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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ
1399
:
チバQ
:2011/03/30(水) 21:34:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000270-mailo-l25
2011県議選情勢:/5止 長浜市選挙区/米原市選挙区/彦根市選挙区ほか /滋賀
毎日新聞 3月30日(水)15時56分配信
◆長浜市選挙区
◇自民出遅れ、旧伊香郡混迷
26日夕、自民が追加推薦した新人青木の事務所を県連会長の有村治子が訪ねた。推薦決定は21日。有村は対応の遅れをわび、こう言い添えた。「長浜は三つですからね」。青木は思わず聞き返した。「三つ?」
長浜市選挙区(定数4)は今回、北部旧4町の伊香郡選挙区(定数1)が合併に伴い統合された。農村部を中心に強固な地盤を持つ自民にとっては牙城とも言える。県連は前回、無所属で出馬した現職川島を早々に公認したが、引退を表明した伊香郡の現職野田の後任選びが難航し、推薦を願い出た青木の扱いは先延ばしに。伊香郡で擁立が不調に終われば8000票が宙に浮く。県連などから引退撤回を迫られていた野田は難色を示していたが、28日夜、地元の会議で支援者の強い後押しを受け出馬を決意。大急ぎでポスター作製を進めている。
ただ、伊香郡には既に他の陣営も浸食している。民主新人の大橋は旧高月町出身で「伊香郡代表」をアピール。対話の会新人の押谷陣営では野田の支援者らが活動している。共産新人の丸岡は旧湖北町を拠点に県の高校統廃合計画への反対などを訴える。
旧長浜市が拠点の青木は長浜市長の藤井勇治とのポスターで連携をPR。伊香郡などの農業票にも手を伸ばす。同じく旧市が拠点の川島は元市長の父信也の後援会や市議らとともに東浅井地域でも浸透を図る。無所属元職の中川は旧市を拠点に県議時代の人脈を生かし支持を広げる。【安部拓輝】
◆米原市選挙区
◇旧米原・近江町で激戦
定数2の米原市選挙区は旧伊吹町長の自民現職辻村が地元で支持を広げる一方、民主推薦の現職西川と元県議長で無所属元職の赤堀、無所属新人礒谷が旧米原・近江町で巻き返しを図る構図。
対話も推薦する西川は知事を支えてきた実績を強調し、連合などの組織票も上積みする。前回、知事人気に敗れた形となった赤堀は組織固めに奔走。県市連携などを訴えて支持回復を狙う。礒谷は両町であいさつ回りを続け、市職員として関わった企業誘致の重要性を説く。【稲生陽】
◆彦根市選挙区
◇定数4に5人、少数の争いか
前回は7人の激戦となった彦根市選挙区(定数4)は5人が立候補を予定し、少数の争いになりそう。
民主現職の中沢は地域行事などにこまめに顔を出し足場を固める。民主現職江畑は固い労組票を中心に支持層拡大を図る。自民現職の西村は彦根市議長の経験もあり市全域に浸透を図る。市議から転身を図る自民新人細江は自民の中村善一郎(5期)の後継として売り込む。共産新人の中川は幅広い層への浸透を目指す。【松井圀夫】
◆犬上郡選挙区
◇前回と同じ立候補者か
犬上郡選挙区(定数1)では前回476票差で敗れた自民推薦の新人大野が民主現職の辻に挑む。大野は豊郷町長や同議長としての実績があり、地盤固めを進める。辻は町議を務めた多賀町を手堅く固め、4年間の実績を基に支持拡大を目指している。【松井圀夫】
◆愛知郡選挙区
◇自民推薦新人が民主現職に挑む
愛知郡選挙区(定数1)は民主現職の西沢に、自民推薦の新人宇野が挑む。西沢は4年間の実績を訴え、元愛荘町職員の宇野は保守系町議らの支援を受け、それぞれに支持層の拡大を目指す。2人とも旧秦荘町出身で、旧愛知川町への浸透が鍵を握る。【松井圀夫】(敬称略)=おわり
………………………………………………………………………………………………………
◆予想される顔ぶれ
◇長浜市(定数4−7)
大橋通伸 53 民新
川島隆二 39 自現(1)
野田藤雄 65 自現(1)
丸岡和世 60 共新
押谷友之 61 対新
中川末治 66 無元(4)
青木甚浩 48 無新
◇米原市(定数2−4)
辻村克 70 自現(4)
西川敏輝 62 無現(1)
赤堀義次 73 無元(3)
礒谷晃 50 無新
◇彦根市(定数4−5)
中沢啓子 52 民現(3)
江畑弥八郎 56 民現(1)
西村久子 67 自現(1)
細江正人 64 自新
中川睦子 53 共新
◇犬上郡(定数1−2)
辻孝太郎 66 民現(1)
大野和三郎 55 無新
◇愛知郡(定数1−2)
西沢桂一 70 民現(1)
宇野太佳司 60 無新
3月30日朝刊
1400
:
チバQ
:2011/03/30(水) 22:49:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110330-OYT8T00046.htm
「民主公認」逆風に
集会後、握手で参加者を見送る井上氏(左)と奥野氏(27日、池田市で) 府議選池田市選挙区の1議席を争う2人の立候補予定者が意外な場所で顔をそろえ、火花を散らした。
「中立の立場」を公言する市長・倉田薫が27日に公民館で開いた市政報告会。民主現職の井上、地域政党「大阪維新の会」新人の奥野が招かれ、15分ずつあいさつに立った。ともに倉田と親交がある。
「府議会で子どもを虐待から守る条例を作った。府民の生活に役立つ活動を続けたい」。井上は2期8年の実績を披露した。奥野は「大先輩(井上)に教えを請いたいことはたくさんあるが、悲しいことに選ばれるのは1人だ」と闘争心をのぞかせた。
井上は過去2回、保守層を含む幅広い支持を得るため、政党公認を受けない無所属で戦った。今回は、政権与党とのパイプをアピールできる利点や政調会長の要職を務める府議団での立場を考慮し、「民主公認」にかじを切った。
だが、民主政権が混迷を深める中、思わぬ逆風にさらされている。
「あんたには悪いが、民主党ではあかん」。昨秋以降、市議と写ったツーショットポスターを張らせてくれるよう頼んだ先々で、そう断られた。政権交代時の「熱気」から手のひらを返したような対応に、民主への不満を肌で感じているという。
このため、井上は、衆院の民主会派に所属する首相補佐官・辻元清美を招いた演説会を開くなどして支持組織を引き締める一方、ポスターやビラからは党名を極力外し、「民主色」を薄める戦略も取っている。
29日には、党府連副代表の府議・西脇邦雄(大阪市生野区)が公認を返上し、無所属で立候補することが決まった。「うちもいっそ公認を外して戦えたらどんなに楽か……」。井上の陣営関係者はそう漏らす。
対する奥野は、維新入りに伴って自民党を離党したものの、前衆院議員・原田憲治ら同党関係者の支援を受けている。池田市では前回、前々回と党公認候補が井上に煮え湯を飲まされた経緯もあり、陣営は「自民の地盤と橋下知事の人気で当選圏へ押し上げたい」(市議)と期待を込める。
政権交代後、初めて迎える統一選。井上陣営には、「実績を持つ現職が負けるようなことは許されない」(民主系市議)との悲壮感も漂っている。既成政党不信、政権批判が渦巻く中、手探りの戦いが続く。(敬称略)
(南省至)
■府議選池田市選挙区(定数1)の立候補予定者(読売新聞社調べ)
井上 章 60 府議団役員 民現〈2〉
奥野康俊 45 市会議長 維新
※衆院勢力順。政党は公認。<>数字は当選回数。
(2011年3月30日 読売新聞)
1401
:
チバQ
:2011/03/31(木) 22:32:49
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401103250001
【そして出馬へ】
【1】 ベテラン 「地域を熟知」強みに
2011年03月25日
当選を重ねたベテラン議員(手前)といえども集会後は出席者一人ひとりと握手し頭を下げる
「次は10期目の選挙。私としては正念場です。ぜひ働かせていただきたい」
今月18日夜。県議会で現職最多の当選9回を重ねている門(かど)三佐博(みさひろ)(74)=自民=は、地元かつらぎ町内で150人を超える後援会幹部らに
「お願い」の言葉を投げかけた。
門が当選してきた伊都郡選挙区は2009年12月の定数見直しで削減の対象とされた。来月の選挙は1減で1人区となる。このためもう一人の現職である当選8回の平越孝哉(74)=自民=との激戦が予想されたが、平越が今月8日に引退を表明し、無投票の公算が大きくなった。門はいま、告示に向けて支援者の引き締めに躍起だ。
1975年に38歳で初当選して以来、自民党一筋36年。「インフラ整備、特に道路が地域を良くするという信念でやってきた」と自負する。これまで選挙区内で実現してきた道路の名前は、資料を見なくても次々と挙げられる。また自民党県連では副会長を長く務め、議長や副議長も歴任した。
「多選」「高齢」との批判もある。「若い人、新しい人に道を譲りましょう」と引退を促すような匿名のはがきが昨年、自宅に届いた。
それでも門は「権力が集中する首長の多選はよくないが、議員は地域の代弁者。地域を知り尽くしていることはメリットだ」と話す。
今度の選挙で10選を目指すベテランが、高野町議会(定数11)にもいる。西辻頼数(よりかず)(76)=無所属。門と同じ75年に40歳で初当選した。
家業は牛乳販売店だが、町議に加えて高野山観光協会事務所長なども務め、町の観光振興に力を入れてきた。各地へPRに赴き、04年には高野山の世界遺産登録という一大事業も経験した。
観光協会や牛乳配達を通じて顔が広く、町民の相談に乗って役場との間を結んできた。今の町長は初当選の時から数えて4人目だ。「歴史ある高野山では、私のような経験を重ねた人間も大切だ」と話す。午前3時半起きの牛乳配達を現在も続け、町議については「体が動くうちは続けたい」という。
自らが所属する自治体の合併を乗り越えてなお続けている議員もいる。
新宮市議会の福田譲(ゆずる)(61)=無所属=は、80年に旧熊野川町議に30歳で初当選。7期目途中の05年に町は新宮市と合併した。8人の町議は在任特例でそのまま市議になったが、4年前の選挙では定数が全体で24から19に減。旧町議は5人が引退した。だが、福田は得票を約8倍に伸ばして生き残った。「無駄遣いを批判し、新しい新宮をつくろうと訴えた」と福田は言う。NTT西日本社員だった頃の人脈も生きたという。
今度の市議選はまたも定数が削減されて17。生き残りを掛けた戦いは一層熾烈(しれつ)になるが、9度目の選挙に臨む福田は「旧熊野川町というよりも、市全体のために働きたい」と語る。(敬称略)
県内でも来月実施される統一地方選は、県議選と1町長選、3市5町の議員選。立候補予定者は総勢200人を超え、年齢や経歴、党派は様々だ。その出馬に込めようとする思いは何か。県内各地で準備を進める立候補予定者を点描する。
1402
:
チバQ
:2011/03/31(木) 22:33:32
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401103280001
【そして出馬へ】
【2】 女性 内側から議会変える
2011年03月28日
住民に握手を求める女性の立候補予定者(右)。赤いジャケットがトレードマークという
◎子育て・仕事の経験生かし
「よろしくお願いしますっ」。県議選に立候補を予定する高嶋洋子(64)=無所属新顔=は今月下旬、和歌山市内の街頭で支援者一人ひとりと両手で握手してまわっていた。深々と頭を下げるたびに、孫の写真を入れた携帯電話のストラップがズボンのポケットで揺れた。
県庁職員だった高嶋は2004年、女性として初の部長になった。企画部長として県議会の知事側のひな壇に座り、答弁にも立った。だが、議場でのやりとりについて高嶋は「物足りなさも感じた」と言う。和歌山県議会では、質問や答弁について事前に担当部局と議員が調整することが多くみられる。「もっと政策論議がしたい」と高嶋は思っていた。
定年退職して4年。「議会改革は県職員にはできない。自ら中に入って実現したい」と立候補を決意した。
現役時代に県男女共同参画推進条例の策定にも携わったという高嶋には、女性議員の少なさも気に掛かる。
県議会では、現職の44人のうち女性は2人。構成比は4・5%で、全国の都道府県議会の平均8・1%(09年12月末現在、総務省調べ)を下回る。今回は和歌山市選挙区(定数15)だけで、高嶋のほかに現職2人と元職1人の3人の女性が立候補の準備を進めている。
民主党などの推薦を受けて昨年11月の知事選に挑んだ藤本真利子(57)=無所属=は、県議への返り咲きを目指している。市議、県議合わせて11年余の議員歴を持つ。元小学校教諭の経験を生かし、教育問題に力を入れる一方、市町議会の女性議員十数人と勉強会を重ねてきた。「今回の選挙で女性の候補者が増えることはうれしい」と話す。
昨年10月の補選で初当選し、最大会派の自民党で初の女性県議となった森礼子(42)は、小中学生の子ども2人を持つ現役子育て世代。ブログでは、議会休憩中に掃除や夕食準備などの家事をこなしたことや、子どもに勉強を教えたこともつづっている。「普通の主婦、素人の感覚を大事にしたい」という。
共産党公認の奥村規子(59)は看護師出身。職場で看護師不足を実感したことが、政治を志したきっかけだった。「患者と向き合える時間が少なかった。政治に問題があると思った」と振り返る。
先日訪れた病院でも、女性の看護師が育児に携わることに対する病院側の理解が不十分だという訴えを聞いた。
「女性が働くという意味では、日本はまだまだ意識を変えていかないといけない。女性議員が増えたら政治のあり方も変わってくる」
(敬称略)
1403
:
チバQ
:2011/03/31(木) 22:33:56
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401103290001
【そして出馬へ】
【3】再チャレンジ 選挙替えても信念
2011年03月29日
自分で車を運転してひたすら選挙区をまわる立候補予定者
◎経験生かし、地元貢献
「今度、県議選に出ますのでよろしく」。今月中旬、白浜町の住宅地で前川勝久(65)=無所属元職=は、A4サイズのチラシを1枚1枚、有権者に配っていた。チラシの隅には「再チャレンジ」の文字がある。県議選西牟婁郡選挙区(定数2)での返り咲きを目指している。
前川は元県職員。有田振興局長まで務めたが、2003年の県議選で同選挙区から立候補して初当選した。1期目途中の06年に辞めて白浜町長選に立候補したが敗れ、翌07年にはすさみ町長選に立った。
白浜町長選は、出身地の旧日置川町との合併後初めての選挙だったため、「新しい町の礎を築く」という目標を持って挑戦したといい、すさみ町長選は町関係者に頼まれ、「紀南地域のためになるのなら」と手を挙げたという。
これだけ様々な選挙に打って出る人も珍しい。「なぜ任期途中で県議を辞めたのか」「白浜町長選はともかく、なんで隣町の選挙に出たのか」といった苦言も耳にした。だが前川は「紀南の発展に貢献したいという意味で私の中では首尾一貫している」と言い切る。
安定した公務員の立場に比べると、今は身分保障も肩書もない。「定年まで何年もあったし、県庁にいた方がよかったかもしれん。けど、これはタイミングだから」と割り切り、選挙区を走り回る。
同じ選挙区から自民党公認で出る新顔の立谷誠一(61)は、この1年あまりで3度目の選挙だ。白浜町長だった昨年2月、任期満了直前に辞職して出直し選に打って出た。一騎打ちに勝利したのもつかの間、任期満了で15日後にあった2回目の選挙で敗れた。
「この前の選挙で一つの区切りがついた。また立候補して町が二分されるのは本意でない」と立谷は町長選への再挑戦を否定する。そして「町長として培った知識、技術、能力を西牟婁郡のために生かしたい」と話す。
和歌山市議選(定数38)に挑む松坂美知子(54)=共産新顔=は、茨城県の旧江戸崎町議と、合併した稲敷市の市議をした経験を持つ。2006年にあった合併後初の市議選に出馬せず引退し、しばらく政治から身を引いていた。
出身地の和歌山市に4年前、母親と同居するために戻ってきた。党の事務所で働くうちに「せっかくの議員の経験をもっと生かしてほしい」と立候補を勧められた。
被選挙数2で争われた昨年8月の市議補選では及ばなかったが、現役時代の感覚がよみがえってきた。「よそで議員をしたからこそ気づく和歌山市の問題点もある」と力説する。(敬称略)
1404
:
チバQ
:2011/03/31(木) 22:34:20
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401103300001
【そして出馬へ】
【4】 若者 「政治に直接関わる」
2011年03月30日
自身の政策を知ってもらおうとスーツ姿で小冊子を配る立候補予定者(左)
◎世代交代掲げ壁に挑む
ザクッ、ザクッ。新宮市議選(定数17)に初挑戦する並河(なみかわ)哲次(25)=無所属=は、熊野川沿いの小麦畑で草かきを使って黙々と雑草を取り除いていた。統一地方選に立つ県内の立候補予定者約210人で、最年少だ。
大阪府箕面市出身。京大農学部に在学中、町おこしの活動で新宮を訪れた縁で、卒業直後の2009年春、有機農業と環境問題に取り組もうとIターン。約20アールの田畑を借りて農業と家庭教師で生計を立てている。
昨年、市民の意見を反映しようと市がつくった「みんなの協議会」の委員に応募し、教育やJR新宮駅前の活性化について市長らと議論を交わした。しかし、「発言しても予算を決めるのは結局、市と議員」。歯がゆさを感じ、「まちづくりに直接関わろう」と立候補を決意した。
今回定数が2減され、現職だけで定数いっぱいの17人が立つ見通しだ。壁は厚い。
貯金約50万円を選挙費用に充て、ブログで活動内容を発信したり、人づてに名刺を配り歩いたり。「現職のような人脈を持たない自分は、これまで投票に行っていない世代の関心を掘り起こしたい」
和歌山市議選も今回、定数が38に2減される。丹羽直子(38)=無所属=は、全国の若手地方議員や政治家志望の若者が昨年つくった「龍馬プロジェクト」に参加している。「既存政党を超えた新しい政治を目指す」という理念に共感した。かつて市立中学校で講師を務め、2人の子どもは小学生。母・教師として「教育の街にして人口減に歯止めをかけたい」と語る。
同じく定数2減で22となる橋本市議選。映像制作業の森下伸吾(41)=公明=は、3期務めた公明現職(61)の引退を受け、昨年末に党県本部から立候補を要請され、初めて選挙に出ることになった。「市議の平均年齢は高い。これからの橋本を担う30代、40代の人材がもっといてもいいのでは」と話す。
定数1の県議選御坊市選挙区に立候補を予定する斎藤麻希(34)=民主=は、出馬表明しただけで地元で話題になった。この選挙区では現職が初当選した1989年以来、無投票が続いているのだ。
奈良市で育ち、2008年に夫の仕事の関係で県内に移り住んだ斎藤は、御坊市で20年余りも県議選の投票が行われていないという事実に驚いた。
立候補を決めてから、市内を自転車で回っている。現職の強い地区では住民に「ここがどこか分かっているのか」と強い口調で言われたこともある。それでも斎藤は市内を走り回る。「地縁や血縁がものを言うやり方」では若者の政治離れが一層進むと案じるからだ。
(敬称略)=おわり
1405
:
チバQ
:2011/03/31(木) 22:40:28
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221103300001
【京のあしたへ 統一地方選2011 】
潮流(上)〜地域政党の挑戦
2011年03月30日
地域政党「京都党」のマニフェスト発表会に支持者らが詰めかけた=中京区
不満の受け皿なるか
地方分権の時代を迎え、地方行政をチェックする役割も重みを増している。今回の統一地方選は、その責務を担う議会の姿を選ぶ機会でもある。国の政権交代後、民主政権への風当たりが強まるなか、地域政党が各地で産声を上げ、既成政党も変化を感じながらあるべき姿を模索している。統一選前半戦となる府議選と京都市議選の「潮流」を2回に分けて報告する。
□「議会に一石」と自負
「国は財政が厳しく、地方の面倒を見きれなくなっている。生き残るためにも、地方独自の政策集団が必要だ」
今月1日夜、京都市内で開かれた地域政党「京都党」のマニフェスト発表会。村山祥栄代表(33)が熱弁をふるうと、詰めかけた約40人の支持者たちは熱心にうなずいた。
京都党は昨年8月、前京都市議の村山氏を中心に結成された。自民を第1党に共産、民主、公明が議席を長らく占めてきた市議会を「中央政党によるミニ国会」と批判。財政再建と地域主権を掲げ、議会改革を唱える。
結成2カ月後には、市議会の定数を69から60に減らそうと署名運動を展開し、約3万8千人分を集めた。提案は今年1月の議会で否決されたが、共産が動きに刺激される形で議員報酬の3割削減を打ち出した。公明も定数と報酬の2割削減を主張し始め、民主と自民も報酬の1割削減を受け入れた。統一地方選が近づく3月半ば、議会は報酬を新年度から1年間、1割カットとすることを全会一致で決めた。京都党は「議会に一石を投じた」と自負する。
□既成政党の”限界”指摘も
地下鉄事業の巨額赤字などで2兆円を超す借金を抱える京都市。有権者はそこに厳しい目を向ける。
山科区の主婦(35)は「いったい何に使っているのか疑問。職員や議員の数を減らし、無駄をなくしてほしい」。右京区の造園業の男性(67)は、議会がチェック機能を果たせていないことが問題とみる。過去の選挙では自民や民主を支持してきたが、「議員を変えなければ変わらない」と感じている。
そんな中で今回、京都党からは8人が立候補する予定だ。平均年齢29歳。多くは商社や情報通信会社などの仕事を辞めた「政治の素人」。生保会社員だった新顔の一人は言う。「市政の現状に、ひとりの市民として怒りを感じていた。若い声を届け、議会を動かしたい」
既成政党の側はどう受け止めるのか。共産市議は「京都党の政策は『自立』を強調し、福祉を軽視する色彩が強い」。民主市議は「議会改革という争点で訴える手法には限界がみえる」。自民市議は「投票率が下がれば組織力がものを言う」と冷ややかだ。
□亀岡・福知山へ広がる動き
民主政権への不満や地方議会への不信を背景に、地域政党は各地に広がりをみせる。橋下徹・大阪府知事が率いる「大阪維新の会」、河村たかし・名古屋市長が代表の「減税日本」……。
府内でも、亀岡市議らが昨年末に「亀岡・キセキ」を立ち上げ、1月の市議選で5人が当選した。新会派をつくったが、「国とのパイプをつくりやすい」と、もとの政党に属したままの議員もいる。市民からは「実態がわかりにくい」との声も上がる。
統一選を見据え、農業法人メンバーらが1月に発足させた「福知山市民党」。前回は福知山市議選が無投票に終わった反省から無党派層に訴えかけるねらいだ。後半戦で候
補を推薦するつもりだが、大槻昭則代表は29日の記者会見で応募が1人にとどまる現状を説明し、「興味を示した立候補予定者も地元の後援会に気兼ねしている」と話した。
「旧態依然とした地方議会への有権者の不満は強い。地域政党はその受け皿になっている」。地方自治に詳しい北山俊哉・関西学院大教授はそうみる。「しかし、そのかたちや政治手法はさまざま。有権者は公約を吟味し、選挙後の活動もしっかり監視する必要がある」と指摘する。
1406
:
チバQ
:2011/03/31(木) 22:40:54
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221103310002
【京のあしたへ 統一地方選2011 】
潮流(下)〜既成政党の不安
2011年03月31日
民主党府連が1月に開いた定期大会。「がんばろう」のかけ声とともに、統一選の立候補予定者たちも拳を振り上げた=下京区
揺らぐ存在感に焦り
いま、府議の大半とすべての京都市議は既成政党に属している。統一選が近づくなか、揺らぐ政権に民主は危機感を抱き、自民は地方での第1党の立場を守ろうと必死だ。地域政党の登場を危ぶむ関係者もいて、戸惑いや不安の声が漏れる。
□有権者、反応冷ややか
「府議選に出てほしい」
京都市議選に出る予定でいた民主新顔は昨年11月、当時の前原誠司外相に東京へ呼び出され、突然のくら替えを切り出された。前原氏の地盤でもある府議選の選挙区で、共産の「牙城(がじょう)」を切り崩すためだ。「関西広域連合が発足し、これからは府が地域主権の大きな役割を担う」。説得され、迷った末に了承した。
しかし、党府連の調整に時間がかかり、党本部から公認が出たのは今年1月。出遅れに焦りを感じる中で、「政治とカネ」の問題を引きずる小沢一郎元代表の処遇をめぐって造反騒動が起きた。今月初めには前原氏の外国人献金問題が発覚し、外相辞任に追い込まれた。「マニフェストはどうなった」「うそつき」。街角に出ると、新顔は有権者から冷ややかな声を浴びた。
政権交代から1年半、民主政権の支持率は続落した。「政権運営で不安な部分があることはおわびしたい」。今月11日夜、支持母体となる連合京都の決起集会で、党府連の山本正幹事長は陳謝した。しかし、その日に起きた東日本大震災が情勢を一変させる。立候補予定者たちは集会や演説を自粛し、マイクを募金箱に持ち替えて街頭に立った。山本幹事長は力を込める。「地域防災が新たな争点になった。政権与党として震災復興に力を入れ、地域主権や経済対策も訴えて戦う」
□地域政党の浸透に危機感
政権を失ったあと、初の統一選を迎える自民。府議会や京都市議会では、第1党の座を守ろうと躍起だ。いま市議会では、続く共産との差が3議席しかない。「地方議会で第1党でなくなれば存在感を失う。何としても堅持したい」。党府連の二之湯智会長は危機感をあらわにする。
政権交代の影響はじわりと広がる。ある府連幹部は「これまで地方議員は国とのパイプ役を担ってきたが、国政で野党になってからは有権者に訴えづらい」と悩む。さらには、京都市議選に初めて挑む地域政党「京都党」の若い立候補予定者らがこまめに地域を回り、保守層への食い込みを図る。現職の自民市議は「ドブ掃除をしたり、消防団の集まりに何度も顔を出したり。驚いた」と舌を巻く。
公明は、激戦が予想される府議選の山科、京都市議選の北、上京、中京、下京の5選挙区を「重点区」と位置づける。だが、支持者の高齢化に伴い、活発な選挙運動が困難になりつつある。党府本部の幹部は「マンションが増えた都心部では、なかなか人脈が広がらない」とこぼす。
共産は、市田忠義書記局長が27日に京都市内で街頭に立つなど演説に力を入れる。「政治不信のときは新党に風が吹く。訴えをしっかり届けなければ、『既成政党だから』と票が逃げてしまう」。激戦区の一つに立つ予定の現職市議は打ち明ける。
□「求心力、すっかり衰えた」
前回の府議選では、政党から推薦を受けた無所属の候補者は民主、自民、社民で計8人いたが、今回は民主の3人にとどまりそうだ。
市議時代は政党の公認を受け、府議になってからは無所属を貫く現職は言う。「かつての政党は人脈、資金の面で魅力があったが、いまはない。求心力はすっかり衰えた」
1407
:
チバQ
:2011/03/31(木) 22:44:01
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/31/20110331-051316.php
【統一地方選2011】地域政党、悩む戦略転換
第17回統一地方選のうち、4月1日に告示される41道府県議選と15政令市議選で“台風の目”になるとみられていた「地域政党」が、東日本大震災の影響で、戦略の練り直しを迫られている。国民の関心が被災者支援や防災に集まり、これまで掲げてきた「大阪都構想」や「減税」という言葉に有権者が反応しなくなってきているためだ。選挙戦自体に自粛ムードが漂う中、埋没の危機に直面している。 (半田泰、康本昭赫)
「大阪都構想」「減税」…震災で有権者に響かぬ
震災から約1週間後の19日、大阪市内で橋下徹大阪府知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の全体会議が開かれた。この会議は、従来、橋下氏が唱える「大阪都構想」を確認する勉強会の色彩が強かった。ところがこの日は違った。
「有権者に『(都構想より)被災者支援やろ』と怒鳴られた」「地震対策で何を訴えればいいのか」
候補予定者が感じた危機感は、有権者の空気の変化だ。維新の会として、どう争点を設定するのか―。質問が次々と飛び出した。
移転問題を除外
別の問題も出た。維新の会が争点に掲げていた大阪府庁舎の大阪市湾岸部への移転問題だ。
橋下氏がこだわる移転計画にもかかわらず、今回の地震で移転先の超高層ビルの壁面パネルは損傷し、防災面の課題が露呈。橋下氏も「再検証する」と述べ、府庁舎移転を争点から外さざるを得なくなった。
「大阪都構想」にイエスかノーか。小泉純一郎元首相の郵政解散・総選挙(平成17年)をダブらせた追い風選挙を描いていた候補予定者たちは、一斉に戦略の練り直しを始めた。
橋下氏が目をつけたのは統一地方選の延期問題だ。震災直後の記者会見では「選挙が延期になったら(新人候補は資金的に)耐えられない。延期(すべきだと)は言いにくい」と話していたものの、最近はこう語る。
「民主、自民、公明と国会議員は『統一地方選をやれ』と言うが、間違っていると思う。今、日本国がやらなきゃいけないのは被災者サポート。何を考えているんですか、既存政党は」
選挙を強行した既成政党と、被災者支援を前面に反対する地域政党。そんな構図を描いている。
公約自体が壁に
2月の「名古屋トリプル投票」で圧勝した名古屋市の河村たかし市長率いる地域政党「減税日本」にも危機感は広がっている。
震災の復興支援や自治体の防災強化に多大の費用がかかるため「減税の話はしづらい」(候補予定者)と困惑する声が出ている。
住民税10%減税を公約にする減税日本は、地元愛知だけでなく全国から支援申し込みが殺到し、愛知県外での公認・推薦候補者も約90人に達した。25日夜、都内のホテルで開かれた減税日本の勉強会には60人が参加。候補予定者と河村氏が並んで写真撮影し、河村市長の「がんばってちょー」という街頭用の録音メッセージも披露された。
しかし、この「減税を掲げる」という戦略がハードルになりつつある。国民が等しく痛みを受け入れてでも、被災者を助けようという機運が盛り上がる中、減税を言い出しにくい雰囲気があるからだ。
空気を察知したのか、河村氏は勉強会で「増税を言うのは歴史への反逆。減税こそ政治家がやらなければならないことだ」と、あえてハッパをかけた。だが、候補予定者は「自分たちだけ減税なんて…」と悩む。河村氏にそんな苦悩について尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「そのことは、答えたくないがや」
