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商業・流通

835とは:2010/01/28(木) 18:46:04
新幹線の電光ニュースより

四条河原町の阪急今年の秋にも閉店!
衝撃だ…。
豊岡君なんか解説ないっすか?

836チバQ:2010/01/28(木) 18:49:29
京都駅の伊勢丹独り勝ちですかね?
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012801000592.html
京都の阪急百貨店、今秋閉店へ 消費低迷で競争厳しく
 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは28日、傘下の阪急阪神百貨店が展開する「四条河原町阪急」(京都市下京区、社員数40人)の営業を、今秋をめどに終了すると発表した。

 阪急阪神百貨店の新田信昭社長は、理由を「若者人口の減少や衣料品離れが進んだ。周辺にはファッションビルも進出し、店舗を取り巻く競合環境が変化した。売り場面積の狭さが最大のネックだった」と説明した。

 百貨店業界は売り上げの低迷が続き、西武有楽町店(東京都千代田区)が今年末で閉店するなど、店舗閉鎖の発表が相次いでいる。消費低迷とともに、激しい販売競争も背景にある。

 四条河原町阪急は1976年10月に開業。若者向けのファッション用品を中心にそろえ、順調に売り上げを伸ばした。だが、92年3月期の171億円をピークに、バブル経済の崩壊やDCブランドのブームの後退で売り上げが急低下。10年3月期決算では、売り上げが50億円を下回る見込みとなった。

 店舗撤退後の利用について、同社は不明だとしている。

2010/01/28 18:38 【共同通信】

837名無しさん:2010/01/28(木) 18:50:13
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100128/biz1001281246017-n1.htm
百貨店が三つどもえ、「三越伊勢丹」の試金石 大阪駅再開発
2010.1.28 12:46

来年春完成予定の大阪駅「ノースゲートビルディング」の上棟式。関西の都市再生を担う「大阪ステーションシティ」が誕生する=28日午前11時13分、大阪市北区(竹川禎一郎撮影) 大阪駅周辺の再開発で生まれる「大阪ステーションシティ」の先陣を切って、百貨店などの入る商業施設、「ノースゲートビルディング」の上棟式が28日、行われ、北ヤードを含めた大阪の新しい玄関口の再開発は着実に動き始めた。

 ノースゲートビルは、地下3階、地上28階建て。商業施設としてJR大阪三越伊勢丹と専門店街「ルクア」、関西最大級のシネマコンプレックスなどが出店する。

 とくに三越伊勢丹にとって経営統合後、初の新店となるJR大阪三越伊勢丹は、主力の婦人服・紳士服に加え、国内最大級の化粧品売り場や、画廊など美術・文化催事の専門フロアを設置。ファッションに定評のある伊勢丹と美術・文化に強味をもつ三越が、それぞれの得意分野を生かし、それぞれの独自性を打ち出す方針だ。

 また、専門店街のルクアは流行に敏感な20代の若者から30代半ばまでの「アラサー世代」をターゲットに、約200のテナントを誘致。三越伊勢丹の売り場面積(約5万平方メートル)と専門店街(約2万平方メートル)を合わせると、昨年11月に増床した大丸心斎橋店に匹敵する約7万平方メートルの新たな商業施設となるだけに、「当初は客を持っていかれる」(近鉄百貨店・飯田圭児社長)と、警戒感を強める声も少なくない。

 さらに、大阪駅南側では来春、6万4千平方メートルに増床する大丸梅田店が、ユニクロなど専門店の誘致を図るほか、食品や生活雑貨の売り場拡大などで独自色を打ち出し、北ビルに対抗する構え。

 一方、8万4千平方メートルと大阪最大規模になる阪急梅田本店は、建て替え完了が平成24年と他店に比べ1年遅いことから、「(他店との)競争で業態が進化する」(阪急阪神百貨店・新田信昭社長)と他店の動向を踏まえて新店戦略を練る。

838とは:2010/01/28(木) 19:23:02
>>836
でしょうねぇ。

アンチ京都駅で四条河原町派の俺としては非常に残念。待ち合わせ場所としても便利で思い出もあるし。

河原町通挟んで隣接する高島屋が買って希望拡大狙ったりしないかな?京阪百貨店のまさかの京都進出はないだろなw

京都市は閉店に文句を云えないでしょうな。JRと違って阪急は行き止まりで片方しかも大阪方からしか集客できない弱点があったのに、京都市が東西線を大した需要のない御池通に通したのを此処でも呪われなければなるまい。今頃梅田発の特急が浜大津、急行が六地蔵迄直通してればまた違ったであろうに。

まぁ京都駅にぼこぼこにやられてても京都一の繁華街であることは間違いないので新しい名所が出来る事を期待。

839とは:2010/01/28(木) 19:23:11
>>836
でしょうねぇ。

アンチ京都駅で四条河原町派の俺としては非常に残念。待ち合わせ場所としても便利で思い出もあるし。

河原町通挟んで隣接する高島屋が買って希望拡大狙ったりしないかな?京阪百貨店のまさかの京都進出はないだろなw

京都市は閉店に文句を云えないでしょうな。JRと違って阪急は行き止まりで片方しかも大阪方からしか集客できない弱点があったのに、京都市が東西線を大した需要のない御池通に通したのを此処でも呪われなければなるまい。今頃梅田発の特急が浜大津、急行が六地蔵迄直通してればまた違ったであろうに。

まぁ京都駅にぼこぼこにやられてても京都一の繁華街であることは間違いないので新しい名所が出来る事を期待。

840とはずがたり:2010/01/29(金) 02:41:42

四条河原町阪急:今秋に閉店…京都
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100129k0000m020105000c.html

 阪急阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは28日、四条河原町阪急(京都市)を今秋に閉店すると発表した。店舗が狭く、消費低迷と周辺量販店との競争で04年度以降は赤字が続いていた。京都中心部の待ち合わせ場所として親しまれた老舗百貨店が姿を消す。

 四条河原町阪急は76年に開業。地下1階、地上6階建てで、売り場面積は約8900平方メートル。80年代にデザイナーズブランドを中心に若者の先進ファッションを取り入れ、支持を得たが、売上高は91年度の171億円がピークで、08年秋のリーマン・ショック以後、赤字が膨らんだ。

 消費不況に苦しむ百貨店業界では、セブン&アイ・ホールディングスが傘下の西武有楽町店(東京)の年内閉店を発表したばかり。【植田憲尚】

毎日新聞 2010年1月28日 21時21分(最終更新 1月28日 21時44分)

H2Oリテイル、今年秋めどに四条河原町阪急を閉鎖
2010年 01月 28日 16:09 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-13586620100128

 [東京 28日 ロイター] エイチ・ツー・オー リテイリング(8242.T: 株価, ニュース, レポート)は28日、傘下の阪急百貨店が京都市の四条河原町阪急の営業を今年秋をめどに終了することを決定したと発表した。

 四条河原町阪急は1976年に開店。若者向けの衣料品などを中心に販売してきたが、店舗規模が狭く都心で営業を続けていくのは困難と判断したという。2009年3月期の売上高は56億1400万円。社員数は40人。

 2010年3月期第3・四半期(10─12月)において5億1700万円の減損損失を計上している。2011年3月期への影響は未定だが、連結業績に与える影響は軽微としている。

841とはずがたり:2010/01/29(金) 02:43:51
ゆーても34年か。あんま古くないねえ。。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187488248/181
京都・四条河原町阪急も閉店へ 苦境の百貨店業界
2010年1月28日16時25分

Kyoto Shimbun 2010年1月28日(木)
河原町阪急、今秋閉店へ
34年の歴史に幕

842名無しさん:2010/01/29(金) 21:02:54
http://www.sankei-kansai.com/2010/01/29/20100129-019875.php
2010年1月29日

「急でびっくり」「寂しい」四条河原町阪急閉店へ
 突然、今秋の閉店が28日に発表された百貨店「四条河原町阪急」(京都市下京区)。京都の中心地に昭和51年に開店して以来、若者を中心に幅広い客層から親しまれてきた。待ち合わせ場所としても利用されてきた「ランドマーク」的存在でもあっただけに、買い物客らからは驚きと閉店を惜しむ声が聞かれた。

 買い物を楽しんでいた京都市上京区の事務員、高岡優美さん(28)は「店の雰囲気が好きだったので、よく利用していた。急な閉店でびっくりしている」。同市中京区の大学3回生、梅原志保さん(20)も「ずっと待ち合わせ場所として利用していたのでショック。今日が最後の機会になるかもしれないと思うと寂しい」と建物を見上げ、しんみりしていた。

 一方で、閉店も致し方ないという声も。

 京都商工会議所の立石義雄会頭は「消費者ニーズの多様化や低価格志向など、百貨店業界全体が厳しい状況にさらされている中でのやむをえない判断」と理解を示す。

 友人と待ち合わせをしていた京都市山科区の会社員、田中裕さん(31)も「良い店だが、売り場が狭く、他店に比べるとメンズ服の品ぞろえが悪かった。お客さんでいっぱいという印象を持ったことはなく、閉店も仕方がないのかなと思う」と冷静に受け止めていた。

 また、門川大作・京都市長は「京都市内の目抜き通りに位置し、多くの人に親しまれてきた大型百貨店が撤退されるのは非常に残念。新たな魅力ある店舗が一日も早くオープンすることを願う」とコメントした。

【写真説明】今秋をめどに閉店する百貨店「四条河原町阪急」。買い物客らから惜しむ声が聞かれた=京都市下京区(柿平博文撮影)

(2010年1月29日 07:44)

843ももだぬき:2010/01/29(金) 21:12:37
来月で会津若松の中合も閉店。百貨店は時代遅れの感じ?

844とはずがたり:2010/01/29(金) 23:44:09

経営統合するなら高島屋の別館として機能するのは自然なような。
上の方で通路で繋ぐとかしてもええんちゃうか。

河原町阪急 好立地でも撤退…不況で客離れ深刻
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100129-OYO8T00333.htm

高島屋京都店(手前右)と交差点を挟んで立つ四条河原町阪急(28日午後2時44分、京都市で、本社ヘリから)=枡田直也撮影

 阪急阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが28日発表した四条河原町阪急(京都市下京区)の閉店は、百貨店離れの深刻さを改めて示した。百貨店業界には不採算店を閉鎖する動きが相次いでいるが、これまでは地方都市にある店が中心だった。12月の閉鎖が決まった西武百貨店有楽町店(東京都千代田区)に続き、都心部にある好立地の店も淘汰(とうた)の波にさらされている。
(井岡秀行)

■ターミナルからも

 日本百貨店協会によると、2009年12月末時点の全国の百貨店の売り場面積は663万平方メートルで、前年同月より約3%減った。地方都市での店舗閉鎖が多かったためだ。

 これに対し、河原町阪急は京都市の中心部にあり、阪急京都線の発着駅・河原町駅に直結している。ターミナル駅にある百貨店は利便性が高い上、鉄道会社の集客装置だ。阪急電鉄が阪急百貨店梅田本店(大阪市)で、日本で初めてこのビジネスモデルを確立した。京都市内で記者会見した阪急阪神百貨店の新田信昭社長は「乗降客数を左右するほどの大きなボリュームで商売できていたら判断が変わっていたかもしれないが、現状はそうではない」と苦境を説明した。

■出口見えず

 09年の全国の百貨店の売上高は6兆5842億円と、26年ぶりの低水準に沈んだ。京都地区も、09年の売上高が2597億円と01年に比べ20%近くも減っている。

京都地区の百貨店売上高の推移
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20100129-246874-1-L.jpg

 河原町阪急は店の手狭さもあって若者向けのファッションに特化した店作りで他社との違いを出してきた。功を奏した時期もあったが、「4〜5年で顧客が入れ替わってしまい、顧客と長い関係を築いていく百貨店としては無理がある」(新田社長)という弱点を抱えてもいた。売り上げの減少を食い止めようと、00年以降に2度の大規模な改装をしたが、今回の不況に直撃されて再建を断念した。

 H2Oは関西を中心に16店あり、このうち河原町阪急を含めた4店が赤字だ。ただ、「他に退店を検討しているところはない」としており、品ぞろえの改善など抜本的な対策が急務となっている。他の百貨店も同じ状況で、今後、店舗閉鎖が相次ぐ可能性もある。

■高島屋に配慮?

 河原町阪急の西向かいには、H2Oが経営統合交渉を進めている高島屋の京都店がある。売り場面積は洛西店(京都市西京区)も含め6万2000平方メートル、08年度の売上高は980億円と、河原町阪急とは比較にならない巨艦店だ。

 H2Oは、今回の閉店を高島屋とは協議していないとしているが、「経営統合すれば重複する店の整理が必要になる。統合に向けた地ならしでは」「阪急が退店した後、高島屋が別館として入居するのでは」(業界関係者)との声も出ている。
(2010年1月29日 読売新聞)

845チバQ:2010/01/30(土) 08:47:12
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/8421.html
新会社は「新潟三越伊勢丹」
社長に杉浦・新潟伊勢丹社長
 新潟伊勢丹と三越新潟店(いずれも新潟市中央区)は29日、4月1日付で事業統合する新会社の名称を「新潟三越伊勢丹」とし、社長に杉浦進・新潟伊勢丹社長兼三越新潟地区統括が就任すると発表した。

 ナンバー2の営業本部長には東海林憲昭・伊勢丹立川店営業統括部長を起用し、新潟伊勢丹店長を兼任する。東海林氏は3月1日付で伊勢丹から出向し、新潟伊勢丹営業本部長兼営業統括部長に異動予定。

 三越新潟店は店名を「新潟三越」に改め、新潟三越店長兼営業統括部長には藤川敏・三越新潟店長を充てる。
新潟日報2010年1月29日


http://www.sankeibiz.jp/business/news/100130/bsh1001300503002-n1.htm
「福岡三越」社長に三越の太田垣氏
2010.1.30 05:00

 三越伊勢丹ホールディングスは29日、4月1日付で地域事業会社として独立する福岡三越の社長に、三越の太田垣立郎専務執行役員(59)を充てる人事を決めた。合わせて太田垣氏は昨年10月に三越伊勢丹HDが完全子会社化した岩田屋(福岡市中央区)の顧問に3月1日付で就き、6月に同社の社長に就任する予定。太田垣氏は慶大商卒で1973年入社。2008年3月から現職。

846荷主研究者:2010/01/31(日) 14:19:06

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010012922385456/
2010年1/29 22:38 山陽新聞
岡山高島屋 両備HDと資本提携 地域密着型で経営強化

 両備ホールディングス(両備HD、岡山市北区錦町)と岡山高島屋(同本町)は29日、資本提携の契約を結んだと発表した。高島屋(大阪市)が分社している国内百貨店4店で、他社の資本参加は初めて。両備HDが4月1日付で岡山高島屋の第三者割当増資を引き受け、発行株式の33・4%を取得。両備HDの小嶋光信社長が代表権を持つ会長に就任する。

 2008年度に初の赤字に転落した岡山高島屋は経営基盤を強化するため、交通や情報、生活関連など幅広い事業を展開する両備グループの協力を得て、地域密着型の店舗づくりを進める。増資後の資本金は現在の5000万円から9000万円となる。

 高島屋の鈴木弘治社長と小嶋社長らが岡山高島屋で記者会見。鈴木社長は「地方の百貨店は地域密着を強めなくては生き残れない。両備グループの持つ経営資源を生かしたシナジー(相乗)効果が期待できる」と強調。今後、岡山高島屋で得たノウハウを他の地方店にも広げていく考えを示した。

 岡山市に岡山高島屋と天満屋(同市北区表町)があることを踏まえ、小嶋社長は「2つの強力な百貨店があることが、岡山の都市機能を高め、町の活性化につながる。神戸、大阪に負けない魅力ある広域商圏の構築は、政令市として必要な都市機能」と話した。

両備ホールディングスとの資本提携を発表した岡山高島屋=岡山市北区本町

851チバQ:2010/01/31(日) 18:19:42
>>661>>666
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20100131ddlk23020140000c.html
あいち・日曜リポート:松坂屋岡崎店きょう閉店 一層進む?市街地空洞化 /愛知

31日の閉店を前に、セールを実施中の松坂屋岡崎店 ◇跡地に新文化会館を
 岡崎市の中心部に立地する松坂屋岡崎店が31日に閉店する。中心市街地空洞化の影響を受けて閉店に追い込まれ「地区の中核を担ってきた百貨店がなくなり、空洞化が一層進むのでは」と懸念が広がる。閉店の背景と岡崎の中心市街地の課題をリポートする。【中村宰和】

 30日午前10時、開店を待っていた約300人が「全館閉店最終売り尽くしセール」実施中の店内に入った。セール品を並べたワゴンに人だかりができ、レジの前に大勢の人が並んだ。店員は「最後尾こちらです」とプラカードを掲げる。他店から応援の社員も駆け付けていた。

 閉店セール開始の09年11月26日から今月19日までの来店客は27万人で前年同期比1・5倍となり、売り上げは20億円と同2倍に伸びた。店のある康生地区では、松坂屋のシンボルのカトレアをあしらった紙袋を持つ買い物帰りの人が目立った。松坂屋広報は「昔から地元の多くの人に愛された店舗ということを実感する。地元への恩返しのため、お買い得品をそろえ、思い出に残るセールになっている」と説明した。

 康生地区の名前は、岡崎生まれの徳川家康にちなむ。城下町として古くから栄え、岡崎を代表する繁華街として発展した。地元経済界の誘致もあり、松坂屋岡崎店は、都市再開発法による民間施行第1号だった。71年4月に岡崎初の百貨店として開店。ピーク時の92年2月期の売り上げは129億円に達した。

 しかし、00年に大型ショッピングセンターのイオンモール岡崎が開店するなど、大型店が次々に進出した。松坂屋の売り場面積は1万1000平方メートルと、百貨店としては狭い。客はイオンモールなどに流れ、09年2月期の売り上げは50億円と、ピーク時の4割に落ち込んだ。康生地区では、01年にテナント式の百貨店「メルサ岡崎店」が撤退し、03年にはプールやスケート場などの総合レジャー施設が営業をやめた。複合商業ビルの西三河総合ビルと名鉄岡崎ホテルも04年に閉鎖された。松坂屋の茶村俊一社長は09年8月の岡崎店閉店発表時の記者会見で「空洞化が急速に進み、大きな打撃を受け、岡崎店の赤字が13年間続いた。撤退が相次ぐ中、単独で頑張ってきたが、店を支えるには状況があまりにも悪い」と指摘した。

 跡地利用について、岡崎市の石川優副市長は取材に対し「新文化会館の整備を模索している。都市再生機構に調査を依頼しており、結果が近くまとまるのを受けて検討を進める」と述べた。明るい材料もある。康生地区に08年11月にオープンした市図書館交流プラザ「りぶら」の利用者数は28日、200万人を突破した。予想より9カ月早く、若い人の利用も多い。松坂屋閉店後、かつてのにぎわいを取り戻すことができるかどうか。官民一体となり、市民を巻き込む取り組みが求められる。

852荷主研究者:2010/02/01(月) 01:12:48

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/146330
2010年1月15日 13:30 西日本新聞
シーホーク「ヒルトン」に 6月から、JALは撤退

 米大手ホテル運営会社ヒルトン・ワールドワイドは15日、福岡市の大型複合施設、ホークスタウン内のJALリゾートシーホークホテル福岡の運営を、日本航空グループのJALホテルズ(東京)から引き継ぐと発表した。ヒルトンは九州初進出で、6月1日から「ヒルトン福岡シーホーク」の名称で運営する。

 ホークスタウンは、シンガポール政府投資公社(GIC)が保有。契約期間満了を迎えるJALホテルズとの委託契約は継続せず、新たにヒルトンに任せることにした。ヒルトンは約20億円かけて改装するという。

 シーホークホテルは1995年4月に開業。1052の客室があり、2005年3月から5年契約でJALホテルズに運営を委託していた。

 JALホテルズは、日航の子会社が約9割の株式を保有。シーホークホテルの運営継続を希望していたが、日航の経営問題によるイメージ悪化も影響したとみられる。

 ヒルトンは、世界を代表する高級ホテルで、ヒルトンのほか「コンラッド」などのブランド名で77カ国で展開。国内では東京や大阪などで8ホテルを運営している。

=2010/01/15付 西日本新聞夕刊=

853荷主研究者:2010/02/01(月) 01:18:07

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/211072_all.html
2010年01/20 07:24 北海道新聞
札幌パルコのエルメス閉店

 エルメスジャポン(東京)は19日までに、ファッションビルの札幌パルコ(札幌市中央区南1西3)1階の「エルメス札幌パルコ店」を閉店した。

 同店は札幌パルコが開店した1975年にオープン。店舗面積は約240平方メートル。道内のエルメスは、昨年9月末に閉店した西武札幌店内にあった店舗と札幌パルコ店の2店体制だった。

 業界関係者によると「市内の複数百貨店が誘致の綱引きを続けている」とされ、エルメスの道内撤退は一時的との見方が強い。エルメスジャポンも「札幌は非常に重要な市場。再出店する方向で検討している」と話している。

854荷主研究者:2010/02/01(月) 23:27:13

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100127/CK2010012702000158.html
2010年1月27日 中日新聞
《経済》遠鉄新商業ビルの起工式 中心街活性化の“起爆剤”に

文化的要素取り込み郊外店に対抗
新商業ビルの完成イメージ

 遠州鉄道(浜松市中区)がJR浜松駅前の多目的ビル、旧フォルテ跡地に新設する商業ビルは、26日の起工式を経て2011年11月のオープンまで2年を切った。衰退が続く中心街の活性化に期待がかかる一方、地元商店街からは「活性化は局所的」という冷めた意見も聞かれる。新商業ビルが周辺の活性化につながる役割を発揮できるか注目される。

 新商業ビル(地上13階建て地下2階)は「郊外店にはない文化的な要素」(竹内善一郎社長)を取り込む。市民が芸術などを発表できるよう遠鉄百貨店と結ぶ五層の連絡通路や、ビルと百貨店の間を大屋根で覆う全天候型のイベント広場などで、市や商工関係者からは「中心街の起爆剤に」と期待が掛かる。

