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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

2034名無しさん:2009/11/05(木) 21:13:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009110502000086.html
米中枢の腹探れず 外相訪米断念 首脳会談に不安
2009年11月5日 朝刊

 岡田克也外相は四日、オバマ米大統領来日前の実現を模索していた訪米を断念した。最大の懸案である沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で、クリントン国務長官ら米政府中枢の腹を探る機会は失われた。外務省は、五日に来日するキャンベル国務次官補やルース駐日大使と最終調整を進める方針だが、万全な「地ならし」は望めそうもない。 (佐藤圭)

 岡田氏は四日夜、外務省で記者団に「予算委員会の日程がはっきりせず、申し訳ないのでお断りした」と悔しさをにじませた。

 日米両政府は、外相会談の日程を六日(日本時間七日)で調整していたが、六日に参院予算委員会が開かれるため、国会審議を優先せざるを得なかった。

 普天間問題をめぐる日本政府の足並みが乱れる中、鳩山由紀夫首相は国会などで「オバマ氏が来るまでに決めないといけないとは思っていない」と繰り返している。

 日本側では「オバマ氏が首脳会談で普天間に直接言及することはない」(政府関係者)との見方も多いが、岡田氏としては、懸念材料はできる限り払拭(ふっしょく)しておきたい。このため、クリントン氏と会談し、年内決着を目指す考えを伝える必要があると判断した。

 外務省は「外相レベルで意思疎通を図るのが望ましかったが、日米間は日ごろから緊密に連絡を取り合っている」(児玉和夫外務報道官)と、訪米断念の影響はないと説明する。

 ただ、キャンベル、ルース両氏のレベルで協議してみても、日米で合意した現行計画の早期履行を迫られるだけだ。結局は不安を抱えたまま、本番を迎えることになりそうだ。

2035チバQ:2009/11/06(金) 12:12:04
http://mainichi.jp/select/world/news/20091106k0000e030028000c.html
パレスチナ:米の譲歩に失望 アッバス氏不出馬表明
 【エルサレム前田英司】パレスチナ自治政府のアッバス議長が5日、次期議長選(来年1月24日予定)に不出馬を表明した背景には、中東和平交渉の停滞やガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスとの対立で、政治的に追い込まれていた事情がある。自治区が自治政府の影響下にあるヨルダン川西岸と、ハマス支配下のガザに分断されている現状では、選挙の実施自体も不確定といえ、議長の不出馬表明で先行きの不透明度はさらに増している。

 「(米国が)イスラエルの立場を支持したことにとても驚いた」。アッバス議長は5日の演説で、和平交渉を仲介する米国への失望感を吐露した。

 イスラエル占領下の西岸や東エルサレム、ガザを将来の独立国家の領土と考える自治政府は、西岸などに散在するユダヤ人入植地問題を重視。和平交渉再開の前提として入植活動の「完全凍結」をイスラエルに迫ってきた。だが、これまで歩調を合わせていたクリントン米国務長官は先月末のエルサレム訪問時、凍結要求を拒否するイスラエルに譲歩して「凍結は前提でない」と言明した。

 ハマスのガザ支配を解消できないアッバス議長にとって、求心力の維持には和平交渉での進展が不可欠だ。右派主導のネタニヤフ・イスラエル政権が誕生し、和平の実現に意欲を示すオバマ米政権こそが「頼みの綱」だったが、その米国に「はしごを外された」(外交筋)形となった。

 アッバス議長は演説で「(決意は)駆け引きや策略ではない」と強調したが、実際のところ有力な後継候補はおらず、不出馬の「真意」は不明。議長は過去にも、窮地で自身の進退を持ち出したことがある。

 一方、ロイター通信によると、ハマス幹部は議長の不出馬表明について、「(議長の出身母体)ファタハの問題」と一蹴(いっしゅう)。ハマスは来年1月の選挙実施を拒否し、議長側との対立が続く限り参加しないと明言している。エジプトが仲介するファタハとハマスの「和解協議」の見通しは立っていない。

 ■アッバス議長をめぐる主な動き■

04年11月 アラファト議長が死去

05年1月 アッバス議長が就任

  9月 イスラエルがガザ地区からの撤退を完了

06年1月 パレスチナ評議会(国会に相当)選挙でハマス圧勝、3月に単独内閣が発足

07年6月 ハマスがガザ地区を武力制圧。ハマス、ファタハ(PLO主流派)の統一政府が崩壊し自治区も分裂

08年12月 イスラエル軍がガザ地区を大規模空爆

2036チバQ:2009/11/06(金) 12:13:23
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091105-OYT1T01437.htm
アッバスPLO議長、不出馬はブラフ?
中東
 【エルサレム=加藤賢治】パレスチナ自治政府のアッバス議長(74)は5日夜(日本時間6日未明)、パレスチナ自治区ラマッラで演説し、来年1月に予定される議長選に「出馬を望んでいない」と語って不出馬の意向を表明した。


 パレスチナ和平の推進役だったアッバス議長が退任すれば、和平への調停を続けるオバマ米政権には打撃で、米国やアラブ穏健派諸国を中心に翻意を促す動きが活発化しそうだ。

 アッバス議長は演説で再三、和平交渉停滞へのいら立ちを表明。イスラエルによるヨルダン川西岸などへのユダヤ人入植凍結を求めてきたオバマ政権がここへ来て方針を転換したと指摘して、「イスラエル支持の姿勢に驚いた」と批判した。

 クリントン米国務長官は10月31日、和平交渉再開を優先する立場から、イスラエルに入植凍結を求めないと明言していた。

 ただ、現時点では、議長の退任表明を額面通りに受け取る向きは少ない。自治政府内部には、議長の辞意表明は、入植地問題で米国とイスラエルに譲歩を迫るためとの見方が根強い。

 アッバス氏は、アラファト前議長の死去後、2005年1月の議長選で当選した。過去にイスラエルとの和平交渉を率いた経験から欧米の信任は厚いが、パレスチナ内部からは「米やイスラエルに弱腰」との批判も絶えなかった。

(2009年11月6日10時40分 読売新聞)

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200911060003.html
アッバス氏、議長選不出馬を表明 PLOは受け入れず
エルサレム(CNN) アッバス・パレスチナ解放機構(PLO)議長は5日、PLO執行委員会に対し、来年1月に予定される議長選に出馬しない意向を表明した。ただ、PLO側はこれを受け入れず、同議長支持の立場を維持する構えを示している。議長側近が明らかにした。

議長選は1月24日に実施される予定。イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ内部の政治プロセスに口を出すべきではないとの立場から、コメントを避けた。

PLOのエラカット交渉局長は1日、CNNとのインタビューで、アッバス議長が不出馬を真剣に検討しているとしたうえで、同議長が「アラブ人やイスラエル人、一部のパレスチナ人、そして米国人からもかなりの度合いで裏切られたと感じている」との認識を示していた。

アッバス議長らPLO指導部は、イスラエルとの和平交渉の停滞や米政権の姿勢に不満を募らせてきた。クリントン米国務長官が先月末、イスラエルによる入植活動の部分凍結案を「前例がない」と評価したことに対し、エラカット局長らは「全面凍結を求めるべきだ」と強く反発していた。

2037チバQ:2009/11/06(金) 12:15:31
http://www.asahi.com/international/update/1106/TKY200911060106.html
アッバス議長、不出馬表明 中東和平交渉混迷の恐れ
2009年11月6日10時0分

 【ラマラ(パレスチナ自治区)=井上道夫】パレスチナ自治政府のアッバス議長は5日、自治区ラマラで開かれたパレスチナ解放機構(PLO)の幹部会合で、来年1月に予定されている自治政府の議長選に立候補しない意向を表明した。

 アッバス氏は同日夜、市民に向けてテレビ演説したが、「私の立場を仲間が理解してくれることを望む」と述べるにとどまり、不出馬の理由は明言しなかった。イスラエルでは、同国から譲歩を引き出すための「捨て身」の戦術との見方が出ている。ただ、アッバス氏は「(和平交渉を有利に進めるための)策略ではない」と語った。

 演説でアッバス氏は、パレスチナが交渉再開の条件に掲げる入植活動の全面凍結をイスラエルが受け入れないことを非難。交渉の仲介役を務める米国のクリントン国務長官が先月末に、イスラエルに入植の全面凍結を迫らずにパレスチナ側に交渉に入るよう促したことについて「驚いた。米国はイスラエル側に立っている」と不満を漏らした。

 アッバス氏は05年1月から現職。イスラエルとの2国家共存による和平を目指す穏健派で、米欧だけでなく、イスラエルの和平推進派の信頼も厚い。和平路線を引き継ぐアッバス氏の有力な後継者はおらず、同氏が退けば、和平交渉の一層の混迷が予想される。PLOの幹部らはアッバス氏に翻意を促しているという。

 イスラエルのネタニヤフ首相は近く米国を訪問する予定で、アッバス氏の不出馬表明を受けてオバマ米政権がどう対応するか注目される。

2038とはずがたり:2009/11/07(土) 07:30:16

沖ノ鳥島に「港」建設へ 中国の「岩」主張に対抗
2009.11.7 01:58
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091107/plc0911070159000-n1.htm

 政府は6日、日本最南端の無人島、沖ノ鳥島(東京都小笠原村)に港湾施設を設ける方針を決めた。平成22年度予算に必要経費を計上し、調査や設計に着手する。沖ノ鳥島周辺にはレアメタル(希少金属)などの海底資源が存在するとみられているが、中国政府は排他的経済水域(EEZ=海岸から約370キロ)を設定できない「岩」だと主張している。政府は沖ノ鳥島に調査・開発などの経済活動の拠点を設けることで「島」であることを内外に示す構えだ。

 沖ノ鳥島は東京の南南西約1700キロの北緯20度25分、東経136度4分に位置する。満潮時の高さ、幅ともに数メートル程度の2つの小島を環礁が取り囲む。船舶の接岸施設はなく、上陸するには沖合に停泊し、ボートで島に近付くしかない。

 このため、政府は環礁部分に船舶が接岸できる港湾施設を建設し、島の護岸管理や海洋調査の拠点とする方針。国土交通省は22年度予算の概算要求で「離島における活動拠点の整備」のため、数億円規模の調査・設計費を計上した。海上自衛隊、海上保安庁、気象庁の職員らが滞在する南鳥島とあわせ現地調査や概略設計を行う方針だという。

 沖ノ鳥島をめぐっては中国が今年8月、大陸棚拡張を協議する国連大陸棚限界委員会で「人の居住または経済的生活を維持できない岩」と認定するよう求めた。現在、日本は沖ノ鳥島の存在により、島周囲に国土面積(約38万平方キロ)を上回る約40万平方キロのEEZを設定し、資源開発や漁業などの経済活動に関して主権的な権利を行使できる。これが「岩」とみなされると、EEZは設定できず、日本の権益は島を中心に半径約22キロ(約1500平方キロ)の領海だけに制限されてしまう。

 中国は台湾有事への米軍の介入に対抗するため、制海権の防衛ラインとして南西諸島から台湾に至る「第1列島線」を設定。さらに外側の小笠原諸島からサイパン、グアム島を結ぶ「第2列島線」への進出を意図しているとみられ、沖ノ鳥島は要衝となる。すでに島周辺海域での海洋調査を活発化しており、潜水艦の航行に必要なデータ収集も行っているとみられている。

 それだけに沖ノ鳥島を経済活動の拠点と認定させる安全保障上の意義は大きい。同様の観点から海上保安庁は19年、沖ノ鳥島に灯台を設置し、日本の主権が及ぶことを明確にした。

 一方、前原誠司国交相は野党時代から「中国が沖ノ鳥島とその排他的経済水域の実効支配を試みる可能性が否定できない」と繰り返してきた。

2039名無しさん:2009/11/07(土) 13:45:00
>>2038
人工島部分にどれだけ施設を作っても、EEZ有無の判定に意味はないような気もしますが…

2040チバQ:2009/11/07(土) 17:17:34
http://www.asahi.com/international/update/1106/TKY200911060101.html
米軍基地内で乱射、13人死亡30人けが テキサス州2009年11月6日21時29分
  
 【フォートフッド(米テキサス州)=田中光】5日午後1時半(日本時間6日午前4時半)ごろ、米テキサス州中部のフォートフッド米陸軍基地で銃乱射事件があり、兵士ら13人が撃たれて死亡、30人が負傷した。当局は同基地で精神科医を務めていた陸軍少佐ニダル・マリク・ハサン容疑者(39)を拘束した。

 事件後、同基地で記者会見したロバート・コーン陸軍中将によると、ハサン容疑者は銃撃戦で数発の銃弾を受けたが、容体は安定している。犯行には拳銃2丁が使われ、うち1丁は半自動式だった。事件当時、学位を取得した兵士の卒業式が現場近くで進行中で、兵士や関係者ら600人ほどが参加していた。

 同基地はイラクやアフガニスタン派兵の拠点で、銃乱射があったのは派兵前の兵士への説明会や健康診断などが行われる施設。米CNNによると、ハサン容疑者はヨルダン系米国人で独身。精神科軍医として、これまでに複数の陸軍医療センターで兵士のストレス対策などの仕事をした経験があるという。

 複数の米メディアはハサン容疑者の親類の話として、同容疑者は米国生まれのイスラム教徒で「同僚からの差別で悩んでいた」と報じた。近くイラクに派遣される予定で、そのことを気に病み、除隊も望んでいたという。AP通信は、ハサン容疑者がインターネットに自爆テロに絡む書き込みをして、半年前から米捜査当局の調査対象になっていたとも伝えている。

 イラクとアフガニスタンで「二つの戦争」を抱える米オバマ政権は、アフガンへの米軍増派を検討中だが、泥沼化する戦争で米兵が疲弊していることを今回の事件は浮き彫りにした形で、増派に対する批判が高まるのは必至。オバマ大統領は難しい決断を迫られることになった。

         ◇

 【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米大統領は5日、フォートフッド陸軍基地での銃乱射事件について「海外の戦場で勇敢な米国人を失うことも悲劇なのに、米本土の陸軍基地内で兵士が銃火を浴びねばならなかったことにぞっとしている」と語った。ゲーツ国防長官らと協議し、事件の解明に努める意向を表明。「軍最高司令官として、兵士たちが適切な待遇を受け、帰国中は安全が確保されるよう、責任を果たしたい」と述べ、再発防止に取り組む考えを強調した。

2041チバQ:2009/11/07(土) 17:19:09
http://mainichi.jp/select/world/news/20091107k0000e030001000c.html
銃乱射:ビル内で、1人死亡5人けが 容疑の男拘束 米国
 米フロリダ州オーランドのオフィスビルで6日昼前(日本時間7日未明)、発砲事件があり、警察当局者は1人が死亡、5人が負傷したと述べた。容疑者の男は間もなく、母親の自宅にいるところを拘束された。

 米国では5日、南部テキサス州の陸軍基地で、陸軍少佐の精神科軍医が銃を乱射、兵士ら13人が死亡、30人が負傷する事件が起きたばかり。

 警察によると、男はジェーソン・ロドリゲス容疑者(40)。CNNテレビによると、ロドリゲス容疑者は、事件のあったビル内にある建設関係の会社の元従業員で、同社の広報担当者は、発砲はこの会社の事務所の中で起きたと説明した。2007年に成績不振で解雇されていたという。

 事件発生後、警察当局は現場周辺を封鎖し、特別機動隊(SWAT)が容疑者の捜索を実施。当時、容疑者がまだビル内にいる可能性があったため、入居する会社の事務所では職員らが家具などでドアをふさぎ、安全が確認されるまで中にたてこもった。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2009110700066&j1
米でまた銃乱射、1人死亡=オフィスビルで5人負傷−フロリダ州
 【ニューヨーク時事】米南部フロリダ州オーランドの高層オフィスビルで6日、男が銃を乱射し、地元メディアによると、1人が死亡、5人が負傷した。男はビルから逃走したが、当局は約3時間後に男が母親宅にいるのを見つけ、逮捕した。
 逮捕されたのはジェーソン・ロドリゲス容疑者(40)。同容疑者はビルの8階にある会社事務所で発砲、死傷者はいずれもこの会社の従業員という。同容疑者は2年前にこの会社を解雇されており、警察署に連行される際、メディアに対し、「彼らが自分を見捨てた」と動機を示唆した。(2009/11/07-07:57)

2042チバQ:2009/11/07(土) 17:20:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009110702000076.html
米軍基地乱射 戦場の実態知り失望か
2009年11月7日 朝刊

 【キリーン(米南部テキサス州)=加藤美喜】米テキサス州のフォートフッド陸軍基地で五日、重体だった一人が死亡し犠牲者が計十三人となった銃乱射事件で、複数の米メディアは、実行犯の軍医で陸軍少佐ニダル・マリク・ハサン容疑者(39)が、アフガニスタンやイラクからの帰還兵から診療を通じ話を聞く立場だったと報じた。自らも派兵対象になっており、動機解明にどうつながるか注目される。

 AP通信によると、同基地の司令官は六日、ハサン容疑者が発砲前「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだと語った。捜査当局はこの情報をまだ確認中だという。

 ハサン容疑者は陸軍入隊後、精神医療畑を歩み、ワシントンの陸軍医療機関で研修を積んだ後、今年七月に基地に配転された。

 基地は、海外派兵の最終訓練を行うとともに、帰還兵が精神診療などのため最初に戻る場所。

 ハサン容疑者のいとこはニューヨーク・タイムズ紙などの取材に「(精神科医の容疑者は)帰還兵から恐ろしい戦場の実態を連日、聞く立場だった」と証言。容疑者は近くアフガニスタンかイラクへの配置が決まっていたとされ「自分の派兵に幻滅していた」とも語った。

 いとこによると、容疑者自身は米国生まれだが、両親はエルサレム近郊の出身。親の反対を押し切って入隊したが、米中枢同時テロの後、イスラム教徒として嫌がらせを受けたという。除隊も考えたが、軍の奨学金返済義務があり断念。ただ結婚紹介の申し込みでは国籍を「パレスチナ」と記入するこだわりをみせていた。

 ハサン容疑者は警官との銃撃戦で負傷して病院に運ばれており、捜査当局は同容疑者の体調が回復次第、事情聴取を始める方針だ。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/091106/amr0911062130014-n1.htm
事件前、談笑し買い物 同じイスラム、戦闘に悩み
2009.11.6 21:30
 米南部テキサス州のフォートフッド陸軍基地で乱射事件を起こした陸軍少佐で軍医のニダル・マリク・ハサン容疑者。基地内の事件では米軍史上最悪の事態を招いた容疑者の人物像は明らかになっていないが、事件日の朝、基地近くで談笑しながら買い物をするなど普段と変わった様子はなかった。一方で、戦地派遣で自分と同じイスラム教徒との戦闘に巻き込まれることを心配していた。

