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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

359とはずがたり:2007/01/16(火) 03:04:49
小児救急
勤務医は疲弊の極み
輪番制導入し開業医と連携
http://www.sakigake.jp/p/servlet/member.auth/mc/kikaku/y2007/iryo/iryo_05.jsp

日曜夜間の小児救急外来に協力する石橋医師(右)。インフルエンザの流行が始まれば、患者は後を絶たないという=横手市の平鹿総合病院

 年の瀬も押し迫った師走の日曜日午後6時。横手市の平鹿総合病院にぐったりした様子の2歳の男の子を抱きかかえた母親が駆け込んできた。待合室では既に2組の親子が診察を待っている。

 横手市医師会と同病院が昨年12月から始めた「日曜・夜間小児救急外来」。病院勤務医の負担軽減のため、急患が集中する日曜の準夜帯(午後6時半―9時半)に、開業医3人が輪番で診察に当たっている。この夜の当番は、石橋小児科医院長の石橋貢医師。

 男の子は扁桃腺(へんとうせん)炎が原因の発熱と診断された。診察室から出てきた母親が安堵(あんど)の表情で漏らす。「専門の先生が診てくれると聞いて来院した。小児科の先生だと、やっぱり安心感が違う」
◇  ◆  ◇
 同病院小児科の外来患者は1日平均約100人にも上る。昨年1年間の入院患者数は、前年の1・5倍に当たる約1200人に増えた。小児科医が1人減った昨年4月からは、2人の医師だけで対応している。

 勤務医の激務は想像を絶する。朝7時に病棟の回診が始まり、外来診療の終わるのが午後5時。再び病棟を回り、帰宅後も呼び出しに備える。重症の入院患者がいれば2日、3日と病院に泊まり込むことも珍しくない。仮眠すら取れず、夜通し働く日もある。

 日本小児科学会が「適正」とする病院勤務医1人当たりの小児人口は、1500―2000人。横手・平鹿医療圏は小児人口1万3000人に対して勤務医3人(2病院)。基準の2倍をはるかに超える4300人が医師1人の肩にかかっている計算だ。

 小児科特有の事情も激務に拍車を掛ける。保護者の大病院・専門医志向や核家族化を背景にした育児不安と知識不足、共働き世帯の増加に伴う夜間救急への集中…。保護者の足を地域の中核病院へ向かわせる理由は、1つや2つではない。

 石橋医師は「子どもの病気は軽く見えても、急に重症化することがあり親がそれを的確に判断するのは難しいのも事実」と理解を示すが、小児医療の現場は疲弊の極致。「勤務医に倒れられたら地域医療は崩壊だ」

 輪番制による診察は、瀬戸際に立つ小児医療を地域全体で支え、危機の拡大を食い止めようとする試みだ。「これが勤務医が開業医と連携を進める取っ掛かりになってくれれば」。平鹿総合病院の伊藤忠彦小児科長の願いは切実だ。
◇  ◆  ◇
 「2万1632分の4460」。秋田赤十字病院(秋田市)の救命救急センターが16年度に受け入れた全患者のうち、小児患者が占める割合だ。整形の3501人、内科の2960人に比べても、その数は突出している。

 しかし、このうち入院したのはわすか315人。1割にも満たない。重症のぜんそくや呼吸停止といった三次救急対象患者に至っては「全体の1%未満」(同センター)。高度な救急医療を提供する県内唯一の同センターでさえ、夜間や休日を中心に、軽症患者の“駆け込み寺”と化している現実が浮かび上がる。

 同センター長の藤田康雄医師(救急部長)は「症状や緊急度に応じて行政が患者をどう誘導し、医療機関がどうすみ分けを図るかだ」と指摘する。
メ モ小児医療の現状
  県内の小児科医は108人(昨年9月1日現在)。病院勤務医は前年同期比で6人減の54人となっている。二次医療圏別では、5割を超える60人が秋田周辺に集中。最少の鷹巣・阿仁は3人で地域偏在も際立つ。県小児救急医療協議会が昨年3月にまとめた小児救急医療体制整備計画では、大館・鹿角と鷹巣・阿仁の両医療圏を一つに再編した上で、圏域ごとに基幹病院を定めて小児科医が24時間体制で対応する。小児救急をめぐっては、二次救急医療機関に軽症患者が集中、入院治療の必要な重症患者への医療提供体制に影響が出ている。診療所医師の初期救急への参画や、軽症患者に対する「トリアージ」(選別)が求められている。

2007.1.7付

360とはずがたり:2007/01/18(木) 17:36:42

看護師枠いまだ埋まらず
京大病院で今春採用 「売り手市場」影響
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007011800091&genre=O1&area=K1D

 京都大医学部付属病院(京都市左京区)が、今春採用予定の看護師を確保できず、この時期になっても毎週定期的に採用試験を続けている。高度医療の充実などを目的に、枠を昨年の2・7倍に拡大して募集したが、全国的な看護師「売り手市場」のあおりで、募集人員270人に対し、内定者は1月16日段階でまだ約160人にとどまっている。

 京滋の国公立大病院のうち、京都府立医科大と滋賀医科大の医学部付属病院は、80−100人の募集人員に対しすでに85%以上の内定を確保している。それだけに、京大の苦戦ぶりが際立っている。

 京大病院が募集人員の枠を拡大したのは、昨春の診療報酬改定が一因。入院基本料は主に看護師と入院患者の比率で決まり、看護師の比率が高いほど手厚い。従来は「十対一」が最高だったが、本年度から「七対一」が認められた。同病院は現在「十対一」だが、これを機に「七対一」に高めて急性期病床や高度医療の現場での看護師配置を充実させる狙いだ。

 ただ全国でも「七対一」を目指して看護師募集を拡大する病院が急増。厚生労働省が昨秋、全国の国立大学法人や国立病院機構など423病院で調べたところ、今春採用の看護師募集は昨春の1・5倍に達し、看護師確保競争が激化していることが分かった。

 あおりで同病院の募集枠が埋まらず、通常は夏ごろ終了する採用試験が、今も毎月曜日に行われている。東京や福岡など府外での採用試験も初めて実施したが効果は薄かった。同病院に例年、数十人が就職していた同大医療技術短期大学部が、医学部看護学科に衣替えした関係で本年度は卒業生がないことも重なり、4月までの目標達成は厳しい情勢だ。
 同病院の嶋森好子看護部長は「病院間の採用競争で、福利厚生のいい施設に人材が流れたのではないか。新しいケア技術の開発や発信といった大学病院ならではの役割を果たすためにも、看護師は必要なのだが。何とか新年度中には『七対一』を実現したい」と話している。

361とはずがたり:2007/01/18(木) 18:32:46
オドロイター通信というより漏痛通信である。

水中毒
http://www2.cc22.ne.jp/~hiroki/a32.htm

水飲み競争で女性死亡 米加州、警察が捜査着手
2007年1月18日(木)12:50

 【ロサンゼルス17日共同】米カリフォルニア州サクラメントのラジオ局が主催した水飲みコンテストに参加した女性(28)が死亡、地元警察は水の飲み過ぎが原因とみて過失致死などの疑いで捜査に着手した。地元テレビ局などが伝えた。

コンテストは12日に実施され、約20人が参加。女性は約7・6リットルの水を飲んで2位になり、さらに決勝戦があったが、頭痛などを訴え、棄権した。同日、自宅で死亡しているのが見つかり、検視の結果、死因は水中毒とみられることが分かった。

コンテストの模様は生放送で伝えられ、聴取者から忠告の電話も入ったが、DJはこれを無視して競技を続行。死亡した女性は3児の母で、優勝賞品は任天堂の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」だった。

米国の水飲みコンテスト、トイレ我慢ルールで女性死亡
2007年1月18日(木)17:16
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-243265.html

 [ロサンゼルス 17日 ロイター] 米カリフォルニア州のラジオ局が、トイレに行かずにどれだけ水を飲めるかというコンテストを開催し、参加した28歳の女性が死亡した。同ラジオ局のスポークスマンが17日に明らかにした。番組DJら担当スタッフ10人を懲戒解雇したことも発表した。

 同コンテストは今月12日、サクラメントの地元ラジオ局KDND─FMが番組の一環として「トイレを我慢してWiiを当てよう」と銘打ち、任天堂の新型ゲーム機「Wii(ウィー)」を賭けて行われた。

 亡くなった女性は3児の母で、子供のためにゲーム機を当てようと6.5リットルの水を飲み、2位だったという。コンテスト終了後に体調の不良を訴え、5時間後に自宅で死亡しているのが見つかった。

 地元紙の報道によると、公式な死因はまだ明らかになっていないものの、水中毒が疑われるという。

362とはずがたり:2007/01/18(木) 18:39:51
>>361の上の記事url忘れてた
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/20070118a3170.html?C=S

363小説吉田学校読者:2007/01/20(土) 08:40:43
車で千葉方面へ20分くらいのところに旭中央病院というマンモス病院がある。
旧八日市場市には市民病院、成東に国保成東病院もある。旭除いて、それぞれ苦しい。
千葉大医学部との連携も不足と聞いている。東総地域内で棲み分けや付近医大との連携が必要では?

銚子市立総合病院:チラシ「このままでは破たん」 今年度約6億円の赤字に /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070119ddlk12040078000c.html

 医師不足や収入減少などで経営危機に陥っている銚子市の市立総合病院(佐藤博信院長)の「現状」を知らせるチラシが市内全戸に配られた。岡野俊昭市長の「病院の現状を、市民に知ってもらうことが大事」という趣旨による配布で、昨年11月の「市財政状況と今後の対応」に次ぐ“第2弾”。
 チラシの表には、全国の自治体病院を取り巻く厳しい「状況」や、同市立総合病院の「今年度は約6億3000万円の大幅赤字の見込み」や「(昨年の)9〜12月に4回、職員の給与など総額5億5000万円を1時借り入れた」などを明らかにし、「このままだと近い将来経営破たん」と厳しい状況が書いてある。
 今後の対応では「医師の確保・定着」を図り、近く市長の諮問機関として小山田惠・全国自治体病院協議会長も委員とする「経営検討委員会」(5〜6人)を設置「経営改善」に取り組む方針を表明している。
 裏面には4年間の患者数、医師数(34人から28人)の減少、入院・外来患者の収益や人件費、材料費などの推移、今年度末の累積赤字見込みが前年度より約6億2000万円増の15億6206万円になるなどグラフや数字で掲載している。岡野市長は「存続に全力を尽くす」と語る。同総合病院は1984年度に市立病院から「総合病院」となり、現在は全職員295人。うち医師が28人、診療は16科(産科・結核・歯科は休止)。

364とはずがたり:2007/01/22(月) 02:53:14
自民党の医師政策・土建政策の悲惨なツケであるヽ(`Д´)ノ

夕張市立病院、33人の透析中止へ 重い市外治療交通費
2007年01月21日21時59分
http://www.asahi.com/life/update/0121/009.html

 財政再建団体に移行する北海道夕張市の市立総合病院で人工透析を受けていた患者計33人に対し、市は21日、4月以降は透析治療しないことを通告した。患者は他市町村の病院へ通わなければならないが、交通費への支援はなく、突然の通告に患者らから不安と不満の声が出た。

 財政再建に伴い、市立病院は4月から公設民営の診療所体制になり、規模を大幅に縮小する。医師不足もあり、透析治療ができなくなるという。

 透析治療をしている医療機関は周辺の4市町にあるが、市外への通院を余儀なくされる患者への交通費の補助は「財政再建下では無理」という。

 21日に市が開いた患者らへの説明会では、男性患者の一人が「10日も透析を受けなきゃ死ぬんだ。あんたたちは生きてるが、我々は生かされてるんだ」と、突然の通告に怒りをぶつけた。出席した後藤健二市長は「国と道に支援を求めていきたい」と答えるにとどまった。

 一番近いのは隣の栗山町の病院だが、車で40分ほどかかる。透析を受けて6年になる山崎ヨシ子さん(69)は、これまでは心臓病を患う夫(69)に車を運転してもらい、市立病院に週3回通っていた。栗山町の病院に通うことを考えているが、冬の峠は雪深くて運転できそうにないという。

365とはずがたり:2007/01/22(月) 15:58:20
健康診断で善玉コレステロールが低いと云われてたが更にトリグリセライド(≒中性脂肪)も高いと云われた。。泥縄的に色々調べてみよう・・。
http://www2.health.ne.jp/library/3000/w3000245.html
http://allabout.co.jp/health/familymedicine/closeup/CU20020331A/
http://www.kao.co.jp/econa/fat_chole/neutral_fat/index.html
http://www.kaken.co.jp/mamechishiki/what_tg/index.htm
新しい職場は12階みたいなので一日一回は階段で昇り降りするかねぇ・・。

366とはずがたり:2007/01/26(金) 21:09:30

最近夜型が続いて体がだるい。今日は早めに寝よう・・。

なぜ、遅く食べると太るの?
深夜、脂肪の蓄積を促進するBMAL1(ビーマルワン)
科学的に証明された「夜遅く食べると太る」。ダイエットは朝型の生活リズムで。
http://health.goo.ne.jp/column/healthy/h001/0044.html
【監修】
榛葉繁紀 氏
日本大学薬学部助教授

夜遅い食事は太る原因。でもなぜ?

 「夜遅く食べると太る」ことは、だれでも知っているでしょう。ダイエットをする人にとって「夜遅く食べない」ことは鉄則ですよね。

 でもどうしてなのでしょうか?食べてすぐに寝てしまうのでエネルギーが消費されず、脂肪としてため込まれるためというのが理由の一つです。

 さらに、この「夜遅く食べると太る」ことが、分子レベルで科学的に裏づけられたのです。そのカギを握るのが、DNA(遺伝子)に結合しているたんぱく質、BMAL1(ビーマルワン)。

夜10時から急増!BMAL1

 BMAL1の主な働きは、脂肪をつくり、ため込むための酵素を増やしたり、脂肪を分解してエネルギーに変えるための酵素を減らすようDNAに対し働きかけること。つまりBMAL1は脂肪をため込ませる“司令塔”なのです!だから、BMAL1の量が多いほど脂肪がたまりやすいことになります。

 BMAL1は人の体内リズムと密接な関係をもち、時間帯によって増減することがわかっています。マウスを使った実験で体内のBMAL1の量を確認したところ、午後10時ごろから急増し、午前2時〜4時ごろピークを迎えます。そして、午前6時ごろから減り続け、午後6時〜10時ごろに最も少なくなることがわかりました。BMAL1の量が最大となる深夜は、指令機能もピークに達し、脂肪をため込みやすい状態になっているのです。

 このメカニズムがヒトにも当てはまるなら、「夜遅く食べると太る」ことは分子レベルで証明されたことになります。

朝型生活のすすめ

 脂肪をため込ませるBMAL1なんて迷惑、なければいいのになんて思っていませんか?でもそうはいきません。現代は飽食の時代といわれますが、人類の長い歴史のなかからみればそれはごく短い期間、しかもほんの一部の人間が経験していることにすぎません。長い間飢えと戦ってきた人間にとって、夜中、寝ている間に脂肪を積極的にため込み、昼間それをエネルギーに変えて活動するという仕組みは、生き延びるために大変重要かつ合理的な役割を果たしてきました。
 ところが、現代の日本では、夜遅い時間に高カロリー・高脂肪の食事をとるような生活パターンが習慣化し、脂肪がどんどんため込まれるような状況になっているのではないでしょうか?

 また、朝になるとBMAL1の量が減るのは、太陽光線と関係があるとみられています。だからBMAL1を減らすには、朝日をしっかり浴びることも重要。

 ダイエットのためには、まず夜遅い食事を避けること、そして生活リズムを朝型にすることです!

 ただし、BMAL1だけが脂肪をため込ませるわけではありませんし、BMAL1を減らしたからといって脂肪がすぐに減るわけでもありません。ダイエットしたい人、肥満が気になる人は、朝型生活を心がけるとともに、適度な運動を習慣にすることをおすすめします。

367とはずがたり:2007/01/26(金) 22:17:14
医療過疎な山間部(やまんなか)ならまだしも無理矢理存続させる意義はないと思われるが。

検討委が「存続」方針/岡山市民病院
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000000701260001
2007年01月26日

 多額の赤字に苦しむ岡山市立市民病院(岡山市天瀬)のあり方を考える同市の検討委員会(千葉喬三委員長)は25日、感染症への対応など公的な役割を果たす医療の提供と、市民負担の抑制を条件に、同病院を存続させる方向を示す提言書をまとめた。経営改善のために同病院の地方独立行政法人化も盛り込んだ。提言書は31日に高谷茂男市長に手渡される。

 同病院は、結核病床12と感染症病床6を含む計396床があり、職員は常勤の医師48人と看護師222人ら計418人(06年4月1日現在)。累積欠損金が約58億円(市立吉備病院の引き継ぎ分も含む)にのぼり、市は一般会計から約9億3400万円(04年度)を繰り入れ、職員の給与や退職金などの一部をまかなっている。

 提言書では、課題の経営改善をより進めやすくするために、病院の経営形態を、「地方独立行政法人」とすることを提案。法人化すれば、単年度主義の予算に縛られず、中期的な経営計画が立てやすくなり、職員の給与も民間の水準で定められるなどとしている。

 検討委の一部の委員には、財政的観点から廃止を求める声も強かったが、千葉委員長は「医療福祉は市民のよりどころ。商品を売ってもうける経済的考え方だけではいけないというのが検討委の答えだ。ただ財政的には存続が難しいというのも当然な意見で、市長は総合的に判断されると思う」と話した。

368とはずがたり:2007/01/26(金) 22:27:38

大野病院事件 産科空白集約で拍車
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000701260005
2007年01月26日

 大熊町の県立大野病院で帝王切開中に女性(当時29)が死亡し、施術した産婦人科医が逮捕・起訴された事件は、26日に福島地裁で初公判を迎える。事件は、医師逮捕への危機感から産婦人科医の集約化を促し、産婦人科を持つ県立病院は、この1年間で4院から1院に激減した。(斎藤智子)

-県立は1院に減少-

 各地の県立病院に産婦人科医を派遣している県立医大産婦人科教室(医局)によると、会津総合病院(会津若松市)では昨年9月、産婦人科が廃止され、三春病院(三春町)は、院長が産婦人科医だが、今月から外来診療のみとなり、お産を扱わなくなった。大野病院では昨年2月の医師逮捕以来、産婦人科がずっと休診のままだ。
 現在、産婦人科のある唯一の県立病院は、南会津病院(南会津町)。交通の便が悪く、冬場は孤立する恐れもある地域のため、昨年12月以降、県立医大から産婦人科医が交代で同院に滞在している。同院の常勤医1人とあわせて「2人体制」を維持している。

 県病院局は長年、「広く薄く」という医師派遣の方針をとっていた。そのため、「1人医長の多い県」(厚生労働省)となった。だが、事件を契機に、その方針を見直さざるを得なくなった。

 県立医大産婦人科の佐藤章教授は「大野病院のような事件はどこでも起こりうる」という。「総合病院で24時間働く仲間を二度と同じ目に遭わせてはならない。リスクを避けるためには、医師が複数いる態勢にするしかないが、医師の数が足りない。小児科医とチームの組めない総合病院からは医師を引き揚げざるを得ない」と説明する。

 産婦人科医がいなくなった県立病院側は「何とか置いて欲しいと懇願したのだが、引き揚げられた。こちらも、事件のあとは強く出られなくなった」と嘆く。

 勤務医は開業などを理由に次々に病院を辞めている。

 県によると、昨年8月現在で産婦人科の勤務医は県内27病院で72人。その後もさらに数人減っているという。さらに、県外の大学が、会津若松市やいわき市の拠点病院から産婦人科医を引き揚げるケースが追い打ちをかける。県立医大が人繰りをして産婦人科医を派遣しているが、「いくら集約化しても、産婦人科医が足りず、まさに焼け石に水状態」(佐藤教授)という。

369とはずがたり:2007/01/27(土) 01:35:23

ほんと何やってんだ?政府自民党は相変わらず国民の福利厚生に対しては無為無策か?マスコミが煽ってるだけ?

「お産ピンチ」首都圏でも 中核病院縮小相次ぐ
2006年12月30日(土)06:12
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2006123000630.html

 東京都心の都立病院などが、お産を扱うのを休止したり、縮小したりしている。それも、生命が危険な出産前の母と胎児の治療から、出生直後の新生児の治療までを一貫して担う「周産期母子医療センター」で目立つ。大学病院の医師引きあげなど地方で深刻化していた問題が、ついに都心にまで波及してきた形だ。病院も医師も多く、埼玉や千葉などからも患者が集まる東京。中核病院のお産縮小の影響は、首都圏に及びそうだ。

 都立豊島病院(板橋区)は9月から、お産を全面休止している。

 同病院は、新生児集中治療室(NICU)6床を備えた地域の周産期センターで、年約900件のお産を扱ってきた。しかし現在は、他の病院から搬送されてくる低出生体重児などをNICUで受け入れているだけだ。

 定員6人の常勤医師が今夏、2人に減少。「非常勤を含めても当直などが満足にできない状態になった」(都病院経営本部)という。

 都立墨東病院(墨田区)の産科は11月から、新たな患者や、予約がない外来診療を受けず、年間1000件以上あったお産を縮小している。

 12床のNICUがある同病院の総合周産期センターは、いわばお産の救命救急センター。だが、常勤医は定員9人に対して5人。「周産期センターとしての役割にマンパワーをあてた」(同本部)結果、外来を縮小せざるをえなくなった。

 大田区の荏原病院(都から東京都保健医療公社に移管)も、1月から産婦人科の常勤医を減らし、お産を縮小するという。東京逓信病院(千代田区)も28日、産科の診療とお産を休止した。

 影響は周辺の病院に及んでいる。豊島病院から約1キロの距離にある日大板橋病院。豊島病院がお産を休止した翌10月には、それまで月70件ほどだったお産が100件近くに急増した。

 日大病院も総合周産期センターに認定され、ハイリスク出産も多い。救急搬送されてくる妊婦を年に80〜100人受け入れているが、その倍以上を断っているという。

 「このまま出産数が増えるとハイリスク出産は受けられなくなり、周産期センターとしての責任が果たせない。通常のお産は、受け入れを制限する必要が出てくるかもしれない」という。

 東京は、埼玉や千葉、神奈川の妊婦の「受け皿」でもある。特に出産費用が約30万円と安い都立病院は人気で、埼玉と都心を結ぶ東武東上線沿線の豊島病院には、埼玉から来る人も多かった。

 埼玉県の医師1人あたりの「出産扱い件数」(出生届数を産婦人科医数で割った数)は昨年、全国最多。総合周産期センターは県内に1カ所だ。そのセンターを運営する埼玉医大総合医療センターの関博之教授によると、救急患者の受け入れは、依頼の4〜5割ほどという。

 「東京の病院で引き受けてくれる数が減ってきて、限界のところでやっている」と話す。

370小説吉田学校読者:2007/01/27(土) 08:39:02
>>368
福島生まれとして一言言いますが、福島では、ずーーーーーーーーーっと前から産婦人科医不足です。私の弟が産れる時から、ずーーーーーーーっとです。いわきだけかもしれませんが、産婦人科の開業医からしてずーっと前から少ない。この産科不足、「産婦人科に食いっぱぐれなし」の言葉に甘え、日常努力をしていないツケも回ってきていると思います。
浜通りだったら、呼吸器系(炭鉱があったから)、癌関係の人材確保は熱心でした。
福島は県立医大が中核になって公立系の医師の切り盛りをしているのだが、県北・相双だったら東北大、浜通りだったら筑波大、会津・郡山だったら自治医科大から派遣してもらえる可能性もあるのだが、県立病院は県立医科大でという意識が強い。だから、さっき書いた大学出の医師は、福島赤十字とかいわき共立とか星総合とかの県立以外の大病院に回る。人脈がないとまでは言わないが、細い。

