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大中華世界的話題

4286チバQ:2012/11/18(日) 05:06:55
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121113/mcb1211130503002-n1.htm
【ミャンマー開発の息吹】(下)南部回廊の拠点 ダウェイ特区 (1/3ページ)2012.11.13 05:00
 ミャンマーが外国投資の受け皿として整備を急ぐ主な経済特区(SEZ)は、北部のチャウピュ、ヤンゴン近郊のティラワ、南部ダウェイの3カ所だ。日本企業の関心が最も高いのがティラワだが、ミャンマー政府にとってはダウェイも重要。ダウェイはミャンマーからタイ、カンボジアを抜け、ベトナムにつながる「南部経済回廊」の西の起点で、2015年の東南アジア諸国連合(ASEAN)統合を前に開発を進めたい考えのようだ。

 ミャンマー最大都市ヤンゴンから南へ直線で約360キロ。ダウェイはインド洋の東、アンダマン海沿いに南下し、飛行機で1時間ほどのところにある。新政権発足に伴い「管区」から「地域」に呼称が変わったタニンダーリ地域の首都でもある。

 この1年、ヤンゴンやネピドーから多くの役人が移り住み、地域政府の建物や公務員宿舎の建設が進む。郊外には映画館が入った大型ショッピングセンターも予定されている。

 深海港を中心にしたダウェイSEZの開発現場は、ダウェイの中心部から四輪駆動車で山の中を2時間ほど走ったところにある。山を超えたところには、英国植民地時代からリゾートとして有名なマウンマガンビーチがあり、風光明媚(めいび)な場所だ。

 ◆深海港建設手つかず

 現地には、開発主体となるダウェイ開発会社(DDC)のビジターセンターとセミナールーム、事務所のほか、社員寮やゲスト用宿舎が並ぶ。ビジターセンターには、SEZの完成予想図や、開発に伴って引っ越しを余儀なくされた地元住民への住宅の提供や就職支援などの取り組みを説明するディスプレーが陳列されていた。

 DDCの広報担当者によると、同地区からタイ国境までの道路と、そこから先のタイ側の道路が完成すれば、バンコクまで約350キロ、車なら数時間で行けるようになる。来年早々には、タイとの国境部分の道路が開通する見通しだ。

 これまで視察に訪れたのは、タイを除けば、ほとんどが日本企業関係者で、残りはシンガポール企業が来た程度という。

 ダウェイSEZの目玉である深海港の建設や工場用地の整備は、まだ手つかずの状態。進んでいるのは、海岸からまっすぐにタイに向かう道路建設で、海岸の起点から1キロごとに表示が立てられている。

 ダウェイSEZ全体の開発予定面積は約205平方キロメートル。ティラワSEZの約10倍もの広さだが、当時の軍政が開発をタイのゼネコン、イタルタイ1社に丸投げしたため、資金難から工事が停滞していた。

 さらに、深海港の建設や火力発電所の設置などが環境破壊につながるとして、周辺の少数民族も巻き込んで反対運動が続いていた。それでも新政権で少数民族との和解交渉が順調に進み、火力発電所建設を中止するなど地元の意見を聞き入れる姿勢を示したことで、ようやく工事が進み出した。

 ◆日本の支援を期待

 実務にあたるダウェイSEZ管理委員会(仮称)のティン・マウン・スエ委員長は今後の段取りについて、「ミャンマー、タイ両政府の委員会が資金問題を含めて協議を始めた。両国政府が合意すれば、タイ政府やタイの銀行からの融資も実行される。それから、アジア開発銀行(ADB)や日本に協力支援を要請する。ダウェイは日本にとっても重要なところ。ぜひ支援を期待している」と話した。

 ただ、ダウェイ開発に限らず、ミャンマー側はとかく「人頼み」の姿勢が目立つ。新政権発足から1年半が経ち、各国の支援が本格化するのを前に、ミャンマー政府、そしてミャンマー国民自身が、何ができ、何をすべきかを真剣に考えるときが来ているのではないか。(ヤンゴン 宮野弘之)

4287チバQ:2012/11/18(日) 22:33:13
http://mainichi.jp/select/news/20121119k0000m030067000c.html
韓国大統領選:野党候補一本化に向け駆け引き激化
毎日新聞 2012年11月18日 20時18分(最終更新 11月18日 22時22分)
 【ソウル西脇真一】韓国大統領選(12月19日)の投票まで1カ月に迫るなか、最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)と無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補(50)による野党候補一本化に向けた駆け引きが激しさを増している。18日、安氏による「党の刷新」の要望を受け入れる形で民主統合党の李海瓉(イ・ヘチャン)代表が自身を含む指導部の総退陣を発表。これを受け、両候補による会談が急きょ設定され、中断していた一本化協議を19日に再開することで一致した。

 両陣営によると、会談では協議再開のほか、既得権と特権の打破や国会議員定数の調整などを掲げた「新しい政治共同宣言」に合意。政権交代に向けた協力も再確認した。

 これに先立ち、国会で会見した民主統合党の李代表は「われわれの存在が候補者一本化を拒否したり遅延させたりする口実となってはならない」と総退陣の理由を説明した。文候補は早期一本化に向け「世論調査方式であれ世論調査プラスアルファであれ、一本化の方法は安候補側に任せたい」と述べた。

 両候補は6日に会談し、一本化に合意。決定方法などを決める協議も始まった。しかし、安陣営は民主統合党や文陣営が「安氏譲歩論」を盛んに流しているとして問題視。14日に「譲歩論を盛んに流し、安候補の支持率を下げるよう世論工作をしている」(安陣営)として、協議の中断を表明した。

 さらに、安氏自身は「古い思考と行動様式を断ち切り認識の大転換を」と文候補に要求。民主統合党の体制刷新などを意味すると受け止められている。

 民主統合党は昨秋のソウル市長選で候補を擁立できず、存亡の機にあると言え、今回は「200万党員に対する責任があり譲歩はありえない」(文陣営幹部)と必死。総退陣を発表した李代表は「これ以上、文候補の苦悩を見ていることはできない」と語った。

 一方で、李代表は「個人の権力欲と有利不利を計算し一本化の時期を引っ張ったり決裂させれば国民が許さぬ」と安陣営をけん制。さらに「わが党を旧態政党と指さし、民主化運動で頑張ってきた者を切り捨て対象とすることは金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)」両元大統領に対する冒とくだ」と非難した。

 主導権争いは続くとみられ、安陣営の関係者は「今後、文陣営が攻勢をかけてくるだろう。また、民主統合党内では安氏に対する反発も強まる可能性が高い」と警戒している。

 これらの動きに対し、朴槿恵(パク・クネ)候補(60)を擁する与党セヌリ党報道官は「民主統合党指導部は安候補にささげられたいけにえだ」などと皮肉った。

4288チバQ:2012/11/18(日) 23:11:36
http://www.cnn.co.jp/world/35024452.html
1年間で激変したミャンマー 改革は続くか
2012.11.18 Sun posted at 17:15 JST

(CNN) オバマ米大統領は19日に現職の米大統領としては初めてミャンマーを訪問する予定だが、これは、ミャンマーの民主化への努力に対する最大級の支持表明となるだろう。

2011年12月のクリントン米国務長官による歴史的なミャンマー訪問以降の1年間で、同国は大きく変化した。クリントン長官の訪問に伴い、他の報道機関とともにCNNも久しぶりに入国を認められたが、半世紀もの間、詳しい取材や報道を拒絶してきた国にとっては大きな変化だった。

オバマ大統領のミャンマー訪問は、西部ラカイン州でイスラム教徒のロヒンギャ族と仏教徒との衝突が続く中でのこととなりそうだ。国連によると、この数週間で少なくとも80人が殺害され11万人が避難を余儀なくされている。

一方で、テインセイン政権の正統性を高めることにつながる今回の訪問がオバマ大統領にとって適切なタイミングなのか疑問視する声も一部で上がっている。

しかし、過去1年半の間にミャンマーで大きな変化が起きていることに間違いはない。

軍がいまだに大きな支配力を持ってはいるが、見かけ上では民主的な政権が樹立された。何百人もの政治犯が釈放されたほか、政府と一部の民族グループとの間では停戦協定も締結され、政治・経済改革も順調である。

過去1年間の取材で見られたもう1つの明確な変化は、ミャンマーの人々の取材に対する態度だ。昨年の取材時には、報復を恐れてカメラの前で話してくれる人はごくまれで、時にはカメラなしでも話を拒まれた。何十年にもわたる軍事政権支配により言論の自由はなかった。

しかしそれからわずか4カ月後、拘束・軟禁を解かれたアウンサンスーチー氏が率いる最大野党・国民民主連盟(NLD)がほとんど全議席を獲得した今年4月の連邦議会補欠選挙では、人々からは警戒感は消え失せていた。何千人もの熱狂的なスーチー氏支持者たちは、この20年間の大部分、自宅軟禁下にあった同氏のポスターを掲げて制約なしに喜びを爆発させていた。ほんの2、3年前には、このような行動は逮捕や投獄につながっていたのだ。

最大都市ヤンゴンの出身である男性はこの選挙について、「ミャンマーの人々は刑務所の中で生活していたが、アウンサンスーチー氏は刑務所の扉をあける鍵を持っていた」と簡潔に説明してくれた。

我々取材陣は街中で歓迎を受け、感謝された。ミャンマーの人々はまるで、今回の変革を記録に残すことが、変革が二度と覆ることがないことを意味していると感じているかのようだった。

しかし、これまで話をした多くの人々の中でも、物質面で生活が改善したと語る人はいなかった。彼らは、より大きな希望を持ち、民主化は可能だと今では信じてはいるが、生きていくためには苦闘を続けている。

ミャンマーの人々にとって日々の暮らしは過酷である。50年前にはアジアで最も豊かな国の1つであったこの国は、いまでは最も貧しい国の1つとなっている。政府は、組織の維持や、貪欲な海外投資家が国内の資源などを略奪するのを防止するための法律改定に取り組んでいる。

ラカイン州での民族対立は、異民族間の和解を模索するテインセイン政権の努力を試すものとなっている。

ミャンマーでの幾つかの変化が迅速なものであったことや、テインセイン大統領の働きが国際社会からの称賛に値するものであることには疑いはない。しかし、国の全てのレベルにわたる改革は未完成であり、報道関係者の中ではその失敗を懸念する声もある。

4289とはずがたり:2012/11/19(月) 00:49:22

習近平氏の元勤務地で暴動1万人、警官隊と衝突
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20121118-567-OYT1T00598.html
2012年11月18日(日)19:01

 【広州=吉田健一】中国福建省寧徳市福安で17日夜、公安当局に不満を持つ多数の住民が、交通事故をきっかけに警察車両を破壊するなど暴徒化した。

 香港の人権団体・中国人権民主化運動ニュースセンターによれば暴動に加わった住民は約1万人で、警官隊との衝突で少なくとも20人が負傷し、100人以上が拘束されたという。

 同市は、15日に就任した 習近平(シージンピン)共産党総書記が1988〜90年に党委員会書記を務め、腐敗摘発に力を入れたとされる場所。党宣伝部門は中国版ツイッター「微博」から関連の書き込みを削除するなど情報統制に躍起となっている。

 福安公安当局は、無免許の運転手が起こした交通事故をきっかけに、「少数が警察車両を破壊した」としている。しかし同センターは、公安当局が約5万元(約63万円)でナンバープレートを不正に売っており、住民は事故を起こした車が不正プレートを付けていたと疑い暴徒化したと伝えた。

4290とはずがたり:2012/11/19(月) 17:41:30

ごみ箱内で5男児死亡 中国、CO中毒か
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20121119-1049039.html

 19日付の中国各紙によると、中国貴州省畢節市で16日、大型のごみ箱の中で男児5人が死亡しているのが見つかった。地元当局の調べで、5人はいずれも一酸化炭素(CO)中毒と判明。ごみ箱の内に木炭を燃やした跡があることから、地元当局は、暖を取っていて死亡した可能性が高いとみている。

 貴州省は中国で最も貧しい省の一つ。5人の詳しい身元は不明だが、経済的な理由から両親に捨てられるなどした子どもとみられる。現場付近に地元政府の事務所があり、ネット上では男児らを救えなかった当局への批判の声も上がっている。(共同)

 [2012年11月19日11時46分]

4291チバQ:2012/11/19(月) 23:26:15
>>4138の報道通り
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121119/chn12111918590004-n1.htm
人事部門トップに趙楽際氏 中国共産党
2012.11.19 18:57

 中国共産党は、党幹部らの人事を管轄する党中央組織部長に趙楽際陝西省党委員会書記を充てる人事を決めた。国営新華社通信が19日伝えた。

 前任の李源潮氏は来年春に国家副主席に就任するとの観測が出ている。

 趙氏は先の第18回党大会を経て指導部を構成する政治局員(25人)に昇格したほか、書記局書記にも選出されており、習近平党総書記の下で幹部の人事評定や異動などの党務を取り仕切る。

 香港紙は、趙氏が胡錦濤国家主席、習氏の双方の支持勢力から受け入れられる人物で、中央組織部長に最適とされたと伝えている。(共同)

4292チバQ:2012/11/19(月) 23:27:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00001370-yom-int
オバマ氏、ビルマと呼ばず…隣の大統領に配慮?
読売新聞 11月19日(月)22時28分配信

 【ヤンゴン=白川義和】オバマ米大統領は19日、ヤンゴンでミャンマーのテイン・セイン大統領と会談した後で記者団と語る中で、「ミャンマーでの改革」とはっきり述べ、旧国名の「ビルマ」を使わなかった。

 ミャンマーは軍事クーデター後の1989年に国名を変更したが、米政府は、クーデターへの抗議の意味から新国名を認めてこなかった。民主政党・国民民主連盟(NLD)を率いるアウン・サン・スー・チー氏もミャンマーとは言わず、「ビルマ」を使っている。

 オバマ大統領が「ミャンマー」を使ったのは極めて異例だが、この発言についてベン・ローズ大統領副補佐官は、テイン・セイン大統領が隣にいたことに配慮したもので、「ビルマ」を使う米政府の立場に変化はないと説明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00000105-mai-int
<オバマ大統領>協調主義の成果示す…ミャンマー訪問
毎日新聞 11月19日(月)21時42分配信

 【ヤンゴン白戸圭一】再選を果たしたオバマ大統領にとって、ミャンマーとの関係改善は、政権1期目の発足時に掲げた「敵」とも対話する国際協調主義の格好の「成功例」だ。大統領は今回の訪問で外交方針の正当性を印象付ける一方、経済・軍事分野で覇権を拡大する中国をにらみ、米国が「民主化支援」を通じて国際秩序形成の主導権を握り続ける決意を明示した。

 「米国は市民の権利と国際法を順守するならば、どの国とも友人になる」。オバマ大統領は19日、ヤンゴン大学での演説で、米国がミャンマーの民主化支援に関与し続ける決意を強調した。

 大統領の訪問を巡っては、改革が不十分な現時点では「時期尚早」との懸念があった。外交関係者によると、訪問に当初反対したのは、最大野党・国民民主連盟(NLD)党首のアウンサンスーチー氏。オバマ政権は経済制裁をほぼ全て解除しており、大統領訪問で友好関係が強化されれば、ミャンマー政府に一層の改革を迫る「カード」が失われる可能性があるからだ。

 スーチー氏は先月、米側に「反対」の考えを伝達。在米ミャンマー人の民主化運動組織「ビルマのための米国キャンペーン」のアウンディン代表は今月7日、大統領に訪問を見合わせるよう書簡を送ったが、オバマ政権はスーチー氏を説得して訪問に突き進んだ。

 その代わり、大統領のミャンマー滞在時間はわずか約6時間。民主化勢力が「軍政の象徴」として嫌う首都ネピドーは訪問せず、ミャンマー首脳とは食事せずに米大使館で米政府関係者と昼食をとるなどして、友好関係の演出を控えた。訪問先のタイで18日会見したオバマ大統領は民主化について「お墨付きを与えたわけではない」とミャンマー政府に一層の改革を求めた。

 オバマ政権が訪問にこだわった背景にはインド洋と中国に挟まれ地政学的要衝に位置するミャンマーへの影響力を確保し、民主化支援で「米国と中国の違い」を国際社会にアピールする狙いがある。

 オバマ政権のアジア重視戦略について、ドニロン米大統領補佐官は「単なる米軍の配置の問題ではなく、人々の自由と尊厳を支持することを含む政治経済的な関与だ」と解説する。一党独裁の中国は経済・軍事面で大国になったが、民主化支援はできない。ミャンマー訪問を通じて中国の最大の弱点を突き、民主主義を共有する米主導の秩序の優位を世界に示そうと狙った。

 同国への投資促進を米経済回復につなげようとの打算も見え隠れする。経済制裁解除で米飲料メーカーのコカ・コーラは9月、ミャンマーでの販売を開始。米クレジットカード会社なども事業展開に向け作業中で、米財界を挙げて進出の遅れを回復しようとしている。

4293チバQ:2012/11/19(月) 23:28:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00000103-mai-int
<オバマ大統領>民主化へ「手差し伸べる」ミャンマーで演説
毎日新聞 11月19日(月)21時38分配信

 【ヤンゴン白戸圭一】オバマ米大統領は19日、現職の米大統領として初めて訪問したミャンマーで、テインセイン大統領と最大野党・国民民主連盟(NLD)党首、アウンサンスーチー氏と会談。ヤンゴン大学で演説した。大統領は「世界に平和、繁栄、正義、自由をもたらす国であれば、米国はいかなる国にも手を差し伸べる」と述べ、抑圧的な政治体制を続ける世界の国々に対し、ミャンマー政府が選択した民主化の道に続くよう訴えた。

 大統領はミャンマーの改革を「世界の模範」と称賛。「このラングーン(ヤンゴン)からアジア全域に向けて発信したい」と前置きし、北朝鮮の金正恩第1書記に対して「選択肢を申し出たい。核兵器を放棄し、平和と前進の道を選択すれば米国は手を差し伸べる」と改革へ向けた決断を迫った。

 また、「中国の平和的な台頭を歓迎する」とも語り、共産党の一党独裁下で対外強硬姿勢を強める中国をけん制した。

 さらに、大統領は「米国は(アフガニスタンやイラクの)戦争を終結させた。これからは、平和と繁栄を築くため、(アジア)地域に我々は焦点をあてる」と話し、改めてアジア重視の姿勢を強調した。

 大統領はミャンマー訪問に踏み切った理由について「私は政権発足時に、恐怖で国民を支配する国々の政府に向けて『拳を緩めるのなら米国は手を差し伸べる』と約束した。今日、その約束を果たすためにここへ来た」と説明。テインセイン大統領主導の民主化へ向けた改革が、米・ミャンマー関係の改善をもたらしたとの認識を示した。

 その上で、第二次大戦中の米大統領だったフランクリン・ルーズベルトが1941年の一般教書演説で掲げた「言論の自由、信仰の自由、欠乏からの自由、恐怖からの自由」の「四つの自由」を紹介し、「(四つの自由に向けた)旅は始まったばかりだ」とミャンマー政府・国民に改革の継続を求めた。「国民間の和解なしには、いかなる改革も成功しない」とも述べ、少数民族との間の紛争終結をミャンマー政府に求めた。

 ヤンゴン大学講堂で行われた演説には、スーチー氏をはじめ、ミャンマーの政・財・宗教界などの要人約1500人が招待された。

4294チバQ:2012/11/19(月) 23:28:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121119/amr12111919160002-n1.htm
オバマ氏ミャンマー初訪問 対中切り崩しへ「一歩」 時期尚早との批判も
2012.11.19 19:15 (1/2ページ)

19日、ミャンマーのヤンゴンで、記者会見後にアウン・サン・スー・チー氏(左)の肩を抱きながら手を振るオバマ米大統領(AP)
 【ヤンゴン(ミャンマー南部)=佐々木類】オバマ米大統領による初のミャンマー訪問は、民主化支援をテコに東南アジア域内の中国寄り国家の一角を切り崩す一歩となった。米政府はミャンマーとの軍事協力も進める考えだが、政治犯の完全釈放に至っていないことなどを理由に、米国内では急な関係改善への批判もつきまとっている。

 「人間の(精神の)自由は否定できない」。

 オバマ大統領は、最大野党・国民民主連盟(NLD)のアウン・サン・スー・チー氏との会談後、記者会見でこう述べ、ミャンマー政府による一層の民主化努力に期待感を示した。

 オバマ大統領が、基本的人権や言論の自由といった普遍的な価値観の共有を迫り、民主化支援にテコ入れするのは、域内で軍事的・経済的に影響力を増す中国から、地政学上の要衝にあるミャンマーの切り離しを図る側面がある。

 その意味では、大統領の初訪問を実現し、民主化支援を確約できたことは「米ミャンマー関係を進展させる一歩」(オバマ氏)だけでなく、米国のより強い影響下に置く道筋をつける成果を挙げたといえる。

 中国にとって国境を接するミャンマーは、マラッカ海峡を通らず陸路でインド洋に抜けることができる位置にある。米エネルギー情報局によると、中国は原油の純輸入国に転じた1990年代から、中東からの原油輸入をマラッカ海峡を通らず、インド洋からミャンマーの内陸部を迂(う)回(かい)するルートの開拓を進めてきた。

 中国が、政治犯の釈放や民主化を求めて経済制裁を続ける欧米各国と一線を画し、港湾などインフラ整備を通じてミャンマーの軍事政権との関係を強化してきたのもそのためだ。

 これに対し、米政府高官は、経済だけでなく軍事面でもミャンマーとの関係の強化を明言。米国はタイと合同で毎年、アジア最大規模の多国間合同軍事演習「コブラゴールド」を実施しているが、来年からミャンマーをオブザーバー参加させる方向だ。

 ただ、オバマ大統領自身が「民主化は緒についたばかりで道のりは長い」という通り、ミャンマーがどこまで本気で民主化を進めるかは見極めが必要。北朝鮮との軍事協力断絶を表明しているが、これも「注視していく」(米政府高官)立場は不変だ。在米の亡命ミャンマー人や米議会には関係改善の拙速を危ぶむ声もくすぶっており、民主化支援のあり方も課題となっている。

4295チバQ:2012/11/19(月) 23:34:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00000073-reut-int
韓国大統領選で野党系候補の一本化が難航、登録期限まで1週間
ロイター 11月19日(月)18時23分配信

[ソウル 19日 ロイター] 12月19日の韓国大統領選をめぐり、候補登録期限まで1週間となるなか、最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補と、無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補による野党系候補の一本化協議が難航している。

与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補に対抗するため、文、安両氏は候補の一本化を目指して交渉を重ねているが、内紛や情報のリークが起き、両氏ともに出馬を取り消す様子はみられない。

文氏は19日、「もし自分の判断で出馬を断念すれば、(自身の党に対する)信頼を裏切ることと同じになってしまう」と述べた。

一方、安氏は同日、記者団に対し、「もしもわれわれが2陣営の支持者からサポートを得られれば、朴候補を破る可能性が非常に高いと思う。だが、そうならなければ、非常に厳しい選挙戦となるだろう」と述べた。

世論調査によると、文氏か安氏に絞れば、朴氏に勝利する可能性があるものの、候補の一本化ができなければ、朴氏が勝利する可能性が高い。

シンクタンク、イースト・アジア・インスティテュートが実施した世論調査によると、どちらに候補者を一本化するべきかとの問いに対し、文氏が安氏を15.3%ポイントリードしている。

4296チバQ:2012/11/19(月) 23:36:08
http://mainichi.jp/select/news/20121119ddm007030060000c.html
2012韓国大統領選:最大野党「指導部を総退陣」 候補一本化、安氏と駆け引き
毎日新聞 2012年11月19日 東京朝刊

 【ソウル西脇真一】韓国大統領選(12月19日)の投票まで1カ月に迫るなか、最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)と無所属の安哲秀(アンチョルス)候補(50)による野党候補一本化に向けた駆け引きが激しさを増している。18日、安氏による「党の刷新」の要望を受け入れる形で民主統合党の李海〓(イヘチャン)代表が自身を含む指導部の総退陣を発表。これを受け、両候補による会談が急きょ設定され、中断していた一本化協議を19日に再開することで一致した。

 両陣営によると、会談では協議再開のほか、既得権と特権の打破や国会議員定数の調整などを掲げた「新しい政治共同宣言」に合意。政権交代に向けた協力も再確認した。

 これに先立ち、国会で会見した民主統合党の李代表は「われわれの存在が候補者一本化を拒否したり遅延させたりする口実となってはならない」と総退陣の理由を説明した。文候補は早期一本化に向け「世論調査方式であれ世論調査プラスアルファであれ、一本化の方法は安候補側に任せたい」と述べた。

 両候補は6日に会談し、一本化に合意。決定方法などを決める協議も始まった。しかし、安陣営は民主統合党や文陣営が「安氏譲歩論」を盛んに流していると問題視。14日に「譲歩論を盛んに流し、安候補の支持率を下げるよう世論工作をしている」(安陣営)として、協議の中断を表明した。

 さらに、安氏自身は「古い思考と行動様式を断ち切り認識の大転換を」と文候補に要求。民主統合党の体制刷新などを意味すると受け止められている。

 民主統合党は昨秋のソウル市長選で候補を擁立できず、存亡の機にあると言え、今回は「200万党員に対する責任があり譲歩はありえない」(文陣営幹部)と必死。総退陣を発表した李代表は「これ以上、文候補の苦悩を見ていることはできない」と語った。

 一方で、李代表は「個人の権力欲と有利不利を計算し一本化の時期を引っ張ったり決裂させれば国民が許さぬ」と安陣営をけん制。さらに「わが党を旧態政党と指さし、民主化運動で頑張ってきた者を切り捨て対象とすることは金大中(キムデジュン)、盧武鉉(ノムヒョン)両元大統領に対する冒とくだ」と非難した。

