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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

3881荷主研究者:2020/11/21(土) 15:51:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201024_12002.html
2020年10月24日土曜日 河北新報
楽天モバイルのコールセンター、仙台に11月開設 250人程度の正社員を新規雇用

郡市長(左)に立地表明書を手渡した山田社長

 楽天モバイル(東京)は23日、仙台市青葉区のビルに11月、コールセンターを開設すると発表した。協力会社が運営するセンターは北海道、大阪府、福岡県にあるが、自社運営の拠点は仙台が初めて。地元から250人程度の正社員を新規に雇用する。

 センターは青葉区中央1丁目のメットライフ仙台駅前ビルに開設。名称は「仙台コミュニケーションセンター」で、契約者からの問い合わせに対応する。

 同社の山田善久社長は市役所であった立地表明式で「お客さまと接する重要な業務」と語り、センターを自社運営する意義を強調。仙台への立地を決めた理由については「プロ野球東北楽天を通じて、ゆかりが深い。東京からのアクセス、人材の質を総合的に勘案して決めた」と説明した。

 市は大規模災害時の事業継続などを訴え、企業誘致を図っている。郡和子市長は「仙台は他の大都市に比べ、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えている。大きな企業に来てもらい、他企業を誘致する上で弾みになる」と進出を歓迎した。

3882荷主研究者:2020/11/21(土) 15:53:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201024_12016.html
2020年10月24日土曜日 河北新報
仙台市ガス民営化 東北電力が応募へ

東北電力本店(中央)

 仙台市のガス事業民営化を巡り、東北電力などでつくるエネルギー大手企業グループが事業継承者の公募に申請する方向で最終調整していることが23日、関係者への取材で分かった。取締役会などを経て正式決定し、公募期限の29日までに応募する見通し。

 東北電などは、公営としては最大規模の約34万戸の顧客基盤を持つ市ガスのポテンシャルを評価し、最低400億円の譲渡価格や燃料調達面のリスクなどを考慮しても、事業性が見込めると判断したとみられる。

 関係者によると、東京ガス(東京)の参画が有力視されている。2008年の前回公募時、東北電は東京ガス、石油資源開発(同)と組んで唯一応募したが、リーマン・ショックに端を発した景気悪化で辞退。東北電と東京ガスは16年から、北関東の大口向け電力小売りで連携する。

 東北電は23日、河北新報社の取材に「公募申請を前向きに検討しているが、まだ決まったものではない」と回答した。樋口康二郎社長は9月の定例記者会見で「電気とガスのシナジー(相乗効果)が期待できる」と意欲を示している。

 市は来年5月下旬に優先交渉者を決め、22年度中に事業を譲渡する予定。

3883荷主研究者:2020/11/21(土) 16:00:17

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65467920W0A021C2L01000/
2020/10/26 18:54日本経済新聞 電子版 東北 宮城
逆境の仙台空港、那覇便「試金石」 国際線は来冬想定

3884荷主研究者:2020/11/21(土) 16:05:24

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00576022?isReadConfirmed=true
2020/10/27 05:00 日刊工業新聞
日本ファインセラミックス、新工場が完成 絶縁放熱基板を量産

自動車メーカーなどに来年1月にも出荷する新工場

 日揮ホールディングス(HD)子会社の日本ファインセラミックス(仙台市泉区、田中宏社長、022・378・7825)は、窒化ケイ素セラミックス製の絶縁放熱基板を量産する新工場(宮城県富谷市)を完成した。投資額は約25億円。自動車メーカーや回路基板メーカー向けに、2021年1月にも出荷を始める。

 新工場は富谷事業所(宮城県富谷市)内に設置し、延べ床面積は3000平方メートル。熱伝導率を現状の約1・5倍に高めた新製品の開発も進める。

(2020/10/27 05:00)

3885荷主研究者:2020/11/21(土) 16:06:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201027_13028.html
2020年10月27日火曜日 河北新報
東北大雨宮C跡地再開発 活用可能な樹木49本のみ イオン再調査

東北大雨宮キャンパス跡地 再開発事業で樹木が激減した=2020年5月中旬

 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)の再開発事業により、約2800本あった敷地内の樹木が約40本に激減する問題で、開発主体のイオンモール(千葉市)は26日、専門家による再調査の結果でも、活用可能な樹木は49本にとどまったことを明らかにした。

 市環境影響評価審査会に報告した。同社は当初、766本の保存活用を表明したが、2018年12月に東北大が土地を引き渡した時点で529本に減少。19年11月には、倒木の恐れなどで490本の伐採が必要になったとした。審査会は今年3月、再調査を求めた。

 同社は今後の緑化方針も明らかにし、キャンパス時代の約2800本を超える樹木を新しく植える方針を示した。伐採した木は建設材や商業施設の椅子・ベンチ、土壌にまくチップへの再利用を検討する。

 同社の担当者は「将来的にはキャンパス時代に負けない緑豊かな空間を形成する」と計画を説明した。

3886荷主研究者:2020/11/21(土) 21:18:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201029_13011.html
2020年10月29日木曜日 河北新報
東北電の企業連合応募 仙台市ガス民営化 カメイ参画か

 仙台市のガス事業民営化を巡り、東北電力などでつくる企業グループは28日、事業継承者の公募に申請した。公営で全国最大となる約34万戸の顧客基盤を持つ市ガスのポテンシャルを高く評価し、名乗りを上げた。今回の公募で申請が明らかになったのは初めて。

 グループの代表は東北電が務める。同社は「競争戦略上の理由」として構成企業を公表しない方針だが、関係者によると、東京ガス(東京)と石油資源開発(同)、地元のカメイが参画しているとみられる。

 グループは事業性を見極め、事業方針のほか、安定供給と保安の体制、譲り受け希望価格などを盛り込んだ提案審査書類を来年3月上旬までに市に提出する。

 東北電の樋口康二郎社長は28日の定例記者会見で「市ガスの円滑な事業継承は東北のエネルギー市場、地域経済において大変重要だ」と強調。2016年に電力、17年に都市ガスの小売りが全面自由化された経緯を踏まえ「電気とガスのセット販売などさまざまなサービスが展開できる。快適で安全、安心なサービスを提供する『スマート社会』の実現にもつながる」と参入の意義を強調した。

 河北新報社の取材に対し東京ガス広報部は「応募も含め、あらゆる可能性を検討中」、石油資源開発広報IR部は「応募するかどうかを含め公表予定はない」と回答。カメイは「地元のエネルギー会社として役割があるのであれば参画したい」と説明した。

 08年の前回公募時は東北電、東京ガス、石油資源開発の企業グループが唯一応募したものの、リーマン・ショックに端を発した景気悪化のために辞退した。

 公募期限は29日。市は提案審査を経て、来年5月下旬に優先交渉者を決定し、22年度中に事業譲渡する。

3887荷主研究者:2020/11/21(土) 21:19:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201029_13025.html
2020年10月29日木曜日 河北新報
ミヤコーバス、仙台―気仙沼線に「直行便」新設 11月22日から、三陸道利用

 宮城交通グループのミヤコーバス(仙台市)は28日、11月22日に高速バス「仙台-気仙沼線」のダイヤを改正し、「直行便」1往復を新設すると発表した。同月21日に三陸沿岸道小泉海岸-本吉津谷インターチェンジ(IC、いずれも気仙沼市)間が開通し、仙台市と気仙沼市中心部が高速道路で結ばれるのに伴い決めた。

 直行便は午前6時55分南気仙沼駅(気仙沼市)発と、午後4時35分県庁市役所前(仙台市青葉区)発。途中、仙台東部道路仙台東-三陸道気仙沼中央IC間は高速道路を走行する。既存便より停留所は7カ所少なくなり、片道の所要時間は約15分短い2時間50分。

 仙台-気仙沼線は計6往復になる。

3888荷主研究者:2020/11/21(土) 22:29:40

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65936710W0A101C2L01000/
2020/11/6 18:45日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台市、老朽化ビル建て替え急ぐ 企業誘致へ助成拡充

3889荷主研究者:2020/11/21(土) 22:29:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201106_12003.html
2020年11月06日金曜日 河北新報
芭蕉の辻に「新仙台ビルディング」完成 東北の情報発信拠点に

完成した新仙台ビルディング。1階に情報発信拠点を整備する=仙台市青葉区大町1丁目

 不動産業の仙台ビルディング(仙台市)は、仙台市青葉区大町1丁目にオフィスビル「新仙台ビルディング」を完成させた。藩制時代に町割りの中心となった「芭蕉の辻」に立地することにちなみ、1階は東北の情報発信拠点として早ければ来春のオープンを目指す。

 ビルは鉄骨10階、地下1階で立体駐車場を併設する。延べ床面積は1万1128平方メートル。テナントは10社が決まり、開業時の稼働率は9割に達した。

 1階は東北6県と新潟県の企業や団体と連携し、多機能スペースとして地域に開放する。カフェを常設し、食や観光地を紹介するイベント、市民向けセミナーの利用を想定する。

 共用部にはテナント向けの休憩室や貸し会議室、私設郵便ポストを備える。固定席を設けないフリーアドレスのオフィスに対応し、グリッド型システム天井を採用。間取りに合わせて照明や空調を移動できる。

 現地にあった旧ビルは1959年に落成し、七十七銀行芭蕉の辻支店などが入居していた。老朽化が進んだため、2018年10月に建て替え工事が始まり、今年10月30日に完工した。

3890荷主研究者:2020/12/05(土) 11:51:00
株式会社オプス
仙台市太白区鈎取1-1-31
http://www.opus-gr.com/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66002030Z01C20A1L01000/
2020/11/9 18:50日本経済新聞 電子版 宮城 東北
抗ウイルス剤の販売急増 ビル管理のオプス、増産へ

3891荷主研究者:2020/12/05(土) 11:51:58
>>3779
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66002100Z01C20A1L01000/
2020/11/9 18:52日本経済新聞 電子版 東北 山形
山形のシェルター、仙台に7階建て木造ビル 21年春

3892荷主研究者:2020/12/05(土) 12:05:18

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26462
2020/11/12 日刊建設新聞 宮城版
マンション建替え検討 青葉区の「カルコスビル」 国交省の計画支援が決定(マンション建替推進協会)

 国土交通省は、マンションストック長寿命化等モデル事業(第2回)の採択プロジェクトを決定した。県内の事業では、マンション建替推進協会の「カルコスビル」が計画支援型で採択された。計画支援型は、事前前の立ち上げ準備段階への支援タイプとなっており、同協会が用途複合マンションの建て替えの方向性を検討するに当たり、調査・検討費などを補助する。

 カルコスビルは、仙台市青葉区二日町にある複合ビルで、地下1階地上8階建て延べ6498平方mの規模。住戸数は24戸。オフィスや店舗なども入っている。建築年数は約45年。視認性の高い好立地の用途複合型マンションにおいて、建て替えや大規模修繕、敷地一括売却など、今後の事業の方向性を検討する。負担となるテナント立ち退きの選択肢を抽出し、比較検討した上で、事業の方向性を見出すことになる。

 国交省がマンションストック長寿命化等モデル事業を採択するに当たっては、評価事業者である国立研究開発法人建築研究所が評価委員会(委員長・松村秀一東京大学大学院特任教授)を設置し、審査した。

 審査の概評では「カルコスビル」に関し、「好立地のマンションでの建て替え手法には敷地売却の方法、用途の違いによる事業性の検討、隣地を含めた再開発の検討など、さまざまな検討が想定され、その中かから事業の方向性を見出す点は先導的であり、他のマンションの選考になり得る」として評価された。

 国交省では、今後急増する高経年マンションについて、適正な維持管理を促進し、長寿命化に資する改修や建て替えを促すため、本年度から先導性の高いマンション再生プロジェクトを支援している。

 本年度第2回目の公募は、7月1日〜9月30日に行い、25者から29件の提案があった。その中から、計画支援型の11件と、工事支援型の3件を採択した。

 計画支援型は、補助率が定額で、1プロジェクトあたり最大500万円。事業実施期間は最大3年間。補助対象は長寿命化などに向けた事業実現に必要な調査・検討経費。事業要件は区分所有者が10人以上で、耐用年数の2分の1を経過していることや、原則として調査・検討が完了後、速やかに長寿命化等の事業実施に関する提案を行うことなど。

 工事支援型は、補助率が3分の1で、補助対象が調査設計計画費や、長寿命化計画に資する工事費のうち先進性を持つものに要する工事費。事業要件は、25年以上の長期修繕計画に基づく修繕積立金額を設定していることや、新たな技術の導入・工期短縮につながる工法の工夫があることなど。

3893荷主研究者:2020/12/05(土) 12:10:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201116_75022.html
2020年11月16日月曜日 河北新報
プロ棋士を東北で育成 将棋連盟が仙台に研修会、来年4月開設

 公益社団法人日本将棋連盟(東京)は来年4月、プロ棋士や女流棋士を育てる「東北研修会」を仙台市に開設する。研修会は全国6カ所目。東北初となり、全域から研修生を募集する。

 対象は一般研修生が20歳以下でアマチュア有段者の男女、女流棋士志望は25歳以下のアマチュア。中川大輔八段(仙台市出身)ら4人のプロ棋士が幹事を務める。入会後は毎月2回の例会日に原則計4対局し、プロの指導を受ける。

 成績上位者はプロ棋士養成機関「奨励会」の入会試験が一部免除されるほか、女流2級の資格を得られる。初例会日は来年4月11日。

 研修会は現在、北海道、関東、東海、関西、九州にあり、計約300人が在席している。藤井聡太二冠は東海研修会の出身。

 日本将棋連盟東北統括本部長の島朗九段は「東北に直轄組織ができ、厳しい場で体験が積める。距離的、経済的な理由でプロの道を断念していた人も挑戦できるようになる」と話す。

 東北研修会は青葉区中央3丁目の「駅前のぞみビル」内に開設する。来年2月28日に体験会を開く。

 連絡先は同連盟東北研修会係03(3408)6166。

3894荷主研究者:2020/12/05(土) 12:16:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201117_12007.html
2020年11月17日火曜日 河北新報
足こぎ車いす、物流拠点に 仙台国際空港が受託契約

COGYの物流に関する契約を結んだ(左から)TESSの鈴木社長、半田名誉教授、仙台国際空港の岡崎取締役航空営業部長=仙台空港

 仙台国際空港(宮城県名取市)は16日、足こぎ車いす「COGY(コギー)」を販売するベンチャー企業TESS(仙台市)と物流に関する業務受託契約を締結したと発表した。同社が台湾で製造し、仙台港に海上輸送した製品について、空港会社が引き取りから保管、出荷までを物流拠点として一貫して担う。

 締結は1日付。TESSはこれまで東京の倉庫で製品を保管し、必要に応じて出向いていた。空港会社からの提案を受け、物流に関する業務を集約。空港内で保管し、検品や出荷前のセッティング、配送業者の手配といった業務も空港社員が担い、スムーズな出荷やコスト削減につなげる。

 仙台空港の貨物取扱量は、新型コロナウイルスの影響による国際線運休、国内線の機材小型化などで伸び悩む。岡崎克彦取締役航空営業部長は「国際線が飛ばない中、国際貨物をどう増やすか。付加価値として付随業務も請け負うことを提案した」と話した。

 COGYは東北大などの研究グループが開発。半身不随でも片足が動けば自力で動かせるのが特徴で、年間1000台程度販売する。TESSの鈴木堅之社長は「東北生まれの製品を海外にも広げたい」と話す。

 自身も毎日利用するという開発者の半田康延東北大名誉教授は「疲れず、たやすく乗れる。ぜひ普及してほしい」と語った。

3895荷主研究者:2020/12/21(月) 21:11:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201118_13018.html
2020年11月18日水曜日 河北新報
緊急企画・宮城県美術館、現地存続へ(上) 経済性を優先、矛盾はらむ

県美術館の現地存続を表明した村井知事。モニターに映し出された資料を使って約20分間、淡々と説明した=16日、県庁

 宮城県美術館(仙台市青葉区)を仙台医療センター跡地(宮城野区)に移転する構想は、建物の価値や歴史を知る関係者の猛反発を浴びた県が計画を断念し、現地存続する形で幕を下ろした。これまでの関係者の動きを検証し、県の文化行政の課題を展望する。

 「職員にも迷惑を掛けた」。16日朝、県の政策会議。村井嘉浩知事は言葉を選び、県美術館の移転断念を幹部に告げた。

 老朽化した東京エレクトロンホール宮城(県民会館)も集約し、一帯を東北の文化拠点に育てるはずだった。知事の表情には、計画撤回の無念さがにじんだ。

 一連の議論をベテラン県議は回顧する。「県は経済性を、反対派は文化的価値を重んじた。議論は最後までかみ合わなかった」

 当初、知事は移転新築案に自信を見せていた。

 立地はJR仙台駅東口から徒歩圏で、楽天生命パーク宮城の近隣。「芸術に接する機会が少なかった人を含め、幅広い層が野球観戦の前後に文化に触れられる」。知事の触れ込みは、一定の説得力を持った。

 県財政からの持ち出しを抑えるため、国の起債制度に目を付けた。条件を満たせば、現地改修の費用よりも数十億円以上節減し、最新鋭の施設を建設できる。

 「経済合理性の観点で、極めて良案」(県議)と見られたが、発表から程なくして暗雲が立ちこめる。

 日本近代建築の旗手、故前川国男氏が設計した建物の価値を知る市民団体から「暴論」と批判が噴出。県議会でも野党はおろか、最大会派の自民党・県民会議まで疑問を投げ掛けた。

 移転集約構想が世に出る1年8カ月前、県教委が現地での増築改修案を策定していた経緯も矛盾をはらんだ。突如浮上した180度の転換に、県庁内でも「政策形成過程の軽視」との本音が漏れ出した。

 「指摘は正しいと思います」。県議会9月定例会で移転案を厳しく追及した自民県議は終了後、県幹部に声を掛けられ不意を突かれた。「組織内に微妙な諦めムードが漂い始めた」と受け止めた。

 「現施設の引き受け手はないか」。県トップの号令で、職員は大学や企業などを訪ね歩き、建物の活用策を模索。時には自ら交渉に赴いたが、「15億円程度」とされる評価額や高額な維持費を念頭に、誰も首を縦に振らなかった。

 移転断念の1カ月前。村井知事は県議会の県政与党会派幹部を知事室に招き、最後の腹案を明かした。

 「美術館は移し、現施設を文化資料の収蔵庫などとして活用するのはどうか」

 急ピッチで検討を進めたが、現施設の構造は特殊で他の用途に使いにくく、彫刻家の故佐藤忠良氏(宮城県大和町出身)らが手掛けた建物周辺の有名作品の扱いもクリアできなかった。

 国の起債制度も時限的で、不安材料だけが積み重なる。「厳しいかもしれない」。11月上旬、ついに村井知事は近い関係者に吐露。奥の手もついえた。

 移転新築から現地存続へ急転した県美術館の将来。

 県の試算では、増築なしの現地改修案は国の起債制度を活用した移転新築案より、整備後30年間の総事業費が約110億円膨らむ。財政規律派の県議は「この数字は小さくない」と危惧する。

 「皮肉だが、ここまで注目が集まったことはなかった。問題はお金の面だけではない。文化行政を見詰める契機になった」。県幹部は経緯を振り返り、こう言い聞かせる。「議論を継続し、高めていかねばならない。大事なのは、むしろこれからだ」

3896荷主研究者:2020/12/21(月) 21:12:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201119_13021.html
2020年11月19日木曜日 河北新報
緊急企画・宮城県美術館、現地存続へ(下) 反対の声、各界から広がる

美術館移転を巡り議論が白熱した県美ネットの出前講座=10月17日、仙台市宮城野区の県婦人会館

 「県はあくまで経済優先だ。価値ある文化芸術は県民で話し合って決めなければいけない」

 10月31日、市民団体「宮城県美術館の現地存続を求める県民ネットワーク(県美ネット)」が登米市内で開いた出前講座。早坂貞彦共同代表が呼び掛けると、受講者約50人から拍手が起きた。

 県美術館(仙台市青葉区)の移転の論点や建築の特長を解説する県美ネットの講座は8〜11月の4カ月間に、県内12市町で開かれた。計17回の参加者は1000人超。「文化教育施設は商業施設とは違う。費用対効果で論じるべきではない」。議論は白熱し、毎回活発な意見が飛び交った。

