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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

4626とはずがたり:2016/04/25(月) 14:41:23
>>4624-4626
タローン氏はロイターの取材に対し、全ての専門家が分離され、独立しているとするIARCの前提は「反科学的とは言わないものの、ナイーブだ」と述べた。「利己心や評判、出世主義に基づく先入観の問題がないと主張するのは馬鹿げている。邪悪な動機とは全く関係ない。それは単に人間の本能だ」

タローン氏や他の批評家は、IARCが潜在的な利害対立の対処の仕方で首尾一貫していないと指摘し、携帯電話から放出される放射線の研究をその一例に挙げた。

IARCは2011年6月、携帯電話からの放射線が「おそらくがんを誘発する」と結論づけた。それは、携帯電話を、鉛とクロロホルムと同じカテゴリーに位置づけるものだった。

<赤肉の評価>
IARCの研究グループの会合には、「関連性があり、科学的な信用のある」オブザーバーが招待された。しかし、彼らは守秘義務を負わされ、議事進行について議論してはならないことになっていた。ストライフ氏は、彼らの反対意見や議論が承諾なしに外部に報じられないことによって、科学者たちが率直に話せるようになると語る。

2015年に赤肉・加工肉の研究グループにオブザーバーとして招待された食物と動物の専門家は、ロイターの取材に匿名で応じ、科学的な証拠を審査する専門家パネルが、あたかも特定の結果を狙っているようだったと主張する。

この評価で、IARCは、リスクではなく、その危険性について評価するという通常の権限を超えてしまった。IARCは、赤肉・加工肉製品を食べるリスクについて具体的な警告を出した。

例えば、加工肉を毎日50グラム食べると、結腸がんを発達させるリスクが18%増えるとIARCは指摘。前述のオブザーバーはロイターの取材に対し、これらのデータが「一晩でどこからともなくやってきた」ように見えると話した。

オブザーバーは「科学は高い水準の厳粛さをもって審査されると期待していた。しかし10日過ぎて、科学的な視点からみて、私は本当に大変なショックを受けた」と話した。

ストライフ氏は、それらのデータが、審査中の科学文書の「複合分析」から出てきたと指摘。研究グループの専門家が確信できるような人間の疫学研究での十分な証拠があったことから、IARCの発表に至ったと語った。
IARCによる発がん物質としての加工肉の評価に異議を唱えることはなかったが、WHO本部はその背景を数々のツイートで説明した。「加工肉の健康リスクは、たばこやアスベストとのそれとは大いに異なっている」とWHOは強調。「肉は多くの必要不可欠な栄養を含んでおり、適度に消費される限り、健康的な食生活を送れる」と述べた。

この論争はWHO本部内で、IARCをきちんとコントロールできているのかという疑問を生むことになった。ジュネーブ在住のWHO本部の内部関係者は「IARCを抑える必要性についてここで議論が行われている」と述べた。

英王立国際問題研究所(チャタムハウス)のグローバルヘルスセキュリティセンターに務める国際公共衛生の専門家のチャールズ・クリフト氏は「IARCの赤肉・加工肉の研究成果の発表をめぐって、WHOはもう少し役割を果たすべきだった」指摘。「WHOは正式なガイダンスを出すべきだ。IARCや他から出てくる、間違って解釈されかねないことを単に是認するだけではなく」と語った。

WHOの報道官は、IARCは「機能的に独立」した組織であり、IARCが発がんの危険性を警告する場合、「WHOはそれらの危険性に関連したリスク水準を評価、もしくは再評価する」と語った。「そのリスク評価に基づき、公共衛生を保護する目的で、WHOは既にあるガイドラインを確認したり、新たなものを出したりする」

(Kate Kelland記者 翻訳:高橋浩祐、伊藤典子 編集:下郡美紀)

4627名無しさん:2016/04/30(土) 10:19:00
史上最悪の農薬は、史上最強の救世主だった
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1053827266/901-903

4628とはずがたり:2016/05/03(火) 21:45:31

超高額な「夢の新薬」は、国を滅ぼしかねない 悩ましい高額薬剤の使用と費用負担のあり方
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%B6%85%E9%AB%98%E9%A1%8D%E3%81%AA%EF%BD%A2%E5%A4%A2%E3%81%AE%E6%96%B0%E8%96%AC%EF%BD%A3%E3%81%AF%EF%BD%A4%E5%9B%BD%E3%82%92%E6%BB%85%E3%81%BC%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%AD%E3%81%AA%E3%81%84-%E6%82%A9%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%84%E9%AB%98%E9%A1%8D%E8%96%AC%E5%89%A4%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%A8%E8%B2%BB%E7%94%A8%E8%B2%A0%E6%8B%85%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8A%E6%96%B9/ar-BBsv88H#page=2
東洋経済オンライン 東洋経済オンライン
土居 丈朗
1日前

 4月4日、筆者も委員を務め、出席した財政制度等審議会財政制度分科会の会合で、がん治療薬「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)が話題に上った。財政政策を議論する審議会で、なぜ特定の1つの薬だけが取り沙汰されるのか。この会合における、日本赤十字社医療センター化学療法科の国頭英夫部長の講演が問題提起の契機となった。

 オプジーボは、日本で開発された画期的な免疫療法薬で、悪性黒色腫のほか肺などのがんへの適応拡大も期待されている。いわば「夢の新薬」といえるかもしれない。しかし、1人の患者がオプジーボを使うと、年に3500万円かかるとされる(体重60キロの患者が1年間26回使用を想定)。画期的な新薬は以前にもあったが、これほど高額の薬代がかかる新薬は類を見ない。

 年に3500万円もかかる薬だが、実際に求められる患者負担は月8万円程度で済む。なぜなら、わが国には、国民全員が加入する公的保険(国民皆保険)があるのと、医療費の自己負担分が一定額を超えると軽減される高額療養費制度があるおかげである。実際にかかる薬剤費と患者負担の差額は、国民全体で負担した医療保険料と税金で賄われる。だから、「夢の新薬」はお金持ちだけの新薬でなく、大半の人が使える新薬である。

 この高額の「夢の新薬」が、多くの恩恵をもたらすのはよいのだが、その代償も大きい。現在、使っている患者は少数だが、日本に肺がん患者は2015年で推定13万人いて、もし患者(少なく見積もって)5万人を対象に、オプジーボを1年間使うとすると、3500万円×5万人=1兆7500億円の薬代が今後必要となる。

 現在、日本の医療費は約40兆円で、そのうち薬剤に使われているのが約10兆円である。この1兆7500億円という金額は、今すでに国民全体で使っている薬剤費の20%近くに相当する額である。今後、オプジーボというこの1つの薬だけで、今の薬剤費が1.2倍になるかもしれない。

 しかも、オプジーボの話は、オプジーボだけにとどまらない。今後、同様の高額薬剤が次々と開発され、わが国で国民皆保険の仕組みで供されるようになれば、今は医療費全体の20%程度である薬剤費はもっと増えることになる。そして、その薬剤費を支えるために、国民に求める医療保険料と税金の負担はもっと増えることになる。

4629とはずがたり:2016/05/03(火) 21:45:48
>>4628-4629
 治せる病気は、最善を尽くして治したい。しかし、その治療費は国民全体で税金と保険料で支え合っている以上、治療費が増えるほど皆で分かち合う税金や保険料の負担は増える。まさに、給付と負担のバランスをどう考えるか。悩ましい問題を、このオプジーボという1つの薬が提起したのだ。

 現在の仕組みでは、国民皆保険の仕組みでひと度このような高額薬剤を用いてよいと認められれば、医師が処方すれば誰でも使うことができる。確かに、治癒の見込みがある患者に使うのなら、誰もその使用に疑問は持たない。他方で、実際には、100歳の患者にもこの高額のオプジーボが使用された例があるという。この薬が効かないなら早期に薬の使用を打ち切り、効果がある患者への投与を必要最小限にとどめることで、国民全体の負担増を避けることができる。

 医学的には、この治療の判断には、複数の治療法を比較して費用対効果を分析する考え方がある。治療にかかる費用とその治療を施した後の生存数について複数の治療法の間で科学的に比較して、治療法の優劣を検討するものである。ただ、「費用対効果」がいかに科学的でも、命にかかわる患者やその家族からみれば、「命の値段」を天秤にかけられているように感じられるかもしれない。

 高額薬剤の適否について、科学的な方法だけで線引きをするとその基準に国民的合意が得られにくいかもしれない。しかし、何ら基準を設けずに誰でも自由に使ってよいとすると、その高額薬剤の費用の負担は、健常な人も含めた国民全体に及び、保険料の引き上げや増税を追加的に求められることになる。

 これまでにも、治療法などについて、医学界でガイドラインを策定して、専門医の間で治療の際に活用されてきた。高額薬剤の適否の基準については、まずは財政の制約から線引きするのではなく、医学的な見地から医学界でガイドラインを策定して、どのような場合に高額薬剤を使用してよいか、基準を作って頂くのが望ましい。前掲の国頭部長も指摘されているように、医学界には、コストは国が考えるべきで、医療経済は医療現場の問題ではない、との向きがある。これまではそうだったとしても、今後は、高額薬剤が医療全体にどのような影響を与えるかも視野に入れたガイドラインが必要となってこよう。

 医薬品の開発によって、我々の生活の質(quality of life:QOL)が高まるような医薬品が提供されることは、基本的に望ましいことである。今後も、医薬品の積極的な開発に期待したい。ただ、高額薬剤の使用と費用負担のあり方が問われている。特に、国民皆保険の仕組みを持つわが国では、「夢の新薬」である高額薬剤が、お金持ちだけのものではなく、多くの人が使えるものであるが故の悩みである。

 高額薬剤を使用する側も、国民が皆で税や保険料を出し合ったお金で支え合っていることを忘れてはならない。病気になったときはお互いさまで、国民全員が加入する公的保険(国民皆保険)があるから少ない自己負担で治療を受けられる。高額薬剤の費用がかさみ、国全体の医療費の半分以上も占めるようなことになれば、極端な保険料引き上げや増税を迫られるか、保険料や税を負担できる範囲で医療給付を抑制すべくいくつかの治療行為や医薬品は、国民皆保険の対象外とするというようなことになりかねない。そうしたことを避けるためにも、高額薬剤の使用と費用負担のあり方を今から真剣に考えなければならない。

4630とはずがたり:2016/05/04(水) 16:50:58
大阪切って東京に逃げ出した会社だしなヽ(`Д´)ノ
と思ったら本当に其処が戦術ミスとなったとある。もしそうなら(人材集めるなら彩都より湘南なのは已む無しと思ってただけに)痛快なことだ。
>武田が大阪市内に研究所を構えていた頃、京都大学や大阪大学の薬学部修士課程修了者の就職先人気はダントツで武田だった。ところが研究所を神奈川県に移して以降、関西に研究所を構え続ける塩野義製薬や小野薬品工業の人気が高まり、逆に武田は、優秀な学生の確保に苦慮するようになってしまった。

これからは塩野義と小野推しでいくぞ♪
>これまで東京にも広報機能を置いていた塩野義と小野はこの4月から、広報活動の拠点を大阪の本社管轄に一本化した

2016.05.02
武田薬品、没落鮮明に…世界で売れる製品涸渇、外国人社員とリストラが伝統的風土を破壊
http://biz-journal.jp/2016/05/post_14942.html
文=編集部

 長らく国内製薬業界で首位の座を占めてきた武田薬品工業の退潮が止まらない。

 武田は4月1日付で、テバファーマスーティカル・インダストリーズ(イスラエル)傘下の後発薬子会社、テバ製薬(名古屋市)の株式の49%を取得して合弁化するとともに、テバと共同で新たに武田テバ薬品(滋賀県甲賀市)という孫会社を設立し、同社に武田は特許の保護期限が過ぎた「長期収載品」と呼ばれる古い薬剤の大半を移管した。
 同時に、テバ製薬社長にはファイザー日本法人で長期収載品や後発薬ビジネスをみてきた松森浩士氏を招聘し、10月以降をめどに社名もテバ製薬から武田テバファーマへと改称する予定となっている。
 一読しただけでは理解しにくい提携スキームだが、単純化していえば武田の目的は薬価の集中攻撃的な引き下げを受けた結果、従来ほど儲からなくなった長期収載品事業の大半を本体から切り離し、新薬の研究開発と販促に全リソースを注ぎ込むことに尽きる。
 一方のテバの狙いは、武田というブランド力に松森新社長の采配力をプラスすることで、「鳴かず飛ばずの状態が続いてきた日本での後発薬事業の、抜本的なてこ入れを図ること」(経済紙デスク)にある。要するに両社とも、追い詰められた末に編み出した同床異夢のアライアンスなのである。
 加えて武田は、来年4月にはビタミン剤「アリナミン」、感冒薬「ベンザ」などで知られる一般用医薬品(OTC薬)や健康食品に関する事業も分社化する計画で、すでに受け皿となる全資出資の武田コンシューマーヘルスケアを設立済みだ。同社に移管される製品群のなかには2012年夏に米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)から引き継いだばかりの頭痛薬「タイレノール」など8製品も含まれる予定で、このことからも武田がOTC薬事業の将来性をすでに見限っていることが類推できる。

失われる武田の神通力

 こうした一連の構造改革を陣頭指揮しているのが、武田230余年の歴史のなかで初の“青い目の社長”となったクリストフ・ウェバー氏だ。14年6月に前社長の長谷川閑史会長に請われて英グラクソ・スミスクライン(GSK)のワクチン部門トップから武田の社長に就任。15年4月からはCEO(最高経営責任者)として、日本人社長であれば躊躇したり根回しの途中で頓挫したりするような武田の大手術に臨んでいる。
 誠実な仕事ぶりと日本的商慣習への寛容な理解など、評判は概ね悪くない。だが、「正直なところ、意欲や理念先行の空回り状態が目立つ」(前出デスク)状況で、何より日本人のプロパー社員との間に横たわるココロの溝が埋まっていない。

4631とはずがたり:2016/05/04(水) 16:51:20
>>4630-4631
 ある武田の中堅社員は次のように打ち明ける。
「武田が医師からも同業他社からも常に一目置かれる存在だったのは、売上にしても、社員の士気や知識にしてもダントツで日本一だったから。ところが、事業の切り離しによって(売上で)アステラス製薬に抜かれかねない状況となり、社員の会社に対する忠誠心も揺らぐようになると、武田の神通力もやがて通用しなくなっていくだろう」

リストラの代償

 実はこうした危惧の念は、製薬企業にとっての生命線であり、武田復権のカギを握る研究開発部門でより顕著というから深刻だ。
 今から10年前の06年秋、当時の長谷川社長は大阪府内への残留を熱望する地元の声を袖にして、神奈川県の藤沢・鎌倉両市にまたがる旧湘南工場跡地に総工費約1470億円をかけて世界最大級の湘南研究所を建設することを決めた。大阪市内と茨城県つくば市に分散していた同社の創薬研究機能を統合し、グローバル研究を加速させるのだと長谷川氏は力説した。

 ところが、11年2月にオープンした同研究所はその後、期待を裏切るかのような展開に陥る。直後に襲った東日本大震災は自慢の免震設備が無事に機能したものの、長谷川社長が招き入れた外国人や外資系製薬会社出身の研究者たちが胃潰瘍治療薬「タケプロン」や降圧剤「ブロプレス」などを生み出した武田の伝統的な研究開発風土を破壊。フランス人CFOが主導したリストラの大波も押し寄せた結果、「腰を据えて創薬研究をできる環境ではなくなった」(武田OB)。

 そういった「異変」に敏感に反応したのが薬学系学生だった。武田が大阪市内に研究所を構えていた頃、京都大学や大阪大学の薬学部修士課程修了者の就職先人気はダントツで武田だった。ところが研究所を神奈川県に移して以降、関西に研究所を構え続ける塩野義製薬や小野薬品工業の人気が高まり、逆に武田は、優秀な学生の確保に苦慮するようになってしまった。

 学生の資質と創薬効率とが正比例するものではないことは重々承知のうえでだが、武田の研究開発力に将来、ボディーブローのように効いてきそうな話ではある。
 そうでなくても目下のところ、グローバルに売れる新薬が枯渇してしまった武田に対して、塩野義はGSKと共同開発した抗HIV(ヒト免疫不全ウイルス)薬「テビケイ」が「年商3000〜5000億円規模の大型薬に向けて成長中」(証券アナリスト)。同じく塩野義が自社で創製したインフルエンザ治療薬も、スイスのロシュと組んで世界展開に乗り出そうとしている矢先にある。

 また小野が米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)と共同開発したがん治療薬「オプジーボ」は周知の通り、極めて高い完治率から「がん治療に革命を起こしつつある」夢の新薬として、世界中の医療関係者や製薬会社から熱視線を集めている。

深まる孤立感

 こうしてみると、創薬力はハコモノの改善や効率化とはまったく別のパラメーター(要因)に左右されるものなのだろうと想像せざるを得ない。ちなみに武田は、この春から山中伸弥教授率いる京都大学iPS細胞研究所と共同で、湘南研究所を舞台にiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った画期的新薬の開発に乗り出してはいる。だが、巨大な研究棟には「夜になっても灯火が点かない研究部屋がまだたくさんある」(業界関係者)といわれるなど、リストラの傷跡でフル稼働の状態ではなさそうだ。
 そんな武田の惨状と将来を見定めたからなのか、これまで東京にも広報機能を置いていた塩野義と小野はこの4月から、広報活動の拠点を大阪の本社管轄に一本化した。武田の孤立感は、さらに深まっている。
(文=編集部)

4632とはずがたり:2016/05/04(水) 21:32:09
STAPは有る派の論考の様だ。
分野にお詳しいアンチ小保方氏の名無しさんは今どうしてるのかなぁ??コメ求む。

2016.04.28
ジャーナリズム ジャーナリズム
STAP細胞、「つくることに成功した」と若山教授が発言…共同研究者も「見た」と証言
http://biz-journal.jp/2016/04/post_14897.html
文=上田眞実/ジャーナリスト

 一連のSTAP細胞論文問題をめぐり2014年12月に理化学研究所を退職した小保方晴子氏がその体験を綴った手記『あの日』(講談社)が1月に出版され、STAP細胞は再び世間の注目を浴びることとなった。そして先月、小保方氏がSTAP細胞のプロトコル(作製手順)をHP上で公開し、STAP細胞は科学的議論の場に戻った。

 果たしてSTAP細胞は存在するのか、しないのか――。判断材料が少ないこともあり、その議論は尽きない。理研がSTAP細胞論文の不正を調査した「桂不正調査委員会」の調査報告書は、科学者の中でも細胞工学の専門家ではないと、どういう経緯で不正があり、STAP幹細胞とされていたものがES細胞だったと結論付けられたのか理解できない内容だ。

 調査報告書は「調査には限界がある」と最終的な判断を曖昧にしている。「STAP幹細胞だとされたものを解析すると、それはES細胞に由来していた」とし、「STAP細胞の実験成果物は誰かがES細胞を故意に混入した疑いがあるが誰が混入したか特定できない」という「懐疑論」に終始している。理研はこの不正調査に総額8360万円をかけており、そのうち弁護士への相談費用が2820万円で、検証実験の1740万円より上回っている。 

「STAP細胞を3回見た」
 STAP細胞論文にはこの研究にかかわった科学者14人の名前が記載されており、そのうち小保方氏を含めた8人が主な実験や論文の執筆を担当している。論文には筆頭著者として小保方氏の名前があり、元理研CDB(旧発生・再生科学総合研究センター)副センター長の笹井芳樹氏、山梨大学教授の若山照彦氏、東京女子医大教授の大和雅之氏、元CDBで現在は熊本大学教授の丹羽仁史氏らが名前を連ねている。

 なかでも丹羽氏は2014年4月1日から行われたSTAP細胞を再現させる検証実験の責任者を務めており、理研が開催した同7日の記者会見でSTAP細胞実験の疑義について記者から「STAP細胞になるまでの実験を逐一見たか」という質問に対して「STAP細胞を3回見た」と答えている。以下がその会見の内容である。 

丹羽「小保方さん自身がリンパ球採取からSTAP細胞までの一連の流れというのは、もちろん自分の目で確認しています」

記者「それは何回くらいか」

丹羽「何回ありましたかね、3回とかでしょうか。(論文への)プロトコル・エクスチェンジ を書くにあたって逐一手順を確認する必要がありましたので、そういう作業を行いました」

 さらに丹羽氏はこの会見で、STAP細胞がES細胞混入の結果なのかという質問に対し、「その仮説が真である確率は低いという位置付け。専門家からすると、そんな簡単な話ではない」と答えている。

 STAP細胞問題をまとめたノンフィクション『捏造の科学者』(文藝春秋)の著者でもある須田桃子記者は14年4月14日付毎日新聞朝刊で、丹羽氏の「小保方氏の横でSTAP細胞を3回見た」「ES細胞である確率は低い」とした回答を伝えず、「丹羽仁史プロジェクトリーダーが検証実験の実質責任者に就いた。だが、丹羽氏自らが作製に成功したことがないことを認めるなど、科学的証明がどこまでできるのか不透明だ」と解説。検証実験よりも残されたSTAP幹細胞の分析を優先しろ、と力説している。

4633とはずがたり:2016/05/04(水) 21:32:26
>>4632-4633
 このように「STAP細胞はES細胞ではない」とする科学者の証言は一部のメディアや識者によって巧妙に切り取られ、真相を知る手がかりには「目隠し」がかけられていたのがSTAP細胞問題の実態だ。こうして目隠しを外すと、「STAP細胞はES細胞だった」とする理研の結論はにわかに受け入れがたくなり、「STAP細胞問題は何も決着していないのではないか」という疑問が浮かぶ。

 さらに論文共著者のひとりで14年8月6日に亡くなった笹井氏も、14年4月16日の会見で「STAP現象を前提にしないと容易に説明できないデータがある」としてES細胞混入説を否定している。
「私が理研を去る前、私は脾臓からSTAP細胞をつくることに成功しました。でも一度だけです。その時は小保方博士がよく指導してくれました。海外の研究者がSTAP細胞の成功をメールで知らせてくれています。だから、私は一年以内に誰かがSTAP細胞の作製を発表するだろうと信じています」

 若山氏は小保方氏がつくったSTAP細胞からSTAP幹細胞を多数作製したことも認め、実験が適正だという認識を持っていたようだ。以下は同インタビューでの若山氏の発言である。

「私はSTAPからSTAP幹細胞を複数回樹立しました。混入がそのたびに起こるなんてことは考えづらいです。さらに、私はSTAP幹細胞を129B6GFPマウスから樹立しました。その当時、我々はその系統のES細胞を持っていませんでした。私がSTAP幹細胞の樹立に成功した時、大元のSTAP細胞はOct4-GFPをよく発現していました」
「この状況ではSTAP幹細胞の樹立は胚盤胞からES細胞を樹立するより簡単なんです。さらに、包括的なmRNA発現データもSTAP幹細胞がES細胞でないことを示唆しています」

「私はそれぞれのステップを小保方博士に監督してもらった上で、100%自分の手で再現しました。ほぼ同様に、私の博士課程の学生もSTAP幹細胞の樹立に成功しています。これらの実験の初期段階では、我々はES細胞やiPS細胞を同時に培養していません。あとになって、対照群として時にES細胞を同時に培養していました」 

 ちなみに若山氏は14年4月14日付けの朝日新聞朝刊で、「STAP細胞株」を「少なくとも43株つくった」とその実験成果の数を答えている。しかしその2年後、「週刊新潮」(新潮社/16年4月14日号で、小保方氏の手記やHPについて「一切関わりを持たないようにしております」とSTAP細胞問題とはあくまでも「無関係」だとする姿勢を貫いている。

一様にSTAP細胞の存在を認める発言

 小保方氏はSTAP細胞のプロトコルを公開したHP「STAP HOPE PAGE」で「STAPのアイデアは博士によって考案されたが、バカンティ博士、およびSTAP論文のためのすべての実用的な実験は、日本の理研CDBのDr.若山の研究室で行なわれ、予備的な研究が行なわれたハーバード大学にてバカンティ博士の研究室で生まれました」とSTAP細胞の実験結果は若山研究室の産物だったことを明かしている。

 小保方氏は14年4月9日の記者会見において「STAP細胞はあります」と主張し、それは一貫して変わっていない。その一方、周囲の研究者たちはSTAP細胞への認識が同一人物とは思われないほど激変している。STAP細胞の実験、その論文にかかわった科学者たちは問題発覚直後、「STAP細胞はES細胞ではない」と口を揃えてSTAPの存在を肯定していた。これは紛れもない事実だ。

 もし、STAP細胞が存在しないとすると、彼らは小保方氏に騙されて実験結果を誤認させられていたことになるが、「STAP細胞を3回見た」と証言した丹羽氏はES細胞研究25年のキャリアを持つ。小保方氏はSTAP細胞実験当時、博士になりたての科学者としては新人だった。STAP細胞事件を「すべて小保方氏が計略し、ねつ造した結果である」とする結論は、荒唐無稽で根拠が脆弱な「陰謀論」だ。

 改めてこうして関係者たちの言質を羅列すると、道理に合わず、まさに怪誕不経(かいたんふけい)だ。STAP細胞問題の混乱したのは小保方氏からではなく、科学者がなんらかの真相を隠蔽したり、サイエンスジャーナリストが事実を歪曲して伝えていることから発生している。つまり、理研が「STAP細胞はES細胞だった」と発表した「裏」には発表されていない事実が潜んでいる可能性が高いのだ。
 イギリスの偉大な文学者でノーベル文学賞を授与されたジョージ・バーナード・ショー(1950年11月2日没)はこんな格言を残している。
「When a thing is funny, search it carefully for a hidden truth.(何かがおかしい時は、真実が隠れていないか気をつけろ)」
 小保方氏はHP上で、ついにSTAP細胞の存在を明らかにした。次回はそれについて解説したい。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)

4634名無しさん:2016/05/08(日) 15:00:39
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160508-00010000-wired-sctch
わたしは遺伝子治療で20歳若返った:45歳、米バイオ企業CEO
WIRED.jp 5月8日(日)7時30分配信

ワシントン州シアトルを本拠とするバイオ企業BioViva USAのCEO、エリザベス・パリッシュは、同社が開発した「若返り」のための遺伝子治療を自身の体でテストしたところ、細胞が20歳若返ったと主張している。

パリッシュCEOは現在45歳で、サイエンス分野での正規の教育は受けていない。彼女はこの実験的な治療を、2015年9月にコロンビアのクリニックで受けたという(詳細は未公表)。こうした型破りな臨床試験が海外で行われた背景には、米国の規制を回避するという目的があったが、この臨床試験の強行により、BioViva USAの科学顧問の1人が辞職している。

BioViva USAの科学諮問委員を務めていたが辞職したワシントン大学名誉教授のジョージ・マーティンは『MIT Technology Review』誌で、「これは大きな問題であり、このような事態に大きな憤りを感じています。わたしは非臨床試験(動物実験)を繰り返し行うよう強く求めてきました」と語っている。

臨床試験の詳細は明らかにされていないが、パリッシュCEOの説明では、治療の一環として、遺伝子組み換えウイルスの静脈内注射が行われたという。このウイルスによって、「テロメラーゼ」と呼ばれる酵素を生成する遺伝物質が細胞に運ばれたようだ。

テロメラーゼは、人体の細胞における「テロメア」と呼ばれる部分の長さを伸ばす。テロメアとは、染色体の末端で、DNAの「保護キャップ」的な役割を果たす部分だ。テロメアは細胞の老化とともに自然にすり減ってゆくが、テロメラーゼの投与によってそれを保護しようとする手法だ。

スペインの研究グループが2012年に行ったマウス実験から、同様の手法によりマウスの寿命は20パーセントも延びうることがわかっている。

パリッシュCEOは、3月に行われた血液検査の結果(ピアレヴュー科学誌には発表されていない)により、彼女の白血球のテロメアは6.71から7.33キロベース(kb)に伸びていることが明らかになったと主張している(同CEOは今回の治療を受ける以前の2015年9月に同じ検査を受けており、年齢の割にテロメアが異常に短い[6.71kb]ため、人生の早期に加齢性疾患にかかるリスクが高いことがわかっていた)。このテロメアの数値差は、20歳分の細胞年齢差に等しいと同CEOは推定する。