(2011年3月31日 09:28)
1408
:
チバQ
:2011/03/31(木) 22:48:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000179-mailo-l29
密着ルポ:’11知事選/上 北野重一氏 知名度アップへ全県で活動 /奈良
毎日新聞 3月28日(月)12時57分配信
◆北野重一氏(73)=無新
◇県議選候補予定者と連携 自転車で街頭演説も
「福祉、暮らし、防災第一の奈良県にしたい」。25日午前8時、生駒市の近鉄生駒駅。新人の北野重一氏(73)=共産推薦=はこの日最初の街頭演説に臨んだ。隣の東生駒駅でも演説した後、同市北部のスーパー前へ。東日本大震災への関心は高く、レジ袋を提げた主婦(63)は「共産党は原発の危険性をきちんと指摘していた。小さいが言うことは言う」と期待を寄せる。
北野氏には、県議選に出馬する中野明美県議(共産)が同行し、ともに支持を訴える。別の主婦(70)は「中野さんの隣の人は誰?」。北野氏は87年から3期県議を務めたが、地元が奈良市だったため、全県での選挙活動は初めて。陣営は、県議選立候補予定者らと連携し、知名度アップを図る。
「坂道が多い生駒は車を止められる平地が少ない」と中野県議。市内を熟知した道案内で住宅街も効率よく選挙カーを走らせる。畑を耕していた男性が手を振るのが見える。北野氏は「農林業が大きな打撃を受ける」として、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に反対の立場だ。
支援者宅でアナウンス係の女性らと昼食。この日は風が強く、主婦(71)が用意してくれた釜飯に「温まりますね」とホッと一息。「立場の弱い人を助け、命を大事にするのが本当の政治。体を大事に頑張って下さい」と励まされる。
告示後初の日曜となった27日午前。北野氏は真っ赤な自転車に乗り換え、道幅が狭い奈良町(奈良市)周辺の約3キロを街頭演説しながら走った。運動員は「自転車で生活相談にのる普段の北野さんを見てほしい」。親しみやすさと元気さをアピールした。
近鉄生駒駅で北野氏の演説を聞いた大学院生の女性(24)は「より深く政策を知り、他の候補と比べたい。政治家は有権者の求める情報に応えてほしい」と注文する。北野氏は「初めての人も手を振ってくれ、共感を頂いている」と手応えを感じている様子だった。【上野宏人】
◇
知事選(4月10日投開票)には、新人で元県議の北野重一氏(73)▽現職の荒井正吾氏(66)▽新人で県医師会長の塩見俊次氏(61)が立候補している。支持を訴えて県内を回る3人に密着した。
3月28日朝刊
1409
:
チバQ
:2011/03/31(木) 22:48:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000297-mailo-l29
密着ルポ:’11知事選/中 荒井正吾氏 従来の組織戦でアピール /奈良
毎日新聞 3月30日(水)16時28分配信
◆荒井正吾氏(66)=無現
◇広域連合不参加を説明 39市町村に後援会
告示後初の日曜となった27日午後、現職の荒井正吾氏(66)は曽爾村のふれあいホール前広場で演説していた。同村は有権者数わずか1680人(23日現在)。「1300年祭で奈良には力があるなと。その力を利用して(南部)振興すればいいと自信ができた」。約60人を前に、過疎地域に対する総額11億円の振興交付金など実績を訴えた。演説を聴いた自営業の男性(58)は「南部振興策に期待したい」と話す。
宇陀市役所前では、建て替え計画が進む同市立病院に触れ、「(県立)医大の学長に医者を出してくれれば、病院を整備するよと取引みたいなことを言った。へき地、大病院に医師が回る仕組みを作りたかったが、3年かかって形になってきた」とアピールした。
39市町村に張り巡らされた荒井氏の後援会は、奈良、生駒両市などを除き、市町村長が会長を務める。この日の激励会も岡田泰昌・曽爾村長や竹内幹郎・宇陀市長らが段取りした。24〜27日に30分ほどの激励会を37カ所で開催。効率的に浸透させる従来型の組織戦で臨む。
争点の一つに浮上した関西広域連合については、不参加の理由の説明に時間を割く。28日夜、広陵町で開いた個人演説会では、国の出先機関の受け皿になるという広域連合の主張に対し、「近畿ブロックに(国家公務員が)10万人いる。予算が少なく、人員削減している奈良で引き受けるのは難しい」と理解を求めた。一方で、「良い仕事が発見されれば入ることもやぶさかではない。(選挙の)大きな対立点ではない」と強調した。
「知事さん、もっとアピールしないと。分かりにくい」。29日午前11時過ぎ、近鉄奈良駅前で支持を訴える荒井氏に女性(60)が注文する場面があった。「こんなタイプです」。荒井氏は頭を下げながら説明して歩いた。地域によって演説内容を替えるほど政策通の荒井氏だが、その真意を有権者に分かりやすく伝えられるかが課題でもある。【阿部亮介】
3月30日朝刊
1410
:
チバQ
:2011/03/31(木) 22:49:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110331-00000206-mailo-l29
密着ルポ:’11知事選/下 塩見俊次氏 診療続けながら選挙運動 /奈良
毎日新聞 3月31日(木)15時58分配信
◆塩見俊次氏(61)=無新
◇広域連合参加声を投票に 別働隊「反応いい」
28日午前、新人の塩見俊次氏(61)は、院長を務める橿原市の形成外科クリニックで診療に当たっていた。「症状に大きな変化はないですから、大丈夫ですよ」と男性患者に笑顔で話す。正午過ぎまでに診た患者は約80人。「医師としての責任ですから。ぎりぎりまで診療は続ける」
午後2時半、奈良市の近鉄大和西大寺駅前でこの日最初の街頭演説。「早期に関西広域連合に入らなければならない」と訴えると、通りかかった同市の主婦(71)が拍手した。「うまくいきそうだったら広域連合に入るというのは日和見主義。私は入ることに大賛成。いいこと言っているよ」
関西広域連合への参加を求める市民団体「関西州ねっとわーくの会」の高松義直代表も街頭演説に駆けつけた。「広域連合への参加の是非が知事選の争点になった。参加を求める声を投票に結びつけたい」と力が入る。
塩見氏が出馬表明したのは告示前日の23日。出遅れたうえに診療を続けながらの選挙運動だが、別働隊として県内を回る政治団体「まほろば医心の会」の選挙カーに乗った水本秀子・橿原市議(無所属)は「家の中から両手で大きな丸を作ってくれる人もいた。反応はすごくいい」と話す。
昨年12月、塩見氏は民主党県議団からの出馬要請を辞退。その後民主党県連は自主投票を決めた経緯があるが、所属議員の一部は塩見氏の支援に回る。党のローカルマニフェストで関西広域連合への参加を掲げていることがその一因だ。
塩見氏に同行した議員は「まず参加してから議論しようという主張は良いことだ」と話す。別の民主党関係者も「塩見氏を支援したい。ただ特定の政党色は出さず、幅広く支持を集めてもらいたい」とエールを送る。
午後8時20分、選挙運動を終えてクリニックに戻った塩見氏は「何の準備もなく立候補したのだから当選すれば奇跡。しかし、その奇跡が起きるかもしれない」と話した。【高島博之】
3月31日朝刊
1411
:
チバQ
:2011/04/01(金) 23:36:12
>>324
とか
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110401-OYT1T00578.htm
維新の長男出陣式に自民の父が出席
大阪府議選東大阪市選挙区(定数6)では、大阪維新の会の現職候補の出陣式に自民党衆院議員が応援に駆け付けた。
維新現職の大半は自民離党組で、自民支持層にとっては分裂選挙となるが、他陣営からは「維新は既存政党と戦うと言いながら、実態は自民のままだ」と批判も出ている。
同党府連会長代理も務める西野陽衆院議員は、維新から出馬した長男の出陣式に姿を見せた。「党員でなく、父親として来た」としてマイクは握らず、支持者らと一緒に第一声に耳を傾けた。読売新聞の取材に、「息子の勝利を願うのは当然。要請があれば、もちろん自民勝利のため応援に行く」と心境を吐露した。
一方、自民現職の出陣式には同党の北川イッセイ参院議員が出席。あいさつでは維新に触れず、「ただ一人の自民の候補者を府議会に送ってほしい」と訴えた。
(2011年4月1日15時14分 読売新聞)
東大阪市 定数6 - 候補8 氏名 年齢 党派(推薦・支持) 新旧 当選回数 代表的肩書
谷川孝 59 公明 現 2 党総支部長
美馬幸則 60 無所 新 (元)高校教諭
西野弘一 42 維新 現 2 社福法人理事 ←このひと
梯信勝 57 民主(社・国) 現 2 高校同窓会長
青野剛暁 36 維新 現 1 体育団体会長
山下浩昭 50 公明 新 党府局次長
朽原亮 51 共産 現 2 府議団役員
宗清皇一 40 自民 現 1 (元)衆議員秘書
1412
:
チバQ
:2011/04/02(土) 12:04:03
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110402/20110402035.html
大都市ありかた丁々発止 知事と大阪市長 見解異のまま
2011年4月2日
大阪府議、大阪市議選挙が告示された1日、立候補の届け出を済ませた各候補は、出陣式に集まった支持者を前に第一声。地方分権、地域主権の潮流に加え、東日本大震災の発生を踏まえた大阪の在り方を主眼に訴えた。大都市としてどうあるべきか。橋下徹知事と平松邦夫市長は見解を異にしたまま、地域の将来を決める選挙戦は火ぶたを切った。
大阪市役所を背に、大阪都構想を訴える大阪維新の会代表の橋下知事=1日午前、大阪市北区
東日本大震災の義援金協力を呼び掛ける平松市長。第一声の応援には出向かず=1日午前、大阪市都島区
■使命
「街頭演説をすることにちゅうちょし、議論した結果、訴えることを決定した。皆さんに伝えたいことを今日から9日間の戦いで伝える」
午前9時、大阪市役所前。隣接の中央区から府議選に立候補した大阪維新の会の新人候補が声を張り上げた後、マイクを受け取った維新代表の橋下知事は「府民、市民の意思を反映する統治機構に改めることがわれわれの第一の使命」と府、市を再編する「大阪都」構想の必要性を訴えた。
「大阪春の陣、いざ出陣」と橋下知事が身内候補にハッパを掛けたその1時間前、平松市長はJR京橋駅前で市職員らによる被災者支援の街頭募金活動に参加。「国難とも言える大震災に対して市民の力と行政の力をどう結集していくかが大切」と報道陣を前に語った。
■分散
「府市協調の中で大阪が安全、安心の町となるように最大の努力をしなければいけない」とは民主党現職の府議選候補。
旭区の事務所前で同党現職の市議選候補と肩を並べて連携をアピールした。
淀川や大川が流れる北区−。
公明党現職の市議選候補は「大阪の表玄関である北区は川に囲まれ、地下鉄や地下街を抱える。防災意識を高め、どこよりも対策を進めないといけない」と防災対策の重要性を強調した。
「東南海・南海地震が起きれば淀川に津波が来る。一時避難、広域避難の再検討を」と訴える自民党新人候補の府議選候補は、東日本大震災で交通インフラのまひや計画停電に直面した東京都の現状を踏まえて「首都機能を分散すべき」と主張する。
■弊害
防災対策をめぐって、豊中市から立候補した共産党現職の府議選候補は、橋下知事が目指した府庁舎の咲洲庁舎全面移転を念頭に「府議会で2度否決の結果を受けながら(高額の)ビルを購入し、早速今回の地震で危ないとなるとさらに(咲洲庁舎の補修に)税金を使う。これこそが正真正銘の無責任だ」と批判を強め、「今の大阪で都政を進めるには必ず弊害が生じる」と続けた。
「首都機能のバックアップ」の視点からも橋下知事は大阪都構想の実現を目指すが、平松市長は知事が使った「統治機構」の表現を「やっぱり上から目線だな。私たちは下から変える」とけん制した。
幕を開けた大阪の地方選は、丁々発止の様相を呈しつつある。
1413
:
チバQ
:2011/04/02(土) 12:13:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110401-00000032-kyt-l26
京都府議選、定数見直しで激戦 保守分裂区も注目
京都新聞 4月1日(金)23時9分配信
京都府議選(定数60)は、「1増3減」の定数見直しで京都市左京区、舞鶴市、南丹市・船井郡が各1減し、西京区が1増となる中、前回選(97人)より1人減の96人が立候補した。競争倍率は1・6倍と前回(1・56倍)を上回った。中京区は民主、自民、共産4党の現職3人が無投票当選した。
府議会第1党の死守を目指す自民党に対し、左京区など4選挙区で1人から2人に増やすなど前回より9人多く擁立した民主党がどこまで迫れるかが焦点で、これに共産党が絡む。自民党内の候補者調整のもつれから保守分裂となった福知山市や木津川市・相楽郡も注目される。
党派別では、自民(現有議席25)が亀岡市を除く24選挙区に前回と同数の27人を立てた。綾部市で議席奪還をかけ、木津川市・相楽郡でも2人当選に力を入れるなどして議席の上積みを狙う。
民主(同14)は23人を擁立し、無所属3人も推薦した。左京、右京、伏見の3区で初めて2人を擁立し、宇治市も12年ぶりに複数で臨むなど攻勢に出て、さらに躍進を目指す。
共産(同11)は前回と同様、全選挙区に28人を公認した。現有議席を上積み、過去最高の15議席以上を目標とする。特に、右京区や山科区、長岡京市での議席奪還が党勢拡大のかぎを握る。
公明党(同6)は36年間議席を維持してきた左京区の定数1減で擁立を見送り、前回から1人少ない5人を立てた。山科区を重点区に据え、全員当選に力を注ぐ。社民党も綾部市で1人を初公認し、みんなの党も初めて伏見、西京両区に新人2人を擁立。無所属も自民系2人、民主系3人を含む10人が立った。
新旧別は現職50人(前回49人)、新人44人(同48人)。女性候補は前回(14人)より2人多い16人。 .
1414
:
チバQ
:2011/04/02(土) 13:30:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000128-mailo-l30
’11統一地方選:県議選告示(その1) 9選挙区44人が舌戦 /和歌山
毎日新聞 4月2日(土)13時9分配信
県議選(定数42)が1日告示され、県内でも統一地方選がスタートした。14選挙区に立候補したのは54人。前回より3人少なく、定数が4減となった影響もあって過去最少となった。選挙戦に入ったのは9選挙区で、44人が争う。人口が100万人を切った県の少子高齢化対策や低迷の続く地域経済の活性化に加え、東日本大震災を受けて東南海・南海地震の発生に備えた津波・防災対策も、改めて争点として浮上した。10日に投開票される。
◇津波・防災対策も争点
立候補したのは、現職38人▽元職3人▽新人13人。党派別では、民主4人▽自民29人▽公明3人▽共産5人▽無所属13人。女性候補は前回より2人増え5人となった。
選挙戦に入ったのは、和歌山市▽橋本市▽御坊市▽田辺市▽新宮市▽紀の川市▽有田郡▽西牟婁郡▽東牟婁郡−−の9選挙区。基盤強化を目指した民主は公認4人、推薦3人にとどまった。一方、自民は定数減にもかかわらず、前回より4人多い29人を擁立した。公明は任期中に死去した現職の後釜を立てず、現職3人の必勝を期す。共産は現職4人に加え、元職1人を公認し勢力拡大を目指す。
大阪府など各地で勢いを見せる首長政党などの動きはなく、既存政党が地盤を奪い合う選挙戦になった。
◆選挙区の構図
◇和歌山市、17人が激戦
1減の定数15を17人が争う少数激戦となった。内訳は、現職15人▽元職1人▽新人1人。党派別では民主1人▽自民6人▽公明3人▽共産2人▽無所属5人。女性は4人。
公認の擁立が進まなかった民主は、無所属3人を推薦。一方、自民は定数減ながら前回より1人多い公認を擁立した。公明は前回に続き候補を唯一擁立した選挙区で、全員当選が至上命題。共産は現有勢力維持を目指す。新人は現職と元職の地盤の切り崩しを図る。
◇橋本市、定数3に5人
1増の定数3に対し、自民現職2人と民主1、無所属2の新人3人の計5人が出馬。組織力で票を固める現職に対し、市議からくら替えした新人が三者三様の戦いを展開、無投票だった前回選と打って変わった激戦となった。平木哲朗氏と向井嘉久蔵氏が、市長や県議などを務めた父親の代から培った後援会組織は、高齢化したとはいえ健在。瀧洋一氏は6年間駅前などに立った実績を武器に政策を訴え、岩田弘彦氏は地元後援会に市民グループが加わって多彩な選挙戦を展開する。中谷和史氏は「草の根」の運動で、浮動票などの掘り起こしを図る。
◇田辺市、現新がしのぎ
定数3。自民現職2人に無所属新人2人が挑む構図で、しのぎを削る。鈴木太雄氏は合併前後の田辺市議13年で培った知名度が強みで、自民推薦も得た。谷口和樹氏は同市議6年と経験は浅いものの、09年の市議選でトップ当選した実績がある。泉正徳氏は旧本宮町長6年の実績を核に組織を引き締め、1次産業の振興と雇用拡大を結び付ける。県議4期の経験と人脈を誇る大沢広太郎氏は「大災害時には経験が必要」と訴える。
◇新宮市、現新一騎打ち
新しい新宮市が誕生して2回目の県議選。前回は無投票だったが、今回は1減となった定数1を巡り、無所属新人の浜口太史氏と自民現職の須川倍行氏の一騎打ちとなった。
浜口氏は出身地の三輪崎などでミニ集会を精力的に開催。3月28日夜は2カ所で計500人超を集め、支持者の結束を見せつけた。3選を目指す須川氏は「ふるさとづくりに今こそ力を発揮する」と、実績を強調。奥田勲市議会議長ら実力者も支援している。
◇紀の川市、現職に新人挑む
定数3をめぐり、自民現職3人に無所属新人1人が挑む。谷口和秀氏は民主公認で出馬した09年市議選では惜敗。雇用創出策などを精力的に訴える。旧粉河町が地元の岸本健氏は、衆院議員だった父親の支持層に加え、若年層にも働きかける。元同町長で地盤が重なる服部一氏は地元を中心に支持を固め、鳥獣害対策や少子高齢化対策などを強調。山田正彦氏は支持の厚い旧貴志川、桃山町に加え、「地域力」を訴え旧打田町にも浸透を図る。
◇有田郡、8年ぶりの選挙戦
前回は無投票だったが、1減の定数2に3人が出馬し、8年ぶりの選挙戦は激戦の様相を呈している。自民推薦を得た無所属新人の横矢政明氏が湯浅町議からくら替えし、3選を狙う共産の松坂英樹氏と6選を目指す自民の吉井和視氏の現職2人に挑む。03年に8260票を獲得して当選、今回引退した湯浅町出身の松本貞次氏と、同じく7396票獲得したものの落選した有田川町出身の故西本長弘氏の支持層の行方が勝敗を分けそうだ。
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チバQ
:2011/04/02(土) 13:30:46
◇西牟婁郡、現職不在で総替え
定数2に対し、現職が不在で“総替え”の選挙戦となる。自民の新人2人、共産、無所属の元職2人の計4人が議席を争う。無所属の前川勝久氏は、豊富な行政経験と実務能力が有権者の支持を得るか。上富田町議6期の自民・池口公二氏は、地元での支持拡大の行方がかぎを握る。白浜町長8年の知名度を誇る自民・立谷誠一氏は、支持組織の再構築の成否が焦点。共産・高田由一氏は、反保守の訴えが従来の支持層以外に浸透できるか。
◇東牟婁郡、民自三つどもえ
定数2に対して、民自の三つどもえとなった。串本町を地盤とする自民の前芝雅嗣氏に対し、前同町長の松原繁樹氏が民主から出馬、那智勝浦町出身で自民の谷洋一氏を交えて競う。前芝氏は町議18人中8人の支持を受け、「観光と一次産業の振興」を訴え3選を目指す。5選を狙う谷氏は地盤が他の2人と重ならないものの、支持層固めに力を注ぐ。09年町長選で敗れたものの約5800票を得た松原氏は、「国政とのパイプ」を掲げる。
4月2日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000131-mailo-l30
’11統一地方選:県議選告示(その2止) 御坊、24年ぶり選挙 /和歌山
毎日新聞 4月2日(土)13時9分配信
◇有権者「歓迎」「地域に亀裂」
24年ぶりの選挙戦になった御坊市選挙区。定数1に対し、補選も含め6期連続無投票当選してきた自民現職の中村裕一氏に、無投票阻止を掲げた民主新人の斎藤麻希氏が挑む。
中村氏の出陣式には柏木征夫・御坊市長や市議らが駆け付け、「圧倒的な支援で再び県政に」と呼びかけた。中村氏は「都会中心の民主政権になって和歌山は損ばっかり。必ず勝利し政権交代につなげたい」と訴えた。
「“平成初”の選挙をやろう!」と書かれたのぼりがたなびく斎藤氏の選挙事務所には、民主の玉置公良衆院議員らが応援に。斎藤氏は「県議会改革を進め、使用済み核燃料の中間貯蔵施設誘致に反対する」と訴えた。
久しぶりの県議選に、市民の反応はさまざま。これまで現職を支持してきた自営業の男性(60)は、「大歓迎だ。学校の耐震化や新しい施設建設などをみても、選挙戦でもまれてきた他地域と比べ、御坊市は大きく遅れたと思う」と、選挙戦に期待を寄せた。
一方、会社社長の男性(58)は「同じ議員が続けてきたことで県や国と信頼関係を築き、事業がスムーズにやれた。有権者の審判は必要だが、選挙戦が市民の間に亀裂を生む可能性もある」と懸念を示した。
◇5選挙区で無投票
無投票となったのは5選挙区で、戦後最多の8選挙区だった前回より減った。当選者数も前回の17人を下回る10人だが、定数の約4分の1を占める。
無投票となったのは、海南市・海草郡▽有田市▽岩出市▽伊都郡▽日高郡−−の5選挙区。岩出市以外の4選挙区は前回に続いての無投票で、特に日高郡は3回連続となった。定数が1に減った伊都郡は、自民県議団のベテラン2人が激突する様相だったが、3月に入って1人が出馬を辞退。門三佐博氏が多選記録を更新する10選を果たした。
4月2日朝刊
1416
:
チバQ
:2011/04/03(日) 10:12:24
http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201104020132.html
知事選と県議選、それぞれの共闘 統一地方選
2011年4月3日
県政を舞台にした4年に1度のダブル選が始まった。今回は知事選も県議選も関西広域連合への参加の是非などを巡って意見が分かれ、それぞれ「共闘」を模索している。
今年1月、知事選の「自主投票」を決めた民主党県連は、ともに関西広域連合への参加を訴え、昨年11月に一度は立候補を要請した塩見俊次氏(61)と共闘できずにいる。
「めっちゃ複雑な気分」。パンフレットに塩見氏からの推薦文を掲載するある民主の現職候補は胸の内を語る。「県政の最重要課題は医療」として昨年、旧知の塩見氏の擁立に動いた一人。県連内では政策部門の役職に就き、「関西広域連合」への参加をローカルマニフェストに加えた。しかし、塩見氏と距離を置く事情がある。「(塩見氏の)応援に違和感はないが、私は連合の組織内候補やから」
民主の最大の支援組織、連合奈良は昨年12月、現職の荒井正吾氏(66)を推薦し、政策協定を結んだ。幹部は「民主の候補で塩見氏を応援する動きがあれば、推薦を取り消すことになる」と釘を刺す。
それでも塩見氏の支援に乗り出す県議はいる。あるベテラン県議は、塩見氏から立候補の手続きについて相談を受けた際に、政策や選挙戦略についてアドバイスした。「県議候補には広域連合のことを言わんと落ちるぞと発破を掛けているが、でも(推進する塩見氏を)表だっては応援できない」と連合の存在を意識しながら、「勝負は(新住民の多い)県北部と西部」と塩見氏の支持拡大に知恵を絞る。
一方の塩見氏は連携が難しいことを理解しつつも、「関西広域連合について同じ考えの民主議員と共闘できれば大きな力になった。関西広域連合は新たな争点で、連合奈良に改めて推薦を検討してほしい」と話す。
◇
「日本の原発の安全性を総点検する」。新顔の北野重一氏(73)=共産推薦=は2日、奈良市で共産公認の新顔県議候補の選挙カーに乗り込み声をそろえた。「一緒に演説すれば、県政を一新させようというアピールになる」(県議候補)。県議選告示後、7人の公認候補と連携し、最大限の相乗効果を狙う戦略だ。陣営は「県議候補の地元で、北野氏の知名度向上につなげたい」と期待する。
荒井氏は政党の推薦は受けていないものの、「現職から要請があれば時間の許す限り支援したい」との立場。これまでも自民の現職らが荒井氏の激励会に出席するなどして、協力し合っている。荒井氏は2日、斑鳩町で現職候補の個人演説会に告示後初めて出席。関西広域連合への参加を見送った経緯を説明し「先生も同じ考えで、心強い。人柄や政治信条を尊敬している」とエールを送った。
1417
:
とはずがたり
:2011/04/03(日) 19:10:35
’11統一地方選:県議選告示(その1) 16選挙区に63人 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010606000c.html
◇山辺郡・奈良市、定数11に16人
県議選が1日告示され、16選挙区(定数44)に前回と同じ63人(現職42人、元職2人、新人19人)が立候補した。関西広域連合への参加の是非や医療、防災、観光振興などが争点となる。知事選と同じ10日に投開票される。香芝市(定数2)▽磯城郡(同2)▽御所市(同1)の3選挙区では、現職5人の無投票当選が決まった。【阿部亮介、上野宏人、花澤茂人】
現職の無投票当選が予想されていた五條市(同1)は、新人1人が立候補し、一転して選挙になった。
党派別では、9議席の民主が15人、自民は現職22人、公明は現職3人、5議席の共産は7人を公認。みんなと社民はそれぞれ現職1人を擁立した。無所属は14人で、このうち自民は3人を推薦し、過半数を狙う。逆風の民主が議席を伸ばせるかも注目される。
激戦が予想されるのは山辺郡・奈良市(定数11)。自民と民主の各4人、公明、共産の各2人を含め16人が立候補した。生駒市(同4)や高市郡・橿原市(同4)も、現職4人に新人1人が挑む。
届け出を済ませた候補者は、主要駅や事務所などで第一声を上げた。関西広域連合への参加、東日本大震災を受けた防災体制の強化のほか、南部振興やポスト1300年祭の観光振興策などを訴えた。期日前投票は2〜9日、市町村役場などで受け付ける。
◇無投票は3選挙区
香芝市(定数2)と磯城郡(同2)は、前回と同じ顔ぶれで2回連続の無投票になった。香芝市で再選した民主現職、尾崎充典氏(49)は、初当選から2回連続無投票で、1回も投票で選ばれていないことになる。
県選管によると、初当選から2回連続で無投票当選したのは、71〜79年に山辺郡選出で2期務めた下川〓氏以来。香芝市と磯城郡の両選挙区は定数2で、前回、今回とも民主、自民がそれぞれ議席を確保した。当選者の1人は「すみ分けができ、新人が入り込む余地が少ない」と説明する。
御所市が無投票になったのは、前回定数が1削減され、現職同士が激戦を繰り広げたことが影響したとみられる。
毎日新聞 2011年4月2日 地方版
’11統一地方選:県議選告示(その2止) 関西広域連合、争点に /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010622000c.html
◇参加の是非も投票基準
県議選(定数44)は、知事選とともに関西広域連合への参加の是非が争点の一つになる。奈良は近畿で唯一加わっておらず、参加する場合は規約案の議決が必要となる。参加、不参加のどちらが県議会の過半数を占めるか注目される。
昨年1月、荒井正吾知事が県議会に不参加の方針を説明した際、反対意見はなかった。しかし、同12月に広域連合が設立されると、民主や公明などから「参加して議論すべき」という声が出始めた。
党派別では、不参加は、自民(22人)共産(7人)、社民(1人)。参加は、民主(15人)、公明(3人)、みんな(1人)。無所属を加えると、候補者63人のうち不参加は35人、参加は26人(2人は不明)となる。
参加を掲げる現職候補は第一声で「奈良県こそが関西広域連合に加盟しなければならない。東日本大震災への対応を見ても、奈良県単体で支援するよりはるかに素晴らしい成果を収めている。県民の命と安全を守るためにも、県に考えを改めさせたい」と訴えた。
毎日新聞 2011年4月2日 地方版
1418
:
ヂャッピー
:2011/04/03(日) 20:35:50
奈良知事選は読売新聞の世論調査でも時事通信の世論調査でも競り合っているようですね
もつれそうだ
1419
:
とはずがたり
:2011/04/03(日) 21:02:02
まじっすか!?
とは総研は断然塩見支持ですけど奈良は地場の保守が根強いからなぁ。。
ここでも連合がクソだな。。
1420
:
とはずがたり
:2011/04/03(日) 21:02:29
’11統一地方選:県議選 立候補者 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010608000c.html
(届け出順)
◇山辺郡・奈良市(定数11−16)
大国正博 47 公現(1)
党県幹事長▽米穀店経営[歴]市議▽奈良商高
荻田義雄 63 自現(3)
党県総務会長▽市フェンシング協会長▽奈良商工高
小林茂樹 46 自現(1)
住宅会社社長[歴]銀行員▽奈良青年会議所理事長▽慶大
山村幸穂 55 共現(3)
党県副委員長▽看護師▽保健師▽阪大医療技術短大
浅川清仁 56 み現(2)
党県議会第1支部長[歴]県議会運営委員長▽関西学院大←なんとみんなにうつったのか!?
小林照代 71 共新
[元]市議▽社会福祉士▽党県委員▽日本福祉大
木村和弘 50 民新
[元]県職労委員長▽市消防副分団長[歴]県職員▽摂南大
新谷〓一 69 自現(8)
党県副会長▽社会福祉法人理事長▽三重・名張高
鍵田忠兵衛 53 無元(3)
[元]衆院議員[歴]衆院議員秘書▽奈良市長▽国士舘大←うおw
畭真夕美 61 公現(3)
党県代表代行[歴]明治小PTA副会長▽橿原学院短大
猪奥美里 31 民新
[元]環境NGO理事[歴]衆院議員秘書▽立命館大院
今西一憲 50 無新
シンクタンク主任研究員[歴]自治省課長補佐▽東大
岩城明 52 民現(3)
党県選対委員長[歴]市議▽県PTA協副会長▽一条高
柿本元気 32 無新
[元]市議▽学習塾副学長[歴]非常勤講師▽大阪教育大←鍵田派の市議ではなかったっけ??
