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仙台・宮城・陸奥

2485荷主研究者:2016/02/21(日) 21:07:28

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/02/16 建設新聞
タカラレーベン東北・共同住宅 レーベン仙台梅田町の新築計画
RC12F約3148㎡・32戸で計画

 タカラレーベン東北(仙台市青葉区中央2の2の10 吉田正広代表取締役社長)は仙台市青葉区梅田町に「共同住宅・レーベン仙台梅田町」(仮称)の新築を計画しており、アサヒ建築設計事務所に設計を委託している。

 建設用地は仙台市青葉区梅田町251の1ほか地内で、北六番丁通沿いに面した敷地約1470㎡。計画では、ここにRC12F延べ約3148㎡の共同住宅32戸を建設する。

 今後は施工者選定などを進めことし4月の着工、2017年8月末の完成をめざす。

2016/02/16付一面に掲載。

2486とはずがたり:2016/02/29(月) 21:27:26
なんか美談みたいに取り上げられているけど,まあ美談的な要素はあるけど,これ逆に被災地から非難した人たちが避難先で仕事見つけて定住するのを批判してはならないと思う。
人は仕事で住む場所を変える生き物であり,土地にしがみつくのは過疎地に延々と死にカネ垂れ流す利権屋自民党的な発想なのである。
三陸は震災を期に高速道路の整備が飛躍的に進んだ。後は美しい自然や鉱物資源,豊かな漁業資源をどう活かして自律的な恢復・更には成長軌道に乗せるかである。他の地方に比べて10年はやく人口流失が進んだことを先進的な経験が出来ていると前向きに受け容れて進まねばならない。
産業の無い限界集落は積極的に閉鎖して気仙沼・大船渡・釜石・宮古・久慈の都市を発展させる選択と集中をして欲しいんじゃが。

2016年 02月 27日 05:37 JST
警察官67人“永久出向”
http://jp.reuters.com/article/idJP2016022701001068

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の復興支援のために全国の警察から特別出向した後、3県警に所属を切り替えて定年まで勤める「永久出向」を選んだ警察官が67人に上ることが27日、警察庁への取材で分かった。

 3分の2は地元に戻った被災3県の出身者だが、縁のない県への永久出向を決めた警察官もいた。警察庁の担当者は「町並みや暮らしぶりを目の当たりにして、『ここに骨をうずめよう』と思い立った人もいたのではないか」と話している。

 特別出向の人数は、震災後からこれまで、永久出向の67人を含めて延べ1751人に上る。

2487とはずがたり:2016/03/05(土) 18:05:18
大手リース会社なんかに介在させるからこうなる。復興がなんか小ぎれいなものつくると勘違いするからこういうのを潰そうという動きになる。汚らしい仮設の横丁をそのままにしておくのが一番の復興である。
潤沢な復興のカネ使って無人の街つくるなど気違い沙汰だ。

仮設で営業の呑ん兵衛横丁、再び存続ピンチ
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160225-OYT1T50159.html?from=yartcl_outbrain1
2016年02月28日 13時57分

 東日本大震災の津波で全店が流され、仮設で営業している岩手県釜石市の飲み屋街「呑のん兵衛べえ横丁」が、再び存続の危機に陥っている。

 市は別の場所で継続させたい考えだが、出店にかかる費用や高齢などを理由に、多くの店主が踏み切れずにいる。「鉄のまち」の名物横丁が、震災から5年を前に岐路に立たされている。

 横丁は昭和30年代前半、戦争で夫を失った女性たちが、生活のため市中心部の水路の上に軒を連ねたのが始まり。高度成長期には30店以上が並び、製鉄所の従業員らでにぎわったが、津波で全26店が流された。

 2011年12月にJR釜石駅近くのプレハブ店舗で再開し、今は12店が営業する。酒と季節のお袋の味に体も心も温められ、代金は千円札2〜3枚――。そんな魅力は以前のままだ。

 仮設は18年3月に撤去されるため、市は中心部の市有地を大手リース会社に貸し、約20店を集めた共同店舗3棟を建て、一部を細長い店が連なる横丁にする計画。24日に市と協定を結んでいるリース会社は、横丁の店主に対し、出店には3か月分の敷金などのほか、180万円の設備工事費が必要と説明。「高過ぎる」との声を受け、仮設の設備を再利用して98万円にする案も示した。

 だが、12店のうち10店は68〜77歳の女性店主で、自宅を流された人もいる。出店には内装費などもかかり、生活再建や年齢の不安も抱える。申し込みは今月末に締め切られるが、店主への取材では、出店を決めたのは1店のみ。6店は店をたたむ考えで、5店は態度を決めていない。

 30年続けた居酒屋「とんぼ」の高橋津江子さん(74)は出店を諦めた。「続けたい思いは強いが、年齢を考えるとあと何年できるか。震災で人も減ったし、借金しても返せない」と明かす。横丁の組合長を務め、開店から53年目の最古参となる居酒屋「お恵けい」の菊池悠子さん(77)は「みんなで築いてきた横丁の看板だから、移転、再建もみんなでやりたい……」と揺れる心境を語る。

 共同店舗は6月に着工され、11月にオープンする予定。市は出店時の支援策を検討している。(藤吉恭子)

2488荷主研究者:2016/03/07(月) 22:40:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160220_11011.html
2016年02月20日土曜日 河北新報
仙台市立病院跡地 売却先7月に公募

売却先の公募スケジュールが固まった仙台市立病院跡地

 仙台市は19日、売却予定の若林区清水小路の市立病院跡地について、購入を希望する事業者の公募を7月に始める方針を固めた。市は地域の交流拠点になるような活用を求める意向。応募事業者の計画を審査して売却先を選び、来年3月に売買契約を締結したい考えだ。

 一等地にある貴重な物件の動向に関心が高まっていたが、売却方法やスケジュールが未定だった。

 売却対象は跡地約1.8ヘクタールのうち、市地下鉄南北線五橋駅の駐輪場整備予定地などを除く約1.75ヘクタール。旧病院本体や救命救急センター、救急ステーションといった建物、立体駐車場は残したまま売る予定。

 売却条件として市は(1)健康で安全・安心に暮らせる環境(2)学生や若者の定着推進(3)楽しさやにぎわいの創出-につながる土地利用を例示。詳細な条件を示した後、10月に跡地利用計画の提案を受け付ける。市が今後設ける購入事業者選定委員会が計画や買い取り額を審査し、12月に優先交渉権者を決める。

 公募に先立ち、2月末〜3月中旬には跡地取得に関心を示す事業者と面談する。売却条件などに関する意見を聞き、必要があれば公募の進め方に生かす。

 市立病院は2014年11月、太白区あすと長町に移転した。跡地の売却益は、新病院を整備した際の借入金の返済に充てる。

2489荷主研究者:2016/03/07(月) 22:40:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160220_13012.html
2016年02月20日土曜日 河北新報
<JR東仙台駅>新駅舎28日に営業開始

28日の営業開始へ急ピッチで作業が進む東仙台駅の新駅舎

 JR東日本仙台支社は19日、老朽化に伴い昨年9月から改築工事を行っていた東北線東仙台駅(仙台市宮城野区)の新駅舎での営業を28日に開始すると発表した。

 新駅舎は鉄骨平屋で延べ床面積126平方メートル。「集う駅」をコンセプトに、吹き抜けで開放感のある構造にした。外装には、古墳時代から平安時代にかけての須恵器や瓦が出土した駅北西部にある大蓮寺窯跡をイメージした色合いを採り入れた。手すりやスロープの設置、段差解消を図るなどバリアフリーにも配慮した。

 東仙台駅は1日平均約6500人が利用する。仙台支社の担当者は「これまで以上に多くの方が利用しやすい駅にしたい」と話している。

2490荷主研究者:2016/03/07(月) 22:45:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160222_11016.html
2016年02月22日月曜日 河北新報
<広域防災拠点>用地売買交渉難航で足踏み

 宮城県が仙台市宮城野区宮城野地区で進める広域防災拠点整備事業で、用地となるJR仙台貨物ターミナル駅をめぐり県とJR貨物の売買交渉が難航している。県は既に予算化した土地取得費を新年度に繰り越す方針だが、一部利用開始時期の2020年度は堅持する。

 県とJR貨物は15年3月にターミナル駅敷地(広さ約17ヘクタール)の売買契約に関する覚書を締結。15年度内の契約に向け、土地価格や移転補償について交渉を続けてきたが、まだまとまっていない。

 JR貨物東北支社は「公共事業には積極的に協力したい」と前置きしつつ、「移転に伴うわが社の負担がどの程度になるかじっくり見極める必要がある。細かい部分を詰めたい」と話す。

 県は15年度一般会計当初予算の広域防災拠点整備費約51億円のうち、土地取得分の約41億円を16年度に繰り越す。仮に15年度内に売買契約を締結することができても、取得手続きは間に合わないと判断した。

 県の担当者は「15年度内に売買契約だけは終えておきたいが、仮に16年度にずれ込んでも着工や利用開始のスケジュールに影響はない」と説明する。

 広域防災拠点は村井知事が掲げる「創造的復興」のシンボル事業。総事業費は約300億円で、財源には国の社会資本整備総合交付金を活用する。県は、県議会2月定例会に提出した16年度当初予算案に取得費追加分など約33億円を盛り込んだ。

 基本設計案では、災害時に全国各地の救助隊や支援物資の集結場所となる。平時はスポーツ公園として利用するため、芝生や土のグラウンド、ランニングコースなどを整備する。広域防災拠点整備に伴い、ターミナル駅は宮城野区岩切地区に移転する。

2491荷主研究者:2016/03/07(月) 22:46:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160223_13021.html
2016年02月22日月曜日 河北新報
<仙台東西線>沿線の市バス 一部増便

 昨年12月に大規模な路線再編を実施した仙台市地下鉄東西線沿線の市バスに関し、市交通局が4月1日付でダイヤを一部見直すことが22日、分かった。再編後のバス需要に応じて八木山動物公園(太白区)、薬師堂(若林区)両駅を発着する路線などで増便する。

 八木山動物公園駅を出て太白区の緑ケ丘3丁目に向かう路線は帰宅時の午後5〜7時台、30分に1本から20分に1本に増やす。駅から乗り継ぐ利用者が多く、バスが混雑するため。

 JR仙台駅前と八木山動物公園駅を結ぶ路線は、仙台向山高や仙台城南高生らのニーズに合わせ登下校時に3本増発。若林区の沖野から薬師堂駅に行く路線は午前7時台に1本増やす。

 路線再編は東西線沿線各地から市中心部に向かうバスを大幅に減らす内容。市交通局の担当者は「再編への苦情や問い合わせはだいぶ減ったが、早急な対応が必要な路線もあり微調整した」と話した。

2492荷主研究者:2016/03/07(月) 22:46:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160222_13048.html
2016年02月22日月曜日 河北新報
<八木山動物公園>仙台東西線集客増に活用

新駅の屋上広場と直結した八木山動物公園入り口(左)。眺望にも恵まれ、新たな名所になっている=11日、仙台市太白区

◎いのち次世代へ 開園50年(下)これから

 仙台市地下鉄東西線が昨年12月に開業し、市八木山動物公園(太白区)へのアクセスがぐんと向上した。西のターミナルの八木山動物公園駅と直結し、仙台駅からバスで約25分かかっていたのが12分に大幅短縮。連休時に付き物だった渋滞も緩和されそうだ。

 地下鉄効果はてきめん。昨年12月の入園者は前年同期比5.6倍の3万6395人に急増し、ことし1月も同2倍の2万2334人と好調が続いた。「想像以上の効果」と大内利勝園長は目を見張る。

<沿線施設が連携>
 千載一遇の好機を集客増に生かそうと、昨年9月には「東西線沿線AP協議会」が発足した。動物公園や仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール(宮城野区)など沿線のレジャー施設4カ所で構成し、「動物」「公園」など各施設の英語の頭文字から命名。4施設の外観写真を最寄り駅と共に紹介するポスターを制作し、タッグを組んでPRに励む。

 加盟する仙台うみの杜水族館(宮城野区)の和田淳太マネジャー(44)は「一緒に小学校で出張授業をするなど、教育面で連携を強めたい。将来は動物の交換展示もできればいい」と展望を描く。

 「官営と民営の違いで今までは近くて遠い存在だった」と語るのは、同じく加盟施設の八木山ベニーランド(太白区)の八木充幸社長(62)。「東西線開業で近くて近い関係に一歩前進した。イベントの共催など協力して地域を盛り上げたい」と意欲を示す。

<地域の中心地に>
 市南西部の丘陵地帯にある八木山地区。1965年の動物公園開園と同じ年、八木山団地の造成が始まった。

 それから半世紀。開発ラッシュに沸く東西線荒井駅一帯とは対照的に、地域再開発の動きは乏しい。住民の高齢化も進む。今回の開業に「再生のラストチャンス」との声も上がる。

 市民団体「八木山地域デザイン研究所」の畠山創代表(37)は「動物公園は八木山のハブスポット(中心地)になる」と期待する。地域に開かれた交流拠点とのイメージだ。「住民との接点をもっと増やし、オリジナルのおみやげを共同開発してみてはどうか」と提案する。

 八木山動物公園の2014年度の入園者数は約49万1000人。78年度の約63万5000人をピークに減少傾向が続いている。

 大内園長は「八木山の顔として教育施設として、魅力あふれる動物園づくりをしていきたい」と意気込む。東西線開業を機に集客力を高め、地域全体のにぎわい創出につなげられるか。挑戦の年が始まった。

2493荷主研究者:2016/03/07(月) 22:47:12

http://logistics.jp/media/2016/02/22/628
2016/02/22 物流ニッポン新聞
仙台塩釜港、京浜港むけ航路開設 輸出入ニーズ対応
t.kokudo

 仙台塩釜港で16日、仙台港と京浜・東京港を結ぶ国際フィーダーコンテナ船の新航路が開設された。仙台塩釜港のフィーダーコンテナ航路としては、過去最多の9航路目となる。

 新航路は商船三井が、井本商運(井本隆之社長、神戸市中央区)との協業体制で、専用船による定曜日サービスを提供する。堅調に伸長する仙台塩釜港の輸出入ニーズに対応。特に農水産物の冷蔵・冷凍貨物などを開拓し、地域産業の振興をサポートするほか、復興にも貢献していく。

 運行は週1便体制で、仙台港には毎週火曜日に寄港。航路運営が商船三井で、本船運行は井本商運、船舶代理店は塩釜港運送(松田順夫社長、宮城県塩竈市)が担当する。輸入が建材、飼料、輸出は電子機器、自動車部品、農水産品、紙製品などを見込む。

 仙台塩釜港の国際フィーダー船による2014年のコンテナ取扱量は8万5460TEU(20フィートコンテナ換算)と全国1位を記録。県では「国内ナンバーワンの仙台塩釜港の利便性がより向上する」と期待している。

 16日には第1船が寄港した。船舶は「ひょうご」(総トン数749トン)で、コンテナの最大積載能力は249TEU。製材や雑貨を積み込んで東京港に出港した。

 第1便の荷積みに立ち会った商船三井の日本総代理店、MOLJAPAN(東郷修平社長、東京都港区)の西尾徹関東支社長は「専用船により、リーファーコンテナの電源確保や母船への接続がより優位に行われる。地方創生として、水産物や青果物の輸出などが期待されている。物流事業者として、少しでもお手伝いしたい。需要が増えれば、増便も考えたい」と述べた。(黒田秀男)

【写真=フィーダーコンテナ航路としては、過去最多の9航路目となる】

2494荷主研究者:2016/03/07(月) 22:48:52
>>2158
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160223_12005.html
2016年02月23日火曜日 河北新報
<セルバテラス>仙台・泉に今秋オープン

建設が進むセルバテラス。右奥は仙台循環器病センター

 住友商事は22日、仙台市泉区の市地下鉄南北線泉中央駅前に今秋、新たな商業施設「セルバテラス」を開業すると発表した。北隣には同時期に仙台循環器病センターも移転開業する予定で、既存の大型商業施設「セルバ」のリニューアルと合わせ、泉中央駅前を再開発する。

 セルバテラスは5階建て、延べ床面積約1万3500平方メートル。1〜3階が店舗、4階〜屋上が病院兼用の駐車場(約200台)。子会社の住商アーバン開発が運営する。

 約30店舗が入り、駅直結の1階は食品店やレストラン、ペデストリアンデッキとつながる2階はカフェなどがそれぞれ入る。3階は生活雑貨やインテリアを扱う。駅前に面してテラスを設け、店舗は外向きに配置し、街に溶け込む空間づくりを目指す。

 ペデストリアンデッキ下には仙台市などと連携し広場を設け、各種イベントで活用する予定。現在の「エスカルゴ広場」のらせん階段は撤去され、バイク置き場や駐輪場の一部も移す。

 立地予定地は有効活用が課題だった「78街区」と呼ばれる区画。住友商事は「地域コミュニティーの中心となり、泉中央駅前の拠点性を向上させる。地域のシンボルとなるにぎわい空間を形成したい」と説明した。

2495荷主研究者:2016/03/07(月) 22:49:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160224_12004.html
2016年02月24日水曜日 河北新報
ダイエー仙台店閉店 イオン3月12日開店

3月8日に閉店するダイエー仙台店。12日にイオン仙台店に生まれ変わる

 仙台市青葉区中心部で40年以上営業してきた「ダイエー仙台店」が3月8日に閉店し、同12日に「イオン仙台店」としてリニューアルオープンすることが23日、分かった。イオンは昨年1月にダイエーを完全子会社にしており、仙台店を仙台圏の拠点に位置付ける。

 イオンは昨年9月以降、全国のダイエー88店をイオングループの事業会社に移管している。東北は仙台店だけで、管轄はイオンの事業会社イオンリテールの東北カンパニー(仙台市)に変わる。従業員約360人の雇用は継続する方針。

 売り場は4月下旬の大型連休をめどに順次、切り替える。食品は野菜、魚介など地元食材の販売に力を入れる。住まい関連や子ども向け商品、衣料品の品ぞろえも充実させる。

 イオン仙台店は総合スーパーで東北42店目。東日本大震災発生から5年の3月11日にプレオープンし、翌12日に本格営業を始める。

 家坂有朋東北カンパニー支社長は「ダイエーとイオン、両方の強みを生かす。シニア層に加え、家族連れや単身者の普段の暮らしに役立つ店をつくる。仙台、東北の情報を発信する拠点にしたい」と説明する。

 ダイエー仙台店は1975年9月9日に開店。地上8階、地下2階の売り場で、食品、衣料品、化粧品、生活雑貨などを販売してきた。震災時は2日後に営業を再開し買い物客に対応するなど市民生活を支えた。

2497荷主研究者:2016/03/07(月) 23:14:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160225_13054.html
2016年02月25日木曜日 河北新報
<災害公営住宅>前にマンション 被災者困惑

目の前で高層マンションの建設工事が進むあすと長町の災害公営住宅=12日、仙台市太白区

 仙台市太白区あすと長町の災害公営住宅の目の前で、高さ約80メートルの高層マンションの建設が急ピッチで進んでいる。「日光が当たらなくなる」と被災者は心配するが、商業地域に建つマンションに違法性はなく、市も静観の構えだ。東日本大震災から5年。新生活へ一歩を踏み出した被災者たちは、複雑な思いで日々の工事を見守っている。

 この災害公営住宅はあすと長町復興公営住宅。高さ約40メートル、地上13階で全戸南向き。JR長町駅から徒歩約10分、市立病院やスーパーが隣接する好立地で、一般抽選は約5倍だった。昨年4月に入居が始まり、現在163世帯が暮らす。

 高層マンション(345戸)は昨年11月に着工し、完成予定は2017年11月。地上24階、高さ約80メートルと災害公営住宅の約2倍あり、災害公営住宅南方向の眺望はほぼ遮られる。

 マンション完成後、日照時間が最も短い冬至には、災害公営住宅の日照時間(午前8時〜午後4時)は最長6時間、最短で1時間になるという。窓側の面積の約3割が3時間以下になる見込みだ。

 災害公営住宅、マンションとも商業地域に建つため日照に関する法的規制がなく、建築基準法に基づく審査も全てクリアしている。昨年12月には災害公営住宅の入居者の求めに応じ、説明会も開いた。一部を13階建てにするなど日照への配慮もしたという。

 被災者は入居決定後にマンション建設計画を知ったといい、受け止め方はさまざまだ。

 冬至の日照時間が3時間以下となる丸山房子さん(75)は「事前に計画を知っていれば入居しなかった。市は、反射板を設置するなど日光が当たるような対策をしてほしい」と要望する。

 高層階に住む北村敏子さん(74)は「市街地に建設された災害公営住宅のせいで日陰となった地域もあり、マンション建設は仕方がない。窓から見える最後の桜を目に焼き付けたい」と話す。

