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大中華世界的話題

4343チバQ:2012/11/28(水) 01:45:03
 ◇格差是正が喫緊の課題 かすむ対日・対北朝鮮政策
 今回の大統領選の最大の争点は「格差の是正」だ。このため「経済民主化」がキーワードとなり、その象徴として「財閥改革」が叫ばれている。朴槿恵候補、文在寅候補ともその方向は同じだが、文氏がより急進的で、「保守」(朴氏)対「進歩」(文氏)の構図が浮かび上がる。

 こうした差は対日や対北朝鮮など外交・安保政策でも見られるが「庶民の経済立て直し」が喫緊の課題で、争点となっていないのが現状だ。

 国際通貨基金(IMF)の統計によると韓国は昨年、経済成長率が3・6%。主要先進国と比べ高く、李明博大統領は「世界で最も早く危機を克服した」と胸を張る。

 通貨ウォン安などを背景にサムスンなど大企業の輸出は好調だ。しかし、昨年は物価上昇率が4%で「地元に帰ると『上がらないのは給料だけ』という悲鳴ばかり」(セヌリ党国会議員)。国民には、富が公平に分配されず格差が広がっているという不満が高まっている。

 そこで「市場の支配と経済力の乱用を防止」するため、財閥改革が急浮上した。核心は、オーナー企業による系列会社の支配の是非。

 文氏は全面禁止の方向。朴氏は新規は禁止の考えで「昔のものまで制限すれば企業が大混乱する」と、財閥寄りの発言も最近はある。保守の結集を意識したものとみられる。

 一方、対北朝鮮政策では文氏が「まずは対話」の姿勢を打ち出し、就任1年目の首脳会談も狙う。朴氏も「ソウルと平壌に南北交流事務所を設置する」ことなどを公約とするが「北朝鮮の場合は挑発するし約束も破る。一方的な信頼はだめだ」とくぎを刺す。朝鮮戦争の休戦協定に代わる平和条約締結の話も「信頼関係構築が先」との考えだ。

 両氏とも日韓関係の改善には前向きだ。ただ、竹島(韓国名・独島)や過去の歴史問題では譲らず「独島は協議対象ではない」(朴氏)と言う。特に文氏は「非常に断固たる意志を持っている。歴史問題が未来志向的発展の妨げとならぬよう韓日指導者は格別な努力が必要だ」と強調。党の候補に選出される前の8月には旧日本軍の従軍慰安婦問題で「日本政府に法的責任を必ず問う」などとする政策も発表したことがある。

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 ◆両候補の略歴(写真は聯合・共同)

 ◇朴槿恵(パク・クネ)氏
 1952年2月、南部大邱(テグ)生まれの60歳。西江(ソガン)大卒。軍事独裁政権で日韓国交正常化も果たした故朴正熙大統領の長女。74年に母陸英修(ユク・ヨンス)氏が殺害された後、朴大統領が暗殺された79年までファーストレディー役を務めた。98年にハンナラ党(現セヌリ党)から国会議員に初当選。前回07年の大統領選の党予備選で李明博氏に敗退しており、本選挙への出馬は初めて。独身。

 ◇文在寅(ムン・ジェイン)氏
 1953年1月、南東部・巨済(コジェ)生まれの59歳。慶熙(キョンヒ)大卒。75年、朴正熙政権に反対する民主化運動で投獄された。80年に司法試験に合格し、故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏とともに人権派弁護士として活躍した。03年に発足した盧政権で大統領府秘書室長などを歴任。09年に自殺した盧氏の国民葬では、葬儀委員会常任執行委員長を務めた。12年4月の総選挙で初当選。妻と1男1女。


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