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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

1健二:2005/04/04(月) 17:31:05 ID:Y.fkKfAQ
前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/772/1101664264/l100

12864:2005/04/16(土) 19:26:56 ID:xAy8TUYk
>>101


「お前にはエディが合ってんだ。この通知表を見てみろ」

雁田が一枚の白い紙を取り出した。

-----------------------------終戦管理局報告書:第4385号-------------------------------

Name. Masse Shoto
Height. 170cm
Weight. 53kg
Birthday. 4/14
Bloodtype. B
Character. Venom

筆記試験  0点

判断力   10
精神力   9
読み    7
コンボ精度 4
立ち回り  5
防御スキル 4
攻撃スキル 4

中距離でのぶっぱステ青による独特の戦闘スタイルが特徴。
読みがなかなか鋭く、命中率が高い。中距離でもヴェノムらしからぬプレッシャーを与えられる。
しかし性格がかなり強気でぶっぱ多目という点を考慮するとヴェノムはあまり合っていない。

コンボ精度等の実戦的スキルは平均にやや劣るが、精神力と判断力は一流である。
基本的に対戦時はいかなる状況下にあっても動揺が見られない。大会で真価を発揮するタイプ。
画面端との距離、自キャラと相手キャラの位置関係等を把握する能力に長けており
シューティング技術も高い。

しかし筆記試験0点は忌々しき問題である。
ダメージ計算等は大目に見てやれないことも無いが、キャラ対策の知識が乏しいのは重大な問題。
またメンタル面では高いレベルにあるが、それが生かしきれていない。
さらに実戦的スキルの低さを考慮し、当該固体の評価はCとする。

------------------------------------------------------------------------------------------

「お前の判断力はかなり高く評価してる。
 エディは確かに最強キャラだが、その性能を遺憾なく発揮するには高い判断力が要る。
 常にエディゲージに気を使ってないとダメだからな。
 状況に応じて最適なコンボを入れるのは難しいんだ。相手を崩した時のこちらの残りエディゲージ、
 画面端までの距離、TG、相手のGB、ドリハメに移行すべきか、それともそのまま体力を奪うか、
 様々な要素を総合的に見て、どんなコンボを入れるのか瞬時に判断しなくてはならない。
 でもお前ならそれも可能だろう。どうだ?キャラ替えする気はあるか?
 他にはジョニーなんかもオススメだが」

ジョニー…こいつもサブで使える。
ヴェノムに無い物、それは火力。ワンコンボで5割6割殺ぎ落とす爽快感。
だから火力の高いキャラをサブで使った。俺はそれを求めていたから。
でも―――

「冗談じゃねぇ!俺は今までヴェノムで戦ってきたんだ。いまさら替えられるかよ!」
「そうか…でも、お前はここに入学してきてから何勝した?」
「うっ…」

0勝…4敗…

「一言だけ言わせてもらう。
 お前にヴェノムは向いてない。
 以上だ。まぁ、時間はたっぷりあるんだ。この夏休みにでもじっくり考えてみるんだな」

"お前にヴェノムは向いてない"その言葉は俺の胸を深く抉った。

12964:2005/04/16(土) 19:27:44 ID:xAy8TUYk
「あ!緒土、どうだった?通知表貰ったんでしょ?見せてよ」

教室に入ると早速聖に声を掛けられた。他のメンバーもそろっている。

「お前ら…雁田に何か言われなかったか?」
「何かって?」

全員「通知表を渡されただけだ」と答えた。

「いや…言われてないならいい…」

(キャラ替えを薦められたのは俺だけか…)

「兄貴、見せてくださいよ。ハァハァ」
「……じゃあお前のも見せろ」
「え!お、オレのも見たい!?そんな…兄貴…ハァハァ」

もう嫌だ。こいつウザすぎ。こっちまで頭おかしくなりそうだ。

「じゃあアタシが先見るねー」
「あ!」

郁瀬に気を取られているうちに聖に通知表を取られてしまった。

「ちっ、三綾!お前の通知表見せろ!」
「あ、兄貴…オレのは」
「要らん!」

今は同じヴェノム使いである三綾の評価を見るほうが先だ。


-----------------------------終戦管理局報告書:第4386号-------------------------------

Name. Miaya Matana
Height. 164cm
Weight. 46kg
Birthday. 8/13
Bloodtype. AB
Character. Venom

筆記試験 65点

精神力   3
判断力   7
読み    6
コンボ精度 5
立ち回り  6
攻撃スキル 8
防御スキル 10


瞬間移動を多用した幻惑的な戦闘スタイル。
かなり予測しにくい動きのらめ初見の相手にとっては勿論、対戦を重ねた相手にとっても脅威。
実戦的スキルのレベルが高い。特に防御面は特筆すべき高さ。
洗練された反射神経と動体視力のおかげでガードは鉄壁。
ファジーなどの知識も豊富で生半可な攻撃ではまず崩れない。

ただし精神的に不安定。波に乗れば強いが、相手に飲まれればそのまま一気に殺されかねない。
大会などプレッシャーがかかる場面が不安。

キャラ対策はそこそこ出来ており問題は無い。

攻撃スキル、防御スキルが特に高く、当該固体の評価はBとする。

--------------------------------------------------------------------------------

130前スレ601:2005/04/16(土) 20:15:43 ID:Oc71EmsU
皆様お久しぶりです。
お久しぶりすぎて忘れてる方も、初見の方もいらっしゃると思いますが…。
また時々SS上げさせていただきたいと思います。
誤字脱字、日本語がおかしいなどはご愛嬌と言う事で…。

前回 >>前スレ879

「…常々大きいとは思っていたが…」
校門の前に立ち尽くしながら杖府が溜息を漏らす
「改めて見ると圧巻だな」

社立ギルティ学園
生徒数はゆうに3000人を越え、ギルティで一度でも頂点を夢見れば誰もが名を聞いたことがあるだろう。
いわく、ギルオタの聖地
いわく、最強を決める場所

「先生…か、悪くない…」
しばらく門から中を見つめていた杖府はゆっくりと門を潜り職員室へと歩きだした。

「…職員室はどこだ…」



どのくらい歩いただろうか、
「まだ校舎が見えないとは…、広いにも限度があるだろう…。」
季節は春、まだ桜散り切らぬ並木道を歩きながら愚痴る、
「普段なら…、花見とでも…、行きたい…、とこだが…。」
流石に老骨に長時間の運動は響く、普段ゲーセンの店長というあまり日の当たらない仕事をしているからなおさらだ。

「…ここは部外者以外立ち入り禁止ですが。なにか御用でしょうか?」
「…★@□っ!?」
急に後ろから声をかけられ思わず変な声が出てしまった、
「…女…?」
長い黒髪、整った顔、すらりとした体、突然現れた謎の女性に見たまんまの言葉を発してしまった。
「…?私は男ですが…。用がないのならお引き取り願います。」
「あ、いやすまない、職員室を探していたのだが、思ったより敷地が広くてな…、迷ってしまった。」
顎髭をポリポリ掻きながら答える
「失礼ですがお名前を…」
淡々とした口調で聞いてくる
「杖府だ、牙武理=L=杖府。右…いや石渡に呼ばれてきた。」
「杖府様ですね、校長がお待ちです。どうぞ。」
ガチャ
謎の女性、もとい男性は車のドアを開け、乗るように促す。
「…車なんてあったか…?」
「なにか言いましたか?」
「…いや、なんでもない。」

桜並木を車で走る。
あれは…、体育館だろうか、独特の形をした大きい建物が建っている。
「ずいぶんと広い学園なんだな、…ええと…。」
「おっと、申し遅れました。私は折戸 瞳(おれと ひとみ)と申します。
 使用キャラはテスタメント。仕事は・・・、簡単に言えば用務員と言ったところでしょうか。」
簡単に言えば用務員・・・?
「瞳さ…、いや君か…。」
「…あまり下の名前で呼ばれるのは好きではありません。」
折戸の顔が曇る
「あ、いや失礼。。」
「……。」
「……。」
少しの沈黙

キッ
ガチャッ

車が止まり、ドアを折戸が開ける。。
「校長室はこちらです、どうぞ。敷地内の案内はあとで別のものにやらせましょう。」
いつのまにか先に降りた折戸がドアの前に立っていた。

社立ギルティ学園…、思ったよりおもしろい場所のようだ。



いかがでしょうか、まだまだ稚拙な部分多々あるでしょうが
これからもどうぞよろしくお願いします。
感想、ツッコミ等々ございましたら遠慮なくご意見ください。

131前スレ601:2005/04/16(土) 20:19:52 ID:Oc71EmsU
連カキすいません。

上で夏休みが・・・とか書いてあるのにに春って…w
ごめんなさい、春のときのお話とでも思っちゃってくださいっw
時間軸がずれてるんですっ、たぶん…。

132名無しさん@2周年半:2005/04/16(土) 20:26:25 ID:uNuwAxbU
みんなGJ!

無理に時間軸あわせなくてもいいんじゃね?
書きにくくなると思うし

133名無しさん@2周年半:2005/04/16(土) 22:04:42 ID:URUrjhcU
>>64
超GJ!!!終戦管理局ワロタ
>>前スレ601
久々の投下GJ!!!

13420:2005/04/16(土) 22:32:49 ID:nYzRPtj2
こんばんは、20です。
ここで拙いSS書き始めてからというもの、
一日中頭の中でSSの展開ばかり考えるようになりました。

夢中になれることはいいことだと信じてみます。
======================================================================
前回124-125

「さて、どう過ごしたもんかな・・・」

佐藤 愛は暇だった。
折角の夏休みを有意義に過ごせていない。

「やっぱ、苦手克服した方がいいかな。」

広告とペンを机の上に広げて、自分が少しでも弱いと思ったところを書いていく。

俺の弱点
・速いキャラが嫌いだ
・ステ青の精度が微妙によろしくない
・実はカーカスループがループしない
・実は低空ループもできない
・目押しが苦手だ
・シューティングが微妙に単調だ
・固めてばっかで崩そうとしてないときがある。
・弱い
・名前

書いてみると意外と弱点はあるものだ。

「さて、このうち早急に直すべきものは、
 やはり1番と2番、6番あたりか。誰かと一緒にやった方がいいな・・・
 つーか、8番が直せればこの上ないんだがな・・・」

誰かと一緒にやると思い立ったものの、
一緒にできそうなのは樹か一二三くらいしかいない。

「メイとチップでは速いのはチップだな。
 よし、一二三と一緒に練習しよう。」

そう考え携帯を取り出す。
しかし、愛は一二三の番号をしらなかった。

「・・・聞いておくんだったな。しかたない、樹に聞くか。」

トゥルルルルル ピッ

「もしもし?珍しいわね、愛からかけてくるなんて。」
「なぁ、一二三の電話番号教えてくれないか?」
「一二三?携帯なら○○○ー△△△△ー××××だけど?
 なに?もしかしてデートにでも誘うの?」
「馬鹿なこと言ってねぇで練習でもしてろ。」
「怪しいじゃないのよ、まったく、愛も隅に置けn プチッ

強制的に通信を途絶させる。
これ以上樹の戯言になど付き合っているわけにはいかない。
俺は弱点を克服しないと明日が来ないんだ。別にそんなことは無いが。

早速教えてもらった番号にかける。

トゥルルルルル トゥルルルルル ピッ

「もしもし?」
「一二三か?・・・俺だ」
「・・・誰ですか?」
「いや、、、俺。」
「俺って言われてもわかんないです。」

俺は正直なところ、自分の名前を口にしたくない。
自己紹介なんかも「佐藤です」で終わりにしたりしてしまう。

「・・・愛だよ」
「なんだ、愛ちゃんですか、最初から言えばいいのに」
「自分の名前をあまり口にしたくない。」
「わがままですね、、何か用ですか?」

わがままってな、、俺の気持ちにもなってみろ。

「暇なら一緒に練習しないか?」
「はい、暇ですので是非。」
「俺の家わかるか?」
「一応、微妙に危ないかもしれませんけど・・・」
「んじゃ心配ないな、待ってるぞ」
「え!ちょtt プチッ




今のは切らない方が良かったか・・・?

13520:2005/04/16(土) 22:35:43 ID:nYzRPtj2

「困ったなぁ・・・」

一二三・エア・プロヴォークは迷っていた。
愛の家がわからないからである。
とりあえず、いつも愛と別れる場所まで来てはみたが・・・解らないものは解らないのだ。

「やっぱり、電話して聞いた方がいいかな。」

そう思い立って早速樹にかけてみる。
「一応わかる」といって切られたばかりなので愛にはかけづらい

トゥルルルル ピッ

「もしもし?」
「あ、樹さん、ちょっと聞きたいことがあるんですけど」
「なに?なんでも答えるわよ。」
「愛ちゃんの家はどこなんでしょう・・・?」
「ゥエェーーーーッ!!」

樹が必要以上に驚く。
というか、驚く理由などこれっぽっちも存在しないはず。
にもかかわらずこのリアクションとは。。

「え、何か変なこと聞いちゃいました?」
「いえ、何でもないわ、若いわねぇ」
「はぃ?いや、ギルティの練習しようって誘われまして。」
「・・・」
「樹さん?」

樹の動きが止まる、見えないが電話越しに伝わってくる。
そう、これは「あれ・・・?」といった雰囲気だ、伝わってくる。

「・・・なんでもないわ、愛の家ならコインランドリーの向かい側よ」
「コインランドリーの向かいですね、どうも。」ピッ


電話を切る、しかしさっきの「ゥエェーーーーッ!!」は気になる。

「見つけるのに苦労しないほどわかり易いのかな・・・?
 それとも、実はすぐそこにあるとか、、
 あ、あった。コインランドリー。
 ということは、、、この家かな?」

見つけた家はごくごく普通の家だった。
別に異常に豪華なわけでもなければ、異常にボロいわけでもない。
真実を知れば知るほどさっきの反応は謎のベールに包まれる。

ピンポーン
「ん?あぁ、一二三か、まぁ上がれよ。」
「お邪魔します〜。」
「悪いな、練習つき合わせて、」
「いいんですよ、私も練習するんだし。
 ところで、なんで樹さん誘わなかったんですか?」

ふと思い立った疑問をぶつけてみる。
練習するなら3人でやったほうがいいはずだ。
愛は少し考えた後にこう答えた。

「ん・・・、速いキャラが苦手だからだ。」
「・・・それ微妙に回答がズレてません?」

「気にすんな」

13620:2005/04/16(土) 22:38:57 ID:nYzRPtj2

「流石に驚いたわ・・・」

五所川原樹は困惑していた。
何故困惑してるかって、数分前に掛かって来た2本の電話のせいだ。


一本目の電話は愛から
『一二三の番号を教えろ』
と言われたので素直に教えてあげた。

ついでに
「デートにでも誘うの?隅に置けないわねぇ」
とからかってやった。



数分後


二本目の電話は一二三から
『愛ちゃんの家を教えて』
と言われた。


この時、既に私の頭は要らぬ詮索をしてしまった。
要らぬ詮索どころか、自分の愚かさを思い知らされた気がした。

『番号教えて→デート?→馬鹿、ちげーよ→愛ちゃんの家は?』

『番号→デート→馬鹿→家』

『デート→家』


デートと家が直結してしまった。


このときの頭の働きっぷりといったら・・・
危うく脳がピンクに染まるところだった。
『デートから家へ』
馬鹿だ、私ってば相当の馬鹿だ・・・メイの使いすぎで脳が染まったのかな・・・?


