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法学論集

1とはずがたり:2005/03/29(火) 14:02:24
憲法や政治思想・安保論など以外の政治・法学関連スレです。判決・刑事事件等扱います。

=関連スレ=
憲法スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061910652/l100
国際関係・安全保障論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l100
政治思想総合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/l100

1853片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/20(水) 07:22:44
病気を抱えているのに薬を飲まずに運転したのが悪い、ということになりそうだが…そもそも…

クレーン車運転手、発作の可能性も 児童6人死亡事故
http://www.asahi.com/national/update/0420/TKY201104190653.html

 栃木県鹿沼市で登校中の小学生の列にクレーン車が突っ込み、児童6人が死亡した事故で、自動車運転過失致死容疑で県警の調べを受けている同県日光市、運転手容疑者(26)が発作的な症状を伴う病気を抱えていた可能性があることが19日、捜査関係者などへの取材で分かった。

 県警は同日、自宅や勤務先から診察券や勤務記録など計24点を押収。容疑者の血液検査も行っており、今後、体調や生活状況、通院歴、勤務状況などを詳しく調べる。

 県警によると、容疑者は事故当時、「居眠りをしていた」と話しているという。現場近くでは「事故時はハンドルを抱くように突っ伏していた」という目撃情報もある。

 ただ、出発地の職場から現場までは約700メートルしかなく、県警はこの短い距離で居眠り運転に陥るのは不自然とみている。疲れや睡眠不足ではなく、何らかの病気による発作が生じた可能性を視野に捜査している。

 発表によると、容疑者は18日午前7時40分ごろ、同市樅山町の国道293号で、反対側の歩道を歩いてきた市立北押原小の児童の列に突っ込んだ疑いを持たれている。4年〜6年の6人が死亡した。現場は同小から北西に約170メートルの地点だった。


3年前も登校児童へ暴走 鹿沼6児死亡の容疑者
(4月20日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20110419/500367

 鹿沼市樅山町の国道293号で登校児童の列にクレーン車が突っ込み児童6人が死亡した事故で、自動車運転過失傷害容疑で鹿沼署に逮捕された日光市大沢町、運転手容疑者(26)が約3年前にも、登校途中の児童をはね民家に突っ込む同種の事故を起こしていたことが19日、捜査関係者らへの取材で分かった。この事故で有罪判決を受けた容疑者は現在、執行猶予期間中という。

 容疑者は約3年前の2008年4月、鹿沼市御成橋町の国道で、変形の交差点を直進し、集団登校途中の当時小学5年生の男子児童を歩道上ではねた後、民家に突っ込んだ。被害児童は右足を複雑骨折する大けがを負った。

 はねられた児童の母親(38)によると、児童は友人2人と登校中にはねられたという。現在中学2年生の男児は「ものすごいスピードで突っ込んできた。とても怖かった」と振り返る。

 男児の母親によると、事故後、謝罪に来た容疑者は当時、「前の日に夜遊びをしていて(事故当時)居眠りしていた」などと被害者側に説明したという。母親は、6人が死亡した今回の事故を受け、「私たちの事故の反省が生かされていない」などと話した。

 また、車が突っ込んだ民家の女性(40)は当時、容疑者の親族から「(容疑者が)事故の前の日が休みで、夜遅くまで遊んでいて寝ていなかった」などと聞かされたという。「事故を目撃した人から『事故後、容疑者が意識がもうろうとした様子だった』とも聞いた。今回の事故とあまりに似ている」などと話した。


「持病の薬飲み忘れた」6人死亡事故の運転手
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110420-OYT1T00017.htm

 栃木県鹿沼市樅山町の国道293号で18日朝、集団登校中の同市立北押原小学校の児童6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、自動車運転過失傷害容疑で逮捕された同県日光市大沢町、運転手容疑者(26)が、栃木県警の調べに対し、「持病の発作を抑える薬を飲み忘れていた」と供述していることが19日、捜査関係者への取材でわかった。

 県警は事故原因との関連について裏付け捜査を進めている。

 捜査関係者によると、容疑者は「てんかんの持病があるが、この日は発作を抑える薬を飲み忘れていた」と供述。また、事故直前にハンドルに突っ伏し、事故後もしばらく車内で動かないでいる姿が目撃されており、県警は発作を起こし、意識を失っていた可能性もあるとみている。

(2011年4月20日03時09分 読売新聞)

1854片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/20(水) 08:45:32
基本的には議員の身分に関わる事件を引用投稿してませんが、今回記事内容が気になったので。
>自民党公認で当選した稲村建男県議の陣営幹部は、「『飲食を伴う会合では出席者から半分以上の額をもらわなければダメだ』と強く言った」と話し、「岡部陣営は度が過ぎたのでは」とみる。
半分以上程度貰っておけば摘発は食らわないという暗黙知か経験則のようなものがあるのか?

県議選 2候補の関係者逮捕
2011年04月19日 石川
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104190001

◆供応買収容疑 弟・支援者の2人◆
 10日に投開票された県議選に絡み、告示前に有権者に飲食接待をして投票などを依頼したとして、県警捜査2課などは18日までに、落選した候補者の親族ら2人をいずれも公職選挙法違反(供応買収、事前運動)の疑いで逮捕し、発表した。
 逮捕されたのは、会社役員元=宝達志水町今浜=と、会社役員梅=内灘町西荒屋=の2容疑者。元容疑者は羽咋市羽咋郡南部選挙区(定数2)で落選した自民新顔の岡部裕樹氏(46)の弟。梅容疑者は河北郡選挙区(定数2)で落選した無所属新顔の南和彦氏(45)の支援者。両容疑者とも容疑を認めているという。
 県警捜査2課などによると、元容疑者は3月13日夕から宝達志水町内の飲食店で、友人ら有権者十数人にすしや酒など1人数千円相当の飲食を1千円の会費で提供。裕樹氏への投票や票の取りまとめを依頼した疑いがある。元容疑者は陣営の出納責任者とみられる。候補者の裕樹氏も出席して「出馬するのでお願いします」などとあいさつしたといい、県警は裕樹氏からも任意で事情を聴いている。
 県警は18日朝から、裕樹氏の自宅や社長を務める会社などを家宅捜索。元容疑者を同容疑で金沢地検に送検した。
 梅容疑者は3月19日夜、津幡町内の飲食店で知人を通して集めた有権者十数人に数千円分の酒などを会費無料で提供し、南氏への投票や票のとりまとめを依頼した疑い。南氏も同席してあいさつをしたというが、南氏は県警の任意の事情聴取に「会費無料の接待とは知らなかった」などと話しているという。
 南氏の陣営関係者によると、梅容疑者は南氏の以前からの個人的な支援者だったという。
(黒田壮吉、大野晴香)
〜*激戦区「焦りか」「度が過ぎた」*〜
 現職1人と新顔2人が立候補し、激戦になった羽咋市羽咋郡南部選挙区。厳しい選挙で岡部裕樹氏の陣営を支えた弟・元容疑者の逮捕に、他陣営の関係者からは驚きや怒りの声が上がった。
 同選挙区で初当選した本吉浄与(きよと)氏の陣営幹部は「出馬表明が遅れて焦っていたのでは」と話す。引退する小倉宏眷(ひろみ)氏の後継者として、裕樹氏が出馬表明したのは1月21日。本吉氏よりほぼ1カ月遅れていた。
 自民党公認で当選した稲村建男県議の陣営幹部は、「『飲食を伴う会合では出席者から半分以上の額をもらわなければダメだ』と強く言った」と話し、「岡部陣営は度が過ぎたのでは」とみる。
 自民党県連の福村章幹事長は、今回の事件に「もし事実であれば遺憾で大変残念だ」とコメントした。

1855片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/20(水) 08:50:22
>>1854の文が間違ってました。
基本的には議員の身分に関わる事件「しか」引用投稿してませんが です。

個人事業主でも「労働組合法上の労働者」 最高裁が判断
2011年4月13日3時45分
http://www.asahi.com/national/update/0412/TKY201104120393.html

 住宅設備のメンテナンス会社と業務委託契約を結ぶ個人事業主は「労働組合法上の労働者」に当たるか。劇場側と個人として出演契約を結ぶ音楽家の場合はどうか。二つの訴訟の判決で、最高裁第三小法廷(那須弘平裁判長)は12日、いずれも「労働者に当たる」との判断を示した。

 企業が外注化を進め、個人事業主が急増する中で、判決は個人として働く人の権利を重視し、組合をつくって団体交渉する道を開いた。IT技術者やバイク便のドライバー、ピアノ教室や塾の講師など形式的には独立した事業主でも、働き方の実態によって労働者と認める先例となりそうだ。

 うち一つの訴訟を起こしたのは住宅設備会社「INAX」(現リクシル)の子会社「INAXメンテナンス」(IMT、愛知県常滑市)。製品の修理などを一定の資格をもつ「カスタマーエンジニア」(CE)に委託してきた。

 CEでつくる労働組合は2004年9月、労働条件を変える際には事前に協議することなどを同社に申し入れたが、拒否された。この対応を中央労働委員会が不当労働行為と認定し、団体交渉に応じるよう命じたため、同社が命令の取り消しを求めて提訴した。

 第三小法廷は、IMTがCEの担当地域を割り振って日常的に業務を委託していたことや、CEは業務の依頼を事実上断れなかった点を重視。「時間、場所の拘束を受け、独自の営業活動を行う余裕もなかった」として労働者に当たると結論づけた。

 09年4月の一審・東京地裁判決は労働者と認めたが、同年9月の二審・東京高裁判決は「業務の依頼を自由に断れ、いつ仕事をするかの裁量もあった」として労働者とは認めなかった。第三小法廷はこの二審判決を破棄し、IMT側敗訴の一審判決が確定した。IMTは今後、CE側との団体交渉に応じることになる。

 もう一つは新国立劇場(東京都渋谷区)のオペラ公演に出演する1年ごとの契約を結んでいた合唱団員をめぐる訴訟。ただし第三小法廷は、契約を更新しなかったことが不当労働行為かどうかをめぐり、審理を東京高裁に差し戻した。

 合唱団員の女性は1998年から5年間、毎年のオーディションに合格し、契約更新を続けた。しかし03年に不合格となり、女性が加入する労働組合が劇場側に団体交渉を申し入れたが、拒否された。

 一、二審判決は「労働者に当たらない」と判断したが、第三小法廷は「女性は公演に不可欠なメンバーとして劇場に組み入れられており、事実上、出演を拒めなかった」と判断した。(山本亮介)

    ◇

 〈労働組合法上の「労働者」〉 職種を問わず、賃金や給料などの収入によって生活する人を指す。憲法で保障される「団結権」「団体交渉権」「団体行動権」の三つの権利が認められる。このうち団体交渉権は、賃金や解雇などについて労働組合が使用者と交渉する権利のこと。労働組合法では、正当な理由もないのに使用者が労働組合の代表者との団体交渉を拒めば、不当労働行為になると定めている。

1856片言丸:2011/04/20(水) 16:48:08
3年前に小5はね、全損事故数回…6児死亡事故
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110420-OYT1T00532.htm?from=top

 栃木県鹿沼市樅山町の国道293号で18日、登校中の児童の列にクレーン車が突っ込み、児童6人が死亡した事故で、自動車運転過失傷害容疑で逮捕された同県日光市大沢町、運転手容疑者(26)が3年前にも小学生をはね、民家の外壁を壊す事故を起こし、執行猶予中だったことが20日、捜査関係者などへの取材でわかった。

 捜査関係者の話や裁判記録では、容疑者は2008年4月9日午前7時30分頃、鹿沼市御成橋町の国道121号で、登校途中に歩道を歩いていた小学5年生の男児を乗用車ではね、道路沿いの民家の外壁を壊した。男児は右足の骨を折るけがをした。容疑者は仕事に向かう途中で、「前日の仕事の疲れから眠気を覚えながらも車を運転してしまった」などと供述したという。この事故で、容疑者は自動車運転過失傷害罪で在宅起訴され、宇都宮地裁が08年11月に、禁錮1年4月、執行猶予4年の判決を言い渡した。

 また、容疑者が以前勤めていた会社の関係者は、08年の事故の前にも容疑者が車を全損させる事故を複数回起こしていたようだと話している。当時、容疑者は「タイヤがパンクして縁石に乗り上げた」「カーブでスピードを出し過ぎた」などと語ったという。県警関係者への取材では、容疑者は18日の事故について「居眠りをしていた」「持病の発作を抑える薬を飲み忘れた」と話している。

(2011年4月20日14時30分 読売新聞)

1857片言丸:2011/04/20(水) 17:55:53
四日市踏切事故:歯科医師、無罪主張 津地裁支部で初公判
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110420k0000e040061000c.html

 三重県四日市市で10年12月、車を運転中に持病のてんかんの発作で意識を失い、踏切待ちをしていた自転車3台に追突、電車にはねられた2人を死亡させたなどとして、自動車運転過失致死傷の罪に問われた同市羽津中、歯科医師、被告(46)の初公判が20日、津地裁四日市支部(福井健太裁判官)であった。被告は「これまで起きている間に発作が起きたことはなかった」などとして注意義務を怠ったとの起訴内容を否認、無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で「医師から発作の説明を受け、運転を控えるよう指導されていたにもかかわらず運転をした」と指摘した。一方、被告は起訴内容の認否で「医師は眠気の副作用があると指導したと理解しており、運転を控えるべきだとは思っていなかった。運転中に発作が起きるなら運転していなかった」と主張した。

 起訴状などによると、被告は10年12月30日、同市羽津町の近鉄名古屋線の踏切で、電車の通過を待っていたさん(当時40歳)とさん(同23歳)、男性(23)の3人の自転車に乗用車で追突、線路内に押し出されたさんとさんを死亡させ、男性に軽傷を負わせたとされる。

 愛知県警運転免許課によると、道交法改正で02年から、てんかん患者の免許取得が条件付きで認められた。過去5年以内に発作がなく、今後起こる恐れがない▽過去2年以内に発作がなく、医師が一定期間発作が起こらないと診断している−−場合などに取得が可能で、いずれも医師の診断書が必要。【谷口拓未、工藤昭久】

毎日新聞 2011年4月20日 11時45分

1858片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/21(木) 08:53:49
これ、死亡事故やそれに近い重大事故でなければ病気を隠し通せたり病気のために初期段階で放免されたりするのかもしれないけど、そうすると幸運にも重大事故を起こさないことを祈るしかないことになるわけで。
事故を起こし・起こされ、泣く人をたくさん作りかねないような仕組みになってしまっている気がするのだが…。

運転中てんかん発作か 6人死亡事故の容疑者 県警見解
2011年4月21日5時0分
http://www.asahi.com/national/update/0420/TKY201104200695.html

 栃木県鹿沼市で登校中の小学生の列にクレーン車が突っ込み、児童6人が死亡した事故で、県警は20日、自動車運転過失致死容疑で調べを受けている運転手容疑者(26)=日光市=が、てんかんの発作を起こしたため、突然意識を失い、事故を起こしたとの見方を固めた。

 また、同容疑者の運転免許の取得や更新時の記録を調べたところ、義務づけられている病気の申告や診断書の提出をしていなかったことを確認した。てんかんの持病がある人でも、適正な申告と診断書にもとづけば免許を取得できる。

 同容疑者は、事故現場で自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕された。捜査関係者によると、同容疑者は「子どものころにてんかんになったが、発作を抑える薬を飲むのを忘れて、事故を起こしてしまった」との趣旨の供述をしているという。

 県警では押収資料や供述にもとづき、同容疑者が通う神経科の病院を確認。最近も発作を起こすことがあり通院していたとの状況から、同容疑者の説明に矛盾はないと判断している。

 2008年3月に横浜市鶴見区でてんかんの発作で意識を失い、2人を死傷させたとされるトラックの運転手がその後に有罪判決を受けている。県警はこの事故が今回の捜査の参考になるとして、捜査記録や裁判記録の照会も始めた。

 てんかんの持病がある人は以前は免許が取得できなかったが、02年6月施行の改正道交法で、(1)発作が再発するおそれがない(2)再発しても意識障害や運動障害がもたらされない(3)発作が睡眠中に限り再発する、などの場合は取得できるようになった。

 警察庁が公表している運用基準によると、「発作が過去5年以内に起こったことがなく、今後発作が起こるおそれがない」「医師が2年の経過観察をして発作が睡眠中に限り起こり、今後、症状悪化のおそれがない」などとした医師の診断書が提出されれば免許は取得できる。

 同庁によると、薬を飲むことで「発作が起きるおそれがない」場合も、免許は取得できるという。

     ◇

 独立行政法人国立病院機構静岡てんかん・神経医療センターの井上有史院長は「発作の症状がまだあったのならば、治す努力をして欲しかった。患者たちはやっと条件付きで免許証を手にできるようになった。しっかり治療すれば良くなる病気。多くの患者が発作を無くして免許証を取れるよう努力をしている中、病気に取り組む自覚に欠けていたと言わざるを得ない。法律を守って欲しかった。非常に残念」と話した。

 日本てんかん協会の月刊情報誌「波」編集長でもある粟屋豊・聖母病院副院長は「多くの患者は、専門医に相談して免許が取れるかどうか判断している。しかし、最近は不景気の影響で、就職する際に申告できずに入社し、車を運転せざるを得ない状況になる患者もいると聞いている。車の運転中に発作が起きると人の命を傷つける恐れがある。日中に意識障害を起こすような患者は自制が必要だ」と話す。

     ◇

 〈てんかん〉慢性の脳の病気。脳の神経細胞が無秩序に過剰に活動して発作が起こる。100人に1人がかかるとされるが、症状は個人差が大きい。意識を失うような激しい発作が起こる人から、体の一部のけいれんにとどまる人までさまざま。8割の人は薬で発作を抑えることができるが、2割は治療が難しい「難治性」だという。

1859片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/21(木) 09:15:46
栃木・鹿沼のクレーン車暴走:児童6人死亡 容疑者、持病隠し免許取得
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110421ddm041040210000c.html

 ◇勤務先にも伝えず

 栃木県鹿沼市で登校中の市立北押原(きたおしはら)小の児童6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、逮捕された運転手の容疑者(26)=自動車運転過失致死容疑で19日送検=は、発作を伴う持病があることを隠して運転免許を取得していたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は事故と持病の因果関係について捜査を進めている。

 捜査関係者によると、容疑者の持病は薬を適切に服用していないと運転に支障をきたすことがあり、免許取得には一定期間以上発作を起こしていないなどの条件が課されている。しかし、容疑者は免許取得や更新の際に持病の申告をしていなかったという。

 また、08年4月にも鹿沼市内で登校中だった小学5年(当時)の男児を車ではねて重傷を負わせていたが、当時の取り調べでも「居眠りをしていた」などと供述し、持病の説明はしていなかったという。県警は20日、勤務先の「小太刀重機」(鹿沼市)にあった容疑者の車から薬など計27点を押収。事故時の健康状態や薬の服用状況を調べている。

 小太刀重機によると、容疑者は10年5月入社。3カ月の試用期間を経て、同年8月から正社員になった。年1回実施している健康診断で異常はなく、本人から持病についての申告もなかったという。副社長の女性(66)は「薬を持ち歩いているのを見たことはない。若いので病気があるとは思わなかった。面接の時に(大型特殊とクレーン運転士の)免許を持参したので大丈夫だと思った」と話している。

毎日新聞 2011年4月21日 東京朝刊

1860片言丸:2011/04/22(金) 21:17:30
原発賠償、避難費・出荷制限も補償…1次指針
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110422-OYT1T00829.htm

 東京電力福島第一原子力発電所事故の賠償範囲の指針を定める、政府の「原子力損害賠償紛争審査会」(会長・能見善久学習院大教授)の第2回会合が22日、文部科学省で開かれ、1次指針の原案が示された。


 政府の指示に基づいて避難した住民の避難費用や、出荷制限が指示された農家や漁業者の損害などを賠償の対象として認定する方向で一致。28日の次回会合で正式に了承される見通しだ。

 1次指針は、東電による仮払いを促すことが目的で、緊急性が高く、賠償の範囲として合意が得やすい対象が選ばれた。

 原案では、福島第一原発から半径20キロ圏内と、緊急時に屋内退避や圏外避難ができる準備を常に求める「緊急時避難準備区域」、1か月後までをめどに避難を求める「計画的避難区域」の損害について、〈1〉交通費や宿泊費などの避難費用〈2〉営業が困難となった場合の減収分〈3〉就労が不能となった場合(休業や解雇を含む)の給与減収分〈4〉家畜の死など、財物の価値の減少分や除染費用――などを賠償の対象に掲げた。

(2011年4月22日19時53分 読売新聞)

1861片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/27(水) 22:06:42
旧石川銀めぐる出資金訴訟、銀行側の控訴棄却
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110427-OYT1T00937.htm

 経営破綻した旧石川銀行(金沢市)の第三者割当増資に応じた株主が、同行と高木茂元頭取(75)ら当時の役員を相手取り、出資金約38億7800万円の返還を求めた訴訟の控訴審判決が27日、名古屋高裁金沢支部であった。

 山本博裁判長は、1審・金沢地裁で請求が棄却された株主2人の賠償金計520万円を新たに認定。1審の認定分と合わせて計38億7500万円を同行などに支払うよう命じた。

 同行の破綻を巡っては、高木元頭取ら4人が商法の特別背任罪に問われ、有罪判決が確定している。

(2011年4月27日20時16分 読売新聞)

1862チバQ:2011/05/13(金) 00:08:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110512-00000131-san-pol
大阪府、ヘンな条例改正しました「時代に合わぬ」
産経新聞 5月12日(木)15時38分配信

 大阪府は、映画館や野球場などの営業者に入場者のたん、つばを吐く行為をやめさせるよう義務づけてきた条例を62年ぶりに改正した。このほか、銭湯や温泉で屋外洗い場の設置を禁止してきた条例など、営業活動を規制してきた計7条例を改正。府担当者は「いずれの条例も時代や実情に合わなくなっていた」としている。

 一連の条例改正は、昨年8月、理容師の耳そり、耳掃除、鼻毛そりサービスを禁じる条例があることを報道で知った橋下徹知事が、「おかしなルールは改める」として、他の条例も含めて見直すよう指示したことがきっかけ。

 府は、営業活動に関わる26条例について、現状に合っているか、過度の規制になっていないかなどを点検。耳掃除を禁止してきた府理容師法施行条例を含め7条例を改正し、4月1日から施行した。

 映画館や野球場、音楽ホールなどの営業者側に、入場者の「たん、つば行為」をやめさせる努力義務規定を設けていたのは、府興行場法施行条例で、規定は昭和24年に策定された。

 「たん、つば」規制義務を撤廃することに、府の担当者は「もともと、興行場法自体に、場内を不潔にすることを禁止する規定がある」としたうえで、「時代も変わり、大阪でも映画館や劇場の入場者のマナーは、かなり徹底されてきている。条例で個別に縛る必要はない」ときっぱり。

 このほか、府公衆浴場法施行条例は、平成12年度から、利用者の体温低下の防止を目的に、銭湯や温泉など公衆浴場での屋外洗い場の設置を禁止していたが、事実上、有名無実になっていた。「利用者の判断で、寒くなれば湯船につかればいい話」(府担当者)と規制を撤廃した。

 カプセルホテルや簡易宿泊所などのベッドの段数を、「2段まで」としてきた旅館業法施行条例の全国唯一の規制も「転落防止対策さえとられていれば、条例でわざわざ規制する必要はない」として見直した。

 同条例は、ホテルでは中央暖房設備を必ず設置すると定めてきたが、小規模な空調設備が普及していることなどから、この規制も撤廃した。

 また、クリーニング法施行条例で月1回以上の消毒が必要としてきたクリーニング設備の消毒も、「適宜」と変更した。

1863とはずがたり:2011/05/20(金) 20:15:09

元東電関連社員の兄弟、30キロ圏内で空き巣
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110520-OYT1T00106.htm

 東京電力福島第一原発の30キロ圏内の福島県広野町で、住民が避難した民家からテレビなどを盗んだとして、警視庁麻布署は19日、いわき市在住の無職の男(23)(窃盗罪などで起訴)と弟(19)を住居侵入と窃盗の疑いで再逮捕したと発表した。

 同署幹部によると、2人は今年4月7〜8日、住人が避難し、無人になっていた広野町の会社役員男性(60)宅に侵入し、テレビや貴金属など計42点(計68万円相当)を盗んだ疑い。容疑を認め、「小遣いがほしかった」などと供述しているという。

 その後、盗んだテレビなどを東京都港区内の質店に持ち込み、事件が発覚。いわき市の無人の民家から現金などを盗んだ疑いで、4月27〜28日に同署に逮捕されていた。2人は以前、東京電力の関連会社に勤務したことがあったという。
(2011年5月20日09時49分 読売新聞)

1864チバQ:2011/06/03(金) 23:00:48
イミフメイ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110603/dst11060319540011-n1.htm
義援金辞退の双葉町長「連帯責任で地元の理解得たい」
2011.6.3 19:53
 埼玉県加須市に避難中の福島県双葉町民が逮捕されたことを受け、町に直接寄せられる義援金を当面の間辞退する方針を決めたことについて、同町の井戸川克隆町長は3日、「非常に辛い判断だったが、町民が起こした不祥事のけじめとして考えた結果だ」と語った。

 井戸川町長は、すでに1日に申し入れがあった義援金を1件断ったことを明かした上で、「私たちは他に行くところがない。町民が連帯で責任を取らなければ、お世話になっている地域から理解されないと感じた。町民がここで生活していくために、あえて下した決断だ」と、涙をにじませながら訴えた。

 1日の町民集会で説明した際に町民から異論が出たことにも触れ、「国や東電からの補償も断るかのように勘違いした町民がいるかもしれない。説明不足の面もあった」と述べ、辞退はあくまでも一般の個人や企業からの義援金であることを強調した。

