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Tohazugatali Medical Review

4720とはずがたり:2016/09/26(月) 14:13:33
<膵臓がん>新規患者4割は既に転移 検診で早期発見難しく
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160926/Mainichi_20160926k0000m040132000c.html
毎日新聞社 2016年9月26日 00時17分 (2016年9月26日 06時03分 更新)

 国立がん研究センターは26日、2014年の新規がん患者に関する分析結果を公表した。前立腺がんや子宮頸(けい)がんは早期の患者が多かったが、早期発見の難しい膵臓(すいぞう)がんは約4割が既に他の臓器などに転移していた。

 がん治療の拠点となる全国421施設から67万人分の診療情報の提供を受け、分析。集計は毎年行っており、今回が8回目。これまでは患者数の多い胃・大腸・肝臓などを対象としていたが、新たに食道や膵臓なども加え、「0?4期」で示す進行度や治療内容を調べた。

 患者数が最も多かった大腸がんは、早期に当たる0、1期が計35%を占めた。食道がんや前立腺がんはいずれも0、1期が半数程度。子宮頸がんは0、1期で計75%を占めた。子宮頸がんはがんのできる部位が比較的発見しやすく、市区町村が検診を実施していることなどもあり、早期発見が多いとみられる。

 一方、肺がんは1期(40%)が最も多かったが、他の臓器へ転移した4期も32%だった。4期の患者は抗がん剤などの薬物治療のみが多かった。

 膵臓がんで発見時に4期の人が多いのは、特徴的な自覚症状が乏しく、検診での発見が難しいのが原因とされる。がんが進むと手術が難しいため、抗がん剤治療だけを受ける人が多かった。

 集計結果は同センターのホームページ(「がん情報サービス」http://ganjoho.jp)で公開される。施設ごとの情報も公表しており、同センターは「病院選びの参考にしてほしい」としている。【下桐実雅子】


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