多くの関係者が集まり行われた新商業ビルの起工式=JR浜松駅前で

 ただ、これらで見込める活性化は駅前だけとの見方も。ある商店街関係者は「中心街全体の回遊性にはつながらないのでは」と懸念。地元住民と連携する必要性を訴える。

 新商業ビルの計画策定時には、経営破綻(はたん)した百貨店松菱跡に出店するはずだった大手百貨店の大丸(大阪)は、昨年1月に出店を断念。こうした状況で遠鉄が新商業ビルを開設しても「ライバル不在では地域経済に刺激を与えない」(商店街関係者)との指摘もある。

 消費不況とデフレにより、遠鉄百貨店の09年度9月中間期の売上高は前年同期比12・5%減。駐車場を備えた郊外の大型商業施設や量販店への消費者の流出が続いていることも影響しており、中心街で飲食店を経営する女性は「人を集める仕組みをつくり、いかに盛り上げていくかが重要だ」と話した。

855とはずがたり:2010/02/04(木) 18:23:15

百貨店という店舗形態が既に古くなっていると云えましょうな。馴染み客は一定数居るみたいなので新規顧客の開拓に失敗したという感じか?もし地方経済の疲弊で購買力が衰微したとなると事態は深刻だが,都市部でも苦戦中だしねぇ。

三越秋田店の閉店セール始まる 秋田市山王
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100119d

 秋田市山王の三越秋田店の閉店セールが18日始まった。セールは閉店日の3月1日まで行われるが、今月30日まで第1弾セールを開催し、婦人衣料を中心に各種商品を特別価格で提供している。

 セール初日は、多くの女性客が訪れていた。同店によると、ブランド婦人服や紳士服、バッグ、食器、アクセサリーなどを約3割引で販売(一部商品除く)し、目玉の婦人衣料に関しては1万3千?5千円の商品を2千円で販売するワゴンセールなども実施。仙台店などと協力し、最終日まで最新の商品を取り扱うという。

 1981年から同店に勤める桜庭郁子支配人は「閉店セールで、約30年にわたって営業してきた感謝の気持ちを示したい。営業終了日まで、お客さまに喜んでもらえる品質の高い商品を提供する」と語っていた。第2弾セールも企画しており、2月5、6日にはブランドバッグの期間限定特別販売会などを予定している。

 セーターや、男性向けカーディガンを購入したという秋田市高陽青柳町の主婦・高垣貞子さん(70)は「三越にはおしゃれで、品質の良い商品が置いてある。なじみの店がなくなってしまうのは残念」と寂しそうな様子だった。

 同店は1979年に同市中通にオープン。その後、同市山王に移転した。売り上げの落ち込みなどから、昨年10月に3月閉店を明らかにしていた。
(2010/01/19 09:14 更新)

856チバQ:2010/02/04(木) 22:34:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000553-san-bus_all
三越、パリの海外1号店を9月で閉鎖 伊勢丹は天津に2号店
2月4日16時19分配信 産経新聞

 三越と伊勢丹を傘下に置く三越伊勢丹ホールディングス(HD)は4日、パリ三越を閉鎖すると発表した。また、中国・天津に伊勢丹の2号店を出店することも合わせて発表した。

 パリ三越は1971年に海外第1号店として出店し、日本からの観光客や現地駐在員らから親しまれてきた。

 ただ、アジアの観光客の取り込みに力を入れる現地百貨店などとの競争が激化し、ここ数年間赤字が続いていた。入居する建物の賃借契約が切れることもあって今年9月末で営業を終了する。2008年度の売上高は日本円換算で17億6200万円。

 三越の欧州拠点はピークの92年に9店舗あったが、独ミュンヘン、スペインのマドリードなど続々に撤退し、残るのはローマとロンドンの2拠点だけとなった。

 一方、中国・天津の新店舗は1号店から約50キロ離れた渤海湾近くに年末から来年春にかけて開店する。

 店舗面積は約1万7000平方メートル。出店にあたって現地国営企業と合弁会社を今春設立する。合弁会社は伊勢丹側が60%以上出資する予定。伊勢丹の中国出店は5店舗目。

857チバQ:2010/02/04(木) 22:37:06
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100203/biz1002032003035-n1.htm
京都・河原町ビブレも閉店 競合激化で再編、淘汰が加速 (1/2ページ)
2010.2.3 19:59

7月末で閉店する「河原町ビブレ」。商業施設の淘汰が加速している=3日、京都市中京区(柿平博文撮影) 京都の商業施設「河原町ビブレ」(京都市中京区)を運営するイオン傘下のマイカルは3日、同店を7月末に閉店する方針を明らかにした。京都最大の繁華街として知られる河原町地区では、先月末にエイチ・ツー・オーリテイリング傘下の百貨店、四条河原町阪急(同市下京区)が今秋の撤退を発表。大阪・梅田で大規模な百貨店の増床、改装などが進む一方、小規模な商業施設は採算悪化も指摘され、今後も不採算店の閉鎖など店舗の淘汰(とうた)が本格化しそうだ。

 マイカルによると、河原町ビブレは消費低迷や周辺の競合店増加で過去3年あまり営業赤字が続き、「店舗改装などを行っても業績が改善する見通しが立たない」として閉店を決めた。跡地利用については、ビルの老朽化も進んでおり未定としている。

 同店は昭和45年にニチイとして開業した。58年に名称変更し、若者向けの衣料品を中心に人気を集めたが、マイカルの経営危機後の平成15年に売り場を地下1階部分(約700平方メートル)に縮小。上層階に生活雑貨店「京都ロフト」や大型CD店「HMV」などを誘致して営業を続けてきた。

 だが、河原町はメーンストリートの四条通から半径約400メートル圏内に、ファッションビルの河原町OPAや高島屋京都店、大丸京都店など競合店がひしめく激戦区。近年はJR京都駅前に伊勢丹やビックカメラなど大規模店が進出し、駅前地下の専門店街がにぎわいを見せるなど商圏の分散も進んでいる。

 京都総合経済研究所の森秀人調査部長によると、京都駅前だけでなく百貨店の増床・改装が進む大阪圏や、インターネットによる通信販売など競合相手は拡大する半面、京都の繁華街では町屋を改装した店舗などが人気を集めており、「河原町の商圏の力が低下したわけではない」と分析。その上で「消費者ニーズに対応できない施設はスクラップ・アンド・ビルドが避けられない」と指摘する。

 関西の商業施設では、大丸京都店が今春、30代女性向けに服飾雑貨を強化する改装を行い、3月には大阪・難波の高島屋大阪店が売り場面積を約4割増の7万8千平方メートルに増床。平成23年春にはJR大阪駅前にJR大阪三越伊勢丹が進出するほか、大丸梅田店も増床オープンするなど消費不況の中で激しい売り場拡張合戦が進んでいる。

 百貨店関係者は「このまま大阪の増床が進めば、中・四国を含む西日本の百貨店でも顧客を奪われかねない」と危機感を募らせ、地域の不採算店での構造改革は避けられない見通しだ。

858チバQ:2010/02/06(土) 13:47:13
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100206/CK2010020602000029.html
JR尾張一宮駅前ビルで対立 撤退、不況で情勢一変
2010年2月6日

駅前ビルの建設が予定されているJR尾張一宮駅前=一宮市栄で


 一宮市が2012年度の完成を目指すJR尾張一宮駅前ビルの建設計画をめぐり、市議会最大会派・新政会の一部や経済界から「計画を見直すべきだ」との声が上がっている。修文大が1月に隣地への新校舎建設を断念するなど、情勢が一変したためだ。しかし市は計画を大幅に見直すつもりはなく、10年度中に建設費を盛り込んで着工する。3月1日開会の定例市議会で論議を呼びそうだ。

 「若者が集まる駅という当初の構想は崩れた」と指摘するのは、新政会の伊藤裕通氏。デフレ不況で市の税収が大幅に落ち込みそうな現状も踏まえ、「駅前ビルの建設には賛成だが、中身を再検討すべきだ」と話す。

 市の計画では、ビルは7階建てで、建設費は48億円(08年3月時点の見込み)。図書館や市民活動支援センターといった公的施設が入るため、経済界からは「駅前の好立地をいかし、夜間対応の託児所やクリニックなどの入居を考えた方がいい」との声も聞かれる。

 市側は3月中に実施設計をまとめ、建設費の一部を4月以降の補正予算で対応し、着工の予定。

 これに対し、伊藤氏は着工を年末まで遅らせようと、建設費の予算執行を見合わせる付帯決議を提案する構え。任期満了に伴う市長選が年内に予想され、「着工前に、駅前ビルを争点にした選挙を行い、市民の審判を仰ぐべきだ」と主張する。

 ただ、伊藤氏の主張に新政会など市議会の多数から同意を得られるかどうかは、不透明だ。付帯決議も法的な拘束力はなく、市が無視して着工を強行することも可能。

 谷一夫市長は伊藤氏の動きについて「駅前ビル計画は4年前の市長選で民意を問うているし、議会からも賛同を得ている」と反論。「中心市街地の活性化のためにも、駅前ビルは必要。(図書館などで)利用者は十分見込める」と話し、計画の大幅な見直しは念頭にないことを強調した。

 (藤原啓嗣)

859チバQ:2010/02/06(土) 13:50:39
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201002060050.html
義理はチョコ、本命はパンツ? バレンタイン商戦に新風(1/2ページ)2010年2月6日

 14日に向けたバレンタイン商戦はピーク。百貨店やスーパーが力を入れる特設コーナーで、今年はチョコレートと並んで色とりどりの「パンツ」が注目を集めている。ひと味違う贈り物を探す女性客と、チョコ以外の売り上げ増につなげたい小売店の思惑が重なり、ふだんは隠れがちな男性用肌着を表舞台に引き上げた。(田幸香純、田中美保)

 阪急百貨店メンズ館(大阪市北区)は、今年からバレンタイン用に30平方メートル余りの肌着売り場を特設した。同い年の彼へのパンツを選んでいた女性会社員(28)は「義理はチョコだけだけど、本命には物足りない。パンツを渡すのに抵抗はない」ときっぱり。

 同店は「相手を驚かせる、というインパクトがあり、ここ数年で人気が出た。メーカーも女性目線のデザインやパッケージに凝っている」と、40種類を取りそろえた。

 イトーヨーカ堂東大阪店(大阪府東大阪市)の1階フロアでも、チョコが並んだ先に、ボクサーパンツやトランクスが目を引く。グンゼ、ワコールなど大手メーカー製やディズニーキャラクター入りなど約50種類が並び、いずれも1500円前後。近くに住む主婦(33)は65歳の父親へのプレゼントで赤いボクサーパンツとチョコを買った。「誕生日や父の日にも渡してきたけど、派手なものは自分では買いにくいらしく、喜んでくれる」

 「チョコばかり贈るのは飽きる。パンツは色や種類も増えて、選ぶのが楽しい」と話すのは3人の子どもを持つ主婦(37)。夫や義理の弟ら3人に渡す予定だ。同店は、コーナーを設けた1月19日からの約1カ月で前年の同じ時期の2倍は売れると見込む。

 イトーヨーカ堂は今年初めて、全国の約3分の2にあたる120店で「食品売り場にパンツ」という売り方を展開している。「市場調査で、プレゼントに足して渡すという人が多いことが分かった。チョコ以外にも販売するチャンスができた」と広報担当者。


 大丸心斎橋店北館(大阪市中央区)でも、地下鉄心斎橋駅に直結する地下1階の入り口前に、男女そろいのパンツを中心とした売り場を作った。14日までの期間限定。「『彼にはいて欲しい』と思うような、女性目線のデザインを重視した」という。

 阪急百貨店によると、プレゼントの平均単価はクリスマスの1万円前後に対し、バレンタインは半額程度。それでも春夏物の本格投入時期に重なり、力が入る。業界は販売低迷が続くが、溝口博之・営業計画部長は「買い物を我慢してきた女性たちに、徐々に開放感が出てきた。売り場から華やかにして、消費につなげていきたい」と話す。

860チバQ:2010/02/06(土) 13:51:37
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100206/bsd1002060502002-n1.htm
百貨店、閉鎖ハイペース リストラ加速、今年早くも10店予定 (1/2ページ)2010.2.6 05:00


 収益力が低下した百貨店の店舗閉鎖が急ピッチで進んでいる。今年の閉鎖数(予定含む)はすでに昨年の9店舗を上回る10店舗に上り、ピークだった2000年の18店舗を超える可能性もある。不採算店舗のリストラは経営効率を高め、利益を確保する有効手段だが、縮小均衡に陥る恐れは捨てきれない。一方、生き残りに向けて地場の有力企業と資本提携するといった新しい動きも出てきた。

 ◆生き残りの道

 「私たちの時代は、有楽町店に勤めることがあこがれだったのに」

 十数年前まで西武(旧西武百貨店)に勤めていた40歳代の女性は、閉鎖発表翌日の先月28日に有楽町店を訪れ入り口の「12月25日で営業終了」と記された張り紙を残念そうに見つめた。

 同店は東京・銀座の玄関口に位置し、バブル経済時は「流行と文化の発信拠点」として一世を風靡(ふうび)した。だが、激戦区にひしめくライバル百貨店や低価格専門店との競争激化に加え、一昨年秋以降の消費低迷で売り上げが激減。09年2月期はピーク時の4割減にまで落ち込んだ。さらに入居するビルの高い賃料が体力をむしばんだ。

 同店を06年に傘下に収めたセブン&アイ・ホールディングス(HD)の幹部は「看板店舗だが赤字続き。採算改善が見込めない」と、閉店理由を明かす。

 西武有楽町店の閉鎖発表に続き、エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)も傘下の阪急阪神百貨店の四条河原町阪急(京都市下京区)の今秋の閉鎖を発表。業界では「次はあの百貨店のあの店舗が危ない」など閉鎖店舗を占う声も飛び交う。

 日本百貨店協会によると、09年の全国百貨店売上高は6兆5842億円と、26年ぶりの低水準に落ち込んだ。消費反転の兆しが見えない中で、生き残る道が不採算店舗の閉鎖だ。

 今年は2月5日段階で早くも10店舗の閉鎖が決定。閉鎖ピークの00年は民事再生法を申請したそごう(現そごう・西武)が半分の9店舗を占めたが、「今年は00年水準を超えるのでは」(百貨店関係者)との見方も現実味を帯びてきている。

 ◆地域密着を模索

 一方で店舗を閉鎖せずに生き残りを模索する百貨店もある。高島屋は地域密着型で店舗存続を図ろうと、全額出資子会社の岡山高島屋(岡山市)と、バス事業などを展開する地元での影響力が大きい両備HD(同)の資本提携を決めた。両備HDが岡山高島屋の株式33.4%を取得し、会長も送り込む。

 岡山高島屋は2期連続の営業赤字の見通しで、両備HDの交通網を利用して集客を促す。高島屋は「活性化のモデルケースにしたい」(高島屋の久末裕史上席執行役員)としており、同様の手法を他の百貨店子会社にも適用する考えだ。(小熊敦郎)

861荷主研究者:2010/02/07(日) 00:05:33

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010020209583119/
2010年2/2 9:58 山陽新聞
通行量、市内全6地区で前回割れ 倉敷市消費者動態調査

通行量の減少幅が最も大きかった水島地区の商店街

 倉敷市などは、2009年度の消費者動態調査をまとめた。3年前の前回調査との比較では、通行量(日曜日)が水島地区で4割以上減少したのを筆頭に、調査した6地区すべてでダウン。商店街を中心に“地盤沈下”が進行している実態が浮き彫りとなった。

 通行量調査は、倉敷(JR倉敷駅前)、笹沖、茶屋町、水島、児島、玉島の6地区の商店街や公共交通ターミナル周辺など65カ所で実施。昨年7月下旬から8月上旬の3日間、午前10時から午後6時までを集計した。

 減少率が最大の水島は、調査対象の商店街など全9カ所でダウンして47・0%減。他地区の減少率は、茶屋町37・4%、笹沖20・1%、児島16・7%、倉敷5・9%、玉島5・1%―の順だった。

 通行量が最も多かったのは、倉敷の7万2452人。それでも調査対象27カ所のうち、前回(06年)実績を上回ったのは天満屋倉敷店1階中央入り口付近、駅前地下道など6カ所にとどまった。

 併せて行った大型店入店調査では、庄を加えた7地区(69カ所)のうち、6地区が前回よりダウンした。水島の46・4%減が筆頭で、他地区は19・9〜6・9%減。33・1%増の倉敷は、前回は三越閉店で調査地点が減っていた特殊事情があったためで、前々回(04年)との比較では12・7%減だった。

862荷主研究者:2010/02/07(日) 00:47:57
>>743
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/8582.html
2010年2月4日 新潟日報
西堀ローサ、20店規模4月に出店 新潟

 新潟市中央区の地下商店街「西堀ローサ」に一挙に20店近いテナントが出店し、空き区画がすべて埋まる見込みとなったことが3日、分かった。大型連休前の4月下旬ごろのオープンを目指す。空き区画がすべて埋まれば、2007年春以来となる。

 出店するのは、雑貨、ミセスやヤングカジュアルのアパレル、テークアウトできるスイーツ店など。都内で店舗展開している県外資本のアパレル店などが複数、出店を計画している。ほとんどが県内初出店となる。

867チバQ:2010/02/07(日) 23:50:27
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100204dde012040008000c.html
特集ワイド:うつろう有楽町 ヤミ市、劇場しのぎ削り、西武撤退…
 「信じられませんでした。うそなんじゃないか、と」。西武有楽町店の女性店員はテレビニュースで閉鎖を知った。携帯電話のネットニュースで確認し、「ショックです」という別の店員も。振り返れば、文化や情報の発信基地でもあった有楽町。そんな街の今昔を探しに出かけた。【國枝すみれ、中山裕司】

 有楽町といえば、東京交通会館だ。最上階15階の回転展望レストラン「銀座スカイラウンジ」は80分で一周する。初めて行った。動いてる、動いてる。つい興奮してランチにビーフシチュー(4273円)を食べた。1965(昭和40)年にオープンした時は、富士山や筑波山、東京湾に浮かぶ船まで見えたそうだが、今は林立するビルに囲まれている。しかも、老舗に交じってカラオケ店やネットカフェの看板がある。支配人の榎本貞樹さん(42)は、「3年前に有楽町駅前が新装され、20代前半の若者が増えました。渋谷ほどではないが、ブームの移り変わりが早くなり、定番好きな年配のお客さまは少なくなった」と説明してくれた。

 交通会館の1階に下りると、人だかりのする店があった。特産の水産、畜産加工品などを売るアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」。そして、新しい複合商業施設「イトシア」を左手に見ながら、JRの高架から西側へ出る。またお客でいっぱいの店があった。「JALプラザ有楽町」。おいしそうな食べ物に目を輝かせる「どさんこプラザ」のお客に比べ、こちらの客の目は実に真剣だ。日本航空の経営破綻(はたん)を受けて、お客はたまったマイレージをクーポンに替えて商品を買っているのだろう。お客の厳しい視線にさらされ、カバンなどの商品もどこか萎縮(いしゅく)しているように見える。「マイレージはマイルのままではお買い物にお使いいただけません」。こう書かれた店内の張り紙。フラッグ・キャリアーとは不釣り合いに、お手製だった。

 駆け足で過ぎゆく時代。取り残されたのは、西武有楽町店だけではない。

      ■ 

 「JOKR。こちらはラジオ東京です」

 東京におけるラジオ民間放送の第一声は、有楽町から発せられた。51年12月24日、TBSの前身であるラジオ東京が開局する前夜祭だった。場所は当時有楽町にあった毎日新聞の公開スタジオ。有楽町はラジオだけでなく、毎日や朝日、読売、産経の各新聞社がそろった新聞街だった。演劇では有楽座や帝劇、日本劇場、日生劇場などがあり、映画でも東宝や日活など多くの映画館がしのぎを削って、情報を発信していた。

 そう言えば、西武有楽町店の入り口に「お知らせ」という張り紙があった。A4判の小さな白い紙。今年12月25日での営業終了と、顧客への感謝が記されていた。

 「従来型のモノ陳列の百貨店から情報発信型として誕生。オープン直後は『マリオン現象』というほどのブームを起こし、情報発信型の先鞭(せんべん)をつける存在になりました」

 同店だけでなく有楽町という街が果たしてきた情報発信への矜持(きょうじ)を感じた。

 約20年前にセゾングループ史(全6巻)を執筆した一人、東京大学大学院教授の上野千鶴子さんは同店の歴史を振り返った。「池袋が発祥の西武百貨店は、銀座出店が悲願でした。しかし、開店に際して地元団体などが所在地から『銀座の名前は使わないでほしい』と反対され、銀座店ではなく有楽町店になった。開店時のコンセプトは、娯楽や情報に支出する『モノ消費からコト消費へ』『百貨店から八十貨店』だったが、空振りに終わった。『老舗の銀座三越や松坂屋などと肩を並べる』という目標も達成できなかった。西武に限らず、もはや百貨店の業態そのものが無形文化財とも言えますが」

 道一本を挟むだけの有楽町と銀座がこんな関係とは、恥ずかしながら知らなかった。

 だからか……。銀座の商店などでつくる銀座4丁目の「銀座通連合会」を訪ねた時のこと。「(取材に)答えることはない! あの人たち(西武有楽町店)は銀座の住民でも何でもないんだから」。男性の声が奥の部屋から外に漏れてきた。対応してくれた女性は「お話しすることができず、申し訳ありませんね」とすまなそうな顔をした。

868チバQ:2010/02/07(日) 23:50:57
 有楽町は、ビジネス街の丸の内と、高級店が建ち並ぶ繁華街の銀座という日本を代表する地域の結節点。焼け野原となった戦後は、被災者や引き揚げ者が集まり、新宿駅東口と新橋駅前とともに「東京の三大ヤミ市」と呼ばれた。全国6大都市で約4万人にのぼった米兵相手の売春婦、パンパンガール。有楽町にもあふれ、NHKは「ラクチョウ(有楽町)のお時」と名乗る女性を紹介した。

 沖縄返還協定批准の反対闘争の日比谷暴動(71年)では、JR有楽町駅前や交通会館前にバリケードが築かれて、街に火の手が上がった。当時の新聞は過激派学生グループの様子を「晴海通りは、あとからあとから押しかける学生などで約3000人にふくれ上がり、まるで『銀座解放区』」と表現した。

      ■ 

 西武有楽町店の数寄屋橋側の入り口近くには見過ごしそうな足元に歌碑がある。フランク永井が歌った「有楽町で逢いましょう」の歌詞が刻まれていた。57年の「有楽町そごう」オープンと同時期にヒット。経済白書が「もはや戦後ではない」とした翌年だ。しかし当時のヒット曲も、今は石に閉じ込められて息苦しそうだ。あの時のように貧しくとも希望に満ちた空気はもう吸えない。

 駅前の果物店は51年に創業した。昼間は1本100円のカットパインくらいしか売れないというが、夜10時を過ぎると気前よく2万円の果物を買う客が訪れる。レジにたつ利根川千代さん(80)は「昔はお客さんがウイットに富んでいた。街に来る人、来る人、着飾り、見ていて張り合いがあった。流行の先端だった。夕方になると、出勤前の銀座のクラブホステスさんが、有楽町近くのヘアサロンで髪をセットした。今はそんな女性も少なくなった。渋谷と同じ。安いものしか売ってない」と話した。

 赤レンガが残るJR有楽町駅へ向かった。6月に営業開始から100年を迎える。駅舎は街のうつろいをどんな思いで見ているのだろうか。

869とはずがたり:2010/02/09(火) 23:27:29
ジャスコで晩飯買いに行ったんだけどTOPVALUブランドで340g缶の烏龍茶が29円とかで売ってる。。デフレですなぁ。
普段はあんまスーパーで買い物しないけどこんなものなんかね?

