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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

2761チバQ:2018/09/10(月) 22:22:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180910-00000609-san-int
スウェーデン総選挙で極右政党躍進 与野党とも過半数届かず 連立難航へ
9/10(月) 21:13配信 産経新聞
 【ロンドン=岡部伸】スウェーデン議会(定数349)総選挙の投票が9日行われ、10日までに開票がほぼ終了した。ネオナチの起源を持ち「反移民」を主張する極右政党、民主党が第3党にとどまったものの、2014年の前回選挙から大きく得票を伸ばした。社会民主労働党を中心とする与党の中道左派勢力と、野党の中道右派4党は、ともに過半数に届かなかった。

 新政権発足に向けた連立協議が難航するのは必至の情勢。民主党が政権づくりに絡み、難民や移民に寛容な福祉国家の路線に変更が出る可能性もある。

 ロイター通信などによると、開票率99・8%の時点で、与党の社会民主労働党が得票率28・4%で第1党を維持。中道右派の穏健党は19・8%、民主党が17・6%だった。中道左派勢力の得票率は40・6%、中道右派4党は40・3%と拮抗(きっこう)している。

 社会民主労働党の党首、ロベーン首相は10日、野党の退陣要求を拒否し、超党派で連立協議を行う意向を示した。前回選挙の12・9%から得票率を伸ばした民主党のオーケソン党首は「われわれが勝利者だ」と宣言し、政権入りに意欲を見せた。与野党ともに、これまで民主党との連立を否定してきた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180910-00000073-mai-eurp
<スウェーデン>極右が躍進、社会民主労働党、連立協議へ
9/10(月) 21:19配信 毎日新聞
 【ロンドン矢野純一】スウェーデン総選挙(定数349)が9日投開票され、暫定開票結果(開票率99.9%)によると、与党で中道左派の社会民主労働党は第1党の座を守ったが、大きく議席を減らした。一方、反移民の極右政党・民主党は62議席と2014年の選挙より13議席増やした。第2党には届かないが、議会内での発言力は強まり、国政への影響力が増すとみられる。

 社会民主労働党は101議席と前回より12議席減らした。野党第1党で中道右派の穏健党は70議席で前回より14議席減らしたものの、第2党の座を死守した。民主党は世論調査では第2党に躍進するとみられていたが、届かなかった。

 有権者は726万人。投票率は84.4%で、前回選挙より1.1ポイント上昇。

 選挙戦は、民主党が移民排斥や難民受け入れ拒絶を主張して支持を広げる一方、他党は民主党を「人種差別主義者」と徹底的に批判する展開となった。ただ反民主党の声を集約できる政党がなく、主要政党は軒並み議席を減らす結果となった。

 社会民主労働党を軸とする中道左派ブロック、穏健党を中核とする中道右派ブロックとも過半数に及ばなかった。社会民主労働党の党首で首相のロべーン氏は大勢判明後の演説で、民主党が第3党にとどまったことを念頭に「民主主義は機能している」と述べる一方で、他党との連立協議を進める意向を明らかにした。

 選挙は比例代表制で349議席のうち、310議席は29選挙区、残りの39議席は全国で得票に応じて各政党に配分される。

2762とはずがたり:2018/09/12(水) 22:08:57
EU、対ハンガリー制裁提案を採択
https://this.kiji.is/412590296224842849
2018/9/12 21:46
c一般社団法人共同通信社

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州議会は12日、ハンガリー政権の強権姿勢がEUの価値観から逸脱しているとして、制裁手続き開始を求める提案を採択した。加盟国制裁の入り口となる提案を欧州議会が採択したのは初めて。

2763とはずがたり:2018/09/12(水) 23:23:06
2018年09月11日 18時19分 JST | 更新 2018年09月11日 18時20分 JST
反ワクチン派の政党が政権をとったイタリアで今、起きていること
ワクチン予防接種の義務化が廃止され、はしか患者が急増している
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/5085-5086
Nick Robins-Early
ISABELLA CARAPELLA/HUFFPOST

2764チバQ:2018/09/13(木) 18:58:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180912-00000172-jij-eurp
欧州議会、ハンガリー制裁を提案=「法の支配」侵害の懸念
9/12(水) 23:06配信 時事通信
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州議会は12日、反移民などの強権的な政治を進めるハンガリーにEUの理念である「法の支配」の原則侵害の懸念があるとして、議決権停止も視野に入れた制裁措置の手続きをEU各国に求める提案を賛成448、反対197で可決した。

 
 加盟国間で今後、制裁の是非を協議する。ただ、制裁発動には全加盟国の賛成が必要。ポーランドが反対するとみられており、実現の可能性は低そうだ。

 ハンガリーではオルバン首相が2010年に返り咲いて以来、司法やメディア、NGOなどへの抑圧的な政策を展開。難民や不法移民への支援を法律で犯罪とするなど移民受け入れも拒否しており、EU側は再三にわたり改善を求めてきた。

2765チバQ:2018/09/14(金) 11:27:12
https://www.asahi.com/articles/ASL800G5HL8ZUHBI035.html
スペインと地続き、英国の領土って? EU離脱を考える
ヨーロッパ総局長・石合力2018年9月14日09時13分

 ロンドン発の直行便は約3時間のフライトでジブラルタル・ロックと呼ばれる有名な岩山(高さ426メートル)の脇を縫うように着陸した。イベリア半島の南端ジブラルタルは、18世紀初めのスペイン継承戦争の際に英海軍が押さえ、300年以上、英国の統治が続く。広さは東京23区の100分の1強の6・8平方キロ。人口約3万3千人。英国が欧州連合(EU)加盟国と地続きなのは、英領北アイルランドとここだけである。

 EUからの離脱(ブレグジット)交渉の期限を来年3月末に控え、英政府は8月23日、「合意なしの離脱」に備える対応策を発表した。交渉の最大の障害は、北アイルランドとアイルランドとの間の国境管理問題だ。先行きの不透明感から、本社機能をEU側に移転する企業が相次ぐ。EUと国境を接するのはここも同じだが、自治政府のトップ、ピカード首席閣僚に聞くと、離脱後の行方には極めて楽観的だった。

 「離脱後も人の移動の自由を維持し、ビジネスに悪影響が出ないようにする。それはスペイン、英国、我々、ブリュッセル(EU本部)も同じ考えです」

 アイルランドと英領北アイルラ…

2766チバQ:2018/09/14(金) 17:58:42
https://www.sankei.com/world/news/180913/wor1809130012-n1.html
2018.9.13 08:49

仏下院議長にリシャール・フェラン前国土相 マクロン大統領支持運動の事務局長

 フランス国民議会(下院)は12日、ドルジ前議長の環境相就任を受け、後任の議長にマクロン大統領の政党、共和国前進(REM)に所属するリシャール・フェラン前国土相(56)を選任した。

 フェラン氏は昨年の大統領選でマクロン氏の支持基盤となった市民運動「前進」の事務局長を務め、同年5月の政権発足で国土相に就任したが、不明朗な不動産取引が報じられ、辞任した。(共同)

2767チバQ:2018/09/20(木) 19:34:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000023-asahi-int
英EU離脱交渉行き詰まり 合意期限、11月に先送りか
9/20(木) 8:55配信 朝日新聞デジタル
英EU離脱交渉行き詰まり 合意期限、11月に先送りか
欧州連合(EU)非公式首脳会議の会場に到着し、報道陣に対応するメイ英首相=19日午後7時15分、オーストリア・ザルツブルク、吉武祐撮影
 欧州連合(EU)の非公式首脳会議が19日、オーストリアのザルツブルクで始まった。英国のEU離脱について協議するが、メイ英首相と各国首脳との隔たりは、なお大きい。来年3月末の離脱を前に、交渉の期限とされた10月の合意は見送り、11月に臨時の首脳会議を開いて決着をめざすことになりそうだ。

 「いい結論を得ようとするなら、EUも立場を発展させる必要がある」。19日、会場に着いたメイ首相は報道陣にこう語った。

 離脱の条件を定める交渉の最大の障壁は、英領北アイルランドと、陸続きのEU加盟国であるアイルランドとの国境をどう管理するかという問題だ。英国とEUは、離脱後も厳しい国境管理を設けないことでは一致しているが、具体策では対立している。

 EUは、北アイルランドだけを、EU域内での貿易に関税がかからない「関税同盟」に残すことを提案。これでは、関税同盟から抜ける残りの英国と北アイルランドとの間に事実上の国境線ができることになり、英側は強く反発している。

 英メディアによると、メイ首相は19日の夕食会でも、EUの提案を「英国を分断するもの」で「説得力はない」と批判。出席者の一人は「(交渉は)行き詰まっており、進展はなかった」と語った。

 交渉が難航するにつれ、何の合意もないまま離脱の日を迎える「合意なし離脱」への懸念が高まっている。現実となれば、英国だけでなくEU側も経済や市民生活が大混乱すると予想される。これを避けるため、EU首脳会議のトゥスク常任議長は、11月にも臨時の首脳会議を開いて合意の道を探ることを、20日の会合で提案し、英国を除く27カ国の首脳と協議する予定だ。(ザルツブルク=下司佳代子)

2768名無しさん:2018/09/21(金) 12:55:04
2018 08/14 BBC
https://www.bbc.com/japanese/45178865

「世界で最も住みやすい都市」ランキング発表 日本の都市も上位に

英誌エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」がこのほど発表した「2018年世界で最も住みやすい都市ランキング」で、オーストリアの首都ウィーンが1位となった。前年まで7年連続で首位だったオーストラリアのメルボルンは2位に転落した。

EIUが毎年発表している国際調査で、ウィーンが1位となるのは初めて。

調査は世界140都市について、政治的安定性、社会的安定性、犯罪、教育、健康医療制度の利用しやすさなどの項目を評価し、順位付けする。
調査では英マンチェスターが欧州の都市で最も順位を上げ、前年度から16位上昇して35位タイとなった。

同じ英国のロンドンは48位で、マンチェスターとは13位差。調査が始まった20年前以来、この2都市の差は最大となった。
エコノミストは、マンチェスターのランキング大幅上昇は、治安の点数が増えたためと述べた。

「復活力」
この調査は昨年、死者22人を出したマンチェスター・アリーナでの自爆攻撃を受けてマンチェスターの順位を下げ、批判を受けた。

ロクサナ・スラブチェバ調査担当編集長は今年の順位について、マンチェスターが「話題となった最近のテロ攻撃で安定性が揺らいだが、攻撃からの都市復興で復活力を見せた」と述べた。
スラブチェバ氏は、「西欧の複数都市」で治安が改善したとし、ウィーンがランキングの首位を獲得したのは、「治安の改善に関連する、欧州の大半にわたる安定性の回復」を反映したものだと語った。

調査結果によると、この1年で対象都市の半数近くで、住みやすさが改善した。

今年の国際ランキングでは2位となったメルボルンは、前年まで7年連続で1位だった。
オーストラリアからは他にもシドニーとアデレードの2都市が今年の上位10都市に入った。

調査の対極にある「住みにくさ」ランキングでは、戦争で荒廃しているシリアのダマスカスが最も住みにくい都市にランク付けされた。バングラデシュのダッカ、ナイジェリアのラゴスもダマスカスに僅差となっている。

犯罪、市民の不安、テロリズムもしくは戦争が、同ランキングの下位10都市で「強い役割」を果たしたとエコノミストは述べた。

2018年版 世界で最も住みやすい都市ベスト10

1位 ウィーン(オーストリア)
2位 メルボルン(オーストラリア)
3位 大阪(日本)
4位 カルガリー(カナダ)
5位 シドニー(オーストラリア)
6位 バンクーバー(カナダ)
7位 東京(日本)
8位 トロント(カナダ)
9位 コペンハーゲン(デンマーク)
10位 アデレード(オーストラリア)

2018年版 世界で最も住みにくい都市ワースト10

1位 ダマスカス(シリア)
2位 ダッカ(バングラデシュ)
3位 ラゴス(ナイジェリア)
4位 カラチ(パキスタン)
5位 ポートモレスビー(パプアニューギニア)
6位 ハラレ(ジンバブエ)
7位 トリポリ(リビア)
8位 ドゥアラ(カメルーン)
9位 アルジェ(アルジェリア)
10位 ダカール(セネガル)

The city ranked as the most liveable in the world
https://www.bbc.com/news/business-45174600

2769とはずがたり:2018/09/21(金) 15:46:18
英EU離脱交渉行き詰まり 合意期限、11月に先送りか
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000023-asahi-int
9/20(木) 8:55配信 朝日新聞デジタル

英EU離脱交渉行き詰まり 合意期限、11月に先送りか
欧州連合(EU)非公式首脳会議の会場に到着し、報道陣に対応するメイ英首相=19日午後7時15分、オーストリア・ザルツブルク、吉武祐撮影
 欧州連合(EU)の非公式首脳会議が19日、オーストリアのザルツブルクで始まった。英国のEU離脱について協議するが、メイ英首相と各国首脳との隔たりは、なお大きい。来年3月末の離脱を前に、交渉の期限とされた10月の合意は見送り、11月に臨時の首脳会議を開いて決着をめざすことになりそうだ。

【写真】欧州連合(EU)非公式首脳会議の会場に到着し、報道陣に対応するメイ英首相=19日午後7時17分、オーストリア・ザルツブルク、吉武祐撮影

 「いい結論を得ようとするなら、EUも立場を発展させる必要がある」。19日、会場に着いたメイ首相は報道陣にこう語った。

 離脱の条件を定める交渉の最大の障壁は、英領北アイルランドと、陸続きのEU加盟国であるアイルランドとの国境をどう管理するかという問題だ。英国とEUは、離脱後も厳しい国境管理を設けないことでは一致しているが、具体策では対立している。

 EUは、北アイルランドだけを、EU域内での貿易に関税がかからない「関税同盟」に残すことを提案。これでは、関税同盟から抜ける残りの英国と北アイルランドとの間に事実上の国境線ができることになり、英側は強く反発している。

 英メディアによると、メイ首相は19日の夕食会でも、EUの提案を「英国を分断するもの」で「説得力はない」と批判。出席者の一人は「(交渉は)行き詰まっており、進展はなかった」と語った。

 交渉が難航するにつれ、何の合意もないまま離脱の日を迎える「合意なし離脱」への懸念が高まっている。現実となれば、英国だけでなくEU側も経済や市民生活が大混乱すると予想される。これを避けるため、EU首脳会議のトゥスク常任議長は、11月にも臨時の首脳会議を開いて合意の道を探ることを、20日の会合で提案し、英国を除く27カ国の首脳と協議する予定だ。(ザルツブルク=下司佳代子)

朝日新聞社

2770 チバQ:2018/09/22(土) 08:45:17
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018092101115&g=int
反難民政党、支持率2位に=政権の混乱影響か-独

2018年09月21日19時34分
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 【ベルリン時事】ドイツ新興右派政党で、反難民を掲げる「ドイツのための選択肢」(AfD)の全国支持率が、二大政党の一角である中道左派・社民党を抜き2位になったことが、21日公表の世論調査で分かった。情報機関、連邦憲法擁護庁のマーセン長官をめぐる政権内の混乱が影響した可能性がある。<下へ続く>

 調査は公共放送ARDが17〜19日に実施。AfDの支持率は6日公表の前回調査から2ポイント増の18%となり、社民党の17%を初めて抜いた。メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟は28%と首位を守ったが、1997年以来の低水準だった。

2771チバQ:2018/09/25(火) 20:09:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-00000030-asahi-int
イタリア、移民・難民の許可厳格化へ 大幅に減る可能性
9/25(火) 11:26配信 朝日新聞デジタル
 イタリア政府は24日、移民・難民に対する滞在許可を大幅に厳格化する法律を閣議決定した。これまで「人道上の理由」として認めてきた滞在許可を、移民が母国で低賃金で過酷な労働を強いられたり、治療が必要だったりする場合に限って認める制度に変える。施行されれば、イタリアの移民・難民の受け入れは大幅に減る可能性がある。

 同法では、難民が公務員に暴力を振るったり、強盗や性暴力などの犯罪で有罪になったりした場合は、難民認定を取り消すと規定。不法滞在になった人を強制送還するための収容施設を増設し、最長6カ月間の収容期間中に送還手続きを進めるとしている。

 閣議決定後、コンテ首相は「難民を保護する仕組みは守っていく」と述べたが、移民・難民の排斥を掲げて連立政権入りした右派「同盟」党首のサルビーニ副首相は「(同法施行は)イタリアをより安全にする第一歩」とツイートした。 イタリアでは法律は閣議決定後、議会の承認を得て成立し、大統領が署名して施行される。大統領に拒否権はあるが、議会が再度承認すれば施行される。イタリアメディアによると、同法は施行される可能性が高いという。(伊南部リアーチェ=河原田慎一)

朝日新聞社

2772チバQ:2018/09/25(火) 20:11:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-00000077-reut-eurp
スウェーデン議会、ロベーン首相の不信任決議 政局不透明に
9/25(火) 19:10配信 ロイター
スウェーデン議会、ロベーン首相の不信任決議 政局不透明に
 9月25日、スウェーデン議会は、ロベーン首相(写真)の不信任を決議し、ロベーン首相は退陣することになった。ベルリンで3月撮影(2018年 ロイター/Hannibal Hanschke)
[ストックホルム 25日 ロイター] - スウェーデン議会は25日、ロベーン首相の不信任を決議し、ロベーン首相は退陣することになった。同国議会は、9月9日の総選挙の結果、単独過半数議席を有する政党がない「ハングパーラメント(宙づり議会)」となっており、誰が次期政権を担うかは不透明だ。

現在、議会は、ロベーン首相が率いる社会民主労働党などの中道左派ブロックが144議席で、野党の中道右派連合のアライアンスが1議席少ない143議席。

不信任投票では、反移民を掲げるスウェーデン民主党(62議席)が野党・アライアンスの支持に回った。

アナリストは、議会議長が新政権樹立をアライアンスの最大政党、穏健党のクリステルソン党首に託すと予想している。

ただ、穏健党も過半数議席を持たないため、白人至上主義のスウェーデン民主党か中道左派の支持を必要とする。

ロベーン首相は「アライアンスが最少数会派として政権運営することを選択すれば、スウェーデン民主党に完全に依存することになる」と述べた。

スウェーデン民主党のオーケソン党首は25日、新政権を支持するのと引き換えに政策に同党の主張が反映されるよう改めて要求した。

しかし、アライアンスを構成する穏健党、中央党、自由党、キリスト教民主党は、スウェーデン民主党とは交渉しない方針をすでに示している。ロベーン首相は、アライアンスを支持する可能性を否定しており、政局は流動的になっている。

議長は4回まで新政権樹立交渉を付託することができ、それでも事態が打開しなければ3カ月以内に再選挙を実施することになる。

2773チバQ:2018/09/25(火) 21:17:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201809/CK2018092302000122.html
メルケル政権、再び揺らぐ 情報機関トップ処遇/反難民政党支持2位

2018年9月23日 朝刊


 【ベルリン=近藤晶】ドイツで反難民を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が勢いづいている。複数の世論調査で支持率が二位に。連立与党は、情報機関トップの処遇を巡る混乱も影響したとみられ、支持率を落とした。難民政策を巡る対立に続き、再びメルケル政権が揺らいでいる。

 公共放送ARDが二十一日に公表した世論調査結果によると、AfDの支持率は前回(六日公表)から2ポイント増え18%となり、連立与党の一角を占める社会民主党の17%を抜いた。メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟は1ポイント下げ28%。首位は維持したものの、ARDの調査開始以来、最低となった。

 世論調査会社INSAの調査でも、十九日時点でAfDが0・5ポイント差ながら社民党を上回っている。

 連立与党内の対立の火種は、極右寄りの言動が問題視された国内情報機関、連邦憲法擁護庁のマーセン長官の処遇だ。社民党のナーレス党首が辞任を求めたのに対し、擁護庁を所管するゼーホーファー内相は一貫して留任を支持。与党三党首は十八日、解任で合意したものの、給与も増える内務次官に「昇格」させる人事が強い反発を招いた。

 社民党からは連立にとどまることを疑問視する声も噴出。党内の突き上げを受け、ナーレス氏は与党三党首による再会談を要請。メルケル氏は二十一日、「私たちは再検討することに同意した。それが正しいし必要なことだ」と述べ、三党首でマーセン氏の処遇を見直す方針を明らかにした。

 ただ来月十四日には、連立を支えるキリスト教社会同盟(CSU)の地元、南部バイエルン州で州議会選があり、AfDが同州議会で初めて議席を獲得する見通し。CSU党首を務めるゼーホーファー氏は譲歩しづらい状況にある。

 マーセン氏を巡る問題が長期化すれば、メルケル氏の求心力低下は避けられない情勢だ。

<ドイツのための選択肢(AfD)> ギリシャの経済危機を巡り欧州連合(EU)が他国救済に多額の資金を出すことに反発し、2013年に結党した新興右派政党。反難民・反EUを掲げ、欧州で広がるポピュリズム(大衆迎合主義)政党の一つ。昨年9月の連邦議会選で初めて国政に議席を獲得し、709議席中92議席を占める最大野党。

2774チバQ:2018/09/25(火) 21:43:33
https://www.asahi.com/articles/ASL9T0V1BL9SUHBI01K.html
合意なくEU離脱なら…英国と加盟国結ぶフライト混乱か
ロンドン=下司佳代子2018年9月25日09時16分

 欧州連合(EU)からの離脱交渉が難航する英国は24日、離脱の条件などでEUと合意できずに来年3月末に離脱した場合、生じうる不都合の例を発表した。英国とEU加盟国間の航空便の運航が混乱したり、英国からEU域内にペットを持ち込む場合は何カ月も前から準備しなければならなくなったりする可能性があるとしている。

