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商業・流通

917チバQ:2010/03/04(木) 19:54:58
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100302/bsd1003022159034-n1.htm
【百貨争鳴】(中)王道と革新 JR三越伊勢丹と大丸梅田店 2011年梅田に競う“存在感” (1/3ページ)
2010.3.2 21:55

 大阪の百貨店業界にとって“黒船”というべき大型店が来春開業する。JR大阪駅北側の「JR大阪三越伊勢丹」だ。

 同店の立ち上げを任された伊勢丹出身の伊藤達哉開業準備室長は、平成20年5月の着任以降、年代や世帯構成の異なる大阪の消費者を対象に、延べ100回を超える聞き取り調査をこなした。

 その結果、明らかになったのが「大阪の消費者の6割は梅田で買い物をするとき阪急、阪神、大丸の3店を回って一番納得したものを買う」というデータ。首都圏では決まった店でしか買わないという根強い固定客が過半を占め、新規参入の障壁は高い。しかし、比較購買が一般的な大阪でなら「新規参入のわれわれにも勝機ががある」と手応えを感じた。

 「百貨店の王道を行こう」。伊勢丹の大西洋社長の号令の下、大阪の新店はファッションから美術画廊まで備えた総合型の店舗となる。伊勢丹が得意とするファッション分野では、伊勢丹新宿店で定評のある「メンズ館」やヤングレディス専門フロア「イセタンガール」などの人気売り場を大阪風にアレンジして設置する。「他社と同様の商品は最低限押さえた上で、伊勢丹ならではの商品で買い回り客を取り込む」(伊藤室長)戦略だ。

 同じく来春、大阪駅南側で増床開業する大丸梅田店の村田荘一店長は、今年1月の就任以降、社員向けに計6回の経営構造改革説明会を開き、「人材を有効活用する勤務シフトをとる」と、3月からの新たな勤務態勢の意義を訴えた。例えば、新制度ではこれまで販売指導だけを担当していた社員が、出店ブランドなど取引先の管理や顧客の対応も受け持つ。働き方の効率化により、売り上げに占める固定費比率を下げるローコスト運営が狙いだ。

 増床工事が佳境に入った梅田店は現在3フロアが工事で閉鎖されている。ピークの今年5月には地下2階〜地上15階の売り場のうち半分以上が営業できなくなり、年平均で売り場面積は35%減少する。

 これに応じて、退職者の不補充などにより、社員数を減らし、売り場面積が増床前から6割増となる来春以降も人員は増やさない。低コスト化による損益分岐点の引き下げは、百貨店ブランドに比べて粗利率が低いユニクロなど専門店誘致のために不可欠な措置だ。

 増床後の大丸梅田店はJR大阪駅の改良工事で店舗の3階中央部分までが吹き抜けとなり、百貨店で最も収益力の高い低層階の売り場が少ない。買い物客に足を運んでもらうため、上層階に集客力のある専門店を誘致するという。生活雑貨やホビー用品など「これまで百貨店では扱っていない専門店も導入する」(村田店長)。既存の百貨店業態からの革新が、国内最大の激戦区となる梅田での生き残りの鍵とにらむ。

 百貨店の「王道」と「革新」。相反する両社の戦略は、同質化による魅力の低下が指摘される百貨店業界で、独自の存在感を示すための取り組みといえそうだ。


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