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食品産業総合スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 23:52
製粉、飼料、製糖、製菓、製パン、乳業、ビール、清酒、飲料、製油、冷食そして食品添加物等の食品産業の総合スレッド

1553チバQ:2015/07/12(日) 20:44:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015071102000125.html
ビール市場 過去最低更新 上半期シェアキリン0.9ポイント増34%

2015年7月11日 朝刊


アサヒビールが国産ウイスキーの若者へのPRを狙って期間限定で開くバー=東京都港区六本木で
写真
 ビール大手五社は十日、発泡酒などを含む「ビール類」の今年一〜六月の販売実績を発表した。二位のキリンビールのシェアが前年同期比0・9ポイント増の34・0%に拡大した。首位のアサヒビールは前年と同じ38・1%を確保し、六年連続でトップの座を守った。
 市場全体は0・6%減の一億九千五百七十五万ケース(一ケースは大瓶二十本分)と、上半期としては三年連続で過去最低を更新した。発泡酒は十三年ぶりに前年を上回ったものの、ビールや第三のビールが落ち込んだ。
 三位のサントリービールは15・5%。四位はサッポロビールで11・5%、五位のオリオンビールは0・9%だった。
 キリンは「一番搾り」に代表されるビールの販売数量が二十三年ぶりに前年を上回り、シェアを伸ばした。アサヒは第三のビール「クリアアサヒ」が好調で、主力のビール「スーパードライ」の伸び悩みをカバーした。
◆ウイスキー人気追い風 六本木を拠点に夏限定バー続々
 国内のビール販売が減少傾向にある中、酒類メーカー各社はウイスキーやワインなどビールに次ぐ「二本目の柱」の需要拡大に力を入れている。東京・六本木をブランドの発信拠点に選んで低価格で気軽に飲めるバーを「夏限定」で出店するなど、商品の認知度アップを狙っている。 (白山泉)
 酒類業界で六本木は新たなブランドを発信する「聖地」とされる。サントリーが昨年夏「ジム ビーム バー」を期間限定で開店し、若い男性をターゲットに傘下の米ビームの主力商品のバーボンウイスキー「ジムビーム」を使ったカクテルなどを提供。好評を得たことなどが影響している。
 今年の夏は、アサヒビールが六月末から国産ウイスキーを出す「ニッカ ストーリーバー 東京」を六本木ヒルズに開業中だ。子会社のニッカウヰスキーが生産する「ブラックニッカ」や「竹鶴ピュアモルト」などを一杯三百五十円から販売している。
 テレビドラマ「マッサン」の効果で国産ウイスキーの認知度が高まり「販売を伸ばすチャンス」と判断した。十二日までの期間限定営業。店舗の運営担当者は「六本木は国内外のビジネスマンが多く集まり、映画館や美術館、ショッピング街がある。家族連れやカップルなど、あらゆる人が立ち寄ってくれる」と六本木の強みを強調した。
 サッポロビールも今月十七日から八月末にかけて、やはり六本木の東京ミッドタウンに「バカルディ ミッドパーク カフェ」を開店。自社のラム酒「バカルディ」を使ったカクテルなどを販売する。
 一方、キリンビールは昨年一月にグループ会社のメルシャンが生産する日本ワインと洋食を出す「シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル」を六本木一丁目のアークヒルズに開業。さまざまな種類のワインを飲めるよう小さめのグラスを用意し、一杯二百五十円から販売している。

1554チバQ:2015/07/13(月) 21:35:10
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150713-00076718-toyo-int&p=1
韓国焼酎が最大輸出先の日本で苦戦する理由
東洋経済オンライン 7月13日(月)11時5分配信
 ロッテ酒類が日本で販売している「鏡月(キョンウォル)焼酎」は、日本人が好む韓国焼酎の一つだ。同社が1996年に日本の焼酎市場に進出した後、販売中の焼酎ブランドは「チョウムチョロム」(初めてのように、という意味の韓国語)ではなく「鏡月」だ。


 鏡月は「鏡に写った月」という意味で、隠喩的な表現を好む日本人の特徴を考えたものだ。また、環境に優しいイメージをアピールするため、透明感のある緑色のビンを採用した。同社のカン・ウォンソプ・チーム長は「天然岩盤水でつくった優しい味の鏡月焼酎と、フルーツの香りを添加したリキュール焼酎がよい反応を得ている」と言う

■ 日本で地位を得た韓国焼酎

 日本では、ハイトジンロの代表的な焼酎ブランドである「チャミスル」(眞露)の人気も高い。同社は1979年に韓国焼酎「ジンロ」(JINRO)の日本での販売を開始。以来36年間、ジンロ焼酎の認知度も高まった。日本のある調査機関によれば、ジンロの認知度は昨年には76.4%だったという。日本を代表する焼酎メーカーである宝焼酎が68.9%で、それより高いことになる。

 ハイトジンロ日本法人のクォン・ホンボン部長は「味と香りがきめ細かく、日本の焼酎より人気は高い」と言う。ジンロと鏡月焼酎はアルコール度数が20度のものと25度のものの2種類が販売されている。日本では水割りやロックで飲むため、焼酎は韓国よりも度数を高めにして販売している。

 ハイトジンロとロッテ酒類は、日本を含めて中国や米国など世界60カ国あまりに焼酎を輸出している。日本市場はロッテ酒類の輸出全体の8割を占める。ハイトジンロは4割だ。日本の次に大きな市場は米国と中国だ。ロッテ酒類のカンチーム長は「米国市場では在米コリアンを中心に販売されているが、中国では韓国系住民はもちろん、現地の消費者による販売量も増えている」と説明する。

 韓国貿易協会によれば、韓国の酒類メーカーの中国への輸出額は953万ドルで、前年比13.5%増。中国で販売される焼酎の度数は韓国と同じだ。焼酎ブランドでは、ハイトジンロは「チャミスル」(17.8度)、ロッテ酒類は「初飲初楽」(17.5度)だ。

 ハイトジンロとロッテ酒類が日本や中国で人気を得たのは、親しみやすいイメージが好感されたためだ。ジンロは1997年に「飲む楽しみ」をアピールしたマーケティングが今のジンロの地位をつくった。当時、ジンロのテレビCMを見ると、「焼酎」という言葉は一度も出てこない。飲むと楽しい、飲めば楽しいというイメージをアピールし、日本人にジンロは「楽しさ」「若さと活力」というイメージを植え付けた。

 ロッテ酒類も健康を重視する日本の消費トレンドに合わせ、甘味料の代わりに麦焼酎を配合し「柔らかい焼酎」という新たな焼酎カテゴリーをつくった。これに日本最大手の酒類・飲料メーカーであるサントリーの流通網を活用し、販売量を増やした。

 中国市場を攻略する際にも、中国特有の文化をブランドに込めた。ロッテ酒類の「初飲初楽」は、「初めての味、初めての喜び」という前向きでよい意味を込めている。中国ではアルコール度数が40〜50度の白酒や、3〜5度のビールがメイン。しかし、20度前後の韓国焼酎が中国人の選択肢に入るだけの競争力は十分にあるというのが、ロッテ酒類側の説明だ。

■ アフリカ市場にも進出

 韓国焼酎はすでに世界60カ国に進出しているとは言え、日本と中国以外では販売量は微々たるものだ。ハイトジンロのヤン・インジプ社長は「韓国と日本を除けば、焼酎に対する認知度は低い。特に東南アジアやアフリカの場合、焼酎を販売するための登録期間が長く、進出まで長い時間がかかる」と言う。しかし、ハイトジンロとロッテ酒類は、味と品質を前面に打ち出して製品のポートフォリオを拡大、現地化された商品の開発やマーケティングを始めた。特に彼らは、人口が多い国を集中して攻略している。

 ハイトジンロは最近、人口が10億に達するアフリカ市場に進出した。ガーナでは現地の酒類メーカーと提携し、ジンロの原液を供給して現地で生産・販売している。ナイジェリアではジンロのワインを販売し、テレビやラジオCMで認知度を高めようとしている。前出のヤン社長は「まだ種をまいた初期段階で販売量は多くないが、若い人たちの間で焼酎に対する関心が高まっている」と手応えを感じている。

1555チバQ:2015/07/13(月) 21:35:25
 東欧にも進出した。ハイトジンロは2014年8月10日にポーランドの食料輸入・販売企業であるアルコS.Cと酒類の輸出と流通で契約した。同社はこの契約により、ポーランドでチャミスルとハイトなど、ビールと焼酎6製品2万5000本(1本330ミリリットル)を輸出することになった。また、ポーランドの首都・ワルシャワにある約20カ所の大型量販店と小売店での販売も始まった。

 ロッテ酒類は12億の人口を持つインド市場への進出に積極的だ。カンチーム長は「すでに進出しているが、これまでのマーケティングが消極的なものだったため、これといった成果が得られていない」と打ち明ける。そのため、「チョウムチョロムの認知度を高めれば、よい成果を得られると思う」と期待する。ハイトジンロも2013年にインドで生産・販売している。同社は「JINRO24」という製品で、インドの酒類輸入専門企業であるABHと輸出・流通契約を結んでいる。

■ 対日輸出額減少で輸出全体も伸び悩む

 両者とも市場拡大で東奔西走しているが、悩みもある。最大市場である日本で販売量が減っていることだ。韓国貿易協会によれば、2014年の日本への焼酎輸出額は6780万ドルで前年比14%の減少となった。そのため、輸出全体でも減少傾向となっている。同年の韓国の焼酎輸出額は9951万ドルで、前年比8%減。過去最大となった2004年と比べると24%も減っているのだ。

 ハイトジンロのヤン社長は「40〜50代の消費はよいが、20〜30代の若い層での消費が少なく、輸出が伸び悩んでいる」と言う。また、「人口1人当たりの飲酒量が減っているなど、構造的な要因もある。日本の酒類市場の規模も縮小していると思う」と言う。

 日本では数年前から度数が低いリキュール市場が拡大し、関連製品も目について増えた。ロッテ酒類が2012年末にリキュール焼酎を投入したのもそのためだ。現在、アセロラや梅といったフルーツを入れたものが販売されている。ロッテ酒類も焼酎の販売減少で伸び悩んでいるが、リキュール焼酎を投入してからは売り上げが増えている。同社は昨年、日本への輸出額は68億円となり、2013年の63億円より8%増えた。カンチーム長は「爽快な味と負担が少ないアルコール度数をアピールし、20〜30代に手にとってもらえるようにしている」と言う。

(韓国『中央日報エコノミスト』2015年7月13日号より)
※『中央日報エコノミスト』は『週刊東洋経済』と提携関係にある韓国有数の経済誌です

1556荷主研究者:2015/07/15(水) 21:55:34

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150630caad.html
2015年06月30日 日刊工業新聞
森永乳業、家庭用フローズン事業を国分に売却

 森永乳業は29日、子会社のデイリーフーズ(東京都港区)の家庭用フローズン事業を国分の子会社・国分フードクリエイト(東京都中央区)に、100%子会社で冷菓卸業を手がけるクサヤ(大阪市此花区)を国分に、それぞれ売却を決めたと発表した。売却額は非公表。クサヤの株式売却は8月1日、デイリーフーズの家庭用フローズン事業売却は11月1日に実施する予定。

 家庭用フローズン事業や冷菓卸事業は大手の寡占化が進んでおり体力競争も激しいため、他部門に経営資源を集中する方が適当と判断した。家庭用フローズン事業を売却予定のデイリーフーズの、業務用フローズン事業はそのまま残す。

 デイリーフーズは乳製品、業務用食材の卸売りなどを手がけ、2014年度の売上高は1023億円。クサヤの売上高は14億円。

1558とはずがたり:2015/07/17(金) 19:36:04
創業者次男が代表取締役に=後継者固まる―ロッテHD
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/587/90d2b278cdc5cfef3f1bd4f7f65abbb0.html
(時事通信) 13:06

 ロッテホールディングス(東京)は17日、創業者の重光武雄会長(92)の次男である重光昭夫副会長(60)が15日付で代表取締役に就任したと発表した。長男の重光宏之氏(61)は1月に副会長を解任されており、昭夫氏が武雄氏の後継者となる可能性が高まった。

 昭夫氏は韓国ロッテグループ会長を務め、韓国で事業を拡大してきた。ロッテは今回の人事を「経営体制の強化が狙い」(広報室)と説明している。これでロッテホールディングスで代表権を持つのは、武雄会長、昭夫副会長、佃孝之社長(71)の3人になった。

1560チバQ:2015/07/20(月) 13:14:20
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150720-00077303-toyo-bus_all
アサヒを支える「スーパードライ」に異変発生
東洋経済オンライン 7月20日(月)5時0分配信
 「とりあえずビール」が当たり前だった時代も今は昔。ビール離れは止まらず、2015年上半期のビール類市場規模は前年比99.4%と、3年連続のマイナスだった。市場が縮小するなかで限られた消費者をめぐり、ビールメーカーのシェア争いは激しさを増す一方だ。


 言わずと知れたビールのトップブランド「アサヒ スーパードライ」も、苦戦を強いられている。

■ スーパードライが頼り

 スーパードライは年間1億ケース以上を売り上げ、日本のビール消費量の半分を占める“お化けブランド”だ(1ケース633ml×20本換算、ビール消費量は発泡酒・新ジャンルを含まない)。

 1987年の発売当時、ビールの主流はキリンの「ラガー」に代表されるような苦い味。しかし、その常識を覆す辛口のスーパードライは日本中から支持を集め、「夕日ビール」と揶揄されるほど業績不振にあえいでいたアサヒが起死回生を果たすきっかけになった。

 現在、アサヒの経営は「スーパードライ一本足打法」と言われる。アサヒグループ傘下にはソフトドリンクや食品を扱う企業も属するが、グループ全体の利益のうち、実に95%はアサヒビールが稼ぎ出す。そのアサヒビールの売上高の6割以上はビールであり、ほとんどがスーパードライだ。その大黒柱が不調に陥っている。

 スーパードライの上期の販売数量は前年同期比97.4%で、市場全体の縮小よりも落ち込み幅が大きい。不振の背景には、昨年発売したスーパードライの高価格品「ドライプレミアム」の失速や、今春発売した派生品「エクストラシャープ」の伸び悩みといった商品面の問題もあるが、最大の理由はビール業界2位・キリンの猛攻だ。

 キリンは2014年に5年連続でビールの販売数量が前年を下回った。時価総額でアサヒグループホールディングス(HD)に抜かれ、初めて業界首位の座から陥落。売上高でもサントリーHDに抜かれ2位に。営業利益ではアサヒ、サントリー両社に抜かれて一気に3位へ転落した。

 危機感を募らせたキリンでは、5年間HDの社長を務めた三宅占二氏(現会長)が退任し、事業会社であるキリンビール社長・磯崎功典氏が、この3月からHD社長に就任した。

■ 息を吹き返しつつあるキリン

 「今年の最優先課題はビールのシェア低下に歯止めをかけること」。磯崎新社長は、これまでの利益重視の経営をやめ、マーケティング投資や広告費、量販店・外食店への販促費を増やし、販売数量を追う方針への転換を打ち出した。その結果、キリンは業界で唯一、ビール類の上半期出荷数量がプラスとなる”独り勝ち”で折り返した。

 キリンが特に投資を集中した主力ブランド「一番搾り」と同価格帯のスーパードライは、その影響を大きく受けた。アサヒビールの小路明善社長は、7月14日の会見で「ビール市場は需要が伸びないゼロサムだから、他社の戦略は当然スーパードライからいかにシェアを奪うかになる」とし、「上期は土俵際まで追い込まれたが、(発泡酒なども含めたビール類のシェアはプラス0.03%で)なんとか踏みとどまった。下期はビールもがんばりたい」と闘志を燃やした。

1561チバQ:2015/07/20(月) 13:14:39
 ただ、アサヒは上期の途中に大手回転寿司チェーンとの取引をキリンに奪われたこともあり、下期はスタートから厳しい状況。ライバルも追撃の手を緩めない。

 ビール業界3番手のサントリーは、新商品「ザ・モルツ」を9月に発売し、大型キャンペーンを展開する。ターゲットは30〜40代。パッケージに表記されている’UMAMI’の文字は、スーパードライにある“KARAKUCHI”の文字を想起させる。

 ザ・モルツはサントリーの主力製品「ザ・プレミアム・モルツ」より350ml缶で30〜40円程度安い店頭価格を想定している。これまでザ・プレミアム・モルツでは単価が高く取引が難しかった外食店への販売を、新製品で強化する。

■ 酒税法改正で各社ビールに熱視線

 また来年度以降、ビール税率を引き下げ、逆に発泡酒・新ジャンルへの税率を引き上げる酒税法改正が検討されているため、ビールメーカーは数ある製品の中でも特にビールを強化しようとしている。アサヒの主戦場では今後も戦いの熱が冷めそうにない。

 下期はスーパードライの期間限定品などで巻き返しを図るが、上期の派生品が不発だっただけに回復の決め手となるかは不透明だ。さらに「“スーパードライ株式会社”から脱却しなければならない」(小路社長)として、ワインやハイボールなど、ビール以外の分野で販売拡大を図るものの、こちらもグループの牽引役には程遠い。王者はどう逆境に立ち向かうのか。ビールメーカーの暑い夏が始まった。

田嶌 ななみ

1562荷主研究者:2015/07/20(月) 23:14:06

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150706cbab.html
2015年07月06日 日刊工業新聞
DIC、米で天然青色素生産-90%超の世界シェア維持、合成から代替取り込む

 DICは9月から、米国で藻類由来の食品用天然系青色素「リナブルー」の商業生産を始める。米カリフォルニア州で、藻類のスピルリナから色素を抽出する新工場を稼働させる。リナブルーは氷菓のほかガムやチョコレートなどの着色に使われており、合成着色料から天然系色素への切り替えが進む欧米市場の需要を取り込む。

 同社にとっては中国・海南島に次ぐ拠点。拡大する市場にあわせて供給体制を整え、現在持つ90%以上の世界シェアを維持していく。

 DICが約10億円を投じ、藻類を培養・販売する米子会社「アースライズ社」に抽出工場を新設した。生産能力は非公表。スピルリナに含まれる、青色素のフィコシアニンを抽出する。

 2013年に米食品医薬品局(FDA)がフィコシアニンを食品用の天然色素として認可したことを受け、需要が拡大した。DICはスピルリナ青色素の市場規模が、18年に現在の7―10倍に拡大すると見ている。

1563荷主研究者:2015/07/25(土) 22:00:43

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150711/bsc1507110500004-n1.htm
2015.7.11 07:02 Fuji Sankei Business i.
キリン復調、“独り負け”の汚名返上 「一番搾り」集中投資が奏功

キリンビールの布施孝之社長は主力のビール「一番搾り」への経営資源集中で上期に6年ぶりのシェアアップを達成した(同社提供)

 ビール業界2位のキリンビールの復調ぶりが鮮明になってきた。ビール大手5社が10日発表した2015年上期(1〜6月)のビール類(発泡酒、第3のビール含む)の課税出荷数量で、キリンのシェアは前年同期比0.9ポイント増の34%と、09年上期以来6年ぶりのプラスを確保した。主力のビール「一番搾り」への経営資源集中が奏功したためで、過去最低のシェアに落ち込んで“独り負け”と呼ばれた昨年の汚名を返上した。

 市場全体は0.6%減の1億9575万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と、上期としては3年連続で過去最低の更新となった。その中でキリンの出荷数量は2.2%増となり、大手5社中で唯一プラスを達成。昨年上期が6.6%減で発射台が低かったとはいえ、昨年上期に首位のアサヒビールと5ポイント開いたシェア差を今回は4.1ポイントまで縮めた。キリンビールの布施孝之社長は10日発表した声明で「復活への手応えを感じている」と述べた。

 上期のキリンの浮上を支えたのが一番搾りだ。キリンはビールと発泡酒、第3のビールの販売比率が3割前後ずつという構成で、各分野の主力ブランドへの資源配分を優先するあまり「何が軸なのか、お客から見えにくい状態」(布施社長)だった。

 ビール類の酒税見直しで今後、税率の一本化が予想されることもあり、キリンは一番搾りへの投資集中を決断。上期は飲食店での導入拡大に向け販促費を大幅に積み増し、新規開拓件数を約8割増やした。その結果、一番搾りの販売数量は6%増加し、シェア回復の原動力になったという。

 キリンは下期も「戦略をぶらさない」(布施社長)といい、一番搾りへの重点投資を継続する。これにより年間でも6年ぶりとなるシェアアップを目指す。

 ただ、ライバルも手をこまねいているわけではない。アサヒビールの小路明善社長は「主要ブランドを磨く」と言い切り、最盛期の夏場に向け、ビール「スーパードライ」の店頭販促とCMを連動させた取り組みなどで販売拡大を狙う。