 米CNNテレビは6日、事件の約7時間前に基地近くの雑貨店で飲み物を購入するハサン容疑者の監視ビデオ映像を放送。ハサン容疑者は常連客の一人で、この時は白いアラブ衣装を着ていた。店主によれば落ち着いた様子で談笑するなど、事件に結び付くような行動は見当たらなかったという。(共同)

2043チバQ:2009/11/07(土) 21:18:12
>>2039
まあ やらないよりやった方がマシでしょう。


しかし....正直なところアレは岩だ

2044名無しさん:2009/11/08(日) 18:39:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009110700261
「6カ国」再開へ動き本格化=米代表訪朝で急展開も
 【ワシントン時事】米政府は、北朝鮮政策担当のボズワース米特別代表を年内にも平壌に派遣する見通しとなった。直接協議を行うことで、北朝鮮を核問題の6カ国協議に復帰させられるとの判断を下したとみられ、一時は瓦解の危機にあった6カ国協議プロセスが1年ぶりに動き出す可能性が出てきた。
 6カ国協議は昨年12月、核申告の検証枠組みに関する米朝合意を文書化するために開かれたが決裂。北朝鮮は挑発的言動を強め、今年4月に弾道ミサイルを発射して6カ国協議を離脱、5月には核実験を強行した。
 北朝鮮はこの後、水面下でボズワース特別代表の平壌訪問を招請したが、米国人記者の拘束問題なども抱え、米政府は回答を保留。その上で、(1)6カ国協議復帰の確約(2)姜錫柱第1外務次官との会談(3)2005年の6カ国協議共同声明の履行−を受け入れの条件に挙げていた。
 米政府はボズワース特別代表の年内の訪朝を決め、週明けにも発表する見通しだが、10月24日にニューヨークで行われた米朝高官接触などを通じ、直接協議が6カ国協議再開に資するとの結論に至ったとみられる。
 ただ、北朝鮮外務省報道官は2日、05年の共同声明は「無効となった」と宣言しており、北朝鮮が米国の条件をそのまま受け入れたのかどうか疑問は残る。
 関係筋によると、米政府は北朝鮮が再び姿勢を硬化させ、対話の機運が失われることを懸念している。このため、条件面で妥協した可能性も排除できず、米朝協議が行われても、直ちに6カ国協議が再開されるかどうかは不透明な情勢だ。(2009/11/07-16:02)

2045チバQ:2009/11/08(日) 19:06:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009110802000083.html
<スコープ>反発と期待…揺れる沖縄 首相の決断 重圧増す
2009年11月8日 紙面から

米軍普天間飛行場の嘉手納基地への統合案に反対し、デモ行進する参加者=7日夕、沖縄県嘉手納町で


 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、沖縄県嘉手納町は七日、岡田克也外相が提唱する米軍嘉手納基地への統合案に反対する町民大会を開き、主催者発表で二千五百人が参加した。八日には県内移設に反対し、民主党が掲げてきた県外・国外移設を求める県民集会も行われる。鳩山由紀夫首相は沖縄の反発と期待に追い込まれている。 (三浦耕喜)

 町民大会で、宮城篤実町長は「外相になった途端の発言は何なのか。不退転の決意で統合案を粉砕しよう」と、岡田氏を厳しく批判。決議では「町民の心を踏みにじり、新たな基地負担と犠牲を強いるもので断じて許さない」と宣言した。

 嘉手納町は面積の八割余りが基地で占められ、騒音被害も深刻。一応は騒音防止協定はあるが、例外規定を盾に深夜の発着もしばしば。普天間飛行場の海兵隊まで移れば、被害が拡大する懸念は強い。

 一方、八日に宜野湾市で開かれる県民大会は、普天間飛行場を県北部・名護市にあるキャンプ・シュワブ沿岸部に移す現計画に反対を訴えるのが目的。普天間飛行場を抱える宜野湾市の伊波洋一市長も大会の共同代表に名を連ね、民主、社民、国民新党の与党三党そろって地元選出の国会議員が出席する。首相が衆院選前に唱えた「最低でも県外移設」への期待感を高める大会となる。

 だが、鳩山政権の態度は煮え切らない。北沢俊美防衛相、岡田氏が県内移設やむなしに傾く一方で、首相は決断を先送りし、来日するオバマ米大統領にも確たる話はできない。

 政権の腰が定まらず、当初は県民大会に出席予定だった社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相もキャンセル。足取りの乱れを露呈した。

 一方、訪米中の仲井真弘多沖縄県知事は五日、「県内もやむを得ない」と首相に決断を促した。米軍基地を抱える県知事による渉外知事会会長の松沢成文神奈川県知事は同じ席で、「時間をかけて県民世論が反対になれば、現行案までつぶれる」と発言。厚木基地などほかの米軍再編計画への悪影響を指摘した。

 「首相は立派なことを実行すべきだ」と訴えた宮城氏。県内・県外の立場は違えど、沖縄が求めてやまないのは首相の決断だ。

2046名無しさん:2009/11/08(日) 23:17:55
このタイミングで米兵によるひき逃げですか…

米軍関係車両でひき逃げか 沖縄、ガラス割れ毛髪付着
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110801000443.html

 沖縄県読谷村で男性が頭から血を流して死亡していた現場に近い自動車修理工場に、フロントガラスが割れた米軍関係者用のYナンバー車が持ち込まれていたことが分かり、沖縄県警は8日、ひき逃げ事件の可能性が高いとみて捜査を始めた。

 フロントガラスには髪の毛が付着しており、県警は男性のものかどうか、週明けにDNA鑑定して調べる。

 嘉手納署によると、7日午後5時15分ごろ、読谷村楚辺の道路沿いの雑木林で、あおむけに倒れていた遺体を通行人が発見し、110番した。身元は同居の親族による確認で、同村の無職外間政和さん(66)と判明。司法解剖の結果、頸椎骨折などが死因と分かった。

 現場は同村役場から南西に約1キロで、住宅のまばらな場所。

2047名無しさん:2009/11/09(月) 20:27:20
>>2038 関連
NHKともあろうものが、よくある間違いをしてますね。

>中国政府が島ではなくただの岩だとして
中国は「岩」と主張していますが、
「島ではない」とは主張してないでしょう。

NHKニュース 沖ノ鳥島に港湾設備を建設へ
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013631891000.html

政府は、日本最南端にある沖ノ鳥島周辺の海域で資源開発の調査などを進めるため、島に船舶が接岸できる港湾施設を整備する方針を固めました。

沖ノ鳥島は、東京の南南西の沖合1700キロにある日本最南端の無人島で、周囲の海域は日本が資源開発や漁業などの経済活動を行う権利を持つ排他的経済水域に認められています。周辺の海底には、レアメタルと呼ばれる貴重な金属資源があるとされていますが、島に船舶を接岸する施設がなく、上陸するには小型のボートで近づくしかありません。このため政府は、資源開発の調査などを進める拠点として沖ノ鳥島を整備する必要があるとして、船舶が接岸できる港湾施設を整備する方針を固めました。
沖ノ鳥島をめぐっては、中国政府が島ではなくただの岩だとして、国際的な機関に島の周辺を日本の排他的経済水域に認めないよう求めています。政府としては、港湾施設を整備することで、沖ノ鳥島を国際的にも経済活動を維持できる島として認めさせるねらいもあるとみられます。

2048名無しさん:2009/11/09(月) 20:38:21
>>2046
>在沖縄米軍は所有者を陸軍兵と特定
陸軍兵とは珍しいですね。
米陸軍の戦闘部隊はグリーンベレーの300人だけだそうですが…
http://kotobank.jp/word/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E7%B1%B3%E9%99%B8%E8%BB%8D

沖縄の男性遺体 ひき逃げと断定、米軍関係者の車押収
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20091109-OYS1T00467.htm

 沖縄県読谷(よみたん)村楚辺(そべ)の道路沿いの雑木林で7日、男性の遺体が見つかった事件で、県警嘉手納署は、現場に車のガラス片が落ちていたことなどから、ひき逃げ事件と断定した。

 同日午後、外国人男性が現場から約5キロの自動車修理工場に、フロントガラスが割れ、毛髪が付着した米軍関係者の私有車「Yナンバー」の乗用車を持ち込んでおり、嘉手納署はこの車を押収した。在沖縄米軍は所有者を陸軍兵と特定しており、誰が運転していたかなど任意で事情を聞く方針。

 発表によると、男性は同村の外間政和さん(66)。死因は頸椎(けいつい)骨折で、首以外にも数か所を骨折していた。7日午後5時10分頃、通行人が道路沿いの木々がなぎ倒されているのに気づき、道路から約3メートル雑木林に入った所で、頭から血を流し、あおむけに倒れている外間さんを見つけた。ジャージー姿で、嘉手納署は、早朝のウオーキング中に車にはねられたとみている。

2049名無しさん:2009/11/10(火) 08:13:25
>>1996
今になって自衛隊側にも過失が明らかに

NHKニュース 護衛艦も速度出しすぎの疑い
http://www.nhk.or.jp/news/k10013675521000.html

先月、関門海峡で海上自衛隊の護衛艦と韓国籍のコンテナ船が衝突した事故で、護衛艦が当時、海峡の通過の際に義務づけられた安全な速度を超えて航行をしていた疑いがあることが、海上保安庁の調べで分かりました。

この事故は先月27日、関門海峡で、海上自衛隊の護衛艦「くらま」と韓国籍のコンテナ船「カリナスター」が衝突したものです。護衛艦は当時、乗組員を見張りなどに就かせ、衝突などの危険が迫った際にはすぐにいかりを降ろせるよう態勢をとっていました。しかしその後の海上保安庁の調べで、護衛艦は、関門海峡に入っても外洋を航行するときと同じ15ノットから17ノットで航行し、今回、事故が起きた海峡の最も狭い部分で船とすれ違うことを予測していたにもかかわらず、速度を落としていなかったことが新たにわかりました。関門海峡を通過する船舶に適用される港則法は「船舶に危険を及ぼさないような速力で航行しなければならない」と定めていて、海上保安庁では護衛艦が安全な速度を超えて航行していた疑いがあるとみて捜査を進めています。今回の事故では、コンテナ船が前を航行している別の船との追突を避けようと護衛艦の針路側に大きくかじをきったことも分かっていて、海上保安庁ではコンテナ船の船長などについても業務上過失往来危険の疑いで捜査を進めています。

2050とはずがたり:2009/11/10(火) 12:17:18
>>2047
国際法上,岩は島ではないってことはないんですかね?
それならば岩だという主張には島ではないと云う主張は含まれますけど。

2051名無しさん:2009/11/10(火) 19:31:03
日米漂流:オバマ大統領来日を前に/上(その1) 岐路に立つ同盟 続く対日不信
http://mainichi.jp/select/world/news/20091110ddm001010009000c.html

 ◇普天間移設、迷走 「冬の時代」「危険水域」

 「米大統領まで報告がいくような重大問題だ。我々に相談もせずに、鳩山首相がこういう発言をするとはどういうつもりか、真意を聞きたい」

 10月12日午前、東京都内のホテル。キャンベル米国務次官補は武正公一副外相に会うなり、怒りをあらわにまくし立てた。

 2日前に北京で開かれた日中韓3カ国首脳会談の冒頭、鳩山由紀夫首相は「今までややもすると米国に依存しすぎていた。アジアをもっと重視する政策をつくり上げていきたい」と語った。

 中国の温家宝首相が満面の笑みを浮かべたこの発言は、瞬く間に米側に伝わり、鳩山政権の「離米」姿勢への懸念といら立ちを増幅させた。

 ニューヨークでの9月23日の首相とオバマ大統領との初の首脳会談は、個別課題を棚上げして信頼関係構築を演出した。

 それから、わずか1カ月半。今や、日米関係は「冬の時代」(外務省幹部)とも、「危険水域に入った」(防衛省幹部)とも言われる。

 日米関係がきしんでいるのは、インド洋での海上自衛隊による給油活動からの撤退や、「東アジア共同体」構想提唱もあるが、最大の原因は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題での鳩山政権の迷走にある。

 首相は、衆院選中に公約した「県外移設」も視野に来年1月の沖縄県名護市長選以降への先送りを目指し、岡田克也外相は年内をめどに米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合を模索し、北沢俊美防衛相は日米合意に沿ってキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への移設を年内決着させようと狙う。

 移設先も決着時期のイメージもバラバラの3氏がそれぞれ発言し閣内不一致が極まっても、誰も調整に乗り出さない。

 むしろ首相周辺からは「バラバラのままいって最後に首相が決断すればいい。日米関係がちょっとガタガタしたからといって米国の言うことを聞いていたら、今までの対米追従から抜け出せない」との声が聞こえる。

 閣内不一致を首相の「政治主導」の演出に活用しようとの計算や、普天間問題を首相がこだわる「対米追従からの脱却」や「対等な日米関係」の試金石にする思惑がにじむ。

 鳩山政権発足後「忍耐が必要」と外圧をかけずに時間をかけて新政権を見守る姿勢を示したキャンベル氏は、今や米政権内で「初動を誤った」(日米関係筋)と批判され、厳しい立場にある。10月20、21日に来日したゲーツ米国防長官は、圧力路線に転じ、普天間移設の現行計画通りの実施を日本側に強く迫った。だが「あれでは占領軍の司令官。ネジを巻きすぎてネジが飛んじゃった」(日米関係筋)と、かえって日本側の反発も招いた。

 日米両政府は首脳会談では普天間問題に深入りせず、同盟強化を再確認する方針だが、それは危機感の裏返しでもある。同盟関係は岐路に立っている。

 米中央情報局(CIA)出身で米保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」のブルース・クリングナー上級研究員は「普天間問題が片づいても、オバマ政権の対日不信感はこれからも続くだろう。韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前政権時代の米韓関係によく似てきた」と、もともとの支持基盤を反米勢力に置き、米韓関係を冷え込ませた盧武鉉政権と鳩山政権の類似を指摘する。【須藤孝、高山祐】

    ◇

 13、14日にオバマ大統領の初来日を控えて、きしみの目立ってきた日米関係を検証する。=次回から2面掲載

毎日新聞 2009年11月10日 東京朝刊

2052名無しさん:2009/11/10(火) 19:31:44
>>2051

日米漂流:オバマ大統領来日を前に/上(その2止) 首相、戦後外交に一線
http://mainichi.jp/select/world/news/20091110ddm003010093000c.html

 <1面からつづく>
 ◇祖父のDNA/留学で「国家の自立」意識

 10月14日夜、ワシントン市内のステーキハウスで、日本側から長島昭久防衛政務官、在米日本大使館の秋葉剛男公使ら、米側からシンクタンクの東アジア専門家ら8人が夕食を囲んだ。米国防大学国家戦略研究所(INSS)のジェームズ・プリスタップ上級研究員が言った。

 「鳩山由紀夫首相が自民党政権と違う政策を追求する姿勢は評価できる。しかし日米中の戦略的枠組みを頭に入れながらやるべきだ。米中が接近している中で『あれもこれもできない』では、日本はセルフ・マージナライズ(self marginalize、自ら存在感を薄めていくこと)になってしまう」

 長島氏が反論した。「自民党政権下の政策を続けていて、国際政治経済の大きな流れに対抗できるだろうか。多少あつれきがあり、時間はかかるかもしれないが、日米同盟の土台を戦略レベルから見直し、高めたい」

 鳩山首相の思いもそこにある。

 首相は、10月29日の参院本会議で「明年は日米安保条約が改定されて50年の節目。日米同盟のあり方全般について包括的なレビュー(再検討)を行いたい」と語った。

 7日配信の「鳩山内閣メールマガジン」では、首相は「前政権のように、対米追従の日米関係に疑う余地もなければ、新たな検討も必要ないのかもしれない。しかし、我々はこの(普天間)問題で日本の意思を明確に示したい」と、対米追従から脱し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をゼロベースで見直し、解決する意欲を示した。

 首相の「脱対米追従」は旧民主党時代からの持論だ。沖縄に集中する駐留米軍の大幅縮小を意味する「常時駐留なき安全保障」を主張し、96年の衆院選公約に盛り込ませた。

 その源流は「おじいさんのDNA」(周辺)だとして、「日ソ国交回復による米追従外交からの脱却」「自主憲法制定と再軍備の必要性」を唱えた祖父・鳩山一郎元首相の影響を指摘する声が多い。吉田茂元首相が路線を敷いた「対米基軸・経済重視」の戦後外交とは明らかに一線を画する。

 別の首相周辺は「米スタンフォード大への留学体験が原点」と指摘する。留学中の76年、首相は米国の建国200年祭を見て「米国人の愛国心、国に対する誇りに強い感銘を受けた」という。そこで国家の自立の必要性を強く意識し「政治の道に入るきっかけになった」(周辺)といわれる。
 ◇米の軸足見えず 同盟は日本重視/国際協調は中国

 だが首相の思いは必ずしも戦略を伴わず、たびたび繰り返される「脱対米追従」発言に、米側は戸惑う。米政府内では普天間問題で生じた亀裂が日米同盟に与える影響に懸念の声が高まるが、一方で、米政府内の構図はそう単純でもない。

 問題がある時こそ、共通の利益を見いだし、協力関係を構築する−−。オバマ政権下での同盟関係を考える場合、カギとなるのはオバマ大統領のそんな外交思想だ。北朝鮮やイランに対話を呼びかけ、ロシアとの協力関係構築のため欧州配備のミサイル防衛(MD)の見直しを表明した。

 だが、国際協調と旧来の同盟関係をどう位置づけるかは明確ではない。米国家安全保障会議(NSC)元アジア上級部長のマイケル・グリーン氏は「勢力均衡を意識した日米同盟重視の姿勢を示し、もう一方で世界的課題に対処するため協力できる国として中国重視の姿勢を示す。オバマ政権の外交は二重人格」と指摘する。

 そんな日米関係を中国は見つめている。「中美共治」。途上大国・中国と先進大国・米国とが世界を共同で管理していく「G2」関係を示す中国語だ。それを象徴するように大統領の今回の訪日は2日間、訪中は4日間。ニューヨークでの9月22日の米中首脳会談は、翌日の日米首脳会談の約3倍の1時間半をかけ、話題はイラン、北朝鮮の核問題、金融危機、気候変動にも及んだ。

 鳩山首相とオバマ大統領。政権交代を果たした2人の指導者のもとで、日米同盟は漂流を始めている。その行き着く先は、中国に東アジアの主導権を譲り存在感の薄れた日本と、そんな日本に過度な期待を寄せない米国という冷めた関係か。それとも同盟再検証により新しい日米関係の扉が開くのだろうか。【西田進一郎、山田夢留、ワシントン古本陽荘、北京・浦松丈二】

毎日新聞 2009年11月10日 東京朝刊

2053名無しさん:2009/11/10(火) 19:49:43
>>2050
海洋法に関する国際連合条約
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/mt/19821210.T1J.html

第百二十一条 島の制度

1 島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるものをいう。
2 3に定める場合を除くほか、島の領海、接続水域、排他的経済水域及び大陸棚は、他の領土に適用されるこの条約の規定に従って決定される。
3 人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない。