1865名無しさん:2011/06/08(水) 00:18:24
耐震計算偽造:小嶋被告・東京地裁判決

1866チバQ:2011/06/27(月) 19:09:39
>>1467とか
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011062202000033.html?ref=rank

ネットカフェ個室はダメ!! 警察庁「児童買春の温床に」
2011年6月22日 朝刊


 プライバシーが保たれた空間で食事やインターネットを楽しめるネットカフェやマンガ喫茶の個室営業について、警察庁が「風営法の許可がない場合は違法」として今年4月、指導を強めるよう全国の警察本部に指示していたことが分かった。個室が児童買春などの温床になっていることを警戒しての措置。業界は「今の形での個室営業ができなくなれば、影響は計りしれない」と懸念している。 (加藤寛太)

 風営法は、外部から見通すことができない五平方メートル以下の個室で飲食を提供する営業は、都道府県公安委員会の許可が必要と定めている。許可を受ければ可能だが、午前零時以降の深夜営業ができなくなる。

 ネットカフェは、終電を逃したサラリーマンが宿代わりに利用したり、定まった住居を持たない人が仮住まいとして利用したりするケースも多い。都内でネットカフェのチェーン店を営む会社の役員は「席の九割は個室だ。個室、深夜営業、飲食のどれか一つでも欠ければ、客のニーズに応えられなくなる」と困惑気味だ。

 しかし警察庁は「児童買春やわいせつ事件の捜査で実際にネットカフェの個室が悪用されたケースがあった」と一歩も引かない構え。大阪府警は四月、五月と続けて、指導に従わなかった大阪市内の店舗を同法違反容疑で摘発した。

 チェーン店の役員は「個室の扉を透明にしたり、仕切りの高さを目線より低くしたりして対応するつもりだが、費用はかかるし、何よりプライバシーを重視する客足への影響が気掛かりだ」とした上で「われわれだけが狙いうちされているのでは。最近はやりの個室居酒屋も理屈は同じはず」とぼやいた。

 警察庁は「個室居酒屋でも風営法に反していれば指導の対象だ」としており、飲食店の個室営業をめぐって業界と警察のさや当てが続きそうだ。

1867チバQ:2011/07/08(金) 23:20:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110708-00000617-san-soci
検察改革 “がんじがらめ”に戸惑う現場
産経新聞 7月8日(金)23時1分配信

 証拠改竄(かいざん)事件など一連の検察不祥事から10カ月。笠間治雄検事総長の指揮のもとで進められてきた検察改革の概要が明らかになった。取り調べの録音・録画(可視化)やチェック機能強化に加えて、独自捜査優先主義からの“脱却”が示された特捜部。ただ現場には戸惑いもあり、新たなスタートは険しい道のりとなりそうだ。

 ◇検事総長は…

 「『独自捜査をしてこその特捜部』との考えには弊害があり、改めたい」

 笠間検事総長は8日の記者会見で、特捜部改革の真意をこう語った。

 東京地検特捜部に約15年間在籍し、数々の政界事件を手掛けた笠間検事総長。会見で“古巣”の問題点を、独自捜査の偏重にあると指摘。「軸足を財政事件に移すことでそういう傲慢(ごうまん)な考えをなくしたい」とし「政治家を捕まえるためだけの部ではない」と戒めた。

 国税など関係機関との協力で「検事の専門性も向上させ、日本国トータルでよい捜査をやっていきたい」と語り、「証拠があり、処罰価値がある事件を積み重ねれば、社会の励ましに支えられ強くなっていくだろう」と捜査の原点回帰を求めた。

 ◇現場は…

 改革に戸惑いを隠せないのは捜査現場だ。特捜部のある幹部は「世の趨(すう)勢(せい)だ」とため息をついた。

 改革策の中でも、全面可視化への反発は根強く、この幹部は「縦横のチェックで手足を縛られている上に、全過程の録画は、全裸になれと言われているようなものだ」と話した。

 また、独自捜査の縮小について、ある幹部は「独自捜査が縮小されても、バッジ(国会議員)を狙いたいという特捜部の意識がなくなることはない。国税などから情報を得ることは重要で、連携が深まることは歓迎している」と評価した。

 だが、可視化導入や証拠管理の徹底などで負担は大きく、「改革で仕事量は増える一方で、本来の仕事ができなくなっている」と不満を漏らす幹部もいる。

 ◇OBは…

 特捜部OBは改革をどうみているのか。

 特捜部に12年在籍した宗像紀夫弁護士は「前代未聞の不祥事の後だから、厳しい規制にならざるを得なかったのだろう」と理解を示しつつも、「がんじがらめの捜査チェックだ。これで現実に捜査がうまくいくのだろうか。検事の士気の低下を危惧する。取り調べの可視化を徹底し、上級庁の関与を強めれば足りるのではないか」と話した。

 また、元東京地検特捜部長の石川達紘弁護士は「事件をゼロから手掛けることで、捜査の厳しさ、恐ろしさを知ることができる。国税などからの告発事件ばかりをやっていては真の捜査能力は伸びてこない。独自捜査を軽視してはならない」と強調。「大阪地検特捜部の事件では、組織としてのチェック機能が働かなかったことが問題だった。現場を締め付ける改革よりも、最高検に洞察力のある人材を配置し、しっかり指導していくことが重要ではないか」と語った。

1868チバQ:2011/07/14(木) 20:52:39
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110714-00000301-playboyz-soci
警察の取締りでネットカフェから「個室」が消える
週プレNEWS 7月14日(木)14時59分配信

 終電を逃したサラリーマンなどにとって「都会の宿」となっているネットカフェやマンガ喫茶。しかし今年4月、警察庁が「風営法の許可がない場合は違法」として、指導を強めるよう全国の警察本部に通達を出していたことがわかった。個室が児童買春などの温床になっていることを警戒しての措置だが、ネットカフェ経営者らからは「客のニーズに答えられない」「死活問題」などという声が挙がっている。

 風営法に引っかかる「ネットカフェの個室」について、日本複合カフェ協会の若松修氏は「リクライニングシートやフラットシートに座った状態で視界がパーテーションにさえぎられ、外部から見通せないような個室を指します」と語る。そして、こうしたお店が無許可で「飲食」を提供すると摘発されるのだという。

「(風営法が定める『飲食』とは)個室で飲食することを想定して提供されるすべてです。ネットカフェの場合、フリードリンクもこれに該当します」(若松氏)

 しかし、今どきフリードリンクのない店などほとんどない。

「全国の警察が取り締まりを強化しようとしている違法店が街中に溢れているということです。ネットカフェは今後、警察の指導を受ければ『風営法の許可を取って深夜営業をやめる』か、『全個室の扉を取っ払う』か、『個室での飲食サービスを中止にする』かの3つのうちどれかを選ばなければなりません。取り締りの指示はすでに所轄の警察署に行き届き、私服警察官が内偵を進めています」(若松氏)

 なかでも、いち早く摘発に動き出したのが大阪府警だ。5月には大阪市中央区にあるネットカフェ3店が無許可で客にスナック菓子やチャーハンなどの飲食物を提供したとして、風営法違反で一斉摘発された。

 こうした大阪府警の取り締りに対する現場の反発は強い。その理由のひとつが個室営業を違法と判断する基準が曖昧な点だ。府内に店を構える会社の幹部Y氏がこう訴える。

「『外部から見通すことのできない個室』という点に明確な規定がなく、現場の警官によって言ってることがバラバラ。『扉に小窓をつければ問題なし』とするケースもあれば、『すべての扉を取っ払え』と言われるケースもある……。今回の取り締りは現場の警察官の裁量が大きいのです。つまり、彼らの機嫌を損なわせたらアウト。すぐ目をつけられて、対応しなければしょっぴかれます。この国は本当に法治国家なのかと思ってしまいますね……」

 大阪の経営者たちは“ネットカフェ狩り”に戦々恐々としている。また、警察の厳しい取り締りによって彼らの間に思わぬ事態が発生しているという。Y氏が語る。

「警察の目が行き届かなかったのか、まだ扉をつけたままの店が何店か残っています。そのため、警察の指導を受けて扉を取っ払った店がそっちに客を奪われてしまったんですね。そこで今、何が起きているかというと同業者同士の“通報合戦”です。『駅前のB店は未対応』『あそこのC店もだ!』などと、もうひどい状態です」

 警察庁の摘発を受け、いち早く違法店の摘発が始まった大阪では、すでにネットカフェから個室が消え、店同士の争いまで起きていた。こうした状況が日本全国に飛び火する日も近いだろう。

(取材/興山英雄)

1869チバQ:2011/08/22(月) 00:07:30
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110820/dms1108201527005-n1.htm
死体を傷つけ“性的快感”?愛知・岐阜猟奇殺人の深い闇2011.08.20
 愛知県豊川市で2006年、ベトナム人女性研修生のレ・ティ・リーさん=当時(24)=が死亡しているのが見つかった事件。岐阜県高山市のコンビニ店員、後藤明弘容疑者(46)が殺害容疑で逮捕されたが、その行動の異様ぶりが注目されている。所持していた写真のなかに複数の女性の遺体画像があり、殺害後に遺体を傷付けたものも含まれているというのだ。あまりの異常さに専門家からは「ネクロサディスト(死体加虐愛好家)」との関連を指摘する声が出ている。

 愛知・岐阜両県警捜査本部によると、レさんの死因は窒息死で、頭部には鈍器で殴られた痕があり、殺害後に胸や腹などに付けたとみられる複数の傷が確認された。腹部の傷は最大十数センチに達し、遺体に付着した唾液が後藤容疑者のDNA型の一部と一致したという。

 後藤容疑者は今年4月、岐阜県下呂市の県道脇で、コンビニ店の同僚だった長瀬まゆみさん(44)=高山市=の遺体が発見された際、岐阜県警の聴取を受け、任意提出した資料に、リーさんの遺体写真が含まれていたことから逮捕された。だが、資料のなかにリーさん以外の女性とみられる遺体もあり、事件は予想外の方向へと広がっていく。

 しかも長瀬さんの事件では、遺棄現場付近の道路に「白骨死体がこの下にあり。110番通報願う」とコーヒーフィルターに書かれたメモが見つかった。同容疑者が自らメモを置いた疑いが高く、劇場型の連続猟奇殺人の様相も呈してきた。

 ヒガノクリニック院長で精神科医の日向野春総氏は、後藤容疑者の精神構造について、「倒錯した異常性欲者、死体損壊で性的快感を得るネクロサディストの可能性が高い」とみる。

 「(一般にネクロサディストは)身体的コンプレックスを女性に指摘されたりしたことから、倒錯していくケースが多く、なかには、性器の大きさを風俗嬢に笑われたことをきっかけに、女性の性器を切り刻むことでしかエクスタシーを得られなくなった男性もいる」と解説する。

 こうしたタイプは、幼少期から動物を傷つけたり、殺したりする行為を繰り返す傾向があり、研究が進む米国やイタリアでは早い段階で精神科の治療を受けさせるなどの対策をとっているという。

 元警視庁捜査一課長の田宮栄一氏も「死体を傷つけ陵辱する“究極のサディズム”で性的快感を得るタイプ」とし、「性欲中枢と攻撃中枢が同時に満たされ、強烈な快感が脳内に焼き付けられているためタチが悪い。内向的で自己顕示欲が強いのもネクロサディストの特徴」と話す。

 後藤容疑者は定職に就かずコンビニのアルバイト店員として生計をたてていた。長瀬さんの遺体があった場所に残されたメモが同容疑者の行為だったとしたら、自己顕示欲の強さとも符合する。

 「日本のネクロサディストは人間関係を閉ざし、定職に就かない傾向があるため、あらかじめ見分けるのは難しい」と日向野氏。検挙され、初めて異常性格者だったと周囲が気づくことも少なくないというから不気味だ。

1870とはずがたり:2011/09/05(月) 17:23:21

渋谷・殺人未遂:「死刑になりたかった」複数の凶器所持
http://mainichi.jp/select/today/news/20110901k0000e040057000c.html
2011年9月1日 12時16分 更新:9月1日 13時1分

異臭騒ぎのあったライブハウスの入るビル=東京都渋谷区で2011年8月31日午後10時41分、梅田麻衣子撮影

 東京・渋谷のライブハウス「チェルシーホテル」にガソリンとみられる液体と催涙スプレーがまかれた事件で、大阪府茨木市春日5、無職、島野悟志容疑者(23)=殺人未遂と現住建造物等放火未遂容疑で現行犯逮捕=が「(殺すのは)誰でもよかった。大量殺人を起こし、死刑になりたかった」と供述していることが警視庁捜査1課と渋谷署への取材で分かった。島野容疑者が約10日前に上京したとみられることも判明。複数の凶器とマッチも所持しており、捜査1課などは、事前に事件を計画していた可能性があるとみている。

 捜査1課などによると、ガソリンを入れていたとみられる10リットル入りの携行缶も見つかった。缶からバケツに移し替えてばらまいたとみている。取り押さえられる際に島野容疑者は「殺してやる」と叫ぶなど興奮していたという。

 調べに対し、島野容疑者は「ガソリンをまいて火をつけ、人を焼き殺そうとした」と容疑を認めているという。捜査1課などは供述の一貫性などから責任能力はあるとみて、携行缶などの準備状況や上京後の足取りなどの確認を急ぐ。

 観客らによると、ライブハウスでは8月31日午後6時半から無料ライブが行われ、約100人が詰め掛けていた。事件直後は強いガソリンのにおいが充満し、全員が避難したが、路上に座り込む人もいるなど大混乱した。病院に搬送された10〜20代の女性6人と30代の男性店員の計7人が軽症を負った。

【山本太一、内橋寿明、小泉大士】

 ◇6年前には男児をハンマーで殴打

 島野悟志容疑者は6年前の05年4月、東大阪市で4歳男児の頭をハンマーで殴ったとして殺人未遂容疑で逮捕。今回と同様、無差別殺人の企図をうかがわせる供述をしていた。

 大阪府警によると、島野容疑者は「老人以外なら誰でもいいから殺したかった」「以前から殺人に興味があり、大量殺りくをしたかった」などと供述。かばんには他に牛刀、アイスピック、出刃包丁などが入っていた。

 大阪家裁は同年10月に中等少年院送致とする保護処分を決定。収容期間について「2年間を超える相当長期」との勧告を付けていた。【脇田顕辞】

1871とはずがたり:2011/09/20(火) 16:18:46

社説:法律家の育成 若い芽を摘まぬ工夫を
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20110920k0000m070116000c.html

 裁判官や検察官、弁護士として社会で活躍する法曹の道を目指す意欲をそぐ状況が生まれている。

 一つは、法科大学院修了者を対象とした今年の新司法試験の結果だ。2063人が合格したが、合格率は23.5%で、過去6回で最低となった。政府は02年の閣議決定で年間合格者3000人程度との目標を掲げたが、大きく下回った。

 中でも、未修者(3年)コースの合格率は約16%にとどまり、法学部出身者向けの既修者(2年)コースの半分以下だ。

 司法改革を主導した政府の司法制度改革審議会は01年にまとめた意見書で、「幅広い教養と豊かな人間性」を掲げ、法律を学んだ経験のない社会人を含めて多様な分野から人材を集める方向性を打ち出した。

 だが、最近の新司法試験の結果を見ると、現実は理念からほど遠い実態にある。社会人向け夜間コースの拡充など、職業経験を経て法曹を目指す人たちを支える体制を、法科大学院全体として充実させてほしい。

 法科大学院教育の抜本的な見直しも必要だ。3分の1以上の大学院が1桁台の合格率にとどまる。教員のレベルを含め、教育の質に問題があると言わざるを得ない。

 法科大学院で勉強すれば、最終的に7〜8割の人が法曹の道に進めるというのが審議会の掲げた目標だったはずだ。このままでは、法曹志願者の減少に歯止めはかからない。

 文部科学省は、合格率の低迷が続く6校に対する来年度の補助金削減を決めた。既に他校との統合を決めている大学院もあるが、一定の淘汰(とうた)はやむを得ない。詰め込み的との批判がある試験内容の見直しを進める必要もあるだろう。

 今、さらに深刻なのは司法試験に合格し、司法修習を終えても就職難が待ち構えていることである。

 日本弁護士連合会によると、今秋就職予定の司法修習生の約4割が7月時点で進路が未定だ。弁護士事務所に就職できず、いきなり独立・開業する「即独」と呼ばれる弁護士も増えている。事件や裁判の処理をめぐり、弁護士倫理が問われる場面は多い。研修を含め、若い芽を弁護士会全体で支える体制作りが急務だ。

 東日本大震災で、被災者の法律相談など弁護士会は大きな役割を果たしている。弁護士過疎の解消も進む。とはいえ、国民の多様なニーズに応える質量ともに充実した司法の実現は、いまだ途上だろう。

 高齢化など時代の変化に対応して職域を拡大する道もあるはずだ。政府のフォーラムも法律家の育成について検討を始めた。縮み志向で小さなパイを前提とするのでなく前向きな議論を期待したい。

毎日新聞 2011年9月20日 2時31分

1872とはずがたり:2011/09/20(火) 16:21:48

司法修習生:卒業試験に24人が不合格 率は過去最悪に
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110824k0000m040058000c.html

 最高裁は23日、09年の旧司法試験に合格した司法修習生ら185人が今年7月に受けた卒業試験で、24人(約13.0%)が不合格になったと発表した。不合格率は、昨年7月の卒業試験の約12.6%を超え、過去最悪。

 卒業試験は連続3回まで受けられる。今回の不合格者のうち、10人は1回目、14人は2回目だったため、今後、審査で改めて修習生として採用されれば、11月に実施される新司法試験合格者の卒業試験を受け直すことができる。

 卒業試験の不合格率は00年代以降、増加傾向にある。司法修習期間の短縮や政府の法曹人口増加方針に伴う司法試験の合格者増が影響しているとみられ、修習生の「質の低下」が指摘されている。【伊藤一郎】

毎日新聞 2011年8月23日 19時49分

1873とはずがたり:2011/09/20(火) 16:23:43

新司法試験:合格率5回連続低下23.5% 過去最悪更新
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110909k0000m040043000c.html

 法務省は8日、法科大学院の修了者を対象とした6回目の新司法試験の合格者を発表した。合格者数は2063人(男性1585人、女性478人)で昨年より11人減。合格率は23.5%と5回連続で低下し、過去最悪を更新した。政府が02年に閣議決定した「合格者3000人」には今年も届かなかった。

 社会人経験者など法学部以外の出身者が多い未修者(3年)コースの合格率は16.2%で、法学部出身者向けの既修者(2年)コースの35.4%の半分以下にとどまった。

 受験資格は修了から5年間に3回。未修者コース1期生を含む06年度修了者は、資格を失う今回までに修了者の49.6%に当たる計2188人が合格。未修者に限ると39.5%だった。司法制度改革審議会の意見書(01年)は修了者の7〜8割の合格を目標としたが、これを下回った。新試験3回目で不合格になった受験者も1324人に上った。

 法科大学院全74校から過去最多の8765人が受験。合格者の最高年齢は60歳で平均年齢は28.5歳だった。出身法科大学院別の合格者は東京大が210人でトップ。以下、中央大176人▽京都大172人▽慶応大164人▽早稲田大138人の順で、上位5校の顔ぶれは昨年と同じ。合格率のトップは一橋大(57.7%)だった。【石川淳一】

 【ことば】新司法試験

 裁判官、検察官、弁護士の法曹人口拡大を目指して06年に始まった。合格率が2〜3%で受験技術偏重と批判のあった旧試験を改め、合格率を引き上げる狙いがある。旧試験は昨年で新規出願受け付けを終了。今年からは法科大学院修了者以外でも合格すれば新司法試験の受験資格を得る予備試験が実施されている。
 ◇薄れる制度改革の理念

 今年の法科大学院の入学者は3620人で、制度初年(04年)の5767人から4割近く減った。中でも社会人経験者は04年の2792人から7割以上減って764人。「幅広い分野の人材を法曹に受け入れる」という司法制度改革の理念は薄れつつある。

 「合格者3000人」の政府方針には遠く及ばず、合格率も低迷。高い学費を払って法科大学院を修了しても合格の確証はない。さらに、日本弁護士連合会によると、この秋に就職予定の司法修習生の4割が7月現在で進路未定。合格しても就職難が待ち構える。

 企業内弁護士を目指して建設会社を休職し、今回1回目で合格した立教大法科大学院修了の男性(30)は「預金400万円は使い果たした。一発合格できなければあきらめていた」と話した。独協大法科大学院を修了し、3回目で合格した男性(27)は「費用を親に負担してもらった。お金に余裕のある人しか勉強に集中できない」と話し、「弁護士になりたいが、就職難を考えると安心できない」と気を引き締めた。

 政府は「質量ともに豊かな法曹の養成を目指す司法制度改革の実現が困難になりかねない」と省庁横断のフォーラムを設置。法科大学院の教育の質向上などを議論している。【石川淳一、山田奈緒】

毎日新聞 2011年9月8日 19時31分(最終更新 9月8日 21時27分)

1874とはずがたり:2011/09/20(火) 16:23:56

司法試験の成績不振、法科大学院6校補助金減額
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110909-OYT1T00475.htm

 文部科学省は9日、今年の新司法試験の合格者発表で合格実績が振るわなかった6校について、交付金・補助金を減額することを決めた。

 中川文部科学相は閣議後の会見で「文科省としては、実績に基づき、合格率の低い法科大学院への交付金、補助金を減額していく」と述べ、引き続き見直しを進める考えも示した。

 文科省は昨年9月、乱立する法科大学院の再編・淘汰(とうた)を促す狙いから、低迷する大学院について2012年度予算から公的支援を減額する基準を公表。〈1〉合格率が全国平均の半分未満、または〈2〉その春の修了生の新司法試験の受験者が半分未満で、その合格率が全国平均の半分未満――の状態が3年連続し、大学院入試の受験倍率が2倍未満の法科大学院について、交付金・補助金を減額するとした。

 今年の発表の結果、大宮法科、東海、桐蔭横浜、関東学院、明治学院、大東文化の6校が削減対象に該当した。大東文化は69人が受験し、合格者はわずか2人で、合格率は3%にとどまった。
(2011年9月9日11時41分 読売新聞)

1875とはずがたり:2011/10/01(土) 21:57:57

暴力団排除条例 パンチやタトゥー社員も疑われる恐れ指摘
http://www.news-postseven.com/archives/20111001_32631.html
2011.10.01 16:00

「暴力団と交際しない」と施行された暴力団排除条例。国民や会社も処罰の対象となる。だが、困ったことに新法は適用のハードルがどんどん下がっていくのが常だ。セクハラやパワハラ同様、何でもかんでも「罪」になる危険性があると指摘するのは、危機管理専門家でリスク・ヘッジ代表の田中辰巳氏だ。

* * *
10月1日、東京都と沖縄県で暴力団排除条例が施行されたことにより、同条例は日本全国で出揃うことになった。

東京都(警視庁)は従来から『暴力団を恐れない』『暴力団に金を出さない』『暴力団を利用しない』を暴力団排除の三本柱としてきたが、条例の施行によって『暴力団と交際しない』という柱が新たに加わったのである。

この条例では、暴力団関係者を『暴力団員とその密接な関係者』と定義している点と、都民の責務として『暴力団排除活動に自主的に、かつ、相互に連携して取り組むこと』が定められている点に留意すべきである。

すなわち、密接な関係者とは誰のことか、その範囲を認識しておかなければならない。そして、この条例が暴力団だけではなく、都民(主に事業者)にも処罰を与えるものである、ということを認識しておかなければならない。

具体的に言えば、暴力団員の親族あるいは暴力団員の恋人や幼馴染みも、排除の対象としなければならないのか。そして、そうした人達の冠婚葬祭への出席や、街や学校などの行事(お祭りや父兄会や運動会)における接触まで敬遠するべきなのか。腹を固めておかなければならないのだ。

線引きは難しいものの、社会通念を軸にして判断し、迷ったら警察や暴力団追放運動推進都民センターに相談すれば良い。

しかし、困ったことに、法律や条例が施行されると、その適用は徐々にハードルが下がってくる。言い換えれば社会通念が変わるということだ。

例えば、1985年に男女雇用機会均等法が成立(翌年施行)し、1997年の改正(翌々年施行)でセクシャルハラスメント規程が創設されて以来、加速度的にセクハラのハードルは下がった。猥褻行為や卑猥な発言が対象とされていたものが、今では「結婚の予定はありますか」と女性の部下に聞くことすらボーダーラインとなった。

1876とはずがたり:2011/10/01(土) 21:58:19
>>1875-1876

2005年に労働安全衛生法が改正(翌年施行)され、メンタルヘルス対策が企業に義務付けられてから、パワーハラスメントも加速度的にハードルが下がった。人前で怒鳴るとか退職や左遷を口にするとかが対象とされていたものが、今では「君は暗いね」と部下に注意することすらボーダーラインとなった。

これらと同じような展開は、暴力団排除条例にも起きてくるに違いない。前述した暴力団員の親族の冠婚葬祭や、街や学校などの行事における接触も、大事をとって敬遠される可能性が高い。

それどころか、タトゥーを入れた社員がいる会社も、パンチパーマや茶髪の社員がいる会社も、常に疑いの目を持って見られかねない。しまいには、歓楽街に出かけることすら躊躇する時代が来るのかも知れない。これらは、暴力団排除条例の目指す着地点ではないのだが…。

そんなことになれば、ようやく出来た暴力団排除条例の存続すら危うくしてしまう危険性がある。それを避けるためには、各企業や各個人が自ら明確な判断基準を持つ必要がある。もちろん警察も明確に示していく必要がある。

私は、暴力団関係者とは『自らの意思によって暴力団員と親密な関係を維持している者』と定義している。また、排除すべきは、暴力団関係者に『有形無形な利益を与える行為』と『有形無形な利益を求める行為』であると考えている。

当然ながら、将来的に利益を与えたり、利益を得るために交際するのも排除されるべきである。また、交際とは言葉を交わすか否かとか、合う頻度というような形式的な事ではなく、心の絆の有無を指すものと理解している。

これに照らせば、島田紳助さんはアウトとしか言いようがないのである。加えて彼の引退会見には、重要な欠落があった。それは、自らの犯した過ちに関する謝罪の言葉だ。

例えば「全国の皆さん、そして私のファンの皆さんの中にも、暴力団の被害に遭われた方々は多数いらっしゃると思います。そういう方々にとって、私と暴力団との関わりが、極めて不愉快であることに思いが至りませんでした。心からお詫びを申し上げます」と謝罪したならば、印象は大きく違ったであろう。

暴力団排除条例は生まれたばかりである。暴力団対策法と同じように、様々な改正や判例によって完成されていくだろう。従って、都民には「この条例を皆で育てていく」という意識が必要なのである。

一方、暴力団排除条例は暴力団には厳しいものになるだろう。「差別だ」との意識を持つかも知れない。しかし、差別とは国籍や肌の色などの、『自分では変えられないこと』によって不利益を受けること。暴力団は自分でやめることができる。宗教や思想の団体でもない。ならば、差別ではないと言えよう。

1877とはずがたり:2011/10/02(日) 23:22:36

【山口組組長 一問一答】
(上)全国で暴排条例施行「異様な時代が来た」
2011.10.1 12:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111001/crm11100112010000-n1.htm

 暴力団への利益供与などを禁じる東京都と沖縄県の暴力団排除条例が1日、施行された。これにより、暴力団の資金源根絶を目的にした暴排条例が全都道府県で出そろった。日本最大の指定暴力団「山口組」の篠田建市(通称・司忍)組長(69)は条例施行を前に、神戸市灘区の山口組総本部で産経新聞の取材に応じた。一般の事業者にも暴力団との関係遮断の努力義務が課された都条例について、「異様な時代が来た」と批判したうえで、山口組の解散を明確に否定した。一問一答は次の通り。

 −−全国で暴力団排除条例が施行されるなど暴力団排除の機運が急速に高まっているが、どのように捉えているか

 異様な時代が来たと感じている。やくざといえども、われわれもこの国の住人であり、社会の一員。昭和39年の第1次頂上作戦からこういうことをずっと経験しているが、暴力団排除条例はこれまでとは違う。われわれが法を犯して取り締まられるのは構わないが、われわれにも親がいれば子供もいる、親戚もいる、幼なじみもいる。こうした人たちとお茶を飲んだり、歓談したりするというだけでも周辺者とみなされかねないというのは、やくざは人ではないということなのだろう。しかも一般市民、善良な市民として生活しているそうした人たちがわれわれと同じ枠組みで処罰されるということに異常さを感じている。先日、芸能界を引退した島田紳助さんの件は条例施行を前にした一種のデモンストレーションだったとしか受け止められない。われわれは日本を法治国家と考えている。俺自身も銃刀法違反罪で共謀共同正犯に問われた際、1審では無罪という微妙な裁判だったが、最高裁で実刑判決が確定した後は速やかに服役した。法治国家に住んでいる以上は法を順守しないといけないとわかっているからだ。今回の条例は法の下の平等を無視し、法を犯してなくても当局が反社会的勢力だと認定した者には制裁を科すという一種の身分政策だ。今は反社会的勢力というのは暴力団が対象だが、今後拡大解釈されていくだろう。

 −−身分政策というのは?