 英政府の発表によると、航空会社はこれまで、EU加盟国のいずれかで許可を得れば域内では自由に運航できた。だが、英国が合意なく離脱した場合、英国の航空会社は各国から個別に許可を得なければならなくなり、運航に混乱が生じる恐れがあるという。また、英国からの乗客がEU域内で乗り継ぐ場合は、経由地で再度、本人と荷物の保安検査が必要になる可能性もあるという。

 英政府はペットの移動での不都…

2775チバQ:2018/09/25(火) 21:44:26
https://www.sankei.com/premium/news/180925/prm1809250002-n1.html
2018.9.25 08:00
【激動ヨーロッパ】
独が狙う欧州委員長の座 EU人事レースで思惑交錯
 欧州連合(EU)で首脳が来年、一斉に任期満了を迎えるのを控え、後任をめぐる人事レースが始まった。ドイツは行政執行機関トップにあたる欧州委員長のポストを狙って動き出した。首脳人事は今後のEUの方向性にも影響を及ぼすため、重要だ。EU内の影響力確保を目指す加盟国の利害も絡むだけに、その先行きは混沌(こんとん)としている。
(ベルリン 宮下日出男)

 任期満了となるのは欧州委員会を率いるユンケル欧州委員長(2019年10月末)のほか、政治レベルの最高協議機関、EU首脳会議の議長役のトゥスク大統領(同11月末)、19年5月に選挙が行われる欧州議会のタヤーニ議長。これにユーロ圏の金融政策を決める欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁(同10月末)も加わる。

 EU外交の「顔」となったモゲリーニ外交安全保障上級代表も欧州委の体制刷新とともに退任の意向を示唆したとされる。人事をめぐる交渉では欧州の南北や東西といった地域や党派間のバランスなどが配慮されるため、各国の駆け引きも複雑だ。

独の“心変わり”

 最初に動きを見せたのはドイツ。欧州議会最大会派の中道右派「欧州人民党」代表で、ドイツ出身のマンフレット・ウェーバー議員(46)が5日、「欧州を人々の手に取り戻す」として、議会選に向けた同会派の欧州委員長候補に名乗りを上げた。

 欧州委員長人事は、EU首脳会議が議会選の結果を「考慮」して提案した候補を欧州議会に諮(はか)る仕組みで、最大会派の候補となれば有利だ。欧州議会の会派は政策などをともにする各加盟国の政党が集まり、構成されている。ドイツのメルケル首相はすかさず、自身の保守系与党に属するウェーバー氏の立候補を「歓迎する」と表明した。

 これまでドイツは自国出身者が就いたことのないECB総裁を目指していたとされる。だが、独メディアによると、メルケル氏は最近、ユーロ圏などのEU改革、通商や移民政策など広範な政策に影響力を持つ欧州委員長の獲得を最優先する方針に転換したという。

幾重ものハードル

 ただ、ドイツ出身の欧州委員長の誕生にはいくつもハードルがある。人民党は11月に委員長候補を決めるが、英国のEU離脱交渉を担うフランス出身のバルニエ首席交渉官(67)、フィンランドのストゥブ元首相(50)らの名前も取り沙汰される。影響力を持つメルケル氏の後押しは大きな支えとはいえ、ウェーバー氏はまずここを制しなければならない。

 人民党の委員長候補の座を射止めても、まだ油断は禁物だ。

 前回14年の欧州議会選では、人民党と第2会派の中道左派「社会民主進歩同盟」で過半数の議席を占めたため、欧州委員長を人民党のユンケル氏が、議長を進歩同盟が占める“取引”が成立した。だが、次回は反移民などを掲げる極右などEU懐疑派勢力も躍進し、2大会派の過半数獲得は困難視もされる。その場合、ウェーバー氏が選ばれるかは不透明となる。

EU両輪の仏は?

 ドイツとEUの両輪をなすフランスのマクロン大統領は、欧州委員長の人選は必ずしも議会選の結果に縛られないとし、EU首脳会議の裁量を重視する立場。昨年の仏大統領選で独自に立ち上げた政党「共和国前進」は欧州議会に確固とした基盤がないため、人選への影響力を確保したいとの思惑も垣間見える。

 ドイツが欧州委員長ポストを得れば、1967年以来となる。

 一方で、近年はEU内でドイツの存在感が突出。トランプ米大統領は「EUはドイツの道具」になっていると批判した。大きな権限を持つEUの“顔”の一つを握れば、そうした印象をいっそう強めることにもなりかねない。

 トランプ米政権による一国主義的な動きや中国とロシアの台頭を受け、ルールに基づく多国間主義の国際秩序維持を目指すEUでは近年、日本を重視する姿勢が高まり、日本にとっても重要なパートナーだ。その主要人事の行方は日本にも人ごとではない。

欧州委員長 「EUの政府、内閣」にあたる欧州委員会のトップ。欧州委は各加盟国から選ばれた欧州委員で構成され、EUの主要機関で唯一、法案の策定・提案権限を持つほか、加盟国を監督し、必要ならEU司法裁判所に提訴する。欧州委員長の人選では、EU首脳会議が欧州議会選挙の結果を「考慮」し、欧州議会との協議を経て委員長候補を提案。欧州議会が多数決で選出する。

2777チバQ:2018/09/27(木) 09:47:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180926-00000005-jij_afp-int
バルス元仏首相、バルセロナ市長選に出馬表明 異例の外国政界入り目指す
9/26(水) 9:43配信 AFP=時事
バルス元仏首相、バルセロナ市長選に出馬表明 異例の外国政界入り目指す
スペインのバルセロナで、来年5月の市長選への立候補を表明するフランスのマニュエル・バルス元首相(2018年9月25日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスのマニュエル・バルス(Manuel Valls)元首相(56)は25日、来年5月26日に予定されているスペイン・カタルーニャ(Catalonia)自治州の州都バルセロナ(Barcelona)の市長選に立候補すると表明した。欧州の政治家が域内の別の国で政界進出を目指すのは異例。

【写真】バルセロナでのデモ行進に参加したバルス元仏首相

 バルス氏は人口約160万人を抱えるスペイン第2の都市バルセロナの旧市街で開かれた集会に出席し、「ある期間真剣に熟慮した結果、次のような決断に至った。私はバルセロナの次期市長になることを望む」とカタルーニャ語で述べた。さらに「生まれて以来、私とバルセロナの関係は密接で変わることがなかった」と語った。

 集まった大勢の人を前にカタルーニャ語とスペイン語で演説したバルス氏は、バルセロナが直面する課題として治安の悪化、多すぎる観光客、手頃な価格の住宅の不足、カタルーニャ自治州の分離独立を恐れた企業の逃避を挙げ、活力を失っているバルセロナは新しいリーダーの下で変革が必要だと訴えた。

 バルス氏はバルセロナ生まれ。カタルーニャ出身の父とスイス・イタリア系の母と共にフランスの首都パリで育ち、20歳の時にフランス国籍を取得した。欧州連合(EU)では、EU市民は他のEU加盟国の地方選挙で投票や立候補をすることができると定められている。

 社会党(PS)のバルス氏は2017年仏大統領選で社会党など左派陣営の統一候補を決める予備選で敗れたのちエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)候補への支持を表明し、社会党を捨てたと批判されてきた。しかし最終的に当選しフランスの大統領となったマクロン氏の勢力に合流することはできなかった。

 バルス氏はフランスの国会議員を来週辞職する意向を示すとともに、マクロン大統領にはバルセロナ市長選に立候補する意向を「今年夏」に伝えていたことも明らかにした。

 バルス氏はスペイン国内で、カタルーニャ自治州の分離独立に反対する活動を行ってきた。フランスで内相だった頃に公共の秩序の維持に強硬な姿勢を見せたバルス氏は、昔から左派的な傾向があるバルセロナでは受け入れられない可能性があり、住宅問題に取り組んできた元活動家で現職のアダ・クラウ(Ada Colau)市長を倒すのは容易ではないとみられる。【翻訳編集】 AFPBB News

2778チバQ:2018/09/27(木) 09:59:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180926-00000610-san-eurp
メルケル独首相の側近 与党下院院内総務選で落選 求心力低下浮き彫り
9/26(水) 20:37配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相の保守系与党、キリスト教民主・社会同盟は25日、連邦議会(下院)会派トップにあたる院内総務の選挙を行い、圧倒的に有利とされたメルケル氏の長年の側近で現職のフォルダー・カウダー氏(69)が敗れ、ラルフ・ブリンクハウス氏(50)を選出した。

 メルケル氏はカウダー氏続投を訴えたが、所属議員による投票の結果はブリンクハウス氏が125票、カウダー氏が112票。DPA通信は予想を覆す結果を「小さな革命」と報道。党内に対するメルケル氏の求心力の低下が浮き彫りになった。

 カウダー氏は約13年の長期政権を院内総務として裏方で支えてきたメルケル氏の右腕。寛容な難民政策などでメルケル氏への批判が出ても、議会内をとりまとめてきた。頻繁に訪日する親日家としても知られる。

 メルケル氏は25日、「これも民主主義だ。敗北はある」と述べた。

 ブリンクハウス氏は党内の「反メルケル」陣営には属さず、メルケル氏を支えていく意向だが、議会の発言力増大を目指す。メルケル氏にとっては政権運営に対する「自由度が狭まった」(公共放送ARD)形だ。

2779チバQ:2018/09/27(木) 10:00:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180926-00000070-mai-eurp
<ドイツ>メルケル氏側近落選 CDU・CSU会派代表選挙
9/26(水) 19:06配信 毎日新聞
 ◇カウダー氏の敗北は「首相への反乱」と受け止められる

 【ベルリン中西啓介】メルケル独首相の国政第1会派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は25日、国会議員団トップに当たる会派代表選挙を行い、メルケル氏の最側近カウダー代表に代わり、ブリンクハウス会派副代表を代表に選出した。代表として13年間メルケル氏を支えた保守派重鎮のカウダー氏の敗北は「首相への反乱」(与党幹部)と受け止められ、政権の求心力低下を印象付けている。

 ブリンクハウス氏は「(政権)安定だけで問題は解決しない」と党内議論の重要性を訴え125票を獲得、112票のカウダー氏を上回った。CDU党首のメルケル氏と保守強硬派でCSU党首のゼーホーファー内相はカウダー氏再選を訴えたが、相次ぐ政権内の内紛から執行部に不満を抱く所属国会議員が財政通の保守派論客として知られるブリンクハウス氏支持に回った。

 CSUは来月、基盤の南部州議会選を控えるが、難民対策で政権批判を強める右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)相手に苦戦が予想されている。ゼーホーファー党首の責任問題に発展するのは必至。メルケル氏も12月の党大会で党首再選を目指すが、保守派議員ににらみがきくベテランのカウダー氏を失ったことで、一気に党内基盤が弱体化し政局が流動化する懸念が出ている。

 カウダー氏は独政界で最も著名な知日派議員。3月の訪日時には安倍晋三首相と会談するなど、日独の政治・経済分野での連携深化に中心的役割を果たしてきた。独政権中枢にいる大物議員の落選は日本側にとっても痛手。ブリンクハウス氏の事務所は26日、毎日新聞の取材に「カウダー氏と日本との特別な関係は承知している。ブリンクハウス氏も会派全体で日独の良好な関係のため尽力する」と話している。

2780チバQ:2018/09/30(日) 00:43:37
https://mainichi.jp/articles/20180929/k00/00m/030/122000c
カタルーニャ
独立投票1年後も混迷続く 市民二分
毎日新聞2018年9月28日 20時41分(最終更新 9月28日 23時00分)
【パリ賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州で独立を問う住民投票が実施されてから10月1日で1年を迎える。独立問題を巡り国と州の分断が続くなか、スペイン中央政府のサンチェス首相は自治州政府との緊張解消を図るが、トラ州首相は「独立」にこだわり、長引く混乱が収束する道筋は今も見えていない。

 州都バルセロナでは今月11日、1714年9月11日にスペイン継承戦争(1701〜14年)でバルセロナが陥落し、国家としてのカタルーニャが消滅したことを記憶する自治州の祝日を迎え、多数の独立派市民がデモ行進。また、住民投票直前に国家警察が州幹部を拘束した日から1年となった今月20日には、「我々は(運動を)やめない」と書かれたプラカードを手にした独立派市民がスペイン当局への抗議デモを行った。

 地元メディアによると、混乱を背景に、今夏のバカンスシーズンは州内の宿泊施設の収益が昨年同期比14%減となるなど、独立問題の余波は今なお続く。

 また、独立への賛成票が圧倒的多数を占めた住民投票後に、会社の法人登録をマドリードなどの州外へ移した企業は、パナソニックや三菱電機などの日系企業の現地法人を含め4000社を超える。法人税は国税のため、州への直接的な打撃はないが、独立問題を巡る混乱は州内への新たな企業進出や投資を妨げる要因となっている。観光産業への影響や企業の流出が進めば、国内総生産(GDP)の約2割を占める豊かなカタルーニャ経済に影響が出かねない。

 独立問題は今も州内の市民を二分。7月20日公表の州政府機関の世論調査によると、独立賛成は46.7%で反対は44.9%と拮抗(きっこう)する。

 昨年の住民投票は、スペイン憲法裁判所が事前に投票の無効を宣告したのを無視する形で行われた。投票を阻止しようとする国家警察が、投票所から市民らを排除する様子がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で拡散され、市民が反発を強めた。投票結果を受けて州議会が独立宣言決議を可決したことで、ラホイ政権(当時)が州の自治権を停止するなどし、混乱が広がった。

 一方、スペイン中央政府は6月、独立派に対し強硬姿勢で臨んだラホイ政権からサンチェス新政権に代わった。新政権は、反逆の罪などで収監された州政府の元幹部らの収監先を、家族と面会しやすいよう州外から州内に移したほか、自治権拡大を問う住民投票の実施も提案。独立交渉は行わないとしつつも、前政権にはなかった配慮を見せて独立派の取り込みを図っている。

 トラ氏は「独立のプロセスは後退させない」と歩み寄る姿勢は見せず、住民投票から1年の1日に行うデモへの参加を呼びかけている。だが、独立に向けた現実的な「次の一手」はなく、手詰まり感が強まっているのが実態だ。州議会では独立派がかろうじて過半数を維持するが、派内では独立強硬派のトラ氏と、サンチェス政権との対話を求めるグループとの温度差が広がっており、独立派の結束は危うくなっている。

 一方、独立運動を主導し現在はベルギーに滞在するプチデモン前州首相は27日、来月に新党を発足させると発表。独立派の結束を図るという。

■スペイン・カタルーニャ自治州の独立問題の経過■

2017年10月1日 独立を問う住民投票。投票率は約43%で独立賛成が9割

     27日 州議会が独立宣言決議を可決。中央政府はプチデモン州首相らの解任、州議会解散などを決定

     30日 プチデモン氏がベルギーに逃れる

  12月21日 州議会選で独立派が過半数維持

18年5月14日 新州首相にトラ氏を選出

    6月2日 新州政府発足で自治権が回復。スペイン下院による中央政府のラホイ首相不信任案可決を受け、サンチェス氏が新首相に就任

    9月3日 サンチェス氏がラジオで自治権拡大を問う住民投票の実施を提案。トラ氏は拒否

2781チバQ:2018/10/02(火) 20:00:22
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3191797.html
仏内相、市長選出馬を理由に辞意表明 大統領は慰留
17:25AFPBB News

仏内相、市長選出馬を理由に辞意表明 大統領は慰留

フランスのエマニュエル・マクロン大統領(右)とジェラール・コロン内相。在バチカンのフランス大使館にて(2018年6月26日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Alberto PIZZOLI

(AFPBB News)

【AFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は1日、ジェラール・コロン内相が市長選への立候補を理由に辞意を表明したのに対し、これを受け入れず慰留した。同国ではここ1か月余りで閣僚2人が既に辞任しており、政権中枢の不安定さが露呈している。

 コロン内相は、大統領に最も忠実な閣僚の一人で、政府の重鎮と目されてきたにもかかわらず、先月になって2020年のリヨン市長選への立候補を理由に内相の職を辞する考えを示唆。以後、直ちに辞職すべきとの圧力にさらされていた。

 大統領府がAFPに語ったところによると、同選出馬表明でコロン内相への批判が集まる中、「マクロン大統領はコロン氏への信頼を改めて示し、国内の治安維持という任務を全うするため、引き続き最大限尽力してほしいと要請した」という。

 コロン氏は内相に起用される前、16年間リヨン市長を務めており、4期目を目指して再出馬するのではないかという臆測が以前から広がっていた。【翻訳編集】AFPBB News

2782チバQ:2018/10/03(水) 15:08:24
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100300263&g=int
フィンランド前首相も名乗り=次期欧州委員長へストゥブ氏
フィンランド


2日、フランスのストラスブールで記者会見するストゥブ欧州投資銀行副総裁(AFP時事)

 【ブリュッセル時事】フィンランド前首相のストゥブ欧州投資銀行副総裁は2日、フランスのストラスブールで記者会見し、2019年秋に任期切れするユンケル欧州委員長の後任に名乗りを上げた。まず11月に、欧州議会最大会派で中道右派の欧州人民党(EPP)の委員長候補への選出を目指す。
 EPPでは、ドイツ出身で会派代表を務める欧州議員のウェーバー氏がすでに立候補を表明している。一方、欧州連合(EU)で英国の離脱交渉を担うバルニエ首席交渉官も委員長ポストへの意欲が取り沙汰されていたが、先月28日にEPP候補者選びに出馬しない意向を明らかにした。(2018/10/03-07:45)

2783チバQ:2018/10/03(水) 20:56:18
https://www.sankei.com/world/news/181003/wor1810030022-n1.html
2018.10.3 17:35

メイ英首相は「前門の虎、後門の狼」 EU離脱交渉で行き詰まり
 英国が来年3月に欧州連合(EU)を離脱するまで半年を切る中、英EU間の物流などが大混乱に陥る「合意なき離脱」の恐れが出てきた。EUはメイ英首相が掲げる「ソフト・ブレグジット(穏健な離脱)」を拒否。メイ氏と与党、保守党内の対EU強硬派との対立も続く。離脱交渉が山場を迎える11月半ばを前に、状況は行き詰まりを見せている。

穏健離脱案を主張

 「EUという『前門の虎』と国内事情という『後門の狼』に挟まれ、身動きができない」。笠原敏彦・長崎県立大教授は、メイ氏の置かれた立場をこう解説する。

 EUとの間でモノの自由取引を続ける穏健な離脱案を主張するメイ氏には、まずEUとの難交渉が立ちはだかる。9月19〜20日にオーストリアのザルツブルクで開かれたEU非公式首脳会議で、メイ氏の離脱案は「機能しない」と27加盟国に一蹴された。メイ氏も「英国に都合の悪い合意であれば合意しない方がよい」と述べ、歩み寄りを拒否している。

 英EU双方は離脱条件などを決める交渉について、10月18日に予定される定例のEU首脳会議での決着を目指してきた。だが、それまでの合意到達はほぼ絶望視され、11月17〜18日に臨時首脳会議を設定することで交渉時間の確保を図る方針だ。

 立命館大の南野泰義教授は「臨時首脳会議が事実上の合意の期限だ」とした上で「合意できなければ、(激変緩和のため離脱後に設ける)移行期間も白紙となり、物流などの混乱は免れない」と指摘する。

党内の強硬派と亀裂

 ジョンソン前外相ら党内の対EU強硬派との亀裂も深刻だ。仮に英国とEUが合意に達しても、英議会での採決で保守党内から多数の造反が出れば否決されかねない。英BBC放送などによると、下院の保守党議員315人のうち約80人はメイ氏の離脱案に反対している。メイ氏は10月3日、党大会の最終日で離脱案への支持を呼び掛けるが「対EU強硬派が簡単に譲歩するとは思えない」と南野氏は話す。

EU、軟着陸の意思も

 一方、メイ氏の離脱案を拒否したEUだが、混乱回避のため離脱交渉を軟着陸に導く意思も垣間見える。EUのトゥスク大統領は9月21日、離脱交渉について「私はすべての関係者にとって好ましい妥協はまだ可能だと確信している」との声明を発表。英国側への歩み寄りを呼びかけた。

 駒沢女子大の弥久保(やくぼ)宏教授は「合意なき離脱はEUにとっても打撃が大きい。メイ首相が党内の強硬離脱派を押さえられれば、合意の最大の課題である英国とアイルランドの国境問題について、移行期間で解決を図るといった妥協案を検討する可能性がある」としている。(板東和正)

2784チバQ:2018/10/04(木) 00:09:07
http://www.afpbb.com/articles/-/3191919
仏マクロン大統領、内相の辞意受諾 政権に打撃
2018年10月3日 12:34 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]
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仏マクロン大統領、内相の辞意受諾 政権に打撃❮ 1/3 ❯ ‹ ›
フランスのエマニュエル・マクロン大統領(右)とジェラール・コロン内相。在バチカンのフランス大使館にて(2018年6月26日撮影)。(c)AFP PHOTO / Alberto PIZZOLI
フランスのエマニュエル・マクロン大統領(右)とジェラール・コロン内相。在バチカンのフランス大使館にて(2018年6月26日撮影)。(c)AFP PHOTO / Alberto PIZZOLI
フランスのジェラール・コロン内相、仏パリの内務省建物内にて(2018年8月24日撮影)。(c)AFP PHOTO / Joël SAGET
フランスのエマニュエル・マクロン大統領(右)とジェラール・コロン内相。在バチカンのフランス大使館にて(2018年6月26日撮影)。(c)AFP PHOTO / Alberto PIZZOLI
【10月3日 AFP】フランス大統領府は3日、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領がジェラール・コロン(Gerard Collomb)内相の辞意を受諾したと発表した。政権にとどまるよう慰留してきたマクロン氏にとって大きな打撃となりそうだ。

 コロン氏はマクロン氏の最側近の一人だったが、先月になって2020年のリヨン(Lyon)市長選への立候補を理由に内相の職を辞する考えを示唆。1日に辞意を表明した。

 コロン氏は来年5月に行われる欧州議会選までは内相職にとどまる意向を示していたが、同氏に対しては関心が既に市長選を向いているとして即刻辞職すべきとの批判が上がっていた。

