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Tohazugatali Medical Review

4715とはずがたり:2016/09/24(土) 19:06:33
>>4714-4715
論文撤回後も消せない「誤解」

 ところで、現時点でSTAP細胞の存在を信じている人はどれくらいいるでしょう。科学誌「Nature」に掲載された論文が取り下げられるかもしれない、という時点では、執筆者の小保方晴子氏を応援する声も少なくありませんでした。しかし論文取り下げが決まり、小保方氏の早稲田大学大学院の博士論文にも不正があったことが明るみに出たころから支持の声は急速に減少しました。今でもSTAP細胞を信じている人はごくわずかでしょう。

 一方、ウェイクフィールド氏の論文は、正式に取り下げられるまでに、すでに後戻りできないレベルにまで社会に広く流布してしまいました。冷静に考えれば、執筆者13人のうち10人が虚偽だと認めた04年の時点で、ウェイクフィールド氏が糾弾されるべきだったと思いますが、この時点で既にウェイクフィールド氏を支持する意見が大きくなりすぎていたのです。

 論文捏造の実態を暴くべくマスコミも動きました。ジャーナリストのブライアン・ディアー氏は、論文の対象となった子供たちの親への聞き取りや診療記録の調査を実施し、ワクチン接種後に自閉症などの症状が出たとされる12人のうち5人は以前から症状があり、3人は自閉症ではなかったとの結論を04年に発表しました。しかし、対象の子供の親の中に一度もディアー氏の取材を受けていないと証言する人がいる、などという報道も出てきて、ウェイクフィールド氏支持の声は続いたのです。

 前述のように10年には「Lancet」が正式に論文は捏造だと発表し、ウェイクフィールド氏は医師免許を剥奪されています。ここまでくれば、論文が正しくなかったことは自明だと思われますが、現在でもなお、MMRワクチンが自閉症の原因と信じている人が少なくないと聞きます。

 実は日本でもMMRワクチンには否定的なイメージが残っています。88年から93年まで接種が行われていたのですが、ムンプス(おたふく風邪)ワクチンによる無菌性髄膜炎の発生率が高いことが判明し中止となりました。そのため、日本ではMMRのM(ムンプス)を取り除いたMRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)が定期接種で残り、ムンプスワクチンは今も任意接種のままです。

 ところで、ヨーロッパで麻疹流行が再燃したという話になると、「はしかくらいかかってもいいじゃないか」という声がしばしば上がります。確かに日本では「はしかにでもかかったようなもの……」という慣用句があります。これは正しいのでしょうか。次回はその話です。


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