルウェー通信(NTB)で「合意は非常に難しくなった」と述べた一方、12月5日の予算案採決までにはまだ時間があると付言した。

予算案への協力が得られない場合、首相は議会に信任投票を要請する可能性がある。

ノルウェー憲法は前倒し選挙を禁じているため、次の議会選挙は17年9月まで行えない。仮に信任動議が否決された場合、ソルベルグ首相は辞任し、野党労働党が政権を受け継ぐべきかどうかで複雑な交渉が始まりそうだ。

1618とはずがたり:2016/12/01(木) 21:55:19
>>1617
そんな規定があるんですね〜。
>ノルウェー憲法は前倒し選挙を禁じているため、次の議会選挙は17年9月まで行えない。

1620チバQ:2016/12/02(金) 17:57:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161202-00000001-jij_afp-int
オランド仏大統領、再選を断念 テレビ演説で表明

AFP=時事 12/2(金) 4:43配信

【AFP=時事】(更新)フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領(62)は1日、来年の大統領選に出馬しない意向を表明した。波乱に満ちた5年間の任期を経て、支持率が歴史的低水準となったことを受け、続投を断念した。

【写真】スマートフォンで演説を聞く人

 社会党(PS)党首のオランド氏は、首都パリ(Paris)の大統領府エリゼ宮(Elysee Palace)から神妙な面持ちでテレビ演説を行った。

「私は、立候補しないことを決めた。これからしばらくの間、私の唯一の責務は自国を率い続けていくことだけになる」と述べ、自身の再出馬をめぐる臆測にきっぱりと幕を引いた。

 オランド大統領の支持率は、主要政策の撤回やテロ事件、高失業率、私生活における醜聞の数々を経て、過去最低にまで低下していた。

 有権者に対する調査では、現時点で最有力候補と目されるのは右派の共和党候補のフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)氏。その最大のライバルには、極右政党の国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首の名が取り沙汰されている。

 しかし全候補の名前はまだ出そろっておらず、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)前経済相(38)をはじめ、無所属の動きの見通しも不透明であることから、アナリストらは安易な予想は差し控えるべきだと警告している。【翻訳編集】 AFPBB News

1621チバQ:2016/12/02(金) 18:02:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161202-00000087-jij-eurp
親EU派、番狂わせで勝利=英下院補選で無名の新人

時事通信 12/2(金) 14:39配信

【ロンドン時事】英ロンドン郊外のリッチモンドパーク選挙区で1日、ザック・ゴールドスミス下院議員(保守党)の辞職に伴う補欠選挙が実施された。

 2日未明までの開票の結果、親欧州連合(EU)派のサラ・オルニー候補(自民党)が、保守党を離党して無所属で出馬したゴールドスミス氏らを破って当選した。

 ゴールドスミス氏はロンドンのヒースロー空港拡張計画を政府が承認したことに対し、環境保護の立場から反対して離党した。2015年の総選挙では圧勝したが、今回は無名の新人に敗北するという番狂わせとなった。

1622チバQ:2016/12/02(金) 18:04:16
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120200520&g=int

否決なら首相退陣か=反EU派台頭、金融危機も-イタリア国民投票、4日実施














イタリアのレンツィ首相=11月28日、ローマ(AFP=時事)