 「仙台市以外の郡部の人々が特に熱心だ。美術館が県民に幅広く愛されていると実感した」。西大立目祥子共同代表も驚きの表情を見せた。

 昨年11月、村井嘉浩宮城県知事による移転案発表以降、県内では美術関係者やまちづくり団体など移転に反対する市民グループが次々にできた。今年7月に各団体が合流して県美ネットが誕生。「コスト重視」「経済優先」で計画を進める県に対し、県美術館の文化的価値の重要性を前面に論陣を張った。各団体は県に、計画中止を求める要望書を次々に提出。参加団体の一つが昨年末に始めた署名活動は2月時点で1万7773筆に達するなど、反対運動は大きなうねりとなっていく。

 県美術館に作品を提供した作者らも運動を後押しした。前庭の環境彫刻を手掛けたイスラエルの世界的彫刻家ダニ・カラバン氏は「移転されれば作品は破壊される」と指摘。宮城県大和町出身の彫刻家、故佐藤忠良氏の遺族は「著作権継承者として許せない」と反対した。

 異論を唱えたのは、美術界だけではない。故前川国男氏とともに設計に携わった建築家大宇根弘司氏は、建物の断熱性や丈夫さを挙げ「100年どころか、手入れをすれば半永久的に使える」と反論した。

 各界各層から繰り出される意見は、一文化施設の在り方を超え、教育論や環境論、都市文化論など多方面に広がりを見せた。

 双方の主張が平行線をたどる中、村井知事は10月、それまで検討してきた「現地増築」「移転・集約」に加え、現地での増築なしの改修案を第3案として突如発表する。当初検討案の一つにすぎないとみられていた第3案は、わずか1カ月後、県方針に決まった。

 「美術館の文化的価値を再評価した」。村井知事は移転断念の理由をこう説明した。市民グループの主張をほぼ「丸のみ」する方針転換。自らが管理する施設の価値を、見誤ったことが最後に来て響いた。

 「県民にとっての美術館の存在の大きさや愛着が運動を突き動かした」。県美ネットの西大立目共同代表は振り返る。

 現美術館建設の際には、県芸術協会の会員が県の建設準備委員会に参加するなど、県民が主導的な役割を果たした。県民主体の精神も県美術館の財産だ。

 東北大関係者でつくる「宮城県美術館の移転計画中止を要望する有志の会」の代表、野家啓一東北大名誉教授は言う。「今回の活動で発揮したエネルギーをどう生かすか。一人一人が知恵を絞らなければならない」

3897荷主研究者:2020/12/21(月) 21:47:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201124_13020.html
2020年11月22日日曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結1】不振続く水産業の再生後押し

気仙沼港IC(左上、手前は未開通区間)の近くに立ち並ぶ水産加工会社=21日午後3時ごろ、気仙沼市赤岩港

 三陸沿岸道の小泉海岸-本吉津谷インターチェンジ(IC、いずれも宮城県気仙沼市)間が21日に開通した。交通の不便さから「陸の孤島」とも呼ばれた水産都市・気仙沼の中心部が、仙台や首都圏と初めて高速道路で結ばれた。東日本大震災から復興し、ようやく新しい街並みが見えてきた気仙沼。「復興ロード」は何をもたらし、どんな変革を促すのか。
(気仙沼総局・鈴木悠太)

 サバ、サンマ、イワシ。

 気仙沼港に水揚げされた新鮮な海の幸が次々と製造ラインを流れ、煮魚や焼き魚に姿を変える。パック詰めされた商品は、目の前にある三陸道気仙沼港ICから全国へと運ばれる。

 気仙沼市の赤岩港水産加工団地にある冷凍食品製造「ヤヨイサンフーズ」(東京)。震災の津波で、市内鹿折地区にあった前身会社の工場は全壊した。気仙沼港ICにほど近いこの加工団地で工場再建を果たしたのは、今年10月のことだ。

 「気仙沼での復活は全社員の悲願だった。全国から候補地を探す中、三陸道が後押しになった」。同社の深沢義親経営企画部長(55)が感慨深げに語る。

 再建に当たり、気仙沼は事業拡大を図る基幹工場と位置付けられた。現在は商品を満載した大型トラックが週4便、工場を出る。いずれは生産量を増やし、ICに近い立地を生かして毎日の出荷を目指す。

 三陸道で仙台、気仙沼両市中心部が直接、結ばれたことにより、両市役所間の所要時間は、震災前より49分短い122分になった。

 延長を見越し、気仙沼市は三陸道ICに近い赤岩港団地と鹿折、南気仙沼地区に水産加工会社を集約。計画のある計87社のうち既に75社が稼働する。大半は被災企業。高速道での直結は製品出荷や営業、通勤面で大きなメリットだ。

 再建への軌道を確かなものとするために、追い風となるはずの三陸道。だが近年の漁業不振が、水産都市の基盤を大きく揺るがす。

 「潤沢な水揚げがあってこそ、三陸道を最大限に生かせるのだが」。市魚市場で長年、屈指の鮮魚取引量を誇る水産物仲卸「フジミツ岩商」(気仙沼市)。岩渕光男社長(74)は、深刻な水産資源の減少に表情を曇らせる。

 気仙沼漁港の水揚げ量は2010年の10万3609トンから、19年は6万5106トンに減った。代表魚種のカツオは5割、サンマは2割程度にまで激減。岩渕社長は「道路があっても、運ぶものがなければ仕方がない」と嘆く。

 水産加工品を扱う市内運送会社も、震災前より4割ほど売り上げが減ったと口をそろえる。気仙沼では震災を機に廃業した小規模加工会社も多く、荷主が減少。被災した市魚市場が休業する間に、仕入れを別産地に切り替えた首都圏の取引先も少なくないという。

 気仙沼港に水揚げされた鮮魚を毎日、関西方面に運ぶ宮城エキスプレス(石巻市)の上山裕子気仙沼営業所長(51)は「魚の運搬だけでは厳しいという意識は常に頭にある」と語る。

 危機感を共有する市は、来月にも三陸沿岸の物流調査に乗り出す。

 八戸から仙台まで、三陸の各港で揚がった魚を気仙沼に集める。震災後に整備された大規模な冷蔵施設や工場を利用し、水産加工品を製造。全国へ製品出荷する拠点にする-。市はそんな構想を抱く。

 市産業戦略課の梅内摂(やすし)課長(52)は「建築資材や車両部品の流通状況も把握したい。輸出入貨物の内航船や、関連企業誘致の可能性も探る」と見据える。

 三陸道を生かした産業振興へ、ロードマップ(工程表)づくりは始まったばかりだ。

[三陸沿岸道]仙台港北インターチェンジ(IC、仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)を結ぶ359キロの高速道路。三陸縦貫自動車道(仙台市-宮古市)、三陸北縦貫道路(宮古市-久慈市)、八戸・久慈自動車道(久慈市-八戸市)の総称で、国が「復興のリーディングプロジェクト」と位置付け2011年11月に全線事業化した。21年3月に岩手県内の1区間を除き全線開通する予定。

3898荷主研究者:2020/12/21(月) 21:52:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201125_13032.html
2020年11月25日水曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結2】観光戦略を練りルート定着へ

観光客でにぎわう気仙沼市大島の商業施設「野杜海(のどか)」。奥は大島ウェルカム・ターミナル=22日

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 3連休中日の22日、気仙沼市・大島の観光拠点施設「気仙沼大島ウェルカム・ターミナル」。約90台分の駐車場は、ほぼ満杯状態が続いた。仙台や関東地方のナンバーも目立ち、多くの観光客でにぎわっていた。

 ターミナルは6月に本格開業した。新型コロナウイルスの影響で約3カ月遅れたが、8月には2万人以上が来館し、その後も客足は堅調だ。

 2019年の市の観光客数は、前年比約99万3000人増の249万4000人に上った。同2月に三陸沿岸道で市と仙台市が2キロを除いて直結。同4月には気仙沼大島大橋が開通し、記録的な集客増につながった。

 21日には残り2キロ区間が開通し、市中心部と仙台が三陸道で直接結ばれた。来年3月には雄大な景色が望める気仙沼湾横断橋が開通する。来春には市内をロケ地とするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」が放送予定と、人を呼び込む材料はめじろ押しだ。

 「撮影場所を聞かれるなど、既にドラマの効果を感じる」と、ターミナルの気仙沼大島地場産品出荷・販売組合の斉藤仁事務局長(56)は話す。市街地は三陸道から続く仙台東部道路の仙台空港インターチェンジ(名取市)ともつながり、全国から集客を期待する観光関係者の鼻息は荒い。

 新型コロナの影響は見通せないものの、東日本大震災から10年となるのを前に「観光バブル」ともいえる状況。ただ、市外へのPRや受け入れ態勢を巡り、一枚岩になり切れていないと危惧する声もある。

 「どこを観光しどこで食事をするか、プランが具体的に見えない」。気仙沼の観光について、近畿日本ツーリスト東北(仙台市)の荒井秀介(ひでゆき)団体旅行販売部長(56)の見方は手厳しい。

 気仙沼では東日本大震災の津波で被災し、2014年7月に再開した市魚市場前の観光施設「海の市」を皮切りに、各地で観光関連施設が開業してきた(表)。

 トレッキングコースや震災伝承施設など、多彩なコンテンツがそろう。だが、施設は南北に長い市内各所に点在。ある観光関係者は「唐桑、本吉、大島にそれぞれ観光協会があり、客を奪い合っている側面もある」とこぼす。

 南に隣接する南三陸町。16年10月に三陸道で仙台と直結した後は、コンパクトな町の特性を生かし着々とファンを増やす。仙台からの所要時間は約90分と、気仙沼より30分ほど短い。

 町観光協会の及川和人事務局長(40)は「午前に仙台を出て、さんさん商店街でキラキラ丼を食べる。そんな流れが定着してきた」と手応え十分だ。

 本来はライバル同士の飲食や宿泊事業者の情報を協会が束ね、仙台などへ一体的に売り出す戦略が奏功してきた。及川事務局長は「まずは南三陸に来てもらうことが大切だと、成功体験を通じて各事業者が共有できている」と言う。

 南三陸町だけではない。北隣には「奇跡の一本松」のある陸前高田市がある。気仙沼は横断橋を渡るだけの「素通り」とならないために、効果的な戦略をどう構築するか。

 気仙沼観光コンベンション協会の臼井亮(まさる)事務局長(47)は「エリアで魅力が異なるのが気仙沼の持ち味と捉えたい。地域や施設の枠を超えて、何度も訪れたくなるような観光メニューを打ち出したい」と話す。

3899荷主研究者:2020/12/21(月) 21:56:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201126_13028.html
2020年11月26日木曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結3】2本の「横軸」待たれる整備

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国道284号の急なカーブ。狭い道幅を車両がすれ違う=岩手県一関市千厩町上駒場

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 三陸沿岸道(仙台-八戸、359キロ)は、文字通り三陸沿岸を南北に走る「縦」の大動脈だ。東日本大震災の発生時、この道路で仙台市と直結する区間の北端は宮城県登米市だった。同県気仙沼市で縦の動脈だった国道45号は津波で各所が寸断し、大半が通行不能となった。

 国や県から支援物資が届くまでの数日間、「命の道」になったのは内陸部に続く「横」の道、国道284号だ。市の物資調達班は連日、現金を握りしめ岩手県一関市や奥州市、宮城県栗原市などへ車を走らせた。

 当時、災害対策本部で住民支援などに当たった市危機管理課の鈴木秀光課長補佐(48)は「284号がなければ、300人の避難者に100人分の食料しか提供できないような状況だった」と振り返る。自衛隊や全国から訪れるボランティアの多くも、284号を通り気仙沼に入った。

 震災は、主要道路を補完するリダンダンシー(代替路線)の重要性を浮き彫りにした。国は東北自動車道と三陸道という2本の縦軸をつなぐ横軸の自動車専用道路を「復興支援道路」と位置付け、岩手、宮城、福島で4路線計215キロの整備を進める。

 「気仙沼は復興支援道路の空白地帯」。気仙沼市の伊東秋広計画・調整課長(51)は深く憂慮する。花巻市-釜石市の東北横断道釜石秋田線(80キロ)より南は、栗原市-登米市のみやぎ県北高速幹線道路(24キロ)まで高規格・地域高規格道路がない。気仙沼は、ほぼその中央に位置する。

 震災前から順次、バイパス整備が進む284号も、緊急時の輸送路としての信頼性は盤石ではない。整備対象外の区間にも、狭い道幅や急カーブが目立つ。バイパス周辺に飲食や商業施設が集積した地区では、頻繁な信号待ちによる混雑もしばしば起こる。

 気仙沼市は一関市、平泉町とともに国や岩手、宮城両県に284号の高規格化を要望している。特に、総延長の9割以上を占める岩手県の協力は不可欠だ。

 伊東課長は「三陸道が延伸し、次の段階として質の高い代替路線が必要だ。周辺自治体とも連携を図り整備を求める」と話す。

 気仙沼ではもう一つ、「次の段階」の横軸整備を望む声が強くある。仙台市中心部と三陸道を結ぶアクセスの向上だ。仙台で渋滞に出くわせば、高速道直結の効果が大きく損なわれる。

 仙台では三陸道南端から続く仙台東部道路と、仙台市中心部を自動車専用道路でつなぐ「仙台東道路」構想が加速する。

 東道路構想は1990年代前半に浮上したが、計画は進まなかった。しかし震災後、村井嘉浩知事が復興事業の目玉の一つとして再び打ち出した。

 2月にあった、構想を巡る国の有識者委員会で、東部道路と仙台西道路を直結する案が了承された。東北地方整備局は具体的なルートや、高架・トンネルなど道路構造の検討を進める。

 東北大災害科学国際研究所の奥村誠教授(58)=交通計画=は「仙台市中心部が混み合えば、定時性や確実性が担保できない。横軸整備が三陸道延伸の効果をより高める」と指摘する。

3900荷主研究者:2020/12/21(月) 21:58:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201127_13025.html
2020年11月27日金曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結4完】BRT定着、鉄路の復活遠のく

関係者に見送られ出発する仙台―気仙沼間の高速バス直行便第1便=22日午前6時55分ごろ、気仙沼市のJR南気仙沼駅

 宮城交通グループのミヤコーバス(仙台市)は、仙台-気仙沼間の高速バスに「直行便」1往復を新設した。三陸沿岸道で仙台市と気仙沼市中心部が直接、結ばれたことを受けてのことだ。

 気仙沼市の利用者から「もっと早く(仙台市青葉区の)東北大学病院に着きたい」などの要望があったという。午前6時55分、南気仙沼駅発と、午後4時35分、県庁市役所前発。片道の所要時間は今までより約15分短い2時間50分で、三陸道に乗る直前の停留所(田谷本郷)からだと2時間18分だ。

 22日早朝にJR南気仙沼駅であった第1便出発式で、ミヤコ-バスの柴崎武彦社長(59)は「車を運転しない人のためにも、仙台への基幹交通として役割を果たしたい」と力を込めた。

 三陸道を使ったバスの利便性が高まったことにより、鉄路・JR気仙沼線の復活は遠のいたようにも見える。

 「今の国策は道路の方が比重が高い。鉄路の予算が食われてしまった」

 気仙沼線の鉄路復活を目指す「三陸沿岸を鉄路でつなぐ連絡協議会」事務局長の内海勝行さん(76)=気仙沼市=はため息をつく。

 震災前、仙台-気仙沼間の直通快速列車は片道約2時間で走った。これを元に気仙沼市は2016年に気仙沼線のバス高速輸送システム(BRT)での本格復旧を受け入れる際、鉄路時代と同水準の仙台へのアクセス性確保をJR東日本へ要望した経緯がある。

 三陸道延伸で車による仙台、気仙沼両市役所間の所要時間は約2時間に。計算上はかつての直通列車と同じだ。バスも3時間を切る。それでも内海さんは「渋滞に巻き込まれない鉄道の定時制には及ばない。三陸道延伸と鉄路復旧は別の議論だ」とくぎを刺す。市もJR側に鉄路復旧の可能性を残すよう求め続ける。鉄路復活を諦めてはいない。

 鉄路に代わるBRTは、「生活の足」として定着した。ただし「JRも民間企業。赤字が続けば維持されるとは限らない」。筑波大の石田東生名誉教授(69)=交通政策=が警鐘を鳴らす。

 BRTの気仙沼線は17年11月、専用道を走る正規ルートから外れた国道45号沿いにある市立病院に「市立病院駅」を設置した。市の要望を踏まえ、「実証運行」として1日14便が停車した。

 経路を柔軟に変更できるBRTの利点を生かした新駅設置だったが、19年9月までの平日の乗降客は1日平均20人以下にとどまった。今年3月からの「本運行」では、停車本数が1日6便に減った。

 どうすればBRT運行の安定化を図れるか。高速バスとスムーズに連結するダイヤ調整や、交通手段・宿泊の予約から決済までをスマートフォンで行える「MaaS(マース)」の導入、観光への活用など「生活の足」を超えた幅広い観点での検討が求められる。

 石田名誉教授は「三陸道による人の動きも念頭に、住民や商工業者らが主体的にBRTの活用策を考える場を設けることが最も重要だ」と訴える。

[JR気仙沼線] 前谷地(石巻市)-気仙沼(気仙沼市)間の約73キロ。1977年に柳津(登米市)-本吉(気仙沼市)間が完成し全線開通した。東日本大震災で被災し、2012年8月から柳津-気仙沼間(約55キロ)をバス高速輸送システム(BRT)で運行する。

3901荷主研究者:2020/12/21(月) 22:19:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201124_11016.html
2020年11月24日火曜日 河北新報
東北道・白石中央スマートIC 25年度利用開始へ

連結許可書を掲げる山田市長(左)と中尾所長

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201124kahoku01.JPG

 国土交通省は、宮城県白石市の東北自動車道への白石中央スマートインターチェンジ(IC、仮称)の新設に伴い、市道2路線を連結する許可書を同市に伝達した。2025年度ごろの利用開始を目指す。

 白石中央スマートICは本線直結型で、同市大平中目の国道4号近くに整備される。首都圏から市中心部や工業団地へのアクセスが向上し、物流の効率化や企業誘致の促進、観光の活性化が期待される。市は周辺に新たな工業団地の造成を進め、道の駅やパークゴルフ場の整備も検討する。

 連結許可は16日付。市役所で20日に伝達式があり、仙台河川国道事務所の中尾吉宏所長は「スマートICの利活用を促し、効果を大きなものにしていくために関係者と連携して取り組みたい」とあいさつした。

 許可書を受け取った山田裕一市長は「市発展の大きな起爆剤にしたい。広域防災の観点からも大きな役割を果たす」と述べた。

 村井嘉浩知事は「県南地域の発展に極めて重要な施設となる。事業主体の市や関係機関と連携し、早期完成に向けて支援していく」とのコメントを出した。

3902荷主研究者:2020/12/21(月) 22:23:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201125_12025.html
2020年11月25日水曜日 河北新報
仙台空港ビルの改修工事中断 旅客減少、再開時期は未定

仙台空港

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は24日、3月に着工した旅客ターミナルビルの大規模リニューアル工事を中断すると発表した。新型コロナウイルスの影響で旅客数が減少し収益性が低下しているためで、再開時期は未定。

 30日に国内線チェックインエリア拡張に伴う増築棟工事が終わるのに合わせて中断する。同社は「感染状況や収束の見通し、旅客数の推移などを考慮して計画を見直す」としている。

 リニューアル工事で国内・国際線の保安検査場を拡張するほか、国内線検査場通過後のエリアを広げ飲食店や土産店などを充実させる予定だった。2021年度下期の完工を予定し、事業費約50億円は店舗の売り上げや賃料などで回収する計画だった。

3903荷主研究者:2020/12/21(月) 22:30:49

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66681690W0A121C2L01000/
2020/11/26 17:49 日本経済新聞 宮城 東北
オムニビジョン系、仙台市に半導体の開発拠点

3904荷主研究者:2020/12/21(月) 22:34:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201126_13017.html
2020年11月26日木曜日 河北新報
仙台・荒浜の集団移転跡地 スポーツ施設整備計画が白紙に 「コロナで資金調達困難」

 仙台市は25日、東日本大震災に伴う防災集団移転跡地の利活用事業で、若林区荒浜地区にスポーツ施設などの整備を計画した事業者が撤退したと発表した。新型コロナウイルスの影響で、資金調達が困難になったという。事業対象の移転跡地のうち、43.8%を占める19万5840平方メートルの利活用が白紙に戻った。

 市によると、撤退したのは株式会社仙台シーパーク(若林区)。利活用事業に応募した一般社団法人「仙台スポーツネットワーク」(同)が6月に設立した。

 同社は荒浜地区の貞山堀を挟んだ計3区画に野球、サッカー、キャンプが楽しめる施設を整備し、スポーツとレクリエーションを融合させ、被災地に新たなにぎわいを創出するとした。

