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スーフィズムに関するHP

1スーフィズムに関するHP開設:2004/01/19(月) 15:34
はじめまして。

日本に在住のトルコ人です。この度、イスラームとスーフィズム、そしてトルコの紹介に関するHPを開設することになりました。このHPを通じて皆様と交流し、世界平和に少しでも貢献させて頂ければと思います。お時間のあるとき是非訪問して下さい。お待ちしております。
宜しくお願い致します。

http://www.yoyogi-uehara.net

2706チバQ:2019/07/07(日) 17:28:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190707-00000501-fsi-bus_all

イスタンブール市長選で政権派敗北 トルコ大統領の求心力低下懸念


7/7(日) 7:15配信

SankeiBiz



 トルコ最大都市イスタンブールの市長選の再投票が、6月23日に実施され、即日開票の結果、世俗派の最大野党・共和人民党(CHP)のエクレム・イマームオール候補者の得票率が約54%強と、与党・公正発展党(AKP)のビナリ・ユルドゥルム元首相・候補者の得票率45%強を9ポイントも上回り当選した。しかもイマームオール候補者の得票数がユルドゥルム元首相・候補者のそれを、イスタンブール39地区中のほぼ4分の3に当たる29地区でしのぐという圧倒的な形での勝利であった。

 無効となった3月31日のイスタンブール市長選挙では、イマームオール候補者とユルドゥルム元首相・候補者の得票率の差は僅か0.2%強であったので、再投票で両者の差がいかに大きく開いたかが分かろう。

 ユルドゥルム元首相・候補者は記者会見で、「イマームオール候補者を祝福し成功を希望する」と語り、敗北を認めた。エルドアン大統領もツイッターに、「速報集計で勝利したエクレム・イマームオール氏を祝福する」と投稿し敗北を受け入れた。

 他方、イスタンブール市内で記者会見をしたイマームオール候補者は余裕を見せるかのように、(1)この結果は、イスタンブールとトルコにとって新たな始まりを示している(2)われわれはイスタンブールの新たな頁を開いた(3)新たな頁の上には正義と平等、愛がある(4)(エルドアン)大統領閣下、私は貴方と調和して働く用意がある-との勝利宣言を行った。

 イスタンブール市長選挙での再度の敗北は、強権的なエルドアン政権にとって求心力の低下を招く可能性がありそうだ。今後の動きによっては、現時点では2024年に予定される大統領選挙が早まることも考えられる。またAKP内の亀裂を大きくし、ポスト・エルドアンの議論を高めることにもなりそうだ。

 今回の選挙結果を受けて、トルコ問題の専門家たちも内閣改造や外交政策の方向の修正、そして上述したような大統領選挙の前倒し実施の可能性に言及している。

 例えば、米・トルコ関係を専門とする政治学者のソネル・ガザヤガプタイ氏は次のような厳しい見方をしている(ガーディアン紙、6月23日付)。「AKPの再投票の決定は大きな戦略的誤りだった」「選挙運動も特徴を欠き混乱しており、AKPは守勢に立ちCHPを追いかける展開であった」「エルドアン大統領が巻き返しを図るには、政府を一掃の上、政策決定過程を見直すしかない。そうしなければ、今回の選挙を契機として支持低下に拍車がかかることになろう」と。

 また、トルコの元外交官で現在はカーネギー欧州(ブリュッセル)で客員研究員を務めるシナン・ウルゲン氏はさらに厳しく以下のように見ていた(同)。「両候補者の得票率の格差から見て今回の結果は将来のトルコ政治にインパクトを及ぼすだろう」「AKPの既成の秩序にとっては警戒のサインである」と。

                   ◇

【プロフィル】畑中美樹

 はたなか・よしき 慶大経卒。富士銀行、中東経済研究所カイロ事務所長、国際経済研究所主席研究員、一般財団法人国際開発センターエネルギー・環境室長などを経て、現在、同室研究顧問。東京都出身。

2707とはずがたり:2019/07/11(木) 22:04:57
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トルコでは経済の低迷と失業率の上昇を背景に、市民の不満の矛先がシリア系住民に向かっている。
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2708チバQ:2019/07/16(火) 18:13:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190709-00000000-reut-asia
トルコ元副首相、与党AKPを離党 新党立ち上げ計画か
7/9(火) 2:04配信 ロイター
[アンカラ 8日 ロイター] - トルコのババジャン元副首相が8日、エルドアン大統領の与党・公正発展党(AKP)を離党すると表明した。党の方向性と見解の「大きな食い違い」に言及、自国に新たなビジョンが必要と訴えた。

関係筋によると、ギュル元大統領とともに、年内にライバル政党を立ち上げる計画という。イスタンブール市長選での敗北を受けたエルドアン氏の求心力低下がさらに進む可能性がある。

ババジャン氏は「誰もが自国の評価を改善し、国民の繁栄、幸福を増大させ、享受するにふさわしい素晴らしい未来の実現を目指している」と述べた。人権や高度な民主主義、法の支配が不可欠とし、今後も取り組む考えを示した。

トルコでは景気後退や失業、インフレが有権者を直撃し、影響はエルドアン氏の支持基盤に及ぶ。若干でも支持が下がれば、AKPに大きな痛手となる恐れもある。

2709チバQ:2019/07/17(水) 15:28:24
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201907/CK2019071202000152.html
ホルムズ海峡 イラン港湾都市ルポ 緊迫の港、戦火望まぬ市民

2019年7月12日 朝刊


9日、イラン南部バンダルアバスの海水浴場の沖合で、積み荷のないタンカーなどが多数停泊していた

写真
 世界の原油輸送の大動脈、ホルムズ海峡周辺の海域で、米国とイランの神経戦が緊迫の度を増している。十日も、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」が英タンカーの航路を妨害したとされる新たな事案が発生。海峡に面するイラン南部の港湾都市バンダルアバスを訪ねると、米経済制裁の影響で貿易取引や観光客が減る中、市民は「戦争は誰の利益にもならない」と祈るように口にした。 (バンダルアバスで、奥田哲平、写真も)

 首都テヘランから南へ約千キロ。ホルムズ海峡を望む街は、気温四〇度近い熱風が湿気を伴って体にまとわり付く。

 バンダルアバスはイラン有数の貿易港を抱える一方、同国海軍と革命防衛隊が一大拠点を構える国防の最前線でもある。沖合に積み荷のないタンカーが多数、停泊。その対岸には、親米アラブ諸国を拠点とする米艦船が展開し、にらみをきかせる。

コンテナが積まれた貿易港は、出入りが厳しく規制されていた

写真
 街は一見、平穏だ。しかし、機密施設の軍港はもちろん、貿易港も立ち入りが認められなかった。行政機関や海運業者も一様に取材拒否。現地在住のイラン海軍元高官は、五月に米軍が原子力空母を派遣して以降「(イラン南西部)ブシェールなど各地から部隊が増強された」と語り、有事に備えた現場の緊張の高まりがうかがえた。

 イランが二〇一七年に作成した資料によると、革命防衛隊は「毎日百隻以上の船が、ペルシャ湾でパトロールを実施している。米国がどこを見ても、われわれの船がいる」と誇示。これまでもホルムズ海峡の封鎖をちらつかせ、米艦船への急接近といった挑発行為を繰り返してきた。

 周辺海域では、米国が軍事的圧力を強化した五月以降、タンカーなどの民間商船が攻撃を受ける事件が相次ぐ。米国はイランの関与を主張するが、イランは否定。攻撃主体が不明なまま、米国は航行の安全確保を目的とする多国籍の有志連合結成を検討する。イランには、ペルシャ湾の洋上で石油を別の船に積み替える「瀬取り」の疑いも指摘されている。

バザールで、地元特有の仮面を着けて買い物する女性ら=いずれも9日

写真
 テヘラン商工鉱業農業会議所理事で運輸会社を営むファテメ・モヒミ氏によると、イランにとっての海上交易の相手先も、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイからオマーンに移りつつある。UAEが米国支持のため「何を貿易するのか知られないため」だという。

 バンダルアバスでは、米国との武力衝突に現実味を感じる市民は多くはないが、海峡通過のリスクの高まりや米制裁によって、貿易拠点の街の経済への影響も。海運会社で働く男性(41)は「制裁を受けて輸出入が減っている上、戦争保険の値上がりの影響で受注が減っている」。米CNBCテレビによると、船舶への保険料は過去二カ月で十倍に跳ね上がった。

 数年前まで民間輸送船の乗組員だったムハンマドさん(58)は「海峡は、周辺国と連絡を取り合って安全に航行できていた。いま危機を高めているのは米艦船だ」と指摘。冬場は避寒地として人気だが、観光客も減っている。「戦争は誰も得をしない」と事態の収束を望んだ。

2710チバQ:2019/07/22(月) 14:15:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000021-jij-m_est
イラン、強硬姿勢に拍車=タンカー拿捕、対立長期化も
7/22(月) 7:03配信 時事通信
イラン、強硬姿勢に拍車=タンカー拿捕、対立長期化も
英船籍タンカー「ステナ・インペロ」の拿捕(だほ)に着手する黒い覆面姿のイラン精鋭部隊「革命防衛隊」隊員=20日、革命防衛隊提供(AFP時事)
 【カイロ時事】イランがホルムズ海峡を航行していた英船籍タンカー「ステナ・インペロ」を拿捕(だほ)するなど、欧米への態度を硬化させている。

〔写真特集〕イランの軍事力

 英領ジブラルタル沖で起きたイランのタンカー拿捕の報復とみられ、対立の長期化は必至だ。イラン側の相次ぐ規定逸脱で存続が危ぶまれる核合意の行方にも影響を及ぼしかねない。

 イラン精鋭部隊「革命防衛隊」は20日、黒い覆面姿で武装した隊員がヘリコプターからステナ・インペロに舞い降りる動画を公表した。拿捕の正当性を主張し、欧米側に譲歩しない方針を誇示した。

 イランはジブラルタル沖で4日に自国のタンカーが拿捕されて以降、報復の意向をたびたび示唆。最高指導者ハメネイ師は16日、「悪意ある行為には対抗する」と警告していた。

 英政府によると、10日に英タンカーが革命防衛隊のボート数隻に航路を妨害され、護衛中の英フリゲート艦の警告で難を逃れた。その後もアラブ首長国連邦(UAE)の港に向かっていた外国タンカーがイラン領海内で消息を絶った。イランに拿捕されたとみられる。危機を高める挑発行動がやむ兆しはなく、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡での「航行の自由」への懸念が一層強まっている。

 革命防衛隊は、ステナ・インペロが船舶の位置識別装置を作動させず、他の船舶にも危険だったため拿捕したと強調。護衛していた英海軍艦が拿捕を妨害しようとしたとも主張するなど、対決姿勢を強めている。

 これに対し、英側の認識は異なる。BBC放送によれば、ハント外相はタンカーがオマーン領海内で拿捕され、イランに向けて航行するよう強制されたと反論。「明白な国際法違反だ」と批判した。

 ジブラルタル当局は19日、イランのタンカーの拘束を30日間延長すると表明。一方、ザリフ・イラン外相は、ステナ・インペロについて「司法手続きを取るべきだ」と英側をけん制した。事態打開のめどが立たずに緊迫した状況が続けば、偶発的な衝突のリスクが一段と高まりそうだ。

2711チバQ:2019/07/29(月) 23:44:21
>>2611
アフガン大統領選なのに話題になら無すぎでは!?
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072900739&g=int
選挙戦初日にテロ、20人死亡=副大統領候補の事務所襲撃-アフガン
2019年07月29日16時53分
28日、アフガニスタンの首都カブールの選挙事務所で起きた襲撃事件の現場から立ち上る黒煙(AFP時事)

 【ニューデリー時事】アフガニスタンの警察当局者は29日、大統領選(9月28日投票)の選挙戦が始まった28日に首都カブールで選挙事務所が襲撃され、少なくとも20人が死亡、50人が負傷したと明らかにした。犯行声明は出ていない。
 襲撃を受けたのは、ガニ大統領の副大統領候補の事務所。警察当局者は「まず事務所付近で爆発物を積んだ自動車が爆発し、その後武装集団が建物内に侵入した」と述べた。治安部隊との銃撃戦は6時間超に及んだ。当時、候補者とスタッフら約100人が室内にいたが、候補者は難を逃れた。

https://www.afpbb.com/articles/-/3216797
アフガン大統領選、再び延期 9月28日に
2019年3月21日 6:49 発信地:カブール/アフガニスタン [ アフガニスタン アジア・オセアニア ]
【3月21日 AFP】アフガニスタンの独立選挙委員会(IEC)は20日、大統領選挙の実施日を9月28日に延期すると発表した。同選挙の延期は2度目で、当初予定の4月から5か月遅れての実施となる。

 大統領選をめぐっては、旧支配勢力タリバン(Taliban)との17年に及ぶ紛争の終結に向けた米国主導の和平協議の時間を確保するために実施が延期されるとの観測が出ていた。


 当初4月20日とされていた投票日はいったん7月20日に延期されていたが、混乱に陥った昨年10月の議会選の集計作業が現在も終わっていないことから、いずれの日程も非現実的とみる向きが強かった。

 IECは、大統領選が「多数の問題と課題」に直面しており、「先に発表した日程に基づく実施が不可能となった」と説明。「選挙法の施行改善と透明性の確保、有権者登録のため」として、大統領選と州議会選を9月28日に実施すると発表した。発表では、米国がタリバンと進めている和平協議には触れていない。(c)AFP

2712チバQ:2019/07/29(月) 23:46:47
昨年8月の記事
https://www.sankei.com/world/news/180827/wor1808270031-n1.html
苦境に立たされるアフガン大統領 主要4閣僚相次ぎ辞表、タリバン攻勢、米国も「失望感」…
2018.8.27 21:25
 【ニューデリー=森浩】10月に総選挙、来年4月に大統領選を控えるアフガニスタンで、閣僚の辞意表明が相次ぎ、政治情勢が不安定化している。米国もガニ大統領に失望感を深めているとされ、ガニ氏の求心力低下がささやかれる事態だ。治安状況も改善の兆しがなく、「内憂外患」を抱える中、選挙の順調な実施が不安視されている。

 ロイター通信などによると、アフガンでは27日までにアトマル大統領顧問(安全保障担当)や国防相、内務相、国家保安局長ら治安を担当する4閣僚が相次いで辞表を提出した。アトマル氏は受理されたが、他の3人は慰留されている。

 アトマル氏は元内相で、政権内の事実上ナンバー2に当たる有力者。ガニ氏と意見対立があるとされるほか、大統領選の出馬も取り沙汰される。

 主要閣僚の辞意で、指摘されるのがガニ氏の求心力低下だ。イスラム原理主義勢力タリバンとの和平交渉も進まず、ガニ氏は21日からのイスラム教の犠牲祭に合わせて停戦を呼びかけたが、タリバン側は拒絶。メンツをつぶされた格好だ。

 政府軍は米軍や北大西洋条約機構(NATO)軍の支援を得て武装勢力側に攻撃を仕掛けてはいるが、劣勢が続いており、士気の低下も著しいという。

 ガニ氏に対して米国は失望感を募らせているとされ、7月下旬にはタリバンと独自に接触した。「米国はガニ政権を見捨てはしないだろうが、見限りつつあるのかもしれない」(外交筋)との見方もある。来年の大統領選で、米国は再選を目指すガニ氏よりも、アトマル氏を推すとうわさされており、さらに政局は混迷の度を増しそうだ。

 隣国パキスタンでイムラン・カーン首相が誕生したこともガニ氏の懸念材料だ。カーン政権では、タリバンを支援しているとされるパキスタン軍が強い影響力を持つ。軍はアフガンを不安定化させるためタリバン支援を強化したい意向で、カーン氏は黙認する可能性が高い。アフガン側ではカーン氏を「タリバン・カーン」と揶揄(やゆ)する報道もなされており、パキスタンの動向に神経をとがらせる。

 政治や外交に不安を抱える中、21日には大統領府周辺にロケット弾が撃ち込まれるなど、テロが続発する。選挙日程にも影響を与えそうで、既に9日にタリバンの大規模攻勢を受けた南東部ガズニ州では、総選挙の延期が検討されている。有権者登録施設を狙う攻撃も相次いでおり、ガニ氏の苦悩は続きそうだ。

2713チバQ:2019/07/31(水) 15:30:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190731-00010001-afpbbnewsv-int
副大統領候補の事務所襲撃で20人死亡、アフガニスタン大統領選初日 現場の映像
7/31(水) 9:28配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【7月31日 AFP】アフガニスタン大統領選の選挙戦初日となった28日に首都カブールで、副大統領候補アムルッラー・サレー(Amrullah Saleh)氏の事務所が襲撃され、少なくとも20人が死亡した。これを受け、出馬している候補者らは29日、一斉に現職のアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)大統領を非難した。

 サーレ氏の事務所は自爆攻撃を受けた上、武装集団に襲撃され、少なくとも20人が死亡、50人が負傷した。死者の大半は民間人だった。攻撃の犯行声明はまだ出ていない。

 イスラム過激派勢力タリバン(Taliban)による旧政権の崩壊後、4度目となるアフガニスタン大統領選は9月28日に投票が行われるが、波乱に満ちたスタートを切ることとなった。

 大統領選の有力候補の一人で、ガニ政権で国家安全保障顧問を務めたハニフ・アトマル(Hanif Atmar)氏の広報担当者はAFPに対し、「政府は候補者たちの安全を気に掛けていない」と指摘。アトマル氏と他の12人の候補者らは、第一に安全面の懸念と、さらにガニ大統領が不正行為で優位に立とうとしていると見て、選挙運動の開始日を遅らせたとAFPに述べた。

 一方、内務省報道官は、治安部隊が選挙に向けて8か月間にわたり準備を行っていたと述べ、候補者らを守るために装甲車両を配備するなど「厳重な対策」を取っていると主張した。

 大統領選は今年に入りすでに2回延期されている。2014年の大統領選での大規模な不正疑惑もあり、有権者らな選挙制度をほとんど信頼していない。アトマル氏と他の12人の候補者らは、「不正のない」選挙の実現に向けて国際社会の支援がない限り、選挙をボイコットするとけん制してきた。

 一方、北大西洋条約機構(NATO)は29日、作戦遂行中だった米兵2人が死亡したと発表。今年に入ってからアフガニスタンで戦闘中に死亡した米兵は、合計12人となった。

 米政府はアフガニスタンからの米軍撤退を模索している。そうした中、サレー氏の事務所に対する襲撃は、同国の不安定な治安情勢と、タリバン以降の選挙戦のたびに起きてきた流血の惨事を改めて想起させた。

 米国とタリバンが和平交渉を進める中で重要な選挙を実施すべきかという疑問も残されており、大統領選がそもそも行われるのかどうかも危ぶまれている。映像は29日撮影。(c)AFPBB News

2714チバQ:2019/07/31(水) 18:32:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190731-00000000-maiall-m_est
<神と喧噪の南アジアから>取材後記 ドーハで見たタリバン(下)
7/31(水) 14:57配信 毎日新聞
<神と喧噪の南アジアから>取材後記 ドーハで見たタリバン(下)
当事者間対話の前に話し込むタリバンのメンバー=ドーハで2019年7月8日、松井聡撮影
 ◇「他者」に対する不信感

 「タリバンは自分たち以外を誰も信用していない。長年にわたりいろいろと裏切られてきたと感じているからだ。とりわけ外国や外国人に対する猜疑(さいぎ)心は根深い」。タリバンを長年取材してきたパキスタン人ジャーナリストはこう解説する。

 外国に対する不信感は、欧米だけなく、関係が深いとされている隣国パキスタンに対しても同様だという。パキスタンの軍情報機関(ISI)は、タリバン発足当初から支援をしてきたとされる。タリバン幹部によると、意思決定機関である「指導者評議会(クエッタ・シューラ)」のメンバーの多くは現在もパキスタンに住み、政治事務所の中にもISIと密接な関係があるメンバーもいる。それでも、このタリバン幹部は「メンバーの多くがパキスタンの重要性は認識しているが、心の底では信じていない」と指摘する。

 彼は、タリバン政権で駐パキスタン大使を務めたアブドゥルサラム・ザイーフ氏を例に挙げた。ザイーフ氏は政権崩壊後、米軍に引き渡されてグアンタナモ米海軍基地に収容された。タリバン内では、これがパキスタンの裏切りによるものだと受け止められている。このようなケースが積み重なって、パキスタンへの警戒感につながっている。このジャーナリストは「パキスタンがタリバンに影響力を持つというのは間違いない。しかし、タリバンはパキスタンとうまく距離を取ろうとしており、必ずしもパキスタンの思い通りに動くわけではない」と解説する。

 米軍撤収に向けて協議が進む米国に対しても不信感は根強い。タリバンのシャヒーン報道官によると、タリバンと米政府当局者との外交的接触は2010年ごろにドイツで始まっており、関係は10年近く続いている。最近は米国のアフガニスタン政府に対する働きかけにより拘束されていたタリバン兵が解放されるなど、米国は信頼醸成を図ってきた。それでも、報道官は「米国を信用していない。米国との合意がイラン核合意のようなことにならないために、我々には合意の保証人が必要だ」と説明する。また、アフガン国内でタリバンと対立する過激派組織「イスラム国」(IS)を米国が支援していると信じるタリバンのメンバーは少なくない。報道官も「米国がISを利用してタリバンを弱体化させようとしている可能性は高い」と話す。

 タリバン政権を過去に承認していたサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)との関係も、現在は悪化している。01年以降、サウジやUAEは米国と歩調を合わせてタリバンを「テロリスト」と非難するなど、タリバン側からすると「裏切られた」と思う事例が相次いだためだ。

 記者もタリバンの警戒対象となっている。タリバンの交渉団メンバーは、特定のアフガン人記者の名前を挙げて、「彼はCIA(米中央情報局)とISIのダブルエージェントだ。他にも、各国の情報機関とつながっている記者は何人もいる。彼らは情報を探るだけでなく、プロパガンダも行っている」と警戒心を隠さなかった。私も実際は警戒されていた可能性もあるが、特にそれを感じる場面はなかった。私を仲介したのはこのメンバーと20年以上付き合いがある人物だったことや、米国やパキスタンなどによるタリバンを巡る「情報戦争」に日本が加わってこなかったことが背景にあるのかもしれない。

 当事者間対話の会場となったホテルの洗面所で見かけたタリバン交渉団メンバーの姿は印象的だった。彼は用を足している最中、しきりに首を振って背後を気にしていたのだ。この人物は、廊下でも周囲を気にするそぶりを見せていた。後で聞くと、彼もまたタリバン政権崩壊後、グアンタナモ米海軍基地に収容されていたという。こんなところでも彼らの警戒心の根深さを感じた。

 アフガンは19世紀以降、英国、ロシア、米国といった大国に翻弄(ほんろう)されてきた歴史があり、タリバンの源流も旧ソ連の侵攻に抵抗したムジャヒディン(聖戦士)だ。猜疑心の根深さは歴史的な経緯に由来するものでもある。

2715チバQ:2019/07/31(水) 18:33:00
◇タリバンと「共存」する必要性

 「写真は撮るな。さっきインタビューに応じたじゃないか」。当事者間対話の会場で、タリバンのスタネクザイ氏とアフガン政府からの出席者が談笑している姿を見つけて、カメラ片手に駆け寄った時だ。スタネクザイ氏が私に向かって大声を上げた。タリバンは表向きアフガン政府との交渉を拒否しており、談笑している写真はまずかったのだろう。ただこのシーン以外にもタリバンのメンバーと他の出席者が談笑したり、抱き合ったりする光景は何回も見られた。「穏健化のアピール」と見ることもできるだろうが、タリバンが「演じている」ようには見えなかった。和平の実現に期待を抱かせるものだった。

 今回の当事者間対話は「タリバンとアフガン政府が初めて同席した」と報じられたが、実は12年に両者は同席している。日本の京都で開かれたアフガン和平に関する会議だった。同志社大が主催し、両者のほか、他の政治勢力も出席し、それぞれが和平に向けて意見を表明した。イスラム学者の中田考・同志社大元教授がタリバンの招請に尽力したという。タリバンは出席した理由に、日本が自衛隊をアフガンに派遣していないことや、国ではなく民間の主催だったことなどを挙げた。アフガン人ジャーナリストは「京都での会議は画期的だった。あの会議を和平プロセスにつなげることができず、次に両者が同席するまで6年もかかってしまったことが悔やまれる」と話す。

 当時も現在もタリバンの主張はほぼ一貫しており、厳格で強硬だ。仮に米軍撤収後に停戦できたとしても、選挙に基づく民主主義を受け入れるかなど、タリバンとアフガン政府を含む他の勢力が容易に一致できないような課題も多い。また周辺のパキスタン、インド、イラン、中国、ロシアなど各国の利害調整がうまくいかず、対立の構図が持ち込まれれば混乱は続くだろう。ただ、どんなに困難な道のりだったとしても、タリバンを取り込んだ形で今後の政治や社会の体制作りをしていかない限り、アフガンの平和と安定が実現しないことは明らかだ。

 今回の当事者間対話は、カタールとドイツの両政府が主催した。米軍撤収が決まった後は、より幅広い国際社会の関与が必要になる。当事者間対話の取材を通して、出席者が本当に平和と安定を渇望していると感じた。タリバンも含めて和平の機運は盛り上がっている。18年にわたる内戦終結のため、国際社会ができる限りの支援をすべき時が来ているのではないか。【松井聡】

2716チバQ:2019/07/31(水) 18:33:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190720-00000000-maiall-int
<神と喧噪の南アジアから>取材後記 ドーハで見たタリバン(上)
7/20(土) 10:00配信 毎日新聞
<神と喧噪の南アジアから>取材後記 ドーハで見たタリバン(上)
インタビューに応じるタリバン交渉団を率いるシェール・モハンマド・アッバス・スタネクザイ氏=ドーハで2019年7月8日、毎日新聞助手撮影
 アフガニスタンからの米軍撤収に向けたトランプ米政権と旧支配勢力タリバンとの交渉が山場を迎えている。撤収が決まれば、タリバンはアフガン政府など国内各勢力と停戦や政治体制について協議を始める見込みで、タリバンが政治の表舞台に戻る可能性が高い。では、タリバンのメンバーとは一体どのような人たちなのか。タリバンが政治事務所を置き、アフガンの当事者間対話(7月7、8日)が開かれていた中東カタールの首都ドーハで見た彼らの一面や、和平に向けた今後の課題を2回に分けて報告したい。