 サントリービールは、9月にドライや一番搾りと同価格帯のブランド「ザ・モルツ」を投じて対抗。サッポロビールも最主力ブランド「エビス」の限定商品発売などを計画しており、さらなる市場争奪戦の激化は必至だ。年間シェア争いの行方は、主力のビールブランドでどれだけ販売の上積みを図れるかにかかっている。(今井裕治)

1564荷主研究者:2015/07/25(土) 22:05:37

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201507/0008206447.shtml
2015/7/13 20:15 神戸新聞
日清フーズ 子会社の神戸工場改装 冷凍パスタ専用に

新しく建設した冷凍パスタ商品を製造する工場の外観(日清フーズ提供)

 日清フーズ(東京)は13日、改装、増築した連結子会社マ・マーマカロニの神戸工場(神戸市東灘区)を報道関係者に公開した。総工費約28億円をかけ、乾麺の製造工場を冷凍パスタ商品専用の新工場にリニューアルした。生産能力は年間5200万食で、西日本の生産拠点に位置づける。

 神戸工場は1977年に操業開始。今回、敷地内に約3700平方メートルの新棟を増築し、製造ライン二つを設けた。これまでスパゲティ乾麺を製造していた工場棟(約1900平方メートル)は、原材料の保存庫などに改装。神戸工場の乾麺製造は7月下旬に稼働予定のトルコの工場に移管する。

 冷凍パスタは、電子レンジで加熱するだけで食べられる商品で、93年に日清フーズが初めて発売し、現在、国内で50%のシェアを持つ。近年は単身世帯の増加などで需要が高まっている。同社の岩崎浩一社長は「神戸から新しい商品を打ち出していきたい」と話した。(中務庸子)

1565名無しさん:2015/08/01(土) 12:49:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150730-00000051-scn-sci
日本人には驚いた! 1000年間も肉を食べなかったそうだ=中国メディア
サーチナ 7月30日(木)10時1分配信

 中国メディアの「金壇新聞快訊網」はこのほど「日本人は本当に、1000年も肉を食べなかったことがある」と題する記事を配信した。

 記事はまず、日本では牛、馬などは4世紀ごろに朝鮮半島からもたらされたもので、それ以前に猪や豚はいたが、数は非常に少なかったと紹介。さらに、5世紀ごろに伝わった仏教は殺生や肉食を「地獄に落ちる罪」と説いたと指摘。

 文章は、日本人は肉食に対して嫌悪感を持つようになり、最終的に675年には天武天皇が「肉食禁止令」を出したのと紹介。日本は、下層の者がいやしい食べ物である肉を食べることはあるが、基本的には「魚は食べるが獣肉は食べない」という「半精進料理」の時代になったと表現した

 さらに、江戸時代の「生類憐みの令」も紹介した上で、日本人が獣肉食を再開したのは、明治天皇が1872年に「肉食禁令」を解除したことによると論じた。理由としては、「日本人は自らの遅れを知り、西洋諸国に懸命に並んだ。西洋人がしていることは、日本人はただちに、ためらうことなく行った」と説明した。

 文章は続いて、横浜、東京、大阪などでは牛鍋店が大いに繁盛と紹介。当時の日本人にとって、牛肉の味は二の次の問題であり、「牛肉食が文明開化そのもの」であることが重要だったと紹介した。

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◆解説◆
 中国では、日本旅行が注目されていることもあり、日本料理や日本の伝統文化全体への関心が高まっている。上記記事も、読者需要に応じて、日本の肉食の歴史を紹介したものだ。客観的に紹介しており、意図的な主張は特にないが、日本社会は古くから外部の影響を強く受けたことなどが、読み取れる。

 中華文明圏は古くから、食べ物についての禁忌が少なかったと言ってよい。ただし現在の中国ではイスラム系の人々(回族、ウイグル族など)が豚肉を食べない。また、古い時代の中国人(漢人)は犬肉を好んで食べたが、犬食文化が残っているのは南部の一部地域だ。

 現在の漢族、特に中国北部に住む漢族のほとんどは、北方遊牧民族の血筋であるため、犬食を嫌悪する遊牧民族の感覚が受け継がれたとの見方がある。

 「食の禁忌」はについては、「自分は食べないもの」を食べる人に「強い嫌悪感」を感じ、場合によっては「あたかも合理的に見える」理由を作ってまで、他人が食べることも禁止しようとすることだ。なお、食べ物の「禁忌」については、対象が動物性である場合が圧倒的に多い。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)

1566とはずがたり:2015/08/02(日) 17:27:06
中国産の方がよっぽど恐ろしいのに,可哀想なのは中国のお母さん方だ。日本でも昔はカネミ油症事件とか森永砒素ミルク事件とかあったから日本が安全で中国は危険という薄っぺらい国の違いみたいな安直な立場は取らない方が良いけどそれでも今の中国の食は恐ろしい。

禁輸の日本産粉ミルク、中国湖南省で500缶超摘発
フォーカス・アジア 2015年7月27日 11時52分 (2015年7月27日 20時20分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150727/Xinhua_24547.html

中国湖南省長沙市の検疫当局が今月、東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故の影響で汚染の恐れがあるとして、同国が輸入を禁じている日本の一部地域産の粉ミルクを郵便物の中から大量に発見し、摘発していたことが分かった。地元紙・三湘都市報の報道として、人民網が26日伝えた。
報道によると、見つかった粉ミルクは東京と群馬で製造されたもので、計521缶。425キログラム、4万1000元(約82万円)相当だった。簡易検査では基準値を超える放射性物質は検出されていないが、同検疫当局は「国民に対して責任ある態度をとる」として、これらの粉ミルクを返送する手続きをとった。
中国が「放射能汚染地域」と定める日本の地域から湖南省に輸入された食品として、今回のケースはこれまでで最大規模だという。長沙市の食品薬品監督管理局は現在、100日間にわたる食品の安全対策強化期間の最中だ。
中国では今年6月にも広東省広州市で東京で製造された粉ミルク632缶が摘発されている。

1567とはずがたり:2015/08/02(日) 18:15:33

市場縮小が止まらない… ビール業界“夏の陣”の壮絶
掲載日時 2015年07月31日 10時00分 [社会] / 掲載号 2015年8月6日号
http://wjn.jp/article/detail/8872145/

 ビール、発泡酒、第3のビールなどビール類の市場縮小が止まらない。
 大手各社が発表した今年上半期(1〜6月)の国内総出荷量(課税済み)は前年比0.6%減の1億9575万ケース(1ケースは大瓶20本換算)となり、上半期としては3年連続で過去最低を更新した。ピーク時だった1994年の上半期に比べると、市場規模は約25%も減っている。若者のビール離れ、少子高齢化と、まさに逆風真っ只中だ。

 そんな中、関係者が目を剥いたのが昨年まで“独り負け”の烙印を押されていたキリンビールの大健闘だ。出荷量は前年比2.2%増となり、アサヒ(0.5%減)、サントリー(0.7%減)、サッポロ(7.9%減)などライバルの苦戦を尻目に大手で唯一プラスを達成した。同社にとって出荷増は6年ぶり。主力のビールに限ると、実に19年ぶりの快挙である。
 結果、キリンの市場シェアは0.9ポイント増の34.0%となり、シェアが横ばいだったアサヒ(38.1%)との差を前年の5ポイント差から4.1ポイント差に縮めた。サントリーは前年に新商品を多く出した反動から出荷量が減少したものの、シェアとしては横ばい。サッポロは『極ゼロ』をめぐる国税当局との綱引きから製法を変更した影響もあってシェアを0.9ポイント落とした。簡単にいえば、その分をキリンがソックリ奪取した図式である。

 もっとも1980年代前半までのキリンは6割のシェアを握り、圧倒的な存在感を見せつけた業界のガリバーだった。それがアサヒとの“ドライ戦争”の頃から徐々にシェアを落とし、昨年は上半期と下半期を通した年間シェアが33.2%と過去最低に落ち込んだ。
 「キリンの“屈辱”はもう14年も前になります。2001年にアサヒに抜かれ、盟主の座から滑り落ちました。'09年に一度だけ首位を奪回しましたが、そこは“公家集団”と揶揄されたキリンです。規模の拡大よりも収益性の重視を強調したことで地盤沈下に拍車が掛かりました。去年の暮れのドサクサに経営陣の刷新人事を発表したのも、三菱財閥の流れをくむグループ企業として、このままだとサントリーにも抜かれて業界3位に転落しかねないとの危機感が台頭し、背中を押されたからに他なりません」(キリン・ウオッチャー)

 実際、天皇誕生日を翌日に控えた昨年12月22日、グループ持株会社であるキリンホールディングスは、三宅占二社長が3月総会を機に代表権のない会長に退き、後任に事業会社キリンビールの磯崎功典社長が就くこと、及びキリンビールマーケティングの布施孝之社長が1月1日付でキリンビールの社長に就くという変則人事を発表した。
 布施氏は経営不振にあえいでいた小岩井乳業の社長に転出し、同社を再生させた後、経営中枢に呼び戻された経歴を持つ。その布施社長は上半期の手応えに「今年はV字回復の軌道に乗せる」との声明を発表、市場関係者を小躍りさせたばかりだ。
 それにしてもジリ貧の一途をたどってきたキリンが、布施社長の就任を機に変身した理由は何か--。証券アナリストは「主力のビールで従来は『一番搾り』と『ラガー』の2本柱を並列させてきた。それを『一番搾り』に集中させ、販売促進費を注ぎ込んだ結果、販売数量が6%も増えたのです。キリン内部がかなり活気づきました」と指摘する。

 むろん、ライバルも手をこまねいてはいない。アサヒは大黒柱である『スーパードライ』の店頭販売とCMを連動させて販売拡大を狙うだけでなく、この派生商品を次々と投入している。サントリーは『モルツ』を『スーパードライ』や『一番搾り』と同価格帯でコクや旨味の強い『ザ・モルツ』に刷新し、高級ビール『ザ・プレミアム・モルツ』との2本立てでアサヒ、キリンに挑戦する。サッポロも『エビス』の限定商品でシェア拡大を狙っている。市場が縮小する中、夏本番とともにパイの奪い合いがヒートアップするのは確実だ。
 「小売りでシコシコ実績を上げるよりも確実にパイが奪えるのは、居酒屋チェーンなど業務用市場の取り込みです。この分野で一日の長があるのは“行け行けドンドン”で押してきたアサヒですが、キリンの布施社長は自らトップセールスを手掛けており、既に回転寿司チェーンの『はま寿司』や婚礼会社『ベストブライダル』などの顧客契約をライバルから奪取した。アサヒ、サントリーなどは布施社長が持つ抜群の営業力に警戒心を募らせています」(前出・アナリスト)

 ライバルは同業他社とは限らない。上半期の出荷量ではビールが前年比1.1%減だったのに対し、発泡酒は各社が“糖質ゼロ・プリン体ゼロ”を相次いで投入したことから12.4%増となった。これが結果的にビール離れを加速させたのだから、実に皮肉な話である。

1568とはずがたり:2015/08/03(月) 19:49:01

サントリー「本体上場」騒動の裏に創業家の相続問題
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/diamond-75985.html
11:00ダイヤモンド・オンライン

「サントリーホールディングス(HD)の経営陣に対して、幾度となく提案してきたこと。“本体上場”は既定路線だ」(ある金融機関幹部)

 7月28日、「サントリーHDが上場検討」との一報に、酒類業界は色めき立った。それとは対照的に、金融関係者らの反応は驚くほど冷静だった。

 これまでも、複数の金融機関がサントリーに本体上場を勧めてきたが、「経営の自由度を奪われることを恐れた創業家が、どうしても首を縦に振らなかったため」(同)、上場対象が子会社のサントリー食品インターナショナル(SBF)にとどまった経緯がある。

 なぜ今になって、再び本体上場の選択肢が浮上したのか。

 最大の理由は、昨年の米ビーム社買収による有利子負債の増加にある。1兆6000億円もの買収資金を投じたことで、2014年12月期の有利子負債は1兆8000億円にまで膨らんだ。財務体質の悪化が響き、ムーディーズ・ジャパンによる格付けもA3からBaa2へ2段階引き下げられた。

 財務体質の改善が急務となったことに加えて、新たなM&A(企業の合併、買収)原資など成長資金を確保する上でも、本体上場が現実味を帯びてきたのだ。

 実際に、昨年はスポーツクラブのティップネスを日本テレビホールディングスに売却。この8月末までには仏コニャック製造会社のルイ・ロワイエの売却を決めるなど、粛々と借金返済を進めている。

一時は相続問題が浮上
 サントリーHDはオーナー企業ならではの悩みも抱えている。創業家が保有する株式の相続問題だ。

 サントリーHDの株式構造は複雑だ。サントリーHDの約9割の株式を寿不動産が保有し、その寿不動産の株式の約63%を創業家が保有している(下図参照)。

 かつて、こんな相続問題が発生したことがあった。10年に佐治信忠会長の叔母に当たる鳥井春子氏が死去した際、寿不動産の保有株式9.21%分の相続税の支払いが生じたのだ。その際は、サントリー音楽財団(現芸術財団)を公益法人化し、株式を寄付するというテクニカルな方法で多額の相続税支払いを回避した。だが、この手段だけでは、相続対策が十分とはいえない。

 そのため、本体上場を契機にして、創業家が持つ寿不動産の一部株式の売却が検討されているもようだ。創業家による複雑な株式構造は見直される方向だ。

 資金調達の要請、相続問題からすれば、本体上場は合理的な選択肢ではある。だが、その一方で、上場ともなれば、株式市場からの厳しい視線に晒されることになる。「やってみなはれ」精神に代表される自由闊達な企業文化は、非上場企業だからこそ育まれてきた。創業家体制から脱し、真のグローバル企業となれるか。経営陣の覚悟が問われる。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)

1569とはずがたり:2015/08/04(火) 03:46:00

セブンのサントリー離れ?
激化するPBめぐる駆け引き
http://diamond.jp/articles/-/73230
週刊ダイヤモンド編集部 2015年6月16日

?ついにビール業界の雄もセブンの軍門に下ってしまったか──。

?セブン&アイ・ホールディングスは、キリンビールと共同開発したプライベートブランド(PB)のビールを今月9日に発売した。

?自社ブランドにこだわってきたキリンは、これまで特定のコンビニエンスストア向けの「限定商品」を出したことはあった。しかし、特定チェーン向けのPB商品を開発したのは初めてのことだ。

?今回発売された「セブンゴールド?まろやかエール〈無濾過〉」は228円(税込み)で、セブンがサントリーと組んだPB「金のビール」と同じ値段。キリン自身のブランド、プレミアムビール「グランドキリン」シリーズの245円(同)より安い価格設定だ。

?パートナーにセブンを選んだことについて、キリンの橋本誠一常務は「日本最大の巨大チェーンであることに加え、ブランドを育てられるメリットがある」と語る。

?橋本常務の言葉通り、セブンの圧倒的な販売力は、メーカーに対し、「特定チェーンのためだけにPBは作らない」という方針の転換を迫っている。4月にも日本コカ・コーラの缶コーヒー「ジョージア」が、セブンのPBとして登場。コカ・コーラは世界的にPBを作らないことを方針としているが、日本コカは「ダブルブランド」という名目で実現させた。

?メーカーがここまでセブンになびくのは、PBに選ばれれば、商品の入れ替わりが激しいコンビニで確実に売り場の“棚”を確保できるからだ。

ファミマに接近?

?こうした状況の中で注目を集めるのが、これまで缶コーヒーの「ボス」や金のビールでセブンのPBに参加していたサントリーだ。

?というのもセブンが、PBの缶コーヒーをボスからジョージアへ切り替えた他、ビールもキリンのものとの併売に踏み切るなど、サントリーへの当て付けとも取れる戦略を次々に取っているからだ。

?業界では、ローソンからサントリーへ転身した新浪剛史社長の存在を指摘する声も多い。だが、関係者によると、それ以上にセブンを激怒させた一件があったという。

?セブンがPBの缶コーヒーの目玉としてボスを発表したのは2014年1月。ところが、そのわずか半年後の7月、サントリーはファミリーマートのPBでもボスを登場させてしまったのだ。

?サントリーの“浮気”は、商品の差別化を失わせる行為。「信用できない」(コンビニ関係者)と、セブンの怒りは収まらなかったというのだ。

?そこでサントリーは、ファミマに軸足を移しつつある。「伊右衛門」ブランドで初の限定商品となるアイスティーを、ファミマで独占販売することにしたのだ。

?PBをめぐるコンビニとメーカーの駆け引きは当分続きそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部?大矢博之)

1570とはずがたり:2015/08/05(水) 13:13:03
>ビールには原材料の使用基準が厳密に定められていますが、発泡酒などにはその規制がなく、あらゆる食品添加物が使用できる
こういう扇動家の云う事は一々まともに取り上げるのは良くないけど,ビールの税金下げて発泡酒や第三のビールとの違いを無くしても良いかもね。わざわざ不自然に国民の食品添加物を増やそうとすることない。

>カラメル色素…発がん性物質が含まれているといわれ

>アセスルファムK…肝臓や腎臓に蓄積されて免疫力の低下をもたらす

>加工デンプン…発がん性物質を含む可能性

>酵母エキス…食品添加物に指定されていないため無制限に使用。遺伝子組み換え酵母を原材料にサトウキビ粕とアンモニア化合物を与え、酵母の体内にアミノ酸などを合成させ,そこにビールの製造過程で出る酵母を加え加水分解したもの。この製造工程で出る不純物が、イースト症候群(イーストコネクション、または慢性カンジダ過敏症)というアレルギー症状を起こす原因物質になってしまう

どこら辺迄煽りでどこら辺迄が真っ当な指摘か解らないから調べてみたいが時間ないし先送り。。

2015.07.31
南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」
「プリン体0・糖質0」発泡酒は超危険成分だらけ!発がん性、脳機能低下、内臓ダメージ
http://biz-journal.jp/2015/07/post_10924.html

 猛暑が続いておりますが、ひと仕事終えてからのビールは格別なものです。しかし、健康診断で尿酸値や血糖値が高いと指摘され、ビールを控えている人も多いかもしれません。
 そのような人の味方として現れた「プリン体0・糖質0」の発泡酒が昨今、売れ行きを伸ばしています。しかし、実はこういった機能性飲料には注意が必要です。
 そもそもプリン体や糖質は「うまみ成分」といわれるものです。ビールには原材料の使用基準が厳密に定められていますが、発泡酒などにはその規制がなく、あらゆる食品添加物が使用できるのです。したがって味を調えるために香料、酸味料、苦味料などとともにカラメル色素や甘味料まで使われています。カラメル色素はコーラなどにも使われている着色料ですが、発がん性物質が含まれているといわれ、問題になっている食品添加物です。さらに甘味料にはアセスルファムKが使われていますが、これは完全な化学合成物質で、体内で分解もされず代謝もされません。そのため体中をぐるぐる廻り、最後は肝臓や腎臓に蓄積されて免疫力の低下をもたらします。

 また、プリン体0・糖質0というある種の安心感がもたらすのか、このような機能性飲料を飲む人たちは、飲みすぎ食べすぎの傾向があるようです。また、一部の発泡酒には加工デンプンというものが使われているのですが、これも発がん性物質を含む可能性があるといわれています。
 ほかにも酵母エキスが使われているものもあり、これは食品添加物に指定されていないため無制限に使われているのです。酵母エキスは、遺伝子組み換えによってつくられた酵母を原材料にします。それにサトウキビ粕とアンモニア化合物を餌として与え、酵母の体内にアミノ酸などを合成させるのです。そこにビールの製造過程で出る廃液の酵母を薬品で殺したものを加え、酵素や酸などで加水分解したものです。
 そして、ここにも重大な問題があります。この製造工程で出る不純物が、イースト症候群(イーストコネクション、または慢性カンジダ過敏症)というアレルギー症状を起こす原因物質になってしまうのです。イースト症候群になると、腸内菌叢の乱れによるビタミンB群の減少で皮膚や粘膜が荒れたり、かゆみが出たりします。また、慢性の下痢が続き、イライラしたり怒りっぽくなるともいわれています。記憶力・集中力の低下なども招き、疲れやすく、慢性的なだるさが続くともいわれています。
 このような食品添加物や、それに類する物質を加えなければ味が調わないものを飲む必要があるかどうかは、それぞれのご判断にお任せしますが、結局のところ、お酒は適量、そして合わせていただく料理は、肉や魚などの動物性たんぱく質に偏らないようにすることが、おいしく楽しくお酒を飲むコツということになるのです。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

