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スーフィズムに関するHP

846チバQ:2015/05/18(月) 23:17:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015051800828
クルド系政党事務所で爆発=2カ所同時、選挙妨害目的か-トルコ
18日、トルコ南部メルシンで、爆発があったクルド系政党事務所で現場を調べる警官(EPA=時事) 【エルサレム時事】トルコ南部の2都市で18日、クルド系政党の国民民主主義党(HDP)の事務所を狙った爆発がほぼ同時に起き、少なくとも6人が負傷した。トルコでは6月7日に総選挙を控え、緊張が高まっている。
 4月にも、首都アンカラにあるHDPの本部が襲撃される事件が起きた。今回の選挙では、HDPが議席獲得条件の得票率10%を超えるかどうかが焦点の一つ。HDPが議席を獲得すれば、エルドアン大統領が目指す改憲に必要な議席数を与党・公正発展党(AKP)が獲得するのは難しくなる可能性がある。
 18日の事件は、南部アダナとメルシンのHDP事務所に届けられた小包と花束がそれぞれ爆発したもようだ。
 ロイター通信によると、HDPは「エルドアン大統領、ダウトオール首相、AKPの党員らの政治責任だ」と主張、選挙活動の妨害を狙った攻撃だと批判した。一方、ダウトオール首相も「この攻撃を強く批判する」と表明している。(2015/05/18-22:04)2015/05/18-22:04

847チバQ:2015/05/18(月) 23:32:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000002-jij_afp-int
IS、イラク最大州の州都ラマディを制圧
AFP=時事 5月18日(月)8時19分配信


イスラム過激派組織「イスラム国」の攻撃を受けたイラク・アンバル州の州都ラマディから避難し、ISに支配されていないルートにある橋を渡る住民ら(2015年5月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」はイラク最大の州、アンバル(Anbar)州の州都ラマディ(Ramadi)を完全制圧したが、一方で世界遺産であるシリア中部の古代都市パルミラ(Palmyra)の奪取はシリア軍によって阻止された。

ラマディとパルミラの戦闘で、戦闘員と民間人合わせて数百人が死亡。イラクとシリアの両国で戦闘から避難している数百万の家族に、さらに数千の家族が加わった。

 ラマディの事実上の陥落は、ISによって昨年6月に奪われた土地を奪還するためにイラク軍が昨年開始したイラク全土での反攻の中で、最悪規模の後退となった。

 IS戦闘員らは自動車による自爆攻撃を繰り返して、すでにラマディの大半を制圧しており、アンバル州の政府庁舎に黒旗を掲げた。

 イラク軍の作戦司令部から撤退したある陸軍中佐はAFPの取材に「ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語の略称)が主要な治安部隊の拠点の全てを完全に支配下に置いた」と語った。

 アンバル州知事の報道官兼補佐官、ムハナド・ハイムール(Muhannad Haimour)氏は「死傷者についてはまだ正確な数は不明だが、少なくとも民間人と兵士合わせて500人がこの2日間に死亡したと思われる」と述べた一方、ラマディが完全に陥落したわけではなく、一部地域では戦闘が続いていると語った。【翻訳編集】 AFPBB News

848チバQ:2015/05/18(月) 23:32:35
http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015051801001053.html
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「イスラム国」が制圧宣言 イラク要衝、米軍にも最大の打撃


 イラク・アンバル州ラマディ
 【バグダッド共同】イラク中西部アンバル州の州都ラマディに進撃していた過激派組織「イスラム国」を名乗るグループが17日、インターネット上に声明を出し、ラマディ全域の制圧を宣言した。AP通信などが報じた。

 一部で戦闘は続いているもようだが、ラマディのイラク軍司令部は制圧され、州知事報道官も17日、戦略上の要衝であるラマディの陥落を確認した。昨年8月から空爆を続ける米軍主導の有志国にとっても最大の打撃となった。

2015/05/18 06:52 【共同通信】

849チバQ:2015/05/20(水) 21:39:27
http://mainichi.jp/select/news/20150519k0000m030041000c.html
イラク:リスク高いシーア派投入 ISラマディ全域制圧に
毎日新聞 2015年05月18日 19時49分

 ◇アバディ政権、奪還急ぐが、難航必至
 【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)は17日、イラク西部アンバル県の県都ラマディの全域をほぼ制圧した。アバディ政権はイスラム教シーア派民兵の投入を決断し、ラマディの奪還を急ぐ構えだ。ただ、アンバル県の多数派・スンニ派部族にはシーア派民兵への敵対心が強い。地元部族が政府側に協力しない展開も予想され、アンバル県奪還は難航必至だ。

 ISは17日、ラマディ西端の政府軍基地を占拠し、インターネット上の声明で「ラマディ制圧」を宣言した。ISがイラクで主要都市を新たに制圧するのは、昨年6月に北部モスルなどに侵攻して以来初めて。政府側は、ラマディでの過去数日間の攻防で約500人が死亡したと推計している。

 ラマディの陥落を受けて、アバディ首相はシーア派民兵組織「人民動員隊」をアンバル県のIS掃討作戦に投入すると決めた。人民動員隊は3月の北部ティクリートの奪還作戦でも主力を担ったが、戦闘後にスンニ派居住地域で略奪や放火を行ったことが発覚。首相はスンニ派の反発を考慮し、アンバル県の掃討作戦は政府軍と警察、スンニ派部族兵が担当するとの方針を打ち出していた。

 しかし、政府側は補給や兵員確保に苦しみ、ISに抵抗しきれなかった。首相が改めて人民動員隊に援軍を要請したことは、政府側のシーア派民兵への依存度の高さを浮き彫りにした。

 シーア派民兵の投入には、スンニ派部族だけでなく、米国からの反発も予想される。シーア派民兵は2006〜07年の内戦期にもスンニ派に対して残虐行為を行った疑惑が多数ある。現地で宗派対立が激化すれば、スンニ派部族を自陣に取り込みたいISの思うつぼになる。また、シーア派民兵は、隣国のシーア派国家イランの強い影響下にあるとされる。イランと緊張関係にある米国が懸念を強める可能性もある。

850チバQ:2015/05/20(水) 21:44:37
http://mainichi.jp/select/news/20150521k0000m030014000c.html
チェチェン共和国:警察署長、17歳少女「2人目の妻」に
毎日新聞 2015年05月20日 18時19分(最終更新 05月20日 18時59分)
 ◇イスラム教の伝統か ロシアの法律か…波紋広がる

【モスクワ杉尾直哉】イスラム教の生活様式が根付くロシア南部チェチェン共和国で、既婚者の47歳の地元警察署長が17歳の少女を「2人目の妻」に迎え、ロシア社会に波紋を広げている。ロシアでは重婚は禁じられているが、チェチェンで独裁体制を敷くカディロフ共和国首長は「伝統に沿った結婚であり、2人の個人的な生活に口を出すのは誤り」と主張している。

 独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」が先月、「警察署長が少女の両親に『娘をよこさねば力ずくで奪う』と脅している」と報じて明らかになった。

 チェチェンを含む北カフカス地方はイスラム教徒が多い。19世紀に帝政ロシアに征服された後も、独自の文化圏を維持してきた。

 カディロフ氏は「少女も両親も結婚に同意している」と反論。今月16日、首都グロズヌイで開かれた結婚式に自ら出席し、2人を祝福した。署長はカディロフ氏に近い人物とされる。現地のイスラム教指導者らはカディロフ氏を支持し、「一夫多妻の正当性」を訴える声が相次いでいる。

 ロシアの連邦下院議員らからは「ロシアでは一夫多妻は認められない」などの批判が出たが、ペスコフ露大統領報道官は「結婚は我々が扱う問題ではない」と述べるにとどめている。カディロフ氏がプーチン大統領を強く支持しており、1990年代に独立紛争に揺れたチェチェンの安定のために欠かせない人物ととらえているためとみられる。

851チバQ:2015/05/21(木) 21:59:01
http://mainichi.jp/select/news/20150522k0000m030098000c.html
IS:「シリア国土の5割を支配」分析も パルミラ制圧
毎日新聞 2015年05月21日 21時14分(最終更新 05月21日 21時39分)
 【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が20日、シリア中部パルミラを制圧し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された古代遺跡にも侵入した。シリア内戦の戦況を調査する在英の民間組織シリア人権観測所は「ISがシリア国土の5割を支配した」と発表。国土西側でアサド政権と反体制派の攻防が激化した隙(すき)を突き、ISは再び勢力拡大を図っている。

 人権観測所や反体制活動家によると、ISは20日、北方からパルミラに侵攻し、刑務所や情報機関施設に続いて市街地の南西約1キロにある古代遺跡にも侵攻した。刑務所に収容されていた過激派メンバーらは脱走した。20日の戦闘で政府軍兵士100人以上が死亡。政府軍は市街地の東方に退避し、空爆などで反撃を試みている。

 ISは古代遺跡を「イスラム教で禁じられた偶像崇拝の象徴」と決めつけ、イラク北部で世界遺産の遺跡を破壊しており、パルミラでも遺跡破壊が懸念される。ISが遺跡を軍事拠点化し、戦闘で損壊される恐れもある。

 パルミラは首都ダマスカスや中部ホムスと幹線道路で結ばれており、戦略的な価値も高い。2012年に内戦が本格化して以降、アサド政権が保持してきたが、政権側は今年3月以降、北西部イドリブや南部ダルアーで反体制派の攻勢への対応に追われている。国土東側を拠点とするISは、敵対勢力同士の衝突が激化したのに乗じて、国土西側への侵攻を図るための拠点を確保した格好だ。

 ISは、イラクでも17日に西部ラマディを制圧するなど攻勢に出ている。

852チバQ:2015/05/21(木) 22:03:12
http://www.sankei.com/world/news/150521/wor1505210048-n1.html
2015.5.21 18:42
【イスラム国】
自爆攻撃30回で心理圧迫…西部の要衝陥落で米軍、モスル奪還は「極めて深刻な状況」 

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 【ワシントン=加納宏幸】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」によるイラク西部アンバール県の要衝ラマディ制圧を受け、米国務省高官は20日、掃討作戦の重点をこれまでの北部モスルの奪還からラマディ奪還に移していることを明らかにした。ラマディの戦況が「極めて深刻な状況にある」とし、奪還までには時間がかかるとの認識も示した。

 オバマ米大統領は19日、国家安全保障会議(NSC)を開き、ラマディ情勢を中心に対応を協議していた。高官は「米政府はアンバール県に焦点を合わせており、モスル奪還は準備が整ってからとなる」と述べ、当面はラマディなどを重視することを認めた。

 これに関連し、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は20日、米政府当局者の話として、イラク側の準備が整っていないことから、モスル奪還作戦は早くても今秋にずれ込むとの見通しを伝えた。

 国務省高官によると、イスラム国がラマディを制圧する際、車両による自爆攻撃が約30件に及び、うち10件はトラックを使った大規模なものだった。イラク治安部隊の指導者も何人かが死亡し、部隊に心理的な衝撃を与えたという。

 高官は「イラク側と反撃のあり方を検討することにしているが、しばらく時間がかかる」とした。イスラム国側がラマディの周囲に築こうとしている防御線を破るには、空爆地点に誘導するイラク側要員が必要だからだという。

853チバQ:2015/05/21(木) 22:14:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015052100560
「イスラム国」パルミラ遺跡に=世界遺産、危機的状況-シリア全土の半分以上勢力圏



シリア中部の遺跡都市パルミラ=2014年3月(AFP=時事)
 【カイロ時事】在英のシリア人権監視団などによると、過激派組織「イスラム国」は21日、シリア中部パルミラの全域を支配下に置き、世界遺産のパルミラ遺跡のある南西部に入った。同組織のものとみられる声明がインターネット上に掲載され、制圧を宣言した。遺跡については現時点で破壊されたとの情報はないが、危機的な状況に置かれている。

 パルミラ陥落は、2011年にシリア内戦が激化して以降、同組織がアサド政権の軍部隊との交戦に勝利して都市を奪取した初めてのケース。これにより、同組織の勢力圏がシリア全土の半分以上に及んだことになる。
 シリアで「イスラム国」に対する空爆作戦を展開する米軍主導の有志連合は、アサド政権の正統性を認めておらず、共闘関係にはない。同政権は後ろ盾のイランなどから追加の支援を得られなければ、さらに支配地域を失う可能性もある。
 パルミラには古代ローマ時代の大規模な神殿跡などが数多く残り、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されている。同組織はこれまで、イラクで制圧した遺跡などを破壊し、その映像を公開している。(2015/05/21-19:18)

854とはずがたり:2015/05/22(金) 19:55:48

焦点:金庫番失ったイスラム国、米軍の急襲で学んだ「教訓」
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0O50JL20150520?sp=true
2015年 05月 20日 16:01 JST

[ベイルート 19日 ロイター] - 米軍特殊部隊の不意打ちを食らい、アブ・サヤフ幹部を失った過激派組織「イスラム国」。同幹部は組織の資金管理や外国人人質の取り扱いに関与していた重要人物だったとみられている。同組織は、米軍のこの作戦からある「教訓」を学んだようだ。

イスラム国の関係筋によれば、米軍特殊部隊がシリア東部で16日に行った急襲作戦で、サヤフ幹部のほかに重要人物ら2人も殺害された。作戦の背後には米軍に情報を流していたスパイの存在が浮上。イスラム国はその特定を急ぐとともに、スパイが組織に入り込まないよう戦闘員の採用手続き強化と、こうした攻撃に対抗するための専門部隊の創設を検討しているという。

シリア国内の匿名のイスラム国戦闘員は、インターネットを通じたロイターの取材に「これは、われわれにとって教訓となった。誰であろうと、敵を過小評価してはいけないという教訓だ」と語った。

関係筋の話では、米軍の急襲で殺害された他の2人のうち、1人は石油取引を指揮していたアブ・タイム幹部、もう1人は組織の通信事業を担当していたアブ・マリアム容疑者だという。

ある戦闘員は「組織内部の誰かが彼ら(米軍)の手助けをした。彼らは(サヤフ幹部の)居場所を知っていた。戦闘に人員を割くため、警護が手薄になっていたことも分かっていた」と語った。

<採用手続き強化>

また別の戦闘員は「(イスラム)国は今、新たな手段を取ろうとしている。その1つが、戦闘員を採用する際の手続き強化だ。誰であろうと調査を受け、推薦制となるだろう」と話した。

イスラム国は今月14日、指導者であるバグダディ容疑者のものとする音声メッセージを公開し、世界のイスラム教徒に対し、シリアやイラクでの戦闘参加や自国での武装蜂起を呼びかけた。多くの外国人戦闘員が同組織に参加しているが、新しい措置でこうした外国人戦闘員の流入が鈍化するかは不明だ。

サヤフ幹部の死が、イスラム国の戦闘や組織構造に直接的な影響を及ぼした兆しは見られなかった。

米軍特殊部隊の急襲作戦から間もなくして、イスラム国はイラクの主要都市ラマディを制圧。イラク政府と同国を支援する西側諸国に大きな打撃を与えた。シリアでは、遺跡のある中部パルミラで攻勢を強めた。

イスラム国の関係筋は、同組織が指導的人物の死を容易に受け入れられるようになっていると語る。

中東出身のある戦闘員は「殉教者になるためにここにいる。われわれのカリフ(預言者ムハンマドの後継者)が殉教者になったとしても、イスラム国は崩壊しないだろう」と話した。

<自尊心に傷>

ロイターがシリア国内で接触したイスラム国の戦闘員たちは当初、米軍による急襲が起きたことに動揺していたようだった。

特にシリアでイスラム国は、外国のスパイ侵入の阻止に自信を見せていた。スパイと疑われる人物を捕まえた場合はしばしば公開処刑を行い、その様子を撮影したビデオを見せしめとしてインターネットで流している。また、メディアとの接触も管理され、ほとんどなかった。

戦闘員たちはこのような制限によって、組織が目立たず効果的に活動でき、奇襲をかけて敵を定期的に捕まえることが可能なのだと考えている。

当時、シリアのラッカにいたという戦闘員は、昨年夏に米国の人質救出作戦が失敗したのは、その情報を事前に入手しており、場所をひそかに移していたからだと話した。一方、今回の急襲作戦が成功したのは、スパイがいたからだと指摘。「すぐに見つかって罰せられるだろう。われわれはジハードの道を歩み続ける」と語った。

(Mariam Karouny記者、翻訳:伊藤典子、編集:宮井伸明)

855chibaQ@HK:2015/05/24(日) 22:11:09
http://mainichi.jp/select/news/20150525k0000m030090000c.html
トルコ:大統領制巡り攻防 6月に総選挙
毎日新聞 2015年05月24日 21時13分

 【イスタンブールで大治朋子】トルコで6月7日に国会(定数550)総選挙が実施される。エルドアン大統領の支持基盤である与党・公正発展党(AKP)は、大統領制移行に向けた憲法改正を問う国民投票の実施に必要な330議席以上の獲得を狙う。だが、移行に批判的な少数民族クルド系政党も支持を伸ばしており、実施できるか情勢は混沌(こんとん)としている。

イスタンブール・エセンユルト区のAKP地区本部。幹部のムラト・アイドン氏(30)は「発展途上のトルコには、より安定的な政権運営が必要だ。大統領制への移行が望ましい」と、改憲の必要性を訴えた。

 トルコは議院内閣制で、大統領は象徴的な存在とされてきた。だが、2013年春に当時のエルドアン首相率いるAKPが「行政権は大統領に帰属する」とする改憲案を作成。エルドアン氏も昨年8月、大統領に当選すると政治的権限を掌握する実権型大統領制の導入を声高に訴え始めた。

 米シンクタンク・ブルッキングス研究所は「『抑制と均衡』の乏しい権力集中型」への移行を目指していると指摘している。

 改憲には国会議員の3分の2(367人)以上の賛成が必要だが、最近の世論調査では、AKPは伸び悩んでいる。ただ、5分の3(330人)以上の支持があれば改憲案を国民投票に付すことが可能で、AKPはこの数字を当面の目標ラインに掲げている。

 エセンユルト区で暮らす元公務員のクルド人、ファーザル・カマさん(60)は「AKPは道路や住宅を造ってくれた。トルコをつかさどる国父は一人の方がいい。大統領制に賛成だ」と話した。

 一方、クルド系政党「国民民主主義党」(HDP)の選挙運動を手伝うクルド人女性、エミネ・グルバンさん(40)は「これまでAKPの利益誘導にだまされてきた。クルド人の政党を国会に作る必要がある」と語気を強めた。

 HDPは12年10月に結成されたクルド系中心の左派政党。昨年ごろから若手のデミルタシュ党首(42)が人気を集め、最近の一部世論調査では国会での議席確保に必要な全国得票率10%を超える支持率を獲得。政党として初めて55〜70議席を確保するとの予想もある。

 HDPの同地区選挙本部代表、マフムード・チャカン氏(44)は「大統領制になると権力集中が進み、少数派はさらに無視されるだろう。多様な価値観が反映される社会にすべきだ」と訴えた。

 最大野党、共和人民党(CHP)の同地区代表、アリ・ギョクメン氏(36)は「改憲の狙いはエルドアン氏による独裁政治だ。与党はこれまでも軍や司法の力を弱体化させ、今度は議会を骨抜きにするつもりだ。13年の長期単独政権で腐敗しきっている」と批判した。


【ことば】トルコ総選挙

 トルコの選挙法では、全国での得票率が10%を超えない政党は議席を得られず、その獲得票は他の主要政党に比例配分される。今回クルド系政党が躍進して10%を超えた場合、AKPはその分議席を減らすとみられている。

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856とはずがたり:2015/05/25(月) 17:50:32
<米国防長官>「イラク軍、戦意ない」…ラマディ陥落で批判
毎日新聞社 2015年5月25日 12時10分 (2015年5月25日 13時18分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20150525/Mainichi_20150525k0000e030230000c.html

 【ワシントン西田進一郎】カーター米国防長官は24日放送の米CNNのインタビューで、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)にイラク西部アンバル県の県都ラマディを制圧されたことについて、「イラク軍が戦意を見せなかった」と語り、敗因はイラク軍の姿勢にあると批判した。カーター氏は「ISに勝利し、領域を確保するのはイラク部隊の役割だ」と奮起を強く求めた。

 カーター氏は、ラマディのイラク軍について「数の面で相手よりはるかに勝っていたが、戦わずに撤退した」と指摘した。さらに、「我々は訓練を施し、装備を与え、支援することはできても、戦う意思を引き出すことはできない」と、士気の低さへの懸念を示した。

 対IS戦で、米軍は有志国連合とともに空爆を行い、イラク部隊が地上戦を担ってきた。ラマディ陥落を受け、米国内ではイラク軍を訓練するために派遣している約3000人の米地上部隊の増加や、前線近くへの配置を含めた役割見直しを求める声が出ている。

 カーター氏は「イラク軍支援の中身を変える必要があれば、(大統領に)勧告する」と話し、見直しがすぐに必要とは判断していないことを示した。

857チバQ:2015/05/25(月) 21:14:26
http://www.afpbb.com/articles/-/3049762
イスラエル前首相、汚職で禁錮8月の判決
2015年05月25日 16:45 発信地:エルサレム/中東・アフリカ
【5月25日 AFP】中東エルサレム(Jerusalem)の裁判所は25日、米国人実業家から現金入り封筒を受け取ったとされる汚職事件をめぐり3月に有罪判決を受けていたイスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)前首相(69)に対し、禁錮8月の量刑を言い渡した。イスラエルのメディアが報じた。

 2006年から09年まで首相を務めたオルメルト氏側の弁護士は、ただちに上訴の意向を発表した。

 オルメルト前首相は2012年、同事件をめぐる裁判で、背任罪で罰金1万9000ドル(約230万円)と執行猶予付きの禁錮刑を受けていた一方、不正行為と汚職の罪では無罪とされていた。しかし前首相の別の汚職事件での公判で新たな証拠が公になったことから、検察側が再審を請求していた。

 オルメルト前首相はまた、別の収賄事件の裁判で6年の実刑判決を受け、最高裁に上訴している。(c)AFP

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/7961

858チバQ:2015/05/25(月) 21:16:05
http://www.afpbb.com/articles/-/3049557
IS、シリア最後のイラク国境検問所を掌握 「カリフ国」支配拡大
2015年05月22日 20:33 発信地:ダマスカス/シリア
【5月22日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は21日、シリア政府の統治下にあった最後の対イラク国境検問所を制圧した。ISは今週、シリア中部の古代都市パルミラ(Palmyra)やイラク・アンバル(Anbar)州の州都ラマディ(Ramadi)を相次いで掌握。シリア国土のおよそ半分を支配下に置き、両国をまたいで一方的に樹立を宣言した「カリフ制国家」をさらに強固なものとした。

 ISは、シリア・ダマスカス(Damascus)とイラク・バグダッド(Baghdad)の両首都を結ぶ高速道路が通るアルタナフ(Al-Tanaf)・アルワリド(Al-Walid)間の国境検問所を制圧。これによりシリア・イラク国境の検問所は、北部でクルド人が掌握している短い区間を除いて、すべてISの掌握下となった。

 ISはインターネット上で、古代都市パルミラの完全制圧を宣言、市内の軍空港や刑務所に立ち入るイスラム国の戦闘員らの姿を捉えた動画や写真を投稿した。ISはこれまでにイラクで遺跡の破壊行為を繰り返しており、世界遺産に登録されているパルミラの遺跡も同じ運命をたどる恐れが高まっている。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、一連のISによる攻勢について、米国が主導する有志国連合による対IS作戦が戦術的「後退」を喫したことを認めた一方で、連合軍がISに「負けている」わけではないと強調した。

 だがフランスのシリア専門家、ファブリス・バランシュ(Fabrice Balanche)氏は「ISは今や、交通上最も重要なシリア中部を支配した」と述べ、首都ダマスカスや中部ホムス(Homs)に攻勢をかけられるようになったと指摘。「パルミラを制圧したことでダマスカスとホムスへの進路が開かれた」と語った。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3049696
IS、パルミラとその周辺で217人を「処刑」 子どもや女性も
2015年05月25日 09:27 発信地:ベイルート/レバノン
【5月25日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が、シリア中部の古代都市パルミラ(Palmyra)とその周辺で24日までの9日間に子どもや女性を含めて少なくとも217人を「処刑」したと、英国に拠点を置く非政府組織(NGO)シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)が24日、明らかにした。

 同団体のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表はAFPに対し、ホムス(Homs)県東部のパルミラや近郊のスフナフ(Sukhnah)やアミリヤ(Amiriyeh)などで民間人67が殺害されたことを確認したと語った。このうち14人は子ども、12人が女性だという。

 ラフマン氏によると、さらにISは政府軍兵士や政権側民兵、「政権への情報提供者」とみなした150人以上を「処刑」した。ほとんどの「処刑」は銃殺によるものだが、刺殺や斬首なども行われたという。