 主導権争いは続くとみられ、安陣営の関係者は「今後、文陣営が攻勢をかけてくるだろう。また、民主統合党内では安氏に対する反発も強まる可能性が高い」と警戒している。

 これらの動きに対し、朴槿恵(パククネ)候補(60)を擁する与党セヌリ党報道官は「民主統合党指導部は安候補にささげられたいけにえだ」などと皮肉った。

4297チバQ:2012/11/20(火) 21:04:24
>>4212>>4232など事前報道通り

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121120/chn12112019320012-n1.htm
重慶市トップに中間派の孫氏、「ポスト習」有力候補
2012.11.20 19:31

孫政才氏
 【北京=矢板明夫】中国共産党は20日、前吉林省党委書記の孫政才氏を重慶市党委書記に充てる人事を発表した。中央政府で農業相も務めた孫氏は、党内の各派閥とも良好な関係にある実務派として知られる。今年3月に失脚した薄煕来・元党委書記の影響力がいまだに強い重慶市に、中間派の孫氏を送り込むことで、地元と中央の対立をうまく収め、円滑に事態を収拾したい習近平新指導部の思惑があるとみられる。

 共産党筋によると、重慶市トップ人事をめぐっては、今年8月にいったん胡錦濤国家主席の側近である胡春華・内モンゴル自治区党委書記の就任が内定した。しかし、「薄氏を失脚させた胡氏に近い人物では地元勢力との関係構築は難しい」との指摘が党内からあり、孫氏に差し替えられたという。

 孫氏は15日に閉幕した党中央委員会総会で政治局員に選出されたばかりの若手のホープ。10年後の党大会での“ポスト習近平”の有力候補者の一人に数えられている。重慶で実績を挙げられるかどうかは、次の党大会での最高指導部入りに向けての大きな試練となる。

 重慶には薄氏の失脚後、党指導部の政治局メンバーでもある張徳江・副首相が後任として送り込まれ、経済の立て直しや薄氏周辺の幹部粛清などを進めた。一定の効果は上げたが、一部地域でデモが続くなど混乱もある。党中央委員会総会で政治局常務委員に昇格した張氏は、来年3月に開かれる全国人民代表大会の常務委員長に就任する。

 重慶以外の省や直轄市の人事も固まりつつある。国営新華社通信が20日伝えたところでは、上海市書記に現市長の韓正氏を昇格させる人事が決定。また、党関係者によると、孫氏のライバルとされる胡春華氏は広東省党委書記に就き、天津市のトップには、福建省の女性書記、孫春蘭氏の就任が決まっているという。

4298チバQ:2012/11/20(火) 21:06:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121120/kor12112007480001-n1.htm
韓国大統領家族への捜査 “消化不良”のまま終結
2012.11.20 07:47 (1/2ページ)[韓国]

10月、事情聴取のため出頭する韓国の李明博大統領の長男、李始炯氏(中央)=ソウル(共同)

韓国紙嘆く「この恥ずかしい伝統がいつまで続くか」


 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の私邸用地をめぐる不正購入疑惑の捜査が14日、終結した。大統領の長男に捜査が及び、大統領府へ初めて家宅捜索が入る寸前までいったが、長男らは不起訴となった。政権末期に繰り返される大統領家族とカネをめぐる問題。大統領への疑惑は解明されないまま捜査が幕引きしただけに韓国世論には“消化不良”の不満がくすぶっている。

 李大統領の長男(34)の用地購入費用の一部を公金で肩代わりしたとして背任罪で大統領府の元警護所長ら3人が在宅起訴された捜査結果に、韓国の有力紙、東亜日報(電子版、15日)は社説で「他人のために背任を犯した人が起訴され、利益を得た人は起訴されないことは一般常識に照らしても公平ではない」と不満を表明した。

 昨年5月、李大統領が私邸用に長男名義で土地を購入した際、政府が費用の一部を肩代わりした疑惑が浮上。検察が捜査したが、今年6月、関係者全員を不起訴にした。これに世論や野党が反発。政府高官が対象となる事件で検察による公正な捜査が困難とされる場合、弁護士を特別検察官に任命して捜査できる法律が成立し、再捜査が行わた。土地購入疑惑で強制起訴された「国民の生活が第一」の小沢一郎代表と似たケースだ。

 大統領は在職中、刑事訴追を受けない特権があり、「公訴権なし」とされた。夫人が費用の大半を「息子のために出した」と答え、長男への贈与税の脱税疑惑は残ったが、それ以上の追及は行われなかった。母子の甘えから倫理を逸脱した資金贈与が行われた鳩山由紀夫元首相を彷彿(ほうふつ)させる。

 大統領家族とカネの問題は李大統領に始まったわけではなく、盧武鉉(ノムヒョン)前大統領は家族らの不正資金授受を追及され、自殺した。朝鮮日報(同、14日)は「韓国大統領家族の倫理意識はいつごろ変わるのか」と題する社説を掲げ「この恥ずかしい伝統がいつまで続くか」と嘆いた。

 今回捜査が“消化不良”で終わったのは、李大統領が「国政運営に影響する」と捜査の延長を認めなかったことにある。中央日報(同、13日)は社説で「疑惑を自ら隠す格好になった点で納得しがたい決定だ」と批判。「捜査は疑惑を徹底的に究明すべきだとの国民的要求から始まった。国民の意思に逆らって保護しなければならない国益とは何か」とし「大統領は自ら国民の前で立場を表明する必要がある」と強調した。

4299チバQ:2012/11/20(火) 22:01:51
http://mainichi.jp/select/news/20121120mog00m030002000c.html
2012韓国大統領選:あと1カ月 安氏、対日改善に意欲 文氏と一本化協議再開
2012年11月20日

 【ソウル西脇真一】来月19日投開票の韓国大統領選に出馬する無所属の安哲秀(アンチョルス)候補(50)が19日、ソウルの外信記者クラブで会見し、「日本の政治指導者と真剣な対話を行う」と強調。日韓両国首脳によるシャトル外交の定例化などを提案し、両国関係の改善に取り組む意欲を示した。また、安陣営はこの日、中断していた最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)との候補者一本化協議も再開。両氏によるテレビ討論会の開催を決定するなど、1カ月後に迫った選挙戦に向け動きを加速させている。

 会見で安氏は、竹島(韓国名・独島)は韓国固有の領土との立場を明確にしたうえで、両国間で「摩擦」が生じた時に有効な対話ルートの構築などを訴えた。また、90年代初め、九州大で短期間学んだ経験についても触れ、「3候補の中で日本を一番よく理解している」と述べた。

 候補者一本化については「新たな政治の姿を見せること」ができれば、「(世論調査で支持率トップの)セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補に勝つ可能性は非常に高い」と自信を示した。

 一本化に向けた協議は安陣営が文陣営に「安氏降ろしの世論工作が行われている」と訴え一方的に中断した。この日は5日ぶりの再開で、25〜26日の候補者登録前に決着をつけようと模索している。民間世論調査機関リアルメーターが19日発表した支持率は朴氏43・3%、文氏25・9%で安氏が24・2%。

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4301チバQ:2012/11/21(水) 22:54:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121116/chn12111614140004-n1.htm
【習近平研究】
胡氏と決別「薄煕来の亡霊が現れた」
2012.11.16 14:08 (1/3ページ)

中国共産党の第18期中央委員会第1回総会を終え、記者会見場に入る総書記に選出された習近平氏(左)と政治局常務委員の李克強氏=15日、北京の人民大会堂(共同)
 中国内外のメディア関係者約500人が、北京市中心部の人民大会堂1階の記者会見場を埋め尽くしていた。予定時間を約1時間過ぎた正午ごろ、閉会したばかりの共産党中央委員会総会で選出された7人の政治局常務委員が、党内の序列順に連なって登場した。

 先頭を歩くのは、13億人超の国民を率いる最高指導者のポストに上りつめた習近平総書記だ。濃紺のスーツに赤のネクタイ姿。笑みをたたえながら会場の中央に立ち、指導部メンバーを1人ずつ紹介し始めた。

 共産党の政治局常務委員の任期は5年だが、全員がそろって国内外メディアと会見に臨むのは選出直後のこの1回しかない。会見といっても、総書記が一方的に話をするだけで、質問は受け付けない。

 前総書記の胡錦濤国家主席と同様、習氏もそれほど演説はうまくない。ただ、約5分間の決意表明は、胡主席ら過去の指導者の就任スピーチとは明らかに違っていた。

 「私たちの民族は偉大な民族だ」。こう切り出した習氏は、貧しく弱い中国が共産党政権の正しい指導によって富強かつ繁栄国家になったと強調。近年、“死語”になりつつある毛沢東時代の流行語「為人民服務(人民に奉仕する)」を2度繰り返した。

 そして、次に習氏の口から発せられたのは「共同富裕の道を歩み続ける」という言葉だった。「先に豊かになれる地域と人々から豊かになろう」という●(=登におおざと)小平氏が唱える「先富論」に否定的なニュアンスをもつ「共同富裕」は実は、今春、失脚した薄煕来・前重慶市党委書記が最も好んで使っていた政治スローガンだった。

 習氏は薄氏と同じく太子党(高級幹部子弟)グループに属している。ただ、2人は少年時代からのライバルで、個人的な関係は決して良くないと複数の関係者が証言しているが、支持基盤と人脈の多くは重なっている。経歴も似ているため政治的スタンスも近い。

 その一方で、習氏は結局、胡政権の政策理念である「科学的発展観」や「和諧(調和)社会」には触れなかった。政権を引き継いだ直後の指導者が、いきなり前任者を無視するような演説をすることは珍しい。

 この日のスピーチは、「胡錦濤政権への決別宣言」にも聞こえる。北京の改革派知識人はこう感想を漏らした。

 「習近平氏の保守派としての本性が、ついに見えてきた。薄煕来の亡霊が現れた−」。

     ◇

 4歳違いの習近平氏と薄煕来氏は、これまでほとんど同じような人生を歩んできた。共産革命を戦った軍指導者を父親に持ち、新中国の政府高官の家庭で育った。

 “共同富裕”とは、2人の父親が共産革命に参加したときに実現しようとした理想である。「父親が命を懸けて作った共産党政権を守らなければならない」。2人に共通する思いだ。

 2人の裕福な生活は長く続かなかった。少年時代にいずれの父親も権力闘争に敗れて失脚し、習氏は15歳から約7年間、農村部に下放され、薄氏は投獄された経験を持つ。その後、父親の名誉が回復されたため、2人は社会に出てから官僚として出世を果たすことができた。文化大革命という共産党独裁政権の被害を受けたものの、今では最大の既得権益者となっている。

 失脚した薄氏には2千万元(約2億4千万円)の汚職疑惑が明らかになりつつあるが、習氏の親族による巨額な不正蓄財も欧米メディアに報じられている。薄氏は子息を米ハーバード大学に留学させており、その授業料は薄氏の収入を超えたものだと指摘された。習氏の一人娘も現在同じ大学に留学している。

 薄氏が更迭される直前、温家宝首相は「文革の歴史的悲劇を繰り返してはならない」と薄氏の保守的政治路線に警鐘を鳴らした。結局、薄氏は党籍を剥奪され政治的に抹殺された。

 にもかかわらず、温首相の懸念をも無視するように保守色を前面に打ち出す就任演説を行ったのが、他ならぬ文革の悲劇を味わった習氏だったのは皮肉というほかない。

 新体制のもと政治改革の進展を期待する国内外の民主活動家らは発足早々、“薄煕来の亡霊”に遭遇し失望を禁じ得なかっただろう。

     ◇

 15日に中国の最高指導者である共産党総書記に就任した習近平氏については謎が多い。彼の性格や家族、政治的スタンス、内政・外交政策などを報告する。(北京 矢板明夫)

4302チバQ:2012/11/21(水) 22:54:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121117/chn12111708050001-n1.htm
【習近平研究】
(2)共産党の恐ろしさを知る男
2012.11.17 08:04 (1/3ページ)[中国]
 中国共産党の習近平新総書記(59)が15日の就任演説で繰り返し口にした言葉、それは共産党の偉大性についてだった。

 「共産党は創設以降、人民を結集し、貧しく立ち遅れた中国を、繁栄した富強国家に変えた」

 「世界がうらやむ成果を共産党が挙げたことを誇りに思う」

 党のトップだから、党の偉大さを強調するのは当然かもしれない。だが、習家をよく知る人は、こう明かすのだ。

 「習近平ほど、共産党の恐ろしさを骨の髄まで知っている人間はいない−」

 きっかけは、副首相まで務めた父親の習仲勲氏(1913〜2002年)が1960年代に党内の権力闘争に敗れ、投獄されたことだった。

 文化大革命当時、多くの知識青年たちは農村に下放され、肉体労働に従事させられた。習氏も69年1月、陝西省の寒村、延川県梁家河に送られている。

 下放青年の数は1700万人にのぼったが、そのほとんどは18歳以上。15歳だった習氏が下放されたのは異例中の異例といえた。父親の失脚が関係していたことは想像に難くない。


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 梁家河村は、40年代の国共内戦時、共産党が本拠地を置いた陝西省延安から北東へ約70キロ離れた山あいにある。習氏は、15歳から22歳までの約7年間をそこで過ごした。

 習氏は、村民が「暗くてボロボロだった」と述懐する窯洞(ヤオトン)=山を掘って作る横穴式住居=で寝起きし、農民と同じように重労働に明け暮れた。

 当時を知る50代の村民によると、習氏は「農作業のない雨の日など、よく窯洞に若者を集めて三国志の故事を聞かせてくれた」。そのうち、「温厚な人柄で、人の話をよく聞く」と評判になり、特に老人と子供に好かれたという。

 農村生活に順応していった習氏だったが、18歳になって共産党への入党資格を得たとき、党の執拗(しつよう)さを思い知らされる出来事が起きた。反革命分子に指定されていた父親が原因で、延川県の党委員会が、習氏の入党申請書を10回以上も拒否したのだ。ひどく落ち込んだ習氏は窯洞にこもる日々が続いたという。

 しかし、村の若手党員と党の下部組織、共産主義青年団員たちが県に直訴。そのとき、新任の県党委員会書記が「父親の事件は子供と関係ない」と決断して入党を認めていなかったら、習近平総書記が誕生することはなかっただろう。


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 89年の天安門事件の際、仲勲氏は民主化運動に同情的な立場をとったため、最高実力者の●(トウ)小平の不評を買い、失脚こそ免れたが党中央から実質追放された。

 90年代末、党最高指導部の政治局常務委員会メンバーだった喬石氏が見舞いに訪れたとき、仲勲氏は突然泣き崩れ、「私は反革命ではない」「逮捕しないでくれ」などと叫んだ。立ち会っていた習近平氏ら家族を慌てさせたという。

 子供の成長期に父親としての責任を果たせなかった仲勲氏の晩年の最大の願いは、息子を自分以上の政治家に育てることだった。

 習氏が官僚として順調に出世を重ねたのは、父親の人脈や影響力によるところが大きい。そして習氏に共産党の恐ろしさを刻み込んだのも、父の姿だった。(矢板明夫)

●=登におおざと

4303チバQ:2012/11/21(水) 22:55:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121119/chn12111901050000-n1.htm
【習近平研究】
(3)自粛が解けた一族ビジネス
2012.11.19 01:02 (1/3ページ)[中国]

 北京市の西郊に、清朝末期の教会跡地がある。昨年夏からマンションの建設工事が進められていたが、今春、騒がしかったそのつち音が突然やんだ。市当局から「安全基準に問題あり」と横やりが入ったのだ。

 この開発業者の社長は、中国共産党の習近平総書記の中学時代の同級生だった。毛沢東時代の閣僚を父親に持つ、「太子党」(高級幹部の子弟)でもある。

 社長が憤慨し市当局に掛け合ったところ、ある幹部が声を潜めて打ち明けた。

 「この土地を、(党最高指導部の)政治局常務委員会メンバーの子弟という『大物太子党』がほしいと言っているんだ」

 困った社長は習氏の周辺を通じ、「大物太子党」と食事する機会を設けた。社長の素性を知った「大物太子党」は宴席で、手打ちに同意した。「あなたが太子党で、しかも習さんの同級生とは知らなかった−」。工事が再開されたのはそのすぐ後だ。

 習総書記を代表格とする太子党は、胡錦濤前総書記(国家主席)を中心とする共産主義青年団(共青団)グループとは大きく異なる。組織というより、政財界における巨大な人間関係のネットワークのようなもので、構成メンバーさえはっきりしないのだ。


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 そんな太子党に共通する関心事があるとすれば、それは、自分たちの既得権益をいかに維持、拡大するかということになるだろう。

 当然、太子党同士でトラブルが起きることもある。その場合、太子党ネットワークの人脈を使って解決するのが一般的だ。関係者によれば、温厚な人柄で顔が広い習氏は太子党の当事者双方から信頼され、地方時代から仲介役の依頼が多かったという。その積み重ねが習氏の党内基盤を固めることにもつながっていく。

 党内にコネをもつ太子党の周りには、怪しげなカネもまた集まりやすい。

 習氏が福建省長を務めていた2000年ごろ、省内の貿易会社「遠華集団」による総額500億元(約6500億円)の密輸が発覚、高官ら300人以上が逮捕された。「建国後最大の密輸・汚職事件」と呼ばれたものの、習氏にはついに捜査の手が伸びなかった。

 当時、「父親(習仲勲・元副首相)の元部下たちが守ったのだ」とささやかれたが、党中央入りを目指していた習氏自身、経歴に傷がつかないよう先手を打っていた。こうした贈収賄事件を警戒し、地元の実業界と距離を置いていたのだ。


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 多くの太子党と同様、習氏の親族もネットワークを活用し、富を築いてきた。2人の姉は夫らとともにそれぞれ不動産と通信業で財を成し、弟も環境関連ビジネスを展開している。

 しかし07年秋、習氏が政治局常務委員に抜擢(ばってき)され、ポスト胡錦濤の最有力候補に躍り出たとき、母親の斉心氏が北京の自宅に子や孫たちを集めて、こうクギを刺したのだという。

 「今は近平にとって一番重要な時期だ。家族の力を合わせて支えていく。経済問題で足を引っ張るようなことがあれば縁を切る!」

 その後、姉弟たちはビジネスを控え、複数の会社の役員名簿から習氏の家族の名前が消えた。それでも、米メディアは7月、習氏の親族の資産を3億7600万ドル(約305億円)規模だと報じた。習氏のイメージダウンを狙った政敵によるリークとみられている。

 習近平総書記が誕生したことで、母親の命じた“自粛期間”は過ぎた。今後、姉弟の子供たちも次々と成人になる。権益を拡大しようとする太子党のDNAが増殖していく中で、習氏は再び先手を打てるのだろうか。(矢板明夫)

4304チバQ:2012/11/21(水) 22:56:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121120/chn12112007040003-n1.htm
【習近平研究】
(4)謎多き最高指導者 実績もなく選ばれた男
2012.11.20 07:01 (1/3ページ)[中国]

1980年代後半の新婚当時の習近平夫妻 (習氏関係者提供)
 北京市中心部の高級中華料理店の個室。中国共産党の習近平総書記(59)が誕生してから2日後の17日の夜、40代の党中堅幹部3人が杯を重ねていた。この日の宴席の“主菜”は、発表されたばかりの党中央人事だった。

 テーブルに並ぶ上海ガニやアワビの蒸し焼きを頬張りながら話す声が、次第に大きくなっていった。「陳希が中央委員になったことが、一番のサプライズだったね」。一人がそう言うと、皆がうなずいた。

 今回、党の指導機関と位置づけられる中央委員会のメンバーに当選したのは205人。政府の閣僚、各省の書記、省長らと一緒に名簿に名を連ねた陳希氏(59)は、科学技術省の外郭団体である科学技術協会の副主席にすぎないのだ。

 この“大出世”について、ある幹部が「新総書記の意向が反映された人事だろう」「10年前に博士号をくれたお礼じゃないのか」と言って、笑いを誘った。

 習氏は福建省長だった2002年に、名門、清華大学の法学博士号を取得している。省長として多忙な日々を過ごす習氏が、千キロ以上離れた北京の大学で授業を受けられるはずもなく、香港メディアなどが「学生時代、化学を学んだ習氏がわずか3年余りで法律の論文を書き上げるのは不自然だ」と疑問の声を上げた。

 中国の指導者の間では、地位を利用して高学歴を手に入れるケースも多い。陳希氏は当時、大学の最高責任者である清華大党委員会書記を務めていた。

 習氏の学歴詐称疑惑に関する情報は今、インターネット上で遮断されている。

 学歴だけではない。習氏ほど、さまざまなコンプレックスを抱いてきた中国指導者も珍しいだろう。

 習氏の知人によれば、習氏は若い頃から「習仲勲の息子」と紹介されることを最も嫌がっていた。

 習仲勲氏(1913〜2002年)は副首相まで務めた政治家だ。文化大革命時代は、失脚した父親のせいで地方への下放も味わった習氏だったが、父親が復権した後は「習仲勲の息子」というだけで出世していったのも事実。やはり習氏にとって父親は頭の上がらない偉大な存在だった。

 そして、再婚相手の彭麗媛夫人(50)。人民解放軍所属の国民的人気歌手だ。1990年代以降、習氏は地方指導者としてそれなりの地位を得たものの、「彭麗媛の旦那」と呼ばれることが多かったという。

                  □ □

 「習氏は“他人の関係者”として生きてきた。自分を取り戻したのは国家副主席になった54歳からだ」

 習氏の知人はこう指摘する。しかし習氏がポスト胡錦濤の国家副主席に選ばれたのは、温厚で敵を作らない性格、さらには父親が元党幹部という“赤い子孫”であることが、江沢民元総書記ら長老に都合がよかったためだ。自分で自分を取り戻したわけではない。

 政治家としての実績も目立ったものがない。習氏が地方指導者として約17年過ごした福建省は、広東省に経済発展で水をあけられた。その後、指揮を執った浙江省と上海市でも業績と呼べるものは残していない。行く先々で、大きな汚職事件さえ起きている。

 15日に行われた習氏ら党最高指導部7人の記者会見。「隣に並ぶ6人の男たちは実績も能力も習近平を上回っている。ちゃんとかじ取りができるのか−」

 老幹部が漏らした言葉は、習氏を知る誰もが抱く懸念でもある。(矢板明夫)

4305チバQ:2012/11/21(水) 22:57:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121121/chn12112111320002-n1.htm
【習近平研究】
(5)対日強硬引き継いだ「弟子」
2012.11.21 11:28 (1/2ページ)[日中関係]

15日、北京の人民大会堂で開かれた記者会見で手を振る習近平新総書記(共同)
 中国・湖南省に醴(れい)陵(りょう)市という地方都市がある。そこに最近、中国共産党の元幹部、耿(こう)●(ひょう)氏(1909〜2000年)の記念館が完成した。採算が取れないことなどを理由に、長らく地元政府の許可が下りなかった記念館開設にゴーサインが出たのは、習近平総書記(59)が漏らした一言のおかげだった。

 「私の老領導(元上司)の故郷は最近、どうですか。機会があれば行ってみたい−」

 昨年3月、湖南省を訪れた習氏は韶(しょう)山(ざん)市の毛沢東の生家で献花をした後、同行の周強・省党委員会書記に突然、こう語ったのだ。

 習氏は若いころ、醴陵市出身の耿氏の秘書を3年間務めていた。北京に戻る習氏を見送った後、周氏はすぐに、「耿氏の生家を急いで改修し、記念館をつくれ」と指示した。

 人格形成において父、習仲勲氏(1913〜2002年)の影響を受けてきた習氏だが、現在うかがえる対日強硬派としての基礎をたたき込んだのが、仲勲氏の革命時代の親友で、1970年代末から80年代前半にかけて副首相や国防相などを歴任した耿氏だった。

    

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 党や人民解放軍で大きな影響力を持っていた耿氏は、対日強硬派として知られる政治家だった。それを如実に示す内部情報がある。

 78年4月に、140隻を超す中国漁船が沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領海を侵犯し、不法操業する行為が繰り返されたことがある。党の古参幹部によれば、漁民の実態は軍指揮下の民兵で、この作戦の最高責任者が耿氏だったというのだ。

 当時、清華大在学中だった習氏は毎日、耿氏の執務室に出入りしていたという。習氏の知人は「まるで付き人のような存在だった」と述懐している。

 耿氏が指揮した作戦は、日中平和友好条約締結をめぐる対日外交交渉を有利に進めようという思惑と同時に、強硬策をとることで対日融和路線に不満を持つ軍や保守派の“ガス抜き”を図る側面もあったという。

 今年9月、日本政府による尖閣諸島国有化を受け、中国国内で展開された反日デモや日本製品の不買運動を主導したのが習近平氏だったことは、複数の党関係者が認めている。

 ある党幹部は、習氏の対日強硬姿勢についてこんな感想を口にした。

 「いかにも耿●の弟子らしいではないか」

    

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 「調和の取れた社会」の実現というスローガンを掲げる胡錦濤前総書記(国家主席)は、対外協調路線を進めてきた。近年の国防予算の膨張を背景に、海洋権益の拡大をもくろむ多くの軍関係者は特に、尖閣諸島をめぐる胡氏の対応を「弱腰」と批判していた。

 習氏はこれまで、政治家として目立った実績がない。軍のこうした不満を吸い上げ、自らの求心力を高めるのに利用しようと考えても不思議ではない。

 今回、総書記と同時に、中央軍事委員会主席の座も胡氏から受け継いだ習氏は16日、中央軍事委拡大会議に出席し、軍幹部に向けて「国家の主権、安全、そして、発展のための利益を徹底的に守れ」と訓話した。

 「主権と安全を守る」とは、胡氏もよく強調していた。だが、「発展のための利益」を取り上げた軍事委主席はあまりいない。習氏の念頭に、中国の“覇権”を支える石油・天然ガスなどの資源エネルギーの確保があるのは間違いない。