しかし科学者たちは、いくつかの理由から、これら一連の結果と主張に懐疑的な見方をしている。

まず、科学者たちは健康とテロメアの長さのあいだになんらかの関係は見出しているが、その一方で、短くなったテロメアが実際に健康問題を引き起こすのか、あるいは、それが単なる老化によるものなのかは明らかになっていない。

次に、おそらくより重要なのが、テロメアの長さと健康の明確なつながりが判明していないということだ。たとえば、心血管疾患は短めのテロメアと関連しているが、がんは長めのテロメアと関連しているのだ。

「一般集団において、相対的に短いテロメアは悪く、相対的に長いテロメアは良いという考え方はナンセンスだ」とラトガース大学でテロメアを研究するエイブラハム・アヴィヴ教授は『The Scientist』の取材にメールで回答している。

最後に、今回報告されたテロメアの数値差、つまり9パーセントという伸び率は、大半のテロメア長測定において標準誤差の範囲内に収まるという点も理由としてあげられる。

それでも、パリッシュCEOはこの遺伝子治療により若返りが実現すると確信している。同CEOは現在、さらなる臨床試験の実施を許可してくれる規制当局とのパートナーシップを諸外国に求めている。

TEXT BY BETH MOLE

4635とはずがたり:2016/05/10(火) 13:11:58


2016.5.8 20:50
1日78人ずつ死亡…鎮痛剤の過剰摂取が米国で社会問題化 プリンスさん急死で注目
http://www.sankei.com/world/news/160508/wor1605080034-n1.html

 【ロサンゼルス=中村将】4月に急死した米人気ロック歌手、プリンスさん=享年57=の死因を調べている捜査当局は、鎮痛剤の過剰摂取が原因との見方を強めている。米国では鎮痛剤の過剰摂取が原因で、年間2万8千人以上が死亡しており、社会問題化している。プリンスさんの死は改めて米国社会に問題の深刻さを投げかけている。

 プリンスさんは、ミネソタ州ミネアポリスの自宅兼スタジオで遺体で発見された前日の4月20日、カリフォルニア州の薬物依存治療の専門医に「健康上の深刻な緊急事態」を相談していた。専門医の弁護士が今月4日、明らかにした。

 米メディアによると、プリンスさんは、コンサートなどで高い場所から飛び降りるなどしたため、以前から腰を痛めており、鎮痛剤を頻繁に使用していた。

 捜査関係者によると、プリンスさんの遺体や自宅からは、医師の処方箋が必要なオピオイド鎮痛剤が検出された。捜査当局は麻薬取締局の協力を得て死因の特定を進めている。

 オピオイドは、日本ではがん治療の鎮痛剤などに使用される医療用麻薬として管理されているが、米国では手術時や術後の痛みのほか、急な痛みや慢性痛の鎮痛剤などとして大量に処方されている。使用を重ねると、効き目が低下し、過剰摂取の傾向が強まる。中毒者は約190万人に上るとの推計もある。

 過剰摂取によって、昏睡(こんすい)状態や呼吸困難な状態に陥り、死に至るケースは年々増加。米疾病対策センター(CDC)によると、2014年のオピオイド過剰摂取による死者は2万8647人に上り、1日78人が死亡していることになる。この数は15年前の4倍だ。薬物中毒の死者数の60%をオピオイド服用者が占めていることも目をひく。

 CDCは今年3月、オピオイド服用の開始の目安や頻度などに関するガイドラインを発表。米食品医薬品局(FDA)もオピオイドのラベルに過剰摂取や依存の危険性を表示するよう義務付けるが、プリンスさんの死で、より効果的な対策を求める声が増えそうだ。

4636とはずがたり:2016/05/10(火) 21:52:44
がんが劇的改善? 世界的に規制緩和進む「医療用大麻」とは
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1223566495/332-333
2016.05.07

4637とはずがたり:2016/05/11(水) 10:23:21


高樹沙耶、芸名で参院選に出馬へ…公約で医療用大麻推進
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1388412245/1236
12:20スポーツ報知

4638とはずがたり:2016/05/12(木) 18:19:32

阿蘇立野病院で全職員解雇 再就職先探しの説明会
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10010518111_20160512.html
14:37NHKニュース&スポーツ

地震の影響で閉鎖されている熊本県南阿蘇村の「阿蘇立野病院」では、医師や看護師などおよそ150人のすべての職員が解雇され、12日再就職先を探すための説明会が開かれました。

阿蘇立野病院は、救急患者も受け入れるなど南阿蘇地域の中核病院でしたが、地震により裏山で土砂崩れのおそれがあることなどから入院患者をほかの医療機関に移し閉鎖されています。医師や看護師など職員およそ150人は10日付けで全員解雇され、12日は阿蘇市にあるハローワークで、再就職先を探すための説明会が開かれました。
説明会には解雇された看護師や介護職員などおよそ40人が出席しました。解雇された職員の再就職については、これまでに阿蘇市と小国町の5つの病院が協力を申し出ていて、12日はそれぞれの病院の担当者が、賃金や勤務時間、それに仕事の内容やいつから働き始められるかなどについて説明していました。解雇された職員を対象にした説明会は、13日も高森町で開かれるほか、阿蘇立野病院としても、職員の再就職を支援していきたいとしています。
説明会に参加した32歳の元介護職員の女性は「被災したうえに仕事も失うとは思ってもみなかったが、次の就職先を探す機会をもらえてありがたい。引き続きこの地域で働きたいたので、再就職を前向きに検討していきたい」と話していました。

4639名無しさん:2016/05/14(土) 14:34:55
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016051100830&g=pol
ALS患者が出席できず=与党難色で、民進反発-衆院厚労委

 10日の衆院厚生労働委員会で、全身の筋肉が動かなくなる難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の男性患者の参考人招致が、自民、公明両党の了承を得られず実現しなかったことが11日分かった。招致を提案していた民進党は、反発を強めている。
 関係者によると、民進党が同委理事懇談会で、障害者の自立を後押しする障害者総合支援法改正案の参考人質疑にALS患者の男性の招致を提起。ただ、声を出せない男性には、口の動きを通訳するヘルパーの介在が必要なため、自民、公明両党が「別の普通に話せる人に出て来てもらえばいい」と慎重姿勢を示し、協議が調わなかった。
 このため民進党は要求を取り下げ、10日の質疑には、金沢公明日本ALS協会常務理事が代わって出席。「福祉に最も理解ある厚労委員会に障害があることで排除されたことは深刻な国のありさまを示している」とする男性のメッセージを代読した。
 自民党の小此木八郎国対委員長代理は11日の記者会見で「一方的に断ったことはない」と説明。民進党の山井和則国対委員長代理は会見で「与党に出席を拒否された。深刻な障害者差別だという苦情が巻き起こっている」と批判した。(2016/05/11-18:30)

4640名無しさん:2016/05/14(土) 16:56:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160511/k10010516551000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_059
衆厚労委 通訳の必要な難病患者の参考人出席断る
5月11日 14時46分
衆議院厚生労働委員会の参考人質疑を巡って、難病患者などで作る団体が人工呼吸器のため会話に通訳を必要とする患者の出席を申し出たのに対し、委員会側から、「コミュニケーションに時間がかかる」などとして断られていたことが分かりました。
衆議院厚生労働委員会の与野党の理事などによりますと、10日行われた障害者総合支援法などの改正案の参考人質疑を巡って、民進党が全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病・筋萎縮性側索硬化症の患者などで作る日本ALS協会に関係者の出席を求め、協会側は人工呼吸器のため会話に通訳を必要とする患者の出席を申し出ていました。
これについて、委員会の理事懇談会で、自民党が「コミュニケーションに時間がかかり、限られた時間の中で伝えたいことが十分伝わらないのではないか」などとして再検討を求め、患者の出席を断ったということです。
患者に代わって参考人として委員会に出席した日本ALS協会の金澤公明常務理事は、NHKの取材に対し「率先して障害者への差別を解消すべき国会の委員会が出席を制限するのは問題だ。配慮があってしかるべきだ」と話しています。

4641とはずがたり:2016/05/16(月) 18:12:18
バカンティ予想が正しかっただけで小保方さんは証明に失敗してただけって訳では無いのか?
酸性に浸すってのが彼女のオリジナルのアイディアなんかな?

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160514-00010004-bjournal-soci
Business Journal 5月14日(土)6時1分配信

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる
2014年4月9日、会見を行う小保方晴子氏(撮影=吉田尚弘)
 今年3月10日、ドイツの名門大学、ハイデルベルク大学の研究グループがSTAP関連の論文を発表した。論文タイトルは『Modified STAP conditions facilitate bivalent fate decision between pluripotency and apoptosis in Jurkat T-lymphocytes(邦訳:修正STAP条件によって、JurkatT細胞の運命が多能性と細胞死の間で二極分化する)』である。

 海外の一流大学が、いわゆる「STAP現象」の再現実験を行ったということで話題となっている。以下に同論文の概要を紹介する。

<(1)序論:STAP論文は撤回されたが、低pHの刺激による万能性獲得の可能性は、がん、または、がん幹細胞の分野においては魅力的な課題である。

(2)実験:そこで、理化学研究所と米ハーバード大学から発表されたプロトコルを改変して、セルライン化されたT細胞に刺激を与える実験を行った。

(3)結果:当グループが見つけたpH3.3の条件では、酸処理後、多能性マーカーの一種であるAP染色陽性細胞の割合が増加した。AP陽性の多能性細胞は酸処理ストレス下を生き延びて優位に増加。

(4)考察:小保方晴子氏【編注:一連のSTAP細胞論文問題をめぐり2014年12月に理研を退職】が英科学誌「ネイチャー」で発表したプロトコルでは成功しなかった。それは、使用している緩衝液の緩衝能が適していないことが理由として考えられたので、それも変更した。

 一番の発見は、このような瀕死のストレス条件では、Acute T-cell leukemia(ヒト急性T細胞白血病)の細胞株である JurkatT細胞が、万能性を獲得するか、もしくは死ぬかの間で揺らいでいることである。何がそれを左右するのかを探るのが今後の課題だ>

 わかりやすく解説すると、以下のようになる。

<小保方氏が発見したSTAP現象を、がん細胞の一種であるJurkatT細胞を用いて再現実験を試みた。同細胞に対しては、小保方氏がネイチャーで発表した細胞に酸性ストレスをかける方法ではうまくいかなかったため、独自に修正した酸性ストレスをかける方法を試してみたところ、細胞が多能性(体のどんな細胞になれる能力)を示す反応を確認した。それと同時に細胞が死んでしまう現象も確認されたので、何が細胞の運命を分けているのかを探っていきたい>

●がん細胞の分野で研究の価値大

 今回の論文で多能性を確認したAP染色陽性細胞は、小保方氏らのSTAP論文でも発現が確認されている多能性マーカーのひとつである。細胞が酸性ストレスによって多能性を示すという反応は、まさに小保方氏が発見したSTAP現象そのものだ。

4642とはずがたり:2016/05/16(月) 18:12:33
>>4641-4642
 世界的に活躍する国際ジャーナリストで、自身もニューヨーク医科大学で基礎医学を学び医療問題に関するリポートも多い大野和基氏は、同論文を次のように評価している。

「STAP現象の論文は撤回されたが、少なくともがん細胞の分野ではまだまだ研究の価値がある、ということだ。細胞の多能性に対する酸性 pH の効果は、がん生物学(がん幹細胞も含む)の分野では、注目されるトピックであり、STAP細胞が、がん細胞ではできた可能性があることを、このハイデルベルク大学の論文は示している。

 また、この研究者らの実験では、小保方氏が確認した多能性を示すOCT4の発現を変えることができなかったようだが、異なる結果として、De Los Angelesほかが、STAPプロトコルのような、強いストレスでOCT4の発現が増加した例を紹介している。

 ともあれ、『ネイチャー』のSTAP論文撤回後、海外の大学、しかもハイデルベルク大学においてSTAP現象を確認する実験が行われたことは注目すべきことである」

 がん細胞の一種であるJurkatT細胞に対して、小保方氏が行った方法ではうまくいかなかった理由について、ある生物学の専門家は次のように分かりやすく説明してくれた。

「細胞の種類によってストレス反応に違いがあることも一因と考えられます。小保方氏はがん細胞以外の細胞を使っていたため、ストレスをかけるpHの違いが出ても不思議ではありません。

 また、培養系の実験では、緩衝材の違いはもちろん、試薬のロット(製造日)差によっても結果が違ってくるというのは周知の事実ですし、シャーレのメーカーによっても結果に違いが出ることがあるほどです。それほど微妙な調整が必要な世界であり、プロトコル(手順)通りにやっても同じ結果が得られないことは普通です。

 ハイデルベルク大学の研究グループは試行錯誤の結果、独自にSTAP現象を確認する方法を見いだされたのではないでしょうか」

 日本国内では、マスコミによる異常な偏向報道によって、完全に葬り去られたように印象づけられたSTAP現象だが、そのような先入観もない海外の大学によって再現実験が試みられた事実は大きい。

●日本の専門家たちの間違い

 一部の専門家は、小保方氏がSTAP細胞のレシピ(詳細な作製手順)を公表するサイト「STAP HOPE PAGE」を開設した際にも、「STAPを今さら研究する研究者は世界にどこにもいない」と批判していたが、それが完全な間違いであったことが証明された。

 ネイチャーのSTAP論文が撤回された理由は、小保方氏が発見した「STAP現象」の否定ではなかったことは前回記事で述べた通りである。

 小保方氏の人権を蹂躙するかのようなマスコミがつくり上げた世論に同調し、常識を逸脱した禁じ手まで使って論文をなきものとして責任逃れをした理研や早稲田大学と比べ、真摯に生物学的現象を追究するハイデルベルク大学のニュートラルな姿勢は、科学に向き合う本来のあり方を教えてくれる。

 ハイデルベルク大学が発表した今回の論文によって、STAP現象に対する世界的な関心が再び高まっていくかもしれない。
(文=大宅健一郎/ジャーナリスト)

4643とはずがたり:2016/05/20(金) 01:01:15
理研も震える「小保方晴子の大逆襲」
日刊大衆 2016年4月24日 07時00分 (2016年4月26日 16時33分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160424/Taishu_21634.html

 2014年、世を騒がせたSTAP細胞“捏造”事件。その中心的人物、小保方晴子・元理化学研究所研究員(32)が3月31日に、STAP細胞の作成手順を記した『STAP HOPE PAGE』なるホームページ(以下HP)を開設した。

 門外漢には分かりづらい科学の世界。米イリノイ工科大学の元助教授(化学科)で、遺伝子の構造解析などの研究をしていた、生田哲薬学博士に、まずは手記の内容の解説を頼んだところ、「理研は、(小保方氏の論文をもとに)検証実験をしたものの、STAP細胞は作れず、出来たとされるものはES細胞の混入によるものと結論づけました。本の帯には<真実を歪めたのは誰だ?>とありましたが、歪めるも何も、それが真実であり、要するに“捏造”だったのは疑いようがありません」とバッサリ。

 同手記では『ネイチャー』に載ったSTAP細胞論文の共著者の一人、若山照彦・理研チームリーダー(当時)を批判。最初はSTAP細胞の存在を明言していた若山氏が前言をひるがえしたせいで、検証実験でSTAP細胞を作れなかった旨の記述もあるが、生田博士いわく、「論文も出した後で、共同研究だから、その協力者の協力がないとSTAP細胞を再現できないなんて言い訳が成り立つわけがない。こんなの、常識ですよ」と切り捨て、さらには、「ネット上で彼女の実験ノートを見ましたが、まさに“子どもの落書き”ですね」と語るように、科学界からはあまり高い評価は得られていないようだ。

 もっとも、生田氏とて、すべての罪が小保方氏にあるとは思っていないという。「研究の世界も、ひと皮むけばドロドロの世界。研究者も人の子ですから、研究費のぶん捕りのための権謀術数、権力や名誉欲、女性問題まで、他の世界同様、いくらでも出てきます。小保方さんも、そうした中でうまく利用された一人で、しかし、その研究テーマが世界中が注目する最先端の万能細胞だったことから注目を浴び、バッシングも凄まじかったという側面があるのは事実でしょう」

 同手記では、バッシングの契機は、騒動中に自殺した、やはり論文の共同執筆者だった笹井芳樹・理研副センター長(当時)に敵意を持っている身内の密告だったとの衝撃的な記述もなされていた。「手記の内容がすべて真実とは断言できませんが、キナ臭い香りが漂っていますね」(前出の社会部記者)

 このHPは、その専門的内容にもかかわわらず、4月3日の時点で「世界87か国からアクセスがありました」(三木弁護士)という。素人考えでは、“そこまで言うなら、ひょっとして、オボちゃんはSTAP細胞の作成に成功したんじゃないの”という気がしないでもないが、「100%ありえません。彼女自身、そのことは分かっているはず」(前出の生田博士)と、科学界からは、まったく相手にされていないのが現状なのだ。

 そんな、毒にもクスリにもならないはずのHPだが、どういうわけか開設直後にサイバー攻撃を受け、翌4月1日にはサーバーがダウン。一切、見られなくなってしまった。

「私が“攻撃元を特定する作業に入っており、刑事告訴も検討している”と発言したこともあってか、その後、(サイバー攻撃は)ピタッと止まりました」と三木弁護士は語るが、その背後に深い闇を感じた人も少なくはない。前出の社会部記者は言う。「一連の騒動では、小保方氏一人が悪者にされましたが、背景に政治的要素があり、ビクビクしている者が複数いるのは確か。理研にだって、震え上がってる人がいないとは言えません。こうした者たちは、事件の風化をひたすら待っているはず。ところが、小保方氏が寝た子を起こすマネをまた始めたんですから……。サイバー攻撃した者は、そうした関係者の可能性だってないとは言えませんよ」

 さらにある理研関係者は匿名を条件に、こう漏らす。「彼女が本気で口を開けば、首が飛ぶ者は複数います。ただ、そうすれば彼女も“共犯”に問われかねないので、おいそれとは口にはできない。本当の狙いは、レシピ公開を名目に、“ある程度の時間が経過したら、なんらかの形で研究者として復帰させてもらえませんか”というメッセージのようにも聞こえるのですが」 これが万一、事実なら、なんとも高等な戦術……。今回の小保方氏による“大逆襲”は、どのような展開をもたらすのか。今後の動向が大いに注目される。

4644とはずがたり:2016/05/21(土) 22:44:06
「恐怖の歯科医」に禁錮8年の実刑、フランス
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160427034127a


【ヌベールAFP=時事】フランス中部ヌベールの裁判所は26日、約100人の患者の口内に重傷を負わせたとして「恐怖の歯科医」と呼ばれるオランダ人の男に対し、禁錮8年の実刑判決を言い渡した。(写真は資料写真)
 ヤコーブス・ファンニーロップ被告(51)は仏中部の小さな村、シャトーシノンで患者の健康な歯を次々に抜いていた。患者たちはあごの損傷や、再発性の化膿(かのう)や敗血症に苦しんでいた。
 裁判所はまた同被告に対し、医師としての治療行為を禁じ、1万500ユーロ(約130万円)の罰金を科した。
 検察は、被告が「無用で痛みを伴う施術」を約100人に対して行い、患者たちに保険会社へ請求させる詐欺行為をはたらいていたと糾弾した。また患者に痛い思いをさせることを被告が「楽しんでいた」とも表現した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/04/27-09:44)

4645とはずがたり:2016/05/22(日) 15:07:54
前田敦子、常軌を逸した「お酢好き」告白でアルコール依存症の疑いが浮上!
アサ芸プラス 2016年5月22日 09時59分 (2016年5月22日 14時31分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20160522/Asagei_58518.html

 元AKB48の前田敦子が「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)にゲスト出演し、お酢が大好きであることを告白した。
「前田はマイビネガーを持ち歩き、ほぼすべての料理にそれをたっぷりとかけて食べるほどのお酢好き。なんと味噌汁にも酢を入れ、ポテチにもびしょびしょになるほどかけて食べると明かしていました」(芸能ライター)
 これに対して妊娠説や味音痴説が囁かれているが、アルコール依存症を疑う人もいる。都内で医院を開業している内科医が解説する。
「アルコール依存症が進むと、脳が萎縮して認知症のような症状が出てきます。この時、体は低血糖になり、体内にある糖をエネルギーにすることができなくなるので、代わってアルコールが分解された時にできる酢酸をエネルギーにします。エネルギー源が糖から酢酸に代わってしまうわけです。ここまで症状が進行してしまうと体がお酢を欲するようになり、常時、お酒を飲むかお酢を摂取しないと脳にダメージを与えてしまいます。以前、私が診察した患者は、コップにお酢を注いで水のようにゴクゴク飲んでいるほどでした。前田がただのお酢好きならいいのですが‥‥」
 前田といえば、2014年に泥酔して前後不覚になり佐藤健に抱えられる姿がスクープされたが、
「脳が正常に機能しなくなるまで飲んでしまうのはアルコール依存症の初期症状のひとつですね」(前出・内科医)
 アイドルから脱皮して女優として開花した前田敦子、その未来がお酒で潰されてしまうことなどないよう願うしかない。

4646名無しさん:2016/05/22(日) 17:05:33
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160517/k10010524081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_102
障害者の参考人招致見直しを 難病患者らが要請
5月17日 13時18分
会話に通訳が必要な難病患者が衆議院厚生労働委員会に参考人として出席できなかったことを受けて、17日、出席を求めていた患者と支援団体が衆参両院の議長に対し、障害者の国会での参考人招致の在り方を見直すよう要請しました。
全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症を患う岡部宏生さんは、先週、衆議院厚生労働委員会に通訳をつけて参考人として出席したいと求めましたが、「意思の疎通に時間がかかる」などとして出席できませんでした。
岡部さんと支援団体のメンバーは17日、国会を訪れ、衆参両院の議長と面会し、「今回の対応には深い失望と憤りを覚えた」と述べたうえで、これをきっかけに障害者や難病患者の参考人招致の在り方を見直すよう要請しました。
これに対し、大島議長は「多様な意見を聞いて結論を出すのが国会議員の責務だ。要請を重く受け止め、運営の在り方などを検討し、対応できるよう努めたい」と述べました。
このあと岡部さんは、記者団に対し「特別な通訳が必要だが、コミュニケーションを取れることを見て理解を深めてもらい、今後の対応を検討し、体制を構築してほしい」と話していました。

4647とはずがたり:2016/05/25(水) 19:47:26

すでに有料なの? 「救急車に乗ってきた」という理由で料金請求
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1437123231311.html
Excite Bit コネタ
ライター情報:カシハラ@姐御

いざというときに頼りになる救急車。お世話になったことはなくてもあるだけで安心できる存在です。
先日、友人の付添で救急車に乗ったところ「救急車に乗ってきた」という理由で友人が料金を請求されていました。急なことなので詳しく聞く時間もなくそのまま家に帰ったのですが、「救急車はまだ無料なのでは?」という疑問でいっぱいに。

そこで消防庁に問い合わせてみました。電話に出た職員さんいわく「救急車は無料です。それは病院のほうで決めている料金なので病院に聞いてください」とのこと。
ということで、掛った病院に改めて問い合わせをしてみました。

病院が決めている料金とは

――救急車に先日友人が乗ったのですが、救急車に乗ってきたという理由で8,640円を請求されていました。あれは何の料金なのでしょう?
特定療養費といいまして100床以上の大病院にはかかる料金で厚生労働省で決まっています。当病院で発生することのある料金です。

――発生することのあるというのはどういう意味でしょうか?
大きい病院なので診療時間外にはかかる料金です。

――かかる条件を教えていただけますか?
緊急性がないと判断された場合にはこの料金がかかります。

――頭を打ったとして緊急で運ばれたのですが、緊急性がないと判断するのはどんな場合ですか?
医師が判断することなので会計には詳しいことはわかりません。

どちらにしても、怪我をした友人は、救急車で運ばれてこの病院に運ばれてきたのですから仕方ありません。
それにしても、今はまだ救急車自体は無料ですが、病院によっては料金が請求されて有料になる場合があるということ。これは意外ですね。
救急車で来て、医師が緊急性がないという判断した場合に8,640円が請求されるという仕組み。ちなみに救急車で来て緊急性があったと判断する場合にはちゃんと無料にするそうです。

救急でない場合はどうすればいい?

救急ではない場合には、タクシー利用をすすめられます。しかし、タクシーで病院に行くとしても、夜間対応の病院がどこにあるか、どれだけ具合が悪いのか自分でわからない場合もあるので判断できない場合も。その時は、救急車を呼ぶ前の相談ダイヤル 「救急相談窓口#7119」に電話してみるといいそうです。
(カシハラ@姐御)

4648とはずがたり:2016/05/29(日) 20:31:01
あらゆる抗生物質が効かない「スーパー耐性菌」、アメリカで初の感染が見つかる
ペンシルバニア州に住む49歳の女性から発見
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/05/post-5195.php
2016年5月28日(土)21時07分

5月26日、米疾病管理予防センターは、知られている抗生物質すべてに耐性を示す細菌への国内初の感染症例を報告した。写真はプラスミド上のコリスチン耐性遺伝子であるmcr─1を有する大腸菌。CDC提供写真(2016年 ロイター)
 米疾病管理予防センター(CDCP)は26日、知られている抗生物質すべてに耐性を示す細菌への国内初の感染症例を報告し、この「スーパー耐性菌」が広がれば、深刻な危険をもたらしかねないと重大な懸念を示した。

 トーマス・フリーデンCDCP所長はワシントンのナショナル・プレス・クラブでの講演で「ポスト抗生物質の世界に突入するリスクがある」と語った。

 所長によると、ペンシルバニア州に住む49歳の女性がかかった尿路感染症は、「悪夢のような細菌」に最終的に投与される抗生物質コリスチンでも制御できなかったという。女性には発症前5カ月の旅行歴もなかった。

 このスーパー耐性菌は、米国微生物学会の医学誌に掲載されたウォルター・リード陸軍病院の研究結果の中で報告された。それによると、プラスミドと呼ばれるDNAの小片を媒介して、コリスチンへの耐性を示す「MCR-1」遺伝子が取り込まれたという。

 研究チームは「我々の知る限り、MCR-1が米国で見つかった最初の例だ」とし、「真に幅広い薬剤耐性菌の登場を告げるものだ」と指摘した。

 ハーバード大医学大学院の上級講師である微生物学者のゲール・キャッセル博士は「適切に抑制されなければ、病院のような環境でもすぐに広がる可能性がある」と指摘。ただ、ペンシルバニア州の患者がどのように感染し、コリスチン耐性菌が米国や世界でどのくらい存在するかを調べなければ、拡散するスピードはわからないと述べた。


[26日 ロイター]

4649とはずがたり:2016/06/02(木) 16:28:37

脳梗塞起こす「血栓」を溶かす特効薬は1回20万円
http://news.goo.ne.jp/article/postseven/trend/postseven-414490.html
05月27日 07:00NEWSポストセブン

 長年、日本人の死因の上位を占めてきた心筋梗塞と脳梗塞。厚労省人口動態調査(2014年)によれば、脳梗塞による死者は6万6000人、心筋梗塞は3万9000人。その国民病の「原因」を叩く方法に注目が集まっている。

 5月11日放送『ガッテン!』(NHK)では「血液のチカラ向上作戦! 脳梗塞・心筋梗塞で死なないために」と銘打って、その原因となる「血栓」をいかに溶かすかについて特集し、大きな反響を呼んだ。笛吹中央総合病院院長で日本血栓止血学会理事長の尾崎由基男氏が解説する。

「脳梗塞や心筋梗塞は、血栓症を原因とするものが9割を占めるといわれる。血栓は血液凝固に関わるフィブリノゲンとよばれるたんぱく質と血小板が中心となってできるもので、本来は傷口からの出血を防ぐ大事な役割を果たすもの。生体内では血流が保たれるよう、血栓を作る機構と血栓を溶かす機構がバランスをとっているが、加齢や動脈硬化によってこのバランスが崩れ、不必要な場所に血が固まり血流が遮断されるのが血栓症です。

 高脂血症、高血圧、糖尿病などで血栓症は起きやすくなる。もちろん喫煙や脱水も重大な危険因子。そのほか恐怖やストレスを感じると血栓が出来やすくなることがわかっています。例えばゴルフ中に心筋梗塞を発症するケースではグリーン上で起きることが多い。パッティングで緊張し、強いストレスを感じるからだと考えられる」

 この血栓が血中を流れ、脳や心臓の血管に詰まることで起こるのが脳梗塞や心筋梗塞である。ということは、原因となる血栓を溶かしてしまえばよい。

 すでに脳梗塞治療では特効薬が開発されており、後遺症がまったくない、あるいは日常生活に支障ないレベルまで回復する人たちが増えている。それをもたらしたのが血栓を溶解する特効薬「t-PA」である。

「体内には血栓を溶かす作用のあるプラスミンという酵素がある。プラスミンは前駆体のプラスミノゲンから作られ、t-PAはプラスミノゲンをプラスミンにすることにより血栓を強力に溶かす作用を示します。

 現在、脳梗塞治療に使われているt-PAはアルテプラーゼ製剤というタイプで、米国、欧州諸国など世界40か国以上で承認され、わが国でも2005年10月に厚労省の承認が下りています」(前出・尾崎氏)

 このt-PAのおかげで脳梗塞や心筋梗塞の治療効果が飛躍的に高まった。だが、問題もある。

「薬剤が1回20万円ほどするなど高額なのです。またt-PAは時間との戦いで、発症して4時間半以内でなければ投与することができません。その時間を過ぎてしまうと、血管が詰まった部分に壊死が起きる可能性があり、血栓を溶かして血流を回復させると出血するリスクが高まる。すべての脳梗塞の患者に使えるわけではない」(同前)

 さらに米国心臓病協会、同脳卒中協会による最新治療ガイドラインでは、t-PAの投与だけでなく、別の処置も加えた治療法が勧められている。新小山市民病院・島田和幸院長が言う。

「t-PAの投与で血栓を溶解させることに加え、ワイヤ状の器具で血栓を絡め取るステント型血栓回収機器の使用が推奨されることになりました」

※週刊ポスト2016年6月3日号

4650とはずがたり:2016/06/03(金) 09:33:22
TPPで薬価はどうなるんだ?

