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Tohazugatali Medical Review

416とはずがたり:2007/11/16(金) 02:03:03

なにやらよく判らない薬学部6年制化。
4年制の薬学部も設置可能だそうな。
そしてどうやら6年制は薬剤師養成系として研究職向けの4年制+修士2年の薬学部よりも一段下に置かれている(語弊があるかもしれぬが)様である。
薬剤師という安定的な資格が手に入るのは薬学研究者を狙う者にはそれ程大したものではないんか。
文部色が強いけどこのスレに投下。

薬学部6年制情報
http://yakkei.jp/contents/six_year/index.asp

臨床に強い薬剤師を養成する6年制薬学部(6年一貫教育)

 薬学部では、医療薬学や生命科学の発達により学ぶべき科目が増え、また長期の病院実習、薬局実習の導入などでカリキュラムが過密になっている。そのため、これまでも何度となく6年制導入が論じられてきた。とくに医薬分業の進展に伴い、薬剤師がベッドサイドで患者に接する機会が増えた。医療の現場から、基礎医療知識やコミュニケーション能力をもった薬剤師の育成が求められているのである。
 そして、平成16年5月14日の第159回通常国会で学校教育法の改正と薬剤師法の改正が可決・成立となり、6年制薬学部が実現することになった。
●長期病院・薬局実習
  6年制薬学部になれば、薬剤師国家試験の受験資格に24週間の実務実習が課される。1カ月の学内事前実習の後、病院実習と薬局実習を受ける。

●共用試験
 実務実習を受けるには、共用試験に合格しなければならない。医学部、歯学部で2002年から試行されている試験に準じるもので、薬剤師に必要な資質や基礎的な薬学知識、医療知識を問うものになりそうだ。

研究者を養成する4年制薬系学部+大学院(4+2)
 これまでの薬学部には、薬剤師教育と薬学研究の両面があった。現在でも様々な研究分野があり、高い研究レベルを維持している。そのため、薬剤師養成だけでなく薬学研究も大切にしたいという大学がある。平成30年から、全ての薬学部は修業年限が6年になるが、製薬会社や公衆衛生分野の企業に就職を希望する者も多く、これら学生の多様な進路に応えるため現行の4年制学部を卒業し大学院の修士課程を修了した者にも薬剤師試験の受験に可能性を残している。
 新4年制の薬系学部は、薬剤師資格を取得するための教育という枠が取り払われるため、大学独自の自由な教育・研究が可能になる。この新4年制の薬系学部卒業後、大学院で2年間学んだ者については、薬剤師国家試験に必要な単位(科目)の修得、共用試験の受験と長期病院・薬局実習などの要件を満たした者に受験資格を与えることになった。
 ただし、大学院の研究活動と薬剤師国家試験の受験に必要な科目を履修することは難しいと考えられる。そのため「4+2」を選択した学生が薬剤師国家試験の受験資格を得るには、最低でも7年間が必要といわれる。また「4+2」の受験者は受験資格が個別審査されることになっており、「4+2」の卒業生には厳しい国家試験受験になることが予想される。
 
6年制薬学部と4年制薬系学部スタート後の予想
 6年制にするか、4年制の学部を導入するかについては各大学が選択することになっている。6年制と4年制学部の併設も可能。私立大学の薬学部は、多くの大学が6年制一貫教育を選択すると予測されている。一般的に6年制薬学部と4年制薬系学部では、カリキュラムの共通化が難しいといわれ、制度上でも、6年制薬学部と4年制薬系学部の転部は認められない。
 しかし、薬学部を巣立っていく学生のうち薬剤師になるのは約45%という現状では、学生の進路変更への対応も重要だ。文部科学省は、学生の進路変更に対して編入学制度を用いて弾力的に対応しようとしている。6年制の薬学部スタート後も、編入学試験を経て4年制薬系学部を卒業して研究職をめざして大学院に進学する。あるいはMRとして就職する学生もいるかも知れない。この場合、3年次終了までに進路を決定する必要がある。就職スケジュールから外れてしまうからだ。


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