 仏大統領府は1日、マクロン氏がコロン氏への信頼を示し、辞意を受け入れず慰留したと表明。しかしコロン氏は翌2日、辞任の意思に変わりがないことを示し、フランス政界は混乱に陥っていた。(c)AFP

2785チバQ:2018/10/04(木) 08:59:01
https://www.sankei.com/world/news/181003/wor1810030031-n1.html
2018.10.3 23:47

メイ英首相、EU離脱で結束訴え 保守党大会で強気演説
 【ロンドン=岡部伸】英国のメイ首相は3日、英中部バーミンガムで開催中の保守党大会最終日で演説し、来年3月に控える英国の欧州連合(EU)離脱をめぐって結束するよう訴えた。メイ氏は、EUとモノの自由貿易を続けるという自身のEU離脱案は「(離脱を選択した)国民投票と国益を踏まえた内容だ」と主張。「一丸となれば将来はわれわれの手にある」として支持を求めた。

 メイ氏はEU離脱について、「英国は自由貿易のチャンピオンになる」などと楽観的な見通しを示した。EU側がメイ氏の離脱案を拒否し、交渉が行き詰まっていることに関しては、「(交渉不調となり)『合意なき離脱』に直面しても恐れることはない」「国民投票の結果は裏切れない」と強気の構えを見せた。

 保守党内では、メイ氏を支持する勢力と、EUの規制や関税同盟から完全に離れる「強硬離脱」を唱えるジョンソン前外相らの勢力が対立している。ジョンソン氏は2日に演説し、「今こそ(メイ案を)捨て去るときだ」と述べたものの、具体的な代替案が発表されることはなかった。

 メイ氏は3日の演説で、鉄道や郵便、公益事業の再国有化といった急進左派政策を打ち出す野党、労働党のコービン党首を強く批判。「保守党こそ穏健で国益を第一に考える政党だ」と力説した。

 英BBC放送などによると、メイ氏の離脱案に反対するいずれの勢力も党内で過半数を占めてはおらず、党首交代に至る状況ではない。解散・総選挙となれば、支持率が拮抗(きっこう)している労働党に政権を奪われる可能性もあり、保守党議員の多くは当面メイ氏支持に回るとみられる。

 EU離脱交渉の実質的な期限は11月とされ、合意に至れば12月にも議会採決が行われる可能性がある。

2786チバQ:2018/10/04(木) 18:29:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00000157-jij-eurp
内相辞任、大統領に打撃=政権発足から7人目―仏
10/3(水) 23:05配信 時事通信
 【パリ時事】フランスのコロン内相は3日、リヨン市長選に立候補することを理由に辞任した。

 マクロン大統領は慰留していたが、聞き入れられなかったとみられる。政権発足以降、閣僚の辞任は7人目。政権ナンバー2の内相の辞任は、支持率が低迷する大統領にとって大きな打撃だ。

 コロン内相は、マクロン氏が大統領選への出馬の意向を表明した時からの側近だった。しかし9月、仏メディアに対し「(政権には)謙虚さが足りなかったかもしれない」と発言し、マクロン氏への批判だと受け止められていた。

2787 チバQ:2018/10/05(金) 00:34:33
313 チバQ 2018/10/04(木) 18:17:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000572-san-int
マクロン仏大統領に秋風 相次ぐ有力閣僚辞任
10/4(木) 17:52配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】フランスでマクロン大統領誕生を支えた政権の重鎮、コロン内相が3日、辞任した。閣僚辞職は8月以降、3人目。マクロン氏のワンマンぶりに見切りを付けたとの観測が強く、政権の求心力低下を印象付けた。

 コロン氏は前与党・社会党出身の71歳で、仏第3の都市リヨンの市長を16年務めた。マクロン氏が新党を率いて大統領選に立候補した後、いち早く支持を表明。昨年5月の政権発足に伴い内相となった。現政権は学者や医者など専門家出身閣僚がほとんどで、コロン氏はマクロン氏にモノが言える数少ないベテラン政治家だった。

 辞意表明は9月。2020年の地方選でリヨン市長復帰を目指すと述べた。辞職時期は来年以降としていたが、「いいかげんだ」という野党の反発を受け、前倒しで辞表を提出。マクロン氏は慰留したが、聞き入れなかった。

 2人の関係のひずみは、今夏に表面化した。マクロン氏の私的ボディーガードだった大統領府の警備責任者が、警察に紛れてデモ隊を殴りつけた事件が発端だ。取り巻きの暴走を許したマクロン氏に批判が高まる中、コロン氏は「ギリシャ神話で、自己過信によって神の怒りを買うことを『傲慢』という」と述べ、かばうどころか苦言を呈した。知人の記者に「マクロン氏と率直に話せるのは、私を含めて数人。みんながペコペコして、彼は孤立するだろう」とも述べた。40歳のマクロン氏と48歳のフィリップ首相は、親子ほど年が違う年長のコロン氏の苦言を煙たがったとの報道もある。

 政権では8月、元テレビ記者で国民に人気があったユロ前環境相が辞任。フェンシングの元五輪金メダリスト、フレセル前スポーツ相の辞任が続いた。コロン氏とともに大統領選を支えたグリボー首相府副大臣も、地方選でパリ市長を目指す動きを見せる。

 9月末の調査でマクロン氏の支持率は32%と就任以来、最低だった。3日の別の民間調査では、大統領を「強権的」と見る人が79%。失業改善で成果を上げても人気につながらない。

 フランス国会には大統領に対する不信任制度はなく、任期の22年までは安泰だ。だが、有力側近の相次ぐ政権離脱は、マクロン氏の「孤立」を浮き彫りにした。当面はフィリップ氏が内相を兼任する。

2790チバQ:2018/10/08(月) 19:36:19
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASLB85WMLLB8UHBI11W.html
「家族は男女」とする国民投票が無効 反対派は投票拒否
18:40朝日新聞

「家族は男女」とする国民投票が無効 反対派は投票拒否

ルーマニアの首都ブカレストで7日、国民投票に反対するLGBT人権団体が開いた行事に参加した活動家ら=ロイター

(朝日新聞)

 東欧ルーマニアで6、7の両日、家族を「男女」の結びつきと定義する憲法改正案の是非を問う国民投票が行われ、投票率が21%にとどまって無効となった。投票の大多数が賛成だったが、有効となって法的拘束力が生じる投票率30%に達しなかった。性的少数派(LGBT)の権利を侵害する改正になるため、反対派がボイコットを呼びかけ、影響したとみられる。

 ルーマニアの中央選挙管理委員会によると、開票率98%の段階で、総投票のうち賛成が91・6%、反対が6・4%だった。賛成票は約346万だった。

 ルーマニアでは、すでに民法で同性婚が禁止されている。キリスト教会や保守的な家族観を持つ層が中心になり、運動を行って憲法改正の国民投票にこぎつけた。ドラグネア下院議長率いる与党・社会民主党は、これを支持固めに利用しようとした形だったが、多くの国民が投票に足を運ばなかったことで事実上の「ノー」を突きつけられた。

 憲法改正の反対派は、LGBTに対する差別が助長され、人権重視といった欧州の価値観に反すると主張していた。ルーマニアは、来年上半期に欧州連合(EU)議長国を務める。(サラエボ=吉武祐)

2791とはずがたり:2018/10/09(火) 19:56:38
アメリカとEUが犠牲になってグローバリゼーションの優秀さを示すってのは皮肉だなあ。アメリカは未だ意気軒昂だが中国人もしぶといぞ

2018.10.1 16:00
【緯度経度】
英国のEU離脱、メイ氏の誤算 三井美奈
https://www.sankei.com/world/news/181001/wor1810010023-n1.html
【英EU離脱問題】

 英国の欧州連合(EU)離脱は、双方の合意なしの「破局」が濃厚になってきた。9月19、20の両日、オーストリアのザルツブルクで開かれたEU非公式首脳会議で、メイ英首相の離脱案は「機能しない」と27カ国に一蹴された。離脱は英時間で、来年3月29日午後11時。200日を切った。

 マクロン仏大統領は「英国民は『EUを出れば問題解消。カネも戻る』という連中にあおられた。彼らは嘘つきだと示された」と手厳しかった。英国はポピュリズム(大衆迎合主義)に便乗した。報いを受ける時だ、というのだ。

 EUはいつも内輪もめをしているが、対英交渉では一枚岩を保つ。会議で対英妥協を求める声は皆無。「われわれのやり方は変えない。出ていくなら迷惑をかけるな」という姿勢だ。

 というのも、英国に甘い顔をすれば、反EU派のポピュリストを勢いづけるからだ。来年5月には欧州議会選が控えている。そうでなくても、トランプ米政権が地球温暖化、貿易、安全保障で米欧同盟をひっくり返してしまった。移民やテロ対策、中東外交など喫緊(きっきん)の問題が重なり、EUが結束して危機に対処すべき時に、「出ていく」という国のわがままに付き合う余裕はない。

 メイ首相の離脱案は、「モノの自由貿易圏」構築を掲げた、いわゆる「ソフト離脱」だ。サービスが移動する単一市場には入らず、物品貿易だけEUルールに添って続けるという内容だ。一見、緻密に構築されていても、EUには「人もモノも域内は自由に往来する分、域外との国境管理は厳格に」という大原則があるから、話にならない。オランダのルッテ首相は「英国のために、4億人超のEU市場を犠牲にしてはいけない」と冷淡だった。少し前まで、英国の盟友だった人物だ。

 実は、今の欧州大陸は、英国がなくても痛みを感じない。ユーロ導入とシェンゲン協定の発足で「単一通貨、国境なき欧州」が定着したが、英国はどちらも不参加。パリからロンドンに渡ると、入国審査の順番待ちやポンド両替が面倒で、EU非加盟のスイスに行く方がずっと楽なのだ。シェンゲン協定圏内だから入国審査がなく、国際列車にすぐ乗れる。大陸欧州は制度面ではすでに英国と切り離されており、「破局」への危機感に乏しい。7年前の債務危機で、ユーロ圏が「ギリシャ離脱か」と大騒ぎしたときとは全く違う。

 英政界でEU離脱をめぐる混乱が続く中、大陸欧州では静かに準備が進む。

 欧州最大のオランダ・ロッテルダム港は9月、内外の記者を集め、新たな税関手続きを説明。「要員は100人増員し、万一の『破局』離脱に対応できるよう準備中だ」とアピールした。ブリュッセルでは早くも、3月に指名される「EUの駐英大使」の人事争いが話題になっている。

 来年3月末の離脱には、11月と12月のEU首脳会議がタイムリミット。高い外交力を誇った英国も離脱問題で消耗し、いまは地盤沈下が著しい。

 メイ首相は最近、「EU離脱後、英国の法人税率はG20(20カ国・地域)で最低にする」と言い出した。国ごと「大きなタックスヘイブン(租税回避地)」にするのが次の国家戦略なら、英国も堕ちたものである。(パリ支局長)

2792チバQ:2018/10/11(木) 11:42:53
https://www.sankei.com/world/news/181010/wor1810100036-n1.html
2018.10.10 22:53

英、自殺予防担当相を新設 ドイルプライス氏

 英政府は9日、自殺者を減らすため「自殺予防担当相」を新設し、ジャッキー・ドイルプライス氏を充てると発表した。英メディアによると、自殺予防担当相の設置は世界的にも珍しいという。

 ドイルプライス氏は自治体や専門家らと協力し、各自治体の自殺予防計画の実効性などを点検する。

 政府はまた、自殺を考えている人たちからの相談を受ける団体の活動を援助すると表明した。

 英国ではイングランドだけで年間約4500人が自殺しており、45歳未満の男性の主な死因の一つとなっている。

 政府は今年、孤独を感じることによる健康被害に取り組むため「孤独担当相」を設置した。(共同)

2793チバQ:2018/10/13(土) 09:31:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00000003-jij_afp-int
英王女、挙式で手術痕隠さず ネットで称賛の声 巨額費用に批判も
10/13(土) 8:04配信 AFP=時事
英王女、挙式で手術痕隠さず ネットで称賛の声 巨額費用に批判も
傷痕を隠さず背中の開いたドレスを着用し、英ウィンザー城での挙式会場に到着したユージェニー王女(2018年10月12日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の孫娘、ユージェニー王女(Princess Eugenie、28)が12日、ワイン実業家のジャック・ブルックスバンク(Jack Brooksbank)さん(32)と挙式した際、子どもの時に背中に受けた手術による細長い傷痕をあらわにしたドレスを着用したことに対し、ソーシャルメディアで称賛の声が上がっている。

【写真20枚】背中の開いたドレスを着たユージェニー王女や式の参列者など

 バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)はこのドレスについて「12歳の時に脊柱側湾(そくわん)症を治す手術を受けたユージェニー王女の特別な要請」を受けたものだったとしている。

 ユージェニー王女は英テレビ局ITVのモーニングショーでの録画インタビューで「美のあり方を変えることも、人に傷痕を見せることもできると思う。そのために立ち上がることはとても特別なことだと思う」と語った。

 2人の挙式は祝福する大勢の人に見守られた一方で、王室結婚式の巨額の費用への不満と、ユージェニー王女の公人としての役割を疑問視する見方が影を落とした。

 新聞各紙はここ数週間にわたり、式の警備費として200万ポンド(約2億9500万円)の税金が使用されることに不満を表明。ユージェニー王女が、ヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)と同じようにウィンザー城周囲を馬車でパレードすることを要求していなければ、費用が節約できただろうと指摘した。

 また英BBCは、挙式の視聴率が低くなる可能性があるとして生中継しないと決めたため、バッキンガム宮殿をいら立たせたと報じられている。

 代わりに生中継したITVでは、この日の強風が話題になり、到着した参列者が風のため帽子を押さえたり、モーニングコートを調えたりする様子が長い時間、映しだされた。司会者の1人は「残念なことに、結婚式のための髪の毛がまとまる日ではないですね」と話した。【翻訳編集】 AFPBB News

2794チバQ:2018/10/13(土) 23:55:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00000051-mai-eurp
<ドイツ>バイエルン州議会選、保守政党の支持率低迷
10/13(土) 19:15配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介】ドイツ南部バイエルン州の州議会選挙が14日、投開票される。同州は現在、メルケル政権を支える保守政党・キリスト教社会同盟(CSU)が率いるが、難民・移民政策を巡る政権の混乱から支持率は低迷。州議会単独与党の地位を維持するのは困難と見られている。CSUが大敗すれば、メルケル政権の基盤が大きく揺らぐことになる。

 CSUは戦後、一時期を除き同州与党の座を維持。国政ではメルケル氏の国政第1党・キリスト教民主同盟(CDU)と統一会派を組み、自動車産業と農家の利益保護を主張。保守的な州の世論を代弁してきた。

 2013年の前回州選挙で、CSUはメルケル政権下での好景気を背景に約48%の得票率を確保し、単独与党になった。

 だが、15年の欧州難民危機でメルケル氏が中東などから100万人以上の難民申請者を受け入れたことで状況は一変した。昨年9月の連邦議会(下院)選挙では、排外的な保守政党「ドイツのための選択肢」(AfD)がCDU・CSUの保守基盤に食い込み、野党第1党になった。

 これに対応しようと、CSUのゼーホーファー党首は3月、連邦政府の内相に就任すると「イスラム教はドイツの一部ではない」と公言。7月にはメルケル氏に政権離脱をほのめかし強硬な難民抑制策を求めた。

 こうした強硬姿勢にCSUを支持してきた中道支持層は反発。左派系の環境保護政党「緑の党」に支持が流れた。

 CSUが史上最低の得票率に沈めば、保守強硬路線を進めたゼーホーファー内相の責任問題に発展することは確実だ。メルケル氏も今月28日、党首を務めるCDUが政権を担う西部ヘッセン州の州議会選挙を控える。相次いで敗北すれば、12月に党首再選を目指すメルケル氏は厳しい立場に置かれる。

2795チバQ:2018/10/14(日) 22:35:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181014-00000018-asahi-int
ドイツ「保守の牙城」で異変 与党、歴史的大敗の見通し
10/14(日) 11:58配信 朝日新聞デジタル
ドイツ「保守の牙城」で異変 与党、歴史的大敗の見通し
地図
 ドイツ政治の保守の牙城(がじょう)、南部バイエルン州で異変が起きている。14日にある州議会選挙で、これまで単独過半数を占めてきたメルケル政権の与党が大幅に議席を減らし、緑の党などとの連立協議を余儀なくされる見通しだ。難民政策や連立与党内の迷走が影響した格好で、批判の矛先がメルケル首相に向かう可能性もある。

【写真】支持率の高まりを受けて盛り上がる「緑の党」の選挙集会=11日、ミュンヘン、高野弦撮影

 「長く、険しい選挙運動だった」。バイエルン州議会で現在、単独過半数を占めるキリスト教社会同盟(CSU)のゼーダー州首相は12日の記者会見で苦渋の表情を浮かべた。

 CSUは戦後の50年以上にわたって同州議会で単独過半数を占めてきた。保守的な農村やカトリック社会と密接なつながりを持ち、王国が長く続いたバイエルンの独自政党として存在感を示してきた。州内では、メルケル首相が党首の姉妹政党キリスト教民主同盟(CDU)は活動せず、事実上、CDUの「州支部」のような役割も担う。

 今回の選挙でCSUは歴史的な敗北を喫する見通しだ。2003年選挙の得票率は6割を上回ったが、公共放送ARDの直近の世論調査で支持率は33%に低迷。単独過半数には遠く及ばない。

 支持を広げているのが、新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」。難民排斥を訴え、同州議会で初の議席を獲得する見通しだ。ただ、AfDの支持率はまだ10%程度で、昨年9月にあった総選挙の全国得票率を下回る。むしろ、目をひくのが開放的な難民政策と親欧州政策を掲げる緑の党だ。支持率は18%と第2政党につける勢いで、9%弱だった前回州選挙の得票率から躍進する見通しだ。

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00000071-mai-eurp

<独バイエルン州議会選>高学歴化、緑の党に支持
10/13(土) 21:10配信 毎日新聞
<独バイエルン州議会選>高学歴化、緑の党に支持
独ミュンヘン大学のフェルディナント・クラマー教授=本人提供
 ドイツ南部バイエルン州の地域政党ながら、国政にも大きな影響力を持ってきたキリスト教社会同盟(CSU)。現在抱える問題の背景などについて、ミュンヘン大のフェルディナント・クラマー教授(バイエルン史)に聞いた。【聞き手・中西啓介】

 --バイエルン州でCSUが支持されてきたのはなぜですか。

 ◆紀元550年ごろにはバイエルン公領が存在した。バイエルンは19世紀には王国として存続した。独自国家としての伝統があった。それ故に、今も国政で地方の権限強化を求めるCSUの主張が支持されている。

 --1990年の東西ドイツ統一はどのような影響を与えたのでしょうか。

 ◆連邦州が増えたことにより、連邦政府があるベルリンに権力の集中が進んだ。連邦政府の力が強くなるよう憲法も改正された。それが新たな摩擦として顕在化した。(独自の主張を貫こうとする)バイエルンの姿勢が際立った。

 --CSUやバイエルンはどのように変化しましたか。

 ◆かつてのCSUは故フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス氏のような「たたき上げ」の大物がいる政党だった。彼は肉屋の息子だったが、連邦財務相や州首相を務めた。現在は農村部でも高学歴化が進む。大学のある地域などでは環境問題に積極的な緑の党が支持を広げている。一方で、旧東独からの移住者など大規模な人口の流入が続き、伝統的なキリスト教的価値観による結束が弱まった。

2796チバQ:2018/10/15(月) 10:22:24
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018101500118&g=int
ドイツ州議会選、与党が歴史的大敗=メルケル氏の退潮拍車
連立政権 メルケル


ドイツ南部バイエルン州議選で大敗したキリスト教社会同盟(CSU)党首のゼーホーファー内相=14日、ミュンヘン(AFP時事)

 【ベルリン時事】ドイツ南部バイエルン州議会選が14日、投開票され、同州を地盤とする国政与党の一角、中道右派・キリスト教社会同盟(CSU)が歴史的大敗を喫した。メルケル首相が主導した2015年からの寛容な難民政策への批判が表面化した形で、メルケル氏の退潮に拍車が掛かり、大連立政権の先行きにも暗雲が漂っている。

反難民政党、支持率2位に=政権の混乱影響か-独

 暫定開票結果によると、CSUの得票率は37.2%と、13年の前回47.7%から急落。68年ぶりの低水準となった。第1党は維持したものの単独過半数を失い、州政府を継続するためには2位の緑の党など主義主張が異なる政党との連立協議を迫られる。国政与党の中道左派・社民党の得票率も9.7%と前回から半減し、過去最低に落ち込んだ。
 メルケル氏のキリスト教民主同盟(CDU)は、地域性が強いバイエルン州では候補を出さず、姉妹政党のCSUに一任している。
 バイエルン州は南方からの難民の玄関口で、難民を嫌うCSUの支持層の票が排外政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に流れ、AfDは今回の州議選で初めて議席を獲得した。得票率は10.2%で第4党。危機感を覚えたCSUは難民への強硬姿勢を強調したが、逆に穏健派支持層の離反と緑の党の躍進を招いた。(2018/10/15-10:08)