いくら、若い高校生の男女からそれぞれ電話がかかってきたからといっても、
私が正常なギルヲタなのであれば、直結で『ギルティの練習』という結論にたどり着くはず・・・
それにもかかわらず、他人の色恋沙汰の心配をするなんて、、こんなんじゃいけないわね。

「・・・反省しなきゃ。」

そう思い立ってスティックを持つ。


しかし、結局練習するのはメイなので、彼女の脳の汚染度が増すのは目に見えていた。

137名無しさん@2周年半:2005/04/16(土) 23:54:13 ID:URUrjhcU
>>20
超GJ!!!
暇なときに書き込んでもらえれば(・∀・)イイよ!!

138名無しさん@2周年半:2005/04/17(日) 00:42:53 ID:B0KxGn3s
やっぱり>>64氏は神だなーwww
個人的にはジョニーにキャラ替えしたほうが面白そうかな

139自分がギルオタだと実感した207:2005/04/17(日) 02:26:32 ID:.eV0z2BU
>>20
GJ!20氏は神ですか?64氏とはまた違った面白さがあって20氏のSS大好きです!

>>601
お久しぶりGJ!ギル学って車で移動するくらい広いんですねw
それに3千人もいるんだwビックリですw

>>64
GJ!三綾の誕生日が俺と同じなのは仕様ですか?w
続き期待して待ってますね!

14061:2005/04/17(日) 11:31:32 ID:peCjpZSk
え〜ちょっと前に書き逃げじゃない宣言したものですが、
僕は実は現役受験生なので勉強でPCつけたりゲームしたりゲーセンに行ったり出来る暇もほぼ0の状態になりました。
さらに僕のSSに時間軸はまだ春の入学シーズンだから周りの方との時間軸がずれてたいへん読みにくいものになってしまい、中途半端になってしまうと思います。
なので考えた結果、スイマセンが僕はもうここでSSを書くことは無いと思います。
半端なものを置いて未完のまま去る形になってしまって本当にスイマセン。
最後に、溜めておいたネタや皆さんが出していなかったアクセル使いやテスタ使いなどの新キャラが出せなかったのは非常に心残りです。

14120:2005/04/17(日) 14:39:46 ID:Wew4Y5ig
>>61
あぅ、、、残念です。。
私は書き手ですが、同時に読み手でもあるので、、
61氏のザッパ使いの話は楽しみだったんですけど・・・
今年受験ですか、、大学受験(かな?)頑張ってください。

折角ですから、出せなかったキャラ達の名前や特徴など教えてくれませんか?
このままただの案で終わるのは勿体無いですし、、
私のSSで活躍させることも可能ですし。良かったらでいいです。

142名無しさん@2周年半:2005/04/17(日) 16:33:48 ID:O//jNfDQ
確かにこのまま終わらせるのは勿体無いな。
20氏に活躍させてもらうってのも悪くない希ガス。

14361:2005/04/17(日) 20:07:57 ID:peCjpZSk
>>20
ではお言葉に甘えて書かせて頂きます。
剣 犬助(つるぎ けんすけ) 剣と犬で『ケン』が2つであだ名はケンジ ザッパ使い 男
特徴・・・田舎者、周りに流されやすく、頼みごとが断れず代表的日本人な性格、弱気で自分に自信が無い。腕は並みよりは上程度(10段階ならオール7ほど)で特筆して自慢できるものは無いがマニュアルはちゃんと抑えてある、が逆を言えば普通な事しか出来ない。
あと犬の憑依率は名の通りかなり高いが剣も相当高い、偏りはその日のテンションに左右される事が多い。

夜貞 子澄(やさだ こすみ) ザッパ使い 女
特徴・・・性格は相当明るく落ち込むことはほぼ無い楽天家、GGの腕は並み以上ケンジ以下だが時々、相手が次に何が憑依するかや相手が次に何をやってくるかなど色々と『先が視える』ことがある。イタコ的なものをイメージ?

何ヶ出・F・威々紗(なにがで・えふ・いーしゃ) 女 ファウスト使い 愛称はイーシャ フィリピン人と日本人のハーフ
特徴・・・GGは野生のファウストってイメージだけど具体的な戦法は未定、容姿はスト3サードストライクのエレナを小さくした感じで野生児のイメージ。性格は舞-HIMEのミコト+エレナ。頭はお世辞にもいいとは言えず、天然系少女。他は未定(出さないまま終わらせる可能性あり。)

直下 吸(なおした きゅう) スレイヤー使い 男
特徴・・・魔夢の保護者的存在、得意技は歩き接近から見てから吸血、吸血×nから前ステ>前ステ吸血などの吸い直し連携もたくさん使う。どこかのスレで見たけど、スレ使いのkubo氏が同キャラでKマッパ見てから無敵吸血で吸ったという話を聞いたのでプレイの元ネタはこれ、性格や容姿は紳士的で冷静(でもどこか抜けている)で長身お節介で優しいが裏では何を考えてるか分からない。冗談が通じない=怒るのではなく、本気で受け止めてしまう。(フル−ツバスケットでの草摩紫呉−お笑い要素、が元ネタ)

墓堀 魔夢(ぼほり まむ) テスタ使い 男
特徴・・・女っぽい名前だけど男、強気、屁理屈、生意気、何かと理論派の子供、大人になりきれない自分に苛立ちを感じている。見た目は女の子だが中身は男の子、いわゆるショタ属性。男口調の鰤っぽい感じ。だが、この容姿と名前にコンプレックスがある。GGは罠待ちベースで最終ラウンドまでに癖を読み取り、自分が当てれる確信のある時はナイトメアサーキュラーやディガーをブッパなす。(フル−ツバスケットでの草摩燈路が元ネタ)

鎖蜂 焔(さばち ほむら) アクセル使い 女
特徴・・・蜂巣や天放で暴れ狩りメイン、(ダッシュ足払いディレイキャンセル下段天放でヴェノムの暴れ足払いを取るなど)ダメージよりも精神的に追い詰めるのが得意or好きで勝負の後半では相手は暴れはもちろん動く気さえ無くさせる。容姿は日本人なのにブロンドヘアーのロングで長身、書けたらクールビューティーにさせたい、冗談を言わないアクセルを女化させた感じ。カワイイ美しいという感じでは無くかっこいいイメージ、性格は舞-HIMEの久我なつきが元ネタ。

雷悪 踏蒼(ライオ とそう) 教師 男 ソル使い
巨体、熱くてむさ苦しい、ぶっきらぼうな男。ライオット青を絡めた連携が得意。崩しはVVと投げの二択メイン。得意なものは実はカプコンの格ゲー。

とりあえずPCに取っといたメモをコピペで貼るので僕にしか分からない表現が多々あるかも知れない・・・。
20氏のSSの負担にはなりたくないので無理にとは言いませんが使えそうなヤツを使って頂けると嬉しいです。
あと、大学受験の合間の時間は出来るだけこのスレを見たいと思うので20氏64氏前スレ601氏、他の多くの書き手の皆様や今新しく書こうかな?と思っている新世代候補の方々の華々しい活躍を大いに期待しています。

14420:2005/04/17(日) 20:44:32 ID:Wew4Y5ig
>>61

了解しました、
正直メインキャラとするには数が多くて私には扱いきれないと思います。
よってちょくちょく出てくる、といった感じになりそうです。
もし、勉強の合間に見て、「なんか違うな」って思ったらバンバン言ってください。

それと、、、
私、舞-HIMEとフルーツバスケット、見たことないんです(滝汗)
だから、キャラのイメージもサッパリわかんない・・・あわわ。
誰か親切な人、教えてください、お願いします。

最後に61氏、短い間ではありましたが、お疲れ様でした。
SSは無理かと思いますが、またこのスレに来て書き込んでくれるのを楽しみに待っています。

14520:2005/04/17(日) 21:45:02 ID:Wew4Y5ig
よし!出来た!!
なんか上手くキャラの性格がまとまりきってないけど、そこは愛嬌で・・・。

=======================================================================
前回>>134-136


その日、
「ギルティの練習はやはり、ZEPPSでやるに限る。」
そう考えた樹はZEPPSへやってきた。

(実戦こそ、最高の練習よね・・・。)


そう思いつつ50円を投入し、ゲームを開始する。

(うん、そうねぇ・・・ここはイルカ縦を使って攻める方が・・・)

CPU戦を軽くこなしていると、見かけない2人組みが視界の隅に映った。



「やっぱ、ギル高の隣だけあって活気あるな、ここから俺の第二の人生が始まるんだ。」
「もー、独り言の癖は治したほうがいいよ?」



(ん?見ない顔ね・・・。私って、転入生とゲーセンでエンカウントする確率高いわね、一二三もそうだったけど。)


「ギル高生の強さはどんなもんかな、と」
「んもぅ、ケンジ一人でばっか喋らないでよ。」




『夕飯はベジタボー!!』


(・・・言ってるそばから乱入。さっきのカップルね。)


画面が切り替わり、カーソルはゆっくりと右下へ下りていく。


直前の会話から予想すると、乱入してきたのは男の方だろう。
画面に赤いザッパが姿をあらわした。


『ヤバイ、ヤバイって、、このままだと・・・キタァァァァァァ!!』
『子供だと思わないことだね。』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!


『助けて、助けて』ピコピコピコピコ

開幕、ザッパはバックステップ2回、メイはそれを追うようにダッシュする。


(・・・ムカデかしら)


FDで急停止をかける。読みどおり、ザッパはムカデを出して霊を呼ぶ。


「さて、今日の一発目は何かな。」



――――――剣だ。

14620:2005/04/17(日) 21:45:40 ID:Wew4Y5ig

(気のせいかしら、、筐体の向こうからボソボソと独り言が聞こえる。)

筐体の向こう側からはボソボソとなにか独り言が聞こえてくる。
ちなみに、筐体の中でもザッパが独り言を呟いている。

『夢だけで飯が食えるか!!』
いつ聞いてもなにかを考えさせてくれる独り言だ。
夢だけで飯は食えるのだろうか・・・食えるような気もするが、食えない気もする。

(・・・ダブル独り言ね、なんか怖い。)

『肉切らせろぉ〜〜。』

お互い微妙な距離が離れたまま牽制を振り合う。
沈黙を破ったのは樹のメイ、不意をついてイルカさん縦で奇襲をかける。


『突撃ーっ!』
『キィイイイィィィヤァァァ!!』


「お、今日の俺は結構冴えてるな。」

(なっ、、金バーストを合わせてきた。。このザッパ、なかなかやるわね。)


その後も、剣の先端を当てるように上手に間合いを計って牽制を繰り返す。
時々置いてくる昇竜青がアクセントになってやたらとやりにくい。
ついでに、時々聞こえてくる謎の独り言がスパイスになってもっとやりにくい。

(あくまでも相手は剣よ。隙が大きいのは白日の明じゃない。
 うん、パターンはなんとなく解ってきたわ・・・次ね、バーストで追い返す。)

『もー、うるさーい!!』


『史上最大の悪夢!!』

メイが放った渾身のサイクバーストは、ザッパに当たることはなかった。
サイクの瞬間、ザッパは「産まれる!」を発動。馬鹿長い無敵時間でサイクを避ける。

「ふ〜、あぶないあぶない、やっぱり産まれるは頼りになるな。」


(・・・サイクを産まれるの無敵時間で避けるなんて・・・
 なかなか面白い相手に会えた物ね、でも状況は良くない・・・
 画面端、ダウン、相手は無憑依・・・つぎの憑依次第ね。)


「大事なムカデだ、頼むぞ・・・でろよぉ・・・。」








―――――ガゥルルルルル


「やった、ここで犬だよ。やっぱり俺ってば今日も憑いてるな。」

14720:2005/04/17(日) 21:46:11 ID:Wew4Y5ig

(あ、、犬でた・・・犬でちゃった・・・無理、捨てゲー安定・・・)

そう、樹はザッパの犬連携はもちろん、幽霊による連携すら抜けられない。
いい様に固められるだけの樹、連携に隙が見当たらない・・・。


(あっ、ヤバッ、、、投げられた・・・。)

『カウンタッカウンタッカウンタッ』

崩れてしまえばもはやザッパと犬の独壇場。
成す術もなくGBMAXからコンボを決められ負けてしまった。


『もう少しだったのに』

『コレはッ・・・一体どうした・・・!!』

「よし、ギル高前での初勝利だ。」
「まだ1ラウンドだけだよ、気を抜くと負けちゃうよ?」


(・・・犬ハメなんて抜けられるわけないってば・・・。無理無理。)


2ラウンド目はそれこそ目も当てられない光景が広がってしまった。
開幕にムカデを喰らって霊魂3つ。
その後、帰ってこないで下さいを数発もらって霊魂5つ。
産まれるぶっぱから屈P>屈K>ムカデ喰らってラオウ憑依。


そして、ラオウがぶっぱなしたエドガイにぶち当たってそこからアンセムループ。


そのときの体力の減り方といったら、、まさに『怖いよ〜。』の一言につきる。


「おめでとう、ケンジ。」
「あ、あぁ、、ありがとう、なんかまた色々助言してくれたね・・・」


(助言・・・?ていうことは何?対戦中に次何がきそうか女の方が教えてたの?
 なるほど・・・だからあのサイクをあんな風に返すわけだ・・・。
 とりあえず、、面白そうだから声かけてみようかな。)

「ねぇ、君達、転入生?」
「え、はい、そうです。田舎から上京したてで・・・」

少し頼りなさげに男の方が答える。

「ケンジ、自己紹介くらいしなよ。
 わたし、夜貞 子澄です。よろしくおねがいします。」
「五所川原 樹よ、よろしく。」

「えーと、剣 犬助です、よろしくお願いします。」

「あれ?ケンスケ?」

「え?別に可笑しな名前じゃないと思うんだけどな・・・」
「いえ、さっきケンジって読んでたような気が・・・。」

「それ、あだ名なんです、頭文字が剣と犬で、ケンが2つでケンジなんです。」
「なんだ、そういうことか。それじゃ、私はこれで帰るね、また。」



・・・会話してても独り言って言うものなのね。初めて知ったわ。

148名無しさん@2周年半:2005/04/17(日) 22:19:45 ID:JC4Q.O2w
スーパーウルトラGJ

149元61と言っておく:2005/04/17(日) 22:59:49 ID:peCjpZSk
最後と言いつつ未練がましく度々来てしまう僕ガイル。
20氏の仕事の速さには頭が上がりません。ほんとにGJです。使ってくださってありがとうございます。
性格が分かり図らそうなので一応補足です。
犬助=独り言言いまくるエヴァの碇シンジや.hackの司みたいな。
子澄=20氏のSS通りです。
直下=墓堀と常に一緒にいる、誰に対しても敬語、CCさくらのお父さん、西遊記RELOADの八戒、ジョジョ5部のフーゴ、どれかが分かってもらいたい・・・。
墓堀=直下と常に一緒にいる、まむちゃんとからかわれる事多数、他の男子に人気がある、ジョジョ5部のナランチャ、とにかくかわいいくせに生意気で屁理屈な感じ。
鎖蜂=.hackのガルデニア。一応ここに載っている僕のキャラクターの中では一番強い。
イーシャ=常にドーナツやらチョコ喰ってる、いつも動き回ってるチビでガキ、常識は何も知らない野生児、子澄や犬助が世話してる。これだけは残念ながら舞-HIMEのみこととしか例が思いつかない。
例えがどれか1つでもわかってもらえるといいのですが・・・。

15020:2005/04/17(日) 23:14:48 ID:Wew4Y5ig
>>61

なるほど!私にも良く解る性格解説ありがとうございます。
CCさくらやJOJOはよく分からないけど、.hackや最遊記なら見た記憶が・・・。

とりあえず、元を知らなきゃ話にならないので
舞-HIMEやフルーツバスケットの公式をさっき見てましたw

ホント参考になりました。ありがとうございます。

151名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 00:17:49 ID:9vlbQF6c
>>20
あんたなかなか…GJだゼ(´∀`)b

152名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 02:35:00 ID:Qt/6piYg
>>20
頑張りっぷりがスーパーGJ。
これからもGJっぷりを見送らせてくれ。

153名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 07:36:03 ID:EYmrV4/k
おい!職人ども!