 2022年度から順次、施設を稼働させることを目指し、造成工事に入る手続き中だったが、事業実施が困難な状況に至ったとして、今月18日に市に撤退を申し入れ、24日付で事業実施の協定が解除された。

 市が沿岸部の5地区で展開する利活用事業は、今年3月時点で全35区画(計44万7265平方メートル)のうち、99.7%に当たる33区画(計44万5780平方メートル)の事業者が決まっていた。

 今回の撤退で事業者決定の面積は55.9%に大きく低下する。市は12月下旬、白紙となった荒浜地区の3区画の事業者を再募集する方針だが、来年3月の震災10年の節目を目前に復興事業の後退となった。

 市復興まちづくり課の担当者は「事業者の撤退は残念だが、早期に再募集し、利活用を進める」と話す。

3905荷主研究者:2020/12/21(月) 22:45:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201127_12031.html
2020年11月27日金曜日 河北新報
高級チョコ身近に ゴディバが仙台に新コンセプト1号店

柔らかい雰囲気の内装にリニューアルしたゴディバ仙台パルコ店

 ゴディバジャパン(東京)は仙台市青葉区のゴディバ仙台パルコ店を改装し、27日にオープンさせた。新コンセプト「マイゴディバ」を取り入れた1号店となる。新型コロナウイルス下で増える自家需要を狙い、1個からでも気軽に買える雰囲気を演出する。

 茶系で重厚感があった内装を淡い色に変え、入店しやすくした。カウンター注文だった販売方法も変更し、棚やケースから客自身が商品を選べる。1個から手に取りやすいよう定番の5種は個装にして並べた。

 猫塚沙織店長(32)は「20、30代の人にも親近感を持ってもらえる店を目指す」と話した。

3906荷主研究者:2020/12/21(月) 22:46:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201127_12001.html
2020年11月27日金曜日 河北新報
長町駅東口にJR賃貸マンション 入居者募集開始

商業施設を併設した賃貸マンション(中央)の外観イメージ

 JR東日本仙台支社などは26日、仙台市太白区のJR長町駅東口前に建設中の商業施設併設賃貸マンション「リエットテラスあすと長町」の入居者募集を27日に始めると発表した。

 昨年9月に着工しており、来年3月中旬の入居を予定する。鉄筋12階、住宅部分(3〜12階)の延べ床面積は4970平方メートル。総戸数90戸は1K〜3LDKの7タイプをそろえ、単身者からファミリー層まで幅広い世帯に対応する。

 家賃は1Kが6万2000円から、3LDKが12万6000円から(共益費込み)で、JR東日本のクレジットカードで決済すると買い物や乗車に使えるポイントが付与される。

 併設する商業施設「tekuteながまち2」は2階建て南棟と、賃貸マンションの12階建て北棟1、2階部分の延べ床面積1990平方メートル。飲食・物販、理美容、歯科、学習塾などが入居する。

 JR東日本が首都圏以外で賃貸住宅事業を展開するのは初めて。三林宏幸支社長は「地域のにぎわいを創出したい」と期待した。

3907荷主研究者:2020/12/21(月) 22:47:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201128_12020.html
2020年11月28日土曜日 河北新報
<せんだい進行形>コンパクトマンション、仙台中心部に続々 高い資産性が女性に人気

女性向けに鏡をL字に配した洗面台があるデュオヴェール仙台上杉 のモデルルーム(いずれも仙台市青葉区)

テレビを備えたネベル仙台の浴室。ミクロの泡で温浴効果を高める 機能が搭載されている

 仙台市中心部で単身、2人暮らし用の分譲マンションの供給が相次いでいる。広さ30平方メートル台からのコンパクトな間取りに高機能の設備を充実させ、女性を中心に引き合いが強い。価格は2000万円台後半からで、好立地の物件として資産性の高さにも注目が集まっている。

 フージャースコーポレーション(東京)は近く、青葉区上杉2丁目の「デュオヴェール仙台上杉」の販売を始める。女性を主なターゲットにしたマンションとして首都圏や地方都市で好評のシリーズを仙台で初めて手掛ける。31〜41平方メートルの1、2LDKを計58戸備える。

 女性社員や女性デザイナーがチームを組み、細部に目を配った設備が特徴。脱衣所は鏡をL字に広げて洗面台と化粧台を一体化し、棚の下には体重計を隠せる。収納スペースには2センチ間隔の可動棚を設け、女性でも手が届きやすくした。

問い合わせ300件

 仙台駅前にモデルルームを開設した9月下旬には、既に問い合わせが約300件あり、ほとんどが女性だった。担当者は「結婚、出産などのライフステージに合わせ、売ったり、貸したりできる資産性の高さが評価されている」と話す。

 タカラレーベン東北(仙台市)は、宮城野区車町の「ネベル仙台」(52戸)、青葉区一番町1丁目の「ネベル一番町」(33戸)の2棟を販売中だ。ウォークインクローゼットや浴室テレビ、食器洗い乾燥機を完備する。

 30〜60平方メートル台の1、2LDKを展開する。同社によると、1LDKを中心に女性の人気が高い。我妻美香取締役(36)は「女性は将来への不安から現実的に不動産を考え、男性は家に夢を託す傾向がある」と表現する。

19年以降に6棟

 2015年の国勢調査によると、市内の単身世帯は43.2%を占め、2人世帯を加えると計67.6%に上る。コンパクトマンションの需要は高まり、市中心部で19年以降、少なくとも6棟の供給があった。賃貸マンションの家賃の高止まりと、住宅ローンの金利の低さも購入を後押しする。

 市内の不動産調査会社の代表は「『マンションと言えばとにかく3LDK』という時代ではない。世帯構成が多様化する上、中心部には適地がまだあり、コンパクトマンションの供給は続くのではないか」と分析する。

 高機能の設備を備え、坪単価はタワーマンションを上回る水準という。別の不動産関係者は「首都圏は投資用にコンパクトマンションを買う人も多いが、仙台は実需が大半を占める。好立地のため価格は高く、今後も需要があるかどうかは不透明だ」と指摘する。

3908荷主研究者:2020/12/21(月) 22:48:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201128_13017.html
2020年11月28日土曜日 河北新報
仙台市民会館と戦災復興記念館、老朽化で廃止へ 新音楽ホールに機能を集約

仙台市民会館。1973年開館で大ホール(1265席)、小ホール(500席)、展示室などを備える

戦災復興記念館。1981年開館で記念ホール(270席)、資料展示室、11の会議室がある

 仙台市が老朽化する市民会館と戦災復興記念館(ともに青葉区)を将来的に廃止する方針を固めたことが27日、分かった。市中心部に整備する音楽ホールの完成まで施設を維持し、その後は建て替えない。音楽ホールに機能を集約し、文化芸術の「創造発信拠点」とする方向性を打ち出す。

 市は音楽ホールの需要想定調査を踏まえ、市内12カ所にある既存ホールの機能や役割を整理し、文書をまとめた。市民会館、戦災復興記念館は旧耐震基準の建物で、音響や舞台の設備は利用者が求める水準と乖離(かいり)があると指摘。改修には多額の費用を要するため、費用対効果の面で長寿命化はすべきでないとした。

 市民会館は音や振動が漏れ、大小のホールが同時に利用できない点、「広瀬川の清流を守る条例」に基づく高さ規制があり、現在地で建て替えが困難な点などの課題も列挙した。

 戦災復興記念館が担う仙台空襲、戦災復興事業の記録の保存や展示機能の維持は別途、検討する。

 他のホールのうち、仙台サンプラザ(宮城野区)は老朽化対策が必要な時期と説明。宮城県が近隣の仙台医療センター跡地に整備を目指す新県民会館に触れ「需要の変動を見極めつつ、施設の在り方を検討する必要がある」と記した。

 青年文化センター(青葉区)は「創造発信拠点」、宮城野、若林、太白各区の文化センター、イズミティ21(泉区)は「地域文化推進拠点」として、維持する必要性を示した。

 市内のホール整備を巡っては市と県が、それぞれ2000席超の大規模施設を計画。市議会などから「二重行政」と批判が出た。郡和子市長は市議会9月定例会で「(音楽ホールを整備しても)供給過剰になることは考えにくい」と強調。既存ホールの将来見通しをまとめる方針を示した。

3909荷主研究者:2020/12/27(日) 19:48:34

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66808950Q0A131C2L01000/
2020/11/30 17:30日本経済新聞 電子版 宮城 東北
丸山運送、仙台市内に新倉庫 17億円投資

3910荷主研究者:2020/12/27(日) 19:48:53

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66812870Q0A131C2L01000/
2020/11/30 18:37日本経済新聞 電子版 宮城 東北
日本三景・松島、コト消費で地元需要喚起 開業1カ月

3911荷主研究者:2020/12/27(日) 19:55:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201130_11022.html
2020年11月30日月曜日 河北新報
仙台城大手門、復元へ発掘調査 来年度から

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201130kahoku01.JPG
仙台空襲で焼失する前の仙台城大手門(右)と脇櫓(仙台市戦災復興記念館提供)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201130kahoku02.JPG
大手門復元に向け、発掘調査される脇櫓(中央奥)周辺

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 仙台市教委は新たに策定する仙台城跡(青葉区)の整備基本計画(2021〜38年度)の中間案を公表した。最終年度までの大手門復元を目指し、脇櫓(やぐら)(隅櫓)周辺を含む一帯の発掘調査に初めて乗り出す。城郭らしい姿に植生を整え、歴史的景観と自然が調和した眺望「政宗ビュー」を実現。巽(たつみ)門跡から本丸跡へ至る登城路の復元整備なども進める。

 21〜30年度の10年間を事業計画期間とした。大手門復元は、まず事業期間の前半に地形測量や絵図、文献などの基礎調査を実施し、発掘調査に入る。周辺の石垣の測量調査も進める。

 発掘調査に伴い、市道仙台城跡線を約2年間、一部通行止めにする必要がある。31年度に復元整備の基本設計に着手し、完成まで最長7年を見込む。36年度には仙台藩祖伊達政宗の没後400年の節目を迎える。

 城郭らしい姿に整える「修景」にも取り組む。現状は石垣や土塁などの遺構が植生に覆われ、市街地から認識しづらく本丸跡の眺望を阻害している。修景計画を策定し、植生の伐採や枝切りを行い、土塁で囲われた曲輪(くるわ)などを顕在化させる。

 巽門登城路の復元は発掘調査を先に実施し、26年度以降の事業期間後半に整備を始める。訪れた市民や観光客が安全に散策できるよう遊歩道とし、史跡の解説パネルや休憩用のベンチ、照明などを設置する。

 市博物館がある三の丸跡でも土塁などの発掘調査を進める。東隣の追廻地区に整備する公園センター(仮称)と連携した修景を行い、城郭の外構を整える。

 市教委は中間案のパブリックコメント(意見公募)を12月25日まで実施する。市ホームページに中間案を掲載。メールや郵送で受け付ける。寄せられた意見を踏まえ、来年3月に整備基本計画を最終決定する。

3912荷主研究者:2020/12/27(日) 19:57:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201130_11018.html
2020年11月30日月曜日 河北新報
仙台・新音楽ホール建設地 国際センター駅北側「青葉山交流広場」が最有力

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音楽ホール建設地の最有力とみられる青葉山交流広場。右奥は地下鉄東西線国際センター駅=仙台市青葉区

 仙台市が市中心部に整備する新たな音楽ホールの建設地として、青葉区の市地下鉄東西線国際センター駅北側「せんだい青葉山交流広場」を最有力に検討していることが29日、複数の関係者への取材で分かった。郡和子市長の最終判断に向け、詰めの調整に入った。現地存続が決まった宮城県美術館などがある文教地区への立地で、拠点性を高める狙いがあるとみられる。

 有識者の音楽ホール検討懇話会は2019年3月、2000席規模の「生音源に対する音響を重視した高機能、多機能ホール」の整備を提言。民有地以外では青葉区の錦町公園、西公園、勾当台公園、青葉山交流広場、青葉山公園など計7カ所を候補地に挙げた。

 青葉山交流広場は、近隣に仙台国際センターや市博物館、東北大川内キャンパス、県美術館などの文教施設が集積する。東西線の駅前で交通アクセスが良く、音楽ホールと各文教施設との連携も期待できる。

 市は追廻地区に「公園センター(仮称)」を整備する。市教委も21年度、仙台城跡で大手門復元に動きだす。郡市長は県美術館の現地存続が決まった16日、文教ゾーンに関し「文化・芸術拠点として、より高みを目指したい」と表明した。

 音楽ホールの建設地は当初、都心部の回遊性向上の点で優位性がある錦町公園と西公園が有力視された。だが、市の緑化政策を議論する杜の都の環境をつくる審議会が「公園は空き地でなく、都市の資源だ」と公園内への整備に反発した。

 公園を建設地とするには都市計画公園の廃止、保存樹林の伐採や移設、記念碑の移設や撤去などが必要になり、同審議会の理解も得なければならず、課題は少なくないとみられる。

 青葉山交流広場は、樹木の伐採を最小限に抑えられる利点がある。ただ、音楽ホール整備の目的の一つ、都心部の回遊性向上をどう図るかとの課題が残る。市は最終判断に向け、特に西公園との比較検討を急ぐ。

 市は市民会館と戦災復興記念館(ともに青葉区)を将来的に廃止し、音楽ホールに機能を集約する方針。

3913荷主研究者:2020/12/27(日) 20:05:32

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66909750S0A201C2L01000?unlock=1
2020年12月2日 18:10 日本経済新聞 宮城
抗酸化ビタミン 23年メドに量産化 東北大発新興

3914荷主研究者:2020/12/27(日) 20:09:28
>>3911
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201202_11017.html
2020年12月02日水曜日 河北新報
市道仙台城跡線の廃止を検討へ 大手門復元計画

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脇櫓がある市道仙台城跡線(右)の交差点=仙台市青葉区

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 郡和子仙台市長は1日、来年度に着手する仙台城跡(青葉区)の大手門復元に合わせ、市道仙台城跡線の廃止を検討する考えを明らかにした。2015年の市地下鉄東西線開業や都市計画道路の開通で、仙台城跡周辺の交通渋滞が緩和されており「十分可能ではないか」と語った。今後、地域住民や関係機関などの理解を得ながら実現を模索する。

 市教委によると、市道仙台城跡線では急カーブや狭い幅員、急勾配の箇所で、14〜18年の5年間に79件の交通事故が発生している。史跡の石垣や土塁、天然記念物など貴重な文化財が損傷する恐れがあり、全長約1.4キロのうち、950メートル区間の廃止や通行規制を検討する。

 市教委は19年5〜12月、市道の起終点と東西線国際センター駅前、青葉橋付近の計4カ所の交差点で交通量調査を実施。混雑度合いを示す「交差点需要率」、青信号の間に処理できる交通量を表す「交通容量比」などの指標を算出した。

 交差点需要率は0.9以上で渋滞発生だが、結果は0.4〜0.7に収まった。交通容量比も1.0以上で渋滞発生だが、0.1〜0.9と下回った。国際センター駅前交差点の右折レーンを改良すれば、数値はさらに下がるとみられる。

 市教委文化財課の担当者は「東北大生が川内、青葉山の両キャンパス間を東西線で移動するようになり、渋滞が緩和した面がある。新たな都市計画道路の利用も増え、以前に比べると混雑がない」と分析する。

 市が過去に実施した交通量予測では市道を通行止めにした場合、約8割の車が東北大青葉山キャンパスを通るルート、約2割が太白区向山地区を通るルートに分散することが分かった。交通量調査の結果と合わせ、市道を廃止しても影響は少ないとの見方を強める。

 郡市長は定例記者会見で大手門復元に関し「気持ちとしては、仙台藩祖伊達政宗の没後400年の節目を迎える36年度に復元を完了できればいい」と話した。

[仙台城跡の大手門復元]仙台市教委が新たに策定する整備基本計画(21〜38年度)の中間案で、最終年度までの大手門復元を打ち出した。21年度に地形測量や絵図、文献などの基礎調査に着手。その後、脇櫓(やぐら)周辺を含む一帯の発掘調査を初めて実施し、31年度に復元整備の基本設計に入る。

3915荷主研究者:2020/12/27(日) 20:34:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201203_12002.html
2020年12月03日木曜日 河北新報
仙台中心部、夜の通行量激減 コロナ下の会合自粛が影響 10月調査

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通行量調査で2年連続トップだった仙台駅東西自由通路

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 仙台商工会議所と仙台市は、市中心部で金曜(10月23日)と日曜(同25日)に実施した通行量調査の結果(速報)をまとめた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛傾向が続き、2019年5月の前回調査に比べ全地点平均で2割減。特に夜間の落ち込みが顕著だった。

 調査8地点は図、各地点の通行量などは表の通り。新型コロナの影響で例年5月に実施する調査を延期したため単純比較はできないが、平均は金曜が22.7%減の3万973人、日曜が20.0%減の3万9216人だった。

 金曜、日曜ともにトップは2年連続で仙台駅・東西自由通路。昨年同様にプロ野球東北楽天のホームゲーム開催日だったが、今年は観客数制限の影響もあり金曜27.8%、日曜17.6%それぞれ減った。

 例年、金曜の通行量は午後5時台から午後6時台にかけて急激に増加してピークを迎えるが、今年は昨年の10分の1程度の伸びにとどまり、夜の会合自粛の影響が顕著に表れた。

 日曜の通行量全体に占めるエリア別の割合を30年前の1990年と比較すると、仙台駅地区(地図A、B、H)が26%から46%へと大幅に拡大。人の流れの中心が一番町や中央通から仙台駅前に移っている現状がうかがえた。

 調査に当たった商議所の担当者は「全体として高齢者が少ない印象で、夕方から夜にかけての通行量が伸び悩んだ。各商店街はコロナ下でのデータを活性化に向けた施策検討の参考にしてほしい」と話す。

 調査は金曜、日曜の午前9時〜午後8時に実施。中心市街地活性化や商業立地検討の基礎資料になる。

3916荷主研究者:2020/12/27(日) 20:36:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201203_11025.html
2020年12月03日木曜日 河北新報
仙台市役所建て替え 新庁舎基本設計、東京の建築事務所JVに委託

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JVが技術提案書に描いた新庁舎のイメージ

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青葉区役所側から見た新庁舎のイメージ

 仙台市は2日、市役所本庁舎の建て替えで、新庁舎の基本設計を委託する事業者が決定したと発表した。東京の石本建築事務所、千葉学建築計画事務所による共同企業体(JV)で「小さな活動の場の連鎖」をコンセプトとする新庁舎を提案した。委託費の上限は約2億8000万円。市は来年2月に契約を締結する。

 技術提案書によると、敷地の南西と中央に、二つの建物が南北にずれて並ぶような形状の新庁舎1棟を整備する。1階に南北に延びる自由通路を造り、敷地南側の勾当台公園市民広場との一体性を確保する。

 市地域防災リーダー(SBL)など市民活動の拠点となる「みせ」を低層部の各階に配置。敷地内を回遊する通路「みち」と立体的に重なる空間「ひろば」を生み出すことで、市民協働が顔になる庁舎を目指す。

 東日本大震災の経験を踏まえ、「ひろば」は災害拠点にも位置付け、災害発生時は市民の一時避難や救援物資の仕分け、炊き出しなどの場所として活用する。

 敷地の外周はケヤキが連なる「緑の回廊」とし、敷地北側にコブシやカツラの樹木を配した広場空間を設ける。新庁舎は自然の光や風を取り込む構造とし、建物の環境性能に配慮する。

 基本設計はワークショップやシンポジウムの開催などを通じ、幅広い世代の意見を取り入れながら柔軟に変化させていくという。

 市は、技術提案を審査するプロポーザル方式で設計事業者を選定した。10者が応募し、最終審査に残った5者は11月29日、公開プレゼンテーションに臨んだ。

 せんだいメディアテーク(青葉区)の設計を手掛けた世界的建築家の伊東豊雄氏ら6人が審査し、同JVに決まった。次点は久米設計(東京)などでつくる久米・AL設計JVだった。

3917荷主研究者:2020/12/27(日) 20:46:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201204_11030.html
2020年12月04日金曜日 河北新報
仙台市民会館廃止、県民会館移転… 中心部活性化に反する? 市検討懇話会で懸念の声

仙台市民会館

 仙台市が策定を進める「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」の検討懇話会が3日あり、市が打ち出した市民会館(青葉区)の廃止方針などに対し、委員がビジョンの目指す活性化の方向性と「相反するのではないか」と疑問視する場面があった。

 市は杜の都の「顔」となる勾当台エリアのにぎわい創出を狙うが、定禅寺通の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)は移転が検討され、市民会館は老朽化で廃止方針が固まった。