 シリア人権監視団の発表に先立ち、シリアの国営メディアはISがパルミラで女性や子どもを中心に民間人約400人を「虐殺」したと伝えていた。(c)AFP

859チバQ:2015/05/25(月) 21:16:55
http://www.afpbb.com/articles/-/3049729
シリア政権、「事実上の国家分裂を容認も」
2015年05月25日 13:35 発信地:ベイルート/レバノン
【5月25日 AFP】数年に及ぶ内戦で弱体化したシリア政府は、戦略的に重要な地域を守る一方で、反体制派やイスラム武装組織が国土の大部分を支配下に置くことを許しており、事実上の国の分裂を受け入れる準備ができているようだと、専門家や外交官らは話している。

 こうした戦略は、シリア政府軍が先週、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が侵攻したシリア中部の古代都市パルミラ(Palmyra)から撤退したことからも明らかだ。

 シリア政権に近い国内紙アルワタン(Al-Watan)のディレクター、ワッダーフ・アブデド・ラボ(Waddah Abded Rabbo)氏は、ISがシリアとイラクにまたがる「カリフ制国家」の樹立を一方的に宣言したことや、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系組織「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」がシリア北部で独自の「首長国」の建国を計画していることに言及し、「世界は、テロリストが創設する2つの国家に対する利害関係を考えるべきだ」と語る。

 英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、シリアのバッシャール・アサド(President Bashar al-Assad)大統領に対する穏健なデモから始まった2011年3月の民衆蜂起以降、シリア政府は国土の4分の3以上を失っている。

 ただ、フランスの地理学者でシリア専門家のファブリス・バランシュ(Fabrice Balanche)氏によると、政権側の支配下にある領土の住民は、全人口の50〜60%に当たる。一方、ISの支配地域には全人口の10〜15%が、アルヌスラ戦線など反体制派組織の支配地域には20〜25%が、クルド人勢力の支配地域には5〜10%が、それぞれ暮らしているという。

■「シリア分断は避けられない」

 匿名を条件に取材に応じた政権に近いシリア人政治家は、「シリアの分断は避けられない。政権側は、沿岸地域、ハマ(Hama)とホムス(Homs)の中部2都市、そして首都ダマスカス(Damascus)を支配下に置きたがっている」「当局にとってのレッドライン(越えてはならない一線)は、ダマスカスと(レバノンの首都)ベイルート(Beirut)を結ぶ幹線道路や、ダマスカスとホムスを結ぶ幹線道路、それにラタキア(Latakia)やタルトス(Tartus)といった都市が位置する沿岸地域だ」と語った。

 ダマスカスを頻繁に訪問するある外交官は、シリア当局が現在の国内情勢に「もちろん懸念を抱いている」ものの、政権側の主要同盟国であるロシアやイランがシリア政権の崩壊を許さないことを確信していると指摘した。

 また一部観測筋は、政権側の守りの姿勢は、少ない領土を保ちその安全を確保する戦略を支持するイランによる提案だったとの見解を示している。(c)AFP/Sammy Ketz

860チバQ:2015/05/25(月) 21:39:56
http://www.sankei.com/world/news/150524/wor1505240022-n1.html
2015.5.24 12:18
【イスラム国】
シーア派狙ったテロで犯行声明 サウジでは初 宗派対立扇動、王室揺さぶりが狙いか

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22日、自爆テロが起きたサウジアラビア東部州カティフにあるイスラム教シーア派のモスク(ロイター)
 【カイロ=大内清】サウジアラビアの東部州カティフにあるイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)で22日、自爆テロがあり、スンニ派の過激組織「イスラム国」が同日、インターネット上に犯行声明を出した。テロの死者は21人、負傷者は80人超に達した。サウジ国内のテロでイスラム国の犯行声明が確認されたのは初めて。異端視するシーア派を攻撃すると同時にサウジの宗派対立をあおり、敵対するサウジ王室を揺さぶる狙いがあるとみられる。

 声明は、「アブーアーメル・ナジディ」と呼ばれる男がテロを実行したと称賛し、シーア派を「アラビア半島から駆逐する」まで攻撃を続けると宣言した。

 イスラム国をはじめとするスンニ派過激勢力は、信仰体系が異なるシーア派を異端とみなしている。

 またイスラム国は、カリフ(預言者ムハンマドの後継者)によって統治される政教一致国家を掲げ、他のあらゆる政治体制を否定。君主制のサウジに対しては、米国に追随することで、サウジにあるイスラムの二大聖地(メッカ、メディナ)を汚していると繰り返し非難してきた。

 これに対し、イスラム国の活動地域であるイラクと隣接するサウジは、米国主導の対イスラム国軍事作戦に参加。イラク国境沿いに過激派の侵入を防ぐフェンスを設置するなどして、イスラム国の脅威に対抗してきた。

 サウジからの報道によると、テロ実行犯は金曜日の集団礼拝が行われていたモスク内で自爆。シーア派が多い東部州では昨年11月にも、イスラム国との関係が取り沙汰される過激派の襲撃で7人が殺害される事件が起きている。

 一方、レバノンのシーア派組織ヒズボラは22日、今回のテロ事件の発生を防げなかったサウジ当局にも責任があると批判した。

 スンニ派でも特に厳格なワッハーブ派を国教とするサウジでは、シーア派は差別的待遇を受けているとされ、政府への不満も強い。事件を機にシーア派住民の間にくすぶるスンニ派への敵意が強まり、宗派対立が深刻化する恐れもある。

861とはずがたり:2015/05/26(火) 09:06:39

「戦う意志欠如」発言撤回=イラク軍の勇気評価―米副大統領
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/164/003eba6ad2211dae0643bc36bac1e69b.html
(時事通信) 06:06

 【ワシントン時事】バイデン米副大統領は25日、イラクのアバディ首相に電話し、同国アンバル州ラマディをめぐる過激派組織「イスラム国」との攻防戦でイラク軍の「大きな犠牲と勇気」を評価した。カーター国防長官が24日、ラマディ陥落でイラク軍の「戦う意志が欠如していた」と発言したことを事実上撤回した。ホワイトハウスが明らかにした。

 副大統領は、過激派組織と戦うイラク政府への米国の支援を再確認し、イラク軍部隊がイスラム教シーア派民兵などの協力を得て奪還作戦に着手していることを称賛した。過激派組織の自爆攻撃に対処するための訓練や装備の供与も約束した。

 英BBCテレビによると、アバディ首相はカーター長官の発言について「彼には誤った情報が与えられている。ラマディは数日内で奪還する」と反発していた。

862とはずがたり:2015/05/26(火) 09:07:11
「イスラム国」がタリバンと交戦=27人死亡、勢力争いか―アフガン
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/1049/63335662d0494b56c99acbe648222b61.html
(時事通信) 05:53

 【ニューデリー時事】スペインのEFE通信は25日、イランとの国境に近いアフガニスタン西部ファラー州で24日に過激派組織「イスラム国」が反政府勢力タリバンと交戦し、双方の戦闘員少なくとも27人が死亡したと報じた。

 「イスラム国」は中東からアフガンやパキスタンに勢力を伸ばし、勧誘活動を展開。アフガンに根差すタリバンとの勢力争いが顕在化しつつある。アフガン軍関係者が同通信に語ったところによると、戦闘で「イスラム国」の15人とタリバンの12人が死亡。タリバンは外国人女性4人を含む「イスラム国」の戦闘員12人を捕虜にした。

 「イスラム国」は1月、アフガンやパキスタン、イラン北東部にまたがる地域を「ホラサン州」と名付け、新たな「領土」にすると宣言していた。

863とはずがたり:2015/05/26(火) 09:38:33
イランとトルコ、IS打倒で一致 両首脳が会談
http://www.asahi.com/articles/ASH477D2JH47UHBI02G.html
イスタンブール=春日芳晃
2015年4月8日01時00分

 トルコのエルドアン大統領は7日、イランの首都テヘランを訪問し、ロハニ大統領と会談した。トルコはイランから天然ガスを輸入するなど経済的な結びつきが強い一方、両国はシリア内戦とイエメン情勢をめぐり立場を違えて対立するが、両首脳は中東安定のため、協力関係を深めることを確認した。

 会談後に共同会見で、エルドアン氏はイラクやシリアで勢力を広げる過激派組織「イスラム国」(IS)に言及し、「我々は協力して(ISを)止めなければならない」と強調。ロハニ氏もイエメンの戦闘終結とIS打倒で両国が一致したことを明らかにした。

 シリア内戦をめぐっては、イランがアサド政権を、トルコが反体制派を支援して対立している。

864チバQ:2015/05/26(火) 21:02:05
http://www.sankei.com/world/news/150526/wor1505260040-n1.html
2015.5.26 20:12
【イスラム国】
アフガンでタリバンと衝突、28人死亡 「新領土」宣言、くら替え「忠誠」も

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 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタン西部ファラー州の報道官が26日明らかにしたところによると、州内で24日夕から25日昼にかけて、イスラム原理主義勢力タリバンとイスラム教スンニ派武装組織「イスラム国」の戦闘があり、28人が死亡、17人が負傷した。タリバンは外国人4人を含むイスラム国の構成員15人を拘束した。

 別の当局者によれば、イスラム国は約半年前から活動を始めていた。アフガン人指導者は逃亡した。州内では3週間前にも双方の銃撃戦があったが、犠牲者は出ていなかった。同州とパキスタンのアフガン国境に近い部族地域に、数百人のイスラム国構成員が潜伏しているという。

 部族地域に隣接する東部ナンガルハル州の当局者によれば、同州でもこれまでに双方の戦いで死傷者が出た。昨年には東部ロガール州でも戦闘が起きた。イスラム国は1月、アフガンを「ホラサン州」として新たに領土とすると宣言し、構成員の募集をしていることが明らかになっている。

 AP通信によると、駐留国際部隊のキャンベル司令官は23日、タリバンがアフガン政府を倒せないことに不満を持った者が、「イスラム国から資金を得て忠誠を誓っている」と推測し、懸念を示した。

 政治評論家、モハンマド・ハッサン・ハキヤー氏は「(イスラム教の教義に厳格な)ワッハーブ主義をタリバンが嫌っていることが(戦闘の)原因だろう」と話している。

865チバQ:2015/05/26(火) 22:09:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150526-00000035-jij_afp-int
【AFP記者コラム】「10分以内に家を出ろ! 」命がけのイエメン紛争取材
AFP=時事 5月26日(火)16時19分配信
【AFP=時事】世界の最貧国の一つが流血の内戦に陥っている。イランが支援するイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力フーシ派(Huthis)と、それに対する大統領派の民兵組織、そこへ国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の「アラビア半島のアルカイダ(Al-Qaeda in the Arabian Peninsula、AQAP)」とスンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の両方が加わり、さらにサウジアラビア主導のスンニ派連合軍が入り乱れる。

イエメン紛争で1850人死亡、50万人超が避難 国連

 激化するイエメンの紛争は複雑かつ混迷を極めている。そして現地を取材するジャーナリストたちは常に危険と隣り合わせだ。

 3月31日の夕方、南部の都市アデン(Aden)に駐在する29歳のAFP特派員ファワズ・ハイダリ(Fawaz al-Haidari)は、アブドラボ・マンスール・ハディ(Abd-Rabbo Mansur Hadi)暫定大統領派の民兵組織のリーダーから内密に警告を受けた。「10分後にあなたの家は爆撃される」

 情報は正確だったことが証明された。フーシ派に先日制圧されたばかりのアデンの入り口にあるダール・サード(Dar Saad)地区は、ファワズが避難すると同時にサウジアラビア軍の空爆に遭った。着の身着のまま家を出たファワズは、妻と父親と一緒にアデンの北の郊外、バサティーン(Basateen)に住む友人宅へ身を寄せた。そこも安全ではなかった。一晩中、銃撃戦は続いた。戦闘員たちの多くはチャットという麻薬の葉をかみ、興奮状態だった。翌朝、ファワズは自宅へ戻り、わずかな持ち物を手にすると親類たちと一緒にアデンを離れ、その北にある都市タイズ(Taez)へと逃れた。

 その混乱の中でも、ファワズは24時間休むことなく、イエメン南部から私たちに信頼できる情報を送り続けてくれた。戦闘勃発以来、多くの民間人犠牲者を出してきたアデンにいる軍の将校や幹部、医師、活動家や、他の地域にもいる情報源のおかげで、4月2日にAQAPが南部沿岸の都市ムカラ(Mukalla)を攻撃し、その混乱に乗じて自分たちの指導者を含む300人以上の囚人を刑務所から解放した事件を、ファワズはどこよりも早く報じることができた。2010年からAFPの特派員であるファワズは、AQAPについて熟知している。

 ファワズの同僚である映像記者のナビル・ハッサン(Nabil Hassan)とカメラマンのサレハ・オベイディ(Saleh Al-Obeidi)は今もアデンにとどまり、命を危険にさらしながら日夜、イエメン第2の都市の窮状について報告を送り続けている。彼らが撮った映像や写真は世界中で使われている。

 首都サヌア(Sanaa)には、特派員のジャマル・ジャビリ(Jamal Al-Jabiri)がいる。サヌアでは、イエメンの広範囲を制圧したフーシ派の拠点を標的とし、サウジアラビア軍主導の空爆が始まった。それから10日目の4月6日、空爆開始以来、最も静かだった夜の翌朝、彼は安堵(あんど)した住民の様子を報じた。サヌア一帯は空爆に身をすくめている。しかし、ジャマルは毎日街へ出て紛争の悲惨さを伝えている。彼の取材は、人間的な視点という重要な要素を我々の報道に与えている。

 35歳のジャマルは、2009年からAFPの仕事をしている。3月20日にサヌアのモスク2か所が自爆攻撃を受け、142人が死亡、351人が負傷したとき、彼は現場にいた。この攻撃については、ISが犯行声明を出している。

 アラビア半島を担当するAFPのドバイ支局から見ると、ジャマルはまるで寝ていないかのようだ。夜遅くに記事が投げ込まれ、翌朝にわれわれが出勤する前にはまた、イエメン北部の前夜の情勢をくまなくたどった多くのメールが届いている。

866チバQ:2015/05/26(火) 22:09:50
■一夜で入れ替わる味方と敵

 このひどく複雑な紛争を世界に報じることが、ドバイ支局の仕事だ。部族や民族、宗派が入り交じり、味方と敵が一夜で入れ替わるような国で、それは容易ではない。現在、フーシ派と同盟しているアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)前大統領はかつて、イエメンを統治することを「ヘビの頭上で踊るようなこと」だとたとえた。

 人口2400万人のイエメンは、2011年にアラブの春でサレハ前大統領が退陣に追い込まれてから、混乱へと向かっていった。社会主義国だった旧南イエメンで要職にあったアブドラボ・マンスール・ハディ氏が暫定大統領の座に就いたが、フーシ派やAQAPが台頭し、時にスンニ派の部族たちと連携して暫定政権を脅かすようになった上、影響力を拡大し、互いに争うようになった。

 フーシ派は今年1月、大統領府を制圧し、イエメン北部から中部にかけての広大な領域を掌握した。ハディ暫定大統領は南部のアデンに逃れたが、3月25日にサウジアラビアへ国外脱出。その翌日、サウジアラビアを中心に同盟する9か国が、フーシ派の掃討とその背後にいるイランの影響力排除を目的に、フーシ派の進撃を阻止する空爆、「決意の嵐作戦(Operation Decisive Storm)」を開始した。

 こうした中、拉致のリスクなどで以前から危険とされていたイエメンへの入国は、国家の崩壊と紛争勃発で不可能に近くなった。空港も港湾も閉鎖され、ビザも発行されなくなった。

 イエメン駐在のベテランAFP特派員、ハムード・ムナサール(Hammoud Mounassar)も、3月24日に国外への脱出を余儀なくされた。そのため、私たちの報道はストリンガー(現地協力者)たちのネットワークに頼っている。彼らは常に危険にさらされながら、素晴らしい働きをしてくれている。

 AFPが2010年からサヌアで契約している39歳のフリーランス・カメラマン、モハメド・ウワイス(Mohammed Huwais)の写真は米誌タイム(Time)の表紙を飾り、厳しい状況下での彼の苦労が報われたといえる。戦闘開始以来、モハメドは自分が持つフリーランスのネットワークを駆使している。またビデオ取材ではイエメンのストリンガー、ハニ・アリ(Hani Ali)からの取材依頼を、エジプト・カイロ(Cairo)を拠点とするサミ・アンジ(Sami Al-Ansi)が受けている。

 昨年9月から首都を支配下に置いているフーシ派は最近、メディアへの敵意をあらわにしている。それまで記者たちは比較的自由に仕事ができていたが、この数か月は脅迫されることもあり、フーシ派が大統領府を制圧したときにも近づけなかった。

 援助団体などはイエメンの人道危機を警告している。特に80万人が暮らすアデンはフーシ派の攻撃と、アラブ連合軍の空爆という二つの猛攻にさらされている。

 ジャーナリストにとって、イエメンの内戦状態は多くの意味で、シリアの状況を彷彿とさせるものになってきている。暴力が激化し、敵味方が複雑さを増し、外国人記者は誘拐されたり殺害されたりするリスクを冒さずに足を踏み入れることができない。イエメンの現地取材は今、地元の記者たちの勇気と技量に圧倒的に頼っている。【翻訳編集】 AFPBB News



この記事はアラブ半島7か国を担当するAFPドバイ支局のルネ・スラマ支局長が書いたコラムを翻訳したものです。

867とはずがたり:2015/05/28(木) 16:53:50

イラク、ラマディ奪還へシーア派民兵投入 イスラム国に反撃
2015年 05月 19日 11:55 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0O407520150519

[バグダッド 18日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」が週末、イラク中西部の要衝ラマディ(アンバル州の州都)を制圧したことを受け、数千人規模と見られるイスラム教シーア派民兵が18日、ラマディ奪還に向けた進撃作戦を開始した。

現地の目撃者や軍幹部の話によると、イスラム国への攻撃に向け、3000人のシーア派民兵がラマディに近い軍事基地に集結している。

イスラム国によるラマディ制圧は、イラク政府軍にとってここ1年間で最も大きな敗北となった。危機感を強めたアバディ首相は奪還に向けてシーア派民兵の投入を決定したが、スンニ派住民が多いラマディの奪還にシーア派民兵を送り込むことは、宗派対立をあおる恐れもある。

868チバQ:2015/05/31(日) 12:12:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015053000225
大統領制移行狙う与党苦戦=総選挙まで1週間-トルコ



トルコ・イスタンブールで支持者に手を振るエルドアン大統領=29日(EPA=時事)
 【エルサレム時事】6月7日のトルコ総選挙(国会定数550)まで1週間。2002年以来単独政権を維持する与党・公正発展党(AKP)は、エルドアン大統領が唱える「実権型大統領制」導入のための憲法改正に必要な330議席以上の獲得を狙う。しかし、初の過半数割れの予想も出るほどAKPは苦戦しており、巻き返しに必死だ。
 「もしトルコに大統領制があったなら、今よりも発展していただろう」。今月25日、首都アンカラで行われたシンクタンクの会合でエルドアン氏は熱弁を振るった。昨夏、同国で初めて国民の直接投票で大統領に選ばれ、首相から転身したエルドアン氏は、現行の議院内閣制から実権型大統領制への移行を訴える。(2015/05/30-15:47)

869チバQ:2015/05/31(日) 21:07:40
http://www.47news.jp/47topics/e/265753.php
【トルコ総選挙まで1週間】クルド政党が台風の目 大統領与党過半数割れも 

トルコ中部コンヤで開かれた国民民主主義党(HDP)の集会で笑顔を見せるデミルタシュ共同党首(中央)=27日(共同)
 6月7日に投開票されるトルコ総選挙まで31日で1週間。少数民族クルド人中心の左派政党、国民民主主義党(HDP)が長期単独政権を維持する与党、公正発展党(AKP)を過半数割れに追い込む「台風の目」になるのではないかとの観測が飛び交っている。結果は強権的なエルドアン大統領の政治的命運を左右しかねず、選挙戦は緊張感を増している。
 「政権は毒されている。ブレーキをかけるときだ。国民はエルドアンを王様にするためにAKPに投票したのではない」
 HDPのデミルタシュ共同党首(42)はAKPの牙城、中部コンヤの広場で開かれた党集会で声を張り上げた。保守的な土地柄でイスラム色が強いAKPの地盤だが、広場は約2万人のHDP支持者の熱気で包まれた。
 HDPは今回、初めて単独政党として選挙戦に臨んだ。総選挙には「阻止条項」と呼ばれる規定があり、政党が議席を獲得するには全国平均の得票率が10%を超えることが第一条件だ。
 クルド政党の得票率は従来6〜7%といわれ、10%のハードルは高い。10%を超えれば約60議席への躍進が見込まれるが、超えなければ全員が落選、議席はほぼすべてAKPに流れる見通しだ。
 「今回の選挙にはかつてない希望がある」。南東部ディヤルバクルでクルド人女性のディルフィキャル・ドーエルさん(42)は声を弾ませた。
 クルド人はトルコ、シリア、イラク、イランにまたがる山岳地帯に暮らす少数民族。トルコでは南東部に多く、歴代政権から「存在を無視されてきた」(HDPの候補者)。開発から取り残され、分離独立を目指す激しい武装闘争を繰り広げた時代もある。
 2002年に政権の座に就いたAKPは融和政策を進めてクルド人からも支持を得ていたが、シリア内戦の対応をめぐってエルドアン氏が「シリアのクルド人を見捨てた」との失望感がクルド人社会で広がり、AKP離れが進む。
 HDPは民族主義政党の流れをくむが、クルド色を薄め、女性の社会進出や少数派全般の権利拡大を訴える。デミルタシュ氏は昨年8月の大統領選でも健闘し、リベラル層に浸透してきた。
 世論調査でHDPの得票率は9〜11%台を推移。野党の共和人民党(CHP)、民族主義者行動党(MHP)には及ばない見通しだが、ネットメディアではAKPが過半数割れするとの予測も。今回の総選挙は「トルコの転換点」(クルド人ジャーナリスト)になるとの見方も出ている。
 (コンヤ共同=橋本新治)
2015/05/31 13:01

870とはずがたり:2015/06/02(火) 10:08:47

シリア:反体制派が巻き返し ISに「漁夫の利」も
http://mainichi.jp/select/news/20150511k0000m030041000c.html
毎日新聞 2015年05月10日 19時58分(最終更新 05月11日 01時41分)

http://tohazugatali.we b.fc2.com/int_poli/002.jpg

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアで、反体制派が国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」と連携し、北西部イドリブ県や南部ダルアー県でアサド政権への攻勢を強めている。政権優位の戦況を覆したいサウジアラビアやトルコが、反体制派のてこ入れを図ったとの見方が強い。一方、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)にとっては、「漁夫の利」を得やすい状況になっている。

 「戦争には勝利もあれば敗北もある。必要な時は撤退することもある」。シリアのアサド大統領は今月6日、内戦で死亡した政府軍兵士の遺族らと面会し、こう述べた。イドリブ県の病院で反体制派勢力の攻撃を受けている部隊にも言及し、「間もなく援軍が着くはずだ」とも述べた。

 アサド大統領が個別の戦況に言及するのは異例だ。海外メディアで政府軍の劣勢が伝えられていることを念頭に、「(現況に)不満を持つことは敗北の始まりになる。精神的な敗北は命取りになる」と支持者を鼓舞した。

 政権側が危機感を抱く背景には、3月以降の反体制派の躍進がある。イドリブ県では、欧米と距離を置くイスラム主義勢力主体の「ファトフ(征服)軍」が3月に結成され、県都イドリブを政権側から奪取。ヌスラ戦線や、親欧米の反体制派武装組織「自由シリア軍」なども協力し、大統領一族の出身地ラタキア県への進攻を図る。

 ダルアー県でも4月、親米反体制派勢力を結集した「南部戦線」やヌスラ戦線がヨルダン国境のナシブ検問所を制圧した。同検問所は政権側が保持するヨルダンとの唯一の主要ルートだっただけに大きな戦果となった。

 これまで反体制派は組織が乱立し、統一した指揮系統がないため、ISや政権側に対して劣勢だった。ファトフ軍や南部戦線は、有力組織が結束すれば政権側に対抗できることを実証した。

 反体制派の糾合を後押ししたとみられるのが、サウジとトルコだ。両国は反体制派の主要支援国だが、サウジは世俗派、トルコはイスラム勢力と近く、支援国の違いが反体制派内の派閥争いを生む一因となってきた。

 1月に即位したサウジのサルマン国王は、アサド政権を支援するイスラム教シーア派国家イランや、既存の支配体制を否定するISとの対決を念頭に、穏健なスンニ派が主流の中東諸国との連携を重視している模様。3月にはトルコのエルドアン大統領と会談するなど、連携強化を図っているとみられる。