(^з^)-☆Chu!!

154名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 17:04:28 ID:3QRQq.UI
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!!

155名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 17:44:16 ID:Or8qVuXQ
>>20
っ[GJ]

15664:2005/04/18(月) 18:17:34 ID:xFJ/9FVU
>>128


やばい…やばいぞこれは。このままいけば三綾に差がつけられちまう。闘劇に出れるのはどっちか一人。
なんとかして巻き返さないと…!

「これって高いのかなぁ」
「俺よりは好成績だ」

マジでキャラ替えも考慮に入れないとキツイか…?
でもエディにした所で郁瀬 弓太と言う超え難い壁がある。ならジョニーか?

「緒土、アンタやばくない?評価低いわよ。しかも筆記0点て…」
「うるせーな!お前のも見せろ!」
「はい。見たら落ち込むかもね〜」

------------------終戦管理局報告書:第4515号-------------------

Name. Etuji Hijiri
Height. 170cm
Weight. 46kg
Birthday. 1/25
Bloodtype. B
Character. Ky=Kiske

筆記試験  48点

精神力   2
判断力   7
読み    10over
コンボ精度 5
立ち回り  10
攻撃スキル 6
防御スキル 7


とにかく立ち回りが強く、封殺も珍しくない。
そしてなんと言っても特筆すべきはあまりにも鋭い読みである。
要所要所で繰り出される牽制は信じがたいほどカウンターヒットする。
スタンエッジなどの命中率も非常に高い。
その非常に強力な牽制技術と読みで安定した戦いが望める。

ただし、それは平静時の話である。
キレるとSVTをぶっ放したりひたすらハイリターンの行動ばかりをとる。
これが玉に傷。これさえなければかなり優秀なのだが…。
また、筆記試験もやや悪い。キャラ対策が偏り過ぎている。
もう少し広く対策を練ると良い。

精神力意外は軒並み高い点を考えると評価は最低でもB+はくだらない。

---------------------------------------------------------------

とりあえず最後のAとかBとかいうのを見ればいいらしい。今のところ聖も三綾も俺より高い…。
そして郁瀬

----------------------終戦管理局報告書:第1573号---------------

Name. Ikuse Kyuta
Height. 178cm
Weight. 67kg
Birthday. 7/5
Bloodtype. O
Character.Eddie

筆記試験  15点

精神力   8
判断力   9
読み    8
立ち回り  9
コンボ精度 10
防御スキル 8
攻撃スキル 8


当該個体は、現在E組で最も強い人間であると思われる。
とにかく全ての点において高水準。その上キャラもエディであるため高評価。有望株である。
特筆すべきは常時エディによる立ち回り。
隙の無い立ち回りと柔軟なアドリブで、起き攻めに行かなくても高威力コンボを叩き込める。
何かしら攻撃を引っ掛ければ当たり前のように5割持っていく。
分身展開時の立ち回りは非の付け所が無い。

だがエディ使いには珍しく、起き攻めは苦手。
さらに筆記試験と点も芳しくない。

以上のことから、当該個体の評価はAとする。キャラ対策を充実させれば評価Sでも良いのだが。

-------------------------------------------------------------------

15764:2005/04/18(月) 18:18:10 ID:xFJ/9FVU
やはりコイツは頭二つ抜けてる。エディにキャラ換えしたところでこの壁を越えられるとは考えにくい。

「す、凄い!筆記100点!?」

三綾が感嘆の声を漏らした。

「誰が?」
「紙野さんだよ。凄いなぁ…」
「ちょっとみせてくれ紙野」
「うん」

----------------終戦管理局報告書:第5236号----------------

Name. Kamino Tsuyoshi
Height. 168cm
Weight. 49kg
Birthday. 2/9
Bloodtype. A
Character.chipp

精神力   1
判断力   8
読み    6
立ち回り  8
コンボ精度 5
防御スキル 7
攻撃スキル 7

筆記試験 100点


当該固体はなんと言ってもプレッシャーに弱いのが難点である。
大会などで本来の実力を発揮するのはかなり困難に思われる。
一度克服してしまえば波に乗れるのだが、一刻も早く改善したい問題である。

戦闘スタイルに関しては柔軟で攻めも守りも得意。
長所は鍛錬に妥協を惜しまないところである。
筆記試験は完璧に解答しており、キャラ対策などの知識では他の追随を許さない。
実戦でこの対策を完全に再現できれば猛威を振るうであろう。

今後の成長にも大きく期待できる。ただしキャラが所謂「弱キャラ」であるのが難点か。

以上より当該個体の評価はCとする。

----------------------------------------------------------------

俺と同じだ…このままだと三綾、聖、郁瀬の3人がクラス代表ってことに?
いや、俺が知らないだけでクラスにはまだまだ強い奴がたくさんいるかもしれない。
とりあえず俺がこの3人に遅れを取っている事だけは確かだ。

「よーし全員渡ったな!それじゃあ解散!」

雁田一言そう言って教室を出て行った。教室内はすぐに生徒の声で埋め尽くされた。
これから長い夏休みが始まる。この1ヶ月で絶対今より強くならないと―――

「もう一回言ってみろよテメェ!!」

その時怒声が教室に響いた。まさに青天の霹靂だった。

15864:2005/04/18(月) 18:18:43 ID:xFJ/9FVU
「おいおい聞こえなかったのか?もう一度言ってやろうか?」

永園と男が言い合っている。見覚えがある…部活見学の時に永園と一緒にいたヤツだ。

「永園テメェふざけんなよ!!」

―――ゴッ

殴打。
教室内が不気味に静まり返る。
男が鼻と鼻が付くくらい永園に顔を近づける。

「あの雑魚チップ使いにも負けたくせに、いきがってんじゃねェぞ!ああ!?」
「―――ペッ」

ビチャ

「うわ!?目が…!?」

永園の口元ニタリと歪んだ。

「うぜェんだよ雑魚が」

相手の腹を足の裏で潰すような蹴りを繰り出す。

「ウオぇっ…!」

嘔吐する寸前のような悲痛な叫び。男が腰を折り曲げて地面に手をつく。

「これで蹴りやすくなったな」

ブォンッ!!と頭に一撃。バットのスウィングのような、横に振りぬく蹴り。
男はそのまま無造作に地面に倒れた。永園が男の頭をゴリゴリ踏みつける。

「もうお前らみたいな屑と馴れ合うのも飽きたって言ってんだよ」

黒い笑み。下を見ると男は顔面蒼白になって小刻みに震えている。耳からは出血が確認できる。
だが男はただ震えるだけで叫び声一つ上げない。
恐怖のあまり叫び声を上げられない?いや、違う。

あれは震えじゃない―――痙攣。

「脳震盪を起こしてるぞ!!」

思わず叫ぶ。状態を見たところかなりヤバイ。手足の痙攣は脳に異常がある可能性が高い。

「きゃーーーーー!!!!」

俺の一声が引き金となって生徒達が取り乱し始めた。
数分後、悲鳴を聞きつけた雁田が血相変えて教室に入ってきた。
女生徒の悲鳴、雁田の怒号、生徒の取り乱す声…全てが混ざり合って混濁とした狂気が教室に充満していた。


その後教師が数名慌しく教室に入ってきた。男は急造の担架に乗せられて病院へ運ばれた。
かなり重い脳震盪ではあったが、幸いにも後遺症は残らずに済むらしい。
そして永園は今雁田に糾弾を受けていた。

「永園!!お前は自分が何をしたか分かってるのか!!」

永園はぼんやりと突っ立って一言も言葉を発しない。
何をしている?弁解しないのか?
確かに永園の行動は非道なものだったが永園だけに罪があるわけじゃない。あの男が先に仕掛けたんだ。
何故そう言わない?「アイツがさきに殴ってきたんだ」そう言えばいいじゃないか。言えよ!!

「永園の行動は自己防衛の範囲ですよ!」

なんでそんなことを言ったのか、その時は自分でもよく分からなかった。

「先に手を出したのは相手です。行為の程度の差こそあれ、相手にも非はあります。
 永園だけに罪を着せるのはいかがなものでしょう」
「松瀬…?」

雁田が呆気に取られる。無理も無い。俺自身だって…

「自己防衛の範囲…俺には逸脱してるように見えるが?」
「確かに多少逸脱していますが、動機は紛れも無く自己防衛です。
 抵抗しなかったら今頃病院にいるのは永園の方かもしれません」
「本当かお前ら」

教室にいた生徒達も黙って頷く。ここで下手なことを言えば永園の報復に遭うと思っているのだろう。

「……協議が必要だな」

雁田はポツリと呟いて教室を出て行った。
数十分ほどして帰ってきた雁田は「永園 翼は1ヶ月の停学」というような内容を簡潔に話したのだった。

15920:2005/04/18(月) 19:29:19 ID:nwKWYp9M
>>64
GJ貰って下さい。

う〜、凄ぇ・・・、SSの雰囲気がしっかり伝わってくる・・・。

160名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 20:00:52 ID:Qt/6piYg
職人さんが気づきやすいようにage
>>64
相変わらずのネ申GJ!!

161名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 20:08:10 ID:xMJ5Snxs
やっぱスゲーなぁ…マジで何食ったらこんな神展開が書けるようになるんだよ…

162名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 20:27:33 ID:DOKQgkMg
帰ってきた永園の強化っぷりが楽しみ

163名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 21:39:35 ID:iD6GdXcY
ここで「殺意の波動に目覚めた永園」の登場ですよ(・∀・)

164名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 21:47:02 ID:YuHtktXs
恐怖を乗り越えた永園

165名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 21:48:50 ID:kzlqxqPA
永園って意外と良キャラだよなw 悪人だけど
わりと好きだ

166名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 22:04:51 ID:jX1GqoTs
今さらだけど、64氏の入学式の話の時に、AIRの国崎最高ネタが使われてたのにワロタw

16720:2005/04/18(月) 22:19:13 ID:xvLrwqYU
・・・1スレ目では楽しくみんなのSSを読ませてもらい、
そして2スレ目でこうして書き手をしているわけですが・・・、

書く方になってみると、64氏がどれほどの高みにいるのか改めて思い知らされる
もうね、64氏はエディクラスだと思ってたんですけど、きっとジャスティスクラスですね。

そして俺は梅喧クラス?、う〜ん、限りなく半端だ。
=======================================================================
前回 >>145-147

-一方そのころ、愛の家-

『ここが、墓場になるとはっ』
『カミカゼ!』

だめだな、やはり動きに翻弄されだすととことん付き合ってしまう。
そもそもヴェノムがチップに追いつけるわけがないのだ。

勝つためなら、付き合わずにマイペースに試合を運ぶなり、事故狙いで振り回した方がいい。
まぁ、事故狙いで振り回したところで、一二三のチップには当たりそうにないが・・・。


「やっぱり、ボール作った方がいいですよ」
「でもなぁ、一個作る間にダッシュで潜ってくるしな・・・、」
「デュービス使えばいいじゃないですか。」


・・・なるほど、言われてみればそうだ。

ヴェノムには攻撃判定つきボール生成『デュービスカーブ』があるんだった。


「なんで気づかないかなぁ・・・」
「はい?」
「いや、俺が。」


どこか、微妙に集中力が散漫しているのが自分でもわかる。
やはり俺自身、ペースを乱されるのが嫌いな性格だからだろう。
画面端で相手を固めてるのが一番楽しい、むしろ楽だ。相手のGBが点滅するのは大好きだ。


「それじゃぁもう一回やりましょ〜」
「ん、、、あぁ」



HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!


・・・クソ、動きがウザイ。。ドリキャンも厄介だ。
つくづく精神的に嫌らしいキャラだ。その上手裏剣とは、このヤロゥいい度胸だ。


『色即是空!!』


おいちょっとまて・・・牽制屈Sヒット確認万鬼って、一二三どんな目してんだよ。
チップの屈Sなんて速すぎてヒット確認したころにはモーション終わってるだろ・・・。
あ〜あ〜、体力もう見えなくなってきたぞ・・・。

16820:2005/04/18(月) 22:20:04 ID:xvLrwqYU

・・・ってダメだ、ダメだダメだダメだ!!
何を考えてんだよ、今お前は何を思ってこの万鬼を喰らったんだ!
相手のペースに引き込まれるからそこにある勝機を見逃すんだ。
集中しろ、集中して見ろ、愛。屈P・・・屈P・・・屈K・・・投げ?いやダスト!!

『じれってぇ』
『ショット!ロマンティーック!』

崩しのダストにスティンガーで割り込む。
そこから FRC>ダッシュ近S>屈S>足払い>K生成

そうだ、相手はチップだ、
三、四回も崩せば確実にシショる、一回逃げられたら確実に殺される。


『ハァッ、デュービスカーブ!』

ダッシュJK>裏周り着地屈K>近S>HS>Sデュビ


残り5割・・・
バックダッシュJSから着地ストか、いや、あえてもう一度下段だ!

『ショット!ハァッ!!』

ダッシュジャンプ>バックダッシュJS>着地足払い>ステ青>JS>JHS>P生成


残り2割・・・
最後だ、崩せば勝てる。余計なことは考えるな。
そうだ、最後だ・・・、ステ青先行入力スライドストラグル・・・
入力難度は高い、だが、、今の俺には「失敗」の二文字はない!

『ショット!ゆくぞ!カーカスライド!!ハァッ!ダブルヘッドモービット!!』

2段J>JK弾き>着地屈K>ステ青>スラスト>近S1>カーカス>近S>HS>ノビタ



・・・『ゲームセットだ。』

・・・勝てた・・・



「うわっちゃ、、最後完全に逆転されちゃった。さすが愛ちゃん。」
「・・・ん?あ、あぁありがと・・・」


・・・勝てたか、途中でなにかの境地に至ったかな。
さしずめ『明鏡止水』って感じか、やべぇな、アニメキャラの仲間入りか?
でも、心の中で悶々と喋り続ける俺ってのはなんか怖いな、うん。

「もっかい!リベンジ!」
「おう、受けて立とう。」




- S L A S H -




『ザトー様ァッ!』
『遅すぎんだよ!!』



・・・今のはいつもの俺だったな。

169名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 22:24:54 ID:6pL7cOJ6
読んでてとても参加したくなったのですが・・・新規参入はやはりダメですかね?
しかも当方ジョニーなのですでにいるキャラなのですがOTL
どなたか、意見御願いします

170名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 22:28:23 ID:q8CV9I0E
>>64
拒んでもGJを押し付けますよ?

