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スーフィズムに関するHP

908チバQ:2015/06/10(水) 23:22:30
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 「この1年で、モスルの住民はイラク政府に完全に失望した」。モスル在住の男性は5月末、毎日新聞の電話取材に、モスル奪還に動かない政府への怒りを口にした。男性によると、ISは昨年末以降、街の周囲数十キロにわたり「城壁」を築き、ざんごうも掘って要塞(ようさい)化を進めている。対照的にイラク政府軍に目立った動きはないという。

 ISの実効支配によって市民生活は様変わりした。住民の証言によると、1日5回の礼拝時には商店は全て閉まる。宗教警察が巡回し、礼拝せずに店を開けているのが見つかれば、むち打ちなどの処罰を受ける。

 日用品や食料はシリアのIS実効支配地域から入ってくるが、電気や水道は途絶えがちだ。ISは住民が外部と連絡できないように電話網も断った。生計を立てるためにISの戦闘員になる若者も多いという。

 思想統制も進む。ISはモスク(イスラム礼拝所)から説教師を追い出し、代わりにISメンバーを送り込んだ。学校では歴史や地理、文学の授業がなくなり、ISの過激思想が子供たちに吹き込まれている。6月からはあごひげを生やすことが男性の義務になり、違反すれば処罰されることになった。

 ISは住民の脱出も阻んでいる。以前は治療目的なら約1カ月間、IS支配地域外に出ることが認められていた。期間内に戻らなければ、財産が没収される条件だった。しかし、今年に入って規制が強化され、治療もIS支配地域内で受けるよう求められた。重病者の多くは500ドル(約6万円)程度で域外への脱出を仲介する業者に頼るしかない。

 ISの侵攻前、モスルには約150万人が住んでいた。スンニ派が多数派で、シーア派主導の政府に対する不満も強かった。しかし、隣接するクルド人自治区に逃れたディアさん(50)は「政府もひどいが、ISは最悪だ。(以前の人口の)7割以上が今もとらわれの身になっている」と嘆く。住民の間では、モスル攻防戦が始まれば「人間の盾」として使われるとの懸念が高まっているという。

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