 仙台市復興公営住宅室の石川由紀夫室長は「法的に問題がない以上、建設中のマンションに『注文』をつけることはできない」と説明する。

 マンションの担当者は「地域住民の求めに応じ、説明会を開き、ご理解をいただいている。不明な点があれば今後も丁寧に対応したい」と話している

2498荷主研究者:2016/03/13(日) 11:15:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160226_12022.html
2016年02月26日金曜日 河北新報
<三陸道>多賀城IC 3月27日開設

 東北地方整備局仙台河川国道事務所と東日本高速道路は25日、三陸自動車道多賀城インターチェンジ(IC、宮城県多賀城市)が3月27日に開設すると発表した。仙台港北IC-利府ジャンクション(JCT)間4.7キロの整備も近く完了し、同日に完全4車線化される。

 多賀城IC開設で、多賀城市内へのアクセスが向上する。4車線化に伴い、朝夕の通勤・帰宅時間帯に発生していた渋滞の解消が期待される。

 多賀城IC設置と4車線化の事業費は240億円。仙台河川国道事務所と東日本高速道路が共同で2012年4月に着工した。

2499荷主研究者:2016/03/13(日) 11:16:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160227_11027.html
2016年02月27日土曜日 河北新報
<国勢調査>石巻市の沿岸部が激減

 石巻市は26日、2015年国勢調査の旧市町別人口の速報値を発表した。東日本大震災で被災した旧雄勝町が10年の前回と比較して7割以上の人口を失った一方で、旧河南町の人口が増えるなど、市民らの内陸移転が進む状況があらためて浮き彫りになった。

(1.2面に関連記事) 増減は=表=の通り。減少率は、旧雄勝町が74.54%(2977人減)で最大。旧牡鹿町の43.32%(1872人減)、旧北上町の34.51%(1283人減)と続く。増加は旧河南町だけで、増加率は16.12%(2732人)だった。

 旧市の地区別では、石巻地区が1万3638人(19.10%)減、渡波地区が2501人(15.28%)減に対し、集団移転が進む蛇田地区が3726人(20.89%)増、稲井地区が3423人(55.95%)増で内陸移転の動きが顕著だった。

 市全体の減少数は県内自治体で最多の1万3590人(減少率8.45%)だが、総数14万7236人で、仙台市に次ぐ県内第2位にとどまった。

 市は半島部で拠点整備や交流人口拡大、買い物支援といった施策を展開する方針。亀山紘市長は「厳しい状況を再認識した。復興を着実に進め、少子化や人口減少問題、定住対策などに最大限の力で取り組む」とコメントを出した。

2500荷主研究者:2016/03/13(日) 11:45:53

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/03/01 建設新聞
宮城県内で放送局建替の動きが活発化
東日本放送が移転に向け用地選定へ
宮城テレビ放送も本社社屋移転を検討

 《宮城県内の放送局で新社屋建設に向けた動きが活発化してきた。2015年に着工し17年5月の完成をめざす日本放送協会(NHK)の新仙台放送会館をはじめ、県内で民放放送局の1番目となった東北放送はことし4月に新社屋建設室を設置して具体化を検討する。また、東日本放送は移転に向け新たに建設用地を選定しているもようだ。》

 東北放送(仙台市太白区)の社屋は仙台市太白区八木山香澄町にある本社敷地内の約4万㎡にAサイトとBサイトの2施設で構成。新社屋は1959(昭和34)年に完成し、テレビやラジオのスタジオとして使用しているAサイト(6F延べ約1万3000㎡)の老朽化が著しいため、建て替えを進める計画。

 ことし4月に設置する「新社屋建設室」で新社屋の施設規模や着工時期の検討に着手する。地上波デジタル放送の対応に向けたBサイトは2004年に整備が完了している。

 東日本放送(仙台市青葉区)は本社社屋の移転の方向を固め、建設用地の選定作業を進めている。同社は1975(昭和50)年に県内で4番目の民放テレビ局として仙台市青葉区上杉2丁目に開設。その後、業務の多様化に伴い91年に現在の青葉区双葉ヶ丘2丁目に移転している。

 現社屋の規模はSRC5F延べ5961.2㎡で、内部には大型スタジオのほか調整室、機械室、事務室などを設けている。

 移転計画は現社屋が築後25年を経過し老朽化が著しいほか、4Kテレビなどに対応した放送設備の更新にも対応するため新社屋の建設を決めた。用地については仙台市南部で選定作業を進めており、今後、スケジュールなどを具体化する見込みだ。

 宮城テレビ放送(仙台市宮城野区)でも本社社屋の移転を検討していると聞く。同社は1970(昭和45)年に県内3番目の民放放送局として開局。その後、2004年に地上波デジタル放送に対応するため社屋の増築を行っている。

 移転計画は建物の老朽化に加え、現在の用地が集中豪雨の際に度々冠水被害が発生するなど、業務に支障が出ていることから検討しているもの。着工時期等は未定だが、今後具体化に向け検討を進める考えだ。

 県内では仙台放送(仙台市青葉区)が04年に地上デジタル放送開始に合わせ、仙台市太白区茂ヶ崎から仙台市青葉区上杉に社屋を移転したほか、NHKは15年2月に延べ約2万4000㎡の新仙台放送会館の建設に着手するなど、老朽化に伴う建て替え計画が加速し始めている。

※NHK新仙台放送会館の建設現場。 ※東北放送Aサイトの現況。 ※東日本放送の現社屋。

2016/03/01付一面に掲載

2501荷主研究者:2016/03/13(日) 11:55:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160303_13024.html
2016年03月03日木曜日 河北新報
<三陸道>登米東和-三滝堂 4月16日開通

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は2日、三陸自動車道登米東和-三滝堂インターチェンジ(IC)間(2.0キロ)の開通日を4月16日と発表した。開通時刻は未定。

 三滝堂ICは、これまで登米パーキングエリアIC(仮称)として整備が進められてきた。三滝堂ICと国道398号を結ぶ登米市道「三滝堂インター線」(240メートル)も同日開通する。三滝堂-志津川IC(仮称)間の9.1キロについては、2016年度中の開通を予定する。

2502荷主研究者:2016/03/13(日) 11:57:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160304_11022.html
2016年03月04日金曜日 河北新報
<仙台東西線>開業3カ月利用 予測の58%

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160304_m1001ja.jpg

 仙台市地下鉄東西線が昨年12月6日に開業してからことし2月末までの約3カ月間の利用者が1日平均4万6300人(速報値)だったことが3日、市交通局の集計で分かった。需要予測(8万人)の58%にとどまり、苦戦が続いている。

 月別にみると、12月が5万400人と最多。1月は4万6200人、2月は4万2700人だった。

 全13駅別の利用状況は表の通り。多い順に(1)仙台(青葉区)1万4800人(2)青葉通一番町(同)4800人(3)八木山動物公園(太白区)4100人(4)薬師堂(若林区)3500人(5)青葉山(青葉区)2700人-となった。

 11駅で予測を下回り、青葉山は予測の37%にとどまった。東西の両起点駅も伸び悩み、八木山動物公園は51%、荒井(若林区)が47%と半分程度。事業所の多い卸町(若林区)は43%と通勤での利用が浸透せず、仙台も53%と南北線との乗り換えが少ない現状がうかがえた。

 予測を超えたのは川内(青葉区)と国際センター(同)の2駅。学生や受験生の利用が多かったとみられる。

 市交通局の担当者は「1、2月は冬休みの影響が大きかったのではないか。4月以降の動向を注視したい」と話した。新年度は現行の予測を3割下方修正し、1日平均利用者を5万7000人と見込む。

2503荷主研究者:2016/03/20(日) 10:16:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160307_13036.html
2016年03月07日月曜日 河北新報
<仙台東西線>下宿事情変化 学生沿線に関心

東北大川内キャンパスに開設されたアパートやマンションの紹介コーナー。物件探しは既に始まっている=2日、仙台市青葉区

 大学の新入学シーズンを控え、市外から多くの新入生が集まる仙台市内で、昨年12月に開業した市地下鉄東西線沿線の賃貸住宅物件の注目度が高まっている。東西線各駅に近い大学が多く、通学が便利になるためだ。八木山動物公園(太白区)エリアの引き合いが目立ち、これまでの下宿事情が一変しそうだ。(報道部・熊谷吉信)

<キャンパス直結>
 東西線では八木山動物公園駅付近に東北工大があり、青葉山、川内両駅(ともに青葉区)は東北大と宮城教育大の最寄り駅になっている。

 東北大は宮城県外出身の学生が多く、1人暮らし用のアパートやマンションの需要も大きい。2次試験の前期日程に合わせて2月に開かれた保護者向け物件説明会では、東西線沿線に関心が集まり、「どこが暮らしやすいか」との問い合わせが相次いだという。

 同大生協不動産・ガス事業部の小野塚一郎次長は「首都圏の受験生にはキャンパス直結の東西線が魅力的に映るようだ。(書類や面接などによる)AO入試で入学を決めた学生は八木山への関心が高く、合格者の1割が八木山に決めた。これまでにない現象」と話す。

 学生向け物件を多く扱う平和住宅情報センター(泉区)によると、八木山地域の家賃は東西線開業前より月5000円程度値上がりしている。同社の奥山裕樹常務は「人気を反映している。東北大の理系キャンパスが隣の青葉山駅近くにあるのも強み」と指摘する。

 東北大生を対象にした2013年度の学生生活調査によると、通学手段は自転車が41%で最多。バイク16%、徒歩15%、バス13%などと続き、地下鉄はわずか2%だった。

<乗り放題パスも>
 従来、1人暮らしの学生たちは青葉区の川内、八幡、北山地区などに住むケースが多かった。家賃は平均的な1Kの場合、川内で4万〜6万円、八幡が4万〜7万円なのに対し、八木山は3万5000〜5万円と割安。ただ、学生限定で東西線乗り放題の「学都フリーパス」(1カ月6950円)を購入すると、家賃と合わせて川内、八幡と同程度の額になる。

 市西部の八木山に比べ、東部の引き合いはいまひとつ。東北大の小田中直樹副理事(学生支援担当)は「市中心部でアルバイトをする場合、バイト先も通学先も住まいも東西線沿線なら便利だと考え、東部に住むケースも出てくるだろう」。平和住宅情報センターの奥山常務も「都会育ちの新入生なら地下鉄は身近な存在。連坊、薬師堂両駅辺りは人気が出るはず」と予想する。

[メ モ]東北大の2013年度の学生生活調査によると、学部生の居住先はアパートやマンションが76%と大半を占め、実家は14%、学生寮が6%など。通学時間はキャンパスを問わず、いずれも30分以内と近場に住む傾向がうかがえた。

2504荷主研究者:2016/03/20(日) 10:17:26

http://www.sankei.com/region/news/160307/rgn1603070044-n1.html
2016.3.7 07:04 産経新聞
仙台-水戸の高速バス、16日から笠間まで延伸

 茨城交通は16日から、水戸と仙台を結ぶ高速バス「水戸・ひたちなか・東海・日立-仙台線」を笠間市の笠間ショッピングセンターまで延伸する。

 途中に笠間稲荷(いなり)神社入口、笠間駅前、やきもの通り、笠間手越、内原駅にバス停を設置する。運賃は笠間地区-仙台駅前が大人平日5200円(土曜祝日5400円)など。子供は半額。

 電話での予約・問い合わせは、茨城交通高速バス予約センター(電)029・309・5381。

2505荷主研究者:2016/03/20(日) 10:18:01

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/03/08 建設新聞
宮城野区小田原・タカラレーベン
分譲「レーベン仙台小田原」の新築 B1/13F延べ約2.2万㎡、5月着工へ

 タカラレーベン(東京都新宿区西新宿2の6の1 島田和一代表取締役社長)は、仙台市宮城野区小田原に分譲マンション「レーベン仙台小田原」(仮称)の新築を計画しており、渋谷建築設計室(千葉県船橋市)に設計案の作成を委託している。

 建設予定地は現在解体工事が進む旧キリンスポーツクラブ(その後キッツウェルネス仙台)の跡地で仙台市宮城野区小田原1の414の1ほか地内の敷地面積9347.06㎡。ここにRC・B1/13F延べ2万1973.12㎡、戸数234戸の分譲マンションを建設する。今後施工者を選定し、5月の着工、2018年5月末の完成をめざす。

 タカラレーベングループの仙台圏での分譲マンション開発事業は、現在仙台市宮城野区の榴岡公園近くで「LEBEN仙台SILVISTA」が建設中であるほか、青葉区梅田町でも建設計画が進められている。

2016/03/08付一面に掲載

2506荷主研究者:2016/03/20(日) 10:18:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_11026.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<再生の針路>山元/新市街地整備 着々と

住宅や小学校、子育て拠点などの整備が進む新山下駅周辺のつばめの杜地区。手前は町役場に通じる新設の橋

斎藤俊夫町長

◎震災5年 被災地の首長に聞く(15)斎藤俊夫町長

 -町の復興事業はどこまで進展したか。
 「コンパクトシティーの理念を生かした新しいまちの姿が見えてきた。内陸移設するJR常磐線の駅周辺に整備する新山下(550戸)、新坂元(112戸)の両新市街地は、一部を除き3月中に完成する。今秋には、まち開きを予定している。残る宮城病院周辺(82戸)も2016年度中に入居が完了する」。

<好アクセス復旧>
 -常磐線は12月末に再開する。新市街地を形成する上で、期待される効果は。
 「仙台から40分圏内という好アクセスが復旧する。新坂元では2月、駅前にコンビニが開店した。新山下には今夏、小学校や子育て拠点施設が開設され、秋にはスーパーなどができる。新市街地では防災や住民活動の拠点となる地域交流センターの建設に着手する。利便性が高まり、生活再建への安心感が増す」

 -町の人口は、15年国勢調査で震災前の10年調査比26.3%減で県内ワースト3位だった。人口流出に歯止めがかからない。
 「未曽有の災害を教訓にした町の復興創生の在り方を共有できなかったのかなと思う。新しいまちづくりへの住民の不安感が前面に出てしまったが、新市街地の完成で払拭(ふっしょく)できる段階に来た」
 「防災集団移転で埋まらなかった宅地の被災者以外への一般分譲を始めた。手厚い子育て支援策などが認知されれば、少しずつ若い世代の転入が増える可能性が広がる」

<施設の維持留意>
 -町の試算では、人口減や復興事業の進展で18年度に17億1800万円の財源不足が生じる。新市街地に整備する公共施設の維持管理に影響はないか。
 「試算はあくまでも机上の論理だが、まちづくりが進むほど施設の維持管理は大きな課題となる。事務事業の優先度を見極めながら、財政状況に合わせて予算計上のタイミングを調整する必要がある。統合できる事業はスリム化するなど、十分に留意する」

 -全職員の4割近い113人を全国からの派遣で賄っている。
 「町はまだ復興途上であり、新年度もほぼ同数の確保を見込んでいる。ハード面の基盤整備は進んだが、コミュニティー再生などはこれから。臨時災害FM局『りんごラジオ』の放送1年継続を決めたのも同じ理由だ。17年度まで同じ規模の人員構成を保ちたい」(聞き手は亘理支局・原口靖志)

2507荷主研究者:2016/03/20(日) 10:31:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_12040.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<カネサ藤原屋>物流センター移転新築祝う

カネサ藤原屋の新しい物流センター

 業務用酒類卸売業のカネサ藤原屋(仙台市)は、物流センターを宮城野区苦竹に移転、新築し、22日に利用を始める。

 建設地は食品加工工場跡地で、敷地面積は約1万3200平方メートル。鉄骨平屋の倉庫と3階建ての事務スペースを合わせた延べ床面積は約9500平方メートル。

 若林区卸町の現配送センターが手狭になり、4月1日に創業100周年を迎えるのに合わせて移転した。

 新センター完成と100周年を祝う式典が7日、現地であり、関係者約500人が出席した。佐藤裕司社長は「社員全員が配達を経験して成長するので、使い勝手のいい倉庫を造りたかった。顧客に100年分の感謝を伝えたい」と語った。

2508荷主研究者:2016/03/20(日) 10:32:21
>>2500
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_12009.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<東日本放送>あすと長町へ本社移転

東日本放送の新本社社屋の移転予定地=仙台市太白区あすと長町1丁目

 東日本放送は8日、仙台市青葉区双葉ケ丘2丁目にある本社社屋を、太白区あすと長町1丁目に移転新築すると発表した。2021年度の使用開始を目指す。

 移転予定地は、JR東北線と市地下鉄南北線の東側にある土地区画整理事業地内の約6600平方メートル。北側に市立病院、西側にゼビオアリーナ仙台がある。7日付で所有者の日本通運(東京)と土地取得契約を結んだ。

 新社屋の規模や着工時期、総事業費は未定。6月ごろに新社屋建設委員会(仮称)を設け、具体的なスケジュールなどを詰める。

 同社の担当者は「あすと長町地区は交通の利便性が高く、地域と交流できる場所として最も適していると判断した」と説明した。

 現在の本社社屋は開局15周年を記念し、1991年に建設された。移転後の利用方針は未定。

2509荷主研究者:2016/03/20(日) 10:32:56
愛宕大橋と言えば、中央線変更区間としての印象が強いだけに感慨深い。朝ラッシュ時には愛宕大橋から秋保通まで下り車線の渋滞が延々と続いていたものだが、どの程度緩和されたのだろうか。
>毎朝、車線が減る上りの渋滞が常態化する逆転現象
>仙台駅方面へ向かうバスの運行便数は2割減り、下りの交通量が減少

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_12023.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<国道4号>仙台の大動脈 常時3車線化

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33年ぶりに上下線とも常時3車線になる国道4号の愛宕大橋付近。毎朝、上りの渋滞が常態化していた(写真は一部加工しています)

 仙台市中心部を南北に走る国道4号の愛宕大橋付近で毎朝実施されてきた中央線の変更規制が21日に廃止され、上下線とも常時3車線になる。「あすと長町」への商業施設や人口の集積、昨年12月の市地下鉄東西線開業に伴う交通量の変化が背景にある。100万都市の大動脈の通勤風景が、33年ぶりに様変わりする。

 常時3車線になるのは、愛宕大橋交差点(若林区土樋1丁目)-根岸交差点(太白区根岸町)の約1キロの区間=地図=。現在は午前7〜10時、中央線を移動し、市中心部に向かう下りを4車線、上りを2車線にする規制を行っている。

 県警が規制を導入したのは1982年12月。当時は、南仙台方面から市中心部へ北上する車の渋滞緩和が課題だった。

 近年はあすと長町地区が急速に発展。2014年11月には市立病院(若林区清水小路)が移転、同年7月にスウェーデン家具大手イケアが開店するなど大型商業施設が相次いで誕生した。市中心部から南仙台方面への交通量は増加の一途をたどり、毎朝、車線が減る上りの渋滞が常態化する逆転現象が起きていた。

 東西線開業に伴うバス路線の改編も、常時3車線化を後押しした。仙台駅方面へ向かうバスの運行便数は2割減り、下りの交通量が減少。4車線の際、午前7〜9時に「バス専用」だった下りの左側の車線は「バス優先」に変更され、一般車の通行が可能になる。

 青葉区吉成から太白区郡山の自動車販売店に車で通勤している早坂文彦さん(58)は「上りは毎朝、渋滞していた。混雑が激しい月曜の朝は河原町を経由するなど遠回りしていた」と規制廃止を歓迎する。

 県警は混乱を防ぐため、中央分離帯に円柱のコーンを置くほか、国道管理者の国土交通省に看板の設置などを依頼している。

 県警の芳賀雄樹交通部長は「現状の交通環境に合わせることで上りの渋滞緩和が期待できる。33年ぶりの規制廃止のため、中央線の変更が体に染みついたドライバーが間違えないよう周知徹底したい」と話した。

2510荷主研究者:2016/03/20(日) 10:34:14

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/03/10 建設新聞
産電工業 大和ハウス工業の施工決定
若林区荒井東・アライライブホールの新築 S2F延べ3399㎡、10月末の完成めざす

 産電工業(仙台市泉区八乙女中央1の6の7 髙橋昌勝代表取締役)は、仙台市荒井東土地区画整理地内にアライライブホール(仮称)の新築を計画しており、大和ハウス工業の施工を決めた。

 建設用地は、仙台市営地下鉄東西線荒井駅の南側に位置する仙台市若林区荒井東土地区画整理事業地内7街区1画地の2695.16㎡。計画によると、ここにS2F延べ3399.9㎡で建設。内部には1500人収容のホールや事務所のほか飲食店、ギャラリーを設ける。

 5月上旬にも着工し、10月末の完成を予定している。

 なお、設計はメタボルテックスアーキテクツ(東京都杉並区)が担当した。

2016/03/10付一面に掲載

2511荷主研究者:2016/03/20(日) 10:36:33
>>2292
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160311_13016.html
2016年03月11日金曜日 河北新報
<仙台PIT>音楽で元気な街に 11日開業