 仙台商工会議所の高山秀樹事務局長は「市民会館は年間三十数万人が利用する。以前、病院が郊外に移転して中心部が廃れたが、そのミニ版のように感じる」と懸念。東北大大学院工学研究科の姥浦道生教授も「ビジョンは完成していないが、このエリアを文化、交流、市民活動の場にする方向性を全く無視して物事が動く、そんなおかしなことにはならないと思っている」とくぎを刺した。

 梅内淳まちづくり政策局長は「市はどう考え、県とどう協議すべきか。その方向を示すのがビジョンの役割だ」と釈明に追われた。

3918荷主研究者:2020/12/27(日) 20:52:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201205_11009.html
2020年12月05日土曜日 河北新報
乗り合い交通 本格運行 仙台・燕沢で実証中 来年4月2日から

試験運行などを重ねた「のりあい・つばめ」。住民の足を確保する地域の挑戦が結実する=2019年6月、仙台市宮城野区

 仙台市の地域公共交通会議は4日、宮城野区燕沢地区で実証運行中の乗り合い交通「のりあい・つばめ」を来年4月2日、本格運行に移行させることを了承した。市が2018年度に地域交通導入の支援制度を創設し、本格運行が決まったのは初めて。運行事業者の高砂タクシー(宮城野区)が、年内に東北運輸局へ事業許可を申請する。

 運営主体は、町内会長らが7月に設立した燕沢乗合タクシー運営協議会。事業計画によると、実証運行と同様に毎週月、水、金曜に運行する。4〜9月は1日8便、10〜3月は1日6便が走る。車両は10人乗りジャンボタクシーを使用する。運賃は1回200円。高齢者と障害者、小学生以下は100円に割り引く。

 年間4950人の利用を見込む。運行経費は575万円と算出し、このうち最大8割は市の補助金を財源に充てる。今年4月に始まった実証運行は新型コロナウイルスの影響で、4〜9月は利用者が目標の7割弱にとどまったが、10月は9割まで回復している。

 交通会議は太白区秋保地区の「ぐるりんあきう」の試験運行も了承した。予約制の乗り合いタクシーで、来年1月18日〜3月31日の平日に走らせる。

3919荷主研究者:2020/12/27(日) 21:23:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201206_12018.html
2020年12月06日日曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線、開業5年 コロナ直撃で利用者27%減

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開業から丸5年の仙台市地下鉄東西線。5年目は新型コロナの影響が直撃した=青葉区の仙台駅

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 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸5年を迎えた。5年目の利用者は過去最低の1日平均4万5800人(速報値)。新型コロナウイルスの影響が直撃し、4年目の6万2800人から27.1%も落ち込んだ。前年同期を下回るのは開業以来初めて。通勤・通学客が多い平日でも5万5100人の利用にとどまった。

 開業5年間の1日平均利用者数の月別推移はグラフの通り。開業時の需要予測8万人にはいまだ届いていない。5年目は昨年12月、今年1月が前年同月を上回ったものの、2月以降は新型コロナ感染の広がりとともに大きく減少した。

 高校や大学などの臨時休校、外出自粛、緊急事態宣言が重なった4月は2万7300人(前年同月比59.3%減)、5月は2万3900人(63.8%減)と記録的に少ない利用となった。学校が再開した6月から持ち直し、10月には前年同月の8割の水準まで回復した。

 全13駅で前年を2〜4割程度下回った。大学キャンパスに近接する駅の減少幅が大きく、川内駅が43.3%減、青葉山駅が35.1%減、八木山動物公園駅が31.3%減となった。相次ぐイベント中止で国際センター駅も40.0%落ち込んだ。

 駅別の利用者数は南北線と結節する仙台駅が1日1万4200人で最も多い。次いで青葉通一番町駅が4800人、薬師堂駅が3800人、八木山動物公園駅が3300人、卸町駅が3200人の順となった。

 市交通局営業課の三浦孝行課長は「リモートワークやオンライン授業、イベント自粛が今なお継続し、コロナ以前の利用水準になかなか戻らない。地下鉄の感染症対策を周知し、安心して乗ってもらえるように努めるしかない」と話す。

3920荷主研究者:2020/12/27(日) 21:27:10

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB071MY0X01C20A2000000?unlock=1
2020年12月8日 18:40 日本経済新聞
防災産業、仙台拠点に世界へ 仙台市や東北大など連携

3921荷主研究者:2020/12/27(日) 21:28:40

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6972/
2020-12-09# 建設新聞(仙台圏)
名取市/測量設計は国際航業/都計道2路線を計画/増田西地区のアクセス向上へ

 名取市は増田西地区で都市計画道路・大手町川上線(仮称)と都市計画道路・館腰駅箱塚線(仮称)の新設を計画し、測量調査と基本設計を国際航業に委託している。

 この計画は「名取市増田西土地区画整理事業」で計画されている新たなまちづくりに併せ、ネットワーク・アクセス機能の向上、良質な景観形成などを目的として新たな市道を整備するもの。

 大手町川上線は、市道増田大通り線と県道仙台館腰線が接続する同市手倉田諏訪ほか地内から、増田西土地区画整理事業予定区域内を通り、名取第2中学校の南側に接する市道川上田高線まで整備する計画。幅員は20㍍(車道3㍍、停車帯1・5㍍、植栽帯1・5㍍、自歩道4㍍、各×2)を予定しており、延長は今後の測量、基本設計を進める中で決める。

 館腰駅箱塚線は増田西土地区画整理予定区域とJR館腰駅のアクセス向上のために整備する。名取市市民球場の近くにある県道仙台館腰線の交差点から球場に沿って200㍍ほど北上した後、大きく右に曲がり、区画整理区域内の南側で大手町川上線に接続する。幅員は12㍍(車道3㍍、路肩・5㍍、路上施設帯0・5㍍、歩道2㍍、各×2)を予定し、延長は今後決める。

 今後のスケジュールについては、同事業の進捗に応じて整備・供用する予定となっている。

 なお、名取市増田西土地区画整理事業は、18年7月に組合設立準備委員会が設立されたもので、施工面積は約42・2㌶(予定)、地権者数は19年度10月時点で113人となっている。今後、地権者の同意を得た上で、22年度中の組合設立を目指している。事業施工期間は29年度までの予定。

 これに併せて市は21年度、県に同地区の市街化区域編入申請を行い、22年度には編入したい考えだ。

3922荷主研究者:2020/12/27(日) 21:41:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201210_11006.html
2020年12月10日木曜日 河北新報
仙台市長、震災メモリアル拠点と新音楽ホールの合築を検討

郡和子市長

 仙台市議会12月定例会は9日、本会議を開き、代表質疑を始めた。郡和子市長は市中心部に整備する東日本大震災のメモリアル拠点に関し、新たな音楽ホールとの合築を検討する考えを明らかにした。廃止する方針を打ち出した戦災復興記念館(青葉区)の展示機能の移設も視野に入れる。

 議員が厳しい財政状況を踏まえ「合築で費用を抑えてはどうか」と提案したのに対し、答えた。郡市長は「音楽ホールが楽都仙台の重要な文化芸術拠点になること、メモリアル拠点が震災の経験と教訓の継承・発信を担うことなど、施設の役割や経緯を考慮しつつ知恵を絞りたい」と述べた。

 音楽ホール建設地の最有力とされる地下鉄東西線国際センター駅北側「せんだい青葉山交流広場」に関しては「候補地の一つだが、さまざまな歴史や文化、交流施設が集積し、文化芸術に親しむ環境として魅力的なエリア」と強調。「街の誇りと思えるホールの実現に力を尽くす」と語った。

 交流広場の一部が近世を主とする川内A遺跡と重なる点に関し、高野一樹文化観光局長は「東西線建設時に調査し、記録保存して駅舎を建てた。(音楽ホールの建設地に決まれば)発掘調査は必要だが、建物の建設は可能だ」と説明した。

 福田洋之財政局長は厳しい来年度予算の財源対策について「地下鉄建設の償還財源となる高速鉄道建設基金、公共用地の先行取得に使う土地開発基金など、一定の目的がある基金も活用できないかどうか、検討を進めている」と明かした。

 跡部薫(自民党)竹中栄雄(公明党市議団)佐藤わか子(民主フォーラム仙台)の3氏が質問した。

3923荷主研究者:2020/12/27(日) 21:45:13

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26623
2020/12/11 日刊建設新聞 宮城版
矢本駅調査をJRに委託 南北通路の整備手法検討(東松島市)

 東松島市はJR東日本東北工事事務所と、JR仙石線矢本駅周辺整備基本計画調査に関する協定を結んだ。同駅の南北自由通路を新設するに当たり、JRに地盤調査や測量などを行ってもらった上で、橋梁式と地下式の2パターンを比較検討してもらい、どちらが適当かを判断する。基本計画調査は本年度から2カ年かけてまとめることにしており、JRには3498万9000円で委託した。

 南北自由通路は、同駅北側の市営駐車場などを活用して新設する考え。現在は南側にしか改札口や駅前広場がないため、自由通路を設けることで南北間のアクセスを円滑化する目的。北側には駅前広場なども整備する。

 自由通路の形式は橋梁式と地下式の2パターンを想定しており、JRの調査結果を踏まえてどちらかを選択する。駅舎自体も相当に老朽化していることから、JRが今回の調査に合わせて駅舎の改築などを検討することが予想される。市は駅舎の扱いに関するJRの方針も踏まえた上で、自由通路の最終的なあり方を決定する。

 JR矢本駅周辺に関しては、南北自由通路や北側広場だけでなく、駅の南側にあるタクシープールやロータリーの再整備、さらにはその周辺の道路整備なども構想しており、これらを都市再生整備計画としてまとめる。同計画の策定業務は国際開発コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)に委託した。

 同計画は来年9月末までにまとめ、その成果をもって来年10月に国に交付金を本申請し、2022年度の事業化を目指す。特に最優先事項である自由通路の実現に向けては、交付金の確保に向けた同計画の策定が必要要件となっている。

 同社には昨年度、矢本駅周辺交通環境等整備構想策定業務を委託。この業務では矢本駅を中心とした8.8haの範囲を対象に、土地の権利調査や市街地の条件整理、交通利用調査などを行った。駅近くにある国道45号沿いの老朽化した市営北浦住宅を仮に撤去した場合、どのような跡地利用が可能かも構想の検討事項に含まれていた。

3924荷主研究者:2021/01/02(土) 16:25:42

https://kahoku.news/articles/20201215khn000056.html
2020年12月16日 06:00 河北新報
トーキン、21年度後半から放射光施設に電磁石納入

放射光施設に納入する電磁石の製造現場=仙台市太白区のトーキン仙台事業所

 電子部品製造のトーキン(白石市)は、東北大青葉山キャンパス(仙台市)で2023年度稼働予定の次世代型放射光施設向けに、電磁石を約500台製造する。電磁石は放射光施設に欠かせない重要装置で、受注総額は約30億円。本年度から仙台市の仙台事業所で生産を進めており、21年度後半から納品する予定。

 電磁石は放射光施設の加速器に設置され、コイルを巻き付けた鉄心によって磁場を生み出し、中を通る電子ビームを変化させる。このうち「偏向電磁石」はビームを曲げ、「多極電磁石」はビームが拡散しないよう絞る役割を担う。

 巨大な顕微鏡とも言われる放射光施設は、電子ビームを曲げた際に発生する放射光を物質の構造分析に活用し、学術研究や産業開発に役立てる。ビームを絞り込むほど微細な解析が可能になるため、電磁石の精度は放射光施設の性能に直結する。

 トーキンは東北大金属材料研究所が開発した磁性材料の事業化のため1938年に設立された。高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の施設や「スプリング8」(兵庫県佐用町)など、加速器を備える国内の主要施設で電磁石の納入実績があり、次世代型放射光施設でも一連の受注を獲得した。

 材料製品技術部磁気応用グループの尾形敢一郎シニアマネージャーは「世界に対抗できる研究施設に地元企業から納品できることは誇り」と話す。自社の素材開発に放射光施設を活用する予定もあり「施設が東北の産業活性化につながってほしい」と期待する。

3925荷主研究者:2021/01/02(土) 16:27:14
>>3911
https://kahoku.news/articles/20201216khn000019.html
2020年12月16日 10:44 河北新報
仙台城・脇櫓も建て替えへ 大手門と一体で復元

現在の脇櫓=仙台市青葉区

 仙台市は15日、来年度着手する仙台城跡(青葉区)の大手門復元に合わせ、隣接する脇櫓(やぐら)(隅櫓)も史実に沿った形で建て替える方針を明らかにした。大手門と脇櫓は1945年の仙台空襲で焼失。脇櫓は67年に民間の寄付で再建された。

 市議会12月定例会の一般質問に対し、佐々木洋教育長が「現在の脇櫓は屋根の形状などに史実と異なる点があることや、老朽化しているなどの理由から一度解体し、大手門と一体的に復元する」と答弁した。

 市は大手門復元に向け、副市長をトップとするプロジェクトチームの設置を検討する方針も表明した。市道仙台城跡線の廃止や景観の在り方などを検討するため、関係部署による横断組織を編成する。

 高橋新悦副市長は「大手門復元はまちづくりに大きく関わる事業。文化財、景観、公園、観光、道路などの部門が連携して取り組む必要がある。来年4、5月にスタートできるように準備を進めたい」と語った。

 大手門復元の財源確保のため、市民から寄付を募る提案には前向きな考えを示した。佐々木教育長は「歴史的建造物の復元というシンボリックな事業。寄付は広く市民が参加できる点でも意義深い」と述べた。

 郡和子市長は復元完了の時期に関し「(仙台藩祖)伊達政宗の没後400年という記念の年を目標に持つことは大きな推進力。(復元整備の基本設計に着手する前の)2029、30年度に時期を見定めることができればいい」と説明した。

3926荷主研究者:2021/01/02(土) 16:34:50

https://kahoku.news/articles/20201216khn000047.html
2020年12月17日 06:00 河北新報
八ツ森線など廃止へ 仙台市バス 、来年度2.7%減便

仙台市バス

 仙台市交通局は16日、2021年4月1日の市バスダイヤ改正で、青葉区上愛子、作並、新川地区を走る八ツ森線を廃止すると明らかにした。策定中の交通事業経営計画(21〜30年度)で、利用が極めて少ないバス路線を廃止し、地域交通に転換する方針を打ち出している。新川地区では乗り合い交通の試験運行が8月に始まったばかりだが、施策を先取りする格好となる。

 八ツ森線は新川地区とJR仙山線作並駅、市バス白沢車庫前などを結ぶ3系統あり、1日に計8便を運行する。以前から利用が少なく、19年度の営業係数(100円の収入を得るためにかかる費用)は、全路線で最悪の1497だった。

 新川地区では町内会などでつくる地域交通運営検討会が、予約制のデマンド型乗り合い交通「八ツ森号」を来年3月まで試験運行する。平日に1日2〜5便が走るため、市バスを廃止しても移動は可能と判断。同じく利用が低迷する工学部・宮教大線の特別支援学校系統(1便)と共に廃止する方針を固めた。

 交通局輸送課の担当者は「八ツ森号は試験運行の段階だが、今後も運行を継続できる見通しだ。住民には地域交通の活用をお願いしている」と説明した。

 ダイヤ改正では全体の運行便数を1日平均2・7%減らす。経営改善計画(17〜21年度)で18、19年に計5・4%削減したが、さらなる減便に踏み切る。午後8〜11時の夜間帯、午後4〜7時の夕方ラッシュ時が中心。最終便は計13路線で2〜24分繰り上げる。

2020年12月17日 15:49 update

3927荷主研究者:2021/01/02(土) 16:38:04

https://kahoku.news/articles/20201217khn000025.html
2020年12月17日 11:21 河北新報
「復興再考」第6部 まちづくり(5) 山元 集約化/持続可能性 大胆に探る

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201217kahoku01.JPG
山元町が推し進めたコンパクトシティーのシンボル「つばめの杜」=4日

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201217kahoku02.JPG

 高架化された新駅を起点に整然とした街並みが広がる。玄関口にスーパーが建ち、その先に小学校、保育所、中央公園。取り囲むように住宅が軒を連ねる。

 宮城県山元町のJR常磐線山下駅を核とした新市街地つばめの杜。37ヘクタールのエリアに543世帯1226人が暮らす。

 東日本大震災の津波で被害を受けた町は、さらなる人口減少を見据えた持続可能なまちづくりを目指し、内陸部3カ所に大胆に移転集約した。4年前にまち開きをしたつばめの杜は、復興コンパクトシティー構想の象徴だ。

 真新しい外観とは裏腹に、内側には高齢化とコミュニティーづくりの課題を抱える。

 「腰が痛くて今寝てたの」「血圧の薬を飲んでいるけど調子はまずまずだね」

 11月半ば。長屋形式の災害公営住宅の扉がゆっくりと開き、1人暮らしのお年寄りが顔を出した。つばめの杜西地区の有志による見守り活動。主に75歳以上の110戸を月1回訪れる。

 「外に出るのに難儀する高齢者も多い。ならば、こちらから訪問してつながろう」。西区長の坂根守さん(77)が狙いを説明する。

 つばめの杜は東西2地区で構成される。西地区は公営住宅が209戸を占め、現役世代が多い自力再建の分譲住宅は67戸。偏った構成は高齢化率に表れ、県内ワースト3位の町全体より5・4ポイント高い46・1%に達する。

 街の設計図を描く際、多様な世代が入り交じるように公営住宅と一戸建てを配置する案が浮上したが、見送られた。

 「公営住宅は土地さえ確保できればまとめて整備可能で先行して建設できた。『まだか、まだか』という被災者の切実な声に応えなければならなかった」

 計画に携わった建設コンサルタントのオオバ(東京)東北支店長の赤川俊哉さん(56)が振り返る。

 東西両地区とも沿岸部各地から集まる寄り合い所帯で、顔見知りは少ない。不幸があっても家族葬がほとんどのため、隣近所が知らない場合もあるという。

 隣接する東地区は別の悩みを抱える。公営住宅137戸、分譲134戸と均衡が取れ、高齢化率は31・7%。ファミリー層が目立ち、都市部の団地のようだ。

 今年3月の総会で、地区役員が子ども会の設立を子育て世代に呼び掛け、予算10万円を計上した。お年寄りと若い親子の触れ合いにもつながると期待した。

 新型コロナウイルスもあってか、保護者の反応は薄く、具体的な動きは出ていない。区長代行の浅野光彦さん(77)は「時代が違うのだろうか」と残念がる。

 東西両地区合同で夏祭りを開いたり、西地区が居酒屋イベントを企画したり。地域の一体感を目指して交流を図る。

 「限られたメンバーでは持続可能な地域づくりは行き詰まる。多様な世代の住民を巻き込みたい」と区長の坂根さん。

 山元の再生をけん引する「まちの顔」を舞台に、手探りが続く。

3928荷主研究者:2021/01/02(土) 18:15:16

https://kahoku.news/articles/20201219khn000007.html
2020年12月19日 10:20 河北新報
「復興再考」第6部 まちづくり(7) 山元 再縮小/集約2地区 難題に直面

来年3月末で閉校する坂元中。保育所の再建も見送られ、坂元地区の住民は危機感を募らせる=3日、山元町

 大胆に住宅を集約したはずの移転先が、出だしから課題に直面している。

 宮城県山元町が内陸に整備した3カ所の集約先の一つ、JR常磐線坂元駅周辺。既存の町並みに組み込む形で被災者の住まい112戸を設けた。

 町は副都心と位置付けるものの、少子化を受けて2021年3月末に坂元中(生徒52人)が消える。町北部の山下中(203人)と再編して21年度から山元中となり、校舎は山下中を使う。坂元地区では「事実上の吸収合併」との見方がくすぶる。

 坂元中PTA会長の岩佐奈々さん(41)は「残せるなら母校を残したい。ただ、部活動や学校行事を考えれば再編は仕方がない」と複雑な胸中を明かす。

 自身が通った四半世紀前は1学年約80人。最後の卒業生となる長女(15)の学年は11人にとどまる。

 坂元地区では、震災で全壊した保育所の再建もかなわなかった。町は今年2月、人口推計などを基に再開しない方針を表明した。

 直前の1月下旬、地元8行政区の正副区長、選出町議の計22人でつくる坂元地区行政連絡調整会議が保育所の建設を要請した。15年度に再建を求める請願が町議会で採択された経緯もあったが、地元の訴えは退けられた。

 山元町は1955年の「昭和の大合併」で山下村と坂元村が合併して生まれた。震災前に7対3だった山下と坂元の人口比は現在、8対2に開いた。

 震災前1万6700だった人口は、震災の犠牲者637人を除き約4000人減った。減少率は県内3番目に高く、打撃は津波被害が大きい坂元地区でより深刻だ。

 19年2月、坂元駅前にオープンした農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」がにぎわう一方、鮮魚店や文具店などが相次いで店を閉じた。坂元小(児童84人)も8年後をめどに他の3校と再編される。