出口武男 75 自現(8)
県議長▽県中小企業団体中央会長[歴]党県会長▽関大
田尻匠 53 民現(4)
[元]県副議長[歴]衆院議員秘書▽党県幹事長▽大阪商大
◇大和高田市(定数2−3)←民主出せやヽ(`Д´)ノ
太田敦 39 共新
[元]市議▽党県委員・青年学生部長[歴]病院職員▽佛教大
米田忠則 70 自現(6)
党県顧問▽運送会社役員[歴]市職員▽市議▽高田高
丸野智彦 70 自現(4)
党県党紀委員長[歴]市議長▽食品会社社長▽片塩中
◇大和郡山市(定数3−4)
中野雅史 57 自現(3)
市商工会長[歴]党県政調会長▽クラーク記念国際高
小泉米造 68 自現(6)
市サッカー協会長[歴]市職員▽市議▽郡山高
藤野良次 47 民現(1)
党県幹事長[歴]市議▽県PTA協会長▽奈良工高
岡林史子 65 共新
新日本婦人の会支部役員▽保育士▽香川・高松商高
1421
:
とはずがたり
:2011/04/03(日) 21:02:48
◇天理市(定数2−4)
東征広 33 無新
[元]印刷会社員▽消防団員[歴]参院議員事務所員▽山辺高
藤本昭広 64 民現(4)
県副議長▽党県常任幹事[歴]市教委課長▽同志社大院
菅野泰功 51 無元(2)
会社員▽自民党市支部長[歴]市PTA協会長▽摂南大
岩田国夫 63 自現(3)
党県団体局長[歴]建設会社社長▽市議長▽添上高
◇高市郡・橿原市(定数4−5)
岡史朗 61 公現(1)
党県代表[歴]会社員▽市副議長▽和歌山・田辺高
神田加津代 66 自現(3)
党市支部長▽奉仕団体会長[歴]県副議長▽大阪樟蔭女大
水本純 60 民新
飛鳥川クリニック院長[歴]平成記念病院長▽県立医大
山本進章 56 自現(3)
党県政調会長▽社福法人理事長[歴]明日香村議▽近畿大
森山賀文 41 民現(2)
少林寺拳法支部顧問[歴]衆院議員秘書▽市議▽県立商大
◇桜井市(定数2−3)
和田恵治 62 無新
[元]市副議長▽市観光協会常任理事▽天理大
中村昭 66 自現(6)
県家庭薬配置商協組顧問[歴]市議▽県副議長▽中大
藤井守 62 自現(1)
1級建築士▽市森林組合長▽測量士[歴]市議長▽日大
◇五條市(定数1−2)
秋本登志嗣 62 自現(6)
社福法人理事長[歴]警察官▽市議▽県議長▽近畿大
宮崎崇嘉 39 無新
電気工
◇生駒市(定数4−5)
阪口保 62 無新
見張り番生駒代表[歴]教諭▽県オンブズ代表▽中京大
安井宏一 69 自現(4)
党県副会長▽県軟野連会長[歴]県議長▽大阪鉄道高
高柳忠夫 60 民現(3)
党県広報委員長▽地域紙編集委員[歴]市議▽福井大中退
粒谷友示 67 自現(4)
社福法人理事▽生駒商議所参与[歴]市議▽関西学院大
中野明美 63 共現(3)
党県委員▽生駒健康友の会事務局長▽滋賀・石山高
◇葛城市(定数1−3)
西川均 63 無新
物流会社会長▽市経済倶楽部会長▽大阪工大
市川雄治 55 民新
県テニス協会常任理事[歴]香芝市会計管理者▽京大院
辻本黎士 75 自現(5)
[元]県議長[歴]旧新庄町副議長▽県副議長▽御所実高中退
1422
:
とはずがたり
:2011/04/03(日) 21:03:39
>>1420-1422
◇宇陀郡・宇陀市(定数1−2)
森下裕次 50 無新
[元]市議▽市解放保育研究会長[歴]建設会社長▽東海大
田中惟允 67 自現(3)
県軟野連副会長▽党県組織局長[歴]衆院議員秘書▽日大
◇生駒郡(定数3−4)
上田悟 53 自現(3)
党県幹事長代理[歴]斑鳩町議▽東大寺学園高
宮本次郎 36 共現(1)
党県常任委員▽郡PTA協会長▽奈良教育大
平川理恵 42 民新
[元]奈良新聞記者[歴]日本農業新聞記者▽立命館大
梶川虔二 69 社現(6)
党県幹事長[歴]会社員▽斑鳩町議▽広島・三原工高
◇北葛城郡(定数3−4)
谷口重克 58 無新
NPO代表[歴]奈良日日新聞論説委員▽三重・高田高
森川喜之 55 民現(2)
県環境保全協副理事長[歴]河合町副議長▽河合中
今井光子 56 共現(4)
党県委員▽社会福祉士[歴]病院医療相談員▽日本福祉大
乾浩之 50 無新
[元]広陵町副議長▽運送会社社長▽大阪産業大高
◇吉野郡(定数2−3)
松尾勇臣 39 無現(1)
会社役員▽県猟友会顧問[歴]吉野町議▽東京農大中退
国中憲治 70 自現(5)
県産廃協会顧問[歴]清掃業▽県副議長▽吉野工高
辻本茂 50 民新
[元]吉野町議▽会社役員▽党支部幹事▽大阪経済法科大
==============
◇名鑑の見方
氏名▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴。最後は最終学歴
毎日新聞 2011年4月2日 地方版
1423
:
とはずがたり
:2011/04/03(日) 21:04:13
>>1417-1423
’11統一地方選:県議選 無投票当選者 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010609000c.html
◇御所市(定数1)
川口正志 77 無現(9)
部落解放同盟県委員長▽県中企連会長[歴]市議▽掖上中
◇香芝市(定数2)
尾崎充典 49 民現(2)
党県副幹事長[歴]衆院議員秘書▽NPO理事長▽近畿大
奥山博康 58 自現(4)
党県幹事長▽社福法人理事長[歴]市議▽高崎経済大
◇磯城郡(定数2)
井岡正徳 53 自現(3)
県テニス協会顧問▽県監査委員▽同志社大院
山下力 69 民現(8)
党県政治スクール委員長[歴]NPO理事長▽東工大中退
==============
◇名鑑の見方
氏名▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴。最後は最終学歴
毎日新聞 2011年4月2日 地方版
1424
:
チバQ
:2011/04/03(日) 21:04:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011040300176
荒井と塩見の争い=奈良県【統一選】
再選を目指す現職の荒井と、新人で県医師会長の塩見が激しく争う。荒井は自民、公明の実質支援に加え、連合奈良の推薦も得た。告示の前日に出馬表明した塩見は「関西広域連合」への県の参加を主張する唯一の候補で、自主投票を決めた民主の一部県議が支援する。共産推薦の北野は苦戦している。(2011/04/03-19:53)
--------------------------------------------------------------------------------
1425
:
チバQ
:2011/04/04(月) 23:16:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110404/elc11040408170000-n1.htm
最多擁立の橋下維新が第1党か 過半数は困難
2011.4.4 08:15
街頭で演説を行う大阪維新の会代表の橋下徹・大阪府知事=1日、大阪市北区(大塚聡彦撮影)
橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が、大阪都構想実現のために過半数獲得を狙う大阪府議選と大阪市議選(10日投開票)に関し、共同通信社が行った電話世論調査の結果、維新の候補に投票すると答えた有権者は府議選で27.1%、市議選で23.3%に上り、自民や民主を大きく引き離した。
調査は大阪府、大阪市の有権者を対象に2、3両日、コンピューターで無作為抽出した番号に電話をかける方式で実施。大阪府議選の調査で1032人、大阪市議選では521人から回答を得た。
選挙区ごとの取材結果を加味すると、維新は両議会で第一党をうかがう勢い。ただ半数近くは投票態度を決めておらず、情勢が変わる可能性もある。投票先は府議選が自民16.0%、民主10.3%、共産7.6%、公明7.3%、みんな2.2%、社民0.7%。市議選は自民14.6%、民主10.3%、公明9.1%、共産8.8%、みんな1.8%だった。
◇
維新は府議選(定数109)で60人、大阪市議選(同86)で44人を擁立。ともに政党の中で最も多い候補者数となっている。
ただ、全24選挙区中、18選挙区で2〜3人の候補者を立てた大阪市議選では、1人でも落選すれば過半数に達しない状況で、維新にとっては同一選挙区でいかに複数の候補を当選させるかが課題となっている。
1426
:
チバQ
:2011/04/04(月) 23:49:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000145-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 知事、「苦戦」候補ら応援 /滋賀
毎日新聞 4月4日(月)12時25分配信
◇他陣営「二元代表制否定」
1日に告示された県議選(定数47)で、嘉田由紀子知事が3日、「苦戦」候補らの街頭応援に踏み切った。東日本大震災に配慮した選挙運動自粛ムードの中で、支援する陣営から「苦戦」が伝えられ、告示後のてこ入れを決断した。知事は「県民の政治への関心を高める必要がある」と説明するが、他の政党や候補からは「二元代表制を否定するもの」と批判が上がっている。
知事はこの日、県内8選挙区を巡回。県東部の駅前では「今の議員はベテランの男性が多く、女性は8人にすぎない。議会は多様であってほしい」と演説した。
知事を支援する政党関係者によると、知事は超党派での政策実現を目指しており、応援は告示までの集会にとどめ、告示後は前回選同様に個別候補の応援を避ける考えだった。ところが、震災を受けた街宣活動の自粛もあって苦戦する新人陣営が相次ぎ、支援要請を受けたという。
知事は昨夏の知事選で県政史上最多の約42万票を獲得。このため、街頭での直接応援は無党派層などへの影響が大きいと懸念する政党関係者もいる。ある幹部は「どちらが候補者か分からない。自身の人気で知事与党を作ろうとしている」と語り、ある現職候補は「知事と同じく選挙で選ぶ議員には知事をチェックする責任がある。二元代表制の根源を揺るがす行為」と批判した。【安部拓輝、稲生陽、前本麻有】
4月4日朝刊
1427
:
チバQ
:2011/04/04(月) 23:52:38
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2011/04/post-3888.html
県議選御坊市郡 集票へあの手この手
2011年4月 5日 統一地方選となる県議選は、早くも中盤入りした。市選挙区(定数1)では自民党現職の中村裕一(51)=熊野・6期=と、民主党新人の斎藤麻希(34)=藤田町吉田=の2氏が激しい戦いを繰り広げており、支持拡大へあの手この手。中村氏は握手でのスキンシップ作戦や個人演説会など、斎藤氏は自転車街宣と替え歌アピールなどで、各陣営とも1人でも多くの市民に顔を見せて訴える戦術が目立っている。
中村陣営 自民党公認のほか、各種団体からの推薦150件、有力企業のバックアップを受けながら、チラシの全戸配布、ローラーでの路地裏作戦、電話でのお願いなど行っている。本人は後援会、支持者の紹介で少しでも多くの人に直接会って訴え。日中の街宣では支持者を見つければ車から駆け降りて握手。街頭演説も精力的にこなし、顔は真っ黒に日焼けしてきた。連日、夜は個人演説会を開いており、国政選挙以上に多くの支持者が詰め掛けた会場もある。 市サイクリング協会会長を務めているが、 終盤には自転車ではなくより有権者の目線に近い徒歩での街宣も予定している。
斎藤陣営 選挙戦終盤まで一貫し、候補者本人が市民1人1人に会うよう市内をくまなく回る。街宣は東日本大震災を受けてスピーカーの音量を控え気味にし、「♪さいとうまきまき...さいとうまきまき...」という歌詞の替え歌を流してアピール。年齢、性別、職業を問わず人を見つければ、街宣カーから飛び降りては握手をしたりしながら、思いを訴える。国会議員らの応援演説や電話、ローラー作戦には頼らず、あくまで候補者本人が先頭に立っての戦い。車の街宣だけでなく、前哨戦からの自転車街宣も続けており、後援会事務所を中心に国道42号や商店街といった範囲で行っている。
1428
:
チバQ
:2011/04/04(月) 23:54:43
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=208276
選挙サンデー候補者走る 県議選
10日投開票の和歌山県議選で、期間唯一の日曜となった3日、各選挙区で候補者が舌戦を繰り広げた。選挙区の広い田辺市(定数3)では大票田の旧市内を主戦場に、西牟婁郡(定数2)では地盤を固めながら、区内をくまなく回り選挙戦を展開した。
田辺市
無所属新顔の鈴木太雄候補(40) 旧市内の中心街や秋津、万呂、芳養などを街宣車で回り、上の山では街頭演説。夜は明洋や芳養の会場で個人演説会を開いた。
演説では市議時代や後援会活動を通じ最も要望が多かった雇用問題に触れ「農林水産業が発展すれば生産、加工、流通、販売の裾野が広がり雇用の創出になる」と強調。また、高齢者福祉や防災対策についても施策を強化していくと訴えた。
無所属新顔の谷口和樹候補(39) 旧市内の芳養や秋津、湊などを街宣車で回った。旧市内に支持基盤を持つ、社民県議の野見山海氏が同行して支援した。夜は旧市内のホテルで個人演説会を開いた。
午前中にJR紀伊田辺駅前で街頭演説。「10年、20年先の未来をつくるため、皆さんの声を政治の現場に届け、一緒に歩いていきたい」と呼び掛けた。政策では防災や子育て、南紀白浜空港を活用した地域経済の振興を訴えた。
自民現職の泉正徳候補(59) 旧市内の万呂や秋津、三栖などを回った。街頭演説やイベント訪問のほか、企業の朝礼に参加した。夜は旧中辺路町で個人演説会を開いた。
旧市内のホームセンター前では街頭演説。「田辺は紀南の中心。住む人が誇りを持てば、外からも人が訪れる」と主張した。政策では第6次産業の振興や観光、防災対策を訴えた。「経営者や旧本宮町長時代の経験を生かしたい」とも述べた。
自民現職の大沢広太郎候補(69) 旧市内の新庄町や三栖、万呂を回り、明洋や神子浜では個人演説会を開いた。10人の市議が各地で大沢候補を支援した。
個人演説会で特に訴えたのは防災対策。「東北の被災は人ごとではない。防災に強いまちづくりに取り組まなければならない」などと語った。和歌山国体の競技場や高速道路の整備についても、防災に絡めた政策として必要性を述べた。
西牟婁郡
無所属元職の前川勝久候補(65) すさみ町の海岸沿い全域と山間部の和深川、佐本地区、白浜町の富田地区を主に街宣車で回った。
JR周参見駅周辺では街宣車を降り、徒歩で地域を一周。道行く人らに声を掛けたり、各戸を回ったりして「防災対策に全身全霊をささげる。クリーンな政治を目指す」と訴え、支持を求めた。
街宣車による運動は午後5時以降は自粛し、選挙事務所で来客の応対に当たった。
自民新顔の池口公二候補(54) 午前中に旧日置川町、午後に旧白浜町、夕方から上富田町を街宣車で回った。
午後からはJR白浜駅前で街頭演説。東日本大震災に触れ「道路は車が通るだけではなく、(物資を運んで)人の命も救う。産業を生かすものでもある」と語り、さまざまな視点を持って道路行政を考えたいと主張した。
災害時のための避難道の整備、自然を生かした観光行政に取り組む姿勢もみせた。
自民新顔の立谷誠一候補(61) 朝から夕方まで白浜町や上富田町を回り、夜は白浜町で個人演説会を開いた。
演説会では「議会改革に参画したい」とし、迫力ある県議会を求めて「ペーパーなしで質問してみたいし、答弁してほしい」と希望を語った。
「今の日本があるのは高齢者のおかげ。恩返しをせずにどうするのか」とも主張。介護保険法の改正を求める考えを示した。テーマに掲げた「絆」を残したいとも話した。
共産元職の高田由一候補(47) 選挙事務所のある白浜町で地盤固め。街宣車で旧町内を巡回し、住宅街など十数カ所で街頭演説をした。
午後からは共産党の山下芳生参院議員を迎えた才野会館での演説会に参加。「県内の消防職員は千人足りない。県議になったら雇用と安全の確保を必ず取り上げる」など防災中心の政策を強調。さらに「競り合いを勝ち抜くために支持の拡大が必要」と述べ、参加者に協力を求めた。
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:
小説吉田学校読者
:2011/04/05(火) 07:01:53
民主支持層をまるごと維新の会が持って行っている様相。底流には「民主ノー」が浸透してるといえるでしょう。
維新の会が自・民上回る 大阪府議・市議選で世論調査
http://www.asahi.com/politics/update/0404/OSK201104040138.html
朝日新聞社は4月2、3両日、大阪府の橋下徹知事が「大阪都構想」を掲げて臨む大阪府議選、大阪市議選などについて、府民を対象に朝日放送(ABC)と共同で電話による世論調査を行った。両選挙の投票先では橋下知事が代表の大阪維新の会が自民、民主など他党を上回ったが、知事が目指す同会の過半数獲得については賛否が伯仲した。
橋下知事への支持は66%と依然高い水準だが、前々回(昨年10月)の78%、前回(今年1月)の71%に比べて低下している。不支持は前回と同じ15%だった。
府議選投票先を政党名を挙げて聞くと、維新の会24%、自民17%、民主10%、公明6%、共産4%、みんなの党3%、社民1%、無所属7%。大阪市在住者に同様に尋ねた市議選投票先は、維新の会24%、自民19%、民主14%、公明6%、共産3%、みんなの党2%、無所属10%(社民の市議選候補者はなし)。
両選挙とも維新の会の候補者が他党より多く、選挙区ごとに対決構図も異なることから、数字が獲得議席に直接結びつくものではない。また「答えない・わからない」が各28%、22%に上るなど情勢は流動的だ。
一方、維新の会の両選挙での過半数獲得を望む人は40%(前回=以下略=42%)、望まない人は41%(38%)とほぼ並んだ。府議選で都構想を「重視する」は35%、「重視しない」は48%で、「都構想を問う選挙」と位置づける知事の戦略通りにはいっていない様子もうかがえる。
都構想に賛成する人は36%(40%)、反対31%(31%)だった。構想では特別区に分割される大阪市の在住者に限ると、賛成が37%(46%)と下がり、反対が35%(30%)と増えた。
構想について橋下知事の説明が「十分ではない」とした人は66%(72%)とやや減ったが、「十分だ」とした人も13%(12%)と伸びていない。
また大阪市在住者では、都構想に反対する平松邦夫市長への支持は42%(39%)、不支持36%(40%)。12月までの任期の後も平松氏に市長続投を望む人は35%(41%)、望まない人は38%(41%)だった。
1430
:
チバQ
:2011/04/05(火) 21:47:27
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003926595.shtml
自粛ムードに新人危機感 ひょうご統一選
10日に投開票される兵庫県議選と神戸市議選。東日本大震災の被災地に配慮し、告示後の舌戦も、事務所看板の電気を消したり選挙カーの使用を控えたりと、低調なままだ。知名度に劣る新人候補からは「短期決戦で名前と顔を売りたいところなのに、非常に厳しい状況だ」と苦しげな声が漏れている。
神戸市議選に立候補した新人は告示前、街頭演説を控え、募金活動に専念した。しかし「タスキをせず、名前や政策も訴えない活動は、票につながらなかったのでは」と危機感を募らせる。
別の新人も告示前はマイクを手放していたが、地声が届く範囲はわずか。「被災地の気持ちは痛いほど分かる」としながらも「名前のよく知れた現職より不利なスタートになった」と話す。
同じく「自粛ムードで出遅れた感じがする」というのは県議選に立った新人。告示後は雰囲気の変化を感じているといい、「大震災も話題にしながら支持を広げたい」と意気込んだ。
一方、神戸市議選の新人は、自粛ムードについて「既成政党によってつくられた。地盤を持たない新人つぶしだ」と批判。「本来、震災と選挙は別々のものなのに、街頭で政策を訴えること自体『悪』のような雰囲気をつくられてしまった。選挙がある以上、有権者に判断材料を提示しないことこそ無責任だ」と憤っている。(まとめ・岡西篤志)
【特集】11ひょうご統一選
(2011/04/05 10:35)
1431
:
チバQ
:2011/04/05(火) 21:57:36
http://www.asahi.com/politics/update/0404/OSK201104040138.html
維新の会が自・民上回る 大阪府議・市議選で世論調査2011年4月5日5時1分
都構想と維新の会への視線
朝日新聞社は4月2、3両日、大阪府の橋下徹知事が「大阪都構想」を掲げて臨む大阪府議選、大阪市議選などについて、府民を対象に朝日放送(ABC)と共同で電話による世論調査を行った。両選挙の投票先では橋下知事が代表の大阪維新の会が自民、民主など他党を上回ったが、知事が目指す同会の過半数獲得については賛否が伯仲した。
橋下知事への支持は66%と依然高い水準だが、前々回(昨年10月)の78%、前回(今年1月)の71%に比べて低下している。不支持は前回と同じ15%だった。
府議選投票先を政党名を挙げて聞くと、維新の会24%、自民17%、民主10%、公明6%、共産4%、みんなの党3%、社民1%、無所属7%。大阪市在住者に同様に尋ねた市議選投票先は、維新の会24%、自民19%、民主14%、公明6%、共産3%、みんなの党2%、無所属10%(社民の市議選候補者はなし)。
両選挙とも維新の会の候補者が他党より多く、選挙区ごとに対決構図も異なることから、数字が獲得議席に直接結びつくものではない。また「答えない・わからない」が各28%、22%に上るなど情勢は流動的だ。
一方、維新の会の両選挙での過半数獲得を望む人は40%(前回=以下略=42%)、望まない人は41%(38%)とほぼ並んだ。府議選で都構想を「重視する」は35%、「重視しない」は48%で、「都構想を問う選挙」と位置づける知事の戦略通りにはいっていない様子もうかがえる。
都構想に賛成する人は36%(40%)、反対31%(31%)だった。構想では特別区に分割される大阪市の在住者に限ると、賛成が37%(46%)と下がり、反対が35%(30%)と増えた。
構想について橋下知事の説明が「十分ではない」とした人は66%(72%)とやや減ったが、「十分だ」とした人も13%(12%)と伸びていない。
また大阪市在住者では、都構想に反対する平松邦夫市長への支持は42%(39%)、不支持36%(40%)。12月までの任期の後も平松氏に市長続投を望む人は35%(41%)、望まない人は38%(41%)だった。
1432
:
チバQ
:2011/04/06(水) 23:59:24
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110406-OYT1T01092.htm
橋下知事、大阪都構想実現へ他党との連携に含み
大阪府の橋下徹知事は6日の記者会見で、自ら率いる地域政党・大阪維新の会として過半数獲得を目指している府議選と大阪市議選(10日投開票)について、「大阪都構想の設計図作りに入れるかどうかが鍵だ。原則は過半数だが、構想の詳細は(他党との)修正、妥協で決めればいい」と述べ、過半数に達しなかった場合の他党との連携に含みを残した。
橋下知事は、▽広域行政と基礎自治の役割分担を明確にする▽大阪市に複数の特別区を設けて公選区長を置く――の2点を「都構想の譲れない点」と強調。そのうえで、過半数が取れなかった場合に都構想の制度設計に入れるかどうかに関し、「選挙結果を受けて(他党と)協議に入れるかが決まる。すごい政治が始まると思う」と話した。
維新の会は、府議選(定数109)で60人(うち2人は無投票当選)、市議選(同86)で44人を擁立している。市議選の過半数獲得には候補者全員の当選が必要で、実現は微妙とみられている。
(2011年4月6日23時06分 読売新聞)
1433
:
チバQ
:2011/04/07(木) 23:12:32
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003934103.shtml
地味な選挙で大量に余る候補者ビラ
統一地方選挙の兵庫県議選と神戸市議選で、東日本大震災の被災地に配慮して候補者が選挙活動を自粛するなどしたため、終盤戦に入っても街頭で配るビラが大量に余っている事務所が目立つ。現場では、選挙ムードが高まらず手に取る有権者が少ないという声も聞かれ、陣営は「各家庭に戸別配布するしかない」と頭を抱える。
県議選に立候補した民主現職の事務所には、箱に入ったままのビラ約4千枚が山積みになっている。街頭演説などで有権者に手渡すことはほとんどなく、陣営は「震災による自粛ムードで、できるだけ派手な活動は控えている」と話す。
一方で「きちんと訴えを届けたいという思いはある。有権者も各候補者の訴えが分からず、物足りない選挙戦になっているのではないか」とも。
同じく県議選の民主推薦の候補者は、政権与党への「逆風」を警戒し、党のマニフェスト(政権公約)を書いたビラの配布を見送った。事務所には千枚以上が眠ったままで、「大震災による自粛ムードもあるが、これまでの政権運営や党内のゴタゴタで、民主に対する有権者の風当たりは根強い」という。
神戸市議選に立候補したみんなの党新人は「選挙戦の序盤は有権者の反応が鈍く、なかなか受け取ってもらえなかった」。政党の政策を記したビラを街頭で配るが、用意した1万5千枚のうち3分の1ほどは余りそうで、「残りは、各家庭を回ってポストに入れます」と話す。
【特集】11ひょうご統一選
(2011/04/07 16:30
1434
:
チバQ
:2011/04/08(金) 20:07:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110408-OYT8T00001.htm
県議選 国会議員も“参戦”
各党 民主巻き返し、自民は攻勢
統一地方選の県議選(10日投開票)で県内で公認・推薦候補を立てる各政党は、県選出の国会議員を候補者に同行させたり、中央から党幹部を応援に呼んだりと激しい戦いを繰り広げている。参院選、知事選と連敗を喫した民主は、巻き返しを図ろうと国会議員を総動員し、てこ入れに懸命。県内与党の自民は、世代交代を進めてさらに県議会での勢力を拡大しようと、攻勢を強めている。
公認4人、推薦3人を立てた民主は、衆院議員3人とその後援会が各地の候補の活動を全面的にサポートしている。
阪口直人衆院議員は先週末、橋本市選挙区の公認候補の選挙運動に同行。3日は、時折雪の舞う寒さの中、候補者と一緒に住宅地を駆け回り、「2人でスクラムを組み、国政と県政の問題に取り組みたい」と訴えた。
また、県連代表の岸本周平衆院議員も先週末、和歌山市内の公認・推薦候補の事務所を訪れ、陣営幹部らと選挙戦略を打ち合わせた。〆木佳明・民主県幹事長は「東日本大震災の自粛ムードで派手なパフォーマンスはやりにくく、国会議員の支援を受けて支持団体などの票を着実に固めたい」と話す。
一方、公認29人、推薦2人の全員当選を目指す自民。国政では、民主との大連立の話も浮上したが、県議選では一貫して、民主に対する全面対決の姿勢を貫く。今回の選挙戦では、とりわけ、激戦となる県南部の選挙区に国会議員が入り活動してきた。
県連会長の二階俊博衆院議員は田辺市や西牟婁郡、東牟婁郡、新宮市などの選挙区で積極的に候補者の応援に回る。世耕弘成参院議員は2日、田辺市の公認候補の応援演説で「2年前の浮ついた総選挙を反省し、候補を選んでほしい」と呼びかけ、「今回の選挙では、政治に対する責任と実行力が問われている」と語気を強めた。
公明は、現有の3議席維持を目標に掲げているが、県本部代表の西博義衆院議員が応援のために県内に入ったのは1度にとどまった。県本部は、「激戦となっている奈良県議選の応援もあるので」としており、各候補は、自前組織の引き締めなどに力を入れている。
公認の5人全員当選で1議席増を狙う共産は、5日に志位和夫委員長が来県した。JR和歌山駅前では、「和歌山市内で複数の議席確保を絶対にやり抜く」と力を込め、「紀伊半島に原発はいらない。日本にこれ以上の原発は作らせない」などと訴えた。
(2011年4月8日 読売新聞)
1435
:
チバQ
:2011/04/09(土) 07:56:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000221-mailo-l25
変われ議会:2011県議選/上 質問「ゼロ」形骸化 /滋賀
毎日新聞 4月6日(水)13時34分配信
◇政策提言に限界も
「建設的な議論の場として真摯(しんし)なお答えを」
2月の定例県議会。赤じゅうたんの議場で、議員が一般質問に立った。執行部の答弁が続くと、目をつぶったままうつむく議員が目立ち始めた。口を開けて天井を仰ぐ姿も。傍聴した60代の男性は「もう少しシャキッとしたらどうだ」と憤った。閉会後、居眠りを認めた議員の一人は「県議選を控え朝から駅前であいさつしているから……。県も答弁書の棒読みなので眠くなる」と話した。
執行部への一般質問は地方議員の代表的な権利だ。県議会では年4回開く定例会で任期中計16回、県政に意見をぶつける機会がある。所属の全議員が16回質問した会派の1人は「質問は県民の声を代弁する場。休むわけにはいかない」と話す。一方で、4人の議員は1回の質問もなく、1回のみも3人いる。質問ゼロのベテラン議員は「質問者は言いっぱなしで答弁もありきたり」と指摘。質問1回の議員は「内容の浅い質問をしても意味がない。県には議場外の見えないところで提言している」と説明する。
議会の形骸化を指摘するのは議員だけではない。先月、ある陣営の集会で討論した知事は、集合住宅の防災対策を訴える出馬予定者に質問した。「自治会の参加率が低いのにどう実現するのか」。明確な答えを返せない様子を見た知事は「議会で質問するだけでは一方通行。問い掛けに提案で返す力をつけないと建設的な議論にならない」と注文した。
課題もある。ある現職は「県議はみんな一人親方。何百人という職員を使える知事とは違う」と話し、独自調査や政策提言への限界を指摘する。
議会改革を進める三重県では、衆院議員の立法活動を補佐する法制局で2年間研修した議会事務局の職員が県議の活動を支えている。議会は会派専属の政策スタッフの育成を目指しているという。最大会派の現職は「議員は政策で競える集団を目指すべきだ」と話している。
□
大阪や名古屋など各地の議会で首長新党の立ち上げが相次ぐ。既存の議会を変えようという風は滋賀県議選でも吹いている。候補を擁立した各政党はいずれも公約の目玉に議会改革を掲げる。候補者らが口々に「改革」を訴える議会の課題を探った。【安部拓輝、稲生陽】
4月6日朝刊
1436
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チバQ
:2011/04/09(土) 07:56:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000266-mailo-l25
変われ議会:2011県議選/中 年収1285万円 見直し、全党主張 /滋賀
毎日新聞 4月7日(木)15時35分配信
◇「専業議員」からは反論
県議選が迫る2月中旬、県議会の会派代表者会議。勤続10年以上のベテラン議員や引退する議員に対し、議会が公費で置き時計などを贈呈する「記念品制度」の廃止が決まった。協議に加わった10年以上のベテラン議員は「こんな制度があるとは知らなかった」と語り、控え室に引き揚げていった。
県も25年間、5万〜15万円相当の記念品を贈り続けてきた。議会側の動きに伴い廃止したが、県幹部は「重鎮の先生の影響力は議案を通す上で不可欠。こちらからやめるわけにはいかなかった」と打ち明ける。
「記念品」をはじめ、県議らは自らに支払われる公費について検証を始めた。その一つが報酬。昨年度の冬のボーナスは177万円で、月額報酬を合わせた年収は1285万円。これとは別に240万〜360万円の政務調査費が加わる。一般議員の年収を県内19市町議と比べると、大津は911万円、草津は702万円で、それ以外の600万円台以下の17市町議とは2倍以上の開きがある。