新市街地に完成した仙台PIT=仙台市太白区あすと長町2丁目

 東日本大震災からの復興支援を目的に仙台市太白区あすと長町に建設され、11日にオープンするライブハウス「仙台PIT(ピット)」で10日、落成披露式典があった。PITが設けられたのは東京といわき、釜石両市に続き、全国4カ所目となる。

 約140人が参加。運営する一般社団法人チームスマイル(東京)の矢内広代表理事は「大勢に愛される復興支援の拠点になってほしい」と期待した。震災を機に再結成し、建設に協力したロックバンド「プリンセス プリンセス」の岸谷香さんは「完成の日を迎え感無量です」と語った。

 奥山恵美子市長は「粘り強い支援に感謝する」と祝辞を述べた。

 収容規模は立ち見で1200人。外壁には市民が杜の都をテーマに制作したちぎり絵がデザインされ、ライブ開演前には鎮魂の鐘をイメージしたチャイムが流れる。

 PITは「東北を元気にする」を意味する「Power Into Tohoku!」の略称。11日はプリンセス プリンセスがこけら落としのライブを開く。

2512荷主研究者:2016/03/20(日) 10:38:51
>>2294 >>2389
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160311_12004.html
2016年03月11日金曜日 河北新報
仙台東洋ビル跡地に商業ビル建設

解体中の仙台東洋ビル

 閉館した仙台市青葉区中央1丁目の仙台東洋ビルの解体後、跡地に隣接地を加えて新たな商業ビルが建設されることが10日、分かった。6月着工、2018年2月末の完成予定。

 建設予定地は愛宕上杉通とハピナ名掛丁アーケード街の交差点角にある。敷地面積は約1160平方メートル。

 商業ビルは地上10階、地下1階で、延べ床面積約1万550平方メートルとなる。合同会社グリーンファイル(東京)が再開発を手掛ける。

 ビル運営会社などに一括で貸し出すとみられ、借受先候補として量販店を展開するドン・キホーテ(東京)のグループ会社、日本商業施設(東京)が挙がっている。

 グリーンファイルは「借受先は何も決まっていない」と説明。日本商業施設の親会社ドンキホーテホールディングス(東京)は「(借り受けの)事実はない」としている。

 仙台東洋ビルは老朽化のため昨年3月末に閉館。現在は解体中で、作業は4月中に終わる見込み。

2513荷主研究者:2016/04/09(土) 21:31:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160317_12014.html
2016年03月17日木曜日 河北新報
<東急ハンズ>東北の商品 全国に発信したい

吉浦勝博(よしうら・かつひろ)同志社大卒。82年東急不動産入社。執行役員商業施設事業本部長、東急ハンズ専務執行役員を経て15年4月から現職。56歳。鳥取県出身。

 生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)は、18日に開業する仙台市青葉区のJR仙台駅ビル「エスパル仙台東館」4階に、東北初の本格店舗の仙台店を出店する。吉浦勝博社長は河北新報のインタビューに「地元の期待を感じる。東北の商品を全国に発信したい」と抱負を語った。(聞き手は報道部・布施谷吉一)

 -仙台店の特徴は。
 「仙台は東北経済の中心地。成熟した街であり、何でもそろう。その中で、買い付け担当者が仙台、東北の魅力をあらためて発掘した。店独自のコーナー『やっぱりトウホク』はこけしグッズ、仙台みそなど6県の商品を紹介し、東日本大震災からの復興をお手伝いしたい」

 「東急ハンズという店を丁寧に紹介し、認知度を高めることが大事だ。商品はある程度分類ごとに見せていく。美容関連やトラベル用品、台所用品、ランチ関連など商品の目利きで期待に応えたい」

 -店は多くの利用客が行き交う駅ビルに入る。
 「エスパル仙台東館とともに、駅の東西自由通路も新しくなる。通勤通学で利用するお客さまをはじめ、ファミリー層も訪れる。特に男性のビジネスマンをターゲットとして意識したい。靴のお手入れ用品などを提案する」

 -昨年12月に市地下鉄東西線が開業し、26日には新幹線で北海道とつながる。
 「新幹線はインパクトがあり、沿線で観光客の需要増が見込まれる。仙台も立ち寄る地域になり、効果が大きい。東西線開業で市中心部と郊外がつながった。仙台の商圏は長町、泉中央などを含め、複数店舗の出店が可能な地域ではないかと捉えている」

 -東急グループは7月の仙台空港完全民営化の一翼を担う。
 「震災後、グループとして岩手、宮城両県の沿岸被災地で復興を後押ししてきた。今回の出店はグループの認知度をさらに高める第一歩であり、民営化の先駆けと言えるかもしれない」

2514荷主研究者:2016/04/09(土) 21:31:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160317_12015.html
2016年03月17日木曜日 河北新報
「エスパル仙台東館」18日オープン

吹き抜けや緑のある空間で、杜の都をイメージした東館

 仙台市青葉区のJR仙台駅東西自由通路沿いに18日、駅ビル「エスパル仙台東館」が開業する。衣料品、食品、雑貨など東北初進出の29店を含む82店が出店。幅、高さともに16メートルに広がる新自由通路と一体となり、にぎわいづくりに一役買う。16日、関係者向けの内覧会があった。

 東館は地上6階、地下1階で店舗面積は約1万平方メートル。エスパル仙台を手掛ける仙台ターミナルビル(仙台市)が運営し、年間売上高100億円を目指す。

 2階はファッション関係に加え、牛タン、笹かまぼこ、菓子などを販売する。3階は飲食店のほか、衣料品や生活雑貨を扱う。4階は生活雑貨大手の東急ハンズ仙台店が出店し、医療モールや保育園もできる。5、6階は駐車場で、1階は駅レンタカーが入る。

 自然と都市の共存をコンセプトに、店内各所に緑を配置して「杜の都仙台」を演出。2階入り口に吹き抜け広場、5階に屋外庭園をそれぞれ設けた。東館に隣接する本館2、3階も18日、衣料品、雑貨を中心に改装オープンする。

 新妻博敏社長は内覧会で「駅の東と西をつなげ、人と街がクロスする一つの新しい街をつくる。これまで仙台、宮城のエスパルだったが、これからは東北に広げたい」と抱負を述べた。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160318_12057.html
2016年03月18日金曜日 河北新報
<仙台駅>東西自由通路と「東館」オープン

利用開始に合わせて東西自由通路で開かれた記念式典=18日午前9時50分ごろ、JR仙台駅

 拡幅工事を終えたJR仙台駅2階の東西自由通路の利用が18日、始まった。通路の幅は従来の6メートルから16メートルに広がり、利便性が格段に向上した。通路沿いの新駅ビル「エスパル仙台東館」も同時にオープン。1977年の現駅舎開業以来となる大規模再開発の中核施設の完成で、仙台駅は新たな時代を迎えた。

 自由通路であった記念式典には関係者約50人が出席。JR東日本の深沢祐二副社長が「多くの関係者の尽力で利便性の高い駅が誕生した」とあいさつ。奥山恵美子市長は「東西自由通路は仙台の街づくりの課題だった。震災を乗り越え、仙台を代表する素晴らしい施設が完成した」と話した。

 自由通路は2013年3月に着工。通路には在来線用の東口改札を新設し、東口側から来る利用者の利便性を高めた。

 エスパル仙台東館は地上6階、地下1階で店舗面積約1万平方メートル。衣料品、雑貨など東北初進出の29店を含む82店が出店した。入り口前には多くの人が並び、午前10時の開店を待った。

2515荷主研究者:2016/04/09(土) 21:32:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160318_11021.html
2016年03月18日金曜日 河北新報
<仙台広瀬通>渋滞緩和へイチョウ14本伐採

伐採方針が示されたイチョウ並木=仙台市青葉区の広瀬通

 仙台市は青葉区広瀬通のイチョウ並木のうち14本について伐採する方針を決め、17日夜、同区の市シルバーセンターで住民説明会を開いた。道路の渋滞緩和工事のための措置。早ければ月内に伐採し、工事後も植え戻さない。杜の都を彩る中心部の街路樹がまとまって姿を消すのは初めてとなる。

 伐採するのは地図の通り、165メートル区間の中央分離帯に昭和30年代に植えられたイチョウ。

 同区間は交差点付近の2カ所で右折待ちの車による混雑が激しい上、JR線に架かる宮城野橋が来年4月から片側3車線に拡幅され交通量増加が必至となることから、中央分離帯を撤去し右折レーンを設ける。歩道側のイチョウは残す。

 市の告知が1週間前だったためか、住民説明会に来たのは6人。市の担当者が「渋滞緩和のためやむを得ない措置」と理解を求めたのに対し、参加者からは「利便性の観点だけで樹齢約60年の並木を切っていいのか」との異論が出た。

 一方で、「一帯の渋滞は長年の課題。現状の改善を優先すべきだ」と賛同する意見もあった。

 市によると、広瀬通のイチョウ並木は現在、東の駅前通から西の晩翠通までの1100メートルに今回の14本を含め136本が植えられている。

2516荷主研究者:2016/04/09(土) 21:45:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160319_11008.html
2016年03月19日土曜日 河北新報
<気仙沼線>BRT継続決定 鉄路断念

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線に関し、宮城県気仙沼市は18日、鉄路復旧を断念し、JR東日本が提案している現行のバス高速輸送システム(BRT)による本格復旧を受け入れると発表した。沿線自治体3市町のうち登米市、宮城県南三陸町は受け入れに同意しており、気仙沼線のBRT継続が決まった。

 気仙沼線のBRT本格復旧が決まったことで、JR東日本で津波被害があった東北の7路線全ての復旧方針が出そろった。

 菅原茂市長は記者会見し、市が求めてきた仙台へのアクセス向上などに対するJRの回答書を公表。JRはBRTの専用道延長や運行本数の確保を図るほか、気仙沼-仙台間の割引切符の期間限定発売、被災した道の駅「大谷海岸」の再建に計画段階から参加することを約束した。

 菅原市長は「一定の評価ができる。議論を先延ばしすれば復興が遅れる可能性があり、BRT本格復旧を受け入れたい」と述べた。

 JR東は昨年7月の沿線自治体首長会議で、気仙沼線と大船渡線の復旧に掛かる多額の費用負担や乗客減を理由に、鉄路による復旧断念を沿線自治体に説明。大半の自治体が受け入れたが、気仙沼市は気仙沼線に関しJRと協議していた。

 仙台市を訪れたJR東の深沢祐二副社長は「今後はBRTの専用道を延ばし、自治体の要望に誠実に対応していきたい」と語った。

 BRTで仮復旧しているのは大船渡線気仙沼-盛(大船渡市)の43.7キロと、気仙沼線柳津(登米市)-気仙沼の55.3キロ。JR東にとって、両線は初のBRT本格運行区間となる。

[JR気仙沼線のBRT]気仙沼線の前谷地(石巻市)-気仙沼間72.8キロのうち、柳津-気仙沼間55.3キロで2012年8月に運行が始まった。所要時間は最短で鉄道より16分遅い1時間46分。鉄道時代に最大1日22本だった運行本数は65本に増えた。BRT専用道区間は22.7キロが整備され、本格復旧で49.7キロまで延長を計画する。

2517荷主研究者:2016/04/09(土) 21:45:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160319_12004.html
2016年03月19日土曜日 河北新報
<仙台駅>集客に期待感 中心部波及を注視

東西をつなぐ自由通路が拡幅され、生まれ変わったJR仙台駅

 JR仙台駅(仙台市青葉区)の東西を結ぶ新自由通路の使用が18日に始まり、街の玄関口は装いを新たに利用客を迎えた。通路は幅6メートルから16メートルに広がり、人の流れが変わる。同日開業の駅ビル「エスパル仙台東館」とともに駅周辺の魅力向上に期待が集まる一方、中心商店街などへの波及効果は未知数で、関係者は動向を注視する。

 JRグループは100万都市にふさわしいターミナル駅を目指した。3年の工期を費やした通路拡幅と東館開業はその象徴だった。

 自由通路であった記念式典で、JR東日本の深沢祐二副社長は「保育所やクリニックもあり、さまざまな用途で使える新しい駅が誕生した。東北全体に旅行してもらうゲートウエイにしたい」と意気込んだ。

 「駅裏」と呼ばれた駅東口にとっても悲願だった。地元関係者は1978年に仙台駅東部開発推進協議会を設立。以来38年間、名称を変えながら通路拡幅や駅舎建設といった要望を重ねた。

 仙台駅東口商工事業協同組合の松坂卓夫理事長は「プロ野球東北楽天が来て東口の雰囲気は変わったが、それでも試合は60日余り。駅は毎日多くの人が利用する。これまで以上に期待感がある」と歓迎。仙台商工会議所の鎌田宏会頭も「仙台の新しい名所として期待される」と実現を喜んだ。

 生まれ変わった仙台駅の集客力を街の活性化に生かそうと、駅周辺以外の商業施設もPRに必死だ。

 市地下鉄東西線で1駅の青葉通一番町駅(青葉区)と結ぶ藤崎は19日、近隣商業施設のシリウス、クラックスと商品券などが当たる企画を初めて実施する。藤崎の担当者は「街全体で盛り上がることで、訪れた人に『仙台はどこに行っても楽しい』と思ってもらえる」と前向きに捉える。

 駅西口では初夏に仙台パルコの新館も開業する。注目度が高まる駅周辺の商業施設にテナントが移転する例が出ており、商業施設間の競争激化が予想される。

 8商店街でつくる市中心部商店街活性化パートナーシップ準備協議会の三田恵介会長は「100万都市のターミナル駅の充実は喜ばしい。いかに回遊性を持たせ、人の流れをつくるかが大事になる」と説明する。

2518荷主研究者:2016/04/09(土) 21:51:05

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160316-OYTNT50345.html
2016年03月17日 読売新聞
大型店、仙台中心部に続々

仙台駅東西自由通路沿いにオープンする「エスパル仙台 東館」。ガラス屋根からは自然光が差し込む

 ◆「エスパル仙台 東館」あす開業

 仙台市中心部で、大型商業施設の開業が相次ぐ。18日には仙台駅直結の「エスパル仙台 東館」が開業、初夏には駅南西側で「仙台パルコ新館(仮称)」がオープンする予定だ。昨年12月の地下鉄東西線開業後、市中心部へのアクセスが改善されており、各社の競争は一層激しくなりそうだ。

 16日に内覧会が行われたエスパル東館は地上6階地下1階建て。拡幅された仙台駅東西自由通路の両側に位置し、82店舗が入る。隣接する本館も改装し、本館と東館を合わせると「東急ハンズ」など東北初出店が34店舗、新業態が20店舗となる。運営する仙台ターミナルビルの新妻博敏社長は「地元住民や観光客など幅広い客層に合った店舗にしたい」と話す。

 ファッションビル運営のパルコ(東京)が初夏にオープンを目指すのは、地上10階地下2階建ての新館。延べ床面積2万5000平方メートルで、2008年に仙台駅北西側で開業した仙台パルコと同程度の大きさだ。

 1〜5階に衣料品店や雑貨店、6〜9階に複合型映画館(シネコン)「TOHOシネマズ仙台」などが入る予定だ。市中心部のシネコン開業は初めてで、パルコが得意とする「文化の発信地」としての機能を充実し、集客を図る狙いだ。

 12日に開業した「イオン仙台店」は、約40年続いたダイエー仙台店から衣替えし、「まちなかイオン」としてもPRする。建物は旧ダイエーと同じだが、大型連休までに売り場の配置や内装などを変更する計画だ。

 市中心部では、地下鉄東西線の開業により、客の流れが変わりつつある。東西線の新駅と直結した藤崎では、来客数が1〜2割増で推移している。19日には近隣店舗と「春の青葉通一番町駅前まつり」を企画し、盛り上げを図る。一方、さくら野百貨店は店前にあった路線バスの停留所が移動した影響で、バス利用客の来店が減少しているという。

 新たな商業施設開業は、市街地の客の流れを変える可能性があり、既存店の警戒感も強い。東北百貨店協会は「中心部への集客が進めば『ついで買い』も期待できる。相乗効果を出せるよう、各店で工夫が必要だ」としている。

2016年03月17日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2519荷主研究者:2016/04/09(土) 21:54:35
>>2234
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160320_12022.html
2016年03月20日日曜日 河北新報
アクセス良好 鳥の海スマートIC開通

開通した鳥の海スマートICのゲートを通過する車両=19日午後4時ごろ、亘理町逢隈高屋

 亘理町逢隈高屋の常磐自動車道山元-亘理インターチェンジ(IC)間に19日、自動料金収受システム(ETC)搭載車専用の鳥の海スマートICが開通した。県南部の高速道でスマートICが開設されたのは初めて。

 鳥の海スマートICは総事業費約9億円。2014年12月に開設された鳥の海パーキングエリア(PA)に設置され、新たに整備した町道で県道相馬亘理線に接続する。ETC搭載車に対応するゲートなどを設け、24時間利用できる。

 午後4時に利用を開始し、事前の申し込みで開通を待った4台の車両が次々にゲートをくぐって通り初めをした。

 開通に先立ち、現地で式典があり、約70人が出席。テープカットとくす玉割りで祝い、地元の荒浜小の4年生16人が地域に伝わる祝い歌「えんころ節」を合唱した。斎藤貞町長が「スマートICを早期復興を図る交通と流通の拠点と位置付け、地域資源を生かした魅力あるまちづくりをしたい」と式辞を述べた。

 鳥の海スマートICは町中央部に位置する。町北部の亘理ICを利用した場合と比べ、町中央工業団地への所要時間が約9分、景勝地・鳥の海へは約2分短縮される。事業主体の東日本高速道路は、1日当たり1600台の利用を見込む。

2520荷主研究者:2016/04/09(土) 21:55:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160320_12009.html
2016年03月20日日曜日 河北新報
<富県10年>企業強化 なお道半ば

自動車部品専用工場で製品をチェックする登米精巧の従業員=登米市迫町

 村井嘉浩宮城県知事が2005年の初当選時から掲げる産業振興策「富県戦略」は、昨年11月で知事任期と同じ丸10年を経過した。08年のリーマン・ショック、11年の東日本大震災を経ても、地域経済は着実に成長を続けてきたように見える。中小企業と従業員は実際に豊かになったのかどうか。村井知事が最重要分野と位置付ける「ものづくり産業」の現場から探った。(報道部・浅井哲朗)=6回続き

◎製造業の現場から(1)現在地

 「ドーン、ドーン」。鋼材を打つ重いプレス音が響く。所狭しと配置された産業用ロボットから、金属部品が次々とはき出される。

 活気に満ちた自動車部品専用工場。機械部品加工を手掛ける社員約100人の登米精巧(登米市)が14年1月に稼働させた。

 1年半後、トヨタ自動車は家族向け「シエンタ」の新型車を発売。トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が生産を担うことになる。

 登米精巧はこうした行方を見据え、部品業界への本格参入を決めていた。愛知県の有力企業の支援を受け、加工から表面処理まで一貫生産できる最新鋭の設備を整えた。

 「国内の製造業がどんどん海外に流れている。チャンスを生かさなければ先はないと判断した」。後藤康治社長は当時を振り返る。

<「甘くない」>
 富県戦略は「1、3次に偏っている県内経済の産業構造を、ものづくり中心に2次にシフトする」(村井知事)ことで付加価値向上を狙う。柱に据えるのは波及効果が大きい分野。産業の裾野が広い自動車関連は当初から代表格だった。

 戦略は順調に滑りだす。村井知事のトップセールスと、東北を生産拠点化させたいトヨタの考えがかみ合い、当時のセントラル自動車(現トヨタ東日本)の大衡村移転が実現した。関連企業の進出は加速し、トヨタ側は地元の取引企業の開拓、育成にも力を注いだ。

 一連の流れに乗って社業を拡大させた登米精巧は、さながら「富県戦略の地元モデル」と見られるが、参入から2年を迎えてもなお、必死にアクセルを踏んでいるのが現実だ。

 自動車関連は売上高全体の2割と成長途上にあり、事業単体では採算に届かない。もうけを出すにはコスト削減の壁に挑み、新規受注で数も稼ぐ必要がある。

 「何もかもが違う世界で、まだまだ経験を積まなくてはならない」と後藤社長。自動車産業は「甘くない」と気を引き締める。

<横ばい続く>
 村井知事は08年度、経済界の強い反対に遭いながら県独自の超過課税「みやぎ発展税」を導入。これを財源に企業立地補助金の上限を4倍に引き上げた。その結果、県は14年度までの7年間で工場立地が約200件あり、1万人の雇用が新たに生まれたと試算する。

 県内総生産(名目)は13年度、8兆8166億円に達し、統計が残る01年度以降の最高を記録。県内製造品出荷額(確報)は14年に最高の4兆円近くとなり、付加価値額も増加傾向にある。村井知事は「企業誘致の効果」を強調する。

