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スーフィズムに関するHP

875チバQ:2015/06/03(水) 21:58:19
http://www.sankei.com/world/news/150603/wor1506030005-n1.html
2015.6.3 06:00
【トルコ総選挙】
エルドアン大統領、与党に肩入れ 権限強化の改憲へなりふり構わず

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 【カイロ=大内清】7日に国会(定数550)の総選挙が行われるトルコのエルドアン大統領が、憲法で規定される名目的な国家元首の立場を超え、なりふり構わぬ“選挙活動”を展開している。エルドアン氏が目指す大統領権限の強化に向けた憲法改正には、出身母体のイスラム系与党、公正発展党(AKP)の勝利が不可欠だからだ。総選挙は首相・大統領として約12年間、最高権力の座にあるエルドアン氏の信認を問う意味合いもありそうだ。

■異例の露出

 現地の報道によると、エルドアン氏はこのところ、AKP党首のダウトオール首相とともに各地の行事やAKP系の集会に出席して長時間の演説を行ったり、テレビのインタビューに応じたりして、選挙期間中としては異例の頻度でメディアに登場している。

 昨年の大統領就任で離党したとはいえ、長年、AKPを率いてきたエルドアン氏は、有権者にとって今も同党の「顔」だ。

 同氏は現在の議院内閣制から、大統領中心の政治体制への転換を目指している。そのためには総選挙でAKP(現有311議席)が憲法改正に必要な3分の2を超える367議席以上を確保するのが最も早道だ。自らの存在感を前面に押し出すことで、AKPの集票につなげる計算があるとみられる。

 これに対し、名目的な元首である大統領が特定の党に肩入れしてはならないとする憲法の規定を「無視している」(英字紙ヒュリエト・デーリー・ニューズ)との批判は強い。

■地方で支持

 エルドアン氏は2003年の首相就任後、急速な民営化とともに、開発が遅れていた地方部の整備を推進。国是である厳格な世俗主義を護持する軍や司法界の権威を弱めながら、イスラム色の強い政策も進めてきた。

 こうした姿勢は伝統的な価値観を重んじる地方部では広く支持を集めている。しかし、その過程では報道機関への統制など強権的な態度も目立ち、都市部では世俗主義が骨抜きとなるとの懸念もあり、反発は強い。13年6月には最大都市イスタンブールなどで大規模な反政府デモも起きた。

 エルドアン氏は外交面では11年以降、内戦下にある隣国シリアの反体制派を支援し、トルコは170万人を超す難民を受け入れてきた。ただ、内戦終結が見通せない中、野党などには、難民問題での財政負担が増大していることへの懸念の声も大きい。

■スキャンダル

 こうした中、同氏に批判的な論調で知られる左派系紙ジュムフリエトは5月29日、トルコ情報機関が秘密裏にシリア北部へ送ろうとしていた武器や弾薬がトルコの治安当局に押収された際のものとされる映像を公表した。こうした武器がシリアで支配地域を広げるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の手に渡っているのではないかとの疑惑も浮上している。

 これに対し、エルドアン氏は報道内容を否定。検察当局は同紙編集長への捜査に着手したが、選挙期間中に飛び出した新たなスキャンダルがAKPへの逆風となる可能性もある。世論調査では、11年の前回選で約50%だったAKPの得票率が40%台前半に落ち込むとの予測も出ており、同氏の思惑通り議席を上積みできるかは不透明だ。

     ◇

■レジェプ・タイップ・エルドアン氏 1954年生まれ。反共産主義の学生運動から政界に転じ、1994〜98年にイスタンブール市長を務めた。99年には国是である厳格な世俗主義に反し、イスラム原理主義を扇動する詩を公の場で朗読したとして収監。その後、公正発展党(AKP)を設立し、被選挙権を回復した2003年に国会議員に当選して首相に就任した。14年8月から大統領。


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