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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

206小説吉田学校読者:2006/03/23(木) 21:50:51
売血追及の故本田靖晴氏の読売新聞である。隔世の感があります。
どうか、売血の誹りを受けぬよう。

そこまでやるか!献血アップへあの手この手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000408-yom-soci

 献血離れに歯止めをかけようと、東京都内の日本赤十字社の献血ルームで、あの手この手のサービスが行われている。
 “メード”によるハンドマッサージもあれば、毛髪診断や手相占いもある。少子高齢化の影響で献血者が減少する恐れもあり、日赤本社でも、リピーター増加に向け対策に乗り出している。
 「ご主人様、お帰りなさいませ」。深緑色のワンピースに白いエプロン姿の女性が、献血を終えた人の手のひらを約10分間、もみほぐす。女性は地元のフットケアサロンの従業員。「メードカフェ」が話題の土地柄であることを生かし、JR秋葉原駅近くの「アキバ献血ルーム」が今月限定で行っているサービスだ。
 「そこまでやるのかという声もあった」(同献血ルーム)というが、平日の献血者は休日の半分にも満たないため、月、水、木曜日の先着10人の“特典”として導入に踏み切った。
 メード姿の女性を見て驚く人もいるが、献血後、ハンドマッサージを受けた団体職員の井上圭三さん(44)は、「“アキバ”らしくておもしろい」。
 新宿駅近くの新宿東口献血ルームでは数年前から、ネイリストがマニキュアを塗るサービスや、日本毛髪科学協会の専門家が、髪の毛の手入れ方法をアドバイスする「毛髪診断」を取り入れており、今やすっかり定着。昨年からタロットや手相占いを始めた有楽町献血ルームには、占いのある曜日に合わせて献血に訪れる人もいるという。
 しかし、献血離れは深刻だ。1993年に年間721万人だった献血者が、2003年には562万人に減少。30歳未満に限ってみると、献血者全体の約47%(93年)から約35%(03年)に落ち込んでいる。
 日赤本社でも事態を深刻に受け止めている。今後5年間で、年に複数回の献血を行うリピーターを、現在の93万人から120万人に増やすことを目標とし、リピーター向けHPで会員登録をした人が、各血液センターで医師や保健師による健康相談を受けられるなどの特典も導入する。
 日赤では「大事故や災害の発生など、血液の需要は日々動いている。平日の献血者の確保と、献血に対する意識が高いリピーターを増やすことで、安全な血液の安定供給につなげたい」と期待している。
(読売新聞) - 3月23日15時39分更新

<参考>「○世○○○○○○○め○」 『我、拗ね者として生涯を閉ず』
http://twim.seesaa.net/article/10760268.html

208とはずがたり:2006/03/25(土) 21:30:49
国は少子高齢化の現実を深刻に捉えてるのかね?腹立たしい。

髄膜炎から乳幼児守れ、ワクチン導入を学会が訴え
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060325-00000205-yom-soci

 乳幼児が死に至ることもある細菌性髄膜炎を予防する「Hib(ヒブ)ワクチン」のわが国への導入が、大幅に遅れている。新薬の承認審査がなかなか進まないからだ。

 世界の先進国ではワクチン接種で髄膜炎が激減しているのに対し、わが国では毎年600人の子どもが髄膜炎を発症し、死亡や後遺症に苦しむ家族が後を絶たない。日本外来小児科学会は26日、横浜市で開く春季集会でHibワクチンの必要性を訴える。

 Hibは「インフルエンザ菌b型」が正式名で、肺炎や敗血症など様々な感染症の原因となる細菌。冬に流行するインフルエンザのウイルスとは違う。

 わが国では、「細菌性髄膜炎」の約6割がHibによって引き起こされ、5歳未満の乳幼児2000人に1人が発症する。患者の5%が死亡、25%に後遺症が残る深刻な病気だ。

 Hibワクチンは、1980年代後半からまず先進国で普及し、米国では導入後、髄膜炎の患者数が100分の1にまで激減した。

 98年には、世界保健機関(WHO)が定期予防接種を推奨、各国で導入が広がった。現在、開発途上国を含めた世界100か国以上で使われている。薬の承認すらされていない国は、先進国では日本だけだ。

 国内では、患者数の実態が明らかになった90年代後半以降、製薬会社が治験を開始、2003年3月にHibワクチンの新薬承認を国に申請した。

 しかし、3年が経過した今も承認されていない。新薬は通常、2年以内で承認されることが多く、日本小児科学会は昨年6月、厚労省に早期承認を求める要望書を提出したほどだ。

 理由について、審査業務を行う独立行政法人・医薬品医療機器総合機構は「個別の審査状況は、守秘義務があり答えられない」としているが、一部の小児科医は「機構の審査員の不足による手続きの遅れでは」とも推測している。

 26日の日本外来小児科学会でこの問題について講演する宮崎千明・福岡市立西部療育センター長は「後遺症に苦しむ患者を目にしている現場の小児科医としては、1日も早く承認してほしい」と話している。
(読売新聞) - 3月25日15時14分更新

209■とはずがたり:2006/03/25(土) 21:44:56
>>207
安楽死か。医師として安楽死を選びたい気持ちは解るような気がする。
しかし遺族としては看護にくたくたになりながらも1分1秒を生きながらえて欲しいと思うものだ。親爺が亡くなった最後の数日間の濃密な日々の記憶は時とともに薄らいでゆくし,最後の数日間はじっくり話す状況でもなかったが,それだけにもう何日間でもと思うものだ。ひょっとしたら終末期は患者に取ってとても苦しいものかもしれないけど。もう意識はないような感じではあったが弟が卒業式を終えゼミの卒業合宿から駆けつけもはや昏睡状態の父に向かって卒業したにと声を掛け証書を見せて,暫くしてから息を引き取ったが,子供らの卒業を見届けて安心して逝ったのだろうと家族一同思ったものである。
その後長男の俺が未だふらふらしてるのだが・・orz
そして親爺の命日も近い・・。

医師「呼吸器外したい」と院長に相談…7人安楽死疑惑
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060325-00000206-yom-soci

 終末期医療の患者7人が人工呼吸器を外され、死亡していたことが判明した富山県射水(いみず)市の射水市民病院。25日午前に会見した分家静男市長は、「警察に任せており、詳しい話はわからない」と苦渋に満ちた表情で語った。

 分家市長は25日午前10時45分、病院の設置者として市役所で会見を開いた。

 会見によると、男性外科医師(50)は昨年10月12日、受け持っていた70歳代の男性患者について、「人工呼吸器を外したい」と麻野井英次院長に相談したが、院長は拒否。同病院は、人工呼吸器を外そうとした外科医師の判断に問題があったとして、内部調査を開始した。

 同病院によると、この調査の過程で、それ以前に外科医師が担当した患者計7人が、人工呼吸器を取り外され、死亡したことが判明した。外科医師は自宅待機となり、現在は金沢大で研修している。

 分家市長は、7人が死亡したことは報告を受けていないとした上で、「警察に一任しており、情報を受けていないので詳しい話は分からない」と説明。人工呼吸器を外した外科医師の行為については、「疑義があると院長が判断し、調査している段階だ」と述べるにとどまった。

 公立病院でこうした問題が起きた点については、「100歳で亡くなっても、遺族の方は『もう少し長生きしてほしかった』と思うのが人間の本当の姿。患者さんが元気になることに最善を尽くす。これからもそういう病院でありたい」と目に涙を浮かべながら語った。

 射水市民病院はこの日は休診日で、外来患者の姿はなかったが、病院2階の事務室では、病院関係者が関係先や報道各社からの問い合わせに慌ただしく応対していた。
(読売新聞) - 3月25日15時14分更新

210とはずがたり:2006/03/26(日) 00:14:26
富山の延命中止、院長「倫理上問題」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060325-00000015-yom-soci

 富山県射水(いみず)市の射水市民病院で、入院患者7人の延命措置が停止されていた問題で、麻野井英次院長は25日、院内で記者会見し、外科部長(50)の判断で回復の見込みがないとして、人工呼吸器が外されていたことを明らかにした。

 7人は末期のがん患者らだった。患者の意思が不明確なうえ、家族の同意も口頭で得ただけだった。病院や他の医師らにも相談しておらず、麻野井院長は「倫理上問題がある」としている。

 院長によると、死亡したのは、同病院で終末期医療を受けていた富山県の50〜90歳代の男性4人と女性3人。2000年〜05年に意識不明の状態に陥り、人工呼吸器を外された。

 同病院には、延命措置の中止に関するルールはなく、麻野井院長は、〈1〉患者の意思が不明確〈2〉ほかの医師との相談や倫理委員会での審議などの手続きを踏んでいない――点で「倫理上問題がある」と説明。今回の問題について、「『積極的な安楽死』ではなく、広い意味での『消極的安楽死』で、医師の立場からすれば、『延命治療の中止措置』の範ちゅうに入ると思う」との考えを示した。また、富山県警は25日、「関係者から事情聴取を行っているが、慎重に捜査を進めている」とのコメントを出した。

 問題は、昨年10月、外科部長が患者の人工呼吸器を外すよう、スタッフに指示しているのを聞きつけた看護師長の指摘で発覚。病院側は、県に相談するとともに、調査委員会を設置。7人の死亡を確認し、新湊署に届けた。
(読売新聞) - 3月25日23時52分更新

「コメント控える」繰り返す=悲痛な面持ち−射水市民病院外科部長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060325-00000088-jij-soci

 射水市民病院の外科部長(50)は25日夜、自宅前で報道陣の取材に応じ、悲痛な面持ちで「コメントは差し控える」と繰り返した。
 午後9時すぎ、自宅から現れた外科部長は茶色のジャケット姿。終始うつむき加減で、問題について「わたしが責任者ですので」と答えたが、「医師としての信念は」などの質問には「軽々とお話できない」「コメントは差し控えたい」と繰り返した。 
(時事通信) - 3月25日23時0分更新

211片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/28(火) 22:00:34
ここで「家族同意」の文章を貼り出す気持ちもわかる。

外科部長「間違っていた」 病院長に非を認める
http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20060328010062281.asp

 富山県の射水市民病院で入院患者7人が人工呼吸器を外されて死亡した問題で、麻野井英次院長が28日記者会見し、呼吸器を外した外科部長(50)が昨年10月、「やはり自分のやり方は間違っていた」と院長に語り、非を認めていたことを明らかにした。

 院長によると、当初は呼吸器を外すことをめぐって認識の違いがあった外科部長は、先輩医師に諭されて態度を改めたという。一連の延命中止措置については(1)患者の意思が反映された了解(2)ほかの医師とよく相談して踏んだ手続き−の2点で「不十分であり、倫理的に問題だ」との認識を再び示した。

 また院長は会見で、国や学会で末期患者に対する延命治療のガイドラインが策定されていないことにも触れ、「現場のドクターに任されているのが現状。私は(ガイドラインが)あったら良いと思っている」と整備を求めた。


玄関に「家族同意」の文書 発覚のきっかけの患者宅
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000123-kyodo-soci

 富山県の射水市民病院(麻野井英次院長)で人工呼吸器を取り外された患者7人が死亡した問題で28日、発覚のきっかけとなった別の男性患者=当時(78)=宅の玄関付近に「呼吸器取り外しに家族が同意した」との内容の文書が掲示された。自宅内にいた女性は「家族が張った。書いてある通りです」と話した。
 この患者は昨年10月上旬、脳梗塞(こうそく)で倒れて入院。人工呼吸器を装着したまま、血圧が低下して同月21日に死亡した。外科部長が呼吸器を取り外そうと主張したが、院長が認めなかったとされる。
(共同通信) - 3月28日13時35分更新

212名無しさん:2006/03/29(水) 02:18:38
CTスキャンをとっても割り箸は写らないし(脳内で出血があれば血腫は写る)
ブラックジャック先生でも治療不可の悲しい事故でした。

「延命の可能性低い」医師に無罪…割りばし死亡事故
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000011-yom-soci

割りばし死亡事故裁判の無罪判決後、会見する両親の杉野正雄さんと文栄さん
 
 1999年に東京都杉並区の保育園児杉野隼三(しゅんぞう)ちゃん(当時4歳)が綿あめの割りばしをのどに突き刺して死亡した事件で、業務上過失致死罪に問われた元杏林大学付属病院医師・根本英樹被告(37)の判決が28日、東京地裁であった。

 川口政明裁判長は診断ミスがあったことは認めたが、「治療したとしても延命の可能性が低かった」と述べ、無罪(求刑・禁固1年)を言い渡した。

 隼三ちゃんは99年7月10日、割りばしをくわえたまま転倒し、同病院で診察を受けたが、根本被告は傷口に消毒薬を塗るなどしただけで帰宅させた。隼三ちゃんは翌朝、頭蓋(ずがい)内損傷で死亡。その後の解剖で、約7・6センチの割りばし片が小脳に刺さっているのが見つかった。

 判決はまず、耳鼻咽喉(いんこう)科の当直医として、隼三ちゃんを診察した根本被告が割りばしによる頭蓋内損傷を予見できたかについて、意識レベルが低下した容体などから、「頭蓋内に異変があったことを疑うことが可能だった」と述べた。

 さらに母親への問診などを行い頭蓋内損傷の疑いが強まれば、コンピューター断層撮影をするなどして、最終的には割りばしが残っていることに気付くことができたと指摘。根本被告には、これらの診察や検査を行わなかった過失があると認定した。

 しかし、その後の治療で、死亡を回避できたかについては、「脳神経外科医に引き継いだとしても、技術的に治療が困難で、救命はもとより延命可能性も極めて低かった」と判断。過失と死亡の因果関係を否定した。

 一方、判決は、根本被告が隼三ちゃんの死後、診断ミスに気づき、カルテに適切な診断をしていたかのように取り繕う記述を加えたと認定。「患者の病態を慎重に観察する初歩的な作業を怠った」と指摘した。
(読売新聞) - 3月28日22時8分更新

213荷主研究者:2006/03/30(木) 00:21:40

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060127&j=0024&k=200601270268
2006/01/27 08:06 北海道新聞
北大が帝人とバイオで連携 再生医療の新技術開発

 北大(中村睦男学長)と化学メーカー大手の帝人(大阪、長島徹社長)は二十六日、東京都内で記者会見し、再生医療などの分野の共同研究のため、包括的な産学連携の協定を結んだことを明らかにした。北大が民間企業などと包括的連携協定を結ぶのは十一件目で、帝人にとっては初めて。

 互いに得意分野とするバイオテクノロジーやナノテクノロジー(超微細技術)を中心に共同研究し、人工の角膜や皮膚、臓器の開発など、主に再生医療の分野で新技術の開発や商品化を目指す。若手研究者らの交流や人材育成にも力を入れる。

 今後、連携協議会を設け、研究情報を交換しながら共同研究テーマを策定。協定の期限は二○一○年三月までで、その後、一年単位で更新する。

 記者会見で、北大の中村学長は「世界に通用する高度な技術をいち早く開発したい」と述べ、帝人の長島社長も「双方の技術の融合と人材交流に(成果を)期待している」と抱負を述べた。

215とはずがたり(1/3):2006/03/30(木) 02:07:39
<東北・北海道>

こういう勘違い野郎が番狂わせで首長になると色々問題起こすんだよなぁ。掛川の戸塚も同様である。

せたな町医療問題:瀬棚診療所所長の辞職 消えた「予防医療の先進地」 /北海道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000111-mailo-hok

 ◇大合併のはざまで
 旧町の合併に伴い、各町で格差があった地域医療をどの水準に置くのか――。住民の命と健康を守る地域医療を巡り、檜山管内せたな町が揺れている。「予防医療」に先駆的に取り組んだ瀬棚区(旧瀬棚町)の住民にとって、新町の台所事情によって従来の水準が下がる事態となったからだ。予防医療にかけてきた瀬棚国保医科診療所長、村上智彦医師(45)は「医療を安全保障とする考え方が行政になければ、私がいる意味がない」と憤慨、3月末で辞職する。この問題は地域医療のあり方とともに、幾多の難題を棚上げして推し進めた各地の合併についても一石を投じている。[安味伸一]

 ◇背後に財政難
 ●各地が追随
 同町内には旧町ごとに▽瀬棚国保医科診療所(16床)▽北檜山国保病院(療養型を含めて99床)▽大成国保病院(32床)――の3カ所の町立診療所があるが、今回の問題は、予防医療に対する旧町の温度差が背景にある。
 旧瀬棚町は00年4月に瀬棚国保医科診療所を開設。村上医師は当初から予防医療を重視し、診療の合間には保健師と地域に入って「健康講話」を頻繁に開き、予防医療の重要性を説いてきた。
 開設と同時に全住民対象のインフルエンザ予防接種(自己負担額1000円)を始めたのを皮切りに、01年度には65歳以上を対象にした肺炎球菌ワクチン接種(同3500円)を実施、全国で初めて公費助成。01〜04年度累計で499人が接種、65歳以上の人口比62%に達した。この助成は現在、全国約30自治体が導入するまでになった。
 さらに02年度は胃がんなどの原因とされるヘリコバクターピロリ菌の検査、03年度は前立腺がん検査、04年度は70歳の誕生月の「古希検診」などに着手した。
 一方、旧北檜山町と大成町には予防医療への公費助成制度がなく、希望者は全額を自己負担していた。