--

つまり、島の例外規定として、岩であれば排他的経済水域と大陸棚が取り消しになる訳ですね。
沖ノ鳥島が島であることは明確なので、「人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩」
であるかどうかが問われることになります。

岩でない島:領土・領海・接続水域・排他的経済水域・大陸棚
岩である島:領土・領海・接続水域
島ではない:なし

2054名無しさん:2009/11/10(火) 20:21:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091110/stt0911101231009-n1.htm
民主・山岡氏「米中とは二等辺三角形の付き合い」
2009.11.10 12:31

このニュースのトピックス:民主党
 民主党の山岡賢次国対委員長は10日午前、国会内で開かれた同党の衆院当選1回議員を集めた会合で、同党の外交スタンスについて「私どもは中国に一方的にシフトしているわけではない。日米枢軸は不動だ。米国との関係はひとつも揺らぐことはない」と述べた。そのうえで「中国は隣にいる大国だ。言葉が適当かどうかわからないが(米中両国との距離は)『二等辺三角形』だと思っている。両方ともまったく同じ重みでお付き合いする」と語った。

2055名無しさん:2009/11/10(火) 20:53:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009111000646
政府は米兵引き渡し要求を=民主、共産
 民主党の高嶋良充参院幹事長は10日午後、国会内で記者会見し、沖縄県読谷村で発生した死亡ひき逃げ事件で米軍が陸軍兵を拘束したことについて「身柄の引き渡しを要求するのは当然だし、政府も対応する必要がある。対応を誤れば地元の皆さんの米軍に対する不信感が拡大し、普天間飛行場移設問題、オバマ米大統領の訪日に影響が出る」と懸念を示した。
 共産党の市田忠義書記局長は10日、記者団に「許し難い犯罪だ。直ちに身柄を日本に引き渡して、厳正な捜査を行うべきだ」と述べた。(2009/11/10-16:34)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2009111000675
起訴前引き渡し求めず=沖縄ひき逃げ「地位協定で対応」−鳩山首相
 鳩山由紀夫首相は10日午後の参院予算委員会で、沖縄県読谷村で発生した死亡ひき逃げ事件で米側が陸軍兵を拘束したことに関し、「今の日米地位協定の下で事が順調に進むように努力したい」と述べ、殺人などの凶悪犯罪に限るとした日米両政府の合意を踏まえ、陸軍兵の起訴前の身柄引き渡しは求めない考えを示した。社民党の山内徳信氏への答弁。
 首相は「大変な悲劇だ。ご冥福をお祈り申し上げたい」と、被害者への弔意を示した。 
 中井洽国家公安委員長は「沖縄県警も捜査を実施した。取り調べに入れば引き渡し手続きを進められる。起訴すれば身柄は拘束できる」と説明した上で、「今のところ極めて米軍も協力的だ。十分、従来の方式で対応できる」と述べた。(2009/11/10-16:16)

2056とは:2009/11/10(火) 21:04:13
>>2053
ありがとうございます。なんと、岩ってのは島なんですねぇ。知りませんでした。

2057名無しさん:2009/11/10(火) 21:31:51
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091110-OYT1T00003.htm
渡部恒三・元衆院副議長、名護移設案を支持
 読売国際会議2009(読売国際経済懇話会=YIES、読売新聞社共催)の秋季フォーラムが9日、東京・紀尾井町のホテル・ニューオータニで開かれた。

 「政権交代と政治の行方」をテーマに、民主党の渡部恒三・元衆院副議長、細野豪志組織・企業団体委員長のほか、御厨貴東大教授、スティーヴン・ヴォーゲル・カリフォルニア大学バークレー校教授の4氏が討論した。

 渡部氏は、米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で鳩山内閣の方針が定まらないことについて、「外交と安全保障は国と国の約束だ。『内閣が変わったから、昨日までの政府が約束したことは全くかかわりない』では、信頼関係が無くなる」と指摘し、当初の日米合意通り、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)に移設すべきだとの考えを強調した。

 細野氏は、衆院選の政権公約(マニフェスト)について、「『年内にここまでいき、(来年)1月にはこうなる』という短期的なロードマップ(工程表)を示す必要が出てきた。次の参院選は、(民主党は)このままでは危ない」と述べた。

(2009年11月10日00時04分 読売新聞)

2058チバQ:2009/11/10(火) 23:15:20
>>2053
へー 知らなかった。
ややこしいなあ。

灯台なり港なりの経済活動があれば「岩でない島」になると....


逆に無人島はどうなるんですか?

2059とはずがたり:2009/11/11(水) 00:38:24
明らかに経済活動可能なら,それが行われて無い無人島でもOKなんじゃないでしょうかね?
で,岩かどうか微妙なケースでは岩ではないと主張したい側が証明の為に灯台なり港なりを造るとゆー感じなんじゃあ。

2060名無しさん:2009/11/11(水) 20:43:31
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091110-OYT1T01221.htm
首相、海自のインド洋での給油活動撤収を明言
 鳩山首相は10日の参院予算委員会で、海上自衛隊のインド洋での給油活動について、「延長する考えを持ち合わせていない。本当にテロ対策になったかどうかという検証も必要だ」と述べ、活動を延長せず来年1月の期限をもって海自を撤収させる方針を明言した。

 国際社会に与える影響に関しては、「(給油活動を)なくしてもアフガニスタン支援を国際的に十分評価される形で行える。失われる国益以上に、得る国益が多い」と説明した。

 また、政府税制調査会で検討しているたばこ税の増税について、「税収が減ったとしても、健康の方が大事だ」と述べた。喫煙者が減少して税収減につながっても、増税を目指す意向を示したものだ。

 この日の予算委で、民主党は同党の質問を見送った。審議時間短縮を図る狙いがあると見られる。

(2009年11月10日22時58分 読売新聞)

2061名無しさん:2009/11/11(水) 20:43:52
>>2055
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009111000871
米兵の起訴前引き渡しを=ひき逃げ事件「解決に努力」−鳩山首相
 鳩山由紀夫首相は10日夕、沖縄県読谷村で発生した死亡ひき逃げ事件で米側が陸軍兵を拘束したことに関し、「米軍が兵士を拘束したということならば、当然起訴前だとしても、引き渡しをしてもらいたい。そして問題解決に努力してもらいたい」と述べ、起訴前の身柄引き渡しを求める考えを明らかにした。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 この問題をめぐって首相は同日午後の参院予算委員会では、「今の日米地位協定の下で、事が順調に進むよう努力したい」と答弁。中井洽国家公安委員長も「従来の方式で対応できる」と述べ、殺人などの凶悪犯罪に限るとした日米両政府の合意を踏まえ、起訴前の引き渡しには慎重な姿勢を示していた。
 これに対し、在沖縄陸軍のジェームス・ウッダード司令官は同日、読谷村の安田慶造村長と面会し、起訴前の身柄引き渡しに前向きな考えを表明。地元の米軍不信拡大を懸念する民主党からも、引き渡しを求める声が上がり、首相も判断を変えたとみられる。(2009/11/10-21:03)

2062名無しさん:2009/11/11(水) 20:44:17
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091110/stt0911101823017-n1.htm
「与那国島に陸自配置を」領土議連で櫻井よしこ氏が主張
2009.11.10 18:23

このニュースのトピックス:民主党

沖縄県・与那国島にある日本最西端の灯台、西崎灯台。東シナ海への中国の進出を受け、自衛隊誘致運動が起きている(植村光貴撮影) 超党派の国会議員による「日本の領土を守るために行動する議員連盟」(会長・山谷えり子参院議員)は10日、国会内で総会を開き、9月に日本最西端の沖縄県与那国島を視察したジャーナリスト、櫻井よしこ氏の報告を聞いた。

 櫻井氏は、住民への聞き取り調査で、中国の調査船とみられる船舶が夜間、沿岸に接近して調査活動をしていた事例が判明したと紹介、その上で「(与那国島に陸上自衛隊の部隊を)配備する方向に踏み出し、国境の島、日本国民の安全は日本政府が守るとの意思を諸外国に示すべきだ」と訴えた。

2063とはずがたり:2009/11/11(水) 21:00:51
>>2062
こういう国境警備隊的なのは陸自がするのが普通なんですかね?
離島の警備だと海自っぽい印象が個人的にはあるんですけど。

2064チバQ:2009/11/12(木) 00:19:52
>>2035-2037
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009111102000065.html
『アラファト前議長いれば…』 死去から5年
2009年11月11日 朝刊

 【ラマラ(パレスチナ自治区ヨルダン川西岸)=内田康】パレスチナのカリスマ的指導者といわれたアラファト前自治政府議長の死去から、11日で5年になる。折しも、アラファト氏の後を継いだアッバス議長が来年1月末の議長選に出馬しないと表明し、自治区は政治的な混迷のさなかにある。今もアラファト氏を慕う市民からは、現指導層への失望の声が漏れた。

 「アラファトには、庶民の心に響く言葉があった。アッバスにはない。議長をやめたきゃ、やめればいい」

 ラマラ近郊の運転手モフセンさん(56)は吐き捨てた。昨年、家のそばにイスラエルが分離壁を建設。自宅と、所有するオリーブ畑が分断された。「この五年、アッバスは何か仕事をしたかね」

 不出馬宣言後、アッバス議長に翻意を求める市民のデモもあったが、参加者は、議長率いるパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ支持者ら一部。「ファタハは、アッバス氏が出馬しないと派閥闘争で割れる恐れがある」(地元大学教授)との指摘もあるが、市民は冷めている。

 CDショップの女性店員アルワさん(24)は「アッバス議長は選挙に勝てないと思ったから、出馬しないのよ」。

 最近の世論調査でも、アッバス氏が出馬した場合の予想得票率は17%。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの指導者ハニヤ氏が仮に出馬しても、ほぼ同じ得票率とされた。両者とも、多くの支持を得ているとは言い難い状況だ。

 ハマスが参加せず、ファタハも候補を見つけられずに先送りされる可能性がある議長選。喫茶店店長のラバアさん(26)は嘆いた。

 「アラファト議長がいればハマスもガザを支配できず、パレスチナは一つだった。彼のような指導者に投票したいけど、きっとそんな候補はいないよ」

2065名無しさん:2009/11/12(木) 14:23:29
>>2063
離島警備と言っても陸上に配備する部隊なので普通は陸自ですね。
もっとも普通科(歩兵)のような戦闘部隊ではなく、
通信とか監視のような非戦闘部隊を常駐させる象徴的な配備になるんでしょうけど。

2066チバQ:2009/11/13(金) 00:36:47
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012585/551
などで町長選の争点にもなりました

2067チバQ:2009/11/14(土) 10:21:31
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200911130007o.nwc
アフガン組閣 アブドラ派の動向に関心2009/11/13
記者会見で質疑に応じるカルザイ大統領(中央)、ファヒム第1副大統領(左)、ハリリ第2副大統領(右)。内閣の人選には時間がかかりそうだ=3日、カブール(AP)
 アフガニスタンでは、19日のカルザイ大統領の就任式に向けて、閣僚ポストをめぐる交渉が続いている。予定では就任式から2週間で閣僚を決めることになっているが、大統領が入閣の約束を交わした人数はすでに大臣・副大臣ポストの数を超えており、最終決定までには時間がかかりそうだ。場合によっては12月中・下旬までずれ込む可能性がある。

 内閣の人選は、各地域の支持者らへの論功行賞と対外関係とのバランスを取ったものになるだろう。たとえば、大統領を支持するイスラム党やイスラム民族運動から何人かの入閣が予想されるが、国際的な議論を招かないよう名の知られた人物の指名は避けると思われる。また、ガーニ元財務相やジャラリ元内務相ら、西欧で評価の高い技術官僚の獲得も検討するかもしれない。

 大統領選の決選投票で撤退したアブドラ元外相を支持するグループの動向も、交渉の重要な鍵となる。しかし彼らも障害に直面しているのが現状だ。カルザイ大統領と歩調を合わせた場合、争いの種になる人物が政権に取り込まれ、結果的にアブドラ氏の名誉を汚すことになりかねない。かといって、アフガニスタンには政治プロセスに野党が介入する仕組みがなく、武装野党の動きも活発なため、「誠実なる合法的野党」の役割を果たす方法もなかなか見いだせないのだ。

 カルザイ大統領は、幅広い方面の利益を満たすために、内閣の指名人数を増やす可能性が高い。しかし、内閣が大きすぎて効果的な統治やサービスが実施できないという結果に終わるかもれない。アフガニスタンの既存の政治的枠組みでは、アブドラ氏の支持者らが誠実なる野党として影響力を発揮する余地はない。そのため、2010年のロヤ・ジルガ(国民大議会)で政治システムが変わるかどうかが焦点となるだろう。

2068とはずがたり:2009/11/14(土) 16:40:41
>>2065-2066
あざーっす。
なんとなく通信とか監視とかも制海権とかが絡んできそうなので離島は海自が守備するもんだと思ってました。

結局誘致派の現職が辛勝でしたか。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012585/551-553

2069とはずがたり:2009/11/14(土) 16:41:19

【オバマ大統領来日】普天間先送りで同盟に「広がる温度差」 日米首脳会談
2009.11.13 22:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091113/plc0911132258014-n1.htm

 鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領の13日の首脳会談では、懸案の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題の決着は先送りした。両国の閣僚級作業部会で協議を進めるが、年内決着を求める米国側に対し、日本政府内の足並みはそろっていない。決断が遅れれば、両首脳が議論開始で合意した日米同盟の再構築協議は出足からつまずくことになる。(赤地真志帆、大谷次郎)

 首相は首脳会談で、普天間問題を「時間がたてばより問題解決が難しくなる。閣僚級の作業部会を設置してできるだけ早い時期に解決する」としたが、時期的めどは明示しなかった。

 大統領は会談直後の共同記者会見で「日米の合意に基づいて協議を行う。作業部会を迅速に終わらせたい。目標は同じだ」と早期決着に期待をにじませた。

 会談の中で、首相は普天間問題をめぐって揺れる胸中も吐露した。キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設について「前政権の日米合意は重く受け止めている」と説明。一方で、「選挙の際に私どもが県外、国外(移設)と申し上げてきたことも事実で、沖縄県民の期待が強まっている」と決着に時間を要することへの理解も求めた。

 「来年1月には(移設先の)名護市長選もある。年内に結論を出さないとたいへんなことになる」。11日、与党幹部からの助言にも首相は明確な答えを返さなかった。この幹部は「首相はまだ考えがまとまっていないようだ」と漏らす。

 一方で、対米交渉にあたってきた岡田克也外相、北沢俊美防衛相は13日の記者会見で、そろって早期解決への意欲を強調した。

 米側に加え、沖縄県も政府方針の先送りで揺れており、両首脳は年内決着へと動いている。週明けにルース駐日米大使や来日するグレグソン米国防次官補らと会談し、移設問題作業部会をスタートさせる。

 決着時期をめぐる政府内の温度差は同盟再構築協議など、今後の議論にも影響を与えかねない。首脳会談の事前調整のため5日に来日したキャンベル米国務次官補は外務省幹部らに「日米関係について『きしみ』とか言われているが、われわれはしっかりとやっていこう」と声をかけた。

 同盟再構築協議では拡大抑止、ミサイル防衛(MD)、宇宙利用などで米軍、自衛隊の連携強化が求められる。両政府間で合意した普天間移設が動かないとなれば、同盟再構築にかける日米両国の温度差が広がりかねない状況だ。

2070とはずがたり:2009/11/15(日) 00:26:59
切ないっすねぇ。。

夫は国に殉じ、妻は国を追われ…米兵遺族に移民法の壁(1/2ページ)
http://www.asahi.com/international/update/1109/TKY200911090336.html?ref=goo
2009年11月10日8時4分

 【メリービル(米テネシー州)=堀内隆】イラクで戦死したある米国人兵士の日本人妻が、米国から国外退去させられようとしている。移民法の条項が壁になり「妻」と認められず、永住資格が得られないせいだ。法律を変えることはできないのか、周辺が米議会に働きかけを始めた。

 米東海岸の背骨をなすアパラチア山脈のすそ野にある街テネシー州メリービル。ファーシュキー仲間ほたるさん(26)は、歩行器に乗った9カ月の長男マイキーちゃんと居間で遊んでいた。

 「彼さえ帰ってきてくれたら、何の問題もないんですけど」。ほたるさんはそう言って、力なく笑った。

 夫のマイケル・ファーシュキーさんは、沖縄に駐留する米海兵隊第3偵察大隊のチームリーダーとしてイラクに向かい、昨年8月10日、戦死した。22歳だった。

 「イラクから帰ったら一緒にアメリカで住もう」。2人はそう約束していた。米国人の配偶者なら普通は優先的に永住資格が得られるが、ほたるさんは婚姻届を出した正式な配偶者なのに、移民法上、「妻」の資格がない。「配偶者と認められるのは、2人そろって結婚式に臨んだか、同居して夫婦生活を営み始めた場合」という条文に引っかかってしまうためだ。

 今は観光ビザで亡夫の実家に身を寄せている。半年の滞在期間を1回延長したが、来年2月には期限が切れ、もうアメリカにはいられない。

 07年3月に沖縄で、友人の誕生パーティーで出会った。「外国人と付き合って、周りになんと言われるかな」。悩みつつ、1カ月かけて付き合う決心を固めた。

 イラク行きはマイケルさんの強い希望だった。「自分はまだ戦場で何もしていないから」と、兵役を延長してまで派遣の順番を待っていた。

 出発を2日後に控えた08年4月12日、マイケルさんは、うるま市のショッピングモールにある宝石店にほたるさんを連れて行き、指輪を選んだ。そして、近くのスターバックスでプロポーズした。

 出発から3週間足らずのうちに、ほたるさんは妊娠を知る。イラクから電話してきたマイケルさんに伝えると、「僕の家族としてケアされるように、すぐ結婚しよう」。2人で必要な書類を集め、手続きを始めた。7月10日付で、正式な夫婦になった。

 だが、そのちょうど1カ月後、マイケルさんはバグダッド北方で捜索活動中に銃撃を受け、命を落とした。離ればなれのままの、短い新婚生活が終わった。

 問題の移民法条項は、米国永住ビザ目当ての偽装結婚を防ぐ趣旨だ。だが、成立したのは1952年。「今の時代に合わない」と、移民法を専門とする弁護士は言う。

 ほたるさんは今年1月、沖縄でマイキーちゃんを産み、2月にマイケルさんが生まれ育ったテネシーに来た。だれもが彼に感謝し、思い出話を聞かせてくれる。「息子が父を誇りに思えるこの街で育てたい」とほたるさんは思うが、法律の壁は厚い。「あんなに幸せだったのに、どうして今は何もかもうまくいかないんだろうって……」

