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スーフィズムに関するHP

922チバQ:2015/06/18(木) 19:52:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015061802000155.html
シリア難民 欧州へ命懸け マケドニアの高速道、自転車で

2015年6月18日 朝刊


16日、マケドニア中部ベレス近郊で、セルビアとの国境を目指し自転車で旅するシリアからの難民の男性たち=宮本隆彦撮影
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 【ベレス(マケドニア中部)=宮本隆彦】戦火を逃れたシリアなどの難民が豊かな欧州北部を目指す旅の途中、バルカン半島の小国マケドニアで自転車や徒歩での危険な移動を強いられている。マケドニア政府が難民の公共交通機関の利用を禁じているためだが、重大事故の多発を受け、法改正の動きが進んでいる。
 深夜十一時。マケドニアを南北に貫く高速道路「E75」。時速百二十キロで闇を切り裂く車のヘッドライトに突如、路肩を走る十数台の自転車が照らされた。数分おきに同じようなグループに出会う。
 彼らの多くはシリアからの難民。アサド政権、反政府勢力、過激派組織「イスラム国」(IS)が三つどもえの内戦を続ける母国を逃れた。野宿を重ね、ドイツやスウェーデンなど欧州北部を目指している。
 北に向けて自転車を駆る難民の姿は高速沿いの一般道でも頻繁に見られる。十五人ほどで移動中のアイマン・ヌシーンさん(23)はシリアで英語を学んでいた。ギリシャまではバスや列車で移動し、警官の目を盗んでマケドニアに不法入国。国境の町で百六十ユーロ(約二万二千円)で自転車を買い、衛星利用測位システム(GPS)機能が付いた携帯電話の地図を頼りにペダルをこぐ。「シリアでは希望を見つけられない。仕事、住む場所、そして平和がほしいだけだ」と話した。
 地中海で難民を乗せた船の遭難が相次ぎ、アフリカからイタリアへ渡る海路の危険性が認識される中、バルカン半島を陸路で北上する難民が急増している。
 マケドニアの非政府組織(NGO)レギスは「二カ月ほど前から増え、今では連日三百人が国境を越えて来る」と指摘。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、隣国セルビアでの難民申請は二〇一二年の五千人から、一五年は一〜五月だけで二万二千人に跳ね上がった。
 しかし、高速道路の路肩を自転車で走ったり、鉄道の線路を歩いたりする旅も危険を伴う。中部ベレス近郊では四月二十三日夜、線路を歩いていた難民十四人が列車にはねられて死亡した。地元メディアによると、昨年十一月以降の死者は計三十人に上るという。
 こうした状況に国内外で批判が強まり、マケドニア政府は今月十五日、難民に公共交通機関の利用を認める法改正を決定。十八日にも議会で可決される見通しだ。レギスのヤスミン・レジェピ代表(36)は「今後は列車でマケドニアを通過でき、自転車や徒歩での危険な移動は大幅に減るだろう」と期待している。


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