870荷主研究者:2010/02/09(火) 23:30:13
一般的にコンビニ発祥というとこちらが有名ではないか。
>74年開店のセブン−イレブン豊洲店(東京都江東区)

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100201/CK2010020102000154.html
2010年2月1日 中日新聞
「コンビニ発祥」はココ 春日井・藤山台に71年開店

「日本のコンビニエンスストア発祥の地」の表示板が取り付けられたココストア藤山台店=愛知県春日井市で

 ここが日本のコンビニエンスストア発祥の地−。ココストア(名古屋市)は1971年に開店し、2月5日に改装オープンする直営の愛知県春日井市の藤山台店に、こんな表示板を設置した。国内の「コンビニ1号店」がどこかについては諸説あるが、「藤山台店が全国初」と主張する同社の盛田宏社長は「当時のチャレンジ精神を思い起こしたい」と、表示板を設置した狙いを話す。

 表示板はステンレス製で、縦52センチ、横90センチ。「当店は71年7月11日に日本のコンビニ1号店としてオープンいたしました」と明記した。

 同店は当時、米国で成長していたコンビニの実験店として名古屋市の酒類卸、山泉商会(ココストアの関連会社で、現在のイズミック)が開設した。

 68年に入居が始まった高蔵寺ニュータウン内にあり、共働きの夫婦らの生活スタイルに合わせ、営業時間を当時の小売店では珍しい午前9時半〜午後10時に設定。100平方メートル弱の店内には食品や雑貨に加え、盛田和昭会長の兄の盛田昭夫氏が創業したソニーの電化製品や文房具など、約1500品目の商品が並んでいたという。

 ただ、コンビニ1号店がどこかについては「議論」もある。中小企業診断士で、経営教育総合研究所(東京)の主任研究員の木下安司氏は「3つの説がある」と指摘する。

 1つは69年に小売業「マイショップチェーン」が大阪府豊中市に開店した実験店。この店は現在なく、木下氏は「今のコンビニにつながる店舗か確認できない」と話す。

 もう1つは74年開店のセブン−イレブン豊洲店(東京都江東区)。木下氏は「チェーン店化を狙った最初の試みはココストアだが、日本に本格展開するコンビニの起源はセブン−イレブンともいえる」と説明する。

 来年が開業40周年のココストア藤山台店は、老朽化に伴う改装のため休業中。5日午前7時に営業を再開する。

 【コンビニエンスストア】 経済産業省は現在、(1)商品を客がレジに持ち込むセルフサービス方式を採用(2)食料品を扱う(3)売り場面積30平方メートル以上250平方メートル未満(4)1日の営業時間が14時間以上−の条件を満たす小売店と定義。ココストア藤山台店(売り場面積99平方メートル)は開業時の1日の営業時間は12時間半だったが、その後、営業時間を拡大。同社は「開業時に『定義』はなく、長時間営業の便利さを提供した国内初のコンビニといえる」と話している。

871荷主研究者:2010/02/10(水) 00:23:18

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_123406484726.html
2009年02月08日 12:45 大分合同新聞
大分市中心市街地の歩行者 減少

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/240_2009_123406483527.jpg

 大分市は、中心市街地の歩行者通行量調査(昨年十一月実施)の結果をまとめた。土曜、日曜日の週末の通行量は三十一万八千二百八十七人で前回調査(二〇〇六年)を2・6%下回った。昨年七月に認定された市中心市街地活性化基本計画では、一二年までに、〇四年水準(三十五万人)まで回復させることを目標に掲げているが、厳しい状況が明らかになった。

 市は、一九六五年から隔年で調査を実施。活性化基本計画を検証する際の基礎資料にするため、本年度から五年間は毎年調べる。調査は昨年十一月十四―十六日の三日間、午前十一時から午後七時まで中心市街地の三十三カ所で実施した。

 ▽十四日(金曜)は十四万九千二百六十六人で前回から4・4%減。▽十五日(土曜)は、十六万一千七百五十二人で同0・6%減。▽十六日(日曜)は十五万六千五百三十五人で同4・6%減。▽三日間合計では、四十六万七千五百五十三人で同3・2%減。二〇〇〇年(六十五万九千六百八十八人)と比べると29・1%減っている。

 活性化基本計画では「まちなかで過ごすライフスタイルを提案するまち創出」を目指し、「まちなか滞留時間」を一つの指標にしている。三時間以上過ごす人の割合を一二年までに40%(二〇〇〇年水準)に戻すことを目標にしているが、今回の調査結果は36%で、前回より1・4ポイント低下した。

 中畑修・市都市計画課長は「通行量の減少は土曜日に雨が降った影響もある。ただ、調査した土曜日は、まちなか市場(若草公園)や商店街でコンサートのハニカムステージが開催された日で、それらが通行量の減少を食い止めた“効果”も見えてきた」と評価している。

872荷主研究者:2010/02/11(木) 01:17:52

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_126506863044.html
2010年02月02日 08:55 大分合同新聞
コンフォートホテル大分 6月で営業終了

6月16日で営業を終了するコンフォートホテル大分

 米国の大手ホテルチェーン系列のコンフォートホテル大分(大分市舞鶴町、214室)が、6月16日を最後に営業を終了することが1日、関係者への取材で分かった。大分西鉄グランドホテルの跡に2000年7月に開業。近年の市中心部のホテル進出ラッシュや、景気後退による出張需要の減少が背景にあるとみられる。

 コンフォートホテルは、都市型ホテルの西鉄とは大きく路線を変えた経済的ホテル。清潔感と低価格を掲げ開業当初は人気を集めたが、06年以降はJR大分駅近くや市中心部に全国的なビジネスホテルチェーンなどが相次いでオープン。千室以上の客室が一気に増え、過当競争になっていた。

 運営会社のグリーンズ(三重県四日市市)は「(ホテルの入る大分三井ビルディングを所有する)三井不動産との賃貸借契約が期間満了を迎えるため、(更新せずに)営業終了を決めた」。また三井不動産の広報(東京都)は撤退後のテナントに関し「現時点では未定」と話している。

 撤退を決めた理由について、業界関係者は「シティーホテル時代はリバーサイドのホテルとして良かったが、ビジネスホテルとしてはやや中心部から離れていることが、利用客の障害になっていた。一昨年秋以降の景気後退の影響に加え、建物もリニューアルや補強はしているが、完成から40年近くがたち、新築に比べると見劣りする状況だったのではないか」とみている。

873荷主研究者:2010/02/11(木) 01:21:16

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/8629.html
2010年2月5日 新潟日報
長岡「千秋通り」8店舗が今月末閉店

 中越地域初のシネマコンプレックス「T・ジョイ長岡」やブランド店など計22店舗が入っている長岡市郊外の商業施設「シネマする街 千秋通り」(同市千秋2)で、8店舗が今月末に同時閉店することが4日、分かった。

 8店舗は同施設を所有する長鐵工業(同市)が運営しており、売り上げの伸び悩みや会社の経営改善を図るため閉店を決めた。ほかにテナント約10店舗が春にかけて撤退の意向を示しているといい、映画館は残るが、今春までに施設内の大半の店舗が閉店する見通し。中心部の商業地から客がシフトしている郊外の新興商業施設で異例の多数店舗離脱となる。

874荷主研究者:2010/02/11(木) 21:02:43

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100209303.htm
2010年2月9日03時09分 北國新聞
食品スーパー出店加速 富山の大阪屋、石川進出

 食品スーパーの石川攻めが一段と加速する。大阪屋ショップ(富山市)は、年内にも白山市に出店する方針を決めた。アルビス(射水市)と並ぶ「富山の2強」とされるが、石川には初出店で、金沢市周辺で多店舗化を目指す。さらに、激安路線で西日本を席巻する大黒天物産(岡山県倉敷市)も北陸進出をうかがう。値引き競争に拍車が掛かるのは必至で、地場スーパー再編の引き金になる可能性もはらんでいる。

 大阪屋ショップが計画する白山市のスーパーは、店舗面積約1万平方メートルの大型店。金沢市、野々市町でも同規模の店舗を検討する。

 同社は富山県内にグループ全体で26店を持つ。最近は自社店舗から近い石川県内の地域で新聞の折り込みチラシを入れるなど隣県集客に動いており、初出店を契機に一気に石川での店舗拡大と知名度アップを狙う。

 同社幹部は「富山はほぼ全域に店舗網を構築できた。食文化が共通する石川で成長戦略を描きたい」と話す。

 一方、富山で大阪屋と競うアルビスも「商圏の厚い金沢周辺は最重点地区」として出店を強化する。来年春には金沢市のルネスかなざわ跡地で自社スーパーを核とする大型商業施設を開設し、同市内で他の物件を探しているという。

   ■  ■

 石川の地場スーパーが警戒するもう一つの動きが、大黒天物産の進出だ。

 同社は中国、四国、近畿エリアで計53店を展開。09年5月期連結決算で売上高は734億円を超える。特徴は「他社PB(自主企画)商品の3割安から半額程度」(同社)という徹底した安値戦略と、多くの店で実施している24時間営業だ。

 滋賀県で物流センターの設置を検討しており、川田知博取締役経営企画室長は「滋賀に拠点ができれば、2時間ほどで商品を配送できる北陸も商圏に入ってくる。数年内には、ぜひ出店したい」と意欲を示す。

   ■  ■

 石川の地場スーパーでもエリア拡大を狙う動きが出てきた。

 能登地区で「どんたく」を10店展開する山成商事(七尾市)は、10月をめどに金沢市に初出店する。過疎化が進む能登だけでなく、市場規模が大きい金沢周辺への出店を今後も進める方針だ。

 マルエー(白山市)も、年内に金沢市で新規出店を計画しており、余力のある地場スーパーは出店攻勢を掛けて県外勢に対抗する構えだ。

 県外からの激しい石川攻めもあり、県内では2004年に214店あった食品スーパーの店舗数が07年には200店に減少した。

 Aコープ13店を直営展開するジャコム石川(金沢市)の担当者は「県内は10年ほど前から飽和状態。ただでさえ不況で客単価が下がり、価格競争で体力を削られている。正直、出てこられると厳しい」と漏らす。

 節約志向による客単価の低下、安値競争の激化で、生き残りを懸けた規模の拡大が急速に進む食品スーパー業界。投資余力の少ない中小スーパーには危機感が強まっており、地場同士で連携する動きも活発になりそうだ。

875荷主研究者:2010/02/13(土) 17:27:06

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100213301.htm
2010年2月13日03時32分 北國新聞
SPC年内撤退へ、大型店跡埋まらず 金沢・タテマチ 女性向け減り、メンズ化進む

 金沢市の竪町商店街で「シャッター化」が目立ってきた。靴専門店として人気だった「SPC金沢片町店」が年内で撤退する方針を決めるなど大型店の閉鎖が相次ぎ、その跡地が埋まらないためだ。3月までに10店が進出するなど中小規模のテナント誘致は順調だが、女性向け店舗が減って「メンズ化」が進んだこともあり、北陸随一の若者のまちがにぎわいを失いかけている。

 SPC金沢片町店を運営するチヨダ(東京)によると、同店の閉店は全国的な不採算店の見直しの一環。閉店の具体的時期は未定で、今後の売り上げ状況などから判断する方針だ。

 金沢片町店は1994年、チヨダの新業態店「SPC」の全国1号店として開業。1、2階の延べ床面積は660平方メートル。カジュアルな靴やスニーカーを展開し、10〜30代を中心に支持を集めた。

 近年はすぐ近くに競合店ができた影響もあって厳しい状況だったが、同店関係者は「他店がどうこうという以上に、タテマチの集客力自体が落ち込んでいる」と指摘する。

 実際、タテマチ通りの歩行者は減少傾向にある。金沢市がまとめたタテマチの歩行者数調査(ある休日の午前8時〜午後8時)によると、通りの中程にある、のと共栄信用金庫竪町支店前では、2005年に2万8556人だったが、06年の金沢駅前の金沢フォーラス開業なども影響し、07年には2万2270人となった。

 閉店が続く竪町商店街だが、空きテナント数は昨年からほとんど変わっていない。現在、「入居者募集中」となっているのは、全体の約1割の20テナントほど。中小テナントの出店がやや持ち直しているという。ただ、「大型店の閉店が目立ち、空洞化のイメージがぬぐえない」(細田泰成同商店街振興組合リーシング委員会副委員長)のが実情だ。

 中小テナントの多くは、市や同商店街の出店補助金を利用している。限度額が決まっているため大規模店に比べて助成の恩恵が大きく、今年に入り、タテマチでは古書店が開業し、3月までに衣料品店やフットサル用品専門店など計10店ほどのオープンが予定されている。

 一方で、大規模店のテナント跡への出店意欲は鈍い。昨年、入居していた家具店や眼鏡店が撤退した商業ビルの関係者は「今も利用策が決まっていない」とため息を漏らす。

 タテマチ通りは「メンズ化」が進んでいるのも特徴だ。香林坊109の改装に伴う「渋谷109化」や、金沢フォーラスの進出により、タテマチの女性向け衣料品店が閉店したり、周辺の商業施設に移るケースが相次いだためだ。

 同商店街振興組合によると、5年ほど前まで全体の7割近くを占めた女性向けショップは、今では「2〜3割程度」。消費が活発な女性に比べ、男性向けは売り上げ規模が小さい店が少なくない。商店街関係者は「堅調な109と連動性を高め誘客したいが、女性向けの店自体が減り、ままならない」と語る。

 商店街側も手をこまぬいているわけではない。昨年12月に始めたタテマチパーキングの駐車料を最初の40分間無料にするサービスを4月末まで延長。同商店街を含む金沢中心商店街まちづくり協議会(5タウンズ)は、4月から大学生限定で、商品の割引きや駐車場の無料化などの誘客企画を展開する予定だ。

 全国の商店街の中でも「不況の傷が比較的浅い」(関係者)とされるタテマチ。北陸を代表する商店街の一つが再び勢いを取り戻すかどうかは、中心商業地の浮沈を左右しかねず、一段の対策が待ったなしとなっている。

876荷主研究者:2010/02/13(土) 17:46:47

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100212e
2010/02/12 09:10 秋田魁新報
「アルス」がリニューアルオープン 秋田駅前

 JR秋田駅前「アルス」が11日、リニューアルオープンした。先月28日から、売り場の改装のため休業していた。10年ぶりの改装。

 内装を一新したビル内では既存テナント30店舗が、一部売り場を変更して営業を再開。冬物セールなどを行っている。

 26日には新たなテナントを加え、計36店でグランドオープンする。「JEANASIS(ジーナシス)」「THE EMPORIUM(ジ・エンポリアム)」など人気ファッションブランドが本県初出店するほか、資生堂と地元美容室が協力する新しい業態のトータルビューティーサロンなどが新規出店する。

 アルスを運営する秋田ステーションビルの松本実SC担当部長は「3月下旬には、ホテルメトロポリタン秋田の改装が終了する。相乗効果で秋田駅前ににぎわいを創出したい」と話している。

 同社はオープン記念として3月31日まで、JR秋田駅西口の「トピコ・アルス第1駐車場」の駐車料金を30分無料サービスする。

878とはずがたり:2010/02/13(土) 18:17:11
>>877
高野のイズミヤには大変世話になったし応援したいけどあんま近くに無いんだよねぇ。右翼の浜村淳を起用してたのが気に喰わなかったけど。
衣料を梃子入れする為にも伊藤忠を頼ったか?

879荷主研究者:2010/02/13(土) 18:19:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201002090063.html
'10/2/9 中国新聞
百貨店で高級品が回復傾向
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 消費不振が続く中国地方の百貨店に消費の底打ち感が出始めた。百貨店の「顔」である海外高級ブランドや宝飾品売り場の一部では、売り上げが前年を大きく超える店もある。金融危機後の節約志向の中で業界は苦戦が続いているだけに、明るい兆しとなりそうだ。

 福屋八丁堀本店(広島市中区)は、海外高級ブランドの売上高で前年比の下げ幅が縮小している。1月は一部のブランドが金融危機後で初めて前年比2けた増になるなど、回復基調にある。

 同店は3月にも、中四国・九州で初となる海外ブランドを誘致し、てこ入れを図る計画という。

 そごう広島店(同)も一部の海外高級ブランドで昨秋から下げ幅が縮小している。三越広島店(同)も1月に入って海外高級ブランドや宝飾品売り場の高級時計の動きが良いという。

 天満屋岡山店(岡山市北区)は、八つの海外高級ブランドの1月の売り上げが前年比で5%増えた。

 ただ中国四国百貨店協会によると、昨年12月の中国地方の売上高は360億7200万円で前年同月比6・9%減と30カ月連続で前年を下回っている。ある百貨店の担当者は「高額品は百貨店を象徴するだけに業界の復権につながれば」と期待している。

【写真説明】高級時計の動きが良くなった百貨店の売り場(広島市中区)

880荷主研究者:2010/02/13(土) 18:39:34

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002706978.shtml
2010/02/12 11:39 神戸新聞
「駅ナカ」でニーズを探れ JR西日本、企業に開放 

JR宝塚駅にオープンする「エキマルシェ宝塚」の外観イメージ図

大阪駅でJR西日本が運営する女性専用の有料化粧室=大阪市北区

 “駅ナカ”は実験場-。長引く消費低迷の中、乗降客を取り込める駅ナカなど駅施設の優位性を生かそうと、JR西日本が新たな取り組みを始めている。大阪駅の有料化粧室を企業の販売促進拠点として開放するほか、宝塚駅では3子会社が共同運営する新しいタイプのショッピングゾーンを展開する。

 大阪駅内の女性用有料化粧室「アンジェルブ」。料金は1時間300円ながらも、2006年の開設以来、化粧直しや着替え、休憩などの利用者数は延べ15万人を突破、人気を集める。これまで化粧品の試供品やパナソニックの美容機器、ワコールの下着のパンフレットを置いてきた。

 3月以降は企業の担当者が直接、利用者に商品説明を行い、その声を販売戦略や商品開発に役立てる。パナソニックは、ヘアスタイリストが同社製品を使って利用者のヘアアレンジを行うほか、ワコールは試着イベントを実施する。

 また宝塚駅では3月から、駅構内の830平方メートルで商業施設「エキマルシェ宝塚」を開業する。食料品・総菜、カフェ、雑貨販売、期間限定スイーツの4店舗を設けるが、物販、飲食などをそれぞれ手掛けるJR西の子会社3社が初めて共同運営。内装に一体感を持たせるなど、初めて統一コンセプトを掲げた。JR西は「今後の試金石になる施設。成功すれば『エキマルシェ』ブランドでほかの駅での展開を考えたい」という。

 JR西は駅商業施設の運営会社を地区ごとに再編中。2006年に合併させた神戸SC開発(神戸市東灘区)に続き、昨年4月には岡山、今年4月は広島でも再編する。

 消費者ニーズの多様化に加え、競合激化に対応するため、運営ノウハウや資源の集約を目指す。

(段 貴則)

881チバQ:2010/02/13(土) 23:22:38
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100213/biz1002131801006-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】進まぬセブン流「百貨店改革」 閉店ラッシュで大なた (1/3ページ)
2010.2.13 18:00

 セブン&アイ・ホールディングスが、傘下のそごう、西武百貨店の改革にてこずっている。2006年にセブンとしては過去最高の2300億円を投じ買収したが、業績不振が続き、投資効果は上がっていない。昨年のそごう心斎橋本店、西武札幌店に続き、先月27日に西武有楽町店の閉鎖を決めるなど、閉店ラッシュの大なたを振るうが、買収当時に掲げた“業態融合による未来の小売業”は、見えてこない。


コンビニ感覚?