 尖閣諸島、そしてフィリピンやベトナムと領有権を争う南シナ海を舞台に、習近平指導部の強硬外交が始まろうとしている。(矢板明夫)=おわり

4306チバQ:2012/11/21(水) 22:58:37
http://mainichi.jp/select/news/20121115ddm007030138000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/1 習氏像、まだ見えず
毎日新聞 2012年11月15日 東京朝刊

 中国で副首相を務めた父親を持つエリート家庭に生まれ、文化大革命の混乱にもまれて成長した習近平(しゅうきんぺい)国家副主席(59)は15日の共産党第1回中央委員会総会(1中全会)を経て、中国の新指導者となる。地味なスーツ、感情を抑えた話し方、党内の政治的立場は不明、対日強硬派の一面も……。評価が定まらない中、13億国家を率いる新指導者となる。その人物像に迫った。【「13億の転換点」取材班】

 ◆農村へ「下放」

 ◇過酷な生活、原点に
 1953年6月、陝西(せんせい)省富平(ふへい)県で生まれた。父習仲勲(しゅうちゅうくん)氏は元副首相だ。高級幹部の子息は「太子党」と評され、習氏もその一人。だが文化大革命で父が失脚し、15歳だった69年から約7年間、「下放政策」によって荒土が広がる陝西省梁家河(りょうかこう)村で過酷な生活を送る。

 習氏は当時をこう回想録に書き留めている。「私は若かったし、長期的な思想はなく、周囲と仲良くすることもなかった。みんなが山仕事に行っても、私は気にかけることもなく、農民たちの私への印象は良くなかった」。自分から村人に溶け込むことはなかったと認めている。

 一度、北京に逃げ戻った。だが、伯父に「民衆に頼らなければ誰に頼るのだ」と諭されて村に戻る。これが転機となる。

 それからは地元の方言を覚え、村人の求めに応じ北京の話を紹介した。次第に村の党幹部からも信用を得た。若くして村トップの書記になると、水不足を補うためのダムを作ったり、電気の通じない村でメタンガスを利用してエネルギー源にしたりするなど農民の生活改善に尽力した。

 「15歳で黄土高原に来た時、私は途方に暮れ、さまよっていた。22歳で黄土高原を離れる時、私には『人民の公僕になる』という人生の目標ができ、自信に満ちていた。高原は不変の信念を育ててくれた私の根っこだ」

 親族を幹部に持つ毛並みの良さにもかかわらず与える「農夫」のような印象は、こうした体験が醸し出しているのかもしれない。

 ◆幼少期

 ◇友人「使い走りも」
 3月23日、北京・人民大会堂。習副主席は民主党の鳩山由紀夫元首相と会談していた。直前には同党の輿石東幹事長とも会談。鳩山氏は小沢一郎氏がしたためた胡錦濤(こきんとう)国家主席らに宛てた親書を中国側に手渡した。

 「大きくたくましい。ごつごつした手をしている」。この会談に同席した携帯電話大手ソフトバンクの嶋聡(しまさとし)社長室長が振り返る。嶋氏は身長183センチ。だが習氏はさらに上背があった。

 握手しながら嶋氏が中国語で「初めまして」とあいさつすると、習氏は「中国語を勉強されているんですか。お上手ですね」と応じた。二人だけの写真にも気軽に応じてくれた。好戦的とも報じられる習氏。だが、さりげなく話しかけてくる。「敵を作るようには見えない。むしろ気配りの人なのでは」と嶋氏は感じた。

 嶋氏が抱いたこの印象について、今も習氏とつながりのある幼なじみはこう解説した。

 <小さい時の彼は決してリーダーシップのある人ではなかった。使い走りをさせられていたこともあった。下放されていたから1日に何キロも歩いている。農夫のようだよ>

 ◆日の当たる道へ

 ◇「将来偉くなる人」
 太子党として日の当たる道を歩き出すのも遅くはなかった。中国共産党に74年に入党、翌75年に清華(せいか)大学化学工程学部に入学。79年に卒業後は国務院弁公庁で耿〓(こうひょう)副首相の秘書を務めた。

 河北省正定(せいてい)県党委書記時代の85年、習氏は農業視察団の責任者として河北省と姉妹提携していたアイオワ州マスカティンを訪問し、地元の一般人宅に3日間、ホームステイした。当時を知るジョニー・アクセルさんは「とにかく議論を尽くすタイプだった」と話す。最新の農業機械について、質問攻めにして、通訳を困らせていたという。

 習氏は今年2月、のちに国家主席になるのを控えた外遊の一環としての訪米で当時の関係者と再会した。アクセルさんは「当時も今も彼からは信頼を感じる。上司から信頼に足る人物と思われたのは納得できる」と話した。

 静岡県知事を務めた石川嘉延(よしのぶ)氏(71)は在任中4回、退任後1回、習氏に会っている。石川氏は習氏が共産党の階段を上り詰める可能性を早くから感じ取っていた。

4307チバQ:2012/11/21(水) 22:59:11
 静岡県と習氏が幹部を務めていた浙江(せっこう)省とは友好提携関係があり、トップ交流が続いた。06年に会見した際、習氏は翌年の25周年記念行事について「私が団長になって静岡に行く」と答えた。中国では、中央と強いパイプがなければ省トップの海外出張はできない。石川氏は「(地方の省トップにすぎなかったのにもかかわらず)この段階で習氏は『自分が行く』と言える存在だった」と感じた。省幹部らはこの時、「この人は将来、偉くなる」と耳打ちしたという。

 ◆対日路線

 ◇さらなる強硬姿勢も
 日中間には沖縄県・尖閣諸島問題が大きく立ちはだかる。習氏の心の内はどうなのか。習氏と計3回会談した鳩山元首相は、習氏について「自分独自の思想などを話す方ではない。あまり喜怒哀楽を見せない堅実な人だ」と語る。

 中国の指導者は、聡明(そうめい)で弁が立つ温家宝(おんかほう)首相や李克強(りこくきょう)副首相らのイメージが強い。これに対し、習氏は沈思して、一語一語、ゆっくり言葉を発するという。3月の習−鳩山会談に同行した嶋氏は「中国では聡明、豪放磊落(ごうほうらいらく)であることよりも、『容貌愚なるが如(ごと)し。されど実は力量がある』というのが一番良いと言われている。習氏はそれを目指しているのではないか」と分析する。

 ただ、習氏が内面の片りんを見せたと指摘される出来事がある。「腹がふくれ、やることのなくなった外国人が我々を非難している」。3年前のメキシコ訪問の際、西洋社会の価値観に基づいた批判に強く抵抗し、こう発言した。

 昨年5月の鳩山氏との会談でも「米国のいう西洋的な民主主義ではなく、自分たちには自分たちの民主主義がある」と強調した。

 「日本の一部の政治勢力は反省もなく『島の購入』という茶番を演じ、争いを激化させている」。日本政府が国有化した尖閣諸島を巡って9月19日、パネッタ米国防長官と会談した際、強い言葉で非難した。

 習氏は、対日関係では基本的に胡主席の路線を踏襲するとみられる。だが、日本側の対応次第ではさらに強硬な態度に出ることも予想される。日中関係筋によると、尖閣諸島国有化に対抗するため、胡指導部は対日工作調整委員会を設置した。トップに就任したのは習氏。中国側は習氏の指導下で、日本に領土問題の存在を認めさせる構えとみられる。

 14日閉幕した共産党大会。ひな壇に座る幹部の中で、習氏だけは、大きな体をドシッと構え、大会の決議に耳を傾けていた。その表情からは、日本に対してどの程度、強く出てくるのか現段階では、計り知れない。=つづく

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 ■ことば

 ◇下放政策
 文化大革命(1966〜76年)中の68年、「知識青年は農村に行って貧農たちの再教育を受ける必要がある」という毛沢東の号令で始まった、都市の青年を地方へ移住させる政策。約1600万人とされる都市部の青年層が辺境地域などに半強制的に移り住んだ。都市の失業問題や食糧不足の緩和も狙いとされた。文革で原理主義的な毛沢東思想を信奉する紅衛兵と呼ばれる若者らが暴走したため、無職の青少年が政治的脅威となる前に都市から追放するという政治目的もあった。文革は大躍進運動(58〜60年)などの失敗で権威を失った毛氏の復権運動の側面があり、共産党幹部の子弟らも下放の対象となった。

4308チバQ:2012/11/21(水) 23:00:30
http://mainichi.jp/select/news/20121116ddm007030210000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/2 胡氏が託す第6世代
毎日新聞 2012年11月16日 東京朝刊

 ◇「5年後」への布石 最高指導部入り狙う
 「新旧交代のために多くの同志が指導部から退いたことは、広い度量と党への限りない忠誠を示すものだ」。中国共産党の第18期中央委員会第1回総会(1中全会)が新指導部を選出した15日、新華社通信を通じて配信された党機関紙「人民日報」の社説はこう強調した。胡錦濤(こきんとう)国家主席(69)が党と軍のトップを退いた意義を訴える内容と言える。

 激しいポスト争いの末に誕生した最高指導部・政治局常務委員の人事は江沢民(こうたくみん)前国家主席(86)の意向が通ったとされる。だが、常務委員7人を含む政治局委員25人の顔ぶれを見渡すと、胡氏のしたたかな側面をうかがわせる。新任の常務委員5人はいずれも1940年代生まれで、5年後の党大会で定年を理由に引退する見通し。補充メンバーは今回誕生した政治局委員の中から選ばれるとみられ、胡氏が将来的に影響力を維持する可能性を残した人事となった。

 政治局新委員の中で特に注目されるのが、胡春華(こしゅんか)内モンゴル自治区党委書記(49)だ。胡錦濤氏と同じように党の青年組織「中国共産主義青年団(共青団)」トップの第1書記を務め、「ポスト習近平」を競う「第6世代」の中でも胡錦濤氏の意中の人物とされる。今回、同じように政治局入りした同世代の孫政才(そんせいさい)吉林省党委書記(49)とともに、5年後の最高指導部入りをうかがう存在となった。

 常務委員入りが取りざたされながら、政治局委員に留任した李源潮(りげんちょう)党中央組織部長(62)と汪洋(おうよう)広東省党委書記(57)も、胡錦濤氏に近い存在で、5年後に再起をかける。新委員では、劉奇葆(りゅうきほ)四川省党委書記(59)も共青団出身で、党中央宣伝部長に就任することが有力視されている。

 一方で、胡錦濤氏の影響力の限界も見えた。胡氏の側近中の側近と言われ、中央弁公庁主任として胡指導部を支えた令計画(れいけいかく)党中央統一戦線工作部長(56)は、政治局入りを果たせなかった。3月に息子がフェラーリを運転中に事故死したとの情報がインターネット上で流れたうえ、薄熙来(はくきらい)前重慶市党委書記(63)が失脚する過程で重要な役割を果たしたために保守派からの反発が強まったことが影響したとの指摘もある。

 指導部内のパワーゲームの上に成り立った人事は、さまざまな思惑を優先した結果、経済通を外すなど政策面で不安定さを露呈していることは否めない。派閥や人脈を重視するあまり、既得権益層に切り込む改革が進まない恐れもある。

 これまで、マクロ経済政策を担当した王岐山(おうきざん)副首相(64)が中央規律検査委員会トップとして常務委員に昇格したが、新たな政治局委員で王氏に代わり経済のかじ取りを主導する人物が見当たらない。

 海外の経済界でも知られるのは、外資誘致に熱心で「広東モデル」といわれる発展モデルを築いた汪洋氏と、経済計画を策定する国家発展改革委員会主任を務めた馬凱(まがい)国務院(政府)秘書長(66)だ。しかし、中国人民銀行(中央銀行)副総裁などを務めた王氏と比べると金融政策の経験は見劣りする。そのため、「金融改革の先行きが読めなくなった」(日中関係筋)と懸念する声もある。

 民営企業家の中央委員入りも期待されたが、一人も選ばれなかった。建機最大手、三一集団(湖南省)の梁穏根(りょうおんこん)会長が有力視されたが、中央候補委員にも就けなかった。中央委員や中央候補委員入りしたのは中国石油天然気集団の蒋潔敏(しょうけつびん)社長ら国有企業トップばかり。民営企業の地位向上には依然、見えない壁があることが浮き彫りとなった。【「13億の転換点」取材班】=つづく

4309チバQ:2012/11/21(水) 23:01:17
http://mainichi.jp/select/news/20121117ddm007030025000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/3 ネットに飛び交う党批判
毎日新聞 2012年11月17日 東京朝刊

 ◇権利意識、指導部と乖離
 「工場の周囲100キロはすべて汚染される」。中国浙江(せっこう)省寧波(ねいは)市の市政府庁舎前。工業地帯での化学物質パラキシレン(PX)生産に反対する群衆の中にいた男性が訴えると、周囲も呼応して「このままでは死ぬだけだ」と口々に叫んだ。

 10月28日、市政府は住民の激しい反対を受け、鎮海(ちんかい)区で始める予定だったPX生産計画の撤回を発表した。この問題は、公民意識の高まりという観点で報じられることが多かった。だが、実情は少し違っている。

 計画の中身は「国有石油大手の関連工場が機能を拡張し、主に製油とエチレンを生産する」だった。PX生産はその一部に過ぎず、工場では以前からPXを生産していた。PXはポリエステルの中間原料で、発がん性があるベンゼンと比べれば毒性はそれほど高くない。まして周囲100キロの汚染は「通常なら考えられない」(日本化学工業協会)という。

 だが、拡張計画にPX生産が含まれていることが明らかになった10月初旬、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」上ではデモの呼びかけが瞬時に拡大。28日には5000人規模になり、デモ隊は市長辞任も要求した。「共産党は腐っている」と党批判も飛び出し、市政府は計画撤回に追い込まれた。この日、庁舎前で声を上げていた住民に「どうやって汚染の危険性を知ったのか」と尋ねると「インターネットに載っていた」と言うだけで汚染範囲の明確な根拠はなかった。

 胡錦濤(こきんとう)指導部の10年間で特筆されるのは、権利意識の高まりだ。デモや暴動などの抗議行動は、指導部発足直後の03年は約6万件だったが昨年は約18万件。特に住民の関心が強い環境問題では当局側が計画撤回に追い込まれるケースが目立つ。以前は「民意の重視」と評価する声も多かったが、デモの過激化と当局の場当たり的な対応が繰り返される現状に「このままでは中国に化学産業の居場所がなくなる」との専門家の意見が増えている。

 高まる権利意識は岐路にある。背景には情報の不開示や住民との対話の欠如があるようだ。安徽(あんき)省社会科学院の王開玉(おうかいぎょく)元研究員は「群衆が抗議をしないと何も解決せず、抗議し始めると解決する。問題は政府が民意を求めないことにある」と指摘する。

 寧波市政府も当初はPX事業の存在を明らかにしなかった。市当局者は毎日新聞の取材に「市民に意見を聞き、社会に(計画を)公示する予定はあった」と強調したが、実際に意見を聞いたのは、反対デモが拡大した後のことだった。

 総書記に就任した習近平(しゅうきんぺい)氏はこれまで、愛党精神や党員の意識向上を訴える傾向が強く、民主をめぐる問題にはほとんど言及していない。しかし、中国のネット利用者は5億人を突破。貧富の格差や官僚腐敗の深刻化が進むなか、「微博」で共産党批判がうずまいている。健全な民意を政策に生かすための政治改革が先送りされたまま、指導部と国民の意識の乖離(かいり)は進み続けている。【「13億の転換点」取材班】=つづく

4310チバQ:2012/11/21(水) 23:02:13
http://mainichi.jp/select/news/20121118ddm007030186000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/4 巨額投資に走る辺境
毎日新聞 2012年11月18日 東京朝刊

 ◇債務、格差拡大 成長限界に
 「ここが空港建設予定地だ」。バイク1台がやっと通れる泥道を進んで高台に着くと、眼下には青々としたサトウキビ畑が広がっていた。中国南西部・雲南省のミャンマーとの国境にある徳宏(とくこう)タイ族ジンポー族自治州隴川(ろうせん)県。7月、州政府がここに約5億元(約65億円)をかけて州に2カ所目の空港建設を予定していることが明らかになった。地元住民の毛仮見(もうかけん)さん(30)は「空港ができたら四川にも上海にも行けるようになる」と期待する。

 同じ月、同州に地元企業が航空会社を設立。州政府も参画し、5年以内に30機の航空機を購入する計画だ。総投資額は100億元(約1300億円)を超える見込みだ。

 だが、採算性を疑問視する声も多い。州の人口は約120万人。中心都市、芒市(ぼうし)の空港から新空港予定地までは約130キロ、車で約2時間の距離に過ぎない。特段の観光資源はなく、主要産業は農業や、ミャンマーとのひすいの貿易ぐらいだ。中国メディアによると、芒市の空港も1〜6月期の平均搭乗率は75・5%と採算ライン(6〜7割台)ぎりぎりだ。州当局者は批判を気にしてか、「第2空港は検討段階にすぎない」と口を濁す。

 辺境の小さな地方政府が巨額投資に突き進む背景には、省政府の投資拡大路線がある。雲南省は山がちな地形で少数民族が多く、産業に乏しい。1〜9月の域内総生産は6700億元だが、省政府は「10〜12月期に奮闘して1兆元を勝ち取る」と、今年中の1兆元超えを目標にハッパをかける。

 中国は国内総生産(GDP)に占める投資の割合が4割強。高度成長期の日本(3割強)を上回り、投資偏重で経済成長を果たしてきた。だが、リーマン・ショック後に行った4兆元の景気対策などで地方政府の債務が増大。不動産バブルで格差拡大も招き、投資偏重の成長は限界にきている。

 胡錦濤(こきんとう)前総書記は党大会の政治報告で、20年までに10年比でGDPと所得を倍増させる方針を打ち出した。10%超の高成長から7%台の安定成長に転換し、格差解消に取り組む方針だ。習近平(しゅうきんぺい)総書記も15日の会見で「国民はもっと安定した仕事、もっと満足できる収入を望んでいる」と、胡氏の方針を進める姿勢を示した。

 投資偏重からの脱却と安定成長の維持、所得配分の見直しには「政府の関与を減らし、民間活力を回復することがカギ」(李迅雷(りじんらい)海通証券首席エコノミスト)となる。だが、国有企業など既得権益層の抵抗も予想される。高成長の負の遺産を受け継いだ新指導部。持続的発展を実現できるかは、彼らの手腕にかかっている。【「13億の転換点」取材班】=つづく

4311チバQ:2012/11/21(水) 23:02:53
http://mainichi.jp/select/news/20121119ddm007030057000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/5 胡路線、踏襲の先は
毎日新聞 2012年11月19日 東京朝刊

 ◇外交重視に各国期待
 「軍事闘争の準備が最も重要との位置づけを堅持し、国家主権と安全保障、発展の利益を断固として守らなくてはならない」。中国共産党と軍のトップに就いた習近平(しゅうきんぺい)総書記(中央軍事委員会主席)は16日、北京で開かれた軍の会議でこう強調した。

 「軍事闘争の準備」は前任の胡錦濤(こきんとう)氏が昨年から訴えており、新しい内容ではないが、就任直後の習氏による軍服姿での表明は、国家主権で譲歩しない姿勢を国内外に示す狙いがある。沖縄県・尖閣諸島や南シナ海の島々を念頭に置いた発言であり、視線の先にはアジア回帰を強める米国があるのは明らかだ。

 胡氏が党大会初日の政治報告で言及した「海洋強国の建設」が習指導部に引き継がれることは確実で、日本をはじめ周辺国は警戒感を強めている。「当面は胡氏の路線を踏襲し、『習カラー』が出てくるまでには時間がかかる」(日中関係筋)との見方が一般的だ。その一方で、胡氏との違いを指摘する分析も少なくない。

 中国政府系シンクタンクの国際問題研究者は「胡氏は調整型のテクノクラート(技術官僚)だったのに対し、習氏はいわば決断力のある戦略家。長期的視野に立って物事を進められるので、難しい時期の指導者としてふさわしい」と期待を寄せる。

 習氏は08年3月に国家副主席に就任して以来、40カ国以上を訪問し国際経験を積んだ。北朝鮮に始まり、南米、欧州、日本(09年12月)、東南アジアを経て、今年2月には訪米した。ワシントンでは習氏の総書記就任を見据え、オバマ大統領ら米政府首脳がそろって厚遇。北京の外交筋は「原稿を棒読みする胡氏とは異なり、オープンで話ができる相手との印象を米に与えた。人権問題などで立場の違いはあるが、同じテーブルで意見を率直に交わす関係を築けるのではないか」と予測する。

 習氏を支える外交部門も世代交代する。外交を統括してきた戴秉国(たいへいこく)国務委員は来春で引退し、後任には楊潔〓(ようけつち)外相や知日派として知られる王毅(おうき)国務院台湾事務弁公室主任らの名前が挙がる。さらに、政治局委員に昇格した王滬寧(おうこねい)党中央政策研究室主任が副首相か国務委員となって外交を統括するとの観測も出ている。

 上海の名門・復旦大学の国際政治学者だった王滬寧氏は江沢民(こうたくみん)前国家主席によって党中央政策研究室に呼ばれ、江氏の指導理念「三つの代表」を作り上げた一人とされる。胡指導部でもブレーンとして政策を提言し、江、胡両氏の信頼が厚いと言われている。

 胡指導部では外交を直接担当する政治局委員はおらず、戴国務委員や楊外相は約200人いる中央委員に過ぎなかった。外交上の難題に直面した際、外交当局者が指導部と迅速な意思疎通を図れているのか疑問視される場面もあった。来春の政府人事で外交担当者の権限を強めるのか。それは注目されがちな強硬姿勢とは別に、習指導部が各国との協調をどこまで重視するのかを示すものと言えそうだ。【「13億の転換点」取材班】=つづく

4312チバQ:2012/11/21(水) 23:03:39
http://mainichi.jp/select/news/20121121ddm007030073000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/6止 台湾、警戒緩めず
毎日新聞 2012年11月21日 東京朝刊

 ◇知台派だが「友」でない
 今から17年前。台湾・中華汽車の社長だった蘇慶陽(そけいよう)さん(65)は一大自動車工場「東南汽車城」の用地に選んだ中国福建省福州市の土地を訪れ、当惑した。そこは山と川に囲まれ、道路1本しかない農地だった。広東省深セン(しんせん)や上海などが注目されていた時代。「福建省には基礎がない。自動車工場の建設は無理だ」。台商(台湾人ビジネスマン)だけでなく、外国企業からもひきとめられた。

 福建省は海を挟んで台湾の真向かいにある。長らく中台対立の最前線だった。「当時、自動車工場の建設を受け入れてくれたのは福州だけだった」と蘇さん。しかし、土地開発、水、電気、労働力と問題は山積。頼りにしたのが、当時、福州市共産党委員会書記だった習近平(しゅうきんぺい)氏だ。

 「習氏が思い切ってやってくれなければ、自動車の部品工場三十数社が一度に進出する東南汽車城はこれほど早く完成しなかった」。蘇さんが言うように福州市との連携を背景にした東南汽車城はわずか4年で完成。その後、高級車・ベンツの生産工場も引き寄せた。福州市は今では中国有数の自動車生産基地だが、習氏の貢献が宣伝されることは少ない。

 「大きなことは口にせず、寡黙で実務的、有言実行。感情の起伏が小さく、表に出ない」。蘇さんが覚えている40代前半の習氏の印象は今とほとんど変わらない。「台湾人の気質にも理解が深い。今後の中台関係に良い影響を与えるだろう」との期待もある。

 台商とこれほど密に接した中国の指導者は過去にいない−−。習氏は台湾でこう評される。実際、習氏は福建省で過ごした85〜02年に▽台湾の液晶ディスプレー大手、冠捷科技集団の宣建生(せんけんせい)最高経営責任者(CEO)▽台湾の自動車大手、裕隆集団の厳凱泰(げんがいたい)CEO▽「台湾の松下幸之助」と称された台湾プラスチックグループの創始者、王永慶(おうえいけい)氏(故人)−−らと深く交流。台湾企業を頻繁に視察した。

 台湾の情報機関・国家安全局も習氏を「知台派」と分析する。一方で「中国大陸の指導者は『民族主義派』であり、習氏も例外ではない。『友台派』ではない」と警戒感を緩めない。「(中国が)経済で台湾の政治を包囲しようとしていることを誰もが知っており、そうした統一戦線工作を数十年続けている」(台湾行政院大陸委員会幹部)からだ。台湾のある大手企業トップも「政治色が強まると事業に響く」と述べ、習氏との親交を公にすることをためらう。

 胡錦濤(こきんとう)前総書記は05年、対台湾政策を強硬から柔軟に転換。08年に就任した台湾の馬英九(ばえいきゅう)総統との間で中台関係を大幅に改善させた。胡前総書記は8日、習氏が率いる新指導部も中台交流促進を継続する方針を示すと同時に、中台間の戦争状態を終結する平和協定締結の必要性を説いた。

 だが、馬総統は「台湾の民衆は両岸(中台)の平和協定締結に多くの疑念を抱いている」と慎重な姿勢を崩していない。台湾の対中警戒感を解きほぐすのは、「知台派」習氏でも容易ではなさそうだ。【「13億の転換点」取材班】=おわり

      ◇

 「第3部 習近平指導部を見通す」は成沢健一、工藤哲、井出晋平、米村耕一(北京)、隅俊之(上海)、大谷麻由美(台北)、石原聖、大貫智子、長野宏美(外信部)が担当しました。

4313チバQ:2012/11/21(水) 23:05:43
>>4279報道の通り
http://mainichi.jp/select/news/20121122k0000m030064000c.html
中国:孫春蘭氏、女性初の直轄市トップに
毎日新聞 2012年11月21日 20時38分

 【北京・工藤哲】中国国営新華社通信は21日、第18回中国共産党大会後に最高指導部の政治局常務委員に昇格した天津市トップの張高麗(ちょう・こうれい)党委書記(66)の後任として、孫春蘭(そん・しゅんらん)福建省党委書記(62)の就任を決めたと伝えた。孫氏は女性初の直轄市トップとなる。