 ●他に優先課題
 そんな中、合併で誕生したせたな町の初代町長に就任した高橋貞光町長(55)は、予防医療も含めた行政サービスの平準化を打ち出す。高橋町長は「限られた財源の中で医療も大事だが、教育や産業振興も同時に予算付けし、サービスを平準化して全体のレベルを上げていきたい」と語る。
 新町では4月から、インフルエンザ予防接種の補助対象を15歳以下と65歳以上に限定する。65歳以上は自己負担1000円、15歳以下は公費助成分が1000円となる。大成、北檜山区の町民にはプラスになる一方で、旧瀬棚町民にとっては従来の全住民対象から後退する。
 肺炎球菌ワクチン接種は全町で導入されることになったが、旧瀬棚町の住民にとっては、自己負担が3500円から4500円となり、1000円の負担増になる。
 予防医療サービスを旧瀬棚町並みに引き上げるのではなく、平準化したのは、合併後の新町の財政が極めて厳しい状況にあるからだ。一般会計総額94億円に対し、借金にあたる町の地方債残高は同会計だけで154億円。4月から町長の給料を13・8%削減、職員給料も平均6・6%減らす。
 さらに高橋町長は研修医を含む医師3人で診療・予防にあたってきた瀬棚診療所の体制の見直しにも言及。3人体制の確保を求める村上医師の要請に、高橋町長は3月3日の定例町議会で「財政負担をしてまで町が取り組むべき課題ではなく、本来の町民医療の業務に専念いただきたいと理解を求めた」と説明した。へき地での予防医療にかける村上医師の思いとはあまりにもかけ離れていた。

216とはずがたり(2/3):2006/03/30(木) 02:08:24

 ●小異を捨てて
 新町の方針と村上医師の思いが大きくずれ、村上医師が辞職を決断するに至ったのはなぜか。新町の医療サービスの方向性を定めず、さまざまな財政優遇措置のある旧合併特例法の適用期限内での合併を急いだことがその要因の一つだ。
 新町のまちづくりの設計図となる「建設計画」では、医療政策について旧北檜山町に「準総合的医療を行える主幹病院」の設置をうたったが、予防医療に関しては、旧瀬棚町で診療所を中心に「必要性を認識」するにとどまり、具体的な肉付けを先送りした。
 合併協議は当初、今金町を含めた檜山北部4町で進められていた。しかし、04年1月に今金町の外崎秀人町長が「合併への思い、手法に認識の違いがある」として離脱を表明、3町が法定の合併協議会に移行した。
 3町とも人口減少、高齢者比率の増加と地方交付税減額が避けられず、合併は緊急課題というのが共通認識だった。ただ長年独立した行政機関として別の道を歩んでおり、細部を突き詰めれば合併自体が“瓦解”しかねない。合併が破談となった他の地域の轍(てつ)を踏まぬよう、「小異を捨て大同につき」、合併を実現させた。 旧3町の町長の中で、新町長候補は合併協会長を務めた内田東一・旧北檜山町長に“調整”された。しかし、民間出身の元旧北檜山町議、高橋氏が「しがらみのない新町政を」と訴えて内田氏を破り、新町長に就任。新町の青写真作りに参加しなかった高橋町長は文字通り「しがらみなく」、町政のかじを取り始めた。
 06年度の予算編成前の昨年11月、村上医師は高橋町長に、旧瀬棚町の実践を生かし、将来を見通した新町の医療体制づくりなどを文書で提案した。だが、その思いは、ついに高橋町長に届かなかった。

 ◇高齢者は町の財産 「安心守る」信念貫き−−村上医師
 「保健、医療と教育を連携し地域で知恵を出して予防医療に取り組めば、高齢者が元気で働ける町になる。せたなは、定年のない1次産業の町で高齢者は財産だ。医療の安全保障が何よりも大切」。村上医師の持論は、自身と副所長の吉岡和晃医師(36)、研修医の3人の医師、看護師、地域の保健活動を担う保健師5人がチームを組み、実践してきた。
 旧瀬棚町の住民にとって村上医師への信頼は絶大だ。同町内の主婦、加賀谷恵さん(27)は「こんないい先生に巡り合えたのに、残念でならない。財政難を医療に持ち込まないで」と訴える。
 加賀谷恵さんの義父は03年3月、肝臓がんで52歳で亡くなった。転院を繰り返していた義父は「自分のまちで死にたい」と希望し、最期の1週間、村上医師が瀬棚診療所に受け入れた。車椅子の義父は診療所の窓から日本海をながめ、「ああ、海だ。瀬棚に帰って来られて良かった」と話したという。
 恵さんには2人の子供があり、小児科のベテランでもある村上医師を頼ってきた。「安心して子育てが出来る環境だった。予防医療がどれほど大切か、いかに診療所が重要だったかを分かってほしい。子育てをしている私たちにとって死活問題」と、悲痛な思いを口にする。
 4月以降、瀬棚診療所の医師は吉岡副所長だけとなる。吉岡医師はいったんは退職届を出したが、「想像以上に住民の不安の声が高まった」ことを受け、残る決意を固めた。
 村上医師は今後、新潟県内の医療機関で地域医療に当たる。

217とはずがたり(3/3):2006/03/30(木) 02:09:01
>>215-217

 ◇「予防は医療費の削減」−−予防医療に詳しい新潟大大学院の岡田正彦教授(予防医療学)の話
 方法が適切であれば、予防医療は結果として医療費を削減できる。放置すれば重症患者が増えて医療費の支出も増える。
 予防医療は感染症と、生活習慣病の二本立てで考えなければならない。インフルエンザのワクチンは接種によってアレルギーを起こし、国内で年間数十人が死亡しているが、予防のプラスが大きく、村上医師の判断は適切だ。生活習慣病の予防では地域での地道な活動が重要で、まち全体として考えるべきことだ。医療経済の観点からも避けて通ることはできない。
 感染症の場合、子供にワクチン接種すると、同居する高齢者への効果がすぐに見える。生活習慣病の場合、予防医療の効果が表れてくるのは、動脈硬化などは5年、がんは10年以上先だが、効果があるのは疫学的にはっきりしている。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇瀬棚国保医科診療所を巡るいきさつ◇
05. 9. 1 旧大成、瀬棚、北檜山の3町が合併し、せたな町に
   11.15 村上智彦医師が高橋貞光町長に意見書を提出
06. 1.18 村上医師と高橋町長が町の医療体制を巡り協議
    1.30 村上医師が高橋町長に退職願を提出、町長が受理
    2. 3 副所長の吉岡和晃医師も高橋町長に退職願を提出
    2.19 「せたなの医療を考える会」が初集会、170人参加
    2.22 吉岡医師が辞職を撤回
    2.23 同会が、村上医師の慰留などを求める署名簿を高橋町長に提出
    3. 3 町議会の定例会で高橋町長が一連の問題を報告
    3.10 合併後初の「瀬棚区地域懇談会」を開催
    3.13 診療所が夜間・休日の救急患者受け入れを休止
………………………………………………………………………………………………………
 ■ことば
 ◇せたな町
 昨年9月、大成、瀬棚、北檜山の旧3町が合併して誕生した。人口は1万958人(2月末現在)で、基幹産業は農業、漁業。道内で初めて、旧町と同名の合併特例区を設けた。日本海に面する瀬棚区は2691人。65歳以上の高齢化率は32.8%。

3月28日朝刊
(毎日新聞) - 3月28日12時7分更新

218とはずがたり:2006/03/30(木) 02:10:19
>>215-218
【予防医療・地域医療・合併で破綻】

予防医療の重視への国策の転換が必要かもね
>「予防は医療費の削減」−−予防医療に詳しい新潟大大学院の岡田正彦教授(予防医療学)の話

219小説吉田学校読者:2006/03/30(木) 07:04:22
>>212
判決は、「予見可能性あり、結果回避義務あり」と認定。過失はあるが因果関係が不成立なので無罪としている。
「意識がなかったら、少なくとも単なる裂傷ではないだろう」と予想すべきと判決は言っているように見える。

ポイントは要旨にあるように「頸静脈の切断」が治療できるかどうかにあったようで、検察(被害者)側としては「即対応すれば、治療は可能で延命できていた」ということを立証しなければいけないのですが、脳外科の専門家ではどう捉えるのでしょうか?
あと、民事で有利という論調もあるけれども、「過失による不法行為」は認定されるでしょうが、「生きていれば得るであろう利益」の勝訴は死亡に因果関係がないのでちょっと厳しいのではないでしょうか。管制官無罪の事件とは違う。

東京・割りばし死亡事故:医師無罪 判決(要旨)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060329ddm012040021000c.html
 4歳男児の割りばし死亡事故で28日、医師を無罪とした東京地裁判決の要旨は次の通り。
 ■過失の前提事実など
 過失の前提事実は(1)4歳児の隼三ちゃんが割りばしをくわえたまま転倒して軟口がいに受傷(2)隼三ちゃんはおう吐を繰り返した(3)隼三ちゃんは意識レベルが低下してぐったりした状態だった−−を認定できる。この場合、被告は、考えられる病態の一つとして「割りばしの刺入による頭がい内損傷」を想定すべきである。
 ところが被告は、本件は軟口がいの単なる裂傷にすぎないと軽信し、傷口に消毒薬等を塗布し、抗生剤等を処方しただけで帰宅させてしまったもので、結果回避措置を講ずることもなかった。
 ■カルテについて
 カルテのうち「意識レベルの低下、出血の増強した時には再度来院を指示」「髄膜炎の可能性もあるので抗生物質を投与」「ハシはすでにぬけていたため深さについては不明」「救急車にて来院 開口命令に対し開口O.K.」「意識レベル1−2と思われる」「髄膜刺激症状なし」の各記載については、被告が隼三ちゃんの死亡後に書き加えたものと認めた。理由は、被告は隼三ちゃんが診察の翌朝に急逝したことに動転するとともに、前日に隼三ちゃんの意識状態を正しく把握することなく軽症と診断して帰宅させた点に落ち度があったことを自覚し、取り繕おうとしたことによるものと認めた。
 ■結果回避可能性と因果関係
 隼三ちゃんの死亡は、割りばしの左頸(けい)静脈孔嵌入(かんにゅう)により頸静脈が穿通(せんつう)され、左頸静脈洞内に血栓が形成されて左頸静脈が完全に閉塞(へいそく)したが、他のルートで静脈還流を完全に処理することができなかったため、致命的な静脈還流障害が生じたことによるがい然性が高い。
 そうすると、割りばし片により挫滅した左頸静脈を再建することが隼三ちゃんの死を回避する唯一の措置であるところ、仮に被告が隼三ちゃんを直ちに脳神経外科医に引き継いでいたとしても、左頸静脈を再建することは技術的・時間的にみて極めて困難であったと認められる。
 従って、隼三ちゃんの救命可能性はもとより、延命可能性も極めて低かったとの合理的疑いが残るというべきである。
 ■結論
 被告には予見義務や結果回避義務を怠った過失があるというべきであるが、過失と死亡との間の因果関係の存在については合理的な疑いが残るので、被告は、本件業務上過失致死事件について無罪である。

毎日新聞 2006年3月29日 東京朝刊

220片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/30(木) 18:09:19
>>212>>219
判決文では、過失を認定しているようですね。ブラックジャック先生なら(でなくとも)見つけられたってことですかね。
診察時に予後不良状態だったかどうかが焦点で、ここは判事の匙加減ですが、判文の書き方から見るとギリギリの判断にも思えます。「延命余地があった」として有罪にする場合とほんのちょっとの差。管制官のほうはもっとギリギリっぽいですけどね。

これが民事だったら、事故から死亡結果の間に医師の過誤行為がどれだけ寄与したか、という観点から見られるのでは。法廷によっては刑事の因果関係判断と変わってくるのかも。

221小説吉田学校読者:2006/04/02(日) 10:10:42
安くもない金払って、おまけに禁煙、って、それじゃあ住居の代用にならない。
住居の代用じゃないとしても、それに「コト」が終わった後、タバコを吸うなとでも言うのか。はっきりいって、厚労省は余計なお世話。

ホテルの禁煙ルーム、2割にとどまる 厚労省研究班
http://www.asahi.com/life/update/0402/003.html

 都市の宿泊施設にある禁煙ルームは、全部屋の2割程度にとどまっていることが厚生労働省研究班(主任研究者=大和浩・産業医科大助教授)の実態調査で明らかになった。ホテル内の飲食店やロビーなどでの喫煙対策も不十分な場合が多かった。非喫煙者は成人男性でも5割以上を占める。たばこを吸わない客が健康的で快適に過ごすには不十分な現状が浮き彫りになった。
 昨年6月から12月にかけ、公共の宿と都市ごとに一定数以上の客室があるホテルを対象に、京都市73施設、福岡市60施設、北九州市20施設、福島市13施設に質問紙を送った上で、実際に訪ねて調べた。全客室に占める禁煙ルームの割合は福岡21%、北九州17%、京都22%、福島20%といずれも2割前後にとどまった。
 都市による傾向の差はそれほどなかった。福岡でみると、禁煙ルームが半数を占めたのはわずか2施設(3%)で、全くないのは10%あった。禁煙フロアを設けていないのも34%。空調は階で共通の場合が多いうえ、エレベーター前に灰皿を置くホテルも多く、部屋だけ禁煙でも問題は残るという。
 ロビーを全面禁煙にしていたのは25%で、不完全な分煙や飲食店から煙が流れてくる施設も多かった。受動喫煙の防止を求めた健康増進法を回答者の2割近くが知らず、内容を知っているのは5割に満たなかった。
 一方、客の要望があれば対策を強化すると答えた施設は半数を超え、あってもしないとしたのはごくわずかだった。各施設には喫煙対策の順位と1年後の再調査を伝えており、大和さんは「客が声をあげれば、なだれを打って対策が進む可能性がある。改善を期待したい」と話している。

222とはずがたり:2006/04/03(月) 14:41:27
http://www2s.biglobe.ne.jp/~SYYYT/hyoushi.html
【嘘つきはドクターの始まり】

223とはずがたり:2006/04/05(水) 13:02:31
<北関東>茨城県

合併、再編が多数意見
筑西市民病院の検討委
http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20060405/lcl_____ibg_____002.shtml

 赤字が続く筑西市民病院のあり方を検討する委員会(小山田恵委員長)が四日開かれ、「他の経営主体と合併・再編すべきだ」との意見が大勢を占めた。

 同病院は、市の一般会計から年間六億−七億円の繰り入れが続き、累積赤字は約二十五億円に上り、同市の財政を圧迫している。

 この日の委員会では、抜本的な改革が必要との認識で一致。病院側は二〇〇七年度に単年度で赤字を解消することを目標とした経営収支計画案を出した。

 委員からは、今後の経営形態について「縮小すれば、じり貧になる」「県西の中核病院が必要」などと、合併を求める意見が相次いだ。合併・再編の対象として、同市が運営にかかわる県西総合病院の名が挙がっており、委員長は両者による協議会の設置を提言した。

 だが、「地域のほかの診療所が大変になる」「同じ診療科目では意味がない」「県西総合病院は合併を望んでいるのか」などの声もあるため、市長に対しては存続も含めた複数案を答申することで一致した。 (中西 公一)

224とはずがたり:2006/04/08(土) 13:06:03
離島だと隠岐レベルでも医者が居なくなっちゃうのか。。隠岐など本土防衛の最前線である。(現代に於ける国土防衛とは人が住んでちゃんと生活してると云うこと)
ネット右翼が愛国者なら医学部入って隠岐へ赴任してやれ。誰もそうしないとこ見るとネット右翼はごまんと居るけど愛国者は一人も居ないってことやね。

本土出産で支援検討 隠岐連合'06/4/7
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200604070066.html

 島根県隠岐の島町の隠岐病院が、常勤の産婦人科医師が確保できず院内出産への対応を断念した問題で、病院を運営する隠岐広域連合は六日、妊産婦の本土での出産に伴う支援策を十日までにまとめることを決めた。支援策は、住居確保による滞在費、交通費を二本柱に最終調整している。

 同連合長を務める隠岐の島町の松田和久町長が六日、町議会全員協議会で支援方針を説明した。

 支援策は、出産に伴う滞在が一カ月以上にわたることから、同連合が松江、出雲市など出産する病院に近い場所に短期賃貸マンションやアパートなどを借り上げ、滞在費を援助する。本土と行き来する交通費は、本人とともに付き添いや面会する家族分への支給も視野に協議している。

 また、妊産婦の精神的な負担を軽減するため、緊急時の対応や家族との連絡、身の回りの世話をする世話人を置くことや、若干の生活費の援助も検討している。

 同連合は県と隠岐四町村で構成。支援策は今後、県と同病院がある隠岐の島町で詳細な内容と負担割合を詰め、十二日に妊産婦や家族向けに再度開く説明会で報告する予定にしている。

 同病院によると、四月中に出産を予定しているのは六人、十月まででは約六十人。六人は今週末から順次、松江赤十字病院(松江市)や県立中央病院(出雲市)などへ入院するという。(城戸収)

225とはずがたり:2006/04/08(土) 23:13:11

能登島に二本も橋が架かってんだからここにも1本ぐらいつくってやっても良いのでは?
バブル期だったら三陸道を大島経由で作るとこだろうがw阪神高速湾岸線のポーアイ経由ばりに。
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=38/52/06.219&el=141/37/40.496&scl=250000&bid=Mlink

大島、再び「無医島」に 唯一の常勤医今月限り 気仙沼
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/04/20060407t13022.htm

 宮城県気仙沼市の離島、大島で唯一の常勤医の陳海生さん(67)が、今月末で「大島中央診療所」をやめることが決まった。同診療所は島の唯一の病院で、大島は再び医師不在となる。

 大島では2004年4月に常勤医が死去してから医師不在の状態となり、陳さんは昨年2月に赴任したばかり。市は後任の医師を探す方針だが、合併に伴う市長選(30日投票)を控えているため、具体的な対応は新市長が決まってからになるという。

 離れる理由を陳さんは「患者数が少なく経営が成り立たない」と説明した。開業当初は1日40―50人が来院したが、最近は十数人ほどに減り、採算が合わなくなったという。

 陳さんは中国籍で、内科とはり・きゅう治療が専門。仙台市内で開業していたが、昨年、大島が医師不在の状態と知り赴任した。
 大島の人口は3640人(3月末現在)。65歳以上が占める割合を示す高齢化率は、34.7%と高い。

 市は当面の措置として、寝たきりの高齢者が本土の病院に通う際のフェリー代を補助するなどの対応を取る。
 市長代理の千葉敏朗総務部長は「島民の不安を考え、医師を確保する方向で対策を検討したい」としている。