2798チバQ:2018/10/15(月) 14:59:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00000059-reut-eurp
ルクセンブルク議会選、与党3党が過半数維持へ 連立の行方は不透明
10/15(月) 14:15配信 ロイター
ルクセンブルク議会選、与党3党が過半数維持へ 連立の行方は不透明
 10月14日、投開票されたルクセンブルクの議会選挙は、ベッテル首相率いるリベラル系の民主党など連立与党3党が政権維持に必要な犠牲を辛うじて獲得する見通しだが、中道右派のキリスト教社会党(CSV)が政権に復帰する可能性も残されている。写真はメディアの質問に答えるベッテル首相。9月にザルツブルクで撮影(2018年 ロイター/Lisi Niesner)
[ルクセンブルク 14日 ロイター] - 14日に投開票されたルクセンブルクの議会選挙は、ベッテル首相率いるリベラル系の民主党など連立与党3党が政権維持に必要な犠牲を辛うじて獲得する見通しだが、中道右派のキリスト教社会党(CSV)が政権に復帰する可能性も残されている。

事前の世論調査では、欧州委員会のユンケル委員長が19年間率いたCSVの政権復帰が予想されていた。

90%以上の票の集計結果を踏まえた放送局RTLの予測によると、CSVは単独で第1党となる公算が大きいが、議席数は減る見通し。

ベッテル首相の民主党の議席数は変わらない見通し。連立を組む社会労働党(LSAP)は議席を減らすものの、緑の党は議席を増やす見通しだ。

連立与党全体としては定数60の議会で過半数の31議席を確保する見通しだが、CSVは与党3党のいずれかと連立を組めば政権に復帰できる可能性もある。

CSVは2013年の選挙で政権を明け渡した。CSVの下野は第2次世界大戦後では2回にとどまっている。

2799チバQ:2018/10/15(月) 15:02:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00000015-mai-eurp
<独州議会選>与党CSU大敗 メルケル政権に影響
10/15(月) 10:31配信 毎日新聞
<独州議会選>与党CSU大敗 メルケル政権に影響
選挙結果を受けスピーチするCSUのゼーホーファー党首=ドイツ南部ミュンヘンで14日、AP
 【ベルリン中西啓介】ドイツ南部バイエルン州議会選挙が14日、投開票された。独公共放送ARDの得票予測によると、メルケル政権を支える州の保守系地域政党・キリスト教社会同盟(CSU)は大敗し、単独与党の座を失うことが確実になった。CSU党首のゼーホーファー連邦政府内相は、厳格な難民抑制策に固執し党勢維持を目指したが、中道、保守のいずれからの得票も減らしたとみられる。求心力低下が目立つメルケル政権の先行きに影響しそうだ。

 ARDの暫定得票率予想(14日夜時点)は▽CSU37.4%(前回比10.3ポイント減)▽左派系環境政党・緑の党17.7%(同9.1ポイント増)▽州の権限強化を求める地域政党・自由な有権者11.5%(2.5ポイント増)--など。反難民・反イスラムを訴える保守政党「ドイツのための選択肢」(AfD)も10%程度を得る見通しで、州議会初進出を確実にした。

 CSUは国政で、メルケル首相が党首の国政第1党・キリスト教民主同盟(CDU)と統一会派を組む。今回の選挙では、これまでの支持者のうち、中道の若者票を州内での行政実績が豊富な緑の党に、イスラム教徒の難民受け入れに反対する保守票をAfDに奪われたとみられる。保守基盤を守りたいゼーホーファー氏は欧州連合(EU)との協力を重視するメルケル氏に対し、独自の難民入国阻止策を求めてきたが、キリスト教的な助け合い精神が根強い世論を読み違え失速につながった。

 CSUのゼーダー州首相は選挙戦について「(中央政府の)対立は誰の役にも立たなかった」と述べ、相次ぐ国政与党の内紛が党の弱体化につながったとの考えを示した。CSUは州の第1党のままだが、主張に隔たりのある党との連立を余儀なくされ交渉は難航するとみられる。

 ゼーホーファー氏に党首や内相の辞任を求める声が強いが、本人は「責任を全うする」として続投の意向を表明。与党の国政第2党・社会民主党(SPD)には今回の選挙を「政治混乱を招いたゼーホーファー氏への審判」と見る向きが強く、閣内に残留すれば政権のさらなる火種になりそうだ。

2800とはずがたり:2018/10/16(火) 19:28:44
メルケル独首相に迫る危機 「惨敗」の影響、広く欧州に
https://www.asahi.com/articles/ASLBH1T42LBHUHBI001.html
ベルリン=高野弦 パリ=疋田多揚、ローマ=河原田慎一2018年10月16日18時19分

 「この半年に起きたことが、有権者の怒りを買ったと感じている」。バイエルン州のゼーダー州首相は14日、自身も所属するキリスト教社会同盟(CSU)が1950年以来、68年ぶりの低い得票率となった選挙結果を受けてこう語った。

 保守の牙城だった南部バイエルン州の州議会選挙で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と連立を組むCSUが歴史的敗北を喫した。この半年、連立政権内でCDUとCSUの対立が頻発したことが背景にあり、メルケル政権の足元はおぼつかなくなっている。

 何が支持者の離反を招いたのか。

 昨年9月の総選挙で新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の台頭に脅威を感じたCSU党首のゼーホーファー内相は、右翼寄りの政策や言動を繰り返した。6月には、国境で難民を追い返す強硬策を打ち出してメルケル首相と対立。あわや連立崩壊の危機にまで追い込んだ。9月には、極右寄りと受け止められる発言をした情報機関のトップをゼーホーファー氏がかばい、その人事をめぐって連立与党の執行部が対立。いったん決めた人事が世論の反発を受けて覆る失態も演じた。

 こうした有権者不在の「内輪もめ」と、CSUの「右傾化」が支持者離れの大きな要因だ。一方、政策をコピーされた形のAfDは「CSUが口約束したことを、われわれが実行する」と選挙戦で訴え、支持を広げた。

 CSUは今後、同州ですでに議席があり、政策が比較的近い地域政党の「自由な有権者」と連立交渉を進める見通しだ。

連立組む与党も惨敗
 連立政権内の対立の影響は、州レベルにとどまらず、政権の足元を揺るがし始めている。

 9月にあったCDU・CSUの連邦議会での統一会派代表(院内総務)選では、メルケル氏の腹心で、13年間も同ポストを務めたカウダー氏が無名の議員に敗れた。議員らによる政権執行部への「警告」と受け止められた。

 11日に発表された公共放送ARDの世論調査では、両党の支持率は26%と過去最低を記録した。「メルケル氏はもやは過去3期のように盤石ではない」(ショイブレ連邦議会議長)との見方が広がりつつある。

 12月には2年に1度のCDUの党首選があるが、メルケル氏以外に3人が立候補の意思を表明。メルケル氏の再選は堅いとみられているが、28日に予定されるヘッセン州の州議会選挙の結果次第では、予断を許さない状況になりそうだ。CDUのクランプカレンバウアー幹事長は14日、「2週間後の選挙に全力を注ぐ」と語った。

 今回の州議会選挙では、中央政権で連立を組む社会民主党(SPD)の得票率がほぼ半減し、第2党から第5党に転落した。全国の世論調査でも、緑の党、AfDの後塵(こうじん)を拝した。SPDのナーレス党首は会見で「ひどい結果の理由のひとつは、ベルリンでの連立政権のひどいパフォーマンスにある」と語った。今年3月の連立政権の発足時から党内にある連立反対の声が高まる可能性がある。

 投票日の前に朝日新聞の取材に応じた緑の党のハーベック党首は「ゼーホーファー氏が混乱の責任をとって党首や内相を辞めない場合、SPD内からの連立離脱を求める声が再び高まるだろう」との見方を示した。(ベルリン=高野弦)

沸き返る欧州右翼
 既存の中道政党の退潮は、来年5月の欧州議会選を前に、欧州の他の右翼政党を勢いづかせている。

 フランスの右翼「国民連合」(旧国民戦線)のマリーヌ・ルペン党首は15日、「AfDの力強さを見れば、来年5月の欧州議会は(既存勢力の)バランスが大きく崩れることがわかるだろう」とツイート。反移民で立場が似通うAfDの躍進を歓迎した。イタリアの右派「同盟」党首のサルビーニ副首相も14日、「独与党の歴史的敗北で多くのAfDの友人が議会入りする。さよならメルケル!」とツイッターに投稿した。

 欧州では9月のスウェーデン総選挙で反移民を掲げる政党が躍進するなど、右翼が既存政党の議席を奪うケースが目立つ。イタリアでは「同盟」の支持率は今月の世論調査でトップの33%に達した。国民連合も9月の仏世論調査で、欧州議会選での投票先として21%の支持率を得ており、マクロン大統領の与党「共和国前進」(21・5%)に匹敵している。ルペン氏とサルビーニ氏は今月8日、ローマで会談し、欧州議会選に向けて共闘することを確認した。反移民や欧州連合(EU)懐疑主義の勢力を結集させる考えだ。(パリ=疋田多揚、ローマ=河原田慎一)

2802とはずがたり:2018/10/16(火) 20:12:40
>>2801
戦後の欧州政治を担ってきた二大政党のうち、保守系は下り坂とはいえ、いまなお3割を超える支持を集める党が少なくない。なぜ社民勢力だけが振るわないのか。

アカデミズムの世界には、さまざまな仮説がある。08年に始まった米リーマン・ショックと、それに続く債務危機でEU各国は財政再建に動いた。金看板だった福祉政策に使うカネがなくなり、有権者が離反した。

欧州統合という域内グローバル化で価値観の多様化や雇用の規制緩和が進み、票田である労働組合の加入率が下がった。長い伝統が「古くさい」というイメージにつながり、新鮮さを求める有権者が環境政党などに流出した。そのうえリベラル化し、左派寄りになった保守系政党にも票を奪われた。

だが最大の敗因は、目指すべき方向を見失い政策が定まらないことだろう。例えばオーストリア社会民主党。当初は「寛容な難民政策」を掲げていたが、反移民機運が盛り上がると社会の説得に回るのではなく、沈黙する道を選んだ。

ドイツ社民党は「所得の再配分」をうたいながら何の手も講じない。メルケル首相の与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立で財務相ポストを保守の重鎮ショイブレ氏から奪っただけで満足し、路線変更はなかった。

党勢が衰えるなか、執行部はリスクを取らずに手堅く党を運営しようとする。「思い切った政策を打ち出して党が分裂するのを恐れている」とドイツ社民党の地方幹部は明かす。つまり組織防衛と私利私欲。社会改革が党是だったのにいつのまにか既得権益を守ることに明け暮れ、ポストに群がる。このままでは有権者はますます失望し、支持率がさらに下がるという悪循環に陥る。

中道左派は多くの国民が共鳴する理想を掲げた場合だけ政権をとることができる――。その定石を忘れたかのようだ。保守系政党は「現状維持」でもいいが、イデオロギーから出発した社民勢力は強力な目標がないと前に進まない。福祉国家、東西和平、構造改革。欧州を変えたスローガンが昔はあったが、いまは見当たらない。

「欧州統合を掲げるしかない」との声が広がる。欧州の先行きが危ういからこそ「統合」にこだわるべきだ、というわけだ。フランスでは社会党政権の閣僚だったマクロン大統領が新興政党「共和国前進」を立ち上げ、親欧派をうたう。これがモデルケースになるかもしれない。もともと左派政党は国際連携を重んじるという素地もある。

改革精神で他の政党に後れをとっているようでは未来はひらけない。19年5月の欧州議会選が迫る。まずは自己改革。目が覚めなければ惨敗だろう。すなわち社会民主主義の終わりの始まりである。

赤川省吾(あかがわ・しょうご)
 日独で育ち、ドイツ銀行フランクフルト本店などでの研修生勤務を経て1994年入社。07年から欧州駐在。冷戦期から欧州を知り、旧共産圏を含めた地域全体の政治・経済・芸術に精通する。ベルリン自由大で修士号(政治および戦後ドイツ史)。現在は編集委員の傍ら、同大付設オットー・ズーア政治学研究所に在籍。

2803チバQ:2018/10/16(火) 21:55:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1810160033.html
フランス内閣改造 内相後任、大統領の「身内」起用で収拾図る
20:39産経新聞

 【パリ=三井美奈】フランス大統領府は16日、内閣改造を発表し、与党「共和国前進」代表、クリストフ・カスタネール氏(52)が内相に就任した。難航した内相人事で、マクロン大統領は、選挙参謀だった「身内」起用により収拾を図った。

 カスタネール氏は昨年5月、新政権発足に伴い政府報道官に就任。同年11月、党代表に転身した。

 マクロン政権では今月3日、社会党出身の重鎮、コロン前内相が辞任。保守系「共和党」出身のフィリップ首相との不仲が取り沙汰された。今夏以降、コロン氏を含めて3閣僚が辞任しており、閣内対立を露呈した。

 内相は「内閣ナンバー2」とされる重要ポスト。「中道結集」を掲げるマクロン大統領は、新内相に野党の大物を起用して、体制引き締めを図るとの観測があった。結局、腹心のカスタネール氏に頼らざるを得ず、政界での求心力低迷を印象付けた。カスタネール氏は来年の欧州議会選に向け、党勢拡大を進めているさなかだった。

 内相人事に10日以上を要したのは、「1958年に現在の共和制が発足して以来、初めて」(フィガロ紙)の異例事態。

2804チバQ:2018/10/16(火) 22:05:08
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-181015X228.html
メルケル大連立政権に暗雲=州議選大敗、既存政党が弱体化―ドイツ
10月15日 23:15時事通信

 【ベルリン時事】14日に行われたドイツ南部バイエルン州議会選で、国政与党としてメルケル政権を支える中道右派・キリスト教社会同盟(CSU)と、中道左派・社民党が歴史的大敗を喫した。鮮明になったのは、戦後独政界を牛耳ってきた既存政党の弱体化だ。両党が参加するメルケル首相の大連立政権の求心力低下が一層進み、政権の行方には暗雲が漂っている。

 メルケル氏が党首のキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党で、同州を地盤とするCSUの得票率は約37%と、68年ぶりの低水準に沈んだ。第1党は維持したものの過半数には遠く及ばなかった。1962年以降、州議会で単独過半数を失ったのは2008年からの1期のみで、CSU所属のゼーダー州首相は「非常に厳しい」結果だと表明した。

 選挙から一夜明けた15日、メルケル氏はベルリンでの産業界との会合で「政治家への信頼が失われた結果」と敗北を率直に認めた。ただ「首相として、信頼回復に努める」と強調し、首相にとどまる意欲を示した。

 一方、前身政党も含め155年の歴史を持ち、幾多の大物政治家を輩出してきた社民党は得票率で第5党に沈んだ。2位の緑の党や、4位の排外政党「ドイツのための選択肢」(AfD)などにも及ばず、社民党のナーレス党首は「(国政の)大連立の先行きは、今後数カ月で決まる」と述べ、現在の枠組みを維持するかを検討する方針を示した。

 大きな争点は難民政策だったが、難民に融和的な緑の党は躍進した。「反難民」のみが得票につながったのではなさそうだ。

 また、3位の「自由な有権者」は全国組織が09年に、4位のAfDは13年にそれぞれ結党された新興政党で、いずれも既存政治と距離を置く。ウェルト紙によると、60歳以上の45%がCSUに投票した一方、59歳以下は31%にとどまり、若年から中堅世代が伝統的政党から離れている傾向がうかがえる。

 28日に行われるヘッセン州議会選でも、CDUの敗戦は濃厚な情勢だ。結果次第では、3月に第4次政権を発足させたばかりのメルケル氏退陣や総選挙を求める圧力が一段と強まる可能性もあり、政権の混迷は続く見通しだ。

2805とはずがたり:2018/10/16(火) 23:11:29

メルケル独首相に迫る危機 「惨敗」の影響、広く欧州に
https://www.asahi.com/articles/ASLBH1T42LBHUHBI001.html
ベルリン=高野弦 パリ=疋田多揚、ローマ=河原田慎一2018年10月16日18時19分

 「この半年に起きたことが、有権者の怒りを買ったと感じている」。バイエルン州のゼーダー州首相は14日、自身も所属するキリスト教社会同盟(CSU)が1950年以来、68年ぶりの低い得票率となった選挙結果を受けてこう語った。

 保守の牙城だった南部バイエルン州の州議会選挙で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と連立を組むCSUが歴史的敗北を喫した。この半年、連立政権内でCDUとCSUの対立が頻発したことが背景にあり、メルケル政権の足元はおぼつかなくなっている。

 何が支持者の離反を招いたのか。

 昨年9月の総選挙で新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の台頭に脅威を感じたCSU党首のゼーホーファー内相は、右翼寄りの政策や言動を繰り返した。6月には、国境で難民を追い返す強硬策を打ち出してメルケル首相と対立。あわや連立崩壊の危機にまで追い込んだ。9月には、極右寄りと受け止められる発言をした情報機関のトップをゼーホーファー氏がかばい、その人事をめぐって連立与党の執行部が対立。いったん決めた人事が世論の反発を受けて覆る失態も演じた。

 こうした有権者不在の「内輪もめ」と、CSUの「右傾化」が支持者離れの大きな要因だ。一方、政策をコピーされた形のAfDは「CSUが口約束したことを、われわれが実行する」と選挙戦で訴え、支持を広げた。

 CSUは今後、同州ですでに議席があり、政策が比較的近い地域政党の「自由な有権者」と連立交渉を進める見通しだ。

連立組む与党も惨敗
 連立政権内の対立の影響は、州レベルにとどまらず、政権の足元を揺るがし始めている。

 9月にあったCDU・CSUの連邦議会での統一会派代表(院内総務)選では、メルケル氏の腹心で、13年間も同ポストを務めたカウダー氏が無名の議員に敗れた。議員らによる政権執行部への「警告」と受け止められた。

 11日に発表された公共放送ARDの世論調査では、両党の支持率は26%と過去最低を記録した。「メルケル氏はもやは過去3期のように盤石ではない」(ショイブレ連邦議会議長)との見方が広がりつつある。

 12月には2年に1度のCDUの党首選があるが、メルケル氏以外に3人が立候補の意思を表明。メルケル氏の再選は堅いとみられているが、28日に予定されるヘッセン州の州議会選挙の結果次第では、予断を許さない状況になりそうだ。CDUのクランプカレンバウアー幹事長は14日、「2週間後の選挙に全力を注ぐ」と語った。

 今回の州議会選挙では、中央政権で連立を組む社会民主党(SPD)の得票率がほぼ半減し、第2党から第5党に転落した。全国の世論調査でも、緑の党、AfDの後塵(こうじん)を拝した。SPDのナーレス党首は会見で「ひどい結果の理由のひとつは、ベルリンでの連立政権のひどいパフォーマンスにある」と語った。今年3月の連立政権の発足時から党内にある連立反対の声が高まる可能性がある。

 投票日の前に朝日新聞の取材に応じた緑の党のハーベック党首は「ゼーホーファー氏が混乱の責任をとって党首や内相を辞めない場合、SPD内からの連立離脱を求める声が再び高まるだろう」との見方を示した。(ベルリン=高野弦)

沸き返る欧州右翼
 既存の中道政党の退潮は、来年5月の欧州議会選を前に、欧州の他の右翼政党を勢いづかせている。

 フランスの右翼「国民連合」(旧国民戦線)のマリーヌ・ルペン党首は15日、「AfDの力強さを見れば、来年5月の欧州議会は(既存勢力の)バランスが大きく崩れることがわかるだろう」とツイート。反移民で立場が似通うAfDの躍進を歓迎した。イタリアの右派「同盟」党首のサルビーニ副首相も14日、「独与党の歴史的敗北で多くのAfDの友人が議会入りする。さよならメルケル!」とツイッターに投稿した。

 欧州では9月のスウェーデン総選挙で反移民を掲げる政党が躍進するなど、右翼が既存政党の議席を奪うケースが目立つ。イタリアでは「同盟」の支持率は今月の世論調査でトップの33%に達した。国民連合も9月の仏世論調査で、欧州議会選での投票先として21%の支持率を得ており、マクロン大統領の与党「共和国前進」(21・5%)に匹敵している。ルペン氏とサルビーニ氏は今月8日、ローマで会談し、欧州議会選に向けて共闘することを確認した。反移民や欧州連合(EU)懐疑主義の勢力を結集させる考えだ。(パリ=疋田多揚、ローマ=河原田慎一)

2806チバQ:2018/10/17(水) 16:46:11
https://www.asahi.com/articles/ASLBJ5TKXLBJUHBI031.html
苦境マクロン氏、内閣改造 腹心去り、求心力低下あらわ
パリ=疋田多揚2018年10月17日13時22分
 フランスのマクロン政権が16日、内閣を改造した。マクロン大統領の腹心だったコロン前内相が政権を去って2週間。側近で与党「共和国前進」党首のカスタネール氏(52)がようやく後任に決まった。改造では入閣の打診が断られるなど、マクロン氏の求心力の低下が浮き彫りとなった。

 カスタネール氏は、2016年にマクロン氏が大統領選に立候補を表明した時から支えてきた数少ない側近で、政権発足直後は報道官を担った。内相は治安や移民政策を担う要職だが、コロン氏の辞任以来、フィリップ首相が兼務する異例の事態が続いていた。

 改造では、文化相や農相など主要閣僚4人を入れ替えた。仏紙フィガロなどによると、中道右派のシラク政権で農相を務めたビュスロ氏や、社会党員で前首相のバルス氏に近いクラン氏に入閣を打診したが、いずれも固辞されたという。

 マクロン氏は16日夜、国民向けテレビ演説で「私の態度や率直な物言いを不快に思う人もいたかもしれない。批判は聞こえている」と語りかけた。コロン氏に「謙虚さ」が足りないと指摘され、支持率が30%前後に低迷するだけに低姿勢を強調。「私の羅針盤は、大統領選の時にみなさんからもらった信頼だけだ」と改めて支持を呼びかけた。(パリ=疋田多揚)

2807チバQ:2018/10/17(水) 16:46:52
https://www.sankei.com/world/news/181017/wor1810170006-n1.html
メイ英首相が妥協案、閣僚から理解も EU離脱後のアイルランド国境問題などで
2018.10.17 00:57
英EU離脱問題