17120:2005/04/18(月) 22:29:25 ID:xvLrwqYU
>>169
そんなあなたに前スレの664が残した名言を授けます。

「何回も言うのがめんどくせぇな

 別にここの職人さんたちは誰かの許可を得て、小説書いてる訳ではありません
 つうかここ見てるだけの奴ら(ROMってる人たち)に、拒否権なぞございません
 むしろ新しい人の書き込みとか、すごく嬉しいです
 どうぞお好きなように書き込んじゃってください 」

新規参入は勿論大歓迎です。
現に私も2スレ目になってから書き始めた身です。
それに、以前言ったのですが、私の持ちキャラはヴェノムです。
でも、こうしてスレのみんなに支えられてSSを書いています。


こんな私なんぞの意見があなたの参考になることを願います。

172169:2005/04/18(月) 22:38:06 ID:6pL7cOJ6
ありがとうございます。
では、お言葉に甘えさせていただきます。
拙い文章ですが、どうかお付き合いください。

173名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 22:38:41 ID:j2s6lCtw
>>20
え、じゃあ俺も参加して良いの?
だったら、少数派のミリアで書こうかな…。

17420:2005/04/18(月) 22:41:46 ID:xvLrwqYU
>>172 >>173

もうね、なんていうか、、俺に拒否権なぞ無い。
だからみんなで楽しく書こう!

175173:2005/04/18(月) 23:39:40 ID:oW2e0lWA
都内のとあるゲームセンターでのこと。

「遅い…」

画面内で前転するミリア。
そのミリアが一瞬前までいた場所に、今は爆炎を伴ったスレイヤーが立っていた。
アンダートゥ…ガード不能の打撃が襲いかかるより早く、ミリアはスレイヤーの後ろに回り込んだのである。
「ごめんなさい…」
ミリアが髪で、相手の体を貫く。
ダッシュから拾い上げ、締めに
サイレントフォース>前HS
で叩き落とす。
だが、まだまだ相手の体力は残っている。
あと2割といったところか。
ダウンを奪うことに成功したミリアが取った行動は、前HSをキャンセルしてのシークレットガーデンだった。
無敵バクステのあるスレイヤーに取っては、距離の開いた状態のガーデンはかなり逃げやすい状況だ。
逃げてからの仕切り直しも望める。
だが、迂闊な行動は出来ない。
もし相手がバクステ読みで入力していれば…。
無敵付加という行動自体も読まれていることになる。
ミリアの目の前で踊り続けることになる。
それだけは絶対に避けたい。
結果、スレイヤーが選んだのはしゃがみガードの様子見。

(そう……それが狙い)

ミリア側のプレイヤーが少しだけ笑う。
最初に入力したのは…「6」。
つまり、スレイヤーの頭の上を通り過ぎるだけ。

(一つ目の入力はフェイク…)

スレイヤーに向かって、ミリアが走る。
狙いに気付いたスレイヤーが取るのは、もちろん投げを読んでのバクステ。
そしてそこから無敵マッパ。
だがミリアは投げに仕込んでいたのか、FDを一瞬だけ見せてしっかりガードする。

(成功…。次は…)

ガーデンの2段目の入力が実行される。
2段目は…「1」。
スレイヤーの遥か後方にあったガーデンが、引き寄せられる。
これにより、ミリアとガーデンに挟まれた形になった。

(挟み撃ち成功……逃がさない…!!)

176前スレ601:2005/04/18(月) 23:49:20 ID:zji/zIFI
どうもこんにちは前スレ601です。
新規加入者が増えるのは大変喜ばしいことですね。新しい風をどんどん吹かせてほしいものです。
書いていてふと思ったのですが、私は皆さんと違いどちらかというと
どうしても登場キャラの都合上「先生側の視点」のお話が多いと思います。
それゆえ右渡校長等がでてくることもあり、あまり私の一存で既存の人物の性格決めをしては
まずいんじゃないかな、と思いまして…。
皆さんの意見をお聞かせ願えれば幸いです。
とりあえず前回の続きを書きましたので、カキコ致します。

前回 >>130

杖府side story

カチッカチッカチッ

時計の秒針が規則的に鳴り響く、私はあの後十数分歩き応接間に通され右渡を待っている。

「……。」

折戸は右渡を呼びに行ったようだ、気付いたときにはもういなかった。
…、色々思うこともあるが今回は割愛しよう。

カチッカチッカチッ
耳障りな音だ…

「はぁ…。」

今日何度目かの溜息。
遅い…、右渡との約束の時間は3時だったはずだが…。

「…約束の時間?」

口にだしてみて苦笑した。

私が覚えている限り
右渡が定刻通りに来たのは一度しかない。
その一回も待ち合わせの時間を一時間早く勘違いして一時間遅れて来たという、バカバカしい理由だ。

「それにしても遅いな…。」

時計を見上げる
約束の時間はとうの昔に過ぎ去り、短針はすでにあるべき場所から一周と半回っている。

軽く吸い殻で山になっている灰皿で煙草を揉み消す。
トンットンッ

次の一本に手を伸ばそうとした瞬間、ノックの音がした。

ガチャッ
返事をする前にドアが開く

「やあ杖府、よく来てくれた。」
寝癖の混じる長い髪をかき上げながら右渡が部屋に入ってくる
さして悪びれた様子もないだが、不思議と頭に来ることはなかった。
続いて折戸も部屋に入ってくる、そしてこちらを見、申し訳なさそうに肩をすくめた。

「それでは校長、私は勤務に戻らせていただきます。」
「わかった。」
一礼し折戸が部屋をあとにする。

「ふぅ、まだ春だと言うのに暑いな。」
右渡は窓まで歩き一つ、二つと窓を開けていく。

新鮮な桜の香りが微かに残る空気が部屋を満たす。

すべての窓を開け終え、
私の対面に右渡は腰掛けた。
「それで、さっそくだが…。」

慣れた手つきで懐から煙草を取り出し、火を付けながら続ける

「答えを聞かせてくれ。」

「ああ、私の答えは…。」

今回は杖府の視点でお送りしましたがいかがだったでしょうか。
最初にも書きましたが右渡校長の性格、言動等、ここはこうしたほうがいい
とかありましたらご意見お願いします。
次回は[自称]用務員テスタ使いの折戸 瞳の視点から今回のお話を書いて見たいと思います。
それではまたの機会に…。

177名無しさん@2周年半:2005/04/19(火) 00:04:37 ID:ezTeq9tU
>>64
GJ(・∀・)b
やばいもうネ申すぎw
今後の展開が楽しみだ

ついにこのスレ始まって以来のキャラ変えか!?

178169:2005/04/19(火) 00:19:09 ID:DbidvPVM
あんまり人物増えすぎるのもあれなんで、既存の人物使わせてもらいます。
64氏、ご勘弁のほどを。ではどうぞ。


「母さん、出かけてくるよ。」

母さんはなにも言わない。俺がどこにいくかわかりきってるから。
それは歩いてすぐのゲームセンター。そして俺、織那 蔵(おれな くら)はギルヲタ。
ゲセでは蔵と使用キャラにちなんで「ぐらさん」と呼ばれている。
中学校卒業後、俺は無職。バイトもしていない。
甘やかされて育ってきて、家になまじ金があったから。それでも両親はいい顔をしなかった。
中学校卒業から一年、ずっとゲセに通ってきた。
お陰で、もう地元最強だろう。ひょっとしたら全一じゃないのか?

ゲセにつく。常連と店員にいつもどおり挨拶してからゲセ内をまわる。
俺は暗い性格で全然社交的ではない。それでも毎日通ってればこの程度の人間関係はできあがるものだ。

とりあえずギルティの場所にいってみる。
ここにヴェノムなんていたのか?どうせ練習中の初心者だろう。
だが画面に表示されていたのは数十連勝という数字。
「このヴェノムは強いよ。相手の格好を見ればわかると思うけど。」
エディ使いの常連が言う。この人は信用できるのでとりあえず向こう側を見てみる。
カップルか・・・しかしただのカップルではない。プレイしているのは女。
しかも服装が・・・
「ああ、ギル校の生徒か・・・」
こいつら、なんでわざわざこんなところまで来てるんだ。
学校で勝てないからパンピー狩りか?カップルで仲良くしたいからか?
どちらにせよ、軽くひねってやるか。
財布から50円出して乱入。わざわざ本キャラを使う必要もあるまい。
ポチョで十分だ。

_______


こちらの牽制はすべて刈り取られ、FDBで返せないように遅く撃って同時に攻めてくる。
ガード姿勢切り替えの中段も使ってくる。
なにより、瞬間移動の使い方が個性的だ。なおかつ上手い。
つまり、俺はボコボコに負けた。3ラウンド中2ラウンドがパーフェクトで、だ。

179名無しさん@2周年半:2005/04/19(火) 00:20:19 ID:NUMP0brk
スレの皆も含めてGJ!
雰囲気が凄く良いよ良いよ〜

180169:2005/04/19(火) 00:23:58 ID:DbidvPVM
178の続きです。

「よかろう、貴様を我が障害と認識する」
本キャラで乱入してやる。
霧でハメて、ディバで燃やして、居合で斬殺してやる。
そしてお前は泣きながらそばの男に慰められながらゲセから出て行くだろう。
ざまあみろ。強いのはギル学生徒だけじゃねえ。

コイン投入、乱入。
ジョニー選択。
さあ心の準備はできたか?彼氏は慰めの言葉を思いついたか?
思いつく前に殺してやるよ。

レッツロック!
開幕は様子見安定だな・・・
突然のダッシュ投げ。これは予想外だ。落ち着け、相手はちょっと強気の選択をしただけだ。
投げから近S>低空HSストラグル。
さあ、防御に集中だ。
ボール生成から瞬間移動。
はじきつつ中下段。
それはさっき見た。ファジーはできてる。
また投げ。こっちの心理は読まれてるのか?落ち着け、落ち着け。
同じようにまた起き攻めをくらう。
中段、ガード。ガードされたらいなや、相手は距離をとってシューティングの準備。
こっちはシューティングを直ガしつつ歩いてTG溜め。
ここにヴェノムはいなかったが、対策ぐらいできてるんだよ。
ゲージが溜まった。HJからディバ青で強引に。
6Pか?バクステか?どちらにせよ俺のターンだ。

ダッシュ。ヴェノムがとった行動はまさにそれだった。
ディバを出すのを読んでいたとばかりにダッシュ。
そこからさらにシューティング。
空からいくのはやめた。地上からじわじわ歩いてやる。
HSステ青からダッシュ。どうせ投げだろ?仕込んで投げ返しだ。


下段かっ!喰らっていた。
序盤の投げ2回は布石だったか。下段からのガトリングでまた起き攻め。
読み負ける。それもことごとく。
それでもなんとか画面端まで追い詰める。
俺の体力は2割。相手は8割といったところか。
だが、残念ながら画面端だ。切り替えしをもたないお前に逃げ場はない。
立ちHS>コインで固める。相手のGGが軋みを上げる。
そろそろかな・・・
コインの後にダッシュ投げを狙う。だが
「すまんな」
投げられたのは俺の方だ。しかも空中投げ。
ばかな。ステップを完全に読んでたというのか。そして切り返しが空中投げか。
そのまま、1ラウンド目はとられた。

2ラウンド目。
いい調子だ。投げてコイン。受身を空中投げ。バーストも読む。
それでもギリギリの試合内容だった。だが、勝つ。

3ラウンド目。
心なしか、1ラウンド目よりシューティングがきつい。各種牽制も混ぜてくる。
まさか最初は手加減されていたのか?
それでも遠Sに6Pやらぶっぱ気味の6HSで押す。
だが、一瞬の操作ミスが命取りになった。
ディバ青をミスり、投げからダウン。画面端でダークエンジェルを重ねられる。
相手は低空ダッシュ。中段か下段か・・・
攻撃を出さずに着地。下段だ!
キューを背後にまわして突く。しまった、ダストだ。
まずいマズイ不味い。立て。立て。
くらう。飛ぶ。
GGが溜まってたところに一番威力の高いエリアル。
衝撃に脳が、神経が、細胞が悲鳴を上げる。
2ラウンド目までとられてしまった。もう後はない。

4ラウンド目。
低空燕、コインを惜しまず、できる限りの力を尽くして。
それでも・・・このヴェノムにはかなわない。
起き攻めだけで、倒されるほどの勢い。加え、近づけない牽制とシューティング。
結局俺がしたのは相手の勝ち数を2増やすというだけだった。

181169:2005/04/19(火) 00:26:53 ID:DbidvPVM
180の続きです。

バカめ・・・これのどこが全一だ。
最初は明らかに手を抜かれ、簡単な操作をミスり。
こっちの行動はすべて読まれ、ダストにすら反応できない。
なんなんだ俺は。初心者よりちょっと強いだけのパンピーではないか。
俺は、結局弱いやつを狩って楽しんでいただけなのか。
なにが泣かすだ、なにが殺すだ。
己の身の程を知れ。もう帰ろう。俺には無理だ。強いやつにはもう乱入しないで
「ちょっとそこのあなた」
後ろから声をかけられる。なんだ・・・さっきのヴェノムか。
「なに?」
「あんた、なかなかやるじゃない」
「散々ボコっておいてよく言うよ。おまけに手まで抜いてくれちゃって。あーあんたにはかなわねえよ。」
「たしかに手は抜いたわ。最初だけね。でも、手を抜いたままじゃ勝てないとわかった。だからダストまで使って本気を出したのよ」
「で?結局負けたのは俺だし勝ったのはあんただ。だいたい、ギル校のあんたがこんなところに何の用だよ」
「んだとてめえ。なんだその言い草は。自分が負けたからってキレてんじゃねえよ」
そいつの連れの男が口を挟んでくる。なんだこいつ。
「ああ?じゃあお前は自分より小さい女の子に手加減された上に負けたことがあんのか?」
小さい、という単語に女がぴくっと眉を吊り上げる。
「そんなんよくあ」
「松瀬は黙ってて。ややこしくなるから。」
ちっ、と松瀬と呼ばれたは訝しげに身を引く。
「私たちがここにきた理由だったわね。」
「ああ。対戦環境が整ってるギル校の奴らがなんでこんなところにくるんだよ」
「単純に生徒勧誘のためよ。」
「はあ?生徒が生徒勧誘?バカ言ってんじゃねえよ」
「ウチは全国各地からギルヲタを集めているのは知っているわよね?そんな中には、心が脆い子も混じってるわ。実際、成績が悪い子の中にはやめてく子も多いのよ。」
「で、生徒数が減るからって自分たちが勧誘か?ご苦労なこった」
「私たちは本気なのよ。本気で上を狙ってるの。だからこそわざわざゲセにまできて生徒を勧誘し、対戦環境の向上を図ってるの。」
なるほど・・・たかがゲームでねえ・・・だが、羨ましい。打ち込むことがある。それが世間には卑下されるようなことでも。
自分が一生懸命にやれることがある。それが羨ましい。
「で、あなた。ウチに来る気ない?」
「俺が?あんたに手加減されて負けた俺が?」
「ここで私に本気を出させたのはあなただけよ。もちろん無理にとは言わないわ。」
願ってもない話だ・・・だが、今まで散々迷惑をかけてきた自分を親が許してくれるだろうか?
許してもらえたとしても自分は上手くやっていけるだろうか?こんなヒッキーが・・・
「学校生活なら心配しなくていいわ。寮もあるし。それに、周りが同じ人間しかいないんだから楽でしょ?」
確かに。共通の趣味を持つ奴らならやっていけるかもしれない。
「考える時間をくれないか・・・」
「もちろん。パンフレットを渡しておくわ。あとは電話かけて指示に従って。あなたみたいに途中入学の人は少なくないわよ♪」
やはり仲間が増えるのは嬉しいことなのだろう。やや上機嫌に、ゲセを去っていった。
「ギル校・・・か・・・」
あんなやつばっかりなら言ってもいいかもな。