 われわれの子供は今、みんないじめにあい、差別の対象になっている。われわれに人権がないといわれているのは知っているが、家族は別ではないか。若い者たちの各家庭では子供たちが学校でいじめにあっていると聞いているが、子を持つ親としてふびんに思う。このままでは将来的に第2の同和問題になると思っている。一般の人はそういう実態を全く知らない。ただ、山口組というのは窮地に立てば立つほどさらに進化してきた。昭和39年のときもわれわれの業界は終わりだといわれていた。ところがそれから1万人、2万人と増えた。弾圧といえば語弊があるが、厳しい取り締まりになればなるほど、裏に潜っていき、進化していく方法を知っている。今後一層、襟を正すために勉強し、山口組は進化していく。だが、裏に潜ることは山口組としてはあまりよしとしていない。任侠を守っていこうとしているが、取り締まりが厳しくなればなるほど、潜っていかないといけなくなる。それを一番危惧している。暴排条例ができたこと自体はまったく心配していない。

1878とはずがたり:2011/10/02(日) 23:22:54

 −−今後、山口組をどのように運営していくつもりなのか。広域暴力団という形を捨てたり、解散したりする考えはないか

 山口組を今、解散すれば、うんと治安は悪くなるだろう。なぜかというと、一握りの幹部はある程度蓄えもあるし、生活を案じなくてもいいだろうが、3万、4万人といわれている組員、さらに50万人から60万人になるその家族や親戚はどうなるのか目に見えている。若い者は路頭に迷い、結局は他の組に身を寄せるか、ギャングになるしかない。それでは解散する意味がない。ちりやほこりは風が吹けば隅に集まるのと一緒で、必ずどんな世界でも落後者というと語弊があるが、落ちこぼれ、世間になじめない人間もいる。われわれの組織はそういう人のよりどころになっている。しかし、うちの枠を外れると規律がなく、処罰もされないから自由にやる。そうしたら何をするかというと、すぐに金になることに走る。強盗や窃盗といった粗悪犯が増える。大半の人たちはわれわれを犯罪者集団と突き放していることはわかっている。その一因が私たちの側にあるのも事実で、そうした批判は謙虚に受け止める。しかし、やくざやその予備軍が生まれるのは社会的な理由がある。そうである以上、俺にできることは、これまで以上の任侠道に邁進する組織にすることだ。ぜい沢を求めて、自分勝手な行動を取る者は脱落する。組員はごく普通に暮らせればいい。そういう人間を一つの枠で固めているから犯罪が起きにくいという一面もある。矛盾しているように聞こえるかもしれないし、なかなか信じてもらえないだろうが、俺は暴力団をなくすために山口組を守りたいと考えている。そのことはこれからの行いで世間にご理解を願うしかない。

−−世間の人は暴力団組員が「普通に暮らせればいい」と思っているとは思っていない

 これだけ締め付けられ、しかもこの不況下でぜい沢ができるわけがない。そもそもやくざをしていて得なことはない。懲役とは隣り合わせだし、ときには生命の危険もある。それでも人が集まってくる。昔から言われることだが、この世界で救われる者がいるからだと思う。山口組には家庭環境に恵まれず、いわゆる落ちこぼれが多く、在日韓国、朝鮮人や被差別部落出身者も少なくない。こうした者に社会は冷たく、差別もなくなっていない。心構えがしっかりしていればやくざにならないというのは正論だが、残念ながら人は必ずしも強くはない。こうした者たちが寄り添い合うのはどこの国でも同じだ。それはどこかに理由がある。社会から落ちこぼれた若者たちが無軌道になって、かたぎに迷惑をかけないように目を光らせることもわれわれの務めだと思っている。

 −−解散はしないというが、警察は暴力団の壊滅を目指しているし、一般市民もそれを望んでいるのではないか

 山口組は他の団体に比べて突出して規模が大きいので、警察は反社会的集団として指弾しやすいのではないか。3万、4万人の反社会的集団というと、警察にとって脅威になるというのは決まっている。警察も山口組を解散し、千人や2千人の組にばらばらにしたいと思っているのだろう。しかし、山口組の存在でわれわれの業界の治安が守られているという事実がある。山口組を解散し、80の直系組織が個々の団体になった場合、当然縄張り争いが起き、抗争事件が続発している九州のようになるのは間違いない。今はほとんど抗争事件は起きていないし、ほかの団体とも平和外交に徹してきた。だからこそ、山口組を維持することが俺の責任であり、義務であると思っている。ひとつ加えると、われわれは暴力団といわれている業界のなかではすごく紳士的だ。一般の人よりも長幼の序とか、そういうことは厳しく守られている。ホテルとか公共の場で徒党を組まないとか3人以上で歩かないとか、そういう面でも厳しくしている。

1879とはずがたり:2011/10/02(日) 23:23:19
>>1877-1879
−−しかし、過去にはたくさんの抗争事件が起き、一般市民が巻き添えになっているケースもある

 やくざがかたぎに迷惑をかけることは理由がどうあれ許されない。これには一分の言い訳もない。やくざと仲間内のけんかはつきものだったが、すでにそうした時代ではないと認識している。

 −−警察当局は山口組と、組長の出身組織の弘道会を集中的に取り締まっているが、どう考えるか

 山口組については、多少なりとも法に触れた者が多かったのだろう。法に触れた以上は検挙されても仕方がない。弘道会は山口組若頭の高山(清司被告=恐喝罪で起訴)に代替わりをして、もう6年になる。山口組というのは個々の組が山口組の綱領を守りながらも独立した組織になっている。弘道会がどういうことをしているか把握していない、というよりも関知していない。

 −−しかし、弘道会は「反警察」の急先鋒とされ、それが集中取り締まりの大きな要因になっている

 弘道会の会長は高山であり、本人が不在のときにうんぬんと述べるべきではないと思う。ただ、そういう捉え方をされるのは、組織の人数が増え、規模が大きくなったからではないか。弘道会という名前に求心力があるのかどうかはわからないが。昔から反警察ではない。地域で何かやるときは警察に協力することもある。例えば天皇陛下が来られる、著名人が来るから自粛しなさいといわれれば従っている。反警察といわれること自体驚いている。

 −−弘道会は警察の家宅捜索や職務質問の際に非協力的といわれている

 家宅捜索は、組員とトラブルになったところだけがテレビなどで放映されるので、そういうイメージがついているのだろう。山口組を含めて、6代目の体制になってからは警察に速やかに入り、調べてもらいなさいという姿勢をとっている。昔はどったんばったんやったりして殴られたりもしたが。

1880とはずがたり:2011/10/02(日) 23:23:36

(下)芸能界との関係「恩恵受けること一つもない」
2011.10.2 12:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111002/crm11100212000002-n1.htm

 暴力団排除条例の全都道府県での施行前に、神戸市灘区の山口組総本部で産経新聞の取材に応じた指定暴力団山口組の篠田建市(通称・司忍)組長(69)。条例に対する批判のほかに、資金源や注目される芸能界との関係についても言及した。一問一答の続きは次の通り。

 −−組長の服役中に暴力団情勢は大きく変化した。この間の組織の運営についてどう思うか

 社会不在の期間中は、若い者たちに非常に苦労をかけたと思う。山口組の歴史を守ろうと思うと、時代に即応した順応性が必要だ。執行部はそれに沿って対処しており、俺自身は満足している。時代感覚を的確に捉えていない、時代を上手に理解しなくて自分らの形だけを守ろうとしている旧態依然の感覚の者が落後していったというのは事実で、新旧交代が上手にできたと思っている。前よりも組織がまじめになった。時代に即応した組織づくりをして、俺自身というより本部として求心力を増した。みんなには感謝している。

 −−山口組は覚醒剤や不良外国人との接触を禁じているが、この方針を守り切れていない状況がうかがえる

 山口組は厳しく覚醒剤と不良外国人との接触を禁じている。実際、山口組が、薬物の売買や不良外国人との接触を本当にしているのならば、今以上に治安が悪化し、薬物も蔓延しているはずだろう。ただ、末端の組員の一部不届き者たちが禁止事項を破り、われわれの目を盗んで己の欲望を満たすために任侠道の名を汚していることは紛れもない事実。だから、せめてそういう組員を少なくしないといけないということで麻薬撲滅を標榜している。まず内側から浄化していかないといけないということだ。外部に対して撲滅なんておこがましいことを言っているわけではない。不良外国人たちは今、日本のやくざが行き過ぎだと思える法令、条例が施行されて以降、われわれが自粛している間に東京の池袋や新宿、渋谷、あるいは名古屋、大阪などのたくさんの中核都市に組織拠点をつくり、麻薬、強盗などあらゆる犯罪を行っている。これが今後、民族マフィアと化していったら本当に怖くなるだろう。こちらもおこがましいが、それらの歯止めになっているのが山口組だと自負している。中部地方の場合、麻薬は全部外国人がやっている。山口組の組員は一切やっていない。名古屋に錦という飲み屋街があるが、外国人を一人も入れていない。かつては外国人がいっぱいで薬物を売ったりしていたが、20年前に閉め出した。そうしたら新栄という街に流れた。全部閉め出したら、窮鼠猫を噛むで収拾がつかないのでそこだけは外国人に開放しているが、その地域の治安がものすごく悪い。外国人同士の抗争事件もここの地域だけで起きる。しかも外国人は10代の女の子を標的にしている。1人に薬を渡して、今度はその子らが友達に、と輪が広がっているため、麻薬犯罪の低年齢化が進んでいる。もしわれわれが組織的に麻薬に手を出したら、ある程度の矜持といったらおかしいが、子供には渡さない。しかし、外国人は売ってなんぼだから小学生だろうが全然関係ない。

1881とはずがたり:2011/10/02(日) 23:23:55

 −−窃盗や強盗などで摘発される組員が増えている。この状況についてどう考えるか

 景気、不景気に左右され、窃盗や強盗で摘発される組員も確かにいる。今後もそのような者が出るようであれば厳しく執行部に指導させていく。しかし、現役の組員はごく一部に過ぎない。新聞には摘発が増えているように掲載されているが、過去に破門、絶縁された者があたかも現役組員のように発表されているためだ。われわれの破門状の郵便消印を比べれば一目瞭然だ。

 −−破門した人たちの捕捉はしているのか

 ある程度はできるが、きりがない。彼らは1人では何もできないから、破門者同士が集まって徒党を組み、グループをつくっている。それが不良外国人と組んで窃盗をやったり、いろんな犯罪をしている。

 −−破門者はどれくらいいるのか

 人数ははっきりとわからないがかなりの数に上る。山口組の1次団体はともかく、2次団体や3次団体は10人くれば9人は破門になっている。厳しいからだ。だれでも組員になれるのではない。もうひとつ心配なのは暴力団排除の行方だ。暴力団を辞めさせるのはいい。しかし辞めた組員は食えない。元組員や前科者を雇ってくれる企業など現実にほとんどない。ましてやこの不況だ。となればすぐに金になる悪事に走る。コンビニ強盗、窃盗、薬物、ほかにもいろいろあると思うが、元組員となればわれわれが意見することもできない。しかも暴対法は指定暴力団を対象にしていて、組を抜けたこうした犯罪集団には何の効果もない。どこか矛盾しているのではないか。

−−それでは組の資金源はどういうものなのか

 基本は正業だ。揺すりたかりや薬物では断じてない。もともと、山口組の出発点は今でいう港湾荷役の人材派遣業だった。その後、芸能などの興業に進出した。昔から世の中に褒められない業種もある。遊興ビジネスなどがそうだが、そういう業種は確実な利潤が見込めないし、複雑なもめごとがつきものだから、大手の資本はリスクを嫌って進出しない。そうした隙間産業にやくざは伝統的に生息してきた。今も基本的には変わらない。建設関係などまっとうな仕事もあるが、今は暴力団と関係があるというだけでそうした仕事はできない。人材派遣も、飲食業もできない。どういう方法で正業が立つかと検討している。不良外国人は飲食店とかいろんなことやっているが、許可は得ていない。次から次へと変えていく。われわれもそうなっていくのかな、と思っている。悪に走ろうと思ったら、明日からでもできるが、任侠を標榜している以上、人の道に反することはしない。

1882とはずがたり:2011/10/02(日) 23:24:18
>>1880-1882
 −犯罪収益が資金源になっているのではないか

 われわれは泥棒や詐欺師ではない。オレオレ詐欺なんてとんでもない話だ。年老いた親の世代をだましたり、貧困ビジネスという食えない身寄りのない路上生活者をむしるようなことは断じて許されない。少なくとも山口組にそうした者がいれば厳しく処分する。そもそも山口組は下部組織からの上納金で毎月多額のお金を集めていると思っているのではないか。そんなことはありえない。山口組は経費として、全員でその月その月の頭割りで個人負担しているだけで、上納金なんて一切ない。

−−今、芸能界との関係が問題視されている

 昔は興行でかかわったが、今はもう、われわれが芸能界から恩恵を受けることは一つもない。何かあったら芸能人を呼んだりするやくざもいたが、もうほとんどいない。たまに昔から知っている芸能人とお茶を飲んだりすることはあっても、利益供与なんか一銭もない。むしろ、われわれは利用されている。芸能事務所などが仕事をとるために、どこそこの組と関係があるとうたっている。祝儀をあてにしてわれわれのところを訪ねてくる芸能人もいる。一般の人は利益を得ていると誤解している。今後、暴力団排除の動きが強くなるだろうが、われわれは関知しない。一連の流れで思うのは、暴力団排除キャンペーンは警察の都合ではないか。別にやくざ絡みの犯罪が増えているわけではないし、過去にもパチンコ業界への介入や総会屋排除などが叫ばれ、結局、警察OBの仕事が増えた。今回も似たような背景があるのではないだろうか。ともあれ、われわれは任侠に生きる者として、人としての矜持をわきまえ、人の尊厳を守り、いかなる逆風であろうとも揺るぎのない信念で若い者たちを指導していくつもりだ。

1883チバQ:2011/10/04(火) 20:00:51
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111004-OYT1T00021.htm?from=navr
実刑と執行猶予の中間導入…刑法改正案を提出へ

 法務省は3日、懲役や禁錮刑の一部を執行した後に残りを猶予する「一部執行猶予制度」の創設を盛り込んだ刑法改正案など関連法案を次期臨時国会に提出する方針を固めた。


 法案には、保護観察対象者にボランティア活動などの社会貢献活動を命じることができる規定も盛り込む。平岡法相が出席して同日開いた法務省の政務三役会議で決めた。

 一部執行猶予制度は、実刑と執行猶予の間の中間的な処遇として導入する。刑務所に初めて入る人のほか、3年以下の懲役や禁錮の判決を受ける薬物使用者に適用することを想定している。同省は、出所後も保護観察を続けて社会の中で受刑者の更生を図ることで、再犯防止を期待している。

(2011年10月4日18時57分 読売新聞)

1884とはずがたり:2011/10/06(木) 14:43:16

「不起訴、納得できない」 弁護士の妻、検審に申し立て
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20111006d

 秋田市の弁護士津谷裕貴さん=当時(55)=が昨年11月に自宅で殺害された事件で、妻良子さん(54)=同市=は5日、自分自身への殺人未遂容疑で告訴した無職菅原勝男被告(67)を秋田地検が不起訴処分(嫌疑不十分)としたのは不当として、秋田検察審査会へ審査を申し立てた。

 良子さんは同市山王の秋田弁護士会館で会見。「菅原被告に『旦那とあんたを殺しに来た』と言われて銃口を突きつけられ、どれほどの恐怖を体験したか想像してほしい。不起訴は納得できない」と訴えた。

 同席した代理人の松本和人弁護士は「市民の目線で、もう一度審査してほしい」と述べた。

 申立書は「事件について十分な捜査がされてない段階での不起訴処分は不当」と指摘。「銃口を向ける行為は明らかに殺人未遂であり、事実を否認した被告の供述は信用できない」などとしている。
(2011/10/06 09:01 更新)

1885チバQ:2011/10/14(金) 22:38:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011101400356
出入国審査、簡素化を検討=法務省
 平岡秀夫法相は14日午前の記者会見で、外国人の出入国審査の簡素化について検討する有識者会議を設置し、午後に初会合を開くと発表した。観光目的の短期滞在者の審査手続きを容易にしたり、手続きを端末操作で行えるようにしたりすることなどが議論される。今年度末までに中間報告、2013年に最終報告をまとめる予定。
 政府は「観光立国」を目指し、今年6月に策定した新成長戦略で、日本を訪れる外国人を20年初めまでに10年の約3倍の年2500万人にする目標を掲げた。平岡法相は「円滑な出入国審査を実現し、訪日外国人を増やしたい」と述べた。(2011/10/14-11:54)

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1886とはずがたり:2011/10/26(水) 20:37:51

四国唯一の法科大学院、合格者2人の苦戦
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111025-OYT1T01317.htm?from=navr

四国ロースクールの入試受験者数と司法試験の合格率
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/law/20111025-007461-1-L.jpg

 「地域住民の生活を支える法曹の養成」を理念に掲げ、四国唯一の法科大学院として7年前に創設された香川大・愛媛大連合法務研究科(通称・四国ロースクール、高松市)が苦戦している。

 今年度の司法試験では合格者数は2人、入学者数は10人と、ともに過去最低となった。東京や大阪で試験を実施するなどして学生の確保に躍起だが、有効な対策を打ち出せていない。

 ◆ワースト3◆

 四国ロースクールの今年度の合格者数2人は、全国ワースト3位。合格率もわずか5%で、全国平均24%を大幅に下回った。合格率が全国平均の半分以下となったのは、最近5年で3度目だ。

 入学試験の受験者数も減っている。ピークの2004年度には269人いたが、11年度は44人にとどまった。入学者数は過去最低の10人に落ち込んだ。

 四国ロースクールの中山充・研究科長は「合格率上位の大都市部の大学院を選ぶ『安全志向』が、学生の間で強い」ことが低迷の要因とみるが、「我々の教育の質が劣っているわけではない」と説明する。

 弁護士を目指して通っている遠藤理恵子さん(40)も「先輩たちの合格率が気にはなるが、環境は十分整っている」と話す。

 ◆再編圧力◆

 ただ、このままでは、運営が厳しくなるのは確実だ。全国で74校が乱立し、学校間の格差が激しい現状を改善するため、文部科学省が昨年、成績不振の法科大学院への補助金や交付金を減額し、再編を促す方針に転じたからだ。

 四国ロースクールは、減額基準をクリアする「入試の受験倍率2倍確保」を目標を掲げるが、抜本的な対策は見いだせていないのが現状だ。

 例えば、県外の入試会場として、これまでの東京、大阪に、12年度入試から愛媛も加えたが、愛媛で行われた前期試験の受験生は2人にとどまった。

 司法試験の合格率については、「一喜一憂すべきでない」として、数値目標は打ち出していない。基準の片方を満たせば減額の対象から外れることも理由にあるとみられるが、「文科省の基準を上回る成績を目指すべきだ」(四国弁護士会連合会法科大学院支援委員会の岡義博委員長)との指摘もある。

 姫路独協大(兵庫県姫路市)が学生募集を停止するなど、全国では撤退や統合の動きが出てきており、再編圧力が高まっている。学生だけでなく、学校側にも一層努力が求められそうだ。(田阪綾子)
(2011年10月26日18時14分 読売新聞)

1887チバQ:2011/10/31(月) 23:57:02
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111030/waf11103010310004-n1.htm
一斉立ち入りのクラブ全店が違法 大阪・ミナミ 府警などが警告、改善指示
2011.10.30 10:30 [westナビ]
 大阪府警保安課と南署は28日夜、大阪市消防局などと合同で大阪・ミナミの繁華街にあるクラブに一斉立ち入りし、風俗営業の許可の有無や防火対策の状況を調べた。合同立ち入りは初めて。

 ミナミ地区は、洋服店などが並び若者文化の発信地となっている「アメリカ村」を中心に、ダンスや音楽を楽しむクラブが多数ある。風営法の許可が必要で午前1時以降は営業できないが、早朝まで営業する無許可店も多く、府警は昨年12月以降、同法違反容疑で9店を摘発してきた。

 この日はクラブやライブハウス計12店に立ち入り、全店で違反を確認。府警は無許可の2店に警告したほか、消防局は避難経路に障害物がある店舗などに改善命令や指示を出した。市環境局は騒音を調べたが違反はなかった。

 保安課によると、ミナミで風俗営業の許可を受けているクラブは8店で、それ以外に無許可の疑いがある店が少なくとも17店あるとみられる。

 午後10時すぎ、スーツ姿の警察官や制服姿の消防局員らが列になって音楽が鳴り響く店内に立ち入りすると、クラブの関係者が慌ただしく応対に追われた。

1888とはずがたり:2011/11/02(水) 15:39:35

「給費制」廃止を了承=民主
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111101-00000152-jij-pol
時事通信 11月1日(火)20時50分配信
 民主党は1日、司法修習生に月額約20万円を支給する「給費制」を廃止し、無利子の「貸与制」に移行する政府方針を了承することを決めた。党の判断を一任されていた前原誠司政調会長が同日の政調役員会で報告した。
 前原氏は記者会見で廃止理由について、「私も父を亡くしてから奨学金を活用し、中、高、大学と学ばせてもらった。借りたものは返済することが法曹界に限らず基本だと思う」と説明。経済的な困窮者には返済猶予措置を講じると強調した。
 政府は貸与制移行のための法案を今国会に提出する方針だが、民主党内には給費制存続を求める意見も強く、法務部門会議で議論していた。

「給費制」存廃、前原氏に一任=民主
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201110/2011102500004&rel=y&g=pol

 民主党の法務部門会議は24日夜、今月末に期限が切れる、司法修習生に月額約20万円を支給する「給費制」の扱いを協議した。現行制度を継続する案と、無利子の「貸与制」に移行する案とで意見がまとまらず、25日に前原誠司政調会長に提出する報告書には両論を併記することになった。党としての判断を前原氏に委ねることも確認した。
 政府は8月、貸与制へ移行する方針を決めており、平岡秀夫法相も先にそのための法案を臨時国会に提出する考えを示した。しかし、民主党内に給費制継続を求める根強い意見があり、法案提出前に部門会議で改めて議論することになっていた。(2011/10/25-00:09)

1889とはずがたり:2011/11/02(水) 15:40:14

TPP参加「薄氷踏み破る」=輿石氏らに伝達−亀井氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011110200513

 国民新党の亀井静香代表は2日の議員総会で、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対の立場から、藤村修官房長官や民主党の輿石東幹事長に対して「野田政権は薄氷の上に成り立っている。平常心を失った外交対応で政権そのものが薄氷を踏み破ることがあってはいけない」と伝えたことを明らかにした。
 亀井氏はこの後記者会見し、民主党の仙谷由人政調会長代行が慎重派の動きを「信念か宗教的関心か」などと評したことについて、「とりまとめをする者がふざけたことを言ってはいけない。ふざけた立場で党内の意見をとりまとめようということ自体が間違っている」と批判した。(2011/11/02-15:03)

1890チバQ:2011/11/16(水) 01:02:49
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111115/chb11111521180002-n1.htm 無関係の中学生をネットに犯人として掲載 容疑の自称フリー記者逮捕
 千葉市若葉区で5月、市立若松中学校2年の男子生徒=当時(14)=が集団暴行を受けて死亡した傷害致死事件に絡み、無関係の男子中学生の顔写真などを犯人としてネット上に掲載したとして、千葉東署は15日、名誉毀損の疑いで、広島市東区矢賀、自称、フリー記者、藤原茂容疑者(40)を逮捕した。

 同署によると、藤原容疑者は「ネットで事件について調べていたら男子中学生のプロフィルサイトを見つけ、犯人だと思ってやった」と話している。

 逮捕容疑は5月17日午後6時45分ごろ、自分のブログ上に「千葉・中2暴行死逮捕4人写真公開」と題し、事件と無関係の中学3年の男子生徒(15)=千葉市=の顔写真と実名を掲載したとしている。

 この事件では、暴行に関与した同じ中学校の少年ら4人が少年院送致の保護処分となっている。
2011.11.15 21:18 [ピックアップ地方ニュース]

1891チバQ:2011/11/16(水) 01:08:10
>>1890
松本サリン事件でマスコミ関係者が名誉毀損で捕まったとか聞いたことないんですけど、どうなんですか?

