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スーフィズムに関するHP

1551チバQ:2016/06/30(木) 21:38:47
http://www.sankei.com/world/news/160629/wor1606290040-n1.html
2016.6.29 22:28
【トルコ空港テロ】
困難なIS&クルド人勢力「二正面作戦」 エルドアン政権の外交行き詰まり
 【カイロ=大内清】トルコの最大都市イスタンブールの空港での自爆テロは、同国のエルドアン政権が昨年夏から進めるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)と少数民族クルド人系勢力に対する「二正面作戦」の難しさを改めて浮き彫りにした。アジアと欧州の結節点に位置し、数年前までは中東諸国のバランサー役でもあったトルコ外交の行き詰まりが進めば、域内情勢にも影響する懸念がある。

 イスタンブールでは今年に入り、今回の空港での自爆も含めて4件のテロが発生。このうち、外国人観光客らが犠牲となった1月と3月の自爆テロではISの関与が、今月7日に起きた警察を狙った爆破事件では非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」系の関与が強く疑われている。

 トルコは、隣国シリアで2011年に内戦が発生した当初から、アサド政権排除を主張して反体制派を支援する一方、内戦下で台頭したISとは一定の距離を保つ戦略をとってきた。しかし、昨年夏にISの関与が疑われるテロが発生したのを受けてIS拠点を空爆し、ISとの直接対決にかじを切った。

 また、ほぼ同時期に、和平交渉を進めていたPKKの掃討にも着手。以来、首都アンカラやイスタンブールなどの都市部でも両勢力による無差別テロや警察襲撃が相次ぐようになった。

トルコは従来、アラブ諸国やイラン、イスラエルなど互いに対立する国々と良好な関係を結び、域内の利害を調整する「ゼロ・プロブレム外交」を展開してきた。それが綻(ほころ)ぶ転換点となったのは、中東・北アフリカで政権崩壊が相次いだ11年の「アラブの春」だ。

 エルドアン氏が、自身が創設したイスラム系与党、公正発展党(AKP)に理念が近い域内のイスラム主義勢力と接近したことも、一連の動きを警戒する国々との対立につながった。

 一方、シリア内戦の長期化はISなどの台頭を招き、昨年以降はアサド政権がロシアの支援を受けて勢力を回復させている。トルコは「ゼロ・プロブレム外交」を転換した成果を得られないまま、ISやPKKと敵対する事態に陥った。

 同国のユルドゥルム首相は今年5月の就任後、「友人を増やし敵を減らす」外交が必要だと強調。今月28日には、悪化していた対露関係を正常化させる作業が始まったと発表したが、そこには、ISなどとの戦いが続く中でロシアとも対立する「三正面作戦」は避けたいとの思惑がにじむ。

 今回のテロで、中東や欧州、アジアを結ぶ国際ハブ空港のアタチュルク国際空港が標的となったことは、トルコの観光業などに打撃となるのは必至だ。トルコはテロを封じ込めつつ、行き詰まった外交政策を修正するという難問への対処を迫られている。


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