 ただ「ものづくり産業」である製造業が、県内総生産に占める割合は1割強のまま。震災の影響もあって横ばい状態が続く。

 東北大大学院経済学研究科の大滝精一教授は「宮城はもともと地元製造業の層がそれほど厚くない。中小の底上げ、ビジネスマッチングなど支援が欠かせない」と指摘する。

 富県戦略が目指すのは県内総生産10兆円。分厚い中小企業層をいかに構築するかが成否の鍵を握る。

2521荷主研究者:2016/04/09(土) 22:01:16
>>2307 >>2367-2369
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160322_15023.html
2016年03月22日火曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>知の拠点 問われる真価

斬新な意匠を凝らした新図書館。初日から大勢の市民が訪れた

 宮城県多賀城市のJR仙石線多賀城駅前に21日開館した市立図書館は、駅前再開発という40年来の市の懸案を解決に導く切り札に位置付けられる。「東北随一の文化交流拠点」「東日本大震災からの復興のシンボル」。菊地健次郎市長の言葉は期待の大きさを示すが、新図書館を核とした新市街地の形成は出発点にすぎない。図書館の「独り勝ち」に終わらせず、知の拠点を市域全体の発展にどうつなげるか。正念場はこれからだ。

 図書館はTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者になる。斬新な意匠、東京・代官山の品ぞろえを取り入れた書店、カフェ、レストラン。施設には同社のノウハウが詰まる。

 指定管理料の年2億7000万円は従来の図書館運営費の2倍以上になる。市は年間来館者は10倍の120万人、経済効果は50億円と見込んだ。費用対効果への疑問を打ち消す強気な数字にも映る。

 多賀城駅前には図書館が入居する再開発ビルA棟と子育てサポートセンターなどが入るB棟が完成し、一帯の市街地形成は一段落した。市が向かう先は、文化交流拠点構想の完成だ。

 古代多賀城の文化遺産、東北歴史博物館、催事を担う市文化センターなど新図書館と周辺の施設を結ぶ構想は、既に動きだした。

 市は図書館と文化センターを結ぶ遊歩道の整備といったハード面に加え、まちづくりを担う人材育成に着手。開館に合わせ、多賀城版オペラ上演を含む世界絵本フェスタの開催などソフト施策も拡充した。

 ハード、ソフト両面の施策がうまくかみ合うかは未知数だ。これまでの市のまちづくりはハード優先との指摘が強かった。施設に見合った行政サイドの意識改革が迫られる。

 同社が先行して運営した2市の図書館では購入図書の選定などが批判された。運営への疑義は文化交流拠点構想の致命傷に成りかねない。不断のチェックもまた、求め続けられるだろう。

 今回整備した「器」に、市がどう「魂」を入れていくか。その成否が問われようとしている。(多賀城支局・佐藤素子)

2522荷主研究者:2016/04/09(土) 22:01:34
>>2509
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160322_15018.html
2016年03月22日火曜日 河北新報
<国道4号>規制廃止33年ぶり常時3車線化

中央線の変更規制が廃止された愛宕大橋付近。渋滞などのトラブルは見られなかった=21日午前8時50分ごろ、仙台市若林区土樋

 仙台市中心部の国道4号愛宕大橋交差点(若林区土樋1丁目)-根岸交差点(太白区根岸町)で午前7〜10時に実施してきた中央線の変更規制が21日、33年ぶりに廃止され、上下線とも常時3車線になった。県警によると、初日の混乱はなかったという。

 20日夜から21日朝にかけ、両交差点に取り付けられていた車線数を示す電光掲示板が外された。中央分離帯には車線を間違えないように円柱のコーンを設置。県警車両は電光掲示板で、「中央線3車線固定」と周知した。

 愛宕大橋付近では午前9時ごろ、2車線から3車線に増えた南仙台方面へ向かう上りで目立った渋滞は発生しなかった。タクシー運転手冨中有さん(48)は「休日でも上りは渋滞していることが多いが、すいすい運転でき、ストレスなく通行できた」と話した。

 県警は1982年12月、朝の通勤時間帯に中央線を移動し、市中心部に向かう下りを4車線、上りを2車線にする規制を導入した。渋滞緩和が狙いだったが、近年はあすと長町地区の急速な発展などで南仙台方面への交通量が増加。上りの渋滞が常態化する逆転現象が起きていた。

2523荷主研究者:2016/04/16(土) 17:34:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160323_11013.html
2016年03月23日水曜日 河北新報
<みやぎ富県10年>電機の盛衰 地域翻弄

再生を期すソニー仙台テクノロジーセンター。復興支援で提供した建屋にはインキュベーション(ふ化)施設「みやぎ復興パーク」が設けられ、企業などが数多く入居する=多賀城市

◎製造業の現場から(4)光と影

 高度経済成長期、世界に君臨したエレクトロニクス産業の2大巨頭。それぞれ宮城県内に築いた生産拠点で光と影が交錯する。

<2000人超雇用>
 1954年、多賀城市桜木に旧東京通信工業(現ソニー)の仙台工場が誕生した。県内初の誘致企業として稼働を続け、92年に「ソニー仙台テクノロジーセンター」に名称を変更した。

 同社はオーディオビジュアル(AV)分野で世界市場を席巻した。センターはビデオテープと光ディスクの開発生産拠点として、最盛期には登米市内の事業所を含め2000人を超す従業員がいた。

 しかし90年代後半、アジア勢の台頭で電機業界の競争が激化すると大規模リストラを始める。県内事業所も再編や売却が進む中、多賀城には「キャリアデザイン室」、通称「追い出し部屋」が設置された。

 配属された元社員によると、貸与されたパソコンで再就職先を探す日々。肩たたき役の幹部も対象となった。多い時で80人が在籍したキャリア室は2014年8月に廃止。元社員は早期退職に応じず、定年まで勤めた。

 生産設備が津波などの被害を受けた11年3月の東日本大震災も再編を加速させた。センターの約280人が福島、神奈川などの拠点に転勤を余儀なくされた。

 構内の人員は約1300人まで削減された。世界的に需要が増す高密度磁気テープとブルーレイディスクの供給に生き残りを懸ける。センターの大崎博之代表は「ここでしか作れないものがある。記録メディアはソニーのお家芸。重要開発拠点の撤退はあり得ない」と強調する。

 国際競争をリードした生産技術をビジネスに変える動きも加速する。

 パナソニックは本拠地の大阪と、仙台工場(名取市)で15年4月、企業を有料で支援する「ナレッジサービス」を始めた。

<失敗伝える>
 中小企業を主なターゲットに、商品の企画から製造、出荷に至るまでの課題解決を現場で手伝う。工場設備を使う試作品の性能評価も受け入れる。

 74年設立の仙台工場はオーディオ製品生産の主力拠点として稼働し、00年には800人が在籍していた。しかし生産が海外に移され、従業員は70人まで減少。事業分野が光学部品の量産技術開発に絞られる中、新事業の舞台となった。

 相談件数はまだ3件。中村真一ナレッジサービス推進室長は「今まで企業秘密だった部分も含めて、パナソニックの全ての分野の失敗経験を伝え、解決策を見つける」と意気込む。

 05年に就任した村井嘉浩知事の「富県戦略」は、自動車関連産業の集積などで結実した。一方、電機やIT関連の生産拠点がグローバル経済の激流に翻弄(ほんろう)され、地域経済を脅かす場面は今なお続く。

 2強が県内で歩んだ歴史に学ぶべき点は多い。

2524荷主研究者:2016/04/16(土) 17:34:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160324_13020.html
2016年03月24日木曜日 河北新報
<みやぎ富県10年>地元中小 人材が逼迫

従業員確保のためにプライムアースEVエナジーが完備した社員寮。右奥にもう1棟見える=宮城県大和町

◎製造業の現場から(5)限界

 「いろいろな媒体を通じて求人を出し続けても、応募が全くない」

 宮城県登米市で金属部品の表面処理を手掛ける松下塗装。従業員規模を約80人から上積みできず、小野寺利晴経営管理部長は頭を抱える。

 2011年、ベストセラーとなるトヨタ自動車の小型ハイブリッド車(HV)「アクア」の部品を受注し、業績を伸ばした。同時に人材確保に四苦八苦するようになった。

 14年春に始めた高卒の定期採用も、実績は2年間で2人止まり。小野寺部長は「地縁、血縁に頼る状況だ。若い人材がいなければ、会社の将来が見通せない」と危機感をあらわにする。

<戦略脅かす>
 11年3月の東日本大震災後の労働力不足は、何も沿岸部に限らない。深刻な人材難は、ものづくり産業を軸に中小零細企業層に厚みを持たせる宮城県の「富県戦略」の行方を脅かす。

 県内の有効求人倍率は県北を中心に高水準で推移する。公共職業安定所別の1月の倍率は築館1.56倍、大和1.50倍、古川1.26倍。宮城労働局は「自動車関連中心に立地企業の効果が大きい」とみる。

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)に部品を供給する豊田合成東日本(宮城県栗原市)と太平洋工業(岐阜県大垣市)は、栗原市内の生産拠点の人員を、いずれも2桁から130人規模まで引き上げた。「期間従業員を積極的に正社員に登用している」(太平洋工業)という。

 HV用バッテリー製造大手のプライムアースEVエナジー(静岡県湖西市)は14年、宮城県大和町にある宮城工場の第2、第3棟の建設に着手。それまでより300人多い900人への増員に踏み切った。

 採用募集は急きょ、東北6県に拡大。生活家電完備の社員寮を町内に2棟建て、宮城県利府町内の施設と合わせ250人分の受け入れ態勢を整えた。

<待遇で不利>
 対照的に、地元企業の逼迫(ひっぱく)感は増す。

 「大手と比べ、福利厚生も含めた待遇面でどうしても地元は不利」。大崎市内で電子部品製造業を営むヤマセエレクトロニクスの採用担当幹部は話す。

 大和町や大衡村がある黒川郡と栗原市に挟まれた大崎市は、特に人材難がささやかれる。幹部は「高校卒業後の地元志向の薄れや製造業離れも進んでいる」と厳しい見通しを示す。

 こうした流れに歯止めをかけようと、東北職業能力開発大学校(栗原市)は14年から、教員を派遣するなど市内の県立高とものづくり教育で連携。大学校の学生向けには、地元企業に働き掛け、工場見学を積極展開するなど大都市圏への流出阻止の試みに力を注ぐ。前田みづほ学務課長は「企業の採用が拡大する中、若者の視線を地元に向けさせたい」と話す。

 企業誘致により、東北における宮城県の「ダム機能」の強化を図る村井嘉浩知事。人口減少を語らずして地域の将来設計を描けない昨今、富県戦略の成長モデルは絶えず修正を迫られる。

2525荷主研究者:2016/04/16(土) 17:35:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160324_12040.html
2016年03月24日木曜日 河北新報
ナブコ子会社 宮城・栗原に進出発表

 宮城県栗原市は23日、同市築館に28日に造成が完了する市内最大の工業団地、三峰工業団地の立地企業第1号に同市築館の金属建具メーカー、エヌ・エス・トートが決まったと正式に発表した。同社は築館地区内から本社工場を移転し、生産態勢を強化するという。

 市によると、同社は自動ドア販売のナブコシステム(東京)の100%子会社。2.25ヘクタールに工場、事務棟を建設し、ステンレス建具を製造する。投資額は16億円を見込み、操業開始は2017年4月の予定。

 20年の東京五輪や、都市部の再開発に伴う需要増に対応するため、生産能力を2倍に増強し、生産コスト削減を図る。ナブコシステムの営業所を併設する。従業員は54人で、将来の増員計画がある。

 団地は14.33ヘクタール。東北自動車道築館インターチェンジ(IC)、みやぎ県北高速幹線道路の加倉ICに近い。市は利便性をアピールし、自動車関連産業などの誘致を目指している。

2526荷主研究者:2016/04/16(土) 17:36:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160324_13015.html
2016年03月24日木曜日 河北新報
<北海道新幹線間近>観光好調も商業面低調

北海道新幹線開業のポスターや垂れ幕で飾られたJR仙台駅2階コンコース

◎新時代幕開け(上)仙台圏

 北海道新幹線が26日、開業する。北の大地への悲願の新幹線乗り入れで、北海道と東北は新たな時代を迎える。両地域が結び付きを強め、活発な交流関係を築くことができるか。開業直前の現状を追った。(報道部・山口達也)

 「ある程度は風が吹くと考えていたが、予想以上の数字。あまりの反応の良さに驚いている」

 阪急交通社仙台支店営業部の梶本伸也リーダーは、北海道新幹線を利用した北海道ツアーの爆発的な売れ行きに笑顔を見せる。

 同支店が1月から売り出した4、5月の北海道ツアー申し込みはこれまで計約2000人。前年同期の14倍となった。多くは函館周辺だけでなく、札幌などにも出向くツアーだ。

 4、5月の北海道ツアーは端境期で、業界として期待する時期ではなく、勝負は繁忙期の6、7月だった。「この流れでいけば、6、7月もさらに増える」と梶本氏。「仙台圏の人は首都圏など南にばかり目を向けていたが、新幹線によって北も意識するようになった」と実感する。

<学生に照準>
 東北一のマンモス私大、東北学院大(仙台市)は、新たなターゲットとして函館など道南圏からの学生獲得に力を入れ始めている。新幹線開業を視野に昨年4〜8月、函館での入試ガイダンスを計4回開催した。

 七海雅人入試部長は「人口50万近い道南地域は魅力的。仙台からの時間距離は約2時間半となり、札幌より近くなる。選択肢に入れてもらえるはず」と話す。

 北海道の同大受験者は2005年度の152人を最後に、2桁台にとどまる。ここ5年は40〜70人台で推移し、15年度は91人に増えた。

 七海氏は「少子化が年々進む中、何とか盛り返すことができた。新年度は説明会や学校訪問の回数をさらに増やし、PRしていきたい」と意気込む。

<日帰り可能>
 観光、教育分野を中心に北海道への関心が高まる一方、企業進出といった本格的な経済交流の動きは仙台圏ではまだ見えない。

 仙台市内のある不動産コンサルタントは「仙台の企業は自前の経済圏に安住し、それほど動きがない。(31年春に)札幌まで延長した際、このままでは素通りされる」と話す。

 青函連絡船など以前から交流の歴史を積み重ねてきた青函圏と異なり、仙台圏にとって北海道は近い存在ではなかった。新幹線開業後は仙台-函館間は日帰りも可能になる。

 宮城大の徳永幸之教授(交通計画)は「仙台圏は道路も含め高速交通網が整備されるたび、商業面で攻め込まれてきたが、逆の動きはあまり見られない。交流を深めるためには視野を広げ、もっと積極的になるべきだ」と訴える。

2527荷主研究者:2016/04/16(土) 17:36:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160325_13012.html
2016年03月25日金曜日 河北新報
<仙石線>石巻あゆみ野駅あす開業

26日に開業する石巻あゆみ野駅。左奥は4月に入居が始まる災害公営住宅

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の内陸部に26日、JR仙石線の新駅「石巻あゆみ野駅」が開業する。陸前赤井(宮城県東松島市)-蛇田(石巻市)間に誕生する。

 市が被災者向けに整備する集団移転地の新蛇田南地区に隣接。仙石線起点駅のあおば通(仙台市青葉区)までは平均1時間18分、石巻までは7分で結ばれ、住民の利便性向上と復興の加速が期待される。

 石巻市が移転者の交通手段確保を目的にJR東日本に設置を求めた請願駅。仙石線の新駅は2004年3月の小鶴新田(仙台市宮城野区)以来12年ぶりとなる。事業費は約4億8200万円で、市が国の補助を受けて負担した。

 「新しい生活、未来への歩み」との思いが駅名に込められている。無人駅で上下合わせて1日19本の普通列車が停車する。1日の利用者は300人を想定。ホームは上下線兼用の1面のみで延長85メートル。駅舎には待合室を設けた。

 市は北側の新蛇田南地区に広さ約2600平方メートルの駅前広場、自転車とオートバイ計約240台分の屋根付き駐輪場などを整備した。

 駅前広場から延びる幅約18メートルのメーン道路「あゆみ野通り(通称)」には、歩道と市内では珍しい自転車専用レーンを設置。近くの石巻西高の生徒が通学などで利用することを想定し、安全に配慮したという。

2528荷主研究者:2016/04/16(土) 17:37:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160325_13007.html
2016年03月25日金曜日 河北新報
<仙石線>新市街の核「新駅誕生」膨らむ期待

石巻あゆみ野駅に面した新蛇田南地区では、急ピッチで造成作業が進む

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市で26日にJR仙石線に開業する新駅「石巻あゆみ野駅」は、被災者が移り住む新市街地に隣接する。新たな街づくりの核となることが期待される。近くの石巻西高への通学の便などが向上し、地域では歓迎ムードが高まっている。

 石巻駅近くに住む石巻西高2年の阿部友紀乃さん(17)は、陸前赤井(宮城県東松島市)-蛇田(石巻市)間に誕生する新駅に期待を寄せる。「高校は蛇田、陸前赤井両駅から中途半端な位置にある。これまでは自宅から約30分かけて自転車で通学していた。今後は電車で通学できる」

 雨天時などは母から車で学校へ送ってもらっていたという。「電車通学になれば、仕事をしている母の負担も減る」と喜ぶ。

 あゆみ野駅の周辺には、被災者の集団移転地である新蛇田南地区が広がる。ことし2月に災害公営住宅への入居、3月に一戸建て住宅用地の供給が始まった。新築移転する県石巻合同庁舎も2018年度に使用開始となる予定。隣接する集団移転地「新蛇田地区」と合わせ、18年3月までに5300人の居住が見込まれ、市の新たな拠点となる。

 新蛇田地区の災害公営住宅に暮らす樋口敏雄さん(67)は「駅が近くなって電車で出掛けるのが楽になったと、近所の人と喜んでいる。石巻駅前にできる市立病院にも渋滞を気にせず行ける。今後は駅と地区を結ぶバスなどを整備してほしい」と話した。

 ミヤコーバスは新年度に、あゆみ野駅を既存のバス路線に編入する計画。石巻市は同駅をJR石巻駅などに次ぐ交通結節点と位置付け、公共交通網の再編事業に取り組んでいる。

 東松島市は、新駅に隣接する柳ノ目地区にパーク・アンド・ライド駐車場の整備を検討する。車から仙石線に乗り継いでもらい、慢性化している国道45号渋滞緩和につなげる狙い。

 課題もある。あゆみ野駅の北側が発展する一方で、南側の青葉西地区は耕作を放棄した水田などが広がる。現在は市街化調整区域で、地権者は宅地開発が可能な市街化区域への編入を市に要望。今後、どんな地域を形成するのか、市と住民らが検討を進める。

2529荷主研究者:2016/04/16(土) 17:39:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160325_13006.html
2016年03月25日金曜日 河北新報
<集団移転>つばめの杜大橋あす開通

完成した「つばめの杜大橋」。橋の先には建設中の山下二小(左奥)や住宅などが広がる

 宮城県山元町が東日本大震災の被災住民の集団移転先に整備した「つばめの杜大橋」が26日、開通する。移転先と国道、町役場を直結し、アクセス向上が期待される。

 橋は全長137メートル、幅員14メートルで、南北を走る町道をまたぐ。移転先の新市街地つばめの杜地区(34.3ヘクタール)の東西を貫く約1キロの町道の一部。町道は、内陸移設して12月末に再開予定のJR常磐線の新しい山下駅や国道6号と交差し、高台の町役場をつなぐ。

 沿道には、大型遊具などを配置した中央公園(約1.6ヘクタール)、今夏に利用が始まる保育所など子育て拠点施設、移転、再建する山下二小などがある。

 つばめの杜地区は分譲宅地と災害公営住宅547戸分で構成。町が約152億円を掛け、5月末までの工期で整備している。

 町震災復興整備課は「国道と駅を最短で結ぶアクセス道路として、新市街地の発展につながる希望の架け橋になってほしい」と話す。

 26日午前10時半に開通式があり、午後2時に利用を始める。

2530荷主研究者:2016/04/16(土) 17:39:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160325_13008.html
2016年03月25日金曜日 河北新報
イクスカとスイカ相互利用 26日から

 仙台市交通局のICカード乗車券「イクスカ」とJR東日本の「Suica」(スイカ)の相互利用が26日、北海道新幹線が開業するJRのダイヤ改正に合わせて始まる。イクスカが県内と岩手、山形、福島3県の一部のJR各線や仙台空港アクセス線で使えるようになり、スイカは市地下鉄南北、東西両線と市内の路線バスで利用可能になる。

 相互利用の対象エリアは図の通り。イクスカが使えるJR線は、北が東北線の平泉(岩手県)、南は矢吹(福島県)まで、西は磐越西線の喜多方までの計9線。

 主に仙台市内の地下鉄とバスを利用する場合は、ポイントサービスのあるイクスカが得になる。スイカは首都圏などでも利用でき、電子マネー機能もある。

 定期で地下鉄とJR線を乗り継ぐ場合は、イクスカとスイカどちらかの連絡定期券を選ぶ。JR、地下鉄とバスの連絡定期券はイクスカのみ。

 26日からは、首都圏私鉄の「PASMO」(パスモ)やJR西日本の「ICOCA」(イコカ)など全国9種類のICカード乗車券も仙台市内で利用できる。

 連絡先は市交通局案内センター022(222)2256。

2531荷主研究者:2016/04/16(土) 17:50:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160329_12051.html
2016年03月29日火曜日 河北新報
<仙台東西線>仙台朝市買い物客17%が利用