 一方、シリアの西側でアサド政権と反体制派の攻防が激化しているのに乗じて、東側を支配するISは勢力拡大を狙っている。4月に首都ダマスカス近郊のヤルムーク地区の一部を制圧し、政権中枢近くで軍事作戦を展開する力を見せた。ヨルダン国境の南部スウェイダ県でも攻勢に出ている。

 エジプトのシンクタンク・アハラム政治戦略研究所のヨスリ・エズバウィ氏は「サウジの新体制は、親イラン勢力との対決を優先課題に据えている。トルコと連携したシリア反体制派への支援強化もその一環だ」と指摘している。

871とはずがたり:2015/06/02(火) 10:09:32
トルコとサウジが結べばイスラムの枢軸になり得るね。勿論それはトルコ-サウジとイランの地域2強国の対立が激化することを示すんだけど。。

2015.05.15 Fri
米報道「アサド政権転覆作戦でトルコ・サウジ合意」
http://synodos.jp/article/14069
SYNODOSが選ぶ「日本語で読む世界のメディア」(東京外国語大学)

AP通信は、「トルコ及びサウジアラビアがシリアのアサド政権転覆のため『積極的な戦略的』提携」を報じる記事を配信した。トルコ当局関係者を情報源とする記事では、この展開は「米国にとって憂慮をあたえるもの」と報道された。

AP通信はトルコ当局関係者を情報源とする記事で、トルコとサウジアラビアが、シリアでアサド政権と対峙する武装グループに対する支援につき、新たな合意に達したと報道した。記事では、武装グループに対し兵站、財政支援を含む合意が、シリアの過激イスラム主義グループ強化につながると懸念する米国にとって憂慮をあたえるものと報道された。

AP通信のトルコ特派員デスモンド・バトラー記者による記事で、トルコ政府関係筋が、「トルコとサウジアラビアは、共通の敵アサドとの対抗策につき食い違いがあったものの、米国がどっちつかずの態度をとったことで両国とも失望し、シリア北部での最近の勝利をもたらした戦略的提携へ両国を向かわせた」と語ったとされた。

記事では、両国とも米国のどっちつかずの態度に辟易し、シリア北部イドリブ県のジスル・アッ=シュグール市を占領したヌスラ戦線が指揮するファーティヒ軍に支援を行っていると報じている。

アルカイダと関係を持つと言われているヌスラ戦線に対する支援を米国は嫌っており、今回の展開に不快感を覚えていると述べられ、「オバマ政権は、シリア・アサド政権のかわりにすわる政権が過激イスラム主義者になりうることを恐れている」ことが報じられた。

AP通信は、米国が不快感を抱いていることに関し詳細を、「匿名で取材に応じた米国政府高官」の話として報じた。この政府高官は、米国は、トルコ‐サウジアラビア間の提携によりヌスラ戦線に支援したことに対し不快感を示していると述べた。

バトラー記者の記事では、トルコ高官の「オバマ政権は、イランとの合意に焦点を当て、シリアから距離を置いた」言葉を紹介し、エルドアン大統領が3月始めにリヤドを訪問した際に、トルコ‐サウジアラビア間の合意がなされたと報じた。

ニュースでは、トルコ‐サウジアラビア間の提携でイドリブに新共同指令センターが創設され、アルカイダ系ヌスラ戦線に加え、アフラル・アッ=シャーム、一部自由シリア軍もこの提携に加わっていることが明らかにされた。

Radikal紙(2015年05月07日付)/ 翻訳:山根卓朗
■本記事は「日本語で読む世界のメディア」からの転載です。

872とはずがたり:2015/06/02(火) 10:09:45

ヌスラ戦線抜きに自由シリアが主導権握るってのは幻想なんかなぁ。。

シリア反体制派、巻き返し 要衝制圧、主要道路も支配下
http://www.asahi.com/articles/ASH5X73QPH5XUHBI044.html
イスタンブール=春日芳晃 ラタキア=翁長忠雄
2015年6月2日03時58分

 内戦5年目に入ったシリアで、ここ数年弱体化していた反体制派が攻勢を強めている。今春以降、北西部の要衝イドリブ県を制圧、南部ダルアでも政府軍に打撃を与えた。反体制派幹部は、1月にサウジアラビアの新国王が即位した後、同国やトルコ、カタールなど反体制派を支援する各国の連携が深まり、軍事支援が強化されたとしている。

 トルコや米欧が支援するシリア反体制派の統一組織「シリア国民連合」(SNC)によると、傘下の軍事組織「自由シリア軍」(FSA)は現在、シリア国内で約7万人の地上部隊を展開している。

 FSAは全体をまとめるリーダーが不在で統率がとれず、ここ数年は諸勢力が各地でバラバラに行動する機能不全に陥っていた。幻滅した兵士が「イスラム国」(IS)などの過激派組織に相次いで移って弱体化し、政権軍やISに対して守勢にまわっていた。

 ところが今年3月以降、アルカイダ系のヌスラ戦線などの過激派組織と協力し、地中海沿岸と内陸を結ぶ地域の要衝である北西部イドリブ県を制圧した。国際社会に勢力回復を印象づけた。

 SNCによると、FSAはこれまでに①シリア第2の都市の北部アレッポの東半分②イドリブ県のほぼ全域③ヨルダン国境に近い南部ダルアの大部分④首都ダマスカスで郊外のグータ地区など約3割――を掌握。ダマスカスとアレッポを結ぶ主要幹線道路も支配下に置いているという。

873とはずがたり:2015/06/02(火) 19:43:08

IS、モスルでひげそり禁止令 「違反者は収監」 イラク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150601-00000053-jij_afp-int&pos=4
AFP=時事 6月1日(月)20時4分配信

【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が、支配下に置くイラク北部モスル(Mosul)で、今月1日から男性のあごひげを義務化し、違反者は投獄すると宣言した。

IS、シリア最後のイラク国境検問所を掌握 「カリフ国」支配拡大

 ISはモスルでここ数週間にわたり、6月1日からあごひげを強制することを予告するビラを配布していた。ビラは「現代の理容師が行っていること、男性のひげをそることや切ることは、罪の共犯だ」と記している他、イスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)の言行録「ハディース」を引用し、ムハンマドはひげそりを禁じていたと主張。さらに、「イスラム警察の兄弟たちのおかげで、ひげそり禁止令が発令された。違反者は収監される」と述べている。

「カリフ制国家」の樹立を宣言したISは、1年前に制圧したモスルをその「首都」と位置付け、軍事的拠点とするだけではなく、国家建設の実験場として、教育から店舗の営業時間まであらゆる規制を行っている。ISが制圧したイラクの他の都市と異なり、モスルには今も多くの民間人が閉じ込められた状態にあるため、空爆作戦の実行は困難だ。

 AFPの取材に仮名で応じたモスル市民の一人、ライス・アフメドさん(18)は、自分のあごにひげが生えていないことから、投獄されるのではないかと恐れていると語った。「年の割に自分はひげが生えるのが遅い。彼ら(IS)は自分たちの命令に逆らったり、命令を無視したりする者は誰にでも容赦ないから怖い」

 市内東部に住むタクシー運転手のナディム・アリさん(30)は、ひどい発疹の原因になるため、あごひげや口ひげを生やすことができない。アリさんは宗教警察に医師の診断書を提出したが「彼らはまったく気にしない。うち1人には、ひげをそるならば家の中にいた方がいいぞと言われた」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

874チバQ:2015/06/02(火) 21:33:29
http://mainichi.jp/select/news/20150602k0000e030197000c.html
イラク:IS地域奪還へ支援要請 有志国会議で作戦説明へ
毎日新聞 2015年06月02日 12時58分(最終更新 06月02日 13時06分)
【ワシントン和田浩明】イラクのアバディ首相は、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)に対抗する米主導の有志国連合が2日、パリで開催する対策会議で、ISが制圧した西部アンバル県の県都ラマディの奪還作戦を説明し、各国の支援を求める。米政府高官が1日の電話による記者会見で明らかにした。

 スンニ派部族を戦闘員として取り込み、イラク軍や警察の要員確保を図り、奪還した地域の安定化のため国際基金への資金供与も求める見通しだ。米政府高官によると、スンニ派部族についてはアンバル県全体で約5000人がイラク政府側に志願しているという。

 ISに参加する戦闘員は、約100カ国から約2万5000人に達したと推定される。会議では、シリア、イラクへの流入が止まらない外国人戦闘員の阻止対策も協議する。米高官によると、外国人戦闘員のほとんどはシリアと約900キロの国境を接するトルコから流入しており、出身国政府との連携を強化し戦闘員の移動情報の把握を強める考えだという。

875チバQ:2015/06/03(水) 21:58:19
http://www.sankei.com/world/news/150603/wor1506030005-n1.html
2015.6.3 06:00
【トルコ総選挙】
エルドアン大統領、与党に肩入れ 権限強化の改憲へなりふり構わず

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 【カイロ=大内清】7日に国会(定数550)の総選挙が行われるトルコのエルドアン大統領が、憲法で規定される名目的な国家元首の立場を超え、なりふり構わぬ“選挙活動”を展開している。エルドアン氏が目指す大統領権限の強化に向けた憲法改正には、出身母体のイスラム系与党、公正発展党(AKP)の勝利が不可欠だからだ。総選挙は首相・大統領として約12年間、最高権力の座にあるエルドアン氏の信認を問う意味合いもありそうだ。

■異例の露出

 現地の報道によると、エルドアン氏はこのところ、AKP党首のダウトオール首相とともに各地の行事やAKP系の集会に出席して長時間の演説を行ったり、テレビのインタビューに応じたりして、選挙期間中としては異例の頻度でメディアに登場している。

 昨年の大統領就任で離党したとはいえ、長年、AKPを率いてきたエルドアン氏は、有権者にとって今も同党の「顔」だ。

 同氏は現在の議院内閣制から、大統領中心の政治体制への転換を目指している。そのためには総選挙でAKP(現有311議席)が憲法改正に必要な3分の2を超える367議席以上を確保するのが最も早道だ。自らの存在感を前面に押し出すことで、AKPの集票につなげる計算があるとみられる。

 これに対し、名目的な元首である大統領が特定の党に肩入れしてはならないとする憲法の規定を「無視している」(英字紙ヒュリエト・デーリー・ニューズ)との批判は強い。

■地方で支持

 エルドアン氏は2003年の首相就任後、急速な民営化とともに、開発が遅れていた地方部の整備を推進。国是である厳格な世俗主義を護持する軍や司法界の権威を弱めながら、イスラム色の強い政策も進めてきた。

 こうした姿勢は伝統的な価値観を重んじる地方部では広く支持を集めている。しかし、その過程では報道機関への統制など強権的な態度も目立ち、都市部では世俗主義が骨抜きとなるとの懸念もあり、反発は強い。13年6月には最大都市イスタンブールなどで大規模な反政府デモも起きた。

 エルドアン氏は外交面では11年以降、内戦下にある隣国シリアの反体制派を支援し、トルコは170万人を超す難民を受け入れてきた。ただ、内戦終結が見通せない中、野党などには、難民問題での財政負担が増大していることへの懸念の声も大きい。

■スキャンダル

 こうした中、同氏に批判的な論調で知られる左派系紙ジュムフリエトは5月29日、トルコ情報機関が秘密裏にシリア北部へ送ろうとしていた武器や弾薬がトルコの治安当局に押収された際のものとされる映像を公表した。こうした武器がシリアで支配地域を広げるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の手に渡っているのではないかとの疑惑も浮上している。

 これに対し、エルドアン氏は報道内容を否定。検察当局は同紙編集長への捜査に着手したが、選挙期間中に飛び出した新たなスキャンダルがAKPへの逆風となる可能性もある。世論調査では、11年の前回選で約50%だったAKPの得票率が40%台前半に落ち込むとの予測も出ており、同氏の思惑通り議席を上積みできるかは不透明だ。

     ◇

■レジェプ・タイップ・エルドアン氏 1954年生まれ。反共産主義の学生運動から政界に転じ、1994〜98年にイスタンブール市長を務めた。99年には国是である厳格な世俗主義に反し、イスラム原理主義を扇動する詩を公の場で朗読したとして収監。その後、公正発展党(AKP)を設立し、被選挙権を回復した2003年に国会議員に当選して首相に就任した。14年8月から大統領。

876チバQ:2015/06/03(水) 22:08:30
http://www.sankei.com/world/news/150603/wor1506030008-n1.html
2015.6.3 00:21
【トルコ総選挙】
大統領宮殿に「金の便座」? 激しさ増す中傷合戦





 トルコのエルドアン大統領は、首都アンカラ郊外の大統領宮殿のトイレに「黄金の便座」があると中傷され名誉を傷つけられたとして、最大野党の共和人民党(CHP)のクルチダルオール党首を提訴する見通しだ。10万トルコリラ(約460万円)の賠償を求めるという。AP通信が2日、報じた。

 トルコでは7日投開票の総選挙を前に、中傷合戦が過熱。昨年完成したばかりの大統領宮殿は過剰な設備が話題になり、野党がやり玉に挙げている。

 エルドアン氏は黄金の便座などないと主張しているが、クルチダルオール氏は、賠償請求に応じない立場を示している。(共同)

877チバQ:2015/06/04(木) 20:53:07
http://www.sankei.com/world/news/150604/wor1506040010-n1.html
2015.6.4 07:07
【イスラム国】
「卑劣な水戦争だ」 「イスラム国」がダム閉門 イラク、干ばつの恐れ





 イラクからの報道によると、同国中西部アンバル州の当局者は3日、過激派組織「イスラム国」がユーフラテス川の水量を減らして治安部隊を攻撃しやすくするためダムの一部をせき止めていると述べ「卑劣な水戦争だ」と非難した。下流の同国南部で干ばつ被害が懸念されている。

 治安部隊は同組織が先月制圧した州都ラマディの奪還作戦を進め、市の周辺部で川を挟んで同組織と対峙している。しかし、水位低下によりゲリラ攻撃を受けやすくなり、警戒強化や部隊配置の見直しを迫られている。

 せき止められた水の一部は同川の支流からラマディ南方のハバニヤ湖に流入。政府は湖から別ルートで再びユーフラテス川に水を戻すよう試みているが、一時しのぎにすぎないという。

 政府側からは、水流を復旧させるため、せき止められたダムを爆撃すべきだとの意見も出ている。(共同)

878とはずがたり:2015/06/05(金) 12:11:13
戦闘員が3万人にて1万人殺されても攻勢強めれてるんだな。。

「イスラム国」の戦闘員1万人超殺害…掃討作戦
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150604-OYT1T50046.html?from=yrank_ycont
2015年06月04日 12時17分

 【ワシントン=今井隆】ブリンケン米国務副長官は3日、米国主導の「有志連合」が昨年8月にイスラム過激派組織「イスラム国」掃討作戦を開始して以来、1万人以上の戦闘員を殺害したことを明らかにした。

 フランスのラジオ局のインタビューに答えた。

 ブリンケン氏はまた、「イスラム国」の戦死者が増えていることは「いずれ大きな影響を与える」と語り、戦況の改善に自信を示した。有志連合による戦闘員の殺害数を巡っては、駐イラク米大使が今年1月、6000人以上との見積もりを明かしていた。

 一方、国防総省の広報担当者は3日、読売新聞の取材に「戦闘員の殺害数は、国防総省が作戦全体の成功を示すために使う基準ではない」とし、同省としての見積もりは公表しなかった。

 「イスラム国」の戦闘員数は約3万人とみられている。

2015年06月04日 12時17分

879チバQ:2015/06/06(土) 07:29:01
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150606/k10010105071000.html
トルコ 選挙集会で爆発2人死亡100人けが
6月6日 5時42分

トルコ 選挙集会で爆発2人死亡100人けが
トルコで、今月7日に行われる総選挙に向けた野党の集会で爆発が起き、2人が死亡、100人以上がけがをしたと伝えられており、選挙の妨害を狙ったテロという見方も出ています。
トルコ南東部のディヤルバクルで5日、野党のクルド系政党が7日に投票が行われる総選挙に向けた集会を開いていたところ、会場で爆発が起きました。
トルコのメディアは、地元選出の閣僚の話として、この爆発で2人が死亡、100人以上がけがをしたと伝えています。
ディヤルバクルはクルド系政党の強力な地盤として知られ、この日の集会は、デミルタシュ党首も参加した大規模のものでした。
爆発は会場内にあった変圧器の周辺で起きたということですが、50メートルほど離れた別の場所でも爆発が起きたという情報もあり、治安当局は、選挙の妨害を狙ったテロの可能性があるとみて詳しく調べています。
今回のトルコの総選挙では、大統領権限を強化するために憲法改正を目指している与党・AKP=公正発展党が改正に必要な議席数を獲得できるかが焦点となっています。
選挙戦では、クルド系政党が、2002年から単独政権を維持しているAKPや、エルドアン大統領の強権的な政治手法を批判して支持を広げ、「台風の目」になるとも伝えられてきただけに、クルド系政党の集会での爆発に動揺が広がっています。

880チバQ:2015/06/06(土) 09:21:29
http://www.afpbb.com/articles/-/3050519
「金の便座見つけてみろ」トルコ大統領、公邸批判の野党を招待
2015年06月02日 10:56 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月2日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は1日、ぜいたくが過ぎるとして批判の的となっている大統領公邸に野党党首を招待し、「黄金の便座」を見つけ出してみろと迫った。もし見つかったら辞任してやるとまで主張している。

 約4億9000万ユーロ(約670億円)をかけて首都アンカラ(Ankara)郊外に新築された大統領公邸は、部屋数1150室。敷地は20万平方メートルに及び、米ホワイトハウス(White House)の30倍以上、仏パリ(Paris)のベルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)より広い。エルドアン大統領の権威主義の象徴とみなされている。

 最大野党・共和人民党(Republican People’s Party、CHP)のケマル・クルチダルオール(Kemal Kilicdaroglu)党首は今月7日の総選挙の投票日を前に、大統領公邸は浪費にほかならないと繰り返し攻撃している。先月30日には、支持基盤の西部イズミル(Izmir)で開いた集会で、公邸のトイレには黄金の便座があると述べ、次のように大統領を批判した。

「大統領のために宮殿が建てられ、飛行機が次々と購入され、黄金の便座まで用意された。金ぴかのトイレに座りながら、どうやって国民の意思を代表できるというのか」

 これに対し、エルドアン大統領は東部ウードゥル(Igdir)で行った集会で真っ向から反論。「ならば、あなたを公邸見学に招待しよう。黄金の便座を一つでも見つけられたら、大統領を辞任してやる」と断言した。既に公式の招待状を送ったという。

 歴代のトルコ首相は、アンカラ市内チャンカヤ(Cankaya)地区にあるもっと控えめな公邸で執務してきた。首相を11年務めた後、昨年8月に大統領に選出されてから新公邸に移ったエルドアン大統領は、新公邸は急速に発展する現代のトルコを代表する「芸術作品」だとして、自身の選択を擁護している。(c)AFP

881チバQ:2015/06/06(土) 09:22:14
http://www.afpbb.com/articles/-/3050829
攻勢強めるIS、シリア北東部の主要都市ハサカに迫る
2015年06月05日 07:52 発信地:ベイルート/レバノン
【6月5日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は4日、シリア北東部で政府軍と激しい戦闘を繰り広げた後、主要都市ハサカ(Hasakeh)の入り口まで進攻した。ISは最近の戦闘で相次いで勝利を収めており、攻勢をさらに強めている。

 米軍主導の9か月に及ぶ空爆にもかかわらず、ISは最近また新たに支配地を拡大。その中にはシリアの古代都市パルミラ(Palmyra)や、イラク最大州アンバル(Anbar)の州都ラマディ(Ramadi)も含まれている。

 英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表によると、ISは「ハサカの南で政府軍と激しく衝突した後、同市の入り口から500メートルの場所にまで迫っている」という。

 ラフマン氏は、3日に少なくとも6件の自爆攻撃があり、その後建設中の刑務所の建物や発電所を含むハサカ周辺の全ての軍事拠点をISが掌握したと伝えた。さらにISは4日遅く、ハサカ市の端にある軍事拠点のそばで自動車爆弾を爆発させたが、この爆発の死傷者に関する情報はまだ入っていないという。

 ハサカがISに制圧されれば、シリア北部の都市ラッカ(Raqa)に続き、シリアでISの支配下に入る2つ目の県都となる。(c)AFP/Maya Gebeily

882チバQ:2015/06/06(土) 09:47:39
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015060501001847.html
バーミヤン「文化首都」に 経済復興へ観光客誘致目指す
 【バーミヤン共同】世界遺産の仏教遺跡群で知られるアフガニスタン中部の町、バーミヤンが南アジア地域協力連合(SAARC)で初の「文化首都」に選ばれ、5日、記念式典が開かれた。年内に開くさまざまなイベントを通じて町の魅力を発信し、減少傾向にある外国人観光客を誘致して同国の経済復興につなげることを目指す。

 近郊には同国初の国立公園に指定された湖群「バンデアミール」もあり、観光資源は豊富。一方、国内各地ではタリバンなどの反政府武装勢力によるテロが頻発し、治安改善のめどは立っていない。

883チバQ:2015/06/07(日) 10:45:31
http://www.sankei.com/world/news/150606/wor1506060044-n1.html
2015.6.6 22:39

トルコ総選挙、クルド系が「台風の目」 法定得票率達成で与党議席大幅減も

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選挙大会で支持者に手を振る、HDPのデミルタシュ共同議長=6日、イスタンブール(ロイター)
 【カイロ=大内清】トルコで7日、国会(定数550)議員選の投票が行われる。与党・公正発展党(AKP)が第1党の座を守るのは動かない状況ながら、今回の総選挙では「台風の目」として少数民族クルド人系の左派、人民民主党(HDP)が浮上。同党が法定得票率10%を達成して議席を獲得すれば、その分AKPが議席を大幅に減らすとみられており、AKPが過半数割れに追い込まれるとの観測さえ出ている。

 トルコの選挙では、得票率が10%に満たない政党は議席を獲得できない。このため少数派のクルド系政党はこれまで候補者を無所属で国会に送り込んできた。

 しかし昨年の大統領選で、同性愛者ら少数派の権利拡大などを訴えるHDPの候補が約9.8%の票を獲得。これに自信をつけたHDPは、今選挙を政党として戦うことを決めた。

 HDP支持者の約9割は、同国では差別的な待遇を受けることが多いクルド系だ。ただ、トルコ紙ヒュリエトなどによると、今選挙では、本来はHDP支持者ではない有権者の一部がHDP支持に回るとの見方が強い。両党はクルド系が多い南・東部で競合関係にあり、HDPの躍進はAKPの議席減に直結する。

 こうした動きの背景には、エルドアン大統領とその母体であるAKPによる長期支配への反発がある。

 2011年の前回選で326議席を獲得したAKPは、今選挙で定数の5分の3に当たる330議席を獲得すれば憲法改正の国民投票の発議が、3分の2の367議席まで伸ばせば単独での改憲が可能となる。

 エルドアン氏は現在の議院内閣制から大統領中心の政治体制への転換に向けた改憲を主張しており、実現すれば首相時代から約12年にわたって最高権力の座にある同氏の権勢がさらに強まることになる。このため、権力の一極集中を望まない層がAKPに歯止めをかけるためにHDPを支援しているというわけだ。

 13年にエルドアン氏の強権的な手法に反対するデモが起きた最大都市イスタンブールでは、若者らが中心となってHDPへの投票を呼び掛ける運動も登場。これに共鳴する男性(27)は「独裁者の誕生を阻止するためだ」と語る。

 ただ、クルド系が躍進することへの反発も予想される。5日には南部ディヤルバクルのHDPの集会で爆発があり2人が死亡。背後関係などは不明だが、選挙妨害の可能性がある。

 AKPを率いるダウトオール首相は選挙戦で、政府と対立する非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」とHDPが密接な関係にあるなどと批判。憲法で特定の党への肩入れを禁じられているエルドアン氏も、実質的にAKP支援の姿勢を打ち出している。

884チバQ:2015/06/07(日) 10:46:10
http://mainichi.jp/select/news/20150607k0000m030071000c.html
トルコ:与党の支持率低迷 7日総選挙
毎日新聞 2015年06月06日 21時46分(最終更新 06月07日 00時22分)

 【エルサレム大治朋子】7日投開票のトルコ総選挙(定数550)を前に、与党・公正発展党(AKP)の支持率が低迷している。選挙では、2002年から単独政権を握るAKPとエルドアン大統領の信任を問うもので、過半数割れすれば、政権は厳しい立場に追い込まれる。一方、躍進を見せる少数民族クルド系政党、国民民主主義党(HDP)を狙ったとみられる爆弾事件が頻発し、同党の勢力拡大を阻止しようとする攻撃との見方も出ている。