 マイケルさんの母ロビンさん(48)は地元選出の議員らを総当たりして、ほたるさんが米国に残れる道を探した。

 ある弁護士が「個人法案という道がある」と教えてくれた。法律を特定の個人に適用しないと定める法案のことだ。働きかけの結果、テネシー州選出のダンカン下院議員(共和党)らが7月、「移民法規定に関係なく、ほたるさんに永住ビザを付与する」との法案を提出。上院でも同様の法案が10月に提出された。

 だが、議会での審議はこれからで、見通しは立っていない。対立が大きい移民問題にかかわることもあり、地元記者は「移民規制の緩和と受け取られれば反対されるおそれがある」と指摘する。

2071名無しさん:2009/11/15(日) 18:04:14
>北九州や四国への移設は可能かとする日本側の問いにキャンベル氏は「当然だ」と答えた。
これを隠して、米軍の都合のせいにしてたんですな…。

普天間移設非公式協議 98年3月当時、米「県外可能」を伝達 (1)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152829-storytopic-53.html
2009年11月15日

 米軍普天間飛行場移設をめぐり、大田昌秀知事(当時)が代替施設を拒否した後の1998年3月、日米の非公式協議でカート・キャンベル米国防次官補代理(現国務次官補)が日本政府の決定次第では、北九州など県外への移設が可能だとすることを、日本側に伝えていたことが琉球新報が14日までに入手した政府内文書で分かった。県外移設が不可能な理由について日本側が挙げた「沖縄の戦略的位置」を打ち消し、地元の反対など政治的に移設先を準備できないためだと指摘した。
 文書は98年3月13日付。非公式協議は神奈川県内のホテルで開かれ、日本側から防衛庁審議官と外務省北米局審議官らが出席、米側はキャンベル氏のほか在日米大使館公使らが参加した。協議で日本側は、県内移設の理由を国民に説明するため、米側に認識の調整を申し出た。
 日本側は県内移設の理由として「沖縄の戦略的位置」を挙げ、さらに「沖縄に海兵隊を支えるためのインフラがあることそのものが、在沖海兵隊の県外移駐を困難なものとしている」と説明した。
 これに対し、キャンベル氏は「違うのではないか。事実は、日本政府が沖縄以外に海兵隊のプレゼンス(存在)を支える基盤提供が政治的に不可能だということだろう」と指摘し、米側の運用を理由にすることをけん制した。北九州や四国への移設は可能かとする日本側の問いにキャンベル氏は「当然だ」と答えた。
 政府内文書は、日米特別行動委員会(SACO)当時は、米側に県外移設受け入れの余地があったものの、日本側が国内調整できなかったことを示すものだ。その後、2001年の9・11米中枢同時テロ以降、戦略環境が変わったとして米軍再編協議では県外移設は議論していない。

◆解説/当時の日本側に不作為 米は軍事的理由却下
 米軍普天間飛行場移設をめぐる日米特別行動委員会(SACO)当時の日米交渉で、米政府側に県外移設を受け入れる余地があったにもかかわらず、県内に集約したのは、県外への移設先を模索する努力を怠った当時の日本政府の不作為による結果だ。普天間移設の停滞は結局、返還合意から13年間、日本国内の政治力の欠如がもたらしたものだ。
 これまで県内移設となったことについて日本政府は、地理的に沖縄が優位だとする軍事的な理由を前面に説明してきた。だが、その理由はSACO当時に米側から却下されていた。
 米政府の姿勢を受け、日本政府側が発した「県外への移駐が米側として運用上受け入れ可能というのがもっと以前に分かっておればと思う」との嘆息は、とりもなおさず、日米協議で県外を具体的に取り組んでこなかったことを示すものだ。
 「何千という海兵隊員の常駐を受け入れてくれる場所が一体日本のどこにあるというのか」とするキャンベル氏の指摘は、挑発でもあり、皮肉にもその後の県内移設合意を見透かしたものだった。この問いはまさに、現在の鳩山政権にも向けられている。
 普天間移設の経緯を検証している岡田克也外相は、県外移設は検証対象になっていないとしている。だが、米政府が県外移設受け入れの可能性を示していたことは、鳩山政権にとっても、あらためて県外の検証を迫るものとなる。(滝本匠)

2072名無しさん:2009/11/15(日) 18:04:37
普天間移設非公式協議 98年3月当時、米「県外可能」を伝達 (2)

<日米非公式協議の概要 「普天間」移設関連部分(要旨)>
 1998年3月13日
 防衛庁防衛政策課部員 県内移設の理由としてわれわれが言っているのが、沖縄の戦略的位置ということ。地元などには非常に言いにくいのは、沖縄に海兵隊を支えるためのインフラがあることそのものが、在沖海兵隊の県外移設を難しくしている、ということだ。
 キャンベル国防次官補代理 それは違うのではないか。事実は、日本政府が、沖縄以外で海兵隊のプレゼンスを支える基盤を米側に提供することが政治的に不可能だ、ということだろう。日本側の政治的事情と米側の作戦上の理由を混同してはならない。
 防衛政策課部員 仮に日本政府が北九州や四国なりに適当な基地や厚生機能など軍事インフラを提供すれば、沖縄の第3海兵機動展開軍(3MEF)は、そこに移駐することが可能か。
 キャンベル氏 当然だ。沖縄以外にそのような場所があれば、われわれは瞬時に移駐を決断するであろう。
 守屋武昌審議官 それは、これまで聞いている話と随分違う。
 防衛政策課部員 沖縄の3MEFすべてではなく、例えば第36海兵航空群か第3海兵師団を県外に移駐することも理論的には可能か。
 守屋審議官 沖縄所在の3MEFの具体的にどの部分が県外に移駐可能かについてのアウトラインを示すことは可能か。
 キャンベル氏 そのような検討は、日本側が移駐先候補地を極めて具体的な形で米側に示してからでないと、とてもできない。ポイントは政治的なリスクを減ずることだ。しかし、県道104号越え射撃訓練の分散実施だけで、各地で騒ぎが起こっており、何千という海兵隊員の常駐を受け入れてくれる場所が一体日本のどこにあるというのか。
 守屋審議官 県外移駐が米側として運用上受け入れ可能ということがもっと以前に分かっておればと思う。

2073名無しさん:2009/11/15(日) 18:25:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091115/plc0911151742004-n1.htm
日露首脳会談、首相「2島返還では理解できない」
2009.11.15 17:41

ロシアのメドベージェフ大統領(右手前から3人目)との会談に臨む鳩山首相=15日、シンガポール(共同)
 【シンガポール=松本浩史】鳩山由紀夫首相は15日午後(日本時間同日午後)、ロシアのメドベージェフ大統領と訪問先のシンガポールで会談した。首相は北方領土問題について「2島返還は理解できない。それを超えた『独創的アプローチ』を示してほしい」と述べた。日露平和条約の締結に向け、北方4島のうち歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)の返還合意だけでは不十分との認識を示したものだ。

 これに対し、大統領は「冷戦時代の発想はとらない。現実的な解決をしたい」と述べるにとどめた。同時に、先の通常国会で北方4島を「わが国固有の領土」と明記した改正北方領土問題解決促進特別措置法の成立や麻生前首相の「不法占拠」発言でロシア議会を中心にで反日感情が強まっていることに言及。「われわれも努力しようとしているのに、そうしたことが水をさす結果になっていて残念だ」と述べた。

 両首脳は、岡田克也外相の訪露や12月にコペンハーゲンで開かれる気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の際に再会談することで一致。首相は岡田克也外相を近くロシアに派遣する意向を伝えた。

http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111501000289.html
日ロ首脳、2島返還では不十分 12月に再会談へ
 【シンガポール共同】鳩山由紀夫首相は15日午後(日本時間同)、ロシアのメドベージェフ大統領と訪問先のシンガポールで会談し、北方領土問題について「2島返還は理解できない。それを超えた独創的アプローチを示してほしい」と求めた。日ロ平和条約の締結に向けては、北方4島のうち歯舞、色丹の返還合意だけでは不十分との認識を示した発言だ。

 これに対し、大統領は「冷戦時代の発想はとらない。現実的な解決をしたい」と述べるにとどめた。

 両者は12月にコペンハーゲンで開かれる気候変動枠組み条約の第15回締約国会議(COP15)の際に再会談することで一致。首相は、岡田克也外相を近くロシアに派遣する意向を伝えた。

2009/11/15 17:26 【共同通信】

2074チバQ:2009/11/16(月) 22:48:57
http://www.afpbb.com/article/politics/2664407/4918289
コソボで独立後初の選挙、セルビア系住民にはボイコットも
2009年11月16日 15:56 発信地:プリシュティナ/コソボ

11月16日 AFP】前年セルビアからの独立を宣言したコソボで15日、独立後初となる地方選挙が行われた。選挙管理委員会は16日、公式結果の発表を延期したが、連立与党は同日、勝利宣言を行っている。

 今回の地方選では、市長や地方議員が選出された。与党コソボ民主党(Democratic Party of Kosovo、PDK)は、36選挙区のうち20選挙区で同党候補が当選を確実にしたと発表。一方、PDKと連立を組むコソボ民主同盟(Democratic League of Kosovo、LDK)は、首都プリシュティナ(Pristina)の市長選など有力選挙区での勝利を宣言した。

■独立後初、セルビア系住民の動向に注目 

 15日、首都プリシュティナ(Pristina)の投票所で一票を投じたハシム・サチ(Hashim Thaci)首相は選挙について、「独立宣言後もっとも重要な出来事だ」と述べた。

 選管によると、有権者は150万人で、投票率は45%だった。

 今回の選挙でもっとも注目されたのは、アルバニア系住民が大部分を占めるコソボに居住する約12万人のセルビア系住民の動向だった。コソボの独立を認めていないセルビア政府とセルビア正教会が選挙前、セルビア系住民らに投票のボイコットを呼びかけていたためだ。

 セルビア系住民の3分の2が集中するコソボ中心部の投票所では、セルビア系住民らが投票に訪れる姿が見られ、セルビア系住民が多数を占めるグラチャニツァ(Gracanica)でも、人々が投票所の外まで行列を作る様子が確認された。

 しかし、セルビアとの国境に近い北部では多くの住民が選挙をボイコットし、選管によると北部の3つの選挙区での投票率は1%未満だった。(c)AFP

2075名無しさん:2009/11/19(木) 20:34:33
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111901000305.html
岡田外相、名護案「論理上ある」 普天間移設で初めて言及 
 岡田克也外相は19日午前、参院外交防衛委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、2006年の日米合意に盛り込まれているキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設について「論理的にはあらゆる可能性がある」と述べた。岡田氏は嘉手納基地(嘉手納町など)統合案を「一つの案」とし実現性を探っているが、初めて現行案履行での決着に言及した。

 自民党の山本一太氏の質問に答えた。

 また、岡田氏は17日に初会合を開いた日米の作業グループに関し「何らかの結論に至ることが考えられないことはない」とも指摘、作業グループで移設先についての合意があり得るとの認識を示した。

 一方、社民党の重野安正幹事長は19日の記者会見で、移設問題に関し「政府は国外移設が実現する方向で米政府と交渉すべきだ」と強調。国外移設を軸に具体的な候補地の検証作業を行うよう政府に申し入れる考えを示した。「今のままで沖縄県民の期待する結論が出るのか危惧がある。グアムや硫黄島への移転策もあるのではないか」とも述べた。

2009/11/19 12:05 【共同通信】

2076チバQ:2009/11/21(土) 11:23:28
http://www.j-cast.com/2009/11/20054479.html
普天間基地移設に「関空」活用? 仰天プランが急浮上
2009/11/20 21:17
沖縄の米軍普天間基地の移設問題が迷走しているが、ここへきて基地移設に「関西空港」を活用するという仰天プランが急浮上している。沖縄県選出の下地幹郎衆院議員らが提案している案で、岡田克也外相の私案とも矛盾しないという。現行計画を押し切って実現する可能性はあるのか。

これは岡田外相も唱えている「嘉手納基地統合案」の変形バージョン。米海兵隊が使用している普天間基地(宜野湾市)の機能の大半を嘉手納基地(嘉手納町など)に統合する一方で、嘉手納基地で行われている戦闘機の離発着訓練を、関西空港や佐賀空港、静岡空港などの国内の民間空港に分散させようというプランだ。これにより、嘉手納基地の離発着回数が減少し、騒音も減らすことができるというのだ。

「一石ニ鳥どころか、三、四鳥の成果を生むプラン」

嘉手納統合案について「何度も日米双方から提案されたということは、それなりの可能性もある」という岡田克也外相 下地議員が2009年11月13日に自らのホームページで明らかにした「新嘉手納統合案」によれば、年間7万回ある嘉手納基地の離発着のうちの3万回以上は米国本土などからの外来機のもの。それらを沖縄県内の伊江補助飛行場や稼働率が悪い関西空港のB滑走路、静岡空港、佐賀空港といった本土の空港に移す。さらに嘉手納所属のF15戦闘機部隊の一部を岩国基地や三沢基地に移動させることで、離発着回数を半減できるという。

下地議員は11月2日の衆院予算委員会でこの案を披露し、

「統合で1+1が2になるのではダメ。1+1が0.5になるというのが、私の嘉手納統合案。関西の空港であっても、静岡の空港であっても、沖縄の米軍基地の負担軽減をやるというのだったら、みんなで協力してやりましょうよ」
と呼びかけた。関空を米軍基地として活用するというプランは、11月17日発行の夕刊紙・日刊ゲンダイでも取り上げられた。記事の中では、『血税空港』で航空行政の実態を暴いたジャーナリスト・森功氏の次のようなコメントが紹介されている。

「浮島である関空に基地を持ってくれば、騒音問題や沖縄住民の負担は一気に解決します。何より、辺野古移設に伴う莫大な滑走路建設費用が浮く。その分を関空の負債返済に回してもいい。日米間の軍事空域の問題は残りますが、一石二鳥どころか、三、四鳥の成果を生むプランです」
下地議員のプランを11月20日放送のラジオ番組『お早うGood Day!』(ニッポン放送)で紹介したフリージャーナリストの岩上安身さんも、嘉手納統合案に強い関心を示す。

「これまでの沖縄の基地は、戦争時に米軍が占領した土地という特殊性があった。しかし現行計画の辺野古案を本当に認めてしまうと、外国の基地を新たに国内に作ることになる。これは政治的には、いわば『属領』であると認めること。日本の保守派が現行計画を受け入れるとするならば、不思議なことだ」
一方、軍事ジャーナリストの田岡俊次さんは、関空など民間空港への離発着訓練の移転には懐疑的としつつ、次のように語る。

「民間空港を利用する案は、日本側にとって受け入れが困難だろう。ただ、三沢基地については、米空軍のF16戦闘機40機を米国本土に引き上げようという動きもある。嘉手納のF15戦闘機48機を三沢に移すという案ならば、可能性があるだろう」
嘉手納統合案は一番まともなプラン?
では、鳩山政権はどう考えているのか。岡田克也外相は11月20日の記者会見で「私の考えは下地さんと同じではない」と断りつつも、嘉手納基地の機能の一部を国内の他空港に移すというプランを否定しなかった。

「私は嘉手納への統合だと思っている」。岡田外相がそう述べて、私案を明らかにしたのは10月23日の記者会見だ。それ以来、岡田外相は「嘉手納統合案は、騒音レベルが現在よりも減ることが大前提」と繰り返し述べているが、嘉手納基地の騒音を減らすためには、米軍機の離発着訓練を減らすか、他に移すしかない。その意味では、下地議員のプランは岡田外相の腹案と重なる部分があるともいえるのだ。

2077チバQ:2009/11/21(土) 11:23:58
この嘉手納統合案は、現行計画(辺野古移設)を唯一の案とする米国からは反発を受け、地元市町村の反対も強い。しかし「嘉手納統合案しかない」という意見もある。前出の田岡さんは、

「嘉手納統合案はもともと、1996年に普天間基地返還が決まった当初に日本側が唱えていた案で、一番まともなプランだ。新たに基地を作る必要がないので、時間的にも財政的にもメリットが大きい。仮に辺野古に決めても、来年1月の名護市長選で反対派が当選すれば、計画の実施段階で支障が起きる」
と話す。嘉手納案に対しては、海兵隊のヘリコプターと空軍のジェット機が混在することになり、航空管制上の危険が大きいという指摘もある。米空軍が反対しているとされるゆえんだ。だが、田岡さんは、

「嘉手納基地よりも狭く、滑走路も1本の那覇空港では、旅客機や陸海空自衛隊の戦闘機、ヘリコプター、哨戒機など8組織のありとあらゆる種類の機体を管制している。嘉手納の管制官の腕が極端に悪くないかぎり、管制ができないわけがない」
と反論する。実はかつて、米国側からも嘉手納統合案が提案されたことがある。ラムズフェルド氏が国防長官をつとめていた2005年、普天間問題の行き詰まりに焦りを感じた国防総省から提示されたのだ。このときは日本側が拒んで、廃案になってしまった。その背景について田岡さんは、

「なぜ日本側が断ったかといえば、利権の問題がからんでいる。公共事業が必要とされない嘉手納案では地元に金が落ちないためだ」
と指摘している。しかし4年前と現在では政治状況が違う。つまり日本側の姿勢しだいでは、嘉手納案も十分可能性があるというわけだ。岡田外相も11月20日の会見で、

「(嘉手納基地の)運用上の難しさについては、受忍できないような程度のものなのかどうか、検証の必要がある。本当に受任できないようなものであれば、それは客観的に分かるわけだから、アメリカ側から提案しただろうか。これが私の疑問の一つだ」
と述べ、米国側を説得する余地があるという考えを匂わせた。

2078チバQ:2009/11/21(土) 21:33:18
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/091121/asi0911211839003-n1.htm
政権に協力せず、「野党」の確立目指す アフガンのアブドラ元外相 (1/2ページ)
2009.11.21 18:35

アフガニスタンのアブドラ元外相 アフガニスタン大統領選でカルザイ大統領の対抗馬だったアブドラ元外相は21日までに、カブール市内の自宅で産経新聞とのインタビューに応じ、同氏に大統領が19日の就任演説で政権運営への協力を求めたことについて「今の段階では野党という形で、自分が選挙で掲げた政策の実現を追求していきたい」と述べ、当面はカルザイ政権に協力する考えはないことを明らかにした。また、カルザイ氏が掲げた汚職撲滅や、今後5年間での駐留外国部隊撤退の実現は「カルザイ氏のこれまでの行動からは期待できない」と、実現性は乏しいとの見方を示した。

 (カブール 田北真樹子、写真も)

 アブドラ氏は「民主主義では政府と、対抗勢力が必要だ。この構図によって、私は政府に国民への約束を果たす責任を負わせることができる」と指摘。「アフガンは民主主義初期の段階にあり、野党を確立する基盤づくりをすべきだ」と述べた。

 この発言は、カルザイ氏の当面の政権運営に対する国際社会の評価が好転しないことを前提としており、アブドラ氏は次の政権の受け皿とすべく、反カルザイ勢力の結集を徐々に図っていくとみられる。