 「セブンには、不採算のコンビニを閉めるような感覚なのかもしれない」

 百貨店業界関係者は、セブン流の情け容赦のない閉店ラッシュに“カルチャーショック”を隠せない。

 今年12月に閉鎖される西武有楽町店は、銀座進出が悲願だったセゾングループの創業者、堤清二氏の肝いりで1984年にオープンした西武の顔だった。

 隣接するライバルの大丸に売却されるという悲哀を味わった、そごう心斎橋本店は、経営破綻(はたん)後の閉鎖を経て再オープンし、「そごう再建」の象徴でもあった。

 地域に根付き、固定客を持つ百貨店にとって閉鎖は簡単には決断できない。商品の回転率を上げることが最優先であるスーパーやコンビニ業界には、赤字なら閉めるのは当たり前だ。

 その異なる文化の融合を目指し、セブンの鈴木敏文会長が決断したのが、ミレニアムリテイリング(現在の「そごう・西武」)の買収だった。


業態融合に壁

 当時の鈴木会長は、スーパーの衣料品などに百貨店の商品企画・開発力を生かす一方、百貨店にスーパーやコンビニの効率的なチェーンシステムを導入すれば、収益力を高めることができるとみていた。

 しかし、企業文化の壁は厚かった。

 当時のミレニアム社長だった伊勢丹出身の佐野和義氏が、旧来の百貨店方式にこだわり、セブンの介入を排除。「互いのテリトリーにこだわり、融合どころか、険悪な関係になった」(関係者)という。

 もっとも、株高による“プチバブル景気”のおかげで、「売り上げは減ってはいるが、まだ大丈夫という安心感が蔓延していた」(業界関係者)という。このため、セブンもひとまずは放置していた。

 しかし、売り上げ減少に歯止めがかからず、業を煮やしたセブンは08年9月に佐野氏を事実上解任。後任に、10月からそごうの山下國夫氏を据え、ようやく改革へと腰を上げた。

 その矢先に、米国発のリーマン・ショックによる消費不況に襲われた。企業業績の急降下による賃金・雇用の悪化で消費者は生活防衛で身を縮め、高額商品を主体とする百貨店から一気に客足が遠のいた。

 セブンも業態融合などと悠長なことは言っていられなくなり、赤字の出血を止めるため、不採算店の閉店ラッシュで、大なたを振るわざるを得なくなった。


最後の砦は池袋

 「セブン流の改革は店を閉めるだけ」

 「セブンに百貨店経営は無理」

 流通業界では、こんな厳しい声が聞かれる。

 だが、セブンは業態融合をあきらめたわけではない。“最後の砦(とりで)”が、西武池袋本店だ。

 昨年11月に一部改装オープンした同店の食品売り場は、イトーヨーカ堂などから抜擢(ばってき)されたセブン出身者が陣頭指揮をとった。

 同店では、リストラによる人手不足からテナント任せの傾向が強まり、「ただの場所貸しに陥っていた」(セブン関係者)。売り場には統一感がなく、それが客足を遠のかせていた。

 そこで、まずテナントの大胆な入れ替えを断行。さらに、自前の売り場を広げ、扱う食材の調達先も見直すなどのテコ入れを行った。その成果で、「食品売り場からの回遊で店全体の売り上げが底上げされている」(同店)という。

 不振の衣料品でも品質と割安感を両立したプライベートブランド(PB)「リミテッド エディション」を立ち上げた。調達はセブンが一括で担当し規模のメリットを発揮。商品の企画・開発で、そごう・西武が百貨店の味付けをするなど、シナジー効果を目指す取り組みだ。

 消費不況で、総合スーパーの業績不振が続き、かせぎ頭のコンビニ事業も減速する中、セブンは「このままではグループ全体が沈む」(関係者)との危機感を強めている。

 小売業態の中でも斜陽化が顕著な百貨店を生まれ変わらせることができるのか。セブン流の真価が試されている。(阿部賢一郎)

882チバQ:2010/02/13(土) 23:23:40
http://osaka.yomiuri.co.jp/re-eco/news/20100213-OYO8T00522.htm
三越松山が分社化…コスト減へ給与見直し
4月から、地域色出し独自経営

 三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区)は、4月から松山市の三越松山店を地域事業会社化して「株式会社松山三越」にする。全国の各支店を一斉に分社化する方針に基づいたもので、全国一律となっている給与体系を見直すなどしてコスト削減を図るとともに、地域事情に応じた経営をスピーディーに行う狙い。4月以降、営業時間の延長や、県内各地域の特産品販売などを進めるとしている。

 2008年に三越と伊勢丹が統合してできた三越伊勢丹ホールディングスの石塚邦雄社長と、株式会社松山三越の新社長に決まった坂本康真・三越松山店長が同店で記者会見を開いて発表。伊勢丹が行っている事業会社化を三越側でも進めるもので、各地域事業会社ごとの独立採算制となる。

 新会社の資本金は1億円で、初年度の売上高見込みは、「約200億円弱と見込まれる今年度の95〜97%」(坂本店長)としている。

 従業員の給与を各地域の水準に応じた独自体系とすることなどでコストをカットする。また地元特産品の販売といった企画販売も、各店がより主体的に行えるようになり、売り上げや周辺での状況の変化に伴う経営判断も早まるなどの効果が見込めるという。

 また、事業会社化に合わせて、閉店時間を遅くすることを計画。グループ全体で発注システムを見直すなどすることで、各地域事業会社ごとに販売する時期や数量などをより細かく決められるようにもする。

 石塚社長は「地域密着型のデパートにして顧客の支持を得たい。経営の透明性も高まり、より主体性を持って事業が展開できる」と説明。坂本店長も「人件費も含めてコストは身の丈サイズになる。より地域に密着し、お役に立つ百貨店にしていきたい」としている。

 1946年に開店した三越松山店は、景気低迷や大型ショッピングセンターの郊外出店などの影響で、売上高は96年度の299億円をピークに減少傾向が続き、2008年度は203億円。昨年は約440人いた従業員は、希望退職者を募るなどした結果、今年4月には約380人になるという。

(2010年2月13日 読売新聞)

883チバQ:2010/02/13(土) 23:27:53
>>830>>832
ZAKZAKが記事にしたからヤマダ説は消えたかなあ

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100209/dms1002091634009-n2.htm
有楽町家電戦争勃発! ヤマダ電機、西武跡進出に意欲2010.02.09

. やはりヤマダか−。家電量販店最大手のヤマダ電機が、今年12月に閉店する西武有楽町店(東京都千代田区)の跡地(有楽町マリオン)に出店する意欲をみせている。有楽町ではビックカメラがすでに進出を果たしてサラリーマンらでにぎわっており、ヤマダが進出してきたら、激しい価格戦争が巻き起こるのは必至の情勢。ヤマダの動向が大いに注目される。

 ヤマダの山田昇会長は西武有楽町店跡地への進出について、「魅力的で条件次第では(出店の)検討に値する」と語ったと一部で報じられた。

 ヤマダ広報部は夕刊フジの取材に対し、「現段階では具体的な(ことが決まった)案件ではないが、場所としては魅力的なので条件次第では検討に値する」とコメントしている。

 西武有楽町店は1984年以降、有楽町マリオン内で営業を続けてきたが、消費者の節約志向の高まりを受けて、業績が低迷。流通大手セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武が年内での閉鎖を決めた。

 ヤマダは、ショッピングの街として知られる銀座の玄関口という好立地と、約1万5000平方メートルという店舗面積に魅力を感じているようだ。

 有楽町では、JRの線路を挟んで目と鼻の先でビックカメラ有楽町店が営業。同店も経営破綻した百貨店大手そごうの有楽町店跡地に店舗を構えており、ヤマダが進出してきたら、有楽町の百貨店跡地を舞台に両雄がしのぎを削ることになる。ビックカメラは目下、静観の構えのようだ。

 ヤマダは、有楽町から一駅先の新橋駅前に店舗を構えているほか、商圏の近い秋葉原にも出店。秋葉原にはヨドバシカメラの旗艦店もあり、沿線での商戦は一段と激しさを増しそうだ。

 ヤマダは昨年10月にも三越池袋店(豊島区)が撤退した跡地に進出し、国内最大級の店舗を営業するなど都心部への大型店出店に積極的。都内では、渋谷、新橋、秋葉原にも進出済みだが、今年4月にはヨドバシカメラやビックカメラの大型店がひしめく新宿東口にも出店する方針だ。

 家電量販店業界では、都心部の駅前を中心に展開してきた「さくらや」が2月末で完全閉店となるなど、生存競争が厳しさを増している。

884チバQ:2010/02/14(日) 17:51:00
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100209/biz1002091436016-n1.htm
駅と百貨店1階あえて通路に 南海&高島屋、回遊性向上へ新設 (1/2ページ)
2010.2.9 14:34
4月開通予定の南海難波駅構内の東西通路。南海電鉄と高島屋の所有地を通り抜ける=大阪市(イメージ図) 3月に本館をリニューアルする高島屋大阪店(大阪市中央区)と、隣接する南海難波駅をもつ南海電気鉄道が協力し、4月に駅高架下の商業施設「なんばCITY」を東西に貫く共用通路が新設される。駅と百貨店を結ぶ南北の導線だけでなく、東西方向にある道具屋筋や吉本興業のなんばグランド花月へのアクセスを改善、街の魅力を発信するねらいだ。

 通路は駅を東西に抜ける長さ約84メートル幅約5メートル。これまで高島屋事務所ビルがふさいでいた1階部分を貫通し、南海部分52メートルと高島屋部分32メートルをつなぐ。東西通路実現のために、高島屋側は、収益力の高い玄関口となる一階部分を提供、南海側もエスカレーターの向きを付け替えた。

 回遊性アップの取り組みを両社は6年前に開始。高島屋本館建て替えが始動した平成16年、ターミナルビル再生計画を練っていた南海側が「駅と百貨店が一緒に取り組みを進めた方が他エリアとの競争で優位になる」と、協力が実現した。

 当時、高島屋は集客力に危機感を持っていた。アンケート調査では、「街が汚い」「歩きにくい」などマイナスの印象が浮かび上がったからだ。同社新本館計画室の田原和也さんは「このままではキタ優位、ミナミ劣勢だ。難波の中心にある百貨店と駅が街を良くするためにどうあるべきか」と、両社間で情報交換。

 17年からは、両社と地元商店街がボランティアで“片づけ隊”を結成。出勤前の早朝にゴミ拾いとビラはがし、不法駐輪の撤去に乗り出した。4カ国語対応の周辺マップで街全体のアクセスをわかりやすくした。

 南海電鉄の難波街づくり推進室の与野薫さんは「難波の魅力は街歩き。昨年から老舗や観光スポットを『なんばけーしょんMAP』で紹介している」と街づくりに意欲をみせる。

885荷主研究者:2010/02/15(月) 01:12:58

http://www.jomo-news.co.jp/news/a/12/news01.htm
2010年2月12日(金)AM 07:11 上毛新聞
●イトーヨーカドー前橋店 8月閉店

 JR前橋駅前のイトーヨーカドー前橋店(前橋市表町)の閉店を検討していたセブン&アイ・ホールディングス側が、同店を8月15日をめどに閉店する方針を地元関係者に正式に伝えたことが11日分かった。きょう12日にも入居しているテナントなどに説明が行われる見込み。同店は20年以上にわたって駅前の顔となっていた大型商業施設。空洞化は市のイメージダウンにつながりかねず、市などに早期の対策が求められそうだ。

 前橋店は1987年オープン。立体駐車場が併設されており、店舗部分は地下1階、地上5階で、売り場面積は約1万5千平方メートル。JR前橋駅の北口前という好立地で、幅広い品ぞろえの市街地型総合スーパーとして高い集客力を誇ってきた。しかし90年代に入り郊外型店舗や大型専門店の攻勢が強まり、ここ数年は苦戦が続いていたと見られる。

 加えて2007年3月には、映画館や専門店街を併設した大型ショッピングセンター(SC)けやきウォーク前橋(同市文京町)が駅南側にオープン。商圏が重なる大型店の登場で顧客獲得競争が激化していた。リーマンショック以降の急激な景気悪化に伴う個人消費の不振も追い打ちをかけた。

 県内では昨年、西友伊勢崎店、渋川サティと中心街の大型店が相次いで閉店。一方で、ベイシアが前橋南インターチェンジ周辺に県内最大規模となる郊外型SCを今年末から順次オープンを計画するなど、流通地図の再編が進んでいる。

 前橋市の高木政夫市長は取材に対し、前橋店閉店について「会社側から厳しいとは聞いていたが、はっきりと撤退するとは聞いていない」とした上で、「頑張ってほしいと伝えてきたが、企業としての方針であればやむを得ない。23年間、前橋市のために尽力いただいた。今後については街のにぎわいに寄与してくれる企業に入居してもらいたい」と述べ、民間による店舗再生に期待感を示した。

■跡地活用に大きな課題

 JR前橋駅周辺の活性化に大きな役割を果たしてきたイトーヨーカドー前橋店。建物は複数の企業が所有するビルで、閉店後は新たなテナント誘致など、跡地活用が大きな課題となる。郊外大型店の相次ぐ進出、深刻な個人消費不振など、開店時とは社会・経済情勢が異なっており、再生の道筋が早期に見いだせるか不透明だ。

 同様のケースで前橋市は中心市街地で閉店したリヴィン前橋店跡地に2007年12月、前橋プラザ元気21を開設。中央公民館やこども図書館、スーパーなどが入居し、地盤沈下が指摘される中心街の活性化に一定の役割を果たしている。

 一方、市は隣接の旧ウオーク館を当初、商業施設として活用することを目指したが、経済情勢を踏まえ公共施設に転換する方針。大型施設再活用のハードルは高い。企業側の意向もあるが、駅前立地という公的性格も持つだけに、行政や商工会議所など地元が一体となり知恵を絞ることが必要だ。

886荷主研究者:2010/02/15(月) 01:36:06

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/214879_all.html
2010年02/10 14:41 北海道新聞
グルメシティ五稜郭 閉店8カ月 後継めど立たず 「建て替えも視野」

 【函館】函館の繁華街、本町の中心にあるグルメシティ五稜郭店が昨年5月末に閉店してから8カ月が過ぎた。店舗ビルを所有する魚長食品(函館)は「関心を寄せている企業はあるが、まだ何も決まっていない」としており、後継店の見通しは立っていない。「閉店以降、人通りが少なくなった」という懸念もあり、地元商店街関係者は「早く何か決まってくれるといいのだが」と話している。

 ビルは地上6階地下1階建てで、延べ床面積は約1万平方メートル。1970年に地場スーパー、ホリタとして開業した。その後、同社がダイエー系列に入り、2006年からダイエーグループのグルメシティ北海道(函館)の店舗として営業していた。

 魚長食品は02年に同ビルをダイエーの関連会社から取得。現在、建て替えも視野に後継店を検討している。「このまま遊ばせておくわけにはいかない。全体的な経済状況や今後の地域づくりなども加味して、考えている」という。

 グルメシティ五稜郭店には100円ショップなどのテナントもあり、住民のほか、学校帰りの高校生ら若い世代の買い物客も多かった。しかし、閉店に伴い、地域全体の客足にも陰りが出ている。

 五稜郭商店街振興組合の小島正彦理事長は「地域では、市電に乗ってスーパーに行く人も増えた」といい、「まちづくりの観点からも、何か動きがあれば協力したい」と話す。

 協同組合五稜郭の久保一夫理事長は「先が見えない状態」と心配し、「少しでも動きがあれば、協力や要望ができるのだが」という。

 地下道での行き来ができた丸井今井函館店は「グルメシティには日用雑貨などうちで扱っていないものがあり、相乗効果があった。地域全体のにぎわいのためにも何か決まってくれるといい」と話す。(小森美香)

887チバQ:2010/02/16(火) 12:18:26
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001002020005
さいか屋・横須賀店 「大通り館」5月閉鎖
2010年02月02日


さいか屋横須賀店のうち閉鎖が決まった大通り館=横須賀市大滝町1丁目

  経営再建中の老舗(しにせ)百貨店さいか屋(川崎市川崎区)が進めていた私的整理の一種の「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」が債権者会議で成立した。その中で、横須賀店「大通り館」の閉鎖や200人規模の希望退職者募集などの事業再生計画が同意された。


  同社は昨年8月、事業再生ADRの手続きを申請していた。また、事業や保有資産を見直し、横須賀店の南館は同年8月にカラオケ店を誘致。川崎店は同年12月、「MM投資組合」(東京都中央区)に約76億円で譲渡し、同組合から賃借する契約を結んでおり、営業を継続する方針。


  横須賀店は大通り館のほかに、隣接する新館と南館の計3館。大通り館は目抜き通りに面し、ブランド店やファミリーレストランなどが入る中核だった。5月11日付で閉鎖予定で、食料品売り場や人気のあるテナントの移設など売り場を改廃して、新館1館に集約する。


  同社によると、消費者の節約・低価格志向が影響し、高額品や衣料品などの売り上げが減少。中でも横須賀店は2009年3〜11月期の決算で売上高が前年同期比18・6%減の130億6247万円で、前年比では川崎、藤沢、町田(東京都)の3店舗より下げ幅が大きかった。


  同社経営企画室は「競合店が増えて商環境が悪化した」などと説明。新館への一元化は「搬入路があり運搬に便利。常連客には認知して頂いており、奥の新館でも問題ないと判断した」としている。


  さいか屋は1872(明治5)年に横須賀で創業。地域に根ざした百貨店として高齢者層を中心に支持は厚い。街の顔だった大通り館の閉鎖で常連客からは残念がる声が上がった。


  週3回買い物に訪れるという日の出町の女性(68)は「食料品から贈り物まで品ぞろえが良く、さいか屋ばかり使ってきた。縮小すると困ります」と話していた。

888チバQ:2010/02/16(火) 12:19:19
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001002160004
4月16日 上大岡にシネコン
2010年02月16日


4月16日にオープンする上大岡再開発ビル「mioka」(上大岡C南地区市街地再開発組合提供)

  横浜市港南区の上大岡駅前に建設中の再開発ビルのオープン日が、4月16日に決まった。名称は「mioka(ミオカ)」。商業スペースには、9スクリーンを持つ複合映画館(シネマコンプレックス)や約50店のレストランなどが入る。


  上大岡駅は京急電鉄と市営地下鉄が乗り入れる市南部の中心街。再開発ビルは地上33階、地下2階で、延べ床面積は約9万7千平方メートル。346戸のマンションのほか、6階から地下2階部分が商業スペース(約3万2千平方メートル)となる。


  隣接のリストガーデンスクエアとはフロアで行き来できるようになる。入居するシネコンは「TOHOシネマズ 上大岡」(1704席)。コナミスポーツクラブもオープンする。

889とはずがたり:2010/02/18(木) 00:01:18

大丸須磨店に「ユニクロ」 J・フロント店舗で初
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002717958.shtml

 大丸須磨店(神戸市須磨区)にカジュアル衣料の「ユニクロ」が出店することが16日、分かった。大丸・松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリング店舗でユニクロの誘致は初。開業は4月2日で、大丸は「若い家族層を取り込みたい」としている。

 大丸須磨店のある地下鉄名谷駅周辺は住宅開発から30年ほどたち、顧客の年齢層も上がってきたという。「顧客の子どもにあたる20〜30代と、その子どもに足を運んでもらえるよう、適合するカジュアルブランドを探していた」としている。

 J・フロントの奥田務社長は「消費者のニーズに合わせた品ぞろえを強化する」としており、人気のある低価格衣料品の誘致に意欲を見せている。大丸はこれまでに梅田店(大阪市)と札幌店(札幌市)に紳士服専門店のはるやま商事(岡山市)を誘致。松坂屋でも、米ファストファッションの「フォーエバー21」が4月、銀座店(東京)で開業予定となっている。(西井由比子)

(2010/02/17 08:40)

892チバQ:2010/02/21(日) 12:46:48
http://www.asahi.com/business/update/0220/TKY201002200339.html
希望退職に応募殺到 百貨店、今年閉鎖は10店に2010年2月20日23時34分


 不振が長引き、収益力が落ち込んでいる百貨店業界で、不採算店の閉鎖と社員の希望退職募集が広がっている。各社が2010年に閉めると表明した店は、すでに閉店した分を含めて10店に達した。希望退職に応募が殺到するケースも多く、百貨店の厳しい経営環境を映し出している。

 3月14日に店を閉じる伊勢丹吉祥寺店(東京都武蔵野市)は、閉店セールにあわせた「アウトレットセール」のまっただ中だ。平日午後でも食器や靴売り場は客でにぎわい、高級品の時計も30%引きで売られている。60代の女性客は「私は『伊勢丹育ち』。若者と違って、買い物をする場所がなくなる」と話す。

 今年はすでに丸井今井室蘭店(北海道室蘭市)、松坂屋岡崎店(愛知県岡崎市)が閉店。四条河原町阪急(京都市)や西武有楽町店(東京都千代田区)など、都心部の中規模店も年内に閉まる。

 日本百貨店協会の飯岡瀬一専務理事は「閉店したのは規模が比較的小さな店。規模の大きな店は残り、存在価値を発揮している」と、閉店の動きは落ち着いたとの見方を示す。だが、楽観はできない。松坂屋名古屋駅店が入居するビルは建て替えが予定されているが、「継続して出店するかは検討中」(松坂屋)とし、撤退がとりざたされている。年内にさらに閉店が増えれば、そごうが民事再生法を申請した翌年の2001年(11店)以来の多さになる。

 リストラ策としての希望退職の募集も目立っている。

 「正社員はワークシェアや時短で対応してきたが、ここに至ってはやむなく、240人程度の早期退職を行う」

 借入金の返済を先延ばしする経営支援を金融機関に要請したと1月に発表した井筒屋(北九州市)。同時に、昨年のボーナスの支給見送りでも持ちこたえることができないと、正社員の2割の削減を打ち出した。

 社員も百貨店の将来を見通せないと考えているのか、締め切った多くの会社で、応募数は予想を上回っている。三越では、社員の約4分の1にあたる約1600人が早期退職で辞めた。東京・銀座に店がある松屋も正社員の2割弱にあたる225人が応募。近鉄百貨店(大阪市)では予想の1.8倍の約700人の応募があり、締め切りを繰り上げて募集を打ち切ったという。

893とはずがたり:2010/02/22(月) 23:41:47

商品券1千万円超使えず 堺のスーパーが無届け販売、倒産
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100222-00000501-san-soci
2月22日1時4分配信 産経新聞

 食料品スーパー「サンエー」(堺市、破産申請)が、1万円で1万2千円分購入できる商品券を販売したまま倒産し、購入した約600人が総額1千万円以上の被害を訴えていることが21日、同社の代理人弁護士への取材で分かった。商品券の発行には法令上、財務局への届け出や倒産に備え供託の義務があるが、同社は無届けで供託もしていなかった。弁護士は「会社側は法令を知らなかった。返金の可能性は低い」としており、購入者は泣き寝入りを強いられる事態になりそうだ。

 近畿財務局では、無届け業者が商品券を売ったまま倒産したケースについて、「これまで聞いたことがない」としている。

 民間信用調査会社などによると、同社は昭和46年に設立され、「サンエー」「生鮮市場千成」の屋号で、堺市内に3店舗と大阪府柏原市と奈良県御所市に各1店舗を経営。2千円分のプレミアム付き商品券を1万円で昨年12月末まで長年販売してきた。