その夜、久しぶりに両親とまともな会話をした。
「父さん、母さん。俺・・・いきたい学校があるんだ」
パンフレットを渡す。中を見た瞬間、少し怒っているような、哀しそうな顔になる。
「ゲームの学校か・・・お前そんなことで、将来どうするんだ?」
予想済みの答えだ。でも、俺は自信を持って言った。
「俺が初めて、本気で打ち込みたいと思ったことなんだ。生まれて初めて。頂点に昇りたいと思ったことなんだ。だから御願いします!ギル校にいかせてください!」
机に頭をこすりつけて。プライドも羞恥心もかなぐり捨てて。ただ、叫んだ。
「今まで流されるように生きてきたお前が・・・初めて本気でやりたいと。初めて私たちに感情をぶつけてきてくれた。親として、息子の夢を潰すわけにはいくまい。」
「え、じゃあ・・・」
「好きにしろ。ただし・・・でっかくなれ。男なら一番を目指せ。」


その夜、本気で泣いた。
これからも迷惑をかける罪悪感と。それ以上に両親がこんな息子の夢を信じてくれて。
本気で、泣いた。
〜続く〜

長い上に稚拙ですみません(´Д`;)感想などくれるとありがたいです

182173:2005/04/19(火) 00:27:43 ID:ZPnrEvuw
続き。
前は>>174

先に動き出したのは…もちろんミリア。
硬直の残るスレイヤーに遠Sを当てる。
だが、次の手が届かない。
ミリアのガトリングは、遠いとダウンまで繋がらないことがある。
Sタンデムがあるが、ガーデン中にタンデムは出せない。

(……でもガーデンは裏切らない)

そう、ガーデン。

3個目の入力は「4」。
ガーデンが、繋いだ。
さらに遠Sをキャンセルして前転。これで距離が縮まる。

(仕上げ……!!)

最後の入力…それは、意外にも「4」。
ガーデンはヒットせず、ミリアの後ろに移動して消えた。

スレイヤーの残り体力、1割もない。
二人の距離、至近距離。
スレイヤーの行動は…サイクバースト。

(ガーデンの操作ミスを見て、最後の切り返しポイントだと思ったわけね……。
こっちが『わざと』入力したとも知らずに…)

ミリアがバーストを直ガし、ダッシュから着地硬直に投げを決めた。

死なない。
ちょっと残ってる。

「しぶとい…」
しまった、つい口が…。
まぁ、追撃を決めれば勝てるから良いか。
適当にSタンデムなんかで良いかな。

まだ死なない。
ダウン追い討ちになって、コンマで残ってる。

「なんなの、こいつ…!!」
まっ、また口が…(汗
とにかく、峰打ちのままじゃ終われない。

走る。

(…勝負は一瞬。
読み間違えたら、死ぬ。
…それでも私は)

あと少し、届け!!
相手は、予想通りのFD様子見。
地上戦を仕掛ければ、待ちから決定打を狙う。
それが、流れから掴んだ相手の特徴。

(…絶対に)

これで最後!!
行け、ラストシェイカー!!

(恐れない…っ!!)

……を、1段目でRCしてダッシュ投げ。

セコい。
先のガーデンを使った大胆な読み合いを、微塵も感じさせない勝利。


ミリアを使っていた少女――永井 怜子は、ゆっくり息を吐き出した。

(対策とか無視した立ち回りだって言うのは分かってるけど……)

もう一度、画面を見る。

(…こんなんでギル高に入れるのかな?)

新たな乱入者が、迫っていた。

18320:2005/04/19(火) 00:28:57 ID:mQH9TZns
>>601
右渡校長の性格は各々自分の好きなようにメイキングするのが一番だと思いますよ。

ちなみに私の場合
・風の如く現われ、風の如く去っていく
・ちょっと不思議人な雰囲気を漂わせてるつもり
・モデルは「げんしけんの初代会長」

ごめんなさい、スッゲー変な人になってますね・・・。

184173:2005/04/19(火) 00:53:33 ID:C3NSPwRI
駄文ゴメソですorz

感想など頂けると、喜びのあまり飛び跳ねますので…。

185前のスレ708(携帯から):2005/04/19(火) 03:12:05 ID:oQtXJ4lE
お久しぶりです。職人の人達を読んでいて参考になります。
新学期を迎えた男鹿とシャオは右渡校長先生に呼ばれている最中だった。
何故呼ばれたのだろう?その理由も当然分からないまま今に至る。
そうこうしている内に右渡校長の姿がみえた。

「君らをここに呼んだのはあることを話したいからだ」
右渡校長の話しによると男鹿とシャオは助手として現在最強エディ使いのオガニーの元で修行して来る気はないかとのこと。
オガニーからは「どちらでも構わないですよ」という返答を戴いている。
「研修期間は自由とする。エディ使いらの君達のレベルアップに期待したい。また、いつでもきても構わないのことだ」
言い終えた右渡校長に男鹿が右渡に質問をした。
「我々だけに何故このような話しをしたのですか?」シャオも同じような素振りをしていた。右渡の返答はこうだった。
「君達二人の日頃の努力と研究に理論立ては良く耳にしている。それに今はギル高最強エディとして名高い男鹿君に女性ではいないエディの上級プレイヤーシャオ君のレベルアップの場を提供したいだけだ。」
右渡の言葉に呆然する二人。その話しは、終わり男鹿とシャオは右渡校長室を後にした。
帰り際の新ゲーセンインバイトにいた。
「シャオはどうする?俺はしばらくはオガニーの元で修行してくるよ。」強さのみをひたすら追求する男鹿にとっては当たり前の返答。
「私は、正直迷っていました。だけどどこまでも一緒にお供させて戴きます。やはり男鹿様について行くことこそエディ強くなりますから。」
二人は共に行くことにした。まもなくインバイトの閉店なり自分達はギル寮に帰った。新学期からは二人共にギル寮に移った。咲が寂しがっていたが週一には家に帰ると言って説得。
寮に帰った男鹿とシャオはエディの動画をみている。何度も再生早送りを繰り返す。途中で寮に咲が来たから一緒にエディ対ジャムの考察を開始。
二時間程議論して咲は家に帰っていた。
「さてと、シャオ明日から行くとしようか。」
「はい、仰せのままに致します。」
気合いは十分。エディをどこまで昇華できるのか楽しみである二人。
翌日に、ギル高には予め右渡校長の話しを通して休みにしてもらう。オガニー宅でエディを研修する二人。これが後に影響してくることにまだ誰も気づいていない。

186名無しさん@2周年半:2005/04/19(火) 06:53:34 ID:XpWTEX1U
>>169
最後らへんスゲー感動しました。

18720:2005/04/19(火) 17:00:56 ID:S7tG9Uzo
>>169
>>173
並みの腕ではないな!GJ!!

>>708
どうも、はじめまして20です。GJ!!

前スレから思ってたんですが、
やっぱり携帯でその長文を書くのは素直に感心します。
それに、前よりも読みやすくなってますね、、改行したからでしょうか。

188名無しさん@2周年半:2005/04/19(火) 19:50:23 ID:SJLJZyk.
イイ雰囲気だ。
みんなGJすぎだろ。
ここのssのまとめサイトあればいいのになぁ。

189名無しさん@2周年半:2005/04/19(火) 19:59:08 ID:WA36f9AM
>>188
まとめサイトあるよ。

190前スレ601:2005/04/19(火) 20:57:26 ID:gmNBbTYo
Sammy社立ギルティ専門高等学校 まとめサイト
ttp://www.geocities.jp/ggxx_shool/index.html

これですね。

19120:2005/04/19(火) 22:22:26 ID:S7tG9Uzo
169氏、173氏新規参入&703氏降臨してマジ活気付いてきましたね。
というわけで、私も気分新たに頑張ってくぞぉー!

========================================================================
>>167-168

「なぁ、ホントにやるのか?」
「うん、たまにはいいじゃないの」
「楽しそうですねぇ・・・。」

今日は樹さんの地元のゲーセンの3on3大会にみんなで出場することになりました。
でも特に参加制限はないといっても、専門学校生が大手を振って参加していいものか・・・。

初心者狩りが大会で行われるなんて悲劇だけは勘弁して欲しいです。


「ついたわ、ここよ。」
「・・・波乱の予感がするぞ」
「・・・と、とりあえずエントリーしましょうよ。」

エントリーのために店内に入ってみると、ゲーセン特有の活気が伝わってきます。
微妙にタバコくさい、、タバコは嫌いなんだけどなぁ。


「すいません、ギルティギアの大会参加希望なんですけど」
「それでは、名前とキャラをコチラに記入してください。」
「猛者シャチさん、、メイ、、と。2人のぶんも私が書いておこうか?」
「それ以前に『猛者シャチさん』てのはどんなリングネームだ、お前。」
「も、、もさしゃち、、、?」


『猛者シャチさん』それが樹さんのプレイヤーネームみたいです、
そういえば、私はそんな物は考えたこともありませんでした。どうしようかな。


「一二三、プレイヤーネームは?」
「えぇ、、っと、決めてないです。。」
「え?あぁ、そうか、、、じゃぁ適当に決めちゃいましょう。」


あ、樹さんが決めてくれるんですか?
それは大助かりですね、、、、でも愛ちゃんが不安そうな顔してますけど・・・。


「『カミカゼ特攻少女』は?」
「なんだよ、その縁起の悪い名前は。」
「それじゃぁ、『ペーパーロリータ』?」
「酷ェ。。。」



結構、すごいネーミングセンスの持ち主だったですね。
う〜〜ん、何にするのが一番いいのかな、、樹さんみたいには思い浮かばないなぁ・・・


「『手裏剣マン』?」
「一二三は女だぞ」
「だったら、『ハラキリ切腹ちゃん』!」
「自殺してどーすんだよ!」
「じゃぁ『エアニー』ってのは?」
「なんだそりゃ?」
「いや、ほら『オガニー』っていうのにちなんで。」
「お前なんでオガニーって言うのか知らねぇだろ・・・。」


う〜〜〜ん、まずいなぁ、、何にしようかな。。。。。。あ!

「決まりました決まりました」
「ん?」「お?」
「SΩJってのどうでしょう???」




沈黙が流れる。
・・・完全に2人の時が止まった。


「ΩってのはOのこと?」
「はい。。」
「なんつー意味だよ。」
「Soul Ωf Japan。。。」

「「あぁ、日本魂ね」」

19220:2005/04/19(火) 22:22:56 ID:S7tG9Uzo

「それじゃぁ、一二三の名前は『SΩJ』ってことで、チップ。。と」
「あとは俺の名前か?」
「そうですね。愛ちゃんもプレイヤーネームあるんですか?」
「いや、俺も無いな。。」


よし、ここは一つ、愛ちゃんのためになにかいい名前を考えよう!
そうだなぁ、なにがいいかな、ヴェノム・・・ヴェノム・・・。


「じゃぁ、これでお願いします。」
「かしこまりました。メンバーの確認をさせていただきます。」


・・・あれ?樹さんメンバー表提出しちゃった。

愛ちゃんの名前どうしたんだろ・・・なんだか胸騒ぎがするんですけど。


「チーム名はどうしますか?」
「・・・『恋するヴェノム様』でお願いします。」

「なんだそりゃ!!」
「なんですか、その恥ずかしい名前は!!」

「かしこまりました。」
「かしこまるな!!」


樹さんの独断で恐ろしいチーム名になっちゃった、、恥ずかしい。
それにしても、、愛ちゃんの名前は何になったんですか。。??


「ほらほら、一回戦始まるわよ。」
「てめー、俺の名前何にした!」
「ひ〜み〜つ〜」



「第23回。ギルティギアイグゼクス、3on3を開催します!!
 では、まずルールの説明から、各チーム先鋒、中堅、大将に別れてもらいます。
 そして、先鋒、中堅、大将同士で戦ってもらい、先に2勝した方の勝利です。」

19320:2005/04/19(火) 22:23:48 ID:S7tG9Uzo
あ、ヤベ、ミスった。
703じゃなくて708氏ですよね・・・、申し訳ないです。

194169:2005/04/19(火) 22:46:56 ID:Mtd61Eqk
>>186
>>187
ありがとうございます。再び投下させていただきます。
ついでに、20氏の時間軸使わせていただきます。すいません。

19520:2005/04/19(火) 22:50:29 ID:S7tG9Uzo
>>169
いえいえ、謝る必要なんかないですよ。
どんどん使ってやってください。馬鹿みたいに喜びますから。

ヤッターーーーーー\(゜∀。 )ノーーーーーーーー!

196169:2005/04/19(火) 23:09:55 ID:Mtd61Eqk
181の続きです。

その後、ギル校に電話して筆記を受ける。
かなりギリギリではあったがなんとかパス。
続いて実技だが、ギル校の誰かと対戦するのかと思えば、違うらしい。
「○○というゲセで大会があるのでそこでキミの腕を見せてもらう。3on3だから、メンバーはそっちで用意してくれ」
とのことだった。
実は俺は自分のホーム以外のゲセは行ったことがない。
ましてや、遠出するなど何年ぶりだろうか。
幸い、チームメイトは見つかった。ホームの常連のエディとメイだ。
どちらも実力的には信用できる。しかし、俺の腕を見せなければ意味がない。


会場につく。
ここで、俺のギル校入りが決まる。
若干タバコ臭いが、そんなのはもう慣れている。
エントリーより先にギルティを見てみる。
レベルはほどほどといった感じだろうか。単に強いやつらは野試合をしていないだけかもしれない。
ふと、受け付けのあたりが騒がしい。手裏剣だとかハラキリだとか。どんな揉め方だよ。


ある程度対戦を見終えたら受け付けへ。
さっきの騒がしいやつらはどうしたんだろうか。受け付けしてたということは大会参加者だろう。
だが、今は自分のことだ。
とりあえずエントリー。俺は・・・本名でいいや。
「あの、名前はオレナで御願いします。」
「かしこまりました。」
その後、エディ使いがイーディー、メイ使いがエムエーということになった。
わかりやすい名だ。だが、俺は本名にした方がギル校の職員にわかりやすいだろう。
時計を見ると、もうじき開催時間。

「第23回。ギルティギアイグゼクス、3on3を開催します!!
 では、まずルールの説明から、各チーム先鋒、中堅、大将に別れてもらいます。
 そして、先鋒、中堅、大将同士で戦ってもらい、先に2勝した方の勝利です。」

さあ、戦闘開始だ!