●南清貴(みなみ・きよたか)
フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。

1571とはずがたり:2015/08/06(木) 21:17:29

国産ウイスキー、品薄感強まる=訪日客に高級品が人気
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-150806X335.html
15:36時事通信

 国産高級ウイスキーの品薄感が強まっている。国産の本格ウイスキーづくりを扱ったテレビドラマの影響で販売が急増したところに、訪日外国人観光客の「爆買い」が加わり、原料である原酒が不足。最大手サントリースピリッツは昨年11月から一部高級品の出荷を制限した。ニッカウヰスキーは、熟成期間の年数を表示した「余市20年」「宮城峡15年」などの製造を8月で取りやめる。

 東京・渋谷の東急百貨店本店は和洋酒売り場に、ニッカの「竹鶴」、サントリーの「響30年」などは予約を受けられないというはり紙を出した。入荷のめどが立たないことがその理由だ。ウイスキーの品ぞろえが多い店とされるが、「最近は『昔から飲んでいるのに手に入らず困っている』とこぼす年配のお客さまがいる」(平好美セールスマネジャー)という。

 販売が伸びたきっかけはニッカの創業者竹鶴政孝氏をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「マッサン」だ。しかし、新浪剛史サントリーホールディングス社長は「マッサン効果があり日本だけでウイスキーが売れているというのは大間違い。世界でプレミアムウイスキーが売れている」と指摘する。

 日本製ウイスキーを求める愛好家が海外でも増え、東急百貨店は昨秋から訪日客への免税販売を強化、売り上げを伸ばした。平氏は、訪日客に人気が高いのは「圧倒的にサントリーの『山崎』」と明かし、特に熟成年数が表示されたものに興味が集まっているという。

1572チバQ:2015/08/08(土) 10:19:18
税制が食文化を破壊する良い事例じゃ
さっさと統一するべし
つか、日本酒・ワイン・ウオッカ・etcすべて統一しよう
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150808-00000094-san-bus_all
ビール類、酒税一本化へ 1缶55円、メーカーと協議開始
産経新聞 8月8日(土)7時55分配信

ビール類、酒税一本化へ 1缶55円、メーカーと協議開始
ビール類の350ミリリットル缶当たりの酒税額(写真:産経新聞)
 麦芽の比率などで異なるビール類の酒税見直しに向け、政府がビールメーカーとの協議を開始したことが7日、分かった。ビールは税額を下げる一方、発泡酒と第3のビールは、税額を上げ、税額を一本化する制度設計を年末までに詰める。ただ、販売構成が異なるビール各社の意見調整は難航が予想される。一本化までの過程や移行期間などが焦点になりそうだ。

 現在、ビールは1缶(350ミリリットル)当たり77円▽発泡酒は47円▽第3のビールは28円-の酒税が課されている。政府は税額の差が、ビール類の販売に大きく影響していると分析。ビールの国際競争で後手にまわる要因にもなると見ており、年末に決定する来年度の税制改正大綱に酒税の見直しを盛り込む方針だ。

 財務省はビール類全体で税収規模が変わらない制度を検討しており、350ミリリットル当たりの税額は約55円で統一したい考え。

 ビールメーカーとの協議では、税額格差の見直しがビールの技術革新や競争力強化につながると理解を求める。

 ただ、ビールメーカーの受け止め方は複雑だ。昨年度、アサヒビールとサッポロビールはビールの販売比率がそれぞれ約7割、約6割だったが、キリンビールとサントリーは第3のビールの販売比率が大きい。

 ビール比率の低いメーカーにとっては、商品開発・販売戦略の再構築を強いられるため、反発も予想される。財務省は一本化までに5〜7年の移行期間を設ける案を検討している。

1574とはずがたり:2015/08/11(火) 13:29:21
中国のビール生産量「倹約令」で減少…世界も減
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150810-567-OYT1T50088.html
07:12読売新聞

 キリンホールディングス(HD)は10日、2014年の世界のビール総生産量が前年比0・5%減の1億9099万キロ・リットルとなり、30年ぶりに前年を下回ったと発表した。

 国別で首位の中国の生産量が、成長の鈍化やぜいたくを戒める「倹約令」の影響で3・1%減少したことが響いた。

 2位の米国は0・2%増、3位のブラジルはサッカー・ワールドカップ開催で5・0%の大幅増となった。

 一方、6位のロシアは8・2%減と大きく減少した。酒類の増税や販売規制の強化が影響したという。

 日本は12年連続で7位だった。消費税率引き上げの影響などで1・1%減った。

 調査は、キリンHDが各国のビール協会にアンケートを行うなどしてまとめた。

1575とはずがたり:2015/08/13(木) 15:26:23
逆襲のキリン、「クラフトビール的発想」で快進撃!
http://news.goo.ne.jp/article/president/business/president_15895.html
13:22プレジデントオンライン
PRESIDENT 2015年8月17日号 掲載

キリンには、長きにわたりリーディングカンパニーだった矜持がある。ついに反転攻勢が始まった!
■汚名返上! 一番搾りで復活
「ラガーはどうするんだという反発は当然ありました。しかし、腹を据えて戦うために必要な判断でした」

業界首位から転落し、10年以降は2位が定位置となりつつあるキリンビール。布施孝之社長は、昨年3月に営業部門を統括するキリンビールマーケティングの社長に就くと、シェア回復のために、一番搾りに投資を集中することを決めた。

重点戦略は前職の小岩井乳業社長時代に成功を経験済みだ。今回は一番搾りを突破口にし、結果として、一番搾りの販売数量は10年ぶりに増加に転じ、15年上半期は4社の中で唯一の販売数量増。昨年の独り負けから独り勝ちへ、汚名返上だ。

昨年9月、糖質・プリン体ゼロの発泡酒を4社がこぞって出したゼロゼロ戦争での勝利も社内の空気を好転させた。布施社長みずからが店頭に立つと各地域のトップも呼応した。冷めてしまっていたマインドが大きく燃え上がった瞬間だ。

「おかげで4社の中でトップを取れた。そうすると社員の自信と誇りも復活してくる。『うちの商品には力がある』と思い直すことができたはずです」

そもそもキリンは機能系ビール類の世界を切り開いた草分け的存在だ。13年6月にサッポロがゼロゼロ商品である新ジャンル「極ZERO」を発売した時点で、キリンも糖質・プリン体ゼロの研究は進めており、実を結びつつあった。

これまで培ってきた、吸着剤を使用してプリン体をカットする技術。酒類技術研究所の松尾壮昌氏が丹念に研究を続けた成果が、発泡酒「淡麗プラチナダブル」なのだ。極ZEROが国税庁からの物言いで発泡酒として発売された2カ月後に発売するや瞬く間に売れ、勝利を収めた。

酒類技術研究所の主査である片山貴仁氏はこう語る。「お客様にとってメリットがあると思ったテーマは、研究員が好きに取り組むことができる風土もキリンの強み。常に新しい価値、驚き、感動を提供すべく、日夜研究に励んでいます」。

キリンは今年1月、クラフトビール事業のための新会社、スプリングバレーブルワリーを設立した。クラフトビール市場は小さいが、幅広い味わいが魅力で、消費者の嗜好の変化に対応、着実に成長を続けている。

■製造も営業も一丸で地域密着
このクラフトビール的発想を一番搾りにも持ち込んだ。この春、全国のキリン9工場それぞれが、地域ごとの食事や風土に合わせて独自の味をつくり出し、数量限定で販売した。

「通常のビール製造において重要なことは、全国のどの工場で造っても、いかに品質を同じにするかです。

でも、今回はあえて、地域ごとに特色のあるビールを醸造長たちにのびのびと造ってもらいました。もちろん、一番搾り麦汁だけを使用するのは従来通りです。中身まで造り変えるのだから、コストはかかる。

でも、地元のお客様がどんな味になっているのか、ワクワクドキドキしながら買ってくれる。営業も士気が高まる。地域密着ということで、出荷式には市長さんにも出席いただきました」(布施社長)

結果として、20万ケース目標の3倍を販売、販売システムが異常値を示すほどの売れ行きを記録した。

1576とはずがたり:2015/08/13(木) 15:26:42
>>1575-1576
地域とのつながりということで、現場も奮闘中だ。「名古屋めし」にこだわる「どて家」。名古屋駅のほど近く、名駅三丁目店は、昨年夏、期間限定でキリンビール初のコラボショップとなった。

どて家を運営する豊田産業営業統括事業部部長の山本弘之氏は「若いお客様を取り込みたいと考えてはいても、従来のコンセプトに手をつけることができなかった」と語る。

そこに思いきった提案を持ちこんだのが、キリンビールマーケティング中部圏販売推進支社の外平健一氏。

「ネオ大衆」を掲げ、内装もメニューも一新。夏のコラボ期間中には、一番搾りで煮込んだ枝豆などの特別メニューを提供。外看板も、店内の提灯も一番搾り一色に染め上げた。名古屋めしに合う「一番搾り名古屋づくり」も好調だ。結果、売り上げはコラボ期間以外もすこぶる好調で、昨年度の売り上げは3割アップした。

「地元の企業と一緒になって、地元の料理に合わせて一番搾りの新しい飲み方を提案するのがコラボショップです。メーカーの理屈だけでつくるコンセプトショップでは、お客様は地域性を感じることができません」(外平氏)

今年も再び両社がタッグを組んだ。「待っとったでよ」という名古屋の人々の声が聞こえてきそうだ。

■ゼロゼロ戦争[コラム:ビールウォーズ最前線]
機能系市場が伸びている。15年上半期、発泡酒の販売数量を押し上げたのも機能系商品だ。

4社からプリン体・糖質ゼロの発泡酒が出揃ったのは14年9月。この緒戦は、先行していたサッポロの「極ZERO」を制し、キリン「淡麗プラチナダブル」に軍配が上がった。キリンといえば、02年「淡麗グリーンラベル」糖質70%オフを発売、機能系市場の開拓者だ。

しかし、サッポロも黙ってはいない。極ZEROを人工甘味料ゼロのトリプルゼロに進化させ、さらに一歩先を行く。

そもそも13年に新ジャンルとして発売された極ZEROだが、国税庁から問い合わせがあり発泡酒に鞍替えしたという経緯がある。その空席に、ゼロゼロかつカロリーオフの「のどごしオールライト」を投入したのはこれまたキリンだ。

15年春、新たな火種が加わった。サッポロが世界初のトクホのノンアルコールビールを発売したのだ。キリンとアサヒはすばやく機能性表示食品で対抗する。

もつれ合いながらも成長する機能系市場。制するのはどっちだ。

(唐仁原俊博=文・構成 村上庄吾=撮影 PIXTA=写真)

1578とはずがたり:2015/08/19(水) 12:08:47
キリン、ミャンマーのビール最大手を買収へ
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150818-567-OYT1T50155.html
07:20読売新聞

 キリンホールディングス(HD)がミャンマーのビール最大手「ミャンマー・ブルワリー(MBL)」を買収することが分かった。

 株式の過半数を取得し、子会社化する。近く発表する。日本のビール市場が縮小する中、需要の伸びが期待できる新興国で事業を強化する。買収金額は最大1000億円規模となる見通しだ。

 MBLは人気ブランド「ミャンマー・ビール」を持っており、ミャンマーのビール市場のシェア(市場占有率)の大部分を占めているとされる。株式の55%を保有していたシンガポール企業が株式を手放すことになり、この株式をキリンHDが買い取る。

 今回の買収で、キリンHDの売上高に占める海外事業の割合は現在の3割超からさらに高まる。キリンHDはブラジルのビール大手「スキンカリオール(現ブラジルキリン)」や豪ビール大手「ライオンネイサン(現ライオン)」を完全子会社化するなど、海外事業に力を入れている。MBLを子会社化し、ミャンマー市場で一気にシェアを伸ばす狙いがある。

1579とはずがたり:2015/08/20(木) 19:25:29
韓国人の日本ビール愛…輸入ビール3本に1本
http://japanese.joins.com/article/637/204637.html?servcode=300&sectcode=300
2015年08月19日16時21分
[? 中央日報/中央日報日本語版]

韓国人がよく飲む輸入ビールの3本に1本は日本ビールであることが分かった。19日、韓国関税庁が集計した過去3年間の年平均ビール輸出入動向によると、輸出は小幅増加したが輸入は大幅に増加した。昨年のビール輸出は7000万ドル規模で年平均3.9%増加にとどまる一方、輸入は1億1000万ドル規模で年平均23.2%増加した。

最大輸入国は日本が不動の1位だった。今年1〜7月、金額基準で日本は輸入ビールの29.9%を占め、12.4%にとどまったビールの本場ドイツを大きく引き離した。3位は輸入ビール比重11.2%を記録したアイルランドだった。2012年の時点では日本1位、オランダ2位、アイルランド3位だったが、オランダは「ビッグ3」から押し出された。

オランダを押し出したのはドイツだ。過去3年間、年平均57.8%の輸入増加を記録したドイツビールは2013年ビッグ3に初めて登場した後、昨年はビッグ2に食い込んだ。それでも日本の牙城を崩すことができないでいる。日本ビールに比べて3分の1規模にとどまっているためだ。ビッグ3以外には中国が急速に市場占有率を高めていることが分かった。中国ビールは輸入比重が1桁を記録してきたが、今年に入って初めて2桁(10.1%)を記録してオランダを5位に押しやり輸入ビール市場シェアで4位に入った。

日本ビールが不動の1位を守っているが、わずかな変化も見受けられる。最近、ドイツ、アイルランド産エールビールが人気の高まりを受けて輸入が増加傾向にあるのに対し、最大輸入国日本のラガービールは人気が停滞している。そのため2012年輸入ビール市場占有率が35.9%に達していた日本ビールは勢いが鈍化すると今年に入り29.9%まで落ちた。

このような兆しを察知した日本は、最近、価格を急激に落としている。韓国市場1位を守る水際戦略だ。この影響で過去3年間で日本ビールの年平均輸入価格は13.7%下落した。一方、国内ビールの輸出国ビッグ5は香港、シンガポール、日本、モンゴル、中国の順であることが分かった。

1580とはずがたり:2015/08/20(木) 19:27:11
景気悪化も酒類輸入は過去最大…ビール・清酒は日本産が1位=韓国
http://japanese.joins.com/article/146/197146.html?servcode=300&sectcode=300&cloc=jp|article|related
2015年02月27日15時47分
[? 中央日報/中央日報日本語版]

景気は良くないが、韓国人の酒好きは相変わらずだ。昨年の酒類輸入量は過去最大となった。しかし輸入酒でも“ソフト”な酒が人気だ。ウイスキーの輸入量は減り、ビールの人気は高まっているからだ。

27日の関税庁によると、昨年の酒類輸入量は前年比15.4%増の1億7000万リットルと、過去最大となった。輸入金額は前年比9.5%増の5億700万ドルで、初めて5億ドルを超えた。

アルコール度数が低い酒が人気で、ビールの輸入はこの数年間、毎年増えている。ビール輸入量は1億1800万リットルと、前年比24.5%増えた。ビールの輸入量は2010年以降、年平均25.9%の増加率となっている。1本を330ミリリットルとすると、3億5700万本が輸入されたという計算になる。満20歳以上の住民登録人口を基準に成人1人あたり8.8本となる。

ワインも人気だが、昨年初めて増加率が下落した。ワインの輸入量は前年比1.0%増の3300万リットル。1本を750ミリリットルとすると4400万本となり、成人1人あたり1.1本の輸入ワインを飲んだということだ。

ウイスキーの輸入量は前年比2.8%減の1700万リットル、清酒も前年比1.7%減の380万リットルだった。

ビールと清酒の最大輸入国は日本、ウイスキーは英国、ワインはチリだった。

1583とはずがたり:2015/08/22(土) 09:31:39
朝日新聞によると10売上を3倍以上の野心的な目標だけど世界ブランドであるオレオやキットカットやなんかは既に10億ドル達成しているそうな。

グリコが「ポッキー」をリニューアル、製法や原料見直し9月から販売
ZUU Online 2015年8月21日 11時57分 (2015年8月22日 07時13分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150821/zuuonline_78022.html

 江崎グリコ <2206> は9月1日から、今年で発売開始から50年目となる「ポッキー」の主要5品をリニューアルし販売を開始する。製法や原料を見直し、それぞれの特長をいかした商品展開にする。
 
 ポッキーは1966年10月に発売を開始。現在では世界約30カ国、年間約5億箱を販売している。1972年からはタイ、1999年からは中国でも販売を開始しており、現在では海外事業の中心商品となっている。これまでの累計販売箱数は、世界で100億箱以上という。
 
 今回、50年を迎えたことから国内でのポッキー主要シリーズ5品のリニューアルを決めた。「ポッキーチョコレート」ではプレッツェルにオイルコートを施し、「つぶつぶいちごポッキー<ハートフル>」では、イチゴ果肉をプレッツェルにも練りこむなど、製法や原料を見直した。
 
 江崎グリコは、日本を含めた全世界での「 ポッキー 」の売上げとして、2020年に10億ドルを目指している。(ZUU online 編集部)

1584とはずがたり:2015/08/22(土) 16:25:59

2015年 08月 21日 12:36
アングル:ビール・飲料の「値上げなき消耗戦」、低価格志向が壁
http://jp.reuters.com/article/2015/08/21/anble-beer-idJPKCN0QQ09220150821?sp=true

 8月21日、ビール・清涼飲料業界が「値上げなき体力競争」に陥りつつある。コスト高、円安といった逆風に加え、消費者の価格志向の高まりなどで、価格転嫁しにくいためだ。2014年7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
 8月21日、ビール・清涼飲料業界が「値上げなき体力競争」に陥りつつある。コスト高、円安といった逆風に加え、消費者の価格志向の高まりなどで、価格転嫁しにくいためだ。2014年7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 21日 ロイター] - ビール・清涼飲料業界が「値上げなき体力競争」に陥りつつある。原材料高や包装材などのコスト高、円安といった食品各社に共通する逆風に加え、同業界では消費者の価格志向の高まりや製品差別化の難しさなどが特に目立っており、価格転嫁に動きにくいためだ。

構造的な低利益率が続く中、業界の疲労度は極限に達しつつあるとの見方も少なくない。

<価格で競えば業界は疲弊>

装置産業のビール業界は、売上高の確保・工場の稼働率向上が収益を左右する大きな要因となる。徐々に縮小している市場にあっては、販促費を膨らませてでもシェア獲得に動かざるを得ない面があり、利益なき競争に陥りやすい。

1―6月期に6年ぶりにシェアアップを果たしたキリンビールは、販売費の増加により、2015年12月期は営業減益を予想している。キリンホールディングス (2503.T)の磯崎功典社長は「シェアが落ちたものを上げるのは、かなり大きなエネルギーが必要になる」と述べ、販売費増加はやむを得ない状況と話す。一方、アサヒビールの小路明善社長は「価値による競争でシェアを取るべきで、条件で競うと業界が疲弊していく」と、警鐘を鳴らす。

ビール4社の本音は値上げ実施だ、と業界関係者は話す。ただ、「値上げしたい」と話すキリンHDの磯崎社長も「消費者のデフレマインドはまだ続いており、価格志向は強い。クラフトビールなど高付加価値商品も出しているが、主力商品の値上げはできない」とも述べている。同社は、2008年を最後にビールの値上げを実施できていない。

業界が価格是正のきっかけにしたいと目論むのは、近く実施が想定される酒税改正だ。ビール・発泡酒・新ジャンルの酒税を一本化する方向で検討がなされており、ビールは酒税引き下げが有力視されている。「ビールの減税幅よりも値下げ幅を小さくして、実質値上げという方法があり得る」(野村証券・藤原悟史ヴァイス・プレジデント)という。

1585とはずがたり:2015/08/22(土) 16:26:21
>>1584-1585
<同製品でも海外より低い利益率>

多くのメーカーがひしめく清涼飲料業界は、ビール以上に価格下落圧力が強い。消費者物価指数(CPI)の個別項目でみると、2000年から下落が続いてきたのは清涼飲料。消費増税に伴って昨年4月以降ようやくプラスとなったが、プラス幅は消費増税の3%を下回っており、本体価格は実質値下がりしていることになる。

飲料総研(東京都新宿区)の宮下和浩取締役は「飲料はコモディティになっていて差別化が困難になっている。消費者がどの商品を買うか、価格がその大きな選択要因になっている」と指摘する。

飲料の中でも値下がりが大きいのは、ミネラルウオーターや茶飲料など、差別化が難しい商品。小売店では、2リットルのミネラルウオーターが100円割れで売られていることもある。

昨年4月の消費増税後、自動販売機に割高感が出て売り上げが落ち込み、自販機でも価格下落が起きている。野村証券の藤原氏は「飲料メーカーの収益性は限界にきている」と話す。