 ところが、今年1月10日になって突然営業を停止し、店頭に「商品券は使えません」という趣旨の張り紙を出し、今月19日に大阪地裁に自己破産を申請した。

 堺市立消費生活センターにはこれまでに34件の相談が寄せられ、被害額は1人最高4万円。「商品券が使えなくなったが、どうしたらいいのか」と困惑する購入者が多いという。

 弁護士によると、同社は12月末までスポンサーと支援交渉していたが、年明けになって頓挫したという。「突然の事業停止で現場の店長も知らなかった。決して購入者をだましたわけではない」と釈明している。

 商品券の発行は前払式証票法で規制されており、発行者の店舗だけで使用する場合、未使用残高が700万円を超えると各財務局への届け出義務が生じる。さらに1千万円を超えると、経営破綻(はたん)などに備え、残高の半分以上を法務局に供託しなければならない。

 近畿2府4県では昨年3月末時点で85件の届け出があるが、同社側は証票法について「聞いたこともなかった」(弁護士)といい、届け出も供託もしていなかった。さらに、無届けの場合、証票法で罰則はあるものの、財務局などに監督権限が一切なく、同社への立ち入り調査もできないという。

 近畿財務局金融監督第3課は「届け出がなかった以上、法令違反を調べる権限は司法機関にしかない。法を知らないといっても、現に届け出している業者は多い」としている。

 ■前払式証票法 商品券やギフト券などの発行について規定。自社のみで使う券(自家型)は発行後の届け出制だが、共通ビール券など自社以外の店舗でも使える券(第三者型)は、発行前に登録しなければならない。無届けのまま自家型を発行すると、罰則は6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金となっている。証票法が4月施行予定の資金決済法に統合されるのに伴い、自家型に対する行政側の監督権限が強化されるが、無届け発行者に対する監督権限は依然ない。

最終更新:2月22日1時4分
産経新聞

894とはずがたり:2010/02/24(水) 22:31:44
先日大阪の地場スーパーの玉出へ初めて入店。
店の内部は極彩色のネオンで大阪弁っぽく云うときらっきら。なんやすげえなぁ。

895チバQ:2010/02/24(水) 22:40:42
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100224t12015.htm
スーパー激戦区過熱 産業集積進む仙台圏北部

自動車関連産業などの進出を見据え、建設が進むスーパー=宮城県富谷町







 仙台市泉区や宮城県富谷町など、仙台圏北部のベッドタウンで、スーパー各社が出店を加速させている。商圏の人口増加率が高いことに加え、周辺の大衡村や大和町で自動車や半導体関連の産業集積が進み、将来的に住宅が増えて消費が大幅に伸びると期待する。一帯は、既に多くのスーパーがひしめく激戦区。改装など対抗策を練る既存店も出始めた。(報道部・酒井原雄平)

<増える住宅地>
 工場立地に伴う移住者は、大衡村へ本社移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)だけで家族を含め約4000人に上る見込み。半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は大和町でこの夏、新工場建設に着工し、従業員は最大で2000人規模に膨らむ可能性がある。住宅需要を当て込み、泉区や富谷町では宅地開発が進む。

 泉中央地区の街づくりを担う仙台市の第三セクター「泉新都心」の谷沢晋社長は「教育環境や買い物の便利さなどから、首都圏から転勤してくる従業員は、相当数が泉中央周辺に住むのではないか」と期待する。

 ベルプラス(盛岡市)は3月に富谷町大清水、7月に泉区上谷刈に、計2店を出店する。いずれも敷地面積1万数千平方メートルで大型書店やドラッグストアなどと複合商業施設を形成する比較的大規模な内容だ。

 同社店舗開発室は仙台圏北部を「住宅数が伸びており魅力的。セントラルの本社移転も明るい材料だ」と期待する。

 ヨークベニマル(郡山市)は7月、泉区野村に開業する複合商業施設に出店。「近隣他社の売上高が良く、マーケットチャンスは十分ある」とみる。

 大和町吉岡から泉区泉ケ丘にかけての国道4号周辺に3店を構えるヤマザワ(山形市)は「工場立地が相次ぎ、就労人口増が期待できる数少ない機会を迎えた。新規客獲得につながる」と既存店への波及効果を期待する。

<「つぶし合い」>
 ただ、仙台市内のあるスーパーの店舗開発担当者は「正直に言って飽和状態。これ以上の出店は、つぶし合いになる」と懸念を口にする。

 仙台圏北部では、国道4号沿いにイオンが富谷ショッピングセンター(SC)と仙台泉大沢SCを展開。この2店の半径1.5キロ以内では、ヤマザワ、ウジエスーパー(登米市)、みやぎ生協(仙台市)なども含め、9店がしのぎを削る。市地下鉄泉中央駅前にはイトーヨーカドーと専門店ビル「セルバ」の2大型店もある。

 みやぎ生協は富谷町の明石台店の強化を検討し始めた。同店の敷地約1万平方メートルをデベロッパーに賃貸し、物販や飲食店など複数のテナントを誘致、専門店エリアを新たに加える計画だ。

 同生協の小林茂店舗企画部長は「成長性の高い商圏だけにライバルも多い。選ばれる店にするためには投資が不可欠」と対抗する構えだ。


2010年02月24日水曜日

896荷主研究者:2010/02/24(水) 22:49:34

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010022190101216.html
2010年2月21日 10時31分 中日新聞
松坂屋、名駅店撤退へ 賃料など条件合わず

 松坂屋が、名古屋ターミナルビル(名古屋市中村区)の今秋からの建て替えに合わせて、同ビルに入居する名古屋駅店の再出店を見送り、撤退する方向で最終調整していることが分かった。

 名古屋駅店は同ビルの地下1階から地上6階に入居し、売り場面積が約1万7000平方メートルの小規模店。隣接ビルに開店したジェイアール名古屋高島屋などとの競争激化や景気低迷で売上高が減少し、2009年度は100億円前後と、ピーク時の1991年度の約3分の1まで落ち込む見通し。年間黒字額も近年は数千万円に縮小していた。

 松坂屋は、9月末をめどに解体を始めるビル所有者のJR東海と再出店に向けた協議を続けているが、賃料などの条件が折り合わず、交渉が難航している。

 松坂屋は1月末に岡崎店(愛知県岡崎市)を閉店。3月に大丸と合併して大丸松坂屋百貨店となった後も「松坂屋」の店名は残るが、名古屋駅店が閉店すると6店になり、愛知県内は名古屋店(現本店)と豊田店(同県豊田市)のみとなる。

(中日新聞)

897チバQ:2010/02/25(木) 22:28:58
>>314とか
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100225-OYT1T01036.htm
コンビニ深夜営業規制、京都市が断念
 地球温暖化対策のため、コンビニエンスストアの深夜営業規制を検討していた京都市の門川大作市長は25日、条例などでの規制を断念するとの考えを明らかにした。


 検討を進めていた市民会議(座長=藤岡一郎・京都産業大法科大学院教授)が「深夜営業を規制しても二酸化炭素の削減効果は限定的」などとして、提言骨子に規制を盛り込まなかったためという。

 市は、国別の温室効果ガスの削減目標を定めた京都議定書誕生の地として、夜型の生活を昼型に変えようと、08年8月に、市民や大学教授ら24人からなる市民会議を設置したが、大手コンビニチェーンでつくる「日本フランチャイズチェーン協会」は参加しなかった。

 門川市長は「一方的な規制は行わないが、今後もコンビニ業界に働きかけたい」と話した。

(2010年2月25日20時12分 読売新聞)

898チバQ:2010/02/25(木) 22:43:35
http://www.asahi.com/business/update/0225/SEB201002250009.html
九州のショッピング、福岡集中へ パルコ、大分を閉店へ2010年2月25日19時21分

 ファッションビル運営大手のパルコ(東京)は、大分パルコ(大分市)を来年2月末で閉店すると発表した。1977年に九州で初めて出店し、大分市中心部の核となる商業施設だったが、消費低迷の影響で赤字が続いていた。九州では三越鹿児島店が昨年5月に閉店しており、地方都市の大型商業施設の撤退が相次いでいる。

 パルコは今年3月19日に福岡・天神に福岡パルコを開店する。来年春に九州新幹線・鹿児島ルートが全線開通し、福岡市に買い物客が一層流れる可能性が高いため、福岡に重点を移す。九州では各地で百貨店が閉店する一方、来春開業のJR博多駅の新駅ビルに阪急百貨店も出店予定で、大型商業施設の福岡集中が強まる。

 大分パルコは来年4月に借りているビルの契約が終了するのに合わせて閉店する。パルコの従業員15人は福岡パルコなどに配置転換する。衣料品店など76店のテナント従業員約400人の閉店後の雇用は各テナントが判断する。

 大分パルコはJR大分駅前のビル内にあり、地上7階地下1階の計約1万5千平方メートルの売り場に若者向けの洋服店や雑貨店のロフトなどが入る。中心部では地元百貨店のトキハ(大分市)と並ぶ大型商業施設。売上高はピークの92年2月期は116億円だったが、2010年2月期は約40億円に落ち込む見通し。

 パルコ経営企画室は「今後も売り上げが伸びそうになく、営業を続けて赤字を出し続けるわけにはいかない」としている。ビルを所有する大分開発(大分市)は「パルコに代わる商業施設の誘致を検討したい」としている。(米谷陽一)

899チバQ:2010/02/25(木) 22:45:35
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/154589
大分パルコ来年閉店 業績低迷 福岡開店で戦略転換
2010年2月25日 00:07
 パルコ(東京)は24日、九州1号店の大分パルコ(大分市)を来年2月末に閉店すると発表した。業績低迷が理由で、25日に平野秀一社長が大分市で会見する。パルコは3月19日に福岡市・天神に九州の旗艦店となる福岡パルコを開業する予定。今後は、熊本パルコ(熊本市)と合わせ、九州新幹線鹿児島ルート全線開業をにらんだ事業戦略を強化する。

 大分パルコは、同じセゾングループだった西友大分店を業態転換し1977年4月に開業。JR大分駅前の繁華街にある店舗は、地下1階、地上7階、店舗面積約1万5千平方メートルで、生活雑貨大手のロフトをはじめ飲食やファッションなど76店が入っている。

 92年2月期には約116億円を売り上げたが、その後の景気低迷などで下落し2010年2月期は約40億円の見込み。投資回収が見込めないとして、施設の賃貸借契約が終わる11年4月に合わせ閉店を決めた。

 管理部門などの従業員10人は他店に配置転換する。閉店に伴い、パルコは10年2月期に減損損失約1億3600万円、撤退費用など特別損失約3億円を計上する。

=2010/02/25付 西日本新聞朝刊=

900荷主研究者:2010/02/28(日) 15:53:36
>>898-899
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/154598
2010年2月25日 09:29 西日本新聞
今度は「県都の顔」パルコ 太平洋セメント佐伯に続き衝撃 中心市街地振興に影

来年2月末での閉店が発表された大分パルコ

 佐伯市の太平洋セメント大分工場佐伯プラントのセメント生産中止が発表されて一夜明けた24日、大分市の大分パルコの来年2月閉店が明らかになった。JR大分駅前。「県都の顔」の一つを失うことに経済関係者や県民は一様に衝撃を受けた。佐伯市では雇用への不安が広がっている。出口の見えない不況が、県経済に与える影響はいっそう深刻さを増している。

 来年2月の閉店が決まった大分パルコ。買い物に訪れていた大学生の坂口明日香さん(21)は「好きな服のブランドを売っているのは県内ではパルコだけ。車を持っていないのでどうしよう」と当惑した様子だった。

 普段と変わらずに営業を続けたパルコ従業員。同日午後まで閉店を知らされていなかったという。洋服店店長の山本仁之さん(34)は「福岡のパルコに資本を集中させるのだろう。閉店後については、これから考える」と不安そうに話した。

 中心市街地の中核施設として、約33年間営業を続けてきた大分パルコ。隣の区画にある百貨店トキハの担当者も「長年、中心市街地の小売業として一緒に頑張ってきたので、さびしい」と競合店の撤退を惜しんだ。

 大分市は2008年から約5年間で中心市街地の活性化を目指す基本計画を進めている。昨年12月には大分サティ跡地への新規出店が発表されたばかり。同市の吉田元商工農政部長は「明るい話題の後に困った。若い人に人気のパルコが閉店すれば中心市街地全体の集客力が落ちるのでは」と、若者の県外流出を懸念した。

=2010/02/25付 西日本新聞朝刊=

901荷主研究者:2010/02/28(日) 15:54:56

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/153173
2010年2月18日 09:13 西日本新聞
鹿児島中央駅18日新装オープン “玄関口”活性化に期待

開業記念式典で乾杯の音頭を取るJR九州の石原進会長

鹿児島は「黒」のイメージ。新装開業に合わせて塗り替えられたJR鹿児島中央駅東口

 黒光りする外観、広くなった商業ゾーン‐。来年3月の新幹線鹿児島ルート全線開業を控えて、18日に新装オープンする鹿児島市のJR鹿児島中央駅に向けられた出店者や行政トップ、市内の商店街関係者たちの視線は熱い。観光振興と地域発展に期待を寄せる声が数多く聞かれた。

 1日の乗降客数3万4千人で、運賃収入では福岡市の博多駅に次いでJR九州で2番目。新幹線の全線開業でさらなる利用が見込まれる。17日の開業記念式典で、伊藤祐一郎知事は「観光客の増加とビジネスの拡大につなげる県発展の好機」と祝辞を述べた。

 赤と青だった駅正面の外観も薩摩藩・島津家の甲冑(かっちゅう)が黒だったことにちなみ、黒っぽく塗り替えられた。家電販売「ビックカメラ」は延べ床面積約5500平方メートルで南九州初出店。

 商業ゾーンに新設された「みやげ横丁」に、霧島市から出店する菓子店「とらや」の徳重克彦社長は「鹿児島の玄関口を任された責任を感じる」。ビックカメラの宮嶋宏幸社長も「規模は東京の池袋本店とほぼ同じ。九州一円からの集客を目指す」と声を高めた。

 駅の新装を周辺も好機と受け止めている。

 駅南側で3月に再開発商業ビルを開業する中央町22番街区市街地再開発組合の加藤威光事務局長は「波及効果を求めて戦略を工夫したい」。繁華街・天文館のまちづくり団体「We Love 天文館協議会」の牧野繁専務理事も「駅のテナントと合同イベントを企画し、一緒に街を盛り上げたい」と話している。

=2010/02/18付 西日本新聞朝刊=

902荷主研究者:2010/02/28(日) 16:24:59

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100223/CK2010022302000159.html
2010年2月23日 中日新聞
《経済》JR浜松駅周辺での買い物 2年間ゼロが県西部の住民の3割

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ネットやモール型SCに押される

 JR浜松駅周辺の商業施設でここ2年間、1度も買い物をしなかった県西部の住民が3割を超えることが、県西部地域しんきん経済研究所(浜松市中区)が初めて実施した「買い物動向調査」で分かった。消費者の低価格志向や外出を控える傾向が強まり、インターネット通販やモール型ショッピングセンター(SC)の利用が増える中、浜松市中心街の不人気ぶりが浮き彫りになった。

 調査は一月上旬にインターネット調査会社を通じて実施。菊川市以西の二十代以上の住民五百九人(世帯)が回答した。

 昨年の買い物支出金額が前年と比べて「増えた」とした世帯の割合が多い店舗は、ネット通販(42・2%)、モール型SC(38・7%)、ドラッグストア(26・1%)など。逆に「減った」が多いのはコンビニエンスストア(37・3%)、浜松駅周辺の大型複合店(30・1%)、百貨店(29・9%)の順だった。

 このうち同駅周辺の商業施設では、二年間の支出金額を「ゼロ」とした世帯の割合が路面店で50・3%、百貨店で33・8%、大型複合店で33・2%にも上った。

 駅周辺の商業施設とモール型SCで昨年買い物をした世帯の利用理由を比較すると、SCでは「多くの店があって一度に買い物できる」が69・9%、「駐車場が利用しやすい」が64・7%など高い支持を集めた。一方、駅周辺施設では「好きな店舗がある」の30・3%が最多。次いで「贈答品に向いている商品がある」が21・8%と、全体的に求心力が低い様子がうかがえる。

 同研究所は「出店や増床が相次いだモール型SCの勢いに対し、浜松駅周辺はネガティブな話題が多く低迷が目立つ」と分析。「SCの出店が一巡した今後、いかに差別化していくかが求められる」と指摘している。

903荷主研究者:2010/02/28(日) 16:26:39

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100224/CK2010022402000162.html
2010年2月24日 中日新聞
浜松・松菱跡再開発 特区取り下げの意向 アサヒ社、一体建て替え断念か

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 浜松市中区の百貨店「松菱」跡の再開発問題で、事業者で最大地権者の地元不動産会社アサヒコーポレーション(同区)が、容積率などの規制が緩和される都市再生特区の指定を取り下げる意向を市側に伝えていたことが分かった。消費の冷え込みを受け、街区一体の建て替えを断念するとみられる。 

 市は23日の公共事業評価委員の会合で、補助採択の中止を提案し、了承された。取材に応じたアサヒ社幹部は「再開発は続けていく」と答えた。アサヒ社以外の地権者は記者会見し、「アサヒ社を事業者に決めた市や商工会議所は責任を取るべきだ」と事業者交代を要請した。

 松菱跡をめぐっては、市や商工会議所も加わった再生協議会が2003年にアサヒ社を事業者に決定。旧本館と共同ビルの区画(約0・44ヘクタール)が04年度に再開発事業として認可された。百貨店大手の大丸の進出を見込んだ08年には、旧新館などを含めた約1・07ヘクタールが都市再生特区に指定された。

 09年1月に大丸が出店を断念後、アサヒ社は新たな計画をつくれていない。市が評価委員に示したアサヒ社側の報告書は「(一体街区の)一敷地一建物という計画はない」と、特区指定を取り下げると説明。旧本館と共同ビルは建て替えるが、旧新館などは改修して利用する考えを伝えている。

 一方、共同ビルのほかの地権者は「空き地覚悟で解体するか、期限を区切って新しい事業者に託すかだ」などと主張。アサヒ社が事業者を続ける場合、単独開発も辞さないとしている。

 市側は、補助採択の中止を「仕切り直し」と強調した。再開発としての認可は残るため、新たな提案があれば支援を再考する方針は変えていない。

視界晴れない『仕切り直し』 他の地権者、事業者交代の声も
松菱跡再開発問題をめぐり、アサヒ社の事業者交代を訴える地権者=浜松市役所で

 2001年秋に経営破綻(はたん)した浜松市中区の百貨店松菱跡をめぐる再開発問題は23日、事業主体の地元不動産会社アサヒコーポレーション(同区)が都市再生特区の指定を取り下げることが明らかになり、都心再生が一筋縄ではいかない現状が浮き彫りになった。再開発事業の認可から5年。市が補助採択の中止に踏み切る中、アサヒ社側の対応のまずさを指摘する声も上がっている。

 アサヒ社が昨年末、市に提出した報告書によると、松菱の破綻後、誘致したいテナントとして百貨店や小売店など500社以上と交渉してきたことを明らかにしたが、いずれも暗礁に乗り上げた。さらに「しずおか社会保険センター浜松」のカルチャー教室移転を目指したものの、入札で別のグループが落札して実現に至らなかったとしている。

 本紙の取材に応じたグループ会社アサヒハウス工業の高橋良周企画営業部長は「再開発を進める中で経済情勢が厳しくなり、交渉先も市中心部への出店には消極的だった」と説明。こうした情勢を踏まえ、都市計画決定されている街区一体の建て替えを断念し、旧本館と共同ビルのみを建て替える計画に変更したとみられる。

 だが、こうしたアサヒ社の説明に懐疑的な見方もある。「どれほど骨身を削って営業したのか、額面通りに受け止めにくい」。市の再開発担当幹部は補助採択の中止を審議した公共事業評価委員に本音を明かした。「(アサヒ社と他の地権者の)信頼関係が損なわれている」とまで指摘した。

 アサヒ社は「再開発事業は他の地権者との運命共同体」(竹内良社長)と反論する。しかし、他の地権者は「具体的な再生計画がないなら、『できる』開発事業者に交代すべきだ」と声を上げ「何もできないまま、問題がいたずらに長引けば生活は苦しくなる」と訴えている。

 鈴木康友市長は「私のところに(第三者の)事業提案も来ている」と、都心の顔として立地上の魅力はあるという。ただ、市は地権者間の調整に乗りだすことには消極的。「仕切り直し」が再生の好機を生むかは不透明だ。

904チバQ:2010/02/28(日) 20:29:08
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100228/biz1002281723007-n1.htm
さくらや全店閉鎖 家電量販店の競争激化のなか、64年の歴史に幕
2010.2.28 17:19
 家電販売の競争激化により清算が決まった家電量販店「さくらや」は28日、首都圏の全11店舗で最後の営業を終え、64年の歴史に幕を閉じる。25日までに閉鎖した新宿東口駅前店(東京都新宿区)、船橋店(千葉県船橋市)4店は親会社のベスト電器と資本提携しているビックカメラが引き継ぐ。

 親会社のベスト電器が今年1月12日に経営再建策の一環として、営業赤字が続いていたさくらやの清算を決定。2月末までに1都3県で展開する「さくらや」全15店を閉める計画を公表していた。

 さくらやは昭和21年に創業。池袋や渋谷など首都圏の駅前を中心に出店し、規模を拡大してきた。最盛期には大手カメラ系家電量販店のヨドバシカメラ、ビックカメラと並び「3カメ」と呼ばれた。しかし、店舗の大型化の波に乗り遅れたほか、ヤマダ電機などの郊外型家電量販店の台頭による競争激化で業績が悪化。平成18年には九州地盤のベスト電器の傘下に入り、経営再建を目指したが、その後も業績悪化に歯止めがかからなかった。

 家電量販店業界はエコポイント制度効果で薄型テレビなどのデジタル家電の売れ行きが好調だが、店舗間の競争は激しさを増している。景気低迷による雇用・所得不安で先行きも厳しいと予想され、業界内では「今後、業界再編が加速する」(大手家電量販店幹部)との声もあがっている。

905チバQ:2010/02/28(日) 20:30:37
>さくらや(東京)の清算と従業員約450人を原則、解雇する
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20100227-OYS1T00590.htm
ベスト電器1000人削減へ、全従業員の2割
 経営不振に陥っている家電量販大手のベスト電器(福岡市)が、2012年2月末までに1000人規模の人員削減を検討していることが27日、わかった。全従業員(約5500人)の約2割にあたる大規模なリストラに踏み切り、経営の立て直しを急ぐ狙いだ。週明けにも発表する。