「産科は多忙で人気がない」の一言で産婦人科医不足問題を片付けてしまうマスコミの論調にちょっと疑問符です。大野病院事件ですと「事件の影響もあって」という簡単なステレオタイプはなんかなあ、という感じ。朝日の記事はマシといいますか、やっぱり地方紙の全盛地区での朝日は光るなあという感じなのですが、この毎日は最悪だと思います。「事件が拍車をかけた」と言うが、福島は、昭和末期に心臓外科の医療過誤が複数あり、訴訟化して一時的に心臓外科医不足になったが、立ち直りましたが、その教訓は生かせないのか。

福島・大野病院医療事故:産科医、起訴事実否認「精いっぱいやった」−−地裁初公判
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070126dde041040031000c.html

(前略)
 ◇病院側に遺族不信感−−医師不在、地元は窮状
 「一人の医師として患者が死亡したのは大変残念」。初公判で加藤被告は起訴事実を否認する一方、死亡した女性に対しては「心から冥福を祈ります」と述べた。黒っぽいスーツを身につけ、落ち着いた声で準備した書面を読み上げた。
 加藤被告が逮捕・起訴されて休職となり、昨年3月から県立大野病院の産婦人科は休診が続いている。同科は加藤被告が唯一の産婦人科医という「1人医長」体制。再開のめどは立たない。
 隣の富岡町の30代女性は加藤被告を信頼して出産することを決めたが、休診で昨年4月に実家近くの病院で二男を出産した。女性は「車で長時間かけて通うのも負担だった」と振り返る。二男出産に加藤被告が立ち会った女性(28)も「次も加藤先生に診てもらいたいと思っていた」と言う。
 一方、被害者の父親は「事前に生命の危険がある手術だという説明がなかった」と振り返る。危篤状態の時も「被告は冷静で、精いっぱいのことをしてくれたようには見えなかった」と話す。
 病院の対応にも不満がある。病院側は示談を要請したが父親は受け入れず、05年9月の連絡を最後に接触は途絶えた。昨年11月に問うと、病院は「弁護士と相談して進めていく」と答えたという。「納得できない。娘が死んだ真相を教えてほしい」と不信感を募らせる。【松本惇】
 ■解説
 ◇結果責任の追及、医学界に危機感
 この裁判では、加藤被告を逮捕、起訴した捜査当局に、全国の医師から強い批判の声が上がっている。背景には、通常の医療行為で患者が死亡した結果責任を、医師個人が追及されているのではないかという危機意識がある。医師法で届け出義務が課される異状死の定義があいまいという指摘もあり、裁判を多くの医療関係者が注目する。
 最大の争点は「癒着胎盤」のはく離を中止すべきだったかどうか。検察側は「癒着胎盤と分かった時点で大量出血しないようにはく離を中止し、子宮摘出に移行すべきだった」と医師の判断ミス、過失ととらえる。これに対し、弁護側は「臨床では止血のために胎盤をはがすのは当然で、出血を放置して子宮を摘出するのは危険」と通常の医療行為だと主張する。
 日本産科婦人科学会の発表によると、06年度(11月まで)に同会に入会した産婦人科医は298人で、03年度の375人から2割程度減少した。同会の荒木信一事務局長は「大野病院の事故が減少に拍車をかけた」と分析している。【松本惇】

371とはずがたり:2007/02/02(金) 03:24:00

無資格助産:書類送検の院長を起訴猶予処分 横浜地検方針
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070201k0000m040135000c.html

 横浜市瀬谷区の産婦人科病院「堀病院」の無資格助産事件で、横浜地検は週内にも、保健師助産師看護師法違反容疑で書類送検された堀健一院長(79)を起訴猶予処分にする方針を固めた模様だ。同様に書類送検された看護師ら10人も起訴猶予または不起訴にする方針。産科医・助産師不足を背景にした無資格助産が各地で行われており、起訴すれば産科医療に深刻な影響を与えることや、神奈川県警による家宅捜索や報道で既に社会的制裁を受けていることなどを総合的に考慮したとみられる。【伊藤直孝、野口由紀】

 堀院長と看護部長は03年12月〜昨年5月、計17人が出産した際、助産師資格のない看護師や准看護師計9人にお産の進み具合をみるため産道に指を入れる内診をさせた疑いで昨年11月、書類送検された。看護師ら9人は内診をした疑い。

 これまでの調べで、無資格内診は03年11月以降、約3万9000件に上ることが判明。さらに、分〓(ぶんべん)を誘発するために妊婦の卵膜を破り破水させる人工破膜を看護師にさせていたことも分かった。地検は悪質な無資格助産を裏付ける事実とみて捜査を進めてきた。

 しかし、地検は(1)堀院長は「厚生労働省が04年に出した『医師の指示下でも看護師内診は認められない』との通知は見解に過ぎないと思っていた」と主張している(2)日本産婦人科医会は「看護師による内診そのものは母体に健康被害を及ぼさない」との見解を示している(3)同医会は1960年代から、助産師不足に対応するため産科看護師を独自に養成し、各地で看護師による内診が行われてきた−−などの点を考慮。無資格助産の危険性の十分な立証は難しいうえ、起訴すれば産科医療に及ぼす影響が大きいと判断した模様だ。

毎日新聞 2007年2月1日 3時00分

372とはずがたり:2007/02/02(金) 04:19:44

格差社会だ。

比が腎臓売買を公認へ、闇取引対策で年内導入目指す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070202-00000201-yom-int
2月2日3時4分配信 読売新聞

 【マニラ=遠藤富美子】フィリピン政府は、腎臓移植を希望する外国人患者に対し、一定の条件を満たせば腎臓提供を認める新制度を導入する方針を固めた。

 闇で横行する臓器の国際取引を事実上公認するもので、10日に保健省が公聴会を開いて各界の意見をくみ上げた上で、今年中の制度実施を目指す。外国人を対象とする政府公認の臓器売買は世界に類例がなく、実際に制度運用が始まれば移植待機者が1万人を超す日本から患者が殺到することも予想される。

 新しい生体腎移植制度案は、外国人患者に〈1〉腎臓提供者(ドナー)への生活支援費〈2〉別のフィリピン人患者1人分の移植手術代――を支払わせるのが骨子。ドナー生活支援費などが1万2000ドル(約144万円)、フィリピン人患者の移植代が円換算で96万〜120万円相当とされ、外国人患者の手術・入院代とあわせ、外国人患者は総額5万ドル(約600万円)を支払うことになる。仕組み全体は政府が管理し、ドナーは民間のドナー支援団体「腎臓財団」を通じて生活支援を受ける。


最終更新:2月2日3時4分

373小説吉田学校読者:2007/02/11(日) 23:25:10
愛媛新聞が病気腎移植問題を粘り強く取材しております。シリーズ化していてネットでも読める。力作であり、近年、まれに見るヒットかと思われます。
一番問題に感じた回がこれ。移植拒否して透析を選んだ患者に、何とも言いがたい「処置」です。「患者には透析を選ぶ権利あるはずだ」の声は非常に重いと私は思います。

[両刃のメス]第1部 患者(11) 選択肢 自発的な意思尊重を
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/zokibaibai/ren101200612237808.html

 「あの先生に助けてもらった」―市立宇和島、宇和島徳洲会の両病院で計六百件以上の腎移植手術を手掛けた万波誠医師(66)に対し、移植を受けた患者や家族から感謝の言葉が聞こえてくる。「患者に寄り添っている数少ない医者」との評判とともに。
 しかし、正反対の評価も確かにある。万波医師の考えや方針に疑問や異論を差し挟んだ途端、「気さくな先生」とは全く異なる側面を垣間見た患者や家族がいる。十年前から腎不全を患い、市立宇和島病院で万波医師の治療を受けた南予の七十代男性が体験を語る。
 「透析を始めて五年以内じゃないと生着率が良くない」。万波医師はベッドで透析を受ける患者らの周りを歩き、早期の腎移植を勧めていた。具合が悪くなれば休日も対応してくれる。仕事熱心で患者本位の医師だとこの時は思っていた。
 何度も移植を勧められた男性が「他人を傷つけてまで生きようとは思わない」と自分の信条を理由に断ったその日から、態度が一変したという。
 回診の担当が若い医師に代わった後、こんなことがあった。男性は、透析をするために左手首付近で静脈と動脈をつなぎ合わせた太い血管部分(シャント)がつぶれ、夜も眠れない痛みに苦しんでいた。担当医が万波医師に処置を依頼する声が聞こえた。「自分では対応できません。お願いします」「それはいい」。素っ気ない言葉だけが残り、診てはもらえなかった。
 「見捨てられた」。男性の心には今も、ぬぐいきれない不信感が漂う。そして「患者には透析を望む権利もあるはずだ」と訴える。
 万波医師は多くの腎不全患者の命を救ってきた。手術のうまさは高く評価され、国内有数の実績を誇ることは間違いない。しかし透析治療のマイナス面を強調し、移植を前面に押し出す診療姿勢に疑問を投げ掛ける医療関係者は多い。
 移植した腎臓が機能しなくなり、透析に戻った患者の治療も手掛けている県内の透析医は「透析では長く生きられない、と説明された移植患者が透析に戻った場合、精神的に追い詰められノイローゼになるケースもある」と打ち明ける。
 移植技術の進歩で、血液型不適合の生体腎移植も成功率が高まってきた。同透析医は「移植後の状態に問題がないなら、透析よりも移植の方が良い」としつつ「しかし透析も決して惨めな治療ではない」と語る。
 移植か、透析か。それは患者がどのような生き方を選ぶかと深く関連し、自発的な意思を医師側は尊重しなければならない。命を救う尊い行為が患者不在に陥ってはならない。
 だが、移植の権威者が発する言葉は患者にとってあまりにも重い。臓器売買事件、病気腎移植、それに続く一連の経緯の底流には、かつての医療界の体質といわれた、医師と患者が上下・主従関係にあるパターナリズム(父権主義)が存在しているのではないか。
 問題が浮かび上がった背景には、一医師の個性や患者との関係にとどまらない他の要因が絡み合う。移植技術の進歩と医療倫理の相関、移植医療界の力関係、腎移植を取り巻く絶対的な臓器提供者不足…。今後の連載では、それらをひもときつつ「医療とは」「生きるとは」をあらためて問い直していく。
(臓器移植取材班)

374名無しさん:2007/02/25(日) 22:29:29
小沢一郎

これで堂々と居眠りできる?〜昼寝は心臓病の危険減らす
http://www.usfl.com/Daily/News/07/02/0223_012.asp?id=52568

 昼寝は心臓病のリスクを軽減することが、ハーバード大学とギリシャ・アテネ大学の最新調査で明らかになった。特に男性で効果が高いという。日中、職場で居眠りする最高の言い訳になりそうだ。

 AP通信によると、両大学の医学部に在籍するディミトリス・トリコポロス博士が率いる研究チームが、ギリシャの成人2万3681人を対象に昼寝が健康に与える影響を1人平均6年間調査した。その結果、週に最低3回、約30分の昼寝をした人は昼寝をしない人と比べて心臓発作などの心臓疾患で死亡する危険率が37%低かった。

 実験参加者中、48人の女性が心臓病で死亡し、うち6人は働く女性だった。心臓病で死亡した男性は85人で、働く男性は28人だった。研究者らは、仕事がストレスの最大要因であり、昼寝によってストレスが軽減され、心臓の負担が軽くなったのではないかとみている。

 ただし、ストレスと心臓病の関連は不明。ストレス過多によるホルモン異常、または運動不足や過食、喫煙が心臓病の引き金と考える専門家もいる。

 今回の調査では、食事、運動、喫煙など心臓に影響を与えると考えられる生活習慣を除外しても、昼寝は心臓病リスクを軽減するという結論が出た。調査対象は20〜86歳と年齢の幅が広く、調査開始時点では皆健康だった。

 昼寝は米国の風土にはなじまず、企業社会では「怠惰」とみなされがち。それでも一部企業は昼寝ができる休憩所を設置するなど就業中の昼寝を推奨しており、昼寝によって仕事の効率が上がったと主張する従業員も多い。

375杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/03/07(水) 21:55:07
マイナスイオンと並ぶ如何わしい健康情報の「血液ドロドロ」。遂にマスコミが取り上げる事態となりますた。

「血液ドロドロ」と不安あおり健康器具販売 苦情が急増
http://www.asahi.com/life/update/0307/011.html
2007年03月07日20時40分

 「検査の結果、あなたの血液はドロドロですよ」。こんな言葉で不安をあおられ、高額の健康器具や健康食品を買わされるトラブルが急増していることが7日、国民生活センターの調べでわかった。簡易キットを使い業者が検査をすることや結果を説明することは医師法で禁じられている。同センターは「病院以外の場所では検査を受けないでほしい」と注意を呼びかけている。

 同センターによると、簡単な血液検査や健康診断を受け、高額の健康器具や医療サービスを契約させられたという苦情が、統計が残っている96年度以降3510件あった。96年度は132件だったのが、05年度は589件と、約4.5倍に増えていた。

 関東地方の70歳代の女性は昨年2月、仮店舗のようなところで、「中性脂肪が高めで不安」と訴えたところ、店員に指先から血液を採取された。モニター画面を見せられ「血液がドロドロだ」といわれた。ブレスレットを15分ほどつけてから再度検査すると、「血液がサラサラになった」といわれた。そのブレスレットを約29万円で購入したが、つけても体調に変化はなかったという。

 被害者を年代別にみると、70歳代が最も多く全体の22%、60歳代が20%で高齢者が多い。平均契約金額は、54万円だった。販売形態は、店舗販売と訪問販売が各38%。また、空き店舗などを数日で転々とする「仮店舗」のような形で売るケースも11%あった。

 同センター情報分析部は「健康ブームにのって、悪質業者も手口が巧みになっている」と話している。

376とはずがたり:2007/04/28(土) 22:29:55
自民党のえせ改革では町の開業医や医師会の顔色窺うばかりで必要な地域の医療が崩壊している。

「活力を奪う」 病院再編で細る医療 光市と合併の旧大和町'07/3/21
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/Ew07032105.html

 「急病では入院できなくなるらしい」。地域の命綱である総合病院の再編話に、住民たちは動揺した。話が持ち上がって一年がたつ。いまだに住民には、地域医療の行く末が見えない。

 ▽一般病床移す
 二〇〇四年、光市と新設合併した旧大和町。市立大和総合病院は今も、市内や近郊から患者が訪れる地域医療の拠点だ。光市は財政難を理由に、こんな経営計画を発表した。大和総合病院にある二百二十床の一般病床を全廃する―。
 合併で、光市は二つの総合病院を有することになった。旧光市にある光総合病院と、旧大和町の大和総合病院。「一つの市に、二つの総合病院は持てない。財政的に厳しい」。光市は二つの病院の役割を明確に分ける方針を打ち出した。
 「光」に急性期医療を集約する。「大和」は慢性期医療の専門病院とする―。治療が必要な患者向けの一般病床は「光」に集中させる。「大和」の一般病床は全廃し、高齢者の長期入院の受け皿となる療養病床を六十床から二百三十床へ増やすとした。
 「地域医療が後退する」。大和の住民たちから、わき上がった声。〇三年秋、白内障の手術で入院した藤本茂樹さん(73)はため息をつく。「自転車やタクシーで移動する高齢者も少なくない。光総合病院まで、行くだけでも一苦労。通院なんてできんよ」

 ▽新法で市迷走
 地域に波紋を広げながらも、光市が押し進めようとした病院事業の中期経営計画。ところが発表から三カ月後、今度は市側が路頭に迷う。医療制度改革関連法が成立し、療養病床の大幅削減が決まったのだ。国は、全国に三十八万床あるベッド数を、二〇一二年度までに十五万床まで減らすという。
 同時に、療養病床の診療報酬がぐんと安く設定された。計画のままでは大和総合病院の採算割れは決定的だ。財政状況の厳しさから、百億円以上もかかるとみられる病院再編の準備資金の見通しが立たない。市病院局は昨年秋に見直しを余儀なくされた。
 「国の制度がめまぐるしく変わる中、前にも進めず、後ろにも引けなくなった」。市病院局の田中修管理部長は途方に暮れる。今月末までに立てるはずだった見直し策も宙に浮いたままだ。「このままでは六、七年後には資金繰りが困難になる」。焦りは募るが、解決策は見いだせない。
 医療が細る不安感は、地域の活力をも奪いかねない。合併で町役場が支所になり、店も減った旧大和町。そこに、総合病院の再編話まで持ち上がった。「何のための合併だったのかと、問いたくなるよ」。旧町で収入役を務めた小川泰治さん(76)が、言った。(山瀬隆弘)

377とはずがたり:2007/04/28(土) 22:32:03

序でに福祉も此処に。
俺の祖父母は4人とも俺が物心着く頃にはいなかったのだが友人達のおじいちゃんおばあちゃんはお小遣い沢山くれる存在の印象でみんな金持ちだった様な気がするのだがねぇ。
困ってる老人世帯は現役世代に何をしてたんだ?

老老介護、夫婦に負担増 サービス利用は最小限に'07/3/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/Ew07032005.html

 四年に一度の統一地方選が近づいた。この四年で進んだ「小泉改革」と「平成の大合併」は、さまざまな制度や枠組みを大きく変えた。景気が上向く一方で、改革が暮らしに落とす影をたどる。

 夫の八十歳の誕生日。巻きずしを買ってきて、二人でささやかなお祝いをした。あと何年、こうやって元気で暮らせるかね―。わざと明るい声で聞いてみた。「知るかあ、そんなこと」。ぶっきらぼうに夫は答えた。

 ▽「蓄えはなし」
 広島市内のアパートに夫婦二人で暮らす。「私がしっかりせんと」。妻(79)は、口癖のように言う。夫は四十二歳の冬、脳卒中で倒れ、半身まひになった。夫を介護しながら、妻は内職で暮らしを支えた。「じゃけえね、老後の蓄えなんか何もないんよ」
 夫婦の年金は今、月に計十三万円。そこから、二人分で約六千円の介護保険料が天引きされる。夫は「要介護3」。「老老介護」の限界を妻は感じるが、費用を考えるとサービスの利用は最小限に抑えざるを得ない。リハビリのための週一回のデイケアと、つえなどのレンタルだけ。それでも月約八千円の出費だ。
 家賃や光熱費などを差し引くと、残る生活費はわずか。「本当はヘルパーさんに助けてもらいたい。でも数千円の出費でも厳しいの」。妻の顔から笑みが消えた。
 社会全体で高齢者を支える―。こんなうたい文句で導入された介護保険制度だが、運営する市町村の会計はパンク寸前にある。保険料の値上げとサービス利用の抑制。制度見直しのしわ寄せは、高齢者に向けられた。
 広島市の介護保険料は、所得に応じ八段階に分かれる。基準額は月四千七百八十六円。政令市では堺市に続き二番目に高額だ。満額徴収となった五年半前と比べ約千七百円上がった。「保険料を払うんがやっと」。ため息をつく高齢者は、この夫婦に限らない。
 介護をする人も、受ける人も高齢者。核家族化の果て、老老介護世帯は増える一方だ。高齢者を支える「切り札」だったはずの介護保険のサービス。その利用を控えてしまう現実が、所得の低い家庭にはある。

 ▽常に健康不安
 「私がしっかりせんと」。妻の口癖の裏には自身の健康不安がある。腰や、ひざの関節が悲鳴を上げている。けんしょう炎で手に力が入らない。C型肝炎と心臓病を抱え、体がふらつく。もし自分が入院したら、費用をどう工面するか。一人残った夫は、どうなるのか。考えただけで、ぞっとする。
 高齢者の医療費負担も増加傾向にある。昨年十月から、七十歳以上の長期入院者の食費や光熱費がすべて自己負担となった。「肺炎になった時も医者は入院しなさいと言ったんじゃけど、せんかった。一度入院したら出られんような気がして」
 夫を介護しながら通院し、点滴で治した。救いは、市の重度障害者施策による夫の医療費補助。無料で訪問してくれる看護師に、精神的に支えられている。介護と医療の費用。老いが深まるにつれ、どれくらい膨らんでいくのか。夫婦には見通せない。(木ノ元陽子)

378とはずがたり:2007/05/11(金) 01:58:32

ホントだったら民主が失政をがつんがつん非難して医療格差問題で政府・自公を突き上げてなきゃあかんのちゃうのん?

医師の全国派遣を検討 政府・与党、偏在解消へ新制度
http://www.asahi.com/politics/update/0510/TKY200705090362.html
2007年05月10日06時59分

 政府・与党は医師不足解消に向け、医師を不足地域に派遣するシステムを構築する方針を固めた。与党内では臨床研修後の若手医師や定年後の勤務医らを全国に配置する案が浮上。政府・与党の対策会議を立ち上げ、6月中にも取りまとめる政府の「骨太の方針」に盛り込む。自民、公明両党は7月の参院選のマニフェスト(政権公約)の目玉に据える考えで、地方重視をアピールする選挙対策の狙いもありそうだ。

医師数の地域格差の現状

 地域の医師確保策は都道府県が設置する「地域医療対策協議会」で進めているが、地方によって医師数に差があり、全国的なバランスを考えた対策が急務となっている。与党が検討している医師派遣システムは、国立病院機構の中に派遣機構を新設して医師をプールし、1年程度の期限つきで派遣する構想だ。

 必修の臨床研修(2年間)終了後の後期臨床研修に進んだ医師や、定年を迎えた勤務医らから希望者を募る方針。人材確保のために、派遣期間終了後に希望の専門研修に進める制度づくりも検討している。

 自民、公明両党は先月下旬、個別に会議を設けてこうした具体策の検討に着手。ただ、「専門的な知見を要する」(二階俊博・自民党国対委員長)との判断から、9日の与党幹部の協議で厚生労働省や文部科学省など政府側も交えることを決めた。塩崎官房長官も同日の記者会見で「大事なのは国民がどこに住んでいても安心して医者にかかれる状態に保てること。与党とはよく協議をしたい」と強調した。

 一方、与党案の実効性は未知数のため、公明党の北側一雄幹事長は9日の記者会見で「必要であれば次の国会等で法案提出も考えたい」と述べ、法整備も視野に入れていることも明らかにした。

 与党が対策に本腰を入れ始めたのは「統一地方選で地方を回った幹部が全国的な問題と初めて認識した」(自民党厚生労働族議員)ためで、選挙向けの色合いが強い。民主党の松本剛明政調会長は9日の会見で「医師不足に取り組まれることは大急ぎでやっていただきたい課題だが、選挙まで2カ月を切った時期に協議会を作ってポーズだけで終わらせようとしているのであれば許されない」と語った。

379とはずがたり:2007/05/19(土) 21:09:20

医師不足対策:地域医療枠を柱に、協議会が初会合
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070518dde007010065000c.html

 政府・与党は18日午前、首相官邸で「医師確保対策に関する協議会」の初会合を開き、国公立大医学部の定員に全国各地でのへき地勤務を条件に入学を認める「地域医療枠」を新設することなどを柱とする総合的な医師不足対策の取りまとめに着手した。6月上旬に決定し、政府の骨太の方針に盛り込む。

 政府・与党が検討している地域医療枠は、47都道府県に各5人程度ずつ医学部入学の別枠を設け、全国で年間250人程度定員を増やす案。奨学金によって事実上授業料を免除し、卒業後10年程度へき地勤務をすれば、返さなくてもいいようにする。

 他にも、▽国立病院など地域の拠点病院に必修の臨床研修を終えた若手や定年した元勤務医らを登録し、1年程度の期限つきで医師不足地域に派遣する▽開業医を幅広い疾患に対応できる総合医として養成し、勤務医の負担を軽減する−−といった対策も既に固まっている。【吉田啓志】

毎日新聞 2007年5月18日 東京夕刊

380とはずがたり:2007/05/28(月) 18:33:41
医者がなにやら特権階級に成っておる。一方で死ぬ程忙しく働かされても居て労働環境が劣悪でもある。
カネ積めば入れる私立医科への補助金を減らしても良いから国公立の定員増やしたらどうか?
自治医科大も栃木県にあるが西日本にもう一つぐらい作っても良いのでわ?