今回の県議選では全政党が現行報酬の見直しを打ち出した。ただ、議員報酬以外に収入のない「専業議員」からは反論もある。
ある現職は年4回、新聞折り込みを利用して数万戸に県政報告のチラシを配っている。費用は1回約40万円。支援者の冠婚葬祭にも毎月数万円、自家用車のガソリン代は月約2万円。週末は地域の行事へ。議会休会中は県内外の企業などとの情報交換会も多い。保険料や選挙資金の積み立ても必要で、平均すると毎月80万円、年間950万円程度が政治活動の「経費」に消えるという。現職は「収入の保証は4年間しかない。貯蓄も必要だが、まじめに活動するとほとんど残らない」と話す。
今回の県議選で引退した現職は、地元出身の若手官僚に地盤を譲ろうと持ち掛けたが「とてもそんなリスクは負えない」と断られた。現職は「職をなげうつ覚悟は志だけではできない。一定の報酬は必要で、削るだけでは有能な政治家は育たない」と訴える。【安部拓輝、稲生陽】
4月7日朝刊
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チバQ
:2011/04/09(土) 07:57:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000153-mailo-l25
変われ議会:2011県議選/下 見送られた定数削減 /滋賀
毎日新聞 4月8日(金)12時52分配信
◇5市町では実施、見直し求める候補も
「県民の意見をくみ取る態勢を維持すべきだ」。会議室の扉から議論が漏れ聞こえた。昨年9月、県議会の定数削減を目指した検討委員会。09年8月以降、会派代表が非公開で進めてきた協議に方向性が見えた。結論は「現状維持」。会見で定数の適正規模について見解を問われた代表者は、「それは当選した議員が決めること」と述べ、言葉少なに立ち去った。
県議会の定数は47。87年に2人増員され、02年に1減った以降は変わっていない。一方、今月24日に投開票を控える大津、栗東、近江八幡、彦根、日野の5市町議会は今回、いずれも財政難などを理由に定数削減に踏み切った。大津市議会では、定数減を唱えた市長と激しい応酬の末、自主的に定数2減を決めた。議員の一人は県議会について「減らすことだけが行財政改革ではないが、財政難は県も同じ。痛みに耐える市町の議会と比べれば、あまりにだらしない」と冷ややかだ。
国政選挙では議員1人あたりの有権者数に2倍以上の差が出ると「1票の格差」が問題となる。地方議員の場合、地方自治法で人口比例の原則が定められており格差は生じにくいが、それでも守山市(定数2)と愛知郡(同1)の格差は1・93倍。前回の07年は全選挙区の当選者で最大3・8倍もの得票差が出た。
今回の候補者からも定数の見直しを求める声が上がる。都市部の選挙区の現職は「7000〜8000票で落選するのに4000票で当選する選挙区もある。統合すべきではないか」と疑問を呈す。別の現職は適正な定数の基準作りを求める。県内の人口は約140万人。現行定数で割ると、県議1人が約3万人の代弁者を務める計算になる。「4万人の代弁者とすれば定数は35。そのくらい思い切った変革も必要では」。一方、人口の少ない選挙区には定数再編による不均衡を心配する声もある。
国内外の選挙制度に詳しい大阪市立大大学院の砂原庸介准教授(地方自治論)は「1人区は吸い上げる民意が画一化し、10人近くになると政策が似た候補が競合して選択が難しくなりがち。再編するなら1区5人程度が目安となる」と話している。【安部拓輝、稲生陽】
4月8日朝刊
1438
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チバQ
:2011/04/09(土) 08:03:32
2182 名前:チバQ 投稿日: 2011/04/09(土) 08:01:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110409-OYT8T00064.htm
激戦区増 懸命訴え
統一地方選前半戦の府議選(定数109)、大阪市議選(同86)、堺市議選(同52)は10日、投開票される。初の統一選に臨む地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下知事)やみんなの党が、既成政党を相手にどこまで議席を伸ばすかが焦点。東日本大震災を踏まえた防災・危機管理のあり方や大阪都構想の是非をテーマに、各候補は最終盤の訴えに懸命だ。
■府議選□
無投票だった2選挙区を除く60選挙区計107議席を巡り、204人が争う。候補者が200人を超えたのは28年ぶりで、女性は29人に上っている。
候補者の党派別内訳(無投票当選者を除く)は、民主33人、自民32人、公明22人、共産38人、社民1人、みんな2人、維新58人、諸派1人、無所属17人。新旧別では現職86人、新人114人、元議員4人。
維新の参戦により、多くの選挙区で混戦模様。中でも自民のベテラン現職と維新新人が激しく競り合う大阪市中央、西淀川両区や、民主が現職2人を擁立した豊中、枚方両市などで各候補が火花を散らしている。
□大阪市議選■
145人が舌戦を展開する。党派別は、民主24人、自民23人、公明19人、共産24人、みんな1人、維新44人、無所属10人。新旧別は現職75人、新人64人、元議員6人。女性は25人が名乗りを上げている。
大阪市議選を「主戦場」と位置づける維新は、全24選挙区のうち18選挙区で複数候補を擁立。定数2の中央、福島両区では議席の独占を狙う。民主、自民、公明、共産、維新の主要5党の候補がそろった選挙区は15に上り、各党のつばぜり合いは激化している。
■堺市議選□
前回より2人多い78人が争う。党派別では、民主12人、自民11人、公明12人、共産10人、みんな2人、維新15人、諸派1人、無所属15人。新旧別は、現職が47人、新人24人、元議員7人で、女性は18人が立った。
政令市昇格5年を経た市の将来像などが争点で、定数を5上回る15人が立候補した南区などで激戦となっている。
(2011年4月9日 読売新聞)
1439
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:03:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000141-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「低投票率」=大阪市議選北区 /大阪
毎日新聞 4月5日(火)12時38分配信
◇5割超、目指したい新人 組織選挙に徹する現職
1日告示された統一地方選の府議選、大阪・堺両市議選。大阪の将来像に加え、東日本大震災の発生で防災や危機管理も選挙戦のテーマとして急浮上した。選挙運動の自粛ムードが残る中、各陣営は10日の投開票に向け、かつてない手さぐりの選挙戦を強いられている。注目の選挙区をレポートする。
高層マンションの建設が進む大阪市北区。5年間の人口増加数は1万人(増加率10%)を超え、市内24区で上位3番目に入るほど新住民の流入が激しい。一方、市議選の投票率は毎回伸び悩み、4年前の前回は市内で4番目に低い39%だった。支援組織のない新人は投票率アップを懸命に訴え、地域事情を知り尽くした現職陣営らは組織選挙に徹する。地盤の有無が戦術に反映される象徴区だ。
「今までの選挙とは違う。5倍、10倍の人を巻き込んで」。3日昼、買い物客でにぎわう天神橋筋商店街。街宣車から聴衆に呼びかける維新代表の知事・橋下徹の横で、維新新人の吉村洋文は手を振った。北区に弁護士事務所を構えるが、河内長野市出身で、知名度アップに懸命だ。吉村は「投票率が上がらないと、新人はつらい」と危機感を募らせる。
同日夕、みんな新人の北端秀行も大阪駅前で演説。党代表の渡辺喜美を呼び、名前の浸透を図った。「投票率5割を超えなければならない」と訴える。
そんな2人とは対照的に、地盤を持つ現職は、低投票率を計算に入れた組織固め戦術に力を注ぐ。
維新のもう一人の候補、現職の美延映夫は2日夜、支援者宅で約50人に弁を振るった。母を継いで2期目。自民からの移籍組だが後援会はそっくり残っており、「維新でも自民でも、美延は北区の代表者」と後押しする。
前回トップ当選ながら、任期途中で辞職した無所属元職の田中農。元府議の父親から引き継いだ後援会は「辞職後も揺るがない」と幹部。田中は「投票率を気にする立場ではない」と自転車で選挙区を駆け回る。
民主現職の新里嘉孝には市職員組合に加えて、ルーツがある沖縄の県人会も付く。陣営は「震災で投票率は前回並みでは」とみている。
同じく現職の公明・小玉隆子は支援団体の支持で3期目を目指す。後援会幹部は「投票率がどれだけ上がるか分からず、1票差で勝利が決まる」と引き締めを図っている。
投票率が20%の09年補選で次点だった共産新人の山嵜寿美雄は防災対策の充実などを訴え、陣営は「幅広く我々の訴える争点を知ってほしい」とする。
定数の倍以上の候補者が立ち、激戦の北区。投票率をにらみながらの選挙戦が続く。(敬称略)【小林慎、平川哲也】
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◇大阪市北区(定数3−7)=届け出順
美延映夫 49 維新役員 維現
新里嘉孝 50 [元]市職員 民現
山嵜寿美雄 43 党地区役員 共新
小玉隆子 61 党役員 公現
田中農 39 NPO顧問 無元
吉村洋文 35 弁護士 維新
北端秀行 34 会社社長 み新
4月5日朝刊
1440
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:04:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000179-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「試練の民主」=府議選生野区 /大阪
毎日新聞 4月6日(水)12時49分配信
◇要職経験者が公認辞退 維新巡り自民も危機感
政権交代後初の統一地方選に臨む民主党。菅内閣の支持率低迷や、政権運営の混迷による悪影響を懸念し、公認・推薦を辞退する候補者が各地で相次いだ。今回統一選での道府県議選での辞退を含む公認・推薦取り消しは計38人に上った。
「党の看板の問題などいろいろ言われて、何度もくじけそうになったが、皆さんに支えてもらった」
告示直前に民主公認を辞退し、党の色が薄い推薦に切り替えた府議選生野区の無所属現職候補、西脇邦雄は2日夜の個人演説会で、支援者約50人を前に声を詰まらせた。
前回も民主推薦の無所属で当選したが、政策通を買われ、民主会派の幹事長などの要職に就き、今回は公認での出馬を予定していた。しかし、「民主と言う時点で、何も聞いてもらえない」(陣営幹部)として公認返上を決断。改めて4期16年の実績を強調し、支持拡大に必死だ。
対する自民も順風とは言えない。現職で元議長の朝倉秀実は、08年知事選で自民府議団幹事長として橋下徹擁立に動いた立役者だが、今回、橋下は維新新人の荻田ゆかりを対抗馬として立てたのだ。
朝倉は3月、約2万人に郵送した「府政報告」のはがきに、「国と地方のあり方を変える大きな改革も大事だが、小さいが大事な政策を積み重ねることにも力を注ぐ」と記し、自治体の枠組み改編にこだわる橋下へのけん制とも取れるメッセージを発した。告示直前の事務所開きでも、「震災が起きたこんな時に、知事と大阪市長がもめるべきではない」と述べ、橋下が強調する府市対立の構図に苦言を呈した。
両ベテランのなりふり構わぬ攻勢に負けじと、荻田も懸命に駆け回る。維新は当初、同一区の府議選と大阪市議選の候補が連携し、相乗効果で当選する戦略を描いた。しかし、市議選生野区の維新2現職は、元自民市議と、元自民衆院議員秘書。支持層は当然、朝倉後援会と重なる。
2日夜には、橋下が2人の各演説会場に荻田を伴って、飛び入り参加した。朝倉と関係の深い支持者の事情をくみ、「日ごろの付き合いがあるかもしれないが、1議席取らせてほしい」と懇願。荻田も「ゼロからの出発です」と頭を下げた。
共産新人の柴山昇は、維新が訴える市営地下鉄民営化や、大阪中心部から関空へのアクセスを改善する地下鉄「なにわ筋線」建設への反対を主張。震災後は、原発問題に重点を置き、大阪の安心・安全の大切さを強調している。(敬称略)【堀文彦、佐藤慶】
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◇大阪市生野区(定数2−4)
朝倉秀実 57 党府議役員 自現
柴山昇 57 党地区役員 共新
西脇邦雄 56 [元]参院秘書 無現
荻田ゆかり 42 助産所院長 維新
4月6日朝刊
1441
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:05:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000158-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「身内もライバル」=堺市議選堺区 /大阪
毎日新聞 4月7日(木)12時44分配信
◇第1党へしのぎを削る 民自公共維が複数候補
「何を差し置いても応援に来たかった」−−。府議選堺区の公明現職、樋口昌和が4日夜、駆けつけたのは、堺市議選堺区の自民元職、奴井保雄の個人演説会だった。
奴井に加え、現職の西村昭三と加藤均を擁立した自民に対し、他陣営は旧自公連立政権以来の協力関係で、公明票の一部が流れるのを警戒する。
堺市議選(定数52)は、どの政党も過半数の候補者を立てられなかった。議会第1党を目指して、堺区では同一政党の複数候補同士が、しのぎを削る。
最大の不確定要素は、維新の得票数だ。目安になるのは09年9月の堺市長選。現在は維新代表になった知事の橋下徹が支援して初当選した堺市長の竹山修身は、堺区で約2万4500票を取った。
維新はいずれも新人の上村太一、伊良原勉、井関貴史が立候補。票を三等分できれば、3人とも十分当選できる。しかし、ある維新候補は「おおよそ各候補の重点地域はあるが、維新票を三等分するのは無理。維新の候補者は、ある意味で最大のライバル」と言い切り、次の演説場所に向かった。
民主は現職の増栄陽子と大毛十一郎が議席維持を目指す。陣営幹部は「民主の票は“風”の影響を受けやすい。4年前の前回と違い、民主への逆風下の選挙。同じ党でも票を分け合う余裕はない。民主の票を競い合う」と話す。
東日本大震災後の空気が、無党派層の投票率にどう影響するかも各陣営の関心事だ。「震災救援募金にご協力を」。現職の田中浩美と石谷泰子が立候補した共産は、南海堺駅前などで党員らが震災救援募金をしている。石谷の演説も災害対策が中心だった。南海堺東駅前には、震災犠牲者を追悼する喪章を付けて街頭演説をする無所属現職の山口典子の姿があった。
前回、裏山正利がトップ当選、成山清司が2位で当選した公明。他陣営から「公明2人の当選は確実」とみられているが、支持者は「09年の総選挙は衆院大阪16区(堺市堺区など)で、公明幹事長だった北側一雄も落選している。選挙に絶対はない」と事務所で気を引き締めた。(敬称略)【山田英之】
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◇堺市堺区(定数9−13)
西村昭三 64 [元]会社社長 自現
上村太一 41 [元]衆院秘書 維新
伊良原勉 38 会社社長 維新
増栄陽子 44 団体代表 民現
大毛十一郎 58 労組役員 民現
田中浩美 49 党地区委員 共現
加藤均 81 NPO代表 自現
裏山正利 56 党府役員 公現
奴井保雄 72 自治連役員 自元
山口典子 51 団体委員長 無現
石谷泰子 43 党地区委員 共現
成山清司 58 党府役員 公現
井関貴史 37 [元]会社員 維新
4月7日朝刊
1442
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:05:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000125-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「6党激突」=府議選高槻市・三島郡 /大阪
毎日新聞 4月8日(金)11時57分配信
◇「票読めぬ」募る危機感 「無風」一転「激戦」に
かつてない混戦模様の府議選。中でも、高槻市・三島郡は、社民を含む主要6党が激突する府内唯一の選挙区だ。前回は事実上の無風区だったが、今回、地域政党「大阪維新の会」の新人候補が立ったことで様相は一変、府内有数の激戦区となった。
その維新新人の池下卓。父節夫は同市議会議長の経験を持つ現職市議で、節夫自ら組織固めに奔走する。節夫の所属先の市議会会派「高槻維新の会」のベテラン議員の支援も得て、選挙区全域への浸透を目指す。
ポスターやタスキに年齢を刷り込み、若さをアピール。税理士の経歴を踏まえ、「専門家の目で税金の無駄遣いを徹底的に洗い出す」と訴える。
自民現職の吉田利幸は前回、トップ当選だが、危機感は強い。前回は当時自民市議だった池下節夫と連携し、府議選と市議選で互いに支持層を融通し合った。今回支援は望めず、「票がどれだけ目減りするのか読めない」(陣営幹部)のが懸念材料だ。
島本町で3日夜にあった演説会では、維新代表で知事の橋下徹がこだわる府本庁舎(大阪市中央区)の咲洲(さきしま)庁舎(同市住之江区)移転を、「府庁舎はお城(大阪城)の近くにあるべき」と批判、対決姿勢を鮮明にしている。
自民票の分裂が想定される一方、民主新人の吉田保蔵も必死だ。今期で引退するベテラン府議、大前英世の後継として年明けから街頭での訴えやあいさつ回りを本格化。連合の支援を受け、支持層の票固めに力を入れるが、「いまだに『候補は大前さんですか』と聞かれることもある」(陣営幹部)と言い、知名度アップが鍵だ。
他党の現職候補も、議席維持に全力を上げる。公明現職の林啓二は5日昼、「府議会で働かせて下さい」と集まった支持者に向かって懸命に訴えた。安定した得票を重ねてきた公明だが、「放っておいたら(当選圏から)はじき飛ばされる」(陣営幹部)と引き締めを図る。
共産現職の宮原威は5期20年の実績とともに、救急医療の充実や東日本大震災の被災地復興を主張。陣営も「今回は幅広く支持を得られなければ勝てない」と前回とは違う空気を感じている。
府議会唯一の社民議員、小沢福子は議席死守に向け、党を挙げての支援を受ける。震災を意識し、「住民の安全・安心を考えるのが地方行政の第一」と震災対策の必要性を掲げる。
元高槻市長を父に持つ、無所属新人の西島徹は「無所属議員として多様な市民の声を府政に反映したい」と、政党に属さない強みを打ち出す。(敬称略)【八重樫裕一、堀文彦、佐藤慶】
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◇高槻市・三島郡島本町(定数5−7)
小沢福子 62 党支部役員 社現
西島徹 57 [元]衆院秘書 無新
宮原威 64 [元]衆院秘書 共現
林啓二 58 党支部役員 公現
池下卓 36 税理士 維新
吉田保蔵 50 党支部役員 民新
吉田利幸 63 党支部長 自現
4月8日朝刊
1443
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:06:29
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/06/20110406-051456.php
維新VS.既成政党 象徴区 大阪市議選住吉選挙区
東日本大震災を受け、選挙運動の自粛ムードも漂う統一地方選。その中で大阪では、府議選と2つの政令市議選をめぐり、「大阪都構想」を唱える橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)と既成政党がにらみ合っている。4党で議席を分け合っていた大阪市議選住吉選挙区では、維新が新人2人を投入。定数減もあり、激戦に拍車がかかっている。
■強気の戦略
「大阪市役所の体質は役人天国のまま。それを許してきたのは現職の市議たちですよ」。5日、2人の維新候補を引き連れて街頭演説した橋下氏は、既成政党の議員を激しく非難した。
大阪市議選(定数86)で維新は、定数2〜6の24選挙区のうち19区で複数の候補者を立てた。住吉区では定数6だった前回、自民2人と民主、公明、共産、無所属(後に自民会派入り)各1人が当選。維新は既成政党打破の「象徴区」と位置づけている。
震災を経て、大阪都構想への関心がかすみがちになり、無党派層を取りこむ維新の戦略も成否は不透明だ。それでも橋下氏は、「議会を総入れ替えするため、あえて共倒れ覚悟で2人出した」と強気を崩さない。
ただ、候補者本人は不安も口にする。橋下氏の秘書から転身した河崎大樹氏は、演説で“知事直系”をアピールしつつ、「どこまで顔と名前を知ってもらっているのか、全然わからない」と語る。地元出身の伊藤良夏氏は、河崎氏について「敵ではなくライバル」と危機感をあらわにした。
■争点ずらし
「大震災で知事の化けの皮がはがれた。大阪都構想は非常に底が浅いことがはっきりした」。自民党市議団幹事長の多賀谷俊史氏は、演説で橋下氏を激しく批判する。「維新は落下傘候補ばかり。一過性の政治ではいけない」と訴える一方、「知事はけんかが強い」と警戒感も緩めない。
「震災前は大阪都構想の話ばかりだった。ようやく身近な話題を聞いてもらえるようになった」。陣営は、演説会場で党のビラとともに市の「市民防災マニュアル」を配布し、「がんばろう日本」と書いた懸垂幕も掲げる。多賀谷氏は、演説の〝枕〟に防災の話題に触れることを心がけるなど、争点を大阪都構想からずらす戦略がにじむ。
■防災に比重
他候補も、維新に議席を奪われまいと、懸命に引き締めを図る。
民主の神原(かんばら)昭二氏は「今回ほど燃える選挙戦はない。徹底的に批判し、間違いを正す」と橋下氏を非難。3日の演説会には、橋下氏と対立する大阪市の平松邦夫市長も応援に駆けつけ、「国難とされる状況の中、対立構造を打ち出すときではない」と、暗に橋下氏の手法を皮肉った。
前回は無所属で出馬し、7選を狙う自民の天野一氏も、今回は徹底した地元密着型の選挙戦に徹し、維新を迎え撃つ構えだ。
震災を受けて防災や危機管理への関心が高まる中、大阪都構想を封じ込めるかのような主張も目立つ。公明の高山仁氏は「暮らしの安心・安全の街づくり」、共産の井上浩氏も「災害に強い安全・安心のまちづくり」を前面に押し、アピールを続けている。
◇住吉区 (5―7)
高山 仁 60 党府副幹事長 公現
神原 昭二 61 元市職員 民現
天野 一 63 元保護司 自現
井上 浩 38 党区委員 共現
多賀谷俊史 62 武道館長 自現
河崎 大樹 39 元知事秘書 維新
伊藤 良夏 30 元モデル 維新
=届け出順
1444
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:09:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000150-mailo-l28
’11統一地方選:県議選神戸市兵庫区ルポ 初の4党、ガチンコ /兵庫
毎日新聞 4月7日(木)12時41分配信
◇「5党協」今は昔−−
統一地方選第1ラウンドの県議選の投票まであと3日。各選挙区では激しい戦いが繰り広げられている。民主、自民、公明、共産の4党公認候補がしのぎを削る神戸市兵庫区選挙区(定数2)の現場を歩いた。【米山淳、近藤諭、石川貴教】
「市民の目線、主婦の目線で県政を改革します」
民主党新人、何(ほう)里美氏(49)は、兵庫区の東山商店街で買い物をする主婦に訴えた。民主党が同選挙区から候補者を擁立するのは、98年4月の結党以来初めて。連合兵庫の推薦も受け、労働組合からの組織票にも期待を寄せる。菅内閣の支持率低迷などから逆風も予想されているが、陣営幹部は「少しずつ顔と名前が浸透してきた」と語る。
民主党がこれまで、兵庫区での候補者擁立を見送ってきた背景の一つには、「非自民・非共産」を掲げて94年に連合兵庫の呼びかけで結成された県独自の選挙協力組織「連合・5党協議会(5党協)」の存在がある。
99年の県議選で5党協のメンバーだった公明党が候補者の擁立を決めると、5党協の枠組みが存在感を強める。国政の構図の書き換えで、この候補者が当選回数を重ねるに連れ5党協の影響は薄れていったが、民主党県連幹部の一人は「別の選挙区の候補者との関係から、協力関係がゼロというわけでもなかった」と打ち明ける。
政権交代から初めて候補者を擁立した県議選。党県連幹部はこう解説した。「兵庫区は民主党の象徴的な選挙区だ」
◇ ◇
5党協の枠組みが働いた候補者こそ、3期目を目指す公明党現職、松田一成氏(58)。もちろん、「非自民」から自公政権を経た現在には、5党協の影は見えない。ただ、各政党が出そろった構図は、逆に「実績よりも政党で選ぶ選挙になる」(陣営幹部)と危機感を強めている。なぜなら、兵庫区を地盤とする兵庫2区で公明党の前職が、民主党新人に2万票以上の差を付けられ敗れた09年衆院選の記憶があるからだ。党関係者も「ここまで差がつくとは思わなかった」と振り返る。
通行人を見つけるたびに駆け寄って、握手を求める松田氏。「選挙区内すべてをとにかく歩くしかない」。苦い記憶を払しょくするように、靴をすり減らす日々が続く。
◇ ◇
5党協から自公連立へ。この流れは自民党現職、立石幸雄氏(62)にも微妙な影を落とす。00年から、衆院兵庫2区は公明党が議席を維持し、自民党が独自候補を擁立できない状況が続いたからだ。
国会議員から都道府県議、そして市町村議−−。自民党はこの一連の流れを軸に、組織を地方の末端まで浸透させ、選挙時には強力な「集票マシン」として絶大な強みを見せつけてきた。ただ、一番頭の「国会議員」が失われれば、どうしても組織は緩くなり、保守層離れが進む。
「私には組織がありません。皆さん一人一人に頼るしかありません」。兵庫区の小学校で開いた個人演説会で、立石氏は約100人の支持者に訴えた。現職最多の8期目を目指すベテランの余裕が、そこにはなかった。
◇ ◇
「地域経済の発展のため、雇用の確保に努めます」。8年ぶりの返り咲きを目指す共産党元職、井村弘子氏(64)は、兵庫区南部の海岸沿いにある工場地帯でマイクを握った。この地域は、三菱重工業が地元の神戸造船所から商船建造部門の撤退を表明し、地盤沈下が懸念されている。
ただ、民主党の候補者擁立は、井村氏の選挙戦を少なからず左右するのでは、という見方も上がっている。
これまで国政で民主党を支えている労働組合などの組織票が「県議選では、雇用や福祉などを訴えの柱とする共産党の候補者に、少なからぬ票が流れている可能性がある」(労働組合関係者)があるからだ。
「共産党以外の政党は『オール与党』です」。党の存在感を訴える井村氏の声が強まった。
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◆県議選立候補者(届け出順)
◇神戸市兵庫区(定数2−4)
松田一成 58 公現(2)
立石幸雄 62 自現(7)
井村弘子 64 共元(1)
何里美 49 民新
(カッコ内数字は当選回数)
〔神戸版〕
4月7日朝刊
1445
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:16:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110405-OYT8T01073.htm
浮動票増えて混戦
県議選 激戦区を歩く(上)山辺郡・奈良市
知事選と同じ、10日に投開票される県議選。16選挙区のうち、無投票区をのぞく13選挙区で58人の舌戦が続いている。特に山辺郡・奈良市選挙区(定数11)には現職10人、新人・元議員6人の計16人が立候補、県内最大の激戦区となっており、市北部、西部に広がる住宅街での“攻防”が勝敗の鍵となりそうだ。(田畑清二)
「最後の最後まで、4人の候補に皆さんの力を」。1日夕、県内で乗降客数が最も多い駅の一つ、近鉄学園前駅に立った民主公認の候補4人が声を張り上げた。うち2人は新人。初々しい様子で盛んに手を振り通勤客らにアピールする。立ち止まった人の中には拍手を送る姿も。
県議会の議席拡大を目指す民主にとって、同選挙区は、「最重要区」の一つだ。ここで議席を獲得するためには、市の人口(約37万人)の半分余りを抱える学園前や富雄といった市西部、北部の住宅街で、「浮動票」を狙わなければならない。
街頭演説には、同党の参院議員や地元の奈良市議も応援に駆けつけ、声をからす。候補の一人は「党への逆風は大きく、厳しい戦いだが、全力で訴えていきたい」と懸命だ。
市西部での支持獲得に力を入れるのは、他党や無所属のほかの候補も同じ。学園前周辺や高の原駅では連日、朝の駅立ちや街頭演説が繰り広げられている。
一方、従来からの地縁や血縁などで分厚い組織力を誇る自民現職らも「読めない票が年々増えており、どうなるかわからない」と混戦に危機感を示す。
元県議の元自民衆院議員が返り咲きを目指し、立候補したことから党内でも混戦に拍車をかける。現職4人は地元の後援会組織の引き締めを図るが、一部では地盤が重なる地域もあり、票の奪い合いの恐れも出ている。ある現職は「余裕のある候補者はいない」と不安をのぞかせる。
現有2議席の確保を目指す公明と共産の2党は、それぞれ市内で組織票を二分し、会合などに丹念に出席し、支持固めを狙う。
◇
激戦となっている県議選の山辺郡・奈良市、橿原市、葛城市の3選挙区で、情勢を探る。
■山辺郡・奈良市
大国正博 47 公現〈1〉
荻田義雄 63 自現〈3〉
小林茂樹 46 自現〈1〉
山村幸穂 55 共現〈3〉
浅川清仁 56 み現〈2〉
小林照代 71 共新
木村和弘 50 民新
新谷紘一 69 自現〈8〉
鍵田忠兵衛 53 無元〈3〉
畭真夕美 61 公現〈3〉
猪奥美里 31 民新
今西一憲 50 無新
岩城明 52 民現〈3〉
柿本元気 32 無新
出口武男 75 自現〈8〉
田尻匠 53 民現〈4〉
(届け出順)
(2011年4月6日 読売新聞)
1446
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:17:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110407-OYT8T01043.htm
総選挙にらみ火花
県議選激戦区を歩く<下>葛城市
選挙カーから手を振って支持を訴える候補者(葛城市内で)=画像の一部を加工しています 葛城市選挙区(定数1)は民主、自民、無所属の現新3人が立候補、12年ぶりの選挙戦となった。両党の候補には地元の民主衆院議員と、自民の元衆院議員が応援に駆け付け、早くも次期総選挙をにらんで火花を散らしている。(元永達夫)
「県政に新しい風を」。無所属新人の西川は7日午後、葛城山のふもとに広がる住宅街に選挙カーを走らせ、スピーカーから何度も繰り返し、支持を求めた。
同市は、1963年から40年間、自民党衆院議員を務めた奥野誠亮のおひざ元で、2009年に長男の信亮が議席を失うまでほぼ半世紀、同党を支えた土地柄。
04年の市長選以来、3度目の選挙となる西川も、党の公認を求めたが、結局、調整はまとまらず、無所属での出馬となった。陣営は「民主、自民の争いに埋没しないか」と危機感を募らせており、選挙戦終盤は市内をくまなく選挙カーで走り回り、存在感をアピールしている。
民主新人の市川もこの日、シャープの工場周辺などでマイクを握った。「住民に身近な県政の実現を」などと訴えると、耳を傾けていた有権者から拍手が送られた。
昨年まで31年間、香芝市に勤務。告示前から近鉄尺土駅前などに立ち、豊富な行政経験を強調してきた。出陣式には、衆院3区選出の吉川政重が駆けつけ、「保守の強い地盤に風穴を開け、葛城を変えたい」と熱弁を振るった。
党本部が全国80か所の「最重点区」の一つとする選挙区。応援予定だった元国交相の馬淵澄夫が震災対応で戻れず、戦術変更を余儀なくされているものの、陣営は「ここで勝てば、奈良は変わる」と意気込んでいる。
