*筆者は国際政治リスク分析を専門とするコンサルティング会社、ユーラシア・グループの社長。スタンフォード大学で博士号(政治学)取得後、フーバー研究所の研究員に最年少で就任。その後、コロンビア大学、東西研究所、ローレンス・リバモア国立研究所などを経て、現在に至る。全米でベストセラーとなった「The End of the Free Market」(邦訳は『自由市場の終焉 国家資本主義とどう闘うか』など著書多数。
ところで、協議を前に、ドネツク州南部の戦略的要所であるマリウポリに対し、親ロシア派が攻撃を始めました。マリウポリはアゾフ海を挟んでロシア領土と繋がっており、ロシアが3月に編入したクリミア半島に近い場所にあります。そのため、マリウポリを奪還するかどうかは、今後の戦況と、その後の交渉プロセスに大きく影響するものとみられます。こうした中、インタファクス通信によりますとロシア海軍は、NATOの軍艦2隻が黒海に入ったことを明らかにしています。(05日03:40)
最終更新:9月5日(金)12時44分TBS News i
ポロシェンコ政権はこれらの問題に加え、汚職や巨額の債務という問題も抱えている。さらに、ロシアの天然ガス供給という、ほぼ永遠の危機ともいえる問題の解決にもあたらなくてはならない。欧州連合(EU)がロシアに対する制裁の維持で合意している中、29日にはEUが仲介するガス供給をめぐる協議にウクライナ、ロシア両国の代表が出席する予定だが、協議の難航が予想される。(c)AFP/Anna MALPAS with Sebastian SMITH in Kiev
ウクライナ、ドイツ、フランスの各国首脳は、10月31日に行われたロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領との4者電話会談で、同大統領に対し選挙を容認しないよう要求した。また米ホワイトハウス(White House)も同日、選挙は「違法」とみなすと言明している。(c)AFP/ Nicolas MILETITCH with Max DELANY in Kiev