1892とはずがたり:2011/11/18(金) 20:36:29
<裁判員裁判>初の全面無罪 高裁「逆転」見直しか 最高裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000042-mai-soci
毎日新聞 11月18日(金)12時45分配信
 覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の罪に問われて裁判員裁判で初の全面無罪となったが、2審で逆転有罪判決を受けた相模原市、会社役員、安西喜久夫被告(61)の上告審で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は弁論期日を来年1月19日に指定した。最高裁は2審判決を見直す場合に弁論を開くため、高裁判決が破棄される可能性が出てきた。

 安西被告は覚醒剤計約1キロの入ったチョコレート缶を成田空港に持ち込んだとして起訴された。缶の中身を認識していたかどうかが争点となり、1審・千葉地裁判決(10年6月)は「間違いなく認識していたとまでは言えない」として無罪。2審・東京高裁判決(今年3月)は「1審は証拠の評価を誤り、事実を誤認した」と懲役10年、罰金600万円を言い渡した。裁判員裁判の無罪を破棄して有罪とした高裁判決も初めてだった。

 最高裁司法研修所は09年3月の研究報告で裁判員裁判の控訴審について、「客観的な事実を見落としている場合などを除き、市民の判断を尊重すべきだ」としており、安西被告への上告審判断が注目される。【石川淳一】

1893とはずがたり:2011/11/28(月) 16:12:09

草津の医療観察法病棟計画 対話の住民自治、試金石
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/syuzainote/2011/111116.html
湖南総局・岩本敏朗
滋賀県精神医療センター内の医療観察法病棟建設予定地(草津市笠山8丁目)


 草津市笠山8丁目の県立精神医療センター敷地内に建設予定の医療観察法病棟をめぐり、隣接する大津市内の学区で、反対の声が上がっている。住民説明会の開催をめぐり住民と自治連合会、住民と県との間で深まった溝は、住民自治での「対話」の在り方に問題を提起している。

 医療観察法に基づく病棟は、殺人、放火などの重大な犯罪行為を犯したが心神喪失のため罪が問えない精神障害者を入院、治療する施設。現段階で京都での建設計画はないが、全国では10月現在で28カ所で開所、近畿ではほかに奈良に33床、大阪に5床が開設。滋賀県は昨年9月に計画を発表し、今年に入り23床という規模や設備が決まり、6月から草津養護学校などの隣接施設や地元、近隣自治会への説明が進められた。

 学区住民の問い合わせに対して県は「自治連を通じて要請を」と返答したため、住民は自治連に説明会開催を求めた。だが、それは今月になるまで開かれなかった。森本成美・学区自治連合会長(58)は「夏祭りの準備などがあり忙しかった」と話すが、開催が遅れたことに住民と自治連の間で溝が深まった。

 同学区での最初の住民説明会は、9月11日に、自治連ではなく、学区の社会福祉協議会と青少年育成会議主催で開かれたが、県からの説明を聞く場を実現するのには多大な労力を要した。着工が迫った時期での開催も、県への反発を強めることになった。説明会は300人もの参加者で満員になり、議論は紛糾した。

 県の説明にも問題がなかった訳ではない。当初、「患者が入院、通院中に他害行為を起こした例はない」と述べていたのが、後日の説明会では「通院期間中に5件の他害行為があった」と訂正されるなどし、「都合の良い情報だけを流しているのでは」という印象を参加者に与えた。県は、病棟の開設にかなう条件を持つ施設は県内で事実上、ここだけとし、「精神障害者の地域復帰のため必要」と力を込めて説くが、住民に響いているようには見えない。

 県による住民への説明は不安を取り除くためのもので、承認を得る場ではない。だが、年明けから付帯工事の着工という期限が迫る中での説明では、冷静に話を聞こうという雰囲気自体が生まれにくい。

 これまでの説明会への参加人数から見ても住民の関心は高い。1万人弱という学区全体の人口から見れば少ないかもしれないが、だからといって決して一部住民だけが声を上げている訳ではない。隣接学区から分離して5年目の新興自治連である同自治連合会の森本会長は、「県に対してきめ細かに説明していただくよう、要望していくつもり」とコメントした。一方の住民の方も「一部の人が情報を押さえ込む在り方ではなく、風通しのいい町をつくりたい」と話す。

 今回の問題は、対話の住民自治を築けるかの重要な試金石だ。県はこれから先、例えば精神障害者の当事者や家族の実情を知ってもらうことや、先行して開所した施設の情報提供を進め、より具体的に考えてもらうための材料を提供してはどうか。
[京都新聞 2011年11月16日掲載]

1894チバQ:2011/11/28(月) 22:44:50
1887

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20111128-00000024-nnn-soci
無許可営業のクラブ摘発 経営者ら2人逮捕
日本テレビ系(NNN) 11月28日(月)13時9分配信

 警視庁は27日未明、ナイトクラブを許可なく営業していたとして、東京・六本木の人気クラブ「クラブナインナイン」と「ガスパニックバー」を摘発し、経営者・脇田英徳容疑者(36)と、西端文規容疑者(35)を現行犯逮捕した。

 「クラブナインナイン」は09年も無許可営業で摘発されていた。摘発当時、2つの店には計約150人の客がいて、六本木は騒然となった。

1895チバQ:2011/11/28(月) 23:14:20
>>1894
だいたい クラブで許可とってるとこなんて、ほとんどないし。
昭和の風営法と、裁量警察のほうがよっぽど問題じゃ

1896チバQ:2011/11/30(水) 20:28:25
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111130/kyt11113002070000-n1.htm

風呂の温度70度に変え同僚嫌がらせ 京都刑務所、副看守長を懲戒処分
2011.11.30 02:06
 他の看守らへの嫌がらせのために入浴場の給湯器の温度を70度に変えて業務を妨害するなどしたとして、京都刑務所(京都市山科区)は29日、男性副看守長(52)を減給100分の20(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 刑務所によると、副看守長は6月23日〜8月5日、7回にわたり、所内にある入浴施設のボイラー室で、給湯器の設定温度を40度から70度に変えたり、0度に変えたりして、入浴業務を妨害した。

 いずれも受刑者の入浴前に入浴係の別の看守らが設定温度が変更されているのに気づいたため、やけどを負うなどした受刑者はいなかった。

 不審に思った刑務所が8月上旬、ボイラー室にビデオカメラを設置。同月30日に副看守長が給湯器の操作パネルをたたきつける場面が映っていた。このため副看守長を問いただしたところ、設定温度を変えていたことを認めた。

 副看守長は「入浴係の若い看守らの仕事ぶりが不満でやってしまった」などと話しているという。

1897チバQ:2012/01/02(月) 22:45:36
http://www.asahi.com/national/update/0102/TKY201201020165.html

2012年1月2日21時35分
平田容疑者、まず警視庁訪れる 「警官指示で署へ」
 平田容疑者が丸の内署に出頭する前、東京・霞が関の警視庁本部を訪れ、庁舎前で警備のために立っていた機動隊員に名乗り出ていたことがわかった。平田容疑者はその場で身柄を拘束されず、機動隊員の指示で同署に1人で向かったという。

 捜査関係者によると、平田容疑者は機動隊員から「近くに丸の内署や交番があるからそこへ行くように」と言われたという。その後、約650メートル離れた同署の前に立っていた署員に名乗り出たという。本部からは歩いたとみられる。

 平田容疑者は髪は伸びていたが整形はしていないとみられ、顔の特徴や体形は手配時とほとんど変わっていなかった。

 警視庁警備1課によると、この機動隊員は「手配されているのは知っていたが人相が違っており、悪質ないたずらだと思った」と話しているという。同庁は、機動隊員の対応を含め出頭の経緯についても調べる方針。

1898チバQ:2012/01/22(日) 21:12:38
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120122/trl12012220480002-n1.htm
矯正の現場の苦悩と希望 全国一の過密女子刑務所・和歌山刑務所ルポ かつては麻原彰晃死刑囚の妻も 
2012.1.22 20:43 (1/3ページ)

和歌山刑務所の単独室。現実には2人がここで寝起きをともにする(池田美緒撮影)
 全国的に受刑者数が減少傾向にある中、女性受刑者は増加を続けている。全国8カ所の女子刑務所はいずれも定員を上回っており、なかでも近畿唯一の女子刑務所、和歌山刑務所(和歌山市)は全国一の収容率。慢性的な過剰収容状態で受刑者を更生させるには課題も少なくない。過去にはオウム真理教の麻原彰晃死刑囚=本名・松本智津夫=の妻や、松山市のホステス殺害事件で時効直前に逮捕された犯人も収容されていた和歌山刑務所。見学会に参加すると、矯正の現場の苦悩と希望が垣間見えた。(池田美緒)


定員オーバー


 畳3畳と1畳分の板間からなる一室。板間にはこぢんまりとした流し台が据え付けられ、その横には小さなブラウン管のテレビが置かれている。一見すると質素なアパートの一室のようでもあるが、窓の鉄格子が、ここが刑務所であることを雄弁に物語っていた。

 敷地面積約3万7千平方メートルの和歌山刑務所の一角。2階建ての寮には、このような単独室が1階だけでも42室並ぶ。

 問題は、この単独室すべてに、2人ずつが収容されていること。2組の布団を並べて敷けば、端が重なり合う。狭い空間で他人同士が暮らせば、ストレスもたまりトラブルも起きる。

 「反省を深められるように、夜は1人の時間を設けてあげたいのに」。処遇部長の赤間ひろみさんはこう話す。和歌山刑務所では、大半の部屋が定員オーバー。24平方メートルしかない6人部屋も、今は8人で使う。

 ピーク時には500人の定員に対し、受刑者数は680人にも達した。増築された他の刑務所に受刑者を移送するなどして徐々に改善されてはいるが、抜本的な解決の見通しは立っていないという。


足りない刑務官


 2階建ての広々とした工場棟では、薄い灰色の作業服を着た受刑者が黙々と紙袋や手袋、洗濯ばさみを作る刑務作業に勤しんでいる。居並ぶ約150人の受刑者を、高い台の上から監視する女性刑務官が見えた。見る者と見られる者の、緊張感が漂っていた。

 なかなか減らない受刑者に対し、足りないのが刑務官。和歌山刑務所では10人の定員割れだ。「育てても激務で辞めてしまう人も多い」と赤間さんはこぼす。

 女子刑務所ゆえ、受刑者に直接対応する部門の職員105人のうち、男性は3人だけ。受刑者の平均年齢が46歳なのに、81人の看守は平均24・3歳で、親と子ほどの年齢差がある。

 昼は80人1班の作業グループを2人で、夜は1人で約40室ある2人部屋を担当する。「もし一斉に出てきて襲われたら…」。実際、平成22年4月には工場棟で、刑務官が受刑者に背後からパイプいすで頭を殴られる事件も起きている。

 一瞬も気を抜けない勤務が続く彼女らを支えているのは、受刑者の更生への願いだという。


地域の支え


 近隣からは疎まれがちな刑務所だが、和歌山刑務所には地域の温かい支えがあるという。

 正門を入ってすぐの駐車場脇には、職業訓練用の外来美容室がある。部外者も自由に出入りでき、美容師資格を取得した受刑者3人が、訪れた市民の髪にはさみを入れる。大きな看板はないが、客足は絶えない。講堂には、母の日に近くの児童施設から贈られた「お母さんありがとう」の寄せ書き。庶務課長の津野修一さんは「受刑者みんなの励みになる」と喜ぶ。

 「収容人員の問題は厳しいが、思うように環境が整わないのもまた、社会。ここでの共同生活を社会復帰のきっかけにしてほしい」と願いを込めた。





 受刑者数と収容率 矯正統計年報などによると、全国の受刑者の総数は平成5年から毎年増加し、18年に7万496人でピークとなったが、その後は減少に転じた。一方で女性受刑者はその後も微増を続けており、22年の総数は4646人。また22年に新たに刑務所に入った女性入所者数は2206人で、4年の約2・4倍に達している。

 こうした状況を反映し、22年末段階での刑務所全体の受刑者収容率は90%なのに対し、全国8カ所の女子刑務所の収容率は120%。なかでも和歌山刑務所は130%を超え、最も過密度が高い。

1899とはずがたり:2012/01/23(月) 14:46:45

奈良警官発砲:被告2警官、正当性あったと無罪主張
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120123k0000e040146000c.html

 窃盗容疑で追跡中の乗用車に発砲し、助手席にいた高壮日さん(当時28歳)を死亡させたとして、付審判決定により殺人と特別公務員暴行陵虐致死の罪に問われた奈良県警の警官2人に対する裁判員裁判の初公判が23日、奈良地裁(橋本一裁判長)で始まった。2被告は「一般人と警察官を危険にさらして逃走していた者への発砲で、正当な行為だった」として無罪を主張した。付審判決定による裁判員裁判と、警官の職務上の発砲行為が殺人罪に問われた裁判はいずれも全国初で、市民が警官発砲について初めて判断する。

 被告は当時巡査部長の萩原基文警部補(35)と同巡査長の東芳弘巡査部長(35)。

 起訴状に当たる付審判決定によると、2被告は共謀し、03年9月10日午後6時45分ごろ、奈良県大和郡山市の国道24号で、高さんを公務執行妨害などの疑いで現行犯逮捕しようとして拳銃を発砲し、それぞれ1発ずつ後頭部と首に当て、約1カ月後に死亡させたとされる。公判では殺意の有無や発砲の正当性の有無などが争点となる。

 検察官役の指定弁護士側は冒頭陳述で、助手席側ドアの横から至近距離で発砲したとし、「(2被告は)発砲してでも運転を止めるしかない、場合によっては頭部に当たってもやむを得ない、と思った」と殺意を主張。また「渋滞だったうえに多数のパトカーもいて、逃走は事実上困難だった。(発砲しなくても)車は止められた」と訴えた。

 一方、弁護側は冒頭陳述で、逃走経路の地図とイラストなどを裁判員らに提示。「窃盗容疑の事件現場周辺から20キロ以上逃走し続け、時には時速百数十キロの猛スピードを出した。信号無視も繰り返し、一般車両と接触事故を起こしながら逃げた」とし、「常軌を逸した暴走ぶりで、車を凶器として扱っていた」と強調。「警官や市民の命を守るため、発砲しかなかった」として拳銃使用は適法だったと訴えた。

 付審判は、公務員の職権乱用など八つの罪について、検察庁に告訴・告発しても起訴されなかった場合、告訴人らが裁判所に審判を開くよう請求できる制度。検察官が身内意識から不公平な判断をするのを防ぐ狙いがある。【岡奈津希、大久保昂】

毎日新聞 2012年1月23日 10時33分(最終更新 1月23日 13時45分)

1900チバQ:2012/01/30(月) 21:40:07
>>1866>>1868
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000167-yom-soci
ネットカフェにのぞき窓、利用者に戸惑い・不満
読売新聞 1月30日(月)10時59分配信


拡大写真
個室内が見えるようドアの一部が透明化されたネットカフェ(愛知県一宮市で)=尾賀聡撮影

 愛知県内のインターネットカフェやマンガ喫茶の全店舗で、個室ブースの違法な密室状態が解消されたことが、愛知県警の調べでわかった。

 「密室」が犯罪の温床となるのを防ごうと、愛知県警は昨年、風俗営業法の「区画席飲食店」の規定を厳格に適用し、個室内が外から見えるように改善を指導。各店舗は個室の扉を撤去したり透明にしたりするなど、対応を図った。ただ、プライベートな空間が人気の一因だっただけに、店や利用者には戸惑いも広がっている。

 ◆愛知県警が指導

 「誰かに見られているようで落ち着かない」。同県一宮市のネットカフェを利用していた岐阜県羽島市のアルバイト男性(32)は不満げだ。この店は昨年9月、全70部屋のドアの一部(縦約20センチ、横約30センチ)を全て透明なガラスに切り替えた。通路からは、室内の客の姿はもちろん、パソコンやテレビ画面まで見て取れる。

 カップルで訪れた一宮市の会社員男性(20)も「店員が通路を通るだけでも気になってしまう」。男性店長(39)は透明化を維持するとしつつも、「室内が見えにくい店に客が流れてしまいそう」と不安を隠さない。

 県警は昨年7〜8月、風営法に基づき、県内で把握している計316店に立ち入り調査を実施。うち234店が無許可だったことを確認し、許可を取得するか、室内が見えるようにするなどの改善を指導した。

 これを受け、222店は個室の扉について〈1〉小窓を付ける〈2〉高さを下げる〈3〉撤去する――などの対応で適法化を図った。許可を得た場合は原則、午前0時以降の営業は出来なくなるため「売り」である24時間営業を維持しようと、透明化を選択した格好だ。残る12店は昨年末までに廃業した。

1901チバQ:2012/02/14(火) 00:38:00
http://news.livedoor.com/article/detail/6274877/
池袋のクラブハウスに警察が大規模なガサ入れ、参加者たち怒り露わ2012年02月13日13時55分

提供:トピックニュース

85コメント11日、池袋のクラブへ警察による大規模な麻薬捜査が入ったことが、ツイッターやネット掲示板で話題になっている。

捜査が入った池袋のクラブ「BED」では、11日の23時からHIPHOPイベントが行われていたが、このイベントの最中に大規模な覚せい剤の捜査が入り、約150人ほどの客が搬送され、尿検査を強制されたという。しかし、尿検査で覚醒剤反応が出た者はなく、その現場に居合わせていた者たちが捜査の状況をツイートし、怒りを露わにしていた。

ツイッターを見て、一連の騒動を知ったネットユーザーたちからは、「ひどい話だ」「警察は何しにきたんだ? 捜査の仕方に問題ありだろ」「ほんとに覚せい剤をやってる奴がいたならともかくだけど、居なかったなら警察もちゃんと謝らなきゃだめだよなぁ」「税金無駄遣いして終わったか」など、捜査のやり方に疑問の声が相次いだ。

また、ツイッター上に見られた当事者たちの発言によると、男女同室で尿検査をしたことや顔写真以外に検査中の写真まで撮影されたことが明かされ、ツイッター上で大きな批判を呼んでいる。

中には、「営業妨害、人権侵害、身体捜査令状無しでの偽任意尿検査等、むしろ早まって法律を犯したのは警察側」といった意見が出るなど、東京都公安委員会や監査室へ苦情提出を呼びかけるユーザーも。警察の捜査手法が問われる新たな展開へと発展する可能性もある。

1902チバQ:2012/02/14(火) 01:21:27
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001202130004
SMクラブで全裸 摘発したら・・・
2012年02月12日

■警察官、容疑で逮捕 札幌・ススキノ


 札幌市の繁華街ススキノのSMクラブ内で全裸になったとして、札幌中央署は11日、札幌厚別署留置管理課の巡査長泉沢有俊(なおとし)容疑者(28)=同市厚別区厚別中央3条2丁目=を公然わいせつの疑いで現行犯逮捕し、発表した。「裸でいたのは間違いない」と容疑を認めているという。


 札幌中央署によると、泉沢容疑者は11日午前1時25分ごろ、同市中央区南5西5のSMクラブ「クラブパティオ」で、男女約15人の客の前で全裸になった疑いがある。ステージ上で、女性従業員に赤いロープで縛られていた。初めは身分を明かさず、逮捕後の取り調べで警察官であることがわかったという。勤務時間外だった。


 道警監察官室の奥村稔室長は「警察職員が逮捕され、誠に申し訳ありません。事実関係を調査し、厳正に対処してまいります」とのコメントを出した。


 また、同署は、店を経営する田中貴子容疑者(46)=同市白石区本通11丁目=を風営法違反(無許可営業)容疑で現行犯逮捕し、発表した。店内で11日未明、女性従業員に男性客をロープで縛るといった行為をさせ、無許可で風俗営業をした疑いがある。

1903チバQ:2012/02/14(火) 01:22:29
http://www.j-cast.com/2012/02/13122023.html
「屈辱的な尿検査だった!」 池袋のクラブ「ガサ入れ」に不満
2012/2/13 20:24
東京・池袋のクラブに警視庁の家宅捜索が入り、屈辱的な尿検査を受けたとツイッターで不満が広がった。

事件を内偵していた可能性があるが、警視庁は「捜索のあるなしを含めてノーコメント」と言っている。

約150人も採尿させられ、大混乱に?
「警察の車両が何台も停まっていて、騒然とした雰囲気だったと夜勤の人から聞きました。パトカーばかりでなく、検挙用のバスもあったそうですよ」
近くの小売店の店員は、2012年2月12日早朝にあったとされる家宅捜索の様子をこう話す。

池袋のこのクラブでは、前日深夜からインディーズ系のヒップホップ集団によるライブが行われていた。

いち早く「ガサ入れ」の実況中継をしたのは、クラブのDJなどをしている男性だ。ツイッターで「ガサくらった。俺ら護送車で渋谷に搬送されてる」と12日の午前5時過ぎにつぶやいたのだ。

その後、クラブの客らとみられるツイートが相次ぎ、ネット上で波紋が広がった。

それらによると、ライブ中の店内は客らの押し問答などで大混乱した。その様子はツイッター上で写真紹介され、緊迫した空気が伝わってくる。客らは次々に警察の護送車に乗せられ、約150人もが渋谷署などで尿検査を受けさせられたという。

ツイッターには、「覚せい剤(採尿)」と書かれた書類や検査キットの写真もアップされている。警察では、写真を撮られたり指紋を採取されたりした人もいたそうだ。警察官3人に囲まれ、その監視する前で採尿させられたと訴えるケースもあった。

前出の男性らによると、採尿させられた全員が薬物反応はなく、シロとわかったという。

「捜索のあるなしを含めてノーコメント」
「最悪だよ。しつけー。根拠のないやつまで取り調べ」「屈辱的な人生初の尿検査させられましたぁ〜(><)」「大好きな人たちと大好きな空間を奪うな」
客らとみられるツイートには、こんな不満が渦巻いている。中には、営業妨害や人権侵害などで東京都公安委員会に苦情を申し出ようという提案もあった。

ネット上では、こうした訴えに同情する声もある。「とばっちりすぎるなこれ」「居なかったなら警察ちゃんと謝らなきゃだめだよなぁ」といったものだ。一方で、「クロがいると確信する何かがあったんじゃないか?」「警察に憤るより身内にチクったやついるんだから 探したらいいのに」といった指摘も出ていた。

このクラブは、2012年2月13日のイベントを中止することをツイッターで明らかにした。家宅捜索による影響なのかは、はっきりしていない。

警視庁の広報課では、取材に対し、「捜査中の事件は発表していません。広報するような案件ではないですので、その件は一切発表していないです」といい、「捜索のあるなしを含めてノーコメント」だとしている。

1904とはずがたり:2012/02/21(火) 16:16:22

海保に捜査・逮捕権付与へ…離島での不法侵入等
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120221-00000685-yom-pol
読売新聞 2月21日(火)14時35分配信

 政府が2010年の沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件などを受け、今国会に提出する海上保安庁法と外国船舶航行法の改正案の概要が判明した。

 海上保安庁の警察権を強化し、遠方の離島で不法侵入などがあった場合には、警察官に代わって海上保安官が捜査や逮捕ができる規定を設ける。対象とする離島は、尖閣諸島のほか、日本最東端の南鳥島(東京都)、最南端の沖ノ鳥島(同)などが挙がっている。

 政府は両法改正案について近く閣議決定する方針だ。

 現行の海上保安庁法は、海保の警察権の対象を「海上における犯罪」に限定している。警察が離島に到着するまで時間がかかることから、海保の警察権を拡大することにした。対象とする離島については、海上保安庁長官と警察庁長官が協議して指定する。
最終更新:2月21日(火)14時35分

1905チバQ:2012/03/14(水) 21:56:48
>>1653-1654>>1679-1682
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120314-OYT1T00956.htm
日弁連会長選、再投票でも決まらず…再選挙へ