<医師人口比>日本、20年に最下位へ OECD30カ国中
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070528-00000006-mai-soci
5月28日3時7分配信 毎日新聞

 人口1000人当たりの日本の医師数が、2020年には経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国中最下位に転落する恐れがあることが、近藤克則・日本福祉大教授(社会疫学)の試算で分かった。より下位の韓国など3カ国の増加率が日本を大きく上回るためだ。日本各地で深刻化する医師不足について、国は「医師の地域偏在が原因で、全体としては足りている」との姿勢だが、国際水準から懸け離れた医師数の少なさが浮かんだ。
 OECDによると、診療に従事する03年の日本の医師数(診療医師数)は人口1000人あたり2人。OECD平均の2.9人に遠く及ばず、加盟国中27位の少なさで、▽韓国1.6人▽メキシコ1.5人▽トルコ1.4人――の3カ国を上回っているにすぎない。
 一方、診療医師数の年平均増加率(90〜03年)はメキシコ3.2%、トルコ3.5%、韓国は5.5%に達する。日本は1.26%と大幅に低く、OECD各国中でも最低レベルにとどまる。各国とも医療の高度化や高齢化に対応して医師数を伸ばしているが、日本は「医師が過剰になる」として、養成数を抑制する政策を続けているためだ。
 近藤教授は、現状の増加率が続くと仮定し、人口1000人あたりの診療医師数の変化を試算した。09年に韓国に抜かれ、19年にメキシコ、20年にはトルコにも抜かれるとの結果になった。30年には韓国6.79人、メキシコ3.51人、トルコ3.54人になるが、日本は2.80人で、20年以上たっても現在のOECD平均にすら届かない。
 近藤教授は「OECDは『医療費を低く抑えると、医療の質の低下を招き、人材確保も困難になる』と指摘している。政府は医療費を抑えるため、医師数を抑え続けてきたが、もう限界だ。少ない医師数でやれるというなら、根拠や戦略を示すべきだ」と批判している。【鯨岡秀紀】

最終更新:5月28日7時0分

381杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/05/28(月) 22:28:16
>>380
産業医科大学がそれに該当してますです。その名の通り産業医育成のための医科大学で、卒業後の9年間に産業医として勤務すれば学費の相当部分を免除して貰えます。
  ,,,,,,,,,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.uoeh-u.ac.jp/JP/index.html

ちなみにマジで金に困ってると言う方なら防衛医大もオススメ。卒業後9年間は自衛隊に勤めれば全額学費免除だそうです。
  ,,,,,,,,,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.ndmc.ac.jp/

382とはずがたり:2007/05/28(月) 22:36:39
へぇ〜,しりませんでした>産業医科大

383とはずがたり:2007/05/30(水) 12:37:09

医科担当医師が6月末で退職 上小阿仁国保診療所
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070530a

 上小阿仁村の村立上小阿仁国保診療所の医師1人が、一身上の都合を理由に、6月30日付で退職することが29日分かった。

 退職するのは所長で医科担当医師の森田真守氏(49)。今月7日、小林宏晨村長に退職願を提出し受理された。森田氏は13年8月から勤務している。

 常勤医確保の見通しは立っておらず、7月1日以降は、非常勤医を診察に当てたいという。

 同診療所には医科と歯科があり、両科とも医師1人が診察に当たっている。看護師は4人。利用者は1日50?60人。


(2007/05/30 08:35 更新)

384とはずがたり:2007/05/30(水) 15:16:12
小手先の糊塗策である。早くも6月にもってのが参院選目当てで白々しいヽ(`Д´)ノ

国主導で医師を緊急派遣
女医の復職を支援
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007052900142&genre=A1&area=Z10&mp=

 地方を中心とした医師不足を解消するため政府、与党が検討している医師確保対策の最終案が29日、ほぼまとまった。医師不足地域に対し国が主導して緊急的に医師を派遣したり、出産、育児などで離職した女性医師の復職を支援、勤務医の過重労働を解消することなどを盛り込んだ。

 政府与党は31日に協議会を開き、安倍晋三首相が出席して最終案を決める方針で、6月に政府の「骨太の方針」や、参院選の公約にも反映させる。

 緊急医師派遣は短期に効果が上がる対策として整備。国立病院や規模の大きな民間病院などに派遣機能を担わせ、国が都道府県からの求めに応じて各地の自治体病院などに派遣する。へき地など一部に限定している医療従事者の人材派遣について労働者派遣法を一部緩和して派遣しやすい環境を整える。早ければ6月にも始まる見通しだ。
 中期的な対策では、医師国家試験の合格者が3割を占める女性医師の活用を促す。特に出産や育児で離職する状況を減らすため、院内保育所の整備や、復職のための研修を実施する病院を支援する。(共同通信)

385やおよろず:2007/06/03(日) 13:31:12
診療所で看護師刺される 通院の男を逮捕 兵庫・尼崎
http://www.asahi.com/national/update/0602/OSK200706020063.html

2007年06月02日22時48分

 2日午後2時ごろ、兵庫県尼崎市戸ノ内町3丁目の「尼崎医療生活協同組合戸ノ内診療所」の待合室で、同市戸ノ内町4丁目、無職仲尾慶栄容疑者(60)が突然、女性看護師(30)の腹を果物ナイフで刺した。悲鳴を聞いて駆けつけた男性医師(57)が取り押さえ、尼崎東署員が殺人未遂容疑の現行犯で逮捕した。看護師は2週間のけが。

 調べでは、仲尾容疑者は3〜4年前ごろから、同診療所の内科に通院。事件当時は受診直後で、待合室に他の患者はいなかったという。ナイフは自宅から持ってきていたが、「なぜあんなことをしたのか分からない」と話しているという。

386とはずがたり:2007/06/24(日) 01:14:37
詰まり情熱頼りでは絶対に医者不足は解消しない,と思う。予算的措置が必ず必要なのである。勿論僻地で頑張るという一部の情熱ある医は仁術なりという医者の存在は崇高で偉大ではあるけど彼らの善意に縋るだけというのでは責任ある姿とは云えまい。

07参院選:「美しい国」考/5 へき地で深刻、地域医療
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/archive/news/2007/06/17/20070617ddm041010149000c.html

 ◇医師不足、「情熱」頼り

 竹下登元首相の生家から徒歩5分。掛合(かけや)診療所(島根県雲南市)の医師は本多一郎さん(47)だけだ。医師不足に悩む県がへき地勤務の希望者を全国から募る「赤ひげバンク」を通じ05年7月、赴任した。「独りでどれだけやれるか」。試してみたかった。

 東京・新宿生まれ。大学の文系学部を卒業後、都内のデパートに入った。新人の仕事はカード料金不払い者への督促だった。下町の高齢者には、子供に勝手に名義を使われたケースが多かった。雑談するうちに親密になり、医療から取り残された高齢者の存在を知った。「高齢者医療に取り組みたい」との思いが強まり一念発起した。デパートを3年で退職、2年間勉強し、島根医科大(当時)に合格した。再び東京の下町で10年間、病院と診療所で働いた。
  ■
 人口10万人当たりの総医師数(04年)は、全国平均で212人。これに対し、雲南市など雲南圏は144人、隠岐の島町など隠岐圏は170人。都市に比べ、離島やへき地の医師不足は深刻だ。参院選をにらみ政府・与党は5月末、医師不足地域に医師を派遣する国レベルの体制整備▽医師不足の地域で大学医学部の定員枠を拡充−−など6項目の緊急対策を発表。参院選公約とした。

 6月上旬の土曜日、掛合診療所に高齢の女性や親子連れらが次々と訪れていた。「今のところ、立ち往生することもなく、充実した日々です」と本多さん。看板は内科だが、実際は外科や小児科、婦人科など多岐にわたる。待合室の50代男性は「診療所には3世代でお世話になっている。遠くの病院より身近な診療所。無くなったら大変ですよ」と期待を寄せる。

 へき地の医師を増やすにはどうすればよいのか。本多さんは「国が強制するよりも自主性を育てる方が早道。大学教育で地域医療の魅力を伝えるべきだ」と考える。
  ■
 隠岐の島の街づくりに取り組む吉岡陽子さん(62)は05年、へき地医療対策を考える厚生労働省の検討会メンバーに選ばれた。島は天候が荒れると船も飛行機も欠航する。患者の緊急搬送には、県防災ヘリや自衛隊、海上保安庁の協力が欠かせない。厳しい実態を訴え、医師増も求めたが、手ごたえはなかった。

 そんな島に、澤敏治さん(56)が赴任してきたのは今年4月。福井県の国立病院副院長から、隠岐病院の外科部長への転身だ。「(管理職ではなく)現場でまだまだ働きたい」と直接、病院へ電話して志願した。

 武田博士院長の方針もあり、麻酔が伴う外科手術を行う。盲腸やがんなど4〜5月で約20件した。以前は本土まで搬送していたという。「難しい手術を成功させて患者の信頼を勝ち取りたい。これがやりがいです」

 日本の医師不足の「治療法」は澤さんにも分からない。しかし、「私は定年まで地域医療の一線で頑張る。その間に政治家は議論をとことん深めてほしい」と話す。=つづく

毎日新聞 2007年6月17日 東京朝刊

388とはずがたり:2007/06/30(土) 12:27:20

秋田県は危機感が強いのかしっかりやってるイメージだが,俺が秋田さきがけ新報社のメールサービスを利用してるから目に止まるからか?

申し込み3倍、医師確保に弾み 医学部・修学資金貸与事業
ttp://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070630g

 医師確保対策として県が大学医学部の一般入試合格者を対象に実施している「修学資金貸与事業」の申し込みが、本年度は募集定員の3倍に達し、県は定員の拡大も含め検討している。事業がスタートした昨年度は、対象を1年生に限定していたが、早期に人材を確保する目的で本年度から全学年に拡充したことが急増につながった。

 県医務薬事課によると、募集定員5人に対し、4月27日の締め切りまでに15人が応募。学年別では13人が2年生以上で、1年生は2人だけ。新入生に限定した昨年度は応募が定員と同数の5人だった。

 貸与額は授業料などとして月15万円、入学金(1年生のみ)として28万2000円。貸与期間の1・5倍の期間、県が指定する「公的医療機関等」に勤務することを条件に返済は免除される。勤務する病院は、県や秋田大、県医師会、公的病院などで組織する「医師配置調整委員会」(仮称)で決める。

 県医務薬事課は「応募が予想以上に多かったことから、定員を緊急的に拡大できないか検討している。定員を満たしていない研修医枠と院生枠についても、追加募集するべきかどうか検討中」と話している。


(2007/06/30 11:16 更新)

389やおよろず:2007/06/30(土) 18:32:09
英、7月1日から全面禁煙に=パブやレストランもダメ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007063000307

 【ロンドン30日時事】英イングランドで7月1日から禁煙法が施行され、公共の場での喫煙が全面的に禁止される。スコットランドや北アイルランドでは先行して禁煙化が実施されており、これにより英全土が「禁煙地帯」となる。
 規制対象は、店舗やオフィスのほか、パブ(大衆酒場)やレストランなども含まれる。屋外や個人の自宅は対象外。個人の違反者には最大50ポンド(約1万2400円)、企業や施設管理者には同2500ポンド(約62万円)の罰金が科される。

390やおよろず:2007/07/01(日) 16:29:42
どうやら、民主党にとっては、負けられない戦いになりそうだ

=========

医師、看護士の派遣解禁を=07年度規制改革要望−経団連
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007062900895

 日本経団連は29日、2007年度の規制改革要望を発表した。
 労働者派遣法上、医療関係業務を解禁することや地方税徴税業務の民間開放など全体で
 14分野、205項目に及ぶ。来週中に政府に提出、実現を働き掛ける。

 医師や看護士らが携わる医療は同法で派遣禁止業務とされている。しかし、医務職の人材
 不足が社会問題となっている中で、有資格者の女性や高齢者の活用を促す観点からも、
 早期に派遣を解禁する必要性を指摘した。

 地方税徴収業務は現在、督促、質問・検査、捜索、差し押さえの民間委託が禁止されている。
 地方公共団体の税務職員を増やさず、徴税率を向上させるには、一定の服務規律を課した
 うえで民間委託できるようにすべきだとした。

391とはずがたり:2007/07/06(金) 13:25:59
善玉コレステロールが引く過ぎと云われてた来たが,今回はそれはオッケーだったものの総コレステロールが基準値よりも低いと出た。
コレステロールは肝臓で作られるとのこと。
なんか疲れやすいし,オヤジも肝癌で逝ったしで俺も肝機能が少々弱いのかも知れぬ。気をつけたい。
http://www.furano.ne.jp/utsumi/lipid/qa.htm
http://q.hatena.ne.jp/1116825446
http://plaza.harmonix.ne.jp/~lifeplus/text/colest.html

392とはずがたり:2007/07/13(金) 02:16:47
議員板で拾った。官から民へ等と云うが医者のぼんぼんしか行けずに世襲の温床になってる私立医大の補助金減らして定員を削って,予算を地域医療を担う医者確保の奨学金だの県立医大だのへ回せやヽ(`Д´)ノ

379 名前:無党派さん[] 投稿日:2007/06/10(日) 18:08:04 ID:Svt1voKm
教育格差の権化私立医学部 6年間で3000万以上の学費の大学一覧

【※ 私立医大の学費を準備できる富裕層は全世帯の1%です。】
【※ 日本の医学部の定員の40%がこの金銭私立医学部で占めています。】

05)関西医科大学・・・・・3014万円 (+寄付金)
06)順天堂大学・・・・・・3050万円 (+寄付金)
07)大阪医科大学・・・・・3156万円 (+寄付金)
08)東京女子医科大学・・・3208万円 (+寄付金)
09)東邦大学・・・・・・・3229万円 (+寄付金)
10)久留米大学・・・・・・3237万円 (+寄付金)
11)昭和大学・・・・・・・3250万円 (+寄付金)
12)日本大学・・・・・・・3336万円 (+寄付金)
13)聖マリアンナ医科大学・3390万円 (+寄付金)
14)岩手医科大学・・・・・3448万円 (+寄付金)
15)近畿大学・・・・・・・3483万円 (+寄付金)
16)杏林大学・・・・・・・3655万円 (+寄付金)
17)獨協医科大学・・・・・3730万円 (+寄付金)
18)藤田保健衛生大学・・・3746万円 (+寄付金)
19)福岡大学・・・・・・・3772万円 (+寄付金)
20)愛知医科大学・・・・・3800万円 (+寄付金)
21)兵庫医科大学・・・・・3840万円 (+寄付金)
22)北里大学・・・・・・・3921万円 (+寄付金)
23)埼玉医科大学・・・・・4017万円 (+寄付金)
24)金沢医科大学・・・・・4041万円 (+寄付金)
25)川崎医科大学・・・・・4100万円 (+寄付金)
26)東海大学・・・・・・・4211万円 (+寄付金)
27)帝京大学・・・・・・・4919万円 (+寄付金)

ttp://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/__9966.html
国立医学生に多額の税金使われるという神話

393杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/07/13(金) 15:46:56
>>392
概ね新設医大が高い傾向なんですね。戦前からの旧制大学でランクインしているのは日大のみ。一般に学費が高そうな印象の慶應義塾が、意外にもランクインしていないとは・・・・・

394とはずがたり:2007/07/15(日) 03:11:52
???やべぇ,頭が動かず論理が理解出来ない。。深夜だしな。。

(25)「再発率」にだまされない
臨床試験編
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/karadaessay/20070706-OYT8T00238.htm?from=os1

 複数の治療方法がある場合、その優劣を判断するには、患者を無作為に各治療に振り分けて、臨床試験で比較するのが、最良と考えられています。

 ところが、「臨床比較試験で検証されたことこそが正しい」という、ある意味で偏った風潮が医学界に浸透した今日、それを巧みに操る仕組みの台頭が目立ちます。最近では、危機感さえ覚えるようになりました。

 具体的には、薬物療法同士を比較する際、どちらが長生きにつながるか、ではなく、どちらが再発を遅らせるかを調べる臨床試験が多くなったのです。

 残念ながら、薬物療法で完治が望めるがんは、ごくわずかです。完治が期待できない場合、最大の治療目標は、生存期間の延長(それも快適な生活を続けながら)になると思います。

 しかし、昨今の「一流のエビデンス(科学的根拠)」とやらの中には、「生存率の改善は証明できなかったが、再発率の改善が確認できた」というものが増えていて、これがとても危険なのです。

 というのも、完治が望めない場合、データ上「再発率」が減っても、実際に「再発」が減るとは限らないからです。どういうことか、詳しく説明します。

 がん細胞が体内に残存すれば「再発」は必至。だから、がん細胞がゼロになったとき、初めて「再発」が減ります。しかし、「再発率」は、がんが一定数より少なくなれば、データ上では容易に低下するのです。

 がん細胞はとても小さく、顕微鏡でなければ見えません。一般に、1センチのがんには10億個近いがん細胞が含まれています。これが半分の5ミリに縮むと、細胞数は8分の1の約1億個に減ります。このサイズが、最新のCTやPETなど画像診断の検出限界。まして、1ミリのがんなど、検査では全く検出不能ですが、そこには100万個ものがん細胞が存在しています。

 つまり、体内にがん細胞が100万個から数千万個もあっても、「検査では再発なし」です。だから、データ上「再発率」は低下します。しかし、数えきれないほどのがん細胞が残っているのですから、「再発」は時間の問題。これが「再発」と「再発率」の根本的な違いです。

 それでも、すべての人のがんが同じ速さで増殖するなら、現在のがん細胞の数と、将来の余命が相関します。けれども、がんの分裂速度や、がんを抑える免疫力は、個々人で驚くほど異なり、がんと共存できる方から短期間で亡くなる方まで様々。ですから、完治率の低い治療法を検証する場合、再発率にだまされてはいけないのです。

 生存率は改善しなかったが、再発率は改善したという多数のデータは、エビデンスとして取るに足らないと考えるのが賢明でしょう。ところが、現実には、こうしたデータに基づく治療がまかり通っているのです。

 (次回は20日の予定です)

395とはずがたり:2007/07/25(水) 13:03:20
議員板で拾った

775 名前:無党派さん[] 投稿日:2007/07/25(水) 09:16:45 ID:emkeLIr5


医師の偏在とか大嘘

東京や徳島といった医師数が最も多いところですら
非常勤医を含めても法で決められた医師数が確保できていない


共産党の小池が
今の厚生労働省大臣に
「じゃあ、どこに医師が余ってる地域あるんですか?」
って聞いたら答えられなかった

396とはずがたり:2007/08/16(木) 22:43:56

秋大と東京医歯大、研修医を相互派遣 来年度から
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070816i

 秋田大学医学部付属病院と東京医科歯科大学医学部付属病院(東京都文京区)による卒後臨床研修の連携プログラムが来年度、本格スタートする。

 平成16年度に始まった新たな医師臨床研修制度を背景に、多くの地方大学医学部出身者が大都市の病院に流出。本県を含む地方の医師不足が深刻化する中、今回のプログラムは首都圏の研修医を地方に呼び込むきっかけづくりができるのが最大の特徴。首都圏の研修医に地域の現状をアピールする絶好の機会にもなり、地域医療を志す医師が出てくることに関係者は期待している。

 両病院が進める「広域連携臨床研修プログラム」は、お互いの病院を研修協力病院として登録。2年目の研修医を3カ月ごとに1人ずつ交換して、相互派遣する内容。

 国立大学法人同士が臨床研修で連携する全国初の試み。臨床研修制度の下、学生と病院の希望に応じて来年度の研修先を決める「マッチング」が今月末始まるのに合わせ、両病院で募集を開始する。
(2007/08/16 11:07 更新)

397小説吉田学校読者:2007/08/18(土) 13:03:06
「急に」「やり過ぎ」は絶対に良くないのだ。こういうのは。
私も土日は夕方、稲毛駅→稲毛海岸駅を徒歩で往復している。最近の猛暑で汗びっしょり。それでシャワーを浴びて、ビールとオイルサーディンに醤油をかけて一杯。堪らないねえ。だからなのか、中肉中背中血糖。

「メタボ」解消作戦参加の伊勢市課長、運動中に急死
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070817-00000504-yom-soci

 三重県伊勢市で、生活習慣病予防のために、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と疑われる市長ら幹部職員7人による減量作戦に参加していた男性課長(47)が運動中に死亡していたことが17日、わかった。
 死亡したのは、市生活支援課長。課長は夏休みだった14日午前9時10分ごろ、同市の自宅近くの道路で倒れていた。通行人が見つけ、救急車が出動したが、すでに死亡していた。死因は急性虚血性心疾患。午前7時ごろ家を出て、ジョギング中に倒れたらしい。歩数計は3500歩を示していた。
 市は7月から、市職員が率先して肥満予防に取り組もうと、「7人のメタボ侍、内臓脂肪を斬(き)る」と銘打ち、市長ら、腹囲85センチ以上の部課長級職員のうち7人がそれぞれ減量目標を立て、10月に成果を公表することにしていた。

398とはずがたり:2007/08/18(土) 13:07:42
>>397
うわ。。
これって労災効くんですかねぇ。。

それにしても使ったエネルギー以上を消費してるような気が。。でも美味そうw>麦酒とオイルサーディン醤油つけ

399とはずがたり:2007/08/25(土) 12:14:33
グローバリゼーションとか云って人類は浮かれているけど,ヴィールスの為にせっせとあちこち移動させられてるだけなんかもしれんね。。

新しい病気の発生・拡散、「過去にない速さ」 WHO
http://www.asahi.com/international/update/0825/TKY200708250086.html
2007年08月25日11時03分

 国境を越えた人の移動が加速するなかで、新しい病気も急速に世界に広がっていることが、世界保健機関(WHO)の調べで明らかになった。過去40年間に約40の新しい病原体が確認され、この5年間に1100もの伝染病の流行が起きた。WHOは伝染病発生情報やウイルス検体の共有が欠かせないとしている。

 WHOが発表した07年版の「世界保健報告」によると、67年以降、エイズやエボラ出血熱、SARS(重症急性呼吸器症候群)、鳥インフルエンザの人への感染、マールブルグ熱、ニパウイルスなど、39の病原体が見つかった。ほぼ毎年新しい病気が生まれている計算で、「過去に例のない速さ」だとしている。

 年間20億人と推定される飛行機利用者や膨大な量の物資の国際移動が病気の拡散を加速させていると報告書は分析。特に飛行機移動で潜伏期間中の感染者が本人も気づかないうちに各地に感染者を増やす。病気は数時間単位で国から国へと移動し、拡散防止は「事実上不可能」という。

 WHOが最も警戒を強めている新型インフルエンザの発生・大流行が起きると、流行を確認した時点で、全世界で国境を越える移動を全面禁止にしたとしても、感染拡大を2、3週間遅らせるだけの効果しかないとも分析している。大流行が起きた場合、過去の流行をもとに試算すると、世界人口の4分の1にあたる約15億人が感染する可能性が高いという。

400とはずがたり:2007/08/25(土) 21:50:36
一日数人の患者でも町の開業医は十分喰っていけるのだそうな。なんぜ町の藪医者がのうのうと暮らしていけるのに公的病院が四苦八苦なのだ?
自民党が政治に現を抜かしている藪医者を保護して公的な病院経営を犠牲にしているからに他ならないヽ(`Д´)ノ