 同社は1月、全国の直営約220店のうち不採算の50〜70店を閉鎖し、同時に余剰人員の圧縮を進めることを表明していた。削減規模については当初、数百人程度としていたが、早期に業績回復を図るために大胆な組織のスリム化が必要と判断した模様だ。

 具体的には幅広い年代で希望退職を募るほか新規採用の抑制などで対応する。

 ベスト電器は販売低迷などが響き、10年2月期に過去最大となる301億円の連結税引き後赤字を計上する見通し。すでに、首都圏で15店を展開する連結子会社・さくらや(東京)の清算と従業員約450人を原則、解雇することを決めており、グループ全体の削減規模は1500人にのぼるとみられる。

(2010年2月27日 読売新聞)

906チバQ:2010/02/28(日) 21:00:41
http://newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2010/02/post-136.php
ヤマダ電機は歌舞伎町を救う
2010年02月22日(月)10時10分

今週のコラムニスト:李小牧

 わが新宿・歌舞伎町一番街の目の前に最近、黒い楕円形の巨大ビルが完成した。欲望の街、歌舞伎町を見下ろす9階建てのこの現代的な建築物が、いま話題の「ヤマダ電機歌舞伎町店」(正式名称はLABI新宿東口館)である。

「夜の街である歌舞伎町に昼間の大型店ができても意味はない」とか、「飲食店の客がヤマダ電機に吸い取られる」という意見も耳に入ってくる。店のオーナーの中には街が変わることに不安を感じている人もいるだろう。

 心配はいらない。いや、むしろ安心していい。ヤマダ電機は歌舞伎町が復活するきっかけになる。

 最近、特に昼間の歌舞伎町に来た人は分かると思うが、この街を訪れる客に中国人が占める割合は日ごとに増えている。「歌舞伎町」の名前は、中国人の間に日本人が思っているよりずっと浸透している。

 中国人にとって日本イコール富士山、日本イコール歌舞伎町、なのである。彼らは日本に着いてから、皇居を訪れて銀座で買い物をして歌舞伎町で遊んで富士山を見に行って北海道に飛ぶ――と、まさに「弾丸」のようにツアーの日程をこなす。

 歌舞伎町で買い物、食事、風俗という「一条龍服務(サービスのフルコース)」を提供できれば、歌舞伎町に来る中国人観光客はますます増えるはずだ。パパがストリップを見に行っている間、ママと子供がヤマダ電機でお買い物、というパターンの観光だってあり得る(笑)。

■「日本家電」の実力を思い出せ

「日本一安い」大型電器店というのも中国人にとって魅力である。彼らは性能のいい日本の電気製品を求めて秋葉原にも行くが、「店がたくさんあり過ぎて、どこに行ったらいいか分からない」という不満をよく聞く。銀座も同じ理由で中国人観光客の人気が下がり始めている。

 日本人は忘れかけているようだが、電気製品は自動車と並んで世界に誇れる日本の「文化」である。ヤマダ電機は、歌舞伎町に来た外国人観光客に日本文化を紹介する博物館になる。

 当然、電気製品が好きな日本の若者も集まる。そうすれば街は一気に活性化する。ここに歌舞伎町再生のチャンスがある。

 かつて歌舞伎町は暴力と風俗の街として世界に名を売った。暴力を排除して危ないイメージが減ったのはいいが、今度は街全体がおとなしくなった印象が広がってしまった。

 歌舞伎町は風俗産業をもっと肯定的に捉え、街の中心に据えていい。ヤマダ電機の出店と風俗再生によって、歌舞伎町をヤクザを除いた「何でもありの街」に戻すのだ。

 以前は中国人も風俗を白い目で見るようなところがあったが、最近は彼らのほうが日本人よりオープンである。共産党の地方幹部が堂々と歌舞伎町に視察に来るぐらいだ。

 それにヤマダ電機に来る若者は元気(!)である。歌舞伎町の各店は、ヤマダ電機の客を全部呼び込む気持ちで開店に備えたほうがいい。

■中国人の日本ニーズはまだまだある

 4月のオープンを前に、ヤマダ電機の一宮忠男社長にお願いとアドバイスをしたい。計画では夜10時までとなっている営業時間を、24時間とは言わないがもう少し延長してほしい。何と言っても歌舞伎町は夜の街である。

 中国人がよく使うデビットカード「銀聯カード」はもちろん店で使えると思うが、できれば時計やアクセサリーといった高級品も置いたほうがいい。中国人は「一条龍服務」が好きだから、どんどんお金を使うはずだ。ご要望があれば、李小牧と歌舞伎町案内人軍団が中国人観光客の買い物ガイドをお引き受けする(笑)。

 今や中国人の海外旅行客は年間4600万人に上る。その2%にあたる100万人しか日本に来ていないと言われるが、彼らの大半が訪れるのは香港・マカオ。日本を避けてアメリカやヨーロッパに行っているわけではない。今のところ同じアジアの韓国やベトナム、タイがライバルだが、実際に訪れた観光客の満足度は日本が一番というデータもある。

 今年の夏、私の著書の中国語版全集が上海の出版社から出ることになっている。中国のネットで公開しているデビュー作『歌舞伎町案内人』のアクセス数は1億を超える。それもこれも日本への関心ゆえだ。

 これからも李小牧はどんどん日本と歌舞伎町を中国に宣伝していく。こんなに頑張っているのだから、そのうち新宿区の中山弘子区長から感謝状がもらえるかもしれない。本当にほしいのはバックチャージだけど!(笑)

907チバQ:2010/03/02(火) 12:24:01
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100301/dms1003011635009-n2.htm
有楽町西武の閉店発表でアチコチから聞こえる“恨み節”
2010.03.01

 今年12月25日に25年の歴史に幕を閉じることが決まった西武百貨店有楽町店。閉店が報じられて約1カ月たった同店内には特に目立った変化はないが、あちらこちらから恨み節も聞こえてくる。

 平日の午後、西武有楽町店には、かなりのお客さんが入っていた。しかし、婦人雑貨担当の派遣社員は「有楽町駅から銀座に向かう女性の多くが立ち寄ってくれるのですが、実際に商品を買われる人は少ないんですよ」と淡々と話す。

 婦人服のスタッフは、職場の閉店をネットのニュースで知ったという。

 「普通なら、先にテナントの従業員に知らせると思うんですけどね。お客さまからは時々、『頑張って』なんて声をかけられますが、閉店までまだ10カ月以上ありますし、私たちもお店も、何も変わりませんよ」

 売り上げが伸び悩んだ原因については「カジュアルからハイクラスまで、銀座らしい上品なセレクトが売りでしたが、年齢の高い人は三越、松屋、松坂屋、若い人はプランタンに行くという構図を最後まで変えられなかった」という。

 同店と長年取引していた関係者は「ここは『銀座西武』になれなかった時点で、こうなる運命は決まっていた」と唇をかむ。1984年の出店時、当時の堤清二オーナーは「銀座西武」を名乗ろうとしたが、旧来の銀座商店会の店主らから「有楽町と銀座は違う」と猛反対された末、泣く泣く「有楽町店」とした経緯がある。

 「それでも“銀座色”を意識し続けた結果、『おいしい生活』のキャッチコピーに代表される“西武文化”は有楽町店では消えてしまった。有楽町店は西武の中でも中途半端な立ち位置となってしまったのです」

 百貨店に詳しい流通ジャーナリストの金子哲雄氏は「有楽町店の社員たちは、日本の商業の中心である銀座の一員として高い誇りを持って仕事に取り組んできました。しかし、当初お得意様だった『正社員、自宅通勤、短大卒女性』は現在、『派遣社員、自宅通勤、4大卒女性』に変わり、有楽町店が狙っていた顧客層自体が喪失した。それに経営陣も対応しきれなかった」と解説する。

 同店の“宿命”を呪う関係者がいる一方で、別の関係者からは、こんな嘆き節も聞こえる。

 「西武の社員にとって、池袋本店と渋谷店以外は事実上の非エリートコース。都心の有楽町店勤務でもモチベーションは低かった。店舗の序列が、有楽町店の命運を決めたのかもしれない」

 西武有楽町店の閉店は12月25日のクリスマス。そごう・西武広報は「消費環境の改善が一向に見えない中、将来の可能性が見いだせず、断腸の思いで営業終了の決断に至った」としたうえで、「店舗の序列による幹部社員のモチベーション低下は当たらない」と話している。

908とはずがたり:2010/03/02(火) 13:44:53
>>907
そんな一幕があったんですねぇ。
>同店と長年取引していた関係者は「ここは『銀座西武』になれなかった時点で、こうなる運命は決まっていた」と唇をかむ。1984年の出店時、当時の堤清二オーナーは「銀座西武」を名乗ろうとしたが、旧来の銀座商店会の店主らから「有楽町と銀座は違う」と猛反対された末、泣く泣く「有楽町店」とした経緯がある。

909名無しさん:2010/03/02(火) 21:18:04
http://www.chunichi.co.jp/article/depart/news/CK2010030202000201.html
百貨店“節目”で奮起 セール、催事で集客増狙う
2010年3月2日


 松坂屋が1日、大丸と合併して大丸松坂屋百貨店となり、新たなスタートを切った。長年親しまれたブランドである「松坂屋」の店名は維持したまま、新会社誕生にからめたセールや催事を展開して売り上げ増を目指す。名古屋市内の他の百貨店も今年を“節目の年”と位置付けており、集客力の高い販促企画で不振脱却の足掛かりとしたい考えだ。

 「うれしい報告があります」。松坂屋名古屋店ではこの日の開店前、熊木敏店長が朝礼放送で声を弾ませた。同店の2月の売上高が前年同期比1・3%増。23カ月ぶりに前年同月を上回った。「一社化への弾みがついた。いいスタートダッシュが切れるように、お客さま目線で頑張りましょう」と店員らを激励した。

 同店によると、売り上げが前年を上回った最大の要因は、根強い人気を誇る北海道物産展の会期を1週間から2週間に延ばしたこと。この効果で、月間の入店客数は1・9%増加した。

 しかし、同社を含めた名古屋市内の主要5百貨店がこの日発表した2月の売上高(速報値)の合計は、各店とも主力の衣料品の不振が続き、前年同月比3・0%減の266億円。マイナス幅は3カ月連続で縮小したものの、前年割れは27カ月連続となった。「売り上げをこれ以上落とすわけにはいかない」との思いは各社共通だ。

 このため、新生・大丸松坂屋は3月の1カ月間、通常はまだ割引をしない春物商品を含めたセールやイベントを24店全店で計画。名古屋店でもこの日から、婦人靴売り場には2足で5250円均一、婦人服売り場には3900円均一のコーナーを設け、女性客の人気を集めた。


 一方、ジェイアール名古屋高島屋は今月15日で開店10周年を迎えるのに合わせ、3日から「誕生祭」と銘打った催事を展開。集客力のアップを狙う。

 丸栄は創業395年、名鉄百貨店本店は開店55周年の記念としてともに3月に新たな催事や人気物産展の拡充を計画する。三越も分社化で「名古屋三越」としてスタートを切る4月以降、新しい企画やサービスを展開していく方針だ。

910チバQ:2010/03/02(火) 21:18:48
http://www.chunichi.co.jp/article/depart/news/CK2010030102000211.html?ref=related
「大丸松坂屋」スタート 鍵握る低コスト運営
2010年3月1日

新しい制服を着て客を迎える従業員=1日午前、名古屋市中区の松坂屋名古屋店で


 持ち株会社J・フロントリテイリング傘下の大丸と松坂屋は1日に合併し、「大丸松坂屋百貨店」としてスタートした。両百貨店の店舗ブランドはそのまま残す。

 個人消費の不振など百貨店を取り巻く環境が厳しさを増す中、両社は約1年前倒しして合併。これまでJ・フロントが担ってきた百貨店事業の戦略立案や商品調達といった業務は、大丸松坂屋百貨店に移り、低コストの百貨店運営が実現できるかどうかが課題となりそうだ。

 大丸と松坂屋は2007年9月に経営統合し、東京にJ・フロントを設立。大丸が大阪市、松坂屋は名古屋市にそれぞれ本社を置いていたが、大丸松坂屋百貨店は東京に移した。

 新社長には、大丸出身の山本良一氏(58)が就いた。

◆制服一新…記念セールにぎわう
 大丸松坂屋百貨店が発足した1日、全24店舗で、誕生記念企画として「全館春のザ・バーゲン」と銘打ったセールが始まった。16日まで。

 名古屋市中区栄の松坂屋名古屋店では、午前10時の開店直後からバーゲンを目当てにした客らでにぎわった。南館地下2階の婦人靴売り場では、2足を5250円均一で販売するコーナーを2日間限定で開設。同市天白区の主婦(70)は「体が小さい私にも合う商品を置いてくれていた。これからも豊富な品ぞろえを維持してほしい」と話した。

 大丸松坂屋百貨店は合併で従業員の制服を新デザインに統一したが、松坂屋と大丸の店名や包装紙のデザインなどは地域に親しまれてきたブランドとしてそのまま存続させた。

 紺色の新制服で接客した婦人靴売り場の成田有里さん(26)は「松坂屋の名前が残って良かった。今まで以上に積極的にお客さまに声を掛け、好みに合った靴を提案したい」と気を引き締めていた。

911チバQ:2010/03/02(火) 21:20:29
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100302ddm008020038000c.html
ポンタ:「T」追う 共通ポイント「3年で会員3千万人」−−ローソン他、三菱商事系
 ◇参加企業、広く募集
 三菱商事が旗振り役の共通ポイントカード「Ponta(ポンタ)」のサービスが1日、全国加盟企業の店舗で始まった。百貨店やスーパー、家電量販店などのポイントカードが乱立する中、顧客の利便性が高い共通ポイントカードでは、CD・DVDレンタルの「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」カードが先行、会員数が急増している。三菱商事は数多くの有力取引先を持つ強みを生かし、Tポイントに対抗する構えだ。【窪田淳】

 東京都中央区の店舗で1日、「ポンタ」会員の勧誘イベントを実施したローソンでは、現在約1000万人いるローソン独自のポイントカード会員は自動的にポンタ会員に移行されるため、更新手続きは不要という。

 ポイントの付与率は各企業で異なるが、ローソンの場合、会計時にカードを提出すると、購入額100円ごとに1ポイントが付与され、加盟企業の店舗で主に1ポイント1円相当で使える。家族のポイントを合算して使うこともできる。

 ポンタを運営するのは、三菱商事の子会社であるロイヤリティマーケティング(本社・東京都)で、当初の加盟企業はローソン、レンタルDVDのゲオ、昭和シェル石油、ケンタッキーフライドチキン(千葉県内のみ)など17社。1業種1社に限らず幅広く参加企業を募る考えで、3年後に50社3000万人の会員獲得を目指す。

 共通ポイントカードで先行するCCCの「Tポイント」は現在67社が加盟、会員数は3420万人に上る。共通ポイントのほか、たとえば加盟企業のコンビニで買い物をした人に、レンタルDVDの割引券を提供するなど、加盟企業間で協力し合って集客力をアップさせる取り組みも始まっている。

 野村総合研究所の推計によると、08年度のポイント、マイレージの発行規模は7861億円で、13年度には8432億円に拡大すると予想している。共通ポイントカードの運営会社には、会員情報と購買行動を分析して商品開発の精度を高める思惑もあるとみられる。

912チバQ:2010/03/02(火) 21:21:07
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100302/bsd1003020502003-n1.htm
「大丸松坂屋百貨店」スタート 構造改革加速 狙う「首都攻略」2010.3.2 05:00
 J.フロントリテイリング傘下の大丸と松坂屋が1日、合併し、新会社「大丸松坂屋百貨店」が発足した。百貨店不況が深刻化する中、構造改革のスピードを早めるために合併時期を当初予定より1年前倒しした。新会社の本社は東京に置き、主戦場である“首都攻略”を加速する。

 共同持ち株会社のJ.フロントは2007年9月の経営統合以来、システムや仕入れ部門などを順次統合し、営業改革や業務効率化を進めてきた。今回の百貨店事業会社の合併で経営統合が完了した。「大丸」「松坂屋」のブランドや各店舗の名称は継承する。

 合併に合わせ、組織・機能を再編し、意思決定の迅速化を図るとともに、スリム化を通じて経営の効率化を推進。また、大丸は大阪、松坂屋は名古屋が創業・発展の地だが、新会社の本社を東京に置くことで、首都圏での事業展開も強化する。

 合併は松坂屋を存続会社とする吸収合併方式で実施。新会社の社長には、大丸社長だった山本良一氏が就任。持ち株会社のJ.フロントの社長には松坂屋社長だった茶村俊一氏が、J.フロント社長の奥田務氏は同社会長に就いた。

 奥田氏はかねてから「消費スタイルはもはや昔に戻らない」と危機感を示しており、低価格商品の導入やカジュアル店の誘致といった積極策を続け、既存の百貨店業態からの脱皮を急いでいる。今回の統合で、変革スピードが加速しそうだ。

 発足を記念して16日まで全24店舗で「全館春のザ・バーゲン」と銘打ったセールを始めた。東京・台東区の上野松坂屋では、1日午前10時の開店時に先着300人に紅白まんじゅうを無料でふるまった。

913チバQ:2010/03/02(火) 21:21:48
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100301-OYT1T01345.htm
仙台・名古屋・岡山・北九州…地方百貨店提携へ
 仙台、名古屋、岡山、北九州の地方百貨店4社が、服飾のプライベートブランド(自主企画商品)の共同開発・販売で業務提携する交渉を進めていることが1日、明らかになった。


 近く詰めの協議を行い、4月にも販売を始める。大手百貨店同士の相次ぐ経営統合に連携して対抗する狙いで、地方百貨店の新たな連合体につながる可能性もある。

 交渉を進めているのは、藤崎(仙台市青葉区)、名鉄百貨店(名古屋市中村区)、天満屋(岡山市北区)、井筒屋(北九州市小倉北区)の4社。業界全体では中堅だが、地元では最大手または有力百貨店だ。

 関係者によると、50歳代向け婦人服・雑貨について交渉しており、生産は大手アパレルメーカーのオンワード樫山に発注する方向。同社からの大量購買で価格を抑え、大手や海外ブランドに対抗する。共通ロゴを作って最も目立つコーナーに展示するなど、消費者への浸透を図る。成否を見極めたうえで、提携を紳士服や子供服などに広げることも検討する。今後、4社以外の地方百貨店が加わる動きもある。

(2010年3月2日03時05分 読売新聞)

914チバQ:2010/03/03(水) 23:44:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100226-00000011-mailo-hok
映画館:稚内に22年ぶり復活 東映系複合型、駅ビル内にGW開業へ /北海道
2月26日10時55分配信 毎日新聞

 ◇再開発の目玉施設
 稚内市に22年ぶりに映画館が復活する。東映系の複合型映画館「ティ・ジョイ稚内」で、地元企業が東映などの大手配給会社の協力を得て、今年5月のゴールデンウイーク(GW)のオープンを目指している。運営会社「最北シネマ」の藤田幸洋会長(54)は「子供たちが夢を持てるような映画館にして、街ににぎわいを取り戻すきっかけにしたい」と意気込んでいる。【金子栄次】
 映画館は市街地再開発事業の目玉施設で、現在建設が進むJR稚内駅ビル(稚内市中央3)内で開業する。東映系「ティ・ジョイ」の17店舗目となる。床面積約600平方メートル、3スクリーンで座席総数250席。ハイビジョンの4倍の画質を持つデジタル式映写機を備え、3D映画にも対応する。映画以外にも演劇鑑賞やスポーツ観戦などにも利用できる「多目的シネマ」を目指す。
 かつて市内には複数の映画館があったが、ビデオの普及や人口減などの影響を受け、88年までにすべて閉館。市民や近隣住民は、旭川や札幌まで出かけないと最新作を鑑賞できなかった。
 このため、藤建設など地元企業6社が出資して最北シネマを設立した。東映▽ソニー・ピクチャーズエンタテインメント▽ウォルトディズニースタジオモーションピクチャーズジャパンなどの大手配給会社が支援する。
 同社によると、映画館の商業的な成功には、約15万人の人口を必要とするが、近隣町村を含めて約7万人の宗谷管内では、開業後の苦戦も予想される。
 東映の岡田祐介社長は「映画を見に行くという習慣がない地域にに映画館を浸透させるまでが大変だが、多大なソフトで協力したい」、ウォルト社の鈴木英夫代表は「かつて『映画が来る』と市民が期待していた時代のワクワク感を届けたい」と話している。

2月26日朝刊

915ももだぬき:2010/03/04(木) 00:36:57
ライフの会長が民主党から比例区で参院選に出馬。

916チバQ:2010/03/04(木) 19:53:40
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100302/bsd1003020859011-n1.htm
【百貨争鳴】(上)従業員さえ買わぬ百貨店 増床で若者呼び込め (1/2ページ)
2010.3.2 08:55


高島屋大阪店が第一期増床オープンを前に内覧会。若い女性のファッションリーダーたちが支持するブランドが多数出店するフロア「gokai」=1日午前、大阪市中央区(頼光和弘撮影)【拡大】
 高島屋大阪店(大阪市中央区)の婦人服担当バイヤー、中村良樹次長は昨年夏、ある社内調査の結果に顔をしかめた。

 《100人中、99人が「百貨店で服を買ったことがない」と回答した》

 「高い」「欲しいブランドがない」という内容もさることながら、調査対象が大阪店に勤める20代の女性従業員やその知人だったことは「身内(の従業員)ですら買わない」という若者の百貨店離れの深刻さを象徴していた。

 4年間の工事を終え、従来の約1・4倍にあたる7万8千平方メートルの売り場面積で2日、増床開業する高島屋大阪店。中村氏らが企画した19〜20代前半の女性向けファッション売り場「gokai(ゴカイ)」は、関西最大級の大飲食店街や、19店を集めた一流ブランドゾーンなどと並ぶ増床の目玉だ。