日弁連の会長選挙の結果について発表する選挙管理委員会の小山委員長=中嶋基樹撮影 日本弁護士連合会の次期会長選の再投票が14日あり、即日開票の結果、元日弁連副会長の山岸憲司氏(64)(東京弁護士会)、現職の宇都宮健児氏(65)(同)とも当選の条件を満たさなかった。

 公示からやり直す「再選挙」が来月実施される。全会員による直接選挙が初めて実施された1975年以降、再選挙は初めて。

 日弁連会長選で当選するには、〈1〉全体での最多得票〈2〉全国52の弁護士会のうち3分の1を超える会で最多得票――の2つの条件を満たす必要がある。4人が争った先月10日の投票で当選者が出ず、全体票の上位2人による再投票となった。

 再投票の仮集計では、山岸氏が都市部を中心に8558票を獲得、7486票だった宇都宮氏を上回ったが、地方での人気が高い宇都宮氏が37会を制し、山岸氏は東京、大阪など14会にとどまった。このため先月の選挙と同様、山岸氏が〈1〉の条件、宇都宮氏が〈2〉の条件のみを満たす構図で、決着がつかなかった。

(2012年3月14日20時36分 読売新聞)

1906チバQ:2012/03/14(水) 21:57:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00000089-mai-soci
<日弁連会長選>史上初の再選挙に 再投票で決着せず
毎日新聞 3月14日(水)20時17分配信


拡大写真
現職の宇都宮健児氏(左)と新人の山岸憲司氏

 任期満了に伴う日本弁護士連合会の会長選は14日、再投票の結果、現職の宇都宮健児氏(65)=東京弁護士会=と新人の元日弁連事務総長、山岸憲司氏(64)=同=の双方が再び当選条件を満たさず、4月27日に史上初の再選挙を行う異例の事態になった。

 当選するには、得票数で1位になったうえで、全ての地方弁護士会(52会)の3分の1以上(18会以上)で勝利する必要がある。2月の1回目の投票では立候補者4人全員が条件を満たさず、1位の山岸氏と2位の宇都宮氏の決選投票になっていた。

 今回の再投票の仮集計では、山岸氏が8558票を獲得して宇都宮氏の7486票を上回ったが、14会しか制することができなかった。山岸氏は東京や大阪など都市部の弁護士会で勝利したものの、地方を中心に37会で敗れ、静岡では同数だった。投票率は50.83%。

 28日に公示される再選挙では、改めて立候補手続きからやり直すため、両氏以外の立候補も可能になる。新会長が決まらない異例の事態について、14日夜に記者会見した選管担当者は「(選挙の仕組みが)良いのかどうか議論しなければならない」と話した。

 宇都宮氏は前回(10年)の会長選で、史上初の再投票の末に当選した。任期(2年)は今月末までだが、新会長が決まるまで「代行者」として会長職にとどまる。【石川淳一、伊藤一郎】

1907チバQ:2012/03/22(木) 22:51:02
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120322/crm12032222300024-n1.htm
被害届け先送りで親睦旅行 「命守る」原点 軽んじた警察 危機意識の不足露呈
2012.3.22 22:27 (1/3ページ)

 千葉県警習志野署の北海道旅行は、ストーカー事件に対する警察の危機意識が不足していることを改めて露呈した。警察当局は早急に今回の対応を再検証し、「人の命を守る」原点に立ち返る必要がある。

 「危機意識が欠如していたことの表れではないかといわれてもやむを得ない」

 警察庁の片桐裕長官は22日の会見で、同署員の旅行についてこう指摘した。

 西海市の事件では、ストーカー被害の相談を受けながら対応をたらい回しにした千葉、長崎、三重の3県警が今月5日、検証結果を公表したばかりだった。しかし、北海道への旅行には触れておらず、警察庁への報告もなかった。

 片桐長官は「千葉県警は被害届の提出を待ってもらったのは、旅行が理由ではないと説明しているが、さらに詳しく事実関係を調査させたい」と述べた。旅行の事実を公開しなかったことは不手際の隠蔽(いんぺい)だった可能性が高く、再度、徹底した検証が必要だ。

 警察庁が22日に発表したまとめによると、全国の警察が平成23年中に認知したストーカー事案は前年比9.6%減の1万4618件と減少したものの20年以降4年連続して1万4000件を超えている。被害者と行為者の関係では、交際相手(元交際相手を含む)が7741件で半数超を占めたが、西海市の事件のように、家族や親族らが被害に遭ったケースも315件あった。

 また、ストーカー規制法に基づく警告に従わず、公安委員会が発出した禁止命令は同34.1%増の55件と過去最多で、警察庁は「ストーカーがより悪質化している兆し」と分析する。

 11年に相次いで発生した埼玉県桶川市の女子大生ストーカー殺人事件と栃木県上三川町の少年リンチ殺人事件では、警察が再三にわたり相談や捜査要請を受けながら、真摯(しんし)に対応せず殺人事件の発生を許してしまったことが批判を浴びた。

 これらの事件は警察改革の一つの契機となり、ストーカー規制法の制定につながった。しかし、その後も同種の事件は相次ぎ、警察庁は18年以降計3回通達を出し、ストーカー事案への積極的な対応を求めてきた。西海市の事件後には、ストーカー事件で警察署長が積極的に指揮を執るなど、組織による的確な対応を改めて通達した。

 ストーカー事件は複数の都道府県にまたがるケースも多く、通達では警察本部間で情報を共有し、被害者や親族の保護を徹底することも求めている。「事件の未然防止」という通達の精神を、現場の警察官にいかに浸透させていくかが今後の課題といえる。

第三者機関による検証やり直せ


 犯罪被害者の問題に詳しい常磐大大学院の諸沢英道教授(刑事法)の話「警察が今月5日に発表した検証結果は不十分だった。例えば『被害者を実家に隔離したから危険が低くなった』という考えはストーカー犯罪の本質を分かっていない。旅行の問題も浮上し、第三者機関による検証をやり直すべきだ。桶川ストーカー殺人事件以降も民事不介入という意識は強く、警察の対応は腰が引けている。警察の組織体制を見直し、ストーカーや家庭内暴力など暴力事件全般の対策を強化する必要がある。また、現行のストーカー規制法は、一つの県警が出した警告が他の県警では有効ではないなど問題点が多い。改正議論も進められるべきだ」


組織としてチェックする態勢を


 日弁連犯罪被害者支援副委員長の番敦子弁護士の話 「旅行のため被害届の受理が遅れたのかどうかは検証を待たなければならないが、ストーカー事件は殺人事件などと違い、警察の対応が遅れがちになる。警察には強制力があり、特にストーカー被害者の救済には力が発揮できるのに残念だ。ストーカー対策の専門家を全国で育成したり、被害者の不服申し立てに迅速に対応する機関の設置など、組織としてチェックする態勢が必要だ」

1908名無しさん:2012/03/23(金) 19:56:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120323-00000567-san-soci
千葉県警、習志野署長を更迭 ストーカー被害届受理問題で 
産経新聞 3月23日(金)16時20分配信

 千葉県警は23日、習志野署員がストーカーの被害届の受理を先送りした直後に旅行にでかけていた問題で、大場仁志署長(59)を4月1日付で警務部付に異動させると発表した。事実上の更迭とみられる。

 県警警務課によると、大場署長は「一身上の都合」を理由に辞職を申し出たという。だが、県警は、旅行問題などの調査を円滑に行うために警務部付へ異動させることを決めた。「更迭ではない」と説明している。

 大場署長は昨年2月に習志野署長に着任した。

1909チバQ:2012/03/30(金) 00:18:34
>>1900
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120329-OYT1T00380.htm
ネットカフェ、本人確認など法規制検討…警察庁


 警察庁の有識者会議「総合セキュリティ対策会議」(委員長・前田雅英首都大学東京教授)は29日、依然としてインターネットカフェを悪用した犯罪が目立つとして、入店者の本人確認やパソコンの利用記録保存などの義務化を提言した。


 これを受け同庁では、ネットカフェの法規制の検討を始める。

 同庁が2010年中に認知したネットカフェを悪用したサイバー犯罪は、他人のクレジットカード情報を使って商品をだまし取った事件など136件。8割に当たる109件が本人確認をしておらず、パソコンの利用記録を保存していない店も多いため、犯人特定が難航する事件が多かった。

 昨年6月の同庁の調査では、全国2580店のうち75・5%にあたる1948店で本人確認がされていたが、前年比で2・3ポイント増にとどまった。各警察本部は管内の店に本人確認を繰り返し指導しているが、罰則付きの条例がある東京都以外は強制できていない。

(2012年3月29日12時06分 読売新聞)

1910チバQ:2012/03/30(金) 00:19:33
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120329/cpb1203292248003-n1.htm
ネットカフェの本人確認、法制化を検討へ 警察庁2012.3.29 22:47
 警察庁生活安全局長の私的諮問機関「総合セキュリティ対策会議」は29日、インターネットカフェが犯罪の匿名化手段として悪用されることを防ぐため、利用者の本人確認の実施を義務づけるなど法制化の検討を求める提言をまとめた。警察庁は提言を踏まえ、法規制の在り方について検討に乗り出す。

 全国の警察が平成22年中に認知し、23年5月までに未検挙だった不正アクセスなどのサイバー犯罪について警察庁が実態調査を行ったところ、ネットカフェを利用したサイバー犯罪136件のうち、本人確認が未実施の店舗は109件と全体の8割を占めていた。サイバー犯罪の痕跡を残さないため、本人確認が未実施の店舗で犯行が敢行されている状況が顕著となっている。

 ネットカフェ業者などが加盟する日本複合カフェ協会の統計によると、19年の加盟率は50・1%と半数を超えていたが、23年には44%にまで減少。同協会ではガイドラインを策定して本人確認の徹底などを推進している。しかし、入店時の本人確認を煩わしく感じる利用者が店舗利用を敬遠すると懸念した業者が協会から脱退しており、業者間では不公平感も広がっているという。

 こうした実態を踏まえ、提言では本人確認の義務化に加え、利用者の入退店時刻・使用したコンピューターの記録を一定期間保存することや、防犯カメラの設置など店舗内におけるサイバー犯罪の利用を防止する措置の義務化についても法制化の検討を求めた。

 また、警視庁外事3課の国際テロ関連資料がネット上に流出した事件では、高度匿名化技術が悪用されたとみられており、こうした技術が将来的にサイバー犯罪に悪用されることへの対策について調査研究する必要性も併せて提言。警察庁では提言を受け、研究者や海外の捜査機関との情報交換を進め、実態調査に乗り出すことにした。

1911チバQ:2012/04/11(水) 22:10:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120411-00000050-mai-soci
<法廷ファッション>どこまでOK?木嶋被告公判で注目
毎日新聞 4月11日(水)14時7分配信

 首都圏連続不審死事件で、男性3人への殺人罪などに問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判は、13日に判決が下る。同裁判では、被告の法廷での服装にも関心が集まった。裁判員の心証にも影響するファッション。自由はどこまで認められているのか。 

 さいたま地裁で1月10日に行われた初公判で注目されたのは、木嶋被告が午前と午後で違う服装だったこと。その後約2カ月に及ぶ公判でも頻繁に違う服で臨み、特集した女性週刊誌もあった。

 刑事裁判の法廷での被告の服装は、09年の裁判員裁判開始の際、見直された経緯がある。以前は、ネクタイやベルトの着用は自殺防止、靴は逃走防止のため認められず、日本弁護士連合会によるとジャージーやスエット姿が多かった。しかし「推定無罪の原則がある以上、裁判員に偏見を与えないよう、被告が希望する服装や理美容で裁判を受けられるようにすべきだ」との声を受け、「取り付け式のネクタイ」や「革靴に見えるサンダル」が男女の被告に貸し出されることになった。

 女性被告の服装については特別の規定はないが、法務省矯正局によると、管理運営上の理由などで拘置所に持ち込めない物は、原則的に法廷でも身に着けられない。アクセサリーや化粧は許されない一方、ミニスカートやキャミソールでも「社会で許されている範囲であれば、露出が多いなどの理由で制限されることはない」。

 日弁連裁判員本部事務局長の※原廣(しではら・ひろし)弁護士によると、裁判員裁判開始後は、被告の身だしなみを整えようという動きがある。「法務省矯正局は、化粧について『人相が変わり、逃走した時、わからなくなる』として認めていないが、口紅については試行して、問題がなければ認める方向で検討されている」と話す。

 「人は見た目が9割」の著者、竹内一郎さんは「本来、法廷では外見で判断をしてはならないが、市民感覚を取り入れた裁判員裁判が導入された以上、衣服などの印象も含めた裁判になるのは避けられない」と指摘。「木嶋被告は、意図的に衣服を替えたと思うが、おしゃれをすれば必ずしも好印象を与えるわけではない」と話す。また、04年に被告の服装の改善を問題提起した漫画「家栽の人」の原作者、毛利甚八さんは「仮に被告が華美な服装や、エッと思われるような格好で出てきたとしても、どうとらえるかは裁判員の問題。判断材料が増えることになるのでいいと思う」と話す。【平川昌範、大槻英二】

 ※は貨へいのへい

1912とはずがたり:2012/04/14(土) 08:02:00

金銭感覚など赤裸々…木嶋被告、公判発言が裏目
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120413-OYT1T00991.htm

 練炭自殺に見せかけて男性3人を殺害したとして、殺人罪などに問われて死刑を求刑された無職木嶋佳苗被告(37)は公判で、殺人事件の被害者との交際経緯に加え、過去の遍歴や金銭感覚を赤裸々に語った。


 愛人契約やデートクラブで金を稼いでいたことなども明かし、うそを繰り返した人生を「反省している」と述べた。判決はしかし、「虚飾に満ちた生活」のために事件を起こしたと断罪。一連の発言は裏目に出る形となった。

 木嶋被告は2月17日の被告人質問初日、弁護人の質問に、高校を卒業して北海道から上京後、愛人契約などを始めた経緯を淡々と振り返った。月収が約150万円あっても、「貯金をしたことは一度もない」。自身の金銭感覚も積極的に披瀝
ひれき
した。

 検察側が連続殺人の背景と指摘した千葉県の男性(2007年、70歳で死亡)との交際では、約6年間に受け取った金額は「1億円近いと思う」と述べた。「自由奔放で特殊な価値観で生き、それを自覚していないところが魅力」「普通の女性にない面を評価してくれて、それが自信になった」とも話した。

 殺害された寺田隆夫さん(当時53歳)のケースでは、別れ話を告げた後、「使ってほしい」と1000万円余の残高がある通帳を手渡され、数日で使ったと認めた。一時は結婚を考えた男性の死に、線香の一本でもという思いはなかったのかと問われても「その時は思わなかった」と発言した。

(2012年4月13日20時26分 読売新聞)

1913チバQ:2012/04/16(月) 20:53:25
>>1894-1895
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120416-00000032-jnn-soci
六本木のクラブ、停止処分中に営業
TBS系(JNN) 4月16日(月)13時39分配信

 若者に人気の東京・六本木のクラブの37歳の経営者が営業停止期間中に店の営業を行ったとして警視庁に逮捕されました。

 風適法違反の疑いで現行犯逮捕されたのは港区六本木の人気クラブ「クラブナインナイン」と「ガスパニックバー」を経営する脇田英徳容疑者(37)で、今月13日午前1時すぎ、この2つの店舗が営業停止期間中だったにもかかわらず、客に酒を提供するなど営業を行った疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、2つの店舗は去年11月、無許可で客にダンスをさせたとして摘発され、今月13日からの180日間、営業停止処分を受けていました。

 当時、店にはおよそ220人の客がいたということで、脇田容疑者は「反省しています」と容疑を認めているということです。(16日11:38)

1914チバQ:2012/04/17(火) 00:25:12
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120226ddlk26070364000c.html
なるほドリ:クラブの取り締まり強化って? /京都
毎日新聞 2012年02月26日 地方版

 ◇風営法違反の無許可営業摘発が多発 60年以上前の法律若者文化に波紋
 なるほドリ 最近、クラブに対する取り締まりが厳しくなったと聞くけど。

 記者 一昨年から続く大阪・ミナミでの摘発や、京都や福岡などでの摘発を新聞で見かけたね。風営法に基づく無許可営業が多いみたいですね。

 Q クラブってそもそも何?

 A 一般的に深夜、ディスクジョッキー(DJ)と呼ばれる人がフロアに曲を流して客を踊らせる場所のことで、アルコールなどの飲食物も提供しています。昔でいうディスコに近いのかな。若者たちが交流したり、若いDJが経験を積んで国内外で活躍するための文化発信の場でもあるんです。

 Q 法律上は何が問題になっているの?

 A 風営法は公序良俗の保持や青少年の健全な育成などを目的としています。クラブ営業は第2条の3項「設備を設けて客にダンスをさせ、かつ、飲食をさせる営業」に当たるから、公安委員会の許可が必要というのが捜査当局の見解です。ただし、許可を取っても営業時間は原則午前0時までです。

 Q 今までは普通に営業してたんだよね。なぜ厳しくなったの?

. A 実は普通に営業していたというわけではないんです。法に抵触する可能性は以前から指摘されていたのですが、クラブ側は「イベント会場として貸し出しただけ」などという言い分もあり、グレーゾーンだったのも事実。泥酔した若者による騒音や器物損壊などへの苦情の声が高まり、それを受けた取り締まり強化なのですが、一部で問題になっているクスリの問題も要因とされているようです。

 Q 最近、クラブ以外の施設でも警察から警告を受けた例があると聞いたよ。

 A 大阪市住之江区のアート複合スペースですね。深夜のダンスイベントに場所を提供していたのですが、無許可営業の恐れがあるとして、大阪府警が昨年11月に警告しました。カウントダウンとか、予定していたイベントは全て会場変更や中止に。クラブ関係者だけでなく、そういった音楽が好きな若者の間にも波紋が広がっているんです。

 Q この緊急事態にクラブ側はどう対応しているの?

 A 現場は困惑しているのが現実です。明らかにダンスイベントなのにフロア入り口に「ダンス禁止」と張り紙したり、午前0時以降の営業を自粛したりしています。

. Q この間の京都市長選(今月5日投開票)では弁護士の新人候補が「若者文化を守るために、過剰な取り締まりに反対する」と主張していたね。

 A そもそもたくさんのクラブが営業している現状では、60年以上前に定められた風営法は合っていないんです。「ダンス」の定義も法律上、明確ではないので「緩やかなリズムに乗って肩を揺らすのもダメなの?」と指摘する法律の専門家もいます。クラブ関係者を中心に京都でも、国に法改正を求めるようとする動きも出始めていますよ。

 Q ぼくも曲に合わせて踊るの大好きだし、みんなが楽しめるようなルールづくりをこれから一緒に考えたいな。<回答・入江直樹>

==============

 あなたの質問をお寄せください。〒602−0877 京都市上京区河原町通丸太町上ル 毎日新聞京都支局「質問なるほドリ」係

1915とはずがたり:2012/04/23(月) 14:25:26
痛ましいなぁ。。こんな無免許野郎死刑にすべきであるヽ(`Д´)ノ
飲酒運転共々殺人行為と見なすべきだ。

登校の列に車、4人重体 無免許18歳逮捕 京都・亀岡
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2012042300081.html
2012年4月23日(月)13:50

 23日午前8時ごろ、京都府亀岡市篠町(しのちょう)篠(しの)上北裏(かみきたうら)の府道で、集団登校中の小学生の列に、無免許の少年が運転する軽乗用車が突っ込んだ。京都府警によると、市立安詳(あんしょう)小学校の1〜5年生の9人と引率していた妊娠中の保護者の女性(26)の計10人がはねられた。

 女性と1年生の男児(6)、2年生の女児(7)、3年生の女児(8)が意識不明の重体、残る6人も重軽傷を負っている。女性のおなかの胎児(7カ月)の死亡が確認されたという。

 軽乗用車には少年3人が乗っており、京都府警は、運転していた亀岡市の少年(18)を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕した。少年は無免許だった。少年は「事故を起こしたのは間違いない。3人で一晩中走っていた」と容疑を認めているという。

1916とはずがたり:2012/04/24(火) 13:04:21

同乗の大学生と専門学校生も逮捕…亀岡事故
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120423-OYT1T01084.htm?from=y10

 京都府亀岡市篠町で23日朝、集団登校中の児童の列に乗用車が突っ込んだ事故で、京都府警は同日、自動車運転過失致傷容疑で現行犯逮捕された少年(18)が無免許なのを知りながら車を運転させたとして、同乗していた同府南丹市の大学1年の少年(18)と亀岡市の専門学校生の少年(18)を道交法違反(無免許運転)ほう助容疑で逮捕した。

(2012年4月24日06時47分 読売新聞)

1917チバQ:2012/04/27(金) 23:37:46
>>1905-1906
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120427/trl12042720570008-n1.htm
日弁連会長選 選挙→再投票→再選挙 「利権争い」内部からも批判
2012.4.27 20:56

日弁連の次期会長に初当選し、記者会見する山岸憲司氏=27日午後、東京都千代田区の弁護士会館
 選挙、再投票、再選挙−。3度目の対決でようやく決着がついた日本弁護士連合会(日弁連)次期会長選。元日弁連副会長の山岸憲司氏(64)が現職の宇都宮健児氏(65)を破ったが、異例の長期戦に「身内の利権争いに過ぎない」と内部ではあきらめに近い声が聞こえた。

 1回目の選挙では4人が立候補し、山岸氏と宇都宮氏の決選投票に。再投票でも当選者が決まらず、公示からやり直した3回目も僅差となった。山岸氏が獲得した弁護士会数は19会で「当選条件」の18会をわずかに上回った。

 背景には地方と都市部との対立がある。法曹人口の問題など課題の多くで主張が食い違い、地方の支持を受ける宇都宮氏、主流派閥の応援を受ける山岸氏の選挙戦の構図にそのまま表れた。ある日弁連関係者は「課題が山積している中で、会長も決まらない状態は異常だった」と振り返った。

1918とはずがたり:2012/05/10(木) 11:31:30

ホンダ、ハイブリッド車の燃費広告めぐる訴訟で逆転勝訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120510-00000038-reut-bus_all
ロイター 5月10日(木)8時46分配信
[9日 ロイター] ホンダ<7267.T>のハイブリッド車「シビック」の燃費が誇大広告だったとして米国人所有者が損害賠償を求めていた訴訟の控訴審で、カリフォルニア州地裁は9日、ホンダに9867ドルの支払いを命じた一審判決を覆し、ホンダ側の逆転勝訴の判決を言い渡した。

地裁判事は「驚くほど燃費が良い」「多額の燃料費を節約できる」としたホンダの広告スローガンについて「特定の水準を約束したものではない」との判断を示した。

原告で弁護士のヘザー・ピーターズ氏は、カリフォルニア州法では今回の判決に対する上訴は認められていないと発言。

アメリカン・ホンダ・モーターの広報担当クリス・マーティン氏は判決を歓迎するとのコメントを出した。

1919とはずがたり:2012/05/11(金) 20:15:38

<石川議員再聴取>担当検事「供述維持、幹部が指示」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120511-00000008-mai-soci
毎日新聞 5月11日(金)3時0分配信

 小沢一郎・民主党元代表の政治資金規正法違反事件に絡み、元秘書で衆院議員の石川知裕被告(38)を10年5月に再聴取した際に「虚偽」の捜査報告書を作成したとされる田代政弘検事(45)が検察の内部調査に「(元代表の関与を認めた)石川議員の捜査段階の供述を維持させるよう一部幹部から指示された」と話していることが分かった。検察当局は指示の意図を確認するため、田代検事の当時の上司らから聞き取りを進めている模様だ。

 石川議員への再聴取は、東京第5検察審査会が元代表について最初の起訴相当議決(10年4月)をした後の再捜査時に行われた。複数の検察関係者は「通常こうした再聴取では相手に自由に話をしてもらう」と指摘する。

 だが、関係者によると、田代検事は「石川議員の供述を維持させろという一部幹部からの指示があった。別の上司からは『(再聴取を)頑張れ』などと言われた」と内部調査で説明しているという。

 実際に行われた再聴取では、石川議員が冒頭から「無罪になるわけないですから」などと発言。自身が「隠し録音」したICレコーダーの内容をおこした文書によると、5時間を超える再聴取のうち約20分経過した時点で「今までの(供述)を全部翻すことにはならないでしょ」などと、大筋で供述を維持する姿勢を示した。

 しかし、田代検事はその後も「検審、ま、うち(検察)の方針もそうだけど、石川さんが今までの話を維持してきちっとね、話をしている限り、多分、(元代表が)起訴だということにはならないんだろうと思うんだよ」などと繰り返し念押ししていた。

 ◇「虚偽」報告書…故意の立証困難

 田代検事は、実際にはなかったやりとりを捜査報告書に記載したことについては「逮捕時の取り調べと記憶が混同した」と述べ、故意の虚偽記載を否定している模様だ。

 捜査報告書には石川議員の発言として「検事から『ヤクザの手下が親分を守るためにうそをつくのと同じようなことをしていたら選挙民を裏切ることになる』と言われ、小沢先生へ報告し、了承を得たと話したんです」などと記載されていたが、実際には再聴取時にこうしたやりとりはなかった。この捜査報告書は東京第5検察審に送られ、2度目の起訴議決の根拠の一つになったとされる。

 このため元代表への無罪判決で東京地裁は「事実に反する捜査報告書を作成し、検察審の判断を誤らせることは決して許されない」と厳しく批判。「経緯や原因の究明については検察が十分調査し、対応することが相当」と調査を求めていた。

 この捜査報告書を巡っては、市民団体が田代検事や当時の幹部ら計7人を最高検などに刑事告発。検察当局は今月中にも処分を決めるが、「故意」の立証は困難として、不起訴の方向で検討を進めている模様だ。

