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スーフィズムに関するHP

1スーフィズムに関するHP開設:2004/01/19(月) 15:34
はじめまして。

日本に在住のトルコ人です。この度、イスラームとスーフィズム、そしてトルコの紹介に関するHPを開設することになりました。このHPを通じて皆様と交流し、世界平和に少しでも貢献させて頂ければと思います。お時間のあるとき是非訪問して下さい。お待ちしております。
宜しくお願い致します。

http://www.yoyogi-uehara.net

1492チバQ:2016/04/29(金) 17:26:30
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042900371&g=int
穏健・改革派の上積み焦点=国会選で決選投票-イラン


 【カイロ時事】イラン国会(定数290)議員選の決選投票が29日、2月下旬の投票で当選者が決まらなかった68議席を対象に行われた。欧米との核合意を導いたロウハニ政権を支持する穏健・改革派が議席をどれだけ上積みできるかが焦点だ。
 2月26日の投票では、穏健・改革派が首都テヘランで全30議席を独占するなど躍進を果たした。しかし、政権に懐疑的な保守強硬派は地方で優勢を保ち、AFP通信によれば103議席を獲得。95議席の穏健・改革派を上回っている。
 テヘランでトップ当選を決めた穏健・改革派のアレフ元第1副大統領は、決選投票で「少なくとも40議席獲得したい」と訴える。これまで保守強硬派が牛耳ってきた国会で穏健・改革派が最大勢力となり、できれば過半数を占めたいとの願いを込めた目標だ。
 決選投票が行われたのは、先の投票で立候補者全員が当選に必要な得票率25%に満たなかった選挙区。穏健・改革派は2月の投票結果について「イラン国民が変化を望んでいることが示された」(アレフ氏)とみているが、決選投票は保守的な有権者が多い地方部が中心で、同派がどれだけ浸透しているかは不透明だ。
 当選者や候補者の中には穏健・改革派、保守強硬派のいずれにも属さない独立派もいる。また、5議席はキリスト教徒などイスラム教シーア派国家イランでの宗教少数派に割り当てられる。(2016/04/29-16:08)

1493チバQ:2016/04/30(土) 00:22:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160430-00000004-mai-m_est
<イラン>女性当選取り消し物議 国会議員選挙
毎日新聞 4月30日(土)0時17分配信

 【テヘラン田中龍士】2月に実施されたイラン国会(定数290)議員選挙で、一定得票に届かなかった候補の決選投票が29日、始まった。ロウハニ大統領を支持する改革、穏健両派が、反大統領の強硬派を最終的に上回るかが焦点で、136候補が68議席を争う。一方、2月の選挙で当選した改革派の女性候補が「親族以外の男性と握手した」などとして当選を取り消され、波紋を呼んでいる。

 ニュースサイト「タスニム通信」によると、1回目の投票(投票率62%)で当選が確定した221議席のうち、独立系候補などを除くと改革、穏健両派は計94議席を獲得、強硬派の93議席を上回った。

 こうしたなか、中部イスファハンの選挙区(定数5)で改革派候補のミヌー・ハレギさんが候補者資格を審査する「護憲評議会」から当選を無効とされた。

 理由は不明だが、地元メディアは、ハレギさんが中国旅行中に親族以外の男性と握手した写真や、髪の毛を覆うヘジャブをかぶっていない写真の存在と当選無効の関連を示唆している。こうした行為は、イスラム教の教義に反するためイランでは処罰対象だ。

 選挙を統括する内務省は「ハレギさんの扱いは護憲評議会と協議中だ」としている。同省元幹部で改革派組織に所属するモハンマドジャバド・ハグシェナスさんは「ハレギさんは立候補資格の承認を受け、有権者の信任も得た。これを覆すのは前代未聞で、選挙関連法に反する」と話した。

1494とはずがたり:2016/05/04(水) 16:29:09
なたでめった切り…バングラ、今度は大学教授が犠牲に
http://www.afpbb.com/articles/-/3085055?cx_part=popin
2016年04月23日 17:00 発信地:ダッカ/バングラデシュ

【4月23日 AFP】バングラデシュの警察当局によると、北西部ラジュシャヒ(Rajshahi)で23日、大学教授が何者かになたで襲われて殺害された。同国ではイスラム過激派による世俗派や無神論者の活動家の殺害が相次いでおり、警察は今回も同様の事件とみて捜査を行っている。

 殺害されたのはラジュシャヒ市の公立大学で英語を教えていたレザウル・カリム・シディーク(Rezaul Karim Siddique)教授(58)。市内の自宅から徒歩でバス停に向かっていたところ、背後からなたで切り付けられたという。

 地元警察幹部はAFPの取材に「シディークさんの首は少なくとも3度切り付けられた痕があり、70〜80%切れていた」と説明。襲撃の特徴から判断してイスラム過激派集団の犯行とにらんでいると語った。

1495チバQ:2016/05/05(木) 13:47:04
http://mainichi.jp/articles/20160501/ddm/007/030/151000c
イラン国会議員選
大統領派が最大勢力に 強硬派を逆転

毎日新聞2016年5月1日 東京朝刊

 【テヘラン田中龍士】イラン内務省は30日、国会議員(定数290)選挙の決選投票の暫定結果を発表した。投票率は59%。保守穏健派ロウハニ大統領を支持する改革、穏健両派が反大統領の保守強硬派に圧勝する見通し。2月の選挙結果と合わせると、大統領支持派が多数派となり、改選前の形勢を逆転する情勢となった。来年夏の大統領選を控え、ロウハニ師が国民に信任された形だ。

 強硬派系ニュースサイト「タスニム通信」によると、決選投票では68議席が争われ、改革、穏健両派が計30議席を獲得、強硬派の19議席を上回った。2月の投票と合わせると、大統領支持派(124議席)が反大統領派(112議席)を抑えた形だ。ただ、案件により立場を変える独立系が48議席ある。

 大統領派躍進の背景には、前政権による強引な対外政策が、欧米による制裁強化や経済混迷を招いたことへの国民の不満があり、現政権への期待につながっている。昨年7月には核問題で欧米など6カ国と最終合意し、制裁解除を実現、政権に追い風となった。

 前回総選挙は、強硬派のアフマディネジャド前政権下の2012年に行われ、強硬派が過半数の180議席を占めていた。テヘラン大のジャファル・ハグパナ准教授(政治学)は今後の政権運営については「新議会で政策を進めやすくなるが、石油価格低迷や過激派対策など地域問題が足かせとなりそうだ」と話した。一方、女性候補は2回の投票で計17人が当選し、1979年のイラン革命以来最多となった。女性議員は14人が過去最多で、改選前は9人だった。

1496チバQ:2016/05/05(木) 13:48:18
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160430/k10010505211000.html
イラン議会選 ロウハニ政権派が議席増やし最大勢力に
5月1日 0時37分
イラン議会選 ロウハニ政権派が議席増やし最大勢力に
中東のイランで議会選挙の決選投票が行われ、国際協調を重んじるロウハニ政権の支持派が議席をさらに増やして最大勢力となり、政権運営の弾みになるものとみられます。
イランでは、ことし2月に議会選挙が行われましたが、290議席のうち68議席で当選に必要な票数に達した候補者がいなかったため、上位の候補者による決選投票が行われ、30日、開票が終了しました。
現地の複数のメディアの分析によりますと、核開発問題を巡る欧米などとの交渉の末、ことし1月に経済制裁の解除を実現したロウハニ政権を支持する改革派と穏健派が少なくとも30議席を獲得しました。
一方、反欧米を掲げてロウハニ政権に対抗してきた保守強硬派は、20議席にも届きませんでした。このため、2月の選挙の当選者を加えた最終的な獲得議席数では、改革派と穏健派が保守強硬派を抑えて議会の最大勢力となり、国際社会との対話を通じて経済の再建を目指すとしているロウハニ大統領にとって、政権運営の弾みになるものとみられます。
ただ、改革派と穏健派は過半数は確保できておらず、社会の自由の拡大など保守強硬派が激しく抵抗する政策の実現に向けては、およそ50人に上るどちらの勢力にも属さない独立系の議員の動向がカギを握ることになりそうです。

1497チバQ:2016/05/05(木) 13:53:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000033-jij-m_est
トルコ与党、臨時党大会へ=大統領との対立で首相交代か
時事通信 5月5日(木)10時30分配信

 【エルサレム時事】トルコのメディアは4日、イスラム系与党・公正発展党(AKP)が近く臨時党大会を開き、ダウトオール首相に代わる新たな党首を選出する見通しだと報じた。

 最近、エルドアン大統領と首相の対立が顕在化、4日夜に行われた両者の会談で党大会の開催について合意したもようだ。

 首相は5日、AKPの中央執行委員会を開いた後、記者会見する。同党筋によると、首相は今度の党大会では党首選に立候補しないつもりだという。AKP党首が首相も務めるため、首相職も辞任することになる。

1498チバQ:2016/05/05(木) 13:57:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000511-san-m_est
ISと各国の対テロ機関、ネット空間で続く“壮絶な”攻防戦
産経新聞 5月5日(木)13時35分配信

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)と各国の治安当局とのインターネットを舞台にした攻防が激化している。ISはSNS(交流サイト)に、プロパガンダ(宣伝)を拡散させる巧妙なネット戦略が特徴だ。各国の対テロ機関は、不当コンテンツの削除や通信傍受を強化して、影響力をそごうとしている。だがISも戦闘員のセキュリティー能力を向上させて対抗し、網の目をかいくぐる構えだ。(塩原永久)

 ■さながら「社員教育」

 「IS戦闘員たちの『ヘルプデスク』が作られたようだ」。今年2月ごろ、イスラム過激派のテロ対策専門家の間で、そんなニュースが駆け巡った。

 一般企業などでパソコンをはじめとする電子機器の技術支援を担い、社員の使用法などの問い合わせに応じる「ヘルプデスク」。そんな部署さながらに、戦闘員のネット空間での“安全確保”を手助けする組織がIS内に立ち上げられたというのだ。

 ISのメンバーらは、仲間同士の連絡や戦闘員の勧誘にSNSを用いている。ただ、無防備なセキュリティー対策でフェイスブックやツイッターに投稿すれば、欧米の情報当局に所在が把握される危険がある。場合によってはドローン(無人機)による空爆という憂き目に遭いかねない。

 米ワシントンの調査機関「中東報道研究機関」(MEMRI)によると、新たに作られた組織「電子領域財団」は、過激派組織のサイバー専門家で構成。具体的な陣容や技術レベルは不明だが、主に最近、戦闘員らが好んで使う高セキュリティーのメッセージアプリ「テレグラム」向けに、欧米情報機関による監視を避ける方法や、通信の暗号化など、ネットに「足跡」を残さないようにする利用法を伝授しているという。

 これまでISをめぐっては、数十ページにわたる通信暗号化マニュアルが出回っていることが知られていた。新組織は、こうしたセキュリティー支援を一段と加速させるものになる。

 欧米各国はISのプロパガンダ戦略を危険視し、昨年8月にはシリア北部ラッカで、プロパガンダを担当していた英国人ハッカー、ジュナイド・フセイン容疑者(21)をドローンで爆殺したとみられる。これに前後してイラク北部モスルでは、組織宣伝の関連施設が集積した場所を重点的に爆撃してきた。

 同財団の立ち上げに際して、ISは声明文で「ムジャヒディン(戦闘員)の電子空間での安全を確保するため、今こそネットの危険を教え、セキュリティー向上支援に向き合わなければならない」と、戦闘員たちの「ネット教育」を宣言した。

1499チバQ:2016/05/05(木) 13:58:20
 ■謎のアブドゥラX登場

 ISは「テロ組織史上、最も効果的なネット戦略」(テロ専門家)を駆使しているといわれる。拘束した人質を殺害する凄惨(せいさん)な動画をネットに流し、ISに対する恐怖心を人々に植え付け、SNSを経由して動画を無限に拡散させ、それが組織の存在感を誇大に伝えることにつながっている。

 社会から阻害され、社会に強い不満を持つ“テロリスト予備軍”が、拡散したISのプロパガンダに感化され、単独で行動する「ローンウルフ(一匹おおかみ)」型のテロを引き起こす懸念も根強い。

 こうした問題に対抗するため、米政府はSNSサービスの民間企業と連携し、IS系が流すコンテンツの削除に力を入れてきた。3月18日付のロサンゼルス・タイムズ(電子版)によると、ツイッターはテロに関連したとみられるアカウントを、これまで12万以上も削除したという。

 ただ、アカウントやコンテンツの削除は、消されてはIS側が新たに立ち上げる「いたちごっこが延々と続く」(中東調査会の高岡豊・上席研究員)と指摘される。IS側は無数に新たなサイトやアカウントが作り、完全に根を絶つことは難しいという。

 そんな中、昨年、ユーチューブに「アブドゥラX(エックス)」と名乗るアニメキャラクターが登場した。Tシャツ姿で「英国のイスラム教徒」だと名乗るその架空の人物は、シリアの行方を暗じつつ、ISのプロパガンダについて「間違った情報だ」などとネット利用者に呼びかける。

 アブドゥラXは、一部のSNS企業などによって、ISのプロパガンダを打ち消すような内容を訴え、ネットの視聴者に自問するよう呼びかけるために作り出された。ISの宣伝を無力化する狙いだ。

 これに慌てたIS側は、IS系メディアなどに「アブドゥラXへの反論」を緊急掲載したと伝えられている。

 ■サイバー攻撃に本腰

 「われわれはサイバー爆弾を落としている。これまでに使ったことがないようなものを」

 本格的な対ISサイバー攻撃の開始について語った米国防総省のロバート・ワーク副長官の言葉を、今月24日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は伝えた。

 カーター国防長官も2月末の記者会見で、米軍が持つサイバー能力を投入し、ネット空間でISに攻撃を加えていると表明していた。多くは秘密裏に実施される米軍のサイバー攻撃を明らかにするのは異例だ。

 同紙によると、サイバー軍を持つ米軍は最近、新たに特殊作戦部隊のような小規模チームを設けた。詳細は明らかではないが、ISの指揮官レベルがどのような指示の出し方をするかを把握し、偽情報によってIS戦闘員を地上軍やドローンによる攻撃をしやすい場所に誘導するような作戦が計画されているもようだという。

 また、ロサンゼルス・タイムズ(3月18日付電子版)によると、ホワイトハウスもネット空間の対テロ戦を一段と強化するため、新組織を国務省内に設立する計画だ。

 同紙の取材に対し、組織立ち上げを統括する元海軍のマイケル・ランプキン氏は「ISはブランドだ。だからわれわれも、それをブランドとして取り扱わなければならない」と語った。

 新組織では、NGOなどの各種組織に専門知識や資金を提供する取り組みを通じ、官民のネット上のテロ対策を幅広く後方支援することを目指すとしている。

1500チバQ:2016/05/05(木) 13:58:41
 ■オフラインへ退却

 シリアやイラクなど中東地域で活動するISは、米国を中心とした有志連合による空爆強化によって次第に劣勢に傾いている。

 軍事情報企業IHSが今月18日に発表した報告書によると、ISが掌握する地域は直近の15カ月間で約22%減少し、支配下にある住民も同時期に300万人減の約600万人となった。

 一方、こうした実際の戦況に合わせて、IS側の宣伝戦にも微妙な変化がみられるという。

 米ブルッキングス研究所のサイトに3月末に掲載されたジョージア州立大学のチャーリー・ウインター氏の記事によると、ISは劣勢にある中東地域の戦況について、ネット上で「別の地域に戦略上の重点を置いたため」と説明し、支配地域の減少を正当化しているという。

 同時に、残された強固な支配地域では、FMラジオ放送を使って住民の「歴史教育」や洗脳を強化しているという。また、かつて年1回発行だったニュースレターは、日曜発行の週刊の新聞となり、IS関係者の「独占インタビュー」なども掲載されている。

 さらに、シリアのある地域ではISが“実験的”なメディア戦略を実施。市街地に広報拠点を設け、プロパガンダ映像が入ったUSBメモリーなどを配布し、インターネット環境がない地域でも「より波及しやすい宣伝」(ウインター氏)を可能にしているという。

 こうしたFMラジオや紙媒体、ネット接続を必要としない記憶媒体による「オフライン」のメディアによって、欧米機関による通信傍受やサイバー攻撃の手が届かないプロパガンダ戦略を進めているとみられる。

 欧米各国による追撃に対し、柔軟に対抗策を講じてくるISとの「テロとの戦い」は、モグラたたきの様相を呈している。対テロ専門家の多くは、空爆などの軍事攻撃と、サイバー空間での対策が両輪となってはじめて、ISに有効な打撃を与えることができる指摘する。

 今月26日には、有志連合によるIS掃討作戦司令部のガーステン副司令官(米空軍少将)が、ISに合流するためイラクとシリアに入国する外国人戦闘員が、1カ月に約200人にまで減ったと明らかにした。1年前には1500〜2000人だったといい、大きな成果といえる。だが、ISはリビアなどで、政府の統治が及ばない地域で勢力を伸ばしているとみられ、各地で活発なテロ攻撃を続けている。今後も息の長い対策がIS掃討に求めらるのは間違いない。

1501チバQ:2016/05/05(木) 17:56:55
http://www.sankei.com/world/news/160502/wor1605020026-n1.html
2016.5.2 18:41
【イラン国会選】
穏健・改革派連合が強硬保守派に勝利 「最善の選択だ」とロウハニ師、外貨誘致が加速

 【カイロ=大内清】イラン国会(定数290)選の決選投票が4月29日に行われ、現地からの報道によると、開票の結果、ロウハニ大統領を支持する穏健保守・改革派連合が全体で143議席を獲得し、勝利した。ロウハニ大統領の対外融和路線を批判する強硬保守派は86議席にとどまった。

 これまで議会で優勢だった強硬保守派の後退が鮮明になったことで、ロウハニ政権が掲げる外資導入などによる経済改革がいっそう加速するのは間違いない。ロウハニ師は1日に演説し、有権者は「最善の選択をした」と述べ、選挙結果を歓迎した。

 ロウハニ師は2013年、アフマディネジャド前政権がとった核問題での対外強硬路線からの転換を主張して当選。昨年夏に欧米など6カ国との核合意を達成し、今年1月には国際社会による対イラン経済制裁の解除にこぎ着けた。今回の選挙結果は、前政権時代に疲弊した経済の回復を求める国民の期待のあらわれといえる。

 ただ、議会選で敗れたとはいえ、強硬保守派は、最高指導部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊や、各種政策が国是である「イスラム的価値」に合致しているかを判断する護憲評議会を掌握しており、国政に強い影響力を保持している。

 ロウハニ政権が今後、経済政策で十分の成果をあげられなかったり、社会変革を求める改革派に寄りすぎているとみなされれば、強硬保守派が勢力を巻き返すことも考えられる。

1502チバQ:2016/05/05(木) 19:06:28
http://www.sankei.com/world/news/160502/wor1605020025-n1.html
2016.5.2 18:32
【ビンラーディン殺害5年】
アルカーイダからISへの鞍替え続出、聖戦の「ブランド」争い激化 きっかけは“破門”だった

 【カイロ=大内清】中東地域では2014年にイラク・シリアを拠点とする「イスラム国(IS)」が「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)国家」を名乗って以降、アルカーイダからISに“看板”を掛け替える武装勢力が相次いでいる。ただ、北アフリカ西部やイエメンなどではアルカーイダ系も勢力を維持しているとみられ、ISとジハード(聖戦)の「本流」の座を争う状態にある。

 ISはもともとアルカーイダに忠誠を誓っていたが、アルカーイダの現指導者ザワヒリ容疑者に破門され、独自の「国家建設」路線にかじを切った経緯がある。「信仰の敵」とみなすシーア派や外国人らに対する残虐性や巧みなプロパガンダ(政治宣伝)で戦闘員を引きつけ、勢力を急拡大させた。

 14〜15年にはエジプト東部シナイ半島やリビア、ソマリアなど各地で、アルカーイダを見限ってISに忠誠を誓う武装組織が続出。これらの組織には、勢いがある“ISブランド”に便乗することで資金調達や戦闘員徴募が容易になるとの思惑があったとみられる。

 一方で、アルカーイダ系として活動を続ける組織も少なくない。アルジェリアを拠点とする「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」は周辺のマリなどで活発に活動しているほか、イエメンの「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」も同国の内戦に乗じて勢力を維持している。

 ISとアルカーイダはともに欧米や欧米に親和的な政権へのジハードを掲げており、それぞれの「ブランド力」を高めようと躍起になっている状況だ。

1503チバQ:2016/05/05(木) 19:12:38
http://www.sankei.com/world/news/160430/wor1604300057-n1.html
2016.4.30 22:54

「反道徳市民」監視に7000人部隊 イラン首都、スカーフ未着用やナンパ行為 公約逆行、市民は反発

反応

反応



 厳格なイスラム体制下にあるイランの首都テヘランの警察当局が、市民の「反道徳的」な行為を監視することを任務とする約7000人の専門部隊を設置した。ロウハニ政権が公約に掲げる自由の拡大とは逆行する動きに反発が広がっている。

 警察当局によると、私服の男女が街中で市民を監視。携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を使って車のナンバーなどを報告し、「違反者」には後日、召喚状が届く仕組みだ。

 主な監視対象は、イスラム教の考えに背いてスカーフで髪を覆っていない女性や、大音量の音楽による騒音、ナンパ行為など。監視要員が現認するだけで証拠は十分とされ、報告された側が無罪の証明を迫られるため、運用面でトラブルが起きそうだ。

 政府内からは「市民の自由を制限できるのは法だけだ」(ロウハニ大統領)などと批判が噴出。「これがイスラムのあるべき姿かと聞かれれば、答えに困る」と、宗教指導者からも疑問の声が上がっている。(共同)

1504チバQ:2016/05/05(木) 19:16:32
http://www.sankei.com/world/news/160430/wor1604300051-n1.html

2016.4.30 20:53
【シリア情勢】
政府軍が停戦発表 要衝アレッポは除外、和平前進は困難

 【カイロ=大内清】シリア政府軍は4月29日、首都ダマスカスとその近郊の東グータ地区、北西部ラタキア周辺での戦闘を一時的に停止すると発表した。シリア内戦の「政治解決」を目指す米露が同日、2月に発効した一時停戦の破綻回避などで合意したことを受けた措置。ただ、今回の停戦では激戦地の北部アレッポが除外されているほか、反体制派が和平協議に復帰するめども立っておらず、停戦を基礎とした和平プロセスの前進は難しい状況だ。

 アレッポの反体制派支配地域では27日から28日にかけ、医療援助団体「国境なき医師団」(MSF)が支援する病院などが政権側によるとみられる爆撃を受けた。空爆は29日も続き、シリア人権監視団(英国)などによると、ここ1週間の民間人の死者は230人を超えた。