2006年04月06日木曜日

226小説吉田学校読者:2006/04/09(日) 09:02:19
>>224
真の愛国者出て来い。隠岐の人は出産も妊娠も出来なくなる。
その上で、離島医療は「定期検診」が重要になりますので、そのスキルも人も早く整備したほうがいいです。

227小説吉田学校読者:2006/04/09(日) 10:17:22
>>225
中国籍、真の愛国者であります。高齢者の多い島で鍼も灸もできるのはいい人材、でも、やはり橋を架けたほうが良い。松岩方面にでも・・・。

それにしても、「医は仁術」ではありますが、採算が取れなくて閉院なんて元も子もないでしょう。私立の医院でも採算が取れなくなる話、私もチラリホラリと聞いています。
高齢者が負担を敬遠して来なくなる問題もあるそうですが、「医療設備のメンテナンス代」「OA化での電気代」「ヘルパーなど増える人件費と報酬の不整合性」「予防医療で患者が減る」「大学独法化で大学系列病院への大学の影響力低下」「『団塊世代の医師』の引退で患者もいなくなる」とか複合問題なのだそうです。

228とはずがたり:2006/04/09(日) 17:24:58

医師不足で産婦人科が休診中、名護に防衛医官を派遣へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060409-00000101-yom-pol

 政府は8日、産婦人科医がいないため2005年4月から休診している沖縄県名護市の県立北部病院産婦人科に防衛医官1人を派遣することを決めた。

 同市の要請を受けたもので、防衛医科大学校の教官を中心に人選し、4月中の派遣を目指す。米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題で、国と名護市が基本合意に達したことを受け、移設への地元住民の理解を得る助けとしたい考えだ。

 沖縄本島の名護市から北の6市町村には、産婦人科は北部病院と名護市内の2診療所しかない。帝王切開や異常出産などに対応できる救急施設は北部病院だけだ。しかし、同病院で辞職などが続き、産婦人科医がいなくなってからは、救急患者は車で30分以上離れた県立中部病院などに搬送されている。

 こうしたケースは昨年4月から今年2月末までに79件あったが、搬送時間がかかるため、病院到着前に救急車内で出産した例もあった。

 沖縄県は全国の大学などに産婦人科医の派遣を求めていたが、応じる医師がいなかった。このため、名護市の島袋吉和市長が3月6日に額賀防衛長官と会談し、防衛医官の派遣を要請していた。

 派遣される防衛医官は自衛隊員であるため、那覇市の自衛隊那覇病院所属とし、勤務先を北部病院とすることで調整している。ただ、今回は1人しか派遣できないことから、交代勤務の医師が3〜4人必要となる、救急対応が可能な24時間診療は難しく、時間を限った診療となる見通しだ。
(読売新聞) - 4月9日11時58分更新

230.:2006/04/16(日) 21:54:47
http://yep.it/?s59rj6

232とはずがたり:2006/04/19(水) 02:14:27
5地域で全国平均割れ/医師不足深刻化
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000604180002
2006年04月18日

 小児科や産婦人科などの医師数が和歌山市地域以外ではほぼ全国平均を下回っているなど、県内でも医師不足が深刻になっていることが、県地域保健医療協議会医療対策特別委員会(岡久雄・委員長)の中間報告書で明らかになった。同委員会は、地方勤務医の処遇改善や県立医大からの派遣制度見直しなど、対応策を提言している。

 同委員会は県医師会など医療関係機関の代表10人を委員として05年9月に設置され、これまでに4回、県内の医療問題を協議・検討してきた。

 報告書によると、04年12月現在の10万人当たりの医師数で、県全体の医師数は236.8人と全国平均201人を上回っている。しかし和歌山市地域の320.8人、御坊地域203.9人以外の5地域すべてで平均を下回っている。

 小児科医では橋本、有田、御坊、新宮の4地域、産婦人科医では那賀、橋本、有田、田辺、新宮の5地域が全国平均以下だった。

 同委員会は報告書で、地域医療を担う医師の確保や効果的な医師の配置などを進めるべきだとして、各医療圏ごとに中核病院を位置づけ、地域ぐるみでの診療体制の構築や県立医大の推薦入学枠拡大など改善策の必要性を指摘した。

 県医務課は「提言を生かし、県立医大など関係機関と連携して医師確保、地域偏在などの問題に取り組みたい」としている。

233とはずがたり:2006/05/05(金) 14:16:12

琉大医学部が離島専門医養成へ 全員に研修義務
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060504-00000014-ryu-oki

 離島の医師不足が深刻化していることを受け、琉球大学医学部は6月から、離島で特に不足しているプライマリケア、産科、脳外科、麻酔科の4専門医を積極的に育成する「離島医療人養成教育プログラム(RITOプロ)」を本格始動する。
 1週間の離島医療研修を2―4年次のいずれかで全員に義務付けるほか、研修後の4年次の終わりには、4科を希望する学生の中から各1、2人を選抜。奨学金や授業料免除、卒業後の後期専門研修時の飛び級などの制度を活用し、通常よりも早く医療現場に対応できる“エリート集団”を養成し、深刻化する離島医療への貢献を目指す。
 本年度は6月の1週間、4年次の102人全員が宮古、八重山、久米島の計4病院で研修を行う。同プログラムを担当する吉井與志彦教授は、離島医療を志す医学生を早い段階から支援する意義を強調し「意識が高い学生に、より実践に役立つ特化教育を行うことで、地域医療に貢献できる専門医を早く養成できる」と期待を込める。
 同プログラムで選抜された学生は、5年次から卒業まで「RITOプロ」カリキュラムの下、専門実習などを行うほか、卒後初期臨床研修や後期専門研修では、実際に離島で研修や医療支援を行う。また、離島で勤務する研修医や医員の研究の機会を確保し、医療技術の向上を後押しするために、国内先進施設の見学制度や巡回指導医による支援を強化する。
 巡回指導医は、県内外から専門医を公募するほか、他大学の専門医と短期間の雇用契約を交わし、3カ月のローテーションで巡回する予定だ。
(琉球新報) - 5月4日11時9分更新

234小説吉田学校読者:2006/05/05(金) 16:46:42
>>224
続報。

隠岐病院分娩断念:7月上旬にも男性医師が赴任へ 出産再開へ期待 /島根
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060503-00000217-mailo-l32

 常勤の産婦人科医がいないため、隠岐病院(隠岐の島町)で出産ができなくなっている問題で、県東部の男性医師が同病院に赴任する見通しであることが2日、分かった。町などと最終調整しているが、早ければ7月上旬にも赴任できる予定。現在、島外での出産を余儀なくされているだけに、島での出産再開へ期待は大きい。【細川貴代、酒造唯】
 赴任予定の医師は、県東部の公立病院産婦人科に勤務する男性医師(62)。
 島根大医学部産科婦人科の宮崎康二教授によると、男性医師は現在勤務する病院を6月末で辞職し、7月上旬から隠岐病院に赴任する。1日夜に本人から内諾を得たという。男性医師は1年間、隠岐病院での勤務経験もあり、赴任の動機を「地域医療のニーズの高さを感じた」などと話しているという。
 宮崎教授によると、県内の複数の産婦人科医から隠岐赴任の希望があったが、勤務先の病院周辺に他の産婦人科の開業医がいることなどから男性医師が適任として、強く要請をしていたという。
 男性医師は赴任に際し、産科医の2人体制を取ることや、手術の際の病院の支援体制を充実させることなどを条件としており、宮崎教授は「大学としても代替医師を派遣するなど全面的な支援をしたい」と話した。
 一方、隠岐病院の笠木重人院長は「まだ状況が把握できていないが、より安全な医療を提供するため、1人の産婦人科医を支援する体制をどうするか、総合的に取り組まないといけない」と話し、木村清志・県医師確保対策室長も「これまで県外の医師数人と交渉を続けてきたが、もし赴任していただけるとすれば感謝したい。しかし、1人の産婦人科医で安全安心を確保するのは厳しく、今後どのような支援体制を築いていくかが焦点になる」と話した。

5月3日朝刊

235小説吉田学校読者:2006/05/05(金) 16:50:42
続報その2。夜にデモをやったということは昼間は仕事してたんでしょう。で、この後、夜勤の人とかもいるんだろうな・・・離島医療の方には頭が下がります・・・

隠岐の島町産婦人科医不在問題で街頭行進
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=580955006

 島根県隠岐の島町に常勤産婦人科医が不在となった問題で、連合島根隠岐地域協議会は28日、同町内で、常勤医師の早期確保と離島への医師派遣制度確立を訴え、400人の街頭行進をおこなった。
 同協議会は近年、メーデー行事を内部的な式典で済ませており、街頭行進を実施するのは10年ぶり。産婦人科医不在問題という離島にとって重大な課題が急浮上したのを受け、メーデーの取り組みの一環として実施した。
 街頭行進では、井上朋張議長が「地域を脅かす重大な問題。解決へ世論に訴えていこう」と気勢を上げ、医師確保に奔走している松田和久町長はじめ、隠岐病院の看護師を含む9単組の組合員らが、隠岐島文化会館前を午後六時に出発した。
 式典会場の町総合体育館までの約3キロを行進する間、医師確保を訴えるボードやプラカードを掲げ、「安心して医療を受けられる環境を」とシュプレヒコールを上げた。式典では離島への医師派遣制度の確立を国に要望する特別決議をした。

236とはずがたり:2006/05/06(土) 11:22:12
医者同士庇い合う構図も問題だが,国が少子化対策に本気で取り組むなら小児医療,産科医療の診療報酬を他の医療の報酬を削って上乗せするべきやね。

産科アンケート 大野病院医師逮捕 8割「影響ある」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060505-00000006-khk-toh

 福島県立大野病院(大熊町)の医療事故に伴う産婦人科医逮捕をめぐり、河北新報社の産科医療アンケートで8割の病院が「影響が出ている」と答え、医療現場に波紋を広げていることが明らかになった。小規模病院が難しい症例の患者受け入れをためらったり、医師派遣を中止したりする動きが出ているほか、産科医志望者の減少傾向の拡大を懸念する声も上がっている。

 医療事故は帝王切開手術で癒着胎盤を取り除く際、大量出血で患者が死亡。産婦人科は常勤医1人体制で、癒着胎盤は数千人に1人とされる症例だった点や、国が明確な基準を示していない「異状死」の届け出義務違反も逮捕容疑となったことから、日本産科婦人科学会などは「逮捕は不当」とする声明を出した。

 アンケートには東北6県の病院91カ所が回答。医師の逮捕に発展した医療事故の影響について、63カ所が「出ている」と答え、産婦人科・産科が休診中の12カ所を除くと8割に上った。「出ていない」は12カ所、「分からない・無回答」は4カ所だった。

 具体的な影響は、診療面が23カ所と最も多い。「大量出血が予想される症例は扱わない方向」(秋田・公立病院)、「訴訟を起こされるようなリスクを伴う患者の診察が怖い」(福島・公立病院)など、地域医療の現場に微妙な影を落としている。

 「大学による医師派遣中止・引き揚げ」は13カ所で、派遣を受ける側は「1人体制の病院には大学が派遣しない」(秋田・民間病院)、「中規模の病院からも引き揚げるといううわさがある。妊婦が通院に時間がかかるようになると、社会問題化する」(岩手・公立病院)などと指摘。一方の大学病院は「1人体制は医療事故のリスクが高く、撤退するしかない」との意見を寄せた。

 産科医を志す若手の減少を危惧(きぐ)する声も強く、「産婦人科を選ぶ研修医は激減する」(宮城・公立病院)、「産科を辞める医師がいる」(大学病院)などが10カ所に上った。
 「影響は出ていない」と答えた病院も、「同様のこと(逮捕)が続けば、医療の委縮につながる」(山形・公立病院)と将来的なマイナス面を不安視する。

 逮捕については「不当」とする声が圧倒的に多く、9割を超えたが、「医師の準備不足など複合的な要因があり、何とも言えない」(青森・公立病院)と慎重な見方を示す回答もあった。

[福島県立大野病院の医療事故]2004年12月17日、産婦人科医による帝王切開手術中に女性が死亡。病院の医療事故調査委員会は05年3月、死因を「癒着胎盤の剥離(はくり)による出血性ショック」と認定、事故の要因に(1)癒着胎盤の無理な剥離(2)医師の不足(3)輸血対応の遅れ―を指摘した。福島県は医療ミスを認めて遺族に謝罪、産婦人科医を減給1カ月の処分にした。福島県警は今年2月、産婦人科医を業務上過失致死と医師法違反の疑いで逮捕した。

 ◇大野病院医療事故の主な影響
<診療面>
○ハイリスク症例のたらい回し(岩手・公立病院)
○医師の診療意欲が喪失(宮城・公立病院ほか)
○医師がリスクの高い手術を拒否(秋田・民間病院)
○医療過誤防止のため帝王切開手術が増加(秋田・公立病院)
○帝王切開の手術説明に「死亡もあり得る」などと追加(秋田・公立病院)
○危険が予想される患者はあらかじめ大病院へ搬送(福島・公立病院)
<医師派遣>
○大学による1人体制病院からの医師引き揚げ・応援打ち切り(宮城・公立病院、福島・公立病院ほか)
○医療事故のリスクが大きい1人体制病院から撤退(複数の大学病院)
<産科医志望者の減少>
○産婦人科の研修医が激減(山形・公立病院ほか)
○医師が産科を辞めた(大学病院、宮城・民間病院)
<その他>
○大野病院と同じ体制のため患者が過剰・過敏に反応(福島・公立病院)
○警察への「異状死」の報告件数が増加(秋田・公立病院)

(河北新報) - 5月5日7時4分更新

237小説吉田学校読者:2006/05/07(日) 10:05:37
大胆に誤診。

不妊と診断された米女性、自然妊娠で2度目の3つ子
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200605040025.html

 ニュージャージー州ニューブランズウィック──医師から12年前に「不妊」と告げられたシャロン・フォンタナさんが1日、ニューヨークの病院で3つ子を出産した。シャロンさんは2年前にも、3つ子を出産したばかり。夫のリッチさんは、「昼間は上の3人の、夜は下の3人の世話で、とことん忙しくなるだろう」と話している。
 フォンタナさん夫妻によると、3つ子の出産は2度ともに自然妊娠だった。シャロンさんは、医師に以前、妊娠しないだろうと言われたのに、と不思議がっている。
 夫妻は無事誕生した3人に、エリッサ、エバン、エリックと「E」で始まる名前をつけた。現在2歳の上の子3人には、ダニエル、デイビッド、ディランと、「D」で始まる名前をつけている。
 2度のお産で6人の家族が増えたフォンタナさん夫妻は、これからしばらく、1日におむつ約40枚、ほ乳瓶約36本と、格闘することになる。

238とはずがたり:2006/05/15(月) 09:49:59
最近の若いもんは根性や仁徳がたりん。
ってゆうか価格メカニズムが専門分野の選択に働いていないから?

脳外科選ぶ若手医師が減少 厳しい勤務条件を敬遠?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060514-00000092-kyodo-soci

 2年間の臨床研修を終え、この4月から大学の医局などで脳神経外科を専門に選んだ若手医師の数が、数年前に比べ約2割減ったとの調査結果を、日本脳神経外科学会が14日、発表した。
 同学会は「(やはり希望者が減っている)小児科や産科同様、勤務条件が厳しい科は敬遠される傾向にある。このままでは近い将来の救急医療が成り立たなくなる」と危機感を強めている。
 学会によると、調査は全国80の大学と学会訓練施設に指定されている309医療機関の計389施設が対象。2004年に必修化された臨床研修を終えた「1期生」の中で脳神経外科を選んだ医師の数を調べたところ、回答のあった338施設では、合計170人だった。過去に同様のデータはないが、この数は2000年前後の医師数に比べぼほ2割少ないという。
(共同通信) - 5月14日19時56分更新

239とはずがたり:2006/05/16(火) 09:46:45
だからどうした,高い税負担で北遠に利用者の少ない病院でもおったてるのかね?
でも旧天竜市内に水窪・佐久間・春野・引佐辺りを圏域にした大病院があっても経営なりたつんじゃねーの?