自民現職の辻本はこの日午前、知事選候補者と共に近鉄新庄駅前に立ち、「中南和地域の経済、観光振興」などを訴えた。駆け付けた支持者からは「何としても議席を守って」などと声がかかった。
市内44自治会の連合会や市議会、経済団体から推薦を受け、約750人が集まった1日の出陣式は、多くの自治会長や市議ら計約60人が壇上に並んだ。さらに、党県連会長の奥野信亮が「震災復興はわが党にしかできない」と、〈自民色〉を押し出した演説で支持を訴えた。
形勢逆転を目指す民主に対し、地盤を死守したい自民。保守分裂の様相も見せながら、3人は「最後のお願い」に声を振り絞る。(敬称略)
■葛城市
西川均 63 無新
市川雄治 55 民新
辻本黎士 75 自現《5》
(届け出順)
(2011年4月8日 読売新聞)
1447
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:18:32
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104030001
【2011統一地方選@奈良】
塩見氏・民主県議 難しい連携
2011年04月03日
県政を舞台にした4年に1度のダブル選が始まった。今回は知事選も県議選も関西広域連合への参加の是非などを巡って意見が分かれ、それぞれ「共闘」を模索している。
◎広域連合参加は一致 連合奈良は現職推薦
今年1月、知事選の「自主投票」を決めた民主党県連は、ともに関西広域連合への参加を訴え、昨年11月に一度は立候補を要請した塩見俊次氏(61)と共闘できずにいる。
▼「表だっては…」
「めっちゃ複雑な気分」。パンフレットに塩見氏からの推薦文を掲載するある民主の現職候補は胸の内を語る。「県政の最重要課題は医療」として昨年、旧知の塩見氏の擁立に動いた一人。県連内では政策部門の役職に就き、「関西広域連合」への参加をローカルマニフェストに加えた。しかし、塩見氏と距離を置く事情がある。「(塩見氏の)応援に違和感はないが、私は連合の組織内候補やから」
民主の最大の支援組織、連合奈良は昨年12月、現職の荒井正吾氏(66)を推薦し、政策協定を結んだ。幹部は「民主の候補で塩見氏を応援する動きがあれば、推薦を取り消すことになる」と釘を刺す。
それでも塩見氏の支援に乗り出す県議はいる。あるベテラン県議は、塩見氏から立候補の手続きについて相談を受けた際に、政策や選挙戦略についてアドバイスした。「県議候補には広域連合のことを言わんと落ちるぞと発破を掛けているが、でも(推進する塩見氏を)表だっては応援できない」と連合の存在を意識しながら、「勝負は(新住民の多い)県北部と西部」と塩見氏の支持拡大に知恵を絞る。
一方の塩見氏は連携が難しいことを理解しつつも、「関西広域連合について同じ考えの民主議員と共闘できれば大きな力になった。関西広域連合は新たな争点で、連合奈良に改めて推薦を検討してほしい」と話す。
◎県議候補と積極共闘 北野・荒井氏
「日本の原発の安全性を総点検する」。新顔の北野重一氏(73)=共産推薦=は2日、奈良市で共産公認の新顔県議候補の選挙カーに乗り込み声をそろえた。「一緒に演説すれば、県政を一新させようというアピールになる」(県議候補)。県議選告示後、7人の公認候補と連携し、最大限の相乗効果を狙う戦略だ。陣営は「県議候補の地元で、北野氏の知名度向上につなげたい」と期待する。
荒井氏は政党の推薦は受けていないものの、「現職から要請があれば時間の許す限り支援したい」との立場。これまでも自民の現職らが荒井氏の激励会に出席するなどして、協力し合っている。荒井氏は2日、斑鳩町で現職候補の個人演説会に告示後初めて出席。関西広域連合への参加を見送った経緯を説明し「先生も同じ考えで、心強い。人柄や政治信条を尊敬している」とエールを送った。
1448
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:19:04
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104040001
【2011統一地方選@奈良】
民主、「逆風」微妙に変化/県議選
2011年04月04日
東日本大震災の犠牲者に向け、出陣式で黙とうする県議選候補者(手前)と支援者ら=1日、奈良市
■問われる防災・原発
東日本大震災が、16選挙区に63人が立候補した県議選にも大きな影響を与えている。菅政権の支持率が低下し、民主に吹いていた「逆風」は微妙に変化。支援策や防災、原発問題を主張の中心に据える候補が相次いでいる。
菅政権への逆風で厳しい戦いを覚悟していた民主の現職候補。震災前、支持者から「民主党は何やっとるんや」と言われ、「修行みたいなもんやった」と振り返る。
しかし、震災後、菅政権への有権者の批判は影を潜め、「奈良県はどんな支援しているのか」と聞かれることが多くなったという。「逆風が収まったとは思えないが、政府の震災対策も含めて訴えたい」
民主の新顔候補は街頭演説などで今回の震災の甚大さに触れ、「1県だけでは大きな災害に対応できない。医療と防災の2分野だけでも広域連合に入るべきだ」と訴えている。
立候補表明後、知名度を上げようと積極的に戸別訪問したが、菅政権への批判を受けることもあった。震災後、駅頭での朝立ちを募金活動に切り替えたところ、快く募金してくれる人が多かった。「政権への批判はあってしかるべきと思ってやってきた。今こそ災害が起きた時にどうするか、訴えたい」
●他党も主張の重点
自民の現職候補は、街頭演説の半分を震災に割いている。自民党県連が3月に発表した重点公約には防災に関する政策はないが、「一番注目されている話題。県の支援策や現在の危機管理体制をきちんとお知らせしたい」と話す。
公明の現職候補も街頭演説で「想定外では済まされない。避難所のチェックや地域の防災体制を見直したい」と訴える。
共産の新顔候補は原発問題に時間を割く。原発の新規建設の中止、自然エネルギーへの転換などを打ち出し、「大震災で高齢者の死者の割合が多い。弱者を守るには暮らし、福祉一番の温かい政治が必要」と訴える。
無所属の新顔候補も脱原発を進めると主張。「クリーンエネルギーを推進し、奈良を環境先進県にしたい」。別の無所属の新顔候補は震災後、財政再建と関西広域連合参加に加え、防災対策を訴えの中心に据え、「奈良県でも大震災が起きる可能性がある。防災対策を見直す必要がある」と訴えている。
1449
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:19:52
>>1445
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104060001
16人11議席争奪戦/県議選ルポ
2011年04月06日
■山辺郡・奈良市選挙区
県議選(定数44、10日投開票)で、全体の定数の4分の1を占める山辺郡・奈良市選挙区。定数11に対し、前回より2人多い16人(現職10人、元職1人、新顔5人)が立候補し、激しい舌戦を繰り広げている。
◇支持固め 懸命
現有2議席の民主は4人が立候補。木村氏は1日20カ所でスポット演説を重ね、「27年間、県職員を務めた経験を生かしたい」と訴えている。自治労系の労組票を基盤とするが、「自分は無名の新人」と知名度アップを目指す。
猪奥氏は駅前での朝立ちの後、一日30カ所でスポット演説をこなす。「関西広域連合に入らなくて大丈夫か、とよく聞かれる。広域連合に参加すべきだ」と訴える。
NTT労組出身の岩城氏は震災支援策や防災のほかに教育や介護、年金などを演説に盛り込んでいる。
田尻氏の事務所の窓には「関西広域連合参加へ」と書いたのぼりが掛かる。労組票を基盤に、演説で参加の必要性を強調している。
自民は現職4人。荻田氏は市南部が地元だが、「守りの選挙では勝ち抜けない」(陣営幹部)と市西部や月ケ瀬地区などでの活動も強化する。
前回トップ当選の小林茂樹氏は「未来のため、教育の充実や県の財政立て直しを」と主張。市全域を網羅する後援会組織を引き締める。
新谷氏は山辺郡が地盤。「奈良市でもっと取らないと厳しい」として、1日に数回、ミニ集会を市内で開いている。
ベテランの出口氏は経済界や市北西部の支持固めを図っている。
公明は現職2人。大国氏と畭氏は東日本大震災に配慮し、選挙カーでの名前の連呼を控え、各地盤をハンドマイクを手に徒歩で活動。防災態勢の見直しなどを訴えている。
共産は5日、志位和夫委員長が来県。立候補した2人も近鉄奈良駅前で演説し、山村氏は「かつてない大接戦。福祉の心を持った県政をつくる」、小林照代氏は国保料の加入全世帯1万円引き下げを訴えた。
自民を離党し、みんなの党から立候補した浅川氏は議員報酬削減などを訴える。陣営は「自民時代と比べて反応が良い」と話す。
無所属は3人。元衆院議員で元奈良市長の鍵田氏は市東部を中心に後援会組織をまとめる。
今西氏は財政再建と関西広域連合参加が演説の中心。「政策に詳しい県議が必要だ」とアピールする。柿本氏は32歳の若さを武器に、応援に来た男性タレントと市内を練り歩き、無党派層への浸透を目指している。
1450
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チバQ
:2011/04/09(土) 08:20:48
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104070001
強まる政党対決 激戦/県議選ルポ
2011年04月07日
◇前回無所属2人、民主公認
県議選(10日投開票)の高市郡・橿原市選挙区(定数4)では、前回と同じ顔ぶれの5人が激しい選挙戦を繰り広げている。前回無所属だった2人がいずれも民主の公認候補となり、政党対決の色合いが濃い構図になっている。
■高市郡・橿原市選挙区
「政権を担う党の責任として、厳しい戦いになっても2人立てる必要があった」。3日夜、民主現職の森山賀文氏の演説会で、民主の大西孝典・衆院議員(比例ブロック)が説明した。
党本部は、定数3以上の選挙区で複数候補擁立の方針を掲げ、前回推薦した森山氏とともに、新顔の水本純氏の公認にも踏みきった。
森山氏は中南和地域の観光振興や人口増加策などを訴えるが、支持者の一人は「民主の支持率が下がって苦しいなか、党はもっと現職優先で支援してほしい」と不満を漏らす。
2005年の県議補選、07年の県議選と惜敗した水本氏。1日の出発式には大西氏ら民主の国会議員が駆けつけ、民主市議も支援する。「『家内工業』から『会社組織』に変わっただけのことはある」と公認の手応えを語る。
医療と防災で関西広域連合と連携していくことを訴えている。ただ、後援会長を務める県医師会長が急きょ知事選に立候補し、陣営は「知事選の影響は正直読めない」という。
◆自民の現職2人 田野瀬氏が全面支援
現職2人を擁立した自民。今年に入って、党の掲示板に地元選出の田野瀬良太郎・衆院議員(4区)を真ん中に神田加津代、山本進章両氏が並ぶポスターが掲示された。
田野瀬氏の後援会は組織を二つに分け、両氏の全面支援に回る。神田氏の陣営幹部は「自民として、必ず2人を押し上げるという決意表明」と受け止める。
神田氏は個人演説会などで3期12年の実績を強調。女性の視点で新たな観光名所や土産物づくりなどに取り組むとし、「橿原から女性の火を消してはいけない」と訴える。
前回トップ当選の山本氏は、前回から合区された旧高市郡選挙区(高取町、明日香村)に地盤を持つ。「南都創造」をキーワードに中南和地域の振興を訴える。
◆ミニ集会中止 公明「苦しい」
公明の岡史朗氏は支持母体の創価学会票を固め、地元自治会の推薦も得た。
だが告示前、県本部代表として東日本大震災の支援活動にあたるため、予定していた30カ所近いミニ集会を中止した。「支援者に直接思いを語り、広げてもらう重要な場のはずだった。経験したことのない苦しい選挙」と陣営幹部。
選挙序盤は選挙カーでの名前連呼をやめ、自転車も使った。防災計画見直しや生活者目線の政治の実現などを訴えている。(渡義人)
1451
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チバQ
:2011/04/09(土) 08:21:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000256-mailo-l29
’11統一地方選:知事選 終盤に支持拡大狙う 陣営に大物応援も /奈良
毎日新聞 4月8日(金)14時56分配信
知事選は10日の投開票まであと2日となり、選挙戦は終盤を迎えた。新人の元県議、北野重一氏(73)=共産推薦▽現職の荒井正吾氏(66)▽新人の県医師会長、塩見俊次氏(61)の3陣営は、決起大会を開いたり、党幹部が応援に駆け付けるなど、終盤の支持拡大にしのぎを削っている。【阿部亮介、上野宏人、高島博之】
北野氏は5日、奈良市の近鉄奈良駅前で街頭演説。共産党の志位和夫委員長が応援に駆け付け、約1200人(陣営発表)が集まった。志位委員長は「国難というべき大震災の下での選挙。被災者の支援と復興をどう進め、原発問題をどう解決し、福祉、防災のまちづくりをどう進めるかが争点だ」と、支持を訴えた。
荒井氏は7日、葛城市や御所市などを選挙カーで回った後、夜は奈良市で決起大会を開催。滝実・民主党県連代表や高市早苗・自民党衆院議員が応援弁士として出席し、支持者ら約1400人が参加した。8日夜にも橿原市で800人規模の決起大会を開催。参院議員時代に親しかった古賀誠元運輸相らが応援に駆け付ける予定だ。
塩見氏は6日夜、奈良市で200人規模の個人演説会を開催。市民団体「関西州ねっとわーくの会」の高松義直代表が、塩見氏を支援する「関西広域連合奈良推進の会」を設立したことを報告した。塩見氏は「広域連合に賛成する候補として、反応は日ごとに良くなっている。新しい奈良県を作っていきたい」と支援を呼び掛けた。
4月8日朝刊
1452
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:23:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000266-mailo-l29
激戦区ルポ:’11県議選/上 生駒市選挙区 /奈良
毎日新聞 4月5日(火)15時29分配信
◇新人出馬で一転
「県を内部から改革したい。山下市政と県をつなぐパイプ役になる」。生駒市あすか野で2日あった阪口氏の街頭演説。応援の山下真市長は「選挙の時だけ耳に心地良いことを言う人と違い、有言実行の人」と力を込めた。
阪口氏は市議の報酬・定数削減を直接請求した中心人物。税金の無駄遣いをチェックする活動を長く続けてきた。関西広域連合への参加、県議報酬30%減、政務調査費50%減を公約に掲げ、市長との連携を前面に出す。
生駒市選挙区は、民主が公募による2人目の候補擁立を断念。無投票も予想されたが、阪口氏の出馬で一転して激戦になった。
議長や自民党県連幹事長などを歴任した安井氏は、平城遷都1300年祭に貢献した実績などをアピールする。出陣式では、中谷尚敬・市議長が「高山第2工区問題などで県と市の関係がうまくいっていない。ぜひパイプ役になってほしい」と応援。安井氏は「災害対策マニュアルの見直し、救急車を断わらない病院づくりなど、防災・医療強化を第一に訴えたい」と述べた。
前回トップ当選の高柳氏。党への逆風に危機感を強め、原点の「市民が主役の政治」を訴える。告示日の近鉄生駒駅前での演説では、自民党政権下での格差拡大や地域医療崩壊を強調。新病院建設に向けた11年度病院事業本予算案が民主市議2人の反対で否決されたことを意識し、「ハードを造れば解決ではない。情報公開を進め、市民参画の仕組みを作るべきだ」と訴えた。
粒谷氏は、一般質問の回数など活発な議会活動、定数削減などへの貢献を強調する。保守系市議が顔をそろえた出陣式では「県政の無駄を徹底的にカットしたい」と意欲を示した。一方で「人気がある知事や市長に議員がこびを売る風潮がある。知事や市長と一緒なら議員はいらず、独裁制に陥る。議員がチェック機能を働かせることができるかの試金石になる」と主張した。
前回2票差で返り咲いた中野氏は、議席維持に党組織がフル回転。無駄な大型開発中止などでの国民健康保険税の1世帯1万円引き下げ、中学卒業までの医療費無料化(窓口払いなし)など、「くらし応援の県政」への転換を掲げる。近鉄生駒駅前での出発式では、県議の報酬30%減などが「オール与党体制の中で受け入れられなかった」と違いを強調した。【熊谷仁志】
◇
県議選(定数44)は16選挙区に63人が立候補し、舌戦を繰り広げている。3選挙区で戦いの模様を追った。
………………………………………………………………………………………………………
◇生駒市(定数4−5)
阪口保 (62)無新
安井宏一(69)自現
高柳忠夫(60)民現
粒谷友示(67)自現
中野明美(63)共現
4月5日朝刊
1453
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:24:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000246-mailo-l29
激戦区ルポ:’11県議選/中 高市郡・橿原市選挙区 /奈良
毎日新聞 4月6日(水)14時24分配信
◇国政対決の縮図
「大きな震災に県だけでは対応できない。関西広域連合に入って、医療や防災の体制を作ることが大切」。民主公認の水本氏は1日夕、近鉄大和八木駅前でこう訴えた。
無所属で出馬した前回は788票差で落選した。今回は連合奈良の支援も受けて初当選を目指すが、菅内閣支持率は低迷し、逆風にさらされている。そんな中、医師の立場から広域連合参加を前面に打ち出す。
高市郡・橿原市選挙区は前回と同じ顔ぶれだが、今回は全員が公認候補で、国政の与野党が対決する構図になった。
もう一人の民主公認、森山氏も危機感を強めている。3日夜、同市の新沢地区公民館で開いた個人演説会では「民主党は4議席に2人擁立する大冒険をした。ここまで支持率が下がるとは思わなかった」と心情を吐露。「観光客の滞在時間を増やし、お金を使ってもらうには宿泊施設を増やす必要がある。ホテルなどを経営する会社に優遇施策を行い、奈良を元気にしたい」と、支持を訴えた。選挙中は軽快な服装で若さをアピールする。
一方、自民の2人は保守層の取り込みにしのぎを削る。高市郡は07年の前回から橿原市と同じ選挙区になった。4選を目指す自民の山本氏は、それまで高市郡の選出だったが、前回に続いて橿原市に支持を広げようとしている。
橿原市で開かれた出陣式では「昨年は平城遷都1300年で平城京が盛り上がった。これからは橿原市を中心に高市、吉野を南都として盛り上げたい。県庁を橿原に移してもいいのではないか。奈良の首都移転に取り組む」と訴えた。
神田氏は、同党唯一の女性県議として副議長などを歴任した実績を強調。同市の曽我町陣屋会館で2日夜に開いた個人演説会では、「奈良は観光が大事。短期的なものだけでなく、子や孫の世代のために新たな名所や土産を作りたい」と述べた。
公明の岡氏は、支持母体の創価学会に加え、自治会などへの浸透を図る。1日夜、橿原市四条町の小泉堂公民館には約50人が集まった。医療や防災のほか広域連合にも触れ、「知事も近いうちに考えを変えるのではないか。南海・東南海地震には関西で対応しなければならない」と参加を求めた。【高島博之】
………………………………………………………………………………………………………
◇高市郡・橿原市(定数4−5)
岡史朗 (61)公現
神田加津代(66)自現
水本純 (60)民新
山本進章 (56)自現
森山賀文 (41)民現
4月6日朝刊
1454
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:25:10
>>1449
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000280-mailo-l29
激戦区ルポ:’11県議選/下 山辺郡・奈良市選挙区 /奈良
毎日新聞 4月7日(木)15時47分配信
◇「広域連合」無党派狙う
「関西広域連合に加盟します。議員報酬を3割削減します」。告示後初の日曜となった3日昼、桜が咲き始めた奈良市の佐保川沿いで、浅川氏が訴えていた。自民党を離党してみんなの党から出馬した浅川氏は、広域連合への参加を前面に掲げる。聞いていた女性(55)は「主張はよく分かった」と握手した。
元自治省課長補佐でシンクタンク研究員の今西氏も、奈良市西部を中心に「防災の観点からも広域連合に参加することが必要だ」と訴える。
山辺郡・奈良市選挙区(定数11)は、現職10人、元職1人、新人5人の計16人が激戦を繰り広げている。市西部は無党派層が多く、広域連合への参加を積極的に訴える候補が目立つ。
逆風を受ける民主からは4人が出馬。ローカルマニフェストに広域連合への参加方針を盛り込み、田尻氏や猪奥氏が訴える。ただ、広域連合への参加に慎重な連合奈良の組織内候補、岩城氏と木村氏は言及が少なめで、やや温度差がある。岩城氏は「これからは人口が減少する時代。奈良に必要なのは雇用だ」と雇用に重点を置く。
◇
「こんばんは。お帰りなさい」。4日午後7時過ぎ、奈良市の近鉄学園前駅北口で、鍵田氏が乗降客に呼び掛けていた。「頑張って下さい」。駆け寄って声をかける女性もいる。
自民現職の小林茂氏、出口氏、荻田氏、新谷氏の4人が固める保守地盤は、鍵田氏の出馬で一変した。無所属の鍵田氏は、県議、奈良市長、自民党衆院議員を歴任。広域連合への参加も掲げ、「鍵田票」の掘り起こしを狙う。
危機感を強めるベテランの新谷氏は1日4〜5回のミニ集会を開き、「平城宮跡は国営公園化が決まった。県民に親しまれる公園にしたい」などと主張。一方、議長の出口氏は東日本大震災に配慮し、大規模な演説会などは自粛している。
公明は、大国氏が奈良市西部、畭氏が市東部で医療や防災、福祉の充実を訴える。知事選と連動して支持拡大を目指す共産は、山村氏が市東部、小林照氏が市西部で、国民健康保険料の引き下げなどを掲げる。5日は志位和夫・党委員長が応援に駆け付けた。元市議の柿本氏は部落解放同盟県連が推薦。32歳の若さをアピールしている。【阿部亮介】
………………………………………………………………………………………………………
◇山辺郡・奈良市(定数11−16)
大国正博 (47)公現
荻田義雄 (63)自現
小林茂樹 (46)自現
山村幸穂 (55)共現
浅川清仁 (56)み現
小林照代 (71)共新
木村和弘 (50)民新
新谷〓一 (69)自現
鍵田忠兵衛(53)無元
畭真夕美 (61)公現
猪奧美里 (31)民新
今西一憲 (50)無新
岩城明 (52)民現
柿本元気 (32)無新
出口武男 (75)自現
田尻匠 (53)民現
4月7日朝刊
1455
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:30:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000199-mailo-l30
県議会の実像:’11統一地方選/上 答弁内容のすり合わせ /和歌山
毎日新聞 4月6日(水)13時3分配信
統一地方選・県議選が告示され、激戦が繰り広げられている。関西広域連合の発足など地方分権の推進が叫ばれる中で、ますます重要な役割を持つ県議会。その実像はどうなっているのか。どうあるべきかを考える。
◇県方針、前進させる議論を 日常活動重視も
◇議案ただす一般質問では
ある職員は議員からこう尋ねられた。「○○について質問したいんやけど、どんなふうに聞いたらええかな」。議会本会議で県提案の議案を問いただす一般質問。議員の最も重要な活動の一つのはずだが、原則として、職員と事前に内容をすり合わせるのが実態だ。本会議では予定調和の原稿を読み上げる。職員は「質問の文章を書いてあげた職員もいる。漢字の読み方が分からないと怒る議員もいた」と振り返る。
全国の多数の議会も同じ構造だ。この実情を、改革派として知られた前鳥取県知事の片山善博氏(現総務相)は07年の国の地方分権改革推進委員会で「八百長と学芸会」と酷評した。「議会で議論をして物事が決まるのが本来の議会制民主主義だが、結論を決めてから議会を開く」「一字一句すり合わせしたものを読む自治体もある」
「先生、今回は質問するんですか」。県には、議員1人に対して原則1人の「庁内担当」がいる。別名は問(もん)取り。議員から質問内容を事前に聞き出すのが重要な役割だ。課長に昇進すると後輩を指名し引き継いでいく組織的な仕組みだ。
問取りは、一般質問をする議員が決まる開会日、各議員から質問項目を収集。各部にいる各議員専属「部内担当」に情報を伝える。部内担当はその情報を担当課に伝達、答弁の調整が始まる。「『この答弁でどうか』と職員から議員との調整を任されたり、『ここまで答弁を出してこい』と議員に迫られたり。板挟みですよ」と、ある職員は過去の問取り経験を振り返る。
ある議員は「勘違いして追及する訳にいかない。質問の整理を頼むことはある」と明かす。それでも「調整は皆に見えない。県は『国も他府県もしていない。ここまでしか言えない。他部局と調整が要るから聞かないで』と言うが、議員の特権は議場で聞けること」と改革を望む。知事が事前調整にない答弁をして怒ったこともある。「でもな、それが本来の議会や」
本会議で丁々発止の議論はできないのか。質問は答弁も合わせ1時間。「運営上調整は必要」と言う職員もいる。答弁経験者は「調整しないと言い合いで終わる」と見る。「脚光を浴びたいだけのセンセイもいるが、良いセンセイもいる。本当に必要な時は僕らの所に普段から尋ねてくる」と日常の議員活動を重視する。問取り経験者は「県の方針を一歩前進させるぐらいの答弁を議会で引き出してほしい」と新議員に期待する。果たして改革は進むのか。【山下貴史】
4月6日朝刊
1456
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チバQ
:2011/04/09(土) 08:30:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000165-mailo-l30
県議会の実像:’11統一地方選/中 改革進まぬ、政務調査費 /和歌山
毎日新聞 4月7日(木)12時53分配信
◇領収書の公開度、全国最低 5万円以上のみ添付
10年度の県議の報酬は3%カットだが、報酬・ボーナスは1人年約1225万円。ある議員は報酬の明細を財布にしのばせる。時に支持者に見せ納得してもらうためだ。税金や年金、互助会費など、差し引くと手取りは月約40万円。「香典や弔電には政務調査費(政調費)も使えない。出費だらけ」と嘆く。
しかしその政調費は「第二の報酬」とも言われる。政策の調査に必要な経費として会派(1人分月3万円)と議員個人(月27万円)に支払われる。支出できるのは、調査研究▽研修▽会議▽資料作成−−など。収支報告書を議長に提出するが、添付する領収書は、事務所費・事務費・人件費を除き1件「5万円以上」だけでよい。
全国市民オンブズマン連絡会議によると2月現在、全ての支出に1円以上の領収書を添付するのは38都道府県。「3万円以上」の愛知県議会も、「5万円以上」の兵庫県議会も、今年度中に1円以上に改まる。和歌山の公開度は全国最低になる。
事務所には自宅を使っているのに事務所の「家賃」を計上した議員も、過去にいた。09年度は45議員に計1億4310万円を交付。リゾートホテルの領収書8万8279円を計上した議員もいる。16人は領収書の添付がない。
同連絡会議の03年調査によると、鳥取県議会の政調費の透明度は全国最下位だった。同年度分までは、支出額と主な内訳を記した報告書1枚を議長に提出、領収書は議員が保存すればよかった。しかし、同連絡会議の指摘に加え、財政課長も査定時に領収書添付などを求めたため、条例改正して04年度分から1円以上の領収書を添付することに。07年度分からは、領収書と照合できる出納簿の写しも提出するよう指針を定めた。
翻って和歌山県議会は、政調費を巡り現職・元職44人を被告に住民訴訟の最中。会派代表者会は10年9月、「裁判の経緯を見守る」。改革はお預けだ。
◇
政調費の他に、旅費に相当する費用弁償がある。開会中、自宅などと議会との距離に応じ5000円〜2万7000円。会期中には休会日でも、議案調査▽協議・打ち合わせ▽その他−−の用務内容をサインすればよい。直線距離で1キロもない同市片岡町1の県議会議員会館に宿泊しても、翌日議会に来れば5000円。また、議員会館1泊につき3000円払うが、宿泊料として6000円もらえる。
大阪府議会は08年に都道府県で初めて費用弁償を廃止した。ある議員は「大阪の話は、こっちに移らんといてほしい」と声を潜める。【山下貴史】
4月7日朝刊
1457
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チバQ
:2011/04/09(土) 08:31:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000146-mailo-l30
県議会の実像:’11統一地方選/下 出せなかった予算修正動議 /和歌山
毎日新聞 4月8日(金)12時11分配信
◇当局の追認機関、脱却を 提出、戦後2件のみ
「修正動議」と書かれた文書がある。県議会本会議に提案された県の補正予算案に対し、ある県議が修正を求めて作ったが、最終的に日の目は見なかった。とはいえ、「待った」をかける試みである。当局の案を追認するだけではない議会のあり方を考えてみたい。
舞台は09年9月議会。県が15年開催の和歌山国体に向け、県立総合体育館(仮称)に約3億円で導入しようとした電動式柔道畳4面に、議員は疑問を呈した。「高過ぎないか。支援の乏しい他競技の育成に振り向ける方が有効ではないか」
財源は麻生政権時の補正予算、全額国費の交付金。県教委は11団体に聞き取り調査し購入を決めた。1面の準備に通常タイプなら約1時間半かかるが、電動は5〜6分。ただ1畳当たりの予算は、通常が約3万2000円なのに対し、約66万円だった。当時の教育長は「柔道畳の常設施設にするより多目的施設が望ましく、設置、撤去が容易な畳を導入する」と答弁した。
議員は減額の修正動議を出そうとした。しかし、同じ会派の議員が常任委員会で原案に賛成、委員会は全会一致で可決している。要件となる4人以上の賛成は得られなかった。「県教委の案件でも知事が提案している。予算の反対、修正は知事への不信任にもなるので必死に説明し、理解を求めた」と、県幹部は振り返る。畳は結局、予算繰り越しで10年5月に2億8350万円で落札、今年2月に納入された。1畳63万円相当となった。
この議員は「柔道している人はこう言うんよ。『柔道は武道。重たい畳を片付けたり、用意したりするのも鍛錬』って。3億円あれば街の道場をもっと整備でき、競技人口も増えるのに」と首をかしげる。議会後には県外の体育館にも視察に行った。
戦後提出された予算の修正動議は、議会事務局の把握している範囲で、72年2月議会の県立医大の授業料値上げ問題など2件だけだ。
◇
ある県幹部は最近、知事への進退伺をしのばせて議員に説明したことがあった。「県民の負託を受けた議員が『おかしい』と言うのはいいこと。それに納得のいく説明責任を果たすのが僕らの仕事。そう思っている」。そして、こう付け加えた。「議員が、地元の道や川がどうだと言うのではなく、県政全般を議論できるなら県も良くなる。チェックしてくれるのはええこと。議会は重要や」
さあ、10日に投票に行こう。【山下貴史】
4月8日朝刊
1458
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チバQ
:2011/04/09(土) 08:32:57
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104040001
【1】和歌山市選挙区
2011年04月04日
集まった支援者らと握手する候補者(中央)=和歌山市
1日に告示された県議選は9選挙区(定数計32)で選挙戦に突入した。10日の投開票日に向けた候補者たちの戦いを追う。
◎現有議席死守に懸命
・各党、震災を意識
定数が1減され、各政党は新顔候補を立てずに守りの態勢で選挙戦に臨んだ。さらに東日本大震災の発生を受けて、候補者の中には街頭での演説を減らす動きも出ている。全体的に序盤の活動は低調だ。