 一方、政権側は29日の声明で、30日午前1時からダマスカスと東グータで24時間の、ラタキアで72時間の停戦に入ると表明した。

 政権側によると、停戦表明に先立つ米露協議でロシア側は、アレッポを停戦地域に含めることを拒否。米側もロシアとの決裂で停戦が全面破綻する事態は望んでおらず、29日に行われたケリー米国務長官とラブロフ露外相の電話会談では、停戦の実効性を高めることで合意した。

 政権側には、形式上は米露の合意による停戦を順守する姿勢をみせて正当性をアピールする一方で、要衝アレッポで有利な戦況を作り出す狙いがある。

 しかし、これに反体制派が反発を強めるのは必至だ。和平協議の反体制派代表団「最高交渉委員会」(HNC)を構成する武装組織はすでに、「停戦破り」への報復として政権側への攻撃再開を表明しており、今後の戦闘激化は避けられない情勢だ。

1505チバQ:2016/05/06(金) 02:57:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160506-00000003-reut-asia
トルコのダウトオール首相が辞任、エルドアン大統領と対立
ロイター 5月6日(金)2時2分配信

トルコのダウトオール首相が辞任、エルドアン大統領と対立
 5月5日、トルコのダウトオール首相は、首相職と与党・公正発展党の党首職を辞任する意向を表明した。党本部で会見するダウトオール氏。(2016年 ロイター/Umit Bektas)
[アンカラ/イスタンブール 5日 ロイター] - トルコのダウトオール首相は5日、首相職と与党・公正発展党(AKP)の党首職を辞任する意向を表明した。ダウトオール氏は大統領権限の強化を目指すエルドアン大統領と対立しており、大統領の圧力に屈した格好だ。

ダウトオール氏は、エルドアン氏との会談後、記者団に対し、現在の状況を踏まえ、5月22日に開かれる臨時党大会では次期党首選に立候補しないと明言。辞任については「わたしが選んだことではなく必要だったからだ」と説明し、わだかまりの気持ちはないとして党内一致を求めた。

関係筋によると、後任候補にはヌマン・クルトゥルムシュ政府報道官やベキル・ボズダー法相などの名前が挙がっている。

発表を受け、通貨リラ<TRYTOM=D3>は前日の下げの半分程度値を戻したほか、主要株価指数のBIST100種指数<.XU100>も持ち直した。

1506とはずがたり:2016/05/07(土) 16:31:06
2016年 04月 11日 18:39 JST
コラム:第3次世界大戦、すでに始まっている可能性
http://jp.reuters.com/article/us-iraq-idJPKCN0X80JZ?rpc=223&sp=true

[7日 ロイター] - イラクで米海兵隊員が最近死亡したことによって、米国が現地で発射基地を設置していた事実が明らかになった。また、米国防総省がイラク駐留米軍の総数を最大で2000人も虚偽報告していた事実も露呈した。

イラク戦争における最大級の米軍事施設があるこの地に、もう1つの発射基地が存在しているとみられる。米特殊作戦部隊がこの一帯で展開しており、国防総省はさらに多くの軍を送り込むことを計画。言葉遊びなどではなく、アメリカはイラクに地上軍を送り込んでいるのだ。

この地域の先行きには暗雲が垂れている。シリアでは、中央情報局(CIA)に支援された武装勢力が、国防総省の支援を受けた武装勢力と戦っている。英国とヨルダン、そして米国の特殊作戦部隊はリビアにいる様々な敵と戦っている。破綻国家としてのリビアは、初期段階のイラクとほとんど同じようなもので、隣国にも悪影響を与えそうだ。

イラクは、ヨルダンのアブドラ国王が言うところの「第3次世界大戦」の中心地にとどまり続けている。そこで過激派組織「イスラム国(IS)」は誕生し、米国は長期的な防御体制を強化している。

議論の余地はあるが、イスラム国とイラク、米国の物語は、第1次大戦後のオスマン帝国の怠惰な分割に遡ることができる。しかし、現在の状況は2003年に出現した。その年の米国のイラク侵攻によって、今や中東で展開している軍を解き放つようになった。

イラク侵攻後のゆがんた戦略によって、シーア派が優勢でイランが支援する政権が据え付けられた。スンニ派の参加は限られた。

シーア派を資するような宗派間の争いと中央政府の腐敗は、仕事のない非イデオロギー信奉者と、目的を持った狂信者をともに駆り立てた。できの悪い政策が、その関係を強固にした。

1507とはずがたり:2016/05/07(土) 16:31:23
>>1506-1507
ISの上級司令官は、米軍がイラクに設置した収容施設「キャンプ・ブッカ」が、分裂の中での暴動的で神政国家の台頭に直接、責任があったと説明した。しかし、当時はイラクの大部分は世俗主義にあった。この司令官は「すべて成功した。それはわれわれのイデオロギーを作ってくれた」と言い、「われわれは以前は、バグダッドでもどこでもこのように一緒になることは決してなかった」と述べた。そして、イラクでは最初にアルカイダが登場し、その後継となるISが続いた。

(カリフ国家や孤独な狼たちといった)恐怖を利用したワシントンの1年半に及ぶ急ぎ足の政治と、パリとブリュッセルでの同時攻撃、そして、アメリカのイラクへの再侵攻によって、ヤズィーディー教徒の救出から奇襲部隊への空軍力の提供、さらには今日の地上軍の投入まで、迅速に行われるようになった。

(あらゆる米国の指導者らが約束してきたように)ISが仮に壊滅しても、イラクやシリアをはじめ、中東のあらゆる地が、世界の他の国々を苦しめることだろう。ISは1つの反応なのだ。その存在がなければ隙間が生まれ、他の何者かがそれを埋めることになるだろう。問題の根源は、数多くのレジームチェンジでもたらされた、中東の力のバランスの崩壊だ。

イラクのスンニ派支配の占領地にいるISを攻撃するために、米国が支援をしている主な軍隊は、シーア派の武装組織だ。「人民武装軍団(PMU)」という新しい名前が彼らには与えられているが、そのこと自体は彼らが何者であるかを変えることはない。1つの特におぞましい例がある。シーア派の兵士が、スンニ派の囚人を処刑すべきかどうか、彼のインスタグラムの閲覧者に尋ねたのだ。

ワシントンは、武装組織と米国がイスラム国の悪いスンニ派という共通の敵に対し、団結しているという希望に固執している。イランと、バグダッドにいるその味方は同じシーア派の武装組織を支援し、今後もこれはスンニ派に対する戦争だと広く認識することになりそうだ。

イラクにいる非IS戦闘集団の仲介による停戦については、17万に及ぶ米軍が約9年間にわたり、実行しようとしてできなかったことを踏まえれば、より限られた資源でなおかつ、タイトなスケジュールで、それを再度試して成功を収めることは、かなり難しそうだ。

米国が先に進むために、どんな解決策を持っているか、あるいは、いかに信頼性を得て彼らにアピールすることができるかは不透明だ。しかし、多くの武装集団は自らの目的達成のため、米国の軍事力に接近しようとして協力するだろう。

状況の変化が見渡せないなかで、あるコメンテーターの言葉を借りれば、オバマ大統領の後継者は、最小限の利得のために多大な支出を必要とする「大胆で新たな10年続いた戦略」を継承するだろう。問われるべきは、前回のイラク戦争がうまくいかなかったのに、なぜ今回はうまくいくのか、だ。

1508チバQ:2016/05/08(日) 16:50:46
http://mainichi.jp/articles/20160506/k00/00e/030/126000c
トルコ
首相が辞意…大統領との対立深刻か

毎日新聞2016年5月6日 11時38分(最終更新 5月6日 11時38分)
 【エルサレム大治朋子】トルコのダウトオール首相は5日、首都アンカラで記者会見し、イスラム系与党・公正発展党(AKP)の党首と首相を辞任する意向を表明した。地元メディアなどは、エルドアン大統領との対立が原因と伝えている。首相の後任には、大統領の娘婿でもあるアルバイラク・エネルギー天然資源相らの名前が浮上。今後、大統領権限の実質的な拡大も予想される。

 ダウトオール首相は「大統領と相談し、(党)団結のため、党首交代が必要と判断した」と述べた。大統領との対立については「関係に疑念をはさむ余地はない」と否定した。ただ首相がカタールを訪問中の4月末、首相権限だった地方の党幹部任命権が剥奪され、首相は「予期せぬことだった」と漏らしていたとされる。

 ダウトオール首相は2014年8月、エルドアン氏が首相から大統領に選出されたのを機に、後継党首に指名され、首相に就任した。02年から外交担当の首相主席顧問となり、09年に外相に抜てきされるなど、長年、エルドアン氏の側近として仕えた。

 だが首相就任後は、従来の象徴的な大統領職の役割を拡大し、実質的な権限を握ろうとするエルドアン大統領との間で確執が広がったとされる。地元メディアなどによると、具体的には、大統領制への移行や経済政策、クルド系反政府武装組織クルド労働者党(PKK)との和平交渉や汚職対策、表現の自由規制などの問題をめぐり、大統領との意見の相違が拡大した。

 最近では、大統領の支援者とみられるブロガーらが「首相はトルコの敵である西欧と(難民対策などで)共謀し、大統領を辱めようとしている」などとする「首相批判」がネット上で目立っていたという。

 22日開催のAKP臨時党大会で、後継首相となる次期党首が選出される。アルバイラク氏のほかに、ユルドゥルム運輸海事通信相らの名前があがっている。

1509チバQ:2016/05/08(日) 16:58:17
http://www.sankei.com/world/news/160508/wor1605080014-n1.html
2016.5.8 06:48

サウジの石油相が交代 ファリハ保健相を起用 「脱石油」の一環か
 サウジアラビアのサルマン国王は7日、政令を発表し、長年にわたり同国の石油政策を指揮してきたヌアイミ石油鉱物資源相を退任させ、後任にファリハ保健相を起用する人事を発表した。

 サウジは国王の息子であるムハンマド副皇太子が先頭となり、石油に依存した経済構造からの脱却を図っており、今回の人事もその一環とみられる。

 また石油鉱物資源省を「エネルギー産業鉱物資源省」と改称した。 ヌアイミ氏は、世界最大規模の石油確認埋蔵量を誇るサウジの顔として、石油輸出国機構(OPEC)の政策にも重要な影響を及ぼしてきた。ヌアイミ氏の退任には、ムハンマド副皇太子の指揮下に石油政策を一本化する狙いがうかがえる。(共同)

1510チバQ:2016/05/16(月) 23:51:52

609 :チバQ :2016/05/16(月) 23:50:44
http://mainichi.jp/articles/20160516/k00/00m/030/055000c
パルミラ遺跡
破壊色濃く…神殿本体、凱旋門アーチ無残

毎日新聞2016年5月15日 21時16分(最終更新 5月16日 01時04分)

 【パルミラ(シリア中部)で秋山信一】約2000年の歳月を刻んできた古代神殿はがれきと化し、凱旋(がいせん)門のアーチは姿を消した--。内戦が続くシリアで、アサド政権が過激派組織「イスラム国」(IS)から奪還した遺跡都市パルミラ。街や遺跡には破壊の跡が色濃く、住民の心にも深い傷が残っている。

 IS侵攻前、約7万人が暮らしていたパルミラ。住民の大半は中部ホムスなどに避難し、家屋の多くが戦闘で破壊され、家財道具は略奪された。ISが去った今、住民の大半は避難時に持ち出せなかった家具を車の屋根の上に積み、再び避難先へ戻ろうとしている。

 5月に入り、ISがパルミラ近郊のガス田を制圧するなど、周辺での戦闘は続く。さらに、ISは3000以上の地雷を敷設したとされており、日常生活ができる状態ではないためだ。

 「ドーン」。記者がパルミラに入った日も地雷爆破処理が続いており、10分に1回は重低音が響いた。黒煙が立ち上るのも見えた。作業を主導していたのは、シリア政権を支援するロシア軍だ。通行路の安全は確保されていたが、あちこちに直径1メートル超の地雷の爆発跡が残っていた。

 写真を撮ろうと、路肩に足を踏み入れた。「危ない!」。記者に同行していたシリア軍当局者からすかさず注意が飛んだ。

 露軍からは遺跡地区の取材許可が出ず、近くの丘の中腹から遺跡群を見下ろしてみた。パルミラ最大のベル神殿の外壁や列柱、円形劇場は確認できた。だが、ベル神殿の本体や凱旋門のアーチは、無残にも破壊されているのが分かる。唯一神を信仰するイスラム教を極端に解釈するISは、イスラム教存在以前の多神教時代に建造された神殿や遺跡を各地で破壊してまわった。偶像崇拝を厳禁しており、パルミラの博物館にある彫像も顔の部分がほとんど削り取られ、入り口のライオン像は倒されていた。

 パルミラの街にはISに制圧された昨年5月以降、1年近くに及んだ支配の痕跡が残っていた。

 「誰の拳銃ですか?」「どこで戦いますか? 戦場です」。IS式の教育を実施していた小学校で見つけた英語教科書には戦闘を想起させる例文が並ぶ。子供たちを戦闘要員にする洗脳の一環のようだ。街中心部には「ISは戻ってくる」という不気味な落書きもあった。

 「ISの侵攻後、家族と連絡がとれない」。戦闘収束後、首都ダマスカスから初めて実家の様子を見に来た主婦のウンム・ファレスさん(35)は声を落とした。10人の子供を含む15人の親族が所在不明という。ISはパルミラ周辺で政府関係者を中心に多数の住民を虐殺したとされる。

 シリア内戦は3月に6年目に入った。アサド政権、反体制派、IS、クルド人が互いに戦闘を続けており、在英民間組織「シリア人権観測所」によると、死者は27万人を超えた。2月27日に米露主導で政権と反体制派との一時停戦が発効。戦闘が縮小した時期もあったが、4月以降は北部アレッポを中心に再び戦闘が激化し、4月の死者は3000人を超えた。一時の勢いはないISだが、戦闘意欲の衰えは見せていない。米軍当局者によるとISは最近、「首都」と称す北部ラッカで「非常事態」を宣言。米軍主導の有志国連合と連携するクルド人勢力や反体制派の攻撃に備えている模様だ。

1511とはずがたり:2016/05/17(火) 22:35:29
<イラク>バグダッドで3度の爆発、63人死亡
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160518k0000m030077000c.html20:28毎日新聞

 ◇1カ所についてISが犯行声明

 【カイロ秋山信一】イラクの首都バグダッドで17日、3度の爆発が相次ぎ、ロイター通信によると、少なくとも63人が死亡、106人が負傷した。うち1カ所について過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。バグダッドでは11日にも連続爆弾テロで94人が死亡し、ISが犯行声明を出している。

 ISはイラク軍や米軍主導の有志国連合に対して劣勢が続く中、大規模テロで力を誇示しようとしているようだ。米軍によると、イラクでの実効支配地域は最大時に比べて45%減少した。だが今春以降、バグダッドを中心にISが大規模な爆弾テロ攻撃を仕掛ける例が増えている。

1512チバQ:2016/05/18(水) 21:47:19
http://www.sankei.com/world/news/160518/wor1605180031-n1.html
016.5.18 19:34
【イスラム国(IS)】
イラク首都にサドル派民兵が展開 IS退潮を見すえ、シーア派が影響力拡大狙う

【カイロ=大内清】イラクの首都バグダッドで17日、イスラム教シーア派地区などを狙った3件の連続爆弾テロがあり、ロイター通信によると死者数は少なくとも77人に達した。これを受け、シーア派有力指導者サドル師は、政府の治安維持が十分でないとして、シーア派住民が多い地区に独自に民兵部隊を展開。サドル師は、同国の政治改革をめぐってもアバディ政権に圧力をかけており、影響力の拡大に向けた動きを強める可能性は高い。

 17日のテロでは、スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。ISとしては、なおも首都で大規模テロを遂行する能力があることを示した格好だが、全体としては、ISの軍事力は退潮傾向にあると指摘されている。

 サドル師が政府を軽視する形で民兵の配備を進めている背景には、今後のISの勢力減退を見越して、国内での発言力を高めておく狙いもあるとみられる。

 政治面でもサドル師はこのところ、一部の党派が独占してきた閣僚ポストの配分を変更するといった政治改革の断行をアバディ首相に強く要求。4月には、改革に反対する議員らへの抗議デモのため、警備の厳しい旧米軍管理区域(グリーンゾーン)へ支持者数千人を送り込むなど、活動を活発化させている。

 イラクではISが急速に台頭した2014年夏、スンニ派からの反発が強かったマリキ前首相が米国などからの圧力で退陣し、アバディ氏の下でISに対抗するための「挙国一致政府」が成立した。その後、米軍主導の有志連合の空爆支援などにより、ISの支配地域拡大には歯止めがかかっている。

 イラク戦争後の同国では、スンニ派とシーア派の間だけでなく、多数派であるシーア派が内部で勢力争いを繰り広げてきた。このため、ISが弱体化すれば一時的な「挙国一致」体制は崩れ、再び政争が激化することも考えられる。

1513チバQ:2016/05/20(金) 22:01:28
http://www.sankei.com/world/news/160520/wor1605200027-n1.html
2016.5.20 18:18

「ネタニヤフ首相への信頼を失った」イスラエル国防相が辞意



 イスラエルのヤアロン国防相は20日、ネタニヤフ首相への信頼を失ったなどとして、国防相と国会議員を辞任すると表明した。

 最近、ネタニヤフ氏が連立政権拡大を目指して極右政党「わが家イスラエル」と交渉し、ヤアロン氏に代わって同党のリーベルマン党首の国防相就任が話し合われているなどと取り沙汰されていた。こうしたことがヤアロン氏の辞意表明につながったとみられる。(共同)

1514チバQ:2016/05/21(土) 07:13:45
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160519X569.html
新党首候補に運輸相擁立=大統領側近、22日に選出へ―トルコ与党
05月19日 20:27時事通信

 【エルサレム時事】トルコのイスラム系与党・公正発展党(AKP)は19日、中央決定執行委員会を開き、22日の党首選の候補者としてユルドゥルム運輸海事通信相を擁立することを決めた。今回の党首選は、党首であるダウトオール首相が辞意を表明したことを受けて行われる。ユルドゥルム氏しか出馬しない見通しのため、同氏の当選はほぼ確実となっている。

 AKPの党規では党首が首相も務めると定められており、新党首は近く首相指名を受ける見込み。

1515とはずがたり:2016/05/21(土) 21:40:14
一体何者?! 高確率で現場遭遇のNHK職員が話題に
http://news.goo.ne.jp/article/r25/trend/r25-20160521-00050771.html
11:01R25

事故に遭遇する率の高さから「NHK職員=江戸川コナン」との声もあがるほどだった ※この画像はサイトのスクリーンショットです
(R25)
5月18日、東武東上線で脱線事故が発生。民放各社が乗客に画像使用を交渉してオンエアするなか、NHKだけは「乗っていたNHK職員が撮影」したという映像が流れ、ネットで話題になっている。

18日昼すぎ、成増発池袋行きの列車が脱線。テレビ局各社がTwitterなどで現場写真の提供を呼びかけるなか、NHKだけは乗車していたという職員が撮影した映像を放映。その直後、Twitterでは次のような投稿が拡散された。

「笹子トンネル崩落『NHK職員が偶然通りがかっており・・』御嶽山噴火『NHK職員が偶然居合わせており・・』熊本地震『NHK職員がちょうど取材を行っており・・』東上線脱線『NHK職員が乗り合わせており・・』←NEW!!」

これまでいかにNHKの職員が偶然、現場に居合わせたことが多かったかを示したもので、Twitterでは、

「え、また脱線した電車にNHK職員乗ってたの!?!?まじコナンかよwwwwwwwNHK職員何者なんだよww」
「NHK職員がどこにでもいるわけじゃない、事件現場に居合わせた人間の中からNHK職員として覚醒する者が出てくるというだけさ」
「NHKがもはや公共放送ではなく謎の組織にしか見えない…。NHK何者だ」

などと、驚く声も上がっている。

NHKは、全国の都道府県庁所在地などに計54の放送局をもち、1万242人(2015年度)の職員数を誇る。対する民放の拠点は、日本テレビ系列が30局、フジテレビ系列とTBS系列が28局、テレビ朝日系列が26局、テレビ東京系列は6局にとどまり、NHKネットワークの圧倒的な広さがうかがえる。

ちなみに、ネット上では「長野県白馬村で震度6発生時」「兵庫県宝塚市役所の火炎瓶事件」「東京メトロ半蔵門線の車内で起きた消火器の落下騒動」「千歳空港で旅客機エンジンから煙が出るトラブル時」なども、NHK職員がたまたま居合わせたという話題も。東武東上線の脱線事故によって、巨大組織NHKのネットワークの広さが改めて浮き彫りになったようだ。
(山中一生)
(R25編集部)

1516名無しさん:2016/05/22(日) 15:34:33
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160514-00046827-jbpressz-int
風呂場で肌をさらしたイエメンの女性たち
JBpress 5月14日(土)6時0分配信

 アラビア半島といえば石油、富豪、イスラム教・・・というような連想をするが、石油の取れない、富豪のいない古くからのイスラム教国があって、それがイエメンである。

 石油が取れないということは要するに近代資本主義型の富豪がいない(きわめて少ない)ということで、GDPが低ければ失業率も高く、イエメンは後発途上国と言われている。しかし近代資本主義の洗礼を受けていない分、昔ながらの生活や、つまり生活に根差した信仰が残っているということでもある。2015年から内戦が始まり今や気軽に旅行できる国ではなくなってしまったが、私の旅行した2008年ごろのイエメンが旅行者を惹きつけていたのはその、町に反映された「古き良きイスラム」であった。

 今は世界宗教となったイスラム教はアラブ半島に生まれ、瞬く間に海を越えて世界へ伝播していくが、メッカ・メディナの南にある現イエメン地域はその中でも、最も古くからイスラムである場所のうちのひとつであった。

■ 黒一色のニカーブをまとう女性たち

 イエメンの首都サナアは「アラビアン・ナイト」の世界そのものだ。砂糖菓子のような薄い飴色の家屋が建ち並ぶ街に夕日が落ちていく様はエキゾチックだし、取っ手のついた扉が立ち並ぶ街路は迷路のようで、白いチョークで×さえ記せばここはすぐに、盗賊に追われるアリババの脱出路になる。

 迷路のような市場のスークには色とりどりに盛られたスパイスのにおいがたち込め、男たちは三日月型に曲がった短剣を腹に差して闊歩していた。危険な感じはない。いわく、「ジャンビーヤ(短剣)は14歳を超えた男子が男の証に差すものであり、抜いて戦うものではない」。武士の刀のようなものなのだろう。行き交う女たちは目と指先のほかすべての肌色を、全身を覆う布服である黒布のニカーブで隠している。