197173:2005/04/19(火) 23:50:09 ID:ZPnrEvuw
>>20
ありがとうございます!!
じゃあ、どんどん投下します。

前は>>182

「…君、スゴい戦い方するね」
ふと、後ろの方から声が。
振り向くと、いかにも頭の良さそうな青年が立っていた。
「…そうですか?」
「そうだね。
対策も何もあったもんじゃない…って感じ」
失礼な人だなぁ。
当たってるけどさ…。
「まぁ、それは置いといて」
なんだろ、この人?
「始まるよ?」
と、画面を指差す。

Heaven or Hell…

あ、しまった。
相手は……闇慈だ。
「僕の知り合いだよ。
たぶん、一筋縄じゃ行かないと思う」
その言葉に、私はちょっとムッとしながら…。

Let's Rock!!

レバーを握る。
まず始めはバックステップで距離を取る。
相手の行動は…前K…?
「あぁ、そうそう」
私は聞きながら、ショートダッシュからの低空ダッシュを入力する。
「その闇慈ね、ヤバいくらいガン攻めだから」
その言葉…もう少し早く聞きたかったな。
前Kの硬直が切れた瞬間、手を伸ばしながら空に舞い上がる闇慈。
「えーと……陰…?」
「面白いでしょ?」
全然、面白くない。
何というか、思ったより減った気がする。
追撃は入れてこない。
ただし、疾も撃たない。
「ループする起き攻めってのが嫌いらしい。
ホント、変な奴だよ」
しばらくして、闇慈がダッシュしてくる。
起き上がりに、何をしてくるだろう?
「……考えるより動いた方がいいや…」
私は選んだ。
「へぇ……やっぱ君、スゴい戦い方するね」
闇慈のダッシュが止まる。
FDをかけている。
画面上にはリバーサルの文字が浮かぶ。
攻撃は出ない。
「……悪いかな…?」
私が選んだのは、HSタンデムだった。
闇慈が、こちらの意図に気付く。
「別に、悪くないよ。
これはこれで…って感じ」
闇慈がとっさに出したのは、遠S。
GPでタンデムを受け止めるつもりだ。
私は難なく攻撃を直ガして、空中の連続バックダッシュで距離を取ろうとする。
だが…闇慈が迫ってくる。
「…ハイジャンプしたのか」
あぁもう。
言われなくても見れば分かるよ。
ミリアの身体にJSが刺さる。
ガトリングはそのまま、JP>JS>JDと続く。
画面端まで飛ばされた。
相手は着地して……。
「変わった奴だろ?」
だから、見れば分かるよ。

敬意を払ってきた。

19820:2005/04/20(水) 00:08:11 ID:kjl/ORvU
>>169
おぉ、、うちの3人組が微妙に出てる・・・。嬉しいわぁ・・・GJ!

>>173
今後の展開が気になりますね、心の声が個人的にウケました。GJ!

169氏のぐらさんが私のと同じ大会出るようなので、明日(今日か?)の為のネタ投下。

=======================================================================
前回>>191-192

「まずは第一回戦。
 『恋するヴェノム様』vs『我らアサシンズ!』」


司会者、改め解説君がチーム名を読み上げる。
なんていうか、、どっちも変な名前だ。


「あぁ、そうそう、先鋒はアンタだから。」
「・・・おれ?」


「まずは先鋒戦!!
 『ザトー様フォォォ…!』対『黒き影』です。」


「てめぇ!なんつー名前にしやがった!!」
「あんたはこれしかないのよ。」

愛が樹に抗議するが、時は既に遅かった。
甘んじるわけにはいかないがこの名前を受け入れるしかあるまい・・・。


「ザトー様フォォォだってー!」
「すげぇな、惜しげも無いネーミングだ!!」
「フォォォ・・・アハハハハ!」
「フォォォォォォォォォ!!!!!」


会場が笑いとフォォォに包まれる。
相手チームさえ笑っている。


「・・・テメェら、絶対に笑ったこと後悔させてやる。」

若干の怒りと共に筐体に座る。
あぁ、ここで梅喧や闇慈を選んだら会場がしらけるんだろうなぁ・・・
などと思いつつもヴェノムを選択する、そもそもヴェノムしか使えない。

一方相手は・・・エディだった。


『愚弄してくれたな・・・例え、骸だけでも・・・返してもらうぞ!!』
『ならば貴様の体を貰おうか。』

「さぁ、一回戦は、エディ、ヴェノム!えぇ〜、先ほどから会場は笑いの渦に包まれております。」


(・・・なんで相手がエディなんだよ、、地域ぐるみでグルか?)

「アハハハ!!相手ザトー様だ!!」
「やばい、腹が痛い!!」

(・・・『我らアサシンズ!』だったか?まずはこのエディを叩き潰す・・・!笑ってられるのも今のうちだ!!)



HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

19920:2005/04/20(水) 00:08:45 ID:kjl/ORvU

(開幕、エディは浮遊JKか・・・。
 悪いが今の俺はそんなウザイ事には付き合ってられねぇ!!)


『無駄な時間は省こうか!!』

「さぁ、開幕。
 おぉっと!いきなり金サイクだ!!ザトー様危ない!ザトー様危ないぞー!!」

JKを金バーストで吹っ飛ばして、倒れているエディの方へ走る。

(一気にぶっ潰す!!二度とこのふざけた名前を笑えないようにしてやるからな!!)


『覚悟を決めろ、ダークエンジェル!!』

開始5秒後のダークエンジェル。
ダーク>P生成>S生成で攻めの準備をする。

(よし、このまま固めきって殺すか。
 ・・・いや、ここは更なる恐怖を味わわせるしかないな。
 俺の名前を笑ったヤツに容赦はいらねぇ!!)

「いきなりのダーク!ボールを生成して、、攻めに移るのか?
 いや、もういちどダークエンジェルだ!開幕からダークエンジェルが二つ!!波乱の予感かぁ!?」

『覚悟を決めろ、ダークエンジェル!!』

再度ダークエンジェルを放つ。
ダーク>HS生成>K生成でボールが計4つ生成される。

(・・・さらば、エディ
 もう貴様が画面端から出ることはない。)


『ゆくぞ!マッセ!マッセ!ハァッ!デュービスカーブ!!マッセ!
 ふんっ、ハァッ!マッセ!ゆくぞ!デュービスカーブ!!マッセ!
 マッセ!ショットロマンティーック!マッセ!ゆくぞ!ゆくぞ!マッセ!
 ゆくぞ!ゆくぞ!デュービスカーブ!!ショットロマンティーック!マッセ!』

「凄い!鬼のような攻めだ!!
 まだ終わらない!まだヴェノム頑張る!!
 ヴェノム頑張っています!!まだ終わらない、これがヴェノムだぁッ!!」


「・・・愛ちゃん気合入ってますね。」
「・・・まさに鬼のような固めね・・・。」

『やってくれたな!』
『よめているぞ!ふん、デュービスカーブ!!ショットロマンティーック!』

「ここでたまらずサイク!あぁー!読まれてたぁ!!」

バーストガード>近S>デュビ>屈S>スティ青>JS>JP>JS>JHS

JHSで再び相手を地面に落とし起き攻め
まだまだ、愛の鬼のような固めはつづいた。。これでは拷問だ、、


「相手が可愛そうです。」
「ザトー様への愛の鞭ってやつよ・・・。」


『レッドヘイル!!』


- S L A S H -

『まるで相手にならんな。』

R A K U S Y O


「締めはレッドヘイル、、勝ち挑発まで飛び出しました。先鋒戦、ヴェノムの勝利です!」

200名無しさん@2周年半:2005/04/20(水) 01:04:54 ID:ThFApMjw
>>189
いや、最近はまとめサイトが更新されてないみたいだからな。
つまらんこと言ってスマソ
そして職人達GJ!!!

201169:2005/04/20(水) 01:20:00 ID:3RI0hyQs
196の続きです。

俺のチームの試合は二試合目のようだ。
一試合目はもうはじまっている。
だが少しはレバーを触っておかなければなるまい。
野試合専用の台へと向かう。
「まずは先鋒戦!!
 『ザトー様フォォォ…!』対『黒き影』です。」
・・・ザトー様フォォォ…?
こいつ、正気か?いや、相手を油断させるためかもしれない。
なにより、人の名前にけちをつけてはいかん。
野試合に集中する。いい動きだ。
投げて燕カス。そこから霧ハメ。ディバコン。
青キャンの精度もいい感じだ。

『ゆくぞ!マッセ!マッセ!ハァッ!デュービスカーブ!!マッセ!
 ふんっ、ハァッ!マッセ!ゆくぞ!デュービスカーブ!!マッセ!
 マッセ!ショットロマンティーック!マッセ!ゆくぞ!ゆくぞ!マッセ!
 ゆくぞ!ゆくぞ!デュービスカーブ!!ショットロマンティーック!マッセ!』
ヴェノムの声が響く。これだけで、相手がどんな状況に立たされているかよくわかる・・・
なんでか最近、よくヴェノムの声を耳にする。
ひょっとしたら今戦っているのはこの前ゲセであったあの女か・・・?
いや、違うだろう。それらしきやつは見かけていない。


『まるで相手にならんな。』

勝ち挑発?こんな大きい大会で?
よほどのDQNか・・・
あるいは

よほどの実力の持ち主なんだろう。
さっきの攻めを聞いている限りでは、エディ側はなにもできなかったんだろう。
ったく、最近のヴェノムはどうなってやがる。

一試合目の実況に耳を傾けつつ、野試合を再開した。

202名無しさん@2周年半:2005/04/20(水) 01:33:07 ID:fULRPx2E
フォォォ
ワロタ

203708(携帯から):2005/04/20(水) 01:56:52 ID:/IzSx9w.
やばい面白いGJです。

前回の続き184


ピンポーンとオガニーの家に到着してオガニーが来るのを待つ。


「あっ、右渡校長先生から聞いているよ。男鹿君とシャオさんだね。さあさあ、あがってあがって。」案内されつつ玄関から上がる二人。


さっそく男鹿とシャオのエディ研修が始まる。
まずは、対策の確認やコンボなど1から10まで回答していく。そして、オガニーがもっている動画を画面のスクリーンで観つつ一試合一試合が男鹿とシャオのエディになんらかしらの影響を与えていた。オガニー宅はエディの連携や対策の資料があちこちにあった。


「男鹿様これは凄いですね。なんていうか理論がエディらしいという感じで・・・」
シャオは少し言葉をなくしていた。感動に近いものがシャオの中で生まれ始めている。
「そうだな。自分達とはまた違うエディの理論だね。何々・・・実際可能でありこれが実戦レベルで限りなくできるねこれ」男鹿もシャオと同じような感動を体に染み込んでいく。二人共この理論をコピーした。


オガニーからは欲しいものがあればコピーしてもっていけと自由に言われていた。


資料は色々と細かい対策やコンボなど様々な分野において色々と書いてあった。自分達より更に実戦や対策を上回る人はたくさん見てきたが総合的にここまで調べる人は見たことがなかった。

「男鹿君にシャオさん。これは悪魔で自分で思いついたことや自分の主観で書いているから正しいとは限らないよ。」
オガニーの発言はより強くなりたいという欲望が渦巻いていることを感じている二人。強い理由が分かった気がする。


そして、二人の動きにオガニー流の立ち回りを施された。
使うなら使って、必要ないなら使わなくていいと自由な選択肢を与えられたが、二人共更に強くなるにはオガニー理論を実戦するという結論に至っていた。


研修を終えた二人は自分達の強くなれることに新しい刺激を感じていた。資料や動画などは当面は困らないで済む。エディ使いとして今回の貴重な体験を忘れないだろう。

妹さんにもとオガニーから渡されていた中身をみるとなんとミリアの資料が入ってある。
妹自体もジャムよりミリアがお兄ちゃんみたいな立ち回りの動きが出来るという理由でミリア使いになっていた。


早速咲に資料を届けた。そして、寮に帰宅した二人はギル高で明日からオガニー流立ち回りを実戦する予定。

204前スレ601:2005/04/20(水) 12:27:48 ID:qDG/yvD6
見てたら急に話が浮かんだので20氏、169氏のSSに軽くリンク・・・。
折戸編はちょっと行き詰ってます(汗

〜ある名無しプレイヤーの視点〜

「なあ…、やっぱ俺らって…。」
「わかってる、言うな…」
気まぐれで出た3on3大会
第一回戦を見終わった時点ですでに俺も相方もすっかり萎縮してしまっていた、
画面には「VENOM WIN」の文字と「RAKUSYO」の文字が刻まれている。

「絶対俺ら場違いだって…」
「……。」
すでにもう一人は黙り込んでしまっている。
圧倒的な戦力差の前にただただ見ていることしか出来なかった。
なにか勝ったヴェノム側で声が上がっていたがここからではよく聞き取れない。
「次勝ち上がったら今のヴェノムのとこだぞ…。」
「無理無理無理…、あんなフォォォに勝てるわけないって」
「……。」
それなりに自信はあった、地元では一応一目置かれるくらいの強さはある、
だが…。

「はぁ…。」
「はぁ…。」
「はぁ…。」
三人は顔を見合わせ深く溜息をついた。





その日の帰り道。

「…。」
「……。」
「…いや、一回戦で負けるのは考えに入ってなかったな」

名無し参加者三人はトボトボと帰って行った…。

〜終〜
すいません、また短編です、
しかもそれほど面白くny=ー( ゚∀゚)・∵. ターン
それではまた・・・。
壁|三 サッ

20520fromSchool:2005/04/20(水) 12:56:56 ID:KIGthCac
>>169
うちのキャラ度々出してくれてアリガトアリガト 超GJ!

>>708
オガニーが凄くいい人だ…、
と、本人を知らない私が言ってみる。超GJ!