立候補したのは現職15人、元職1人、新顔1人の計17人。党派別では民主1人、自民6人、公明3人、共産2人、無所属5人。
民主は改選前の現職1人を公認し、無所属3人を推薦している。公認候補は街頭で募金運動もしている。政権与党のメリットを訴えたいところだが、党幹部は震災対応に追われ、応援に入っていない。「日頃の政治家としての活動が問われる」と県連幹部は話す。
自民は現職1人が引退し、残る現職の椅子を守る戦いだ。あるベテラン候補は事務所前で出陣式をしたあと1、2両日とも街頭に立たず、演説は夜の個人演説会だけにしている。県の防災体制の見直しや道路整備の必要性などを個人演説会で訴える。
公明も、現職が現有議席の維持をめざして活動している。3日にあった街頭演説では、候補者が雇用の創出などを訴えたが、応援に立った県本部の幹部は「大変やりにくい」と語った。幹部は取材に「選挙運動がどう受け止められるか分からず手探りだ」ともらす。
共産は「被災地支援も選挙も全力で」として運動は減らさない方針。5日には志位和夫委員長が県内に応援に入る予定だ。候補の一人は初日から連日10カ所以上の街頭演説をこなしている。福島第一原発の事故に絡めて自然エネルギーへの転換も打ち出している。
震災による自粛ムードを警戒する無所属候補もいる。ある候補は3日もイベント会場などを次々と走り回り、選挙カーからも「和歌山を元気に」と支持を呼びかけた。個人演説会では、既成政党批判にも時間を割き、産業を振興させるための持論も展開した。
(増田啓佑、黒川真里会)
1459
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:33:25
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104050001
【2】田辺市 【3】西牟婁郡 選挙区
2011年04月05日
頭を深々と下げる候補者
◆引退議員の票行方焦点 新顔2氏、自民現職に挑む
◎田辺市選挙区
定数が1減って3。県議会会派「真わかやま」に所属していた現職2人が引退を表明し、市議から転身を図る2人の無所属の新顔をそれぞれ支援している。引退議員の票の行方が焦点の一つだ。迎え撃つ自民現職はこれまでの地盤を固めつつ支持拡大を目指す。
新顔の鈴木太雄氏=自民推薦、公明支持=は2日の個人演説会で「田辺の未来のために手を打たなければ」と1次産業や観光の振興を訴えた。引退する原日出夫氏=無所属=は出陣式に応援の言葉を寄せた。
新顔の谷口和樹氏の陣営では、引退する野見山海(あつみ)氏=社民=が選対本部長を務め、全面的に支援する。谷口氏は1、2日は選挙カーでくまなく回りながら、過疎対策の充実や地域での子育て支援を訴えた。
自民現職で元本宮町長の泉正徳氏=公明支持=は1日に地元で開いた個人演説会で「山のことを見直してもらえるように声を上げていきたい」と訴えた。今後は有権者の多い旧市内での支持拡大に注力する。
自民現職の大沢広太郎氏=公明支持=は2日の街頭演説で「予算を田辺に持ってくる仕事をしたい」と訴え、4期16年の経験を強調した。応援に入った国会議員も「政治力は経験と人間関係」と後押しした。
◆元職・新顔の4人争う 民主票、動向は流動的
◎西牟婁郡選挙区
前回当選の2人が出馬していないなか、元職と新顔の計4人が立った。今期限りでの引退を表明した町田亘(わたる)氏=自民=は新顔を支援しているが、2009年に衆院に転出した玉置公良氏=民主=は明確な支持表明はしておらず、票の行方は流動的だ。
無所属元職の前川勝久氏は1日の出陣式で「地域の声を一番大事にする」と強調。1カ月に1回、地元の要望を聞く会を設けることなどを訴えた。
自民新顔の池口公二氏は4候補の中で唯一、上富田町の出身。1日の出陣式には町長も出席。県関係の国会議員は「県政への窓口を絶やすな」と述べた。
自民新顔の立谷誠一氏は、白浜町長としての実績を紀南の発展に生かすと訴えている。町田氏が支援に回り、一緒に選挙カーに乗ることもある。
共産元職の高田由一氏は2003年に失った議席の奪回を目指す。1日の街頭演説では「県に何もいえない議員では住民の命と暮らしは守れない」と話した。(山野拓郎)
1460
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チバQ
:2011/04/09(土) 08:33:51
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104060001
【4】有田郡選挙区 【5】御坊市選挙区
2011年04月06日
拳を突き上げる個人演説会参加者たち
◎有田郡選挙区
◆三つどもえの激戦 防災・経済・分権で支持訴え
定数が1減って2となり、県議会会派「真わかやま」に所属した元湯浅町議の現職が引退。自民と共産の現職2人に、湯浅町議からの転身を狙う無所属の新顔が挑む三つどもえの争いとなっている。
新顔の横矢政明氏=自民推薦、公明支持=は2日、湯浅町での街頭演説で「大震災級の津波が来れば町はのみ込まれる。防災計画の見直しが必要」と訴え。陣営は地元出身県議の必要性を訴えかける戦略だ。
共産現職の松坂英樹氏は3日、有田川町の街頭演説で「防災の先頭に立ち、雇用確保に力を尽くす」と防災や経済対策を訴えた。陣営は「党派や地域の壁を超えた支持を得たい」と政策や人柄をアピールする。
自民現職の吉井和視氏=公明支持=は4日、湯浅町の街頭で「医療も農村整備も税金を効率よく使うには周辺との連携が重要」と関西広域連合や地方分権の必要性を訴えた。100を超す団体の支持を受けた。
◎御坊市選挙区
◆24年ぶりの選挙戦 自民現職に民主新顔挑む
自民現職の中村裕一氏=公明支持=の6回連続無投票当選が続いていたが、民主新顔の斎藤麻希氏の出馬で実に24年ぶりの選挙戦となった。
自民県連会長の二階俊博衆院議員の地元で、二階氏の元秘書の中村氏は組織力を生かして集会を重ねる。一方、地元で大きな支援組織を持たない斎藤氏は自転車や選挙カーで市内を回り街頭演説している。
4日夜の中村氏の個人演説会。柏木征夫市長らが応援演説した後にマイクの前に立った中村氏は「住民の生命、財産を守るのが政治家の最大の仕事」と防災対策の見直しなどを語った。陣営は「久しぶりの選挙だが有権者とふれあえるいい機会でもある。気を抜かないでやっていく」と話す。
対する斎藤氏。3日の街頭演説では「議員としての収入と支出を率先してより詳しく公表し(有権者に)知ってもらう」と約束。整備が進む日高港について「『何をしているのか』と市民からも聞かれる」と話し、税金の使い道として適正かどうか追及したいとの考えも示した。
(鵜飼真)
1461
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:34:17
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104070001
【6】橋本市選挙区 【7】紀の川市選挙区
2011年04月07日
マイクが使える午後8時ぎりぎりまで街頭で支持を訴える候補者
◆現職と元市議が激戦 前回無投票から一変
◎橋本市選挙区
定数が1増で3となり、前回は無投票だった選挙区が激戦となっている。現職2人と市議からの転身を狙う新顔3人の計5人が立候補した。
再選を目指す自民の平木哲朗氏=公明支持=は個人演説会で「これからも地に足を着け取り組みたい」と支持の継続を求める。前回は無投票で県議の選挙戦は今回が初めてだけに、陣営は引き締めに懸命だ。
民主新顔の瀧洋一氏はバイクに乗って遊説。「私たちの声が届く県政に変える」と訴える。神戸市で阪神大震災を経験したことも挙げて防災対策の充実を訴える。地元の衆院議員も共に遊説にまわる。
6選を目指す自民の向井嘉久蔵氏=公明支持=は1日の出陣式で他候補との年齢差にふれ、「20年のキャリア、実績の差がある」と述べた。後援会を固めつつ、福祉に通じた政治家と自らをアピールしている。
新顔の岩田弘彦氏=無所属=は「無党派、無所属」を前面に掲げる。選挙カーと共に走る軽トラックの荷台に上がっての演説では「地方議員は党利党略でなく住民目線を優先すべきだ」と訴える。
新顔の中谷和史氏は、市と県のパイプ役を務めることを強調する。奥まった住宅街にも選挙カーをこまめに走らせ、「今の橋本市には県に対してものが言える県議がいない」と現職批判も織り交ぜる。
◆自民3氏に新顔挑む 農業振興、改革競う
◎紀の川市選挙区
先月15日に無所属新顔が名乗りを上げ、3人の自民現職との選挙戦に入った。現職は主に道路整備の促進や農業振興を訴え、新顔は議会改革を掲げている。
ただ一人の新顔は谷口和秀氏。民主公認で出た2009年の市議選では敗れたが、今回は無所属。推薦も受けていない。主に自転車に乗ってまわり「県政一新」を唱えている。
岸本健氏=公明推薦=は前回無所属だったが今回は自民公認。4日夕は15分刻みで選果場3カ所を回り、「若い人が農業を継げるように取り組みたい」と演説した。
服部一氏=公明支持=も前回無所属だったが今回は自民公認。合併前の町長や町議を務めた旧粉河町地域を地盤に支持を広げる。「長い政治経験を生かす」と訴える。
4選を目指す山田正彦氏=公明推薦=は4日朝、市役所前で「ともに市のために頑張りましょう」と声をかけながら市職員と握手をかわした。市との連携を強調している。(燧正典)
1462
:
チバQ
:2011/04/09(土) 08:34:39
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104080001
【8】新宮市選挙区 【9】東牟婁郡選挙区
2011年04月08日
遠くの人でも見えると手を振って支持を訴える
◎新宮市選挙区
・下川氏の票 動き焦点/8年ぶりの選挙戦
定数が減って1人区となり、自民現職と無所属新顔の一騎打ちが繰り広げられている。前回は自民2人による無投票で、8年ぶりの選挙戦。県議を任期途中に辞して立候補した2009年の新宮市長選で敗れ、そのまま引退した下川俊樹氏の票がどう動くかが注目される。
「新人だからこそできる政策がある」。新顔の浜口太史氏は選挙カーから「顔の見える県議になる。地域にやる気を起こさせる基礎づくりをする」と若さを前面に押し出す。市内各所でミニ集会を開いている。
現職の須川倍行氏は、防災対策の見直しや高速道路の延伸を列挙して支持を訴えている。ライフワークだという新宮城の再建も唱えている。震災を受けて、支持者を動員するミニ集会などは控えているという。
◎東牟婁郡選挙区
・自民2氏に民主新顔/防災対策強化が前面
自民現職2人に民主新顔が挑む構図となっている。東南海・南海地震では県内で最も早く津波が到達する地域でもあり、各候補とも防災対策の強化を前面に押し出している。
3選を目指す自民現職の前芝雅嗣氏は「紀南の地をマグロ養殖の一大拠点にする」「着地型観光の振興」と産業や観光の振興も訴えている。初めて那智勝浦町にも事務所を設けて票の上積みをねらっている。
自民現職の谷洋一氏は、那智勝浦町を地盤に防災対策の強化や高速道路の早期整備を唱え5選を狙う。選挙区内の首長と一緒に遊説することもある。昨年就任した県議会議長としての活動もアピールしている。
民主新顔の松原繁樹氏は、串本町長を1期務めた経験を生かし「国、県に政策を伝える」と訴え、高速道路の早期整備や自然環境を活用した雇用の拡大を掲げる。紀南出身の民主衆院議員も遊説に加わる。(杉山敏夫)
=おわり
1463
:
チバQ
:2011/04/09(土) 09:50:56
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2011/04/post-3908.html
県議選御坊市郡 中村氏が優勢キープ
2011年4月 9日 今月1日に告示した県議選の舌戦もいよいよきょう一日限り。 市選挙区(定数1)では自民党現職の中村裕一氏(51)=熊野・6期=が経験と実績、 組織的な態勢で前哨戦からの優勢をキープ。 対する民主党新人の斎藤麻希氏(34)=藤田町吉田=は勝手連的に支持の輪が広がっており、じわりと追い上げている。両陣営の最終盤の戦況を分析してみた。
今回は24年ぶりの選挙戦となっているが、両候補に大きな争点はなく、全国的に東日本大震災のニュースで一色となっていることから、有権者の関心は低調。期日前投票は終盤に入って徐々に伸びてきたがことし1月の市議選と比べると、盛り上がりはいま一つといえる。このため、投票率の低迷が懸念されている。投票率は24年前となる昭和62年4月の県議選が71・83%。また、県議選以外で御坊市選挙区の投票率をみると、政権交代につながった平成21年8月の衆院選が75・4%、県内で民主党への不満が爆発した翌年22年7月の参院選が63・38%だった。今回の選挙は政権交代が起きたときやその直後の選挙のように有権者の関心が高いとは到底感じられず、 「よくて60%台」、 「悪くて50%前後」 との公算が高い。 市内有権者数は先月31日現在で2万1050人で、 仮に投票者数は投票率が60%なら1万2630票、 50%なら1万525票となり、 これを両陣営で奪い合う格好となる。
ただ、 両陣営とも選挙経験がないため、 得票の感触がつかめないのが正直なところ。 そんな中で、 得票の参考にされるのが過去数年の国政選挙や知事選の市部の投票結果。 自民党公認、 推薦の候補者の得票をみると、 約8000〜9100票。 同じ自民公認の中村氏が今回得票する一つの目安になるとみられるが、本人がほぼ市内全戸の人に会って直接訴えたり、精力的に夜の個人演説会をこなしたほか、150件を超える各種団体からの推薦、農業、商工業、高齢者、主婦層などの幅広い支持で感触はよく、このままいけば同程度からそれ以上を得票できる見通し。何よりも経験と実績、地元出身の強みがある。しかし、安泰ムードで投票を棄権する有権者が予想される上に、組織力が一部機能していない面もあるため、得票が伸びず思わぬ接戦に持ち込まれる可能性もある。
一方、民主党公認、 推薦の候補者の得票は約1900〜5900票。この約5900票を獲得したのは平成21年8月の総選挙に出馬した玉置公良代議士で、全国的な民主への追い風が吹いたために大きく伸ばした。今回、追い風のない選挙で民主公認の斎藤氏がどこまでこの票を獲得できるのか微妙。「よそ者」で地盤がなく、ほぼ1人での戦いだが、平成初の選挙戦を実現させ、 徹底的に市内を回って街頭演説や自転車街宣を行うことで玉置代議士以上の知名度を得られたとみられ、 同情や無関心層を含めて一定の得票につなげている。 また、 「どんな選挙でも反体制派の票が3割ある」 ともいわれ、 仮にその3割に自身の得票が上乗せされた場合は接戦に持ち込める可能性もある。
期日前投票 7日現在で905人となった。 終盤で加速的に伸びており、 9日の最終日で1300〜1400人になると予想されている。
1464
:
チバQ
:2011/04/09(土) 10:16:00
http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201104080088.html
10日に県議選投開票 「嘉田票」の行方が焦点
2011年4月9日
統一地方選前半戦の県議選(定数47)は10日に投票、即日開票される。嘉田由紀子知事を支援する民主・対話の会と、党勢の回復を目指す自民と公明の両勢力が過半数をめぐり、激しい選挙戦を繰り広げている。東日本大震災の影響で投票率の低下も懸念されるなか、昨夏の知事選で再選された嘉田知事が獲得した史上最多の約42万票の行方が、かぎを握りそうだ。
合併に伴い、前回の17選挙区から16選挙区となった今回の県議選は、現職36人、元職5人、新顔32人の計73人が立候補。栗東市、湖南市、高島市の3選挙区で無投票当選した6人(自民3人、民主2人、対話の会1人)を除く67人が、残る41議席をめぐって激しい舌戦を繰り広げている。
前回、対話の会の躍進で議席を減らした県議会第1会派の自民は、公認・推薦合わせて27人を擁立。すでに無投票当選した3人を含め、2人を擁立した公明と合わせて過半数の24議席以上を狙う。
対する第2会派の民主の公認・推薦候補は18人。計9人を公認・支持する対話の会と連携し「知事与党」での過半数確保が目標だ。共産は6人、みんなは1人を擁立し、支持を広げようと懸命だ。
1465
:
チバQ
:2011/04/09(土) 12:14:17
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20110409000032
「自粛」だけでは主張伝わらぬ 滋賀県議選・終盤ヒートアップ印刷用画面を開く
東日本大震災の自粛ムードの中で始まった滋賀県議選もいよいよ今日限り。全体的に「自粛」気味だった選挙戦も熱を帯びてきた。ここに来て各候補はいよいよ、あの手この手でラストスパートをかけている。
1日の告示当初、守山市選挙区で全候補が名前の連呼などの自粛を申し合わせたほか、一部選挙区でも自主的にマイクの音量や目立つイメージカラーの色を抑えたり、選挙カーの車列をやめるなど、「静かな選挙」でスタートした。
しかし、日を経るに連れそれも変化。音量を上げたり積極的に有権者に歩み寄る候補が増えてきた。選対には「声が小さくて主張がわからない」「こういう時こそ、しっかりと候補を選びたい」といった有権者の声も寄せられるようになった。ある選対は「こうした状況の下では候補が埋没しかねない」と懸念し、7日から通常の運動スタイルに復帰した。
ある元職は「数票の差が勝敗を分ける。候補が多くの人と出会って覚えてもらうことが大切」と朝の駅立ちに加え、毎日約20カ所でスポット演説。他候補との違いを明確にするため、他政党の政策批判も盛り込んだ訴えを続ける。
子育て支援などを訴える新人は「支持基盤がなく、無党派層が頼り」。中盤以降は個人演説会を昼に開くなど、母親層などに対象を絞った訴えにも力を入れ、「投票率の上昇も激戦を勝ち抜くポイント」と投票への積極参加も呼びかける。
4年間の実績を強調する現職も当初、街頭演説でのビラ配布やのぼり旗の掲示を控えていたが、日に日に激しさを増す情勢に戦略を転換。選対は「桃太郎作戦にも力を入れ、残された時間を全力で戦う」と話している。
1466
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チバQ
:2011/04/10(日) 22:44:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110409-00000157-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「都構想主戦場」=大阪市議選住吉区 /大阪
毎日新聞 4月9日(土)12時37分配信
◇大物・話題の候補ぞろい どの政策が下町、動かすか
府と大阪市の解体・統合を目指す維新の看板政策「大阪都構想」の是非が問われる今回の選挙。主戦場が大阪市議選住吉区だ。迎え撃つ各党の候補者には市議団幹事長ら大物がそろい、都構想を真正面から批判。維新は話題性のある2新人を擁立し、浸透に懸命だ。都構想を軸にした既存政党と維新の論戦は9日、最終日を迎える。
「都構想にはエネルギーがかかる。震災支援と並行するのは不可能だ」。自民現職の多賀谷俊史は6日夜、約50人を前に熱弁を振るった。昨春の市議団幹事長就任直後、市議補選で維新が圧勝。「維新旋風」に間近で相対してきただけに警戒心は強く、候補者にも矛先を向ける。「皆さんも小泉チルドレンで経験した。1期で消え、何もしていない」
民主現職で市議団前幹事長の神原昭二も、維新に対抗心をむきだしにする。3日の個人演説会には都構想への反発で同調する市長の平松邦夫を呼んだ。神原は市の震災支援を挙げ、「市民生活を支えてきた市だからできた。大阪に2人指揮官がいて不自由があるのか」と呼び掛けた。
共産現職の井上浩も都構想批判を展開。市議団で最年少の若手ホープは5日夜、約20人のミニ集会で「市を解体すれば、市の力がそがれる。今は府と市がもっと防災の面でも連携しなければならない」と訴えた。
住吉は地域のつながりが強い下町だ。維新は現職の固い地盤を打破しようと、2月まで知事特別秘書を務めた河崎大樹と元モデルの伊藤良夏を擁立。「橋下徹チルドレン」を象徴する2人で無党派層の注目を集める戦略だ。2人は5日夕、共に街頭に立ち、河崎は「府と市の再編ができないのは、議会の保身の理屈だ」と現職を強烈に批判。東京や世界で活動してきた伊藤は「若者が活躍し、あこがれる大阪にしたい」と将来像を語った。
こうした中、都構想にあえて触れない候補者も。自民現職の天野一は「都構想は維新のスローガンでしかない」とのスタンスだ。町中を隅々まで回り、「地域に根ざした政策を届ける」と地域密着型に徹する。公明現職の高山仁も「公明が市民に一番近い」と住民との距離感を売りにする。高齢者の認知症対策を政策に掲げ、「府だろうが、市だろうが関係ない。市民に何をするかが大切だ」と訴えている。(敬称略)【小林慎、平川哲也】=おわり
………………………………………………………………………………………………………
◇大阪市住吉区(定数5−7)
高山仁 60 党府役員 公現
神原昭二 61 党支部長 民現
天野一 63 [元]保護司 自現
井上浩 38 党地区委員 共現
多賀谷俊史 62 武道館館長 自現
河崎大樹 39 [元]知事秘書 維新
伊藤良夏 30 [元]モデル業 維新
4月9日朝刊
1467
:
チバQ
:2011/04/10(日) 23:19:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000630-yom-pol
大阪維新の会、府議会の第1党維持が確実に
読売新聞 4月10日(日)22時45分配信
10日投開票の大阪府議選(定数109)で、橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が、第1党を維持することが確実となった。改選前勢力(29議席)からさらに議席を伸ばす可能性もある。
1468
:
チバQ
:2011/04/11(月) 00:26:37
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110411/osk11041100080001-n1.htm
「天の恵み」議長が落選 大阪府議選、民主副議長も涙
2011.4.10 23:48
10日投開票の大阪府議選で、「大阪都構想」を掲げる橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)躍進の陰で、東日本大震災をめぐる失言で自民党公認を外れた議長、民主公認の副議長が、ともに1人区で維新新人に敗れた。
大阪市鶴見区選挙区で立候補した議長の長田義明氏(76)は、告示前の3月20日、自身の事務所開きで、自民党が反対する大阪府庁の咲洲庁舎(旧WTCビル)への全面移転案が、震災によるビルの被害で見直される見通しとなったことを受け、「大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった」と発言。自民の公認を取り消され、維新の徳村聡氏(37)に7選を阻まれた。
泉南市選挙区の副議長、松田英世氏(68)は、民主公認で5選を目指したが、維新の堀口和弘氏(39)の前に涙をのんだ。
1469
:
チバQ
:2011/04/11(月) 00:27:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110411/elc11041100030001-n1.htm
公明党、大阪府議選で落選、「完勝」ならず
2011.4.11 00:01
大阪府議選の和泉市選挙区で、公明党公認の現職、池川康朗氏(57)が落選した。前回統一選地方選で公認候補者全員が当選する「完全勝利」を達成し、今回も「完勝」を目標に掲げていた。
同党は、地方議会選挙で平成17年10月の新潟県南魚沼市議選で候補者が落選して以降、一人の落選者も出していなかった。
に掲げていた。
1470
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2011/04/11(月) 00:36:19
>>1469
和泉市の杉本たいへい候補は実質的に維新だったみたいですね。
定数2を維新が独占で公明が落とされたということになりますかね。
1471
:
チバQ
:2011/04/11(月) 21:56:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000357-yom-pol
「大阪都」に絞り現職次々破った維新の旋風
読売新聞 4月11日(月)10時31分配信
支援者から祝福を受け笑顔を見せる伊藤良夏さん(10日夜、大阪市住吉区で)=大久保忠司撮影
東日本大震災の被害の全容がいまだ見えない中で10日、投開票された統一地方選前半戦。
大阪では、橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」の新人候補たちが、既成政党の現職を次々と破り、「維新旋風」を巻き起こした。防災対策を前面に掲げた各党に対し、維新の会は「大阪都構想」に絞って支持を広げ、府議会で過半数を確保した。市議会でも第1党に躍進したが、過半数には届かず、都構想で主導権を握るには他党との連携が欠かせない。秋の大阪市長選をにらみ、橋下知事の出馬を巡る動向が次の焦点となる。
「橋下代表の実行力は大阪を変える希望。私も一緒に頑張っていきたい」
維新の新人2人と、民主、自民、公明、共産4党の現職5人が激突した大阪市議選の住吉区選挙区。「維新VS既成政党」の象徴となった激戦区を勝ち抜いた維新の元モデル、伊藤良夏さん(30)は「橋下改革」への思いを口にした。
出身地の大阪を拠点にファッションショーやCMで活躍した。選挙経験はゼロ。昨年9月、公認直後の集会では約800人の聴衆を前に、緊張であがってしまい、演説はしどろもどろに。それが、わずか半年余で初陣を飾った。
ただ、当選後も母親から祝福の花束を受け取っただけで、震災の被災者らに配慮して万歳は封印した。
同市議選の中央区選挙区で当確を決めた維新新人で元コンサルタント会社員の村上満由さん(26)は、橋下知事の等身大パネルの横で支持者らと抱き合って喜んだ。
実家は兵庫県西宮市で、同志社大に進んだ。中央区と縁はなかったが、維新の公募に応じ、「華がある」と幹部に見込まれ、大阪市中心部の重点選挙区へと送り込まれた。
出馬を決めたのは昨年10月。選挙運動は大学時代の友人や後輩らが支え、街頭演説には橋下知事のパネルを伴うこともあった。
当選後は支持者らと「頑張ろう」と拳を突き上げ、「政治家になるチャンスを与えてくれた橋下知事に感謝しています。これからが本当の勝負」と表情を引き締めた。
1472
:
チバQ
:2011/04/11(月) 21:57:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000569-san-soci
仕返し、地下鉄、公明…大阪市役所も戦々恐々 橋下維新躍進
産経新聞 4月11日(月)14時19分配信
統一選から一夜明け、会見を開く橋下知事 =11日午前、大阪府庁(志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)
大阪市の解体を含む「大阪都構想」を前面に打ち立てた地域政党「大阪維新の会」が躍進した10日の大阪府議選と大阪、堺両市議選。大阪市の関係者は「影響は相当大きい」と警戒感を強めている。
「ここまで伸びるとは想定外」。ある市幹部は「これまでアンチ維新、反大阪都で統一されていた市役所幹部の動きが鈍るだろう」と懸念する。
大阪都構想については「実務協議に向けてのボールを投げられたら、市が受けるのか。市長の高度な政治判断になる」と話す一方、「現実味を帯びるほど財政調整などのハードルは高くなる」と牽制(けんせい)する。
別の市幹部は、今後の議会運営について「自民、公明、民主では過半数を維持している。公明がどう動くかがカギ」と分析。選挙結果については「背景にあるのは政権与党の体たらくと、何かを変えたいという漠然とした期待感があるのではないか」と話した。
維新の躍進は、市議会のパワーバランスを大きく変える。議席数を3つ減らした自民の市議団幹部は「維新は市営地下鉄の民営化など具体的な提案を出してくるだろう。市民の選択なので、議論は受けないと仕方がない」。前回市長選で平松邦夫市長を推薦し、今回議席を20から8に減らした民主の市議団幹部は「えらい結果や」と危機感を募らせる。
一方、市職員の間では「これまで維新に意地悪した幹部は“仕返し”されるのでは」と警戒する声も上がっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000567-san-pol
裏切り?懐柔?踏み絵?都構想“白紙”宣言 読めぬ橋下知事の真意
産経新聞 4月11日(月)14時19分配信
地域政党「大阪維新の会」が躍進した大阪府議選と大阪、堺両市議選から一夜明けた11日、同党代表の橋下徹知事は、神妙な口調で選挙戦を「敗北」と評し、大阪都構想の白紙化にまで言及した。周囲では、他党との連携協議を前に「戦闘」から協調路線への転換を強調する交渉術ととらえる向きもあるが、わかりにくいメッセージに、有権者からは「民意への裏切りだ」と批判も上がった。
「大阪市議会の皆さんに話し合いのテーブルについてもらうことが大事。白紙は撤回ではなく、一緒に議論しようという他党への呼びかけだ」。維新府議の一人は、橋下知事の発言の狙いについて、あえて「白紙」とすることで協議しやすい環境づくりをしていると解説した。
しかし、自民府連の幹部は「府議会で過半数を取っても『負けた』と表現するなど白々しい。意図するところは不明だが、都構想を取りやめるつもりではないだろう」。大敗した民主府連の幹部は「知事の出方が読めず、こちらもうかつに発言できない」と話した。
また、大阪市の幹部は「余裕の裏返し」とみる一方、真意は「よくわからない」。別の幹部は「特に市議会との連携を模索しているのだろう」と分析する。
一方、有権者の受け止めは複雑だ。枚方市の人材派遣業の男性(37)は「白紙化を言うのは、大阪都構想を期待する民意への裏切りだ。他党との連携を重視し、市民の思いを軽視している」。堺市堺区の飲食店経営者の男性(62)は「勝っておごらずという策だと思う」と話した。
【用語解説】大阪都構想
大阪府と大阪市などの自治体組織を再編し、住民に身近な行政を担当して中核市並みの権限と財源を持つ基礎自治体の特別区と、空港行政や産業振興など広範囲にわたる問題を担当する広域行政体の大阪都をつくる構想。特別区の区長は公選で選び、議会も設置するとしている。
1473
:
チバQ
:2011/04/11(月) 21:58:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000298-yom-pol
民主が基盤の大阪・平松市長「維新の強さ驚き」
読売新聞 4月11日(月)9時12分配信
民主党は、大阪府議会、大阪、堺両市議会でいずれも議席を大幅に減らし、惨敗した。
特に、大阪都構想を巡り、維新の会代表の橋下知事と対決姿勢を鮮明にしてきた平松邦夫・大阪市長は民主を支持基盤としており、今後、厳しい市政運営を迫られる。
「維新の会の強さに驚いている。既成政党への失望感が表れたのではないか」。11日未明、大阪市役所で記者会見した平松市長は表情を引きつらせた。2007年の市長選で民主の全面支援を受けて初当選。今回の選挙戦では連日、民主候補の個人演説会に顔を出すなど精力的に応援弁士を務めたが、維新の勢いを止めることはできなかった。
大阪市議選住吉区選挙区の前民主市議団幹事長・神原昭二さん(61)は、選挙戦で橋下知事批判を展開し、平松市長の応援も受けたが、維新の2新人に敗北。事務所入り口にはこの日、「取材・インタビュー等のお申し出は一切お受けできません」と書かれたはり紙が張り出され、神原さんは事務所に姿を見せなかった。
1474
:
チバQ
:2011/04/11(月) 22:16:09
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/11/20110411-051626.php