1920チバQ:2012/05/14(月) 22:04:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120514-00000092-mai-soci
<裁判員裁判>性犯罪事件で重い刑の傾向 施行から3年
毎日新聞 5月14日(月)20時12分配信

 最高裁は14日、今月21日に制度施行から丸3年となる裁判員裁判の実施状況をまとめた。性犯罪事件で裁判官だけの裁判(裁判官裁判)よりも重い刑が言い渡されている傾向があることや、最高裁が実施した裁判員経験者(補充裁判員含む)へのアンケートで、裁判官や検察官ら法曹三者の法廷での説明を「分かりやすい」と答える人の割合が年々減少していることが分かった。

 今年3月末までの裁判官裁判との量刑比較では、強姦(ごうかん)致傷や強制わいせつ致傷といった性犯罪事件で、裁判員の方が量刑分布のピークが重めになるなど厳罰化傾向が表れたほか、殺人未遂や傷害致死などで量刑の幅が広くなった。

 裁判官、検察官、弁護人による法廷での説明について「分かりやすかった」と答えた人の割合は施行以降、年ごとに減少。12年(2月末まで)は裁判官=86.3%(09年比4.4ポイント減)、検察官=61.7%(同18.6ポイント減)、弁護人=35.6%(同14.2ポイント減)だった。施行当初よりも複雑な事件が多くなっていることも一因とみられる。

 法廷での手続き全般について理解しにくかった理由を聞くと「被告や証人が法廷で話す内容が分かりにくかった」が毎年最も多く、12年も18.4%。今年から項目に入れた「調書の朗読が長かった」を選んだ人が10.8%と目立った。

 また、施行から今年3月末までに1審を終えた対象事件の被告は3685人で、有罪判決(一部無罪含む)3584人、無罪17人などとなった。無罪を罪名別で見ると、覚せい剤取締法違反が最多の7人だった。【和田武士】

1921チバQ:2012/05/14(月) 22:46:37
>>1887>>1894>>1901>>1903>>1913-1914
http://news.livedoor.com/article/detail/6556970/
人気クラブの経営者逮捕で衝撃広がる “踊る・ダンス”の基準に疑問の声
2012年05月14日16時06分

提供:ガジェット通信
警視庁は14日、無許可でクラブを営業したとして、東京都港区西麻布クラブ「alife(エーライフ) 」の経営者と責任者を逮捕。各大手メディアで報道されています。

「alife」は、2002年にオープンしたカフェバー・ラウンジ・パーティースペースから成る複合エンターテイメント空間。約1,000人が収容出来る、都内のクラブの中では“大箱”であり、週末には多くの若者であふれていました。
今回の容疑は、風営法違反。報道によると、「alife」が得ていた許可は飲食店としてだけで、12日午前0時10分頃「無許可でクラブを営業し、客にダンスをさせた疑い」で逮捕されたそうです。

これについて、責任者の笠井克啓容疑者は「客は音楽に合わせて体を動かしているだけで、ダンスはしていない」と容疑を否認。クラブ好き、パーティ好きに衝撃が広がっています。
Twitterなどネット上では、今回の報道について、「風営法的にはお客さんが踊ったらダメと。この基準すごいな」「なんで踊ることに国の許可がいるの?」という法律に対する疑問や、「7月末に閉店が決まっているalifeを何で今摘発するんだろう?」「逆に今まで摘発されなかったのが不思議」などという声がつぶやかれています。

他にも、関西でも最近クラブが相次いで摘発を受けたことを踏まえて、「ついに東京でもか」「関東でもこの流れが!」と様々な憶測も飛び交っている様です。
「alife」の公式サイトには、今回の逮捕前から存在していると思われる「店内での踊る・ダンス等の行為は厳重に注意させていただきます」との注意書きが。7月末の閉店は今回の騒動と関係あるのか、それまでの営業がどうなるのか。今後も、このニュースの余波は続きそうです。

また、6月2日に千葉県・海浜幕張で開催される音楽フェス「BIG BEACH FESTIVAL'12」も「alife」主催の人気イベント。ケミカル・ブラザーズの来日や、その他豪華ゲストのプレイが決定しているだけに、多くの人が影響を心配すると共に開催続行を望んでいます。

alife
http://www.e-alife.net/

1922チバQ:2012/05/14(月) 22:47:26
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120514/crm12051414250020-n1.htm
東京・西麻布で無許可クラブ営業 経営者ら逮捕「ダンスとは認識していない」と容疑否認 
2012.5.14 14:24
 客が店内でダンスできるナイトクラブの許可を得ずに、クラブ営業をしていたとして、警視庁生活安全特別捜査隊は、風営法違反(無許可営業)の現行犯で、東京都世田谷区砧、飲食店「エーライフ」経営者、笠井克啓(52)と同店店長、小林勇介(31)の両容疑者を逮捕した。同隊によると、2人とも「客が音楽に合わせて腰を振っていたのは間違いないが、リズムを取っていただけで、ダンスとは認識していない」などと否認しているという。

 同隊によると、同店は、港区西麻布のビル地下1階で約10年前から営業。店内にはミラーボールや照明器具が設置され、ダンスができるようになっていた。一日平均で約700万〜800万円の売り上げがあり、有名アーティストのライブなども行われていたという。

 逮捕容疑は、12日午前0時10分ごろ、同店で、無許可でクラブ営業したとしている。

 平成19年4月にはナイトクラブ営業の許可を取っていたが、禁止された午前0時以降も営業していたため、行政処分を受け、同年9月に返上していた。

1923杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2012/05/23(水) 11:16:03
時効7年なのに…9年前の窃盗容疑で逮捕 3年半の海外渡航歴分を除外で
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120522-OYT1T00437.htm

 神奈川県警中原署は21日、大阪府箕面市小野原東、美容師内山武光容疑者(29)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、内山容疑者は2003年3月12日午前から翌13日未明までの間、川崎市中原区上丸子山王町のアパート1階の男性会社員(32)宅に合鍵で侵入、外国製自転車やノートパソコンなど3点(計約17万円相当)を盗んだ疑い。調べに対し「自分で使うつもりで盗んだ」などと供述し、容疑を認めている。

 内山容疑者は当時、現場近くに住み、合鍵は男性が玄関脇に隠していたものだったという。

 窃盗罪の公訴時効は7年だが、内山容疑者は途中の約3年半、米国に渡航していたため、時効にはならないという。

(2012年5月23日09時57分 読売新聞)

1924チバQ:2012/05/29(火) 00:00:21
>>1921-1922
http://www.letsdance.jp/

風営法改正を!! と。たまには政治的な発言をしてみます。

昭和のカビの生えた法律を改正し、クラブを届け出制にして
違法薬物管理を徹底させましょうや

未成年への入場規制や近隣環境への対応
警察ややくざの利権などなどクラブサイドでも
腰が重い部分もあるようですが、この馬鹿げた法律の改正を!

と先週土曜にクラブにて、リズムを取っていただけでダンスをしなかった
チバQは思ったのでした。
上のサイトの関係者とは知り合いでも何でもありませんが、よければ署名を。

1925チバQ:2012/05/29(火) 20:59:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120529-00000061-mai-soci
<風営法>ダンス規制削除を 坂本龍一さんら署名活動へ
毎日新聞 5月29日(火)15時0分配信


拡大写真
クラブでダンスする若者たち

 音楽家の坂本龍一さんらが、風営法の規制対象から「ダンス」を削除する法改正を求め、国会に請願する署名活動を始める。近年、若者が深夜にダンスを楽しむ「クラブ」が同法違反で警察に摘発される事例が相次いでいるためで、芸術関係者らの間で「このままでは音楽文化が衰退する」との懸念が広がっているという。10万人の署名を目標にしている。

 呼びかけ人には坂本さんのほか、作家のいとうせいこうさん、映画監督の諏訪敦彦(のぶひろ)東京造形大学長らが名を連ねる。

 クラブ関係者によると、摘発が目立ち始めたのは一昨年末から。大阪・ミナミでは十数軒が摘発され、容疑の多くは「無許可営業」だった。東京、福岡、京都でも同様の傾向で、閉鎖するクラブも相次いでいる。

 クラブは深夜から未明にかけ、DJの流す音楽に合わせて踊るほか、現代アートの発表の場として利用されることもある。請願書では「クラブは音楽家やアーティストを輩出し、新しい文化を生み出す場。多くは健全な交流の場」などとして、同法の規制対象から外すよう訴える。クラブ経営者らでつくる「Let’s DANCE署名推進委員会」(京都市)が事務局となり、イベント会場などで署名を呼びかける。

 同法は「客にダンスをさせ、かつ飲食させる営業」を風俗営業と規定し、都道府県公安委員会の許可が必要。しかし、許可を得ても営業は原則午前0時までに規制される。このため、大半のクラブは無許可営業しているのが実態だ。

 同法は戦後の風俗営業取締法を前身に84年制定。当時、ディスコを舞台に中学生が事件に巻き込まれるなど社会問題化し、営業時間も規制された。同法に詳しい西川研一弁護士(大阪弁護士会)は「『ダンス』が対象になっているのは、戦後、一部のダンスホールが売買春をあっせんしていたため。現在のクラブの実態にそぐわない」と指摘する。【入江直樹】


http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120317ddlk26040501000c.html?inb=yt
風営法:クラブ経営者「改正を」 ダンス規制法見直し連絡協準備会、府議会全会派に働きかけ要望を提出 /京都
毎日新聞 2012年03月17日 地方版

 ◇「時代遅れの風営法」
 クラブ経営者でつくる「京都ダンス規制法見直し連絡協議会」の準備会が16日、風営法改正を国に働きかけるよう求めるなどとした要望書を府議会全5会派に提出した。【入江直樹】

 ダンス音楽を掛けて深夜に客を踊らせるクラブ営業は風営法に基づく許可が必要とされる。しかし、クラブやダンスの定義が同法で明確でないといった議論や、許可されても原則午前0時までという営業時間の制約もあり、多くの店舗で許可を取らずに営業している実態が続いている。

 連絡協によると、警察当局による取り締まり強化で近年、廃業に追いこまれる店舗が大阪や京都で相次いでいるという。昨年11月には大阪市住之江区の複合イベントスペースがダンスイベントを開いたとして大阪府警から警告を受けた。

 連絡協は京都市の繁華街・木屋町のクラブやライブハウスの経営者らで今年1月末に準備会を結成した。賛同者を募って4月以降、同法改正に向けた全国的な活動を始める方針という。

 今回の要望では「経済活動の場であり、文化発信の場であるクラブを60年以上前に作られた時代遅れの法律で規制している」と指摘。各会派に国への働きかけを求めている。

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1926チバQ:2012/05/29(火) 21:00:49
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120412-00000001-gendaibiz-soci
ダンスが中学で必修化されて検査・指導・摘発が続き、悲喜こもごものクラブ経営者たち/伊藤 博敏
現代ビジネス 4月12日(木)7時5分配信


〔PHOTO〕gettyimages

 学習指導要領が改正、4月の新学期から中学1、2年生の体育の授業で、ダンスが必修化された。

 ダンスは、民族舞踊のフォークダンス、自分たちで振付を考える創作ダンス、ヒップホップなどの現代的なリズムダンスの3種目のなかから学校が選択、生徒に指導することになっているが、圧倒的人気は生徒の要望もあってヒップホップ。文部科学省の調査では、7割近くが選択していた。

 しかし、年と共にリズム感は衰える。40代、50代の中年体育教師が、あわてて「ダンス教室」に通う姿が見られるという。一方で、ダンス好きのリズム感のいい子は、授業を楽しみにしており、悲喜こもごもだ。

 そうしたなか、ダンスシーンをリードしてきたクラブ経営者が、浮かぬ表情を見せている。昨年から"締め付け"が、急に厳しくなったのだという。

「つい最近、手入れを食いました。無許可で客にダンスをさせたということで、みんな事情聴取され、調書も取られた。次は見逃してくれないから逮捕です。中学でダンスを教えることになり、裾野が広がるのはいいことなんだけど、その分、クラブの"掃除"をしておこうと、全国で警察の摘発が相次いでいます。やってることが矛盾しています」(港区のクラブ経営者)

 押尾学、酒井法子、市川海老蔵といった芸能人絡みの事件で、必ず登場するのがクラブである。ホステスが接待する銀座、赤坂の高級クラブではなく、踊れるクラブ---。

 そこは、単なる「踊りの場」というのではなく、女性なら容姿、男性なら資金力を持つ若くてワンランク上を自負する人間たちの社交場ともなる。だから、芸能人、モデル、歌手などが集まり、その評価が店の"格"を上げ、繁盛する。

1927チバQ:2012/05/29(火) 21:01:04
 ところが、クラブには「存在が許されない」という"弱み"がある。

 日本には、戦後間もない1948年に制定された「風営法」という厳しい縛りがある。飲食店、ゲームセンター、パチンコ・パチスロ、麻雀、キャバクラ、ホストクラブといった「風俗一般」を、厳しく取り締まるもので、ダンスについては営業許可1号から8号のうちの3号、4号免許が必要だ。

 ところが、許可を取れば、堂々と「ダンスの場」を提供できる代わりに、最長でも午前1時で閉店しなければならない。だが、都会のダンスシーンはそれからが本番で、朝まで踊り明かす。

 「風営法」の許可は、かえって営業の手足を縛るとして、ほとんどのクラブは、一般飲食店の許可で営業。踊ってはいても、ダンス音楽を流し、「客が体をゆすっているだけ」という、無理な解釈で免れてきた。

 ダンスの必修化とクラブの風営法違反の連続摘発が、連動していると証明されたわけではない。だが、そうとしか思えない動きが全国で始まっているのは事実だ。

 最も先鋭的だったのは大阪だった。

 10年末、アメリカ村の2店の老舗クラブが、無許可営業で摘発され、経営者が逮捕された。以降、大阪府警保安課、地元の南警察、大阪市消防局、大阪市環境局といった捜査当局と行政当局が一体となって、立ち入り検査や指導を続け、その間に摘発もあって、結局、昨年末までに20軒以上のクラブやライブハウスが、何らかの処分を受けている。

 名古屋では、昨年7月28日、深夜2時に無許可で60人の客のダンスをさせていたとして、中区栄のクラブ「プラスパーク」の経営者が逮捕された。福岡の老舗クラブも狙われ、昨年11月16日、「キースフラック」が摘発されて、経営者が逮捕されている。

 東京では、昨年11月27日、六本木のクラブのなかでも「老舗中の老舗」といわれ、単価が安く「若者と不良外人のたまり場」となっていた「ガスパニックバー」と「クラブ99」が摘発され、経営者が現行犯逮捕されている。

 風営法違反であることは百も承知。だが、これまで「見逃してくれたから」と、なめてかかったら、「ダンスの日常化」を前に、違法を放置できないという「秩序の論理」が働いて、警察は一斉摘発に踏み切った。



 60年以上前の風営法で、深夜営業を取り締まることが間違っていると、クラブ経営者や従業員、あるいは著名ディスク・ジョッキーのなかには、風営法改正を求める署名活動をしている人もいるが、取り締まる側には、「深夜営業だけの問題じゃない」(警視庁組織犯罪対策部幹部)という思いがある。

「押尾やのりピー事件が象徴するように、クラブにはクスリ疑惑がつきまといます。合成麻薬に覚醒剤にコカイン…。さらに経営者には、反社認定されている人物と親密交際する人が少なくない。騒音やケンカなどで近隣の苦情も多い。そうした状況を放置して、規制を緩めろ、というのだからムシがいい」(同)

 まず身綺麗にしろ、というわけだ。

 実際、それが定着するかどうかはともかく、アメリカ村のクラブは変わりつつある。クラブ経営者が、住民やビルオーナーと定期会合を持つようになり、治安維持のためにパトロールを行うようになった。

 なにより、ダンスシーンを演出する店は、風営法の許可を取り、その代わり、店を午前1時までに閉じるようになった。「健全な踊りの場所」の提供である。

 どんな国にも規制はあり、深夜営業は禁じられている国が少なくない。ダンスにハマるのが若年層だからで、行政当局としては、「学校で教えるようになったら、クラブでの夜遊びが増えた」と、いわれないためにも規制強化が必要である。

 店側が、それを「矛盾」と受け止めるなら、大阪のように業態を変換のうえで、自主規制を強化するしかなく、そこにビジネスチャンスを見い出すのが、真の経営者なのである。
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1928チバQ:2012/05/31(木) 12:36:55
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/120530/ece1205301441000-n1.htm
ダンス規制削除求める署名 坂本龍一さんらが呼び掛け人2012.5.30 07:41

風営法のダンス規制削除を求め署名活動をする人たち=29日午後、京都市【拡大】
 音楽家の坂本龍一さんらが呼び掛け人となり、風営法の規制対象から「ダンス」を削除する法改正を求める署名活動が29日、京都市で始まった。「若者がダンスや音楽を楽しむクラブやライブハウスを文化の発信地として守るべき」として、10万人を目標に署名を集め、国会へ提出する。

 風営法では「客にダンスをさせ、飲食させる営業」に当たるクラブやライブハウスは規制対象となる。都道府県公安委員会の許可がいるほか、営業時間も原則午前0時までなど規制を受ける。

 署名活動は、関西のクラブ経営者や利用者で作る「Let’s Dance署名推進委員会」が主催。委員会によると、最近は同法違反でクラブ経営者らの摘発が相次いでおり、廃業を余儀なくされた店もある。

 委員会は「風営法ができた当時は、ダンスホールで買売春が行われていたとされたため『ダンス』が規制対象になった。現状にはそぐわない」としている。

http://www.asahi.com/national/update/0530/OSK201205290175.html
2012年5月30日0時18分
朝まで踊れるクラブ取り戻せ 規制撤廃求め全国署名活動今春摘発された大阪市北区のクラブ「NOON」=2011年1月、YOHEY WAKAMOTO氏撮影

風俗営業法のダンス規制撤廃を求め、署名活動する若者たち=29日午後、京都市中京区、高橋一徳撮影


 風俗営業法の適用によるクラブの摘発が各地で相次ぐ中、利用者やアーティスト、経営者らが29日、深夜にダンスをさせても風営法の適用対象にならないよう求める全国署名運動を京都市で始めた。「クラブは若者の表現の場。楽しみを奪わないで」。都市部を中心にクラブカルチャーが衰退している現状を訴えた。

■「表現の場 奪わないで」

 「ダンスが法律で規制されていること、ご存じですか」。京都・河原町三条の街頭で、クラブ利用者や法律家、経営者らでつくる署名推進委員会のメンバーが呼びかけると、若者らが足を止めて署名に応じた。目標は10万人。坂本龍一さんや大友良英さん、いとうせいこうさんら著名アーティストも呼びかけ人に名を連ねる。

 2010年12月に大阪・アメリカ村のクラブ経営者が無許可営業容疑で逮捕されて以来、京都や福岡、東京など各地で摘発が続く。大阪府警保安課は「客のけんかや騒音など近隣から苦情があり、取り締まりに乗り出した」と説明する。

 署名推進委のメンバーで、学生時代からクラブに通ってきた西川研一弁護士(41)は29日、京都府庁で会見し、「風営法による取り締まりは表現の自由への過度な侵害。ごく一部にドラッグや騒音の問題があるとしても、個別の法律で対応すべきだ」と訴えた。

1929とはずがたり:2012/05/31(木) 12:46:16

運転免許制度改正で有識者会議 病気無申告に罰則も検討
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012053101001099.html

 警察庁は31日、てんかんなど運転に支障を及ぼす可能性がある病気の患者の運転免許取得などについて、道交法の改正が必要かどうか議論する有識者会議の設置を正式に決めた。6月5日に第1回会合を開く。月1回のペースで開催し、9月をめどに提言書をまとめ、警察庁に提出する。

 運転に支障を及ぼす病気がある人は、免許の取得や更新時に症状を申告する義務があるが、罰則はない。会議では正確な申告を促すため罰則を設けることや、病気での免許失効後、病状が緩和した際の再取得制度などについて検討する。
2012/05/31 11:31 【共同通信】

1930チバQ:2012/06/02(土) 19:04:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120602-00000035-mai-soci
<クラブ>大都市中心に摘発強化…無許可営業の店多く
毎日新聞 6月2日(土)14時5分配信

福岡市内のクラブでヒップホップユニットのライブに盛り上がる客たち=福永方人撮影

 東京、大阪、福岡などの大都市を中心に、音楽とダンスを楽しむ「クラブ」が風営法違反容疑で摘発されるケースが相次いでいる。無許可営業の店が多く、警察はこれまで黙認状態だったが、約2年前から取り締まり強化に乗り出した。ミュージシャンらは「新しい文化の発信拠点が失われる」と批判し、同法の改正を求める全国署名運動も始まった。

 ダンスフロアを揺らす音楽が突然止まり、踊っていた客は外に閉め出された。

 5月12日午前1時すぎ、福岡市中央区天神3の「親富孝通り」にあるクラブ「マーズ」に、スーツ姿の福岡・中央署員約10人が家宅捜索に入った。経営者の男性(40)が風営法違反(無許可営業)容疑で逮捕され、マーズは営業を休止した。

 福岡市内では昨年9月に親富孝通りの大型店「クラブX(エックス)」が強制捜査を受け、経営者らが逮捕されたのを皮切りに、これまでにマーズも含め無許可営業の4店が摘発された。

 このほか、中央署は許可を得ている店舗に対しても、営業実態を確認する立ち入り調査を実施している。

 中央署は「深夜から朝方にかけてクラブ周辺から暴行や窃盗などの110番が多く、住民からの騒音苦情もある。クラブに出入りする若者の一部は薬物使用も疑われる。犯罪や迷惑行為の根を絶つために取り締まりを強化した」と説明する。東京、大阪、京都でも有名クラブが次々と摘発されているが、「他県の動きとは関係ない」という。

 だが、これまで風営法違反でのクラブ摘発はほとんどなかったため、クラブ関係者やアーティストらには唐突な”クラブつぶし”とも映り、困惑と反発が広がっている。

 親富孝通りのクラブ「ベース」のオーナー、狩野雅紀さん(33)は「親富孝のクラブはずっと朝までやってきて警察もほとんど黙認だったのに、いきなり強制捜査なんておかしい。市民に迷惑をかけないよう環境を改善するつもりは十分ある」。

 福岡市内のクラブでDJ(ディスクジョッキー)を務める男性(36)も「仕事場が営業休止となり、生活に困っているDJもいる。クラブで犯罪やドラッグの問題なんてほとんどないのに……」と戸惑いを隠さない。

 全国的には5月29日から音楽家の坂本龍一さんらが呼びかけ人となり、風営法の規制対象からダンスを削除するよう求める署名活動が始まった。クラブは現代アートの発表などにも利用されることから「多くのクラブは健全な交流の場で、音楽家、アーティストを輩出し、新しい文化を生み出す場」と訴えている。

 今年4月から中学校の体育でヒップホップも含めたダンスが必修化されるなど、ダンス文化の認知度は高まっている。警察側も「ダンスやクラブ自体を否定するわけではない」(中央署)との見解だ。

 そもそも、1948年に制定された風営法の規定が「時代遅れ」との批判もある。風営法に詳しい斎藤貴弘弁護士(第二東京弁護士会)は「制定当時はダンスが風紀を乱すというイメージが強かったが、近年のクラブの文化的貢献や経済効果を考えると、一律に規制するのは行き過ぎだ。ただ、クラブ側にも犯罪や薬物の温床になっているという負のイメージを改善する努力が求められる」と指摘する。【福永方人】

 ◇クラブと風営法

 DJの選曲に合わせて客が踊るクラブは、レコード文化が復活した90年代以降、全国各地で増加した。風営法上の「客にダンスをさせ、かつ飲食をさせる営業」に当たり、都道府県公安委員会の許可が必要とされている。ただ、許可を取っても営業時間は午前0時(地域によっては同1時)までとの制約がある。イベント会場として貸し出すなどクラブの形態が多様なこともあり、無許可で朝方まで営業する店も多い。

1931とはずがたり:2012/06/05(火) 12:09:11

2012年6月4日17時9分
小川前法相「指揮権発動、了承されず」 捜査報告書問題
http://www.asahi.com/politics/update/0604/TKY201206040305.html

 内閣改造で再任されなかった小川敏夫前法相は4日午後の退任会見で、東京地検特捜部の検事が事実に反する捜査報告書を作成した問題をめぐり、「指揮権の発動を決意したが、野田佳彦首相の了承を得られなかった」と明らかにした。5月11日に官邸で、野田首相に伝えたという。

 報告書を作成したのは、小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体をめぐる事件の捜査にかかわった田代政弘検事(45)=現・法務総合研究所教官。検察当局は近く田代検事を不起訴処分にする方針を固めている。

 小川前法相は「いい加減な形で幕引きすれば、国民からの信頼回復は遠のいてしまう。信頼回復を何としても実現したい思いだった」と述べた。「検察が検察内部のことに消極的な場合、指揮権発動はふさわしいケースだ」とも説明。「状況によって、再度(野田首相に)ご説明にあがることも考えていた」と、退任に無念さをにじませた。

1932チバQ:2012/06/06(水) 21:49:37
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20120531ddlk19040087000c.html
暴力団:「山梨一家」分裂1年 抗争は沈静化 甲府市中心街、客足回復期待 県警、引き続き警戒 /山梨
毎日新聞 2012年05月31日 地方版

 県内の指定暴力団「山梨一家」が昨年5月末に分裂してから1年がたった。この間、分裂に伴う抗争の影響で、甲府市中心街では客足が減少。県警は特別捜査本部を設置し、中心街の街頭に警察官を多数配置するなど警戒を強化したほか、商店主たちとも結束して暴力団排除に向けた取り組みを行ってきた。最近では目立ったトラブルはなくなり、商店主からは客足の回復を期待する声も上がる。ただ、県警は、対立はまだ収まっていないとして、今後も警戒を続ける方針だ。【山口香織】