 エルドアン大統領は3日、地元テレビに出演し、「これまでの選挙のような興奮が見られない」と不満げに語った。最新の世論調査の平均値によると、AKPの支持率は41.1%、野党の共和人民党(CHP)は27.3%。クルド系のHDPは11.2%だった。

 今選挙の鍵を握るとみられるのがHDPだ。選挙は比例代表制で、全国平均得票率が10%を超えない場合、議席を得られない。HDPはこれまで10%を超えられず、その得票はAKPなどに回されてきたが、今回は10%を超え政党として55〜70議席を確保するとの予想がある。AKPはその分、大幅に票を減らす可能性がある。

 そのHDPに対しては、不審な爆発事件などが相次いでいる。地元メディアによると、5日夕、HDPが南東部ディヤルバクルで選挙集会を開催中、爆発が2回起き、少なくとも3人が死亡、100人以上が重軽傷を負った。若さと新鮮さで人気を集めるHDPのデミルタシュ共同党首(42)は地元メディアの取材に、「爆発現場の30メートル先にいたが無事だった。冷静な対応を呼びかけた」と語った。

 地元メディアによると、このほか5月16日にイスタンブール市内の2カ所の選挙事務所でテントが燃やされた。18日には南部メルシン、アダナ両県の選挙事務所で、前日に届けられた花瓶の中に隠されていた爆弾がほぼ同時に爆発。いずれも負傷者は出ていないが、容疑者も逮捕されていない。

 トルコ英字紙トゥデーズザマンは20日、「HDPへの攻撃が50カ所以上で起きている。(何者かが)挑発して暴力事件を誘発しようとしている」との論評を掲載した。一方で政府関係者は「自作自演で同情票集めだ」などと述べている。

 【ことば】トルコのクルド人

 クルド人はトルコやイラク、イランなどにまたがる国境地帯に2000万〜3000万人が暮らしており、「国家なき最大の民族」とされる。トルコには1000万人以上が居住しているとされる。トルコはクルド語の放送や教育を禁じるなど抑圧政策をとり、クルド人は分離独立を求めて武装闘争をした時代もあった。しかし、加盟を目指す欧州連合(EU)が人権問題として批判を強めたため、02年に人権改善関連法案が可決されるなど近年は改善がみられている。

885チバQ:2015/06/07(日) 19:02:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150607-00000525-san-asia
ヒンズーVSイスラムなど宗教対立が激化 「政教分離と他宗教の融和」どうなる?
産経新聞 6月7日(日)17時26分配信

ヒンズーVSイスラムなど宗教対立が激化 「政教分離と他宗教の融和」どうなる?
インド各州(写真:産経新聞)
 ヒンズー至上主義者とされるモディ首相は、ヒンズー教徒が国民の約8割を占めるインドで保守派の強い支持を得る。一方で、イスラム教徒を狙い撃ちにしたような政策が打ち出されたり、キリスト教徒に対する暴力事件が続発したりするなど、インドが国是とする「政教分離と多宗教の融和」は大きく揺るがされている。

 「インド人民党(BJP)の議員7人がデリーの大統領府に行き、法案成立を願い出たんだ。それで、19年間棚上げになっていた法案にムカジー大統領が署名してしまった。モディは、われわれイスラム教徒を標的にしたのだ」

 インド最大の商業都市ムンバイの街角で肉屋を経営する「ボンベイ郊外牛肉販売業者福祉協会」会長でイスラム教徒のモハンマド・アリ・クレシ氏は、うらめしそうに語った。

 ムンバイを擁する西部マハラシュトラ州では今年3月、ヒンズー教徒が神聖視する牛に関し、食肉処理や肉の販売を禁止する「動物保全法」の改正が行われた。神聖視の対象だった雌牛に加え、雄牛も食肉処理や肉の販売を禁じる対象となった。違反すれば最高で禁錮10年を科せられる。

 この州では昨年、「モディ人気」の波に乗って、BJPが地方議会選で勝利し、19年前に議会で可決されながら放置されていた法案を成立させたのだ。

 これにより、食肉処理に携わる州内のイスラム教徒を中心とする約10万人が影響を受けた。ヒンズー教徒も、鶏肉やヤギ肉に比べて安価な牛肉を常食とする不可触民などの貧困層が貴重なタンパク源を失い、皮革加工業者も打撃を受けた。

 クレシ氏は「家畜として役に立たなくなった牛を食肉用として売り、稼ぎの一部にしていた農民も苦しんでいる。農民の自殺者が増えるだろう」と語気を強めた。ムンバイやその近郊では同法改正に抗議する反政府デモが頻発している。

 法案の成立をモディ氏が主導した証拠はないが、モディ氏が了解しなければ大統領は法案に署名しなかっただろうというのが一般的な見方だ。しかも、モディ氏が州首相を務めたグジャラート州では、同氏の主導で同様の規制強化が実現。ニューデリー近郊のハリヤナ州でも今年、似たような法規制が打ち出された。

 ラジナット・シン内相は、こうした法律を全国に広げるため、最善を尽くすとまで発言している。

 インドの右翼団体、世界ヒンズー評議会(VHP)のラクシュミナラヤン・チャンドク氏も「牛を殺すことは文化的に許されない。私たちは法案成立を長い間要求してきた。インドはモディ氏の下で経済的にも文化的にも世界の強国になるだろう」と歓迎する。

 デリー首都圏の聖セバスチャン・カトリック教会。ここでは昨年12月1日、放火事件が発生した。焼けただれた建物は今もそのままだ。ヒンズー過激主義者の犯行とみられるが、警察の捜査は進まない。

 「これは教会だけでなく、国民の平等をうたった憲法に対する放火だ」とアンソニー・フランシス神父は憤った。

 西ベンガル州では2月、70歳の修道女がヒンズー過激主義者とみられる集団に性的暴行を受けた。カトリック教会管区によれば、昨年5月のモディ政権発足から1年間で全国で起きた、キリスト教徒への暴力や脅迫、嫌がらせは約150件で、以前に比べ急増した。

 教会の広報担当者は「モディ氏からは、過激主義者を非難する強い言葉が聞こえてこない。それどころか、政権幹部からはキリスト教の布教活動を批判する発言まで聞かれる。これでは、過激主義者をつけあがらせるだけだ」と話す。

 インド独立の父、マハトマ・ガンジーのひ孫で評論家のトシャール・ガンジー氏は「民主的政府は、すべての市民のために働かなければならない。2年目のモディ政権はより厳しい状況に置かれるだろう」と警告した。(ムンバイ 岩田智雄)

886とはずがたり:2015/06/07(日) 19:10:12
>>885
>鶏肉やヤギ肉に比べて安価な牛肉
そうなんですねぇ。。

887チバQ:2015/06/08(月) 20:42:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150608-00000009-jij-eurp
与党AKP、過半数割れ=大統領の権限強化困難に―トルコ総選挙
時事通信 6月8日(月)4時44分配信

 【アンカラ時事】トルコ総選挙(一院制、定数550)は7日、即日開票され、アナトリア通信によると、開票率99.9%の段階で、エルドアン大統領が実権を握るイスラム系与党・公正発展党(AKP)が、2002年の政権獲得以来初めて過半数を割ることが確実になった。第1党の座は維持するものの、他党との連立か少数与党かの選択を迫られる。
 また、クルド系政党の国民民主主義党(HDP)が、国会での議席獲得に必要な全国得票率10%を上回り、初めて政党として議席を得る見通しとなった。HDPは従来の選挙で、候補を無所属で出馬させていた。
 エルドアン氏は、現行の議院内閣制から強い権限を持つ大統領制への移行を目指しているが、そのための憲法改正には最低でも定数の6割の330議席が必要。今回の選挙の結果、AKPだけで改憲を実現するのは不可能となり、エルドアン氏が早期の解散総選挙に打って出る可能性が早くも指摘され始めた。

888チバQ:2015/06/08(月) 20:44:08
http://www.sankei.com/world/news/150608/wor1506080014-n1.html
2015.6.8 08:52
【トルコ総選挙】
トルコ与党、過半数割れ クルド系躍進、エルドアン大統領に打撃

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トルコ総選挙でクルド人系の国民民主主義党(HDP)に声援を送る支持者たち=7日、イスタンブール(AP=共同)
 【イスタンブール=大内清】トルコの国会(定数550)議員選は8日未明、開票が進み、現地メディアによると開票率約97%でイスラム系与党・公正発展党(AKP)の得票率は約41%にとどまり、過半数割れが確実となった。AKPが過半数割れとなるのは2002年に政権を取って以降、初めて。憲法改正で大統領権限の強化を目指していたAKP出身のエルドアン大統領にとっては大きな打撃となる。

 トルコ紙ザマン(電子版)の開票速報によると、AKPは得票率が約5割だった前回選(2011年)より約70議席少ない257議席前後となった。第1党の座は確保したものの、政権維持には他党との連立が必要となり、03年から最高権力の座にあるエルドアン氏が主張する、議員内閣制から大統領中心制への移行に向けた改憲は難しい状況となった。

 一方、「台風の目」として注目を集めていた少数民族クルド人系の左派政党、人民民主党(HDP)は焦点だった法定得票率10%を上回る約13%で80議席前後を獲得。HDPが躍進した分、AKPの議席が減少した格好だ。

 HDPのデミルタシュ共同議長は7日夜、「大統領制をめぐる議論は、これで決着が着いた」と述べ、エルドアン氏とAKPが目指す改憲論議は頓挫したとの見方を示した。

 最大都市イスタンブールでは7日夜、車のクラクションを鳴らしてAKP過半数割れを祝う反AKP派の市民が目立った。

889チバQ:2015/06/08(月) 20:45:21
http://www.asahi.com/articles/ASH681PPKH68UHBI001.html
トルコ総選挙、与党過半数割れへ 「強い大統領」にNO
イスタンブール=春日芳晃2015年6月8日11時10分
 トルコ総選挙(定数550)は7日、投開票が行われた。現地メディアの独自集計によると、エルドアン大統領の支持基盤の与党・公正発展党(AKP)は第1党を維持するものの、2002年の政権発足以来、初めて過半数を割ることが確実となった。エルドアン氏が目指す強い権限を持つ大統領制の実現に、国民がノーを突きつけた形だ。

 トルコのニューステレビ局NTVの集計(8日午前4時現在)によると、開票率100%で、イスラムの伝統を重視する与党AKPは53議席減の258議席。野党勢力は世俗派の共和人民党(CHP)が7議席増の132議席▽トルコ民族主義を掲げる民族主義者行動党(MHP)が29議席増の81議席▽少数民族クルド系の人民民主主義党(HDP)が50議席増の79議席。

 AKPは今回、エルドアン氏の意向を受け、大統領の権限を強化する憲法改正を最優先公約の一つに掲げた。憲法改正案を国民投票にかけるのに必要な330議席に届かなかったうえ、過半数も割り込み、同氏の影響力低下は必至だ。

http://www.cnn.co.jp/world/35065573.html
トルコ総選挙、与党AKPが過半数割れ 連立交渉難航か
2015.06.08 Mon posted at 12:02 JST

イスタンブール(CNN) 7日に投開票が行われたトルコの議会選挙(定数550議席)で、エルドアン大統領率いる保守系の与党、公正発展党(AKP)は第1党の座を維持したものの過半数には届かず、他党との連立政権が組まれる見通しとなった。
国営アナドル通信によると、開票率98%の時点でAKPの得票率は41%で、259議席を確保するにとどまった。
2002年にAKP政権が発足して以来、他党との連立を余儀なくされる見通しとなったのは初めて。野党2党は連立政権には加わらないと公約していることから、連立交渉は難航も予想される。
AKPは今回の選挙で330議席を確保して、憲法改正の是非を問う国民投票を実施したい意向だった。しかし過半数を割り込んだことで、エルドアン大統領が提案している首相府から大統領への権限委譲は実現が難しくなった。
エルドアン大統領の支持率が低下した反動で、クルド人系の国民民主主義党(HDP)の得票率は目標の10%を上回って12%前後に達する見通しとなった。

890チバQ:2015/06/08(月) 20:48:21
http://www.afpbb.com/articles/-/3051035
トルコ総選挙、与党が02年以降初の過半数割れ 大統領に打撃
2015年06月08日 10:23 発信地:イスタンブール/トンガ
【6月8日 AFP】7日投開票のトルコ総選挙(一院制、定数550)で、イスラム系与党・公正発展党(Justice and Development Party、AKP)が過半数の議席に達しないことが確実になった。大統領権限の拡大を目指すレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領にとって厳しい打撃となった。

 前回2011年の総選挙で50%近くの得票率を記録したAKPは、今回も最多の得票を集めたものの得票率は約10ポイント下がった。トルコの選挙制度の下でこれは、AKPは政権に就いた2002年以降初めて連立政権を組む必要が生じたことを意味する。

 一方、クルド系政党の国民民主主義党(HDP)は議席獲得に必要な法定得票率10%をやすやすと超えた。開票率99.9% 時点の当局発表によると、各党の得票率はAKPが41%、最大野党・共和人民党(Republican People’s Party、CHP)が25%、民族主義者行動党(MHP)が16.5%、HDPが13%となっている。

 各党が占める議席はAKPが258議席、CHPが132議席、MHPが81議席、HDPが79議席になるとみられている。投票率は86%だった。(c)AFP/Stuart WILLIAMS/Dilay GUNDOGAN

891チバQ:2015/06/08(月) 20:51:50
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN0OO0W2.html
トルコ与党、連立政権樹立目指す 早期の総選挙も選択肢=副首相
2015年6月8日18時52分
 [アンカラ 8日 ロイター] - トルコのクルトゥルムシュ副首相は8日、与党・公正発展党(AKP)は連立政権の樹立を目指すが、失敗に終われば早期の総選挙実施も選択肢になり得るとの考えを明らかにした。7日の総選挙ではAKPの議席が過半数を割り込んだ。

 副首相は記者団に「首相は期限内に連立政権を発足させることができると考える」と述べた。AKPを除外した連立政権の樹立は不可能とも指摘した。

892チバQ:2015/06/08(月) 21:01:57
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20150608032823a
トルコ大統領、1150室の公邸建設の理由は「旧公邸のゴキブリ」


【イスタンブールAFP=時事】もし家やオフィスにゴキブリが住み着いたら、普通の人は殺虫剤をまくか、害虫駆除業者を呼ぶだろう。
 しかしトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領は、もっと抜本的な解決法にたどり着いたようだ。大統領はインタビューで、以前の公邸にはゴキブリが住み着いていたので、新しい大統領公邸が必要だったと主張した。(写真は新築の公邸内で写真撮影に臨むエルドアン大統領)
 首都アンカラ郊外に6億1500万ドル(約772億円)をかけて建てられた公邸は、悪趣味かつ行き過ぎた無駄遣いだとして野党から痛烈に非難された。
 しかしエルドアン大統領は、5日夜にテレビ局「Aハベル」が放映したインタビューで、1150室あるこの公邸を建てたのには切実な理由があると述べた。
 エルドアン氏が2003〜14年の首相在任中に過ごした首相官邸はゴキブリがはびこっていたという。「古い首相官邸に招待客が来て、バスルームでゴキブリに遭遇する…だから私たちはこの公邸を建てたのだ」
 「そんな場所がトルコの首相官邸にふさわしいだろうか?ゲストを招けるとでも?そんな状況を見たらなんと言われるだろうか」
 エルドアン大統領はこれまでもずっと公邸の新築について、自身が目指す新たなトルコのシンボルとしてふさわしいと主張してきた。すでにロシアのウラジーミル・プーチン大統領やローマ・カトリック教会のフランシスコ法王を公邸に迎えている。
 大統領は今年、要人たちを迎える儀仗(ぎじょう)兵として、2000年にわたるチュルクの諸王朝を象徴する16種類の甲冑(かっちゅう)に身を包んだ兵士たちを登場させた。きらきらと輝くヘルメットをかぶり、やりを握りしめ、うち何人かは人工的なあごひげを付けている兵士たちの姿は、物笑いの種となってしまった。
 選挙を経て昨年8月に大統領に就任したエルドアン氏は新公邸に引っ越し、アフメト・ダウトオール現首相は旧大統領官邸に引っ越しを済ませた。以前の首相官邸はからっぽのままだ。
 先日、最大野党・共和人民党のケマル・クルチダルオール党首が新大統領公邸に「黄金の便座」があると非難した際には、大統領はクルチダルオール党首を公邸に招待し、実際に見つけられれば辞任してやると迫った。また、黄金のトイレ発言で誹謗中傷されたとして、10万トルコリラ(約470万円)の損害賠償を求めて同党首を訴えた。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2015/06/08-13:26)

894とはずがたり:2015/06/09(火) 10:11:15
アサドとアルカイダとイスラム国が群雄割拠,不毛だなぁ・・・(´・ω・`)

http://news.goo.ne.jp/topstories/world/187/8842178b53dada878354257ccf41a689.html
アサド政権の空爆で49人死亡=シリア
(時事通信) 06月08日 21:41

 【カイロ時事】在英のシリア人権監視団などによると、シリア北西部イドリブ県のジャヌディアで8日、アサド政権の軍部隊が広場を空爆し、子供6人を含む少なくとも49人が死亡した。

 同県では国際テロ組織アルカイダ系の反体制派「ヌスラ戦線」などが勢力を拡大。歯止めをかけようとする政権側との間で激しい交戦が続いている。

895チバQ:2015/06/09(火) 19:26:26
http://www.47news.jp/47topics/e/266040.php
【トルコ総選挙】「独裁者」エルドアン大統領、求心力に衰え 過半数割れの与党、支持者離れも



 トルコの公正発展党の集会で、初代アタチュルク大統領のポスター(左)と並ぶエルドアン大統領のポスター=5月17日、イスタンブール(AP=共同)
 トルコ与党、公正発展党(AKP)が過半数を割り込んだ総選挙結果は、強権姿勢から「独裁者」と呼ばれてきたエルドアン大統領(61)の求心力や人気の衰えを浮き彫りにした。政治的な影響力の低下は避けられず、支持者のAKP離れが進む恐れもある。
 「トルコはぎりぎりのところで引き返すことができた。きょう独裁者を生み出す大統領制の議論に終止符が打たれた」
 AKPを過半数割れに追い込んだ少数民族クルド人系の左派、国民民主主義党(HDP)のデミルタシュ共同党首は7日夜の記者会見で勝利宣言し、こう強調した。
 昨年8月、首相から大統領にくら替えを果たしたエルドアン氏にとって、大統領がより実権を持つ制度への移行は長年の悲願。総選挙でAKPのマニフェストにも盛り込まれた。
 2002年に誕生したAKP政権下で国民1人当たりの国内総生産(GDP)は3倍に伸び、恩恵を受けた国民の支持が長期政権を支えてきた。だが、近年は成長率が低迷、物価上昇や失業問題など、失速する経済への対策が政権の課題となっていた。

 しかし、世論調査でAKPの苦戦が伝えられたとき、エルドアン氏が訴えたのは大統領制移行の重要性。有力な支持基盤であるクルド人を不用意に挑発する発言をし、AKP離れを加速させた。
 選挙期間中には、エルドアン氏の宗教庁長官に対する独善的な言動も話題になった。長官が公用車として配備された高級外車が高価過ぎるとして使用を辞退すると、エルドアン氏は激怒。防弾装備を備えたより高級な車両を長官に配備した。
 昨年、首都アンカラ郊外に完成したばかりの大統領宮殿は「独裁の象徴」と批判される。敷地は東京ドーム4個分以上の広さに相当する20万平方メートル。部屋の数は千を超え、電気代だけで毎月120万トルコリラ(約5400万円)かかるとされる。
 世俗派紙ジュムフリエトのコラムニスト、アフメト・インセル氏は地元テレビで「エルドアン氏抜きのAKPを再構築すべきだ」と訴えた。(イスタンブール共同=橋本新治)
(共同通信)
2015/06/09 13:50

896チバQ:2015/06/09(火) 19:28:55
http://mainichi.jp/select/news/20150609k0000m030131000c.html
トルコ総選挙:「反大統領」で野党団結 与党過半数割れ
毎日新聞 2015年06月08日 23時52分(最終更新 06月09日 00時53分)

 【エルサレム大治朋子】7日投開票されたトルコ国会(1院制、定数550、任期4年)の総選挙は、アナトリア通信によると、イスラム系与党の公正発展党(AKP)は258議席(得票率40.8%)と過半数を割った。2002年以来続くAKPの単独政権で過半数割れは初めて。第1党は維持した。強い権限を有する実権型大統領制への移行を図ろうとした政権側に野党が団結。「反エルドアン大統領」を掲げて変革の波を起こした。

 AKPは今後、少数与党のまま政権維持を図るか、他党との連立協議に入るかを決める。地域大国であるトルコで政治が混乱すれば、中東情勢に影響を与えそうだ。

 中道左派で世俗主義の野党、共和人民党(CHP)は132議席(現在125議席)を獲得。右派の民族主義者行動党(MHP)は80議席(同52議席)を得るなど野党は軒並み議席を伸ばした。特に躍進したのが左派系の少数民族クルド系政党、国民民主主義党(HDP)だ。得票率約13%で、80議席(同29)を確保した。

 トルコ総選挙は全国平均得票率が10%未満の政党は議席を得られない。クルド系政党は02年の選挙で候補を出したが10%に達せず、得票はAKPなどに配分された。

 07年の選挙以降は無所属で出馬し、当選後に政党に参加した。しかし、昨年夏の大統領選でHDPのデミルタシュ共同党首(42)が予想を上回る9.76%を獲得。「追い風」と捉えたHDPは今回、初めて候補者を擁立。クルド色を薄め、リベラル派や若者を広く取り込み「勝負に出た」(支持者)。

 イスタンブール市の無職、アリ・ドゥランさん(29)は、毎日新聞の現地助手の取材に「CHP支持者だが、今回はHDPに投票した。AKPによる権力の独占をやめさせるためだ」と語った。HDPが10%未満に終われば、得票がAKPに流れてしまうからだという。

 また、右派MHPを支持するセダット・ホジャオールさん(35)も「反エルドアンで人々が団結した結果だ」と語る。エルドアン氏は今回、政治的中立が求められる大統領でありながら全国を遊説し、実権型大統領制への移行を訴えた。このため、有権者は「権力集中への危機感」を強めたという。

 国民とのズレ拡大

 クルド系「国民民主主義党(HDP)」エセンユルト地区共同代表、マフムード・チャカン氏の話 AKPは2002年に政権を取った当初は公約を実現していたが、次第に文化や民族の多様性を受け入れなくなった。クルド民族との和平も実行には移されなかった。

 AKPと国民の認識のズレは徐々に拡大した。今回の選挙では、政治的に中立であるべき大統領が自ら実権型大統領制への移行を訴え、終盤では(イスラム教の聖典)コーランを手に演説していた。

 信仰心のあつい人々の支持を得ようとしたとみられるが、多くの人々が(トルコの国是である)政教分離に反する行為だと批判した。

 HDPのデミルタシュ共同党首は、エルドアン大統領によるこれ以上の権力独占を許してはいけないと訴え「反エルドアン」を掲げた。HDPが支持を集めたのは、デミルタシュ共同党首が国民の懸念や恐れを代弁したからだ。

897チバQ:2015/06/09(火) 19:30:20
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/150609/cpd1506090500002-n1.htm
トルコ総選挙、与党が過半数割れ エルドアン政権に打撃 (1/2ページ)
2015.6.9 05:00
 7日に行われたトルコ国会(一院制、定数550)の総選挙で、エルドアン大統領率いる与党・公正発展党(AKP)は過半数を獲得できなかった。同大統領には打撃となり、10年余り続いた同国の政治的安定が脅かされる恐れがある。

 トルコのアナトリア通信が公表した暫定結果によると、99%開票時点でAKPは258議席とみられ、単独政権に必要な議席数を18下回っている。AKPは2002年以来、単独政権を維持してきた。

 AKPの過半数割れが確実となったことで、大統領職の権限強化を目指していたエルドアン氏の計画が行き詰まる可能性がある。同氏は10年余り首相を務めた後、昨年大統領に就任した。

 開票が進む中、8日の早い段階で通貨リラは過去最低水準に下落した。

 今後数週間以内に想定されるシナリオのうち5つを以下に提示する。

 第1のシナリオは、再選挙。トルコの憲法では、与党が議会で過半数の議席を取得できなかった場合、大統領は総選挙から45日以内に再選挙を求めることができる。エルドアン大統領がそれを望むかどうかは不明だ。

 第2は、過半数に満たない単独政権。トルコなどの民主国家では、政府が過半数の議席を得られなかった例は過去にもある。こうした政権は一定票獲得を目的とした特別な連合の結成などにより政権運営を継続できる。クレディ・スイスは7日のリポートで、過半数に満たない単独政権が「もっともありそうなシナリオ」としつつも、向こう1年半前後で再選挙になる公算が大きいと指摘している。