 アブドラ氏はまた、「カルザイ氏は国民の支持が高くなく、弱体化している。残念ながら汚職撲滅はできない」と言い切った。アブドラ氏が第1期カルザイ政権の外相を務めていたころから、汚職や腐敗は政府高官の間に蔓延(まんえん)していたものの、看過されていたとし、「大統領選が腐敗のもっともいい例だ」と苦笑した。


 駐留外国部隊の撤退については「アフガンは今も米国の増派を求めている」と指摘。「治安回復には政府の正統性、信頼性、政策実現力、法の尊重などが重要だ。しかし、すべてにおいて、政府のこれまでの行動からは期待はもてない」と述べた。

 また、国際社会の関与は不可欠だが「アフガン側による国民のための統治がなければ、国際社会が問題を解決できるわけがない」と強調。国際社会が、さらなるアフガン支援の条件として汚職撲滅などを求めていることは「まさにアフガン国民が求めていることだ」と、“外圧”を歓迎した。




 アブドラ・アブドラ氏 1960年、カブール生まれ。タリバン政権打倒の主力となった北部同盟が出身母体。カルザイ政権下で2006年まで外相を務めた。今年8月20日の大統領選第1回投票では2位となった。その後、カルザイ陣営の不正投票を受け11月7日に予定されていた決選投票への不参加を、土壇場になって表明し、カルザイ氏の再選が確定した。

2079とはずがたり:2009/11/22(日) 18:15:04

普天間めぐり焦燥感=党内から連立離脱論も−社民
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1215411124/61
2009年11月22日(日)16:03

硫黄島・グアムへの移設検討を=社民
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-091119X972.html
2009年11月19日(木)12:03

 社民党は19日の常任幹事会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、東京都小笠原村の硫黄島やグアムへの移設を検討するよう政府に申し入れることを決めた。併せて政府・与党による協議の場を設けるよう求める。社民党はこれまで沖縄県外や国外の移設を求めていたが、具体的な移設先を示したのは初めて。

普天間問題「民主にハラあれば解決」 五百旗頭氏発言
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/region/T20091112MS01273A.html
2009年11月12日(木)17:12

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、五百旗頭真防衛大学校長は11日、「民主党にハラがあれば、(沖縄県内移設の方向で)うまくもっていくことができた」と鳩山政権の対応を批判した。対米、アジア関係をテーマに神戸大学で開かれたシンポジウムで語った。

 13日のオバマ米大統領の来日を控え、沖縄の米軍基地問題は最大の懸案となっている。北沢俊美防衛相が就任後、沖縄で地元の声を聞いたところ「県外移設を求める声よりも、よそへいかないでという声の方が多かった」といい、五百旗頭校長は「民主党にハラがあれば、その機をとらえてうまくもっていくことができたと思うが、(社民党は県外移設を求めるなど)三党連立がありうまくいかなかった」などと批判した。

 これに対し、出席した福山哲郎外務副大臣は「米国との普天間合意は国と国との約束で重いが、沖縄の4選挙区でこれに反対した4人の民主党議員が当選したことも重い。民主主義を大事にする米国なら理解してくれると思う」と防戦した。

2080名無しさん:2009/11/22(日) 18:53:25
>>2079
>「県外移設を求める声よりも、よそへいかないでという声の方が多かった」

世論調査では7割反対だっていうのに、>>2017
聞いた場所が偏っているのを示しただけですね。

2081チバQ:2009/11/24(火) 20:06:38
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/091124/mds0911240728006-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】アッバス議長「引退表明」の真意は (1/2ページ)
2009.11.24 07:27
 「引退表明」はブラフ(はったり)なのか、それとも自暴自棄になったからなのか。来年1月に予定される自治政府議長選に出馬しない意向を示したパレスチナ自治政府のマハムード・アッバス議長(74)の真意をめぐり、さまざまな観測が広がっている。

 議長の苦境は誰の目にも明らかだった。和平交渉再開に向けた協議でのイスラエルの強硬姿勢、仲介役の米国への不信感、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの対立−。

 八方ふさがりの状況だけに、アッバス議長が5日、議長選不出馬を表明すると、「狙いはパレスチナ人の団結を促して、和平交渉で米国の後押しを得ることだろう」(ロイター通信)という見方が広まった。

 そもそも選挙日程はハマスの同意なしで設定されたもので、今後、延期される可能性が高い。9日付のイスラエル紙イディオト・アハロノト(電子版)は「選挙はしばらくない。(アッバス議長が)すぐに引退する心配はない」とするパレスチナ解放機構(PLO)メンバーの声を紹介。アッバス議長が、議長選延期を見越した上で、イスラエル側に揺さぶりをかけているとの見解を示す。


 一方でアッバス議長の決意は本物との見方もある。「パレスチナ国家樹立が一向に見えない中で、(アッバス議長は)自治政府の議長職にとどまる必要性を感じていない」。11日付の国際紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンによると、ある自治政府幹部はアッバス議長の心境をこう分析したうえで、議長が引退すれば、閣僚らも雪崩を打って辞職する可能性があるとしている。

 そうした中で、自治政府内では、国連安全保障理事会の支持決議を受けたうえで、イスラエルの承認なしで一方的に「独立」を宣言すべきだとの声が高まっている。17日には議長自身が「他に解決策はない」と強調し、国際社会に対し決議採択への理解を求めた。

 だが、あくまで交渉による和平を目指す米欧はこの案に反対する。イスラエル側も猛反発しており、同日、東エルサレムの入植地で住宅900戸の建設計画を承認するなど、強硬姿勢を一段と鮮明にしている。

 アッバス議長は、事態打開の方策がないまま、引退表明という「奥の手」を出したことにより、ますます窮地に追い込まれている。

2082とはずがたり:2009/11/24(火) 23:10:49

ちょい前の記事。

日本、「核密約」文書の再機密化要請 公開した米に
http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY200908250381.html
2009年8月26日3時48分

 日米両国の「核密約」の根幹部分が記された公文書が99年に米国で公開された際、日本政府が米側に公開を取り消すよう要請していたことが分かった。文書は、核兵器を積んだ米艦船や航空機の日本への立ち寄りを事前協議なしに日本が認めることを確認した内容。日本からの要請の直後、米国務省によって再び機密指定されていた。

 当時の政府関係者が匿名を条件に経緯を証言した。米国の公開文書を封印するよう日本側が求めた事実は、日本政府が「核密約」の存在を国民の目から隠そうとしたことを示している。「核密約は存在しない」という一貫した日本政府の主張が崩れ、情報公開の観点からも批判を招くことは必至だ。

 問題の文書は、60年の日米安保条約改定を前に、核兵器を積んだ米艦船や航空機の立ち寄りや通過をそれまで通り認めることを日米で確認した59年の「安保条約討議記録」など。60年6月に米国務省北東アジア部が作成した「議会用説明資料集」の中に含まれていた。当時のハーター国務長官が、議会に安保条約改定の批准承認を求める際の答弁用資料として用意されたと見られる。

 米国の公文書は原則として作成から25年を超えると公開の対象となる。「資料集」は99年秋までにいったん機密指定が解除され、全文が公開された。しかし、「討議記録」など密約に関連した部分だけが、同年12月13日付で再び非公開文書に指定され、公開文書から削除された。「安全保障上の機密情報」が含まれていたことが理由とされた。

 元日本政府関係者は「文書の公開を知って、ただちに(機密指定の)解除を取り消すよう米側に申し入れた」と証言する。「米国の文書公開の判断はずさんだ」とも指摘し、公開の際に日本側の事情が考慮されていなかったとの見方も示した。申し入れは、外交ルートを通じて行われたという。

 ただ、問題の文書は、非公開となる直前の99年11月、情報公開に取り組んでいる米国の民間研究機関「ナショナル・セキュリティー・アーカイブ(NSA)」の研究員が、米国立公文書館でコピーを取っており、それを入手した朝日新聞が00年8月に全容を報道した。コピーがなければ、今なお内容が明らかになっていなかった可能性が高い。

 99年12月当時、小渕内閣の河野洋平外相の下で外務事務次官を務めていた川島裕・宮内庁侍従長は先月、核密約問題についての朝日新聞の取材に「コメントする立場にない」と述べている。(倉重奈苗)
     ◇
 〈安保条約討議記録〉 60年の日米安保条約改定の際に新設された「事前協議」制度の具体的運用について、当時の藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日大使の合意を記録した文書。事前協議について「米軍機の日本飛来や米海軍艦艇の日本領海・港湾への進入に関する現行の手続きに影響を与えるものとは解釈されない」と明記。核搭載米軍機や艦船がそれまで通り自由に日本に飛来・寄港できることを担保する内容で、「核密約」の根幹を記した文書とされる。この解釈については63年に、当時の大平外相とライシャワー駐日大使が秘密会談で改めて確認している。

     ◇

 ■我部政明・琉球大教授(国際政治学)の話 米国務省の正式な手続きを経て公開された外交文書が再び非公開となることは異例で、日本政府の関与を聞いて、やはりそうだったのかという思いだ。核密約を確認した63年の大平正芳外相とライシャワー駐日米大使(いずれも当時)の会談記録もいったん公開された後、非公開になっている。日本政府の関与が疑われるケースはほかにもある。

 情報公開をめぐっては「原則すべて公開」の米国とは対照的に、日本は「公開するものを選ぶ」のが実態だ。特に改定日米安保条約、沖縄返還協定、日米防衛協力などの分野の記録の重要な部分は公開されていない。我々研究者は、米国の公開資料を通じて日米交渉の経緯をやっと知ることができる。いつまでも国民に知らせることができないというのはなぜなのか。また「ない」と主張し続けるのなら、なぜその部分が日本にはないのか。説明責任が政府にはあるのではないか。

2083とはずがたり:2009/11/27(金) 23:23:04
もー関空に米軍とかどおだ?!

普天間、年内に政府方針なければ県外要求 自民沖縄県連
http://www.asahi.com/politics/update/1127/SEB200911270023.html
2009年11月27日22時30分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、自民党沖縄県連は27日、(1)鳩山政権に対し、年内に方針を決定するよう求める(2)それができなければ、県外移設を求める――との方針を決めた。同県名護市辺野古に移設する現行案を容認してきた従来の方針を転換することになるが、その時期を年明けに先送りすることで、これまで歩調を合わせてきた仲井真弘多知事にも配慮した。

 この日発表した方針では「我々が現行案容認にこだわってきたのは、普天間飛行場の現状固定化を恐れたからだ」と強調。「これ以上、問題を先延ばしにすることは許されない」としたうえで、結論が年明けにずれ込めば、「これまでベストとしてきた県外移設に方針を改めることを決断する」と結んでいる。

 ただし、年明けに政府が現行案を選んだ場合の対応については、県連の翁長政俊幹事長は「容認しない方針だが、それは年明けの判断」と述べるにとどめた。

 自民県連は、政権交代後、県外移設を求める県民世論が高まったことを受け、話し合いを続けていた。26、27両日の県議による議員総会では「県外移設を求めると(結論が先送りされて)普天間周辺の危険性が放置される」「苦渋の選択で移設を容認してきた名護市のこれまでの経緯はどうなるのか」との意見が相次いだ。一方で、報道機関の世論調査などで県民の約7割が県外移設を望んでいることや、米軍基地の大半が沖縄県に集中していることなどを挙げ、「民意に沿って県外移設を支えていく必要がある」との声が大勢を占め、全会一致で方針を決めた。

 沖縄県議会では08年7月、現行案に反対する決議と意見書を、社民、共産、民主などの県政野党の賛成多数で可決している。仲井真氏を支えてきた公明党県本部は今月4日、県外移設の推進を求める見解を発表しており、自民の対応が注目されていた。

2084名無しさん:2009/11/27(金) 23:28:28
>>2083
いっそメガフロート飛行場とかw
地上部隊、演習場、補給施設も一体で受け入れてくれるのであれば、海兵隊も県外移設を飲んでくれるかもしれませんが。

2085チバQ:2009/11/27(金) 23:58:00
下地島の立派な空港は使えないんすかね。

2086とはずがたり:2009/11/28(土) 00:22:28

なんか良さそなところっすね>下地島
http://images.google.co.jp/images?q=%E4%B8%8B%E5%9C%B0%E5%B3%B6&lr=lang_ja&oe=utf-8&rls=org.mozilla:ja:official&client=firefox-a&um=1&ie=UTF-8&ei=g-0PS9KIHoHo7APctuTYBQ&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=4&ved=0CCwQsAQwAw

2087とはずがたり:2009/11/28(土) 00:25:35
なんと,旅客機が飛んでないし軍事上も有利な場所にあるなら有効活用しない手はないような。。
昔の覚え書きなんかもまあ殆ど空文なんでわ??
地元の反撥は強いのかねぇ。。

下地島空港
提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E5%9C%B0%E5%B3%B6%E7%A9%BA%E6%B8%AF

概要
1994年以来定期便の就航が無いため、実質民間パイロット専用の訓練空港として扱われる。日本では数少ない、滑走路両端にILSが設置されている空港である(東京国際空港等の大規模空港も含め国内の大多数の空港では、ILSは滑走路の片側にのみ設置されている)。3,000m×60mの滑走路が整備され、航空機の操縦訓練が行われる。

年間利用客数は、国内329人(2007年度)。

歴史
* 1973年(昭和48年)7月31日 - 非公共用飛行場として建設される。
* 1979年(昭和54年)7月5日 - 公共用飛行場(第三種空港)として設置、供用開始。航空会社によるパイロットの訓練が開始される。
* 1980年(昭和55年)11月1日 - 那覇空港との間に南西航空(現日本トランスオーシャン航空)の定期便(YS-11型機)が就航。
* 1994年(平成6年)7月22日 - 利用客が少ないことから定期便運休。以後、現在まで定期便運航は無し。
* 2001年(平成13年)
o 4月18日 - 伊良部町議会が空港への自衛隊訓練誘致を満場一致で決議。防衛庁は「前向きに検討」とした。
o 4月28日 - フィリピン合同軍事演習へ向かう途上の米軍ヘリコプターが飛来して給油。自治体には事前に通達。
o 5月15日 - この日発表されたアメリカ国防総省系シンクタンクのランド研究所の報告「アメリカとアジア」で、「下地島など沖縄の空港施設を軍事利用できるようにする」とある。
o 5月17日 - フィリピン合同演習から帰還するヘリが再び給油に訪れる。
o 5月22日 - 在沖縄アメリカ総領事が空港を視察。
* 2002年(平成14年)
o 3月16日 - 伊良部町議会で空港への自衛隊誘致を賛成9反対8で決議。住民説明会で反対意見が続出。
o 3月25日 - 伊良部町臨時議会で16日の自衛隊誘致決議と平成13年の自衛隊訓練誘致決議の白紙撤回を賛成16反対1で決議。
o 10月1日 - 伊良部町が周辺町村と合併して宮古島市となる。
* 2006年(平成18年)
o 2月 - 航空自衛隊那覇基地司令が「日本の防衛上、下地島を自衛隊が利用できればいい」と発言したことが、地元紙で問題発言として扱われる。
* 2007年(平成19年)
o 4月1日 - 北海道に本社を置くエアトランセが、エアードルフィンとの提携で那覇空港への不定期便を開設。
o 6月25日 - 那覇空港便が3ヶ月足らずで休止となり、再度航空路線がない状態となる。

2088とはずがたり:2009/11/28(土) 00:25:49
>>2087
国防の観点からみた下地島空港の価値

下地島空港は沖縄本島と中国大陸の中間にあり、尖閣諸島にも近い。先島諸島で唯一、かつ日本でも数少ない、ILSが両端に設置された3,000m×60mの滑走路を持ち、戦闘機や輸送機の運用にも支障のない規模がある。

那覇基地からでは八重山地方は中国(大陸)よりも遠く有事対応が現実的でなく、自衛隊の下地島空港使用については国政でも議論されている。自衛隊による下地島空港の使用が可能になれば、東シナ海での行動範囲が広がり、航空自衛隊の戦闘機部隊、海上自衛隊のP-3C対潜哨戒機部隊の基地、または補給中継施設として非常に重要な拠点となりえる。在沖米軍も台湾及びフィリピンへ向かう航空路近くにある下地島空港に関心を示しているとされ、これまでにも緊急の給油を理由として何度も当空港への着陸を行っている。

現用の那覇空港は、軍民共用でかつ発着便数の多さがすでに過密といえる状態であり、有事の際、軍用空港としての機能は果たせない可能性が高い。ただし、那覇空港の拡張案も具体的に検討されており、那覇空港の利用実態においての下地島空港の優位性は将来には低下するものとみられる。

屋良覚書

しかし、下地島空港の利用方法については、飛行場設置に当たって1971年(昭和46年)に日本政府と当時の屋良朝苗琉球政府行政主席との間に交わされた「屋良覚書」が存在しており、これによって下地島空港の軍民共用空港化は為されないものとされている。

その内容は

1. 下地島飛行場は、琉球政府が所有及び管理を行い、使用方法は管理者である琉球政府(復帰後は沖縄県)が決定する。
2. 日本国運輸省(現・国土交通省)は航空訓練と民間航空以外に使用する目的はなく、これ以外の目的に使用することを琉球政府に命令するいかなる法令上の根拠も持たない。
3. ただし、緊急時や万が一の事態のときはその限りではない。

というものである。

旧伊良部町の請願

それに対して、下地島空港の地元である旧伊良部町では、2005年(平成17年)3月16日に開催された町議会で、下地島空港への自衛隊誘致の請願を賛成9反対8で可決し、沖縄県全体に衝撃が走った。この請願は、2004年(平成16年)11月10日に、宮古島及び石垣島沖合で発生した漢級原子力潜水艦領海侵犯事件において、稲嶺惠一沖縄県知事(当時)をはじめ、沖縄県内の首長が誰一人として中国潜水艦による領海侵犯に抗議の声明を出さず沈黙したことに、事件の地元である伊良部町の一部の住民が憤慨し、政府の責任で自衛隊を駐屯させ、日本の国土である先島諸島を守って欲しいと意思表示を行い、請願したものであった。もっとも、当請願には自衛隊駐屯による経済振興を期待する意味もあり、純粋に国防上の問題を憂えた上でのものではない。

結局、この請願は、住民集会で異論が噴出し、3月25日に白紙撤回をせざるを得なかったが、沖縄本島と先島諸島との間の国防に関する温度差が如実に表れた事件だった。

2089名無しさん:2009/11/28(土) 01:26:16
>>2085-2086
下地島は離島なので、日常の補給とか経済インフラの問題で候補から外れたとどこかで読んだ気が。
あと海兵隊は陸海空一体作戦を展開するために出来るだけ陸上部隊・航空部隊・港湾施設を近い場所に置きたいみたいです。
空軍部隊なら打ってつけなんですけどね>下地島