 ◇素朴で真面目な印象。本当の顔か、それとも演技なのか

 「私は実は中国人。中国語で話そうか?」。7月8日に行ったインタビューの冒頭、黒人ラッパーのようなアクセントの英語で言った後、大きな笑い声を上げたのは、タリバンの交渉団を率い、ドーハにある政治事務所の副代表を務めるシェール・モハンマド・アッバス・スタネクザイ氏だ。タリバン政権(1996〜2001年)で副外相や副保健相を務めた。マスコミの単独インタビューに応じることはまれな人物で、こわもてという印象を抱いていたので面食らった。同時に冗談とはいえ、自らを「中国人」と名乗ったことは、タリバンと中国の関係の良好さを物語るようで興味深かった。近年、同氏をはじめとしてタリバン幹部が中国を相次いで訪問しており、両者の関係は深まっている。

 スタネクザイ氏はインタビュー中、こちらの質問をうなずきながら聞き、協議が続いている米軍の撤収時期の質問を除き、一つ一つ丁寧に答えた。同氏の方から「米国と合意予定の草案によると」などと切り出し、公表されていない草案の中身にも言及した。表情は終始明るく、語り口は自信に満ちているように映った。長年の悲願だった米軍撤収が近づいていることへの満足感が背景にあるのかもしれない。

 翌々日には、タリバンの交渉団の別のメンバーと昼食を共にした。彼は、私が宿泊しているホテルまで自ら日産車を運転してやって来た。レストランまで向かう車中で、ドーハでの暮らしぶりについて聞いた。「(以前に暮らしていた)パキスタンでは行動が制限されていたが、今は自由に行動できてうれしい」「家族も連れてきているので、平和な日常というのは貴重だ。住宅はカタール政府が提供してくれている」などと明かした。

 この日の気温は48度。車中のエアコンもほとんど利かなかった。「車の中は暑いから飲んだ方がいい」。ガソリンスタンドに寄り、売店でジュースまで買ってきてくれる気の配りようだった。

 食事をしたのは、中心部から少し離れたトルコ料理レストラン。地元のローカル食堂といった趣だ。「普段はほとんど外食しないから、高級なレストランは知らない。ここは以前に来たことがあっておいしかった。あなたの口に合えばいいが」と言って、私にケバブやラムチョップを勧めた。彼はアフガンの美しさなどについて語り、平和は重要だと力説した。残った料理は「家で食べる」と言って、店員にパックに詰めてもらい、かばん代わりの使い古したビニール袋に入れて持ち帰った。

 彼らの人柄について、総じてネガティブな印象は受けなかった。素朴でまじめな人たちという印象だ。彼らの私に対する対応が柔らかかった理由は、タリバンが信頼する人物が仲介してくれたということも一因だろうし、マスコミに真摯(しんし)に対応することで、タリバンへの印象を良くしたかった可能性もある。

2717チバQ:2019/07/31(水) 18:33:24
◇政治の話になると、やっぱり強硬

 「市民が攻撃の巻き添えになるのは致し方ない。外国部隊の占領下でのいかなる選挙も受け入れない」。純朴な印象だった人柄の一方で、彼らの主張はやはり強硬だった。タリバンの攻撃で多数の子どもを含む市民が犠牲になっていることについて、「米国はアフガンを占領したうえ、無人機の攻撃で無実の市民を殺害している。我々はそもそも市民を標的にしていないし、市民は巻き込まれるケースがあるだけだ。我々だけ批判されるのはおかしい」と反論した。もちろん米側の攻撃も批判されるべきだが、だからといって、多くの市民がタリバンの攻撃によって犠牲になってきたことを正当化することはできない。この主張を受け入れられない人も多いだろう。

 また、国際テロ組織「アルカイダ」との関係についてタリバンのスハイル・シャヒーン報道官は「アルカイダとのつながりがあると批判するならば、証拠を示さなければいけない」と繰り返すだけで、否定も肯定もしなかった。当事者間対話に参加した女性活動家の一人は「タリバンがアルカイダと縁を切るとは思えない。その証拠に彼らは、公の場で一度もアルカイダを『テロ組織』と言っていないし、批判もしていない」と語り、両者の関係断絶に懐疑的な見方を示す。また麻薬密売もタリバンの資金源の一つとみられており、タリバンが政治参加するに当たって解決すべき課題は多い。

 ◇女性の権利擁護をアピールするけれど…

 かつてのタリバン政権は、教育や就労など女性の権利を制限したとして欧米メディアから厳しく批判された。女性が頭から全身を覆うブルカの着用を義務化したことも「女性差別」の象徴と捉えられた。

 だが今回は、こうしたネガティブなイメージからの脱却を図ろうとしていたようだ。タリバンの交渉団やアフガン政府幹部、政治家や人権活動家が参加した当事者間対話の会場には、欧米の女性記者が数人取材に来ていたが、シャヒーン報道官は他の男性記者と同様に対応していた。ロシアの通信社の女性記者は、太ももから下が見えるワンピース姿だった。タリバンの報道官がどういう反応を示すのか興味があったが、1対1の取材にも問題なく応じていた。女性記者の衣服に関わらず平等に対応することで、穏健化をアピールしたかったのかもしれない。

 ただ、完全に徹底できていたわけではない。私が、タリバン側の主張を代弁する事実上の広報メディアの記者で、交渉団メンバーを父に持つ男性と立ち話をしていた時のことだ。スカーフを頭に巻いた米国メディアの女性記者が近づいてきて、話に加わろうとした。その瞬間、男性は突然顔を背けてさっと立ち去ってしまった。女性記者に聞くと、1時間ほど前にもスカーフをせずに近づいて逃げられていたという。男性の真意は定かではないが、女性記者は「タリバンは女性の権利を守るとか言うけど、結局ブルカ姿でないといけないのね。本質は何も変わっていない」と憤っていた。女性の権利を巡るタリバンと欧米の価値観の違いは埋めがたいことを垣間見た気がした。【松井聡】

【関連記事】

2718チバQ:2019/08/05(月) 16:59:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00000010-jij_afp-int
次々と逃げ出そうとする王女たち、人権問題に注目集まる UAE
8/5(月) 12:11配信 AFP=時事
次々と逃げ出そうとする王女たち、人権問題に注目集まる UAE
アラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ラシド・マクトム副大統領兼首相・ドバイ首長(左)と妻のハヤ妃。ドバイのナドアルシバ競馬場にて(2008年3月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】王女らがここ数年、アラブ首長国連邦(UAE)から立て続けに脱出を試みている。3人目となったのはムハンマド・ビン・ラシド・マクトム(Mohammed bin Rashid Al-Maktoum)UAE副大統領兼首相・ドバイ首長(70)の妻、ハヤ妃(Princess Haya、45)だ。

 ハヤ妃は、ヨルダンのアブドラ・イブン・フセイン現国王(King Abdullah Ibun al-Hussein)の異母妹で、馬術のヨルダン代表選手としてオリンピックに出場した経歴を持つが、今年、英ロンドンの高等法院に、強制結婚からの保護措置を裁判所が命じる制度の適用を申請したことが明らかになった。

 UAEは、欧米に対し華やかで近代的な国家というイメージを植え付けようとしているが、ハヤ妃やマクトム氏の娘2人が逃げ出そうとしたことで、同国の人権問題に厳しい目が向けられていると活動家らは指摘する。

 2000年には、マクトム氏の娘であるシャムサ(Shamsa)王女が、英イングランドでの休暇中に側近らの目を盗んで逃げ出そうとした。だが、2か月後に見つけ出され、ドバイに強制的に連れ戻されたと伝えられている。

 また、2018年には、シャムサ王女の妹ラティファ(Latifa)王女がドバイから逃げ出そうとしたが、インド沖で捕えられたとみられている。

■偽善行為

 一連の出来事は、ドバイを中東の現代都市にしようと試みるマクトム氏の取り組みに泥を塗ることになった。

 ドバイは近年、石油資源依存から脱却し、世界から投資を集め、観光の中心地へと転換することで急速に発展している。

 ドバイは2018年11月、国際寛容サミット(World Tolerance Summit)を主催したが、これまで人権をないがしろにしていたことを考えれば、偽善極まりない行為だと人権団体から批判を浴びた。

 さらに、複数の人権団体が、法的根拠なしに政府に反対する人々を拘束しているとして非難している。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は7月、UAEは正規の登録をしているイスラム系政治団体の活動家ら少なくとも5人を、刑期を終えた後も拘束し続けていると指摘した。

 UAEの法制度の犠牲になっている個人や企業を支援する国際NGO「ディテインド・イン・ドバイ(Detained in Dubai)」はAFPの取材にこう語った。「ラティファ王女やハヤ妃の問題は、地域特有の欠陥を明らかにした。虐待に関する法律を整備しなければ、この問題はUAEの法制度の悩みの種となるだろう」。UAEの法制度の欠陥は「特に女性の人権に関して顕著だ」という。

■消息が途絶えた2人の王女
 ラティファ王女の失踪は、国際的な注目を浴びた。王女は2018年3月、ヨットで逃げようとしていたところを捕まり、ドバイに強制的に戻されたと支援者らは主張している。それ以来、ラティファ王女は公の場に姿を見せなかったが、その後、元国連(UN)人権高等弁務官でアイルランド元大統領のメアリー・ロビンソン(Mary Robinson)氏とドバイで会っている画像が公開された。

 ロビンソン氏はラティファ王女が逃げ出そうとしたことや動画を撮影したことを認め、王女は「明らかに問題を抱えている」と指摘した。

 支援者が公開した、失踪前にラティファ王女が撮影したとされる動画で王女は、父親が評判ばかり気にしていると激しく批判し、「もし、あなたがこの動画を見ているなら、あまり良いことではありません。私は死んでいるか、とても悪い状況に置かれているでしょう」と語った。

 さらに「姉のシャムサ」は2000年に英国で逃亡を図ったが、2か月後に「大勢の男」に拉致され、フランス経由でドバイに連れ戻されたとも語った。シャムサ王女は現在、「自由を奪われ、精神科医や看護師に付き添われている」という。

 シャムサ王女の失踪は謎に包まれており、王女は約20年間、公の場に姿を現していない。 【翻訳編集】 AFPBB News

2719チバQ:2019/08/08(木) 18:12:04
https://www.sankei.com/world/news/190806/wor1908060001-n1.html
【中東ウオッチ】トルコ大統領、試練の夏 求心力低下…経済・安保にも不透明感
2019.8.6 10:00
 トルコのエルドアン大統領が試練の夏を迎えている。7月には中央銀行の総裁を更迭して経済政策を主導する構えをみせたが、「中銀の独立性を侵している」との市場の不信感は根強く、経済低迷から脱却できるかは不透明だ。一方、自らが率いる与党では同月、外相などを歴任した重鎮が離党を表明、求心力の低下があらわになった。トランプ米政権との関係も不安定で、エルドアン政権は重要な岐路に立っている。
(カイロ 佐藤貴生)

■市場の信任

 トルコ中銀は7月25日の金融政策決定会合で、24%の主要政策金利を19・75%に引き下げることを決めた。エルドアン氏はこれに先立つ同月上旬、中銀総裁を更迭して副総裁を昇格させ、「本格的に金利を下げる。インフレも大きく縮小するだろう」と述べていた。このため市場は利下げを織り込み済みで、通貨リラに大きな変動はなかった。

 リラはこの2年で対ドルで4割も下げ、トルコでは輸入品や食料品が急騰。中銀は昨年9月、政策金利を6ポイント以上も引き上げて24%とし、据え置いてきた。その結果、リラ安が落ち着くなど一定の効果を上げた。今回の利下げは金融政策の転換を意味する。

 トルコではインフレ率や失業率の高止まりが続き、企業はドル建て債務の返済に苦しんでいる。エルドアン氏はリラ急落の中でも、通貨政策の常識に反して利下げを主張、市場の反発を招いてきた。年末まで政策金利を段階的に引き下げる意向を示しているが、市場の信頼を回復できるかは不透明だ。

■身内の反乱

 エルドアン氏の与党「公正発展党」(AKP)では7月8日、同党の結成にかかわり副首相や外相を務めたババジャン氏が、「未来に向けて新たなビジョンが必要だ」と述べて離党を表明した。エルドアン氏の同志だったギュル前大統領やダウトオール元首相らと新党結成を計画しているともいわれる。

エルドアン氏の求心力に陰りがみえたのが3月の統一地方選だった。長くAKPの牙城だった首都アンカラと最大都市イスタンブールの市長選で最大野党、共和人民党(CHP)に敗北。イスタンブール市長選では、「不正があった」とのAKP側の主張を受けて6月に再選挙が行われたが、重ねてCHPに敗れ、支持離れが鮮明になった。

 政敵を「テロリスト」などと呼ぶエルドアン氏の政治手法は国内世論を真っ二つに分断してきた。たとえば、大統領の権限拡大の是非を問う2017年の国民投票は賛成が51%、反対が49%と、エルドアン氏にすれば薄氷を踏む勝利だった。反エルドアンの機運が高まる兆しは数年前から生じていたといえる。

2720名無しさん:2019/08/08(木) 18:12:23
■意趣返し

 エルドアン氏の大統領任期は23年まで残っている。国会でもAKPなど与党側が過半数を維持しているし、3月の統一地方選も全体でみれば与党連合が勝利した。

 政権基盤自体は危機的状況とまではいえず、イスタンブール市長選の再選挙後も、エルドアン氏の政策に大きな変化はみられない。外交面でいえば、冷え込む対米関係を背景に、ロシアへの依存がさらに強まる可能性がある。

 7月12日には米欧諸国の反対を押し切って購入した、ロシア製防空システム「S400」の国内搬入が始まった。トルコはロシアの前身国家、ソ連の封じ込めを念頭に創設された欧米主導の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国だ。

 この動きを受け、トランプ米政権は最新鋭ステルス戦闘機F35のトルコへの供給は「不可能だ」とする声明を出した。「敵対者に対する制裁措置法」(CAATSA)に基づくトルコ制裁を計画しているとも報じられてきた。

 しかし、エルドアン氏は26日、米政権がF35の供給を拒否するなら、別の国から戦闘機を入手する意向を表明、一歩も引かない構えだ。ロシアの国営防衛企業は、トルコが望むなら最新鋭戦闘機スホイ35を供与する用意があるとしている。

 こうした中、トランプ米大統領は26日、S400を導入したトルコを「非難しない」と述べ、制裁の可否の決定期限についても明言しなかった。ロシアが主要兵器を今後もトルコに供給し続けるなら、NATO体制が根底から揺らぐ事態となるだけに、対応に苦慮している様子がうかがえる。

 米国は16年のクーデター未遂事件で、トルコ当局が「黒幕」と断定した米国在住のイスラム指導者、ギュレン師の身柄引き渡しに応じていない。また、米国はシリア内戦で、少数民族クルド人の民兵組織を支援してきた。同組織は、分離独立を掲げるトルコの非合法組織「クルド労働者党」(PKK)の分派とされる勢力だ。エルドアン氏とトルコの「離反」の底流には、こうした問題での米側への反発があることは間違いない。

 経済、政治、さらには安全保障と、政権の盛衰を分ける重要課題がめじろ押しのエルドアン氏。今年はひときわ暑い夏になりそうだ。

2721チバQ:2019/08/12(月) 17:32:20
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201908/CK2019081202000149.html
混迷のイエメン内戦 南部分離勢力が大統領宮殿占拠

2019年8月12日 朝刊


写真
 【カイロ=奥田哲平】内戦が続くイエメンのハディ大統領率いる暫定政権が拠点を置く南部アデンで十日、南部の分離独立を主張する「南部暫定評議会」(STC)が大統領宮殿などを占拠し、市街地全域を掌握した。両勢力は反政府武装組織フーシ派の掃討作戦で共闘してきたが、内部抗争に発展した形。「世界最悪の人道危機」(国連)とされるイエメン情勢が一段と混迷している。

 AFP通信によると、イエメン外務省は「クーデターだ」と非難。アデンにとどまっていた内相ら政府職員は脱出した。サウジアラビア主導のアラブ連合軍は十一日、STCに撤退を求め、占拠する政府施設を攻撃したもようだ。

 発端は一日、アデンで開かれた軍事パレードがフーシ派の無人機で攻撃され、民兵組織の司令官ら四十人近くが死亡した事件。民兵側は、暫定政権がフーシ派に司令官殺害をけしかけたと疑い、七日から市街戦に発展。少なくとも約四十人が死亡した。

 イエメン内戦は、ハディ暫定政権を推すサウジ、アラブ首長国連邦(UAE)両国とフーシ派を支援するイランの「代理戦争」。アデンは二〇一四年にフーシ派が首都サヌアを掌握した後、脱出した暫定政権が首都機能を置いていた。

 だが、実際はUAEの軍事支援を受けるSTCの影響力が強く、政府高官は本紙に「クーデターの背後にはUAEがいる」と非難。STCと暫定政権の対立が本格的な武力衝突に発展すれば、内戦の構図がフーシ派も含めた三つどもえになる上、対イランで連携するサウジとUAEの関係にも亀裂が入りそうだ。

 イエメン内戦を巡っては、昨年十二月に国連仲介の和平協議で、暫定政府とフーシ派が部分停戦や捕虜交換などで合意。だが、本格的に発効しておらず、破綻する懸念が高まっている。内戦では一万七千人超の民間人が死傷し、国民の約三人に一人にあたる約一千万人が飢えに苦しむ。

2722チバQ:2019/08/12(月) 17:33:37
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201908/CK2019081102000142.html
レバノン紙、一面黒塗り 政治停滞に「目を覚ませ」

2019年8月11日 朝刊


紙面を黒塗りにした8日付のデーリー・スター紙

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 【カイロ=奥田哲平】レバノンの英字紙「デーリー・スター」が八日付の新聞一面を黒塗りにして発行した。宗派対立で停滞する政治や、財政危機などに警鐘を鳴らす狙い。最終面で「手遅れになる前に目を覚ませ」と訴えた。

 デーリー・スターは一九五二年創刊の主要英字紙。八日付の一面は紙面に国名だけ書かれ、二面からも記事はなく、一ページごとに「政府の行き詰まり」「25%の失業率」「一千億ドルに迫る公的債務」「百五十万人以上の難民」「道端にあふれるごみ」などと見出しだけでレバノンが抱える問題を示した。

 ナディム・ラディキ編集局長は本紙に「記事を掲載しないのは難しい決断だった。だが、問題を放置すれば国が崩壊する危機にある。政治家だけではなく、国民にショックを与えなければ、と考えた」と語る。

 レバノンでは有力紙「アンナハル」も昨年十月、新内閣が発足しない政治低迷に対し、空白の紙面で抗議の意志を示した。

 多数の宗派が混在し、内戦が繰り広げられた歴史があるレバノンでは、昨年五月に総選挙が実施され、八カ月後の今年一月末にようやくハリリ首相の挙国一致内閣が発足。だが、六月末にガリブ国務相(難民担当)の車列が銃撃され、側近二人が死亡。背景には宗派対立が指摘され、十日に再開されるまで週次閣議さえ開けなくなっていた。

2723チバQ:2019/08/12(月) 17:35:35
https://www.afpbb.com/articles/-/3239474
イエメン南部独立派が大統領宮殿占拠、「内戦の中の内戦」で人道状況悪化の懸念
2019年8月11日 11:44 発信地:アデン/イエメン [ イエメン アラブ首長国連邦 サウジアラビア 中東・北アフリカ ]
【8月11日 AFP】(写真追加)イエメン南部の独立を目指している「南部暫定評議会(STC)」系の武装勢力が10日、同国第2の都市アデン(Aden)で激しい戦闘の末、アブドラボ・マンスール・ハディ(Abedrabbo Mansour Hadi)暫定大統領の宮殿などを占拠した。イエメンが「内戦の中の内戦」に陥り、世界最悪水準の人道状況が一層悪化する懸念も出ている。

 親イランのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府組織フーシ派(Huthi)と戦ってきた南部暫定評議会と暫定政権だが、死者が出る激しい戦闘となったことで、両者の深い対立が改めて示された。


 イエメン北部で生まれたフーシ派と戦っているサウジアラビア主導の連合軍は、現在サウジにいるハディ暫定大統領を支援している。

 サウジの同盟国であるUAEによって訓練を受けた武装勢力、セキュリティーベルト隊(Security Belt Force)もフーシ派と戦ってきたが、セキュリティーベルト隊は7日からアデンで暫定政権側と戦闘を繰り広げていた。

 セキュリティーベルト隊は主に、イエメン南部の独立を目指す南部暫定評議会を支持する戦闘員から構成されている。イエメン南部は、英国から独立した1967年から南北イエメンが統合して現在の形になった1990年まで、北部とは別の独立国だった。

 今回の戦闘は7日、セキュリティーベルト隊の指揮官の葬儀の最中に始まった。この指揮官は、フーシ派が今月1日にアデンの西にある訓練キャンプをドローンとミサイルで攻撃した際に死亡した36人の中の一人だった。

 医療関係者によると7日からの戦闘で少なくとも18人が死亡した。国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」は9日、8日の夜以降、75人の負傷者を治療したと発表した。

 セキュリティーベルト隊の幹部は10日夜、大統領宮殿にいた約200人の兵士を安全に退去させ、宮殿を占拠したと明らかにした。その際に戦闘はなかったという。ある目撃者も、大統領宮殿がセキュリティーベルト隊に引き渡されたと語った。

 暫定政権とセキュリティーベルト隊の関係は数年前からこじれており、2018年1月にも暫定政権が南部独立派の集会を妨げたことをきっかけに戦闘となり、3日間で38人が死亡、222人が負傷していた。

 独立系シンクタンク「国際危機グループ(ICG)」は、反フーシ派同士の争いでイエメン南部が「内戦の中の内戦」に陥り、世界最悪の水準にある同国の人道状況が更に悪化して政治的解決を一層難しくする恐れがあると警告した。

 暫定政権は、アラブ首長国連邦(UAE)の支援を受けた「クーデター」だとして激しく非難した。

 UAEの国営首長国通信(WAM)によると、同国のアブドラ・ビン・ザイド・ナハヤン(Abdullah bin Zayed Al-Nahyan)外務・国際協力相は、UAEは状況の沈静化に向けて最大限の努力をしていると述べるとともに、イエメンの暫定政権と南部独立派は互いに戦うのではなくフーシ派との戦いに集中すべきだとの考えを示した。(c)AFP

2724チバQ:2019/08/20(火) 10:38:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00000574-san-m_est
イスラエル再選挙まで1カ月 ネタニヤフ首相の続投が焦点
8/19(月) 22:27配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルで国会(一院制、定数120)の再選挙が行われる9月17日まで1カ月を切った。ネタニヤフ首相が続投を決めるかが、最大の焦点だ。世論調査では同氏率いる右派・宗教勢力と中道・左派勢力の接戦が予想されている。選挙の結果はトランプ米政権が策定中の包括的な中東和平案や対イラン包囲網など、国際政治にも影響を与えそうだ。

 イスラエルでは4月の総選挙で右派・宗教勢力が勝利したものの、ネタニヤフ氏が主導した政権樹立のための連立交渉が決裂し、再選挙に持ち込まれた。

 最新の世論調査では、ネタニヤフ氏率いる右派の与党「リクード」と、野党勢力を牽引する中道政党連合「青と白」がともに30議席前後を獲得する見込み。右派・宗教勢力も中道・左派勢力も過半数に届かない可能性が指摘されている。

 4月の総選挙後の連立交渉では、5議席を獲得したリーベルマン前国防相の極右政党「わが家イスラエル」が、ユダヤ教超正統派の若者に対する徴兵免除の撤廃を求めて超正統派の政党と対立、連立入りを拒否した。「わが家」は今回も同様の姿勢を取るとみられ、これがネタニヤフ氏の続投を阻むハードルとなっている形だ。前回選と同じくパレスチナ問題は主要な争点には浮上していない。

 ネタニヤフ氏の首相在任期間は7月、通算で13年4カ月余りに達し、「建国の父」と称されるベングリオン初代首相を超え、史上最長となった。パレスチナやイランに対する強硬姿勢が自国の安全保障に敏感な右派の支持を集めてきた。

 ただ、イスラエル検察は収賄罪などでネタニヤフ氏を訴追する方針を示しており、10月にも同氏の事情聴取を行う見通しとされる。首相の座を維持できなければ、政治生命の危機に追い込まれる可能性がある。

 トランプ米政権は4月の選挙に先立ち、イスラエルが1967年に占領したシリア南部のゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認するなど、ネタニヤフ氏を側面から支援した。米政権の動向も選挙戦の行方を左右しそうだ。

2725チバQ:2019/08/29(木) 14:38:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190829-00000029-jij_afp-int
イエメン「内戦の中の内戦」 暫定政権が南部アデン奪還を発表、独立派は否定
8/29(木) 14:10配信AFP=時事
イエメン「内戦の中の内戦」 暫定政権が南部アデン奪還を発表、独立派は否定
イエメン第2の都市アデンの空港付近を巡回警備する南部独立派「南部暫定評議会」の武装勢力「セキュリティーベルト隊」の戦闘員(2019年8月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イエメン暫定政権は28日、拠点とする国内第2の都市アデン(Aden)を、南部の分離独立を主張する「南部暫定評議会(STC)」から奪還したと発表した。ただ、STC側は現在も市内の大部分を掌握していると主張し、暫定政権の発表に異議を唱えている。

 イエメン暫定政権は、北部の首都サヌアが2014年に親イランのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府組織フーシ派(Huthi)に占拠されて以降、アデンを拠点としてきた。ところが今月初め、STCがアデンを占拠。約3週間にわたって暫定政権軍との抗争が続いている。