 第3は、民族主義者行動党(MHP)との連立政権だ。野党第2位のMHPとAKPには共通点も多い。いずれの政党も貧しい地域の敬虔(けいけん)なイスラム教徒から支持を集め、西側の同盟国に対して懐疑的な立場を示している。MHPのバフチェリ党首は総選挙後に連立政権の可能性について難色を示したが、否定もしていない。

 第4は、人民民主主義党(HDP)との連立政権。今回の総選挙で大勝利を収めたのは、獲得議席が初めて10%を上回ったクルド系政党のHDPだ。HDPのデミルタシュ党首は7日夜にAKPとの連立の可能性について否定した。一方、AKPは歴代政権や主要野党よりもクルド人問題について寛容な姿勢を示している。

 第5のシナリオは、その他野党との連立政権だ。最大野党の共和人民党(CHP)との連立政権はほぼないと見られている。MHPとHDPが敵対していることから、議席を獲得した野党3党が組む可能性は低いが、理論的には野党による過半数政党結成も可能だ。(ブルームバーグ Onur Ant、Selcan Hacaoglu)

899チバQ:2015/06/09(火) 19:42:59
http://www.sankei.com/world/news/150608/wor1506080024-n1.html
2015.6.8 20:46

「本当の敗者はエルドアン(大統領)だ」 トルコ総選挙で敗れた与党 強権手法に高まる不満

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メディアのインタビューに答えるエルドアン大統領=7日、イスタンブール(ロイター)
 「本当の敗者はエルドアン(大統領)だ」。第2党の共和人民党(CHP)幹部は7日夜、こう断じた。

 与党・公正発展党(AKP)の創設者であるエルドアン氏は2003年、補欠選挙で当選してすぐに首相に就任して以降、選挙では連戦連勝を続けてきた。

 首相在任中は国際通貨基金(IMF)主導の構造改革路線を前政権から引き継いで経済の安定化を実現。その成果を都市部に比べて開発が遅れていた地方部に手厚く分配し、支持基盤を強固なものとしてきた。

 その一方でエルドアン氏は、自身に批判的なメディアへの統制を強めるなど強権的な手法を多用し、AKPと財界の癒着や汚職をめぐる疑惑も後を絶たなかった。政敵を排除するなどしてAKP内で絶対権力を確立した同氏は、オスマン帝国時代の王になぞらえて“スルタン”と呼ばれた。

 「民主主義はバスのようなもの。目的地に着いたら降りればいい」

 エルドアン氏はかつて、ヨルダンのアブドラ国王にこう語ったと伝えられたことがある。民主主義は権力掌握の手段としかみなしていないとも受け取れる発言だ。AKPが今回総選挙で大統領権限の強化に向けて改憲を主張したことは、野党や反AKPを支持する市民には「危険な野望」と映ったようだ。

 総選挙では、内戦下のシリアに接する南部でAKPが大きく票を減らした。シリア反体制派を支援し、170万人超の難民を受け入れてきたエルドアン氏の対シリア政策への不満が強いことも明らかとなった。

 AKPの過半数割れで、改憲論議がひとまず頓挫したことは間違いない。昨年、大統領となったばかりのエルドアン氏がレームダック(死に体)に陥るとの見方さえある。最大都市イスタンブールでは7日夜、反AKP派の市民らが花火を打ち上げるなどして同党の過半数割れを祝った。

 一方で、どのような組み合わせになっても、イデオロギーや民族的な支持基盤が異なる各党が連立を維持するのは困難とみられる。政治が不安定化すれば、それを是正するとの名目でエルドアン氏が早期の解散・総選挙に動くとの観測もあり、手負いの“スルタン”の闘争は今後も続く可能性が高い。(大内清)

900チバQ:2015/06/09(火) 20:11:28
http://jp.wsj.com/articles/SB10913733382003054274504581036591922082706
トルコの先行きに不安-難航必至の連立交渉
【イスタンブール】トルコで10年強ぶりに連立政権が形成される見通しとなった。経済上、国家安全保障上の課題が山積する中で、同国は長期的に不透明な状況が続くのではないかとの不安が強まっている。

トルコ総選挙で与党が過半数割れ=クルド系が初議席
 7日行われた総選挙により、与党・公正発展党(AKP)は2002年に政権の座に就いて以降初めて議席が過半数を割り込み、同党の指導者らは野党との新政権づくりに取り組むことになった。その結果、投資家は政治的リスクの高まりに身構え、為替市場ではトルコリラが過去最安値に下落し、株式市場では売り物が殺到した。

 AKPの幹部らは、野党との連立政権づくりに入る意向を表明している。月内に新議会が招集された後、45日間で連立政権を形成する必要があり、それができなければ再び総選挙が行われる。ヌマン・クルトゥルシュ副首相は「現段階では連立政権の発足に向け取り組む」と述べた。エルドアン大統領は、すべての政党に民主主義体制の安定を堅持するよう呼び掛ける声明を発表したが、7日に投票所に足を運んで以降公式の場には姿を現していない。

 AKPの3期にわたる単独与党の時代は終わりを告げ、トルコは政治的協調の時代を迎えるのか、それとも連立政権の樹立に失敗しやり直し総選挙となり、政治的分裂の時代に向かうのかの岐路に立たされている。折りしもトルコは、経済成長が急激に鈍化し、同国南部国境が過激派イスラム国(IS)の脅威にさらされ、反体制派のクルド人勢力との和平交渉は脆(もろ)さを抱えるなど、さまざまな難問が持ち上がっている。

 一方、トルコの西側同盟国は総選挙結果をひそかに歓迎しており、西側外交官らは、ぎくしゃくしていた米国や北大西洋条約機構(NATO)加盟各国、欧州連合(EU)との関係改善へ期待を表明している。これらの外交官によれば、シリアをめぐる西側諸国との政策の相違や、ISに対する米国主導の有志連合国との溝が狭まる可能性がある。トルコはISに対する軍事作戦への支援が及び腰であることから、西側同盟国はいら立ちを募らせている。

 フランシス・リチアドーネ元駐トルコ米大使は、「トルコの政治は混乱するだろう。経済問題も地域問題も難しい。しかしトルコはそれら難問をうまく処理できる態勢が整っている」とし、「今回の総選挙の結果はトルコにとって良いことだろう」と語った。マルティン・シュルツ欧州議会議長も「総選挙はトルコに、分裂から対話に向かい、チェック・アンド・バランスを強化する機会を与えた」と歓迎した。

 しかし連立政権の形成は容易ではなさそうだ。AKPは、主要3野党のどれと組んでも議席は過半数に達するが、連立政権入りの可能性があるのは極右の民族主義者行動党(MHP)だけだ。ただ、MHPは、クルド人過激派組織との和平交渉を打ち切るとともに、エルドアン大統領の政界からの事実上の引退を求めている。

 AKP党首のダウトオール首相は9日にエルドアン大統領と会談する見通しで、エルドアン大統領は同首相に連立政権づくりを委ねるとみられている。

902とはずがたり:2015/06/09(火) 23:27:17
死者23万人に=シリア内戦
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/68/d282f71b6235b01af2d70ca75cfab843.html
(時事通信) 20:31

 【カイロ時事】在英のシリア人権監視団は9日の声明で、内戦が続くシリアでの死者が23万人を超えたことを明らかにした。2011年3月に大規模な反政府運動が起きて以降、情勢悪化に歯止めがかからない状況だ。

 監視団によれば、8日時点での死者数が23万618人に達した。この中には、アサド政権や過激派組織「イスラム国」に拘束されて行方不明になった人々は含まれておらず、実際の死者数はさらに多いとみられる。

903とはずがたり:2015/06/09(火) 23:55:47

勢力圏拡大止まらず=日本の面積に匹敵か―「イスラム国」台頭1年
時事通信社 2015年6月9日 20時16分 (2015年6月9日 23時52分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20150609/Jiji_20150609X598.html

 【カイロ時事】過激派組織「イスラム国」が2014年6月にイラク北部モスルなどを制圧し、イラクとシリアにまたがる地域で国家樹立を宣言して1年。米軍主導の有志連合による空爆にもかかわらず、同組織は両国で猛威を振るい続け、リビアなど各地の過激派からも忠誠表明を取り付けて勢力圏を拡大させている。
 同組織はインターネット上に最近公開された英字機関誌「ダビク」の中で、イラクとシリアの支配地域に加えて「パキスタン、ナイジェリア、リビア、イエメン、(エジプト東部)シナイ半島の多くの地域が、黒い旗の下で一体化した」と主張。昨年6月10日にモスルを掌握してからの急速な台頭を自賛した。
 AFP通信によると、フランスの地理学者でシリア情勢に詳しいファブリシュ・バランシュ氏は、イラク、シリア両国での支配地域が30万平方キロ近くに達したと分析する。事実なら、両国以外で忠誠を誓った各国の過激派の支配地域も含め、日本の面積(約38万平方キロ)に匹敵する勢力圏を有することになる。
 ブリンケン米国務副長官は3日、仏ラジオ局のインタビューで、これまでの米軍主導の有志連合による空爆作戦によって「イスラム国」のメンバー1万人以上を殺害したと語った。戦闘員は3万人程度と見積もられ、その3分の1に相当する。指導者のバグダディ容疑者についても一時、空爆で負傷したとの情報が飛び交った。
 しかし、これまでのところ組織に大きなほころびは見られない。それどころか同組織は、5月にイラク中西部アンバル州の州都ラマディやシリア中部の遺跡都市パルミラを相次いで制圧。イラク北部ティクリートを同国軍が奪い返した3月ごろと比べ、勢いを盛り返しているように映る。
 背景には外国人参加が途絶えていない上、イラクやシリアの政権に批判的な制圧地域の住民からの支持を断ち切れないという事情がある。有志連合の政策調整に当たるアレン米大統領特使は「イスラム国のイデオロギーを打ち負かすには1世代、あるいはそれ以上かかるだろう」と厳しい見通しを示している。

904チバQ:2015/06/10(水) 23:20:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150610-00000032-jij_afp-int
「イスラム国」支配下の1年、モスル住民に広がる絶望
AFP=時事 6月10日(水)15時28分配信

【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が先月、イラク西部ラマディ(Ramadi)を制圧したとき、アブ・ヤサールさん(44)は、自分が住む北部モスル(Mosul)がIS支配から解放される見込みがさらに遠のいたと落胆した。


 イラク第2の都市モスルは最大の要衝とされ、ISとの戦いにおける最終決戦の場になるとみられている。だがモスル市民たちは、「最後の奪還目標」とされることによって、自分たちの番が最終的に回ってこないのではないかと恐れている。ラマディでのイラク政府軍の撤退の仕方は、昨年6月にIS系勢力にほとんど抵抗することもなくモスルを奪われた政府側の大敗を思い起こさせた。

 今年4月に北部ティクリート(Tikrit)を奪還した政府軍は、モスルよりも望みがある目標として、アンバル(Anbar)州の奪還作戦を開始。だが政府軍は進撃するどころか、さらなる領土を奪われたため、住民らの期待は失われた。「モスルに関しては、解放に向けた政治的意思が弱いように思える」とアブ・ヤサールさんは語った。

 イラクや米国の当局は、モスル奪還の時期を何度も発表してきた。当初は2014年末までにとされていたのが、今年4〜5月へと延期され、さらに2015年末へと延ばされた。今や両政府ともより慎重になっており、奪還計画は白紙に戻ったようにも思える。

 政治リスクに関する研究・コンサルティングを行う会社ユーラシア・グループ(Eurasia Group)の中東・北アフリカ部門担当ディレクター、アイハム・カメル(Ayham Kamel)氏は「モスルの作戦は無期限で延期されている」「短期間で勝利をあげるには、モスルは大きすぎる」と指摘する。

 モスルの10分の1ほどの大きさのティクリートは、イラク軍が3月に奪還作戦を開始した頃には、住民は残っていなかった。一方、モスルの人口200万人の約半数はまだ同市に残っているとされる。市外へと出ることを希望する住民は、ISの許可を得たうえで、戻ってくることを保証するために不動産の権利書や親類の名前を渡す必要がある。

905チバQ:2015/06/10(水) 23:20:40
■恐怖支配の1年

 ISなどの勢力は昨年6月9日にモスルへの攻勢を開始し、イラクにおけるスンニ派の中心的地域深くへと攻め入った。翌6月10日に同市が制圧された際、多くの住民らはシーア派主導の政府軍が撤退したことに安堵(あんど)した。

 しかし1年がたち、住民はISによる支配の現実におののいている。斬首や投石、はりつけによる公開処刑を目のあたりにして、新たな支配者に逆らえば自分も同じ運命になると恐れているのだ。

「私の家がある通りには50世帯ぐらいが住んでいるが、ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)を支持しているのは1世帯だけだ」と、ある住民は匿名を条件に語った。「でも私たちは、友人にさえそれを話すことを恐れている。家に入り鍵をかけたときだけ、思っていることを家族に話せる」

 一方で、イラク議会の議長を務め、スンニ派の著名な政治家であるサリム・ジュブリ(Salim al-Juburi)氏は、モスル住民には政府と運命を共にすることをためらう理由があると言う。「モスルの住民は、自分たちを解放しに来る政府軍が、今より良い状況をもたらすと信じなければいけない」と、同氏はAFPに語った。【翻訳編集】 AFPBB News

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906チバQ:2015/06/10(水) 23:21:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150610-00050022-yom-int
改宗強要し女性売買…奴隷制宣言「イスラム国」
読売新聞 6月10日(水)7時29分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」に拉致されたイラクの少数派、ヤジーディ教徒の女性が、クルド自治区に生還する例が増えている。

 人身売買の拡大とともに買い戻されたり、逃亡の機会が増えたりしている模様だ。複数の女性が体験を語った。

 「お前は俺のモノだ。イスラム教に改宗しろ。いやなら戦闘員の基地に送る」

 「ハウラ」と名乗った女性(23)は、監禁されていたイラク北部モスルで昨年9月、「イスラム国」の戦闘員から告げられた言葉を再現した。基地では激しい性暴力が待っている。ハウラさんは、恐怖と絶望のうちに改宗を選んだ。

 「イスラム国」が北部センジャールにあるハウラさんの村を襲ったのは昨年8月3日。戦闘員たちは村人を男女別に分け、女性や少女をモスルに連行した。

 拘束場所には、女性ら約1000人が各地から集められていた。ある時、幹部戦闘員が「美人を上位200人選べ」と部下に指示し、大型バス3台に乗せて連れ去った。残されたハウラさんらは、5〜20人ほどのグループに分けられ、各戦闘員の自宅に送られた。

 ハウラさんら7人は、ある戦闘員の自宅で連日、性暴力を受ける。9月、別の幹部戦闘員がハウラさんを1000ドルで買い取り、結婚を強要した。幹部戦闘員の元々の妻は、嫉妬からかハウラさんに暴行を加える。ハウラさんは「それなら逃がして」と妻を説得。電話を借り、タクシー代も出させて、今年3月、モスルの親戚宅に逃げ帰った。

 ハウラさんの横に座っていた10歳の少女も生還者の一人。「父母がどこにいるのか分からない。会いたい。たった一つの望みです」と言葉少なに語った。

 「イスラム国」は昨年8月のヤジーディ教徒地域の襲撃後、「奴隷制の復活」を宣言。異教徒であることを理由に女性らを「奴隷」と見なした。国連は「人道に対する罪」と非難している。英BBCは12月、拘束中の女性は約3500人にのぼると報じた。

907チバQ:2015/06/10(水) 23:22:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150609-00000061-mai-m_est
<イラク>モスル陥落1年…増える過激派、進むIS思想統制
毎日新聞 6月9日(火)19時42分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)がイラク第2の都市モスルを制圧してから10日で1年となる。ISは3月に北部ティクリートを失ったが、5月に西部アンバル県の県都ラマディを新たに制圧するなど、広範な実効支配地域を維持している。イラク政府と米国がラマディ陥落を巡って非難合戦を繰り広げるなど、国際社会のIS対策は思うような効果が上がっておらず、先例のない「巨大テロ組織」との先の見えない戦いが続いている。【カイロ秋山信一】

 「無慈悲な空爆や巨額を投じた情報戦の成果なく、十字軍(欧米)は『イスラム国』が東西に領域を広げるのを眺めるしかなかった」。ISは5月下旬に発行したウェブ版英字機関誌「ダビク」で、最近の戦果を挑発的に誇った。

 ISの領域拡大の動きは、昨年8月に米軍主導の有志国連合が空爆を開始した後、一定の歯止めがかかっていた。しかし、4月にシリアの首都ダマスカス中心部に近いヤルムーク地区に侵攻すると、5月にはラマディやパルミラを制圧。シリア北部アレッポ県やハサカ県でもアサド政権や反体制派への攻撃を強化している。ISなどイラク、シリアの過激派勢力には、国連の推計で約100カ国から約2万2000人の外国人戦闘員が参加。増加傾向は変わっていないという。

 敵対勢力を破る原動力となっているのが「自爆」の戦術化だ。ISは昨年6月のモスル制圧時、米軍がイラク軍に供与した装甲車を2300台以上奪ったとされる。ISはこうした装甲車に爆発物を満載し、相手の銃撃を装甲によって阻みながら目的地点に向かい、自爆攻撃で突破口を開く戦術を多用している。

 ISの攻勢の中でも国内外に特に衝撃を与えたのが、ラマディの陥落だった。イラク政府が3月に北部ティクリートを奪還し、ラマディなどアンバル県でのIS掃討に動いたばかりだったからだ。

 「(有志国連合の)空爆が十分ではない。偵察もほとんど行われていない。我々はISとの戦いで犠牲になる覚悟だが、国際社会の支援が必須だ」。イラクのアバディ首相は2日、ラマディ陥落に関連し、米軍などの「支援不足」を批判した。しかし、カーター米国防長官は「(ラマディ防衛戦で)戦意を見せなかった」と逆にイラク軍を非難。互いに責任をなすりつけ合う事態となった。

 イラク国内でも波紋が広がった。アバディ首相はラマディ奪還作戦のため、イスラム教シーア派民兵の投入を決断した。しかし、アンバル県で多数を占めるスンニ派部族は、シーア派民兵による過去の残虐行為を理由に反発、一部が「ISへの忠誠を誓う」と表明する事態となった。

 さらにアバディ首相と距離を置くマリキ前首相が、政府を揺さぶるため、自身の影響下にあるラマディ守備隊を撤退させた疑惑が浮上。ISの伸長を許す要因となった宗派対立や権力闘争が依然として続いていることが浮き彫りになった。

 ISの動向に詳しいエジプト人評論家マヘル・ファルガリ氏は「ISは宗派対立につけ込んで一定の支持を固めている。IS掃討には多数の犠牲を伴う地上戦が不可欠だ」と分析。イスラム過激派が専門のエジプト人研究者サラハ・エルディン氏は「ISは原油密売や徴税などの収入で自活可能で、経済的封じ込めは困難だ。移動の自由や人権を尊重する欧米の価値観に沿った行動では、外国人戦闘員のISへの流入を阻止するのも難しい」と指摘している。

908チバQ:2015/06/10(水) 23:22:30
         ◇

 「この1年で、モスルの住民はイラク政府に完全に失望した」。モスル在住の男性は5月末、毎日新聞の電話取材に、モスル奪還に動かない政府への怒りを口にした。男性によると、ISは昨年末以降、街の周囲数十キロにわたり「城壁」を築き、ざんごうも掘って要塞(ようさい)化を進めている。対照的にイラク政府軍に目立った動きはないという。

 ISの実効支配によって市民生活は様変わりした。住民の証言によると、1日5回の礼拝時には商店は全て閉まる。宗教警察が巡回し、礼拝せずに店を開けているのが見つかれば、むち打ちなどの処罰を受ける。

 日用品や食料はシリアのIS実効支配地域から入ってくるが、電気や水道は途絶えがちだ。ISは住民が外部と連絡できないように電話網も断った。生計を立てるためにISの戦闘員になる若者も多いという。

 思想統制も進む。ISはモスク(イスラム礼拝所)から説教師を追い出し、代わりにISメンバーを送り込んだ。学校では歴史や地理、文学の授業がなくなり、ISの過激思想が子供たちに吹き込まれている。6月からはあごひげを生やすことが男性の義務になり、違反すれば処罰されることになった。

 ISは住民の脱出も阻んでいる。以前は治療目的なら約1カ月間、IS支配地域外に出ることが認められていた。期間内に戻らなければ、財産が没収される条件だった。しかし、今年に入って規制が強化され、治療もIS支配地域内で受けるよう求められた。重病者の多くは500ドル(約6万円)程度で域外への脱出を仲介する業者に頼るしかない。

 ISの侵攻前、モスルには約150万人が住んでいた。スンニ派が多数派で、シーア派主導の政府に対する不満も強かった。しかし、隣接するクルド人自治区に逃れたディアさん(50)は「政府もひどいが、ISは最悪だ。(以前の人口の)7割以上が今もとらわれの身になっている」と嘆く。住民の間では、モスル攻防戦が始まれば「人間の盾」として使われるとの懸念が高まっているという。

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909チバQ:2015/06/10(水) 23:23:26
http://www.asahi.com/articles/ASH6B05K9H69UHBI02Z.html
トルコ首相が辞職へ 総選挙、与党の過半数割れ受け
イスタンブール=春日芳晃
2015年6月10日02時24分

 トルコのダウトオール首相は9日、エルドアン大統領と面会し、辞職する意向を伝えた。7日投開票のトルコ総選挙(定数550)で、与党・公正発展党(AKP)が過半数を割ったことを受けての判断とみられる。エルドアン氏は受け入れたものの、新たな政権が樹立されるまでは職務にとどまるよう指示した。

 総選挙でAKPは53議席減の258議席となり、第1党を維持したが、2002年の政権発足以来、初めて過半数を割ることになった。そのため、ダウトオール首相の責任を問う声が党内から出ていた。

 また、本来は大統領として中立の立場であるべきエルドアン氏も、事実上、党指導者として権限を強化した大統領制の実現をAKPの公約に盛り込ませるなど、選挙戦に深く関与。党内にはダウトオール氏同様、エルドアン氏の責任を問う声も出ている。(イスタンブール=春日芳晃)

http://www.afpbb.com/articles/-/3051244
トルコ内閣総辞職へ、「再度の総選挙実施」にも現実味
2015年06月10日 08:39 発信地:アンカラ/トルコ

【6月10日 AFP】総選挙で与党過半数割れという衝撃の結果に揺れるトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は9日、内閣の総辞職の意向を受け入れた。ただし新政府が樹立されるまで、首相以下全閣僚の留任を要請した。

 与党・公正発展党(Justice and Development Party、AKP)は7日に投開票された総選挙で、2002年の政権発足以来初めて獲得議席が過半数に届かなかった。これを受けて同国は、連立政権の樹立、あるいは再び総選挙が行われる可能性がある。

 エルドアン大統領は、アフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)首相を首都アンカラ(Ankara)に建設された新しい大統領公邸に招いて1時間の非公開協議を行った。

 大統領府は短い声明を出し、「アフメト・ダウトオール首相が内閣総辞職を申し入れ、エルドアン大統領はこれを受け入れた」「大統領は内閣のこれまでの尽力に謝意を示し、新政府樹立までの留任を要請した」と発表した。

 ある政府筋がAFPに明かしたところによると、この予期されていた動きは形式的なもので、大統領は近く再び首相を招き、他党との連立交渉開始について話し合うとみられるという。

 しかしめぼしい連立相手がいないのが実情で、総選挙を再び実施するというシナリオも現実味を帯びてきている。エルドアン大統領は連立交渉が決裂した場合、選挙結果確定後から45日以内に改めて総選挙を実施しなければならない。(c)AFP/Fulya OZERKAN

910チバQ:2015/06/10(水) 23:26:40
http://mainichi.jp/select/news/20150610k0000e030204000c.html
リビア:中部シルト、ISが制圧 内乱に乗じ勢力拡大
毎日新聞 2015年06月10日 11時28分(最終更新 06月10日 15時18分)
【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)は9日、インターネット上で地中海に面する「リビア中部シルトを制圧した」とする声明を発表した。ロイター通信が報じた。ISが地中海沿岸で勢力を広げていることに、地中海対岸のイタリアなど欧州諸国は懸念を強めている。しかし、リビアは東西に二つの政府が分立して内乱状態に陥っており、シリアやイラクに次いでISの勢力が拡大する恐れが増している。

 ロイターによると、ISは9日、シルト西郊にある発電所を新たに制圧し、「シルトを完全に掌握した」と主張した。ISは今年2月にシルトの行政庁舎やラジオ局を占拠し、5月には南郊にある軍民両用の空港も制圧していた。シルトでISと戦っていたイスラム勢力主体の「トリポリ政府」系部隊は撤退した。