20620:2005/04/20(水) 16:23:16 ID:mHtkhMW.
>>601
私もアミューズメントセンターZEPPSと杖府氏使わせてもらってます

・・・601氏が言ったんですよね?このゲーセン。違ったら首吊ってきます

207169:2005/04/20(水) 16:54:12 ID:N9ifRpQA
>>20
続き書いてくれれば便乗してこちらも進めていきます故、よろしく御願いします

20820:2005/04/20(水) 18:53:42 ID:mHtkhMW.
>>169
了解です(・◇・)ゞ、それじゃ早速中堅戦&α投下

=========================================================================
>>198-199

「え〜、波乱の幕開けとなりました、今回の3on3・・・
 続きまして〜、中堅戦・・・『SΩJ』対『本物紳士』!! チップ・・・スレイヤー!」


「中堅は私ですか?」
「うん、頑張ってね。」
「相手スレイヤーだぞ、大丈夫か?」

確かに、チップとスレイヤーは滅法相性が悪い。
一撃事故すればそのまま体力が無くなってしまう。

「大丈夫ですよ、チップ:スレイヤーは7:3ですから。」

「「・・・なんだその無茶なダイヤは」」

確かに世間一般的な視点から見れば無茶なダイヤだろう。
しかし、もしチップが被弾しないのなら申し分のないダイヤでもある。
そんなことほぼ無理だからやばいダイヤがつくわけだが・・・。


『お前、死相が出てるぜ?』
『心配しなくてもいい、手加減はしよう。』


HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

「さて、中堅戦は、チップ対スレイヤー・・・
 なんといいますか、紙に削岩機が突き刺さるのは、正直同情を誘いますが・・・どうでしょうか。」

カウンタッ

「開幕、スレイヤーのHSに遠Sが引っかかって、
 ここでDステップ、あぁっと!スシがじゃない間違った、γが届いた!!」

『シュッ』
『γブレィ!』

Dステップにγが刺さり、ダッシュHS>JDで落とす。

『じれってぇ!サシミ!』

「サシミでダウンを奪って、起き攻めはぁ・・・?裏JS、しかし重なっていない、ここで再びDステップ!!」

(またDステ・・・、派生は、、、関係ない、か)

『ペースを上げるぜ!!』


「Dステップ派生に金サイク発動!!このチップはそこらでシショるチップとは違うみたいだ!!」

『セィ、ハッ、じれってぇ!フジヤマゲイシャ!!』

「チップ勢いに乗ってます!このチップ・・・こういうのを神チップとでも言うんでしょうか・・・まるで被弾しません。
 さて、スレイヤー残りは3割といったところでしょうか・・・
 しかし、、スレイヤーにはパイルがありますからねぇ、吸血とか、、アレとかコレとか色々・・・えぇ。」

『スシ!バンザイ!!』

「スシから・・・ここでバンザイ!!?こんなんあたる人も珍しいかと思うんですけど、って当たっちゃったー!!」

『死んだぜテメェ・・・斬星狼牙・・・』
『おぉぉぉぉぉ!!』

「はい、バンザイから・・・斬星狼牙、紳士スレイヤー。お疲れ様でしたー。え〜、逆パーフェクトですね、、いいもん見れました。
 えー、というわけで、二回戦、というか準決勝進出は『恋するヴェノム様』チームです、次も頑張ってください!!
 え、はい、残念ながら大将のポチョムキンの出番はありませんでしたね、また次回お願いします〜。」


結局一二三のチップは一発も被弾することなく圧巻のパーフェクト、
やはり専門学校生が地方の大会に出るのはやばかったのではないだろうかという疑問が再び浮かんでくる。


「なぁ、樹よ、紙と髭は7:3だと思うか?」
「いくらなんでも無理な気がするけどね・・・。」
「俺はいま10:0をつけたい気分だ。」
「・・・奇遇ね、あたしもよ。」

20920:2005/04/20(水) 18:55:31 ID:mHtkhMW.

一回戦が終わり、他のチーム同士が戦っている間は空き時間になっている。
三人はとりあえずジュースでも飲みつつ休むことにした。

「・・・ねぇ、あそこに居る人見たことない?」

最初に気づいたのは樹だった。
ゲーセンの隅のほうにコッソリと、しかしむさ苦しい男が立っている。

「あぁ・・・、見たことあるな。教師じゃなかったか?」
「たしか雷悪先生とか言いませんでしたっけ?」

なるほど、確かにあれはギル高の雷悪 踏蒼教師だ。
しかし、ギル高の教師がこんな地方のゲーセンに何のようだろうか・・・?

「・・・まさか、ギル高生がこんなとこで荒らしてないかチェックしてんじゃねぇの。」
「そ、それはヤバイわね。。。」


もし、そうなのであれば、見つかるわけにはいかない。
しかし、対戦する以上必ずいつかは気づかれてしまうだろう。

「雷悪先生、こんなところで何してるんですか?」


気が付くと、いままでそこに居た一二三が向こうにいるではないか。
しかも、堂々と雷悪に話しかけている。

「なにやってんだ一二三ーッ!」「指導されるわよ!」

しかし、2人の心配をよそに、雷悪は何を叱るわけでもなかった。

「ぬ?いや、編入実技試験を兼ねてこの大会に参加してる奴がいるのでな、それを見ている。」
「へぇ〜、そうなんですか〜。その人いまどこですか?」
「いまあそこの台で戦ってるジョニーだ。」

雷悪が指差す方をみると丁度それらしいジョニーが戦っていた。
なるほど、なかなかの逸材のようだ、特に攻めのテンポがいい。
投げから燕カス、霧ハメ、ディバコン。どれをとってもよく出来ている。


「おまえらも参加してるのか・・・、まぁ頑張れ。」


そう言うと雷悪は再び、そのジョニーの方へ顔を向けた。

ただ、、気のせいだろうか・・・、視線は隣のカプコンの格ゲーに向いている・・・。

210名無しさん@2周年半:2005/04/20(水) 19:02:17 ID:ThFApMjw
>>20
火九ネタ満載でワロタ

211名無しさん@2周年半:2005/04/20(水) 19:14:05 ID:sMODvv5Y
20氏は紙マンセーオナニー

212169:2005/04/20(水) 20:38:44 ID:N9ifRpQA
便乗。201の続きです。

実況の声が響く。どうやら一回戦は終了したらしい。
チップの攻撃ボイスとスレイヤーのやられボイスしか聞こえなかったが・・・気にしないでおこう。

「第二回戦、チームJEM VS チーム弱キャラですが!先鋒はイーディーVSエド!」
チーム名はキャラの頭文字を取った。プレイヤー名といい、こういうのはどうも苦手だ。
弱キャラとか言っていきなりエディ出してきやがった。まあこっちもエディだ。
丁度いい組み合わせだろう。エディを倒すにはエディだ。

_______
どうやらただのJK厨だったようで、しゃがみHSカウンターからの起き攻めで幕は閉じた。
「先手を取ったのはチームJEM!続く二回戦・・・エムエーVSアル!」
メイVSロボ・・・まずい。このメイは弱くないが、ロボはまずい。
元々地元にまともなロボは少なかった。勝てるかどうか・・・
ていうか、弱キャラじゃないよね。

_______
善戦はしたが、やられてしまった。
メイ戦をよく知っているロボだったな・・・大会に出る上で対策をしていない方が悪い。
次は俺か。
「さあ、勝敗を分ける一戦!オレナVSトキコ!」
ここで、相手が出してきたのはアンジ。
エディ、ロボで2勝を取っておきたかったのか?
なんにせよ、立ち回りで封殺してやろう。
いや・・・職員が見ていることだろう。魅せコンの一つでも決めてやろう。
なんにせよ、踏み台にしてやるよ。

レッツロック!
開幕はしゃがみS・・・
P戒。だが、それでは直接のダメージはない。
バクステ。

ダッシュ立ちK。相手がとった行動。
それはこっちのバクステに引っかかり、近S>立ちHSから陰へ。
そのまま疾。

まずい。
こいつは、強い。おそらく、さっきのエディやロボよりも。
弱いから後回しにしたのではない。
最も実力が要求される大将戦で、実力的に最も信頼できるプレイヤーを置いてきただけだ。
疾>しゃがみP×2
ここでバーストだ!

「ちょろちょろしてんじゃねえ」
「バースト投げ!魅せてくれます!」
ここまで読まれている。あせるな。
もう魅せコンなんぞどうでもいい。倒すことに執着しなければ、勝てない。
アンジだからと言って侮っていた。アホめ。
3ループほど起き攻めをくらってから逃げれたが、ダメージ差を覆せることなく1ラウンド目は取られた。

ラウンド2
開幕は・・・ステップだ!
1ラウンド目で押されたからと言って弱気になってはいけない。
むしろ攻めろ。後手に回ったら潰される。
画面端。そのまま攻め殺す。
3ラウンド目
ここからがきつい。おそらく、俺の攻めはもう見切られている。
どうする・・・
とりあえず開幕は逃げる。相手も逃げる。
しばらく膠着。
中間距離からアンジが疾。それに6HS

213169:2005/04/20(水) 20:54:08 ID:N9ifRpQA
すいません、途中で送信してしまいました(´Д`;)
続き。

中間距離からアンジが疾。それに6HSを合わせる。
相手は躍起になって低空ダッシュ。合わせて6Pからコイン。相手バースト。
なんなんだ・・・?
さっきの戦い方を見る限り、こんなことはしてこないはず。
まさか、頭に血が上って・・・だとしたらチャンスだ。
攻めろ。切れ。焼け。斬れ。燃やせ。
倒せ。
コロセ。
レバーを握る手に力がこもる。
固まっている相手を押して画面端。
泣いて、許しを乞え。
どんどん攻める。決してリズムを作らず。それでも途切れることなく。

だが

立ちHS>彩>陰

こちらの攻めは読まれていた。
まさか、さっきの行動は

こっちの攻めを、誘うタメカ?
ソレトモ俺ヲバカにしていタのか?

頭の血が上る。もう考えてなんかいられ

「落ち着いて、冷静になった方がいいわよ」

ふと、女の声がした。
誰だろうか・・・チームメイトではない。
ギャラリーに誰かいるのか・・・後ろを見ている余裕なぞない。

冷静になった。今はこっちが攻められている。
相手の攻めをいなせ。防御に集中しろ。
疾>しゃがみP×2>しゃがみS>足払い
足払いを喰らった後にバースト。
相手は吹っ飛ぶ。冷静に・・・冷静に。
体力はこっちの方が上だ。冷静に寄せ付けないような立ち回りでいい。
しゃがみS。6HS。遠S。立ちK。
うまくバラ巻いて、攻めのきっかけを与えずタイムアップギリギリ。
相手が無理矢理攻めてきたところにしゃがみSからミスト2、ディバコン。
それで試合は終わった。
「二回戦目はチームJEMの勝利!」
終わった・・・
実質、負けていたようなものだ。
あの声がなければ、負けていただろう・・・
ふとギャラリーを見回す。女性はいなかった。
声からするに高校生ぐらいだろうか・・・
一言礼を言いたかったが、いないのでは仕方がない。
台から離れて、三人で各試合の悪かったところを話し合った。


次も、がんばろう。

21420:2005/04/20(水) 21:40:05 ID:mHtkhMW.
>>169
超GJ!




・・・次の試合の相手が『弱キャラ名乗ってて全部強キャラ』っていうネタが被ったなんて言えない・・・。

215169:2005/04/20(水) 21:48:35 ID:c4QYiCyM
>>20
GJありがとうございます(・∀・)
考えることは同じということでしょうw

216173:2005/04/20(水) 21:53:06 ID:QCJhx/Ws
前は>>197

挑発なんて…いい度胸してるわね。
「…?どうかした?」
私は、少しだけ笑う。

「スイッチ入っちゃった♪」

ミリアが…一撃準備をする。
「えーと……ヤケにならない方が良いよ?」
ヤケなんかじゃない。
走る。いや、殺す。
ミリアの防御が低いのは周知の事実。
そして、一撃準備状態で攻めることは……自殺行為。
だが、今の怜子のミリアは「死ぬ」為に走っているのではない。
自分自身を「殺す」ために走っている。
死体を殺すことは出来ない。
なぜなら、既に死んでいるのだから。
「……逃がさないから」
死なない襲撃者ほど恐ろしいものはない。
「伸慈!!」
後ろの声が、叫ぶ。
恐らくそれが相手の名前なんだろう。
「えーと……死ぬなッ!!」
それ以外に何か言うことはなかったのかな?
まぁ、良いけどね。

闇慈は動かない。
ミリアが走り、「殺し」の距離に近付く。
相手の7歩手前でダッシュジャンプ。
ワンテンポ遅れて、相手もハイジャンプ。出して来たのはJKだ。
だが、遅い。
それよりも早く、ミリアが高速落下で闇慈の足の下を潜り抜ける。
着地後、すぐに闇慈を追う。
このチャンス……絶対、逃さないから!!
もうすぐ、もうすぐ、もうすぐ!!
闇慈に追いつく。
そして、斜め下をキープする。
空中での方向転換は、基本的に出来ない。
このまま行けば対空の的。
「伸慈、ダメだ!!」
闇慈のJDは…対空を躱すための、ローリスクな手段。
「……当たり」
空中で傘に手を掛ける直前。
暗転が入る。
ミリアが髪を降ろす。
傘を開く「ばさぁっ」という音が聞こえる。
闇慈に迫る、金色の髪。

5秒後、DESTROYの文字が画面に浮かんだ。

217前スレ601:2005/04/20(水) 22:25:40 ID:qDG/yvD6
>>20
えっと、私で合ってますよー。
どんどん使っちゃってくださいなー。

・・・折戸編で本当に止まっているのは内緒・・・。
明日辺りには書き上げたいです(汗

21820:2005/04/20(水) 22:26:43 ID:mHtkhMW.
>>173
マジGJ!
後ろの人面白いですねw

>>169
気が合いますね、友達になれそうな予感?

=======================================================================
前回>>208-209

「さぁ、第一試合も終わって、チームも半分になりました。
 ときに今回の3on3、非常にレベルが高くてワクワクしてきます。
 心なしか、地元の人たちがほとんど帰っちゃった気もしますけど・・・。」


そう、地元の顔なじみプレイヤー達はことごとく一回戦で敗退していった。
『我らアサシンズ!』のエディ、スレイヤー、ポチョムキンもそんな可愛そうな人たちだ。

他にも、『弱キャラ』というチームもやはり地元人だったようだ。
それも弱キャラを名乗って強キャラばかりが雁首揃えて実は一番強いのは大将の闇慈ですといった奴ら。

「なんだ、地元のヤツらはみんなやられたのか・・・。」
「あたし達が倒したのもその一つだと思うんだけど。」

「あの、さっきから気になってることがあるんですけど、いいですか?」

一二三が唐突に話を切り出す。
どうやら、このゲーセンでとっても気になることがあるらしい。

「なんだか、キャラ選択画面おかしく無かったですか?」
「ん〜?微妙に違和感感じたけど気のせいじゃねぇの?」

意味の分からない相談を持ちかける。
キャラ選択画面の違和感?SPカラーでも出現してるのだろうか。
もしそうだったところで、大会で金キャラや黒キャラを使うDQNはいないだろう。


「え〜、それではそろそろ参りましょうか、
 準決勝第一試合!『恋するヴェノム様』vs『隠れキャラ』!!」


準決勝が始まる。
相手のチーム名はしょうもない冗談だろう。

「んじゃ、軽く終わらしてくる。」


そういって愛が筐体へ向かう。
慣れた手つきで、ニュートラルのソルからカーソルをヴェノムへ持っていく。




「・・・違和感の正体はこれか。つーか何でだよ・・・。」





何故かこのゲーセンの筐体はJUSTICEが解放されていた。

21920:2005/04/20(水) 22:27:17 ID:mHtkhMW.