2090とはずがたり:2009/11/28(土) 11:24:09

首相に亀井氏「参院選まで普天間決めるな」 社民と共闘
http://www.asahi.com/politics/update/1128/TKY200911270494.html
2009年11月28日9時3分

 連立与党の福島瑞穂社民党党首と亀井静香国民新党代表が27日に会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題の年内決着に反対することで一致した。亀井氏は会談後、鳩山由紀夫首相に電話し「来年夏の参院選までは移設先を決めるべきでない」と伝えた。会談は、政権内に県内移設を前提とした年内決着の動きがあることから「県外・国外移設」を掲げる社民党の福島氏が持ちかけた。

 また、亀井氏は両党首が加わる基本政策閣僚委員会の下に各党政策責任者が加わる作業部会を設けるよう求めたうえで、「県内移設なら基本政策閣僚委で拒否する」と伝えたという。社民党は普天間問題で国民新党との共闘で県内移設に抵抗する方針だ。

2091とはずがたり:2009/11/28(土) 11:25:51
>>2089
解説感謝っす。
なるほど,離島故に地政学的には有利かも知れないけどその分日常の駐屯にはコストがバカに成らんのですな。。
地元にとってみるとインフラ整備のきっかけになる,というのを飴に受け容れたりする可能性はないんでしょうかね。。

2092チバQ:2009/11/28(土) 11:36:48
じゃあ同じ理由で硫黄島も駄目と。
となると関空か、セントレアの有効活用で。

2093神奈川一区民:2009/11/28(土) 11:48:58
>>2092
やはり、静岡空港がいいと思います。

2094とはずがたり:2009/11/28(土) 11:54:39
静岡空港は大繁盛するんじゃいヽ(`Д´)ノ(笑)

2095名無しさん:2009/11/28(土) 12:09:06
じゃあ茨城空港でどうでしょうw

2096とはずがたり:2009/11/28(土) 12:18:34
そっちは大賛成っす(`・ω・´)
まあ既に自衛隊が居るんですけどねw

2097 ◆ESPAyRnbN2:2009/11/28(土) 13:37:00
251 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/10/24(土) 00:44:09 ID:VHQqqwDQ
ttp://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/
    |┃三   ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
    |┃  ,,,ミ:::::::::::::::::::::::\  
    |┃   ミ::::;;;;--‐‐‐-ヽ:;::|
 ガラッ.|┃   ミ::|       .|:|
    |┃   .|::|   \    |:|    大統領!ここもう使いませんから
    |┃   |:|   (●) (●)    普天間の代わりにどうっすか?
    |┃   |       .ヽ
    |┃    |         )
    |┃ ≡  |      −=-  
    |┃    ヽ      /
    |ミ\___/ ---- く .\ 
    |┃=___      \ .\

2098チバQ:2009/11/29(日) 02:13:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009112800188
非核三原則、変更か徹底か=想定されるシナリオ−密約確認濃厚
 戦後の日米間の「密約」をめぐり、岡田克也外相が設置した有識者委員会の検証作業がスタートした。最大の焦点は、日米安全保障条約改定時に交わされたとされる核搭載艦船の立ち寄りを黙認する密約の扱いだ。政府が存在を認めれば、「日本外交の信頼を回復する」と真相に迫った鳩山政権の姿勢は評価されるが、一方で、「非核三原則」が形骸(けいがい)化していたことになり、影響も大きい。有識者委の報告は来年1月中旬。政権内で三つのシナリオがささやかれている。
 外務省の調査チームは、密約を裏付ける資料を見つけており、有識者委が「密約あり」と認定する可能性は濃厚。それを受けた第1のシナリオとして外務省などで浮上しているのが、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませない」とした「非核三原則」を変更し、「非核2.5原則」に転じる案だ。
 これは、政府として密約を確認した上で、事前協議の対象となる核持ち込みの定義を「陸上への配備」に限定し、核を積んだ艦船の寄港などは、持ち込みに当たらないという新たな解釈を打ち出すもの。ただ、三原則から後退する印象は否めず、社民党などが反発する可能性がある。
 第2のシナリオは、三原則の徹底だ。この場合、核搭載艦船の寄港を事前協議の対象とすることを米側と確認する必要がある。しかし、米側にとっては、個々の艦船が日本に寄港するたびに核搭載の有無を明らかにすることになり、戦略上、同意を得るのは容易ではなさそうだ。
 実際、1980年代に非核化政策に踏み切ったニュージーランドでは、入港する米艦船に「非核証明」を求めた結果、米政府は同国への防衛義務を凍結。両国の同盟関係は事実上破綻(はたん)した。日米同盟に影響が出るのは確実で、「『核の傘』が揺らぐことになる」(外務省筋)という指摘が出ている。
 三つ目は、密約は認めるが、何も対応しないというシナリオ。ブッシュ大統領(当時)が92年に艦船や潜水艦に積む戦術核兵器の撤去完了を表明しており、現在は日本への核持ち込みはなく、現状のままでも三原則との整合性は問われないという論法だ。ただ、将来、安全保障環境に変化が生じ、米国の核戦略が変わる可能性もある。核持ち込みに関する日本の立場をあいまいにし続ければ、無責任との批判も免れない。(2009/11/28-15:08)

2099とはずがたり:2009/11/29(日) 03:52:30
>>2097
むきーっヽ(`Д´)ノ(笑)

2100名無しさん:2009/11/30(月) 20:23:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091130/plc0911301242011-n1.htm
中国国防相が海自イージス乗艦、要望し異例の視察 佐世保
2009.11.30 12:41

イージス艦視察のため長崎県佐世保市を訪れ、海上自衛隊幹部らに迎えられる中国の梁光烈国防相(左)=30日午前 来日中の中国の梁光烈国防相が30日、長崎県佐世保市を訪れ、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」を視察した。中国要人が乗艦するのは極めて異例。

 海自による出迎え式典後、梁氏は米海軍佐世保基地内に接岸したちょうかいに乗り込んだ。海自佐世保地方総監部によると、同艦には米国が開発した艦載防空システムなど機密が多いため、米軍関係者が立ち会い、視察は限定的な内容という。

 中国側による海自イージス艦視察は、中国海軍艦艇が初来日した平成19年11月にも検討されたが、当時はイージス艦情報漏えい事件の時期と重なり、日本側が米側に配慮し見送った経緯がある。今回は中国側から「艦艇を視察したい」との要望があり、防衛省の判断でイージス艦に決めた。防衛省幹部は「透明性をアピールすることで、逆に中国側に軍事力の透明化を求める狙いもある」と説明している。

2101主権侵害山岡賢次:2009/11/30(月) 20:33:03
12月4日まで国会延長が勝手に決まったぞ。
山岡が間違いなく韓国人参政権を仕掛けて来る。韓国人権侵害救済法案などもろくに審議をしないで強行採決するつもりだ!!気付いた者から順に叩き潰せ!!国家の存亡の危機である!!

2102 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/01(火) 12:37:17
まだ日本にも所有権が曖昧なままの土地が残ってたんですね。
> 所有者が決まっていない島には順次名前を付けたり、国有化の手続きをしたい

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120101000086.html
政府、離島保全の基本方針を決定 総合海洋政策本部

 政府は1日午前、総合海洋政策本部(本部長・鳩山由紀夫首相)の会合を開き、排他的経済水域
(EEZ)などの管轄海域を維持するため離島の保全や管理に関する基本方針を決定した。

 鳩山首相は会合で「日本の排他的経済水域は世界で6番目(に大きい)。開発すれば海洋資源大国に
なれる。基本方針にのっとり法整備を含めて進めていく」と表明した。同本部の会合は政権交代後初めて。

 基本方針は、昨年3月に閣議決定した「海洋基本計画」で策定が決まった。海岸線の浸食や地球
温暖化による海面上昇で水没の恐れが指摘されている最南端の沖ノ鳥島(東京都)などを対象に保全・
管理の体制などについて定めた。状況に応じて海岸線の保全工事を行い、不当な占有や海岸線を変更
させるような掘削などを規制する措置を講じるとした。

 また海洋資源開発の拠点整備や、希少な動植物が多い離島の自然環境の保全策も盛り込んだ。

 海洋政策担当相を兼務する前原誠司国土交通相は1日の記者会見で「来年の通常国会で法律案を
出したい。所有者が決まっていない島には順次名前を付けたり、国有化の手続きをしたい」と述べた。

2009/12/01 12:00 【共同通信】

2103名無しさん:2009/12/02(水) 00:28:58
沖縄も未解決ですが、こちらは家族の犯罪です。

米側から身柄引き渡されず=少年2人、地位協定基づき−路上ロープ女性重傷・東京
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091201-00000070-jij-soci
12月1日12時32分配信 時事通信

 東京都武蔵村山市で8月、路上に張られたロープでバイクを運転していた女性が重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕状が出た米軍横田基地所属の米兵の子供2人について、米軍側から身柄が引き渡されていないことが1日、捜査関係者への取材で分かった。
 2人は基地内に居住する少年。日米地位協定では、米軍施設や敷地内で逮捕や家宅捜索をする場合、米軍側の許可が必要なため、警視庁組織犯罪対策2課は引き渡しを要請していたが、逮捕状の期限の1日になっても実現していないという。
 同課は逮捕状を更新し、引き続き身柄引き渡しを求める方針だ。

2104名無しさん:2009/12/02(水) 22:11:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091202/plc0912022157014-n1.htm
仕分けで注目「りっくんランド」人気急上昇 陸自広報センター
2009.12.2 21:54

陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」を楽しむ来場者たち=2日、朝霞駐屯地(山口知宏撮影) 陸上自衛隊の朝霞駐屯地内にある広報センター「りっくんランド」(東京都練馬区)の人気が急上昇している。行政刷新会議の事業仕分けの対象として、仕分け人の蓮舫参院議員が訪れた姿が繰り返しテレビに登場して認知度がアップしたほか、有料化を懸念して駆け込み需要が出ているためだ。センターでは「いずれにせよ、より多くの人に防衛への関心を持ってもらえれば」と思わぬ“仕分け効果”を歓迎している。(山口知宏)

 「りっくんランド」は戦車やヘリコプターなどを展示しているほか、迷彩服や装備を試着できるなど体験型の無料広報施設。事業仕分けの対象として11月23日に蓮舫議員が来館し、飛行感覚を味わえるフライトシュミレータに感嘆する姿がテレビで放映されたが、翌24日の事業仕分けでは自衛隊の広報事業費(約13億円)が「縮減」と判定された。

 センターの来場者は、これまで休日400〜500人、平日200人程度だった。しかし、24日の事業仕分け後に急増。28日の土曜日は1380人、29日の日曜日は2049人と2千人を突破。今月2日は平日でも323人を記録した。

 「テレビで蓮舫議員の訪問を見て、知った」と話すのは埼玉県川越市から来た60代の夫婦。広島から実家の東京に帰省中という男性(30)は「テレビで見ておもしろそうだった」と話す。また、事業費の縮減で民間委託して有料にする可能性が出てきたため、「無料のうちに行こうと思って」(東京都西東京市から来た一家)という声も目立つ。

 センターの広報担当者は人気急上昇について、「メディアに取り上げられた効果」と分析。「有料化の行方は分からないが、まずはたくさんの人に知っていただくことができ、よかった」と話している。

2105とはずがたり:2009/12/03(木) 00:07:23

首相、沖縄知事と極秘会談 普天間巡り負担軽減策協議か
http://www.asahi.com/politics/update/1128/TKY200911270493.html
2009年11月28日3時0分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、鳩山由紀夫首相が27日朝、首相公邸で沖縄県の仲井真弘多知事と約1時間、極秘に会談した。関係者が明らかにした。

 鳩山首相は30日、仲井真知事と首相官邸で会談する予定。仲井真知事は朝日新聞のインタビューで、名護市辺野古に移設する現行計画を受け入れる条件として、移設先の沖合修正と移設工事完了までの間の普天間飛行場の機能分散を求めることを表明。首相とこうした負担軽減策について協議した可能性がある。

 一方、岡田克也外相ら関係4閣僚が27日、首相官邸で普天間問題について協議。米側の実務者と交渉していた外務、防衛両省幹部や須川清司専門調査員(民主党職員と兼務)が26日に帰国したのを受け、今後の対応策を詰めたとみられる。

 協議後、前原誠司沖縄担当相は記者団に「日米の実務者レベルでどんな話がされているか報告があり、情報を共有した。決まった段階で担当相として動くが、まだタイミングではない」と語った。また、岡田外相は記者会見で「年内決着は私の思いだが、途中の段階でコメントするのは適当ではない」と述べた。

2106とはずがたり:2009/12/04(金) 15:46:05

昨日の報ステだたか首相の腹案はグアムであり,アメリカ軍も密かに検討だか準備だかをしてる節があるそうですので,もし実現したりすると物凄い得点となりましょうな。
沖縄が民社国の金城湯池となること間違いなしだ。革新票の8割,保守票の6割ぐらいは総浚い出来る様になるんちゃうか。

普天間移設問題で首相「グアムも検討」 社民は歓迎
2009.12.4 11:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091204/plc0912041102007-n1.htm

 鳩山由紀夫首相は4日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題に関し、「グアムに全部移設することが米国の抑止力ということを考えたときに妥当かは検討する必要がある」と語り、同飛行場をグアムに移転することも含めて検討する考えを示した。首相公邸で記者団に語った。首相は同日午後の日米外務・防衛当局の閣僚級作業グループに向け、グアム移設案など、現行計画以外の選択肢を検討するよう岡田克也外相、北沢俊美防衛相らに3日指示していた。

 首相は、グアム移転案に関し、「グアム(の地元)は期待している」と指摘。その上で、同県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画に関し「日米合意は重いが、辺野古しかないのか。嘉手納(基地統合案)も含めて他の地域はないのか今、検討している。社民党の(連立離脱)問題が出てきている中で検証に力を入れてやってもらいたいと(両大臣に)言った」と述べた。

 その一方で、首相は現行計画についても「当然のことながら辺野古は生きている」と語り、依然、選択肢に含まれているとの認識を示した。

 平野博文官房長官は4日午前の記者会見で「県民の負担軽減が基本であり、あらゆる角度で対処しなければいけない」と指摘し、日米両政府が平成18年に合意、26年までに代替施設建設を実現するとした米軍再編ロードマップ(行程表)の見直しも含め、柔軟に対応する考えを強調した。

 一方、福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は4日午前の記者会見で「この内閣が県外、国外移設をきちんと検討していないと私は思っていたので、選択肢の幅が明確に広がったことを大変歓迎している」と述べた。

2107神奈川一区民:2009/12/04(金) 22:44:44
>>2106
本当にグアム移転ができれば凄いです。ある意味、歴史的な首相ですよね。
ただ、アメリカから多額の費用を請求されると思います。

2108名無しさん:2009/12/04(金) 23:04:54
>>2106-2107
グアムに移転するのがアメリカの軍事戦略上有利なことなら、日本に頼まれるまでもなくやっていると思う。
今までそうしなかったということは米国にとってメリットがないということでしょう。
アメリカ側がNoと言ったらそれまでの話だし、期待しない方がいいのでは?

こんなに迷走するくらいなら首相就任時に
「1年間かけて日米同盟をレビューするので時間が欲しい。普天間問題はその中で結論を出す。再編計画の期限も1年延期して」
とオバマ政権側にはっきり伝えれば良かったのに。
そうすればオバマ政権の信用をこんなに失うこともなかったし、参院選後に社民党ファクター抜きにじっくり検討できた。

2109名無しさん:2009/12/04(金) 23:30:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009120401110
「普天間」越年、小沢氏の影=連立優先に首相逆らえず
 鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場移設問題の年内決着を断念した背景には、来年の通常国会や参院選を見据え、連立相手の社民党に配慮する小沢一郎民主党幹事長の意向があった。日米関係より連立を優先し、基地問題を政局と絡めたことで、決着への道筋は一層不透明となってきた。
 「政策の話のつもりかもしれないが、政局になって困るのはあんたらだ」。
 先月30日午後、参院本会議散会後の国会。社民党の又市征治副党首は小沢氏に近い民主党の輿石東参院議員会長に対し、普天間問題の結論を先送りさせなければ、連立政権からの離脱も辞さないと迫った。社民党の姿勢に危機感を抱いた輿石氏は「その通り。何であんなに急ぐ必要があるのか」と、年内決着への流れをつくりつつあった政府への不満を示し、小沢氏に直接電話するよう促した。
 又市氏からの電話に、小沢氏は最初「内閣の話なんだから、中で福島(瑞穂社民党党首)さんが頑張ればいい」と、政策課題からは距離を置く姿勢を示した。しかし、又市氏が「これは連立の問題なんだから、あんたがやらなきゃいかん」と調整を求めると、小沢氏は「分かった、分かった」と応じたという。
 同じころ、首相官邸で開かれた基本政策閣僚委員会では、福島氏が「(名護市の)辺野古沿岸部に基地を造ることにはきっぱり反対する」と表明。国民新党の亀井静香代表も「3党連立で決めないと、社民党は離脱するよ」と加勢した。平野博文官房長官は「3党を飛び越えて決めることは絶対にありません」と約束せざるを得なかった。
 この日の夜、輿石氏は同じ「参院民主党」の北沢俊美防衛相を食事に誘った。普天間問題の年内決着を目指していた北沢氏に、輿石氏は小沢氏の意向を踏まえて「年内に慌てて決めることはない。無理してもろくなことはない」とクギを刺した。
 翌1日、首相は官邸に岡田克也外相と北沢氏を呼び、平野氏を交えて対応を協議した。平野氏が前日の基本政策閣僚委での福島、亀井両氏の強硬姿勢を伝えると、北沢氏は「連立政権が壊れるようなことがあってはならない」と発言。突然の方針転換の裏に小沢氏の影を感じたのか、首相は異論を挟まず、年内決着見送りが事実上決まった。
 民主党は参院での単独過半数獲得に向け、通常国会で子ども手当などの重点政策を実現させた上で、参院選に臨むのが基本戦略だ。だが、社民党が連立を離脱すれば、与党は参院で過半数割れとなるばかりか、衆院での法案再可決もできなくなり、鳩山政権はたちまち窮地に陥る。
 「参院選までは辛抱だ」。民主党幹部はこう語り、小沢氏が当面、そうした危険を冒すような選択をすることはないと強調した。(2009/12/04-22:51)

2110 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/05(土) 00:47:10
>>2108
この問題、鳩山首相自体は迷走してないように思います。
一貫して「結論は急がない」という軽い気持ちでいるような。それが大問題だという見方もあるでしょうが。
日米対等同盟派の前原沖縄相も、内政担当という自覚からか、慎重な言い回しを続けてますね。

政権として迷走している感が強いのは、北沢防衛相と、何と言っても知名度のある岡田外務相が
鳩山ののほほんとした態度とは逆に、結論を急いでいるからでしょう。
その背景にはアメリカ側の圧力があるでしょうし、その圧力をモロに受ける交渉担当官僚からの
突き上げもあると思います(北沢なんかはこの例)。