英首相官邸を出るメイ首相=15日、ロンドン(ゲッティ=共同)
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 【ロンドン=岡部伸】英国の欧州連合(EU)離脱交渉で、メイ英首相は16日、閣議を開き、離脱後のアイルランド国境問題の妥協案などについて協議した。

 英国はEU側に、英領北アイルランドを離脱後もEU経済圏に残すことを認める代わりに2021年末まで英国全体をEU関税同盟に残す妥協案を提案してきた。EU側は英国が関税同盟に残留する期間を「無制限」であるべきだと主張していたが、15日付の英紙デーリー・テレグラフによると、英国とEUのこれまでの集中協議で期間を「当面」とする方針を実務レベルで取りまとめた。だが、「当面」とする方針について一部の閣僚の支持を得られないことを恐れたメイ氏が直前で発表に待ったをかけ、暫定合意の公表が見送られていた。

 英ガーディアン紙(電子版)などによると、メイ氏は2時間半に及ぶ16日の閣議で、英国全体を関税同盟に残す案について「暫定的」などと説明し、閣僚からの理解を得たもようだ。メイ氏は「共に立ち上がり団結すれば、難局を乗り切れる」などと大詰めの交渉に向けて意欲を語ったという。

 期限なしで関税同盟に残れば、離脱後もEU規則に従い、独立性が失われると反発していた強硬離脱派の閣僚が辞意を表明することなかった。合意の壁とも指摘されていた閣内対立を回避し、EUとの交渉が前進する可能性もある。

2808チバQ:2018/10/18(木) 09:26:50
https://mainichi.jp/articles/20181017/k00/00m/030/084000c
関連ニュースはこちら 英EU離脱交渉
アイルランド問題が最後の障害
毎日新聞2018年10月16日 20時14分(最終更新 10月17日 06時34分)

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アイルランド
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欧州
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政治プレミアタイムライン

北アイルランドの位置
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 【ロンドン矢野純一、ブリュッセル八田浩輔】英国の欧州連合(EU)からの離脱交渉で英領北アイルランドの国境管理の問題が、最後の障害となっている。アイルランドへの帰属を求める住民と、英国の統治継続を求める住民が30年以上にわたって対立し、多くの犠牲者を出した住民の対立の構図とも重なり、交渉をより難しくしている。17日から始まるEU首脳会議では結論が持ち越される公算が大きい。

 英国のメイ首相は15日、離脱交渉について「大きく進展している」と述べる一方、「北アイルランドと英国の間に国境管理を設けるような(EUの提案)内容は決して受け入れない」と強調。北アイルランド問題が離脱交渉の課題となっているとの認識を示した。

 北アイルランドはEU加盟国のアイルランドと同じアイルランド島内にある。1960年以降、英国からの独立とアイルランドへの帰属を求めるカトリック系住民と、英国の統治継続を求めるプロテスタント系住民が30年以上にわたって衝突し、3000人以上の犠牲者を出している。

 英、EUともに過去の衝突を念頭に置き、離脱後は「厳しい国境管理を設けない」ことで一致している。交渉では、アイルランド島内だけでなく、海で隔てる英本土との間で物や人が自由に行き来している状態を、2020年末の正式離脱後にどのような仕組みを作って継続させるかが課題となっている。

 EUは北アイルランドだけを関税がかからないEUの関税同盟に残し、アイルランドとの移動の自由を確保することを提案。英国が、本土との間に障壁ができるとして反対していることについては、工場などからの出荷時の事前検査や、バーコードや最新のハイテクを使うことで、解決できると主張する。

 英国は北アイルランドと英本土の統一性が失われるとして、北アイルランドも含めた英国全体をEUと関税のない貿易を行う関税制度内にとどめることを求め、議論は平行線をたどっている。

 EUのトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は15日、加盟国にあてた首脳会議への招待状で「一部で想定されたよりも(交渉は)複雑だ。それでも双方に交渉を継続する意思があり、我々は希望と決意を失うべきではない」と述べた。

2809チバQ:2018/10/18(木) 10:32:49
https://mainichi.jp/articles/20181018/k00/00e/030/207000c
EU首脳会議
11月開催見送り 英EU離脱交渉 
毎日新聞2018年10月18日 10時18分(最終更新 10月18日 10時18分)

EU
イギリス
速報
欧州
国際
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交渉の進展を「不十分」 クリスマスが期限
 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)は17日の首脳会議で、英国のEU離脱交渉について協議した。英国を除く27加盟国の首脳は、交渉の進展を「不十分」だと判断し、最終合意の舞台として検討していた11月の臨時首脳会議の開催見送りを決めた。EUのバルニエ首席交渉官は、円滑な離脱の実現にはクリスマスまでの合意が必要との考えを示した。

 英国の離脱まで半年を切り、離脱の条件を巡る交渉は英国とアイルランドで生じる国境問題で行き詰まる。英・EUは双方の議会の批准にかかる時間を考慮して、10月の首脳会議を妥結の目標と位置付けてきた。EU側は会議前に、現状を打開する新提案を英国のメイ首相に求めたが、結果はゼロ回答だった。

 メイ氏は17日夜、加盟国の首脳を前に自身の考えを説明。英政府報道官によると、メイ氏は「良い結果になると確信している」と述べた。同席した欧州議会のタヤーニ議長は「中身は新しくなかったが、ボディーランゲージ(身ぶり)は過去よりも前向きだった」と皮肉まじりに振り返った。

 EU筋によると、EU側はメイ氏の退席後に交渉の現状を整理し、合意がないまま離脱日を迎えた場合の対応についての協議も始めた。またバルニエ氏に全権を委ねる方針を改めて確認し、「決定的な進展」があれば首脳会議を開いて合意の手続きを進める方針で一致した。

 オランダのルッテ首相は会合終了後、合意には「数週間」が必要との考えを示し、バルニエ氏がクリスマスを期限と位置付けていることを明らかにした。合意にこぎつけても英国の与党内の立場にはばらつきがあり、議会で承認されるかは不透明だ。このためEU側は今後、市民生活や経済活動に大きな影響をもたらす「無秩序」な離脱への備えも加速させる。

2810とはずがたり:2018/10/18(木) 13:06:44

フランス政治が巧く行ってるの見た事無いが日本のウヨ政治家みたいな事云ってしまいたくなるがフランス人は働かない癖に果実だけ欲しがってる傾向があるように思える。

苦境のマクロン、内閣改造 腹心去り、人材不足あらわ
https://www.asahi.com/articles/ASLBJ5TKXLBJUHBI031.html?ref=tw_asahi
パリ=疋田多揚2018年10月17日13時22分

 フランスのマクロン政権が16日、内閣を改造した。マクロン大統領の腹心だったコロン前内相が政権を去って2週間。側近で与党「共和国前進」党首のカスタネール氏(52)がようやく後任に決まった。改造では入閣の打診が断られるなど、マクロン氏の求心力の低下が浮き彫りとなった。

 カスタネール氏は、2016年にマクロン氏が大統領選に立候補を表明した時から支えてきた数少ない側近で、政権発足直後は報道官を担った。内相は治安や移民政策を担う要職だが、コロン氏の辞任以来、フィリップ首相が兼務する異例の事態が続いていた。

 改造では、文化相や農相など主要閣僚4人を入れ替えた。仏紙フィガロなどによると、中道右派のシラク政権で農相を務めたビュスロ氏や、社会党員で前首相のバルス氏に近いクラン氏に入閣を打診したが、いずれも固辞されたという。

 マクロン氏は16日夜、国民向けテレビ演説で「私の態度や率直な物言いを不快に思う人もいたかもしれない。批判は聞こえている」と語りかけた。コロン氏に「謙虚さ」が足りないと指摘され、支持率が30%前後に低迷するだけに低姿勢を強調。「私の羅針盤は、大統領選の時にみなさんからもらった信頼だけだ」と改めて支持を呼びかけた。(パリ=疋田多揚)

2811とはずがたり:2018/10/19(金) 12:41:51
「合意なき英離脱」なら…社会・経済的大混乱も
https://www.yomiuri.co.jp/world/20181018-OYT1T50098.html?from=yartcl_outbrain1
2018年10月18日 14時39分

 【ブリュッセル=広瀬誠、横堀裕也】欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで首脳会議を開き、英国との離脱交渉について協議した。最大の焦点となっているアイルランドの国境管理問題で十分な進展がなく、最終合意を目指して11月に開く予定だった臨時の首脳会議の開催も見送ることで一致した。

 国境管理問題を巡っては、英国のEU離脱後も、英領北アイルランドとEU加盟国のアイルランドの間で「人やモノが自由に行き来できる現状を維持する」との原則では一致している。住民間の紛争が起きた過去があり、分断線の復活を避けるためだ。

 EUは、北アイルランドを実質的にEU関税同盟に残す案を提案しているが、英国のメイ首相は「国家の分断を招く」として英国全土を期限付きでEU関税同盟に残す案を主張し、協議は乗り上げている。

 首脳会議では、メイ首相が各国の首脳らを前に約15分間演説した。多くの分野で交渉が進んでいると強調し、「最終段階では双方に勇気と信頼、リーダーシップが必要だ」と歩み寄りを呼びかけた。だがEU筋によると、英国から新たな打開策は示されなかった。

 また、首脳会議では英国離脱後の激変緩和措置として2020年末まで設定している「移行期間」について、EUが1年間の延長を提案した。英国が重視する貿易交渉を中心とした「将来の関係」を巡る協議の時間を確保するため英国に配慮したものとみられる。ただ移行期間はEUのルールに従う必要があり、英国内の離脱強硬派からは「離脱が形骸化する」などと早くも反発の声が上がっている。

 EUと英国は、来年3月の英国離脱を控え、今年11月を交渉期限と定めている。英国がEUから離脱する際の条件を定めた「離脱協定」は、EUと英国が合意しても、合意後にEU欧州議会と英国議会で承認を得る時間が必要なためだ。

 EUは今後の交渉で「決定的な進展」があれば、11月に臨時首脳会議を開く方針だが、現時点で11月の合意は困難とみられる。12月にも定例の首脳会議が予定されているが、関税などのルールを定めずに英国がEUを離脱する「合意なき離脱」の懸念がさらに高まる可能性がある。

 「合意なき離脱」となれば、移行期間も白紙となり、EUと英国間で関税や税関手続きが復活し、EUとの共通のルールが無効になる。英国とEU加盟国の双方で社会・経済的な大混乱が起きかねず、首脳会議では「合意なき離脱」を想定し、EU各国への悪影響を軽減する方策も話し合ったという。

2018年10月18日 14時39分 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2812とはずがたり:2018/10/19(金) 16:30:51
政治対話の継続提唱=安倍首相、東欧4カ国首脳と会談
https://www.excite.co.jp/News/politics_g/20181019/Jiji_20181019X690.html
時事通信社 2018年10月19日 05時37分

 【ブリュッセル時事】安倍晋三首相は18日午後、ブリュッセルのスロバキア政府代表部で、「V4」と呼ばれる東欧4カ国の首脳と会談した。安倍氏は2003年から続く「V4+日本」の枠組みによる政治対話の継続を呼び掛け、観光や人的交流、防災、環境分野での協力を提案した。

 会談には、スロバキアのペレグリニ、チェコのバビシュ、ポーランドのモラウィエツキ、ハンガリーのオルバン各首相が出席。4氏は科学技術分野での協力や、欧州連合(EU)加盟を目指す旧ユーゴスラビアの西バルカン諸国への経済支援を要請した。

2813チバQ:2018/10/24(水) 11:14:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181024-37564814-bloom_st-bus_all
メイ英首相、反対派の抑え利かず-閣僚ら7人の反旗で閣議大荒れ
10/24(水) 8:32配信 Bloomberg
メイ英首相が23日開いた閣議は、欧州連合(EU)と離脱交渉で合意を目指す首相案を巡り閣僚らがあからさまに衝突する荒れ模様の展開となり、反対勢力に対する首相の抑えが利かない状態となった。

事情に詳しい複数の関係者によれば、閣議では離脱に積極的な7人の閣僚らが、英国が無期限にEUの関税同盟にとどまることを可能にする首相案に公然と反対し、メイ首相は怒りを込めた鋭い視線で反応した。一方、首相が歩み寄ることができない限り、英国は合意がないまま無秩序にEUから離脱することになると反撃を開始する閣僚らもいた。

ハント外相が首相案への攻撃を主導し、ジャビッド内相やゴーブ環境・食料・農村相、レッドソム下院院内総務らも同調したという。

ユーラシア・グループのマネジングディレクター、ムシュタバ・ラーマン氏は「メイ首相は国内でかつてない危険な状況に置かれている。欧州懐疑派の議員らが、与党保守党党首としてのメイ氏の資質を問う信任投票をすぐに推し進めるとの観測が強い」と指摘した。

原題:U.K. Cabinet Is Said to Be at War Over May’s Brexit Plan (1)(抜粋)

Tim Ross, Kitty Donaldson, Robert Hutton, Nikos Chrysoloras

2814チバQ:2018/10/24(水) 11:16:42
https://digital.asahi.com/articles/ASLBM7JZDLBMUHBI03C.html?rm=593
あれから2年以上…英国のEU離脱、何をもめてるの?
ブリュッセル=津阪直樹、ロンドン=寺西和男、下司佳代子2018年10月23日17時22分
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英国のEU離脱で想定されるシナリオ

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 英国が2016年6月、国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めて、2年以上が経った。あと半年足らずで離脱することは決まっているのに、いまだに離脱の方法を巡って英国とEUはもめつづけている。いったい、何を、なぜもめているのか。

 「企業の我慢は限界に近づいている」

 英産業連盟(CBI)は18日、悲鳴にも近い声明を出した。英国とEUは18日までのEU首脳会議で、市民の社会保障を受ける権利など離脱に伴って影響が大きい分野に絞った協定で合意することを目指していた。だが、交渉は行き詰まり、合意は先送りされた。20日にはロンドンで、約70万人(主催団体の推計)が、EU離脱の是非を問う国民投票の再実施を求めるデモに参加した。

 企業が恐れるのは、何の取り決めもないまま、離脱する可能性が高まっていることだ。「合意なしで離脱」となれば英・EUの国境で輸出入検査が復活したり、関税がかかったりと、混乱が生じる。

 交渉の最大の障害は「北アイルランド国境問題」だ。英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドは同じアイルランド島で隣り合わせる。かつて英国統治を望む住民とアイルランドとの統一を求める住民が対立し、多数の犠牲者を出した。この歴史的背景から、英・EUは離脱後もアイルランド島で厳しい税関検査などの国境管理をしないことで一致する。だが、双方が納得する国境のあり方を見いだせないでいる。

ログイン前の続き移行期間を1年延長?
 この問題を解決する糸口としてにわかに注目されているのが「移行期間」だ。

 英国とEUは、離脱後に市民生活や企業活動に混乱が生じないよう、来年3月の離脱から1年9カ月間、英国が関税同盟にとどまる一方、基本的にはEUのルールに従う移行期間を設けることで一致する。

 英、EUは北アイルランド問題を先送りし、この期間に再度協議する考え。ただ、その移行期間は北アイルランド問題が万一解決できなかった場合の「非常措置」を盛り込んだ離脱協定で、今年12月までに合意できなければ、無効になる。EU側は非常措置として、北アイルランドを貿易に関税がかからないEUの「関税同盟」に残すことを提案するが、英政府は「英領土を分割するようなもの」と反発し、大きな溝がある。

 そこで、EU側は移行期間の1年延長を検討する。解決策を見つけるための時間を延ばし、非常措置での英側の譲歩を引き出すのが狙いだ。英国のメイ首相も数カ月の延長の可能性に言及し、交渉が進む可能性がある。

 ただ、英国の「弱い政権基盤」がネックとなる。

 メイ英首相が率いる与党・保守党は下院で、北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP、10議席)の閣外協力を得て過半数を維持する。DUPは、北アイルランド国境問題でのEUの非常措置案に反対する。保守党内からも、EUの規制に従う時間が延びる移行期間の延長には、早速強い反発が出ている。

 離脱協定は英・EU双方の議会が承認する必要があり、EU側は今年12月を最終合意期限とする。仮に英・EUの間で合意できても英議会で承認されなければ、「合意なしの離脱」の可能性が高まる。メイ首相は22日の英議会で「離脱協定の95%は完成している」と交渉の進展を強調。与党・保守党内では首相の不信任投票の実施を求める声が高まっており、批判勢力を牽制(けんせい)する狙いがありそうだ。(ブリュッセル=津阪直樹、ロンドン=寺西和男、下司佳代子)

2815チバQ:2018/10/24(水) 11:17:51
https://www.asahi.com/articles/ASL9Q14DRL9PUHBI03D.html?iref=pc_rellink
交渉決裂、経済の大混乱に現実味 英EU離脱まで半年
ロンドン=下司佳代子、寺西和男 聞き手・津阪直樹2018年9月27日16時19分
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英国のEU離脱のスケジュール
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日本製デニムを販売しているダニー・ホッジソンさん=ロンドン、下司佳代子撮影

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 英国が欧州連合(EU)から離脱する交渉がまとまらない。双方が折り合えないまま、離脱する3月29日まで半年。交渉が決裂し、経済が混乱する事態も現実味を帯びてきた。交渉はどこへ向かうのか。(ロンドン=下司佳代子、寺西和男)

 英首相官邸で21日、演説したメイ首相の声は上ずり、怒りがにじんだ。

 「交渉終盤にもなって、提案をただ拒むのは受け入れがたい」

 前日までオーストリアのザルツブルクで開かれたEU非公式首脳会議後の記者会見で、EU首脳会議のトゥスク常任議長が英国の提案を「うまくいかない」と切り捨てたことで、メイ氏は面目を潰されていた。

 英国は、モノに限ってEUルールに従い、円滑な貿易を続けることを提案する。一方、日本など第三国とはEUにとらわれず自由貿易協定を結ぶ考えだ。人の移動の自由は認めず、移民の流入も制限する。

 EUにしてみれば「人、モノ、サービス、資本の移動の自由」を不可分とする基本理念に反する「いいとこ取り」で受け入れがたい。EUは、北アイルランドだけをEUの関税同盟に残すことを提案している。だが、これには英国が「領土を分割するようなこと」(メイ氏)と猛反発する。自国案を押し通そうという態度が、フランスのマクロン大統領らの不興を買い、EU側は態度を硬化させた。

陸続きの北アイルランド課題
 英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドが一つの島であることが、問題を難しくしている。

英離脱交渉、1カ月延長も 北アイルランド国境管理、EUと対立
 かつて北アイルランドでは、英国統治を望む多数派プロテスタント系住民と、アイルランドとの統一を求める少数派カトリック系住民が対立し、多数の犠牲を出した。この歴史的背景を考慮し、英・EUは厳しい国境管理を復活させないことでは一致した。だが、離脱後、陸続きの土地で人やモノのやりとりをどう管理していくのか、具体案で折り合えないのだ。

 3月末の離脱までに、双方は離脱条件を定める「離脱協定」と、その後の通商関係などを定める「政治宣言」の合意を目指す。議会承認手続きを考えれば、10〜11月が期限だ。

 国境問題の解決抜きに離脱協定は結べない。合意がないまま離脱すれば、英・EU間の貿易で急に関税や税関検査が復活し、物流の停滞が予想される。物価の上昇や通貨安も招き、市民生活が混乱する恐れがある(シナリオA)。

 双方とも経済への打撃は避けたい。メイ氏は21日の演説で、国境問題で何らかの新提案をすることを示唆。離脱協定の合意にこぎ着けたい考えをにじませた。政治宣言はあいまいな表現にとどめ、協議を移行期間に実質先送りする案も浮上する(シナリオB)。

 英国の与野党の一部では、離脱に関する2度目の国民投票や解散総選挙の実施を求める声も上がる。もし実現すれば、EU残留を含めた大転換もありうる(シナリオC)。

 昨年の総選挙で負けたメイ氏は、政治基盤が弱い。離脱をめぐる英政府案は、EUに懐疑的な強硬離脱派からも親EU派からも評判が悪く、多方向から修正圧力がかかる。メイ氏がEU側に容易に妥協すれば、強硬派にくすぶる倒閣論が火を噴きかねず、仮にEUと合意できても英議会で否決される可能性が残る。

■パナソニック、英国か…

2816チバQ:2018/10/28(日) 15:35:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00000068-mai-eurp
<独ヘッセン州議会選>メルケル首相、大敗なら退陣の声も
10/27(土) 20:42配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介】ドイツ西部ヘッセン州議会選挙が28日、投開票される。州では現在、メルケル首相の保守系国政第1党・キリスト教民主同盟(CDU)と左派系環境政党・緑の党が連立政権を組むが、CDUの大幅な得票率減が予想される。今月14日の南部バイエルン州議会選では、CDUの姉妹政党・キリスト教社会同盟(CSU)が大敗しており、2州連続の国政与党大敗となれば、メルケル氏の退陣を求める声が高まりそうだ。

 ヘッセン州は金融街として有名なフランクフルトなど大都市を抱える産業州。公共放送ARDによると、CDUが前回2013年選挙に比べ12ポイント減に相当する支持率26%を、緑の党は10ポイント増に当たる21%を得ているが、過半数には届かない情勢。国政でメルケル氏を支える中道左派・社会民主党は10ポイント減の21%にとどまる。イスラム批判で勢力を伸ばす右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)も議席を獲得する見通しで、全16州議会に進出することになる。

 3月に発足した第4次メルケル政権では、強硬な難民抑制を主張するCSU党首のゼーホーファー内相とメルケル氏が対立。支持率低迷から選挙を恐れる社民党は対立解消に存在感を示せず、政権混乱が繰り返された。独メディアは今回の州議会選を「メルケル氏にとって運命の選挙」とし、CDUが大敗すればメルケル氏の後継指名などが行われる可能性があると報じる。

2817とはずがたり:2018/10/29(月) 14:40:57

ドイツ
メルケル氏求心力低下に歯止めなし 州議会選連敗
https://mainichi.jp/articles/20181029/k00/00e/030/214000c#cxrecs_s
毎日新聞2018年10月29日 11時36分(最終更新 10月29日 12時03分)