 イスラム女性の服装も場所によってさまざまだが、同じようにニカーブで全身を覆っているものの、色にバリエーショ ンが見える(グレーや紫など暗い色が多いが)シリア・ヨルダン方面の中東や、衣服は洋服を着るが頭髪をカラフルなヒジャーブで覆うアジア方面とは違って、ここのニカーブはただ、黒一色であった。「魔女の宅急便」で、キキが先輩魔女に「真っ黒で時代遅れのダサい服」というような指摘をされていたのを思い出した。イスラム女性ファッションも時代とともに移ろいゆき、黒ばかり着るのはもはや時代遅れなのだろうか。それともここはただ敬虔だというだけなのだろうか。

 そんなことを思って市場でニカーブを見ていると、同じ黒でも布地が違う、袖口が違う。縫い方が違う、刺繍が違う、ビーズが違う。ちょっとしたこだわりを見せるポイントはきっといくらでもあって、その選択肢の幅を広いとか狭いとか決めるのはよそ者の仕事ではない。私は全身を覆うニカーブを買ったものの、外国人への許容範囲は広いと聞いていたので普段はヒジャーブで頭髪だけを隠して町を歩いた。

 道行く男たちはくちゃくちゃと噛み煙草(カート)を噛んでいる。葉っぱを噛み潰してたまった唾とまぜたものを飲み込んでいくとちょっとハイになるらしい。噛み終わった葉っぱのくずはどんどんたまっていくので、彼らの左頬(または両頬)はこぶとり爺さんよろしくプウッと膨らんでいる。

 男たちは、外国人と見ると珍しいのか声をかける。「写真撮ってよ」「ぼくたち4兄弟」「ジャンビーヤ屋なんだよ、見て行ってよ!」

 女たちは何も言わない。ただこちらに一瞥をくれて、そよと傍らを通り抜けるだけである。ニカーブの下で彼女らが微笑んでいるのか、舌打ちしているのか、私には分からない。

■ 薄暗い風呂場で浮かび上がる女性たちの肌

 サナアは砂漠性気候の、乾いた町だった。半日も歩いて土埃でさらさらになったヒジャーブを払う。この土埃から肌を守るのにヒジャーブはけっこう有用だったりする。ついでに汗も落としたいと思ったちょうどそのとき、行く手にドーム型の、小さいお椀のような建造物が現れた。

 風呂場であった。日本の銭湯と同じように、番台で小銭を払って体を洗うという、普通の公衆浴場だ。

1517名無しさん:2016/05/22(日) 15:35:21
>>1516

 まわりに倣って私も番台に小銭を払うと、黒いニカーブを着た番台のおばさんが、荷物を見せろと言う。私の荷物の中にカメラがあるのを見とがめ、「NOカメラ」とすごい剣幕で言う。

 もちろん風呂の写真を撮るつもりはない。とアラビア語で説明することはできず、確かにこの国では女性の肌や素顔が写真に撮られたら一大事なので、おばさんが警戒するのも分かる。私は諦めてカメラを渡した。

 日本の銭湯のような更衣所に服を脱ぎ、風呂場に足を踏み入れるとそこはひんやりと薄暗い、まるでモスクの中のような静謐な場所であった。

 水場のまわりにおばさんたちが大きな身体を揺らす。日本の銭湯で見かける日本のおばさんたちと同じような身体で、同じものがついている。彼女らは桶を私に手渡して、これで身体を流せという。言われるとおりにやっていると、また別の誰かがスカスカのへちまを投げてよこし、これでこすれと言う。水は冷たかった。

 裸のおばさんは体を洗いながら、同じように裸のアジア人である私を、じーっと見ている。「天空の城ラピュタ」に出てきそうな、海賊の棟梁の貫禄のおばさんである。

 「外国人かね」 おばさんは聞く。

 「日本です」

 「日本・・・旅行かね」

 「そうです」

 「サナアは好きかね」

 「はい。とてもいい町。とてもいい人。おいしいごはん」

 「ありがとうね」

 アラビア語でのコミュニケーションはこれが限界だったが、それでもこれは、風呂の壁一枚隔てた外の世界では起こりえない、ニカーブの女性たちとの顔を突き合わせたコミュニケーションだ。

 街路では見かけない女性の肌色がいくつも、薄暗い銭湯の中でぼうっと浮かび上がる。外では外国人に自ら声をかけることのない女性たちは、風呂の中では快活で、興味津々で、世話焼きだ。でもニカーブの下でも彼女たちは、本当はいつも世話焼きなのだ。外でも、中でも。見えないものを、一度目にすることで、それ以降、想像ができるようになるのだ、と私はおばさんたちの裸に思った。

 それからというもの、道行く女性を見るとその無表情に見えるまなざしの下に小さな関心を見るようになった。目が合うと「外国人かね」が聞こえるようになった。ニカーブの下に彼女らのリアルな微笑みを数え、リアルな舌打ちを聞き、つまり彼女らの裸の姿を見るようになった。それはいやらしい意味ではなく。

原口 侑子

1518名無しさん:2016/05/22(日) 16:08:23
中東で民主主義が定着しない「本当の理由」〜イスラームをめぐる2つの問題について
現代ビジネス 5月19日(木)6時1分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160519-00048643-gendaibiz-bus_all

1519チバQ:2016/05/22(日) 20:36:16
http://www.sankei.com/world/news/160522/wor1605220039-n1.html
2016.5.22 19:05

米無人機、タリバン指導者を殺害 マンスール師、車で移動中に パキスタン当局が身元確認へ

 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタン南西部のアフガニスタン国境に近い地域で21日、米無人機の空爆があった。米メディアによると、米国防総省のクック報道官はアフガンのイスラム原理主義勢力タリバンの指導者、マンスール師を狙ったと発表。米当局者は、オバマ大統領が作戦を承認したとし、マンスール師と戦闘員の計2人が死亡したとみられることを明らかにした。死亡が確認されれば、タリバンは大きな打撃を受けたことになる。

 空爆があったのは、21日午後3時ごろで、パキスタン・バルチスタン州アフマドワルの南西。マンスール師は車で移動中だった。パキスタン当局が遺体を回収し、身元を確認している。

 タリバンは昨年、最高指導者のオマル師が2年以上前に死亡していたことが発覚し、後継者のマンスール師は、アフガン政府との公式和平協議を拒否してきた。指導部への支持固めのため、アフガン治安部隊や米軍への攻勢を強めてきたとされ、クック報道官はマンスール師を「和平協議の障害だった」と非難した。

 ただ、マンスール師が死亡しても、権力闘争の激化が予想され、和平が進展するかどうかは不透明だ。

1520名無しさん:2016/05/23(月) 07:34:32
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052200229&g=pol
バーミヤン復元壁画を視察=安倍首相

 安倍晋三首相は22日、東京芸術大学美術館(東京・上野公園)の陳列館を訪れ、アフガニスタンの反政府勢力タリバンに破壊されたバーミヤン遺跡の大仏の天井を飾っていた壁画の復元画などを視察した。
 同大によると、復元壁画の縮小版は26、27両日に開かれる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の関連イベントでも展示される。(2016/05/22-23:05)

1521とはずがたり:2016/05/24(火) 00:50:16

タリバーン反発必至、報復の恐れも 最高指導者「死亡」
http://www.asahi.com/articles/ASJ5Q4JPKJ5QUHBI01B.html?ref=goonews
ワシントン=杉山正、イスラマバード=武石英史郎2016年5月23日06時37分

パキスタンのアフマドワルで21日、空爆で破壊された車の周りに集まる人たち。空爆は、移動中だったとみられるタリバーンの最高指導者、マンスール幹部を狙った=AFP時事

 米国防総省は21日、アフガニスタンの反政府勢力タリバーン最高指導者のマンスール幹部を標的に空爆をしたと発表した。米国防当局者によると、死亡したとみられる。死亡が確認されれば、タリバーン側の反発は必至で、アフガン政府とタリバーンの紛争の交渉による解決は遠のく。

 米当局者によると、空爆はオバマ米大統領が承認し、複数の無人機で実施された。アフガン国境に近いパキスタン領内を車で移動しているところを攻撃した。一緒にいた戦闘員1人も死亡したとみられる。

 AFP通信は、米ホワイトハウス高官の話として、パキスタンとアフガン両政府に知らされたのは空爆の実施後だったと伝えた。

 アフガン政府のアブドラ行政長官と情報機関はそれぞれツイッターでマンスール幹部が「死亡した」と述べ、死亡情報が確認されたとの見方を示した。タリバーンは22日午後までに公式な声明を出していない。

1522チバQ:2016/05/24(火) 20:23:43
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160524X247.html
議長に強硬派ジャンナティ師=イラン専門家会議
19:38時事通信

 【カイロ時事】国営イラン通信によると、今年2月の選挙で改選された、最高指導者の選出権限を持つ専門家会議(定数88)は24日、ロウハニ大統領の国際協調路線に懐疑的な保守強硬派のアフマド・ジャンナティ師(89)を議長に選出した。

 専門家会議の任期は8年。最高指導者ハメネイ師は76歳と高齢で、現メンバーが後任選出に関与する可能性が高い。

1523とはずがたり:2016/05/25(水) 12:06:12
IS「首都」制圧作戦を開始=クルド人主導部隊―シリア
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/839/7fc00f2842a3f80ee9344d7d360a38d6.html
(時事通信) 05月24日 23:44

 【カイロ時事】シリアのクルド人民兵を主体とする「シリア民主軍(SDF)」は24日、過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と位置付ける北部ラッカの制圧作戦の開始を発表した。米軍主導の有志連合による空爆支援を受け、まずはラッカ北方の支配を目指す。

 SDFは、シリアの北部や北東部の対IS地上作戦で重要な役割を果たしてきたクルド人民兵組織、人民防衛部隊(YPG)が主体。クルド系メディアは、大規模部隊が「(ラッカ北方50キロの町)アインイッサから作戦を始めた」と報じた。

1524チバQ:2016/05/25(水) 21:54:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160525-00000068-jij-asia
タリバン新指導者に強硬派=アフガン和平、一層困難に―マンスール師の死亡確認
時事通信 5月25日(水)14時11分配信

タリバン新指導者に強硬派=アフガン和平、一層困難に―マンスール師の死亡確認
アフガニスタンの反政府勢力タリバンの最高指導者マンスール師が無人機の攻撃で殺害された現場=21日撮影、パキスタン南西部アフマドワル
 【ニューデリー時事】アフガニスタンの反政府勢力タリバンは25日、最高指導者マンスール師の死亡を認め、ハイバトゥラ・アクンザダ師を新指導者に選出したと明らかにした。

 アクンザダ師は強硬派とされており、米国や中国が模索するアフガンの和平実現はより困難になったとみられる。

 タリバンは声明で「アクンザダ師は指導者評議会(シュラ)によって満場一致で選ばれ、シュラの全メンバーが忠誠を誓った」と発表。マンスール師については、米政府の発表通り、無人機攻撃で殺害されたと認めた。

 アクンザダ師はアフガン南部カンダハル出身で、カリスマ的指導者だった故オマル師からの信任も厚く、「先生」と呼ばれていた。「タリバン内では最も古いメンバーの一人」(テロ専門家アフメド・ラシード氏)とされ、旧タリバン政権下では司法当局を管轄していた。 

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052300018&g=int
タリバン指導者、パキスタンの旅券所持=死亡で後継者選び本格化



21日、パキスタン南西部アフマドワルで、無人機の空爆で炎上した車の周囲に集まる住人ら。アフガニスタン反政府勢力タリバンの最高指導者マンスール師を乗せていたとされる(AFP=時事)
 【ニューデリー時事】パキスタン政府当局は22日、米無人機の空爆で死亡したアフガニスタン反政府勢力タリバンの最高指導者マンスール師とみられる人物が、パキスタンの旅券と身分証を所持していたと発表した。パキスタン政府はマンスール師の死亡を公式には確認していないが、同国情報筋は時事通信の取材に「タリバンはマンスール師の後継者を選ぶため、緊急の指導者評議会(シュラ)を開催した」と明らかにした。
 空爆の現場から回収された旅券が正規のものかどうかは定かではないが、同師がパキスタン国内に拠点を構え、他国との間を自由に行き来していた実態が明らかになった形だ。
 政府当局によると、旅券には「ワリ・ムハンマド」という名前が記載され、居住地は南西部バルチスタン州キラ・アブドラ地区となっていた。AFP通信によれば、身分証には南部カラチの住所も記載されていた。(2016/05/23-06:04)

1525チバQ:2016/05/25(水) 22:15:01
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052000953&g=int
不逮捕特権剥奪の改憲案可決=クルド系議員ら対象-トルコ



20日、トルコの首都アンカラで、憲法改正案について採決を行う国会議員(EPA=時事)
 【イスタンブール時事】トルコ国会(定数550)は20日、国会議員の不逮捕特権の剥奪を可能にする憲法改正案について採決を行い、AFP通信によると、賛成多数で可決した。イスラム系与党・公正発展党(AKP)が反政府武装組織クルド労働者党(PKK)と同一視しているクルド系政党・国民民主主義党(HDP)の議員を念頭に提出した改憲案で、HDPは「与党によるクーデター計画だ」と批判している。
 改憲案可決により、HDPの議員を中心に約140人が捜査対象となる。改憲には国会議員367人以上の賛成が必要だが、今回の採決では376人が賛成票を投じた。(2016/05/20-22:10)

1526チバQ:2016/05/26(木) 00:01:41
http://mainichi.jp/articles/20160526/k00/00m/030/049000c
アフガン
タリバン新指導者を選出 闘争路線を継続か

毎日新聞2016年5月25日 20時02分(最終更新 5月25日 22時11分)
【ニューデリー金子淳】アフガニスタンの旧支配勢力タリバンは25日、最高指導者マンスール師が米国の無人機攻撃で殺害されたことを公式に認め、副指導者の一人だったハイバトゥラ・アクンザダ師を後継者に選出したと発表した。副指導者にはシラジュディン・ハッカーニ師がとどまるほか、タリバンを創設した故オマル師の息子ヤクーブ師も新たに選出された。いずれも武装闘争を支持する強硬派とされ、マンスール師の闘争路線を引き継ぐとみられる。

 タリバンは声明で、メンバーに「新指導者に忠誠を誓い、戦闘を続けるよう求める」と呼びかけた。首都カブールでは25日、裁判所の職員らを狙った自爆テロで少なくとも10人が死亡し、タリバンが犯行を認めた。戦闘を継続する姿勢を明確にした格好だ。

 地元メディアなどによると、アクンザダ師はアフガン南部カンダハル州の有力部族出身で、60歳前後とみられる。マドラサ(イスラム教神学校)を運営するなど宗教指導者としての性格が強く、オマル師の側近として助言していたとされる。

 タリバン政権下では司法当局を管轄していた。タリバン内部で広く尊敬されており、指導部は組織を固める上でアクンザダ師が適任だと判断した模様だ。

 一方、ヤクーブ師は20代にもかかわらず副指導者に抜てきされた。タリバンの精神的支柱だった故オマル師の血筋を背景に、内部の結束を高める狙いがあるとみられる。和平に反対する強硬派の支持が厚く、将来的には最高指導者を引き継ぐとの見方もある。

 パキスタンの治安アナリスト、ハッサン・アスカリ・リズビ氏は「アクンザダ師にとって、今後数週間でどれだけ支持固めができるかが鍵となる。当面はマンスール師の強硬路線を踏襲し、テロや戦闘を継続するだろう」と指摘する。

1527チバQ:2016/05/29(日) 19:54:14
http://www.sankei.com/world/news/160529/wor1605290029-n1.html
2016.5.29 19:12

イスラエル、極右連立参加で閣僚辞任 和平交渉再開遠のく

反応

反応



 【カイロ=大内清】イスラエルのネタニヤフ首相が今月、極右「わが家イスラエル」との連立で合意したことで、政権の極度の右傾化を懸念する声が強まっている。27日には連立相手である中道「クラヌ」のガバイ環境相が、わが家イスラエルのリーベルマン党首が国防相に任命されることに抗議し辞任。対パレスチナ強硬派で知られるリーベルマン氏の入閣で、頓挫している中東和平交渉の再開はさらに困難となりそうだ。

 「(リーベルマン氏の国防相任命は)さらなる極端主義をもたらし、国の安全を危うくする」。ガバイ氏は辞任発表の声明でこう述べ、ネタニヤフ氏を強く批判した。

 現地から報道によると、ネタニヤフ氏は今月、わが家イスラエルが連立に参加する見返りとしてリーベルマン氏に国防相ポストを提示。2012年から国防相を務めたヤアロン氏は20日、ネタニヤフ氏のこうした動きに反発し、辞意を表明している。

 15年に発足した現在の連立政権は、ネタニヤフ氏が率いる右派リクードを中心とする5政党がかろうじて過半数を確保する状況にある。ネタニヤフ氏としては、わが家イスラエルを連立に引き込むことで政権の安定化を図る狙いがある。

 ただ、わが家イスラエルはパレスチナとの「2国家共存」構想を一応は容認しつつも、パレスチナ人をイスラエルから完全に分離するなどの強硬な主張を繰り返している。パレスチナ側からの反発は大きく、14年に頓挫した和平交渉の再開が遠のくのは間違いない。

 わが家イスラエルの連立参加について米国務省のトナー副報道官は25日、今後のイスラエルの2国家共存に向けた取り組みに「妥当な疑問を生む」と指摘し、ネタニヤフ政権のさらなる右傾化に懸念を表明した。

1528チバQ:2016/05/30(月) 21:07:42
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20160530037.html
ヨルダン国王が下院を解散、暫定首相を任命
17:21ロイター

ヨルダン国王が下院を解散、暫定首相を任命
 5月29日、ヨルダンのアブドラ国王は、勅令を出して下院を解散させた後、ムルキ元外相を暫定首相に任命し、10月までに選挙を実施するよう命じた。写真はアンマンで5月撮影(2016年 ロイター/Khalil Mazraawi)
(ロイター)
[アンマン 29日 ロイター] - ヨルダンのアブドラ国王は29日、勅令を出して下院を解散させた後、ムルキ元外相を暫定首相に任命し、10月までに選挙を実施するよう命じた。

国王はこれより先、ヌスール首相の辞任を受け入れた。同国の憲法の規定では、4カ月以内に選挙を実施しなくてはならない。ムルキ氏は歴代内閣で要職に就いている。

アブドラ国王は暫定首相を任命する書簡で、「ヨルダンは中東地域の不安定化に伴い、重大な経済問題に直面し、経済成長が特に悪影響を受けている。これらの試練や障害を乗り越えるために、われわれは例外的で革新的な対策をとらなければならない」と強調した。

ヨルダンには、内戦状態にあるシリアから少なくとも120万人の難民が流入したとみられている。

1529チバQ:2016/05/30(月) 21:34:18
http://www.sankei.com/world/news/160529/wor1605290040-n1.html
2016.5.29 22:38

イランがサウジ大巡礼中止 断交受け、対立長期化も

反応

反応


 イラン政府は29日、同国と断交したサウジアラビアにあるイスラム教の聖地メッカへの9月の大巡礼(ハッジ)を中止することを決めた。1月にサウジが断交を決め、石油政策でもライバル関係にある中東の大国同士の関係がさらに冷却化、対立が長期化する恐れが強まった。

 イランからの大巡礼中止は1987〜91年以来。イラン側は断交後も代表団をサウジに送って交渉を続けてきたが、巡礼者への査証(ビザ)の発給や安全確保、イラン航空機のサウジ乗り入れについて溝が埋まらなかったもようだ。

 巡礼を取りまとめるイランの政府系組織は声明を発表し「サウジ政府の遅延行為により、イランは今年の巡礼の機会を失うことになる」とサウジを非難した。

 大巡礼は、信仰告白、礼拝、喜捨、断食と並ぶイスラム教徒の「五行」の一つ。資力と体力のある信者は生涯に一度は大巡礼に参加することが求められ、毎年世界各地の信者がメッカを訪れる。(共同)

1530チバQ:2016/05/30(月) 21:35:35
http://www.sankei.com/world/news/160530/wor1605300035-n1.html
2016.5.30 20:38

サウジvs.イラン 大巡礼めぐり対立

【カイロ=大内清】国交が断絶しているサウジアラビアとイランが、今年は9月に行われるイスラム教の聖地メッカへの大巡礼(ハッジ)でのイラン人巡礼者へのビザ(査証)発給などをめぐって対立している。イラン側が29日、サウジがイラン人の信仰を「妨害」していると非難したのに対し、サウジは、イランが受け入れ不可能な条件を突きつけてきていると主張。両国関係は、信仰に関する事柄をも外交的な争いに転化している状況だ。

 イランからの報道などによると、両国は今月、イラン人巡礼者の受け入れなどに関する直接協議を行ったが決裂。イラン側は「今年の(イランからの)ハッジは中止せざるを得ない」と発表し、メッカを擁するサウジが「神への道を邪魔している」と批判した。

 一方、サウジのジュベイル外相は29日、関係国と毎年結んでいるハッジに関する覚書への署名を拒否したのはイランだと反論したほか、イラン側が協議で、巡礼者によるデモの権利容認など過剰な要求をしていると非難した。


 イスラム教スンニ派の盟主を自任するサウジと、シーア派を奉じるイランは今年1月、サウジでシーア派高位聖職者が処刑されたことなどをきっかけに断交。ともに中東地域の大国である両国は、シリアやイエメンの内戦をめぐっても覇権争いを繰り広げている。

 ハッジはイスラム教で信仰の柱の一つとされ、世界中から毎年200万人以上が参加。イランからは昨年、約6万人が参加した。

1531チバQ:2016/06/01(水) 21:59:25
http://www.sankei.com/world/news/160531/wor1605310063-n1.html
2016.5.31 21:57

副議長も大統領支持派 イラン国会、政権と協調へ



 イラン国会(定数290)は31日、暫定議長となっていたアリ・ラリジャニ前議長を正式な議長に選出、2人の副議長にも改革派、穏健派を選んだ。3者とも米欧との核合意を推進した穏健派のロウハニ大統領を支持しており、国会と政権が協調する方向が鮮明となった。

 ラリジャニ議長は選出後の演説で、国会内の党派対立を避け、経済再建の実務を後押しする考えを強調した。

 第1副議長には改革派のペゼシュキアン元保健相、第2副議長には穏健派のモタハリ議員が就いた。(共同)

1532とはずがたり:2016/06/02(木) 23:11:14
過激派は腐敗した世俗政権が出来ない社会保障を提供出来るし其れに寄って助かってる人が沢山居る事実を直視すべきだ。圧迫して地下に潜ってテロ頻発に追い込むばかりが能ではない筈だ。まともな政府をつくって支持を減らすのが第一歩である。

2016年 05月 30日 08:52 JST
コラム:「イスラム国」終焉観測の落とし穴
http://jp.reuters.com/article/clarke-islamicstate-idJPKCN0YI06N?sp=true
Chad Serena and Colin Clarke