浜松市:救急車の搬送時間、北遠と中心で格差3倍 消防署から遠く /静岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060512-00000013-mailo-l22

 救急車の出動を要請してから病院に収容されるまで、浜松市中心部と昨年7月の合併で加わった北遠地域の間で最大約3倍の時間差があることが市消防本部の調査でわかった。山間部は各消防署から遠いうえ、重症患者は高度な専門医療が受けられる中心部の救急センターに搬送しなければ対応できないなどの事情がある。
 同市消防本部の昨年のまとめによると、119番通報で出動要請を受けてから、患者を病院に収容するまでの時間は、市中心部の中消防署管内で1件平均30分。救急隊別で最短は24分だった。一方、北遠地域をカバーする天竜消防署管内は1件平均63分。救急隊別の最長は旧春野町が73分で、旧佐久間町67分、旧天竜市57分と続いている。
 救急隊は患者の容体から判断して一番近い病院に搬送するのが原則。しかし北遠地域の2病院などで対応できない重症患者は、旧浜松市内の病院まで搬送する場合もあるため時間がかかる。05年の北遠地域での出動件数は164件。うち、旧浜松市内の病院に運ばれたのは93件(ドクターヘリで搬送する場合も含む)だった。特に夜間救急ではドクターヘリが出動できず、専門医のいる旧浜松市内の病院まで陸路で搬送するのに時間がかかるという。[望月和美]
5月12日朝刊
(毎日新聞) - 5月12日12時1分更新

240小説吉田学校読者:2006/05/16(火) 20:39:58
これ、千葉県民として、初めて聞きました。
私、かつて風疹をやったことがありましたが、私が「第1号」でしたので散々な目に遭いました。妊婦さんへの感染がなかったのが不幸中の幸いでした。
これは風疹じゃなくてはしかではありますが、記事中の「1000万人に1人」というのはちょっと違うような気がします。どうかご自愛のほど。

はしか:茨城・千葉で集団発生 流行の恐れ、感染研が注意呼びかけ
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20060516dde041040007000c.html

 茨城、千葉両県の小中高校で、麻しん(はしか)の集団発生が相次ぎ、患者は計100人を超えた。流行は関東一円から全国にも広がる恐れがある。国立感染症研究所感染症情報センター(岡部信彦センター長)は「子供や、子供と接する機会の多い大人は、以前にワクチンを受けているか、はしかにかかった経験があるかを確かめて、どちらもない人は早めに接種を」と呼びかけている。【大場あい】
 同センターなどによると、茨城県牛久市の小学校と取手市の私立中・高校など、同県内の計11の学校や保育所などで4月以降、今月15日までに、疑い例も含め計83人の患者が出た。私立校には東京都や千葉・埼玉県からも生徒が通い、こちらにも流行が広がる可能性がある。千葉県鎌ケ谷市の高校でも4月から今月15日までに21人が発症した。
 麻しんウイルスに感染すると、高熱やせきなどが3〜5日続いた後、赤い発疹(はっしん)が全身に広がる。感染力は非常に強く、患者と同じ部屋にいただけでうつることがある。初期にはかぜなどと区別がつかず、その間に感染が広がることも多い。
 国内ではほぼ5年おきに大流行し、01年には推定約27万人が感染した。今回はゴールデンウイークに患者が各地へ出かけた可能性もあり、同センターは「関東の他の地域や、全国にも広がりかねない」と心配する。ただ、ワクチンを受ける子の率が上がっており、01年よりは患者が減るとみられるという。
 はしかのワクチンは、患者と接触した後でも、3日以内に打てば発症を防げる可能性がある。副作用として、1、2割程度の人で接種後10日から2週間して発熱や発疹が出る。1000万人に1人程度、脳炎を起こす場合もある。私費で接種すると、料金は4000〜5000円程度という。

241とはずがたり:2006/05/18(木) 08:52:39
報酬改定で病院1割経営難 看護師不足にも拍車
2006年05月18日06時15分
http://www.asahi.com/life/update/0518/003.html

 4月からの診療報酬改定で、看護職員の配置を増やさないと報酬が減る設定にした影響で、中小の民間病院を中心に1割近くの病院が経営困難に陥っていることが、17日にまとまった病院団体の調査で分かった。増大する医療費を抑制するとともに、より手厚い看護態勢をめざした改定だが、大病院ほど看護師が集まるなど病院間の格差は拡大。6割超の病院が「看護師の引き抜きに拍車がかかる」と懸念している実態が明らかになった。

 今回の改定では、看護職員1人が受け持つ入院患者数によって決まる入院基本料の区分を変更。従来の「患者15人」「13人」「10人」の区分に加え、より受け持ち患者が少ない「7人」を新設した。「15人」を超える病院は事実上、採算がとれない報酬に改めた。

 調査は4月、日本病院会や全日本病院協会などでつくる「四病院団体協議会」が全国5570の公立、大学、民間病院を対象に、改定前後の状況を聞いた。

 回答のあった1413の一般病院の内訳をみると、3月時点で最も手厚い区分の「患者10人」だった病院は544だったのが、4月には、新設の「7人」を含めて「10人」の区分までが698に増加。「13人」の病院は532から359に減り、中位ランク以上ではより看護が充実していた。

 「15人」の区分に達しない不採算病院が35にのぼっているほか、一部の病院はすでに病棟を閉鎖。さらに「15人」に達している病院でも95が「計画上の数字で届け出たが実際は継続不可能」と答え、約140病院が経営困難だとしている。

 病院の規模別では、300床台〜500床以上の病院では最高区分の「7人」の病院が7〜11%なのに対し、200床台以下では5%前後にとどまっている。

 看護師確保をめぐる質問(複数回答)では、「特に看護師配置などを変えなかった」は61%で、「募集して対応した」が20%、「募集したが就職者が足りなかった」が16%。「看護師を引き抜かれた」との回答も4%あった。

 報酬改定に対する評価(複数回答)では、「看護師の引き抜きなど看護師不足に拍車がかかる」が66%、「制度改正にはもっと時間をかけて行うべきだ」との意見が67%。「看護師の勤務条件が良くなった」との回答は37%だった。

242杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/05/18(木) 22:03:11
兎角にアメリカの医療は先進的と小泉の周囲にいる面々は強調したがるけれど、こういうの聞くと案外レベルが低かったりするんじゃないだろうか?いくら移植医療の術後管理が難しいとは言え・・・・・>薬を体に入れるカテーテルからの感染が疑われている

米で5臓器移植の女児死亡 彩花ちゃん、感染で急変
http://www.usfl.com/Daily/News/06/05/0517_017.asp?id=48535

 フロリダ州のマイアミ大ジャクソン記念病院で昨年、肝臓や腸など5臓器の同時移植を受けた茨城県常総市の神達彩花(かんだつ・あやか)ちゃん(1)が16日午後1時16分、感染による敗血症のため同病院で死亡した。移植から5カ月だった。同病院が明らかにした。

 主治医の加藤友朗同大准教授によると、彩花ちゃんは今年1月に退院後、拒絶反応で半月ほど入院した以外は順調に回復してきた。だが今月13日夜に突然高熱を出し、容体が急変。14日以降、敗血症性のショックで何度も心停止に陥り、臓器不全が進行した。

 薬を体に入れるカテーテルからの感染が疑われている。移植患者は免疫抑制剤を服用するため感染症の管理が最大の課題だが、多臓器移植を受けた彩花ちゃんはさらに強い免疫抑制が必要で、術後管理の難しさを見せつけた。両親の希望で角膜や皮膚などが移植に提供される方向だという。

 彩花ちゃんは生まれつき腸が機能しない重病で、昨年12月に渡米し手術を受けた。父親の良司さん(35)が鹿島アントラーズのサポーターだった縁でJリーグ関係者を中心に支援が広がっていた。(共同)

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243小説吉田学校読者:2006/05/21(日) 00:00:12
>>242
今週の文春、タイミング悪すぎだ・・・成功して欲しかった。

245杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/05/21(日) 19:43:57
イレッサの場合( >>38 )は拙速な承認が問題になった訳ですが・・・・・

新薬承認、迅速化へ指針 臨床試験を国際化
http://www.asahi.com/life/update/0521/005.html
2006年05月21日18時16分

 海外で使える薬が国内では使えない――。こうした新薬承認の遅れを改善するため、審査を担当する独立行政法人・医薬品医療機器総合機構は、製薬会社が「国際共同試験」を活用して臨床試験(治験)を行う際の指針づくりに乗り出す。国内外で分散して治験を行い、集まった外国人データを使える大枠を明確にする。新薬が欧米と同時期に承認されやすくなるという狙いがある。

 日本で治験をするには、原則的に日本人を対象に新薬を使ったデータが必要だった。だが、治験に参加する日本人は少なく、欧米に比べほぼ2倍ともいわれる治験コストが製薬会社の負担となって、国内の新薬開発は遅れがちだった。

 国際共同試験は、国内外で同一の実施計画をつくり、歩調を合わせて日米欧で行う治験だ。日本だけの場合と違い、外国人を対象に得たデータも承認審査に活用される。

 近く発足する作業班は、同機構の審査担当者らでつくる。これまでに内外で実施された治験のデータを集め、新指針の策定に生かす。外国人データを日本の審査にどう活用できるか、どんな地域でどんな薬を試すなら日本人の治験対象者は何割以上必要か、などの目安を示す。審査にかかわる基本姿勢をまとめ、治験をする製薬会社が作業をスムーズに進められるようにもする。

 宮島彰・同機構理事長は「年度内を目標に、策定したい」と話している。製薬会社でつくる日本製薬工業協会も治験データの提供といった協力を計画するなど、前向きの姿勢を見せている。

 エーザイが開発したアルツハイマー病の治療薬、塩酸ドネペジル(商品名アリセプト)は89年、米国より2年早く日本で治験が始まったものの、承認は99年と米国より3年遅れた。

 こうした弊害をなくすため、厚生労働省が昨春設置した「治験のあり方に関する検討会」でも、国際共同試験の活用が課題としてあげられた。

 ただ、治験対象者が減ると安全性の確認が難しくなる懸念もある。外国人データが一部利用されたがんや関節リウマチの新薬で最近、副作用による重い肺障害で患者が死亡する例が相次いだ。治験段階では、日本人で起こる副作用の危険性は十分に予期できなかった。このため、国際共同試験を使った新薬は、市販後の調査を強化することも検討されている。

 治験に詳しい竹内正弘・北里大教授は「いい薬をより早く患者に届けるため、指針づくりの動きは重要だ。一方で、日本人でまれに起こる深刻な副作用をいかに早く検出するか、知恵を絞る必要がある」と話している。

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246とはずがたり:2006/05/22(月) 19:34:09
むむぅ。。日本新党から民主党へ,政策通の山本氏。癌を克服してこれからも頑張って欲しいです。
親父の死によって認識したのだけど男の半分(とまでは行かぬけどかなりの率)は60前にして癌で死ぬのである。俺には人生の半分も残されていないかもしれないのである。

がん告白し対策法成立訴え 参院本会議で民主・山本氏
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036413264/2267
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/215

 民主党の山本孝史参院議員は22日午後、参院本会議で医療制度改革関連法案に対する質問に立ち、自らがん患者であると告白、治療体制の向上を目指す「がん対策基本法案」を今国会で成立させるよう小泉純一郎首相らに強く訴えた。

247小説吉田学校読者:2006/05/22(月) 21:05:20
>>246
いま、参院審議中継見ましたけれども、参院民主党の人には告白してたんだね。
山本氏、民主の政調会長になって欲しい人、もっと評価されていい方であります。

248小説吉田学校読者:2006/05/22(月) 21:07:49
あ、途中で送信してしまいました。

もっと活躍されてしかるべき人物であります。
ですから、質問末尾で、「最後の質問」みたいな覚悟は見せてはいけないのであります。

250小説吉田学校読者:2006/05/22(月) 23:43:59
これは腰痛ではなく、「薬の副作用」であります。答弁咬みっぱなし。(山本氏の質問の前の質疑で見られます)
鎮痛剤は猛烈な眠気を催しますが、眠気を排除する薬を飲んじゃいますと、おかしくなります。大臣の責務は重大でありますが、ゆっくり休んで、ご自愛のほどを。

中川農相、腰痛で国会を途中退席
http://www.asahi.com/politics/update/0522/007.html

 中川農水相は22日午後、参院本会議での質疑の途中で顔をゆがめるほどの腰痛を覚えて異例の途中退席をした。農水省は「答弁はすでに終わっていた」(大臣官房)と説明し、審議への影響はなかったとしている。
 それでも中川氏は23日にパリで開かれる世界貿易機関の非公式閣僚会合に出席する。関係者の間では「腰痛に耐えての海外出張は立派」と評価する声もあるが、「国会は退席してもパリには行くのか」という皮肉な見方もある。
 農水相周辺によると、腰痛は持病。閣議後の大臣会見が腰痛のため開催時間が大幅に遅れたこともあった。

251とはずがたり:2006/05/26(金) 13:07:37
AIDS二題。カメルーン人が犯人か!

HIVの起源、カメルーンのチンパンジーと特定
2006年 5月26日 (金) 06:17
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060526/K2006052503640.html

 世界的な感染拡大が続いているエイズウイルス1型(HIV1)は、アフリカ・カメルーンに生息している野生のチンパンジーが起源となっていることを、米アラバマ大などの研究チームが明らかにした。初めて実施された大規模な現地調査と遺伝子解析による成果で、従来の見方を裏づける結果となった。26日、米科学誌サイエンス電子版に発表する。

 HIV1の起源をめぐっては、よく似たサルエイズウイルス(SIV)がこの地域のチンパンジーから見つかっていることから、これまでもチンパンジー説は有力だった。ただ、生息地域が隔絶されていることや、チンパンジーが絶滅の危機にあるといった理由で、研究は進んでいなかった。

 研究チームは、チンパンジーのふんから感染ウイルスの遺伝子を見分ける方法の開発に成功。カメルーン南部の森林10カ所で採取した446匹分のふんを分析した。

 その結果、今回調べたチンパンジーから、これまでに見つかっているSIVのなかで、最もHIV1に近いウイルスを見つけた。

 これまで感染が判明したケースは飼育動物がほとんどで感染率が2%ほど。野生のチンパンジーの感染実態はよく分かっていなかった。今回の調査では、あるグループの感染率が35%と高率だった。

 研究チームによると、このSIVが20世紀初め、一帯にすむチンパンジーからヒトへ、種の壁を超えて感染した結果、HIV1になったと考えられるという。

 また、エイズウイルスは突然変異を繰り返すことから、多数の遺伝子の種類がある。今回の調査以外、ほとんど調査が進んでいないこの周辺地域では、まだ発見されていない新しいウイルスが存在する可能性があり、ヒトへ感染する危険もある、と研究チームは指摘している。

切断酵素でHIV消滅 細胞実験、実用化には課題
2006年 5月16日 (火) 17:22
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20060516/20060516a4600.html?C=S

 エイズウイルス(HIV)の増殖に必要なリボ核酸(RNA)を切断する酵素を使い、感染した細胞中のウイルスを消滅させ、細胞死を誘導したとの実験結果をタカラバイオ(大津市)が16日までにまとめた。

この酵素はウイルスや感染細胞以外のRNAも切断するため、生体内で特定の標的だけを狙う方法など実用化には課題があり、同社は今後、動物実験を進める。

同社は、特定の塩基配列を認識しRNAを切断する酵素を見つけたとして研究を進めており、そのうちの1つ、大腸菌の毒素タンパク質「MazF」で実験した。

HIVが感染しやすいT細胞という免疫細胞に、このタンパク質の遺伝子を組み込み、感染するとタンパク質ができるようにした。これにウイルスを感染させると2−3週間後にウイルスと細胞はなくなった。増殖過程のメッセンジャーRNAを切断しているという。

253とはずがたり:2006/05/30(火) 21:03:00

生命化学もここに貼る。意外につまらない結論ですけど決着つきました。

ニワトリが先か、卵が先か… 結論―卵でした
http://news.goo.ne.jp/news/nishinippon/kokusai/20060528/20060528_evn_001-nnp.html?fr=rk
2006年 5月28日 (日) 17:02

 ニワトリが先か、卵か先か―。学者から酒場の酔客まで悩ませ続けてきたこの“命題”に、英国の遺伝子専門家と哲学者、養鶏家の3人が結論を下した。その答えは「卵が先」。英PA通信が26日、報じた。

 ノッティンガム大のブルック・フィールド教授(進化遺伝子学)らによると、生物が生きている間に遺伝物質が変化することはなく、ニワトリ以外の鳥が途中でニワトリになることはあり得ない。このためニワトリ以外の鳥が産んだ卵が、突然変異でニワトリの特性を備えた卵になった、と結論づけたという。

 3人は、映画「チキン・リトル」のDVDを発売するディズニーの依頼で、この命題に結論を下した。 (ロンドン・岡安大助)
 =2006/05/28付 西日本新聞朝刊=

254とはずがたり:2006/05/31(水) 09:22:51
日本男子諸君,奮発せよ!
それにしても「禁欲期間の長さの違いによる違いの影響」とはどのように出るのでしょう?

精子の数、日本男性が最下位…日欧共同研究 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/top/story.html?q=20060531i101_yomiuri

 日本人男性の精子数は、フィンランドの男性の精子数の約3分の2しかないなど、調査した欧州4か国・地域よりも少ないことが、日欧の国際共同研究でわかり、英専門誌と日本医師会誌5月号に発表した。

 環境ホルモンが生殖能力にどう影響するか調べるのが目的。精巣がんが増えているデンマークの研究者が提唱し、日本から聖マリアンナ医大の岩本晃明教授(泌尿器科)らが参加した。神奈川県内の病院を訪れた、20〜44歳の日本人男性324人(平均年齢32.5歳)の精液を採取した。

 年齢などの条件は各国でそろえ、禁欲期間の長さの違いによる影響が出ないよう補正して、各国男性の精子数を統計的に比較した。

[ 2006年5月31日3時4分 ]

255小説吉田学校読者:2006/06/01(木) 07:16:30
脳・心臓疾患は、労災というよりもアフター5の酒とかそういうのも影響するんで、ここではノーコメントです。
精神疾患については、過労以上にストレスというのが影響すると思います。とはいえ、部下の精神疾患を気にかけるあまり上司が精神疾患になるとか、最近、メンタルヘルスが叫ばれすぎのような感じがします。メンタルヘルスに注意するのは良いことですけども。

ちなみに私の職場、私の部下と私の上司がそれぞれ無能。無能同士が手を組むという最悪の状態であります。こういうことを出勤前に書くと、ストレスが溜まちゃうね。

過労で「脳・心臓疾患」、05年度労災認定は過去最多
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060531i114.htm

 過労により脳出血や心筋梗塞(こうそく)などの「脳・心臓疾患」を発症した労働者のうち、2005年度に労災の認定を受けた人は04年度と比べて12%増え、過去最も多い330人に上ったことが31日、厚生労働省のまとめで分かった。
 うつ病や仕事上のストレスなどが原因の「精神障害」とともに、労災を請求した人も最多となっており、同省は「厳しい職場環境と過労への認識が広がり、医療機関でも受診しやすい態勢が整備されているためではないか」としている。
 同省によると、05年度に「脳・心臓疾患」で労災を請求した人は869人。認定された330人(前年度294人)のうち、「過労死」は157人(同150人)だった。
 一方、「精神障害」で労災に認定された人は127人(同130人)。「脳・心臓疾患」で認定された人では50〜59歳が43%、40〜49歳が28%と壮年層が上位を占めた。
(2006年6月1日0時9分 読売新聞)

256名無しさん:2006/06/03(土) 02:24:39
左腕「2本」の赤ちゃん、ともに正常で医師が切断に迷う
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200606010048.html
2006.06.01
Web posted at: 21:55 JST
- CNN/AP

上海──中国で腕を3本持つ赤ちゃんが誕生した。赤ちゃんは現在、生後2カ月で、上海小児病院の医師が2本ある左手の1本を切断する手術を検討中だが、2本とも機能に問題はなく、どちらを切断するか、判断に迷っている状態だという。