 「商店や子どもが減り、地域の衰退を肌で感じる」。坂元駅周辺を含む町地区の区長星幸夫さん(76)は危機感を募らせ、町に地域へのてこ入れを求める。

 もう一つの移転先となった宮城病院周辺の桜塚地区(82世帯)。被災者有志が移転前から世話人会を発足させ、コミュニティーの円滑な始動に心を砕いてきたが、出はなをくじかれた。

 16年8月、世話人会代表の鈴木裕一さん(61)が、合戦原地区(105世帯)の自治会に桜塚地区全員の入会を申し入れた。両地区は国道6号を境に東西に向かい合う位置にある。

 「一気に80世帯も受け入れられない」「高齢化で担い手がいない」。受け入れの可否を問う合戦原住民のアンケートが行われ、反対43、賛成35で、両地区の合流は否決された。

 桜塚は17年3月、独自に自治会を設立した。鈴木さんは「想定外の結果になったが、桜塚単独での活動に支障はない」と言う。

 17年度に就任した合流推進派の合戦原区長橋本憲夫さん(68)は毎年度、事業計画の冒頭に「桜塚との融合」を掲げる。「桜塚とのわだかまりを解消したい。一緒に力を合わせて活動できないか」と思案する。

3929荷主研究者:2021/01/02(土) 18:35:24

https://news.mynavi.jp/article/diagram2021-23/
2020/12/20 19:21 マイナビニュース
JR東日本「仙台シティラビット」廃止、日中の列車は白石駅で分離

著者:MN 鉄道ニュース編集部

 JR東日本仙台支社は、2021年3月13日のダイヤ改正で東北本線・常磐線・仙台空港アクセス線のダイヤを全面リニューアルすると発表した。東北本線福島〜仙台間では、日中時間帯の列車が白石駅で分離され、快速「仙台シティラビット」が廃止となる。

719系で運転された頃の快速「仙台シティラビット」。特製のヘッドマークを掲出していた

 快速「仙台シティラビット」は現在、日中時間帯に福島〜仙台間で上下各3本運転されている。来年3月のダイヤ改正では、輸送障害発生時の影響を小さくするため、福島〜仙台間において日中時間帯の運転区間を福島〜白石間(2両編成)・白石〜仙台間(4・6両編成)に分離し、白石駅にて同一ホームで相互に乗り継ぐ体系に変更。これにともない、「仙台シティラビット」に代わって各駅に停車する普通列車が運転される。

 福島〜仙台間では、他にも区間列車の新設や運転間隔の改善、運転本数・時刻の変更を行う。岩沼駅で東北本線に合流する常磐線、名取駅で東北本線に合流する仙台空港アクセス線も運転間隔が均等化され、常磐線は日中時間帯に1時間あたり1本、夕方におおむね1時間あたり1〜2本の運転、仙台空港アクセス線は日中時間帯におおむね20分間隔、朝・夕夜間におおむね30分間隔の運転となる。仙台空港アクセス線では、上下各3本の快速列車のうち、上下各2本が普通列車に変更される。

701系で運転される快速「仙台シティラビット」

仙台空港アクセス線の快速列車。ダイヤ改正後は上下各1本のみに

 ダイヤ改正後の仙台駅では、一部時間帯で上り列車の発車時刻を統一。11〜14時台と20〜21時台は10分おきに列車が発車する。11〜13時台は毎時0・20分に東北本線、毎時40分に常磐線、毎時10・30・50分に仙台空港アクセス線の列車が発車。20〜21時台は毎時0・30分に東北本線、毎時10・40分に常磐線、毎時20・50分に仙台空港アクセス線の列車が発車する。仙台空港アクセス線は仙台駅での発着ホームを3・4番線に統一するとのこと。

 仙台〜利府間では、仙台駅を23時台に発車する利府行の列車を新設し、朝・夕夜間はおおむね1時間あたり2本運転。日中時間帯はおおむね1時間あたり1本の運転で、引き続き岩切駅で乗換えが必要となる。仙台〜一ノ関間では、朝の松島発仙台行の列車1本を4両編成から6両編成に増やす一方、7〜8時台に石越駅を発車する上り列車2本の始発駅を小牛田駅に変更し、運転区間を短縮する。仙石東北ラインの列車のうち、午後の上り1本がダイヤ改正後、塩釜駅から仙台駅まで各駅に停車する。

 その他、仙石線のあおば通〜東塩釜間にて、土休日の朝の運転本数が見直しに。東北本線新白河〜福島間でも、朝の一部列車の運転時刻・両数変更、日中時間帯および夕方の運転間隔の均等化などが行われる。

3930荷主研究者:2021/01/02(土) 18:42:56

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB074QY0X01C20A2000000?unlock=1
2020年12月23日 11:00 日本経済新聞
宮城の出生率低迷、ポスト復興の課題に 地域差大きく

3931荷主研究者:2021/01/02(土) 22:49:05

https://kahoku.news/articles/20201226khn000046.html
2020年12月27日 06:00 河北新報
仙台・立町、料亭街の歴史に幕 老舗「ひょうご」閉店

のれんをしまう料亭ひょうごの兵庫さん

 仙台市青葉区立町の「料亭ひょうご」が店を閉じ、55年の歴史に幕を引いた。かつて仙台随一の料亭街だった立町から料亭がなくなった。地域に愛された老舗料亭の閉店を惜しむ声は多いが、経営者の兵庫淑(よし)子さん(75)は「悔いはない。母から2代にわたって愛され、お客さんには感謝してもしきれない」と笑顔で話す。

 店は1965年、母フミさんが開いた。当時、立町周辺は大きな料亭が並び、政財界の社交場として栄えていた。東京で主婦をしていた兵庫さんが、病気になったフミさんから店を引き継いだのは1980年。接客やプロの調理は未経験だったが、「商売はお客さんから教わった。ゆっくり酒を酌み交わしながら心を通わせる。料亭の面白さも新鮮だった」と振り返る。

 バブル経済の崩壊や長引く景気低迷に加え、伝統的なもてなし文化の衰退もあり、仙台の大きな料亭は次々と廃業した。立町周辺で唯一残ったのが、料亭ひょうごだった。

 新型コロナウイルスの影響もあり、料亭ひょうごは今年10月末、閉店した。

 「おいしいお酒や食べ物を提供するだけでなく、気遣いを売り物にしてきた。こぢんまりした店だが長く続けられてよかった」と兵庫さん。近年は町内会や学校の子ども会、保護者会の集まりなど地域活動の拠点にも利用された。

 兵庫さんは今後、ライフワークにしている女性みこしやホタル保護の活動に力を注ぐ予定という。

2020年12月27日 09:11 update

3932荷主研究者:2021/01/02(土) 22:51:56

https://kahoku.news/articles/20201227khn000028.html
2020年12月27日 11:15 河北新報
名取・閖上東地区 食料品製造など新たに5社進出

進出企業と名取市の立地協定式

 東日本大震災の津波被害に伴い産業用地として整備された名取市閖上東地区で、新たに5社の進出が決まり、市は25日、各社と立地協定を結んだ。

 5社は食料品製造のトラクシィ(仙台市)、汎用(はんよう)機械器具製造の千代クレーンメンテナンス(名取市)、道路貨物運送のマックス運輸(千葉市)、金属製品製造の大栄(埼玉県入間市)、建設業のガイメイク(名取市)。

 名取市役所で山田司郎市長が各社代表と協定書を交わし「共に発展するまちづくりを進めたい」とあいさつ。各社代表は「雇用促進を図り、地域活性化に努めたい」などと述べた。

 閖上東地区への進出企業は今回で計31社に上る。産業用地20・6ヘクタールのうち、11・6ヘクタールが埋まった。

3933荷主研究者:2021/01/02(土) 22:52:35

https://kahoku.news/articles/20201226khn000048.html
2020年12月27日 06:00 河北新報
県道大衡仙台線の宮床工区 8年がかりで完成・開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201227kahoku01.JPG
テープカットをして開通を祝う関係者

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201227kahoku02.JPG

 宮城県大衡村大衡の国道4号と仙台市青葉区木町通の国道48号を結ぶ県道大衡仙台線(23・8キロ)のうち、2012年度に着工した大和町宮床の宮床工区(2・3キロ)が8年がかりで完成し、25日開通した。

 仙台圏北部の工業団地への物流強化を図るため、総事業費約29億円を投じ、山林を切り開く大規模工事や二つの橋を架ける工事などを行った。

 現地であった開通式で県の佐藤達也土木部長は関係者約30人を前に「仙台都市圏の道路ネットワークが強化され、地域間の交流促進など経済活動の活性化が期待される」と村井嘉浩知事のあいさつを代読した。

 浅野元・大和町長や県道大衡仙台線建設促進協力会長の萩原達雄大衡村長らがテープカットに臨み、くす玉を割って開通を祝った。

 県道大衡仙台線は、国道4号の西側を縦断する幹線道路。沿線の各工業団地へのアクセス向上を図り、渋滞が著しい国道4号の代替機能も担う。宮床工区以北の約3キロが今後整備されれば、全線開通となる。

3934荷主研究者:2021/01/02(土) 23:14:02

https://kahoku.news/articles/20201230khn000055.html
2020年12月31日 06:00 河北新報
仙台国際センターの利用低迷 コロナ収束後の需要開拓図る

来場者がメーカー担当者とじっくり商談したガスフェア=10月16日

 新型コロナウイルスの影響で大規模イベントの中止や延期が相次ぎ、仙台国際センター(仙台市青葉区)の利用が大幅に低迷している。感染拡大に伴う3月上旬〜7月末の長期休館に加え、国際会議などの大型需要が皆無だったことが響いた。センターは来年1月末に国際会議の主催者らを招待するオンライン都市視察に参加するなどし、感染収束後の反転攻勢を狙う。

 最近5年間の利用者の推移はグラフの通り。20万〜30万人台で推移してきたが、2020年度は4万人程度と見込まれ、19年度の28万6996人から激減するのは確実だ。

 稼働率も近年は60%程度で推移したが、20年度は20%程度にとどまる見通し。担当者は「8月に営業を再開したが、利用者や地域経済を大きく押し上げる国際会議はゼロ、学術会議もほとんどない」とこぼす。

 事態の打開を目指し、センターは1月26日〜2月4日、日本政府観光局(JNTO)が主催するオンライン都市視察に参加する。国際会議の開催地決定権を持つ主催者、決定に影響力を持つキーパーソンに対し、仙台観光国際協会と一緒にシティーセールスする。

 全編英語のPR動画に出演した伊藤均センター長は「現状で国際会議の需要回復は見通せないが、コロナ後のニーズの高まりに備えて、誘致の準備をすることが必要だ」と強調する。

 コロナ禍に見舞われた20年は、さまざまな商習慣の「オンライン化元年」の様相を呈したが、センターでわずかに開かれた実際に人が集まるイベントでは、感染収束後の催事のヒントとなる成果も得られた。

 10月中旬、市ガス局が開催した毎年恒例の「ガスフェア」はその一つ。入場者数こそ減少したが、ガス機器の売上高は前年を約15%上回り、2億円以上に達した。巣ごもり需要の追い風もあったとみられる。

 伊藤センター長は「強い目的を持った販売者、消費者がじっくり商談できた。実際に商品を見比べられるリアルな見本市はコロナ後も必要だ」と分析し、需要開拓に向けた戦略を練る。

3935荷主研究者:2021/02/04(木) 22:16:56

https://kahoku.news/articles/20210104khn000012.html
2021年01月04日 09:59 河北新報
仙台・青葉通地下道内の噴水、市が撤去へ 2008年から止水状態、修繕費など考慮

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210104kahoku01.JPG
フェンスで囲われた噴水。13年近く止まったまま復活することなく撤去される

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210104kahoku02.JPG
完成直後の青葉通地下道の噴水。仙台市民の憩いの場となっていた=1991年9月

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210104kahoku03.JPG

 仙台市中心部の青葉通地下道内にある噴水を、市が撤去することが分かった。水は2008年から止まったままで、配管の詰まりも判明し、多額の修繕費用も考えて決定。地下道を管理する市青葉区はイベント広場に改修する計画で、かつて地下空間に潤いを与えた噴水は、復活を果たせないまま消滅する。

 噴水は1991年9月、青葉通と東二番丁通の交差点に歩行者用地下道が設けられたのに合わせて完成した。コミュニティー広場として花壇やベンチも設置された。

 東北地方整備局仙台河川国道事務所によると08年4月、洗濯をする路上生活者がいたために止水。道路の管理が国から市に移った16年4月時点で、配管に不具合があったという。止水の長期化でさび付いたとみられる。

 その後も路上生活者が噴水内に荷物を置くなどしたため、市が18年、立ち入れないようにフェンスを設置。バラの造花で飾っているものの、中央広場は殺風景な状態になっている。

 青葉区道路課によると、噴水の復活には、配管を掘り出した上での新設備の導入が必要。水道代や維持管理費もかさむことから断念したという。

 青葉区は撤去費用を含む改修費を、新年度予算案に盛り込むよう、市に求めており、要求通りに進めば、イベントが可能な新しい地下道広場が数年後にお目見えするという。

 道路課の担当者は「地下なので天気に左右されない。定禅寺ストリートジャズフェスティバルなどで活用できるだろう。関係団体と調整し、噴水跡の使い方を検討したい」と話す。

3936荷主研究者:2021/02/04(木) 23:00:48
>>3334
https://kahoku.news/articles/20210111khn000033.html
2021年01月12日 06:00 河北新報
仙台・泉区役所の建て替え、方針策定へ意見公募

建て替えの実施方針の中間案がまとまった泉区役所

 仙台市は泉区役所の建て替えで、整備の基本的な考え方や事業手法、事業者選定の条件などを定めた実施方針の中間案をまとめ、意見公募(パブリックコメント)を行っている。市民説明会を経て29日まで募集し、方針策定に生かす。

 中間案によると、新たな区役所庁舎は延べ床面積1万2900〜1万3400平方メートル。建設地は約3万平方メートルある現在地のほか、民間が所有する周辺用地への建て替えも可能とする。

 地域活性化のため商業施設やオフィス、教育施設などの入居を想定した建物の整備も求める。新庁舎と民間施設は合築、分築を問わない。路線バスの待機スペース不足や周辺道路の混雑など、交通環境の課題を解決するアイデアも募る。

 事業手法は民間が新庁舎を整備し、市が建物を買い取る方式か、民間の建物に区役所がテナント入居するリースバック方式とする。整備を担う事業者は企画提案を審査する「公募型プロポーザル方式」で決める。

 実施方針は2021年度早々にまとめ、夏ごろをめどに事業者募集の要領を策定し、同年度内の選定を目指す。新庁舎は26年度までに使用を開始する。

 市はホームページに中間案を掲載。市役所本庁舎1階の市政情報センター、各区役所の総合案内で配布する。意見は郵送、ファクス、メールなどで寄せる。

 募集期間中は市民説明会を開催するほか、みやぎ仙台商工会、泉中央駅前地区活性化協議会などと意見交換。応募を検討する事業者から整備のアイデアや事業費の見通しを聞き取る。

 市民説明会は22日午後6時と23日午後2時、いずれも泉区役所で開く。定員は各回100人。先着順で、事前の申し込みは不要。連絡先は市財政企画課022(214)8068。

3937荷主研究者:2021/02/04(木) 23:03:24

https://kahoku.news/articles/20210112khn000018.html
2021年01月12日 11:17 河北新報
仙台・将監に新複合施設 市民センターなど統合 来年3月完成

複合施設に建て替えられる将監市民センター

 仙台市は今月下旬、泉区将監地区で隣り合う市民センター、老人憩(いこい)の家、児童センターを統合し、新たに複合施設を建設する工事に着手する。玄関やトイレを共用化してコストを抑え、3施設の機能融合による多世代交流も図る。老朽化した公共施設の効率的な建て替えのモデル事業で、2022年3月に完成させる。

 3施設は将監ふれあい公園の南西側に並んで立つ。複合施設は公園の敷地内に建て、公園は3施設の跡地に同じ面積で再整備する。

 複合施設は鉄筋2階建て、延べ床面積は2019平方メートル。3施設の合計延べ床面積2020平方メートルを下回るため、公共施設の複合化を推進する国の補助制度を活用する。総事業費は7億1720万円を見込む。

 北に向かって逆L字型の形状とし、南側1階に児童センター、北側1階と2階にホールを備えた市民センターを配置。老人憩の家の活動は市民センターに新設する「市民交流スペース」で続ける。玄関、トイレ、調理室などは共用化する。

 交流スペースは住民が自由に立ち寄って話ができたり、子どもたちが勉強に使ったりすることができる。イベントやサロン活動などの実施も計画する。住民主体の運営も検討している。

 市は複合施設の整備に向け、17年8月からワークショップを開催し、住民意見を把握。18年3月に基本計画を策定した。町内会役員や市民団体の代表らは準備委員会を発足させ、設備面などの協議を重ねてきた。

 市によると、市内の人口が急増した1970〜80年代、合併を経て政令市に移行した89年ごろ、各地域に公共施設が相次いで整備された。多くは築30〜40年が経過し、老朽化が著しい。

 建て替えが必要な施設の延べ床面積は、全施設の面積の半分以上に相当する。市は今後、太白区茂庭地区でも、市民センターと老人憩の家の複合化による建て替えを検討するという。

 市財政企画課の橋浦潮課長は「複合化は財政負担を抑えつつ、必要な機能を維持する手法。住民間の合意形成が重要で、それぞれの地域で複合施設の在り方の議論を深めたい」と話す。

3938荷主研究者:2021/02/04(木) 23:17:51

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB054Q50V00C21A1000000
2021/1/13 15:00日本経済新聞 電子版 東北 宮城
七十七銀行、上場支援強化 プロ向け市場で3社と提携

3939荷主研究者:2021/02/04(木) 23:18:14

https://www.lnews.jp/2021/01/n0113314.html
2021年01月13日 LNEWS
工進/仙台に自社2拠点目となる配送センターを開設

 工進は1月13日、宮城県仙台市に自社2拠点目となる「仙台配送センター」を開設したと発表した。

<仙台配送センター>
仙台配送センター

 これにより、工進の全商品ラインナップを日本全国へ最短納期で供給できる体制を構築。災害時などに需要が急増する発電機等も備蓄し、万全の供給体制を構築。日本全国へ万が一の「安心」を提供していくとしている。

 仙台配送センターは2021年1月より本格稼働開始。地上4階建ての延床面積3万6854m2の広大な倉庫の一部スペースから稼働し、工進全機種の在庫を保管。倉庫管理システム(WMS)を導入し、保管・出庫の効率化&標準化を行った。

 また、立地的にも恵まれており、仙台塩釜港至近、仙台中心部から12km、仙台東部道路・三陸自動車道の「仙台港北IC」から3km等アクセスもよく、工場・物流施設の集積地に位置しているため、24時間365日稼働を実現した。

 これまでは、本社のある京都から日本全国に発送する体制であったため、東日本は西日本に比べ1日程度の到着遅れがあった。東日本に拠点を設けることで、納期短縮はもちろん、欠品対策も実施。発電機やポンプ、農機具類等の台風や大雨等の天候に影響される商品が、特定のエリアで需要が増加し在庫切れになってしまっても、もう一方の拠点の在庫を供給できる体制となった。また、東北地方での販売が多い除雪機のパーツも保管し、即納体制を整えている。

 なお、工進は、主に農業・土木関連の業務用ポンプ・噴霧器・除雪機・発電機等の製造及び販売を手掛ける国内メーカー。1948年の創業以来、着実にシェアを拡大し、農業や土木工事で活躍するエンジンポンプは世界160か国で愛されているトップブランドとなっている。

3940荷主研究者:2021/02/13(土) 21:54:52

https://kahoku.news/articles/20210115khn000036.html
2021年01月15日 15:42 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率10年ぶり上昇 コロナや新規供給が影響

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210115kahoku01.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210115kahoku02.JPG
昨年10月に完成した新仙台ビルディング=仙台市青葉区大町1丁目

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店が14日まとめた2020年末の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前年同期比1・32ポイント上げて5・51%と、10年ぶりに上昇に転じた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う解約や、3年ぶりの新規ビル供給が影響した。

 調査対象は延べ床面積約990平方メートル以上の352棟。空き室面積は1年間で約2万560平方メートル増えた。大型ビルが密集する仙台駅前地区は3・16ポイント上昇の6・01%と、全5地区のうち上昇幅が最も大きい。感染拡大防止のためのテレワークが普及し、外資系ソフトウエア会社や製造業大手の子会社が撤退した。