米国は製薬会社が独自に価格決定 55倍に値上げした例も
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20160603/Postseven_417014.html
NEWSポストセブン 2016年6月3日 07時00分 (2016年6月3日 07時33分 更新)

 日本は国民皆保険制度が機能しており、高額療養費制度のおかげで経済的な格差に関わらず、多くの人が平等に医療を受けやすい。しかし、最近の新薬にはべらぼうな費用になるものが少なくないため、国の医療費負担が大きくなってこの保険制度が崩壊するのではと鎌田實医師は危惧している。鎌田医師は、医療の値段についても感じている疑問についてアメリカの事情も交えて解説する。
 * * *
 医療の値段とはいったい何なのだ、と感じる治療がある。再発・難治性の急性リンパ性白血病の治療として期待されているキメラ抗原受容体遺伝子導入T細胞療法(CAR-T細胞療法)である。
 
 白血病細胞を特異的に認識する抗体の遺伝子と、T細胞の活性化に必要な分子を結合させた遺伝子を、患者さんの末梢血から取り出したT細胞に導入する。それを2〜3週間かけて増やし、再び患者さんの体内に戻すと、白血病細胞をアポトーシス、自死させることができる、というものだ。患者さんのT細胞からつくるので、拒絶反応も起こらない。
 アメリカでは、このCAR-T細胞療法が、一回5000万円以上で行なわれはじめているという。日本ではまだ認可されていない。
 難治性の白血病の女の子ゆめちゃんは、骨髄移植をしたが再発した。ほかに有効な手立てがない。CAR-T細胞療法に期待し、渡米を決意した。アメリカの医療施設から要求されたのは、なんと前金として1億3000万円。募金により目標額は集められたが、ゆめちゃんの命は持たなかった。2歳だった。
 名古屋大学医学部附属病院小児科を今年3月、定年退官した小島勢二前教授は、このCAR-T細胞療法を研究してきた。
 小島先生によれば、すでに中国でも行なわれており、大人で60万円、子どもで30万円程度で行なわれているという。日本でも、このまま研究が進めば、おそらく50万円程度でこの免疫細胞を培養できるという。もし、実現すれば、アメリカの100分の1の値段になる。いったい医療の適正価格というのは、何なのだろうか。
 日本では、薬価は中医協(中央社会保険医療協議会)が決めている。アメリカでは製薬会社が独自に決めている。
 昨年夏、元ヘッジファンドマネジャーが経営する製薬会社チューリング・ファーマシューティカルズが、ある薬を55倍に値上げした。その薬とは、エイズやがんなどで免疫力が低下している人に使われる感染症治療薬ダラプリムで、62年前に開発されたもの。権利を買い取ったこの会社が、一錠1620円から9万円に値上げ。開き直った経営者は顰蹙を買ったが、後に別件で逮捕された。
 基本的に、「医療」と「経営」は相容れない部分がある。だが、これから日本にも「経営」の大波が襲ってくる。TPPが妥結すると、アメリカの企業経営を侵害することはつらくなり、アメリカに近い値段の薬が入ってくる可能性がある。どうすれば、日本の宝である医療制度を守っていけるのだろうか。

●かまた・みのる/1948年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県の諏訪中央病院に赴任。現在同名誉院長。チェルノブイリの子供たちや福島原発事故被災者たちへの医療支援などにも取り組んでいる。近著に『「イスラム国」よ』『死を受けとめる練習』。
※週刊ポスト2016年6月10日号

4651名無しさん:2016/06/05(日) 13:44:51
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160419034092a
初性交渉の年齢、遺伝子が影響 研究

【パリAFP=時事】人間の遺伝子が、性交渉を初めて経験する年齢を決めるのに一役買っている──遺伝子の予想外な役割が、38万人以上を対象としたDNA研究で明らかになった。(写真は資料写真)
 家庭の安定度、周囲からの圧力、個人の性格といった要因については、10代若者が早い時期に性行為をするか、または成人するまで自制するかの選択に影響を及ぼすことが知られている。
 研究論文の共同執筆者である英ケンブリッジ大学代謝科学研究所のケン・オング氏によると、大規模な遺伝子調査を通じて「遺伝子も大きな影響を与えている」ことが判明したのだという。
 オング氏はAFPの取材に、遺伝子的な要因により「人が性交を始める年齢差の約25%を説明できる」と語った。
 遺伝子が影響を及ぼしている可能性が高いのは、思春期に入る年齢や、リスクをいとわない性格を持つかどうかなどの要因だという。
 論文の執筆者らによると、性的に成熟する平均年齢をめぐっては、男女共に低下傾向にあり、1880年の約18歳から、1980年には12・5歳にまで低下しているという。科学者らはその原因として、摂取栄養素の変化や、現代の子どもの体格の大型化、環境ホルモンへの暴露などを挙げている。
 オング氏と研究チームは、英国の健康調査の参加者12万5000人あまりの遺伝子を分析、38個の遺伝子変異と性交渉を初めて経験する年齢との間に関連性があることに気づいた。
 研究チームはこの結果を、アイスランドの24万1000人分、米国の2万人分の遺伝子データベースと照合した。これにより、サンプルサイズの合計は38万人超となった。
 オング氏は「成長期における遺伝子的要因の影響の大きさは、1950年代〜1980年代の数十年間にわたり一定であることが分かった。このことは、遺伝子的要因が、文化と社会的態度の幅広い範囲にわたって関連要因となっていることを示している」と指摘した。
 ■社会文化的要因を超えるもの
 米科学誌ネイチャー・ジェネティクスで発表された研究によると、発見された遺伝子変異の多くは、最初の子どもを出産年齢や、出産した子どもの数などの他の生殖特性とも関連していた。
 これまでの研究では、性交渉を持ち始める年齢が早い人はそうでない人よりも学校での成績、さらには心身の健康面で劣る恐れがあるとされていたほか、思春期の始まりの早さと糖尿病や心臓病、一部ガンにおける高リスクとの関連性についても指摘されていた。
 しかし10代若者の性行為に関するこれまでの研究の多くでは、社会文化的な要因に重点が置かれていた。
 今回の成果について研究チームは、遺伝子その他の要因によって、リスクの高い行為に走りやすい傾向がある子どもを特定して支援する助けになることを期待していると話している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/04/19-10:12)

4652名無しさん:2016/06/11(土) 16:18:42
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160427034127a
「恐怖の歯科医」に禁錮8年の実刑、フランス

【ヌベールAFP=時事】フランス中部ヌベールの裁判所は26日、約100人の患者の口内に重傷を負わせたとして「恐怖の歯科医」と呼ばれるオランダ人の男に対し、禁錮8年の実刑判決を言い渡した。(写真は資料写真)
 ヤコーブス・ファンニーロップ被告(51)は仏中部の小さな村、シャトーシノンで患者の健康な歯を次々に抜いていた。患者たちはあごの損傷や、再発性の化膿(かのう)や敗血症に苦しんでいた。
 裁判所はまた同被告に対し、医師としての治療行為を禁じ、1万500ユーロ(約130万円)の罰金を科した。
 検察は、被告が「無用で痛みを伴う施術」を約100人に対して行い、患者たちに保険会社へ請求させる詐欺行為をはたらいていたと糾弾した。また患者に痛い思いをさせることを被告が「楽しんでいた」とも表現した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/04/27-09:44)

4653とはずがたり:2016/06/19(日) 08:41:18
市民の人生の責任者に 34歳医師が志摩市民病院長
http://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2016061902000028.html
05:00中日新聞プラス

 常勤医師4人のうち3人が退職した志摩市大王町波切の志摩市民病院で、今年4月から院長に就任した。赤字体質で市民から運営に疑問の声も上がる中、地域に根差した医療を提供しようと改革に取り組んでいる。総合診療科医として患者と向き合う江角悠太さん(34)に、市民病院の現状や目指すべき姿などを聞いた。(聞き手・安永陽祐)
 -もともと医師を目指していなかったと聞いたが、なぜ医師に。
 高校三年の時にたまたま見たアメリカ人医師「パッチ・アダムス」を描いた映画がきっかけ。医学だけでなく、すべてのものを使って一人の人を幸せにすることに尽力する医師。「医療者にとって死は敵ではない。患者に無関心になることが敵だ」という言葉が印象的で、常に患者の声に耳を傾けて何が必要かを考える。それに人生を注ぐのが彼のやり方。医師は百パーセント患者のために奉仕できる職業で、他人を幸せにすることが自分の幸せになることを感じた。
 -総合診療科は一般の人にはなじみが薄い。病院が力を入れる総合診療科とは。
 人を診る科。専門医は専門外の患者を断ることもあるが、総合診療科はすべての患者を受け入れる。腰が痛い、胸が痛い、目が痛い、頭が痛いといった各科に分かれる症状も、総合診療科はまず診る。その上で、自分で解決できなければ専門医の助言をもらったり、手術をお願いしたりすることもある。
 大前提は目の前で困っている患者さんに手を差し伸べ、助けること。一人一人の人生の責任者であるのが総合診療医。患者さんの主治医となり、医療をコーディネートする。
 -四月から江角さんが院長に就任した。運営態勢が変わったことで院内の変化は。
 就任前に市内五カ所で住民と病院の在り方を考えるタウンミーティングを開いた。賛否両論があり「給料泥棒だ」「病院運営費で新しい道路を造れ」など厳しい意見もあったが、スタッフに危機感が芽生えるきっかけとなった。改めて、税金で運営している市民病院としてやらなければならないことを示した。
 それは「患者を断らないこと」で、市民のための病院だからすべてを受け入れる。全部相談に乗ることを徹底させた。四十ある病床も昨年は七割くらいだったが今は満床。待っている人もいる。断らなくなったことで患者が増えてきた。収益も改善されてきている。
 -医療提供には看護師らとの連携も重要になるが、改善した部分は。
 スタッフ間の風通しを良くしようと、週一回の朝礼も始めた。幹部間で決まったことや経営状況など細かいことまで伝えて、全員が病院の全体像を把握できるようにした。全職員が集まって意見を言える場も作り、そこで出た意見で既に取り入れたものもある。スタッフの意識が高まることで、より良い医療を提供できる。
 -市民病院は学生の研修を積極的に受け入れている。その狙いは。
 昨年一月から医学生や看護学生ら三十人ほどを受け入れた。この病院に思い入れができれば、彼らは戻ってくる。勤務地を選ぶときの大きな理由になる。そうすれば永続的に志摩に若い人がくるようになり、医療を充実させることができる。
 -赤字体質を批判されることが多いが、どうすれば市民に必要とされる病院となるか。今後の方針は。
 救急医療に力を入れたい。困った時に開いていてほしいのが病院。夜間診療も午後九時半までで、それ以降は救急車を呼ばないと医療を受けられないのが志摩市の現状。そこを解決したい。夜間診療を市民病院で担いたい。
 その第一歩として五月から、毎週土曜の午後九時半から翌朝までの診療を始めた。医師や看護師を増やして、さらに拡大していきたい。

 <えすみ・ゆうた>1981年、東京生まれ。三重大医学部を卒業後、沖縄県の徳洲会病院などで研修。2014年に世界一周客船「オーシャンドリーム号」の船医を務め、患者の希望に即した医療に取り組む。市民病院に赴任後、知人のメーキャップアーティストや似顔絵画家らを招き、患者の精神的なケアにも力を入れる。

4654とはずがたり:2016/06/19(日) 08:44:57
新市立伊勢総合病院 建て替え工費13億円削減 JVの構成も発表
http://news.goo.ne.jp/article/ise/region/ise-36259737.html
06月15日 10:25伊勢新聞

【伊勢】施工業者の大手ゼネコンが示す建設費が市の契約目標額を大幅に超過している新市立伊勢総合病院(同市楠部町)の建て替えで、市は十四日、工事内容を見直すことで工費を約十三億円削減したことを明らかにした。正式な工費は八月中の発表を予定している。ゼネコンと市内の事業者でつくる共同企業体(JV)の構成も発表した。  市が市議会教育民生委員会で報告。同院の建設費をめぐっては、市が百十四億円の契約目標額を示しているのに対し、大手ゼネコン「清水建設」(東京)は百四十五億八千万円の見積価格を提示した。  金額に開きがあるまま、市と同社、設計を担当する安井建築設計名古屋事務所は、契約目標額を百十四億円とする基本協定を二月に結んだ。清水建設を代表者とするJVとの工事請負契約は九月を予定している。  工事内容の見直しは、約百項目におよび、同院の高さを約五十センチ下げることや、外装をタイルから塗装に変更することなどで約十三億円の削減につながったという。依然として市の目標額との間に開きがあるため、実施設計が完成する八月に正式な建設工事費を発表する。  一方、市によると、JVは清水建設を代表者とし、計五社で構成する。内訳は、建設が吉川建設(同市一之木)、伊藤工務店(同市河崎)、機械設備が山信工業(同市田尻町)、電気設備がシンフォニアエンジニアリング(同市竹ケ鼻町)。

救命率向上、医師との連携強化へ 津市が派遣型救急ワークステーション
http://news.goo.ne.jp/article/ise/region/ise-35655088.html
06月07日 10:23伊勢新聞

【津】前葉泰幸津市長は六日の定例記者会見で、救急隊員三人と救急車一台を三重大救急救命センターに週二回派遣する「派遣型救急ワークステーション」の運用を、二十一日から開始すると発表した。県内での導入は、亀山、四日市、伊勢に次いで四市目という。
 派遣型救急ワークステーションは、救急救命センターに救急隊員と救急車を常駐させ、出動時以外は病院実習で知識や技術の習得に努める。救命率の向上や救急隊と医師の連携強化が期待される。病院実習中の隊員が効率よく救急出動できるようにする狙いがある。
 派遣される隊員は、毎週火・水曜日の週二回、午前九時―午後六時までセンターに滞在する。本年度派遣対象となる救急救命士は五十八人。救急出動はPHSを通じて要請する。心筋梗塞などの重傷病者が発生した場合は医師と一緒に現場に駆け付ける。
 前葉市長は「大学病院から出動できるようにすることで、心肺停止者の発生などの緊急時に医師を救急車で迎えに行く時間のロスをなくす」と説明。「救急隊員には、救急救命センターで、点滴や検査補助などの動きを学んでほしい」と期待を寄せた。

4655とはずがたり:2016/06/20(月) 18:15:19
珈琲はよく飲んでるけど・・

関根勤を突如襲った心筋梗塞の危機 「酒タバコやらず運動してるのに、なぜ」
http://www.j-cast.com/healthcare/2016/06/02268444.html?p=all
2016/6/ 2 18:00

タレントの関根勤さん(62)が2016年5月に心臓手術を受けた。執刀医は「放っておいたら2〜3年以内に心筋梗塞で突然倒れていた可能性があった」と警告するほどだったのだ。しかし本人は、手術当日さえも外見上はピンピンしており、危険が迫っていた風には見えなかった。

医師によれば、心筋梗塞の可能性がある人には、日常生活の中でもサインが現れる。だが、よくあるちょっとした体の不調と似ているため、見過ごされやすいという。

3種類の「胸の痛み」に要注意

(関根さんに)心臓の異常が見つかったのは今年の4月4日。同番組の企画で心臓ドックを受けたのがきっかけだった。本人は気楽に受けたが結果が芳しくなく、翌日詳細な再検査を受けたところ、心臓に血液を運ぶ「冠動脈」の一部が狭くなり、血流が悪くなっていた。血液中の脂肪が石のように固くなる「石灰化プラーク」が複数できていたのが原因だった。執刀した心臓血管研究所付属病院の及川裕二医師は、危険な状況だったことを指摘した。

手術自体はそれほど難しいものではなく、約2時間で終わった。翌日には退院し、関根さんはその日の夕方に仕事に復帰している。

結果的には事なきを得た。だが問題は、命の危険が迫りながら、関根さん自身がまったく気が付いていなかったことだ。「酒もタバコもしないし、運動はしている。そんな自分が、なんで悪かったのか」と関根さんは不思議がった。

だが、実は以前から心筋梗塞の「サイン」が出ていたようだ。それは一般に、息切れ、動悸、吐き気、胸やけ、肩こりといった症状。番組に出演した国立病院大阪医療センター循環器内科科長の上田恭敬医師は、「よくある体の不調と勘違いされやすい」とその分かりづらさを指摘した。

関根さんの場合、こういったサインは「なかった気がするけどなあ...」と言ったが、「胸やけは1か月くらい続いていた」そうだ。しかし、「胃カメラを入れた時は『きれいな胃だ』と医師に言われた」といい、問題視しなかった。これについて上田氏は「胃ではなく、心臓が悪かったのかもしれない」と指摘した。

どうすれば心筋梗塞のサインと判断できるのか。基準は、特徴的な「胸の痛み」にあるという。(1)点ではなく広範囲が痛む、(2)チクチクではなく、全体的に押し付けられるような圧迫感がある、(3)痛んでも数分で何もなかったように治まる、の3つだ。

順天堂医院副院長の天野篤医師は16年1月17日放送の「健康カプセル!ゲンキの時間」(TBS系)で、「左側」の肩・背中・歯・あごに痛みが出る「放散痛」という現象を、心筋梗塞のサインとして挙げた。左側なのは、心臓の位置に関係している。高血圧、疲れやすさ、男性の場合は男性ホルモンが低下する男性更年期障害も、リスクを高めるという。
黒豆にコーヒー...予防には「黒い食べ物」を

心筋梗塞のリスクを見極める方法はもう一つある。「悪玉コレステロール」の数値が140以上の人は危険だという。関根さんは185だった。カロリーの過剰摂取、つまり食べ過ぎが原因で高くなる場合が多いが、体質が関係することもある。前出の上田氏によれば、「近い身内で心筋梗塞になった人がいる場合、数値が高くなりやすい」。関根さんは父親が心筋梗塞で倒れたことがあり、家系が関係していたのかもしれない。

番組では、「サイン」や「悪玉コレステロール値140以上」が出た人は、かかりつけ医か循環器内科を受診するよう勧めた。また、悪玉コレステロール値は健康診断や、薬局でも受けられる血液検査で計測できる。関根さんは番組で、「危なくなってから検診に行ったのでは、取り返しがつかなくなるかもしれない。僕は偶然、早期発見できた。皆さんもぜひ検診へ行ってみてください」と呼びかけた。

日頃からの予防も大事だ。番組にVTR出演した埼玉医科大学医学部教授で心臓外科医の新浪博士氏は、チョコレートやブルーベリー、黒豆、レーズン、黒ゴマ、コーヒーといった「黒い食べ物」が有効だと話した。黒の色素「ポリフェノール」には、血管にプラークをつくりにくくする効果があるという。ただ、摂取してから3時間ほどしか効果が持続しないため、こまめに食べるのがよい。

J-CASTヘルスケアでは2016年4月11日付記事で、記者が定期検査でなにげなく「軽い胸の痛みがある」と口にしたのが発端で、医師から「血管の異常」を指摘されて手術に至ったエピソードを紹介した。明確な自覚症状がなかった半面、実際は深刻な事態の一歩手前だったのは、今回の関根さんと似たケースだ。こまめな体のチェックが、自身の命を救う何よりの近道だろう。

4656とはずがたり:2016/06/21(火) 06:54:27


シャルコー・マリー・トゥース病
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%97%85&oq=%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8B%E3%81%93&aqs=chrome.3.69i57j0l5.5930j0j7&sourceid=chrome&ie=UTF-8

4657名無しさん:2016/06/26(日) 16:00:48
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160625/k10010571631000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
日本医師会 会長選挙 現職の横倉氏が3選
6月25日 13時48分
日本医師会の会長選挙が行われ、現職の横倉義武氏が3選を果たしました。横倉氏は、記者会見で「日本医師会が先頭に立って持続可能な社会保障制度を確立することが重要だ」と述べました。
日本医師会は25日、東京・文京区で代議員会を開いて、2年間の任期の満了に伴う会長選挙を行いました。
会長選挙には、現職の横倉義武氏と常任理事を務める石井正三氏の2人が立候補して、4年ぶりの選挙戦となり、代議員363人による投票の結果、横倉氏が317票、石井氏が41票で、横倉氏の3選が決まりました。
横倉氏は71歳。福岡県内の病院の理事長で、日本医師会の副会長を経て、平成24年4月から日本医師会の会長を務めています。横倉氏は政府・与党との連携を重視し、今年度の診療報酬改定で医師の人件費や技術料などを引き上げるよう求め、これを実現させたほか、地域医療の充実に向けた、かかりつけ医の役割の強化などに取り組んでいます。
横倉氏は、記者会見で「日本医師会が先頭に立って持続可能な社会保障制度を確立することが重要で、かかりつけ医を中心としたまちづくりが地域医療を再興するキーワードだ。必要なときに安心して医療を受けられる国民皆保険制度をしっかり維持していかなければならず、政府に対して強く要望していきたい」と述べました。

4658とはずがたり:2016/06/29(水) 20:17:54

2015年5月22日
納豆アレルギー、患者の8割がサーファーやダイバー
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150522-OYTEW50383/

 サーファーなどマリンスポーツを趣味にしている人は、納豆アレルギーになりやすいことを、横浜市立大病院皮膚科の猪又直子准教授らが明らかにした。


 猪又准教授によると、2004年以降に同科で診療した納豆アレルギー患者18人のスポーツ歴などを調べたところ、12人がサーファー、2人がスキューバダイバー、1人が潜水作業員で、ふだん海にいる時間が長い人が83.3%を占めた。

 納豆アレルギーの患者は多くはないが、発症すると75%が、じんましんや呼吸困難など全身性の重い症状アナフィラキシーを起こす。

 原因物質はネバネバ成分のポリガンマグルタミン酸。当初、なぜサーファーに多いのか分からなかったが、患者の一人がクラゲを食べてアナフィラキシーを起こしたことが解明のヒントになった。クラゲの触手にも同じ物質が含まれており、海でクラゲに繰り返し刺されたことでアレルギーになったらしい。

 食物アレルギーは、口から食べるだけなく、皮膚を通して原因物質が体内に入ることで発症しやすいことが知られている。

 猪又准教授は「納豆アレルギーの可能性があれば、まずマリンスポーツ歴を患者に確認することが診断に役立つ」と話している。(藤田勝)

4659とはずがたり:2016/07/01(金) 13:18:50
お茶をごくごく飲むけどエアコン嫌いなので俺も歳取ったら気をつけないと。

熱中症で死亡、9割が屋内 エアコン不使用のケース多く
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJ6Z5HCMJ6ZULBJ00M
06月30日 20:03朝日新聞

 東京23区内でこの5年間に熱中症で死亡した人の9割が屋内で発見されていたことが、東京都監察医務院の死因調査でわかった。「屋内は大丈夫」と誤解している人が多いと、注意を呼びかけている。

 都監察医務院は、23区内で見つかったすべての異状死について解剖などで死因を調べており、熱中症で病院に運ばれた場合も対象となる。毎年、熱中症での死亡と認定したケースの状況を公表している。朝日新聞は、公表データと監察医務院への取材をもとに、2011?15年のデータを集計した。

 この5年間に熱中症で死亡したのは計365人(男性219人、女性146人)で、うち328人(90%)が屋内で見つかっていた。328人の中で、エアコンがあったのは160人、なかったのは134人、不明34人。エアコンがあるのに発見時に使われていなかったのは138人だった。一人暮らしは203人。

 死亡者全体の365人でみると、65歳以上は290人(79%)。死亡したと推定される時間帯は、日中(午前5時?午後5時)が142人(39%)、夜間(午後5時?午前5時)104人(28%)、不明119人(33%)だった。

4660名無しさん:2016/07/02(土) 16:02:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160701-00000004-mai-sctch
<ゲノム編集>サルを免疫不全に 世界初、病気原因解明に光
毎日新聞 7月1日(金)1時0分配信

 小型サルのマーモセットの遺伝子を「ゲノム編集」という技術で改変し、免疫不全にすることに成功したと、実験動物中央研究所(川崎市)と慶応大などの研究チームが30日付の米科学誌セル・ステム・セルに発表した。サル類で遺伝子操作によって病気を発症させたのは世界で初めて。マウスよりヒトに近いサルで実験できることで、さまざまな病気の原因解明や治療法開発に役立つという。

 免疫不全症は、病原体などから体を守る免疫が働かなくなる病気で、「IL2rg遺伝子」に異常があると発症する。チームは、この遺伝子を破壊する酵素をマーモセットの受精卵に注入し、雌の子宮に移植。生まれた子21頭の血液を調べたところ、8頭は免疫細胞が減少しており、ヒトの先天性免疫不全症と症状が似ていた。うち3頭は生後1年以上たった今も生きている。

 免疫不全のマーモセットは、他の個体由来の細胞などを移植しても免疫抑制剤を投与する必要がなく、iPS細胞(人工多能性幹細胞)などを使った再生医療の研究などへの応用も期待できる。

 これまで、マウスでは、特定の遺伝子を改変したES細胞(胚性幹細胞)を受精卵に移植する方法で目的の病気を引き起こすことができ、実験に使われてきた。しかし、他の多くの動物では移植したES細胞が受精卵の中で生き残れなかった。

 チームによると、今回の手法は免疫不全症だけでなく、自閉症や統合失調症、糖尿病など、原因遺伝子が予測されている他の病気への応用が可能だという。【藤野基文】

4661とはずがたり:2016/07/04(月) 14:08:38
「音うるさい」点滴の電源切られ、寝たきりに 家族会見
http://www.asahi.com/articles/ASJ697D8QJ69UBQU016.html?iref=recob
2016年6月9日22時09分

