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Tohazugatali Medical Review

236とはずがたり:2006/05/06(土) 11:22:12
医者同士庇い合う構図も問題だが,国が少子化対策に本気で取り組むなら小児医療,産科医療の診療報酬を他の医療の報酬を削って上乗せするべきやね。

産科アンケート 大野病院医師逮捕 8割「影響ある」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060505-00000006-khk-toh

 福島県立大野病院(大熊町)の医療事故に伴う産婦人科医逮捕をめぐり、河北新報社の産科医療アンケートで8割の病院が「影響が出ている」と答え、医療現場に波紋を広げていることが明らかになった。小規模病院が難しい症例の患者受け入れをためらったり、医師派遣を中止したりする動きが出ているほか、産科医志望者の減少傾向の拡大を懸念する声も上がっている。

 医療事故は帝王切開手術で癒着胎盤を取り除く際、大量出血で患者が死亡。産婦人科は常勤医1人体制で、癒着胎盤は数千人に1人とされる症例だった点や、国が明確な基準を示していない「異状死」の届け出義務違反も逮捕容疑となったことから、日本産科婦人科学会などは「逮捕は不当」とする声明を出した。

 アンケートには東北6県の病院91カ所が回答。医師の逮捕に発展した医療事故の影響について、63カ所が「出ている」と答え、産婦人科・産科が休診中の12カ所を除くと8割に上った。「出ていない」は12カ所、「分からない・無回答」は4カ所だった。

 具体的な影響は、診療面が23カ所と最も多い。「大量出血が予想される症例は扱わない方向」(秋田・公立病院)、「訴訟を起こされるようなリスクを伴う患者の診察が怖い」(福島・公立病院)など、地域医療の現場に微妙な影を落としている。

 「大学による医師派遣中止・引き揚げ」は13カ所で、派遣を受ける側は「1人体制の病院には大学が派遣しない」(秋田・民間病院)、「中規模の病院からも引き揚げるといううわさがある。妊婦が通院に時間がかかるようになると、社会問題化する」(岩手・公立病院)などと指摘。一方の大学病院は「1人体制は医療事故のリスクが高く、撤退するしかない」との意見を寄せた。

 産科医を志す若手の減少を危惧(きぐ)する声も強く、「産婦人科を選ぶ研修医は激減する」(宮城・公立病院)、「産科を辞める医師がいる」(大学病院)などが10カ所に上った。
 「影響は出ていない」と答えた病院も、「同様のこと(逮捕)が続けば、医療の委縮につながる」(山形・公立病院)と将来的なマイナス面を不安視する。

 逮捕については「不当」とする声が圧倒的に多く、9割を超えたが、「医師の準備不足など複合的な要因があり、何とも言えない」(青森・公立病院)と慎重な見方を示す回答もあった。

[福島県立大野病院の医療事故]2004年12月17日、産婦人科医による帝王切開手術中に女性が死亡。病院の医療事故調査委員会は05年3月、死因を「癒着胎盤の剥離(はくり)による出血性ショック」と認定、事故の要因に(1)癒着胎盤の無理な剥離(2)医師の不足(3)輸血対応の遅れ―を指摘した。福島県は医療ミスを認めて遺族に謝罪、産婦人科医を減給1カ月の処分にした。福島県警は今年2月、産婦人科医を業務上過失致死と医師法違反の疑いで逮捕した。

 ◇大野病院医療事故の主な影響
<診療面>
○ハイリスク症例のたらい回し(岩手・公立病院)
○医師の診療意欲が喪失(宮城・公立病院ほか)
○医師がリスクの高い手術を拒否(秋田・民間病院)
○医療過誤防止のため帝王切開手術が増加(秋田・公立病院)
○帝王切開の手術説明に「死亡もあり得る」などと追加(秋田・公立病院)
○危険が予想される患者はあらかじめ大病院へ搬送(福島・公立病院)
<医師派遣>
○大学による1人体制病院からの医師引き揚げ・応援打ち切り(宮城・公立病院、福島・公立病院ほか)
○医療事故のリスクが大きい1人体制病院から撤退(複数の大学病院)
<産科医志望者の減少>
○産婦人科の研修医が激減(山形・公立病院ほか)
○医師が産科を辞めた(大学病院、宮城・民間病院)
<その他>
○大野病院と同じ体制のため患者が過剰・過敏に反応(福島・公立病院)
○警察への「異状死」の報告件数が増加(秋田・公立病院)

(河北新報) - 5月5日7時4分更新


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