 【パリ時事】イタリアで4日、上院の権限を大幅に縮小する憲法改正の是非を問う国民投票が実施される。反対派がやや優勢な中、レンツィ首相は否決されれば退陣する意向を示唆しており、反欧州連合(EU)派の野党による政権交代が現実味を帯びている。政治の混乱を受けて金融危機が再燃する懸念もあり、市場も動向を注視する。
 「憲法をぶち壊そうとしている」。反EUを掲げる新興野党・五つ星運動幹部のディバッティースタ下院議員は11月下旬、中部フィレンツェで演説し、改憲を推進する首相を批判した。
 改憲案は内閣不信任などの権限を上院からなくすことが柱。イタリアでは上院と下院がほぼ同等の権限を持つが、両院の与野党の構成は一致しないことが多い。政権がしばしば上院の反対で窮地に陥り、短命内閣が続く一因となってきた。歴代政権は上院の権限削減を悲願としてきたが、発言力の低下を懸念する野党は猛反発している。
 レンツィ首相は2014年2月の就任以降高い支持率を誇ってきた。しかし、失業率の高止まりを背景に最近は人気が陰り気味。フィレンツェに住む音楽家の50代男性は「首相の強引な政治手法がさらなる批判を招き、『レンツィ下ろし』の動きが急速に広がってしまった」と安定しない政治を嘆く。
 現下院議員の任期は18年までだが、改憲案否決の場合は総選挙が前倒しされる可能性がある。野党が勢いづくのは必至で、五つ星運動などの政権獲得が視野に入る。同党はユーロ離脱の是非を問う国民投票を目指しており、英国のEU離脱決定に続く欧州統合への逆風となりかねない。(2016/12/02-14:53)

1623チバQ:2016/12/02(金) 18:05:18
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120100550&g=int

反極右の足並みそろわず=オーストリア大統領選
オーストリア大統領選の決選投票に進んだ自由党のホーファー候補=11月27日、ウィーン(AFP=時事)

 【ベルリン時事】4日のオーストリア大統領選決選投票で極右・自由党のホーファー候補が勝利するかどうかが注目される中、連立政権を組む2大政党の社会民主党と国民党は同候補の当選阻止で足並みがそろっていない。自由党は議会で既に一定の勢力を確保しており、社民、国民各党にとっては将来の連携も選択肢になり得るからだ。
 自由党は1950年代に発足し、過去に連立政権入りも経験。国民議会(下院、定数183)で現在、社民、国民両党に次ぐ38議席を持つ。難民に対する厳しい姿勢が好感され、政党別支持率でトップを走っており、専門家は「自由党は主要政党の一つと呼ぶべき状態だ」と指摘する。
 保守系の国民党は難民流入抑制を重視。政策的に自由党に近い面があり、国民党幹部からは「ホーファー支持」の声が上がっている。
 ケルン首相(社民党)も最近、自由党のシュトラッヘ党首との討論で「友好的」(地元メディア)態度が目立ち、両党接近の兆しという観測も出た。国民の2大政党離れが加速する中、自由党との協力が得策だと考えたとみられる。
 ホーファー氏は選挙戦で過激な反難民発言を控え、「国の安全を守ることが大切だ」と丁寧に訴えている。「極右」のイメージとは程遠いソフトな好印象が有権者に浸透しており、難民に寛容なリベラル系の対立候補ファンデアベレン氏と接戦を繰り広げている。
 大統領職は儀礼的役割が中心。だが、ホーファー氏が当選すれば、自由党が勢いを得て、次の議会選で大躍進する可能性もある。
 大統領選は5月に決選投票が行われ、ファンデアベレン氏が僅差で勝ったが、開票時の不備が見つかり、やり直しが決まった。(2016/12/01-14:44)

1624チバQ:2016/12/04(日) 14:32:07
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1612040015.html
大接戦のオーストリア大統領選の決戦投票、極右とリベラル系候補の対決 4日夜に大勢判明
10:44産経新聞

 【ローマ=宮下日出男】オーストリア大統領選のやり直し決選投票が4日行われる。極右の自由党候補で国民議会(下院)第3議長のノルベルト・ホーファー氏(45)とリベラル系の緑の党前党首、アレクサンダー・ファン・デア・ベレン氏(72)の対決は大接戦となっており、結果の行方は見通せない。

 投票は即日開票され、4日夜(日本時間5日朝)に大勢判明の見通し。僅差の場合、勝敗の判明は郵送票が開票される5日以降にずれ込む可能性がある。5月の決選投票では郵送票の開票の結果、ファン・デア・ベレン氏が逆転した。

 決選投票は米国のトランプ次期大統領選出後、欧州での大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力の伸長を測る機会とされ、来年の仏大統領選や独総選挙などの行方にも影響を与える可能性がある。反難民・移民や反エリートを掲げるホーファー氏が勝てば、欧州連合(EU)初の「極右出身の国家元首」誕生となる。