 順天堂大学付属順天堂医院(東京都文京区)で昨年6月、心不全で入院中の岩手県の女性(74)に点滴されていた強心剤が数十分にわたって中断し、低血圧によるショックを起こして寝たきりになったと、女性の家族らが9日、都内で記者会見して明らかにした。家族らによると、看護師が点滴装置の電源を切ったままにしていたと、病院側から説明されたという。

 女性の長女と弁護士によると、女性は手術を受けるために心臓血管外科に入院。強心剤によって血圧が保たれていて、容体が急変したため、点滴装置の電源が切れていることがわかった。強心剤の残量が少なくなり、新しいものを準備中にアラームが鳴るとうるさいので切った、と病院側は話しているという。

 長女らは病院側に損害賠償を求めて提訴する方針。長女は会見で「病院は医療ミスを認めて、正式に謝罪してほしい」と語った。

 病院側は9日、朝日新聞の取材申し込みに対し、「対応できない」としている。

4662とはずがたり:2016/07/05(火) 11:56:57

緊急出術の高須院長、退院を報告 「生き仏なう」
http://news.goo.ne.jp/article/dailysports/entertainment/20160705028.html
09:20デイリースポーツ

 高須クリニックの高須克弥院長が4日のブログで、5日に退院することを報告した。高須院長は感染性肝嚢胞のため6月15日に入院し、緊急手術を受けていた。

 高須院長はブログで「肝嚢胞も縮小したので排膿ドレーンを抜去し、明日退院のお運びとなった」とつづった。精密検査などを受けた結果、異常は発見されなかったことから、20日間に及ぶ入院生活に別れを告げた。

 入院中も外泊許可を得ては、高須クリニックに戻り、手術を行うなどしていたが、ようやく晴れての退院に「とりあえず 死なないらしい 遺言撤回 世のため人のために明日からバンバン活躍するぜ 生き仏なう」と、ますますのパワーアップを約束した。

 肝嚢胞(かんのうほう)とは、肝臓の中に液体のたまった袋ができる病気。多くは無症状だが、嚢胞内に感染が起これば、発熱、腹痛などを引き起こす。高須院長はブログ内で「感染性肝嚢胞は非常に珍しい病気だそうだ」とも記している。

 高須院長は6月10日に高熱をおして仕事をしていたところ、翌11日に症状が悪化。40度の高熱を出し、「目眩がして歩けない」とブログで明かしていた。解熱剤と鎮痛剤を服用したところ、一時的に回復したように思えたが、体調不良は続き、15日、都内の病院に入院。手術を受けていた。

4663とはずがたり:2016/07/08(金) 23:32:36
手術ミスで右手足まひ 群大病院、改善策守らずまた事故
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJ784J39J78UHNB00Z.html
21:16朝日新聞

 群馬大病院(前橋市)は8日、50代男性の頸椎(けいつい)を金具で固定する手術をした際、過って脊髄(せきずい)を圧迫し、右手足のまひなどが残ったと発表した。また、同病院では腹腔(ふくくう)鏡による肝臓手術などで患者が死亡する事故が相次いだため、改善策として術前説明の徹底やカルテの詳細な書き方を決めていたが、この男性の手術については守られていなかったという。

 病院によると、男性は首の骨が変形するなどして神経が圧迫され、歩行困難や手の筋力低下などの症状があった。昨年11月の手術の際、担当医師が一部の金具の差し込む位置を間違え、脊髄を圧迫。現在も人工呼吸器が必要な状態で、回復するかどうかの判断は1年ほど経過をみる必要があるという。

 院内の事故調査委員会が調査した結果、まひなどの症状は手術による神経障害によるものとされた。田村遵一病院長は「患者や家族に深くおわびし、全力で治療を尽くしていく」と謝罪した。

4664とはずがたり:2016/07/10(日) 03:37:46
医学部の難易度が「東大並み」にまで上がった理由
週刊ダイヤモンド編集部 【16/6/18号】 2016年6月13日
http://diamond.jp/articles/-/92897

(前略)?これらを総合すると、現在の医学部受験は、中堅ランクの国公立大医学部で東京大理科Ⅰ類合格レベル、私立大医学部であっても早慶理工学部合格レベルの学力が求められる。

?なぜ、医学部受験はここまで過熱し、難易度が高まっているのか。

?まず、理由として挙がるのが、医師になれば、食いっぱぐれがないことだ。その気になれば、70歳になっても働くことができるし、医師は激務とはいえ社会的地位も高く、勤務医であっても平均年収は1000万円を超えてくる。

?それに加えて、08年以降、有名私立大の医学部が、相次いで数百万円単位で学費を値下げし、受験しやすくなったことだ。

?次に、これまでとは異なる受験者層が、医学部に流れてきていることが挙げられる。

?同じ理系でも理工学部などを卒業し、製造業などに就職してもシャープや東芝のように今の時代、いつ何時会社が傾くか分かったものではない。それは文系もしかりで、医師と並ぶ最難関資格の弁護士資格を取得しても、食べていけない弁護士が続出する時代だ。

?消極的な理由だが、世の中に医師ほど安定して収入が得られる資格がなくなり、優秀な層の流れ着く先が医学部ということが、過熱している要因の一つといえる。

?ちなみに、下位の医学部の難易度まで上がっている理由は、「かつて金を積めば入れた下位の医学部も、長らく多額の寄付金を集めたことで裕福になった。今ではちゃんと医師国家試験に合格できる、優秀な生徒を集めるようになっている」からだと、ある国立大の関係者は声を潜めて話す。

?では、ここまで難易度が上がった医学部に合格しているのは、いったいどういう層なのか。上表をご覧いただきたい。今年、医学部に合格者を出した高校を、合格者の多い順にランキングしたものだ。

?ひと目で分かる通り、大半が私立で、中高一貫校だ。医学部を目指すなら、「小学校のころから対策を立てた方がいい。早過ぎて困ることはない」(大手予備校)。(後略)

4665とはずがたり:2016/07/22(金) 01:52:00
子どもが不幸になるのを見るのはほんとにつらい。。

【慶応大病院提訴へ】心臓手術で脳障害の女児両親「どこが医療か」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1607210042.html
07月21日 22:09産経新聞

 生後3カ月に慶応義塾大学病院(東京都新宿区)で受けた心臓手術で脳に重い障害が残ったとして、群馬県太田市の高橋心音(ここね)ちゃん(5)と両親が21日、同院を運営する学校法人慶応義塾に対し、約2億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。同日、都内で記者会見した父親の会社員、歩(あゆみ)さん(43)は、「手術前は泣き、笑い、ミルクも飲んでいたのに、今は呼吸さえ苦しい。これのどこが医療なんだ」と訴えた。

 記者会見には、車いすを押されて心音ちゃんも同席した。付きっきりで看病にあたっている母親の亜希子さん(39)は、「手術前とは別人のようだ。病院側からは原因不明という説明しかなかった。私たちのような思いをする人がいなくなるように、病院には真実を話してもらいたい」と話した。

 提訴後、心音ちゃん親子は厚生労働省を訪れ、同病院の特定機能病院の承認取り消しを要望した。

 訴状によると、心音ちゃんは平成22年12月、心臓に空いていた2つの穴をふさぐ手術を受けた。病院側は手術2日前の検査で「別に穴が見つかった」として手術内容を変更。だが実際には穴は2つしかなく、人工心肺の管を挿入する位置が変わり、脳への血流が悪くなったのに、脳の状態を監視する装置を取り付けるなどの注意を怠ったとしている。慶応大病院総務課は「訴状もなく、今の時点で答えることはできない」としている。

4666とはずがたり:2016/07/22(金) 16:13:29
ゐるゐるこんなおっさんw
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%87%E3%82%AE%E3%83%B3%E5%85%AC&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwji9_W6wobOAhWCnJQKHU3cDNsQ_AUICCgB&biw=1080&bih=1787

社会
トイレに老紳士が出現! 41歳で脳梗塞になったルポライターによる「セルフ取材」闘病記
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/06240603/?all=1
『脳が壊れた』鈴木 大介[著]

■41歳で脳梗塞に

 脳が壊れたら、世界はどう見えるのか。

 脳梗塞などで脳に機能障害を抱えると、たとえ軽度のものであっても日常に支障が生じることは、常識となっている。

 が、一方でそのような障害を抱えた人に、世界がどう見えているか、といったことはあまり伝わっていない。

 言うまでもなく、多くの当事者はそれを表現することに困難があるからだ。

『最貧困女子』などディープなルポのライターとして、また人気漫画『ギャングース』のストーリー共同制作者としても知られる鈴木大介さんは、昨年、41歳の時に脳梗塞となり、現在も高次脳機能障害が残っている状態である。

 しかし、職業柄、自身(の脳)に起こった変化を発症直後から客観的に観察することができた鈴木さんは、障害が軽度であることも手伝って、これまでの体験を著書の形でまとめることに成功した。

 実際に、どのようなことが起きたのか。

 発症直後の不可思議な体験がユーモラスに綴られている著書『脳が壊れた』から、いくつかのエピソードをご紹介してみよう。(以下、引用は同書より)

①トイレの個室に老紳士が出現!

 入院初日、点滴をひきずりながら、車いすも入れる大きめのトイレに向かった鈴木さん。よろめく足で個室に入って左側にある便器の方を見ると、その空間に突然入院着を羽織った白髪の老紳士が出現!しかも、座って、まさに大便の最中だ!

「このジジイ!まさかテレポーテーションの使い手か? 俺をショック死させるつもりか!」

 と大いに戸惑いながらも、「おうもういあえんえいあ(どうもすみませんでした)」とお詫びしながら鈴木さんはトイレから去った――。のちに判明したのは、老紳士はテレポーテーションの使い手ではなく、当時の鈴木さんは左側への注意力を持続するのが難しい脳になっていたということだった。簡単に言えば「左方面を見ることができない」状態だったのである。

 老紳士はたまたま鍵をかけ忘れていたため、そこに入ってしまった鈴木さんが、顔を左側に向けたときにようやく、事態に気付いた、ということが事の真相であった。

4667とはずがたり:2016/07/22(金) 16:13:44
>>4666-4667
②道路が渡れない!

 左側を見ることができないために、鈴木さんは病院の敷地の間を走る道路が渡れなくなった。

 つまり、普通は「右見て左見て右見て、手を挙げて横断」で済むところが、①右を見て迫ってくる車がいれば目が離せなくなり、目前を通過するまで見送る、②すかさず左を見るが、左方面に見落としが多いのが分かっているから時間がかかる、③その間に右から車が来る、④その車に注意していると目が離せなくなり……の繰り返しになってしまうため、いつまでたっても、足を踏み出すことができないのである。

③感情が抑えられない

 入院患者仲間の老人が誰かに似ている。そうだ!「ガンダム」に出てくるデギン公だ!

 それに気づいた鈴木さんは、以来、そのデギンさんと遭遇すると目を離せなくなり、笑いが止まらなくなってしまう。

 脳の中にある感情を抑制する部位にダメージを負ったことで、喜怒哀楽あらゆる感情が激しく発露するようになってしまったのである。

「その時の僕の姿をストレートに言えば、こうである。

『右横のオッサンを、よだれ垂らしながらニヤニヤしてジト見する人』

 これはいかん。

 脳内で、デギン公の名言『だからこそ戦争回避の努力をせねばならぬものを……』がグルグルと巡りだすと、いよいよ面白さは抑え切れなくなる」

 さまざまな怪現象や後遺症に苦しみながらも、リハビリがうまくいったこともあって、鈴木さんは現在は仕事に復帰している。

 ともすれば、深刻で暗くなりそうな体験談を、鈴木さんが「セルフ取材」の成果として明るく描いている点も、本書の特徴だろう。

『バカの壁』『唯脳論』など、脳に関連した著作の多い養老孟司さんは、この本について次のように推薦のコメントを寄せている。

「『脳が壊れた』と、と聞くと普通の人は絶望的な印象を受けるかもしれないが、必ずしもそうではない。読後感がとても明るいところもまた本書の貴重なところだろう。

 脳梗塞が、著者にとっては人生の修正につながった。『病気のせい』でものごとが悪くなるのではなく、『病気のおかげ』で結果オーライになることもあるのだ」

デイリー新潮編集部

4668とはずがたり:2016/07/31(日) 09:24:54

手術で右半身まひ 整形外科で50代男性 群馬大病院
http://this.kiji.is/124254575150712308
2016/7/9 06:007/9 06:58updated

 群馬大医学部附属病院(前橋市)は8日、県内の50代男性が手術後に右半身がまひして人工呼吸器が必要な状態になる医療事故を起こしたと発表した。手術の安全性を高める準備や、患者への事前説明が不十分だったという。旧第2外科で手術を受けた患者が相次いで死亡した問題を受け、患者への十分な説明と、記録を残すことを周知していたが、今回のケースでは十分に行われていなかった。

 同病院が記者会見して明らかにした。病院は男性に謝罪し、今後補償を含めて対応する。

 病院によると、頸椎(けいつい)が脊髄を圧迫して運動機能が低下した男性が昨年11月、症状の進行を止めるために整形外科で手術を受けた。医療用ねじで頸椎を固定する手術を医師3人で行った。ねじの位置がずれて脊髄を圧迫したため再手術をしたが、男性は右半身まひになった。

 学外有識者2人を入れた事故調査委員会が4月、手術は難易度が高く、ねじを挿入する位置を複数の方法で確認するなど、できる限り慎重に準備するべきだったとする報告書をまとめた。男性への説明が不十分だったことも問題視された。担当医が男性にリスクについて十分に説明していなかったとみられる。

 田村遵一病院長は「信頼回復に向けて取り組む中、新たな医療事故が起きてしまい、本当に申し訳ない」と謝罪した。

4669とはずがたり:2016/07/31(日) 09:59:15



とりま上全部取っ替えないと。

群大病院 手術数拡大が「院是」 事故調が再発防止策を提言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00010001-jomo-l10
上毛新聞 7月31日(日)6時0分配信

 群馬大医学部附属病院(前橋市)の旧第2外科(2外)で同じ男性医師(退職)の手術を受けた患者が相次ぎ死亡した問題で、学外有識者でつくる医療事故調査委員会は30日、報告書を平塚浩士学長に提出した。記者会見した上田裕一委員長(奈良県総合医療センター総長)は「仕組みや機能が不十分であるのに、手術数拡大を“院是”とし、高度医療を推進した」と指摘し、事故報告システムなど問題を早期に把握する仕組みづくりといった改善策を提言した。事故調は1年後に提言の進行状況を公表する方針だ。

 事故調は「病院全体のガバナンス(統治)に不備があった」との立場から診療、倫理、医療安全、教育など九つの観点で提言をまとめた。男性医師が所属した2外の肝胆膵(すい)(肝臓、胆道、膵臓)担当が少人数で過重な勤務となっていたことを踏まえ、こうした院内の最小診療単位の人員体制やコミュニケーションの状況などが適切かを確認し、改善する必要があると指摘。関連病院にもつながる2外と旧第1外科(1外)の「壁」の解消、2度の症例検討会による手術適応の判断なども提案した。

 死亡例の続発を早期に把握できなかったことを問題視し、安全性が確認されていない治療の倫理審査体制や、医師の主観に頼らない事故報告システムの構築のほか、患者や家族との診療録の共有、医療安全週間の設定など、遺族の思いを反映した内容も盛り込んだ。

 同病院は昨年11月に死亡例の全てを報告する制度を導入するなど、改革を進めている。前橋市の同大荒牧キャンパスで上田委員長から報告書を受け取った平塚学長は「提言を真摯(しんし)に受け止め、さらなる改善、改革に早急に取り組みたい」と述べた。大学側は今後、遺族に対し個別に調査結果を説明する予定としたが、30日に前橋市内で会見した被害対策弁護団と遺族会は男性医師らの直接の説明を改めて求めた。

 同病院では、男性医師の腹腔(ふくくう)鏡や開腹の手術を受けた18人の死亡が2014年に判明。その後の病院の調査でさらに12人の死亡も明らかになった。事故調は男性医師や遺族らへのヒアリングのほか、日本外科学会に死亡症例の検証を委託するなどし、18人の事例を中心に検証した。

群馬大、死亡事例8件も対応せず
第三者調査委指摘
http://this.kiji.is/131698539685511174
2016/7/29 21:06

 群馬大病院で同じ男性医師(退職)の手術を受けた患者が相次いで死亡した問題で、病院の第三者調査委員会がまとめた調査報告書の内容が29日、判明した。2009年度に死亡事案が8例あった時点で、適切な報告や検証などの対応が取られていれば「その後の続発を防ぐことができた可能性がある」などと指摘した。長年見過ごされてきた要因を「患者中心の医療とは大きくかけ離れた旧弊が存在し、病院全体のガバナンスに不備があった」とした。

4670とはずがたり:2016/07/31(日) 09:59:24

「ガバナンスに不備」 群大病院患者死亡で事故調報告書
http://this.kiji.is/131864775329924597
2016/7/30 06:00

 群馬大医学部附属病院(前橋市)の旧第2外科(2外)で同じ男性医師(退職)の手術を受けた患者が相次ぎ死亡した問題で、学外有識者でつくる医療事故調査委員会は29日までに、「病院全体のガバナンス(統治)に不備があった」などとする報告書をまとめた。医師の過酷な勤務環境を改善しなかった管理体制や、旧第1外科(1外)を含む二つの外科が併存した弊害を指摘。「患者中心の医療とは大きく乖離(かいり)した旧弊が存在した」と結論づけた。

 事故調は30日に群馬大の平塚浩士学長に報告書を提出し、上田裕一委員長が会見する。報告書は83ページにわたり、事実の経緯や検証の結果を記した上で診療、倫理、医療安全、教育など九つの観点から提言している。7月末までの報告書公表を目指していた。

 報告書は、男性医師による手術で高い死亡率が続いた背景には、人員確保や指導体制、手術の適応を検討する体制などが不十分なまま、高難度の外科治療が導入されていたと指摘。

 1外、2外が併存したことで潜在的に競争意識があり、合併症や死亡例について共同で検証したり、防止策が共有されることはなかったとした。「弊害が長年改善されず(男性医師が執刀し、死亡した)18例が発生、発覚が遅れた背景となった」と断じた。肝胆膵(すい)を担当する2外の医師数は1外の3分の1以下で、手術数は限界を超えていたとした。

 2外の2009年度の肝胆膵手術を巡っては、男性医師による死亡例が集中し、いったん休止された後に再開。日常的に手術の適応や術式、技術について話し合う「同僚評価」が十分行われていなかったなどとし、本来は教授(診療科長)の適切なマネジメントが必要だったとした。

 男性医師について「診療録の記載が極めて乏しく、患者の状態が読み取れず不適切」と批判。記載は医師法で定められた義務で、多忙などを考慮しても不十分であってはならない、とした。

 同病院は死亡例を把握後、独自に調査し遺族への説明を予定していたが、報道が先行したことで「あたかも報道を契機に公表したともとれる状況」になり、病院の取り組みが誤って理解されたなどと言及した。

 今回の検証について「個人の法的責任の追及を目的とはしていない」と明記。生存事例は調査対象になっていないため、調査には限界があると付言した。

【「手術妥当」は半数の26例 外科学会検証】  群馬大医学部附属病院の手術について、上毛新聞が入手した日本外科学会の報告書は、旧第1、第2外科で死亡した50例のうち手術の実施が妥当だったのはほぼ半数の26例で、4例は手術をすること自体に問題があったと指摘していた。患者や家族に、手術以外の選択肢や死亡の危険性などの十分な説明も、適切に行われていなかったとみなした。

 肝臓を切除する手術の死亡率は、問題の男性医師(退職)が所属した旧第2外科で10.8%。旧第1外科の4.0%とともに、全国平均(1.1%)を上回っていた。腹腔(ふくくう)鏡を使う難しい手術でも旧第2外科は7.8%で「高い死亡率」とされた。

 手術の前後に必要な検査が行われず、進行がんと分かった時点で中止するべき手術が続けられたなどと指摘。手術後の患者の管理も少人数で、腹痛や発熱などへの対応が遅れたとした。診療記録への記載は「極めて劣っている」とされ、外科学会の検証にも支障を来した。

 50例のうち37例で、死亡後に症例の検討会を開いた記録が確認できなかった。解剖は3例だけで「医学的検証への取り組みが弱かった」と判断した。

 問題の背景には、病院が手術数の増加を目標としており、二つの外科が連携せずに手術を競った状況を指摘。死亡例が続いたことは「ひずみの現れ」で病院全体の問題だとしている。

 外科学会は医療事故調査委員会の委託で2007年4月〜15年3月の8年間を調査、報告書を事故調に提出した。

4671とはずがたり:2016/08/06(土) 12:12:28
すげえなぁ。。

人工知能 病名突き止め患者の命救う 国内初か
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621901000.html?utm_int=all_side_ranking-access_001
8月4日 19時10分

東京大学医科学研究所が導入した2000万件もの医学論文を学習した人工知能が、専門の医師でも診断が難しい特殊な白血病を僅か10分ほどで見抜き、治療法を変えるよう提案した結果、60代の女性患者の命が救われたことが分かりました。人工知能は、このほかにも医師では診断が難しかった2人のがん患者の病名を突き止めるなど合わせて41人の患者の治療に役立つ情報を提供していて、専門家は「人工知能が人の命を救った国内初のケースだと思う」と話しています。
東京大学医科学研究所の附属病院は、アメリカの大手IT企業IBMなどと協同で、人工知能を備えたコンピューターシステム「ワトソン」に2000万件に上るがん研究の論文を学習させ、診断が極めて難しく治療法も多岐にわたる白血病などのがん患者の診断に役立てる臨床研究を進めています。

このうち60代の女性患者は当初、医師から「急性骨髄性白血病」と診断されこの白血病に効果がある2種類の抗がん剤の治療を数か月間、受けましたが、意識障害を起こすなど容体が悪化し、その原因も分かりませんでした。このため、女性患者の1500に上る遺伝子の変化のデータを人工知能に入力し分析したところ、人工知能は10分ほどで女性が「二次性白血病」という別のがんにかかっていることを見抜き、抗がん剤の種類を変えるよう提案したということです。女性は、治療が遅れれば、免疫不全による敗血症などで死亡していたおそれもありましたが、人工知能が病気を見抜いた結果命を救われ、無事退院しました。

こうした病名の診断は、現在、複数の医師が遺伝情報のデータと医学論文を突き合わせながら行っていますが、データが膨大なため必ずしも結論にたどり着けるかどうか分からないということです。東京大学医科学研究所附属病院では、この女性患者以外にも医師では診断が難しかった患者2人について、人工知能が特殊な白血病だと見抜き、治療方針が決定されるなど合わせて41人について、治療や診断に役立つ情報を人工知能が提供したということです。

研究を行った東京大学医科学研究所の宮野悟教授は「1人の医師がすべての膨大な医療情報を把握するには限界があり、情報を蓄積してみずから学習する人工知能の活用は医療の世界を変える可能性を秘めている」と話しています。また、人工知能学会の会長の山田誠二国立情報学研究所教授は「人工知能が人の命を救った国内初のケースと言ってもいい。人工知能にとって医療やヘルスケアの分野は最も実用化が進む大きな市場になると予想され、今後も導入が進んでいくだろう」と指摘しています。

救われた患者は
人工知能によって命を救われた山下あや子さん(66)は、おととしの夏ごろから体調に異変を感じ、極度の貧血と診断されていましたが、去年1月、東京大学医科学研究所附属病院で急性骨髄性白血病と診断され、その日のうちに入院しました。

2種類の抗がん剤を組み合わせる標準的な治療を受けましたが、体の免疫機能を担う白血球の数は回復せず、高熱を出して意識障害を起こすなど死を覚悟した時期もあったと言います。

病院は、回復が見えない山下さんの病気の原因を人工知能を使って探りました。まず山下さんの遺伝子を詳しく調べ変化が起きている箇所を1500箇所ピックアップしました。これらの変化がどう関わって病気を引き起こしているのか人工知能に分析させたところ僅か10分後には「STAG2」と呼ばれる遺伝子の変化が根本の原因を作り出している「二次性白血病」である可能性が高いことを見抜いたということです。このため、病院は、別の治療薬に変えるなど治療方針を変更。その結果、山下さんの体調は徐々に回復し、去年9月には退院することができました。

山下さんは「あと1年ほどすればこの世からいなくなると覚悟した時期もありました。ロボットやコンピューターの研究は成果を上げるのに年数を要するもので、こんなに急激に役に立つなんて思いもよらず、今生活できているのも人工知能のおかげです」と話していました。

4672とはずがたり:2016/08/06(土) 12:12:42
>>4671-4672
医療分野での活用
東京大学医科学研究所が導入している人工知能を備えたコンピューターシステム「ワトソン」は、遺伝子の変化が複雑に絡み合って発症する白血病などの血液がんの分析を主な対象にしています。

宮野教授によりますと、これらの分野では論文の数が膨大になりすぎて、どの遺伝子の変化が互いにどのように影響し、がんを引き起こしているのか、医師一人一人が理解するのが不可能になりつつあります。ワトソンはこうした論文を2000万件以上読み込んでいて、数多くの遺伝子の変化がどのように絡み合いがんになるのか学習しています。

そして、そこに患者の遺伝子の変化の情報を入力すると、膨大な論文の中から、まず関係するものを選び出してきます。そのうえで、それらの論文に書かれた内容をもとに患者の遺伝子の変化が互いにどのように影響し合っているのか評価し、さらに病気を引き起こす根本となった重要な変化はどれかを突き止めて効果が期待できる治療薬などを提案します。

こうした医療分野での人工知能の活用はアメリカで先行していて、すでに複数の病院で白血病や脳腫瘍の治療の支援などに使われています。

広がる活用
人工知能の活用は、自動運転などの注目技術に加え、企業の人事や経営判断、絵画や小説といった創作活動など幅広い分野に広がろうとしています。

このうち自動運転への応用については、トヨタやホンダが人工知能専門の研究拠点を設けるなど、実用化に向けた動きを本格化させているほか、開発をリードするアメリカでは運輸省が人工知能をドライバーとみなす判断まで行い、人工知能を受け入れる環境の整備も進み始めています。

また人工知能は、将来的には私たち一人一人の仕事にも大きな影響を及ぼす可能性が指摘されています。

10年から20年後には今、日本で働いている人の49%の職業が、機械や人工知能によって代替が可能になるとする報告もあり、すでにコールセンター業務の支援など一部の業種への導入が進められているほか、採用活動など企業の人事や、経営判断にまで人工知能を活用する計画もあります。

さらにこれまで機械が人に代わって行うのが難しいとされてきた、「創造力」の世界にも人工知能の波は押し寄せています。囲碁では、プロ棋士に勝利したほか、絵画などの芸術作品から小説の執筆に至るまで、その活用の可能性は広がりつつあります。

4673とはずがたり:2016/08/10(水) 18:43:57
医療関係職の免許登録早期化を要望-日医
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160810-00000002-cbn-soci
医療介護CBニュース 8月10日(水)18時0分配信

 日本医師会(日医)は10日に開いた記者会見で、看護師や理学療法士などの医療関係職の国家資格の免許登録を毎年3月末までに完了するよう、塩崎恭久厚生労働相に要望したことを明らかにした。塩崎厚労相あての要望書は3日、厚労省医政局の神田裕二局長に手渡した。【君塚靖】

 医療関係職でも医師の免許登録は、国家試験を前倒しで実施することなどで、3月末までに完了する体制が整っている。一方、看護師や理学療法士などは免許登録の時期が、早くて4月第二週から第三週までずれ込んでしまうため、その期間に適切な医療が提供できないなどの問題がある。

 日医は要望書の中で、4月1日から有資格者として業務に従事できるよう、免許登録にかかる業務体制の強化や、国家試験の実施・合格発表を早めるなどして、3月末の免許登録完了に向けた対応を求めている。

4674とはずがたり:2016/08/13(土) 00:19:01
知らんかったが酷いなぁ。。
世界は未だ未だ野蛮だ。。

女性器切除
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%99%A8%E5%88%87%E9%99%A4

女性器切除の治療ガイドライン、WHOが初めて作成
http://www.jiji.com/jc/article?g=afp&k=20160518034199a

【ジュネーブAFP=時事】世界保健機関(WHO)は16日、女性器切除(FGM)の被害者に対して医療専門家らがどのように治療すべきかを定めた、初めてのガイドラインを発表した。犠牲者の恐ろしい苦しみを緩和させることが目的だという。(写真は資料写真)
 WHOの推計によると、FGMを受けた女性や少女は、世界全体で約2億人。被害者らは現在も、出血や排尿時の痛み、性行為中の激しい不快感、出産時の致命的な合併症、深い心の傷といったさまざまな後遺症と闘っている。
 FGMは、国際的な非難にもかかわらず、約30か国で実施されているアフリカをはじめ、アジアや中東の一部地域でも行われているが、医師らは被害者の治療記録をほとんど保管していない。
 WHOによると、移民の世界的増加に伴いこの問題は欧米諸国にも徐々に波及しているが、そこでも医療専門家らの対応準備は不十分だという。
 「FGMが健康に与えるさまざまな悪影響に気付かない医療従事者が多く、それらを認識し適切に治療するための訓練を十分受けていない」と指摘。そのため被害者は「必要以上に苦しんでいる可能性がある」と声明で述べた。
 ガイドラインはFGMの被害者らに対し、必要であれば精神的な支援や出産についての助言を受けるよう呼び掛けている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/05/18-11:57)

4675とはずがたり:2016/08/13(土) 08:24:39
2016年07月28日 16時00分
准看護師、その存在意義は?- 准看協会長と日医常任理事に問う
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/49257.html

 団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて、国は医療機関の病床機能を分化することにより、限られた資源で効率的に医療を提供できる体制の整備を進めている。当然、各職種の役割にも変化が求められるが、中でも注目されるのは、看護の重要な担い手と期待されている准看護師(准看)の立ち位置と役割だ。高齢化する社会での准看の存在意義とは―。日本准看護師連絡協議会(准看協)の滝田浩一会長と日本医師会(日医)の釜萢敏常任理事に話を聞いた。【松村秀士】

■看護師と准看で「機能分化」の推進を―滝田会長

―滝田会長は、准看として今も患者のケアに当たられているそうですね。
 はい。東京都内にある精神科の単科病院で看護助手として働き始め、その後に准看の資格を取って30年以上経ちます。

 准看は14年現在で約34万人が就労しており、看護職全体の2割超を占めています。しかし、准看の資格を取るための学校や養成所の数は、カリキュラムの見直しや補助金の減額などによって減少傾向にあります。これに伴って、試験の受験者や合格者も減っています。こうした状況の中で、今後も准看を新たに養成していくには、その役割や重要性をアピールするなど、発言力を強める必要があります。

 団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて、国は医療機関の病床機能を分化することにより、限られた資源で効率的に医療を提供できる体制の整備を進めている。当然、各職種の役割にも変化が求められるが、中でも注目されるのは、看護の重要な担い手と期待されている准看護師(准看)の立ち位置と役割だ。高齢化する社会での准看の存在意義とは―。日本准看護師連絡協議会(准看協)の滝田浩一会長と日本医師会(日医)の釜萢敏常任理事に話を聞いた。【松村秀士】

■看護師と准看で「機能分化」の推進を―滝田会長

―滝田会長は、准看として今も患者のケアに当たられているそうですね。
 はい。東京都内にある精神科の ...