医師らによると、赤ちゃんの左手2本のうち、どちらがより発達しているか、検査結果からははっきりとわからなかった。まだ生後2カ月のため、より詳しい検査は難しいという。

腕や足を3本の状態で生まれてくる赤ちゃんは前例があるが、一般的にはいずれも3本目が発達しておらず、手術するのに問題がないことが多い。しかし、この赤ちゃんの左手2本は、いずれも機能的に問題がないため、医師は「非常にまれなケースだ」と話している。

赤ちゃんは腕が3本あるほか、腎臓が1つしかなく、背骨が曲がった状態だという。

257小説吉田学校読者:2006/06/03(土) 21:55:43
職業柄、千葉駅であしなが育英会の方が募金活動していると素通りせずに少ない小銭ながらも募金していることにしております。
ですが、今度からあしながおじさんになろう。

かつて「患者よガンと戦うな」という本がありましたが、ガンにかかったら戦わざるを得ないのであります。笑みを称えるか歯を食いしばるかは別でありますが、戦い方には色々あるのであります。

そして、演説当初は山本氏のことを書きましたので、そのほかの人のことをかきます。
扇議長の議事運営に拍手。論敵でありながら拍手をした与党議員(特に舛添)にも拍手。

がん告白 山本孝史参院議員「救える命いっぱいある」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060603-00000029-san-soci

 6日再び対策法成立訴え
 大阪市出身でがん医療改革に取り組んできた民主党の山本孝史参院議員(56)が今年1月、がんと診断された。ショックだったが、5月22日の参院本会議で病気を告白。同党が提案しているがん対策基本法案の成立を訴えた。「当事者が動かないと政治は動かない」と語り、抗がん剤治療を受けながら議員活動を続けている。治療体制の向上を目指し、今月6日の参院厚生労働委員会で再び質問に立つ予定だ。
 「がん治療には地域間格差、施設間格差があり、治療法があるのに『もう治りません』といって見放された『がん難民』が日本列島をさまよっている。救える命がいっぱいあるのに、次々と失われている」
 自らがん患者であることを告白した本会議の代表質問。小泉純一郎首相を含む、議場の議員全員にがん対策の重要性を訴えた。話しているうちに、涙がこぼれ、ハンカチでぬぐった。持ち時間15分の経過を知らせるメモが事務局から扇千景議長に渡されたが、扇議長は遮ることなく最後まで聞き入り、小泉首相はていねいに答弁書を読み上げた。
                 ■   ■
 昨年12月末に受けた血液検査で異常が見つかった。医療機関が年末年始の休みに入ったため、ひたすら正式な診断結果を待つ正月だった。そして今年1月に知らされた病名はがんだった。
 「大病を告げられたときは、あわてましたよ。でも、来るべきものが来たなという感じだったかな」
 政治家にとって病気の告白は政治生命の終わりを意味する。病気と分かれば求心力を失ってしまうため、永田町ではひた隠しにするのが常識。
 あえてがんを告白したのは、患者たちの“声にならない声”を直接国会に訴えるためだ。
 昨年5月、患者本位のがん医療への改革を話し合う「第1回がん患者大集会」が大阪市で開かれた。2000人の患者が全国から集まった。
 「集会をきっかけに、ぐーっと厚生労働省が動いたんです。がん対策推進本部と事務を担う推進室ができた。病と闘いながら訴え続けた先輩たちがいるからです」
 このとき当事者でなければ政治は動かせないことを実感した。
                 ■   ■
 5歳の時に2つ年上の兄を交通事故で亡くし、ぽっかりと心の中に穴が開いた。
 「がんは死と隣り合わせだけれどすぐに死ぬわけではない。荷物を片づけたり、嫁さんに迷惑をかけないように書類の整理をする時間もあるからね」と自分を納得させるように語る。
 学生時代は交通遺児の支援活動に没頭。交通遺児育英会の事務局長を経て政界に身を投じた。約12年間の議員生活を通して、年金、臓器移植、薬害エイズ、介護保険などの問題に取り組み国会論戦をリードしてきた。「日本の社会保障制度の良心」(厚労省幹部)と役人からの信頼も厚い。
 がんを告白してから、事務所には激励の電話が絶えない。民間療法のパンフレットとともに励ましのメッセージを贈ってくれる人もいる。「引退するなんていってないよ。今も国会にいるよ。先のことは神のみぞ知るだよ」と笑顔で答える。
 国会議員としての活動を優先させるため、地元の大阪ではなく、東京の病院で、国会日程をにらみながら治療を続ける。
 「がん医療に足りないものは何か。患者とともに考え、国会と患者の懸け橋となりたい」
(産経新聞) - 6月3日16時13分更新

258小説吉田学校読者:2006/06/04(日) 05:59:23
迷った末、medicalスレへ。
これも因果関係の問題でしょう。「僅かに早まった」と「相当早まった」ではかなり意味合いが違う。この記者は相当の知識を得た上で記事を書いているなと言う印象。

人工呼吸器外し:死亡との関係薄く、医師不起訴か 北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060604k0000m040131000c.html

 北海道羽幌町の道立羽幌病院で04年2月、男性患者(当時90歳)が人工呼吸器を外されて死亡した事件で、旭川地検は、殺人容疑で書類送検された担当の女性医師(34)を起訴するのは困難との見方を強めている模様だ。複数の医師が「死亡と呼吸器外しとの因果関係は薄い」との鑑定結果を提出しており、不起訴となる公算が大きい。今年3月には富山・射水市民病院で患者7人が人工呼吸器を外されて死亡した問題が明らかになり、詰めの捜査に入った同地検の判断が注目される。
 ◆経緯
 男性患者は04年2月14日、食事をのどに詰まらせて心肺停止状態で羽幌病院に搬送された。女性医師は男性患者の蘇生措置を取った後、脳死判定をせずに「脳死状態」と家族に伝えた。男性患者は翌日に人工呼吸器を外され、約15分後に蘇生後脳症で死亡した。
 道警の調べに対し、女性医師は「治療を続けても回復は難しかった。家族の負担も考え、同意を得て呼吸器を外した」と供述した。道警は05年5月に女性医師を殺人容疑で書類送検。延命治療の中止(消極的安楽死)を巡って、医師が殺人容疑で立件された全国初のケースだった。
 ◆因果関係
 関係者によると、鑑定依頼を受けた道内外の複数の医師が男性患者のカルテや司法解剖の結果を詳細に検討。医師らは、呼吸器を外す前から男性患者の血圧低下が著しかったことなどから「呼吸器を外さなくても間もなく死亡した」と結論付けた。同地検はこの鑑定結果を重視している模様だ。
 殺人罪の構成要件には、(1)故意の行為(2)被害者の死亡(3)行為と死亡との因果関係−−がある。鑑定結果に基づくと、呼吸器外しで男性患者の死亡時刻がわずかに早まったとしても、呼吸器外しと死亡との因果関係を証明するのは難しい。
 ◆阻却事由
 同地検は女性医師の行為の違法性阻却事由(違法性を否定する理由)についても綿密に検討している。たとえ女性医師の呼吸器外しが殺人罪の構成要件を満たしても、違法性阻却事由があれば罰せられず、不起訴となる。
 判断のベースとみられるのは、延命治療の中止が許容される3要件を初めて示した東海大医学部付属病院「安楽死」事件の横浜地裁判決(95年確定)だ。3要件は「患者は死が不可避な末期状態」「患者の意思表示がある」などの内容。ただ、下級審判例で法的拘束力はない。
 ◆捜査の行方
 同地検の捜査が長期化した背景の一つに、延命治療中止の是非を示した公的な指針やルールが存在しないことがある。
 厚生労働省は医療現場の混乱を避け、終末期医療への国民的関心の高まりに応えるためにルール作りを進めている。
 射水市民病院の呼吸器外し問題が発覚したことで、今回の事件が類似ケースとして注目を集めるようになった。検察幹部は「遺族や国民が納得できる処理をしたい」と話している。

259小説吉田学校読者:2006/06/04(日) 06:34:26
中川農相じゃないけど、私、草野球チームの流れ玉が右目に当たってしまい、流血。大したことはないんですが、痛み止めが強烈な眠気を誘います。薬の食べあわせには皆様ご自愛のほどを。

260とはずがたり:2006/06/05(月) 00:33:08
なんと,お気をつけ下さいまし。

261とはずがたり:2006/06/11(日) 00:46:32

日本でも子宮承認したら?

子宮頸がんに予防ワクチン 米で販売承認
2006年06月10日00時02分
http://www.asahi.com/life/update/0610/001.html

 米食品医薬品局(FDA)は8日、米医薬品大手メルクが開発した世界初の子宮頸(けい)がん予防ワクチン「ガーダシル」の販売を承認した。対象は9〜26歳の女性で、半年間に3回、注射で接種する。FDAによると、子宮頸がんは世界で毎年、47万人が発症し、23万人が死亡している。臨床試験では極めて高い予防効果が確認できたといい、発症が大幅に減らせると期待されている。

 子宮頸がんのほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで発症し、性交渉を通じて広まるとされる。

 ガーダシルは子宮頸がんの原因の70%を占めるHPV16型、同18型など計4種類のHPV感染について、がんにつながる病変の発症を防ぐ。

 米国などでの約2万人対象の臨床試験で、ウイルスに感染していない女性に100%近い予防効果があることが確認され、申請後約半年の審査でスピード承認された。

 しかし、ウイルス感染後に接種した場合には効果がみられなかった。このためFDAは、性的交渉が活発になる前の9歳からの使用を認めた。

262杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/06/13(火) 21:26:06
医療の自由化が実現したら、借金のカタに医療費を、なんて事態が続発するんだろうな。今でさえこうなんだから。

病院専門に違法な高金利、貸金業者を容疑で逮捕
http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY200606130252.html
2006年06月13日11時26分

 病院を専門に違法な高金利で金を貸し付けたとして、警視庁は13日、東京都品川区の貸金業「店舗ファイナンス」(廃業)社長の門田敏行容疑者(44)ら3人を出資法違反(高金利)の疑いで逮捕した。門田容疑者は貸した金を確実に回収するため、病院の診療報酬を担保にとっていた。警視庁は、ほかにも約80の医療機関に違法な金利で融資していたとみて調べている。

 生活経済課の調べでは、門田容疑者は03年9月から12月にかけて4回、東京都武蔵村山市内の病院に法定利息29.2%を超える利息で約3億円を貸し付けた疑い。法定利息では本来2000万円の利息になるところ、4000万円近くを受け取っていた。

 門田容疑者は担保として預かった病院の診療報酬の支払先を自分の会社に変更し、融資した金を回収していたという。

 この病院は97年に開業したが、患者数が伸びず、同社から違法な融資を受けるようになった。1〜2カ月に1度、数千万円ずつを借り、数日ごとに数十万円ずつを診療報酬で返済する形を繰り返していたという。借金は病院の運営費に充てていたが、昨秋、職員の給与や税金などを滞納して閉院した。

 門田容疑者が違法に融資をしていた約80の医療機関のうち50以上が経営破綻(はたん)に陥ったという。

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264小説吉田学校読者:2006/06/17(土) 10:53:49
この話が一番怖かった。さすがに注射針の回しはやっていなかったような・・・

勝谷誠彦のさるさる日記 ■2006/06/17 (土) 除斥期間の柔軟な解釈をドミニカ棄民の方々にも!
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20060617

265とはずがたり:2006/06/17(土) 12:07:34

>>262
批判の論点がずれてるのではないでしょうかね??病院の赤字は第一義的には病院が放漫経営してたor需要の見込みに失敗していた可能性があります。赤字の病院には貸し倒れを見込んでも金融機関は金を低利で貸さなあかんということはないでしょう。
自由化で問題なのは過疎地への病院立地が無くなるとか貧乏人への医療提供の粗悪化でありますが,自由化=悪ではなく,自由化の際に,過疎地への病院立地のインセンティブや低所得者層への医療費給付のあり方をどの様にするのかの制度設計の問題であると思います。

また直接は関係ないですが(この病院がどんな規模かよく判りませんけど),最近中規模の病院の経営が苦しいという話しを良く聞きますが,これ日本医師会の圧力を背景に自民党が開業医に有利な診療報酬体系を形成して地方で著しいが中規模の病院経営が成り立ち難くしているのではないか?と思ってます。なんの根拠も無いんですけど。国の施策としてホームドクター的な町医者と巨大な大学病院への二極化でも狙ってるんですかねぇ?

266小説吉田学校読者:2006/06/17(土) 13:06:31
>>262
この手の話、自由化云々以前に、むかしからあります。医者ほど引っかかりやすい(金はそこそこある、事業発展の願望もある、あまり社会を知らない)人間はいないでしょう。

267名無しさん:2006/06/18(日) 17:40:53
病院は意外と危ない?

来日繰り返し病院荒らし 韓国人逮捕、京大再生研も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060617-00000129-kyodo-soci

 京都大再生医科学研究所に侵入し現金を盗んだとして、窃盗容疑などで韓国人の男2人=いずれも(37)=が京都府警に逮捕されていたことが17日、分かった。
 2人は窃盗目的で来日を繰り返し、全国の大学病院などで盗みを重ねていたとみられ「200件ぐらいやった」と供述しているという。府警捜査3課などは、被害は数千万円に上るとみて裏付け捜査を進めている。
 2人は昨年5月23日午前5時ごろ、京都市左京区の京大再生医科学研究所事務室ドアのガラスをドライバーで割って侵入、机から現金3万2000円を盗んだとして今年2月に逮捕され、京都地検は翌月、窃盗罪などで起訴した。府警は防犯カメラの映像から2人を割り出した。
(共同通信) - 6月17日21時0分更新

268とはずがたり:2006/07/04(火) 16:08:09
タミフル服用の生徒転落死 沖縄、9階に乗り越えた跡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060704-00000103-kyodo-soci

 沖縄県豊見城市の県営住宅(10階建て)敷地内で3日夕、6階に住む中学1年の男子生徒(12)が倒れているのを住民が見つけ119番した。9階から転落したとみられ、生徒は間もなく死亡した。
 豊見城署によると、生徒は同日、インフルエンザ治療薬タミフルを飲んでいた。タミフル服用後に異常行動を起こし死亡した複数の事例が製薬会社から厚生労働省に報告されており、関連を調べている。
 調べでは、生徒は肌着にズボン姿、はだしだった。9階の非常階段の手すりに乗り越えた跡があった。階段付近に争ったような形跡はなかった。
 同署が家族から事情を聴いたところ、3日は高熱が出て学校を休み、正午ごろタミフルを飲んだ。学校では野球部に所属。トラブルや悩み事を抱えている様子はなかったという。
(共同通信) - 7月4日12時25分更新

269とはずがたり:2006/07/10(月) 23:31:04

自治医大卒の地元定着7割=最低は福島・熊本、最高は新潟
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060710-00000145-jij-pol

 自治医科大学(栃木県)を卒業後、出身地に戻って勤務する義務がある9年間を終えても、地元に残って勤務している医師の割合(地元定着率)が、全国平均で7割だったことが10日、分かった。
 自治医大卒業生の地元定着率が明らかにされたのは初めて。総務省が実施した調査を、厚生労働省が同日、医療制度改革に携わる各都道府県担当者に対する説明会で報告した。 
(時事通信) - 7月10日23時1分更新

270小説吉田学校読者:2006/07/10(月) 23:45:24
うう、また喉に圧迫感を伴い発熱は伴わない痛みが、声も思うように出ないし・・・再発か〜〜。ポリープは良性のうちに除去しましょ。ていうか、病院は嫌いなんだよな、俺。

272小説吉田学校読者:2006/07/14(金) 07:03:53
喉の圧迫感は単に扁桃腺が極端にはれていたのが原因と判明。おかげさんでおとといから38度線突破であります。しかも今日は会社休んでしまうという荒業。

273名無しさん:2006/07/18(火) 22:50:29
胃がん集団検診のバリウムで腸閉塞、85歳女性死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060716-00000311-yom-soci

 山口県岩国市の胃がんの集団検診で硫酸バリウムを飲んだ市内の女性(85)が腸閉塞(へいそく)を起こし、検診から3日後に死亡していたことが分かった。

 厚生労働省は昨年11月、高齢者などがバリウムを服用すると、腸閉塞や腹膜炎などの重大な副作用を引き起こす恐れがあるとして安全性情報を発表し、注意を呼びかけていた。市はバリウム使用と死亡との因果関係について調査している。

 市によると、市の委託を受けた県厚生農協連合会が実施した集団検診で、死亡した女性は今月3日に受診してバリウム150ccを飲み、検診直後に下剤を服用した。

 女性は5日朝になって腹痛を訴え、市内の病院で受診した結果、バリウムが腸内で固まり、腸閉塞を起こしていることが分かった。6日に緊急手術を受けたが、容体が急変し、死亡した。
(読売新聞) - 7月16日19時34分更新

274とはずがたり:2006/07/19(水) 20:21:49
「1番近い病院、助かる」 京丹後市立弥栄病院の産科外来が再開
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060718-00000037-kyt-l26

 医師不足に伴う分娩の取り扱いを休止していた京都府京丹後市立弥栄病院の産科外来が18日、再開された。さっそく市内の女性3人が診察に訪れた。
 この日、府の医師バンク制度で派遣された京都第一赤十字病院(京都市)の産科医が午後1時−3時、診察に当たった。
 2人目の妊娠について検査に訪れた同市大宮町の女性(35)は「新聞を見て再開を知った。近くのほかの病院を探していたが、いっぱいという話もあって心配していた。仕事をしているので、1番近い病院で診てもらえるのは助かる」と話した。
 産科外来は医師が交代で派遣され、月水金の午後と火木の午前に診察を行う。分娩は、10月2日以降の出産予定日の妊婦を対象に受け付ける。初産や高齢出産などは、府立与謝の海病院(与謝野町男山)を紹介する。
(京都新聞) - 7月18日21時49分更新

275とはずがたり:2006/07/19(水) 20:29:18
中外、タミフルを国内製造 子ども700万−1000万人分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060719-00000148-kyodo-soci
 中外製薬は19日、2009年から抗インフルエンザ薬タミフルを初めて国内製造すると発表した。粉薬を水に溶かして子どもが飲みやすくするドライシロップ剤を年間で子ども700万−1000万人分製造する。
 これまでは親会社の製薬大手ロシュ(スイス)から輸入してきたが、新型インフルエンザ対策として、タミフルを安定的に確保できるよう厚生労働省から国内製造を求められていた。
 ただ、使用期限が長く、備蓄に向いているとされるカプセル剤について、中外製薬は「輸入量が十分確保できる」として国内製造を見合わせた。
 日本はタミフルの約7割を使う世界最大の使用国。タミフルの国内売上高は05年は352億円だった。今年1−6月は前年同期の約7割にとどまっており、インフルエンザの流行規模によって売り上げが左右される。
(共同通信) - 7月19日17時38分更新

276杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/08/05(土) 04:38:32
これは痛いね〜。でもビジネスライクに徹することが出来るだけ却って好都合か?