1625チバQ:2016/12/04(日) 14:33:07
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161204k0000m030105000c.html
<伊・オーストリア>大衆迎合政党に勢い…両国民の選択は
01:17毎日新聞

<伊・オーストリア>大衆迎合政党に勢い…両国民の選択は
ナポリ市役所前でデモをする改憲反対派の市民=福島良典撮影
(毎日新聞)
 ◇伊国民投票・オーストリア大統領選…4日投票

 イタリア憲法改正の是非を問う国民投票とオーストリア大統領選挙が4日、投開票される。両国では経済格差や移民問題を背景に、ポピュリズム(大衆迎合主義)的な政党が発言力を強めている。「トランプ現象」に世界が揺れるなか、どんな選択が下されるのか。

 ◇「忘れられた地方」の怒り

 ◇ナポリ

 イタリア南部の主要都市ナポリ。窓に洗濯物を干したアパートがひしめく旧市街サニタ地区で11月30日、失業問題の討論会が開かれた。「憲法1条に『イタリアは労働に基礎を置く国』とあるが、南部には仕事がない。(サッカーなどの2部に相当する)『セリエB』扱いだ」。地元大学生のジェナロ・リッチリッロさん(21)がまくしたてた。

 主催した市民団体「組織化された失業者」の広報担当、ジノ・モンテレオーニさん(50)は長年、社会保障のない「闇労働」で臨時雇いの塗装作業員をしている。「ナポリは経済危機の影響をもろに受けてきた」と言う。

 「人口は全国の3分の1だが、貧困層の3分の2が集中している」(エンリカ・アマトゥロ・ナポリ大教授)とされる南部。世論調査によると、北部では改憲への賛否が拮抗(きっこう)するが、南部では反対(43%)が賛成(32%)を引き離している。

 デマジストリス・ナポリ市長は「レンツィ政権は北・中部に手厚く、南部をないがしろにしてきた」と指摘する。市役所前でデモをしていた学校職員のアンジェラさん(53)は「ナポリは世界一美しい都市なのに差別されてきた」と政府への不満を口にした。

 改憲案には中央集権化が盛り込まれており、反対運動には「地方の乱」の側面もある。「国が環境保護や都市計画で決定権を握り、地方から自治権を奪い去っていることへの抵抗だ」。ナポリのエレオノラ・デマヨ市議(28)が解説する。

 ナポリ西郊バニョリ地区。1990年代に操業を終えた製鉄工場の跡地が広がる。権限争いで国と市が対立し、再開発のめどが立たない。「国益の名の下に(政府によって)汚染者負担の原則がないがしろにされている」。市民団体「自由なバニョリ」のエドアルド・ソルジェさん(26)は「政府への異議申し立て」として反対票を投じるつもりだ。

 反対派の矛先は、国民投票の争点ではない欧州連合(EU)や移民にも向かう。ナポリ東郊の低所得層地区ポンティチェリの主婦、ロザリオ・アマートさん(47)は「ユーロ圏に入って、パンなどの物価が2倍になってから物事がうまくいかなくなった」と語る。

 移民家族が通りかかると、主婦のジョバンナ・バジーレさん(34)が「私は人種差別主義者ではないが、移民はホテル住まいで衣服を支給され、イタリア人が路頭に迷うのはおかしい」と主張した。

 南部の反発に危機感を強めるレンツィ首相はナポリで1日、「国は(南北で)二分され、南部には解決すべき課題がある」「国民投票は安定のための1票だ」と支持を訴えた。これまでの選挙では北・中部に比べ南部の投票率は低かった。南部の怒りが国民投票の結果を左右しそうだ。【ナポリ(イタリア南部)で福島良典】

1626チバQ:2016/12/04(日) 14:33:38
…………………………

 ◇経済・難民の不安背景

 ◇ウィーン

 「我々の将来への不安を一番よく考えてくれているのが自由党だ。トランプ氏のような存在だよ」。10月にトラック運転手の職を失い、ウィーンの職業安定所に通うアレックス・ボゾキさん(50)が強調する。ここ数年で景気が悪化し、時給7ユーロ(約850円)で1日15時間以上働いて家族を養っていた。次の仕事のめどは立っていない。

