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仙台・宮城・陸奥
2574
:
荷主研究者
:2016/06/19(日) 12:09:02
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160529_13027.html
2016年05月29日日曜日 河北新報
広域防災拠点前進 貨物駅取得へ・宮城県
宮城県が、東日本大震災を踏まえて進める広域防災拠点の整備で、予定地のJR仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区)を300億円弱で購入することが28日分かった。駅を所有するJR貨物が県への譲渡を正式決定したのを受け、県議会6月定例会に駅敷地を取得する予算案を提出する。村井嘉浩知事が掲げる「創造的復興」のシンボル事業は、実現へ大きく前進する。
県とJR貨物は昨年3月、ターミナル駅敷地(約17ヘクタール)の売買契約に関する覚書を締結。土地価格や移転補償に関する協議を続けてきた。関係者によると、JR貨物は27日の取締役会で敷地譲渡と、宮城野区岩切地区への移転を決めた。
JR会社法に基づき、JR各社は大規模な財産処分をする場合は国の認可が必要となる。JR貨物は近く、ターミナル駅の譲渡を国に申請する。認可後、県とJR貨物は売買に関する仮契約を締結する。
県は県議会6月定例会に提出する補正予算案に取得費を盛り込む見通し。9月定例会に財産取得に関する議案を出す予定で、議決後にJR貨物と正式契約を結ぶ。財源は国の社会資本整備総合交付金を活用し、2020年度の一部利用開始を目指す。
広域防災拠点の基本設計案では、災害時に全国各地からの救援隊や支援物資の集結場所となる。隣接する仙台医療センターと連携し、医療支援エリアにもなる。平時はスポーツ公園として利用するため、芝生や土のグラウンド、ジョギングコースなどを整備する。
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