特定医療法人の適用返上を申請 徳洲会
http://www.asahi.com/life/update/0805/003.html
2006年08月05日03時00分

 全国で63病院を運営する医療法人「徳洲会」(大阪府、徳田虎雄理事長)が、公益性が高いとして税金が優遇される「特定医療法人」の適用返上を国税庁に申請していたことが分かった。税法上、法令違反や公益に反する事実があると適用されなくなる。徳洲会は今年2月、「岸和田徳洲会病院」(大阪府岸和田市)の病棟を無許可で建設したとして、大阪府から「法を守る意識が欠けており、極めて重大な違反」と指摘され、改善指導を受けている。

 優遇措置は要件を満たさなくなった時点までさかのぼって取り消されるため、06年3月期の所得にかかる法人税の軽減措置が受けられなくなるとみられる。

 租税特別措置法などによると、特定医療法人は公益性が高いと認められる医療法人について、国税庁長官が承認する。通常30%の法人税が公益法人と同じ22%に軽減される。

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277とはずがたり:2006/08/08(火) 11:33:02

無能で不勉強な医者程世の中に無駄な物はない。果たして現行の医者の報酬制度が無能で不勉強な医者を排除するように出来ているか疑問だ。医者になった友人は(一人っ子で我が儘で一面やな奴だったが)医業に関する真摯な態度は感服した。それが医者を続けて行く内に摩耗しないことを祈るのみ。

<髄液漏れ>子供の症例次々明らかに 「苦しさ分かって」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060808-00000017-mai-soci&kz=soci

 激しい頭痛などを伴う「脳脊髄(せきずい)液減少症」のため、勉強やスポーツができない小中高校生の存在が次々と明らかになっている。症状のひどさや将来への不安、教師らに理解されない絶望感……。「自殺を考えた」と話す子どももおり、事態は深刻だ。ある母親は先月、厚生労働省と文部科学省の担当者に面談し、髄液漏れの子どもたちへの支援を訴えたが、国の対策はまだ本格化していない。【渡辺暖】
 静岡県の中学2年の女子生徒(14)は昨年夏、車の後部座席にいて追突事故に遭った。吐き気などだけでなく、やがて記憶力に著しい障害が出た。家族や友人のことが分からなくなり、特に漢字は全く読めなくなった。
 3カ月後に高次脳機能障害、さらに2カ月後に髄液漏れと診断された。漏出を止める手術を2回受け表情に生気が戻ってきたものの、事故前にはほど遠い。母親(38)は「直後に診察した医師は『検査しても異常はない。若いからすぐ治る』と言った。もっと早く髄液漏れの治療を受けていたら……」と悔やむ。
 大分県の通信制高校2年の女子生徒(16)は、中学2年の時、授業中に同級生がけったバレーボールを側頭部に受けた。激しい頭痛や耳鳴り、不眠などが続き、欠席日数は中2で31日、中3で66日に上った。登校しても保健室にいることが多く、「心の病」とされて1カ月以上入院した。「悪霊のせいだ」と周囲に言われたこともあったという。髄液漏れと診断されたのは卒業式のころだ。
 生徒は「苦しさを周囲に分かってもらえず、何度も自殺を考えた」と言う。地元自治体は「ボール事故と発症の因果関係はない」と主張、生徒側と法廷で対立している。
 事故が原因でなく、突然発症することもある。兵庫県の高校3年の男子生徒(18)は中1の4月、首に激痛が走った。以来、ふらついてまともに歩けず、会話する気力もなくなり、3年間苦しんだ。「やる気がないなら出ていけ」と怒る教師もいた。母親(44)といくつもの医療機関を回り、「自分は親に迷惑をかけるだけの存在だ」と考えていたという。
 髄液漏れの治療を受け、今はジョギングするほど回復した。中学の同級生と会うと、普通に歩く姿に驚かれるという。
  ◇転倒や出産など日常生活の中で頻繁に起こる可能性
 学校現場にも広がる髄液漏れ。この症状に詳しい国際医療福祉大付属熱海病院の篠永正道医師と山王病院の美馬達夫医師によると、両医師だけでも18歳以下の子ども約30人の治療にあたった経験を持つという。
 従来、髄液の漏出は珍しい病気と考えられていた。しかし、数年前から「スポーツ時の患者は非常に多い」と指摘されるようになった。篠永医師らは「親や教師が髄液漏れを知らないため、長期間、別の病気と誤解されていた子どもが少なくない」と話す。子どもの患者の実態は明らかになっていない。
 こうした実態について、文部科学省スポーツ・青少年局の担当官は「髄液漏れが学校生活に支障をきたすものだと聞いており、重大な関心を持っている」と話している。
 だが、現状は、関係する学会が研究の必要性を認め始めた段階にすぎない。国は今後、治療経験が豊富な医師や関係学会と連携し、診断基準の確立や症例情報の共有化などを急ぐ必要がある。[渡辺暖]
(毎日新聞) - 8月8日8時45分更新

278とはずがたり:2006/08/08(火) 11:34:20
>>276
よくは知りませんが特定医療法人は世襲できないとかの縛りがあったようなので,むしろ徳洲会の方がその辺の自由度を高めたかった可能性はないのでしょうかね?

279とはずがたり:2006/08/11(金) 12:17:34

南三陸・志津川病院 常勤外科医2人採用 入院来月再開
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/08/20060810t11039.htm

 常勤外科医の不在が続いていた宮城県南三陸町の公立志津川病院で9日までに、2人の常勤医の採用が内定し、9月から平日は常勤医体制となる。現在週3日の外科外来診療が平日の5日間に改善される。一部制約を受けていた救急外来、手術、入院も可能になる。

 医師は、東北大から派遣され、県北地方の公立病院に勤務する50代男性と、インターネット公募に応募した静岡県藤枝市立総合病院勤務の40代男性。それぞれ診療部長、外科部長として採用する。

 同病院の外科は昨年7月から常勤医が不在。外来診療は東北大からの非常勤派遣医による週2回(5月から週3回)に縮小されていた。外科の救急外来や入院、手術の必要な患者は周辺の中核、拠点病院に紹介、転送せざるを得ず、病院経営にも影響が出ていた。外科の常勤医が確保できたことで、10診療科のうち8科が常勤医体制になる。
2006年08月10日木曜日

284とはずがたり:2006/08/25(金) 15:07:58

制度の変更で振り回してる感じがするねぇ。。

首都圏の病院“攻勢” 看護師の争奪戦も過熱 秋田
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/08/20060825t43038.htm

 地方の病院が医師だけでなく、看護師の確保にも危機感を募らせている。全国の国立大学病院などが、医療制度改革に伴い高度医療を支えるスタッフの充実を図ろうと、来春採用の看護師を大量に募集しているからだ。“超売り手市場”の中、都市と地方の看護師争奪戦は一段と過熱しそうだ。

 今月上旬、大館市の秋田看護福祉大に東大病院の職員が初めて訪れた。病院紹介のDVDを持参し、福利厚生や教育研修体制などを熱っぽく語り、魅力をPRした。「こんな小さなところまで足を運んでくれるとは」。大学の担当者は驚きを隠さなかった。

 同大では、昨年1年間で約280件だった求人が、今年は今月上旬で300件に達した。首都圏からのアプローチが多く「就職先は選び放題。超売り手市場」と担当者。
 背景には、医療制度改革がある。4月から、看護師を手厚く配置した医療機関の診療報酬が上がり、看護師を増員する大学病院などが急増している。
 東大病院は、来春採用予定の看護師数を新卒・中途合わせて300人と設定した。例年の約2.5倍増しで、採用試験も初めて、仙台市など地方都市で行う。

 同病院の櫛山博事務部長は「敷居が高いと思われている面もあり、直接出向き、お願いしないと確保できない。地方の学生は地元意識が強いようだが、スキルアップしたいという人に訴えたい」と力を込める。
 首都圏の攻勢を受け、秋田県内の病院では危機感が高まっている。同県病院協会は今月初め、来春卒業予定の県内の看護学生を対象とした合同病院説明会を開催した。今年で5回目だが、今回は病院側の意気込みが違った。同協会の小野地章一理事は「従来は学生への情報提供が主目的だったが、今回は秋田になんとか残ってほしいという意味合いが強い」と語る。

 病院側も工夫を凝らす。中通総合病院(秋田市)は今年の採用試験は筆記をやめ、面接と作文のみにした。担当者は「人件費を増やしてでも増員して高い診療報酬を得ないと、経営の観点からも厳しい」と打ち明ける。
 説明会に初めて参加した市立横手病院は、受験年齢を引き上げた。担当者は「公務員なので、これまでは結構応募があったが、秋田市の病院が増員すると、こちらにどれだけ目を向けてくれるのか」と県内の地域格差を不安視する。

 説明会に参加した秋田県立衛生看護大(秋田市)3年の女子学生(20)は「東京の病院も見学し、看護師が患者とどう接しているかをよく見て決めたい」と話した。

2006年08月24日木曜日

285とはずがたり:2006/08/26(土) 03:49:43

>周辺自治体では医師離れでお産の受け入れを一時中止した公立病院もあり
少子化時代である。周辺の公立病院も一部事務組合という形で小田原と協力できないのかね?

お産1件につき、医師に1万円 小田原市が引き止め策
2006年08月25日23時47分
http://www.asahi.com/life/update/0825/008.html

 1件のお産につき、担当した産婦人科医に1万円の特別手当を支給――神奈川県小田原市が10月から、市立病院の産科医をつなぎ留めておく狙いで、こんな施策を始める。産科医不足が社会問題化するなか、埼玉県蕨(わらび)市など、夜間の出産に限って医師に分娩(ぶんべん)手当を支払う自治体も出始めているが、無条件で支給するケースは珍しいという。

 年間600件の出産がある小田原市立病院には現在5人の産科医がいる。周辺自治体では医師離れでお産の受け入れを一時中止した公立病院もあり、「少しでも有利な環境をアピールしたい」と導入を決めた。

286とはずがたり:2006/08/31(木) 11:52:03
金食い虫でぼんぼんのバカしか入学できない私立の医大を潰した方が良いと思う。

地方10県、医学部定員増 10年限定、最大10人
2006年08月31日11時42分
http://www.asahi.com/national/update/0831/TKY200608310154.html

 地域や診療科ごとの医師不足を解消するため、厚生労働、総務、文部科学の3省は31日、新たな医師確保総合対策をまとめた。医師不足が特に深刻な東北や中部地方などの10県について、08年度から最大10年間に限り、大学医学部の入学定員をそれぞれ10人まで増やすことを認めた。医学部の定員は抑制傾向が続いており、暫定的とはいえ24年ぶりの方針転換となる。へき地医療を担う医師を養成する自治医大の暫定的な定員上乗せのほか、医師の集約化推進などの対策も盛り込んだ。

 定員増が認められたのは、人口や面積当たりの医師数が極端に少ないなど一定の基準を満たした青森、岩手、秋田、山形、福島、新潟、山梨、長野、岐阜、三重の10県。各県は、地元に医師を根付かせるための奨学金制度の創設を条件に、県内の大学医学部の定員を増やせる。奨学金を貸与する医師の卒業後の配置計画づくりなども義務づけられた。

 自治医大には、各都道府県から毎年2〜3人ずつ入学しているが、08年度から10年間に限り、現在100人の定員を110人まで増やせる。特に医師不足が深刻な地域の学生が対象となる。

 厚労省によると、病院や診療所で働く医師数は毎年約3500〜4000人ずつ増えており、2022年には全体で約30万5000人に達して「長期的には医師は足りる」と推計されている。

 医師の過剰は医療費増大につながるとの考えから、政府は82年の閣議決定で医師養成の抑制を打ち出し、97年には「医学部定員の削減」を閣議決定した。ところがこの数年、地方での医師不足や、小児科や産科など特定の診療科での不足が深刻化し、方針転換を決めた。

 ただ、厚労省は今回の定員増は「暫定的な措置」としており、期限の10年を過ぎても医師の定着が進んでいなければ、定員が現在より減らされることもありうる。

 医学部の定員増は、全国知事会など地方を中心に要望が強い半面、医師が現場で活躍するようになるまでには10年近くかかるため、即効性は薄いとの指摘もある。

 このため、3省は短期的な対策として、都道府県ごとに医師を拠点病院に集める集約化・重点化のほか、現在31都道府県で実施されている小児救急電話相談事業を全都道府県に拡大する。さらに医師の負担を軽減するため、出産時の医療事故で障害を負った患者を救済する仕組みを検討するほか、病院内の保育所の利用促進など女性医師の働きやすい環境を整備。離島対策では、ヘリコプターを使った巡回診療や、住民が遠方の産婦人科を受診する際の宿泊費支援なども総合対策に盛り込んだ。

287小説吉田学校読者:2006/09/01(金) 14:26:30
この毎日の検証記事、第1回、第2回は「??」だったのですが、第3回は圧巻。
郡司氏は首尾一貫している主張ではありますが、松田氏のコメントといい、最後の一節の事態といい、「喉元過ぎれば」の典型であり恥ずかしくないのかね? こういう厚生省医官派や製薬会社の体質は、スモンの時代から戦後一貫して改まらない。たぶん、共産党政権になっても改まらないでしょう。

薬害のない未来を:安部元副学長逮捕10年/3 和解時の誓い
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20060901ddm041040032000c.html

 ◇官僚、学会、企業…反省の言葉は消えた
 「薬害という言葉は公害を連想させる。(薬にはある効用が)公害にはなく、誤解を生む」
 昨年12月2日、熊本市の熊本市民会館。日本エイズ学会のシンポジウムで、グレーのスーツ姿のパネリストが「薬害」を否定すると、医師ら参加者の多くがうなずいた。
 声の主は聖学院大総合研究所の郡司篤晃教授。郡司氏は82〜84年、旧厚生省で生物製剤課長を務めた。危機感を抱き安部英(たけし)・元帝京大副学長を委員長とする「エイズ研究班」を招集したが、有効な対策を打てず被害が拡大した。郡司氏は「薬は当時のベストの治療。後で社会的制裁を加えては、安全性の結論は出ない」と続けた。
 壇上には元東京HIV訴訟原告で松本大学非常勤講師、川田龍平さん(30)の姿もあった。川田さんは「(旧)厚生省や企業、医師が『責任はない』と繰り返していることが、被害者としては苦しい」と訴えたが、会場の反応は鈍かった。
   ■   ■
 約1500人が感染し、既に600人以上が他界した戦後最悪の薬害。にもかかわらず、反省を口にする当事者は少ない。
 郡司氏の部下だった増田和茂・元同課長補佐(現健康・体力づくり事業財団常務理事)は「しゃべることはない。僕の中から消えた」。元副学長の部下だった帝京大の松田重三教授も「今さら思い出したり、反省することはない」と言う。
 東京HIV訴訟弁護団、徳田靖之弁護士=大分県弁護士会=には、エイズ学会の姿が日本ハンセン病学会とダブる。
 95年4月、日本らい学会(当時)が明らかにした見解は、隔離政策に「厳しい反省」を表明したものの「隔離を最善と信じ、生涯を懸けた人の思いまでを踏みにじる権利がない」と責任の所在の明確化を避け、先輩研究者たちを守った。
 ハンセン病訴訟も手掛けた徳田弁護士は「学会が自ら被害実態を解明したことなど一度もない。常に被害者が真相を明らかにしてきた。エイズ学会には、時代考証が欠如している」と批判する。
   ■   ■
 製薬企業はどうか。
 三菱ウェルファーマ(旧ミドリ十字)は今春、検察から刑事事件資料の返還を受けて内部調査委員会を設置した。しかし広報担当者は「委員会の開催日は公表しない。非公表の理由も言わない」。HIV訴訟和解時、被害者側に約束した「情報の提供」という言葉がうつろに響く。
 3月に東京で開かれた和解10周年記念集会。被告5社のうち、供花を贈るなどして弔意を表したのはバクスター(旧トラベノール)だけだったという。被害者支援組織「はばたき福祉事業団」の大平勝美理事長(57)は語る。
 「10年間活動して、これが一番信じられない。犠牲者に祈らず、被害者から直接声を聞かない『再発防止』などあり得ないのではないか」=つづく

288とはずがたり:2006/09/07(木) 18:34:29
なんか効能あるなら俺ものんでみてぇ。

小林製薬の「肥満改善薬」売れてます 内臓脂肪に関心で
2006年09月07日08時00分
http://www.asahi.com/life/update/0907/004.html

 小林製薬が3月に発売した肥満症薬「ナイシトール85」が約半年で売上高14億5000万円を記録するヒット商品となっている。中高年男性のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)への関心の高まりに加え、ダイエット効果に期待する女性の購入が予想以上に広がったためだ。

 ナイシトールは、ドラッグストアなどで販売される一般用医療品(大衆薬)の漢方内服薬。18種類の生薬から抽出した漢方エキスが肥満症や便秘の改善に効果があるという。

 厚生労働省が5月、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中など生活習慣病の引き金になるメタボリックシンドロームの全国調査を公表。同症候群に注目が集まり、売り上げが急激に伸びた。各地の薬局で品切れが続出、一時的にテレビCMの放映を中断したこともあった。