県立宮崎病院06年度決算見込み 単年度収支が9年ぶり黒字 診療単価向上などで改善
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070819/20070819_001.shtml

 県病院局は、県立宮崎病院の2006年度決算見込みで純損益が6700万円の黒字となり、前年度8億3000万円の赤字から、単年度収支としては9年ぶりに黒字に転じると発表した。業務委託に伴う人件費削減や、がん治療などの診療単価の向上などが収益改善の要因という。

 ほかの県立3病院も含めた同年度の病院事業全体の決算見込みは純損益が17億1100万円の赤字となるが、赤字は前年度の約31億円から大幅に縮小する。全体の累積赤字は、243億2800万円の見込み。

 病院別では、黒字は宮崎のみ。延岡(延岡市)が7億400万円、日南(日南市)が7億3500万円、富養園(新富町)が3億3800万円でそれぞれ赤字。同局は、08年度末までの経営状況を踏まえて、民営化などを検討するとしている。

=2007/08/19付 西日本新聞朝刊=
2007年08月19日00時40分

401とはずがたり:2007/09/04(火) 22:14:20
ムコ多糖症の新薬、10月に承認へ 舛添厚労相が見通し
http://www.asahi.com/science/update/0902/TKY200709020099.html
2007年09月02日18時18分

 舛添厚生労働相は2日放送の日本テレビの番組で、遺伝性の小児難病「ムコ多糖症」の新薬について、「10月初めには承認する」との見通しを示した。薬事・食品衛生審議会の答申前に、厚労相がテレビで新薬承認に言及するのは異例。

 代謝物質の「ムコ多糖」が体内にたまり、臓器障害や筋力の低下などが進行する病気で、国内患者数は数百人とみられる。病気は7型まであり、1型の治療薬は昨年10月に承認。現在は2型と6型の治療薬の審査が行われており、舛添氏は100〜150人程度の患者がいる2型の治療薬の承認見通しを示した。

 厚労省はムコ多糖症治療薬を「希少疾病用医薬品」に指定し、米国での治験データなども活用しながら優先的に審査してきた。

402とはずがたり:2007/09/04(火) 22:26:58
アルツハイマー病発症 日本人女性にリスク遺伝子
http://www.asahi.com/science/update/0901/TKY200709010239.html
2007年09月02日08時02分

 日本人女性でアルツハイマー病の発症リスクを大きく左右する遺伝子を新潟大などのグループが見つけ、英専門誌に30日発表した。国内の患者1526人とそうでない人1666人のDNA配列を比較した結果だ。75歳以上では女性の方が男性よりも発症率が高いという報告が内外であるが、その原因の解明につながる可能性がある。

 DNA配列には「SNP」(スニップ)と呼ばれるわずかな個人差があり、この個人差と様々な病気との関連が注目されている。

 新潟大脳研究所の桑野良三・准教授らは、すでにアルツハイマー病関連遺伝子として知られているAPOE4遺伝子の影響を除いたうえで、約1200カ所の個人差を調べ、男女で発症リスクに差がある個所を探した。

 その結果、10番染色体にあるCTNNA3という遺伝子が浮上した。この遺伝子で特有なDNA配列を持つ女性は、アルツハイマー病の発症リスクが約2.6倍に高まることがわかった。この配列は女性患者の約3割、患者でない女性の約2割が持っていた。男性ではこの配列による差はなかった。CTNNA3遺伝子の働きはまだわかっていない。

 桑野さんは「この部分の個人差とアルツハイマー病との関連は、欧米では出てこない。DNA配列の個人差と病気の関係には、アジア人特有のものも多数あると思われるので今後さらに詳しく調べたい」といっている。

403とはずがたり:2007/09/06(木) 13:58:43

徳洲会磐田進出困難に
ttp://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news004.htm
市側、土地提供断る他医療法人に呼びかけ

 市南部での救急中心の新医療機関設置を計画している磐田市は30日、土地の提供を条件に進出の意向を示していた医療法人「徳洲会」(大阪市)に対し、土地の提供を断ったことを明らかにした。
 同会が進出を断念する可能性もあり、市は今後、医療法人を広く募って年内に結論を出す方針だ。
 市では、救急患者の平均搬送時間が長い市南部での新医療機関の設置を、合併時の新市計画に盛り込んでいた。2005年には検討委員会をつくり、今年2月に「公設で無床か50床程度」の医療施設を設置するという提言を受けていた。
 市によると、徳洲会側から、同市へ進出の意向が非公式に伝えられたのは昨年9月。これを受け、市側は同会に詳細な計画の提出を求めた。
 今年6月、同会は市幹部に「鮫島地区の用地約6ヘクタールを市で購入し、貸与してほしい」との条件を提示。市はこの条件を検討した上で、8月に「用地を事実上絞ることの是非や、農地の規制があるなど様々な観点から難しい」と回答したという。
 鈴木望市長は、土地提供を断ったことで同会の進出が困難となったという考えを示したうえで、「ほかの医療法人などにも進出を呼びかけたい」と語った。
 同市は、検討委員会の提言が民設に言及していないため、今後、民設も含め新医療機関整備のあり方について検討を続けるという。
(2007年8月31日 読売新聞)

404とはずがたり:2007/09/09(日) 11:27:19
奈良少年刑務所、診察せず処方箋8800枚
http://www.asahi.com/national/update/0909/OSK200709080087.html
2007年09月09日09時05分

 奈良少年刑務所(奈良市)が06年度までの3年間にわたり、医師の診察なしに作成された約8800枚の処方箋(しょほうせん)をもとに、医薬品を受刑者に投与していたことが近畿弁護士会連合会の調査でわかった。副作用が大きい向精神薬も含まれていた。法務省大阪矯正管区は「再処方に限った措置で違法性はない」と説明するが、同会の調査では京都刑務所(京都市)と神戸刑務所(兵庫県明石市)でも同様の処方箋が最大26万枚作られた疑いがあるという。同会の弁護士らは医師法に抵触する恐れもあるとして、国に本格調査を求める方針だ。

 近弁連の人権擁護委員会が8日、神戸市での研修会で発表した。

 同会は6〜7月、大阪矯正管区が所管する近畿2府4県の刑務所、医療刑務所、少年刑務所、拘置所、拘置支所24施設を対象に、医療態勢に関するアンケートを実施。全施設から回答を得た。

 医師法20条は、医師が自ら診察せずに処方箋を作ることを禁じている。そこで医師が施設で直接診察せず発行した処方箋の数を尋ねたところ、奈良少年刑務所は、04年度2051枚▽05年度3159枚▽06年度3597枚と回答した。

 同刑務所などによると、准看護師の資格を持つ刑務官3人が症状を聞き取り、報告を受けた医師が処方箋を作成していた。これらの処方箋をもとに投与された薬の中には、向精神薬や睡眠薬も含まれていたという。

 同刑務所の入所者は8日現在、定員を150人超える876人。これに対し、1人だった常勤医は6月に退職して現在はゼロ。非常勤の医師2人らが対応にあたっているという。

 大阪矯正管区は「医師が直接診察せずに処方箋を出すのは再処方に限った措置。違法性はない」と説明。同刑務所は「いずれも症状が慢性的で初診以降、変化が少ないケースだ。すべてを医師にみせていたら、緊急時の診察などに対応できない」と話している。

 しかし、調査を担当した金喜朝(きん・よしとも)弁護士(大阪弁護士会)は「医師法違反の恐れが高い。入所者が適切な医療を受ける権利を侵すものだ。個々の施設の問題というより、施設での慢性的な医師不足が原因。国が関連予算を増やすべきだ」と話す。

 また近弁連の調査によると、04〜06年度に作成された処方箋のうち、京都刑務所は9万4480枚、神戸刑務所は16万7255枚の中に、無診察の処方箋が存在する可能性があるという。京都刑務所(入所者約1800人)には常勤医が3人、神戸刑務所(同約2100人)には1人しかいないことなどから、同会弁護士らは「大半が直接診察せずに処方したケースではないか。国に実態調査を求めていきたい」としている。

405とはずがたり:2007/09/09(日) 11:50:49

行き先間違え 救急車到着遅れ 秋田、病院で患者死亡
http://www.asahi.com/national/update/0908/TKY200709080265.html
2007年09月09日01時23分

 秋田県由利本荘市で119番通報で出動した救急車が行き先を間違い、到着が約10分遅れたケースがあったことがわかった。患者は病院に搬送されたが、間もなく死亡した。

 同市消防本部などによると、2日午前1時ごろ、由利本荘市内の特別養護老人ホームから、入所者の女性(88)の様子がおかしいと通報があった。

 管轄する分署の救急車が指令を受けて出動したが、同じ管内の名前の似た別の施設と行き先を勘違いしたという。ホームから「救急車が近づいてきたのに遠ざかってしまった」と再び連絡があったことなどから、途中で間違いに気づいた。

 分署からホームまでは本来約5分で着く距離だったが、約15分かかった。救急車が到着した時、女性は心肺停止状態で、間もなく病院で死亡した。

 市消防本部は3日、ホームに謝罪した。打矢洋介次長は「出動先の確認を徹底するなど再発防止に努めたい」と話した。

406とはずがたり:2007/09/22(土) 11:45:47

向精神薬「リタリン」、適応症からうつ病除外へ
乱用防止、製造販売元が申請へ
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070921-OYT8T00235.htm

 依存性が高く若者の間で乱用が広がっている向精神薬「リタリン」について、製造販売元の「ノバルティスファーマ」(東京都港区)は、適応症から難治性・遷延性うつ病を除外する方針を固めた。

 同社は、精神・神経関連の学会の了承を得たうえで、近く厚生労働省に削除を申請する見通し。厚労省によると、製薬会社側から適応症の除外を申請されるのは異例という。

 同社などによると、リタリンは、中枢神経興奮剤「塩酸メチルフェニデート」の商品名。1958年に販売を開始し、78年に睡眠障害「ナルコレプシー」への効用が追加された。当初は軽症のうつ病が対象だったが、依存性が高く、興奮や覚せい効果をもたらすため、患者が診療所や薬局を渡り歩いて大量服用したり、適応症でない人が乱用するなどの問題行為が90年代から急増、98年に難治性うつ病・遷延性うつ病に適応が限定されている。2006年の販売実績は、3370万錠で02年の1・2倍。

 厚労省によると、今年7月末から、同社と協議を始め、「優れた抗うつ薬はほかにも開発されている」ことなどから、うつ病が適応症から除外される方向性になったという。うつ病でのリタリン処方は医療保険の適用外となるが、医師の判断で処方自体は可能。ただ、乱用者らがうつ病と偽って医師から処方を受けようとするケースなどには、一定の歯止めがかけられる。

 リタリンを巡っては、東京都が18日、過剰処方していた疑いで新宿区の診療所「東京クリニック」に立ち入り検査している。
(2007年9月21日 読売新聞)

リタリン:処方せん確認…徹底化を通知 厚労省
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070922k0000m040153000c.html

 厚生労働省は21日、病院と薬局にリタリンの適正使用と処方せんのチェック徹底を求めるように都道府県に通知した。製造販売元の「ノバルティスファーマ」が適応症の限定を検討していることから、乱用者が偽造の処方せんで購入を図る恐れがあるため緊急に注意を促した。【清水健二】

毎日新聞 2007年9月21日 23時33分

407とはずがたり:2007/09/22(土) 12:39:24
診療科名:表記数、ほぼ従来通りに…反発受け削減頓挫
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070922k0000m040173000c.html

 医療機関が掲げることができる診療科名を巡り、患者に分かりやすい表記への見直しを検討していた厚生労働省は21日、科名の表記を緩和する見直し案をまとめた。同省は医療法施行令で38に限定されている診療科名を26に削減する案を打ち出していたが、削減対象の科の学会や患者団体から反発が出て事実上頓挫、現在の科名はほぼ従来通り表記できる。年内に関連の政省令を改正し、来年度から実施する。

 同日開かれた医道審議会・診療科名標榜(ひょうぼう)部会で了承された。

 今回の見直し案は内科、外科、歯科を基本科とし、体の部位を加えた呼吸器内科、消化器外科などのほか、患者の特性に対応したリウマチ科、アレルギー科なども表記できる。小児科、精神科、産婦人科など基本科との組み合わせが難しい科も従来通り表記できる。【北川仁士】

毎日新聞 2007年9月22日 0時42分

408とはずがたり:2007/09/22(土) 12:42:51
随意契約で売却する先の複数の厚労省OBが天下る学校法人って何処だ?

肝炎治療:千葉に中核施設 地域格差を解消 厚労省方針
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070921k0000e040074000c.html

 厚生労働省は来年度、約350万人の感染者がいると推計されるウイルス性肝炎の治療・研究で全国の中核になる「肝炎研究センター」を、千葉県市川市の国立精神・神経センター「国府台(こうのだい)病院」内に設置することを決めた。同病院を国立国際医療センター(東京都新宿区)の分院にしたうえで、新たな施設を整備する。「国民病」ともいわれるC型肝炎などの治療体制の前進が期待される。

 ウイルス性肝炎は、インターフェロンを使った治療法の進歩で完治率が高まっているが、治療のレベルは地域間で格差もある。このため国は06年度以降、各都道府県に1カ所ずつ、地域を統括する「肝疾患診療連携拠点病院」の選定を進めるとともに、拠点病院を指導・助言する中核施設の設置を検討していた。

 国府台病院は、精神科を中心とした総合病院で、当初は国立病院の再整備に伴って民間に経営譲渡される予定だった。しかし、複数の厚労省OBが天下る学校法人へ随意契約で売却する方針に批判が出て、06年7月、計画が白紙に戻った。

 一方、肝炎対策については、厚労省の有識者懇談会が1月、感染症医療の中核施設、国立国際医療センターでの対応が望ましいとの報告書をまとめた。しかし同センターは病棟建て替えで手狭になる問題があり、センターの組織に編入する形で、国府台病院が肝炎対策の主導的役割を担うことになった。具体的には来年秋までに人員配置をし、来年度内に新たな施設を建てる。地元から存続の要望が出ている総合病院の機能は、残す予定だ。

 厚労省は来年度予算の概算要求で、肝炎対策費として79億円を計上し、新規事業として肝炎研究センターの整備費を盛り込んだ。これとは別に、インターフェロン治療の自己負担を軽減する医療費助成も政府・与党が検討している。【清水健二】

 【ことば】◇ウイルス性肝炎◇ A、B、C、E型などがあり、A、E型は水や食べ物、B、C型は予防接種の注射や輸血などの医療行為で感染することが多い。B型(推定感染者150万人)とC型(同200万人)は慢性化しやすく、放置すると一部は肝硬変や肝がんに進行する。C型肝炎については、汚染された血液製剤で感染したのは薬害だとして、患者が国などを相手取った訴訟が4地裁5高裁で争われている。

毎日新聞 2007年9月21日 15時00分

411杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/10/15(月) 22:12:22
ググってみたら、この病院って企業の"新規参入"だったんでつな・・・・・さすがに医者は派遣やバイトで賄うってことは出来なかったか(藁
#実際にやってたら、怖いものがあるけど(汗
  ,,,,,,,,,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.kitanet.ne.jp/~sone/tuiseki.06/07.higasizyuzjou.byouinkyusin.html

医師確保できず「全科休診」 東京・北区の総合病院
http://www.asahi.com/life/update/0929/TKY200709290110.html
2007年09月29日11時43分

 東京都北区の総合病院で、都の災害拠点病院でもある「東十条病院」(馬場操院長、350床)は、医師確保が難しくなったとして、救急患者や新規患者の受け入れを中止したことがわかった。10月末には全科の診療をやめる。

 東十条病院は医療法人社団りんご会が91年に開業。内科、産婦人科、小児科など、15の診療科があり、急性期医療の提供を掲げている。開業時から日大との関係が深く、在籍中の常勤医師29人中27人が日大からの派遣。今年6月以後、日大の各医局から、9月までに計7人、10月までにさらに3人の医師の引き揚げを打診されていたという。

 病院側は「医師を募集したが、欠員分の確保が難しく運営が困難だ」として、9月27日に「10月31日をもちまして全科休診」とする張り紙を掲示。新患の受け付けをやめ、通院患者も他の医療機関への紹介のための診察にとどめている。入院患者61人の転院先も確保中だ。

 日大医学部庶務課は「医局で派遣人数の調整はあると思うが、組織的に一斉に引き揚げているわけではない。閉院状態になると知らされたのは数日前だった」と話す。

 病院側から相談を受けた都は28日、医療安全課職員を同病院に派遣し、事情を聴いた。病院側の対応について不適切な状況はないと判断しているという。


東十条病院運営法人 都が立ち入り検査 診療中止問題で
http://www.asahi.com/national/update/1015/TKY200710150104.html
2007年10月15日13時22分

 医師の確保が難しくなったとして東京都北区の総合病院「東十条病院」(馬場操院長、350床)が10月末に診療を中止する問題で、都は15日、病院を運営する医療法人社団「りんご会」に医療法に基づく立ち入り検査に入った。中止決定の経過が不明確なため実態調査をするという。

 同病院には内科や産婦人科、小児科などの診療科がある。医師確保が困難になった背景として、多くの常勤医を派遣してきた日大から医師の引き揚げを打診された、と説明していた。

412とはずがたり:2007/11/01(木) 16:58:13
今の高齢世代は年金も貰えるわ貯金もいっぱいあるわ医療負担も1割だわでは現役世代がひからびてまうぞ。
どうせ自民にしか投票しない高齢世代である。がつんとカネ取ったれヽ(`Д´)ノ

高齢者医療:「統一2割負担」再び模索 公明主張
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071031k0000m010139000c.html

 与党は30日、高齢者医療費の負担増凍結とともに、高齢者医療制度改革について、「世代間・世代内の公平(略)の観点も踏まえ」引き続き検討する方針を打ち出した。負担増凍結だけでは「選挙目当て」と批判されかねないためで、65〜69歳の負担を3割から2割に引き下げる法改正を念頭に置いている。この案は、かつて小泉純一郎元首相に却下された経緯があり、「復活」させることが厚生族議員の復権につながる側面もある。実現へのハードルは依然高いものの、福田政権誕生に合わせ公明党が引き下げを主張し、自民党にも同調する動きが出ている。

 法改正をにらんだ動きは早くからあった。17日の高齢者医療に関する与党の会合で、公明党の坂口力元厚労相は「前期高齢者(65〜74歳)の負担を08年前半までに本格的に見直すべきだ」と提案。これに自民党の丹羽雄哉元厚相は「(同じ医療制度の)前期高齢者の中で窓口負担が異なるのはおかしい」と呼応した。

 現行の高齢者の窓口負担は、69歳以下が3割で70歳以上が1割。それが06年の制度改革で65〜69歳は3割のままとする一方、08年4月以降、70〜74歳は1割から2割へのアップが決まった。丹羽、坂口両氏の発言は65〜69歳の負担軽減を「残された課題」とし、65〜74歳を2割で統一する再度の法改正を意図している。

 恒久的な負担減を目指す動きは「凍結だけでは次期衆院選を戦えない」(公明党幹部)という思いが根底にあるが、それだけではない。

 丹羽氏らは、厚労省と組み、65〜74歳を同じ制度に含め、負担も一律2割とする案を長年練ってきた。ところが、65〜69歳が3割から2割に下がる点に、官邸の意をくむ中川秀直自民党政調会長(当時)が「団塊の世代が65歳を迎えるのにもったいない」とかみつき、この案は05年末に土壇場で覆された。一律2割案の再度の模索は、族議員のメンツ回復につながるのだ。

 ただ、65〜69歳の負担を軽減すれば現役世代に多大なツケを回さざるを得ず、実現への障害は多い。「高齢者も応分の負担」という06年改革の理念に反するうえ、一部の族議員は「65〜74歳も、現役同様3割で統一すべきだ」と主張しており、足並みの乱れがあるためだ。【大場伸也】

毎日新聞 2007年10月30日 22時49分

414とはずがたり:2007/11/11(日) 14:51:03

鬱で続けられないってなら突然の辞任も理解出来るわな。。

安倍前首相の病名「うつ病」と和田秀樹が断定
11月1日20時3分配信 J-CASTニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071101-00000006-jct-soci

 福田内閣の発足から1ヶ月以上経つが、すっかり忘れ去られている格好なのが安倍前首相だ。首相辞任時には「機能性胃腸障害」と診断されていたが、「安倍氏はうつ病に当てはまる」との精神科医の見方が新聞に掲載されたのだ。

■うつ病と診断される9つの基準のうち6、7個は満たす

 安倍氏が2007年9月12日に辞任、直後に「機能性胃腸障害」だと診断され、入院。現在は「自宅療養中」だとされる。その間、福田首相の首班指名の時以外は特に公に姿に表すこともなく、すっかり忘れ去られた形になっている。

 そんな中、2007年11月1日の朝日新聞朝刊の寄稿欄に、精神科医の和田秀樹氏による

  「中高年のうつ病 もはや隠す必要ない病だ」

 という記事が掲載されたのだ。見出しから安倍氏との関係を読み取るのは困難だが、ここで指す「中高年」とは、安倍氏のことだ。寄稿によると、

  「安倍氏について報道された報道をアメリカ精神医学会による診断基準をあてはめると、安倍氏はうつ病にあてあまる」

 と断じている。その根拠は、以下のようなものなのだという。

  「興味や喜びの減退、疲労感、体重減少、不眠、気力や判断力の低下、精神運動性の制止(頭の働きが悪くなることで、私はこれが原因で代表質問直前に辞意を表明したと考えている)など、これが2週間続けばうつ病と診断される同学会の9つの基準のうち6、7個は満たしているからだ」

 この基準を読むと、少なくとも「うつ状態」にあったのは間違いないようだ。

■「心が弱い」「リーダーに向かない」は偏見

 もっとも、首相退陣の経緯を「苦労知らずのお坊ちゃまだから」と、決めつけられている向きについては批判的だ。続いて、うつ病は誰でもかかりうる病気で、治療次第で直ることを強調。「心が弱い」「リーダーに向かない」といった偏見が世間に広がることを懸念している。寄稿では、世界のうつ病患者の統計を紹介しつつ、正確な知識を広めることの重要性を指摘。このように結んでいる。

  「安倍氏が心の病かも知れぬ、という点に配慮のない報道によって、精神医療への敷居が高いものになってはならないということを訴えたい」

 この指摘を、安倍氏側はどのように受け止めているのだろうか。安倍氏の現在の病状や病名について安倍事務所に取材を試みたが、回答を得ることは出来なかった。

 なお、安倍氏の動向をめぐっては、一貫して安倍氏に批判的だった「日刊ゲンダイ」が、07年10月31日、「全日本アーチェリー連盟」の会長にヒッソリ復帰した、と報じている。同紙では

  「首相の重圧から解放されて、体はピンピンしているようだ。だったら、『早く国会に出てこい!』である」

 と非難しているが、確かに、安倍氏の病状は国民の関心事である。

415とはずがたり:2007/11/15(木) 17:34:10
良い事である。経営改善の主因は人件費ですかね。
民間並みに給与が抑制されるのは良い事であるが,民間並みの劣悪な労働環境を行政が率先して推進してるなら問題である。

2007年11月13日 23:09
1億5000万円黒字 市立上天草総合病院
ttp://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20071113200026&cid=main

 県内の自治体病院で四月、初めて地方公営企業法を全部適用(全適)した上天草市立上天草総合病院(樋口定信院長)が、本年度上半期(四〜九月)の経営状況をまとめた。経常利益は一億五千六万円の黒字で、前年同期比で一億九百六万円の増益になった。