構造的な利益率の低さも、飲料業界を疲弊させている。水も果汁も炭酸も、同じ容量ならば同じ価格で売られる傾向にあり、原材料にコストのかかる商品は利益率が悪く、十分な利益を確保できない。

サントリーの人気商品「オランジーナ」は、日本での利益率は欧州より低いという。サントリーホールディングスSUNTH.ULの肥塚真一郎専務はその原因について「飲料も食品も、日本は全般的に安く売り過ぎている。同質的な競争が多いし、商品の設計もオーバースペックだ」と複数の要因を指摘する。

清涼飲料2位のサントリー食品インターナショナル (2587.T)の鳥井信宏社長は「商品構成も含めて、できるだけデフレ是正の方向で動きたい」と話す。単純な値上げは難しいなか、利益率の高い小型の容器にシフトしたり、フレーバー水のような、付加価値を付けた商品の比率を上げていくなどの工夫を行っている。

<下位メーカーの脱落、さらに続く可能性>

伊藤園 (2593.T)は2016年4月期、創業51年目にして初めて販売数量減(単体)の計画を打ち出した。広報担当者は「収益改善の方向性を明確に打ち出した。社内向けにも、無理に量を追うのではないというメッセージを込め、意識を徹底させる意味があった」と話す。

各社が打開策を模索する中、生き残るには一定の規模が必要として、業界10位だったJT (2914.T)は撤退を決めた。値上げがままならない市場で、販促費の多寡が優劣を決めるとなれば、下位メーカーから脱落する企業が出てくることは、今後も起こり得ると予想される。磯崎キリンHD社長は「中期的にみれば、再編せざるを得ない」とみており、様々な方法で時間稼ぎする中、業界内でも「抜本策としての再編」に期待は高まっている。
(清水律子 編集:北松克朗)

1589名無しさん:2015/08/28(金) 00:39:24
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150824-00010000-biz_sbcr-nb
果汁100%の「濃縮還元」と「ストレート」、選ぶならどっち?――添加物や糖尿病の危険性を知っておこう
SBクリエイティブOnline 2015/8/24 06:20 永田 孝行
【連載】体を壊す食品「ゼロ」表示の罠

みんなが知らない「果汁100%」ジュースのつくられ方
 市販のジュースには、原材料名として「濃縮還元果汁」と表示されている商品がたくさんあります。こうしたジュースの実態は、野菜や果肉の濃縮ペーストに水を加えて、ドリンクとして飲めるように戻したもの。これがいわゆる「濃縮還元果汁」です。

 濃縮ペーストは、野菜や果肉を低温沸騰と呼ばれる方法で1/6程度に煮詰めてつくられます。このドロドロとしたペーストを冷凍すれば、容積を小さくして運べるので、低コストで大量に運搬できるといった大きな利点があります。そのため、今日では濃縮還元の製法が一般的になっているのです。
 ちなみに、濃縮ペーストの多くは輸入品に頼っているのが実情なのですが、輸入後に日本で水を加えて戻せば「国産」と表示ができます。

 利点がある一方、濃縮ペーストにした場合、香りが損なわれるほか、ビタミンCや酵素が壊れたり、栄養素が失われたりするデメリットも生じます。また、濃縮ペーストは飲みやすくするために、食物繊維も除去されています。

 こうした欠点を補うために、香料やビタミンCなど、さまざまな添加物が必要となってくるのです。もし、栄養成分表示をチェックして、ビタミンCが含まれているとすれば、それは栄養強化と変色防止のためにビタミンCが後から添加されたもの。原材料の果汁に含まれるビタミンCではありません。

 さて、さまざまな香料をプロの手で組み合わせれば、あらゆる香りをつけることができます。たとえば、イチゴ香料は酪酸エチル、乳酸エチル、リナロール、アセトフェノンなど20種類以上を混ぜ合わせてつくられますが、どれだけ使っても表示は「香料」と記すだけでかまわないのです。
「果汁100%」かどうかはパッケージでも判断できる
 同じように果汁「100%」と書かれていても、濃縮還元果汁とストレース果汁では、味わいがまったく異なります。ストレート果汁は、その名のとおり果汁を搾って殺菌してから詰めたもの。濃縮して還元する工程がいらない分だけ、果汁そのものに近い風味を堪能できます。

 もっとも、ストレート果汁の場合も加熱殺菌が行われているので、熱に弱い栄養素は、濃縮還元果汁と同様に失われている点では共通しています。
 健康志向が高まるなか、野菜ジュースや、野菜や果物をブレンドした果汁100%ジュースが人気を呼んでいますが、「これで野菜や果物の栄養素は十分に摂れているから安心だ!」と考えるのは早計です。
 栄養がないわけではありませんが、野菜代わり、果物代わりにはなりません。あくまでも補助的な位置づけとして飲むのが賢明だといえるでしょう。

1590名無しさん:2015/08/28(金) 00:40:10
>>1589

 ちなみに、同じ100%ジュースでも、その中身によって、食品表示法でによって決められた表記は異なります(表1参照)。

 なお、「ジュース」という名称は、果汁100%のものだけが使用可能です。では、100%未満のドリンクの場合はどのように表記することになっているのでしょうか。

 まず、果実飲料のうち、果汁10%以上のものについては、「果汁入り飲料」と呼ぶことができます。

◎果汁5%以上10%未満のもの
「清涼飲料水」という呼称で、「果汁10%未満」と表記します。

◎果汁5%未満のもの
「清涼飲料水」と呼称は共通していますが、「無果汁」または「果汁○%」といった表記をします。

 さらに付け加えると、果汁100%かどうかを、パッケージから判断できる方法もあります。それは、パッケージに果実の断面図が使われているかどうかです。
 というのも、果実100%ではないものには、果実の断面図をのせることが許されていないのです。

◎果汁5%以上100%未満
 果実から果汁の雫が落ちる等の描写禁止、果実の実スライス等の描写禁止

◎果実5%未満(無果汁)
 果実の絵禁止。図案化した絵は可

 また、100%のストレートジュースの場合、原材料は果実からの搾汁のみです。
 一方、濃縮還元の100%ジュースは、果実からの搾汁のほか、糖類またはハチミツはちみつ、香料、二酸化炭素、強化剤を原材料として認められています。

 つまり、同じ濃縮還元100%と名乗っているジュースは、糖類やハチミツはちみつを加えて味をととのえている場合があるのです。こうした原材料を使用している場合には「加糖」と表示されているので、確認するのが賢明です。
 「果汁100%だからヘルシーだ」と安易に判断していると、知らないうちに糖質を摂りすぎて、糖尿病になるリスクを高めてしまいことにもなりかねません。

 ちなみに、果汁10%以上、100%未満の果実入り飲料の場合、酸味料、着色料(合成ではないもの)、酸化防止剤、増粘安定剤、甘味料、保存料、pH調整剤、乳化剤、香辛料抽出物、香料、二酸化炭素、強化剤といった、さらにさまざまな食品添加物の使用が認められています。

1591名無しさん:2015/08/28(金) 00:40:48
>>1590

果糖はブドウ糖と違うから糖尿病にならない、は本当か?
 前述のとおり、果汁100%と聞くと、「ヘルシーだからいい」といったイメージを抱きがちですが、飲み過ぎるとやはり、肥満や糖尿病のリスクを高めてしまいます。

 その理由のひとつには、こうしたドリンクにたっぷり含まれる果糖が関係しています。血糖値を上げるのはブドウ糖だけなのだから、果糖と糖尿病は関係ないのでは、と考える人も少なくないと思いますが、なぜ、果糖が肥満や糖尿病とかかわってくるのでしょうか。

 では、そこのところをきちんと理解するために、果糖とブドウ糖が、体内に対してどのような作用を及ぼすのか、その違いを探っていきましょう。
 果糖とブドウ糖はどちらも単糖類ですが、私たちの体への働きかけは両者で大きく異なります。

 ブドウ糖は炭水化物に多く含まれていて、小腸から吸収されて、血液中に入ると、全身の細胞に運ばれエネルギーとして利用されます。特に、脳の主なエネルギー源になるので、ブドウ糖は非常に大切な栄養素のひとつです。そして、余ったブドウ糖は、中性脂肪に合成されて体内に蓄積されます。

 他方、果糖は果物やハチミツなどに含まれていて、冷やすとさらに甘みが増すので清涼飲料水や冷たいお菓子の原材料として、よく使われています。
 果糖は主に肝臓で代謝されるので、直接的には血糖値の上昇をもたらしませんが、ブドウ糖に比べると、速やかに代謝されるのが特長のひとつで、余った果糖は、肝臓で脂肪酸として蓄積されるほか、中性脂肪やLDLコレステロールを上昇させるリポタンパク質の分泌を促します。

 そのため、果糖でも過剰に摂取してしまうと肥満、脂質異常症、動脈硬化、高血圧、脂肪肝などを引き起こす原因にもなりかねません。ひいては糖尿病のリスクも上昇しかねません。

 また、ブドウ糖と果糖とでは、摂取後の満腹感が異なります。
 ブドウ糖を摂取すると、血糖値を上昇させ、インシュリンの分泌を促します。また、食欲を抑えるインクレチンのひとつ、GLP-1の分泌が増加して、食欲を刺激するホルモン、グレリンの分泌を抑えます。
 つまり、一定以上のブドウ糖を摂取すれば、血糖値が上がる一方で、満腹感を得られるので、自然と食欲が収まるのです。

 一方、果糖は直接的に血糖値の上昇をもたらさず、インシュリンの分泌も促しません。また、GLP-1を分泌させることもないため、グレリンの分泌も低下しません。ですから、果糖を摂っても満腹感は得られにくく、過食しやすくなる傾向があるといえます。
 事実、国内外の研究においても、ブドウ糖を摂ると満腹感を得られるのに対して、果糖は満腹感が得られにくいという結果が報告されています。

 私たちは普段、果物や野菜などに含まれる自然な果糖と、加工食品や清涼飲料水に含まれる果糖、2種類の果糖を摂取していますが、特に「ジュース=液体」で摂ると、消化が早い、過剰摂取をしやすいという2つの理由からよくありません。

 ちなみに、果汁100%以外の清涼飲料水や加工食品では、「異性化糖」(「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」などと表記)という形で大量の果糖を一気に摂取する心配があります。果糖のなかでも、特に注意すべきなのは、異性化糖のような加工食品や清涼飲料水に含まれる果糖です。

 というのも、果物や野菜など、自然界に存在する食材に含まれる果糖であれば、果糖に限らず、さまざまな栄養素を多く含んでいます。
 ですから、異性化糖の摂取で危惧される体に及ぼす悪影響も出にくく、過剰摂取も避けやすいのです。

 たとえば、果物や野菜であれば、食材に含まれる食物繊維によって吸収がゆるやかになりますし、ビタミン、ミネラル、フィトケミカルなど、体にとって有効な栄養を、しっかり補給できる利点もあります。

 消費者は「天然」という言葉に惑わされがちですが、「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」などと書かれた異性化糖は、天然甘味料といえども、特に摂りすぎに注意しなければいけません。

 酷暑が続く昨今、どうしても体は冷たいドリンクを欲しますが、ぜひ、こうした事情を踏まえてジュース選びをするようにしてください。

 なお、今回の記事内容については、8月12日発売の拙著『体を壊す食品「ゼロ」表示の罠』(SB新書)でもふれています。あわせてご一読ください。

1592荷主研究者:2015/08/29(土) 22:37:19

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150814cbak.html
2015年08月14日 日刊工業新聞
富士ケミカル、ガムベース事業と樹脂配合事業から撤退-枚方閉鎖、抗菌剤などに注力

 富士ケミカル(大阪市西区、清末健太郎社長、06・6444・3920)は、枚方工場(大阪府枚方市)を閉鎖し、ガムベース事業と樹脂配合事業から撤退した。国内ガム市場の縮小や、受託事業である樹脂配合事業の採算悪化から、工場閉鎖を決断した。今後はファブレスメーカーとして、主力の抗菌剤事業などに注力する。

ガムベース(上部板状のもの)と、ガムベースから作ったガム
(下部粒状のもの)

 ガムベースはチューインガムの基礎となる材料。富士ケミカルは1972年の枚方工場開設以降、ガムベースを生産。13年に国内の競合企業が撤退し、それ以降は国内唯一のガムベース専業工場として稼働してきた。最盛期の80年代後半は年間1400―1500トンのガムベースを生産していたが、最近は生産量が大幅に縮小していた。ミント錠菓の台頭や、若者のガム離れなどによる国内ガム市場の縮小が響いた。

 14年頃から顧客の中小ガムメーカーに一部技術を供与することなどで、顧客のモノづくりに影響が出ないよう工場閉鎖準備を進めてきた。

1593チバQ:2015/08/30(日) 10:00:44
>>1572
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150830-00000005-asahi-bus_all
ビール系の税額統一へ、発泡酒・第3は増税 財務省方針
朝日新聞デジタル 8月30日(日)5時12分配信

ビール系の税額統一へ、発泡酒・第3は増税 財務省方針
ビール系飲料の税額は統一へ
 財務省は、ビール系飲料にかかる酒税の税額を統一し、ビールの定義も約110年ぶりに見直す方向だ。ビールより税金が安い「発泡酒」や「第3のビール」の開発競争が過熱していたが、ビールを減税して名乗れる対象も広げることで、海外で通用するビール開発につなげたい考えだ。

 いまの税額は350ミリ缶の場合、ビールが77円、麦芽比率が25%未満の発泡酒が47円、麦芽を使わないものもある第3のビールが28円。財務省は、全体の税収が変わらない水準の55円を目安に税額をそろえたい考えだ。減税となるビールは小売価格が下がり、増税の発泡酒などは値上がりする可能性がある。年末にかけて与党やビール業界と調整し、来年度税制改正に盛り込むことをめざす。

 発泡酒や第3のビールは、ビールの高い税金を払わないで済む飲料として商品化が進んだ。財務省は開発競争が進むと税収がさらに減りかねないとして、昨年から与党とともにビール系飲料の税額を統一する方向で検討してきた。

1594とはずがたり:2015/08/31(月) 15:44:09
ビール系の税額統一へ、発泡酒・第3は増税 財務省方針
http://www.asahi.com/articles/ASH8Y5GYFH8YULFA002.html
青山直篤
2015年8月30日05時12分

 財務省は、ビール系飲料にかかる酒税の税額を統一し、ビールの定義も約110年ぶりに見直す方向だ。ビールより税金が安い「発泡酒」や「第3のビール」の開発競争が過熱していたが、ビールを減税して名乗れる対象も広げることで、海外で通用するビール開発につなげたい考えだ。

 いまの税額は350ミリ缶の場合、ビールが77円、麦芽比率が25%未満の発泡酒が47円、麦芽を使わないものもある第3のビールが28円。財務省は、全体の税収が変わらない水準の55円を目安に税額をそろえたい考えだ。減税となるビールは小売価格が下がり、増税の発泡酒などは値上がりする可能性がある。年末にかけて与党やビール業界と調整し、来年度税制改正に盛り込むことをめざす。

 発泡酒や第3のビールは、ビールの高い税金を払わないで済む飲料として商品化が進んだ。財務省は開発競争が進むと税収がさらに減りかねないとして、昨年から与党とともにビール系飲料の税額を統一する方向で検討してきた。

1595とはずがたり:2015/08/31(月) 16:57:21
サンケイだけど興味深い記事だ。

2015.8.28 07:00
【高論卓説】
ビール類の酒税一本化は「弱い者イジメ」だ! 企業努力を踏みにじり、技術開発力を阻害するのか? 
http://www.sankei.com/economy/news/150828/ecn1508280001-n1.html

ビール類の酒税一本化で、企業の研究開発意欲が削がれる懸念が指摘されている
 来年度のビール類の酒税改正に向け、水面下で動きが急だ。現在、ビール、発泡酒、第3のビールと3つある酒税体系を、2020年から22年をめどに1缶(350ミリリットル)当たり55円程度に一本化していこうと財務省はもくろんでいる。現在、1缶当たりの酒税は、ビール77円、発泡酒47円、第3のビール28円。

 一本化は段階的に進められるが、ビールの税率は下がり、発泡酒と第3のビールは上がっていく。早ければ、来年度にも06年以来のビール類の酒税改正は実行される。財務省にとっては、1994年にサントリーが発泡酒を商品化して以来、一本化は悲願でもある。

「弱い者イジメ」のダブルパンチ

 一方で、地方税である軽自動車税は、すでに今年4月に50%も増税された。これに続き、安価な第3のビールが増税されていくとなれば、庶民にとっては生活は厳しくなる。

 「弱い者イジメ」(鈴木修スズキ会長)のダブルパンチだ。ただし、内閣支持率は急降下中なだけに、与党税調がビール類の酒税改正に踏み切れるかどうか、年末まで予断を許さない面もある。

 発泡酒が最初に増税されたのは96年。このとき、原材料に占める麦芽の構成比が25%未満でないと、“節税効果”を生まない形に改正される。

 増税直前、サントリーの技術者だった中谷和夫氏が開発したのが、コーンを主原料にした麦芽25%未満の発泡酒「スーパーホップス」(発売は96年5月)。中谷氏は75年に酵素研究のため、麦芽25%未満での発酵に取り組んだ経験があった。19年前の研究が商品化に結びついた。

 さらに、並行してもう一つの大型商品を中谷氏は開発する。それは、中国・上海で96年7月に発売された「白」というビール。白は大ヒットし、短期間で上海ナンバーワンブランドとなる。サントリーは99年にはハイネケンなどを抜き去り、上海トップのシェアを獲得した。

技術革新の連鎖を生む発泡酒開発

 白は日本で流通するビールとは異なり、アルコール度数は低く、軽い味わいで水代わりに飲めるのが特徴。市場調査による上海市民の嗜好(しこう)データを基に中谷氏がつくりあげたが、設計の骨格はスーパーホップスに近い。発泡酒開発というブレークスルーが、世界で戦える商品の開発を誘引した格好だった。

 中谷氏の京都大学の後輩でサッポロビールの技術者だった柏田修作氏が、発泡酒の基礎技術をベースに2003年に開発したのが第3のビール「ドラフトワン」。麦芽を一切使用せず苦味を抑えたのが特徴。ドラフトワンの開発に協力し研究部で柏田氏と隣席だった三谷優氏は、サトウキビ残渣から複数の微生物の発酵で水素を生成する技術を生み出した。

 「バイオ水素」とも呼ばれ、すでにブラジルでエネルギーメジャーのペトロブラスと実証実験に入っている。

 食料と競合しないセルロースなので再生可能エネルギーであり、実用化できれば水素社会構築に一歩踏み込める。ベースはドラフトワンなどで蓄積された発酵技術である。

 1996年の発泡酒開発は、実は技術革新の連鎖を生んできた。酒税法でビールは原料に占める麦芽構成比が3分の2以上だが、これは日本だけの規定。税制改正が、企業努力を無視した上、日本企業の競争力の源泉である技術開発力を阻害することがあっては、断じてならない。(ジャーナリスト 永井隆)

1596とはずがたり:2015/09/04(金) 11:02:22
アサヒvsサントリー。一種の大阪戦争やな。

サントリーが挑戦状? CM「ドライに生きて楽しいか」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASH934RKGH93ULFA018.html
09月03日 19:47朝日新聞

 サントリービールは新発売する「ザ・モルツ」のテレビCMで、「ドライに生きて、楽しいか」と問いかける。アサヒビールの主力商品で業界首位の「スーパードライ」への「挑戦状」ともとれるCMだ。放映は3日から。

 ザ・モルツは1986年から販売するビール「モルツ」を終了し、味やデザインを一新して8日に売り出す。スーパードライがのどごしやキレをウリにしているのに対し、苦みやコク、ほのかな甘みといった「味わい」を重視した。

 CMには、ダンスユニット「EXILE TRIBE」を起用し、メンバー7人がバーカウンターでビールを飲む。HIROさんが「これ飲みやすいんだよね」と話しかけると、松本利夫さんが「ドライに生きてて楽しい?」と返す。その後、「ドライに生きて、楽しいか。」の文字が大きく現れる。

 都内で開かれたCM発表会で、サントリービールの山田真二常務は「人と人とのつながりがドライになっていることが、若年層のビール離れの背景にある。皆で仲良くやろうという意味だ」と説明した。だが、業界内では「最大手の商品名『ドライ』をわざわざ使い、対抗心は明らか」との見方が大半だ。

1599とはずがたり:2015/09/08(火) 12:54:16
サントリー「ザ・モルツ」にライバル警戒 定番ビールの競争過熱
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20150903007.html
09月04日 08:21フジサンケイビジネスアイ

