ドローチャーや他の悲観論者は正しかったことが判明した。いわゆる「いい人」は損をしており、少なくとも稼ぎが大幅に少ないことが分かった。Journal of Personality and Social Psychology誌に掲載されたコーネル大学のベス・A・リビングストン、ノートルダム大学のティモシー・A・ジャッジとウェスタンオンタリオ大学のチャーリス・ハーストが行った研究によると、協調性の高さと収入のレベルは反比例するという。
この女性は、米ユタ州に住むティリ・ブキャナン(Tilli Buchanan)さん(27)。弁護人から州検察に宛てた書簡や地元紙ソルトレーク・トリビューン(Salt Lake Tribune)によると、ブキャナンさんと夫が自宅のガレージでリフォーム作業をしていたところ、しっくいの粉が飛び散ったので2人とも上衣を脱いだ。そこに入ってきた夫の連れ子3人、それぞれ9歳、10歳、13歳がトップレスのブキャナンさんを目にし、ショックを受けたと苦情を言ったので、フェミニストのブキャナンさんは、夫と同様に自分も上半身裸になる権利があると子どもたちに説明した。しかし、この出来事が夫の前妻である子どもたちの実母に伝わった。実母はこれを憂慮すべき事態と受け止め、最終的に別件を調査していた福祉担当者らの知るところとなった。
こうした差があるのはせいぜい小学校までの間だけで、年齢を重ねると差はなくなると誰しも考えている。しかし、労働経済学を専門とする東京大学大学院経済学研究科の山口慎太郎教授は、7月11日に公表した論文(Month-of-Birth Effects on Skills and Skill Formation)で、生まれ月による差は想像以上に長く続くとする研究結果を発表した。