 オーストリア大統領選は極右・自由党のノルベルト・ホーファー国民議会議員(45)と左派・緑の党出身のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン元党首(72)が激しく争う。ホーファー氏が勝てば、欧州連合(EU)初となる極右政党出身の「国家元首」だ。

 両者の支持層は全く異なる。5月に実施された決選投票の出口調査では、ホーファー氏は低賃金に苦しむ労働者の8割以上、中等教育だけを受けた人の5割以上から支持を受けた。逆にファン・デア・ベレン氏は事務職などホワイトカラーの6割、大卒の8割以上の支持を得た。地域別ではホーファー氏が地方、ファン・デア・ベレン氏は都市部で強い。

 大きな争点は経済と難民・移民問題だ。オーストリアは経済のグローバル化への対応が遅れ、経済成長率は2012年から0.7〜1.0%と低迷。失業率は4年連続上昇し、15年は5.7%と過去20年で最悪だった。

 自由党は中東などからの難民・移民の「排斥」を雇用問題と絡めて訴える。党のウィーン市議、ネマンヤ・ダムンヤノビッチ氏(44)は「移民らを受け入れるより、自国の失業者約50万人の仕事を探す方が先だ。我々は国民を守る義務がある」と強調する。

 一方、難民の受け入れに寛容なファン・デア・ベレン氏を支援する与党・社会民主党のカサリナ・クチャロビッツ副党首(33)は「政府は若者の職業訓練や雇用確保のためのインフラ投資などに力を入れているが、小さな一歩であり、状況改善には時間がかかる」とため息をついた。

 出口調査では「近い将来、生活水準が上がる」と希望を持つ人の約6割がファン・デア・ベレン氏、「生活水準が下がる」と感じる人の約7割がホーファー氏を支持した。「希望」と「不安」は、どちらが勝るのだろうか。【ウィーン三木幸治】

1627チバQ:2016/12/04(日) 14:35:22
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1612030042.html
4日に憲法改正是非問うイタリア国民投票 ここにもトランプ現象
12月03日 17:34産経新聞

 【ローマ=宮下日出男】イタリアで4日、憲法改正の是非を問う国民投票が行われる。投票は事実上、レンツィ首相の信任投票とみなされ、ポピュリズム(大衆迎合主義)的な勢力は米国でのトランプ次期大統領登場の余勢を駆って反対運動を展開。劣勢に立たされる首相は否決の場合、退陣も辞さない構えで、イタリア政治が混迷する事態が懸念されている。

 「イエスなら国は強くなる。だが、ノーならこれまでのままだ」。投票キャンペーン最終日の2日、レンツィ氏は南部シチリア島で開かれた集会で憲法改正への支持を訴えた。

 憲法改正は上院改革が柱だ。上下両院がほぼ同じ権限を持つ現行制度は、短命政権が繰り返される同国政治の不安定さの一因とされてきた。改憲は、そうした状態の解消が目的で、上院は定数が3分の1以下の100に減り、公選議員でなく地方代表で構成する。内閣不信任や法案審議の権限も大幅に縮小される。

 イタリアでは戦前のファシスト政権の反省から戦後は権限の分散が重視されてきたため、上院の権限縮小に反発も強い。ただ、投票が信任投票の性格を強めたのは、レンツィ氏が実現に進退をかけると発言してきたためだ。その姿勢が揺れたこともあるが、最近も「国が今のままなら、もうゲームはしない」と否決の場合の辞任を示唆した。

 国内では経済低迷や高失業率が続き、労働市場改革などを実行してきたレンツィ政権には不満も渦巻く。国民投票は憲法改正よりも政権に対する「審判」との受け止め方も有権者には強く、改憲反対デモでは「レンツィは去れ」とのプラカードも掲げられた。

 主要野党は倒閣のため改憲反対で歩調をそろえる。既存政治批判で台頭する新興政党「五つ星運動」リーダー、グリッロ氏はトランプ氏勝利に「真の愚か者は知識人だ」とし、「頭でなく気持ちで行動しろ」と反対投票を主張。中道右派の「フォルツァ・イタリア」のベルルスコーニ元首相も「米国は(既存政治に)ノーと投票した」と訴えた。