 製薬業界では「大衆薬では年間売上高が10億円を超すと大ヒット」とされる。ナイシトールの売上高は初年度目標(4億5000万円)の3.2倍に達しており「最終的に22億円に達する勢い」(小林豊社長)という。

289とはずがたり:2006/09/08(金) 22:36:43

医師派遣:へき地勤務医内定、都城市出身の中村さん−−県制度 /宮崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060908-00000321-mailo-l45

 へき地の医師確保の目的で昨年度導入した医師派遣システムについて県は、都城市出身で東京北社会保険病院(東京都)に勤務する中村豪さん(38)=埼玉県在住=の採用を内定した。来年4月1日付で県職員として採用し、県内のへき地の公立病院・診療所に2年間派遣する。同システムでは2月に医師を募集したが、応募者がなく今年4月の採用は見送っていた。
 中村さんは宮崎西高を経て自治医科大(栃木県)卒。92〜02年に椎葉村など県北の公立病院で勤務経験がある。県は今年春に応募を依頼。安藤忠恕知事が直接会って要望し、中村さんも「古里の医療に携わりたい」と了承した。
 また、県は、卒業後に県内のへき地や小児科などでの勤務を条件に、修学資金を貸し出す制度に応募した医学生の男女8人全員に適用することを決めた。今年度は定員4人だったが「8人とも地域医療に貢献する熱意を感じた。総定員は24人なので前倒しした」(知事)という。[中尾祐児]
9月8日朝刊
(毎日新聞) - 9月8日19時1分更新

290とはずがたり:2006/09/16(土) 02:24:44

大分大:医学部の学士編入学、地域枠「3」設定へ−−来年度 /大分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060914-00000247-mailo-l44
 ◇県は奨学金を創設 医師不足解消向け連携

 大分大医学部が来年度、学士編入学(定員10人)で県内高校や大学出身者を入れる地域枠(3人)を設ける。広瀬勝貞知事が13日の9月定例県議会本会議で明らかにした。県は対象者への奨学金制度を創設する方針で、県と大分大が医師不足解消に向けて連携する。
 大分大医学部の学士編入学は、他学部を卒業した人が2年生後期に入る制度。地域枠は県内の高校や大学の卒業者が対象。将来、県内に定着する医師を増やすのが狙い。県によると、全国16県の大学で医学部の入試に地域枠を設けている(大分大はなし)が、学士編入学で設けるのは珍しいという。学士編入学は01年度に始めたが、これまで県内出身者の合格は2人のみで、ほとんどが県外出身者という。
 県は学士編入学者に入学金や授業料、生活費を貸与する奨学金制度を創設する方針。返還を免除する条件などについて今後詰める。
 県によると、医師は大分、別府両市に多く、日田・玖珠、臼津地区(臼杵市、津久見市)で少ないという。県は今年度、県立三重病院(豊後大野市)に地域医療部を設け、医師がへき地診療に当たる予定だったが、医師を確保できないままとなっている。[藤原弘]
9月14日朝刊
(毎日新聞) - 9月14日17時1分更新

291とはずがたり:2006/09/20(水) 01:23:30
<東北・北海道>宮城県

まぁ妥当な判断ではないか?老朽化してるとはいえ赤字垂れ流してるのに分院迄とは到底ねぇ。。

大崎市民病院建設 市長、計画延期表明「無理がある」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060913-00000009-khk-toh

 宮城県大崎市の伊藤康志市長は、12日開会した9月定例市議会の行政報告で、大崎市民病院本院(2008年度着工予定)と岩出山分院(07年度着工予定)について、財政難を理由に「計画年次の着手には、無理があると判断した」と、計画延期を表明した。

 伊藤市長は「市の経営は極めて危険な状況。財政の立て直しを最優先する」と語るとともに、「時期はずれるが、県北医療圏の拠点にふさわしい病院を建てる計画に変わりはない」と理解を求めた。

 現在、古川千手寺にある本院は手狭な上に、老朽化が深刻。旧1市6町の合併協議会は、宮城県沖地震対策などから当初計画を1年前倒しし、新市建設計画には08年度着工、09年度完成と明記していた。計画では、新本院は500床で、事業費は最低160億円、岩出山分院は40床で、事業費は21億円とそれぞれ見込んでいる。

 伊藤市長は「合併協議も新市建設計画も尊重すると言ってきたが、見通しは厳しい。合併の目的は肥大化した行財政のスリム化でもある」と、方向転換を明確にした。

 2病院建設の今後については「計画を無制限に引き延ばすわけにはいかない。市、病院双方の財政健全計画を来夏までにまとめ、1つの方向を出したい」と述べた。

◎財政悪化で方針転換

<解説>大崎市発足から5カ月余、市政のかじは大きく切られた。伊藤康志市長が12日表明した大崎市民病院の建て替え延期は、一事業の先延ばしという枠にとどまらず、「新市建設計画」を根底から問い直す判断と言えよう。

 建設計画は、合併に加わった旧7市町が積み残した課題や住民要望の大半を網羅し、事業数は110、実現に必要な額は650億円にも達する。一時破たんの危機もあった合併をまとめるためには、ある程度、総花的にならざるを得なかった面があるにせよ、財政的な裏付けは乏しかった。軌道修正は当然だ。

 伊藤市長は選挙戦で「病院建設の早期実現」「新市建設計画の推進」を掲げて当選しており、市議会などで「公約違反」と追及されるのは確実。にもかかわず、方針転換に踏み切らざるを得なかった理由は、大崎市の財政事情の悪化だ。

 先月末に公表された自治体の財政健全度を示す数値が、県内13市で最悪になり、80%超で財政硬直化が懸念される経常収支比率は91.8%に達した。さらに本年度の病院会計は、市一般会計から約13億円を投入しても、約6億円の赤字と見込まれる。

 こうした厳しい状況の下で、行政の無駄を徹底して省き、限られた財源を、新病院も含めどの事業に重点配分させていくのか―。新市の未来を切り開く前向きな議論を求めたい。(大崎支局・大泉大介)

(河北新報) - 9月13日7時2分更新

292とはずがたり:2006/09/21(木) 02:21:44
弘大医学部卒業生 県内病院へわずか23%
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000609200003
2006年09月20日

 弘前大医学部が今春の卒業生の進路(3月末時点)を調べたところ、県内の病院に進んだ卒業生の割合が23・3%と極めて低水準だったことが分かった。医学部は「過去最低の数字」としている。

 弘前大の調査結果によると、今年3月に卒業した103人のうち、県内の病院に進んだのは、全体の23・3%にあたる24人。医学部付属病院が5人、県内の他病院が19人だった。

 ここ10年の動きをみると、96年度から03年度までは、大学院を含めて県内にとどまった卒業生の割合は、40%台を中心に52%〜35%の幅で推移。20%台まで低下することはなかった。

 だが、04年度から、卒業後2年間の「臨床研修」が必修となった。全国各地の病院が研修プログラムを公表し、内容の充実ぶりを競い合うようになった。

 それまで学生は主に大学の医局のつてで病院を選び、他病院の情報に触れる機会が少なかったが、一転して全国の病院から自分にあった研修先を選べるようになった。

 これに伴い、弘前大では医学部付属病院に進む卒業生が急減。付属病院に進む卒業生の数は、03年春の31人から04年春には20人、05年春の7人へと減り続け、今春、さらに5人まで落ち込んだ。

293小説吉田学校読者:2006/09/21(木) 21:41:01
途中の思考過程を全部はしょりますが、結論としては、うつ病の人が治療しながらも、ちゃんと働けるような世界が再チャレンジの到達点だと思います。
でも、そこまで安倍は考えを深化させていないでしょう。
最近、本当にメンタルヘルスだ何だかんだと職場で結構叫ばれている。それほど心身疾患を抱えながら、つまり無理をして、歯を食いしばって働いているんだぞ、皆は。分かってて再チャレンジだ格差是正だと言っているのか。

労働スレみたいになりましたので、メディカルっぽいことも書きます。「薬で治す」「精神科へ通院歴があったからといって、偏見を持たない」これが重要だと思いますね。

「うつ病」誤解 依然多く
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200609201300_04.html

 県内でも増えているうつ病について、多くの人が「病気について知識がある」と自負している半面、偏見や罪悪感も強いことが、琉大医学部の調査で分かった。偏見は高齢者ほど強く、すべての年代で薬物治療への抵抗感も大きかった。近藤毅精神科教授は「うつ病は重症化すると自殺まで思いつめる。適切な薬物治療も必要で、病気の普及啓発が大切」とし、一般内科医との連携の強化を課題とした。(儀間多美子)
 同大医学部は昨年十月、うつ病の啓蒙講演を聞きに訪れた十代―六十代以上の県民六百八十八人に「うつ病のイメージ」と「もしあなたがうつ病になったら(対応と治療)」について、アンケートを行った。
 調査は「怖い病気」「性格的な弱さが原因」「家族への相談は抵抗がある」「抗うつ薬の服用」など十八項目について、偏見や誤解の強さを示す五つの回答から一つを選択。偏見・誤解の程度を「なし」を基準として「最小」プラス2、「最大」マイナス2とする五段階評価で示した。
 うつ病のイメージで最も偏見や誤解が強かったのは「病気になったら迷惑をかける」との項目が示す「罪悪感」で、平均値はマイナス1・3。また「怖い病気」とする「恐れ」マイナス0・5、「うつ病にかかったら自覚できる」とする「病気の過小評価」もマイナス0・6と高かった。その半面で「知識不足」はプラス0・5と、知識が足りないとする認識は薄かった。
 対応や治療では「カウンセリングだけで治したい」とする「過剰なカウンセリング志向」が最も強くマイナス0・9。薬物療法への抵抗感や薬物依存への恐れも大きく、「改善したら薬をすぐやめたい」とする「再発予防意識の低さ」もマイナス0・6と強かった。
 年代別では、高齢者ほど「うつ病は恥だ」「現実逃避の結果だ」「自己制御できる、との過信」など偏見が強い傾向があった一方で、十代も「精神科受診への抵抗感」が高く、「自分から助けを求めにくい」とする「自発的な援助希求の乏しさ」が強く表れた。
 近藤教授は「講演会に足を運ぶほど、うつ病に関心がある人さえ誤解はある。高齢者ほど偏見が強いのは情報不足が理由だろう」と話し、知識の普及・啓発の重要性を強調。精神科に対する偏見から、多くの患者が内科を受診していることから「一般医やかかりつけ医との連携を強化し、早期発見につなげる必要がある」と指摘した。

294とはずがたり:2006/09/21(木) 22:10:52
雅子様のご病気を適応障碍よる抑鬱状態といった訳の分からぬ病名にするのではなく,鬱病であるとちゃんと発表すればいいんじゃないでしょうかね?
愛子様も高機能自閉というご病気の可能性も高いそうだ。ためされる皇室みたいになってくるけど。。

295小説吉田学校読者:2006/09/21(木) 22:41:56
>>294
愛子様が高機能自閉かどうかは、まだ4歳なので、症状も流動的でしょう。
でも、雅子様が「鬱でした」と言える雰囲気が醸しだされるのは、いったいいつなんでしょう。

で、「薄々そうだと思っている状況」、ナンシー関言うところの「つくば母子殺害での医師逮捕直前状態」の状況下、「公務に出ないのはどういうことだ」とか、主に保守派の方が言っちゃうのはいかがなものでしょう。
ちょっとムリしてでも秋篠宮のところにはお祝いに行ったほうがいいとは思いますけど・・・・

296とはずがたり:2006/09/22(金) 10:41:24
愛子様は未だ流動的かもしれません。外野の素人がこうちゃうかと云えるものでもないですね。

雅子様の状況は,ちゃんとカミングアウトした方がご本人のためではないかと思う。鬱病で出来ないことも我が侭でやってるように思えてしまうし。

鬱病になると会いたくない人とはほんと顔もあわせたくないみたいですよ。
>ちょっとムリしてでも‥

297小説吉田学校読者:2006/09/23(土) 21:15:35
>>296
雅子妃が本当にうつ病になっているとしたら、もう最悪期は脱出したと思います。
でも会いたくない人には会いたくないし話題にもしたくないでしょうなあ。
それでも私は、あとから、何やかんやと詮索されるから、顔を合わせなくても、ご訪問止まりでいいから、お祝いはされたほうがいいと思います。当然、自身の体調最優先ではありますけども。

で、今日の吉田学校の怒り沸騰記事。
セカチューとか読んで「かわいそう」とか思っていても、いざ、自分がリスクを伴うとなると尻ゴミする。行動を伴えないなら、最初からドナー登録するなって。
次に財団であります。「質の良いドナー」とは、どの面下げての台詞か。人を物とでも思っているんじゃないか。何だ、この言動は。
最後に朝日であります。ドナーに踏ん切りつかせる材料の1つである、最低限、後遺障害のこともタブー視せずに書いて、きっちりと正面から提供しない理由まで論及すべきです。これは今後の報道に期待です。
で。ドナーが提供に付かせるためには、副作用や後遺症の十分な説明をパンフレットばかりではなく、職員全員が口で語れるようにしないとダメだと思いますね。後遺障害が残る例が少ないのに。

私がこういうのに反射的に怒りを感じるのは、個人的体験からです。十分な説明もせず、努力もせず、ただただ「困っている」とか言っているような財団は根本から態度を見直すべきであります。


骨髄ドナー、辞退相次ぐ 「適合」後に負担痛感
http://www.asahi.com/life/update/0922/008.html

 骨髄バンクが91年に発足して以来の悲願、「ドナー登録30万人」が近々達成されそうなのに、移植が思うように進まず、待機患者も増え続ける事態が起きている。白血病を題材にした小説や映画の大ヒットなどでドナー登録は急増しているが、移植可能な患者が見つかっても、「仕事があって行けない」などと断るケースが多いのが大きな理由だ。骨髄移植推進財団は「30万人」の見直しも含めて検討を始める。
 骨髄移植は白血病や悪性リンパ腫などの治療手段。ドナーの白血球の型や遺伝子を調べ、移植が可能な患者が見つかれば同財団などが仲介する。「30万人が登録すれば、患者の9割以上にドナーが見つかる」と、登録を呼びかけてきた。
 サッカー元日本代表の井原正巳さんや、急性骨髄性白血病で亡くなった歌手の本田美奈子さんを起用したCMやポスターが反響を呼んだ。「世界の中心で、愛をさけぶ」「半落ち」など、白血病や骨髄移植を扱った小説や映画が話題になったことでも関心が高まった。
 また、昨年から登録年齢を20〜50歳から18〜54歳に広げたほか、ドナー登録時に家族の同意を不要にするなど手続きを簡略化した。04年度までは年間の新規登録は1万1000〜2万6000人で推移してきたが、昨年度は4万5000人超。今年8月末の累計は25万7104人になり、来年度の目標達成は確実だ。
 一方、財団などの仲介で移植を受けた患者は、今年8月までに7650人に上る。しかし、新たな患者も登録され続けており、現在、移植を待っている患者は3000人を超えてこれまでで最大規模だ。制度が浸透した面もあるが、右肩上がりが続いている。
 財団によると、05年度に「適合通知」を受け、移植に前向きな姿勢を示したドナーでも半数が断念した。健康以外の理由が6割を占め、「家族の同意が得られない」「仕事などで都合がつかない」などが多く、不安になって登録を取りやめる人、連絡がつかない人も目立ち、移植をしたのは約900人だった。患者全体から見ると、移植を受けられたのは36%にとどまっている。
 財団は「善意で協力してくれるのだが、最近は軽い気持ちからドナー登録する人が増え、本当に提供する意思があるのか読み切れない。30万人を超えても安心できない」と困惑している。
 提供を断る人が多い背景には、登録時の血液検査の方法が変更された事情もある。これまでは白血球の型で分類していたが、昨年3月から遺伝子まで見る精度の高い検査方法に変えた。財団は新しい検査で登録した人を優先的に提供リストの上位にすえているため、同じ人が何度もリストアップされるなどのケースが出ている。
 NPO法人「全国骨髄バンク推進連絡協議会」(東京都新宿区)には、ドナー側から「一度断ったのに、何で私ばかりに何回も来るのか」、患者側から「適合するドナーが20人いたのに断られた」など戸惑いの声が寄せられている。 30万人の目標などについて、財団は10月に有識者の検討会議を設置。来年1月をめどにドナー登録のあり方を抜本的に見直す方針だ。財団の正岡徹理事長は「目標登録数を増やすことと、ドナーの質を上げていくことを総合的に考えたい」と話している。

298小説吉田学校読者:2006/09/23(土) 21:21:42
骨髄移植のこと調べてたら、こんな記事に出会いました。
私は脳死を人の死とすることには賛成ですが、判定基準は絶対に厳格であるべきだと思います。
その上で、移植目的だけで安易に脳死判定するのはやめるべきで、下記のような雰囲気が蔓延しているようでは米国の医療界は本当にダメだとおもう。

