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人口問題・少子化・家族の経済学

2084名無しさん:2020/11/18(水) 20:08:36
>>2083

【小池氏が指摘した上川大臣の導入賛成の過去】
そして小池氏は矛先を、夫婦同姓を定めた民法を所管する上川陽子法務大臣に向けた。

1996年に法務省の審議会が、選択的夫婦別姓や女性の婚姻適齢引き下げなどの4項目を答申した中で、唯一選択的夫婦別姓だけが実現していないと指摘し、早期導入を促した。

上川法相は、国民の意見が分かれているのは事実だとした上で、「国会の議論を注視し対応を検討していく」と慎重に答弁した。

ここで小池氏は、上川氏の過去の発言を取りあげた。

「大臣は2001年に自民党議員有志として党三役に申し入れた。覚えていますか?内容は『選択的夫婦別姓導入に向けた民法改正について早急かつ徹底した党内議論を進めること』『速やかに国会に当該問題についての閣法が上程され審議に付されること』。2008年の市川房枝記念会発刊の『女性展望』には、上川陽子さんが『私も選択的夫婦別姓については賛成でそのために議員として活動してきました』。政治家としての信念を聞かれ『言行一致、つまり自分の言ったことに責任を持つことが大切だ』とある」

委員会室がざわめく中、小池氏は「こういう信念をお持ちの政治家であれば法務大臣になったらそのために全力をあげると。言行一致でやりましょうよ。どうですか」と上川法相に迫った。
上川法相は次のように応じた。

「私の個人、政治家としての意見は今先生に紹介して頂いた通りです。この問題はそれぞれ家族のあり方の考えについて様々な意見があるということで、世論調査でも意見の幅が表れているのも確かです。第5次男女共同参画基本計画の中で、こうしたことについて若い皆さんに聴取しているのも事実です。そういう意味で国会が大事な役割を果たす。その動向もふまえ検討にあたって参りたい」

【菅首相も過去に選択的夫婦別姓賛成を推進「解決は政治の責任だ」】
上川大臣としては個人の思いはともかく、担当大臣という立場で、自民党内に反対意見が根強いことも踏まえた精いっぱいの答弁だったのかもしれない。
すると小池氏は、今度は菅首相に矛先を向けた。

「総理もこの2001年の有志議員の申し入れに名前も連ねていることを覚えていますか」

野党席から拍手があがる中、菅首相は「確かそうだったと思います」と答弁した。

すると小池氏は「それだけではない」と二の矢を継ぎ、2006年の読売新聞の記事で「自民党内で別姓導入に理解を示す菅義偉議員」と紹介された菅首相が「不便さや苦痛を感じている人がいる以上、解決を考えるのは政治の責任だ」と述べていたことを紹介し、一段と語気を強めた。

「別姓導入を求めてきた方が総理になり法務大臣になったんですよ。政治の責任を言行一致で果たすべき時ではありませんか。総理どうですか」

菅首相は次のように答弁した。

「夫婦の氏の問題はわが国の家族のあり方に深く関わる事柄で、国民の間にさまざまな意見があり政府として国民各層の意見を幅広く聞くと共に国会における議論の動向を注視しながら対応を検討して参りたい」

政府の公式見解を慎重にまとめたいわゆる官僚答弁で終えるかに思えた菅首相だったが、そこで「ただ私は...」と切り出すと、次のように続けた。

「ただ私は政治家としてそうしたことを申し上げてきたことに責任があると思います」

菅首相の踏み込んだ答弁に思わず拍手した小池氏は「野党は選択的夫婦別姓導入の法案を出し続けています。党派を超えてこれを実現しましょう」と呼びかけて質問を終えた。

選択的夫婦別姓に関する国会論戦の中で浮かび上がってきた、橋本聖子大臣の前向きな姿勢と、菅首相と上川法相の導入賛成派だった過去。

一方で、山谷議員が指摘した導入に関する懸念点、選択制とはいえ日本伝統の家族のあり方が変わる可能性がある点についての議論は不十分な面があるのは事実で、導入への道筋は見えていない。

それだけに今後、菅政権のもとの国会でどんな議論が繰り広げられ、カギを握る世論がどのように推移していくのか、賛否にかかわらず注目が高まりそうだ。

(フジテレビ政治部)


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