 ISは昨年10月以降、東部デルナに勢力を保持している。さらにシルトから地中海沿いに東方への進出を図っている。リビアは世界9位の埋蔵量を誇る産油国で、ISが主要な石油の積み出し港があるシドラやラスラヌーフを狙っているとの見方もある。

 一方、リビア西部を押さえる「トリポリ政府」と東部を拠点とする「トブルク政府」との和平協議が8日からモロッコで始まった。仲介役を務める国連のレオン特使は、統一政府の樹立や両政府傘下の武装勢力の国軍編入などを柱とする和解案を提示。レオン特使は記者団に「和解案への反応は好意的だった」と語った。

 しかし、トブルク政府側は9日、「(特使は)イスラム主義者に屈服した」などとして和解案の受け入れを拒絶し、交渉からの離脱を決めた。トリポリ政府側は和解案に賛同する姿勢を見せた。

 リビアは2011年に内戦の末、カダフィ独裁政権が崩壊。しかし、内戦後も反カダフィ派同士の軍事衝突や政争が絶えない状況が続いている。

912とはずがたり:2015/06/12(金) 13:40:37
本質的にはISと大差ないな。。

2015.06.09
イスラム教を侮辱? サウジのブロガーに酷刑 世界中から「非人道的」と糾弾
http://biz-journal.jp/sankeibiz/?page=fbi20150609505

 サウジアラビアの最高裁は7日、インターネットに開設した討論サイトでイスラム教を侮辱したなどとして、人権活動家の市民ジャーナリスト、ライフ・バダウィ氏(31)に昨年言い渡されていた禁錮10年とむち打ち1000回の判決を支持する判断を下した。判決はこれで確定し、国王が恩赦を与えない限り、刑は執行される。大産油国への遠慮から国際社会の非難も腰砕け気味の中で下された残酷な判決に、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは「忌まわしい不当な決定であり、表現の自由にとって暗黒の日だ」とコメントした。
 ◆サイト開設で逮捕
 AFP通信などによると、バダウィ氏は討論サイト「サウジ自由ネットワーク」を2008年に共同で立ち上げ、12年6月に悪名高いサウジアラビアの宗教警察に摘発、サイバー犯罪の規定で逮捕された。容疑は「自由に意見交換をするサイト(後に裁判所命令で閉鎖)を立ち上げたことは、イスラム教の侮辱と許されない政府批判につながる」というものだった。
 起訴され、地裁の1審で禁錮7年、むち打ち600回の判決を受けたが控訴。しかし、14年5月に上級審ではさらに重い禁錮10年、むち打ち1000回、旅行禁止10年、メディア利用の禁止、罰金100万リヤル(約3300万円)の判決を受けた。
 むち打ち1000回は、1週間に50回ずつ20週で行うというもので、今年1月9日に紅海に面した港湾都市ジッダのモスク(イスラム寺院)の外で最初の50回のむち打ちを受けた。刑は、金曜礼拝を終えたばかりの市民に公開された。
 ◆国王が「再審」命令
 これに対し、国連、米国、欧州連合(EU)、バダウィ氏の妻と3人の子供が13年から政治亡命しているカナダなど、世界中から「非人道的だ。バダウィ氏は表現と信教の自由の権利を行使しただけだ」(米国務省)などと糾弾する声が上がった。こうした事態を受けてサウジ当局は、2回目以降のむち打ちを「被告の健康状態ではむち打ちに耐えられず、死亡する恐れがある」として、「医学的見地」を理由に延期。さらに、前国王の死去に伴って1月23日に即位したサルマン国王(79)が2審の判決の見直しを最高裁に命じていた。
 判決が覆ることを期待していたバダウィ氏の妻、エンサフさんは7日、カナダのケベック州からAFP通信の取材に電話で「最高裁の決定に打ちひしがれている。夫は最初のむち打ちの後の痛みがひどく、健康状態も悪いと聞く。きっと次のむち打ちには耐え切れない。早ければ12日にもむち打ちが再開されるとの情報があり、止めさせてほしい」と答えた。アムネスティ・インターナショナルの中東・北アフリカ部長、フィリップ・ルーサー氏は「ブログを書いたり、ネットで意見を交わすことは犯罪ではない。国際社会では一般化している行為で厳罰を下されるとは常軌を逸している」と語った。
 ◆ノーベル賞候補に
 一連の裁判では、バダウィ氏の弁護士で人権活動家のワリード・アブ・アルカイル氏にも、禁錮15年とその後の15年の海外渡航禁止の判決が下されている。一方でバダウィ氏とアルカイル氏は、ノルウェーの国会議員の推薦により、今年のノーベル平和賞の候補にノミネートされている。
 2001年9月の米中枢同時テロでは、実行犯19人中15人がサウジアラビア出身の知識階級だった。犯行の背景には、サウジが世界最大の産油国であるが故にその“圧政”に目をつむる米政府への反感もあったとされる。国際情勢も変化した中、世界はサウジに対し、声を荒らげる時かもしれない。(SANKEI EXPRESS)

913チバQ:2015/06/14(日) 00:17:35
http://mainichi.jp/select/news/20150613k0000e030264000c.html
イエメン:世界遺産の旧市街に被害相次ぐ サウジ空爆で
毎日新聞 2015年06月13日 11時32分(最終更新 06月13日 11時42分)

 【カイロ秋山信一】イエメン国営サバ通信は12日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されている首都サヌアの旧市街がサウジアラビア主導の連合軍による空爆で被害を受けたと報じた。イエメンでは今年3月以降、ハディ政権とイスラム教シーア派武装組織フーシとの戦闘が激化。フーシに対するサウジ主導連合軍の空爆が続いており、世界文化遺産の古都ザビードなどでも文化財に被害が出ている。

 フーシの影響下にあるサバ通信の報道によると、サウジ軍は12日未明に旧市街を空爆し、少なくとも6人が死亡、建物5棟が全壊した。旧市街への空爆は初めてだとみられる。

 一方、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、連合軍のアシリ報道官は旧市街への空爆を否定し、フーシの武器庫が爆発したとの見方を示した。

 ユネスコのボコバ事務局長は12日、「人命が失われただけでなく、世界で最も古く、貴重なイスラム都市の一つに損傷が出たことに深く苦悩している」との声明を発表した。

 サヌア旧市街は2500年以上前から居住が進み、貿易の中継地として栄えた。11世紀以前に建造された住宅が6000軒、モスク(イスラム礼拝所)が100カ所以上ある。日干しレンガの壁と白いしっくいで縁取られた窓枠の中層建築が建ち並び、1986年に世界遺産に登録された。

 世界保健機関(WHO)によると、イエメンでは戦闘が激化した3月以降、少なくとも2584人が死亡、1万1065人が負傷した。今月15日からスイスのジュネーブで国連主導の和平協議が開かれる予定だが、ハディ政権とフーシとの相互不信は根深く、直接対話ではなく国連側が双方と個別に協議を進める形となる見通しで、協議の実効性を疑問視する声も出ている。

http://mainichi.jp/select/news/20150613k0000e030274000c.html
イエメン:国民の8割の2110万人に支援必要 国連
毎日新聞 2015年06月13日 12時17分

 国連のドゥジャリク事務総長報道官は12日の記者会見で、内戦状態に陥っているイエメンの人口の約8割に当たる2110万人(推計)が人道支援を必要としていると発表した。100万人以上が住まいを追われ避難生活を余儀なくされているという。

 首都サヌアでは12日、軍事介入しているサウジアラビア軍などが空爆を行い、AP通信は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されているサヌア旧市街の住宅が少なくとも3棟破壊され市民ら6人が死亡したと伝えた。

 ドゥジャリク氏は、ジュネーブで15日から行われる和平協議に潘基文事務総長が出席すると述べた。(共同)

914名無しさん:2015/06/14(日) 20:38:14
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150612-00151006-newsweek-int
ロヒンギャ族がISIS勧誘の格好の標的に
ニューズウィーク日本版 6月12日(金)11時46分配信

 アジアでの勢力拡大を狙うテロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)が、迫害を受けてミャンマー(ビルマ)を脱出しているイスラム系少数民族ロヒンギャ族を戦闘員に勧誘し、訓練しているという。

 この数年でミャンマーを脱出したロヒンギャ族は最大10万人に上り、兵力増強をもくろむISISの格好の標的になっているとの懸念が高まっている。彼らの目指す地が、ISISが人員募集を活発に行っているマレーシアやインドネシアであればなおさらだ。

 現在、シリアとイラクでISISメンバーとして戦闘に加わっているインドネシア人は約700人、マレーシア人は約200人だ。シンガポールのリー首相は先週、「東南アジアはISISにとって重要な人材勧誘の場になっている。インドネシア人とマレーシア人のISIS戦闘員は多く、彼らだけで一部隊をつくっている」と語った。伝えられるところでは、この部隊はカティバ・ヌサンタラと呼ばれている。

受け入れ国もなく家族ぐるみでISISに入る例も

 135以上の民族が暮らすミャンマーでは民族同士の軋轢が多い。特にロヒンギャ族はミャンマー西部のラカイン州で仏教徒と長年にわたって衝突を繰り返し、数万人が国外脱出を試みる事態に発展している。

 しかし、多くの国はロヒンギャ族の受け入れに消極的だ。家族を養うお金もない彼らの間で、ISIS参加が魅力的な選択肢として急速に広まるかもしれない、と専門家は警告する。イスラム過激派やISIS支持者がロヒンギャ族に対し、シリアでの戦闘に加わるよう唆すメッセージをインターネットに投稿していたとの指摘もある。

 政治暴力・テロリズム研究国際センター(シンガポール)のグナラトナ所長は、ISISは弱い立場にあるムスリムを勧誘するのが巧みになってきていると指摘する。「以前は個人だったが、今は家族でISIS入りする例が増えている」

[2015.6.16号掲載]

アイリッシュ・オガラ

915チバQ:2015/06/14(日) 21:43:23
>>912
http://www.sankei.com/world/news/150614/wor1506140002-n1.html
2015.6.14 07:00
【世界の議論】
ブロガーに禁錮・むち打ち1000回の刑! サウジで言論に「酷刑」 世界中から糾弾の声も…

 サウジアラビアの最高裁は7日、インターネットに開設した討論サイトでイスラム教を侮辱したなどとして、人権活動家の市民ジャーナリスト、ライフ・バダウィ氏(31)に昨年言い渡されていた禁錮10年とむち打ち1000回の判決を支持する判断を下した。判決はこれで確定し、国王が恩赦を与えない限り、刑は執行される。大産油国への遠慮から国際社会の非難も腰砕け気味の中で下された残酷な判決に、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは「忌まわしい不当な決定であり、表現の自由にとって暗黒の日だ」とコメントした。

サイト開設で逮捕

 AFP通信などによると、バダウィ氏は討論サイト「サウジ自由ネットワーク」を2008年に共同で立ち上げ、12年6月に悪名高いサウジアラビアの宗教警察に摘発、サイバー犯罪の規定で逮捕された。容疑は「自由に意見交換をするサイト(後に裁判所命令で閉鎖)を立ち上げたことは、イスラム教の侮辱と許されない政府批判につながる」というものだった。

 起訴され、地裁の1審で禁錮7年、むち打ち600回の判決を受けたが控訴。しかし、14年5月に上級審ではさらに重い禁錮10年、むち打ち1000回、旅行禁止10年、メディア利用の禁止、罰金100万リヤル(約3300万円)の判決を受けた。

 むち打ち1000回は、1週間に50回ずつ20週で行うというもので、今年1月9日に紅海に面した港湾都市ジッダのモスク(イスラム寺院)の外で最初の50回のむち打ちを受けた。刑は、金曜礼拝を終えたばかりの市民に公開された。

国王が「再審」命令

 これに対し、国連、米国、欧州連合(EU)、バダウィ氏の妻と3人の子供が13年から政治亡命しているカナダなど、世界中から「非人道的だ。バダウィ氏は表現と信教の自由の権利を行使しただけだ」(米国務省)などと糾弾する声が上がった。こうした事態を受けてサウジ当局は、2回目以降のむち打ちを「被告の健康状態ではむち打ちに耐えられず、死亡する恐れがある」として、「医学的見地」を理由に延期。さらに、前国王の死去に伴って1月23日に即位したサルマン国王(79)が2審の判決の見直しを最高裁に命じていた。

916チバQ:2015/06/15(月) 22:15:14
http://news.livedoor.com/article/detail/10231383/
トルコ、選挙やり直しも 新政権樹立失敗なら=大統領

2015年6月15日 9時3分 ロイター
[イスタンブール 14日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は13日、憲法で定められた期限内に新政権が樹立できなければ、総選挙のやり直しが不可避になるとの見方を示した。

7日に実施された総選挙では、与党・公正発展党(AKP)が苦戦。得票率はおよそ41%にとどまり、過半数獲得はならなかった。

大統領は13日夜、記者団に対して「選挙で得票率が1位だった政党も、次の政党も(政権樹立に)失敗すれば、総選挙をやり直さざるを得なくなる」と述べた。発言は14日付ミッリイェト紙に掲載された。

月内の議会開会後、大統領はAKPに政権樹立を正式に命じる見通し。45日以内に樹立できなければ、大統領は再選挙を宣言できる。

大統領は「政府がないままにしておくことは考えられない」と強調。「投資や外交に支障が出ないよう不透明感を長引かせるべきではない。可能な限り早期に政権を樹立する必要がある」との考えを示した。

917チバQ:2015/06/16(火) 21:25:00
>>842
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00050127-yom-int
モルシ氏ら6被告に死刑判決「国の治安乱した」
読売新聞 6月16日(火)20時35分配信

 【カイロ=溝田拓士】エジプトの裁判所は16日、ムバラク独裁政権の崩壊直前の2011年1月に起きた刑務所襲撃事件に関与したとして、モルシ前大統領ら6被告に死刑判決を言い渡した。

 「ムフティ」と呼ばれるイスラム法学権威の見解を踏まえたもので、1審判決が確定した。モルシ氏への死刑判決は初めて。

 裁判長は、死刑の理由について「国の治安を乱した。イスラム法では死刑に値する」としたムフティの見解を引用した上で、「減刑理由は見当たらない」などと述べた。国家の治安情報漏えいに関与したスパイ罪については終身刑とした。

 裁判所は5月中旬、刑務所襲撃の罪でモルシ氏ら106人に対して「死刑相当」の判断を示し、法律に従ってムフティに見解を求めていた。モルシ氏ら6人以外の被告100人は終身刑などに減刑された。

918とはずがたり:2015/06/17(水) 12:48:56
米、アル・カーイダのナンバー2殺害を発表
2015年06月17日 11時27分
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150617-OYT1T50063.html?from=ycont_top_txt

 【ワシントン=今井隆】米国家安全保障会議(NSC)のプライス報道官は16日、国際テロ組織アル・カーイダ系でイエメンを拠点とする過激派組織「アラビア半島のアル・カーイダ(AQAP)」の指導者、ナーセル・ウハイシ容疑者を殺害したと結論づける声明を発表した。

 米メディアによると、AQAPもインターネットに15日付で投稿したビデオ声明で、同容疑者の死亡を認め、新たな指導者にカシム・ライミ容疑者を選んだと発表した。

 報道によると、ウハイシ容疑者は米無人機による攻撃で殺害された。同容疑者は、アイマン・ザワヒリ容疑者に次ぐアル・カーイダのナンバー2とされ、米政府は1000万ドル(約12億円)の懸賞金をかけて行方を追っていた。

 AQAPは、イエメンの政情不安定化につけ込んで勢力を拡大。今年1月には仏政治週刊紙「シャルリー・エブド」パリ本社への銃撃事件で犯行声明を出した。

919チバQ:2015/06/17(水) 21:50:46
http://www.sankei.com/world/news/150616/wor1506160057-n1.html
2015.6.16 23:14

「憎悪を扇動した」バーレーンが野党党首に禁錮4年、王家支配に抗議




 AP通信によると、ペルシャ湾岸の島国バーレーンの裁判所は16日、最大野党ウェファク党首のサルマン師(49)に対し、「憎悪を扇動した」などの罪で禁錮4年の判決を言い渡した。

 バーレーンでは2011年の中東民主化運動「アラブの春」以来、多数派のイスラム教シーア派住民らがスンニ派のハリファ王家の絶対支配に反対するデモを続けており、ウェファクは抗議活動の中心的な存在。サルマン師は昨年12月に逮捕された。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、サルマン師の平和的な意見表明が罪に問われているとして釈放を呼び掛けてきた。(共同)

920チバQ:2015/06/17(水) 22:21:47
>>175>>461
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015061700946
パレスチナ暫定内閣が総辞職=ハムダラ首相に再度組閣要請-議長補佐官


 【ラマラ(ヨルダン川西岸)AFP=時事】パレスチナ自治政府議長補佐官は17日、自治政府の暫定統一内閣が総辞職したと明らかにした。「ハムダラ首相がアッバス議長に辞表を提出し、議長はハムダラ氏に新たな組閣を命じた」と述べた。
 パレスチナ当局者によると、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配する自治区ガザで暫定内閣が活動できていないことを理由に、過去数カ月間にわたって総辞職が検討されてきた。
 補佐官は、新内閣の組閣に当たってはハマスを含むパレスチナ各派と協議すると述べた。(2015/06/17-21:38)

921とはずがたり:2015/06/18(木) 00:16:30
まあそんな目新しい無い様は無いけど。。
イラン・シリアのシーア派地域はイラン,スンニ派地域はトルコとサウジの指導権を認める的な妥協の余地はないのかね??

緊張高まる米・サウジの複雑な関係
2015年06月17日(Wed)  岡崎研究所
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5041

 5月11日付のインターナショナル・ニューヨーク・タイムズ紙で、ニューヨーク・タイムズ紙のBaker及びShear両記者が、サウジのサルマン国王がオバマの招集したサミットを欠席することは、中東で長年にわたり目標を共有してきた両国が、今や基本的に対立していることを意味する、と述べています。

 すなわち、イランとの核交渉、ISの台頭、アラブの春に続く中東の不安定、世界のエネルギー市場の変貌の4つの強力な要因が、両国間の緊張を高めていることは無視できない。米国のシェールブームは、米国をサウジ依存から解き放ち、何十年もの力関係を変えた。

 F.D.ルーズベルト大統領がアブドゥルアジズ国王と会ってから70年、両国は共通の利害、衝突する価値、シニカルな適応からなる複雑な婚姻関係をおくってきた。共通項は安定への願望であったが、今や両国の安定の考えは同じでない。

 オバマはイランとの交渉の妥結は、地域の紛争の拡大を防ぐ最善の方途となると考えているが、スンニ派のサウジは、妥結して制裁が緩和されれば、シーア派のイランは何十億ドルも使い、地域の不安定をさらに煽るだろう、と見ている。シリアでは、サウジがアサド追放のためより積極的な行動を望んでいるのに、オバマは介入を躊躇している。米国は中東の民主化への動きを善しとしているが、サウジはアラブの春の余波は、サウジ政権にとって脅威であると見ている。

 その間ノースダコタとテキサスでのシェールオイルの増産で、米国の石油輸入依存が減り、サウジの石油供給削減を恐れることなく振る舞える。

 米国とサウジは依然として基本的利害を共有するとの見方もあるが、専門家は、米国はサウジとイランの危険な代理戦争に巻き込まれたくないと思っており、米国は今回のサミットで湾岸諸国が満足するような約束はしないだろう、と言っている、と述べています。

出典:Peter Baker & Michael D. Shear ‘King’s Absence at Meeting Signals a Saudi-U.S. Marriage Adrift’ (International New York Times, May 11, 2015)
http://www.nytimes.com/2015/05/12/us/politics/kings-absence-at-summit-signals-saudi-us-marriage-on-rocks.html?_r=1

922チバQ:2015/06/18(木) 19:52:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015061802000155.html
シリア難民 欧州へ命懸け マケドニアの高速道、自転車で

2015年6月18日 朝刊


16日、マケドニア中部ベレス近郊で、セルビアとの国境を目指し自転車で旅するシリアからの難民の男性たち=宮本隆彦撮影
写真
 【ベレス(マケドニア中部)=宮本隆彦】戦火を逃れたシリアなどの難民が豊かな欧州北部を目指す旅の途中、バルカン半島の小国マケドニアで自転車や徒歩での危険な移動を強いられている。マケドニア政府が難民の公共交通機関の利用を禁じているためだが、重大事故の多発を受け、法改正の動きが進んでいる。
 深夜十一時。マケドニアを南北に貫く高速道路「E75」。時速百二十キロで闇を切り裂く車のヘッドライトに突如、路肩を走る十数台の自転車が照らされた。数分おきに同じようなグループに出会う。
 彼らの多くはシリアからの難民。アサド政権、反政府勢力、過激派組織「イスラム国」(IS)が三つどもえの内戦を続ける母国を逃れた。野宿を重ね、ドイツやスウェーデンなど欧州北部を目指している。
 北に向けて自転車を駆る難民の姿は高速沿いの一般道でも頻繁に見られる。十五人ほどで移動中のアイマン・ヌシーンさん(23)はシリアで英語を学んでいた。ギリシャまではバスや列車で移動し、警官の目を盗んでマケドニアに不法入国。国境の町で百六十ユーロ(約二万二千円)で自転車を買い、衛星利用測位システム(GPS)機能が付いた携帯電話の地図を頼りにペダルをこぐ。「シリアでは希望を見つけられない。仕事、住む場所、そして平和がほしいだけだ」と話した。
 地中海で難民を乗せた船の遭難が相次ぎ、アフリカからイタリアへ渡る海路の危険性が認識される中、バルカン半島を陸路で北上する難民が急増している。
 マケドニアの非政府組織(NGO)レギスは「二カ月ほど前から増え、今では連日三百人が国境を越えて来る」と指摘。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、隣国セルビアでの難民申請は二〇一二年の五千人から、一五年は一〜五月だけで二万二千人に跳ね上がった。
 しかし、高速道路の路肩を自転車で走ったり、鉄道の線路を歩いたりする旅も危険を伴う。中部ベレス近郊では四月二十三日夜、線路を歩いていた難民十四人が列車にはねられて死亡した。地元メディアによると、昨年十一月以降の死者は計三十人に上るという。
 こうした状況に国内外で批判が強まり、マケドニア政府は今月十五日、難民に公共交通機関の利用を認める法改正を決定。十八日にも議会で可決される見通しだ。レギスのヤスミン・レジェピ代表(36)は「今後は列車でマケドニアを通過でき、自転車や徒歩での危険な移動は大幅に減るだろう」と期待している。

923チバQ:2015/06/18(木) 19:55:59
http://www.sankei.com/world/news/150618/wor1506180021-n1.html
2015.6.18 08:58

イスラム諸国ラマダン入り 相次ぐ戦闘に平和願う






ヨルダン・アンマンのスーパーで、ラマダンを前に飾りを買いに来たクルード・クアンドルさん(左)=15日(共同)
 サウジアラビアやインドネシアなど中東やアジアの大半のイスラム教国で18日、ラマダン(断食月)が始まった。期間は約4週間。日の出から日没まで飲食や喫煙が禁じられ、信者は信仰を深める。多くのイスラム諸国で紛争やテロが常態化する中で、市民からは平和を願う声が聞かれた。

 ラマダン中、多くの信者が自宅を電飾で飾るといい、ヨルダンの首都アンマンでは、月や星の形をした装飾品をスーパーで買い求める人も。82歳の母と、玄関用に電飾器具を買った主婦クルード・クアンドルさん(55)は「ただただ世界の平和を祈るだけ」と話した。

 内戦の続くシリアから避難してきた男性店員(28)は「ラマダンは(シリア南部)ダルアーにいる家族と過ごしたいが、無理だ」とぽつりと話した。(共同)

924チバQ:2015/06/18(木) 20:30:01
>>915の続き

2723 :チバQ:2015/06/14(日) 21:43:47
 判決が覆ることを期待していたバダウィ氏の妻、エンサフさんは7日、カナダのケベック州からAFP通信の取材に電話で「最高裁の決定に打ちひしがれている。夫は最初のむち打ちの後の痛みがひどく、健康状態も悪いと聞く。きっと次のむち打ちには耐え切れない。早ければ12日にもむち打ちが再開されるとの情報があり、止めさせてほしい」と答えた。アムネスティ・インターナショナルの中東・北アフリカ部長、フィリップ・ルーサー氏は「ブログを書いたり、ネットで意見を交わすことは犯罪ではない。国際社会では一般化している行為で厳罰を下されるとは常軌を逸している」と語った。

ノーベル賞候補に

 一連の裁判では、バダウィ氏の弁護士で人権活動家のワリード・アブ・アルカイル氏にも、禁錮15年とその後の15年の海外渡航禁止の判決が下されている。一方でバダウィ氏とアルカイル氏は、ノルウェーの国会議員の推薦により、今年のノーベル平和賞の候補にノミネートされている。

