例えば、1994年にできた関西国際空港のコードは「KIX」だが、もともとは空港の英語名である「Kansai International Airport」の頭文字を取って「KIA」としたかったのだそうだ。ところが「KIA」はすでに、パプアニューギニアのカイアピット(Kaiapit)空港が取得しており、しかもKIに続くアルファベットは「I」と「X」の2つしか残されていなかった。そのため、「キックス」と発音しやすい「KIX」とした、という経緯があるのだとか。
ターゲットはレジャー客
アメリカの大手航空会社が苦戦している中、注目されているのがAllegiant Airだ。最近、ロサンゼルス国際空港(Los Angeles International Airport、通称LAX)からオレゴン州やコロラド州へ直行便を飛ばし始めた。なんと片道9ドルという運賃もだしてきた。まあそれはサービス開始プロモーション価格で、税金を含むと20ドルほどになるらしいのだが、それでも9ドルとは衝撃的な値段である。
90年代後半、日本からサンノゼに遊びに行った際に、アメリカ国内の移動にSouth West Airlinesをつかったことがあるが、搭乗手続きをすませると、座席番号のかかれたチケットではなく、1から3までに分類された搭乗順番ののったプラスチックのカードを渡された。何かと思ったら、1番のカードをもらった人から搭乗し、好きな座席が選べるという、英語でいうところの「first come first serve」、日本語の「早いもの順」なのだ。驚いた。