 高島屋は20代のカード会員がこの5年間で半減、構成比は10%台に落ち込んだ。だが、通販大手、千趣会のベルメゾン生活スタイル研究所が昨年実施した女性のファッションに関する意識調査では、20代の衣料品に対する年間支出は8万6532円と、30代を上回る購買力を持つ。「20代と真剣に向き合う売り場を作らないと、百貨店の将来はない」(中村氏)という危機感は、他の百貨店にも共通する課題だった。

 大丸心斎橋店(同)は昨年11月に開業した北館の地下1、2階の若い女性向けカジュアル売り場「うふふガールズ」が好調。1月の同店売上高は前年比24%増と伸長し、今秋には“男性版うふふガールズ”にあたるメンズ売り場を設置するという。

 百貨店の中心購買層となる中高年世代を維持しつつ、低価格な若者向けブランドを導入するのは、従来の売り場規模では困難をきわめる。戦略転換を促すきっかけは、増床や新館による売り場面積の拡大だ。

 来年以降、大阪の各百貨店が軒並み増床し、競争激化が予想される中、高島屋大阪店長の増山裕常務は「先に増床開業し、ファンになってもらうのはアドバンテージ」とにらむ。

 若年層を固定客に変えるため、高島屋はゴカイのイメージキャラクターとなる10体のマネキンに、ある仕掛けを施した。携帯電話をかざすと、ICチップに反応し、さまざまな動作を披露。同時にケータイに会員登録サイトへのリンクが表示される仕組みだ。

 1体約100万円と高額だが、「ダイレクトメールなど従来の手法では、若者層を囲い込めない」(菅原隆行販売促進担当課長)と踏み切った。

 一方、大丸は3月1日から、心斎橋店北館地下1、2階限定で「うふふガールズカード」という新カードの募集を始めた。来店ポイントなど一般の会員カードと同じ機能を持つほか、新商品や割引の情報などを新カードの会員限定で提供する。「特定の年齢層にピンポイントで情報提供するツール」(山本正好心斎橋店店長)で、ファン層の拡大を狙う。

 増床競争に先行したミナミと心斎橋の両店。先行メリットを生かし、どれだけ顧客を囲い込めるかが、今後1年間の課題となる。



 2日、高島屋大阪店の増床開業で、“大阪2011年問題”と呼ばれる百貨店の大規模な増床は前哨戦を迎えた。売り場の供給過剰による競争激化が懸念される中、各店がいかに生き残りを目指すか。その戦略を探る。



【用語解説】2011年問題

 大阪市内の百貨店各社が相次いで増床し、売り場面積が約50万平方メートルと増床前の1・5倍に拡大するため、売り場の供給過剰が懸念される問題。特に大阪・梅田では平成23(2011)年にJR大阪三越伊勢丹の進出と大丸梅田店の増床があり、24年には阪急百貨店梅田本店の建て替えも完了するため、JR大阪駅周辺は計約25万平方メートルと、国内最大の百貨店激戦区となる見通しだ。

917チバQ:2010/03/04(木) 19:54:58
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100302/bsd1003022159034-n1.htm
【百貨争鳴】(中)王道と革新 JR三越伊勢丹と大丸梅田店 2011年梅田に競う“存在感” (1/3ページ)
2010.3.2 21:55

 大阪の百貨店業界にとって“黒船”というべき大型店が来春開業する。JR大阪駅北側の「JR大阪三越伊勢丹」だ。

 同店の立ち上げを任された伊勢丹出身の伊藤達哉開業準備室長は、平成20年5月の着任以降、年代や世帯構成の異なる大阪の消費者を対象に、延べ100回を超える聞き取り調査をこなした。

 その結果、明らかになったのが「大阪の消費者の6割は梅田で買い物をするとき阪急、阪神、大丸の3店を回って一番納得したものを買う」というデータ。首都圏では決まった店でしか買わないという根強い固定客が過半を占め、新規参入の障壁は高い。しかし、比較購買が一般的な大阪でなら「新規参入のわれわれにも勝機ががある」と手応えを感じた。

 「百貨店の王道を行こう」。伊勢丹の大西洋社長の号令の下、大阪の新店はファッションから美術画廊まで備えた総合型の店舗となる。伊勢丹が得意とするファッション分野では、伊勢丹新宿店で定評のある「メンズ館」やヤングレディス専門フロア「イセタンガール」などの人気売り場を大阪風にアレンジして設置する。「他社と同様の商品は最低限押さえた上で、伊勢丹ならではの商品で買い回り客を取り込む」(伊藤室長)戦略だ。

 同じく来春、大阪駅南側で増床開業する大丸梅田店の村田荘一店長は、今年1月の就任以降、社員向けに計6回の経営構造改革説明会を開き、「人材を有効活用する勤務シフトをとる」と、3月からの新たな勤務態勢の意義を訴えた。例えば、新制度ではこれまで販売指導だけを担当していた社員が、出店ブランドなど取引先の管理や顧客の対応も受け持つ。働き方の効率化により、売り上げに占める固定費比率を下げるローコスト運営が狙いだ。

 増床工事が佳境に入った梅田店は現在3フロアが工事で閉鎖されている。ピークの今年5月には地下2階〜地上15階の売り場のうち半分以上が営業できなくなり、年平均で売り場面積は35%減少する。

 これに応じて、退職者の不補充などにより、社員数を減らし、売り場面積が増床前から6割増となる来春以降も人員は増やさない。低コスト化による損益分岐点の引き下げは、百貨店ブランドに比べて粗利率が低いユニクロなど専門店誘致のために不可欠な措置だ。

 増床後の大丸梅田店はJR大阪駅の改良工事で店舗の3階中央部分までが吹き抜けとなり、百貨店で最も収益力の高い低層階の売り場が少ない。買い物客に足を運んでもらうため、上層階に集客力のある専門店を誘致するという。生活雑貨やホビー用品など「これまで百貨店では扱っていない専門店も導入する」(村田店長)。既存の百貨店業態からの革新が、国内最大の激戦区となる梅田での生き残りの鍵とにらむ。

 百貨店の「王道」と「革新」。相反する両社の戦略は、同質化による魅力の低下が指摘される百貨店業界で、独自の存在感を示すための取り組みといえそうだ。

918チバQ:2010/03/04(木) 19:55:55
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100304/bsd1003041416016-n1.htm
【百貨争鳴】(下)「百貨店の名を捨てる」地場の巨艦店が業態進化 (1/2ページ)
2010.3.4 14:12

 「百貨店という名称は捨てたほうがよいのでは」

 4年後の平成26年に国内最大の売り場面積(約10万平方メートル)に生まれ変わる近鉄百貨店阿倍野店。建て替え後の店舗計画に絡み、同社内でこんな議論が持ち上がっている。

 言い出したのは、かつて自ら建て替え計画の責任者を務めた飯田圭児社長。百貨店離れが進むなか、魅力ある新たな施設をアピールするため、あえて百貨店の名称を外すことも検討すべき、という狙いだ。

 すでに名古屋店は「近鉄パッセ」の愛称で親しまれ、過去には京都近鉄百貨店京都店(19年に閉鎖)が「プラッツ近鉄」と名称変更したこともある。だが、百貨店の象徴でもある本店ですら名称変更をも辞さない姿は、業界内で勝ち残るための並々ならぬ決意の表れにほかならない。

 大阪2011年問題とも称される百貨店の増床競争の後半戦を飾るのは、26年に開業する近鉄阿倍野店と、24年の2期工事完了で8万4千平方メートルに増床する阪急百貨店梅田本店。両社とも大阪に本社機能を置く数少ない地場の大手百貨店だけに、増床後の売り場面積では先行する他社を上回る大規模旗艦店となる。

 とはいうものの、増床で器が大きくなっても中身が同じでは、単なる拡大コピーに過ぎない。建て替えと並行して、売り場の魅力を高める鍵となるバイヤーの能力強化も進めている。

 「君らは“商売”が好きか」。阪急阪神百貨店取締役の安川茂・阪神百貨店本店長は、現場の社員と顔を合わせるたび、こう質問を投げかける。消費者と直接接して得られるニーズの動向の機微は、商品政策の命綱だけに「バイヤーこそ商売の現場にいるべし」というのが安川氏の持論だ。

 阪急阪神百貨店では、昨年秋の機構改革で、商品政策(MD)部門を強化するとともに、各支店もファッション関連の商品部長やバイヤーを設置し、百貨店が独自に調達から販売までを行う自主編集売り場の向上に乗り出した。

 阪急阪神百貨店の新田信昭社長は「問屋やアパレルメーカーに仕入れから売り場作りまで依存する体質が百貨店の同質化を招き、消費者離れの一因になった」と危機感を隠さない。阪急梅田本店の増床が終わる24年までに、MD改革に一定のめどをつける考えだ。

 一方、近鉄百貨店は22年度から業種の異なる企業に社員を2年間派遣し、他業界のノウハウを学ぶ「社外研修制度」を導入する。製造業や商社などのノウハウを取り込み、自前の商品開発など売り場の業容拡大を図るのが狙い。堀田正樹専務は「既存の取引先の枠の中だけで仕入れをしていると、新しい商品の開発力が弱くなる」と指摘する。

 百貨店の増床は売り上げ拡大の近道だが、同時に維持コストなどの負担も増す。軒並み増床した百貨店同士が、限られた消費のパイを奪い合えば、採算の悪化は避けられない。激烈な増床競争の中で、百貨店に消費者を呼び戻し、業態を進化させる戦略が求められている。

 (この連載は内田博文が担当しました)

919チバQ:2010/03/04(木) 19:57:15
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100304/bsd1003040508010-n1.htm
「ポンタ」VS「Tカード」 異業種タッグの共通ポイントカードが会員争奪戦 (1/2ページ)
2010.3.4 05:00


ファミリーレストランでの支払いに使われるTカード=東京都三鷹市のガスト三鷹上連雀店【拡大】

 買い物の額に応じてたまるポイントカード。多くの企業が発行し、日本人1人平均で9枚近く持っているとの調査もあるという。だが、全部を財布に入れて持ち歩くのは面倒。1社ごとのポイントはなかなかたまらないし、使わなければ有効期限が来て消えてしまう。そんな不満を解消するため、提携企業のどこでもたまり、どこでも使える共通ポイントカードの事業が広がっている。 

不得意層 切り込む

 先行したのはDVDレンタルの「TSUTAYA(ツタヤ)」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ。ツタヤ会員証を2003年に「Tカード」に改称し、他企業との提携を始めた。

三菱商事など4社、ポイント提携- 発表時の記事。(09年10月28日)

 担当のアライアンス・コンサルティング事業統括の北村和彦さんは「当社が蓄積した会員情報と提携先のポイント機能を組み合わせることで、幅広い顧客を囲い込むことが狙い」と説明する。昨年末時点で、同カードの発行枚数は3395万枚。特に20代では人口の60%近くが持っている。

 「例えば、若年層に圧倒的に強いツタヤと、主婦層に強いスーパーがポイントを共通化することで、双方がこれまで得意でなかった層のお客さんの来店を促すことができる。こうした『相互送客』が大きなメリット」と北村さんは話す。昨年末で提携企業は流通、外食をはじめ66社。「将来は生活のあらゆるシーンでTカードを使えるようにしたい」と意気込む。

 3月から共通ポイント事業に参入したライバルが、三菱商事の100%子会社「ロイヤリティ マーケティング(LM)」社(東京)。タヌキのキャラクターを使った「Ponta(ポンタ)」カードで一気に追い上げる計画だ。自社カードの会員それぞれ約1000万人を抱えるDVDレンタルのゲオとコンビニエンスストアのローソンが既に陣営に参入。2年後には提携企業50社、会員3000万人を目指している。

展開拡大狙う黒子

 「当社自身は小売りなどの事業を行わず、中立的な立場から提携企業の販売促進を支援する黒子に徹するところが特徴」とLM社経営企画部の福田朗也部長は説明する。提携企業の店頭では、ポンタカードを使えるほかの会社を紹介するパンフレットを置くなど、それぞれの会社がほかの会社の宣伝もする、いわば「多対多」の関係になっている点が売りという。

 たまったポイントは店頭での買い物のほかに、インターネットでの物販でも使える。「現金では買わないが、ポイントがたまれば欲しくなるような、ちょっと気の利いた商品を用意する。商品仕入れのための目利きも社内にいる」そうだ。

 商社がバックだけに「将来は何らかの形での海外展開も視野に入れている」と福田さんは話す。

920チバQ:2010/03/06(土) 17:10:49
http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK201003060066.html
阪急開業100年、梅田で加速 地の利生かし再開発(1/2ページ)2010年3月6日

   
 阪急電鉄が10日、開業100年を迎える。同社は何もない郊外に鉄道を敷き、周辺に住宅や大型施設をつくることで鉄道の利用者を増やす、創業者の故・小林一三氏が打ち立てたビジネスモデルで事業を拡大してきた。低成長時代を迎え輸送人員は減少の見通しだが、今後の成長戦略の軸にもこのモデルの徹底を据えようとしている。

 「沿線の受け皿は時代に合わせ変える必要があるが、ビジネスモデルは変えない」。阪急電鉄の角和夫社長はそう強調する。阪急グループは2002年末に閉鎖した阪急西宮スタジアムの跡地に一昨年秋、大型商業施設「阪急西宮ガーデンズ」をオープン。核テナントの阪急百貨店を中心に好調が続いており、そうした自信が発言の背景にある。

 1910年3月10日に開業した阪急の最初の路線は宝塚線(梅田―宝塚)。沿線人口は当時、極めて少なく、輸送人員を増やすには住宅開発が不可欠と考えた小林氏は開業直後、池田駅周辺の住宅地8万平方メートル超の分譲を開始。当時は珍しい割賦方式で売り出し、即完売させた。1929年4月には梅田駅に日本初のターミナルデパートとして阪急百貨店を開店させた。

 高度成長とともに沿線人口は増え阪急も成長したが、輸送人員は1991年度の8億1千万人をピークに減少に転じ、2008年度は6億1千万人に。バブル期の多額の不動産投資も足かせになり、01年3月期には約3400億円の土地の含み損を計上した。

 阪急西宮スタジアムの閉鎖、03年3月の神戸ポートピアランドの運営撤退、同年4月の宝塚ファミリーランド閉園などは、機能しなくなった集客装置を相次いで見直した結果だ。

 事業縮小に歯止めをかけようと、阪急は次代の戦略に経営資源を梅田周辺の再開発に集中させる方針を掲げる。


 阪急百貨店うめだ本店の建て替え工事では、今春、オフィス部分を先行オープンさせる。不況で貸しビル需要は落ち込んでいるが、立地の良さを生かして大幅な値下げはせず数年かけて満室を目指す。東梅田にも商業施設やマンションを備えるタワービルを2011年春に開業予定だ。

 JR大阪駅北側の梅田・北ヤードの再開発事業にも開発業者の1社として加わっており、商業施設やオフィスビルなどの開発を進める。

 06年10月に経営統合した阪神電気鉄道の優良資産も生かせる。阪神は、商業施設ハービスエントやホテル「ザ・リッツ・カールトン」のある西梅田地区に土地を持ち、阪急が持つ東梅田地区と合わせ、梅田全体がグループの「牙城(がじょう)」となった。

 阪急の今後について、みずほ証券の高橋光佳アナリストは「関西は東京以上に人口減が避けられず事業環境は良くないが、不動産は立地がいい物件が多いので、うまくやっていくことは可能だ」とみる。一方で別のアナリストは「強みである『梅田』を生かして人口集積を進める戦略は妥当だが、人口減少の動向次第では施設が過剰になるリスクもある」と指摘している。(佐藤亜季)

   ◇

■阪急電鉄開業100年の歩み

1910 宝塚線(梅田―宝塚)と箕面支線(石橋―箕面)の営業開始

 11 娯楽施設「宝塚新温泉」(後の宝塚ファミリーランド)の営業開始

 13 宝塚唱歌隊(現宝塚歌劇団)を結成

 29 梅田駅に阪急百貨店開店

 37 兵庫県西宮市に西宮球場開場

 88 阪急ブレーブスをオリエント・リース(現オリックス)に譲渡

2002 阪急西宮スタジアム(旧西宮球場)閉鎖

 03 神戸ポートピアランドの運営撤退

   宝塚ファミリーランド閉園

 06 阪神電気鉄道と経営統合

921チバQ:2010/03/06(土) 17:11:49
http://mainichi.jp/life/fashion/news/20100306k0000e040030000c.html
H&M:戎橋店オープン 関西初、開店前から長蛇の列

店から貸与された傘を差し、H&M戎橋店(右奥)の開店を待つ人たち=大阪市中央区で2010年3月6日午前10時34分、森園道子撮影 スウェーデン発の世界的カジュアル衣料ブランド「H&M(ヘネスアンドマウリッツ)」は6日、関西1号店「H&M戎橋店」(大阪市中央区)をオープンした。店の前には正午の開店を待つ約2500人が約1キロ以上の列を作った。

 H&Mは東京・銀座に日本1号店を08年9月に出店。戎橋店は国内7店目で、地上1〜3階の売り場面積は900平方メートル。比較的安価な服を短いサイクルで売り切る「ファストファッション」を世界36カ国で展開する。戎橋店は2000店目のため、先着2000人にTシャツとバッグを配布し、限定品のデニムパンツを用意した。行列の先頭で5日午後10時から友人2人と並んだ大阪府守口市の女性(18)は「いよいよオープンで楽しみ。限定品を手に入れたい」と話していた。

 大阪・ミナミでは、カジュアル衣料店の出店が相次ぐ。心斎橋では2店舗展開するスペイン発の「ザラ」に次いで、ユニクロも2店舗目を今秋オープンする。2月27日開業のコレクトポイント心斎橋には「ローリーズファーム」などが入店。百貨店も昨年11月に大丸心斎橋店北館がカジュアル衣料売り場「うふふガールズ」を、3月2日増床部分を開業した高島屋大阪店も若い女性向けファッション売り場を整備しており、競争が激化している。【植田憲尚】

922チバQ:2010/03/06(土) 17:18:20
北欧4カ国の企業を整理してみた
■スウェーデン
H&M・IKEA・ボルボ

■フィンランド
NOKIA

■ノルウェー

■デンマーク
ロイヤルコペンハーゲン、レゴ

923チバQ:2010/03/06(土) 17:21:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20100305-OYT8T01225.htm
富士急全テナント撤退へ 2012年春客足鈍り採算悪化
沼津駅前の百貨店


2年後に全テナントとの契約が切れることがわかったJR沼津駅前の富士急百貨店 JR沼津駅南口の大型商業施設「富士急百貨店」のテナントが2012年4月までに、賃貸契約終了などですべて撤退することがわかった。土地建物を所有する富士急行(山梨県富士吉田市)は「契約終了後の建物の扱いなどは何も決まっていない」(総務部)とするが、県東部の中心都市で中心市街地の“顔”として半世紀近くにわたり繁栄を支えてきただけに、沼津市も重大な関心を示している。

同社によると、富士急百貨店は1965年12月オープン。1階周囲に系列バスの乗降所もあり、57年開店の西武沼津店などとともに沼津駅南口のにぎわいを担ってきた。

 登記簿によると、1820平方メートルの敷地で鉄筋コンクリート地下2階、地上9階建て。地下1階から地上6階までの約7000平方メートルが売り場に充てられ、食品から婦人服や呉服、英会話スクールなど多様な店ぞろいになっていた。

 建設から30年以上が経過した2002年に耐震補強を兼ね、大規模改修を実施。店長(38)によると、この際、各テナントと最長12年4月までを期限とする賃貸契約を結んだ。

 テナント数は、長年50前後で推移してきたが、近年、期限付き契約が災いしてか空きが出ても新規入店が決まらず、それが客足を減らす悪循環に陥り、店舗数は今年初めには28に減った。年明け後も、地下のスーパーと総菜店が「不採算」を理由に閉店したほか、1階の大半を占める婦人服3店舗が今月中に閉鎖・移転を決めるなど、空洞化が加速している。

 店長は「(新規の)誘致は続けるが、特効薬はない」と、空きスペースが埋まらない可能性を示唆する。

 沼津市中心部では90年代以降十字屋、ニチイ、長崎屋など大型店の撤退が相次ぎ、04年には丸井沼津店が閉鎖している。富士急百貨店の動向について、同市商工振興課の間宮一寿課長は「駅前の広い土地であり、どう利用されるか多大な関心を持っている」と話している。

(2010年3月6日 読売新聞)

924チバQ:2010/03/06(土) 17:22:10
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100306/bsd1003060505002-n1.htm
渋谷に大型ユニクロ、109などと激突 独自色必須、試される真価2010.3.6 05:00

 カジュアル衣料品店チェーンのユニクロは5日、東京・渋谷に都心で最大級の大型店「渋谷道玄坂店」をオープンした。周辺は、渋谷を代表するファッションビル「109」をはじめ、ファストファッションブランドの「H&M」や「ZARA(ザラ)」などがひしめく激戦区だ。カジュアルウエアのユニクロが、ファッションの本場でどこまで通じるのか−。業界の覇権をかけた戦いが幕を開けた。

 ユニクロの渋谷道玄坂店は午前10時の開店前に、若者を中心に200人超の行列ができた。オープニングセレモニーでは、タレントの里田まいさんがゲストとして登場し、テープカットの後、店舗入り口に立ち、「店は明るくて、商品が見やすいです」と来店客を笑顔で迎えた。

 同店は地下1階、地上2階の3フロア構成で、売り場面積は約600坪(約1980平方メートル)と、ユニクロの東京都心店舗としては最大規模になる。

 ターゲットの若い女性や男性向けの商品を約500品目取りそろえ、海外の店舗でしか販売していない商品も取り扱うという。7日までの3日間、オープン記念セールを実施する。大笘直樹取締役は、「渋谷道玄坂店はあらゆる情報を発信していく店舗にしていきたい」とあいさつした。

 消費不況下で、勝ち組として独走するユニクロは、従来の郊外型店舗に代わり、都心部を中心とした大型の路面店や百貨店などへのテナント出店を強化している。

 東京・銀座の大型店では昨年、大規模な改装・増床を行い、集客力をアップ。周辺の百貨店から顧客を奪う一方、相次いで日本に上陸してきたH&Mなどの欧米ファストファッションブランドと熾烈な顧客争奪戦を繰り広げている。