 2001年9月の米中枢同時テロでは、実行犯19人中15人がサウジアラビア出身の知識階級だった。犯行の背景には、サウジが世界最大の産油国であるが故にその“圧政”に目をつむる米政府への反感もあったとされる。国際情勢も変化した中、世界はサウジに対し、声を荒げる時かもしれない。

925名無しさん:2015/06/20(土) 09:02:06
>>914

http://www.huffingtonpost.jp/mehdi-hasan/aung-san-suu-kyi-silence-rohingya_b_7575022.html
Mehdi Hasan
メディ・ハサン アルジャジーラ英語版プレゼンター
アウンサンスーチーがロヒンギャ問題について沈黙している。その理由は許しがたいものだ
投稿日: 2015年06月13日 16時36分 JST 更新: 2015年06月13日 19時21分 JST AUNG SAN SUU KYI

「アウンサンスーチー氏へのノーベル平和賞を授与するにあたり...」 1991年にノルウェーのノーベル委員会は「彼女の不断の努力を称えるため、また平和的手段によって民主主義、人権、民族和解を達成しようと努力している世界中の多くの人々への支持を示す」と声明を発表した。

委員会はさらに、スーチーは「弾圧との闘いにおける重要な象徴」であると付け加えた。

早くもそれから24年経つが、ミャンマーのイスラム教少数民族ロヒンギャは、ノーベル委員会の5人が曇った目でスーチーを平和賞に選んだことに同意しないのではないか。それに、スーチーを「世界で最も名高く勇気ある良心の囚人」と褒め称えたイギリスのゴードン・ブラウン元首相にも同意しないだろう 。そして、ミャンマーの人々は「アウンサンスーチー氏がもたらす、道徳的で原理原則に基づくリーダーシップを、切に求める」と述べた、南アフリカのデズモンド・ツツ大司教に同意しないのは、言うまでもないだろう。

近年、国連が言うところの「世界で最も迫害されているマイノリティ」のロヒンギャは、自分たちの窮状に関心を引き付けるのに苦労してきた。

その状態は、数週間前にロヒンギャ難民数千人がタイやマレーシア、インドネシアに到着し始めたときまで続いていた。しかし一方で、さらに多くのロヒンギャが、食品や清潔な水の供給が先細っていく中、依然としてこれら3カ国の沖合にあるおんぼろ船に取り残されていると考えられている。

「とても腹を空かせていて、とても痩せている」

?5?月20日付のAFP通信は、「インドネシア沖で、絶望し飢えたロヒンギャを乗せた超満員のボートに目を向けたとき、漁師のムクタル・アリは泣き出してしまった」とレポートしている。

アリは、AFP通信にこう語った。「私は言葉を失いました。この人々を見ると、あまりにも飢えていて痩せて見えたので、私と私の友人たちは泣いてしまいました」

しかし、こうしたロヒンギャの「ボートピープル」は、氷山の一角でしかなく、はるかに大きな問題がある。アムネスティ・インターナショナルのアジア太平洋地域研究者ケイト・シュエッツェは、次のように述べた。「危険にさらされている多くの命が最優先課題とされるべきですが、この危機の根本原因にも対処しなければなりません。大多数のロヒンギャが、ミャンマーに留まるよりも、生き延びられるか分からない危険な船旅を選択するという事実は、彼らが直面する状況の深刻さを物語っています」

過酷な状況は、130万人いるロヒンギャの市民権の否定から、移動・雇用・教育・医療への厳しい制限、そして彼らの故郷であるラカイン州でロヒンギャの家族に対し「子供ども2人」までの制限を課す差別的な法律まで、広範囲に及ぶ。

数十万人が家から追い出されてきた。ロヒンギャの町や村は、略奪を重ねる暴徒によって跡形もなく破壊された。政府は2014年、何世代にもわたってミャンマーに住ん??でいるこのイスラム教徒少数民族は「ベンガル人」として国勢調査に登録すべきだと主張し、「ロヒンギャ」という言葉の使用さえも禁止した。

仏教徒過激派がロヒンギャに加えた暴力はもちろんのこと、国家の支援を受けてロヒンギャを抑圧しているのに、非難するどころか、完全に認めようとしない。スーチーは問題を解決するではなく、問題の一部になっている。

926名無しさん:2015/06/20(土) 09:02:23
>>925



許しがたい沈黙


では、スーチーは、こうした問題の中でどのような立ち位置なのだろうか? そもそもの話として、彼女の沈黙は許しがたい。僧侶アシン・ウィラトゥ(別名「ビルマのビン・ラディン」)に触発された仏教徒過激派がロヒンギャに暴力を加えているのはもちろんのこと、国家の支援を受けてロヒンギャを抑圧しているのに、非難するどころか、完全に認めようとすらしない。スーチーは問題を解決するのではなく、問題の一部になっている。

ロンドン大学の法学教授で国家犯罪イニシアティブのディレクター、ペニー・グリーンは、イギリスの「インディペンデント」紙に寄稿した論説で、「ジェノサイド(大量殺害)に沈黙することは共犯に等しい。だからアウンサンスーチーも共犯だ」と見解を述べた。「巨大な道徳的・政治的資本(有権者からの支持、信用)を手にしている」のだから、ミャンマーの野党指導者スーチーは「ビルマ人の政治的・社会的な世論の特徴ともいえる下劣な人種差別とイスラム恐怖症」に挑戦できたはずだと、グリーンは主張した。

彼女はそれをしなかった。その代わり、彼女は過去数年間、――軍が彼女の大統領選出を可能にする、あるいは彼女の出馬を認めた場合 ――2016年に大統領に選出されるために必要な票をもつミャンマーのマジョリティである仏教徒に擦り寄った。そのため、ロヒンギャに犯した暴力を軽視し、迫害の加害者と被害者に対して見せかけだけの平等を提言してきた。

例えば、2013年のBBCのインタビューでは、スーチーはインタビュアーのミシャル・フサインに「イスラム教徒が標的にされていますが、仏教徒も暴力にさらされてきました」と語り、恥ずかしげもなく「双方」への暴力を非難した。

しかしミャンマーでは、仏教徒は悪臭を放つキャンプに閉じ込められることはない。ロヒンギャはキャンプで「徐々に飢餓、絶望、そして病気で倒れていく」。ヒューマン・ライツ・ウォッチは「民族浄化」??と呼び、ミャンマーの人権状況に関する国連の特別代表が「人道に対する罪に相当する可能性がある」と述べているが、仏教徒は犠牲者ではない。仏教徒は国からを逃げようとしてボートに群がって乗り込み、そうしている間にもハンマーやナイフで暴行を受けてもいない。単刀直入に言えば、仏教徒は大量虐殺(ジェノサイド)に直面していない。

「ジェノサイド」の危険性


これは単なる誇張だろうか? そうであったらいいのだが。アメリカ国立ホロコースト記念博物館の調査グループが下した判断に耳を傾けてみよう。

「私たちはミャンマーを去りました」 彼らは今月初めに公表したレポートでこう書いた。「ジェノサイドへの非常に多くの前提条件が、すでに整っていることを深く懸念しています」

ロヒンギャ抑留キャンプを訪問し、襲撃から生き延びた人にインタビューした同調査グループは、次のように結論付けた。「ミャンマー政府が、ロヒンギャのコミュニティ全体を圧迫する法律や政策を直ちに実行しない場合、ジェノサイドはロヒンギャにとって深刻なリスクでありつづける」

しかし、これだけ難民ボートや遺体、レポート、告発があるにもかかわらず、スーチーは沈黙したままだ。ロヒンギャが文字通り自分たちの生命をかけて逃げているときに、彼女は、ロヒンギャを助けるための努力を何もしていない。私たちは、ノーベル平和賞受賞者にもっと多くのものを期待すべきではないだろうか?

いや、そうではないのかもしれない。「ヘンリー」と「キッシンジャー」という言葉が脳裏に浮かんでくる。さらに、ノーベル委員会には、拙速に平和賞を授与してきたかなり問題のあるの歴史がある。1994年のイツハク・ラビン、シモン・ペレス(イスラエル元大統領)、そしてヤセル・アラファト(パレスチナ自治政府前議長)の共同受賞を覚えているだろうか? ガザの子供どもたちに、それがどのように役に立ったか聞いてみてほしい。2009年の、バラク・オバマ米大統領の受賞を覚えているだろうか? パキスタンへの無人機攻撃で犠牲となった民間人に、それがどのように役に立ったか聞いてみてほしい。

ラビン、アラファト、オバマ......もちろん、突き詰めていくと彼らはみな政治家だ。スーチーは、彼らとは違った、彼ら以上の人物になると思われていた。スーチーは良心の象徴、人権のチャンピオン(擁護者)、現代のガンジーだったのだが。

927名無しさん:2015/06/20(土) 09:02:34
>>926

悲しい現実


野党指導者で元政治囚のスーチーが、2013年にCNNに「私はずっと政治家であった」と語った。そして、彼女の野望はミャンマーの大統領になることだと語った。なぜ私たちはこの発言をちゃんと聞いていなかったのだろう?

悲しい現実がある。それは、映画『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』で描かれたようなスーチーはもういない、それは過去のものであり、楽観的な見方は捨てることだ。スーチーをありのままで認識しよう。かつての良心の囚人はどうなったのか。そう、今は喜んで原則よりも票を、無実のロヒンギャの命よりも政党の発展を優先する、シニカルな政治家なのだ。

スーチーは21年間の自宅軟禁を経て、ノーベル平和賞をようやく手にした2012年に、厳かに宣言した。「究極的に、私たちが目標にすべきなのは、避難民、ホームレス、絶望的な状況にいる人がいない世界を創造することです。そこでは、ありとあらゆる人たちが本当の意味で守られ、自由と平和のうちに生きることができるのです」

世界についてはひとまず置いておこう。彼女は、自国のラカイン州にいるロヒンギャから始めるべきだ。そして、もし彼女がやらない、もしくはできないなら、おそらく彼女は手にするまで20年以上も待ったノーベル平和賞の返上を検討しなくてはならない。

初出・アルジャジーラ

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

928名無しさん:2015/06/20(土) 10:40:46
http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/12/strip-for-jackie_n_4778273.html
オリンピック選手のトップレス画像が流出 レバノンの若者たちが「脱ぐ」政治的理由 【画像集】
The Huffington Post | 執筆者: 伊吹早織
投稿日: 2014年02月13日 17時56分 JST 更新: 2014年02月16日 16時44分 JST

「ジャッキーのために脱ごう!」いま、レバノンの若者たちの間でセミヌードの写真をネットに投稿するムーブメントが起きている。肌寒いこの季節に、どうしてレバノンの若者たちは「脱いで」いるのか?

■きっかけは、オリンピック選手のトップレス画像

きっかけは、現在ソチオリンピックにレバノン代表として出場しているジャッキー・シャムーン選手がトップレスでゲレンデに立っている姿の画像が流出したことだった。

イギリスのインデペンデント紙によると、画像は3年前にレバノン・ベイルート近郊のファラヤ山でスポーツカレンダー用写真撮影が行なわれた際に、撮影の様子を記録していた動画から切り出されたものだった。今回シャムーン選手のオリンピック出場をきっかけに、大きく注目を集めることとなった。

レバノンは、アラブ圏では最もリベラルな国々のひとつと言われているが、未だに女性の肌の露出を許さない保守的な文化が根強く残っている。

そのため、レバノンの青年スポーツ大臣は、シャムーン選手の画像について調査するようレバノンオリンピック委員会に命じた。大臣は、この異例の命令を「レバノンの名誉を守るため」としている。大臣の命令を受けて委員会は、シャムーン選手にメディアの取材に応じることを禁じた。

シャムーン選手は、Facebookに「レバノンは保守的な国だということは理解しており、この写真は決して私たちの文化を象徴しているものではありません。ですので、皆さんが批判したくなる気持ちは十分理解できます」と投稿し、謝罪した。

■「トップレスを非難するヒマがあったら」

こうしたレバノン政府の厳しい態度に対してネット上では、2人しかいないソチオリンピック選手の一人であるシャムーン選手を擁護し、「政府は優先順位を取り違えている」と批判する声が多く見られた。

レバノンでは、2月初頭に爆弾テロで3人が死亡する事件や女性が夫に撲殺される事件などが相次いで発生しており、「トップレスを非難するヒマがあったらテロを防ぎ、女性の身の安全を守ってくれ」と、政府の対策不足を批判する声が目立った。

また、地元のフォトスタジオは「I Am Not Naked」という、セミヌード写真を無料で撮影するキャンペーンを始めた。2月11日に立ち上げたFacebookページは、すでに1万2千人以上の人々がいいね!している。

写真に写っている人々はみな「ジャッキーのために脱ごう (Strip For Jackie)」と書かれた丸いボードを持っており、シャムーン選手への支持を表明している。また、ページの説明文には「このキャンペーンは、私たちの同胞の優先順位を正すためのものである」と書かれており、テロや犯罪への対策が徹底されない中、シャムーン選手を非難した政府を強く批判している。

フォトスタジオのオーナーであるTarek Mouakkadさんは、「(このキャンペーンが)レバノンにおける表現の自由を守る第一歩になればいいと思う」と語っている。

ALSO ON HUFFPOST:

929名無しさん:2015/06/20(土) 12:50:10
>>925

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150620-00000029-jij-pol
ロヒンギャ支援に4億円=「アジア平和構築に貢献」―岸田外相表明
時事通信 6月20日(土)9時44分配信

 岸田文雄外相は20日、東京都内で講演し、難民化してインド洋を船で漂流しているミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャらの支援のため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などを通じて350万ドル(約4億3000万円)の緊急無償資金協力を実施すると表明した。
 外相は講演で「アジアの平和構築、国民和解、民主化への貢献を私の外交政策の新たな柱に据える」と強調。ミャンマーやフィリピンの国内紛争の和平プロセスを後押しするとともに、アジアでの過激派組織「イスラム国」活動防止に努める考えを示した。
 また、外相は戦後70年に際し「日本人は反省と不戦の誓いを心に深く刻み、平和国家として歩んできた」と言及。「過去から決して目をそむけることなく、未来に向かって平和国家として努力していかなければならない」と語った。

930名無しさん:2015/06/20(土) 21:34:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000028-jij_afp-int
アルジェリア人質事件首謀者の死亡を否定、リビア過激派組織
AFP=時事 6月16日(火)16時7分配信

【AFP=時事】2013年1月にアルジェリアの天然ガス施設が襲撃され日本人を含む少なくとも38人の人質が死亡した事件の首謀者とされる国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力「アルムラビトゥン(Al-Murabitoun)」の指導者モフタール・ベルモフタール(Mokhtar Belmokhtar)容疑者について、リビアのイスラム過激派組織アンサール・アルシャリーア(Ansar al-Sharia)は16日、米軍の空爆で死亡したとする情報を否定する声明を発表した。

 同組織は、リビア東部での米軍の空爆によって死亡した人物7人の名を挙げているが、米政府が標的としていたことを発表しているベルモフタール容疑者はその中に入っていない。同組織は「他に死亡した者はいない」と述べている。【翻訳編集】 AFPBB News

931チバQ:2015/06/21(日) 23:15:49
http://mainichi.jp/select/news/20150622k0000m030065000c.html
イエメン:戦闘再開 和平協議失敗受け
毎日新聞 2015年06月21日 22時14分(最終更新 06月21日 22時25分)

 内戦状態のイエメンで、ハディ暫定大統領派を支援するサウジアラビア軍などは20日、南部アデンに少なくとも15回の空爆を実施した。フランス公共ラジオが軍事筋の話として伝えた。ジュネーブで開かれた国連仲介の和平協議が19日、停戦合意に至らず終了したことを受け、戦闘が再開したもようだ。

 ハディ氏派と敵対するイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」もアデン近郊を砲撃。軍事筋は病院関係者の話として、4人が死亡、数人が負傷したと話している。

 ロイター通信によると、サウジ側は首都サヌアの空港近くにある基地やサウジとの国境付近の北部サーダ州も空爆した。(共同)

932チバQ:2015/06/21(日) 23:22:31
>>920
http://www.afpbb.com/articles/-/3051996
パレスチナ暫定内閣が総辞職、ガザ統治めぐり亀裂深まる
2015年06月18日 12:20 発信地:ラマラ/パレスチナ自治区
【6月18日 AFP】パレスチナ解放機構(PLO)とイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の合意に基づき昨年発足したパレスチナ暫定統一内閣が17日、総辞職した。ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するハマスがイスラエルと個別に間接協議を行っていることをめぐり、暫定内閣の内部で亀裂が深まっていた。

 パレスチナ自治政府のマハムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長の側近で、暫定統一内閣を率いてきたラミ・ハムダラ(Rami Hamdallah)首相は、アッバス議長に辞表を提出した。ただ、暫定内閣がいつ解散するかは不明で、パレスチナの政治情勢は混迷を深めている。次期内閣についても不透明な状況だ。

 ニムル・ハマド(Nimr Hammad)自治政府議長補佐官は、新内閣の組閣にあたってはパレスチナの各派と協議する方針で、それにはハマスも含まれるとの見方を示した。(c)AFP/Nasser Abu Bakr


http://www.afpbb.com/articles/-/3051877
パレスチナ暫定統一政府、解散か アッバス議長が示唆
2015年06月17日 08:42 発信地:ラマラ/パレスチナ自治区

【6月17日 AFP】パレスチナ自治政府のマハムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は16日夜、パレスチナ解放機構(PLO)とイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の合意に基づき昨年発足したパレスチナ暫定統一政府が24時間以内に解散すると発表した。ハマスが実効支配するガザ地区(Gaza Strip)では、統治をめぐる対立が顕著になっている。

 PLO内の最大組織で、アッバス議長率いるファタハ(Fatah)の革命評議会の会合が同日夜、ヨルダン川西岸(West Bank)ラマラ(Ramallah)で開かれた。出席した複数の幹部らによると、アッバス議長が評議員らを前に、「パレスチナ政府は24時間以内に解散する」と述べたという。

 政府関係者らは解散の予定を認めなかったが、ハマスが実効支配するガザ地区において内閣は運営能力がないとして、数か月間にわたって解散が話しあわれてきたことは事実だとしている。

 関係者によると、アッバス議長は17日正午(日本時間同日午後6時)に暫定統一政府のラミ・ハムダラ(Rami Hamdallah)首相と会談する予定だという。(c)AFP/Nasser Abu Bakr

933チバQ:2015/06/24(水) 21:02:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150624-00000002-asahi-int
熱波のパキスタンで700人死亡 断食月重なり脱水症状
朝日新聞デジタル 6月24日(水)0時34分配信

 パキスタン南部のカラチで、記録的な熱波で最高気温が45度を超えた20日以降、病院に運び込まれる患者が急増。AFP通信は保健当局者の話として、熱中症などによる死者が23日までに692人に達したと伝えた。

 パキスタンでは19日からイスラム教の断食月が始まり、日の出から日没までの間、大半の大人は食事はもちろん水分も取らない。今年の断食月は、最も日中の時間が長く、暑い時期と重なったため、「水分摂取が足りず、脱水状態になる人が続出した」(カラチの医師)とみられている。

 1日12時間に及ぶ停電の影響を指摘する声もある。パキスタンでは電力不足が深刻で、カラチでは熱波の中、扇風機が使えず、水道用ポンプも止まって給水にも影響が出ている。野党は「政府の無策が原因だ」として、26日に全土で抗議デモを行うことを決めた。(バンコク=武石英史郎)

934チバQ:2015/06/25(木) 22:52:43
http://www.sankei.com/world/news/150625/wor1506250062-n1.html
2015.6.25 22:33
【イスラム国】
クルド奪還の拠点を攻撃し巻き返し、世界遺産爆破“脅迫”で牽制も

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自動車爆弾の爆発をとらえたカメラ映像=25日、アイン・アラブ(AP)
 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」は25日未明、クルド人勢力が1月にイスラム国から奪還したシリア北部アイン・アラブ(クルド名コバニ)を攻撃し、ロイター通信によると80人以上が死傷した。クルド勢力はこのところ、イスラム国との戦闘を優勢に進めていたが、イスラム国側が巻き返しに出た形だ。

 シリア内戦の情報を収集しているシリア人権監視団(英国)によると、イスラム国部隊はアイン・アラブに侵入して自爆攻撃を行ったのに続き、市街地でクルド勢力の部隊と交戦した。アイン・アラブは今年1月、クルド勢力が米軍主導の有志連合による空爆支援を受けて奪還した町で、国際的な対イスラム国軍事作戦の象徴的存在だ。

 クルド勢力は今月、トルコとの国境にある町タルアブヤドをイスラム国から奪還し、イスラム国が“首都”と位置づけるラッカ方面にも進軍。最近ではラッカ近くにあるイスラム国の軍事拠点も制圧していた。

 このためイスラム国側には、アイン・アラブを攻撃しクルド勢力の背後を突くことで、攻勢を食い止める狙いがあるとみられる。

 また、イスラム国が25日、北東部のクルド人の町ハサカを攻撃し、一部を掌握したとの情報もある。

 こうした攻勢を受け、イスラム国との戦闘で主力を担うクルド人が自らの勢力圏の防衛を優先させれば、空爆支援を軸とする有志連合の対イスラム国戦略が停滞する可能性もある。

 イスラム国は今月、支配下にある世界遺産のパルミラ遺跡に爆発物を設置するなどしたとされるが、これも遺跡破壊を懸念する有志連合に攻撃をためらわせる効果を狙ったものとみられる。

 一方、シリアのアサド政権は25日、国営テレビを通じ、アイン・アラブを襲撃したイスラム国部隊は、国境を接する「トルコから侵入した」と伝えた。トルコ側は否定している。アサド政権は、反体制派を支援するトルコがイスラム国などの過激派にも武器を供給していると主張しており、今回のアイン・アラブ攻撃をトルコへの牽制(けんせい)にも利用している格好だ。

935チバQ:2015/06/25(木) 23:39:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3052337
イスラエル内相夫人、オバマ大統領の「ネタツイート」で炎上
2015年06月22日 11:54 発信地:エルサレム/イスラエル
【6月22日 AFP】毒舌で知られるイスラエル内相夫人のジュディ・シャローム・ニル・モーゼス(Judy Shalom Nir-Mozes)さんが21日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に関する「不適切なジョーク」をマイクロブログのツイッター(Twitter)に投稿し、炎上する騒ぎがあった。夫人はその後、問題の投稿を削除して謝罪した。

「オバマ・コーヒーがどんなものか知ってる? ブラック・アンド・ウィーク(意気地なし)よ」

 ジュディ夫人が7万4400人のフォロワーを抱える自身のアカウント「@JudyMozes」に投稿したこのツイートには、人種差別だという非難が殺到。夫人はツイートを削除し、「おわびします。あれは、誰かに教えてもらったくだらないジョークでした」と英語で謝罪した。

 夫人はさらに「オバマ大統領、私は、自分が耳にした不適切なジョークを書き込むべきではありませんでした」と、オバマ大統領に語り掛ける形で釈明した。「私が人を好きになるのに、人種や宗教は関係ありません」

「誰かに不快な思いをさせたのなら謝ります。私のしたことが夫の耳に入っても、離婚するようなことにはなりませんように」

 夫のシルバン・シャローム(Silvan Shalom)内相は、イスラエルの対米戦略的パートナーシップ担当も務める。一方、ラジオ番組の司会やテレビ番組のレギュラーも務めるジュディ夫人は毒舌で知られ、夫の所属政党党首でもあるベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相のことも、普段から容赦なくこき下ろしている。(c)AFP

936チバQ:2015/06/26(金) 22:16:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150626-00000027-jij_afp-int
ISの「モデル都市」に暮らす生き地獄 シリア・ラッカ
AFP=時事 6月26日(金)15時16分配信

ISの「モデル都市」に暮らす生き地獄 シリア・ラッカ
イスラム武装勢力系メディア「ウェラヤット・ラッカ」が公開した、シリア北部ラッカの通りを戦車で行進するイスラム過激派組織「イスラム国」の戦闘員たちを写したとされる画像(2014年6月30日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】シリア北部ラッカ(Raqa)にあるその環状交差点は、かつて「天国の広場」と呼ばれていた。だがイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が残虐な公開処刑の場として使い始めると、新しい名前が付けられた。「地獄の広場」だ。

【図解】過激派組織「イスラム国」の支配地域

 ISが昨年6月に「カリフ制国家」の樹立を宣言してから1年、その「首都」とされるラッカは死の街へと変わった。

 ラッカに住む反IS活動家のアブ・イブラヒム・ラカウィさん(仮名)によると、この環状交差点では、住民を恐怖に陥れるための見せしめとして、やりに突き刺された人間の頭部が置かれ、遺体が何日間もはりつけにされている。