 【ベルリン中西啓介】ドイツ西部ヘッセン州議会選挙が28日、投開票された。公共放送ARDの得票予測によると、メルケル独首相の保守系国政第1党・キリスト教民主同盟(CDU)は過去50年で最低の得票率に落ち込む見通し。メルケル政権を支える中道左派の社会民主党も戦後最低の得票率が予想され、内紛が相次ぐ国政与党に有権者が厳しい審判を突きつけた形だ。14日の南部バイエルン州議会選に続く与党敗北で、メルケル氏の求心力低下に歯止めが利かない状態になっている。

 金融街フランクフルトがあるヘッセン州は産業が盛んで、国政同様CDUと社民党が2大政党の地位を占めてきた。ARDの暫定得票予想(28日夜時点)は▽CDU26.9%(前回2013年比11.4ポイント減)▽社民党20.1%(同10.6ポイント減)▽左派系環境政党「緑の党」19.6%(同8.5ポイント増)など。反イスラムを訴える右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)も13%程度を獲得する見通しで、全16州議会への進出を果たすことになり、全国区の政党として基盤を固めた。

 ヘッセン州のブフェー州首相(CDU)は公共放送ZDFで選挙結果について「秩序ある政治をしろという中央政府へのメッセージだ」と述べ、3月の第4次メルケル政権発足以降、難民対策を巡るメルケル氏と保守強硬派のゼーホーファー内相の対立による政権危機が敗因との見方を示した。社民党は地方選で、緑の党に左派票を奪われる状況が続いている。ナーレス社民党党首は「政権の現状は受け入れられない」とし、政権安定に向けた方策を模索する考えを示した。

 ゼーホーファー内相は地盤のバイエルン州議会選で大敗後も引責辞任しておらず、与党内には不満が募る。社民党の若手などからは党執行部に対し、政権離脱を求める圧力も高まる。ただ、今メルケル政権が崩壊し、連邦議会(下院)で前倒し総選挙になれば、与党各党の党勢衰退は避けられない情勢。当面は求心力が低下したままメルケル政権が継続する見込み。

2818チバQ:2018/10/29(月) 18:58:26
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3195001.html
独メルケル与党、地方選でまた敗北 社民は連立離脱も示唆
08:17AFPBB News

独メルケル与党、地方選でまた敗北 社民は連立離脱も示唆

ドイツのアンゲラ・メルケル首相(2018年10月27日撮影、資料写真)。(c)OZAN KOSE / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】ドイツ中部ヘッセン州議会選が28日に投開票され、アンゲラ・メルケル首相率いる連立与党は、鍵となる地方選で2度目となる敗北を喫した。メルケル氏の脆弱(ぜいじゃく)な連立体制の先行きにさらなる暗雲が垂れ込めている。

 2015年から100万人以上の移民や難民を受け入れたことで強い反発を招き、弱体化しているメルケル氏の第4次政権は、今年の連立発足以降相次ぐ危機に見舞われている。

 公共放送ARDが実施したヘッセン州議会選の出口調査によると、メルケル首相のキリスト教民主同盟の得票率は2013年と比べて10ポイント以上減の27.4%となったが、第一党の座は辛うじて守った。

 また国政で連立を組む社会民主党も、前回に比べて11ポイント以上低い19.6%となり、19.5%と約倍増させた緑の党とほぼ同率2位となった。

 メルケル政権の移民政策への反発が追い風となり、昨年初めて連邦議会入りを果たした反移民の極右政党「ドイツのための選択肢」は、16州の全ての議会で議席を獲得した。

 地方選での敗北が続いているSPDは、昨年には国政選挙でも、1949年のドイツ連邦共和国成立以来最低の得票率となった。

 同党のアンドレア・ナーレス党首は28日、「政府の現状は容認できない」と述べて、CDUに国民の利益にかなう明確で拘束力のある行程表に同意するよう求め、メルケル首相からの譲歩がなければ連立離脱も辞さない構えを示した。【翻訳編集】AFPBB News

2819チバQ:2018/10/29(月) 18:59:27
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1810290001.html
独連立与党また敗北、ヘッセン州議会選、政権へ逆風あらわ
08:34産経新聞

独連立与党また敗北、ヘッセン州議会選、政権へ逆風あらわ

ドイツ主要政党の支持率

(産経新聞)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ西部ヘッセン州で28日に投票が実施された州議会選挙は即日開票が行われた。公共放送ARDの各党の予想得票率では、メルケル連立政権を構成する左右二大政党はともに得票を大幅に減らす見通し。14日の南部バイエルン州に続く事実上の敗北で、政権の苦境は一段と深まった。

 ARDによると、メルケル首相率いる保守系、キリスト教民主同盟(CDU)は得票率27%。首位を維持したが、2013年の前回選から約11ポイント減り、約50年ぶりに30%を割り込んだ。国政の連立相手で中道左派の社会民主党も約11ポイント減の19・8%で、ヘッセン州議会選で過去最低に落ち込んだ。

 一方、国政野党で左派リベラル系の90年連合・緑の党は19・6%、難民・移民反対を掲げる右派のドイツのための選択肢(AfD)が13・2%とそれぞれ躍進した。AfDはヘッセン州議会初進出で、これで全16州・特別市のすべてで議席を確保した。

 メルケル政権は3月に発足して以降、移民・難民対策などをめぐる連立与党内の内輪もめが絶えず、支持者の離反を招いた。その結果、連立2与党はバイエルン州の州議会選でも大敗。国政に吹く逆風がヘッセン州でもあらわになった。

 4期目に入り、「欧州の盟主」といわれたメルケル氏も近年は国内の求心力低下が著しい。12月に予定される党大会で党首再選を目指すが、責任を問う声などが高まる可能性がある。一方、社民党内でも党勢の立て直しを急ぐため、連立解消を求める意見が強まる可能性がある。

2820チバQ:2018/10/29(月) 19:00:06
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-181029X870.html
独与党、州議選で再度大敗=メルケル氏続投、一段と不透明に
10:15時事通信

独与党、州議選で再度大敗

ドイツ中部ヘッセン州議会選が28日に投開票され、メルケル首相率いる中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)は、得票率が1966年以来の低水準に落ち込む大敗を喫した。写真はCDUのボウフィエー州首相。【AFP時事】

(時事通信)

 【ベルリン時事】ドイツ中部ヘッセン州議会選が28日に投開票され、メルケル首相率いる中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)は、得票率が1966年以来の低水準に落ち込む大敗を喫した。今月半ばの南部バイエルン州議選でも国政与党が惨敗しており、メルケル氏の続投をめぐる不透明感は一段と高まった。

 公共放送ARDの出口調査によると、CDUの得票率(暫定)は27.4%。州議会第1党は維持したが、前回2013年から約11ポイント低下。国政与党の一角、中道左派・社民党も19.6%と11ポイント超下落した。

 一方、現在CDUと州政府で連立を組む緑の党は8ポイント以上伸ばし、社民党とほぼ並ぶ水準に躍進。排外主義政党「ドイツのための選択肢」(AfD)も13.0%を取って同州で初議席を獲得し、全16州での議会入りを果たした。

 現在の州政府与党であるCDU・緑の党で過半数を確保できたかは微妙な情勢。今後の連立交渉でCDUが与党にとどまれるかが、国政への余波を抑えるカギとなる。ボウフィエー州首相(CDU)は「つらい結果だが、引き続き州政権を担いたい」との意欲を示した。

 CDU大敗の原因は、国政の機能不全だ。昨秋の総選挙後、与党間の難民政策をめぐる対立で、連立交渉による政治空白は半年間に及んだ。今年3月の政権発足後も対立は頻発。有権者の間に積もった既存政治不信が、緑の党、AfDという左右の非国政与党の躍進につながった。

 クランプカレンバウアーCDU幹事長は、メルケル氏が「12月の党首選に立候補する」と、メルケル体制継続を明言。ただ、同様に州議選で大敗を喫した社民党のナーレス党首は、今後CDUの新方針を確認した上で「(国政での連立政権残留が)適切かを判断する」としており、政権維持には暗雲が漂っている。

2821チバQ:2018/10/29(月) 19:36:07
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3195125.html
メルケル氏、党首選への再出馬断念か 地方選での連敗受け
19:00AFPBB News

メルケル氏、党首選への再出馬断念か 地方選での連敗受け

ドイツ首都ベルリンで、キリスト教民主同盟(CDU)の幹部会合へ向かうアンゲラ・メルケル氏(2018年10月29日撮影)。(c)Tobias SCHWARZ / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、地方選での連敗を受けて、18年間率いてきた中道右派のキリスト教民主同盟の党首選への再出馬を断念し、後任に道を譲る意向だと、党関係者が29日、明らかにした。

 CDUは前日の28日、中部ヘッセン州議会選で大幅に得票率を下げた。同関係者は、メルケル氏が「党首選への再出馬を見送る」意向だと述べた。【翻訳編集】AFPBB News

2822とはずがたり:2018/10/29(月) 19:39:50

メルケル氏、与党党首退く意向か=首相続投、ヘッセン州議選大敗で-独
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102901036&g=int

 【ベルリン時事】複数の独メディアは29日、ドイツのメルケル首相が、前日のヘッセン州議会選での大敗を受け、12月に行われる与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党首選への立候補を断念し、党首を退く意向を党幹部に伝えたと報じた。ただ、首相は当面続投する考えだという。(2018/10/29-18:53)

2823旧ホントは社民支持@鹿児島2区に転居:2018/10/29(月) 19:39:56
メルケル氏、与党党首退く意向か=首相続投、ヘッセン州議選大敗で-独
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102901036&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
【ベルリン時事】複数の独メディアは29日、ドイツのメルケル首相が、前日のヘッセン州議会選での大敗を受け、12月に行われる与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党首選への立候補を断念し、党首を退く意向を党幹部に伝えたと報じた。ただ、首相は当面続投する考えだという。(2018/10/29-18:53)

2824とはずがたり:2018/10/29(月) 19:40:00

対サウジ制裁なら「欧州で協調」=独仏首脳が一致
https://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2018102800199
フランス メルケル

 【イスタンブール時事】ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領は27日、トルコのイスタンブールで会談し、サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件を受けて、サウジへの制裁を科す場合は欧州全体で協調していく方針を確認した。
 メルケル首相は先に、事件の全容が解明されるまでサウジへの武器輸出を凍結する方針を表明。これに対し、マクロン大統領が「事件とは無関係だ。(輸出凍結の主張は)大衆扇動的だ」と反論し、独仏の見解の違いが浮き彫りになっていた。
 両首脳は27日、真相究明が進めばサウジへの武器売却に関する欧州連合(EU)共通の立場を調整することで一致。マクロン氏は、制裁は「特定の分野に限定されない」と語った。(2018/10/28-05:57)

2825とはずがたり:2018/10/29(月) 21:48:31

そろそろメルケルも終わりですね〜

メルケル氏、与党の党首を辞任へ 首相職は続投の見通し
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASLBY63Q7LBYUHBI02T.html
20:43朝日新聞

 ドイツのメルケル首相が29日、与党キリスト教民主同盟(CDU)の党首を辞任する意向を党幹部会で伝えた。12月の党大会で党首選への立候補を断念する。DPA通信などが伝えた。今月14日と28日の二つの州議会選挙で歴史的な大敗を喫し、党人事の刷新が不可欠と判断した模様だ。首相職は2021年の任期まで続ける意向だとみられるが、国内外での指導力の低下は必至だ。

 メルケル氏は29日午後1時(日本時間午後9時)から記者会見を開き、自らの考えを明らかにする。

 メルケル氏は15年、シリアなどから欧州に押し寄せる難民の受け入れを決め、100万人以上が入国した。だが、これに反発する声が強まり、17年秋の総選挙では第1党の座を維持したものの、連立相手の社会民主党(SPD)とともに大きく議席を減らした。代わって、難民排斥を掲げる新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の台頭を招いた。

2826とはずがたり:2018/10/30(火) 11:19:40
普通考えれば後任の党代表の人気が出た所で禅譲だよな。21年迄居坐るなんて無理だろう。

メルケル氏引退の意向 欧州政治にも影響か
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20181030-00000010-nnn-int
10/30(火) 4:57配信
日テレNEWS24
Nippon News Network(NNN)

ドイツのメルケル首相が州議会選挙連敗の責任を取り、与党の党首を辞任する意向を表明した。首相の職は2021年の任期満了まで続けたいとしているが、さらなる求心力の低下は必至だ。

メルケル首相「首相として、与党党首として、責任を負うのが私の任務です。(政権発足から)7か月間の成果が国民に評価された結果で、このままでは続けられないという明確なメッセージを受け取りました」

メルケル首相は29日、12月に予定されている党首選への出馬を断念する意向を明らかにした。今月の州議会選挙で与党が事実上の2連敗を喫したことを受けたもので、首相の職については2021年秋の任期まで続投した上で、その後、政界を引退したいとしている。

2005年以降、13年にわたりドイツのかじ取りを担ってきたメルケル首相だが、寛容な難民政策を推し進めたことや、連立政権内の内紛などが影響し、求心力低下に歯止めがかからない状態が続いていた。

強い指導力でEU(=ヨーロッパ連合)をリードしてきたメルケル氏の政界引退の意向は、ヨーロッパ政治の行方にも大きな影響を与えそうだ。
【関連記事】

2827チバQ:2018/10/30(火) 15:30:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00000653-san-eurp
「欧州の盟主」逆風に勝てず メルケル独首相引退表明…政権、一気に不透明感
10/29(月) 23:34配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相は29日の記者会見で、2021年秋での首相引退と与党のキリスト教民主同盟(CDU)の党首選不出馬を表明した。政権への逆風にあらがえず、後継への道筋をつけることで混迷を収束させたい考えだが、逆に一層の求心力低下を招く恐れがある。政権の行方は一気に不透明感が強まった。

 「昨年(9月)の総選挙以降のすべての出来事の責任を私は引き受ける」。メルケル氏は29日の記者会見でこう語った。決断は、政策課題に「政府が集中できるようにすることが目的」とした。メルケル氏は05年に首相に就任以降、近年は「欧州の盟主」と称されるほどに存在感を高め、欧州を見舞った相次ぐ危機の対応のかじ取り役を担った。

 だが、転機となったのは15年の難民・移民大量流入問題。メルケル氏の寛容政策をたたえる声が上がる一方、難民・移民の受け入れ反対を掲げる右派、ドイツのための選択肢(AfD)が台頭。自身の与党内でも批判が高まった。

 連立政権の内輪もめの原因も発端は移民・難民政策をめぐる対立。メルケル氏は最近、移民・難民政策の議論に引きずられたままでは、「国民政党としての立場を失う」とも述べ、強い危機感を示していた。

 次期党首をめぐり、メルケル氏は側近のクランプカレンバウアーCDU幹事長を意中に置くとされる。だが、難民政策を批判していた党内の保守派も出馬の意向で、党首選の動向次第では「メルケル降ろし」の動きが早まる可能性がある。

 ヘッセン州議会選挙で大敗した社会民主党では「大連立への最後の審判」とし、政権離脱を求める声が上がった。同党が離脱すれば議会の解散・総選挙になる可能性が高いとされる。

2828チバQ:2018/10/30(火) 15:30:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00010001-afpbbnewsv-int
イタリア全土で暴風雨被害、少なくとも5人死亡 ベネチアで広場冠水
10/30(火) 9:51配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【10月30日 AFP】イタリアで29日、各地が暴風雨に見舞われ少なくとも5人が死亡したほか、水の都ベネチア(Venice)では水位が異例の高さに達した。

 当局によると、首都ローマ近郊の車中にいた2人を含め、計4人が倒木で死亡したほか、北西部サボナ(Savona)近くでは建物から落下した装飾により高齢の女性1人が死亡した。

 ベネチアでは旅行者らが雨でずぶ濡れになる中、サンマルコ広場(St Mark's Square) が立ち入り禁止となった。地元当局は、同広場の水位は昼過ぎまでに156センチに達したとしている。

 ベネチアで水位が150cmを超えた例は観測史上5回しかないが、1966年にイタリア全土で洪水が発生した際は市内で194cmの水位が記録された。同年の洪水は、フィレンツェ(Florence)の歴史地区に大きな被害が出たことで知られている。

 今回の暴風雨ではイタリア北部ではほぼ全域が警戒態勢を取った。最大風速は27.7メートルに到達。一部の地域では数か月分の降水量に相当する雨が降った。

 映像は、冠水したサンマルコ広場。(c)AFPBB News

2829チバQ:2018/10/30(火) 15:59:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00000100-mai-eurp
<ドイツ>メルケル氏 21年下院任期満了で政界引退
10/29(月) 21:46配信 毎日新聞
<ドイツ>メルケル氏 21年下院任期満了で政界引退
メルケル独首相
 【ベルリン中西啓介】ドイツの保守系国政第1党・キリスト教民主同盟(CDU)党首を務めるメルケル首相は29日、ベルリンで記者会見し、12月の党大会で実施される党首選への立候補を断念する意向を表明した。同時に2021年の首相の任期満了を機に政界を引退する考えも示した。政権の内紛から与党は地方選での大敗が続いている。メルケル氏は自身の進退を明らかにすることで、政権の混乱を収束させたい考えを示した。

 28日に投開票された西部ヘッセン州議会選挙で、CDUは過去50年で最低の得票率だった。メルケル氏は会見で「政権混乱による影響がなければ、ヘッセンではもっと良い結果になっていた」と述べ、3月の第4次政権発足以降、強硬な難民抑制を求めるゼーホーファー内相との対立による政権危機が与党不信を招いたとの考えを示した。

 05年から首相を務めるメルケル氏はこれまで、求心力維持のため首相と党首の兼任に強いこだわりを持ち、既に再選を目指して党首選に立候補する考えを表明していた。だが、14日の南部バイエルン州議会選で国政統一会派を組むキリスト教社会同盟(CSU)が大敗したのに加え、連立パートナーの中道左派・社会民主党も相次いで地方選で大敗。社民党内では連立離脱を求める声が高まっていた。

 メルケル氏は「残る首相任期を全うする」と述べ、「今回の決断によって健全な政権運営に集中できるようにしたい」と与党に協力を呼びかけた。ただ、難民問題で反メルケルを貫いてきた保守政党「ドイツのための選択肢」(AfD)はヘッセン州議会選で全16州議会への進出を果たし、保守基盤を拡大する。

 CDU・CSUには、メルケル路線から離脱し、極端な移民・難民対策を推進することでAfDに対抗するよう求める声が強い。一方、社民党は穏健な左派層の支持を失いつつあり、政権の保守化に警戒感を強める。幕引きが確定したメルケル政権が求心力を維持できるのか疑問視する声もあり、政権の流動化は避けられない情勢となった。

2830チバQ:2018/10/30(火) 16:13:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000036-reut-eurp
スウェーデン、社会民主労働党も組閣断念 再選挙の可能性高まる
10/30(火) 10:41配信 ロイター
スウェーデン、社会民主労働党も組閣断念 再選挙の可能性高まる
 10月29日、スウェーデンの社会民主労働党党首であるロベーン首相は、組閣を断念すると発表した。写真は選挙運動中に演説する同首相。9月にストックホルムで撮影(2018年 ロイター/Ints Kalnins)
[ストックホルム 29日 ロイター] - スウェーデンの社会民主労働党党首であるロベーン首相は29日、組閣を断念すると発表した。

9月の総選挙では、社会民主労働党など中道左派連合と、穏健党を中心とする中道右派連合がほぼ拮抗し、いずれも過半数に届かなかった。

これを受けて組閣作業が進められているが、中道右派連合「アライアンス」の最大政党である穏健党のクリステルソン党首は今月14日、組閣を断念すると発表していた。

ロベーン氏は記者団に対して「現在、議会に受け入れられるような政権をわたしがつくれる可能性はない」と語り、組閣を断念すると表明した。

再選挙の可能性が浮上するなか、議会議長は「再選挙はスウェーデンの政治システムにとり大きな敗北を意味する」と述べ、政権樹立に向けた仲介でより積極的な役割を果たす考えを示した。

2831チバQ:2018/10/30(火) 16:16:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000012-jij-eurp
ロベーン首相、組閣断念=スウェーデン
10/30(火) 6:50配信 時事通信
 【ストックホルムAFP時事】スウェーデンのロベーン首相は29日、組閣を断念した。

 「現在、私が組閣できる状況にない」と述べた。9月9日投票の総選挙の結果、過半数を制する勢力がないため、連立交渉が妥結するまでロベーン首相が暫定首相を務めている。

 国会議長は総選挙後、4回まで組閣の要請を試みることができる。ロベーン氏に先立ち、既に中道右派の野党、穏健党のクリステルソン党首の試みが失敗に終わっている。4回とも失敗すれば、再選挙となる。 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018101600057&g=int
ロベーン首相、再び組閣に挑む=スウェーデン
スウェーデン


15日、ストックホルムで記者会見するスウェーデンのロベーン首相(AFP時事)

 【ストックホルムAFP時事】9月に不信任が可決され退陣を表明したスウェーデンのロベーン首相は15日、記者会見し「国会議長から組閣の要請を受けた。全政党に謙虚さと妥協を求めたい」と語り、再び組閣に挑む考えを表明した。9月の総選挙を受け、ロベーン氏の政敵、中道右派・穏健党のクリステルソン党首が当初、議長から組閣の要請を受けていたが、14日になって断念する考えを議長に伝えていた。(2018/10/16-01:47)

2832チバQ:2018/10/30(火) 17:52:11
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018103001001564.html
ドイツ与党で権力闘争開始 幹事長と保健相が出馬表明

