したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

スーフィズムに関するHP

1510チバQ:2016/05/16(月) 23:51:52

609 :チバQ :2016/05/16(月) 23:50:44
http://mainichi.jp/articles/20160516/k00/00m/030/055000c
パルミラ遺跡
破壊色濃く…神殿本体、凱旋門アーチ無残

毎日新聞2016年5月15日 21時16分(最終更新 5月16日 01時04分)

 【パルミラ(シリア中部)で秋山信一】約2000年の歳月を刻んできた古代神殿はがれきと化し、凱旋(がいせん)門のアーチは姿を消した--。内戦が続くシリアで、アサド政権が過激派組織「イスラム国」(IS)から奪還した遺跡都市パルミラ。街や遺跡には破壊の跡が色濃く、住民の心にも深い傷が残っている。

 IS侵攻前、約7万人が暮らしていたパルミラ。住民の大半は中部ホムスなどに避難し、家屋の多くが戦闘で破壊され、家財道具は略奪された。ISが去った今、住民の大半は避難時に持ち出せなかった家具を車の屋根の上に積み、再び避難先へ戻ろうとしている。

 5月に入り、ISがパルミラ近郊のガス田を制圧するなど、周辺での戦闘は続く。さらに、ISは3000以上の地雷を敷設したとされており、日常生活ができる状態ではないためだ。

 「ドーン」。記者がパルミラに入った日も地雷爆破処理が続いており、10分に1回は重低音が響いた。黒煙が立ち上るのも見えた。作業を主導していたのは、シリア政権を支援するロシア軍だ。通行路の安全は確保されていたが、あちこちに直径1メートル超の地雷の爆発跡が残っていた。

 写真を撮ろうと、路肩に足を踏み入れた。「危ない!」。記者に同行していたシリア軍当局者からすかさず注意が飛んだ。

 露軍からは遺跡地区の取材許可が出ず、近くの丘の中腹から遺跡群を見下ろしてみた。パルミラ最大のベル神殿の外壁や列柱、円形劇場は確認できた。だが、ベル神殿の本体や凱旋門のアーチは、無残にも破壊されているのが分かる。唯一神を信仰するイスラム教を極端に解釈するISは、イスラム教存在以前の多神教時代に建造された神殿や遺跡を各地で破壊してまわった。偶像崇拝を厳禁しており、パルミラの博物館にある彫像も顔の部分がほとんど削り取られ、入り口のライオン像は倒されていた。

 パルミラの街にはISに制圧された昨年5月以降、1年近くに及んだ支配の痕跡が残っていた。

 「誰の拳銃ですか?」「どこで戦いますか? 戦場です」。IS式の教育を実施していた小学校で見つけた英語教科書には戦闘を想起させる例文が並ぶ。子供たちを戦闘要員にする洗脳の一環のようだ。街中心部には「ISは戻ってくる」という不気味な落書きもあった。

 「ISの侵攻後、家族と連絡がとれない」。戦闘収束後、首都ダマスカスから初めて実家の様子を見に来た主婦のウンム・ファレスさん(35)は声を落とした。10人の子供を含む15人の親族が所在不明という。ISはパルミラ周辺で政府関係者を中心に多数の住民を虐殺したとされる。

 シリア内戦は3月に6年目に入った。アサド政権、反体制派、IS、クルド人が互いに戦闘を続けており、在英民間組織「シリア人権観測所」によると、死者は27万人を超えた。2月27日に米露主導で政権と反体制派との一時停戦が発効。戦闘が縮小した時期もあったが、4月以降は北部アレッポを中心に再び戦闘が激化し、4月の死者は3000人を超えた。一時の勢いはないISだが、戦闘意欲の衰えは見せていない。米軍当局者によるとISは最近、「首都」と称す北部ラッカで「非常事態」を宣言。米軍主導の有志国連合と連携するクルド人勢力や反体制派の攻撃に備えている模様だ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板