 伊紙レプブリカが報じた世論調査では憲法改正への反対が41%で賛成は34%。レンツィ氏は2割以上を占める態度未定の有権者の取り込みを図ってきたが、苦しい状況とされる。レンツィ氏が辞任すれば、政治が混乱。2018年に予定される総選挙が前倒しされ、五つ星運動などが一段と勢いを増す可能性がある。

1628チバQ:2016/12/04(日) 14:35:51
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1612030040.html
オーストリアのトランプ!? EU初の極右元首誕生か 4日に大統領選決選投票
12月03日 17:24産経新聞

 【ローマ=宮下日出男】オーストリアでは4日、大統領選挙の決選投票が実施される。極右、自由党候補のノルベルト・ホーファー氏(45)とリベラル系の緑の党前党首、アレクサンダー・ファン・デア・ベレン氏(72)の一騎打ち。米国でのトランプ次期大統領選出が、欧州での右派ポピュリズム勢力の動向にどれほどの影響を与えるかが注目されている。

 今回は5月に行われた決選投票のやり直しとなる。当時はファン・デア・ベレン氏が薄氷の勝利を収めたが、不正開票で憲法裁判所が再実施を命じた。各種世論調査では両氏の支持率は「誤差の範囲の差」とされるほどの接戦状態だ。

 オーストリアは昨年、ドイツなどに向かう難民・移民の主要な経由国となったことで、国民に反移民感情が強まった。移民反対を主張し、欧州連合(EU)にも批判的なホーファー氏はこうした有権者の不満を吸収する一方、ファン・デア・ベレン氏は移民への寛容姿勢で対抗する。

 トランプ氏勝利についてホーファー氏は「有権者から離反したエリートは落選する」と強調。自身も既存政治勢力と一線を画し、追い風にしようともくろむ。一方、ファン・デア・ベレン氏は米大統領選を「欧州への警鐘」として、「反極右」の結集を呼びかける。

 ホーファー氏が勝てば、EUで初の「極右出身の国家元首」誕生となる。このため、欧州の他の極右勢力も「米国の次はオーストリアだ」(オランダ自由党のウィルダース党首)とその行方を注視している。

1629チバQ:2016/12/04(日) 14:46:09
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161203k0000m030121000c.html
<仏大統領選>右派対極右固まる オランド氏不出馬
12月02日 21:44毎日新聞

 【パリ賀有勇】フランスのオランド大統領(62)は1日、来年4〜5月の大統領選(2回投票制)への出馬断念を表明した。支持率が低迷する自身が退くことで左派の団結を促した形だが、他の候補者でも大統領選での劣勢を立て直せるとの保証はなく、右派対極右の対決構図がより固まった。

 1日夜、テレビ演説を行った左派・社会党のオランド氏は「出馬しても(左派の)支持を結集できない」と不出馬の理由を硬い表情で説明した。

 オランド氏は、約10%で高止まりする失業率やイスラム過激派による相次ぐテロを背景に、支持率が10%程度と低迷。共和党(中道右派)のフィヨン元首相(62)や極右政党・国民戦線のルペン党首(48)の優位が伝えられる大統領選に出馬しても、勝算がないと判断したとみられる。

 現職大統領が再選出馬を断念するのは、1958年に発足した現在の政治体制(第5共和制)では初めて。

 演説でオランド氏は「公共サービスを損ない、格差を拡大させる」とフィヨン氏を批判。ルペン氏についても「極右は(自由貿易を批判するトランプ氏が勝利した)米大統領選に言及し、欧州連合からの離脱を訴えるが、保護主義は国を孤立させる」とけん制し、左派の結束を訴えた。

 社会党を中心とする左派は大統領選の統一候補を決める予備選を来年1月に実施する。

 演説後、左派支持層を対象に行われた予備選の投票先を問う世論調査では、立候補の可能性が高まっているバルス首相(54)が、モントブール元経済相(54)ら7候補者を抑えて首位となった。