調査結果を受け、仙台朝市各店の経営者が活性化策を話し合った

 仙台市民の台所、仙台朝市(青葉区中央)の買い物客を対象にした東北学院大の柳井雅也教授(経済地理学)の調査で、市地下鉄東西線で訪れた人が全体の約2割を占め、2番目に多いことが分かった。新地下鉄開業で市東部、西部からのアクセスが向上し、集客増の可能性が出ている。

 調査の設問は15問。このうち交通手段を尋ねた項目で、多い順に(1)乗用車28%(2)地下鉄東西線17%(3)自転車15%(4)地下鉄南北線14%(5)徒歩13%(6)バス7%-などとなった。買い物客の内訳は主婦が26%と最多で、飲食店経営者21%、サラリーマン15%、若者14%、外国人3%などと続いた。

 柳井教授は、こうした利用状況を2月下旬に朝市事務所であった報告会で紹介。「東西線利用者が予想以上に多い。沿線に大型スーパーが少ないことが要因と考えられる」と指摘した。

 仙台朝市の鮮度や品ぞろえに定評があることにも触れ「集客はもっと伸びる可能性がある」と語った。

 報告会には朝市各店の経営者ら約20人が集まり、調査結果を基に活性化策を話し合った。「日曜営業を検討したい」「女性の視点を取り入れた戦略が必要」「朝市を観光地としてアピールしたらどうか」との声が次々に上がった。

 仙台朝市商店街振興組合の入間田博理事長は「常連さんを大事にしながら、若い世代など新たな客層の開拓にも頑張りたい」と意気込む。

 調査は昨年10月とことし2月の2回、柳井教授のゼミに所属する学生らが買い物客計219人から聞き取りして実施した。

2532荷主研究者:2016/04/16(土) 17:50:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160329_13009.html
2016年03月29日火曜日 河北新報
<仙台市立病院跡地>東北学院が取得方針

東北学院大が取得の意向を表明した仙台市立病院跡地

 学校法人東北学院(仙台市青葉区)は28日、仙台市が売却を予定している市立病院跡地(若林区清水小路)約1万7500平方メートルの取得を目指す方針を明らかにした。近接する東北学院大土樋キャンパスと一体で整備し、現在3カ所に分散立地している大学機能の集約構想を実現したい考えだ。

 法人理事長で学院大学長の松本宣郎氏が同日、取材に「都市型キャンパスを目指して(取得に)名乗りを上げる」と語った。市当局と面談し、跡地取得の意向を伝えているという。

 学院大は既に、泉キャンパス(泉区)で行っている法学部など4学部1、2年生の講義を、市中心部にある土樋キャンパスに移す方針を決定。残る教養学部(泉区)と工学部(多賀城市)を集積するため、土樋キャンパス周辺で適地を探していた。

 構想に基づいて2013年1月には、隣接する東北大片平キャンパス南地区の一部7950平方メートルを14億円で購入した。土樋キャンパスの一画に位置付けており、地上5階、地下1階の新棟が28日に落成した。延べ床面積は約1万2750平方メートル。

 仙台市は7月に売却先の公募を始め、購入事業者選定委員会による審査を経て、12月に優先交渉権者を決める。市立病院は14年11月、太白区あすと長町に移転した。

2533荷主研究者:2016/04/16(土) 17:54:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160402_12050.html
2016年04月02日土曜日 河北新報
<イクスカ相互利用>地下鉄は2割が他社カード

 3月26日に始まった仙台市交通局のICカード乗車券「イクスカ」とJR東日本の「Suica」(スイカ)の相互利用で、市地下鉄をIC乗車券で利用した乗客の19.5%がスイカなど他社のカードを使っていることが1日、分かった。

 3月末まで計6日間の利用状況を交通局が集計。定期券利用を除き、市地下鉄でIC乗車券を使った計約41万人のうち、約8万人が他社カードを使った。市バスでは計約16万5000人のうち約1万6000人(9.7%)が利用した。

 全国10種類が使える他社のカード別ではスイカが83.3%を占めた。首都圏私鉄の「PASMO」(パスモ)が12.2%、JR西日本の「ICOCA」(イコカ)が2.2%と続いた。

 仙台周辺のJR各線の対象エリアと仙台空港アクセス線で、イクスカは計約1万2000人(1日平均約2000人)の利用があった。市交通局の担当者は「予想より多く他社カードで乗車してもらっている。試しに使った人もいるとみられる」と話した。

2534荷主研究者:2016/04/24(日) 16:45:27
>>2281
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160402_11029.html
2016年04月02日土曜日 河北新報
国交省・東北配分事業 大衡道路拡幅計上

 2016年度政府予算のうち、東北に配分される国土交通省関連の事業額が1日、判明した。東日本大震災に絡む防災事業のほか、宮城県大衡村の国道4号拡幅事業など産業振興関連に重点配分された。

 主な事業と配分額は表の通り。道路建設のうち、大衡村の国道4号約4.5キロの4車線化工事が新規事業化。調査設計費5000万円が計上された。自動車関連企業の集積に伴う渋滞の緩和が期待される。

 青森県の下北半島縦貫道は、横浜北バイパス10.4キロの調査設計費4000万円が盛り込まれた。三陸沿岸道志津川インターチェンジ(IC、仮称)-歌津IC(仮称)の建設費には39億円を充当した。

 陸前高田市と石巻市に建設される国営追悼・祈念施設は、それぞれ実施設計費に2億6000万円を配分。国は16年度内の一部着工を目指している。

 能代市の米代川沿いには防災ステーションが整備される。小名浜港(いわき市)と人工島をつなぐ架橋、津軽ダム(青森県西目屋村)は16年度内に完成する。

 関東・東北豪雨関連では大崎市の大江川改修工事6億円などが盛り込まれた。

2535荷主研究者:2016/04/24(日) 17:05:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160403_11024.html
2016年04月03日日曜日 河北新報
村田町の幹線道路迷走 整備進まず

完工が先送りされ、通行できない沼辺足立幹線(奥)=村田町村田

整備が進まない南側の町道。計画区間の南端から町中心部を望む=村田町関場

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 宮城県村田町を南北に縦貫する幹線道路の整備が進んでいない。2015年度中の開通を目指していた一部区間は工事が終わらず完工が16年度に先送りされ、別の区間は休眠状態が続く。政治判断で整備方針の曲折が続いた経緯があり、関係者からは「北も南も中途半端なままでいいのか」との声が漏れる。(田柳暁)

 工事区間は地図の通り。

 東北自動車道村田インターチェンジ入り口北側は、都市計画道路街路「沼辺足立幹線」の1期工事分として03年度に着工。3月末までに1.1キロが完成する見通しだったが、国の工事費が一部付かず、16年度に先送りされた。

 これまで投入された事業費は約17億円。ただ、開通しても北端は細い町道と接するのみ。「町道の大型車通行は到底無理」(町建設課)で、著しい利便性の向上はないとみられる。

 利便性を高めるため、その先の2本の県道と接続させる計画だが課題も多い。1級河川の荒川や仙南仙塩広域水道の水道管があって県道亘理大河原川崎線との平面交差は難しい。町関係者は「高架橋が現実的だが事業費はさらに十数億円が必要になる」とみる。東北道側にどう延ばすかは全くの白紙だ。

 町役場の南側でも1キロの工事区間が手つかずになっている。将来的に沼辺足立幹線の一部とすることを視野に1992年度に町道として整備を始めた。県道亘理村田線との接続を考えていたが、県との調整が具体化せず「宙に浮いた状態」(町議)になっている。

 背景には歴代町長が2期8年ずつで交代した政治状況がある。当初は南進整備を目指したが、町長が代わると大型商業施設の誘致計画が浮上し、北進整備に方針を転換した。

 現在の佐藤英雄町長は07年の就任時に「北進整備の凍結、南進優先」との考えを示したが、中止すると多額の補助金を国や県に返す必要があるため、建設を続けた。町幹部は「開けてしまったパンドラの箱は閉じられない」と表現する。

 整備方針の変遷を見てきた元町議は「その時々で優先順位を判断した結果だ」と理解を示すが、議長経験者は「政争の影響の最たる例。ほかの市町の住民が見たらどう思うか」と迷走ぶりを嘆く。

 町は、1期工事を終えた後の17年度に今後の整備方針を検討する考え。佐藤町長は「どう整備を進めるのが最善か、あらためて考えたい」と話す。

[沼辺足立幹線]村田町南部の沼辺地区と北部の足立地区を結ぶ約10キロの幹線道路として1951年に計画決定。東北自動車道建設に伴い、71年、73年に計画を一部変更した。

2536荷主研究者:2016/04/24(日) 17:08:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160406_15004.html
2016年04月06日水曜日 河北新報
<東日本急行>仙台-平泉高速バス9日再開

 東日本急行(仙台市)は、期間運行している仙台-平泉間の高速バスを9日に再開する。運行本数は1日2便から3便に増便。外国人観光客の増加を踏まえ、車内で英語アナウンスも始める。

 仙台発の運行時刻も見直し、従来の午前9時と正午の出発から、午前9時、10時、11時へ変更する。

 岩手県平泉町によると、2015年に同町を訪れた観光客数は193万人。「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録(11年)される前に比べ、約5万人増えた。観光客全体のうち外国人は2万1200人で、登録前より約5割増えた。

 担当者は「バスが満席で乗車できない人がいたこともあった。利便性向上につなげたい」と話す。運行期間は11月まで。運賃は大人片道1700円、子ども850円。予約不要。

2537荷主研究者:2016/04/24(日) 17:08:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160407_13048.html
2016年04月07日木曜日 河北新報
<仙台音楽ホール>建設費最高337億円に

 仙台市が整備を検討している音楽ホールの建設費が最高で340億円近くに上る可能性があることが6日、市から調査を委託された民間シンクタンクの報告書で分かった。建設単価の高騰で、今回の試算より2割程度高額となる可能性もあるという。

 調査では、主ホール(大ホール)を最大2000席規模とし、音楽専用型、音楽に重点を置いた多機能型、オペラ劇場型の三つに分類。さらに、それぞれ「大ホールのみ」「大ホールと小ホール」「大ホールと中ホール、小ホール」の3モデルを設けた計9パターンで建設費を試算した。

 最高は337億円で「オペラ劇場型/大、中、小ホール」のパターン。広い建設用地が要ることが課題に挙げられた。最低は150億円で「音楽専用型/大ホールのみ」のパターン。小規模な発表会の対応など運営の工夫が必要とされた。

2538荷主研究者:2016/04/24(日) 17:17:54
>>2147
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160410_11023.html
2016年04月10日日曜日 河北新報
富谷町・新交通システム 検討本格化

富谷町と仙台市を結ぶ幹線道路は朝夕の渋滞が慢性化している=泉区

 宮城県富谷町は本年度、仙台市地下鉄南北線泉中央駅からのアクセス改善に向け、新たな公共交通システム導入の検討を本格化させる。調査・分析を委託した専門コンサルタントが、泉中央駅-大沢-大清水-大和町吉岡の各地区を(1)地下鉄延伸(2)次世代型路面電車(LRT)導入(3)路線バス強化-のいずれかで結ぶ3案を提示。町は3案を土台にさらに検証を深め、仙台市などと慎重に協議を進める。

 コンサルは町に示した報告書で、町を含む黒川郡の発展で国道4号など幹線道路の渋滞がさらに悪化すると予測。路線バスの遅れや、仙台北部中核工業団地と仙台市内を結ぶ交通手段の乏しさを問題点に挙げ、南北の交通網強化の必要性を指摘した。

 地下鉄、LRTについては、駅候補地に交通結節点の大沢(仙台市泉区)と大清水(富谷町)を想定。その上で、3案の長所と短所を比較している。

 泉中央駅から大清水までの地下鉄延伸案は、乗り換えなしに仙台中心部まで行けるほか、道路の混雑緩和も期待される。しかし、建設・維持費は最も高いと分析した。

 泉中央-大清水-大和町吉岡を結ぶLRT案は、地下鉄延伸より経費を抑えることができ、黒川郡内の移動利便性が向上するメリットもある。一方、仙台方面へは乗り換えが必要で、道路を占有することから渋滞を引き起こす可能性も示唆した。

 新駅を設けず既存の路線バスを強化する案は、インフラ整備が不要なため最も安価な半面、道路混雑を引き起こす可能性が大きく、まちの魅力向上への影響も小さいとした。

 このうちLRTは、若生裕俊町長が昨年2月の町長選で公約に掲げた。報告書は泉中央駅-大清水間の約6キロについて、泉区将監を通って北上する路線と、県道仙台泉線と国道4号に沿って進む路線の2路線を候補に挙げた。マイカー利用者の3割が乗り換えた場合では、平日で1日約2万1000人の需要を見込む。

 若生町長は「3案を基にさらに検証を進める」と話す一方、「あくまでコンサルの提案で、決定事項ではない。仙台市など相手もある話。路線などが一人歩きすると困る」と性急な議論にくぎを刺す。

 町は2016年度一般会計当初予算に調査費200万円を盛り込んだ。今後は具体的な導入費用なども比較していく考え。

2539荷主研究者:2016/04/24(日) 17:29:34
>>2145 >>2100 >>2098 >>2071 >>2006-2007
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160413_12019.html
2016年04月13日水曜日 河北新報
<ヨドバシ>仙台新ビル18年10月開業に延期

 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)がJR仙台駅東口の旧店舗跡に建設する店舗兼商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」の開業時期が、当初予定の2016年春から18年10月に延期されたことが12日、分かった。

 同社は7日、環境影響評価(アセスメント)を受けるため、仙台市に評価準備書を再提出した。環境アセスが順調に進めば、ことし10月にも着工する予定だ。

 計画によると、第1ビルは、12年4月まで「マルチメディア仙台」として営業した旧店舗があった自社敷地に整備する。建物2棟で構成され、店舗や駐車場が入るA棟は地上9階、地下2階の延べ床面積約8万1000平方メートル。当初計画の地上8階から1階分増やす。

 音楽ホールや店舗、駐車場などが入るB棟は地上7階建てで、延べ床面積は約1万2500平方メートル。音楽ホールは一部5階建て部分の3〜5階に設置する。B棟は当初の地上14階から大幅な減床となった。

 駐車場台数は両棟分で計626台。旧店舗時代から使用する立体駐車場と、現在の「マルチメディア仙台」が入る東側のヨドバシ仙台第2ビル分を合わせ、計1490台分を確保する。

 当初予定通り、仙台駅東口と第1ビル、第2ビルをペデストリアンデッキでつなぐほか、第1ビル、第2ビルは地下通路でも結ぶ。

2542荷主研究者:2016/05/04(水) 11:34:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160414_12028.html
2016年04月14日木曜日 河北新報
<タイガーエア台湾>仙台-台北6月就航へ

 仙台空港の運営会社、仙台国際空港(名取市)は13日、台湾の格安航空会社(LCC)「タイガーエア台湾」が6月29日から仙台と台北を結ぶ定期便を週4往復運航すると発表した。仙台空港にLCCの国際線が就航するのは初めてとなる。

 タイガーエア台湾は180人乗りのエアバス320を使用。火、水、金、土の各曜日に往復運航する。同社の日本総代理店は「台湾からの訪日客は増える傾向にある。東北では仙台の人気が高い」と話す。

 タイガーエア台湾は中華航空の子会社。北東、東南アジアで運航し、日本では成田や関西など6空港に就航している。仙台発着の台北便は現在、エバー航空(台湾)が週2往復運航しており、3月の搭乗率は86%と好調を維持している。

 仙台空港は7月に完全民営化される。着陸料の軽減策などの実現によって、新たな就航に弾みがつくことが予想される。仙台国際空港の岩井卓也社長は「東北のインバウンド(訪日外国人旅行者)、アウトバウンド(日本人の海外旅行者)双方の玄関口として役割をより大きく果たしたい」との談話を出した。

2543荷主研究者:2016/05/04(水) 11:34:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160416_13060.html
2016年04月16日土曜日 河北新報
<東北医科薬科大>教育研究棟が着工

教育研究棟の完成イメージ図

 東北医科薬科大(仙台市青葉区)の医学部生が専門科目を学ぶ教育研究棟の新築工事安全祈願祭が15日、宮城野区の福室キャンパス予定地であった。一部施設は2017年4月から利用を始める。

 教育研究棟は東北医科薬科大病院(466床)の隣接地に建設する。鉄骨7階で延べ床面積は約1万7300平方メートル。事業費は約78億円。1、2階に実習室、講義室、図書館などを設ける。3階には約300席のホールを備え、4〜7階は研究エリア。実習室は来年4月以降、2年生が講義で使用する。それ以外の施設は18年4月までに完成する。

 併せて新病棟(150床)を建設し、病院機能の充実を目指す。19年4月に開院し、学生たちは新病棟で臨床実習を行う。

 地鎮祭には関係者ら約30人が出席した。高柳元明理事長は「新しい医学部に新しいキャンパスができる。この場所で地域に求められ、貢献できる医師を育てたい」と話した。

2544荷主研究者:2016/05/04(水) 12:44:57
>>1053 >>1534
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160418_11023.html
2016年04月18日月曜日 河北新報
<国道4号>宮城蔵王 一部4車線化完了

4車線化工事が完成し、使用が始まった蔵王町宮の国道4号

 宮城県蔵王町宮地区で国道4号を4車線に拡幅する工事が一部区間で完成し、0.8キロの使用が17日始まった。

 熊本地震で簡素化した町主催の式典が現地であり、関係者約70人が出席。村上英人町長が「国道4号はまちづくりに重要な役割を果たす幹線道路。残り区間も早期の4車線化をお願いしたい」とあいさつした。

 国は2004年度、蔵王町宮から大河原町金ケ瀬までの3.7キロを片側1車線から2車線に広げる工事に着手。総事業費は84億円。今回で2.9キロが整備された。

 残る区間0.8キロの拡幅工事は18年度に終了する見通し。白石市から仙台市まで4車線でつながることで、地元では渋滞緩和や東北自動車道の代替機能に加え、観光振興や企業誘致が期待されている。

2545荷主研究者:2016/05/04(水) 12:47:48
>>2233
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160419_12009.html
2016年04月19日火曜日 河北新報
<パルコ>仙台新館84店入居 シネコン完備

仙台パルコ2の外観イメージ

 ファッションビルを展開するパルコ(東京)は18日、仙台市青葉区のJR仙台駅西口に建設中の新館を7月1日に開業すると正式に発表した。名称は「仙台パルコ2」。2008年8月オープンの「仙台パルコ」に続く店舗で、東北初の38店を含む計84店舗が入る。

 パルコ2は、地上9階、地下2階で延べ床面積は約2万5000平方メートル。2階部分はペデストリアンデッキと直結する。1階がレストランフロアで、2〜5階に衣料品、雑貨などのテナントが入る。30代以上を主なターゲットに、年間売り上げ70億円を目指す。

 東北初出店は、女性服ブランド「マーキュリーデュオ」「ビーラディエンス」など。飲食店では、ハワイアングルメバーガー店やベルギービールの専門店などが登場する。

 6〜9階ではTOHOシネマズ(東京)がシネマコンプレックス(複合型映画館)を開業。9スクリーン(約1700席)が入る。

 仙台市内で記者会見したパルコの牧山浩三社長は「仙台は東北全体から来客を見込める。開業する7月1日は夏のセールの時期と重なり、格好の日取りと考えている」と話した。

 地下1、2階は駐輪場やオートバイ・バイク置き場、月決め駐車場、荷さばきスペースなどを設ける。屋上は多目的広場とする予定。来客用の駐車場は近くの既存駐車場と提携する。

2546荷主研究者:2016/05/04(水) 12:50:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160420_12001.html
2016年04月20日水曜日 河北新報
<仙台空港>乗降客4%減 復興需要に陰り

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160420kahoku01.JPG

 仙台空港の国内線と国際線を合わせた2015年度の乗降客が、前年度比4%減の311万3841人だったことが19日、分かった。乗降客数の前年割れは東日本大震災で急減した11年度以来、4年ぶり=グラフ=。復興需要の陰りが浮き彫りになった。

 県の速報値によると、15年度の乗降客は前年度比12万5729人の減。国内線は295万4442人で11万8099人減少し、国際線は15万9399人で7630人減った。

 国内線は、スカイマークが福岡線と札幌線を15年3月下旬、神戸線を10月下旬に撤退した影響が出た。国際線は、ハワイアン航空が9月末でホノルル線の運航を中止。海外渡航客は成田などに流れたとみられる。

