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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

469千葉9区:2009/04/20(月) 21:31:21
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/160161.html
丘珠空港 地域の足誰が担うのか(4月20日)
 全日本空輸の子会社エアーニッポンネットワークが札幌・丘珠空港を発着する道内全五路線を、新千歳空港に移転したいと、道と札幌市に打診した。

 丘珠は、札幌と稚内、函館、中標津など道内五空港を結び、年間利用客は三十六万人を超す。八割はビジネス客で、観光客や病気などで札幌に通院する乗客もいる。

 道内各地の経済と暮らし、医療を支える路線だ。突然の打診が、そのまま現実になってしまえば、大きな影響を与えることになる。

 自治体はもちろん、企業にも「地域の足」を守る責任があるはずだ。影響を最小限にとどめるよう、知恵を凝らすべきだろう。

 景気の低迷で航空需要が減少し、基幹空港の新千歳に集約して経費の削減を図る−。全日空側は、経営面の危機感を訴える。

 だが、すべて移転すると、丘珠発着便の八割がなくなる。空港そのものの存亡にかかわる−。札幌市の危機感が強いのも当然だ。

 しかも、全日空側には年内移転も念頭にあるらしい。それでは、影響を回避する手だてを、利用客や自治体も見つけられない恐れがある。

 性急な決定は控えてほしい。

 その上で、丘珠から移転する理由を、関係者にわかりやすく説明することが欠かせない。

 移転しか選択肢はないのか、全便の移転が必要か。代わりの使いやすい交通手段はあるのか。新千歳経由で札幌を往復する不便はないのか。聞きたいことは尽きない。

 正式決定前ながら、札幌市が関係自治体と話し合いを始め、道としても協議を準備している。

 ただ、全日空側と札幌市の利害が対立している。新千歳への集約を拒まない関係者もいる。話し合いでの合意は容易ではあるまい。

 その中であっても、利用客にとって最善の策を探らねばならない。公共の足を確保するための協議であることを、忘れてはならない。

 規制緩和が進み、国に届け出をするだけで、路線の廃止や減便ができる。新千歳に集約した後に、さらに減便となっては、地域が困る。

 経営環境が悪化しても、企業の社会的責任は残る。実態を監視すべき国は、地域の安心が揺るがないよう責務を果たしてほしい。

 道と札幌市、そして国も、丘珠を道内の拠点空港と位置づける。ジェット化せず、小型機で札幌と各地を結ぶ今の方法は、長い時間の中でできた。滑走路延長や周辺整備に百億円単位の費用もかけている。

 この経緯を思い出せば、地域の足に対する責任を共有できるはずだ。そこから協議を始めてもらいたい。


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