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4676とはずがたり:2016/08/14(日) 15:58:38
帰省先で急に腹痛。。久々の結石かもしれない。。
おかんが歯医者で貰ったカロナール200を嚥んでみた。

2016年07月14日更新 痛み・発熱 (9)
カロナール200の取説保存版!解熱鎮痛剤12の効能と9つの副作用・使っちゃダメな6つの症状など徹底紹介します!
https://welq.jp/23548

4677とはずがたり:2016/08/16(火) 00:21:02
ダニ媒介脳炎で死亡、国内で初 北海道の40代男性
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/329/0fe6a3cd1397870ac15233f284f753a4.html
(朝日新聞) 22:42

 北海道は15日、野外でマダニにかまれた道内の40代男性が「ダニ媒介脳炎」を発症し、死亡したと明らかにした。この病気の国内での確認は1993年に北海道で見つかって以来2例目で、死亡は初めてという。

 厚生労働省によると、ダニ媒介脳炎はフラビウイルスが原因で、このウイルスを持ったマダニがいない地域では感染は起きない。北海道の一部地域でウイルスが見つかっている。人から人に直接感染することはないとされる。潜伏期間は7?14日で、発熱や筋肉痛などのインフルエンザに似た症状の後、髄膜炎や脳炎を起こす。海外では多数の死亡例が報告されている。

 道によると、男性は7月中旬に道内の草やぶでマダニにかまれ、8月13日に死亡したという。道は、草が茂った場所では長袖、長ズボンを着用するよう注意を呼びかけている。

4678とはずがたり:2016/08/19(金) 18:49:29
此処対象の記事なのか少々疑問だけど。

近親婚の呪い? 日が沈むと植物人間になる「ソーラーキッズ」が出現=パキスタン
2016.05.17
http://tocana.jp/2016/05/post_9756_entry.html

4679とはずがたり:2016/08/20(土) 23:31:59

<高松市民病院>経営難 医師不足で患者減、赤字額最悪
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20160821k0000m040021000c.html
18:45毎日新聞

 高松市民病院(同市宮脇町2)が経営不振に陥っている。2015年度の経常損益は6億800万円の赤字で、過去10年間で最悪となった。医師不足が影響し、患者数が大幅に減っているのが主因。現在の病棟は将来的に閉鎖し、18年には市南部に新病棟が開院される。それでも市立病院として経営改善に向けたハードルは高い。【岩崎邦宏】

 「これだけ患者が減っているのは異常事態だ。根本から見直してみてはどうか」。7月上旬、病院内であった「高松市立病院を良くする会」。慢性的な赤字経営が続く現状に対し、委員を務める公認会計士や医療コンサルタントから厳しい意見が飛んだ。

 市民病院事務局経営企画課によると、医業収益の6割以上を占める入院患者は15年度、1日当たり158人。10年前の半数以下に減少した。外来患者も315人と10年前から6割以上減った。

 15年度の一般病床利用率は48・6%にとどまり、全国平均74・8%(14年度、厚生労働省調査)を大きく下回った。

 経営は苦しく、12、13両年度は人件費削減などでかろうじて黒字を確保したが、14年度から再び赤字に転落。15年度は6億800万円に上り、市の経営健全化計画(14年度策定)が掲げた5400万円の黒字とは大きな開きが出た。累積赤字は15年度末で78億8300万円に達する見込みとなった。

 市が経営難の要因に挙げるのは医師不足と周辺環境の変化だ。

 15年度の医師数は42人で市の計画に3人足りなかった。このうち内科医は8人で10年前に比べ4人減少。その影響で救急患者や入院患者の受け入れが減っているという。市は医師確保に注力しているが、16年度は内科医が更に1人減るなど状況は悪化している。

 さらに、県立中央病院(高松市朝日町1)など周辺の病院が新築整備されたことで、患者は流れている模様だ。

 市民はどうみているのだろう。県立中央病院にいた男性(74)は「市民病院は設備が古く、交通が不便。診察に行くのは県立中央病院か高松赤十字病院」と話す。60代の女性は「30年ほど前は市民病院に行っていたが、今は行かない。ただ、他の病院がいっぱいの時に行き場がないと困る。市民を守るためなら赤字でも仕方ないのではないか」と言う。

 市は18年9月、総事業費204億5000万円を投じ、高松市仏生山町に新病棟を開院させる。築40年以上と老朽化が進んでいる現在の病棟が一新され、市南部の新たな患者の掘り起こしにつながると期待を寄せる。経営企画課は「今は入院患者の減少に歯止めがかからないが、南部に大きな病院は少ない。患者は増えるのではないか」と、見通している。

4680とはずがたり:2016/08/20(土) 23:32:25

<高松市民病院>経営難 医師不足で患者減、赤字額最悪 18年新病棟も、改善へハードル高く /香川
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160820ddlk37040348000c.html
13:16毎日新聞

 高松市民病院(同市宮脇町2)が経営不振に陥っている。2015年度の経常損益は6億800万円の赤字で、過去10年間で最悪となった。医師不足が影響し、患者数が大幅に減っているのが主因。現在の病棟は将来的に閉鎖し、18年には市南部に新病棟が開院される。それでも市立病院として経営改善に向けたハードルは高い。【岩崎邦宏】

 「これだけ患者が減っているのは異常事態だ。根本から見直してみてはどうか」。7月上旬、病院内であった「高松市立病院を良くする会」。慢性的な赤字経営が続く現状に対し、委員を務める公認会計士や医療コンサルタントから厳しい意見が飛んだ。

 市民病院事務局経営企画課によると、医業収益の6割以上を占める入院患者は15年度、1日当たり158人。10年前の半数以下に減少した。外来患者も315人と10年前から6割以上減った。

 15年度の一般病床利用率は48・6%にとどまり、全国平均74・8%(14年度、厚生労働省調査)を大きく下回った。

 経営は苦しく、12、13両年度は人件費削減などでかろうじて黒字を確保したが、14年度から再び赤字に転落。15年度は6億800万円に上り、市の経営健全化計画(14年度策定)が掲げた5400万円の黒字とは大きな開きが出た。累積赤字は15年度末で78億8300万円に達する見込みとなった。

 市が経営難の要因に挙げるのは医師不足と周辺環境の変化だ。

 15年度の医師数は42人で市の計画に3人足りなかった。このうち内科医は8人で10年前に比べ4人減少。その影響で救急患者や入院患者の受け入れが減っているという。市は医師確保に注力しているが、16年度は内科医が更に1人減るなど状況は悪化している。

 さらに、県立中央病院(高松市朝日町1)など周辺の病院が新築整備されたことで、患者は流れている模様だ。

 市民はどうみているのだろう。県立中央病院にいた男性(74)は「市民病院は設備が古く、交通が不便。診察に行くのは県立中央病院か高松赤十字病院」と話す。60代の女性は「30年ほど前は市民病院に行っていたが、今は行かない。ただ、他の病院がいっぱいの時に行き場がないと困る。市民を守るためなら赤字でも仕方ないのではないか」と言う。

 市は18年9月、総事業費204億5000万円を投じ、高松市仏生山町に新病棟を開院させる。築40年以上と老朽化が進んでいる現在の病棟が一新され、市南部の新たな患者の掘り起こしにつながると期待を寄せる。経営企画課は「今は入院患者の減少に歯止めがかからないが、南部に大きな病院は少ない。患者は増えるのではないか」と、見通している。

4681とはずがたり:2016/08/22(月) 16:14:10

東大教授の論文取り消し…高血圧治療薬の研究で不正
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160816-00050004-yomidr-sctch
読売新聞(ヨミドクター) 8月16日(火)9時39分配信

 高血圧治療薬「ディオバン」の研究不正問題で、日本高血圧学会は15日、同学会誌に掲載した小室一成・東京大教授の論文を取り消すと発表した。

 取り消したのは、小室教授が2010年に発表した論文で、千葉大教授時代に行った高血圧治療薬の心臓病予防効果を調べた臨床研究に関するもの。同学会によると、今月、小室教授より「訂正できない誤りがある」として取り下げの申し出があった。ただし、小室教授は、意図的なデータ改ざんは否定しているという。

4682とはずがたり:2016/08/25(木) 20:14:18
2016.02.11
上昌広「絶望の医療 希望の医療」
小保方本で批判の若山教授、反論できない理由…責任取らず科研費の受領継続、管理能力に問題
http://biz-journal.jp/2016/02/post_13735.html
文=上昌広/東京大学医科学研究所特任教授

 小保方晴子氏が書籍を出した。『あの日』である。出版元の講談社もセールスに懸命だ。同社が出版する「週刊現代」や「フライデー」には関連記事が溢れている。

 出版日の前日にいくつかのテレビ局からコメントを求められ、筆者も同書を読んだ。その中身は、かつての上司である若山照彦・山梨大学教授批判で溢れており、あまり読後感がいいものではなかった。筆者を含め多くの専門家は、彼女の主張をそのまま受け取ることはないだろう。
 ただ、この本には評価できる点もある。それは、小保方氏が自分の言葉で社会に説明したという点だ。本の内容はともかく、これはなかなかできることではない。

 では、今回の出版に対して、関係者はどうすべきだろうか。筆者が注目しているのは、若山教授だ。いまこそ正々堂々と反論すべきだと思う。国民に、自分の言葉で説明しなければならない。
 ただ、そうはならないだろう。この原稿を書いている2月8日現在、若山教授は反論していないし、この問題を取材している知人の週刊誌記者は「取材を申し込んだが、受けてもらえなかった」と言う。
 
 筆者は、若山教授には反論できない理由があるのだと思う。それは、彼が今回の問題で、きちんとした責任を取っていないからだ。
 
 確かに2015年3月6日、山梨大は2月10日を起点に3カ月間、センター長としての職務を停止する処分を下した。この処分は、本人の申し出より軽かったようで、その点について山梨大が設置した特別委員会の委員長である新藤久和理事は、「若山教授は余人をもって代えがたい」と説明している。若山教授に研究不正はなく、センター長を辞任するほどの悪質性がないと考えたそうだ。
 この話を聞いて、普通の人は納得するだろうか。筆者はおかしいと思う。
 今回の事件で若山教授が問われたのは、本人の研究能力や不正への関与ではなく、管理能力だった。小保方氏を採用し、研究を指導した。そして、その不正を見抜けなかった。彼の管理能力に問題があるのは明らかだ。本当にセンター長にふさわしいといえるのだろうか。

研究者としての矜持

 問題はこれだけではない。15年には、「絶滅動物の細胞再生および有用遺伝子回収方法の確立」というテーマで、基盤研究(A)として年間975万円の研究費を受け取っていた。小保方氏の研究不正について、若山教授には監督責任があり、文科省のガイドラインに準じれば、そもそも彼には科研費に応募する資格がない。なぜ、山梨大も文科省も、このことを議論しなかったのだろう。

 ちなみに、12年3月末、加藤茂明・東京大学分子細胞生物学研究所教授(当時)は、責任著者として発表した複数の論文のデータの扱いに不適切な処理があったことへの監督責任を取って、東大教授を辞職している。
 なぜ、加藤氏と若山教授の扱いが、こんなに違ってしまうのだろう。それは、研究者、とくに管理職としての「矜持」だと思う。加藤氏は、この問題の責任を取った。若山氏には、まったくその気はない。このような背景を考慮すれば、小保方氏が「裏切られた」と感じるのもわかる気がする。
 研究者の中では「小保方悪玉論」「若山被害者論」が根強いが、筆者は賛成できない。小保方氏は研究者としての基礎的素養に問題があった。一方、若山氏に問われているのは、その管理能力だ。この点について、若山氏は責任を取る必要があるし、管理職として、社会に説明する必要がある。頬被りを続け、手前味噌なことばかりやっていると、研究者全体が社会の信頼を失う。
(文=上昌広/東京大学医科学研究所特任教授)

4683とはずがたり:2016/08/29(月) 21:50:46

原因不明のまひ 115人、一部から「エンテロウイルスD68」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160829-00000031-jnn-soci
TBS系(JNN) 8月29日(月)19時19分配信

 去年の夏以降、原因不明のまひが起きた子どもが相次ぎ、一部の患者から「エンテロウイルスD68」が検出された問題で、まひの症状が出た患者が115人いたことがわかりました。

 国立感染症研究所によりますと、115人は子どもを中心に33の都と府と県で、去年の8月から12月の間に手足などに原因不明のまひの症状が出て入院していたということです。現在も、まひが残っている人が多くみられました。

 一部の患者からは「エンテロウイルスD68」が検出されていて、エンテロウイルスが流行していた去年9月にまひが起きた人が多かったということです。

 厚労省の研究班は、エンテロウイルスとの関連を詳しく調べるとしていて、発熱などが出た後、手足が動かしにくい症状がでたら、医療機関を受診してほしいと呼びかけています。(29日18:23)
最終更新:8月29日(月)19時41分TBS News i

4684とはずがたり:2016/08/30(火) 13:51:56

【医師わいせつ逮捕事件】本当にわいせつ行為はあったのか?医師の視点
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakayamayujiro/20160829-00061617/
中山祐次郎 | 一介の外科医
2016年8月29日 19時6分配信

どんな事件だったのか
8月25日、医師が準強制わいせつの疑いで逮捕されたという報道がありました。
これは、今年5月にある男性外科医が手術直後の女性にわいせつな行為をした疑いで、8月25日に逮捕されたという事件です。報道によっては、患者さんの身体から唾液が検出されているというものもあります。NHKなどいくつかのメディアが報じました。
「手術直後の女性患者にわいせつ容疑 逮捕の医師は否認」(NHK NEWS WEB 2016.8.25)
「医師逮捕は不当」病院が抗議文-警視庁に釈放など要望

病院はすぐに抗議文を公表した
逮捕を受けて、外科医が働く柳原病院はすぐに抗議文を発表しました。なお、本人は否認しているということです。
2016年8月25日、警視庁により当院非常勤医師が逮捕されたとの報道がされ、その後当院はその事実を確認した。この逮捕は全身麻酔手術後患者の訴えのみを根拠とする警視庁による不当な逮捕である。

出典:柳原病院HP
ここから、外科医の視点でこの事件を解説します。

どんな手術だったのか?
情報が報道および柳原病院の抗議文中のものしかないため、それを元に推測します。
当院1泊入院予定で右乳腺腫瘍摘出手術を実施したA氏が、手術終了直後に4人部屋の病床にて、術後診察に訪れたB非常勤医師からわいせつな行為をされたとして、友人を通じて警察通報した。

出典:柳原病院HP
「右乳腺腫瘍摘出手術」とは、乳房の中にできた良性あるいは悪性の腫瘍を、乳房の皮膚を一部切って摘出する手術です。腫瘍が小さく皮膚から近いところにあれば部分麻酔で行うこともありますが、多くは全身麻酔で行う手術です。大きな手術ではないため手術時間は30分〜2時間で終わることが多く、手術後はトラブルがなければ1泊〜数日以内に退院出来ます。

手術が終わった後、患者さんはどう動くか
全身麻酔による手術の場合、手術後の患者さんは「手術室→リカバリ室→病棟の部屋」と動きます。
まず手術室で外科医による手術が終わり皮膚を縫い終えると、麻酔科医が麻酔をさまします。「目を開けてください」「手を握って、次に開いて」などの指示に答えられることがわかってから、「抜管」といって口から気管に入っている管を抜きます。抜管したら服を着て、麻酔台から部屋に帰るためのベッドに移り、手術室を出ます。それから10分ほどは「リカバリ室」などと呼ばれる、手術室の直ぐ近くの部屋で麻酔科医による麻酔が醒めているか、痛みは強くないか、吐き気はないかなどをチェックします。この段階ではまだ患者さんは夢うつつのような状態のことが多いです。
病棟から病棟ナースが迎えに来て、手術室ナースと情報を交換します。それで問題なしとなったら、病棟の入院中の部屋にベッドのまま戻るのです。

わいせつ行為があったというタイミング
そして入院中の部屋に戻ると、再びナースによるバイタルサインのチェック(血圧測定など)が行なわれます。この辺りのタイミングで、外科医は一度、さっき縫い終えたばかりの患者さんの病室へ行き、手術創を見ます。出血がないか、ガーゼなどがきちんと貼れているか、そして患者さんの意識や呼吸は戻ってきているかなどを調べるためです。これは外科医であれば必ず行います。この段階では、はっきり起きている(意識が清明な)人もいますし、まだまだほとんど眠っている状態の人もいます。
柳原病院の抗議文によると、このタイミングでわいせつ行為が行われたという話になっているようです。
当院の調査でA氏の術後の供述は、全身麻酔による手術後35分以内のこと

出典:柳原病院HP
さらにA氏は満床在室の4人部屋におり、術後の経過観察に看護師が頻回に訪床する病床にいた

出典:柳原病院HP

4685とはずがたり:2016/08/30(火) 13:52:16
>>4684-4685

事件の真相は?
3つの可能性考えられます。
1、わいせつ行為があった可能性
手術後、四人部屋に入った患者さん。患者さんどうしはカーテンで区切られていますから、お互いが見えることはありません。そしてナースは常に手術後の患者さんのそばにいるわけではなく、患者さんが痛みを訴えたら痛止めを取ってくるなどしてベッドサイドから離れる時間はあります。ですから、医師が患者さんと二人きりになる可能性はあります。密室ではありませんが、カーテンで区切られています。手術直後の場合は数人のナースが患者さんのベッドサイドに出入りするため、数分単位という極めて短時間にはなりますが、わいせつ行為が行われる可能性はゼロではありません。

2、胸の診察を「わいせつ行為」ととられた可能性
胸の手術を執刀した医師が、自らメスを入れた部分を観察し出血がないことを確認するのは必須の診療行為です。ですから胸をはだけさせて診察するのは当然で、それ自体はわいせつ行為ではありません。もしそれをわいせつ行為と取られるのならば、筆者は日々大腸外科医として下腹部を見て触り、直腸の病気の方には肛門に指を入れるなどの診察を行っていますから、毎日わいせつ行為で逮捕されることになります。
男性医師は、女性の診察の際には「密室で二人きりにならないこと」「女性看護師を同席させること」をせよと習います。それは、患者さんへの配慮をすることのほかに、「何かされた」と訴えられたら証拠がないので医師自身の身を守れないからという意味もあります。
診察という行為は、直接体を触り、全身をくまなく直接見ることが基本です。それがわいせつ行為とされてしまったら、診察自体が不可能になります。また、「女性看護師を同席させること」を100%行うのは、現場の多忙さから考えて極めて実現困難です。

3、術後せん妄による勘違いの可能性
この患者さんが「術後せん妄(もう)」であった可能性です。「術後せん妄」とは、簡単にいうと手術直後あるいは数日後に発症する、意識が障害され短時間で良くなったり悪くなったりするものです。一旦この「術後せん妄」に陥ってしまうと、話はほぼ全く通じなくなり手術直後なのに「家に帰る」といってベッドから起きようとしたり、点滴をハサミで切ったり、大事な管を引き抜いてしまったりすることがあります。
また、ある医学論文では、麻酔薬(おそらく今回の手術でも使ったであろうプロポフォールなど)によって性的な幻覚が生じることがあると報告されています(*1)。そのため、今回の一件でも「術後せん妄」または麻酔薬による幻覚であったという可能性はあります。

医師の視点
今回の件で、わいせつ行為が本当にあったか否かは現段階でははっきりしていません。医療の現場では、身体を診察するという行為の特性上、また密室になりやすいこと、そして患者さんの意識が変容していることもあることなどから、わいせつ行為のつもりではなくともわいせつと言われてしまうと反論が極めて難しいという側面があります。
本件では、それが起こってから3ヶ月後に逮捕となりました。通常逮捕と呼ばれるこの逮捕で、マスコミに逮捕することや氏名・年齢・住所まで情報を流し撮影させていたのですから、警察は何かしらの証拠を掴んでいるのかもしれません。今後の情報を注視したいと思います。

(*1)Sexual hallucinations during and after sedation and anaesthesia. Balasubramaniam B, Park GR. Anaesthesia 2003 Jun;58(6):549-53.

※逮捕された医師は筆者の勤務先でも非常勤医師として勤務しており、筆者は7年前に数ヶ月間直接の指導を受けたことがあります。ここ6年ほどは直接会っておらずやりとりもありません。そのため影響は小さいと考えますが、知人であるという点で本記事は客観性を欠いている可能性があります。

中山祐次郎
一介の外科医
1980年神奈川県生まれ。聖光学院高等学校を卒業後、2年間の浪人生活を経て、鹿児島大学医学部医学科を卒業。その後、がん・感染症センター都立駒込病院外科初期・後期研修医を修了。現在は同院大腸外科医師(非常勤)として勤務。参加手術件数は1年に233件(2014年度)。資格はマンモグラフィー読影認定医、外科専門医、がん治療認定医など。モットーは「いつ死んでも後悔するように生きる」。著書は「幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと?若き外科医が見つめた『いのち』の現場三百六十五日?」(2014年3月 幻冬舎)。

4686とはずがたり:2016/08/30(火) 20:04:37
所得とか親の学歴なんかとの関係も知りたいなぁ

キラキラネームの子どもはER受診が多い説、著者に直撃
http://www.jprime.jp/articles/-/6518
週刊女性12月22日号2015/12/8

 11月初旬、お堅い医学専門誌で発表された5ページほどの論文が、ツイッターやネット上で大きな反響を巻き起こした。

 医療関係者や主婦、子どもが生まれたばかりの新米パパまで反応したのは、『小児科臨床』(11月号・日本小児医事出版社刊)に掲載された『キラキラネームとER受診時間の関係』という論文。

 著者の松浦祐史さん(30)が日本赤十字社和歌山医療センターで初期研修医を務めていたころに実施した調査をまとめたものだ。

「ER(エマージェンシー・ルーム)」とは救命救急室の略語で、どんな救急患者も受け入れて初期診療にあたる医療機関を指す。松浦さんは論文の概要について、次のように話す。

「2013年12月1日から7日までの1週間、日本赤十字社和歌山医療センターのERを訪れた15歳以下の患者104人について、キラキラネームと定義した患者(※以下キラキラネーム児と表記する)と、そうでない患者について、診察に訪れた時間帯を比較しました。

 調査した1週間で、キラキラネーム児は全16人中6人(37.5%)が深夜帯(午後9時〜翌日午前9時)に受診し、非キラキラネーム児の深夜帯受診は全88人中11人(12.5%)であり、非キラキラネーム児と比べてキラキラネーム児が深夜帯にERを受診する割合は統計学的に有意に高い(偶然でなく意味があって高い)という結果でした。

 キラキラネーム児の親は、病院という公共機関への配慮を欠いているために、深夜の救急受診をしている可能性があるということを示唆しています」

 ちなみに、調査期間中にERを訪れた全104人のうち、深夜帯に受診した17人の占める割合は16.3%。つまり、キラキラネーム児の深夜帯受診率は平均値と比べても20ポイント以上高い。サンプル数は少ないものの興味深いデータだ。

 京都文教大学総合社会学部で教鞭をとり、『名づけの世相史「個性的な名前」をフィールドワーク』(京都文教大学刊)の著者でもある小林康正教授はこう語る。

「こうした名前が出現し始めたのは、2000年代の初めごろです。その直前の1990年代後半に、『たまごクラブ』『ひよこクラブ』などの育児雑誌が子どもの名前をデータベース化して付録として提供、世の親たちにこうした名前があることを知らしめました。'95年の『Windows95』発売を契機に本格的ネット社会が到来し、誰でも簡単にさまざまな名前を検索できるようになりました。こうしたことが相まって、キラキラネームは急激に広がっていったのです」

4687とはずがたり:2016/08/31(水) 19:56:17

薬大量投与、女性死亡 岐阜市民病院
http://news.goo.ne.jp/article/gifu/nation/gifu-46722921.html
(岐阜新聞) 09:21

 岐阜市民病院は30日、昨年12月に脳症の70代女性患者に対し血糖値を確認せず大量のステロイドを投与したため、高浸透圧高血糖症候群で死亡する医療事故が起きたと発表した。患者が糖尿病であることを担当医が忘れていたことが原因。病院は全面的に過失を認め、遺族に賠償金2033万1479円を支払うことで示談した。  同院によると、女性は意識障害で入院、発症率が極めて低い自己免疫疾患「橋本脳症」と診断された。昨年12月1日から点滴でステロイドを大量に投与したところ、9日後に脱水などの症状が現れ始め、12月11日に死亡した。ステロイド大量投与は、血糖値を上昇させる副作用がある。  女性は糖尿病を抱えていたが、担当した内科の男性医師は血糖値の確認を一度も指示していなかった。  冨田栄一院長は会見し、「(男性医師は)極めて珍しい病症に気を取られ、血糖値のモニタリングを失念してしまったようだ。チーム医療が機能せず、反省している」と陳謝した。  市は損害賠償支払いに関する議案を9月2日開会の市議会に提出する。

4688とはずがたり:2016/09/04(日) 12:18:46
国立がん研、大腸がん抑制物質作製…新薬候補に
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160829-OYT1T50063.html?from=yartcl_outbrain1
2016年08月29日 22時22分

 大腸がん再発の原因となる「がん幹細胞」の働きを抑える候補物質を新たに作製したと、国立がん研究センターなどの研究チームが発表した。

 大腸がんの新たな治療薬として数年後の実用化を目指すという。

 がん幹細胞は「がんの親玉」ともいわれる細胞で、通常のがん細胞より増殖能力が高く、抗がん剤が効きにくいため、再発・転移の原因になっている。

 大腸がんの細胞増殖と幹細胞の発生には、特定の酵素が作用していることが分かっており、研究チームは、この酵素の働きを止める新しい化合物を作製。人間の大腸がんの細胞を移植したマウスに、この化合物を飲ませたところ、幹細胞による増殖を高い割合で抑えることが確認できた。

(ここまで294文字 / 残り51文字)

4689とはずがたり:2016/09/06(火) 21:50:07
開業医がぬくぬく暮らせすぎるのに対して勤務医が激務過ぎる。この両極端をなんとか緩和出来ないのかね?