 7月1日に完全民営化される仙台空港の運営会社仙台国際空港(名取市)は、20年度の乗降客目標数を410万人としている。現状より100万人上乗せする必要があり、格安航空会社(LCC)の誘致などに力を入れる。

 仙台空港アクセス線は、2万2219人増の337万553人で過去最多を更新した。震災後の沿線開発に伴って通勤通学客の利用が増加し、空港利用者の減少分を補った。

2547荷主研究者:2016/05/04(水) 12:51:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160420_12043.html
2016年04月20日水曜日 河北新報
<仙台港>釜山航路コンテナ定期便 就航式典

仙台港に寄港した釜山航路のコンテナ船

 仙台港と韓国・釜山港を直接結ぶ新たなコンテナ定期航路の就航式典が19日、仙台港であった。仙台港と海外を結ぶ国際コンテナ船の定期便は9航路となり、過去最多を更新した。

 コンテナ船は韓国の船会社興亜海運が運航。毎週火曜、仙台港に入る。積載能力は556TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算)で、仙台に寄港するコンテナ船としては小規模となる。家電、自動車部品、天然ゴムなどの輸入需要を見込む。

 仙台-韓国航路は中国経由を含めて6航路目。興亜海運の代理店を担う三栄海運(東京)の山池輝晴社長は「東日本大震災の復興需要に引っ張られ、仙台港にさまざまな荷物が集まるようになった」と話した。

2548荷主研究者:2016/05/04(水) 12:53:42

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/04/22 建設新聞
宮城県多賀城市・東新住販 「駅前マンションⅡ新築」に5月着工
RC12F3758㎡、施工は大木建設

 東新住販(東京都中央区日本橋1の2の19 田子弘幸代表取締役)は、宮城県多賀城市に分譲マンション「多賀城駅前マンションⅡ」(仮称)の新築を計画しており、大木建設の施工で5月にも着工する。設計は創健設計が担当した。

 建設場所は、多賀城市中央2の93ほか地内で、敷地面積は1360.21㎡。JR仙石線多賀城駅前に位置し、ことし3月に開館した多賀城図書館や市役所にも徒歩圏内と利便性の良いエリアとなっている。

 計画によると、施設規模はRC12F延べ3758.61㎡で、内部には44戸の分譲住宅を設ける。完成は2017年9月をめざしている。

 今回の施工地南側には同社の分譲マンション「アドグランデ多賀城駅前」が今年7月に完成を予定しており、本事業はこれに続く第2弾となる。

2016/04/22付一面に掲載。

2549荷主研究者:2016/05/04(水) 12:54:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160423_13023.html
2016年04月23日土曜日 河北新報
<仙台東西線>古い配管次々…青葉通復旧遅れ

復旧工事が遅れている地下鉄駅付近の青葉通=仙台市青葉区一番町3丁目(写真は一部加工しています)

 仙台市地下鉄東西線の駅が新設された杜の都のシンボルロード・青葉通(青葉区)の復旧工事が大幅に遅れている。青葉通一番町駅の地下駐輪場工事で、地下トンネルの補強や埋設管の移設に手間取ったのが要因。当初は昨年12月の東西線開業に間に合う予定だったが、工事完了は来年6月になる見通しだ。

 工期が遅れているのは、国分町通との交差点から東に約220メートルの区間(地図)。工事用ガードレールで仕切られた車道は曲折している上に細く、運転者に不評だ。

 市建設局によると、通信ケーブルが通る車道の約2.5メートル下の地下トンネルに老朽化が判明し、予定外の補強工事を強いられた。歩道下約1メートルの電線の埋設管も駐輪場の出入り口を設けるため、水平方向に1〜3メートル移動した。

 青葉通一番町駅は深さ約18メートルの地下3階にホーム、地下2階に改札がある。地下1階では現在、自転車1000台、バイク400台を収容できる駐輪場を建設中だ。

 中央分離帯と両側の歩道には11月〜来年6月、樹齢約20年、高さ約9メートル、幹回り約60センチのケヤキ26本を植える。植栽場所付近は2008年、駅建設に伴いケヤキが伐採された。

 改修前に片側3車線だった車道は片側2車線にして歩道に余裕を持たせる。市建設局道路部の小高睦部長は「古くからの幹線道路で、古い配管が埋まっていた。市民が憩う空間に造り替えるので、もう少し待っていただきたい」と理解を求める。

 市交通局によると、東西線は六丁の目(若林区)、仙台(青葉区)などの駅周辺でも道路の復旧工事が続いている。

2550荷主研究者:2016/05/04(水) 13:04:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160424_13009.html
2016年04月24日日曜日 河北新報
<適少社会>転勤族・学生 街の活力に

朝のJR仙台駅前を通勤、通学の人が行き交う。仙台市は、転勤や入学卒業に伴う大規模な人口移動を毎年繰り返す

◎人口減 復興のかたち[26]第6部仙台の行方(1)期限付き市民

 東日本大震災で多くの被災地の人口が急減する一方、仙台市の人口が増え続ける。2015年国勢調査では過去最多の108万2185を数えた。仙台が東北全体と共存するために果たす役割は何か。独り勝ちの様相を深める街に死角はないか。東北6県の人口の12%が集中する拠点都市の存在を見つめ直す。(「適少社会」取材班)

 4万〜5万人規模の転入、転出が毎年繰り返されていく。転勤者と学生の入学、卒業が大きな人の流れをつくり出す。期間限定の移住者が一定の割合を常に占める街、それが仙台だ。

 太白区の会社員大山宗之さん(27)は名作映画「七人の侍」の浪人に憧れる。「いつかは去る。でも土地の人と共鳴し、何かを残していく」。勤務先は東京の建築コンサルタント。復興事業の関連で14年7月、気仙沼を経て仙台に転勤してきた。

 仕事では被災地のまちづくり計画の策定に関わる。プライベートでは地下鉄東西線開業を盛り上げる「WEプロジェクト」に参加した。仙台への興味と愛着が芽生えてきたという。

 「できるだけ仙台を楽しみたい。関わりたい」。来仙3カ月後、意気投合した転勤族仲間と「転勤族チーム」を結成した。

 転勤族が欲しいのはなじみの店。地下鉄沿線で親身に受け入れてくれる居酒屋や美容室など約15店を「基地」に選び、ステッカーを貼った。知り合うきっかけになればと、転勤族同士が居酒屋にボトルを共有する仕組みもつくった。

 「転勤族が会社の枠を出て地域に飛び込み、地域がよそ者に壁をつくらなければ、仙台はどんどん面白くなる」と大山さんは語る。チームへの反響はじわりと広がる。「侍」に少し近づけたかもしれない。

 人口移動率の高さは仙台の強みになりうると、せんだいメディアテーク館長で哲学者の鷲田清一さん(66)は指摘する。

 「メディアテークの学芸員は多くが西日本出身だが、地元に受け入れてもらっている。そういう街は案外ない。転勤族が、広島はこう、札幌はこうと情報を持ち寄り、仙台の新たな文化、施策になる例もある。外の人と異なる意見を交換する。都市にとってすごくいいことだ」

 離れてなお仙台に関わり続ける転勤族もいる。西村高宏さん(46)は15年10月、仙台市の東北文化学園大教授(臨床哲学)から福井大准教授に転じた。ほぼ毎月、市民が多様なテーマで語り合う「てつがくカフェ」を開くため、仙台に戻る。

 09年、大阪市から引っ越ししてきた時、市民の活動を大切にする土地柄に感じ入った。西村さんが始めたカフェには毎回35人程度が参加する。「対話の場を被災地に開き続けたい。長期的にコミュニティーの在り方を変えていく哲学なりの支援になる」と西村さんは信じる。

 震災は仙台への転入を、復興需要の高まりや避難で一時的に増やした。15年国勢調査では5年間の人口増加は3万6199人で全国7位となった。

 転入者が持ち込む刺激をきちんと受け止め、転出までの間、どうまちづくりに参画してもらうか。仙台に「仮住まいする」人々の生かし方次第で、街の活力は変わってくる。

2551荷主研究者:2016/05/04(水) 13:04:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160426_13051.html
2016年04月26日火曜日 河北新報
◎仙台市の人口動態 15年国勢調査過去最多108万人/震災後の社会増減速、若者転入減も

 東北最大の都市、仙台市は2015年国勢調査で過去最多の人口108万2185に達した。転入と転出の差である社会増減の動向を分析すると、東日本大震災の発生後、被災地からの大規模な転入があり、人口を押し上げたことが分かる。一方、震災から5年が過ぎ、社会増減は震災前の横ばい傾向に戻りつつある。社会増の中心となる若い世代の転入も減少している。

 震災があった11年から14年までの4年間で、仙台市の社会増は2万2961人を数えた。震災前の4年間(07〜10年)は393人の社会減で、人口動向は大きく変化した。

 国の地域経済分析システム(RESAS)によると、社会増のうち、津波で被災した宮城県沿岸部や東京電力福島第1原発事故の影響を受けた福島県の自治体が全体の約7割を占める。

 ただ、人口増のペースは震災直後の勢いはなくなっている。

 11、12年は仙台都市圏(仙台市を含む宮城県中央部の14市町村)を除く東北6県からの転入が増えたが、13、14年は震災前の水準に戻りつつある。東京圏(東京、埼玉、神奈川、千葉の1都3県)への人口流出も、復興事業関係者の転入で12年は激減したが、その後は拡大している(グラフ1)。

 市の人口動向の大きな特徴に、若い世代が大規模な転入転出を常に繰り返していることがある。

 1980年と90年、2005年を基準の年として、各世代の人口が5年後にそれぞれどう増減したかをみると、10代前半と10代後半は5年後に多いときは2万近く増え、20代前半は5年後に1万前後減っていた(グラフ2)。

 10代後半と20代前半で大規模な転入があり、20代後半になったとき多くが東京圏などへ転出する。大学や専門学校が人口を引き寄せ、就職で離れる傾向が読み取れる。若者の転入超過は以前と比べて減っており、「学都仙台」の求心力低下が懸念される。

2552荷主研究者:2016/05/22(日) 20:21:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160428_11024.html
2016年04月28日木曜日 河北新報
<仙台東西線>動物公園16年ぶり55万人突破

 仙台市八木山動物公園(太白区)の2015年度の入園者数が16年ぶりに55万人を突破した。昨年12月の地下鉄東西線開業後に入園者が急増し、客足が落ち込む冬場を乗り切ったのが要因。動物公園は「交通の便がぐんと良くなった。多くの方に足を運んでもらいたい」とさらなる集客を期待する。

 過去10年の入園者数はグラフの通り。14年度までは年間パスポートの販売を開始した09年度を除き50万人を下回っていたが、15年度はアフリカ園改装オープンの1999年度(55万624人)以来の55万人超えとなった。

 開園50周年の節目でもあった15年度は、飼育員が来園者と交わるイベントなどを積極的に展開したが、4〜11月の入園者数は14年度同期からほぼ横ばいの状態だった。東西線開業で一変し、開業初月の12月は前年同月比5.5倍の約3万6000人が来園した。

 関係者は「開業当日(15年12月6日)だけで約1万3000人が来園した」と目を見張る。今年1〜3月も前年同月比1.4〜1.9倍と好調は続いた。

 今後は東西線効果を一過性にしないための方策が課題となる。動物公園や八木山ベニーランドなど4施設と市交通局は、各施設の来場者と地下鉄利用者の掘り起こしを目指す協議会を設立。4施設のスタンプラリーなどを実施し、継続的な集客に努めている。

 動物公園の大内利勝園長は「沿線の施設や学校との連携も強化し、老若男女が楽しめる動物園をつくっていきたい」と話す。

2553荷主研究者:2016/05/22(日) 20:21:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160428_11023.html
2016年04月28日木曜日 河北新報
<仙台東西線>東北工大 定員充足率100%超

八木山動物公園駅と東北工大の各キャンパスを結ぶシャトルバス。学生の利便性向上に一役買っている

 東日本大震災以来、入学者数が予定定員を割り込んでいた東北工大(仙台市太白区)で今春、6年ぶりに定員充足率が100%を超えた。大学当局は「市地下鉄東西線開通で通学の利便性が向上した」と分析する。

 東北工大の入学定員は760人。震災前の2010年度は充足率105.3%だったが、直後の11年度に94.2%となり、12年度は81.3%まで落ち込んだ。

 入試委員長の藤田豊己工学部教授は「震災で世帯収入が減少し、専門学校などへ進路を変更したり、自宅から通える大学を選ぶ傾向が強まったりしたとみられる」と振り返る。充足率は本年度、102.1%と急伸。前年度から10ポイント以上盛り返した。

 大学から徒歩10分の八木山動物公園駅がV字回復の決め手というのが当局の見立てだ。これまでの主な交通手段のバスに比べ大幅に通学時間が短縮。市中心部へのアクセスも向上した。

 地下鉄利用の学生増を見込んで大学は八木山、長町両キャンパス間を結ぶ無料シャトルバスのルートを動物公園駅経由に変更。学生証にICカード乗車券「イクスカ」の機能を加えた。

 福島市の自宅から新幹線と東西線を乗り継いで通学する工学部1年菅野拓巳さん(18)は「仙台駅から乗るバスは時間が読めず、不便。遠距離なので東西線が通って助かった」と喜ぶ。

 六丁の目駅で乗り降りする工学部1年佐々木雄飛さん(18)=若林区=は「東西線ができて乗り換えがなくなった。地下鉄1本で通えることが大学選びの決め手になった」と話す。

2554荷主研究者:2016/05/22(日) 20:22:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160429_12005.html
2016年04月29日金曜日 河北新報
<仙台駅>びゅうプラザ28日リニューアル

リニューアルオープンしたびゅうプラザ仙台駅

 JR仙台駅の旅行窓口「びゅうプラザ仙台駅」が28日、リニューアルオープンした。外国人用の旅行カウンターや外貨両替センターを新設し、東北で伸び悩む外国人旅行者向けサービスを強化した。仙台市の観光情報センターも移設し、ワンストップで国内外の観光客のニーズに応える。

 プラザは駅2階の中央部にあり、面積は約600平方メートル。旅行商品などを販売する従来の窓口に加え、外国人旅行者向けに乗車券や鉄道パスを販売する訪日旅行カウンターを新設した。駅構内の別の場所にあった市観光情報センターも移され、JR、市とも英語対応可能な職員を配置した。

 外貨両替センターは米ドルやユーロなど33通貨を両替できる。外国から持ち込んだ携帯電話を国内で利用する場合に必要なプリペイド式「SIMカード」の自動販売機を、仙台駅で初めて設置した。

 オープニングセレモニーで、奥山恵美子仙台市長は「官民の垣根を取り払ってベストのサービスを提供していきたい」と述べた。

 カウンターでは早速、人が列を作った。スリランカ人留学生マーダーラー・ディルルクシさん(24)=仙台市青葉区=は「大型連休に松島に行きたいと思っていた。1カ所でいろいろな情報を得られるので、すごく便利」と話した。

 プラザの営業時間は午前10時〜午後7時。市観光情報センター、外貨両替センターは午前8時半から。

2555荷主研究者:2016/05/22(日) 20:25:32

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160430-OYTNT50313.html?from=ycont_top_txt
2016年05月01日 読売新聞
「魯迅の階段教室」一般公開検討

学術目的で公開されている階段教室

◆東北大、日中友好に一役

 東北大学が、中国の文豪・魯迅ろじん※(1881〜1936年)の学んだ木造建物「仙台医専六号教室」について、現在の学術目的に限った公開方法を見直し、一般に広げることを検討している。仙台市青葉区のキャンパスに残る「魯迅の階段教室」と呼ばれる建物で、「中国で人気の魯迅ゆかりの場所が広く公開されれば、観光客が増え日中友好にもつながる」と地元の期待も高まっている。

 階段教室は、魯迅が仙台医学専門学校(現・東北大医学部)で学び始めた1904年(明治37年)に建てられた。延べ床面積は135平方メートル。改修や改築を重ねてきたが、教壇に向かって階段状に机が並ぶ当時の姿を残す。

 魯迅が同校で解剖学教授の藤野厳九郎(1874〜1945年)と出会い、毎週ノートを預けては添削を受けた様子は、自伝的短編小説「藤野先生」に描かれている。98年には当時の国家主席・江沢民ジアンズォーミン氏が訪れた。

 長らく非公開だったが、中国関係者から要請を受け、東北大は2013年9月から学術目的に限って週2回の公開を始めた。15年4月以降、毎月80人前後が訪れており、6〜7割が魯迅を慕う中国人だという。4月7日、教室を訪れた中国浙江省・杭州の会社役員男性(54)は「魯迅は中国で最も尊敬されている偉人の一人。一般公開されれば、多くの人が来るだろうし、日中友好にもつながる」と話す。

 15年の全国の外国人宿泊者は6117万人。10年の2・4倍と好調な中で、東北地方は東日本大震災の影響で51万人と横ばいで伸び悩む。宮城県や仙台市は「魯迅ゆかりの地を旅行プランで提示できれば、中国人観光客の増加が期待できる」と熱い視線を注ぐ。

 現在、限定公開としているのは、老朽化による安全上の問題があるためで、多くの人が一度に訪れると重さに耐えられない可能性があるという。防犯上、管理人を置く必要もあるなど課題も多く、東北大の担当者は「移築も含め、公開方法を検討していきたい」と話している。

※魯迅 中国浙江省生まれ。1902年に官費留学生として来日し、医学を志す。04年に仙台医学専門学校に入学したが、文学の道を歩むため1年半で退学し、中国近代文学の基礎を築いた。代表作は「故郷」「阿Q正伝」など。

2016年05月01日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2556荷主研究者:2016/05/22(日) 20:35:11

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/05/06 建設新聞
若林区荒井東・葵会 延べ約1万㎡・仙台東病院の新築
17年5月末完成へ 施工は坪井工業

 医療法人社団・葵会(東京都千代田区内幸町1の1の1 新谷幸義理事長)は、仙台市若林区に葵会仙台東病院(仮称)の新築を計画しており、坪井工業の施工を決定した。

 建設用地は、仙台市若林区荒井東土地区画整理地内12街区6、7、8画地ほか地内の敷地8994.72㎡。計画によると、ここにS7F延べ1万0318.43㎡の病院を建設するもので、病床数は125床を予定している。

 近く着工し、2017年5月末の完成を予定している。

 設計は川口建築設計事務所(千葉市中央区)が担当した。

 なお、同会は西側隣接地で介護老人保健施設「葵の園」(定員100人)を整備しており、同病院と連携した福祉サービスを行うとしている。

2016/05/06付一面に掲載

2557荷主研究者:2016/05/22(日) 20:36:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160510_12005.html
2016年05月10日火曜日 河北新報
<ホテル佐勘>温泉街に個人向け低価格ホテル

秋保温泉街に開業した低価格ホテル「KYOU」

 仙台市太白区の秋保温泉の老舗旅館「ホテル佐勘」は9日、同温泉街に個人旅行客向けの低価格ホテル「KYOU(饗)」を開業した。高級旅館が立ち並ぶ秋保温泉街で、格安のホテルは初めて。

 6階建ての新ホテルは、低予算で周遊するバックパッカーの外国人ら個人客がターゲット。103室全てがシングルルーム(1室12平方メートル)で、素泊まり1泊4500円(税別)とバックパッカーが利用しやすい価格に設定した。

 風呂とトイレは共同利用。1階に大浴場があるほか、外国人も利用しやすいようにシャワールームを備えた。1階にはバーラウンジもあり、宿泊客が気軽に交流できる場所とした。

 新ホテルは、ホテル佐勘の北西約400メートルに位置し、同社の女性従業員用の寮を再利用した。改修費には商工中金の融資などを充てた。新ホテルの年間の売り上げ目標は1億円。

2558荷主研究者:2016/05/22(日) 20:36:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160510_12006.html
2016年05月10日火曜日 河北新報
IT技術者は仙台で確保 ベンチャー進出拡大

ブイ・キューブが2月、仙台市青葉区に新設した事務所

 仙台市に全国のITベンチャー企業が事務所を構える動きが広がっている。従来はコールセンターが目立ったが、最近は技術者が必要な開発拠点を置く傾向が強い。IT関連の専門技術を学ぶ学生が多いことに企業側が注目しているためで、学生の流出防止や産業創出の効果に期待する市も環境づくりを進めている。

 札幌市のゲーム開発会社インフィニット・ループは4月、仙台市宮城野区に支社を置き、北海道外に初めて進出した。札幌の従業員130人はほぼ全員がIT技術者という開発に特化した企業。仙台では60人を採用し、地元企業と連携した独自のゲームやアプリの開発を視野に入れる。

 松井健太郎社長は「仙台はITを学べる大学や学校が多い割に雇用の受け皿となる開発系企業が少ない。人材が埋もれている」と話す。

 仙台市によると、2015年度に仙台での事務所新設を決めたITベンチャーは同社を含め6社。所在地と概要は地図の通り。うち5社が仙台をソフトウエア開発やアプリのデザイン開発の拠点と位置付ける。