 350ミリリットル缶の店頭想定価格で220円程度のスタンダードビールの販売競争が一段と激化する。サントリービールが「モルツ」を全面刷新して、“うま味”を強調した「ザ・モルツ」を8日から売り出すためだ。ビール類の酒税を見直し、スタンダードビールを減税する方向で政府・与党が検討を進めるなか、ビール類市場で4割超を占める同市場が主戦場となるのは確実。各社は、主力ブランドに投資を集中して、他社品からの乗り換えを促し、シェアの拡大につなげる考えだ。

 「スタンダードビール市場に挑戦する」。サントリービールの山田真二常務は3日のザ・モルツの新CM発表会でこう意気込んだ。ザ・モルツは、販売が低迷していたモルツの後継商品にあたり、苦みやコクなどビール本来の味わいを高めたのが特徴という。CMキャラクターには人気グループ「EXILE TRIBE」を起用し、ビール離れの進む20?30代の需要を喚起したい考えだ。

 サントリービールは350ミリリットル缶で260円程度の高価格帯ビール「ザ・プレミアム・モルツ」を最主力とするが、ザ・モルツ投入で2割程度の顧客が移行すると見る。ただ、サントリービールの水谷徹社長は6月の会見で「ザ・モルツは家庭の冷蔵庫に入っている定番商品、プレミアム・モルツは仕事の昇進時などの“晴れの日”需要で相互に伸ばせる」と強調。実際、同社の販売計画を見ると、ザ・モルツは年内にモルツ時代の1.4倍の年200万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を見込み、プレミアム・モルツでも2015年に前年比7%増の1900万ケースへ伸ばす目標。自社商品同士で食い合いが出ても、プレミアム・モルツを商品群の拡充などで伸ばすことで、トータルでは一段の上積みを目指す戦略だ。

 一方、ライバル各社は、マーケティング力に定評のあるサントリーのザ・モルツを警戒する。巧みな宣伝広告で需要を取り込まれる懸念があるからだ。スタンダードビールトップの「スーパードライ」を擁するアサヒビールは、季節限定のデザイン缶投入やCMと連動した売り場の展開などで対抗。「一番搾り」を主力とするキリンビールは国内9工場ごとに味わいが異なる限定商品を12月に発売するなどで迎え撃つ。

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1600とはずがたり:2015/09/08(火) 13:40:15

芋焼酎出荷量、鹿児島が首位陥落…宮崎トップに
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150908-567-OYT1T50040.html
08:30読売新聞

 「焼酎王国」がついに王座陥落――。

 鹿児島県酒造組合は7日、2014酒造年度(2014年7月?15年6月)の芋焼酎出荷量が1990年度の統計開始以来初めて2位に落ち、宮崎県にトップの座を明け渡した、と発表した。芋、麦、そば、米など本格焼酎全体の出荷量でも11年ぶりに首位を宮崎県に譲った。

 発表によると、14酒造年度の芋焼酎の出荷量は、鹿児島県が9万3040キロ・リットル(前年度比7・1%減)で宮崎県は10万3131キロ・リットル(同6・5%増)だった。

 組合などによると、焼酎業界は2000年代に入り、全国的な焼酎ブームの波に乗って急成長を遂げた。芋焼酎では長らく鹿児島勢が人気を誇っていたが、06年度をピークに減少傾向に。一方で宮崎はほぼ一貫して増え続け、ついに逆転となった。

1603荷主研究者:2015/09/22(火) 11:39:18

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150905/bsc1509050500003-n1.htm
2015.9.5 05:00 Fuji Sankei Business i. 
自販機専用缶コーヒー開発 キリン、ベンダーとタッグ

缶コーヒー「ファイア」

 キリンビバレッジは主力の缶コーヒー「ファイア」で、全国の自動販売機だけで売る新商品を開発した。自販機市場は消費税増税の影響や再編で競争が激化しており、愛飲家のニーズをがっちりつかもうと、初めて「ベンダー」と呼ばれる運営業者とタッグを組んだ。

 新商品は「贅沢カフェオレ」(120円)で、10月6日に売り出す。自販機では「疲れた」「眠気を覚ます」といった理由で購入後すぐ飲む人が多いというベンダー側のデータを重視。北海道産の生クリームを使い、甘くて濃厚な味わいにこだわった。

 開発の背景には、増税に伴う値上げが響いて自販機の売り上げが低迷したことがある。1円単位の価格設定が難しく、コンビニやスーパーに比べ割高感が出たためだ。もう一つの柱の「午後の紅茶」も自販機専用の商品を検討する。

1604荷主研究者:2015/10/10(土) 23:29:12

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150916acbd.html
2015年09月16日 日刊工業新聞
伊藤ハムと米久、16年4月に経営統合‐ハム・ソーセージのシェア国内首位に

 伊藤ハムと米久は15日、経営統合を決議したと発表した。両社をいったん上場廃止した後、2016年4月1日に共同持ち株会社を設立、あらためて上場し、両社を事業会社として傘下に置く。食肉加工業界2位の伊藤ハムと同7位の米久は、連結単純合算売上高が6361億円。ハム・ソーセージ事業のみのシェアでは、日本ハムを抜き国内首位になる。

 伊藤ハムの普通株式1株に対し、共同持ち株会社の普通株式1株、米久の普通株式1株に対し共同持ち株会社の普通株式3・67株を割り当てる。共同持ち株会社の社長には堀尾守伊藤ハム社長が就任する。社名や所在地は両社の取締役会で決定する。

 両社はともに三菱商事が大株主で、09年に業務提携を締結。今後はグローバルな調達力を活用した原料・資材の有利調達や物流などサプライチェーンを一層強化するとともに、それぞれの加工食品事業や販路の強みを生かし、相乗効果を高める。

1605荷主研究者:2015/10/10(土) 23:31:20
>>1604
http://www.sankeibiz.jp/business/news/150916/bsc1509160500006-n1.htm
2015.9.16 05:00 Fuji Sankei Business i.
伊藤ハムと米久が経営統合、シェア拡大 ハム・ソーセージ国内首位に

 食肉加工2位の伊藤ハムと同7位の米久は15日、来年4月に経営統合することで合意したと発表した。共同持ち株会社を設立し、2社を事業会社として傘下に置く。売上高の合算は6362億円で、首位の日本ハム(約1兆2000億円)に続く2位のままだが、ハム・ソーセージの国内シェアでは日本ハムを抜き首位になる見込み。中国の“爆食”需要などで、食肉相場が高止まりする中、統合でコスト削減を加速する狙い。

 統合では、伊藤ハム1株に対して持ち会社1株、米久1株に対して持ち株会社3.67株を割り当て交付する。経営統合の承認を求める臨時株主総会を来年1月中旬に開き、伊藤ハム、米久ともに3月28日に上場廃止となる予定だ。

 持ち株会社社長には伊藤ハムの堀尾守社長が就任。取締役候補は伊藤ハムと米久が2対1の割合とし、持ち株会社の社名や本社所在地は、今後検討する。

 伊藤ハムと米久はいずれも三菱商事が筆頭株主。加工食品事業で、伊藤ハムは消費者向け、米久は業務用と得意分野が分かれ、強みを組み合わせることで「積極的な事業展開が可能になる」(伊藤ハム)としている。

1606荷主研究者:2015/10/10(土) 23:32:04
>>1604-1605
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150916/CK2015091602000105.html
2015年9月16日 中日新聞
《経済》伊藤ハム・米久 来春統合

://tohazugatali.web.fc2.com/food/PK2015091602100039_size0.jpg

◆総菜など「中食市場」に力

 食肉加工二位の伊藤ハムと七位の米久(よねきゅう)は十五日、共同持ち株会社を設立し、来年四月一日に経営統合すると発表した。生産や物流などの効率化を進め、国内外で事業拡大を図るのが狙い。事業規模を拡大して商品開発力や原材料の調達力を高め、コンビニ向け総菜をはじめとする「中食市場」への対応を強化する。事業を効率化することで採算性の向上も進めていく。

 売上高は連結の単純合算で六千三百億円超となる。首位の日本ハム(約一兆二千億円)に次ぐ二位の座を固め、三位のプリマハム(約三千四百億円)以下を引き離す。

 持ち株会社の社長には伊藤ハムの堀尾守社長が就任する。名称や所在地などは今後検討する。

 伊藤ハム一株に対し、共同持ち株会社一株を、米久一株に対し同三・六七株を割り当てる。来年一月中旬に両社で統合承認のための臨時株主総会を開催。東京証券取引所に上場している両社の株式は、三月二十九日にそれぞれ廃止となる。

 伊藤ハムと米久の筆頭株主はいずれも三菱商事。少子高齢化で国内市場の先細りが見込まれる中、需要が拡大しているアジアなどへの海外展開も加速させる方針だ。

◆「米久ブランド継続する」 青柳室長

伊藤ハムと経営統合する米久の本社=沼津市岡宮寺林で

 伊藤ハムとの経営統合の発表は、米久の本社(沼津市)や工場がある静岡県内に波紋を広げた。来年四月に設立する共同持ち株会社の商号や本店所在地は十一月までに決まる見通しだが、米久の青柳敏文IR室長は「事業活動を続けるので、米久の名前が消えることはない」と話した。

 発表は、米久の創業五十周年の節目と重なった。二〇〇九年に三菱商事、伊藤ハムの三社で包括業務提携し、原料調達や生産、物流で効率化を進めた。一三年五月に三菱商事から宮下功社長を迎え、売上額は順調に伸びていた。

 米久は沼津市のほか、静岡県内の長泉町や御殿場市などに工場がある。長年、県内の民放の天気予報番組に提供し、知名度も高い。青柳室長は「育ててもらった地元の方に安心してもらえるよう米久ブランド、キャラクターは継続したい」と語った。

 <伊藤ハム> 「アルトバイエルン」や「ポークビッツ」といったブランドのソーセージで知られる食肉加工メーカー。兵庫県西宮市に本社を置き、千葉県柏市や茨城県取手市などに工場がある。1928年に創業者の伊藤伝三氏が大阪市で伊藤食品加工業を立ち上げ、「セロハンウインナー」と呼ばれるスティック型ソーセージの開発をきっかけに発展した。

 <米久> 食肉やハム、ソーセージなどの製造、販売を手掛ける業界7位のメーカー。1965年創業で、78年に現在の社名に変更した。2013年に三菱商事が子会社化した。本社は静岡県沼津市。静岡県内に生産工場があるほか、全国各地に営業拠点を持つ。15年2月期連結決算の売上高は1550億円で、純利益は40億円。

1611とはずがたり:2015/10/15(木) 00:37:33
世界一のビール会社誕生で世界一売れるビール手放す可能性
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E3%81%AE%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E8%AA%95%E7%94%9F%E3%81%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E5%A3%B2%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%89%8B%E6%94%BE%E3%81%99%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7/ar-AAfqFR9#page=2
Bloomberg Daniela Wei 9 時間前

(ブルームバーグ):世界一のビール会社誕生に伴いべルギー のビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブは、世界 で最も売れているビールブランドを手放す必要があるかもしれない。

 英SABミラーを買収する合意が成立したことを受けて、国泰 君安証券は、ABインベブが中国のビールブランド「雪花」を売却する とみている。ゴールドマン・サックス・グループやBNPパリバ、大和 キャピタル・マーケッツも最近の顧客向けリポートでこうしたシナリオ の可能性を指摘している。

 SABミラー買収でABインベブは中国ビール市場のシェア 約40%を握ることになり、独占禁止当局が好ましくないと捉える可能性 がある。SABミラーは華潤創業(チャイナ・リソーシズ・エンタープ ライズ)との合弁会社、華潤雪花を49%保有するが、ABインベブは持 ち分を華潤創業に売却することが考えられる。野村ホールディングスは その価値が約6000億円に上る可能性があるとしている。

 国泰君安の宋涛氏は「買収にとって反トラスト問題は最大の障 壁だ。買収が完了すれば、ABインベブと華潤創業を合わせた市場シェ アが審査の引き金になる可能性がある」と分析した。昨年の中国ビール 市場で23%のシェアを占めた雪花は、2008年に「バドライト」を抜き世 界で最も多く売れるビールブランドとなっている。

原題:In Buying SABMiller, AB InBev Seen Facing Sale of Chinese Stake(抜粋)

1612とはずがたり:2015/10/15(木) 19:02:16
>コカ・コーラにとって、SABミラーはそのカギとなる会社だ
wikiに拠ると以下の通り:
https://ja.wikipedia.org/wiki/SAB%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC
SABミラー(LSE: SAB, SABMiller plc, plcは株式有限責任会社の略)は世界最大級の醸造会社の一つ。そのブランドのうち6つが世界トップブランド50に入っている。コカ・コーラ製品のボトラーであり、その規模も世界最大級である。

ビール最大手2社統合、コカ・コーラのジレンマ
http://jp.wsj.com/articles/SB12537489679309604143004581294570556070718?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesFirst
By MIKE ESTERL
2015 年 10 月 15 日 16:58 JST

 ベルギーのビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)による同業2位の英SABミラー買収が決まったことを受け、米飲料大手コカ・コーラは難しい決断を迫られている。

 このところアフリカでボトリング資産の統合を進めるコカ・コーラにとって、SABミラーはそのカギとなる会社だ。一方、SABミラーの親会社になるABインベブは、米ペプシコの中南米における主要なボトリング会社である。

 コカ・コーラとペプシコは…

1613とはずがたり:2015/10/19(月) 13:15:10

サントリー、青島ビールと合弁事業解消へ 中国減速で市場伸び悩み
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20151016010.html
10月17日 08:21フジサンケイビジネスアイ

 サントリーホールディングスが中国ビール2位の青島ビール(山東省)との合弁事業を解消する方向であることが16日、分かった。中国経済の減速などにより、同国のビール市場が伸び悩んでいるため。サントリーは中国事業で好調なワインや洋酒などに経営資源を集中させる。

 来年にも、合弁の生産会社と販売会社の保有株(いずれも全株式の50%)を青島ビールに売却する。売却額は今後詰めるが、100億?200億円になる見通しだ。

 サントリーは1981年にビールの輸出で中国市場に進出。2012年に青島ビールと合弁契約を締結し、13年から合弁会社の事業を始めた。「三得利(サントリー)」と「青島(チンタオ)」のブランドを手掛けている。青島は合弁事業の解消後もサントリーからライセンス供与を受け、三得利ブランドの生産・販売を続ける。

 中国は世界最大のビール市場だが、ここにきて変調を来している。右肩上がりで伸びてきたビール市場は経済減速や政府の倹約令などの影響で、14年に初めて前年割れとなった。

1614とはずがたり:2015/10/19(月) 13:25:25
>(日清の)東南アジアや欧州での事業が営業赤字にあえぐ中
そうなんか。

味の素と日清食品、海外展開で「すれ違い」 40年の歴史に幕、ライバル登場も一因?
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-87561.html
10月18日 06:00東洋経済オンライン

40年間の歴史に終止符が打たれた。味の素と日清食品ホールディングスは、ブラジルに本拠地を構える、日清味の素アリメントス(NA社)の合弁解消を発表した。NA社には両社が50%ずつ出資していたが、味の素が全持ち株を325億円で売却し、10月末に日清の100%子会社となる。

NA社は即席麺の製造・販売を行っており、1965年に台湾出身の経営者が設立した企業が前身である。1972年に味の素が、1975年に日清食品(当時)が出資し、両社の合弁となった。日清が開発・生産を、味の素が営業・販売を担い、ブラジル即席麺市場の65%を占めるまでに成長。南米最大の人口を誇る同国では、年間約24億食、世界10位の需要があるとされる(世界ラーメン協会推定)。

”別れ話”は日清から
“別れ話”を持ちかけたのは日清のほうだった。2014年12月に「NA社の今後について協議したい」と味の素に提案。一時は持ち分比率を日清51%、味の素49%とし、NA社を日清に連結する妥協案も出されたという。

日清は「10年前からNA社の完全子会社化をもくろんでいた」(IR担当者)。同社は25年に海外売上高比率50%超えを目指す(2014年度は約20%)など海外強化を打ち出している。東南アジアや欧州での事業が営業赤字にあえぐ中、NA社は2014年度に約25億円の営業利益をたたき出した。稼ぎ頭である中国の33億円に次ぐ、重要な拠点だ。日清によると、買収で、のれんが最大500億円ほど発生する可能性もあるという。

また「意思決定を速くする狙いもある」(日清)。これまでNA社の社長は日清と味の素が3年ずつ交互に出すなど、どちらが主導権を握るかはっきりしない部分があった。

味の素としても、今回の話は渡りに船だったようだ。同社は世界130以上の国と地域で、調味料や冷凍食品を販売し、すでに売上高の過半を海外で稼いでいる。特に自社ブランドの浸透に力を入れている。ところが、NA社製品のパッケージに、味の素のロゴは見当たらない。これではシェアをどれだけ伸ばしても、ブランド戦略にはほとんど寄与しない。

NA社の持ち分法投資利益はここ数年、年間10億円前後で推移してきた。今回の売却によって味の素が得られる特別利益は約250億円。実際には、税金の支払いなどで手元に残る金額は減るが、この資金を味の素としては、別の海外事業への投資などに充てる考えだという。

東洋水産を選んだ味の素
別れの原因としてもう一つ考えられることがある。UBS証券の高木直実アナリストは「味の素と(日清のライバルである)東洋水産の提携も、今回の合弁解消に影響したのではないか」と指摘する。

味の素は2014年3月に、東洋水産とインド、ナイジェリアにおける、即席麺の合弁事業契約を結んだ。今年4月には北米でも、冷凍麺の合弁・味の素東洋フローズンヌードル(AT社)を設立。6月にはAT社の冷凍麺生産工場の建設も発表した。先行販売中の「日式ラーメン」には、“AJINOMOTO”のロゴが入っている。

これに対し日清は「AT社の件は合弁解消の重要な要因ではない」と否定。しかし「味の素が東洋水産と手を組んだことに日清が怒っている」と漏らす関係者もいる。

たもとを分かった2大食品メーカーの海外戦略。果たしてそれぞれの思惑どおりに事が運ぶかどうか。

(「週刊東洋経済」2015年10月17日号<10月10日発売>「核心リポート05」を転載)

1615名無しさん:2015/10/20(火) 22:55:41
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151020-00962608-sspa-soci
「日本人は世界一繊細な味覚」は本当なのか?
週刊SPA! 10月20日(火)9時21分配信

「日本人の味覚は世界一繊細」「日本人は味蕾(味を感じる舌の器官)の数が多い」などとはしばしば言われる話。

 果たして本当のところはどうなのか?

 味覚や食の嗜好を研究する龍谷大学の伏木亨教授は、「そんな論文は見たことがない」と語る。

「うま味物質を舌で感じる閾値(いきち)を調べた実験でも、日本人と西欧人に差はなかったという報告があります。日本人の舌の機能が、特別優れているとはいえないでしょう」

 なお、味を判断する脳の働きは、文化圏により違いが出るという。

「例えば日本人は米や刺身なら細かな味や種類の違いもわかりますが、それは日常からよく食べる興味の強い食べ物だから。東京大学の梅崎昌裕先生の報告によれば、パプアニューギニアの高地の人々は主食のサツマイモなら約40種の味を区別できるそうです。彼らの立場からすれば、サツマイモの味も区別できない日本人の舌は鈍感となってしまうわけです(笑)」

 味覚の優劣は、食習慣や食文化の違いでしかないのである。

 巷に蔓延る「日本の◯◯は世界一ィィィィ!」的な言説。正直、世界一なら嬉しいには違いないが、本当のところどうなのか気になるものもある。10/20発売の週刊SPA!特集記事「[日本流はスゴい!]は本当なのか?」では、こうした言説の本当のところに焦点を当てている。 <取材・文/週刊SPA!編集部>

日刊SPA!

