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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

130とはずがたり:2014/08/06(水) 12:03:19
ひと皮向けたロシアの極東開発政策
「新工業化派」の若手たちによる獅子奮迅の働きに注目を
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41244
2014.07.18(金) 大橋 巌

ア極東開発の新政策が急速な展開を見せている。

 きっかけは昨年9月。1975年生まれでそれまで行政経験が全くなかったアレクサンドル・ガルシカ氏が連邦政府の極東開発大臣に抜擢されてからだ。

 これに先立つ同年8月にはユーリー・トルトネフ連邦大統領補佐官(1956年生)が副首相兼極東連邦管区大統領全権代表に任命されている。トルトネフ副首相が後見役を務め、ガルシカ極東開発相が政策を立案、推進する形が作られた。

新戦略を策定した極東開発省

 それ以前のロシア極東政策は、ハバロフスク地方知事を18年間務めたヴィクトル・イシャエフ氏が極東連邦管区大統領全兼代表と極東開発大臣を兼務する形で担っていた。しかし、極東では経験豊かな大政治家として知られたイシャエフ氏も、中央政界では実力を発揮して十分な結果を出すことはできなかった。

 トルトネフ副首相、ガルシカ極東開発相は、就任直後にはアムール川の大洪水でアムール州、ユダヤ自治州、ハバロフスク地方の極東3地方が大規模に被災し、その対策に追われた。また、9月には連邦財務省から政府機構改革案が出されたが、その中では極東開発省は廃止が唱われており、ガルシカ氏はまさに火中に栗を拾う形に見えた。

 しかし着任後のガルシカ極東開発相の動きは迅速かつ積極的だった。

 早くも10月にはコムソモリスク・ナ・アムーレで開催された極東経済社会発展問題政府委員会(議長:ドミトリー・メドベージェフ首相)において「極東の新たな開発モデル」が提案され承認を受けるとともに、その実現に向けた実行方針が策定されている。

 この「新たな開発モデル」によって、今後の極東開発の基本路線は「アジア太平洋とともに発展するロシア極東」と明確に位置づけられた。すなわち、ロシア経済の中心であるロシア欧州部との連携による発展路線からも、ロシア極東域内の市場拡大による発展路線からも一線を画したわけである。 …

 今年に入って半年の間に、極東開発省が整備を支援する「開発推進区」の第1弾として14か所、同省が実現を支援する優先投資プロジェクトの第1弾として18件が選定されている。

 最も重要な動きは、この開発戦略の実現の基盤となり、そのために2025年までの期間、時限的に極東開発省に包括的な権限を付与する新法「極東社会経済発展推進区法」の法案が極東開発省で作成され、連邦内閣に提案されたことだ。同法案はこの秋の会期における連邦議会での採択を目指しており、7月中に閣議で正式に審議される予定である。

 ガルシカ極東開発相としては、この法律の成立をてこに、本来構想してきた「開発公社」「開発基金」「投資誘致輸出促進庁」「人的資本開発庁」と言ったいわゆる「開発のための制度」を次々に立ち上げていく意向である。

 同時に極東開発省では、開発推進区に外資を呼び込むべく、広報・マーケティング活動を展開している。その重点対象国はもちろん、中国、韓国、日本である。 …

極東開発省は「コンサルタント集団」

 ロシア極東開発と言えば、1970年代の田中角栄政権の時代以降、日ソ間で大規模なナショナル・プロジェクトがいくつも実現し、脚光を浴びたことがあった。… しかし、そのほとんどはソ連、およびその崩壊後はロシアにおける未熟な事業環境や両国の経営意識の違いなどによって立ち行かなくなった。


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