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スーフィズムに関するHP

900チバQ:2015/06/09(火) 20:11:28
http://jp.wsj.com/articles/SB10913733382003054274504581036591922082706
トルコの先行きに不安-難航必至の連立交渉
【イスタンブール】トルコで10年強ぶりに連立政権が形成される見通しとなった。経済上、国家安全保障上の課題が山積する中で、同国は長期的に不透明な状況が続くのではないかとの不安が強まっている。

トルコ総選挙で与党が過半数割れ=クルド系が初議席
 7日行われた総選挙により、与党・公正発展党(AKP)は2002年に政権の座に就いて以降初めて議席が過半数を割り込み、同党の指導者らは野党との新政権づくりに取り組むことになった。その結果、投資家は政治的リスクの高まりに身構え、為替市場ではトルコリラが過去最安値に下落し、株式市場では売り物が殺到した。

 AKPの幹部らは、野党との連立政権づくりに入る意向を表明している。月内に新議会が招集された後、45日間で連立政権を形成する必要があり、それができなければ再び総選挙が行われる。ヌマン・クルトゥルシュ副首相は「現段階では連立政権の発足に向け取り組む」と述べた。エルドアン大統領は、すべての政党に民主主義体制の安定を堅持するよう呼び掛ける声明を発表したが、7日に投票所に足を運んで以降公式の場には姿を現していない。

 AKPの3期にわたる単独与党の時代は終わりを告げ、トルコは政治的協調の時代を迎えるのか、それとも連立政権の樹立に失敗しやり直し総選挙となり、政治的分裂の時代に向かうのかの岐路に立たされている。折りしもトルコは、経済成長が急激に鈍化し、同国南部国境が過激派イスラム国(IS)の脅威にさらされ、反体制派のクルド人勢力との和平交渉は脆(もろ)さを抱えるなど、さまざまな難問が持ち上がっている。

 一方、トルコの西側同盟国は総選挙結果をひそかに歓迎しており、西側外交官らは、ぎくしゃくしていた米国や北大西洋条約機構(NATO)加盟各国、欧州連合(EU)との関係改善へ期待を表明している。これらの外交官によれば、シリアをめぐる西側諸国との政策の相違や、ISに対する米国主導の有志連合国との溝が狭まる可能性がある。トルコはISに対する軍事作戦への支援が及び腰であることから、西側同盟国はいら立ちを募らせている。

 フランシス・リチアドーネ元駐トルコ米大使は、「トルコの政治は混乱するだろう。経済問題も地域問題も難しい。しかしトルコはそれら難問をうまく処理できる態勢が整っている」とし、「今回の総選挙の結果はトルコにとって良いことだろう」と語った。マルティン・シュルツ欧州議会議長も「総選挙はトルコに、分裂から対話に向かい、チェック・アンド・バランスを強化する機会を与えた」と歓迎した。

 しかし連立政権の形成は容易ではなさそうだ。AKPは、主要3野党のどれと組んでも議席は過半数に達するが、連立政権入りの可能性があるのは極右の民族主義者行動党(MHP)だけだ。ただ、MHPは、クルド人過激派組織との和平交渉を打ち切るとともに、エルドアン大統領の政界からの事実上の引退を求めている。

 AKP党首のダウトオール首相は9日にエルドアン大統領と会談する見通しで、エルドアン大統領は同首相に連立政権づくりを委ねるとみられている。


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