1618荷主研究者:2015/10/21(水) 23:05:42

http://www.sankeibiz.jp/business/news/151006/bsc1510060500008-n1.htm
2015.10.6 06:21 Fuji Sankei Business i.
調味料容器、利便性で販促 食品各社 粉の飛び散りや液だれ防止で差別化

日清フーズの「日清クッキングフラワー」【拡大】

 食品各社が、調味料などの使いすぎを防いだり、鮮度を保ったりできる便利な容器を相次いで開発、採用している。使い勝手を高めて他社品との差異化を図り、販売拡大につなげる狙いだ。宝酒造は、使いたい量が簡単に調整できるボトルを採用したみりんの新商品を発売した。ボトルに細い注ぎ口と広い注ぎ口の2段式のキャップを取り入れ、少しだけ使いたいときは細口、たっぷり使いたいときは広口と、使い分けられるのが特徴という。

 エスビー食品も「ラー油」の容器を15年ぶりに刷新して販売を始めた。指に力を入れにくい高齢者向けに、中身を押し出すためのボタンを、従来の3分の1の力で押せるように改良した。またラー油が出るノズル部分をラッパの形状にして液だれも防いだ。

 日清フーズは今年2月、家庭用小麦粉「日清クッキングフラワー」にボトルタイプを投入した。紙容器の「粉が散って汚れる」「使い切れない」などの欠点の改善につなげたという。

 便利容器採用の先駆けとなったのが、キッコーマンだ。2011年に「生しょうゆやわらか密封ボトル」を導入。押す力の加減で一滴単位で注ぐ量を調整できるようにしたほか、特殊構造の採用で鮮度も保てるようにした。現在は、しょうゆやめんつゆ、ぽん酢などに取り入れており「使い勝手が良いと高い評価をいただいている」(キッコーマン)という。ミツカンも、同様タイプのボトルを「味ぽん」や「酢」などに採用している。

 ■各社の主な便利調味料容器(商品/特徴)

 宝酒造 タカラ「国産米100%」本みりん500ミリリットルらくらく調整ボトル/キャップを細口と広口に切り替え可能

 日清フーズ 「日清クッキングフラワー」/ふり出し口と計量スプーン用の2つの出し口を用意

 ミツカン 「味ぽん」「ちょいかけボトル」/量の調整がしやすい細口ボトル

 キッコーマン 「生しょうゆやわらか密閉ボトル」/しょうゆは通すが、中に空気が張らない構造を採用

 エスビー食品 「ラー油」/押す力を3分の1にしたうえ、ノズルが汚れにくいラッパ形状を採用

1619名無しさん:2015/10/25(日) 18:49:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151023-00000037-spnannex-soci
和食のカリスマ逮捕 従業員に暴行、NHK「あさイチ」出演取りやめ
スポニチアネックス 10月23日(金)7時1分配信

 警視庁麻布署は22日までに、入店したばかりの従業員に暴行し大ケガをさせたとして傷害の疑いで、東京・南麻布の高級日本料理店「割烹久田」の経営者で料理人久田雅隆容疑者(54)=渋谷区恵比寿=を逮捕した。久田容疑者は「和食のカリスマ」としてテレビ番組にも出演していた。

 逮捕容疑は4月、店内で板前見習いの20代男性に「朝のあいさつがない」と言って右肩を突き飛ばし、股間を蹴って「左精巣破裂」の全治1カ月のケガをさせた疑い。「蹴ったと言われればそうかもしれない」と供述しているが、傷害容疑は否認している。

 同署によると、男性は事件後に店を辞めたという。同署は、修業の一環だとして暴行を繰り返していた可能性もあるとみて調べている。

 久田容疑者は「割烹久田」のホームページ(HP)に「テレビ出演のお知らせ」のタイトルで「今月はNHKに出演します。スタジオのいのっちさん、有働アナとともに、割烹久田から絶品豚汁を伝授いたします。途中、クイズもあり楽しい番組です。ぜひご覧ください!」などとPRしていた。

 NHKによると、27日の「あさイチ」の一コーナー「スゴ技Q」に出演し、豚汁の作り方を披露する予定だったが、逮捕を受けて出演は取りやめになった。同番組には過去にも出演したことがあった。

 この日、「割烹久田」の入り口には「店主体調不良のため、しばらく臨時休業します」の張り紙が張られ、近所の人は「従業員の入れ代わりは激しかったように感じた」と話していた。

 ▼飯田橋中村クリニック・中村剛院長 睾丸(こうがん)はフグの皮のような強固な膜で守られているので、よほど当たり具合が悪くないと破裂しない。しかし、破裂すると、腹部全体に激痛が走り気を失うぐらい痛い。精子が外に出るため、割れた睾丸を摘出する手術を受けることになる。生殖機能に関しては片方が残っていれば大丈夫。通常は手術後、1週間程度で普通の生活を送れるようになる。

1621とはずがたり:2015/10/30(金) 23:22:37
ABインベブ、第3四半期はコア利益が予想下回る 売上高は増加
ロイター 2015年10月30日 20時58分 (2015年10月30日 22時07分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20151030/Reuters_newsml_KCN0SO1GQ.html

[ブリュッセル 30日 ロイター] - ベルギーのビール世界首位、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)<ABI.BR>が30日発表した第3・四半期決算は、コア利益(EBITDA=利払い・税・償却前利益)が44億ドルに減少、ロイターがまとめたアナリスト予想44億3000万ドルに届かなかった。
ただ、合併・買収や為替変動の影響を控除すると、9.6%の増益だった。
売上高は7.9%増加。値上げ実施と消費者嗜好の高価格帯ビールへのシフトが奏功した。米州全体でビールの売上高が伸び、総販売数量は1.5%増加した。
ABインベブはまた、2015年通年の売上高について、プレミアムラガーの好調を理由に強気の見通しを示した。同社は今回、ヘクトリットル当たりの売上高はインフレ率を上回るペースで増加する、との見通しを示した。これまでは、増収率はインフレ率並み、としていた。
販売数量については、同社最大の市場である米国で改善し、メキシコでは増加するとの見方を維持。加えてブラジルでの販売伸び率は1ケタ台半ばから後半になるとの見通しも据え置いた。
ただ、中国に関しては、景気減速と夏場の悪天候により、今年下半期の業界全体のビール販売数量が増加するとはもはや予想していない、とした。
世界2位の競合、英SABミラー<SAB.L>の買収計画については、新たなコメントはなかった。正式な買収手続きは11月4日にまでに開始されるとみられる。

1622とはずがたり:2015/11/02(月) 21:05:42

カスピ海ヨーグルトを休止 「粘り」不足で、フジッコ
共同通信 2015年11月2日 15時22分 (2015年11月2日 15時42分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20151102/Kyodo_BR_MN2015110201001658.html

 フジッコは2日、北海道工場(北海道千歳市)で生産している「カスピ海ヨーグルト」で、商品の特徴である「粘り」が不足していることが分かり、原因調査のため生産を一時休止すると発表した。健康への影響はないという。
 対象は、カスピ海ヨーグルトの「プレーン」と「脂肪ゼロ」の2品。10月中旬から粘性が出にくくなった。原因を突き止め安定供給のめどがつき次第、販売を再開する。
 問い合わせは、お客様相談室、フリーダイヤル(0120)078126。

1623荷主研究者:2015/11/07(土) 22:31:38

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0191012.html
2015年10/16 07:00、10/16 14:33 北海道新聞
北の誉、小樽での生産終了へ オエノン、旭川工場に製造移管

今月末で閉館が決まった北の誉酒造の展示施設「酒泉館」

 【小樽】酒造大手のオエノンホールディングス(HD、東京)は15日、完全子会社である北の誉酒造(小樽)での酒造りを停止する方針を明らかにした。「北の誉」のブランドは残し、小樽で行っていた清酒などの製造は同HD傘下の合同酒精(東京)旭川工場に移管する。

 小樽に貯蔵している原酒を旭川に送り次第、創業の地の小樽にある醸造関連施設などを閉鎖する。敷地内にある展示施設「酒泉館(しゅせんかん)」は今月31日で閉館する。社員17人、契約社員12人の雇用は原則維持するが、希望退職にも応じる。

 創業から114年を数える北の誉の酒蔵や道具類は、経済産業省の近代化産業遺産にも認定されている。ただ閉鎖後の施設をどうするかなどについて、オエノンHDは「まだ白紙状態だ」としている。

1624荷主研究者:2015/11/07(土) 22:32:02

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0192468.html
2015年10/20 16:00 北海道新聞
ビート製糖、フル稼働 美幌の日甜

日本甜菜製糖美幌製糖所に次々運び込まれるビート

 【美幌】管内主要作物のビートが収穫期を迎え、製糖所への搬入、製糖作業が本格化している。このうち、日本甜菜製糖美幌製糖所は15日から受け入れを始めた。

 連日、早朝から夕方まで、町内や津別、大空町東藻琴、北見市常呂の契約農家で収穫されたビートを積んだトラックが次々到着。荷台から下ろされたビートは土を取り除いた後、ベルトコンベヤーで貯蔵エリアへ。その後、ビートは専用水路を経て24時間フル稼働の工場内へ送り込まれる。

 同製糖所によると、契約農家の総作付面積は5794ヘクタールで前年より約80ヘクタール増えたという。総収量見込みは約39万トン、製糖量7万トン弱と、いずれも前年を上回ると予測する。春から夏にかけて天候に恵まれた上、9月以降に朝晩の寒暖差で糖度が増したため、品質には手応え。ただ、今月の暴風雨で常呂などで畑が一部冠水した影響が懸念されるという。搬入は12月20日ごろまで続き、製糖作業は3月上旬までを予定する。

 また、ホクレン中斜里製糖工場は8日から、北海道糖業北見製糖所は18日から、製糖作業を始めている。(嶋田直純)

1625荷主研究者:2015/11/07(土) 22:45:01

http://www.at-s.com/news/article/economy/national/164113.html
2015/10/23 16:43 静岡新聞
キリン、3工場に新醸造設備導入 17億円、商品多様化に対応

 キリンビール(東京)が主力の横浜工場(横浜市)や取手工場(茨城県取手市)など国内3工場に計約17億円を投じ、新型の醸造設備を導入することが23日、分かった。

 消費者の好みの多様化や健康志向を背景に品ぞろえが拡大傾向にあり、需要の変化に応じて効率よく製品を切り替えて生産できる体制を強化する。来月から来年12月にかけて順次稼働させる。

 もう一つの対象は福岡工場(福岡県朝倉市)。各工場は新設備を複数導入し、製品によって既存設備と使い分ける。

 新設備は、目詰まりなどの心配が少なく、高分子膜も洗浄して繰り返し使える。

1626荷主研究者:2015/11/08(日) 00:04:08

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20151020/news20151020842.html
2015年10月20日(火)愛媛新聞
日本食研が最大級工場 今治新都市に建設へ

【写真】今治新都市分譲地の土地譲渡契約調印式で、手を取り合う関係者。左は日本食研HDの大沢一彦会長=19日午後、今治市役所

 日本食研ホールディングス(HD、愛媛県今治市)は19日、今治新都市第1地区の分譲地を取得し、新工場を建設すると発表した。オーストリアに現存するシェーンブルン宮殿をモチーフに今後設計作業に着手し、将来的に300人程度の新規雇用を見込む。

 分譲地は今治インターチェンジ近くの今治市クリエイティブヒルズで都市再生機構(横浜市)から約8億円で取得した。敷地面積は約5万2500平方メートルで、日本食研グループ8工場の中で最大規模。主に業務用の液体調味料やレトルト食品の製造を予定している。稼働時期は未定。

1627とはずがたり:2015/11/10(火) 17:27:36
トリプトファン事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

トリプトファン事件(トリプトファンじけん)とは、米国において1988年末から1989年6月にかけて、昭和電工が製造した必須アミノ酸である「L-トリプトファン」を含む健康食品を摂取した人の血中に好酸球が異常に増加して筋肉痛や発疹を伴う症例、好酸球増加筋肉痛症候群[1] (eosinophilia?myalgia syndrome - EMS)が大規模に発生した事件である。FDAのサイトによると、被害は1,500件以上、死者38名と記録されている[2]。

当初、ドイツ企業によってトリプトファン製品に不純物が検出され、昭和電工に不純物の性質について問い合わせがなされた。これに対して昭和電工はトリプトファンを産生する遺伝子組み換え大腸菌の、遺伝子をさらに変更するという、製造工程の変更により不純物が発生しなくなる措置を執る事により、問題の解決を図った。

しかし、この対応によって新たな不純物が副産物として含まれる事となり、昭和電工はこの不純物の存在を認識しつつ、製品を出荷した。不純物を含む製品の出荷時期は、事件を発生させた製品ロットと一致していた。このため疫学的因果関係が立証される事となった。以上の経過は米国の訴訟において確認された経過である。訴訟件数は全体で2000件を超え、賠償請求額は2000億円に達したものとみられている[3]。
ちなみに問題となる不純物によるEMS発生の機序は解明されてはいない。しかし食の安全性のためには濾過などにより純度を高める事が必要である事を示しているという意見がなされる、理由としてあげられる場合もある。また、この事件によりアメリカ合衆国においてはトリプトファン製品の販売は禁止される事となった。

好酸球
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%BD%E9%85%B8%E7%90%83

好酸球(こうさんきゅう、Eosinophil granulocyte)は、白血球の一種である顆粒球の1つである。正常な末梢血でみられるのは成熟型で、普通染色標本でみると、エオジン親和性の橙黄色に染まる均質・粗大な顆粒(好酸性顆粒)が細胞質に充満し、核は通常2分葉で細いクロマチン糸でつながれ細胞周縁に偏在し、細胞の大きさは好中球に比べてやや大きく、直径10〜15μm。肥満細胞から出されるIL-5によって活性化する。
好酸球数は白血球の0.5〜13%を占める。

2015.10.12
コンビニおにぎりと弁当は危険!原価5円?添加物まみれで健康被害の恐れ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1058022702/1529
文=郡司和夫/食品ジャーナリスト

 まず、ほとんどのコンビニおにぎりに使われている添加物がグリシンという炊飯改良剤です。ごはんのつやを出す効果や保存性を高める目的で添加されています。グリシンは人工的に合成されたアミノ酸です。体内でつくられるアミノ酸のグリシンは脳に働きかけ睡眠を深くさせる作用があります。こうしたことから、添加物グリシンは一部の製薬会社から安眠効果を高めるサプリメントとして販売されています。

人工合成されたグリシンに要注意

 心配されるのが過剰摂取です。「食品添加物公定書」という公的な専門書には、グリシンをモルモットに大量に与えると、筋緊張の消失と一過性の完全麻痺が起こったという報告があります。また、大きな特徴として右回りの円運動を行うとも報告されています。大量に食べると、ということですが、グリシンはコンビニおにぎりだけでなく、ほとんどのコンビニ弁当に使われています。

 合成アミノ酸を大量に摂取する怖さは、「L-トリプトファン事件」が実証しています。これは1988年から89年にかけて、昭和電工が製造した合成アミノ酸のL-トリプトファンを添加した清涼飲料水を飲んだ人が、米国で38人も死亡した食品公害事件です。日本でも同様の清涼飲料水が発売される予定でしたが、米国での被害が表面化したため、急遽発売を中止し、難を逃れたのです。
 今のように、量的にも対象食品も無制限にグリシンを使用している状態では、いつL-トリプトファン事件のような事態が起こるかわかりません。身を守る一番の方法は、グリシンの添加された食品、サプリメントは摂取しないことです。

1628とはずがたり:2015/11/10(火) 17:38:38
>トリプトファンはこの生体内での働きが注目され、1980年代の終りに米国を中心に睡眠導入のための健康食品として爆発的に売れた。しかし、間もなく好酸球の急激な増加と非常に強い筋肉痛を伴う患者が多数発生した。好酸球増加筋肉痛症候群(EMS)の疾患名が付けられ、FDAはトリプトファンの健康食品としての販売を停止させ、全製品の回収を指示した。
>やがて、その原因は昭和電工の製造したトリプトファンに含まれていた不純物であるとの結論が出された。
>内藤裕史氏の著書「健康食品中毒百科」(丸善発行)…EMSの発生後間もなく…トリプトファン中に不純物の存在を疑いFDAは回収を命じた。そして、疫学調査と若干の動物実験を基に昭和電工の製造したトリプトファンに含まれる微量の不純物が原因であるとの結論を出した。しかし、突き止められた不純物による動物実験は昭和電工のトリプトファンを飲んだ場合の8000倍でやっと症状がでること、昭和電工の製品でないトリプトファンでも大量投与によって同じ症状が報告されていること、昭和電工の製品が出る以前にもトリプトファンの投与によってEMS様症状が出ていること、ある種の神経系医薬品とトリプトファンとの併用でEMS様症状が誘導されること、不純物が原因として報告された疫学調査の方法論にかなり致命的な誤りがあること、さらにはトリプトファンが全く関与しないで発症するEMSが存在すること等などから昭和電工の不純物によるという説はほぼ完全に否定されている。
>トリプトファンのような大事に至らなくても過剰摂取による障害は必ず多発する。毒性学の言葉を借りるまでもなく、どんな物質も毒物になるかならないかはその量に依存するからである。…その原因は不純物ではなく単に多量摂取に有ったと推測されるに至った。この時点で不純物に起因するとしたら責任は取らなくても良いことになるから、昭和電工は米国の健康食品事件史上最高といわれる賠償金は支払わなくても済むような気がする。しかし、実際には昭和電工は賠償金支払いで患者と和解している。その責任は不純物混入による過失に対してではなく、いわゆる製造物責任法(PL法)によっている。

>最後にもう一つ、昭和電工のトリプトファンに不純物が含まれることになったのは、枯草菌の遺伝子組み換えを行ったことと精製過程が不十分であったためと結論付けられていた。そこで、遺伝子組み換え食品による世界で最初の死亡事故が発生した事件としても注目を浴びた。そのため遺伝子組み換えという技術の導入により発生するかもしれない問題の新たな危険性の一つとして指摘された。さらに遺伝子操作によりそのような危険性が予測されていなかっただけに、遺伝子操作が引き起こす不気味な現象としてのイメージ作りに大きな役割を果たした。

多幸之介が斬る食の問題|長村 洋一
意外な結論であったトリプトファン事件の真相が示す健康食品の問題点
http://www.foocom.net/fs/takou_old/1189/
2010年1月6日

 トリプトファンは生体内では睡眠と日内リズムに関連のあるセロトニン、メラトニンに代謝される重要なアミノ酸である。トリプトファンはこの生体内での働きが注目され、1980年代の終りに米国を中心に睡眠導入のための健康食品として爆発的に売れた。しかし、間もなく好酸球の急激な増加と非常に強い筋肉痛を伴う患者が多数発生した。その症状には好酸球増加筋肉痛症候群(EMS)の疾患名が付けられ、FDAはトリプトファンの健康食品としての販売を停止させ、全製品の回収を指示した。やがて、その原因は昭和電工の製造したトリプトファンに含まれていた不純物であるとの結論が出された。1992年に小生が事務局長を担当し名古屋で開催された国際トリプトファン研究会でのメインテーマの一つがEMSであった。FDAの関係者も多数参加し、開催されたシンポジウムにおいてその原因を不純物によるという結論をだした。しかし、その真相は別なところにあった。

1629とはずがたり:2015/11/10(火) 17:38:48

 先月のこの欄でも少し触れさせていただいたが、トリプトファンによるEMS騒動について多くの方がトリプトファンの製造過程に副生した不純物によると信じておられる。昨年末に開催された日本トリプトファン研究会の席上でたまたま小生がこの話をする機会があったが、参加者の多くがやはり不純物によると誤解をしておられ、改めてことの真相が知られていないことに驚かされた。実はこのように述べている小生も3年前に発行された内藤裕史氏の著書「健康食品中毒百科」(丸善発行)に出会うまで知らなかった。内藤氏の報告は非常に綿密な文献調査に裏付けられていて多くの研究者がこの真相を不純物によると確信した過程も明らかにされている。
 簡単に結論に至るまでの経過を纏めると、EMSの発生後間もなくその症状がスペインで1981年に発生した化学物質による中毒とよく似ていたことから、トリプトファン中に不純物の存在を疑いFDAは回収を命じた。そして、疫学調査と若干の動物実験を基に昭和電工の製造したトリプトファンに含まれる微量の不純物が原因であるとの結論を出した。しかし、突き止められた不純物による動物実験は昭和電工のトリプトファンを飲んだ場合の8000倍でやっと症状がでること、昭和電工の製品でないトリプトファンでも大量投与によって同じ症状が報告されていること、昭和電工の製品が出る以前にもトリプトファンの投与によってEMS様症状が出ていること、ある種の神経系医薬品とトリプトファンとの併用でEMS様症状が誘導されること、不純物が原因として報告された疫学調査の方法論にかなり致命的な誤りがあること、さらにはトリプトファンが全く関与しないで発症するEMSが存在すること等などから昭和電工の不純物によるという説はほぼ完全に否定されている。この経過の詳細は内藤氏の著書に理路整然と記載されている。

 ところで、このトリプトファン事件の真相は健康食品の抱えている問題点を見事に具現している。まず、これは医薬品においても共通することであるが、効果が出る化学物質は、その摂取量を超えると体質、個体差、環境などにより副作用がでるということである。トリプトファンは1g以上の摂取によって確実に多くの人々に心地よい眠りを誘う。ドイツ、カナダなどでは一般人や精神疾患患者も含めて、医師の処方箋の基に睡眠導入剤として現在も使用されている。すなわち、食品ではあるがその目的とした効果が医薬品並みに確かに得られる。少なくとも小生は自分自身で時差ぼけのときに試した経験から素晴らしい健康食品であると確信している。そして、必須アミノ酸ということを考えれば少々の摂取は安全性と言う観点から心配ないと考えるのは一般的心理としておかしくない。しかし、現実には大量投与により事件は発生してしまった。