ただ岡田は(外相が内示された幹事長として臨んでいた)三党政権同意協議でも主張していたように、
当初からこの問題への危機感が強かった(≒アメリカ側の説得に悲観的だった)。
しかし、それは民主党がマニフェストで「日米地位上程の改訂を提起し、米軍再編や在日米軍基地の
あり方についても見直しの方向で臨む」と記載してあったことから、社民党の主張に折れる形で
同意していたと記憶しています。
確かに今の世論はマニフェストの厳格適用を求めていないようですが、以上の経緯から、
私は岡田はあまり、原理主義者の顔を覗かせない方が良いのでは、と思っています。

2111名無しさん:2009/12/05(土) 04:28:29
>>2110
「結論は急がない」が首相の姿勢なら、最初からそれを明言して余計な言質を与えなければいいんですよ。

これまで、マニフェスト通りにやると言ってみたり、時間の経過とともに変わると言ってみたり。
沖縄県民の思いを受け止めて県外・国外に移設と言ってみたり、日米合意は重いと言ってみたり。
年内に結論を急ぐことはしないと言ってみたり、時間が経つと問題解決が難しくなるから早期解決と言ってみたり。
オバマ大統領に「Trust me」と伝えた翌日に、あれは日米合意の実行を前提とした発言ではないと言ってみたり。

あちこちで色んな当事者に気を持たせるようなことばかり言っては、どこか一方から反発を食らうとすぐにそれを打ち消すような発言をする。
選挙戦の時から感じてましたが、一国のトップとして鳩山首相はあまりに発言が軽すぎる。
八方美人になろうとして皆から信用を失う、そんな印象です。
インド洋の給油問題で一貫して「単純延長はしない」以外の言質を与えなかった岡田外相を少しは見習うべきでしょう。

岡田外相や北沢防衛相が、過去の経緯や選択肢に触れていく過程でこの問題で採り得る可能性の幅が狭いことを認識すること自体は、実際に外交・防衛の実務を担当する閣僚として当然のことだと思います。
そうやって実務レベルで問題の焦点を徐々に絞り込んでいっているのに、肝心のトップが焦点を拡散させるようなことをやっていたら解決するものも解決しません。
自分の印象としては普天間問題は鳩山政権の問題というよりもはや鳩山首相個人のリーダーシップの問題だと感じています。

2112 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/05(土) 11:30:38
これは政策論ではなく政局論ですが、民主党としてはこの問題、社民党を政権に抱えている間は
のらりくらりと決断を先延ばしするしかありません。
参院で過半数を得てない以上、社民党離脱は通常国会の運営に重大な支障をもたらします。
選挙後すぐの政権枠組みの変更は、選挙に対する国民の信頼を失わせますし、この問題について
民主党のマニフェストや三党政権同意で方針を定めている以上、社民党に理があります。

また、今や国民政党とは言えず、地方で活動する政治組織の集合体に近い社民党にとっては、
照屋の代表選出馬の動きを見るとおり、沖縄社民は党に大きな影響を持つ強力な支持組織の一つで、
とても無視できるものではありません。

こうした「のらりくらりと結論先延ばし」という方針について、小沢・輿石はよく分かっており、鳩山にも
十分に伝わっていると思います。
とはいえ、参院選後まで決断しない、なんて公には言えませんから、首相としてこの問題に真剣に
取り組んでいるという「姿勢」は社民、アメリカ、双方に対して必要です。
毅然と「1年間何もしない」なんて、言えないでしょう。
もっとも双方の求める「回答」は180度違うもので、双方が納得する妥協案も難しく、やはり「回答」を
決断する時にはどちらか(高い確率で社民)を切り捨てることになると思います。

岡田や北沢は、こうした政局の初歩について、どのように考えているのでしょうか。
(北沢は輿石の説得に応じたようですが)
社民党切り捨てやむなし、という世論を醸成するためのプロレスかもしれませんが、にしても
実際にそれを行えるのは予算関連法案など重要法案を可決し、参院選が近づいた来年5-6月以降の
話になると思います。
また、上記の事情から、社民が国民世論に折れて態度を軟化させることは、ほとんど望めません。


ところで、鳩山の性格が生まれながらに、八方美人なのは事実です。
ですが、国民が決断できる強い首相、ブレない首相を求めているかと言えば、個人的に疑問です。
自分の体験談になりますが、育ちの良い人って、八方美人でも恨まれない、不思議な人徳を備えてたり
するんですよね。

2113とはずがたり:2009/12/05(土) 12:10:52
>>2108
>グアムに移転するのがアメリカの軍事戦略上有利なことなら、日本に頼まれるまでもなくやっていると思う。
>今までそうしなかったということは米国にとってメリットがないということでしょう。
>アメリカ側がNoと言ったらそれまでの話だし、期待しない方がいいのでは?
勿論メリットはないでしょうね。そこは外交交渉ですので,此迄まともに要求もしてこなかった自民党政権下でアメリカがうんと云ってこなかったのは当たり前でしょう。
まあ割と本気で要求してみるのも一つの外交の実験ですのでダメ元で(勿論表面上は本気で)やってみるのが沖縄に対する責任ではないでしょうかね。

2114とはずがたり:2009/12/05(土) 12:37:54
>>2110-2111
鳩山内閣の首相を含む"迷走"や"閣内不統一"の連発はまあ前向きに評価すれば「透明な調整過程」wみたいな感じではありますね。

内政問題ならまあそれでも良いんでしょうけど,外交では交渉相手が外にも居て,纏まってないと思われると出てくる妥協も出てきませんからその辺は確かにこの鳩山内閣の芸風は外交上の弱点ともなりましょうけど。。

岡田氏は慎重派の印象がありましたので,嘉手納統合とかなんらか勝算あっての発言かと思いましたがそうでもなかった様で岡田氏の印象がちょっと変わりました。。

2115とはずがたり:2009/12/05(土) 14:14:23

岡田外相、普天間「移設白紙」に懸念 宜野湾市長と会談
http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY200912050220.html
2009年12月5日12時43分

 岡田克也外相は5日、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり、同市の伊波洋一市長と那覇市で会談した。岡田氏は「このままいくと、普天間飛行場の危険がなくならないという最も懸念するような事態になりかねない」と語り、同県名護市辺野古へ2014年までに移設する現行計画が白紙に戻りかねないとの懸念を示した。

 移設問題をめぐって日米両国は4日、東京で閣僚級作業部会を開いた。岡田氏は、この場で米側が普天間飛行場を辺野古沿岸部へ移設する現行案の履行を強く求めたことを紹介。「昨日も米国と話したが、状況は厳しく、(米側にとっては)現時点で辺野古沿岸部以外の選択肢はない」と説明した。

 鳩山内閣は、連立政権を組む社民党や国民新党が辺野古への移設に抵抗していることから、政権の安定を重視して年内決着を断念。辺野古移設の現行案の履行は難しい状況だ。岡田氏は伊波氏との会談で、このまま日米間で平行線が続けば、海兵隊8千人のグアム移転を含めた米軍再編の日米合意が破綻(はたん)しかねないとの見方を示した。

 岡田氏は、住宅密集地にある普天間飛行場を早期に移設し、住民への危険を取り除くことが重要との立場を取ってきた。再交渉が必要となり、時間がかかる県外や国外への移設ではなく、現行計画か嘉手納基地への統合に絞って可能性を探っていた。

 一方で伊波氏は、現行案の見直しを岡田氏に要望。「危険性除去のために辺野古に(飛行場を)つくるといういまの議論は納得できない」と訴えた。これに対し岡田氏は、「普天間の危険性を除去するために努力する中で、地元の市長が(現行計画に)合わないことを言うのはいかがか」と不快感を示した。


「無条件撤去を」志位委員長が普天間視察
http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY200912050225.html
2009年12月5日13時9分

 共産党の志位和夫委員長は5日午前、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設予定地の同県名護市辺野古を視察し、「普天間基地は無条件撤去、辺野古への建設は許さない」と記者団に語った。「移設先を(国内に)見つけるのは海兵隊が抑止力になると考えるからだが、海兵隊は抑止力にならない。日本の平和と安全を脅かす力だ」とも述べ、移設先を探る鳩山内閣を批判した。

 志位氏は、4日には米軍嘉手納基地を抱える同県嘉手納町の宮城篤実町長と会談。岡田克也外相が当初示した嘉手納統合案について「(外相は)撤回したとは言っていない。ここに基地を持ってくるのは正気のさたではない」と批判した。

2116とはずがたり:2009/12/05(土) 14:23:39
住民が飛行中止申し入れ F15着陸事故の石川・小松基地
2009.12.5 13:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091205/plc0912051314010-n1.htm

F15戦闘機が滑走路で立ち往生した事故を受け、航空自衛隊小松基地に飛行訓練の中止を申し入れた地元住民ら=5日午前、石川県小松市

 航空自衛隊小松基地(石川県)でF15戦闘機が滑走路で立ち往生した事故をめぐり、地元住民が5日、同基地を訪れ、事故原因の究明と飛行訓練の中止を申し入れた。

 うるささ指数(WECPNL)75以上の地域住民でつくる「小松飛行場周辺整備協議会」会長の坂下晴真さん(78)は申し入れ後、記者団に「安全点検を行った直後の事故で驚いた。不安も大きく、当面は飛行を見合わせてほしい」と話した。

 小松基地によると、鶴田真一基地司令が住民と面会し「真摯(しんし)に受け止める。住民の不安を取り除くよう努力したい」と述べたという。

 一方、原因究明に当たる防衛省の航空安全管理隊は5日、事故調査官ら約20人による調べを本格化させた。

2117とはずがたり:2009/12/05(土) 23:02:38

外相、嘉手納統合案を断念 / 合意の大幅見直し困難
2009年12月05日18時28分
http://203.139.202.230/?&nwSrl=177427&nwVt=npd

 沖縄県訪問中の岡田克也外相は5日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題で、日米合意のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設案に代わる選択肢として検討してきた米軍嘉手納基地統合案について「非常に厳しい状況だ」と述べ、事実上断念する意向を表明した。地元紙・沖縄タイムス幹部との懇談で明らかにした。
 沖縄で期待が高まっている県外移設に関して、外相は「日米間でずっと議論してきたことを白紙に戻しての議論とはならない。オバマ政権も余裕がない」と否定的な見方を強調。その上で「(米国との交渉は)もうそろそろ限界だ。選択肢はもう少なくなっている。『協議の時期は終わった』というのが米側の認識だ」と述べ、合意の大幅見直しは困難との認識を示した。
 このままの状況が続けば、在沖縄海兵隊のグアム移転事業費を審議している米議会が反発し、海兵隊8千人のグアム移転計画にも影響が出るとの見方も示した。
 外相はこれに先立ち、普天間飛行場を抱える宜野湾市の伊波洋一市長と会談。連立政権内の意見調整などのため飛行場移設問題の年内決着は困難との見通しを伝えた。

【写真】 米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり、伊波洋一・宜野湾市長(右手前から2人目)と会談する岡田外相(左端)=5日午前、那覇市内のホテル

2118とはずがたり:2009/12/05(土) 23:05:32


外相に宜野湾市長反論「危険除去と移設は別」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000462-yom-pol
12月5日11時36分配信 読売新聞

 岡田外相は5日午前、那覇市内で、米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長と会談した。

 岡田氏は、4日の日米外務・防衛当局の閣僚級作業部会で、米側が同飛行場を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行案の早期履行を強く求めたことを受け、「状況は厳しく、米国は辺野古以外の選択肢はないという。このまま行くと普天間の危険性がなくならないことを最も懸念している」と述べ、現行案での早期決着もやむを得ないとの考えをにじませた。現行案に反対している伊波氏は「危険性除去と移設は別の話だ」と反論した。

 これに先立ち、岡田氏は地元経済界関係者とも意見交換し、社民党が現行案に反対していることに関連し、「連立を壊してまで現行案をできるか。かといって、結論を延ばせば米国との関係も壊す。難しい状況だ」と説明した。「県外移設だと(交渉が難航して)普天間が固定化される。県民はそれでいいのか」とも訴えた。

最終更新:12月5日11時36分

読売新聞

2119とはずがたり:2009/12/06(日) 00:14:38
先ずは恫喝してみせる。基本ですな。慌てず鷹揚に構えないと足許見られるけど大丈夫やっただろうねぇ。
ブルえ上がるバカは取り敢えず産経と読売だろうけど,此処からが勝負。
最終的に沖縄人の信頼を決定的に失墜させることに成るかも知れないけど,日米同盟の重要性はアメリカにとってもある訳であるからなんか代案はあるんちゃうか。
時に普天間に海兵隊が居るとして嘉手納には誰がおるんですかね??

普天間交渉「暗礁」 米大使一変、激怒
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000065-san-pol
12月5日7時56分配信 産経新聞

 米軍普天間飛行場移設問題をめぐり鳩山由紀夫首相が年内決着を断念したことに、米国側が激怒した。

 ◆顔真っ赤、大声上げ

 4日午後、日米合意に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部移設を念頭にした、WGの検証作業が開かれた外務省4階大臣室隣の接見室。

 関係者によると、小人数会合に移った後、米国のルース駐日大使が穏やかな語り口を一変させた。「いつも温厚」(防衛省筋)で知られるルース氏は、岡田克也外相と北沢俊美防衛相を前に顔を真っ赤にして大声を張り上げ、年内決着を先送りにする方針を伝えた日本側に怒りをあらわにした、という。

 いらだちを強める米国側の姿勢は、会合後、首相官邸を訪れた岡田、北沢両氏から鳩山首相にも伝えられたとみられる。

 伏線はあった。鳩山首相は4日、「グアムに全部移設することが、米国の抑止力ということを考えたときに妥当か検討する必要がある」と記者団に語り、年内決着どころか、グアム移設も含め検討する考えを示していたのだ。福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は「選択肢の幅が明確に広がったことを大変歓迎している」と強調した。

 もともと日米合意に基づく普天間移設計画は、普天間の米海兵隊ヘリコプター部隊を辺野古の代替施設に移し、司令部機能などはグアムに移設させることが柱だ。ヘリ部隊も一緒に移設した場合、有事の際にグアムからヘリ部隊が県内に展開する地上部隊をピックアップしに沖縄に立ち寄る手間がかかる。政府関係者は「ヘリ部隊と一体のグアム案は、非現実的で想像をはるかに超える」と語る。

 これまでの米軍再編協議で議論された案は、いずれも県内が対象。移設先に県外を持ち出せばWGの検証作業は困難になる。岡田外相が米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)への統合を主張する事情でもある。

 ◆「可能ならとっくに」

 一方、海兵隊の戦闘機とヘリを分散移設させる案も政府・与党内にある。ヘリ基地を辺野古に隣接するシュワブ、ハンセンいずれかの陸地に建設し、海兵隊の戦闘機については嘉手納に統合する案だ。ただ、米側は部隊運用上の理由から日米合意が唯一の選択肢との立場。与党内からは「実現可能だったら、とっくにやっている」(政務三役)と嘆きの声も出ている。(大谷次郎、赤地真志帆)

2120とはずがたり:2009/12/06(日) 00:19:46

有事の際はペンキなんか積まないって事で仕方がないのかねぇ。。

護衛艦衝突 接近戦想定せず 近くに可燃物「やむなし」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000006-maip-soci
12月5日11時14分配信 毎日新聞

 4日午前に高知県の足摺岬南方の海上で海上自衛隊の護衛艦同士が接触した事故で、「さわぎり」(3550トン)の艦首部分に大きな穴が開いた。10月下旬には関門海峡でコンテナ船と衝突した護衛艦「くらま」(5200トン)も、艦首部分が衝撃で折れ曲がり、火災の鎮火にも手間取った。自衛艦なのに大丈夫なのか?【樋岡徹也】

【写真特集】護衛艦衝突:「くらま」、貨物船と 写真で見る衝撃の大きさ

 くらまは狭い関門海峡で貨物船を追い越そうとした韓国船籍のコンテナ船「カリナスター」(7401トン)と衝突。艦首部分は下向きに折れ曲がり、原形をとどめないほど。そこから出火し、地元消防などが必死に消火作業をしたが、鎮火まで10時間半もかかった。

 実戦だったら、と考えると空恐ろしい光景だが、海自幹部はこう説明する。「現代の艦船の主眼は、まず攻撃を受けないことにあり、仮に攻撃されても沈まないこと」

 現代戦は船体をぶつけて敵の船に乗り込むような接近戦を想定していない。遠距離から発射されるミサイルに対応するためレーダーで軌道を追尾、迎撃することに重点を置く。もし被弾しても、船の造りを細かい区画に分けておくことでダメージを小さくすることができるという。そのうえで、艦首について海自幹部は「高速性重視で軽量化・鋭角化し、エンジンなど重要部品が集まる中央部、かじやスクリューのある艦尾に比べ強くない」と説明する。

 衝突そのものが想定外ということか。では、くらまはなぜ長々と炎上したのか。

 海自トップの赤星慶治・海上幕僚長は事故後の会見で「衝突部分の近くにペイント庫があり、ペンキ缶を保管している。そこが一つの原因かなと思われる」と語った。

 船体の腐食防止を兼ね、船には一般に塗料が塗られているが、くらまの場合、ペンキやシンナーを保管するペイント庫が艦首の近くにあった。そばには、いかりを操作する装置の配線もあり、衝突で切れて火花が飛び、ペンキなどに引火した可能性もあるという。

 艦首部分に可燃物を保管していたことに疑問の声もあるが、海自幹部は「エンジンや戦闘指揮所、武器弾薬など大事なものを中央部や艦尾部から順番に置いているので、ペイント庫は基本的に艦首部の甲板付近になってしまう」と漏らす。ペイント庫の約20メートル後方には弾薬庫があったが、延焼は免れた。

2121チバQ:2009/12/06(日) 02:10:37
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091206-OYT1T00138.htm
「私たちより米大事か」外相に名護住民怒号
 「県外移設」を期待する地元住民の不満が噴出した。


 米海兵隊普天間飛行場の移設問題を巡り、移設予定地の沖縄県名護市で5日に開かれた岡田外相と住民の意見交換会。

 日米同盟を背景に計画変更の難しさを繰り返す外相に、出席者たちは「地元の声を聞こうとする姿勢がない」と憤り、怒号が飛んだ。

 意見交換会は名護市がある衆院沖縄3区の民主党支部が主催。支持者を中心に約100人が出席した。非公開で、マスコミが入れたのは外相の冒頭あいさつまで。質疑応答を終え、約40分後に会場の公民館から出て来た出席者たちは、報道陣に向かって不満をぶちまけた。

 現行計画の移設先となっている同市辺野古の金物店経営、西川征夫さん(65)は「現行計画以外は難しい、という話ばかり。失望した」と切り出し、「県外で決めなければ、来年の参院選では民主党に投票しない」と強い口調でまくしたてた。