 孫氏は河北省出身。遼寧省勤務が長く、大連市党委書記、中国の労組の全国組織「中華全国総工会」副主席などを歴任した。09年から福建省党委書記となり、党大会後に政治局委員(25人)に昇格していた。女性の政治局委員は劉延東(りゅう・えんとう)国務委員(67)=副首相級=と孫氏の2人になった。張氏は来春にも筆頭副首相に就任するとの見方が強まっている。

 新華社は一方で、常務委員に昇格した劉雲山(りゅう・うんざん)党中央宣伝部長(65)の後任として、政治局委員の劉奇葆(りゅう・きほ)四川省党委書記(59)の就任を決めたと伝えた。劉奇葆氏の後任は王東明(おう・とうめい)氏(56)に決まった。年齢はいずれも11月末現在。

4314チバQ:2012/11/21(水) 23:08:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121119/chn12111922270006-n1.htm
中国、腐敗で66万人処分 「腐れば虫わく」と習氏
2012.11.19 22:24 [中国]
 中国国営通信新華社は19日、第18回中国共産党大会が14日採択した党中央規律検査委員会の活動報告の全文を伝えた。活動報告によると、2007年11月から今年6月までの約5年間に汚職や職権乱用など腐敗問題で処分された党員は66万8429人に上り、腐敗の深刻さを浮き彫りにした。

 19日付の党機関紙、人民日報によると、習近平総書記は17日、党中央政治局の集団学習会を開き「物が腐れば虫がわく」と指摘。「腐敗問題が深刻になれば、最終的に党や国が滅ぶ」と述べ、腐敗問題の解決に全力を挙げる考えを強調した。

 規律検査委の活動報告によると、5年間で立件した贈収賄事件は8万1391件、賄賂は総額222億300万元(約2900億円)に及んだ。5年間で摘発した公的機関の裏金は総額315億8600万元に達した。(共同)

4315チバQ:2012/11/21(水) 23:13:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121121/kor12112120260002-n1.htm
【韓国大統領選】
野党候補一本化が難航 異例の事態
2012.11.21 20:25 [韓国]

候補者一本化のための会談を終え、握手する無所属の安哲秀候補(左)と民主統合党の文在寅候補=18日、ソウル(共同)
 【ソウル=黒田勝弘】韓国の大統領選挙は12月19日の投票まで1カ月を切ったのに、野党陣営の最終候補者が決まらない異例の状況になっている。与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補(60)に対抗する野党陣営の文在寅(ムンジェイン)・民主統合党候補(59)と無所属の安哲秀(アンチョルス)候補(50)の候補一本化が、予想通りひどく難航しているためだ。

 一本化の期限は候補者登録日(公示)の25〜26日。両陣営とも一本化は世論調査で決めることでは合意したが、その世論調査の方法をめぐって、どういう質問をどの範囲の有権者にするか、いつ実施するかなど、両者の話し合いがつかないのだ。

 対立の背景には、政権担当の経験もある党組織を背負った文氏と、非政治家で既成政治打破を看板に大衆的人気の安氏それぞれに、どういう世論調査が自らに有利か思惑の違いがある。

 まず世論調査の質問をめぐっては、文氏は「どちらが野党陣営の一本化候補にふさわしいか」がいいと主張し、安氏は朴氏に勝つための一本化だから「朴候補との対決で文、安どちらがいいか」にすべきという。これは、これまでの各種世論調査で候補一本化では文氏が優位で、朴との対決では安氏が強いというねじれ結果が出ているからだ。

 また世論調査の対象についても、有権者全体にするのか野党陣営だけに限るのかで意見が分かれ、決まっていない。

 さらに世論調査の結果が誤差の範囲の僅少差の勝ち負けだった場合、負けた方がそのまま納得して引き下がるかどうかも疑問だ。

 一本化はどちらかが候補から降りることだが、人物論的には安氏より文氏の方が降りやすいとの評もある。文氏の背後には党組織があって降りにくいという見方の半面、盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の秘書室長出身の文氏は“永遠の秘書室長”といわれ、性格的にはそれほど強くないといわれるからだ。

 これに対し安氏は良家育ちで負けず嫌いの意地っ張りエリートだ。そう簡単に譲るタイプではないといわれている。公示まで一本化できない場合、“混迷”は投票直前にまでずれ込む可能性もある。

 対抗する与党の朴陣営は野党陣営の一本化騒ぎを冷ややかに見ながら、そのイメージダウンに期待している。ただ世論の関心が集中している野党候補一本化は、遅れるほど実現の場合は劇的効果があり、警戒は怠っていない。

4316チバQ:2012/11/21(水) 23:56:03
http://www.afpbb.com/article/politics/2912640/9864485
中国との領海問題対処めぐり、ASEAN首脳間に確執
2012年11月19日 20:10 発信地:プノンペン/カンボジア
【11月19日 AFP】カンボジア・プノンペン(Phnom penh)で開催中の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で19日、南シナ海における中国との領有権問題への対処をめぐり、参加国の首脳間に確執が生じ、貿易や政治的関係を強化するための域内会議に影を投げ掛けた。

 議長国カンボジアは18日、中国との領有権問題を「国際化せず」、ASEANと中国との間の交渉だけにとどめる方向で参加国首脳が一致したと発表していた。表面的なこの取り決めは、相手国との直接交渉のみを主張してきた中国にとってはいわば勝利と言える。中国はこれまでも、米国の支援を求めるフィリピンの姿勢に批判的だった。

 しかしフィリピンのベニグノ・アキノ(Benigno Aquino)大統領は19日、カンボジアのフン・セン(Hun Sen)首相を公に非難し、参加国首脳はそのような合意には至っておらず、自分は今後も国際社会で声を上げていくと明言した。

 今回の確執は、7月に同じくプノンペンで開かれたASEAN外相会議での前代未聞の内紛を再現するものとなった。この時の外相会議では、ASEANの45年の歴史上初めて、共同声明の採択が見送られた。(c)AFP/Martin Abbugao

4317チバQ:2012/11/22(木) 22:38:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121122/kor12112221110005-n1.htm
「認識の隔たりは大きい」 候補者一本化難航
2012.11.22 21:09

ソウル市内で21日、テレビ討論に先立ち握手を交わす安哲秀候補(右)と文在寅候補(ロイター)
 【ソウル=加藤達也】12月の韓国大統領選で、最大野党民主統合党の文(ムン)在寅(ジェイン)・元大統領秘書室長(59)と無所属で無党派層の支持を受ける安(アン)哲秀(チョルス)・ソウル大融合科学技術大学院院長(50)が22日、野党側候補者一本化の方法を決めるため会談したが、合意には至らなかった。

 両氏は6日の会談で25〜26日の候補者登録までの一本化で合意。しかし両陣営とも「認識の隔たりは大きい」としており、陣営内部からも登録日に間に合わない可能性を懸念する声が出始めた。

 会談は同日午前から約1時間半行われた。焦点は一本化の方法。両者は世論調査で決めることで一致しているが、双方が自らに有利な設問内容や調査時期を主張、協議は平行線をたどってきた。

 両者は21日深夜、初のテレビ討論を実施。両陣営実務者がそれまでに打ち合わせを重ね、調査方式をめぐり妥協点を探ったが折り合わず、22日午前の会談での妥結を模索していた。

 文氏側は野党系として大統領にふさわしい候補を尋ねる形式を要求。これに対し安氏側は、保守系与党セヌリ党の朴(パク)槿恵(クネ)候補(60)に勝てる候補を問うべきだと主張している。

 韓国大統領選ではこれまでも最終局面での“劇的一本化”で有権者の関心を集めて勢いに乗る戦術がみられた。今回、野党系候補の一本化が登録日以降にずれ込めば「結果的に朴氏にとって有利に働く可能性が高い」(文氏陣営筋)との焦りも出ている。

4318チバQ:2012/11/23(金) 10:18:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121123/chn12112309360001-n1.htm
中国の格差象徴 ゴミ箱で消えた少年5人の命 指導部への批判高まる
2012.11.23 09:34 (1/3ページ)[中国]

「愛国」「創新」「包容」「厚徳」のスローガンが掲げられた花壇のそばで遊ぶ子供たち。少年5人がゴミ箱の中で亡くなるスローガンとかけ離れた悲劇が中国社会に衝撃を与えている=8日(AP)
 習近平総書記(59)率いる新指導部が発足したばかりの中国の貴(き)州(しゅう)省(しょう)畢(ひっ)節(せつ)市(し)で、寒さに凍えた5人の少年たちがゴミ箱の中で死亡しているのが見つかるという悲劇が起き、衝撃が広がっている。暖をとるため、木炭を燃やし、一酸化炭素中毒で命を落とした。ネット上では童話「マッチ売りの少女」になぞられる追悼の声があふれる一方、貧困層を放置する格差社会への不満と指導部への批判が高まっている。

 「中国は新指導部を発表し、すべての国民により良い暮らしを約束したが、南西部では、冷たく湿っぽい夜、避難場所と暖を求めていた身寄りのない5人の少年たちがゴミ箱の中で亡くなった…」

 AP通信は21日、5人の死亡を詳報すると同時に、中国の現状を痛烈に批判する記事を配信。米CNNや台湾の英字紙ザ・チャイナ・ポスト(電子版)なども大きく伝えた。

 悲劇は、中国共産党の第18期中央委員会第1回総会が華々しく開かれ、新指導部が選出された翌日の16日に起きた。

 報道によると、亡くなった5人は9〜13歳で、名字はいずれも「タオ」。兄弟やいとこ同士だった。出稼ぎで親がいなかったり、目が不自由な祖母しかいなかったりの貧しい家庭を飛び出し、1週間以上、路上生活を送っていたという。

 15日夜は冷たい雨が降り、気温は6度まで低下。5人は寒さを逃れるため約1・5メートル四方のゴミ箱の中に入り、炭を燃やして暖まろうとしたとみられる。5人の遺体は16日、ごみ収集の作業員が発見した。

 畢節市は5人の死亡を受け、2つの学校の校長と教育・民生当局の責任者4人の計6人を解雇。市当局者はAP通信に対し、「われわれの行政サービスは親切とはいえなかった」と非を認めた。

 中国メディアも厳しい論調で報じている。若手エリートで組織する中国共産主義青年団北京委員会の機関紙、北京青年報は社説で、「文明社会が洗い流せなかった恥だ」と、悔いた。また国営新華社通信は、5人は学業成績が悪く中退していたと伝え、中国の教育制度に責任の一端があると指摘。社説で教育関係者に対し、「義務教育の使命を忘れないでください」と呼びかけた。

 5人の死は、急速な経済成長を背景に数億円のマンションを一棟買いするような富裕層が出現し、私腹を肥やす官僚が跋(ばっ)扈(こ)する一方で、農村部では国民が貧困にあえいでいるという格差社会の象徴と位置づけられている。貴州省は中国で最も貧しい省の一つで、周辺の農家の年収は3000元(約3万9000円)しかないという。

 国民の不満の高まりに危機感を覚えた習総書記は15日の就任会見で、「ともに豊かになることを目指し、汚職や官僚主義という深刻な課題を必ず解決する」と語り、格差是正と腐敗根絶への決意を表明した。だが、その言葉も、国民にはむなしく響くばかりだ。

 中国語の簡易投稿サイト「微博」には、こんな諦めともつかぬ書き込みがあった。

 「少年たちよ安らかに。中国には生まれ変わらないで」

4319とはずがたり:2012/11/23(金) 13:49:09

東洋学園大学教授・櫻田淳 「開かれた海」かけて尖閣守ろう
2012.10.30 03:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121030/plc12103003170008-n1.htm

4320チバQ:2012/11/23(金) 19:34:51

台湾:ダライ・ラマの入境拒否
毎日新聞 2012年11月23日 19時19分

 【台北・大谷麻由美】台湾外交部(外務省)は22日、台湾の女性団体が来月、チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世を台湾に招請したことに対し、「時期が適当でない」として入境を許可しない方針を示した。台湾メディアが23日、報じた。

 台湾の野党・民進党の立法委員(国会議員)は「馬英九政権が中国の圧力を受けたからだ。台湾の民主主義の後退だ」と批判。一方、外交部や対中政策を主管する行政院(内閣)大陸委員会は「中国を含め、いかなる圧力も受けていない」「中国を怒らせないようにしているのではない」と説明している。

 08年5月に発足した馬政権下で、ダライ・ラマは09年8月、台湾南部を襲った大水害の慰問の際は入境を認められ、訪台している。

4321チバQ:2012/11/23(金) 22:31:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012112300425
安氏が出馬取りやめ=朴・文氏与野党一騎打ちに−韓国大統領選

【ソウル時事】韓国大統領選で、無所属の安哲秀氏は23日記者会見し、「政権交代のために一兵卒になることを宣言する。私が(大統領選)候補を降りる。一本化候補は文在寅氏だ」と述べ、出馬を取りやめる考えを表明した。これにより、選挙戦は与党セヌリ党の朴槿恵氏と最大野党民主統合党の文氏の一騎打ちの構図となり、接戦が予想される。
 安氏と文氏の陣営は25、26両日の候補者登録(公示)までの一本化を目指し、候補を決める世論調査の方式について詰めの協議を続けていた。双方は、両陣営の主張の折衷案を軸に議論したが、結論に至らなかった。(2012/11/23-21:44)

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4322チバQ:2012/11/23(金) 22:34:34
誕生日いつなんだ!?
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012112300443
群馬4区に元秘書=民主県連【12衆院選】
 民主党群馬県連は23日、衆院選群馬4区に新人で元議員秘書の青木和也氏(24)を擁立することを決めた。近く党本部に公認申請する。青木氏は、民主党から国民の生活が第一に移った三宅雪子前衆院議員の秘書を務めていた。(2012/11/23-21:36)

4323チバQ:2012/11/23(金) 23:01:45
http://mainichi.jp/select/news/20121124k0000m030098000c.html
韓国大統領選:文氏に追い風 支持層一本化が課題
毎日新聞 2012年11月23日 22時35分

 【ソウル澤田克己】12月の韓国大統領選で台風の目となっていた無所属の有力候補、安哲秀(アン・チョルス)氏(50)の突然の出馬断念は、韓国政界に大きな衝撃を与えた。「新しい政治」を実現するため自ら身を引くという安氏の決断は、権力闘争を繰り返す既存政党とは違う姿勢を印象づける狙いがあると見られる。安氏の支持を受けることになる最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補にとっては追い風になりそうだ。

 与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補は、60〜70年代に軍事独裁を敷いた朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の長女。これまでの選挙戦では、父の起こした軍事クーデターや独裁時代の人権弾圧などを擁護していると批判され、何回も謝罪に追い込まれてきた。

 安氏の決断を有権者がどう判断するかは未知数だが、野党側は選挙戦を「過去」と「未来」の対決という構図に持ち込もうとすることになるだろう。

 ただ、安氏支持者には、既存政党の民主統合党にも批判的な考えを持つ人が多い。報道各社の世論調査でも、文氏が野党統一候補になった場合には、朴氏に投票するか、棄権すると答えた人が少なくなかった。文氏にとっては、安氏支持層のつなぎ留めが最大の課題となる。

 一方、今月6日に安、文両氏が一本化に合意して以降、文氏の支持率は徐々に上昇していた。文氏が、交渉が行き詰まるたびに事態打開を図るためとして譲歩を重ねたことで、むしろ「自己犠牲をいとわない」と好感を持たれるようになったとされる。安氏にとっては逆に、既存政治家とは違う「新しい政治」というイメージが薄まってしまう結果につながっていた。

 安氏が今後も政治を続けていくと宣言していることに注目する見方もある。朴候補に近いセヌリ党議員は、候補者一本化の合意以前から「もともとの安氏支持者たちの話を聞いていると一本化は難しそうだ。むしろ、安氏は途中で辞退して、大統領選後に新党を旗揚げしようとするのではないか」と話していた。

4325チバQ:2012/11/24(土) 01:06:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121124/kor12112400040000-n1.htm
野党候補、文氏に一本化 安氏が出馬撤回
2012.11.24 00:03 (1/2ページ)
 【ソウル=加藤達也】韓国大統領選挙に無所属での出馬を表明していた安哲秀ソウル大融合科学技術大学院院長(50)が23日夜、記者会見し、立候補の方針を撤回した。調整が難航していた野党側候補は登録日(25〜26日)の直前にようやく最大野党、民主統合党の文在寅・元大統領秘書室長(59)に一本化。12月19日投開票の韓国大統領選挙は、文氏と保守系与党セヌリ党の朴槿恵候補(60)との事実上の一騎打ちとなった。

 23日、安氏の出馬辞退を受け、文陣営も会見を開き、「安氏に大きな借りができた」と謝意を示した。

 「一本化された大統領候補は文在寅候補です」

 安氏は会見で国民に向け、時折声を詰まらせながらこう宣言。会見場となった安氏の選対本部では支持者らが驚きと落胆の声をあげた。

 安氏が明らかにした出馬撤回の理由は「新しい政治と、政権交代のため」。野党側候補の一本化をめぐる対立の長期化は「国民を傷つける行為だ」との認識も示した。

 しかし、セヌリ党関係者は安氏の出馬撤回の背景に「自信感の喪失がある」と指摘する。

 その契機は文氏と行った21日深夜のテレビ討論だった。政策をめぐる議論で攻守ともに歯切れが良かった文氏に、安氏は終始守勢に回り、安氏の周辺からも「議論で圧倒されたことは否定できない」との声が出たほどだ。

 安氏はこれまで、自らが一本化候補として残り、朴氏との一騎打ちならば勝算が大きいとの世論調査を背景に勢いを維持していた。ところが、テレビ討論で初めて負けを意識。民主統合党筋は「ぎりぎりの駆け引きでの勝負強さとずぶとさに欠けた」と、“お坊ちゃん”の弱さが出たと分析する。

 安氏の決断の結果、韓国大統領選は文氏と、父親、朴正煕元大統領時代からの根強いファンをもち、初の女性大統領を目指す朴槿恵氏との一騎打ちとなる。

 文陣営のスポークスマンは会見で、「安氏や支持者のみなさんとともに新しい政治と時代を開拓する」と述べ、安氏の支持層の取り込みに意欲を見せた。だが、安氏は既成政党を支持しない層に支えられていた。このため安氏の票を文氏がそのまま取り込めるかどうかは不透明で、選挙は接戦になるとの見方が強い。

4326チバQ:2012/11/24(土) 01:08:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121123/chn12112323350005-n1.htm
「薄煕来氏量刑」で綱引き 最高裁院長に胡氏の腹心就任か
2012.11.23 23:34
 薄煕来氏を失脚に追い込んだ胡錦濤国家主席は、共産党総書記から引退する前に、「薄氏を厳罰に処する」との約束を習近平、江沢民両派から取り付けたとみられる。しかし初公判の時期や量刑については、各派の政治闘争が続く中、取引材料になり得ると複数の党関係者は証言している。

 一部の香港紙は、党大会開催前の10月中旬に湖南省長沙市で薄氏の初公判が開かれると報じたものの、そうはならなかった。薄氏は取り調べに非協力的で、ハンガーストライキを展開しているとの情報もある。

 薄氏の量刑をめぐっては「死刑」から「執行猶予付きの懲役刑」まで今なおさまざまな噂が流れている。

 薄氏の処理に関する習総書記の態度は不透明だ。習氏は総書記就任翌日の16日、政治局会議で「腐敗に厳しく対処する」と述べる一方、「毛沢東思想を捨ててはならない」と強調した。ある党幹部は「真意がわからない」と首をかしげる。

 胡主席の腹心で湖南省党委書記の周強氏が、最高人民法院(最高裁)の院長に就任することが複数の共産党筋によって確認されている。薄氏を厳罰に処するために胡主席が送り込んだとの指摘もある。(矢板明夫)

4327チバQ:2012/11/24(土) 10:52:11
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012112301001814.html
中国新旅券に係争地記載 周辺諸国から抗議の声
2012年11月24日 00時27分

 南シナ海など周辺諸国との係争地が記載された中国パスポートの地図=23日、中国雲南省(ロイター=共同)


 【台北、ハノイ、ニューデリー共同】中国が最近発行した新旅券(パスポート)に、台湾の観光地の絵が使われ、中国の領土であるかのように扱われていたり、周辺諸国との係争地を中国領とする地図を記載したりしていることが分かり、台湾やベトナム、インドが23日までに、相次いで抗議した。

 このパスポートには南シナ海の大半を自国領とする地図も記載されており、領有権を争うフィリピンが22日、中国に抗議したばかり。

 台湾行政院(内閣)で対中政策を主管する大陸委員会は23日、「絶対受け入れられない」と抗議する声明を発表。

4328チバQ:2012/11/24(土) 11:01:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121123/chn12112323280004-n1.htm
「反薄煕来派」地方で台頭 重要ポストに抜擢、復権阻止狙う
2012.11.23 23:27 (1/2ページ)
 【北京=矢板明夫】習近平総書記をトップとする中国共産党の新指導部は、23日までに主要な地方指導者などの人事を発表、今春に失脚した薄煕来・元重慶市党委員会書記のかつての“政敵”らが相次いで重要ポストに抜(ばっ)擢(てき)された。一連の人事は胡錦濤前総書記(国家主席)が退任前に決めたとみられ、薄氏の政治的復権を完全に阻止する狙いがある。習総書記、胡前総書記、江沢民元総書記各派の政治闘争はなおも続いている。

 最も注目された人事は、孫春蘭氏が天津市党委書記に就任したことだった。北京、上海、天津、重慶の4直轄市で初めて女性のトップとなった孫氏は、薄氏と犬猿の仲だったためだ。

 2001年、遼寧省長に転出する薄氏の後任として大連市党委書記に就いた孫氏は、転出後も大連市の人事に口を出し続けた薄氏に反発、2人は激しく対立した。党関係者によれば、紡績工場で勤務した経験のある孫氏を「紡績女工のくせに調子に乗るな」と薄氏が面罵したこともあったという。孫氏はその後、福建省党委書記などを歴任、今回政治局員にも選出された。

 また、四川省党委書記に就任した王東明氏も遼寧省時代の薄氏の同僚だ。しかし薄氏に嫌われ、中央機構編成委員会弁公室主任という閑職に飛ばされた経験を持つ。政治的に再起不能ともいわれたが、今回、中南部の最大省、四川省のトップに返り咲いたことは党幹部の間で話題となった。

 さらに、薄氏が04年から07年まで商務相を務めたときの部下、于広洲元商務次官も、中央委員に抜擢された。商務相への就任が取り沙汰されている。于氏も薄氏との不仲が知られた人物だ。

 これらの人事は胡錦濤派が主導したとされる。薄氏を最も嫌う幹部たちを重要ポストにすえることで、党内で薄氏の復活を求める動きがあっても、彼らが率先してその芽をつぶすことを期待した人事だと共産党筋は指摘する。

 薄氏の身柄はすでに司法機関に送られた。だが、党内で薄氏の厳罰を強く主張しているのは胡氏周辺だけで、習近平総書記の態度は曖昧という。江沢民派など薄氏を支持する勢力も依然として党内で力を持つ。

 国民の一部では、毛沢東の政治手法をまねて、汚職官僚を厳罰に処し「格差是正」を強調してきた薄氏の人気が高い。9月の反日デモの際には、毛沢東の写真を掲げて「薄氏を人民に返せ」と叫ぶデモ隊も見られた。

 民間の薄氏人気と党内の薄氏を支持する勢力が一緒になれば、薄氏が厳罰を免れ、かつての●(=登におおざと)小平のように復権を果たす可能性も否定できない。胡派が最も恐れるのもこうした事態だ。

4329チバQ:2012/11/24(土) 23:54:50
http://mainichi.jp/select/news/20121124k0000e030190000c.html
韓国大統領選:元首相が朴氏支持 保守勢力の結集図る
毎日新聞 2012年11月24日 13時20分

 【ソウル西脇真一】韓国大統領選(12月19日投開票)で、保守派の有力者の李会昌(イ・フェチャン)元自由先進党代表(77)は24日、与党セヌリ党本部で記者会見し、朴槿恵(パク・クネ)候補(60)への支持を表明した。李氏は「自由民主主義を守り再び左派政権に戻るのを防ぐため、支持を決心した。(セヌリ党に)入党し一党員として駆け回る」と述べた。無所属の安哲秀(アン・チョルス)氏の出馬辞退で野党陣営が表向き一本化されたのを受け、保守勢力の結集を図る狙いがある。大統領選の対決の構図が鮮明になってきた。

 李氏は判事出身で金泳三(キム・ヨンサム)政権で首相を務めた。大統領選には計3度立候補した。ハンナラ(現セヌリ)党候補として97年に金大中(キム・デジュン)氏、02年に盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏と戦い、本命視されながら惜敗。07年は党内予備選で李明博(イ・ミョンバク)大統領に朴氏と共に敗れ離党して出馬した。4月の総選挙に立候補せず国会議員ではなくなったが、保守派への影響力は残る。

 07年の際、党にとどまった朴氏が李氏を「正道ではない」と批判。関係が悪化したとされていた。

 しかし、野党陣営の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)への一本化を受け保守勢力の強化へと動いた。李氏が率いた自由先進党の後身の先進統一党は今月、一足早くセヌリ党と正式合併。先進統一党は選挙の行方を左右するとされる中部・忠清道地域で強く、朴陣営は票の取り込みも狙う。

 ただ、出馬辞退した安氏は「新しい政治」の実現を文氏に託しており、李氏の朴氏支持は「古い政治」の復活を印象付ける懸念もある。

4330チバQ:2012/11/24(土) 23:58:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121124/asi12112423250002-n1.htm
反政府勢力と警官隊が衝突、タイ 60人以上負、傷130人以上逮捕
2012.11.24 23:23

24日、タイの首都バンコクで、インラック首相の辞任を求め、警官隊と衝突するデモ参加者ら(AP)
 【シンガポール=青木伸行】タイの首都バンコクで24日、反政府勢力のデモ隊が警官隊と衝突し、地元テレビの報道などによると、双方に60人以上の負傷者が出たほか、デモ参加者130人以上が逮捕された。