 ここには、食品だから安全だという意識に対する危険性に関して強い警告が内在している。最近、種々ビタミンのみならずCoQ10、αリポ酸などかつて医薬品であった物が食品の範疇で販売されるようになった。多くのビタミンは栄養機能食品として法的にその摂取上限量が規定されているが、CCoQ10やαリポ酸などは完全な食品の範疇に置かれているため摂取上限に関する法的な規制も無く全く野放しの状態である。(CoQ10については、食品安全委員会で摂取上限値を議論した)そのためダイエット効果等を狙って医薬品としての上限量を超えた摂取が行われ、αリポ酸などでは耐糖能異常など発生の報告が幾つも出始めている。食品=安全という思考の中で健康食品が扱われると、トリプトファンのような大事に至らなくても過剰摂取による障害は必ず多発する。毒性学の言葉を借りるまでもなく、どんな物質も毒物になるかならないかはその量に依存するからである。

1630とはずがたり:2015/11/10(火) 17:39:03
>>1628-1630
 次にトリプトファン事件の被害者救済のための責任の取り方の問題である。事件発生当初から、トリプトファンに含まれていた不純物であると公的に出された結論に対して患者集団は損害賠償を昭和電工に求めた。しかし、その原因は不純物ではなく単に多量摂取に有ったと推測されるに至った。この時点で不純物に起因するとしたら責任は取らなくても良いことになるから、昭和電工は米国の健康食品事件史上最高といわれる賠償金は支払わなくても済むような気がする。しかし、実際には昭和電工は賠償金支払いで患者と和解している。その責任は不純物混入による過失に対してではなく、いわゆる製造物責任法(PL法)によっている。ここに健康食品を製造販売する立場の大きな責任問題を見ることができる。それは、使用者が多量に摂取したということであっても事件を起こしてしまったらその責任は間違いなく製造者に来るということである。そして、トリプトファンが医師の処方箋の基で使用されているケースにおいては発症しなかったという事実は、例え健康食品であっても過剰摂取を防ぐためには一般市民に対して的確なアドバイスのできる人が必要であることを示している。

 最後にもう一つ、昭和電工のトリプトファンに不純物が含まれることになったのは、枯草菌の遺伝子組み換えを行ったことと精製過程が不十分であったためと結論付けられていた。そこで、遺伝子組み換え食品による世界で最初の死亡事故が発生した事件としても注目を浴びた。そのため遺伝子組み換えという技術の導入により発生するかもしれない問題の新たな危険性の一つとして指摘された。さらに遺伝子操作によりそのような危険性が予測されていなかっただけに、遺伝子操作が引き起こす不気味な現象としてのイメージ作りに大きな役割を果たした。現に遺伝子組み換え食品に対しての反対運動を行っている人達の反対理由となる重要な事件として長く取り扱われている。

 以上のようにトリプトファン事件の真相が不純物ではなく、使用方法の誤りに起因していたことが明らかになってきた過程を振り返ると、健康食品の世界にもその表示、販売方法、使用方法に関するアドバイスなどに対してしっかりした法的根拠を与えることの重要性が浮き彫りになっている。消費者庁では現在「健康食品の表示に関する検討会」が開催され新しい方向が模索されている。この検討会が皮切りとなって健康食品の法的な存在意義が確立され、健康食品による健康障害が発生しない社会ができることを望んでいる。(鈴鹿医療科学大学保健衛生学部医療栄養学科教授 長村洋一)

1631とはずがたり:2015/11/10(火) 19:21:51

何も言ってないに等しいけど。

ソルビン酸K(カリウム)の毒性と使用基準【保存料】
http://tenkabutsu.com/potassium-sorbate

ソルビン酸Kの毒性

ソルビン酸Kは細胞の遺伝子を突然変異(変異原性)させたり、染色体異常を引き起こすことが分かっています。変異原性はがんの発生と関係があります。

動物実験では

ラットに、体重1kgあたり4.2gのソルビン酸カリウムを投与したところ約半分がラットが死亡した。

複合摂取の危険性

世の中にある食品添加物のほとんどは、単体での毒性チェックしかされていないため、ソルビン酸のようにたくさんの食品に使われている添加物には注意が必要です。

食べ物には食べ合わせがあるように、食品添加物にもあります。
特に悪名高いのは「亜硝酸塩」との組み合わせです。
この2つを同時に摂取すると化学反応を起こし強力な発がん性物質が生成します。

複合摂取の危険性

東京都の調査によると、調査した280品の加工食品のうち、173品からソルビン酸が検出された。もっとも値が高かったのはハムやソーセージの加工肉で平均値で1100ppm。
佃煮、練り物、燻製などの魚介の加工品で826ppm。チーズ類で788ppm、漬け物、お菓子、ワインと続く。

最大で1900ppm、最小は7ppm。
使用基準は3000ppmだが、単体摂取より複合摂取の問題のほうが大きいので、ソルビン酸が使っているかいなかで食品を選んでいただきたいです。

1632とはずがたり:2015/11/10(火) 19:32:02
ソルビン酸
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%B3%E9%85%B8

ソルビン酸(ソルビンさん、Sorbic acid)は保存料として使用される不飽和脂肪酸であり、IUPAC名は2,4-ヘキサジエン酸(2,4-hexadienoic acid) である。かまぼこやソーセージなど食用練り製品などに対しては遊離酸として、ケチャップ、スープ、果実酒、乳酸菌飲料にはK塩として使用される。
組成式は C6H8O2、分子量は112.13、融点133.0-135.0℃、白色結晶。CAS登録番号は110-44-1。
1859年、ナナカマドの一種 (Sorbus aucuparia) の未熟な果実から発見された。工業的にはクロトンアルデヒドとケテンを反応させてソルビン酸を得ている。
旧厚生省は天然に存在しない添加物に分類している[1]。
かび、酵母、好気性菌に対して静菌効果を持つが、抗菌力はpHにより大きく変化し酸性(pH小)側で強い。食品添加物公定書に食品毎の使用量上限が定められている。

安全性はどのように評価されているのか
http://www.ueno-fc.co.jp/foodsafety/c_3.html

使用基準は、食品添加物の摂取量がADI(一日摂取許容量)を下回るように設定されています。
具体例として、ここではソルビン酸という保存料をハムに使用する場合について説明します。
ソルビン酸のハムへの使用基準は、ハム1kgあたり2.0g以下です。
ソルビン酸のADI(一日摂取許容量)は、ヒトの体重1kgあたり0〜25mgです。…(とは註:ADIは無毒性量の1/100)

※ 無毒性量は、実験動物に対して有害な影響が見られない最大量であり、上図は量のイメージを持っていただくための参考です。
ヒトに対して健康影響を及ぼさない量の目安としてADI(一日摂取許容量)が定められています。

ご参考: 急性毒性(数値が大きいほど急性毒性が低い)で比較すると下記の表となり、ソルビン酸の急性毒性は、広く使用されている他の食品添加物や食塩と同程度かやや低いことがわかります。

急性毒性(半数致死量)
ソルビン酸7.4〜12.5g/kg
グリシン7.9g/kg
酢酸ナトリウム3.5g/kg
重曹4.3g/kg
食塩4.0g/kg
(単位:物質重量g/ラット体重kg)

※急性毒性試験は、いろいろある安全性試験の一つです。無毒性量やADI(一日摂取許容量)は様々な安全性試験の結果から求められており、急性毒性試験の結果のみから決められることはありません。
※半数致死量は、実験動物の体重あたりの物質重量で表され、数値が大きいほど急性毒性が低いことを示します。

http://www.ueno-fc.co.jp/foodsafety/c_7.html#q41
57.「保存料の安全性」のページで例に出ている、「グリシン」、「酢酸Na」、「重曹」、「食塩」とはどんなものですか?    

「グリシン」は、たんぱく質を構成するアミノ酸の一種であり、長年の食経験があります。日持向上剤や調味料として使用される食品添加物です。

「酢酸Na」は、pH調整、風味の向上、日持向上などの効果があり、pH調整剤、酸味料、日持向上剤などとして使用されます。

「重曹」は炭酸水素ナトリウムのことで、膨脹剤としてお菓子作りなどで使用されるほか、かんすい、pH調整剤として使用されることもあります。

「食塩」は家庭にある食塩のことです。食品添加物ではありません。

参考:「改訂新版よくわかる暮らしのなかの食品添加物」谷村顕雄監修、光生館(2007)

1633とはずがたり:2015/11/12(木) 19:27:21
社名は「伊藤ハム米久HD」=持ち株会社、社長は宮下氏
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015110600866

 伊藤ハムと米久は6日、経営統合で2016年4月に発足させる持ち株会社の名称を、「伊藤ハム米久ホールディングス(HD)」にすると発表した。社長には米久の宮下功社長が就く。伊藤ハムの堀尾守社長は代表権のない会長に就任する。統合で基本合意した9月時点では、社長に堀尾氏が就く予定だった。
 堀尾氏は6日、大阪市内で記者会見し、新経営体制について「10年、15年先を見据え、新しいリーダーシップの下でのスタートがより望ましいと判断した」と述べた。
 HDの本社は東京都目黒区に置く。傘下に入る伊藤ハム社長には柴山育朗常務が昇格し、米久社長には御園生一彦伊藤ハム常務が就任する。(2015/11/06-19:42)

1636荷主研究者:2015/11/15(日) 16:09:01

http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/168406.html
2015/11/7 08:12 静岡新聞
焼津水産化学、国内生産拠点再編へ 3工場に集約

 焼津水産化学工業は6日、2016年3月末に榛原工場(牧之原市)を閉鎖し、主要生産拠点を現在の6カ所から3カ所に再編する方針を決めた。事業構造改革の一環で、掛川(掛川市)、大東(同)、焼津(焼津市)の3工場に集約する。

 榛原工場は昨年来、掛川工場に生産機能を移管中で、残りの機能も同工場などに移す。従業員約10人は配置転換する。土地や建物は売却予定。

 9月末に香辛料の生産を停止した静岡工場(静岡市駿河区)も今後売却する。一部の香辛料生産は残し、愛知県の企業に委託する。

 調味料の生産を停止した吉田工場(吉田町)は生産委託予定の牧之原市の企業に、OEM生産を停止した大東工場の医療栄養食専用棟は、愛知県の企業にそれぞれ賃貸する。

 今後は収益性の高い機能性食品や調味料生産のほか、女性向け美容商材などの新事業に注力する。山本和広社長は同日の会見で「事業の選択と集中を進め、高付加価値製品の開発に努める」と述べた。

 同日発表した2015年9月中間連結決算は、原材料価格の上昇や販売促進費の増加などで経常利益が50・1%減の2億9700万円、純利益が46・2%減の1億9500万円だった。売上高は0・1%増の96億9800万円だった。

1637とはずがたり:2015/11/18(水) 23:22:49
>加工肉市場の7割は日本ハム、伊藤ハム、プリマハム、丸大食品が占めている
>この4大メーカーに共通しているのは、一部で保存料を使わない製品も出しているが、基本的に「無添加」を売りにしないこと
少なくとも亜硝酸ナトリウムだけでも使わないように努力するメーカー出てこんのかねぇ。。

>無添加のハムやベーコンの生産を開始した和歌山県金屋町の農業生産法人「蒼生舎」という業者がある。ここの加工肉部門は長いこと赤字経営を余儀なくされた。その理由は「添加物」以外の何物でもない。
>『同社では、結着剤や発色剤などの添加物は「カルシウムの吸収を阻害したり発がん性の疑いがあったり、と健康を損なう恐れがある」と、いっさい使わない。このため、常に新鮮な肉を使わなければならず、ロスも多い
>亜硝酸ナトリウムは着色料であると同時に保存料でもある。それを使わないというのなら、衛生管理を徹底しなければいけない。これに加えて、輸入冷凍肉を使うのに必要不可欠な結着剤も使わないとなれば歩留まりが悪化する

>そもそも、WHOは「ハムやベーコンを食ったらガンになる」とは一言も言っていない。…細かい程度はわからないが、発がん性があるよというわけで、そこで「容疑者」として挙げているのが、「加工や調理の過程で生成される化学物質」だ。名指しはされぬものの、これが「亜硝酸ナトリウム」だというのは容易に想像できる。

>IARCが「加工肉は化学物質がクサい」と暗に示唆したのだから「添加物ってどうなのさ」という話題になるべきところを、いつの間にやら「ソーセージやベーコンでがんになるなんて極端な話、みなさん信じられますか?」という二者択一の議論へとミスリードされているのだ。
>実際に、加工肉業界も明らかにそれを意識していたフシがある
>批判をしているわけではない。リスキーな話題に真正面から向き合わないというのは、立派な広報戦略のひとつだということが言いたいのだ
いやここは批判しても良いとこだろ(;´Д`)

ハム業界の逆襲でうやむやに…加工肉発がん性問題の真相
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%83%8F%E3%83%A0%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%AE%E9%80%86%E8%A5%B2%E3%81%A7%E3%81%86%E3%82%84%E3%82%80%E3%82%84%E3%81%AB%E2%80%A6%E5%8A%A0%E5%B7%A5%E8%82%89%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E7%9C%9F%E7%9B%B8/ar-BBn8eVP
ダイヤモンド・オンライン
窪田順生
13 時間前

ウィンナーの販売が2割減!「加工肉に発がん性」は本当か?
 10月26日、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が、ハムやベーコン2〜3枚分(50グラム)を毎日食べ続けると、がん発症率が18%高まるというデータを示し、「ヒトに対して発がん性がある」という評価を公表したのは記憶に新しいが、今度はお歳暮商戦が目前に迫った大手加工肉メーカーが、相次いで「ネガ情報に対するカウンター」を打ち出している。

 まず、口火を切ったのは業界トップの日本ハム。末沢寿一社長は10月30日の決算会見で、「基本的に日本人の摂取量では問題ない」という原発事故後の政府答弁のような表現で安全性を強調、国内研究機関の調査を引き合いに出し、発がん性は確認されていないと反論をした。

 丸大食品もこれを援護射撃するかのように今月10日の決算会見で、IARC公表直後の数日、ウインナーの販売が2割ほど落ちたことを明かし、科学的根拠のない風評によって営業妨害をされる「被害者」という立場を強調した。

 北米食肉協会(NAMI)はIARCの発表を、望む結論に誘導していると厳しく批判するだけではなく、「IARCが発がん性がないと断言するのは、ヨガのパンツくらいだ」などとコケにしている。それに比べるとかなり控えめな反撃だが、言葉の端々からも「世間知らずの学者がバカな研究結果を公表したせいで大迷惑だよ」という怒りが伝わってくる。

1638とはずがたり:2015/11/18(水) 23:23:00

 そんなムードは当然、メディアの論調にも色濃く反映されている。

「加工肉に発がん性」評価、情報の見方には注意が必要(朝日新聞11月19日) 「加工肉に発がん性」 WHOが火消し、「ソーセージ大国」は激怒(FNNニュース11月13日)

 こういう報道を見るたび、毎日ベーコンやらソーセージやら、なにかしらの加工肉を食している身としては「ですよねえ」と胸をなでおろしているのだが、そういう個人的嗜好を差っ引いて、ここまでの論調を客観的に振り返ってみると、加工肉業界側の緻密な「広報戦略」の存在に気づく。

 どのようなものかというと、IARCの公表に対してただ闇雲に反論をするのではなく、微妙な「論点ずらし」をおこない、時間が経過するにつれてまったく異なる話題へ見事にすり替えるという戦略だ。

IARCの公表の真意は一体どこにあるのか?
 そもそも、WHOは「ハムやベーコンを食ったらガンになる」とは一言も言っていない。ややこしい話になるが、全世界で約800ある研究論文や科学文献などを精査してみると、「ヒトに対して発がん性がある」と評価するのが妥当だと述べているのに過ぎないのだ。

 細かい程度はわからないが、発がん性があるよというわけで、そこで「容疑者」として挙げているのが、「加工や調理の過程で生成される化学物質」だ。名指しはされぬものの、これが「亜硝酸ナトリウム」だというのは容易に想像できる。

 加工肉が黒ずむのを避けて美味そうな艶を出す発色剤「亜硝酸ナトリウム」単体は発がん性物質などではない。ただ、魚などに含まれるアミン類と反応すると発がん物質となるという研究もあって、1970年代から加工肉批判の根拠とされている。そんなトラディショナルな疑惑をIARCが蒸し返しているのは、牛肉や豚肉という「加工前の肉」が「発がん性がある」と評価されていないことが大きい。要は、肉に問題がないのなら、加工時につけられる添加物がクサいという消去法である。

 こういうIARC公表の「真意」を受け取れば、普通の感覚では「添加物」に関心がいく。しかし、どういうわけかほとんどのメディアが「公表結果を鵜呑みにするな」とか「業界は猛反発している」などというポジショントークに終始しているのだ。ぶっちゃけ、かなり不自然だと言わざるをえない。

 いやいや、それは「加工肉=添加物」だから、わざわざ改めて添加物問題を取り上げないのよと考える人もいるかもしれないが、添加物を使わない「無塩せきハム」や、「無添加ソーセージ」も世の中にはちゃんと流通しており、立派に市民権を得ている。たとえば、信州ハムという中堅企業が販売する無添加ハムシリーズ「グリーンマーク」などは、IARCの発表が出る少し前、誕生40周年を迎えている。

 そういう市場の現実や消費者の健康志向をふまえれば、「添加物」の是非を問う記者がひとりくらいたっていいのだが、みなさん気持ちがいいくらいにスルーしている。なかには、「食事はバランスが大事」とか本題とあまり関係のない結論へ誘導するメディアもある。

 つまり、IARCが「加工肉は化学物質がクサい」と暗に示唆したのだから「添加物ってどうなのさ」という話題になるべきところを、いつの間にやら「ソーセージやベーコンでがんになるなんて極端な話、みなさん信じられますか?」という二者択一の議論へとミスリードされているのだ。

 実際に、加工肉業界も明らかにそれを意識していたフシがある。業界団体の日本ハム・ソーセージ工業協同組合が出した「加工肉に関するIARCの発表について」というステートメントでも、国立がん研究センターの研究成果なども引き合いに出して安全性を強調しているものの、そこには「化学物質」や「添加物」という文言は一切登場しない。これは平時の加工肉業界の姿勢から考えると、かなりしっくりこない。

添加物の安全性には触れず「肉は安全」と論点をすり替えた
 というのも、添加物問題は業界にとってハナから語る必要のないちっぽけな問題なのかというと、決してそうではないからだ。同じく加工肉メーカーの9割が会員になっている業界団体、一般社団法人日本食肉加工協会の事業報告書によれば、業界は年2〜3回ライフスタイル誌に記事広告を出しているのだが、平成25年・平成26年度は以下のテーマがある。

「添加物の安全性、栄養価、歴史についての紹介とレシピ(ハムを使ったおもてなし料理)」 「添加物の安全性、栄養価、飾り切りの紹介とレシピ(ソーセージと野菜を使った子供が喜ぶ料理)」

1639とはずがたり:2015/11/18(水) 23:23:14

 つまり、平時の加工肉業界では「化学物質」というのは安全性を訴求すべき最重要イシューであるにもかかわらず、それにケチをつけてきたIARCに対する反論では、添加物の「て」の字も出さず、しらばっくれているわけだ。この矛盾する行動から導き出される答えはひとつしかない。今回、加工肉業界としては批判に真っ向から反論をするのではなく、「論点ずらし」という戦略をとっているということだ。

 これと関係があるのか定かではないが、業界トップも奇妙なメッセージを発している。先ほど、日本ハムの末沢寿一社長が決算会見で、加工肉の安全性を強調したと述べたが実はその時にこのようにことをおっしゃった。

「消費者はびっくりされたと思う。 お肉は体に良いということを訴えていく」

 肉が体に悪いなどとは、誰も言っていない。にもかかわらず、なぜこういう唐突な話題の広げ方をしたのか。真意はご本人しかわからないことではあるが、トップ広報のテクニックのひとつに、「木は森に隠せ」ではないが、論点を広げることで、リスキーな話題からメディアの目をそらさせるという話法があるのは、紛れもない事実だ。

 批判をしているわけではない。リスキーな話題に真正面から向き合わないというのは、立派な広報戦略のひとつだということが言いたいのだ。加工肉業界の歴史を振り返ってみても、「論点ずらし」によって業界の危機を回避してきたということがある。