 経営改善は、五年間不在だった整形外科医の確保や、職員の期末手当カットが主な要因。本年度末決算は一九九〇年度以来の黒字八千二百二十万円を見込んでいる。

 同病院は「約一億円の不良債務を解消できそう。来年度は診療報酬の改定もある。今後も医師確保に努める一方、経費を抑えて経営改善を図りたい」と話している。

 上半期の事業収益は十五億二千二十九万円。五月に常勤医を確保した整形外科の収入が三千万円増。眼科も千五百万円増えた。地域内外に評判が広がり、入院患者数が千三百八十人増え、外来も九百人伸びた。

 一方、経費と言える事業費用は十三億七千二十七万円で、約二千七百万円の減。職員の期末手当カットによる千二百万円減が大きかった。そのほか業者との契約見直しや、職員退職者の補充をしなかったのも削減につながった。

 全適は、市長が任命した事業管理者が、人事や職員給与を含めた予算編成などができる。経営責任が明確化、経営状況に合わせ職員給与の変更などが可能になるメリットがある。同病院は〇五年度末で不良債務約三億三千万円を抱えていたため、市が全適に踏み切った。(高橋俊啓)

416とはずがたり:2007/11/16(金) 02:03:03

なにやらよく判らない薬学部6年制化。
4年制の薬学部も設置可能だそうな。
そしてどうやら6年制は薬剤師養成系として研究職向けの4年制+修士2年の薬学部よりも一段下に置かれている(語弊があるかもしれぬが)様である。
薬剤師という安定的な資格が手に入るのは薬学研究者を狙う者にはそれ程大したものではないんか。
文部色が強いけどこのスレに投下。

薬学部6年制情報
http://yakkei.jp/contents/six_year/index.asp

臨床に強い薬剤師を養成する6年制薬学部(6年一貫教育)

 薬学部では、医療薬学や生命科学の発達により学ぶべき科目が増え、また長期の病院実習、薬局実習の導入などでカリキュラムが過密になっている。そのため、これまでも何度となく6年制導入が論じられてきた。とくに医薬分業の進展に伴い、薬剤師がベッドサイドで患者に接する機会が増えた。医療の現場から、基礎医療知識やコミュニケーション能力をもった薬剤師の育成が求められているのである。
 そして、平成16年5月14日の第159回通常国会で学校教育法の改正と薬剤師法の改正が可決・成立となり、6年制薬学部が実現することになった。
●長期病院・薬局実習
  6年制薬学部になれば、薬剤師国家試験の受験資格に24週間の実務実習が課される。1カ月の学内事前実習の後、病院実習と薬局実習を受ける。

●共用試験
 実務実習を受けるには、共用試験に合格しなければならない。医学部、歯学部で2002年から試行されている試験に準じるもので、薬剤師に必要な資質や基礎的な薬学知識、医療知識を問うものになりそうだ。

研究者を養成する4年制薬系学部+大学院(4+2)
 これまでの薬学部には、薬剤師教育と薬学研究の両面があった。現在でも様々な研究分野があり、高い研究レベルを維持している。そのため、薬剤師養成だけでなく薬学研究も大切にしたいという大学がある。平成30年から、全ての薬学部は修業年限が6年になるが、製薬会社や公衆衛生分野の企業に就職を希望する者も多く、これら学生の多様な進路に応えるため現行の4年制学部を卒業し大学院の修士課程を修了した者にも薬剤師試験の受験に可能性を残している。
 新4年制の薬系学部は、薬剤師資格を取得するための教育という枠が取り払われるため、大学独自の自由な教育・研究が可能になる。この新4年制の薬系学部卒業後、大学院で2年間学んだ者については、薬剤師国家試験に必要な単位(科目)の修得、共用試験の受験と長期病院・薬局実習などの要件を満たした者に受験資格を与えることになった。
 ただし、大学院の研究活動と薬剤師国家試験の受験に必要な科目を履修することは難しいと考えられる。そのため「4+2」を選択した学生が薬剤師国家試験の受験資格を得るには、最低でも7年間が必要といわれる。また「4+2」の受験者は受験資格が個別審査されることになっており、「4+2」の卒業生には厳しい国家試験受験になることが予想される。
 
6年制薬学部と4年制薬系学部スタート後の予想
 6年制にするか、4年制の学部を導入するかについては各大学が選択することになっている。6年制と4年制学部の併設も可能。私立大学の薬学部は、多くの大学が6年制一貫教育を選択すると予測されている。一般的に6年制薬学部と4年制薬系学部では、カリキュラムの共通化が難しいといわれ、制度上でも、6年制薬学部と4年制薬系学部の転部は認められない。
 しかし、薬学部を巣立っていく学生のうち薬剤師になるのは約45%という現状では、学生の進路変更への対応も重要だ。文部科学省は、学生の進路変更に対して編入学制度を用いて弾力的に対応しようとしている。6年制の薬学部スタート後も、編入学試験を経て4年制薬系学部を卒業して研究職をめざして大学院に進学する。あるいはMRとして就職する学生もいるかも知れない。この場合、3年次終了までに進路を決定する必要がある。就職スケジュールから外れてしまうからだ。

417とはずがたり:2007/11/20(火) 17:44:51
病院も酷ければ患者も酷いね。

「患者置き去り」の深刻背景 医療費不払い、退院拒否に暴言
2007/11/14
http://www.j-cast.com/2007/11/14013369.html

大阪府堺市の私立新金岡豊川総合病院の職員らが全盲の入院患者男性(63)を公園に置き去りにした「事件」は、入院費用の不払いなどのトラブルが背景にあった。置き去りについては府警が捜査しているが、全国の病院では最近、治療費の不払いが深刻になっている。回収できなければ病院の負担になる。単純な患者虐待事件ではないのだ。
3年前には退院できる状態に

患者置き去り事件を起こした豊川総合病院のホームページhttp://www.hospital.ne.jp/toyokawa_g_hp/

患者男性の公園置き去りがあったのは、2007年9月21日。各紙の報道などによると、豊川総合病院が男性の退院を決めたことを受けて、職員4人が本人の意思に反してこの男性を車に乗せ、大阪市住吉区のマンションの男性宅に連れて行った。が、男性の障害基礎年金などを管理していた前妻(63)がいて、男性の帰宅を断られた。前妻は自らの持病を理由にしたという。そこで、4人は、西成区の公園に連れて行って男性をベンチに座らせ、救急車を呼んだうえで男性を置き去りにした。
不審に思った救急隊員が男性に聞いたところ、置き去りが分かり、連絡を受けた府警西成署が保護責任者遺棄の疑いで捜査している。男性は、その後別の病院に入院しているという。

堺市保健所が病院側から受けた説明などによると、患者の男性は7年前に糖尿病の治療でこの病院に入院したが、3年前には退院できる状態になった。病院側は、退院して自宅から通院するか全盲の入所施設に移るよう促したが、男性は「自分がなぜ動かなければならないのか」と退院を拒否。看護師やヘルパーに対し度々暴言を吐いたり、ベッド近くの備品を壊したりするようになった。あまりに大声を出したり暴れたりするため、病院側が他の患者への迷惑を考えて、6人部屋に移したという。

さらに、男性の前妻が2年前から入院費用を男性の年金で払わなくなった。未収金は、185万円に上っているという。豊川総合病院総務課の鈴木信夫次長は、J-CASTニュースの取材に対し、「前の奥さんとなかなか連絡が取れなかったと聞いています。なぜ払わなくなったか詳しい事情は分かりません。男性本人は、払われていると思っていたようです」と説明する。
未収金が増え、病院によっては経営に影響

この置き去り問題は、話をまとめると、退院拒否や入院費未納、暴言などのトラブルに困った病院職員らがなんとか

自宅に帰そうとして失敗。苦肉の策として、救急車を使って他の病院に移ってもらおうとしたらしい。

全国の病院では最近、暴言など患者のモラル低下のほか、治療費の不払いが問題になっている。特に、未収金の問題は、病院を悩ませているようだ。不払い分を回収できなければ病院が負担することになるだけに、日本医療法人協会などからなる四病院団体協議会が06年12月、保険者である自治体などの肩代わり請求を求めて集団訴訟を起こす動きを見せたほどだ。協議会関係者は、「推計では、ここ3年間で未収金が増える傾向になっています。病院によっては経営に影響が出るほど、かなり深刻と言えます。なんとか対策を考えなければ」と話す。

厚生労働省でも07年6月、こうした動きを受けて、未収金問題に関する検討会をスタートさせ、対策を練り始めている。

豊川総合病院でも、未収金の問題はやはり深刻なのか。総務課の鈴木次長は、患者男性のケースについて、「(前妻との)交渉が甘かった」と反省したうえで、「一般的な話ですが、医療保険の個人負担分が増えたこともあって、未払いのケースが出ているようです。未集金に悩んでいるのはうちだけではありません」と明かした。

ただ、患者男性を置き去りにしたことに対しては、鈴木次長は、「起こしてはならないことで、お詫びしたい。前の奥さんと自宅で十分に話し合いをして、理解されるようにもっと努力すべきだった」と話している。堺市保健所でも10月末、医療法に定められた職員の監督を怠ったとして、文書で病院を行政指導している。

418とはずがたり:2007/11/21(水) 19:46:33
なんかロボトミーを思い出して抵抗があるのかも知れないね。。

てんかん:手術も有効 早期実施で知的発達にも好影響
http://mainichi.jp/select/science/news/20071107ddm013100105000c.html

大脳と小脳の関係図
http://tohazugatali.web.fc2.com/20071107dd0phj000016000p_size5.jpg

 てんかんは、発作的にけいれんや転倒などが起きる慢性脳疾患だが、薬物療法が難しい場合、外科手術で治るケースがあることは意外に知られていない。また、いまなお病気への偏見もあることから、てんかんのことを正しく知ってほしいと手術体験者や医師などが集まって、12月1日、東京で全国規模のシンポジウムを開く。【小島正美】

 ◇脳波の異常が原因→関係部位を切除

 ■低い認知度

 「外科的な手術で治るてんかんがあるのに、そのことが医師の間でも、あまり知られていないのは残念だ」。こう話すのは、日本のてんかん外科手術を開拓してきた清水弘之・東京都立神経病院脳神経外科部長。80年代から約1200例の手術をした。

 脳の働きは神経細胞同士の電気信号のやりとりで成り立っているが、この電気信号が突発的に非常に強く出て、発作が生じるのがてんかんだ。原因は、胎児期の大脳神経細胞の形成異常、出産時のダメージ、脳腫瘍(しゅよう)などが考えられる。

 ■対象は難治性

 治療は、発作を抑える薬物療法で8割程度の人は改善されるが、2割程度は難治性で外科治療の検討対象となる。外科手術には(1)左右の脳をつなぐ神経線維の脳梁(のうりょう)を切除する「脳梁離断術」(2)脳の横にある側頭葉の切除術(3)記憶に関係する神経組織の海馬に切れ目を入れる「海馬多切術」などがある。

 清水さんの手術はてんかん波の原因となる部分やその連絡を遮断する方法。かつて統合失調症患者などを対象に行われた、理性や言語などをつかさどる前頭葉を切除するロボトミーとは異なり、大脳機能を温存するのが特徴だ。清水さんは「脳がどんどん発達する子どもの時期にてんかん波が続くと、知的能力の発達が妨げられやすい。症状が重い場合は小さいうちに手術した方がよいケースが多い」と話す。

 てんかん患者は100〜200人に1人といわれ、全国に約60万〜100万人いる。そのうち難治性は10万人近くと推定される。手術できる医師は全国に100人以上いるが、実際に行われているてんかん手術は年間約500件に過ぎない。

 ■発作が激減

 ノンフィクション作家の大脇游さん(63)=東京都品川区=の長男は10歳のとき、てんかんを発症。差別されやすいとの配慮から、医師は「意識断絶症候群」との病名をつけた。しかし、そのことを父母会で話したあとから、「悪い病気」と勘違いされ、クラスの友達が避けるようになり、何度もいじめにあった。

 手術のことは21歳になって初めて人づてに知った。清水さんから2回の手術を受け、毎週あった発作が3カ月に1回程度になり、日常生活は楽になった。今年7月、運悪く風呂場で倒れ、27歳の生涯を閉じた。

 長男の手術体験から、難治性てんかんと闘う脳外科医師や家族の姿を追った「てんかん革命」(家の光協会)を著した大脇さんは「てんかんは普通の病気なのに、偏見が強かった。外科手術のことが一般に知られていないのは問題だ」と、今回シンポジウムの開催に奔走した。

 熊本市の女性(52)は15年前、10歳の長女が外科手術を受けた。8歳でてんかん発作がひどくなり、知的能力も低下していく傾向が見られた。手術を受けたら、発作が止まり、その後は大学を出て、いまは臨床検査技師として働く。母親は「手術のおかげで娘は経済的にも精神的にも自立できた」と喜んでいる。

 ■東大で来月シンポジウム

 シンポジウムは12月1日午前10時〜午後5時、東京都文京区の東京大学安田講堂で開かれる。午前中は複数の医師による患者の個別相談(要予約)を行う。午後から清水さんの記念講演、手術体験者の報告、川合謙介・東京大学講師(脳神経外科)らを交えたシンポジウムがある。問い合わせは主催者の「てんかん治療の明日を考える会」(川合代表世話人、東京都立神経病院・脳神経外科内、代表番号は電話042・323・5110)へ。

毎日新聞 2007年11月7日 東京朝刊

419とはずがたり:2007/11/26(月) 23:32:02
勤務医負担の軽減の表裏一体としてぬくぬくとした環境に過保護にされとる開業医の報酬カットがなくてはならんのではないでしょうか?

「勤務医負担、軽減を」 診療報酬改定、基本方針決まる
http://www.asahi.com/life/update/1126/TKY200711260293.html
2007年11月26日23時00分

 社会保障審議会医療保険部会(厚生労働相の諮問機関)は26日、厚労省が示した08年度診療報酬改定の基本方針案を了承した。医師不足の原因とされる病院勤務医の過剰な負担を軽減することが「緊急の課題だ」と位置づけ、産科や小児科など病院医療への報酬を手厚くする方針とした。患者にわかりやすく、質の高い医療を提供するために、診療窓口で発行する医療費明細書のあり方などを検討し、がん医療や脳卒中対策、自殺対策を推進することなども盛り込んだ。

 基本方針は近く、同じく厚労相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)に示され、改定内容について具体的な議論を進める指針となる。

 厚労省は08年度の概算要求基準(シーリング)で、社会保障費の2200億円抑制を求められており、診療報酬の大幅な引き上げは極めて困難な情勢。厚労省は病院への報酬を手厚くするための財源を工面するために、開業医の初診・再診料を引き下げることを検討中。だが、引き下げに強く反発する日本医師会などに配慮し、この日の方針案には明示しなかった。

 勤務医の負担軽減策としてほかに、夜間に開業する診療所への報酬を手厚くすることで病院の救急医療をある程度肩代わりしてもらうことや、急性期の入院治療に重点を置き、外来診療を減らす大病院への評価を高くすることも盛り込んだ。

 医療費を抑制するために入院治療費の包括払い(DPC)の対象病院を拡大し、後発医薬品(ジェネリック)を普及促進する。脳卒中後の身体機能回復のためのリハビリテーションの質を上げるため、診療報酬に成果主義を導入する。

 個別の重点課題では、がん医療の放射線療法や化学療法、緩和ケアを充実させること、内科などを受診した患者でもうつ病の可能性がある場合には精神科医に紹介する仕組みを作り自殺者の減少につなげることなどに、取り組むとした。

420やおよろず:2007/11/27(火) 00:09:41
>>417
生活保護者の態度は目に余るものがあるとか
病院はホテル代わり、看護婦はキャバ嬢代わり、救急車はタクシー代わり、もちろん全額無料
全員がそうではないでしょうが、態度の悪い患者の多くが生活保護者との事

421とはずがたり:2007/11/28(水) 12:42:33

民主北海道が医療系4団体に“接近” 自民支持母体切り崩し狙う?(11/27 07:16)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/62670.html?_nva=11

 民主党北海道(鉢呂吉雄代表)は二十六日、次期衆院選を見据え、自民党の有力支持団体である道医師会の政治団体・北海道医師連盟など医療系の四団体と初の意見交換会を行った。小泉政権の改革路線以降、自民党への反発を強めている医師会などとの連携を模索する戦略で、民主党が本格的にパイプづくりに乗り出したことで、自民党にも波紋を広げそうだ。

 四団体は、道医師連盟と道歯科医師連盟、道薬剤師会、道看護協会。意見交換会は来年度予算編成に向けた要望の聴取が目的で、各団体の会長、副会長らが出席した。鉢呂代表は「参院選で与野党逆転を実現し、民主党は政権を担う責任と影響力を持った。意見を政策に反映したい」と述べ、政権交代が現実味を帯びてきた現状を踏まえた対応を言外に求めた。

 各団体は医師不足の解消や診療報酬引き上げなどを要望。会合後、鉢呂代表は各団体を囲い込む意図は否定しつつ、「非常に有意義だった」と手応えを語った。

 七月の参院選では、道医師連盟の上部組織・日本医師連盟など、各団体の全国組織はそろって自民党候補を支援したが、日本歯科医師連盟の新人候補以外は軒並み落選。一方、民主党の小沢一郎代表は自民党の支持基盤切り崩しに意欲を示しており、参院選では落選したものの、日本看護協会元理事が民主党公認で出馬するなど医療系団体との距離感も縮めてきた。

 意見交換会に出席した道医師連盟の三宅直樹副委員長は「道内の医療の現状を説明しただけ」と話したが、関係者によると、ある団体からは「私たちは自民党の職域組織ではない」との発言もあったという。自民党の堅い支持基盤を誇っていた医療系団体が民主党支持へとかじを切れば、自民党には脅威となるだけに、次期衆院選に向けた綱引きが激化しそうだ。

422とはずがたり:2007/11/29(木) 19:57:03
日本でもまともに大豆を作る努力をしようや。

大豆で女性の脳こうそく減る
http://www.nhk.or.jp/news/2007/11/29/d20071129000150.html

大阪・吹田市の国立循環器病センターなど、複数の医療機関の研究者で作る厚生労働省の研究班は、40歳から59歳の男女4万人余りを最長で13年近くにわたって追跡調査しました。その結果、大豆や、大豆から作られる納豆や豆腐などを週に5日以上食べる女性は、2日以下の女性に比べ、脳こうそくや心筋こうそくで死亡する危険性が0.31倍で、3分の1以下に減っていました。また大豆に含まれるイソフラボンという物質の量を計算して、摂取量が多い順に5つのグループに分けて比較した結果、女性の場合、最も摂取量の多いグループは、脳こうそくや心筋こうそくになる危険性が、最も少ないグループの0.39倍に減っていました。特に、女性ホルモンの分泌が少なくなる閉経後の女性に限ってみると、発症の危険性は0.25倍で、より大きな効果がみられました。しかし男性の場合は、はっきりした効果がみられなかったということです。これについて研究グループは、イソフラボンが女性ホルモンと似た働きをするので、特に閉経後の女性に効果が現れたのではないかとみています。調査をまとめた国立循環器病センターの小久保喜弘医長は「中高年の女性は大豆類を積極的に食べることで脳こうそくや心筋こうそくを予防できる可能性がある。1日に納豆1パック、豆腐なら半丁程度を目安に続けるとよいと思う」と話しています。11月29日 18時23分

423とはずがたり:2007/12/10(月) 23:35:41
酷くないか?徹底的に調べてカネ取ってた教授連中を全員しょっ引け。
大体医者なんか根性腐った奴が成りたがるもんだ。一度全てを失う恐怖を味わわせよっっっ!

<医学博士号謝礼>名古屋大でも慣例化「100万円医局も」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071210-00000046-mai-soci
12月10日15時1分配信 毎日新聞

 名古屋市立大学大学院医学研究科元教授の汚職事件で問題となっている博士学位申請者から論文の審査担当の教授らへの謝礼が、名古屋大学大学院医学系研究科でも慣例となっていたことが毎日新聞の調べで分かった。複数の同大出身医師が「人事権を握る教授に目を付けられたくなかった」などと認めた。同大は「個人の良識に任せる」として調査はしないという。【桜井平、岡崎大輔】

 証言したのは、01〜03年度に同大での論文審査を経て学位を取得した愛知県内のいずれも40代の男性勤務医。

 名古屋市近郊の勤務医は先輩の助言で、審査の主査の教授に20万円、副査に5万円を渡した。主査からは10万円程度の祝い品が届いたという。「あいさつ程度の意識だった。医局ごとに謝礼が義務的だったり自由だったりで、断る教授もいた。相場が100万円の医局もあった」と話す。医局や教授によって相場に差があり、三河地方の勤務医は「審査のお礼に約30万円を合格者で折半して渡した。折半方式だったので合格者が多いほど助かった」と語った。

 また「自分は渡していない」という名古屋市内の勤務医も「多い人は1本(100万円)包んだ」と証言。慣例の背景を「先輩と違うことをして、へき地に送られるのを避けるのが一番の理由。我々は首根っこをつかまれていた」と説明した。尾張地方の勤務医も「系列病院に派遣する人事権を握っており、教授の力は絶対だった。謝礼を払わない方が怖かった」と話し「昔からみんなやっていたこと」と強調した。

 浜口道成・医学系研究科長は「事実なら情けない。やってはいけないことに決まっている。だが受け取る側と渡す側の見識の問題で、大学として調査はしない」と話した。

 事件では、名市大大学院元教授の伊藤誠容疑者(68)が、口頭試問の内容を学位申請者5人に事前に教えた謝礼に現金を受け取ったとして収賄容疑で逮捕された。

424とはずがたり:2007/12/11(火) 10:34:58
高崎さんは妊娠の検査を受けにも行かなかったのではなかったっけ?嫁に検査にも行かさなかった義父にメント貰うこと無いんじゃないか?事実誤認があったら失敬です。
それにしても18病院盥回しはひどすぎ。高砂か加古川を吸収して政令指定都市を狙う姫路市に医者は一人も居ないのか?
そもそも医者不足なんではないか?稀少だからちやほやされるしいい気にもなってしまう。
国立大学の医学部の定員増やして早稲田にも医学部設置させてやろうよ。

18病院たらい回し…男性死亡 姫路
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071206-00000939-san-soci
12月6日13時51分配信 産経新聞

 兵庫県姫路市の男性(66)が6日未明、吐血するなどして救急搬送された際、近隣の18病院が医師の不在などを理由に受け入れを拒んでいたことが分かった。男性は最終的に約30キロ離れた市外の病院に2時間近くかけて搬送されたが、途中で病状が悪化。搬送先の病院で死亡が確認された。市消防局は「最善を尽くしたが、いろいろな条件が重なり受け入れ先を見つけるのに時間がかかってしまった」としている。
 市消防局などによると、6日午前0時7分、男性の家族から「(男性の)意識がぼんやりしている。目がうつろで吐血した」と119番通報があり、救急隊が出動。受け入れ先の病院を探したが、姫路赤十字病院や国立病院機構姫路医療センターなど18の病院に「専門の医師がいない」「ベッドがない」などの理由で断られたという。
 男性は当初意識があったが、受け入れ先の赤穂市民病院に搬送される途中で心肺が停止。午前1時56分に同病院へ到着したが、同2時17分、死亡が確認された。
 救急搬送をめぐっては、昨年8月、奈良県大淀町の町立大淀病院で高崎実香さん=当時(32)=が分娩(ぶんべん)中に意識不明となり、19病院に受け入れを断られた末、大阪府吹田市の搬送先の病院で後日、死亡。今年8月にも、同県橿原市内で体調不良となった妊婦(38)が11病院から受け入れを断られ、大阪府高槻市内の病院で死産が確認された。
 高崎さんの義父、憲治さん(53)は「救急医療をめぐる問題があると(関係者は)『二度とこういうことが繰り返されないように』と謝るが、何度も繰り返し起こってしまうことが残念でならない」と話している。

425小説吉田学校読者:2007/12/13(木) 07:37:51
昨日は排尿の性差について書きましたが、本日は喫煙の性差。
なんで、「妻が喫煙、夫は非喫煙」の方を調べないんだろう。フェミニストじゃないけど、そういうのがジェンダーって言うんじゃないの?

