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商業・流通

932チバQ:2010/03/07(日) 18:30:40
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/keizai/201003setogiwa/02.shtml
瀬戸際の百貨店
(2)消費者変容新手のライバルが台頭

3日に開かれたバーニーズニューヨーク神戸店の内覧会。別注品や限定品も多く、早速買い込む人もいた=神戸市中央区京町(撮影・山崎 竜)

 「高いし、飽きた」。神戸市内の女性銀行員(33)はこの1年、百貨店に出かけなかった。

 頻繁に着るTシャツ、ジーンズはユニクロの定番で。個性を出したいものは、ブランドにこだわらず店主のセンスで選んだ品を集めた「セレクトショップ」で探す。「安く済むし満足している」

 婦人服を中心に、衣料品が売上高の3割以上を占める百貨店。売り場はかつて、最新の流行を求める人々でにぎわい、各社の成長を支えた。

 だが、消費者の行動は大きく変わった。総務省のデータでは、衣料品・靴への支出はピークの1995年から2008年までの間にほぼ半減。代わって通信費が倍増し、衣料品とほぼ同額になった。携帯電話やインターネットなど必需品が増え、高い服を買うわけにいかなくなった。



 百貨店に代わって消費者を引きつけるのが、安さとファッション性の両立を押し出すユニクロなどの専門店だ。「ザラ」や「ヘネス・アンド・マウリッツ」(H&M)、「フォーエバー21」など欧米勢も上陸した。

 いずれも、新商品を次々に投じる「ファスト(速い)ファッション」。気に入ったデザインがあればすぐ買わないと品切れになるので「節約志向でも買う気にさせる」と百貨店関係者もうなる。

 東京では、若者の街・原宿にファストファッション10店が競う。高級イメージの銀座にも3店が進出した。神戸でも三宮だけで3店あり、大丸神戸店の目の前に5日、ユニクロが新店を出す。

 あまりの勢いに、百貨店が取り込む動きも出てきた。東京の松坂屋銀座店はフォーエバー21を、神戸の大丸須磨店はユニクロを、いずれも4月に開業させる。高島屋もユニクロ誘致を表明した。狙いは賃料収入だけではない。百貨店が苦手としてきた若年層を取り込む力だ。



 大丸神戸店から徒歩数分の旧居留地に5日、米国の百貨店「バーニーズニューヨーク」が関西初の店を出す。

 セレクトショップに近いが、ターゲットは「百貨店で買い物するような人」(バーニーズジャパンの中村直樹社長)。国内外のしゃれた服や雑貨を集め、商品全般に通じた従業員が買い物をアドバイスするのが強みだ。

 売り場面積で5%程度のバーニーズを意識するかのように大丸神戸店は改装など抜本的なてこ入れ策をまとめつつある。規模も売上高も兵庫県内の百貨店一だが、最近は「30代の女性に見向きもされなくなっていた」と、大丸松坂屋百貨店の山本良一社長は顧みる。

 価格、品ぞろえ、手厚いサービス。買い物に不可欠なすべての要素で、百貨店は新手のライバルに押されている。

(西井由比子)

(2010/03/04)


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