2018年10月30日 11時45分


 【ベルリン共同】ドイツのメルケル首相が保守与党キリスト教民主同盟(CDU)の党首を退任する考えを表明したことを受け、地元メディアは29日、後任党首選びに向け「党内の権力闘争が始まった」と一斉に報じた。党幹事長と保健相が同日、12月の次期党首選への出馬を表明。この2人を中心に後継者選びが進んでいくもようだ。

 出馬を表明したのは、メルケル氏に近い女性のクランプカレンバウアーCDU幹事長(56)と、メルケル氏に批判的なシュパーン保健相(38)。

 地元メディアは、メルケル氏が後任党首を通じ、党内での影響力を保持しようとする可能性もあると指摘している。

2838チバQ:2018/10/30(火) 19:24:30
https://news.goo.ne.jp/article/bloomberg/business/bloomberg-PHDFAF6JTSE901.html
メルケル独首相が与党党首を退任へ、次期党首候補はこの5人
04:04Bloomberg

メルケル独首相が与党党首を退任へ、次期党首候補はこの5人

メルケル独首相が与党党首を退任へ、次期党首候補はこの5人

(Bloomberg)

(ブルームバーグ): ドイツのメルケル首相が与党・キリスト教民主同盟(CDU)党首として再選を目指さないと決断したことで、後継レースの幕が開いた。CDU次期党首となれば、メルケル氏退任後のドイツ首相の座も見えてくる。党首選が行われる12月のCDU党大会に向け、候補に名乗りを上げたのは以下の通りだ。

アンネグレート・クランプカレンバウアー

年齢: 56役職: CDU幹事長  メルケル首相が後継者を選べるとすれば、フランスとの国境沿いにある小さな州、ザールラント州の元首相クランプカレンバウアー氏を指名するだろう。同氏はメルケル氏同様、CDU内のリベラル派に属するが、移民や同性婚などの問題ではより保守的な姿勢を持つ。メルケル氏側近とみられているため警戒する向きもあるが、このような保守的な姿勢がCDU党員の幅広い支持を集める可能性がある。

イェンス・シュパーン

年齢:38役職:保健相  メルケル首相の穏健路線に不満を抱くCDU保守派の代表的政治家。首相の移民政策やイスラム教の女性服ブルカ着用を辛らつに批判して保守派の支持を勝ち得、その支持を基盤に閣僚に指名された。ただ、閣内に入ってからは舌鋒(ぜっぽう)が鈍り、存在感がやや薄らいでいる。

フリードリヒ・メルツ

年齢:62役職:メルケル首相の政敵、元CDU・CSU院内総務  ドイツ下院のCDU・CSU院内総務を務めた経験があるメルツ氏は、メルケル首相が最高権力に上り詰める中で脇へ追いやられた多くの政敵の1人だ。メルツ氏にとって、12月の党首選挙は政治の表舞台に復帰する好機になる。メルケル時代が続く中でメルツ氏は政界を去り金融業界で働いていたため、党内の企業寄り派閥と関係が深い。

  まだ立候補を表明していないものの、出馬する可能性があるとみられるのは以下の通り。

アーミン・ラシェット

年齢:57役職:ノルトライン・ウェストファーレン州首相  CDUが国内で最大の地盤を持つ州の首相であるラシェット氏は、党内部に深いネットワークを持つ。メルケル首相のリベラル路線を信奉しており、右傾化には抵抗を示すとみられる。一般党員に十分な変化を提示できるか問題となる可能性があり、党首選への立候補については選択肢を見極めると述べた。

ダニエル・ギュンター

年齢:45役職:シュレスウィヒ・ホルシュタイン州首相  ギュンター氏は昨年まで比較的無名だったが、ドイツ最北のシュレスウィヒ・ホルシュタイン州の州議会選挙でメルケル首相にとって価値ある勝利をもたらした。さらに同州議会では、連邦議会でメルケル首相が失敗した企業寄り政党の自由民主党(FDP)、環境政党である緑の党との連立を成功させた。中道主義者ではあるが、旧東ドイツ地域でCDUは反資本主義政党の左派党との連携を検討するべきだと発言したこともある。

原題:As Merkel Prepares to Step Back, Here’s Who Might Replace Her(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ベルリン Patrick Donahue pdonahue1@bloomberg.net;ベルリン Arne Delfs adelfs@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Reiter creiter2@bloomberg.net, Chad Thomas

©2018 Bloomberg L.P.

2839名無しさん:2018/10/31(水) 08:36:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000130-jij-eurp

メルケル氏後継レース加速=複数が名乗り、行方混沌―ドイツ


10/30(火) 22:23配信

時事通信







メルケル氏後継レース加速=複数が名乗り、行方混沌―ドイツ


ドイツの与党・キリスト教民主同盟の次期党首候補とされるイェンス・シュパーン保健相(左)、アンネグレット・クランプカレンバウアー党幹事長(中央)、元連邦議会(下院)院内総務のフリードリヒ・メルツ氏(右)


 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相(64)が29日に与党・キリスト教民主同盟(CDU)党首辞任と、今期限りでの政界引退を表明し、後継レースが加速している。

〔写真特集〕メルケル独首相〜女性政治家の肖像〜

 12月の党首選には複数の議員らが名乗りを上げたが、メルケル氏の在任期間が長かっただけに、明確な最有力候補はおらず、行方は混沌(こんとん)としている。

 辞意表明当日に手を挙げた一人は、アンネグレット・クランプカレンバウアー党幹事長(56)。人口100万人の小州ザールラント州首相から、メルケル氏直々に今年2月に幹事長に大抜てきされた。女性幹事長という経歴の重なりや、理性的な言動から「ミニ・メルケル」とも呼ばれ、就任当初から後継候補として取り沙汰されてきた。ただし全国的な知名度は低く、党員への浸透を図っている段階だ。

 同様に29日に出馬を決めたイェンス・シュパーン保健相(38)は、幹事長と対照的にメルケル氏への批判勢力として、若手の中で頭角を現した。移民への強硬姿勢で知られ、イスラム教徒を念頭にした「すべての異文化が(国を)豊かにするわけではない」などの発言が物議を醸すことも多い。

 また、元連邦議会(下院)院内総務で弁護士のフリードリヒ・メルツ氏(62)も30日、「党の刷新が必要」と出馬を表明。メルケル氏が党首と院内総務の兼務を望んだため、02年に同ポストを降りた因縁がある。09年に政界を引退したが、党内保守派や財界の求めに応じて復帰を決めた形で、有力候補の一人とみられている。

2840チバQ:2018/10/31(水) 10:54:59
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181031-00246403-toyo-bus_all
党首選断念、「メルケルなきEU」はどこへ行く
10/31(水) 6:00配信 東洋経済オンライン
党首選断念、「メルケルなきEU」はどこへ行く
メルケル首相の下でドイツは経済的に繁栄しただけでなく政治的な発言力も高めた。メルケル首相はEUのリーダーでもあった(写真:REUTERS/Hannibal Hanschke)
 10月30日、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は記者会見を開き、自身が18年率いてきたCDU(与党・キリスト教民主同盟)の党首を退任する考えを表明した。一方、ドイツ首相の座には2021年の任期切れまでとどまり、その後、政界を引退する意向を示している。

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 首相留任は現時点での意向であり、現実的な話ではないだろう。少なくとも2021年の総選挙の顔が「メルケル」であってはならないというのがCDUの強い総意のはずであり、そのためにあと3年かけて体制を整えるという算段である。メルケル首相はその間の「つなぎ」であり、レームダック化は必至である。ポスト・メルケルに関しては、現時点では有力な情報はなく、まずは12月の党大会をにらんで続報を待つ段階にある。

 2005年にドイツ首相の座に就いたメルケル首相の歴史は、そのままEU(欧州連合)の経験したバブルとその破裂、欧州債務危機(そしてその後始末)の歴史と重なる。もっと言えば、メルケル首相がCDU党首に就任したのは2000年4月であるから、メルケルCDU党首の歴史は1999年1月からスタートした共通通貨ユーロの歴史ともほぼ重なる。名実共にEUの礎を築いた政治家の1人だろう。

 なお、仮に宣言どおり、2021年まで職務を全うすればメルケル首相は「東西ドイツ統一の父」ないし「欧州統合の機関車」とも称され、何よりメルケル首相を表舞台に抜擢したヘルムート・コール元首相が持つ16年間という戦後最長の在任記録に並ぶところだったのだが、どうやらこれは、かないそうにない。

■緑の党と極右政党のAfDが躍進

 今回の決断はバイエルン州、ヘッセン州と州議会選挙で2連敗、しかもいずれも大敗を喫したことの引責という形だが、この流れ自体は1年前の総選挙敗北から始まっていたものでもある。バイエルン州議会選挙の大敗は姉妹政党であるCSU(キリスト教社会同盟)のもので、同党党首のホルスト・ゼーホーファー氏はダメージを抑制すべく必死にメルケル首相との距離感をアピールしたのだが、被弾を免れなかったという経緯がある。

 それだけ「反メルケル」の世論が根強いことが実証された選挙でもあった。ヘッセン州での敗北は首相自身の率いるCDUの敗北であるため、より直接的な打撃になったと考えられる。これをCDUとして放置する選択肢があるはずもなかった。

 ちなみに他の政党はどうだったか。国政でCDUと大連立政権を組む左派系のSPD(ドイツ社会民主党)も歴史的な大敗を喫しており、その凋落はCDUよりもひどい。片や、ヘッセン州でCDUと連立を組む「緑の党」は得票率を前回の約2倍となる19.5%にして躍進し、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」も前回の約3倍の得票率を得て初めて州議会入りを果たすことになっている。バイエルン州もヘッセン州も「2大政党の大敗」と「緑の党、極右政党の大勝」という構図は共通している。いずれにせよ「メルケルなきEU」という新しい時代が幕を開けようとしている。

2841チバQ:2018/10/31(水) 10:55:23
 現在のドイツ政治が深刻な点は、経済が絶好調であるにもかかわらず現行体制が評価されていないということだろう。

 たとえば、失業率は5%付近まで低下しており、完全雇用状態がほぼ実現、目下、人手不足を指摘する声も多い。CSUが大敗を喫したバイエルン州はドイツ最大の州であり景気は極めて良好であった。通常、好景気は現政権の追い風になるものだが、そうはなっていないのである。

 結局、メルケル政権の「終わりの始まり」は2015年夏の「無制限に難民を受け入れる」という未曾有の決断であり、これがメルケル首相およびメルケル首相率いるCDU・CSUに対する国民の信頼感を決定的に損なったという話である。バイエルン州は難民流入の玄関口でもあり、ピーク時には1日1万人を超える難民が到着した。

 その後、ケルンにおける大みそかの集団暴行事件(2015年)を筆頭に難民による犯罪がクローズアップされる中で2017年9月の総選挙で大敗、その後のたび重なる地方選でも連敗が続き、ついに今回、メルケル首相の政治生命を断つまでに至った。

 メルケル政権は欧州債務危機により瓦解に追い込まれると言われた時期もあったが、決定打になったのは債務ではなく難民だった。ユーロ圏の構造問題というテーマではなく、メルケル首相個人の人道主義という理想(ないし趣味)に引きずられて瓦解したとも言える。

■債務危機は「ストレス」だが「追い風」でもあった

 むしろ、欧州債務危機に関しては、それがあったからこそメルケル政権の安定が演出された部分もあると筆者は考えている。確かに、欧州債務危機における対応を理由に与党の支持率低迷が懸念されることもあり、メルケル首相には「ストレス」であっただろう。だが、振り返ってみれば周縁国が次々と窮地に陥る中、圧倒的な経済力を背景として救済者(債権者)たるドイツの政治力が相対的に増したというのが実情に近い。

 また、分かりやすい例で言えば、欧州債務危機を理由にユーロ相場が低位安定したことがドイツ製造業にとって「追い風」となった面は否めない。「経済はドイツ、政治・外交はフランス」というかつてイメージされた両国のバランスは今や見当たらず、「強い経済力」が「強い政治力」の裏付けとなり、気づけば彼我の差は大分大きくなったという印象である。債務危機時にSPDに肉薄されることはあったものの、CDU・CSUの支持率はこの間、目立って落ちておらず、失業率は危機の最中も下がり続けた。

 欧州債務危機が最も騒がれていた2010〜2012年のドイツは「強い経済」と「安定した政治」の両輪がしっかり回っていたと言える。他国の政治が半ば自滅していく中で救済者でいられたことは、メルケル首相が帝国の「長」としての貫禄を保つ舞台があったといえる。

 しかし、この一強状態が次第に「強いにもかかわらず他者のことを考えないドイツ」の身勝手さ、未熟さ、傲慢さとしてクローズアップされるようになった。ドイツ経済が「最強」であることは誰しも疑わないものの、その危うさが近年、指摘されることが多くなったのは周知の通りである。さらに話を複雑にしているのがメルケル首相の性格だろう。

 牧師の娘として生まれ育ったメルケル首相の抱く人道主義的ないし理想主義的な欲求はことさら強く、これが強い経済力や政治力と結びつくことで「道徳主義的帝国主義」という揶揄まで聞かれるようになった。この発言は難民受け入れ問題をめぐってハンガリーのオルバン・ヴィクトル首相が発したものだ。なお、緊縮財政に固執する政策姿勢もメルケル首相の理想主義と親和性が高く、やはり南欧諸国から忌み嫌われる対象となった。

2842チバQ:2018/10/31(水) 10:57:18
■ドイツを中心に縦・横・斜めに亀裂が走る

 ちなみにこうしたドイツとの不仲はかねて南欧が有名だが、実は近年、ドイツの「友人」は少なくなっている印象を受ける。緊縮路線をめぐって関係が悪化したギリシャを筆頭とする南欧はもとより、移民問題をめぐっては東欧(ポーランド、ハンガリー、チェコなど)、EUの運営方式をめぐっては裕福な沿岸諸国(デンマーク、フィンランド、スウェーデンなど)ともぎこちない関係が見られ始めている。こうして今の欧州大陸はドイツを中心として縦・横・斜めに亀裂が走っている現状が指摘される。

 なお、長らくドイツの味方と思われたオーストリアでも、メルケル首相の移民政策を契機に2017年の総選挙で極右政党が台頭した。周辺諸国を見ればウクライナ問題をめぐってロシアとも対立している。去り行く英国との関係は論じる必要もあるまい。域外に目をやれば新自由主義「最後の砦」とも評されるメルケル政権と保護主義を前面に押し出すアメリカのドナルド・トランプ大統領はまさに水と油の関係として世界の知るところだ。両者の違いは経済に限らず基本的人権などへの考え方にも及ぶ。

 こうした不仲のすべてがメルケル首相の政治運営に拠るものだとは言わないが、小さくない部分に責めを負っていることも違いないだろう。もはや親しい大国は中国だけという論評も目にする。この辺りがメルケル政治の功罪のうちの「罪」の部分として議論される対象になるのではないか。

 ドイツを取り巻く政治環境は率直に言って厳しさを増している。今後、リーダーシップを発揮し亀裂を修復するのはメルケル首相ではなく、その後継者の仕事になる。メルケル首相在任中にドイツは「欧州の病人」と言われた状況から復活し、経済は際立った安定を実現、域内での政治的発言力ではフランスを突き放した。だが一方、そうした状況に見合うだけの尊敬や信頼を勝ち得たわけではない。

 前途は多難である。経済面で言えば、メルケル首相は前任のゲアハルト・シュレーダー首相が実施した大胆な構造改革(≒雇用規制改革)の果実を受け取りつつ、危機に乗じた政治的発言力の増大およびユーロ安という「追い風」を受けた。後継者にそのようなものは期待できない。そもそも後継者は誰になるのか。メルケル首相が在任中、対峙しそうな有能な政治家を徹底的に排除してしまったことで候補は乏しいと言われる。

■後継者に課せられた「理想主義の後始末」

 たとえば、党ナンバー2のポストである幹事長に就く女性政治家アンネグレート・クランプカレンバウアー氏の名は頻繁に挙がる。メルケル首相も首相就任前には党幹事長を経験しており、クランプカレンバウアー氏を「ミニ・メルケル」とはやし立てる向きは多い。だが、同氏が地方(今年2月までザールラント州首相)を飛び出し、国政においてどう立ち回れるのかについて評価は定まっていない。そもそも「メルケルのお気に入り」であることが敬遠される理由にもなるかもしれない。

 「メルケルなきEU」において次期首相は「前任が振りかざした理想主義の後始末」をやらされることになる。まずは難民の取り扱い、次に緊縮路線の修正、これと並行してユーロ圏の共同債などに着手することが期待されるだろう。アメリカとの距離が近くバランサーとしての役目が期待された英国が抜けることで、今後のドイツの立ち居振る舞いには一段のバランス感覚が必要になる。政治・経済両面でそれを発揮できるリーダーが必要になる。

 メルケル首相の下で失った「友人」たちを再び引き寄せ、EUの建て直しを図れるのか。後継者を待ち受けるハードルはメルケル首相が経験したものよりも高いかもしれない。

2843チバQ:2018/10/31(水) 18:40:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00000582-san-eurp
「メルケル路線」継承か転換か 独与党後継争い
10/31(水) 17:26配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相(64)が2021年の政界引退と保守系与党の党首選不出馬を決め、後継者争いの火ぶたが切って落とされた。難民・移民対応などでメルケル氏がとったリベラルな政策は党内で議論を呼び、党首選ではそうした路線を継承するか、転換を図るかが焦点となりそうだ。

 保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)は12月上旬に開く党大会で党首選を行う。これまでにCDUのアンネグレット・クランプカレンバウアー幹事長(56)やイェンス・シュパーン保健相(38)ら3人が出馬意向を示した。

 クランプカレンバウアー氏は今年2月まで西部ザールランド州首相を務めていた。劣勢だった地元州議会選挙を大勝に導き、批判が上がったメルケル氏の寛容な難民受け入れ策も一貫して支持。この姿勢が評価され、幹事長に抜擢(ばってき)された。

 EU内の協調を重視し、メルケル氏の意中の後継とされるが、メルケル氏は表向き後継者選びには“不介入”の姿勢だ。

 シュパーン氏は寛容な難民政策などをめぐりメルケル氏を批判してきた保守派の若手ホープ。メルケル氏が現政権で閣僚に起用したのは、党内融和を図るためだったとされる。閣僚就任後は目立った批判を控えて職務に専念し、「メルケル後」に備えてきた。

 保守派では連邦議会(下院)元院内総務のフリードリヒ・メルツ氏(62)も出馬を表明。経済界などの支持は強い。メルケル氏に近い州首相の出馬も取り沙汰され、多数派形成に向けた党内の「権力闘争」(独メディア)が激しくなるのは必至だ。

2845チバQ:2018/11/01(木) 11:50:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00000087-mai-int
<メルケル氏引退意向>EU改革に痛手 けん引役欠く
10/31(水) 20:12配信 毎日新聞
<メルケル氏引退意向>EU改革に痛手 けん引役欠く
メルケル独首相=AP
 【パリ賀有勇、ベルリン中西啓介】メルケル独首相が2021年の首相任期末で政界引退する意向を表明したことで、欧州統合の深化を目指す欧州連合(EU)改革に悪影響が出るのを懸念する声が上がっている。メルケル氏はマクロン仏大統領とともに改革を推進し、人道的な難民対策なども提案してきた。今後、メルケル政権の一層の求心力低下が避けられない中、英国のEU離脱など課題が山積する欧州のけん引役を独仏が引き続き担えるか、注目が集まる。

 首相在任13年のメルケル氏は、ウクライナ紛争の停戦協定とりまとめや、ギリシャ財政危機収束に中心的役割を果たしてきた。統一通貨ユーロ圏の財政基盤強化などを網羅する独仏共同のEU改革案をまとめた、盟友のマクロン氏と共に熱心なEU支持者として知られる。メルケル氏は10月30日、「外交交渉での地位には影響しない。むしろ課題に集中する時間ができる」と述べ、引退宣言が自身の国際的立場を弱めることはないとの見方を示した。

 マクロン氏は29日のパリ大統領府での記者会見でメルケル氏の引退表明について「非常に威厳ある決断だ」と述べ、進退の明確化で政権内の対立収束を図ったメルケル氏の判断をたたえた。だが一方で、「心休まるものではない」と本音も吐露。マクロン氏が懸念するのは、穏健で現実的な路線を取ってきたメルケル政権の弱体化により、EU内に排外的な右派ポピュリズム(大衆迎合主義)が広がることだ。

 15年秋の欧州難民危機以降、イスラム教徒の移民・難民らの受け入れに反対する政治勢力が欧州各国で拡大。イタリアやオーストリアでは極端な難民規制を求める右派政権が発足し、東欧諸国と「反メルケル網」を築いてきた。オーストリア政府は31日、「移民政策で政府の主権を失う恐れがある」として、国連が12月の採択を目指す難民支援の枠組みを規定する文書から、離脱する方針を表明した。

 メルケル政権で長年閣僚を務めたガブリエル前外相は31日、独紙ツァイトで、メルケル氏が「遅くとも19年5月の欧州議会選後には後進に道を譲る」と予測。EU機関としては唯一、各国の有権者が直接選挙で選ぶ欧州議会は現在、中道右派と中道左派が2大勢力を構成するが、来年5月の選挙では、極右的な反EU勢力の台頭が懸念される。

 マクロン氏はメルケル氏と共に、EUへの不満が増大する南欧諸国への開発支援を目指す新たなユーロ圏共通予算などを提案。欧州統合の深化という共通の価値観を持つメルケル氏の影響力低下はマクロン氏にとって大きな痛手だ。

2846チバQ:2018/11/01(木) 11:52:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00000001-asahi-int
メルケル首相の後継レース始まる 新党首に3人が名乗り
11/1(木) 0:20配信 朝日新聞デジタル
メルケル首相の後継レース始まる 新党首に3人が名乗り
メルツ元院内総務=31日、ベルリン、高野弦撮影
 ドイツのメルケル首相が辞任を表明した与党キリスト教民主同盟(CDU)の後継党首をめぐるレースが始まった。これまでに3人が立候補を表明。新党首は12月の党大会で、各州ごとに選ばれた党幹部らの投票によって決まり、将来の首相になる可能性がある。