 ◇逮捕者14人
 「分裂抗争前と比べ、店の売り上げは3分の1ほど減った」

 甲府市中心商店街の商店主らでつくる「市中心街みかじめ料縁切り同盟」代表で、いなりずし店を営む清水明さん(68)はこう語る。

 分裂後、中心街では山梨一家と新団体「山梨侠友会」の小競り合いが頻発。県警は今月25日までに、抗争に関連した容疑で両団体計14人を逮捕した。再逮捕者を含めると延べ16人に上る。

 ◇縁切り同盟
 中心街へ客足が遠のいたために、商店主らが昨年11月に結成したのが縁切り同盟だ。みかじめ料を拒絶するプレートを各店に掲げたり、暴力団排除を訴えるパレードを行ったりしてきた。

 今月22日には、抗争が沈静化しつつあるとして安全宣言大会を開催。清水さんは「中心街を安心して訪れることができる街にしたい。今後も活動し、未加盟店にも参加を呼びかけたい」と話す。

 ◇暴排条例効果
 一方、県警の保坂広文・刑事部長は25日の定例記者会見で、中心街の現状について「暴力団関係者によるトラブルは皆無の状態」との認識を示した。

 県警によると、県内の暴力団構成員と準構成員は、昨年1月末時点で約690人。今年4月末には約450人に減少した。県警は、暴力団員らへの利益供与の禁止などを定めた県暴力団排除条例(昨年4月施行)や、暴力団が関係する露店の祭礼からの排除、県民の暴力団排除に向けた機運の高まりなどにより、暴力団の活動資金源が枯渇したことが要因とみている。

 対立抗争を完全に収束させるためにも、県警の唐木芳博本部長は25日の会見で「検挙と、民間と連携した資金源の封じ込めを徹底していく」と強調。県警組織犯罪対策課も「暴力団からみかじめ料要求などをされた場合には相談を」と呼びかけている。

1933チバQ:2012/06/06(水) 21:50:05
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000871206050001
中心街、安全になった?
2012年06月05日


甲府市の中心街では、警戒のために今も警察官による巡回が続いている=甲府市中央1丁目

   ■甲府・暴排運動1年 商店主らが「宣言」


 指定暴力団稲川会山梨一家の分裂から1年。暴力団同士のトラブルが相次ぎ、県警が警備を強化してきた甲府市中心街で、商店主らが「紛争は落ち着いた」として安全宣言を出した。街は安全になったのか。現状を取材した。


   ◇長期の警備に悲鳴


 「どうも、お疲れさまです――」


 約500の店が集まる甲府市中央の飲食店街。午後9時すぎ、客引きの男性が声をかけるのは客ではなく、街を巡回する警察官だ。人通りは少なく、制服姿の警察官はよく目立つ。


 昨年6月、街は分裂に伴う縄張り争いでトラブルが相次ぎ、県警は警戒を強めた。7月中旬からは、防弾チョッキを着た警察官が100人態勢で街の辻々に立ち、緊迫した雰囲気が漂った。その効果もあり、以後は大きなトラブルは起きていない。


 だが、「安全」のための警戒活動が長期間になると、暴力団とのトラブルを嫌う直接的な客の減少に加え、警備の物々しさから「客が来なくなった」という声が商店主らの間から出始めた。


 暴力団を排除しようと、商店主の有志らでつくる「みかじめ料縁切り同盟」の清水明代表(68)のもとにも、今年に入ると「危険な街」というイメージを早く払拭(ふっ・しょく)するため、「安全宣言」の要望が相次いだ。


 清水代表によると、夜を中心に営業する飲食店の中には、一連のトラブルが起きる前に比べて売り上げが半減したところもあり、閉店に追い込まれた店も少なくない。


 これでは生活が成り立たないと、警察に警戒態勢を緩めてほしいと要望し、5月22日に「安全宣言」を出した。清水代表は「以前はあったトラブルも、いまは落ち着いている」と話す。県警も要望を受け、4月末から街角に立つのではなく、巡回する形に変えて警戒を続けている。


 一方、飲食店を営む男性は、安全宣言が出されることを知らなかった。「暴力団の対立が収束したかどうか一般人には分からない」。街角から警察官がいなくなったことに、少し不安を感じるという。


   ◇暴力団員は大幅に減


 県警によると、昨年5月末〜今年5月初旬、稲川会山梨一家17人と、稲川会を脱退した山梨侠友会15人が、傷害や逮捕監禁、威力業務妨害の容疑で逮捕された。このうち、分裂による対立に絡んで逮捕されたのは計14人になるという。


 昨年1月末、約700人いた県内の暴力団員は、今年4月末の時点で約450人に減った。分裂した山梨侠友会も、当初の200人弱から50人弱まで減ってきているという。


 県警組織犯罪対策課は、警察による取り締まりと、「みかじめ料縁切り同盟」などの民間の運動で、暴力団を取り巻く環境が厳しくなったことが減少の大きな要因とみている。


 県警の保坂広文刑事部長は「暴力団排除条例で、お金を渡すことが条例違反になると県民意識が変わった。暴力団の資金源が枯渇し、苦しくなっているのではないか」と話す。


   ◇お祭りの露店も排除


 4月に施行された「甲府市暴力団排除条例」では、祭りやイベントの運営者は暴力団員の出店を阻止し、資金提供しないことが盛り込まれている。


 毎年7月、中心街で開かれる甲府夏祭りには150近い露店が出店してきた。しかし、甲府商店街連盟によると、昨年は露店の場所を決める際、分裂が原因とみられるトラブルが起きた。このため、連盟は例年の露店を認めず、代わりに食堂を営む商店主らに出店を求めた。その結果、店は80店ほどに減ったが、「レストランの料理を食べることができるなど、これまでの露店にはない良さがあった」(連盟の幹部)。


 今年も商店街の飲食店や、百貨店の物産展に出品しているような企業に協力を求め、
従来の150店をめざす。出店や販売に携わる人に暴力団関係者がいないか県警に問い合わせるという。「安全性を確保しながら祭りをもり立てていきたい」という。(内田光)

1934チバQ:2012/06/10(日) 10:33:41
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120609/waf12060911210006-n1.htm
暴力団員が半減 収入源絶たれ「食べていけない」 和歌山
2012.6.9 11:20 [westピックアップ]
 和歌山県内の暴力団員と準構成員の合計が約370人で平成19年以降の5年間でほぼ半減したことが、県警組織犯罪対策課への取材でわかった。全国の同時期の減少幅を大幅に上回っており、同課は「地方の深刻な不況に加え、取り締まり強化や暴排意識の高まりで暴力団としての活動が困難になっている」と分析。当局の監視を逃れるための“偽装離脱”の増加も予想され、県警が警戒を強めている。

 同課によると5月末時点の県内の暴力団は15団体で、すべて山口組系組織。県警が把握する組員・準構成員は約370人で、19年の30団体約650人から半減した。警察庁によると全国では23年末で約7万300人と、19年の8万4200人から約2割の減少にとどまっている。

 全国各地で暴力団排除が進む中、和歌山県でも昨年7月に暴力団排除条例が施行された。県警も公共事業からの暴力団関連企業の締め出しや、歓楽街で暴力団からのみかじめ料の要求を断るよう各店に求めるなど、対策を強化している。

 同課は「暴力団の力を利用する企業が減った上にみかじめ料などの伝統的な収入源も絶たれ、末端の組員が食べていけなくなっている。若い人材を確保するのが困難であることは間違いない」とする。

 同課は今年に入り、山口組の直系組織だった和歌山市内の団体が実質的に解散したことを確認。傘下組織の約半数が他団体に吸収されたが、残りの組員は暴力団からの脱退を表明したとみられるという。

 同課は「表面上は脱退しても、暴力団と関係を持ち続けるケースが増える可能性もある。人数が減っても監視と取り締まりを続ける」としている。

1935チバQ:2012/06/11(月) 22:08:24
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120611/waf12061114010018-n1.htm
【心斎橋刺殺】
またも「誰でもよかった」…身勝手な犯行を防ぐ手立てなく
2012.6.11 13:57 [westピックアップ]

【クリックで拡大】警察官に取り囲まれた礒飛京三容疑者=10日午後、大阪市中央区東心斎橋(提供写真)
 「誰でもよかった」…。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された礒飛(いそひ)京三容疑者(36)は過去の無差別殺傷事件の犯人と同様、身勝手な動機を淡々と供述した。何の罪もない人々が繰り返し犠牲になっているが、防ぐ手立てはないのが実情だ。

 「仕事もなく、住むところもない。もう死ぬしかない」。出所直後だった礒飛容疑者は生活苦を動機に挙げ、「人を殺せば死刑になると思った」と供述しているという。

 過去の通り魔事件では、背景事情は違うものの、犯人は一様に「誰でもよかった」と供述し、無差別に襲いかかっている。

 平成11年に東京・池袋で、包丁とハンマーで通行人を襲い、2人を殺害した男=死刑確定=は、家庭の経済的困窮から「人生に失望し、世間を驚かそう」と犯行を決意したとされる。

 20年に茨城県土浦市の駅構内などで男女8人を包丁で刺し、1人を殺害した男=同=も「生きていることがつまらなくなった」と死刑願望を持ち、犯行に及んだという。

 同年6月には東京・秋葉原でも通り魔事件が発生。歩行者天国にトラックで突っ込み、通行人をはねた上、ナイフで次々と刺して7人を殺害した男=1審死刑、控訴中=は、インターネットの掲示板をめぐって孤立感を深めたことが動機だったとされる。

 秋葉原では再発防止に向け、地元商店街などは一帯に多数の防犯カメラを設置。このほかの繁華街でも防犯カメラの設置などが進むが、突然の凶行を防ぐには限界がある。

 警察庁によると、通り魔による殺人、殺人未遂事件は平成5年以降、年間数件〜十数件で推移。秋葉原事件のあった20年が14件と最多で、それ以降も21年4件、22年5件、昨年も6件発生している。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120611/waf12061107370003-n1.htm
礒飛容疑者「自殺しようとしても死にきれず、刺せば死刑になると…」
2012.6.11 07:32 [殺人・殺人未遂]
1時間前に包丁を購入


 大阪市中央区東心斎橋で2人が刺され死亡した事件で、大阪府警に10日に殺人未遂容疑で現行犯逮捕された自称、住所不定の無職、礒飛(いそひ)京三容疑者(36)が、府警の調べに対し、「やったことは間違いない」と容疑を認めたうえで「自殺しようと思っていました。だから1時間前に近くで包丁を購入した。ですが、死にきれず、人を刺して殺してしまえば死刑になると思ってやった」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。

 大阪府警によると、礒飛容疑者は今年5月下旬に新潟刑務所を出所。本籍地とみられる栃木県内にしばらくいた後、9日に新大阪に来て、大阪市内の知人男性宅に泊まったと話しているという。

1936とはずがたり:2012/06/14(木) 13:35:27

法科大学院は失敗だなぁ。。

法科大学院 定員割れ8割超 入学者1桁は20校
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/06/14/kiji/K20120614003465270.html

 今春、学生を募集した法科大学院73校のうち、86%に当たる63校で入学者が定員を下回ったことが14日、文部科学省の調査で分かった。定員の半数に満たなかったのはうち35校で、前年度より14校増えた。

 20校は入学者数が10人未満となり、特に新司法試験合格率が低迷する学校は前年度からの落ち込みが大きかった。

 学生数が極端に少ないと教育の質の確保が難しくなる。運営がさらに厳しくなったことが入学者数からも裏付けられ、統廃合が今後加速する可能性がある。

 定員に占める入学者数の割合(充足率)が最も低いのは神戸学院大の6%で、次いで東北学院大7%、駿河台大10%、来年度からの学生募集停止を決めた明治学院大13%が続いた。国立は新潟大、静岡大、島根大、香川大、鹿児島大の5校が5割を下回った。全体では前年度比9ポイント減の70%となった。

 一方、100%以上だったのは、一橋大、京都大、神戸大など10校で、国立大が大半を占めた。

 73校の合格者数は、前年度より586人減の延べ6522人。志願者数は1万8446人で4481人減り、入学者数は470人減の3150人だった。

 受験者数を合格者数で割った競争倍率が2倍未満だったのは、6校減の13校。文科省が2倍未満を補助金削減の基準の一つにしていることから、合格者数を絞って2倍以上を確保したケースが多いとみられる。

 調査結果は、同日の中教審法科大学院特別委員会で示された。姫路独協大は昨年度から募集停止している。


[ 2012年6月14日 10:27 ]

1937チバQ:2012/06/17(日) 11:18:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000505-san-soci
大阪での24時間に何が?「過去の通り魔とは違う」
産経新聞 6月17日(日)10時26分配信


拡大写真
南署に移送される礒飛京三容疑者=10日午後、大阪市中央区の南警察署(志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)

 大阪・心斎橋で男女2人が刺殺された通り魔事件で、礒飛(いそひ)京三容疑者(36)=殺人容疑などで送検=が栃木県内の薬物依存者の支援施設を出た後、絶縁状態だった2人の兄に電話で援助を求めていたことが16日、分かった。しかし、支援施設に戻るよう諭され援助は断られていた。事件は17日で発生から1週間。頼れる人も、金も、仕事もなく、行く末を悲観した様子が浮かぶが、なぜ一気に無差別殺人に突き進んだのか。大阪府警南署捜査本部の捜査の焦点は「動機」 の解明に絞られつつある。

■「金がたまらない」

 「金も泊まるところもない。何とかしてくれ」

 今月8日、支援施設を退所した礒飛容疑者は関東地方に住む2人の兄に電話をかけてこう懇願した。

 一回りは年が離れた2人の兄とは平成18年から絶縁状態だった。この年、覚醒剤で2回逮捕され、金銭トラブルもあったからだ。それでも礒飛容疑者はつながりを求めた。22年にまた覚醒剤で逮捕され、新潟刑務所に服役しても「施設でリハビリし、薬物依存を治す」と手紙を送った。

 電話に出た長兄は「自分たちを頼るのは支援施設でのプログラムを終えてからだ」と説諭。だが、礒飛容疑者は「施設は金がたまらないから嫌だ」と応じなかった。次兄は、電話に出ることも拒んだという。

■まじめな職人

 暴走族の総長、暴力団に出入り…。20歳過ぎまでの礒飛容疑者を知る同級生らが語る人物像は、まさに非行少年のなれの果てだ。だが、近年は覚醒剤を除けば、まじめな職人という評判もあった。

 礒飛容疑者が22年に逮捕されるまで勤務していた栃木県内の内装会社の社長は「礼儀正しいし、覚醒剤なんかやらなかったら立派な職人になったはずだ。周りの職人からも評判は悪くなかった」と話す。

 礒飛容疑者は出所後まもなく、この社長にも電話をかけて支援施設に入所していることを伝えていた。ただ、わずか2週間ほどで退所した負い目からか、社長には援助を求めなかった。

 社長は2年前に留置場で面会した際、「もう面倒はみれない」と突き放した。だが、刑務所から何度も手紙を受け取り、「心当たりの職人に連絡して就職先を探していた」という。

■カギは24時間

 頼れる人をなくした礒飛容疑者が向かったのは、「とりあえず出てこい」という刑務所で知り合った知人が住む大阪だった。

 「仕事を世話してもらう」。礒飛容疑者はこんな期待を抱いていた。しかし、知人と落ち合って大阪市内を観光し、翌日の明け方まで酒を飲んだが、具体的な仕事の話は出なかったとされる。

 ある捜査幹部は「過去の通り魔事件の犯人とは違う」と指摘する。支援施設を途中で退所したものの、その後は覚醒剤に手を出したわけではなく、おかしな言動もないからだ。「それだけに、なぜいきなり犯行に走ったのか、分かりにくい」

 礒飛容疑者は犯行直前に全財産の18万円をコンビニで引き出し、包丁だけを購入して音楽プロデューサーの南野信吾さん(42)と飲食店経営の佐々木トシさん(66)に襲いかかった。

 この直前になぜ知人宅をこっそり出たのか、なぜ金を引き出そうと思ったのか、疑問点は少なくない。別の捜査幹部は「仕事があると過剰な期待を抱いたのかもしれない。大阪に来てからの24時間に何があったのかが、動機解明のかぎになる」と話した。

1938チバQ:2012/06/17(日) 12:17:06
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/563265/
17歳のアリ地獄 低年齢化するミナミの“闇”
配信元:
2012/05/20 12:23

【関西の議論】

 全国有数の歓楽街、大阪・ミナミ。10代の男女が夜ごと繰り出し、キャバクラ、風俗、ホストそれぞれの立場で客を求める。最近では小学6年生の女児に客引きをさせたガールズバーが摘発されるなど、夜のミナミの「低年齢化」が目立つ。深みにはまった少年少女は容易には抜け出せず、ある女子高生は、ホストに貢ぐため借金を重ね、風俗店でのアルバイトで返済するという“あり地獄”に。華やかなネオンの輝きとは対照的に、足元の闇は濃く、深い。

 ■わたしの「口座」

 ある風俗店の従業員控室。高校生のエミ(18)の隣で、女の子が泣きじゃくっていた。

 「うちの口座がな、『色恋(いろこい)違う』っていうねん」

 口座は送金先。つまり、なじみのホストを指す。その彼から「恋ではなく仕事の付き合い」と告げられたのが号泣の原因のようだ。エミの風俗店で働いていたのは同じような境遇の子ばかり。エミもそうだった。

 17歳の夏、初めてミナミのホストクラブへ行った。友達は「1回行ってみたら面白かった」という単純な理由でエミを誘った。

 初回料金は5千円以下。横に付いたのが拓也(22)だった。帰り際に店の外まで送ってもらう「送り指名」の相手に選んだ。すぐに好きになった。

 最初に送り指名したホストが、後に口座になることが多いのだという。そんな業界の慣習にも、今は詳しい。
 2回目以降は一気に料金が上がる。エミの場合は数万円から、多いときで10万円くらい。酒も飲んだ。未成年者への酒類提供は風営法違反だが、だれも気にしない。
 支払いで現金が足りなければ、ツケを意味する「未収(みしゅう)」扱いになる。店に対してはホストが未収を肩代わりする形になり、客はホストからの取り立てに追われる。
 拓也は言った。「おれをナンバーワンにしてくれ」。エミの未収はかさんだ。高収入のアルバイトとしてあっせんされたのが風俗店勤務だった。初めて会った夏の日から、まだ2カ月しかたっていなかった。
 ■気が付けば「エース」
 風俗店関係者からは「どこまでできるか、勝負やで」と発破をかけられた。「試されてる」と思った。拓也への気持ちを形で見せたかった。客1人を相手すれば、エミの取り分は最低5千円。2人で1万、10人で5万円…。
 年が暮れるまでに、拓也に300万円以上注ぎ込んだ。夜の風俗アルバイトを終えると拓也の店に行き、そのまま翌朝まで。「いつもオーラス(オープンからラストまでの略)やった」
 「リシャール」に「ルイ13世」といえば、どちらも1本数十万円という超高級ブランデーだ。それを何本か注文したのだろう。400万円の未収を抱え、途方に暮れる女の子をエミは見たことがある。
 エミは中学生のころから自傷行為(リストカット)を繰り返すなど、精神的に不安定な側面もあった。一度言い出したら後には引かない性格だ。それでも、エミだけが特別変わっているわけではない。まわりの子も似たり寄ったりだった。
 未成年者から金を絡め取る見えない「システム」が、夜のミナミには存在する。昔も今も変わらない。
 「お金があれば振り向いてくれるって、勘違いしてた」。年が明けて、エミはようやく気が付いた。「しっかり努力して働けよ」と拓也にしかられたのがきっかけだった。
 「死ぬから止めないで」 そうメールを送り、大量の睡眠薬を一気に飲み込んだ。薄れる意識の中でもう一度メールした。今度は「たすけて」。返信はなく、もちろん助けにも来なかった。一時は危篤状態に陥った。
 店に行くことはもうない。今では「恨むことはできへん。といって、特別な感情はもうない」と淡々と話す。
 ホストは一番の上客を「エース」と呼ぶ。エミの表情に一瞬、さみしげな影がよぎった。「私が彼のエースだった」

1939チバQ:2012/06/17(日) 12:17:26
 ■ホストの言い分
 グリコのネオンサインが瞬く道頓堀の戎橋。ホストのヒロシ(23)はスマートフォンをいじりながら、人混みに顔を向けた。
 他店の客引きは左右に目を配り、若い女性グループを物色中だ。「なってない。レベルが低いよ」。同時並行で、常連客にメールくらいしないと−。ヒロシの視線はスマートフォンに戻った。
 この世界に入ってまだ1年半だが、店での売り上げはトップクラスという。月に約1千万円を稼ぎ出したこともあるそうだ。戎橋に来るのは客引きのためではなく「単なる暇つぶし」。
 景気が悪いとは思わない。ホストの稼ぎは実力次第だ。「未収はつくらない。キャッシュ優先。1人2〜3万円をコツコツと。確実に給料をもらうためにはそれが一番」。では何人相手にすれば、月1千万円に届くのだろうか。
 周囲のホストは大体20代で、10代は少ないという。上下関係は厳しく、言葉遣いひとつで鉄拳が飛んでくることも。だから10代はすぐに辞めていく。
 客はどうだろう。「未成年に酒?ない、ない」。発覚して警察に摘発でもされたら「(店側から)後でボコボコにされる」。そのうえ営業停止になれば、売り上げ相当額の借金を背負わされることになる、というのだ。「未成年相手にバカはしない」とヒロシは強調した。
 一方で、未成年であろうと骨までしゃぶるホストがいることは否定しなかった。あくまで「うちの店は違う」というスタンスだ。
 ■補導は10万人
 2008年のリーマン・ショックは、大阪の夜の街も飲み込んだ。特に客を接待するキャバクラやホストクラブなどの落ち込みが目立つという。
 大阪府警によると、当時2500件近くあったこうした店舗は、昨年末には1976店まで減った。
 統計でフォローできるのは、営業許可を取得している店だけだ。数字に表れない無許可の違法店舗も、山ほどつぶれているという。
 「リーマン以前の4分の1くらいになっているのでは。ミナミはどこも不景気ですよ」と業界関係者は語る。人件費を抑えるために安いバイト代で未成年者を働かせるケースも少なくないとみられる。
 府警が昨年補導した未成年者は約10万1千人。ここ数年間、ほぼ横ばいで推移している。(文中仮名)

1940チバQ:2012/07/05(木) 23:52:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000520-san-soci
「自殺の練習」死亡男子へのいじめ 教諭「一緒になって笑っていた」
産経新聞 7月5日(木)11時13分配信

会見で、アンケート結果を公表しなかったことに「隠したとは思っていない」と話した澤村憲次・大津市教育長(左)ら=4日、大津市役所(加藤園子撮影)(写真:産経新聞)

 滋賀県大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、男子生徒へのいじめについて学校側が直後に在校生徒に実施したアンケートで、教諭が「見て見ぬふり」「一緒になって笑っていた」などといじめを放置していたことを示す回答が少なくとも14人分あったことが4日、関係者への取材でわかった。アンケートには男子生徒が自殺の練習をさせられていたとの回答があったことがすでに判明。市教委は「自殺の練習」と同様に、事実確認できないとして公表していなかった。

【表で見る】 大津市立中学校2年の男子生徒転落死の経緯

 教諭の放置を示す回答は記名8人、無記名6人で、直接見聞きした内容が1人、伝聞が13人。「先生も見て見ぬふり」や「一度、先生は注意したけれどその後は一緒になって笑っていた」と記されていた。また「先生もいじめのことを知っていたけどこわくて言えなかったらしい」などとするものもあった。

 一方、男子生徒が先生にも泣きながら電話でいじめを訴えたが、あまり対応してくれなかったらしい、と指摘する回答もあり、教諭が男子生徒へのいじめを認識していながら、適切な対応をとっていない可能性があることが明らかになった。

 市教委は昨年11月、記名で生徒が実際に目撃し、事実確認できたアンケート内容のみを公表し、死亡した男子生徒がいじめを受けていたことを認めたが、いじめと自殺との因果関係は不明としていた。

 しかし「自殺の練習」や教諭の放置を示す回答は、追加調査しても事実確認できないとの理由で、公表を見送っていた。

 大津市の澤村憲次教育長は4日市役所で記者会見し、「自殺の練習」のアンケート結果を公表しなかったことについて「隠したとは思っていない。(回答した生徒が)直接見たわけでなく、事実として確認しきれず、公表しなかった」と釈明した。

 当初「自殺の練習」と回答したのは15人とみられていたが、大津市教委は4日、16人と発表した。

1941チバQ:2012/07/06(金) 23:08:45
http://www.asahi.com/national/update/0706/OSK201207060150.html
大津市長、市教委の対応の不十分さ認める 中学生自殺
定例会見で涙を拭う越直美・大津市長=大津市御陵町の大津市役所


 大津市立中学校の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、同市の越直美市長は6日の定例会見で、市教委が「(生徒が)自殺の練習をさせられていた」などとする生徒のアンケート回答を公表していなかったことについて「最初に十分な調査、公表ができていれば、ここまで問題が大きくなることはなかった」と話し、当時の市教委の対応が不十分だったことを認めた。

 越市長は3月、生徒の通っていた学校であった卒業式に来賓で出席し、自身も過去にいじめを受けていた体験を告白していた。会見の冒頭から涙を流し、「1月に就任してからもっと早く、外部調査をするなどの対応をすべきだった」と述べた。市教委に代わり、市長部局の中に大学教授や臨床心理士、弁護士など第三者による調査委員会を立ち上げ再調査する意向を明らかにし、調査委の調査結果次第では、いじめと自殺の因果関係を見直す可能性にも言及した。

 この日は滋賀県の嘉田由紀子知事も会見を開き、大津市が設ける予定の調査委員会との情報共有や問題の再発防止を目指し、県教委と県健康福祉部を中心とした「緊急対策チーム」をつくり、大津市にも参加を呼びかけ、来週にも初会合を開く考えを示した。