 「業務拡大のため多くの技術者が必要だが、東京はもちろん、名古屋、大阪、福岡でも人材が採用し尽くされている」。2月に青葉区に事務所を構えたブイ・キューブ(東京)の亀崎洋介取締役は人材を確保しやすい仙台に期待を寄せる。

 同社はインターネットを使う会議システム開発の国内最大手だが、企業向け商品が主体で堅いイメージがあり敬遠されがちだった。仙台では社外の技術者向けに勉強会を開くなどして人材獲得につなげる考えだ。

 成長著しいITベンチャーは雇用規模の拡大ペースが速い。青葉区にカスタマーサポートセンターを置くスマホアプリ運営のメルカリ(東京)は、15年に区内で移転し事務所を拡大。16年度中に今の100人から200人規模に増員し、将来的に300人規模を視野に入れる。

 仙台に開発拠点を新設するITベンチャーは12〜14年度も年3社程度あり、増える兆しがあった。市は4月に助成制度を拡充し、さらに加速させようと本格的に後押しし始めた。

 市の担当者は「頭脳流出を食い止める好機が巡ってきた。開発中心の企業は情報の秘匿が求められる分、正社員率が高く、雇用の質もいい」と指摘。「勢いのある関連企業を集め、仙台から独自の製品やサービスを生み出せる環境をつくりたい」と意気込む。

2559荷主研究者:2016/05/22(日) 20:37:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160510_12029.html
2016年05月10日火曜日 河北新報
<仙台東西線>4月利用者 開業後最多

 仙台市地下鉄東西線の4月の1日平均利用者数が5万2600人(速報値)となり、昨年12月の開業後最多だったことが9日、分かった。市交通局は、新学期スタートによる学生らの利用増が要因とみている。

 交通局によると、駅別で1日利用者数が最多となったのは、川内、国際センター、大町西公園、仙台、宮城野通、連坊、薬師堂、卸町の8駅。仙台駅は南北線からの乗り換えを含め、全13駅中で最多の1万7200人だった。

 東西線全体では昨年12月の5万400人が過去最多で、5万人を超えたのも同月以来。3月(4万5400人)から7200人増加した。交通局は「新学期が始まり、学校が近い駅で増えた。日常的な利用が期待できる」と分析する。

 開業前の市の需要予測は1日8万人だったが、2月に本年度の利用者を同5万7000人に下方修正した。

2560荷主研究者:2016/05/22(日) 20:42:19

https://www.proud-web.jp/sendai/izumichuo1/
2016年05月14日土曜日 河北新報
地下鉄仙台駅そば「西口南駐輪場」利用低迷

利用が低迷する西口南駐輪場。青い路面の奥にあり、気付く人は少ない

 仙台市地下鉄仙台駅そばに昨年12月新設された西口南駐輪場(178台)の利用状況が芳しくない。今年4月の利用率は21%にとどまった。管理する市は、近くの路上駐輪場が今月18日で閉鎖されるのを好機と捉えて誘導を図るなど、挽回に懸命だ。

 西口南駐輪場は昨年12月の地下鉄東西線開業と同時に、市が約5600万円を投じて南町通に面した仙台駅西1出口の裏に整備。利用料は1日1回50円、1カ月定期1000円で、長時間の利用を想定している。

 昨年12月、今年1月と2カ月続けて午後4時時点の平均利用率が3%という厳しいスタートとなった。2月は9%、3月は14%と徐々に上がっているが、自転車がまばらな光景が続いている。

 市は「道路から奥まった場所で分かりにくい」と、認知度不足を苦戦の理由に挙げる。デッドスペースを駐輪場にしたため間口が狭い上、駐輪場前の南町通で続く東西線建設に伴う復旧工事の影響で看板や表示の設置も遅れている。

 駐輪場南側で建設工事中のファッションビル「パルコ2」と南隣の「イービーンズ」との間にある路上駐輪場(174台)は18日で営業を終え、パルコ2の地下駐輪場(615台)が開場する7月1日まで駐輪場の空白期間が生じる。

 このため市は、4月下旬から周辺に駐輪場の案内チラシを掲示するなど、利用者の呼び込みを強化している。市道路管理課は「仙台駅西口の一等地にあり、利便性が高い」とPRに躍起だ。

2561荷主研究者:2016/05/22(日) 20:46:21

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=16275
2016/5/13 日本建設新聞 宮城版
仙台卸町に大型店舗 床面積3万平方m超え見込む(イオンリテール)

 イオンリテール(千葉市)は、仙台市の地下鉄東西線「卸町駅」北側に大型店舗を建設するため、床面積1万平方m未満の都市計画(地区計画)の規制を3万平方m以上に緩和するよう仙台市に提案した。市は提案を了承し、同社計画が固まり次第、卸町地区計画を変更する。

 計画地は、若林区卸町1丁目ほかの敷地約1.9ha。地下鉄東西線「卸町駅」北側に位置し、キリンパークプラザ跡地と移転したカネサ藤原屋の旧店舗がある。現行の卸町地区計画では、店舗の床面積が1万平方m未満に規制されている。

 このため「仙台市東西線沿線都市計画提案制度」を活用し、床面積を3万平方m以上に緩和するよう提案。市は沿線まちづくり方針に沿った内容のため提案を了承し、2月19日付けで同社に通知した。同制度による提案は、ヨドバシカメラ、フジタ東北支店に続く3例目。

 同地区は、卸業に特化した地域として開発されたが、26年6月までに地区計画を順次設定し、地下鉄東西線の開業に合わせた商業、文化、居住のまちづくりを進めている。東西線開業後は公営住宅100戸が入る複合施設が整備され、今後居住者は増加する見通し。

 大型店舗の計画は地区内初で、実現すれば沿線まちづくりの加速や商業施設の立地誘導が期待される。現行の用途地域は、商業地域(容積率400%、建ぺい率80%)のため、提案による計画変更は、床面積の緩和だけの見込み。

 今後は、同社が詳細計画を作成し、概ね2年以内に市に提出する。市は計画を踏まえた地区計画の変更案を縦覧し、規制緩和の手続きを進める。東西線沿線の提案制度は26年8月に創設された。

2562とはずがたり:2016/05/30(月) 10:01:02
巨大防潮堤、何守る? 地元離れる住民たち 宮城・雄勝
http://www.asahi.com/articles/ASJ17621SJ17UNHB00V.html
加藤裕則、編集委員・石橋英昭2016年1月31日07時45分

 いったい何を守るためなのか。

 硯(すずり)の生産やホタテ養殖で知られた宮城県石巻市雄勝(おがつ)町。津波で壊滅した町中心部にいま、130億円をかけて高さ9・7メートル、延長3・5キロの防潮堤を築く計画が進む。津波をかぶったまちの跡は、災害危険区域に指定され、もう人は住まない。高台の集団移転地が完成し、町外で仮住まいを続ける人が戻っても、中心部に住むのは震災前の620世帯から約80世帯にまで減る。

 更地にぽつんと立つ仮設商店街の一室で昨年12月25日、防潮堤計画をめぐり、宮城県と「持続可能な雄勝をつくる住民の会」の話し合いが持たれた。「景観を破壊する」と建設に反対する住民。道路や再建された水産加工場など、保全すべき施設があると主張する県。平行線が続いた。

 「海と陸が切り離された雄勝では、観光客も呼べない。10年以内に町は衰退する」。硯職人の3代目、高橋頼雄さん(48)は語気を強める。自宅を流されながら、この5年近く、町のホタテ祭りなどを引っ張ってきた。「何とかこの地で皆でやっていけないかと、考えてきたんです」

 県の担当者は「まちづくりの様々な会合で説明し、住民合意はなされたと判断した」という。だが決議などをとったわけではない。住民の会事務局の徳水博志さん(62)は「いま一度、地域住民を集めて採決すべきだ」と反論した。

 地元の市役所も、壁のような防潮堤を望んだわけではなかった。

 石巻市雄勝総合支所は震災の年、住民団体の議論もふまえ、海沿いを走る県道や国道を20メートルの高さまで移し、道沿いに山をきりひらいて住宅地をつくる復興案をまとめた。それなら防潮堤は、もとの4メートル程度に復旧すればいい。

 ところが県は、数十年から百数十年に一度の津波に対応する「L(レベル)1」の高さにこだわった。「道路移転は必要ない。費用もかかる」との考えが示され、9・7メートルの計画が動きだしたという。「防潮堤の上げ下げを議論していても、まちづくりは進まない。のまざるを得なかった」と三浦裕総合支所長は振り返る。

 県は2018年春の防潮堤完成を目標に、年度内の着工をめざす。工事が始まれば、硯職人の高橋さんは雄勝を離れるつもりだ。

2563荷主研究者:2016/06/06(月) 22:54:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160516_13052.html
2016年05月16日月曜日 河北新報
<東北大病院>慢性渋滞快方へ? 駐車場新設

東北大病院が運用を始めた新駐車場

 東北大病院(仙台市青葉区)に新たな立体駐車場が完成し、運用が始まっている。病院周辺の道路は患者の送迎で渋滞が慢性化し、以前から改善を求める声が上がっていた。病院当局は「ちらしやホームページで車両誘導の変更点などをお知らせしている。渋滞緩和のため、協力をお願いしたい」と話す。

 敷地北側に新設した駐車場は、鉄骨5階で306台を収容できる。利用は午前6時半〜午後8時(出庫は24時間可能)。外来患者は6時間まで無料になる。

 病院の外来患者は1日平均約3000人。敷地南側の立体駐車場は約460台を収容できるが、入り口が正面の1カ所しかなく、順番待ちの車列が渋滞の原因になっていた。

 病院などによると、平日朝の通勤時間帯には、病院南側の市道で1キロ以上、国道48号で最大約4キロの渋滞が発生することもあった。

 2013年には近隣の民間駐車場7カ所と提携して収容台数を増やしたが、効果は限定的だった。抜本対策として昨年6月、新駐車場の建設に着手した。

 新駐車場の運用に伴って病院は、外来患者らの進入ルートを振り分けた。北、東方面からの来訪者は新駐車場、南、西方面は既存駐車場に誘導する(地図)。

 「以前は1時間半並ばないと駐車場に入れなかった」と話す大崎市から通院するアルバイト女性(42)は新駐車場に素早く入庫。病院近くの生花店で働く男性店員(50)は「渋滞時はお客さんが店先に車を一時停車できず、売り上げに影響した。道がすけばありがたい」と期待する。

2564荷主研究者:2016/06/06(月) 22:54:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160517_12003.html
2016年05月17日火曜日 河北新報
<仙台銀>23年ぶり新支店 仙台・荒井に開設

新店舗の前でテープカットする関係者

 仙台銀行は16日、仙台市若林区荒井地区に荒井支店を開設した。同行の新規出店は23年ぶり。店舗が老朽化した南小泉支店(若林区中倉1丁目)も新支店に移転、「荒井支店・南小泉支店」として営業を始めた。

 鉄骨2階で延べ床面積は約500平方メートル。市地下鉄東西線開業で開発が進む荒井地区で個人や中小企業の取り込みを狙う。会議室は地域住民の集会施設として無料開放する。

 店舗前でテープカットがあり、行員たちがすずめ踊りを披露した。鈴木隆頭取は「復興と開発の拠点店舗ができた。個人には資産運用、法人には本業支援や財務改善のアドバイスなど独自性あるサービスを提供していく」と話した。

 同行の支店は73店目。経営破綻した徳陽シティ銀行(仙台市)から引き継いだ店舗を除くと、1993年の大富支店(宮城県富谷町)以来の出店となった。

2565荷主研究者:2016/06/06(月) 22:57:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160519_13001.html
2016年05月19日木曜日 河北新報
<高速バス>仙台-上山 満席で芸工大生悲鳴

東北芸工大前の停留所で仙台行きのバスに並ぶ学生

 宮城交通(仙台市)と山交バス(山形市)が共同運行する高速バス仙台-上山線が、宮城県から東北芸術工科大(山形市)へ通学する学生で混雑している。上山行きの始発は週に3、4日は満席になる盛況ぶり。県境をまたいで通う多くの学生からは、増便を求める声も上がっている。

 上山線は平日8往復運行。宮城交通によると、バスの定員は60人程度で、特に混雑するのは午前7時に仙台市青葉区の「県庁市役所前」停留所を出る始発の便。学生によると、15分ほど前から並べば乗れるが、次の停留所の仙台駅からは「満席で乗れないことがしょっちゅうある」という。

 新入生の利用時間帯が集中しやすい4月から、夏休み前の6月までは混雑のひどい状況が続く。

 背景にあるのは宮城県からの入学者数の増加。芸工大前に停留所が開設された2008年度の新入生は106人だったが、本年度は173人に上り、地元山形県の167人を上回った。バスの利用者も、年々増加傾向にあるという。

 今年は宮城県からの新入生のうち約90人が高速バスを使って通学している。2〜4年にも各50人程度の通学生がいるという。

 建築・環境デザイン学科1年の二郷徳真さん(18)=仙台市若林区=は「30分置きぐらいに上山線があればうれしい」と語る。

 仙台市と山形市の間には平日80往復する仙台-山形線もあるが、この路線は同大を通らず、山形市内でスクールバスや路線バスに乗り換える必要がある。

 泉区から通う美術科4年の佐藤まなみさん(21)は「上山線が満員で山形線に乗った時、山形市内の停留所で接続がいいスクールバスに乗れなかったことがある。学校まで歩き、遅刻してしまった」と振り返る。

 大学側もこうした事態を受け、混雑する時間帯に臨時のスクールバスを出したり、より大型のバスを導入するなどして山形線を利用した場合もスムーズに登校できる対策を進める。一方、バス会社へ嘆願書を出すなどの働き掛けを続ける。

 これに対し、宮城交通は「山形線を含めると、混雑する時間帯は5〜10分置きにバスが出ている状態。対応できる限りの便数を運行しており、増便の予定はない」と話す。

2566荷主研究者:2016/06/06(月) 23:11:26

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/05/25 建設新聞
OSD・プロパティーズ・ワン 仙台駅前南町通り「商業ビル」の新築
延べ4600㎡、10月着工へ鹿島で設計

 OSD・プロパティーズ・ワン(東京都中央区日本橋1の4の1 代表社員 オリックス 吉留邦彦職務執行者)は、仙台駅前の南町通りに「仙台南町通商業ビル」(仮称)の新築を計画し、鹿島が設計を担当しており、近く施工者を選定し10月にも着工する。

 建設場所は、仙台駅前西口のヤマダ電機・LABI仙台や飲食店ビルに挟まれている仙台市青葉区中央3の6の10地内の敷地621.36㎡。ここに、S・B1/8F延べ約4600㎡の複合商業ビルを建設する。

 内部にはカフェやダイニングなどの飲食店、物販店舗、サービス系店舗、事務所などを配置する。2018年1月末の完成を予定している。
                
※建設予定地の現況。(クリックで拡大)
2016/05/25付一面に掲載。

2567とはずがたり:2016/06/07(火) 22:06:19

<学生通行禁止>東北福祉大 調停申し立て
10:14河北新報
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20160607_13013

 東北福祉大国見キャンパス(仙台市青葉区)周辺に「学生通行禁止」と書かれた看板が複数置かれている問題で、同大が看板を設置した住民8人に、新ルートを通学路として認めるよう求める民事調停を仙台簡裁に申し立てたことが6日、分かった。第1回調停は7日に開かれる。
 申立書によると、同大は2007年3月、JR仙山線福祉大前駅の開業に合わせ、駅前にステーションキャンパスを整備。敷地内に大学への近道となる通路を設け、学生は同駅と約300メートル離れた国見キャンパスを結ぶ最短ルートとして利用してきた。
 最短ルート沿いの住民が08年4月、「学生の騒ぎ声がうるさい」などとして私道の通行禁止を求める仮処分を仙台地裁に申請。翌月、(1)講義のある日は最短ルート入り口に職員を配置し、学生を市道に誘導する(2)住民の生活を妨げないよう学生を指導する?ことなどで和解が成立した。
 同大は和解以降、学生に無制限に私道を通行させず市道へと誘導してきたほか、市道に集中した学生が道路からあふれて危険な状況にあると主張。最短ルート沿いの住宅を避けて整備した新ルートを、通学路として認めるよう求めている。
 和解後、大学の指導などで一時、1日3000人を数えた学生の通行量は激減した。だが、一部の住民が09年9月、「騒音はある程度改善したが安心できない」などと学生通行禁止の立て看板を設置。学生の通行に反対する住民宅にも看板が掲げられた。
 看板を設置した男性(60)は「過去の和解内容を変える必要はない。静かな生活を乱さないでほしいと、大学側に改めて要求したい」と話した。

2568とはずがたり:2016/06/09(木) 17:22:08
<学生通行禁止>看板撤去後に市が一転、設置
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20160609_13014.html
11:07河北新報

 東北福祉大国見キャンパス(仙台市青葉区)周辺に「学生通行禁止」と書かれた看板が複数置かれている問題で、公道を管理する仙台市が「許可がない」として立て看板をいったん撤去した後、一部住民の反発を受けて設置を黙認していたことが8日、分かった。
 市によると、一部の立て看板が置かれている道路の地目は、誰でも通行できる法定外公共物。法定外公共物の上に物を置く場合は、市の使用許可を得る必要がある。
 昨年8月末、市民から「違法な看板が置かれている」と市に通報があり、青葉区公園課の担当者が道路の使用許可がないことを確認した上で同年10月9日、看板を撤去した。
 看板を設けた住民が市の対応に抗議すると、市は「地域の争いに中立であるべきだ」として、同年11月20日、元に戻した。
 市が本年度に入り、改めて地目などを確認したところ、私道との境界を決める確定協議が終わっていないことが分かり、そもそも撤去を求める法的根拠がない可能性があることを知ったという。
 同区公園課の伊藤俊夫課長は、看板を撤去後に戻した対応について「地域で争いになっていることを当時の担当者が知らなかった」と釈明。「むやみに行政が介入すれば事態が複雑になる可能性があり、調停の行方を見守りたい」と話した。
 同大は今年4月、看板を設置した最短ルート沿いの住民8人に新ルートを通学路として認めるよう求める民事調停を仙台簡裁に申し立てた。今月7日の第1回民事調停で、住民側は要求を拒否した。

2569とはずがたり:2016/06/09(木) 17:22:52

東北大が非常事態宣言 学生職員の逮捕相次ぐ
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150905_13054.html

 東北大工学部の学生や職員の不祥事が相次いで起きたのを受け、東北大が「非常事態宣言」を出したことが、5日までに分かった。工学部のある青葉区の青葉山キャンパスの掲示板に文書を張り出し、学部生約4000人にメールで通知した。
 非常事態宣言は1日付。滝沢博胤(ひろつぐ)工学部長・大学院工学研究科長名で「社会規範に反する行為、倫理観の欠如による人権侵害などの行為が相次ぐ事態は、誠に慚愧(ざんき)の念に堪えない」などとしている。
 工学部では男子学生が3月、強制わいせつの疑いで逮捕。7月にも別の男子学生が強姦(ごうかん)容疑で逮捕された。8月には職員が窃盗の疑いで逮捕されている。
 学部関係者は「不祥事は一部の学生や職員に限られるが、健全な生活を送れていない証し。自己を律してほしい」と話した。

2570荷主研究者:2016/06/19(日) 11:50:09

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/05/26 建設新聞
US・G 三菱地所設計で実施案
テナント・仙台駅USビルの新築計画 S・B1/8F延べ2987㎡で7月着工へ

 US・G(山形県鶴岡市大淀川字洞合22 上野雅也代表取締役)は、仙台市青葉区中央に「仙台駅USビル」(仮称)の新築を計画し、現在施工者を選定しており、11月初旬に既存ビルの解体、2017年7月初旬に新たなビルの工事に着手する計画だ。設計は三菱地所設計が担当した。

 施工地は仙台駅前の青葉通り沿いで、荘銀ビルと青葉通プラザの中間に位置する仙台市青葉区中央3の1の20、21、26地内の敷地面積478.67㎡。ここに建つ既存ビルを解体し、S・B1/8/PH1F延べ2987.26㎡のテナントビルを新築する。内部には飲食、物販、サービスなどの店舗が出店する見込み。完成は2018年8月初旬を予定している。

※仙台駅USビルの完成予想パース。(クリックで拡大)
2016/05/26付一面に掲載。

2571荷主研究者:2016/06/19(日) 11:50:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160527_12029.html
2016年05月27日金曜日 河北新報
<JR東>東北線や常磐線に新型車両投入へ

新型車両のイメージ図。現行のE721系画像の帯部分を加工(JR東日本提供)

 JR東日本仙台支社は26日、東北線などに新型車両「E721系1000代」を投入すると発表した。車内照明に発光ダイオード(LED)を採用して消費電力を4割削減するほか、乗車スペースを増やして混雑の緩和を図る。