 現場は国連バンコク事務所前で、警官隊は催涙ガスを発射した。デモ隊は衝突現場に近いラマ5世騎馬像前広場で開かれていた反政府集会に向かっていた。

 反政府集会は反タクシン元首相派のブンルート退役陸軍大将などが主催し、約2万人が参加。インラック政権は「タクシンの操り人形で、汚職や王室批判を野放しにしている」と批判した。ブンルート氏らは、クーデターによりインラック政権を打倒するよう呼びかけた。集会場周辺での衝突を受け、反政府集会は午後5時ごろ打ち切られた。

 こうした反政府集会の動きに対し、インラック首相は「選挙で選ばれた民主的な政府を、暴力で転覆しようとする恐れがある」と警戒し、警察官約1万7000人を動員し道路を封鎖するなどした。

 先に内閣を改造しタクシン色を強めたインラック首相に対し、野党は内閣不信任案を提出しており、25日から審議される予定。

4331チバQ:2012/11/25(日) 00:00:12
>>4327
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121124/asi12112419370001-n1.htm
中国vs印、旅券地図で火花 領有表記に対抗措置を通告
2012.11.24 19:36 [中国]

領土問題となっている地域が地図に記載された中国の旅券=23日、武漢(ロイター)
 【ニューデリー=岩田智雄】中国が新規に発行した旅券の地図やイラストに周辺国・地域が反発している問題で、この地図に印中間で領土問題となっている地域も中国領とされているとして、インド政府が対抗措置を取っていたことが24日、インド主要紙などの報道で明らかになった。

 インドの対抗措置は、中国が新規に発行した旅券保持者によるインド査証(ビザ)取得の申請があった場合、インドが領土とする地図を押印した査証を発行するもの。

 中印間ではインド北東部アルナチャルプラデシュ州と、同国北部カシミール地方で中国が実効支配するアクサイチンをめぐり、領有権の対立がある。

 地元紙ヒンズーによると、中国の新旅券の地図は両地域を中国領として記している。インド側は3〜4週間前にこの事実を把握し対応を検討。中国側には、このような状況が続けば両地域をインド領とする地図を押印した査証を発給すると伝えたというが、正式な抗議は行っていない。事態のエスカレートを避けたいとの配慮とみられる。同紙は「言葉より行動で示すほうが効果的」とインド側の対応を解説している。

4332チバQ:2012/11/25(日) 00:04:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121124/kor12112416190006-n1.htm
文氏選対幹部が総退陣へ 辞退の安氏陣営と協力模索
2012.11.24 16:18 [韓国]
 韓国大統領選で、野党民主統合党の文在寅候補の選挙対策本部は24日、前日に出馬辞退を表明した無所属の安哲秀候補陣営との選挙協力の環境を整えるため、すべての幹部がいったん退陣することを決定した。

 支持率でリードする与党セヌリ党の朴槿恵候補に対抗するには、安氏支持者の取り込みが必須。文氏側は安氏陣営幹部もまじえた共同選対本部を新たに立ち上げ、協力態勢を固めたい考えだ。

 政権交代実現のため候補一本化で合意していた文、安両氏は、統一候補の選出方法を決める協議で激しく対立。中道層が多い安氏支持者の間では文氏側の対応に反感を強め、朴氏支持に回る人も少なくないとみられる。

 安氏は23日の辞退会見で「政権交代のため一兵卒として頑張る」と述べ、文氏を支持する姿勢を示したが、具体的にどのような役割を果たすかは未知数だ。(共同)

4333チバQ:2012/11/25(日) 11:12:41
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012112401001333.html
「中国に親しみ」最低の18% 韓国も急落、内閣府調査
2012年11月24日 17時11分

 暴徒化した反日デモの参加者に襲われた日系スーパー「平和堂」=9月撮影、中国湖南省長沙(共同)


 内閣府が24日発表した「外交に関する世論調査」で、中国に「親しみを感じる」とする回答が昨年の前回調査より8・3ポイント減の18・0%となり、1978年に同じ質問で聞き始めて以来、最低となった。韓国に「親しみを感じる」は前回比23・0ポイント減の39・2%で、99年以来上回っていた「親しみを感じない」(59・0%)より低くなった。

 沖縄県・尖閣諸島や島根県・竹島をめぐる日中、日韓の対立が国民感情に影を落としている実態が浮き彫りとなった。

 調査は9月27日〜10月7日に実施。外務省は対中感情について「尖閣国有化を受けた反日デモなどが強く影響している」と分析。

(共同)

4334チバQ:2012/11/26(月) 23:20:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121126/chn12112622150005-n1.htm
早くもタカ派の顔? 中国・習近平総書記
2012.11.26 22:14 (1/2ページ)

習近平氏
 【北京=矢板明夫】中国共産党の習近平総書記が、人民解放軍を指揮する中央軍事委員会主席に同時に就任して以降、軍が動きを活発化させている。中国初の空母「遼寧」で艦載機の発着艦試験を行ったほか、東シナ海と南シナ海でそれぞれ軍事演習を実施。また、フィリピンなどと領有権を争う南シナ海周辺を自国領と紹介する、軍監修の地図も発売され、メディアに大きく取り上げられた。一連の動きは習指導部の対外強硬姿勢を印象付けるもので、「習氏のタカ派の顔が早くも見えてきた」と評価する声も聞かれる。

 26日付の中国共産党の機関紙「人民日報」(海外版)は1面トップで遼寧の発着艦試験の成功を大きく伝えた。一緒に掲載された国防省幹部の寄稿は「今回の試験の技術は中国の“国産”のものだ」と誇らしげに強調。「中国の国防科学技術の能力を見くびってはならない」という外国への挑発とも受け止められる表現も使われた。15日に発足した習指導部が今回の試験を国内外へ向けた国威発揚のセレモニーとしたことが伺える。

 また、中国国営中央テレビ(CCTV)によると、東海艦隊と南海艦隊は最近、東シナ海と南シナ海で軍事演習を行った。

 尖閣諸島における日本との武力衝突などを念頭に入れたものとみられる。同テレビは演習の時期は明らかにしていないが、習氏が軍事委員会主席に就任した一週間後の22日ごろの可能性が高い。さらに、軍総参謀部が作製に関わった「三沙市」の地図が24日から全国の書店で一斉発売された。同市は7月、ベトナムやフィリピンなどと領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島などに設立された。

 2011年ごろから、中国は周辺諸国と領土問題などをめぐって対立を深め、一部地域で軍事緊張も高まった。このため、「習新指導部が柔軟路線を取ることで、悪化した外交環境を改善してほしい」との期待が国内外の一部識者からあがっていた。軍事演習などは事前に準備が進められているとはいえ、習氏の決断次第では延期も可能だった。しかし、習氏は就任早々のこの時期に演習と発着艦試験を断行、メディアを使って大きくアピールした。

 習氏は16日に行われた軍事委員会拡大会議で「祖国の主権と安全と、発展のための利益を徹底的に守れ」と訓示した。胡錦濤前総書記がほとんど使わなかった表現で、関係者は「習氏は胡氏よりはタカ派との印象を受けている」と指摘している。

4335チバQ:2012/11/26(月) 23:23:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121125/kor12112519520004-n1.htm
朴、文氏届け出  保革一騎打ち…どうなる安氏票
2012.11.25 19:49 (1/2ページ)[韓国]

 【ソウル=加藤達也】12月19日投開票の韓国大統領選は25日、公示にあたる候補者登録が始まり、保守系与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)氏(60)と左派系最大野党民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)氏(59)らが届け出た。選挙戦は事実上、保革一騎打ちの構図で接戦が予想される。登録は26日に締め切られ、27日から選挙戦に入る。

 勝敗を分けるのは、既成政党を敬遠する有権者の支持を得ながら、23日に出馬を突然撤回した安哲秀(アン・チョルス)氏(50)の支持層の取り込みだ。

 中央日報の最新調査では安氏支持層の55%が文氏に回ったのに対し、朴氏に流れたのは24・1%にとどまった。会見で野党統一候補として「政策の99%が安氏と一致する」と強調した文氏に余裕が見える。

 ただ、韓国SBSテレビが24日に実施した世論調査では朴氏の支持率は43・4%で、37・6%の文氏を5・8ポイントリード。一方、同日のMBCテレビの調査では逆に文氏が41・2%で39・2%の朴氏に2ポイント差を付けた。韓国メディアは「誤差の範囲内」としている。

 25日午前に届け出を済ませた朴氏は記者会見で議員辞職を表明。「今回国民の信頼を得られなければ政治人生を終える」と危機感を強調した。

 一方、文氏は午後の届け出後、会見で安氏と近く会談し政策を協議することを明らかにした。「合理的保守勢力まで含め、統合した選挙陣容を備える」と述べ、保守層の取り込みにも意欲を見せた。





 【朴槿恵氏】

 1952年、韓国・大邱生まれ。西江大卒。故朴正煕元大統領の長女。74年、母親が殺害され、79年には朴大統領が暗殺された。98年にハンナラ党(現セヌリ党)から国会議員となり、その後、同党代表。2007年の大統領選の党予備選で李明博大統領に敗れた。独身。

 【文在寅氏】

 1953年、韓国・巨済生まれ。慶煕大卒。75年、朴正煕政権に反対する民主化闘争で投獄。82年、故盧武鉉氏(後に大統領)と法律事務所を開設し、弁護士として活動。2003年発足の盧政権では大統領秘書室長など要職を歴任。12年4月の総選挙で初当選した。妻と1男1女。

4336チバQ:2012/11/26(月) 23:27:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2012112600805
中国新旅券に押印せず=ベトナム
 【ハノイ時事】ベトナム北部クアンニン省の国境検問所は、南シナ海の大部分を中国領と記載した中国の新パスポート(旅券)の査証ページにスタンプを押さず、代わりに査証シートの発行を始めた。地元メディアが26日伝えた。押印により間接的に中国の領有権主張を認めることを避ける狙いがあるとみられる。(2012/11/26-20:45)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2012112600388
インド政府も中国新旅券に反発=係争地「領有」で対抗策
 中国が新たに発行した旅券にインドとの国境係争地を中国領とする地図が記載されているとして、インド政府が反発し、対抗策として係争地をインド領とする地図を押印したビザの発給を始めた。地元メディアが26日までに報じた。
 それによると、インド政府は同国を訪れた中国人が所持していた新しい旅券に、両国が領有権を争うアルナチャルプラデシュ州とアクサイチンを中国領とする地図が記載されているのを発見。対抗策として両地をインド領とした地図を押印したビザを発行することを決め、大使館を通じて中国外務省に伝えた。
 両国は1962年に国境線をめぐって戦火を交えており、現在では中国がアクサイチンを、インドがアルナチャルプラデシュ州をそれぞれ実効支配している。
 中国の新旅券の地図は、台湾や南シナ海を自国領と記載しており、台湾やフィリピン、ベトナムなどの反発を招いている。(2012/11/26-14:02)

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4337チバQ:2012/11/27(火) 01:40:30
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121126/frn1211261534003-n1.htm
日米に衝撃! 中国空母「遼寧」離着艦試験成功 予想を上回る開発スピード2012.11.26



 中国海軍初の空母「遼寧」での艦載機「殲(せん)15(J−15)」の離着艦試験成功は、日米の防衛関係者に衝撃を与えた。離陸可能な戦闘機の開発にはなお数年かかるとみられてきただけに、関係者のショックは大きい。沖縄県・尖閣諸島や南シナ海をめぐる周辺各国との対立はさらに激化しそうだ。

 中国国営中央テレビは25日、空母「遼寧」で艦載機「殲15」が着艦、さらに空母から飛び立つ姿を報じた。新華社電によると、海軍は「空母と艦載機の性能は良好で、設計上の要求を全て満たした」とコメントしている。

 殲15はロシア製戦闘機「スホイ33」のコピーとの指摘もあるが、新華社電は「わが国が自ら設計、開発した」と主張。殲15の戦闘能力は「スホイ33や米軍のF18戦闘機に匹敵すると専門家はみている」とアピールした。

 中国情勢に詳しい元航空自衛隊員の軍事ジャーナリスト、鍛冶俊樹氏は「日米の防衛関係者が受けたショックは大きい」とみている。

 「空母から発艦できる戦闘機を製造するまで数年かかるとみられていた。予想をはるかに上回るスピードで開発が進んでいる。空母本体のエンジン性能も証明された。発艦の際には飛行機が強い向かい風を受けられるよう風上へ全速力で進む。実際に使える空母であることが明らかになった」

 衝撃は大きいものの、疑問も残された。映像に映った戦闘機は1機のみ。「中国に艦載機用のエンジンを開発する能力はない。ロシアからエンジンを融通してもらって1機だけ間に合わせたのでは」(防衛省関係者)との見方もある。

 中国は初の空母について「訓練用」と説明。現状の1隻だけで実戦に投入される可能性は低い。とはいえ“張り子の虎”と思われていた空母が、まともに使えそうなことは分かった。長期的な脅威が増したことは間違いない。

4338チバQ:2012/11/27(火) 18:12:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121127/kor12112714030003-n1.htm
韓国大統領選スタート 支持率拮抗、浮動票がカギ
2012.11.27 13:55

韓国中部の大田で大統領選の第一声を上げ、支持者らに囲まれる保守与党セヌリ党の朴槿恵候補(中央)=27日(共同)
 【ソウル=加藤達也】12月19日投開票の韓国大統領選は27日午前零時をもって選挙戦に入った。保守系与党セヌリ党の朴槿恵候補(60)と左派系最大野党民主統合党の文在寅候補(59)の事実上の一騎打ちとなったが、両者の支持率は現在、ほぼ拮抗しており激戦となりそうだ。

 朴氏は26日深夜から、市民や専門家の質問に応じる生放送のテレビ番組に出演。「北朝鮮の軍事挑発に女性で断固とした対応ができるか」と聞かれ「主権、領土に関する問題は、徹底して守ると、独島(竹島)問題や延坪島砲撃の際にも言ってきた」と述べた。朴氏は番組終了後の27日未明、そのまま選挙運動に突入した。

 朴氏は27日午前、中部の忠清道大田での初遊説で、「私とセヌリ党は国民を地域や世代で区別しない。国民大統合でみな一緒に手を取り合って新しい大韓民国をつくることに全力を集中する」と述べた。

 一方の文氏は初日、自身の選挙区がある釜山と慶尚南道地域で遊説。ソウル市内から地下鉄で金浦空港に移動して「庶民派」を強調。遊説では「今回の選挙は過去勢力と未来勢力の対決だ。朴氏は朴正煕独裁政権の残存勢力の代表だ。経済民主化や福祉国家を実現できるのか」などと朴氏を攻撃した。

 世論調査によると、文氏に野党系統一候補の座を譲って出馬を取りやめた安哲秀氏(50)の支持層のうち約2割が浮動層とされており、両陣営は勝敗を左右するとみられている浮動票の獲得に乗り出している。

4339チバQ:2012/11/27(火) 18:12:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121127/chn12112711520004-n1.htm
胡錦濤氏の「最後の功績」 トウ小平氏以来の悪弊打破した“完全引退”
2012.11.27 11:45 (1/2ページ)
 中国共産党の新しい指導部人事に関して、私が注目したことのひとつは、胡錦濤がその理由や背景はともあれ、トウ小平以来の前例を打破して「完全引退」したことである。

 トウ小平は指導者の終身制という悪弊を、身をもって打破した。毛沢東も周恩来も亡くなるまで党主席や首相の座にあったが、トウ小平は自らの意思で、高齢を理由に党や政府の指導的ポストから退いた。

 だが、1987年秋の党大会でトウ小平がひら党員になったとき、党最高ポストの総書記に就任した趙紫陽は、党大会直後の党中央委員会総会で、今後も重大なことがらについてはトウ小平に報告し、教えを乞うことを提案し、総会の承認を得た。

 趙紫陽はこの「秘密決定」の存在を、天安門事件(1989年6月)で失脚する直前、訪中したゴルバチョフとの会談で暴露した。保守派長老の薄一波(今春失脚した元重慶市トップの薄煕来の父)がトウ小平の意を受けて、そうした提案をするよう趙紫陽に求め、趙紫陽はそれに応じたのだった。

 トウ小平はしかも、ひら党員になった後も約2年間、軍のトップの座にあった。中国の政治において、軍を掌握していることの重要性を十分に認識していたからである。

 トウ小平からその後継者である江沢民への権力委譲が完了したのは1994年秋のことで、トウ小平に最終的な判断を仰ぐという「秘密決定」もこのときようやく失効した。江沢民にとって幸いだったのは、トウ小平ら長老が次々に亡くなったことである。

 江沢民は2002年秋の党大会でひら党員になったが、トウ小平にならって、その後2年間は軍の最高ポストを胡錦濤に譲らなかった。さらに、これまた前例にそって、重大なことがらについては江沢民に報告し、教えを乞うという「秘密決定」が、党中央政治局においてなされたという。

 だが今回、胡錦濤が総書記からひら党員になったとき、トウ小平や江沢民とは異なり、「秘密決定」も行われず、軍の最高ポストに居座ることもなかった。

 胡錦濤の「完全引退」は、ひら党員が軍のトップに座るという悪しき慣例と、ひら党員に総書記にも勝る大きな権限を与えるという、公にはできない決定を撤廃するものであり、中国共産党の指導制度の近代化につながるものである。そしてこれを機に、党や政府の指導的ポスト同様、軍の指導的ポストについても、多選を禁止する明確な規定を設けるべきだろう。(敬称略)=滋賀県立大学教授・荒井利明/フジサンケイビジネスアイ

4340チバQ:2012/11/27(火) 18:14:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121127/chn12112708170001-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
蔓延する習近平体制への失望感
2012.11.27 08:14 (1/2ページ)[中国]

15日、内外報道陣の前に登場した習近平総書記(中央)ら中国共産党政治局常務委員の7人 (ロイター)
 中国共産党は第18回党大会を終え、15日に習近平総書記ら新たな指導部を選出した。だが、人民大会堂に現れた政治局常務委員7人の顔触れに、欧米メディアからは、祝福の言葉ではなく失望の声が相次いだ。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、アジア版)は16日付の社説で、新指導部の人選について「強硬派が改革派を打ち負かし、政治の自由化の見込みはないというのが共通認識だ」と述べた。国際紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンも同日付紙面で、「改革の必要性は明白で切迫しているのに、党の指導者は“安全第一”を目指している」とする寄稿を掲載した。寄稿は、改革派として知られる汪洋広東省党委書記と李源潮党中央組織部長(当時)が人選から漏れたことを強調。習氏が最高指導者に選ばれたのは「政治的に対立する課題で自身がどちらの側に立つか言わないため、さまざまな利益集団にとって心地よいからだ」との見方を紹介した。

 16日付の米外交誌フォーリン・ポリシー(電子版)の論文「機会は失われたか」は、とりわけ李氏が常務委員に昇格しなかったことを「驚きだ」とする。李氏は、法の支配や政府の透明性、党内の民主化を求める知識人から支持が厚く、海外で教育を受けた人々を入党させたり、大学卒の党員を村レベルの幹部に登用したりする上で、重要な役割を果たしていたという。

 選出された側についての評価では、英誌エコノミスト(17日版)が、7人のうち少なくとも5人は同じ派閥出身者だと指摘。「もし習氏が改革の道を選ぶなら、(指導部内の)同一性により、改革が容易になる可能性はある」としながらも、指導層の多くが「赤い貴族」と呼ばれる既得権益者であることなどから「残念ながら変化は起きそうにない」との見通しを示した。欧米メディアに共通するのは、「中国に変化が訪れるのは、1980年代のソ連と同様、経済か政治が袋小路に陥ってからで、その時になって初めて北京は(中国版)ゴルバチョフを探すのだ」(WSJ)というあきらめにも似た失望感だ。

 報道の自由が認められている香港でも、習氏が「就任演説」で、党の腐敗に警鐘を鳴らしたことを評価する報道の一方で、常務委員の顔触れを酷評する声が出た。非大陸系新聞、明報系の週刊誌、亜洲週刊(電子版)は21日付の記事で、「人選は政治経験、民意、派閥の背景のいずれもはっきりせず、最後に残った基準は年功序列だけだ」と指摘する。留任した習氏と李克強氏を除き、新たに選出された5人は全員、40年代生まれで、5年後の党大会で年齢制限により引退する。顔触れも保守色が強く「期待を抱かせない」。ただ、記事は自らを慰めるように「悲観しすぎることはない」という。中国の政治は「動かざるを得ない時期に来ている」のであり、「誰が常務委員になり、誰がならないかは、さほど気にする必要はないのだ」と。

4341チバQ:2012/11/27(火) 23:16:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121127/kor12112720590006-n1.htm
事実上の一騎打ち、大接戦の様相 遊説スタート 争点は格差是正
2012.11.27 20:53 [韓国]

釜山で行われた、韓国大統領選の文在寅候補の遊説に集まった支持者ら=27日(共同)
 【ソウル=加藤達也】韓国大統領選は27日、12月19日の投開票に向け選挙戦がスタートした。保守系与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)「候補(60)と左派系最大野党民主統合党の文在寅(ムンジェイ)候補(59)の事実上の一騎打ちで支持率はほぼ拮抗(きっこう)し、大接戦が予想される。今後両者は最大課題の経済格差問題や北朝鮮への対応などを焦点に政策論争を展開する。

 大票田の中部忠清道・大田での第一声で朴氏は「今の野党候補は、かつて(政策運営に)失敗した政権の最高核心勢力だった」と金大中、盧武鉉(ノムヒョン)両元大統領の継承を唱える文氏を批判した。

 一方、自身の選挙区である釜山に乗り込んだ文氏は、朴氏が軍人出身の朴正煕(パクチョンヒ)元大統領の娘である点を強調し「独裁を称賛、美化する歴史認識で民主主義が実現できるか」と訴えた。

 次期政権最大の課題は、李明博(イミョンバク)政権が推進してきた、サムスンなど財閥優先政策で生じた国民の貧富の格差解消だ。両陣営ともにこれを「経済民主化」と呼び、対策を提示している。

 真っ向から対立しているのが「出資総額制限」。一定の資産総額以上の財閥系企業が別の会社に出資するのを制限するもので、その廃止は財閥優遇の象徴とされ、市民団体などが規制の維持を求めたが、李明博政権下で廃止された。文氏は規制の復活を唱え、朴氏は規制に反対する。

 福祉政策では両者とも学校給食や児童保育の無償化など拡充を提言している。

 ただ財源捻出のための財政改革では「支出構造のリストラで急激な増税を避ける」とした朴氏に対し、文氏は富裕層の減税措置撤回や大手企業の法人税率調整にまで踏み込み、大企業経営者や富裕層から警戒されている。

 対北政策では「(金正恩政権との)対話への転換」にとどめる朴氏と、金大中・盧武鉉政権の融和的姿勢への回帰を訴える文氏との間の温度差が大きい。

 一方、対日政策については朴氏が「領土に関する主権は守る」としているのに対し、文氏は竹島問題以外にも慰安婦問題などで強硬姿勢を見せている。

4342チバQ:2012/11/28(水) 01:44:41
http://mainichi.jp/opinion/news/20121127ddm003030126000c.html
クローズアップ2012:韓国大統領選、朴氏VS文氏 カギ握る「安氏票」 辞退後雲隠れ、動向に注目
毎日新聞 2012年11月27日 東京朝刊

 韓国大統領選(12月19日投開票)は26日、候補者登録が締め切られ、与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補(60)や最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)ら7人が27日から公式な選挙運動に入る。無所属の安哲秀(アンチョルス)氏(50)が、文氏との候補一本化を協議しながらも直前に辞退を表明。所得格差の是正などを焦点に、保守的な朴氏と進歩的な政策を掲げる文氏による事実上の一騎打ちとなった。来年2月に就任する次期大統領は李明博(イミョンバク)政権で悪化した対日や対北朝鮮関係の改善に取り組むが、選挙戦での関心は薄い。【ソウル西脇真一、澤田克己】

 26日、朴槿恵氏は、父朴正熙(パクチョンヒ)元大統領による独裁体制下での弾圧被害者に対して名誉回復と補償をする議員立法の法案を、他の与党議員と連名で国会に提出した。前日の会見で議員辞職を表明した朴氏にとって最後の提出法案という。セヌリ党関係者がその意図を説明する。「中道志向の人々を含む国民すべての統合を図ろうという趣旨だ」

 安哲秀氏の支持者には、朴元大統領による経済開発を評価しながらも独裁には厳しい目を向ける中道志向の人が少なくない。法案提出は、安氏の辞退後に行き場を失った人々へのアピールを狙ったものといえる。

 有力紙・朝鮮日報が安氏辞退を受けて実施した世論調査によると、朴氏の支持率は43・5%、文在寅氏は39・9%と大接戦だ。安氏を支持していた人のうち、56・9%が文氏、20・5%が朴氏へと支持候補を変えた。残りの多くは、「浮動層」という。

 ただ浮動層は、過半数が「政権交代を望む」と回答するなど野党色が若干強い。他のメディアによる世論調査も同じような傾向だ。民主統合党関係者は「安氏の支持者は、突然の辞退にショックを受けた。しばらくは次の支持候補など答えられないだろうが、結局は政権交代を望むはずだ」と期待する。

 文氏陣営の幹部も「安氏の支援なしで文氏が勝ったら、安氏の政治的影響力など不要だとなる。文氏が負けたら、安氏が手伝わなかったからと批判される。だから安氏は、文氏を手伝わざるをえない」と指摘する。

 与野党に共通するのは、今後の安氏の動向が選挙戦に大きな影響を与えるという点だ。ただ、安氏は辞退会見翌日の24日、休養を取るため、行き先を明らかにしないまま地方に行き、姿をくらましてしまった。

