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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

460千葉9区:2009/04/16(木) 00:28:37
■札幌市、路線維持求める


 これに対し、戸惑いを見せるのが地元の札幌市だ。同市は空港のターミナルビル運営会社の筆頭株主で、「地域の翼」が無くなることに危機感を抱く。


 14日には、市民まちづくり局の井上力・新幹線推進室長と菅原伸二・空港担当課長が急きょ記者会見し、全日空に丘珠路線の維持を求めたことを明らかにした。


 上田文雄市長も「札幌と各地をつなぐ重要な機能を担っており、多大な費用で整備をしてきた。撤退は存亡にかかわる」と路線継続を訴えた。


 ビル会社の収入の大半は航空会社などの賃貸料で、年1億4900万円。うち74%が全日空からの収入だ。ビル内には航空会社や飲食店の従業員など230人が働くが、同社が撤退すれば利用者の8割が消えることになる。運営会社は「経営は成り立たなくなり、旅客の扱いができなくなるのでは」と危機感を募らせる。ただ、財政難もあって市は、全日空への経済的な支援などは考えていないという。


 一方で道のスタンスは多少異なる。


 道新幹線・交通企画局の担当者は「判断が拙速すぎる。航空会社の社会的使命があるのでは」と話すが、道は将来的に新千歳を拠点とする航空網構築を目指しており、新千歳に集約して「ハブ空港」のようにする同社の姿勢に一定の理解を示す。首都圏から新千歳を経由して道内便へと乗り継ぐ観光客にも期待しており、「特に中標津や釧路など、地元はむしろ歓迎ではないか」とも指摘する。今後も撤退の先送りを要望する考えだ。


   ◇


■利用者に不安の声も


 丘珠空港の利用者からは不安の声が上がった。釧路への出張で利用するという札幌市の製薬会社員朝倉幸男さん(43)は「市内中心部から地下鉄で行ける丘珠に比べて新千歳は時間がかかるので不便。全日空は企業の利益だけでなく、利用客の利便性も考えるべきじゃないか」と注文を付ける。


 一方で、新千歳移転に賛成という声も。根室支庁中標津町の自宅へ帰るという女性(30)は「新千歳は施設が立派だし、土産品店がたくさんある。電車でも一本なので、十分便利です」と話す。


 ビジネス客が中心の丘珠空港ではマイカーやタクシーを使う客も多いが、毎日早朝から丘珠空港で客待ちをするというタクシー運転手の男性は「撤退したら、空港で待っていても商売にならない」と嘆く。タクシー運転手歴30年という男性は「サラリーマンや医者は道内出張が多く、丘珠の需要は根強いと感じる。HACが便数を増やして穴を埋めてくれれば、タクシー業界への影響も少なくなる」と話した。


《丘珠空港(札幌飛行場)》 1942年に旧陸軍が飛行場を設置し、56年からは自衛隊と民間が共同で利用している。滑走路は1500メートル1本。自衛隊機と道内発着の定期便のほか、報道用などの小型機も駐在している。設置管理者は防衛省で、国交省東京航空局が除雪などの管理を担当。旅客ビルは市や道が出資する第三セクターが運営している。年間乗降客数は36万9159人(07年度)。


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