 一番町周辺は1・18ポイント上昇の4・38%、宮城県庁・市役所周辺は1・05ポイント上昇の6・78%。外資系の製薬会社の撤退や飲食店の閉店が相次いだ。

 一方、駅東は2・10ポイント低下の4・31%。床面積の広いコールセンターの需要が依然として旺盛で、空き室率が5地区で最低となった。周辺オフィスは0・37ポイント低下の8・63%。

 20年は仙台花京院テラス(青葉区)、新仙台ビルディング(同)、仙台宮城野ビル(宮城野区)が開業。新規ビルへの移転で2次空室が発生した。21年はJR仙台イーストゲートビル(宮城野区)、高惣木工ビル(同)、ミレーネT仙台ビル(青葉区)が稼働するため、空き室率を押し上げそうだ。

 仙台支店の担当者は「20年の前半はコロナ禍で打撃を受けた飲食店の撤退が多く、後半からオフィスの縮小や解約の動きが外資系を中心にみられた。国内企業は様子見状態が続き、注視が必要だ」と話した。

 市内の不動産調査会社の担当者は「今年はコロナ禍の業績悪化を受け、固定費を削減するための解約も増えそうだ。その中でも新築ビルは需要が高く、既存ビルとの二極化が進む」と見通す。

3941荷主研究者:2021/02/13(土) 22:04:43

https://kahoku.news/articles/20210116khn000001.html
2021年01月16日 06:00 河北新報
仙台市人口、27年ピーク 社会増継続で減少局面5年遅れる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210116kahoku01.JPG

 仙台市は15日、2020年の推計人口に基づく新たな将来人口の予測を公表した。27年の109万9000をピークに減少に転じ、52年に100万を割り込む見通し。15年の国勢調査を基にした従来予測に比べ、減少局面の到来が5年遅れる。東日本大震災後、転入が転出を上回る社会増が継続している状況を踏まえた。

 1980年以降の人口推移と新たな将来予測はグラフの通り。87年に宮城県宮城町、88年に泉市、秋保町と合併後、右肩上がりで増加し、99年に100万の大台を突破した。2020年10月の推計人口は109万1992となった。

 従来予測は22年をピークに減少局面に突入するとの見通しだったが、新たな予測はしばらく微増が続くとみる。2000〜09年ごろ社会減が継続したため、従来予測は社会減を前提に分析。被災地からの転入が急増した11〜13年は異常値とした。

 だが、14年以降も被災地を含む仙台都市圏以外の県内自治体、東北各地からの転入が相次ぎ、社会増が続いた。市地下鉄東西線が15年に開業し、若林区の沿線地域で住宅開発が進んだことなどが後押しとなった。

 将来予測は三菱地所(東京)が手掛ける泉区の泉パークタウン第6住区「朝日地区」の開発、23年4月の東北学院大五橋キャンパス誕生などを踏まえた。土地区画整理事業があった宮城野、若林、太白3区の各地域で今後も人口増が見込まれることも考慮した。

 市人口は4年連続で出生数が死亡数を下回る自然減となった。社会増との相殺で人口は伸びているが、増加幅は縮小傾向にある。

 市政策企画課の上田正人課長は「新型コロナウイルスの影響で将来人口は不確定要素が多い。減少局面は5年遅れと予測するが、少子高齢化が続き、近い将来にピークを迎えることに変わりはない」と説明する。

 将来人口は推計人口を基に合計特殊出生率や社会移動率などを加味し、コーホート要因法と呼ばれる手法で予測した。合計特殊出生率は1・26のまま推移し、社会移動率は年1・13%ずつ減少すると仮定した。

2021年01月16日 09:15 update

3942荷主研究者:2021/02/13(土) 22:19:38

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB195VS0Z10C21A1000000/
2021/1/20 18:11日本経済新聞 電子版 宮城
地元企業のDX支援、AI学ぶ学生インターン ミヤックス

3943荷主研究者:2021/02/13(土) 22:21:09

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00585658?isReadConfirmed=true
2021/1/20 05:00 日刊工業新聞
PSS、米油の新抽出技術開発 東北大などと連携

米油

 【仙台】PSS(宮城県石巻市、渥美春人社長、0225・25・4119)は、東北大学大学院工学研究科などと連携して、超臨界流体を活用した米油抽出技術の開発に乗り出す。新たな抽出法は原料となる米ぬか内部の硬い粒子を水熱前処理で破壊。超臨界二酸化炭素(CO2)で米油を抽出する温度や圧力などの条件を約1年かけて探る。将来の装置化では、米油の抽出率75%以上を目指す。

 産業・省力機器を手がけるPSS、東北大、高圧容器設計・製作のエイクラフト(宮城県名取市)、食品会社の三和油脂(山形県天童市)の4者が手を組む。東北経済連合会の産業支援組織の東経連ビジネスセンターの助成事業に採択された。

 近年、米油は機能性食品として人気が高まりつつある。従来の抽出法は溶剤を用いた抽出法のほか、天然成分を多く残すため機械圧搾法が使われている。米油の高品質化に向けた機械圧搾法は米ぬか内部の硬い粒子が原因で、抽出率が30%程度にとどまっていた。

 今回のプロジェクトでは、歩留まりの大幅な向上と、東北からの米油抽出の装置開発につなげるのが狙い。PSSの渥美社長は「連続処理が可能な装置をデザインしていく」としている。

(2021/1/20 05:00)

3944荷主研究者:2021/02/13(土) 22:28:49

https://kahoku.news/articles/20210121khn000013.html
2021年01月21日 11:06 河北新報
戦略特区「スーパーシティ」 仙台市が応募へ事業者募集 「最先端技術提案を」

仙台市役所

 仙台市は20日、人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を活用し、未来の生活を先行実現する都市を目指す国家戦略特区「スーパーシティ構想」への応募を目指し、参画事業者の募集を始めた。東北大と連携し、次世代型放射光施設が2023年度に稼働する青葉山(青葉区)など各キャンパスを規制緩和の対象区域として想定する。

 「仙台市×東北大学スーパーシティ構想」は、市と東北大、事業者が官民が持つデータを共有し、エネルギー、環境、健康、物流、防災、教育などの分野で先端的サービスを提供する。

 (1)若者の力を最大限に引き出す成長拠点(2)産官学金の連携による魅力的で斬新なサービスの創出拠点(3)生み出されたサービスを東北に拡大するソーシャルイノベーションモデルの展開拠点-などの構築を目指す。

 事業者募集は構想への応募条件。実現可能な先端的サービスのアイデアを持つ事業者を広く募る。官民のデータを連携、活用するためのシステム構築を担う事業者も併せて募集する。

 事業提案書の提出を2月12日まで受け付ける。市は内容を精査した上で、構想への応募期限となる3月26日までに可否を検討する。

 市プロジェクト推進課の谷口尚史課長は「最先端のものが次々と生まれる街にできればいい。事業者には利用者が『未来都市』を実感できる斬新なサービスを提案してほしい」と話す。

 スーパーシティ構想は昨年9月施行の改正国家戦略特区法に設けられた制度。第1弾として5団体程度が今年4月以降に選ばれる。

3945荷主研究者:2021/02/13(土) 22:30:26

https://kahoku.news/articles/20210122khn000002.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
宮城県民会館とNPOプラザの移転集約、県が構想素案を公表

宮城県民会館

 宮城県は21日、仙台市宮城野区の仙台医療センター跡地に、青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と宮城野区のみやぎNPOプラザを移転集約する基本構想の素案を公表した。事業費は約250億円。事業手法は民間資金活用による社会資本整備(PFI)を含め、新年度に検討する。開館時期は未定。

 県議会の総務企画、環境福祉両委員会で示した。素案の基本理念では、新施設を「交流・協働・創造の拠点」と位置付け、芸術や市民活動を通じた交流創出を目標に掲げた。

 県民会館の貸館事業は、2000席以上の大ホールを中心に、国内外の音楽やミュージカルに対応する。ギャラリーやアトリエを新設し、芸術活動を後押しする。NPOプラザは、県内の活動団体の支援機能を継続。共有部分の玄関ロビーでは、交流イベントの開催を想定する。

 県は芸術団体やNPOの関係者から意見を聴き、本年度中に構想をまとめる。

 老朽化する県有施設の再編で、県は2019年11月、県民会館とNPOプラザ、県美術館の移転集約案を発表。市民団体などの猛反発を浴び、20年11月に県美術館の移転を断念した。

3946荷主研究者:2021/02/13(土) 22:31:29

https://kahoku.news/articles/20210121khn000045.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
宮城県美術館、2025年度リニューアル 県指針

宮城県美術館

 宮城県美術館(仙台市青葉区)の改修計画で、県教委は21日、リニューアルオープンの目標時期を2025年度内とする新たな指針を公表した。現在の講堂部分を県民ギャラリーなど多目的スペースとして再整備する方針も示した。

 県議会文教警察委員会で明らかにした。1階の現講堂はギャラリー機能に加え、子どもたちの芸術活動などに使える「キッズ・スタジオ(仮称)」としても活用。美術教育を後押しする拠点とする。

 1階の展示室は配置を換えず装いを新たにし、現図書室は情報・交流ラウンジへの転用を想定。地下1階の現県民ギャラリーは展示・保管スペースに変更し、収蔵品の安全管理、コレクションの充実に役立てる。

 委員会では、建物の仕様などで利用者の声を反映するよう求める意見が出た。県教委の担当者は「県民と協働で進めていきたい」と応じた。

 県美術館の整備方針については19年11月、村井嘉浩知事が宮城野区に移転する構想を表明。日本を代表する建築家・故前川国男氏が設計した建物の価値を重視する市民団体などから批判が上がり昨年11月、現地で増築せず改修する方針に転換した。

2021年01月22日 10:10 update

3947荷主研究者:2021/02/13(土) 22:32:58

https://kahoku.news/articles/20210121khn000040.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
仙台港のコンテナ取扱量、前年比7%減 コロナ影響も高水準は維持

 宮城県は21日、仙台港の2020年のコンテナ貨物取扱量が前年比7%減の約27万個(速報値、20フィートコンテナ換算)になると発表した。前年割れは東日本大震災の2011年以来。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の縮小で輸出入ともに下回ったが、取扱量は1990年の統計開始以来、3番目の高水準を維持する見通し。

 県によると、過去最多の19年(28万9898個)比で約2万個減った。輸入は約8%減の13万4000個で、製材や木製品が減少した。輸出は約6%減の13万6000個で、主力であるタイヤなどのゴム製品や自動車の部品が落ち込んだ。

 新型コロナの感染が広がり始めた春先に比べ、9月以降は輸出入ともに前年近くまで持ち直したという。県の担当者は「比較的最小限の落ち込みにとどまった。コロナ感染拡大による貨物動向への影響を注視しつつ、ポートセールスに努めたい」と話した。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は、震災があった11年には前年比55%減の9万6633個まで落ち込んだが、12年以降は急激に回復。15年からは5年連続で過去最多を更新していた。

3948とはずがたり:2021/03/08(月) 10:12:38
【独自】かさ上げ地区の人口44%減、宅地の34%は空き地のまま…読売調査
https://news.infoseek.co.jp/article/20210308_yol_oyt1t50012/?tpgnr=poli-soci
読売新聞 / 2021年3月8日 5時0分


 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で、津波から街を守るため、土を盛って地盤を高くする「かさ上げ」を行った地区の人口は、震災前より44%減ったことが読売新聞の調査でわかった。事業が長期化するなどし、ほかの地区に移転する住民が相次いだためだ。再生された宅地の34%は活用されず、空き地となったままだ。

 3県でかさ上げを行った市町村を取材し、15市町村の33地区について集計した。商業地だけをかさ上げした地区や、人口が不明な地区は除いた。震災前に計4万3061人だった人口は、2万4193人に減少していた。かさ上げした宅地の面積は422ヘクタール、うち144ヘクタールが未活用だった。

 かさ上げ後の街の再生には、土地区画整理事業が多く使われた。特定区域を再開発する際、道路や公園を作るため、宅地の位置を変えたり、面積を減らしたりして、元の土地と造成後の土地を交換(換地)する。

 住民の財産にかかわるため、自治体は地権者一人一人から承諾を得る必要がある。この作業が、復興を長期化させる一因になった。

 33地区のうち、人口が減ったのは26地区。減少率が91%で最も大きい岩手県宮古市田老地区は、1400人から130人に減った。高さ10メートルの巨大防潮堤が津波で破壊され、181人が犠牲になった。県と市は防潮堤を14・7メートルにし、平均1・6メートルかさ上げした。一方で移転を望む住民のため、近隣の高台を造成した。

 市は600人が戻ると想定したが、再び浸水する不安から高台を選ぶ住民が多く、4割は空き地だ。市の担当者は「防潮堤とかさ上げで最大級の津波でも浸水しない想定だ。安全をアピールしていく」と語る。

 人口が増えたのは5地区、同数は2地区だった。福島県新地町の新地駅周辺地区の15ヘクタールは、4割弱が空き地だが、人口は187人から240人に増えた。近くに液化天然ガス施設ができ、同地区に関連会社の社員寮などが建ったためだ。町の担当者は「中心部にまとまった土地があり、条件がよかった」と話す。

 被災自治体の復興計画の策定に携わった東北大の増田聡教授(地域計画)は「自治体は震災後の街のあり方をどうするか、事前に住民と話し合っておくべきだった。復興に時間がかかっても、将来の展望があれば、住民は戻りやすくなる」と指摘する。

3949荷主研究者:2021/03/13(土) 20:57:31

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26839
2021/1/26 日刊建設新聞 宮城版
歌津北ICをフルIC化 三陸道/事業費が20億円(東北整備局)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210126jc01.jpg

 東北地方整備局は、三陸沿岸道路の歌津北インターチェンジ(IC)をハーフICからフルICに改良する計画だ。事業費は20億円を試算。順調に事業化されれば、22021年度から測量設計を進め、2025年度の全体完成を目指す。延伸整備を進めている県内の三陸沿岸道路は、年度内の全線開通を予定するものの、同ICの構造変更に伴って事業期間が25年度までとなる。

 歌津北ICの構造変更については、同局が22日に本年度の第3回事業評価監視委員会(委員長・徳永幸之宮城大学教授)を開いて説明した。委員らは、この変更を含めて三陸沿岸道路(登米〜釜石)の道路事業を再評価し、事業継続が妥当と認めた。

 歌津北ICは、南三陸町歌津地区に南向きのハーフICとして整備され、2019年2月16日に供用を開始。現在は歌津北ICから乗ると仙台方向に進め、帰りはここで下りられる。フルIC化では、これに北向きのICを追加する。

 具体的にはダイヤモンド型のICを想定しており、ランプを増設することになる見込み。IC付近には海側から山の方へ上る道路があり、地域住民との交渉次第では、ここに橋を架ける可能性も出てきそうだ。

 フルIC化を進めることになった背景には、昨年6月に県が「宮城県緊急消防支援隊受援計画」を策定し、歌津平成の森を緊急消防隊の宿営地として登録したことや、県の地域防災計画で気仙沼市内に圏域防災拠点が設定されていることを挙げている。

 歌津平成の森は、歌津北ICの南側に位置しており、緊急消防隊の宿営地として活用される。災害が起きるとここに全国の緊急消防隊が集結して展開するようになるため、アクセス性向上の必要性が高まっていると判断し、北向きのICを追加することにした。

 さらに、歌津北ICをフルIC化した場合、歌津総合支所から気仙沼市立病院までの所要時間は27分となり、ハーフICに比べ3分短縮され、緊急搬送の面でも効果が期待できる。

 22日の事業評価監視委員会では、歌津北ICの構造変更に伴い、三陸沿岸道路(登米〜釜石)の全体事業費がこれまでの5164億円から、20億円増の5184億円となることや、事業期間が2011〜20年度の10年間から、5年間延びて25年度までとなることなどを報告。計画交通量は1日当たり1万1700台から、ネットワーク条件の見直しにより100台増の1万1800台となる。

3950荷主研究者:2021/03/13(土) 21:18:01
>>3054
https://kahoku.news/articles/20210126khn000048.html
2021年01月27日 06:00 河北新報
ヨドバシ新ビル、23年春開業へ 仙台駅東口に12階の複合施設

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku01.JPG
ヨドバシHDが建設する第1ビルの完成予想図。右側が仙台駅(同社提供)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku02.JPG
ヨドバシ仙台第1ビルの建設予定地になっている駐車場。仙台駅(手前)と黒い外観の第2ビル(左奧)の間に位置する=仙台市宮城野区

 家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD、東京)は26日、仙台市宮城野区のJR仙台駅東口で計画する複合商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」の概要を発表した。家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」を核テナントとした商業施設とオフィスからなり、年内に着工、2023年春の開業を目指す。

 同社によると、第1ビルは鉄骨地下1階、地上12階で、延べ床面積約7万6500平方メートル。低層階は商業テナント、中層階は1000台超の立体駐車場、高層階はオフィスで構成する。市と協議し、駅前のバスターミナルやペデストリアンデッキを整備する方針。

 現在、駐車場となっている計画地では1997〜2012年にヨドバシカメラが営業。同店は市道を挟んで建つ「ヨドバシ仙台第2ビル」で暫定的に営業しており、第1ビルの完成後に移る。

 第1ビルの建設に合わせてHDは当初、ホテルやライブホールを加えた一体開発を構想したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて計画を見直した。子会社のヨドバシ建物(東京)の安藤修一取締役営業部長は「駅東口に所有する別の土地で継続的に検討したい」との考えを示した。

 計画地は20年9月、国から「特定都市再生緊急整備地域」の指定を受け、開発の機運が高まっている。安藤氏は「新型コロナ下でも駅前のオフィス需要は活況が続く。多くの人が楽しめる施設を整備し、東口のまちづくりの活性化に寄与したい」と話した。

3951荷主研究者:2021/03/13(土) 21:23:46

https://kahoku.news/articles/20210127khn000021.html
2021年01月27日 11:18 河北新報
清水沢多賀城線が開通 津波時、内陸への避難路に 宮城・多賀城

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku04.JPG
都市計画道路「清水沢多賀城線」の開通を祝って行われたパレード

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku05.JPG

 宮城県多賀城市が東日本大震災からの復興事業で緊急避難路・物流路として整備してきた都市計画道路「清水沢多賀城線」が26日、開通した。市内を東西に横断する幹線道路に接続する南北の道路として、物流強化とともに津波発生時の内陸部への避難路の役割を担う。

 清水沢多賀城線は、1965年度に都市計画道路に決定。今回整備されたのは、同市八幡の国道45号から同市東田中志引までの南北977メートル。JR仙石線と砂押川を越えて、県道仙台塩釜線から城南地区までが一本の路線でつながった。片側1車線で車道は幅8メートル、歩道3・5メートル。1日の交通量は約1万1000台を見込む。

 市内を東西に走る幹線道路、国道45号と県道仙台塩釜線は合わせて1日8万台以上の通行量を誇る。しかし、震災時には渋滞が発生し、多くの車両が津波に巻き込まれた。

 南北を結ぶ道路の不足が課題に浮上。市は2011年12月に策定した市震災復興計画に緊急避難路・物流路の整備を盛り込み、15年12月に着工した。事業費は約98億円で復興交付金を充てた。

 現地であった開通式に関係者ら55人が出席。深谷晃祐市長は「清水沢多賀城線は市の震災復興を象徴する命の道。高さもあり、津波からの避難の一つの目印にもなる。多くの市民に利用してもらい、どのように避難できるのか日頃から備えてもらいたい」と述べた。

 市が整備するもう一つの緊急避難路・物流路の笠神八幡線は9月ごろに開通する予定。

3952荷主研究者:2021/03/13(土) 21:34:11

https://kahoku.news/articles/20210128khn000031.html
2021年01月28日 18:26 河北新報
利府南館は3月5日オープン エンタメや食充実 イオンモール

イオンモール新利府南館に入る東北初のアミューズメント施設のイメージ図(イオンモール提供)

 イオンモール(千葉市)は28日、宮城県利府町に建設中の「イオンモール新利府南館」を3月5日に開業すると発表した。今夏に北館として改装オープンする既存棟と合わせると東北最大のイオンモールとなる。映画館や体験型施設といったエンターテインメント分野を充実させ、一日を通して楽しめるモールを目指す。

 鉄骨3階、延べ床面積10万1000平方メートル。イオンスタイル新利府を核店舗とし、東北初出店35店を含む約170の専門店が入る。3800台分の駐車場も備える。

 アミューズメント施設「VS PARK(ブイエス パーク)」が東北初出店。大画面に映った猛獣と競走するなど31種類のゲームがそろう。新型コロナウイルス感染防止のために天井高を10メートルとし、密を防ぐ。映画館「イオンシネマ」は東北最大の11スクリーンを有し、高画質大画面と立体音響で臨場感を演出する。