[23日 ロイター] - 多くの専門家は現在、過激派組織「イスラム国(IS)」が終焉(しゅうえん)を迎えつつあるのではないかと推測している。

領土を失い、財源も枯渇しつつある同組織では、外国人戦闘員の勧誘数もごくわずかとなり、過去1年間では月間2000人のピークから最大90%も減ったと報じられている。

毎週、組織の要人を抹殺するという米主導の有志国連合の作戦は、その目的を十分に達成しているようにみえる。さらに、相当数の戦闘員がとりわけシリアから逃亡している。

しかし、これまでアルカイダを含めた武装組織がそうだったように、最近の形勢逆転はISを単に非正規戦に持ち込ませることになるのかもしれない。例えば、外国戦闘員が戦場にたどり着けないのであれば、IS指導者は、聖戦主義の志望者に、自国にとどまり、そこで攻撃をするよう指導することができる。

このことはISの終焉を予測する向きには悪い前兆だ。研究によると、武装勢力の寿命は中央値で10年。関与する外国の数が多ければ多いほど、その寿命は延びる。歴史的な傾向をみれば、ISとの戦いはまだ初期段階にある。

理論上では、ISが領土と資金と新規戦闘員を失っていることは、米国が主導する有志国連合の大きな前進を示しているかのようにみえる。しかし、戦争は机上で行われるものではない。

ISとの戦いで、広く受け入れられている1つの自明の理があるとするならば、同組織の指導者はイスラムの「カリフ国家(預言者ムハンマドの後継者が指導する国家)」を建設するため、死ぬまで戦う意図があるということだ。

同組織の中枢が環境の変化に適用するのは今回が初めてではない。ISはイラクのアルカイダの子孫だ。アルカイダの分派の中でも、おそらく最も野心的で、その暴力性は組織創設者だったザルカウィ容疑者に由来する。ある分派は、イラク戦争後と現在の戦闘において米国主導の有志国連合に対し著しい敗北を喫してきたにもかかわらず、10年以上も存続している。

それゆえに、勝利を祝うのは余りにも早すぎる。シリア内戦はまだ数年しか経っていない。ISはそこではヒズボラやヌスラ戦線などとともに、いくつかある暴力的な非国家主体の1つでしかない。

シリア内戦には、米国とロシア、イラン、トルコ、サウジアラビアが大きく介入している。また、程度の差こそあれ、カタールやクウェート、アラブ首長国連邦といった他の湾岸諸国も干渉している。

しかし、ISは戦闘の盛衰に順応しながら、今後も一貫した組織として存続すると予測することは合理的である。最近の敗北も、長い文脈の中で評価されるべきである。IS指導者によると、有志国連合の勝利は一時的なものであり、将来の戦闘へのプロローグとみなされる。

それが従来型の散発的攻撃になるのか、あるいは戦争には至らない程度の暴動かは、現時点では分からない。しかし、この戦いの展開は、ISが作戦環境の変化にどう対応するかに大きく依存している。

1533とはずがたり:2016/06/02(木) 23:11:30
>>1532-1533
例えば、IS指導者は、勧誘した外国戦闘員に母国にとどまり、そこで攻撃をするよう決定できる。Sが11月にパリで、3月にブリュッセルで行った同時攻撃のように、イラクやシリアから欧州に戦闘員を派遣する必要もない。

さらに、ISが既にドイツやイタリア、英国といった一部の欧州諸国に送り込んだと主張する潜伏工作員と、意欲的な聖戦主義者たちを連携させることもできる。(先週末にIS広報担当から来たとされるメッセージでは、IS信奉者に対しイスラム教の断食月ラマダンの期間中に米国と欧州を攻撃するよう求めている。)

欧州と米国本土で、目を見張らせるような攻撃を行うことはIS戦闘員の勧誘活動を盛り上げ、士気を向上させ、さらにカリフ国家建設に向けた宣伝戦の勝利となろう。また、それはISの行動パターンとも一致する。領土と人的な損失に対しては、隣接区域内外での攻撃で応じるというものだ。

いずれにせよ、意欲的な新たな戦闘員たちに母国でテロ攻撃を実施させる前に、シリアに行かせることは代償を伴う。パリとブリュッセルの攻撃における主要実行犯は、欧州とシリアを行ったり来たりしていた。しかし、実行犯たちが既知の戦場から戻るとき、西側の情報当局や法執行当局から発見されるリスクが高まる。

ISは、所属メンバーが、とりわけ兵站担当者や爆弾製造者による訓練や、戦闘の経験を有していることを明らかに好んでいる。技術的な専門知識を書面で教えることは難しく、たいていは見習い訓練で習得される。それは熟練した指導者が、新たな戦闘員と一緒にいて専門知識を授けることを意味する。

ボストン・マラソン爆破事件のツァルナエフ兄弟が証明するように、若い戦闘員は、ネット上にある説明書に従って、破滅的な爆発物を成功裡に作成することができる。それでも、ISは、失敗リスクを抑えるべく、新メンバーには実地訓練を受けさせるようにしている。

もう1つ考えられるISの反応は、戦闘員を世界中に分散させることだ。中東や北アフリカ、南アジアに存在する破綻国家や戦闘地域に兵士を送り込むことだ。すでにリビアやシナイ半島、エジプト、バングラデシュその他の国々で、ISが関連組織を設けたことが分かっている。サウジアラビアでもISの存在が高まっている。

これらの地域で既に作戦上の拠点を設置したことで、シリアとイラクの外へと焦点を移せば、たとえ一時的にせよ、ISは両国内で結束し、有志国連合の監視システムから逃れることができる。

有志国連合がこれに対応することには多大な努力が必要になる。寄せ集めの連合軍は、膨大な量の軍事リソースを他の戦闘地域に移動しなければならなくなる。米国とその同盟国は、この多大の出費と労力を嫌がるだろう。

これらの変化、つまり攻撃の海外シフトや他地域での拠点作りは、どちらもISの死を予兆するものではなく、有志連合にとって朗報でもない。

米国とその同盟国にとって重要なことは、中東の紛争地域での現状に過度に満足をしないことだ。成功を収めた対ゲリラ戦の手法も、いったん導入されてしまえば、広く行き渡らせるために、平均して4年半近くは維持されなくてはならない。

ISのような組織との戦いでは、それは永久に続くように思えてしまうかもしれない。

*筆者のChad C. Serenaは政治学者。もう一人のColin P. Clarkeは非営利・無党派のランド・コーポレーションに所属する政治学者。

1534とはずがたり:2016/06/05(日) 07:45:42

【イスラム国(IS)】シリア政府軍、「ISの首都」ラッカ県内に進軍 イラクへまたがる支配地域、挟撃され焦り
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1606040049.html
06月04日 19:44産経新聞

 【カイロ=大内清】シリア人権監視団(英国)によると、シリア政府軍は4日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が“首都”と位置付けるシリア北部ラッカのあるラッカ県内に進軍した。

 シリアでは、米国主導の有志連合が支援する反体制派勢力も北部のトルコ国境地帯方面からラッカ攻略に向けた軍事作戦を進めている。対立関係にある政府軍と反体制派は、別々の戦線からラッカ攻略を競い合っている状況だ。

 アサド政権側から作戦の詳細は発表されていないが、同監視団によれば、政府軍は、アサド政権の後ろ盾であるロシア軍の空爆支援を受け、中部ハマ県東部からラッカ方面に部隊を進めているもようだ。政府軍は3月にも中部パルミラをISから奪還するなど、ISとの戦闘を優勢に進めている。

 ISに対しては、イラクでも5月にアバディ政権が西部アンバール県の要衝ファルージャ奪還に向けた軍事作戦を本格化させている。ISは、シリアとイラクにまたがる支配地域の東西から攻勢を受けていることで焦りを募らせ、都市部でのテロ戦術をいっそう活発化させる可能性もある。

1535とはずがたり:2016/06/06(月) 23:15:10
興味深い。民進とお維と同様,仲の悪いトルコとクルドの二勢力推しの俺としてはなんとか両者の妥協が計れないかと毎日心痛めているんだけど。。

米国とロシアはシリアのアレッポ県分割で合意か?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/post-5246_1.php
2016年6月5日(日)10時30分
青山弘之(東京外国語大学教授)

 憶測の域を脱しないかもしれない。しかし、6月に入って、米国とロシアは、シリア、とりわけアレッポ県の分割で合意したかのように軍事的攻勢を強めている。

アレッポ県の現況
 アレッポ県は現下のシリアでの紛争における最大の係争地である。そこでは、シリア軍、YPG(民主統一党(PYD)が主導する西クルディスタン移行期民政局の武装組織)、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動やイスラーム軍などのイスラーム過激派、「穏健な反体制派」と目される武装集団、ロシア軍、イラン軍、イラン人、イラク人などの民兵、レバノンのヒズブッラー、米軍主導の有志連合、そしてトルコ軍が入り乱れて、激しい戦闘を続けている。

 シリア最大の商業都市であるアレッポ市は、東部をいわゆる「反体制派」(ヌスラ戦線、そしてこれと連携するシャーム自由人イスラーム運動や「穏健な反体制派」)が掌握する一方、アレッポ市西部と同市周辺一帯は、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局の実効支配下にある。「反体制派」の「解放区」は、アレッポ市北部のカースティールー街道を事実上唯一の兵站路として市外と通じているのみで、シリア軍、YPG、そしてロシア軍は「解放区」閉塞に向けて攻勢を続けている。

 一方、アレッポ市南部郊外はおおむねシリア政府の支配下に復帰したが、アイス村一帯やイドリブ県に近い県西部一帯では、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ダーイシュとの関係が指摘されるジュンド・アクサー機構、トルコが積極支援するシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団やトルコマン・イスラーム党が「新生ファトフ軍」として糾合、イラン人、イラク人民兵を中心とするシリア軍側と一進一退の攻防を繰り広げている。

 アレッポ県北西部は、ヌッブル市一帯をシリア政府が、アフリーン市一帯を西クルディスタン移行期民政局が、アアザーズ市一帯をヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などを基軸とする「反体制派」が、そしてマーリア市一帯をヌスラ戦線以外の「反体制派」がそれぞれ支配する一方、マーリア市以東のダービク村などはダーイシュが掌握している。

 アレッポ県県東部は、マンビジュ市、バーブ市、マスカナ市といった中規模都市を支配するダーイシュがもっとも有力で、シリア軍がサフィーラ市東部のクワイリース軍事基地一帯に勢力を伸張、またYPGもユーフラテス川西岸のティシュリーン・ダムを確保している。

 なお、カタールやサウジアラビアとともに、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などのイスラーム過激派を後援するトルコのレジェプ・タイイプ・エルドーアン政権は、トルコ・シリア国境のすべてが西クルディスタン移行期民政局によって掌握されることを嫌い、アアザーズ市一帯とユーフラテス川以西のダーイシュ支配地域へのYPGの進軍を「レッド・ライン」とみなし、そのことが同地域におけるダーイシュの勢力維持・拡大を助長している。

http://tohazugatali.we b.fc2.com/ampo/aoyama0604.jpg

北ラッカ解放作戦
 混戦が続くアレッポ県の戦況変化のきっかけとなったのは、5月末にシリア民主軍が有志連合の支援を受けて開始した「北ラッカ解放作戦」だった。

1536とはずがたり:2016/06/06(月) 23:15:21

 YPGを中核とするシリア民主軍によるこの作戦は、イラク国内でイラク軍がダーイシュの一大拠点であるファッルージャ解放に向けた作戦を開始し、また「北ラッカ解放作戦」が「ラッカ県北部」ではなく、ダーイシュが首都と位置づける「ラッカ市」の解放をめざしていると「誤解」されたため、日本や欧米諸国のメディアでは、ダーイシュ壊滅に向けた軍事作戦であるかのように捉えられた。

 確かに、シリア民主軍は数千人の戦闘員を動員して、アイン・イーサー市以南の複数の村・農場を制圧した。だが、ラッカ市は依然として遠く、同市に近いダーイシュの戦略拠点であるタブカ市や第17師団基地(タブカ軍事基地)が攻略される気配もない。

 また、有志連合の動きも鈍かった。2014年9月以降、シリア領内で空爆を続ける有志連合の空爆回数は1日3?5回程度ときわめて限定的なもので、ダーイシュを追い詰めるにはまったくもって不十分だったが、「北ラッカ解放作戦」以降も、空爆回数に増加傾向は見られず、そこからラッカ市攻略の意図を読み取ることはできなかった。

 そればかりか、「北ラッカ解放作戦」への過大評価はダーイシュを増長させた。ダーイシュはこの作戦に反攻するかのように、アレッポ県北西部のマーリア市を包囲、同地を戦略拠点としてきた「反体制派」を窮地に陥れたのである。

マンビジュ解放作戦
 しかし、6月1日に米軍中央司令部(CENTCOM)が5月27日から6月1日までの有志連合の空爆の戦果を発表したことで、「北ラッカ解放作戦」の真意が見えてきた。

 この戦果発表で明らかになったのは、有志連合の空爆がラッカ県北部でも、アレッポ県北西部でもなく、アレッポ県東部のマンビジュ市一帯に重点的に行われていたということだった。しかも、空爆回数は1日に10回以上に及んでいた。むろん、CENTCOMの発表はいわゆる「大本営発表」であり、額面通りに受け取ることはできない。だが、こうした数値を発表するという行為は、「北ラッカ解放作戦」が陽動作戦だったことを示していた。

 CENTCOMの発表に先立って、シリア民主軍がマンビジュ市南東部のティシュリーン・ダム一帯で攻勢を再開したことは報じられていたが、6月に入ると、その戦果が徐々に明らかになっていった。

 シリア民主軍は6月1日までに、同ダム一帯の20カ村と複数の農場をダーイシュから奪取し、これを空爆で支援する有志連合もトルコ国境に位置するダーイシュの拠点であるジャラーブルス市とマンビジュ市を結ぶ兵站路への空爆を敢行、その寸断を試みたのである。

 そして、6月2日、マンビジュ市軍事評議会を名乗る武装集団が、シリア民主軍との連名で共同声明を発表し、「マンビジュ解放作戦」の開始を正式に宣言し、ここにシリア民主軍を主導するYPG、そしてそれを後援する米国の目標が明示された。

シリア軍とロシア軍の呼応
 「マンビジュ解放作戦」は、「北ラッカ解放作戦」と同様の陽動作戦、ないしは単なるプロパガンダかもしれない。しかし、特筆すべきは、この攻勢に呼応するかのように、ロシア軍とシリア軍が各地で「反体制派」への攻撃を激化させた点である。

 とりわけアレッポ県での攻撃は激しい。ロシア軍とシリア軍は6月1日、カースティールー街道一帯やアレッポ市東部への空爆を一気に激化させた。空爆は主に「反体制派」の支配地域に対して行われた、それだけでなくダーイシュが重要拠点とするバーブ市、マスカナ市にも及んだ。

 両軍はまた、イドリブ県、ヒムス県、ダマスカス郊外県グータ地方で「反体制派」に対する攻撃を強め、またハマー県東部ではイラリヤー村とラッカ市を結ぶ街道でダーイシュに対する攻勢を再開した。

1537とはずがたり:2016/06/06(月) 23:15:33
>>1535-1537

 こうした攻撃は、当然のことながら、多くの「民間人」を巻き込むこととなり、反体制系メディアや人権団体は「無差別攻撃」、「虐殺」といった非難を浴びせた。しかし、米国、そして西欧諸国は、「北ラッカ解放作戦」や「マンビジュ解放作戦」での「コラレタル・ダメージ」を黙殺するのと同じように、ロシア軍とシリア軍の非道な行為への批判を控えた。

「ポスト・ジュネーブ3会議」段階の前兆
 2013年夏の化学兵器使用疑惑事件以降、米国とロシアが、シリア紛争解決に向けた和平協議「ジュネーブ3会議」や、ダーイシュ、ヌスラ戦線などとの「テロとの戦い」において連携を強めていることは周知の通りである。

 「ジュネーブ3会議」が4月に事実上決裂し、米国・ロシアの合意のもとに発効した停戦(戦闘停止合意)への違反が顕著になったことで、両国は互いを非難し合いはしたが、同時に事態収拾に向けて折衝を続けてきた。

 この過程で、ロシアは、停戦を破棄したシャーム自由人イスラーム運動とイスラーム軍を、ヌスラ戦線、ダーイシュと同様に国際テロ組織に指定するよう安保理で主唱、米英仏がこれを拒否すると、5月20日にはダーイシュ、ヌスラ戦線、そして「停戦に応じない武装組織」に対する合同軍事作戦を米国に提案した。米国がこの提案を再び拒否すると、ロシアはさらに25日、「反体制派」に対してヌスラ戦線を排除しなければ、空爆を再開するとの最後通告を突きつけた。

 そして、最終的には、セルゲイ・ラヴロフ外務大臣とジョン・ケリー米国務長官が6月1日の電話会談で、ダーイシュ、ヌスラ戦線、そして「そのほかのテロ組織」に対する断固たる措置を講じることを確認したのと時を同じくして、有志連合の支援を受けるシリア民主軍が「マンビジュ解放作戦」を開始、ロシア軍とシリア軍もアレッポ県などで攻撃を強めていった。

 米国とロシアがこの間の折衝で具体的にどのような意見を交わし、そしていかなる合意に達したかは知る由もない。だが、シリア国内の戦況から明らかなのは、米国がPYDと連携してダーイシュとの「テロとの戦い」を、ロシアがシリア政府と連携して「反体制派」への「テロとの戦い」をそれぞれ強化したことである。

 米国とロシアのシンクロの受益者となる紛争当事者は、言うまでもなくシリア政府とPYDであり、そこにはジュネーブ3会議において「反体制派」を主導していたはずのリヤド最高交渉委員会の姿はない。リヤド最高交渉委員会から脱会したシャーム自由人イスラーム運動、そして同委員会における交渉責任者の地位を手放したイスラーム軍は、米国の黙認のもと、これまで以上にシリア軍とロシア軍の空爆に曝されるようになっている。

 こうした状況は、「ポスト・ジュネーブ3会議」段階におけるシリア政治のパワー・バランスを予兆するものであり、そこでは欧米諸国が後援してきた「反体制派」は、ダーイシュ、ヌスラ戦線といったテロ組織とともに阻害され、これらの組織を後援してきたトルコ、サウジアラビア、カタールはこれまで以上に困難な舵取りを迫られるかもしれない。

[筆者]
青山弘之
東京外国語大学教授。1968年東京生まれ。東京外国語大学教授。東京外国語大学卒。一橋大学大学院修了。1995〜97年、99〜2001年までシリアのダマスカス・フランス・アラブ研究所(IFPO、旧IFEAD)に所属。JETROアジア経済研究所研究員(1997?2008年)を経て現職。専門は現代東アラブ地域の政治、思想、歴史。編著書に『混迷するシリア:歴史と政治構造から読み解く』(岩波書店、2012年)、『「アラブの心臓」に何が起きているのか:現代中東の実像』(岩波書店、2014年)などがある。ウェブサイト「シリア・アラブの春顛末記」を運営。青山弘之ホームページ

※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。

1538チバQ:2016/06/07(火) 20:30:57
http://mainichi.jp/articles/20160608/k00/00m/030/049000c
トルコ
テロ11人死亡 イスタンブール、観光地で車爆発

毎日新聞2016年6月7日 19時56分(最終更新 6月7日 19時56分)

【テルアビブ大治朋子】トルコ最大の都市イスタンブールのバヤジット地区で7日朝、大きな爆発があり、AP通信によると、警官7人を含む11人が死亡、30人以上が重軽傷を負った。地元の知事は、自動車を使った爆弾テロとの見方を示した。犯行声明は7日午後現在、出ていない。

 AP通信などによると、現場はオスマン帝国時代のモスクやグランド・バザールの近くで、観光地の一角。地下鉄駅前の交差点付近で午前8時半ごろ、警官を乗せたバスが走行中、近くの車が突然、爆発した。衝撃によりバスは横転。付近の建物の窓や車も爆風や爆破に伴う飛来物で損傷した。イスタンブールの知事は現場で、大量の爆薬を仕掛けた車が、警官の乗ったバスが近づいたタイミングで、遠隔操作により起爆された可能性があると語った。警察は一帯を封鎖し、近くのイスタンブール大学で予定されていた試験は延期された。

 トルコは昨年夏以降、過激派組織「イスラム国(IS)」と、トルコからの分離独立を目指す少数民族クルド系武装組織クルド労働者党(PKK)への攻撃を強化、双方との戦闘が激化している。今年3月には首都アンカラ中心部で自爆攻撃があり、37人が死亡。PKKの関連組織が犯行を認めた。また、1月にはイスタンブール中心部の観光街でISメンバーによるとみられる自爆攻撃があり、10人が死亡している。

1539チバQ:2016/06/07(火) 21:57:59
http://www.sankei.com/world/news/160606/wor1606060024-n1.html
2016.6.6 20:16
【シリア情勢】
狭まるIS包囲網 クルド勢力、政府軍ともにラッカへ進軍
【カイロ=大内清】シリア人権監視団(英国)によると、米国主導の有志連合から空爆支援を受けるシリアの少数民族クルド人などの部隊は5日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が“首都”と位置付ける北部ラッカへの補給ルートにある要衝マンビジ近郊まで進軍した。ラッカへは、ロシア軍の支援を受ける政府軍も部隊を進めており、IS包囲網は着実に狭まりつつある。

 シリア北部を勢力圏とするクルド人部隊などは5月下旬、ラッカ攻略に向けた軍事作戦を開始。政府軍もほぼ時期を同じくしてラッカへの進軍を開始し、競うように攻勢を強めている。

 それぞれの勢力を支援する米露には、国際的な脅威であるISの掃討を優先させる一方で、今後のシリア和平協議などを見据え、より有利な立場を築くために対ISで成果を挙げる狙いがあるとみられる。

 同監視団によれば、政府軍は5日、北部の最大都市アレッポの反体制派地域を空爆し、市民ら16人が死亡。アレッポでは2月の停戦合意後も、政府軍と反体制派との戦闘が続いているが、軍事的に優勢となりつつある政府軍は、ここでも米国の支援を受ける反体制派に打撃を与えることで内戦全体での優位を確立しようとしている形だ。

 一方、ISに対しては隣国イラクでも政府軍が西部アンバール県の要衝ファルージャの奪還に向けた作戦を展開。現地からの報道によると、ISは、戦闘から逃れようとするファルージャ市民を銃撃して脱出を阻止しているといい、直接的な戦闘以外での犠牲者が増えるとの懸念も出ている。

 シーア派民兵などと連携するイラク政府軍は、ファルージャに続き、ISの最大拠点である北部モスルへの攻勢も検討しているとみられるが、IS側のゲリラ戦術でファルージャの攻防が長引く可能性もある。

1540チバQ:2016/06/07(火) 21:58:25
http://www.sankei.com/world/news/160607/wor1606070006-n1.html
016.6.7 06:35
【イスラム国(IS)】
性交渉拒否のヤジド派女性19人をおりに入れて焼殺か 数百人の住民の前で イラク北部

 過激派組織「イスラム国」(IS)が、支配下に置くイラク北部モスルで、クルド民族少数派ヤジド派の女性19人を鉄のおりに入れて焼き殺したとクルド系メディアが6日までに報じた。目撃者らの話としている。IS戦闘員との性交渉を断ったためという。

 報道によると、19人は今月2日、数百人の住民の前で焼き殺された。

 ISは2014年8月、イラク北部シンジャールでヤジド派の集落を襲撃。「異教徒」であることを口実に多数の女性を「性奴隷」として連れ去ったほか、支援団体によると、男性ら3千人以上を虐殺した。(共同)

1541チバQ:2016/06/09(木) 19:43:15
http://www.sankei.com/world/news/160609/wor1606090001-n1.html
2016.6.9 08:00更新

【国際情勢分析】
米無人機によるタリバン指導者殺害でアフガン和平の道ますます険しく…米撤収計画の行方は?