家庭での受動喫煙、妻の肺腺がんの危険性2倍以上に
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071212it12.htm

 夫が家庭内でたばこを吸う女性は、そうでない女性に比べ、肺腺がんになる危険性が2倍以上に高まることが12日、厚生労働省の研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模調査でわかった。
 自身はたばこを吸わない女性患者の約4割は、夫からの受動喫煙がなければ、がんにならなかった可能性があるという。
 調査は、40〜69歳のたばこを吸わない女性2万8千人を対象に、1990年代の初めから約13年間にわたって実施。この間に肺腺がんと診断された82人について、喫煙など夫の生活習慣との関係を調べた。
 この結果、夫がたばこを吸わない女性に比べ、夫が現在も吸っているケースでは2倍、過去に吸っていた場合は1・5倍も肺腺がんになる確率が高かった。夫が吸っているたばこの本数調査では、1日あたり20本未満の場合は1・7倍、それ以上の場合は2・2倍と、本数が多いほど、危険性が高まることも判明した。
 家庭内で夫が吸っていなくても、職場での受動喫煙だけで肺腺がんになる危険性が1・2倍高まることもわかった。
 受動喫煙と肺腺がんの関係について、数万人規模の女性を対象に追跡調査したのは国内初。研究班の倉橋典絵・国立がんセンター研究員は「受動喫煙では、喫煙者がフィルターを通じてたばこの煙を吸い込むのとは違って、いったん空気に広がった煙を、呼吸とともに肺の奥まで吸い込むため、肺腺がんになる可能性が上がるのではないか」と指摘している。

426とはずがたり:2007/12/18(火) 20:52:05

こんな大量のお金どこから出てんの??

そんなに必要?巨額の粒子線がん治療施設が新設ラッシュ
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071210it05.htm

 がん治療に特殊な放射線を用いる「粒子線治療」施設の新設計画や構想が、全国15か所以上で相次いでいる。

 粒子線は放射線をがんに集中させ、高い治療効果を期待できるが、建設費が巨額で治療費も高いことから、「投資に需要が見合うのか。患者の奪い合いが起きないか」と乱立を懸念する声もある。13日から福岡市で開かれる日本放射線腫瘍(しゅよう)学会でも「粒子線治療施設はどこまで必要か」が議論される。

 がん患者は高齢化とともに増え、年に50万人以上が発症しているとみられる。体を切らない放射線治療が脚光を集めており、中でも粒子線は早期肺がんや前立腺がんに有効で、骨肉腫や悪性黒色腫など従来の方法では治療が難しいがんにも効果があるとされる。

 粒子線治療施設は現在、放射線医学総合研究所(千葉県)、兵庫県立粒子線医療センターなど6か所ある。治療には保険がきかず、患者の自己負担はおおむね300万円だ。

 既存6施設以外に、群馬大と福島県の民間病院が既に着工、福井県と、鹿児島県内の民間医療機関が装置の発注を始めた。そのほか、建設や誘致の計画や構想が十数か所にある。

 同一県内に複数の計画がある地域もある。神奈川県では、県と民間病院が別々に重粒子線施設の計画を進め、愛知県でも、名古屋市の陽子線施設構想と、県が支援する民間の重粒子線施設構想が並行している。

 体力的に手術が難しい高齢の患者らが増え、高い効果をアピールできる粒子線治療に、医療機関や自治体、金融機関の関心が集まっていることが、計画ラッシュの背景とみられる。

 だが、大がかりな装置が必要なだけに建設費は高額で、群馬大が建設中の重粒子線治療施設は約125億円、福井県が発注した陽子線施設は約80億円という。

 「粒子線治療でないと治せないがんがあるのも事実だが、それがどのくらいの数なのか、吟味するのが先決」との指摘もある。

 辻井博彦・放射線医学総合研究所重粒子医科学センター長は「粒子線治療施設は国内に10〜20施設程度あってよいのではないか」と話す。治療対象者を1万〜2万5000人以上、1施設当たりの治療人数を年1000人としての概算だ。

 だが、数億円の設備投資で済む通常の放射線治療装置でも、肺がんや前立腺がんなどでは高い効果が出ている。平岡真寛・京大教授(放射線治療科)は「粒子線でないと治療できない患者は年数千人で、建設中を含めた既存施設で対応できる。施設過剰になる恐れがある」とみる。既存の6施設も、全体ではフル稼働しているわけではないという。

 同学会長の早渕尚文・久留米大教授(放射線科)は「自治体の財政の足を引っ張る『箱もの行政』にならないよう十分議論したい」と話している。粒子線施設は、海外では米独など5か国に計7か所あるだけで、日本は突出して多い。
(2007年12月10日14時45分 読売新聞)

427とはずがたり:2007/12/29(土) 19:20:11
医師不足で公的病院再編の波'07/12/23
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200712230065.html

 広島、島根、山口県内で、医師不足が引き金となり、公的病院の再編計画が相次いでいる。2004年度からの新臨床研修制度の影響で、医師確保がさらに困難になり、病院収支も悪化した。過疎地域では統合予定先の中核病院も医師不足が深刻で、医療崩壊の危機にある。

 計画のある4カ所のうち広島県安芸太田町、島根県津和野町、山陽小野田市の3カ所は、市町村合併に伴う病院統合の色彩が強い。三原市立くい市民病院と公立世羅中央病院(広島県世羅町)は、市町境をまたいでの再編を模索する。

 縮小再編の対象となる4病院とも、大学医局が医師を引き揚げたり、退職者の後任が派遣されなかったりして医師不足に陥った。新臨床研修制度の導入で医師の医局離れが進み、医師配置の調整がひっ迫したためだ。

再編計画のある公立病院
http://tohazugatali.web.fc2.com/politics/Tn20071223006501.jpg

428とはずがたり:2007/12/30(日) 17:30:45
医者が足りん様だ。もっと人増やす必要があろう。人が足りないからちやほやされてつけあがる勘違い野郎が増えるし,激務にもなる。
私学は医者のどら息子が進学するしかないので無意味である。何時も云ってる事だけど国公立大の医学部定員増加と早稲田に医学部設立の認可をw

新潟大病院の医療事故:「スタッフの数足りず」 ミス、月400件も /新潟
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071222-00000108-mailo-l15
12月22日13時1分配信 毎日新聞

 ◇迫られる効果的原因究明体制
 新潟大医歯学総合病院(新潟市中央区)で執刀医が脳出血患者の頭部を左右間違えて開頭した医療事故。病院側は「深夜の緊急手術で、スタッフの数が足りず確認が不十分だった」と医師不足を強調する。一方、手術の時間を公表しないなど情報開示には積極的とはいえない。同病院で起こる医療ミスは月約400件といい、効果的な原因究明の体制が迫られている。【岡田英】
 手術は今月、脳出血でこん睡状態になった患者に行われた。脳内の圧力が高くなり、神経中枢が圧迫されて呼吸困難に陥る危険があったため、開頭して減圧を図る必要があった。左側頭部の皮膚を開き、頭蓋(ずがい)骨6〜7カ所に穴を開けてドリルで骨片を切除するのが本来の手術。だが40代の執刀医が左右を誤認し、頭蓋骨の右側2カ所に穴を開けた時点で気付いた。
 深夜の緊急手術で、立ち会ったのは当直医を兼ねた脳外科医2人と麻酔医2人、看護師1人。21日記者会見した藤井幸彦脳神経外科長は「脳出血の場合、(脳外科医は)最低でも3人必要だった」と、医師不足による確認不足を強調した。だが会見で病院側は患者のプライバシーを理由に、実際に手術が行われた時間の公表は拒否した。
 なぜ左右を誤認したのか。同病院では通常、実際とは左右が逆転したCT(コンピューター断層撮影)を参考に施術する。誤認を防ぐため画像には左右を示す印が付けられるが、今回は緊急のため、なかったという。
 病院側は職員19人で構成する事故対策委員会(委員長・畠山勝義病院長)を設置し、原因究明と再発防止策を検討しているとする。一方で同病院で起こる医療ミスは月約400件。病院側の過失と認めたものは年間1、2件程度といい、効果のある再発防止が迫られている。

12月22日朝刊
最終更新:12月22日13時1分

429とはずがたり:2007/12/30(日) 20:11:12
一日中パソ見てる俺は今更あんま効かないけどねw

就寝前のメールは睡眠妨害 エスプレッソ2杯分?
2007.12.30 10:04
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/071230/erp0712301004000-n1.htm

 「就寝1時間前の電子メールのチェックは睡眠を妨げる」との研究結果が、28日付の英紙デーリー・テレグラフに掲載された。濃いコーヒーのエスプレッソ2杯分を飲むのと同じ不眠効果があるという。

 研究を行った英エディンバラ睡眠センターのクリス・イジコフスキ博士は「コンピューターの光が、眠りを助けるホルモンのメラトニン分泌をやめるよう脳にシグナルを送ってしまう」と指摘。「静かさや暗さ、快適さとともに、リラックスした環境が十分な夜の眠りを確保する」と述べ、携帯電話でのチェックを含め、寝る前のメールに注意を呼び掛けている。(共同)

430とはずがたり:2008/01/04(金) 18:55:34
B級スレかもと思ったが医学・生物学・生命科学スレの此処へ投下。
そもそも結婚と云う行為の本質が売春と同じじゃないの?女性が売春に眉を顰めるのはその行為そのものが悪いからではなく,その行為が余りに廉価であることに怒っているのであるw

【こぼれ話】売春は人類以前から存在?=サルに類似行動
2008年1月3日(木)22:12
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/jiji-AFP015842.html
(時事通信)

【パリ2日AFP=時事】オスのオナガザルがメスと交尾するため毛づくろいという「代価」を払うことが、南洋理工大(シンガポール)のマイケル・ガマート氏の研究で分かった。英科学誌ニュー・サイエンティストが2日伝えた。「売春は人類最古の職業」とも言われるが、その起源ははるか昔にまでさかのぼるのかもしれない。≪写真は動物園のオナガザル≫
 ガマート氏はインドネシア・中カリマンタン州で、50頭のオナガザルを20カ月にわたって調査。それによると、メスは平均して1時間に1.5回交尾するが、オスから毛づくろいを受けた直後には3.5回に跳ね上がった。この時、交尾の相手として毛づくろいしたオスが選ばれる傾向があるという。
 「市場原理」も働いており、メスが数頭いる場合、オスが払う代価は毛づくろい8分間なのに対し、メスが1頭しかいない場合は最高で16分間も毛づくろいをする必要があるとしている。〔AFP=時事〕

431とはずがたり:2008/01/04(金) 19:07:45
ひでぇなぁ。。措置中はやむをえんだろうけど病床が満員とかは緊急患者の受け入れ拒否の理由にならんのちゃうの?応急処置後転院させるのは無理なん?容態の引継ぎのコストがあるから駄目なんか?

「処置中で電話出られず」 搬送拒否男性死亡 5救命施設釈明
2008年1月4日(金)16:42
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/e20080104016.html

 大阪府東大阪市で交通事故に遭った男性が府内5カ所の救命救急センターから搬送を断られ死亡した問題で、各センターは4日、「処置中で電話に出られなかった」「受け入れの限界がある」などと拒否の理由を釈明した。

 センターは府立中河内救命救急センター(東大阪市)▽関西医科大滝井病院(守口市)▽大阪市立総合医療センター(同市都島区)▽大阪医療センター(同市中央区)▽大阪赤十字病院(同市天王寺区)の5カ所。

 2人の医師が当直していた関西医大滝井病院は「心肺蘇生(そせい)の処置中で電話に出られなかった」と話した。医師の携帯電話にかかるホットラインもあるが「処置中で気付かなかった」という。


 大阪赤十字病院は「整形外科の医師が当直していなかったので断った。年末年始は普段の数倍の患者が押し寄せ、救急が込む」と話した。

 河内署によると、患者の大阪府大東市、トラック運転手、西村正夫さん(49)は2日夜、バイクを運転中に軽乗用車と衝突。6番目に要請した吹田市の千里救命救急センターに約1時間後に運ばれたが、大動脈損傷で死亡した。

5か所拒否で搬送1時間、衝突バイクの男性間もなく死亡
2008年1月3日(木)20:48
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20080103i113-yol.html

 2日午後10時20分ごろ、大阪府東大阪市東鴻池町1の市道で、同府大東市灰塚のトラック運転手西村正夫さん(49)のミニバイクが転倒し、軽乗用車に衝突した。

 119番通報で到着した大東市消防本部の救急車は、府内の救命救急センター5か所に受け入れを拒否され、約1時間後、現場から北西15キロの府済生会千里病院(吹田市)に併設の千里救命救急センターに搬送した。

 西村さんは事故当初、重傷と判断され、意識もあったが、3日午前1時40分ごろ、大動脈損傷で死亡した。

 府警河内署によると、西村さんは胸の骨を折るなどしていたとみられる。事故直後、署員に「大丈夫」と話していたといい、容体が急変したとみられる。

432とはずがたり:2008/01/05(土) 02:37:14
アレクサンダー・テクニーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AF

アレクサンダー・テクニークとは?
http://www.littlesounds.com/what/index.htm

433とはずがたり:2008/01/07(月) 10:58:56
なんと,大変ですなぁ。。

あゆ告白「左耳の聴覚失った」
2008年1月7日(月)06:00
http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/kfuln20080107006002.html

 歌手の浜崎あゆみ(29)が6日までに、左耳の聴力を失ったことを会員制のファンクラブサイトで明かした。昨年、検査で明らかになったとし「左耳はもう完全に機能しておらず、治療のすべはないと診断された」と説明。今年は歌手デビュー10周年を迎え、4月からはアジアツアーが組まれている浜崎。「ボーカリストであり続けたい」と記しており、予定通り開催する意向だ。

 浜崎は4日、自分のサイト内のブログで「今年の私のぶっちゃけた抱負」と書き出し、「実は去年、耳の検査をしてもらったのだけれど、左耳はもう完全に機能しておらず、治療のすべはないと診断されたんだ」と報告。「みんなの(ファンの)メッセージの量がものすごいので」あらためて更新した際には「正直、病院で先生から治すすべはない、手遅れだって言われた時は頭の中が真っ白になった」とつづった。

 00年には同じ左耳の「突発性内耳障害」で全国ツアー2公演を延期しており、持病が悪化したと思われる。最近は音楽関係者に「左耳が難聴になって困っている」と明かしていた。昨年大みそかのNHK紅白歌合戦や自身の年越しコンサートでは音程が取りづらそうな場面も見られ、聴力を失った影響と考えられる。

 今後については「それでもやっぱり、私はボーカリストであり続けたい。残されたこの右耳がいけるところまで、限界まで歌い続ける」と意気込んでいる。4月5日に東京・国立代々木競技場第1体育館で開幕するアジアツアーも変更なく開催するという。所属事務所は「浜崎がより歌いやすい環境を整えながら、予定通り活動していきます」とした。

 浜崎はライブで演奏の音を正確に拾うためのイヤーモニターを両耳に入れるケースが多いが、音楽関係者は「右だけに入れる歌手が大半で、今後の活動にはそれほど支障がないはず」とした。

 昨年はTOKIOの長瀬智也(29)との破局を7月に発表する一方、香港や台北などを回る自身初のアジアツアーが大成功。今年は元日に発売したアルバム「GUILTY」がオリコン週間チャート1位が確実な状況になっており、幸先のいいスタートを切った矢先だった。

突発性難聴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%81%E7%99%BA%E6%80%A7%E9%9B%A3%E8%81%B4

突発性難聴(とっぱつせいなんちょう、Sudden Deafness)とは、特別なきっかけもなく、通常片側の耳がある時突然に聞こえづらくなる病気である。

疫学

2001年の調査では、全国受療者数は年間35,000人(人口100万人対で275.0人)。統計的には40代 - 50代、女性に多かったが、近年10代 - 30代や男性の例も少なくなく、年齢や性別においての偏差は見られなくなってきている。

基本的に原因不明で確実な治療法がない難病であり、厚生労働省の特定疾患に指定されている。騒音などが原因の外傷性(伝音性)難聴とは全く異なる難聴である。

原因

内耳などに障害が生じる感音性難聴の一種と考えられているが、現在のところ原因は不明である。毛細血管の血流が妨げられ内耳に血液が十分届かずに機能不全を引き起こすという内耳循環障害説、ステロイド(感染症に対して抗炎症作用を持つ)が効果を発揮することからウィルス感染を原因とする説などがある。患者調査の傾向からストレスを原因の一つとする指摘もある。耳以外の神経症状(四肢の麻痺など)は見られない。遺伝の要素は見つかっていない。分野としてはあまり研究が進んでいないのが現状である。

434小説吉田学校読者:2008/01/08(火) 07:17:06
今まで議論されているのは、あくまで「薬害フィブリノゲン」問題であり、「薬害肝炎対策一般法」「肝炎治療扶助一般法」そして国と医師が責任を取るべき場合を明記した「薬害対策恒久法」の制定が不可欠と思います。

<薬害肝炎>一般対策は与野党案の隔たり大きく…議論再燃
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080107-00000127-mai-pol

 薬害肝炎被害者の救済問題で与野党は7日、「感染被害者救済給付金支給法案」を9日にも成立させる方針で合意する一方、薬害に限らず、肝炎患者を広く救済する一般対策の法制化は、与党の「肝炎対策基本法案」、民主党の対案「特定肝炎対策緊急措置法案」とも継続審議とすることで折り合った。民主党が自らの独自案にこだわったうえ、08年度政府予算案にインターフェロン治療(IF)を受ける患者への助成費が盛り込まれたために与党も「基本法案の早期成立は不要」と判断したことが背景にある。しかし両案の隔たりは大きく、次期通常国会で議論が再燃することは必至だ。
 IFは月ごとの自己負担額が8万円程度と高額で、治療を要するB、C型肝炎を発症した患者は約60万人いるのに、IF治療を受けている人は約5万人に過ぎない。
 政府・与党は自己負担額を1万〜5万円に抑える助成策を打ち出し、08年度予算案に129億円を計上した。その代わり基本法案では治療費助成の理念を記すだけにとどめ、具体的な助成額には触れなかった。
 これに対し、民主党の緊急措置法案は、IFの自己負担を月0〜2万円にすると明記し、肝炎が悪化して起きる肝硬変、肝がんなどへの医療費助成も早急に検討する、としている。民主党の厚労委理事らは「肝硬変や肝がんが含まれない与党案では救済範囲が限定され、09年度の保証もない」と主張。被害者救済法案を民主党の緊急措置法案とセットで成立させるよう求めた。
 だが、同党の山岡賢次国対委員長らは、セットでの成立にこだわって被害者救済法案の成立がずれ込めば、「国民の批判が民主党に向き、与党の思うつぼ」と判断し、両法案を切り離す方針を取った。被害者救済法案を成立させる一方で一般対策は妥協せず、独自法案を掲げて「幅広い患者の救済」をアピールするのが狙いだ。
 対する与党も、主導した被害者救済法案さえ成立させれば、国民の理解を得られると踏んだ。自民党は7日、基本法案にも「国の責任において、一律救済のみちを開いた」との一文を加える修正案を了承したが、IFへの助成費が08年度予算案に計上されている以上、基本法案を現在、無理して成立させる必要はないというのが本音だ。与野党の利害が一致し、一般対策の法制化は先送りされた。

435小説吉田学校読者:2008/01/08(火) 07:21:24
(続き)ちょっと前の記事ですが、この朝日報道どおりフィブリノゲンだけではないとなると、現在の与野党合意だけでは足りないということになります。そして、田辺三菱は最後のコメントで「全血液製剤について洗い直し」をしている。この朝日記事はもっと重視されて良い。

グロブリンからも肝炎ウイルス 70年代製2本検出
http://www.asahi.com/health/news/TKY200712270392.html

 はしか治療などに使われた70年代の血液製剤「免疫グロブリン製剤」から、C型肝炎ウイルスが検出されたことが分かった。薬害C型肝炎訴訟では、フィブリノゲン製剤と血液凝固第9因子製剤を投与された人を対象に救済法案がつくられることが確実になったが、肝炎感染はさらに数種類の製剤で起きた恐れが出てきた。
 長井辰男・北里大学名誉教授(法科学)が、約30年前から冷蔵保管している旧ミドリ十字(現・田辺三菱製薬)の製剤を調べた。外部の検査機関でも再確認した。
 その結果、77年製造の「人免疫グロブリン」(ガンマグロブリン)製剤2本から、いずれもC型肝炎ウイルスが検出された。また、臨床試験用の76年製の製剤「プラスミン」から、B型肝炎ウイルスが出た。
 長井さんはすでに、70〜80年代製造の抗貧血薬「ハプトグロビン」と70年代の「コリンエステラーゼ」からもB型、C型ウイルスの検出を確認している。
 旧ミドリ十字は遅くとも75年にはグロブリン製剤を発売。適応は広く、当時の使用説明書では、はしかや重症感染症、小児の気管支ぜんそく、水痘、ポリオ、帯状疱疹(ほうしん)の治療、輸血後黄疸(おうだん)の予防に使うと記載。
 また80年代半ばからは川崎病の子どもに対し、冠動脈瘤(りゅう)の予防に使用。A型肝炎治療などにも使われる。現在も同成分の製剤が複数販売され、今年度の供給量見通しは約3800キログラム。70年代半ばは1000キログラム、最も多かった80年代前半は約5000キログラム。
 C型肝炎ウイルスが見つかり、検査が導入されたのは89年以降。92年にはより精度の高い検査法となり、感染危険性はほとんどなくなった。
 グロブリン製剤などは、血液から赤血球などを除いた「血漿(けっしょう)成分」にエタノールなどを加え、遠心分離などを繰り返し、徐々に成分を取りだしてつくる「血漿分画製剤」。凝固第8因子、第9因子、フィブリノゲン、グロブリンなどの順番で抽出され、製造工程を重ねるごとに肝炎ウイルスなどは死滅するとされてきた。
 田辺三菱製薬広報室は「当社の知る限り、グロブリンによる肝炎感染の事例は過去にない。当時最新の安全対策はとっているはず。現在、厚生労働省の指示ですべての血液製剤について調査中なので、詳しいコメントは控える」としている。

436小説吉田学校読者:2008/01/14(月) 11:45:44
天災ばかりではなく、人災・事故・事件の場合も有効活用されるドクターヘリ。
千葉では、被害者がドクターヘリで搬送された(運用だけじゃなくて受け入れ体制も重要です)おかげで「殺人」ではなく「殺人未遂」にとどまった事例もある。
これ、千葉の場合、北総が、消防・救急はもちろんのこと、周辺の大病院(旭中央とか)や警察といったところの連携をちゃんとやっているおかげ。ドクではなくロジの「やる気」の問題だと思います。

災害格差:阪神・能登・中越沖/2 救急搬送に有効、ドクターヘリ
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20080114ddm002040053000c.html