<脳死>米国・日本帰国後に意識回復
http://scrapbook.ameba.jp/miffy_book/entry-10015541207.html

 米国やカナダ滞在中に脳血管の病気で意識不明になった日本人で、家族らが現地の医師から「脳死」と説明されたにもかかわらず、帰国後に意識を回復した人が3人いたことが中堅損害保険会社の調査で明らかになった。東京都内で開かれた日本渡航医学会で、損保の担当者が報告した。海外での脳死診断は日本ほど厳格でなく、治療を打ち切る場合があることを浮き彫りにする事例で、報告した担当者は「医療文化が違う国にいることをはっきり認識すべきだ」と警告する。
 報告によると、02〜05年度に、旅行や仕事で米国、カナダに滞在中の旅行保険契約者9人が脳血管障害で入院。主治医は家族や損保の現地スタッフに「脳死」と説明した。うち3人の家族は「治療中止は納得できない」などと訴え、チャーター機で帰国。日本で治療を受け、意識が回復した。搬送費用の約2000万円は保険で支払われた。残り6人は、チャーター機手配に必要な額の保険に加入していなかったことなどから帰国を断念。現地で死亡したという。
 意識が戻った60代男性の場合、カナダで脳梗塞(こうそく)となり、入院した。人工呼吸器をつけなくても呼吸できる自発呼吸はあったが、医師は家族に「脳死」と説明したという。しかし、男性は帰国後1カ月で意識が戻り、記憶も回復した。
 日本、米国、カナダとも自発呼吸があれば脳死とは判定されない。回復した3例は病院の診断書に「脳死」との記述はなかった。病院側は損保に「保険会社で死の解釈が違う。治療費を保険で確実に出してもらうため、(病院としては)脳死かどうかは書かない」などと返答したという。
 日本医科大の横田裕行助教授(救命救急医学)は「海外の基準でも脳死なら意識は回復しない。米やカナダなどの一般医療現場では、回復は難しいなどの意味で脳死を使うことがある」と言う。
◇病院間で脳死判定基準に相違…米国
 米国は脳死者からの臓器移植先進国で、年間6000例前後が実施される。脳死は人の死という考え方が広く受け入れられているためだ。松本歯科大の倉持武教授(哲学)は「日本よりも臓器移植を強く推進するというムードが強く、医療現場に影響しているのかもしれない」と指摘する。
 実際、米麻酔学会誌(1999年7月号)によると、頭部外傷で脳死と判定された男性が、臓器摘出直前に自発呼吸をしていることが分かったが、そのまま摘出された例などが紹介されている。
 日本とは医療制度、保険制度が異なり、医療も「営利産業」とされる。患者死亡の場合、保険会社が死亡直前の治療を「無駄」と判断するケースもある。病院側は保険会社からの支払いを受けるため、早めに治療を打ち切る傾向もあるようだ。
 日本では臓器移植法が施行された97年以降、脳死移植は47例。杏林大学病院の島崎修次救命救急センター長は「米国、カナダの脳死判定では脳波は取らず、日本ほど厳格ではない。カナダでは病院ごとに判定基準を定めている」と説明する

299とはずがたり:2006/10/06(金) 23:23:39
Medical Reviewに投下するには余りにも生臭い話ではあるが。。

県医連が自見氏解任 執行委員職 「参院選推薦で混乱」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20061003/20061003_002.shtml

 日本医師会の政治団体・日本医師連盟による来年夏の参院選比例代表の推薦候補者選びで、北九州市出身の自見庄三郎前衆院議員が、福岡県医連(横倉義武委員長)の意向に反して立候補したとして、同県医連が自見氏の執行委員を解任していたことが2日分かった。自見氏は「決定は不当」として、処分取り消しの法的措置を取る考え。

 推薦候補選びは公募方式で8月に実施され、3選を目指す自民党現職の武見敬三氏が立候補。同県医連は武見氏を推すことを決めたが、自見氏は締め切り間際に届け出。採決の結果、圧倒的多数で武見氏が選ばれた。

 関係者によると、4月の日本医師会長選を背景に、現会長を支援した武見氏に反発する形で、前会長支持の自見氏が出馬したという。同県医連は「混乱を招いた。今後の活動の重大な支障になる」として自見氏の執行委員を解任。北九州市医師会は、支部長名の経過報告書を会員に送った。自見氏は「弁明の機会もなく違法な不利益処分だ」と話している。

 自見氏は郵政民営化関連法案に反対して昨年衆院選(福岡10区)で落選し、自民党を離党。参院選では国民新党から比例代表での出馬を検討している。


=2006/10/03付 西日本新聞朝刊=
2006年10月03日05時22分

300とはずがたり:2006/10/07(土) 22:03:39
憲法のある風景(下) 地区診断 参院選2004
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/OSK200406200011.html

 ケアマネジャー、OT(作業療法士)、PT(理学療法士)……。介護保険制度導入と前後して、お年寄りが理解できない肩書が増えた。人間として共に泣き共に笑う福祉の原点が、「専門性」によって失われつつあるのではないか。半世紀にわたって保健福祉にかかわってきた稲葉峯雄・今治明徳短大名誉教授(80)は危惧(きぐ)している。

     □

 稲葉さんは、県医務課に勤めた64年から10年間、「地区診断」に携わった。医師や保健婦らが一つの地域に入りこみ、数カ月かけて住民の声を聴く。水質検査や食生活の調査によって伝染病が蔓延(まんえん)する劣悪な環境を住民自身に気づいてもらう。嫁姑(しゅうとめ)の関係に悩む女性たちが語り合う場を設け、封建的なしがらみを断ち切ろうとも試みた。憲法の理念に基づく、住民主体の民主的な地域づくりを目指すものだった。

 地区診断が各地で進むにつれ、「水道を整備してくれ」といった住民の行政への要求が急増する。県幹部は「予算が限られているのに、問題を掘り起こすな(寝た子を起こすな)」「要望を聞くより、国の方針に基づく事業計画を進めるべきだ」と非難した。全国から注目された地区診断は73年に廃止され、かわりに「健康まつり」が催されるようになった。住民自治や生存権といった憲法の原則から、どんどん逆行するように稲葉さんには思えた。

 77年、キリスト教系の老人ホームの理事長に誘われて園長に就任。

 当時、入居者数に応じて国から支払われる「措置費」は、細かく用途が定められていた。稲葉さんはその余剰資金をルール違反と知りながら、独居老人の訪問や弁当配布の事業を始めるのに転用した。「地域に開かれたホーム」を追求したのだった。「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という25条を実践しようと考えたからだ。

 だが、地元の社会福祉協議会からは「地域のことに口をだすな」と言われた。ホームの理事たちからは「勝手なことはするな」「措置費はホームのなかだけで使ってくれ」と批判された。結局、7年間でホームを追われた。

     □

 戦時中、「お国のため」というスローガンのもと、個人の命は軽んじられた。だから、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」(前文)、「すべて国民は、個人として尊重される」(13条)などと説く憲法は、日本人の「人間宣言」だと思った。

 「県職員」「ホームの園長」という立場ではなく、人間として何が大切か何をするべきかを判断し実践するのが、憲法を生かす道だと信じてきた。だが、そう思って努力するごとに、行政権力の壁とぶつかった。

 「一人一人が地位や肩書や利害関係を脱ぎ捨て、『人間として』自らの生き方を見直してほしい。そしてその視点から何が大切かを見極めて選挙に臨んで欲しい。それこそが憲法の原点に返ることです」

 稲葉さんが後輩に託す願いである。

 (06/18)

301とはずがたり:2006/10/12(木) 01:32:32

効能原理の科学的証明は出来なくても効果があったかどうかの科学的,客観的な証明は可能である。
俺は漢方への信頼はあるので是非大がかりに実験して欲しいね。

[中国]「漢方廃止せよ」、ネットの声に衛生部が断固反論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061011-00000012-scn-cn

 衛生部の毛群安・報道官は10日、インターネット上で漢方医学(中医学)を国家の医療体制からはずせという声が集められていることに関連して、「彼らは歴史について無知であり、漢方医学が果たしてきた重要な役割を抹殺しようとしている」と発言した。中国新聞社が伝えた

 専門紙『健康報』が公式サイトに設けた掲示板の場合、漢方医学を擁護する意見の方が多いが、一方では「漢方医学を打倒せよと大きな声で叫びたい」「打倒しようとしても死なない存在だ。教え説くことはでたらめ。人を害している」といった過激な書き込みがある。

 更に、さまざまな掲示板に書き込む人の多くは自らを医療関係者としており、「5年以内に漢方医学を国家の医療体制から締め出せ。国家が認める唯一の医療は西洋医学とせよ」といった、医療体制そのものに対する意見もある。

 毛報道官は、「漢方医学は現実の生活において病気を解決する重要な選択肢の一つだ。漢方医学を非難する者は、漢方医学の果たしてきた歴史的にも重要な役割について無知であるが故に抹殺しようとしている」などと、厳しく批判した。

 そして、「医療の発展は非常に困難な局面を迎えている。ただし、国家は漢方医療の発展を非常に重視しており、漢方と西洋医学の併用は中国の医療政策の方針の一つだ」と説明した。

 また、中国の三大ポータルサイトである新浪網は中国新聞社のニュースを転載すると同時に漢方医学についてアンケート調査を実施。11日20時45分(日本時間21時45分)の時点で1万6971通の回答が寄せられているが、「漢方医学の擁護に力を入れよ」とした人は全体の80.17%、「成り行きにまかせよ」とした人は12.51%、「消滅させるべき」は7.32%と、漢方医学支持派が圧倒的に多い。

 「どちらの治療を選ぶか」との問いに対しては「西洋医学」とした人は54.3%、「漢方医学」とした人は45.7%。「漢方医学が優れている点は?」との問いに対して「副作用が少ない」とした人は44.52%、「体そのものを治療する」とした人が41.38%。「優れている点はない」とした人は14.11%となっている。(編集担当:如月隼人)


(サーチナ・中国情報局) - 10月11日21時53分更新

302とはずがたり:2006/10/13(金) 21:36:16

生命科学ももちこのスレへ
へぇ〜>同じDNAを引き継いでいても、毛の模様は同じにはならず
育て上げた後の性格とかどうなるか知りたいですな。

クローン猫売れず、廃業へ 米企業「毛の模様が違う」
2006年10月13日16時12分
http://www.asahi.com/international/update/1013/012.html

 世界で初めてクローンペットのビジネスを始めた米カリフォルニア州のベンチャー企業、ジェネティック・セービングス・アンド・クローン(GSC)社が、年末に廃業することが分かった。クローン猫の需要が少なかったのが原因という。

 AP通信によると、同社は9月に顧客へ送った手紙で、新たなクローンペットの注文は受けないと表明し、中止の理由を「クローンペットを商業化できる技術を開発するまでに至らなかった」と説明している。成功率の向上が課題だったが、うまく行かず採算が合わなかったようだ。

 同社は00年に設立され、飼い猫を亡くした愛猫家らに、クローン技術を使って元の猫のDNAからクローン猫を誕生させて届けていた。計5匹誕生させたが、実際に販売できたのは2匹だけだったという。同じDNAを引き継いでいても、毛の模様は同じにはならず、こうしたことも需要が伸びなかった一因とみられる。

 クローン猫は1匹3万2000ドル(382万円)。同社は昨年、当初の5万ドル(597万円)から値下げしていた。

303とはずがたり:2006/10/17(火) 04:27:54
酷い話だ。

分べん中意識不明:18病院が受け入れ拒否…出産…死亡
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061017k0000m040150000c.html

 奈良県大淀町立大淀病院で今年8月、分べん中に意識不明に陥った妊婦に対し、受け入れを打診された18病院が拒否し、妊婦は6時間後にようやく約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に収容されたことが分かった。脳内出血と帝王切開の手術をほぼ同時に受け男児を出産したが、妊婦は約1週間後に死亡した。遺族は「意識不明になってから長時間放置され、死亡につながった」と態勢の不備や病院の対応を批判。大淀病院側は「できるだけのことはやった」としている。

 妊婦は同県五条市に住んでいた高崎実香さん(32)。遺族や病院関係者によると、出産予定日を過ぎた妊娠41週の8月7日午前、大淀病院に入院した。8日午前0時ごろ、頭痛を訴えて約15分後に意識不明に陥った。

 産科担当医は急変から約1時間45分後、同県内で危険度の高い母子の治療や搬送先を照会する拠点の同県立医科大学付属病院(橿原市)に受け入れを打診したが、同病院は「母体治療のベッドが満床」と断った。

 その後、同病院産科当直医が午前2時半ごろ、もう一つの拠点施設である県立奈良病院(奈良市)に受け入れを要請。しかし奈良病院も新生児の集中治療病床の満床を理由に、応じなかった。

 医大病院は、当直医4人のうち2人が通常勤務をしながら大阪府を中心に電話で搬送先を探したがなかなか決まらず、午前4時半ごろになって19カ所目の国立循環器病センターに決まったという。高崎さんは約1時間かけて救急車で運ばれ、同センターに午前6時ごろ到着。同センターで脳内出血と診断され、緊急手術と帝王切開を実施、男児を出産した。高崎さんは同月16日に死亡した。

 大淀病院はこれまでに2度、高崎さんの遺族に状況を説明した。それによると、産科担当医は入院後に陣痛促進剤を投与。容体急変の後、妊娠中毒症の妊婦が分べん中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、けいれんを和らげる薬を投与した。この日当直の内科医が脳に異状が起きた疑いを指摘し、CT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、産科医は受け入れなかったという。

 緊急治療が必要な母子について、厚生労働省は来年度中に都道府県単位で総合周産期母子医療センターを指定するよう通知したが、奈良など8県が未整備で、母体の県外搬送が常態化している。

 大淀病院の原育史院長は「脳内出血の疑いも検討したが、もし出血が判明してもうちでは対応しようがなく、診断と治療を対応可能な病院に依頼して、受け入れ連絡を待っていた」と話した。

 一方、高崎さんの遺族は「大淀病院は、総合病院として脳外科を備えながら専門医に連絡すら取っていない。適切な処置ができていれば助かったはずだ」と話している。[林由紀子、青木絵美]
毎日新聞 2006年10月17日 3時00分

304とはずがたり:2006/10/20(金) 02:17:43

代理母出産禁止:見直し含め「政府全体で」再検討 厚労相
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061017k0000e010050000c.html

 長野県のクリニックで祖母が孫を代理出産していた問題で、柳沢伯夫・厚生労働相は17日の閣議後会見で、現在は禁止の方針をまとめている厚労省の報告書にとらわれず、見直しも含めて再検討することを明らかにした。厚生科学審議会は03年に代理出産を罰則付きで禁止すべきとの報告書をまとめているが、柳沢厚労相は「当時に比べ(代理出産に)賛成する世論もみられる」と話し、報告書にとらわれず、見直しも選択肢に入れた議論をする必要性を示した。また、厚労省だけでなく政府全体で検討する考えも示した。

 また、長勢甚遠法相は17日の閣議後会見で、生殖補助医療の進展に伴って民法の親子法制の見直しを求める声が出ていることに触れ、「どのような検討をするか官邸や厚生労働省と相談したい」と述べた。一方で法相は、代理出産を認めるかどうかといった医療法制が決まらない段階で民法を見直せば混乱を招くとの認識も示した。[玉木達也、森本英彦]
毎日新聞 2006年10月17日 12時19分 (最終更新時間 10月17日 13時41分)

305とはずがたり:2006/10/20(金) 22:42:02
妊婦転送死亡:脳内出血見抜けず 遺族への謝罪、検討中−−大淀病院長が会見 /奈良
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000221-mailo-l29
 ◇緊急搬送遅れで妊婦死亡
 大淀町立大淀病院で妊婦の緊急搬送が難航した末死亡した問題を受け17日、同病院は記者会見を開いた。原育史(やすひと)院長(63)は初めて公式に脳内出血を見抜けなかった診断ミスを認めた。しかし、病院の責任を問われると明確な答えを避けた。また、遺族への謝罪も「検討中」と述べるにとどまり、歯切れの悪さはぬぐいきれなかった。(会見での主なやりとりは次の通り)
 ――搬送になぜあれほど時間がかかったのか
 けいれんが起きたので産科担当医を呼んだ。(分娩中にけいれんを起こす)子癇(しかん)発作を疑った。ここでは対応が難しいので県立医大病院に転送を依頼したが、満床なので医大病院が他の病院への依頼を始めた。異常分娩は医大病院に連絡し、責任をもって受け入れ先を探していただく形になっているが、なかなか見つからなかった。
 ――内科医は脳の異状の可能性を指摘していた。その根拠は。また、それでもCT(コンピューター断層撮影)を撮らなかった理由は
 けいれん、いびき、瞳孔が開く状況があり、内科医は頭に何か異状が起こっていると思ったようだ。一方(主治医の)産科医は、頭の中に出血があると血圧が高くなるのに当時は安定しており、子癇発作を疑い、動かすことの悪影響を考えて撮影しなかった。結果的には脳内出血だった。子癇と疑ったことに判断ミスがあった
 ――病院の責任は
 遺族と誠実に話し合いを継続している。非常に難しい問題です。
 ――謝罪の予定は
 そのあたりも検討中。
 ――今後の対応は
 医師研修制度が始まり、大学病院も医師不足になって派遣医師を引き揚げた。ここ(大淀病院)も04年に31人いた常勤医師が今は26人だ。麻酔医も常勤はいない。医大病院を中心にしたネットワークの再確立が必要で、そうなると聞いている。

10月18日朝刊
(毎日新聞) - 10月18日15時1分更新

奈良・妊婦死亡 強制捜査も視野
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061019-00000017-san-soci

 奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、同県五條市の高崎実香さん(32)が分娩(ぶんべん)中に脳内出血のため意識不明となり、19病院から満床などで受け入れを拒否された末、転送先の病院で男児出産後に死亡した問題で、県警は業務上過失致死容疑で捜査を始めた。

 遺族から事情を聴く一方、大淀病院からカルテなど関係資料の任意提出を受けており、関係先病院の家宅捜索など強制捜査を視野に、慎重に捜査を進めるとみられる。

 関係者などによると、県警は18日、捜査員を高崎さんの夫、晋輔さん(24)ら遺族のもとに派遣し、約2時間にわたって面会。高崎さんが大淀病院に入院した8月7日から容体が急変し相次いで転院を断られた翌8日の状況や、死亡した16日までの様子など一連の経過について説明を受けた。19日以降も引き続き事情を聴くとみられる。

 また、大淀病院からもこれまでに、高崎さんのカルテや当時の看護記録など関係資料の任意提出を受けるとともに、原育史院長から事情説明を受けたという。

 県警は今後、主治医らからも事情を聴くとみられる。

 病院側は、高崎さんが8月8日未明に意識不明となり、脳の異状が疑われたにもかかわらず、産科医が妊婦の「子癇(しかん)発作」と判断し、CT撮影しなかったことについて、「判断ミスがあった」と認めている。
(産経新聞) - 10月19日16時35分更新


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