 アフガニスタンのイスラム武装勢力タリバンの指導者、アクタル・マンスール師が米無人機の空爆で殺害された。アフガン政府とタリバンの公式和平協議を再開するうえでの「障害」(米当局者)とみなされたからだが、タリバンは、これを機に態度を軟化させる様子はまったくみせておらず、むしろアフガン治安部隊や駐留外国軍への攻勢を強めるのではないかとの見方が示されている。

 マンスール師は5月21日、パキスタン南西部のアフガン国境に近い地域を車で移動中に、運転手とともに殺害された。アフガン政府が22日、マンスール師の死亡を発表し、タリバンも25日、これを確認した。後任には、イスラム法学者で副指導者だったハイバトゥラ・アクンザダ師を選出し、タリバンの広報担当者は産経新聞の電話取材に、「指導者が殉教しても、われわれの立場は変わらない」と述べ、駐留外国軍の完全撤退などがなければ、アフガン政府との和平協議を引き続き拒否する考えを明確にした。

 バラク・オバマ米大統領も主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)出席などのために訪れた日本で26日、タリバンについて「暴力をアフガンでの目標達成と自分たちの課題を前進させるための戦略とみなす組織であり続けるだろう」「短期的には、暴力に訴え、無実の人々を爆破する手法を継続すると予想している」と述べ、当面、和平の糸口をつかむことがいっそう難しくなったとの考えを示した。

 ハイバトゥラ・アクンザダ師は、2001年のタリバン政権崩壊まで軍事法廷の裁判長を務め、その後「司法長官」になったイスラム法学者とされる。

 「新指導者も、マンスール師と違う考えを持っているとは思えない」(カブール大のサイド・シャヒア・ファリド教授)との見方が根強く、今後も、タリバンを同じテーブルに着かせるのは難航しそうだ。ファリド教授は「和平についてタリバンの方針を変更させるには、軍事的圧力をより強めるしかない。(タリバンに影響力を持つ)パキスタンも政治的圧力をかけるべきだ」と述べた。

1542チバQ:2016/06/09(木) 19:43:37
 和平協議再開の見通しには、米メディアも悲観的な見方を示している。

 27日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、国際テロ組織アルカーイダは、米軍特殊部隊の急襲で指導者のウサマ・ビンラーディンを失ったことで「勢力が低下し、ショックから完全に立ち直れておらず、米欧に大規模な攻撃をしかけられていない」ものの、「アフガンのタリバンのような大きな武装勢力に対しては(軍事作戦の効果は)それほど期待できないという経験がある。指導者を殺害するということは、短期的には進歩があるが、こうした勢力が戦いの方針を変更することはまれだ」と分析した。また、「アルカーイダと違い、タリバンはかなりのアフガン国民から支持されている」と指摘している。

 そのうえで、マンスール師殺害により「タリバンが弱体化するとは思えない。タリバンを強力にすることになるかもしれない」との元米国務省高官でニューヨーク大国際協力センター準所長のバーネット・ルービン氏の見方を紹介し、別の識者は「武装勢力は指導者を失うと、余計に過激化する傾向がある」としている。

 「今、米軍がアフガンから去れば、カブールはたちまちタリバンに占拠される恐れがある」(外交筋)のは間違いない。今後の米軍のアフガン撤収計画は予定通りには進まない可能性が高いが、その行方は、来年、誕生する米新政権の決断次第といえる。(ニューデリー支局 岩田智雄)

1543チバQ:2016/06/12(日) 12:24:03
http://www.afpbb.com/articles/-/3090176
アルカイダ最高指導者、タリバン新指導者に忠誠誓う
2016年06月12日 10:36 発信地:ドバイ/アラブ首長国連邦
【6月12日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の最高指導者アイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者が、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)の新最高指導者ハイバトゥラ・アクンザダ(Haibatullah Akhundzada)師に忠誠を誓った。アクンザダ師は知名度の低い聖職者だが、前指導者のアクタル・マンスール(Akhtar Mansour)師が米軍の無人機攻撃で死亡したことを受け、後継者に指名された。

 米テロ組織監視団体「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」が11日、インターネット上に投稿された14分間にわたるザワヒリ容疑者の肉声と動画のメッセージを確認した。

 SITEによると、ザワヒリ容疑者は「侵略され奪われたムスリム(イスラム教徒)の土地を隅々まで解放するためのジハード(聖戦)で(アクンザダ師に)忠誠を誓う」と語っている。その上で、アクンザダ師について「信仰者の首長」で「正当な」カリフ(預言者ムハンマドの後継者)と述べているという。

 アルカイダはアフガニスタンで同じく勢力拡大を図る過激派組織「イスラム国(IS)」と対立を深めているが、その一方でタリバンは2001年に政権を追われてからアフガン国内でゲリラ戦を展開している。ザワヒリ容疑者は、14年にシリアとイラクにまたがる「「カリフ制国家」の樹立を宣言したISに強硬な対決姿勢を示している。(c)AFP/Mohamed Hasni

1544名無しさん:2016/06/12(日) 21:07:21
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2016051600791
頭部隠さず写真投稿、8人逮捕=背後に「不道徳」サークルと指摘-イラン

 【テヘランAFP=時事】イランで女性が外出時に義務付けられている頭部を覆う布「ヒジャブ」を着用せず撮影した写真を共有サイト「インスタグラム」で公開したとして、8人が逮捕された。同国のサイバー犯罪取り締まり当局高官が15日夜、国営テレビで明らかにした。

 当局の声明によると、2年に及ぶおとり捜査でモデル58人、写真家など59人を含む関係者170人を特定した。逮捕された8人以外にも21人が捜査対象という。
 ツイッターやフェイスブックなどがブロックされているイランでは、インスタグラムが大人気。高官は、投稿の背後には「不道徳でイスラム文化に反するものを広めようとする」モデルらのサークルが存在すると指摘した。
 国営テレビは高官の発言に先立ち、15日にテヘランで開かれた裁判の模様を中継。この中で、インスタグラムで収入を得ていたという元モデルの女性は、人気モデルなら月平均1億リアル(約36万円)を稼ぐと証言した。(2016/05/16-20:38)

1545名無しさん:2016/06/18(土) 22:15:21
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600847&g=pol
イスラム大使らと夕食会=安倍首相

 安倍晋三首相は16日夜、イスラム諸国・地域の駐日大使らを首相官邸に招き、断食月(ラマダン)中の日没後に食事を取る「イフタール」を開催した。首相はあいさつで「首相に就任してから中東を訪問した回数は5回。いかにこの地域を大切に思い、友好の念を抱いているかを示すものだ」と強調した。 
 イフタールには、超党派の国会議員らも出席。首相は「事実上参院選に入り厳しい戦いを今それぞれが戦っているが、この瞬間は停戦条約を結んでいる」と語り、会場の笑いを誘っていた。(2016/06/16-19:35)

1546チバQ:2016/06/20(月) 21:09:27
http://www.sankei.com/world/news/160617/wor1606170001-n1.html
2016.6.20 08:00
【ロシア万華鏡】
奪還直後のパルミラ遺跡で世界的指揮者がタクトを振ったのはなぜか? 音楽界の政治利用は旧ソ連と変わらず…
 「私たちはこの傷ついたパルミラでのコンサートを通じ、すべての人々に対し悪やテロと戦う努力を結集しようと呼びかけたい」

 露サンクトペテルブルクの名門マリインスキー劇場管弦楽団を率い、日本でも知られる世界的指揮者のワレリー・ゲルギエフ氏は5月上旬、シリア政府軍がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」から奪還した同国中部パルミラの遺跡で突如開催されたコンサートで指揮をとり、人々を驚かせた。イベントはロシアの国営テレビが入念な準備作業を行っており、彼の言葉にはシリア軍を支援したロシアの「功績」をアピールする色彩がいや応なしにつきまとった。

コンサートに既視感

 この光景に「またか」と思った視聴者は少なくなかったに違いない。ゲルギエフ氏は2008年、ロシアとジョージア(グルジア)の間で紛争が勃発した際に、ロシアが事実上の支配下に置いたジョージア領南オセチア自治州でも大がかりなコンサートを行い、その様子を露テレビが大々的に報じた。同氏は「もし偉大なロシアの助けがなかったら、はるかに多くの犠牲者が出ていたであろう」と情熱的に演説し、ロシアを全面的に擁護した。

 紛争はジョージアが親露派地域の南オセチアを再統合しようとしたことが直接の原因とされるが、ロシアは直後に軍事介入し、結果的に南オセチアを支配下に置いた。ロシアは事前に南オセチア住民にパスポートを配布するなど、衝突が起きる素地を作っていたとも指摘されている。

プーチン氏も称賛

 パルミラでのコンサートも、シリアへのロシアの軍事介入を肯定する狙いが強く伺えた。舞台となった遺跡は、「イスラム国」が処刑場として使用し、破壊を進めた世界遺産。露国営テレビ幹部はコンサートの中継に向け、数日前から現地入りし、大量の機材を搬入するなどの準備作業を進めていた実態を明らかにしている。

 コンサート会場では、露南部ソチからプーチン大統領の演説が中継された。大統領は「解放されたパルミラでのコンサートという、この驚くべき人道的活動に携わったすべての人々に感謝を申し上げたい」と出演者らを称賛した。そのなかには、「パナマ文書」で不透明な巨額運用が明らかになったプーチン氏の親友のチェロ奏者、ロルドゥギン氏もいた。

ソ連時代から続く音楽の政治利用

 ソ連時代、音楽は対外的なプロパガンダ(政治宣伝)に積極的に利用された。音楽は資本主義諸国に対するソ連の優位性を示す重要な手段と見なされ、他国と音楽分野で交流する場合、ソ連側の楽曲がより多く相手国に紹介されることなどが「成功」の条件と見なされた。米国でコンサートを行う場合などは、ニューヨークやワシントン以外の、反ソ感情がより薄い地方都市で開催することが、ソ連文化省により推奨されていたとされる。

無理なスケジュール

 ゲルギエフ氏がどこまでコンサート開催決定に積極的だったかは不透明な部分もある。露紙へのインタビューでゲルギエフ氏は、コンサート開催は「共同作業」で決められたと述べ、自身が主導したのではないことを示唆した。

 パルミラでのコンサートは、ゲルギエフ氏が行っていた露国内での連続コンサートの間に行われ、楽団員らに開催が知らされたのもシリア出発の8時間前だったという。4日に露中部エカテリンブルクのコンサートを終え、その夜に空路でシリアに向かい、さらに陸路で7時間かけパルミラに移動。実質的な滞在時間はわずか3時間半で、そのまま帰国し、6日夜には再び露中部ペルミでのコンサートにゲルギエフ氏は立ったというのだ。天候や戦況次第では想定外の時間が取られることも十分に考え得るわけで、無理なスケジュールだった印象はぬぐえない。

 インタビューでゲルギエフ氏は「これは宣伝活動などとは遠くかけ離れた、人道行為だ」とも強調したが、裏返せば氏が宣伝行為とみられることを当初から強く意識していた実情が浮かび上がる。

 欧米メディアなどからの激しい批判に対し、ゲルギエフ氏は「関心がない」と述べ、コンサートに政治的な意図が込められたとの見方には取り合わない姿勢を強調した。南オセチアのコンサートでロシアを「偉大だ」と絶賛した巨匠だが、今回のコンサートにおいては、そのような強い思い入れは感じられなかった。(モスクワ 黒川信雄)

1547とはずがたり:2016/06/27(月) 14:39:52
以降スンニ派の部族の協力を如何に得ながら連邦制国家を形成して行くかだ。

イラク軍、ファルージャを全面掌握 ISの残党一掃
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000005-jij_afp-int
AFP=時事 6月27日(月)9時52分配信

【AFP=時事】イラク軍は26日、中部の要衝ファルージャ(Fallujah)でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最後の拠点を奪還し、1か月にわたる作戦の末、同市を全面的に掌握したと発表した。

イラク軍奪還のファルージャ、避難民数万人 「人道危機」に警鐘

 ハイダル・アバディ(Haider al-Abadi)首相はファルージャの病院前で国営テレビ局イラキーヤ(Iraqiya)のインタビューに答え、ファルージャの奪還は「イラク人全てにとっての喜びだ」とたたえた。首相はこれに先立ち、ファルージャでIS側の限定的な抵抗に対処するだけとなっていたことから「勝利」を宣言していた。

 ただ、奪還作戦では数万人の市民が命を危険にさらしながら自宅から退避する事態となった。国内に残るISの最後の主要拠点である北部モスル(Mosul)奪還の準備をイラク軍が進める中、イラク政府などは人道危機への対処を迫られている。

 首都バグダッド(Baghdad)の西50キロに位置するファルージャの奪還作戦は、イランの支援を受けるシーア派(Shiite)民兵組織主体の準軍事組織「ハシド・シャービ(Hashed al-Shaabi)」の主導で5月22~23日に開始。エリート部隊がISの最後の拠点となっていた北西部のジョラン(Jolan)地区を奪い返し、完全な奪還を果たした。【翻訳編集】 AFPBB News

1548とはずがたり:2016/06/29(水) 12:05:24
ロビー包む閃光とごう音=「男が一心に乱射」―トルコ空港テロ
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160629X314.html
10:12時事通信

 【エルサレム時事】乱射に続いて爆発が起こり、オレンジ色の閃光(せんこう)とごう音がロビーを包んだ。イスタンブールの空の玄関口、アタチュルク国際空港で28日夜起きた自爆テロ。利用客らはパニックになり、悲鳴を上げて逃げ惑った。

 「男が目の前に来た人を誰でも撃っていた」。南アフリカ人観光客のポール・ルースさん(77)は惨劇の模様をロイター通信に語った。ルースさんのわずか約50メートル先にいた全身黒ずくめの容疑者の男は、顔に覆面も着けず、ただ一心不乱に銃を乱射していたという。

 ルースさんが28日夜、国際線の出発ロビーに到着したところ、事件に遭遇。2回爆発が相次いで起きた後、乱射する容疑者を目撃した。「男は銃を上着の中に隠し、周囲を心配そうに見渡して、エスカレーターで下っていった。さらに銃撃音と爆発音が聞こえ、そこで終わった」

 米NBCによると、別の目撃者は「警官が容疑者と格闘し、直後に容疑者が自爆した」と恐怖の瞬間について証言した。

 インターネット上には事件直後から、監視カメラで撮影されたとみられる現場の映像が流れ始めた。ロビーの床に倒れた人々や爆発に伴うオレンジ色の閃光が映し出され、逃げ惑う人々で大混乱に陥った。

1549チバQ:2016/06/29(水) 20:46:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-35085019-cnn-int

イスタンブール空港で爆弾テロ、死者36人 ISIS関与か

CNN.co.jp 6月29日(水)9時41分配信



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イスタンブール(CNN) トルコの最大都市イスタンブールの東郊に位置するアタチュルク国際空港で28日夜、爆弾テロが発生し、ユルドゥルム首相によると少なくとも36人が死亡、147人が負傷した。イスタンブール県のシャヒン知事によると、さらに自爆犯3人も死亡した。

半国営のアナトリア通信は、負傷者のうち6人が重体と伝えた。現場には計49台の救急車が出動した。

現時点で犯行声明は出ていない。ユルドゥルム首相は過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の関与を示す証拠があると語った。

エルドアン大統領は知らせを受け、官邸でユルドゥルム首相やアカル統合参謀総長と会談した。大統領は声明で「全世界の政府と人類全体が力を合わせてテロと戦わなければ、想像をはるかに超えるような恐ろしいことが現実となるだろう」と述べた。

現場のCNN記者は「数百人が空港から逃げ出そうとしている。血を流している人もいる」と報告した。

ボズダー法相によると、最初に自動小銃を持った1人が発砲し、空港の入り口で自爆したと述べた。シャヒン知事は、計3発の爆弾が爆発したと話している。

トルコ当局者がCNNに語ったところによると、警察は国際ターミナル付近で容疑者らに発砲した。

CNNのアナリストによれば、アタチュルク空港は世界で最も警備の厳しい空港のひとつだが、長年にわたりクルド系非合法武装組織「クルディスタン労働者党」(PKK)によるテロの脅威にさらされてきた。利用客は世界で11番目に多く、さまざまな人種が行き交うイスタンブールの中でも特に国際色の強い場所だ。

トルコではこの1年、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」やクルド系武装組織による爆弾テロが続発し、同国の経済を支える観光業界も大きな打撃を受けている。

今年1月にはイスタンブール市内で自爆テロが起き、ドイツ人観光客少なくとも10人が死亡した。当局はISISが関与したとの見方を示した。3月には首都アンカラのバス停付近で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、少なくとも37人が死亡。クルド系武装組織が犯行声明を出した。

1550チバQ:2016/06/29(水) 22:25:48
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ6R3CY0J6RUHBI013.html
800m先にIS支配の村 イラクのクルド部隊前線ルポ
06月28日 05:07朝日新聞

800m先にIS支配の村 イラクのクルド部隊前線ルポ
前線拠点で銃を構える隊員。約800メートル先がISに支配された村だ=22日、イラク北部マフムール近郊、渡辺丘撮影
(朝日新聞)
 コンクリート壁に土囊(どのう)を積み上げた前線拠点の前方約800メートル。隊員が構える銃口の先に、建物が破壊された村があった。軍用望遠鏡でのぞく。過激派組織「イスラム国」(IS)が使う黒い旗が見えたが、人影はない。村からの攻撃もなかった。

 「国家樹立」宣言から29日で2年。朝日新聞記者は22日、イラク北部でIS掃討を進めるクルド地域政府の治安部隊ペシュメルガの前線拠点を取材した。米軍主導の有志連合による空爆などで、ISは一時の勢いを失っていた。

《取材はクルド地域政府の許可を得た。ペシュメルガの部隊が記者に同行したが、記事への検閲はなかった。記者はIS支配地域には入っていない》

     ◇

 22日、ペシュメルガ司令部がある北部マフムールから西10キロの前線拠点を訪れた。気温40度を超す炎天下、隊員が双眼鏡を握りしめている。拠点の前方約800メートルにISが支配する村があった。

 「ボーン」。爆発音が響き、村の数キロ先で黒煙が上がった。米軍主導の有志連合による空爆だ。ペシュメルガ前線部隊のバデルハン・ムスタファ隊長(50)は「ISはこの半年ですごく弱まった」という。

 ただ、危険が去ったわけではない。IS戦闘員がトンネルを掘って拠点に近づき、自爆攻撃を企てるケースが続いている。この拠点には2カ月前に迫撃砲弾が撃ち込まれ、隊員2人が死亡した。「ISは化学兵器のマスタードガスを詰めた砲弾も使った」。戦闘を指揮するスルド・バルザンジ氏(44)はその残骸とされるものを見せた。

 周囲の草原地帯には地元部族の村がある。この拠点からイラク・クルド地区の中心都市アルビルまでは直線距離で50キロ。撤退は許されない。「国を守りたい一心で戦ってきた」とバルザンジ氏は胸を張った。

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1551チバQ:2016/06/30(木) 21:38:47
http://www.sankei.com/world/news/160629/wor1606290040-n1.html
2016.6.29 22:28
【トルコ空港テロ】
困難なIS&クルド人勢力「二正面作戦」 エルドアン政権の外交行き詰まり
 【カイロ=大内清】トルコの最大都市イスタンブールの空港での自爆テロは、同国のエルドアン政権が昨年夏から進めるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)と少数民族クルド人系勢力に対する「二正面作戦」の難しさを改めて浮き彫りにした。アジアと欧州の結節点に位置し、数年前までは中東諸国のバランサー役でもあったトルコ外交の行き詰まりが進めば、域内情勢にも影響する懸念がある。

 イスタンブールでは今年に入り、今回の空港での自爆も含めて4件のテロが発生。このうち、外国人観光客らが犠牲となった1月と3月の自爆テロではISの関与が、今月7日に起きた警察を狙った爆破事件では非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」系の関与が強く疑われている。

 トルコは、隣国シリアで2011年に内戦が発生した当初から、アサド政権排除を主張して反体制派を支援する一方、内戦下で台頭したISとは一定の距離を保つ戦略をとってきた。しかし、昨年夏にISの関与が疑われるテロが発生したのを受けてIS拠点を空爆し、ISとの直接対決にかじを切った。

 また、ほぼ同時期に、和平交渉を進めていたPKKの掃討にも着手。以来、首都アンカラやイスタンブールなどの都市部でも両勢力による無差別テロや警察襲撃が相次ぐようになった。

トルコは従来、アラブ諸国やイラン、イスラエルなど互いに対立する国々と良好な関係を結び、域内の利害を調整する「ゼロ・プロブレム外交」を展開してきた。それが綻(ほころ)ぶ転換点となったのは、中東・北アフリカで政権崩壊が相次いだ11年の「アラブの春」だ。

 エルドアン氏が、自身が創設したイスラム系与党、公正発展党(AKP)に理念が近い域内のイスラム主義勢力と接近したことも、一連の動きを警戒する国々との対立につながった。

 一方、シリア内戦の長期化はISなどの台頭を招き、昨年以降はアサド政権がロシアの支援を受けて勢力を回復させている。トルコは「ゼロ・プロブレム外交」を転換した成果を得られないまま、ISやPKKと敵対する事態に陥った。

 同国のユルドゥルム首相は今年5月の就任後、「友人を増やし敵を減らす」外交が必要だと強調。今月28日には、悪化していた対露関係を正常化させる作業が始まったと発表したが、そこには、ISなどとの戦いが続く中でロシアとも対立する「三正面作戦」は避けたいとの思惑がにじむ。

 今回のテロで、中東や欧州、アジアを結ぶ国際ハブ空港のアタチュルク国際空港が標的となったことは、トルコの観光業などに打撃となるのは必至だ。トルコはテロを封じ込めつつ、行き詰まった外交政策を修正するという難問への対処を迫られている。