 牛タン専門店運営の喜助(富谷市)や飲食店運営ハミングバード・インターナショナル(仙台市)が新業態を出店する。スポーツ観戦できるレストランやカフェ併設型書店もあり、多彩な食体験を提供する。地元の名店を集めた「りふマルシェ」も展開する。

 イオンスタイルは車に乗ったまま予約商品を受け取れる「ドライブピックアップ!」を東北で初めて導入。スポーツ用品売り場は東北最大級の広さを持つ。

 イオンモールの三嶋章男常務営業本部長は「週末には東北一円から誘客を図り、来店客を年間約1000万人に倍増させる。にぎわい創出の拠点としたい」と話した。

3953荷主研究者:2021/03/13(土) 21:35:29

https://kahoku.news/articles/20210127khn000042.html
2021年01月28日 06:00 河北新報
鐘崎、一番町店を31日閉店 「笹かま館」に本店機能移転

31日で42年の歴史に幕を下ろす鐘崎一番町店=仙台市青葉区一番町3丁目

 笹かまぼこ製造・販売の鐘崎(仙台市)は、仙台市青葉区の一番町店を31日で閉店する。本社工場を併設する若林区の「笹かま館」に本店機能を移転するため。新型コロナウイルス禍による売り上げ減少や店舗の老朽化も一因となった。

 同店は1978年開店。市中心部の商店街に立地し、本店機能を持つ旗艦店として40年以上、地元客や観光客、ビジネス客が多く利用したが、新型コロナの影響で売り上げは約5割に低迷したという。担当者は「事業継続のため、賃料など固定費を圧縮して難局を乗り越えたい」と話す。

 本郷陽子店長は「一等地にあり入社当時から憧れの店。お得意さまからは『寂しくなる』との声をもらうが、前を向きたい」と語る。中心部では藤崎店、仙台三越店は引き続き営業する。

 仙台七夕まつりでは、店舗前に掲げる竹飾りが飾り付け審査で入賞の常連だった。本郷店長は「商店街の組合員でなくなるため掲出は難しいが、本社敷地内の七夕ミュージアムを中心に盛り上げたい」と話す。

3954荷主研究者:2021/03/13(土) 21:43:44

https://kahoku.news/articles/20210129khn000041.html
2021年01月29日 17:52 河北新報
与兵衛沼公園、憩いの場に一新 木道やトイレ備える 仙台・宮城野

沼に飛来したハクチョウを楽しむ来園者ら=24日

 仙台市宮城野区蟹沢の与兵衛(よへえ)沼公園が、じわじわと人気を集めている。かつては人の手があまり入らず、危険な場所として子どもたちが近寄らないよう指導されていた沼は近年、木道やトイレが整備され、家族連れらの憩いの場に変貌。市中心部にほど近い立地も魅力となっている。

 公園は市の保存緑地内にある約28ヘクタールで、マツやスギなどの森に囲まれ水田跡や窯跡がある。沼沿いに1周約1・5キロの林道があり、一部は木道化され独特の雰囲気を醸し出す。休憩用のあずまややベンチもある。

 沼には冬になると数十羽のハクチョウが飛来し、餌やりを楽しむ子どもたちの姿が見られる。週末になると、数台分しかない駐車場がほぼ満車の状態が続く。

 近くに住む40代の主婦は「昔は公園内に入れないようにフェンスが設けられ、釣りをするおじさんしかいなかった。今は道がきれいになり、子どもを連れて散歩するのにちょうどいい」と喜ぶ。

 与兵衛沼は、仙台藩士鈴木与兵衛が私財を投じて造った灌漑(かんがい)用水用の沼。市は1978年度、沼周辺の公園化に向けた整備事業を開始した。用地買収に時間を要し、断続的な整備や東日本大震災による中断で長期化したが、2017年に枡江小前の南側入り口にトイレを備えた広場が完成し、現在の来園環境が整った。

 市は新年度、公園北側にも駐車場や遊具を設置し、公園整備をほぼ完了させる予定。整備開始以来の総工費は46億円を見積もる。

 宮城野区公園課の担当者は「新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、近場で野外の公園が改めて注目されているのだろう。自然環境が豊かなので、多くの人に訪れてほしい」と話す。

3955荷主研究者:2021/03/13(土) 21:44:02

https://kahoku.news/articles/20210129khn000023.html
2021年01月29日 11:39 河北新報
阿武急、県境部で増便 3月13日にダイヤ改正 復旧工事完了へ

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は28日、3月13日からのダイヤ改正を発表した。2019年10月の台風19号で被災した富野(同)-丸森(宮城県丸森町)間の復旧工事が2月末までに完了し、県境部の区間で昼や通勤・通学の時間帯を中心に増便する。

 同区間は昨年10月末に旅客運行を再開。速度を落とし、平日上下計6本の運行にとどめていた。工事の完了で通常速度に戻し、被災前と同水準の上下計32本にする。阿武急の復旧対応は完了した形となる。

 自然災害への対策として、福島(福島市)-梁川(伊達市)、梁川-丸森、丸森-槻木(宮城県柴田町)の3区間に分割した運行体制を導入。運休や遅れの影響を最小限の区間に抑える。梁川、丸森駅で乗り換えてもらうケースが多くなるという。

 ダイヤ改正に合わせ、槻木駅でJR東北線の下り始発と上り最終列車に接続できるようにする。

2021年01月29日 11:41 update

3956荷主研究者:2021/03/13(土) 21:44:49

https://kahoku.news/articles/20210129khn000045.html
2021年01月30日 06:00 河北新報
豊田合成、宮城・大衡に新工場 22年稼働

立地協定式に出席した(左から)村井知事、森川聡豊田合成東日本社長、萩原村長、小山社長=宮城県庁

豊田合成東日本大衡工場の完成イメージ

 自動車部品製造の豊田合成(愛知県清須市)と生産子会社の豊田合成東日本(宮城県栗原市)は29日、東北では3カ所目となる新工場を宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に建設すると発表した。4月に着工、2022年夏ごろに生産を開始する計画で、全量をトヨタ自動車東日本(同県大衡村)に供給する。

 新工場では車両前面に装着する「ラジエータグリル」などの大型樹脂部品を手掛ける。現在関東、中部地方の工場からも運んでいる部品の現地調達化を進め、物流面での競争力を高める。

 延べ床面積8300平方メートル、総投資額は約37億円。操業開始時は約40人を雇用する。最新の塗装設備とロボットを導入し、太陽光発電を活用するなど環境面にも配慮する。敷地は3万4000平方メートルを確保しており、今後も必要に応じて拡張を検討するという。

 県庁で同日、立地協定式があった。オンラインで参加した豊田合成の小山享社長は「東北から世界へ小型車を届けるものづくりを支えていく。地元採用を進め、自立した工場にしたい」と語った。村井嘉浩知事は「さらなる産業発展につながる」と感謝し、萩原達雄大衡村長は「新型コロナウイルス下で経済が疲弊する中でも決断いただき感謝する」と話した。

 豊田合成東日本は13年設立。栗原市と岩手県金ケ崎町に工場を構え、ドアや窓枠で風雨の浸入を防ぐ「ウェザストリップ」やエアバッグ、ハンドルなどの内外装部品を製造している。

3957荷主研究者:2021/03/13(土) 21:45:13

https://kahoku.news/articles/20210130khn000014.html
2021年01月30日 11:18 河北新報
大雨の浸水、「雨庭」で軽減 仙台市、青葉山公園に第1号整備へ

公園センターの工事が進む追廻地区=仙台市青葉区

 仙台市は市街地の浸水被害を軽減するため、雨水を一時的にためて、時間をかけて地中や河川に流す植栽空間「雨庭(あめにわ)」の普及に乗り出す。第1号として青葉山公園(青葉区)の追廻地区に整備する「もりの庭園」に設ける。自然環境が持つ機能を社会課題の解決に生かす「グリーンインフラ」の一環で、市内の官民施設に取り組みを広げる。

 もりの庭園は、建設中の公園センター(仮称)南側に整備する。敷地面積は約5800平方メートル。公園センターと共に、2021年度末の完成を目指している。

 雨庭のイメージはイラストの通り。地中に浸透升25基と浸透管を埋設し、庭園内には水のない池を造り、透水性アスファルトを敷いた遊歩道を整備する。

 雨水は浸透升や浸透管から少しずつ地中に逃がし、一時的に池にため、時間をかけて広瀬川へ流す。従来と比べ、広瀬川への雨水流入量は減少すると見込む。

 庭園は、仙台城の御裏林(おうらばやし)を再現するように設計された。雨庭は、青葉山に降った雨が「御清水(おすず)」となって中島池に入り、広瀬川に注ぐ-という、いにしえの水の流れもイメージした。

 市内では19年10月の台風19号の際、降雨量が下水道の処理能力を超え、JR仙台駅前や低地の住宅地などで浸水被害が相次いだ。市は雨庭の普及で雨水の流入が抑制され、下水道の負担が軽減する効果を見込む。

 全国の政令市では、京都市が幹線道路が交わる「四条堀川交差点」などに整備した。国もグリーンインフラ推進戦略の一つとして、雨庭の普及を進めている。

 仙台市建設局の担当者は「下水道設備などグレーインフラの補完として、可能な場所からグリーンインフラを取り入れ、総合的に減災に取り組むことが必要。もりの庭園の雨庭をモデルケースにしたい」と話す。

3958荷主研究者:2021/03/13(土) 21:54:05

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26883
2021/2/2 日刊建設新聞 宮城版
交通ターミナルの計画プロポ 仙台駅周辺に新設検討(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は1日、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。同事務所は仙台駅が交通結節点として効果的に機能するよう、交通ターミナルのような施設の整備を構想しており、この業務で施設規模や事業スキームを検討するとともに、事業計画案を作成する。プロポは3月3日まで参加表明書と技術提案書を受け付ける。

 業務の目的は、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮するための検討を行うこと。具体的な業務内容は、計画準備、施設規模と事業スキームの検討、交通結節点事業計画案の作成、交通結節点機能強化検討会の運営補助など。履行期間は2022年2月25日まで。

 プロポの参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。技術提案を求める評価テーマは「仙台都市圏における交通結節機能強化を行うにあたり関係機関等との合意形成を図る上での留意点」となっている。

 交通ターミナルの検討に当たっては、2019年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、20年度に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」を中央復建コンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)・みずほ総合研究所(本社・東京都千代田区)JVに委託。鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の候補地などを検討してきた。

3959荷主研究者:2021/03/13(土) 21:58:50

https://kahoku.news/articles/20210203khn000034.html
2021年02月03日 19:29 河北新報
駅東口にぎわい創出 JR仙台イーストゲートビルが5日開業

仙台駅東口に直結する好立地のJR仙台イーストゲートビル

開放的な吹き抜けのエントランス「ダテリウム」。内装には県産木材をふんだんに使っている

JR仙台イーストゲートビル

 JR東日本は3日、仙台駅東口に5日開業するオフィスビル「JR仙台イーストゲートビル」の関係者向け内覧会を実施した。駅直結の好立地をアピールするとともに、東口のにぎわい創出を図る。

 ライブホール「Zepp sendai(ゼップ仙台)」跡地で、鉄骨・鉄筋コンクリート地上13階、地下1階の延べ床面積約2万5600平方メートル。天井高2・8メートルの無柱空間で、多様なレイアウトに対応する。総工費約100億円。

 1階の開放的な吹き抜けのエントランスホール「ダテリウム」は、内装に宮城県産木材をふんだんに使用。待ち合わせや打ち合わせでの利用のほか、地域イベントも開く。1階には郵便局が新規開設され、2階にはクラフトビールと県産食材が楽しめる飲食店「仙台キッチン」が出店する。

 2、3階は米国発祥のワークスペース事業「ウィーワーク」が東北初進出。計496デスクを備え、テレワークや企業間交流など幅広い利用を見込む。3〜13階はオフィスフロアとなる。担当者は「利便性が高く、入居の申し込みも堅調」と話す。

3960荷主研究者:2021/03/13(土) 22:03:56

https://kahoku.news/articles/20210203khn000009.html
2021年02月03日 10:00 河北新報
仙台空港、東北初の24時間化 宮城県と名取、岩沼両市が合意へ

24時間化が確実となった仙台空港=1月

 仙台空港の24時間化に向けた運用時間の延長で、宮城県は地元の名取、岩沼両市が求める地域振興策への補助や独自の防音対策費などを2021年度一般会計当初予算案に盛り込む方針を固めた。両市が今週中の市議会全員協議会で受け入れを表明し、議会が了承すれば、県は近く両市と覚書を締結する。東北で初めての24時間空港が誕生する。

 延長手続きで国が求める地元同意が完了後、仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)は延長時間の運航計画の策定に着手。国土交通省東京航空局の認可を経て、24時間化に向けた延長が実現する。時期は未定。

 当初予算案は、両市が地域住民の意向を受けて独自に実施する市道整備などの補助に数億円ずつ配分する方向で調整。航空機騒音防止法で国の防音補助対象外となる地域に対し、県が独自に実施する騒音対策には数億円を充てる見込み。両市から要望があった県道などの整備にも、十分な財政措置を講じる。

 名取市は4日、岩沼市は5日にそれぞれ市議会全員協議会を開き、山田司郎名取市長、菊地啓夫岩沼市長が受け入れに関する具体的な考えを示す見通し。両市長は既に1月下旬の全員協議会で、24時間化に向けて前向きな姿勢を表明した。

 県は2018年8月、両市議会で24時間化の方針を表明し、19年9月には村井嘉浩知事、両市長、仙台国際空港社長による4者会議を設置した。20年8月の第3回会合で、両市長は県の騒音対策に一定の理解を示し、地域振興策の議論を進めることに合意した。

 仙台空港は16年7月、国管理空港として全国で初めて民営化された。県は東日本大震災の創造的復興の象徴と位置付け、仙台国際空港と共同で利用促進や路線の拡大に力を入れてきた。

 新規就航や増便が相次ぎ、19年度の旅客数は前年度比2・9%増の約372万人と3年連続で過去最多を記録。新型コロナウイルスの影響で、20年度上期は前年同期比76・2%の大幅減となった。

 24時間空港は羽田や新千歳、那覇などに続き全国で9番目。

3961荷主研究者:2021/03/13(土) 22:05:53

https://kahoku.news/articles/20210203khn000041.html
2021年02月04日 06:00 河北新報
仙台城大手門復元 脇櫓建て替え最終計画案を検討委が了承

 有識者の仙台城跡保存活用計画等検討委員会は3日、仙台城跡(青葉区)の大手門復元、脇櫓(やぐら)(隅櫓)の建て替えを盛り込んだ整備基本計画(2021〜38年度)の最終案を了承した。巽(たつみ)門跡から本丸跡へ至る登城路の復元整備、城郭らしい景観づくりを進める「修景」などにも乗り出す。

 最終案によると、大手門復元は21〜30年度の10年間に測量や文献調査、発掘調査を実施する。31年度から基本設計に着手し、38年度までの完成を目指す。脇櫓は大手門と一体的に整備し、史実に沿った形で建て替える。巽門跡登城路は26年度以降に設計、施工する。

 大手門と脇櫓は1945年の仙台空襲で焼失。脇櫓は67年に民間の寄付で再建されたが、屋根の形状などが史実と異なり、老朽化も進む。郡和子市長は、仙台藩祖伊達政宗の没後400年となる2036年度の復元を目標に掲げている。

 現在の仙台城跡は石垣や土塁などの遺構が植栽に覆われ、市街地からの眺望が阻害されている。最終案は木々の伐採や枝切りなど修景を行い、市街地と本丸跡の双方から城郭らしい「政宗ビュー」を確保する。

 委員長の北野博司東北芸術工科大教授は「市民の期待が高い大手門復元など仙台城跡の整備に向け、大きな一歩となる計画が出来上がった。市民の興味、関心に応えられるよう事業を進めてほしい」と求めた。

 市教委は3月の定例教育委員会に諮り、整備基本計画を決定する。市は計画の実施に合わせ、城跡内を通る市道の廃止も検討する。

3962荷主研究者:2021/03/13(土) 23:05:30

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB034J60T00C21A2000000/?unlock=1
2021年2月5日 15:30 日本経済新聞 宮城
JR東、仙台でも「非鉄道」で稼ぐ オフィスビルや住宅

3963荷主研究者:2021/03/21(日) 21:57:21

https://kahoku.news/articles/20210210khn000028.html
2021年02月10日 11:44 河北新報
東北企業で7年ぶり上場 注文住宅の建築・販売ジェイベース

ジェイベースが手掛ける「ブルックリンスタイルの家」

 注文住宅の建築・販売を手掛けるジェイベース(仙台市青葉区)が、東証のプロ投資家向け株式市場「東京プロマーケット(TPM)」に25日上場する。東北企業の新規上場は、車用品店など運営のホットマン(仙台市)がジャスダックに上場した2014年3月以来、約7年ぶり。上場企業は東北で51社、宮城県内で21社となる。

 18年4月に盛岡市で創業し、19年10月に仙台市青葉区に本社を移転した。「ブルックリンスタイルの家」など、若年層をターゲットにしたデザイン性の高い注文住宅を手掛ける。20年7月期は売上高約6億9300万円、経常利益約1300万円、純利益約1300万円。従業員21人。発行済み株式総数は9万株。

 20年に仙台市が株式上場を支援する「仙台未来創造企業」に認定されたほか、東北経済産業局が支援するスタートアップ企業の一つに選ばれている。

 高橋淳也社長(46)=岩手県花巻市出身=は「東日本大震災から10年の節目での上場を目指してきた。地元で家を造る企業として、林業活性化から職人育成まで、ローカルの強みを生かしたビジネスモデルを構築したい」と話す。

 TPMは12年開設。株式購入をプロ投資家に限定した自由度の高い市場で、株主数や利益額など上場の数値基準がない。20年11月末時点で40社が上場し、東京以外の企業が7割を占めるのも特徴。ジェイベースは今年1月18日に上場申請し、2月3日に承認された。

 仙台市は上場企業を生み出すため、「経済成長戦略2023」の基幹事業として地元企業の集中支援を実施している。工藤仁司市経済企画課長は「久しぶりに上場が実現し、大変喜ばしい。地域経済をけん引する企業として、さらに事業を拡大することを期待している」と歓迎した。

3964荷主研究者:2021/03/21(日) 21:59:04

https://kahoku.news/articles/20210210khn000054.html
2021年02月11日 06:00 河北新報
旅行者にどんな恩恵? 夜間の騒音は? 仙台空港24時間化

覚書に署名する(左から)村井知事、山田市長、菊地市長=宮城県庁

 仙台空港の24時間化に合意する宮城県と名取、岩沼両市の覚書が10日、結ばれた。東北初の24時間空港は、旅行客にどんな恩恵をもたらすのか。具体的な実現時期や夜間の騒音など予想される変化を整理した。

 現在の運用時間は午前7時半〜午後9時半の14時間。24時間化の大きなメリットは、航空会社のニーズに応じた運航ダイヤを柔軟に組めること。増便や新規路線拡大につなげやすい。

 仙台空港の国際線は、ソウル線や台北線など大半が4時間圏の路線。仙台発はいずれも午後で、現地着は早くても現地時間午後3時半。観光初日は宿への移動で事実上終わってしまう。

 早朝に出発する路線が就航すれば、午前中からの観光やビジネスが可能。深夜の到着便ならば、現地での滞在時間も長く取れる。

 那覇や福岡など国内の24時間空港との路線設定も期待される。運営会社の仙台国際空港(名取市)の鳥羽明門(あきと)社長は「現在の運用時間外で飛ばしたいという要望がある。増便の動きは出てくる」と期待する。

 覚書締結で、すぐに深夜便が飛ぶわけではない。仙台国際空港が、具体的な運航計画を記した運用時間変更の要望書を国土交通省東京航空局に提出し、認可を得る必要がある。同社の申請がなければ、現在の運用時間に変更はない。

 運用時間を延長する度に手続きが必要。当初は夜間か早朝の1時間程度の延長が見込まれる。早ければ申請から半年後には就航する。同局仙台空港事務所に勤める管制官らの人件費増額など国の追加支出が発生すれば、実現まで1年半はかかる見通し。

 覚書には、騒音対策で午後11時〜翌朝5時の離着陸は1夜間計2回以内と明記された。裏返せば、それ以外の離着陸には回数制限がなく、地元は早朝深夜帯の騒音を懸念する。

 仙台国際空港は2044年度の旅客数550万人を目指す。達成時の想定便数は、現在の運用時間外の午後9時半〜11時に1日平均5・1便、午前5時〜7時半に11便と見込む。