 出席者たちによると、質疑では「私たちは日本人だ。その私たちよりアメリカが大事なのか」などと厳しい意見が続出。岡田外相が「県外は検討しつつあるが、時間がかかる。それは今の普天間の状況をそのままにすることになる」と理解を求めると、会場は騒然となり、「普天間を止めればいいだろう」「嘉手納(基地)はどうなるんだ」などと怒号が飛び交った。岡田外相が退席しようとすると、大声で「答えなさい」とヤジが飛んだという。

 親子5人で参加した測量会社代表、渡具知武清さん(53)は「何を聞いても、『日米同盟は重要。普天間は大事なんです』ばかり。話が全然かみ合わなかった」と不満げ。「非公開というのも問題だ」と、会のあり方にも異議を唱えた。中村保さん(56)も「我々の意見を聞き、政治に反映させようという姿勢がなかった」と吐き捨てた。

 名護市では来年1月、移設受け入れの是非が争点となる市長選が予定される。自民、公明党が支援する移設容認派の現職と、民主、社民党が推薦する反対派新人の一騎打ちとなる見通しだ。意見交換会に出席した新人陣営の広報担当者(36)は「きょうの集まりで名護では民主党のイメージが落ちた。影響が心配だ」と語った。

(2009年12月6日01時12分 読売新聞)

2122名無しさん:2009/12/06(日) 06:54:33
>>2113>>2119
まず前提として考えなくていけないのは、現状(の基地体制)を変えるか変えないかという決定権はアメリカ側にあるということです。
日本は現状変更を求める側であって、アメリカ側がそれにNoと言えば現状は維持される。
特に海兵隊にとっては今の普天間基地が一番居心地がいい訳なので現状を変更しようとする動機はなおさら弱い。
このままでは日米同盟が政治的に持たないという危機感の下、日米の政治レベルの意志で始まったのが今の再編計画であって、軍の現場レベルでは計画が流れてくれるのならそれはそれで構わないといったところでしょう。

これが途上国や国際機関への資金援助のように日本側に出すか出さないかの決定権がある問題だったら、慌てず鷹揚に構えて相手の足許を見るのが上策ですが、この問題では日本側がお願いする立場である以上、強硬一辺倒では事態は打開できません。
それでもなお現行案に代わる移設計画を実現したいのなら、日米双方の強力な政治的意志と濃密なコミュニケーションが必要ですが、その前提となる日米間の信頼関係がここまで毀損されてしまった以上、それも叶わないと思います。
ルース大使が激怒したという報道も、外交交渉である以上演技もあるのでしょうが、同時にオバマ大統領や政権内の空気を日本側に率直に伝える意味もあるのだと思いますよ。

2123名無しさん:2009/12/06(日) 07:35:44
>>2112
社民党の現状については、私も同意見です。
少なくても、今となっては政局的に社民党の意向を無視することは不可能になったと思います。

自分が問題だと思うのは鳩山政権の初動です。
政権発足当初から県外移設は無理だろうというメッセージを一貫して出していれば沖縄県民の世論もこれだけ盛り上がることはなかっただろうし、それを受けた沖縄社民の強硬姿勢も今ほどは激しくなかったでしょう。
(本当を言えば、政権交代の可能性が高まった時点で政権発足後のフリーハンドを縛るような外交上の発言は控えるべきだったんですが…。ちょうどオバマが大統領選でやったように。)
無用な(と言い切ってもいいと思います)期待を沖縄県民に持たせ、その結果自分たちの政治的行動の余地を狭めてしまった政局上の責任は残念ながら鳩山政権にあります。

参院選前には決断できない、そしてできれば現行計画は見直したい、というのが鳩山首相の本音であれば、最初からそれに最適な戦略を採ればよかった。
それが>>2108に書いた「じっくりレビューさせてくれ」というやり方です。
実際、アメリカの知日派にも鳩山政権が参院選前に外交上の大きな決断をすることは無理だろうという観測が上がっていて、政権発足時に日本側が正直にそう伝えていればオバマ政権側も無理押ししなかったのではないかと思います。

鳩山由紀夫の敵を作らない八方美人ぶりは、幹事長としては優れた特質だったと自分も思います。
あれだけ党内のバランスが難しかった民主党を、小沢代表の下で見事に安定させてみせたのは鳩山の功績です。
その点で自分は幹事長としての鳩山は評価しています。

ただ一国の首相となると八方美人は美徳よりも欠点になります。
閣僚同士が対立した場合など、首相は最終的な決定者として難しい問題でも白黒結論をつけないといけない。
その点鳩山首相は全方位にいい顔をしようとして、結果的に皆の信用を失っている。
これが菅首相や岡田首相だったらもう少しマシな結果になっていたでしょう。

2124名無しさん:2009/12/06(日) 12:15:12
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-12-06-M_1-001-1_001.html
2009年12月06日 政治

移設先決定 参院選後に 「普天間」政府方針/WGで米側に伝達
3党連立を最優先


 米軍普天間飛行場の移設問題で、政府は移設先の方針決定を来年7月の参院選後まで先送りする意向を固めていたことが5日、分かった。鳩山由紀夫首相は外務、防衛両省が目指していた「年内決着」より、連立を組む社民党、国民新党に配慮し、政権維持を最優先させる方針を示している。関係者によると、首相の意向は4日の日米閣僚級ワーキング・グループ(WG)で米側にも伝達されたが、米側は反発したという。普天間移設問題は一層混迷が深まっている。

 WGには日本側から岡田克也外相や北沢俊美防衛相らが出席。両大臣が3党連立を重視する政権の意向を米側に伝えたと発表されていた。

 しかし関係者によると、社民党が連立を離脱すれば、参院で過半数が確保できず、法案が国会を通らない可能性が生じる日本の政局の状況を伝えた上で、「参院選まで待ってほしい」との趣旨で踏み込んで訴えたという。

 参院選で民主党が単独過半数を取れば、連立を組まずに政策決定できる体制を整え、判断したいとの考えとみられる。

 米側は鳩山政権の対応に納得せず、「いつ決断できるのか」と繰り返し迫ったという。決着が越年すれば、名護市辺野古沿岸部にV字形滑走路をつくる現行案をパッケージにした在日米軍再編全体が破綻(はたん)する可能性を指摘。来年7月までの結論先送り以前に越年にも反発したという。

 両大臣はさらにWG会合で、連立離脱を示唆した社民党の福島瑞穂党首を説得する意向を示したというが、米側は懐疑的だったという。

 鳩山首相はWG会合終了後の4日夜、「日程的なものを大いにずらすということに対しては、(米側から)強い懸念が表明されたと聞いている」と記者団に述べていた。

 WGは外務省で非公開で行われた。

 会合後の両省の記者説明では、社民党が名護市キャンプ・シュワブ沿岸部に移設するV字形の現行案に強い難色を示したため、年内に結論を出すのは困難―との認識を正式に伝達したとの趣旨だった。

2125とはずがたり:2009/12/06(日) 13:02:16
>>2122
>ルース大使が激怒したという報道も、外交交渉である以上演技もあるのでしょうが、同時にオバマ大統領や政権内の空気を日本側に率直に伝える意味もあるのだと思いますよ。
だと思います。演技ってのは駆け引きの為の道具であるだけではくアメリカ上層部の空気を率直に伝えるための手段でもあると思います。

そういう意味で,アメリカに居坐る権利があるとしても,結局フィリピンのどっかの基地も民意の盛り上がりで出て行かざるを得なくなったわけですし,強硬に出て行けと云う姿勢で国論が一致できればアメリカも検討せざる得なくなるわけで,今みたいに閣内からばらばらでは得られる果実も得られないんではないでしょうかねぇ
民主の閣内不統一から侃々諤々やって妥結をさぐるやり方は内政では有効でも外交ではあんま宜しくないっすねぇ。激怒する演技すら出来てないのが今の内閣の外交姿勢ではないでしょうかね。常識的に出来ないと云う専門家の意識の壁を超えるのが政治家であるべきだと思うんですけど内閣の体制がそれに対応出来てない様な気が。

>>2123>>2112
八方美人・口が軽いは鳩山の致命的な欠点であると個人的には思ってるんですけど(考えたら民主の幹事長としては良かったのかもしれませんな。。),一つフォローするならば政権交代が殆ど起きないと云う日本の民主主義政治の未熟さで,塩梅が解らず取り敢えず多くの有権者の歓心を得ようと口約束のばらまきしてしまったと云う側面は否めないかと思います。
圧勝が見えてきた時点で其処微調整すべきでしたよね。其処に自信が持てずに取り敢えず突っ走ったのもやはり政権交代の経験不足でしたね。自民党が見にくいネガキャンに走ったのもその辺慣れてないからでしょうか。


国会が是としないで国際政治ひっくり返してきたのは国際連盟とかでもそうでしたけどアメリカのお家芸ですので,何を今更激怒しやがるかという感じもしますが,まあ此処迄こじれてしまったものは仕方がないので此処から如何に立て直すかが重要でしょうね。

2126二階席:2009/12/06(日) 16:24:36
>>2125

うーむ。

日本のマスコミから見ると、この状況は扱いやすいんでしょうけど。
アメリカは必ずしも大使のような意見ばかりじゃなくなってきていますね。
もちろん「脅し」の意味で大使が怒るのは当然としても。

・・・鳩山政権が年度内維持できるとして、年明けに普天間からグアムへの全面移転
(結局日本は経費負担。ああ、また思いやり的に金が出ていく。)
で決着じゃないですかね。ただ、その後鳩山辞任かもわかりませんが。

2127名無しさん:2009/12/06(日) 19:17:29
>>2125
>フィリピンのどっかの基地も民意の盛り上がりで出て行かざるを得なくなった

95年の沖縄少女暴行事件がまさにそれですね。SACO合意も今の日米合意も、原点はそこです。
フィリピンのスービックみたいな移設なしの完全撤去となると、果たして日本人はそこまで望んでいるのか。
フィリピンも結局は中国が南シナ海に進出してくることに困って、何とか米軍との関係を再構築しようとしているようですし。

日本でまともな政権交代の経験がなくて、新政権・新与党が混乱しているのは仕方ないと思うのですが、それにしても外交で余計な火種を作りすぎです。
参院選までは内政に集中して外交では安全運転に徹するかと思ったのに、何をそんなに急いだのか理解に苦しみます。

議会が是としないという点では、日本人はどうも対米外交を考える時に政権側ばかり見ていて米議会も外交アクターの1つであることを見落としがちだと思います。
古くは貿易摩擦がそうですが、普天間問題でもオバマ政権さえ何とかできればと鳩山政権が考えているのなら米議会に足を掬われるでしょう。
米議会は政権みたいに物分かり良く日本の特殊事情を汲んではくれませんし、予算も行政刷新会議みたいに切る時はバッサリ切りますから。

普天間の打開策としては、参院選がターニングポイントになるのは勿論ですが、ここまで来るとそれだけもダメでしょうね。
菅首相か岡田首相のどちらになるか分かりませんが、もはや鳩山首相の首と引き替えに仕切り直しする以外にないと思います。
それでもゼロからではなくマイナスからの再出発になるでしょうが。

2128 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/06(日) 23:30:25
>>2123
それこそ小沢がですねえ、組織票というのは少しでも積み重ねろ、油断大敵、という人ですからね。
政権交代が確実になったから、(沖縄や左翼系の)組織票を配慮を控えるべき、なんて思想回路の人
(それこそ岡田)だったら、小沢の指示は得られなかったでしょう。

選挙後、社民と連立が組むことが決まった後は、まして軌道修正は難しい。
実際、岡田幹事長(当時)は軌道修正を図ったわけですが、重野幹事長が小沢次期幹事長に直接、
電話を入れて、米軍再編や在日米軍基地の見直しを三党同意として認めさせました。

本当の意味で米軍再編をやる気があるなら、前原あたりを防衛相にして、対等同盟(日本側が現在の
米軍の役割を同盟下の義務として引き受ける)を前提にするしかないでしょうけどね。
それこそ、社民党どころか、民主党支持層の多くが認めまい。

2129とはずがたり:2009/12/07(月) 00:44:07

外相が首相に地元要求を報告 普天間移設で
12/06 18:05
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2009120601000190.htm

 鳩山由紀夫首相は6日、岡田克也外相と公邸で会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関する沖縄訪問の報告を受けた。外相は日米合意で移設先となっているキャンプ・シュワブ沿岸部を抱える沖縄県名護市民の県外移設要求など地元の意向を伝えた。
 外相は4、5両日に訪問。名護市の住民集会では参加者から県外移設を求める声が相次いだ。また伊波洋一宜野湾市長からは全面的なグアム移転を米側に求めるよう要請された。
 首相との会談で外相は、米側が年内決着を強く求めているとして政府の対処方針を早急に策定するよう進言したとみられる。
 5日の那覇市での記者会見で外相は、今後の日米協議について「日本政府として方向性を決めるのが先だ。日米同盟の現状に強い危機感を持っている。打開するためには一定の決断が必要だ」と表明した。

2130とはずがたり:2009/12/07(月) 00:49:10
>>2127
可成り重大な失政との認識ですな。鳩山は最早完全にアメリカの信頼を損ねたと。となると外相の岡田の信認も低下してそうですが名無しさんの認識では岡田はそうでもないと云う感触でしょうか?
>菅首相か岡田首相のどちらになるか分かりませんが、もはや鳩山首相の首と引き替えに仕切り直しする以外にないと思います。

其処迄は望んでいないでしょうね。従って,掛け金をつり上げたツケは当然鳩山内閣が払わなければならないのですけど。
自民党政権との合意から何らかの妥協をアメリカから引き出せない限り日本国民からの信頼を損ねてしまうでしょう。
あんまややこしくないニュージーランドと違って日本は要地でありますのでアメリカもなんらかの妥協をしなければならないと思ってるのではないでしょうかね。確かにアメリカの経済状況も悪いし安易な妥協は議会どころか政府もし難くなっているので」俺の考えが甘い安易なモノだと云われてしまうとそうかもしれませんが。
>フィリピンのスービックみたいな移設なしの完全撤去となると、果たして日本人はそこまで望んでいるのか。

2131とはずがたり:2009/12/08(火) 02:29:31
なんか各箇所でちょいと矛盾があって煽り入ってる感じもしますが。

上瀬谷通信施設:接収農地の返還待ち68年 89歳元兵士
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091208k0000m040112000c.html

 在日米軍85施設のうち、東西冷戦期に「第7艦隊の耳」として旧ソ連などの電波を傍受していた上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区)の敷地内で、農業を営む元日本兵がいる。土地利用は、日米地位協定で今も制限され、日本政府から支払われる頼みの綱の軍用地料も、施設返還後は期待できない。太平洋戦争開戦から8日で68年。元兵士は黙々と農作物の世話を続ける。

 7日、大塚源次郎さん(89)は、ウドを栽培する地下トンネルで出荷予定のサツマイモをチェックした。ほそぼそと栽培するホウレンソウなど「露地モノ」の売り上げは10アール当たり20万円程度にすぎない。

 戦前も、ここに畑を借りていた大塚さんは陸軍に召集され、中国・山東省で開戦を迎えた。その後南方に転戦。乗っていた輸送船が台湾沖で米潜水艦に撃沈され、たどり着いた島では米戦闘機の機銃掃射に追い回された。

 復員後、借りていた耕作地は米軍に接収されていた。施設内の遊休地を日本政府から借りたが、周囲には巨大なアンテナ群が建設され、電波に影響するとの理由で、電気・かんがい設備の設置やハウス栽培も禁じられた。

 「ならば地下でできる作物を」と、自治体が造った地下トンネルで69年から始めたのがウド栽培だ。大塚さんは「今でこそ『相模ウド』ブランドになったが、農業だけでは食えない」と話す。

 そんな生活を軍用地料が支えた。大塚さんは再三政府に愛着のある耕作地の売り渡しを求め77年、施設内の80アールを買って政府に貸した。当初10アール当たり年1万5000円だった地料は現在17倍の26万円になった。

 とはいえ、地料にも期待はできない。冷戦終結などで04年、日米両政府が施設返還に合意したからだ。返還時期は未定。しかし、米軍と地権者側の覚書によると、建物の建設は米軍の許可が必要。大塚さんら地権者は耕作以外何もできない不平等な状況が続く。

 大塚さんは「あの戦争で国民は踊らされたが、(今も)翻弄(ほんろう)されている」とつぶやいた。

 【ことば】上瀬谷通信施設

 広さ約242ヘクタール(東京ドーム52個分)でうち110ヘクタールが民有地。アンテナ群などは撤去され、大部分が農地。防衛省によると、在日米軍施設と自衛隊基地内の民有地は各約160平方キロと約120平方キロ。計約4万7000人の地権者と賃貸借契約を結ぶが、約4万人が沖縄県分。軍用地料の合計は年間約1190億円。

毎日新聞 2009年12月7日 21時48分(最終更新 12月7日 21時52分)

2132 ◆sn2EOyFHzg:2009/12/08(火) 05:38:43
やり取りが長くなってきたのでトリップをつけます。

>>2130
>可成り重大な失政との認識ですな。鳩山は最早完全にアメリカの信頼を損ねたと。

というより、政治資金問題の行方によっては参院選まで鳩山首相が持たないのではないかという気が最近してきてるんですよね。
もしそうなったとしたら首相交代を奇貨に仕切り直す以外にもはや方法が残されてないんじゃないかと。
逆に鳩山首相が来年の通常国会を乗り切った場合は、このままズルズルと状況を打開できずに普天間移設の話そのものが流れると思います。

>日本は要地でありますのでアメリカもなんらかの妥協をしなければならないと思ってるのではないでしょうかね。

訓練を本土に移転・分散したり、地位協定に環境条項を設けたりといった譲歩はしてくると思いますが、県外・国外といった移設計画そのものの大幅な見直しには応じてくれないでしょう。
極東米軍の再編計画を白紙からやり直すエネルギーも余裕も今のオバマ政権にはないと思います。

2133とはずがたり:2009/12/08(火) 10:39:36
>>2132
トリ装着感謝。

>政治資金問題の行方によっては参院選まで鳩山首相が持たないのではないか
俺もその辺は結構あるのではないかとは思ってましたけど,法律の要件が高くてなんとか逃げおおせたのかなぁと云う感じも受けました。
これ以上まだなんか出てきますかねぇ。

>訓練を本土に移転・分散したり、地位協定に環境条項を設けたりといった譲歩
沖縄県民の方々は納得しないかも知れませんが,その辺の譲歩を引き出せるならそれだけで揉めた意義はあるんじゃないでしょうかね。大山鳴動させて1匹でも鼠が出てくれば勝ちかなと思ってるんですけど。
大山鳴動させることによる日米同盟への信頼感とか考えると鼠1匹では果実が少ないのかも知れませんが。。
その際,経済が巧く行かずオバマへの支持が低下してますので,確かにエネルギー従って妥協の決断の余裕は乏しそうですね。。


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