1942チバQ:2012/07/07(土) 10:51:07
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201207070025.html
いじめ経験、大津市長涙 対応不十分認める 中学生自殺2012年7月7日

定例会見で涙を拭う越直美・大津市長=大津市御陵町の大津市役所



 大津市立中学校の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、同市の越直美市長は6日の定例会見で、市教委が「(生徒が)自殺の練習をさせられていた」などとする生徒のアンケート回答を公表していなかったことについて「最初に十分な調査、公表ができていれば、ここまで問題が大きくなることはなかった」と話し、当時の市教委の対応が不十分だったことを認めた。

 越市長は3月、生徒の通っていた学校であった卒業式に来賓で出席し、自身も過去にいじめを受けていた体験を告白していた。会見の冒頭から涙を流し、「1月に就任してからもっと早く、外部調査をするなどの対応をすべきだった」と述べた。市教委に代わり、市長部局の中に大学教授や臨床心理士、弁護士など第三者による調査委員会を立ち上げ再調査する意向を明らかにし、調査委の調査結果次第では、いじめと自殺の因果関係を認める可能性にも言及した。

 この日は滋賀県の嘉田由紀子知事も会見で「ひとごととは思えない。ご家族の方も大変つらいと思う」と声を詰まらせた。嘉田知事は、大津市が設ける予定の調査委員会との情報共有や問題の再発防止を目指し、県教委と県健康福祉部を中心とした「緊急対策チーム」をつくり、大津市にも参加を呼びかけ、来週にも初会合を開く考えを示した。

1943チバQ:2012/07/07(土) 12:24:21
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120707/waf12070707010000-n1.htm
“自殺練習”の衝撃 事実隠す市、沈黙続けた女性市長 大津の「いじめ死」で新展開 
2012.7.7 07:00 (1/4ページ)[関西の議論]

男子生徒の自殺問題で、涙ぐみながら会見する越市長=7月6日、大津市役所
 大津市で昨年10月、いじめに遭っていた市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題が波紋を広げている。「男子生徒が自殺の練習をさせられていた」。学校側のアンケートに多くの生徒がこう答えたにもかかわらず、市教委がこの事実を公表していなかったことが判明、騒動が再燃したのだ。「伝聞などで事実確認ができなかった」「自殺といじめの因果関係は判断できない」と、腰の引けた対応を繰り返す市教委には全国から抗議が殺到。越直美市長は6日にようやく調査のやり直しを明言したが、後手に回った感は否めない。

 秘められていた一部のアンケートの中身が明らかになったのは今月3日。「(自殺した男子生徒が)昼休みに毎日自殺の練習をさせられていた」「(同級生が)自殺のやり方を練習しておくように言っていた」。生徒16人がいじめの実態についてこう回答していたことが分かったのだ。

 アンケートには「(同級生が)思い切り肺、おなか、顔を殴ったり、跳び蹴りしていた」という、暴行現場を目撃したとする生徒の証言もあった。さらに、「先生も見て見ぬふり」「一度先生は注意したけれどその後は一緒になって笑っていた」と、教諭がいじめを放置していたことを示す回答も14人からあった。

 このアンケートは、男子生徒が昨年10月にマンションから飛び降りた直後、学校側が全校生徒859人を対象に実施。約8割から回答があり、市教委は昨年11月の時点で、男子生徒が同級生にいじめられていた事実を認めていた。

 男子生徒が死んだハチを食べさせられそうになったり、ズボンをずらされたりしたほか、首を絞められたり、整髪料のスプレーをかけられたりした陰惨ないじめの実態も明らかにしていた。

 しかし、一部のアンケートの内容は公表してこなかった。市教委によると、「自殺の練習」との回答はすべて伝聞によるもので、「教諭のいじめ放置」も14人のうち13人が伝聞だったという。非公表としたことについて、澤村憲次・市教育長ら市教委幹部は「直接見たわけでなく、話の内容から確実性が低いと考えた。隠したとは思っていない。アンケートで、学校が事実と判断した内容のみ公表した」と釈明、「追加調査する予定はない」としていた。

 しかしその後、市教委が「いじめた側の教育的配慮も考慮」して、いじめ行為をしたとされる複数の同級生に直接、「自殺練習」について確認していなかったことが判明した。

1944チバQ:2012/07/07(土) 12:24:51
 伝聞なら“裏取りして”確認するのが当たり前。それもせず、多数の生徒の「勇気ある声」を“無視”してしまった。これでは真実追求より、隠蔽に走ったと取られても仕方ないのではないか。

 現にこの問題が発覚して以降は、市教委に「ちゃんと説明してほしい」「きちんと認めたうえで謝罪して」といった抗議が殺到。テレビの全国ニュースでもたびたび取り上げられ、コメンテーターらからも市教委への厳しい非難が聞かれた。

 一方、この問題で沈黙を続けた越市長に対しても批判が出ている。

 今年1月に就任した越市長は、3月に男子生徒が通っていた中学校の卒業式に出席し、自身も小学3年と高校1年時代にいじめを受け、「今までに2回死にたいと思ったことがある」と涙ぐんで告白。「いじめのない社会をつくる責任がある」と力説していた。ところが、「自殺練習」が発覚して市に抗議が殺到し、市教委の姿勢が批判されても、当初は意見を述べたり、問題解決に向けイニシアチブをとることはなかった。

 男子生徒の両親は今年2月、いじめ行為をしたとする同級生3人とその保護者、大津市に約7720万円の損害賠償を求め提訴したが、市は「自殺に過失責任はない」として全面的に争う構えだ。

 5月の第1回口頭弁論で市は「教員のだれがどこで、いかなるいじめを目撃し放置したか具体的指摘がない」と主張した。これについて、男子生徒の父親は「いじめで死にたいという心情を実体験として明らかにした越市長が、答弁でそのこと(いじめと自殺の因果関係)を否定しているのが信じられない。(いじめ被害を告白した)あのスピーチは政治的パフォーマンスだったのか。そうなら息子の死をパフォーマンスに利用したことになり、あまりにむごい」と批判した。

 さらに、「なぜこのようなことが起きたのか、何一つ隠すことなく白日のもとにさらすことが、学校として当然なのではないか」と学校の調査結果の徹底した公表を求めたが、その1カ月余り後、はからずも市教委が重要な事実を公表していなかったことが露呈した。

 7月17日の第2回口頭弁論で両親は「自殺の練習」や教諭のいじめ放置などについても取り上げる意向だ。

 越市長は6日の記者会見で、「調査をやり直す。有識者の調査委員会を立ち上げる」と述べ、ようやく市として対応に本腰を入れていくことを明言した。「自殺の練習は真実ならいたましい話。市長就任後もっと早く調査に取り組むべきだった」とも話したが、就任から間もなく半年、“ハネムーン期間”も過ぎ、まさにトップとしての実行力が問われている。

1945荷主研究者:2012/07/08(日) 15:34:56

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/308606
2012年6月20日 10:06 西日本新聞
九大法科大学院六本松へ

 九州大は、福岡市東区の箱崎キャンパス内にある法科大学院を、同市中央区の同大六本松キャンパス跡地(約6・5ヘクタール)に移転させる方針を決めた。早ければ2017年度から講義を始める予定。跡地には裁判所や検察庁、福岡県弁護士会館などの移転計画があり、弁護士の講師派遣など法曹機関との連携も図る。

 同大は5月、学長らでつくる将来計画委員会で、六本松移転を盛り込んだ法科大学院の将来構想を承認。跡地を所有する都市再生機構(UR)に移転の意向を伝えた。

 計画では、法科大学院は、URが跡地北側に計画している複合施設に入居。延べ床面積約1400平方メートルのスペースに、演習室や講義室、図書室などを整備する。

 同大学院によると、移転後は県弁護士会や大学院OBの弁護士を講師に招いたり、裁判の傍聴を授業に採り入れたりすることを計画。大学院生による無料法律相談の開催や、弁護士の講義を九州の他の法科大学院生に開放する構想もある。

 同大学院の赤松秀岳院長は「裁判所などの移転が正式に決まれば、法曹機関のすぐ近くに立地する全国にも例がない法科大学院となる。六本松一帯を『リーガルパーク(法曹街)』と位置付け、教育の質を高めたい」としている。

 同大学院は04年4月開設。在籍者は約200人。九大は19年度までに同市西区の伊都キャンパスに施設の大半を移転させる予定。旧教養部などがあった六本松キャンパスは09年に転出を終え、URが跡地を購入。地下鉄駅に隣接し、社会人の通学に便利なこともあり、法科大学院の移転候補地に挙がっていた。

=2012/06/20付 西日本新聞朝刊=

1946チバQ:2012/07/11(水) 23:29:44
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001207110002
「教委ずさん」市長一転
2012年07月11日


取材に応じる越直美市長=10日午後10時29分、大津市御陵町の大津市役所

【いじめ資料精査で不信■議事録なし】


 大津市で中学2年の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、新たなアンケート結果の判明を受け、大津市の越直美市長が訴訟で遺族側と和解したい意向を示した。弁護士出身の越市長は問題が明るみに出た4日以降、自ら訴訟資料を精査していたが、市教委に募らせた不信感が頂点に達したようだ。


 全校生徒を対象にしたアンケートで「自殺の練習をさせられていた」という回答が明るみに出た4日から、弁護士でもある市長は訴訟資料を読み込んだ。


「法廷で真実が明らかになる」と考えてきたが、回答には暴力行為の記述が数多くあった。


 市教委は「事実かどうか確かめた」と説明してきた。だが、記名回答したのに聞き取りをしていない生徒がいることが判明し、「法廷で争う以前の事実関係の調査をやり直すべきだ」と考え始めた。6日午前、会見でこうした考えを述べ、涙を流した。


 ただ、6日、市教委は昨年11月に実施した2回目のアンケート結果を見直し、「葬式ごっこ」などの記述を見落としていたことが判明した。市教委は9日から回答した生徒に事情を聴き始めた。市長は9日昼すぎ、市の沢村憲次教育長から約3時間、再調査について説明を受け、「聞き取れていない項目があるなら公表し、訂正し、おわびすべきだ」と指示した。


 市教委は「アンケートは公表しない前提で生徒に聞いた」としたため、学校を通じて生徒や父母の了解を得る手続きを進めた。10日午後8時半、沢村教育長らが緊急会見で経緯を説明し、謝罪した。10日午後10時半ごろから越市長は取材に応じ、「いじめと自殺は因果関係がある」と和解したい意向を示した。


 一方、沢村教育長は11日、取材に対し、市長の和解方針を昨夜テレビで初めて知ったと明かし、「因果関係があるのかないのかは今まで言ってきた通り、わからない」とした。


 市議会は13日、市教委の対応について説明を求める。


 「いじめの加害者」として遺族に損害賠償を求められ、「いじめはなかった」と主張する同級生の代理人は「特にコメントすべき状況ではない。裁判で手続きを進める」とし、県警の捜査には「警察が動いたら対応を話し合う」と話した。 


(調査委新事実出るまで/市長一問一答)


10日夜、取材に応じた越直美大津市長との一問一答の要旨は次の通り。


 ーー市教委の対応は。


 昨年の学校と市教委の調査が不十分、かつずさんだったことについて、亡くなった方と遺族の方に真摯におわびしたい。


 ーーずさんな点とは。


 後から調査を検証できるような議事録が一切残っていなかった。判断を素人の学校や市教委の認定で行っている。外部の専門家に判断をあおぐべきだった。


 ーー今後の対応は。


 遺族は真実が知りたいと言っている。外部調査委員会を設けて調査を徹底的にやりたい。新しい事実が出るまでやりたい。


 ーーいじめと自殺の因果関係はつながる可能性もあるのか。


 私はそういう風に思っている。それができるように調査をしたい。それができないのであれば、(その原因は)いい加減な調査をした学校や市教委にある。責任は大津市にある。裁判はいったん中断したい。調査委の結果を出して大津市の責任があればおわびして和解する。結局わからず、裁判で因果関係を立証するのが難しいとなれば、それができなくなった時に責任を取りたい。


 ーーいじめと因果関係はないという主張は。


 私自身は、いじめと自殺の因果関係はやはりいじめがあったからこそ亡くなった、と思っている。それが立証できるような事実を今回の調査で探したい。


 ーー因果関係があるというのは推測でしかない。


 根拠があって言っているわけではない。根拠が探せるように調査したい。

1947チバQ:2012/07/21(土) 23:24:08
なんか 今度はマスコミが加害者と教師教育長をイジメる構図になってるよなあ
誰か自殺するんじゃ苦笑

1948チバQ:2012/07/22(日) 14:11:23

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120722/waf12072212000008-n1.htm
クラブでダンスは「風営法違反」? 起訴された経営者が訴える「摘発は憲法違反だ」
2012.7.22 12:00 (1/4ページ)[関西の議論]

風営法違反で摘発された大阪市北区のクラブ「NOON」。法廷での憲法論争に発展する可能性も(同店提供)
 若者たちが音楽に乗ってダンスを楽しむ「クラブ」がここ数年、風俗営業適正化法による許可を受けていないとして、警察に摘発されるケースが全国で相次いでいる。一方、「客にダンスをさせる営業」を規制対象とする同法をめぐり、音楽家らが法改正を求めて署名活動を展開中だ。そうした中、同法によるダンス規制が憲法で保障された「幸福追求権」などを侵害するか否かが刑事裁判で争われることになった。無許可でクラブを営業したとして摘発された経営者の男性(49)が、同法は憲法に違反するとして無罪を主張する方針を固めたのだ。刑事法廷で行われる異例の憲法論争の行方は。(前田武)


突然の摘発に困惑


 深夜に若者が集まるクラブ。ドラッグや暴力事件、騒音問題など悪い印象を持たれやすい存在であるのは確かだが、現実はどうなっているのだろうか。

 大阪府警は今年4月、大阪市北区のクラブ「NOON」を風営法違反容疑で摘発。経営者の男性も逮捕、起訴された。

 同法2条1項3号は「ナイトクラブその他、設備を設けて客にダンスをさせ、かつ、客に飲食をさせる」ことが風俗営業にあたり、都道府県公安委員会の許可が必要としている。また、原則として午前0時以降は営業できないと定められている。

 男性は平成5年からクラブを経営していたが、風営法上の許可を得たことは一度もないといい、「特にトラブルもないのに、なぜ突然摘発されたのか分からない」と話す。

 実際、これまでは多くのクラブが許可を受けずに午前0時以降も営業。事実上の黙認状態が続いていた。しかし、数年前から全国の警察が取り締まりを強化し、大阪や東京、福岡、京都などで摘発が相次いだ。

 背景には、客のけんかや騒音被害などで周辺住民が苦情を訴えるケースのほか、ドラッグ汚染との関連や防火上の問題を指摘する声もあるとされる。


「幸福追求権」侵害?


 今回の裁判で、男性は「ダンスを法律で規制することは憲法が保障する幸福追求権や表現の自由、営業の自由に反する」と主張するつもりだ。現在は公判前整理手続き中で、まだ公判日程は決まっていない。

 男性が店内にダンススペースを設けて客にダンスをさせるなどした事実はあるが、ダンス規制は違憲で「法の効力がない」などとして無罪を主張し、最高裁まで法廷闘争を続ける意向という。

1949チバQ:2012/07/22(日) 14:11:52
 男性の主任弁護人を務める西川研一弁護士は「風営法でダンスが規制されているのは、戦後すぐのころ、ダンスホールで売春行為が行われた時代のなごり。現在のクラブの実情にそぐわない」と指摘する。「悪いイメージの多くは印象論にすぎない。ほとんどのクラブは地元とも良好な関係を築き、きちんと運営されている。逆に、必要のない法規制がクラブの健全な発展を妨げている側面もある」と訴える。

 多くのクラブは、入店者の年齢確認を徹底したり、街の清掃活動を行ったりするなど、イメージ向上に努めてきただけに、摘発が相次ぐことに関係者は悔しさをにじませる。

 最近は、店内に「ダンス禁止」の表示を掲げるクラブが現れるなど、一部で滑稽ともいえる現象が起こっているという。


音楽家ら署名活動


 警察によるクラブの摘発が相次いだこともあり、クラブ関係者やファン、弁護士らは5月、風営法の規制の対象からダンスを除くよう法改正を求める署名活動を始めた。

 音楽家の坂本龍一さんや作家のいとうせいこうさんなど著名なアーティストらが呼びかけ人に名を連ね、10万人を目標に全国の路上やクラブ、イベント会場などで活動を展開している。これまで約2万人の署名が集まったという。

 署名推進委員会メンバーの会社員、中村陽介さん(30)は「クラブは、これまで多くのアーティストを生み出してきた場所。音楽はもちろん、文学や映像、ファッションなど、さまざまな芸術の交流拠点でもある」と強調。「このままでは、こうした文化が衰退してしまう」と危機感を抱いている。

 風営法では、飲食を伴うクラブの摘発で適用される2条1項3号のほか、飲食を伴わないダンス営業を規制する条項もある。

 署名活動にも協力している西川弁護士は「刑罰を科すには、どういう行為を対象とするのか、明確に定義する必要がある。しかし、ダンス営業の規制については一部の社交ダンスは対象外になるが、その他のダンスがはっきり分からない」と語る。

 このため、捜査当局の解釈次第では、ヒップホップ系のダンススクールや野外イベントなども取り締まりの対象になりかねないという。

 西川弁護士は「中学校の体育でダンスが必修科目になる時代。そもそもダンスという表現行為を法律で規制すること自体に無理がある」と訴えている。

 流行の最先端をいく若者が集うクラブをめぐり、刑事裁判の法廷で繰り広げられる憲法論争。ダンスと音楽を愛するクラバーたちも無関心ではいられないはずだ。

1950チバQ:2012/07/23(月) 22:55:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012072302000092.html
ネット中傷無関係女性被害 「顔見えず恐怖の日々」 大津いじめ自殺
2012年7月23日 朝刊

 大津市の中二男子生徒が飛び降り自殺した事件で、いじめたとされる同級生の母親と間違われた大津市の女性(65)が、インターネットで中傷され、脅迫状も受けたことが分かった。女性は本紙の取材に応じ、「相手の顔は見えず声も聞こえないだけに、よけいに恐怖を感じる」と語った。

 ネットの書き込みを知ったのは今月八日。「大変なことになっている」との親族の電話でパソコンを開くと、自分のフルネームと会長を務める女性団体の名称がネットの掲示板にあふれていた。「人殺し」「クズ人間」などの言葉も並ぶ。「足腰が震えて立っていられなかった」

 女性に中学生の子どもはいないし、事件の中学校とは別学区に住む。いじめたとされる同級生と同姓というだけ。翌朝には、この女性団体を担当する市役所の部署にも抗議電話が殺到。市役所や自宅などに「人殺しの母親」「顔に濃硫酸をぶっかける」と手紙やはがきが届いた。

 警察へ行き「ネットから誤った情報や書き込みを消してほしい」と訴えるが、削除は自分でやるしかないと説明された。「どうしたら消せるのか、それしか頭になかった」。総務省の相談センターへ電話したり、大津地方法務局人権擁護課に出向いた。「削除すると、再びネット上で反応する場合もある」との法務局の助言で様子を見ることにした。

 「電話が少なくなり、いったんは大丈夫と思っても、新たな手紙が来ると再び恐怖が襲ってくる」。今も夜の外出を控え、「一人で家にいると怖くて、ドアに突っかい棒をしている」とおびえた表情で話す。

 女性は二十日にあった女性団体の会合で体験を語り、「ネット情報の危うさを子どもにしっかり教えたい。いいかげんな書き込みは大変な被害を巻き起こすことを理解してほしい」と呼び掛けた。

 脅迫の電話を録音し、手紙やはがきも一緒に大津署に被害届を提出。脅迫容疑などで捜査している。

 神戸大大学院の森井昌克教授(情報通信工学)は「手続きを取って調べれば、誰が書いたのかは必ず分かる。ネット世界に匿名性はあり得ないことを皆が自覚し、書き込みに責任を問えるような法整備などの対策が必要だ」と指摘している。

1951チバQ:2012/07/23(月) 22:56:55
http://www.asahi.com/national/update/0723/OSK201207220106.html
2012年7月23日10時14分
「いじめ」ゆがんだ糾弾 ネット書き込み過熱、別人標的

 大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、いじめたとされる少年や学校関係者らを実名で糾弾するインターネット上の書き込みが止まらない。誤った情報もあふれ、無関係の人が標的にされるケースもある。滋賀県警は「看過できない状況だ」と捜査に乗り出した。

 「人殺しの親族を病院が雇うのか」「今から行くから待っとけ」――。滋賀県栗東市内の病院には6日夜から匿名の電話が殺到した。「加害者の祖父が滋賀県警OB。病院に天下り」という掲示板への投稿がきっかけらしい。芸能人のブログにも引用され、一気に広まったとみられる。

 「いじめ問題と一切関係がありません」。職員が説明しても聞く耳を持つ人はわずか。一方的に話して電話を切る。「言い分はわかった。でもネットが事実だと思う」と言い残す人も。

 電話は最初の3日間だけで200件。ほかに無言電話が500件。救急患者の受け入れにも支障が出そうになった。メールなどでの抗議は200通を超えた。

 名指しされた病院職員の男性は元警察官で、中学校近くの交番に勤めたことはある。しかし、生徒とは全く無関係で、7日、県警に名誉毀損(きそん)容疑で被害届を出した。

 「貴女の顔に濃硫酸をぶっかける」。大津市内の女性のもとには19日と21日、ワープロ打ちされた封書の手紙と手書きのはがきが相次いで届いた。県警によると、インターネットにさらされた「加害少年」と名字が同じで、それぞれ東京都と静岡県内の郵便局の消印があったという。19日には、やはり名字が同じ別の男性にも「お前に殺された」と手書きのはがきが届き、大津署がそれぞれ脅迫容疑で捜査している。

1952チバQ:2012/07/23(月) 22:57:10
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120713/dms1207131129013-n1.htm
“いじめ自殺”ネットが異常暴走!加害生徒をさらしてリンチ状態2012.07.13


自殺した生徒が通っていた中学校は、暴走するネットのターゲットとなった【拡大】
 滋賀県大津市で起きたいじめが原因とみられる中2男子生徒の自殺問題。県警が本格捜査に乗り出すなど異例の展開をみせるなか、インターネットの世界では、ユーザーらが匿名の掲示板にいじめの加害者とされる生徒の名前や写真、その親に関する個人情報を次々書き込み、異様な状況が続いている。止まらぬ暴露の連鎖に専門家は「ネット上のリンチ」と批判している。

 ハチやカエルの死骸を食べさせられ、トイレでボコボコ。階段から飛び降りる「自殺の練習」に「葬式ごっこ」も強いられた…。昨年10月、男子生徒が大津市内の自宅マンションから飛び降り自殺した。その直後、通っていた市立中学校で実施された生徒へのアンケートで、同級生3人から受けていたとされる、いじめの実態が浮かび上がった。

 今年7月になって、むごい仕打ちの一端がおおやけになったのをきっかけに、同4日、ネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」のなかに『中2自殺 生前に自殺練習強要』というタイトルでスレッドが立つ。以後、書き込みは爆発的に増え、12日夕でその数、15万7000件を突破。他の関連スレッドを含めるとこの数十倍はあるとみられる。

 ユーザーたちの関心は、いじめた生徒は誰かに始まり、実名と顔写真、住所に電話番号。親の名や勤務先、さらに担任に関するものなど、ありとあらゆる情報に及び、「加害者のクソ餓鬼とクソ親はすぐ死ね」など脅迫めいた文句も目立つ。

 興味と好奇心、それに悪乗りするユーザーたち。まさに無法地帯といった様相だ。

 『2ちゃんねる宣言』(文芸春秋)の著者でITジャーナリストの井上トシユキ氏は、プライバシーが守られないこの状況について、「(ネットユーザーは)初めのうちは義憤であったり正義感などで動いたのだろうが、いつしか情報を暴いて加害者を攻撃することが目的になっている」と指摘。「『こんなむごいことをした奴とその親はどんなツラをしてるんだ』などの好奇心を満たすため、新聞などのメディアなら規制するプライバシーのラインを軽々と踏み越えている」と問題視する。

 元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は「匿名を盾にして集団で個人を攻撃するのは非常に危険。いまの状態はネット上のリンチといえる」とし、こう続ける。

 「個人情報をネットに書き込む危険さは、間違って無関係な人の情報をさらした場合、侮辱罪や名誉毀損に問われる可能性があること。今回のように加害生徒に関係のある人の情報でも、刑事事件は難しくても民事的に損害賠償請求はあり得る」

 いじめで自殺したとみられる男子生徒をきっかけに立ち上がったスレッドが、いまや加害者とみられる生徒やその関係者を集団でいじめている構図。「恐ろしい探偵ごっこだ」と井上氏。

 「このままでは第2、第3の自殺者が出かねない」。若狭氏もこう危ぶんでいる。

 ■学校にカッターの刃

 異常反応はネット世論だけではないようだ。大津市の中2男子自殺にからみ、男子生徒が通っていた学校にカッターナイフの刃が送り付けられるなど、悪質な嫌がらせとみられる行為が相次いでいることが12日、大津署への取材で分かった。けが人はいない。

 いずれも消印が異なることから別々の人物が関与しているとみられ、大津署は脅迫容疑で調べている。

 大津署によると、学校には12日午前、カッターナイフやのこぎりの刃が入った封筒2通、生徒の射殺を予告するはがき2枚が届き、関係者から届け出があった。はがきは、男子生徒が自殺した経緯を公表するよう求めていた。大津市役所にも包丁が入った封筒1通のほか、透明な液体が入ったガラス瓶などが入った小包が届き、12日午後に大津署へ届けた。


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