 だが、オランド政権で経済相を務めたマクロン氏(38)も、予備選を経ずに大統領選に独自に立候補する考えを示している。

 別の世論調査の支持率では、フィヨン氏31%、ルペン氏24%、マクロン氏14%。バルス氏は9%と、オランド氏が左派候補になった場合を2ポイント上回っただけだった。候補者が代わっても左派陣営に勝機が薄い情勢は変わりそうもない。

1630チバQ:2016/12/04(日) 14:46:59
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1612020045.html
【仏大統領選】オランド氏の出馬断念、欧州で左派退潮が鮮明に 緊縮に代わる政策打ち出せず、労組離れも追い打ち
12月02日 21:39産経新聞

 オランド大統領が2期目の出馬を断念したことにより、欧州で左派勢力の退潮が鮮明になった。

 オランド氏の支持率は10月には4%に下落した。戦後始まった第5共和制で、最も不人気な大統領として退陣する。だが、オランド政権だけでなく、欧州では英独、スペイン、イタリアと、1990年代に政権を担った左派勢力が軒並み不振にあえぐ。

 第1の原因は、ユーロ導入後、財政規律に縛られ、左派の看板である「大きな政府」政策がとれなくなったことだ。オランド政権は2012年の発足後、大企業・富裕層増税を実施したが、企業の国外流出を招き、早々に方針転換を迫られた。各国とも左派は、「緊縮」に代わる経済政策を打ち出せずにいる。

 さらに、支持基盤である労働組合の組織率の低下がある。労働組合が強いドイツでは1980年代、35%を超えたが、サービス産業などの台頭で18%に下落。フランスは現在8%で、日本(18%)を下回る。

 現在の左派は環境保護派、女性運動、同性婚の合法化を進める人権活動家など、さまざまな団体の寄せ集めだ。オランド政権は移民2世に多いイスラム過激派を押さえ込むため、「テロ犯の仏国籍剥奪」を提案したが、社会党内の人権派が猛反発し、撤回を迫られた。

 仏大統領選で台風の目となっている極右政党「国民戦線」は、労働者層の支持率が30〜50%。左派が移民流入に反発する労働者、低所得層から乖離(かいり)した隙間に入り込み、勢力を拡大している。(三井美奈)

1631チバQ:2016/12/04(日) 21:30:24
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120400075&g=int
大接戦、極右元首誕生も=大統領選の決選再投票-オーストリア
 【ベルリン時事】4日行われたオーストリア大統領選のやり直し決選投票は「反難民」を強調する極右・自由党のホーファー国民議会(下院)第3議長(45)と、難民受け入れに寛容な立場のリベラル系「緑の党」のファンデアベレン前党首(72)の接戦となっている。
トランプ旋風影響か=大統領選、4日再投票-オーストリア

 オーストリア大統領は儀礼的役割が中心で、政治の実権はない。だが、ホーファー氏が勝利すれば、欧州連合(EU)諸国で第2次大戦後初の極右政党出身の国家元首となり、欧州政治史上で大きな節目になる。
 ホーファー氏は「オーストリアが第一」のスローガンを掲げ、難民や移民から国の安全と伝統を守ると訴えてきた。語り口は穏やかで、従来の極右のイメージ払拭(ふっしょく)に一定程度成功。社会保障の充実なども重視しながら、支持層を広げてきた。

4日、ウィーンで記者団の取材に答えるオーストリア大統領候補のファンデアベレン前「緑の党」党首(EPA=時事)
 一方、ファンデアベレン氏は、オーストリアは欧州諸国の良き連携相手であり続けるべきだと強調。米大統領選に関しては「米国で顕在化した分断をわれわれの国民は望んでいない」と述べ、国民統合に尽力する決意を示してきた。
 オーストリアでは難民流入対策の不手際もあり、既存政治への国民の不満が強い。4月の第1回投票で、連立政権を組む2大政党の社会民主党と国民党の各候補が惨敗。政党支持率で自由党が首位を走り、勢いに乗る。(2016/12/04-16:10)


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