【統一地方選2011】「維新」第一党「これから何をするかだ」
大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が躍進した大阪府議選、大阪市議選、堺市議選から一夜明けた11日、当選した維新の新議員らは、地方行政に参画する決意を新たにした。橋下氏は、大阪市議選で目標の過半数に達しなかったことを「敗北」ととらえたが、議員たちは「投票してくれた方への感謝の気持ちでいっぱい。これからの責任の重さを感じています」と改めてかみしめた。
堺市議選での当選から一夜明け、決意を新たにした維新新人の上村太一氏=11日午前、堺市堺区
「おはようございます」。堺市議選の堺区選挙区で、民主や自民の現職を破って初当選した維新の上村太一氏(41)。この日早朝から同区の南海湊駅前に立ち、通勤客らに向かって、約1時間半にわたり何度も頭を下げた。
睡眠時間は3時間ほどだったが「当選しても落選しても、駅立ちしようと思っていたので、自然と目が覚めました」と話す。
勤めていた不動産会社の経営者が議員だったことがきっかけで、3年前に衆院議員秘書に転身。「裏方が好きだったので、自分自身が政治家になることはない」と思っていたが、「大阪を変える」という橋下氏のメッセージに動かされ、維新の公募に応じた。
資金もなく、期間中は自転車と徒歩でくまなく回る草の根選挙を展開。当選後、親戚や友人約10人とささやかに祝った。
「実感がなかなかわかない」と話す一方、堺市議会でも維新が第一党となったことへの責任感をかみしめる。「世の中の停滞感が僕らへの風になったのだと思う。これから、僕らが何をしていくかが問われているのだと思います」
「感謝でいっぱい」「世代交代できた」
大阪府議選と大阪市議選の当選者たちも、さまざまな思いで選挙戦を振り返った。
大阪市議選中央区選挙区で初当選を果たした村上満由氏(26)は昨夜、スタッフらと事務所で朝まで将来のことを語り合った。結局、一睡もしないまま、午前9時に区役所で当選証書を受け取り、やっと当選の実感がわいたという。
「昨日はとにかくうれしいのと、みなさんへの感謝の気持ちでもういっぱい。証書をいただいて改めて、気が引き締まりました」
府議選高槻市・三島郡選挙区でトップ当選を果たした池下卓氏(36)は、この日午前6時半からJR高槻駅前に立った。「『おめでとう』『よかったな』と声をかけられるうちに、当選したことが少しずつ実感できた」という。
36歳の誕生日が初当選の日となり、「最高のプレゼントをいただけた。頭を高くすることなく精いっぱい頑張りたい」と話した。
府議選羽曳野市選挙区で、255票差で自民現職を破った山入端創(やまのは・はじめ)氏(30)は「相手は守りの選挙だったが、こっちは取りに行く選挙。世代交代を果たせた」と振り返った。
みんなの党として初めて府議選で議席を獲得した枚方市選挙区の伏見隆氏(42)は「終盤は自分でも無我夢中で何がなんだか覚えていない。埋もれてしまうところをぎりぎり当選させていただいた。やっとほっとした」と述べた。
1475
:
チバQ
:2011/04/11(月) 22:19:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110411/elc11041101110020-n1.htm
民主大阪府連「ここも駄目…」 自民も「震災で橋下維新の風やんだと…」
2011.4.11 01:09
10日、投開票が行われた統一地方選。大阪府議会と大阪市議会で第一党となることが確実となった、「大阪都構想」を掲げる橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」。一方、民主や自民は大きく議席を減らすことになり、両党の関係者は表情を曇らせながら開票速報を見守った。
「ここも駄目だったか…」。大阪市中央区の民主党大阪府連で、テレビで次々と報じられる民主苦戦の一報に、土師幸平幹事長は険しい表情を見せた。
樽床伸二代表も深夜に事務所に姿を見せ、「大変厳しい結果。府民の判断を受け止めて、体制の立て直しを頑張る」とコメント。敗因については「政権与党として、十分な結果を出し切れていないこともある」と分析した。
大阪市中央区の自民党大阪府連では、谷川秀善会長がスタッフとともにテレビの速報を見守った。維新候補者の当選が次々と伝えられると「やっぱり風が吹いているんやな」とつぶやき、自民現職が相次いで落選する事態に「自民党としては惨敗だ」と肩を落とした。
また「震災で維新の風は止まったと思っていた。投票率がそれほどのびない中で票を取ったということは、有権者に既成政党に対する不信感があったのだと思う」と厳しい表情で話した。
一方、公明は府内の選挙で擁立した候補者計53人中、52人が当選を果たし、堅調ぶりを示した。
大阪市西区の党大阪府本部では、候補者の当選確実が伝えられるたびに拍手と歓声がわいた。佐藤茂樹代表は、ほっとした表情を見せ、「地域政党の“暴風雨”が吹く中、大変善戦した」と分析。維新との連携について「今後検討していきたい」と述べた。
1477
:
チバQ
:2011/04/11(月) 23:45:27
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110411-OYT1T00458.htm
堺市長、府議選を「大阪の大震災」と発言…撤回
堺市の竹山修身市長は11日、「大阪維新の会」が府議会の過半数を獲得したことについて、報道陣に、「本当に大きな大阪の大震災というべきものと思っている。府民のマグマが爆発して、プレートがずれたような衝撃だ」と話した。
約1時間半後、発言について、「変革への思いが大きかったという趣旨だったが、東日本大震災で被害を受けた方が多くおられるなか、配慮に欠けた発言で反省しており、撤回したい」とコメントを出した。
(2011年4月11日11時49分 読売新聞)
1478
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2011/04/12(火) 08:44:33
そもそも全員当選しないと過半数に達しないんじゃなかったっけ。
現段階で大阪都構想を出さないで将来への期待感で食いつなぎたいのかなという感じがします。
橋下敗北宣言の真意は?…警戒強める大阪市
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00637.htm
「大阪都構想」を掲げ、地域政党「大阪維新の会」が大躍進した統一地方選の大阪府議・市議選から一夜明けた11日、維新の会を率いる橋下徹知事が口にした「敗北宣言」。
主戦場と位置づけていた市議選で目標の過半数に届かなかったとして、今後は「大阪都」の名称も含め、あらゆる前提をつけずに他党と協議する考えを示した。強気の知事が一転、見せた突然の柔軟姿勢は、自信の裏返しか、既成政党への誘い水か――。維新に苦杯を喫した既成政党や大阪市の関係者は、真意を測りかねている。
都構想を巡り、橋下知事から「ぶっ壊す」と名指しされた大阪市。前夜、維新の躍進ぶりに「こんなに議席を伸ばすのか」と険しい表情を見せた平松邦夫市長はこの日は登庁せず、幹部らが情報収集にあたった。
橋下知事の「敗北宣言」に、ある市幹部は「区長公選制や、特別区への区割りなどの前提を崩せば、都構想は成り立たない。公明党などを協議に引き込もうという腹ではないか」と多数派工作の動きに警戒感を募らせ、別の幹部は「既成政党への不信が維新の躍進につながっただけで、都構想が支持されたわけではない」と反発した。
(2011年4月11日14時23分 読売新聞)
1479
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:15:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110412/lcl11041210220002-n1.htm
広域連合…批判票も知事「不参加」 再考可能性は残す
2011.4.12 10:21
再選から一夜明け、会見に臨む荒井正吾・奈良県知事=県庁
奈良県知事選から一夜明けた11日、再選を果たした荒井正吾知事は県庁で会見し、「1期4年、身を粉にして取り組んできた。2期目も初心に帰り、奈良のために働いていきたい」と抱負を語った。また、最大の争点となった関西広域連合については「不参加という意見は変わらない。反対ということで票をいただいた」と述べ、引き続き参加しない方針を示した。
荒井氏は17日間の知事選を振り返り、「集会などを通じて県民とも意見交換することができた。自分の仕事を見てもらってると感じた。仕事の内容を評価していただいたことは本当にうれしい」と喜びを語った。
一方、関西広域連合については「実態不明で活動する分野も明確ではない。行政組織は権限がはっきりするもので、参加するというのは私の感覚では難しい」と述べ、従来の主張を繰り返した。
ただ、「政策はその都度、理屈をつけて変えるのが政治家で、奈良に良いことならそれに従うのが私の役目。県議会を含めて議論してもらうことは重要なことだ」とも述べ、県議会の動向を踏まえ、今後は広域連合に対する姿勢を再考する可能性も示唆した。
1480
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:16:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000225-mailo-l29
’11統一地方選:知事選/県議選(その1) 荒井さん笑顔の再選−−知事選 /奈良
毎日新聞 4月11日(月)15時21分配信
◇「広域連合、議会が議論を」
任期満了に伴う知事選、県議選(定数44)が10日投開票された。知事選は、現職の荒井正吾さん(66)が、県医師会長の塩見俊次さん(61)と元県議の北野重一さん(73)の2新人を破り、再選を果たした。争点となった関西広域連合について、不参加を掲げた荒井さんは当面方針転換しない意向を示した。県議選は無投票当選の5人を含め、16選挙区で44人の当選が決まった。投票率は知事選が52・21%(前回51・47%)、県議選が53・49%(同53・17%)だった。
奈良市西九条町4の荒井さんの事務所には、支持者が集まった。当選確実が伝えられると、大きな拍手が起こった。荒井さんは笑顔でバンザイし、「4年の実績をよく判断された結果だと思う。広域連合は、議論しないまま争点になったので議会で議論していただきたい。2期目は雇用、健康医療、南部振興を最重点にしたい」と述べた。
荒井さんは昨年10月に出馬表明。政党の推薦を受けなかった。前回推薦した自民、公明のほか、自主投票になった民主の一部や連合奈良などから幅広い支持を集めた。
関西広域連合への参加の是非が争点の一つとなったが、荒井さんは不参加の方針を説明して理解を求めた。平城遷都1300年祭の成功や医療、南部振興策など実績も強調。全県に張り巡らした後援会や、推薦団体が中心となって支持を広げた。【阿部亮介】
◇準備不足響く−−塩見さん
橿原市内膳町の県医師会館では、塩見さんのクリニックのスタッフや支持者らが開票結果を見守った。落選が伝わると、大きなため息が漏れた。
塩見さんは「準備不足で考えを伝えきれなかった」と悔しさをにじませたが、「関西広域連合参加を望む県民が多くいる。荒井知事には近畿の中で奈良を孤立させないようにしてもらいたい」と述べた。
塩見さんは東日本大震災の被災地に入り、関西広域連合に参加して救援・医療体制を整備する必要性を痛感。告示前日に急きょ出馬表明して参加を訴えたが、及ばなかった。【高島博之】
◇「力不足だった」−−北野さん
奈良市南紀寺町1の北野さんの事務所では、支持母体の「憲法をくらしに生かすあったか県政をつくる会」メンバーや共産党関係者らが開票状況を見守った。落選が確実になると、北野さんは「力不足で得票を伸ばすことができず、広域連合への批判も理解されなかった」と頭を下げた。
北野さんは東日本大震災を受けて、被災者救援や原子力行政の転換を強調。福祉、暮らし、防災第一の県政への転換を訴えた。しかし、主な争点となった関西広域連合への参加の是非では、荒井さんと同じ不参加の立場で、支持を広げることができなかった。【上野宏人】
◇新県議44人決まる
県議選は、無投票当選の5人に加え、39人の当選が決まった。関西広域連合への参加の是非や医療、防災、観光振興などを争点に58人が選挙戦を展開した。
15人が立候補した民主は逆風を受け、8人にとどまった。現職22人を公認した自民は20人。公明は3人で改選前の議席を維持。議席増を目指した共産は5人、社民とみんなは各1人が当選した。無所属は6人だった。
◇鍵田さん当選−−山辺郡・奈良市
16人が立候補し、激戦となった山辺郡・奈良市(定数11)では、奈良市長や自民党衆院議員を務めた無所属元職、鍵田忠兵衛さん(53)が当選した。
鍵田さんは95年の県議選で初当選。奈良市長に転身したが、市議会の不信任決議を受けて辞職。05年に衆院議員となった後、09年の奈良市長選に立候補して落選した。
1481
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:17:27
………………………………………………………………………………………………………
■解説
◇民意くみ取る努力を
近畿で奈良だけが参加していない関西広域連合への参加の是非が最大の争点となった。不参加の荒井さんは再選を果たしたが、参加を掲げて告示前日に出馬表明した塩見さんが一定の支持を得たことは、謙虚に受け止めなければならない。
選挙戦で荒井さんは不参加の理由を繰り返した。しかし、組織論や経費面、大阪府に編入されていた明治時代の予算配分など多岐にわたり、演説の度に変わるため分かりにくかった。さらに「自立した奈良をつくる」という主張は、大阪に通勤・通学する「奈良府民」には理解が広がらなかった。
1期目の荒井さんはトップダウンの政治手法が目立った。失敗した県営プール跡地へのホテル誘致や学研高山第2工区への県立医大移転計画などもその事例だ。説明不足で分かりにくさが残る点は、広域連合の不参加方針と共通している。2期目は、今回の選挙で示された民意を誠実にくみ取る努力が求められる。【阿部亮介】
………………………………………………………………………………………………………
◇開票結果=選管最終発表
当 292654 荒井正吾 66 無現
223519 塩見俊次 61 無新
60318 北野重一 73 無新
………………………………………………………………………………………………………
荒井正吾(あらい・しょうご) 66 無現(2)
[元]参院議員[歴]OECD政府代表部参事官▽運輸省観光部長・鉄道局次長・自動車交通局長▽海上保安庁長官▽参院自民党副幹事長▽外務政務官▽参院文教科学委員長▽東大
4月11日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000229-mailo-l29
’11統一地方選:知事選/県議選(その2止) “奈良の底力”発信へ /奈良
毎日新聞 4月11日(月)15時21分配信
◆県議選・生駒
◇阪口さん初当選
県議選生駒市選挙区(定数4)では、無所属新人の阪口保さん(62)が、無党派層を中心に幅広い支持を集め、トップで初当選を果たした。
阪口さんは「見張り番・生駒」の代表幹事として、行政監視や市議定数・報酬削減を求める運動に取り組んできた。2月に出馬表明し、山下真・生駒市長との連携、議員報酬30%・政務調査費50%減、関西広域連合参加などを公約に掲げた。
週末は山下市長も選挙カーに乗り込んで一緒に支持を訴えた。阪口さんは、同市あすか野南1の事務所で「公約実現に全力で取り組みたい」と語った。【熊谷仁志】
◆県議選・大和郡山
◇藤野さんが再選
大和郡山市選挙区(定数3)では、民主現職の藤野良次さん(47)が再選を果たした。菅内閣の支持率低下で逆風を受けながらの選挙となったが、街頭演説や支持者回りなど、地域に密着した戦いを展開。党県連幹事長の知名度などを生かし、子供の安全や教育問題に取り組んだ実績も訴えて支持を広げた。
大和郡山市杉町の事務所では、支持者が集まり、当選が決まると、大きな拍手が起こった。藤野さんは「皆さんのおかげでV2を果たせた。命を守る医療への取り組み、雇用を守る地域経済の活性化、子供を守る未来への投資に努める」と語った。【阿部亮介】
………………………………………………………………………………………………………
◆投票率
◇知事選52.21%、県議選53.49%−−前回比微増
知事選の投票率は、前回を0・74ポイント上回り、52・21%となった。前回と同様、現職と共産推薦の新人の一騎打ちとみられていたが、告示直前に出馬表明した新人が加わり、三つどもえの戦いになったことや、関西広域連合への参加の是非が争点の一つになったことが影響したとみられる。
県議選も前回より0・32ポイント高い53・49%になった。関西広域連合については、民主、公明、みんなが参加、自民、共産、社民が不参加と分かれた。
ただ、不参加の候補はあまり広域連合に触れず、医療や観光振興などに重点を置いたため、選挙戦を通じた論争にはならなかった。
また、東日本大震災に配慮して街頭演説や個人演説会を自粛する動きもあった。
4月11日朝刊
1482
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:19:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000202-mailo-l30
’11統一地方選:振り返る 県議選、明暗分かれ 保守盤石、対抗勢力苦闘 /和歌山
毎日新聞 4月12日(火)16時16分配信
10日投開票された統一選の県議選(定数42)は、公認だけで議席占有率が6割を超えた自民が強さを見せた。民主は和歌山市で1議席を死守したが、他の3人は惨敗。共産も健闘したが、同市では36年ぶりに1議席となり、党勢拡大は果たせなかった。分厚い保守地盤。苦闘する対抗勢力。明暗が分かれた。
御坊市で7割強の票を得た中村裕一氏はじめ、公認26人が勝った自民の二階俊博・県連会長は11日、「無責任な政権は早く終わってもらわんと」と、民主政権打倒を口にする余裕を見せた。
公明は和歌山市の3現職が1〜3位で上位当選。死去した現職の後釜を立てず候補を絞ったことで、逆に運動の緩みを懸念する声もあった。総得票では前回より1割以上減らしたとはいえ、安定した戦いぶりだった。
一方の民主。〆木佳明・県連幹事長は「足腰の弱さが露呈した。組織作りができていなかった」と振り返った。当選した浦口高典氏は東日本大震災を支援するための募金箱を持って立ち続ける独自の運動が功を奏した面もあるが、県連代表の岸本周平衆院議員の後援会の一部が支援した。しかし、組織的支援に乏しい橋本市の瀧洋一氏は、無党派層に働きかける街頭演説が唯一の武器。しかし、4年前の市議選の演説時に20〜30人がベランダに顔を出した同じ団地で、今回姿を現したのはわずか7人。政権への逆風に直撃された。
一方、西牟婁郡では共産元職の高田由一氏が自民公認を破り、12年ぶり2回目の当選。国政選挙の同郡の共産票は3000〜4000票だが、今回は7162票を獲得。生活相談など地道な活動を続けた成果だと周囲はみる。ただ同党は和歌山市で現職1人が落選、36年ぶりに当選1人となった。郡部とは違う都市部の浮動票をどうカバーするかが、課題として浮かんだ。
4月12日朝刊
1483
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チバQ
:2011/04/12(火) 23:19:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110411-OYT8T01087.htm
無所属7人 政党綱引き
県議選一夜明け 各党、後半戦に向け戦略
統一地方選前半戦の県議選(定数42)の投開票から一夜明けた11日、各政党の県組織幹部は、選挙結果を検証し、統一選後半戦に向けて戦略を練った。過半数を超える26議席を勝ち取った自民には、無所属の1人が入党を申請。30日の任期スタートに向け、残る無所属7人がどの会派に所属するか、政党間の綱引きが予想される。
唯一の現職が和歌山市でかろうじて議席を確保したものの、他の公認候補は全員落選した民主。議席を伸ばせず、参院選、知事選に続いて自民に3連敗を喫する形となったが、岸本周平・県連代表は「政権への評価は争点になっておらず、風当たりの強さは特に感じていない」と強弁した。
政権交代直後には「県議選で全選挙区擁立」を目標としていたのに、公認候補はわずか4人。党派別得票率は5・7%と、自民の50・6%はもちろん、公明(9・2%)、共産(8・6%)にも及ばず、岸本代表は「候補者一人ひとりの日常活動が結果に出たということ」と分析した。
一方、公認29人中、26人が当選した自民には11日、新宮市選挙区で自民現職を破った無所属新人の浜口太史さん(44)が入党を申請した。
二階俊博・県連会長は同日、「予測はしていたが、ほぼ満足できる結果になった」と余裕を見せ、「無責任な政権には、すぐに終わってもらわなければならない」と早くも解散総選挙を見据えた。
現職3人が和歌山市選挙区で上位を独占し、議席数を維持した公明の角田秀樹・県本部幹事長は「地方議会のあり方が問われるなかで、目に見える議会改革を進めていきたい」。1議席増を狙って公認5人を立てたものの現状維持に終わった共産は、和歌山市で票を減らし、2候補のうち1人が落選したことにショックを隠せない。雑賀光夫・党県議団長は「和歌山市での敗因の分析はまだできていない。今は後半戦に全力で取り組むしかない」と気を引き締めた。
新議員の任期は30日から4年間。定数が4減されて42となった改選後の県議会の会派構成は、改選前に30人だった自民が既に27人を確保し、共産4人、公明3人は改選前と同数。改選前には民主と無所属の7人が所属していた真わかやまが何人を集めるか、注目される。
(2011年4月12日 読売新聞)
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:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:20:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000094-mailo-l30
’11統一地方選:県議選投開票 自民26議席/民主1議席(その1) /和歌山
毎日新聞 4月11日(月)12時16分配信
◇自民6割、基盤は揺るがず
◇民主、逆風やまず
統一地方選の県議選(定数42)は10日、選挙戦になった9選挙区で投開票され、32人が当選、無投票当選者と合わせ新議員42人が決まった。前回1人当選の民主は公認4人を立てたが、当選は1人だけ。一方、定数4減のなかで公認29人を立てた自民は3議席を取りこぼしたものの単独過半数を維持。政権交代を経た県議選で、保守王国の基盤は揺るがなかった。公明は現有3議席を死守。共産は4議席のまま。女性は3人当選した。
全14選挙区に計54人が立候補。9選挙区の32議席を巡って選挙戦となり、現職25人▽元職2人▽新人5人が当選した。無投票区を含むと、現職35人▽元職2人▽新人5人で、党派別では民主1人▽自民26人▽公明3人▽共産4人▽無所属8人−−だった。
全選挙区擁立を目指しながら現職1人と新人3人の公認にとどまった民主は、現職1人が滑り込んだ。推薦した無所属3人は全員当選した。
現職27人と新人2人を公認した自民は、厚い保守層に支えられ、議席占有率は6割を超えた。新人2人を擁立した西牟婁郡では、1人が当選を飾った。推薦した無所属2人は1人が当選した。
死亡した現職の後釜を立てなかった公明は現職3人の議席を死守した。5人を立てた共産は、和歌山市で1議席を失ったが、無投票の1人と合わせ4人が当選し勢力を維持。13人が立候補した無所属は元職が2人のうち1人が当選、新人8人は4人当選と善戦した。
◇自民・中村さん7選、“初洗礼”新人破る−−御坊
24年ぶりに選挙戦になった御坊市選挙区は、自民現職の中村裕一さん(51)が、民主新人の斎藤麻希さん(34)を破って初めての選挙戦に勝利、7選を果たした。支持者を前に中村さんは「東南海・南海地震対策、経済の活性化、医療・福祉施策に4年間頑張る覚悟です」と語った。
補選での初当選も含め6度の無投票当選を重ねてきた中村さんに、斎藤さんが「平成初の選挙をやろう!」と挑んだ。中村さんは、国や県とのパイプを強調し、「民主政権になって和歌山は損ばかり」と与党批判も展開。地元選出の二階俊博・自民県連会長の後援会が選挙戦を支えた。
斎藤さんは自転車で運動、選挙の意義や多選への批判を訴えたが、及ばなかった。
◇民主現職・浦口さん、唯一の議席守る−−和歌山
和歌山市選挙区(定数15)で民主現職の浦口高典さん(56)が当選、唯一の議席を守った。浦口さんは「党への大逆風のなかで、地元の皆さんのおかげで議席を残すことができた。企業誘致の財源のために、知事や議員の給与カットに取り組みたい」と語った。
民主県連の最大支持組織の連合和歌山の推薦を得ず、苦しい戦い。しかし、東日本大震災に配慮した運動を徹底し、「普通の生活ができない人たちを思うと募金活動が一番大切」として、首から募金箱を提げて街頭に静かに立ち続けた。当初は街頭演説も自粛するなど独自の選挙戦を展開、徐々に有権者の共感を集めた。当選後も万歳はせず、「がんばろう日本」と拳を突き上げた。
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チバQ
:2011/04/12(火) 23:21:19
◇前民主県連副代表・山下さん、推薦受けず当選
17人が立候補した和歌山市選挙区で、民主県連副代表だった山下大輔さん(43)が、党推薦も受けない無所属として当選を果たした。しかし下位での当選に、「申し訳ない。しっかりと結果を受けとめたい」と厳しい表情だった。
前回選後に党入りしたが、今回は公認・推薦を受けずに出馬した。さらに団体からも推薦を受けず、若い企業経営者らが中心となって支援。地域政党を率いる橋下徹・大阪府知事らを取り上げ、「地域の利益を守るため、しがらみのない政治をつくる」と主張した。
現職として迎える初めての選挙戦。ミニ集会の数を増やし、年明けから告示までに100カ所以上で経済の活性化や観光振興などの政策を訴えた。
◇藤本さんは返り咲き、支援団体がフル回転
県議を2期途中で辞職して昨年11月の知事選に民主推薦で出馬、落選した無所属元職の藤本真利子さん(57)は、和歌山市選挙区で返り咲きを果たした。1月に出馬表明。党には戻らず推薦を受けた。
しかし、後援会や一部の連合和歌山加盟労組など支援団体がフル回転し、従来の支持者を固めたほか、知事選で開拓した新しい層も取り込んだ。選挙戦では、震災を受けての防災計画の再検討のほか、ライフワークとする教育問題などを訴えた。
◇政権への批判浴び、民主の瀧さん敗れる−−橋本
橋本市選挙区で民主新人の瀧洋一さん(48)は、支持率の低迷する政権与党に向かった逆風を浴びて敗れた。瀧さんは「期待に応えることができなかった。ここまでの(票の)数字は予測していなかった」と事務所で述べ、肩を落とした。
神戸市出身で地縁血縁がなく、地域でのミニ集会も開けないなど圧倒的に不利な状況だった。6年間続けた駅前での辻立ちの成果を信じ、毎日約50回の街頭演説で政策を訴えたが、壁は厚かった。
◇有田郡・松坂さん、三つどもえ制して3選
前回無投票だったため、8年ぶりの選挙戦となった有田郡選挙区(定数2)では、共産現職の松坂英樹さん(50)が三つどもえの激戦を制して3選を決めた。
同選挙区は今回から定数が1減。地盤の有田川町で従来の支持層を手堅くまとめ、6期務めて引退する湯浅町出身の松本貞次県議の支持者を精力的に回って、票を上乗せした。津波被害が想定される地域を選挙区内に抱え、選挙戦では対策の抜本的な見直しなどを訴えた。
◇立谷さんが総替え勝利−−西牟婁郡
現職の引退などで“総替え”の西牟婁郡選挙区(定数2)では、自民2人、共産と無所属各1人の計4人がつばぜり合いを繰り広げ、前白浜町長で新人の立谷誠一さん(61)が初当選した。立谷さんは町長8年の実績と知名度に加え、引退する町田亘県議の後押しで着実に集票。介護保険の抜本的見直しや鳥獣被害対策など、切実な課題を担う即戦力を強調。人脈を生かした行政手腕を訴えて浸透し、幅広い支持につなげた。
4月11日朝刊
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チバQ
:2011/04/12(火) 23:23:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000122-mailo-l28
’11統一地方選:県議選 逆風民主、議席伸びず /兵庫
毎日新聞 4月11日(月)12時52分配信
◇震災対応に批判受け 公明全員当選、共産は5議席
統一地方選の前半戦となる県議選(定数89)と神戸市議選(同69)が10日、投開票された。東日本大震災の発生で政党色が薄れ、「自粛ムード」が選挙戦にまん延。県議選では、現有議席の上積みを目指した民主党が伸び悩んだ一方、最大会派の自民党が第1党を維持した。当日有権者数は412万8031人(男195万3472人、女217万4559人)。投票率は41・43%(男41・32%、女41・54%)。【統一選取材班】
県議選に当選した89人(無投票当選の9人を含む)を党派別に見ると、▽民主17人(立候補者数25人)▽自民26人(同28人)▽公明12人(同12人)▽共産5人(同15人)▽みんな1人(同6人)▽諸派1人(同1人)。無所属は立候補した47人のうち、27人が議席を獲得した。
09年の政権交代の流れを確実にしたい民主は、県議会会派の現有21議席からの上積みを狙い、公認・推薦合わせて32人を擁立。菅内閣の支持率低迷で逆風が吹く中、政権交代の実績を訴えたが、東日本大震災への政府の対応に批判が集中したこともあり、議席は伸び悩んだ。
一方、最大会派(46議席)の自民は、10年参院選で躍進した勢いをつなげようと、公認・推薦の計49人が立候補。民主の不戦敗で推薦を含む9人が無投票当選を決めるなど、第1党を維持したが、現職の落選が響き過半数には及ばなかった。
公明は前回と同じ12人全員の当選に成功。現有4議席からの積み上げを目指した共産も1議席増やした。その半面、今回初めて県議選に挑んだみんなの党は、躍進した神戸市議選候補者との連携が進まず、1議席にとどまった。新社会は議席獲得はならなかった。【石川貴教】
◇永田さんが6選−−南あわじ市
現職、新人の一騎打ちで16年ぶりの選挙戦になった南あわじ市選挙区(定数1)は、無所属現職の永田秀一さん(67)が、6選を果たした。
永田さんは市内65団体からの推薦を受け、5期の実績と強固な後援会を中心に手厚い選挙戦を展開した。永田さんは「経済、雇用対策や東南海・南海地震対策などに力を入れたい」と述べた。【登口修】
◇12年ぶり洲本市、浜田さんが初当選
12年ぶりの選挙戦になった洲本市選挙区(定数1)では、無所属の新人で前副市長の浜田知昭さん(63)が無所属の現職と新人を破り、初当選した。
浜田さんは旧洲本市の職員を経て助役、合併後の新市の副市長を務めた。40年間の行政経験と広い人脈を生かした選挙戦を展開し、支持票をまとめた。
同市本町5の商店街施設では支援者らが詰めかけ、万歳を三唱した。浜田さんは「県政をもっと身近なものにしたい。強い洲本市をつくるために、県と連携して交流人口を増やし、市を活性化させたい」と抱負を述べた。【登口修】
◆神戸市議選
◇民主惨敗、13議席 自民1増、みんな大躍進
神戸市議選は、民主党が、長田区で現職議長が52年ぶりに落選するなど現職4人が議席を失って、13議席にとどまり惨敗した。一方、全選挙区に候補を擁立したみんなの党は、東灘、灘区で新人が初当選するなど8議席を獲得、躍進した。自民党は前回から1議席増の19議席を獲得、第1党を維持した。
民主は今回、前回より1人多い18人の候補擁立にとどめ手堅く戦ったが、東灘区で公認候補3人のうち2人が落選、灘区や北区でも現職が議席を失うなど、党の国政運営に対する有権者の批判をかわせなかった。みんなは、無党派層の民主批判票の受け皿となった。