2015.6.17 07:00
【関西の議論】
「居場所ないので自分を始末します」勤務医が過労自殺 医療現場は〝ブラック〟? 「医師=聖職者」の呪縛
http://www.sankei.com/west/news/150617/wst1506170005-n1.html

 人命と健康を預かる医師たちが、ブラック企業ならぬ「ブラック職場」で働いているとしたら、患者は安心して病院に頼れるだろうか。公立八鹿(ようか)病院(兵庫県養父市)で勤務していた男性医師=当時(34)=の過労自殺をめぐり、両親が損害賠償を求めていた訴訟は、3月の2審判決で改めて病院側に賠償命令が出された。大学病院などで働く勤務医は、慢性的な人手不足によって当直を含む長時間労働を強いられる傾向にあるが、医師ならではの職業観が過労死・過労自殺のリスクを高めている可能性も捨てきれない。(小野木康雄)

4690とはずがたり:2016/09/06(火) 22:50:46

2016/9/2 06:48神戸新聞NEXT
看護師が入院児童と性的会話 神戸の病院
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201609/0009447215.shtml

 兵庫県立光風病院(神戸市北区)の児童病棟で、30代の男性看護師が入院する子どもと性的な内容の会話をしていたことが1日、同病院への取材で分かった。病院は不適切として保護者に謝罪し、看護師を口頭注意して別病棟の担当に変えた。

 同病院は精神疾患のある患者が入院、通院する。病院によると、看護師は5月初めごろ、小学校高学年から中学生までの男女数人から性器などを話題に話し掛けられ、本来は相手をすべきでなかったのに会話を続けたという。

 同病院は「子どもに刺激を与えると症状が悪化することがある。再発防止に努める」としている。看護師は「コミュニケーションを深めたかったが軽率だった」と反省しているという。(森 信弘

4691名無しさん:2016/09/11(日) 16:53:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160907-00000000-jij_afp-int
世界初の顔面移植患者が死亡 仏女性、手術から10年余り
AFP=時事 9月7日(水)4時58分配信

【AFP=時事】世界初の顔面移植手術を受けたフランス人女性のイザベル・ディノワール(Isabelle Dinoire)さんについて、同国北部アミアン(Amiens)の病院は6日、「長い闘病生活の末」に今年4月に死亡していたことを明らかにした。

 薬物を服用して意識を失っていた最中に飼い犬に顔面を食いちぎられたディノワールさんは、38歳だった2005年、脳死したドナーから鼻と唇、あごの移植手術を受けた。同病院はディノワールさんの訃報をこれまで公表していなかった理由について、遺族のプライバシーを守るためだったと説明している。

 日刊紙フィガロ(Le Figaro)によると、ディノワールさんの体は昨年になって移植組織に対する拒絶反応を示し、唇を部分的に使えなくなっていた。だが、拒絶反応を抑制する薬剤の副作用で体ががんに侵されやすくなり、2種類のがんを発症していたという。【翻訳編集】 AFPBB News

4692名無しさん:2016/09/11(日) 17:01:04
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160910-00000014-pseven-soci
発達障害と診断の高畑裕太 一般の職業人も苦労するもの
NEWS ポストセブン 9月10日(土)16時0分配信

 米国政府の最新調査によれば、子供の11%は発達障害の一種、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の素因を持っているという。確かに、落ち着きがなく衝動的に行動する子供は教室を見渡せば必ずいた。高畑裕太容疑者もまた、幼い頃に発達障害と診断されたという。成人後も彼らは、家族は、みな人知れず苦悩している。彼らの社会での生きづらさとは…。

 黒のロングワンピースにお団子頭。目はうつろで、自宅玄関までの一歩一歩が重い。

 9月4日の夜9時、舞台の稽古を終えて帰宅した高畑淳子(61才)は、女性セブン記者に気づくと、気だるそうに立ち止まる。「息子さんのことで…」――そう話しかけた記者に対し、黙ったまま深くお辞儀をすると、自宅に入っていった。

 8月23日に長男の裕太(22才)が強姦致傷の疑いで逮捕され、同26日には高畑が63分間立ちっぱなしの謝罪会見を開くも、母子へのバッシングはやまなかった。息子の裕太は結局、不起訴となり9月9日に釈放され報道陣に30秒間、深々と頭を下げた。

「会見はセリフ覚えるほど見ましたけど、ほんまに過保護が服着てしゃべってる感じやね。芝居がかってる。上手に泣いてましたわ。仕事の関係者に謝罪している会見でね。被害者が見えない」

“西の女帝”こと上沼恵美子(61才)がぶった斬ったのをはじめ、芸能界のご意見番からも辛辣な声が噴出した。

「(逮捕10日前に裕太と共演した際)人の話は聞かない、挨拶はできない。50年仕事してきてるけど、初めて怒鳴ったね。“おまえ仕事なくなるよ、近々”って」(中尾彬)

「一度怒ってるから、おれ。どこからが天然で、どこからがキャラ作りなのか、見えないんだよね。悪い子じゃないけど、ガチで怒った」(坂上忍)

 袋叩きに遭う母子だが、強姦致傷という犯罪を鑑みれば、少なくとも息子の擁護などできるはずがない。

「ただ、キャラやテレビ受けではなく、“本質的な部分”で人と違った点があったことは犯罪とは別の問題だと思うんです」

4693名無しさん:2016/09/11(日) 17:01:25
>>4692

 と話すのは、裕太を知る芸能関係者である。

「言動に脈絡がなく、いきなり違う話をしたり、突発的に女性について行ったり…。“天然”という枠では収まらない何かがあった」(芸能関係者)

 本誌前号で報じたが、高畑は過去のインタビューで、裕太が幼少期に「発達障害」と診断されたことを打ち明けている。1秒もじっとしていることができず、教室の机はゴミだらけ。かばんを忘れて学校に行くことも日常茶飯事。

「目を離したら何をするかわからない」という恐怖から、高畑はがんじがらめの子育てをしてきた。

「幼少期から“あれをやれ、これをやれ”と全てを手取り足取り指示し、日常生活を丸ごと管理してきたそうです」(別の芸能関係者)

 10人に1人の子供が発達障害とされている現代において言葉だけが広く浸透し、少しの成長遅れでも「もしかしてうちの子も…」と心配する母たちが増えた。一方で「大人の発達障害」についての無理解が指摘されている。児童心理司の山脇由貴子氏が語る。

「発達障害は生まれつきのもので、本人の努力で改善するものでも、大人になったら自然と消えるものでもありません。物忘れが激しい、衝動的に動いてしまう、空気が読めない、他者を傷つけることに鈍感など、成人後もさまざまな面で向き合っていかなければならないのです」

◆俳優という職業が鬼門だった

 発達障害には「衝動性」「不注意」「多動性」を特徴とするADHD、コミュニケーション障害と共感性の欠落を特徴とするアスペルガー症候群、学習能力に障害があるLD等が挙げられる。

 複合的に発症する場合もあり、山脇氏の言うように、先天性の上、成長と共に解消されるものではない。自身もADHDと診断された元メーカー社員のAさん(41才男性)が話す。

「いつまでにこれをやるといったスケジュール管理ができず、エクセルでプレゼン資料を作っていても、別のことが頭をよぎるともう気を取られて集中できない。机の整理も全くダメ。昔からこうだったのですが、あまりにも上司に怒られることが多く、見かねた同僚がすすめてくれたんです。“一度医者に診てもらった方がいい”って。結果はADHD。ショックでした。診断結果を上に伝えた直後に異動を命じられたこともあり、おれはもうダメなんだと自分を追い詰めてしまって…。結局退社しました」

4694名無しさん:2016/09/11(日) 17:01:43
>>4693

 Aさんは以後、派遣社員として働くも、うっかりミスの多さは変わらず、どこに行ってもなじめないまま、入退社をくり返しているという。同様の声はネット上にも多数あり、一様に生きづらさが吐露されている。

《書類をもっと端的にまとめて、と上司に言われても、“端的とはなんだろうか”と延々考え続けてしまい、何も書くことができない》

《場の空気を読めないといわれても、“空気”という概念事態が分かりません》

 前出・山脇氏が語る。

「本来、適材適所な仕事があるはずなんです。ADHDであればデザインや企画職などクリエーティブな仕事を、アスペルガーの場合は一つの事に没頭する研究職などが向いています。病気ではなく、その人の特性なので、周囲の人間は彼らの個性を長所にするために何ができるのかを考えなければいけないのです」

 例えばエジソンやアインシュタイン、ジョン・F・ケネディも発達障害だったと伝えられており、水泳選手のマイケル・フェルプス(31才)も幼少期にADHDと診断された過去を明かしている。

 日本人でも、黒柳徹子(83才)、勝間和代(47才)、栗原類(21才)などが発達障害であることを告白。『いま、会いにゆきます』の著者である作家・市川拓司(53才)は、自身が発達障害であることを明かした上で、過去本誌にこう話している。

《発達障害には、自分の好きなことに対しては一点突破で得意なものを持てる人が多い。発達障害につきものの特性は、自分にとって“宝”なんです》

《理解のある母親だったので、子供の頃から“もっとやれ”という感じで、無理やり矯正されたり、叱られたりすることがなかったことが大きかった》

 大切なのは、がんじがらめの管理的教育ではなく、見守ること。

「子供の特性を把握し、どこに気をつけ、どんな分野なら“自立”して生きていけるのか。その方向を見極め、伸ばしてあげることが親には求められます。発達障害の子を持つ親は、えてして過干渉になってしまいがちですが、それは逆効果なのです」(山脇氏)

4695名無しさん:2016/09/11(日) 17:01:59
>>4694

 厳しく叱り、躾けようとした高畑は、息子の特性を正しく理解していたといえるだろうか。結局のところ、裕太にとって、多数のスタッフや共演者と息を合わせて作品を創る「俳優」という職業は鬼門だったのかもしれない。

 短大でバンド活動を始めた彼が俳優業にも興味を示すと、母は誰よりも応援した。

「全ての撮影現場に裕太さんを連れて行き、挨拶回りをしていましたからね。彼がオーディションを受けるたびに高畑さんが周囲に猛営業して回っていました」(前出・別の芸能関係者)

 裕太の出演番組があればブログで必ず告知・宣伝し、ドラマに出れば演技を褒めまくる。《親バカです》という言葉がブログに躍ったのは数知れず。その間、母の知らぬ所で彼は共演者に多大な顰蹙を買い続けていた。

「いろんなかたに、かわいがっていただけているのだと思っていました」

 謝罪会見で高畑はそう話し、号泣した。

※女性セブン2016年9月22日号

4696とはずがたり:2016/09/12(月) 16:41:30
<消防学校>142人体調不良で休校…大阪
(毎日新聞) 12:27
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/401/1f99d6a8899a251f5d9b974d0e0acf28.html

 大阪府は12日、府立消防学校(大東市)で全学生の約6割にあたる142人が10日から12日にかけ、発熱や喉の痛みなどの体調不良を訴えたと発表した。府は「原因は不明」としているが、同校は同日から当面休校することを決めた。

 府によると、同校の学生数は227人。平日は寮生活をしている。症状のある142人は18?31歳の男女。10?11日に64人が体調不良を訴え、さらに78人が12日に同様の症状で欠席した。現在のところ、「はしか」と診断された学生はいないという。【武内彩】

4697とはずがたり:2016/09/13(火) 13:12:06
今日コンタクト屋にいったけど医師の診断で高速乗ってる時にメガネ掛けた目にしみる現象がそのお医者さんもまったく同じ症状でると云ってた。彼曰く問題ないのだそうな。特に目が傷ついている訳でもないらしい。。

4698とはずがたり:2016/09/13(火) 20:24:56
慈恵医大生、後輩を殴り逮捕 「酒に酔って覚えていない」 警視庁
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1609130022.html
18:09産経新聞

 後輩の男子学生を殴って重傷を負わせたとして、警視庁愛宕署は傷害容疑で、東京慈恵会医科大(東京都港区)医学部6年の○○容疑者(23)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。「酒に酔っ払っていて覚えていない」と供述している。

 逮捕容疑は8月下旬の深夜、大学内で後輩の男子学生(20)の顔や腹部を殴り、肋骨(ろっこつ)骨折など全治2カ月の重傷を負わせたとしている。

 9月初旬に男子学生が被害届を出し、同署が捜査を進めていた。

4699とはずがたり:2016/09/13(火) 20:25:34
【大阪】阪大病院生体肝移植 患者死亡で遺族が提訴
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/327/335e93435a8483e6992f6d67ee262a84.html
(ABC NEWS 関西ニュース) 19:24

阪大病院で生体肝移植を受けた女性が死亡したのは、術後の不必要な処置が原因だとして遺族が病院を相手取り裁判を起こしました。

訴状によりますと、言語聴覚士だった大阪の女性は、生後間もなく胆道閉鎖症と診断されましたが、20代で病状が悪化。3年前、32歳の時に母親がドナーとなり、阪大病院で生体肝移植の手術を受けました。術後、女性が腹部の痛みを訴えたために肝組織の一部を取り出す検査をしたところ、動脈を損傷するなどしたために胸腔内で大量出血し、移植した肝臓の大部分が壊死。女性は移植手術から3ヵ月後に死亡したということです。このため女性の両親は、「術後の処置は不必要なもので、医師らの注意義務違反だ」と主張し、病院側に慰謝料などおよそ8800万円の賠償を求めています。大阪地裁で13日に開かれた第1回口頭弁論で、病院側は、「過失はなく、死亡原因も原告側が主張する要因のみではない」として、請求の棄却を求め裁判で争う姿勢を示しました。女性の両親は取材に対し、「移植でしか助かることができない人が大勢いるので、移植に後ろ向きになることは望んでいない。しかし、娘の死亡は初歩的な医療ミスが重なった結果で、病院側からきちんとした説明もなかった。最期に病床で『死にたくない。悔しい』と書き残した娘の思いを無かったことにされたくない」と話しています。

4700とはずがたり:2016/09/14(水) 03:35:25
<医療事故>情報共有不十分で肺がん患者死亡 名大病院謝罪
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20160914k0000m040078000c.html
09月13日 20:34毎日新聞

 名古屋大病院(名古屋市昭和区)は13日、コンピューター断層撮影(CT)で肺がんの兆候が見られたのに、医師間で情報が共有されなかったため、見過ごされ、名古屋市の50代の男性患者が2年後に死亡する医療ミスがあったと発表した。

 記者会見した石黒直樹病院長は「情報共有が不十分となった結果、重大な医療事故となった。患者さんとご遺族に深くおわびする」と謝罪した。

 同病院によると、男性は2014年6月、高熱のため救急外来を受診。前立腺炎と診断され、2週間で症状が改善し受診を終えた。この際、CT検査を担当した放射線科医2人は「右肺に陰影があり、肺腫瘍の可能性がある」との画像診断報告書を作成していたが、救急外来や泌尿器科の医師は報告書を確認せず、男性にも伝わっていなかった。

 男性は今年3月にせきが続いたため、同病院で再受診し、肺がんと診断された。「ステージ4」の状態で、7月に死亡した。

 同病院は、情報の共有を徹底するため、15年6月から画像診断報告書の一元管理システムを導入。診療科の医師が報告書を読んでいない場合に電子カルテの画面上に未読通知を表示するようにしている。【梶原遊】

4701とはずがたり:2016/09/18(日) 11:46:36
>>4671-4672

IBMのWatson、わずか10分で難症例患者の正しい病名を見抜く。医師に治療法を指南
BY MUNENORI TANIGUCHI 2016年08月08日 12時00分
http://japanese.engadget.com/2016/08/07/ibm-watson-10/

IBMの人工知能「Watson」が、特殊な白血病患者の病名を10分ほどで見抜き、その生命を救ったと東京医科学研究所が発表しました。患者は当初、医師に急性骨髄性白血病と診断され抗癌剤治も受けていたものの、まったく効果が現れていませんでした。東京医科学研究所は「AIが命を救った国内初の事例ではないか」とのこと。

Watson といえば、一般にAI(人工知能)と称されることが多いものの、IBMは「自然言語質疑応答システム」、または「意思決定支援システム」と呼び、AIとは少し違うと紹介しています。とはいえ、一般的にみればよく喋るAIと解釈して差し支えないでしょう。

Watsonの名が広く世に知れ渡ったきっかけは、2011年に米国のクイズ番組「Jeopardy!」に回答者として参加し、人間に勝利したこと。当時は音声認識ができなかったため、出題者の読み上げと同時に問題文をテキストで受け取って処理をしていました。現在ではText to Speechによって世界の音声言語を認識する機能を備え、2013年からは一般のデベロッパーにも提供を開始しています。

東京医科学研究所のWatsonは、2000万件以上の癌に関する論文を学習して鍛え上げており、正しい診断が難しい白血病患者の診断に役立てる研究に使われています。今回の発表はそのWatsonが診断を下し、治療法がわからなかった医師に正しい治療を教え、患者の命を救った初の事例とも言えます。

このような病名診断は通常、複数の医師が症状や遺伝情報などから医学論文を突き合わせて行っています。しかし、論文の数は膨大で、人間の能力ではすべてを記憶するのは困難です。もし、患者がWatsonに出会わなければ、白血病の原因がわからないまま症状が悪化し、免疫不全から敗血症に陥り最悪は死亡していた可能性すらもあるとのこと。

難しい病気だったものの、患者はWatsonが病名を見ぬいたおかげで適切な治療を受けることができ、すでに退院しました。さらにWatsonは同じように診断が難しかった患者2人の白血病の種類を判断し、患者は現在治療を受けています。またその他41人に対して治療や診断のアドバイスも提供しているとのこと。

東京大学医科学研究所の宮野悟教授は「医師がすべての医療情報を把握するには限界がある。人工知能の活用は医療の世界を変える可能性を持っている」としています。大量の情報を記憶し、適切に引き出して使うのはAIやコンピューター全般が得意とするところ。すでに時代はAIによる診断と治療方法のアドバイスのほうが遥かに正確になっていると言えそうです。今後、人間の医師の役割はAIが出す診断のチェックおよび治療処置と、新たな知識を発見する研究分野などに特化していくのかもしれません。

4702とはずがたり:2016/09/20(火) 18:55:02
医師も「ゾッとする」と話す急性上腸間膜動脈閉塞症の激痛
http://www.news-postseven.com/archives/20160919_448770.html
2016.09.19 16:00

「がん」「脳卒中」「心疾患」などによる死の中には、苦しみや痛みを伴うものもあれば、比較的「ポックリ」と死ねるものも存在する。一方で、様々な「死に方」の中で、どれが一番辛いかを見極めるのは難しい。

 そこで今回、本誌は名医に取材を敢行。患者の傍らで数多くの死を見届けてきた彼らに「もし自分ならこの病気で死ぬことだけは避けたい」というものを挙げてもらった。循環器を専門とする目黒通りハートクリニック院長・安田洋医師が挙げるのは急性上腸間膜動脈閉塞症だ。

「血流が途絶えて栄養が行き渡らなくなった腸が腐って、腹部に激痛が走るようになります。発症後は痛みがどんどん増幅する。患者は、血流の途絶えた腸の痙攣で内臓を絞りちぎられるような痛みに襲われパニックになるほど。やがて腸内のばい菌が全身に回って敗血症を引き起こし、意識がもうろうとするなか亡くなることが多い」

 小林憲二さん(享年66)も激痛に悶えながら救急搬送先で帰らぬ人となった。小林さんの妻が証言する。

「夫は高血圧だったにもかかわらず、医師からの生活習慣指導を無視し続けていた。ある朝、突然お腹を押さえて床に突っ伏したかと思うと『ウォ〜』と叫びながら転げまわったんです。顔面蒼白であぶら汗を流し痛がったので、救急車を呼んだ。『急性上腸間膜動脈閉塞症』と診断され、即手術。しかしその甲斐なく数日後に帰らぬ人となりました」

「看取り」が専門の石飛幸三医師もこの病気を挙げた。

「2〜3時間で処置しないと大量の下血、嘔吐、脱水症状などでショック状態に陥り、死に至る。あの激痛にもし自分が直面したら……と思うとゾッとします」

※週刊ポスト2016年9月30日号

4703名無しさん:2016/09/22(木) 13:40:44
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160910-00010002-agora-soci
歯科医に聞いた!食べていると確実に死に近づく食べ物 --- 尾藤 克之
アゴラ 9月10日(土)7時10分配信

世界に先駆けて超高齢化社会が現実のものになっている日本。誰もが長い人生を「自分らしく生きたい」と願っている。ところが現実はそう簡単ではない。食が豊かになりすぎたことで、罹患リスクは高まり「悩める晩年」が社会全体を巻き込んでいるからである。

今回は、歯科医師であり、米国抗加齢医学会認定医(歯科医師として日本初)としても活動をしている、森永宏喜(以下、森永)氏に「食品と健康」について話を伺った。

■ヘルシーで健康な食事とはなにか

よく野菜たっぷりの食事をして「体によい食事をした」と満足している人は多い。また、自然食、玄米菜食など「ヘルシー」をうたったレストランもたくさんある。「ヘルシーな食事」とは一体どのような食事のことをいうのだろうか。

「健康によい食事ということについては意見もさまざまだと思います。それらは、ときには文化論に置き換えられていたり、しっかりとした科学的根拠に乏しいものだったりすることも少ないように思います」(森永)

「例えば、健康の敵のように思われがちなコレステロールを例に挙げれば、その医学的根拠とされているものは古いものが多く、主として1990年代の論文なのです。信頼性に疑問があるものも多いことは看過できません。」(同)

さらに、森永は、ポジショントークが影響していることを示唆している。これは、その食品の売上にかかわる関係者の発言がベースになっていることを意味する。本質的な生化学レベルの、また臨床実態に合った食事法について論じる必要性がありそうである。

■ バラエティーに富んだ食材を摂る

気に入った料理があると、毎日でも食べ続けたいという人がいる。ところが同じものを大量に長期にわたって食べ続けているとしたら考え物である。森永は、栄養が偏るモトになることと、食物アレルギーになり易いので注意が必要であると述べている。

「さまざまな食材を食べることは、それだけたくさんの種類の栄養を取り入れることです。ひと口にタンパク質を摂るといっても、牛肉、豚肉、鮭、青魚、大豆、牛乳など、食材が違えば、含まれる栄養素は色々です。同じタンパク質でも、食品によりアミノ酸の種類や量も違います。」(森永)

また、バリエーション豊かな食材を組み合わせることで、おいしく効率よく、栄養を摂ることができるようになるとのことである。

「唾液の働きをよくするのには亜鉛が有効ですが、その亜鉛の吸収を高めるためには、クエン酸とビタミンCを一緒に摂るのが効果的です。亜鉛がたっぷりのカキにはレモン汁をたっぷりかけて食べると、味わいだけではなく栄養的にも優れているのです。」(森永)

■ファーストフードはやはりNGだった理由

忙しい現代人が簡単にエネルギーを摂る方法。それは精製度の高い食品を短時間で口にすること。ファーストフードが好まれている理由は、その手軽さにある。しかも、素早くカロリーが補給できて、その形状は柔らかく加工度が高いので、あまり噛まずに食べられる。

「HFCS使用の甘いドリンクをセットにしたら、さらに健康を損なうことになります。HFCSは『異性化糖』『ブドウ糖果糖液糖』とも呼ばれています。HFCSが使われたドリンクは病気のリスクを上昇させるという調査結果もあります。」(森永)

厄介なことは、国が定めた表示義務は成分が分解されていれば、表記義務がないことにある。「異性化糖」「ブドウ糖果糖液糖」は原材料を分解していることから、遺伝子組み換え等の表示義務はない。米国では、肥満や糖尿病などの原因となり健康を脅かすことから使用禁止運動が広がっている。

「また、ファーストフードやコンビニの加工食品の油脂は、酸化している危険性が大きく、摂取すると体内で活性酸素が発生しやすくなります。ファーストフードの摂りすぎには注意が必要です。」(森永)

4704名無しさん:2016/09/22(木) 13:40:54
>>4703

■歯科は健康のゲートキーパーである

最後に、森永のメッセージを引用し結びとしたい。

「近年国内外で、口腔の機能を良好に保つことが生活習慣、食習慣と相まって全身の健康維持に深く関わっているという研究成果が明らかになりました。しかも、異常が表に表れる前の『未病』状態で歯科が関与すれば、病気の発症を未然に防げる見込みが大きくなってきたのです。医療・福祉政策もこの方向性に大きく舵を切りつつあるので、歯科がゲートキーパーとして最適という潮流はますます加速していくのではないかと思います。」(森永)

「歯と口の健康」がいかに大切か、改めて認識する必要性がありそうだ。

参考書籍
『全ての病気は「口の中」から! 』(さくら舎)(http://amzn.to/2cu83ln

尾藤克之
コラムニスト

尾藤 克之

4705名無しさん:2016/09/22(木) 14:45:11
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160905-OYTET50018/
深層プラス for yomiDr.
2016年9月12日
ニュース・解説
「早寝早起き」は本当に体にいいのか?…睡眠の新常識

 「早寝早起き」は健康的で規律正しい生活の典型としばしば言われる。しかし、本当にそうなのか? 国立精神・神経医療研究センターの三島和夫部長はこのほど、BS日テレの「深層ニュース」に出演し、質の良い睡眠をとるのにどんな工夫をすればよいのかを解説した。(構成・読売新聞専門委員 東一眞)

■就寝時間と睡眠時間のギャップに悩む高齢者

 自然体で早寝早起きできる人はそれでいいと思いますが、例えば高齢者などで早起きしたくないのに早起きしてしまって、それが引き金になって生活のリズムが崩れてしまったり、不眠になったりするケースもあります。また、学生のように若い世代や、働く世代の人たちは年代的に早起きができない、もしくは個人的に苦手なのに、学校や社会などで強制されて、本人にとっては苦痛の早起きをして、そのために体調を崩してしまっている人が少なからずいるのです。ですから、一部の人にとっては良い早起きであっても、万人にとっていいことではない、ということが大事なポイントだと思います。

 高齢者について言えば、必要とする睡眠時間が年齢とともにだんだん短くなっていきますので、どうしても、早寝をしてしまうと早起きになってしまうのです。例えば、リタイヤ世代の60代、70代では健康な人でも眠れる時間は6時間程度と短くなってしまいます。でも夜は長いので、この6時間をどこに落とし込むかということを考えると、70代の方でも、午後11時くらいから午前6時くらいの間までコンパクトに寝ないと、何回も目が覚めたりとか、早起きしすぎたりして、ベッドの上で苦しんでしまう。