1552とはずがたり:2016/07/01(金) 18:50:58

イラク軍、ファルージャを全面掌握 ISの残党一掃
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000005-jij_afp-int
AFP=時事 6月27日(月)9時52分配信

【AFP=時事】イラク軍は26日、中部の要衝ファルージャ(Fallujah)でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最後の拠点を奪還し、1か月にわたる作戦の末、同市を全面的に掌握したと発表した。

イラク軍奪還のファルージャ、避難民数万人 「人道危機」に警鐘

 ハイダル・アバディ(Haider al-Abadi)首相はファルージャの病院前で国営テレビ局イラキーヤ(Iraqiya)のインタビューに答え、ファルージャの奪還は「イラク人全てにとっての喜びだ」とたたえた。首相はこれに先立ち、ファルージャでIS側の限定的な抵抗に対処するだけとなっていたことから「勝利」を宣言していた。

 ただ、奪還作戦では数万人の市民が命を危険にさらしながら自宅から退避する事態となった。国内に残るISの最後の主要拠点である北部モスル(Mosul)奪還の準備をイラク軍が進める中、イラク政府などは人道危機への対処を迫られている。

 首都バグダッド(Baghdad)の西50キロに位置するファルージャの奪還作戦は、イランの支援を受けるシーア派(Shiite)民兵組織主体の準軍事組織「ハシド・シャービ(Hashed al-Shaabi)」の主導で5月22~23日に開始。エリート部隊がISの最後の拠点となっていた北西部のジョラン(Jolan)地区を奪い返し、完全な奪還を果たした。【翻訳編集】 AFPBB News

1553とはずがたり:2016/07/02(土) 21:03:11
ダッカ襲撃事件 「知人が心配」「信じがたい」現地邦人、国内NPOなどに衝撃広がる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160702-00000558-san-int
産経新聞 7月2日(土)19時28分配信

 バングラデシュの首都ダッカのカフェが襲撃された事件は、現地で活動する邦人や国内のNPO団体などにも衝撃を与えた。

 「ダッカにはそんなに多くの日本人がいないので、巻き込まれた人は知り合いかもしれない。本当に怖いし、心配です」。現地企業でインターン中の慶応大生、小池真太郎さん(22)は声を落とした。バングラデシュでは昨年10月、北部ランプルで邦人男性が殺害される事件が発生。小池さんは治安悪化が心配で一時帰国したが、再渡航して最近ようやく不安が薄れ始めていた。そこに今回の事件。小池さんは再度の帰国を考えているという。

 ダッカ在住の企業コンサルタント、田中秀喜さん(41)は「イスラム過激派による事件は頻発していたが、これほど組織だったものはなかった」と驚く。

 現地では円借款による鉄道建設事業が始まろうとしており、日本企業関係者の入国も今後増えると見込まれていたという。田中さんは「今回のテロが悪影響を与えるのは間違いない」と先行きを懸念した。

 「外国人が狙われたショックは大きい。国民は温厚で優しい人ばかりなので大勢の命を一度に奪う事件が起きるとは信じがたい」。40年以上、アジアの貧困問題に取り組んできたNPO法人「シャプラニール」(東京)の担当者は戸惑いを隠せない。現地スタッフ3人の安否は確認できたが、今後の活動は状況次第という。「過剰に反応するのは良くないが、職員の安全あってのことなので慎重に対応したい」と話した。

 旅行会社も情報収集に追われた。HISは現在、外務省が危険情報レベル2(不要不急の渡航中止)を出している同国へのツアー開催を控えているが、広報担当者は「今の時代はいつどこで何が起こるか分からないので注意しなければ」と気を引き締めた。

1554とはずがたり:2016/07/02(土) 21:04:53
ダッカ人質事件 「犠牲者の大半は日本人とイタリア人」軍当局者
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/160702/wor16070217510040-n1.html
2016.7.2 17:51

 【ニューデリー支局】バングラデシュの首都ダッカのカフェで起きた人質立てこもり事件で、英スカイ・ニュース(電子版)は2日、現地の軍当局者が「死亡した人質20人は全員、外国人で、その大半がイタリア人と日本人だ」と語ったと伝えた。

1555とはずがたり:2016/07/03(日) 22:45:48
空爆で43人死亡=シリア首都郊外
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160703-00000076-jij-m_est
時事通信 7月3日(日)17時58分配信

 【カイロ時事】在英のシリア人権監視団は2日の声明で、シリアの首都ダマスカス郊外のジャイルドでアサド政権軍による激しい空爆があり、子供を含む43人が死亡したことを明らかにした。
 
 同地では1日、上空で戦闘機から緊急脱出した政権軍のパイロットが反体制派側に拘束され、殺害される事件が起きており、空爆はその報復とみられる。

1556とはずがたり:2016/07/06(水) 10:40:25
ダッカよりもよっぽど酷い事件だ。。ISの断末魔なんだけど。

バグダッド連続テロ、死者213人 アバディ首相に批判
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ744W9RJ74UHBI01L.html
07月04日 20:22朝日新聞

 イラクの首都バグダッド中心部で3日未明に起きた爆破テロの死者は、4日までに少なくとも213人に上り、負傷者も200人を超えた。死者はさらに増えるとみられる。AFP通信が4日、イラク政府高官の話として伝えた。1度の爆発による死者では、イラク戦争後最悪の規模だ。同国内ではアバディ首相の責任を問う声が高まっている。

 AFP通信や英BBC、地元報道によると、爆発現場はイスラム教シーア派の住民が多いとされる商業地区カラダの繁華街。ラマダン(断食月)明けの休日を前に大勢の買い物客でにぎわう中、大量の爆弾を積んだとみられるトラックが爆発。レストランや小売店などに一気に炎が広がった。買い物客には家族連れも多く、米CNNによると、死者には少なくとも子ども25人が含まれるという。

 少なくとも93人が死亡した5月11日の連続自爆テロなど、バグダッドでは過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したテロが相次ぐ。ISは3日に出した犯行声明で、テロは敵視するイスラム教シーア派を狙ったもので、「現在続ける防衛作戦の一環」とした。

1557とはずがたり:2016/07/06(水) 10:42:22
連日の大規模テロ、ISISの戦略に変化
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-E173164.html
07月05日 16:57ニューズウィーク日本版

<トルコ、バングラデシュ、イラク、サウジアラビアと、この一週間悲惨なテロが相次いだ。米政府はシリアやイラクでの戦闘でISISの支配地域は減っているというが、一方でがん細胞を世界中に広げただけではないのか>

 7月4日、サウジアラビアの3都市が自爆テロに襲われた。聖地メディナでは、イスラム教で最も神聖な場所のひとつである「預言者のモスク」の近くで自爆テロがあり、少なくとも4人が死亡、1人が負傷した。前後して、西部のジッダと東部のカティフも襲われた。

 サウジアラビアだけではない。この1週間は世界各地でテロが相次いだ。ISIS(自称「イスラム国」、別名ISIL)とそれに感化された者たちの脅威はイラクやシリアに留まらないことを、世界は改めて思い知らされた。

 トルコとバングラデシュ、イラクで、3つの大きなテロ事件がわずか一週間の間に起きた。6月28日にはイスタンブールで、自爆テロ犯がアタチュルク国際空港を襲い、少なくとも44人を殺害。7月1日にはバングラデシュのダッカで、武装集団が各国の大使館が集まる地区のレストランを急襲し、少なくとも20人を殺害した。犠牲者の大半はイタリア人、日本人、インド人、アメリカ人などの外国人で、ISISが犯行を認めている。

 7月3日早朝にバグダッド中心部で起きた連続爆破テロ事件にもISISが犯行声明を出している。この事件では、爆弾を積んだミニバンが爆発して、少なくとも165人が死亡したとBBCが報道。7月4日にはCNNが、死者数は200人に達したと伝えた。

テロ攻撃のパターンに変化

 親米のサウジアラビアはISISにすれば裏切り者で、首都リヤドはたびたびテロ攻撃の対象になっている。だがリスク管理会社IHSカントリーリスクの主席アナリスト、フィラス・アビ・アリは7月4日に発表したコメントで、ISISの行動パターンの変化を指摘した。

「ここ数カ月のISISの攻撃目標は多岐にわたっている。シーア派モスクだけでなく、警察や治安部隊を標的にしたり、ローンウルフ(一匹狼)型のテロリストを使って外国人を狙うこともした。今回は、警備が厳重な外交資産(預言者のモスク)が標的になった。これは、ISISがさまざまな手段を試しながらサウジアラビアの弱点を学び、それを利用しようとしていることを示唆している」

 米政府はしばしば、イラクとシリアでのISISの支配地域は縮小していると強調する。だがその代わりにISISは世界の他地域へ拡大している。これまでのところ、ISISとのつながりを主張する戦闘員たちによる攻撃は、アメリカやヨーロッパ、クウェート、リビア、アフガニスタン、ナイジェリア、チュニジアでも起きている。

 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の教授で『ISIS: A History』著者であるファワズ・ゲルゲスは、ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)に対し、ISISはイラクとシリアでの敗北の借りを返そうとしており、海外でのテロ攻撃は強まる一方だろう、と述べている。

「今後12カ月は、この1年と同じぐらいかそれ以上に残忍な事件が起きると思う。ISISはイラクとシリアで劣勢に立たされ、よそで挽回しようとしているからだ」

 米議会も、ISISの能力を懸念する。各国と協力してISISの避難場所を潰しているにも関わらず、ISISは反撃する可能性があるというのだ。

 米下院情報特別委員会の有力メンバーであるアダム・B・シフ下院議員(民主党、カリフォルニア州選出)は7月3日、CBSの報道番組「フェイス・ザ・ネイション」で、「ISISは支配地域をかなり失っているが、それと同時に、その存在感を地球規模で拡大している」と語った。

 米国土安全保障省のネッド・プライス報道官は、バグダッドのテロの後の会見で次のように語った。ISISと戦うイラク治安部隊の支援を強化して支配地域奪還を図るとともに、ISISのテロリスト・ネットワークとその指導者を根絶やしにする、と。

From Foreign Policy Magazine

デービッド・フランシス

1558とはずがたり:2016/07/10(日) 03:43:31
なんと,藤川先生の教え子さんだったとは。。

2016年7月5日(火)
恩師、知人肩落とす バングラテロ被害、筑波大卒の酒井夕子さん
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14676416978976

犠牲になった酒井夕子さんについて話す筑波大教授の藤川昌樹さん=つくば市天王台犠牲になった酒井夕子さんについて話す筑波大教授の藤川昌樹さん=つくば市天王台
日本人7人が死亡したバングラデシュの首都ダッカの飲食店襲撃テロで、犠牲になった建設コンサルタント会社「アルメックVPI」社員、酒井夕子さん(42)は筑波大(つくば市)の卒業生で、在学当時から「海外で仕事がしたい」と話していた。大学時代の恩師で、筑波大システム情報系社会工学域教授、藤川昌樹さんが4日会見し、「このようなことで命を落とすことがあってはならない」と肩を落とした。

■「非常に残念」 恩師の藤川さん

酒井さんは大学時代、地域の問題を分析して解決する都市計画について学んでいた。1997年に同大を卒業後、都市計画のコンサルタント会社に勤め、青年海外協力隊にも参加するなど途上国の発展に関わり、バングラデシュでは交通インフラ整備の仕事に携わっていた。

酒井さんは卒業までの1年間、当時講師だった藤川さんの下で学んだ。卒業論文は旧真壁町(現桜川市)のまちづくりなどがテーマだった。卒業後も近況を報告していたという。

藤川さんは「ここまで研さんを積んだ人が亡くなるのは非常に残念。今後も活躍が期待できる人だった」と悔やんだ。(高阿田総司)

■笑顔忘れられない パラグライダー指導者

酒井さんはハンググライダーを学ぶため、筑波大の学生時代から、石岡市の足尾山を訪れていた。同市上曽のハンググライダー&パラグライダースクール「nasa」のインストラクター、板垣直樹さん(52)は「明るく元気で活発だが、慎重なタイプだった」と振り返る。

忘れられないのは4年前の2月、酒井さんがパラグライダーに転じて初フライトに成功した際、「楽しかった」と喜んだ笑顔だ。海外での仕事が忙しくなってからは年数回、練習に訪れる程度になっていたが、「途上国の人たちの生活が少しでもよくなるように…」と話していたという。 (高畠和弘)

1559チバQ:2016/07/10(日) 19:23:23
http://www.afpbb.com/articles/-/3092348
イラク・ファルージャ、住民は「呪われた都市」への帰還を拒否
2016年06月30日 15:59 発信地:アムリヤット・ファルージャ/イラク
【6月30日 AFP】イラク中部ファルージャ(Fallujah)に住むウム・イサーム(Umm Issam)さん(42)は、5歳の息子が空腹に耐えかねて殺してくれと彼女に頼んだ時、もしこの地から逃げることができれば2度と戻ってこないと誓った。

 イラク軍は6月26日、何か月にも渡った奪還作戦の結果、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からファルージャを奪還したと宣言した。

 イラク政府は、戦闘による町の破壊は限定的だとして、避難した何万人もの住民が家に帰れるよう最大限の努力をすると誓った。

 2年以上続いたISによる支配と、何か月にも及んだイラク軍による包囲攻撃で住民は餓死寸前の状態に陥った。イサームさんはファルージャに戻っても絶対に幸せになれないと思ったという。

「息子は空腹に耐えられないから殺してくれと私に頼んできた。まだ5歳の子がそんなことを言うなんて」と、彼女は頭を振りながら語った。

 数か月前、彼女はファルージャの病院で流産した。近くの建物が空爆され、一帯がパニックに陥ったためだ。

「混乱状態で、とても怖かった。双子を妊娠していたが流産した。食べ物がなかったので病院へ行った」と、彼女は9人の子どものうちの1人を抱きながら語った。

 イサームさんは現在、ファルージャ南部のアムリヤット・ファルージャ(Amriyat al-Fallujah)の避難民キャンプに住んでいる。非政府組織(NGO)のノルウェー難民委員会(Norwegian Refugee Council)がキャンプを運営し、新しく避難してきた人たちに生活必需品を配布していた。

 ひとつのテントに入る1家族に与えられるのは、マットレス6枚に調理器具、キャンプ用ランプ、防水シート、水を入れる容器、ガムテープだ。

「ここは暑くてほこりっぽいし、水も食べ物も十分にないけど、生き延びることができる」と、イサームさんは言う。「(ファルージャには)戻りたくない。米軍、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)、IS、飢餓……多くの苦難を経験した。次に何が起こるか分からないけど、あの町は呪われている。私は戻らない」

 彼女の夫は、一家がキャンプに到着した6月16日以来、身元調査のために拘束されている。

 ファルージャでの軍事作戦はほぼ終了したが、人道危機は最悪の状態に達しており、避難民の数は増え続けている。

 気温は45度を超えている上に、避難民のための生活必需品やテントさえ足りておらず、援助団体は迫り来る人道危機の深刻さに警鐘を鳴らしている。

 宗派対立も避難民の帰還の妨げになっている。「多くの男性が行方不明になった。ハシド・シャービ(Hashed al-Shaabi)に殺された近所の人も何人かいる」と、キャンプ地に逃げてきたがまだテントを与えられていないケフィエ・サレハ(Kefieh Saleh)さんは言う。

 ハシド・シャービとは、イランの支援を受けるシーア派(Shiite)民兵組織主体の準軍事組織のことで、ファルージャのスンニ派(Sunni)住民に報復しているとして非難されている。(c)AFP/Jean-Marc Mojon and Safa Majeed

1560とはずがたり:2016/07/14(木) 12:52:33

IS「戦争相」、イラクで死亡
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016071400122&g=int

 【カイロ時事】過激派組織「イスラム国」(IS)系メディアの「アマク通信」は14日、ジョージア(旧グルジア)出身のIS幹部シシャニ容疑者が「(イラク北部)シャルカトで死亡した」と報じた。同容疑者は、外国人戦闘員を束ねる「戦争相」の地位にあったとされる。
 シシャニ容疑者は、米軍によるシリア北東部での空爆で、3月に死亡したとみられていた。
 アマク通信は、イラクでISが拠点とする北部モスルに対する攻撃を防ぐための作戦で、同容疑者が死亡したと主張している。具体的な死亡時期には言及していないが、イラク北部では現在、同国の治安部隊などがIS掃討作戦を展開している。(2016/07/14-08:17)

1561とはずがたり:2016/07/14(木) 23:19:35
米ロ、軍事行動の調整加速一致
http://this.kiji.is/123534236827287553?c=110564226228225532
シリア巡り
2016/7/7 06:20
 【モスクワ共同】ロシア大統領府は6日、プーチン大統領とオバマ米大統領が電話会談し、シリアで米ロの軍事行動の調整を加速化させる用意があると一致したと発表した。

 シリアのアサド政権を支えるロシアは反体制派を支援する米国に対し、対過激派で統一戦線を組むよう主張してきたが、アサド大統領の延命につながるとみる米側は難色を示している。

 プーチン氏は電話会談でオバマ氏に、穏健な反体制派が国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」を含む過激派と早期に関係を断つよう促すべきだと呼び掛けた。両首脳は同時に、国連主導のシリア和平協議再開の必要性を改めて確認した。

1562とはずがたり:2016/07/14(木) 23:20:18
シリアでISが軍用ヘリ撃墜 ロシア軍の2人死亡
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160711/k10010590471000.html
7月11日 6時01分

内戦が続くシリアで、政府軍の軍用ヘリコプターが過激派組織IS=イスラミックステートに撃ち落とされて、乗り組んでいたロシア軍のパイロット2人が死亡し、ISとつながりのあるメディアは墜落の様子だとする映像を公開しました。
ロシア国防省はシリア中部で8日、ロシア軍のパイロット2人が乗り組んだシリア軍の攻撃ヘリコプター「Mi25」型機が過激派組織ISの地上からの攻撃を受けて墜落し、2人が死亡したことを明らかにしました。
ISも自分たちが撃ち落としたとする声明を出したほか、ISとつながりのあるメディアはパルミラの東部でヘリコプターが墜落する様子を写したとする映像を公開しました。
映像ではヘリコプターが攻撃を受けてコントロールを失い機体を回転させながら地上にたたきつけられる様子が映っていて、ヘリコプターが墜落する際、「神は偉大なり」とアラビア語で叫ぶ音声も録音されています。
シリアとイラクに拠点を置くISは、シリア軍やこれを支援するロシア軍それにアメリカ主導の有志連合などの攻撃を受け、支配地域を少しずつ減らしていますが、依然としてさまざまな形で抵抗を続けています。

1563とはずがたり:2016/07/14(木) 23:31:39
>>1561

米ロ、シリア空爆で「共闘」検討か 標的情報など共有も
http://www.cnn.co.jp/world/35085922.html
2016.07.14 Thu posted at 20:08 JST

ワシントン(CNN) 米国防総省当局者は14日までに、ケリー米国務長官とラブロフ・ロシア外相が近く会談し、両国がシリアで共に進める過激派拠点の空爆作戦で諜報(ちょうほう)や標的情報の共有を目指す合意取りまとめの可能性を突っ込んで協議する見通しであることを明らかにした。
両国間でこの種の合意が成立すれば初めてとなる。ただ、同省当局者はカーター国防長官はロシアへの不信感を内々に漏らしていると指摘。同省は、米国の譲歩を意味するようなロシア側との合意成立にはロシアが関連の順守事項を尊重する保証が必要であることを主張しているとした。
米国務省のカービー報道官は最近の会見で、ケリー長官とラブロフ外相が会談で合意の可能性を探ることを公には認めなかったが、シリア情勢が中心議題になることは確実と述べた。
米ロ両国はシリアで過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」やアルカイダ系の過激派「ヌスラ戦線」の拠点空爆を続行。ただ、米国は肩入れするシリア反体制派の拠点もロシアは攻撃していると反発している。反体制派と同様、米国もシリアのアサド大統領退任を求めているが、同大統領を後押しするロシアは辞任に否定的な姿勢を示す。
カービー報道官はシリア情勢を望むべく方向に導くため米国はロシアによるアサド政権への影響力行使を期待していることも認めた。

シリアでは最近、同国北東部の一部地域でヌスラ戦線が勢力を増しているとされる。アサド政権軍との戦闘をより有効に進めることが出来る武装勢力の1つとも受け止められている。ヌスラ戦線は北東部で米国が支援する反体制派の穏健派の中に紛れ込む形で戦闘を続けており、米国は同戦線を空爆の標的に出来ない事情もある。
仮に米ロ間でISISやヌスラ戦線の標的情報の交換などの合意がまとまった場合、ロシア側は米軍機の空爆実施地域などの情報を入手出来る可能性がある。ロシアはこの種の情報の入手を数カ月間にわたって追ってきたともされる。
また、合意が実現した場合、シリア空軍の作戦中止が盛り込まれることも考えられる。反体制派の穏健派や一般住民にも攻撃を加えているとされるシリア空軍の戦力を封じることは米国にとって大きな成果となるが、シリアの地上部隊が穏健派らを攻撃する事態も想定される。
米政府当局者はシリア内における軍事作戦でのロシア側との協力合意はアサド大統領退陣を迫る米国の圧力の緩和につながる可能性にも言及。この場合、ロシアはもう1つの主要な成果を手に入れることになる。

1564とはずがたり:2016/07/16(土) 17:58:00
世界は次から次へと色々起きるな。。

クーデター失敗を宣言=トルコ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160716-00000094-jij-m_est
時事通信 7月16日(土)17時9分配信

 【エルサレム時事】ロイター通信によると、トルコ軍の参謀総長代行は16日、クーデターは失敗したと宣言した。

トルコでクーデターの試み、90人死亡 1500人以上拘束
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160716-00000027-jij_afp-int
AFP=時事 7月16日(土)16時41分配信

【AFP=時事】(更新)トルコ半国営のアナトリア(Anadolu)通信によると16日、トルコで起きた軍の一部勢力による政権に対するクーデターの試みによる死者は90人、負傷者は1154人に上った。

 また同通信は、軍本部で非武装の兵士約200人が投降したと伝えた。軍本部は現在、特殊部隊の保護下にあるという。

 このほか、ある政府高官は記者団に、トルコ全土で兵士や将校ら計1563人を拘束したと語った。【翻訳編集】 AFPBB News

1565とはずがたり:2016/07/17(日) 17:56:02
トルコ、米にイスラム教指導者の拘束要求 本人は関与否定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160717-35086006-cnn-int
CNN.co.jp 7月17日(日)11時0分配信

(CNN) トルコで15日夜(日本時間16日未明)、軍の一部がクーデターを企てた件で、トルコ政府は米国に亡命しているイスラム教指導者、ギュレン師がクーデター計画に関与したとの見方を示し、米国側に同師の拘束または引き渡しを求めた。

エルドアン大統領は最大都市イスタンブールにある自宅近くで支持者らを前に演説し、クーデター勢力は米ペンシルベニア州在住のギュレン師が率いる「ギュレン運動」とつながっていたと主張。米国とオバマ米大統領に対し、同師を拘束するか、またはトルコ側へ引き渡すよう強く求めた。