 暫定政権のムアンマル・イリヤニ(Moammer al-Eryani)情報相は、国際社会が認めるアブドラボ・マンスール・ハディ(Abedrabbo Mansour Hadi)暫定大統領の政権に忠誠を誓う部隊が「アデンの大統領府と周辺地区を制圧した」とツイッター(Twitter)で発表。「暫定政権軍と治安部隊は、同地区を完全に掌握している」と述べた。

 しかし、STC側の民兵組織「セキュリティーベルト隊(Security Belt Force)」の高官筋はAFPの取材に対し、暫定政権の主張には証拠がないとの見解を表明。アデンの大部分は今もSTCが支配しており、近郊に進入した暫定政権軍は反撃され後退したと語った。

 現地のAFPの記者によると、アデン空港付近には現在もSTCの戦闘員が展開しているという。【翻訳編集】 AFPBB News

2726チバQ:2019/09/02(月) 11:15:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190901-00000013-asahik-int
イスラエル、強める越境攻撃 汚職疑惑の政権、親イラン勢力たたき 総選挙控え
9/1(日) 16:00配信 有料朝日新聞デジタル
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イスラエル、強める越境攻撃 汚職疑惑の政権、親イラン勢力たたき 総選挙控え
イスラエルのネタニヤフ首相
 イスラエルが周辺国を相次いで越境攻撃し、地域の緊張を高めている。いずれも対立するイランが絡む駐留部隊などを標的にした。ネタニヤフ首相は9月中旬にやり直し総選挙を控えており、イランの脅威を唱えて国内の支持を広げつつ、同盟国・米国の後ろ盾も固めたい思惑がありそうだ。(エルサレム=高野遼、テヘラン=杉崎慎弥)

 レバノンメディアなどによると、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラは8月27日、爆発物を積んだ無人機2機が25日に首都ベイルート南郊に飛来し、1機が墜落するなどしたと発表した。
 ヒズボラの指導者ナスララ師はイスラエルの攻撃と断じて報復を示唆。……

2727チバQ:2019/09/02(月) 11:22:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190831-00000003-asahi-int
再選挙のイスラエル、汚職疑惑の首相が苦戦 右派分裂で
8/31(土) 5:00配信朝日新聞デジタル
再選挙のイスラエル、汚職疑惑の首相が苦戦 右派分裂で
イスラエル総選挙の構図
 9月17日投開票のイスラエルの総選挙(定数120)で、ネタニヤフ首相が厳しい戦いを強いられている。4月の総選挙後に組閣に失敗し再選挙となったが、さらなる混戦が予想される。政策的な争点に乏しく、焦点は汚職疑惑を抱えたネタニヤフ氏の続投の是非に絞られている。

 4月の総選挙では、35議席を得たネタニヤフ氏率いる与党リクードが勝利を宣言したが、その後の連立工作に失敗して組閣できず、同国初の再選挙になった。

 ネタニヤフ氏が苦戦する理由の一つは、支持基盤である右派勢力の分裂だ。ユダヤ教超正統派の徴兵免除をめぐり、連立入りを拒んだ極右政党「イスラエル我が家」(5議席)がネタニヤフ氏への不支持を表明し、野党との選挙協力に動いている。与党は他の右派勢力で連立政権を目指すが、過半数の議席を得られる見通しは立っていない。

朝日新聞社

2728チバQ:2019/09/02(月) 11:44:03
https://www.asahi.com/articles/ASM921VD2M92UHBI002.html
シーア派組織、イスラエル軍にミサイル 死傷者なし
エルサレム=高野遼 2019年9月2日10時16分
 イスラエル軍は1日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラから、レバノン国境沿いに展開する同軍に向け、複数の対戦車ミサイルが発射されたと発表した。軍施設や車両に被害が出たが、死傷者はなかったという。同軍は即座に反撃した。

 イスラエル軍によると、攻撃を受けたのは1日午後4時ごろ。同軍はレバノン南部にあるヒズボラの拠点などに約100発の砲撃を実施するなど反撃した。

 両者間では約1週間前から緊張が高まっている。8月24日にはイスラエル軍がシリア国内を空爆し、ヒズボラのメンバー2人が死亡。翌25日には、同軍がベイルートにあるヒズボラ関連施設を攻撃したとされる。ヒズボラは報復を予告していた。

 ヒズボラは、イスラエルと敵対するイランの支援を受けており、イスラエルにとって最大の脅威だ。双方が直接攻撃をし合う事態にまで発展したことで、さらなる対立激化が懸念されている。(エルサレム=高野遼)

2729チバQ:2019/09/03(火) 14:59:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000565-san-m_est
ヒズボラとイスラエルが一時交戦
9/2(月) 20:57配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラは1日、イスラエルにミサイルを発射し、同国軍の拠点や戦車を攻撃した。イスラエルは報復としてヒズボラの軍事拠点などに約100発のミサイルを発射した。ロイター通信が伝えた。

 双方の攻撃は沈静化したもようだが、ヒズボラはシーア派大国イランの影響下にあるとされ、米・イランの軍事的緊張が高まる中、イスラエルとの間で戦闘が激化するとの懸念が出ていた。8月下旬にはレバノンでイスラエルの無人機2機墜落し、ヒズボラは自らの拠点で爆発があったと非難していた。

 イスラエルのネタニヤフ首相は9月1日、「あらゆるシナリオに備えるよう指示した」と述べた。イスラエルは8月、レバノンのほかシリアやイラクのシーア派民兵組織の拠点を相次いで攻撃したとみられる。

 イスラエルでは17日に国会のやり直し選挙が行われる予定で、治安情勢への関心が高まりそうだ。

2730チバQ:2019/09/03(火) 15:00:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000082-jij-m_est
対レバノン境界で攻撃応酬=イスラエル、総選挙控え強硬対応
9/2(月) 17:43配信時事通信
対レバノン境界で攻撃応酬=イスラエル、総選挙控え強硬対応
1日、イスラエル北部のレバノンとの境界近くに展開したイスラエル軍部隊(EPA時事)
 【エルサレム時事】イスラエルとレバノンの境界地帯で1日、イランの影響下にあるイスラム教シーア派武装組織ヒズボラとイスラエル軍が攻撃の応酬を繰り広げた。

 17日に総選挙を控えるイスラエルのネタニヤフ政権には、対イランで強硬な対応を取って有権者にアピールしたいという思惑もあり、当面は一触即発の状況が続きそうだ。

 境界地帯では1日、ヒズボラがイスラエル領内に複数の対戦車ミサイルを撃ち込んだのに対し、イスラエル軍は約100発の空爆や砲撃で反撃した。国防相を兼任するネタニヤフ首相は2日の声明で「イスラエルの安全を維持するため、われわれは陸海空で必要なことをすべて行い続ける」と強調した。

 ヒズボラがミサイルを発射した背景には、イスラエルが8月下旬、レバノン国内のヒズボラの影響力が強い地域の上空に繰り返し無人機を送り込んでいたという事情がある。無人機の一部は地上への攻撃を仕掛けたとされ、ヒズボラの指導者ナスララ師は報復を宣言していた。

 イスラエルは4月の総選挙後、ネタニヤフ首相が連立政権の組閣に失敗し、改めて選挙が行われる異例の事態となった。首相としては指導力に陰りが出る中、安全保障面での実績を誇示して支持回復につなげたいところだ。

2731チバQ:2019/09/07(土) 21:51:45
https://digital.asahi.com/articles/ASM8P262CM8PUHBI005.html?_requesturl=articles%2FASM8P262CM8PUHBI005.html&rm=357
再選挙のイスラエル、汚職疑惑の首相が苦戦 右派分裂で
有料記事

エルサレム=高野遼 2019年8月31日05時00分
 9月17日投開票のイスラエルの総選挙(定数120)で、ネタニヤフ首相が厳しい戦いを強いられている。4月の総選挙後に組閣に失敗し再選挙となったが、さらなる混戦が予想される。政策的な争点に乏しく、焦点は汚職疑惑を抱えたネタニヤフ氏の続投の是非に絞られている。

 4月の総選挙では、35議席を得たネタニヤフ氏率いる与党リクードが勝利を宣言したが、その後の連立工作に失敗して組閣できず、同国初の再選挙になった。

 ネタニヤフ氏が苦戦する理由の一つは、支持基盤である右派勢力の分裂だ。ユダヤ教超正統派の徴兵免除をめぐり、連立入りを拒んだ極右政党「イスラエル我が家」(5議席)がネタニヤフ氏への不支持を表明し、野党との選挙協力に動いている。与党は他の右派勢力で連立政権を目指すが、過半数の議席を得られる見通しは立っていない。

 ログイン前の続き一方、ガンツ元参謀総長が率いる野党「青と白」(35議席)をはじめとする中道・左派勢力も、過半数には届かないとみられている。野党内にはネタニヤフ氏を排除した与党との「大連立」を提案する声もある。これに対し、与党は所属候補にネタニヤフ氏への支持を誓約させるなど、神経をとがらせている。

 ネタニヤフ政権は中東和平をめぐり、トランプ米大統領との太いパイプを生かし、パレスチナに対して強硬な政策を続けてきた。政権交代が実現すれば、イスラエルの対米関係やパレスチナ政策が変化する可能性もある。報道各社の世論調査では与野党の競り合いが続いている。

与党に訴追を阻む動き
 5期目の政権を狙うネタニヤフ氏は7月、首相在任期間が13年4カ月を超え、国内最長記録を更新した。今回の選挙は、自身の汚職疑惑という火種を抱え、その政治生命をかけた戦いとなる。

 検察は2月、大手通信企業の経営上の便宜を図った見返りに、同社が運営するニュースサイトに自身に好意的な報道を求めたなどとして収賄や背任などの罪でネタニヤフ氏を起訴する方針を決めた。10月には本人の言い分を聞き取る司法手続きを始め、その後に正式起訴をする予定だ。

 総選挙でネタニヤフ氏の続投が決まれば、与党はネタニヤフ氏の訴追を阻む動きに出るとの見方が強い。実際、5月には与党が、国会が反対すれば起訴できないように法改正をする動きをみせている。

 野党や法曹界は「民主主義の否定だ」と反発する。7月には元首相のバラク氏が政界復帰を果たし、「民主主義崩壊の危機」を訴える新党を立ち上げるなど、野党は汚職疑惑の追及を強めてきた。

 これに対し、ネタニヤフ氏は汚職についての議論を避け、安全保障や外交における「強いリーダー像」を訴え、一定の支持を固めている。

 テルアビブ大のダニエル・バルタル教授(政治心理学)は「国内外の脅威をあおり、強いリーダーの必要性を訴えるネタニヤフ氏は、市民の心理を突いている。だが同時に社会を分断し、敵を作っているのも事実だ」と分析している。(エルサレム=高野遼)

2732チバQ:2019/09/10(火) 10:53:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000011-jij-m_est
ネタニヤフ首相が苦戦=野党「大連立」模索も-イスラエル総選挙
9/10(火) 7:07配信時事通信
ネタニヤフ首相が苦戦=野党「大連立」模索も-イスラエル総選挙
8日、エルサレムで閣議に臨むイスラエルのネタニヤフ首相(AFP時事)
 【エルサレム時事】9月17日投票のイスラエル総選挙(国会定数120)が1週間後に迫った。

 4月に行われた選挙の事実上のやり直しで、ネタニヤフ首相の続投の是非が引き続き焦点だが、首相の右派与党リクードなど続投を支持する勢力が過半数の議席を獲得するのは困難な情勢。ガンツ元軍参謀総長が率いる最大野党の中道連合「青と白」は、ネタニヤフ氏を退陣に追い込んだ上でリクードとの「大連立」も視野に入れる。

 4月の総選挙ではリクードなど右派・宗教勢力が過半数の65議席を占めた。しかし、ネタニヤフ首相が勢力内の世俗系と宗教系の対立を解消できず、連立政権の組閣に失敗。国会は初招集から1カ月で解散される異例の展開となった。

 地元各メディアの世論調査によると、今回の選挙では、首相を支持する勢力は55議席前後にとどまりそうだ。4月の選挙で首相側だった世俗色の強い極右政党「わが家イスラエル」は、「宗教政党が加わる政権には参加しない」(党首のリーベルマン前国防相)と主張し、首相と距離を置く。

 ただ、「青と白」も中道・左派などの反ネタニヤフ勢力を束ね切れておらず、過半数確保には従来の対立構図を超えた協力関係の構築が必要になりそうな情勢だ。ガンツ氏は5日の集会で「ネタニヤフ氏抜き」のリクードとの連立政権樹立に意欲を示した。

 4月の選挙ではともに35議席で第1党の座を分け合ったリクードと「青と白」は、今回もそれぞれ30議席超の獲得が見込まれている。リクードが第1党を維持できなかった場合、ネタニヤフ氏の続投は難しくなる。

2733チバQ:2019/09/10(火) 10:54:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000008-jij-n_ame
和平交渉、振り出しに=米、タリバンとの協議中止-アフガン戦争の出口見えず
9/10(火) 7:04配信時事通信
和平交渉、振り出しに=米、タリバンとの協議中止-アフガン戦争の出口見えず
トランプ米大統領=5日、ワシントン(AFP時事)
 【ワシントン、ニューデリー時事】合意間近とされていた米国とアフガニスタンの反政府勢力タリバンの和平交渉が振り出しに戻った。

〔写真特集〕アフガニスタン〜泥沼の戦場〜

 トランプ米大統領は8日に予定されていたタリバン指導者との会談を取りやめ、和平交渉も中止すると表明。タリバンも「米国民にさらなる被害が出るだろう」と態度を硬化させた。2001年の同時テロ以降続く「米史上最長の戦争」の出口は再び閉ざされた。

 ◇劇的な演出
 「もうだめだ。できない」。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、トランプ氏は5日、アフガンの首都カブールで起きた自爆テロで米兵を含む12人が死亡したことを聞き、タリバンとの会談中止を決めた。

 同紙によれば、和平交渉が大詰めを迎えた8月下旬、トランプ氏はホワイトハウスでの側近との会合で、最後の交渉を首都ワシントンで行うことを思い付いた。数日後にはアフガンのガニ大統領だけでなく、タリバン指導者もワシントン近郊のキャンプデービッド山荘に招くことを発案。9月8日の「劇的な和平合意」演出に向けた計画が動き始めた。

 ◇崩れた構想
 米政府は昨年7月以降、タリバンと和平交渉を繰り返した。9月1日に終了した9回目の協議では、米政府を代表するハリルザド・アフガン和平担当特別代表が135日以内に米軍約5000人を撤収させ、今後1年余でさらに段階的撤収を進めることを約束した。

 一方、タリバン側は国際テロ組織アルカイダと決別し、アフガンを対米テロ活動の拠点にしないことなどで「大筋で合意」した。だが、カブールでの自爆テロ後、タリバンが「外国軍の車列を狙った」と犯行声明を出したことで、トランプ氏の構想は崩れた。

 ◇タリバン優位
 トランプ氏がタリバン指導者とガニ大統領との「秘密会談」を予定していたのは、くしくも米同時テロから18年の数日前。トランプ氏がツイッターで会談計画があったことを暴露すると、与党共和党内からも「キャンプデービッドは、米指導者が同時テロ直後にアルカイダと後ろ盾であるタリバンへの対応を協議した場所だ。タリバンを招くようなことがあっては断じてならない」などと批判が噴出した。

 米政府は、タリバンが力を誇示し、アフガン政府との今後の交渉で優位な立場に立つためにテロを続けていると分析。ポンペオ国務長官は、タリバンがテロ攻撃をやめれば交渉再開の余地はあると示唆した。

 交渉中止は「タリバンの暴力を止めるための戦略だ」(アフガンの政治評論家アフマド・サイーディ氏)と評価する声もある。だが、トランプ氏が来年の大統領選に向け、アフガンからの米軍撤収を目指しているのは周知の事実。米シンクタンク大西洋評議会のジャビド・アフマド上級研究員は「タリバンは戦場でも交渉の場でも勝っている」と述べ、成果を焦るトランプ氏に対し、タリバンが依然として優位な立場にいると指摘している。

2734チバQ:2019/09/10(火) 11:00:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190828-00000069-jij-int
エルサレムに「外交事務所」=ホンジュラス
8/28(水) 14:25配信時事通信
 【サンパウロ時事】中米のホンジュラス政府は27日、9月1日にイスラエルのエルサレムで「外交事務所」の開所式を行うと発表した。

 エルナンデス大統領が出席する。ロイター通信が伝えた。

 ホンジュラスはテルアビブに大使館を置いているが、今年1月、エルナンデス氏がイスラエルのネタニヤフ首相らと会談した際に、大使館のエルサレム移転に向けた動きを加速させることで一致していた。

2735チバQ:2019/09/11(水) 13:16:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000025-asahi-int
苦戦のイスラエル首相、ヨルダン川西岸の一部併合表明
9/11(水) 11:06配信朝日新聞デジタル
苦戦のイスラエル首相、ヨルダン川西岸の一部併合表明
イスラエルのテルアビブで10日、会見するネタニヤフ首相=AP
 イスラエルのネタニヤフ首相は10日、今月17日の総選挙で首相を続投することになった場合、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区のうち、ヨルダン渓谷など一部地域をイスラエルに併合する考えを明らかにした。苦戦が続く選挙に向けて支持を固める狙いがあるが、パレスチナなどは強く反発している。

【写真】イスラエルのテルアビブで10日、会見するネタニヤフ首相=AP

 ヨルダン川西岸はイスラエルが第3次中東戦争で得た占領地。占領地に国民を移住させることは国際法に違反するが、イスラエルは入植地の建設を拡大してきた。今後、実際に併合に動くことがあれば、パレスチナをはじめ国際社会の反発は必至だ。

 ネタニヤフ氏が併合の意向を示したのはヨルダン渓谷と死海北部地域。東隣のヨルダンと国境を接し、イスラエルは安全保障上の観点から重要視してきた。現在はユダヤ人入植地とパレスチナ人の町が点在している。

2736チバQ:2019/09/11(水) 20:50:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1909110023.html
選挙勝てば占領地の一部併合 イスラエル首相
2019/09/11 18:49産経新聞

 【テヘラン=佐藤貴生】イスラエルのネタニヤフ首相は10日、17日に行われる国会(一院制、定数120)のやり直し選挙で首相続投が決まれば、占領地であるヨルダン川西岸の一部を併合すると表明した。選挙では与野党が接戦を展開しており、与党側の票を積み増す狙いがある。

 ネタニヤフ氏は、「選挙で明確な信任が得られれば、すぐに(併合を)行う」と述べた。対象は西岸地区の約3割に当たるヨルダン渓谷と死海の北部地域で、ロイター通信によると6万5千人のパレスチナ人のほか、ユダヤ人入植地に1万1千人のユダヤ人が住んでいる。

 西岸はイスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領した。パレスチナの独立国家建設を目指す自治政府高官は「危険な侵略だ」と強く批判。また、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」案を支持する国際社会の反発も予想される。

 イスラエルでは4月の総選挙でネタニヤフ氏が率いる右派・宗教勢力が勝利したが、政権樹立の連立交渉に失敗した。今回も中道・左派勢力と互角の戦いが行われており、どちらも過半数に達しない可能性も指摘されている。

2737チバQ:2019/09/12(木) 13:16:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000585-san-m_est
選挙勝てば占領地の一部併合 イスラエル首相
9/11(水) 18:46配信産経新聞
 【テヘラン=佐藤貴生】イスラエルのネタニヤフ首相は10日、17日に行われる国会(一院制、定数120)のやり直し選挙で首相続投が決まれば、占領地であるヨルダン川西岸の一部を併合すると表明した。選挙では与野党が接戦を展開しており、与党側の票を積み増す狙いがある。

 ネタニヤフ氏は、「選挙で明確な信任が得られれば、すぐに(併合を)行う」と述べた。対象は西岸地区の約3割に当たるヨルダン渓谷と死海の北部地域で、ロイター通信によると6万5千人のパレスチナ人のほか、ユダヤ人入植地に1万1千人のユダヤ人が住んでいる。

 西岸はイスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領した。パレスチナの独立国家建設を目指す自治政府高官は「危険な侵略だ」と強く批判。また、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」案を支持する国際社会の反発も予想される。

 イスラエルでは4月の総選挙でネタニヤフ氏が率いる右派・宗教勢力が勝利したが、政権樹立の連立交渉に失敗した。今回も中道・左派勢力と互角の戦いが行われており、どちらも過半数に達しない可能性も指摘されている。

2738とはずがたり:2019/09/13(金) 15:59:00
9.11実行犯と関与の疑いのサウジ当局者、米政府が氏名公表へ
https://www.afpbb.com/articles/-/3244337?cx_part=top_topstory&cx_position=2
2019年9月13日 12:44 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 サウジアラビア 中東・北アフリカ ]
9.11実行犯と関与の疑いのサウジ当局者、米政府が氏名公表へ
攻撃を受けて崩壊した米ニューヨークの世界貿易センタービル(2001年9月11日撮影、資料写真)。(c)DOUG KANTER / AFP
【9月13日 AFP】米司法省は12日、2001年9月11日の米同時多発攻撃を実行した国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーらとつながりがあったとされるサウジアラビア当局者1人の氏名を公表する方針を示した。

 米連邦捜査局(FBI)と司法省は、同時多発攻撃の犠牲者の遺族からの長年の要求に応え、「この件の特殊な状況を踏まえて」サウジ当局者の氏名の機密扱いを解除することを決定した。


 サウジ政府はアルカイダとの関与を繰り返し否定しており、アルカイダとつながっていたとされる同国当局者の名前が公表されれば、莫大な賠償金請求に直面することになる。

 氏名が公表される予定の人物は、同時多発攻撃に関するFBIの報告書に記されているサウジ当局者3人のうちの1人で、米国入りした複数の実行犯を支援したとみられている。

 この人物はサウジ王室の関係者であるともうわさされている。しかし、事件後に米国とサウジの両政府が中東と南アジアにおけるアルカイダ系組織の根絶を目指して密接に連携する中、その名前は機密扱いとされてきた。

 司法省は「FBIは、遺族らが自分たちの家族に何が起きたのかを知ることと、犯人に責任を取らせることを必要とし、望んでいることを認識している」と述べた。ただ、氏名の公表時期は明らかにせず、まずは裁判所に提出する予定だという。

 しかし同省は、この人物はアルカイダの首謀者らとは関与していなかったとの見方を示し、「この人物に関する情報は、FBIが当時追跡していた捜査見解に言及しており、客観的な事実を述べるものではない」と説明した。(c)AFP

2739チバQ:2019/09/16(月) 15:54:15
https://www.afpbb.com/articles/-/3244494
サウジ石油施設にドローン攻撃、2か所で火災 フーシ派が犯行声明
2019年9月14日 19:59 発信地:リヤド/サウジアラビア [ サウジアラビア 中東・北アフリカ ]
【9月14日 AFP】(更新、写真追加)サウジアラビアの東部(Eastern)州で14日午前、国営石油会社サウジ・アラムコ(Saudi Aramco)の施設2か所が無人機(ドローン)による攻撃を受け、火災が発生した。内務省が明らかにした。イエメンの反政府武装組織フーシ派(Huthi)が犯行声明を出した。

 内務省は国営サウジ通信(SPA)を通じ、「午前4時(日本時間同日午前10時)にアラムコ社の産業セキュリティーチームが、アブカイク(Abqaiq)とクライス(Khurais)にある施設2か所で、ドローンがもたらした火災への対応を開始した」と発表するとともに、「2か所での火災は、火の勢いが食い止められた」と明かした。


 内務省はまた、施設への攻撃を受けて捜査に乗り出したと付け加えた。だがドローンの出所や犠牲者がいたかどうか、施設の操業に影響があったかについては明らかにしていない。

 被害の全容はまだ分かっておらず、現場となった施設の警備をサウジ当局が強化しているとみられ、報道陣は付近への立ち入りを認められていない。

 その一方、フーシ派傘下のテレビ局アルマシラ(Al-Masirah)は、フーシ派が「サウジ東部のアブカイクとクライスにある製油所を標的とし、ドローン10機を伴う大規模な作戦」に乗り出したと伝えた。

 同国では先月にも、アラムコの天然ガス液化施設に対する攻撃があり、火災が発生。フーシ派が犯行を主張した一方、アラムコによると犠牲者はいなかった。(c)AFP

2740チバQ:2019/09/16(月) 15:55:04
https://www.afpbb.com/articles/-/3244543
サウジ、ドローン攻撃受け原油生産が約50%停止 日量570万バレル相当
2019年9月15日 8:46 発信地:リヤド/サウジアラビア [ イエメン サウジアラビア 中東・北アフリカ ]

【9月15日 AFP】サウジアラビアのアブドルアジズ・ビン・サルマン(Abdulaziz bin Salman)エネルギー相は14日、イエメンの反政府武装組織フーシ派(Huthi)の無人機(ドローン)に攻撃された国営石油会社サウジ・アラムコ(Saudi Aramco)の施設2か所での生産が一部停止したと発表した。国営サウジ通信(SPA)が伝えた。

 攻撃を受けて生産を停止したのはアブカイク(Abqaiq)とクライス(Khurais)にある2か所の施設で、これにより同国の原油生産の約50%が止まったという。サウジ・アラムコは生産が止まったのは日量570万バレル分に当たると発表した。


 サウジ・アラムコのアミン・ナセル(Amin Nasser)最高経営責任者(CEO) は、生産再開に向けた作業が進行中で、2日以内に進捗(しんちょく)状況を報告する予定だと述べた。ナセル氏によると、今回の攻撃で負傷者は出なかった。(c)AFP

2741チバQ:2019/09/16(月) 15:56:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00000535-san-n_ame
米国務長官、イラン非難 「前代未聞の攻撃」
9/15(日) 15:06配信産経新聞
米国務長官、イラン非難 「前代未聞の攻撃」
ポンペオ米国務長官(上塚真由撮影)
 【ワシントン=住井亨介】ポンペオ米国務長官は14日、サウジアラビアの石油施設に対する無人機による攻撃をめぐり、ツイッターに「イランは世界のエネルギー供給に対して前代未聞の攻撃を行った」と投稿し、イランによる攻撃との見解を示した。

 ロイター通信によると、攻撃についてはイラン革命防衛隊の支援を受けるイエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」が犯行声明を出したが、ポンペオ氏はツイッターで「イエメンからの攻撃だという証拠はない」と指摘。