「ISはラッカを掌握した当初から、恐怖で統治しようと、斬首刑、手足の切断、はりつけ刑を行ってきた」と、ラカウィさんは言う。

 彼は、ラッカとその周辺でISの残虐行為を記録する地下組織「ラッカは静かに虐殺されている(Raqa is Being Slaughtered Silently)」に所属している。

 ラッカで活動家は、ISによって真っ先に標的にされる部類に入るが、ラカウィさんら組織のメンバーは活動を続け、ISの拠点の一つである同市での生活を知る貴重な情報源となっている。

 ラッカは2013年3月に、シリアの反体制派が初めて政権側から奪った県都だった。だがISはすぐに反体制派を追い出し、自らの厳格なイスラム法解釈に基づく「モデル都市」を建設したと、研究者で作家のヒシャム・ハシミ(Hisham al-Hashimi)氏は言う。


■「良い暮らし」のイメージ構築

 ISは民政のあらゆる側面を管理し、学校のカリキュラムを書き換え、イスラム法廷を設置、イスラム法を順守させるための警官隊(男性版は「ヘスバ(Hesba)」、女性版は「カンサ旅団(Khansa Brigade)」と呼ばれる)も組織した。

 また、教育に重点を置き、従来の学校や大学を1年間閉鎖して、新しいコースを作った。数学や英語の授業はまだあるが、古いカリキュラムでその他に残っているものはほとんどない。イスラム法学やジハード、コーランに関するコースが新しく加えられた。

 ISは車が走る道路や、客でいっぱいの店を撮影した動画を見せることで、ラッカでの「良い暮らし」というイメージを広めようとしている。

 ISはまた、シリア政府側への協力、窃盗、「魔術」、同性愛といったさまざまな「犯罪」について処罰を下している。日常的に斬首刑を行い、人々を投石で殺害したり、建物の屋上からつき落としたりすることもある。

 頭にかぶるベールで目を覆っていない女性には金1グラムの、あごひげを剃った男性には100ドル(約1万2000円)相当の罰金が科せられる。

 英国を拠点とする非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によれば、ISは「カリフ制国家」樹立を宣言した昨年6月末から今年5月末までの間に、シリアで2618人を処刑した。


■「目立たないように」

 住民たちは、ISのルールに従えば、比較的安定して犯罪も少ない「普通の」生活を送り、ラッカの行政サービスから恩恵を得ることもできると話している。「ISの法律に従い、目立たないようにしていれば、誰もちょっかいは出してこない」と、あるラッカ住民は語った。

 そしてISの支配地域にやってきた何千人もの外国人戦闘員は、ラッカでは特権を与えられている。そうした特権は時に、劣等市民として扱われていると主張するシリア人住民との間に緊張関係を生み出す。

「アブ・サルマン・フランシ(Abu Salman al-Fransi)」の名で知られるフランス人のIS戦闘員は最近、IS支配地域の生活の素晴らしさを褒めそやす動画を投稿した。「ISは私たちに家や月給など必要なものすべてを与えてくれた。神の導きのおかげだ」と、彼はフランス語で述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

937チバQ:2015/06/26(金) 22:16:41
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20150618032875a
IS支配下での「恐怖の日々」、シリア難民が回想


【アクチャカレAFP=時事】手の切断の刑を命じるイスラム法廷、街路を巡回する黒服姿の警察官、絶え間ない恐怖に覆われた日常──。シリアの町テルアビヤドで発生した戦闘を逃れトルコに避難した難民たちは、イスラム過激派組織「イスラム国」による支配下の生活を、不安げにこう回想する。(写真はシリア・テルアビヤドで、トルコへの入国を待つ難民たち)

〔写真特集〕「イスラム国」〜パイロット焼殺、ヨルダンが報復空爆〜

 先週末に発生したISとの戦闘の後、テルアビヤドはクルド人民防衛部隊率いる部隊によって掌握された。ISにとっては、これまでで最大級の打撃となったとみられる。
 戦闘を避けて安全な避難場所に逃れようと、大量の人々が、財産を詰め込んだ袋を頭に載せながら、そして時には自分の子どもたちだけを連れてトルコに流れ込んだ。国連難民高等弁務官事務所によると、トルコ側に避難した住民の数は約2万3000人に上る。
 アラブ系を主とする難民たちは、大半がISからの解放を喜ぶ一方で、クルド人による支配下での生活がどのようなものになるのかという心配も抱いている。
 「シャリア(イスラム法)の下での暮らしはひどいものだ。ほとんど何もかもが禁止される」。家族15人とともに3晩野宿した後、トルコへと逃れたハリル・アハメドさん(55)は、通過してきたアクチャカレの国境検問所近くの公園でこう語った。
 「玄関のチャイムが鳴るたびにびくびくしながら、恐怖と共に暮らすのはひどいものだ。この戦争は早く終わって欲しいが、クルド人が支配する国に戻りたくはない。私たちはISを快く思ってはいなかったが、少なくとも彼らの規則について知ってはいたし、その規則の下でどう振る舞うべきかも学んでいた」
 テルアビヤドは、ここから国境の反対側のすぐ向かいに位置する。先週末には、難民たちがトルコ入りを待つ間、ISの戦闘員たちが怪しげに姿を現し、トルコ側で取材するメディアに対して、にやっとした表情を見せた。だが今では彼らもいなくなった。
 ■「どんな支配者でもISよりまし」
 3児の母であるベファ・ヘシニさん(32)は、屋外で椅子に座ることなどあらゆることがISにとって「ハラム(罪)」とされたため、テルアビヤドでは一日中家の中で過ごしていたと話す。
 ヘシニさんは家族の中で唯一の稼ぎ手だったが、何らかの過ちを犯して罰を受けるのを恐れて外出しなくなったため、農場での仕事を辞めなければならなかった。
 黒いベールで顔を覆ったヘシニさんは、「ISが初めて私たちの町へやってきた際、『おまえたちの娘は8歳以上であれば結婚できる』『美容室は悪魔の所業だ』『女性は常に家の中にいるべきだ』などと触れ回った」と語った。
 また、ある戦闘員は、自分たちの家に何か月も通い続け、将来医師になりたいとの夢を抱く13歳の娘と結婚する許可を得ようとしていたという。
 さらに、ヘシニさんがトルコへと逃れるわずか1週間前には、近所の男性がイスラム法廷で裁判を受け、窃盗の罪で右手を斬り落とされた。その後路上に放置された男性の額には「カーフィル(不信心者)」と書かれていたという。
 ヘシニさんは「逃れられたこと、彼らが去ったことを神に感謝します」と話した。
 農業労働者のマヒル・クブリさん(54)によると、ISの戦闘員が昨年8月にテルアビヤドを初めて掌握した際、ISは拡声器を使って「カリフ統治領」を宣言。住民全員に対し、これからはイスラム国家の支配下に置かれ、違った生活を送ることになると通告した。
 「生活とすら呼べないものだ」とクブリさんは話す。「最初のころは、ISを気に入る者もいた。ISは食事や水などの援助物資を無料で提供して歓心を買おうとしていたからだ。だが人々が彼らの残酷さを目の当たりにしてからは人気を失っていった」
 クブリさんによると、黒い服を着用したISの警察は、すぐに酒類を禁止し、姦通行為に対する石打ちによる死刑など、さまざまな罰を科し始めた。また、自分たちが定めた規則に皆を従わせるため、街路を常に巡回していたという。
 クブリさんは、「ダーイシュ(ISのアラビア語名の略称)が去って本当に幸せだ。どんな支配者であろうと彼らよりましだ」と語る。「シリアにできるだけ早く帰りたい。わがシリア、自由なるシリアに」【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2015/06/18-16:23)

938名無しさん:2015/06/28(日) 09:18:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150627-00000017-mai-int
<4カ国テロ>死者116人に…チュニジア、ISが犯行声明
毎日新聞 6月27日(土)11時35分配信

 【カイロ秋山信一、サンカンタンファラビエ(仏南部)宮川裕章】チュニジア、クウェート、フランス、ソマリアの4カ国で26日に相次いだテロ・襲撃事件の死者は少なくとも計116人に達した。過激派組織「イスラム国」(IS)は、クウェートのモスク(礼拝所)自爆テロに続き、チュニジア中部スースのホテル襲撃でも犯行声明を出した。チュニジアの死者数は38人に達し、3月に首都チュニスで起きた博物館銃撃事件の日本人3人を含む死者数22人を大きく上回る惨事になった。

 チュニジアからの報道によると、犠牲者は英国、ベルギー、ドイツなどからの観光客。現地は6月中旬から断食月(ラマダン)に入っており、観光客の多くは欧州の非イスラム教徒だったとみられる。日本人が巻き込まれたとの情報はない。

 チュニジア治安当局は銃撃戦の末、実行犯の男を殺害。同国内務省によると、男はチュニジア中部ケロアン県出身の学生。ISは、この学生がISの「戦士」であり、堕落した人への聖戦を行ったと発表した。

 また、フランス南東部グルノーブル近郊のガス工場の爆発事件では、仏捜査当局が殺人やテロ関連容疑で拘束したヤシン・サリ容疑者(35)が爆発後に別の引火性の高いガスタンクを開けようとしていたことが分かった。当局はサリ容疑者が工場を爆発させようとしていたとみて、テロ目的を含めて動機の解明を進める。現場では容疑者の勤務先の社長(54)の切断された頭部と遺体が見つかり、近くにイスラム過激派が使用するアラビア語の旗が置かれていた。当局は容疑者の妻ら3人も拘束した。

 一方、クウェートの首都クウェート市にあるイスラム教シーア派のモスクでの自爆テロの死者は27人に達した。また、ソマリア南部レゴでアフリカ連合(AU)の平和維持活動(PKO)部隊の基地が襲撃された事件では、PKO部隊50人が死亡し、イスラム過激派「アルシャバブ」が犯行声明を出した。

939名無しさん:2015/06/28(日) 09:19:19
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150622-00015423-president-bus_all
日本を訪れるイスラム教徒が一様に驚く日本の光景とは?
プレジデント 6月22日(月)16時15分配信

■日本人はケータイをいじりすぎ? 

 来日したイスラム教徒が驚くのは、まず、信号が青になるまでじっと待っている日本人の生真面目さだ。交通量が多い昼間ならともかく、クルマがほとんど走っていない真夜中であっても、信号を順守する。

 その様子を見たイスラムの人々は、「どうしてなんだ? 」と一様に首をかしげる。

 また、電車やエレベーターに乗り込む際に、割り込みをしない日本人の姿にもびっくりさせられるようだ。日本人は行儀がいいのである。

 あるいは街並みの清潔さにも驚く。とくに銀座や丸の内、原宿あたりのメインストリートにはゴミ一つ落ちていない。こうした清潔さは、イスラム圏の人々だけでなく、アジア諸国からのツーリストたちにも共通する日本に対する評価である。多少の息苦しさを感じることはあっても、総じて印象はいいはずだ。

 よく話題になるといえば、なんといっても夏場の若い女性たちのファッションだろう。

 とくに、女性がアバーヤ(ガウン)やヒジャーブ(スカーフ)などで顔やボディラインを隠している国々の男たちから見れば、まるで「裸で街を歩いている」というふうに映るらしい。このあたりは欧米も同じなわけで、文化の違いと言うしかない。

 また、彼らが一様に「ここがヘンだよ」と指摘するのは、電車の中の光景である。

 メールのやり取り、ゲーム、映画鑑賞などと目的はさまざまであっても、下手をすると向かいのシートに座っている乗客の全員がケータイをいじっていることがある。

 あるいは喫茶店やレストランで向き合って座っているのに会話を交わさず、メールで言葉のやり取りをしているカップルもいる。これはやはり奇異に映るようだ。

 イスラム圏でも携帯電話は普及している。必要な時にはもちろんメールのやり取りもしているが、基本はあくまでも会話の道具としてのケータイだ。駅のホームでも街頭でも、彼らはケータイで大声でしゃべっている。面と向かって座っているのにメールで会話するなどということはまずあり得ない。

940名無しさん:2015/06/28(日) 09:19:39
>>939

■電車内の静けさは「異様」

 電車の中の静けさも異様に映るようだ。

 混雑した電車の中であっても、聞こえてくるのは車掌のアナウンスと車両の奏でる機械音くらい。一部の主婦や若者を除いては、皆、押し黙っている。

 もともと自己主張の強い人々が多いイスラム圏ではアナウンスの声がかき消されるくらいに大声で会話しているのが普通で、日本の電車内の静けさが不思議に感じられるようだ。

 知人のあるアラブ人の男性から、「日本の女の子は化粧は上手だが、怖い! 」と言われたことがあった。

 どこが怖いのかといろいろ質問してみると、どうやら怖さの理由はその表情の乏しさにあるようだった。これは、私が海外から帰国して電車やバスに乗ったときにもよく感じることだが、確かに日本人の表情が能面のような印象を受けることがある。

 そのアラブ人が日本で混雑した電車に乗ったとき、持っているバッグが若い女性の身体のどこかに触れてしまった。すると、その能面のような表情で、無言のまま「キッ! 」と睨みつけられてしまった。そのときの顔が怖かったというのである。

 電車の中でケータイをいじっている人は総じて無表情である。表情を動かさずに誰かと文字で会話している。

 極端な言い方かもしれないが、ケータイメールの普及は、日本人から生の会話を奪い、表情の豊かさを奪っているのではないか……。

 アラブ人と話をしていて、ふと、そんなことを感じたのだった。

 ※本連載は書籍『面と向かっては聞きにくい イスラム教徒への99の大疑問』(佐々木 良昭 著)からの抜粋です。

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佐々木 良昭(ささき・よしあき)●笹川平和財団特別研究員。日本経済団体連合会21世紀政策研究所ビジティング・アナリスト。1947年、岩手県生まれ。19歳でイスラム教に入信。拓殖大学卒業後、国立リビア大学神学部、埼玉大学大学院経済科学科を修了。トルクメニスタン・インターナショナル大学にて名誉博士号を授与。1970年の大阪万国博覧会ではアブダビ政府館の副館長を務めた。アラブ・データセンター・ベイルート駐在代表、アルカバス紙(クウェート)東京特派員、在日リビア大使館渉外担当、拓殖大学海外事情研究所教授を経て、2002年より東京財団シニアリサーチフェロー。2014年からは経団連21世紀政策研究所ビジティング・アナリストに就任。
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佐々木良昭=文

941チバQ:2015/06/29(月) 20:21:13
>>938
http://www.sankei.com/world/news/150627/wor1506270026-n1.html
2015.6.27 11:26
【4カ国テロ】
米、「戦術で連携見当たらない」背景分析急ぐ 国連総長「速やかに裁きを」

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クウェートの首都クウェート市にあるイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)で起きた自爆テロの負傷者を搬送する人々=26日(UPI=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は26日朝、フランスやチュニジアなどで相次いだテロの状況報告を受けた。関係国と協力して背後関係の分析を急ぐ一方、国内でのテロに対する警戒を強めている。

 米国務省のカービー報道官は26日の記者会見で「恐るべきテロ攻撃を最も強い言葉で非難する」と述べた。テロの相互関係については「戦術レベルで連携していることを示すものは見当たらない」としながらも、いずれも過激思想に基づくものであるとの見方を示した。

 一方、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長も26日、「最も強い表現で非難する」とする声明を発表。潘氏は実行犯を「速やかに裁きにかける必要がある」と強調した。

http://www.sankei.com/world/news/150627/wor1506270032-n1.html
2015.6.27 12:06
【4カ国テロ】
チュニジアでは5つ星ホテルの英独客ら39人犠牲 ビーチパラソルに銃隠し

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(1/2ページ)

26日、チュニジア中部スースの襲撃事件が起きたホテルのビーチの映像(チュニジアTV1提供・AP=共同)
 【カイロ=大内清】チュニジア中部の保養地スースで26日発生した観光客を狙ったテロで、保健省当局者は死者数が39人に達したと述べた。同国メディアが伝えた。同省は犠牲者にチュニジア人、英国人、ドイツ人、ベルギー人が含まれるとしているが、詳しい内訳は分かっていない。

 報道によると現場はスースにある5つ星ホテルのビーチで、襲撃犯の男はビーチパラソルに隠していた小銃で観光客らを銃撃した。

 事件を受けてチュニジアのカイドセブシ大統領は26日、国内のテロ対策を強化すると強調した上で、「どんな国も安全ではない。われわれには(テロに対する)世界的な戦略が必要だ」と語り、国際的な対テロ対策の必要性を訴えた。

 一方、クウェートで26日に起きたイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)での自爆テロの犠牲者は少なくとも27人となった。この事件ではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に忠誠を誓う武装組織が犯行声明を発表。イスラム国は最近、支持者に対し、今月18日から始まったイスラム教のラマダン(断食月)期間中に「敵を攻撃し殉教せよ」と促す音声声明をネット上に掲載していた。

942チバQ:2015/06/29(月) 20:27:12
http://www.sankei.com/world/news/150628/wor1506280022-n1.html
2015.6.28 20:28
【イスラム国】
実体ない“バーチャル領土”拡大 テロの宣伝効果、共鳴者生む恐れ

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(1/2ページ)
 【カイロ=大内清】チュニジアとクウェートで26日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」系によるテロが相次いだことは、シリア・イラクで支配地域を広げる一方で、領有実体のないバーチャルな“領土”を宣言して共鳴者を増やす同組織の戦略が一定の成功をおさめていることを示した。イスラム国が「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)制国家」の樹立を一方的に宣言して1年となる29日を前に、宣伝効果を生んだ恐れがある。

 クウェートのシーア派モスク(礼拝所)での自爆テロでは、イスラム国の「ナジュド(アラビア半島中央部)州」を名乗る組織が犯行声明を出した。

 同組織はアラビア半島に支配地域を持っているわけではないが、イスラム世界全体を治める「カリフ制国家」を標榜するイスラム国にとり、地域の過激派を引きつける重要な装置だ。

 イスラム国は昨年以降、同様の「州」や支部を中東・北アフリカ各地で宣言した。バーチャルな領土を拡大することで、戦闘員の受け皿やネットワーク作りを進めていると考えられている。

 クウェート当局は28日までに、実行犯を運んだ運転手や隠れ家を提供した人物らを逮捕。27日の葬儀には市民数千人が参加しテロには屈しない姿勢を見せた。

 ただ、湾岸アラブ諸国のスンニ派にはシーア派への敵意も根深くあることから、シーア派モスクを狙った今回のテロがイスラム国にとって格好の宣伝材料となるのは間違いない。

 一方、イスラム国は、チュニジア中部の保養地スースでのテロでもいち早く犯行声明を出し、襲撃犯を、水着姿の外国人らが集まる「ふらち者の巣」を攻撃したと称賛した。これも西洋的な価値観への敵意をあおる宣伝効果を狙ったものだ。

 ロイター通信が同国当局者の話などとして伝えたところでは、現場で射殺されたセイフッディン・レズギ容疑者(23)はここ半年ほどで過激化したとみられ、治安当局の監視対象に入っていなかったとされる。各地でも今後、こうした過激思想への新たな共鳴者が現れる可能性は高い。

943チバQ:2015/06/29(月) 20:45:55
http://www.afpbb.com/articles/-/3053033
トルコ警察、同性愛者のパレードを強制排除 参加者が大統領批判
2015年06月29日 12:04 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月29日 AFP】(写真追加)トルコのイスタンブール(Istanbul)で28日、同性愛者などの性的少数者の権利拡大を訴える「ゲイ・プライド・パレード」の参加者の一部がレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領を批判するシュプレヒコールを上げたことをきっかけに、機動隊が催涙ガスとゴム弾で参加者らを排除した。現場で取材したAFPの記者が伝えた。

 行進参加者らが保守的なエルドアン大統領の「ファシズム」を非難すると、参加者の多くが虹色の旗を振っていたパレードは一変して暴力の場と化した。警察は強制排除に乗り出し、一部の警官は群衆に向けてゴム弾を発射した。

 政府支持派がパレードを取材中の記者たちに襲い掛かり、AFPの写真記者も軽傷を負った。 別のAFP記者は、警察の介入を撮影しようとしたところ警官らに襲われたと語った。(c)AFP

944チバQ:2015/06/29(月) 20:46:51
http://www.afpbb.com/articles/-/3052908
「カリフ制国家」宣言から1年、IS掃討の見通し遠く
2015年06月29日 14:58 発信地:ベイルート/レバノン
【6月29日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が、シリアとイラクにまたがる支配地域で「カリフ制国家」の樹立を宣言してから1年。ISは未だ潤沢な資金と豊富な兵器を保持しており、専門家らは、この自称「国家」が今後長年にわたり存続する可能性があるとみている。

 支持者から「カリフ・イブラヒム(Caliph Ibrahim)」と呼ばれるISのアブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)最高指導者が率いるこの「国家」は、これまでに後退も繰り返し経験している。米軍主導の有志連合による制圧地域への空爆が続いている他、今月15日にはトルコ国境に近いシリア北部の要衝テルアビヤド(Tal Abyad)をクルド人部隊に奪われた。

 だが一方で、シリア中部の古代都市パルミラ(Palmyra)などの地域では、相次いで勝利を収めており、専門家らは、ISとその「カリフ制国家」が今後何年間にもわたり存続する手段を持ち合わせていると指摘している。

 シンクタンク「英王立国際問題研究所(チャタムハウス、Chatham House)」中東・北アフリカ地域プログラムの研究員、ハッサン・ハッサン(Hassan Hassan)氏は、「ISは反政府勢力として活動している。勢力は地域によって後退したり拡大したりするかもしれない。だが、組織はしばらくの間は存在し続けるだろう」「ISは少なくとも今後10年間は存続し、活動を続ける」との見方を示した。

 他の専門家らも、「カリフ制国家」の境界が今後変わる可能性は高いものの、その存在自体は消滅の瀬戸際にはほど遠いとの点で同意している。

■豊富な資金と兵器

 ISが成功を収めている背景には、潤沢な資金や豊富な武器、兵器に加え、シリアやイラクの国民が持つまっとうな不満につけこむ能力など、さまざまな要因がある。米ランド研究所(RAND Corporation)の政治学者、パトリック・ジョンストン(Patrick Johnston)氏は、ISは週に約200万ドル(約2億5000万円)の収入を得る「世界で最も資金力のあるテロリスト集団であり続ける」と述べた。

 ISが握る石油関連施設を狙った米主導の有志連合による空爆や原油価格の下落を受けて、資金は減少したものの、ジョンストン氏によれば、ISはそれを補うため「支配地域での金品強奪や住民への課税、略奪した物品の転売」などの手段に出ている。

 さらに重要な点は、ISが活動費を比較的低く抑えられていることだ。外国人を中心とした新規戦闘員を安定的に確保でき、戦闘で使用する武器や兵器は、敵対勢力や他の反政府組織との戦闘で強奪したものが大半を占める。

 米シンクタンク「ブルッキングス研究所(Brookings Institution)」の中東研究部門ブルッキングス・ドーハ・センター(Brookings Doha Center)のチャールズ・リスター(Charles Lister)氏によれば、ISの戦闘員はさまざまな小型武器や軽兵器のほか、大砲や対戦車砲、「絶え間なく供給されるように思える小型トラックや敵から奪った装甲車両、そしてシリアでは戦車」も入手可能となっている。

945チバQ:2015/06/29(月) 20:47:06
■ISの他に選択肢がない住民たち

 ISは、支配地域の住民に対し、アメとムチの手法を用いている。残虐な公開処刑で住民を恐怖に陥れる一方で、比較的安定した生活や、医療や教育などの公共サービスを提供している。

 ハッサン氏は「住民のISへの支持は流動的だが、総じて、支配地域内からの大きな圧力を受けることなく統治するのに必要なものは得ている」「支配地域の住民は今もISの報復を恐れつつも、その統治モデルに価値を見いだしている上、他に容認可能な選択肢がない」と指摘した。

 シリアとイラクのイスラム教スンニ派(Sunni)住民はかねて、支配勢力から排除されていると不満を感じており、選択肢の欠如が両国におけるISの成功の秘訣となっている。

 シリアでは、スンニ派の反体制派組織がシーア派(Shiite)の一派アラウィ(Alawite)派に属するバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の打倒を目指す活動を率いている。イラクではスンニ派がしばしば、シーア派中心の政権は差別的だと非難する。こうした力関係は、軍事的手段だけでは「カリフ制国家問題」の解決には至らないことを意味している。

 リスター氏は、「シリアでアサド政権が続く限り、そして、イラク政府の体制改善が国民による評価の変化につながらない限り、ISは国民から暗黙の承認を得るチャンスを常に持ち続ける」と指摘。「究極的には、ISに対する唯一かつ真の解決策は、ISが悪化させ利用しようとしている社会的な分裂や政治的な失敗という根本的な問題を解消することだ」と語った。(c)AFP/Sara Hussein


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