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Tohazugatali Medical Review

426とはずがたり:2007/12/18(火) 20:52:05

こんな大量のお金どこから出てんの??

そんなに必要?巨額の粒子線がん治療施設が新設ラッシュ
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071210it05.htm

 がん治療に特殊な放射線を用いる「粒子線治療」施設の新設計画や構想が、全国15か所以上で相次いでいる。

 粒子線は放射線をがんに集中させ、高い治療効果を期待できるが、建設費が巨額で治療費も高いことから、「投資に需要が見合うのか。患者の奪い合いが起きないか」と乱立を懸念する声もある。13日から福岡市で開かれる日本放射線腫瘍(しゅよう)学会でも「粒子線治療施設はどこまで必要か」が議論される。

 がん患者は高齢化とともに増え、年に50万人以上が発症しているとみられる。体を切らない放射線治療が脚光を集めており、中でも粒子線は早期肺がんや前立腺がんに有効で、骨肉腫や悪性黒色腫など従来の方法では治療が難しいがんにも効果があるとされる。

 粒子線治療施設は現在、放射線医学総合研究所(千葉県)、兵庫県立粒子線医療センターなど6か所ある。治療には保険がきかず、患者の自己負担はおおむね300万円だ。

 既存6施設以外に、群馬大と福島県の民間病院が既に着工、福井県と、鹿児島県内の民間医療機関が装置の発注を始めた。そのほか、建設や誘致の計画や構想が十数か所にある。

 同一県内に複数の計画がある地域もある。神奈川県では、県と民間病院が別々に重粒子線施設の計画を進め、愛知県でも、名古屋市の陽子線施設構想と、県が支援する民間の重粒子線施設構想が並行している。

 体力的に手術が難しい高齢の患者らが増え、高い効果をアピールできる粒子線治療に、医療機関や自治体、金融機関の関心が集まっていることが、計画ラッシュの背景とみられる。

 だが、大がかりな装置が必要なだけに建設費は高額で、群馬大が建設中の重粒子線治療施設は約125億円、福井県が発注した陽子線施設は約80億円という。

 「粒子線治療でないと治せないがんがあるのも事実だが、それがどのくらいの数なのか、吟味するのが先決」との指摘もある。

 辻井博彦・放射線医学総合研究所重粒子医科学センター長は「粒子線治療施設は国内に10〜20施設程度あってよいのではないか」と話す。治療対象者を1万〜2万5000人以上、1施設当たりの治療人数を年1000人としての概算だ。

 だが、数億円の設備投資で済む通常の放射線治療装置でも、肺がんや前立腺がんなどでは高い効果が出ている。平岡真寛・京大教授(放射線治療科)は「粒子線でないと治療できない患者は年数千人で、建設中を含めた既存施設で対応できる。施設過剰になる恐れがある」とみる。既存の6施設も、全体ではフル稼働しているわけではないという。

 同学会長の早渕尚文・久留米大教授(放射線科)は「自治体の財政の足を引っ張る『箱もの行政』にならないよう十分議論したい」と話している。粒子線施設は、海外では米独など5か国に計7か所あるだけで、日本は突出して多い。
(2007年12月10日14時45分 読売新聞)


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