 一方、文氏は25日の出馬会見で、選挙中だけでなく当選してからも安氏と協力していきたいという意欲を表明した。「安氏の都合がつけば、早い時期に会いたい」と話したが、辞退会見の後に電話ででも話をしたのかと問われても「礼を尽くして連絡を取っている」と答えたのにとどまった。

 文陣営幹部は「選挙戦が激しさを増し、安氏はまだ出てこないのかと心配する声が強まった頃に、安氏が出てくるのが最も効果的だ。急ぐ必要はない」と話すが、確たる見通しがあるわけではない。政治経験ゼロの元ベンチャー企業家である安氏が台風の目となって、既存政党が振り回される構図はしばらく変わりそうにない。

4343チバQ:2012/11/28(水) 01:45:03
 ◇格差是正が喫緊の課題 かすむ対日・対北朝鮮政策
 今回の大統領選の最大の争点は「格差の是正」だ。このため「経済民主化」がキーワードとなり、その象徴として「財閥改革」が叫ばれている。朴槿恵候補、文在寅候補ともその方向は同じだが、文氏がより急進的で、「保守」(朴氏)対「進歩」(文氏)の構図が浮かび上がる。

 こうした差は対日や対北朝鮮など外交・安保政策でも見られるが「庶民の経済立て直し」が喫緊の課題で、争点となっていないのが現状だ。

 国際通貨基金(IMF)の統計によると韓国は昨年、経済成長率が3・6%。主要先進国と比べ高く、李明博大統領は「世界で最も早く危機を克服した」と胸を張る。

 通貨ウォン安などを背景にサムスンなど大企業の輸出は好調だ。しかし、昨年は物価上昇率が4%で「地元に帰ると『上がらないのは給料だけ』という悲鳴ばかり」(セヌリ党国会議員)。国民には、富が公平に分配されず格差が広がっているという不満が高まっている。

 そこで「市場の支配と経済力の乱用を防止」するため、財閥改革が急浮上した。核心は、オーナー企業による系列会社の支配の是非。

 文氏は全面禁止の方向。朴氏は新規は禁止の考えで「昔のものまで制限すれば企業が大混乱する」と、財閥寄りの発言も最近はある。保守の結集を意識したものとみられる。

 一方、対北朝鮮政策では文氏が「まずは対話」の姿勢を打ち出し、就任1年目の首脳会談も狙う。朴氏も「ソウルと平壌に南北交流事務所を設置する」ことなどを公約とするが「北朝鮮の場合は挑発するし約束も破る。一方的な信頼はだめだ」とくぎを刺す。朝鮮戦争の休戦協定に代わる平和条約締結の話も「信頼関係構築が先」との考えだ。

 両氏とも日韓関係の改善には前向きだ。ただ、竹島(韓国名・独島)や過去の歴史問題では譲らず「独島は協議対象ではない」(朴氏)と言う。特に文氏は「非常に断固たる意志を持っている。歴史問題が未来志向的発展の妨げとならぬよう韓日指導者は格別な努力が必要だ」と強調。党の候補に選出される前の8月には旧日本軍の従軍慰安婦問題で「日本政府に法的責任を必ず問う」などとする政策も発表したことがある。

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 ◆両候補の略歴(写真は聯合・共同)

 ◇朴槿恵(パク・クネ)氏
 1952年2月、南部大邱(テグ)生まれの60歳。西江(ソガン)大卒。軍事独裁政権で日韓国交正常化も果たした故朴正熙大統領の長女。74年に母陸英修(ユク・ヨンス)氏が殺害された後、朴大統領が暗殺された79年までファーストレディー役を務めた。98年にハンナラ党(現セヌリ党)から国会議員に初当選。前回07年の大統領選の党予備選で李明博氏に敗退しており、本選挙への出馬は初めて。独身。

 ◇文在寅(ムン・ジェイン)氏
 1953年1月、南東部・巨済(コジェ)生まれの59歳。慶熙(キョンヒ)大卒。75年、朴正熙政権に反対する民主化運動で投獄された。80年に司法試験に合格し、故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏とともに人権派弁護士として活躍した。03年に発足した盧政権で大統領府秘書室長などを歴任。09年に自殺した盧氏の国民葬では、葬儀委員会常任執行委員長を務めた。12年4月の総選挙で初当選。妻と1男1女。

4344チバQ:2012/11/28(水) 22:32:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121128/chn12112820510013-n1.htm
指導者序列は、胡、習、江氏の順 臆測呼ぶ人民日報記事
2012.11.28 20:47

 【北京=矢板明夫】28日付の中国共産党機関紙、人民日報が長老の葬儀に関する記事の中で、指導者の名前を胡錦濤国家主席、習近平総書記、江沢民前国家主席の順で報じたことが注目されている。

 官製メディアは影響力の順に指導者を紹介するのが通例。現時点では、胡氏の政治力が習氏を上回っている可能性をうかがわせる。

 同紙は政策助言機関、全国政治協商会議副主席などを歴任した丁光訓氏(97)の葬儀を伝える記事を掲載し、「胡氏、習氏、江氏がさまざまな形で慰問、または哀悼の意を表した」などと報じた。

 党最高指導部である政治局常務委員会(定員7人)の序列では、習氏が一番だが、元指導者が登場する場合は紹介される順番で党内における影響力を判断できるとされている。最高実力者だったトウ(=登におおざと)小平氏は引退後も一番先に紹介されていた。

 胡氏が来年の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)まで国家主席の地位にあることが要因の一つともみられるが、李先念氏、楊尚昆氏らは現役の国家主席だったときでも党内の序列が低く、党内の実力者の後塵(こうじん)を拝していた。李氏は7番目に紹介されたこともあった。

 来年3月の全人代で胡氏は国家主席の座も習氏に譲り渡し完全引退する。その後は習氏との順番が入れ替わるとみられる。ただ、胡氏と江氏の紹介順がどうなるかで胡氏の引退後の影響力を測ることができそうだ。

4345チバQ:2012/11/28(水) 22:36:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012112802000114.html
有力2氏 目立つ対日強硬 韓国大統領選挙戦スタート
2012年11月28日 朝刊

 【ソウル=辻渕智之】十二月十九日に投開票される韓国大統領選は二十七日、公式の選挙戦が始まった。事実上の一騎打ちとなった保守系与党セヌリ党の朴槿恵(パククンヘ)(60)、革新・進歩系で最大野党の民主統合党、文在寅(ムンジェイン)(59)の両候補が第一声を上げ、全国遊説をスタートさせた。

 朴氏は朝、父の朴正熙(パクチョンヒ)元大統領や戦没者らが眠るソウルの国立墓地に参拝し「責任ある変化で新しい韓国をつくる」と記帳した。

 その後、文氏と支持率で競る中西部・忠清道に移動。「準備された未来に進むか、失敗した過去に戻るか」と大統領の娘としての政治経験をアピールしつつ、盧武鉉(ノムヒョン)前政権で大統領秘書室長だった文氏を攻撃した。

 一方、文氏は出身地の南部・釜山入り。釜山は保守層の地盤だが、野党勢力の候補一本化で出馬を断念した安哲秀(アンチョルス)元ソウル大教授(50)の故郷でもある。

 「政権交代のため決断してくれた安氏の心と涙を忘れない。安氏と一緒に新しい政治の夢を果たす」と、安氏支持者のつなぎ留めと保守層の切り崩しを狙った。

 【ソウル=篠ケ瀬祐司】日韓の政治関係が「過去最悪水準」(日韓外交筋)といわれる中、与党セヌリ党の朴槿恵氏と最大野党・民主統合党の文在寅氏は、日本との関係は重要だとしながらも、竹島(韓国名・独島)や歴史問題での厳しい姿勢が目立つ。

 朴氏はこれまでの記者会見で、竹島について「協議対象ではない」と、日本の国際司法裁判所(ICJ)提訴の動きをけん制。旧日本軍慰安婦問題は「どんな場合でも正当化されない。歴史との和解を永遠に待つことはできない」と日本側に早期歩み寄りを迫った。

 日本に厳しく臨んだ盧武鉉前政権で要職を務めた文氏はさらに踏み込む。「対日五大歴史懸案」構想を発表し、元慰安婦問題について「日本政府に法的責任を問う」と、事実上、賠償を求める考えを示した。

 会見では「前政権の当初は日本との関係が良かったが、(二〇〇三年六月の)大統領訪日の日に韓国が懸念する法案(有事関連法)を成立させた。さらに独島問題で一気に悪化した」とあつれきの原因を日本側に求めた。

 韓国憲法裁判所は昨年八月、元慰安婦問題で政府が解決努力をしないのは違憲と判断。韓国は日本への働きかけを強め、日韓関係がぎくしゃくするきっかけとなった。

 日本側は一九六五年の日韓請求権協定で解決済みとの立場を貫く。野田佳彦首相は今年八月に国会で「河野談話」を踏襲しつつも「強制連行を示す文書は確認できなかった」とし、韓国世論がさらに硬化した。

 五月には韓国最高裁が、第二次世界大戦中の韓国人徴用工の賠償請求権は「消滅していない」と判断。差し戻し審の判決によっては新たな摩擦要因となる。

 李明博(イミョンバク)大統領が上陸した竹島の問題も韓国内で関心が高い。朴、文両氏とも当選後ただちに日本に歩み寄るのは容易ではない。

4346チバQ:2012/11/28(水) 22:39:09
http://mainichi.jp/select/news/20121128ddm007030171000c.html
2012韓国大統領選:「過去」挙げ非難の応酬 一騎打ち舌戦始まる
毎日新聞 2012年11月28日 東京朝刊

 12月19日投開票の韓国大統領選は27日、公式の選挙戦が始まり、与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補(60)と最大野党、民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)ら候補者7人が一斉に第一声を上げた。朴氏と文氏の事実上の一騎打ちで、朴氏は中部・忠清道(チュンチョンド)圏、文氏は出身地の南部、釜山(プサン)などで遊説をスタート。双方とも自身を「未来」、相手を「過去」と位置づけ、初日から激しい舌戦を繰り広げた。

 ◇公州で実績アピール−−朴氏
 「準備された未来に行くのか、失敗した過去に戻るのかを決める選挙だ」。党シンボルカラーの赤色のジャンパーを着た朴氏は、選挙戦の行方を左右するといわれる忠清道圏の大田(テジョン)などを初遊説の舞台に選んだ。公州(コンジュ)では、盧武鉉(ノムヒョン)前政権時代にこそ「(問題となった)不動産価格や大学の授業料が暴騰した」と指摘。盧前大統領の右腕だった文氏を「失敗した政権の中心人物」と切り捨て、「過去に戻ることはできない」と語気を強めた。

 公州市に隣接する世宗(セジョン)市は因縁の場所でもある。09年11月、セヌリ党の前身である与党ハンナラ党に所属していた李明博(イミョンバク)大統領は、前政権時代に与野党で合意した世宗市への首都機能一部移転計画を白紙撤回しようとした。しかしハンナラ党議員の朴氏は「国民との約束を守るべきだ」と批判。同じ党の李大統領と対立しながら計画遂行を支えた。選挙戦初日に公州などを選んだのも、「実績」をもとに「市民との約束を守る政治家」とアピールする狙いがある。

 演説を聞いていた会社員、康燦順(カンチャンスン)さん(53)は「厳しい時代を乗り切る力と意志がある」と期待を寄せた。【公州・西脇真一】

 ◇釜山攻略、当選のカギ−−文氏
 文氏は、釜山市内のバスターミナルから遊説を始めた。4月の総選挙で初当選した文氏の地元選挙区だが、釜山はセヌリ党の固い地盤でもある。総選挙では18小選挙区中16選挙区でセヌリ党が勝っており、文氏にとっては釜山攻略が当選へのカギとなる。

 文氏は「私を育ててくれた釜山から大韓民国の未来を変える歩みを始める」と釜山育ちをアピール。23日に出馬辞退した安哲秀(アンチョルス)氏について「政治改革という安氏の夢を、安氏とともに必ず実現させる」と述べ、「連携」を前面に打ち出した。

 また、今回の大統領選は「過去の勢力と未来の勢力の対決だ」と強調。朴氏は、父朴正熙(パクチョンヒ)元大統領による軍事独裁の流れをくむ「守旧派の代表」と批判した。さらに、民主化運動で投獄された自らの体験も踏まえ、「私は民主主義と人権のために生涯努力してきた」と訴えた。

 文氏は「釜山は世界で最も原子力発電所が密集している。半径20〜30キロ圏内に数百万人が住んでいる」と指摘。脱原発依存と再生可能エネルギー開発を進めていく考えを示した。【釜山・澤田克己】

4347チバQ:2012/11/28(水) 22:41:43
http://mainichi.jp/select/news/20121129k0000m030083000c.html
中国:金第1書記の記事掲載、ネットユーザーが失笑
毎日新聞 2012年11月28日 20時44分

 【北京・成沢健一】中国共産党機関紙「人民日報」系のニュースサイト「人民網」が27日、「2012年、最もセクシーな男」として北朝鮮の指導者、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を紹介した米国の風刺サイト「オニオン」の記事を転載。元の記事が皮肉を込めたものであったことに気付かずに、金第1書記の写真とともに掲載し、中国のインターネットユーザーから「こんなものにひっかかるなんて」と失笑を買っている。

 「圧倒的にハンサムな丸顔、少年らしい魅力、屈強な体格を持つ平壌育ちの好青年は、すべての女性の夢だ」。人民網は「完璧なかわいらしさと完璧な男らしさをあわせ持つ」などと金第1書記に関する「オニオン」の評価をそのまま引用し、55枚の写真と共に掲載。ところが、このサイトは11年には反体制派を武力弾圧していたシリアのアサド大統領、10年には巨額詐欺事件を起こした米国人、バーナード・マドフ氏を「最もセクシーな男」として取り上げており、今回の記事も完全な冗談だった。

 この人民網の転載記事を受けて「オニオン」は「我が社の支社である人民日報のサイトも訪れてほしい。模範的なすばらしい記事だ」と紹介し、今度は人民網を皮肉った。あわてて転載記事を削除する羽目に陥った人民網に対し、中国版ツイッター「微博」では「国際的な笑いものだ」「人をだましてばかりいるからだまされるんだ」といった批判が相次いでいる。

4348チバQ:2012/11/29(木) 01:01:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121128/kor12112819490002-n1.htm
北朝鮮 経済改革失速 強まる統制
2012.11.28 19:46 (1/2ページ)[北朝鮮]
 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記死去から1年を迎えるのを前に金正恩(キム・ジョンウン)政権の目玉だったはずの経済改革策導入の動きが失速している。逆に現れだしたのが市場統制による経済締め付けだ。さらに金一族の秘密資金調達を担う機関を再編し、一族の偶像化に巨費を投入。膨大な予算を必要とするミサイル再発射の兆候もあり、住民に“痛み”を強いる動きは加速している。(桜井紀雄)

 「新経済管理改善措置」と呼ばれる経済改革策は集団農場の単位を縮小し収穫の一部を農家が自由に処分するのを認めることや企業の裁量権拡大を柱にしたものだ。中朝関係者らによると、10月1日から施行予定だったが、各地の住民末端組織「人民班」で開かれてきた講習会が通達もなしに突然、中断されたという。

 金正恩第1書記が改善措置の最終案作りを急ぎ、何度も作り直しを命じたためにかえって遅れを招いたといわれる。改善措置について第1書記が「誰でも心置きなく意見を出し、それを問題としてはならない」と語ったとされるが、意見集約がうまくいっていない状況を物語っている。

 脱北者団体によると、農場を限定した措置が試行されているとの情報もあるが、少なくとも公表できる段階にないようだ。今年中の施行を断念し、来年4月以降の開始を検討しているとも伝えられる。

 逆に加速しているのが金一族のための国費投入だ。

 正恩政権は各地にある金日成(キム・イルスン)主席単体の銅像から金主席と金総書記が対になった像への建て替えを推進。総書記らの遺体を安置した平壌の錦繍山(クムスサン)太陽宮殿前広場を欧州の宮廷を模した庭園に作り替える工事を進めている。「先軍朝鮮の太陽・金正恩将軍万歳」と第1書記を礼賛する巨大看板も確認された。韓国の情報機関、国家情報院は韓国国会で、偶像化事業に約3億3千万ドル(約270億円)を費やしたと報告した。

 金総書記の秘密資金獲得を担ってきた「朝鮮労働党38号室」や「39号室」の統廃合の動きも確認されている。総書記死去で一時とりやめていた国外機関に対する外貨徴収を再開した上、第1書記の秘密資金を管理する「国防委員会81部」が始動したとの情報もあり、金一族のための外貨吸い上げが進んでいるようだ。

 ここにきてにわかに活発化しているのが北西部・東倉里(トンチャンリ)でのミサイル発射準備の動きだ。4月のミサイル発射では北朝鮮住民1年分の食糧がまかなえる約8億5千万ドル(約700億円)が費やされたと推算され、再発射すれば、いっそう経済を圧迫することになる。

 中朝消息筋によると、北朝鮮国内では、公衆市場で価格と販売品目を制限する経済統制策が、早ければ来月1日にも施行されるとの話が伝えられているという。インフレ抑制と市場への政府介入が狙いとみられる。

 「精神不安定で治療中だ」といった第1書記の病気説も住民の間で持ち上がっているといい、消息筋は「正恩政権の締め付けに対する住民の不満が生んだ噂の一つだ」とみている。

4349チバQ:2012/11/29(木) 19:55:40
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121129/mcb1211291859043-n1.htm
北京−広州間の高速鉄道年内開業へ 8時間で2200キロ縦断2012.11.29 18:58

 【上海=河崎真澄】中国で年内にも、北京と広東省広州間の約2200キロを縦断する高速鉄道(中国版新幹線)が全線開通し、直通列車が営業運転を始める見通しとなった。新華社電などが29日までに伝えた。建設中だった北京と河南省鄭州を結ぶ681キロの高速鉄道の専用線が完成し、すでに開通済みの鄭州−広州間と1本の路線でつながる。最高営業時速は300キロで、北京−広州間を約8時間で結ぶという。

 中国の高速鉄道専用線の総延長は北京−上海間など全土で今年7月に6894キロに達している。昨年7月、上海に近い浙江省寧波と同省温州を結ぶ路線の温州駅付近で40人が死亡した列車の追突事故を受けて、各地で建設工事が中断していたが、今春から相次いで工事が再開されていた。

 今回新たに高速鉄道の専用線が開通する北京−鄭州間では25日、日本の東北新幹線「はやて」の技術をベースとした中国製の列車「CRH380A」の試験運転が行われた。これまで北京−広州間は在来線の特急で約21時間かかっていた。中国鉄道省では、広州から広東省深●(=土へんに川)を経て香港まで乗り入れる高速鉄道路線計画も進めている。

 来月には黒竜江省ハルビンと遼寧省大連間の921キロを最高営業時速300キロで結ぶ高速鉄道の専用線も開業する予定。最低気温がマイナス30度以上となる寒冷地で初の開業となる。

 昨年7月の追突事故については、同12月に国務院(政府)事故調査チームが、信号設備の不備と作業員の職責不履行など「人災」を認める報告を行い、劉志軍前鉄道相ら54人を処分して、処理は事実上終わった。だが、今年8月にトンネル壁の亀裂や信号ケーブルの混線など、施設上の欠陥が12の高速鉄道路線で見つかり、安全運行の確保が改めて問われていた。

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4350チバQ:2012/11/29(木) 22:06:12
>>2764
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012112900434
人民武力相に金格植氏=延坪島砲撃主導の強硬派−北朝鮮
 【ソウル時事】韓国紙・文化日報は29日、政府高官の話として、北朝鮮の人民武力相(国防相)が金正角氏から金格植氏に交代したと報じた。金格植氏は2010年の哨戒艦沈没事件と延坪島砲撃を主導した強硬派といわれる。
 金格植氏は今年初めに大将から上将に降格された後、11月に大将に復帰していた。一方、金正角氏は4月に人民武力相への任命が伝えられたばかりだった。(2012/11/29-12:49)

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4351チバQ:2012/11/29(木) 23:27:03
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121129-OYT1T01153.htm
ウイグル族が地方政府襲撃、漢族嫌がらせ発端か

 【香港支局】香港の人権団体・中国人権民主化運動ニュースセンターによると、中国河南省南陽市の鎮平県に住む少数民族のウイグル族約1000人が28日夜、地元政府の庁舎を襲撃し、警察車両などを破壊した。


 排除に乗り出した武装警察官らとの衝突で約50人が負傷したという。ウイグル族の少女が、漢族住民に宗教スカーフをまくり上げる嫌がらせをされたのがきっかけという。

 ウイグル族が商業活動などで集まる鎮平県では最近、信仰や生活習慣を巡る漢族とのトラブルが頻発していたという。

(2012年11月29日19時15分 読売新聞)

4352チバQ:2012/12/01(土) 13:34:27
>>4349に続き
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012120100157
ハルビン−大連高速鉄道が開通=最高時速300キロ−中国
 【北京時事】新華社電によると、中国東北部ハルビン(黒竜江省)−大連(遼寧省)921キロを結ぶ最高営業時速300キロの高速鉄道専用線(中国版新幹線)が1日開業した。両都市間の最短所要時間はこれまでの9時間強から、3時間強に短縮される。
 最低気温がマイナス40度程度まで下がる寒冷地で開業する初の高速鉄道としても注目されている。冬季(12月1日〜3月31日)の最高営業時速は200キロ。(2012/12/01-12:16)

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4353チバQ:2012/12/01(土) 13:59:50
http://mainichi.jp/select/news/20121201k0000e030207000c.html
韓国大統領選:テレビ広告好対照 「決意」vs「親近感」
毎日新聞 2012年12月01日 12時10分

 【ソウル西脇真一】韓国大統領選で、与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補(60)と最大野党、民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)のテレビ広告に注目が集まっている。11月27日の公式選挙運動開始から放映が始まった1本目のテレビ広告は、朴氏が「決意」を、文氏が「親近感」を訴える好対照の内容だ。

 朴氏の広告は、ハンナラ(現セヌリ)党代表だった06年、選挙遊説中に暴漢にほおを切られた際の写真や、回復を願う市民の姿を取り入れ、「残りの人生で国民の傷を癒やしていくことに決めた」と言葉が流れる。

 一方、文氏は自宅で資料や原稿を読み込む様子など、日常の風景を切り取りながら「平等」「公正」「正義」を強調。陣営は「貴族候補対庶民候補という今選挙の性格を感性に訴えた」と説明する。

 理念や地域の対立が薄まるなか、テレビ広告はイメージ戦の重要なツール。両陣営とも複数のバージョンを製作し、しのぎを削る。テレビ広告は12月18日までの選挙運動期間中に計30回(1本60秒以内)放送できる。両陣営とも効果的な時期を見計らって順次広告を流す予定で、「新バージョンは今週末にも投入される」(朴陣営)見通しだ。

4354チバQ:2012/12/01(土) 14:01:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121130/kor12113014330001-n1.htm
女性容疑者と性的関係、巨額賄賂…不祥事続出で韓国検事総長辞任
2012.11.30 14:30 [韓国]
 韓国でソウル高検の幹部検事が捜査対象者から巨額の賄賂を受け取ったり、新人検事が取調室で女性容疑者と性的関係を持ったりする不祥事が相次ぎ、検察トップの韓相大検事総長が30日、国民に謝罪して辞任を表明した。李明博大統領は「検察は反省が必要」と述べ、辞表を受理した。

 不祥事をめぐっては、日本の東京地検特捜部に当たる中央捜査部の崔在卿部長が、幹部検事が収賄で逮捕される前に携帯メールでマスコミ対応を助言するなど、もみ消しを図ったことも発覚。韓総長が部長への監察を指示すると、これに部長が反発して検察内部で内紛が激化し、総長に対する辞任圧力が強まっていた。

 内紛の背景には、韓総長が検察改革の一環として掲げた中央捜査部の廃止をめぐる崔部長らとの権力闘争があるとされる。相次ぐ不祥事や身内の内紛で、大統領選を前に検察の権威はがた落ちとなっている。(共同)

4355チバQ:2012/12/01(土) 14:41:56
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/336862
1分間の「テレビCM」対決話題に 韓国大統領選
2012年12月1日 13:20 カテゴリー:アジア・世界
 朴氏は2006年の統一地方選で遊説中、暴漢から顔をカッターナイフで切り付けられ、負傷した。CMには事件直後の苦しむ姿など当時を白黒写真で回想し、傷痕が残る現在の横顔をカラーで映し出す。「死まで考えたほどの傷は私を完全に変えた。皆さんが私を生かしてくれた。残りの人生は国民が受けた傷を癒やしながら生きる決心をした」とナレーターの静かな語りで、逆に「韓国初の女性大統領」候補の強さを際立たせた。

 一方、文氏のCMは自宅で夫人がアイロンがけをする傍ら、文氏が書斎でうたた寝する姿など日常生活の映像で親しみを演出。朴正熙(パクチョンヒ)元大統領の娘という出自から「貴族候補」とレッテルを貼る朴氏との違いを訴える。さらに「機会は平等に、過程は公正に」と演説する姿も挿入し、「人が第一だ」と締めくくる。

 ただ、朴氏のCMには「やや刺激的」、文氏には「庶民候補を訴えながら書斎の椅子は高価」などと批判も出ている。


=2012/12/01付 西日本新聞夕刊=

4356チバQ:2012/12/01(土) 20:05:45
真面な発言ですこと
「怖いのはエイズそのものではなく、エイズに対する無知と偏見、エイズ患者に対する差別だ」


http://sankei.jp.msn.com/world/news/121201/chn12120119210003-n1.htm
習近平氏、HIV感染者と握手し激励 弱者重視の姿勢アピール
2012.12.1 19:20
 新華社電によると、中国共産党総書記に就任した習近平国家副主席は11月30日、北京市内の医療施設を訪れ、エイズウイルス(HIV)感染者を激励するとともにボランティアの交流活動に参加した。

 1日の世界エイズデーに合わせた活動で、同日付の中国各紙は習氏が感染者と握手する写真を1面に掲載した。習指導部が社会的弱者を重視していることをアピールし、求心力を高める狙いがありそうだ。