 さらにポンペオ氏は「イランは、ロウハニ大統領とザリフ外相に外交をしているふりをさせ、サウジに対する100回近くの攻撃を裏で操っている」と非難した。

 一方、ホワイトハウスの報道官は、攻撃をめぐりトランプ大統領が14日、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と電話で会談したと発表。トランプ氏はサウジへの支援を申し出たという。

2742チバQ:2019/09/17(火) 22:00:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190917-00000072-mai-m_est
大統領選集会近くで爆発、24人死亡 タリバンが犯行声明 アフガニスタン
9/17(火) 20:58配信毎日新聞
 アフガニスタンの首都カブールと東部パルワン州の州都チャリカルで17日、相次いで爆発があった。ロイター通信によると、チャリカルでは今月28日に予定されている大統領選で再選を目指すガニ大統領陣営の選挙集会近くで爆発が起き、女性や子供を含む24人が死亡し、31人が負傷。カブールでは、米国大使館の近くで爆発が起き、6人が死亡した。選挙への反対を明言している旧支配勢力タリバンが、両事件について犯行声明を出した。

 ガニ陣営の報道官によると、チャリカルでの選挙集会参加者に死傷者はおらず、集会も続いたという。AP通信は、ガニ大統領もその場にいたが無事だったと伝えた。【ニューデリー松井聡】

2743チバQ:2019/09/17(火) 22:13:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190916-00000530-san-m_est
イスラエル極右伸長 「政治と宗教」争点に 17日国会再選挙 
9/16(月) 18:55配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルで17日に行われる国会(一院制、定数120)の再選挙で、政治と宗教の関係をめぐる議論が起きている。ユダヤ教の戒律を厳格に守る「超正統派」への優遇政策を撤廃し、不公平を是正すべきだ-と訴える極右政党「わが家イスラエル」が支持を集めているからだ。議論はネタニヤフ首相の続投の可否を左右する争点になりつつある。

 リーベルマン前国防相が率いる極右「わが家イスラエル」は、4月の選挙で5議席を獲得。同党を含めた右派・宗教勢力は全体で65議席を占めたが、「わが家」はユダヤ教超正統派とは組めないとして連立政権入りを拒否。過半数(61議席)確保を頓挫させ、ネタニヤフ氏が主導した連立協議を不調に終わらせた。

 リーベルマン氏は対パレスチナ強硬派という点ではネタニヤフ氏と同じだが、超正統派については他の国民同様、徴兵義務を課すべきだと主張する世俗派だ。

 超正統派は1948年のイスラエル建国以降、徴兵を免除されてきたほか、政府は神学校での教義研究や生活支援のため、補助金を給付。多くは就労や納税もしていないとされる。イスラエル有力紙の記者は、「1980年代から超正統派の人口増が顕著になり、近年は政治、社会問題として議論が先鋭化していた」と解説する。

 世俗派の間では超正統派への補助金給付のため、負担を強いられている-との不公平感が募っている。

 世論調査によると、今回の選挙で「わが家」は世俗派ユダヤ人の支持を集め、10議席前後を得て前回選挙から倍増する勢いだ。

 ネタニヤフ氏の政党「リクード」など、「わが家」を除く右派・宗教勢力は58〜59議席にとどまるとみられる。これに対し、首相続投に反対のガンツ元軍参謀総長が率いる中道政党連合「青と白」などの中道・左派勢力は53議席前後と、いずれも過半数に届かず、政権樹立は困難な情勢だ。「わが家」がキャスチングボートを握ることも予想される。

 ネタニヤフ氏には複数の汚職疑惑があり、検察当局が投票の2週間後にも同氏の事情聴取を始めるとの観測がある。一方、ネタニヤフ氏と親密な関係にあるトランプ米政権は選挙後、包括的な中東和平案を発表する意向を示しており、再選挙の結果は内政だけでなく国際政治にも影響を与える可能性がある。

2744チバQ:2019/09/17(火) 22:27:01
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091700887&g=int
サウジ、復旧に数カ月か=原油一段高の恐れ-世界経済、新たな不安抱える・施設攻撃
2019年09月17日20時32分


14日、攻撃を受けて黒煙を上げるサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの石油施設(AFP時事)
14日、攻撃を受けて黒煙を上げるサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの石油施設(AFP時事)

 【ロンドン時事】世界有数の産油国サウジアラビアの石油関連施設が攻撃を受けた問題で、施設の復旧までに数カ月を要するとの見方が強まっている。原油価格はサウジの大幅減産を見越して急騰。供給の途絶が長引けば一段高となり、米中貿易摩擦の激化に見舞われている世界経済は新たな不安を抱える。日本にとって最大の原油供給国であるサウジの混乱は景気動向を左右しかねない。
 サウジ国営石油会社サウジアラムコは14日、石油関連施設への攻撃で、同国産油量の半分以上に相当する日量570万バレルの生産が停止したと発表した。米ブルームバーグ通信は、攻撃を受けた同国東部アブカイクの主力施設が深刻な打撃を受けており、復旧に数週間から数カ月かかるとの見方を示した。ロイター通信も消息筋の話として、全面的な回復には数カ月必要と伝えた。
 代表的な指標の英国産北海ブレント先物は一時約20%上昇し、1バレル=72ドル程度を付けた。その後市場のパニック買いは沈静化したが、供給不安が長引けば、相場は再び上昇する公算が大きい。
 英調査会社キャピタル・エコノミクスは「石油施設がフル稼働に戻るのに手間取った上に、中東地域の地政学的リスクも高まった場合には、1バレル=85ドル付近まで値上がりする」と予想した。
 サウジが主導する石油輸出国機構(OPEC)は「行動には時期尚早だ」として、当面は状況を見極める方針。OPECはロシアなどの非加盟産油国と今年1月から協調減産に乗り出しているが、サウジの受けた打撃が予想外に大きければ、緊急会合を開いて増産に転じる可能性も取り沙汰されている。

2745チバQ:2019/09/17(火) 22:27:49
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091701057&g=int
大統領選集会などで爆発、32人死亡=タリバン連続テロ、ガニ氏は無事-アフガン
2019年09月17日21時57分


 【ニューデリー時事】アフガニスタンの首都カブールと、その北郊パルワン州の州都チャリカルで17日、反政府勢力タリバンによる連続爆破テロが起き、地元当局者などによると少なくとも32人が死亡、数十人が負傷した。チャリカルのテロ現場は大統領選(28日投票)の集会会場付近。集会にはガニ大統領も参加していたが、無事だった。
 内務省当局者はチャリカルのテロについて「バイクに乗った自爆犯が会場外側の検問所で自爆した」と述べた。地元民放トロTVは「ガニ氏が演説を始めたところで爆発が起きた」と報じた。また、カブールのテロは米国大使館や国防省に近い市中心部で発生した。

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2746チバQ:2019/09/18(水) 13:06:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190917-00010003-reutv-m_est
2分でわかるイスラエル総選挙、なるかネタニヤフ5選
9/17(火) 12:02配信ロイター

 イスラエルでは17日に、半年足らずで2度目の総選挙が予定されている。ネタニヤフ首相が記録的な5選を勝ち取るか、10数年に及ぶ在任期間が終了することになる。

 イスラエルでは17日に、半年足らずで2度目の総選挙が予定されている。ネタニヤフ首相は記録的な5期目を迎えるか、10数年に及ぶ在任期間が終了することになる。

 強力な対立候補が出馬している上、ネタニヤフ氏は3件の汚職容疑でまだ刑事訴追の可能性がある。

 最新の世論調査によると、選挙は非常に接戦だ。だが、同国ではどの政党も圧倒的過半数を獲得したことがなく、選挙後の連立が勝利の鍵となり、交渉は数週間続く可能性がある。

 ネタニヤフ氏は半年前、連立協議に失敗。今回のやり直し選挙では、自らが率いる「リクード」と、支持を受けている3つの右派、宗教政党で過半数獲得を目指す。

 だが、再び行き詰まった場合、ネタニヤフ氏はいわゆる「大連立」内閣を作ることができる。
ここで問題なのは、相手はネタニヤフ氏本来の味方ではないかもしれないということだ。その中には、軍の元参謀総長で最大のライバル、ガンツ氏も含まれる。

 もしネタニヤフ氏が連立協議で合意に至らなければ、リクードは同氏を排除し、ガンツ氏率いる中道「青と白」との連立に道を開くことになる。

 中道左派が単独で過半数を獲得すれば、ガンツ氏が政権に就くことになる。

 左派連合は、パレスチナとの和平交渉を追求し、イランの核合意を受け入れる可能性は高く、イスラエルの政治に真の変化をもたらすかもしれない。

 ほかにも、カギを握る人物がいる。世論調査によると、タカ派のリーベルマン前国防相の極右政党「我が家イスラエル」が議席を倍増させる可能性がある。リーベルマン氏はどんなカードとしても使えるジョーカーのようなもので、動きが予測できない。

 もちろん、どの候補者も組閣できず、今年3度目の選挙に突入する可能性は常にある。

2747チバQ:2019/09/18(水) 13:10:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000536-san-m_est
左右拮抗の接戦 イスラエル再選挙開票開始
9/18(水) 10:54配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエル国会(一院制、定数120)の再選挙は17日、投票が締め切られ、開票作業が始まった。地元テレビ局チャンネル12の議席獲得予想によると、ネタニヤフ首相率いる右派の与党「リクード」と、野党側のガンツ元軍参謀総長率いる中道政党連合「青と白」はともに32議席。政権樹立に向けた連立協議の枠組みでも、右派・宗教勢力と中道・左派勢力が拮抗(きっこう)する接戦となっている。

 18日午後(日本時間同日夜)には大勢判明の見通し。汚職疑惑を抱えるネタニヤフ氏が首相の座を維持するかが焦点だ。イスラエルは少数政党が多数存在し、首相になるには選挙後の協議で過半数(61議席)を超える連立政権を成立させる必要がある。4月の総選挙ではネタニヤフ氏が協議をまとめきれず、国会解散に踏み切った。

 ネタニヤフ氏抜きの大連立を視野に入れるガンツ氏は18日未明、支持者を前に「私たちはミッションを完遂した」と述べ、政権交代に自信をみせた。一方、ネタニヤフ氏も多くの国民の意思を反映した政権を作ると述べた。両者とも勝利宣言はせず、開票経過を見守る姿勢を示した。

 ネタニヤフ氏は投票直前、続投が決まればただちにヨルダン川西岸の占領地の一部を併合すると表明し、右派の支持拡大を図った。ガンツ氏は4月の総選挙に続いて汚職疑惑をやり玉に挙げて「反ネタニヤフ票」の獲得を進めた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000049-jij-m_est
イスラエル総選挙、首相支持派は過半数困難か=第1党争いは接戦
9/18(水) 10:44配信時事通信
イスラエル総選挙、首相支持派は過半数困難か=第1党争いは接戦
18日未明、テルアビブで支持者に手を振るイスラエルのネタニヤフ首相(AFP時事)
 【エルサレム時事】今年2度目のイスラエル総選挙(国会定数120)は17日夜、投票が締め切られ、開票作業に入った。

 地元各メディアの出口調査によると、ネタニヤフ首相支持派の獲得議席は過半数の61議席に届かない情勢。反首相派も一枚岩でなく、新たな連立政権発足は難航を余儀なくされそうだ。

 ネタニヤフ首相の右派政党リクードは30議席超を獲得しそうだが、支持派全体では50議席台にとどまる見通し。ネタニヤフ氏は18日未明、「これまでで最も厳しい選挙だった」と述べつつ、続投に意欲を示した。

 ネタニヤフ氏は4月の総選挙後に連立政権樹立を目指したが、過半数の支持獲得に失敗し、再選挙となった。仮に再び組閣を試みても、反首相派を切り崩せなければ不調に終わる公算が大きい。

 一方、反首相派は、ガンツ元軍参謀総長率いる中道政党連合「青と白」が30議席超の見込みで、リクードと第1党の座を激しく争っている。全体で首相支持派を上回るとみられるものの、ガンツ氏支持ではまとまっておらず、政権交代へのハードルはなお高い。ガンツ氏は「すべての人々と話し、広範な統一政府をつくりたい」と語った。

 開票が順調に進めば、18日中に各党の獲得議席数がほぼ固まる。その後、大統領が議席を獲得した各党と協議の上、首相候補を指名して組閣を要請する。

2748チバQ:2019/09/18(水) 13:10:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000019-mai-m_est
イスラエル総選挙、右派・宗教系が過半数確保できない見通し
9/18(水) 10:32配信毎日新聞
イスラエル総選挙、右派・宗教系が過半数確保できない見通し
イスラエルのネタニヤフ首相=AP
 イスラエル総選挙(定数120)が17日投開票され、地元テレビの出口調査によると、ネタニヤフ首相率いる右派「リクード」を中心とする右派・宗教系の勢力が過半数を確保できない見通しだ。ネタニヤフ氏が今年4月の総選挙を受けた連立交渉をまとめられず、今回のやり直し総選挙になったが、今後の連立協議も再び難航しそうだ。

 地元テレビ3社によると、リクード中心の右派・宗教系勢力の獲得議席数は53〜55議席と予想され、過半数の61議席には届かないとみられる。リクードと、元軍参謀総長のガンツ氏が率いる中道政党連合「青と白」が第1党の座を巡って接戦を繰り広げている。

 続投を狙うネタニヤフ氏は18日未明(日本時間18日朝)に演説し、「シオニスト(ユダヤ主義者)政府樹立の交渉に入る。イスラエルがユダヤ人国家であると信じる者は除外しない」と述べ、従来の右派・宗教勢力の枠組みを超える形のグループ形成を示唆した。

 ガンツ氏も演説で「実際の結果を待たねばならないが、ネタニヤフ氏は作戦に失敗した」と強調し、統一政府の樹立を目指す考えを示した。

 4月の総選挙後の連立協議で右派・宗教勢力から離反した極右政党「わが家イスラエル」のリーベルマン党首も17日夜(日本時間18日未明)、同党とリクード、青と白による大連立が唯一の選択肢だと強調した。

 選挙管理委員会は確定票を24日までに発表する予定。その後、リブリン大統領が、議席を得た全政党から意見を聞いたうえで首相候補を決め、組閣を指示する。連立協議がまとまらない場合は、大統領が別の人物に再度組閣を要請する。次期政権の発足は早くても11月の見込みだ。【エルサレム高橋宗男】

2749チバQ:2019/09/18(水) 13:19:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190917-00000039-jij_afp-int
イスラエル総選挙、投票始まる ネタニヤフ氏は政治生命賭けた戦い
9/17(火) 22:10配信AFP=時事
イスラエル総選挙、投票始まる ネタニヤフ氏は政治生命賭けた戦い
エルサレムの投票所で票を投じるベンヤミン・ネタニヤフ首相夫妻(2019年9月17日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イスラエルで17日、総選挙の投票が始まった。過去5か月で2回目となる総選挙では、同国史上最長の在任期間を誇るベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相(69)が、汚職疑惑にもかかわらず続投するかどうかが決まることになる。

【写真】エルサレムの投票所で票を投じるベニー・ガンツ元軍参謀総長夫妻

 ただ、右派勢力を率いるネタニヤフ氏はこれまでになく苦戦を強いられており、4月に実施された総選挙と同様、ベニー・ガンツ(Benny Gantz)元軍参謀総長率いる中道連合「青と白(Blue and White)」からの激しい攻勢を受けている。

 ネタニヤフ首相はサラ(Sara Netanyahu)夫人と共にエルサレムの投票所で票を投じ、選挙について接戦になるとの見通しを示し、多くの人々が投票所に足を運ぶよう国民に呼びかけた。

 一方のガンツ氏は、テルアビブ(Tel Aviv)近郊に位置する地元ロシュハアイン(Rosh Haayin)で投票。国民に対して汚職と「過激主義」の拒否を呼び掛けた。

 投票は午前7時(日本時間同日午後1時)に開始され、大半の地域では午後10時(日本時間18日午前4時)に終了する予定。

 最初の出口調査の結果は投票締め切り後すぐに発表されるが、公式結果は18日まで公表されない。

 世論調査の結果は、定数120のうちリクードと「青と白」がそれぞれ32議席前後を獲得すると示唆しており、接戦となる見通し。

 ネタニヤフ氏は今後数週間のうちに収賄罪で起訴される可能性に直面しており、もし総選挙に勝利すれば、議会から免責を得ようとするとの見方が強い。【翻訳編集】 AFPBB News

2750チバQ:2019/09/19(木) 00:41:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000583-san-m_est
イスラエル再選挙、左右とも過半数届かず 連立協議が焦点に
9/18(水) 19:03配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエル国会(一院制、定数120)の再選挙は17日、投票が締め切られ開票作業が行われた。開票率92%でネタニヤフ首相の右派政党「リクード」と、野党側のガンツ元軍参謀総長率いる中道政党連合「青と白」はともに32議席を獲得する見込み。連立協議の枠組みでも右派・宗教勢力が56議席、左派・中道勢力が55議席と拮抗(きっこう)し、いずれも政権樹立に必要な過半数には届かない見通しだ。

 イスラエル有力紙ハーレツ(電子版)が伝えた。今後の連立協議でネタニヤフ氏が過半数の支持を固めて首相の座を守るか、約10年ぶりに政権交代が実現するかが焦点だ。同氏は18日未明、「強い政権が必要だ」と述べて政権維持に意欲をみせた。ただ、複数の汚職疑惑を抱える同氏への野党側の反発は強く、続投へのハードルは高い。

 一方、ネタニヤフ氏の首相辞任を求めるガンツ氏は18日未明、「私たちはミッションを完遂した」と述べ、左右合同の大連立による「国民団結政権」を目指すとし、政権交代に自信をみせた。再選挙は4月の総選挙を受け、ネタニヤフ氏主導の連立協議が不調に終わったために行われた。

2751チバQ:2019/09/19(木) 10:50:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000588-san-m_est
イスラエル総選挙で駆け引き激化 「大連立」でも思惑交錯
9/18(水) 19:56配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエル国会の再選挙は開票の結果、左右両派とも過半数に届かない見通しとなった。今後の連立協議では与野党の激しい多数派工作が予想される。野党側では、与党「リクード」を率いて通算13年以上も首相を務めるネタニヤフ氏の退陣を求める声が強く、イランやパレスチナなどに対する外交政策を占う上でも協議の行方が注目される。

 「社会を取り戻す旅を今晩から始める」。4月の総選挙に続き、野党側最大勢力となった中道政党連合「青と白」のガンツ元軍参謀総長は18日未明、こう訴えた。ネタニヤフ氏の首相在任中、パレスチナ問題などで世論の二極化が進んだことを批判した形だ。

 開票率9割以上の時点で、ネタニヤフ氏ら右派・宗教勢力が中道・左派勢力を僅差でリードしているが、検察当局が10月にも汚職疑惑で事情聴取を始めるといわれる同氏への風当たりは強い。他党議員を切り崩して過半数に達するのは困難との見方もある。

 一方のガンツ氏は左右両派の大連立による「国民団結政権」の樹立を目指す考えだ。地元紙記者によると、ガンツ氏は「汚職の疑惑が晴れない限り、ネタニヤフ氏と政権を組むことはない」などと述べ、リクード内部で同氏の首相続投阻止の機運が高まることに期待を寄せているという。

 リーベルマン前国防相が率いる極右「わが家イスラエル」も協議を左右しそうだ。ユダヤ教の戒律を厳格に守る「超正統派」に対する徴兵免除など優遇政策の撤廃を求め、世俗派ユダヤ人の支持を拡大。議席をほぼ倍増する勢いだ。

 リーベルマン氏は4月の総選挙後、超正統派との連立政権入りを拒否し、ネタニヤフ氏主導の連立協議を頓挫させた。半面、ネタニヤフ氏を上回る対パレスチナ強硬派として知られ、野党側のアラブ系政党との共闘も否定している。

 連立が成立するとしても、どう決着するかは予想しがたいのが実情だ。リブリン大統領は議席を得た各党に意向を確認し、連立が組める可能性が最も高い政党の党首に協議を委ねる。期間は最長で42日間。各党の思惑は複雑に入り乱れており、難航も予想される。

2752チバQ:2019/09/19(木) 10:51:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000046-jij_afp-int
イスラエル総選挙、与野党伯仲 連立の見通し不透明に
9/18(水) 19:38配信AFP=時事
イスラエル総選挙、与野党伯仲 連立の見通し不透明に
イスラエルの右派与党リクードを率いるベンヤミン・ネタニヤフ首相(左、2018年12月9日撮影)と、中道野党連合「青と白」の指導者の一人、ベニー・ガンツ元軍参謀総長(2019年4月1日撮影、いずれも資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イスラエルで17日に投票された総選挙(国会定数120)で、翌18日に開票作業がほぼ終了した段階で、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相(69)率いる右派与党リクード(Likud)と、これに挑むベニー・ガンツ(Benny Gantz)元軍参謀総長(60)らの中道野党連合「青と白(Blue and White)」の獲得議席数が伯仲している。

【写真】続投ならヨルダン渓谷を併合 イスラエル首相が表明

 公式結果は未発表。報道各社は、開票率90%を超えた時点での選挙管理委員会関係者らの情報を基に、両党の獲得議席数は共に32議席と報じている。

 これは両党いずれにとっても連立の見通しが不透明であることを意味し、大連立の可能性も浮上している。

 その他の政党では、アラブ系政党が12議席を獲得して3位になるとみられている。同党がガンツ氏を支持を決めれば、ネタニヤフ氏の続投阻止もあり得る。

 またキャスティングボートを握る可能性があるといわれたアビグドル・リーベルマン(Avigdor Lieberman)前国防相の民族主義政党「わが家イスラエル(Yisrael Beitenu)」は、9議席を獲得する見通しとなっている。【翻訳編集】 AFPBB News

2753チバQ:2019/09/19(木) 21:18:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190919-00000597-san-m_est
イスラエル首相、「大連立」呼びかけ
9/19(木) 19:16配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルのネタニヤフ首相は19日、国会再選挙(定数120)の開票結果を受け、野党側最大勢力である中道政党連合「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長に対し、「大連立」による政権樹立を呼びかけた。

 ネタニヤフ氏が党首の右派与党「リクード」と「青と白」はそれぞれ31、33議席を獲得する見込みで第1党を争っているが、与野党とも過半数には届かない見通し。双方が協力すれば過半数に達する計算だが、ガンツ氏はネタニヤフ氏の汚職疑惑を問題視し、協力を拒んできた。

 ネタニヤフ氏は「右派政権樹立を求めてきたが不可能になった」とし、ガンツ氏に「広範で団結した政権を樹立しなくてはならない」と呼びかけた。ネタニヤフ氏は18日、開票結果を受け、来週に予定していたニューヨークの国連総会を欠席すると表明した。

2754チバQ:2019/09/20(金) 11:34:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190919-00000039-jij_afp-int
イスラエル、連立提案めぐり首相と野党指導者が対立
9/19(木) 19:17配信AFP=時事
イスラエル、連立提案めぐり首相と野党指導者が対立
イスラエルで、それぞれの選挙本部で支持者に手を振るベンヤミン・ネタニヤフ首相(左)と中道連合「青と白」を率いるベニー・ガンツ元軍参謀総長(2019年9月18日作成)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)今週行われたイスラエル総選挙により長期にわたり保持してきた政権を失う恐れが出ているベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は19日、野党指導者のベニー・ガンツ(Benny Gantz)元軍参謀総長に対し、連立政権の樹立を呼び掛けた。これに対しガンツ氏は、連立政権では自らが首相になるべきだと主張。両者は対立している。

【写真】エルサレムの投票所で票を投じるネタニヤフ首相夫妻

 ネタニヤフ首相は動画メッセージで、右派による連立政権の形成が望ましいものの、選挙結果からはそれが不可能であることが示されていると説明。ガンツ氏に対し、「きょうにも広範な統一政権の樹立を」と促した。

 中道野党連合「青と白(Blue and White)」を率いるガンツ氏は、17日の投票終了後、幾度かにわたり統一政権の樹立を呼び掛けてきた。ただガンツ氏は19日午後、これまでの開票結果では「青と白」の獲得議席が与党リクード(Likud)を2席上回っていることを指摘し、統一政権では自らが首相に就任するべきだと主張した。【翻訳編集】 AFPBB News

2755とはずがたり:2019/09/22(日) 22:16:17
トランプ氏、対イラン軍事介入回避 国連通じ圧力
By Michael C. Bender, Jessica Donati and Lindsay Wise
2019 年 9 月 19 日 09:12 JST 更新
https://jp.wsj.com/articles/SB12696131808382783557304585559190813433392
文字サイズ
 【ワシントン】サウジアラビアの石油施設への攻撃を巡り、米政府は対抗措置として、国連を通して国際的な協調体制を構築しイランに圧力をかけることを模索している。軍事的な介入を回避しようとするトランプ大統領の姿勢に沿う動きだが、米政府側に報復措置の選択肢が限られていることも示している。

 14日にサウジの石油施設が17発のミサイル攻撃を受けてからおよそ18時間後、トランプ政権はイランが関与したと非難。イラン側は関与を認めていないが、トランプ氏は15日、ホワイトハウスで行われた側近らとの緊急会合後、米国は「...