当選者の内訳は現職52人、元職2人、新人15人。党派別当選者数は▽民主13人(前回17人)▽自民19人(同18人)▽公明12人(同13人)▽共産9人(同10人)▽みんな8人(同)▽たちあがれ1人(同)▽その他・諸派2人(前回7人)。無所属は立候補した18人のうち5人(同4人)が当選した。
また、長田区のたちあがれ現職の北山順一さん(73)は11回目の当選を果たし、同市議選の当選回数で歴代単独2位となった。
当日有権者数は123万1591人(男57万6472人、女65万5119人)だった。【吉川雄策】
〔淡路版〕
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チバQ
:2011/04/12(火) 23:24:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000058-san-l28
新県議担う防災力強化 民主、議席上積みならず 兵庫
産経新聞 4月11日(月)7時56分配信
統一地方選前半戦の県議選(定数89)と神戸市議選(同69)は10日、投票が行われ、即日開票の結果、深夜に新議員が誕生した。政権交代後初の大型地方選だったが、東日本大震災の発生で、多くの候補者が「防災」を中心に訴える異例の選挙戦となった。被災地に配慮した自粛ムードから盛り上がりに欠けて有権者の関心も低く、投票率は県議選が41・43%(前回45・67%)、神戸市議選が42・04%(同44・98%)だった。
県議選は今回から定数が3削減。過去最少だった平成15年に次いで2番目に少ない135人が立候補した。8選挙区で計9人が無投票当選となり、残る33選挙区の80議席をめぐり126人が争った。
明確な争点が見えない選挙戦だった前回から一転、今回は、地方自治のあり方や景気対策、東日本大震災の発生を受けた防災力の強化や復興支援策などが争点となった。
政権与党として初の統一地方選に臨んだ民主は公認推薦計32人を擁立。現有の21議席からの上積みを目指したが、“逆風”にさらされた。対する最大会派の自民は49人を擁立し、各選挙区で安定した戦いを展開した。全員当選に向け支持基盤を固めた公明、議席倍増を目標に掲げた共産、初めて候補を擁立したみんなが議席を確保できるかが焦点となった。
この日夜、当選した候補者の選挙事務所には支援者らが駆けつけ、「バンザイ」の歓声や拍手が響き渡った。一方で、惜しくも落選した陣営では支援者らが肩を落とした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000059-san-l28
現職対決、自民に 西脇市・多可郡選挙区 兵庫
産経新聞 4月11日(月)7時56分配信
選挙区統合で事実上定数が1減となり、現職同士が1議席を争った西脇市・多可郡選挙区では、旧多可郡選挙区の内藤兵衛氏(52)=自民推薦=が、旧西脇市選挙区の東野敏弘氏(56)=民主推薦=を破って再選を果たした。
終盤戦まで「どちらが優勢か分からない」と両陣営関係者が語るほどの激戦となった民主と自民の現職同士の対決は、自民に軍配が上がった。
多可郡(多可町)の有権者約1万9千人に対し、西脇市は約3万5千人と、内藤氏にとっては不利な状況だった。このため、内藤氏は西脇市で積極的な運動を展開。地域経済の再生やにぎわい創出、農林業支援の充実などを訴え、地元・多可郡の保守票を固めるとともに、西脇市の保守層にも浸透して支持を広げた。
東野氏は旧黒田庄町長の知名度を生かして運動を展開したが、及ばなかった。
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チバQ
:2011/04/12(火) 23:26:06
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001104110002
神戸市議選 自民19、民主13議席
2011年04月11日
神戸市議選は10日に投開票され、新議員が決まった。定数69に94人が立候補し、九つある選挙区すべてで選挙戦となった。長田区で現職の議長が落選するなど民主が苦戦した一方で、全選挙区に候補を立てたみんなの党が8議席を確保するなど、大躍進を果たした。
◇ ◇
党派別の当選者は自民19人(公認候補21人)、民主13人(同18人)、公明12人(同12人)、共産9人(同10人)、みんな8人(同10人)、たちあがれ日本1人(同2人)、新社会2人(同2人)、社民0人(同1人)。無所属は5人(18人)だった。
新旧別に見ると、現職57人のうち52人が当選。新顔は34人のうち15人が議席を得た。元職3人のうち2人が返り咲きを果たした。
東日本大震災直後とあって、告示後も選挙カーや街頭での訴えを自粛する陣営が相次いだ。大きな争点もなく論戦は全体的に低調で、知名度の低い新顔にとっては厳しい選挙戦となった。
改選前の市議会(欠員3)の会派の勢力順は民主党18、自民党12、公明党11、共産党10、自民党神戸8、たちあがれ日本2、新社会党2、住民投票☆市民力2、みんなの党1。
◇ ◇
神戸市議選の投票率は42・04%で、前回(2007年)の44・98%を2・94ポイント下回る過去最低の結果となった。東日本大震災に伴う自粛ムードで論戦が盛り上がらず、有権者の関心を引きつけられなかった。
同市議選の投票率は、1951年の74・32%を最高に低落傾向が続き、阪神大震災直後の95年は45・23%。次の99年は神戸空港建設の賛否を争点に51・7%に回復したが、直近の2回はともに50%を割っていた。
最も投票率が高かったのは長田区の47・21%。最低は中央区の35・93%。西区も39・25%と低調だった。
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チバQ
:2011/04/12(火) 23:27:00
http://mytown.asahi.com/areanews/kyoto/OSK201104110111.html
京都党、一気に4議席 不満の受け皿に 京都市議選
2011年4月12日
京都市議選で最年少候補の京都党・江村理紗さんも初当選。支持者らはバンザイを繰り返して喜んだ=11日未明、右京区、水戸部六美撮影
10日投開票された統一地方選前半の府議選・京都市議選。自民は第1党を守りきり、民主はほぼ現状維持、共産の退潮が目立つという結果になった。一方、議会改革を掲げ、市議選に初めて挑んだ若手の地域政党「京都党」が一気に4議席を獲得し、既成政党への不満の受け皿となった。今回の結果は、統一選の後半戦や来年2月の京都市長選にも影響を与えそうだ。
■代表はトップ当選、25歳女性も
京都党代表の村山祥栄さん(33)は左京区でトップ当選し、1万2529票の得票数は京都市議選で過去最多となった。前回は無所属で落選した佐々木隆吏さん(29)も中京区でトップ当選し、雪辱を果たした。候補最年少の江村理紗さん(25)は右京区で3位、民主と共産の現職2人が落選した南区で中島拓哉さん(27)も4位と健闘した。
独自に議案を提出できる6議席の目標には届かなかったが、村山代表は「できることから仕掛けていきたい」と意欲を見せる。伏見区でトップ当選し、初議席を得たみんなの党の新顔や無所属1人との連携は「まだ白紙」という。
また、新市議69人の顔ぶれは現職55人、元職2人、新顔12人。女性は改選前より1人少ない14人だった。京都商工会議所の立石義雄会頭は11日、選挙結果について「地域政党の躍進が目立ったのは、既成政党に対する不満が高まっている証拠だろう」との談話を出した。
一方、政権奪還へ足場を固めたかった自民。府議選は北部などで着実に議席を押さえ、改選前と同じ25議席を維持。市議選は1議席増の23議席を確保し、続く共産との差を8議席に広げた。田中セツ子・市議団長は「震災で民主党がリーダーシップをとれなかった影響が及んだ。有権者は安定した自民党を支持した。この流れは統一選後半でも続くだろう」と語る。
政権与党の民主は、地方議会でも勢力を広げようと、定数4以上の選挙区に最大4人の候補を立てた。だが、政権運営の混乱などによる逆風はしのげず、改選前の会派から府議会は2議席増、京都市議会は1議席減で「一進一退」となった。
府議選の左京区では、前原誠司前外相の元秘書と現職の2人が当選し、共産の1議席を奪う形になった。一方、市議選の中京区では現職と新顔が共倒れになり、山科区は新顔が当選して現職が落ちた。山本正・府連幹事長は「政権への期待と現実のギャップへの不満が逆風になった。厳しい結果だ」と振り返る。統一選後半は「厳しい状況だけに、候補個人の地力が問われる」とみる。
共産は、府議選で改選前の11議席を維持したものの、市議選は19議席から15議席に大きく後退した。とくに定数12の激戦区・伏見区で、現職3人と新顔1人の計4人が票を取り合う形になり、1議席に減らした。
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チバQ
:2011/04/12(火) 23:28:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000212-mailo-l26
きょうの当:統一地方選第1R 新議員決まる 京都市議、新勢力が伸長 /京都
毎日新聞 4月12日(火)16時17分配信
◇伸び悩む投票率 関心の低さ深刻に
統一地方選第1ラウンドの府議選(定数60)と京都市議選(同69)は10日投開票され、京都の将来を担う新議員がそれぞれ決まった。地域主権や行財政改革に加え、東日本大震災で防災なども争点に浮かぶ今回の統一地方選。特に市議選では、既存政党に対抗した京都党など新勢力が伸長した一方、両選挙とも投票率が伸び悩み、関心の低さはより深刻になっている。【入江直樹、田辺佑介】
○市議は共産低落●
市議選は、自民が改選前から1議席増やしたのに対して共産は4減。最大会派を争った両会派の差は選挙前の3から8に広がった。地域政党への関心が高まる中、議会改革を訴えた地域政党の京都党は4議席を獲得し、みんなの党も1人が当選。自民が優位を堅持したものの、新勢力も登場し、争点ともなった議会改革の議論などにどう影響するかが注目される。
自民は、北区で1議席減らしたが、補選で共産に奪われた南区の議席奪還に成功。伏見区でも元職が復活した。共産は4人を立てた伏見区で現職2人を含む3人が落選。民主も2人擁立した中京区で現職と新人が共倒れした。
○京都党の躍進●
対する新勢力では京都党が当選4人中2人が最多得票で、みんなの党も最多の20人が立った伏見区でトップ当選を果たした。京都党は議員提案ができる目標の6議席にこそ届かなかったが、3選を決めた村山祥栄代表(33)は「やることは決まっている。まずは議会改革と財政再建に取り組む」と決意を述べた。
一方で、村山代表は支持者が帰った後の事務所で「厳しい結果だ」と語った。目標に届かなかった理由を「震災などの影響で投票率が伸び悩み、我々も盛り上げ切れなかった」と分析。今後の活動については「4人でできることを仕掛けていく。(無所属で)1人でやっていた時と比べれば、やれることはいっぱいある」と話した。
○各党堅調な府議●
府議選は自民(改選前25)、共産(同11)が現状維持。民主は前回当選の11人から4人増やした(推薦除く)。定数2減の中で、複数を擁立した定数4以上の4選挙区のうち京都市内の2選挙区で各2人当選を果たしたのは一定の成果だ。
民主新人で唯一1万票超を獲得した島内研氏(左京区)は前回に引き続き今回も市議候補だったのが、党府連の方針で今年に入って府議選にくら替え。秘書を務めた前原誠司前外相の全面支援の下、若さを前面に出して出遅れをカバーした。
これに対し、綾部、舞鶴の両市でそれぞれ推薦した現職が落選するなど都市部以外の基盤のぜい弱さに課題を残した。
○上向かぬ関心●
投票率は府議選が過去最低の44・48%、ワースト記録だった前々回の45・59%を1・11ポイント更新した。京都市議選も過去2番目に低い42・90%。阪神大震災の発生から3カ月後に実施され、過去最低となっている95年の41・39%に迫る低さだった。
府選管は「府議選は前々回も落ち込んでおり、東日本大震災の影響が理由とは一概に言い難い。啓発に力を入れたので残念だ」と話している。
4月12日朝刊
1491
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:29:19
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110412/kyt11041202130004-n1.htm
京都府議選 自民、群抜く安定度で圧勝 民主、共産は北部で苦戦
2011.4.12 02:13
定数が2減の60で争われた府議選。政党別の議席数を改選前(欠員1)と比較すると、自民党25→25▽民主党14→15▽共産党11→11▽公明党6→5▽諸派・無所属5→4−だった。
自民はおおむね旧来の地方組織を生かした選挙戦術がうまく機能し、群を抜く安定度で勢力を維持。東日本大震災の影響についても「経験の違いがむしろ信頼を生んだ」(同党幹部)という。ただ、福知山市などで分裂選挙となったことは、今後にしこりを残しそうだ。
一方、“震災選挙”のあおりを受けたのが民主。盛り上がりに欠け、史上最低の投票率(44・48%)になったことも、伸び悩む一因になったとみられる。南部の複数区では強さも見せたが、1人区ではまったく勝てず、特に府北部での伸び悩みは顕著だった。
全選挙区に総勢28人を擁立した共産は、右京区(定数5)で2人当選するなど存在感を示したが、“党の牙城”とする左京区で議席を2から1に減らし、1人区、2人区では苦戦も目立つなど、今ひとつ伸びに欠けた。
公明は後援組織を引き締め、重点区とした山科区を含め全員当選。一方、既成勢力への挑戦を掲げたみんなの党は2人とも及ばず、社民党も議席獲得はならなかった。
1492
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:30:21
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110411000011
自民堅調 第1党守る 府議・京都市議選
京都市議選左京区選挙区で初当選を果たし、長男を抱き上げ喜びを爆発させる桜井泰広さん(11日午前0時10分、京都市左京区) 第17回統一地方選前半戦の京都府議選、京都市議選は10日投開票され、全議席が決まった。府議選(定数60)は自民党が現有25議席を守り、第1党を堅持した。民主党(推薦含む)は2増の16議席、共産党は11議席を維持、公明党は5人全員が当選した。みんなの党と社民党は議席を得られず、無所属は3人が当選した。京都市議選(定数69)は自民が1増の23議席、共産は4減の15議席、民主は1減の13議席で、公明は現有12議席を維持した。政治団体「京都党」は4議席、みんなの党は1議席で、無所属1人が当選した。自民は定数が2減の府議選で議席を死守し、市議会でも伸ばし第1党の強さを示した。民主は市議選で減らしたが、府議選で議席増を果たし踏ん張った一方、共産は市議選で大幅に議席を減らし、退潮傾向に歯止めがかからなかった。社民は議席を得られなかった。市議選では、全国的な地域政党への追い風を受け、京都党が躍進した。投票率は府議選で過去最低の44・48%、市議選で過去2番目に低い42・9%で、いずれも前回を下回った。
京都府議選では、自民は右京区で引退する現職の議席継承に失敗したものの、前回敗れた綾部市で新人が議席を奪回するなど北中部を制し、京都市内や南部も議席を守った。事実上、保守分裂となった福知山市と木津川市・相楽郡でも新人が競り勝ち、それぞれ1議席を確保した。
民主は、舞鶴市で推薦した現職や宮津市・与謝郡と亀岡市の新人2人が落選するなど北中部で後退したが、複数擁立した左京区と伏見区で初めて2議席を得るなど京都市内で議席を伸ばし、府南部も手堅く維持した。
共産は定数が1増えた西京区で新人が議席を獲得したほか、右京区で元職が復活したが、「党の牙城」とされる左京区で現職1人が敗れて1議席に後退し、伏見区でも現職が議席を失った。擁立数を絞った公明は南区で引退した現職の議席を守るなど全員当選を果たした。みんなの党の新人2人は届かず、政党推薦を受けていない無所属も3人が当選した。
京都市議選では、自民党が南区で新人2人が議席を獲得し、伏見区では元職が議席を奪回し4年ぶりに4議席を確保した。北区で候補者数を減らした分を取り戻し、現有議席から1議席伸ばした。
自民に3議席差に迫っていた共産党は、南区で現職が議席を失い、伏見区でも現職3人のうち2人が落選するなど4議席減らした。辛うじて第2党を保ったが、自民との差は8議席に広がった。
過去最多20人を立てた民主は、2人擁立に踏み切った中京区で現職と新人が票を分け合って「共倒れ」した。南区でも現職が落選したが、候補者数を絞った北区で新人が議席を奪還し、1議席減に踏みとどまった。
公明は新人2人が着実に議席を継承し、12議席を維持した。初挑戦のみんなの党は伏見区で初の議席を獲得。京都党も左京区で元職がトップで返り咲き、中京区や右京区でも新人が健闘するなど4議席を獲得し、市会に足場を築いた。無所属も1人当選した。
1493
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:30:51
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110411000126
勢力伸長へ動き活発 府会・京都市会の会派構成
統一地方選前半戦の京都府議選と京都市議選が10日投開票され、新たな議席がすべて決まった。両議会での会派勢力の変動は、来年はじめの京都市長選や今後の国政選挙にも影響を与えそうだ。各党の議席数増減や得票率の変化をまとめた。
■府、自民雪辱 現有維持
府議選(定数60)では、自民党が現有25議席を維持し、第1党を守った。京都市右京区で引退した現職議席を新人が継承できなかったが、前回、民主党系に奪われた綾部市で新人が議席を奪回し、雪辱を果たした。
民主は公認15、推薦1人を含む16議席を獲得し、改選前より2議席増やした。全国的な退潮ムードのなか、初の2人擁立に挑戦した左京区と伏見区で2議席獲得に成功し、府南部の議席も保った。
共産党は左京区と伏見区で現有2議席の維持に失敗し、1議席に後退したが、西京区で新人が当選するなど現有11議席を守った。
公明党は36年間議席を守ってきた左京区で定数減の影響で擁立を見送り、現有6議席から1減の5人を擁立し、全員当選を果たした。政党推薦のない無所属は3人が議席を得た。
政党別の得票率では、自民が37・97%で前回(30・53%)を7・44ポイント上回り、無投票を除く24選挙区でトップ当選が20人に上った。民主は公認を9人増やして臨んだが、得票率は21・71%で前回比2・65ポイント増にとどまった。共産は前回と同じ28人を立てたが、2・04ポイント減の21・97%。公明は1・35ポイント減の6・83%だった。
自民は、亀岡市で当選した元自民党衆院議員で無所属の田中英夫氏や府議会の会派「京都創生フォーラム」の桂川孝裕氏らに対し、会派入りを働きかけるとみられ、実現すれば改選前より勢力を伸ばすことになる。
■京都市、共産退潮が顕著
京都市議選(定数69)では、自民党が現有22議席から1増の23議席に伸ばし、4年前の改選時に戻した。左京区でベテラン議員の議席継承に失敗したが、南区で新人2人が当選して2議席を取り戻し、伏見区でも元職が返り咲き4議席に回復。第2勢力の共産党との議席差を3から8に広げ、第1党の座を確固たるものにした。
一方、共産は現有議席19から15に後退。改選時に15議席以下になったのは1971年選挙以来。3議席あった伏見区は4人立て臨んだが、現職1人しか守れず、南区でも2議席維持に失敗するなど退潮傾向に歯止めをかけられず、第3勢力の民主党に2議席差まで詰められた。
民主は全国的な逆風の中、現有議席14から1減に踏みとどまった。初の複数擁立で挑んだ中京区で現職と新人が共倒れし、南区や山科区でも現職を落としたが、北区で議席を戻した。
公明は12人全員が当選。厳しい情勢の「重点区」の下京区で現職が競り勝ち、北区でも現職が上位当選した。8人で初参戦した京都党は4議席で、議会運営に関われる5議席には届かなかった。みんなの党の新人や無所属新人も初当選した。
政党別得票率は自民が29・7%と前回比1ポイントアップさせたが、共産は3・3ポイント減の21・5%、民主も4ポイント減の18・9%、公明も0・5ポイント減の15・2%でそれぞれ減らした。初挑戦した京都が9・8%、みんなの党も2・7%を得票した影響で、自民以外の既存政党が得票率を下げた。
1494
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:31:22
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110411000013
自民躍進、単独過半数 滋賀県議選
初当選を決め、支持者と一緒に喜ぶ高木さん(中央)=10日午後10時25分、近江八幡市 第17回統一地方選前半戦の滋賀県議選は10日投開票され、全議席が決まった。滋賀県議選(定数47)は自民党(推薦含む)が5増の25議席で4年ぶりに過半数を占めた。民主党は5減の12議席、政治団体「対話でつなごう滋賀の会」(支持含む)は1増の5議席、共産党は3議席がゼロになり、公明党は2議席を維持した。みんなの党は1議席を獲得した。党派の推薦や支持のない無所属は2人が当選した。自民が復調して県議会の主導権を握り、嘉田由紀子知事を支持すると訴えた民主は支持の広がりを欠いた。投票率は前回より、3・36ポイント減の49・69%と過去最低だった。
滋賀県議選は、自民が推薦5人を含めて改選前より5増の25議席となり、4年ぶりに過半数を占めた。民主は5減の12議席と後退。対話は支持1人を含めて5議席と1議席伸ばした。民主と対話は計17議席で自民の議席を大きく下回った。
自民は前回2議席だった大津市で4議席と回復。長浜市で3議席、彦根や近江八幡市、草津市などで各2議席を確保し、分裂した守山市でも議席を維持した。東近江市では元職が返り咲いた。
民主は大津市や愛知郡、犬上郡で現職が落選。甲賀市や野洲市で新人が敗れた。草津市や長浜市では議席継承に成功した。
対話は嘉田知事が選挙応援した草津市や野洲市で新人が当選した。蒲生郡では支持した無所属新人が自民現職に競り勝った。
共産は大津市や草津市で3議席を失い、1971年に議席を獲得して以来、県議会の議席が初めてゼロになった。
公明は大津市で2議席を守り、みんなは県議会初となる議席を同市で獲得した。党派の推薦や支持のない無所属2人が米原市と東近江市で当選した。
当選した現職は28人、元職は3人、新人は16人。女性は13人中7人が当選した。
1495
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:33:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000154-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 全滅の共産「無念」 第2ラウンドへ対策 /滋賀
毎日新聞 4月12日(火)15時39分配信
◇きょう常任委
今回の県議選で現有3議席を全て失った共産は、71年以降、県議会で守り続けた議席がなくなった。県委員会は12日に常任委員会を開き、統一地方選第2ラウンドに向けた対策を強化する。
前回選で議席を一つ増やした共産は今回、5選挙区に6人を立てたが、当選を見込んでいた大津と草津の現職も及ばなかった。
前回の新幹線新駅問題のような争点がない中で東日本大震災が発生。投票率も過去最低となり、浮動票が目減りしたことも影響したという。
県委員会の奥谷和美委員長は「原発反対の訴えに手応えがあったが、あと一歩及ばなかった。弱者の声を届ける機会を失ったことは無念だ」と語った。【安部拓輝】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000153-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 知事応援に強まる反発 自民勢力との対決構図強調 /滋賀
毎日新聞 4月12日(火)15時39分配信
◇「協力できぬ」の声も
自民勢力が過半数を奪還した県議選から一夜明けた11日、嘉田由紀子知事は当選者らの祝福に回り、県政運営への協力を呼び掛けた。知事は選挙期間中、地域政党「対話でつなごう滋賀の会」の候補らの応援に奔走。自民勢力との「対決構図」を強調しており、当事者の反発は強まっている。【安部拓輝、稲生陽】
11日朝、湖東地域を訪れた嘉田知事は取材に応じ、「政策への思いは同じ。一緒にやろうと呼び掛けたい」と硬い表情で語った。告示後の週末には分刻みで県内を走り回り、対話の新人や民主系候補を応援。知事を主人公に「抵抗勢力」の自民議員に立ち向かう漫画チラシも自ら配り、選挙カーからマイクを握って支援を呼び掛けた。
これに対し、県議長だった前回選で民主と対話推薦の候補に敗れ、今回無所属で返り咲いた赤堀義次さん(73)=米原市選挙区=は「敵と見なされ、すんなりと協力などできない」と突っぱねる。石田祐介・県連幹事長(46)は「自民は対立姿勢を改めてきた。今回仕掛けたのは知事の方だ」と批判する。
一方、応援を受けて当選した対話の新人で、草津市選挙区初の女性県議となる駒井千代さん(37)は「居眠りだらけで欠席も多い議会の実態を県民はほとんど知らない。知事がここまで踏み込む議会にも問題があるのでは」と反論。野洲市選挙区で当選した対話新人の冨波義明さん(56)は「発信力のない素人が1人で組織のある候補と渡り合うのは不可能。市民の政治参加にリーダーは不可欠だ」と語った。
1496
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:33:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000032-san-l25
滋賀県議選 知事与党が惨敗、きしむ民主王国
産経新聞 4月12日(火)7時57分配信
■「がっかりした」支持者離れ
10日投開票された県議選(定数47)で、惨敗した民主関係者の間に衝撃が広がっている。当選者でも滑り込みの最下位が多く、選挙中「民主にはがっかり」などという有権者の声が直接候補者に届けられた。党関係者からは政権への逆風を原因にあげる指摘が目立つ。国政では、選挙区選出の国会議員を独占する「民主王国」の状態が続いているが、その崩壊につながりかねないとの声が出ている。
民主と、嘉田由紀子知事を支援する地域政党・対話でつなごう滋賀の会(対話の会)の「知事与党」2党が獲得したのは、支持を受けた候補者を含め17議席。自民は推薦を含め25議席を獲得し、4年前の過半数を取り戻した。
民主が擁立したのは推薦を含め18人で、当選したのは公認の12人。しかも、トップ当選は彦根市(定数4)と近江八幡市(同3)両選挙区のみで、多くの選挙区で自民の勢いに押され、滑り込みで当選した。
「最後まで冷や冷やした。ここまでの逆風になるとは思わなかった」
大津市選挙区(定数10)で10位で当選した民主現職の成田政隆氏の陣営幹部は苦しい選挙を振り返った。
同選挙区は16人が立候補。民主は公認の現職3人を擁立したが、8人目が当選確実となっても民主候補の名前はあがらなかった。日付が変わり、ようやく1人が当選確実となり、残り1議席を3人が最後まで争った。
トップ当選が民主だった彦根市選挙区(定数4)でも、元連合役員で強固な組織を持つ民主現職の江畑弥八郎氏が、共産新人に千数百票差まで詰め寄られ最下位で再選。江畑氏は「支持者から『民主(政権)にはがっかりした』との声が聞かれた。厳しい選挙戦だった」と打ち明けた。民主と自民がそれぞれ公認2人を立てた甲賀市選挙区(同3)でも、上位2人は自民だった。
民主県連の出原逸三幹事長は「候補者は必死に戦ったが、苦戦は予想以上。敗因を分析し、(態勢を)立て直さないといけない」と苦悩の言葉を吐露した。
公認・支持9人を擁立した対話の会は、公認4人と支持1人が当選。公認だけでみると前回と同数の当選だが、新人7人中、4人が落選し、勢いが衰えた感が否めない。ただ、当選した支持の新人が会派入りすると、県議会で代表質問する権利を獲得でき、一定の勢力は維持した。
一方、過半数を至上命題にし、達成した自民県連の石田祐介幹事長は「民主王国に風穴を開けられた。党勢回復のきっかけにしたい。今後の活動に責任を感じる」と気を引き締めた。
このほか、公明が現有の2議席を維持し、みんなの党が初の議席を獲得。公認6人を擁立した共産は当選者が前回の3人からゼロになり、40年ぶりに議席を失った。
1497
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:34:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000030-san-l25
県議選 大津市選挙区、石塚氏が次点
産経新聞 4月12日(火)7時57分配信
10日投開票された県議選で、定数10に16人が立候補した大津市選挙区で、落選した石塚政孝氏と節木三千代氏はともに7197票だが、石塚氏と、10位で滑り込み当選した成田政●氏いずれともとれる1票があったため、得票数に応じて両者に票を分けた結果、小数点以下の票が出た。このため、石塚氏が11位の次点になった。
●=隆の生の上に一
1498
:
チバQ
:2011/04/12(火) 23:35:07
http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201104100043.html
「反知事」自民など過半数 滋賀県議選
2011年4月11日
県議選(定数47)は10日投開票され、嘉田由紀子知事と一線を画す自民会派と公明などによる「反知事」勢力が過半数の24議席を超えた。東日本大震災の影響から選挙機運の盛り上がりを欠いた今回の選挙。嘉田知事を支えてきた無党派の風は吹かず、民主・対話の会の知事与党は苦戦した。議会での主導権を奪われたことで、知事は厳しい県政運営を強いられそうだ。また、共産が1971年以来守ってきた議席を失った。
今回立候補した73人の党派別内訳は、民主17人、自民22人、公明2人、共産6人、みんな1人、対話の会8人、無所属17人。
前回、栗東市の新幹線新駅の建設問題などが大きな争点となり、嘉田知事を支援する対話の会が躍進。最大会派だった自民は候補24人のうち8人が落選し、過半数割れに追い込まれた。
巻き返しを狙う自民は、今回、現職を中心に公認・推薦合わせて27人を擁立した。有権者の既存政党離れを意識し、告示前の2月、議員定数と議員報酬の一律「2割カット」の県議会改革を打ち出して支持の浸透を図った。
選挙期間中は、知事の「抵抗勢力」とみなされた前回の反省から、各候補は知事批判を封印。「保守回帰」の流れにも乗り、湖北や湖東地域で議席を奪い、大津市などの都市部でも、手堅く票をまとめた。現職重視の擁立方針が結果的に功を奏した。
対する対話の会は、昨夏の知事選で史上最多の約42万票を獲得した嘉田知事の後押しを受け、民主との知事与党の枠組みによる過半数確保を目指した。
公認8人のうち6人は新顔で、震災の影響で有権者の関心が薄くなることを懸念した嘉田知事は、他会派への配慮から告示後の応援を控えた前回から一転して同会候補の応援に踏み切った。同会は選挙終盤、知事を主人公に自民会派を抵抗勢力に見立てた漫画入りのチラシ35万枚を作成し、県内全域で配布。9日には嘉田知事自ら10選挙区以上に入って票の掘り起こしを図ったが、形勢逆転には至らなかった。
政権批判の逆風を受けた民主は、当初の単独過半数の目標を年明けに事実上撤回し、対話の会との連携強化で党勢拡大を図った。だが、同党公認・推薦の18人全員への推薦を同会に拒否されるなどの誤算もあり、民主は5議席を失った。今回の選挙結果が、今後の両党の関係に影響を与えそうだ。
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