 習氏は「怖いのはエイズそのものではなく、エイズに対する無知と偏見、エイズ患者に対する差別だ」とした上で「エイズ感染者と患者はわれわれの兄弟姉妹。全社会が愛の心で彼らの生活を明るくしなければならない」と呼び掛けた。(共同)

4357とはずがたり:2012/12/01(土) 21:55:19

南シナ海「領有」 中国新旅券 比も「無効」に
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20121130103.html
2012年11月30日(金)08:14

 【シンガポール=青木伸行】フィリピン政府は29日、中国の南シナ海などの領有を図示した新規旅券(パスポート)を、無効とする方針を表明した。ベトナムがとっている対抗措置と同様で、旅券を無効としながらも入国は拒否せず、査証(ビザ)は別の書類に記載し発給する。

 外務省は、南シナ海の領有権は中国にあるという「曲解が正当化されることを、避けるための措置だ」と説明した。一方、ロサリオ外相は同日、スカボロー礁になお、中国船3隻がとどまっているとし、中国側に退去を求めた。

 新規旅券をめぐっては、東南アジア諸国連合(ASEAN)にも批判と懸念が高まっている。インドネシアのマルティ外相は、新規旅券は領有権を争う「関係国の反応をみるための陰険なものだ。発行されても(領有権問題への)効果は何もない」と批判した。

4358チバQ:2012/12/02(日) 11:21:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121201/kor12120118010005-n1.htm
北朝鮮ミサイル発射兆候 韓国大統領選どうなる?
2012.12.1 18:00 (1/4ページ)[追跡〜ソウル発]

 北朝鮮が長距離弾道ミサイル発射の動きを見せている。米国研究機関の分析では早ければ12月上旬にも発射準備が整うという。国際社会は北の動静を注視しているが、中でも12月19日に大統領選を控える隣国・韓国では警戒心が高い。実際に発射となれば接戦の大統領選への影響は避けられない。(ソウル 加藤達也)

 北朝鮮北西部・東倉里で長距離弾道ミサイル発射の兆候あり、と最初に指摘したのは米情報当局だった。衛星写真などを総合的に分析した結果で、米政府は直ちに韓両政府に伝達。3カ国は共同して対処する方針を確認している。

 米の分析結果は、11月初旬、平壌・山陰洞の兵器工場からミサイルの部品とみられる物資が北西部の平安北道・東倉里の発射基地の組み立て棟に搬入された−という詳細なものだった。

 続いて11月29日(現地時間)には、米国のジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究所(SAIS)の北朝鮮問題専門研究グループが、発射準備について、条件によっては12月6日にも完了するとの分析結果を公表した。

 しかし、韓国情報筋は「年間2回の長距離弾道ミサイル発射は過去に例がない。また、過去の発射に際しては国際機関に発射情報について事前通報してきたが、今回はそれがなされていない」と指摘している。

 さらに韓国政府筋は「北朝鮮は米国の偵察衛星の周回軌道を把握しており、基地周辺で動きを見せるパフォーマンスではないか、との見方もある」としており、実際に近いうちに発射に踏み切るかどうか、疑問との見方を示した。

 ただ韓国では「北朝鮮がミサイルを実際に発射しようがしまいが、騒げば騒ぐほど選挙結果への影響が大きくなり、それ自体が北の対南心理戦としての効果が大きい」(与党議員)という。

4359チバQ:2012/12/02(日) 11:21:40
 韓国大統領選は保守系与党セヌリ党の朴槿恵氏と左派系野党民主統合党の文在寅氏が接戦を演じている。

 選挙では政治課題として国民の生活水準の貧富二極化が持ち上がり、候補者の政策では、李明博大統領が実施してきた財閥や高所得層の優遇政策への批判や対応が争点といわれてきた。

 ところが公示後、財閥企業の法人税率引き上げや富裕層への優遇税制撤廃をさらに強調。文陣営は選挙の対立軸に「過去対未来」を強調。朴槿恵氏が朴正煕元大統領の娘であることを「独裁者」であるとする攻撃を強化した。

 この結果「有権者の間では、文氏について公約よりも政治思想に危険なものを嗅ぎ取りはじめている」。安全保障問題に詳しい韓国政府筋はこの状況をこのように解説した。

 この筋は北朝鮮がミサイル発射の動向を見せはじめた理由について(1)米でオバマ政権が再任(2)中国で習近平政権誕生(3)韓国で大統領選突入−の世界的政治情勢がある、との見方を示す。

 さらに文陣営は、韓国大統領選挙の争点を当初の「経済」「財閥」から、左右対決色の強い「過去・未来」に大きくシフトさせている。その結果、選挙戦の構図の中で「対北朝鮮政策」がクローズアップされてきた。

 「北朝鮮はこの状況の中でミサイルを発射するだろうか」「仮に大統領選挙前に発射に踏み切れば、対北政策に厳しい保守系の朴槿恵氏にとって有利に働くのではないか」「そうなれば北朝鮮は朴槿恵氏の当選を後押しすることになるのではないか」−。

 両陣営の安全保障担当チームでは、こんな見方が出始めている。

 実際に発射しても、しなくても衛星写真という具体的な証拠でその動きを世界に見せれば、それに関する政策的な対応が検討される。テレビ討論などではそのことが論争され、結果的に国民が北朝鮮の脅威を強く認識する。

 「対話よりも北に歩み寄りを求めて対立した李明博政権への反省から、次期政権は保革どちらになろうと、北朝鮮との対話や協調を強く意識した対外政策をとらざるを得ない。つまり、北は強硬策に出ても韓国側は反発よりも対話を求めるだろうとみている」

 ミサイル発射動静は、韓国の次期政権をにらんだ、巧妙な心理戦−。大統領選を控えた韓国では、北朝鮮思惑はそのあたりにあると受け止められている。

4360チバQ:2012/12/02(日) 11:22:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121202/chn12120200510000-n1.htm
メンツ潰された中国 習総書記の対北政策の試金石に
2012.12.2 00:51 [中国]
 【北京=川越一】中国国営新華社通信は1日、北朝鮮がミサイル発射を予告したことを速報した。北のミサイル開発に強い懸念を抱いてきた中国としては“メンツ”を潰された格好だ。今後の出方によって、中国共産党総書記となった習近平国家副主席の対北政策を占うことができそうだ。

 中国外務省の洪磊報道官は11月27日、「朝鮮半島の平和と安定の維持は関係国の共同責任だ」と述べ、北に自制を求めた。30日には新指導部の始動後、党政治局員級として初めて訪朝した全国人民代表大会(全人代=国会)の李建国常務委員会副委員長が、金正恩第1書記と会談した。その翌日の発射予告は、中国の思いのままにはならないとの意思表示のようにみえる。

 今年4月の発射実験の際、中国は国連安全保障理事会の対北朝鮮非難の議長声明に賛成し、中朝関係は悪化。北は経済協力について中国側と協議し、関係改善の道を模索していた。

 習氏は一昨年、朝鮮戦争への中国義勇軍参戦60周年に合わせ、「中国国民は両国国民と軍隊が血で固めた偉大な友好を忘れたことがない」と述べた。それまでの数年間、北との関係を「血の友(ゆう)誼(ぎ)」と表現することを避けていた中国の立場とは異なる発言だった。

 北を擁護し続ければ国際社会で共に孤立し、軍備拡張を進める中国自身にも矛先が向きかねない。中国国民もインターネット上で、北に対する嫌悪感を隠さない。国内外の世論を読みながら、習氏がどのような判断を下すか注目される。

4361チバQ:2012/12/02(日) 11:32:43
http://mainichi.jp/select/news/20121202k0000m030073000c.html
北朝鮮「衛星」:正日氏死去1年 正恩体制の求心力狙い
毎日新聞 2012年12月01日 21時31分(最終更新 12月02日 01時38分)

【北京・米村耕一】北朝鮮が1日、事実上の長距離弾道ミサイル発射実験を予告したのは、従来のような「緊張を高めて交渉相手をテーブルに引っ張り出す瀬戸際外交」の側面より、むしろ国内的な事情が背景にあるようだ。4月の「人工衛星打ち上げ」失敗を克服し、金正日(キム・ジョンイル)総書記=昨年12月死去=の遺訓を守ったとアピールすることで、12月で発足1年となる金正恩(キム・ジョンウン)第1書記体制の求心力を高めたい思惑があるとみられる。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮側は1日の談話で、今回の「人工衛星打ち上げ」を金総書記の「遺訓」と位置づけた。

 長距離ミサイル開発は、核兵器開発と並んで金総書記の最大の功績とされる。加えて「北朝鮮では『強盛国家の大門を開く』という目標と、ミサイル発射実験の成功は密接に結びついている」(北京の外交関係者)という。北朝鮮は今年4月、金日成(キム・イルソン)国家主席誕生100周年に合わせて「人工衛星打ち上げ」を強行し、無残な結果に終わった。だが、その直後、打ち上げ計画の継続を表明した。

 これらの事情から、金総書記の死去1年にあたる17日前後や、「強盛国家の大門が開く」と宣言した今年中に発射を成功させなければならないとの計算が北朝鮮側に働き、このタイミングでの公表につながったようだ。

 一方、国際社会は「人工衛星打ち上げ」名目であれ、北朝鮮の発射に強く反対している。4月の発射失敗後も、国連安全保障理事会は議長声明で「強く非難」しており、今回も国際社会の激しい非難を浴びることは確実だ。オバマ大統領の再選が決まったばかりの米国との対話の可能性も当面断たれ、今月5日に開催する予定だった日朝政府間協議は延期になった。

 加えて、最大の友好国・中国も強い態度で臨むのは間違いない。李建国(り・けんこく)全国人民代表大会(全人代)常務副委員長(共産党政治局員)が11月30日に金第1書記と会見し、習近平(しゅう・きんぺい)総書記の親書を手渡した直後だっただけに、中国側としてはメンツをつぶされた格好だ。今後、北朝鮮にさまざまな圧力をかけるとみられる。

 ただ、北朝鮮は中長期的には日米韓との関係改善を望み、中国との関係悪化も回避したいところだ。米中で指導者が再任・交代、日韓で次期政権を決める選挙が実施される。北朝鮮としては「金総書記の遺訓」として断行しなければならない「人工衛星打ち上げ」を年内に済ませ、冷却期間を置いた後、来夏ごろから各国との関係修復に取り組みたいとの思惑で動いている可能性もある。

4362チバQ:2012/12/02(日) 11:39:34
http://mainichi.jp/select/news/20121202k0000m030044000c.html
韓国大統領選:朴氏、文氏が地方遊説で批判合戦
毎日新聞 2012年12月01日 20時16分(最終更新 12月02日 09時53分)

 【ソウル西脇真一】韓国大統領選は1日、告示後初めての週末を迎え、与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補(60)や最大野党、民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)は地方遊説に声をからした。文氏は李明博(イ・ミョンバク)政権と与党の下で経済格差が広がったとして「イミョンバックネ」の造語を用いて攻撃。一方の朴氏は、文氏が側近としてかかわった盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権に加え李明博政権も「民生に失敗した」と切り返して現政権と距離を置く。批判合戦は中盤戦に向けエスカレートしている。

 文氏はこの日、北東部の江原道(カンウォンド)などで遊説。道庁のある春川(チュンチョン)の市場では、最近は生活苦による心中事件が相次いでいると指摘。「イミョンバックネの政策が、国民の生活が塗炭(とたん)の苦しみに陥った根本原因ではないのか」と問いかけた。

 さらに「盧武鉉政権は既に5年前に国民の審判を受けている。今度はセヌリ党の番だ」と強調した。

 一方、朴氏は南部・釜山や慶尚南道(キョンサムナムド)を遊説。昌原(チャンウォン)では「盧政権も李政権も民生に失敗したが、私は繰り返しはしない。民生経済を国政の最優先に据える」と訴えた。

 朴氏は、4月の総選挙を前に党名を「ハンナラ」から変え、政策綱領も「国民の幸福」をキーワードに一新。与党でありながら、李大統領と距離を取ろうと腐心してきた。

 文氏は、朴氏が軍事独裁と批判される故朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の長女であることを強調していたが、ここへきて李大統領と結びつける作戦に転換。50代の朴支持者の男性は「若者にとって朴元大統領は既に歴史上の人物で、集票効果が薄いと判断した」とみている。

4363チバQ:2012/12/02(日) 17:15:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121202-00000000-maiall-kr
<韓国大統領選>北朝鮮、ミサイル発射予告 候補者が影響注視
毎日新聞 12月2日(日)11時52分配信

 【ソウル西脇真一、澤田克己】12月19日投開票の大統領選に向け、与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補(60)と最大野党、民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)が激しく争う韓国では、北朝鮮が1日発表した事実上のミサイル発射予告が選挙戦にどのような影響を与えるか注視している。ただ「結果的に保守の朴氏に有利に働くのでは」との見方も出ている。

 北朝鮮の発表を受け、朴陣営は「大統領選の結果を北朝鮮に有利な方に誘導しようという狙いがある。北朝鮮は発射計画を直ちに撤回しなければならない」とコメントした。一方、文陣営も「軍事的緊張を高める長距離ロケット発射を直ちに中止しなければならない」との声明を発表した。

 北朝鮮の狙いについて、韓国国防研究院の白承周(ペクスンジュ)責任研究委員は「対外的な目的というより、新しい指導者の登場1年を機にした国内政治向け」とみる。

 ただ、実際に発射されたり、発射の動きが続けば国民の不安心理をあおることになる。朴陣営の国会議員は「北朝鮮が度重なる国際社会の警告を無視して強行すれば、国民も対北朝鮮政策で歯止めのかかるしっかりした政権が必要だと思うのではないか」と話す。

 文氏の外交安保政策立案に携わる金基正(キムキジョン)延世大教授も「北朝鮮は大統領選に介入する意思はないと言うだろうが、結果的にはセヌリ党に有利になるのではないか」と懸念する。

 これまで韓国では、大きな選挙の直前に北朝鮮の動向が影響を与え「北風」と言われてきた。このため、文陣営はセヌリ党に対しても「北風を助長し、選挙局面に利用したい欲望を捨てねばならない」と警告した。韓国では4月の総選挙の際も北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射と時期が重なった。ただ、有権者の関心は「経済」で外交安保は争点にならなかった。

 今回の大統領選も中心は所得格差の是正などだ。朴、文両候補とも基本的に北朝鮮との対話姿勢を打ち出しており、争点とはなっていない。このため、影響は限定的なものにとどまる可能性がある。

 一方、北朝鮮の対韓国機関「祖国平和統一委員会」は1日、朴氏の対北朝鮮公約は「偽りだ」とし、公開質問状を発表した。

4364チバQ:2012/12/03(月) 01:07:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121202/chn12120220300008-n1.htm
対照際立つ中国の新指導者 「中華民族主義」掲げる習近平氏、経済改革」決意示す李克強氏
2012.12.2 20:29 (1/2ページ)[中国]

 【北京=山本勲】中国共産党の新指導部が発足して2週間余り。トップの習近平総書記と序列2位で次期首相に内定している李克強副首相の言動の違いが際立っている。習総書記が「中華民族の偉大な復興」という江沢民政権時代のスローガンを連呼して民族主義を鼓吹する一方、李副首相は「改革の深化こそが(発展をもたらす)最大のボーナス」と改革断行の決意を表明している。

 太子党(高級幹部子弟)の習総書記は「中華民族」の偉大さを掲げることで大衆の不満解消を狙うのに対し、共産主義青年団(共青団)グループの胡錦濤前総書記(国家主席)が果たせなかった課題に共青団出身の李副首相が真摯(しんし)に取り組もうとしているようにもみえる。表向きは役割を分担しているかのようだが、すでに双方の路線の違いがにじみ出た格好でもある。

 習総書記は11月29日、6人の政治局常務委員らを伴い北京市の国家博物館を訪問。中国近現代史の展覧会を参観後、テレビカメラを前に「アヘン戦争から170年余りの奮闘は、中華民族の偉大な復興への明るい未来を示している」などと国民に語りかけた。

 約10分の演説で「中華民族」や「(中華民族の)偉大な復興」という言葉を合わせて20回近く連呼。「歴史上、今ほどこの目標に近づいているときはない」と自画自賛した。習氏は11月15日の内外会見でもこうした言葉を繰り返していた。

 現代中国では毛沢東時代から、欧米列強の侵略にあえいだ過去を国民に想起させ、政権安定につなげる手法がよく用いられている。

 江沢民元総書記は激しい反日教育・宣伝を展開して不満を外にそらす一方、「中華民族の偉大な復興を果たす」との目標を掲げて、天安門事件後の共産党政権の危機を乗り越えることに“成功”した。

 このひそみにならい習氏は日本による沖縄県・尖閣諸島の国有化後、パネッタ米国防長官らに激しい対日非難を展開。中華民族主義の鼓吹を通じて、貧富の格差や幹部の腐敗に対する国民の不満をしのごうとしているようにもみえる。

 対照的に胡前総書記直系の李副首相は11月21日の会議で、「経済の発展方式の転換を加速するために、確固として揺るぎなく改革を進める」と宣言。

 「市場経済の本質は法治経済であり、法治徹底のための改革を進める」と政治改革にも踏み込む意向や、「(太子党ら)既得権益層の利益」に切り込む考えも示した。

4365チバQ:2012/12/03(月) 22:16:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121203/kor12120320270008-n1.htm
【韓国大統領選】
安氏、文氏を積極支持せず
2012.12.3 20:26
 【ソウル=加藤達也】韓国大統領選で左派系最大野党、民主統合党の文在寅(ムンジェイン)氏(59)と野党統一候補を争った後、出馬を取りやめた安哲秀(アンチョルス)元ソウル大融合科学技術大学院院長(50)が3日、選挙事務所の解散式を行った。

 安氏が公の場に姿を見せるのは、文氏への支持を表明した先月23日の出馬撤回会見以来、初めて。支持者らに「大きな気持ちで(文氏を支持する)私の思いを受け入れてくれると信じている」と呼びかけた。

 文氏を支持する意向に変化がないことを改めて示したが、安氏による積極的支持の表明には至らず、安氏支持層の取り込みをうかがっていた文陣営には思惑が外れる結果となった。

 安氏周辺は、「集会に当たる解散式で特定候補の支持を誘いかければ公選法に触れ、法的制約からあれが精いっぱい」としているが、文陣営からは「いくらでも強い支援姿勢は示せたのではないか」と物足りなさが聞かれた。

 安氏は選挙戦の現在の状況に触れて「国民の意思に逆行している」と指摘し、保守系与党、セヌリ党の朴槿恵(パククネ)氏と文氏との中傷合戦を批判。一方で、「国民の皆さんが磨いた新しい政治の道を、皆さんとともに歩む」と発言し、自身の政治活動の継続を示唆した。

 韓国各紙が3日に伝えた支持率では、朴氏が4〜10ポイント差で文氏をリード。文氏側は今後3回予定されるテレビ討論で、逆転を狙う構えだ。

4366チバQ:2012/12/03(月) 22:23:20
http://mainichi.jp/select/news/20121204k0000m030024000c.html
韓国大統領選:出馬辞退の安氏「独自の道」表明
毎日新聞 2012年12月03日 19時39分(最終更新 12月03日 19時45分)

 【ソウル澤田克己】19日投開票の韓国大統領選で、無所属の有力候補として注目されながら出馬を辞退した安哲秀(アン・チョルス)氏が3日、選対事務所の解散式を開き、「国民が作ってくれた新しい政治の波と新しい未来への希望を抱きながら、さらに強い意思をもって精進していく」と述べた。候補一本化で合意していた最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補とは距離を置き、大統領選後に新党設立など独自の道を進む考えを表明したものといえる。

 安氏は先月23日の辞退会見で「野党統一候補として文氏を応援してほしい」と述べた後、沈黙していた。文氏側には選挙協力への期待が強いものの、安氏はこの日、辞退会見での発言を繰り返す程度にとどめた。

 韓国の公職選挙法は、政党以外が主催する行事で特定候補の支持を訴えることを禁じている。安氏としては「公選法の規定があるので具体的な発言を控えた」と釈明する余地が残っており、選挙戦の推移をにらんで態度表明を先延ばししている可能性もある。

 一方で安氏は、与党セヌリ党候補の朴槿恵(パク・クネ)氏と文氏が激しい批判合戦を繰り広げている選挙戦について「国民の願いと正反対だ。過去に執着していて、新しい政治という国民の求める精神が見えない。ネガティブキャンペーンや人身攻撃が横行している」と批判。「新しい政治」を旗印に、与野党双方と一線を画す姿勢を改めてアピールした。

 選挙戦では、朴氏が、文氏が中核にいた盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権を「失敗した政権だった」と攻撃。文氏は、格差拡大などで国民に不人気な李明博(イ・ミョンバク)大統領の国政運営に与党の朴氏も責任があると攻撃するキャンペーンを展開している。

 安氏の発言にはあいまいさが残るため、民主統合党の報道官が「新しい政治と政権交代のために文氏を支持してほしいという言葉に感謝する」と歓迎する一方で、セヌリ党報道官も「過去に執着してきた文氏は今日からでもネガティブキャンペーンを自制してほしい」と発言。与野党とも自陣営に有利な発言だという「我田引水の解釈」(聯合ニュース)となった。

 政界関係者は「5年後にある次の大統領選をにらんで、自らの政治的進路と影響力の確保に重点を置いているようだ。文氏が当選することが(選挙後の)安氏に有利とは言いきれないから、誰が勝つかは二の次なのではないか。安氏がこういう態度を続けるなら、朴氏には悪くない展開だろう」と話している。

4367チバQ:2012/12/03(月) 22:25:38
http://mainichi.jp/select/news/20121203k0000m030100000c.html
北朝鮮:金正恩体制移行1年 平壌で見る権力基盤固め
毎日新聞 2012年12月03日 07時30分


 長距離弾道ミサイル発射と同一技術を使う「人工衛星打ち上げ」を北朝鮮が1日予告し、国内外では金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺訓を堅持する姿勢を見せる金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の意思を強く反映していると受け止められている。金正恩体制への移行から間もなく1年。1日まで滞在した首都・平壌では、金総書記の指示で始まった事業が金第1書記の時代に次々に完了し、新体制が着々と権力基盤を固める様子がうかがえた。【平壌・工藤哲】

 30日、平壌で初雪が降り、市内は雪景色になった。中心部にある「主体(チュチェ)思想塔」の近くに建てられた巨大な建物の中に、アイススケート場が姿を見せた。屋外にはローラースケート場も隣接している。一連の施設は11月に完成したばかり。金第1書記が3度現地指導したという肝煎りの場所だ。「誰でもスポーツに親しめるスポーツの大衆化を目指す」。施設建設にかかわった朴正満(パク・ジョンマン)さん(40)はこう説明した。

 最近、北朝鮮側では金第1書記が先頭に立って「スポーツ強国」になるための事業が進められている。11月にはスポーツ事業を強化する「国家体育指導委員会」を設置する方針が決定され、金第1書記の叔父で実力者の張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長がトップに就任した。サッカーや卓球などに限らず、ローラースケートなどを普及させ、全国民が高い技術を目指す計画だ。

 張氏は11月、訪朝した日本体育大学の松浪健四郎理事長(元衆院議員)と会見する異例の厚遇を見せた。松浪氏に対しては、朝鮮労働党で国際担当の金永日(キム・ヨンイル)書記が党本部に招いて面会し、日朝スポーツ交流への前向きな姿勢を示した。

 それ以外にも、新体制に移行後、新たな施設が数多く建設されている。

 9月11日にオープンした平壌北東部にある「平壌民族公園」もその一つ。朝鮮半島の歴史やその関連建造物を一挙に紹介する施設だ。金総書記が建設を指示し、金第1書記が現地指導を繰り返して完成に導いたとされる。

 公園には小中学生や軍人らが大勢詰めかけていた。ガイドの李秀鏡(リ・スギョン)さん(24)は「完成した公園を将軍様(金総書記)に見せられず、胸が痛い」と悔しがる一方で「将来的には朝鮮半島だけでなく、世界の名所についても紹介する計画がある」と説明していた。

 金第1書記は、女性や子供の健康を重視する姿勢を見せている。これを象徴するのが、名門病院「平壌産院」に新設された「乳腺腫瘍研究所」だ。この乳がん対策の施設も金総書記が設置を指示し、新体制になって完成した。金第1書記は「患者の生活に不便がないよう病室に液晶テレビと冷蔵庫を入れてやろう」と語るなど、強い思い入れを持っているようだ。

 韓国の聯合ニュースは「金親子が乳がん研究施設に格別の関心を寄せているのは、第1書記の母親である高英姫(コ・ヨンヒ)氏が乳がんで死亡したためだ」と分析している。

4369チバQ:2012/12/04(火) 21:40:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012120401086
新中央委メンバーを拘束か=四川省高官に規律違反容疑−中国
 【香港時事】4日付の香港紙・明報は、北京からの情報として、11月の第18回中国共産党大会で中央委員候補に選出された四川省党委員会の李春城副書記が重大な規律違反の疑いで党規律検査委員会に拘束されたと報じた。党大会後に中央委メンバーが不正疑惑で検挙されたと伝えられたのは初めて。汚職の容疑を掛けられているとみられる。
 李氏は四川省指導部のナンバー3。胡錦濤国家主席や李克強副首相(次期首相)と同じ共産主義青年団(共青団)出身だが、近年は江沢民前国家主席派で前党中央政法委書記の周永康氏(元四川省党委書記)に近かったとの説もある。(2012/12/04-17:39)

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4370チバQ:2012/12/04(火) 21:42:49
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201212040118.html
焦点:インドネシア投資に暗雲、大統領選控え天然資源の利権争い激化2012年12月4日
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12月4日、インドネシアで2014年の大統領選を控え、天然資源の利権争いが激化している。写真はポマラのニッケル鉱。9月撮影(2012年 ロイター/Yusuf Ahmad)
 [ジャカルタ 4日 ロイター] インドネシアで2014年の大統領選を控え、天然資源の利権争いが激化している。関係者の間では、法規制をめぐる不透明感が強まれば、同国への投資が阻害され、長期的には天然資源の供給にも影響が出かねないとの懸念が浮上している。