【写真】クランプカレンバウアー幹事長=AP

 立候補を表明し、10月31日に会見した連邦議会の元院内総務メルツ氏(62)は「CDUは再出発を必要としている」と決意を語った。金融に精通した弁護士で、保守的な価値観を持ち、リベラル派が主張する「多文化社会」に対抗する。会見では「移民、デジタル社会の実現、気候変動は大きな課題で、自分の手で刷新したい」と語った。

 世論調査では一般の有権者の支持を集めるが、党内での支持は不透明だ。メルケル氏とは「水と油」の関係とされ、党首になった場合、混乱は避けられないとみられている。

 党幹事長クランプカレンバウアー氏(56)は10月29日に立候補を表明した。2011年に西部ザールラント州で女性初の党支部代表となり、州首相に就任。昨年3月の州議会選挙で党を圧勝に導き、今年2月に幹事長に抜擢(ばってき)された。「ミニメルケル」と呼ばれるが中央政界での経験は浅く、手腕を不安視する声もある。

 シュパーン保健相(38)も立候補の意思を表明。党内右派として知られ、メルケル氏の難民政策批判の急先鋒(きゅうせんぽう)だ。かつて有力紙の取材に「私は(難民に信者が多い)イスラムについて敏感な感覚を持っている。私のような同性愛者はイスラム社会では、塔から投げ捨てられる」と語った。欧州政策では、財政移転につながりかねないユーロ圏の改革には反対している。(ベルリン=高野弦)

朝日新聞社

2847チバQ:2018/11/01(木) 16:11:02
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1810310018.html
「メルケル路線」継承か転換か 独与党後継争い
10月31日 17:29産経新聞

「メルケル路線」継承か転換か 独与党後継争い

(産経新聞)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相(64)が2021年の政界引退と保守系与党の党首選不出馬を決め、後継者争いの火ぶたが切って落とされた。難民・移民対応などでメルケル氏がとったリベラルな政策は党内で議論を呼び、党首選ではそうした路線を継承するか、転換を図るかが焦点となりそうだ。

 保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)は12月上旬に開く党大会で党首選を行う。これまでにCDUのアンネグレット・クランプカレンバウアー幹事長(56)やイェンス・シュパーン保健相(38)ら3人が出馬意向を示した。

 クランプカレンバウアー氏は今年2月まで西部ザールランド州首相を務めていた。劣勢だった地元州議会選挙を大勝に導き、批判が上がったメルケル氏の寛容な難民受け入れ策も一貫して支持。この姿勢が評価され、幹事長に抜擢(ばってき)された。

 EU内の協調を重視し、メルケル氏の意中の後継とされるが、メルケル氏は表向き後継者選びには“不介入”の姿勢だ。

 シュパーン氏は寛容な難民政策などをめぐりメルケル氏を批判してきた保守派の若手ホープ。メルケル氏が現政権で閣僚に起用したのは、党内融和を図るためだったとされる。閣僚就任後は目立った批判を控えて職務に専念し、「メルケル後」に備えてきた。

 保守派では連邦議会(下院)元院内総務のフリードリヒ・メルツ氏(62)も出馬を表明。経済界などの支持は強い。メルケル氏に近い州首相の出馬も取り沙汰され、多数派形成に向けた党内の「権力闘争」(独メディア)が激しくなるのは必至だ。

2848チバQ:2018/11/01(木) 16:11:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-181031X198.html
欧州、「自国第一」勢力が台頭=メルケル氏退場で遠心力増大も―独政局
10月31日 14:21時事通信

 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相が、与党党首の辞任と2021年までの今期限りでの政界引退を表明した。欧州の連帯を信条とするメルケル氏の求心力低下と反比例する形で拡大してきたのが、欧州連合(EU)の下での協調より自国の利益を優先する勢力の台頭だ。メルケル氏という重しを失い、欧州の中核ドイツも「自国第一」へ傾斜すれば、欧州の遠心力は一段と強まりかねない。

 「米国が米国第一なら、ドイツはドイツ第一だ」。排外主義政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のガウラント党首は昨年、党の方針をこう説明した。同党の政策にはユーロ圏脱退をはじめ、欧州統合に懐疑的な項目がずらりと並ぶ。

 メルケル氏辞意表明のきっかけとなったバイエルン、ヘッセン両州議選では、与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の票がAfDへ大量に流出。AfDは全連邦州で議席を獲得するに至った。票を奪い返すには、AfD支持層に響く主張が必要との声も与党内で根強い。

 実際、CDU党首選出馬を決めた有力候補の一人、シュパーン保健相は地元紙への寄稿で、EUの重要性を認めつつ「民主主義の根本は、各国民国家にある」と、EUの権限拡大に否定的な主張を展開している。

 欧州の連帯に背を向ける動きは、欧州中に拡大している。ハンガリーとポーランドは、EUの制止を振り切り、司法の独立を制限する改革を推進。EUの制裁手続きを招いた。欧州大陸では独仏に次ぐ大国のイタリアも、EUの規定に反する歳出拡大型の予算を策定し、公然とEUに反発。欧州統合に逆行するような事態が続く中で、メルケル氏は徐々に表舞台から姿を消していくことになる。

2849とはずがたり:2018/11/02(金) 12:27:54

独与党CDU、保守路線回帰へ
メルケル氏後継、有力3氏
https://this.kiji.is/430891891536577633
2018/11/2 10:01
c一般社団法人共同通信社

 【ベルリン共同】寛容な難民政策などリベラル色を強めてきたドイツのメルケル首相の保守与党キリスト教民主同盟(CDU)が保守路線に回帰する見通しだ。12月に実施されるメルケル氏の後任党首選には保守派3人が出馬表明。このうちシュパーン保健相(38)は1日付の地元紙で、難民問題は「未解決だ」とメルケル氏を批判、難民抑制策の導入を訴えた。

 シュパーン氏はメルケル氏の政策に対抗する党内右派の論客として知られ、フランクフルター・アルゲマイネ紙への寄稿で、国内には「無秩序な形で多数の人間が流入している」と指摘。その数を抑制し、適切に管理すべきだと訴えた。

2851名無しさん:2018/11/09(金) 17:36:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181109-00000545-san-eurp
欧州委トップ後任選び本格化 2大会派が候補
11/9(金) 15:17配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長(64)の来年秋の退任に伴う後任選びが本格化した。人選に影響を与える欧州議会の左右2大会派が8日までにそれぞれ候補を固めた。EUの行政執行を担う欧州委員会を率いる欧州委員長はEU機関の最重要ポストとされ、EUの行方にも大きな影響を与える。

 欧州委員長は3万人超の職員を抱え、EU機関で唯一の法案提出権を持つ欧州委のトップとして強力な権限を持つ。国際会議にもEU大統領と参加するEUの「顔」。欧州政治の重鎮であるユンケル氏は7月、貿易摩擦をめぐるトランプ米大統領との直談判で譲歩も引き出し、存在感を示した。

 欧州議会最大会派の中道右派、欧州人民党は8日、来年5月の欧州議会選挙で立てる委員長候補にドイツ出身のマンフレット・ウェーバー議員(46)を選出。第2会派の中道左派、社会民主進歩同盟も5日、候補をフランス・ティメルマンス欧州委第1副委員長(57)に絞り込んだ。

 委員長選びでは2014年の前回欧州議会選でEU首脳会議が選挙結果を「考慮」して提案する制度を導入。人民党候補のユンケル氏が委員長に就いた。次回選でも同党が最大勢力を維持すると見込まれ、ウェーバー氏には有利とされる。

 だが、来年はEU懐疑派などの躍進で2大会派が後退し、欧州議会内の調整が難航する可能性がある。フランスは首脳会議の権限を重視し、前回の制度を踏襲することに反対。ウェーバー氏は閣僚経験もなく力量が不安視もされ、後継選びはなお不透明だ。

 次期欧州委員長をめぐっては、EUに懐疑的な右派ポピュリズム(大衆迎合主義)勢力の結集を目指すイタリアのサルビーニ内相が「さまざまな加盟国の友人に頼まれている」と伊メディアに述べ、自身が名乗りを上げる可能性もちらつかせている。

2852チバQ:2018/11/12(月) 11:57:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000052-mai-eurp
<英国>EU離脱に反対し閣外相が辞任 閣僚6人目
11/10(土) 18:05配信 毎日新聞
 【ロンドン矢野純一】英国の前外相ボリス・ジョンソン氏(54)の弟ジョー・ジョンソン運輸担当閣外相(46)が9日、メイ首相の欧州連合(EU)からの離脱方針に賛同できないとして辞任した。メイ氏の方針に反対して辞任した閣僚・閣外相は6人目。

 ジョー・ジョンソン氏は辞任の声明で「民主主義とは最後に民意を問うものだ」として、EUとの離脱交渉で合意した後、合意案を受け入れるかどうかを問う2度目の国民投票を実施するよう求めた。

 メイ氏は「離脱を決めた2016年の国民投票の結果を尊重する」として国民投票の再実施については繰り返し否定している。EUとの交渉が大詰めを迎える中、離脱方針を巡ってまとまりに欠ける状況を露呈した。

 英国とEUは、離脱の条件を定める「離脱協定」や将来の通商関係の枠組みについて、年内の合意を目指して交渉を進めている。2度目の国民投票を求める動きは、一部産業界にも広がっており、従来通りEUとの貿易を続けることを求める英小売り大手の元幹部らが今月団体を設立した。市民団体が10月にロンドンで国民投票を求めるデモを実施した際には数十万人が参加した。

 離脱の是非を問う16年の国民投票では、兄は離脱運動を主導していたが、弟は残留を支持していた。メイ氏の方針に反発して今年7月に外相を辞任した兄はツイッターで「我々は離脱を巡って意見は違うが(メイ氏の方針に)失望していることでは一致した」とコメントした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000573-san-eurp
ジョンソン前英外相の弟が閣僚辞任 EU離脱案に反対
11/10(土) 22:03配信 産経新聞
 【ロンドン=岡部伸】英国のジョー・ジョンソン運輸担当閣外相は9日、メイ首相の欧州連合(EU)からの離脱案に反対するとして辞任した。強硬離脱派の旗頭、ボリス・ジョンソン前外相の弟であるジョンソン氏は、親EUの残留派だが、EUと協調しながら通商関係を見直すメイ氏の離脱案は「混乱を引き起こし、EUにとどまるより悪い」と批判。再度の国民投票を求めた。

 英国とEUの交渉が大詰めを迎える中での閣僚辞任は、今後の政権運営をより不透明にしそうだ。

 ジョンソン氏は辞表で、メイ氏がEUと協議中の離脱案は、英国がEUのルールに従い続けながら、英国の意見を訴える権利がなく「妄想的で誤りだ」と批判した。さらに、英国が「第二次大戦以来最大の危機にある」とも強調し、離脱について国民に再度問うべきだと主張した。

2853チバQ:2018/11/12(月) 11:57:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181112-00000005-reut-eurp
英閣僚4人が辞任へ、メイ首相の税関案をEUは拒否=英紙
11/12(月) 8:33配信 ロイター
英閣僚4人が辞任へ、メイ首相の税関案をEUは拒否=英紙
11月10日、11日付の英紙サンデー・タイムズによると、英国の欧州連合(EU)離脱の問題を巡り残留派の英閣僚4人が間もなく辞任するという。写真はメイ英首相。ロンドンで2018年10月撮影(2018年 ロイター/Henry Nicholls)
[ロンドン 10日 ロイター] - 11日付の英紙サンデー・タイムズによると、英国の欧州連合(EU)離脱の問題を巡り残留派の英閣僚4人が間もなく辞任するという。

同紙によると、EUは、暫定的な税関に関する合意からの移行について監督する「独立したメカニズム」を設けるというメイ英首相の計画を拒否した。

メイ英首相率いる与党保守党のEU離脱支持者は、EUとの新たな通商関係を築くなかで、暫定的な税関に関する合意からの移行時期の決定権は英国にあるべきだと主張。ただ、関係筋によると、EUは欧州司法裁判所にその判断を委ねるべきだと主張している。

2854チバQ:2018/11/13(火) 20:25:23
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASLCD6JK2LCDUHBI03S.html
メルケル氏ともめて選挙大敗 ドイツ与党の党首、辞任へ
16:44朝日新聞

メルケル氏ともめて選挙大敗 ドイツ与党の党首、辞任へ

ドイツ東部バウツェンで12日、キリスト教社会同盟(CSU)の党首を辞任すると発表したゼーホーファー内相=ロイター

(朝日新聞)

 ドイツ連立政権の一角をなすキリスト教社会同盟(CSU)党首のゼーホーファー内相は12日の記者会見で、党首を辞任すると表明した。辞任の時期については「今週中に明らかにする」とした。10月の南部バイエルン州議会選での大敗の責任をとった形だ。

 CSUは、メルケル首相が党首辞任を表明したキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党で、バイエルン州を活動拠点としている。ゼーホーファー氏は難民受け入れなどをめぐってメルケル氏としばしば対立し、7月には連立政権を崩壊の危機に追い込んだ。

 こうした「内輪もめ」が影響し、バイエルン州とヘッセン州の議会選で与党は大敗。その責任をとり、メルケル首相は10月末にCDU党首辞任を表明した。リベラル派のメルケル氏と保守派のゼーホーファー氏がともに党首から身を引くことで、姉妹政党同士の関係修復が進む可能性がある。

 党首の交代は年明けにも開かれる臨時党大会で正式に決まる見通し。後任にはバイエルン州のゼーダー州首相が有力視されている。ゼーホーファー氏は引き続き内相として閣内にはとどまる意向だ。(ベルリン=高野弦)

2855チバQ:2018/11/15(木) 19:23:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181115-00000059-reut-eurp
スウェーデン議会、中道右派の首相候補を否決 政権樹立の難航続く
11/15(木) 14:08配信 ロイター
スウェーデン議会、中道右派の首相候補を否決 政権樹立の難航続く
 11月14日、9月の総選挙後、連立協議が難航しているスウェーデンで、議会が、中道右派連合「アライアンス」の最大政党である穏健党のクリステルソン党首(写真)を首相とする案を否決した。ストックホルムで撮影。スウェーデン通信提供(2018年 ロイター)
[ストックホルム 14日 ロイター] - 9月の総選挙後、連立協議が難航しているスウェーデンで、議会が14日、中道右派連合「アライアンス」の最大政党である穏健党のクリステルソン党首を首相とする案を否決した。

9月の総選挙では、社会民主労働党など中道左派連合と、穏健党を中心とする中道右派連合がほぼ拮抗し、過半数を制する勢力がない「ハングパーラメント(宙づり議会)」となった。

これまでに中道左派と中道右派がそれぞれ政権樹立を試みたが、反移民を掲げる極右政党、スウェーデン民主党が鍵を握る中、調整は難航している。

議会のノーレン議長は今後、各党党首とさらに協議を行う見通しだが、行方は不透明で、再選挙の可能性も高まっている。

2856チバQ:2018/11/15(木) 21:19:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181115-00000113-jij-eurp
英EU離脱相、抗議の辞任=合意案めぐり政権に衝撃
11/15(木) 18:41配信 時事通信
英EU離脱相、抗議の辞任=合意案めぐり政権に衝撃
英国のラーブ欧州連合(EU)離脱担当相(写真)は15日、政府が14日の臨時閣議で承認した交渉合意案を「支持できない」として、抗議の辞任に踏み切った。
 【ロンドン時事】英国のラーブ欧州連合(EU)離脱担当相は15日、政府が14日の臨時閣議で承認した交渉合意案を「支持できない」として、抗議の辞任に踏み切った。

【図解】英EU離脱における今後のスケジュール

 マクベイ雇用・年金相と閣外相ら政権幹部2人も相次ぎ辞任。来年3月に迫った離脱の成功を目指すメイ政権に衝撃が走っている。

 メイ首相が交渉団を指揮してまとめた合意には、野党だけでなく与党・政権内からも不満の声が上がっていた。離脱の条件を定めた国際条約の「離脱協定」を批准するには議会承認が不可欠だが、議会の支持取り付けは難航を極めそうだ。

 ラーブ氏は辞表をツイッターで公表し、合意は「英国の一体性に対する真の脅威だ」と主張。与党・保守党の政権公約に反する上、「いかなる民主国家も調印したことがない」内容だとし、EUとの合意を急いだ首相の判断を批判した。

 マクベイ氏も「合意は(離脱を決めた2016年の)国民投票結果を尊重していない」と反発。バラ北アイルランド担当閣外相らも辞任した。

2857チバQ:2018/11/16(金) 14:22:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181115-35128743-cnn-int
ラーブ英離脱相が辞任、「首相を支持できず」 EU離脱交渉でメイ氏に打撃
11/15(木) 18:54配信 CNN.co.jp
ラーブ英離脱相が辞任、「首相を支持できず」 EU離脱交渉でメイ氏に打撃
ラーブ離脱相が辞任を表明した
(CNN) 英国と欧州連合(EU)からの離脱交渉が進む中、ラーブ英離脱相は15日、辞任を表明した。道義上、メイ首相を支持することはできないとしている。

離脱交渉を担当する大臣の辞任は今年に入り2人目。ラーブ氏の前にもデービス離脱担当相が7月に辞任していた。

英国のEUからの離脱をめぐる交渉では、メイ首相は14日、EUとの間に暫定合意した離脱条件の協定案について、閣議で承認を取り付けたと明らかにしていた。

離脱相の辞任は2人目となり、メイ首相には打撃となった。

2858チバQ:2018/11/16(金) 17:01:39
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111500848&g=int
英与党内「メイ降ろし」の動き=EU離脱で政局流動化

14日、ロンドンの首相官邸前で、マラソン閣議後に結果を発表するメイ英首相(AFP時事)

 【ロンドン時事】英国と欧州連合(EU)が離脱協定に合意し、25日に臨時のEU首脳会議をブリュッセルで開いて正式決定することになった。来年3月末の離脱に向けて最初の関門を突破した格好で、今後の焦点はそれぞれの議会承認に移る。しかし、英国ではメイ首相がまとめた合意内容に反発が広がり、与党内には「メイ降ろし」の動きも始まった。議会承認には不透明感が強まり、英政局も流動化してきた。
 「長く、熱のこもった議論だった。困難な日々がこれから待ち受けていることは分かっている」。首相は14日夜(日本時間15日未明)、5時間以上にも及んだマラソン閣議でようやく承認にこぎ着けた後、記者団にこう語った。表情はやつれ、声にも張りがなかった。
 首相にとって、内閣の承認は国内手続きの最初の関門だった。首相方針に懐疑的な閣僚が一定数いたためで、英メディアによると、実際に閣議では約3分の1が反対を表明。15日には主要閣僚のラーブEU離脱担当相らが辞任するなど、閣内の意見集約にさえてこずる姿は首相の求心力低下を印象付けた。
 今後は前途多難だ。与党・保守党内では早速、有力議員のリースモグ氏がメイ党首の不信任投票を要求する準備を始めた。投票が実施されメイ氏が党首を解任された場合、首相退陣は避けられない。不信任を回避しても、議会承認に必要な与党票の確保は難航しそうだ。(2018/11/15-23:56)

2859チバQ:2018/11/16(金) 17:02:04
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111600829&g=int
メルケル氏後継、舌戦火ぶた=12月党首選へ地方大会開始-独与党

15日、ドイツ北部リューベックで開催されたキリスト教民主同盟(CDU)地方大会で、次期党首に出馬表明した(左から)メルツ元連邦議会院内総務、クランプカレンバウアー幹事長、シュパーン保健相(AFP時事)

 【ベルリン時事】ドイツ与党・キリスト教民主同盟(CDU)党首辞任を表明したメルケル首相の後継を選ぶ党大会を12月上旬に控え、選挙戦の皮切りとなる第1回地方党大会が15日夜、北部リューベックで開催された。出馬表明した3候補とも保守的な主張を展開。左派色もあったメルケル体制から、保守回帰する様相が強まった。
 論戦では、メルケル氏に近いクランプカレンバウアー幹事長(56)も、「難民問題の教訓を総括する」と、寛容な難民政策でつまずいたメルケル氏の路線を修正する姿勢を強調。メルツ元連邦議会(下院)院内総務(63)は、金融界での経験から減税など経済政策をアピールした。38歳と最若手のシュパーン保健相は「世代交代が必要だ」と訴えた。
 3候補とも、欧州連合(EU)諸国の結束の重要性では一致。また、「中国にあらゆる分野への投資を許して良いのか」(クランプカレンバウアー氏)といった中国への厳しい発言もあった。(2018/11/16-15:32)

2860チバQ:2018/11/16(金) 17:02:57
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111500741&g=int
経済界、合意に安堵=英EU離脱、なお懸念も
 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)からの離脱交渉が14日に合意したことで、経済界にはひとまず安堵(あんど)の声が広がった。ただ、英議会での承認が得られなければ「合意なき離脱」に追い込まれる懸念も残り、なおも警戒を緩めていない。
 英最大の経済団体「英国産業連盟(CBI)」は「『合意なき離脱』の悪夢から一歩遠ざかるものだ」と歓迎する声明を発表。さらに、「なお不確実な点は残り、透明性も必要だが、これは重要な前進だ」と指摘した。
 世界的な金融街シティーを抱える英国の「シティー・オブ・ロンドン」も合意を評価。特に英国とEUが金融規制などで協力すると表明したことを、「欧州全体で個人と企業にサービスを提供するシティーの役割を踏まえた前向きな動きだ」と述べた。
 欧州大陸に拠点を置く企業などで構成する経済団体「ビジネス・ヨーロッパ」も「合意は企業と市民に新たな現実に適応するための準備の時間を与えるものだ」と歓迎。「英EU双方の政治レベルでも承認されるべきだ」と支持を表明した。(2018/11/15-21:17)


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