「チョット待て司会者。なんで隠しキャラ出てんだよ!」

流石に相手にジャスティスを選ばれるわけにはいかない。
そもそも、チーム名が『隠れキャラ』なだけあって一層危ない。

「え?あぁ、今日の大会のために特別に解禁させてもらいました。
 どうせみんな慣れたキャラしか使わないだろうからいいかな〜ってことで。」
「そういう問題じゃねぇっての・・・。そもそもアーケード版にデータ入ってんのかよ・・・。」


まぁ、司会者の言うことも一理ある。
大会で使うのであればやはり使い慣れた持ちキャラだろう。
いきなりクリフやジャスティスを使ったところで、持ちキャラよりは弱い。


「まぁ、いいか・・・仕方ねぇ。」

そう言って再び筐体へ向かいなおす。
ヴェノムを決定するためボタンを押そうとするが、、相手のカーソルが・・・。

相手のカーソルがジャスティスの上にあるのはどういうことか。


(・・・待て、、マジかテメェ・・・、、家庭用でジャスティス練習したのか。。
 いや、落ち着け俺。大会参加のためにはエントリーが必要だ。そしてそこでキャラを書く・・・、
 つまり、事前にこの大会において特別に爺と正義が開放されることを知っていないとダメだ。
 だが、店の外にあった張り紙にはそれらしい文句は何一つ書かれていなかった・・・。
 すなわち、これらの事実から導き出される真実は一つ、『関係者以外はこの事を知らない!』
 ということは、相手も俺と同じく、ジャスティス解放は知らなかったはずだ。
 だとしたら、これは俺に対する心理的な揺さぶり作戦、、持ちキャラをジャスティスと見せるだけか・・・
 ならば、制限時間ギリギリでカーソルを動かすはずだ・・・。フン、完全に読みきったぞ。)


相手の浅はかな考えをあざ笑うかのように、
カーソルをヴェノムの上からジャスティスの上に動かし、相手を挑発してみる。

(さぁ、これでどうだこのチキン野郎!
 のこり時間はあと15秒か、、ヴェノムはジャスティスから近いからな、ギリギリまで競ってやってもいいぞ。
 ただ、そうなると相手の持ちキャラはジャスティスに程近いキャラになるのか・・・?
 そうなると、アクセルかエディか梅喧か、、同キャラか?まぁいいさ。残り5秒だ。そろそろだな。)


愛の予想通り、相手のカーソルは横へ動いて梅喧を選んだ。
もちろん、愛もうっかりカーソルを動かし忘れてジャスティスを選ぶといったことはしない。


「・・・読み勝ったぜ。」

どこか誇らしげにレバーを握りなおす。


「それでは、先鋒戦!
 『ザトー様フォォォ…』vs『大和撫子』!!ヴェノム対梅喧です!!」

220名無しさん@2周年半:2005/04/20(水) 22:30:59 ID:K297i1pw
隠し解放テラワロスwwwwww

22120:2005/04/20(水) 22:34:17 ID:mHtkhMW.
ヤバ、送信してから気づいた、、

ヴェノムとジャスティスって全然近くねぇ・・・。超勘違い orz

222173:2005/04/20(水) 23:22:52 ID:NyUkojOI
>>216

「いやぁ、お見事!してやられたぜ!」
台の向こうから闇慈使い……伸慈って呼ばれてたっけ?が歩いてくる。
と、後ろにいた優等生(…っぽい人)が歩み寄る。
「死ぬなって、聞こえなかったか?」
「悪ぃ、聞こえた!」
この人…元気良いなぁ。
優等生さんは画面を指差しながら、
「死んでるようだが」
「あぁ、見事だな…」
二人の視線が行き交う。
片方は怒りの混じった、もう片方は狼狽の混じった、引きつった笑みを浮かべている。
「あの」
恐る恐る、声を出してみる。
「まだ残ってますけど」
私としては続きをやりたいなぁ、と思うんだけど。
「そうだな。まだ1本目だ。
つーわけで伸慈、こっから3タテな?」
「はぁ!?」
「対策も立ててない『一般人』に負けるなんて、有り得ないだろ?」
「だからって…無理ゆーな!!」
「大丈夫、お前ならやれる!!」
伸慈さんの顔が変わる。
「…本気で、そう思ってるのか?」
それに対して優等生さんは、
「あぁ、負ける要素なんかない」
と、画面を指差す(もうDESTROYは消えているけど)。
「分かった」
伸慈さんが台の後ろに消えた。
「……変な人達だなぁ」
「…?何か言った?」
また私の後ろについた優等生さん。
「いえ、別に」
この人達、調子狂うなぁ…。
「まさか伸慈が『一般人』に負けるなんてなぁ…」
あー、うるさいなぁ。
悪かったですね、一般人で。
…あれ?
……いっぱんじん…??
「あの、つかぬことをお聞きしますが」
振り返って、席の後ろにいる優等生さんに聞く。
「…『一般人』ってどういう意味ですか?」
彼は「ん?あぁ、」と呟き、
「君、ギル高の生徒じゃないでしょ?
だから『一般人』ってこと」
え…?
ってことは…。
「もしかしてあなた達は……」
「ギル高生だけど?」


画面内でミリアがボコボコに殴られている。
反対側の台から
「負ける要素ねぇぇえええッ!!」
とかいう雄叫びが聞こえたのは、聞かなかったことにしよう。

223708:2005/04/21(木) 01:43:38 ID:NMxbENcE
いやーホントに楽しいですよ。GJGJだね


前回の続き


今日のギル高で二人は早速試すことにした。結果は、立ち回りの向上及び常時のスキルレベルアップ浮遊の改良様々な部分でレベルが上がっていた。


「男鹿様、体が軽くなったというかなんか動きが見違える程強くなってませんか?」
シャオの言うとおり確かに全体的にレベルアップしているのは間違いなかった。


実際立ち回りの理論も理に反してないむしろ正しいといえる。
「訪問して正解だったな。(ということは咲も同じような感覚になっているはず)オガニー信仰だ全くははは。」


二人共この日は全くの無敗であることは言うまでもない。


放課後。
「シャオ、俺さ咲と対戦してくるよ。悪いけど、先に寮に帰ってくれ」
男鹿が珍しくシャオにそのように言ったからシャオは了承した。


久しぶりというわけでもないのに、男鹿は何故か緊張しつつ家に帰ると、
「お兄ちゃん、おかえりなさい対戦しよう」
と咲がいつものように出迎える。


そして、何故か咲の部屋で対戦するハメに。



「ラウンド1、咲のミリアのサイレントに手堅く常時で対抗する。お互い様子観をしながらエディ浮遊ミリアは付き合わない立ち回りが続いた。先手を取ったのは男鹿。しゃーくからカウンター即死を決めてラウンドとる。」


「ラウンド2、咲の前転から敢えなくダウンを奪われて、前Kやコイチキックなどで体力を奪われてそのまま何もできずに終える。


ラウンド3は男鹿の立ち回りの封殺で終わった。常時が上手く機能して咲の落下予測に毎回伸びるが当たりまくった。


こうした戦いが100本行われた。結果だけみれば男鹿が勝ち越した。
55対45とかなり白熱した試合であり咲もオガニー立ち回りで満遍なく強くなっている。兄妹も血は争えないってやつだな。


「お兄ちゃんちょっと隣にきて。」
対戦が終わり咲に言われて隣に座った男鹿。
「咲どうしたの?意図が全く分からないけど。」ともかく咲にいわれた通り隣に座った瞬間、
「えっ・・・咲・・」
咲が男鹿の唇を重ねてきた。思わず硬直してしまい何がなにやらで混乱している。


「お兄ちゃんにご褒美だよ。従兄妹なんだし私からのファーストキス。シャオさんにも本当はお兄ちゃん渡したくない」
咲の爆弾発言に呆然の男鹿。ミリア使いになって兄に対して好意を持ったようだ。次回に続く。
シャオVS咲は予定してます。

224名無しさん@2周年半:2005/04/21(木) 07:33:29 ID:aHTjuyFY
コラー!パパチッス何て許さんぞ!
コラー!コラー!こだー!!

パパにしてくれるなら許す、つーかGJ

22564:2005/04/21(木) 19:36:35 ID:vwmg6K4c
>>156


「苛めとか暴力沙汰は見過ごさないんだね」
「…まぁな」
「脳震盪とかも良く解ったね。凄い」
「……小、中学生のころは友達がいなかった」
「え?」
「本の虫だったんだ。本が友達。本が全て。
 最初は普通の子供が見るような小説。愛と友情のファンタジー。特にこれと言って面白いものじゃない。
 陳腐な勧善懲悪で、月並みのストーリーで―――でも大きな憧憬を抱いて読んでいたのを覚えている。
「松瀬?何言ってるの?」

呆気に取られる私に構わず、松瀬は話を続けた。

「でもすぐに自分が惨めになって、読むのをやめた。
 読んでるうちはいい。楽しい。嫌なことを忘れさせてくれる。
 でも得てしてそういう本は読み終わったときの喪失感が激しい。好きな本であれば尚。
 小説の世界はこんなに楽しいのに、現実はいつだってつまらない。酷だ。
 だから関係ない本を読み漁った。ガキが理解できるわけが無い本も読んだ。
 医学書もそのうちの一つでしかない。
 現実を忘れることが出来れば、何でも良かったんだ」
「嫌なことって…松瀬も苛めに?」

松瀬の顔が翳る。

「違う。むしろ逆だ。返り討ちにしてやったんだ」

淡々とした口調だった。感情が入り込む余地のない機械のような声。血の通っていない言葉。
冷え切っている。これが本来の彼の姿なのだろうか。

「……中学に入ってすぐだ。理由はよく覚えていない。
 たしか、ゲームオタクで気持ち悪いとか態度がムカツクとか言われたんだと思う。
 子供は純粋だからな。『気に入らない』というのは矛先を向けるには十分な理由だ。
 単純で率直。だからに刃は深い所まで刺さる」

溜息。

「多分限界だったんだ。ゲロ吐くまで殴ってやったよ。こんな細腕だが、人体急所は心得ていたしな。
 1人殴れば他の者はビビって怯む。あとは混乱に乗じて適当に、だ」

なんか…松瀬…怖い。

「勿論そんなつもりはなかった。正当防衛の結果だ。
 でも周りはそう見てはくれなかった。そして孤立した。
 今でも時々あのときの光景が甦るんだ。最近も何度かあった。
 胸の奥からムカムカしてくるんだ。そうなるともう自分でも訳わかんなくなる」

松瀬はただ淡々と言葉を吐き出していく。

「紙野を見たときに、像が昔の俺と重なった。すげー不快だったよ。
「なんで?」
「なんも変わってないって思ったから。
 当たり前のように苛めが起きて、当たり前のようにそれを黙認する奴等がいる」
「でもさ、そういうのって自分で克服しないと駄目なんじゃない?松瀬がそうしたように」
「かもな…でも、その前に心がぶっ壊れちまうかもしれない。
 『苛めを苦に自殺』なんて珍しくも何ともないぜ?たまにニュースで見るだろ?
 俺だって、小学生の時点で既に少しおかしくなってた。ギルティが無かったら死んでたかもしれない。
 苛めに立ち向かうのは必要なことだ。でも心が衰弱していくとそんな気力が次第に失われていく。
 どんどん弱っていって、苛めが加速する。悪循環の完成だ。循環。円。終わらない」

息が詰まりそうな沈黙。話題を変えたい。

「そう言えば松瀬はなんでギルティを?」
「知識こそ肥大していたが精神は年齢相応だ。自然と漫画やゲームに興味を持ち、ギルティを知った」

松瀬の顔が少しだけ明るくなる。

「そして少しだけ人との会話も生まれ始めた。ギルティは本とは違った。何でだと思う?」
「えっ?わかんないなぁ…」
「現実と、人と、直接リアルタイムで繋がってるからだ。
 そして今、どうにか真人間として歩んでるってわけだ。全部ギルティのおかげだよ」
「ふ〜ん…」
「…軽蔑したか?」
「松瀬は松瀬だしね。それに悪いことしたって反省もしてるし」
「そうか…良かった」

松瀬の顔に安堵の色が広がっていく。

「それにしても、そんなに物知りだとは知らなかったよ」
「お前俺のことアホだと思ってるだろ」
「あはは…そんなことないよ〜」
「知識をひけらかすのは馬鹿っぽくて嫌いだ」

そう言って笑った松瀬は普段通りの松瀬 緒土だった。矛盾に聞こえるが、言い得て妙な台詞だった。

「小学校の頃から頭おかしかったのね緒土は…憐憫を誘うわ…」
「松瀬君…暴力少年…少年院行き」と紙野さん。
「包めー!!オブラートで言葉を包めぇぇぇー!!」と松瀬。いつも通りだ。

うん。やっぱり松瀬は松瀬だよね。

「それより明日から夏休みだよ」
「だな。精一杯遊ぶとするか!」

教室を出ようとした。

「おい…ちょっと待てよ」

振り返ると永園さんが松瀬を睨んで立っていた。

22664:2005/04/21(木) 19:37:14 ID:vwmg6K4c
「テメェなんの真似だ。俺に恩を売っても返す気なんてないぜ?」

あの時は自分でもよく分からなかった。何故俺は永園を助けた?
―――苛めをするような奴を何故助けた"松瀬 緒土"。殺してやりたいくらい憎いんだろ?
あの時みたいに嘔吐するまで殴ってやれよ。害虫は駆除しなきゃいけないんだ。殺さないといけな

「そんなんじゃねぇよ!」
「じゃあなんでだ!」

今分かった。
初めて紙野を見た時、他人のような気がしないと感じた…あれ、本当は永園の方だったんだ。
更生して欲しかった……俺みたいになって欲しくなかった。

「お前みたいな糞野郎を更生させるためだ!!」
「な、に…?」

永園は面食らったようだった。何を言ってるのかわからない。そう言いたそうな顔だった。

「ふ…ふざけやがって…」

永園はそう吐き捨てると教室を出て行った。その表情には困惑の色が滲んでいた。

「ねぇ緒土、あいつに限って更生するなんてことあるの?」
「さぁな。でも俺が意地でも真人間にしてやるよ。また面倒起こされたらたまったもんじゃないからな」
「はぁ…アンタってつくづく何考えてんのか解んないわ」
「ミステリアス?」
「そんないいもんじゃないわよ、変人よ」
「だからオブラートで包んで下さいってばぁぁぁぁ!!」
「うるさいわね!!」

ビリビリビリビリ!!

「いッてぇーーーー!!!?」

封雷剣が放電した。こいつまだこんなもの持ってたのか…早く投棄させないと人類の存亡に関わる。

「でも嫌いじゃないけどね」
「変人が嫌いじゃない?お前の方こそよっぽど変j」「斬ッ!!」
「ぎゃあああああああああ!!」
「俣奈、馬鹿はほっといて帰ろ!」
「あ、聖ちゃん待ってよー!」
「待てお前らーー!!」

身体が痺れて立ち上がれない。

「あ、兄貴…わ、わ、わ、私がか、か、介抱しま、しま、…フォォォォォォ!!!!」

―――!?―――

「ぼ、僕も帰るね…」
「ま、待ってくれ紙野!」
「兄貴ィィィィィ!!!」
「ぎゃあああああああああああああああぁぁぁぁ・・・……」

・・・

「蘇留がこなかったら死んでたぞ!!」

あの後蘇留が漫画の主人公みたいに絶好のタイミング現れ、郁瀬をぶっきらぼうに投げた。
俺は隙をみて命からがら逃げ延びてきたのだ。
折角明日から夏休みだってのに、滅茶苦茶疲れちまった。

「三綾、ギルティの練習は少し経ってからにしようぜ。しばらくのんびりしたい」
「うんわかった。じゃあ練習するときは電話するね」
「ああ」
「あーあ…あたしも旅行なんてやめとけば良かったかなぁ…」

こうしてギル高一学期は幕を閉じた。長いようで短い4ヶ月だった。


―――闘劇まであと9ヶ月―――

22720:2005/04/21(木) 19:45:17 ID:aLHGISIg
>>64
神GJ!郁瀬テラワロスwww


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