 グラフで青い線が床に就いている時間、赤い線が実際に睡眠を取っている時間で、このギャップが、眠れずに苦しんでいる時間ということになります。午後9時くらいから、午前6時までの間ベッドにいて、そのうち3時間くらい苦しんでいる人がいる。不眠の苦しみを味わいはじめると、それがものすごく苦痛なのですね。寝ようと思わないソファの上とか、電車の中では簡単に寝ちゃうのだけど、さあ、いざ寝ようと思うと、今晩も眠れないのではないかと怖くて、ベッドの上が苦痛で、目がさえてしまう悪循環に入ってしまうのです。

■朝の光を浴びると朝型、夜光を浴びると夜型に

 眠れない人は早く眼が覚めると、どうしても朝早く光を浴びてしまう。早朝から午前中に太陽光を浴びると、人間の体の特徴として体内時計が朝型になってしまいます。そうすると、夕方7時、8時になると、まぶたが重くなり、横になりたくなって、ついウトウトしてしまう。とんでもない早い時間帯から眠気が出てきて、早寝をして、また早く起きるということになります。

 いろんな本には、朝の光で体内時計をリセットする、というふうに書いてありますけれども、あれは若い人向けなのですね。中高年になって、夜中に何度も目が覚める人や、朝早く目が覚めてしまう人は、朝の光を浴びないことが大切なポイントです。

 一方で午後3時くらいから深夜の時間帯は、光を浴びれば浴びるほど、夜型になっていくのですね。若い人は夜、明るいモニターの前に長時間いるので、ますます早起きが苦手になり、夜型になる。高齢者の方、早いうちから目がトロンとなってしまう方は、夜はしっかりとライトを浴びたほうが睡眠にはいいことが実証されています。

 今はLEDなんかが出てきているし、液晶画面なんかも大きくて明るくて、結構効果があるのです。というのも、体内時計には青色光(ブルーライト)が強く働きかけるのですが、LEDには青色光が多く含まれているものがあるからです。節電ということもありますが、早寝で困っている方は、むしろ家の中はしっかり明るくしたほうがいいです。無理のない範囲内でできるだけ夜更かしをしてくださいということです。睡眠時間は精々6時間なのです。細切れに寝るよりは、コンパクトにぎゅっと詰め込んで、切れ目なく寝たほうが体調も、日中の気分も良くなるのです。

 長く横になっていると、その分だけ睡眠が伸びるという発想は勘違いです。むしろ寝床で目が覚めている時間が長くなると、かえって緊張が高まって眠れなくなります。不眠で困っている方、寝床で悶々(もんもん)とする時間が長い方は、寝床にしがみつかないでいただきたい。ただ、寝床にいるのがリラックスタイムで、テレビを見ながら「寝落ち」するのが気持ちよくて、それが至福の時間であれば、それはそれでかまわないです。

4706名無しさん:2016/09/22(木) 14:45:52
>>4705

■不眠症状と病気の不眠症は違う

 60代以上の方の半数以上は、途中で何度か目が覚める、暗いうちから眼が覚めるなどの不眠症状が増えてきます。ただ、不眠症状だけだったら別に慌てなくていい。でも日中に眠気が強いとか、倦怠(けんたい)感がある、イライラして集中できないとかの問題が出てきたら、これはなかなか自然には良くならないということが分かっていますので、かかりつけの医師に相談したほうがいい。

 つまり、昼間が問題です。昼間の体調がいいかどうかが、最大のポイントです。実際に不眠症状があったとしても、日中に問題がなくて元気に過ごしている方は、不眠症状をもっている人の3人に2人くらいはいらっしゃいます。昼間の症状が出てくると苦しくなって、その段階で「不眠症」という病名が付くことになります。これは治療が必要だということです。

■ 人口の3割は夜型

 現役世代では、早起きをすると、睡眠時間が短くなります。早起きした分だけ、早寝をすれば同じ睡眠時間が得られるのですが、できる人とできない人がいる。できる人は、朝活推進派だと思いますけれど、体質的に早起きすることが難しい人もかなりいらっしゃるんですね。そういう人は早起きした分だけ寝不足になってしまって、その分、体に負担がかかっていく。

 朝早い出勤を求められた時、誰でも2週間くらいは苦労するんですね。欧米のサマータイムもそうですけれど、最初はなかなか苦しい。切り替え直後の時期に交通事故や心筋梗塞が増加することも知られています。さらに、何週間たっても早起きが楽にならない、睡眠時間が短いままという人も結構いて、この場合、生活習慣病やうつ病などのリスクが高まることが知られています。

 朝型と夜型、睡眠時間の長短は個性で、以前はフレックスタイム制とか少し自由度を高くしていく流れだったと思います。しかし、最近はそれが変わってきていて、朝型勤務と朝活とか導入されています。それは、一部の人にとっては、体質に合わない生活を強いることなのです。なぜ社会の風潮がそういう一方向に走っていくのかなと、疑問に思います。

 例えば、高校時代から大学時代にかけては、ホルモンの影響などによって、同じ人でも早起きが苦手になる時期なのです。でも朝、登校時間が早いから、子供たちがみんな寝不足になっているのです。今、早寝早起き運動とかやっていますけれども、アメリカとかイギリスは逆です。例えば、イギリスでは6万人の高校生を朝10時登校にしたのです。そうすると、たっぷり眠れて、成績も上がりました。大きな社会実験ですけれど、成功しているんです。個人に強制するのではなく、個人や世代に合わせて、社会時刻を変えてやるという考え方もあっていいのではないでしょうか。

 夜間の人工照明ができてから、光の影響もあって、人の体質はどうしても夜型に傾いています。それにもかかわらず、登校時間や出社時刻はずっと変わらないで来ていますので、どうしても歪みに陥って苦しい思いをしている人たちがいます。「夜型」、「超夜型」が全体の3割は存在します。この中には、朝型生活に変えたときに、体がなじむ人もいますが、なかなか移行できない人もいる。「中間型」の人にも、それ以上早起きできない人もいます。体質的に厳しい人がかなりいます。

4707名無しさん:2016/09/22(木) 14:46:41
>>4706

■現役世代は睡眠不足が問題

 現役世代は睡眠不足が問題です。睡眠不足で、インシュリンの分泌量が低下し結果的に血糖値が上がったり、夜間の高血圧が生じたり、あるいは発がんのリスクを高めたりと、体へのいろんな負担が生じます。睡眠時間の短い人を長期的に追いかけていくと、死亡率が高くなるというデータが、アメリカでも、日本でもあります。

 また、平日は睡眠不足の一方で休日は寝ダメをすれば、一週間のなかで睡眠が変動します。この変動自体が、体への負担となって、例えば動物の研究ですけれど、妊娠する確率を落としたりします。

 下のグラフを見ていただくと、平均的な睡眠時間が6時間とか7時間の人たちは、死亡率が低い。ここには自然に眠れている人が多く集まっているのです。この人たちの死亡率を1とすると、5時間とか4時間しか眠らない方の死亡率がだんだん上がっていくことが分かります。短時間睡眠の方は、数年とか十数年のスパンでみると、疾病に罹患(りかん)して、死亡率が高くなることが分かっています。

 短時間睡眠の人については、いろんな科学的な研究がされています。しかし、グラフの右のほうは、長時間睡眠の人ですが、こちらはなぜ死亡率が高くなるのかよく分かっていないのです。何かの原因によって長時間眠りがちだという人が、結果的に寿命が短いということかもしれません。

 一方で、6〜7時間の睡眠が誰にでも最適かというと、そうではありません。最適な睡眠時間には、大きな個人差があって、同じような年代でも4時間くらいの幅があるのです。だから、何時間寝たらいいですよ、ということは言えません。あくまで全体を平均すれば7時間くらいが最適なのだけれども、5時間で十分な人や、8時間寝ないと体調不良を起こす人もいます。

 自分にとって何時間の睡眠が適正かを知るには、1週間くらい自由な時間があったら、目覚まし時計を一切止めて、十分寝てみてください。最初の数日は非常に長く眠りますが、その後は、睡眠時間が短くなります。5日目、6日目くらいの、自然に眼が覚めるまでの時間というのが、自分の適正睡眠時間に近づいているといえます。

■サラリーマンが無理なく体調を保つ方法

 働く現役世代の方々は6時間睡眠では足りませんが、このくらいの生活を強いられているサラリーマンの人が多いと思います。この人たちが、無理なく体調を保つにはどうしたらいいかということを説明したいと思います。

 まず、早起きをしても、夕方以降に目がさえて、早寝ができないという方が多いので、体調を壊してしまいます。早寝をする体質づくりのために、午前中、起きてから6時間くらいの間に、できるだけ強い光を浴びていただきたいというのが一つです。

 現役世代は、週末など寝ダメして昼近くまで寝てしまうことが多いのですけれど、朝一度起きて、光を浴びて、体を朝型に巻き戻して、眠ければ昼過ぎに昼寝をしていただきたい。不眠症や高齢者の方は昼寝すると、夜眠れなくなりますが、現役世代は昼寝で寝不足を解消しましょう。

 また、高齢者の人は夕方過ぎにできるだけ光を浴びてくださいと言いましたけれども、現役世代は早寝をしなければならないので、夕方くらいから、できるだけ光をシャットダウンすることが重要です。午後3時以降は、部屋を暗くしたり、青い光は体内時計を直すのでなるだけ暖色系のライトを中心に使ったり、なるべくテレビから離れたりしてください。働く世代で早寝早起きができない方は、例え怪しまれても(笑)、夕方からは濃いサングラスをかけていただくと、夜型に引き込む光をシャットアウトできます。

4708名無しさん:2016/09/22(木) 14:47:32
>>4707

■昼寝の効果とコツ

 本当は、なるべく昼寝をしないで、夜にまとめて寝ていただきたい。けれども、どうしても仕事が長くて夜十分眠れない場合には、眠気を取って、気分の悪さを取って、パフォーマンスをあげるためには昼寝もよいでしょう。昼寝をすれば夜の睡眠に影響するので、午後2時か3時までに、時間でいえば30分から40分までの短時間がいいでしょう。眠気を取るという意味からいえば、30分くらいの昼寝で十分です。30分以上寝ると眠りが深くなりますので、どうしても起きた時のボンヤリ感が長く続きます。タイマーをかけて30分で、スパッと起きた方がいいですね。

 昼寝をすると、パフォーマンスは上がります。生活習慣病がある方は、昼寝をしただけで、血圧が少し落ちたり、血糖のコントロールがうまくいったり、そのような効用が知られています。うまく使えば、とても体には良いものなのです。

 ただ昼寝をすると、夜中に短時間睡眠で済む、というのは間違った考え方だと思います。免疫にしても代謝にしても、睡眠が持つ体への良い効果は、夜中にまとめて一定時間寝ることで、初めて発揮されるのです。眠気は昼寝である程度取れますが、体全体への影響を考えますと、夜中にきちんと寝るというのが、最終ゴールなのです。昼寝は、働く世代などで、どうしても夜にまとまって眠れないという人の次善の策なのですね。

■脳を冷やせば快眠

 自分が朝型なのか夜型なのかは、自己診断できます。ざっくりと言って、起きてから寝るまでの間、十数時間ありますが、そのなかで起きてから4、5時間の間にパフォーマンスが上がる人、つまり、書き物とか仕事だとか人に会うとか、早い時間にやったほうが調子が良い、能率が良いという人は朝型です。夕方過ぎに調子が良くなる人は夜型ですね。

 脳がうまく冷えてこないと、質のいい睡眠ができないのです。でも、私たちは、手足から熱を逃がして脳を冷やしています。暑い夜に睡眠をとるには、例えば冷却材にタオル巻いて、すこしヒンヤリするものを足にあてて眠ったりすると、皮膚の表面から熱が逃げて脳の温度も下がる。部屋の温度を下げるよりも、手足の表面を冷やすほうがやりやすいし効率的です。太い血管が通っている首筋を冷やすのも一定の効果があります。冬は布団から手足が出ると熱が逃げて寝やすいということがあります。

          ◇

※7月20日放送のBS日テレ「深層NEWS」(月〜金曜日の22〜23時放送)を再構成しました。

4709とはずがたり:2016/09/24(土) 17:23:22
>14年末時点での原因疾患の割合は糖尿病性腎症が43.5%、慢性糸球体腎炎が17.8%、腎硬化症が14.2%となっている。
これは長谷川の意見が正しい事を補強しているのか間違っていることを示唆してるのかどっちなの?

「自堕落な生活で人工透析やってる連中なんか全員殺せ」 長谷川豊ブログ・発言が物議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160921-00000010-jct-soci
J-CASTニュース 9月21日(水)19時43分配信

 元フジテレビアナウンサーの長谷川豊さんのブログ記事が「炎上」している。きっかけは2016年9月19日に公開した、人工透析患者にまつわる記事だ。長谷川さんによると、人工透析患者のほとんどは「自業自得」の生活習慣が発病の原因なのだという。

 これに「怒りで手が震えている」「ヘイトクライム思想」とネットで非難が殺到。しかし、長谷川さんはその後もブログ等で同様の主張を繰り返し、批判するネットユーザーを「頭スカスカのコメントも届いています」などと挑発している。

■「『先天的な遺伝的理由』の人工透析患者を罵倒するものではない」

 問題視されたのは、「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!! 」と題するブログ記事だ。

 「『人工透析』を担当しているお医者さん」に聞いた人工透析患者の分析をもとに、現行の健康保険制度を「解体すべき」と提言している。

 記事によると、人工透析患者の「8〜9割」は「『自業自得』の食生活と生活習慣が原因」。「バカみたいに暴飲暴食を繰り返す」「腹は出る、腰は痛める」などした結果、糖尿病を発症し、人工透析患者になるというパターンが「かなりの割合に上る」という。

 また、人工透析患者の多くは「身体障害者1級」に認定されることから、「公共交通機関の利用料の半額」「タクシーの初乗運賃の無料チケットが貰える」「高速道路の利用料金の半額」といった優遇措置も受けられるそうだ。さらに、透析治療を通じて医療機関に流れ込む障害者年金は「金の成る木」であり、透析を中心にやっている病院は「大変なもうけを毎月出しています」という。

 長谷川さんはこうした指摘を一通り行った後、批判を見越してか、
  「本コラムは記事内にもありますように『先天的な遺伝的理由』で人工透析をしている患者さんを罵倒するものでは全くありません。誤解無きようにお願い申し上げます」
と断っている。

 記事が公開されるとやはり、ツイッターを中心に…「炎上」状態となった。

「日本の保険料の払い方がずさんでしょっていうことで」
 しかし、長谷川さんの「問題提起」はこれで終わらなかった。20日にも「繰り返す!日本の保険システムと年金システムは官僚から取り上げ民間に落とせ!」という記事をブログに公開。

 19日の記事に多くの「医療従事者」から「賛同」の声があったとしつつ、「『優しい自分』が大好きなだけの取材一つしないバカ」から「頭スカスカのコメント」が届いたとも明かした。

 そして、「自堕落な生活を送り、暴飲暴食を繰り返し、身体検査でも引っかかり、医師から繰り返し注意されているにもかかわらず、何一つ改善せずに、何一つ真剣に聞き入れずに、繰り返し更なる暴飲暴食を繰り返し、さらに医師たちから厳重に注意されても、運動一つほとんどせずに...挙句に、人工透析患者になったハナクソ同然のバカ患者」に「税金なんて使うな!」と前日同様の主張を繰り返した。

 また、同日放送の情報番組「バラいろダンディ」(TOKYO MX)でもこのブログに言及。

  「日本の保険料の払い方がずさんでしょっていうことで、自堕落な生活で人工透析やってる連中なんか全員殺せ、って言ったら燃えた」

と振り返り、出演者でヒップホップグループ「RHYMSTER」の宇多丸さんに「当たり前でしょ、言い方言い方!」といさめられた。

 長谷川さんの主張はどれほど事実に沿ったものなのか。日本透析医学会の公開データ「わが国の慢性透析療法の現況」によると、14年末時点での原因疾患の割合は糖尿病性腎症が43.5%、慢性糸球体腎炎が17.8%、腎硬化症が14.2%となっている。

4710とはずがたり:2016/09/24(土) 18:40:50

病院内でトラブル相次ぐ=「飲料に異物」市や署に情報―患者中毒死事件・神奈川県警
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160924-00000064-jij-soci
時事通信 9月24日(土)15時51分配信

 横浜市神奈川区の「大口病院」に入院中の八巻信雄さん(88)が点滴に異物を混ぜられ、中毒死した事件で、今年夏ごろに病院内で看護師の飲料に異物が入れられるなどのトラブルが相次いでいたことが24日、同市や捜査関係者への取材で分かった。

 神奈川県警は今回の事件との関連を慎重に調べている。

 同市医療安全課によると、7月上旬と8月中旬の2回、トラブルが相次いでいるとの情報提供が匿名であった。「職員のエプロンが切り裂かれた」「飲み物に漂白剤とみられる異物が混入し、看護師の唇がただれた」という内容で、メールで送られてきたという。

 市は今月2日の定期立ち入り検査で、このトラブル情報について病院から聞き取りを実施。事実であることを確認した上で、再発防止を求めた。この際、点滴に関連するトラブルは確認されなかった。

 一方、病院関係者を名乗る人物が8月、県警神奈川署に対し、トラブルに関する相談をしていたことも判明。相談は数回あったといい、県警が詳しい内容を確認している。 

最終更新:9月24日(土)15時51分

4711とはずがたり:2016/09/24(土) 18:41:55
病院内でトラブル相次ぐ=「飲料に異物」市や署に情報-患者中毒死事件・神奈川県警
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092400181&g=soc

 横浜市神奈川区の「大口病院」に入院中の八巻信雄さん(88)が点滴に異物を混ぜられ、中毒死した事件で、今年夏ごろに病院内で看護師の飲料に異物が入れられるなどのトラブルが相次いでいたことが24日、同市や捜査関係者への取材で分かった。神奈川県警は今回の事件との関連を慎重に調べている。
 同市医療安全課によると、7月上旬と8月中旬の2回、トラブルが相次いでいるとの情報提供が匿名であった。「職員のエプロンが切り裂かれた」「飲み物に漂白剤とみられる異物が混入し、看護師の唇がただれた」という内容で、メールで送られてきたという。
 市は今月2日の定期立ち入り検査で、このトラブル情報について病院から聞き取りを実施。事実であることを確認した上で、再発防止を求めた。この際、点滴に関連するトラブルは確認されなかった。
 一方、病院関係者を名乗る人物が8月、県警神奈川署に対し、トラブルに関する相談をしていたことも判明。相談は数回あったといい、県警が詳しい内容を確認している。 
 八巻さんは14日に入院。19日夜に栄養補給のため点滴を始めたが、20日午前4時ごろ、心拍異常を知らせるアラームが鳴り、死亡が確認された。
 同病院では18日に80代の男性2人、20日に90代の女性1人が死亡。男性2人はいずれも病死と診断されたが、女性についてはまだ診断結果が出ていないという。事件の可能性もあり、県警は3人の司法解剖を行い、詳しい死因などを調べる。解剖結果は週明けにも出る見込み。(2016/09/24-15:52)

4712とはずがたり:2016/09/24(土) 18:53:30
SSPE??恐ろしい「はしかのような」病から学ぶこと
http://mainichi.jp/premier/health/articles/20160401/med/00m/010/009000c
2016年4月3日谷口恭 / 太融寺町谷口医院院長
73013

理解してから接種する??「ワクチン」の本当の意味と効果【4】

 小学校のときは成績優秀で活発だった自慢の娘が、中学1年の夏休みが終わったころから殻に閉じこもるようになり、成績が下がってきた……。そんな時、あなたが親だったらどのようなことを考えるでしょうか? 戸惑っているうちに、性格が変わり、集中力が低下し、親であるあなたの言うことを聞かなくなったとすればどうでしょう。思春期だから仕方がないか……と半ば諦めていると、尿失禁を起こし、さらにはけいれん発作まで……。ここまでくると何らかの病気があるのは明らかでしょう。

数年〜十数年かけ、子供の命を奪うSSPE

 このような症状の子供がいれば、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)を一度は疑わなくてはいけません。SSPEという病気は確かに有名ではありません。しかし、この病気の原因となる病原体は誰もが知っているものです。麻疹(はしか)ウイルスです。

 けいれん発作を起こした娘は、そのうち口がきけなくなり、起き上がれなくなります。もちろん学校には行けません。知能も低下し、コミュニケーションを取ることすら困難になります。やがて体が硬直し寝たきりになります。そして数年から十数年の経過を経た後に死に至ります。

 発症してから数年から十数年というこの期間、つらいのは本人だけではありません。SSPEを発症した子供をもつ家族の苦しみは並大抵のものではありません。SSPEを患っていても、なんとかして外で遊ばせてあげたい。短い残りの人生で少しでも感動を与えてあげたい。そういう思いは同じ苦しみをもつ他の家族とのつながりを生み、家族会が誕生しました。それが「SSPE青空の会」です。

「SSPE青空の会」が発信するメッセージ

 SSPEの効果的な治療法はありません。多少進行を抑えることのできる薬はありますが「よく効く」とは言えません。しかし、ほぼ完璧に予防する方法はあります。それは「ワクチンをうつ」ということです。実際、SSPE青空の会のウェブサイトのトップページには次のように書かれています。
   ◇   ◇   ◇
 (前略)一般の方には、この病気が「はしか」という幼児期にかかる病気によって引き起こされるものであること、予防接種によってその発病率を大幅に下げることができることを理解していただきたいと思います。予防接種に反対する方もおられますが、この様な病気の存在を知った上で議論していただきたいと願っています。
   ◇   ◇   ◇
 SSPEの子供を持つ親御さんが、ワクチンに反対していたために、子供に接種させなかったのかどうかは分かりません。しかし、この文面から「ワクチンを接種してさえいれば……」という無念の思いが読み取れるような気がします。

4713とはずがたり:2016/09/24(土) 18:53:45
>>4712-4713
ワクチンさえうてば防げる病気

 と、えらそうなことを書いていますが、私がこのSSPEという病気のことを知ったのは医学部に入ってからです。私は社会人経験を経て医学受験をしていて、入学は27歳のとき。SSPEについて学んだのは3年生のときのウイルス学の授業でしたから、当時29歳です。同世代の友人のなかには子供がいる者も大勢いました。何人かに聞いてみたところSSPEを知っている者は皆無でした。

 幸いなことに、私の友人のなかには「ワクチン反対派」はいなかったために、全員が少なくとも定期接種はおこなっており、問題は起きていませんでした。もしもワクチンに否定的な者がいれば、私はSSPEについて教えるつもりでいました。

 友人にワクチン反対派がいれば、私はとことん説得するつもりでいましたが、すべての医師や医学生が私のような「おせっかい」とは限りませんし、すべての日本人が友達に医師や医学生がいるわけではありません。では、行政が積極的にSSPEのことを子供を持った人に伝えた上で定期予防接種の案内をしているのかと言えば、そういうわけでもありません。すると、そういう医学的な情報の説明は小児科医の責任ではないのか、という声も聞こえてきそうですが、患者さんに追われる忙しい外来診療のなかですべての人にSSPEの説明をすることなど到底できません。ちなみに、私が小児科で研修を受けていた頃、親御さんにSSPEの説明をしたことは一度もありません(自慢するようなことではなく、むしろ恥ずべきことなのですが……)。

 SSPEは子供の病気であり、成人になって発症することはありません。では成人は麻疹の予防接種をしなくていいのでしょうか。これは最終的には自己判断になりますが、安易に判断する前に、成人が発症する麻疹についても知っておく必要があります。

「はしかにでもかかったようなもの……」と言えるのか

 成人の麻疹は、一言で言えばとても重症化します。死亡することもあります。数年前から風疹が流行し、妊娠中に風疹ウイルスに感染すれば先天性風疹症候群という奇形を伴う赤ちゃんが生まれる可能性があることが周知されました。結果、妊娠前に風疹ワクチンの接種を希望する女性が増えました。これはいいことなのですが、麻疹にも注意を払うべきです。風疹のような母子感染はありませんが、妊娠中に麻疹に感染すれば、高熱で胎児の生存が危うくなります。もちろん母体も危険です。

 はしかにでもかかったようなもの……。この慣用句、どう思いますか?

