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Tohazugatali Medical Review

370小説吉田学校読者:2007/01/27(土) 08:39:02
>>368
福島生まれとして一言言いますが、福島では、ずーーーーーーーーーっと前から産婦人科医不足です。私の弟が産れる時から、ずーーーーーーーっとです。いわきだけかもしれませんが、産婦人科の開業医からしてずーっと前から少ない。この産科不足、「産婦人科に食いっぱぐれなし」の言葉に甘え、日常努力をしていないツケも回ってきていると思います。
浜通りだったら、呼吸器系(炭鉱があったから)、癌関係の人材確保は熱心でした。
福島は県立医大が中核になって公立系の医師の切り盛りをしているのだが、県北・相双だったら東北大、浜通りだったら筑波大、会津・郡山だったら自治医科大から派遣してもらえる可能性もあるのだが、県立病院は県立医科大でという意識が強い。だから、さっき書いた大学出の医師は、福島赤十字とかいわき共立とか星総合とかの県立以外の大病院に回る。人脈がないとまでは言わないが、細い。

「産科は多忙で人気がない」の一言で産婦人科医不足問題を片付けてしまうマスコミの論調にちょっと疑問符です。大野病院事件ですと「事件の影響もあって」という簡単なステレオタイプはなんかなあ、という感じ。朝日の記事はマシといいますか、やっぱり地方紙の全盛地区での朝日は光るなあという感じなのですが、この毎日は最悪だと思います。「事件が拍車をかけた」と言うが、福島は、昭和末期に心臓外科の医療過誤が複数あり、訴訟化して一時的に心臓外科医不足になったが、立ち直りましたが、その教訓は生かせないのか。

福島・大野病院医療事故:産科医、起訴事実否認「精いっぱいやった」−−地裁初公判
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070126dde041040031000c.html

(前略)
 ◇病院側に遺族不信感−−医師不在、地元は窮状
 「一人の医師として患者が死亡したのは大変残念」。初公判で加藤被告は起訴事実を否認する一方、死亡した女性に対しては「心から冥福を祈ります」と述べた。黒っぽいスーツを身につけ、落ち着いた声で準備した書面を読み上げた。
 加藤被告が逮捕・起訴されて休職となり、昨年3月から県立大野病院の産婦人科は休診が続いている。同科は加藤被告が唯一の産婦人科医という「1人医長」体制。再開のめどは立たない。
 隣の富岡町の30代女性は加藤被告を信頼して出産することを決めたが、休診で昨年4月に実家近くの病院で二男を出産した。女性は「車で長時間かけて通うのも負担だった」と振り返る。二男出産に加藤被告が立ち会った女性(28)も「次も加藤先生に診てもらいたいと思っていた」と言う。
 一方、被害者の父親は「事前に生命の危険がある手術だという説明がなかった」と振り返る。危篤状態の時も「被告は冷静で、精いっぱいのことをしてくれたようには見えなかった」と話す。
 病院の対応にも不満がある。病院側は示談を要請したが父親は受け入れず、05年9月の連絡を最後に接触は途絶えた。昨年11月に問うと、病院は「弁護士と相談して進めていく」と答えたという。「納得できない。娘が死んだ真相を教えてほしい」と不信感を募らせる。【松本惇】
 ■解説
 ◇結果責任の追及、医学界に危機感
 この裁判では、加藤被告を逮捕、起訴した捜査当局に、全国の医師から強い批判の声が上がっている。背景には、通常の医療行為で患者が死亡した結果責任を、医師個人が追及されているのではないかという危機意識がある。医師法で届け出義務が課される異状死の定義があいまいという指摘もあり、裁判を多くの医療関係者が注目する。
 最大の争点は「癒着胎盤」のはく離を中止すべきだったかどうか。検察側は「癒着胎盤と分かった時点で大量出血しないようにはく離を中止し、子宮摘出に移行すべきだった」と医師の判断ミス、過失ととらえる。これに対し、弁護側は「臨床では止血のために胎盤をはがすのは当然で、出血を放置して子宮を摘出するのは危険」と通常の医療行為だと主張する。
 日本産科婦人科学会の発表によると、06年度(11月まで)に同会に入会した産婦人科医は298人で、03年度の375人から2割程度減少した。同会の荒木信一事務局長は「大野病院の事故が減少に拍車をかけた」と分析している。【松本惇】


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