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2756チバQ:2019/09/23(月) 18:57:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00000089-jij-asia
現職ガニ氏優勢か=アフガニスタン大統領選まで1週間-タリバンのテロで治安悪化
9/20(金) 14:28配信時事通信
現職ガニ氏優勢か=アフガニスタン大統領選まで1週間-タリバンのテロで治安悪化
アフガニスタンのガニ大統領=8月23日、西部ヘラート(EPA時事)
 【ニューデリー時事】5年の任期満了に伴う28日のアフガニスタン大統領選まで1週間。

 選管によると、再選を狙う現職のガニ大統領や、前回大統領選でガニ氏と決選投票を争った政権ナンバー2のアブドラ行政長官ら18人が立候補。世論調査や外交筋などの話では、ガニ氏が優勢とみられている。一方、大統領選に反対する反政府勢力タリバンがテロを仕掛けるなど、投票日を前に治安はさらに悪化している。

 2014年に就任したガニ氏は、15年に予定されていたものの治安や公正性への懸念から延期された総選挙を昨年実施したなどとして、「指導力」を強調。アブドラ氏ら対立候補はガニ氏に不正があるとして、是正を訴えている。

 大統領選は当初、今年4月に実施予定だったが、治安などをめぐる懸念から2度にわたり延期されてきた。タリバンは8月、大統領選に関し「外国の占領者が国民をだますための策略」だと非難、選挙関連施設への攻撃を示唆した。アフガン政府の後ろ盾の米国は、大統領選前の治安安定を目標にタリバンとの和平合意を目指したが、タリバンのテロをきっかけに今月7日、協議を中止した。

2757チバQ:2019/09/23(月) 18:58:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00000546-san-cn
キリバスが台湾と断交 蔡総統「中国の悪辣な圧力」
9/20(金) 17:06配信産経新聞
 【台北=田中靖人】台湾の外交部(外務省に相当)は20日、中部太平洋のキリバスと外交関係を解消したと発表した。キリバスから同日、「断交」の通告があった。キリバスは中国と国交を樹立するとみられる。蔡英文総統は、来年1月の総統選への影響を狙った「悪辣な圧力」だと中国を批判した。

 2016年5月に中国が掲げる「一つの中国」原則を認めない民主進歩党の蔡英文政権が発足して以降、断交は7カ国目で、台湾と外交関係のある国は15カ国となった。16日には南太平洋のソロモン諸島が台湾との断交を決めたばかりで、1週間以内に2カ国と断交するのは異例。キリバスは03年11月に中国と断交し、台湾と外交関係を樹立していた。

 記者会見した台湾の呉(ご)●(=刊の干を金に)(しょう)燮(しょう)外交部長(外相)によると、マーマウ大統領が16年に就任して以降、中国は漁業会社などの民間投資を通じてキリバス政界に影響力を拡大。キリバスは最近、台湾に民用機の購入費用の贈与を要求し、台湾側が提案した商業ローン方式を拒否した。中国は複数の航空機や船舶の贈与を約束しているという。

 また、台湾の中央通信社は19日、南太平洋のツバルで国会議員選挙があり、親台派のソポアンガ氏が首相の座を降りたと報じた。呉氏は同日の会見で、新たに当選した国会議員や新首相は「非常に友好的だ」と強調。太平洋諸国で残る4カ国との関係は「小さな兆候はあるものの、心配することはない」と述べた。

2758チバQ:2019/09/23(月) 19:01:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190921-00000018-jij-m_est
アラブ系、連立交渉左右も=総選挙で議席増-イスラエル
9/21(土) 7:38配信時事通信
アラブ系、連立交渉左右も=総選挙で議席増-イスラエル
イスラエル総選挙の出口調査結果の公表を受け、支持者の前で手を上げるオデ氏(右から3人目)ら「アラブ連合」の主要メンバー=17日、北部ナザレ(AFP時事)
 【エルサレム時事】17日投票のイスラエル総選挙(国会定数120)で、ネタニヤフ右派政権打倒を訴える政党連合「アラブ連合」が13議席を獲得して第3党になる見通しとなった。

【写真】「アラブ連合」の主要メンバー

 アラブ連合の動向は、ネタニヤフ首相とガンツ元軍参謀総長による連立政権発足に向けた主導権争いに影響を与えそうだ。

 アラブ連合は、イスラム主義色が強い政党や共産党系政党などアラブ系4党が結成。ネタニヤフ首相は選挙戦で右派の有権者を結束させるため、アラブ連合を「ユダヤ人国家への脅威」と見なして攻撃し続けた。

 しかし、アラブ系は二つの政党連合で計10議席だった4月の総選挙から3議席増やした。アラブ系市民の投票率が約60%となり、4月に比べて10ポイントほど上昇したことが背景にある。首相の政治姿勢に反発する有権者が議席数を押し上げた形で、アラブ連合を率いるオデ氏は「扇動には代償が伴う」とネタニヤフ氏を批判した。

 選挙後の連立政権をめぐっては、リブリン大統領が22日以降、議席を得た各党から意見を聞き、右派政党リクードのネタニヤフ氏か、中道政党連合「青と白」のガンツ氏のいずれかに組閣を要請する見通し。

 第1党争いでは、現時点で「青と白」(33議席)がリクード(31議席)をリード。一方、ネタニヤフ氏がリクードを含む4党(計55議席)の後押しを受けるのに対し、反首相派はガンツ氏支持ではまとまっていない。

 アラブ連合はパレスチナ問題をめぐる見解の相違からガンツ氏と距離を置く。ただ、政権打倒を優先して今後、ガンツ氏と限定的な協力に踏み切る可能性もあり、対応が注目される。

2759チバQ:2019/09/23(月) 20:37:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00000183-kyodonews-int
イスラエル最大野党が第1党に 総選挙、与党リクード抑え
9/20(金) 19:20配信共同通信
イスラエル最大野党が第1党に 総選挙、与党リクード抑え
選挙演説する中道政党連合「青と白」のガンツ元軍参謀総長(UPI=共同)
 【エルサレム共同】イスラエル選挙管理委員会は20日、同国史上初となった国会(定数120)のやり直し総選挙の最終結果を発表した。ガンツ元軍参謀総長率いる中道政党連合「青と白」が33議席を獲得、ネタニヤフ首相の現与党、右派「リクード」の31議席を上回り、第1党となった。

 連立協議の枠組みでは「リクード」を中心とする右派・宗教系勢力が55議席で、「青と白」など中道・左派勢力の44議席をリードした。ただ両勢力とも過半数には届かず、次期政権は連立協議次第。リブリン大統領がネタニヤフ、ガンツ両氏のどちらに組閣を指示するかが当面の焦点となる。

2760チバQ:2019/09/23(月) 20:48:26
https://www.asahi.com/articles/ASM9D4CX3M9DUHBI01M.html
当初は期待されたが… アフガンのタリバーン、その実像
有料記事 今さら聞けない世界

聞き手・植松佳香 2019年9月21日21時00分
 アメリカとの和平協議が合意寸前まで行ったことで、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバーンに注目が集まっています。両者の対立のきっかけは2001年9月11日のアメリカ同時多発テロです。あれから18年。タリバーンのメンバーは増え続け、なんと今が最大と見られているそう。発足時は国をよくしてくれる存在として期待された一面もあった彼らですが、いったいどんな勢力なのでしょうか。アフガニスタンに詳しい中東調査会の青木健太研究員に話を聞きました。

   ◇

 ――タリバーンって、どういう人たちなんですか。

 タリバーンは、アラビア語である「ターリブ」(学生)を、アフガニスタンで使われているパシュトゥー語で複数形にした単語です。イスラム諸学を学び、イスラム法の「シャリーア」に基づいてアフガニスタンを統治しようという人たちの集まりです。自らをタリバーンと名乗ったわけではなく、周りが学生の集団という意味でタリバーンと呼ぶようになり、その名が定着したんですよ。

 ――学生なのに武装しているんですか?

 1994年11月、アフガニスタンの南部カンダハルで、武装蜂起した20人前後がタリバーンの最初と言われています。それが11月末に2千人、数カ月後には2万人と、どんどん増えていきました。

 資金や武器の供給などは、当初から一貫してパキスタンの支援を受けていると言われています。東側でインドと常に相対しているパキスタンとしては、西側に親パキスタンの勢力を置き、軍需補給の供給地を確保したいという狙いがあるんでしょう。

 ――タリバーンが武装蜂起したのはどうして?

 アフガニスタンは79年〜89年にソ連に侵攻され、当時の政権はソ連の支援を受けた共産主義政権でした。しかし、ソ連の崩壊と共に当時のアフガニスタン政権も崩壊。その後、ソ連と戦ったムジャヒディン(イスラム聖戦士)が政権を作ったんですが、彼らの間で権力闘争が激しくなると、略奪や暴行、レイプなどが横行する無政府状態になってしまいました。

 そこへ登場したのがタリバーンです。ムジャヒディンの司令官を討伐して、支配地域を拡大しました。96年には首都カブールを制圧して国土の9割を実効支配し、タリバーン政権を築きました。

 ――無秩序だった国を変えたということでしょうか。

 タリバーンの当初の目的はイスラム統治による治安回復と世直しです。当初から武装はしていましたが、社会運動的要素が強かったんですよ。アフガニスタンは人口の99%がイスラム教徒。イスラム統治に抵抗はなく、国民も「国をよくしてくれる」という期待感を持っていました。事実、厳格なシャリーアの適用で、治安は安定していました。

 ただ、女性教育の禁止や、姦通(かんつう)罪は石打ちの刑に処するなど、基本的人権を無視したような原理主義的、前近代的なやり方で、恐怖で国民を支配していた面もあります。欧米諸国は激しく非難し、タリバーン政権を承認したのは、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、パキスタンの3カ国だけです。

9・11ですべてが変化
ログイン前の続き ――状況が一変したのが「9・11」ですね。

 9・11のテロを実行したのは、アフガニスタンを拠点にしていた国際テロ組織アルカイダです。アメリカは、その首謀者ビンラディンをタリバーンがかくまっているとして、01年10月、アフガニスタンを空爆。2カ月後にタリバーン政権は崩壊しました。アフガニスタンには暫定政権ができて、アメリカ主導で民主化が始まり、タリバーンの多くはパキスタンへ逃れることになりました。

 以降、タリバーンはアメリカを侵略者、アフガニスタンの中央政府をアメリカによる傀儡(かいらい)政権と見なし、イスラム統治に加え、占領者による占領の終わりを活動の目標に掲げるようになります。

 ――タリバーンもテロ組織ということですか?

 私自身、タリバーンに「テロ組織」という言葉は使いません。政治的主張に暴力的な手段を使ってはいますが、発足や実効支配の経緯から見て、テロ組織というラベリングがふさわしいとは思わないからです。

 アメリカも国際テロ組織には指定していません。そのため、対話の対象と考え、和平協議を進めてきました。タリバーンは基本的にアフガニスタン人のみで、彼らの土地に執着しています。国際テロ組織とは全く違うイデオロギーなので、無差別に世界各国でテロを起こすことはあり得ません。

2761名無しさん:2019/09/23(月) 20:48:40
「客人」を守った結果……
 ――ではなぜ、テロ組織であるアルカイダをかくまったのでしょうか?

 79年のソ連のアフガニスタン侵攻は、イスラム教徒たちから「ジハード(聖戦)」と捉えられ、他国からも義勇兵が数多く集まりました。その一人に、サウジアラビアの富豪の息子であるビンラディンもいました。彼がその時の義勇兵を中心に作ったのがアルカイダです。当時は冷戦下。義勇兵側にはパキスタン経由でアメリカから大量の武器や資金援助がありました。

 タリバーンからすれば、同じイスラムを信奉し、アフガニスタンのために戦いに来てくれた客人です。タリバーンの多くを占めるパシュトゥン人の部族慣習法に「客人は命がけで守る」という考えがあります。そのため、ビンラディンを全力で守ったのです。

 ――その後タリバーンはどうなったのでしょうか。

 徐々に勢いを取り戻し、03〜04年ごろには、駐留米軍やアフガニスタンの国軍、警察を狙った自爆攻撃を起こすようになりました。一応「市民を攻撃しない」ということになってはいるんですが、多くの市民が巻き添えになり、国内から反感も買うようになりました。

 勧誘や貧困層の参加、ウェブ動画での宣伝などでメンバーは増え続けました。正確な数字はないのですが、今のメンバーは数万人以上で、現在が最大規模と言われています。

 ――自爆攻撃というと、過激派組織「イスラム国(IS)」を想起しますが、つながりは?

 ISとタリバーンは互いににらみ合う関係です。15年6月に、タリバーンが公開書簡で「ISはアフガニスタンで活動するな」と言っているほど。共感するところがないので、ISが入り込む余地はありません。

和平合意できても、平和は遠い?
 ――和平合意が実現して米軍が撤退した場合、アフガニスタンに平和は訪れるのでしょうか。

 協議中の合意には一番重要な停戦が入っていませんし、対立するタリバーンとアフガニスタン政権との関係性も明記されていない模様です。タリバーンは、政権との交渉を有利に進めるためにも「攻撃をやめる」というカードは最後まで切らないはず。米軍が撤退したら軍事攻勢を激化し、治安はさらに悪化すると思います。

 トランプ氏の一声で協議は「中止」していますが、まだ再開の可能性は残されています。合意に停戦を盛り込むことができれば、平和も近づくでしょう。自爆攻撃などは容認できませんが、タリバーンにも一定の正当性はあり、彼ら抜きでの国づくりは考えられません。

 国民としては、誤爆なども多い米軍の撤退は歓迎ですが、撤退することで、タリバーンによる内乱の不安や人権などが逆行する可能性もあり、複雑な心境だと思います。(今さら聞けない世界)(聞き手・植松佳香)

2762名無しさん:2019/09/23(月) 21:07:35
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-190923X422.html
アラブ系が元軍トップ支持=大統領、首相候補選定へ―イスラエル総選挙
2019/09/23 19:42時事通信

 【エルサレム時事】イスラエルのリブリン大統領は22、23の両日、総選挙(17日投票、国会定数120)で議席を獲得した9政党の代表者と相次いで協議し、連立政権発足に向けて誰が首相候補にふさわしいか意見を聴いた。この中で、第3党の政党連合「アラブ連合」(13議席)は、反ネタニヤフ首相派のガンツ元軍参謀総長を首相候補に推薦する異例の対応を取った。

 首相候補は、選挙で第1党となった中道政党連合「青と白」(33議席)のガンツ氏と、第2党の右派政党リクード(31議席)を率いるネタニヤフ氏に絞られている。全9党との協議の結果、両氏とも各党合わせて50議席台の支持にとどまり、過半数に届かなかった。大統領は早ければ25日に首相候補を決め、組閣を要請する方針だが、難しい判断を迫られる。

2763チバQ:2019/09/24(火) 21:34:37
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1909230012.html
野党指導者に組閣指示か アラブ系政党が支持表明 ネタニヤフ首相、さらに窮地に イスラエル
2019/09/23 21:39産経新聞

 【カイロ=佐藤貴生】イスラエル国会(一院制、定数120)の再選挙を受け、アラブ系政党は22日、野党側最大勢力の中道政党連合「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長を次期首相候補として支持すると表明した。アラブ系政党が特定の首相候補を支持するのは1992年以来。

 開票はほぼ終了しており、アラブ系政党は13議席で第3党になる見通し。ガンツ氏ら中道・左派勢力はアラブ系政党の支持を加えて57議席となり、ネタニヤフ首相率いる右派・宗教勢力の55議席を上回る。ただ、いずれも連立政権発足に必要な過半数(61議席)には達していない。

 大統領は議席を得た各党党首の意見を聞いた上で、連立が組める可能性が最も高い政党党首に連立協議を任せるのが慣例で、ガンツ氏が指名される公算が大きくなった。首相の座を維持して汚職罪での訴追回避を狙うネタニヤフ氏がさらに窮地に追い込まれる可能性が出てきた。

 アラブ系政党の代表者は「ネタニヤフ時代を終わらせたい」と述べ、対パレスチナ強硬派の首相の続投阻止のためガンツ氏を支持すると述べた。

 ユダヤ教超正統派への優遇政策撤廃を主張して8議席を得た極右「わが家イスラエル」のリーベルマン前国防相は、現時点ではガンツ、ネタニヤフ両氏のどちらも支持しない意向を示した。

 最初に連立協議の指名を受けた政党党首には約40日の協議期間が与えられ、協議に失敗したら次に有望な政党党首に協議の主導権が移る。多数派工作は複雑さを増し、駆け引きはさらに激化しそうだ。

2764チバQ:2019/09/26(木) 10:38:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190925-00000048-mai-m_est
第1党は中道政党連合「青と白」確定 イスラエル総選挙
9/25(水) 18:34配信毎日新聞
第1党は中道政党連合「青と白」確定 イスラエル総選挙
イスラエルのネタニヤフ首相=AP
 イスラエルの選挙管理委員会は25日、総選挙(120議席、17日投票)の確定結果を公表した。第1党はガンツ元軍参謀総長が共同代表を務める中道政党連合「青と白」で33議席。ネタニヤフ首相率いる右派「リクード」が32議席で続く。ネタニヤフ氏を支持する右派・宗教系の勢力はリクードを含め55議席にとどまった。リブリン大統領はガンツ、ネタニヤフ両氏に統一政府の樹立を求め、協議を促している。地元メディアによると、大統領は10月2日までに、連立交渉をまとめられる可能性が高い人物に組閣を指示する見通しだ。【エルサレム高橋宗男】

2765チバQ:2019/09/26(木) 13:00:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190926-00000028-jij-m_est
ネタニヤフ氏に組閣要請=過半数支持なく難航も-イスラエル
9/26(木) 8:03配信時事通信
 【エルサレム時事】イスラエルのリブリン大統領は25日夜、声明を発表し、総選挙(17日投票、国会定数120)の結果と議席を得た各党の意見を踏まえ、右派政党リクードを率いるネタニヤフ首相に新たな連立政権の組閣を要請した。

 ネタニヤフ氏は現時点で議員の過半数の支持を獲得しておらず、組閣は難航が予想される。

 総選挙でリクードは32議席を獲得したものの、33議席の中道政党連合「青と白」に次ぐ第2党にとどまった。一方、議席を得た全9党による首相候補の推薦は、ネタニヤフ氏と「青と白」のガンツ元軍参謀総長が共に50議席台半ばで拮抗(きっこう)。ネタニヤフ氏支持派が一枚岩だったのに対し、ガンツ氏側には足並みの乱れがあり、大統領は「現時点でネタニヤフ氏の方が組閣に成功する可能性がある」と指摘した。

 ネタニヤフ氏は二大政党が参加する「大連立」を模索しており、大統領からの要請を受諾した後、改めて「青と白」に政権参加を呼び掛けた。ただ、選挙戦で首相の汚職疑惑を批判し、「ネタニヤフ政権打倒」を訴えてきたガンツ氏が応じるのは困難だ。

2766チバQ:2019/09/29(日) 18:59:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190928-00000053-jij-asia
アフガニスタン大統領選、厳戒の中投票=現職ガニ氏優位か
9/28(土) 11:52配信時事通信
アフガニスタン大統領選、厳戒の中投票=現職ガニ氏優位か
28日、アフガニスタン大統領選の投票のためジャララバードの投票所に並ぶ人々(EPA時事)
 【ニューデリー時事】アフガニスタンで28日、5年の任期満了に伴う大統領選の投票が実施された。

 現職のガニ大統領(70)を軸に、政権ナンバー2のアブドラ行政長官(59)らが追う展開とみられている。反政府勢力タリバンや過激派組織「イスラム国」(IS)のテロが懸念される中、全土に約7万2000人の兵士や治安要員を配置する厳戒態勢が敷かれた。東部ジャララバードの投票所付近などで爆発が起き、AFP通信によると、5人が死亡、37人が負傷した。

 全国約5400カ所の投票所のうち、約450カ所では安全面の不安などを理由に投票が実施されていない。また、選挙物資が到着しなかった投票所もあると報じられている。

 タリバンは選挙について「外国の占領者が国民をだます策略」と主張し、アフガン政府の後ろ盾として自由選挙を後押しする米国をけん制。26日には軍事部門が「偽りの選挙」に参加しないよう国民に警告する声明を出した。昨年10月の総選挙では、タリバンやISのテロで100人以上が犠牲となった。

 米国は大統領選前の治安安定を目指しタリバンと和平協議を重ね、大筋合意に達していた。ただ、トランプ米大統領は7日、米兵が死亡したタリバンのテロをきっかけに協議打ち切りを表明した。

 27日に記者会見した内務省当局者は「前回大統領選が実施された2014年に94件もあった選挙関連活動への攻撃が今回はわずか8件だった」と警備の成果を誇示した。一方、タリバンは複数回にわたり選挙の妨害を警告。17日にはガニ氏の選挙集会などを攻撃し、48人を殺害した。

2767チバQ:2019/09/29(日) 19:00:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190929-00000015-jij-asia
対タリバン協議へ実績作り=ガニ政権、投票を強行-アフガニスタン
9/29(日) 7:30配信時事通信
対タリバン協議へ実績作り=ガニ政権、投票を強行-アフガニスタン
アフガニスタン大統領選で再選に向けて支持を訴える現職のガニ大統領(中央)=20日、東部ジャララバード(EPA時事)
 【ニューデリー時事】治安面の懸念にもかかわらず、ガニ大統領がアフガニスタンの大統領選実施に踏み切った背景には、政敵の態勢がまだ整わず「勝てる選挙」(外交筋)を延期したくない思惑があるとみられている。

 また、政府の後ろ盾の米国と反政府勢力タリバンとの和平協議が進む中、再選という「民意」を示すことで、タリバンと強気で交渉するための実績にしたいという意味合いも大きい。

 米国はタリバンとの大統領選前の和平成立を目指し、大筋合意にまで達していたが、交渉は中断。在アフガン外交筋は「米国などは大統領選の延期を望んでいた」と語る。カルザイ前大統領も25日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラとのインタビューで、現時点での大統領選実施は「心臓病患者にマラソンを走らせるようなものだ」と述べ、目前に迫っていたとされるタリバンとの和平を待って実施すべきだと批判した。

 ただ、大統領選は当初実施予定だった今年4月から2度にわたり延期された。今回は選挙戦中に有力な政敵が陣営の内紛で事実上の撤退を決めたこともあり、ガニ氏にとっては3度目の延期を決断する手はなかった。

 アフガンの政治評論家マティウッラー・ハロタイ氏は「ガニ氏が再選されれば、民意を背に強気の姿勢で(タリバンとの)和平交渉に挑むことになるだろう」と指摘した。米国とタリバンとの協議が合意に達し次第、アフガン政府とタリバンとの包括和平協議が始まるとみられる。ガニ氏には、その開始前に再選されることで、自らの威光を高めておきたい狙いがあるとみられている。

2768とはずがたり:2019/10/01(火) 11:57:09

https://twitter.com/lain_the_wired/status/1178425925412671488
lain
@lain_the_wired
イエメンのフーシ派(イエメン軍)の大本営発表の動画を一通り見たけど
動画に映ってるサウジアラビア軍が弱すぎる…
サウジアラビア軍は立派な装甲車に乗っているのに生身のフーシ派に追いかけ回されて慌てて運転ミスして谷に落ちたり待ち伏せポイントに追い込まれて一網打尽にされてる…

2769チバQ:2019/10/02(水) 18:30:42
https://digital.asahi.com/articles/ASM9M2CMGM9MUHBI00F.html?rm=356
分断を作るのは、政治家の言葉だ 強権与党に勝った市長
有料記事

イスタンブール=其山史晃 2019年10月2日09時00分
 トルコのエルドアン大統領の国政与党が連勝してきたイスタンブール市長選で、やり直し選挙を含めて今年に2回、与党候補の元首相を破った野党所属のイマモール市長(49)が、就任後に日本メディアで初めて朝日新聞の単独取材に応じた。現政権下で市民への圧力が強まっていることを懸念し、社会の分断の緩和に努めると訴えた。

 3月にあったトルコの統一地方選のうち、最大都市イスタンブールと首都アンカラの市長選では、野党・共和人民党(CHP)が与党・公正発展党(AKP)の候補を破った。接戦だったイスタンブール市長選はAKPの異議で6月にやり直し選挙になったが、CHPが再び勝利した。

 イマモール氏は自身の勝利を「政権が強権を振るっても、社会は反対の意思を示した。トルコに民主主義の伝統が残っていることを証明した」と振り返った。

 ログイン前の続き8月には、少数民族クルド人が多い地域で当選した野党系の3市長が、テロ組織に関与した疑いでエルドアン政権に解任された。イマモール氏は「法的な手続きを経て選ばれた市長を、確実な証拠もなく解任するのは民主主義を傷つけるものだ」と厳しく批判した。

 トルコではAKP支持かどうかを軸に国民の分断が深まる。現政権下でイスラム色が強まる社会に不安を覚える若者の間では国外移住が進む。与党政治家が野党勢力を「テロリスト」と結びつけて糾弾する風潮にうんざりの市民も多い。イマモール氏は「分断は一部の政治家の言葉が作るもので、人々の価値観の違いではない」と主張した。その上で「社会には分裂よりも連帯が必要だ。政敵をののしるより、愛に満ちた言葉を使うことで、世界を変えられる」と話した。

 イマモール氏は、①社会の現実の問題の解決に取り組む②誰かの弱みを政治的な武器に使わない③反対者をたたく政治をしない――を信条としていると説明。イスラム保守派と世俗派が混在するトルコの国情を踏まえ、「自分の宗教と信仰を大事にするのと同じように他人の宗教への接し方を尊重するのが、私の考える世俗主義だ。宗教に対する立場によって市民が不利益を被らない時代を約束する」と抱負を語った。(イスタンブール=其山史晃)

与党内で分裂も
 イマモール氏の勝利に野党側が勢いづく一方、与党内には分裂の動きもある。

 今月13日には、AKPのダウトオール元首相が「新たな政治運動を始める」として離党。7月にはババジャン元副首相が離党し、年内に新政党を立ち上げる考えを示した。元副首相はエルドアン氏の盟友だったギュル元大統領と連携しているとも伝えられる。

 こうした動きの背景にあるのは、2016年7月のクーデター未遂後のエルドアン政権の強権化だ。多くの市民の身柄拘束やメディアへの締め付けで社会に圧力をかけ、大統領の権限を大幅に強化する憲法改正を実現したが、AKP支持者の中にも三権分立が崩れるとの不安の声がある。

 トルコでは23年に大統領選が予定され、野党の候補者としてイマモール氏に期待する声もある。イマモール氏はインタビューで「最も成功したイスタンブール市長になれるように力を尽くす。その後のことは神と市民の意思が決めることだ」と明言を避けた。