一方、ギュレン師は報道陣とのインタビューで「私は16年間もトルコから離れている」と強調し、直接の関与を否定した。

エルドアン大統領とギュレン師の長年に及ぶ対立には、イスラム色の強い与党・公正発展党(AKP)と世俗派との緊張関係が反映されている。

クーデター未遂により、民間人161人とクーデター勢力少なくとも20人が死亡したとみられる。死者の大半は警官だという。

1566とはずがたり:2016/07/18(月) 08:19:03
国会爆撃・メディア襲撃… 強権に不満、トルコ軍暴発
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ7J778WJ7JUHBI04B.html
07月17日 05:07朝日新聞

 トルコで15日夜(日本時間16日未明)、軍の一部がクーデターを企てた。首都アンカラや最大都市イスタンブールでは、政権側と反乱軍の間で激しい攻防が起きた。「独裁色」を強めるエルドアン大統領への反発が背景にあるようだ。

 「軍の一部がクーデターを企てている」。15日深夜、トルコのユルドゥルム首相が報道陣に険しい表情で話した。その約30分後、地元通信社が「全権を掌握した」とする反乱軍の声明を報道。続いてトルコ国営放送も、引きつった表情の女性キャスターが、「軍が全権を掌握した」とする反乱軍の声明を読み上げた。

 声明は「立憲的な秩序、民主主義、人権、そして自由を回復し、トルコ国内にもう一度、法の支配を確立するため」と説明した。

 16日未明から、首都アンカラでは戦闘が発生。ニュース専門局CNNトルコは、国営放送のビルで大きな爆発音が響いたと報じ、アンカラ郊外の軍の特殊部隊本部もヘリコプターから攻撃を受けたと報じた。さらに国会議事堂も爆撃を受け、警察官や議会職員らが負傷したと伝えた。

 同午前2時、地元メディアはトルコ軍の戦闘機が反乱軍のヘリを攻撃するため、上空を飛行する様子を報道した。

 同様に、15日夜から16日未明にかけて、最大都市イスタンブールでも反乱軍が展開していた。反乱軍は、行政機関やボスポラス海峡に架かる二つの大橋を占拠。クーデターに反対する市民との衝突や警官隊との戦闘も発生した。

 二つの大橋のうち、南側にあるボスポラス橋では、クーデターに抗議した市民に、反乱軍兵士が発砲したと地元通信社が報道。さらにAP通信によると、2013年に反政府デモの舞台となった欧州側新市街中心にあるタクシム広場では、反乱軍と警官隊との間で銃撃戦になり、大きな爆発音も響いたという。

 地元メディアによると、反乱軍は国内の報道機関にも押し入った。新聞やテレビを手がけるメディア企業の本社では、カメラマンが頭を撃たれて殺害されたほか、複数の記者らを人質に取ったという。

1567とはずがたり:2016/07/18(月) 17:21:32

なんか計画知りながら泳がせて軍隊と裁判官を弾圧するきっかけにしようとした気がする。。

トルコ大統領、反乱で厳しい処罰へ-クーデター失敗と宣言
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-15/OADJ6ASYF01W01
Selcan Hacaoglu、Firat Kozok、Onur Ant
2016年7月16日 05:55 JST 更新日時 2016年7月16日 17:37 JST
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トルコ政府の指導者は16日、戦車による道路封鎖や反乱兵と警官との衝突、戦闘機の議会爆撃といった数時間にわたる対立の後で、軍のクーデターの企てを鎮圧したと述べた。
  トルコ大統領府によれば、軍関係者1500人強が拘束された。同国のNTVテレビはイスタンブールの河川の橋を封鎖していた兵士50人前後が戦車などから降り、手を挙げている映像を流し、政府側が優勢であることが明確に示された。
  トルコの国営メディアによると、約90人が死亡し、数百人が負傷した。
  エルドアン大統領はイスタンブールの国際空港で演説し、クーデターの企てについて米国に拠点を置くイスラム教指導者フェトフッラー・ギュレン師の支持者を批判。「彼らは国家への反乱で高い代償を払うことになろう」と述べた。
  首都アンカラでは議会が少なくとも2度の爆撃で大きな被害を受けたが、衝突は少なくなっている。
  エルドアン大統領はクーデターの企ての直後に、国民に街頭や広場に出て抗議するよう求めた。ユルドゥルム首相は情勢がおおむね正常化したと述べ、反乱に関与していない軍指導者は今回の事態を非難していた。
  トルコ通貨リラは一時ドルに対して6%下落し、2010年以来の大幅安となった。
原題:Erdogan Vows to Punish Rebels as Leaders Say Coup Foiled (1)(抜粋)

1568とはずがたり:2016/07/18(月) 17:23:23

トルコ首相が「首謀者」と非難 ギュレン師とは何者か
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ7J5H20J7JUHBI025.html
07月17日 05:07朝日新聞

 トルコ軍は1960年、71年、80年と過去3回、クーデターなどで権力を奪取した。国是とする「政教分離」の危機、政党政治の混乱、経済の長期低迷など、軍は「このままでは秩序を維持できない」と判断した場合に実力を行使し、混乱を治めた上で民政に移管させる役割を担った。

 1923年のトルコ共和国建国以来、「建国の父」ケマル・アタチュルクが率いた軍は、厳格な政教分離で公の場から宗教色を排除する世俗主義など建国の国家原則の「守護者」を自任する。世俗主義は憲法にも明記された国是だ。

 ところが、2002年にイスラム保守の公正発展党(AKP)政権が発足。03年に首相になったエルドアン氏は、政治に介入しつづけた軍の力をそぐ闘争に着手し、両者の緊張は一気に深まった。

 AKP政権は国民の支持を得て長期安定政権を維持し、トルコは中東屈指の経済大国に成長。エルドアン氏自身も14年8月、トルコ初の直接選挙で大統領に当選した。エルドアン氏は国民の高い支持を背景に、自分に従わない軍幹部の追放に成功。軍が政治介入できる力は大きく弱まったとみられていた。

 AKPの事実上のリーダーとして実権を握るエルドアン氏は近年、公の場でもイスラム重視を語るようになり、世俗主義に反するとの批判を受けるようになった。こうした状況を危惧した軍の一部が、世俗主義の徹底を目指して、今回のクーデターを企てた可能性がある。

 トルコの地元報道によると、クーデターを試みた軍の勢力は、エルドアン氏の政敵で米国に亡命中のイスラム教指導者ギュレン師が提唱する「ギュレン運動」に傾倒していたと、閣僚らは主張している。だが、実際にどのような関係だったかは分かっていない。

 ユルドゥルム首相は16日、ギュレン師が首謀者だと非難。一方、AFP通信によると、ギュレン師は「(クーデターの試みに)関連して非難されることは大きな侮辱だ。そのような非難は断固として否定する」と述べた。

 AKP政権発足当初、エルドアン氏はギュレン師とイスラム重視で一致。軍の政治的影響力の排除などで同師の協力を得た。だがエルドアン氏が強権ぶりを発揮するのに伴い、ギュレン師は離反したとされる。

 13年には両者の対立は決定的になり、エルドアン氏はギュレン師を「国を乗っ取ろうとしている」と非難した。トルコ政府は昨秋、国家転覆を企てているとしてギュレン師の団体を「テロ組織」に指定した。(イスタンブール=春日芳晃)

     ◇

 〈ギュレン運動〉 米国に亡命中のイスラム教宗教指導者ギュレン師を中心とする運動。公の場から宗教色を排除する世俗主義が国是のトルコで、世俗主義とイスラム教は矛盾しないとする穏健な思想を持つ。公的機関でのスカーフの着用や酒類販売の規制強化など宗教色を前面に出すエルドアン政権とは対立関係になった。

1569チバQ:2016/07/18(月) 22:51:01
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20160718-567-OYT1T50052.html
トルコ反乱、情報戦で敗北…計画稚拙さ浮き彫り
18:05読売新聞

トルコ反乱、情報戦で敗北…計画稚拙さ浮き彫り
読売新聞 【読売新聞社】
(読売新聞)
 【エルサレム=上地洋実】トルコで軍の一部が15日に起こしたクーデターの企てでは、反乱勢力がエルドアン大統領を拘束できず、情報統制にも失敗するなど計画の稚拙さが浮き彫りになった。

 国内で相次ぐテロや隣国シリアの内戦をみた国民が混乱を嫌って反乱勢力を支持しなかったことも早期収拾につながったとみられる。

 ◆大統領の拘束失敗

 反乱勢力は、エルドアン氏が休暇でトルコ西部へ滞在し、首都アンカラを空けた隙をついた。その後、エルドアン氏が滞在していたホテルを爆撃したが、同氏は間一髪で逃れた。

 エルドアン氏の身柄拘束にも失敗した。反乱勢力は国営テレビTRTなどを占拠して「全権掌握」を宣言したものの、その指揮官が姿を見せることは一度もなかった。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160718X226.html

「民主主義の勝利」と歓喜=クーデター鎮圧、市民街頭に―大統領に求心力・トルコ
01:19時事通信

 【エルサレム時事】トルコ軍の一部勢力が試みたクーデターは失敗に終わり、大勢のトルコ国民は街頭に繰り出し、民主主義の「勝利」をたたえ、歓喜に沸いた。13年間にわたり国を率いてきたエルドアン大統領にとって、今回の軍の反乱は最大の試練だったが、鎮圧に成功したことで逆に自身の求心力強化へ自信を深めたとみられる。

 反乱の舞台の一つとなった最大都市イスタンブール。緊迫と怒りに満ちた前夜から一転、市民からは「クーデターを民主主義の力で防いだ」という勝利ムードがあふれた。

 「レジェップ・タイップ・エルドアン!」。イスタンブール中心部にあるタクシム広場では、16日夜から17日未明にかけ、何千人もの市民が集まり、トルコ国旗を振りながらエルドアン大統領のテーマソングを歌って同大統領への支持を示した。

1570チバQ:2016/07/18(月) 22:51:48
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160718k0000m030059000c.html
<トルコ>4本指ポーズで抵抗…政権支持者ら
07月17日 21:15毎日新聞

 【カイロ秋山信一】トルコのクーデター失敗で、エルドアン政権の支持者らは4本指を立てるポーズで、軍の反乱勢力に抵抗する意思を表した。元々は3年前のエジプトの軍事クーデターに抗議して、エルドアン大統領が広めたポーズ。ヨルダン大学戦略研究所のムーサ・シュテイウィー所長は「クーデターに打ち勝ったとエジプト側に見せつける意味合いもあった」と分析する。

 エジプトで2013年7月にイスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領(当時)が軍事クーデターで失脚したのに対して、同胞団を支持していたエルドアン氏は「選挙で民主的に選ばれたモルシ政権を支持する」と表明した。

 エルドアン氏は同胞団が座り込みのデモをしていたモスク(イスラム礼拝所)の名称がアラビア語で数字の4を意味する単語に似ていたことにちなんで、指を立てるポーズを考案。今回失敗したクーデターでは、政権支持デモの参加者が同じポーズをとったほか、エルドアン氏も16日の演説中に4本指を立てた。

 3年前のクーデターで実権を握ったエジプトのシシ政権は今回、トルコの反乱劇に関して公式な声明を出していない。

 エジプト外務省によると、国連安全保障理事会はクーデター未遂を非難する声明を用意していたが、「全ての当事者に民主的に選ばれた政府を尊重するよう求める」という文言について、非常任理事国のエジプトは「全ての当事者に民主主義と憲法、法治の原則を尊重するよう求める」と変更するよう要求した。

 ロイター通信によると、エジプト側は「国連は一国の政府が民主的に選ばれたかどうかを決める立場にない」と主張したという。シュテイウィー氏は「エジプトとしては一連の反乱劇にコメントしたくないのが本音だろう」と指摘した。

1571チバQ:2016/07/18(月) 22:53:01
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1607170006.html
【緊迫トルコ】エルドアン政権、判事ら2700人超を更迭・拘束 イスラム団体「ギュレン運動」と闘争、司法界に矛先 
07月17日 00:34産経新聞

【緊迫トルコ】エルドアン政権、判事ら2700人超を更迭・拘束 イスラム団体「ギュレン運動」と闘争、司法界に矛先 
(産経新聞)
 【カイロ=大内清】トルコ軍の一部がクーデターを企て政権転覆を図ったことは、隣国シリアの情勢をめぐる苦境や、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)によるテロなどの問題を抱えるトルコにさらなる難題を突きつけた。エルドアン大統領は今後、軍に残る不満分子の排除や、クーデター計画の背後にいるとみなすイスラム団体「ギュレン運動」との政治闘争など、国内問題に神経質にならざるを得ず、それによる混乱がISや、敵対する少数民族クルド人系武装組織の掃討などに影響する可能性もある。

 トルコは昨夏、それまでは直接の対立を避けてきたISとの全面対決にかじを切り、以降、同国内ではIS系によるとみられるテロが頻発するようになった。直近では6月下旬、最大都市イスタンブールの国際空港で、IS系とみられる男3人による自爆テロがあり、40人以上が死亡した。

 同時にトルコは、非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)と激しく敵対。PKK系によるテロも各地で相次いでいる。

 こうした「二正面作戦」に加え、シリア内戦にも深く関与してきた。シリア難民の主要な受け入れ国ともなっており、国内には内戦に深入りするエルドアン氏の外交姿勢に不満もある。

 現地報道によると、トルコ当局はすでにクーデターに関与した2800人以上を拘束。今後は決起した将兵や首謀者らの処罰などをめぐり混乱も予想される。

 政権側はクーデター計画について、エルドアン氏とは対立関係にあり、行政や司法界に根を張っているとされるギュレン運動の関与を指摘。16日には同運動に関係するとみられる判事ら2700人以上を更迭もしくは拘束した。

 今後は、政権による軍内部の粛清や同運動との闘争激化は不可避とみられる。ただ、北大西洋条約機構(NATO)の一員でもあるトルコの安定は、対IS軍事作戦を進める欧米などにとって大きな意味を持つだけに、政権が国内の政治問題にかかりきりとなればIS対策などの遅れにつながる懸念も拭えない。

1572チバQ:2016/07/18(月) 22:53:25
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1607160067.html
【緊迫トルコ】「2正面作戦」抱えるエルドアン政権に難題 軍の動向把握に傾注、IS・クルド対応に負担
07月16日 19:54産経新聞

 【カイロ=大内清】トルコ軍の一部がクーデターを企ててエルドアン政権の転覆を図ったことは、隣国シリア情勢をめぐる苦境や、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)によるテロなど、内外に問題を抱えるトルコにさらなる難題を突きつけた。エルドアン大統領は今後、不満分子のあぶり出しを進めるなどして軍の動向に神経をとがらせざるを得ず、それによる混乱がISや、敵対する少数民族クルド人系武装組織の掃討などに影響する可能性もある。

 トルコは昨年夏、それまでは直接の対立を避けてきたISとの全面対決にかじを切り、国内ではIS系によるとみられるテロが頻発するようになった。最近も6月下旬、最大都市イスタンブールの国際空港でIS系とみられる男3人による自爆テロがあり、40人以上が死亡した。

 同時にトルコは、非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)とも激しく敵対。PKK系による無差別テロや軍・警察への襲撃も各地で相次いでいる。

 こうした「2正面作戦」に加え、エルドアン政権はシリア反体制派を支援することでシリア内戦にも深く関与してきた。シリア難民の主要な受け入れ国ともなっており、国内には内戦に深入りしている政権の外交姿勢への不満もある。

 そんな中で今回、クーデターが企てられたことで、トルコが観光業など経済面でさらなる打撃を受けるのは必至だ。

 現地報道によると、トルコ当局はすでにクーデターに関与した1500人以上を拘束。今後は決起した将兵や首謀者らの処罰などをめぐり混乱も予想される。

 シリアと国境を接し、北大西洋条約機構(NATO)の一員でもあるトルコの安定は、対IS軍事作戦を進める欧米などにとって大きな意味を持つ。

 エルドアン政権側からは今回の計画について、対立するイスラム団体「ギュレン運動」の関与なども指摘されるが、政権が軍の掌握やギュレンとの対立などの政治問題にかかりきりとなれば、IS対策の遅れにつながる懸念も拭えない。

1573とはずがたり:2016/07/19(火) 19:15:48
東芝、自社開発最後のオーブンレンジ発表 今後は「美的集団」が生産販売
http://www.sankeibiz.jp/business/news/160615/bsb1606150500001-n1.htm
2016.6.15 06:38

 東芝は14日、自社開発としては最後となるオーブンレンジの新製品を発表した。1959年に国内初の電子レンジを開発、61年から販売してきたが、白物家電部門は今月末に中国家電大手の美的集団に売却される。美的は「東芝」のブランドを継承し、国内外で生産販売を続ける。

 8月上旬に発売の新製品「石窯ドーム ER-PD7000」(想定価格18万円)は最高温度を業界トップの350度に高め、奥行きも内容量30リットル以上の製品では業界最小の39.9センチを実現。パン、ピザ、蒸し物、煮物など450種類のメニューが表示される4.3インチのカラー液晶画面を操作し、簡単に調理ができる。

 調理家電を手がける東芝ホームテクノ(新潟県加茂市)の増山泰正社長は「新体制になっても消費者目線で良質な商品を作り、東芝ブランドに誇りを持ち続ける」と宣言した。廉価タイプの「ER-PD5000」(14万円)と「ER-PD3000」(10万円)も順次、販売を始める。

1574とはずがたり:2016/07/22(金) 07:39:41
モハマド・サイフラ・オジャキ元立命館大准教授の経歴・学歴と論文 デブナット・サジト・チャンドラ名義 : 知識連鎖  (旧・千日ブログ)
http://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-8995.html

1575チバQ:2016/07/23(土) 13:41:24
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072200756&g=int
「非常事態」で反対派一掃へ=クーデター未遂から1週間-トルコ
【エルサレム時事】トルコ軍の一部によるクーデター未遂が起きてから22日で1週間がたった。エルドアン政権は反政府勢力の大規模な粛清に乗り出し、異例の非常事態宣言も発令。「民主主義に反する措置ではない」と主張するが、政情不安を理由に国外脱出の動きも出るなど、混乱はしばらく収まりそうにない。
 軍当局が一部の勢力によるクーデターの試みを察知したのは15日午後4時(日本時間同10時)ごろだった。その数時間後、反乱勢力は最大都市イスタンブールのボスポラス海峡に架かる2本の大橋やアタチュルク国際空港を封鎖。首都アンカラの国会議事堂は爆撃され、民間人を巻き込んだ市街戦も発生した。エルドアン大統領が「クーデターを鎮圧した」と宣言したのは翌16日のことだった。
 トルコ政府は、エルドアン大統領の政敵で、米国に亡命中のイスラム教指導者ギュレン師が事件の首謀者とみている。同師が率いるギュレン運動を「根絶やしにする」(ユルドゥルム首相)との宣言通り、同運動が浸透しているとみられる軍や警察、地方自治体、教育機関の約6万人を拘束・処分した。
 事件を受け、トルコ政府は米国にギュレン師の身柄引き渡しを正式に要請。チャブシオール外相は22日、国営テレビTRTを通じて米国に対し「決断力があれば身柄引き渡し問題は短期間で終わる」と述べ、いら立ちを見せた。両国関係をめぐっては、トルコ政府寄りのイェニ・サファク紙の編集長が「米国がエルドアン大統領を暗殺しようとした」と書き立てるなど米国を絡めた陰謀論まで出回り、あつれきが生じつつある。








18日、トルコの首都アンカラの裁判所前で男性を地面に押さえ付ける警官(AFP=時事)

 トルコ国内での主犯格とされているのが、アキン・オズトゥルク元空軍司令官だ。しかし、地元の民放テレビによれば、事件後に拘束された元司令官は「私はクーデターを計画も指揮もしていない」と関与を否定している。
 トルコ全土がエルドアン大統領による独裁ムードに包まれる中、大統領は20日、3カ月間の非常事態を宣言。21日付で大統領を議長とする閣議が国会の手続きを経ずに、法律と同等の効力を持つ政令を発出できるようになった。反政府勢力弾圧のための「合法的手段」を手にした形で、大統領の権力強化に対する懸念はますます広がっている。(2016/07/22-20:24)

1576名無しさん:2016/07/23(土) 21:50:50
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160720/k10010602491000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_031
トルコの大量拘束 駐日大使が国際社会の批判に反論
7月20日 21時21分
トルコで15日に起きたクーデター未遂を巡り、日本に駐在するトルコのメリチ大使が、20日記者会見し、エルドアン政権が、軍や司法関係者などを大量に拘束して批判勢力を一掃する動きを強めていることについて、「証拠に基づきクーデターに関する捜査を広げているものだ」と述べて、国際社会の批判に反論しました。
トルコのビュレント・メリチ駐日大使は、20日、都内で記者会見を開き、15日にトルコで起きた軍の一部によるクーデター未遂についてトルコ政府の立場を説明しました。
この中でメリチ大使は、「自国民に発砲し、戦車を出動させて狙撃したもので、祖国を裏切った一部の軍人たちによるテロ行為だ」と述べ、軍の反乱勢力によるクーデターの企てを非難しました。
またここ数日間で、エルドアン政権が8600人以上を拘束するなど批判勢力を一掃する動きを強め、国際社会から批判が出ていることについては、「証拠に基づいてクーデターに関する捜査を広げているものだ」と述べ、法律にのっとって捜査していると反論しました。
さらに政権がクーデターの黒幕だとしているイスラム組織「ギュレン教団」について、教団と関係する企業などが、日本国内にもあるとしたうえで、企業などの活動を停止させるよう日本政府に対し、協力を求めたことを明らかにしました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160720/k10010602041000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_034
官房長官 トルコの法の支配や民主主義強化に期待
7月20日 13時30分
菅官房長官は午前の記者会見で、トルコ政府がクーデター未遂を巡って、8600人以上を拘束して捜査を進めていることについて、当面、トルコ政府の対応を見守る考えを示す一方で、法の支配や民主主義が強化されることに期待を示しました。
トルコ政府は、15日に起きたクーデター未遂に関わった疑いで軍の幹部や兵士、それに裁判官や検察官などの司法関係者ら8600人以上を拘束し、捜査を進めています。
これについて、菅官房長官は午前の記者会見で、「トルコ政府が今回の蜂起に関して多数の軍や警察、司法関係者の拘束や停職処分をしていることは承知しているが、トルコ政府が引き続き捜査中であり、まずそのことを見守っていきたい」と述べました。一方で、菅官房長官は「トルコが現在の困難を克服し、早期に事態が正常化され、トルコの法と公正に基づいた民主主義が強化されていくことを政府として期待したい」と述べ、法の支配や民主主義が強化されることに期待を示しました。
トルコ政府の対応に対しては、アメリカ政府などから強権的な手法を自制するよう求める意見が出ています。