 インドネシア政府は今年、天然資源の管理強化に向け、許認可手続きの一元化、鉱物輸出への課税、国内への精錬所建設促進などの対策を相次いで打ち出した。

 一連の対策を受け、一部の鉱物輸出は減少。同国から撤退する企業も出始めており、地元の資源業界には激震が走っている。

 外資系エネルギー企業の現地幹部は「規制が過剰で、昔のソ連のようだ」と指摘。「このままでは信認低下、投資減少につながる。最終的には供給の減少も招きかねない」との見方を示した。

 中央政府の規制導入を受け、地方政府・鉱山協会・イスラム組織が与党の政策に反発して手を組むという異例の事態も起きている。すでに一部の規制には憲法裁が違憲判決を出しており、中央政府は規制の撤回や見直しを迫られている。

 汚職大国ともいわれるインドネシアでは、資源開発の許認可・ロイヤルティー・課税という複雑な手続きが大きな利権の温床となり得る。

 2014年の大統領選は、現在2期目のユドヨノ現大統領が引退するため、候補者が乱立しており、各候補は資金集めと人気取りに必死だ。

 「大統領選を前に、国内向けのアピールができれば、票につながる。今の一連の流れを考えると、投資家がインドネシアへの投資を正当化するのは難しい」(チャーチヒル・マイニングのデービッド・キンリバン会長)。

 <契約解除のリスク>

 チャーチヒル・マイニング、ロスチャイルド家のナット・ロスチャイルド氏、ニューモント・マイニング、アボセット・マイニングなど、インドネシアに進出する海外企業・投資家は、事業免許や現地パートナーとの関係をめぐり、様々なトラブルに見舞われている。

 進出企業の最大のリスクの1つが、採掘権の更新だ。

 ある鉱山会社の幹部は「来年は地方選挙が相次ぐため、多くの企業が寄付を求められているようだ」と指摘。寄付を断れば既存の契約を破棄することを「それとなく匂わせる」ケースも出ているという。

 今年は、中国の五砿資源(ミンメタルズ・リソーシズ)<1208.HK>系列の銅探査会社など、少なくとも金属探査5社が、インドネシアから撤退した。

 炭鉱事業への関心が減っているとの指摘もある。

 在ジャカルタの国際弁護士は匿名を条件に「選挙を前にいろいろ面倒なことが起きるという見方が出始めている。昨年は炭鉱買収の話がいろいろ持ち込まれたが、今年は違う」と語った。

 国内では資源ナショナリズム的な動きが広がっている。特に、外資が鉱山権益を取得できる生産分与契約への反発は強い。

 国内第2のイスラム組織ムハマディアは、石油・天然ガス監督機関BPミガスの違憲審査を請求。憲法裁は11月、BPミガスの廃止を命じた。次は、鉱山・水利・森林関連法令の合憲性が審査されるとの見方も出ている。

 ムハマディアの弁護士は「ムハマディアは、インドネシアを真の独立国家にするという目標を掲げている。インドネシアのすべてのエネルギー資源は国民のものだ」と主張している。

 アナリストは、一連の違憲判決を出した憲法裁判所のマフフッド長官についても、政治的な野心があると指摘。マフフッド氏は、一連の判決を受け、先週の世論調査で大統領選候補者18人中で支持率トップに立った。

 連立与党にはイスラム系の政党も参加している。一部のアナリストの間では、今年、ナショナリズム的な規制策を打ち出したのはハッタ・ラジャサ経済担当調整相との見方が出ているが、同氏もイスラム政党に所属する大統領選候補だ。

4371チバQ:2012/12/04(火) 21:42:59
 <先行きは暗澹>

 バークレイズは、ニッケル価格について、インドネシアの法規制の問題で先行きの予測が難しくなったとし、先に予想していたニッケル価格の上昇が遅れる可能性があると指摘した。

 バークレイズは、インドネシア政府が2014年からニッケル鉱石の輸出を禁止する方針を打ち出したことを受けて、ニッケル価格の上昇を予想していた。

 同社の金属アナリスト、ニコラス・スノードン氏は「インドネシアの政策が、ニッケル価格の大きな不確定要素となっている」との見方を示した。

 インドネシア政府はすでに発表した複数の規制の撤回や見直しを進めている。

 海外投資家の間で特に懸念されている規制は、1)鉱石輸出を禁じ、鉱石を国内で製錬することを義務付ける規制、2)鉱山権益を保有する外国企業に対し、生産開始から10年目までに国内資本が最低51%以上になるよう持分売却を義務付ける規制──。だが、両規制には期限が延期される可能性が高いとみられている。

 インドネシア投資調整庁のバスリ長官はロイターに対し、規制を最終決定する前に、投資家にさらに意見を求めると発言。一部の規制導入を急ぎすぎたとの考えを示唆した。

 長官は「石油・ガス・鉱山分野の関係者は、インドネシアの先行きが暗いと話している」とも発言。今年の海外直接投資は急増したが、法規制をめぐる不透明感から、来年は投資先が資源から消費財に移るとの見方を示した。

 (Neil Chatterjee記者;翻訳 深滝壱哉;編集 宮崎亜巳)

4372チバQ:2012/12/04(火) 23:04:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012120401330
人民革命党、連立政権を離脱=前大統領有罪維持に反発−モンゴル
 【北京時事】新華社電によると、モンゴルの人民革命党は4日、民主党を中心とする連立政権から離脱することを明らかにした。前大統領で汚職罪で懲役4年の判決を受けた人民革命党党首のエンフバヤル被告(54)に対して、連立政権が積極的な行動を取らないことを政権離脱の理由に挙げている。
 6月末の総選挙では、民主党が人民党を制して与野党が逆転したものの、過半数には届かず、人民革命党と民族民主党の「正義」連合などと連立を組み、民主党のアルタンホヤグ党首が首相に就任。人民革命党はテルビシダグワ副首相をはじめ、蔵相や保健相を出していた。同党が離脱すると、連立政権は過半数を割り込む可能性がある。(2012/12/04-22:17)

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4373チバQ:2012/12/04(火) 23:05:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121204/kor12120420120004-n1.htm
【韓国大統領選】
北朝鮮、選挙介入 保守派を牽制
2012.12.4 20:11 [韓国]
 【ソウル=加藤達也】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞(3日付)は、19日の韓国大統領選にからみ、「『安保』の看板を掲げた挑発騒動」との論評を掲載した。選挙への介入報道の一環とみられる。

 また内閣機関紙、民主朝鮮も2日付で「『北の挑発説』の宣伝に潜む卑劣で凶悪な計略」とする論評を掲載。「保守勢力が再び政権を取ることを容認するなら南北関係はさらに悪化する」と警告した。候補者名に触れてはいないが、保守の朴槿恵候補への牽制(けんせい)とみられる。

 事実上のミサイル発射予告を受け、韓国では対北姿勢が選挙の争点として重みを増している。発射予告を受けて韓国世論が硬化、左派系の文在寅候補に不利になることを避けようと画策しているとみられる。

 韓国を親北朝鮮に向かわせる意図の選挙介入報道は過去も繰り返されてきた。韓国メディアが11月に政府筋の情報として伝えたところでは、前回(2007年)の大統領選で月平均52回だった介入報道が、今回は143回と約3倍に増加している。韓国メディアは「介入報道で金正恩第1書記に対する忠誠心を示そうと、各機関による競争が激化した結果」とみている。

4374チバQ:2012/12/05(水) 00:20:35
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121203/frn1212031214003-n1.htm
最側近が事故死 韓国大統領選朴候補2012.12.03
. . 韓国大統領選で、与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補の最側近である李春相秘書(47)が2日昼、朴候補の遊説に同行中、乗っていた乗用車の事故で死亡した。この車に朴候補は乗っていなかった。

 李秘書の乗った乗用車が北東部江原道の高速道路を移動中、随行団の別の車と接触し、路肩に突っ込んだ。他にも広報担当の男性(42)らが重軽傷を負った。朴候補は遊説を中断。2日夜、遺体が安置されたソウルの病院を沈痛な表情で訪れた。

 李秘書は朴候補が国会議員に初当選した1998年から行動を共にし、記者会見やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)による広報を統括していた。4日には野党民主統合党の文在寅候補らとの初のテレビ討論があり、朴候補の今後の活動にとって痛手となりそうだ。 (共同)

4375チバQ:2012/12/05(水) 21:17:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2012120502000295.html
寧徳 似て非なる高速鉄道
2012年12月5日

 昨年の大事故で日本でも一躍有名になった中国の高速鉄道。安全性が疑問視されたが、実は使い勝手は意外にいい。地方路線が充実し、本数も多く、切符もだいたい当日買える。バスや車より移動時間を短縮できるので、出張には便利だ。

 福建省の省都・福州から百キロ北の寧徳までは、海沿いを走って三十分ほど。料金は二等席で二十八元(約四百円)と安く、乗り心地も悪くない。

 街の中心から離れた寧徳駅は閑散とし、外観は日本の新幹線の地方駅と似ている。福建省は習近平総書記が長年勤務し寧徳でもトップを務めた。路線選定に政治的な背景がありそうなところも新幹線をほうふつとさせる。

 だが、駅は似て非なる構造。エスカレーターもエレベーターもなく、ホームに出るには長い階段を上るしかない。重い荷物を持った年配客は息を切らしていた。売店も安全柵も車両の停止位置を示す表示もない。しかも長いホームに駅員は若い女性が一人だけ。

 次の目的地のアモイに向かうため再び乗車。車両のデザインや内装はやはり新幹線にそっくりだったが、違ったのは雰囲気。日本では子どもの泣き声に閉口することがあるが、中国では大人が大声で携帯電話を使い、酒を飲みトランプで遊んで大騒ぎ。つまり、車内で居眠りすることは難しい。 (渡部圭)

4376チバQ:2012/12/05(水) 21:19:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121205/kor12120518380007-n1.htm
左派のミニ候補がスター? 韓国大統領選のテレビ討論
2012.12.5 18:32 [韓国]

韓国大統領選で、テレビ討論に臨む最左派の野党統合進歩党の李正姫候補=4日、ソウル(共同)
 【ソウル=黒田勝弘】韓国大統領選は4日夜、候補者による初めてのテレビ討論が行われたが、支持率が1%にも満たない親北・左翼政党の若い女性候補が与党候補攻撃でワンマンショー的に大活躍。一躍、テレビ討論の“スター”になり世論を驚かせている。

 討論には与党セヌリ党の朴(パク)槿恵(クネ)候補(60)、最大野党・民主統合党の文(ムン)在寅(ジェイン)候補(59)、統合進歩党の李(イ)正姫(ジョンヒ)候補(42)が出演した。視聴者は当選を競う2大政党の朴・文候補による政策討論を期待したが、保守与党の朴非難に熱を上げる親北・左翼の李候補の毒舌ばかりが目立ち、討論はぶちこわしになってしまった。

 李正姫氏は学生運動上がりの弁護士。「朴候補を落とすために来た」と公言し冒頭から朴候補の父・朴(パク)正煕(チョンヒ)大統領について「元日本軍将校タカギ・マサオという名前だった」などと“親日派批判”をまくしたてた。延坪島砲撃やミサイル発射など自らに都合の悪い北朝鮮問題は意図的に無視。朴候補に対する人身攻撃など言いたい放題だった。

 結果的に朴候補の対抗馬である文候補の影は薄くなり、朴・文両陣営とも不満が残った。テレビ討論は19日の投票まであと2回予定されている。与党陣営は「左翼の品の無い非難や攻撃ばかり見させられるのはガマンならない」と李候補排除を含め、討論方法を見直すべきだとしている。

 テレビ討論の出演資格は選挙法で国会議席5以上の党候補や世論調査の支持率5%以上の候補となっている。李候補は統合進歩党が6議席持っているため出演ができ、2時間の討論で発言時間は3候補平等に与えられた。

 統合進歩党は4月の総選挙で過去最高の13議席を得たがその後、内紛で分裂。北朝鮮ベッタリ路線に批判的な進歩正義党(7議席)が生まれ、こちらは文候補支持に回っている。

4377チバQ:2012/12/05(水) 22:29:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012120501028
チャン・ツィイーさん出席=中国民主党派
 【北京時事】5日の中国メディアによると、中国の政党、中国致公党の全国代表大会が3日北京で開幕し、国際的に知られる女優、章子怡(チャン・ツィイー)さんや李冰冰(リー・ビンビン)さんらが出席した。
 致公党は民主党派と呼ばれる8政党のうちの一つで、帰国した華僑らで構成される。民主党派は中国共産党を支持している。(2012/12/05-18:08)

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4379チバQ:2012/12/07(金) 22:32:44
http://mainichi.jp/select/news/20121208k0000m030040000c.html
韓国大統領選:文氏と安氏そろい踏み 出身地・釜山で遊説
毎日新聞 2012年12月07日 20時07分

 【ソウル西脇真一】19日投開票の韓国大統領選で、最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)を全面支援すると表明した安哲秀(アン・チョルス)氏(50)が7日、2人の出身地、南部・釜山で初めて文氏と遊説した。今後、文氏が安支持層をどこまで取り込めるかが焦点となる。一方、与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補(60)はソウルなどで遊説し「理念も目標も違うのに手を結んだ」と文・安連合を批判した。

 文氏と安氏は釜山中心部の地下街に姿を見せ、互いに手を取り支持者にアピール。安氏は「新しい政治の実現のため頑張る」とだけ述べた。

 釜山はセヌリ党の地盤だったが、4月の総選挙で文氏が釜山の選挙区から出馬し初当選するなど、徐々に影響力が低下している。

 一方、朴氏はソウルの市場前での遊説で「民生政策も対北朝鮮政策も違うのに一緒になって政権を取れば、権力争いと路線闘争に歳月を費やすだけだ」と批判した。陣営関係者は「緊張はしているが、今はやるべきことをやるだけだ」と淡々と話した。

 民間世論調査機関リアルメーターが安氏による文氏の全面支援表明直後の6日夜に実施した支持率調査によると、朴氏49.5%対文氏45.3%と、5日より0.8ポイント差が縮まった。

4380チバQ:2012/12/07(金) 22:35:11
http://mainichi.jp/select/news/20121207k0000m030069000c.html
韓国大統領選:安哲秀氏 文在寅候補への全面支持を表明
毎日新聞 2012年12月06日 20時28分(最終更新 12月07日 00時46分)


 【ソウル西脇真一】19日投開票の韓国大統領選で、出馬辞退した安哲秀(アン・チョルス)氏(50)は6日、一本化を争った最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)を全面支援すると表明した。安氏は辞退後、明確な支持を明らかにしなかったが、文氏との会談後、記者団に「選挙の重要な分岐点になる」と述べた。世論調査では与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補(60)が3〜5ポイントリードしているが、韓国メディアによると文氏には追い風になりそうだ。

 安、文両氏はソウル市内で会談。終了後、文氏は「(安氏から)全面的な支持と積極的な支援活動をすると言われた。政権交代と新しい政治を望む国民が一つになった」と述べ、安氏も「最善を尽くす」などと述べた。

 ただ「全面支持」を表明したと言っても合同遊説までは決めていない模様だ。一本化を巡っては両氏が激しく争い、しこりが残ったとの見方が強い。ただ、安氏が劣勢に立たされた文氏への支持表明をこれ以上先延ばしすれば、逆に批判の矛先が安氏に向かい、自身のイメージが低下しかねないとの判断もあったとみられる。

 安氏の元陣営関係者は「安氏は民主統合党に求めていた党内改革を見守っていたのだと思う。これからはぎりぎりの戦いになるので、文氏にはプラスになるだろう」と語った。一方、セヌリ党内には緊張が高まっており、党関係者は「安氏を攻撃すれば、棄権しようと思っていた人まで相手に行ってしまう」と対策を練っていた。

4381チバQ:2012/12/09(日) 14:02:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012120902000093.html
習氏、改革継承アピール
2012年12月9日 朝刊

 【北京=佐藤大】中国共産党の習近平総書記が七日、広東省深〓(1)を訪れた。十一月の総書記就任後、習氏の地方視察は初めて。改革・開放路線の先頭に立った深〓(1)で、改革路線を継承していく姿勢をアピールした格好だ。

 深〓(1)市は、故〓(2)小平氏が提唱した改革・開放政策の一環として一九八〇年に経済特区に指定された地域。その後、貧しい漁村から急速に発展を遂げた。二〇〇二年十二月に胡錦濤国家主席が総書記就任後、党の革命記念地である河北省西柏坡村を訪問したのとは好対照となった。

 習氏は七日に深〓(1)入りし、ミニブログ「微博」で四億人以上の利用者を持つ大手インターネット企業「騰訊」本社などを視察。八日には市内の漁村訪問後、高台に立つ〓(2)小平像に献花した。

 中国メディアなどによると、習氏は献花後、市民らに「改革・開放路線は正しかった」と強調。「今後も国と民を豊かにするこの路線を堅持し、新たな開拓を行う必要がある」と語った。

 この視察では従来の指導者の視察とはひと味違った風景があった。大量動員した出迎えはなく、歓迎を示す横断幕も見当たらない。また従来、指導者の動向をトップニュースで報じた中国中央テレビは、八日夜のニュースで、習氏の深〓(1)訪問を報じなかった。

 四日の政治局会議で新指導部は、視察の際に同行者を減らすことや接待を簡素化すること、祝電や揮毫(きごう)を自粛、新聞報道の改革などを打ち出した。形式主義や虚礼をなくすことで、民心を取り戻したいという意図とみられ、今回、習氏は自ら率先して実行した形だ。

 習氏は腐敗対策にも意欲を示しており、総書記就任後、処分や調査を受けていることが明らかになった党員は既に十人以上に上る。矢継ぎ早に改革姿勢をアピールするとともに、「親しみやすい指導者像」の構築に習氏は全力を挙げているようだ。

※〓(1)は土へんに川。〓(2)は登におおざと。

4382チバQ:2012/12/09(日) 14:03:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012120800221
初の視察地は改革最前線=トウ小平氏「南巡講話」意識−習総書記が深セン訪問・中国
 【北京時事】中国の習近平共産党総書記は7〜8日、広東省深センを訪問した。11月15日に最高指導者に就任して以降、初の地方視察に改革・開放の最前線を選び、「改革への断固たる決意を示した」(中国人研究者)形となった。
 7日に深センに着いた習氏は、ミニブログ「微博」で4億人以上の利用者を持つ大手インターネット企業「騰訊」本社などを視察。8日には市内の高台に立つトウ小平像に献花した。
 今年は、1992年に当時の最高実力者・トウ小平氏が改革・開放加速に向け大号令を出した「南巡講話」から20年。深センはトウ氏が回った主要都市であり、トウ氏の歩んだ道筋をたどった習氏の視察は、2002年12月に胡錦濤国家主席が総書記就任後、初の視察地として革命聖地の河北省西柏坡を選んだのとは対照的だ。
 香港紙によると、習氏は深セン市内で、黒塗りの高級車ではなく、マイクロバスの前方座席に座った。随行幹部や交通規制は最小限にとどめられ、大きな道路封鎖はなかった。騰訊などでは最高指導者を出迎える歓迎式典もなかった。
 習氏は4日の政治局会議で、視察や会議の簡素化を盛り込んだ「作風(仕事ぶり)改革8項目」を規定。出迎えの横断幕や歓迎式典での赤いカーペット使用も禁止するなど、「庶民に親しみやすい新たな指導者像」の構築に全力を挙げているが、今回の深セン視察はこれを実践したものだ。(2012/12/08-17:15)

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4383チバQ:2012/12/09(日) 14:04:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012120900074
野党・文氏、反与党結集で新党=朴氏も支持層拡大目指す−韓国大統領選
 【ソウル時事】19日投開票の韓国大統領選の最大野党民主統合党候補、文在寅氏は9日、記者会見し、選挙後に幅広い勢力による新たな「国民政党」を結成すると表明した。これに対し、僅差でリードする保守系与党セヌリ党の朴槿恵氏側も野党候補の公約を積極的に取り入れる方針を表明。両陣営とも、無党派の中道層が勝負のカギを握るとみて、取り込みに躍起となっている。
 文氏は当選後、民主統合党以外のさまざまな勢力から人材を登用する「大統合内閣」を目指す考えも示した。文氏との候補一本化の末、出馬辞退した安哲秀氏の掲げた「政治革新」の意思をアピールし、反与党勢力を結集させる狙いがある。与党が国会の過半数を占めているため、当選後、安定した国政運営の基盤づくりを目指す意図もありそうだ。(2012/12/09-13:10)

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4384チバQ:2012/12/09(日) 23:00:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121208/chn12120800090000-n1.htm
中国・温家宝首相「最後の大仕事」? 腐敗の温床、鉄道省解体に意欲
2012.12.8 00:03 (1/2ページ)[中国]

 【北京=矢板明夫】高速鉄道の建設などを管轄する中国の鉄道省が、来春の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)で、交通省に吸収合併される可能性が浮上している。多くの有力政治家の庇護(ひご)を受け、巨大利権を背景に独立王国を築いた鉄道省は、「腐敗の温床」と指摘されてきた。今度の全人代で引退する温家宝首相が、「最後の大仕事」として鉄道省解体の強い意向を示しているという。

 中国紙、「21世紀経済報道」によれば、鉄道省の高官が同紙に対し、「来年の省庁再編で鉄道省の歴史が終わってしまうかもしれない」と認めたという。

 鉄道省を交通省に吸収合併させる構想は1990年代後半以降、何度も浮上しては消えた。2011年7月に浙江省温州で起きた高速鉄道事故の際にも、鉄道省関係者が人命救助よりも証拠隠滅を図るなどずさんな対応をしたため、国内外から厳しく批判された。温首相は当時、「同省解体案を検討するように」と国務院に指示したが、党内の強い抵抗で実現できなかった。

 鉄道省は、戦争に備えて軍隊や武器などを運ぶ役割を果たすことから、1960〜70年代に「準軍事部門」の扱いを受けた政府内でも特殊な組織だった。今でも警察、検察、裁判所といった独自の部署を省内に保有している。

 改革開放以降の経済成長に伴い、物流の重要性が高まったため、万里氏、丁関根氏ら当時の最高実力者、トウ小平氏の側近が鉄道省のトップに就くことが多く、省の力と権益は拡大を続けた。近年は、高速鉄道の建設ラッシュによる財政支出で巨大な利権ネットワークが形成され、江沢民前国家主席に近い政治家たちが同省を牛耳るようになった。

 「省庁数を減らして行政効率を高める」ことを持論とする温首相は来春引退するが、その前に「鉄道省と交通省の合併を実現させ、省庁再編の道筋を付けたい」(中国筋)ようだ。

 香港メディアによれば、温首相が主導する省庁改革案は来年2月に開かれる党中央委員会総会に提出され、3月の全人代で審議されるという。しかし党内には鉄道省OBを中心に合併反対派が依然多い。同案が予定通り提出されるかどうか流動的な側面もある。

4385チバQ:2012/12/09(日) 23:02:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121208/chn12120820210007-n1.htm
習近平派が胡錦濤派追い落としか 中国、反腐敗名目で権力闘争
2012.12.8 20:19 (1/2ページ)[中国]

外国人の学者らとの座談会に臨む中国共産党の習近平総書記=5日、北京の人民大会堂(共同)
 【北京=矢板明夫】国営新華社通信などの中国メディアは今月に入ってから連日、汚職官僚摘発のニュースを大きく伝え、習近平・新指導部を「腐敗と真剣に戦っている」と持ち上げている。しかし、摘発された幹部の大半は胡錦濤国家主席が率いる共産主義青年団派につながっている人物で、反腐敗の名を借りた新たな党内の主導権争いではないかとの見方も浮上している。

 中国メディアによると、11月14日の党大会閉幕から今月8日までの約3週間で、当局は少なくとも14人の局長級以上の高官を取り調べた。地域的に調べが集中しているのは広東省で4人の高官が対象になっている。しかし、腐敗問題に詳しい中国人記者によれば、香港に隣接する広東省は中国でも最も権力に対する世論の監督が厳しいところで、内陸部と比べて腐敗現象は少ないはずという。

 一連の摘発の目的は同省トップの汪洋氏のイメージダウンを狙った可能性もある。汪氏は胡派の若手ホープで、来春に副首相への就任がささやかれている。

 また、今回摘発された最高位の幹部は李春城・四川省党委副書記だ。李氏の元上司、劉奇葆・前四川省党委書記は胡主席の腹心として知られる。劉氏は先月に政治局員に選ばれ、党中央宣伝部長に転出したばかり。調べられている李氏の汚職事件は劉氏の四川省在任中に発生しており、直接巻き込まれなくても、監督責任が問われる恐れもある。劉氏の政治生命に一定の影響が出そうだ。このほか、山西省、安徽省、河北省でも高官が調査を受けているが、いずれも共青団派の有力政治家がトップを務めている地域だ。

 さらに、米国の中国語サイト「明鏡新聞網」によれば、胡主席の側近中の側近だった令計画・党統一戦線工作部長の妻と義弟も最近、拘束され、令氏の実弟は拘束を逃れるため、出国したという。不正蓄財疑惑が持たれており、令氏本人の関与は不明だという。令氏は胡政権の官房長官にあたる中央弁公庁主任を5年間務めた実力者だが9月に更迭された。

 一連の腐敗摘発を主導しているのは、習氏と同じく太子党(元高級幹部子弟)に属している王岐山・中央規律検査委員会書記だ。摘発された高官の派閥があまりにも偏っているため、「5年後の党大会で、最高指導部入りする可能性のある胡派の次世代指導者の周辺にターゲットを絞り、調査したのではないか」(共産党関係者)と指摘する声も上がっている。


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