2770チバQ:2019/10/03(木) 13:16:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191003-00000013-jij_afp-int
タリバン政治部門トップがパキスタンを訪問、米アフガン担当特別代表も滞在中
10/3(木) 10:47配信AFP=時事
タリバン政治部門トップがパキスタンを訪問、米アフガン担当特別代表も滞在中
アフガニスタンの旧支配勢タリバンの創設者の一人で政治部門トップ、ムラー・バラダル氏(2019年5月30日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アフガニスタンの旧支配勢タリバン(Taliban)と米国務省によると、タリバンの創設者の一人で政治部門トップ、ムラー・バラダル(Mullah Baradar)氏が2日、米国のザルメイ・ハリルザド(Zalmay Khalilzad)アフガニスタン和平担当特別代表が滞在するパキスタンに入った。

【写真】米国のアフガン和平担当特別代表ザルメイ・ハリルザド氏

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がタリバンとの交渉を打ち切って以来初となる両者の会談が実現するかは不明。

 タリバンのザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官のツイッター(Twitter)投稿によると、パキスタンはバラダル氏にとって、ロシア、中国、イランに続く4か国目の訪問国。タリバン筋によると、2日夜に到着予定とされていた。

 米国務省の報道官は、ハリルザド氏について、先週国連総会(UN General Assembly)に合わせて行われたトランプ大統領とパキスタンのイムラン・カーン(Imran Khan)首相のフォローアップのため、同国の首都イスラマバードに数日間滞在中だと明らかにする一方、「こうした協議がアフガン和平プロセスの再開を意味するものではない」とくぎを刺した。

 バラダル氏は通常拠点とするカタールで1年近くにわたり、ハリルザド氏率いる米代表団と直接交渉を行ってきた。

 米国とタリバンの和平交渉は、タリバン側がさまざまな安全を保証する見返りに米側がアフガン駐留軍の撤退に着手するとの内容で合意間近だった。しかし、トランプ氏は先月、米兵1人が死亡したタリバンによる自爆攻撃を理由に挙げ、タリバンとの和平協議は「終わった」と突如として宣言した。【翻訳編集】 AFPBB News

2771チバQ:2019/10/06(日) 23:30:02
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3248065.html
イラク・シーア派指導者、政府退陣を要求 大規模デモ死者60人に
2019/10/05 11:12AFPBB News

イラク・シーア派指導者、政府退陣を要求 大規模デモ死者60人に

イラクのシーア派指導者ムクタダ・サドル師(2019年6月5日撮影、資料写真)。(c) Haidar HAMDANI / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】イラク各地で汚職や失業の増加などに抗議して行われている大規模デモが4日目を迎え、警察との衝突で多数の死者が出る中、同国のイスラム教シーア派指導者ムクタダ・サドル師は4日、政府に退陣を要求した。

 シーア派民兵組織の元指導者で、現在は国会最大の政党連合に所属するサドル師は、これ以上死者を出さないためにも「政府が退陣し、国連の監視下で早期選挙を行うべきだ」と主張した。

 4日夜、イラク人権高等弁務団は、4日間にわたる大規模なデモにより、少なくとも60人が死亡したと発表。死者のうち、民間人か治安当局側かの内訳については明らかにしなかった。前回の発表では、死者は44人だった。

 死者60人のうち、18人は首都バグダッドの1か所の病院で報告されている。また1600人以上が負傷しており、死者数は今後さらに増える可能性がある。

 4日にバグダッドや他の都市で行われたデモは大混乱し、少なくとも計10人が死亡した。治安部隊によると、このうち警官2人と民間人2人が「身元不明の狙撃手」によって射殺された。 【翻訳編集】AFPBB News

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2772とはずがたり:2019/10/08(火) 15:19:07
ワールド
2019年10月8日 / 01:08 / 3時間前更新
米軍、シリア北部撤収開始 トランプ氏はトルコの軍事行動けん制
Reuters Staff
https://jp.reuters.com/article/syria-security-turkey-usa-idJPKBN1WM1SE?utm_campaign=trueAnthem:+Trending+Content&utm_content=5d9beb6dde67360001fe05c1&utm_medium=trueAnthem&utm_source=twitter
2 分で読む

[ワシントン/イスタンブール 7日 ロイター] - シリアに展開する米軍部隊は7日、同国北東部から撤収を開始した。米軍撤収を受け、トルコは国境を接するシリア北部に計画する「安全地帯」設置に向けて少数派民族クルド人勢力を同地域から排除する軍事作戦に動く見通し。一方、トランプ米大統領は7日、トルコの軍事行動に行き過ぎがあった場合、トルコ経済を壊滅させると警告した。

トランプ大統領は6日、トルコのエルドアン大統領と電話会談。ホワイトハウスの報道官はその後発表した声明で、トルコが長く計画してきた安全地帯設置に向けた軍事作戦を近く行うとした上で、米軍は関与も支援もしないと表明。域内に拘束されているすべての過激派組織「イスラム国(IS)」戦闘員については、今後はトルコが責任を持つことになるとした。

米政府はこれまでシリア北部でISと戦うクルド人勢力を支援してきており、大規模な政策転換となる。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で、トルコが「禁じ手」に出ることがあれば、トルコ経済を「壊滅させる」ともけん制。「これまでにも強く言ってきているように、偉大で比類ない知恵を持つ私が禁じ手と見なす行動にトルコが出れば、私はトルコ経済を完全に壊滅させる(私は過去にも壊滅させた!)」と述べた。その後、ホワイトハウスでも、同様の見解をエルドアン大統領との電話会談で伝えたことを明らかにした。

一方、ツイッターでは、米国は「ばかげた終わりなき戦いから脱する時だ」と言明。ISと戦うクルド人勢力の支援には多大なコストがかかるとし、「今後はトルコ、欧州、シリア、イラン、イラク、ロシア、クルド人勢力が問題に対処すべきだ」と述べた。

トルコのアンカラではエルドアン大統領が、11月上旬にワシントンを訪問し、トランプ大統領と会談する計画だと記者団に明らかにした。

エルドアン大統領によると、両首脳はシリアでの「安全地帯」に関する計画について協議する。エルドアン大統領は、訪米中に米国の最新鋭ステルス戦闘機「F35」を巡る対立を解消することにも期待を示した。

トルコ軍によるシリア北部への軍事作戦への懸念のほか、トランプ氏の投稿を受け、トルコリラは2%超下落し、対ドルで1カ月超ぶりの安値を付けた。

2773とはずがたり:2019/10/08(火) 16:10:59
れいわ支持者がそんな効果無いことするくらいなられいわに推薦出せと云ってて名案だとは思った♪

消費税 売り上げの落ち込み防げ デパートではさまざまな工夫
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191008/k10012117571000.html
2019年10月8日 15時14分

駆け込み需要のあったデパートの中には、消費税率引き上げ後の売り上げの落ち込みを防ぐためのさまざまな取り組みを行っているところもあります。

このうち、横浜市にある高島屋は、駆け込み需要の影響で先月の売り上げが去年の同じ月に比べておよそ26.8%増えました。

このデパートでは、消費税率引き上げ後の売り上げの落ち込みを防ごうと、毎年行っている北海道の物産展の開催時期を2週間ほど前倒しし、ことしは今月1日から開催することにしました。

物産展で販売する商品は、軽減税率の対象となる持ち帰り用の食料品が中心ということもあり、集客効果が高くなるとして開催時期を早めたということで、特に弁当の盛り付けの実演を行う売り場は去年の1.5倍に拡大しました。

このデパートでは、5年前の消費税率引き上げの際には、税率引き上げ後の1か月間の売り上げが11.4%減ったことから、今回は、できるだけ影響が出ないようにしたいとしています。

高島屋の青木和宏横浜店長は「10月と11月はある程度の売り上げの減少を見込んでいる。集客性の高い催しを開くことで各フロアでの買い物にもつなげ繁忙月の12月までになんとか反動減を終息させたい」と話しています。

2774チバQ:2019/10/10(木) 15:55:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191010-00000047-kyodonews-int
既存イスラム政党が議席減 チュニジア議会選、首位は維持
10/10(木) 10:30配信共同通信
 【カイロ共同】チュニジアの選挙管理委員会は9日、議会選(定数217)の結果を発表した。主要政党のイスラム政党アンナハダが52議席を獲得し首位を維持したものの、2014年の前回選挙と比べ17議席減らし、既存政党への国民の不信感が浮き彫りになった。

 チュニジアでは、11年の中東の民主化運動「アラブの春」で独裁政権が崩壊。対話を通じて民主化を進め、革命が起きた中東各国で唯一の成功例とも言われたが、経済低迷から脱却できず国民の不満が鬱積、既存政党が支持を減らしている。

 議会選では、メディア王カルウィ氏の新政党「チュニジアの心」が38議席を獲得し2位につけた。

2775とはずがたり:2019/10/14(月) 16:21:23
エルドアンに「言いくるめられた」トランプ、米軍シリア撤退ならISが甦る
Trump Accused of Betraying Kurds and Giving ISIS New Life in Syria
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/is-17.php
2019年10月8日(火)15時08分
タレク・ハダド

トランプはやはり強権的指導者に弱かった(昨年7月、NATO本部でトルコのエルドアン大統領と)

<イスラム国掃討作戦で成果を上げたクルド人とクルド人の土地を見捨てるだけでなく、地域でのアメリカの影響力を著しく損なう決定に米軍事関係者はカンカン>

10月7日、内戦が続くシリアの北部に駐留していた米軍が突然の撤収を開始した。決定を下したドナルド・トランプ米大統領に対し、流血の惨事と地域の不安定化を招くものだと、専門家や軍事関係者の間からは非難と怒りの声が上がっている。

前日の6日、トランプはトルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領と電話で会談。同日夜にホワイトハウスが発表した記者声明によれば、トランプはこの会談中に「トルコが計画しているシリア北部での作戦」について、アメリカは関知しないという意向を伝えた。トルコと国境を接するシリア北部では長年、アメリカと同盟を組むクルド人武装組織がIS(自称イスラム国)と戦ってきた。そのクルド人を事実上見捨てることになる。

トルコは国境地帯のクルド人をテロ組織と見なしており、国境のシリア側に「安全地帯」を設けてクルド人を撤退させようとしてきた。アメリカは8月、トルコとクルド人が参加してアンカラで行われた和平協議で、安全地帯の設置に合意。だがクルド人への軍事的・経済的な支援は継続してトルコから守ると約束していた。7日のホワイトハウスの発表は、その約束とは真逆の内容だ。

トランプに裏切られ、怒るクルド人

「衝動的な決定」と非難の声
ホワイトハウスは6日の声明で「トルコは近いうちに、シリア北部での計画を実行する」と述べた。「米軍は作戦の支援も、作戦への関与も行わない。すでにISは壊滅し、近接地域にとどまることもない」

かつてIS掃討を目指す有志連合の米特使を務め、トランプの「衝動的な」意思決定に抗議して昨年12月に辞任したブレッド・マガークは、この発表にすぐに反応した。

「トランプ大統領には、自分がシリアに派遣したアメリカ兵たちのために戦う気はあるのか。それとも、米軍撤収の言い訳を探しているだけか?」と、彼はツイッターに投稿した。「トルコがシリア北部を攻撃すれば米軍は危険に陥り、クルド人勢力はばらばらになり、ISが勢いを増すことになるのは明らかだ」

「ドナルド・トランプに最高司令官の資格はない。彼は一切の知識も熟慮もないまま、衝動的に決定を下している。何の支援もなく米軍を危険な場所に送り込み、都合が悪くなれば同盟相手を平気で危険にさらす」

30年にわたって米軍の取材を続けているワシントン・ポスト紙のデービッド・イグネーシアスも、トランプを非難する。

「アメリカは、国境地帯から撤退すればトルコの介入を阻止するのにも役立つから、と言ってクルド人を説得したのだ」と、彼はツイッターに投稿した。「だが実際には、トルコを招き入れたようなものだ」

本誌の独占取材に対し、米国家安全保障会議の匿名情報源は、トランプはエルドアンに「言いくるめられた」と、憤る。6日の電話会談は、トルコがシリアに進攻すると発表した後に設定された。エルドアンはさらに、シリア国境のトルコ軍を増強した。電話会談でトランプは進攻を思いとどまらせるはずが、「米軍は退く」と言ってしまったのだ。米国防総省も予想もしない展開に仰天したという。

トランプの衝動的な決断の結果、何が起こるか。米軍が撤退すれば、ISが息を吹き返すかもしれない。アメリカの後ろ盾を失ったクルド人は、はるかに強いトルコ軍に攻め込まれてシリアのアサド独裁政権と手を組むかもしれない。そしてアサド政権を支援しているのは、アメリカの敵であるロシアとイランなのだ。

クルド人は、7日の発表を受けて米軍撤収の決断を強く非難。クルド人住民が過半数を占めるシリア北東部を、「どんな犠牲を払っても」守る、と言った。

(翻訳:森美歩)

2776とはずがたり:2019/10/14(月) 16:22:31

トルコがシリアに進攻 米国務長官は「承認していない」
https://www.bbc.com/japanese/49995744
2019年10月10日

トルコは9日、クルド人部隊が支配するシリア北部に対する軍事行動を開始した
トルコは9日、シリア北東部のクルド人民兵組織に対する軍事作戦を開始した。アメリカのマイク・ポンペオ国務長官は、この作戦を「承認」していないと述べるとともに、軍事行動の引き金になると批判を受けている、同地域からの米軍撤退を擁護した。

ドナルド・トランプ大統領は6日、トルコによる軍事作戦に関与しない方針だと発表。すると、トルコがクルド人民兵組織「人民防衛部隊(YPG)」への攻撃を開始する道を切り開くことになりかねないなどと、身内の与党・共和党内からも批判が殺到していた。

こうした中、ポンペオ長官は米公共放送PBSのインタビューで、トルコには「正当な安全保障上の懸念」があり、「トルコ南部がテロの脅威にさらされている」と主張。トランプ大統領による突然の米軍撤退表明を擁護した。

「承認していない」
アメリカがトルコに対し、シリア北部への攻撃を認めたとの報道については、「虚偽」だと反論。「アメリカはトルコに(シリア進攻を)承認していない」と述べた。

PBSのジュディ・ウッドラフ氏が「アメリカはトルコに(攻撃を)承認したのだから、どんな結果であろうとも(シリア北部で)起きていることに対してアメリカは責任を負うのか」と尋ねると、ポンペオ氏は「それは虚偽だ。アメリカはトルコにそんなこと承認していない」と答えた。

「テロの回廊の構築防ぐ」
トルコのレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領は、軍事作戦の目的は、国境地域に「テロの回廊が構築されることを防ぐ」ためだとしている。

トルコ軍は国境地域に「安全地帯」を確保したい考え。この安全地帯からYPGの戦闘員を完全に排除し、シリア内戦などでトルコ領内に避難してきたシリア難民360万人のうち、最大200万人をこの安全地帯に移住させたいとしている。

一方のクルド人部隊は、トルコの攻撃に対抗する構え。

トルコとクルド人、米の関係
アメリカを中心とした連合国がシリアで過激派勢力「イスラム国」(IS)を破ることができたのは、クルド人勢力の協力によるところが大きい。

YPGは、トルコ南部と国境を接するシリアで活動。シリア民主軍(SDF)の大部分を占めており、SDFはアメリカ軍の支援を受けてイスラム過激派組織IS掃討に貢献した。

クルド人部隊は、西洋人捕虜30人近くの拷問や殺害などに関与した、IS戦闘員だったイギリス人2人を拘束した。

拘束されたエル・シャフィ・エルシェイク氏とアレクサンダ・コーティ氏は、「ビートルズ」と呼ばれたイギリス人戦闘員組織に所属していた。シリア北部のクルド人部隊の拘置所で拘束されていた2人は現在、アメリカ側へ身柄が引き渡されていると、米紙ワシントン・ポストは伝えている。

トルコ政府は、YPGをテロ組織と認定。クルド人地域のトルコからの独立を訴えているクルド労働者党(PKK)も、YPGと関係があるとみている。

2777とはずがたり:2019/10/14(月) 16:22:50
>>2776
【シリア内戦】トルコ軍がアフリンに侵攻 何が起こった?
トランプ氏は声明で、トルコが「行き過ぎた」行動をとるようなことがあれば、トルコ経済を「壊滅させる」と警告。アメリカは「攻撃を支持」していないし、軍事行動は「悪い考え」だと述べた。

その後、トランプ氏は記者会見で、トルコとクルド人は「何世紀にもわたって争い続けている」、クルド人部隊は「第2次世界大戦でわれわれに協力しなかったし、ノルマンディー上陸作戦にも協力しなかった」と述べた。そして、「そうは言っても、われわれはクルド人が好きだ」と付け加えた。

味方を見捨てた
身内の共和党、そして野党民主党からは、シリア北部からの米軍撤退を非難する声が上がっている。

熱心なトランプ支持者の共和党重鎮、リンジー・グレアム上院議員は、アメリカは味方のことを「臆面もなく見捨てた」と述べた。

対トルコ制裁を準備
グレアム氏はツイッターで、クリス・ヴァン・ホーレン上院議員(民主党)と共同でトルコ制裁案を用意したと発表。「米政権側はトルコへの対抗措置を拒否しているが、超党派の強力な支持を期待する」としている。

軍事行動の状況
9日、シリアの複数の町や村が、トルコによる空爆や砲撃を受け、民間人数千人が非難を強いられた。

クルド人部隊によると、これまでに少なくとも民間人5人が死亡、少なくとも25人が負傷した。

その後トルコ国防省は、トルコ軍と、トルコ寄りのシリア反体制武装組織「自由シリア軍」(FSA)が「ユーフラテス川の東側」に進攻したと発表した。

トルコ軍は「テロリスト」に関連する181カ所を攻撃したとツイート。親トルコ派グループはAFP通信に対し、YPGが支配するシリア北部タル・アブヤドで攻撃を開始したと述べた。

一方で、SDFのムスタファ・バリ報道官はツイッターで、地上でトルコ側を撃退したとしている。

SDFによると、IS戦闘員を拘束中の拘置所がトルコによる空爆被害を受けたという。人道上の懸念が高まる中、SDFは米国主導の有志連合に対し、「罪のない人々への攻撃」を止めるため、飛行禁止区域を定めるよう求めた。

過去3年間で3度目となる、シリア北部への軍事行動では、タル・アブヤドからラアス・アルアインに広がる約100キロの範囲が標的となるとみられていた。

バリ報道官によると、国境の町コバニとカーミシュリが砲撃を受けたという。トルコ軍がこれらの町に向かって前進する場合、トルコ軍は主にクルド人が暮らす人口密集地を通ることとなる。

国際社会の反応
欧州連合(EU)は、「ベルギー、フランス、ドイツ、ポーランド、イギリスが今回の軍事行動について協議するため、国連安保理事会の開催を求めている中、『安全地帯』なるものが(中略)難民帰還の国際基準を満たすとは思えない」としている。理事会は10日に開かれる予定。

アラブ連盟も、エジプト・カイロで12日に緊急会合を開くと発表した。

北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、NATO加盟国のトルコには「正当な安全保障上の懸念」があるが、「確実に相応で慎重な(中略)活動を行うために、自制心をもって行動すること」を期待すると述べた。

トランプ氏は声明で、トルコには、IS戦闘員の疑いのある人物が拘束されたままの状態を保つこと、そしてISが再び結集しないようにする責任があるだろうと述べた。

(英語記事 US did not approve Turkey offensive, says Pompeo)

2778とはずがたり:2019/10/14(月) 16:23:36
トルコ軍がシリア北東部クルド人支配地域に侵攻 6つの問い
https://news.yahoo.co.jp/byline/itomegumi/20191012-00146524/
伊藤めぐみ | ドキュメンタリー・ディレクター
10/12(土) 17:30

◆今何が起こっているのか?
10月9日、トルコ軍がシリア領内のクルド人支配地域に侵攻し攻撃をはじめた。

トルコ当局は「平和の泉作戦」と名付けて軍事作戦を開始し、ツイッターで10日に181箇所に空爆、地上戦などで攻撃したと発表している。シリアのテルアビヤドとラスアルアイン近郊の4カ所から越境し、コバニやカミシリなども攻撃をした。死者数についてはトルコ側、クルド側の双方の主張は異なっており、トルコ国防省はクルド人戦闘員277人が死亡したと発表し、一方でクルド側(シリア民主軍、SDF)はトルコ兵とトルコの支援を受けたシリア兵士(自由シリア軍系)が262人死亡し、自陣営からは22人の兵士と数十人の一般市民が殺されたとしている。

すでに攻撃開始から'''3日間ですでに10万人が避難民'''として家を追われている。220万人が住む地域に攻撃の可能性があり、インターナショナル・レスキュー・コミティー(IRC)などのNGOは最大30万人が避難民となる可能性を指摘している。

◆なぜトルコはシリアのクルド人地域を攻撃するのか?
トルコが主張する目的は2つある。1つは国境地域に「テロの回廊が構築されることを防ぐ」ため。「シリア民主軍」(SDF)を構成するクルド人武装組織「クルド人民防衛部隊(YPG)」を攻撃するためだという。

トルコは長年、国を持たない世界最大の少数民族と称されるクルド人に対する弾圧を行って来た。トルコ国内のクルド人武装勢力、クルド労働者党(PKK)を「テロ組織」と認定しており、そのPKKと同じ組織だとするシリアのクルド人武装勢力YPGを攻撃することで、クルド人勢力を抑えつけようとしているのだ。

イスラム国掃討作戦でYPGはこれまでにない力を持つようになっていた。地上部隊を送りたくないアメリカをはじめとする有志連合国はYPGと協力関係を結んでシリア民主軍(SDF)という部隊を構成し、武器や資金などを提供してきてイスラム国の掃討作戦を実施してきたという経緯がある。トルコは力を増したクルド人を押さえつけたい狙いだ。

トルコの2つめの目的は、シリア内の国境沿いの地域に460キロ、幅32キロの「安全地帯」と名付ける場所をつくりトルコにいるシリア難民を送り返すという計画のためでもある。

トルコ国内に溢れるシリア難民を帰還させるためであり、また1つ目の目的とも関連して、トルコとシリアの間の地域からクルド人を追い出すことで、クルド人の勢力を削ごうというものなのだ。

「安全地帯」に帰還させられるシリア難民はアラブ人で、多くがその土地出身者ではない。「帰還」させた際、その対象地域に住んでいた人々の大規模な追放と土地の収用が行われることも予想されている。

◆なぜ今、攻撃が始まったのか?
予兆はすでにあった。

これにはトランプ大統領の判断が大きく影響している。先述の通り、アメリカ政府はシリア内のイスラム国などに対する掃討作戦のため、米軍を駐留させクルド人武装勢力YPGなどともに、シリア民主軍(SDF)を構成していた。しかし、シリアでの戦争はまだ続いているものの、イスラム国との大規模な戦闘が終わったため、昨年の12月にトランプ大統領がシリア領内のクルド人支配地域から米軍を撤収する予定であることを発言していた。

10月6日にトルコのエルドアン大統領とトランプ大統領の電話会談が行われ、エルドアン大統領におそらくうまく乗せられた形で、トランプ大統領は米軍は撤退、同時にトルコによる軍事作戦に関与しないという発言をしていた。この決定は突然のことで共和党内からも中東情勢を不安定にすると批判がなされたほどだ。

翌日7日に米軍は撤退し、その直後の9日にトルコ軍はシリア内に侵攻した。

◆シリアにおけるクルド人の状況とは?
シリアのクルド人は周辺国のクルド人の状況と比べると、アラブ地域に同化しているという見方もある。

しかしシリアでは長年、クルド人に国籍が与えられず、外国人として扱われる事態が起きていた。1960年代にシリア政府はアラブ化を進めることで国内の統治を強化しようとした。ハサカ県で人口統計をとった際、多くのクルド人を不法滞在している「外国人」あるいは「無戸籍者」などとみなしたのだ。外国人や無戸籍者とされたクルド人は、国内での移動の自由、選挙権、私有財産所有、公務員就労資格、公立学校入学資格などを奪われた。

2779とはずがたり:2019/10/14(月) 16:23:54
>>2778
また1970年代半ば、ハサカ県、ラッカ県、アレッポ県の国境地帯に居住していたクルド人約10万人が、形式的にはモデル農村都市を作ることを目的として、土地や財産を奪われて強制移住させられた。公共機関でのクルド語も禁止された。

2000年に発足したバッシャール・アサド政権は2011年のアラブの春に始めるシリア国内で始まった抗議デモをかわす狙いもあってクルド人の待遇改善を試みた。2011年に外国人への国籍付与を認める政令を出し、制度的差別解消の姿勢を示したのだ。しかし、アサドの思惑があっての改革であり、実際に国籍取得を申請した人も、国籍を回復した人もそれほど多くなかったという。

2012年にシリア内戦で疲弊したアサド政権はトルコ国境地帯から軍部隊や国家機関を撤退させた。複数あるクルド政党の中でもYPGとその政党クルド民主統一党(PYD)が力を持ち、2014年に西クルディスタン移行期民政局(ロジャワ)として暫定自治政治体が発足した。

シリアの一般のクルド人にとってのYPGの評価については正直、筆者にはよくわからない。イスラム国からの攻撃から人々を守るなど比較的住民の支持も高い組織だとも言われ、評価する声もよく聞く。一方で子どもを徴兵していたり、そもそもYPGを批判する人はその地域に住んでいない可能性もある。

YPGはアサド政権とは消極的な協力関係にあるとも言える。アサド政権の目的は反体制派を倒すこと、YPGの目的はクルドの統治を進めること。目的が異なるため、お互いの存在を黙認している部分があるのだ。

このトルコの攻撃はアサド政権にとって好都合に動くとも言われている。クルドは、トルコよりもましだとしてアサド政権やまたロシア政府に援助を要請するだろう。YPGが支配している地域にアサド政権は影響力を及ぼせることになるからだ。

◆今後、何が起こりうるのか?
すでに述べた通りまずは多くの難民、避難民が発生するだろう。

またイスラム国の活動が活発化する恐れもある。

イスラム国の戦闘員、その家族の多くはクルド支配地域で拘束されている。1万2千人のイスラム国元戦闘員と5万8千人の家族がいる。米軍が撤退し、これまでイスラム国兵士の管理を担当してきたシリア民主軍(SDF)が攻撃を受けたり、戦力が対トルコに向けられ警備が手薄になれば、戦闘員が逃亡する恐れもある。多くのイスラム国戦闘員家族を抱えるアル・ホールキャンプではイスラム国戦闘員の妻らがナイフや石でキャンプの警備を攻撃しているという映像も出回っている。

10月12日には'''カミシリで自動車爆弾'''が爆発した。誰による犯行かはまだわかっていないが、イスラム国の可能性もありうる。

トルコ の攻撃は今に始まったことではない。さらに西にあったクルド人支配地域アフリンはすでに2018年3月、トルコ軍に侵攻され今も、トルコの支配下にある。

◆なぜこの事態を止められないのか?
トルコのこの侵攻に対してヨーロッパ各国には強く出られない理由がある。難民問題だ。エルドアン大統領は、ヨーロッパがこの軍事作戦を「占領」というのであれば、ヨーロッパに難民360万人を送り込むと言っている。

アメリカはYPGに肩入れしたが、もともとクルド人勢力の地位向上を支援しようとしていたわけではない。アラブ人の反体制派が次々と過激派と合流したり、力を持たなかったため、消去法としてYPGと手を結んだだけの理由なのだ。

すでに多くの一般の住民が犠牲になり、このままでは今後も増える続けることになる。

伊藤めぐみ
ドキュメンタリー・ディレクター
1985年三重県出身。2011年東京大学大学院修士課程修了。テレビ番組制作会社に入社し、テレビ・ドキュメンタリーの制作を行う。2013年にドキュメンタリー映画『ファルージャ 〜イラク戦争 日本人人質事件…そして〜』を監督。第一回山本美香記念国際ジャーナリスト賞、第十四回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞を受賞。その他、ベトナム戦争や人道支援における物流などについてのドキュメンタリーをNHKや民放などでも制作。2018年には『命の巨大倉庫』でATP奨励賞受賞。現在、フリーランス。イラク・クルド人自治区クルディスタン・ハウレル大学大学院修士課程に留学中。

2780とはずがたり:2019/10/14(月) 16:31:36
ほらいわんこっちゃない。。 イラン=シリア枢軸にクルドがひっつくと,イラク国内含めややこしいことになるぞ。逆にイラク=イラン=シリア=シリア内クルド=イラク内クルドの大同団結がなったりしてパックスペルシアでも狙うか!?