 東北線などを走るE721系をベースに製造。外観は車体の帯を従来の赤色から桜色にする。19編成を製造し、16年11月から17年3月までに東北線や常磐線、仙山線に順次投入する。

 新型車両は4両の固定編成。2両編成を2本連結した現在の編成に比べ、トイレや運転席台を乗車スペースに当てられるため、定員が約6%増えた。座席バネを改善して座り心地も良くするという。

2572荷主研究者:2016/06/19(日) 11:50:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160527_13023.html
2016年05月27日金曜日 河北新報
病院と看護専門学校 仙台・荒井に来春開設

 全国で病院や福祉施設を運営する葵(あおい)会グループ(東京)が、仙台市若林区荒井周辺に看護専門学校と病院の開設を目指していることが26日、分かった。市地下鉄東西線の開業で街の形成が急速に進む荒井エリアを同グループの仙台地区の拠点に位置付ける考えだ。

 学校は「葵会仙台看護専門学校」で、来年4月に開校予定。1学年の定員は男女80人で3年制。正看護師を養成する。東西線六丁の目駅の南東約400メートルの4階建てビルを取得し、改修工事する。

 若林区東部には専門学校や大学がなく、高卒者対象の唯一の教育機関となる。

 病院は「葵会仙台東病院」(仮称)。東西線荒井駅の南約500メートルの敷地に来年7月の開院を目指す。125床の予定で、内科やリウマチ科など6診療科を設ける。グループが太白区で経営する仙台・太白(80床)、仙台・富田(45床)の2病院を統合移転する。

 病院隣接地にはグループ運営の介護老人保健施設があり、入院患者を施設に紹介したり、施設利用者を診療したりして連携する。病院と施設は看護専門学校卒業生の採用も見込む。

 グループの加藤俊行仙台地区事務局長は「交通の便が良い荒井を拠点に事業を進めたい」と語る。専門学校、病院とも今後、県や市に設置許認可を正式に申請する。

 若林区東部にある荒井駅と六丁の目駅の利用者は需要予測に比べ、それぞれ45%程度と低調。駅周辺に学校や病院の整備が進めば、市東部に向かう人の流れが拡大する可能性がある。

2573荷主研究者:2016/06/19(日) 11:51:44

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/05/27 建設新聞
サトヤ 支倉建築企画で9月着工
宮城野区苦竹・共同住宅「苦竹1丁目ビル」 14F延べ約1万2000㎡・205戸で計画

 サトヤ(山形県米沢市李山4640 佐藤孝市代表取締役)は仙台市宮城野区苦竹に「苦竹1丁目ビル」(仮称)の新築を計画しており、支倉建築企画の施工でことし9月の着工をめざしている。

 建設用地はJR仙石線苦竹駅の北側に位置し、国道45号に面した仙台市宮城野区苦竹1の39の1ほか地内で、敷地面積は約3000㎡。

 計画では駐車場として使用していたビルを解体した後、RC・B1/14F延べ1万2439㎡の共同住宅を設けるもの。戸数は205戸となっている。

 着工はことし9月初めを予定し、2018年2月末の完成をめざしている。

 なお、設計はアーキランド一級建築士事務所が担当した。

2016/05/27付一面に掲載。

2574荷主研究者:2016/06/19(日) 12:09:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160529_13027.html
2016年05月29日日曜日 河北新報
広域防災拠点前進 貨物駅取得へ・宮城県

 宮城県が、東日本大震災を踏まえて進める広域防災拠点の整備で、予定地のJR仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区)を300億円弱で購入することが28日分かった。駅を所有するJR貨物が県への譲渡を正式決定したのを受け、県議会6月定例会に駅敷地を取得する予算案を提出する。村井嘉浩知事が掲げる「創造的復興」のシンボル事業は、実現へ大きく前進する。

 県とJR貨物は昨年3月、ターミナル駅敷地(約17ヘクタール)の売買契約に関する覚書を締結。土地価格や移転補償に関する協議を続けてきた。関係者によると、JR貨物は27日の取締役会で敷地譲渡と、宮城野区岩切地区への移転を決めた。

 JR会社法に基づき、JR各社は大規模な財産処分をする場合は国の認可が必要となる。JR貨物は近く、ターミナル駅の譲渡を国に申請する。認可後、県とJR貨物は売買に関する仮契約を締結する。

 県は県議会6月定例会に提出する補正予算案に取得費を盛り込む見通し。9月定例会に財産取得に関する議案を出す予定で、議決後にJR貨物と正式契約を結ぶ。財源は国の社会資本整備総合交付金を活用し、2020年度の一部利用開始を目指す。

 広域防災拠点の基本設計案では、災害時に全国各地からの救援隊や支援物資の集結場所となる。隣接する仙台医療センターと連携し、医療支援エリアにもなる。平時はスポーツ公園として利用するため、芝生や土のグラウンド、ジョギングコースなどを整備する。

2575荷主研究者:2016/06/19(日) 12:10:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160530_13021.html
2016年05月30日月曜日 河北新報
<仙石線>利用客 震災前比3.6%増

仙石線が全線運行再開して1年。交流人口の増加へ拠点として期待される石巻駅

 東日本大震災で被災し昨年5月30日に全線復旧したJR仙台-石巻(宮城県石巻市)間の利用者が、1日平均で震災前を3.6%上回った。仙石線は震災前に及ばなかったが、仙石線全線運行再開に合わせ開通した仙石東北ラインが利用者数を押し上げた。

 JR東日本仙台支社によると、仙石線のあおば通-高城町(宮城県松島町)間の今年4月末までの利用者は1日平均約5万9800人。震災前の2010年の約6万1700人をわずかに下回った。

 新設された仙石東北ラインの高城町-石巻間の利用者は1日平均約4100人だった。2路線の利用者数を合算すると、仙台-石巻間は1日平均約6万3900人で、震災前の10年より2200人上回った。

 仙石東北ラインは一部東北線を経由し仙台-石巻間を最短52分で結ぶ。平日の利用者4300人に対し、土日祝日は3600人。JR東日本仙台支社は、平日を中心にした通勤客の利用が、休日の観光客よりも多いとみている。

 東松島市のマンション管理千葉伸郎さん(68)は「矢本駅から仙台へ通勤で毎日利用している。仙石東北ラインは停車駅が少なく、早く着けていい」と話す。

 JR東日本仙台支社の松木茂支社長は「今後は沿岸部の観光振興に向け、地元の各機関と連携して誘客に取り組みたい」と話す。

2576荷主研究者:2016/06/19(日) 12:10:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160530_13020.html
2016年05月30日月曜日 河北新報
<仙石線>被災地石巻 観光客じわり増加

全線運行再開から1周年を迎える仙石線=29日、JR石巻駅

 東日本大震災で被災したJR仙石線の全線運行再開から30日で1年となった。仙台市と鉄路で結ばれ、最大被災地の宮城県石巻市では観光客がじわりと増えつつある。ただ、復興半ばの観光施設も多い。JR石巻駅を拠点に二次交通の充実が課題となっている。

 石巻駅から徒歩圏内の石ノ森萬画館は2015年度、入館者が前年度より9670人多い17万9814人を記録。震災前の10年度と比べても2722人増えた。

 運営会社「街づくりまんぼう」の木村仁統括部長(48)は「仙石線の効果は大きい。首都圏から見れば、電車がつながり、行きやすさのイメージが違うのではないか」と推測する。

 誘客を後押しするのが、新設の仙石東北ラインだ。友人と快速列車に乗って被災地を訪れた仙台市青葉区の主婦(76)は「車内はきれいで、車窓から復興の様子も眺められた」と満足げに話す。

 一方、石巻市内の復興は道半ばで、中心部の拠点となる観光交流施設は少ない。

 南浜地区で整備予定の復興祈念公園や、雄勝地区の雄勝硯(すずり)伝統産業会館など主要施設も計画段階で、観光客の受け入れ態勢は十分ではない。

 各地をつなぐ交通手段も手探りが続く。石巻駅発着の定額制の観光タクシー「駅から観タクン」は15年度、全線運行再開の効果もあり、前年度比40件増の226件の利用があった。さらなる活用が期待される。

 石巻観光協会の後藤宗徳会長は「今後は一定料金で石巻駅から市内を周遊する公共交通の整備も必要。スポーツタイプの自転車をレンタルして目的地で乗り捨てできるような仕組みもできれば、二次交通を補う手段として楽しんでもらえると思う」と指摘する。

2577荷主研究者:2016/06/19(日) 12:10:54

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/05/30 建設新聞
仙台市榴ヶ岡・島田興産 S10F延べ2721㎡、寄宿舎の新築
7月中旬着工へMasaki事務所で設計中

 島田興産(神奈川県藤沢市辻堂西海岸3の1の43)は、仙台市宮城野区榴ヶ岡に賃貸事業施設の新築を計画しており、Masaki設計事務所で設計を進めている。

 建設場所は仙台市立榴岡小学校の西側となる仙台市宮城野区榴ヶ岡101の3地内の敷地673.22㎡。ここにS10F延べ2721.77㎡、戸数125戸の賃貸事業施設(寄宿舎)を建設する。

 近く施工者を選定し、7月中旬の着工、2017年3月末の完成を目指すとしている。

2016/05/30付一面に掲載。

2578荷主研究者:2016/06/19(日) 12:24:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160531_12007.html
2016年05月31日火曜日 河北新報
<さくら野仙台>地域に根差す大切さ実感

安藤俊(あんどう・たかし)福島大卒。75年丸光(当時)入社。09年さくら野百貨店仙台店店長。13年5月から同店常務取締役店長。63歳。仙台市出身。

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)は6月1日、丸光、仙台ビブレ時代を含め創業70周年を迎える。親会社の変遷や民事再生による再建など曲折を経ながらも、JR仙台駅前を代表する商業施設であり続けた。これまでの歴史や展望を安藤俊店長に聞いた。(聞き手は報道部・山口達也)

 -70周年を迎える。
 「自分が入社したのは丸光時代。その時代からの社員は自分ともう1人しかいない。当時は東北6県に6店舗構えていた。仙台店は駅前の中心商業施設で、食品売り場は東北一だった」
 「他の老舗百貨店は100年以上の歴史がある。当店は戦後創業の後発組。新しいアイデアを盛り込んで成長させるしかなかった。北海道物産展も先駆けとなる1950年代に始めた。当時の先輩は夜行列車などで札幌まで出向き、道庁の認定を取ったと聞く」

 -親会社は変遷した。
 「70年代半ばから(総合スーパーの台頭などで)地方の百貨店は厳しい時代に入った。仙台駅前ではエスパルが開業し、競争が激化した。東北などの他の百貨店と連合を組むなどして対抗してきた」

 -2001年、親会社のマイカル(大阪市)が破綻し、前身の仙台ビブレを運営する子会社「ダックビブレ」も民事再生法を申請した。
 「取引先が商品を引き揚げに来た。決済も現金だけになるなど非常に厳しかった。本当に再建できるのかという思いだった」
 「マイカル子会社の多くはイオン傘下になったが、地域の取引先、日本政策投資銀行などが支援してくれた。長年利用してくれたお客さまの信頼もあり、独立した形で再出発することができた。地域に根差すことの大切さを実感させられた」

 -今後の営業戦略は。
 「3月にエスパル仙台東館が開店し、7月にはパルコ2のオープンが予定される。仙台駅前は若者向けの商業施設が活況を呈している。仙台駅前唯一の百貨店としての強みを生かしていきたい。H&Mなど若者向けの店をやりつつ、主力のシニア層向け商品を強化し、差別化を図っていく」
 「気軽に立ち寄ってもらう環境が大事だ。人と人との関係で、きちんとした接客を心掛け、親しみのある店づくりを心掛けたい」

2579荷主研究者:2016/06/19(日) 12:25:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160601_12059.html
2016年06月02日木曜日 河北新報
<ヤナセ東北>あすと長町に仙台支店移転

広いスペースに高級車が並ぶ仙台支店のショールーム

 輸入車販売のヤナセ東北(仙台市)は2日、仙台市太白区あすと長町1丁目に仙台支店を移転オープンする。現地で1日、開所式があり、関係者が新たなショールームの完成を祝った。

 店舗名は「メルセデス・ベンツ仙台あすと長町」。敷地面積は約3300平方メートルで、展示車は旧店舗の3倍となる9台。高性能モデル「AMG」を常時展示し、屋外には中古車販売スペースも併設した。

 移転は1964年建設の旧社屋(青葉区大町2丁目)の老朽化が理由。再開発が進むあすと長町の発展性や交通利便性に着目して本社機能とともに移した。現在の社屋は取り壊して用地ごと売却する。跡地にマンションが建設される予定。国分隆郎支店長は「新支店は展示台数が多く、交通アクセスも良い。地域に密着し、貢献できる店にしていく」と話した。

2580荷主研究者:2016/06/19(日) 12:26:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160602_12059.html
2016年06月02日木曜日 河北新報
関東の化粧品メーカー 亘理町に新工場

 化粧品メーカー「コスメティック・アイーダ」(神奈川県大和市)が宮城県亘理町逢隈高屋の亘理中央地区工業団地に建設する新工場の起工式が1日、現地であった。同社と町の関係者ら約60人が参加し、工事の安全を祈った。

 新工場はコスメティック・アイーダの主力製造拠点になる予定。約2万平方メートルの敷地に鉄骨平屋延べ床面積約4500平方メートルの工場を建設する。総事業費は26億円。2017年秋の操業開始を目指しており、新工場では従業員約200人を雇用する。

 同社の現在の売り上げは年11億円。新工場が稼働した5年後には年20億円を見込む。

 同社は現在、亘理町内で2工場を稼働させている。山元町にも工場があるが東日本大震災で被災し、休止している。

2581荷主研究者:2016/06/19(日) 12:26:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160602_11053.html
2016年06月02日木曜日 河北新報
<防災拠点整備>用地取得費138億円計上へ

 宮城県は1日、総事業費約300億円に上る広域防災拠点の整備を巡り、予定地のJR仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区)の用地取得費138億円を盛り込んだ2016年度土地取得特別会計補正予算案を、15日開会の県議会6月定例会に提出する方針を固めた。

 県は東日本大震災を踏まえ、ターミナル駅敷地に防災拠点を整備する計画。JR貨物が敷地譲渡と宮城野区岩切地区への移転を決定したことを受け、取得費を予算案に盛り込んだ。

 県は9月定例会に財産取得に関する議案を出す予定で、議決後にJR貨物と正式契約を結ぶ。取得費は土地引き渡し時に97億円、岩切地区への移転完了時(20年度予定)に41億円を支払う契約となる。

 県は、熊本地震の支援費1億3800万円など約42億円を増額する16年度一般会計補正予算案も6月定例会に提出。被災者受け入れ費用として8600万円、熊本県への派遣職員の旅費などに5200万円を盛り込んだ。

 31年3月まで県有化する南三陸町防災対策庁舎の補修(8200万円)など復興交付金事業に31億円を配分。国の東北観光復興対策交付金を活用した海外向けプロモーション強化費などに1億8000万円を計上した。

 地方創生推進交付金の事業費は5億円で、仙台市太白区秋保と山形市山寺を結ぶ林道整備などに充てる。

2583荷主研究者:2016/06/25(土) 18:47:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160605_13005.html
2016年06月05日日曜日 河北新報
<仙台東西線>東部の利用者確保が課題

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東西線六丁の目駅のホームに降りる乗客。東部の駅は利用数が伸び悩んでいる

 仙台市地下鉄東西線は6日、昨年12月の開業から半年を迎える。5月までの利用者は延べ約850万人、1日平均約4万8000人で、開業前の需要予測(1日平均8万人)に対する利用率は6割にとどまる。仙台駅より東側の駅の利用が伸びず、西側の駅を2割以上下回る。市は東部の需要確保が利用拡大の鍵を握るとみるが、その道筋はまだ見えない。

 市交通局が3日公表した5月の利用者数(速報値)は1日平均5万800人で前月(5万2600人)から微減。東側の駅利用者は西側の約75%で、東西格差は依然として大きい。

 西側で利用が好調なのが、会議参加者らが多く利用する国際センター駅と、東北大文系キャンパス最寄りの川内駅。5月までの利用者は開業前需要予測の180〜190%に達する。

 堅調ぶりは公共施設の利用状況にも表れた。西側の終点・八木山動物公園駅隣の八木山市民センター体育館。開業後に利用申し込みが増え、今年3月までの抽選倍率は月平均6.0倍と、昨年(7〜11月)の4.8倍を大きく上回る。

 並河浩一館長は「八木山地区以外からの利用が増え、会議室も埋まるようになった」と話す。

 苦戦する東側では、郊外寄りの卸町、六丁の目、荒井の3駅がいずれも利用者が予測の約45%と特に低迷する。周辺は国道4号や宮城県道仙台塩釜線(産業道路)などの幹線道路が走り、車での移動が定着しているのが背景とみられる。

 地元の七郷地区町内会連合会の菊地栄司会長は「大学や町並みが整った所に地下鉄が通った西側に比べて、東側はこれから。人が集まる施設ができれば変わる」と期待する。

 市は東部対策が需要の伸びを左右すると判断。本年度、広域集客型産業立地促進助成金の重点加算地域に3駅周辺を加えた。1億円以上の新規投資に、固定資産税相当額を5年間補助し施設立地を誘導する狙い。ただ、スーパーやマンションは該当しないなど対象範囲は狭く効果は未知数だ。

 奥山恵美子市長は5月25日の記者会見で「東部沿線で住宅整備が進めば、新しく仙台に来た人が東部に住むケースも増える」と人口増への期待感を語った。

 今のところ住宅整備の動きも鈍い。マンション市場調査を手掛けるDGコミュニケーションズ仙台支社によると、建設費の高止まりもあって東部沿線ではマンション新設が進まない。

 吉野敦支社長は「駅周辺に商業施設が充実しないとマンションはできない。行政がもっと強力な誘導策を打ち出すべきだ」と言う。

 東西線は総事業費2298億円で13駅、13.9キロを整備。1日平均利用者を2003年に11万9000人と予測したが12年に8万人に下方修正。本年度は5万7000人と見積もる。

2584荷主研究者:2016/06/25(土) 18:49:41

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160605-OYTNT50263.html
2016年06月06日 読売新聞
東西線開業半年 乗客数伸びず

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160606yomiuri01.JPG

 仙台市地下鉄東西線が2015年12月に開業してから、6日で半年を迎える。市交通局が3日発表した5月末までの乗客数は延べ約850万人、1日平均約4万8000人。5月は1日平均約5万800人(速報値)で、依然として開業前の需要予測約8万人を下回ったままだ。利便性が向上し、会議参加者らに利用される駅があるものの、沿線開発の遅れなどが響いている。(田辺里咲)

 ■時間正確

 全13駅のうち、5月の1日平均乗客数が需要予測を上回ったのは、国際センター、川内の2駅しかない。

 国際センター駅では、会議参加者による利用が目立つ。

 駅から徒歩1分の仙台国際センターなどで3月中旬に行われた「第80回日本循環器学会学術集会」には、約1万5000人が参加した。大会長を務めた下川宏明・東北大教授によると、以前はシャトルバスが交通渋滞に巻き込まれるなどしていたが、開業後は仙台駅から5分ほどで会場に来ることができ、参加者からの評判も良かったという。下川教授は「地下鉄は時間が正確で、今後も利用が見込めるのでは」と指摘する。

 八木山動物公園駅に近い東北工業大では、学生の地下鉄利用を見込み、4月から新入生の学生証にICカード乗車券「イクスカ」の機能を搭載。新入生も前年度比12%増となった。同大教務学生課は「市中心部に出やすくなり、学生生活を過ごしやすくなった。新入生が増えたのも東西線開業が一因ではないか」と話す。

 ■予測の4割

 一方、仙台駅から東側の駅を中心に乗客数が伸び悩んでいる。

 背景にあるのが、沿線開発の遅れだ。東の起点・荒井駅は5月が1日平均約1900人で、需要予測の約4割と低迷が続く。駅周辺では東日本大震災の防災集団移転事業と一体となり、マンションや商業施設などの建設が進むものの、当初の予定からは遅れが目立っている。地元の不動産業者は「地価が上がり、注目も高まっているが、マンションなどの建設費の高騰で土地所有者が様子見をしている可能性もある」と話す。

 ■4月は微増も

 市交通局は、新学期が始まり、学生の利用が見込めるとして、4月からの乗客数増加を期待したが、1日平均約5万2600人だった。3月(約4万5400人)から微増にとどまり、16年度の目標とした5万7000人にも届かなかった。

 利用が伸び悩む現状を踏まえ、市は、仙台うみの杜もり水族館の繁忙期に、最寄り駅の荒井駅までの無料シャトルバス運行などを検討しているが、抜本的な利用拡大につながる方策を見いだせていない。市交通局の担当者は「引き続き沿線のまちづくりに取り組み、乗客数の増加につなげたい」としている。

2016年06月06日 Copyright c The Yomiuri Shimbun


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