 業界では、「ファッション性の高い渋谷では、従来のユニクロでは通用しない。渋谷独自の品ぞろえや店舗づくりが必要」(アパレル業界関係者)との声もあり、ユニクロの真価が試される。(松元洋平)

925チバQ:2010/03/06(土) 18:28:24
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100306/biz1003061152006-n1.htm
H&M関西初登場で長蛇の列 大阪・ミナミに戎橋店オープン
2010.3.6 11:49

西日本初となるH&M戎橋店の開店を待つ長蛇の列=6日午前、大阪市中央区 スウェーデンのカジュアル衣料店「ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)」戎橋店が6日、大阪・ミナミの心斎橋にオープン。店の前には、開店を待つ若者で長蛇の列ができた。

 関西では初出店となるH&M。売り場面積は約900平方メートルでレディース、メンズのほか、アクセサリーを1万円以下の手ごろな価格で扱っている。オープン初日は、世界で2千店目となることにちなんで先着2000人にTシャツや非売品のキャンバスバッグをプレゼントするほか、限定商品を用意した。

 開店する正午を前に、行列は道頓堀川沿いにぐんぐんと伸び、雨にもかかわらず熱気に包まれていた。午前8時に着いたという大阪府枚方市の大学2年生、松田優可子さん(20)は「2000人限定のバッグが欲しくて来ました。こんな行列に並ぶのは初めてです」と驚いていた。

926チバQ:2010/03/06(土) 19:37:13
個人的にはZARA派です
http://www.j-cast.com/2010/03/04061553.html
「ファストファッション」20代女性7割強が認知
2010/3/ 4 16:08
クロス・マーケティングは流行の衣料品を安く販売する「ファストファッション」について、全国20〜69歳の男女に調査を行った。ファストファッションの全国での認知率は4割半にとどまったが、首都圏在住の20歳代女性の認知は高く、7割強だった。全国でのブランド認知度がもっとも高いのは「ユニクロ」で95.7%。次いで「GAP」が64.5%、「H&M」56.8%、「FOREVER21」37.6%、「ZARA」29.6%、「TOPSHOP」4.1%と続いた。調査は2010年2月8日〜9日に行い、1200の有効回答を得た。

927荷主研究者:2010/03/07(日) 14:44:18

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100304301.htm
2010年3月4日02時49分 北國新聞
「時間貸し」で稼働率向上 北陸のホテル 出張客の仮眠、一時利用見込む

 北陸のホテルで、日中の空いた客室を活用し、宿泊をしない短時間滞在型のプランが目立ってきた。出張中の「すき間時間」の利用などを見込み、客室の稼働率向上につなげる。景気低迷でビジネス客の宿泊が低迷する中、安価な「時間貸し」で需要を掘り起こす。

 富山市のANAクラウンプラザホテル富山は、午前10時から午後3時まで5時間、客室を利用できる「デイユースプラン」を2月中旬から取り扱い始めた。料金は1人5千円からで、日によっては宿泊の半額近い料金になる。

 日帰り出張が増加傾向にあるため、ビジネス客が帰りの電車に乗る前、デスクワークに使うことなどを見込む。3月末までの冬季限定で、来週は2件の予約が入っているという。

 同ホテルのセールス&マーケティング部担当者は「夜行バスの乗客が仮眠を取るなどの需要があるかどうかも調べたい」と話す。

 金沢市のビジネスホテル、ドーミーイン金沢は1日限定5室で「リフレッシュ・エクスプレス」の8時間プランを導入している。利用時間は午前5時から午後1時、正午から午後8時、午後4時から午前0時までの3通りだ。

 1日1、2件の利用があるという。現在の利用料金は通常の宿泊料金の4分の1程度で、シングルは2千円、ダブルは2900円に抑えている。

 各ホテルで時間貸しサービスの導入が進む背景には、景気悪化による宿泊客の落ち込みがある。富山市内の都市型ホテルの担当者は「昨年も厳しかったが、今年に入っても減少が止まらない」と嘆き節。宿泊需要を少しでもカバーできればと日中の空き部屋利用に踏み切った。

 ビジネス客だけでなく、地元客を狙ったプランもある。

 金沢エクセルホテル東急(金沢市)が扱うのは、子ども連れの主婦向けプランだ。大人4人、子ども4人までで、午前11時から午後4時までツインルームを6千円で貸し出す。

 「子どもをベッドで寝かせ、お母さん同士で会話などを楽しんでもらう」(担当者)というケースを想定した。ただ、取り扱いを開始した昨年秋ごろからの利用は3件程度で、同ホテルはサービスの周知を進める方針だ。

 ホテル日航金沢(同)は、富裕層を狙った豪華プランを提案する。午前11時から午後5時の時間帯で、ランチとエステを組み合わせた6コースを用意。1室1人の場合、「アロマセラピー60分」は1万8500円、「ボディ&フェイシャル」は2万8500円とした。毎月5、6件の利用があるという。

 昨年5月、他社に先駆けて時間貸しサービスを導入したホテルニューオータニ高岡(高岡市)。正午から午後8時まで利用できる日帰りプランを扱い、これまで家族や会社員の利用があったという。

 担当者は「美容施設を利用した後にくつろいでもらうなど、さまざまな利用方法を提案したい」とし、今後も新たなニーズを探る。

 宿泊の落ち込みをカバーする新たな分野として期待がかかる短時間滞在。ただ、「日中滞在を受け入れた後は宿泊に使えなくなることが多い」(富山市内のホテル関係者)と導入に消極的なホテルもある。サービス定着に向けた課題はまだまだ多そうだ。

928荷主研究者:2010/03/07(日) 14:53:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100305t62012.htm
2010年03月05日金曜日 河北新報
ダイユーエイト入居へ 福島・さくら野撤退の大型商業ビル

「ダイユーエイト」が複合商業施設の出店を表明したJR福島駅近くの大型商業ビル

 2005年のさくら野百貨店撤退後、一部を除き空いたままになっていたJR福島駅近くの大型商業ビル(福島市曽根田町)に、ホームセンターのダイユーエイト(福島市)の複合商業施設が出店することが4日明らかになった。商業ビルへのテナント誘致は市の長年の課題で、中心市街地活性化に結び付くと期待されている。

 複合商業施設は、9月下旬をめどにテナント未入居の1〜4階の1、2階に入る。1階がスーパーや生活雑貨などの売り場に、2階は家具やペット売り場になる。専門店約20店もテナントとして入居する。

 記者会見でダイユーエイトの浅倉俊一社長は「郊外への店舗展開を進めてきたが、少子高齢社会の中で中心市街地を見直すことにした。中心部ににぎわいを取り戻したい」と説明した。

 ホームセンターを展開し業績を伸ばしてきた同社にとって、複合商業施設は初めての店舗形態。売り場面積(約1万1400平方メートル)は同社の全60店舗の中で最大となる。投資総額は10億円程度で、年間売上高は20億円を見込んでいる。新たに120人程度を地元から雇用するという。

 商業ビルの土地と建物は近く、市などの財政支援を受けた第三セクターが取得する計画になっている。4階には市が高齢者向けの公共施設を開設する見通し。3階は引き続きテナント誘致に努める。

929荷主研究者:2010/03/07(日) 14:53:35

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100305301.htm
2010年3月5日03時14分 北國新聞
入居誘致に苦戦、開発計画進まず 金沢中心部の県外資本不動産

 金沢市中心部に不動産を持つ県外資本がテナント誘致などに苦戦し、開発計画を進められずにいる。香林坊の旧農林中央金庫跡のホテル計画は着工が当初予定より1年以上ずれ込み、南町のビルは新築から1年余り空きビル状態が続く。武蔵ケ辻の旧ダイエー跡地は競売をめぐって債権者と協議中で、入居募集もはかどっていないようだ。

 金沢市香林坊1丁目の旧農林中金金沢支店跡では、リゾートトラスト(名古屋市)が13階建てホテル「トラスティ金沢」(仮称)の建設を計画している。当初は今年春の完成を目指したが、リーマン不況で開発に着手できず、建物の解体も始まっていない。担当者は「経済情勢を見極める必要があり、着工時期は未定」と説明する。

 南町のオフィスビル「アセント金沢」は昨年2月に完成したが、まだ開業すらしていない。同ビルを所有するシスコ・アセット・マネージメント(京都市)の金沢事務所は「テナントが埋まらず、現在も募集中の状況に変わりはない」としている。

 武蔵ケ辻の旧ダイエー金沢店跡地の利用計画も不透明感が強まっている。日本レイト(大阪市)は昨年11月、地上6階、地下1階の複合ビル構想を地元に説明したが、同12月に債権者から跡地の競売開始を申し立てられたという。

 日本レイトによると、現在、開発への理解を得るため、債権者と協議を進めており、担当者は「開発は止まっているが、計画は捨てていない。債権者との調整を図りながら、開発計画を粛々と進めていく」と強調する。

 しかし、15以上を予定している入居テナントも「固まっているのは3割弱」(担当者)と、昨年11月時点とさほど変わっていない。金沢市幹部は「金沢を代表する場所であり、ふさわしい商業施設を早く完成させるよう働きかけを強めたい」としている。

 広坂通り沿いにある片町1丁目の香林坊第一ビルは先月、オーナーの虎ノ門住宅販売(東京)の社長が脱税容疑で逮捕された。市の関係者は「1年ほど前には、ビルの再開発を計画し、補助金の申請もあった。内容に不十分な部分があったため再考を促し、虎ノ門住宅販売が再検討しているはずだが、今後どうなるか分からない」と困惑する。

 都市の中心部で「開発凍結」が続けば、その風評が業者間で広がり、その地の不動産市況が一段と冷え込みかねない。石川県宅地建物取引業協会の間蔵信行会長は「都市は人間の体と同じで、開発という細胞の活性化がないと活気が出ない。それが地価や、賃料のさらなる下落を招く」と懸念する。

 リーマン不況でヒト、モノ、カネの流れが滞り、新たな不動産開発に対し資金やテナントを集めにくい環境になっている。北陸新幹線の金沢開業を見越し、先行投資に動いた県外勢だが、取得した金沢市中心部の不動産を持て余し気味で、地元からは「厳しい環境だが、なるべく早く開発し、まちなかの活性化につなげてほしい」との声が出ている。

931チバQ:2010/03/07(日) 18:30:09
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瀬戸際の百貨店
(1)相次ぐ閉店「選択と集中」都市部に

閉店が決まった四条河原町阪急(手前)。隣にあるのは高島屋。京都一の繁華街でも百貨店の共存は難しくなった=京都市下京区(撮影・山崎 竜)

 「日本一」に、夢を持てない社員は多かった。

  大阪・阿倍野に2014年春、売り場面積10万平方メートルと国内最大店を出す近鉄百貨店。一大事業を前にこの3月末、全社員の2割の約700人が職場を去る。

  コスト削減を狙った希望退職に、計画人数を75%も上回る応募があった。売り場を支える30〜40歳代もおり、「これ以上増えると業務に響く」(広報部)事態となった。

  京都・河原町では今秋、待ち合わせ名所でもあった「四条河原町阪急」が35年の歴史を閉じる。

  1980年代、「ニコル」や「ビギ」などのブランドブームで若者を呼び込んだが、ブームが去ると、競合店に客足を奪われた。改装も重ねたが消費者の心をつかめず、赤字が続いた。

  昨年は西武札幌、三越池袋、そごう心斎橋本店など、都市部の一等地にある百貨店で閉店が相次いだ。今年も松坂屋名古屋駅店や東京の西武有楽町店をはじめ、すでに全国11店が閉鎖を決めている。



  地域経済の衰えを映し、都市部以上に赤字や閉店も目立つ地方百貨店。その中で中四国9店を構える岡山の「天満屋」は、黒字店が多い堅実経営で知られる。他社の撤退店を引き継ぐなどして規模を拡大。スーパーなど関連企業も多く、地元の商圏を押さえる。

  しかし創業家の6代目、伊原木隆太社長は「百貨店という業態は、もう伸びない。うちも例外ではない」と断言する。「改装など、過去の投資も重しになる。うちは以前の3分の1に投資を絞った」

  その結果、床がすり切れ、へこみ、階段の木の手すりが黒光りする店も。「古くさいといわれるが、手入れしてきれいに使うしかない」

  MBA(経営学修士)を取得し、数字に明るい。投資負担は軽くした。が、成長の妙手はない。

  「どうやって生き残るか。下りのエスカレーターを、必死に上り続けるようなつらさがある」



  高度成長期からバブル経済のピークにかけ、華やかな商品をそろえた百貨店は街の顔だった。人口30万人で1店が成り立つとされ、1991年には478店を数えた(経済産業省調べ)。

  その後の各社のリストラで、07年は271店。しかし大丸を傘下に持つJ・フロントリテイリングの奥田務会長は「今後は100万人に1店」と読む。この計算なら、必要な店は127。既存店の半分が、不要になる。

  多くの百貨店幹部は「過去の成功に甘え、消費者や街の変化に向き合わなかった」と口をそろえる。生き残りをかけ、人と資金は大都市の大型店に注ぎ込む「選択と集中」が、各社の共通認識。閉店ラッシュは、始まったばかりだ。



 百貨店の不振が、止まらない。2009年の全国の総売上高は12年連続で前年を下回り、兵庫県内は阪神・淡路大震災で各店が一時休業・閉鎖した1995年の水準にまで落ち込んだ。価格が安い専門店チェーンの台頭に加え、消費者の不満も背景にある。再生か、衰退か。瀬戸際に立つ百貨店の今を追う。

(西井由比子)

(2010/03/03)

932チバQ:2010/03/07(日) 18:30:40
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/keizai/201003setogiwa/02.shtml
瀬戸際の百貨店
(2)消費者変容新手のライバルが台頭

3日に開かれたバーニーズニューヨーク神戸店の内覧会。別注品や限定品も多く、早速買い込む人もいた=神戸市中央区京町(撮影・山崎 竜)

 「高いし、飽きた」。神戸市内の女性銀行員(33)はこの1年、百貨店に出かけなかった。

 頻繁に着るTシャツ、ジーンズはユニクロの定番で。個性を出したいものは、ブランドにこだわらず店主のセンスで選んだ品を集めた「セレクトショップ」で探す。「安く済むし満足している」

 婦人服を中心に、衣料品が売上高の3割以上を占める百貨店。売り場はかつて、最新の流行を求める人々でにぎわい、各社の成長を支えた。

 だが、消費者の行動は大きく変わった。総務省のデータでは、衣料品・靴への支出はピークの1995年から2008年までの間にほぼ半減。代わって通信費が倍増し、衣料品とほぼ同額になった。携帯電話やインターネットなど必需品が増え、高い服を買うわけにいかなくなった。



 百貨店に代わって消費者を引きつけるのが、安さとファッション性の両立を押し出すユニクロなどの専門店だ。「ザラ」や「ヘネス・アンド・マウリッツ」(H&M)、「フォーエバー21」など欧米勢も上陸した。

 いずれも、新商品を次々に投じる「ファスト(速い)ファッション」。気に入ったデザインがあればすぐ買わないと品切れになるので「節約志向でも買う気にさせる」と百貨店関係者もうなる。

 東京では、若者の街・原宿にファストファッション10店が競う。高級イメージの銀座にも3店が進出した。神戸でも三宮だけで3店あり、大丸神戸店の目の前に5日、ユニクロが新店を出す。

 あまりの勢いに、百貨店が取り込む動きも出てきた。東京の松坂屋銀座店はフォーエバー21を、神戸の大丸須磨店はユニクロを、いずれも4月に開業させる。高島屋もユニクロ誘致を表明した。狙いは賃料収入だけではない。百貨店が苦手としてきた若年層を取り込む力だ。



 大丸神戸店から徒歩数分の旧居留地に5日、米国の百貨店「バーニーズニューヨーク」が関西初の店を出す。

 セレクトショップに近いが、ターゲットは「百貨店で買い物するような人」(バーニーズジャパンの中村直樹社長)。国内外のしゃれた服や雑貨を集め、商品全般に通じた従業員が買い物をアドバイスするのが強みだ。

 売り場面積で5%程度のバーニーズを意識するかのように大丸神戸店は改装など抜本的なてこ入れ策をまとめつつある。規模も売上高も兵庫県内の百貨店一だが、最近は「30代の女性に見向きもされなくなっていた」と、大丸松坂屋百貨店の山本良一社長は顧みる。

 価格、品ぞろえ、手厚いサービス。買い物に不可欠なすべての要素で、百貨店は新手のライバルに押されている。

(西井由比子)

(2010/03/04)

933チバQ:2010/03/07(日) 18:31:24
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瀬戸際の百貨店
(3)商品の魅力独自色求め、原点回帰

そごう神戸店の「神戸シューズコレクション」。ケミカル靴にしぼった展示は百貨店では珍しい=神戸市中央区小野柄通8、そごう神戸店(撮影・峰大二郎)

 大きな花のアクセサリーがついたハイヒールや、流行の素材を取り入れたサンダル。そごう神戸店で1日、神戸・長田のケミカル靴メーカー14社が参加する「神戸シューズコレクション」が始まった。

  低価格の輸入品に対抗し、デザイン性の追求も始めたケミカル靴業界。だが百貨店に出品する企業は、まだ少ない。

  「安いし、かわいい。売れるのでは」。神戸店が昨年、シューズコレクションを開いたところ人気を集め、その後千葉店や大宮店など他店でも開催された。神戸店では2回目。売り場には500足以上が並ぶ。

  拡大路線が響いて巨額の負債を抱え、2000年に破綻(はたん)したそごう。再建に向け03年、西武百貨店と統合し東京の本社に人員を集中させたが、2年前から各店に人を戻し始めた。運営するそごう・西武は、地域別の店づくりを重視するようになった。

  三宮にあるそごう神戸店では昨秋、周辺のオフィスに勤める女性向けに、地元のワールドやジャヴァグループとスーツを独自開発した実績がある。「ここでないと買えないという商品があってこそ、固定客がつく」。担当者は力説する。



  数々のブランドが並ぶ、百貨店の売り場。販売や商品陳列はブランドの運営会社がやり、百貨店は賃料や、売上高の一部を受け取る。

  百貨店側は売れ残りを懸念せずに済む一方、販売価格は高くなり、品ぞろえは取引先任せになる。自ら商品を選び、売り場を構成する比率はせいぜい10%とされ、どの店も同じような商品が並ぶ結果となった。

  向山(むこやま)雅夫・流通科学大学教授(流通システム論)は「自ら商品を選び、仕入れて売れば、個性は生まれる」と指摘する。



  ライバルの台頭を意識して、最近は自社ブランドを増やす百貨店も増えているが、まず低価格を意識したものが目立つ。

  その中で、そごう・西武は一石を投じた。昨秋から著名デザイナーと手を組み、ファッション性も高い衣料・雑貨を次々に投入。業界内でも注目されている。

  大丸を傘下に持つJ・フロントリテイリングも、消費者の声を基に作る衣料品や生活雑貨の「カスタマーズ・ビュー」を10年ぶりに一新。ふくらはぎの太さを選べる約3万円のオーダーブーツは、4カ月で4500点・1億円のヒット商品になった。「何が求められているか丁寧に拾えば、売れることが分かった」と担当者は話す。

  魅力ある品物は、買い手を引きつける。規模の違いを問わず、商いの原点だ。

(西井由比子)

(2010/03/05)

934チバQ:2010/03/07(日) 18:31:55
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/keizai/201003setogiwa/04.shtml
瀬戸際の百貨店
(4)大阪の陣規模争い 余波兵庫に

ビル建設のクレーンが林立するJR大阪駅周辺。手前のビルに三越伊勢丹が進出し、阪急や大丸と競い合う=大阪市北区(撮影・藤家 武)

 来年春、大阪・梅田は全国一の百貨店激戦区になる。

 大阪駅の北側に、JR西日本とタッグを組んだ「JR大阪三越伊勢丹」が出店。同駅南の大丸や、近くにある阪急もビル建て替えで増床する。総売り場面積は60%増の25万平方メートルと、東京・新宿を上回る。日本の大手百貨店5グループのうち3グループが規模拡大に走る街は、ほかにない。



 2001年、JR西日本が大阪駅北側のビル建設を発表し、核店舗に三越を誘致したことが競争の口火を切った。その後、04年に阪急、05年に大丸も増床を表明した。

 「やみくもな売り場拡大は販売効率を下げるが、生き残りには不可欠」(大丸を傘下に持つJ・フロントリテイリングの奥田務会長)だからだ。

 百貨店の取引先は、各地域の最大店に売れ筋商品を優先して納める。三越が、首都圏に強い伊勢丹と統合したことも梅田の各店に衝撃を与えた。

 伊勢丹は新宿で最大の店を持つ上、商品企画などで衣料品業界にも影響力を持つ。売れ筋商品を、まず一番に押さえかねない。大丸はむろん、梅田で最大規模を誇る阪急も座視はできなかった。

 各社が進出を表明したころ、景気は緩やかな回復軌道にあった。しかし今、最悪期は脱したものの回復の兆しは乏しい。開業まであと1年。業界内では、「増収なき増床」との見方が強い。

 三越伊勢丹の運営会社の伊藤達哉開業準備室長は「関西は新しもの好きの気風がある。勝機はある」と強気を見せる。迎え撃つ百貨店の幹部は「梅田の成否は、社の浮沈にかかわる」と表情を引き締める。



 同準備室の調査では、関西は関東と違い、複数の百貨店の会員カードを持つ消費者が多かった。バーゲンや催し物などを常に比べている、ともとれる。大阪駅へは新快速なら、姫路からでも約1時間。兵庫県内の百貨店にも、梅田の競争の波が押し寄せるのは確実だ。

 県内一の売上高を誇る大丸神戸店は、改装を計画中。そごう神戸店は、顧客の自宅へ出向き商品の希望を聞く外商部門で明石、西神戸方面の新規開拓を検討している。

 姫路では、山陽百貨店が「当社ではかつてない規模の投資を考えている」(高野勝社長)一方、ヤマトヤシキは利用の少ない平日に定休日を増やすなど、競争に耐え抜く体質づくりを急ぐ。

 巨艦激突が、ただ顧客を奪い合うだけの消耗戦になるのか、切磋琢磨(せっさたくま)してもう一度、消費者を振り返らせる契機になるのか―。瀬戸際に立つ百貨店にとって、勝負の1年が始まった。

(西井由比子)
=おわり

(2010/03/06)


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