そうなったらトルコ=ロシア,イラン=中国,サウジ=米国の三つ巴か。。

シリア政権軍、トルコ国境に進軍 クルド人勢力と協力か
有料記事
https://www.asahi.com/articles/ASMBG3GMNMBGUHBI004.html
其山史晃 2019年10月14日12時32分

 シリア北部を実効支配する少数民族クルド人の武装組織「人民防衛隊」(YPG)を中心とする勢力は1日、隣国トルコ軍の越境攻撃に対抗するため、シリアのアサド政権軍と協力することで合意したとの声明を出した。これを受け、アサド政権軍はトルコ国境に進軍を始めた模様だ。今後、YPGに対する攻勢を強めるトルコ軍とアサド政権軍との衝突に発展する恐れもある。

 クルド人勢力は声明で、「トルコ軍の攻撃を撃退するため、アサド政権軍がトルコ国境沿いに展開することに政権と合意した」と発表した。シリア国営通信は同日、アサド政権軍の部隊が、トルコ軍に対抗するために北上し、国境地帯に向かっていると報じた。トルコ軍は国境からシリア領の幅約30キロを作戦地域としており、アサド政権軍がこの地域に入れば、緊張の高まりは必至だ。

 シリア内戦で、クルド人勢力は米国の支援を受けて支配地域を拡大。シリア北東部で「自治区」設立を宣言し、アサド政権と緊張関係にあった。今回の協力が本格化すれば、内戦の構図が変化する可能性がある。

 一方、米国のエスパー国防長官…

残り:265文字/全文:711文字

2781チバQ:2019/10/20(日) 20:35:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019101900529&g=int
北マケドニア、総選挙へ=EU加盟交渉入り拒否受け
2019年10月19日20時30分


北マケドニア(旧マケドニア)のザエフ首相=10日、セルビア北部ノビサド(AFP時事)
北マケドニア(旧マケドニア)のザエフ首相=10日、セルビア北部ノビサド(AFP時事)

 【スコピエAFP時事】ブリュッセルで17、18の両日開かれた欧州連合(EU)首脳会議で、加盟交渉入りを拒否された北マケドニア(旧マケドニア)のザエフ首相は19日、前倒し総選挙を行うと発表した。テレビ演説を行って、EU加盟を目指してきたザエフ政権の信を問うと訴えた。

2782チバQ:2019/10/20(日) 20:38:59
https://www.jiji.com/jc/v4?id=20191015world0001
【地球コラム】国際政治の荒波に消えたクルド人の「夢」


トランプ氏のシリア撤退決断で事態は突如暗転
シリア北部アフリンで、遺体が戻らないまま葬儀に参列するクルド人女性兵士の親族(左)や母親(中央)=2018年2月3日、アフリン【AFP時事】
シリア北部アフリンで、遺体が戻らないまま葬儀に参列するクルド人女性兵士の親族(左)や母親(中央)=2018年2月3日、アフリン【AFP時事】

 「国家を持たない最大の民族」との枕ことばで語られる少数民族クルド人が、またも大国による国際政治の荒波に飲まれた。シリア内戦の混乱で、シリア北部に住むクルド人は「ロジャバ」と呼ばれる事実上の自治権を持つ地域を確立して沸き返った。

 だが、シリアは米国やロシアのみならず、地域大国のトルコやイランなどが軍事介入する代理戦争の舞台だった。クルド人の後ろ盾となっていた米国のトランプ大統領がシリアから撤兵を決断したことで、事態は突如暗転した。(中東ジャーナリスト 池滝和秀)

IS掃討で難題抱えた米国
シリア北部マンビジュ近郊に展開する米軍の装甲車=2017年3月5日、マンビジュ【AFP時事】
シリア北部マンビジュ近郊に展開する米軍の装甲車=2017年3月5日、マンビジュ【AFP時事】

 米国は、シリア北部で難題に直面してきた。シリア内戦に対するオバマ前政権やトランプ政権の一貫しない政策に比べ、ロシアやイランは、反体制派の攻勢で窮地に立ったアサド政権をテコ入れするため軍事介入。アサド政権の存続を確実にしただけではなく、シリアに足場を築いた。これに対し、米国は過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭でシリア内戦への関与を迫られ、不承不承、対応に乗り出したのが問題の始まりだった。

 IS掃討には、地上部隊の派遣が必要だったが、イラク戦争で多数の米兵を失った記憶がなお生々しい米国民の理解を得るのは困難だった。そこで米国は友軍となる勢力をシリア反体制派の中から探したが、イスラム教スンニ派の反体制派が信奉する過激なイスラム思想や、組織力のなさが障害となり、友軍の育成は難航した。最終的に頼ったのがクルド人勢力である。

 米国が友軍としたのは、クルド人主体の武装勢力「シリア民主軍(SDF)」。その主力は、クルド人組織「民主統一党(PYD)」傘下の民兵部隊「 クルド人民防衛部隊(YPG)」だ。クルド人は統率が取れて勇猛果敢な兵士として知られている。ところが、YPGは、トルコが「テロリスト」と見なす組織だった。こうした組織が米軍から軍事訓練を施され、武器を供与されることにトルコは強く反発した。

 トルコはなぜYPGをテロリストとして扱うのか。クルド人は、第1次世界大戦後の1923年に締結されたローザンヌ条約で国家建設の道を閉ざされた。トルコには現在、人口の約4分の1に相当する約2000万人のクルド人が居住しており、同じくクルド人を抱えながらも割合の小さいイラクやイラン、シリアなどに比べ、クルド人問題には神経質にならざるを得ない。トルコでは、非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」が武装闘争を続けており、今も治安を脅かす。

 トルコは、PKKとシリアのYPGを一体的な組織と見なしている。筆者がシリア内戦下の2013年、YPGの支配地域だったシリア北部に入った際、トルコで自爆作戦などを実行して死亡したYPGやPKKの戦闘員の写真が街頭に華々しく掲げられていた。シリア北部がトルコへの出撃拠点になっていた。

2783チバQ:2019/10/20(日) 20:39:18
さじ投げたトランプ大統領
シリア北部の町ラスアルアインで、トルコ軍の攻撃により立ち上がる黒煙=2019年10月9日、ラスアルアイン【AFP時事】
シリア北部の町ラスアルアインで、トルコ軍の攻撃により立ち上がる黒煙=2019年10月9日、ラスアルアイン【AFP時事】

 トルコは、国内ではPKKの抑え込みにある程度成功しているものの、PKKは隣接するイラク北部の山岳地帯に逃げ込み、越境攻撃を仕掛けている。トルコとしては、シリア北部に同じような拠点を構築されてはたまらない。その上、IS掃討作戦で米軍の支援を受け、戦闘力を高めたとあっては看過できない。

 このため、トルコは今回の作戦を含め、シリアで3度にわたって軍事作戦を展開してきた。最初は2016年に開始したユーフラテスの盾作戦、その次が18年のオリーブの枝作戦、今回は平和の泉作戦と命名されている。作戦の度に米国は、保護するクルド人民兵とトルコ軍の衝突に頭を悩ませた。

 米国はトルコの事情に理解を示しつつも、クルド人勢力を簡単には見捨てないのではないかと見られていた。クルド人勢力が地上部隊としてISに対峙(たいじ)することにより、掃討作戦で事実上勝利した。論功行賞として自治権の確立といった形でクルド人を報いることは、米国が信頼できる同盟相手だと示すことになる。クルド人によるISへの締め付けが弱まれば、テロ活動に向けて再結集する恐れもある。さらに、クルド人との関係を軸にシリアに足場を確保し続けることは、シリアで大きな影響力を獲得したロシアやイランをにらんだ中東戦略においても重要だ。

 ところが、トランプ大統領は10月7日、シリア北部に駐留していた米軍部隊の一部を移動させ、これを攻撃の「ゴーサイン」と受け取ったトルコが9日、軍事作戦を開始した。駐留米軍が作戦開始で戦闘に巻き込まれる恐れが出てきたため、トランプ大統領は12日になってシリア北部に駐留する米軍兵士約1000人の撤収を命令。大統領はツイッターで、「トルコ国境の激しい戦闘に関わらないことは非常に賢明だ」と撤収を正当化した。一連の流れやタイミングから判断して、トランプ大統領とエルドアン大統領の間には一定の合意があったと考えるのが自然だろう。

 ビジネスにならない中東の争いに関与しないとの姿勢は、「米国第一」を掲げるトランプ大統領らしい判断と言える。だが、米軍撤収後の衝突拡大を防ぐ枠組みも構築せず、盟友を簡単に使い捨てる政策は、同盟としての米国の信頼性を揺るがすものとなりそうだ。

2784チバQ:2019/10/20(日) 20:39:43
欧州への難民流出再燃も
軍事作戦に関する会議を主宰するトルコのエルドアン大統領(右)=2019年10月9日、アンカラ[トルコ大統領府提供]【AFP時事】
軍事作戦に関する会議を主宰するトルコのエルドアン大統領(右)=2019年10月9日、アンカラ[トルコ大統領府提供]【AFP時事】

 突如、孤立無援となったクルド人勢力は、ロシアの仲介により、敵であったアサド政権を頼ることになった。クルド人組織の幹部は「トルコによる虐殺を防ぐには、敵対関係になったアサド政権と手を結ぶ手だてしかなかった」と、苦渋の選択だったと訴えた。これにより、アサド政権はシリアでの統治面積をさらに広げる格好となった。

 一方、トルコは、クルド人居住地域に進軍してきたシリア政府軍と対峙することになった。ただ、軍事力ではトルコがシリア軍を上回っており、全面的な衝突には発展しない可能性が高いが、トルコ国境に近い地域からクルド人民兵勢力を追い出そうとするトルコの作戦は、より難易度が増した。

 さらに、エルドアン大統領はかねて、国境から幅約32キロに及ぶ「安全地帯」を500キロ近くにわたって構築し、トルコ国内で約360万人に膨れ上がったシリア内戦の難民のうち、最大200万人を帰還させる構想を掲げている。経済状況が悪化するトルコでは、シリア難民の増大によって不動産価格が上がったり、雇用が奪われたりして国民の間で不満が高まっているためだ。

 シリア軍の北部進軍により、トルコの構想は、一段と実現性が疑問視される状況になった。エルドアン大統領は11月13日にトランプ大統領と会談する予定で、作戦への理解を取り付けるためにも、それまでは民間人の大規模な犠牲を伴う作戦は避けるとの見方が強い。

 だが、エルドアン大統領は「目標は達成する」と公言しており、作戦の長期化は必至だ。さらに大統領は、国際社会が無策ならトルコに滞在するシリア難民を再び欧州に送り出す可能性さえ警告しており、作戦が難航すれば、新たな手段で国際社会を揺さぶることもあるだろう。ギリシャではすでに、トルコからの難民の不法越境が再び活発化する兆しがあるという。

 大国が角逐してきたシリアでは、米国が退き、それに支えられきたクルド人勢力がアサド政権の軍門に下った。残ったのは、アサド政権の後ろ盾であるロシアやイランだ。内戦の最終的な終結への政治プロセスは、ロシア主導で進められる構図が固まってきたと言えよう。

2785チバQ:2019/10/20(日) 21:08:53
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019101302000128.html
トルコ侵攻黙認 利害優先の大国、クルド孤立

2019年10月13日 朝刊


 【カイロ=奥田哲平】トルコ軍がシリア北東部への越境攻撃に踏み切ったことで、少数民族クルド人が孤立している。トランプ米政権が侵攻に「青信号」を出し、シリア内戦を主導するロシアも事実上黙認。過激派組織「イスラム国」(IS)という「共通の敵」が消滅したことで、各国の利害優先が顕在化した形だ。

■黙認
 隣国との国境紛争を終結させたエチオピアのアビー首相にノーベル平和賞授与が決まった十一日、シリア・トルコ国境沿いは砲弾が飛び交った。「ISとの戦いに犠牲を払ったクルドは、世界平和に寄与したのではないのか」。クルド系民兵組織幹部のシェルバン・ダルウィシュ氏が憤る。

 IS掃討作戦の最前線で、兵士一万人以上を犠牲にしてきたクルド人勢力。米国の武器供与を受けたものの、北大西洋条約機構(NATO)二番目の軍事力を誇るトルコ軍相手に分が悪いのは明らかだ。「世界はトルコの攻撃を黙って見ているだけだ」(同氏)

 トルコにとっては、国内に抱える非合法組織クルド労働者党(PKK)と一体とみなすシリアのクルド人勢力が、シリア北東部で支配地域を確立するのは「安全保障上の脅威」。国境沿いに緩衝地帯を築く一連の作戦で障害となってきた米国が撤収したのを機に、侵攻に踏み切った。

 その軍事作戦を「悪い考えだ」と言いながら、「クルド人は第二次大戦で米国を助けたわけではない」と突き放したトランプ米大統領。優先したのは来年に控えた大統領選だ。シリア駐留米軍の撤退はかねての選挙公約。NATO加盟国トルコにも配慮し、撤収ありきの場当たり的な対応に終始している。

■無念
 十日に開かれた国連安全保障理事会は、欧州諸国が「一方的な軍事行動の停止」を求めたものの、一致した声明は出せなかった。米国の影響力低下を望むロシアのネベンジャ国連大使は「シリアでの違法な軍の駐留も言及すべきだ」として米国に矛先を向けた。

 ロシアはIS復活に懸念を示すものの、トルコとはイランとともにシリア和平協議で協力関係にある。エルドアン大統領が侵攻直前、電話で理解を求めたのはロシアのプーチン大統領だった。ロシアを後ろ盾とするアサド政権も「外国軍(米軍)の人質になった裏切り者との対話は受け入れない」(外務省高官)とクルド側と距離を置いた。

 トルコ軍の砲撃にさらされる国境沿いの町カミシュリで青少年支援施設に勤めるレナス・シャムス氏(35)は悔しさをにじませた。「クルドはいつも国際社会に裏切られる。土地と民を守るのに頼れるのは自分たちだけだ」。イラクやイランなどにまたがり、歴史的に「国を持たない最大の民族」と言われるクルド。IS掃討作戦を通じて自治地域を広げてきた戦略は、後退せざるを得なくなっている。

2786チバQ:2019/10/20(日) 21:09:20
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019101602000108.html
シリア北部、緊迫 政権軍展開、クルドと共闘

2019年10月16日 朝刊


写真
 【ワシントン=金杉貴雄、カイロ=奥田哲平】シリアのアサド政権軍は十四日、トルコ軍の侵攻を受けるクルド人勢力との合意に基づき、シリア北東部に部隊を展開した。トルコのエルドアン大統領は軍事作戦を継続する構えを見せ、緊迫度が増している。一方、トランプ米大統領は同日、対トルコ制裁を打ち出し、侵攻の即時停止を求めた。

 政権軍は十四日、国境沿いの町マンビジュに進軍したほか、国境から内陸三十キロを東西に走る幹線道路上の複数の場所にも部隊を置いた。今のところトルコ軍との衝突は起きていない。トルコ軍の攻撃は十四日も続き、シリア人権監視団(ロンドン)によると、民間人の死者は六十九人、避難民は二十五万人に達した。

 シリア北部は内戦悪化を受けて二〇一二年ごろに政権軍が撤退し、米国の支援を受けたクルド人勢力が実効支配していた。だが、米軍の全面撤収を機に、クルド側はロシアを後ろ盾とする政権軍の進駐受け入れに転換。シリア内戦の構図が大きく変わるのは確実だ。

 両者を仲介したのはロシアだ。プーチン大統領は十四日、十二年ぶりにサウジアラビアを訪問し、サルマン国王と会談。米国が中東への関与を低下させる中で存在感を示した。カイロ・アメリカン大のサイド・サデク教授は「政権軍はロシアの保護と指示の下で動いており、トルコ軍と衝突することはない。政権は戦わずして北部の統治を取り戻しトルコはクルド人勢力を排除できるようロシアが調整に動くだろう」と指摘した。

 一方、米国は十四日、トルコの三閣僚らを対象とした制裁を発動した。さらにトルコからの鉄鋼の輸入関税を25%から50%に倍増させ、貿易協定の交渉も中止すると発表。近くペンス副大統領らをトルコに派遣し、事態収拾に向けた交渉に当たらせる。

 トランプ氏の米軍撤収方針がトルコの侵攻を容認した形となり、内外の批判に対応せざるを得ない状況となった。しかし、今回の制裁についても、民主党のペロシ下院議長らからはトルコを押しとどめるには「不十分だ」との声が早くも上がっている。

 トランプ氏は十四日のツイッターで「われわれがなぜシリアのために戦わなければならないのか。クルド人勢力を守るシリアを支援したいのなら、ロシアでも中国でもナポレオンでも誰でもいい」と強調した。

2787チバQ:2019/10/22(火) 18:15:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191022-35144268-cnn-int
イスラエル首相、連立政権樹立できず 野党のガンツ氏が組閣へ
10/22(火) 10:34配信CNN.co.jp
イスラエル首相、連立政権樹立できず 野党のガンツ氏が組閣へ
ネタニヤフ首相が組閣を断念したことがわかった
エルサレム(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は21日、やり直し総選挙の結果を受けた組閣を断念するとの意向を明らかにした。

リブリン大統領は法に基づき、3日以内に野党統一会派の中道「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長に組閣を要請する見通しだ。

ネタニヤフ氏はビデオ声明の中で、ガンツ氏に大連立への参加を求め、さらなるやり直し選挙を回避しようと全力で努めたが、ガンツ氏側に繰り返し拒否されたと述べた。

ガンツ氏はリブリン氏の要請に応じる構え。「青と白」は声明で、同氏の下でリベラルな挙国一致内閣をつくると表明した。

イスラエルでは4月に実施された総選挙の後、ネタニヤフ氏が組閣に失敗。9月に同国初のやり直し総選挙があり、同氏率いる与党の右派「リクード」と「青と白」がほぼ互角の接戦を展開した。

リクードを中心とする右派・宗教勢力が55議席を確保し、「青と白」支持の中道・左派勢力を1議席上回ったため、リブリン氏はまずネタニヤフ氏に組閣のチャンスを与えていた。しかしネタニヤフ氏は、過半数を占める連立政権に必要な残り6議席を獲得することができなかった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191022-00000006-jij-m_est
ネタニヤフ首相、組閣断念=3度目の総選挙も-イスラエル
10/22(火) 6:13配信時事通信
ネタニヤフ首相、組閣断念=3度目の総選挙も-イスラエル
イスラエルのネタニヤフ首相=9月25日、エルサレム(AFP時事)
 【エルサレム時事】イスラエルの右派政党リクードを率いるネタニヤフ首相は21日、新たな連立政権発足に向けた組閣交渉を断念した。

 ただ、国会(定数120)で過半数の支持を獲得できそうな首相候補者はおらず、イスラエルが3度目の総選挙に突入する可能性も現実味を帯びてきた。

 首相の断念を受け、リブリン大統領は9月の総選挙で第1党となった中道政党連合「青と白」のガンツ元軍参謀総長に組閣を要請する方針。ガンツ氏が国会で多数派の支持を取り付けるのは容易ではない。

2788チバQ:2019/10/23(水) 18:50:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191022-00000045-mai-m_est
ネタニヤフ首相が組閣断念 大統領、第1党「青と白」ガンツ氏に改めて連立政権樹立指示へ
10/22(火) 19:09配信毎日新聞
 イスラエルのネタニヤフ首相は21日、9月のやり直し総選挙を受けてリブリン大統領から指示されていた組閣を断念した。大統領は24日までに、第1党の中道政党連合「青と白」の共同代表で元軍参謀総長のガンツ氏に改めて連立政権の樹立を命じる見込みだ。

 9月の総選挙で、ネタニヤフ氏が率いる右派「リクード」は第2党に甘んじたが、これまで連立を組んできた右派・宗教勢力の55人がネタニヤフ氏を首相候補に推した。

 ガンツ氏を推薦したのは中道・左派、アラブ系政党連合の一部の54人だったため、まずネタニヤフ氏が連立工作を担ったものの、定数120の過半数をまとめることはできなかった。

 ネタニヤフ氏は自身のフェイスブックで「ガンツ氏に交渉テーブルに着くよう要請したが、拒絶され続けた」と非難した。

 ガンツ氏は、ネタニヤフ氏が収賄など3件の疑惑で検察から起訴方針を示されていることを問題視。ネタニヤフ氏との連立を拒否してきた。大統領から組閣指示を受けた場合、28日間で連立交渉をまとめる必要がある。

 「青と白」は声明で「(宗教系政党を含まない)リベラルな統一政府」の樹立を目指す考えを示している。

 ガンツ氏が組閣に失敗した場合、大統領は国会に首相候補の擁立を求めることになるが、成算は低い。連立交渉がまとまらなければ、4月から数えて3回目の総選挙にもつれ込む可能性がある。【エルサレム高橋宗男】

2789チバQ:2019/10/25(金) 11:04:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00000011-jij_afp-int
イラク反政府デモ、前倒しで再開 規模拡大の可能性も
10/25(金) 10:34配信AFP=時事
イラク反政府デモ、前倒しで再開 規模拡大の可能性も
イラク・バグダッドのタハリール広場で、国旗を掲げて反政府デモに参加する人々(2019年10月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イラク各地で24日夜、反政府デモが再開された。今月上旬に行われ、死者も出た抗議行動の第2波。デモは同国のイスラム教シーア派(Shiite)指導者ムクタダ・サドル(Moqtada al-Sadr)師が支持しており、規模が膨れ上がる可能性がある。

【写真】イラク国旗を掲げて反政府デモに参加する人々

 上旬の抗議行動は汚職と失業問題に対する非難として始まり、政治改革を要求するデモへと発展。治安部隊の厳しい取り締まりを受けて沈静化した後、苦境に陥ったアデル・アブドルマハディ(Adel Abdel Mahdi)首相の就任1年に当たる25日に再開する予定だった。

 しかし、首都バグダッドなどでは予想よりも早くデモが再開。同市では24日夜に数百人が街頭で抗議を行った。

 イラクのシーア派最高権威アリ・シスタニ(Ali al-Sistani)師は政府に対し、25日までにデモ隊の要求に回答を示すよう求めており、デモ参加者数は同日中に増加するとみられている。

 シスタニ師は毎週金曜昼の礼拝で説教を行っており、25日昼の礼拝は同日午後の展開を占う最初の試金石となる。だが、一般的に抗議デモは午後に勢いを増すほか、大勢の人がサドル氏支持者を見ようと通りに繰り出すことから、真の情勢の分かれ目は午後に訪れる見通し。

 サドル師は民兵の出身で、最大の議会勢力を掌握する実力者。上旬のデモの際も政府退陣を要求していたが、今週に入ってデモに対する支持をいっそう強く表明し、自身の支持者らの参加を許可した。さらに、サドル師は自身の民兵組織のメンバーに「厳戒態勢」を取るよう指示しており、民兵らが首都バグダッド各地で示威行動を取る可能性がある。【翻訳編集】 AFPBB News

2790チバQ:2019/10/25(金) 11:15:28
https://www.sankei.com/world/news/191024/wor1910240008-n1.html
イスラエル、元軍トップに組閣指示も難航必至
2019.10.24 07:00
 イスラエルのリブリン大統領は23日、9月の国会やり直し総選挙で第1党となった中道政党連合「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長に組閣を指示した。右派「リクード」党首のネタニヤフ首相が21日、組閣を断念したため。ガンツ氏は4週間で連立交渉をまとめる必要があるが難航は必至。新政権を樹立できない政治の混乱が続きそうだ。

 ガンツ氏は23日、「全ての国民が混乱に終止符を打つことを期待している」と訴え「リベラルな挙国一致内閣の樹立を目指す」と主張した。汚職疑惑を抱えるネタニヤフ氏の党首辞任を条件に「リクード」との大連立を模索する可能性があるほか、「反ネタニヤフ」で一致するリーベルマン前国防相の極右「わが家イスラエル」との連携を狙うとみられる。(共同)

2791チバQ:2019/10/25(金) 11:22:23
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102301163&g=int
クルド勢力を広範囲で排除=トルコがロシアと合意-越境作戦の停止継続・シリア北部
2019年10月24日07時06分