1577チバQ:2016/07/24(日) 18:41:42
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160723/dly1607230020-n1.html
反米看板、市民に不評 イラン首都、市が撤去開始
反応0
 イランの首都テヘランに6月末以降、米国や米社会を非難する看板が次々と掲げられた。詳しい理由は不明だが、1月の米欧の制裁解除に伴う米国文化流入への警戒や、来年予定される大統領選を見据えた穏健派政権の打倒を狙うキャンペーンとの見方も。市民からは不評で、当局は7月下旬までに撤去を始めた。

 看板は革命防衛隊出身の強硬派ガリバフ氏が市長を務めるテヘラン市当局が高速道路上の陸橋などに掲示。「米国人110人のうち1人は刑務所にいる」「米国は世界で最も人権を踏みにじっている」「米国は最も環境を破壊している国だ」などの文言が記されている。

 イスラム体制のイランは長く反米を国是としてきたが、昨年の米欧との核合意に伴い、市民レベルでは米国との対話を求める声が少なくない。イラン学生通信によると、学者や文化人からは「自国の問題を隠そうとしているだけだ」などと批判が相次いだ。(テヘラン共同)

1578チバQ:2016/07/26(火) 22:18:41
http://mainichi.jp/articles/20160726/k00/00e/030/146000c
トルコ
記者42人拘束へ…報道弾圧強化 クーデター未遂

毎日新聞2016年7月26日 10時53分(最終更新 7月26日 10時53分)
 トルコのエルドアン政権は25日、クーデター未遂に関連する捜査で記者42人の拘束令状を出し、うち14人を拘束した。アナトリア通信が報じた。政権は反乱の黒幕を在米のイスラム指導者ギュレン師と一方的に断定しており、記者らが師の関係者と判断された可能性がある。

 当局は既に師関連のテレビやラジオ局の免許を剥奪している。記者個人の拘束に踏み出したことで、メディア弾圧がさらに強まりそうだ。

 これまでに軍人や警察官ら1万3000人以上を拘束、5万人以上の公務員らを解雇するなど政権は大規模な粛清を進めている。(共同)

1579チバQ:2016/07/27(水) 18:29:22
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072700686&g=int

来年5月に大統領選=2期目に挑むロウハニ氏-イラン













イランのロウハニ大統領=1月25日、ローマ(EPA=時事)

 【エルサレム時事】AFP通信によると、イランの護憲評議会は27日、大統領選の投票を来年5月19日に実施すると発表した。2013年の選挙で当選した保守穏健派のロウハニ大統領は、2期目に挑むとみられる。
 米欧との核合意を取り付けたロウハニ政権下では経済の立て直しが進まず、保守強硬派から同大統領への風当たりが強まっている。もしロウハニ大統領が負ければ、1979年のイラン・イスラム革命以来、2期目を目指す現職大統領が再選されない初めてのケースとなる。
 イランでは最高指導者ハメネイ師が国の実権を握っている。ハメネイ師の影響下にある護憲評議会が候補者の適格審査を行い、適格と判断された者のみが大統領選挙に出馬することを許される。(2016/07/27-16:51)

1580チバQ:2016/07/27(水) 19:52:41
http://www.afpbb.com/articles/-/3094974
内戦のシリアに涙目のピカチュウ、ポケモン合成画像で窮状を訴え

2016年07月23日 11:16 発信地:ベイルート/レバノン
【7月23日 AFP】がれきが散乱するシリアの路上で悲しそうな目をして座っているねずみポケモンの「ピカチュウ(Pikachu)」。銃を持ったイスラム過激派と並ぶ、かえんポケモン「リザ―ドン(Charizard)」

 これらの印象深い合成画像を作ったのはシリア人アーティストのハリド・アキル(Khaled Akil)さんだ。アキルさんら数人の活動家やアーティストは、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(Pokemon Go)」の世界的な人気を利用して、内戦で傷ついたシリアの窮状に関心を集めようとしている。

 アキルさんのウェブサイトに投稿された合成画像は、6年目に入り28万人以上の死者を出したシリア内戦の報道写真にポケモンたちをはめ込んだものだ。

 建物から外装が剥がれ黒こげの車から煙が立ち上る、爆撃直後のように見える写真もある。あちこちにがれきが散らばる通りを歩く子どもの写真には、耳を垂らして座るピカチュウが合成され、荒廃した道を自転車で走る少年の写真にはあわはきポケモン「シャワーズ(Vaporeon)」が合成されている。

 アキルさんはAFPに対し、「シリアのニュースとポケモンGOのニュースがごちゃ混ぜに報じられているのを見て、このアイデアを思いついたんです」と話した。「私が暮らすシリア北部アレッポ(Aleppo)の破壊された様子を捉えた写真を探し、シリアでポケモンGOを遊んだらどんなふうになるだろうか、内戦はポケモンたちにどう影響するだろうかと想像をめぐらせました」

 アキルさんは「このささやかなプロジェクトの目標は、シリアで起きていることに光を当てることです」「内戦は5年たっても終わらず、残念ながらシリア人の死はありふれた、日常的なニュースになってしまいました」と語った。(c)AFP/Rana Moussaoui

1581チバQ:2016/07/27(水) 19:58:29
http://www.afpbb.com/articles/-/3095123
トルコ与党と世俗派野党が「結束」集会、未遂クーデターを非難

2016年07月25日 14:28 発信地:イスタンブール/トルコ

【7月25日 AFP】トルコ最大の都市イスタンブール(Istanbul)で24日、軍の一部勢力によるクーデター未遂を非難する超党派の集会が事件後初めて開かれ、数千人がタクシム(Taksim)広場を埋め尽くした。

 集会は中道左派の世俗主義政党・共和人民党(CHP)の呼び掛けで行われたもの。レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領を支えるイスラム保守系の与党・公正発展党(AKP)と、対立する世俗派の野党陣営が、国の結束を示すため一時的に団結した。

 タクシム広場は参加者が手にしたトルコ国旗で真っ赤に染まったが、CHP支持者の中にはトルコ共和国建国の父、ムスタファ・ケマル・アタチュルク(Mustafa Kemal Ataturk)初代大統領の肖像を掲げる人の姿も多くみられた。

 CHPのケマル・クルチダオール(Kemal Kilicdaroglu)党首は集まった人々に向けて「民主主義が勝利した」と宣言した一方、今後は「国が怒りと復讐によって統治されてはならない」「容疑者は法的に裁かれるべきだ」と強調し、拘束された人々が拷問や虐待の対象となる可能性に警鐘を鳴らした。

 一方、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は、複数の弁護士や医師、トルコの拘禁施設の担当者1人から得た証言として、エルドアン政権がクーデター未遂関連で拘束した者に虐待や拷問を行っていると批判している。(c)AFP

1582チバQ:2016/07/28(木) 17:14:55
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072800671&g=int

クーデター未遂で軍人事一新=最高評議会を開催-トルコ







 【エルサレム時事】トルコで28日、軍幹部らの人事を決定する最高軍事評議会が開催される。15日のクーデター未遂を受けて人事の一新が図られるとともに、事件の詳細について協議される見通しだ。
 最高軍事評議会は例年、8月上旬に3日間開催されるが、異例の前倒しとなり、日程も1日に短縮された。開催場所も軍参謀本部から首相府に変更された。
 評議会はユルドゥルム首相が主宰し、ウシュク国防相や司令官らが参加。首相はこの日の決定事項について、エルドアン大統領の承認を得た上で国民と共有すると述べている。(2016/07/28-16:38)

1583名無しさん:2016/07/31(日) 12:46:20
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072900841&g=pol
領事館員、日本に逃亡=外務省職員88人処分-トルコ

 【エルサレム時事】トルコのメディアによると、チャブシオール外相は28日、クーデター未遂の捜査から逃れるため、ロシア中部タタルスタン共和国にあるトルコ総領事館の職員1人が日本に逃亡したことを明らかにした。
 15〜16日に起きたクーデター未遂をめぐっては、トルコ政府は在米イスラム教指導者ギュレン師が首謀者とみており、同師が率いる「ギュレン運動」の支持者の拘束を進めている。
 トルコ外務省は28日までに、大使を含む職員88人を処分。外相は「この組織と関係のある職員は300人以上。個々の事案を調べるため、省内に特別委員会を設置した」と述べた。 (2016/07/29-18:05)

1584チバQ:2016/08/01(月) 22:27:37
http://www.sankei.com/world/news/160731/wor1607310020-n1.html
2016.7.31 19:49
【緊迫トルコ】
エルドアン大統領、改憲に意欲 情報機関や軍参謀長を直轄下に 言論の自由侵害の懸念に「余計なお世話」
【カイロ=大内清】トルコのエルドアン大統領は7月30日、同国のテレビのインタビューで、情報機関と軍参謀総長を大統領府の直轄下に置くことなどを含む憲法改正を目指す考えを示した。軍の一部によるクーデター計画を鎮圧した勢いに乗り、自身の権力基盤を大幅に強化して政権のさらなる長期化を狙っているものとみられる。

 エルドアン氏はまた、軍改革の一環として、現行の軍教育機関を閉鎖し、新たに軍大学校を設立すると述べた。政権側がクーデター計画の黒幕だと主張する在米イスラム指導者、フェトフッラー・ギュレン師の支持者らを一掃し、軍の“純化”を進める目的がある。

 エルドアン政権は7月15日に軍の一部が蜂起したクーデターを鎮圧後、政府転覆計画に関与したなどとして軍や政府、司法、教育機関の職員ら数万人を処分したほか、1万8千人超の身柄を拘束。政府に批判的なジャーナリストや、ギュレン師派に近いとされるビジネスマンらの摘発にも乗り出した。

 欧米各国からは、「言論の自由」などが侵害される恐れがあるとの声が高まっているが、エルドアン氏は29日の演説で、「(欧米の懸念は)余計なお世話だ」と一蹴し、今後も「エルドアン体制」の構築に邁進(まいしん)する構えを見せた。

 一方でエルドアン氏は29日、クーデター未遂以前に大統領を侮辱したとして訴追された者らへの訴えを取り下げるとも発表し、“寛大さ”も演出している。

1585チバQ:2016/08/01(月) 23:50:52
http://www.afpbb.com/articles/-/3095824
イエメン暫定政府、国連和平案を受け入れ 武装勢力の対応に注目
2016年07月31日 16:11 発信地:クウェート市/クウェート
【7月31日 AFP】(訂正)国連(UN)の仲介によってクウェートで行われているイエメンのイスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装勢力「フーシ派(Huthis)」とアブドラボ・マンスール・ハディ(Abd-Rabbo Mansur Hadi)暫定大統領派との和平交渉をめぐり、暫定政府側は31日、1年以上に及ぶ武力紛争の終結に向けて国連が提示した和平案を受け入れると表明した。一方の武装勢力側は今のところ何もコメントしていない。

 サウジアラビアから支援されているイエメン暫定政府は、サウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)でハディ暫定大統領が議長を務めて高官レベルの会議を行った後、和平案の受け入れを発表した。

 イエメンの国営サバ(Saba)通信の報道によると、会議後に発表された声明は「この会議で、武力紛争の終結と、首都サヌア(Sanaa)、タイズ(Taez)、フダイダ(Al-Hudaydah)からの(武装勢力の)撤退を呼び掛ける国連の和平案を承認した」と述べている。

 暫定政府の代表団を率いるイエメンのアブドルマリク・ミフラーフィ(Abdulmalek al-Mikhlafi)外相は、国連のイエメン担当特使に書簡を送り、暫定政府が「クウェート合意」を支持することを知らせたと述べた。

 ただし暫定政府側は、イラン政府の支援を受けているフーシ派およびアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)前大統領を支持する勢力が、8月7日までに和平案に署名することを前提条件としている。

 今のところ、武装勢力側はこの和平案に対する公式声明を発表していない。暫定政府の和平案受け入れ表明に先立ちフーシ派のモハメド・アブドスラム(Mohammed Abdulsalam)報道官は、同派としては包括的かつ全面的な解決を望むとして、「中途半端な解決」は拒否するとツイッター(Twitter)に投稿していた。(c)AFP

1586チバQ:2016/08/01(月) 23:54:24
http://www.afpbb.com/articles/-/3095706
トルコの荒れ地に「反逆者の墓地」、クーデター首謀者を埋葬
2016年07月29日 18:01 発信地:イスタンブール/トルコ
【7月29日 AFP】トルコ・イスタンブール(Istanbul)郊外の石だらけの荒れ地に、「反逆者の墓地」と記された看板が無造作に立てられている。レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の失脚を狙ったクーデター未遂に関与し死亡した軍人を葬るため、イスタンブール市当局が用意した土地だ。

 今月15日に起きた軍の一部勢力によるクーデター未遂では民間人を含む270人が死亡。トルコ当局によれば、首謀した軍人24人が戦闘の中で殺害された。ただ、これまでにこの墓地に埋葬されたのは、家族に引き取りを拒まれた大尉1人の遺体だけだ。墓標はない。

 すぐそばでは野良犬や野良猫を収容する施設が建設中で、死者への尊厳は感じられない。一般市民は墓地への立ち入りを禁じられており、報道陣が映像や写真を撮影する際には警備員の立ち合いが必要だ。

 イスタンブールのカディル・トプバシュ(Kadir Topbas)市長は、「反逆者の墓地」の建設は市議会で提案されたものだと地元メディアに説明。「国を裏切った者は、墓の中ですら安らかに眠ることは許されない」と述べた。

 トルコ宗教局(ディヤネト、Diyanet)は、クーデターに関与した軍人のための葬儀や礼拝は一切行わないと表明している。葬儀の祈りはイスラム教徒の兄弟が死者の贖罪のために行うもので、クーデターに関与した人々は「贖罪にも祈りにも値しない」という。(c)AFP/Fulya OZERKAN

1587チバQ:2016/08/01(月) 23:56:29
http://www.cnn.co.jp/world/35086634.html
シリアのヌスラ戦線、アルカイダからの分離を表明
2016.07.29 Fri posted at 10:35 JST
(CNN) シリアのイスラム過激派「ヌスラ戦線」は28日に発表した声明で、国際テロ組織アルカイダと関係を絶ち、組織名を「ファテフ・シャム戦線」に変更すると宣言した。
同組織のアブ・ムハンマド・ゴラニ指導者はビデオ声明の中で、新組織では「外部組織との系列関係を一切持たない」と述べている。ゴラニ指導者がビデオに登場するのは初めて。
これに先立ち米国のケリー国務長官は、米ロが対ヌスラ戦線で協力することに合意したと発表していた。
アルカイダのザワヒリ指導者も声明を発表してヌスラ戦線の離脱に支持を表明、イスラム過激派同士の対立を終結させるよう呼びかけた。
ゴラニ指導者はアルカイダからの離脱について、思想の分断によるものではないと強調。米ロ率いる国際社会は「ヌスラ戦線を狙うと見せかけてイスラム教徒を爆撃し、追いやっている」と主張し、その口実とさせないことが目的だとした。

ヌスラ戦線はシリア内戦初期の2011年ごろに台頭。有力な反政府勢力としてシリア北西部の一帯を支配している。
米国務省は12年、ヌスラ戦線をイラクのアルカイダの別名と位置付けた。名称を変えても実態に変わりはなく、テロ組織としての位置付けは変わらないとしている。
クラッパー米国家情報長官は28日の講演でヌスラ戦線の名称変更について、「穏健なイメージを与えて他の反体制派にアピールするためのPR戦略」と分析。同組織はロシアの標的とされることを恐れているとも指摘した。

1588チバQ:2016/08/01(月) 23:56:57
http://www.cnn.co.jp/world/35086583.html
シリア政府軍、アレッポ包囲で補給路遮断 住民襲う食料難
2016.07.28 Thu posted at 16:29 JS
(CNN) シリアのアサド政権軍が反政府派掃討を進める同国北部アレッポ市の戦況に関連し同市居住の報道写真家は28日までに、政府軍は市東部の反政府拠点に対する圧力を強めており、住民が確保出来る食料や水は払底しつつあるとの窮状を明らかにした。
報道写真家のカラミ・アル・マスリ氏がCNNに証言したもので、住民の空腹感は募る一方となっていると説明。多くの市場が閉鎖し、食料調達のために長い行列が出来ており、家族1世帯が得られるパンは2日ごとの6個のみだという。
シリア軍は27日、部隊と支持勢力が同市を包囲しているとし、反政府派拠点に通じる全ての補給路と回廊の切断を発表していた。国営シリア・アラブ通信(SANA)は、軍は反政府派に対し保持する全ての武器引き渡しや、市内から立ち去るかもしくはとどまるよう求めたと伝えた。
住民は市内から退去を促す政府の文書を受け取ったとの情報もある。ただ、マスリ氏は住民が退避を望んでもかなわない状況にあると指摘。市の東側地区は軍が完全封鎖し、全ての道路が切断される包囲下にあると述べた。
また、住民は政権軍が同市に進攻した場合、殺害される不安も抱いている。アレッポ市内での市街戦は難しいことから軍の市内への進攻はない事態も有り得るが、住民を飢餓状態に直面させて投降を待つ選択肢を取る可能性があるとも述べた。
在英の反体制派「シリア人権監視団」によると、シリア軍のヘリコプターは26日、アレッポの一部地区に殺傷力の高い「たる爆弾」を投下し、少なくとも住民5人を殺害した。国連はアレッポ市の現状を踏まえ人道危機が発生しかねないことへの深刻な憂慮を表明した。

1589とはずがたり:2016/08/02(火) 00:37:36
ロシア軍のヘリ、撃墜され5人死亡 シリア北部
http://www.asahi.com/articles/ASJ817345J81UHBI02Q.html?iref=com_latestnews_04
駒木明義2016年8月1日22時35分

 内戦が続くシリア北部で1日、ロシア軍のMi8輸送ヘリコプターが地上からの攻撃で撃墜され、ロシア軍兵士と乗員計5人が死亡した。ロシア大統領府が明らかにした。

 ロシア国防省は撃墜されたヘリについて、ロシア軍による反体制派への空爆が続く北部アレッポに人道支援物資を輸送後、ロシア軍基地に帰還する途中だったと説明している。(駒木明義)

1590とはずがたり:2016/08/03(水) 14:28:02
ダッカ人質テロ 捜査対象の立命館大元准教授、電話で「成功をねたんだ友人の陰謀だ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160730-00000545-san-asia
産経新聞 7月30日(土)20時13分配信

 【コロイバリ(バングラデシュ東部)=岩田智雄】バングラデシュのイスラム過激組織に関与した疑いで現地警察が公開捜査している立命館大元准教授デブナット・サジト・チャンドラ(イスラム名=ムハンマド・サイフラ・オザキ)容疑者(33)の両親が30日、バングラデシュ東部コロイバリ村の実家で取材に応じた。

 父親のジョナサンさん(60)によると、今年1月4日、自宅を訪れた警察に事情を聴かれた。翌日、元准教授の日本の携帯電話に電話すると、元准教授は「私の成功をねたんだ友人の陰謀だ」と話し、日本の警察に事情を聴かれたことなどに言及。ジョナサンさんが問い詰めると、元准教授は怒って電話を切り、その後、電話はつながらないままだという。

 元准教授は2008年に帰国した際、ひげを生やした顔をマスクで隠し、お祈りなどの行動からヒンズー教からイスラム教に改宗したことがわかったという。母親のオニマ・ラニ・デビさん(55)は「息子を信じている」と涙ながらに訴えた。

 元准教授が関与したとみられるイスラム過激組織名は明らかではないが、地元警察幹部は、元准教授は行方不明になった後、トルコに渡り、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に加わった可能性もあるとしている。

1591チバQ:2016/08/03(水) 23:32:40
http://mainichi.jp/articles/20160804/k00/00m/030/064000c
イラン
「経済再生」道半ば…ロウハニ大統領、就任3年

毎日新聞2016年8月3日 20時50分(最終更新 8月3日 22時56分

 【テヘラン田中龍士】イランの保守穏健派ロウハニ大統領が3日、就任3年を迎えた。来年5月19日実施の大統領選で2期目に挑むとみられるが、公約の「経済再生」は道半ば。保守強硬派との攻防は激しさを増すとみられ、核合意の効果を示せるかが再選の鍵となりそうだ。

 「石油輸出も投資も増えた」。ロウハニ師は2日、就任3年に際して国営放送に出演し、核合意の成果を強調した。「米国が合意を完全に履行すれば地域問題などでも交渉可能だ」とも述べた。

 同師は2013年8月に就任後、「対話外交」を実践。昨年7月に核問題で欧米などと最終合意し、制裁は今年1月に解除された。景気回復の期待を追い風に今春の国会議員選で支持勢力の改革、穏健両派が躍進し、事実上2期目の信任を得たと見られていた。

 だが、核問題とは別の米金融制裁の影響で、経済効果は今のところ限定的だ。世論調査団体「IranPoll.com」(本部カナダ)の6月の調査では、経済情勢を約6割が「悪い」と評価。「核合意への支持」は昨年8月の76%から約13ポイント減った。

 政権に逆風が吹くなか、欧米との協調に消極的な強硬派は「核開発を大幅に抑制した割に効果が乏しい」と批判を強める。大統領選に向けて巻き返しを図るとみられ、対外強硬路線への揺り戻しが懸念されている。

 国際社会との摩擦を招いたアフマディネジャド前大統領にも復帰説が出る。地元記者によれば、政権当時の閣僚らが1年間会合を重ね、今春の国会議員選対策を協議。改選290議席のうち11議席を獲得するなど影響力保持に努めている。

 「IranPoll.com」によると、大統領選を仮定した投票先はロウハニ師45%、アフマディネジャド氏37%。昨年5月時点の53%、27%から差は縮まっている。

 アフマディネジャド氏は7月下旬、「復帰を望む声は多い。私はどこへでも行く」と出馬を示唆した。ただ、強硬派内も一枚岩ではなく別候補の擁立も模索されている。

 アザド大のファヤズ・ザヘド教授(改革派)は「アフマディネジャド氏は政権当時の補助金政策により、収入源が限られた農村地方で人気がある。強硬派内で国民受けする人物がいない中、支援者は『次期大統領選で負ければ強硬派の復権はない。彼こそが救世主』だと宣伝する。だが、核合意で多くの希望をもたらしたロウハニ師に勝てる者はいない」と話している。

■ロウハニ政権の歩み

2013年6月 保守穏健派ロウハニ師が大統領選当選

     8月 ロウハニ大統領就任

     9月 ロウハニ師がオバマ米大統領と電話協議

     11月 イランと欧米など6カ国が核協議で暫定合意

2014年6月 イラン、米両政府当局者がイラク情勢を協議

2015年4月 6カ国との核協議で枠組み合意

     7月 6カ国との核協議で最終合意

2016年1月 サウジアラビアと断交

        経済制裁解除

   2〜4月 国会議員選で政権支持の改革、穏健両派が躍進


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