 ◇配備進まぬ「へき地」
 昨年7月16日に起きた新潟県中越沖地震の被災地から約250キロ。千葉県印旛村の日本医大千葉北総病院救命救急センターの医師、松本尚(ひさし)さん(45)は自宅にいて、午前10時13分の発生直後のニュース速報を見た病院職員から電話を受け、即座に決めた。「ドクターヘリで行くぞ」。発生約5分後にはセンターのDMAT(災害派遣医療チーム)が招集された。
 ドクターヘリは人工呼吸器、心電図モニターなどの設備や医薬品を積み、けが人を治療しながら運べる。正午前には松本さんら医師2人、看護師1人らを乗せて飛び立ち、約1時間で長岡市の長岡赤十字病院に到着。県外のDMATでは一番乗りで、その後各地から集まったDMATの統括を補佐した。
 到着間もなく、柏崎市の病院に集中した患者を転院搬送することになった。家屋の下敷きになった患者を約10分で長岡赤十字へ。片道20キロ以上、車なら30分はかかる。その日、別の2人も新潟市内へ運んだ。このヘリの被災地への出動は初めて。「搬送がスムーズだと分かった」と松本さんは振り返る。
 新潟県にドクターヘリはない。県は07年度、ドクターヘリも含めた救急医療体制を検討することになっていた。県医薬国保課の三林康弘参事は「ヘリ救急が役立った。へき地からの搬送時間を短縮できるよう検討している」と説明する。
 95年の阪神大震災の発生当日にへリが運んだ患者は、医薬品を運んだ大阪市の消防防災ヘリによる1人だけ。その反省から、国は01年、5年間で全国にドクターヘリ30機を配備する目標を掲げた。運用する医療機関に、年間運航費約1億7000万円の全額を自治体と折半して補助する。
 昨年6月、特別措置法も成立。都道府県の医療計画にドクターヘリ導入の目標年度などを盛り込むよう規定し、条件は整ったようにみえる。しかし現実には、今月運用開始予定の大阪、福島を含めても、千葉、岡山、静岡など13道府県14機にとどまる。福島を除く東北、四国、北陸、山陰地方には一機もない。へき地が多く、より有用なのは明らかだが、財政基盤の弱い地域が取り残される。
 既存の消防防災ヘリを活用する自治体もある。高知県は05年3月、医師を乗せて患者を搬送する運用を始めた。山の多い県内で効果は大きく、06年度の出動は238回と前年度の倍になった。県消防政策課の中澤龍夫課長補佐は「救援物資の運搬や消火に出動していると使えない。ドクターヘリを検討しているが、予算化のめどは立たない」と話す。
 東海・東南海・南海地震は、近年の地震とは比べものにならない広域災害となる。その時、教訓をどう生かせるか。NPO「救急ヘリ病院ネットワーク」(東京都)の村田憲亮事務局長は問いかける。「自治体負担は多くても年間1億円弱。救える命は多いのに、この金額がなぜ出せないのか」

437とはずがたり:2008/01/20(日) 18:52:53
少子化対策等と空疎な言葉を並べるだけの自民党政権であるが,産科医不足とあとは女性が働き居ながら子育てできる会社側の体制作りの遅れは深刻である。
産科医は激務であるしこの程度の収入増は当然であろう。あともう一つ医療事故の訴訟の矢面に都立病院なら都がちゃんとたたにゃならんでしょうな。

産科医の年収、300万円増も
東京の都立病院、人材確保へ
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2008011900096&genre=A2&area=Z10&mp=

 東京都は19日までに、一部で出産の受け付け中止に追い込まれている都立病院の産科医不足解消に向け、2008年度から産科医の年収を最大約300万円アップさせることを決めた。「今できる範囲で最高の環境を整える」との姿勢で産科医確保に臨む。

 都によると、「都道府県と政令指定都市の公立病院で一度にこれだけの待遇改善を図るのは聞いたことがない」という。

 都立病院の医師は減少傾向にあり、特に産科医は定数47人に対し35人(昨年10月現在)にとどまるなど深刻。産科がある5病院のうち、豊島、墨東の2病院は06年から通常のお産の受け付けを中止している。
 総務省の05年度調査によると、都立病院の医師の平均年収は約1200万円。都道府県と政令市の計61団体中、最下位のため、都は勤務条件の向上が必要と判断。(共同通信)

438とはずがたり:2008/01/24(木) 15:58:20
医者不足も甚だしいのか?緊急対応が不備なのか?

11病院が受け入れ断る 東京・清瀬、95歳女性死亡
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008012301000269.html?ref=rank
2008年1月23日 13時28分

 東京都清瀬市の無職の女性(95)が8日、自宅で体調を崩し、119番を受けた東京消防庁清瀬消防署が救急搬送したが、近隣の11病院に診察を断られ、12番目に受け入れた病院で死亡していたことが23日、分かった。

 東京消防庁によると、8日午後9時半ごろ、女性は自宅で「胸が痛い」と訴え、同居の長男(50)が119番。救急隊は約3分後に到着し、搬送先を探したが、11病院から「患者がいっぱい」などの理由で受け入れを断られたという。

 女性は12番目の病院で応急措置を受けたが死亡。この病院に運ばれたのは、救急隊の自宅到着から49分後だった。
(共同)

440とはずがたり:2008/02/20(水) 02:46:32
山口県下関市の漢方薬局/村田漢方堂薬局
http://murata-kanpo.ftw.jp/u22793.html

441とはずがたり:2008/02/24(日) 22:01:51
久しぶりに京大からノーベル賞が出るかも♪

iPS細胞を作製した、京都大・山中教授にコッホ賞
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20080223ke02.htm

 ドイツのロベルト・コッホ財団は、様々な臓器や組織の細胞に変化する新型万能細胞(iPS細胞)を世界に先駆けて作製した山中伸弥・京都大教授=写真=をはじめとする、先駆的な幹細胞研究者3人に、今年のロベルト・コッホ賞(賞金10万ユーロ=約1600万円)を授与すると発表した。

 同賞はドイツで最も権威がある科学賞の一つ。共に受賞するのは、独マックス・プランク研究所のハンス・シェラー教授と、米スタンフォード大のアービング・ワイスマン教授。11月にベルリンで授賞式を行う。

 これまでの日本人受賞者には、ノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進・米マサチューセッツ工科大教授や、審良静男・大阪大教授らがいる。
(2008年2月23日 読売新聞)

442荷主研究者:2008/02/29(金) 00:15:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/01/20080114t15021.htm
2008年01月13日日曜日 河北新報
東北大、専門薬剤師育成へ 投薬計画作成に積極関与

 東北大大学院薬学研究科は新年度、薬剤の処方設計に関与できる高度な知識を備えた「次世代型専門薬剤師」の育成に乗り出す。東北大病院と連携し、教育システムを構築する。医療現場で投薬の計画までかかわる薬剤師を養成する試みは全国で初めて。投薬をめぐる医療過誤の防止につながる取り組みとしても注目される。

 2008年度中に「がん化学療法薬学分野」「生活習慣病治療薬学分野」を医療薬科学専攻に新設。それぞれ病院に研究室を置き、教員3人(教授、准教授、助教)が薬剤師の実務をこなす傍ら、学生の教育と研究指導に当たる。定員は若干名の見込み。

 がんなどの専門領域を持ち、医療チームの一員として治療を支える欧米の臨床専門薬剤師をモデルに、医療現場で実践的な教育・研究を重ねる。5カ年計画で教育システムの構築、プログラムの開発を進める。

 専門性の高い薬剤師の育成は、抗がん剤などの過剰投与や投薬ミスが問題化していることから、国内でも動きが出ている。名古屋大と名城大などは11年、創薬分野の専門薬剤師を育成する大学院研究科を共同で設置する計画だ。

 東北大が目指す次世代型専門薬剤師は、患者の症状や効能などのデータを踏まえて処方設計を医師に助言するなど、高度な役割を担う。患者一人一人に最適な種類や量を判断、総合的に薬剤を管理するため、薬物療法の安全性向上と医療費の抑制が期待できる。

 臨床に貢献する一方、個別の症例に応じた抗がん剤の効果を調べるなどの研究にも取り組む。

 薬学研究科の永沼章教授は「薬剤師の資質向上と責任強化が求められている。病院の協力を得ながら、実践的知識と研究能力を備えた専門薬剤師を育てたい」と話す。東北大病院の里見進院長も「医療水準の高度化に専門薬剤師が果たす役割は大きい」と期待を寄せる。

443荷主研究者:2008/02/29(金) 00:23:18

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2008/01/20080118t31021.htm
2008年01月17日木曜日 河北新報
釜石に北里大研究所 新薬開発へ県・市と協定

北里大が4月に新研究所を開設する海洋バイオテクノロジー研究所=釜石市平田

 岩手県と釜石市は17日、北里大の新薬開発関連研究所が4月に同市平田地区に立地することが決まったと発表した。3月に撤退する民間研究機関の施設を引き継ぎ、海洋微生物の遺伝子の構造解析などを進めて新薬開発事業につなげる。県と釜石市は2月4日、大学と包括連携協定を結び、研究を後押しする。

 新研究所の名称は、北里大感染制御研究機構釜石研究所。新日鉄など出資の海洋バイオテクノロジー研究所(MBI)が使っていた施設(延べ床約5000平方メートル、県など出資の第三セクター所有)を引き継ぐ。

 北里大が、製薬会社とコンソーシアムを設けて2013年までの5年間取り組む「創薬プロジェクト研究事業」の一環として、MBIが収集・培養した3万7000種類の海洋微生物の遺伝子やタンパク質の構造を解析、データベース化する。培養研究も進め、新薬開発につなげるとともに研究者育成にも当たる。

 MBIが18年間にわたる基礎研究を終えて撤退することになり、釜石市などが施設の再活用を検討した。大船渡市に水産学部(4月から海洋生命科学部)を置く北里大に進出を働き掛けた。

 県と釜石市は北里大と連携し、製薬会社の研究所などの誘致も目指す方針。県科学・ものづくり振興課は「海洋微生物という貴重なシーズを沿岸部の振興につなげたい」と話している。

444荷主研究者:2008/02/29(金) 00:26:49
もやもや病って徳永英明が罹って有名になった筈。

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2008/01/20080119t13042.htm
2008年01月19日土曜日 河北新報
モヤモヤ病治療 中国から患者受け入れ 宮城県立こども病院

 宮城県立こども病院(仙台市青葉区)は18日、体のまひやしびれを引き起こす難病「モヤモヤ病」を発症した中国・長春市に住む少女(13)を受け入れる方針を決めた。来日手続きが進めば2月中にも手術を行う。こども病院がモヤモヤ病の海外患者を受け入れるのは、2005年7月のレバノンの女児=当時(9つ)=以来2例目。

 こども病院によると、中国でモヤモヤ病の発症例は少なく、専門医はほとんどいない。少女の家族が「モヤモヤ病の患者と家族の会」(大阪府豊中市)に連絡を取り、同病院が紹介された。

 少女は昨年11月、立てなくなったり、言葉が出てこなくなったりする症状を訴え、脳梗塞(こうそく)の初期症状と診断された。

 こども病院が脳のエックス線写真を確認したところ、モヤモヤ病の重症患者と分かった。放っておくと、脳梗塞が進む恐れがあるため、早期の手術が必要と判断した。

 手術は白根礼造・脳神経外科部長が担当する。ビザの手続きが遅れた場合は、中国吉林省の病院で手術する可能性もあるという。

 白根部長は05年、レバノンの女児を受け入れた際も手術を担当した。「手術例も多い。言葉の壁はあるが、意思疎通を図り、できる限りの治療効果を上げていく」と話している。

[モヤモヤ病] 脳底部の動脈が徐々に狭まり、細い異常血管が増殖する。1963年に東北大医学部教授の故鈴木二郎氏が発見。エックス線で細い血管がたばこの煙のように写るため「モヤモヤ病」と名付けた。世界で約5000人の発症者がいるとされるが、うち約8割が日本人。日本人と韓国人の発症が圧倒的で、遺伝子との関連も指摘されるが、原因は不明。

445とはずがたり:2008/03/01(土) 00:50:43
俺は孤軍奮闘して町医者批判に血道を上げているつもりでいたがそうでもないのか・・。

【風】開業医は“中小企業の社長”
2008年2月29日(金)16:21
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/e20080229016.html

 勤務医よりも開業医のほうが恵まれているという意見について、40代の外科開業医からはこんな反論が寄せられた。

 《開業医と勤務医の収入の差を強調する話が目につきますが、果たしてそれは医療崩壊の最大の理由でしょうか》

 この開業医は、勤務医のメリットとして、身分の安定や専門領域だけを診ていればいいこと、また医療トラブルなどを抱えても病院という組織の後ろ盾があることなどを挙げる。

 《開業医はいわば中小企業の社長です。病気をしても何も保証がありません。従業員を雇い、開業資金で莫大(ばくだい)な借金も背負います。今や聴診器1本で開業できる時代ではなく、診療科によっては、家が1軒買えるほどの額になるのが普通です》

 そして、医療費抑制政策の影響を開業医も受けていると訴える。《20年あまり昔なら、開業となると10年程度、一生懸命頑張れば借金返済のめどもついたそうです。しかし、今は病院や医院の破産も当たり前の時代です》《大きな借金を抱えて開業しても成功する保証はどこにもありません》

 この開業医の友人で、長く循環器の勤務医として働いていた医師は、開業して1年足らずであっという間に赤字が400万円に膨れあがったという。

 《内科や外科、産婦人科など、大変な診療科で開業する医師もみな昔は勤務医でした。疲れた末に開業にこぎつけたら、「救急医療の崩壊は開業医のせいだ」と糾弾される…。悲鳴をあげたい気分です。真の原因は現場を知らない厚労省の無策ではないでしょうか》

 高知県の40代の開業医からは、青い万年筆でびっしりと書かれた手紙が届いた。《明治・大正・昭和・平成と細々と続いている小さな診療所を営んでいますが、自分の代で幕を引こうと考えています》

 手紙には、風でも紹介した患者の権利意識の増大や、下がる一方の診療報酬、医師の社会的地位の低下などを身にしみて感じていることが切々とつづられていた。

 医師不足がより深刻な地方都市特有の問題もあるのだろう。都会では多くの開業医が「自分の子供も必ず医大に入れる」という話をよく聞くが、この開業医は最後にこう記していた。

 《「子供に継がせたい」と思う町医者はもうほとんどいません》(信)

446とはずがたり:2008/03/09(日) 11:20:37
こういう仁医の居る田舎は幸せである。
医者になるのが激烈な受験戦争をくぐり抜け国立へ進むか大金を積んで私学へ進むかいずれにせよ難しいから田舎でちんたら医者やるのは馬鹿馬鹿しいという事になるのではないですかね?

Dr.コトー、島にとどまる 離島医療支え30年
2008年3月8日(土)20:34
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/life/CO2008030801000637.html
(共同通信)

 鹿児島県薩摩川内市の下甑島で30年近く離島医療を支え、人気漫画「Dr.コトー診療所」のモデルになった瀬戸上健二郎医師が、67歳で退職予定だった3月以降も島で診療活動を続けることになり、島民らが8日、感謝祭を開いた。瀬戸上医師は「楽しくやっていたら、いつの間にか30年たっていた」と振り返り、「まだ使いもんになるし」と継続を決めた理由を話した。

447とはずがたり:2008/03/12(水) 12:55:07
ちゃんづけで嫌がられてしまっては本人の立つ瀬がないと思うがそれ以外は酷いことしてるねぇ。
医者はかくも腐っとっるのであるヽ(`Д´)ノ
(腐っとるのは大学じゃと云うつっこみが直ぐに飛んできそうであるけどw)

教授と助手2人がタッグでセクハラ 群馬大医学部
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/95174/
10/29 17:49更新

 群馬大(前橋市)は29日、医学部の女子学生に対して、50代の教授と40代の助手2人によるセクハラ(性的嫌がらせ)行為があり、同日付で教授を約1万1000円減給(1カ月)の懲戒処分としたと発表した。助手2人は既に辞職した。
 大学側によると、6月15日深夜から翌日未明にかけて、前橋市のカラオケ店で開いた学生らとの懇親会で、助手2人は女子学生の足に抱きつくなどした。教授は女子学生とダンスなどをした上、助手のセクハラ行為を見逃していた。教授は「酔って寝ていて気が付かなかった」と話しているという。
 女子学生らが学内の相談窓口に訴えた。

教え子にセクハラ 阪大教授を解雇
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/105009/
11/20 22:05更新

 大阪大学は20日、医学系研究科の男性教授(47)が教え子の女子学生にセクハラ行為をしたとして諭旨解雇処分にしたと発表した。
 阪大によると、教授は昨年12月、指導していた女子学生に対し、研究室内で2回にわたりセクハラ行為を行った。女性が今年1月、大学のセクハラ相談室に訴えて発覚した。女性は3月に卒業している。
 阪大は諭旨免職とした理由を「被害者が謝罪を受け入れ示談が成立しているため」としている。阪大の就業規則により、教授が今月26日正午までに退職届を出さない場合は懲戒解雇となる。
 阪大では17年4月にも女子学生に対するセクハラで教授が諭旨解雇になっており、鷲田清一総長は「教育者としてあるまじき行為により精神的苦痛を与えたことは誠に遺憾」としている。

「ちゃん」付けの代償は減給1万704円 山梨大、教授をパワハラで処分
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/106899/
11/30 12:28更新

 山梨大(甲府市)は30日までに、女子学生を「ちゃん」付けで呼び不快に感じさせたのはパワーハラスメント(パワハラ)に当たるとして、同大大学院医学工学総合研究部の五十代の男性教授を減給1万704円(1回)の懲戒処分にした。
 同大によると、教授は昨年の9月から11月にかけ、指導する研究室に所属していた女子学生に対し、名前に「ちゃん」を付けて呼ぶなどしたため、学生が不快に感じていたという。
 女子学生から相談を受けた大学側が教授らから話を聴き「地位を利用した嫌がらせ」と判断した。教授もパワハラだったと認めているという。
 山梨大は「今後はこのようなことがないよう、啓発活動に努めたい」としている。

女子大生の体を自宅で数時間 和歌山県立医大教授を解雇
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/107719/
12/05 04:17更新

 和歌山県立医科大(和歌山市)は4日、女子学生の体を無理やり触ったなどとして医学部の教授(43)を同日付で懲戒解雇処分にした、と発表した。
 同医科大によると、元教授は今年5月中旬の夜、指導している女子学生と食事をしたあと自宅に誘い、数時間にわたって女子学生の体を触ったという。
 女子学生は9月に大学側に相談。元教授を聴取したところ、「不適切な行為をした」と事実を認めたため、学内で組織する教育研究審議会で処分を決定した。
 医学部の宮下和久学部長は「今回の件は学生と教員の信頼関係を失墜させた。またセクハラ行為などへの注意を喚起しているなかで起きてしまい、大学側としてもしっかりとした対応をとった」としている。

448とはずがたり:2008/03/12(水) 17:29:49

横浜市立大博士号謝礼、30万円入り封筒に菓子折り添えて
2008年3月12日(水)14:37
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20080312-567-OYT1T00387.html

 横浜市立大医学部(横浜市金沢区)の学部長(64)の研究室で、学位取得の謝礼として現金の授受が行われていた問題で、「謝礼」を渡した医師が読売新聞社の取材に応じ、菓子折りに現金が入った封筒を添えて渡すよう先輩に教わるなど、現金授受が慣習化していたことをうかがわせる実態を証言した。

 医師は、学位審査を巡って現金をやりとりするのは許されないとの認識を持っていたが、「皆がしていることを、自分がひっくり返すことは怖くてできなかった」と複雑な胸の内をのぞかせた。

 この医師によると、博士号の学位認定審査後、風呂敷に包んだ菓子折りを持って、学部長の教授室を訪ねた。30万円の入った封筒を見えやすいよう菓子折りに添えて渡したところ、学部長は、「当然のことのように受け取った」という。

 学位審査は、主に研究室以外の教授が務める主査と准教授らの副査が行う。医師は、副査にも10万円を渡そうとしたが、「その場で現金が入った封筒を突き返された」とする。さらに、渡した金額については「学位を取った人たちに『学部長が第2外科の教授に就任(1992年)してから同じ額』と聞いたので、その額(30万円)にした」と語った。また、現金の趣旨については、「学部長は、学部では絶対的な権力者。謝礼を渡さなかった場合のリスクを考えた」と打ち明けた。

 関係者によると、学部長は大学の調査などに対し、「自分からは謝礼を要求していない。受け取らないこともあった」と答え、「人事にはつながっていない」と謝礼の有無と人事との関連を否定しているという。

449とはずがたり:2008/03/12(水) 17:31:38
>>423 >>448

医学博士号謝礼:国公立大、65%は調査・注意せず−−毎日新聞調査
http://mainichi.jp/life/edu/news/20071225ddm041040008000c.html

 名古屋市立大大学院元教授の汚職事件を機に、医学博士の学位申請者からの審査担当教授らへの謝礼が問題となっているが、毎日新聞が医学系大学院を持つ全国の国公立大学法人にアンケートを実施したところ、65%にあたる30校が、謝礼について実態調査も注意喚起も行ったことがないと回答した。各大学OBの複数の医師は取材に対し、謝礼の慣習を認めており、大学院側の問題意識の低さが浮かんだ。調査は、全50校の医学系研究科長らに▽謝礼の慣習の有無▽実態調査や注意喚起の有無などを択一式で尋ね、24日までに46校から回答を得た。

 謝礼の慣習について「ない」と答えたのは39校。和歌山県立医大だけが「ある、または聞いたことがある」を選んだが、開始時期や内容は「分からない」とした。そのほか、九州大は「お菓子程度の謝礼はある」、名市大は「謝礼があると聞いたことがある」と答えたが、いずれも慣習としての謝礼は否定した。「未把握」「調査中」も計4校あった。

 実態調査を実施したのはいずれも事件後で、名市大、名古屋大、岐阜大の3校にとどまった。また教授らに謝礼を受け取らないよう注意喚起を行っているのは12校で、うち4校は事件後に実施した。調査も注意もしていない大学院は30校で、うち29校が謝礼の慣習を「ない」と言い切った。

 一方、取材に対し、大阪大で博士号を取得した30代医師は審査の主査に10万円を払ったことを認め「全国の医学系大学院の慣習で、払うのは当たり前だ」と話した。東北大で博士号を取得した40代医師は担当教授に数万円の謝礼を払い、食事の接待もしたといい「100万円を学位取得者の頭割りで払う教室もあった」と証言した。

 ◇明治以来の慣習−−医事評論家の水野肇さんの話

 学位への謝礼は「税金のかからない収入」として明治以来の慣習で、全国で続いているのが実情だと思う。大学医局は一国一城のあるじとして教授一人に権力が集中しており、外からチェックできない特殊な世界だ。

毎日新聞 2007年12月25日 東京朝刊

450とはずがたり@公務員を9ヶ月で辞めた経験有り:2008/03/15(土) 01:51:59
なんだかねぇ〜,ぬるい社員が多すぎるのでは?