 【エルサレム時事】トルコのエルドアン大統領は22日、ロシア南部ソチでプーチン大統領と会談し、トルコがテロ組織と見なすクルド人勢力の民兵組織、人民防衛部隊(YPG)をシリア北部の対トルコ国境地帯の広い範囲から排除することで合意した。これを受け、国境地帯のシリア側では23日、ロシア軍とシリア国境警備隊がYPGを撤退させる作業に着手した。
 トルコによるシリア北部での越境軍事作戦をめぐっては、トルコと米国が17日に合意したYPG撤退のための120時間の作戦停止期間が22日夜に終了。その後、トルコ国防省は声明で「新たな作戦の必要はなくなった」と強調し、作戦停止を続ける方針を示した。
 首脳会談後に発表された覚書によると、ロシア軍などは現地時間23日正午(日本時間同日午後6時)から150時間以内に対トルコ国境地帯から約30キロ離れた地点までYPGを撤退させる。その後、トルコ軍とロシア軍が一部地域を除く国境から10キロの範囲内で共同パトロールを行う。
 トルコはYPGが去った地域に、自国が抱えるシリア難民の帰還先として「安全地帯」を設置する方針。エルドアン氏はロシアとの合意を「歴史的だ」と高く評価した。
 国境地帯の中でも、トルコ軍による作戦などで既にYPGが排除された地域では、トルコ軍主導の管理が容認される。YPGは、17日の合意を受け米国に撤退を求められたシリア北部のテルアビヤドからラスアルアインにかけての東西約120キロにわたる地域から退去したと表明しており、この一帯はトルコ軍が掌握することになりそうだ。
 トルコとロシアの合意の対象地域は、この約120キロの部分を越えて東西に広がる計300キロ超に及ぶ。YPGにとってさらなる撤退は一段の打撃となるため、すんなりと応じるかは不透明だ。トルコと敵対するシリアのアサド政権が、後ろ盾であるロシアの働き掛けを受けて協力を進めるかどうかも合意履行の焦点となる。

2792チバQ:2019/10/28(月) 14:30:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191028-00000056-jij-n_ame
危険な地域、緊迫の急襲作戦=米は2週間前から計画、退路断つ-IS最高指導者死亡
10/28(月) 13:34配信時事通信
危険な地域、緊迫の急襲作戦=米は2週間前から計画、退路断つ-IS最高指導者死亡
米ホワイトハウスのシチュエーションルーム(作戦司令室)でバグダディ容疑者急襲作戦を見守るトランプ大統領(中央)=27日公表(AFP時事)
 【ワシントン時事】過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者バグダディ容疑者が潜伏していたシリア北西部イドリブ県は、シリア反体制派やロシア軍、国際テロ組織アルカイダ系勢力などが入り乱れる。

 米軍にとっては「未知の地域」。特殊作戦部隊を送り込むにはロシア軍支配地域の上空を通過する必要があり、多くの危険が伴った。

 米東部時間26日午後5時(日本時間27日午前6時)ごろ、トランプ大統領がホワイトハウス地下のシチュエーションルーム(作戦司令室)に入った。同席したのは、ペンス副大統領やエスパー国防長官、軍幹部ら。程なくして特殊作戦部隊を乗せたヘリコプター8機がイラク西部とみられる場所から飛び立った。

 飛行時間は1時間余。低空飛行のままバグダディ容疑者の潜伏先に近づくと、地上から銃火を浴びせられたが、米軍はすぐにこれを鎮圧した。ヘリから降りた兵士らは建物入り口にわなが仕掛けられていることを警戒し、壁を爆破して屋内に突入した。

 「映画を見ているようだった」。現地からの中継で作戦の様子を見守っていたトランプ氏はこう振り返る。

 米軍は短時間で建物内を制圧した。子供11人を保護すると同時に、抵抗を試みた5人を殺害。爆発物を仕掛けたベストを着ていたバグダディ容疑者の妻2人も殺害された。

 バグダディ容疑者のアジトを突き止めた米当局は「2週間前から準備を進めていた」(トランプ氏)。建物に複数のトンネルがあることは調査済みだった。大半のトンネルは行き止まり。唯一、地上に通じるトンネルの出口には、あらかじめ部隊を配置しておいた。

 バグダディ容疑者は投降の呼び掛けを拒否し、子供3人を連れて行き止まりのトンネルに逃げ込んだ。軍用犬がこれを追跡。追い詰められた容疑者は、自爆ベストを起爆させて死亡した。

 同午後7時15分、現地の部隊指揮官からホワイトハウスに報告が入った。「100%確実、大当たりだ」。長年追い続けたテロ組織指導者の死亡を確認した瞬間だった。

2793チバQ:2019/10/28(月) 22:56:01
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102802000257.html
米軍急襲作戦 「バグダディ容疑者は、泣き叫び」自爆

2019年10月28日 夕刊


シリア北西部イドリブ県で、バグダディ容疑者が潜伏し、米軍の急襲を受けて破壊された住居=アラ・ファトラウィさん提供

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 【カイロ=奥田哲平】残虐な処刑映像をインターネットで流布し、世界を震え上がらせたISの指導者バグダディ容疑者を狙った米軍の急襲作戦。「降伏しろ。裸になって外に出てこい」。緊迫した現場の状況を地元住民やトランプ米大統領が明かした。

 バグダディ容疑者が潜んでいたのは、トルコ国境に近いシリア北西部イドリブ県バリシャ村郊外の住居。

 二十六日深夜(日本時間二十七日朝)、近くに住む活動家アラ・ファトラウィさん(31)が聞いたのは、ヘリコプター八機の爆音と拡声器の警告だった。

 警告に応じて子ども十一人が住居から逃げ出す一方、ヘリに向かって銃撃も。オリーブ畑に囲まれた住居周辺には、内戦を逃れた難民が暮らす複数のテントがあった。米軍は巻き添えにならないように避難させ、周辺住民にも「近寄るな」と呼び掛けた。

 正面玄関は爆発物が仕掛けられているため、側面を爆発させて突入。妻とみられる「自爆ベスト」を身に着けた女性二人を、爆発させないように殺害。残るバグダディ容疑者は子ども三人とトンネルに逃げ込み、軍用犬が追う。行き止まりに追い詰められると、「泣き叫び、悲鳴を上げながら」(トランプ氏)自爆した。夜が明けてファトラウィさんが現場に足を踏み入れると、住居は完全に崩壊していた。

 何度も死亡説が流れ、消息がつかめなかったバグダディ容疑者。シリア人権監視団(ロンドン)によると、潜んでいたのは国際テロ組織アルカイダ系の新興組織が利用する住居だった。ISはかつて路線対立からアルカイダと絶縁した経緯があるが、「イデオロギーに大差はない」(過激派専門家)。IS幹部をかくまっていた可能性がある。

2794チバQ:2019/10/30(水) 17:18:46
https://www.asahi.com/articles/ASMBY7QCCMBYUHBI03S.html
レバノン首相、辞任表明 反政府デモで「手詰まりに」
エルサレム=高野遼 2019年10月30日02時01分
 大規模な反政府デモが続く中東レバノンで、ハリリ首相が29日、事態の収拾を図るために辞任する意向を表明した。高い失業率などに苦しむ市民の不満により拡大したデモは、首相の退陣にまで発展した。

 レバノンでは今月17日にスマートフォンのアプリを使った無料通話への課税を政府が提案したことをきっかけに、ここ数年で最大規模の反政府デモが2週間近く続いていた。ハリリ氏は会見で、「事態の打開を探ってきたが、手詰まりになった。この危機を乗り越えるにはショックが必要だ」と述べ、大統領に辞任を申し出ることを表明した。

 デモのきっかけは、スマホの対話型アプリ「ワッツアップ」などの無料音声通話で、1日0・2ドル(約22円)を徴収する課税を政府が提案したことだ。宗派を超えた抗議運動となり、全閣僚の辞職などを求める反政府デモに発展した。

 レバノンには18の宗教・宗派があり、国会議席などを分け合って政治的安定を保っている。権力を握る政治エリートに腐敗が指摘される一方、一般の市民に負担を強いる課税案が出されたことで、若者を中心に不満が爆発したかたちだ。(エルサレム=高野遼)

2795チバQ:2019/10/30(水) 17:19:30
https://www.cnn.co.jp/world/35144646.html
レバノンのハリリ首相が辞意、全国規模の反政府デモ受け
2019.10.30 Wed posted at 13:00 JST
レバノン・ベイルート(CNN) 中東レバノンのハリリ首相は29日、辞意を表明した。レバノンでは約2週間にわたって全国規模の反政府デモが起きていた。

ここ数カ月、レバノン経済は急速に悪化し、債務が拡大するなどしていた。

政府は今月17日に無料通話アプリへの課税や緊縮政策を提案したが、これが全国規模の反政府デモにつながり、国はまひ状態に陥った。

銀行や学校は12日間にわたって閉鎖され、抗議デモが主要な道路を封鎖した。

ハリリ首相の辞任表明を受けてベイルート市内では数十人のデモ参加者が歓声をあげた。政府の汚職に対する抗議が行われた27日のデモには数十万人が参加していた。

2796チバQ:2019/10/30(水) 17:44:51
https://www.afpbb.com/articles/-/3252107
抗議デモに揺れるレバノン、首相が辞表提出の意向表明
2019年10月29日 23:37 発信地:ベイルート/レバノン [ レバノン 中東・北アフリカ ]

2797チバQ:2019/10/31(木) 20:46:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191030-00000609-san-m_est
バグダディ容疑者殺害も困難なIS掃討 戦火と貧困が障害
10/30(水) 21:19配信産経新聞
 イスラム教の預言者ムハンマドの後継者「カリフ」による、イラクとシリアを「領土」とする政教一致の疑似国家。死亡したスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)指導者のバグダディ容疑者は、従来のテロ組織にはない概念でイスラム教徒を引きつけた。

 だが、その裏で行われたのは富の収奪や残虐な処刑、性暴力や強制結婚など恐怖政治そのものだった。「理想郷だ」と信じてISの支配地域に移住したアジアや欧州のイスラム教徒の多くが後悔し、離反した。

 イラクとシリアでISの支配地域が陥落してから7カ月しかたっていない。にもかかわらず、両国では過激派が影響力を拡大しかねない事態が起きている。

 イラクでは経済低迷に怒る若者のデモが続き、今月だけで250人が死亡。首都バグダッドでは昨秋、「ISの関係者は市民にまぎれて潜伏している」との証言を複数聞いた。内戦が続くシリアからは560万人が周辺国に逃れ、国外退去や強制送還を恐れる若者が人目を避けて暮らす。

 貧困に苦しみ、将来に希望が持てない若者が過激派に身を投じる以前のような環境ができつつある。バグダディ容疑者の死はISには打撃かもしれないが、切羽詰まった若者と過激派の危うい接近まで止められるわけではない。

 ISは国際テロ組織アルカーイダから分裂してできた。関連組織の首謀者を米軍が死に追いやったのは2006年のザルカウィ容疑者、11年のビンラーディン容疑者に次いで、バグダディ容疑者で3人目だ。しかし、国際テロ組織は一向に消滅しない。

 イラクとシリアには言語や宗教が異なる集団が混住している。第一次大戦で敗北したオスマン帝国の解体に際し、英仏の間で勢力圏を分け合う「サイクス・ピコ協定」(1916年)が秘密裏に結ばれ、協定を基に「お仕着せの国境線」ができたのが理由だ。中東では民族同士の不信感が消えず、混乱が続く。

 戦火や貧困という温床を断てない限り、イスラム過激派ははびこり続けるだろう。(イスタンブール 佐藤貴生)

2798チバQ:2019/11/05(火) 13:09:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019110400591&g=int
デモ隊、イラン領事館襲う=イラク南部シーア派聖地
2019年11月04日22時07分

 【カイロ時事】イラク南部のイスラム教シーア派聖地カルバラで3日夜から4日未明にかけ、反政府デモ隊がイラン領事館の敷地内への侵入を試み、AFP通信によると、排除しようとした治安部隊の発砲で4人が死亡した。
 デモ隊は「イランは出て行け」と叫び、領事館の壁によじ登って火を放つなど暴徒化。ロイター通信によれば、デモ隊の一人は「イランや、イランと連携する政党はわれわれに害を及ぼしている」と非難した。
 イラク各地では10月初旬から反政府デモが激化し、既に270人以上が死亡。アブドルマハディ首相は各政党が後任候補で合意した場合に辞任する用意を表明したが、デモ沈静化の兆しはない。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102600194&g=int
イラク反政府デモ、42人死亡=各地で再燃、衝突激化
2019年10月26日06時25分

25日、イラクのバグダッドで、治安部隊が発射した催涙弾を投げ返す反政府デモ参加者(AFP時事)
25日、イラクのバグダッドで、治安部隊が発射した催涙弾を投げ返す反政府デモ参加者(AFP時事)

 【カイロ時事】イラクの首都バグダッドや南部の都市など各地で25日、反政府デモが再び激化して市民と治安部隊の衝突に発展し、AFP通信によると42人が死亡した。
 25日はアブドルマハディ首相の就任から1年となるが、市民は公共サービスの不備などが解消されずに政府への不満を強めている。デモ隊は、各地で地元政府庁舎やイスラム教シーア派民兵の関連施設を襲撃して放火。当局は催涙ガスなどで強制排除を試みた。

2799チバQ:2019/11/06(水) 16:17:28
https://digital.asahi.com/articles/ASMC61PNVMC6UHBI001.html?pn=4
イエメン暫定政権と独立派が和解、戦闘収束 サウジ仲介
有料記事

ドバイ=高野裕介 2019年11月6日08時30分
内戦が続く中東のイエメンで、ハディ暫定政権と南部地域の分離独立派が5日、サウジアラビアの首都リヤドで和解に合意し、双方からなる政府をつくる協定に署名した。反政府武装組織フーシに対抗するために共闘していた暫定政権と独立派は今年8月に衝突し、「内戦のなかの内戦」が勃発。三つどもえの戦闘は収まった格好だが、内戦が収束に向かうかは見通せないままだ。

 ロイター通信などによると、今回の協定では、新たな暫定政府が30日以内に組織され、分離独立派「南部暫定評議会」(STC)にも複数の閣僚ポストが配分されることになる一方、STC側の兵力は暫定政権の管理下に置かれる。暫定政権はSTCが占拠していた南部アデンに戻るという。

 暫定政権の後ろ盾で、仲介を続けてきたサウジアラビアのムハンマド皇太子は署名の式典に同席し、「この協定は、内戦を終結させる政治的解決に到達するために、各勢力間の広い対話の扉を開くものだ」と述べた。皇太子には「内輪もめ」を一刻も早く収束させ、対フーシで結束を強めたい意向があるとみられる。

ここから続き
 STCは今年8月、暫定政権が拠点とするアデンに進軍し、軍事施設や大統領宮殿を占拠。暫定政権を支えるサウジと、STCに影響力を持つアラブ首長国連邦(UAE)はともに有志連合軍としてイエメンに軍事介入しており、両者の間の亀裂を指摘する声もあった。今回の式典には、UAE・アブダビ首長国のムハンマド皇太子も出席した。

 イエメン内戦は暫定政権を支えるサウジと、フーシを支援するイランの「代理戦争」とも言われている。2015年3月にサウジ主導の有志連合軍が軍事介入して激化。これまでに数万人が犠牲になったとみられ、「世界最悪の人道危機」とも呼ばれている。(ドバイ=高野裕介)

2800チバQ:2019/11/06(水) 16:18:05
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019110600798&g=int
イエメン南部で和解合意=サウジ主導、フーシ派掃討で共闘
2019年11月06日14時54分


 【カイロ時事】中東イエメンの内戦で泥沼化した戦闘を続ける三つの勢力のうち、南部アデンが拠点のハディ暫定政権と、南部の分離独立を主張する武装勢力「南部暫定評議会」(STC)が5日、仲介するサウジアラビアの首都リヤドで、交戦停止やイランが支援する反政府武装組織フーシ派掃討での共闘などをうたった和解合意に署名した。
 暫定政権はサウジを後ろ盾とする一方、STCはアラブ首長国連邦(UAE)が支援。サウジとUAEはイエメンに軍事介入するアラブ連合軍の中核を担うが、暫定政権とSTCの覇権争いが激化した。8月にはSTCがアデンにあるハディ暫定大統領の宮殿を占拠するなど衝突が拡大していた。

2801チバQ:2019/11/06(水) 16:20:23
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/556765/
イラン、首都で反米あおる集会
2019/11/4 18:35 (2019/11/4 18:38 更新)
共同通信
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 4日、テヘランの旧米国大使館前で開かれた反米集会に参加する若者ら(共同)

 【テヘラン共同】1979年にイランで学生らが米国大使館を占拠して外交官らを人質に取った事件から40年となった4日、首都テヘランの旧大使館前で反米感情を扇動する集会が開かれた。経済制裁で圧力を強める米国に対し、イラン指導部は徹底的に抵抗する構えで、両国の対立が和らぐ兆しは見えない。

 集会では、旧大使館前の道路を群衆が埋め、「米国に死を」のスローガンを連呼。米国との対話に反対するメッセージを描いたプラカードが掲げられた。星条旗を踏みつけて、米国への敵意をアピールする人もいた。

 ただ、イランでは失業や物価高騰が深刻で、当局主導の集会への関心は高くない。

2802チバQ:2019/11/13(水) 11:22:32
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201911/CK2019111302000136.html
イラン、危うい瀬戸際戦術 未申告ウラン 欧州の懸念増す

2019年11月13日 朝刊


11日、イラン・ケルマン州ラフサンジャンで演説するロウハニ大統領=イラン大統領府提供、AP・共同

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 【カイロ=奥田哲平】国際原子力機関(IAEA)がまとめた報告書で、イラン国内の未申告の場所から微量の天然ウランが検出されたことが明らかになった。イランは五月以降に核合意の規定破りを繰り返しているが、新たに秘密裏の核開発活動の疑いが浮上した形だ。欧米とイランともに緊張緩和に向けた打開策が見いだせないまま、核合意の形骸化が進む。

 AFP通信などによると、IAEAは報告書でウラン検出場所を明らかにしていないが、首都テヘラン郊外の施設とみられる。この施設を巡っては、イランを敵視するイスラエルのネタニヤフ首相が昨年九月、イランの「秘密倉庫」に一時十五キロの放射性物質が保管されていたと主張し、査察を要請していた。

 イラン外務省のムサビ報道官は十日、ウラン検出の報道について「これはわなだ。イスラエルは蒸し返そうとしている」と反論。IAEAは「可及的速やかに解決のために対話を継続することが不可欠」と詳しい説明を求めている。

 イランは核合意を一方的に離脱して経済制裁を再開した米国に対抗し、五月以降に合意の規定を段階的に破る措置を続ける。中部フォルドゥの地下核施設でのウラン濃縮再開が第四弾。低濃縮ウランの製造能力を高め、欧州から経済支援策を引き出す狙いだが、危うい瀬戸際戦術は逆効果を生みつつある。合意当事国の英独仏と欧州連合(EU)は十一日、報告書を受けて「極めて憂慮する」と懸念を表明。米とイランの仲介役を務め、合意存続を模索してきた欧州側にも、イランの挑発行為に対して国連制裁を再開する選択肢が現実味を帯びる。

 欧州が提案する経済支援策はトランプ米政権の同意を得られず、実行に移せていない。「最大限の圧力」を維持してイランの譲歩を引き出す米国の戦略は、逆に対米交渉を拒否するイランの保守強硬派を勢いづかせている。イランは支援策が得られなければ来年一月上旬に「第五弾」を発動するとみられる。核兵器製造が比較的容易となるウラン濃縮度20%への引き上げに踏み切れば、核合意の空中分解は決定的になる。

2803チバQ:2019/11/14(木) 13:15:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-00000589-san-m_est
イランがイラクへの介入強化 レバノンにも関与か 影響力維持図る
11/13(水) 18:58配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イラクで経済低迷に反発する反政府デモが拡大し、同国を自らの勢力圏と位置づけるイスラム教シーア派大国、イランが干渉を強めているもようだ。イラク政界にはイランと連携するシーア派勢力も浸透しており、影響力を維持する狙いがうかがえる。イラク市民の間ではイランの介入に対する反発も強く、周辺国との「シーア派ネットワーク」を米国やイスラエルに対する橋(きょう)頭(とう)堡(ほ)とするイランの戦略は揺らぎそうだ。

 イラクでは10月初めからの反政府デモで300人以上が死亡したが、収束する気配はない。サレハ大統領は同月末、イランと一定のパイプがあるアブドルマハディ首相の辞任の可能性に言及した。

 ロイター通信によると、イラン革命防衛隊の精鋭部隊、コッズ部隊を率いるソレイマニ司令官が10月30日、イラクの首都バグダッドで政界に大きな力を持つアミリ元運輸相と極秘裏に会談し、首相を支えるよう求めた。それまで辞任を要求していたアミリ氏は、政治改革実現のため首相に時間を与える-という形に立場を変えたという。

 アミリ氏はスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が勢力を広げた際、シーア派民兵組織を指揮して掃討に貢献した親イラン派。昨年5月の国会選挙では自ら率いる政党連合が国会の第2勢力に躍進した。

 米国が昨年、核合意を離脱して制裁を再開したのを受け、経済低迷に悩むイランはイラクとの関係強化を進めてきた。だが、イラクのデモ隊はイラン最高指導者ハメネイ師の写真を踏みつけるなど干渉に反発。バグダッドの記者は「政治と経済を支配しようとするイランに、シーア派住民の間でも反感が高まっている」と話した。イランが狙撃手を送ってデモ隊を鎮圧しているとの報道もある。

 一方、経済不振で10月中旬から反政府デモが続くレバノンでは12日、治安部隊がデモ隊に発砲し、初めての死者が出た。こちらもイランが裏で沈静化に動いているとの観測がある。

 英紙エコノミストによると、イランと関係が深いシーア派民兵組織ヒズボラのナスララ師が10月下旬、「デモは米国とイスラエルによる策略だ」と述べ、政府を擁護する姿勢を示唆。首都ベイルートでは、「シーア、シーア」と叫ぶ黒装束の集団がデモ隊のテントを襲撃する事件も起きた。レバノンでも昨年5月の総選挙でシーア派系政党が影響力を増している。

 イラクとレバノンはイランが構築するシーア派ネットワークの中核であり、両国で反イラン感情が高まれば、イランと米国の間で続く中東の勢力争いにも影響が及ぶ可能性もある。

2804チバQ:2019/11/18(月) 10:05:21
https://www.afpbb.com/articles/-/3255240
イラン大統領、社会の「不安定」容認しないと警告 抗議デモ受け
2019年11月18日 7:02 発信地:テヘラン/イラン [ イラン 中東・北アフリカ ]
【11月18日 AFP】ガソリンの値上げに対する抗議デモが起きているイランで、同国のハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は17日、イランは社会の「不安定」を容認しないと警告した。2日間の抗議デモでは2人が死亡、数十人が当局により拘束され、インターネットへのアクセスも制限された。

 ロウハニ師は「抗議を行うのは国民の権利だ。だが、抗議行動は暴動とは違う。われわれは社会の不安定を容認すべきではない」と明言。抗議デモの発端となったガソリンの値上げを擁護した。イラン政府は急激な景気悪化の中、ガソリンの値上げを社会福祉費用に充てる計画だとしている。

 抗議デモは15日のガソリン値上げ発表の数時間後に起こった。政府の発表によると、1か月当たり60リットルまでのガソリン価格は、これまでの1リットル1万リアル(約26円)から1万5000リアル(約39円)に引き上げられ、60リットルを超えると3万リアル(約78円)になる。

 抗議デモでは、道路が封鎖されたり公共物が放火されたりし、複数の負傷者が出て、数十人が拘束された。

 デモ発生の翌日にはインターネットへの接続が制限された。インターネット監視団体ネットブロックス(Netblocks)の16日のツイッター(Twitter)投稿によると、「イランでは現在、インターネットがほぼ全土でシャットダウンされている」という。(c)AFP/Amir Havasi

2805チバQ:2019/11/18(月) 10:06:43
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111700303&g=int
イラン各地でデモ、死傷者も 燃料費引き上げで抗議
2019年11月18日07時06分

16日、テヘランで、炎上する車の周囲に集まるデモ隊(AFP時事)
16日、テヘランで、炎上する車の周囲に集まるデモ隊(AFP時事)

 【カイロ時事】イランで政府が事前予告なしに実施したガソリン価格の引き上げに対する抗議デモが各地に波及し、報道によれば17日までに市民や警官ら数人が死亡、多数が負傷した。市民の間では現指導部を批判する声も高まっているもようで、政府は「治安部隊の動員もあり得る」と警告。インターネットの規制を強めるなど、抗議行動の拡大に神経をとがらせている。
 イラン政府は15日、ガソリン価格を1.5倍に突如値上げし、自動車1台当たりの購入量が1カ月で60リットルを超える分は3倍の価格を適用した。イランは米国の経済制裁で通貨が暴落。物価も高騰して経済は苦境にあえいでおり、国際通貨基金(IMF)によれば、今年の経済成長率はマイナス9.5%に低迷する見通しだ。
 この値上げに反発するデモが16日、首都テヘランや北東部マシャドなどで拡大。デモ隊は道路の封鎖や、燃料保管庫に火を放つなどしたほか、交流サイト(SNS)では市民が「独裁者に死を」と気勢を上げる動画も投稿された。地元メディアは17日、過去2日間で約1000人が拘束されたと伝えた。
 警察は催涙ガスなどで排除を試みたものの、収束に向かうかは不透明だ。ラハマニファズリ内相は16日に国営テレビで「治安部隊は抑制した対応を講じてきたが、公共財への襲撃が続けば事態沈静化のために動く」とけん制。最高指導者ハメネイ師も17日、値上げへの支持を表明した上で「決定に不満を抱く人もいるだろうが、破壊行為は暴徒の行うことだ」と非難した。
 イランでは2017年12月から翌月にかけても反政府デモが全土に広がり、市民や治安部隊に20人以上の犠牲者が出た。


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