 県と名取、岩沼両市は住民との会合の場を設け、定期的に騒音への意見を聞く方針。村井嘉浩知事は「覚書に盛り込んだ騒音対策に汗を流す」と強調した。

3965荷主研究者:2021/03/21(日) 21:59:33

https://kahoku.news/articles/20210211khn000018.html
2021年02月11日 11:03 河北新報
JR仙石線・福田町駅の周辺整備を 住民組織、移設方針で仙台市に要望

郡市長(中央)に要望書を手渡す牛坂会長(右から2人目)ら

 JR仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)の移設を巡り、地元の高砂地区町内会連合会と住民組織「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」は10日、移設先周辺の道路拡張やロータリー整備などを求め、郡和子市長に要望書を提出した。

 JR東日本は昨年10月、福田町駅を約200メートル西側に移設し、新駅舎をバリアフリー化する方針を住民に説明した。1987年改築の現駅舎はホームが狭く、エレベーター設置が困難だった。移設先は宮城野運輸区と車両基地がある線路北側の同社所有地となる。

 要望書は(1)移設先エリアは内水氾濫が発生したことがあり、冠水対策を講じる(2)新駅舎前にロータリーを整備する(3)新駅に接続する道路は拡張し、歩道と車道を分離する(4)新駅舎の南北に駐輪場を設置する-ことなどを求めた。

 町内会連合会の牛坂勝会長(69)は要望書を手渡し「団塊の世代が後期高齢者となる2025年までに実現してほしい」と訴えた。郡市長は「思いを受け止めてJR東と協議を重ね、要望に添う形で対応できるよう努めたい」と応じた。

3966荷主研究者:2021/03/21(日) 22:18:06

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB2546P0V20C21A1000000/?unlock=1
2021年2月17日 18:40 日本経済新聞
消費電力減の電子部品、22年に生産 東北大発新興

3967荷主研究者:2021/03/21(日) 22:20:10

https://kahoku.news/articles/20210218khn000038.html
2021年02月19日 06:00 河北新報
仙台-山形など高速バス、4月に値上げ 宮交と山交バス

 新型コロナウイルスの影響で利用者が減っているなどとして、山交バス(山形市)と宮城交通(仙台市)は18日、高速バスの仙台-山形、仙台-上山、仙台空港-山形の3路線の運賃を4月1日から値上げすると発表した。消費税増税に伴う値上げ以外の運賃改定は2007年以来となる。

 仙台-山形線の新運賃は片道1000円(現行950円)、2枚回数券1800円(1700円)、6枚回数券5100円(4800円)。仙台空港-山形線は1700円(1600円)になる。

 山交バスは「新型コロナ下で利用者が前年比で50%減少し、コロナ対応の設備投資なども重なったため、判断した」と説明する。

3968荷主研究者:2021/03/21(日) 22:20:32

https://kahoku.news/articles/20210219khn000014.html
2021年02月19日 10:37 河北新報
宮城交通、「イオンモール新利府」と泉中央駅を結ぶバス路線新設へ

 宮城交通(仙台市)は18日、利府町に東北最大級の商業施設「イオンモール新利府南館」が3月5日に開業するのに合わせ、仙台市地下鉄泉中央駅とを結ぶ一般乗り合いバスの新路線「イオンモール新利府線」を開設すると発表した。

 3月5日のほか、毎週土日と祝日に4往復運行。泉中央駅と新利府南館の敷地内の停留所を45分で結ぶ。泉中央駅-新利府南館の運賃は500円。

3969荷主研究者:2021/03/21(日) 22:21:20

https://kahoku.news/articles/20210219khn000010.html
2021年02月19日 10:20 河北新報
仙台・オフィスビルの空き室率5.96%に上昇

仙台市の中心市街地

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた1月の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前月に比べて0・45ポイント高い5・96%と、3カ月連続で上昇した。大型ビルの新規供給があり、全体で空き室が約7920平方メートル増えた。

 全5地区のうち、4地区で上がった。上昇幅が最大の仙台駅東は2・56ポイント上がって6・87%だった。地上13階、地下1階の「JR仙台イーストゲートビル」が募集面積を残して完成したことが大きく影響した。

 駅前は0・13ポイント上昇の6・14%。新型コロナウイルス下でテレワークを導入し、オフィスを撤退する動きもみられた。宮城県庁・市役所周辺は住宅不動産会社の集約があり、0・24ポイント上昇の7・02%、周辺オフィスは0・13ポイント上昇の8・76%。

 一番町は0・02ポイント低下の4・36%。大型ビルで人材派遣会社がオフィスを開設したほか、館内増床もあった。

 支店の担当者は「コロナ禍の影響が長引き、一部企業でオフィスの解約や集約が進んでいる。一方で好調な業種は開設の動きもあり、先行きは見通せない」と話した。

 調査対象は延べ床面積約990平方メートルの353棟。

3970荷主研究者:2021/03/21(日) 22:37:36

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB179IO0X10C21A2000000/
2021年2月24日 18:59 日本経済新聞
仙台港の貨物、コロナで7%減 2020年

3971荷主研究者:2021/03/21(日) 22:54:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00589316?isReadConfirmed=true
2021/2/25 05:00 日刊工業新聞
東北テクノツーリズム推進協、最先端科学を観光資源化

次世代放射光施設の建設現場を視察するテクノツーリズム参加者ら

【仙台】最先端の科学技術と観光資源を融合した新たな旅行形態を探る動きが東北で始まった。東北テクノツーリズム推進協議会は、東北大学青葉山新キャンパスに建設中の「次世代放射光施設」を軸としたテクノツーリズムの可能性を提案。福島県浜通り地区でロボット産業集積の核となる「福島ロボットテストフィールド」などの観光資源化も視野に入れている。(編集委員・大矢修一)

 「次世代放射光技術は、仙台の新たな名所になる。誇らしく思う」。1月に開かれた次世代放射光施設の工事現場視察に参加した仙台市内のある経営者は、2023年度に稼働予定の同施設に熱い視線を注ぐ。今回の視察は関連するセミナー、仙台圏など既存観光資源を組み合わせた旅行形態を探る試み。

 2020年に発足した東北テクノツーリズム推進協議会は、日本航空、JTB、光科学イノベーションセンター(仙台市青葉区)などで構成する任意団体。同協議会による「次世代放射光施設を軸としたテクノツーリズムの創出」とのテーマとして、観光庁の誘客多角化実証事業の採択を受けた。

 今回のプログラムは1月28日、29日の両日で実施。初日のセミナーはオンライン参加も含めたハイブリッド形式で約100人が参加した。同協議会の会長を務める菊池康文日本航空東北地域活性化推進室代表は「最先端科学施設と既存の観光資源との融合効果を探り、長期的にはビジネス化につなげていきたい」としている。

 新型コロナウイルス感染症対策も踏まえ、「リアル」な対応となる施設の見学などは仙台圏を中心に参加者を絞った。最終日の次世代放射光施設の視察には約45人が訪れた。

 同施設は仙台市営地下鉄東西線「青葉山駅」から徒歩で約15分の東北大青葉山新キャンパス内に立地。仙台駅から青葉山駅までは地下鉄で約9分と近く、仙台市中心部からの交通手段が整っている点も観光資源として注目を集める。同施設の建屋は、延べ床面積が約2万5300平方メートル。線型加速器を収めるライナック棟と、ビームライン機器を設ける蓄積リング棟などで構成する。大型放射光施設スプリング8の約100倍の輝度を実現する最新の加速器技術を導入する。20年12月末現在の工事進捗(しんちょく)率は約20%になる。

 整備と運営は国と光科学イノベーションセンターを代表機関とする地域パートナーが手を組む「官民地域パートナーシップ」の形で取り組む。同センターの高田昌樹理事長は「一般の人が目にすることで、最先端科学との距離が縮まる」とテクノツーリズムの高まりに期待を寄せている。

(2021/2/25 05:00)

3972荷主研究者:2021/03/21(日) 23:00:01

https://kahoku.news/articles/20210225khn000036.html
2021年02月25日 15:38 河北新報
「日本一大きい交差点」信号機を改良 交通事故減へ矢印信号を追加

六丁目交差点の信号改良

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210225kahoku01.JPG
上空から見た六丁目交差点 (c)Google

 「日本一大きい交差点」との異名を持つ、仙台市若林区の六丁目交差点での交通事故を減らそうと、宮城県警は24日、交差点の信号表示を変更した。

 国道4号の車用信号に、直進と右折用の矢印信号を追加。直進と右折を切り離すことで車同士の衝突を避けるほか、南北方向の横断歩道を渡る歩行者との事故を防ぐ。

 六丁目交差点は国道4号と県道が交差し交通量が多い。日本損害保険協会の調査で、県内の人身交通事故発生交差点で6年連続ワーストとなっている。

 なお、東西方向の県道の信号は従来のまま。国道4号、県道ともに左折の際は歩行者に注意する必要がある。

3973荷主研究者:2021/03/21(日) 23:03:29

https://kahoku.news/articles/20210226khn000017.html
2021年02月26日 11:07 河北新報
ジェイベース、TPM上場 東北で7年ぶり

 注文住宅の建築・販売を手掛けるジェイベース(仙台市青葉区)は25日、東証のプロ投資家向け株式市場の東京プロマーケット(TPM)に上場した。新規株式発行はせず、初値は1280円だった。東北企業の新規上場は、車用品店などを運営するホットマン(太白区)がジャスダックに上場した2014年3月以来、約7年ぶり。

 ジェイベースは18年4月に盛岡市で創業し、19年10月に仙台市へ本社を移転。若年層を主なターゲットに、デザイン性の高い注文住宅を低価格で手掛ける。仙台市の「仙台未来創造企業」に認定されたほか、東北経済産業局が支援するスタートアップ企業の一つに選ばれている。

 高橋淳也社長(46)は「東日本大震災から10年の節目に上場でき、大変うれしい。今後も困難に屈せず、住宅産業を通じて経済に貢献していく」と述べた。

 上場企業は東北で51社、宮城県内で21社となった。

3974荷主研究者:2021/03/21(日) 23:13:25

https://kahoku.news/articles/20210228khn000032.html
2021年03月01日 06:00 河北新報
早すぎる廃止決定に不信感も 仙台市バス「八ツ森線」

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210301kahoku01.JPG

出席者から異論も出た八ツ森線廃止の住民説明会=2月6日、旧作並小新川分校

 仙台市交通局が4月の市バスダイヤ改正で、青葉区新川、作並地区を走る「八ツ森線」の廃止を決め、一部住民が「早すぎないか」と戸惑っている。代わりの移動手段と位置付ける地域交通「八ツ森号」は、昨年8月に試験運行が始まったばかりで、まだ本格運行が決定していない。交通局は不採算路線を廃止し、地域交通に置き換える方針を打ち出したが、やや前のめりな姿勢に不信感が漂う。

(報道部・上村千春)

 「試験段階で廃止表明するのはおかしい。置き去りにされたような気分だ」

 青葉区の旧作並小新川分校で2月6日にあった八ツ森線廃止の住民説明会。新川地区に暮らす女性(78)は、交通局の性急な判断に声を上げた。

 八ツ森線は新川地区とJR仙山線作並駅、市バス白沢車庫前などを結ぶ路線。平日のみ1日4往復運行する。採算性は全45路線で最も悪く、100円の収入を得るのにかかる費用「営業係数」は2019年度、1497円だった。

 作並小のスクールバスの役割も担ったが、20年3月に閉校となり、20年度は利用が3割以下に低迷する。

 地元町内会などは「路線バスの運行本数が少ない」「バス停が遠い」など住民の声を踏まえ、地域交通運営検討会を組織。昨年8月、予約制のデマンド型乗り合いタクシー「八ツ森号」の試験運行に乗り出した。

 市の地域交通支援制度を活用し、目標の収支率を設定しながら段階的に本格運行を目指すという。交通局が八ツ森線の廃止方針を公表したのは、そのわずか4カ月後の昨年12月だった。

 住民説明会で発言した女性も八ツ森号の本格運行を心待ちにする。居住する地区は公共交通の空白地帯。試験運行が始まり、自宅までタクシーが来るようになった。それでも朝夕しか運行しない日があるなど不便な面もあり、路線バスと補完し合うような姿を望む。

 交通局の前のめりな姿勢も気になるという。市は新年度に鉄道や路線バス、地域交通の適切な組み合わせを議論し、持続可能な公共交通ネットワークの計画を策定する。女性は「将来像の検討を待たず、なぜ廃止なのか」と首をかしげる。

 交通局輸送課の大浦健志課長は「新川、作並地区の地域交通は運行継続が見込まれ、市バスの代替手段は確保されたと考えている」と廃止に理解を求める。

 新川地区地域交通運営検討会の石垣喜美雄会長は「路線バスの存続にこだわるのではなく、地域交通を使いやすくする方策を前向きに考えたい」と話す。

3975荷主研究者:2021/03/21(日) 23:15:44

https://kahoku.news/articles/20210302khn000011.html
2021年03月02日 11:01 河北新報
清水建設東北支店の新社屋完成 防災や省エネ機能充実

防災や省エネの先端技術を採用した清水建設東北支店

 清水建設東北支店は1日、仙台市青葉区木町通1丁目に建設した新社屋を報道機関に公開した。東日本大震災を踏まえた免震構造の採用など防災面に加え、省エネルギー、健康、働き方の最新機能を備えた。

 2日に竣工(しゅんこう)式を迎える新社屋は地上6階、地下1階、延べ床面積5588平方メートル。旧社屋跡地に昨年11月着工した。外観は仙台七夕まつりの吹き流しをモチーフに、ガラススクリーンを連続的に配置した。

 免震装置は水害も考慮し地下ではなく1、2階の間に設置。72時間の非常用電源、水や食料の備蓄も確保。大震災で落下被害があった天井パネルは張らず、安全性と冷暖房効率の向上を図った。

 地中熱で冬は加熱、夏は冷却された水を建物内部の導水管に循環させ、フロア全体から秒速1センチ以下で供給する床吹き出し空調を採用。再生可能エネルギーと合わせて75%超の省エネ認証を得た。自然通風と効率的な換気で新型コロナウイルスの感染リスク低減も期待できるという。

 清水康次郎支店長は「地震に強く、コロナに負けない次世代オフィスビルのショールームを通じて、お客さまの事業に貢献したい」と話した。

3976荷主研究者:2021/03/21(日) 23:21:54

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB024WF0S1A300C2000000/?unlock=1
2021年3月3日 18:40 日本経済新聞
仙台市に2ホテル開業 コロナ収束後見据え

3977荷主研究者:2021/03/21(日) 23:22:56

https://kahoku.news/articles/20210303khn000023.html
2021年03月03日 10:40 河北新報
常磐道山元-岩沼IC間 6日から4車線に

 東日本高速道路は6日、常磐自動車道山元(宮城県山元町)-仙台東部道路岩沼インターチェンジ(IC、岩沼市)間の約13・7キロで4車線の運用を始める。

 同日午後3時ごろ、これまでの2車線(片道1車線)から4車線(同2車線)に切り替わる。規制速度は現在の70キロから100キロに引き上げられる。

 スマートICのある鳥の海パーキングエリア(PA、宮城県亘理町)の駐車場拡幅工事も同日、完了。完成式典が亘理町長瀞小で開かれる。

 4車線化は東日本大震災からの復興が円滑に進むのを支援するため、国が2016年に表明し、17年7月に着工した。総工事費は約400億円。復興の加速、人の移動や物流の活発化が期待される。

 常磐道は15年3月に全線開通。いわき中央(いわき市)-広野IC(福島県広野町)間の約27キロでも4車線化工事が行われている。

3978荷主研究者:2021/03/21(日) 23:25:37

https://kahoku.news/articles/20210304khn000034.html
2021年03月05日 06:00 河北新報
国内最高層の木造ビル、国際認証を取得 仙台駅東口

国際認証を受けた純木造ビルの内観。柱の表面に認証材を使い、木の温もりを感じられる内装に仕上げた

 木造建築業シェルター(山形市)が手掛ける純木造として国内最高層の7階建てオフィスビル「高惣木工ビル」(仙台市宮城野区)が4日、持続可能な森林運営を目指す国際認証制度「PEFC」のプロジェクト認証を東北で初めて受けた。JR仙台駅東口周辺にあるビルは15日に完成し、4月に利用開始の予定。

 PEFCは55カ国が加盟し、生態系や労働環境に配慮した適切な森林管理に取り組む団体などを認証する。国内事業を担う一般社団法人「緑の循環認証会議」(SGEC、東京)によると、プロジェクト認証は建物が対象で国内15例目。

 シェルターは認証取得のため、無垢(むく)材を束ねた自社開発の構造材「クールウッド」のほか、合板や下地材、表層材にも認証を受けたスギを採用。認証材は、輸送にかかる二酸化炭素を削減し、東日本大震災の復興を後押するため、岩手、宮城、福島3県から集めた。

 ビルで4日にあった授与式で、認証書を受け取った木村一義会長は「都市部で中高層の木造建築が実現したことで、都市で生まれた利益を地方に還元できる。森林を活用し、地方創生につなげたい」と述べた。

 ビルは延べ床面積1131平方メートル。6階はシェルターが入り、7階はオーナーが居住。1、2階のテナント、3〜5階のオフィスの利用者を募集している。

3979名無しさん:2021/03/22(月) 07:18:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c6322ff6661da2f042de7087cb53ffd06d312c
震度5強で運転見合わせの在来線と地下鉄が再開 原発では燃料プールに金属片落下が判明
3/21(日) 18:32配信
仙台放送
震度5強を観測した地震から一夜明けた21日、県内の在来線と地下鉄は全線で運転を再開しました。

仙台駅の利用客「きのうから家に帰れなくて、その辺りで一夜を明かしたんですけど」

震度5強を観測した地震の影響で、県内の在来線と地下鉄は始発から運転を見合わせていましたが、午後1時ごろには県内のすべての在来線で運転が再開されました。
また、仙台市地下鉄も午前10時すぎに東西線、南北線ともに運転を再開しました。

一方、東北電力は地震により女川原発3号機の使用済み燃料プールと建屋最上階の床に、天井点検用の足場の部品とみられる金属片が1つずつ落下していたと公表しました。
東北電力によりますと、プール内の金属片は小さく、燃料集合体への影響はないとしています。

仙台放送

3980荷主研究者:2021/03/29(月) 21:59:26

https://kahoku.news/articles/20210306khn000045.html
2021年03月07日 06:00 河北新報
気仙沼湾横断橋が開通 宮城の三陸道全通で仙台-宮古直結

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210307kahoku01.JPG
一般車両の通行が始まった気仙沼湾横断橋。奥は気仙沼の市街地=6日午後3時50分ごろ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210307kahoku02.JPG

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道で、「気仙沼湾横断橋」(全長1344メートル)を含む気仙沼港-唐桑半島インターチェンジ(IC)間7・3キロが6日、開通した。宮城県内の三陸道は全線開通し、仙台市と岩手県宮古市が高速道で直接、結ばれた。

 横断橋の上で開通式があり、村井嘉浩宮城県知事や菅原茂気仙沼市長ら関係者約130人が出席した。

 村井知事は「水産業など地域産業の振興、交流人口の拡大と復興に大きく寄与することになる」とあいさつ。菅原市長は橋の愛称「かなえおおはし」に触れ、「この橋を活用し、地域住民と沿線被災地の全ての願いがかなえられることを期待したい」と強調した。

 テープカットとくす玉割りで祝った後、関係者は車で渡り初めをした。式典後、午後3時半に一般車両の通行が始まった。

 2020年2月に開通した気仙沼中央-気仙沼港IC間を含む計9・0キロの総事業費は1365億円。仙台港北-田野畑南(宮古市)IC間260キロがつながり、仙台市から宮古市への所要時間は約3時間半。震災前と比べ約2時間短縮される。

 横断橋の海上部分の長さは680メートル。高さ115メートルの主塔から延びた鋼のケーブルで道路をつり支える斜張橋としては、青森市の青森ベイブリッジを抜き東北最長となる。

 国は仙台港北IC-八戸ジャンクション間359キロを復興道路と位置付け、20年度中の全線開通を目指したが、6日までに開通した区間は312キロ。今月20日には岩手県の侍浜-洋野種市IC間の16キロもつながり、本年度中に328キロ(91%)が通行可能となる。

 普代-野田IC(仮称)間(13・0キロ)など岩手県内の3区間計31・0キロはトンネル掘削の遅れなどにより、開通が21年度にずれ込む。


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