谷口恭
太融寺町谷口医院院長
たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト

4714とはずがたり:2016/09/24(土) 19:06:20
>>4712-4713
こっちが前だ。。

麻疹感染者を増加させた「捏造論文」の罪
http://mainichi.jp/premier/health/articles/20160325/med/00m/010/008000c
2016年3月27日谷口恭 / 太融寺町谷口医院院長

理解してから接種する??「ワクチン」の本当の意味と効果【3】

 有名な科学誌に掲載された論文が「捏造(ねつぞう)」だったと聞けば、STAP細胞を思い出す人が多いと思います。科学者の論文捏造というのはどんな言い訳をしても許されることがなく、STAP細胞の論文に携わった人たちは「罪」を背負わなければなりません。今回お話しするのは、STAP細胞よりも遙かに重い「罪」といえる「MMRワクチン論文捏造事件」です。

医療の歴史に傷を残す「MMRワクチン論文捏造事件」

 医学誌「Lancet」1998年2月28日号に「Ileal-lymphoid-nodular hyperplasia, non-specific colitis, and pervasive developmental disorder in children」(直訳すると「小児における回腸リンパ節過形成、非特異性大腸炎、広汎性発達障害」となります)というタイトルの論文が掲載されました(注1)。

 これは英国ロンドン大学のウェイクフィールド氏らが、ロンドン大学病院に入院した12人の小児を対象に行った研究です。12人は元来健康でしたが、全員の腸に異常が認められ、9人が自閉症、1人が崩壊性障害(重症の精神障害)、残りの2人には脳炎の診断がつけられています。ウェイクフィールド氏らは、12人のうち8人はMMRワクチン(麻疹・風疹・おたふく風邪の混合ワクチン)が原因であると述べました。

 この論文がヨーロッパ社会に大きな影響を与えることになります。MMRワクチンを接種しない子供が増え、結果として麻疹(はしか)の感染者が増加したのです。

 実はこの論文が発表されたとき、その直後から疑義の声が「Lancet」に多数寄せられていました。そこで「Lancet」は、著者のウェイクフィールド氏らも交えて論文の信頼性を検討しなおすことになります。そして2004年、論文の著者合計13人のうち10人が、98年の論文は誤りであったとする声明を発表しました(注2)。しかし、ウェイクフィールド氏を含む3人は「論文に誤りはない」とし、取り下げに同意しませんでした。

 その後も各方面から検証がおこなわれ、ついに10年、「Lancet」が最終判断を下しました。ウェイクフィールド氏らの論文に虚偽があったことを認定したのです。それだけではありません。イギリスの保健省は、虚偽を論文に載せた罪は重いと判断し、ウェイクフィールド氏の医師免許を剥奪したのです。


   ×   ×   ×

注1:この論文の概要は今も閲覧することができます。赤字で大きくRETRACTED(取り下げ)と書かれています。

注2:声明の内容はこちら

4715とはずがたり:2016/09/24(土) 19:06:33
>>4714-4715
論文撤回後も消せない「誤解」

 ところで、現時点でSTAP細胞の存在を信じている人はどれくらいいるでしょう。科学誌「Nature」に掲載された論文が取り下げられるかもしれない、という時点では、執筆者の小保方晴子氏を応援する声も少なくありませんでした。しかし論文取り下げが決まり、小保方氏の早稲田大学大学院の博士論文にも不正があったことが明るみに出たころから支持の声は急速に減少しました。今でもSTAP細胞を信じている人はごくわずかでしょう。

 一方、ウェイクフィールド氏の論文は、正式に取り下げられるまでに、すでに後戻りできないレベルにまで社会に広く流布してしまいました。冷静に考えれば、執筆者13人のうち10人が虚偽だと認めた04年の時点で、ウェイクフィールド氏が糾弾されるべきだったと思いますが、この時点で既にウェイクフィールド氏を支持する意見が大きくなりすぎていたのです。

 論文捏造の実態を暴くべくマスコミも動きました。ジャーナリストのブライアン・ディアー氏は、論文の対象となった子供たちの親への聞き取りや診療記録の調査を実施し、ワクチン接種後に自閉症などの症状が出たとされる12人のうち5人は以前から症状があり、3人は自閉症ではなかったとの結論を04年に発表しました。しかし、対象の子供の親の中に一度もディアー氏の取材を受けていないと証言する人がいる、などという報道も出てきて、ウェイクフィールド氏支持の声は続いたのです。

 前述のように10年には「Lancet」が正式に論文は捏造だと発表し、ウェイクフィールド氏は医師免許を剥奪されています。ここまでくれば、論文が正しくなかったことは自明だと思われますが、現在でもなお、MMRワクチンが自閉症の原因と信じている人が少なくないと聞きます。

 実は日本でもMMRワクチンには否定的なイメージが残っています。88年から93年まで接種が行われていたのですが、ムンプス(おたふく風邪)ワクチンによる無菌性髄膜炎の発生率が高いことが判明し中止となりました。そのため、日本ではMMRのM(ムンプス)を取り除いたMRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)が定期接種で残り、ムンプスワクチンは今も任意接種のままです。

 ところで、ヨーロッパで麻疹流行が再燃したという話になると、「はしかくらいかかってもいいじゃないか」という声がしばしば上がります。確かに日本では「はしかにでもかかったようなもの……」という慣用句があります。これは正しいのでしょうか。次回はその話です。

4716とはずがたり:2016/09/24(土) 20:34:17
Posted on 2016年9月18日 5:55 PM
小林麻央もすがる「高額ガン先進医療」最前線(1)最先端な治療に対する高額な費用
http://www.asagei.com/excerpt/66099

 乳ガンに侵された小林麻央の「闘病ブログ」にアクセスが殺到し、多くの応援メッセージが寄せられている。だが、詳しい容態や治療法については伏せられたままだ。そこで、これまで多くの芸能人がすがった「ガン先進医療」の最前線をレポート。すると、驚きの治療効果と超高額な費用を目の当たりにしたのだ。

 9月1日、乳ガンで闘病中のフリーアナウンサー、小林麻央(34)が新たにブログを開設して話題を集めている。

 スポーツ紙デスクが言う。
「ファンから励ましのコメントが多く寄せられている一方で、海老蔵一家の財政を心配する声も上がっています。現在、麻央さんが入院しているのは大物政治家や芸能人御用達の大病院で、VIP向けの特別個室になれば1泊10万円以上します。高額な入院費に加え、これまで海老蔵さんが麻央さんの先進医療に使った額は5000万円以上と言われており、今も仕事に専念せざるをえない状況。14年の秋にガンが発覚してからは、ろくに休みを取っていません」

 一般家庭ではとうてい捻出できない高額医療費をつぎ込んでいるというのだ。

「麻央さんの闘病ブログは多くのメディアで取り上げられた。アクセス数は順調に伸び続け、その広告収入は月に400万円を下らないと言われています。高額治療を受けるうえで、大きなサポートになるはず」(前出・スポーツ紙デスク)

 闘病ブログでは、金髪のカツラをかぶった自身の画像をアップするなど、病と向き合う姿をつづっている。長年ガン治療に携わってきた、外科医で世田谷井上病院理事長の井上毅一氏はこう見立てる。

「麻央さんの写真を見ましたが、目の回りのくぼみ方や顔色の悪さが気にかかりました。懸念されるのは骨への転移。乳ガンは骨転移が起きやすく、痛みを伴うため、療養生活に大きな悪影響を及ぼしかねません」



小林麻央もすがる「高額ガン先進医療」最前線(2)樹木希林を全快させた「陽子線治療」の実態
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160918/Asagei_66120.html
アサ芸プラス 2016年9月18日 09時55分 (2016年9月21日 18時00分 更新)

 これまで多くの芸能人がガンを克服してきた。13年に「全身ガン」だと明かした樹木希林(73)は、奇跡の復活を遂げ、今では精力的に女優業をこなしている。
「希林さんの口から『全身への転移』を聞いた時は衝撃を受けましたが、翌年には治療が終了したことをメディアに報告。その回復力には驚かされました」(芸能記者)
 樹木を全快させたと言われる先進医療が、「陽子線治療」だ。ガンの治療は大きく分けて、手術、放射線治療、化学療法の3つがある。陽子線治療は、放射線治療の一つで、近年その治療効果に注目が集まっている。
「陽子線治療は、粒子加速器を用いて水素の原子核のエネルギーを高めて治療に用います。これまでの放射線治療では、体の表面近くで最も強いエネルギーを放ち、体の奥へ入るにしたがい、エネルギーが弱くなってしまうのが特徴でしたが、陽子線治療は、設定した深さに到達した時に最大のエネルギーを放出するため、病巣のみに集中した効果が期待できます。今まで治療が難しかったガンにも有効性を発揮しています」(都内の大学病院に勤務する内科医)
 治療効果が大きいわりに副作用が少ないのも特徴だという。
「ひとりひとりの患者に対して、綿密な計画に基づいた最適な照射を行うことで、腫瘍をピンポイントでくりぬくように除去でき、周囲の正常な組織への影響を最低限に抑えることができます」(前出・内科医)
 体への負担も少なく、効果的にガン細胞を死滅させる画期的な治療法と言えるかもしれない。…

しかし、誰でも簡単に受けられるわけではない。
「陽子線治療が受けられる医療施設は国内でも限られていて、半年先まで予約が埋まっているところも珍しくありません。何より患者の経済的負担が大きい。施設によっては入院費や診察費を含めて1回の治療で300万円以上かかるところもあります」(前出・内科医)
 この陽子線治療に限らず、ガン先進医療には高額な費用がかかる。
「健康保険が適用される範囲内の治療であれば、3割負担で済み、さらに高額療養費制度を利用すれば、自己負担は多くの場合10万円以下で済みます。しかし、保険外のガン治療となると、1回の治療で200万円を超えることも珍しくなく、全額自己負担となります」(村上氏)
 ブログ収入の400万円などすぐ底をつく計算だ。

4717とはずがたり:2016/09/24(土) 20:34:36
>>4716-4717

Posted on 2016年9月18日 5:55 PM
小林麻央もすがる「高額ガン先進医療」最前線(3)免疫機能に働く最新治療薬
http://www.asagei.com/excerpt/66133

 遺伝子治療もメスを使わない先進医療の一つ。山梨大学医学部名誉教授の田村康二氏に解説してもらおう。

「健康な人はガン細胞を生み出すガン遺伝子と、その発生を抑えるガン抑制遺伝子のバランスが取れていますが、食事や生活環境、ストレスなどさまざまな要因によってガン抑制遺伝子が傷ついてしまうと、異常遺伝子を持つ細胞の分裂が際限なく進み、ガン細胞は増え続けるばかりです。遺伝子の傷つき方は人によって違います。遺伝子診断により、どの遺伝子に異常が出ているのかを調べ、遺伝子変異を正確に把握し、変異に合わせた治療を行うのが遺伝子治療です」

 ガンの遺伝子治療は世界的な潮流になっている。米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」によると、13年に世界で実施された遺伝子治療臨床試験のうち、ガンが全体の6割以上を占め、アメリカでは多くの成功症例が報告されている。「血液のガン」と呼ばれる白血病にかかった危篤状態の7歳の少女に「治療遺伝子」を注入したところ、劇的な改善が見られ、以降、同様の治療を施した白血病患者19人の体内からガン細胞が消滅したという。

「海外の最先端医療も選択肢の一つに加えてもいいのではないでしょうか。麻央さんには、本場アメリカに渡って遺伝子治療を受けることをおすすめしたい」(前出・田村氏)

 ガン抑制遺伝子を用いた遺伝子治療は国内でも受けられる。薬剤を点滴もしくは注射によって患部へと送り込むだけで、入院は必要なく、大きな副作用もないという。ただし、1回の投与につき70万円以上かかることもあり、継続的に治療を行うと費用は莫大な額に上る。

 最後に紹介するのは最新のガン治療薬「オプジーボ」だ。これまでの薬物療法は、ガン細胞を死滅させる「抗ガン剤」が主流だったが、この新薬は人間の免疫機能を活性化させ、ガン細胞と闘わせる。そのため免疫療法とも呼ばれる。

「画期的な新薬として注目を集めています。昨年12月の時点で、肺ガンと皮膚ガンの一種の治療に保険適用が認められており、年内には腎臓ガンの一部にも解禁される見通し。他の部位のガン治療に使用する際は保険がきかないため、この新薬の薬剤費は年間3000万円以上。自由診療で受けるには、あまりに高価です」(都内の大学病院に勤務する内科医)

 ただ、高額な先進医療を受ければ完治するという保証はどこにもないという。

「ガン治療となると、何より命に関わるので、金銭的に余裕がある人は金に糸目をつけずに次々と新しい治療法にすがる傾向が見受けられます。そうした認可外の治療は症例のデータも少なく、効果が立証されていないものがほとんどで、大金をみすみすドブに捨てることにもなりかねません」(村上氏)

 麻央とサポート役の海老蔵には最善の治療法を選んでほしいものだが‥‥。

「以前に33歳の女性の乳ガンの手術を手がけたことがあります。かなり進行していましたが、今でも元気に暮らしています。ガン医療は日進月歩で進化を続けています。麻央さんには何とか頑張ってほしいですね」(井上氏)

 麻央の笑顔を知る誰もが同じ思いだろう。

4718とはずがたり:2016/09/25(日) 23:29:50
血圧測定の1時間後に異変 点滴に異物で死亡、病院会見
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJ9S5JTRJ9SULOB01L.html
18:21朝日新聞

 横浜市神奈川区の大口病院で、点滴に異物が混入されて入院患者の八巻信雄さん(88)が死亡した事件で、病院の高橋洋一院長が24日午後、報道陣の取材に応じた。高橋院長は「お亡くなりになられた八巻さん、ご遺族には重ねて哀悼の意を表します。病院としては、一日も早い真相究明を願っています」と述べた。

 院長の説明によると、当直の女性看護師は20日午前4時ごろ、八巻さんの心拍数の低下にアラームで気づいた。この約1時間前、心拍数や血圧を測定する「バイタルチェック」を実施した際は異常はなく、おむつの交換をしたという。

 院内では今年4月、4階のフロアで、ナースステーションに置いてあった看護師の服が切り裂かれ、6月にはカルテが抜き取られてなくなる問題が発覚。これらはいずれも警察に届けていなかったという。

 また8月には、4階で勤務する女性看護師のペットボトル飲料に、異物が混入し、泡が立っているのが見つかった。漂白剤のようなにおいがしたという。高橋院長はこの問題についても「犯人捜しはしていなかった」と話した。(天野彩、照屋健)

界面活性剤検出の点滴袋、目立った穴なし 中毒死の病院
http://www.asahi.com/articles/ASJ9S2T0DJ9SULOB002.html?ref=goonews
飯塚直人、奥田薫子 前田朱莉亜、太田泉生2016年9月24日19時41分

 横浜市神奈川区の大口病院で、点滴に異物が混入されて入院患者が死亡した事件で、遺体と点滴から、中毒症状を引き起こす恐れがある界面活性剤の成分が検出されたことが、神奈川県警への取材でわかった。点滴袋に目立った穴や傷はなく、県警は混入の方法について調べている。

点滴殺人の病院でエプロン切り裂き、飲料に異物も 横浜
 県警によると、20日未明に亡くなった八巻信雄さん(88)を司法解剖した結果、死因は界面活性剤による中毒死だった。また、八巻さんに施された点滴の袋の中身は泡立っており、栄養剤に界面活性剤が混入していたという。

 界面活性剤は物質を泡立てたり、汚れを落としたりする効果があり、洗剤や漂白剤、医薬品などに広く使われている。毒性のないものもあるが、混入されていたのは、中毒症状を引き起こす種類だったという。

 点滴は医師の指示で薬剤師が用…

4719とはずがたり:2016/09/26(月) 13:52:56
レーシック激減 ピーク時の9分の1 集団感染や眼鏡人気影響?
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/277297
2016年09月26日 03時05分

 視力を矯正するレーシック手術の件数が、ピークだった2008年の45万件から14年には5万件にまで激減したとの推計を、慶応大医学部眼科学教室の根岸一乃准教授がまとめた。米国や韓国など海外では広く普及し、国内のスポーツ選手らが手術を受けたことで日本でも一気に広まったが、患者の角膜炎集団感染などが影響したとみられる。

 レーシックはレーザーで角膜を削って屈折を矯正し視力を回復させる手術で、15分ほどで終わる。根岸准教授によると、有効性・安全性を支持する研究論文は7千本以上あり、手術をした患者の95・4%が結果に満足したというデータもある。

 根岸准教授が日本眼科医会の発表資料としてまとめた推計によると、レーシック手術の症例数は00年の2万件から徐々に増え、08年は45万件に達した。だが、09年は29万件と減少に転じ、12年は20万件、14年には5万件まで減ったとみられる。福岡市のあるクリニックも、手術数はピークの09年に比べ、15年は5分の1程度になったという。

 原因の一つとみられるのが、09年に東京都内の眼科病院で発覚した集団感染事件だ。十分な滅菌処理をしていない医療器具を使ってレーシック手術をしたため、患者が相次いで角膜炎などを発症。元院長は業務上過失傷害罪で禁錮2年の実刑判決を受けた。

 消費者庁が13年、レーシック経験者600人(20〜60歳代、複数回答)を調査した結果、「光がギラギラしてにじむ」(16・5%)「ドライアイが半年以上続く」(13・8%)などの不具合があったと発表したことも、減少に拍車を掛けたとみられる。

 保険適用がなく、片目で十数万から30万円ほどかかる高い手術費に加え、眼鏡ブームや、コンタクトレンズの性能が格段に良くなったことも減少の一因とみる関係者もいる。さらに、福岡大医学部眼科学教室の内尾英一主任教授は「親から授かった体を傷つけるのに抵抗があるという日本人的な感覚も影響しているのでは」と分析する。

 レーシック手術を行う岡眼科クリニック(福岡県飯塚市)の岡義隆院長は「日本眼科学会などが示すガイドラインに沿って適切に施術し、術後もしっかりケアすれば本当に安全な手術だ」と話している。

=2016/09/26付 西日本新聞朝刊=

4720とはずがたり:2016/09/26(月) 14:13:33
<膵臓がん>新規患者4割は既に転移 検診で早期発見難しく
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160926/Mainichi_20160926k0000m040132000c.html
毎日新聞社 2016年9月26日 00時17分 (2016年9月26日 06時03分 更新)

 国立がん研究センターは26日、2014年の新規がん患者に関する分析結果を公表した。前立腺がんや子宮頸(けい)がんは早期の患者が多かったが、早期発見の難しい膵臓(すいぞう)がんは約4割が既に他の臓器などに転移していた。

 がん治療の拠点となる全国421施設から67万人分の診療情報の提供を受け、分析。集計は毎年行っており、今回が8回目。これまでは患者数の多い胃・大腸・肝臓などを対象としていたが、新たに食道や膵臓なども加え、「0?4期」で示す進行度や治療内容を調べた。

 患者数が最も多かった大腸がんは、早期に当たる0、1期が計35%を占めた。食道がんや前立腺がんはいずれも0、1期が半数程度。子宮頸がんは0、1期で計75%を占めた。子宮頸がんはがんのできる部位が比較的発見しやすく、市区町村が検診を実施していることなどもあり、早期発見が多いとみられる。

 一方、肺がんは1期(40%)が最も多かったが、他の臓器へ転移した4期も32%だった。4期の患者は抗がん剤などの薬物治療のみが多かった。

 膵臓がんで発見時に4期の人が多いのは、特徴的な自覚症状が乏しく、検診での発見が難しいのが原因とされる。がんが進むと手術が難しいため、抗がん剤治療だけを受ける人が多かった。

 集計結果は同センターのホームページ(「がん情報サービス」http://ganjoho.jp)で公開される。施設ごとの情報も公表しており、同センターは「病院選びの参考にしてほしい」としている。【下桐実雅子】

4721とはずがたり:2016/09/26(月) 16:18:56
医学部37年ぶりの新設組、セールスポイントは「個性」
dot. 2016年9月26日 11時30分 (2016年9月26日 15時52分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160926/asahi_2016092300262.html

 30年以上、認められてこなかった医学部の新設が今春、来春と2年続けて実現する。さまざまな期待がかけられる一方、課題も見え隠れしている。

 2016年春、杜の都・仙台に国内で37年ぶりの医学部が誕生した。5年前の東日本大震災で地域医療も被害を受けた東北地方を支援する特例として、単科大学の東北薬科大学が新設。東北医科薬科大学に改称した。

 100人の定員に対し、初年度の実質の受験倍率は7.7倍と高かった。目玉は、医師を東北地方に定着させるための修学資金だ。

●関東からも多数入学

 学費は6年間で総額3400万円かかるが、これを国公立大並みの400万円に抑えられる返還不要の奨学金を35人分用意した。卒業後10年程度は東北地方に勤務するという条件を付け、宮城県の枠(定員30人)に加え、他の東北5県の枠(同5人、各県1人)もあり、東北地方の医療を担う志があれば、出身地を問わず出願できる。卒業生を受け入れる病院が返済することで、資金を循環させる仕組みだ。最大で800万円以下に抑えられる枠も20人分設けた。

 カリキュラムでは、地域医療に重きを置く。東北6県に実習先となる19の地域医療ネットワーク病院を配し、繰り返し訪ねる滞在型学習が特徴だ。災害医療も重視し、原発事故時の対応を学ぶシミュレーション訓練なども採り入れる。

 初代医学部長の福田寛氏は、「自治医科大学を除けば、地域医療をトップに据える唯一の大学として使命を果たしたい」と意気込む。

 16年度の1期生のうち、東北出身者の割合は受験者・合格者とも全体の3割強。人口の多い関東圏の学生が多い。彼らが東北に定着してくれれば、医師不足に悩む地域の朗報になる。

 医学部を新設しようという機運は、大震災の前から国内で高まっていた。05年ごろ、救急患者のたらい回し、自治体病院の閉院または診療科の廃止など、いわゆる医療崩壊が表面化。日本はOECD諸国に比べて人口当たりの医師数が少ないことも問題視された。

 09年に政権に就いた民主党は、「医学部定員を1.5倍に増やすこと」をマニフェストに掲げた。厚生労働省の実態調査で勤務医の絶対数不足が明らかになると、文部科学省は医学部新設の是非を論議する専門家会議を設置した。そんなときに、東北を大震災が襲った。

 被災地を含む地方自治体から打診を受けた文科省は13年末、東北地方で1校に限り医学部新設を認めた。そんな中で、東北福祉大学、宮城大学など仙台で存在感がある大学を退けて、東北医科薬科大学が開学した。

●「大先輩」に頼りつつ

 同大は1939年、東北・北海道地区唯一の薬学専門学校として設立されて以来、77年の伝統を持つ。06年に薬剤師養成課程が6年制になると、研修の充実のため、年金財政の「お荷物」だった東北厚生年金病院(466床)の譲渡を受け、単科の薬科大学として全国初の附属病院を設置していた。その実績がモノを言った形だが、医学部附属病院には600床が必要とされるため、16年にNTT東日本東北病院(199床)の経営も譲り受けた。

 仙台には、長らく東北の地域医療を支えてきた東北大学があるが、旧帝大の一つとして世界レベルを目指す役割も期待されている。福田学部長は「地域医療の負荷の一部を肩代わりし、すみ分けを図っていきたい」と強調した。

 医学部を新設するときの心配の一つが、教員の確保だ。特に、学生に教えられる経験豊富な中堅医師は地域の病院との取り合いになりかねない。「後任の人材がいるかなど、採用者の人選には特に慎重を期し」(福田学部長)、新たに着任した183人の教員の3分の1に当たる61人(うち臨床系43人)を、東北大学医局出身者で確保した。

4722とはずがたり:2016/09/26(月) 16:19:17
>>4721-4722
●国際的な人材を育てる

 8月末には、国際医療福祉大学医学部を来春、千葉県成田市の国家戦略特区に新設することが認められた。37年ぶりだった今年から2年連続の新設になる。

 位置づけは、東北とはかなり異なる。「国際的な医療人材の育成のための医学部」だ。

 医学部入学定員140人のうち、20人は東南アジアを中心とした留学生を受け入れる。国際的に活躍できる医師育成のため、講義の大半は英語で行い、6年次には全員に4週間以上の海外での臨床実習を課す。

 5千平方メートル超と世界最大級の「医学教育シミュレーションセンター」や、専任教員25人による「医学教育統括センター」を設ける。診療参加型臨床実習を、4年生から90週間実施するのも売りだ。

 同大で医学部設置準備室長を務める池田俊也氏は、「既設の大学で実現できなかった新しい医学教育が実現できる」と意欲的だ。

 学費は6年間合計で1850万円と、全国の私立大学医学部では最低水準に抑えた。校舎や新病院の整備費用はかさむが、これには国際空港という特別な財源を持つ成田市が支援。医学部・附属病院の用地は、市が約33億円で取得・造成し、大学に無償貸与するほか、校舎建設にも45億円を補助する。16年4月にはひと足先に成田看護学部・成田保健医療学部が開学し、敷地内に医学部校舎、そして、20年の開院予定で附属病院(640床)を市内に整備予定だ。

 栃木県大田原市に本校がある同大は1995年開学。四つの附属病院を含む全国10病院と医療福祉施設などをグループ内に抱え、薬剤師、看護師、放射線技師、理学療法士……と、数多くの医療専門職を養成する学部を持つ。医師も自前で育てたいと、医学部設置準備委員会を10年に立ち上げていた。

 副医学部長に就任予定の吉田素文氏は、「全国に先駆けて医療関連職種の連携教育が行われていたが、医学部の参加で飛躍的に前進する」と語る。

 新たな附属病院は、国際空港に近い立地を生かし、外国人観光客の医療ツーリズムを当て込んでいる。

 一方、地元の千葉県は人口当たりの医師数が、埼玉県や茨城県に次いで少ないが、養成した医師の一定割合は千葉県に残る可能性もある。

 国内の医学部定員は、1970年代の医学部新設ラッシュ後、8200人超とピークを迎えた。その後、医師余りの見通しが出て、約7600人まで削減。08年に国公立大学に臨時枠が設けられてから再び定員増に転じ、15年は9134人。07年に比べると1509人増と、医学部15校分増に相当する。ここに2校の新設が加わることになる。

●10年後にらんだ施策を

 そんな政府の動きに対し、日本医師会や全国医学部長病院長会議は、一貫して医学部新設に反対を唱え続けてきた。大きな理由の一つが、医学生の学力低下、そして医療の質低下への懸念だ。

 日本医師会の推計では、25歳人口に占める医師国家試験合格者は、75年で512人に1人だったが、2015年には162人に1人になっている。

 全国医学部長病院長会議相談役で日本私立医科大学協会会長を務める寺野彰氏は、「最大の反対理由は、医学部を新設すると医師数の調整が難しくなること。既設大学の定員増でしのげば、減らすことは容易だが、医学部を潰すことは難しい」と訴える。

 別の国家資格をみても、人数の調整が難しいことがわかる。歯科医余りが起き、歯学部は定員割れにあえいでいる。続々とつくられた法科大学院は、司法試験の合格率が低く、合格しても弁護士業務の広がりは頭打ちという厳しい環境から、募集停止に追い込まれた大学もある。

 加えて、医学部を設立するには、他の学部にない複雑な事情がある。設備などに多大な費用がかかり、そこには税金投入という国民負担も生じる。さらに、医学部を出て一人前の医師になるには、入学から10年はかかるため、速効性はない。

 新設2校には、そんな逆風を乗り越え、「被災地支援」「国際的人材の育成」という存在意義を発揮してもらうことを期待したい。(ジャーナリスト・塚崎朝子)

※AERA 2016年10月3日号

4723とはずがたり:2016/09/26(月) 19:33:58
地域ごとの医師偏在、解消狙い指標導入…厚労省方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160926-00010000-yomidr-soci
読売新聞(ヨミドクター) 9月26日(月)15時1分配信

 医師偏在の実態を把握するため、厚生労働省は医師の過不足を地域比較できる指標を新たに導入することを決めた。

 国や都道府県が地域ごとの医師の偏りを的確にとらえ、有効な対策を検討するために活用する。厚労省は、早ければ2018年度の導入を目指す。

 指標は、各地域にいる医師数と患者数を基本に、地域の面積、山間地や離島の有無、特定の診療科だけを開設する病院の有無といった地域事情を加味して算出する。都道府県が生活圏ごとに指標を計算し、医師の過不足を明らかにする。都道府県や診療科ごとの算出もできるようにする。

 過不足が分かれば、若手医師の臨床研修先となる病院の定員を調整したり、医学部の地域枠卒で地元での勤務が求められている医師に不足地域での診療を要請したりすることが可能になる。この指標により、対策の効果を測ることもできる。

 政府は医師不足対策として、医学部定員を07年度の計7625人から16年度には計9262人まで増やしてきた。しかし、医師が地方で不足し都市部に偏在する問題は解消していない。厚労省は、統一的な指標を設け、偏在の詳しい実態を知り具体策に生かす考えだ。

4724とはずがたり:2016/09/26(月) 19:34:19
2016年7月11日
ニュース・解説
酒気帯び運転で医師逮捕…患者が危篤と連絡受け、病院に向かう途中に
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160711-OYTET50011/?from=yh

 長崎県警対馬南署は9日、長崎県対馬病院の医師の男(59)(対馬市厳原町)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。


 発表によると、男は同日午前2時10分頃、対馬市厳原町の国道382号で、酒気を帯びて軽乗用車を運転した疑い。検問で停止しなかったため、パトカーで追走。飲酒検知をしたところ、基準値を超えるアルコール分が検出された。

 同病院を運営する一部事務組合・県病院企業団によると、男は受け持ちの患者が危篤になったとの連絡を受け、約10キロ離れた宿舎から車で病院に向かっていた。対馬で放射線治療ができる唯一の医師といい、県庁で記者会見した同企業団の白川誠・総務部長は「離島で放射線治療ができなくなると、患者の負担が大きくなる」と険しい表情で語った。

4725とはずがたり:2016/09/26(月) 19:37:45
でらい無責任な看護師だヽ(`Д´)ノ

2016年9月26日
インスリン10倍投与、糖尿病患者死亡…看護師のカルテに虚偽
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160926-OYTET50010/?from=rt_toptxt01

 長崎県川棚町の国立病院機構・長崎川棚医療センターは23日、糖尿病を患う入院中の女性患者(80歳代)に、看護師(20歳代)が誤って指示量の10倍のインスリンを点滴で投与し、死亡する事故が起きたと発表した。


 看護師は、点滴を使ったインスリン投与が初めてで、決められた手順を踏まず、カルテには虚偽の血糖値を記入するなどしていた。

 センターによると、事故は8月31日に発生。看護師は、血糖値を下げるインスリンを注射器を使って点滴に注入した際、指示量は0・1ミリ・リットルだったのに1ミリ・リットルを入れ、午前0時30分頃に投与を始めた。同8時50分頃、病室を訪ねると、患者は心停止状態だったという。

 看護師は、点滴を使ったインスリン投与の経験がなく、専用の注射器ではなく、1目盛りの量が10倍の一般の注射器を使っていた。この日は、2人で行う投与前の確認を怠っていたほか、定時(午前6時)の血糖値測定をせず、カルテに虚偽の数字を記入していた。

 患者の心拍監視装置も故障していたため、心拍数低下時に作動するアラームも鳴らなかった。

 投与前の確認を2人で行わなかった理由について、看護師は「(同じ夜勤の同僚に)点滴に注入するのが初めてだと知られたくなかった」と話しているという。

 センターは遺族に謝罪し、第三者機関「医療事故調査・支援センター」にミスを報告するとともに、県警に相談した。宮下 光世こうせい 院長は「死因は特定できていないが、過剰投与と関連があるとみている。心からおわび申し上げたい」と述べた。

 医療事故の被害者らでつくる市民団体「医療の良心を守る市民の会」(事務局・千葉県浦安市)の永井裕之代表は「看護師がミスを起こした背景を明らかにし、病院の体制の見直しにつなげる必要がある。一個人の責任にしてはならない」と指摘した。


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