2008年03月14日 西川敦子(フリーライター)
入社1年以内に休・退職する「カゲロウ社員」急増中!
http://diamond.jp/series/depress/10019/?page=1
〜 専門家は語る(ライフバランスマネジメント 代表取締役社長 渡部卓氏)【前編】〜

 銀色の優美な羽根を持つ、ウスバカゲロウ。寿命が短いことで知られ、「儚さ」の代名詞として知られている。

 ところが、最近は企業内にも「カゲロウ社員」が増えつつある。なんと、入社して1年経つか経たないうちにうつを発症し、休職、あるいは退職していく新人が後を絶たないというのだ。

 企業のメンタルヘルスに詳しい、ライフバランスマネジメント 渡部卓代表取締役社長に聞いた。
自己主張が激しく他罰的――
若手に多い「第3のうつ」

「これまでのうつは、変化を嫌うまじめな『メランコリー親和型』、頑張り屋やせっかちの『タイプA』といった人々に見られました。グローバル化などで急激な変化にさらされ、業務量がどっと増えている今の企業社会で、うつが増えるのは当然の成り行きだったのです。

 しかし、最近はこれらとは違う『第3のうつ』が目立つようになった。20〜30代前半に多いタイプですが、入社1年以内に発症するケースも多い。『ディスチミアうつ』『自己愛型』『ニュータイプうつ』などとも呼ばれています」

 従来型と違う点はいろいろある。まず、彼らは一様に自己主張が激しい。「こんな仕事をやるために、この会社に入ったんじゃありません!」「毎日稽古事に通っているので、残業は絶対にお断りします」といった具合だ。

 プライドが高いところも共通しており、周りに比べて実績が出ないと激しく落ち込む。といっても、「自分が至らなかった」とは考えない。「リーダーがアホだから」「会社の方針が間違っている」などと文句を言う。ちょっと仕事の問題点を指摘しようものならすぐ過剰に反応し、パワハラだと叫び出す。根気よく、やさしく指導しているつもりの上司はすっかり困惑してしまい、お手上げ状態になってしまう。

「こうした新人たちは、医師に相談もせず会社を休むことに、なんら抵抗がないようです。従来型の人々は、完治していないのに『みんなに迷惑をかけてすまない』と、すぐ会社に出ようとするのですが」

 もちろん、新人のうつがみなこうしたタイプというわけではなく、従来型も多いことは忘れてはならない。上司の指導が適切でなかったために発症した可能性もある。

 だが、これまでとはあきらかに違ううつが、若手の間で急速に広がっていることは確かなようだ。

451とはずがたり@公務員を9ヶ月で辞めた経験有り:2008/03/15(土) 01:52:16

2008年03月14日 西川敦子(フリーライター)
入社1年以内に休・退職する「カゲロウ社員」急増中!
http://diamond.jp/series/depress/10019/?page=2
〜 専門家は語る(ライフバランスマネジメント 代表取締役社長 渡部卓氏)【前編】〜
まじめさ、純粋さが
うつを引き起こす?

 いったい新人たちはなぜ、うつを発症してしまうのだろう?

 意外なことに原因は、彼らが持つ美点、「ある意味のまじめさ」「繊細さ」「純粋さ」などのようだ。

「今の若者は結構まじめで、学生時代も一生懸命勉強に励んでいた人が多い。このため、ひたすら家と学校の往復で、アルバイトなどの社会経験を持っていない。そのせいか、頭でっかちの理想を抱いており、泥臭い現実を知らない。だから傷つきやすく、極端に挫折に弱いのかもしれません」

 じつはこの特徴、ウスバカゲロウの幼虫の「アリジゴク」と結構、重なるところがある。

●軒下などにつくった穴で暮らす→家庭や学校から出たことがない

●後ろにしか進めない→困難を排して前進できない

●幼虫時代は糞をせず、成虫になってからまとめてする→社会人になってからストレスがどっと噴出する

 どんな人も社会に出れば「リアリティショック」に直面し、悩み、傷つくものだが、うつに発展するほどショックが大きいとなれば、放置しておくことはできない。彼らが育ってきた時代を振り返り、世代の特徴をよく理解する必要がある。
ネットで知識武装する
“自分リスペクト”社員

 思い当たる原因は、もうひとつある。彼らが「ネット世代」だということだ。

「最近の若者はインターネットの検索力に長けており、ありとあらゆる知識を身につけています。本や雑誌もよく読み、知識武装に余念がない。たしかに今の時代はインターネットのおかげで、上司と部下の情報格差が小さくなっている。下手をすれば、部下のほうが上司より物知りだったりするわけです。ネットベンチャーなどで成功した若手経営者も見てきている。だから、つい新人も自分を過大評価してしまい、『オレってすごいじゃん』と、自分を“リスペクト”してしまうのです」

452とはずがたり@公務員を9ヶ月で辞めた経験有り:2008/03/15(土) 01:52:45
>>450-452

2008年03月14日 西川敦子(フリーライター)
入社1年以内に休・退職する「カゲロウ社員」急増中!
http://diamond.jp/series/depress/10019/?page=3
〜 専門家は語る(ライフバランスマネジメント 代表取締役社長 渡部卓氏)【前編】〜

 しかし、安易に身につけた知識だけで、仕事が成り立つわけがない。コミュニケーション力や経験に乏しい彼らは、ほどなく現実の壁にぶち当たり、混乱してしまうのだ。

 そこで自分の非力さを知り、謙虚に頑張ろうと思えればよいのだが、多くは仕事内容や上司の指導力、果ては社会が悪いなどと周りのせいにする。不満が募った揚句、周りに適応できずに、うつと同じような症状が現れるのである。

 ただし、彼らはけっして「仮病」を使っているわけではない、と渡部氏は強調する。

「従来型と同じく、彼らにとってもうつの症状は耐え難い苦しみ。一生、心の不調を抱えてしまうことだってありうる。本人たちのためにも、未然に防ぐ企業側の対策が必要です。

 新人研修はもちろんですが、上司の心構えも重要。部下の自己愛傾向や依存傾向をよく把握したうえで、個別に対応するスキルを身につけるべきでしょう」

「学生時代、浪人や失恋などの挫折もなく、優秀だった人ほど挫折に弱い」という声もある。一見、美しいウスバカゲロウたち。なんとか壁を乗り越え、会社でたくましく生き延びてほしいものだ。

参考:ライフバランスマネジメント

【今回のポイント】六月病

新人のうつが発症しやすいのは、新入社員研修が終わり、配属が決まった後だ。つまり、6月頃から「要注意時期」に突入することになる。管理職は彼らの顔色や言動に気をつけ、異変があれば産業医と連携するなど、対応を心がけるべきだろう。そのためにも日頃から声をかけたり突っ込んだ話をしたりして、信頼関係を築くようにしたい。

453とはずがたり:2008/03/17(月) 13:26:52
聴力偽り?障害手帳、北海道300人返還 同じ医師診断
http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY200803160169.html
2008年03月17日10時39分

 耳が聞こえるにもかかわらず、最も重度な「聴覚障害2級」の障害者手帳を受けていたとして、手帳の返還命令を受けたり自主返還したりする人が北海道で相次いでいる。いずれも札幌市で開業する同じ耳鼻科医(73)の診断で認定され、返還者は14日現在で約300人に及ぶ。この医師の診断で手帳を得た人は判明しただけでも他に約400人いるという。道などは大規模な福祉不正の疑いが強いとみて、取得者への確認調査を進めている。

 朝日新聞の調べでは、手帳の取得者は旧産炭地である北海道赤平市と芦別市の在住者が多い。取得者らは、複数のブローカーらから医師を紹介され、仲介の謝礼を払ったと話しており、不正取得が組織的に行われていた疑いが持たれている。

 2級の手帳取得者は医療費の助成や税金の減免が受けられるほか、2級と同様の障害を認定された年金加入者は障害年金も支給される。

 この問題をめぐっては、04年12月、医師を名指しして「不適切な診断書を作成している」とする告発が道に入り、道と札幌市などはそれ以降の申請の大半について交付を留保していたという。

 道と市などは、この医師の診断で手帳を得たことが確認できた人を今年2月ごろから呼び出し、職員や専門医の呼びかけに反応するかどうか調査を開始。その結果、面談した人の約9割に当たる約200人(3月14日現在)について「明らかに聞こえている」としてその場で手帳を返還させたという。

 また、調査を待たずに自主的に手帳を返還した人も約100人に及んだ。自主返還者は「薬が効いて聞こえるようになった」「ビタミン剤が効いた」などと話しているという。まだ調査が済んでいない対象者は約400人おり、返還者は今後も増えるとみられる。

 問題の医師は朝日新聞の取材に対し、「弁護士に対応を任せており、何も話せない」と回答。弁護士も「コメントできない」としている。

 ■ブローカー「聞こえないふりをしろ」

 札幌市の耳鼻科医(73)から聴覚障害の診断を受けた人たちは、朝日新聞の取材に対し、ブローカーやその知人らに「いい医者がいる」「楽勝で手帳が取れる」などと勧誘され、仲介の謝礼として1万〜5万円を支払ったと話している。

 赤平市の50代の男性はもともと片方の耳が聞こえづらく、知人を介してブローカーとみられる男性から「税金が免除になる。検査だけでも受けてみろ」と誘われたという。4人ほどでワゴン車に乗せられ、約100キロ離れた札幌市へ移動。車中では「聞こえないふりをしろ」「ばれないから大丈夫。政治家だって不正をしている」と言われたという。

 赤平市の60代の男性は、医師からヘッドホンの音を聞き取る検査を受け、「医師に『小さい音ではボタンを押すな、大きく聞こえるところで押せ』と言われた」と話す。芦別市の70代の男性は「診断時には医師と直接話もしている。障害がさほど重くないことは当然わかったはず」と言う。一方で、「特におかしい検査ではなかった」と話す人もいた。

 手帳の取得は、札幌市内の同じ社会保険労務士(66)が手続きを代行していた。この社労士によると、ブローカーの一人と知り合いで、これまでに約300人の申請を代行し、1人当たり1万〜2万円の手数料をもらったという。

 この社労士は「みな同様に2級相当と認定されるので不思議な感じはしたが、医師の診断なので疑うべきではないと考えた。いま振り返れば疑惑があるかもしれない」と話す。

 複数の人からブローカーだと名指しされた男性は「そういうことをしている者がいるという話は聞いているが、自分は知らない」と話している。

    ◇

 〈聴覚障害2級〉 聴覚障害の中では最も重い等級で、補聴器を使っても聞こえない状態とされる。他の障害を併せ持つと「身体障害者1級」の手帳が交付される場合がある。手帳の交付は、指定医が出す診断書、意見書をもとに各都道府県や政令指定都市などが決定する。2級では住民税や所得税が30万〜40万円控除され、所得が低ければ非課税になる。多くの自治体が医療費の助成制度を設け、公共交通機関にも割引制度がある。

454とはずがたり:2008/03/21(金) 11:19:43
聴覚偽装疑惑認識後も障害者手帳 北海道、48人に交付
http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY200803200229.html?ref=goo
2008年03月21日08時01分

 北海道で発覚した聴覚障害の偽装疑惑で、道が、偽装の疑いが持ち上がり障害者手帳の申請を留保したとしていた04年12月以降も、実際には48人について手帳を交付していたことがわかった。いずれも同じ札幌市の耳鼻科医(73)の診断による申請だが、道は「医師が申請者の症状などについて説明でき、書類にも不備が無いものは認めて良いだろうと判断したが、今考えれば不適切だった」と話している。

 朝日新聞の調べでは、交付した48人のうち少なくとも5人について、道は、再確認調査で「要件に該当しない」と判断し、返還を命じている。

 道障害者保健福祉課によると、04年12月、この医師を名指しして「不適切な診断書を作成している」という情報が入った。道はそれ以降、この医師が診断したものについては申請があっても交付を留保することとし、05年2月には市町村にも注意喚起した。

 しかし、道によると、実際には05年度に39人、06年度には9人の計48人について障害者手帳を交付していたという。

 道は留保を決めて以降、申請が出ているものについて順次、この医師に説明を求めた。その際、具体的な症状や発症時期についてスムーズに答えられるケースと、答えられないケースが混在したという。道は「返答できた申請で書類の不備がない場合は認めてもいいと考えた」「問題になって初めて、医師の診断自体を疑うようになった。まずい対応だった」としている。

 道によると、留保し続けた申請も54人分あり、1月までにすべて却下したとしている。

芦別市8年前に通報 聴覚障害手帳不正 道も4年間対応せず?(03/14 07:02)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/81448.html

 【芦別】聴覚障害の身体障害者手帳問題に関し、芦別市は十三日、札幌の耳鼻咽喉(いんこう)科医(73)の診断による手帳取得者が一九九九年以降に急増するなどの「異常事態」を把握し、二〇〇〇年に道に通報していたことを明らかにした。道もこの事実を把握し、「手帳の返還命令も可能」と答えたとするが、道がこの医師絡みの申請の扱いを保留する措置を取ったのは〇四年十二月以降のため、四年間にわたって適切な対応がなされていなかった可能性が浮上した。

 同日の芦別市議会予算審査特別委で、松山良一・市保健福祉部長が答弁した。同部長は「九九年から〇一年にかけて、同じ医師の診断による手帳申請者が急に増えた。窓口に来る人の(障害)等級と(聴こえ方の)実態も違い、担当者がこの異常事態を見逃すはずはない」などと説明。その上で「不審に感じた職員が空知支庁(現空知保健福祉事務所)に口頭で報告し、相談したこともある。手をこまねいていたわけではない」と述べた。

 これについて道障害者保健福祉課は「二〇〇〇年十月に芦別市から質問があり、障害程度に疑義がある場合、法に基づき市町村が審査し、その通告に基づいて知事が手帳の返還命令を出すのは可能、と回答した」と説明。ただ「その後の対応は現時点で不明」と言う。

 道は〇四年十二月、渡島保健福祉事務所の「申請の等級と実態が合わない人がいる」との通報をきっかけに問題を認知し、医師が関与した手帳申請には扱いを保留するよう、全道の各保健福祉事務所に指示していた。

 問題の医師がかかわった芦別市内の聴覚障害の身障者手帳取得者は、市町村別で最多の二百四十六人。現在、道による再調査が続けられており、十三日までに二百一人が手帳を返還、肢体不自由などとの重複障害者二十四人が「聴覚障害は非該当」とし、降級などの変更を求められている。

455とはずがたり:2008/03/21(金) 11:19:54

聴覚障害不正 手帳返還599人に 再調査の8割以上(03/20 06:37)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/82472.html

 聴覚障害の身体障害者手帳の不正取得疑惑で、札幌の耳鼻咽喉(いんこう)科医(73)の診断を基にした全道の手帳取得者のうち、手帳返還者が十九日現在、計五百九十九人に上ることが、北海道新聞の調べで分かった。各自治体が実施している再調査・再検査の現時点での対象者七百十人に対する返還率は84・4%で、返還者数がさらに膨らみ、六百人台となるのは必至の情勢。この医師の診断に対する疑義がさらに深まる事態となっている。

 道などによると、自主返還と、勧告による返還を合わせた数は、道管轄分四十三市町村の五百二十三人。二月末時点の返還者数と比較して三・八倍となり、五百人台に達した。

 管内別の内訳は、空知三百七十八人、渡島三十八人、網走十九人、日高十四人、石狩十三人など。中でも空知では、芦別市で同日、道職員らによる面談調査が終了し、手帳返還者は計二百三十二人に。赤平市でも八十四人の返還が確認された。

 政令指定都市の札幌市は、二〇○二年度以降に手帳を取得した再検査対象者九十六人のうち、五十九人が返還。このほか、二級から下位等級への「降級」が十二人、受診中が十七人、これまでに再検査に応じていない人が五人で、最重度の障害等級二級の診断通りだったのは、三人にとどまった。

 また、中核市の旭川市の返還者数は一人、函館市が同じく十六人で、二月末時点の数字と変わっていない。

 手帳返還者数が五百九十九人に上ったことについて、厚生労働省障害保健福祉部は「本来ならありえないことで、大変驚いている。道や札幌市などの手帳交付事務の誤りや、医師の責任についてしっかり事実関係を把握したい」としている。

聴覚障害不正 指定医取り消し要請へ 道、月内にも札幌市に(03/19 13:55)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/82394.html

 聴覚障害の身体障害者手帳の不正取得疑惑で、道は十九日、虚偽の診断書を作成した疑いが持たれている札幌市の耳鼻咽喉(いんこう)科医(73)の指定医取り消しを月内にも、同市に申し入れる考えを明らかにした。また、道がこの医師絡みの申請者について手帳申請の保留措置を取った後も九人に手帳を交付していた問題では、その後の調べで交付者が計四十八人に上ることも明らかにした。

 同日の道議会予算特別委員会で、自民党・道民会議の北原秀一郎氏(紋別市)の質問に中野孝浩障害者保健福祉課長が答えた。

 身体障害者福祉法に基づく指定医は、手帳交付の際に診断書・意見書を発行でき、この医師の場合、札幌市に指定医取り消しの権限がある。中野課長は「(道が進める)面接調査は今月中におおむね終わる予定で、札幌市に対し、調査結果の提供と医師に対する処分が適正に行われるよう申し入れたい」と述べた。

 また、道は、この医師絡みの手帳申請の保留を決めた二〇〇四年十二月以降の手帳交付者について、既に判明している〇六年度の九人のほかにも、〇五年度に三十九人いたことを明らかにした。〇七年度の交付者はなかったという。

 一方、この医師がかかわった手帳交付者の中に、市町村が心身障害者を対象に、医療費の自己負担を助成する「重度心身障害者医療給付」の受給者が複数いるため、道は不正受給がないかどうか調査する考えも示した。

456とはずがたり:2008/03/21(金) 11:20:09

障害者手帳 看護師・民生委員も取得 聴覚偽装
http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY200803180202.html?ref=goo
2008年03月18日15時12分

 北海道で発覚した聴覚障害の偽装疑惑で、札幌市の耳鼻科医(73)の診断で最重度の「聴覚障害2級」の障害者手帳を取得した人の中に、赤平市立病院の看護師や芦別市の民生委員が含まれていることが朝日新聞の調べで分かった。「2級」は補聴器を使っても聞こえない状態とされ、看護師や民生委員の職務をこなすのは難しい。2人ともすでに手帳を返還し、民生委員は辞職している。

 赤平市の看護師は50代の女性で、78年に医療職の市職員として採用され、市立赤平総合病院に勤務。勤続30年のベテランだという。2級の手帳は04年に取得していた。

 病院関係者によると、この看護師は他の人と同様に勤務をこなし、3交代制の夜勤も割り当てられているという。同僚は「手帳を持っていることはずっと知らなかった。やり取りで支障があるような話は職員からも患者からも聞いたことがない」と話す。

 看護師は再確認調査の対象となり、今月10日に同市役所に呼び出されて面談を受けたが、「手帳の要件に該当しない」として返還を命じられた。

 看護師は朝日新聞の取材に「話すことは何もない」としている。赤平市社会福祉課は「手帳の申請書に職業欄はあるが勤務先の記入までは求めておらず、把握できなかった」と釈明している。

 芦別市の民生委員は70代の男性で、約9年前に委嘱。地域の福祉の窓口として住民の相談に乗ったり、福祉事務所と連携を取ったりするのが役目で、活動費として市から年間約6万円が支給されていた。

 2級の手帳は03年に取得していたが、今年2月末に自分から返還し、民生委員も辞職したという。

 男性は「以前、炭鉱で働いていたこともあって耳は良くないが、症状が重いわけではない。2級の手帳をもらって『こんなものか』と思っていたが、問題があることがわかったので返上した」と話した。

 芦別市福祉課は「民生委員と障害者手帳では担当者が異なり、手帳の取得が把握できなかった。こういうことが起きた以上、他の民生委員についても手帳を取得していないか調査したい」としている。

 この問題をめぐっては、同じ札幌市の医師の診断で710人に手帳が交付されたことが確認されている。返還者は17日現在で486人と、すでに全体の7割近くに上っている。自治体別では芦別市が195人、赤平市が84人、札幌市が54人など。

聴覚障害者手帳不正 看護師、元市議も取得 要件満たさず返還(03/19 06:58)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/82312.html

 聴覚障害の身体障害者手帳の不正取得疑惑で、札幌市の耳鼻咽喉(いんこう)科医(73)が診断した聴覚障害二級の身障者手帳取得者の中に、市立赤平総合病院勤務の看護師、芦別市の元市議や元民生委員が含まれていることが、十八日分かった。三人は障害程度が手帳の取得要件を満たさないことなどから、すでに手帳を返還した。

 赤平市などによると、看護師は五十歳代の女性。一九七八年から同病院に勤務するベテランで、二〇〇四年に二級の手帳を取得。道の再調査を受けて手帳を返還した。

 関係者によると、看護師は夜勤など健常者と同様の勤務ダイヤをこなしていたという。職員検診などで聴力に異常があるとの結果が出ていたが、病院関係者は「会話などに支障はなく、二級には見えなかった」と話す。

 看護師は「片耳はまったく聞こえないが、再調査で(担当者から)両耳が聞こえないと駄目だ(二級に該当しない)と言われた。両耳が聞こえないと二級にならないことを知らなかった」と話している。

 一方、芦別市などによると、元市議は六十代の男性。九五年四月初当選し、〇三年四月まで二期務めた。二級の手帳取得は市議引退後の〇四年。道の再調査で手帳の返還に応じた。

 元市議は「炭鉱勤務で耳鳴りがあり、(耳鼻咽喉科医からは)二、三年で耳が聞こえなくなると言われ、二級だと思っていた」と説明する。

 また、同市の元民生委員は七十代で、九八年から委嘱を受け、同市から活動費として年間約六万円が支給されていた。〇三年に取得した二級の手帳を今年二月末に自主返還した後、同委員も辞職した。元民生委員の家族は「手帳を返し、委員も辞めた。(返還者は)うちだけではなく、ほかにもたくさんいる」と話した。

457とはずがたり:2008/03/25(火) 02:55:27
すげぇなぁ。。
視力ってもっとも神秘的な生物の機能の一つに思えますけど

人工の眼で視力を回復する
http://digitallife.jp.msn.com/article/article.aspx/genreid=120/articleid=276807/

科学が、またひとつ光明を与えてくれました。

「Boston Retinal Implant Project(ボストン網膜移植プロジェクト)」が人工眼の移植の試作に成功したそうです。これは加齢性黄斑変性症という病気で失明した人に対して有効な方法で、眼球の後ろ側にチップを埋め込み、髪の毛よりも細い電線で脳とつなぎ、そこから光信号を脳に送ることによって実現されます。
現在は全くモノが見えない状態から周囲に何があるかぼんやりと感知できるくらいまでには到達しているそうです。開発者たちはより性能を上げ、人の表情のディティールがわかるくらいまでには到達したいと考えているとか。

なお、この技術には限界もあります。たとえば生まれつき目が見えない人や、緑内障によって視力を失った人には効果がないそうです。あくまでもかつて視力があり、今でも部分的に視神経が働いていることが条件だとか。それでも素晴らしいニュースですね。

458とはずがたり:2008/03/28(金) 01:41:21

栃木の勤務医「過労で自殺」 労災と認定
http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200803270416.html
2008年03月28日00時26分

 栃木県内の病院で勤務していた外科医の男性(当時38)が自殺したのは過労が原因だとして、鹿沼労働基準監督署が労災認定していたことが27日分かった。記者会見した遺族と代理人によると、長時間労働や転勤、医療事故を起こしたことによるストレスでうつ病になったと認められたという。

 代理人の川人博弁護士によると、男性は00年から埼玉県内の病院で勤務。残業は月80時間を超え、休日出勤や月数回の当直勤務もした。02年5月には、大学の医局の指示で栃木県内の病院に本人の望まない転勤をした。まもなく、内視鏡検査で患者の大腸に穴を開けるミスを起こす。00年の同じミスに続き2回目で、うつ病になった医師は6月14日に高架道路から飛び降り自殺した。

 公開された遺書には「多大な迷惑をかけてしまった。大学の医局にも、本当に患者様や(同僚の)先生、病院の方々に申しわけない。死んでおわびできるものでもないが、それでもやはり死ぬしかないと思う」などと書かれていた。

 男性の父親は「息子は医師の道を夢と希望を持って進んだ。医療の世界が厳しいのはわかるが、死者があってはならない」と話した。川人弁護士も「外科医の激務は深刻で、過労死をなくすには医師の増員と労働環境の改善が必要だ」と述べた。

 過労死弁護団のまとめによると、過去5年間で少なくとも10人の医師や研修医の死亡が、過労による労災や公務上の災害と認定されている。


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