乳幼児や子供がかかるとぜんそくのような症状から、筋肉の虚弱やまひを引き起こす「エンテロウイルスD-68型」が国内でも流行のおそれ(画像提供:Cynthia S. Goldsmith and Yiting Zhang, CDC米疾病管理予防センター)
昨年、全米で1000人以上が感染した“謎のウイルス”と呼ばれる「エンテロウイルスD-68型」の感染が、先月、東京や埼玉県内で相次いで確認されたと、国立感染症研究所が15日発表した。
●"First Gene-Edited Dogs Reported in China" MIT Technology Review, Oct 19, 2015
Crispr-Cas9とは何か?
上記記事によれば、同実験を行ったのは中国の広州・生物医学健康研究所(Guangzhou Institutes of Biomedicine and Health)の研究チーム。彼らはCrispr-Cas9でビーグル犬のゲノム(遺伝情報)を編集し、「ミオスタチン」と呼ばれるタンパク質を作り出す遺伝子を削除した。
その間、若山研による論文投稿は難航していた。その状況を劇的に変えたのが笹井氏だった。笹井氏はネイチャー誌にいくつもの論文が掲載された実績を持ち、世界的にも有名な科学者だった。笹井氏の指導により、論文は見事に整理され、ネイチャーへの掲載も決まった。
そして笹井氏の命名により、小保方氏が検証した細胞の現象を「STAP」(Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency:刺激惹起性多能性獲得)と呼ぶようになった。この名称が示すように、「STAP」とは小保方氏が検証した細胞の現象を示す意味合いが強かったことがわかる。