 それは「手造りソーセージ」問題だ。

 覚えている方は少ないだろうが、実は今から30年ほど前の大手メーカーのソーセージやらベーコンのパッケージには「手造り」という表記がよくなされていた。

 自然志向や高級志向の消費者に訴求するためで、古くは57年ごろからおこなわれていたが、80年代には一気に火がつき、「手造りハム」「手造りソーセージ」という表示にしたおかげで、売上高も2倍になったという話が珍しくなかった。

 そこへ87年ごろから消費者団体が「添加物を使って工場で大量生産しているのだから不正表示だろ」と批判を展開。この背景には、亜硝酸ナトリウムががんを引き起こすなんて研究がちょいちょい発表され、一部消費者から添加物が問題視されてきたということが大きい。

 売れ筋である「手造り」路線を続けたいのなら、添加物問題に取り組むべきではないか――。そんな消費者団体のストレートな訴えを、業界はすばやく身をかわして流す。伊藤ハムの「手造りバイエルン」を皮切りに、大手メーカーが「手造り」の表記を取りやめていくのだ。

 それだけではない。添加物の安全性に注目が集まりそうになるや、「そもそも手造りとはなんでしょうか」という見事な「論点ずらし」を展開していく。たとえば、ある大手メーカー幹部は、全国紙で以下のような熱弁をふるった。

「本当ならもっと機械化できる技術力がありながら、『手づくり』品の場合は、そこまでの機械化を避けている。衣料品でも、ミシン縫いなのに『手づくり』を謳うし、他の食品も同様だ。『手づくり』を無添加と解するのは短絡的すぎる。発色剤さえも使ってはダメとなったら、ハムじゃなくて焼き豚、肉だんごになってしまいますよ」(朝日新聞1987年8月24日)

「手造り」路線にこだわればメーカーは赤字に
 その後、公正取引委員会の指導によって、日本食肉加工協会が「ハム・ソーセージ類の表示に関する公正競争規約及び同施行規則」をまとめて、協議会を立ち上げ、「手造り」「手造り風」を冠する加工肉の定義がこのようになされた(平成23年2月10日時点)。

1640とはずがたり:2015/11/18(水) 23:23:33
>>1637-1640
ア/良質の原料肉を使用し、食塩等を加えて長期間(発色剤を使用したものにあっては、ハム類については7日間以上、べーコン類については5日間以上、ソーセージ類については 3日間以上)低温で漬け込み熟成させたものイ/自動化された機械又は装置を用いないものウ/結着材料を含まないものエ/調味料、結着補強剤、発色剤、酸化防止剤及び香辛料抽出物以外の食品添加物を含まないもの

 これによって大手加工肉メーカーは添加物問題と真正面から向き合うことなく、「脱・手造り」へのソフトランディングに成功したのだ。

 このような話を聞くと、「手造り」という表記で売れることは実証済みなのだから、単に上の条件に合った商品を作って売ればよかったんじゃないのと思うかもしれないが、それは大手メーカーにとって到底受け入れられる話ではない。

 たとえば、このルールが定められてからほどなく、無添加のハムやベーコンの生産を開始した和歌山県金屋町の農業生産法人「蒼生舎」という業者がある。ここの加工肉部門は長いこと赤字経営を余儀なくされた。その理由は「添加物」以外の何物でもない。

『同社では、結着剤や発色剤などの添加物は「カルシウムの吸収を阻害したり発がん性の疑いがあったり、と健康を損なう恐れがある」と、いっさい使わない。このため、常に新鮮な肉を使わなければならず、ロスも多い。ハム・ソーセージ加工部門は八年前にスタートしたが、いまだに赤字。無添加製造に加え、原料が自家豚に限られるため大量生産できず、製造コストも通常の市販品の二、三倍はかかってしまうからだ。』(大阪読売新聞2002年3月6日)

 亜硝酸ナトリウムは着色料であると同時に保存料でもある。それを使わないというのなら、衛生管理を徹底しなければいけない。これに加えて、輸入冷凍肉を使うのに必要不可欠な結着剤も使わないとなれば歩留まりが悪化する。これらのコストアップが経営に重くのしかかるのだ

「発がん」バトルは今後も続く4大メーカーの次の一手に注目
 添加物を使わなければ、技術的には「高くて安全な加工肉」はつくれる。しかし、それでは消費者が求める「安くておいしい加工肉」は実現できない。それはマスマーケットで生き馬の目を抜く熾烈な競争を繰り広げる大手メーカーにとってはありえない選択なのだ。そんなビジネスモデルの根幹を揺るがすような危機的状況を、巧みな広報戦略で脱することができた要因は、業界というより大手メーカーの「強さ」以外の何物でもない。

 加工肉市場の7割は日本ハム、伊藤ハム、プリマハム、丸大食品が占めているのだが、この4大メーカーに共通しているのは、一部で保存料を使わない製品も出しているが、基本的に「無添加」を売りにしないことである。

 少子高齢化で国内市場がシュリンクしている業界も多いが、国内加工肉業はこの3年、微増ながらも成長を続けている。4大メーカーは2015年9月中間決算でも、牛肉や豚肉の価格上昇の影響で全社売上高が前年同期を上回っている。このような安定的な成長は、「添加物」なくして実現できない。

 そのビジネスの根幹を脅かしたのがIARCだったわけだが、情報戦に関して一枚も二枚も上手な加工肉業界にかなうわけがない。「加工や調理の過程で生成される化学物質」という論点をうやむやにしただけではなく、IARCへの不信感を人々へ植え付けて返り討ちにした。

 とはいえ、IARCが「信頼のおける研究が多数ある」と評価したことからもわかるように、加工肉と「がん」を結びつける研究者はまだまだ多く、第2、第3の攻撃も予想される。今回のような「論点ずらし」がいつまでも通用するとは限らない。そうなると、加工肉によって寿命が延びたとか、がんとの因果関係はないというエビデンスの積み重ねが重要だが、これはIARCへ向けた批判がそのままブーメランになり泥仕合になる恐れもある。

 現時点では夢物語だが、将来的にはどこかのタイミングで、信州ハムなどが幅を利かせる「無添加市場」へ打って出るという産業構造の転換もありえるのではないか。

 加工肉4大メーカーの次の一手に注目したい。

1644とはずがたり:2015/12/09(水) 16:34:12
2015年06月23日 21時10分 更新
サントリー「モルツ」が販売終了 「ザ・モルツ」に
モルツからザ・モルツへ。プレミアムモルツより40円安いです。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1506/23/news131.html

 サントリービールは6月23日、ビールの新製品「サントリー ザ・モルツ」を発表しました。店頭想定価格は350ミリリットル缶で220円。9月8日から全国で販売します。ザ・モルツの販売に伴って、現行の「モルツ」は販売終了となります。

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ザ・モルツ
 現行のモルツがさっぱりシンプルな味わいなのに対し、ザ・モルツは「うまみ」を押し出した味わいになっています。チェコおよび周辺国で収穫・製麦されたダイヤモンド麦芽を用い、苦みとコクとほのかな甘みが複層的に感じられるビールに仕上げているそう。

 2014年度のモルツの売り上げが年間419万ケースだったのに対し、ザ・モルツでは12月までに200万ケース、年間で約600万ケースの販売を目標としています。

 サントリーのビールは現在、高級ラインの「ザ・プレミアム・モルツ」と普及価格帯のモルツの2ブランドが中心ですが、主力はザ・プレミアム・モルツ。普及価格帯の売上を伸ばすことで、発泡酒や新ジャンルをも含めたビール市場全体でのシェア拡大を目指しています。「ビール類のシェアは昨年(2014年)14.5%。これを2020年には20%に伸ばしたい」(サントリービール)

1645とはずがたり:2015/12/09(水) 16:34:24
>>1596>>1599

2015年10月3日(土)
サントリー「ザ・モルツ」で仕掛ける仁義なき戦い
http://president.jp/articles/-/16326
PRESIDENT Online スペシャル

新商品で上位2社への宣戦布告!?

サントリービールは9月日8日、1986年から販売してきたビール「モルツ」の後継商品「ザ・モルツ」を発売した。国内ビール市場で各社が主戦場に据える「スタンダード・ビール」と呼ばれる中級品の新商品であり、ほぼ30年ぶりの全面刷新は同社の並々ならぬ意気込みを感じさせる。これは同時に、アサヒビール、キリンビールの上位2社に対する宣戦布告でもある。

スタンダード・ビールのジャンルは、アサヒの主力商品でシェアトップを独走する「スーパードライ」、キリンの「一番搾り」「ラガー」、さらにサッポロビールの「黒ラベル」がひしめき合う激戦区だ。サントリーは高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」が好調で、ビール類全体で第3位に浮上した。

しかし、ビール類総市場で4割を占めるスタンダード・ビールにおいてはサッポロの後塵を拝し、シェア11%の4位に甘んじており、新商品投入により、上位3社に挑戦状をたたきつけた格好だ。それを裏付けるように、ザ・モルツの投入と同時に放映開始したテレビCMが極めて挑戦的と取り沙汰され、話題をさらっている。

このCMは、ダンスユニット「EXILE?TRAIBE」を起用し、カウンターバーでの「ドライに生きてて楽しい?」との会話の後に、「ドライに生きて、楽しいか。」との文字が大きく表れる。これは、スーパードライに喧嘩を売ったとの評が専らだ。ザ・モルツがコクやうまみにこだわり、辛口でキレを重視するスーパードライを完全に意識した点でも、それがうかがわれる。

しかし、それだけにとどまらない。ザ・モルツの商品パッケージに表示された「100%ビール」の文字は、キリンが100%麦芽への転換により、トップ独走のスーパードライの切り崩しにかかった一番搾りに対しても対抗心をむき出しにしたとの受け止め方も可能となる。

新商品投入は酒税見直しを先取りか

サントリーは創業者、鳥井信治郎による「やってみなはれ」精神を受け継ぎ、1963年にビール事業に本格参入し、45年目の2008年に悲願の黒字化を達成した。同年にはサッポロをおさえてシェア3位に浮上し、その後は勢いに乗っている。

ザ・モルツ投入に当たっては、「スタンダード・ビール市場に挑戦する」(サントリービールの山田真二常務)と、年内に旧モルツの1.4倍の200万ケース(1ケース=大瓶20本換算)、20年に1000万ケースの目標を掲げ、悲願のシェア20%獲りへの弾みを付けたい意向だ。その本気度は、挑戦的なCMによるセンセーショナルなデビューでも伝わってくる。

同時に、この時期に、主戦場のスタンダード・ビール市場に新商品で攻勢をかけるサントリーの思惑も垣間見られる。政府・与党は年末にかけた来年度税制改正に向け、今後、ビール類の酒税見直しの議論を本格化する。議論の方向としては、昨年、消費税率再引き上げとからんで棚上げされた、「ビール」「発泡酒」「第3のビール」によって異なる税率の一本化が焦点となり、税率の高いビールの税率引き下げが議論される見通しだ。

ザ・モルツの投入はこれを先取りし、ビール回帰への流れを呼び込もうというサントリーの戦略とも受け取れる。半面、縮む一方のビール市場はゼロサム・ゲームの様相が濃く、ハイボールのブームを作り上げるなどマーケティング力で定評のあるサントリーの攻勢は、スタンダード・ビール市場に波風を立てるだけで、大手4社による肉弾消耗戦を助長するだけとの見方もある。

売られた喧嘩は買うよりないのがビール業界の常であり、サントリーの宣戦布告によって、ビール業界の「仁義なき戦い」は再び火蓋を切って落とされた。

1646とはずがたり:2015/12/09(水) 16:35:44

そんな事があったとわ。。
>1928年(昭和3年)、当時の寿屋は横浜にビール工場を持つ日英醸造(カスケードビール)を買収、ビール事業に進出する。「赤玉ポートワイン」で儲けた資金をもとに、大正期にウイスキー事業を始めていたが、信治郎は、仕込みから商品化まで時間のかかるウイスキーと、製造期間の短いビールの2本柱による経営を考えていた。…信治郎はカスケードビールを「オラガビール」と商品名を変えて値下げをし、さらには得意の宣伝攻勢をかけることでヒット商品に育て上げた。ところが危機を感じた大手メーカーが、自社の瓶がオラガビールに使われていると裁判を起こし、寿屋は敗訴する。こうなると新興メーカーは厳しい。

売り上げ好調なのに味を変えた プレミアムモルツの「現状打破」
いまに生きる「やってみなはれ」①
https://boss-online.net/issue-2015-01/article-528
ビールへの佐治敬三の思い

サントリーの主力ビールである「ザ・プレミアム・モルツ」は、2003年の本格発売以来、一貫して、売り上げを伸ばし続けている。

ビールや発泡酒、第3のビールなど、いわゆるビール類には毎年たくさんの種類の新商品が発売されている。しかしその中から定番商品となるのはごくわずか。ましてや右肩上がりで伸びているのは極めて珍しい。

プレモルの躍進によって、ビール4社の業界地図にも地殻変動が起こった。4位が定位置だったサントリーが、サッポロを追い抜き3位に浮上。しかも事業開始以来の悲願だった黒字化も果たした。プレモルはサントリービール史上の一大エポックとなった。

サントリーがビール市場に参入したのは1963年4月のこと。しかしそこから遡ること35年。第1次ビール進出があった。それはまさに創業社長である鳥井信治郎の「やってみなはれ」の具現化だった。

1928年(昭和3年)、当時の寿屋は横浜にビール工場を持つ日英醸造(カスケードビール)を買収、ビール事業に進出する。「赤玉ポートワイン」で儲けた資金をもとに、大正期にウイスキー事業を始めていたが、信治郎は、仕込みから商品化まで時間のかかるウイスキーと、製造期間の短いビールの2本柱による経営を考えていた。

信治郎はカスケードビールを「オラガビール」と商品名を変えて値下げをし、さらには得意の宣伝攻勢をかけることでヒット商品に育て上げた。ところが危機を感じた大手メーカーが、自社の瓶がオラガビールに使われていると裁判を起こし、寿屋は敗訴する。こうなると新興メーカーは厳しい。

しかもウイスキー事業は相変わらず大量の資金を食い続けている。そこでやむなく信治郎は、ビール事業の売却を決意する。サントリービールの最初の挫折だった。

ビール事業復活に執念を見せたのは2代目社長の佐治敬三だった。しかし63年に再参入を果たしたものの、当時の市場はキリン、サッポロ、アサヒの寡占状態にあり、そこにサントリーが割って入るのは至難の技だった。67年には「純生」を発売、火入れしたラガービール全盛だった時代に生ビール旋風を起こしたものの、上位3社を脅かすには至らなかった。…

1647荷主研究者:2015/12/12(土) 23:57:12

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00365295?isReadConfirmed=true
2015年11月20日 日刊工業新聞
日清オイリオ、円安・TPPに備え 国内油脂コスト削減加速

生産・物流など各方面でコストダウンを進める(横浜磯子事業場)

 日清オイリオグループは国内油脂事業のコストダウンを加速する。同社は円安・原料高に対応し、2015年度末に12年度比30億円のコストダウンを目標に、共同配送による移動費用削減、主力工場の横浜磯子事業場(横浜市磯子区)での生産性向上などに取り組んできた。しかし、加工油脂やファインケミカル事業に比べ国内油脂の収益改善がなかなか進まず、環太平洋連携協定(TPP)の関税撤廃で価格引き下げ圧力も予想されるため、将来に備えコストダウン目標を上積みする。

 上積み額の具体額は検討中だが、10億円以上になるとみられる。TPPで関税撤廃が決まった大豆油や菜種油、コメ油などは関税率自体は小さく、輸入品が増えても家庭向けは商品ブランド力や高付加価値で対抗できるとみている。しかし「業務向けは価格低下圧力が強まる」(今村隆郎社長)としている。

 さらに牛肉・豚肉関税の引き下げや飼料米へのシフトにより、配合飼料向けのミール価格が下がる事態も想定される。このため、物流構造改革や経費、業務構造改革など聖域を設けずに各方面でコストダウン策を立案・実行する。

 製造では磯子、堺の事業所で精製・圧搾・抽出などの専用ラインを持つ強みを活用。大豆、菜種などの国際相場変動に応じて好採算の方を集中生産し、利益率を高める。

 物流では味の素やハウス食品グループなど他社とも協力し、共同配送を推進。業務ではiPadなど携帯端末の活用でワークスタイルバランスと効率向上を両立させる。

(2015年11月20日 建設・エネルギー・生活2)

1650とはずがたり:2015/12/22(火) 17:59:21
>>1643だと好調とあるけどその後急失速したらしい。大丈夫か??

>既にプレミアム価格帯の商品を持ちながら、同ブランドでスタンダード価格帯の商品を後から投入するのは異例中の異例。
ザ・モルツはモルツの後継だし事実誤認がある記事の様でもあるけど。

サントリー「ザ・モルツ」大失速!安売り・大宣伝でも売れない
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%80%8C%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%84%E3%80%8D%E5%A4%A7%E5%A4%B1%E9%80%9F%EF%BC%81%E5%AE%89%E5%A3%B2%E3%82%8A%E3%83%BB%E5%A4%A7%E5%AE%A3%E4%BC%9D%E3%81%A7%E3%82%82%E5%A3%B2%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84/ar-AAg5IYN
ダイヤモンド・オンライン
週刊ダイヤモンド編集部

 11月上旬、大手小売りチェーンの一部店舗から、サントリービールの大型新商品「ザ・モルツ」がひっそりと消えた。

 今年9月、サントリーはスタンダードビール市場への本格進出を宣言し、満を持して「ザ・モルツ」を投入。テレビCMには人気ダンスユニットの「EXILE TRIBE」を起用するなど、大量の広告投資と低価格攻勢でビール売り場を“ジャック”した。

 ところが、発売当初こそコンビニエンスストアやスーパーマーケットの店頭をにぎわせたものの、11月以降「ザ・モルツ」の販売数量は急失速。「もう、ベンチマークする必要性はない。戦況は平常運転に戻った」とある競合メーカー幹部は言い切る。

 別の競合メーカー幹部も、「鳴り物入りの新商品だっただけに、正直、ほっとしている」と、安堵した表情で本音を漏らす。

 サントリーへの打撃は甚大だ。ただでさえ、アサヒビールやキリンビールを凌ぐ破格の安値をスーパーに提示。「われわれが、スーパーの特売商品として350ミリリットル缶の6缶パックを1000円で売るところを、サントリーは平気で960〜970円で売っている」(競合メーカー関係者)状況だ。

 これだけのマーケティングコストを投じているにもかかわらず、販売数量が伸び悩んでいる。サントリーは「5年後に年間1000万ケースを狙う」と意気込むが、現実には達成が難しい状況に追い込まれている。

12年連続販売増に暗雲か
 それだけではない。「実は、サントリーが抱える悩みはもっと深い」と同社幹部は漏らす。「スタンダードビール『ザ・モルツ』の失速が、虎の子の『ザ・プレミアム・モルツ』のブランドイメージを毀損するリスクがある」(同幹部)というのだ。

 そもそも、既にプレミアム価格帯の商品を持ちながら、同ブランドでスタンダード価格帯の商品を後から投入するのは異例中の異例。「『ザ・モルツ』不調のイメージが、『プレモル』へ悪影響をもたらしかねない」と競合のマーケティング担当者も指摘する。

 2003年の発売から11年連続で販売数量増を達成してきた「プレモル」だが、「今年は更新できるか微妙な状況だ」(サントリー関係者)。となれば、「ザ・モルツ」の不調が、サントリーのビール事業全体へまん延しかねない。

 「ザ・モルツ」の投入プロジェクトは、新浪剛史・サントリーホールディングス社長の“肝いり”で進められたもの。社内の批判が新浪社長に集中し、求心力が低下する恐れもある。

 サントリーは12月上旬から「プレモル」の味を2年9カ月ぶりに刷新する。新プレモルで連続販売数量増を死守できるか。ビール事業の先行きを左右する正念場の師走となりそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)

1651荷主研究者:2015/12/26(土) 21:16:31

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/11/26-22677.html
2015年11月26日 化学工業日報
水澤化学 食用油の劣化抑制剤を拡販 生産能力5割増

 水澤化学工業(東京・中央区、澤田宏社長)は、揚げ物に使われる食用油の劣化抑制剤の販売に力を入れる。同剤は食品添加物の二酸化ケイ素などが原料。残留した脂肪酸や色素を吸着し、食用油を長持ちさせる。食品加工メーカーやスーパー、飲食店を中心に需要が伸びており、約1.7億円を投じて自社工場の生産能力を5割増強した。食品関連分野では調理コストや環境負荷低減の取り組みが進展している。食用油の延命化につながる吸着剤で市場ニーズを取り込む。

 【写真】吸着剤「ミズカライフ」(左)と昨年設備増強を実施した中条工場(新潟県胎内市)。


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